JP2023549790A - Ppdu内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法、および関連装置 - Google Patents

Ppdu内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法、および関連装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023549790A
JP2023549790A JP2023528205A JP2023528205A JP2023549790A JP 2023549790 A JP2023549790 A JP 2023549790A JP 2023528205 A JP2023528205 A JP 2023528205A JP 2023528205 A JP2023528205 A JP 2023528205A JP 2023549790 A JP2023549790 A JP 2023549790A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
field
ppdu
srp
eht
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023528205A
Other languages
English (en)
Inventor
ユ、ジアン
グオ、ユチェン
パン、ジンチェ
ガン、ミン
Original Assignee
ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド filed Critical ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
Publication of JP2023549790A publication Critical patent/JP2023549790A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/24Cell structures
    • H04W16/28Cell structures using beam steering
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2602Signal structure
    • H04L27/261Details of reference signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W74/00Wireless channel access
    • H04W74/04Scheduled access
    • H04W74/06Scheduled access using polling
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/0001Arrangements for dividing the transmission path
    • H04L5/0014Three-dimensional division
    • H04L5/0023Time-frequency-space
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0044Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path allocation of payload
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0058Allocation criteria
    • H04L5/0064Rate requirement of the data, e.g. scalable bandwidth, data priority
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/0091Signaling for the administration of the divided path
    • H04L5/0094Indication of how sub-channels of the path are allocated
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/0091Signaling for the administration of the divided path
    • H04L5/0096Indication of changes in allocation
    • H04L5/0098Signalling of the activation or deactivation of component carriers, subcarriers or frequency bands
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • H04W28/06Optimizing the usage of the radio link, e.g. header compression, information sizing, discarding information
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/10Small scale networks; Flat hierarchical networks
    • H04W84/12WLAN [Wireless Local Area Networks]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/16Central resource management; Negotiation of resources or communication parameters, e.g. negotiating bandwidth or QoS [Quality of Service]
    • H04W28/18Negotiating wireless communication parameters
    • H04W28/20Negotiating bandwidth

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

本願は、無線通信の分野に関し、特に、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法、および関連装置に関し、802.11be規格をサポートする無線ローカルエリアネットワークに適用される。方法は、APがトリガフレームを送信する段階、ここで、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられる;およびAPが、ステーションにより送信されるEHT TB PPDUを受信する段階を含む。トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのUL SRPフィールドを含み、これらは、APの伝送電力およびAPにより受け取られる最大干渉電力の和を示す。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドにより示される値はそれぞれ、4つのUL SRPフィールドにより示される値に基づいて決定される。本願の本実施形態の実装中、EHT TB PPDUの空間再使用パラメータフィールドは、U-SIGのフレーム構造を変更することなく設定され得る。

Description

本願は、2020年11月12日に中国国家知識産権局に出願され、「PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法、および関連装置」と題する中国特許出願第202011263310.4号の優先権を主張する。当該中国特許出願は、参照により、その全体が本明細書に組み込まれる。
本願は、無線通信技術の分野に関し、特に、物理層プロトコルデータユニット(PPDU)内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法、および関連装置に関する。
無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)は、802.11a/b/g、802.11n、 802.11ac、802.11axおよび検討中の802.11beを含む多くの世代用に開発されてきた。802.11ax規格は、高効率(high efficient、HE)規格と称されることがあり、802.11be規格は、超高スループット(extremely high throughput、EHT)規格またはWi-Fi(登録商標)7規格と称されることがある。802.11axとは異なり、802.11beは、超高帯域幅、例えば320MHzを用いて、超高伝送レートを実現し、超高ユーザ密度を伴うシナリオをサポートする。以下では、802.11ax規格をサポートするが、802.11be規格をサポートしないステーションが、略して、HEステーションと称され、802.11be規格をサポートするステーションが、略して、EHTステーションと称される。
802.11ax WLANデバイス(アクセスポイント(access point、AP)およびステーション(station、STA)など)は、半二重伝送のみをサポートする。言い換えると、同じスペクトル帯域幅またはチャネル上では、1つのデバイスのみが情報を送信でき、別のデバイスは、現在の送信デバイスへの干渉を回避するために、信号を受信できるだけで、信号を送信できない。しかしながら、WLANデバイスの密度の増加に伴い、基本サービスセット(basic service set、BSS)が別のBSSと重複することがより一般的になっている。言い換えると、重複基本サービスセット(Overlapping BSS、OBSS)がより一般的になっている。OBSS内に位置するWLANデバイスが2つのBSSから物理層プロトコルデータユニット(physical protocol data unit、PPDU、パケットまたはデータパケットとも称される)を受信し得るので、従来の方法だと、伝送効率が低くなってしまう。したがって、802.11axは、空間再使用(spatial reuse)方法を提案している。伝送電力を適応的に調整することにより、重複基本サービスセット内のWLANデバイスは、伝送を同時に実行できる。これにより、伝送効率が大幅に向上する。具体的には、802.11axにおいて、空間再使用は、トリガベースアップリンクスケジューリング伝送方法へ導入される。高効率トリガベース物理層データプロトコルユニット(high efficient trigger based physical layer protocol data unit、HE TB PPDU)を送信する場合、ステーションは、受信したトリガフレームの共通情報フィールド内のアップリンク空間再使用(UL spatial reuse)フィールド内の4つのアップリンク空間再使用パラメータ(uplink spatial reuse parameter、UL SRP)フィールド(アップリンクパラメータ化空間再使用(uplink parameterized spatial reuse、UL PSR)とも称され得る)フィールドの値をHE TB PPDUの高効率信号フィールドA(high efficient signal field A、HE-SIG-A)内に含まれる4つの空間再使用パラメータ(spatial reuse parameter、SRP)フィールドへ1つずつコピーする。
802.11be規格は、802.11ax規格におけるトリガベースアップリンクスケジューリング伝送方法を依然として用いている。しかしながら、HE TB PPDUの構造が、超高スループットトリガベース物理層データプロトコルユニット(extremely high throughput trigger based physical layer protocol data unit、EHT TB PPDU)のものとは異なるので、つまり、EHT TB PPDUのユニバーサル信号フィールド(Universal SIG、U-SIG)は、空間が限定されていることに起因して、最大で2つのSRPフィールドを含む。したがって、トリガフレームを用いることにより、EHTステーションがスケジューリングされ、またはHEステーションおよびEHTステーションが同時にスケジューリングされるシナリオにおいて、EHT TB PPDU内の空間再使用パラメータフィールドをどのように設定するかが、解決すべき喫緊の課題になっている。
本願の実施形態は、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法、および関連装置を提供し、その結果、トリガフレームを用いることにより、EHTステーションがスケジューリングされ、またはHEステーションおよびEHTステーションが同時にスケジューリングされるシナリオにおいて、EHT TB PPDUのフレーム構造は、変更されなくてよく、EHT TB PPDUの空間再使用パラメータフィールドは、トリガフレーム内の4つのUL SRPフィールドに基づいて設定されてよい。
以下では、異なる態様から本願を説明する。異なる態様の以下の実装および有益な効果が相互に参照され得ることを理解されたい。
第1の態様によれば、本願は、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法を提供する。方法は、APがトリガフレームを送信する段階、ここで、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられる;およびAPが、ステーションにより送信されるEHT TB PPDUを受信する段階を含む。トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのUL SRPフィールドを含み、これらは、APの伝送電力およびAPにより受け取られる最大干渉電力の和を示す。EHT TB PPDUのU-SIGは、SRP1フィールドおよびSRP2フィールドという2つのSRPフィールドのみを含む。SRP1フィールドおよびSRP2フィールドはそれぞれ、異なるサブチャネル上のSRP値を示し、SRP値は、対応するサブチャネル上のAPの伝送電力およびAPにより受け取られる最大干渉電力の和に等しい。U-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドにより示される値はそれぞれ、トリガフレームの共通情報フィールド内の4つのUL SRPフィールドにより示される値に基づいて決定される。
任意選択的に、トリガフレームはさらに、HE TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられる。HE TB PPDUのHE-SIG-A内に含まれる4つのSRPフィールドの値はそれぞれ、前述の4つのUL SRPフィールドからコピーされる。各UL SRPフィールドの長さは4ビットであり、HE-SIG-A内の各SRPフィールドの長さも4ビットである。
この解決手段の1つの態様において、トリガフレームの内容が変更されず(つまり、トリガフレーム内のUL SRP値が変更されず)、その結果、HEステーションは、空間再使用パラメータを元々の方式で設定でき、HEステーションには粒度の損失がない。別の態様において、U-SIGのフレーム構造は、変更されず(例えば、1バイトの長さが維持され)、EHT TB PPDUのU-SIG内の空間再使用パラメータは、トリガフレーム内の4つのUL SRPフィールドに基づいて設定され、その結果、EHTステーションは、トリガフレームを用いることにより、アップリンクEHT TB PPDUを送信するようにスケジューリングされてよく、HEステーションおよびEHTステーションは、同じトリガフレームを用いることによりスケジューリングされてよい。
第2の態様によれば、本願は、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法を提供する。方法は、STAがAPからトリガフレームを受信する段階、ここで、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようSTAをトリガするために用いられる;およびSTAがEHT TB PPDUを送信する段階を含む。トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのUL SRPフィールドを含み、これらは、APの伝送電力およびAPにより受け取られる最大干渉電力の和を示す。EHT TB PPDUのU-SIGは、SRP1フィールドおよびSRP2フィールドという2つのSRPフィールドのみを含む。SRP1フィールドおよびSRP2フィールドはそれぞれ、異なるサブチャネル上のSRP値を示し、SRP値は、対応するサブチャネル上のAPの伝送電力およびAPにより受け取られる最大干渉電力の和に等しい。U-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドにより示される値はそれぞれ、トリガフレームの共通情報フィールド内の4つのUL SRPフィールドにより示される値に基づいて決定される。
任意選択的に、トリガフレームはさらに、HE TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられる。HE TB PPDUのHE-SIG-A内に含まれる4つのSRPフィールドの値はそれぞれ、前述の4つのUL SRPフィールドからコピーされる。各UL SRPフィールドの長さは4ビットであり、HE-SIG-A内の各SRPフィールドの長さも4ビットである。
任意選択的に、STAがEHT TB PPDUを送信する段階の前に、方法は、STAが、トリガフレームの共通情報フィールド内の4つのUL SRPフィールドにより示される値に基づいて、EHT TB PPDUのU-SIG内に含まれるSRP1フィールドおよびSRP2フィールド設定する段階をさらに含む。U-SIG内の各SRPフィールドの長さは4ビットである。
第3の態様によれば、本願は、通信装置を提供する。通信装置は、AP、または、AP内のチップ、例えばWi-Fiチップであってよい。通信装置は、トリガフレームを生成するように構成された処理ユニット、ここで、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられる;およびトリガフレームを送信するように構成されたトランシーバユニットを含む。トランシーバユニットはさらに、ステーションにより送信されるEHT TB PPDUを受信するように構成されている。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドにより示される値はそれぞれ、トリガフレームの共通情報フィールド内の1つまたは複数のUL SRPフィールドにより示される値に基づいて決定される。
任意選択的に、トリガフレームはさらに、HE TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられる。HE TB PPDUのHE-SIG-A内に含まれる4つのSRPフィールドの値はそれぞれ、前述の4つのUL SRPフィールドからコピーされる。各UL SRPフィールドの長さは4ビットであり、HE-SIG-A内の各SRPフィールドの長さも4ビットである。
第4の態様によれば、本願は、通信装置を提供する。通信装置は、STA、または、STA内のチップ、例えばWi-Fiチップであってよい。通信装置は、トリガフレームを受信するように構成されたトランシーバユニット、ここで、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようSTAをトリガするために用いられる;およびEHT TB PPDUを生成するように構成された処理ユニット、ここで、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドにより示される値はそれぞれ、トリガフレームの共通情報フィールド内の1つまたは複数のUL SRPフィールドにより示される値に基づいて決定される、を含む。トランシーバユニットはさらに、EHT TB PPDUを送信するように構成されている。
任意選択的に、処理ユニットはさらに、STAが、トリガフレームの共通情報フィールド内の4つのUL SRPフィールドにより示される値に基づいて、EHT TB PPDUのU-SIG内に含まれるSRP1フィールドおよびSRP2フィールド設定するように構成されている。U-SIG内の各SRPフィールドの長さは4ビットである。
任意選択的に、トリガフレームはさらに、HE TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられる。HE TB PPDUのHE-SIG-A内に含まれる4つのSRPフィールドの値はそれぞれ、前述の4つのUL SRPフィールドからコピーされる。各UL SRPフィールドの長さは4ビットであり、HE-SIG-A内の各SRPフィールドの長さも4ビットである。
前述の態様のいずれか1つの一実装において、4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドである。EHT TB PPDUの帯域幅が20MHzである場合、4つのUL SRPフィールドにより示される値は同じであり、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値およびSRP2フィールドにより示される値の両方が、4つのUL SRPフィールドのいずれか1つにより示される値に等しい。
前述の態様のいずれか1つの一実装において、4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドである。EHT TB PPDUの帯域幅が40MHzである場合、UL SRP1フィールドおよびUL SRP3フィールドは各々、周波数の昇順の40MHzチャネル上の1番目の20MHzサブチャネルのSRP値を示し、UL SRP1フィールドおよびUL SRP3フィールドにより示される値は同じである;および、UL SRP2フィールドおよびUL SRP4フィールドは各々、周波数の昇順の40MHzチャネル上の2番目の20MHzサブチャネルのSRP値を示し、UL SRP2フィールドおよびUL SRP4フィールドにより示される値は同じである。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、UL SRP1フィールドにより示される値またはUL SRP3フィールドにより示される値に等しい、およびEHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、UL SRP2フィールドにより示される値またはUL SRP4フィールドにより示される値に等しい。
前述の態様のいずれか1つの一実装において、4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドである。EHT TB PPDUの帯域幅が80MHzである場合、4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順の80MHzチャネル上の4つの20MHzサブチャネルのSRP値を示す。EHT TB PPDUの帯域幅が160MHzである場合、4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順の160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値を示す。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、UL SRP1フィールドおよびUL SRP2フィールドにより示される値のうちの最小値に等しく、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドにより示される値のうちの最小値に等しい。
前述の態様のいずれか1つの一実装において、4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドである。EHT TB PPDUの帯域幅が320MHzである場合、4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順のプライマリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値を示し、セカンダリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値はそれぞれ、プライマリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値と同じである。つまり、セカンダリ160MHzチャネル上のSRP値は、暗黙的に示されている。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、UL SRP1フィールドおよびUL SRP2フィールドにより示される値のうちの最小値に等しく、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドにより示される値のうちの最小値に等しい。
任意選択的に、EHT TB PPDUの帯域幅が80MHz、160MHzまたは320MHzである場合、U-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、UL SRP1フィールドおよびUL SRP2フィールドにより示される値のうちの最大値に等しく、U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドにより示される値のうちの最大値に等しい。代替的に、EHT TB PPDUの帯域幅が80MHz、160MHzまたは320MHzである場合、U-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、UL SRP1フィールドおよびUL SRP2フィールドにより示される値の平均値に等しく、U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドにより示される値の平均値に等しい。
この解決手段において、80MHz帯域幅、160MHz帯域幅および320MHz帯域幅では、UL SRP1フィールドおよびUL SRP2により示される値のうちのより小さな値(または最小値)がU-SIG内のSRP1フィールドに割り当てられ、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4により示される値のうちのより小さな値(または最小値)がU-SIG内のSRP2フィールドに割り当てられる。これにより、APと同じOBSS内に位置するデバイスの伝送電力がいくつかの20MHzサブチャネル上のAPの送信と干渉せず、U-SIG内のSRPフィールドが不十分であるという問題も解決され得ることが保証され得る。
第5の態様によれば、本願は、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法を提供する。方法は、APがトリガフレームを送信する段階、ここで、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられる;およびAPが、ステーションにより送信されるEHT TB PPDUを受信する段階を含む。トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含む。4つのUL SRPフィールドのうちの2つは、同じ値を示し、他方の2つは、同じ値を示す。EHT TB PPDUのU-SIGは、SRP1フィールドおよびSRP2フィールドという2つのSRPフィールドのみを含む。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、同じ値を示す2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しく、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、同じ値を示す他方の2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しい。
任意選択的に、トリガフレームはさらに、HE TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられる。HE TB PPDUのHE-SIG-A内に含まれる4つのSRPフィールドの値はそれぞれ、前述の4つのUL SRPフィールドからコピーされる。各UL SRPフィールドの長さは4ビットであり、HE-SIG-A内の各SRPフィールドの長さも4ビットである。
この解決手段において、U-SIGのSRPフィールドに適合するためにトリガフレーム内のUL SRP値が変更され(つまり、トリガフレームの内容が変更され)、その結果、トリガフレームは、アップリンクEHT TB PPDUを送信するようEHTステーションをスケジューリングでき、HEステーションおよびEHTステーションも、同じトリガフレームを用いることによりスケジューリングされ得る。
第6の態様によれば、本願は、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法を提供する。方法は、STAがAPからトリガフレームを受信する段階、ここで、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられる;およびSTAがEHT TB PPDUを送信する段階を含む。トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含む。4つのUL SRPフィールドのうちの2つは、同じ値を示し、他方の2つは、同じ値を示す。EHT TB PPDUのU-SIGは、SRP1フィールドおよびSRP2フィールドという2つのSRPフィールドのみを含む。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、同じ値を示す2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しく、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、同じ値を示す他方の2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しい。
任意選択的に、トリガフレームはさらに、HE TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられる。HE TB PPDUのHE-SIG-A内に含まれる4つのSRPフィールドの値はそれぞれ、前述の4つのUL SRPフィールドからコピーされる。各UL SRPフィールドの長さは4ビットであり、HE-SIG-A内の各SRPフィールドの長さも4ビットである。
任意選択的に、STAがEHT TB PPDUを送信する段階の前に、方法は、STAが、EHT TB PPDUのU-SIG内に含まれるSRP1フィールドにより示される値を、同じ値を示す2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に設定し、U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値を、同じ値を示す他方の2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に設定する段階をさらに含む。U-SIG内の各SRPフィールドの長さは4ビットである。
第7態様によれば、本願は、通信装置を提供する。通信装置は、AP、または、AP内のチップ、例えばWi-Fiチップであってよい。通信装置は、トリガフレームを生成するように構成された処理ユニット、ここで、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられ、トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、4つのUL SRPフィールドのうちの2つは、同じ値を示し、他方の2つは、同じ値を示す;およびトリガフレームを送信するように構成されたトランシーバユニットを含む。トランシーバユニットはさらに、ステーションにより送信されるEHT TB PPDUを受信するように構成されており、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値は、同じ値を示す2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しく、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドの値は、同じ値を示す他方の2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しい。
任意選択的に、トリガフレームはさらに、HE TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられる。HE TB PPDUのHE-SIG-A内に含まれる4つのSRPフィールドの値はそれぞれ、前述の4つのUL SRPフィールドからコピーされる。各UL SRPフィールドの長さは4ビットであり、HE-SIG-A内の各SRPフィールドの長さも4ビットである。
第8態様によれば、本願は、通信装置を提供する。通信装置は、STA、または、STA内のチップ、例えばWi-Fiチップであってよい。通信装置は、トリガフレームを受信するように構成されたトランシーバユニット、ここで、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられ、トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、4つのUL SRPフィールドのうちの2つが同じ値を示し、他方の2つが同じ値を示す;およびEHT TB PPDUを生成するように構成された処理ユニット、ここで、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、同じ値を示す2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しく、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、同じ値を示す他方の2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しい、を含む。トランシーバユニットはさらに、EHT TB PPDUを送信するように構成されている。
任意選択的に、トリガフレームはさらに、HE TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられる。HE TB PPDUのHE-SIG-A内に含まれる4つのSRPフィールドの値はそれぞれ、前述の4つのUL SRPフィールドからコピーされる。各UL SRPフィールドの長さは4ビットであり、HE-SIG-A内の各SRPフィールドの長さも4ビットである。
任意選択的に、処理ユニットはさらに、EHT TB PPDUのU-SIG内に含まれるSRP1フィールドにより示される値を、同じ値を示す2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に設定し、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドにより示される値を、同じ値を示す他方の2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に設定するように構成されている。U-SIG内の各SRPフィールドの長さは4ビットである。
前述の態様のいずれか1つの一実装において、4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドである。UL SRP1フィールドおよびUL SRP2フィールドにより示される値は同じであり、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドにより示される値は同じである。
任意選択的に、EHT TB PPDUの帯域幅が80MHzである場合、4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順の80MHzチャネル上の4つの20MHzサブチャネルのSRP値を示す。EHT TB PPDUの帯域幅が160MHzである場合、4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順の160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値を示す。EHT TB PPDUの帯域幅が320MHzである場合、4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順のプライマリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値を示し、セカンダリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値はそれぞれ、プライマリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値と同じである。つまり、セカンダリ160MHzチャネル上のSRP値は、暗黙的に示されている。
第9の態様によれば、本願は、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法を提供する。方法は、APがトリガフレームを送信する段階、ここで、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられる;およびAPが、ステーションにより送信されるEHT TB PPDUを受信する段階を含む。トリガフレームは、第1のインジケーション情報を保持し、第1のインジケーション情報は、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値を示す。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値は、第1のインジケーション情報に基づいて決定される。
任意選択的に、第1のインジケーション情報は、トリガフレームのユーザ情報フィールド内に位置し、ユーザ情報フィールドのAID12フィールドの値は、予め設定された値であり、予め設定された値は、2008から2044または2046から4095のいずれか1つである。
任意選択的に、第1のインジケーション情報の共通情報フィールドは、4つのUL SRPフィールドをさらに含み、4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、HE TB PPDU内の4つのSRPフィールドの値を示す。
任意選択的に、トリガフレームはさらに、HE TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられる。HE TB PPDUのHE-SIG-A内に含まれる4つのSRPフィールドの値はそれぞれ、前述の4つのUL SRPフィールドからコピーされる。各UL SRPフィールドの長さは4ビットであり、HE-SIG-A内の各SRPフィールドの長さも4ビットである。
この解決手段において、トリガフレーム内の特別なユーザ情報フィールドは、EHT TB PPDUの空間再使用パラメータを独立して示す。特別なユーザ情報フィールドの意味は明確であり、HEステーションのスケジューリングは影響を受けない。このように、HEステーションおよびEHTステーションは、同じトリガフレームを用いることによりスケジューリングされ得る。
第10の態様によれば、本願は、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法を提供する。方法は、STAがトリガフレームを受信する段階、ここで、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられる;およびSTAがEHT TB PPDUを送信する段階を含む。トリガフレームは、第1のインジケーション情報を保持し、第1のインジケーション情報は、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値を示す。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値は、第1のインジケーション情報に基づいて決定される。
任意選択的に、第1のインジケーション情報は、トリガフレームのユーザ情報フィールド内に位置し、ユーザ情報フィールドのAID12フィールドの値は、予め設定された値であり、予め設定された値は、2008から2044または2046から4095のいずれか1つである。
任意選択的に、第1のインジケーション情報の共通情報フィールドは、4つのUL SRPフィールドをさらに含み、4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、HE TB PPDU内の4つのSRPフィールドの値を示す。
任意選択的に、トリガフレームはさらに、HE TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられる。HE TB PPDUのHE-SIG-A内に含まれる4つのSRPフィールドの値はそれぞれ、前述の4つのUL SRPフィールドからコピーされる。各UL SRPフィールドの長さは4ビットであり、HE-SIG-A内の各SRPフィールドの長さも4ビットである。
第11の態様によれば、本願は、通信装置を提供する。通信装置は、AP、または、AP内のチップ、例えばWi-Fiチップであってよい。通信装置は、トリガフレームを生成するように構成された処理ユニット、ここで、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられ、トリガフレームは、第1のインジケーション情報を保持し、第1のインジケーション情報は、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値を示す;およびトリガフレームを送信するように構成されたトランシーバユニットを含む。トランシーバユニットはさらに、ステーションにより送信されるEHT TB PPDUを受信するように構成されており、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値は、第1のインジケーション情報に基づいて決定される。
任意選択的に、第1のインジケーション情報は、トリガフレームのユーザ情報フィールド内に位置し、ユーザ情報フィールドのAID12フィールドの値は、予め設定された値であり、予め設定された値は、2008から2044または2046から4095のいずれか1つである。
任意選択的に、第1のインジケーション情報の共通情報フィールドは、4つのUL SRPフィールドをさらに含み、4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、HE TB PPDU内の4つのSRPフィールドの値を示す。
任意選択的に、トリガフレームはさらに、HE TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられる。HE TB PPDUのHE-SIG-A内に含まれる4つのSRPフィールドの値はそれぞれ、前述の4つのUL SRPフィールドからコピーされる。各UL SRPフィールドの長さは4ビットであり、HE-SIG-A内の各SRPフィールドの長さも4ビットである。
第12の態様によれば、本願は、通信装置を提供する。通信装置は、STA、または、STA内のチップ、例えばWi-Fiチップであってよい。通信装置は、トリガフレームを受信するように構成されたトランシーバユニット、ここで、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられ、トリガフレームは、第1のインジケーション情報を保持し、第1のインジケーション情報は、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値を示す;およびEHT TB PPDUを生成するように構成された処理ユニット、ここで、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値は、第1のインジケーション情報に基づいて決定される、を含む。トランシーバユニットはさらに、EHT TB PPDUを送信するように構成されている。
任意選択的に、処理ユニットはさらに、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値を第1のインジケーション情報のインジケーションに基づいて設定するように構成されている。
任意選択的に、第1のインジケーション情報は、トリガフレームのユーザ情報フィールド内に位置し、ユーザ情報フィールドのAID12フィールドの値は、予め設定された値であり、予め設定された値は、2008から2044または2046から4095のいずれか1つである。
任意選択的に、第1のインジケーション情報の共通情報フィールドは、4つのUL SRPフィールドをさらに含み、4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、HE TB PPDU内の4つのSRPフィールドの値を示す。
任意選択的に、トリガフレームはさらに、HE TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられる。HE TB PPDUのHE-SIG-A内に含まれる4つのSRPフィールドの値はそれぞれ、前述の4つのUL SRPフィールドからコピーされる。各UL SRPフィールドの長さは4ビットであり、HE-SIG-A内の各SRPフィールドの長さも4ビットである。
前述の態様のいずれか1つの一実装において、EHT TB PPDUの帯域幅は、320MHzである。
前述の態様のいずれか1つの一実装において、第1のインジケーション情報がEHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値およびSRP2フィールドの値を示す場合、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値およびSRP2フィールドの値はまた、第1のインジケーション情報により示される値に設定される。
前述の態様のいずれか1つの一実装において、第1のインジケーション情報がEHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドの値を示す場合、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドの値は、第1のインジケーション情報により示される値に設定される。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値は、トリガフレームの共通情報フィールド内に含まれる4つのUL SRPフィールドの値のうちの最小値(または最大値または平均値)に設定され得る。4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順のプライマリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値を示す。
任意選択的に、第1のインジケーション情報がEHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドの値を示す場合、第1のインジケーション情報は、代替的に、トリガフレームの共通情報フィールド内の予約ビットに位置し得る。予約ビットは、トリガフレームの共通情報フィールド内のUL SRPフィールドとは異なることを理解されたい。
この解決手段において、U-SIG内のSRP1フィールドは、トリガフレーム内の4つのUL SRPフィールドに基づいて決定され、U-SIG内のSRP2フィールドは、トリガフレーム内の新しく追加されたフィールド/情報に基づいて決定される。これは、セカンダリ160MHzチャネル上のSRP値を明示的に示し得る。インジケーションは、より柔軟であり、セカンダリ160MHzチャネル上のSRP値は、プライマリ160MHzチャネル上のSRP値と同じである必要はない。
第13の態様によれば、本願は、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法を提供する。方法は、APがトリガフレームを送信する段階、ここで、トリガフレームは、第2のインジケーション情報を保持し、第2のインジケーション情報は、トリガフレームがEHT TB PPDUのみを送信するようステーションをスケジューリングするために用いられることを示す;およびAPが、ステーションにより送信されるEHT TB PPDUを受信する段階を含む。トリガフレームの共通情報フィールドは、第1のUL SRPフィールドおよび第2のUL SRPフィールドを含み、第1のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅における第1の帯域幅のSRP値を示し、第2のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅における第2の帯域幅のSRP値を示し、第1の帯域幅および第2の帯域幅の両方が、EHT TB PPDUの帯域幅の半分であり、第1の帯域幅の周波数は、第2の帯域幅の周波数よりも低い。言い換えると、第1のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅におけるより低い周波数を有する帯域幅のSRP値を示し、第2のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅におけるより高い周波数を有する帯域幅のSRP値を示す。例えば、EHT TB PPDUの帯域幅は、80MHzである。第1のUL SRPフィールドは、80MHz帯域幅における低い40MHz帯域幅を示し、第2のUL SRPフィールドは、80MHz帯域幅における高い40MHz帯域幅を示す。EHT TB PPDUの帯域幅は、40MHz、80MHz、160MHzおよび320MHzのいずれか1つである。
したがって、APにより受信されるEHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドによい示される値は、第1のUL SRPフィールドにより示される値に等しく、U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、第2のUL SRPフィールドにより示される値に等しい。
任意選択的に、第1のUL SRPフィールドおよび第2のUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドまたはUL SRP4フィールドのいずれか1つであってよく、第1のUL SRPフィールドは、第2のUL SRPフィールドとは異なる。例えば、第1のUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールドであり、第2のUL SRPフィールドは、UL SRP2フィールドであり、他のUL SRPフィールド(つまり、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールド)は、別の目的で予約または使用される。
任意選択的に、第2のインジケーション情報は、1から4ビットであってよい。
任意選択的に、EHT TB PPDUの帯域幅が20MHzである場合、第1のUL SRPフィールドの値は、第2のUL SRPフィールドの値と同じであり、第1のUL SRPフィールドおよび第2のUL SRPフィールドの両方が、20MHz帯域幅のSRP値を示す。
この解決手段において、EHTステーションがEHT TB PPDUのみを送信するようスケジューリングされていることをトリガフレームが示す場合、トリガフレーム内の2つのUL SRPフィールド(他方の2つのUL SRPフィールドは予約されている)のみが、総帯域幅のうちの周波数の低い方の半分および周波数の高い方の半分におけるSRP値をそれぞれ示すために用いられる。EHTステーションは、トリガフレーム内の2つのUL SRPフィールドの値をU-SIG内の2つのSRPフィールドへコピーする。これにより、U-SRP内のSRPフィールドが不十分であることを解決でき、トリガフレーム内のインジケーションオーバーヘッドを低減できる。
第14の態様によれば、本願は、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法を提供する。方法は、STAがトリガフレームを受信する段階、ここで、トリガフレームは、第2のインジケーション情報を保持し、第2のインジケーション情報は、トリガフレームがEHT TB PPDUのみを送信するようステーションをスケジューリングするために用いられることを示す;およびSTAがEHT TB PPDUを送信する段階を含む。トリガフレームの共通情報フィールドは、第1のUL SRPフィールドおよび第2のUL SRPフィールドを含み、第1のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅における第1の帯域幅のSRP値を示し、第2のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅における第2の帯域幅のSRP値を示し、第1の帯域幅および第2の帯域幅の両方が、EHT TB PPDUの帯域幅の半分であり、第1の帯域幅の周波数は、第2の帯域幅の周波数よりも低い。言い換えると、第1のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅におけるより低い周波数を有する帯域幅のSRP値を示し、第2のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅におけるより高い周波数を有する帯域幅のSRP値を示す。例えば、EHT TB PPDUの帯域幅は、80MHzである。第1のUL SRPフィールドは、80MHz帯域幅における低い40MHz帯域幅を示し、第2のUL SRPフィールドは、80MHz帯域幅における高い40MHz帯域幅を示す。EHT TB PPDUの帯域幅は、40MHz、80MHz、160MHzおよび320MHzのいずれか1つである。
したがって、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドによい示される値は、第1のUL SRPフィールドにより示される値に等しく、U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、第2のUL SRPフィールドにより示される値に等しい。
任意選択的に、第1のUL SRPフィールドおよび第2のUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドまたはUL SRP4フィールドのいずれか1つであってよく、第1のUL SRPフィールドは、第2のUL SRPフィールドとは異なる。例えば、第1のUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールドであり、第2のUL SRPフィールドは、UL SRP2フィールドであり、他のUL SRPフィールド(つまり、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールド)は、別の目的で予約または使用される。
任意選択的に、第2のインジケーション情報は、1から4ビットであってよい。
任意選択的に、EHT TB PPDUの帯域幅が20MHzである場合、第1のUL SRPフィールドの値は、第2のUL SRPフィールドの値と同じであり、第1のUL SRPフィールドおよび第2のUL SRPフィールドの両方が、20MHz帯域幅のSRP値を示す。
第15の態様によれば、本願は、通信装置を提供する。通信装置は、AP、または、AP内のチップ、例えばWi-Fiチップであってよい。通信装置は、トリガフレームを生成するように構成された処理ユニット、ここで、トリガフレームは、第2のインジケーション情報を保持し、第2のインジケーション情報は、トリガフレームがEHT TB PPDUのみを送信するようステーションをスケジューリングするために用いられることを示し、トリガフレームの共通情報フィールドは、第1のUL SRPフィールドおよび第2のUL SRPフィールドを含み、第1のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅における第1の帯域幅のSRP値を示し、第2のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅における第2の帯域幅のSRP値を示し、第1の帯域幅および第2の帯域幅の両方が、EHT TB PPDUの帯域幅の半分であり、第1の帯域幅の周波数は、第2の帯域幅の周波数よりも低い;およびトリガフレームを送信するように構成されたトランシーバユニットを含む。トランシーバユニットはさらに、ステーションにより送信されるEHT TB PPDUを受信するように構成されている。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、第1のUL SRPフィールドにより示される値に等しく、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、第2のUL SRPフィールドにより示される値に等しい。EHT TB PPDUの帯域幅は、40MHz、80MHz、160MHzおよび320MHzのいずれか1つである。
任意選択的に、第1のUL SRPフィールドおよび第2のUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドまたはUL SRP4フィールドのいずれか1つであってよく、第1のUL SRPフィールドは、第2のUL SRPフィールドとは異なる。例えば、第1のUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールドであり、第2のUL SRPフィールドは、UL SRP2フィールドであり、他のUL SRPフィールド(つまり、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールド)は、別の目的で予約または使用される。
任意選択的に、第2のインジケーション情報は、1から4ビットであってよい。
任意選択的に、EHT TB PPDUの帯域幅が20MHzである場合、第1のUL SRPフィールドの値は、第2のUL SRPフィールドの値と同じであり、第1のUL SRPフィールドおよび第2のUL SRPフィールドの両方が、20MHz帯域幅のSRP値を示す。
第16の態様によれば、本願は、通信装置を提供する。通信装置は、STA、または、STA内のチップ、例えばWi-Fiチップであってよい。通信装置は、トリガフレームを受信するように構成されたトランシーバユニット、ここで、トリガフレームは、第2のインジケーション情報を保持し、第2のインジケーション情報は、トリガフレームがEHT TB PPDUのみを送信するようステーションをスケジューリングするために用いられることを示し、トリガフレームの共通情報フィールドは、第1のUL SRPフィールドおよび第2のUL SRPフィールドを含み、第1のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅における第1の帯域幅のSRP値を示し、第2のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅における第2の帯域幅のSRP値を示し、第1の帯域幅および第2の帯域幅の両方が、EHT TB PPDUの帯域幅の半分であり、第1の帯域幅の周波数は、第2の帯域幅の周波数よりも低い;およびEHT TB PPDUを生成するように構成された処理ユニットを含む。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、第1のUL SRPフィールドにより示される値に等しく、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、第2のUL SRPフィールドにより示される値に等しい。トランシーバユニットはさらに、EHT TB PPDUを送信するように構成されている。
任意選択的に、処理ユニットはさらに、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値を第1のUL SRPフィールドにより示される値に設定し、U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値を第2のUL SRPフィールドにより示される値に設定するように構成されている。
任意選択的に、第1のUL SRPフィールドおよび第2のUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドまたはUL SRP4フィールドのいずれか1つであってよく、第1のUL SRPフィールドは、第2のUL SRPフィールドとは異なる。例えば、第1のUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールドであり、第2のUL SRPフィールドは、UL SRP2フィールドであり、他のUL SRPフィールド(つまり、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールド)は、別の目的で予約または使用される。
任意選択的に、第2のインジケーション情報は、1から4ビットであってよい。
任意選択的に、EHT TB PPDUの帯域幅が20MHzである場合、第1のUL SRPフィールドの値は、第2のUL SRPフィールドの値と同じであり、第1のUL SRPフィールドおよび第2のUL SRPフィールドの両方が、20MHz帯域幅のSRP値を示す。
第17の態様によれば、本願は、空間再使用方法を提供する。方法は、通信デバイスが、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドによりそれぞれ示される値、および/またはトリガフレームの共通情報フィールド内に含まれる4つのUL SRPフィールドによりそれぞれ示される値に基づいて、PPDUの伝送電力を決定する段階;および通信デバイスがPPDUの伝送電力に基づいてPPDUを送信する段階を含む。
通信デバイスは、APまたはSTAであってよい。通信デバイスがAPである場合、PPDUは、パラメータ化空間再使用受信(parameterized spatial reuse reception、PSRR)PPDUである。通信デバイスがSTAである場合、PPDUは、PSRR PPDUに応答しての応答フレームである。
任意選択的に、通信デバイスがPPDUの伝送電力を決定する段階の前に、方法は、通信デバイスがトリガフレームを受信する段階、ここで、トリガフレームは、4つのUL SRPフィールドを含み、1つのUL SRPフィールドにより示される値は、サブチャネル上の第1のAPの伝送電力および第1のAPにより受け取られる最大干渉電力の和である、をさらに含む。通信デバイスおよび第1のAPは、同じ重複基本サービスセットOBSS内に位置している。本明細書における「第1のAP」は、トリガフレームを送信するAPであり、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する前述の方法におけるAPでもある。通信デバイスおよび第1のAPは、同じデバイスではない。
任意選択的に、通信デバイスがPPDUの伝送電力を決定する段階の前に、方法は、通信デバイスがEHT TB PPDUを受信する段階、ここで、EHT TB PPDUのU-SIGは、SRP1フィールドおよびSRP2フィールドを含む、をさらに含む。SRP1フィールドにより示される値は、第1のサブチャネル上の第1のAPの伝送電力および第1のAPにより受け取られる最大干渉電力の和である。SRP2フィールドにより示される値は、第2のサブチャネル上の第1のAPの伝送電力および第1のAPにより受け取られる最大干渉電力の和である。第1のサブチャネルの帯域幅および第2のサブチャネルの帯域幅は、EHT TB PPDUの帯域幅の半分に等しく、第1のサブチャネルの周波数は、第2のサブチャネルの周波数よりも低い。通信デバイスおよび第1のAPは、同じOBSS内に位置している。本明細書における「第1のAP」は、トリガフレームを送信するAPであり、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する前述の方法におけるAPでもある。EHT TB PPDUを送信するステーションが第1のSTAとみなされる場合、通信デバイス、第1のSTAおよび第1のAPは、異なるデバイスであり、通信デバイスは、第1のSTAおよび第1のAPにより送信される情報を受信し得る。
この解決手段は、U-SIG内の2つのSRPフィールドの事例とEHT TB PPDUが互換性を有するようにするための空間再使用方法を提供し、空間再使用は、EHT規格に準拠して実装される。このように、重複基本サービスセットにおけるデバイスは、伝送を同時に実行し、伝送効率を向上させ得る。
第18の態様によれば、本願は、通信装置を提供する。通信装置は、APまたはSTAであってよい。さらに、通信装置は、AP内のチップ、またはSTA、例えばWi-Fiチップであってよい。通信装置は、EHT TB PPDUのU-SIG内に含まれるSRP1フィールドおよびSRP2フィールドによりそれぞれ示される値、および/またはトリガフレームの共通情報フィールド内に含まれる4つのUL SRPフィールドによりそれぞれ示される値に基づいて、PPDUの伝送電力を決定するように構成された決定ユニット;およびPPDUの伝送電力に基づいてPPDUを送信するように構成されたトランシーバユニットを含む。
通信デバイスは、APまたはSTAであってよい。通信デバイスがAPである場合、PPDUは、PSRR PPDUである。通信デバイスがSTAである場合、PPDUは、PSRR PPDUに応答しての応答フレームである。
任意選択的に、トランシーバユニットはさらに、トリガフレームを受信するように構成されており、トリガフレームは、4つのUL SRPフィールドを含む。1つのUL SRPフィールドにより示される値は、1つのサブチャネル上の第1のAPの伝送電力および第1のAPにより受け取られる最大干渉電力の和である。通信装置および第1のAPは、同じ重複基本サービスセットOBSS内に位置している。本明細書における「第1のAP」は、トリガフレームを送信するAPであり、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する前述の方法におけるAPでもある。通信装置および第1のAPは、同じデバイスではない。
任意選択的に、トランシーバユニットはさらに、EHT TB PPDUを受信するように構成されており、EHT TB PPDUのU-SIGは、SRP1フィールドおよびSRP2フィールドを含む。SRP1フィールドにより示される値は、第1のサブチャネル上の第1のAPの伝送電力および第1のAPにより受け取られる最大干渉電力の和である。SRP2フィールドにより示される値は、第2のサブチャネル上の第1のAPの伝送電力および第1のAPにより受け取られる最大干渉電力の和である。第1のサブチャネルの帯域幅および第2のサブチャネルの帯域幅は、EHT TB PPDUの帯域幅の半分に等しく、第1のサブチャネルの周波数は、第2のサブチャネルの周波数よりも低い。通信装置および第1のAPは、同じOBSS内に位置している。本明細書における「第1のAP」は、トリガフレームを送信するAPであり、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する前述の方法におけるAPでもある。EHT TB PPDUを送信するステーションが第1のSTAとみなされる場合、通信装置、第1のSTAおよび第1のAPは、異なるデバイスであり、通信装置は、第1のSTAおよび第1のAPにより送信される情報を受信し得る。
第19の態様によれば、本願は、具体的には第1の態様におけるAPであり、かつ、プロセッサおよびトランシーバを含む通信装置を提供する。プロセッサは、トリガフレームを生成するように構成されており、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられる。トランシーバは、トリガフレームを送信するように構成されており、トランシーバはさらに、ステーションにより送信されるEHT TB PPDUを受信するように構成されている。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドにより示される値はそれぞれ、トリガフレームの共通情報フィールド内の1つまたは複数のUL SRPフィールドにより示される値に基づいて決定される。
第20の態様によれば、本願は、具体的には第2の態様におけるSTAであり、かつ、プロセッサおよびトランシーバを含む通信装置を提供する。トランシーバは、トリガフレームを受信するように構成されており、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようSTAをトリガするために用いられる。プロセッサは、EHT TB PPDUを生成するように構成されており、トランシーバはさらに、EHT TB PPDUを送信するように構成されている。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドにより示される値はそれぞれ、トリガフレームの共通情報フィールド内の1つまたは複数のUL SRPフィールドにより示される値に基づいて決定される。
任意選択的に、プロセッサはさらに、STAが、トリガフレームの共通情報フィールド内の4つのUL SRPフィールドにより示される値に基づいて、EHT TB PPDUのU-SIG内に含まれるSRP1フィールドおよびSRP2フィールド設定するように構成されている。
第21の態様によれば、本願は、具体的には第5の態様におけるAPであり、かつ、プロセッサおよびトランシーバを含む通信装置を提供する。プロセッサは、トリガフレームを生成するように構成されており、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられ、トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、4つのUL SRPフィールドのうちの2つは、同じ値を示し、他方の2つは、同じ値を示す。トランシーバは、トリガフレームを送信するように構成されている。トランシーバはさらに、ステーションにより送信されるEHT TB PPDUを受信するように構成されており、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値は、同じ値を示す2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しく、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドの値は、同じ値を示す他方の2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しい。
第22の態様によれば、本願は、具体的には第6の態様におけるSTAであり、かつ、プロセッサおよびトランシーバを含む通信装置を提供する。トランシーバは、トリガフレームを受信するように構成されており、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられ、トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、4つのUL SRPフィールドのうちの2つは、同じ値を示し、他方の2つは、同じ値を示す。プロセッサは、EHT TB PPDUを生成するように構成されており、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、同じ値を示す2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しく、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、同じ値を示す他方の2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しい。トランシーバはさらに、EHT TB PPDUを送信するように構成されている。任意選択的に、プロセッサはさらに、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値を2つのグループのうちの第1のグループ内のいずれかのUL SRPフィールドにより示される値に設定し、U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値を2つのグループのうちの第2のグループ内のいずれかのUL SRPフィールドにより示される値に設定するように構成されている。
第23の態様によれば、本願は、具体的には第9の態様におけるAPであり、かつ、プロセッサおよびトランシーバを含む通信装置を提供する。プロセッサは、トリガフレームを生成するように構成されており、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられ、トリガフレームは、第1のインジケーション情報を保持し、第1のインジケーション情報は、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値を示す。トランシーバは、トリガフレームを送信するように構成されている。トランシーバユニットはさらに、ステーションにより送信されるEHT TB PPDUを受信するように構成されており、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値は、第1のインジケーション情報に基づいて決定される。
第24の態様によれば、本願は、具体的には第10の態様におけるSTAであり、かつ、プロセッサおよびトランシーバを含む通信装置を提供する。トランシーバは、トリガフレームを受信するように構成されており、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられ、トリガフレームは、第1のインジケーション情報を保持し、第1のインジケーション情報は、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値を示す。プロセッサは、EHT TB PPDUを生成するように構成されており、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値は、第1のインジケーション情報に基づいて決定される。トランシーバはさらに、EHT TB PPDUを送信するように構成されている。
任意選択的に、プロセッサはさらに、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値を第1のインジケーション情報のインジケーションに基づいて設定するように構成されている。
第25の態様によれば、本願は、具体的には第13の態様におけるAPであり、かつ、プロセッサおよびトランシーバを含む通信装置を提供する。プロセッサは、トリガフレームを生成するように構成されており、トリガフレームは、第2のインジケーション情報を保持し、第2のインジケーション情報は、トリガフレームがEHT TB PPDUのみを送信するようステーションをスケジューリングするために用いられることを示し、トリガフレームの共通情報フィールドは、第1のUL SRPフィールドおよび第2のUL SRPフィールドを含み、第1のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅における第1の帯域幅のSRP値を示し、第2のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅における第2の帯域幅のSRP値を示し、第1の帯域幅および第2の帯域幅の両方が、EHT TB PPDUの帯域幅の半分であり、第1の帯域幅の周波数は、第2の帯域幅の周波数よりも低い。トランシーバは、トリガフレームを送信するように構成されている。トランシーバはさらに、ステーションにより送信されるEHT TB PPDUを受信するように構成されている。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、第1のUL SRPフィールドにより示される値に等しく、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、第2のUL SRPフィールドにより示される値に等しい。
第26の態様によれば、本願は、具体的には第14の態様におけるSTAであり、かつ、プロセッサおよびトランシーバを含む通信装置を提供する。トランシーバは、トリガフレームを受信するように構成されており、トリガフレームは、第2のインジケーション情報を保持し、第2のインジケーション情報は、トリガフレームがEHT TB PPDUのみを送信するようステーションをスケジューリングするために用いられることを示し、トリガフレームの共通情報フィールドは、第1のUL SRPフィールドおよび第2のUL SRPフィールドを含み、第1のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅における第1の帯域幅のSRP値を示し、第2のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅における第2の帯域幅のSRP値を示し、第1の帯域幅および第2の帯域幅の両方が、EHT TB PPDUの帯域幅の半分であり、第1の帯域幅の周波数は、第2の帯域幅の周波数よりも低い。プロセッサは、EHT TB PPDUを生成するように構成されている。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、第1のUL SRPフィールドにより示される値に等しく、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、第2のUL SRPフィールドにより示される値に等しい。トランシーバはさらに、EHT TB PPDUを送信するように構成されている。
任意選択的に、プロセッサはさらに、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値を第1のUL SRPフィールドにより示される値に設定し、U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値を第2のUL SRPフィールドにより示される値に設定するように構成されている。
第27の態様によれば、本願は、具体的には第17の態様における通信デバイスであり、かつ、プロセッサおよびトランシーバを含む通信装置を提供する。プロセッサは、EHT TB PPDUのU-SIG内に含まれるSRP1フィールドおよびSRP2フィールドによりそれぞれ示される値、および/またはトリガフレームの共通情報フィールド内に含まれる4つのUL SRPフィールドによりそれぞれ示される値に基づいてPPDUの伝送電力を決定するように構成されている。トランシーバは、PPDUの伝送電力に基づいてPPDUを送信するように構成されている。
通信デバイスは、APまたはSTAであってよい。通信デバイスがAPである場合、PPDUは、PSRR PPDUである。通信デバイスがSTAである場合、PPDUは、PSRR PPDUに応答しての応答フレームである。
第28の態様によれば、本願は、装置を提供する。装置は、チップの製品形態で実装され、入力/出力インタフェースおよび処理回路を含む。
可能な設計において、装置は、第1の態様におけるAP内のチップである。処理回路は、トリガフレームを生成するように構成されており、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられる。入力/出力インタフェースは、トリガフレームを出力し、無線周波数回路を用いることにより処理が実行された後にアンテナを通じてトリガフレームを送信するように構成されている。入力/出力インタフェースはさらに、ステーションにより送信され、かつ、アンテナおよび無線周波数回路を用いることにより受信されるEHT TB PPDUを入力するように構成されている。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドにより示される値はそれぞれ、トリガフレームの共通情報フィールド内の1つまたは複数のUL SRPフィールドにより示される値に基づいて決定される。別の実装において、チップは、無線周波数回路を含み得る。
可能な設計において、装置は、第5の態様におけるAPである。処理回路は、トリガフレームを生成するように構成されており、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられ、トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、4つのUL SRPフィールドのうちの2つは、同じ値を示し、他方の2つは、同じ値を示す。入力/出力インタフェースは、トリガフレームを出力し、無線周波数回路を用いることにより処理が実行された後にアンテナを通じてトリガフレームを送信するように構成されている。入力/出力インタフェースはさらに、ステーションにより送信され、かつ、アンテナおよび無線周波数回路を用いることにより受信されるEHT TB PPDUを入力するように構成されている。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、同じ値を示す2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しく、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、同じ値を示す他方の2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しい。別の実装において、チップは、無線周波数回路を含み得る。
可能な設計において、装置は、第9の態様におけるAPである。処理回路は、トリガフレームを生成するように構成されており、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられ、トリガフレームは、第1のインジケーション情報を保持し、第1のインジケーション情報は、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値を示す。入力/出力インタフェースは、トリガフレームを出力し、無線周波数回路を用いることにより処理が実行された後にアンテナを通じてトリガフレームを送信するように構成されている。入力/出力インタフェースはさらに、ステーションにより送信され、かつ、アンテナおよび無線周波数回路を用いることにより受信されるEHT TB PPDUを入力するように構成されている。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値は、第1のインジケーション情報に基づいて決定される。別の実装において、チップは、無線周波数回路を含み得る。
可能な設計において、装置は、第13の態様におけるAP内のチップである。処理ユニットは、トリガフレームを生成するように構成されており、トリガフレームは、第2のインジケーション情報を保持し、第2のインジケーション情報は、トリガフレームがEHT TB PPDUのみを送信するようステーションをスケジューリングするために用いられることを示し、トリガフレームの共通情報フィールドは、第1のUL SRPフィールドおよび第2のUL SRPフィールドを含み、第1のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅における第1の帯域幅のSRP値を示し、第2のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅における第2の帯域幅のSRP値を示し、第1の帯域幅および第2の帯域幅の両方が、EHT TB PPDUの帯域幅の半分であり、第1の帯域幅の周波数は、第2の帯域幅の周波数よりも低い。入力/出力インタフェースは、トリガフレームを出力し、無線周波数回路を用いることにより処理が実行された後にアンテナを通じてトリガフレームを送信するように構成されている。入力/出力インタフェースはさらに、ステーションにより送信され、かつ、アンテナおよび無線周波数回路を用いることにより受信されるEHT TB PPDUを入力するように構成されている。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、第1のUL SRPフィールドにより示される値に等しく、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、第2のUL SRPフィールドにより示される値に等しい。別の実装において、チップは、無線周波数回路を含み得る。
第29の態様によれば、本願は、別の装置を提供する。装置は、チップの製品形態で実装され、入力/出力インタフェースおよび処理回路を含む。
可能な設計において、装置は、第2の態様におけるSTA内のチップである。入力/出力インタフェースは、アンテナおよび無線周波数回路を用いることにより受信されるトリガフレームを入力するように構成されており、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するよう装置をトリガするために用いられる。処理回路は、EHT TB PPDUを生成するように構成されており、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドにより示される値はそれぞれ、トリガフレームの共通情報フィールド内の1つまたは複数のUL SRPフィールドにより示される値に基づいて決定される。入力/出力インタフェースはさらに、EHT TB PPDUを出力し、無線周波数回路を用いることにより処理が実行された後にアンテナを通じてEHT TB PPDUを送信するように構成されている。
任意選択的に、処理回路はさらに、STAが、トリガフレームの共通情報フィールド内の4つのUL SRPフィールドにより示される値に基づいて、EHT TB PPDUのU-SIG内に含まれるSRP1フィールドおよびSRP2フィールド設定するように構成されている。別の実装において、チップは、無線周波数回路を含み得る。
可能な設計において、装置は、第6の態様におけるSTA内のチップである。入力/出力インタフェースは、アンテナおよび無線周波数回路を用いることにより受信されるトリガフレームを入力するように構成されており、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するよう装置をトリガするために用いられ、トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、4つのUL SRPフィールドのうちの2つは、同じ値を示し、他方の2つは、同じ値を示す。処理回路は、EHT TB PPDUを生成するように構成されている。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、2つのグループのうちの第1のグループ内のいずれかのUL SRPフィールドにより示される値に等しく、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、2つのグループのうちの第2のグループ内のいずれかのUL SRPフィールドにより示される値に等しい。入力/出力インタフェースはさらに、EHT TB PPDUを出力し、無線周波数回路を用いることにより処理が実行された後にアンテナを通じてEHT TB PPDUを送信するように構成されている。
任意選択的に、処理ユニットはさらに、EHT TB PPDUのU-SIG内に含まれるSRP1フィールドにより示される値を、同じ値を示す2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に設定し、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドにより示される値を、同じ値を示す他方の2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に設定するように構成されている。別の実装において、チップは、無線周波数回路を含み得る。
可能な設計において、装置は、第10の態様におけるSTA内のチップである。入力/出力インタフェースは、アンテナおよび無線周波数回路を用いることにより受信されるトリガフレームを入力するように構成されており、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられ、トリガフレームは、第1のインジケーション情報を保持し、第1のインジケーション情報は、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値を示す。処理回路は、EHT TB PPDUを生成するように構成されている。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値は、第1のインジケーション情報に基づいて決定される。入力/出力インタフェースはさらに、EHT TB PPDUを出力し、無線周波数回路を用いることにより処理が実行された後にアンテナを通じてEHT TB PPDUを送信するように構成されている。
任意選択的に、処理回路はさらに、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値を第1のインジケーション情報のインジケーションに基づいて設定するように構成されている。別の実装において、チップは、無線周波数回路を含み得る。
可能な設計において、装置は、第14の態様におけるSTA内のチップである。入力/出力インタフェースは、アンテナおよび無線周波数回路を用いることにより受信されるトリガフレームを入力するように構成されており、トリガフレームは、第2のインジケーション情報を保持し、第2のインジケーション情報は、トリガフレームがEHT TB PPDUのみを送信するようステーションをスケジューリングするために用いられることを示し、トリガフレームの共通情報フィールドは、第1のUL SRPフィールドおよび第2のUL SRPフィールドを含み、第1のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅における第1の帯域幅のSRP値を示し、第2のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅における第2の帯域幅のSRP値を示し、第1の帯域幅および第2の帯域幅の両方が、EHT TB PPDUの帯域幅の半分であり、第1の帯域幅の周波数は、第2の帯域幅の周波数よりも低い。処理回路は、EHT TB PPDUを生成するように構成されている。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、第1のUL SRPフィールドにより示される値に等しく、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、第2のUL SRPフィールドにより示される値に等しい。入力/出力インタフェースはさらに、EHT TB PPDUを出力し、無線周波数回路を用いることにより処理が実行された後にアンテナを通じてEHT TB PPDUを送信するように構成されている。
任意選択的に、処理回路はさらに、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値を第1のUL SRPフィールドにより示される値に設定し、U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値を第2のUL SRPフィールドにより示される値に設定するように構成されている。別の実装において、チップは、無線周波数回路を含み得る。
第30の態様によれば、本願は、別の装置を提供する。装置は、チップの製品形態で実装され、入力/出力インタフェースおよび処理回路を含む。装置は、第17の態様における通信デバイス内のチップである。処理回路は、EHT TB PPDUのU-SIG内に含まれるSRP1フィールドおよびSRP2フィールドによりそれぞれ示される値、および/またはトリガフレームの共通情報フィールド内に含まれる4つのUL SRPフィールドによりそれぞれ示される値に基づいてPPDUの伝送電力を決定するように構成されている。入力/出力インタフェースは、無線周波数ユニットを用いることにより処理が実行された後にアンテナを通じてPPDUをPPDUの伝送電力に基づいて送信するように構成されている。別の実装において、チップは、無線周波数回路を含み得る。
装置は、APまたはSTAであってよい。装置がAPである場合、PPDUは、PSRR PPDUである。装置がSTAである場合、PPDUは、PSRR PPDUに応答しての応答フレームである。
第31の態様によれば、本願は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、命令を格納する。命令がコンピュータ上で実行された場合、コンピュータは、第1の態様、第2の態様、第5の態様、第6の態様、第9の態様、第10の態様、第13の態様または第14の態様におけるPPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法を実行することが可能になる。
第32の態様によれば、本願はコンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、命令を格納する。命令がコンピュータ上で実行された場合、コンピュータは、第17の態様における空間再使用方法を実行することが可能になる。
第33の態様によれば、本願は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行された場合、コンピュータは、第1の態様、第2の態様、第5の態様、第6の態様、第9の態様、第10の態様、第13の態様または第14の態様におけるPPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法を実行することが可能になる。
第34の態様によれば、本願はさらに、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行された場合、コンピュータは、第17の態様における空間再使用方法を実行することが可能になる。
本願の実施形態では、トリガフレームが、EHTステーションをスケジューリングするために、またはHEステーションおよびEHTステーションを同時にスケジューリングするために用いられるシナリオにおいて、EHT TB PPDUのフレーム構造は、変更されなくてよく、EHT TB PPDUの空間再使用パラメータフィールドは、トリガフレーム内の4つのUL SRPフィールドに基づいて設定されてよい。
本願の実施形態における技術的解決手段をより明確に説明するために、以下では、実施形態を説明するために用いられる添付図面を簡潔に説明する。
本願の一実施形態による無線通信システムのアーキテクチャを示す概略図である。
本願の一実施形態によるアクセスポイントの構造を示す概略図である。
本願の一実施形態によるステーションの構造を示す概略図である。
1つのBSSおよび別のBSSを部分的に重複させることにより形成されるOBSSの概略図である。
別のBSSを含む1つのBSSにより形成されるOBSSの概略図である。
802.11ax規格におけるトリガベースアップリンクスケジューリング伝送方法の概略図である。
トリガフレームのフレームフォーマットの概略図である。
802.11axにおけるトリガフレーム内の共通情報フィールドおよびユーザ情報フィールドのフレームフォーマットの概略図である。
802.11beにおけるトリガフレーム内の共通情報フィールドおよびユーザ情報フィールドのフレームフォーマットの概略図である。
EHT TB PPDUのフレーム構造を示す概略図である。
本願の一実施形態による、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法の概略フローチャート1である。
本願の一実施形態による、トリガフレームを用いることにより、HEステーションおよびEHTステーションがアップリンクデータ伝送を実行するよう同時にスケジューリングされるシーケンス図である。
本願の一実施形態による、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法の概略フローチャート2である。
本願の一実施形態による、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法の概略フローチャート3である。
本願の一実施形態による、トリガフレームのU-SIG内のSRPを示す概略図である。
本願の一実施形態による、トリガフレームのU-SIG内のSRPを示す別の概略図である。
本願の一実施形態による、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法の概略フローチャート4である。
本願の一実施形態による空間再使用方法の概略フローチャートである。
本願の一実施形態による空間再使用方法のシーケンス図である。
本願の一実施形態による空間再使用方法の別の概略フローチャートである。
本願の一実施形態による通信装置1の構造を示す概略図である。
本願の一実施形態による通信装置2の構造を示す概略図である。
本願の一実施形態による通信装置3の構造を示す概略図である。
本願の一実施形態による通信装置1000の構造を示す概略図である。
以下では、本願の実施形態における添付図面を参照して、本願の実施形態における技術的解決手段を明確かつ完全に説明する。
本願の実施形態において提供される方法の理解を容易にするために、以下では、本願の実施形態において提供される方法のシステムアーキテクチャおよび/または適用シナリオを説明する。本願の実施形態において説明されるシステムアーキテクチャおよび/または適用シナリオは、本願の実施形態における技術的解決手段をより明確に説明するように意図されており、本願の実施形態において提供される技術的解決手段に関する限定を構成しないことが理解され得る。
本願の実施形態は、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法を提供する。トリガフレームを用いることにより、EHTステーションがスケジューリングされ、またはHEステーションおよびEHTステーションが同時にスケジューリングされるシナリオでは、EHT TB PPDUのフレーム構造は、変更されない。具体的には、EHT TB PPDUのU-SIGフィールドの長さは変更されず(つまり、8ビットを維持し、EHT TB PPDUの空間再使用パラメータフィールドは、トリガフレーム内の4つのUL SRPフィールドに基づいて設定される。このように、HEステーションおよびEHTステーションは、同じトリガフレームを用いることによりスケジューリングされてよく、空間再使用は、EHT規格に準拠して実装されてよい。重複基本サービスセット内のWLANデバイスは、伝送を同時に実行し、伝送効率を向上させ得る。PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法は、無線通信システム、例えば無線ローカルエリアネットワークシステムに適用され得る。PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法は、無線通信システム内の通信デバイスまたは通信デバイス内のチップまたはプロセッサにより実装され得る。通信デバイスは、アクセスポイントデバイスまたはステーションデバイスであってよい。代替的に、通信デバイスは、複数のリンク上での同時伝送をサポートする無線通信デバイスであってよい。例えば、通信デバイスは、マルチリンクデバイス(multi-link device、MLD)またはマルチバンドデバイスと称され得る。シングルリンク伝送のみをサポートする通信デバイスと比較して、マルチリンクデバイスは、より高い伝送効率およびより高いスループットを有する。
本願の実施形態において提供される、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法は、APが1つまたは複数のSTAと通信するシナリオ、APが別のAPと通信するシナリオ、およびSTAが別のSTAと通信するシナリオに適用され得る。図1を参照されたい。図1は、本願の一実施形態による無線通信システムのアーキテクチャを示す概略図である。図1に示されるように、無線通信システムは、1つまたは複数のAP(例えば、図1におけるAP1およびAP2)および1つまたは複数のSTA(例えば、図1におけるSTA1、STA2およびSTA3)を含み得る。AP1およびAP2は、同じOBSS内に位置し得る。APおよびSTAの両方が、WLAN通信プロトコルをサポートする。この通信プロトコルは、802.11be(またはWi-Fi7、EHTプロトコルと称される)を含んでよく、802.11axおよび802.11acなどのプロトコルをさらに含んでよい。当然ながら、この通信プロトコルは、通信技術の継続的な進化および発展に伴い、802.11beの次世代プロトコル等をさらに含み得る。WLANは、一例として用いられている。本願における方法を実装するための装置は、WLAN内のAPまたはSTA、またはAPまたはSTA内に配置されたチップまたは処理システムであってよい。
アクセスポイント(例えば、図1におけるAP1またはAP2)は、無線通信機能を有する装置であり、WLANプロトコルを用いることにより通信をサポートし、WLANネットワーク内の別のデバイス(例えば、ステーションまたは別のアクセスポイント)と通信する機能を有し、当然ながら、さらに、別のデバイスと通信する機能を有し得る。WLANシステムにおいて、アクセスポイントは、アクセスポイントステーション(AP STA)と称され得る。無線通信機能を有する装置は、デバイス全体であってよく、または、デバイス全体に設置されたチップまたは処理システムであってよい。チップまたは処理システムが設置されたデバイスは、チップまたは処理システムの制御下で、本願の実施形態における方法および機能を実装し得る。本願の実施形態におけるAPは、STAのためのサービスを提供する装置であり、802.11シリーズプロトコルをサポートし得る。例えば、APは、通信エンティティ、例えば、通信サーバ、ルータ、スイッチまたはブリッジであってよい。APは、様々な形態のマクロ基地局、マイクロ基地局および中継局等を含み得る。当然ながら、APは、本願の実施形態における方法および機能を実装するために、代替的に、様々な形態のこれらのデバイス内のチップまたは処理システムであってよい。
ステーション(例えば、図1におけるSTA1、STA2またはSTA3)は、無線通信機能を有する装置であり、WLANプロトコルを用いることにより通信をサポートし、WLANネットワーク内の別のステーションまたはアクセスポイントと通信する能力を有する。WLANシステムにおいて、ステーションは、非アクセスポイントステーション(non-access point station、非AP STA)と称され得る。例えば、STAは、ユーザがAPと通信し、さらにWLANと通信することを可能にする任意のユーザ通信デバイスである。無線通信機能を有する装置は、デバイス全体であってよく、または、デバイス全体に設置されたチップまたは処理システムであってよい。チップまたは処理システムが設置されたデバイスは、チップまたは処理システムの制御下で、本願の実施形態における方法および機能を実装し得る。例えば、STAは、インターネットに接続できるユーザ機器、例えば、タブレットコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(Ultra-mobile Personal Computer、UMPC)、ハンドヘルドコンピュータ、ノートブック、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA(登録商標))または携帯電話であってよい。代替的に、STAは、モノのインターネット内のモノのインターネットノード、インターネットオブビークル内の車載通信装置、エンタテイメントデバイス、ゲームデバイスまたはシステム、または全地球測位システムデバイス等であってよい。STAは、代替的に、前述の端末内のチップおよび処理システムであってよい。
WLANシステムは、高速低遅延伝送を提供できる。WLAN適用シナリオの継続的な進化に伴い、WLANシステムは、より多くのシナリオまたは業界、例えば、モノのインターネット業界、インターネットオブビークル業界、銀行業界、企業オフィス、スタジアムのエキシビションホール、コンサートホール、ホテルの部屋、ドミトリー、病室、教室、スーパーマーケット、四角広場、街路、工場および倉庫に適用されることになる。当然ながら、WLAN通信をサポートするデバイス(アクセスポイントまたはステーションなど)は、スマートシティ内のセンサノード(例えば、スマート水道メータ、スマート電気メータまたはスマート空気検出ノード)、スマートホーム内のスマートデバイス(例えば、スマートカメラ、プロジェクタ、ディスプレイ、テレビ、ステレオ、冷蔵庫または洗濯機)、モノのインターネット内のノード、エンタテイメント端末(例えば、AR、VRまたは別のウェアラブルデバイス)、スマートオフィス内のスマートデバイス(例えば、プリンタ、プロジェクタ、ラウドスピーカまたはステレオ)、インターネットオブビークル内のインターネットオブビークルデバイス、日常生活シナリオにおけるインフラストラクチャ(例えば、自動販売機、スーパーマーケットのセルフサービスナビゲーションステーション、セルフサービスキャッシュレジスタデバイスまたはセルフサービス注文機)および大型のスポーツおよび音楽の会場内のデバイス等であってよい。STAおよびAPの具体的な形態は、本願の実施形態において限定されず、本明細書における説明のための例に過ぎない。
802.11規格は、物理(physical layer、PHY)層および媒体アクセス制御(medium access control、MAC)層に重点を置いている。一例のための図2aを参照されたい。図2aは、本願の一実施形態によるアクセスポイントの構造を示す概略図である。APは、マルチアンテナ/マルチ無線周波数であってよく、またはシングルアンテナ/シングル無線周波数であってよい。アンテナ/無線周波数は、データパケットを送信/受信するように構成されている。一実装において、APのアンテナまたは無線周波数部は、APの本体から分離され得る、つまり、リモートで配置され得る。図2aにおいて、APは、物理層処理回路および媒体アクセス制御層処理回路を含み得る。物理層処理回路は、物理層信号を処理するように構成されてよく、MAC層処理回路は、MAC層信号を処理するように構成されてよい。別の例については図2bを参照されたい。図2bは、本願の一実施形態によるステーションの構造を示す概略図である。図2bは、シングルアンテナ/無線周波数STAの構造を示す概略図である。実際のシナリオでは、STAは、マルチアンテナ/マルチ無線周波数であってもよく、2つよりも多くのアンテナを有するデバイスであってよい。アンテナ/無線周波数は、データパケットを送信/受信するように構成されている。一実装において、STAのアンテナまたは無線周波数部は、STAの本体から分離されていてよい、つまり、リモートで配置されていてよい。図2bにおいて、STAは、PHY処理回路およびMAC処理回路を含み得る。物理層処理回路は、物理層信号を処理するように構成されてよく、MAC層処理回路は、MAC層信号を処理するように構成されてよい。
前述の内容は、本願の実施形態におけるシステムアーキテクチャを簡潔に説明している。本願の実施形態における技術的解決手段をより良く理解するために、以下では、本願の実施形態に関連する内容を説明する。
[1. 重複基本サービスセット(Overlapping BSS、OBSS)]
重複基本サービスセット:ステーションのある基本サービスセットおよびある基本サービスセットが同じチャネル上で動作し、この基本サービスセットが、(部分的にまたは完全に)ステーションの基本サービスセットの基本サービスエリア内にある。重複基本サービスエリアは、重複基本サービスセット(overlapping basic service set、(OBSS):ステーションの(STAの)BSSと同じチャネル上で動作し、(部分的にまたは全体的に)その基本サービスエリア(BSA)内にある基本サービスセット(BSS))と称される。基本サービスエリアは、基本サービスセットのメンバを含むエリアであり、他のBSS(basic service area(BSA):基本サービスセット(BSS)のメンバを含むエリアのメンバを含み得る。これは、他のBSSのメンバを含み得る)。
言い換えると、一方のBSSの基本サービスエリアおよび他方のBSSの基本サービスエリアの間の重複部分がOBSSである。本明細書における重複は、一方のBSSの基本サービスエリアが他方のBSSの基本サービスエリアと部分的に重複し、またはそれを含む、具体的には、一方のBSSの基本サービスエリアが他方のBSSの基本サービスエリアに含まれる旨を意味し得ることが理解され得る。図3aを参照されたい。図3aは、一方のBSSおよび他方のBSSを部分的に重複させることにより形成されるOBSSの概略図である。図3aにおいて、AP1、STA1およびSTA3はBSS1に属しており、AP2およびSTA2はBSS2に属している。BSS1およびBSS2の間には重複エリアが存在し、AP1およびAP2は、BSS1およびBSS2の間の重複エリア内に位置している、言い換えると、BSS1およびBSS2により形成されるOBSS内に位置している。図3bを参照されたい。図3bは、他方のBSSを含む一方のBSSにより形成されるOBSSの概略図である。図3bにおいて、AP1、STA1およびSTA3はBSS1に属しており、AP2およびSTA2はBSS2に属している。BSS1は、BSS2を含み、AP1およびAP2は、BSS1およびBSS2の間の重複エリア(すなわち、図3bにおけるBSS2の基本サービスエリア)内に位置している、言い換えると、BSS1およびBSS2により形成されるOBSS内に位置している。
任意選択的に、同じOBSS内に位置するWLANデバイスは、2つのBSSから情報を受信し得る。例えば、図3aが一例として用いられる。同じBSS内に位置するAP1およびSTA1がデータ伝送を実行する場合、他方のBSS内に位置するAP2は、AP1およびSTA1により送信される情報を受信してよく、または、AP2はさらに、STA3により送信される情報を受信してよい。AP2は、AP2がPPDUをSTA2へ送信する電力を、AP1により転送される空間再使用パラメータに基づいて適応的に調整して、OBSS内の同時伝送を実装し得る。同様に、同じBSS内のAP2およびSTA2がデータ伝送を実行する場合、他方のBSS内のAP1は、AP2により送信される情報を受信し得る。代替的に、AP1は、AP1がPPDUをSTA1および/またはSTA3へ送信する電力を、AP2により転送される空間再使用パラメータに基づいて適応的に調整して、OBSS内の同時伝送を実装し得る。
[2. 802.11ax規格におけるトリガベースアップリンクスケジューリング伝送方法]
図4を参照されたい。図4は、802.11ax規格におけるトリガベースアップリンクスケジューリング伝送方法の概略図である。図4に示されるように、802.11ax規格におけるトリガベースアップリンクスケジューリング伝送方法は、具体的には、(1)APがトリガフレームを送信する段階を含み、ここで、トリガフレームは、アップリンクトリガベースHE PPDUを送信するよう1つまたは複数のSTAをスケジューリングするために用いられる。トリガベースHE PPDUは、HE TB PPDUと略され得る。図5aを参照されたい。図5aは、トリガフレームのフレームフォーマットの概略図である。図5aに示されるように、トリガフレームは、共通情報(common information)フィールドおよびユーザ情報リスト(user information list)フィールドを含む。共通情報フィールドは、全てのSTAが読み取る必要がある共通情報を含み、AP伝送電力(AP TX Power)フィールドおよびアップリンク空間再使用(UL Spatial Reuse)フィールドを含む。ユーザ情報リストフィールドは、1つまたは複数のユーザ情報フィールドを含み、1つのユーザ情報フィールドは、1つのSTAが読み取る必要がある情報を含む。図5bを参照されたい。図5bは、802.11axにおけるトリガフレーム内の共通情報フィールドおよびユーザ情報フィールドのフレームフォーマットの概略図である。図5bに示されるように、ユーザ情報フィールドにおいて、アソシエーション識別子12(association identifier 12、AID12)は、STAのアソシエーション識別子を示し、リソースユニット(resource unit、RU)割り当て(RU allocation)サブフィールドは、STA(AID12により示されるSTA)に割り当てられた特定のリソースユニットの位置を示す。
(2)1つまたは複数のSTAは、トリガフレームを受信した後、トリガフレームを解析して、STAのAIDと一致するユーザ情報フィールドを取得し、次に、ユーザ情報フィールド内のリソースユニット割り当てサブフィールドにより示されるRU上のHE TB PPDUを送信する。
(3)APは、HE TB PPDUを受信した後、肯定応答フレームを1つまたは複数のSTAへ返して、APがHE TB PPDUを受信している旨の肯定応答をする。
任意選択的に、HE TB PPDU内に含まれ得るフィールドの意味および機能については、以下の表1を参照されたい。
[表1]
[3. EHT TB PPDU]
802.11axにおけるトリガベースアップリンクスケジューリング伝送方法は、802.11beにおいて依然として用いられており、802.11beにおけるトリガフレームのフレームフォーマットおよび方法手順は、802.11axにおけるものと同様である。図6aを参照されたい。図6aは、802.11beにおけるトリガフレーム内の共通情報フィールドおよびユーザ情報フィールドのフレームフォーマットの概略図である。図6aに示されるトリガフレームは、アップリンクデータを伝送するようEHTステーションをスケジューリングするために、例えば、EHT TB PPDUを送信するようEHTステーションをスケジューリングするために用いられ得る。図6aは一例に過ぎないことを理解されたい。本願の本実施形態では、共通情報フィールドのアップリンク空間再使用フィールド内のUL SRPフィールドが関連する。トリガフレーム内の別のフィールドは、図6aにおけるものとは異なってよい、言い換えると、別の形式で表されてよい。これは、本願の本実施形態において限定されない。
図6bを参照されたい。図6bは、EHT TB PPDUのフレーム構造を示す概略図である。図6bに示されるように、EHT TB PPDUは、レガシショートトレーニングシーケンス、レガシロングトレーニングシーケンス、レガシ信号フィールド、繰り返しレガシ信号フィールド、ユニバーサル信号フィールド、超高スループットショートトレーニングシーケンス、超高スループットロングトレーニングシーケンス、データフィールドおよびデータパケット拡張フィールドを含む。EHT TB PPDU内に含まれるフィールドの意味については、以下の表2を参照されたい。
[表2]
EHT TB PPDU内のU-SIGの長さが限られている(U-SIGの長さがたった1バイト、つまり、8ビットである)ことに起因して、U-SIGは最大で2つのSRPフィールドを含み、各SRPフィールドの長さは4ビットであることが、図6bにおけるEHT TB PPDUのフレーム構造から分かる。トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのUL SRPフィールドを保持し、HE TB PPDUのHE-SIG-Aフィールドも、トリガフレーム内の4つのUL SRPフィールドと1対1で対応する4つのSRPフィールドを含む。したがって、トリガフレームを用いることにより、EHTステーションがアップリンクEHT TB PPDUを送信するようスケジューリングされるシナリオでは、HE TB PPDU内のSRPフィールドを設定する方法に従ってEHT TB PPDU内のSRPフィールドを設定することができない。したがって、同じトリガフレームを用いることによりHEステーションおよびEHTステーションをスケジューリングするために空間再使用パラメータをどのように設定するかが、解決されるべき喫緊の課題になっている。
本願の実施形態は、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法を提供する。異なる帯域幅では、トリガフレーム内のアップリンク空間再使用パラメータおよびEHT TB PPDU内の空間再使用パラメータが、EHT TB PPDUのフレーム構造を変更することなく設定され、その結果、HEステーションおよびEHTステーションを、同じトリガフレームを用いることによりスケジューリングでき、空間再使用をEHT規格において実装できる。このように、重複基本サービスセットにおけるWLANデバイスは、伝送を同時に実行し、伝送効率を向上させ得る。
以下では、より多くの添付図面を参照して、本願において提供される技術的解決手段を詳細に説明する。
実施形態1から実施形態5を用いることにより、本願において提供される技術的解決手段を説明する。実施形態1は、802.11axのトリガフレーム内のUL SRP値を変更することなく、異なる帯域幅(20/40/80/160/320MHz)のEHT TB PPDU内の空間再使用パラメータをどのように設定するかを説明する。実施形態2は、トリガフレーム内のUL SRP値、および異なる帯域幅(80/160/320MHz)のトリガベースPPDU内の空間再使用パラメータをどのように設定するかを説明する。実施形態3は、320MHz帯域幅では、EHT TB PPDU内の空間再使用パラメータを別個に示すためにトリガフレーム内の特別なユーザ情報フィールドが用いられることを説明する。実施形態4は、EHT TB PPDUのみを送信するようEHTステーションがスケジューリングされる場合にトリガフレーム内のUL SRP値をどのように設定するかを説明する。実施形態5は、802.11beにおける空間再使用パラメータに基づいて空間再使用方法を説明する。本願の実施形態1から実施形態5において説明される技術的解決手段のあらゆる組み合わせが新しい実施形態を形成し得ることが理解され得る。
本願におけるAPおよびSTAは、シングルリンクデバイスであってよく、またはマルチリンクデバイス内の機能エンティティまたは機能ユニットであってよいことが理解され得る。例えば、本願におけるAPは、APマルチリンクデバイス内のAPであり、STAは、ステーションマルチリンクデバイス内のSTAである。これは、本願において限定されない。
以下では、1つまたは複数のAPおよび1つまたは複数のSTAを含む通信システムを一例として用いることにより本願において提供される方法を説明していることが理解され得る。APは、802.11beプロトコル(またはWi-Fi7、EHTプロトコルと称される)をサポートしており、さらに、別のWLAN通信プロトコル、例えば、802.11axおよび802.11acなどのプロトコルをサポートし得る。1つまたは複数のSTA内の少なくとも1つのSTAは、802.11beプロトコルをサポートする、言い換えると、少なくとも1つのEHTステーションが存在する。本願におけるAPおよびSTAはさらに、802.11beの次世代プロトコルをサポートし得ることを理解されたい。言い換えると、本願において提供される方法は、802.11beプロトコルのみでなく、802.11beの次世代プロトコルにも適用可能である。
[実施形態1]
本願の実施形態1は、トリガフレーム内のUL SRP値を変更することなく(またはトリガフレームの内容を変更することなく)20/40/80/160/320MHzの帯域幅のEHT TB PPDU内の空間再使用パラメータを設定することを主に説明する。
図7を参照されたい。図7は、本願の一実施形態による、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法の概略フローチャート1である。図7に示されるように、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法は、限定されるわけではないが、以下の段階を含む。
S101:APがトリガフレームを送信する。トリガフレームは、超高スループットトリガベース物理層プロトコルデータユニットEHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられる
S102:STAがトリガフレームを受信する。
S103:STAがEHT TB PPDUを送信する。EHT TB PPDUのユニバーサル信号フィールドU-SIG内の空間再使用パラメータSRP1フィールドおよびSRP2フィールドにより示される値はそれぞれ、トリガフレームの共通情報フィールド内の1つまたは複数のアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドにより示される値に基づいて決定される。
S104:APが、ステーションにより送信されるEHT TB PPDUを受信する。
任意選択的に、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようEHTステーションをトリガするためにのみ用いられ得るわけではなく、HE TB PPDUを送信するようHEステーションをトリガするためにも用いられ得る。代替的に、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようEHTステーションをトリガするためにのみ用いられ、またはHE TB PPDUを送信するようHEステーションをトリガするためにのみ用いられ得る。本願の本実施形態は、トリガフレームが、EHT TB PPDUを送信するよう、EHTステーションをトリガするために用いられる事例に重点を置いているが、トリガフレームが、EHT TB PPDUを送信するよう、EHTステーションをトリガするためにのみ用いられる事例に限定されるわけではなく、トリガフレームが、EHT TB PPDUを送信するようEHTステーションを、HE TB PPDUを送信するようHEステーション/EHTステーションを同時にトリガするために用いられる事例も含み得る。HEステーションは、HE TB PPDUのみを送信でき、一方、EHTステーションは、802.11axプロトコルとの互換性を有し得ることが理解され得る。したがって、EHTステーションは、HE TB PPDUおよびEHT TB PPDUの両方を送信し得る。
任意選択的に、EHT TB PPDUのU-SIGは、SRP1フィールドおよびSRP2フィールドという2つの空間再使用パラメータ(SRP)フィールドのみを含む。SRP1フィールドおよびSRP2フィールドはそれぞれ、異なるサブチャネル上のSRP値を示し、SRP値は、対応するサブチャネル上のAPの伝送電力およびAPにより受け取られる最大干渉電力の和に等しい。SRP1フィールドおよびSRP2フィールドによりそれぞれ示される値は、トリガフレームの共通情報フィールド内の4つのUL SRPフィールドにより示される値に基づいて決定され得る。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドは、他の名前、例えば、PSR1フィールドおよびPSR2フィールドを有し得ることを理解されたい。これは、本願の本実施形態において限定されない。
具体的には、トリガフレームは、ブロードキャストされ得る。APがトリガフレームを送信した後、1つまたは複数のステーションは、トリガフレームを受信し得る。トリガフレームが、EHT TB PPDUを送信するようEHTステーションを、HE TB PPDUを送信するようHEステーションを同時にスケジューリングするために用いられる場合、EHTステーションは、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドにより示される値を、受信したトリガフレームの共通情報フィールド内の1つまたは複数のUL SRPフィールドにより示される値に基づいて設定し、EHT TB PPDUを送信し得る。言い換えると、EHTステーションは、代替的に、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドにより示される値を、受信したトリガフレームの共通情報フィールド内の1つまたは複数のUL SRPフィールドにより示される値に基づいて設定し得る。HEステーションは、受信したトリガフレーム内の4つのUL SRPフィールドの値をHE TB PPDU内の4つのSRPフィールドに1つずつコピーし、HT TB PPDUを送信し得る。
任意選択的に、本願におけるUL SRPフィールドまたはSRPフィールドの値および意味の間の対応関係は、以下の表3に示され得る。アップリンク空間再使用パラメータ(UL SRP)フィールドは、アップリンクパラメータ化空間再使用(UL PSR)フィールドとも称され得る。本願において、UL SRPおよびUL PSRは、同じ意味で用いられ得る、つまり、SRPおよびPSRは、同じ意味で用いられ得る。空間再使用パラメータの値は、APにより決定され、APの伝送電力およびAPにより受け取られる最大干渉電力の和に等しいことが理解され得る。
[表3]
本願において、UL SRPフィールドにより示される値は、表3における2番目の列の任意の値であってよく、UL SRPフィールドの値は、表3における1番目の列の任意の値であってよいことが理解され得る。
図8を参照されたい。図8は、本願の一実施形態による、トリガフレームを用いることにより、HEステーションおよびEHTステーションがアップリンクデータ伝送を実行するよう同時にスケジューリングされるシーケンス図である。図8に示されるように、APがトリガフレームを送信し、トリガフレームは、アップリンクデータ伝送を実行するようHEステーション(例えば、図8におけるSTA1)およびEHTステーション(例えば、図8におけるSTA2)を同時にスケジューリングするために用いられる。STA1およびSTA2がトリガフレームを受信した後、ある時間間隔(例えば、ショートフレーム間空間)でSTA1はHE TB PPDUを送信し、STA2はEHT TB PPDUを送信する。APは、アップリンクマルチユーザPPDUを受信した後、マルチステーションブロック肯定応答(Multiple STA Block Acknowledgment、M-BA)フレームをある時間間隔(例えば、ショートフレーム間空間)で返して、1つまたは複数のステーションにより送信されるPPDUをAPが受信している旨の肯定応答をする。図8に示されるトリガフレームは、EHTステーションのみをスケジューリングするために用いられ得る、言い換えると、図8におけるSTA1およびSTA2の両方がEHTステーションであることが理解され得る。図8に示されるトリガフレームは、EHT TB PPDUのみを送信するようステーションをスケジューリングするためにも用いられ得る、言い換えると、図8におけるSTA1およびSTA2の両方がEHT TB PPDUを送信することをさらに理解されたい。
以下では、異なる帯域幅のEHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドの設定を詳細に説明する。トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのUL SRPフィールド、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドを含むことが理解され得る。
[1. 20MHz帯域幅]
20MHz帯域幅では、1つの20MHzサブチャネル(sub-channel)のみが含まれ、1つのUL SRP値および1つのSRP値のみが必要とされる。しかしながら、インジケーションフォーマットを統一するために、4つのUL SRPフィールドが依然としてトリガフレーム内で伝送され、4つのUL SRPフィールドの値は同じ、つまり、UL SRP1=UL SRP2=UL SRP3=UL SRP4である。言い換えると、20MHz帯域幅では、トリガフレーム内に含まれる4つのUL SRPフィールドにより示される値は同じであり、またはトリガフレーム内に含まれる4つのUL SRPフィールドの値は同じである。
EHT TB PPDUを送信するEHTステーションについては、EHT TB PPDUをスケジューリングするために20MHz帯域幅が用いられる(つまり、EHT TB PPDUの帯域幅が20MHzである)場合、EHT TB PPDUのU-SIGは、2つのSRPフィールド(つまり、SRP1フィールドおよびSRP2フィールド)を含む。SRP1フィールドにより示される値およびSRP2フィールドにより示される値の両方が、トリガフレームの4つのUL SRPフィールドのいずれか1つにより示される値に等しい。言い換えると、EHT TB PPDUの帯域幅が20MHzである場合、U-SIG内のSRP1フィールドの値およびSRP2フィールドの値の両方が、トリガフレーム内の任意のUL SRPフィールドの値に等しく、これは、SRP1=SRP2=UL SRPのいずれか1つと表され得る。
HE TB PPDUを送信するHEステーションまたはEHTステーションについては、HE TB PPDUをスケジューリングするために20MHz帯域幅が用いられる(つまり、HE TB PPDUの帯域幅が20MHzである)場合、HE TB PPDUのHE-SIG-A内の4つのSRPフィールドの値は依然として、トリガフレーム内の4つのUL SRP値からコピーされた値である。
HE TB PPDUのHE-SIG-A内の4つのSRPフィールドは、本願の本実施形態において、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドの設定との比較で説明されていることが理解され得る。本願の本実施形態において、HE TB PPDUのHE-SIG-A内の4つのSRPフィールドの設定は、変更されていない、つまり、トリガフレーム内の4つのUL SRPフィールドの値は、1つずつコピーされている。
[2. 40MHz帯域幅]
40MHz帯域幅では、トリガフレームは依然として、4つのUL SRPフィールドを伝送し、UL SRP1フィールドの値は、UL SRP3フィールドの値と同じであり、UL SRP2フィールドの値は、UL SRP4フィールドの値と同じ、つまり、UL SRP1=UL SRP3およびUL SRP2=UL SRP4である。具体的には40MHz帯域幅では、トリガフレーム内に含まれるUL SRP1フィールドおよびUL SRP3フィールドは各々、周波数の昇順の40MHz帯域幅における1番目の20MHzサブチャネル(つまり、低い20MHzサブチャネル)のSRP値を示し、UL SRP1フィールドおよびUL SRP3フィールドにより示される値は同じである。言い換えると、UL SRP1フィールドおよびUL SRP3フィールドの値は同じである。トリガフレーム内に含まれるUL SRP2フィールドおよびUL SRP4フィールドは各々、周波数の昇順の40MHz帯域幅における2番目の20MHzサブチャネル(つまり、高い20MHzサブチャネル)のSRP値を示し、UL SRP2フィールドおよびUL SRP4フィールドにより示される値は同じである。言い換えると、UL SRP2フィールドおよびUL SRP4フィールドの値は同じである。
40MHz帯域幅を有するEHT TB PPDUについては、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、UL SRP1フィールドにより示される値またはUL SRP3フィールドにより示される値に等しい;およびEHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、UL SRP2フィールドにより示される値またはUL SRP4フィールドにより示される値に等しい。言い換えると、EHT TB PPDUの帯域幅が40MHzである場合、U-SIG内のSRP1フィールドの値は、トリガフレーム内のUL SRP1フィールドまたはUL SRP3フィールドの値に等しく、これは、SRP1=UL SRP1=UL SRP3と表され得る。U-SIG内のSRP2フィールドの値は、トリガフレーム内のUL SRP2フィールドまたはUL SRP4フィールドの値に等しく、これは、SRP2=UL SRP2=UL SRP4と表され得る。言い換えると、40MHz帯域幅では、U-SIG内の2つのSRPフィールドはそれぞれ、UL SRP1フィールドおよびUL SRP2フィールド(またはUL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールド)に対応し、U-SIG内の各SRPフィールドは、20MHzサブチャネル上のSRP値を示す。
(40MHz帯域幅を有する)HE TB PPDUについては、HE TB PPDUのHE-SIG-A内の4つのSRPフィールドの値は依然として、トリガフレーム内の4つのUL SRP値からコピーされた値である。
[3. 80MHzまたは160MHz帯域幅]
80MHz帯域幅は、4つの20MHzサブチャネルを含み、トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのUL SRPフィールドを含み、4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順の80MHzチャネル上の4つの20MHzサブチャネルのSRP値を示す。同様に、160MHz帯域幅は、4つの40MHzサブチャネルを含み、トリガフレーム内の4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順の160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値を示す。
HE TB PPDUについては、HE-SIG-A内の4つのSRPフィールドは、トリガフレーム内の4つのUL SRPフィールドと1対1で対応する。例えば、HE-SIG-A内のSRP1フィールドの値は、UL SRP1フィールドの値に等しく、HE-SIG-A内のSRP2フィールドの値は、UL SRP2フィールドの値に等しく、HE-SIG-A内のSRP3フィールドの値は、UL SRP3フィールドの値に等しく、HE-SIG-A内のSRP4フィールドの値は、UL SRP4フィールドの値に等しい。
EHT TB PPDUについては、U-SIGは、2つのSRPフィールドのみを含む。トリガフレームの内容が変更されていない事例では、EHTステーションは、トリガフレームを受信した後、4つのUL SRPフィールドのいずれか2つを1つのグループに、他方の2つのUL SRPフィールドを別のグループにし、2つのグループのいずれかの最小値(または最大値または平均値)をU-SIG内のSRP1フィールドに割り当て、2つのグループのうちの他方のグループの最小値(または最大値または平均値)をU-SIG内のSRP2フィールドに割り当て得る。一例において、UL SRP1フィールドおよびUL SRP3フィールドは、1つのグループを形成し、UL SRP2フィールドおよびUL SRP4フィールドは、1つのグループを形成する。UL SRP1フィールドおよびUL SRP3フィールドにより示される値のうちの最小値(または最大値または平均値)は、U-SIG内のSRP1フィールドに割り当てられ、UL SRP2フィールドおよびUL SRP4フィールドにより示される値のうちの最小値(または最大値または平均値)は、U-SIG内のSRP2フィールドに割り当てられる。別の例では、UL SRP1フィールドおよびUL SRP4フィールドは、1つのグループを形成し、UL SRP2フィールドおよびUL SRP3フィールドは、1つのグループを形成する。UL SRP1フィールドおよびUL SRP4フィールドにより示される値のうちの最小値(または最大値または平均値)は、U-SIG内のSRP1フィールドに割り当てられ、UL SRP2フィールドおよびUL SRP3フィールドにより示される値のうちの最小値(または最大値または平均値)は、U-SIG内のSRP2フィールドに割り当てられる。
さらに別の例では、EHTステーションは、トリガフレームを受信した後、UL SRP1フィールドにより示される値およびUL SRP2フィールドにより示される値の間でより小さな値、およびUL SRP3フィールドにより示される値およびUL SRP4フィールドにより示される値の間でより小さな値を選択し、これらの値をU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドに割り当てる。言い換えると、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、UL SRP1フィールドにより示される値およびUL SRP2フィールドにより示される値の最小値に等しく、SRP2フィールドにより示される値は、UL SRP3フィールドにより示される値およびUL SRP4フィールドにより示される値の最小値に等しい。言い換えると、EHT TB PPDUの帯域幅が80MHzまたは160MHzである場合、U-SIG内のSRP1フィールドの値は、UL SRP1フィールドおよびUL SRP2フィールドの値のうちの最小値に等しく、これは、SRP1=min{UL SRP1,UL SRP2}と表され得る。U-SIG内のSRP2フィールドの値は、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドの値のうちの最小値に等しく、これは、SRP2=min{UL SRP3,UL SRP4}と表され得る。関数min{x,y}は、xおよびyの最小値が取られているのを示すことを理解されたい。
任意選択的に、EHT TB PPDUについては、EHTステーションは、トリガフレームを受信した後、代替的に、UL SRP1フィールドにより示される値およびUL SRP2フィールドにより示される値の平均値をU-SIG内のSRP1フィールドに割り当て、UL SRP3フィールドにより示される値およびUL SRP4フィールドにより示される値の平均値をU-SIG内のSRP2フィールドに割り当て得る。言い換えると、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、UL SRP1フィールドにより示される値およびUL SRP2フィールドにより示される値の平均値に等しく、SRP2フィールドにより示される値は、UL SRP3フィールドにより示される値およびUL SRP4フィールドにより示される値の平均値に等しい。これは、SRP1=avg{UL SRP1,UL SRP2}およびSRP2=avg{UL SRP3,UL SRP4}と表され得る。関数avg{x,y}は、xおよびyの平均値が取られているのを示すことを理解されたい。
任意選択的に、EHT TB PPDUについては、EHTステーションは、トリガフレームを受信した後、代替的に、UL SRP1フィールドにより示される値およびUL SRP2フィールドにより示される値の最大値をU-SIG内のSRP1フィールドに割り当て、UL SRP3フィールドにより示される値およびUL SRP4フィールドにより示される値の最大値をU-SIG内のSRP2フィールドに割り当て得る。言い換えると、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、UL SRP1フィールドにより示される値およびUL SRP2フィールドにより示される値の最大値に等しく、SRP2フィールドにより示される値は、UL SRP3フィールドにより示される値およびUL SRP4フィールドにより示される値の最大値に等しい。これは、SRP1=max{UL SRP1,UL SRP2}およびSRP2=max{UL SRP3,UL SRP4}と表され得る。関数max{x,y}は、xおよびyの最大値が取られているのを示すことを理解されたい。
この例において、最小値/最大値/平均値は、UL SRP1フィールドおよびUL SRP2フィールドにより示される、U-SIG内のSRP1フィールドに割り当てられた値から選択され、最小値/最大値/平均値は、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドにより示される、U-SIG内のSRP2フィールドに割り当てられた値から選択され、その結果、U-SIG内のSRP1フィールドは、周波数の昇順の総帯域幅のうちの低い方の半分の帯域幅のSRP値を示してよく、U-SIG内のSRP2フィールドは、周波数の昇順の総帯域幅のうちの高い方の半分の帯域幅のSRP値を示してよいことが分かる。言い換えると、U-SIG内のSRP1フィールドは、80MHz帯域幅のうちの低い40MHz帯域幅のSRP値を示し、U-SIG内のSRP2フィールドは、80MHz帯域幅のうちの高い40MHz帯域幅のSRP値を示す。これは、160MHz帯域幅について同じである。
[4. 320MHz帯域幅]
802.11be規格においてサポートされる最大帯域幅は320MHzであり、802.11ax規格においてサポートされる最大帯域幅は160MHzである。したがって、プライマリ160MHzチャネル上のHE TB PPDUのHE-SIG-A内のSRPフィールドの設定に影響を及ぼす(つまり、HEステーションが、プライマリ160MHzチャネル上のUL SRP値を、HEステーションにより送信されるHE TB PPDUのHE-SIG-Aへコピーする)のを回避するために、トリガフレーム内の4つのUL SRPフィールド(つまり、UL SRP1からUL SRP4)は依然として、プライマリ160MHzチャネル上のUL SRP値を表す。
したがって、320MHz帯域幅では、トリガフレーム内に含まれる4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順のプライマリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値を示し、セカンダリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値はそれぞれ、プライマリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値と同じである(つまり、セカンダリ160MHzチャネル上の4つのSRP値は、プライマリ160MHzチャネル上の4つのSRP値に1対1で対応する)。言い換えると、UL SRPフィールドは、プライマリ160MHzチャネル上のSRP値を表す。160MHz帯域幅におけるインジケーションと同じく、セカンダリ160MHzチャネル上のSRP値は、プライマリ160MHzチャネル上のSRP値と同じであり、セカンダリ160MHzチャネル上のSRP値は、暗黙的に示される。
トリガフレームが調整されない場合、UL SRP1フィールドにより示される値およびUL SRP2フィールドにより示される値の間でより小さな値、およびUL SRP3フィールドにより示される値およびUL SRP4フィールドにより示される値の間でより小さな値は、EHT TB PPDUのU-SIG内の2つのSRPフィールドにより示される値として選択される。言い換えると、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、UL SRP1フィールドにより示される値およびUL SRP2フィールドにより示される値の最小値に等しく、SRP2フィールドにより示される値は、UL SRP3フィールドにより示される値およびUL SRP4フィールドにより示される値の最小値に等しい。言い換えると、EHT TB PPDUの帯域幅が320MHzである場合、U-SIG内のSRP1フィールドの値は、UL SRP1フィールドおよびUL SRP2フィールドの値のうちの最小値に等しく、これは、SRP1=min{UL SRP1,UL SRP2}と表され得る。U-SIG内のSRP2フィールドの値は、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドの値のうちの最小値に等しく、これは、SRP2=min{UL SRP3,UL SRP4}と表され得る。
任意選択的に、80MHz帯域幅および160MHz帯域幅と同様に、SRP1は、max{UL SRP1,UL SRP2}であってよく、SRP2は、max{UL SRP3,UL SRP4}であってよい。代替的に、SRP1は、avg{UL SRP1,UL SRP2}であってよく、SRP2は、avg{UL SRP3,UL SRP4}であってよい。
80MHz、160MHzまたは320MHzの帯域幅では、本願の本実施形態において、UL SRP1フィールドにより示される値およびUL SRP2により示される値のうちのより小さな値(または最小値)がU-SIG内のSRP1フィールドに割り当てられ、UL SRP3フィールドにより示される値およびUL SRP4により示される値のうちのより小さな値(または最小値)がU-SIG内のSRP2フィールドに割り当てられることが分かる。これにより、APと同じOBSS内に位置するデバイスの伝送電力がいくつかの20MHzサブチャネル上のAPの送信と干渉せず、U-SIG内のSRPフィールドが不十分であるという問題も解決され得ることが保証され得る。
異なる帯域幅(20MHz/40MHz/80MHz/160MHz/320MHz)では、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドの設定およびHE TB PPDUのHE-SIG-A内のSRP1フィールドからSRP4フィールドまでの設定は表4のように要約され得ることが分かる。表4において、「/」は、「または」の関係を表す、つまり、「A/B」は、AまたはBを表す。
[表4]
本願の本実施形態において、異なる帯域幅については、トリガフレームの内容が変更されず(つまり、トリガフレーム内のUL SRP値が変更されず)、その結果、HEステーションは、空間再使用パラメータを元々の方式で設定でき、HEステーションには粒度の損失がないことが分かる。加えて、本願の本実施形態において、U-SIGのフレーム構造は、変更されず(例えば、1バイトの長さが維持され)、EHT TB PPDUのU-SIG内の空間再使用パラメータは、トリガフレーム内の4つのUL SRPフィールドに基づいて設定され、その結果、EHTステーションは、トリガフレームを用いることにより、アップリンクEHT TB PPDUを送信するようにスケジューリングされてよく、HEステーションおよびEHTステーションは、同じトリガフレームを用いることによりスケジューリングされてよい。
[実施形態2]
本願の実施形態2は、異なる帯域幅(80/160/320MHz)のU-SIGのSRPフィールドに適合するためにトリガフレーム内のUL SRP値をどのように変更するか(つまり、トリガフレームの内容をどのように変更するか)、および、トリガフレーム内のUL SRP値が変更された後にトリガベースPPDU(HE TB PPDUおよびEHT TB PPDU)内の空間再使用パラメータをどのように設定するかを主に説明する。
実際の適用では、本願の実施形態2は、実施形態1におけるいくつかの実装を参照して実装されてよく、または別個に実装されてよいことが理解され得る。これは、本願の本実施形態において限定されない。例えば、本願の実施形態2は、実施形態1において帯域幅が20MHzおよび/または40MHzである場合、U-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドを設定する方式と共に実装される。言い換えると、本願の実施形態2では、帯域幅が20MHzまたは40MHzである場合、トリガフレーム内のUL SRP値は、変更されない。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドを設定する方式については、実施形態1における対応する説明を参照されたい。ここでは詳細を再び説明しない。
図9を参照されたい。図9は、本願の一実施形態による、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法の概略フローチャート2である。図9に示されるように、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法は、限定されるわけではないが、以下の段階を含む。
S201:APがトリガフレームを送信する。トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられ、トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのUL SRPフィールドを含み、4つのUL SRPフィールドのうちの2つは、同じ値を示し、他方の2つは、同じ値を示す。
S202:STAがトリガフレームを受信する。
S203:STAがEHT TB PPDUを送信する。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、同じ値を示す2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しく、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、同じ値を示す他方の2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しい。
S204:APが、ステーションにより送信されるEHT TB PPDUを受信する。
任意選択的に、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようEHTステーションをトリガするためにのみ用いられ得るわけではなく、HE TB PPDUを送信するようHEステーションをトリガするためにも用いられ得る。代替的に、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようEHTステーションをトリガするためにのみ用いられ、またはHE TB PPDUを送信するようHEステーションをトリガするためにのみ用いられ得る。本願の本実施形態は、トリガフレームが、EHT TB PPDUを送信するよう、EHTステーションをトリガするために用いられる事例に重点を置いているが、トリガフレームが、EHT TB PPDUを送信するよう、EHTステーションをトリガするためにのみ用いられる事例に限定されるわけではなく、トリガフレームが、EHT TB PPDUを送信するようEHTステーションを、HE TB PPDUを送信するようHEステーション/EHTステーションを同時にトリガするために用いられる事例も含み得る。
任意選択的に、EHT TB PPDUのU-SIGは、SRP1フィールドおよびSRP2フィールドという2つの空間再使用パラメータ(SRP)フィールドのみを含む。SRP1フィールドおよびSRP2フィールドはそれぞれ、異なるサブチャネル上のSRP値を示し、SRP値は、対応するサブチャネル上のAPの伝送電力およびAPにより受け取られる最大干渉電力の和に等しい。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドは、他の名前、例えば、PSR1フィールドおよびPSR2フィールドを有し得ることを理解されたい。これは、本願の本実施形態において限定されない。
トリガフレームの共通情報フィールドは依然として、4つのUL SRPフィールド、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドを含む。4つのUL SRPフィールドのうちの2つは、同じ値を示し、他方の2つは、同じ値を示す。言い換えると、4つのUL SRPフィールドは、2つのグループとみなされてよく、各グループは、2つのUL SRPフィールドを含み、各グループ内の2つのUL SRPフィールドにより示される値は同じである。例えば、UL SRP1フィールドおよびUL SRP2フィールドが一方のグループとみなされ、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドが他方のグループとみなされる;またはUL SRP1フィールドおよび UL SRP3フィールドが一方のグループとみなされ、UL SRP2フィールドおよびUL SRP4フィールドが他方のグループとみなされる;またはUL SRP1フィールドおよびUL SRP4フィールドが一方のグループとみなされ、UL SRP2フィールドおよびUL SRP3フィールドが他方のグループとみなされる。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、一方のグループ内のいずれかのUL SRPフィールド(つまり、同じ値を示す2つのUL SRPフィールド)により示される値に等しく、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、他方のグループ内のいずれかのUL SRPフィールド(つまり、同じ値を示す他方の2つのUL SRPフィールド)により示される値に等しい。
異なる帯域幅(80/160/320MHz)について、以下では、UL SRP1フィールドおよびUL SRP2フィールドが一方のグループを形成し、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドが他方のグループを形成する一例を用いることにより、トリガベースPPDU内の空間再使用パラメータフィールドの設定を詳細に説明する。別のグループ
[1. 80MHzまたは160MHz帯域幅]
80MHz帯域幅は、4つの20MHzサブチャネルを含み、トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのUL SRPフィールドを含み、4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順の80MHzチャネル上の4つの20MHzサブチャネルのSRP値を示す。同様に、160MHz帯域幅は、4つの40MHzサブチャネルを含み、トリガフレーム内の4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順の160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値を示す。
80MHzまたは160MHz帯域幅では、トリガフレーム内のUL SRP値が変更され、その結果、UL SRP1フィールドにより示される値は、UL SRP2フィールドにより示される値と同じであり、UL SRP3フィールドにより示される値は、UL SRP4フィールドにより示される値と同じである。つまり、80MHzまたは160MHz帯域幅では、トリガフレーム内のUL SRP1フィールドの値は、UL SRP2フィールドの値と同じであり、これは、UL SRP1=UL SRP2と表され得る。トリガフレーム内のUL SRP3フィールドの値は、UL SRP4フィールドの値と同じであり、これは、UL SRP3=UL SRP4と表され得る。言い換えると、80MHz帯域幅では、トリガフレームにおいて、周波数の昇順の1番目の40MHzサブチャネルの2つの20MHzサブチャネルのUL SRP値は同じであり、周波数の昇順の2番目の40MHzサブチャネルの2つの20MHzサブチャネルのUL SRP値も同じである。160MHz帯域幅では、トリガフレームにおいて、周波数の昇順の1番目の80MHzサブチャネルの2つの40MHzサブチャネルのUL SRP値は同じであり、周波数の昇順の2番目の80MHzサブチャネルの2つの40MHzサブチャネルのUL SRP値も同じである。
HE TB PPDUでは、HE-SIG-A内の4つのSRPフィールドがトリガフレーム内の4つのUL SRPフィールドと1対1で対応する、つまり、HE-SIG-A内の4つのSRPフィールドの値は依然として、トリガフレーム内の4つのUL SRPフィールドの値からコピーされている。例えば、HE-SIG-A内のSRP1フィールドの値は、UL SRP1フィールドの値に等しく、HE-SIG-A内のSRP2フィールドの値は、UL SRP2フィールドの値に等しく、HE-SIG-A内のSRP3フィールドの値は、UL SRP3フィールドの値に等しく、HE-SIG-A内のSRP4フィールドの値は、UL SRP4フィールドの値に等しい。EHT TB PPDUについては、U-SIGは、2つのSRPフィールドのみを含む。U-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、UL SRP1フィールドまたはUL SRP2フィールドにより示される値に等しく、U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、UL SRP3フィールドまたはUL SRP4フィールドにより示される値に等しい。言い換えると、EHT TB PPDUの帯域幅が80MHzまたは160MHzである場合、U-SIG内のSRP1フィールドの値は、UL SRP1フィールドまたはUL SRP2フィールドの値に等しく、これは、SRP1=UL SRP1/UL SRP2と表され得る。U-SIG内のSRP2フィールドの値は、UL SRP3フィールドまたはUL SRP4フィールドの値に等しく、これは、SRP2=UL SRP3/UL SRP4と表され得る。
任意選択的に、80MHzまたは160MHz帯域幅では、どのようにトリガフレーム内のUL SRP1フィールドにより示される値をUL SRP2フィールドにより示される値と同じ(またはUL SRP1=UL SRP2)にするか、および、どのようにUL SRP3フィールドにより示される値をUL SRP4フィールドにより示される値と同じ(またはUL SRP3=UL SRP4)にするかは、APにより決定され得る。一例において、80MHz帯域幅では、UL SRP1=UL SRP2=min{APの伝送電力+1番目の20MHzサブチャネル上のAPにより受け取られる最大干渉電力,APの伝送電力+2番目の20MHzサブチャネル上のAPにより受け取られる最大干渉電力}である;および、UL SRP3=UL SRP4=min{APの伝送電力+3番目の20MHzサブチャネル上のAPにより受け取られる最大干渉電力,APの伝送電力+4番目の20MHzサブチャネル上のAPにより受け取られる最大干渉電力}である。1番目の、2番目の、3番目の、および4番目の20MHzサブチャネルは、周波数の昇順の80MHz帯域幅における4つの20MHzサブチャネルである。関数min{x,y}は、xおよびyの最小値が取られているのを示す。
同様に、別の例において、160MHz帯域幅では、UL SRP1=UL SRP2=min{APの伝送電力+1番目の40MHzサブチャネル上のAPにより受け取られる最大干渉電力,APの伝送電力+2番目の40MHzサブチャネル上のAPにより受け取られる最大干渉電力}である;および、UL SRP3=UL SRP4=min{APの伝送電力+3番目の40MHzサブチャネル上のAPにより受け取られる最大干渉電力,APの伝送電力+4番目の40MHzサブチャネル上のAPにより受け取られる最大干渉電力}である。1番目の、2番目の、3番目の、および4番目の40MHzサブチャネルは、周波数の昇順の160MHz帯域幅における4つの40MHzサブチャネルである。
任意選択的に、80MHzまたは160MHz帯域幅帯域幅では、UL SRP1=UL SRP2=max{APの伝送電力+1番目の20MHz(または40MHz)サブチャネル上のAPにより受け取られる最大干渉電力,APの伝送電力+2番目の20MHz(または40MHz)サブチャネル上のAPにより受け取られる最大干渉電力}である;および、UL SRP3=UL SRP4=max{APの伝送電力+3番目の20MHz(または40MHz)サブチャネル上のAPにより受け取られる最大干渉電力,APの伝送電力+4番目の20MHz(または40MHz)サブチャネル上のAPにより受け取られる最大干渉電力}である。
任意選択的に、80MHzまたは160MHz帯域幅帯域幅では、UL SRP1=UL SRP2=avg{APの伝送電力+1番目の20MHz(または40MHz)サブチャネル上のAPにより受け取られる最大干渉電力,APの伝送電力+2番目の20MHz(または40MHz)サブチャネル上のAPにより受け取られる最大干渉電力}である;および、UL SRP3=UL SRP4=avg{APの伝送電力+3番目の20MHz(または40MHz)サブチャネル上のAPにより受け取られる最大干渉電力,APの伝送電力+4番目の20MHz(または40MHz)サブチャネル上のAPにより受け取られる最大干渉電力}である。
[2. 320MHz帯域幅]
802.11be規格においてサポートされる最大帯域幅は320MHzであり、802.11ax規格においてサポートされる最大帯域幅は160MHzである。したがって、プライマリ160MHzチャネル上のHE TB PPDUのHE-SIG-A内のSRPフィールドの設定に影響を及ぼす(つまり、HEステーションが、プライマリ160MHzチャネル上のUL SRP値を、HEステーションにより送信されるHE TB PPDUのHE-SIG-Aへコピーする)のを回避するために、トリガフレーム内の4つのUL SRPフィールド(つまり、UL SRP1からUL SRP4)は依然として、プライマリ160MHzチャネル上のUL SRP値を表す。
したがって、320MHz帯域幅では、トリガフレーム内に含まれる4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順のプライマリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値を示し、セカンダリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値はそれぞれ、プライマリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値と同じである(つまり、セカンダリ160MHzチャネル上の4つのSRP値は、プライマリ160MHzチャネル上の4つのSRP値に1対1で対応する)。
320MHz帯域幅では、トリガフレーム内のUL SRP値が変更され、その結果、UL SRP1フィールドにより示される値は、UL SRP2フィールドにより示される値と同じであり、UL SRP3フィールドにより示される値は、UL SRP4フィールドにより示される値と同じである。つまり、320MHz帯域幅では、トリガフレーム内のUL SRP1フィールドの値は、UL SRP2フィールドの値と同じであり、これは、UL SRP1=UL SRP2と表され得る。トリガフレーム内のUL SRP3フィールドの値は、UL SRP4フィールドの値と同じであり、これは、UL SRP3=UL SRP4と表され得る。
HE TB PPDUでは、HE-SIG-A内の4つのSRPフィールドがトリガフレーム内の4つのUL SRPフィールドと1対1で対応する、つまり、HE-SIG-A内の4つのSRPフィールドの値は依然として、トリガフレーム内の4つのUL SRPフィールドの値からコピーされている。EHT TB PPDUについては、U-SIGは、2つのSRPフィールドのみを含む。U-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、UL SRP1フィールドまたはUL SRP2フィールドにより示される値に等しく、U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、UL SRP3フィールドまたはUL SRP4フィールドにより示される値に等しい。言い換えると、EHT TB PPDUの帯域幅が320MHzである場合、U-SIG内のSRP1フィールドの値は、UL SRP1フィールドまたはUL SRP2フィールドの値に等しく、これは、SRP1=UL SRP1/UL SRP2と表され得る。U-SIG内のSRP2フィールドの値は、UL SRP3フィールドまたはUL SRP4フィールドの値に等しく、これは、SRP2=UL SRP3/UL SRP4と表され得る。U-SIGは、2つのSRPフィールドを用いて320MHz帯域幅全体のSRP値を決定し(トリガフレーム内の4つのUL SRPフィールドは依然として、プライマリ160MHzにおける各80MHzサブバンドのSRP値のみを示し、セカンダリ160MHzにおけるSRP値は、プライマリ160MHzにおけるSRP値と同じである)、HE-SIG-A内の4つのSRPフィールドは、プライマリ160MHzチャネル上のSRP情報を正しく示していることが分かる。
任意選択的に、320MHz帯域幅では、どのようにトリガフレーム内のUL SRP1フィールドにより示される値をUL SRP2フィールドにより示される値と同じ(またはUL SRP1=UL SRP2)にするか、および、どのようにUL SRP3フィールドにより示される値をUL SRP4フィールドにより示される値と同じ(またはUL SRP3=UL SRP4)にするかは、APにより決定され得る。詳細については、前述の80MHzまたは160MHz帯域幅における対応する説明を参照されたい。ここでは詳細を再び説明しない。
異なる帯域幅(80MHz/160MHz/320MHz)では、トリガフレーム内のUL SRP1フィールドからUL SRP4フィールドまでの設定、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドの設定、およびEHT TB PPDUのU-SIG内のHE TB PPDUのHE-SIG-A内のSRP1フィールドからSRP4フィールドまでの設定は表5のように要約され得ることが分かる。表5における「/」は、「または」の関係を表す。
[表5]
実際の適用では、U-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドを設定する方式を参照して本願の実施形態2が実装される場合において、帯域幅が実施形態1における20MHzおよび/または40MHzであるときは、20/40/80/160/320MHzの帯域幅では、トリガフレーム内のUL SRP1フィールドからUL SRP4フィールドまでの設定、U-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドの設定、およびHE-SIG-A内のSRP1フィールドからSRP4フィールドまでの設定は、以下の表6に示されるように要約され得ることが理解され得る。表6における「/」は、「または」の関係を表す。
[表6]
本願の本実施形態において、U-SIGのSRPフィールドに適合するためにトリガフレーム内のUL SRP値が変更され(つまり、トリガフレームの内容が変更され)、U-SIG内の空間再使用パラメータフィールドが設定され、その結果、トリガフレームは、アップリンクEHT TB PPDUを送信するようEHTステーションをスケジューリングでき、またはHEステーションおよびEHTステーションは、同じトリガフレームを用いることによりスケジューリングされ得ることが分かる。
任意選択的な実施形態において、任意の帯域幅(例えば、20MHz、40MHz、80MHz、160MHzまたは320MHz)では、トリガフレーム内のUL SRP値が変更され、その結果、帯域幅全体に1つのUL SRP値のみが存在する、つまり、トリガフレーム内に含まれる4つのUL SRPフィールドにより示される値は同じである。言い換えると、任意の帯域幅では、トリガフレーム内に含まれる4つのUL SRPフィールドの値は同じであり、これは、UL SRP1=UL SRP2=UL SRP3=UL SRP4と表され得る。
HE TB PPDUでは、HE-SIG-A内の4つのSRPフィールドがトリガフレーム内の4つのUL SRPフィールドと1対1で対応する、つまり、HE-SIG-A内の4つのSRPフィールドの値は依然として、トリガフレーム内の4つのUL SRPフィールドの値からコピーされている。EHT TB PPDUについては、U-SIGは、2つのSRPフィールドのみを含む。U-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドにより示される値の両方が、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドのいずれか1つにより示される値に等しい。言い換えると、EHT TB PPDUの帯域幅が任意の帯域幅である場合、U-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドの値は、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドのいずれか1つの値に等しく、これは、SRP1=SRP2=UL SRP1/UL SRP2/UL SRP3/UL SRP4と表され得る。
本願の本実施形態において、U-SIG内の2つのSRPフィールドは依然としてそれぞれ、帯域幅全体の半分のSRP値を示すことが分かる。
[実施形態3]
本願の実施形態3は、320MHz帯域幅の事例において、トリガフレーム内の特別なユーザ情報フィールドがEHT TB PPDUの空間再使用パラメータを独立して示すことを主に説明する。
実際の適用では、本願の実施形態3は、20MHz、40MHz、80MHzおよび160MHzの帯域幅においてU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドを設定する方式に関して、前述の実施形態1または実施形態2を参照して実装され得ることが理解され得る。本願の実施形態3は、代替的に、別個に実装され得る。これは、本願の本実施形態において限定されない。
図10を参照されたい。図10は、本願の一実施形態による、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法の概略フローチャート3である。図10に示されるように、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法は、限定されるわけではないが、以下の段階を含む。
S301:APがトリガフレームを送信する。トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられ、トリガフレームは、第1のインジケーション情報を保持し、第1のインジケーション情報は、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値を示す。
S302:STAがトリガフレームを受信する。
S303:STAがEHT TB PPDUを送信する。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値は、第1のインジケーション情報に基づいて決定される。
S304:APが、ステーションにより送信されるEHT TB PPDUを受信する。
任意選択的に、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようEHTステーションをトリガするためにのみ用いられ得るわけではなく、HE TB PPDUを送信するようHEステーションをトリガするためにも用いられ得る。代替的に、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようEHTステーションをトリガするためにのみ用いられ、またはHE TB PPDUを送信するようHEステーションをトリガするためにのみ用いられ得る。本願の本実施形態は、トリガフレームが、EHT TB PPDUを送信するよう、EHTステーションをトリガするために用いられる事例に重点を置いているが、トリガフレームが、EHT TB PPDUを送信するよう、EHTステーションをトリガするためにのみ用いられる事例に限定されるわけではなく、トリガフレームが、EHT TB PPDUを送信するようEHTステーションを、HE TB PPDUを送信するようHEステーション/EHTステーションを同時にトリガするために用いられる事例も含み得る。
任意選択的に、EHT TB PPDUのU-SIGは、SRP1フィールドおよびSRP2フィールドという2つの空間再使用パラメータ(SRP)フィールドのみを含む。SRP1フィールドおよびSRP2フィールドはそれぞれ、異なるサブチャネル上のSRP値を示し、SRP値は、対応するサブチャネル上のAPの伝送電力およびAPにより受け取られる最大干渉電力の和に等しい。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドは、他の名前、例えば、PSR1フィールドおよびPSR2フィールドを有し得ることを理解されたい。これは、本願の本実施形態において限定されない。
トリガフレームは、第1のインジケーション情報を保持してよく、第1のインジケーション情報は、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドの値を示してよく、または第1のインジケーション情報は、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドの値を示す。第1のインジケーション情報は、トリガフレームのユーザ情報フィールド内に位置し得る。ユーザ情報フィールドのアソシエーション識別子(association identifier、AID)12フィールドの値は、予め設定された値である。予め設定された値は、2008から2044まで、または2046から4095までのいずれか1つであってよい。例えば、予め設定された値は、2044である。任意選択的に、トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのUL SRPフィールド、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドを含む。4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、HE TB PPDU内の4つのSRPフィールドの値を示し得る。
任意選択的に、EHT TB PPDUの帯域幅は、320MHzである。HEステーションが320MHz帯域幅における伝送を実行できない事例では、トリガフレームの共通情報フィールド内に含まれる4つのUL SRPフィールドは依然としてそれぞれ、周波数の昇順のプライマリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値を示す。HEステーションは、トリガフレームを受信した後、トリガフレーム内の4つのUL SRPフィールドの値をHE TB PPDUのHE-SIG-A内の4つのSRPフィールドへコピーする。したがって、4つのUL SRPフィールドは、HE-SIG-A内の4つのSRPフィールドを示す値とも理解され得る。
EHTステーションについては、トリガフレーム内のユーザ情報フィールド内のAID12フィールドが特別な値(例えば、AID12=2044)に設定され、その結果、EHTステーションは、ユーザ情報フィールドがU-SIG内のSRPフィールドを設定するよう機能することを識別できる。言い換えると、ユーザ情報フィールドは、第1のインジケーション情報を保持し、これは、U-SIG内のSRP1フィールドおよび/またはSRP2フィールドの値を示す。HEステーションは、AID12フィールドがトリガフレーム内の特別な値であるユーザ情報フィールドを解析せず、または、HEステーションは、AID12フィールドが特別な値であるユーザ情報フィールドを受信し、これはこのフィールドがHEステーションとは無関係である旨を示すことを理解されたい。言い換えると、トリガフレームに追加された第1のインジケーション情報は、HEステーションの挙動に影響を及ぼさない。
第1のインジケーション情報がU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドの値を示す場合、ユーザ情報フィールド内のAID12フィールドの後の8ビットは、第1のインジケーション情報を保持するために用いられる。8ビットの最初の4ビットは、U-SIG内のSRP1フィールドの値を示し、8ビットの最後の4ビットは、SRP2フィールドの値を示す。8ビットは、第1のフィールドおよび第2のフィールドにより表され得ることを理解されたい。第1のフィールドは、8ビットの最初の4ビットであり、第2のフィールドは、8ビットの最後の4ビットである。具体的には、AID12フィールド(例えば、AID12=2044)に続く第1のフィールドは、U-SIG内のSRP1フィールドの値を示し、AID12フィールド(例えば、AID12=2044)に続く第2のフィールドは、U-SIG内のSRP2フィールドの値を示す。第1のフィールドは、U-SIGのUL SRP1フィールドと称されることがあり、第2のフィールドは、U-SIGのUL SRP2フィールドと称されることがあることをさらに理解されたい。第1のフィールドおよび第2のフィールドは、他の名前を有し得る。これは、本願の本実施形態において限定されない。
EHTステーションは、トリガフレームを受信した後、送信対象EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値をトリガフレームのユーザ情報フィールド内の第1のフィールドの値に設定し、U-SIG内のSRP2フィールドの値をトリガフレームのユーザ情報フィールド内の第2のフィールドの値に設定する。トリガフレームのユーザ情報フィールド内の第1のフィールドおよび第2のフィールドは各々、160MHz帯域幅に対応する。例えば、第1のフィールドは、周波数の昇順の1番目の160MHz帯域幅に対応し、第2のフィールドは、周波数の昇順の2番目の160MHz帯域幅に対応する。言い換えると、U-SIG内のSRP1フィールドは、周波数の昇順の1番目の160MHz帯域幅に対応し、U-SIG内のSRP2フィールドは、周波数の昇順の2番目の160MHz帯域幅に対応する。
図11aを参照されたい。図11aは、本願の一実施形態による、トリガフレームのU-SIG内のSRPを示す概略図である。図11aに示されるように、トリガフレームのユーザ情報フィールドは、AID12フィールド、U-SIGに用いられるUL SRP1フィールドおよびU-SIGに用いられるUL SRP2フィールド等を含む。AID12フィールドの値は、特別な値、例えば2044である。U-SIGのUL SRP1フィールドおよびU-SIGのUL SRP2フィールドは、AID12フィールドの後に位置しており、AID12フィールドに隣接してよく、またはAID12フィールドに隣接しなくてよい。U-SIGのUL SRP1フィールドは、U-SIG内のSRP1フィールドの値を示し、U-SIGのUL SRP2フィールドは、U-SIG内のSRP2フィールドの値を示す。U-SIGのUL SRP1フィールドにより示される値は、APの伝送電力およびプライマリ160MHzチャネル上のAPにより受け取られる最大干渉電力の和に等しい。U-SIGのUL SRP2フィールドにより示される値は、APの伝送電力およびセカンダリ160MHzチャネル上のAPにより受け取られる最大干渉電力の和に等しい。値の間の対応関係、およびU-SIGのUL SRP1フィールドおよびU-SIGのUL SRP2フィールドの意味については、前述の実施形態1における表3が参照され得る。
第1のインジケーション情報がU-SIG内のSRP2フィールドの値のみを示す場合、ユーザ情報フィールド内のAID12フィールドの後の4ビットは、第1のインジケーション情報を保持するために用いられる。言い換えると、この4ビットは、U-SIG内のSRP2フィールドの値を示す。この4ビットは、U-SIGのUL SRP2フィールドと称されることがあり、他の名前を有することもあり得る。これは、本願の本実施形態において限定されない。任意選択的に、第1のインジケーション情報がU-SIG内のSRP2フィールドの値のみを示す場合、トリガフレームの共通情報フィールド内の4つの予約ビットは、第1のインジケーション情報を保持するために用いられ得る、つまり、4つの予約ビットは、U-SIG内のSRP2フィールドの値を示すために用いられる。トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのUL SRPフィールドを含む。EHTステーションは、トリガフレームを受信した後、送信対象EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値をトリガフレームの共通情報フィールド内に含まれる4つのUL SRPフィールドの値のうちの最も小さい値に設定し、つまり、SRP1=min(UL SRP1,UL SRP2,UL SRP3,UL SRP4);U-SIG内のSRP2フィールドの値をトリガフレームのユーザ情報フィールド内のU-SIGのUL SRP2フィールドの値に設定する。U-SIG内のSRP1フィールドは、周波数の昇順の1番目の160MHz帯域幅に対応し、U-SIG内のSRP2フィールドは、周波数の昇順の2番目の160MHz帯域幅に対応する。
図11bを参照されたい。図11bは、本願の一実施形態による、トリガフレームのU-SIG内のSRPを示す別の概略図である。図11bに示されるように、トリガフレームの共通情報フィールドは、周波数の昇順のプライマリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値をそれぞれ示す4つのUL SRPフィールドを含む。トリガフレームのユーザ情報フィールドは、AID12フィールド、およびU-SIGのUL SRP2フィールド等を含む。AID12フィールドの値は、特別な値、例えば2044である。U-SIGのUL SRP2フィールドは、AID12フィールドの後に位置しており、AID12フィールドに隣接してよく、またはAID12フィールドに隣接しなくてよい。U-SIGのUL SRP2フィールドは、U-SIG内のSRP2フィールドの値を示す。U-SIGのUL SRP2フィールドにより示される値は、セカンダリ160MHzチャネル上のAPの伝送電力およびAPにより受け取られる最大干渉電力の和に等しく、またはセカンダリ160MHzチャネル上のSRP値に等しい。値の間の対応関係、およびU-SIGのUL SRP2フィールドの意味については、前述の実施形態1における表3が参照され得る。
本願の本実施形態は、320MHz帯域幅においてU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドを設定する方式に主に重点を置いていることを理解されたい。160MHzまたはより小さい帯域幅においてU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドを設定する方式については、実施形態1または実施形態2における関連する説明を参照されたい。ここでは詳細を再び説明しない。
本願の本実施形態では、320MHz帯域幅の事例において、トリガフレーム内の特別なユーザ情報フィールドがEHT TB PPDUの空間再使用パラメータを独立して示すことが分かる。特別なユーザ情報フィールドの意味は明確であり、HEステーションのスケジューリングは影響を受けない。このように、HEステーションおよびEHTステーションは、同じトリガフレームを用いることによりスケジューリングされ得る。
[実施形態4]
本願の実施形態4は、EHT TB PPDUのみを送信するようEHTステーションがスケジューリングされる場合にトリガフレーム内のUL SRP値を設定する方式を主に説明する。
図12を参照されたい。図12は、本願の一実施形態による、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法の概略フローチャート4である。図12に示されるように、PPDU内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法は、限定されるわけではないが、以下の段階を含む。
S401:APがトリガフレームを送信する。トリガフレームは、第2のインジケーション情報を保持し、第2のインジケーション情報は、トリガフレームがEHT TB PPDUのみを送信するようステーションをスケジューリングするために用いられることを示し、トリガフレームの共通情報フィールドは、第1のUL SRPフィールドおよび第2のUL SRPフィールドを含み、第1のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅における第1の帯域幅のSRP値を示し、第2のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅における第2の帯域幅のSRP値を示し、第1の帯域幅および第2の帯域幅の両方が、EHT TB PPDUの帯域幅の半分であり、第1の帯域幅の周波数は、第2の帯域幅の周波数よりも低い。
S402:STAがトリガフレームを受信する。
S403:STAがEHT TB PPDUを送信する。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、第1のUL SRPフィールドにより示される値に等しく、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、第2のUL SRPフィールドにより示される値に等しい。
S404;APが、ステーションにより送信されるEHT TB PPDUを受信する。
任意選択的に、EHT TB PPDUのU-SIGは、SRP1フィールドおよびSRP2フィールドという2つの空間再使用パラメータ(SRP)フィールドのみを含む。SRP1フィールドおよびSRP2フィールドはそれぞれ、異なるサブチャネル上のSRP値を示し、SRP値は、対応するサブチャネル上のAPの伝送電力およびAPにより受け取られる最大干渉電力の和に等しい。EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドは、他の名前、例えば、PSR1フィールドおよびPSR2フィールドを有し得ることを理解されたい。これは、本願の本実施形態において限定されない。
具体的には、トリガフレームは、第2のインジケーション情報を保持し、第2のインジケーション情報は、トリガフレームがEHT TB PPDUのみを送信するようステーション(またはEHTステーション)をスケジューリングするために用いられることを示す。第2のインジケーション情報は、1から4ビットであってよい。EHT TB PPDUのU-SIGフィールドは2つのSRPフィールドのみを含んでおり、トリガフレームがHEステーションをスケジューリングしないので、2つの有効なUL SRPフィールドのみが、トリガフレームの共通情報フィールド内に必要とされる。トリガフレームの共通情報フィールドは、第1のUL SRPフィールドおよび第2のUL SRPフィールドを含み得る。第1のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅における第1の帯域幅のSRP値を示してよく、第2のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅における第2の帯域幅のSRP値を示してよい。第1の帯域幅および第2の帯域幅は、EHT TB PPDUの帯域幅の半分に等しい。第1の帯域幅は、周波数の昇順のEHT TB PPDUの帯域幅における低周波数部分であり、第2の帯域幅は、周波数の昇順のEHT TB PPDUの帯域幅における高周波数部分である、つまり、第1の帯域幅の周波数は、第2の帯域幅の周波数よりも低い。
EHTステーションは、トリガフレームを受信した後、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値を第1のUL SRPフィールドにより示される値に設定し、U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値を第2のUL SRPフィールドにより示される値に設定する。言い換えると、U-SIG内のSRP1フィールドの値は、第1のUL SRPフィールドの値に等しく、U-SIG内のSRP2フィールドの値は、第2のUL SRPフィールドの値に等しい。
EHT TB PPDUの帯域幅が40MHzである場合、第1のUL SRPフィールドは、周波数の昇順の40MHz帯域幅における1番目の20MHz(つまり、低い20MHz)帯域幅におけるSRP値を示し、第2のUL SRPフィールドは、周波数の昇順の40MHz帯域幅における2番目の20MHz(つまり、高い20MHz)帯域幅におけるSRP値を示すことを理解されたい。EHT TB PPDUの帯域幅が80MHzである場合、第1のUL SRPフィールドは、周波数の昇順の80MHz帯域幅における1番目の40MHz(つまり、低い40MHz)帯域幅におけるSRP値を示し、第2のUL SRPフィールドは、周波数の昇順の80MHz帯域幅における2番目の40MHz(つまり、高い40MHz)帯域幅におけるSRP値を示す。EHT TB PPDUの帯域幅が160MHzである場合、第1のUL SRPフィールドは、周波数の昇順の160MHz帯域幅における1番目の80MHz(つまり、低い80MHz)帯域幅におけるSRP値を示し、第2のUL SRPフィールドは、周波数の昇順の160MHz帯域幅における2番目の80MHz(つまり、高い80MHz)帯域幅におけるSRP値を示す。EHT TB PPDUの帯域幅が320MHzである場合、第1のUL SRPフィールドは、周波数の昇順の320MHz帯域幅における1番目の160MHz(つまり、低い160MHz)帯域幅におけるSRP値を示し、第2のUL SRPフィールドは、周波数の昇順の320MHz帯域幅における2番目の160MHz(つまり、高い160MHz)帯域幅におけるSRP値を示す。
任意選択的に、EHT TB PPDUの帯域幅が20MHzである場合、第1のUL SRPフィールドの値は、第2のUL SRPフィールドの値と同じであり、第1のUL SRPフィールドおよび第2のUL SRPフィールドの両方が、20MHz帯域幅のSRP値を示す。
任意選択的に、第1のUL SRPフィールドおよび第2のUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドまたはUL SRP4フィールドのいずれか1つであってよく、第1のUL SRPフィールドは、第2のUL SRPフィールドとは異なる。例えば、第1のUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールドであり、第2のUL SRPフィールドは、UL SRP2フィールドであり、他のUL SRPフィールド(つまり、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールド)は、別の目的で予約または使用される(例えば、アップリンクマルチAP伝送のパラメータ、例えば、APの数、AP識別子;または自動ハイブリッド再送要求(hybrid automatic repeat request、HARQ)のパラメータ、例えば、再伝送インジケーションまたはHARQ組み合わせタイプとして使用される)。別の例では、第1のUL SRPフィールドは、UL SRP3フィールドであり、第2のUL SRPフィールドは、UL SRP4フィールドであり、他のUL SRPフィールド(つまり、UL SRP1フィールドおよびUL SRP2フィールド)は、別の目的で予約または使用される。さらに別の例では、第1のUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールドであり、第2のUL SRPフィールドは、UL SRP3フィールドであり、他のUL SRPフィールド(つまり、UL SRP2フィールドおよびUL SRP4フィールド)は、別の目的で予約または使用される。別の例では、第1のUL SRPフィールドは、UL SRP2フィールドであり、第2のUL SRPフィールドは、UL SRP3フィールドであり、他のUL SRPフィールド(つまり、UL SRP1フィールドおよびUL SRP4フィールド)は、別の目的で予約または使用される。
本願の本実施形態において、EHTステーションがEHT TB PPDUのみを送信するようスケジューリングされていることをトリガフレームが示す場合、トリガフレーム内の2つのUL SRPフィールド(他方の2つのUL SRPフィールドは予約されている)のみが、総帯域幅のうちの周波数の低い方の半分および周波数の高い方の半分におけるSRP値をそれぞれ示すために用いられることが分かる。EHTステーションは、トリガフレーム内の2つのUL SRPフィールドの値をU-SIG内の2つのSRPフィールドへコピーする。これにより、U-SIG内のSRPフィールドが不十分であることを解決でき、トリガフレーム内のインジケーションオーバーヘッドを低減できる。
[実施形態5]
前述の実施形態1から実施形態4は、異なるシナリオにおいて1つまたは複数のステーションがEHT TB PPDUを送信する場合にU-SIGの2つのSRPフィールドを設定する方法を説明している。本願の実施形態5は、802.11beにおける空間再使用パラメータに基づいて空間再使用方法を主に説明する。
実際の適用では、本願の実施形態5は、実施形態1から実施形態4のいずれか1つを参照して実装されてよく、または別個に実装されてよいことが理解され得る。これは、本願の本実施形態において限定されない。
本願の本実施形態において、第1のAPおよび第1のSTAは、BSS1として示される同じBSSに属することが理解され得る。第2のAPおよび第2のSTAは、BSS2として示される別のBSSに属する。第1のAPおよび第2のAPは、BSS1およびBSS2により形成されるOBSS内に位置している。したがって、第2のAPがパラメータ化空間再使用伝送(parameterized spatial reuse transmission、PSRT)PPDUを送信するときに生成されるエネルギーにより引き起こされる、第1のAPによるEHT TB PPDUの受信への干渉を低減するために、第2のAPがPSRT PPDUを送信するときに用いられる伝送電力は、制限される必要がある。
任意選択的に、本願の本実施形態において、第2のAPは、第1のAPおよび第1のSTAにより送信される情報を受信し得る。
図13を参照されたい。図13は、本願の一実施形態による空間再使用方法の概略フローチャートである。図13に示されるように、空間再使用方法は、限定されるわけではないが、以下の段階を含む。
S501:第1のAPが、トリガフレーム(trigger frame)を含むパラメータ化空間再使用受信(parameterized spatial reuse reception、PSRR)PPDUを送信する。トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するよう第1のSTAをスケジューリングするために用いられる。それに応じて、第1のSTAは、トリガフレームを受信する。
トリガフレームに加え、PSRR PPDUは、他の情報をさらに含み得ることが理解され得る。しかしながら、本願の本実施形態は、PSRR PPDU内のトリガフレーム部分に重点を置いている。したがって、PSRR PPDU内に含まれる他の情報については、本願の本実施形態において説明しない。
具体的には、トリガフレームを含むPSRR PPDUは、アップリンクデータ伝送を実行するよう、例えば、アップリンクEHT TB PPDUを送信するようステーションをスケジューリングするために用いられる。図6aに示されるように、トリガフレームの共通情報フィールドは、アップリンク空間再使用(UL Spatial Reuse)フィールドを含む。アップリンク空間再使用フィールドは、長さが4ビットである4つのアップリンク空間再使用パラメータ(UL SRP)フィールドを含んでよく、これらは、APの伝送電力およびAPにより受け取られる最大干渉電力の和を示す。アップリンク空間再使用フィールド内に含まれる4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドである。異なる帯域幅における4つのUL SRPフィールドの実装については、実施形態1から実施形態4のいずれか1つを参照されたい。ここでは詳細を再び説明しない。
S502:第1のSTAがEHT TB PPDUを送信する。それに応じて。第1のAPは、ステーションにより送信されるEHT TB PPDUを受信する。
本願の本実施形態における「第1のAP」は、実施形態1から実施形態4において説明された「AP」であり、本願の本実施形態における「第1のSTA」は、実施形態1から実施形態4において説明された「STA」である。
具体的には、本願の本実施形態における段階S502の実装については、実施形態1における段階S103の実装を参照されたい。ここでは詳細を再び説明しない。代替的に、本願の本実施形態における段階S502の実装については、実施形態2における段階S203の実装を参照されたい。ここでは詳細を再び説明しない。代替的に、本願の本実施形態における段階S502の実装については、実施形態3における段階S303の実装を参照されたい。ここでは詳細を再び説明しない。代替的に、本願の本実施形態における段階S502の実装については、実施形態4における段階S403の実装を参照されたい。ここでは詳細を再び説明しない。
S503:第2のAPが、EHT TB PPDUのU-SIG内に含まれるSRP1フィールドおよびSRP2フィールドによりそれぞれ示される値、および/またはトリガフレームの共通情報フィールド内に含まれる4つのUL SRPフィールドによりそれぞれ示される値に基づいて、パラメータ化空間再使用伝送PSRT PPDUの伝送電力を決定する。
S504:第2のAPがPSRT PPDUの伝送電力に基づいてPSRT PPDUを送信する。それに応じて、第2のSTAは、PSRT PPDUを受信する。
具体的には、第1のAPおよび第2のAPは、BSS1およびBSS2により形成されるOBSS内に位置している。したがって、第2のAPも、第1のAPによい送信されるトリガフレームを受信し得る。したがって、トリガフレームを含むPSRR PPDUを第1のAPが送信した後、第2のAPは、トリガフレームを含むPSRR PPDUを受信する。トリガフレームは、4つのUL SRPフィールドを含み、1つのUL SRPフィールドにより示される値は、第1のAPの伝送電力および第1のAPにより受け取られる最大干渉電力の和に等しい。第2のAPも、第1のSTAにより送信されるEHT TB PPDUを受信してよく、EHT TB PPDUのU-SIGは、SRP1フィールドおよびSRP2フィールドを含む。SRP1フィールドにより示される値は、第1のサブチャネル上の第1のAPの伝送電力および第1のAPにより受け取られる最大干渉電力の和に等しい。SRP2フィールドにより示される値は、第2のサブチャネル上の第1のAPの伝送電力および第1のAPにより受け取られる最大干渉電力の和である。第1のサブチャネルの帯域幅および第2のサブチャネルの帯域幅は、EHT TB PPDUの帯域幅の半分に等しく、第1のサブチャネルの周波数は、第2のサブチャネルの周波数よりも低い。
第2のAPがPSRR PPDUおよびEHT TB PPDUを受信した(つまり、第1のSTAがEHT TB PPDUを送信したと判定された)後、第2のAPは、PSRR PPDUが受信される電力(すなわち受信電力レベル、received power level、RPL)、U-SIG内に含まれるSRP1フィールドおよびSRP2フィールドによりそれぞれ示される値、および/または4つのUL SRPフィールドによりそれぞれ示される値に基づいて、PSRT PPDUを送信するために用いられる伝送電力を計算する。第2のAPは、計算を通じて取得された伝送電力に基づいて、PSRT PPDUを送信する。それに応じて、第2のSTAは、PSRT PPDUを受信し、PSRT PPDUに応答して、応答フレームを第2のAPへ返信する。
図14を参照されたい。図14は、本願の一実施形態による空間再使用方法のシーケンス図である。AP1およびAP2が同じOBSS内に位置し、AP1およびSTA1がBSS1に属し、AP2およびSTA2がBSS2に属することが想定されている。図14に示されるように、AP1(すなわち第1のAP)は、トリガフレームを含むPSRR PPDUを送信する。STA1(すなわち第1のSTA)は、PSRR PPDUを受信した後、トリガフレームのインジケーションに基づいて、アップリンクEHT TB PPDUをある時間間隔(例えば、ショートフレーム間空間)で送信する。AP1およびAP2が同じOBSS内に位置しているので、AP2は、AP1により送信されるPSRR PPDUおよびSTAにより送信されるEHT TB PPDUを受信し得る。AP2(すなわち、第2のAP)は、PSRR PPDUおよびEHT TB PPDUを受信した後、PSRR PPDUが受信される電力(すなわち、RPL)、およびEHT TB PPDU内の2つのSRP値および/または4つのUL SRP値に基づいて、AP2によりPSRT PPDUを送信するために用いられる電力を計算する。EHT TB PPDUが送信されたことを検出した後、AP2は、計算を通じて取得された電力に基づいて、PSRT PPDUを送信する。STA2(すなわち、第2のSTA)は、PSRT PPDUを受信した後、ブロック肯定応答(block acknowledge)フレームをある時間間隔(例えば、ショートフレーム間空間)で送信して、STA2がPSRT PPDUを受信している旨の肯定応答をする。
任意選択的に、計算を通じて第2のAPにより取得されたPSRT PPDUの伝送電力は、以下の式を満たす。
PPDU伝送電力(第2のAPによりPSRT PPDUを送信するために用いられる)-log10(PSRT PPDU帯域幅/20MHz)≦SRP-RPL(1-1)
式(1-1)におけるlog10(PSRT PPDU帯域幅/20MHz)は、帯域幅正規化係数を示す。式(1-1)において、SRPは、サブチャネル上のSRP値である。式(1-1)において、RPLは、トリガPPDU(トリガフレームを含むPPDU)の非HE部分または非EHT PPDU部分におけるPSRR PPDU帯域幅での全ての受信アンテナコネクタにおける組み合わされた伝送電力である(RPLは、PPDUを受信するために用いられる全てのアンテナについて平均された、トリガPPDUのHE PPDUプリアンブルの非HE部分中の、PSRR PPDU帯域幅での受信アンテナコネクタにおける組み合わされた伝送電力である)。帯域幅正規化は、式(1-1)におけるSRPおよびPRLの値に対して実行済みである。UL SRPフィールドにより示される値が、AP(ここでは、第1のAP)の伝送電力およびAP(ここでは、第1のAP)により受け取られる最大干渉電力の和に等しいので、AP(ここでは、第1のAP)により受け取られる最大干渉電力は、空間再使用パラメータ(SRP)の値により決定されることを理解されたい。
任意選択的に、第2のAPは、PSRR PPDUを用いることによりRPLを取得してよく、PSRR PPDU内のUL SRPを取得しないが、EHT TB PPDUのU-SIGを用いることによりSRPを取得する。具体的には、第2のAPは、PSRR PPDUが受信される電力(すなわち、RPL)、およびU-SIG内に含まれるSRP1フィールドおよびSRP2フィールドによりそれぞれ示される値に基づいて、PSRT PPDUを送信するために用いられる伝送電力を計算する。代替的に、第2のAPは、PSRR PPDUを用いることによりRPLおよびUL SRPの両方を取得してよく、EHT TB PPDUが受信されていると判定した後、U-SIG内のSRPを取得しない。具体的には、第2のAPは、PSRR PPDUが受信される電力(すなわち、RPL)、および4つのUL SRPフィールドによりそれぞれ示される値に基づいて、PSRT PPDUを送信するために用いられる伝送電力を計算する。
任意選択的に、前述の式(1-1)は、以下の式(1-2)と同等であってよい。
第2のAPの正規化された伝送電力≦第1のAPの伝送電力+第1のAPにより受け取られる最大干渉電力-第1のAPにより送信されるPSRR PPDUを第2のAPが受信する電力(1-2)
式(1-2)の右辺、すなわち、第1のAPの伝送電力から、第1のAPにより送信されるPSRR PPDUを第2のAPが受信する電力を引いたものは、第1のAPおよび第2のAPの間の経路損失(path loss)に等しい。
したがって、式(1-2)は、代替的に、以下の式(1-3)と同等であってよい。
第2のAPの正規化された伝送電力≦第1のAPにより受け取られる最大干渉電力+第1のAPおよび第2のAPの間の経路損失(1-3)
式(1-3)は、代替的に、以下の式(1-4)と同等であってよい。
第2のAPの正規化された伝送電力-第1のAPおよび第2のAPの間の経路損失≦第1のAPにより受け取られる最大干渉電力(1-4)
式(1-4)の左辺、すなわち、第2のAPの正規化された伝送電力から、第1のAPおよび第2のAPの間の経路損失を引いたものが、第2のAPにより引き起こされる、第1のAPへの干渉を表すので、式(1-4)は、以下の式(1-5)と同等であってよい。第2のAPにより引き起こされる、第1のAPへの干渉≦第1のAPにより受け取られる最大干渉電力(1-5)
本願の本実施形態は、U-SIG内の2つのSRPフィールドの事例とEHT TB PPDUが互換性を有するようにするための空間再使用方法を提供し、空間再使用は、EHT規格に準拠して実装されることが分かる。このように、重複基本サービスセットにおけるデバイスは、伝送を同時に実行し、伝送効率を向上させ得る。
任意選択的な実施形態において、本願において提供される空間再使用方法は、第2のSTAにも適用され得る。図15は、本願の一実施形態による空間再使用方法の別の概略フローチャートである。本願の本実施形態において、第1のAPおよび第1のSTAは、BSS1として示される同じBSSに属することが理解され得る。第2のAPおよび第2のSTAは、BSS2として示される別のBSSに属する。第1のAPおよび第2のSTAは、BSS1およびBSS2により形成されるOBSS内に位置している。したがって、第2のSTAがPSRT PPDUの応答フレームを送信するときに生成されるエネルギーにより引き起こされる、第1のAPによるEHT TB PPDUの受信への干渉を低減するために、第2のSTAが応答フレームを送信するときに用いられる伝送電力は、制限される必要がある。
任意選択的に、本願の本実施形態において、第2のSTAは、第1のAPおよび第1のSTAにより送信される情報を受信し得る。
図15に示されるように、空間再使用方法は、限定されるわけではないが、以下の段階を含む。
S601:第1のAPが、トリガフレームを含むパラメータ化空間再使用受信PSRR PPDUを送信する。トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するよう第1のSTAをスケジューリングするために用いられる。それに応じて、第1のSTAは、トリガフレームを受信する。
S602:第1のSTAがEHT TB PPDUを送信する。それに応じて。第1のAPは、ステーションにより送信されるEHT TB PPDUを受信する。
具体的には、本願の本実施形態における段階S601および段階S602の実装については、図13に示される実施形態における段階S501および段階S502の実装を参照されたい。ここでは詳細を再び説明しない。
S603:第2のAPがPSRT PPDUを送信する。それに応じて、第2のSTAは、PSRT PPDUを受信する。
S604:第2のSTAが、EHT TB PPDUのU-SIG内に含まれるSRP1フィールドおよびSRP2フィールドによりそれぞれ示される値、および/またはトリガフレームの共通情報フィールド内に含まれる4つのUL SRPフィールドによりそれぞれ示される値に基づいて、PSRT PPDUに応答しての応答フレームの伝送電力を決定する。
S605:第2のSTAが、応答フレームの伝送電力に基づいて、応答フレームを送信する。
具体的には、本願の本実施形態における段階S604および段階S605の実装については、図13に示される実施形態における段階S503および段階S504の実装を参照されたい。ここでは詳細を再び説明しない。段階S604におけるPSRT PPDUに応答しての応答フレームの伝送電力は、段階S503におけるPSRT PPDUの伝送電力に対応することを理解されたい。段階S604における応答フレームの伝送電力を決定する方式については、段階S503におけるPSRT PPDUの伝送電力を決定する方式を参照されたい。ここでは詳細を再び説明しない。
任意選択的に、第2のAPも、BSS1およびBSS2により形成されるOBSS内に位置し得る。したがって、第2のSTAがPSRT PPDUの応答フレームを送信するときに生成されるエネルギーおよび第2のAPがPSRT PPDUを送信するときに生成されるエネルギーにより引き起こされる、第1のAPによるEHT TB PPDUの受信への干渉を低減するために、第2のSTAが応答フレームを送信するときに用いられる伝送電力および第2のAPがPSRT PPDUを送信するときに用いられる伝送電力の両方は、制限される必要がある。したがって、第1のAP、第2のSTAおよび第2のAPが全て、BSS1およびBSS2により形成されるOBSS内に位置している場合、第2のAPがPSRT PPDUを送信する前に(つまり、段階S603の前に)、第2のAPは、EHT TB PPDUのU-SIG内に含まれるSRP1フィールドおよびSRP2フィールドによりそれぞれ示される値、および/またはトリガフレームの共通情報フィールド内に含まれる4つのUL SRPフィールドによりそれぞれ示される値に基づいて、PSRT PPDUの伝送電力を決定し得る。この場合、段階S603は、具体的には、PSRT PPDUの伝送電力に基づいてPSRT PPDUを送信する、である。
本願の本実施形態は、U-SIG内の2つのSRPフィールドの事例とEHT TB PPDUが互換性を有するようにするための空間再使用方法を提供し、空間再使用は、EHT規格に準拠して実装されることが分かる。このように、重複基本サービスセットにおけるデバイスは、伝送を同時に実行し、伝送効率を向上させ得る。
前述の内容は、本願において提供される方法を詳細に説明している。本願の実施形態における前述の解決手段の実装を容易にするために、本願の実施形態はさらに、対応する装置またはデバイスを提供する。
本願の本実施形態において、APおよびSTAは、前述の方法の例に基づいて、機能モジュールへ分割され得る。例えば、機能モジュールが、対応する機能に基づく分割を通じて取得されてよく、または、2つまたはそれよりも多くの機能が、1つの処理モジュールへ統合されてよい。統合モジュールは、ハードウェアの形式で実装されてよく、またはソフトウェア機能モジュールの形式で実装されてよい。本願の実施形態において、モジュールへの分割は、一例であり、論理的な機能分割に過ぎず、実際の実装では他の分割であってよいことに留意されたい。以下では、図16から図19を参照して、本願の実施形態における通信装置を詳細に説明する。通信装置は、アクセスポイントまたはステーションである。さらに、通信装置は、AP内の装置であってよく、またはSTA内の装置であってよい。
統合されたユニットが用いられる場合、図16を参照されたい。図16は、本願の一実施形態による通信装置1の構造を示す概略図である。通信装置1は、AP、または、AP内のチップ、例えばWi-Fiチップであってよい。図16に示されるように、通信装置1は、トランシーバユニット11を含み、任意選択的に、処理ユニット12を含む。
第1の設計において、トランシーバユニット11は、トリガフレームを送信するように構成されており、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられる。トランシーバユニット11はさらに、ステーションにより送信されるEHT TB PPDUを受信するように構成されている。EHT TB PPDUのユニバーサル信号フィールドU-SIG内の空間再使用パラメータSRP1フィールドおよびSRP2フィールドにより示される値はそれぞれ、トリガフレームの共通情報フィールド内の1つまたは複数のアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドにより示される値に基づいて決定される。
任意選択的に、処理ユニット12は、トリガフレームを生成するように構成されている。
第1の設計における通信装置1は、それに応じて実施形態1を実行してよく、通信装置1内のユニットの前述の動作または機能はそれぞれ、実施形態1におけるAPの対応する動作を実装するために用いられることを理解されたい。簡潔にするために、ここでは詳細を再び説明しない。
第2の設計において、トランシーバユニット11は、トリガフレームを送信するように構成されており、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられ、トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのUL SRPフィールドを含み、4つのUL SRPフィールドのうちの2つは、同じ値を示し、他方の2つは、同じ値を示す。トランシーバユニット11はさらに、ステーションにより送信されるEHT TB PPDUを受信するように構成されており、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、同じ値を示す2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しく、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、同じ値を示す他方の2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しい。
任意選択的に、処理ユニット12は、トリガフレームを生成するように構成されている。
第2の設計における通信装置1は、それに応じて実施形態2を実行してよく、通信装置1内のユニットの前述の動作または機能はそれぞれ、実施形態2におけるAPの対応する動作を実装するために用いられることを理解されたい。簡潔にするために、ここでは詳細を再び説明しない。
第3の設計において、トランシーバユニット11は、トリガフレームを送信するように構成されており、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられ、トリガフレームは、第1のインジケーション情報を保持し、第1のインジケーション情報は、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値を示す。トランシーバユニット11はさらに、ステーションにより送信されるEHT TB PPDUを受信するように構成されており、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値は、第1のインジケーション情報に基づいて決定される。
任意選択的に、処理ユニット12は、トリガフレームを生成するように構成されている。
第3の設計における通信装置1は、それに応じて実施形態3を実行してよく、通信装置1内のユニットの前述の動作または機能はそれぞれ、実施形態3におけるAPの対応する動作を実装するために用いられることを理解されたい。簡潔にするために、ここでは詳細を再び説明しない。
第4の設計において、トランシーバユニット11は、トリガフレームを送信するように構成されている。トランシーバユニット11はさらに、ステーションにより送信されるEHT TB PPDUを受信するように構成されており、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、第1のUL SRPフィールドにより示される値に等しく、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、第2のUL SRPフィールドにより示される値に等しい。トリガフレームは、第2のインジケーション情報を保持し、第2のインジケーション情報は、トリガフレームがEHT TB PPDUのみを送信するようステーションをスケジューリングするために用いられることを示し、トリガフレームの共通情報フィールドは、第1のUL SRPフィールドおよび第2のUL SRPフィールドを含み、第1のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅における第1の帯域幅のSRP値を示し、第2のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅における第2の帯域幅のSRP値を示し、第1の帯域幅および第2の帯域幅の両方が、EHT TB PPDUの帯域幅の半分であり、第1の帯域幅の周波数は、第2の帯域幅の周波数よりも低い。
任意選択的に、処理ユニット12は、トリガフレームを生成するように構成されている。
第4の設計における通信装置1は、それに応じて実施形態4を実行してよく、通信装置1内のユニットの前述の動作または機能は別個に、実施形態4におけるAPの対応する動作を実装するように構成されていることを理解されたい。簡潔にするために、ここでは詳細を再び説明しない。
図17を参照されたい。図17は、本願の一実施形態による通信装置2の構造を示す概略図である。通信装置2は、STA、または、STA内のチップ、例えばWi-Fiチップであってよい。図17に示されるように、通信装置2は、トランシーバユニット21を含み、任意選択的に、処理ユニット22を含む。
第1の設計において、トランシーバユニット21は、トリガフレームを受信するように構成されており、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するよう通信装置2をトリガするために用いられる。トランシーバユニット21はさらに、EHT TB PPDUを送信するように構成されており、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドにより示される値はそれぞれ、トリガフレームの共通情報フィールド内の1つまたは複数のUL SRPフィールドにより示される値に基づいて決定される。
任意選択的に、処理ユニット22は、生成サブユニット221および設定サブユニット222を含む。生成サブユニット22は、EHT TB PPDUを生成するように構成されている。設定サブユニット222は、トリガフレームの共通情報フィールド内の1つまたは複数のUL SRPフィールドにより示される値に基づいて、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドを設定するように構成されている。
第1の設計における通信装置2は、それに応じて実施形態1を実行してよく、通信装置2内のユニットの前述の動作または機能はそれぞれ、実施形態1におけるSTAの対応する動作を実装するために用いられることを理解されたい。簡潔にするために、ここでは詳細を再び説明しない。
第2の設計において、トランシーバユニット21は、トリガフレームを受信するように構成されており、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するよう通信装置2をトリガするために用いられ、トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのUL SRPフィールドを含み、4つのUL SRPフィールドのうちの2つは、同じ値を示し、他方の2つは、同じ値を示す。トランシーバユニット21はさらに、EHT TB PPDUを送信するように構成されており、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、同じ値を示す2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しく、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、同じ値を示す他方の2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しい。
任意選択的に、処理ユニット22は、生成サブユニット221および設定サブユニット222を含む。生成サブユニット22は、EHT TB PPDUを生成するように構成されている。設定サブユニット222は、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値を2つのグループのうちの第1のグループ内のいずれかのUL SRPフィールドにより示される値に設定し、U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値を2つのグループのうちの第2のグループ内のいずれかのUL SRPフィールドにより示される値に設定するように構成されている。
第2の設計における通信装置2は、それに応じて実施形態2を実行してよく、通信装置2内のユニットの前述の動作または機能はそれぞれ、実施形態2におけるSTAの対応する動作を実装するために用いられることを理解されたい。簡潔にするために、ここでは詳細を再び説明しない。
第3の設計において、トランシーバユニット21は、トリガフレームを受信するように構成されており、トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するよう通信装置2をトリガするために用いられ、トリガフレームは、第1のインジケーション情報を保持し、第1のインジケーション情報は、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値を示す。トランシーバユニット21はさらに、EHT TB PPDUを送信するように構成されており、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値は、第1のインジケーション情報に基づいて決定される。
任意選択的に、処理ユニット22は、生成サブユニット221および設定サブユニット222を含む。生成サブユニット22は、EHT TB PPDUを生成するように構成されている。設定サブユニット222は、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドの値および/またはSRP2フィールドの値を第1のインジケーション情報に基づいて設定するように構成されている。
第3の設計における通信装置2は、それに応じて実施形態3を実行してよく、通信装置2内のユニットの前述の動作または機能はそれぞれ、実施形態3におけるSTAの対応する動作を実装するために用いられることを理解されたい。簡潔にするために、ここでは詳細を再び説明しない。
第4の設計において、トランシーバユニット21は、トリガフレームを受信するように構成されている。トランシーバユニット21はさらに、EHT TB PPDUを送信するように構成されており、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、第1のUL SRPフィールドにより示される値に等しく、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、第2のUL SRPフィールドにより示される値に等しい。トリガフレームは、第2のインジケーション情報を保持し、第2のインジケーション情報は、トリガフレームがEHT TB PPDUのみを送信するようステーションをスケジューリングするために用いられることを示し、トリガフレームの共通情報フィールドは、第1のUL SRPフィールドおよび第2のUL SRPフィールドを含み、第1のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅における第1の帯域幅のSRP値を示し、第2のUL SRPフィールドは、EHT TB PPDUの帯域幅における第2の帯域幅のSRP値を示し、第1の帯域幅および第2の帯域幅の両方が、EHT TB PPDUの帯域幅の半分であり、第1の帯域幅の周波数は、第2の帯域幅の周波数よりも低い。
任意選択的に、処理ユニット22は、生成サブユニット221および設定サブユニット222を含む。生成サブユニット22は、EHT TB PPDUを生成するように構成されている。設定サブユニット222は、EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値を第1のUL SRPにより示される値に設定し、U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値を第2のUL SRPフィールドにより示される値に設定するように構成されている。
第4の設計における通信装置2は、それに応じて実施形態4を実行してよく、通信装置2内のユニットの前述の動作または機能は別個に、実施形態4におけるSTAの対応する動作を実装するように構成されていることを理解されたい。簡潔にするために、ここでは詳細を再び説明しない。
図18を参照されたい。図18は、本願の一実施形態による通信装置3の構造を示す概略図である。通信装置3は、APまたはSTAであってよい。さらに、通信装置3は、AP内のチップ、またはSTA、例えばWi-Fiチップであってよい。図18に示されるように、通信装置3は、決定ユニット31およびトランシーバユニット32を含み得る。
設計において、通信装置3は、AP、またはAP内のチップである。決定ユニット31は、EHT TB PPDUのU-SIG内に含まれるSRP1フィールドおよびSRP2フィールドによりそれぞれ示される値、および/またはトリガフレームの共通情報フィールド内に含まれる4つのUL SRPフィールドによりそれぞれ示される値に基づいてPSRT PPDUの伝送電力を決定するように構成されている。トランシーバユニット32は、PSRT PPDUの伝送電力に基づいてPSRT PPDUを送信するように構成されている。
任意選択的に、トランシーバユニット32はさらに、トリガフレームを受信するように構成されており、トリガフレームは、4つのUL SRPフィールドを含む。1つのUL SRPフィールドにより示される値は、1つのサブチャネル上の第1のAPの伝送電力および第1のAPにより受け取られる最大干渉電力の和である。通信装置3および第1のAPは、同じOBSS内に位置している。第1のAPは、トリガフレームを送信するAPを指す。
任意選択的に、トランシーバユニット32はさらに、EHT TB PPDUを受信するように構成されており、EHT TB PPDUのU-SIGは、SRP1フィールドおよびSRP2フィールドを含む。SRP1フィールドにより示される値は、第1のサブチャネル上の第1のAPの伝送電力および第1のAPにより受け取られる最大干渉電力の和である。SRP2フィールドにより示される値は、第2のサブチャネル上の第1のAPの伝送電力および第1のAPにより受け取られる最大干渉電力の和である。第1のサブチャネルの帯域幅および第2のサブチャネルの帯域幅は、EHT TB PPDUの帯域幅の半分に等しく、第1のサブチャネルの周波数は、第2のサブチャネルの周波数よりも低い。通信装置3および第1のAPは、同じOBSS内に位置している。
この設計における通信装置3は、それに応じて図13における方法を実行してよく、通信装置3内のユニットの前述の動作または機能は別個に、図13における第2のAPの対応する動作を実装するように構成されていることを理解されたい。簡潔にするために、ここでは詳細を再び説明しない。
別の設計において、通信装置3は、STA、またはSTA内のチップである。決定ユニット31は、EHT TB PPDUのU-SIG内に含まれるSRP1フィールドおよびSRP2フィールドによりそれぞれ示される値、および/またはトリガフレームの共通情報フィールド内に含まれる4つのUL SRPフィールドによりそれぞれ示される値に基づいてPSRT PPDUに応答しての応答フレームの伝送電力を決定するように構成されている。トランシーバユニット32は、応答フレームの伝送電力に基づいて応答フレームを送信するように構成されている。
任意選択的に、トランシーバユニット32はさらに、トリガフレームを受信するように構成されており、トリガフレームは、4つのUL SRPフィールドを含む。1つのUL SRPフィールドにより示される値は、1つのサブチャネル上の第1のAPの伝送電力および第1のAPにより受け取られる最大干渉電力の和である。通信装置3および第1のAPは、同じOBSS内に位置している。第1のAPは、トリガフレームを送信するAPを指す。
任意選択的に、トランシーバユニット32はさらに、EHT TB PPDUを受信するように構成されており、EHT TB PPDUのU-SIGは、SRP1フィールドおよびSRP2フィールドを含む。SRP1フィールドにより示される値は、第1のサブチャネル上の第1のAPの伝送電力および第1のAPにより受け取られる最大干渉電力の和である。SRP2フィールドにより示される値は、第2のサブチャネル上の第1のAPの伝送電力および第1のAPにより受け取られる最大干渉電力の和である。第1のサブチャネルの帯域幅および第2のサブチャネルの帯域幅は、EHT TB PPDUの帯域幅の半分に等しく、第1のサブチャネルの周波数は、第2のサブチャネルの周波数よりも低い。通信装置3および第1のAPは、同じOBSS内に位置している。
任意選択的に、トランシーバユニット32はさらに、第2のAPにより送信されるPSRT PPDUを受信するように構成されている。
前述の設計のいずれか1つにおいて、決定ユニット31は、処理ユニットであってよい。
この設計における通信装置3は、それに応じて図15における方法を実行してよく、通信装置3内のユニットの前述の動作または機能は別個に、図15における第2のSTAの対応する動作を実装するように構成されていることを理解されたい。簡潔にするために、ここでは詳細を再び説明しない。
上記では、本願の実施形態におけるAPおよびSTAを説明している。以下では、APおよびSTAの可能な製品形態を説明する。図16において説明されるAPの機能を有する任意の製品、図17において説明されるSTAの機能を有する任意の製品、または図18において説明されるAPまたはSTAの機能を有する任意の製品は本願の実施形態の保護範囲に含まれるものとすることを理解されたい。以下の説明は、一例に過ぎず、本願実施形態におけるAPおよびSTAの製品形態はこれに限定されないことをさらに理解されたい。
可能な製品形態において、本願の実施形態におけるAPおよびSTAは、汎用バスアーキテクチャを用いることにより実装され得る。
説明を容易にするために、図19を参照されたい。図19は、本願の一実施形態による通信装置1000の構造を示す概略図である。通信装置1000は、APまたはSTA、または、APまたはSTA内のチップであってよい。図19は、通信装置1000の主なコンポーネントのみを示す。プロセッサ1001およびトランシーバ1002に加え、通信装置は、メモリ1004および入力/出力装置(この図には示されていない)をさらに含み得る。
プロセッサ1001は主に、通信プロトコルおよび通信データを処理し、通信装置を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムおデータを処理するように構成されている。メモリ1004は主に、ソフトウェアプログラムおよびデータを格納するように構成されている。トランシーバ1002は、制御回路およびアンテナを含み得る。制御回路は主に、ベースバンド信号および無線周波数信号の間の変換を実行し、無線周波数信号を処理するように構成されている。アンテナは主に、無線周波数信号を電磁波の形態で送信および受信するように構成されている。タッチスクリーン、ディスプレイまたはキーボードなど、入力/出力装置は主に、ユーザにより入力されるデータを受信し、データをユーザに出力するように構成されている。
通信装置の電源がオンにされた後に、プロセッサ1001は、メモリ1004内のソフトウェアプログラムを読み取り、ソフトウェアプログラムの命令を解釈および実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理し得る。データが無線送信される必要がある場合、プロセッサ1001は、送信対象データに対してベースバンド処理を実行し、次に、ベースバンド信号を無線周波数回路に出力する。無線周波数回路は、ベースバンド信号に対して無線周波数処理を実行し、次に、アンテナを通じて、無線周波数信号を電磁波の形態で送信する。データが通信装置へ送信される場合、無線周波数回路は、アンテナを通じて無線周波数信号を受信し、無線周波数信号をベースバンド信号へ変換し、ベースバンド信号をプロセッサ1001に出力する。プロセッサ1001は、ベースバンド信号をデータへ変換し、このデータを処理する。
別の実装において、無線周波数回路およびアンテナは、ベースバンド処理を実行するプロセッサから独立して配置され得る。例えば、分散シナリオにおいて、無線周波数回路およびアンテナは、リモートで、かつ、通信装置から独立して配置され得る。
プロセッサ1001、トランシーバ1002およびメモリ1004は、通信バスを通じて接続され得る。
設計において、通信装置1000は、実施形態1におけるAPの機能を実行するように構成され得る。プロセッサ1001は、図7における段階S101において送信されるトリガフレームを生成するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されてよい。トランシーバ1002は、図7における段階S101および段階S104を実行するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されてよい。
別の設計において、通信装置1000は、実施形態1におけるSTAの機能を実行するように構成されてよい、つまり、プロセッサ1001は、図7における段階S103において送信されるEHT TB PPDUを生成するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されてよい。トランシーバ1002は、図7における段階S102および段階S103を実行するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されてよい。
設計において、通信装置1000は、実施形態2におけるAPの機能を実行するように構成され得る。プロセッサ1001は、図9における段階S201において送信されるトリガフレームを生成するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されてよい。トランシーバ1002は、図9における段階S201および段階S204を実行するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されてよい。
別の設計において、通信装置1000は、実施形態2におけるSTAの機能を実行するように構成されてよい、つまり、プロセッサ1001は、図9における段階S203において送信されるEHT TB PPDUを生成するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されてよい。トランシーバ1002は、図9における段階S202および段階S203を実行するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されてよい。
設計において、通信装置1000は、実施形態3におけるAPの機能を実行するように構成され得る。プロセッサ1001は、図10における段階S301において送信されるトリガフレームを生成するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されてよい。トランシーバ1002は、図10における段階S301および段階S304を実行するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されてよい。
別の設計において、通信装置1000は、実施形態3におけるSTAの機能を実行するように構成されてよい、つまり、プロセッサ1001は、図10における段階S303において送信されるEHT TB PPDUを生成するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されてよい。トランシーバ1002は、図10における段階S302および段階S303を実行するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されてよい。
設計において、通信装置1000は、実施形態4におけるAPの機能を実行するように構成され得る。プロセッサ1001は、図12における段階S401において送信されるトリガフレームを生成するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されてよい。トランシーバ1002は、図12における段階S401および段階S404を実行するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されてよい。
別の設計において、通信装置1000は、実施形態4におけるSTAの機能を実行するように構成されてよい、つまり、プロセッサ1001は、図12における段階S403において送信されるEHT TB PPDUを生成するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されてよい。トランシーバ1002は、図12における段階S402および段階S403を実行するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されてよい。
設計において、通信装置1000は、実施形態5における第2のAPの機能を実行するように構成され得る。プロセッサ1001は、図13における段階S503を実行するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されてよい。トランシーバ1002は、図13における段階S504を実行するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されてよい。
設計において、通信装置1000は、実施形態5における第2のSTAの機能を実行するように構成され得る。プロセッサ1001は、図15における段階S604を実行するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されてよい。トランシーバ1002は、図15における段階S605を実行するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されてよい。
前述の設計のいずれか1つにおいて、プロセッサ1001は、送信および受信機能を実装するように構成されたトランシーバを含み得る。例えば、トランシーバは、トランシーバ回路、インタフェースまたはインタフェース回路であってよい。送信および受信機能を実装するように構成されたトランシーバ回路、インタフェースまたはインタフェース回路は、分離されてよく、または共に統合されてよい。トランシーバ回路、インタフェースまたはインタフェース回路は、コード/データの読み取りおよび書き込みを行うように構成されてよい。代替的に、トランシーバ回路、インタフェースまたはインタフェース回路は、信号を伝送または転送するように構成されてよい。
前述の設計のいずれか1つにおいて、プロセッサ1001は、命令を格納し得る。命令は、コンピュータプログラムであってよい。コンピュータプログラムは、プロセッサ1001上で実行され、その結果、通信装置1000は、前述の方法の実施形態のいずれか1つにおいて説明される方法を実行できる。コンピュータプログラムは、プロセッサ1001内に固定され得る。この場合、プロセッサ1001は、ハードウェアにより実装され得る。
一実装において通信装置1000は、回路を含んでよく、回路は、前述の方法の実施形態における送信、受信または通信機能を実装してよい。本願において説明されるプロセッサおよびトランシーバは、集積回路(integrated circuit、IC)、アナログIC、無線周波数集積回路RFIC、混合信号IC、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、プリント回路基板(printed circuit board、PCB)および電子デバイス等に実装され得る。プロセッサおよびトランシーバは、代替的に、様々なIC技術、例えば、相補型金属酸化物半導体(complementary metal oxide semiconductor、CMOS)、N型金属酸化物半導体(nMetal-oxide-semiconductor、NMOS)、P型金属酸化物半導体(positive channel metal oxide semiconductor、PMOS)、バイポーラ接合トランジスタ(bipolar junction transistor、BJT)、バイポーラCMOS(BiCMOS)、シリコンゲルマニウム(SiGe)およびヒ化ガリウム(GaAs)を用いることにより製造され得る。
本願において説明される通信装置の範囲は、これらに限定されず、通信装置の構造は、図19により限定され得ない。通信装置は、独立のデバイスであってよく、またはより大きいデバイスの一部であってよい。例えば、通信装置は、
(1)独立の集積回路IC、チップ、またはチップシステムまたはサブシステム;
(2)1つまたは複数のICを含むセットであって、任意選択的に、データおよびコンピュータプログラムを格納するように構成されたストレージコンポーネントをさらに含み得る、ICのセット;
(3)ASIC、例えば、モデム(Modem);
(4)別のデバイスに埋め込まれ得るモジュール;
(5)レシーバ、端末、インテリジェント端末、携帯電話、無線デバイス、ハンドヘルドデバイス、モバイルユニット、車載デバイス、ネットワークデバイス、クラウドデバイスまたは人工知能デバイス等;または
(6)別のデバイス等
であってよい。
可能な製品形態において、本願の実施形態におけるAPおよびSTAは、汎用プロセッサにより実装され得る。
APを実装するための汎用プロセッサは、処理回路、および、処理回路へ内部接続され、かつ、処理回路と通信する入力/出力インタフェースを含む。
設計において、汎用プロセッサは、実施形態1におけるAPの機能を実行するように構成され得る。具体的には、処理回路は、図7における段階S101において送信されるトリガフレームを生成するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されてよい。入力/出力インタフェースは、図7における段階S101および段階S104を実行するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されている。
設計において、汎用プロセッサは、実施形態2におけるAPの機能を実行するように構成され得る。具体的には、処理回路は、図9における段階S201において送信されるトリガフレームを生成するように構成されており、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されている。入力/出力インタフェースは、図9における段階S201および段階S204を実行するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されている。
設計において、汎用プロセッサは、実施形態3におけるAPの機能を実行するように構成され得る。具体的には、処理回路は、図10における段階S301において送信されるトリガフレームを生成するように構成されており、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されている。入力/出力インタフェースは、図10における段階S301および段階S304を実行するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されている。
設計において、汎用プロセッサは、実施形態4におけるAPの機能を実行するように構成され得る。具体的には、処理回路は、図12における段階S401において送信されるトリガフレームを生成するように構成されており、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されている。入力/出力インタフェースは、図12における段階S401および段階S404を実行するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されている。
設計において、汎用プロセッサは、実施形態5における第2のAPの機能を実行するように構成され得る。具体的には、処理回路は、図13における段階S503を実行するように構成されており、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されている。入力/出力インタフェースは、図13における段階S504を実行するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されている。
STAを実装するための汎用プロセッサは、処理回路、および、処理回路へ内部接続され、かつ、処理回路と通信する入力/出力インタフェースを含む。
設計において、汎用プロセッサは、実施形態1におけるSTAの機能を実行するように構成され得る。具体的には、処理回路は、図7における段階S103において送信されるEHT TB PPDUを生成するように構成されており、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されている。入力/出力インタフェースは、図7における段階S102および段階S103を実行するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されている。
設計において、汎用プロセッサは、実施形態2におけるSTAの機能を実行するように構成され得る。具体的には、処理回路は、図9における段階S203において送信されるEHT TB PPDUを生成するように構成されており、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されている。入力/出力インタフェースは、図9における段階S202および段階S203を実行するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されている。
設計において、汎用プロセッサは、実施形態3におけるSTAの機能を実行するように構成され得る。具体的には、処理回路は、図10における段階S303において送信されるEHT TB PPDUを生成するように構成されており、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されている。入力/出力インタフェースは、図10における段階S302および段階S303を実行するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されている。
設計において、汎用プロセッサは、実施形態4におけるSTAの機能を実行するように構成され得る。具体的には、処理回路は、図12における段階S403において送信されるEHT TB PPDUを生成するように構成されており、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されている。入力/出力インタフェースは、図12における段階S402および段階S403を実行するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されている。
設計において、汎用プロセッサは、実施形態5における第2のSTAの機能を実行するように構成され得る。具体的には、処理回路は、図15における段階S604を実行するように構成されており、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されている。入力/出力インタフェースは、図15における段階S605を実行するように構成されてよく、および/または本明細書において説明される技術の別の処理を実行するように構成されている。
前述の様々な製品形態の通信装置は、方法の実施形態におけるAPまたはSTAの任意の機能を有することを理解されたい。ここでは詳細を再び説明しない。
本願の一実施形態はさらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムコードを格納する。プロセッサがコンピュータプログラムコードを実行した場合、電子デバイスは、前述の実施形態のいずれか1つにおける方法を実行する。
本願の一実施形態はさらに、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行された場合、コンピュータは、前述の実施形態のいずれか1つにおける方法を実行することが可能になる。
本願の一実施形態はさらに、通信装置を提供する。この装置は、チップの製品形態で存在し得る。この装置の構造は、プロセッサおよびインタフェース回路を含む。プロセッサは、インタフェース回路を通じて別の装置と通信して、この装置が前述の実施形態のいずれか1つにおける方法を実行することを可能にするように構成されている。
本願の一実施形態はさらに、APおよびSTAを含む無線通信システムを提供する。APおよびSTAは、前述の実施形態のいずれか1つにおける方法を実行し得る。
本願において開示された内容との組み合わせで説明される方法またはアルゴリズム段階は、ハードウェアにより実装されてよく、またはプロセッサによるソフトウェア命令の実行により実装されてよい。ソフトウェア命令は、対応するソフトウェアモジュールを含んでよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、フラッシュメモリ、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(Erasable Programmable ROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(Electrically EPROM、EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルハードディスク、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、または、当技術分野において周知の任意の他の形式の記憶媒体に格納されてよい。例えば、記憶媒体がプロセッサに連結されることで、プロセッサは、情報を記憶媒体から読み取り、情報を記憶媒体に書き込むことができる。当然ながら、記憶媒体は、プロセッサのコンポーネントであってよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ASICに配置されてよい。加えて、ASICは、コアネットワークインタフェースデバイス内に位置し得る。当然ながら、プロセッサおよび記憶媒体は、ディスクリートコンポーネントとしてコアネットワークインタフェースデバイス内に存在し得る。
当業者であれば、前述の1つまたは複数の例において、本願において説明されている機能が、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせにより実装され得ることを認識しているはずである。これらの機能がソフトウェアにより実装される場合、前述の機能は、コンピュータ可読媒体に格納されてよく、またはコンピュータ可読媒体内の1つまたは複数の命令またはコードとして伝送されてよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読記憶媒体および通信媒体を含む。通信媒体は、1つの場所から別の場所へのコンピュータプログラムの伝送を容易にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータにアクセス可能な任意の利用可能な媒体であってよい。
前述の特定の実装では、本願の目的、技術的解決手段および有益な効果が、さらに詳細に説明されている。前述の説明は、本願の特定の実装に過ぎず、本願の保護範囲を限定するようには意図されていないことを理解されたい。本願の技術的解決手段に基づいて行われる修正、同等の置き換えまたは改良等はいずれも、本願の保護範囲に含まれるものとする。
[他の可能な項目]
[項目1]
物理層プロトコルデータユニット内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法であって、
アクセスポイントAPがトリガフレームを送信する段階、ここで、前記トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられ、前記トリガフレームの特別なユーザ情報フィールドは、第1のフィールドおよび第2のフィールドを含む;および
前記APが、前記ステーションにより送信される前記EHT TB PPDUを受信する段階、ここで、前記EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、前記第1のフィールドにより示される値に設定され、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、前記第2のフィールドにより示される値に設定される
を備える、方法。
[項目2]
物理層プロトコルデータユニット内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法であって、
ステーションSTAがトリガフレームを受信する段階、ここで、前記トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するよう前記ステーションをトリガするために用いられ、前記トリガフレームの特別なユーザ情報フィールドは、第1のフィールドおよび第2のフィールドを含む;および
前記STAが前記EHT TB PPDUを送信する段階、ここで、前記EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、前記第1のフィールドにより示される値に設定され、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、前記第2のフィールドにより示される値に設定される
を備える、方法。
[項目3]
前記トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドのうちの2つが同じ値を示し、他方の2つが同じ値を示す;および前記第1のフィールドにより示される前記値は、同じ値を示す前記2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しく、前記第2のフィールドにより示される前記値は、同じ値を示す他方の2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しい、項目1または2に記載の方法。
[項目4]
前記特別なユーザ情報フィールドは、アソシエーション識別子12フィールドを含み、前記アソシエーション識別子12フィールドの値は、特別な値である、項目1から3のいずれか1つに記載の方法。
[項目5]
前記EHT TB PPDUの帯域幅は、80MHz、160MHzおよび320MHzのいずれか1つである、項目1から4のいずれか1つに記載の方法。
[項目6]
前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドであり、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP2フィールドにより示される値は同じであり、前記UL SRP3フィールドおよび前記UL SRP4フィールドにより示される値は同じである、項目3に記載の方法。
[項目7]
前記EHT TB PPDUの帯域幅は、320MHzであり、前記4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順のプライマリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値を示し、セカンダリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値はそれぞれ、前記プライマリ160MHzチャネル上の前記4つの40MHzサブチャネルの前記SRP値と同じである、項目3または6に記載の方法。
[項目8]
前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドであり、前記4つのUL SRPフィールドにより示される値は同じである;および
前記EHT TB PPDUの帯域幅が20MHzである場合、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値および前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記4つのUL SRPフィールドのいずれか1つにより示される値に等しい、項目3または6に記載の方法。
[項目9]
前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドであり、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP3フィールドにより示される値は同じであり、前記UL SRP2フィールドおよび前記UL SRP4フィールドにより示される値は同じである;および
前記EHT TB PPDUの帯域幅が40MHzである場合、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP1フィールドにより示される前記値または前記UL SRP3フィールドにより示される前記値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP2フィールドにより示される前記値または前記UL SRP4フィールドにより示される前記値に等しい
項目3または6に記載の方法。
[項目10]
物理層プロトコルデータユニット内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法であって、
アクセスポイントAPがトリガフレームを送信する段階、ここで、前記トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられ、前記トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドのうちの2つが同じ値を示し、他方の2つが同じ値を示す;および
前記APが、前記ステーションにより送信される前記EHT TB PPDUを受信する段階、ここで、前記EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、同じ値を示す前記2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、同じ値を示す他方の2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しい
を備える、方法。
[項目11]
物理層プロトコルデータユニット内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法であって、
ステーションSTAがトリガフレームを受信する段階、ここで、前記トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するよう前記ステーションをトリガするために用いられ、前記トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドのうちの2つが同じ値を示し、他方の2つが同じ値を示す;および
前記STAがEHT TB PPDUを送信する段階、ここで、前記EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、同じ値を示す前記2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、同じ値を示す他方の2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しい
を備える、方法。
[項目12]
前記EHT TB PPDUの帯域幅は、80MHz、160MHzおよび320MHzのいずれか1つである、項目10または11に記載の方法。
[項目13]
前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドであり、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP2フィールドにより示される値は同じであり、前記UL SRP3フィールドおよび前記UL SRP4フィールドにより示される値は同じである、項目10から12のいずれか1つに記載の方法。
[項目14]
前記EHT TB PPDUの前記帯域幅は、320MHzであり、前記4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順のプライマリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値を示し、セカンダリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値はそれぞれ、前記プライマリ160MHzチャネル上の前記4つの40MHzサブチャネルの前記SRP値と同じである、項目10から13のいずれか1つに記載の方法。
[項目15]
前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドであり、前記4つのUL SRPフィールドにより示される値は同じである;および
前記EHT TB PPDUの前記帯域幅が20MHzである場合、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値および前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記4つのUL SRPフィールドのいずれか1つにより示される値に等しい、項目10から14のいずれか1つに記載の方法。
[項目16]
前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドであり、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP3フィールドにより示される値は同じであり、前記UL SRP2フィールドおよび前記UL SRP4フィールドにより示される値は同じである;および
前記EHT TB PPDUの前記帯域幅が40MHzである場合、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP1フィールドにより示される前記値または前記UL SRP3フィールドにより示される前記値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP2フィールドにより示される前記値または前記UL SRP4フィールドにより示される前記値に等しい
項目10から14のいずれか1つに記載の方法。
[項目17]
物理層プロトコルデータユニット内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法であって、
アクセスポイントAPがトリガフレームを送信する段階、ここで、前記トリガフレームは、超高スループットトリガベース物理層プロトコルデータユニットEHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられる;および
前記APが、前記ステーションにより送信される前記EHT TB PPDUを受信する段階、ここで、前記EHT TB PPDUのユニバーサル信号フィールドU-SIG内の空間再使用パラメータSRP1フィールドおよびSRP2フィールドにより示される値はそれぞれ、前記トリガフレームの共通情報フィールド内の1つまたは複数のアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドにより示される値に基づいて決定される
を備える、方法。
[項目18]
物理層プロトコルデータユニット内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法であって、
ステーションSTAがトリガフレームを受信する段階、ここで、前記トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するよう前記ステーションをトリガするために用いられる;および
前記STAが前記EHT TB PPDUを送信する段階、ここで、前記EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドにより示される値はそれぞれ、前記トリガフレームの共通情報フィールド内の1つまたは複数のUL SRPフィールドにより示される値に基づいて決定される
を備える、方法。
[項目19]
前記トリガフレームの前記共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドであり、前記4つのUL SRPフィールドにより示される値は同じである;および
前記EHT TB PPDUの帯域幅が20MHzである場合、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値および前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記4つのUL SRPフィールドのいずれか1つにより示される値に等しい、項目17または18に記載の方法。
[項目20]
前記トリガフレームの前記共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドである;および
前記EHT TB PPDUの帯域幅が40MHzである場合、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP3フィールドは各々、周波数の昇順の40MHzチャネル上の1番目の20MHzサブチャネルのSRP値を示し、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP3フィールドにより示される値は同じである;および
前記UL SRP2フィールドおよび前記UL SRP4フィールドは各々、周波数の昇順の前記40MHzチャネル上の2番目の20MHzサブチャネルのSRP値を示し、前記UL SRP2フィールドおよび前記UL SRP4フィールドにより示される値は同じである;および
前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP1フィールドにより示される前記値または前記UL SRP3フィールドにより示される前記値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP2フィールドにより示される前記値または前記UL SRP4フィールドにより示される前記値に等しい
項目17または18に記載の方法。
[項目21]
前記トリガフレームの前記共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドである;および
前記EHT TB PPDUの帯域幅が80MHzである場合、前記4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順の80MHzチャネル上の4つの20MHzサブチャネルのSRP値を示す;または
前記EHT TB PPDUの帯域幅が160MHzである場合、前記4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順の160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値を示す;および
前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP2フィールドにより示される前記値の最小値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP3フィールドおよび前記UL SRP4フィールドにより示される前記値の最小値に等しい
項目17または18に記載の方法。
[項目22]
前記トリガフレームの前記共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドである;および
前記EHT TB PPDUの帯域幅が320MHzである場合、前記4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順のプライマリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値を示し、セカンダリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値はそれぞれ、前記プライマリ160MHzチャネル上の前記4つの40MHzサブチャネルの前記SRP値と同じである;および
前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP2フィールドにより示される前記値の最小値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP3フィールドおよび前記UL SRP4フィールドにより示される前記値の最小値に等しい
項目17または18に記載の方法。
[項目23]
プロセッサおよびトランシーバを備える通信装置であって、前記トランシーバは、PPDUを送信および受信するように構成されており、前記プロセッサは、プログラム命令を実行して、前記通信装置が項目1から9のいずれか1つに記載の方法を実行することを可能にするように構成されている、通信装置。
[項目24]
プロセッサおよびトランシーバを備える通信装置であって、前記トランシーバは、PPDUを送信および受信するように構成されており、前記プロセッサは、プログラム命令を実行して、前記通信装置が項目10から16のいずれか1つに記載の方法を実行することを可能にするように構成されている、通信装置。
[項目25]
トリガフレームを生成するように構成された処理ユニット、ここで、前記トリガフレームは、超高スループットトリガベース物理層プロトコルデータユニットEHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられる;および
前記トリガフレームを送信するように構成されたトランシーバユニット、ここで、前記トランシーバユニットはさらに、前記ステーションにより送信される前記EHT TB PPDUを受信するように構成されている
を備え、ここで、
前記EHT TB PPDUのユニバーサル信号フィールドU-SIG内の空間再使用パラメータSRP1フィールドおよびSRP2フィールドにより示される値はそれぞれ、前記トリガフレームの共通情報フィールド内の1つまたは複数のアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドにより示される値に基づいて決定される
通信装置。
[項目26]
通信装置であって、
トリガフレームを受信するように構成されたトランシーバユニット、ここで、前記トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するよう前記通信装置をトリガするために用いられる;および
前記EHT TB PPDUを生成するように構成された処理ユニット、ここで、前記EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドにより示される値はそれぞれ、前記トリガフレームの共通情報フィールド内の1つまたは複数のUL SRPフィールドにより示される値に基づいて決定される
を備え、
前記トランシーバユニットはさらに、前記EHT TB PPDUを送信するように構成されている
通信装置。
[項目27]
前記トリガフレームの前記共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドであり、前記4つのUL SRPフィールドにより示される値は同じである;および
前記EHT TB PPDUの帯域幅が20MHzである場合、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値および前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記4つのUL SRPフィールドのいずれか1つにより示される値に等しい、項目25または26に記載の通信装置。
[項目28]
前記トリガフレームの前記共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドである;および
前記EHT TB PPDUの帯域幅が40MHzである場合、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP3フィールドは各々、周波数の昇順の40MHzチャネル上の1番目の20MHzサブチャネルのSRP値を示し、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP3フィールドにより示される値は同じである;および
前記UL SRP2フィールドおよび前記UL SRP4フィールドは各々、周波数の昇順の前記40MHzチャネル上の2番目の20MHzサブチャネルのSRP値を示し、前記UL SRP2フィールドおよび前記UL SRP4フィールドにより示される値は同じである;および
前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP1フィールドにより示される前記値または前記UL SRP3フィールドにより示される前記値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP2フィールドにより示される前記値または前記UL SRP4フィールドにより示される前記値に等しい
項目25または26に記載の通信装置。
[項目29]
前記トリガフレームの前記共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドである;および
前記EHT TB PPDUの帯域幅が80MHzである場合、前記4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順の80MHzチャネル上の4つの20MHzサブチャネルのSRP値を示す;または
前記EHT TB PPDUの帯域幅が160MHzである場合、前記4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順の160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値を示す;および
前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP2フィールドにより示される前記値の最小値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP3フィールドおよび前記UL SRP4フィールドにより示される前記値の最小値に等しい
項目25または26に記載の通信装置。
[項目30]
前記トリガフレームの前記共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドである;および
前記EHT TB PPDUの帯域幅が320MHzである場合、前記4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順のプライマリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値を示し、セカンダリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値はそれぞれ、前記プライマリ160MHzチャネル上の前記4つの40MHzサブチャネルの前記SRP値と同じである;および
前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP2フィールドにより示される前記値の最小値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP3フィールドおよび前記UL SRP4フィールドにより示される前記値の最小値に等しい
項目25または26に記載の通信装置。
[項目31]
トリガフレームを生成するように構成された処理ユニット、ここで、前記トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられ、前記トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドのうちの2つが同じ値を示し、他方の2つが同じ値を示す;および
前記トリガフレームを送信するように構成されたトランシーバユニット、ここで、前記トランシーバユニットはさらに、前記ステーションにより送信されるEHT TB PPDUを受信するように構成されている
を備え、ここで、
前記EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、同じ値を示す前記2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、同じ値を示す他方の2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しい
通信装置。
[項目32]
トリガフレームを受信するように構成されたトランシーバユニット、ここで、前記トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられ、前記トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドのうちの2つが同じ値を示し、他方の2つが同じ値を示す;および
前記EHT TB PPDUを生成するように構成された処理ユニット
を備え、ここで、
前記EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、同じ値を示す前記2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、同じ値を示す他方の2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しく、
前記トランシーバユニットはさらに、前記EHT TB PPDUを送信するように構成されている、
通信装置。
[項目33]
前記EHT TB PPDUの帯域幅は、80MHz、160MHzおよび320MHzのいずれか1つである、項目31または32に記載の通信装置。
[項目34]
前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドであり、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP2フィールドにより示される値は同じであり、前記UL SRP3フィールドおよび前記UL SRP4フィールドにより示される値は同じである、項目31から33のいずれか1つに記載の通信装置。
[項目35]
前記EHT TB PPDUの前記帯域幅は、320MHzであり、前記4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順のプライマリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値を示し、セカンダリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値はそれぞれ、前記プライマリ160MHzチャネル上の前記4つの40MHzサブチャネルの前記SRP値と同じである、項目31から34のいずれか1つに記載の通信装置。
[項目36]
前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドであり、前記4つのUL SRPフィールドにより示される値は同じである;および
前記EHT TB PPDUの前記帯域幅が20MHzである場合、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値および前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記4つのUL SRPフィールドのいずれか1つにより示される値に等しい、項目32から35のいずれか1つに記載の通信装置。
[項目37]
前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドであり、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP3フィールドにより示される値は同じであり、前記UL SRP2フィールドおよび前記UL SRP4フィールドにより示される値は同じである;および
前記EHT TB PPDUの前記帯域幅が40MHzである場合、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP1フィールドにより示される前記値または前記UL SRP3フィールドにより示される前記値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP2フィールドにより示される前記値または前記UL SRP4フィールドにより示される前記値に等しい
項目32から35のいずれか1つに記載の通信装置。
[項目38]
プログラム命令を格納したコンピュータ可読記憶媒体であって、前記プログラム命令がコンピュータ上で実行された場合、前記コンピュータは、項目1から22のいずれか1つに記載の方法を実行することが可能になる、コンピュータ可読記憶媒体。
[項目39]
命令を備えるコンピュータプログラム製品であって、前記命令がコンピュータ上で実行された場合、前記コンピュータは、項目1から22のいずれか1つに記載の方法を実行することが可能になる、コンピュータプログラム製品。

Claims (39)

  1. 物理層プロトコルデータユニット内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法であって、
    アクセスポイント(AP)がトリガフレームを送信する段階、ここで、前記トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられ、前記トリガフレームの特別なユーザ情報フィールドは、第1のフィールドおよび第2のフィールドを含む;および
    前記APが、前記ステーションにより送信される前記EHT TB PPDUを受信する段階、ここで、前記EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、前記第1のフィールドにより示される値に設定され、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、前記第2のフィールドにより示される値に設定される
    を備える、方法。
  2. 物理層プロトコルデータユニット内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法であって、
    ステーション(STA)がトリガフレームを受信する段階、ここで、前記トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するよう前記ステーションをトリガするために用いられ、前記トリガフレームの特別なユーザ情報フィールドは、第1のフィールドおよび第2のフィールドを含む;および
    前記STAが前記EHT TB PPDUを送信する段階、ここで、前記EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、前記第1のフィールドにより示される値に設定され、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、前記第2のフィールドにより示される値に設定される
    を備える、方法。
  3. 前記トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドのうちの2つが同じ値を示し、他方の2つが同じ値を示す;および前記第1のフィールドにより示される前記値は、同じ値を示す前記2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しく、前記第2のフィールドにより示される前記値は、同じ値を示す他方の2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しい、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記特別なユーザ情報フィールドは、アソシエーション識別子12フィールドを含み、前記アソシエーション識別子12フィールドの値は、特別な値である、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記EHT TB PPDUの帯域幅は、80MHz、160MHzおよび320MHzのいずれか1つである、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドであり、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP2フィールドにより示される値は同じであり、前記UL SRP3フィールドおよび前記UL SRP4フィールドにより示される値は同じである、請求項3に記載の方法。
  7. 前記EHT TB PPDUの帯域幅は、320MHzであり、前記4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順のプライマリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値を示し、セカンダリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値はそれぞれ、前記プライマリ160MHzチャネル上の前記4つの40MHzサブチャネルの前記SRP値と同じである、請求項3または6に記載の方法。
  8. 前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドであり、前記4つのUL SRPフィールドにより示される値は同じである;および
    前記EHT TB PPDUの帯域幅が20MHzである場合、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値および前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記4つのUL SRPフィールドのいずれか1つにより示される値に等しい、請求項3または6に記載の方法。
  9. 前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドであり、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP3フィールドにより示される値は同じであり、前記UL SRP2フィールドおよび前記UL SRP4フィールドにより示される値は同じである;および
    前記EHT TB PPDUの帯域幅が40MHzである場合、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP1フィールドにより示される前記値または前記UL SRP3フィールドにより示される前記値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP2フィールドにより示される前記値または前記UL SRP4フィールドにより示される前記値に等しい
    請求項3または6に記載の方法。
  10. 物理層プロトコルデータユニット内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法であって、
    アクセスポイント(AP)がトリガフレームを送信する段階、ここで、前記トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられ、前記トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドのうちの2つが同じ値を示し、他方の2つが同じ値を示す;および
    前記APが、前記ステーションにより送信される前記EHT TB PPDUを受信する段階、ここで、前記EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、同じ値を示す前記2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、同じ値を示す他方の2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しい
    を備える、方法。
  11. 物理層プロトコルデータユニット内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法であって、
    ステーション(STA)がトリガフレームを受信する段階、ここで、前記トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するよう前記ステーションをトリガするために用いられ、前記トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドのうちの2つが同じ値を示し、他方の2つが同じ値を示す;および
    前記STAがEHT TB PPDUを送信する段階、ここで、前記EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、同じ値を示す前記2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、同じ値を示す他方の2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しい
    を備える、方法。
  12. 前記EHT TB PPDUの帯域幅は、80MHz、160MHzおよび320MHzのいずれか1つである、請求項10または11に記載の方法。
  13. 前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドであり、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP2フィールドにより示される値は同じであり、前記UL SRP3フィールドおよび前記UL SRP4フィールドにより示される値は同じである、請求項10から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記EHT TB PPDUの帯域幅は、320MHzであり、前記4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順のプライマリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値を示し、セカンダリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値はそれぞれ、前記プライマリ160MHzチャネル上の前記4つの40MHzサブチャネルの前記SRP値と同じである、請求項10から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドであり、前記4つのUL SRPフィールドにより示される値は同じである;および
    前記EHT TB PPDUの帯域幅が20MHzである場合、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値および前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記4つのUL SRPフィールドのいずれか1つにより示される値に等しい、請求項10から14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドであり、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP3フィールドにより示される値は同じであり、前記UL SRP2フィールドおよび前記UL SRP4フィールドにより示される値は同じである;および
    前記EHT TB PPDUの帯域幅が40MHzである場合、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP1フィールドにより示される前記値または前記UL SRP3フィールドにより示される前記値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP2フィールドにより示される前記値または前記UL SRP4フィールドにより示される前記値に等しい
    請求項10から14のいずれか一項に記載の方法。
  17. 物理層プロトコルデータユニット内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法であって、
    アクセスポイント(AP)がトリガフレームを送信する段階、ここで、前記トリガフレームは、超高スループットトリガベース物理層プロトコルデータユニット(EHT TB PPDU)を送信するようステーションをトリガするために用いられる;および
    前記APが、前記ステーションにより送信される前記EHT TB PPDUを受信する段階、ここで、前記EHT TB PPDUのユニバーサル信号フィールドU-SIG内の空間再使用パラメータSRP1フィールドおよびSRP2フィールドにより示される値はそれぞれ、前記トリガフレームの共通情報フィールド内の1つまたは複数のアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドにより示される値に基づいて決定される
    を備える、方法。
  18. 物理層プロトコルデータユニット内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法であって、
    ステーション(STA)がトリガフレームを受信する段階、ここで、前記トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するよう前記ステーションをトリガするために用いられる;および
    前記STAが前記EHT TB PPDUを送信する段階、ここで、前記EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドにより示される値はそれぞれ、前記トリガフレームの共通情報フィールド内の1つまたは複数のUL SRPフィールドにより示される値に基づいて決定される
    を備える、方法。
  19. 前記トリガフレームの前記共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドであり、前記4つのUL SRPフィールドにより示される値は同じである;および
    前記EHT TB PPDUの帯域幅が20MHzである場合、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値および前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記4つのUL SRPフィールドのいずれか1つにより示される値に等しい、請求項17または18に記載の方法。
  20. 前記トリガフレームの前記共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドである;および
    前記EHT TB PPDUの帯域幅が40MHzである場合、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP3フィールドは各々、周波数の昇順の40MHzチャネル上の1番目の20MHzサブチャネルのSRP値を示し、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP3フィールドにより示される値は同じである;および
    前記UL SRP2フィールドおよび前記UL SRP4フィールドは各々、周波数の昇順の前記40MHzチャネル上の2番目の20MHzサブチャネルのSRP値を示し、前記UL SRP2フィールドおよび前記UL SRP4フィールドにより示される値は同じである;および
    前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP1フィールドにより示される前記値または前記UL SRP3フィールドにより示される前記値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP2フィールドにより示される前記値または前記UL SRP4フィールドにより示される前記値に等しい
    請求項17または18に記載の方法。
  21. 前記トリガフレームの前記共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドである;および
    前記EHT TB PPDUの帯域幅が80MHzである場合、前記4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順の80MHzチャネル上の4つの20MHzサブチャネルのSRP値を示す;または
    前記EHT TB PPDUの帯域幅が160MHzである場合、前記4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順の160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値を示す;および
    前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP2フィールドにより示される前記値の最小値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP3フィールドおよび前記UL SRP4フィールドにより示される前記値の最小値に等しい
    請求項17または18に記載の方法。
  22. 前記トリガフレームの前記共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドである;および
    前記EHT TB PPDUの帯域幅が320MHzである場合、前記4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順のプライマリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値を示し、セカンダリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値はそれぞれ、前記プライマリ160MHzチャネル上の前記4つの40MHzサブチャネルの前記SRP値と同じである;および
    前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP2フィールドにより示される前記値の最小値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP3フィールドおよび前記UL SRP4フィールドにより示される前記値の最小値に等しい
    請求項17または18に記載の方法。
  23. プロセッサおよびトランシーバを備える通信装置であって、前記トランシーバは、PPDUを送信および受信するように構成されており、前記プロセッサは、プログラム命令を実行して、前記通信装置が請求項1から9のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にするように構成されている、通信装置。
  24. プロセッサおよびトランシーバを備える通信装置であって、前記トランシーバは、PPDUを送信および受信するように構成されており、前記プロセッサは、プログラム命令を実行して、前記通信装置が請求項10から16のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にするように構成されている、通信装置。
  25. トリガフレームを生成するように構成された処理ユニット、ここで、前記トリガフレームは、超高スループットトリガベース物理層プロトコルデータユニット(EHT TB PPDU)を送信するようステーションをトリガするために用いられる;および
    前記トリガフレームを送信するように構成されたトランシーバユニット、ここで、前記トランシーバユニットはさらに、前記ステーションにより送信される前記EHT TB PPDUを受信するように構成されている
    を備え、ここで、
    前記EHT TB PPDUのユニバーサル信号フィールドU-SIG内の空間再使用パラメータSRP1フィールドおよびSRP2フィールドにより示される値はそれぞれ、前記トリガフレームの共通情報フィールド内の1つまたは複数のアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドにより示される値に基づいて決定される
    通信装置。
  26. 通信装置であって、
    トリガフレームを受信するように構成されたトランシーバユニット、ここで、前記トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するよう前記通信装置をトリガするために用いられる;および
    前記EHT TB PPDUを生成するように構成された処理ユニット、ここで、前記EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドおよびSRP2フィールドにより示される値はそれぞれ、前記トリガフレームの共通情報フィールド内の1つまたは複数のUL SRPフィールドにより示される値に基づいて決定される
    を備え、ここで、
    前記トランシーバユニットはさらに、前記EHT TB PPDUを送信するように構成されている
    通信装置。
  27. 前記トリガフレームの前記共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドであり、前記4つのUL SRPフィールドにより示される値は同じである;および
    前記EHT TB PPDUの帯域幅が20MHzである場合、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値および前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記4つのUL SRPフィールドのいずれか1つにより示される値に等しい、請求項25または26に記載の通信装置。
  28. 前記トリガフレームの前記共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドである;および
    前記EHT TB PPDUの帯域幅が40MHzである場合、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP3フィールドは各々、周波数の昇順の40MHzチャネル上の1番目の20MHzサブチャネルのSRP値を示し、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP3フィールドにより示される値は同じである;および
    前記UL SRP2フィールドおよび前記UL SRP4フィールドは各々、周波数の昇順の前記40MHzチャネル上の2番目の20MHzサブチャネルのSRP値を示し、前記UL SRP2フィールドおよび前記UL SRP4フィールドにより示される値は同じである;および
    前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP1フィールドにより示される前記値または前記UL SRP3フィールドにより示される前記値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP2フィールドにより示される前記値または前記UL SRP4フィールドにより示される前記値に等しい
    請求項25または26に記載の通信装置。
  29. 前記トリガフレームの前記共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドである;および
    前記EHT TB PPDUの帯域幅が80MHzである場合、前記4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順の80MHzチャネル上の4つの20MHzサブチャネルのSRP値を示す;または
    前記EHT TB PPDUの帯域幅が160MHzである場合、前記4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順の160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値を示す;および
    前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP2フィールドにより示される前記値の最小値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP3フィールドおよび前記UL SRP4フィールドにより示される前記値の最小値に等しい
    請求項25または26に記載の通信装置。
  30. 前記トリガフレームの前記共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドである;および
    前記EHT TB PPDUの帯域幅が320MHzである場合、前記4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順のプライマリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値を示し、セカンダリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値はそれぞれ、前記プライマリ160MHzチャネル上の前記4つの40MHzサブチャネルの前記SRP値と同じである;および
    前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP2フィールドにより示される前記値の最小値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP3フィールドおよび前記UL SRP4フィールドにより示される前記値の最小値に等しい
    請求項25または26に記載の通信装置。
  31. トリガフレームを生成するように構成された処理ユニット、ここで、前記トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられ、前記トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドのうちの2つが同じ値を示し、他方の2つが同じ値を示す;および
    前記トリガフレームを送信するように構成されたトランシーバユニット、ここで、前記トランシーバユニットはさらに、前記ステーションにより送信される前記EHT TB PPDUを受信するように構成されている
    を備え、ここで、
    前記EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、同じ値を示す前記2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、同じ値を示す他方の2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しい
    通信装置。
  32. トリガフレームを受信するように構成されたトランシーバユニット、ここで、前記トリガフレームは、EHT TB PPDUを送信するようステーションをトリガするために用いられ、前記トリガフレームの共通情報フィールドは、4つのアップリンク空間再使用パラメータUL SRPフィールドを含み、前記4つのUL SRPフィールドのうちの2つが同じ値を示し、他方の2つが同じ値を示す;および
    前記EHT TB PPDUを生成するように構成された処理ユニット
    を備え、ここで、
    前記EHT TB PPDUのU-SIG内のSRP1フィールドにより示される値は、同じ値を示す前記2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内のSRP2フィールドにより示される値は、同じ値を示す他方の2つのUL SRPフィールドのいずれかにより示される値に等しく、
    前記トランシーバユニットはさらに、前記EHT TB PPDUを送信するように構成されている、
    通信装置。
  33. 前記EHT TB PPDUの帯域幅は、80MHz、160MHzおよび320MHzのいずれか1つである、請求項31または32に記載の通信装置。
  34. 前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドであり、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP2フィールドにより示される値は同じであり、前記UL SRP3フィールドおよび前記UL SRP4フィールドにより示される値は同じである、請求項31から33のいずれか一項に記載の通信装置。
  35. 前記EHT TB PPDUの帯域幅は、320MHzであり、前記4つのUL SRPフィールドはそれぞれ、周波数の昇順のプライマリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値を示し、セカンダリ160MHzチャネル上の4つの40MHzサブチャネルのSRP値はそれぞれ、前記プライマリ160MHzチャネル上の前記4つの40MHzサブチャネルの前記SRP値と同じである、請求項31から34のいずれか一項に記載の通信装置。
  36. 前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドであり、前記4つのUL SRPフィールドにより示される値は同じである;および
    前記EHT TB PPDUの帯域幅が20MHzである場合、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値および前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記4つのUL SRPフィールドのいずれか1つにより示される値に等しい、請求項32から35のいずれか一項に記載の通信装置。
  37. 前記4つのUL SRPフィールドは、UL SRP1フィールド、UL SRP2フィールド、UL SRP3フィールドおよびUL SRP4フィールドであり、前記UL SRP1フィールドおよび前記UL SRP3フィールドにより示される値は同じであり、前記UL SRP2フィールドおよび前記UL SRP4フィールドにより示される値は同じである;および
    前記EHT TB PPDUの帯域幅が40MHzである場合、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP1フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP1フィールドにより示される前記値または前記UL SRP3フィールドにより示される前記値に等しく、前記EHT TB PPDUの前記U-SIG内の前記SRP2フィールドにより示される前記値は、前記UL SRP2フィールドにより示される前記値または前記UL SRP4フィールドにより示される前記値に等しい
    請求項32から35のいずれか一項に記載の通信装置。
  38. プログラム命令を格納したコンピュータ可読記憶媒体であって、前記プログラム命令がコンピュータ上で実行された場合、前記コンピュータは、請求項1から22のいずれか一項に記載の方法を実行することが可能になる、コンピュータ可読記憶媒体。
  39. コンピュータに、請求項1から22のいずれか一項に記載の方法を実行させるためのコンピュータプログラム。
JP2023528205A 2020-11-12 2021-11-03 Ppdu内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法、および関連装置 Pending JP2023549790A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN202011263310.4A CN114499797A (zh) 2020-11-12 2020-11-12 Ppdu中空间复用参数字段的确定方法及相关装置
CN202011263310.4 2020-11-12
PCT/CN2021/128374 WO2022100492A1 (zh) 2020-11-12 2021-11-03 Ppdu中空间复用参数字段的确定方法及相关装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023549790A true JP2023549790A (ja) 2023-11-29

Family

ID=81489948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023528205A Pending JP2023549790A (ja) 2020-11-12 2021-11-03 Ppdu内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法、および関連装置

Country Status (9)

Country Link
US (1) US20230284041A1 (ja)
EP (1) EP4231773A4 (ja)
JP (1) JP2023549790A (ja)
KR (1) KR20230104703A (ja)
CN (4) CN117240425A (ja)
CA (1) CA3198688A1 (ja)
MX (1) MX2023005552A (ja)
TW (2) TW202224462A (ja)
WO (1) WO2022100492A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220182881A1 (en) * 2020-12-09 2022-06-09 Jung Hoon SUH Defining source of bits in trigger frame for disregard bits and releasing redundant beamformed bit
CN114641079A (zh) * 2020-12-15 2022-06-17 华为技术有限公司 空间复用参数指示和空间复用参数字段的确定方法及装置
MX2023008126A (es) * 2021-01-11 2023-07-31 Lg Electronics Inc Metodo y dispositivo para configurar campo de reutilizacion espacial en sistema lan inalambrico.

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017018801A1 (en) * 2015-07-29 2017-02-02 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for transmitting data in wireless communication system
EP3398179B1 (en) * 2015-12-28 2020-11-04 Newracom, Inc. Multiple network allocation vector operation
CN106961733B (zh) * 2016-01-11 2020-11-10 华为技术有限公司 传输数据的方法和装置
US10764877B2 (en) * 2016-05-06 2020-09-01 Qualcomm Incorporated Trigger frame in wireless local area network
WO2018084404A1 (ko) * 2016-11-01 2018-05-11 엘지전자 주식회사 무선 랜 시스템에서 ppdu를 송신하기 위한 공간 재사용을 수행하는 방법 및 장치
CN116208460A (zh) * 2017-07-04 2023-06-02 华为技术有限公司 一种数据处理方法和装置
US10365362B2 (en) * 2017-09-11 2019-07-30 Intel IP Corporation Location measurement reporting
US20190116513A1 (en) * 2017-10-16 2019-04-18 Qualcomm Incorporated Extremely high throughput (eht) signal detection
US11109278B2 (en) * 2017-10-20 2021-08-31 Qualcomm Incorporated Multiplexing clients of different generations in trigger-based transmissions
CN114745802A (zh) * 2017-12-29 2022-07-12 华为技术有限公司 无线局域网中多信道混合传输方法和装置
US11044056B2 (en) * 2018-02-01 2021-06-22 Mediatek Singapore Pte. Ltd. Enhanced resource unit allocation schemes for OFDMA transmission in WLAN
CN110536469A (zh) * 2018-05-23 2019-12-03 华为技术有限公司 基于多接入点ap协作的空间复用的方法和装置
SG10201810672RA (en) * 2018-11-28 2020-06-29 Panasonic Ip Corp America Communication Apparatus And Communication Method For Multi-Band Random Access
US11128505B2 (en) * 2019-02-06 2021-09-21 Intel Corporation And Intel Ip Corporation Channel width, spatial streams, and short packet signaling
JP2020141326A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 キヤノン株式会社 通信装置、情報処理装置、制御方法、およびプログラム
CN111669204B (zh) * 2019-03-08 2022-09-23 华为技术有限公司 用于无线通信系统的信息传输方法、信息接收方法和装置
US11128515B2 (en) * 2019-04-30 2021-09-21 Intel Corporation Extreme high throughput future proof preamble design

Also Published As

Publication number Publication date
TW202408266A (zh) 2024-02-16
CA3198688A1 (en) 2022-05-19
CN116667984A (zh) 2023-08-29
WO2022100492A1 (zh) 2022-05-19
CN117240425A (zh) 2023-12-15
TW202224462A (zh) 2022-06-16
CN114499797A (zh) 2022-05-13
MX2023005552A (es) 2023-08-04
EP4231773A1 (en) 2023-08-23
US20230284041A1 (en) 2023-09-07
CN116491090A (zh) 2023-07-25
EP4231773A4 (en) 2024-04-10
KR20230104703A (ko) 2023-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2023549790A (ja) Ppdu内の空間再使用パラメータフィールドを決定する方法、および関連装置
US11997670B2 (en) Method for indicating spatial reuse parameter and determining spatial reuse parameter field and apparatus
US20230354276A1 (en) Time resource allocation and receiving method and related apparatus
US11985096B2 (en) PPDU uplink bandwidth indication method and related apparatus
WO2022257836A1 (zh) Ppdu传输方法及相关装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240527