JP2023538642A - Ppduの上りリンク・パラメータ指示方法および関連する装置 - Google Patents

Ppduの上りリンク・パラメータ指示方法および関連する装置 Download PDF

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Abstract

本願は、無線通信分野に関するものであり、たとえば、802.11be規格をサポートする無線ローカルエリアネットワークに適用され、特に、PPDUおよび関連装置の上りリンク・パラメータを示す方法に関する。この方法は、下記を含む:APがトリガー・フレームを生成して送信する。ここで、トリガー・フレームは上りリンク長フィールドを含み、上りリンク長フィールドは、HE TB PPDUおよびEHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される、または、上りリンク長フィールドは、EHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される。上りリンク長フィールドによって示される長さ値は正の整数であり、3の倍数から2を引いたものである。本願の実施形態を実装することにより、指定された上りリンク・パラメータをもってEHT PPDUを送信するようステーションをスケジュールするために802.11axにおけるトリガー・フレームが再利用でき、新しいトリガー・フレームを設計する必要はない。これは、複雑さを軽減し、信号伝達オーバーヘッドを軽減する。

Description

本願は、2020年8月21日に中国国家知的所有権庁に提出された「PPDUの上りリンク・パラメータ指示方法および関連する装置」と題された中国特許出願第202010852462.1号に対する優先権を主張しており、同出願はその全体が参照によりここに組み込まれる。
技術分野
本願は、無線通信技術の分野、特に物理層プロトコル・データ・ユニットPPDUの上りリンク・パラメータを示す方法および関連する装置に関する。
モバイル・インターネットの発達とインテリジェント端末の普及により、データ・トラフィックが急増し、ユーザーは通信のサービス品質に対してますます高い要求を有している。米国電気電子技術者協会(institute of electrical and electronics engineers、IEEE)の802.11ax規格は、大スループット、低ジッタ、低遅延、および他の側面に対するユーザー要求をほとんど満たすことができない。そのため、次世代の無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)技術:IEEE802.11be規格、超高スループット(extremely high throughput、EHT)規格、またはWi-Fi 7規格を開発することが緊急に必要である。IEEE802.11axとは異なり、IEEE802.11beでは、伝送レートが超高速であり、超高密度のユーザーがサポートされるシナリオを実現するために、たとえば320MHzの超大帯域幅が使用される。
通例、ステーション(station、STA)は、チャネル競合を通じて送信機会(transmission opportunity、TXOP)を得ること、たとえば向上分散チャネル・アクセス(enhanced distributed channel access、EDCA)に基づいてチャネル競合を実行して送信機会を得ることの後に、上りリンク・データ伝送を実行する必要がある。IEEE802.11axでは、トリガー・フレーム・ベースの上りリンク伝送スケジューリング方法が導入されている。アクセスポイント(access point、AP)によって送信されるトリガー・フレーム(trigger frame)が、上りリンク・データ伝送を実行するように一つまたは複数のステーションをスケジュールする、たとえば高効率(high efficient、HE)物理層プロトコル・データ・ユニット(physical layer protocol data unit、PPDU)を送信するように該ステーションをスケジュールするために使用される。IEEE802.11axにおけるトリガー・フレーム・ベースの上りリンク伝送スケジュール方法は、IEEE802.11be規格でも使用されている。ただし、この方法では、EHT PPDUの上りリンク・パラメータをどのように示すかは現在提案されていない。
本願の実施形態は、指定された上りリンク・パラメータをもってEHT PPDUを送信するようステーションをスケジュールするために802.11axにおけるトリガー・フレームが再利用できるように、PPDUの上りリンク・パラメータを示す方法およびと関連する装置を提供する。このようにして、802.11axプロトコルをサポートするステーションによるトリガー・フレームの受信は影響を受けず、802.11beプロトコルをサポートするステーションをEHT PPDUを送信するようにスケジュールするための新しいトリガー・フレームを設計する必要はない。これは、複雑さを軽減し、信号伝達オーバーヘッドを軽減する。
本願については、種々の側面から以下で記載される。以下の種々の側面における実装とその有益な効果は、互いに参照できることを理解すべきである。
第1の側面によれば、本願はPPDUの上りリンク・パラメータを示す方法を提供する。本方法は、下記を含む:APがトリガー・フレームを生成して送信する。ここで、トリガー・フレームは上りリンク長フィールドを含み、上りリンク長フィールドは、高効率トリガー・ベース物理層プロトコル・データ・ユニット(High Efficient Trigger Based Physical layer Protocol Data Unit、HE TB PPDU)および超高スループット物理層プロトコル・データ・ユニットEHT PPDUにおけるレガシー信号(Legacy Signal、L-SIG)フィールドによって示される長さを示すために使用される、または、上りリンク長フィールドは、EHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される。
任意的に、上りリンク長フィールドによって示される長さ値は正の整数で、3の倍数から2を引いたものである。
任意的に、トリガー・フレームを送信した後、APはSTAからEHT PPDUを受信しうる。ここで、EHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さは、上りリンク長フィールドによって示される長さ値に2を加えたものと等しい。EHT PPDUを受信した後、APは確認応答フレームを返してもよい。
L-SIGフィールドは長さサブフィールドとレート・サブフィールドを含むことが理解できる。L-SIGフィールドにおける長さサブフィールドとレート・サブフィールドは、PPDUのもともと決定された伝送継続時間を間接的に示してもよい。L-SIGフィールドによって示される長さのある実装は、L-SIGフィールドにおける長さサブフィールドによって示される長さである。
この解決策では、トリガー・フレームにおける上りリンク長フィールドが、EHT PPDUとHE TB PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示す、またはEHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される。これにより、EHTステーションとHEステーションの両方が上りリンク・データ伝送を実行するようにスケジュールされることができ、それにより命令オーバーヘッドを軽減する。さらに、この解決策におけるトリガー・フレームは11axにおけるトリガー・フレームである。これは、HEステーションによるトリガー・フレームの受信や、HE TB PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを設定する方法への影響を回避できる。さらに、この解決策では、トリガー・フレームにおける上りリンク長フィールドによって示される値が3の倍数から2を引いたものに設定され、EHT TB PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さが、上りリンク長フィールドによって示される値に2を加えた値に設定されて、EHT TB PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さが3の倍数になることを保証する。このようにして、EHT TB PPDUは自動的に検出されることができ、HE PPDUから区別されることができる。
第2の側面によれば、本願はPPDUの上りリンク・パラメータを示す方法を提供する。本方法は下記を含む:STAがトリガー・フレームを受信する。ここで、トリガー・フレームには上りリンク長フィールドを含み、上りリンク長フィールドはHE TB PPDUおよびEHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される、または、上りリンク長フィールドはEHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される;STAはEHT PPDUを生成して送信する。ここで、EHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さは、上りリンク長フィールドによって示される長さ値に2を加えたものと等しい。
任意的に、上りリンク長フィールドによって示される長さ値は正の整数であり、3の倍数から2を引いたものである。
L-SIGフィールドは長さサブフィールドとレート・サブフィールドを含むことが理解できる。L-SIGフィールドにおける長さサブフィールドとレート・サブフィールドは、PPDUのもともと決定された伝送継続時間を間接的に示してもよい。L-SIGフィールドによって示される長さのある実装は、L-SIGフィールドにおける長さサブフィールドによって示される長さである。
第3の側面によれば、本願は通信装置を提供する。通信装置は、APまたはAP内のチップ、たとえばWi-Fiチップであってもよい。通信装置は、下記を含む:トリガー・フレームを生成するように構成された処理ユニットであって、トリガー・フレームは上りリンク長フィールドを含み、上りリンク長フィールドは、HE TB PPDUおよびEHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される、または上りリンク長フィールドは、EHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される、処理ユニットと;トリガー・フレームを送信するように構成されたトランシーバ・ユニット。
任意的に、上りリンク長フィールドによって示される長さ値は正の整数であり、3の倍数から2を引いたものである。
任意的に、トランシーバ・ユニットは、STAからEHT PPDUを受信するようにさらに構成される。ここで、EHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さは、上りリンク長フィールドによって示される長さの値に2を加えたものと等しい。
L-SIGフィールドは長さサブフィールドとレート・サブフィールドを含むことが理解できる。L-SIGフィールドにおける長さサブフィールドとレート・サブフィールドは、PPDUのもともと決定された伝送継続時間を間接的に示してもよい。L-SIGフィールドによって示される長さのある実装は、L-SIGフィールドにおける長さサブフィールドによって示される長さである。
第4の側面によれば、本願は通信装置を提供する。通信装置は、STAまたはSTA内のチップ、たとえばWi-Fiチップであってもよい。通信装置は、下記を含む:トリガー・フレームを受信するように構成されたトランシーバ・ユニットであって、トリガー・フレームは上りリンク長フィールドを含み、上りリンク長フィールドは、HE TB PPDUおよびEHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される、または上りリンク長フィールドは、EHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される、トランシーバ・ユニットと;EHT PPDUを生成するように構成された処理ユニットであって、EHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さは、上りリンク長フィールドによって示される長さの値に2を加えたものに等しい、処理ユニット。トランシーバ・ユニットは、生成されたEHT PPDUを送信するようにさらに構成される。
任意的に、上りリンク長フィールドによって示される長さの値は正の整数であり、3の倍数から2を引いたものである。
L-SIGフィールドは長さサブフィールドとレート・サブフィールドを含むことが理解できる。L-SIGフィールドにおける長さサブフィールドとレート・サブフィールドは、PPDUのもともと決定された伝送継続時間を間接的に示してもよい。L-SIGフィールドによって示される長さのある実装は、L-SIGフィールドにおける長さサブフィールドによって示される長さである。
前述のいずれかの側面のある実装では、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるリザーブ・ビットと共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが合同して、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示す;または、トリガー・フレームにおけるEHT共通情報フィールドとトリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが合同して、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示す。トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドは、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示すために使用される。
この解決策では、EHT PPDUの上りリンク長とEHT PPDUのための上りリンク帯域幅の両方がトリガー・フレームにおいて示される。これは、信号伝達オーバーヘッドを軽減できる。
前述のいずれかの側面のある実装では、トリガー・フレームはさらに指示情報を含み、指示情報はEHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差を示すために使用される。
任意的に、EHT PPDUのEHT-LTFシンボルとEHTデータ・シンボルの量の和は、HE TB PPDUのHE-LTFシンボルとHEデータ・シンボルの量の和に等しい。
任意的に、指示情報は、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるリザーブ・ビットにおいて搬送されるか、またはトリガー・フレームにおけるEHT共通情報フィールドにおいて搬送される。
この解決策では、EHT PPDUの上りリンク長、EHT PPDUのための上りリンク帯域幅、およびEHT-LTFシンボルの量がすべてトリガー・フレームにおいて示される。これは、信号伝達オーバーヘッドをさらに軽減できる。
前述のいずれかの側面のある実装では、トリガー・フレームはさらに、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプを示すために使用され、EHT PPDUのタイプはトリガー・ベースのEHT PPDUおよびEHTシングル・ユーザーPPDUを含む。
任意的に、EHT PPDUのタイプはトリガー・フレームにおけるトリガー・フレーム・タイプ・フィールドによって示されるか、またはトリガー・フレームにおけるリザーブ・ビットによって示される。
任意的に、トリガー・フレームは、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプがEHTシングル・ユーザーPPDUであることを示す;トリガー・フレームはさらに、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUがEHTシングル・ユーザー(single user、SU)低電力屋内(low power indoor、LPI)SU LPI PPDUであるかどうかを示すために使用される。
任意的に、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUがEHT SU LPI PPDUであるかどうかは、トリガー・フレームにおける変調および符号化方式フィールドによって示される、またはトリガー・フレームにおけるEHTユーザー情報フィールドにおけるリザーブ・ビットによって示される。
この解決策では、トリガー・フレームを使用することによって、EHTシングル・ユーザーPPDUの上りリンク伝送がさらにスケジュールされる。これは、種々のタイプのEHT PPDUのスケジューリングを実装でき、それにより信号伝達のオーバーヘッドを軽減する。
第5の側面によれば、本願は、PPDUの上りリンク・パラメータを示す別の方法を提供する。本方法には下記を含む:APがトリガー・フレームを生成して送信し、ここで、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるリザーブ・ビットと共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが合同して、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示す;または、トリガー・フレームにおけるEHT共通情報フィールドとトリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが合同して、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示す。トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドは、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示すために使用される。
この解決策では、11axにおけるトリガー・フレームにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドの指示の再利用に基づいて、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示すために使用されるビット数が少なくなる。EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示すために3ビットが直接使用される態様と比較して、この態様はオーバーヘッドを軽減する。
第6の側面によれば、本願はPPDUの上りリンク・パラメータを示すための別の方法を提供する。本方法は下記を含む:STAがトリガー・フレームを受信し、ここで、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるリザーブ・ビットと共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが合同して、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示す;または、トリガー・フレームにおけるEHT共通情報フィールドとトリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが合同して、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示す;STAはEHT PPDUを生成し、トリガー・フレームによって示される上りリンク帯域幅を使用してEHT PPDUを送信する。トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドは、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示すために使用される。
第7の側面によれば、本願は通信装置を提供する。通信装置は、APまたはAP内のチップ、たとえばWi-Fiチップであってもよい。通信装置は下記を含む:トリガー・フレームを生成するように構成された処理ユニットであって、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるリザーブ・ビットと、共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが合同して、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示す;または、トリガー・フレームにおけるEHT共通情報フィールドと、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが合同して、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示す、処理ユニットと;トリガー・フレームを送信するように構成されたトランシーバ・ユニット。トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドは、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示すために使用される。
第8の側面によれば、本願は通信装置を提供する。通信装置は、STAまたはSTA内のチップ、たとえばWi-Fiチップであってもよい。通信装置は下記を含む:トリガー・フレームを受信するように構成されたトランシーバ・ユニットであって、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるリザーブ・ビットと共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが合同して、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示す;または、トリガー・フレームにおけるEHT共通情報フィールドとトリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが合同して、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を同時に示す、トランシーバ・ユニットと;EHT PPDUを生成するように構成された処理ユニット。トランシーバ・ユニットはさらに、トリガー・フレームによって示される上りリンク帯域幅を使用してEHT PPDUを送信するようにさらに構成される。トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドは、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示すために使用される。
前述のいずれかの側面のある実装では、共通情報フィールドにおける1ビットのリザーブ・ビットまたは2ビットのリザーブ・ビットが、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅が、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅と同じかどうかを示すために使用される。たとえば、1ビットのリザーブ・ビットの値が0である場合、そのことは、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅が、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅と同じであることを示す;1ビットのリザーブ・ビットの値が1である場合、そのことは、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅が320MHzであることを示す。別の例として、2ビットのリザーブ・ビットの値が00である場合、そのことは、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅が、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅と同じであることを示す;2ビットのリザーブ・ビットの値が01である場合、そのことは、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅が320MHzであることを示す;2ビットのリザーブ・ビットの値が他の値10および11である場合は、2ビットのリザーブ・ビットはリザーブされていることを示す。別の例として、2ビットのリザーブ・ビットの値が00である場合、そのことは、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅が、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅と同じであることを示す;2ビットのリザーブ・ビットの値が01である場合、そのことは、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅が160MHzであることを示す;2ビットのリザーブ・ビットの値が10である場合、そのことは、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅が320MHzであることを示す;2ビットのリザーブ・ビットの値が他の値11である場合、2ビットのリザーブ・ビットはリザーブされていることを示す。
前述のいずれかの側面のある実装では、EHT共通情報フィールドはEHT上りリンク帯域幅フィールドを含んでいてもよく、EHT上りリンク帯域幅フィールドは、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅が、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅と同じであるかどうかを示すために使用される。EHT上りリンク帯域幅フィールドの長さは、1ビットまたは2ビットでありうる。
第9の側面によれば、本願は、PPDUの上りリンク・パラメータを示すためのさらに別の方法を提供する。本方法は下記を含む:APがトリガー・フレームを生成して送信し、ここで、トリガー・フレームは指示情報を含み、指示情報はEHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差を示すために使用される。
任意的に、トリガー・フレームを送信した後、APはさらに、STAからEHT PPDUを受信してもよい。ここで、EHT PPDUにおけるEHT-LTFシンボルの量は、トリガー・フレームにおけるHE-LTFシンボルの数およびミッドアンブル周期性のフィールドによって示されるHE-LTFシンボルの量と、前記指示情報によって示される前記量の値の和に等しい。
この解決策は、EHT PPDUとHE TB PPDUのハイブリッド伝送のシナリオに適用可能であるEHT-LTFシンボルの量の指示を提供する。これは、PPDUの上りリンク・パラメータを示す方法をさらに改善できる。
第10の側面によれば、本願は、PPDUの上りリンク・パラメータを示すためのさらに別の方法を提供する。本方法は、下記を含む:STAがトリガー・フレームを受信し、ここで、トリガー・フレームは指示情報を含み、指示情報は、EHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差を示すために使用される;STAは、EHT PPDUを生成して送信し、ここで、EHT PPDUにおけるEHT-LTFシンボルの量は、トリガー・フレームにおけるHE-LTFシンボルの数およびミッドアンブル周期性のフィールドによって示されるHE-LTFシンボルの量と、前記指示情報によって示される前記量の値の和に等しい。
第11の側面によれば、本願は通信装置を提供する。通信装置は、APまたはAP内のチップ、たとえばWi-Fiチップであってもよい。通信装置は、下記を含む:トリガー・フレームを生成するように構成された処理ユニットであって、トリガー・フレームは指示情報を含み、指示情報は、EHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差を示すために使用される、処理ユニットと;トリガー・フレームを送信するように構成されたトランシーバ・ユニット。
任意的に、トランシーバ・ユニットはさらに、STAからEHT PPDUを受信するように構成され、EHT PPDUにおけるEHT-LTFシンボルの量は、トリガー・フレームにおけるHE-LTFシンボルの数およびミッドアンブル周期性のフィールドによって示されるHE-LTFシンボルの量と、前記指示情報によって示される前記量の値の和に等しい。
第12の側面によれば、本願は通信装置を提供する。通信装置は、STAまたはSTA内のチップ、たとえばWi-Fiチップであってもよい。通信装置は下記を含む:トリガー・フレームを受信するように構成されたトランシーバ・ユニットであって、トリガー・フレームには指示情報を含み、指示情報は、EHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差を示すために使用される、トランシーバ・ユニットと;EHT PPDUを生成するように構成された処理ユニットであって、EHT PPDUにおけるEHT-LTFシンボルの量は、トリガー・フレームにおけるHE-LTFシンボルの数およびミッドアンブル周期性のフィールドによって示されるHE-LTFシンボルの量と、前記指示情報によって示される前記量の値の和に等しい。トランシーバ・ユニットはさらに、EHT PPDUを送信するように構成される。
前述のいずれかの側面のある実装では、EHT-LTFシンボルの量とEHTデータ・シンボルの量の和は、HE-LTFシンボルとHEデータ・シンボルの量の和に等しい。
前述のいずれかの側面のある実装では、指示情報は、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるリザーブ・ビットにおいて搬送される、またはトリガー・フレームにおけるEHT共通情報フィールドにおいて搬送される。
第13の側面によれば、本願はPPDU伝送方法を提供する。本方法は下記を含む:APはトリガー・フレームを生成して送信し、ここで、トリガー・フレームはスケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプを示すために使用され、EHT PPDUのタイプはトリガー・ベースのEHT PPDUおよびEHTシングル・ユーザーPPDUを含む。
この解決策は、EHT SU PPDUまたはEHT LPI SU PPDUの上りリンク伝送をスケジュールする方法を提供する。この解決策では、EHT TB PPDU、EHT SU PPDU、またはEHT LPI SU PPDUの上りリンク伝送は、主にトリガー・フレームを使用してスケジュールされる。これは、種々のタイプのEHT PPDUのスケジューリングを実装できる。
第14の側面によれば、本願はPPDU伝送方法を提供する。本方法は下記を含む:STAがトリガー・フレームを受信し、トリガー・フレームはスケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプを示すために使用され、EHT PPDUのタイプはトリガー・ベースのEHT PPDUとEHTシングル・ユーザーPPDUを含む;トリガー・フレームがスケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプがEHTシングル・ユーザーPPDUであることを示す場合、STAはEHTシングル・ユーザーPPDUを生成して送信する。
第15の側面によれば、本願は通信装置を提供する。通信装置は、APまたはAP内のチップ、たとえばWi-Fiチップであってもよい。本通信装置は下記を含む:トリガー・フレームを生成するように構成された処理ユニットであって、トリガー・フレームは、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプを示すために使用され、EHT PPDUのタイプは、トリガー・ベースのEHT PPDUとEHTシングル・ユーザーPPDUを含む、処理ユニットと;トリガー・フレームを送信するように構成されたトランシーバ・ユニット。
第16の側面によれば、本願は通信装置を提供する。通信装置は、STAまたはSTA内のチップ、たとえばWi-Fiチップであってもよい。本通信装置は下記を含む:トリガー・フレームを受信するように構成されたトランシーバ・ユニットであって、トリガー・フレームは、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプを示すために使用され、EHT PPDUのタイプは、トリガー・ベースのEHT PPDUとEHTシングル・ユーザーPPDUを含む、トランシーバ・ユニットと;トリガー・フレームがスケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプがEHTシングル・ユーザーPPDUであることを示す場合に、EHTシングル・ユーザーPPDUを生成するように構成された処理装置。トランシーバ・ユニットはさらに、EHTシングル・ユーザーPPDUを送信するように構成される。
前述のいずれかの側面のある実装では、EHT PPDUのタイプは、トリガー・フレームにおけるトリガー・フレーム・タイプ・フィールドによって示されるか、またはトリガー・フレームにおけるリザーブ・ビットによって示される。
前述のいずれかの側面のある実装では、トリガー・フレームはさらに、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUがEHT SU LPI PPDUであるかどうかを示すために使用される。
前述のいずれかの側面のある実装では、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUがEHT SU LPI PPDUであるかどうかは、トリガー・フレームの変調および符号化方式フィールドによって示されるか、またはトリガー・フレームにおけるEHTユーザー情報フィールドにおけるリザーブ・ビットによって示される。
第17の側面によれば、本願は通信装置を提供する。通信装置は具体的には第1の側面におけるAPであり、プロセッサとトランシーバを含む。プロセッサはトリガー・フレームを生成するように構成されており、トリガー・フレームは上りリンク長フィールドを含み、上りリンク長フィールドはHE TB PPDUおよびEHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される、または上りリンク長フィールドはEHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される;トランシーバ・ユニットはトリガー・フレームを送信するように構成されている。任意的に、APにさらにメモリを含んでいてもよい。メモリはプロセッサに結合されるように構成され、APのために必要なプログラム命令およびデータを記憶する。
第18の側面によれば、本願は通信装置を提供する。通信装置は、具体的には第2の側面におけるSTAであり、プロセッサとトランシーバを含む。トランシーバは、トリガー・フレームを受信するように構成されており、トリガー・フレームは上りリンク長フィールドを含み、上りリンク長フィールドは、HE TB PPDUおよびEHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される、または上りリンク長フィールドは、EHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される;プロセッサは、EHT PPDUを生成するように構成されており、EHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さは、上りリンク長フィールドによって示される長さ値に2を加えたものと等しい。トランシーバはさらに、生成されたEHT PPDUを送信するように構成されている。任意的に、STAはさらにメモリを含んでいてもよい。メモリはプロセッサに結合されるように構成され、STAのために必要なプログラム命令およびデータを記憶する。
第19の側面によれば、本願は通信装置を提供する。通信装置は、具体的には第5の側面におけるAPであり、プロセッサおよびトランシーバを含む。プロセッサは、トリガー・フレームを生成するように構成されており、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるリザーブ・ビットと共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが合同して、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示す;または、トリガー・フレームにおけるEHT共通情報フィールドとトリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドは合同して、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示す;トランシーバはトリガー・フレームを送信するように構成されている。トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドは、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示すために使用される。任意的に、APはメモリをさらに含んでいてもよい。メモリはプロセッサに結合されるように構成され、APのために必要なプログラム命令およびデータを記憶する。
第20の側面によれば、本願は通信装置を提供する。通信装置は、具体的には第6の側面におけるSTAであり、プロセッサおよびトランシーバを含む。トランシーバ・ユニットは、トリガー・フレームを受信するように構成されており、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるリザーブ・ビットと共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが合同して、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示す;または、トリガー・フレームにおけるEHT共通情報フィールドとトリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが合同して、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示す;プロセッサはEHT PPDUを生成するように構成されている。トランシーバはさらに、トリガー・フレームによって示される上りリンク帯域幅を使用してEHT PPDUを送信するように構成されている。トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドは、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示すために使用される。任意的に、STAはさらにメモリを含んでいてもよい。メモリはプロセッサに結合されるように構成され、STAのために必要なプログラム命令およびデータを記憶する。
第21の側面によれば、本願は通信装置を提供する。通信装置は、具体的には第9の側面におけるAPであり、プロセッサおよびトランシーバを含む。プロセッサは、トリガー・フレームを生成するように構成されており、トリガー・フレームは指示情報を含み、指示情報は、EHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差を示すために使用される;トランシーバはトリガー・フレームを送信するように構成されている。任意的に、APはさらにメモリを含んでいてもよい。メモリはプロセッサに結合されるように構成され、APのために必要なプログラム命令およびデータを記憶する。
第22の側面によれば、本願は通信装置を提供する。通信装置は、具体的には第10の側面におけるSTAであり、プロセッサおよびトランシーバを含む。トランシーバはトリガー・フレームを受信するように構成され、トリガー・フレームは指示情報を含み、指示情報はEHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差を示すために使用される;プロセッサはEHT PPDUを生成するように構成されており、EHT PPDUにおけるEHT-LTFシンボルの量は、トリガー・フレームにおけるHE-LTFシンボルの数およびミッドアンブル周期性のフィールドによって示されるHE-LTFシンボルの量と、前記指示情報によって示される前記量の値の和に等しい。トランシーバはさらに、EHT PPDUを送信するように構成されている。任意的に、STAはさらにメモリを含んでいてもよい。メモリはプロセッサに結合されるように構成され、STAのために必要なプログラム命令およびデータを記憶する。
第23の側面によれば、本願は通信装置を提供する。通信装置は、具体的には第13の側面におけるAPであり、プロセッサおよびトランシーバを含む。プロセッサはトリガー・フレームを生成するように構成されており、トリガー・フレームはスケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプを示すために使用され、EHT PPDUのタイプはトリガー・ベースのEHT PPDUとEHTシングル・ユーザーPPDUを含む;トランシーバはトリガー・フレームを送信するように構成される。任意的に、APはさらにメモリを含んでいてもよい。メモリはプロセッサに結合されるように構成され、APのために必要なプログラム命令およびデータを記憶する。
第24の側面によれば、本願は通信装置を提供する。通信装置は、具体的には第14の側面におけるSTAであり、プロセッサおよびトランシーバを含む。トランシーバはトリガー・フレームを受信するように構成されており、トリガー・フレームはスケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプを示すために使用され、EHT PPDUのタイプはトリガー・ベースのEHT PPDUとEHTシングル・ユーザーPPDUを含む;プロセッサは:スケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプがEHTシングル・ユーザーPPDUであることをトリガー・フレームが示す場合、EHTシングル・ユーザーPPDUを生成するように構成される。トランシーバはさらに、EHTシングル・ユーザーPPDUを送信するように構成されている。任意的に、STAはさらにメモリを含んでいてもよい。メモリはプロセッサに結合されるように構成され、STAのために必要なプログラム命令およびデータを記憶する。
第25の側面によれば、本願は入出力インターフェースおよび処理回路を含むチップまたはチップ・システムを提供する。処理回路は、トリガー・フレームを生成するように構成されており、トリガー・フレームには上りリンク長フィールドを含み、上りリンク長フィールドは、HE TB PPDUおよびEHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される;または上りリンク長フィールドは、EHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される;入出力インターフェースは、トリガー・フレームを送信するように構成されている。
ある可能な設計では、入出力インターフェースはトリガー・フレームを受信するように構成されており、トリガー・フレームには上りリンク長フィールドを含み、上りリンク長フィールドは、HE TB PPDUおよびEHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される、または上りリンク長フィールドは、EHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される;処理回路は、EHT PPDUを生成するように構成されており、EHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さは、上りリンク長フィールドによって示される長さ値に2を加えたものに等しい。入出力インターフェースは、生成されたEHT PPDUを送信するようにさらに構成される。
第26の側面によれば、本願は、入出力インターフェースおよび処理回路を含むチップまたはチップ・システムを提供する。処理回路は、トリガー・フレームを生成するように構成されており、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるリザーブ・ビットと共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが合同して、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示す;または、トリガー・フレームにおけるEHT共通情報フィールドとトリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドは合同して、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示す;入出力インターフェースは、トリガー・フレームを送信するように構成されている。トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドは、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示すために使用される。
ある可能な設計では、入出力インターフェースはトリガー・フレームを受信するように構成され、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるリザーブ・ビットと共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが合同して、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示す;または、トリガー・フレームにおけるEHT共通情報フィールドとトリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが合同して、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示す;処理回路はEHT PPDUを生成するように構成されている。入出力インターフェースはさらに、トリガー・フレームによって示される上りリンク帯域幅を使用してEHT PPDUを送信するように構成されている。トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドは、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示すために使用される。
第27の側面によれば、本願は、入出力インターフェースおよび処理回路を含むチップまたはチップ・システムを提供する。処理回路は、トリガー・フレームを生成するように構成され、トリガー・フレームは指示情報を含み、指示情報は、EHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差を示すために使用される;入出力インターフェースはトリガー・フレームを送信するように構成されている。
ある可能な設計では、入出力インターフェースはトリガー・フレームを受信するように構成されており、トリガー・フレームは指示情報を含み、指示情報は、EHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差を示すために使用され;処理回路は、EHT PPDUを生成するように構成されており、EHT PPDUにおけるEHT-LTFシンボルの量は、トリガー・フレームにおけるHE-LTFシンボルの数およびミッドアンブル周期性のフィールドによって示されるHE-LTFシンボルの量と、前記指示情報によって示される前記量の値の和に等しい。入出力インターフェースはさらに、EHT PPDUを送信するように構成されている。
第28番目の側面によれば、本願は入出力インターフェースおよび処理回路を含むチップまたはチップ・システムを提供する。処理回路はトリガー・フレームを生成するように構成され、トリガー・フレームはスケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプを示すために使用され、EHT PPDUのタイプはトリガー・ベースのEHT PPDUとEHTシングル・ユーザーPPDUを含む:入出力インターフェースはトリガー・フレームを送信するように構成される。
ある可能な構成では、入出力インターフェースはトリガー・フレームを受信するように構成され、トリガー・フレームはスケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプを示すために使用され、EHT PPDUのタイプはトリガー・ベースのEHT PPDUとEHTシングル・ユーザーPPDUを含む;処理回路は:スケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプがEHTシングル・ユーザーPPDUであることをトリガー・フレームが示す場合、EHTシングル・ユーザーPPDUを生成するように構成される。入出力インターフェースは、EHTシングル・ユーザーPPDUを送信するようにさらに構成される。
第29の側面によれば、本願はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は命令を記憶している。該命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは第1の側面、第2の側面、第5の側面、第6の側面、第9の側面、または第10の側面による、PPDUの上りリンク・パラメータを示す方法を実行できるようにされる。
第30の側面によれば、本願はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は命令を記憶している。該命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは第13の側面または第14の側面によるPPDU伝送方法を実行できるようにされる。
第31の側面によれば、本願は命令を含むコンピュータ・プログラム・プロダクトを提供する。コンピュータ・プログラム・プロダクトがコンピュータ上で動作するとき、コンピュータは、第1の側面、第2の側面、第5の側面、第6の側面、第9の側面、または第10の側面による、PPDUの上りリンク・パラメータを示す方法を実行できるようにされる。
第32の側面によれば、本願は命令を含むコンピュータ・プログラム・プロダクトを提供する。コンピュータ・プログラム・プロダクトがコンピュータ上で動作するとき、コンピュータは第13の側面または第14の側面によるPPDU伝送方法を実行できるようにされる。
本願の実施形態を実装することにより、802.11axにおけるトリガー・フレームが、指定された上りリンク・パラメータを用いてEHT PPDUを送信するようステーションをスケジュールするために使用できる。このようにして、802.11axプロトコルをサポートするステーションによるトリガー・フレームの受信は影響を受けず、802.11beプロトコルをサポートするステーションをEHT PPDUを送信するようにスケジュールする新しいトリガー・フレームを設計する必要はない。これは、複雑さを軽減し、信号伝達オーバーヘッドを軽減する。
本願の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するために、以下は、実施形態を説明する際に使用される添付図面について簡単に説明する。
本願のある実施形態による無線通信システムのアーキテクチャーの概略図である。
本願のある実施形態によるアクセスポイントの構造の概略図である。
本願のある実施形態によるステーションの構造の概略図である。
本願のある実施形態によるトリガー・フレームのフレーム・フォーマットの概略図である。
本願のある実施形態によるトリガー・フレームにおける共通情報フィールドおよびユーザー情報フィールドのフレーム・フォーマットの概略図である。
トリガー・フレームに基づく上りリンク伝送スケジューリング方法の時系列の概略図である。
本願のある実施形態による、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドおよびユーザー情報フィールドの別フレーム・フォーマットの概略図である。
本願のある実施形態による、PPDUの上りリンク・パラメータを示す方法の概略フローチャートである。
本願のある実施形態による、PPDUの上りリンク・パラメータを示す方法の別の概略フローチャートである。
本願のある実施形態による、EHT上りリンク帯域幅指示のフレーム・フォーマットの概略図である。
本願のある実施形態による、EHT上りリンク帯域幅指示の別のフレーム・フォーマットの概略図である。
本願のある実施形態による、PPDUの上りリンク・パラメータを指示する方法の別の概略フローチャートである。
本願のある実施形態による、EHT-LTFのサイズがHEデータのサイズと同じである概略図である。
本願のある実施形態による、EHT-LTFシンボルの量の指示のフレーム・フォーマットの概略図である。
本願のある実施形態による、EHT-LTFシンボル号の量の指示の別のフレーム・フォーマットの概略図である。
本願のある実施形態によるPPDU伝送方法の概略フローチャートである。
本願のある実施形態による、EHT SU PPDUのスケジューリングを示すために使用される、トリガー・フレームのフレーム・フォーマットの概略図である。
本願のある実施形態による、EHT LPI SU PPDUのスケジューリングを示すために使用される、トリガー・フレームのフレーム・フォーマットの概略図である。
本願のある実施形態によるAコントロール・サブフィールドのフレーム・フォーマットの概略図である。
本願のある実施形態による通信装置1の構造の概略図である。
本願のある実施形態による通信装置2の構造の概略図である。
本願のある実施形態による通信装置1000の構造の概略図である。
以下は、本願の実施形態の添付図面を参照して、本願の実施形態における技術的解決策を明確かつ完全に説明する。
本願の実施形態において提供される方法の理解を容易にするために、以下は、本願の実施形態において提供される方法におけるシステム・アーキテクチャーおよび/または適用シナリオを記述する。本願の実施形態において記述されるシステム・アーキテクチャーおよび/またはシナリオは、本願の実施形態における技術的解決策をより明確に記述することを意図されており、本願の実施形態において提供される技術的解決策に対する限定を構成するものではない。
本願の実施形態は、指定された上りリンク・パラメータを用いてEHT PPDUを送信するようステーションをスケジュールするために、802.11axにおけるトリガー・フレームが使用できるように、PPDUの上りリンク・パラメータを示す方法を提供する。これにより、802.11axプロトコルをサポートするステーションによるトリガー・フレームの受信は影響を受けず、802.11beプロトコルをサポートするステーションをEHT PPDUを送信するようにスケジュールするために新しいトリガー・フレームを設計する必要はない。これは、複雑さを軽減し、信号伝達オーバーヘッドを軽減する。PPDUの上りリンク・パラメータを示す方法は、無線通信システム、たとえば無線ローカルエリアネットワーク・システムに適用されてもよい。PPDUの上りリンク・パラメータを示す方法は、無線通信システムにおける通信装置、または通信装置のチップまたはプロセッサによって実装されうる。通信装置は、アクセスポイント装置またはステーション装置でありうる。あるいはまた、通信装置は、複数のリンクでの並列伝送をサポートする無線通信装置であってもよい。たとえば、通信装置は、マルチリンク装置(multi-link device、MLD)またはマルチバンド装置と呼ばれることがある。シングルリンク伝送のみをサポートする通信装置と比較して、マルチリンク装置はより高い伝送効率と、より大きなスループットをもつ。
図1は、本願のある実施形態による無線通信システムのアーキテクチャーの概略図である。図1に示されるように、無線通信システムは、一つまたは複数のAP(たとえば、図1に示されるAP)と一つまたは複数のSTA(たとえば、図1に示されるSTA 1およびSTA 2)を含んでいてもよい。APとSTAは、WLAN通信プロトコルをサポートする。通信プロトコルは、IEEE802.11be(またはWi-Fi 7またはEHTプロトコルと呼ばれる)を含んでいてもよく、さらにIEEE802.11axやIEEE802.11acなどのプロトコルを含んでいてもよい。むろん、通信技術の継続的な進化および発展とともに、通信プロトコルはIEEE802.11beの次世代プロトコルをさらに含んでもよい。WLANが例として使用される。本願における方法を実装するための装置は、WLANにおけるAPまたはSTA、またはAPまたはSTAに搭載されたチップまたは処理システムでありうる。
アクセスポイント(AP)は、無線通信機能をもつ装置であり、WLANプロトコルを使用して実行される通信をサポートし、WLANネットワーク内の他のデバイス(たとえば、ステーションまたは他のアクセスポイント)と通信する機能をもつ。むろん、アクセスポイントはさらに他のデバイスと通信する機能をもっていてもよい。WLANシステムでは、アクセスポイントはアクセスポイントステーション(AP STA)と呼ぶことがある。無線通信機能をもつ装置は、デバイス全体であってもよく、またはデバイス全体に搭載されたチップ、処理システムなどであってもよい。チップや処理システムが搭載されたデバイスは、前記チップまたは前記処理システムの制御下で、本願の実施形態における方法および機能を実装することができる。本願の実施形態におけるAPは、STAのためにサービスを提供する装置であり、802.11シリーズのプロトコルをサポートすることができる。たとえば、APは、通信サーバー、ルーター、スイッチ、ネットワークブリッジなどの通信エンティティであってもよい。APは、さまざまな形のマクロ基地局、マイクロ基地局、中継局などを含みうる。むろん、APは代替的に、本願のこの実施形態における方法および機能を実装するために、さまざまな形のデバイス内のチップおよび処理システムであってもよい。
ステーション(たとえば、図1におけるSTA 1またはSTA 2)は、無線通信機能を備えた装置であり、WLANプロトコルを使用して行われる通信をサポートし、WLANネットワーク内の他のステーションまたはアクセスポイントと通信する機能をもつ。WLANシステムでは、ステーションは非アクセスポイント・ステーション(non-access point station、non-AP STA)と呼ばれることがある。たとえば、STAは、ユーザーがAPと通信し、次いでWLANと通信することを許容する任意のユーザー通信デバイスである。無線通信機能をもつ装置は、デバイス全体であってもよく、またはデバイス全体の中に搭載されたチップや処理システムなどであってもよい。チップまたは処理システムが搭載されているデバイスは、前記チップまたは前記処理システムの制御下で、本願の実施形態における方法および機能を実装しうる。たとえば、STAは、インターネットに接続されることのできる設備、たとえばタブレットコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(Ultra-mobile Personal Computer、UMPC)、ハンドヘルドコンピュータ、ネットブック、携帯情報端末(Personal Digital Assistant、PDA)、または携帯電話;モノのインターネットにおけるモノのインターネット・ノード;または、ビークルのインターネットにおける車載通信装置、娯楽装置、ゲーム装置またはシステム、全地球測位システム装置などであってもよい。STAは、代替的に、上記の端末内のチップおよび処理システムであってもよい。
WLANシステムは、高速かつ低遅延の伝送を提供できる。WLANアプリケーション・シナリオの継続的な進化とともに、WLANシステムは、より多くのシナリオまたは産業、たとえばモノのインターネット産業、ビークルのインターネット産業、銀行産業、企業、スタジアム、展示場、コンサートホール、ホテルの部屋、寮、病棟、教室、スーパーマーケット、広場、ストリート、生産ワークショップ、倉庫における作業に適用される。むろん、WLAN通信をサポートするデバイス(たとえば、アクセスポイントまたはステーション)は、スマートシティにおけるセンサーノード(たとえば、スマート水道メーター、スマート電気メーター、またはスマート空気検出ノード)、スマートホームにおけるスマートデバイス(たとえば、スマートカメラ、プロジェクター、ディスプレイ画面、テレビ、ステレオ、冷蔵庫、または洗濯機)、モノのインターネットにおけるノードおよび娯楽端末(たとえば、ARデバイスまたはVRデバイスなどのウェアラブルデバイス)、スマートオフィスにおけるスマートデバイス(たとえば、プリンター、プロジェクター、スピーカー、またはステレオ)、ビークルのインターネットにおけるビークルのインターネット・デバイス、日常生活シナリオにおけるインフラストラクチャー(たとえば、自動販売機、スーパーマーケットのセルフサービスのナビゲーション・デスク、セルフサービスのレジ・デスク、またはセルフサービスの食事注文機)、大規模なスタジアムや音楽ホールにおけるデバイスなどであってもよい。STAおよびAPの具体的な形は、本願のこの実施形態では限定されず、ここでは単に例を用いて説明される。
任意的に、図1は単なる概略図である。APが一つまたは複数のSTAと通信するシナリオに加えて、本願の実施形態において提供されるPPDUの上りリンク・パラメータを示す方法は、APが他のAPと通信するシナリオに適用されてもよく、STAが他のSTAと通信するシナリオにも適用されてもよい。
任意的に、図2aは、本願のある実施形態によるアクセスポイントの構造の概略図である。APは、マルチアンテナAPであってもよく、またはシングルアンテナAPであってもよい。図2aでは、APは物理層(physical layer、PHY)処理回路と媒体アクセス制御(media access control、MAC)処理回路を含む。物理層処理回路は物理層信号を処理するように構成されてもよく、MAC層処理回路はMAC層信号を処理するように構成されてもよい。802.11規格はPHYおよびMAC部分に焦点を当てている。図2bは、本願のある実施形態によるステーションの構造の概略図である。図2bは、シングルアンテナSTAの構造の概略図である。実際のシナリオでは、STAは代替的に、マルチアンテナSTAであってもよく、2つより多くのアンテナをもつデバイスであってもよい。図2bでは、STAはPHY処理回路とMAC処理回路を含んでいてもよい。物理層処理回路は物理層信号を処理するように構成されてもよく、MAC層処理回路はMAC層信号を処理するように構成されてもよい。
前述の内容では本願の実施形態におけるシステム・アーキテクチャーについて簡単に説明されている。本願の実施形態における技術的解決策をよりよく理解するために、以下は、本願の実施形態に関連する内容を説明し、特にIEEE802.11be規格におけるトリガー・フレーム・ベースの上りリンク伝送スケジューリング方法に関連する。
ある実装では、IEEE802.11be規格におけるトリガー・フレーム・ベースの上りリンク伝送スケジューリング方法は、具体的には以下を含む。
(1)APがトリガー・フレームを送信する。トリガー・フレームは、一つまたは複数のSTAを、上りリンクのトリガー・ベースのEHT PPDU(一般に、PPDUはデータ・パケットまたはデータ・パケットとも呼ばれる)を送信するようスケジュールするために使用される。トリガー・ベースのEHT PPDUは、EHT TB PPDU(Extremely High Throughput Trigger Based Physical layer Protocol Data Unit)と略されることがある。図3aは、本願のある実施形態によるトリガー・フレームのフレーム・フォーマットの概略図である。図3aに示されるように、トリガー・フレームは、共通情報(common information)フィールドとユーザー情報リスト(user information list)フィールドを含む。共通情報フィールドは、すべてのSTAが読む必要がある共通情報を含み、ユーザー情報リスト・フィールドは、一つまたは複数のユーザー情報フィールドを含み、1つのユーザー情報フィールドは、1つのSTAが読む必要がある情報を含む。図3bは、本願のある実施形態による、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドおよびユーザー情報フィールドのフレーム・フォーマットの概略図である。図3bに示されるように、ユーザー情報フィールドでは、関連付け識別情報12(association identification 12、AID 12)はSTAの関連付け識別情報を示し、資源単位(resource unit、RU)割り当て(RU allocation)サブフィールドは、STA(AID 12によって示されるSTA)に割り当てられる特定の資源単位位置を示すために使用される。
(2)トリガー・フレームを受信した後、STAは、パースすることを通じて、トリガー・フレームから、該STAのAIDと一致するユーザー情報フィールドを取得し、ユーザー情報フィールドにおける資源単位割り当てサブフィールドによって示されるRU上でEHT PDDUを送信する。(3)EHT PDDUを受信した後、APはSTAに確認応答フレームを返し、APがEHT PPDUを受信したことを確認する。図4は、トリガー・フレーム・ベースの上りリンク伝送スケジューリング方法の時系列の概略図である。図4に示されるように、APはトリガー・フレームを送信する。トリガー・フレームを受信した後、STA 1とSTA 2は別々に、ある時間期間後にEHT PPDUを送信する。EHT PPDUを受信した後、APはある時間期間後に複数ステーション・ブロック確認応答(Multiple STA Block Acknowledge、M-BA)フレームを返す。
任意的に、EHT PPDUに含まれうるフィールドの意味については、表1を参照されたい。
Figure 2023538642000002
802.11beプロトコルをサポートするステーションについて、ステーションは11axにおけるトリガー・フレームを受信してもよく、または、11beにおけるトリガー・フレームを受信してもよいことが理解できる。この実装では、11axにおけるトリガー・フレームと11beにおけるトリガー・フレームは、11beをサポートするSTAに、該STAがトリガー・フレームに対して、HE TB PPDUのフォーマットに従って応答すべきか、またはEHT TB PPDUのフォーマットに従って応答すべきかを通知するために、異なるトリガー・フレーム・タイプを使用する。
ただし、この実装では、新しいトリガー・フレーム・タイプが導入され、11axにおける異なるサブタイプのすべてのトリガー・フレームについて11beに対応するトリガー・フレームを設計する必要がある。結果として、設計は複雑になる。また、この実装は、HE TB PPDUとEHT PPDUのハイブリッド伝送を実行するために11axをサポートするステーションと11beをサポートするステーションの両方が同時にスケジュールされるシナリオをサポートしていない。
別の実装では、ハイブリッド伝送スケジューリングの効果を達成するため、同時に、HE PPDUを送信するように11axをサポートするSTAをスケジュールし、かつ、EHT PPDUを送信するように11beをサポートするSTAがスケジュールするために、11axにおけるトリガー・フレームが使用される。具体的には、図5は、本願のある実施形態による、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドおよびユーザー情報フィールドの別のフレーム・フォーマットの概略図である。図5に示されるように、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドは、11axでのトリガー・フレームにおける共通情報フィールドと同じであり、11axをサポートするすべてのSTAが読む必要がある共通情報を含む。共通情報フィールドに続く最初の5つのユーザー情報フィールドは、11axにおけるユーザー情報リスト・フィールドである。図5におけるSTA 1ないしSTA 5に対応するユーザー情報フィールドは、11axにおけるユーザー情報リスト・フィールドを形成する。STA 6に対応するユーザー情報フィールドでは、関連付け識別情報AID 12は4095であり、AID 12=4095は11ax規格における有用な情報のカットオフとパディング・ビットの開始を示す。したがって、11axをサポートする従来のSTAは、その後の情報をパースすることを続けない。したがって、この機能を使用して、11be規格では、11beにおける共通情報(たとえば、EHT共通情報フィールド)と11beにおけるユーザー情報(たとえば、11beにおけるユーザー情報リスト・フィールド)がさらに示されてもよい。任意的に、11beをサポートするSTAと11axをサポートするSTAは、同じ共通情報フィールドを使用してもよい。つまり、図5に示されるEHT共通情報フィールドは存在しない。
この実装では、11axのトリガー・フレームが、同時に、HE PPDUを送信するよう11axをサポートするSTAをスケジュールし、かつEHT PPDUを送信するよう11beをサポートするSTAをスケジュールするために使用されることが理解できる。これは、ハイブリッド伝送スケジューリングの効果を達成し、それにより設計の複雑さを軽減する。ただし、この実装では、EHT PPDUの上りリンク・パラメータ、たとえば上りリンク長や上りリンク帯域幅をどのようにして指定するかは示されない。したがって、11beにおけるトリガー・フレーム・ベースの上りリンク伝送スケジューリング・プロセスにおいて、PPDUの上りリンク・パラメータをどのように指示するかが、緊急に解決する必要がある問題となる。
本願の実施形態は、PPDUの上りリンク・パラメータを示す方法を提供し、それにより、802.11axにおけるトリガー・フレームが、指定された上りリンク・パラメータを用いてEHT PPDUを送信するようステーションをスケジュールするために使用されることができる。このようにして、802.11axプロトコルをサポートするステーションによるトリガー・フレームの受信は影響を受けず、802.11beプロトコルをサポートするステーションをEHT PPDUを送信するようにスケジュールするために新しいトリガー・フレームを設計する必要はない。これは、複雑さを軽減し、信号伝達のオーバーヘッドを軽減する。
以下は、本願で提供される技術的解決策について、さらなる付属の図面を参照して詳細に説明する。
本願で提供される技術的解決策は、実施形態1ないし実施形態4を使用して説明される。実施形態1では、EHT PPDUの上りリンク長の指示と、HE TB PPDUおよびEHT PPDUにおけるレガシー信号(Legacy Signal、L-SIG)フィールドにおける長さ(length)サブフィールドの指示が記載される。実施形態2では、EHT PPDUの上りリンク帯域幅の指示が記載される。実施形態3では、EHT-LTFシンボルの量の指示が記載される。実施形態4では、シングル・ユーザー(single user、SU)低電力屋内(low power indoor、LPI)PPDUを送信するためにSTAがトリガーされる伝送方法が記載される。以下は、実施形態1ないし実施形態4までを別個に詳述する。なお、本願の実施形態1ないし実施形態4において記載される技術的解決策は、任意の仕方で組み合わされて新たな実施形態を形成してもよい。
本願におけるAPおよびSTAは、それぞれシングルリンク装置であってもよく、またはマルチリンク装置における機能的実体または機能的ユニットであってもよいことが理解できる。たとえば、本願において、APはAPマルチリンク装置におけるAPであり、STAはステーション・マルチリンク装置におけるSTAである。これは本願では限定されない。
実施形態1
本願の実施形態1では、主に、EHT PPDUの上りリンク長の指示と、HE TB PPDUおよびEHT PPDUにおけるL-SIGフィールドにおける長さサブフィールドの指示が記載される。
図6は、本願のある実施形態による、PPDUの上りリンク・パラメータを示す方法の概略フローチャートである。PPDUの上りリンク・パラメータを示す方法は、1つのAPと一つまたは複数のSTAを含む通信システムにおいて本方法が実装される例を用いて説明される。APはIEEE802.11beプロトコル(Wi-Fi 7またはEHTプロトコルとも呼ばれる)をサポートしており、さらに別のWLAN通信プロトコル、たとえばIEEE802.11axプロトコルやIEEE802.11acプロトコルをサポートしていてもよい。前記一つまたは複数のSTAの少なくとも1つはIEEE802.11beプロトコルをサポートする。本願のこの実施形態におけるAPとSTAは、IEEE802.11beの次世代プロトコルをさらにサポートしてもよいことを理解しておくべきである。つまり、本願のこの実施形態において提供されるPPDUの上りリンク・パラメータを示す方法は、IEEE802.11beプロトコルだけでなく、IEEE802.11beの次世代プロトコルにも適用可能である。
図6に示されるように、PPDUの上りリンク・パラメータを示す方法は、以下のステップを含むが、これに限定されない。
S101:APがトリガー・フレームを生成する。ここで、トリガー・フレームは上りリンク長フィールドを含み、上りリンク長フィールドは、高効率トリガー・ベース物理層プロトコル・データ・ユニットHE TB PPDUおよび超高スループット物理層プロトコル・データ・ユニットEHT PPDUにおけるレガシー信号L-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される、または、上りリンク長フィールドは、EHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される。
S102:APはトリガー・フレームを送信する。対応して、STAはトリガー・フレームを受信する。
トリガー・フレームのフレーム・フォーマットについては、図3aを参照されたい。トリガー・フレームは、共通情報フィールドとユーザー情報リスト・フィールドを含む。共通情報フィールドのフレーム・フォーマットについては、図3bまたは図5に示される共通情報フィールドの部分を参照されたい。共通情報フィールドは、上りリンク長フィールドを含む。上りリンク長フィールドは、HE TB PPDUとEHT PPDUの両方におけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用されてもよい。あるいはまた、上りリンク長フィールドは、EHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さのみを示すために使用されてもよい。つまり、トリガー・フレームは、同時に、HE TB PPDUを送信するよう11axをサポートするステーションをスケジュールし、かつ、EHT PPDUを送信するよう11beをサポートするステーションをスケジュールするために使用されうる。あるいはまた、トリガー・フレームは、EHT PPDUを送信するよう11beをサポートするステーションをスケジュールするためだけに使用される。つまり、トリガー・フレームは、HE TB PPDUとEHT PPDUのハイブリッド伝送スケジュールが実行されるシナリオに適用されてもよく、または、EHT PPDUの伝送のみがスケジュールされるシナリオに適用されてもよい。
本願のこの実施形態におけるEHT PPDUは、トリガー・ベースのEHT PPDU(EHT TB PPDUと略されることがある)、EHTシングル・ユーザーPPDU(EHT SU PPDUと略されることがある)、またはシングル・ユーザー低電力屋内EHT PPDU(EHT SU LPI PPDUと略されることがある)でありうる。EHT SU PPDUは、シングル・ユーザーに送信されるEHT MU PPDU(マルチユーザーEHT PPDU、multiple user EHT PPDU)とも呼ばれることがあることが理解できる。シングル・ユーザーに送信されるEHT PPDUとマルチユーザーに送信されるEHT PPDUは、まとめてEHT MU PPDUと呼ばれることがある。本願のこの実施形態では、PPDUの名前は限定されない。
任意的に、トリガー・フレームにおける上りリンク長フィールドによって示される長さ値は正の整数であり、3の倍数から2を引いたものである。
具体的には、トリガー・フレームを生成した後、APはブロードキャスト・モードにおいてトリガー・フレームを送信してもよい。対応して、一つまたは複数のステーションがトリガー・フレームを受信する。
S103:STAはEHT PPDUを生成する。EHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さは、上りリンク長フィールドによって示される長さ値に2を加えたものに等しい。
S104:STAは生成されたEHT PPDUを送信する。
具体的には、トリガー・フレームにおける上りリンク長フィールドによって示される長さ値は正の整数であり、3の倍数から2を引いたものである。トリガー・フレームを受信した後、STAは、トリガー・フレームにおける上りリンク長フィールドによって示される長さ値に基づいて、EHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを、上りリンク長フィールドによって示される長さの値に2を加えたものに設定することができる。したがって、STAによって生成するEHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さは、上りリンク長フィールドによって示される長さの値に2を加えたものに等しい。つまり、EHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さは、3の倍数になる。EHT PPDUを生成した後、STAは生成されたEHT PPDUをAPに送信してもよい。対応して、APによって受信されたEHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さは、上りリンク長フィールドによって示される長さ値に2を加えたものに等しい。EHT PPDUを受信した後、APは、APがEHT PPDUを受信したことを確認する確認応答フレームを返してもよい。ここでのSTAは、802.11beプロトコルをサポートするSTAまたは11beをサポートするSTAである。説明を簡単にするために、802.11beプロトコルをサポートするSTAは以下ではEHTステーションと呼ばれる。
任意的に、802.11axプロトコルをサポートするステーション(説明を簡単にするために、802.11axプロトコルをサポートするステーションは以下ではHEステーションと呼ばれる)がトリガー・フレームを受信することがある。トリガー・フレームを受信した後、HEステーションは、トリガー・フレームにおける上りリンク長フィールドによって示される長さ値に基づいて、HE TB PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを、上りリンク長フィールドによって示される長さ値に設定できる。したがって、HEステーションによって生成されるHE TB PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さは、上りリンク長フィールドによって示される長さ値、つまり3の倍数から2を引いたものに等しい。HE TB PPDUを生成した後、HEステーションは生成されたHE TB PPDUをAPに送信してもよい。HE TB PPDUを受信した後、APは確認応答フレームを返して、APがHE TB PPDUを受信したことを確認してもよい。
ステーションが802.11beプロトコルと802.11axプロトコルの両方をサポートしている場合、ステーションが802.11beプロトコルを使用して機能するときはステーションはEHTステーションと見なされ;ステーションが802.11axプロトコルを使用して機能するときはステーションはHEステーションと見なされることが理解できる。あるいはまた、ステーションが802.11beプロトコルと802.11axプロトコルの両方をサポートしている場合は、ステーションはEHTステーションと見なされる。任意的に、ステーションが802.11beプロトコルと802.11axプロトコルの両方をサポートしている場合、ステーションは、トリガー・フレームにおけるAPの指示に基づいて、ステーションがトリガー・フレームに応答するために送信するPPDUの特定のタイプを決定してもよい。指示は明示的であってもよい。たとえば、トリガー・フレームにおけるユーザー情報フィールドは、トリガー・フレームに応答するためにステーションによって使用されるPPDUフォーマットを示すために使用されるPPDU指示情報を担持する。たとえば、PPDU指示情報の値が1である場合、そのことは、トリガー・フレームに応答するためにステーションによって使用されるPPDUフォーマットがEHT PPDUであることを示す;PPDU指示情報の値が0である場合、そのことは、トリガー・フレームに応答するためにステーションによって使用されるPPDUフォーマットがHE TB PPDUであることを示す。あるいはまた、1がHE TB PPDUを示し、0がEHT PPDUを示す。あるいはまた、指示は暗黙的であってもよい。たとえば、ステーションがトリガー・フレームを受信した後、ステーションのAIDがAID 12=4095に対応するユーザー情報フィールド(たとえば、図5における、STA 6に対応するユーザー情報フィールド)の前に見つかった場合、ステーションはトリガー・フレームに応答するためにHE TB PPDUを送信することを決定する;または、ステーションのAIDがAID 12=4095に対応するユーザー情報フィールド(たとえば、図5における、STA 6に対応するユーザー情報フィールド)の後に見つかった場合、ステーションはトリガー・フレームに応答するためにEHT PPDUを送信することを決定する。
HE TB PPDUかEHT PPDUかに関係なく、プリアンブルのL-SIGフィールドには長さ(length)サブフィールドとレート(rate)サブフィールドがあることがわかる。送信端は、L-SIGフィールドにおける長さサブフィールドとレート・サブフィールドを使用して、PPDUのもともと決定された送信継続時間を間接的に示す。レート・サブフィールドは固定的に6メガビット毎秒(Megabits per second、Mbps)に設定される。レート・サブフィールドは固定値に設定されるため、PPDUのもともと決定された伝送継続時間は長さサブフィールドを使用して間接的に示される。任意的に、本願のこの実施形態では、L-SIGフィールドによって示される長さの実装は、L-SIGフィールドにおける長さサブフィールドによって示される長さである。
長さサブフィールドによって示される長さ(Length)値の計算式は、次式(1-1)である:
Figure 2023538642000003
式(1-1)において、SignalExtension(信号拡張)は伝送周波数帯域に関するパラメータである。ステーションが2.4GHzで機能する場合、このパラメータは6μs(マイクロ秒)であり;ステーションが5GHzまたは6GHzで機能する場合、このパラメータは0μsである。TXTIMEは、PPDU全体のもともと決定された伝送継続時間を表す。HE TB PPDUについては、TXTIMEの長さはAPによって決定される。HE PPDUについては、mの値は1または2であり、mの特定の値は特定のHE PPDUタイプに依存する。HE TB PPDUについては、m=2である。EHT PPDUについては、受信端によって自動検出を行うプロセスにおいてEHT PPDUからHE PPDUを区別するためにm=0が設定される。

Figure 2023538642000004

は、値Aの切り上げを表していると理解できる。たとえば、Aが3.2に等しい場合、
Figure 2023538642000005

は4に等しい。別の例として、Aが5.8に等しい場合、
Figure 2023538642000006

は6に等しい。
HE TB PPDUについては、長さサブフィールドによって示される長さ値は、APによって送信されるトリガー・フレームによって指定され、長さ値は式(1-1)に従って計算されうる。上りリンク・マルチユーザー(multiple user、MU)伝送では、複数のユーザー(またはSTA)の送信継続時間が同じであることが保証される必要がある。そのため、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおいて、すべてのSTA(またはユーザー)について同じ上りリンク長が示される必要がある。HEステーションは、HE TB PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを、トリガー・フレームにおける上りリンク長フィールドによって示される値に直接設定できる。11beにおけるトリガー・フレームについては、HEステーションによるトリガー・フレームの受信と、HEステーションによるHE TB PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さの設定への影響を避けるために、11beにおけるトリガー・フレームにおける上りリンク長フィールドの値は、引き続き式(1-1)に従って設定され、m=2となる。EHTステーションについては、EHT PPDUについてはm=0であるため、EHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さ値は3の倍数になる。そのため、EHTステーションがトリガー・フレームにおける上りリンク長フィールドの指示を読んだ後、EHT PPDUにおkえるL-SIGフィールドによって示される長さの設定中に、長さは上りリンク長フィールドによって示される値に2を加えたものに設定される。
任意的に、HE STAは、HE STAによって送信されたHE TB PPDUにおける各フィールドの長さを計算してもよく、EHT STAも、EHT STAによって送信されたEHT PPDUにおける各フィールドの長さを計算してもよい。HE TB PPDUとEHT PPDUにおけるプリアンブルについては、APによって送信されたトリガー・フレームにおける指示に基づいて、各フィールドの長さが決定されうる。HE TB PPDUとEHT PPDUにおけるデータ・フィールドについては、式(1-2)に従ってデータ・シンボルの量が計算されてもよい:
Figure 2023538642000007
式(1-2)において、LENGTHは、上りリンクPPDU(これはHE TB PPDUまたはEHT PPDUである)におけるL-SIGフィールドによって示される長さ情報(すなわち、長さ値)を表し、トリガー・フレームにおける上りリンク長フィールドによって示される値を用いて導出される。HE TB PPDUについては、式(1-2)においてm=2である:EHT PPDUについては、式(1-2)においてm=0である。THE-PREAMBLEは、HE TB PPDUにおいて、RL-SIGフィールドから高効率長トレーニング・シーケンス・フィールド(High Efficient Long Training Field、HE-LTF)までのプリアンブル長であり、RL-SIGの長さ(4マイクロ秒に固定)、高効率信号フィールドA(High Efficient Signal Field A、HE-SIG-A)の長さ(8マイクロ秒に固定)、高効率短トレーニング・シーケンス・フィールド(High Efficient Short Training Field、HE-STF)の長さ(8マイクロ秒に固定)、HE-LTFの長さ(NHE-LTF*THE-LTF-SYM)を含む。HE-LTF(High Efficient Long Training Field、高効率長トレーニング・シーケンス・フィールド)におけるシンボルの量、HE-LTFのサイズ、ガードインターバル長は、みな、トリガー・フレームによって示され、HE-LTFシンボルの長さは、HE-LTFのサイズとガードインターバル長を使用して得られる。
EHT PPDUについては、THE-PREAMBLEはTEHT-PREAMBLEに置き換えられてもよく、NHE-LTF*THE-LTF-SYMはNEHT-LTF*TEHT-LTF-SYMに置き換えられてもよい。TEHT-PREAMBLEは、EHT PPDUにおけるRL-SIGからEHT-LTFまでのプリアンブル長である。
EHT TB PPDUについては、TEHT-PREAMBLEは、RL-SIGの長さ、U-SIGの長さ(8マイクロ秒に固定)、EHT-STFの長さ(8マイクロ秒に固定)、およびEHT-LTFの長さ(HE-LTFと同様、NEHT-LTF*TEHT-LTF-SYM)を含む。EHT SU PPDUについては、TEHT-PREAMBLEは、RL-SIGの長さ、U-SIGの長さ、超高スループット信号フィールド(Extremely High Throughput Signal Field、EHT-SIG)の長さ(NEHT-SIG*TEHT-SIG、ここで、TEHT-SIGは4マイクロ秒に固定されており、NEHT-SIGはEHT SU PPDUの送信端によって決定される)、EHT-STFの長さ(4マイクロ秒に固定)、およびEHT-LTFの長さ(HE-LTFと同様、NEHT-LTF*TEHT-LTF-SYM)を含む。
NMAはドップラー・シナリオにおけるミッドアンブルの量であり、その計算式は式(1-3)であり、Dopplerはドップラー・ビット指示を表し、トリガー・フレームにおける指示によって得られる。bPE-Disambiguityはデータ・パケット拡張非曖昧性(Disambiguity)ビット指示を表し、トリガー・フレームにおける指示によって得られる。TSYMはデータ・シンボルの継続時間を表し、トリガー・フレームにおいて示されるガードインターバルに基づいて得られる。EHT PPDUでは、式(1-3)におけるTHE-PREAMBLEがTEHT-PREAMBLEに置き換えられてもよいことは理解できる。
Figure 2023538642000008
HE TB PPDUおよびEHT PPDUにおけるパケット拡張フィールドについて、HE TB PPDUにおけるパケット拡張長さは、式(1-4)に示される。
Figure 2023538642000009
式(1-3)において、TMAはミッドアンブルの継続時間を表し、HE-LTFまたはEHT-LTFの継続時間と同じである。Max{A,B}は、AとBの間のより大きなほうの値が使用されることを表す。
Figure 2023538642000010

は、値Aに対する切り上げを表す。たとえば、Aが4.3に等しい場合、
Figure 2023538642000011

は4に等しい。別の例として、Aが5.9に等しい場合、
Figure 2023538642000012

は5に等しい。
EHT PPDUにおけるパケット拡張長さは、式(1-4)を参照した計算を通じても得られることがわかる。ここで、THE-PREAMBLEはTEHT-PREAMBLEに置き換えられ、NHE-LTF*THE-LTF-SYMはNEHT-LTF*TEHT-LTF-SYMに置き換えられる。
本願のこの実施形態では、トリガー・フレームにおける上りリンク長フィールドは、EHT PPDUおよびHE TB PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用されるか、またはEHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用されることがわかる。このようにして、EHTステーションとHEステーションの両方が上りリンク・データ伝送を実行するようにスケジュールされることができ、それにより命令オーバーヘッドを削減できる。また、本願のこの実施形態におけるトリガー・フレームは、11axのトリガー・フレームである。これは、HEステーションによるトリガー・フレームの受信や、HE TB PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さの設定方法への影響を回避できる。さらに、本願のこの実施形態では、トリガー・フレームにおける上りリンク長フィールドによって示される値は3の倍数から2を引いたものに設定され、EHT TB PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さは、上りリンク長フィールドによって示される値に2を加えたものに設定されて、EHT TB PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さが3の倍数になることを保証する。これにより、EHT TB PPDUが自動的に検出されることができ、HE PPDUから区別できる。
実施形態2
本願の実施形態2では、主にEHT PPDUの上りリンク帯域幅を示す方法が記載される。実際の適用では、本願の実施形態2は実施形態1と組み合わせて実装されてもよく、または別個に実装されてもよいことは理解できる。これは本願のこの実施形態において限定されない。
帯域幅構成の点で、802.11axは、20MHz、40MHz、80MHz、および160MHz/80MHz+80MHzの帯域幅構成をサポートすることが理解できる。160MHzと80+80MHzの違いは、前者が連続した周波数帯域であるのに対し、後者の2つの80MHz帯域幅は周波数帯域において不連続または別個であることにある。802.11beでは、320MHz/160MHz+160MHzなどの帯域幅構成がさらにサポートされている。そのため、802.11beプロトコルで機能するステーションについては、上りリンク・スケジューリング中の上りリンク帯域幅が示される必要がある。
図7は、本願のある実施形態によるPPDUの上りリンク・パラメータを示す方法の別の概略フローチャートである。PPDUの上りリンク・パラメータを示す方法は、1つのAPと一つまたは複数のSTAを含む通信システムにおいて該方法が実装される例を用いて説明される。APは、IEEE802.11beプロトコル(Wi-Fi 7またはEHTプロトコルとも呼ばれる)をサポートし、さらに別のWLAN通信プロトコル、たとえばIEEE802.11axプロトコルやIEEE802.11acプロトコルをサポートしてもよい。前記一つまたは複数のSTAの少なくとも1つは、IEEE802.11beプロトコルをサポートしている。本願のこの実施形態におけるAPとSTAは、IEEE802.11beの次世代プロトコルをさらにサポートしてもよいことを理解しておくべきである。つまり、本願のこの実施形態において提供されるPPDUの上りリンク・パラメータを示す方法は、IEEE802.11beプロトコルに適用可能であるだけでなく、IEEE802.11beの次世代プロトコルにも適用可能である。図7に示されるように、PPDUの上りリンク・パラメータを示す方法は、以下のステップを含むが、これに限定されない。
S201:APがトリガー・フレームを生成する。トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるリザーブ・ビットと、共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが合同して、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示す;または、トリガー・フレームにおけるEHT共通情報フィールドと、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが合同して、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示す。
S202:APがトリガー・フレームを送信する。対応して、STAがトリガー・フレームを受信する。
トリガー・フレームのフレーム・フォーマットについては、図3aを参照されたい。トリガー・フレームは共通情報フィールドとユーザー情報リスト・フィールドを含む。共通情報フィールドとユーザー情報リスト・フィールドのフレーム・フォーマットについては、図5を参照されたい。トリガー・フレームは、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅と、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅の両方を示しうる。
具体的には、トリガー・フレームの前面にある共通情報フィールドは、引き続き、HE STAのための上りリンク帯域幅を示す。つまり、トリガー・フレームの前面にある共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドは、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示すために使用される。HE上りリンク帯域幅フィールドの意味は、11axでの該フィールドの意味と同じである。具体的には、フィールドの値は00、01、10、11であり、それぞれ上りリンク帯域幅が20MHz、40MHz、80MHz、160MHz/80+80MHzであることを示す。トリガー・フレームの別の部分、たとえば、共通情報フィールドにおけるリザーブ・ビットまたはEHT共通情報フィールドは、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅の指示を含む。つまり、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるリザーブ・ビットと共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが、合同して、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示すために使用されうる;または、トリガー・フレームにおけるEHT共通情報フィールドと共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが、合同して、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示すために使用されうる。説明を簡単にするために、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅は、下記では、EHT上りリンク帯域幅と記される。下記は、EHT上りリンク帯域幅を示す実装について詳しく説明する。
(1)共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドおよびリザーブ・ビットは合同して、EHT上りリンク帯域幅を示す。
図8aは、本願のある実施形態によるEHT上りリンク帯域幅指示のフレーム・フォーマットの概略図である。図8aに示されるように、EHT上りリンク帯域幅の指示は、共通情報フィールドにおけるリザーブ・ビットに配置される。
第1の実装では、共通情報フィールドにおける1つのリザーブ・ビット(つまり、1ビットのリザーブ・ビット)が指示のために使用される。具体的には、リザーブ・ビットが0である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅がHE上りリンク帯域幅フィールドによって示される帯域幅と同じであることを示す;リザーブ・ビットが1である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅が320MHzであることを示す。本願のこの実施形態では、リザーブ・ビットの値と意味との間の対応/マッピング関係は限定されないことが理解できる。代替的に、リザーブ・ビットが1である場合、そのことはEHT上りリンク帯域幅がHE上りリンク帯域幅フィールドによって示される帯域幅と同じであることを示す;リザーブ・ビットが0である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅が320MHzであることを示す。
第2の実装では、共通情報フィールドにおける2つのリザーブ・ビット(つまり、2ビットのリザーブ・ビット)が指示のために使用される。具体的には、2つのリザーブ・ビットの値が00である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅がHE上りリンク帯域幅フィールドによって示される帯域幅と同じであることを示す;2つのリザーブ・ビットの値が01である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅が320MHzであることを示す;2つのリザーブ・ビットの値が10および11である場合、2つのリザーブ・ビットはリザーブされていることを示す。
本願のこの実施形態では、2つのリザーブ・ビットの値と意味との間の対応/マッピング関係は限定されず、さまざまな異なるマッピング・シーケンスが代替的に使用されうることが理解できる。たとえば、値が00である場合、そのことはEHT上りリンク帯域幅がHE上りリンク帯域幅フィールドによって示される帯域幅と同じであることを示し、値が11である場合、そのことはEHT上りリンク帯域幅が320MHzであることを示す;あるいはまた、値が11である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅がHE上りリンク帯域幅フィールドによって示される帯域幅と同じであることを示し;値が00である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅が320MHzであることを示し;値が他の値10および01の場合、2つのリザーブ・ビットはリザーブされていることを示す。別の例として、値が10である場合、そのことはEHT上りリンク帯域幅がHE上りリンク帯域幅フィールドによって示される帯域幅と同じであることを示し;値が11である場合、そのことはEHT上りリンク帯域幅が320MHzであることを示し;値が他の値00および01である場合、2つのリザーブ・ビットはリザーブされていることを示す。さまざまな異なるマッピング・シーケンスは、本願ではここで列挙されない。
第3の実装では、共通情報フィールドにおける2つのリザーブ・ビット(つまり、2ビットのリザーブ・ビット)が引き続き指示のために使用される。具体的には、2つのリザーブ・ビットの値が00である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅がHE上りリンク帯域幅フィールドによって示される帯域幅と同じであることを示し;2つのリザーブ・ビットの値が01である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅が160MHzであることを示し;2つのリザーブ・ビットの値が10である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅が320MHzであることを示す。2つのリザーブ・ビットの値が11である場合、2つのリザーブ・ビットはリザーブされていることを示す。
本願のこの実施形態では、2つのリザーブ・ビットの値と意味との間の対応/マッピング関係は限定されず、別のマッピング・シーケンスが代替的に使用されてもよいことが理解できる。たとえば、値が11である場合、そのことはEHT上りリンク帯域幅がHE上りリンク帯域幅フィールドによって示される帯域幅と同じであることを示し;値が10である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅が160MHzであることを示し;値が01である場合、そのことはEHT上りリンク帯域幅が320MHzであることを示し;値が残りの値00である場合、2つのリザーブ・ビットはリザーブされていることを示す。
第1の実装と第2の実装では、EHT上りリンク帯域幅が160MHzであることを示す必要がある場合、HE上りリンク帯域幅フィールドによって示される帯域幅が160MHzに設定される必要があることがわかる。第3の実装では、EHT上りリンク帯域幅が160MHzであることを示す必要がある場合、HE上りリンク帯域幅フィールドによって示される帯域幅が160MHzに設定される必要はなく、リザーブ・ビットによって示される帯域幅が160MHzに設定される必要があるだけである。これにより、HE上りリンク帯域幅フィールドによって示される帯域幅がより柔軟になり、よってHE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を柔軟に示すことができる。これは、HEステーションの送信帯域幅を低減し、HEステーションの電力消費を低減する。
(2)HE上りリンク帯域幅フィールドとEHT共通情報フィールドは、合同して、EHT上りリンク帯域幅を示す。
図8bは、本願のある実施形態によるEHT上りリンク帯域幅指示の別のフレーム・フォーマットの概略図である。図8bに示されるように、EHT共通情報フィールドはEHT上りリンク帯域幅フィールドを含み、これは上りリンク帯域幅フィールドと呼ばれることもある。EHT共通情報フィールドにおけるEHT上りリンク帯域幅フィールドの位置およびEHT上りリンク帯域幅フィールドによって占有されるビットの量は、本願のこの実施形態において限定されない。
第4の実装では、EHT上りリンク帯域幅フィールドは1ビットである。具体的には、EHT上りリンク帯域幅フィールドの値が0である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅がHE上りリンク帯域幅フィールドによって示される帯域幅と同じであることを示し;EHT上りリンク帯域幅フィールドの値が1である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅が320MHzであることを示す。本願のこの実施形態では、EHT上りリンク帯域幅フィールドの値と意味の間の対応は限定されないことが理解できる。代替的に、EHT上りリンク帯域幅フィールドの値が1である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅がHE上りリンク帯域幅フィールドによって示される帯域幅と同じであることを示し;EHT上りリンク帯域幅フィールドの値が0である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅が320MHzであることを示す。
第5の実装では、EHT上りリンク帯域幅フィールドは2ビットである。具体的には、EHT上りリンク帯域幅フィールドの値が00である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅がHE上りリンク帯域幅フィールドによって示される帯域幅と同じであることを示し;EHT上りリンク帯域幅フィールドの値が01である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅が320MHzであることを示す。EHT上りリンク帯域幅フィールドの値が10および11である場合、EHT上りリンク帯域幅フィールドはリザーブされていることを示す。
本願のこの実施形態では、EHT上りリンク帯域幅フィールドの値と意味との間の対応は限定されず、さまざまな異なるマッピング・シーケンスが代替的に使用されうることが理解できる。たとえば、値が00である場合、そのことはEHT上りリンク帯域幅がHE上りリンク帯域幅フィールドによって示される帯域幅と同じであることを示し;値が11である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅が320MHzであることを示す;あるいはまた、値が11である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅がHE上りリンク帯域幅フィールドによって示される帯域幅と同じであることを示し;値が00である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅が320MHzであることを示し;値が他の値10および01である場合、EHT上りリンク帯域幅フィールドはリザーブされていることを示す。別の例として、値が10である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅がHE上りリンク帯域幅フィールドによって示される帯域幅と同じであることを示し;値が11である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅が320MHzであることを示し;値が他の00と01である場合、2つのリザーブ・ビットはリザーブされていることを示す。さまざまな異なるマッピング・シーケンスは、本願ではここで列挙されていない。
第6の実装では、EHT上りリンク帯域幅フィールドは引き続き2ビットである。具体的には、EHT上りリンク帯域幅フィールドの値が00である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅がHE上りリンク帯域幅フィールドによって示される帯域幅と同じであることを示し;EHT上りリンク帯域幅フィールドの値が01である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅が160MHzであることを示し;2つのリザーブ・ビットの値が10である場合、そのことはEHT上りリンク帯域幅が320MHzであることを示す。EHT上りリンク帯域幅フィールドの値が11である場合、EHT上りリンク帯域幅フィールドは、リザーブされていることを示す。
本願のこの実施形態では、EHT上りリンク帯域幅フィールドの値と意味との間の対応は限定されず、別のマッピング・シーケンスが代替的に使用されてもよいことが理解できる。たとえば、値が11である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅がHE上りリンク帯域幅フィールドによって示される帯域幅と同じであることを示し;値が10である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅が160MHzであることを示し;値が01である場合、そのことは、EHT上りリンク帯域幅が320MHzであることを示し;値が残りの値00である場合、2つのリザーブ・ビットは、リザーブされていることを示す。
前述の第1の実装および前述の第2の実装と同様に、第4の実装および第5の実装では、EHT上りリンク帯域幅が160MHzであることを示す必要がある場合、HE上りリンク帯域幅フィールドによって示される帯域幅が160MHzに設定される必要がある。第6の実装では、EHT上りリンク帯域幅が160MHzであることを示す必要がある場合、HE上りリンク帯域幅フィールドによって示される帯域幅は160MHzに設定される必要はなく、EHT上りリンク帯域幅フィールドによって示される帯域幅が160MHzに設定される必要があるだけである。これにより、HE上りリンク帯域幅フィールドによって示される帯域幅がより柔軟になり、そのため、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を柔軟に示すことができる。これは、HEステーションの送信帯域幅を低減し、HEステーションの電力消費を低減する。
S203:STAがEHT PPDUを生成する。
S204:STAが、トリガー・フレームによって示された上りリンク帯域幅を使用してEHT PPDUを送信する。
具体的には、EHT PPDUを生成した後、STAは、トリガー・フレームによって示された上りリンク帯域幅を使用して、生成されたEHT PPDUを送信する。EHT PPDUを受信した後、APはSTAに確認応答フレームを返してもよい。たとえば、トリガー・フレームによって示される、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅が80MHzである場合、STAは80MHzの帯域幅を使用してEHT PPDUを送信する。別の例として、トリガー・フレームによって示される、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅が320MHzである場合、STAは320MHzの帯域幅を使用してEHT PPDUを送信する。ここでのSTAは、802.11beプロトコルをサポートするSTAである。
任意的に、802.11axプロトコルをサポートするステーションが、前記トリガー・フレームを受信することもある。トリガー・フレームを受信した後、該ステーションはHE TB PPDUを生成し、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドによって示される上りリンク帯域幅を使用してHE TB PPDUを送信することができる。HE TB PPDUを受信した後、APはステーションに確認応答フレームを返してもよい。たとえば、HE上りリンク帯域幅フィールドによって示される上りリンク帯域幅が20MHzである場合、HE STAは20MHzの帯域幅を使用してHE TB PPDUを送信する。別の例として、HE上りリンク帯域幅フィールドによって示される上りリンク帯域幅が160MHzである場合、HE STAは160MHzの帯域幅を使用してHE TB PPDUを送信する。
本願のこの実施形態の方法は、802.11beプロトコルをサポートするステーションのみを上りリンクEHT PPDUを送信するようにスケジュールするために使用されてもよく、あるいは、同時に、802.11beプロトコルをサポートするステーションを上りリンクEHT PPDUを送信するようにスケジュールし、かつ、802.11axプロトコルをサポートするステーションを上りリンクHE TB PPDUを送信するようにスケジュールするために使用されてもよい。
本願のこの実施形態では、11axにおけるトリガー・フレームにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドの指示の再利用に基づいて、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅(つまり、EHT上りリンク帯域幅)を示すために使用されるビットが少なくなっていることがわかる。EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示すために3ビットが直接使用される態様と比較して、この態様はオーバーヘッドを削減する。
実施形態3
本願の実施形態3では、主にEHT-LTFシンボルの量を示す方法が記載される。実際の適用では、本願の実施形態3は、実施形態1と組み合わせて実装されてもよく、実施形態2と組み合わせて実装されてもよく、あるいは実施形態1および実施形態2と組み合わせて実装されてもよいことは理解できる。また、本願の実施形態3は、代替的に、別個に実装されてもよい。これは、本願のこの実施形態では限定されない。
図9は、本願のある実施形態によるPPDUの上りリンク・パラメータを示す方法の別の概略フローチャートである。PPDUの上りリンク・パラメータを示す方法は、1つのAPと一つまたは複数のSTAを含む通信システムにおいて該方法が実装される例を用いて説明される。APは、IEEE802.11beプロトコル(Wi-Fi 7またはEHTプロトコルとも呼ばれる)をサポートし、さらに別のWLAN通信プロトコル、たとえばIEEE802.11axプロトコルやIEEE802.11acプロトコルをサポートしてもよい。前記一つまたは複数のSTAの少なくとも1つは、IEEE802.11beプロトコルをサポートしている。本願のこの実施形態におけるAPとSTAは、IEEE802.11beの次世代プロトコルをさらにサポートしてもよいことを理解しておくべきである。つまり、本願のこの実施形態において提供されるPPDUの上りリンク・パラメータを示す方法は、IEEE802.11beプロトコルに適用可能であるだけでなく、IEEE802.11beの次世代プロトコルにも適用可能である。
図9に示されるように、PPDUの上りリンク・パラメータを示す方法は、以下のステップを含むが、これに限定されない。
S301:APがトリガー・フレームを生成する。ここで、トリガー・フレームは指示情報を含み、指示情報はEHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差を示すために使用される。
S302:APはトリガー・フレームを送信する。対応して、STAはトリガー・フレームを受信する。
トリガー・フレームのフレーム・フォーマットについては、図3aを参照されたい。トリガー・フレームは共通情報フィールドとユーザー情報リスト・フィールドを含む。共通情報フィールドとユーザー情報リスト・フィールドのフレーム・フォーマットについては、図5を参照されたい。トリガー・フレームは指示情報を含み、指示情報はEHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差を示すために使用されることがある。つまり、HE-LTFシンボルの量と、中間コード周期性のフィールドによって示されるHE-LTFシンボルの量とに基づいて、指示情報は、HE-LTFシンボルの量がEHT-LTFシンボルの量より多いシンボル数を示すために使用されることがある。802.11ax規格では、1ないし8個のHE-LTFシンボルがサポートされ、802.11be規格では、1ないし16個のEHT-LTFシンボルがサポートされることが理解できる。したがって、上りリンク伝送においてHE TB PPDUとEHT PPDUの両方がある場合、シンボル間の不整列によって引き起こされる非直交性から帰結する隣接帯域干渉を防ぐために、HE TB PPDUとEHT PPDUの間でシンボル整列を行う必要がある。
任意的に、EHT-LTFシンボルとEHTデータ・シンボルの量の和は、HE-LTFシンボルとHEデータ・シンボルの量の和に等しい。
任意的に、本願のこの実施形態では、EHT-LTFのサイズはHEデータのサイズと同じである。具体的には、EHT-LTFとHEデータはそれぞれ、ガードインターバル部分を含まない12.8マイクロ秒の長さをもつ;つまり、HEデータのサイズは固定されており、12.8マイクロ秒である。このようにして、ガードインターバル長が同じである場合でも、EHT-LTFとHEデータの間のシンボル整列を保証することができる。図10は、本願のある実施形態による、EHT-LTFのサイズがHEデータのサイズと同じである概略図である。図10に示されるように、EHT-LTFの時間長はHEデータの時間長に等しく、EHT-LTFの時間長とEHTデータ部分の時間長の和は、HE-LTFの時間長とHEデータ部分の時間長の和に等しい。
任意的に、指示情報は、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるリザーブ・ビットにおいて搬送されてもよく、またはトリガー・フレームにおけるEHT共通情報フィールドにおいて搬送されてもよい。
図11aは、本願のある実施形態による、EHT-LTFシンボルの量の指示のフレーム・フォーマットの概略図である。図11aに示されるように、指示情報は、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるリザーブ・ビットにおいて搬送され、リザーブ・ビットには、追加的なEHT-LTFシンボルの量の指示が存在し、追加的なEHT-LTFシンボルの量1ないし8を示す。具体的には、共通情報フィールドにおける3つのリザーブ・ビット(つまり、3ビットのリザーブ・ビット)が、EHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差を示すために使用されてもよく、または、追加的なEHT-LTFシンボルの量1ないし8を示すために使用されてもよい。たとえば、3つのリザーブ・ビットの値が000である場合、そのことは、EHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差が1であることを示す。3つのリザーブ・ビットの値が001である場合、そのことは、EHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差が2であることを示す。3つのリザーブ・ビットの値が010である場合、そのことは、EHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差が3であることを示す。3つのリザーブ・ビットの値が011である場合、そのことは、EHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差が4であることを示す。3つのリザーブ・ビットの値が100である場合、そのことは、EHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差が5であることを示す。3つのリザーブ・ビットの値が101である場合、そのことは、EHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差が6であることを示す。3つのリザーブ・ビットの値が110である場合、そのことは、EHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差が7であることを示す。3つのリザーブ・ビットの値が111である場合、そのことは、EHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差が8であることを示す。本願のこの実施形態では、共通情報フィールドにおける3つのリザーブ・ビットの値と意味の間の対応は限定されず、代替的に、別のマッピング関係があってもよいことが理解できる。
図11bは、本願のある実施形態によるEHT-LTFシンボルの量の指示の別のフレーム・フォーマットの概略図である。図11bに示されるように、指示情報はトリガー・フレームにおけるEHT共通情報フィールドにおいて搬送される。EHT共通情報フィールドにおける指示情報の特定の位置および指示情報によって占有されるビットの量は、本願のこの実施形態において限定されない。具体的には、EHT共通情報フィールドにおいて追加的なEHT-LTFシンボルの量の指示が存在し、追加的なEHT-LTFシンボルの量1ないし8を示す。たとえば、EHT共通情報フィールドはあるフィールドを含み、該フィールドの長さは3ビットであってもよく、EHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差を示すために使用される、または、追加的なEHT-LTFシンボルの量1ないし8を示すために使用される。該フィールドは、EHT-LTFシンボル量フィールド、追加的EHT-LTFシンボルの指示フィールド、または別の名前で呼ばれてもよい。該フィールドの名前は、本願のこの実施形態において限定されない。EHT-LTFシンボル量フィールドが例として使用される。EHT-LTFシンボル量フィールドの値が000である場合、そのことは、EHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差が1であることを示す。EHT-LTFシンボル量フィールドの値が001である場合、そのことは、EHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差が2であることを示す。EHT-LTFシンボル量フィールドの値が010である場合、そのことは、EHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差が3であることを示す。EHT-LTFシンボル量フィールドの値が011である場合、そのことは、EHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差が4であることを示す。EHT-LTFシンボル量フィールドの値が100である場合、そのことは、EHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差が5であることを示す。EHT-LTFシンボル量フィールドの値が101である場合、そのことは、EHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差が6であることを示す。EHT-LTFシンボル量フィールドの値が110である場合、そのことは、EHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差が7であることを示す。EHT-LTFシンボル量フィールドの値が111である場合、そのことは、EHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差が8であることを示す。本願のこの実施形態では、EHT-LTFシンボル量フィールドの値と意味の間の対応は限定されず、代替的に、別のマッピング関係があってもよいことが理解できる。
EHT-LTFシンボルの量がHE-LTFシンボルの量と同じである場合、トリガー・フレームは指示情報を搬送しなくてもよい。EHT-LTFシンボルの量がHE-LTFシンボルの量より多い場合、トリガー・フレームは指示情報を搬送し、指示情報は、EHT-LTFシンボルの量からHE-LTFシンボルの量を引くことによって得られるシンボルの量を示すために使用される。
S303:STAは、EHT PPDUを生成する。ここで、EHT PPDUにおけるEHT-LTFシンボルの量は、トリガー・フレームにおけるHE-LTFシンボルの数とミッドアンブル周期性のフィールドによって示されるHE-LTFシンボルの量と、指示情報によって示される量の値との和に等しい。
S304:STAは、EHT PPDUを送信する。
具体的には、トリガー・フレームにおける指示情報は、EHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差を示す。トリガー・フレームにおけるHE-LTFシンボルの数およびミッドアンブル周期性のフィールドは、HE-LTFシンボルの量を示す。そのため、トリガー・フレームを受信した後、STAは、指示情報と、トリガー・フレームにおけるHE-LTFシンボルの数およびミッドアンブル周期性のフィールドの指示とに基づいて、EHT PPDU内のEHT-LTFシンボルの量を、指示情報によって示される量と、HE-LTFシンボルの数およびミッドアンブル周期性のフィールドによって示される量との和に設定してもよい。したがって、STAによって生成されるEHT PPDUにおけるEHT-LTFシンボルの量は、トリガー・フレームにおけるHE-LTFシンボルの数およびミッドアンブル周期性のフィールドによって示されるHE-LTFシンボルの量と、指示情報によって示される量の値との和に等しい。EHT PPDUを生成した後、STAは生成されたEHT PPDUをAPに送信してもよい。EHT PPDUを受信した後、APは確認応答フレームを返してもよい。ここでのSTAは、802.11beプロトコルをサポートするSTAである。
任意的に、802.11axプロトコルをサポートするステーションも前述のトリガー・フレームを受信することがある。トリガー・フレームを受信した後、該ステーションは、トリガー・フレームにおけるHE-LTFシンボルの数およびミッドアンブル周期性のフィールドによって示されるHE-LTFシンボルの量に基づいて、HE TB PPDU内のHE-LTFシンボルの量を、HE-LTFシンボルの数およびミッドアンブル周期性のフィールドによって示される量に設定しうる。HE TB PPDUを生成した後、ステーションは生成されたHE TB PPDUをAPに送信してもよい。HE TB PPDUを受信した後、APは確認応答フレームを返してもよい。
本願のこの実施形態における方法は、802.11beプロトコルをサポートするステーションを上りリンクEHT PPDUを送信するようにスケジュールするためだけに使用されてもよく、あるいは同時に802.11beプロトコルをサポートするステーションを上りリンクEHT PPDUを送信するようにスケジュールし、かつ、802.11axプロトコルをサポートするステーションを上りリンクHE TB PPDUを送信するようにスケジュールするために使用されてもよい。
本願のこの実施形態は、EHT PPDUとHE TB PPDUのハイブリッド伝送のシナリオに適用可能な、EHT-LTFシンボルの量の指示を提供することがわかる。これにより、PPDUの上りリンク・パラメータを示す方法をさらに改善することができる。本願のこの実施形態では、EHT-LTFのサイズは、HEデータのサイズと同じになるようにさらに制限される。また、同じガードインターバル長が使用される。これは、HE TB PPDUとEHT PPDUの間のシンボルの整列および直交性を保証し、それにより隣接帯域干渉を防止する。
ある任意的な実施形態では、802.11ax規格では1ないし8個のHE-LTFシンボルがサポートされ、802.11be規格では1ないし16個のEHT-LTFシンボルがサポートされる。したがって、上りリンク伝送においてHE TB PPDUとEHT PPDUの両方がある場合、シンボル間の不整列によって引き起こされる非直交性から生じる隣接帯域干渉を防ぐために、HE TB PPDUとEHT PPDUの間のシンボル整列を行う必要がある。ある可能な実装では、APはトリガー・フレームを生成して送信し、ここで、トリガー・フレームにおけるHE-LTFシンボルの数およびミッドアンブル周期性のフィールドが、HE-LTFシンボルの量とEHT-LTFシンボルの量を示すために使用される。本願のこの実施形態では、HE-LTFシンボルの量はEHT-LTFシンボルの量と同じである。したがって、トリガー・フレームにおけるHE-LTFシンボルの数およびミッドアンブル周期性のフィールドは、EHT-LTFシンボルの量を間接的に示す/暗黙的に示すことができる。トリガー・フレームを受信した後、802.11beプロトコルをサポートするSTAは、EHT PPDUを生成して送信する。ここで、EHT PPDUにおけるEHT-LTFシンボルの量は、トリガー・フレームにおけるHE-LTFシンボルの数およびミッドアンブル周期性のフィールドによって示される量に等しい。つまり、本願のこの実施形態におけるHE TB PPDUとEHT PPDUについて、同じ量のLTFシンボルが送信され(802.11ax規格は最大8つのHE-LTFシンボルをサポートしており、そのため、ここでのLTFシンボルの数は8を超えることはできない)、同じLTFサイズ(ここでのサイズは時間長を指す)および同じガードインターバル長が使用されうる。したがって、HE TB PPDUとEHT PPDUのハイブリッド伝送のシナリオでは、11axでのトリガー・フレームにおけるHE-LTFシンボル量指示フィールドとガードインターバルおよびHE LTFサイズ指示フィールドとが使用されうる。
任意的に、802.11axプロトコルをサポートするSTAもトリガー・フレームを受信し、HE TB PPDUを生成して送信することがある。ここで、HE TB PPDUにおけるHE-LTFシンボルの量は、トリガー・フレームにおけるHE-LTFシンボルの数およびミッドアンブル周期性のフィールドによって示される量と同じである。
本願のこの実施形態では、11axでのトリガー・フレームが、HE-LTFシンボルの量を間接的に示す/暗黙的に示すために使用され、HE-LTFシンボルの量はEHT-LTFシンボルの量と同じに制限されることがわかる。さらに、11axでのトリガー・フレームにおけるガードインターバルおよびHE LTFサイズ指示フィールドが使用されてもよい。このようにして、実装は簡単で、信号伝達オーバーヘッドは低く、隣接帯域干渉がさらに防止できる。
実施形態4
本願の実施形態4は、主にEHT PPDU伝送方法を記載し、具体的には、EHT SU PPDUおよびEHT LPI SU PPDUの上りリンク伝送をスケジューリングする方法に関する。EHT PPDU伝送方法は、トリガー・フレームを使用してEHT SU PPDUおよびEHT LPI SU PPDUの上りリンク伝送をスケジューリングする方法と、トリガーされる応答スケジューリング(triggered response scheduling、TRS)を通じてEHT SU PPDUおよびEHT LPI SU PPDUの上りリンク伝送をスケジューリングする方法を含む。
実際の適用では、本願の実施形態4は、実施形態1ないし実施形態3のいずれか1つ、複数、またはすべてと組み合わせて実装されてもよいことが理解できる。あるいはまた、本願の実施形態4は別個に実装されてもよい。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
802.11be標準では、EHT TB PPDUを送信するようトリガーされることに加えて、STAがEHT SU PPDUを送信するようトリガーされることがあることが理解できる。EHT SU PPDUは、単一のユーザーに送信されるEHT MU PPDU(マルチユーザーEHT PPDU、multiple user EHT PPDU)と呼ばれることもある。802.11be標準では特別なEHT SU PPDUがさらに導入され、6GHz LPIシナリオに適用可能であり、EHT LPI SU PPDUと呼ばれる。
図12は、本願のある実施形態によるPPDU伝送方法の概略フローチャートである。PPDU伝送方法は、1つのAPと一つまたは複数のSTAを含む通信システムにおいて該方法が実装される例を用いて説明される。APは、IEEE802.11beプロトコル(Wi-Fi 7またはEHTプロトコルとも呼ばれる)をサポートし、前記一つまたは複数のSTAはIEEE802.11beプロトコルをサポートする。この実施形態におけるAPおよびSTAがIEEE802.11beの次世代プロトコルをさらにサポートしてもよいことを理解しておくべきである。つまり、本願のこの実施形態において提供されるPPDU伝送方法は、IEEE802.11beプロトコルに適用可能であるだけでなく、IEEE802.11beの次世代プロトコルにも適用可能である。
図12に示されるように、PPDU伝送方法は、以下のステップを含むが、これに限定されない。
S401:APがトリガー・フレームを生成する。ここで、トリガー・フレームは、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプを示すために使用され、EHT PPDUのタイプは、トリガー・ベースのEHT PPDUとEHTシングル・ユーザーPPDUを含む。
S402:APはトリガー・フレームを送信する。対応して、STAはトリガー・フレームを受信する。
EHT PPDUのタイプは、トリガー・ベースのEHT PPDU(これはEHT TB PPDUと略されることがある)、EHTシングル・ユーザーPPDU(これはEHT SU PPDUと略されることがある)、またはシングル・ユーザー低電力屋内EHT PPDU(これはEHT SU LPI PPDUとなりうる)を含みうる。
具体的には、APによって送信されたトリガー・フレームがEHT TB PPDUまたはEHT SU PPDUのどちらをトリガーするために使用されるかを区別するために、トリガー・フレームは、スケジュールされる上りリンクEHT PPDUのタイプを示す指示情報を担持してもよい。ある実装では、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプがEHT SU PPDUであることを示すために、新しいトリガー・フレーム・タイプがトリガー・フレームのトリガー・フレーム・タイプ・フィールドに導入される。別の実装では、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプがEHT SU PPDUであるかEHT TB PPDUであるかを示すために、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおける1ビットのリザーブ・ビットが使用される。たとえば、1ビットのリザーブ・ビットの値が1である場合、そのことは、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプがEHT SU PPDUであることを示し、1ビットのリザーブ・ビットの値が0である場合、そのことは、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプがEHT TB PPDUであることを示す。あるいはまた、1ビットのリザーブ・ビットの値が0である場合、そのことは、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプがEHT SU PPDUであることを示し、1ビットのリザーブ・ビットの値が1である場合、そのことは、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプがEHT TB PPDUであることを示す。図13は、本願のある実施形態による、EHT SU PPDUのスケジューリングを示すために使用される、トリガー・フレームのフレーム・フォーマットの概略図である。図13に示されるように、opt1は、次の新しいトリガー・フレーム・タイプ:SUトリガー・フレームが示されることを示し、opt 2は、SUトリガー・フレームが1ビットのリザーブ・ビットを使用して示されることを示す。
任意的に、トリガー・フレームが、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプがEHT SU PPDUであることを示す場合、スケジュールされた上りリンクEHT SU PPDUがEHT LPI SU PPDUであるかどうかが、該トリガー・フレームにおいてさらに示されてもよい。つまり、スケジュールされた上りリンクEHT SU PPDUが共通のEHT SU PPDUであるかEHT LPI SU PPDUであるかがさらに区別されうる。ある実装では、トリガー・フレームにおけるEHTユーザー情報フィールドにおける変調およびコーディング方式(Modulation and Coding Scheme、MCS)フィールドが、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUがEHT LPI SU PPDUであるかどうかを示すために使用される。たとえば、MCSフィールドがMCS 15(または別のMCS値であってもよい)である場合、そのことは、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUがEHT LPI SU PPDUであることを示す。別の実装では、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUがEHT LPI SU PPDUであるかどうかを示すために追加の1ビットが使用される。たとえば、トリガー・フレームにおける11beでのユーザー情報フィールド(またはEHTユーザー情報フィールド)における1ビットのリザーブ・ビットが、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUがEHT LPI SU PPDUであるかどうかを示すために使用される。たとえば、リザーブ・ビットの値が1である場合、そのことは、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUがEHT LPI SU PPDUであることを示す。あるいはまた、リザーブされた1ビットの値が0である場合、そのことは、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUがEHT LPI SU PPDUであることを示す。図14は、本願のある実施形態による、EHT LPI SU PPDUのスケジューリングを示すために使用される、トリガー・フレームのフレーム・フォーマットの概略図である。図14に示されるように、opt1はEHT LPI SU PPDUがMCS 15を使用して示されることを示し、opt2はEHT LPI SU PPDUが1ビットのリザーブ・ビットを使用して示されることを示す。
任意的に、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUがEHT LPI SU PPDUであるかどうかをトリガー・フレームにおけるMCSフィールドを使用して示す前述の実装は、非トリガー・シナリオにも適用可能でありうる。非トリガー・シナリオでは、EHT PPDUのタイプは、EHT PPDUにおけるEHT-SIGを使用して示されてもよい。具体的には、EHT PPDUのタイプの指示が、EHT-SIGにおけるステーションごとのフィールドにおけるMCS指示フィールドに位置する。たとえば、MCSフィールドがMCS 15(または別のMCS値であってもよい)の場合、そのことは、EHT PPDUがEHT LPI SU PPDUであることを示し、MCSフィールドが別の値である場合、そのことは、EHT PPDUが共通のEHT SU PPDUであることを示す。
スケジュールされた上りリンクEHT PPDUがEHT LPI SU PPDUであるかどうかを示すためにトリガー・フレームにおけるMCSフィールドが使用される場合、EHT LPI SU PPDUは特殊なEHT SU PPDUと見なされうるので、共通のEHT SU PPDUのトリガー中に、APはMCSを示す必要がなく、STAは自分独自のMCSを選択してよいことが理解できる。EHT LPI SU PPDUのトリガー中、これはAPがMCSをSTAに示すことと等価である。
S403:スケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプがEHTシングル・ユーザーPPDUであることをトリガー・フレームが示す場合、STAはEHTシングル・ユーザーPPDUを生成する。
S404:STAはEHTシングル・ユーザーPPDUを送信する。
具体的には、本願のこの実施形態で言及されている「STA」は、IEEE 802.11beプロトコルをサポートするステーションである。トリガー・フレームを受信した後、STAは、トリガー・フレームによって示される、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプに基づいて、対応するEHT PPDUを生成して送信しうる。スケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプがEHT SU PPDUであることをトリガー・フレームが示す場合、STAはEHT SU PPDUを生成して送信する。任意的に、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUがEHT LPI SU PPDUであることをトリガー・フレームがさらに示される場合、STAはEHT LPI SU PPDUを生成して送信する。
任意的に、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUがEHT LPI SU PPDUであることをトリガー・フレームが示す場合、EHT LPI SU PPDUの帯域幅は少なくとも80MHzに設定されてもよい。EHT LPI SU PPDUのデータ部分の複製伝送が周波数領域全体の上半分および下半分で実行され、周波数領域全体の上半分および下半分においてそれぞれデュアルキャリア変調技術およびバイナリ位相シフトキーイング(Binary Phase Shift Keying、BPSK)変調が導入され、データビットを4回複製し、6デシベルの電力利得を提供する効果を実現する。
本願のこの実施形態は、EHT SU PPDUまたはEHT LPI SU PPDUの上りリンク伝送をスケジュールする方法を提供することがわかる。本願のこの実施形態では、EHT TB PPDU、EHT SU PPDU、またはEHT LPI SU PPDUの上りリンク伝送は、主にトリガー・フレームを使用してスケジュールされる。この実施形態は、PPDUの上りリンク・パラメータを示す方法と組み合わせて実装されてもよい。1つのトリガー・フレームにおいて、上りリンク・パラメータを示すことができるだけでなく、異なるタイプのEHT PPDUをスケジュールすることもでき、それにより信号オーバーヘッドを低減できる。
なお、実施形態1ないし実施形態4で説明した技術的解決策は、すべて11axでのトリガー・フレームを例として使って説明されていることを理解しておくべきである。しかしながら、実際の適用では、実施形態1ないし実施形態4で説明した技術的解決策は、代替的に、新しいMACフレーム・タイプまたは新しいトリガー・フレーム・タイプを使用して実装されてもよい。該フレームにおいて指示を実行する態様については、11axでのトリガー・フレームにおいて指示を実行する態様を参照されたい。
任意的な実施形態において、EHT SU PPDUとEHT SU LPI PPDUは前述のトリガー・フレームを使用してスケジュールされるだけでなく、EHT SU PPDUまたはEHT SU LPI PPDUをトリガーするために、MACフレーム・ヘッダにおける高スループット(High Throughput、HT)制御(HT制御)フィールドにおける集約(Aggregated)制御(A制御)変形が使用されてもよい。
具体的には、APはA制御フィールドを生成してもよい。A制御フィールドは、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUがEHT SU PPDUまたはEHT SU LPI PPDUであることを示すために使用される。APはA制御フィールドを送信する。対応して、STAはA制御フィールドを受信する。A制御フィールドがスケジュールされた上りリンクEHT PPDUがEHT SU PPDUであることを示すために使用される場合、STAはEHT SU PPDUを生成して送信する。A制御フィールドがスケジュールされた上りリンクEHT PPDUがEHT SU LPI PPDUであることを示すために使用される場合、STAはEHT SU LPI PPDUを生成して送信する。つまり、A制御フィールドがスケジュールされた上りリンクEHT PPDUが特定のタイプのPPDUであることを示す場合、STAはこのタイプのPPDUを生成して送信する。
任意的に、送信端はMACフレーム・ヘッダにおけるHT制御フィールドを使用して何らかの制御情報を送信してもよい。HT制御フィールドの高効率変形(HT制御フィールドの変形は次の3つの形を含む:高スループット変形、超高スループット変形、および高効率変形)におけるA制御サブフィールドは、一つまたは複数の制御識別子と制御情報を含む構造を使用し、1ないしN個の制御情報を搬送するために使用されうる。図15は、本願のある実施形態によるA制御サブフィールドのフレーム・フォーマットの概略図である。図15に示されるように、A制御サブフィールドは、1ないしN個の制御サブフィールドとパディング(padding)フィールドを含む。各制御サブフィールドは、制御識別子と制御情報を含む。制御識別子は、制御情報のタイプを示すために使用されてもよい。
図15は、トリガーされる応答スケジューリング(triggered response scheduling、TRS)変形のフレーム・フォーマットをも示している。TRS変形は、制御サブフィールド内の制御情報内に位置する。図15に示されるように、制御情報は、次のフィールドのうちの一つまたは複数を含む:上りリンク・データ・シンボル量、資源単位割り当て指示、AP送信電力、上りリンク目標受信信号強度インジケータ、上りリンクHE-MCS(高効率変調およびコーディング方式、high efficient modulation and coding scheme、略してMCSとも呼ばれうる)、およびリザーブ・フィールド。資源単位割り当て指示フィールドは、HE TB PPDUの資源単位を示すために使用されうる。EHT SU PPDUには資源単位割り当ては必要とされないため、資源単位割り当て指示フィールドにおけるリザーブされたインデックス指示は、EHT SU PPDUがスケジュールされることを示すために使用されうる。任意的に、資源単位割り当て指示フィールドにおける別のリザーブされたインデックス指示が、EHT LPI SU PPDUがスケジュールされることを示すために使用されてもよい。あるいはまた、リザーブされた上りリンクHE-MCSフィールドが、EHT LPI SU PPDUがスケジュールされることを示すために使用される。たとえば、上りリンクHE-MCSフィールドの値が00である場合、そのことは、EHT LPI SU PPDUがスケジュールされていることを示し;上りリンクHE-MCSフィールドの値が別の値(01、10、11など)である場合、そのことは、EHT SU PPDUがスケジュールされていることを示す。
下記の表2に挙げられるように、資源単位割り当て指示フィールドは、大量のリザーブされたインデックスを含む。
Figure 2023538642000013
EHT LPI SU PPDUがスケジュールされているかどうかを示すために上りリンクHE-MCSフィールドが使用される場合、EHT LPI SU PPDUは特別なEHT SU PPDUと見なされうるので、共通のEHT SU PPDUのトリガー中に、APはMCSを示す必要がなく、STAは自分独自のMCSを選択してよい。EHT LPI SU PPDUのトリガー中に、これはAPがMCSをSTAに示すことと等価である。
本願のこの実施形態では、EHT SU PPDUまたはEHT LPI SU PPDUがTRSを通じてスケジュールされていることがわかる。このようにして、明確で具体的な意味が達成され、802.11beにおける種々のタイプのEHT PPDUの上りリンク伝送スケジューリングが実装される。
前述の内容では、本願において提供される方法が詳しく説明されている。本願の実施形態における前述の解決策をよりよく実装するために、本願の実施形態は、対応する装置またはデバイスをさらに提供する。
本願の実施形態では、前述の方法の例に基づいて、APおよびSTAは機能モジュールに分割されうる。たとえば、それぞれの対応する機能に基づく分割を通じて各機能モジュールが得られてもよく、あるいは2つ以上の機能が1つの処理モジュールに統合されてもよい。統合されたモジュールは、ハードウェアの形で実装されてもよく、またはソフトウェア機能モジュールの形で実装されてもよい。本願の実施形態では、モジュールへの分割は一例であり、単に論理的な機能分割であることに注意しておくべきである。実際の実装の際には、別の分割態様が使用されてもよい。以下、図16ないし図18を参照して、本願の実施形態における通信装置について詳細に説明する。通信装置は、アクセスポイントまたはステーションである。また、通信装置はAP内の装置であってもよい。あるいはまた、通信装置はSTA内の装置であってもよい。
統合されたユニットが使用される場合は、図16を参照されたい。図16は、本願のある実施形態による通信装置1の構造の概略図である。通信装置1は、APまたはAP内のチップ、たとえばWi-Fiチップであってもよい。図16に示されるように、通信装置1は、処理ユニット11とトランシーバ・ユニット12とを含む。
第1の設計では、処理ユニット11はトリガー・フレームを生成するように構成される。トリガー・フレームは上りリンク長フィールドを含み、上りリンク長フィールドは、高効率トリガー・ベース物理層プロトコル・データ単位HE TB PPDUおよび超高スループット物理層プロトコル・データ単位EHT PPDUにおけるレガシー信号L-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される、または上りリンク長フィールドは、EHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される;トランシーバ・ユニット12は、トリガー・フレームを送信するように構成される。
任意的に、上りリンク長フィールドによって示される長さ値は正の整数であり、3の倍数から2を引いたものである。
任意的に、トランシーバ・ユニット12は、STAからEHT PPDUを受信するようにさらに構成される。ここで、EHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さは、上りリンク長フィールドによって示される長さの値に2を加えたものと等しい。
通信装置1では、処理ユニット11によって生成されるトリガー・フレームは上りリンク長さフィールドを含むことがわかる。ここで、上りリンク長さフィールドは、EHT PPDUおよびHE TB PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示す、またはEHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される。このようにして、EHTステーションおよびHEステーションの両方が、上りリンク・データ伝送を実行するためにスケジュールされることができる。さらに、11axでのトリガー・フレームが再利用される。これは、HEステーションによるトリガー・フレームの受信やHE TB PPDU内のL-SIGフィールドによって示される長さの設定方法に影響することを回避できる。
この設計における通信装置1は対応して実施形態1を実行してもよく、通信装置1におけるユニットによって実行される上記の動作またはそれらのユニットの上記の機能はそれぞれ、実施形態1におけるAPによって実行される対応する動作を実装するために使用されることを理解しておくべきである。簡潔のため、詳細はここでは再び記載しない。
第2の設計では、処理ユニット11はトリガー・フレームを生成するように構成される。ここで、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるリザーブ・ビットと共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが合同で、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示す;または、トリガー・フレームにおけるEHT共通情報フィールドとトリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが合同で、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示す;トランシーバ・ユニット12は、APによって、トリガー・フレームを送信するように構成されている。トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドは、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示すために使用される。
任意的に、共通情報フィールドにおける1ビットのリザーブ・ビットまたは2ビットのリザーブ・ビットが、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅が、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅と同じかどうかを示すために使用される。たとえば、1ビットのリザーブ・ビットの値が0である場合、そのことは、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅が、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅と同じであることを示し;1ビットのリザーブ・ビットの値が1である場合、そのことは、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅が320MHzであることを示す。別の例として、2ビットのリザーブ・ビットの値が00である場合、そのことは、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅が、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅と同じであることを示し;2ビットのリザーブ・ビットの値が01である場合、そのことは、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅が320MHzであることを示し;2ビットのリザーブ・ビットの値が他の値10および11である場合、2ビットのリザーブ・ビットは、リザーブされていることを示す。別の例として、2ビットのリザーブ・ビットの値が00である場合、そのことは、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅が、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅と同じであることを示し;2ビットのリザーブ・ビットの値が01である場合、そのことは、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅が160MHzであることを示し;2ビットのリザーブ・ビットの値が10である場合、そのことは、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅が320MHzであることを示し;2ビットのリザーブ・ビットの値が他の値11である場合、2ビットのリザーブ・ビットは、リザーブされていることを示する。
任意的に、EHT共通情報フィールドはEHT上りリンク帯域幅フィールドを含んでいてもよく、EHT上りリンク帯域幅フィールドは、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅が、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅と同じかどうかを示すために使用される。EHT上りリンク帯域幅フィールドの長さは、1ビットまたは2ビットでありうる。
通信装置1では、11axでのトリガー・フレームにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドの指示の再利用に基づいて、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅(つまり、EHT上りリンク帯域幅)を示すために使用されるビットが少なくなっていることがわかる。EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示すために3ビットが直接使用される態様と比較して、この態様はオーバーヘッドを低減する。
この設計における通信装置1は対応して実施形態2を実行してもよく、通信装置1におけるユニットによって実行される上記の動作またはそれらのユニットの上記の機能はそれぞれ、実施形態2におけるAPによって実行される対応する動作を実装するために使用されることを理解しておくべきである。簡潔のため、詳細はここでは再び記載しない。
第3の設計では、処理ユニット11はトリガー・フレームを生成するように構成される。ここで、トリガー・フレームは指示情報を含み、指示情報はEHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差を示すために使用される;トランシーバ・ユニット12はトリガー・フレームを送信するように構成される。
任意的に、EHT-LTFシンボルとEHTデータ・シンボルの量の和は、HE-LTFシンボルとHEデータ・シンボルの量の和に等しい。
任意的に、指示情報は、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるリザーブ・ビットにおいて搬送されるか、またはトリガー・フレームにおけるEHT共通情報フィールドにおいて搬送される。
任意的に、トランシーバ・ユニット12は、STAからEHT PPDUを受信するようにさらに構成される。ここで、EHT PPDUにおけるEHT-LTFシンボルの量は、トリガー・フレームにおけるHE-LTFシンボルの数およびミッドアンブル周期性のフィールドによって示されるHE-LTFシンボルの量と、指示情報によって示される量の値の和に等しい。
この設計における通信装置1は対応して実施形態3を実行してもよく、通信装置1におけるユニットによって実行される上記の動作またはそれらのユニットの上記の機能はそれぞれ、実施形態3におけるAPによって実行される対応する動作を実装するために使用されることを理解しておくべきである。簡潔のため、詳細はここでは再び記載しない。
第4の設計では、処理ユニット11は、トリガー・フレームを生成するように構成される。ここで、トリガー・フレームはスケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプを示すために使用され、EHT PPDUのタイプは、トリガー・ベースのEHT PPDUとEHTシングル・ユーザーPPDUを含む;トランシーバ・ユニット12はトリガー・フレームを送信するように構成される。
任意的に、EHT PPDUのタイプは、トリガー・フレームにおけるトリガー・フレーム・タイプ・フィールドによって示されるか、またはトリガー・フレームにおけるリザーブ・ビットによって示される。
任意的に、トリガー・フレームはさらに、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUがEHT SU LPI PPDUであるかどうかを示すために使用される。
任意的に、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUがEHT SU LPI PPDUであるかどうかは、トリガー・フレームにおける変調およびコーディング方式フィールドによって示されるか、またはトリガー・フレームにおけるEHTユーザー情報フィールドにおけるリザーブ・ビットによって示される。
この設計における通信装置1は対応して実施形態4を実行してもよく、通信装置1におけるユニットによって実行される上記の動作またはそれらのユニットの上記の機能はそれぞれ、実施形態4におけるAPによって実行される対応する動作を実装するために使用されることを理解しておくべきである。簡潔のため、詳細はここでは再び記載しない。
図17は、本願のある実施形態による通信装置2の構造の概略図である。通信装置2は、STAまたはSTA内のチップ、たとえばWi-Fiチップであってもよい。図17に示されるように、通信装置2は、トランシーバ・ユニット21および処理ユニット22を含む。
第1の設計では、トランシーバ・ユニット21はトリガー・フレームを受信するように構成される。ここで、トリガー・フレームには上りリンク長フィールドを含み、上りリンク長フィールドは、HE TB PPDUおよびEHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される、または上りリンク長フィールドは、EHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される;処理ユニット22は、EHT PPDUを生成するように構成される。ここで、EHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さは、上りリンク長フィールドによって示される長さ値に2を加えたものと等しい。トランシーバ・ユニット21は、生成されたEHT PPDUを送信するようにさらに構成される。
任意的に、処理ユニット22は、生成サブユニット221と設定サブユニット222を含んでいてもよい。生成サブユニット221は、EHT PPDUを生成するように構成される。設定サブユニット222は、EHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを、トリガー・フレームにおける上りリンク長フィールドによって示される長さ値に2を加えたものに設定するように構成される。実際の適用では、処理ユニット22は、生成サブユニット221および設定サブユニット222の機能を実装するように構成された異なるサブユニットを含んでいてもよいことが理解できる。また、生成サブユニット221および設定サブユニット222の機能は、代替的に、一つのユニットによって実装されていてもよいことも理解できる。これは、本願のこの実施形態では限定されない。
任意的に、上りリンク長フィールドによって示される長さ値は正の整数であり、3の倍数から2を引いたものである。
この設計における通信装置2は対応して実施形態1を実行してもよく、通信装置2におけるユニットによって実行される上記の動作またはそれらのユニットの上記の機能はそれぞれ、実施形態1におけるSTAによって実行される対応する動作を実装するために使用されることを理解しておくべきである。簡潔のため、詳細はここでは再び記載しない。
第2の設計では、トランシーバ・ユニット21はトリガー・フレームを受信するように構成される。ここで、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるリザーブ・ビットと共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドは合同で、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を同時に示す;またはトリガー・フレームにおけるEHT共通情報フィールドとトリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドは合同で、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示す;処理ユニット22はEHT PPDUを生成するように構成される。トランシーバ・ユニット21はさらに、トリガー・フレームによって示される上りリンク帯域幅を使用してEHT PPDUを送信するように構成される。トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドは、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示すために使用される。
任意的に、共通情報フィールドにおける1ビットのリザーブ・ビットまたは2ビットのリザーブ・ビットが、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅が、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅と同じかどうかを示すために使用される。
任意的に、EHT共通情報フィールドは、EHT上りリンク帯域幅フィールドを含んでいてもよく、EHT上りリンク帯域幅フィールドは、EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅が、HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅と同じかどうかを示すために使用される。EHT上りリンク帯域幅フィールドの長さは、1ビットまたは2ビットである。
この設計における通信装置2は対応して実施形態2を実行してもよく、通信装置2におけるユニットによって実行される上記の動作またはそれらのユニットの上記の機能はそれぞれ、実施形態2におけるSTAによって実行される対応する動作を実装するために使用されることを理解しておくべきである。簡潔のため、詳細はここでは再び記載しない。
第3の設計では、トランシーバ・ユニット21はトリガー・フレームを受信するように構成される。ここで、トリガー・フレームは指示情報を含み、指示情報はEHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差を示すために使用される;処理ユニット22は、EHT PPDUを生成するように構成され、ここで、EHT PPDUにおけるEHT-LTFシンボルの量は、トリガー・フレームにおけるHE-LTFシンボルの数およびミッドアンブル周期性のフィールドによって示されるHE-LTFシンボルの量と、指示情報によって示される量の値の和に等しい。トランシーバ・ユニット21は、さらにEHT PPDUを送信するように構成される。
任意的に、処理ユニット22は、生成サブユニット221と設定サブユニット222を含んでいてもよい。生成サブユニット221は、EHT PPDUを生成するように構成される。設定サブユニット222は、EHT PPDUにおけるEHT-LTFシンボルの量を、トリガー・フレームにおけるHE-LTFシンボルの数およびミッドアンブル周期性のフィールドによって示されるHE-LTFシンボルの量と、指示情報によって示される量の値の和に設定するように構成される。実際の適用では、処理ユニット22は、生成サブユニット221と設定サブユニット222の機能を実装するように構成された異なるサブユニットを含んでいてもよいことが理解できる。また、生成サブユニット221と設定サブユニット222の機能は、代替的に一つのユニットによって実装されてもよいことも理解できる。これは、本願のこの実施形態において限定されない。
任意的に、EHT-LTFシンボルとEHTデータ・シンボルの量の和は、HE-LTFシンボルとHEデータ・シンボルの量の和に等しい。
任意的に、指示情報は、トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるリザーブ・ビットにおいて搬送されるか、またはトリガー・フレームにおけるEHT共通情報フィールドにおいて搬送される。
この設計における通信装置2は対応して実施形態3を実行してもよく、通信装置2におけるユニットによって実行される上記の動作またはそれらのユニットの上記の機能はそれぞれ、実施形態3におけるSTAによって実行される対応する動作を実装するために使用されることを理解しておくべきである。簡潔のため、詳細はここでは再び記載しない。
第4の設計では、トランシーバ・ユニット21はトリガー・フレームを受信するように構成される。ここで、トリガー・フレームはスケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプを示すために使用され、EHT PPDUのタイプはトリガー・ベースのEHT PPDUとEHTシングル・ユーザーPPDUを含む;処理ユニット22は:スケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプがEHTシングル・ユーザーPPDUであることをトリガー・フレームが示している場合、EHTシングル・ユーザーPPDUを生成するように構成される。トランシーバ・ユニット21はさらに、EHTシングル・ユーザーPPDUを送信するように構成される。
任意的に、EHT PPDUのタイプは、トリガー・フレームにおけるトリガー・フレーム・タイプ・フィールドによって示されるか、またはトリガー・フレームにおけるリザーブ・ビットによって示される。
任意的に、トリガー・フレームはさらに、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUがEHT SU LPI PPDUであるかどうかを示すために使用される。
任意的に、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUがEHT SU LPI PPDUであるかどうかは、トリガー・フレームにおける変調およびコーディング方式フィールドによって示されるか、またはトリガー・フレームにおけるEHTユーザー情報フィールドにおけるリザーブ・ビットによって示される。
この設計における通信装置2は対応して実施形態4を実行してもよく、通信装置2におけるユニットによって実行される上記の動作またはそれらのユニットの上記の機能はそれぞれ、実施形態4におけるSTAによって実行される対応する動作を実装するために使用されることを理解しておくべきである。簡潔のため、詳細はここでは再び記載しない。
上記は、本願の実施形態におけるAPとSTAについて説明している。下記は、APとSTAの可能な製品形態について説明する。なお、図16に示されるAPの機能を有する任意の形の任意の製品および図17に示されるSTAの機能を有する任意の形の任意の製品は、本願の実施形態の保護範囲にはいることを理解しておくべきである。なお、以下の説明は単に例であり、本願の実施形態におけるAPおよびSTAの製品形態はこれに限定されないことを理解しておくべきである。
ある可能な製品形態では、本願の実施形態におけるAPおよびSTAは、それぞれ一般的なバス・アーキテクチャーによって実装されうる。
図18は、本願のある実施形態による通信装置1000の構造の概略図である。通信装置1000は、AP MLD、STA、またはその中の装置であってもよい。図18に示されるように、通信装置1000は、プロセッサ1001と、該プロセッサと内部的に接続されそれと通信するトランシーバ1002とを含む。プロセッサ1001は、汎用プロセッサ、専用プロセッサなどである。たとえば、プロセッサ1001は、ベースバンドプロセッサまたは中央処理装置であってもよい。ベースバンドプロセッサは、通信プロトコルおよび通信データを処理するように構成されていてもよい。中央処理装置は、通信装置(たとえば、基地局、ベースバンドチップ、端末、端末チップ、DU、CU)を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するように構成されていてもよい。トランシーバ1002は、トランシーバ・ユニット、トランシーバ、トランシーバ回路などと呼ばれてもよく、トランシーバ機能を実装するように構成されている。トランシーバ1002は、受信機と送信機を含んでいてもよい。受信機は、受信機、受信回路などと呼ばれてもよく、受信機能を実装するように構成されている。送信機は、送信機、送信回路などと呼ばれてもよく、送信機能を実装するように構成されている。任意的に、通信装置1000はアンテナ1003および/または無線周波数ユニット(図示せず)をさらに含んでいてもよい。アンテナ1003および/または無線周波数ユニットは、通信装置1000の内部に位置してもよく、または通信装置1000から分離されてもよい、言い換えれば、アンテナ1003および/または無線周波数ユニットは、リモートに配備され、または分散式に配備されてもよい。
任意的に、通信装置1000は、一つまたは複数のメモリ1004を含んでいてもよい。メモリ1004は、命令を記憶してもよい。命令は、コンピュータ・プログラムであってもよい。コンピュータ・プログラムは、通信装置1000上で実行されてもよく、それにより通信装置1000は、前述の方法実施形態において述べた方法を実行する。任意的に、メモリ1004はさらにデータを記憶してもよい。通信装置1000とメモリ1004は別々に配置されてもよく、または一緒に統合されてもよい。
プロセッサ1001、トランシーバ1002、メモリ1004は、通信バスを用いて互いに接続されてもよい。
ある設計では、通信装置1000は、実施形態1におけるAPの機能を実行するように構成されてもよい;プロセッサ1001は、図6におけるステップS101および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成されてもよい;トランシーバ1002は、図6におけるステップS102および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成されてもよい。
別の設計では、通信装置1000は、実施形態1におけるSTAの機能を実行するように構成されてもよい;プロセッサ1001は、図6におけるステップS103および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成されてもよい;トランシーバ1002は、図6におけるステップS104および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成されてもよい。
ある設計では、通信装置1000は、実施形態2におけるAPの機能を実行するように構成されてもよい;プロセッサ1001は、図7におけるステップS201および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成されてもよい;トランシーバ1002は、図7におけるステップS202および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成されてもよい。
別の設計では、通信装置1000は、実施形態2におけるSTAの機能を実行するように構成されてもよい;プロセッサ1001は、図7におけるステップS203および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成されてもよい;トランシーバ1002は、図7におけるステップS204および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成されてもよい。
ある設計では、通信装置1000は、実施形態3におけるAPの機能を実行するように構成されてもよい;プロセッサ1001は、図9におけるステップS301および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成されてもよい;トランシーバ1002は、図9におけるステップS302および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成されてもよい。
別の設計では、通信装置1000は、実施形態3におけるSTAの機能を実行するように構成されてもよい;プロセッサ1001は、図9におけるステップS303および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成されてもよい;トランシーバ1002は、図9におけるステップS304および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成されてもよい。
ある設計では、通信装置1000は、実施形態4におけるAPの機能を実行するように構成されてもよい;プロセッサ1001は、図12におけるステップS401および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成されてもよい;トランシーバ1002は、図12におけるステップS402および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成されてもよい。
別の設計では、通信装置1000は、実施形態4におけるSTAの機能を実行するように構成されてもよい;プロセッサ1001は、図12におけるステップS403および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成されてもよい;トランシーバ1002は、図12におけるステップS404および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成されてもよい。
上記の設計の任意のものにおいて、プロセッサ1001は、受信および送信機能を実装するように構成されたトランシーバを含みうる。たとえば、トランシーバは、トランシーバ回路、インターフェース、またはインターフェース回路であってもよい。送受信機能を実装するように構成されたトランシーバ回路、インターフェース、またはインターフェース回路は、分離されていてもよく、または統合されていてもよい。トランシーバ回路、インターフェース、またはインターフェース回路は、コード/データを読み書きするように構成されてもよい。あるいはまた、トランシーバ回路、インターフェース、またはインターフェース回路は、信号を送信または転送するように構成されてもよい。
前述の設計の任意のものにおいて、プロセッサ1001は命令を記憶してもよい。命令はコンピュータ・プログラムであってもよい。コンピュータ・プログラムはプロセッサ1001上で実行され、それにより通信装置1000は前述の方法実施形態において記載された方法を実行できる。コンピュータ・プログラムはプロセッサ1000内に構成されてもよい。この場合、プロセッサ1001はハードウェアによって実装されうる。
ある実装では、通信装置1000は回路を含んでいてもよい。回路は、前述の方法実施形態において、送信、受信、または通信機能を実装してもよい。本願に記載されているプロセッサおよびトランシーバは、集積回路(integrated circuit、IC)、アナログIC、無線周波数集積回路RFIC、ハイブリッド信号IC、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、プリント基板(printed circuit board、PCB)、電子デバイスなどに実装されうる。プロセッサとトランシーバは、代替的に、さまざまなIC技術、たとえば、相補型金属酸化物半導体(complementary metal oxide semiconductor、CMOS)、N型金属酸化物半導体(nMetal-oxide-Semiconductor、NMOS)、P型金属酸化物半導体(正チャネル金属酸化物半導体、PMOS)、バイポーラ接合トランジスタ(bipolar junction transistor、BJT)、バイポーラCMOS(BiCMOS)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、ガリウムヒ素(GaAs)を使用して製造されてもよい。
本願で説明される通信装置の範囲はこれに限定されず、図18において、通信装置の構造を限定されなくてもよい。通信装置は、独立した装置であっても、大型装置の一部であってもよい。たとえば、通信装置は、下記のものでありうる:
(1)独立した集積回路IC、チップ、またはチップ・システムまたはサブシステム;
(2)一つまたは複数のICを含むセット(任意的に、ICセットはデータとコンピュータ・プログラムを記憶するように構成されたストレージコンポーネントをさらに含んでいてもよい);
(3)ASIC、たとえばモデム(Modem);
(4)他のデバイスに埋め込まれることができるモジュール;
(5)受信機、端末、インテリジェント端末、携帯電話、無線デバイス、ハンドヘルドデバイス、モバイルユニット、車載デバイス、ネットワークデバイス、クラウドデバイス、人工知能デバイスなど;または
(6)その他など。
ある可能な製品形態では、本願の実施形態におけるAPとSTAは、それぞれ汎用プロセッサによって実装されてもよい。
APを実装する汎用プロセッサは、処理回路と、該処理回路と内部的に接続され、それと通信される入出力インターフェースを含む。
ある設計では、汎用プロセッサは、実施形態1におけるAPの機能を実行するように構成されてもよい。具体的には、処理回路は、図6におけるステップS101および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成される;入出力インターフェースは、図6におけるステップS102および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成される。
ある設計では、汎用プロセッサは、実施形態2におけるAPの機能を実行するように構成されてもよい。具体的には、処理回路は、図7におけるステップS201および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成される;入出力インターフェースは、図7におけるステップS202および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成される。
ある設計では、汎用プロセッサは、実施形態3におけるAPの機能を実行するように構成されてもよい。具体的には、処理回路は、図9におけるステップS301および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成される;入出力インターフェースは、図9におけるステップS302および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成される。
ある設計では、汎用プロセッサは、実施形態4におけるAPの機能を実行するように構成されてもよい。具体的には、処理回路は、図12におけるステップS401および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成される;入出力インターフェースは、図12におけるステップS402および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成される。
STAを実装する汎用プロセッサは、処理回路と、該処理回路と内部的に接続されそれと通信される入出力インターフェースを含む。
ある設計では、汎用プロセッサは、実施形態1におけるSTAの機能を実行するように構成されてもよい。具体的には、処理回路は、図6におけるステップS103および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成される;入出力インターフェースは、図6におけるステップS104および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成される。
ある設計では、汎用プロセッサは、実施形態2におけるSTAの機能を実行するように構成されてもよい。具体的には、処理回路は、図7におけるステップS203および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成される;入出力インターフェースは、図7におけるステップS204および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成される。
ある設計では、汎用プロセッサは、実施形態3におけるSTAの機能を実行するように構成されてもよい。具体的には、処理回路は、図9におけるステップS303および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成される;入出力インターフェースは、図9におけるステップS304および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成される。
ある設計では、汎用プロセッサは、実施形態4におけるSTAの機能を実行するように構成されてもよい。具体的には、処理回路は、図12におけるステップS403および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成される;入出力インターフェースは、図12におけるステップS404および/または本明細書に記載されている技術の他のプロセスを実行するように構成される。
上記の製品形態における通信装置は、上記の方法実施形態におけるAPまたはSTAのいずれかの機能を有することを理解すべきである。その詳細はここに再度記載しない。
本願のある実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ・プログラム・コードを記憶する。プロセッサがコンピュータ・プログラム・コードを実行するとき、電子装置が上記の実施形態のいずれかの方法を実行する。
本願のある実施形態は、コンピュータ・プログラム・プロダクトをさらに提供する。コンピュータ・プログラム・プロダクトがコンピュータ上で実行されると、コンピュータは上記の実施形態のいずれかの方法を実行できるようにされる。
本願のある実施形態は、さらに通信装置を提供する。この装置はチップの製品形態で存在してもよい。装置の構造はプロセッサとインターフェース回路を含む。プロセッサは受信回路を通じて他の装置と通信するように構成されており、装置が上記の実施形態のいずれかの方法を実行できるようにする。
本願のある実施形態は、APとSTAを含む無線通信システムをさらに提供する。APとSTAは、上記の実施形態のいずれかの方法を実行することができる。
本願で開示された内容を参照して記述された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアによって実装されてもよく、あるいは、ソフトウェア命令を実行することによってプロセッサによって実装されてもよい。ソフトウェア命令は、対応するソフトウェアモジュールを含みうる。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、フラッシュメモリ、消去可能なプログラム可能な読み出し専用メモリ(Erasable Programmable ROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラム可能な読み出し専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルハードディスク、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、または当該技術分野でよく知られている任意の他の形の記憶媒体に記憶されてもよい。たとえば、記憶媒体はプロセッサに結合されており、それによりプロセッサは記憶媒体から情報を読むことができ、あるいは記憶媒体に情報を書き込むことができる。むろん、記憶媒体はプロセッサの構成要素であってもよい。プロセッサと記憶媒体はASIC内に位置していてもよい。さらに、ASICはコアネットワークのインターフェースデバイス内に位置していてもよい。むろん、プロセッサと記憶媒体は代替的には、離散的なコンポーネントとしてコアネットワークのインターフェースデバイス内に存在してもよい。
当業者は、上記の例の一つまたは複数において、本願に記載されている機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせを使用して実装されうることを認識すべきである。機能がソフトウェアによって実装される場合、上記の機能は、コンピュータ可読媒体に記憶されてもよく、またはコンピュータ可読媒体内で一つまたは複数の命令またはコードとして伝送されてもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読記憶媒体と通信媒体を含む。通信媒体には、ある場所から別の場所へのコンピュータ・プログラムの伝送を容易にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用または専用のコンピュータにとってアクセス可能な任意の利用可能な媒体であってもよい。
本願の目的、技術的解決策、および利点は、前述の個別的な実装でさらに詳細に説明されている。上記の説明は、単に本願の個別的な実装であり、本願の保護範囲を限定することを意図していないことを理解してきおくべきである。本願の技術的解決策に基づいて行われる任意の修正、等価な置換、改善などは、本願の保護範囲にはいる。
任意的に、EHT PPDUに含まれうるフィールドの意味については、表1を参照されたい。
Figure 2023538642000036

Claims (27)

  1. 物理層プロトコル・データ・ユニットPPDUの上りリンク・パラメータを示す方法であって:
    アクセスポイントAPによって、トリガー・フレームを生成する段階であって、前記トリガー・フレームは上りリンク長フィールドを含み、前記上りリンク長フィールドは、高効率トリガー・ベース物理層プロトコル・データ・ユニットHE TB PPDUおよび超高スループット物理層プロトコル・データ・ユニットEHT PPDUにおけるレガシー信号L-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される、または、前記上りリンク長フィールドは、前記EHT PPDUにおける前記L-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される、段階と;
    前記APによって、前記トリガー・フレームを送信する段階とを含む、
    方法。
  2. 物理層プロトコル・データ・ユニットPPDUの上りリンク・パラメータを示す方法であって:
    ステーションSTAによって、トリガー・フレームを受信する段階であって、前記トリガー・フレームは上りリンク長フィールドを含み、前記上りリンク長フィールドは、HE TB PPDUおよびEHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される、または、前記上りリンク長フィールドは、前記EHT PPDUにおける前記L-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される、段階と;
    前記STAによって、前記EHT PPDUを生成する段階であって、前記EHT PPDUにおける前記L-SIGフィールドによって示される長さは、前記上りリンク長フィールドによって示される長さ値に2を加えたものに等しい、段階と;
    前記STAによって、前記の生成されたEHT PPDUを送信する段階とを含む、
    方法。
  3. 前記上りリンク長フィールドによって示される長さ値は正の整数であり、3の倍数から2を引いたものである、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるリザーブ・ビットと前記共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが合同で、前記EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示す;または、前記トリガー・フレームにおけるEHT共通情報フィールドと前記トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが合同で、前記EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示し、
    前記トリガー・フレームにおける前記共通情報フィールドにおける前記HE上りリンク帯域幅フィールドは、前記HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示すために使用される、
    請求項1ないし3のうちいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記トリガー・フレームはさらに指示情報を含み、前記指示情報はEHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差を示すために使用される、請求項1ないし4のうちいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記EHT PPDUのEHT-LTFシンボルとEHTデータ・シンボルの量の和は、前記HE TB PPDUのHE-LTFシンボルとHEデータ・シンボルの量の和に等しい、請求項1ないし5に記載の方法。
  7. 前記指示情報は、前記トリガー・フレームにおける前記共通情報フィールドにおける前記リザーブ・ビットにおいて搬送されるか、または前記トリガー・フレームにおける前記EHT共通情報フィールドにおいて搬送される、請求項5または6に記載の方法。
  8. 前記トリガー・フレームはさらに、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプを示すために使用され、前記EHT PPDUのタイプはトリガー・ベースのEHT PPDUおよびEHTシングル・ユーザーPPDUを含む、請求項1ないし7のうちいずれか一項に記載の方法。
  9. 任意的に、前記EHT PPDUのタイプは前記トリガー・フレームにおけるトリガー・フレーム・タイプ・フィールドによって示されるか、または前記トリガー・フレームにおけるリザーブ・ビットによって示される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記トリガー・フレームは、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプがEHTシングル・ユーザーPPDUであることを示し;前記トリガー・フレームはさらに、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUがEHTシングル・ユーザー低電力屋内SU LPI PPDUであることを示す、請求項8または9に記載の方法。
  11. 前記スケジュールされた上りリンクEHT PPDUがEHT SU LPI PPDUであるかどうかは、前記トリガー・フレームにおける変調およびコーディング方式フィールドによって示される、または前記トリガー・フレームにおけるEHTユーザー情報フィールドにおけるリザーブ・ビットによって示される、請求項10に記載の方法。
  12. トリガー・フレームを生成するように構成された処理ユニットであって、前記トリガー・フレームは上りリンク長フィールドを含み、前記上りリンク長フィールドは、高効率トリガー・ベース物理層プロトコル・データ・ユニットHE TB PPDUおよび超高スループット物理層プロトコル・データ・ユニットEHT PPDUにおけるレガシー信号L-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される、または、前記上りリンク長フィールドは、前記EHT PPDUにおける前記L-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される、処理ユニットと;
    前記トリガー・フレームを送信するように構成されたトランシーバ・ユニットとを有する、
    通信装置。
  13. トリガー・フレームを受信するように構成されたトランシーバ・ユニットであって、前記トリガー・フレームは上りリンク長フィールドを含み、前記上りリンク長フィールドは、HE TB PPDUおよびEHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される、または、前記上りリンク長フィールドは、前記EHT PPDUにおける前記L-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用される、トランシーバ・ユニットと;
    前記EHT PPDUを生成するように構成された処理ユニットであって、前記EHT PPDUにおける前記L-SIGフィールドによって示される長さは、前記上りリンク長フィールドによって示される長さ値に2を加えたものに等しい、処理ユニットとを有しており、
    前記トランシーバ・ユニットはさらに、前記の生成されたEHT PPDUを送信するように構成されている、
    通信装置。
  14. 前記上りリンク長フィールドによって示される長さ値は正の整数であり、3の倍数から2を引いたものである、請求項12または13に記載の通信装置。
  15. 前記トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるリザーブ・ビットと前記共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが合同で、前記EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示す;または、前記トリガー・フレームにおけるEHT共通情報フィールドと前記トリガー・フレームにおける共通情報フィールドにおけるHE上りリンク帯域幅フィールドが合同で、前記EHT PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示し、
    前記トリガー・フレームにおける前記共通情報フィールドにおける前記HE上りリンク帯域幅フィールドは、前記HE TB PPDUを送信するために使用される上りリンク帯域幅を示すために使用される、
    請求項12ないし14のうちいずれか一項に記載の通信装置。
  16. 前記トリガー・フレームはさらに指示情報を含み、前記指示情報はEHT-LTFシンボルの量とHE-LTFシンボルの量の差を示すために使用される、請求項12ないし15のうちいずれか一項に記載の通信装置。
  17. 前記EHT PPDUのEHT-LTFシンボルとEHTデータ・シンボルの量の和は、前記HE TB PPDUのHE-LTFシンボルとHEデータ・シンボルの量の和に等しい、請求項12ないし16のうちいずれか一項に記載の通信装置。
  18. 前記指示情報は、前記トリガー・フレームにおける前記共通情報フィールドにおける前記リザーブ・ビットにおいて搬送されるか、または前記トリガー・フレームにおける前記EHT共通情報フィールドにおいて搬送される、請求項16または17に記載の通信装置。
  19. 前記トリガー・フレームはさらに、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプを示すために使用され、前記EHT PPDUのタイプはトリガー・ベースのEHT PPDUおよびEHTシングル・ユーザーPPDUを含む、請求項12ないし18のうちいずれか一項に記載の通信装置。
  20. 前記EHT PPDUのタイプは前記トリガー・フレームにおけるトリガー・フレーム・タイプ・フィールドによって示されるか、または前記トリガー・フレームにおけるリザーブ・ビットによって示される、請求項19に記載の通信装置。
  21. 前記トリガー・フレームは、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUのタイプがEHTシングル・ユーザーPPDUであることを示し;前記トリガー・フレームはさらに、スケジュールされた上りリンクEHT PPDUがEHTシングル・ユーザー低電力屋内SU LPI PPDUであることを示す、請求項19または20に記載の通信装置。
  22. 前記スケジュールされた上りリンクEHT PPDUがEHT SU LPI PPDUであるかどうかは、前記トリガー・フレームにおける変調およびコーディング方式フィールドによって示される、または前記トリガー・フレームにおけるEHTユーザー情報フィールドにおけるリザーブ・ビットによって示される、請求項21に記載の通信装置。
  23. プロセッサとトランシーバを有する通信装置であって、前記プロセッサはトリガー・フレームを生成するように構成されており、前記トリガー・フレームは上りリンク長フィールドを含み、前記上りリンク長フィールドはHE TB PPDUおよびEHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用されるか、または前記上りリンク長フィールドは前記EHT PPDUにおける前記L-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用され;前記トランシーバは前記トリガー・フレームを送信するように構成されている、通信装置。
  24. プロセッサとトランシーバを有する通信装置であって、前記トランシーバは、トリガー・フレームを受信するように構成されており、前記トリガー・フレームは上りリンク長フィールドを含み、前記上りリンク長フィールドは、HE TB PPDUおよびEHT PPDUにおけるL-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用されるか、または前記上りリンク長フィールドは、前記EHT PPDUにおける前記L-SIGフィールドによって示される長さを示すために使用され;前記プロセッサは、前記EHT PPDUを生成するように構成されており、前記EHT PPDUにおける前記L-SIGフィールドによって示される長さは、前記上りリンク長フィールドによって示される長さ値に2を加えたものに等しく;前記トランシーバはさらに、生成されたEHT PPDUを送信するように構成されている、通信装置。
  25. コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は命令を記憶しており、該命令がコンピュータ上で実行されると、該コンピュータは請求項1ないし11のうちいずれか一項に記載の方法を実行できるようにされる、記憶媒体。
  26. 命令を含むコンピュータ・プログラム・プロダクトであって、該命令がコンピュータ上で実行されると、該コンピュータは請求項1ないし11のうちいずれか一項に記載の方法を実行できるようにされる、コンピュータ・プログラム・プロダクト。
  27. 入出力インターフェースと処理回路を有するチップまたはチップ・システムであって、前記入出力インターフェースは、コード命令を受け取り、該コード命令を前記処理回路に送信するように構成されており;前記処理回路は、前記コード命令を実行して請求項1ないし11のうちいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されている、チップまたはチップ・システム。
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