[関連出願への相互参照]
本開示は、2020年8月12日に出願された中国特許出願第202010809291.4号に基づくとともに、当該中国特許出願の優先権を主張するものであり、当該中国特許出願の開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
本開示は、通信技術分野に関し、特に、端末が基地局にアクセスする方法、基地局、端末及び通信システムに関する。
5G技術は、より高い動作周波数帯域及び多くの基地局を必要とし、これらは高価であり、高い電力消費(4Gの約3倍)を有する。5G基地局を低コストかつ高効率で構築するためには、事業者が5G基地局を構築して共用する必要がある。
事業者がアクセスネットワークを構築して共用する方式には、共用(シェア)基地局が独立キャリア(搬送波)を使用する方式と、共用キャリアを使用する方式とがある。共用キャリアは、異なる事業者によって所有されるキャリア帯域によって形成される大きな連続帯域幅を有するキャリアである。
新しい端末(例えば、5G端末等)は、共用キャリアにおける自身の事業者の周波数帯域にアクセスすることができ、又は共用キャリアにおける(自身の事業者以外の)他の共用事業者の周波数帯域にアクセスすることができる。古い端末(例えば、4G端末等)は、共用キャリアにおける自身の事業者の周波数帯域のみにアクセスすることができる。すなわち、新しい端末と古い端末の両方が共用キャリアにアクセスすることができる。
本開示のいくつかの実施形態によれば、端末が基地局にアクセスする方法であって、共用キャリアをサポートしない第1の基地局によって、該共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が該共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む第1の優先度リストをブロードキャストすることと、前記第1の基地局によって、端末が前記第1の優先度リストに従って前記第1の基地局にアクセスすることを選択することを示す第1のアクセス要求を該端末から受信することと、前記第1の基地局によって、前記端末との接続を確立するプロセスにおいて、前記端末が前記共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含む能力情報を前記端末から受信することと、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合に、前記第1の基地局によって、前記端末との接続を完了して、前記端末が非共用ネットワークにアクセスすることを可能にすることと、を含む方法が提供される。
いくつかの実施形態では、前記方法は、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合に、前記第1の基地局によって第2の優先度リストを前記端末に送信することをさらに含み、前記第2の優先度リストは、前記端末が前記共用キャリアをサポートする基地局を再選択してアクセスすることをトリガするように、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含む。
いくつかの実施形態では、前記方法は、前記共用キャリアをサポートする第2の基地局によって、前記端末が前記第2の優先度リストに従って該第2の基地局にアクセスすることを再選択することを示す第2のアクセス要求を前記端末から受信することと、前記第2の基地局によって、前記端末との接続を確立するプロセスにおいて、前記端末から前記能力情報を受信することと、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合に、前記第2の基地局によって、前記端末との接続を完了して、前記端末が共用ネットワークにアクセスすることを可能にすることと、をさらに含む。
いくつかの実施形態では、前記方法は、前記共用キャリアをサポートする第2の基地局によって、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含む第3の優先度リストをブロードキャストすることと、前記第2の基地局によって、前記端末が前記第3の優先度リストに従って前記第2の基地局にアクセスすることを選択することを示す第3のアクセス要求を前記端末から受信することと、前記第2の基地局によって、前記端末との接続を確立するプロセスにおいて、前記端末から前記能力情報を受信することと、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合に、前記第2の基地局によって、前記端末との接続を完了して、前記端末が共用ネットワークにアクセスすることを可能にすることと、をさらに含む。
いくつかの実施形態では、前記方法は、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合に、前記第2の基地局によって、前記端末が前記共用キャリアをサポートしない基地局を再選択してアクセスすることをトリガするように、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む第4の優先度リストを前記端末に送信することをさらに含む。
いくつかの実施形態では、前記方法は、前記第1の基地局によって、前記端末から送信された、前記端末が前記第4の優先度リストに従って前記第1の基地局にアクセスすることを再選択することを示す第4のアクセス要求を受信することと、前記第1の基地局によって、前記端末との接続を確立するプロセスにおいて、前記端末から送信された前記能力情報を受信することと、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合に、前記第1の基地局によって、前記端末との接続を完了して、前記端末が非共用ネットワークにアクセスすることを可能にすることと、をさらに含む。
いくつかの実施形態では、前記第1の基地局は、UE能力情報メッセージを介して前記端末から送信された前記能力情報を受信し、前記第2の基地局は、無線リソース制御(RRC)再構成メッセージを介して前記第4の優先度リストを前記端末に送信する。
いくつかの実施形態では、前記第1の基地局は、UE能力情報メッセージを介して前記端末から送信された前記能力情報を受信し、前記第1の基地局は、無線リソース制御(RRC)再構成メッセージを介して前記第2の優先度リストを前記端末に送信する。
本開示の他の実施形態によれば、端末が基地局にアクセスする方法であって、端末が、共用キャリアをサポートしない第1の基地局によってブロードキャストされた、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む第1の優先度リストを受信することと、前記端末が、前記第1の優先度リストに従って前記第1の基地局を選択し、前記第1の基地局に第1のアクセス要求を送信することと、前記端末が、前記第1の基地局との接続を確立するプロセスにおいて、前記端末が前記共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含む能力情報を前記第1の基地局に送信することと、前記端末が、前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合に、前記第1の基地局との接続を完了して、非共用ネットワークにアクセスすることとを含む。
いくつかの実施形態では、前記方法は、前記端末が、前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合に、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含む第2の優先度リストを前記第1の基地局から受信することと、前記端末が、前記第2の優先度リストに従って、前記共用キャリアをサポートする周囲の基地局の信号を測定して第1の測定結果を取得することと、前記端末が、前記第1の測定結果に従って共用キャリアをサポートする第2の基地局を選択し、該第2の基地局に第2のアクセス要求を送信することと、前記端末が、前記第2の基地局との接続を確立するプロセスにおいて、前記能力情報を前記第2の基地局に送信することと、前記端末が、前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合に、前記第2の基地局との接続を完了して、共用ネットワークにアクセスすることと、をさらに含む。
いくつかの実施形態では、前記方法は、前記端末が、共用キャリアをサポートする第2の基地局によってブロードキャストされた、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含む第3の優先度リストを受信することと、前記端末が、前記第3の優先度リストに従って前記第2の基地局を選択し、前記第2の基地局に第3のアクセス要求を送信することと、前記端末が、前記第2の基地局との接続を確立するプロセスにおいて、前記能力情報を前記第2の基地局に送信することと、前記端末が、前記共用キャリアにおいて前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合に、前記第2の基地局との接続を完了して、共用ネットワークにアクセスすることと、をさらに含む。
いくつかの実施形態では、前記方法は、前記端末が、前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合に、前記第2の基地局によって送信された、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む第4の優先度リストを受信することと、前記端末が、前記第4の優先度リストに従って、前記共用キャリアをサポートしない周囲の基地局の信号を測定して第2の測定結果を取得することと、前記端末が、前記第2の測定結果に従って前記第1の基地局を選択し、前記第1の基地局に第4のアクセス要求を送信することと、前記端末が、前記第1の基地局との接続を確立するプロセスにおいて、前記能力情報を前記第1の基地局に送信することと、前記端末が、前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合に、前記第1の基地局との接続を完了して、非共用ネットワークにアクセスすることと、をさらに含む。
いくつかの実施形態では、前記端末が前記第1の基地局によりブロードキャストされた前記第1の優先度リスト及び前記第2の基地局によりブロードキャストされた前記第3の優先度リストを受信する場合に、前記端末は、前記能力情報に従って前記第1の優先度リスト又は前記第3の優先度リストを選択し、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合には、前記端末は前記第1の優先度リストを選択し、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合には、前記端末は前記第3の優先度リストを選択する。
本開示のさらに他の実施形態によれば、第1の優先度リストをブロードキャストするように構成されたブロードキャストモジュールであって、第1の基地局は共用キャリアをサポートしない基地局であり、該第1の優先度リストは、該共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が該共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む、ブロードキャストモジュールと、端末から送信された第1のアクセス要求を受信し、該端末との接続を確立するプロセスにおいて、該端末から送信された能力情報を受信するように構成された受信モジュールであって、該第1のアクセス要求は、該端末が前記第1の優先度リストに従って前記第1の基地局にアクセスすることを選択することを示し、該能力情報は、該端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含む、受信モジュールと、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合に、前記端末との接続を完了して、前記端末が非共用ネットワークにアクセスすることを可能にするように構成された接続モジュールと、を備える基地局が提供される。
いくつかの実施形態では、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合に、前記端末が前記共用キャリアをサポートする基地局を再選択してアクセスすることをトリガするように、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含む第2の優先度リストを端末に送信するように構成される送信モジュールをさらに備える。
いくつかの実施形態では、前記受信モジュールは、前記端末から第4のアクセス要求を受信するようにさらに構成され、該第4のアクセス要求は、前記端末が第2の基地局によって送信された第4の優先度リストに従って前記第1の基地局にアクセスすることを再選択することを示す。
本開示のさらに他の実施形態によれば、端末であって、第1の基地局によってブロードキャストされた第1の優先度リストを受信するように構成された受信モジュールであって、該第1の基地局は共用キャリアをサポートしない基地局であり、該第1の優先度リストは、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む、受信モジュールと、前記第1の優先度リストに従って前記第1の基地局を選択し、前記第1の基地局に第1のアクセス要求を送信し、前記第1の基地局との接続を確立するプロセスにおいて、前記第1の基地局に能力情報を送信するように構成される送信モジュールであって、該能力情報は、前記端末が前記共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含む、送信モジュールと、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合に、前記第1の基地局との接続を完了して非共用ネットワークにアクセスするように構成される接続モジュールと、を備える端末が提供される。
いくつかの実施形態では、前記端末は測定モジュールをさらに備え、前記受信モジュールは、前記端末が前記共用キャリアにおいて前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合に、前記第1の基地局から送信された第2の優先度リストを受信するようにさらに構成され、該第2の優先度リストは、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含み、前記測定モジュールは、前記第2の優先度リストに従って、前記共用キャリアをサポートする周囲の基地局の信号を測定して第1の測定結果を取得するように構成され、前記送信モジュールは、前記第1の測定結果に従って第2の基地局を選択し、該第2の基地局に第2のアクセス要求を送信し、該第2の基地局との接続を確立するプロセスにおいて、前記能力情報を前記第2の基地局に送信するようにさらに構成され、前記第2の基地局は、前記共用キャリアをサポートする基地局であり、前記接続モジュールは、前記端末が前記共用キャリアにおいて前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合に、前記第2の基地局との接続を完了して共用ネットワークにアクセスするようにさらに構成される。
いくつかの実施形態では、前記受信モジュールは、第2の基地局によってブロードキャストされた第3の優先度リストを受信するようにさらに構成され、該第2の基地局は前記共用キャリアをサポートする基地局であり、該第3の優先度リストは、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含み、前記送信モジュールは、前記第3の優先度リストに従って前記第2の基地局を選択し、第3のアクセス要求を前記第2の基地局に送信し、前記第2の基地局との接続を確立するプロセスにおいて、前記第2の基地局に前記能力情報を送信するようにさらに構成され、前記接続モジュールは、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合に、前記第2の基地局との接続を完了して、共用ネットワークにアクセスするようにさらに構成される。
いくつかの実施形態では、前記端末は測定モジュールをさらに備え、前記受信モジュールは、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合に、前記第2の基地局によって送信された第4の優先度リストを受信するようにさらに構成され、前記第4の優先度リストは、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含み、前記測定モジュールは、前記第4の優先度リストに従って、前記共用キャリアをサポートしない周囲の基地局の信号を測定して第2の測定結果を取得するように構成され、前記送信モジュールは、前記第2の測定結果に従って前記第1の基地局を選択し、前記第1の基地局に第4のアクセス要求を送信し、前記第1の基地局との接続を確立するプロセスにおいて、前記第1の基地局に前記能力情報を送信するように構成され、前記接続モジュールは、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合に、前記第1の基地局との接続を完了して、非共用ネットワークにアクセスするようにさらに構成される。
いくつかの実施形態では、前記受信モジュールは、前記端末が前記第1の基地局によりブロードキャストされた前記第1の優先度リスト及び前記第2の基地局によりブロードキャストされた前記第3の優先度リストを受信する場合に、前記能力情報に従って前記第1の優先度リスト又は前記第3の優先度リストを選択し、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合には、前記端末は前記第1の優先度リストを選択し、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合には、前記端末は前記第3の優先度リストを選択する。
本開示のさらに他の実施形態によれば、上記実施形態のいずれかによる第1の基地局及び上記実施形態のいずれかによる端末と、前記端末から送信された第2のアクセス要求を受信し、前記端末との接続を確立するプロセスにおいて、前記端末から前記能力情報を受信し、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合に、前記端末との接続を完了して、前記端末が共用ネットワークにアクセスすることを可能にするように構成された第2の基地局であって、該第2の基地局は前記共用キャリアをサポートする基地局であり、該第2のアクセス要求は、前記端末が前記第2の優先度リストに従って前記第2の基地局にアクセスすることを再選択することを示し、前記能力情報は、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含む、第2の基地局とを備える、通信システムが提供される。
いくつかの実施形態では、前記第2の基地局は、第3の優先度リストをブロードキャストし、前記端末から第3のアクセス要求を受信し、前記端末との接続を確立するプロセスにおいて、前記端末から前記能力情報を受信し、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合に、前記端末との接続を完了して、前記端末が共用ネットワークにアクセスすることを可能にするように構成され、前記第2の基地局は前記共用キャリアをサポートする基地局であり、前記第3の優先度リストは、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含み、前記第3のアクセス要求は、前記端末が前記第3の優先度リストに従って前記第2の基地局にアクセスすることを選択することを示す。
いくつかの実施形態では、前記第2の基地局は、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合に、前記端末が前記共用キャリアをサポートしない基地局を再選択してアクセスすることをトリガするように、第4の優先度リストを前記端末に送信するようにさらに構成され、該第4の優先度リストは、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む。
本開示のさらなる実施形態によれば、プロセッサと、命令を記憶するために前記プロセッサに結合されたメモリであって、該命令が前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、上記実施形態のいずれか1つによる、端末が基地局にアクセスする方法を実行させる、メモリと、を備える電子デバイスが提供される。
本開示のさらに他の実施形態によれば、コンピュータプログラムが記憶された非一時的コンピュータ可読記憶媒体が提供され、該プログラムは、プロセッサによって実行されると、上記実施形態のいずれか1つによる、端末が基地局にアクセスする方法の工程を実施する。
本開示の他の特徴及び利点は、添付の図面を参照した本開示の例示的な実施形態の以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
本開示のさらなる理解のために含まれ、本明細書に組み込まれてその一部を構成する添付の図面は、本開示の実施形態を例示し、本出願の例示的な実施形態とともに本開示を説明する役割を果たすが、本開示を限定するものではない。
本開示のいくつかの実施形態による、端末が基地局にアクセスする方法のフロー図を示す。
本開示の他の実施形態による、端末が基地局にアクセスする方法のフロー図を示す。
本開示のさらに他の実施形態による、端末が基地局にアクセスする方法のフロー図を示す。
本開示のいくつかの実施形態による基地局の概略構造図を示す。
本開示のいくつかの実施形態による端末の概略構造図を示す。
本開示のいくつかの実施形態による通信システムの概略構造図を示す。
本開示のいくつかの実施形態による電子デバイスの概略構造図を示す。
本開示の他の実施形態による電子デバイスの概略構造図を示す。
本開示の実施形態の技術的解決手段は、実施形態の図面を参照して以下に明確且つ完全に説明されるが、本開示の実施形態の一部に過ぎず、その全てに当てはまるわけではない。少なくとも1つの例示的な実施形態の以下の説明は、実際には単なる例示であり、本開示、その適用又は使用に対する限定として意図されるものではない。創造的な努力なしに本開示の実施形態に基づいて当業者によって得られる全ての他の実施形態は、本開示の保護範囲内に入るものである。
本発明者らは、5Gネットワークへの長期間の移行において、現在のネットワークにおいて共用キャリアをサポートしない多数の基地局及び古い端末が依然として存在することを見出した。現在、共用キャリアをサポートする基地局は、新しい端末及び古い端末の両方によってアクセスされることが可能であり、これは、共用キャリアをサポートする基地局に重い負荷を引き起こしやすいが、共用キャリアをサポートしない他の基地局はアイドル状態であり、その結果、端末のサービス品質に影響を及ぼしている。
本開示によって解決されるべき技術的課題は、共用キャリアをサポートする基地局と共用キャリアをサポートしない基地局との負荷バランスをどのように改善するかである。
以下、図1~図3を参照して、本開示が提供する、端末が基地局にアクセスする方法について説明する。
図1は、本開示のいくつかの実施形態による、端末が基地局にアクセスする方法のフローチャートである。図1に示すように、これらの実施形態の方法は、ステップS102~S108を含む。
ステップS102において、第1の基地局は第1の優先度リストをブロードキャストし、これに対応して、端末は第1の基地局がブロードキャストした第1の優先度リストを受信する。
第1の基地局は、共用キャリアをサポートしない基地局であり、第1の優先度リストは、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む。第1の優先度リストは、ネットワーク全体における基地局の識別子及び様々な基地局の対応する優先度レベルを含んでもよく、又は第1の基地局及びその周囲の基地局の識別子、並びに様々な基地局の対応する優先度レベルを含んでもよい。例えば、共用キャリアをサポートしない全ての基地局に第1の優先度を割り当てることができ、共用キャリアをサポートする基地局に第2の優先度を割り当てることができ、ここで、第1の優先度は第2の優先度より高い。実際のニーズに従って、同じタイプの基地局に異なる優先度を割り当てることも可能である。例えば、基地局のモードに応じて、共用キャリアをサポートしない基地局に異なる優先度を割り当てることができる。例えば、4G基地局はより高い優先度を有し、3G又は2G基地局はより低い優先度を有する。本開示は上記の例に限定されないが、概して、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度は、共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高い。
ステップS104において、端末は、第1の優先度リストに従って第1の基地局を選択し、第1の基地局に第1のアクセス要求を送信し、これに対応して、第1の基地局は、第1のアクセス要求を受信する。
端末は、第1の優先度リストに従って、共用キャリアをサポートしない各基地局の信号品質を優先的に測定することができる。例えば、第1の基地局の信号品質が最良であるか又は予め設定された条件を満たす場合には、端末は、第1の基地局を選択し、第1のアクセス要求を送信することができる。言い換えると、第1のアクセス要求は、端末が第1の優先度リストに従って第1の基地局にアクセスすることを選択することを示す。詳細については、既存の規格において端末がオンにされた後に駐留セルを選択してアクセスするプロセスを参照することができる。第1のアクセス要求は、例えば、RRC(Radio Resource Control:無線リソース制御)接続要求である。
ステップS106において、端末は、第1の基地局との接続を確立するプロセスにおいて、能力情報を第1の基地局に送信し、これに対応して、第1の基地局は、端末との接続を確立するプロセスにおいて、端末によって送信された能力情報を受信する。
例えば、能力情報は、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含む。例えば、能力情報は、端末によってサポートされる周波数帯域を含む。第1の基地局は、端末によってサポートされる周波数帯域が共用キャリア内の共用事業者の周波数帯域に含まれるかどうかを判断することができる。
いくつかの実施形態では、第1の基地局は、UE能力照会メッセージ(UE Capability Enquiry message)を端末に送信し、端末は、UE能力情報メッセージ(UE Capability Information message)を介して能力情報を第1の基地局に送信する。
ステップS108において、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない場合に、第1の基地局は端末との接続を完了して、端末が非共用ネットワークにアクセスすることを可能にする。
第1の基地局は、端末の能力情報を検証する。端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない場合には、端末は、非共用ネットワークにアクセスし、第1の基地局に駐留することが可能になる。
上記実施形態では、第1の基地局は、共用キャリアをサポートしない基地局として、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む第1の優先度リストをブロードキャストして、端末が第1の優先度リストを受信した後に共用キャリアをサポートしない基地局に優先的にアクセスすることを選択できるようにすることができる。さらに、第1の基地局は、端末によって報告された能力情報を受信し、端末の能力情報を検証する。端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない場合には、第1の基地局は、端末との接続を完了して、端末が非共用ネットワークにアクセスすることを可能にする。上記実施形態では、共用キャリアをサポートしない基地局によって第1の優先度リストをブロードキャストし、端末によって能力情報を報告することを通じて、共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない古い端末は、可能な限り共用キャリアをサポートしない基地局にアクセスすることができ、これは、共用キャリアをサポートする基地局と共用キャリアをサポートしない基地局との間の負荷バランスを改善し、共用キャリアをサポートしない基地局のアイドル時間を低減し、その結果、全体的なサービス品質を改善することができる。
以下、図2を参照して、本開示の他の実施形態による、端末が基地局にアクセスする方法を説明する。
図2は、本開示の他の実施形態による、端末が基地局にアクセスする方法のフローチャートである。図2に示すように、これらの実施形態の方法は、ステップS202~S210を含む。
ステップS202において、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合に、第1の基地局は端末に第2の優先度リストを送信し、これに対応して、端末は第1の基地局により送信された第2の優先度リストを受信する。
第2の優先度リストは、第1の基地局によって端末に個別に送信され、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含む。第2の優先度リストは、ネットワーク全体における全ての基地局の識別子及び様々な基地局の対応する優先度レベルを含んでもよく、又は第2の優先度リストは、第1の基地局及びその周囲の基地局の識別子、並びに様々な基地局の対応する優先度レベルを含んでもよい。例えば、共用キャリアをサポートする基地局に第1の優先度を割り当てることができ、共用キャリアをサポートしない基地局に第2の優先度を割り当てることができ、ここで第1の優先度は第2の優先度より高い。実際のニーズに従って、同じタイプの基地局に異なる優先度を割り当てることも可能である。しかしながら、概して、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度は、共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低い。
いくつかの実施形態では、第1の基地局は、無線リソース制御再構成(RRC Reconfiguration)メッセージを介して第2の優先度リストを端末に送信する。ステップS202とステップS208とは、並行して実行することができる。
ステップS204において、端末は、第2の優先度リストに基づいて、共用キャリアをサポートする周囲の基地局の信号を測定して第1の測定結果を取得する。
第2の優先度リストを受信した後、端末は、共用キャリアをサポートする周囲の基地局の信号を検索する。例えば、端末は、複数の基地局から信号を受信し、第2の優先度リスト内の各基地局の識別子に従って各基地局の種別及び優先度を判断する。
ステップS206では、端末は、第1の測定結果に従って第2の基地局を選択し、第2の基地局に第2のアクセス要求を送信し、これに対応じて、第2の基地局は、第2のアクセス要求を受信する。
第2の基地局は、共用キャリアをサポートする基地局である。端末は、共用キャリアをサポートする複数の基地局から信号を受信することができ、共用キャリアをサポートする各基地局の信号品質が第1のアクセス条件を満たすかどうかを判断することができる。例えば、第1のアクセス条件は第1の信号品質閾値を含む。共用キャリアをサポートし、第1のアクセス条件を満たす基地局(例えば、第2の基地局)が選択される。第1のアクセス条件は、実際のニーズに従って指定することができる。例えば、それは、第1の基地局の信号品質より高い信号品質であり得るが、それに限定されない。あるいは、端末は、共用キャリアをサポートする基地局から最良の信号品質を有する基地局を第2の基地局として選択することができる。
ステップS208において、端末は、第2の基地局との接続を確立するプロセスにおいて、能力情報を第2の基地局に送信し、これに応じて、第2の基地局は、端末との接続を確立するプロセスにおいて端末により送信された能力情報を受信する。
能力情報は、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含む。例えば、能力情報は、端末によってサポートされる周波数帯域を含む。第2の基地局は、端末によってサポートされる周波数帯域が共用キャリア内の共用事業者の周波数帯域に含まれるかどうかを判断することができる。
ステップS210において、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合に、第2の基地局は端末との接続を完了して、端末が共用ネットワークにアクセスすることを可能にする。
第2の基地局は、端末の能力情報を検証する。端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合には、端末は、共用ネットワークにアクセスし、第2の基地局に駐留することが可能になる。
上記実施形態において、端末は、共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする。第1の基地局は、セル再選択を実行して第2の基地局にアクセスするように端末を誘導するために、第2の優先度リストをさらに送信する。異なる端末は、異なるネットワークに案内されて駐留することができ、正確なユーザ分離を達成し、共用ネットワークと非共用ネットワークとの間の負荷バランスを達成することができる。
以下、図3を参照して、本開示のさらに他の実施形態による、端末が基地局にアクセスする方法について説明する。
図3は、本開示のさらに他の実施形態による、端末が基地局にアクセスする方法のフローチャートである。図3に示すように、これらの実施形態の方法は、ステップS302~S318を含む。
ステップS302において、第2の基地局は第3の優先度リストをブロードキャストし、これ対応して、端末は第2の基地局からブロードキャストされた第3の優先度リストを受信する。
例えば、第3の優先度リストは、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含む。第3の優先度リストは、ネットワーク全体における全ての基地局の識別子及び様々な基地局の対応する優先度レベルを含んでもよく、又は第3の優先度リストは、第2の基地局及びその周囲の基地局の識別子並びに様々な基地局の対応する優先度レベルを含んでもよい。第3の優先度リスト及び第1の優先度リストの両方が、ネットワーク全体における全ての基地局の識別子と、様々な基地局の対応する優先度レベルとを含む場合、第3の優先度リスト及び第1の優先度リストは同一であってよい。
いくつかの実施形態では、端末は、第1の基地局によってブロードキャストされた第1の優先度リスト及び第2の基地局によってブロードキャストされた第3の優先度リストを受信した場合に、能力情報に基づいて第1の優先度リスト又は第3の優先度リストを選択し、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない場合には、端末は第1の優先度リストを選択し、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合には、端末は第3の優先度リストを選択する。
ステップS304では、端末は、第3の優先度リストに従って第2の基地局を選択し、第3のアクセス要求を第2の基地局に送信し、これに対応して、第2の基地局は、第3のアクセス要求を受信する。
端末は、第3の優先度リストに従って、共用キャリアをサポートする各基地局の信号品質を優先的に測定することができる。例えば、第2の基地局の信号品質が最良であるか又は予め設定された条件を満たす場合には、端末は、第2の基地局を選択し、第3のアクセス要求を開始することができる。言い換えると、第3のアクセス要求は、端末が第3の優先度リストに従って第2の基地局にアクセスすることを選択することを示す。詳細については、既存の規格において端末がオンになった後に端末が駐留セルを選択してアクセスするプロセスを参照することができる。第3のアクセス要求は、例えば、RRC接続要求である。
ステップS306において、端末は、第2の基地局との接続を確立する際に、能力情報を第2の基地局に送信し、これに対応して、第2の基地局は、端末によって送信された能力情報を受信する。
例えば、能力情報は、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含む。例えば、能力情報は、端末によってサポートされる周波数帯域を含む。第2の基地局は、端末によってサポートされる周波数帯域が共用キャリア内の共用事業者の周波数帯域に含まれるかどうかを判断することができる。
第2の基地局は、UE能力問い合わせ(UE Capability Enquiry)メッセージを端末に送信し、端末は、UE能力情報(UE Capability Information)メッセージを介して能力情報を第2の基地局に送信する。
ステップS308において、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合に、第2の基地局は端末との接続を完了して、端末が共用ネットワークにアクセスすることを可能にする。
第2の基地局は、端末の能力情報を検証する。端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合には、端末は、共用ネットワークにアクセスし、第2の基地局に駐留することが可能になる。
ステップS310において、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合に、第2の基地局は端末に第4の優先度リストを送信し、これに対応して、端末は第2の基地局から送信された第4の優先度リストを受信する。
第4の優先度リストは、第2の基地局によって端末に別途送信され、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む。例えば、第4の優先度リストは、ネットワーク全体における全ての基地局の識別子及び様々な基地局の対応する優先度レベルを含んでもよく、又は第4の優先度リストは、第2の基地局及びその周囲の基地局の識別子、並びに様々な基地局の対応する優先度レベルを含んでもよい。第4の優先度リスト及び第2の優先度リストの両方が、ネットワーク全体における全ての基地局の識別子と、様々な基地局の対応する優先度レベルとを含む場合、第4の優先度リスト及び第2の優先度リストは同一であり得る。
第2の基地局は、RRC再構成(RRC Reconfiguration)メッセージを介して第4の優先度リストを端末に送信することができる。ステップS310とステップS308とは、並行して実行することができる。
ステップS312において、端末は、第4の優先度リストに従って、共用キャリアをサポートしない周囲の基地局の信号を測定して第2の測定結果を取得する。
端末は、第4を受信した後、端末は、共用キャリアをサポートしない周囲の基地局の信号を検索する。
ステップS314において、端末は、第2の測定結果に従って第1の基地局を選択し、第4のアクセス要求を第1の基地局に送信し、これに対応して、第1の基地局は、第4のアクセス要求を受信する。
端末は、共用キャリアをサポートしない複数の基地局から信号を受信することができ、共用キャリアをサポートしない各基地局の信号品質が第2のアクセス条件を満たすかどうかを判断することができる。例えば、第2のアクセス条件は第2の信号品質閾値を含む。共用キャリアをサポートし、第2のアクセス条件を満たす基地局(例えば、第1の基地局)が選択される。第2のアクセス条件は、実際のニーズに従って指定することができる。例えば、それは、第2の基地局の信号品質より高い信号品質を有する基地局であり得るが、それに限定されない。あるいは、端末は、第1の基地局として、共用キャリアをサポートする基地局から最良の信号品質を有する基地局を選択することができる。
ステップS316において、端末は、第1の基地局との接続を確立する際に、能力情報を第1の基地局に送信し、これに対応して、第1の基地局は、端末との接続を確立する際に、端末によって送信された能力情報を受信する。
能力情報は、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含む。例えば、能力情報は、端末によってサポートされる周波数帯域を含む。第1の基地局は、端末によってサポートされる周波数帯域が共用キャリア内の共用事業者の周波数帯域に含まれるかどうかを判断することができる。
ステップS318において、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない場合に、第1の基地局は端末との接続を完了して、端末が非共用ネットワークにアクセスすることを可能にする。
第1の基地局は、端末の能力情報を検証する。端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない場合には、端末は、非共用ネットワークにアクセスし、第1の基地局に駐留することが可能になる。
上記実施形態では、共用キャリアをサポートする基地局による第3の優先度リストのブロードキャストと、端末能力の報告とを通じて、共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする新しい端末が、可能な限り共用キャリアをサポートする基地局にアクセスすることができ、これは、共用キャリアをサポートする基地局と共用キャリアをサポートしない基地局との間の負荷バランスを改善し、共用キャリアをサポートしない基地局のアイドル時間を低減し、これにより、全体的なサービス品質を改善することができる。
本開示は基地局をさらに提供し、以下、図4を参照して説明する。
図4は、本開示のいくつかの実施形態による基地局の構造図である。図4に示すように、本実施形態の第1の基地局として構成される基地局40は、ブロードキャストモジュール410と、受信モジュール420と、接続モジュール430とを備える。
ブロードキャストモジュール410は、第1の優先度リストをブロードキャストするように構成され、第1の優先度リストは、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む。
受信モジュール420は、端末から送信された第1のアクセス要求を受信するとともに、端末との接続を確立するプロセスにおいて端末から能力情報を受信するように構成され、第1のアクセス要求は、端末が第1の優先度リストに従って第1の基地局にアクセスすることを選択することを示し、能力情報は、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含む。
接続モジュール430は、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない場合に、端末との接続を完了して、端末が非共用ネットワークにアクセスすることを可能にする。
いくつかの実施形態では、基地局40は、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合に、端末に第2の優先度リストを送信する送信モジュール440をさらに含み、第2の優先度リストは、端末が共用キャリアをサポートする基地局を再選択してアクセスすることをトリガするように、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含む。
いくつかの実施形態では、端末は、UE能力情報メッセージを介して能力情報を第1の基地局に送信し、受信モジュール420は、UE能力情報メッセージを介して端末によって送信された能力情報を受信するように構成される。送信モジュール440は、RRC再構成メッセージを介して端末に第2の優先度リストを送信するように構成される。
いくつかの実施形態では、受信モジュール420は、端末から第4のアクセス要求を受信するようにさらに構成され、第4のアクセス要求は、端末が第2の基地局によって送信された第4の優先度リストに従って第1の基地局にアクセスすることを再選択することを示す。
本開示は、端末をさらに提供し、図5を参照して以下に説明する。
図5は、本開示のいくつかの実施形態による端末の構造図である。図5に示すように、本実施形態の端末50は、受信モジュール510と、送信モジュール520と、接続モジュール530とを備える。
受信モジュール510は、共用キャリアをサポートしない第1の基地局によってブロードキャストされた第1の優先度リストを受信するように構成され、第1の優先度リストは、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む。
送信モジュール520は、第1の優先度リストに従って第1の基地局を選択し、第1の基地局に第1のアクセス要求を送信し、第1の基地局との接続を確立するプロセスにおいて第1の基地局に能力情報を送信するように構成され、能力情報は、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含む。
接続モジュール530は、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない場合に、第1の基地局との接続を完了し、非共用ネットワークにアクセスするように構成される。
いくつかの実施形態では、端末50は、測定モジュール540をさらに備える。いくつかの実施形態では、受信モジュール510は、端末50が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合に、第1の基地局から第2の優先度リストを受信するようにさらに構成され、第2の優先度リストは、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含み、測定モジュール540は、第2の優先度リストに従って、共用キャリアをサポートする周囲の基地局の信号を測定して第1の測定結果を取得するように構成され、送信モジュール520は、第1の測定結果に従って第2の基地局を選択し、第2のアクセス要求を第2の基地局に送信し、第2の基地局との接続を確立するプロセスにおいて能力情報を第2の基地局に送信するようにさらに構成され、第2の基地局は、共用キャリアをサポートする基地局であり、接続モジュール530は、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合に、第2の基地局との接続を完了して共用ネットワークにアクセスするようにさらに構成される。
いくつかの実施形態では、受信モジュール510は、共用キャリアをサポートする第2の基地局によってブロードキャストされた第3の優先度リストを受信するようにさらに構成され、第3の優先度リストは、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含み、送信モジュール520は、第3の優先度リストに従って第2の基地局を選択し、第2の基地局に第3のアクセス要求を送信し、第2の基地局との接続を確立するプロセスにおいて第2の基地局に能力情報を送信するようにさらに構成され、接続モジュール530は、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合に、第2の基地局との接続を完了して共用ネットワークにアクセスするようにさらに構成される。
いくつかの実施形態では、受信モジュール510は、端末50が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない場合に、第2の基地局から送信された第4の優先度リストを受信するようにさらに構成され、第4の優先度リストは、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含み、測定モジュール540は、第4の優先度リストに従って、共用キャリアをサポートしない周囲の基地局の信号を測定して第2の測定結果を取得するように構成され、送信モジュール520は、第2の測定結果に従って第1の基地局を選択し、第1の基地局に第4のアクセス要求を送信し、第1の基地局との接続を確立するプロセスにおいて第1の基地局に能力情報を送信するように構成され、能力情報は、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含み、接続モジュール530は、さらに、端末50が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない場合に、第1の基地局との接続を完了して非共用ネットワークにアクセスするようにさらに構成される。
いくつかの実施形態では、受信モジュール510は、端末が第1の基地局によりブロードキャストされた第1の優先度リスト及び第2の基地局によりブロードキャストされた第3の優先度リストを受信する場合に、能力情報に従って第1の優先度リスト又は第3の優先度リストを選択するように構成され、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない場合には、端末は第1の優先度リストを選択し、端末50が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合には、端末は第3の優先度リストを選択する。
本開示はさらに通信システムを提供し、図6を参照して以下に説明する。
図6は、本開示のいくつかの実施形態による通信システムの構造図である。図6に示されるように、この実施形態のシステム6は、前述の実施形態のいずれかによる第1の基地局として機能する基地局40と、前述の実施形態のいずれかによる端末50と、共用キャリアをサポートする第2の基地局62とを備える。
第2の基地局62は、端末50によって送信された第2のアクセス要求を受信し、端末50との接続を確立するプロセスにおいて端末50から能力情報を受信し、端末50が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合に、端末50との接続を完了して、端末50が共用ネットワークにアクセスすることを可能にするように構成され、第2の基地局は共用キャリアをサポートする基地局であり、第2のアクセス要求は、端末が第2の優先度リストに従って第2の基地局にアクセスすることを再選択することを示し、能力情報は、端末50が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含む。
いくつかの実施形態では、第2の基地局62は、第3の優先度リストをブロードキャストし、端末50から第3のアクセス要求を受信し、端末50との接続を確立するプロセスにおいて端末50から能力情報を受信し、端末50が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合に、端末50との接続を完了して端末50が共用ネットワークにアクセスすることを可能にするようにさらに構成され、第3の優先度リストは、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含み、第3のアクセス要求は、端末が第3の優先度リストに従って第2の基地局にアクセスすることを選択することを示す。
いくつかの実施形態では、第2の基地局62は、端末50が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない場合に、共用キャリアをサポートしない基地局を再選択してアクセスするように端末50をトリガするために、第4の優先度リストを端末50に送信するようにさらに構成され、第4の優先度リストは、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む。
本開示のこの実施形態の電子デバイスは、図7及び図8を参照して以下で説明される様々なコンピューティングデバイス又はコンピュータシステムによって実装されてもよい。電子デバイスは、上記実施形態のいずれか1つに記載の第1の基地局、第2の基地局又は端末によって実行される方法を実行することができる。
図7は、本開示のいくつかの実施形態による電子デバイスの構造図である。図7に示すように、本実施形態の電子装置70は、メモリ710と、メモリ710に接続されたプロセッサ720とを含み、プロセッサ720は、メモリ710に記憶された命令に基づいて、本開示の実施形態のいずれか1つに記載の端末が基地局にアクセスする方法を実行するように構成される。
ここで、メモリ710は、例えば、システムメモリ、不揮発性固定記憶媒体等を含んでもよい。システムメモリは、例えば、オペレーティングシステム、アプリケーション、ブートローダ、データベース、及び他のプログラムを記憶する。
図8は、本開示のいくつかの実施形態による電子デバイスの構造図である。図8に示すように、この実施形態の電子デバイス80は、メモリ710及びプロセッサ720とそれぞれ同様であるメモリ810及びプロセッサ820を備える。さらに、入出力インターフェース830、ネットワークインターフェース840、ストレージインターフェース850などを備えていてもよい。これらのインターフェース830、840、850、メモリ810及びプロセッサ820は、例えば、バス860を介して接続されてもよい。ここで、入出力インターフェース830は、ディスプレイ、マウス、キーボード、及びタッチスクリーンなどの入出力装置の接続インターフェースを提供する。ネットワークインターフェース840は、様々なネットワーク機器のための接続インターフェースを提供し、例えば、データベースサーバ又はクラウドストレージサーバに接続することができる。ストレージインターフェース850は、例えば、SDカードやUSBメモリなどの外部記憶装置との接続インターフェースを提供する。
本開示は、コンピュータプログラムが記憶された非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、プログラムは、プロセッサにより実行されて、上記実施形態のいずれか1つの端末が基地局にアクセスする方法を実現する。プログラムは、上記実施形態のいずれか1つに記載された第1の基地局、第2の基地局又は端末によって実行される方法を実行することができる。
当業者は、本開示の実施形態が方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供され得ることを理解すべきである。そのため、本開示の実施形態は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態、又はハードウェア要素とソフトウェア要素の両方を含む実施形態の形態をとることができる。さらに、本開示は、コンピュータが使用可能なプログラムコードが具現化された、1つ以上のコンピュータが使用可能な非一時的記憶媒体(ディスク記憶装置、CD-ROM、光学記憶装置などを含むがこれらに限定されない)上に具現化されたコンピュータプログラム製品の形態をとってもよい。
本開示は、本開示の実施形態による方法、装置(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明される。フローチャート及び/又はブロック図における各工程及び/又はブロック、並びにフローチャート及び/又はブロック図における工程及び/又はブロックの組合せは、コンピュータプログラム命令によって実装され得ることを理解されたい。コンピュータプログラム命令は、コンピュータ又はプログラマブルデータ処理装置のプロセッサによって実行される命令が、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて特定された機能を実装する手段を生成するような機械を生成するために、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに提供され得る。
コンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ可読記憶装置に記憶された命令が、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて特定された機能を実装する命令手段を備える製品を生成するように、特定の方法で動作するようにコンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置に命令することができるコンピュータ可読記憶装置に記憶され得る。
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ又は他のプログラマブル装置上で実行される命令が、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて特定される機能を実装するステップを提供するように、コンピュータ又は他のプログラマブル装置上で一連の動作ステップを実行してコンピュータ実装工程を生成するために、コンピュータ又は他のプログラマブル装置上にロードされ得る。
以上は本開示の好ましい実施形態に過ぎず、本開示を限定するものではない。本開示の趣旨及び原理内での、任意の修正、置換、改良等は、本開示の保護範囲内に含まれる。
[関連出願への相互参照]
本開示は、2020年8月12日に出願された中国特許出願第202010809291.4号に基づくとともに、当該中国特許出願の優先権を主張するものであり、当該中国特許出願の開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
本開示は、通信技術分野に関し、特に、端末が基地局にアクセスすることを可能にする方法、基地局、端末及び通信システムに関する。
5G技術は、より高い動作周波数帯域及び多くの基地局を必要とし、これらは高価であり、高い電力消費(4Gの約3倍)を有する。5G基地局を低コストかつ高効率で構築するためには、事業者が5G基地局を構築して共用する必要がある。
事業者がアクセスネットワークを構築して共用する方式には、共用(シェア)基地局が独立キャリア(搬送波)を使用する方式と、共用キャリアを使用する方式とがある。共用キャリアは、異なる事業者によって所有されるキャリア帯域によって形成される大きな連続帯域幅を有するキャリアである。
新しい端末(例えば、5G端末等)は、共用キャリアにおける自身の事業者の周波数帯域にアクセスすることができ、又は共用キャリアにおける(自身の事業者以外の)他の共用事業者の周波数帯域にアクセスすることができる。古い端末(例えば、4G端末等)は、共用キャリアにおける自身の事業者の周波数帯域のみにアクセスすることができる。すなわち、新しい端末と古い端末の両方が共用キャリアにアクセスすることができる。
本開示のいくつかの実施形態によれば、端末が基地局にアクセスすることを可能にする方法であって、共用キャリアをサポートしない第1の基地局によって、該共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が該共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む第1の優先度リストをブロードキャストすることと、前記第1の基地局によって、端末が前記第1の優先度リストに従って前記第1の基地局にアクセスすることを選択することを示す第1のアクセス要求を該端末から受信することと、前記第1の基地局によって、前記端末との接続を確立するプロセスにおいて、前記端末が前記共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含む能力情報を前記端末から受信することと、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合に、前記第1の基地局によって、前記端末との接続を完了して、前記端末が非共用ネットワークにアクセスすることを可能にすることと、を含む方法が提供される。
いくつかの実施形態では、前記方法は、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合に、前記第1の基地局によって第2の優先度リストを前記端末に送信することをさらに含み、前記第2の優先度リストは、前記端末が前記共用キャリアをサポートする基地局を再選択してアクセスすることをトリガするように、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含む。
いくつかの実施形態では、前記方法は、前記共用キャリアをサポートする第2の基地局によって、前記端末が前記第2の優先度リストに従って該第2の基地局にアクセスすることを再選択することを示す第2のアクセス要求を前記端末から受信することと、前記第2の基地局によって、前記端末との接続を確立するプロセスにおいて、前記端末から前記能力情報を受信することと、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合に、前記第2の基地局によって、前記端末との接続を完了して、前記端末が共用ネットワークにアクセスすることを可能にすることと、をさらに含む。
いくつかの実施形態では、前記方法は、前記共用キャリアをサポートする第2の基地局によって、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含む第3の優先度リストをブロードキャストすることと、前記第2の基地局によって、前記端末が前記第3の優先度リストに従って前記第2の基地局にアクセスすることを選択することを示す第3のアクセス要求を前記端末から受信することと、前記第2の基地局によって、前記端末との接続を確立するプロセスにおいて、前記端末から前記能力情報を受信することと、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合に、前記第2の基地局によって、前記端末との接続を完了して、前記端末が共用ネットワークにアクセスすることを可能にすることと、をさらに含む。
いくつかの実施形態では、前記方法は、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合に、前記第2の基地局によって、前記端末が前記共用キャリアをサポートしない基地局を再選択してアクセスすることをトリガするように、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む第4の優先度リストを前記端末に送信することをさらに含む。
いくつかの実施形態では、前記方法は、前記第1の基地局によって、前記端末から送信された、前記端末が前記第4の優先度リストに従って前記第1の基地局にアクセスすることを再選択することを示す第4のアクセス要求を受信することと、前記第1の基地局によって、前記端末との接続を確立するプロセスにおいて、前記端末から送信された前記能力情報を受信することと、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合に、前記第1の基地局によって、前記端末との接続を完了して、前記端末が非共用ネットワークにアクセスすることを可能にすることと、をさらに含む。
いくつかの実施形態では、前記第2の基地局は、UE能力情報メッセージを介して前記端末から送信された前記能力情報を受信し、前記第2の基地局は、無線リソース制御(RRC)再構成メッセージを介して前記第4の優先度リストを前記端末に送信する。
いくつかの実施形態では、前記第1の基地局は、UE能力情報メッセージを介して前記端末から送信された前記能力情報を受信し、前記第1の基地局は、無線リソース制御(RRC)再構成メッセージを介して前記第2の優先度リストを前記端末に送信する。
本開示の他の実施形態によれば、端末が基地局にアクセスすることを可能にする方法であって、端末が、共用キャリアをサポートしない第1の基地局によってブロードキャストされた、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む第1の優先度リストを受信することと、前記端末が、前記第1の優先度リストに従って前記第1の基地局を選択し、前記第1の基地局に第1のアクセス要求を送信することと、前記端末が、前記第1の基地局との接続を確立するプロセスにおいて、前記端末が前記共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含む能力情報を前記第1の基地局に送信することと、前記端末が、前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合に、前記第1の基地局との接続を完了して、非共用ネットワークにアクセスすることとを含む。
いくつかの実施形態では、前記方法は、前記端末が、前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合に、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含む第2の優先度リストを前記第1の基地局から受信することと、前記端末が、前記第2の優先度リストに従って、前記共用キャリアをサポートする周囲の基地局の信号を測定して第1の測定結果を取得することと、前記端末が、前記第1の測定結果に従って共用キャリアをサポートする第2の基地局を選択し、該第2の基地局に第2のアクセス要求を送信することと、前記端末が、前記第2の基地局との接続を確立するプロセスにおいて、前記能力情報を前記第2の基地局に送信することと、前記端末が、前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合に、前記第2の基地局との接続を完了して、共用ネットワークにアクセスすることと、をさらに含む。
いくつかの実施形態では、前記方法は、前記端末が、共用キャリアをサポートする第2の基地局によってブロードキャストされた、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含む第3の優先度リストを受信することと、前記端末が、前記第3の優先度リストに従って前記第2の基地局を選択し、前記第2の基地局に第3のアクセス要求を送信することと、前記端末が、前記第2の基地局との接続を確立するプロセスにおいて、前記能力情報を前記第2の基地局に送信することと、前記端末が、前記共用キャリアにおいて前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合に、前記第2の基地局との接続を完了して、共用ネットワークにアクセスすることと、をさらに含む。
いくつかの実施形態では、前記方法は、前記端末が、前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合に、前記第2の基地局によって送信された、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む第4の優先度リストを受信することと、前記端末が、前記第4の優先度リストに従って、前記共用キャリアをサポートしない周囲の基地局の信号を測定して第2の測定結果を取得することと、前記端末が、前記第2の測定結果に従って前記第1の基地局を選択し、前記第1の基地局に第4のアクセス要求を送信することと、前記端末が、前記第1の基地局との接続を確立するプロセスにおいて、前記能力情報を前記第1の基地局に送信することと、前記端末が、前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合に、前記第1の基地局との接続を完了して、非共用ネットワークにアクセスすることと、をさらに含む。
いくつかの実施形態では、前記端末が前記第1の基地局によりブロードキャストされた前記第1の優先度リスト及び前記第2の基地局によりブロードキャストされた前記第3の優先度リストを受信する場合に、前記端末は、前記能力情報に従って前記第1の優先度リスト又は前記第3の優先度リストを選択し、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合には、前記端末は前記第1の優先度リストを選択し、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合には、前記端末は前記第3の優先度リストを選択する。
本開示のさらに他の実施形態によれば、第1の優先度リストをブロードキャストするように構成されたブロードキャストモジュールであって、第1の基地局は共用キャリアをサポートしない基地局であり、該第1の優先度リストは、該共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が該共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む、ブロードキャストモジュールと、端末から送信された第1のアクセス要求を受信し、該端末との接続を確立するプロセスにおいて、該端末から送信された能力情報を受信するように構成された受信モジュールであって、該第1のアクセス要求は、該端末が前記第1の優先度リストに従って前記第1の基地局にアクセスすることを選択することを示し、該能力情報は、該端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含む、受信モジュールと、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合に、前記端末との接続を完了して、前記端末が非共用ネットワークにアクセスすることを可能にするように構成された接続モジュールと、を備える基地局が提供される。
いくつかの実施形態では、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合に、前記端末が前記共用キャリアをサポートする基地局を再選択してアクセスすることをトリガするように、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含む第2の優先度リストを端末に送信するように構成される送信モジュールをさらに備える。
いくつかの実施形態では、前記受信モジュールは、前記端末から第4のアクセス要求を受信するようにさらに構成され、該第4のアクセス要求は、前記端末が第2の基地局によって送信された第4の優先度リストに従って前記第1の基地局にアクセスすることを再選択することを示し、該第4の優先度リストは、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む。
本開示のさらに他の実施形態によれば、端末であって、第1の基地局によってブロードキャストされた第1の優先度リストを受信するように構成された受信モジュールであって、該第1の基地局は共用キャリアをサポートしない基地局であり、該第1の優先度リストは、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む、受信モジュールと、前記第1の優先度リストに従って前記第1の基地局を選択し、前記第1の基地局に第1のアクセス要求を送信し、前記第1の基地局との接続を確立するプロセスにおいて、前記第1の基地局に能力情報を送信するように構成される送信モジュールであって、該能力情報は、前記端末が前記共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含む、送信モジュールと、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合に、前記第1の基地局との接続を完了して非共用ネットワークにアクセスするように構成される接続モジュールと、を備える端末が提供される。
いくつかの実施形態では、前記端末は測定モジュールをさらに備え、前記受信モジュールは、前記端末が前記共用キャリアにおいて前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合に、前記第1の基地局から送信された第2の優先度リストを受信するようにさらに構成され、該第2の優先度リストは、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含み、前記測定モジュールは、前記第2の優先度リストに従って、前記共用キャリアをサポートする周囲の基地局の信号を測定して第1の測定結果を取得するように構成され、前記送信モジュールは、前記第1の測定結果に従って第2の基地局を選択し、該第2の基地局に第2のアクセス要求を送信し、該第2の基地局との接続を確立するプロセスにおいて、前記能力情報を前記第2の基地局に送信するようにさらに構成され、前記第2の基地局は、前記共用キャリアをサポートする基地局であり、前記接続モジュールは、前記端末が前記共用キャリアにおいて前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合に、前記第2の基地局との接続を完了して共用ネットワークにアクセスするようにさらに構成される。
いくつかの実施形態では、前記受信モジュールは、第2の基地局によってブロードキャストされた第3の優先度リストを受信するようにさらに構成され、該第2の基地局は前記共用キャリアをサポートする基地局であり、該第3の優先度リストは、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含み、前記送信モジュールは、前記第3の優先度リストに従って前記第2の基地局を選択し、第3のアクセス要求を前記第2の基地局に送信し、前記第2の基地局との接続を確立するプロセスにおいて、前記第2の基地局に前記能力情報を送信するようにさらに構成され、前記接続モジュールは、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合に、前記第2の基地局との接続を完了して、共用ネットワークにアクセスするようにさらに構成される。
いくつかの実施形態では、前記端末は測定モジュールをさらに備え、前記受信モジュールは、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合に、前記第2の基地局によって送信された第4の優先度リストを受信するようにさらに構成され、前記第4の優先度リストは、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含み、前記測定モジュールは、前記第4の優先度リストに従って、前記共用キャリアをサポートしない周囲の基地局の信号を測定して第2の測定結果を取得するように構成され、前記送信モジュールは、前記第2の測定結果に従って前記第1の基地局を選択し、前記第1の基地局に第4のアクセス要求を送信し、前記第1の基地局との接続を確立するプロセスにおいて、前記第1の基地局に前記能力情報を送信するように構成され、前記接続モジュールは、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合に、前記第1の基地局との接続を完了して、非共用ネットワークにアクセスするようにさらに構成される。
いくつかの実施形態では、前記受信モジュールは、前記端末が前記第1の基地局によりブロードキャストされた前記第1の優先度リスト及び前記第2の基地局によりブロードキャストされた前記第3の優先度リストを受信する場合に、前記能力情報に従って前記第1の優先度リスト又は前記第3の優先度リストを選択し、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合には、前記端末は前記第1の優先度リストを選択し、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合には、前記端末は前記第3の優先度リストを選択する。
本開示のさらに他の実施形態によれば、上記実施形態のいずれかによる第1の基地局及び上記実施形態のいずれかによる端末を備える。
いくつかの実施形態では、前記通信システムは、前記端末から送信された第2のアクセス要求を受信し、前記端末との接続を確立するプロセスにおいて、前記端末から前記能力情報を受信し、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合に、前記端末との接続を完了して、前記端末が共用ネットワークにアクセスすることを可能にするように構成された第2の基地局であって、該第2の基地局は前記共用キャリアをサポートする基地局であり、該第2のアクセス要求は、前記端末が前記第2の優先度リストに従って前記第2の基地局にアクセスすることを再選択することを示し、前記能力情報は、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含む、第2の基地局をさらに備える。
いくつかの実施形態では、前記第2の基地局は、第3の優先度リストをブロードキャストし、前記端末から第3のアクセス要求を受信し、前記端末との接続を確立するプロセスにおいて、前記端末から前記能力情報を受信し、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートする場合に、前記端末との接続を完了して、前記端末が共用ネットワークにアクセスすることを可能にするように構成され、前記第2の基地局は前記共用キャリアをサポートする基地局であり、前記第3の優先度リストは、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含み、前記第3のアクセス要求は、前記端末が前記第3の優先度リストに従って前記第2の基地局にアクセスすることを選択することを示す。
いくつかの実施形態では、前記第2の基地局は、前記端末が前記共用キャリアにおける前記共用事業者の前記周波数帯域をサポートしない場合に、前記端末が前記共用キャリアをサポートしない基地局を再選択してアクセスすることをトリガするように、第4の優先度リストを前記端末に送信するようにさらに構成され、該第4の優先度リストは、前記共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が前記共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む。
本開示のさらなる実施形態によれば、プロセッサと、命令を記憶するために前記プロセッサに結合されたメモリであって、該命令が前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、上記実施形態のいずれか1つによる、端末が基地局にアクセスすることを可能にする方法を実行させる、メモリと、を備える電子デバイスが提供される。
本開示のさらに他の実施形態によれば、コンピュータプログラムが記憶された非一時的コンピュータ可読記憶媒体が提供され、該プログラムは、プロセッサによって実行されると、上記実施形態のいずれか1つによる、端末が基地局にアクセスすることを可能にする方法の工程を実施する。
本開示の他の特徴及び利点は、添付の図面を参照した本開示の例示的な実施形態の以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
本開示のさらなる理解のために含まれ、本明細書に組み込まれてその一部を構成する添付の図面は、本開示の実施形態を例示し、本出願の例示的な実施形態とともに本開示を説明する役割を果たすが、本開示を限定するものではない。
本開示のいくつかの実施形態による、端末が基地局にアクセスすることを可能にする方法のフロー図を示す。
本開示の他の実施形態による、端末が基地局にアクセスすることを可能にする方法のフロー図を示す。
本開示のさらに他の実施形態による、端末が基地局にアクセスすることを可能にする方法のフロー図を示す。
本開示のいくつかの実施形態による基地局の概略構造図を示す。
本開示のいくつかの実施形態による端末の概略構造図を示す。
本開示のいくつかの実施形態による通信システムの概略構造図を示す。
本開示のいくつかの実施形態による電子デバイスの概略構造図を示す。
本開示の他の実施形態による電子デバイスの概略構造図を示す。
本開示の実施形態の技術的解決手段は、実施形態の図面を参照して以下に明確且つ完全に説明されるが、本開示の実施形態の一部に過ぎず、その全てに当てはまるわけではない。少なくとも1つの例示的な実施形態の以下の説明は、実際には単なる例示であり、本開示、その適用又は使用に対する限定として意図されるものではない。創造的な努力なしに本開示の実施形態に基づいて当業者によって得られる全ての他の実施形態は、本開示の保護範囲内に入るものである。
本発明者らは、5Gネットワークへの長期間の移行において、現在のネットワークにおいて共用キャリアをサポートしない多数の基地局及び古い端末が依然として存在することを見出した。現在、共用キャリアをサポートする基地局は、新しい端末及び古い端末の両方によってアクセスされることが可能であり、これは、共用キャリアをサポートする基地局に重い負荷を引き起こしやすいが、共用キャリアをサポートしない他の基地局はアイドル状態であり、その結果、端末のサービス品質に影響を及ぼしている。
本開示によって解決されるべき技術的課題は、共用キャリアをサポートする基地局と共用キャリアをサポートしない基地局との負荷バランスをどのように改善するかである。
以下、図1~図3を参照して、本開示が提供する、端末が基地局にアクセスすることを可能にする方法について説明する。
図1は、本開示のいくつかの実施形態による、端末が基地局にアクセスすることを可能にする方法のフローチャートである。図1に示すように、これらの実施形態の方法は、ステップS102~S108を含む。
ステップS102において、第1の基地局は第1の優先度リストをブロードキャストし、これに対応して、端末は第1の基地局がブロードキャストした第1の優先度リストを受信する。
第1の基地局は、共用キャリアをサポートしない基地局であり、第1の優先度リストは、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む。第1の優先度リストは、ネットワーク全体における基地局の識別子及び様々な基地局の対応する優先度レベルを含んでもよく、又は第1の基地局及びその周囲の基地局の識別子、並びに様々な基地局の対応する優先度レベルを含んでもよい。例えば、共用キャリアをサポートしない全ての基地局に第1の優先度を割り当てることができ、共用キャリアをサポートする基地局に第2の優先度を割り当てることができ、ここで、第1の優先度は第2の優先度より高い。実際のニーズに従って、同じタイプの基地局に異なる優先度を割り当てることも可能である。例えば、基地局のモードに応じて、共用キャリアをサポートしない基地局に異なる優先度を割り当てることができる。例えば、4G基地局はより高い優先度を有し、3G又は2G基地局はより低い優先度を有する。本開示は上記の例に限定されないが、概して、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度は、共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高い。
ステップS104において、端末は、第1の優先度リストに従って第1の基地局を選択し、第1の基地局に第1のアクセス要求を送信し、これに対応して、第1の基地局は、第1のアクセス要求を受信する。
端末は、第1の優先度リストに従って、共用キャリアをサポートしない各基地局の信号品質を優先的に測定することができる。例えば、第1の基地局の信号品質が最良であるか又は予め設定された条件を満たす場合には、端末は、第1の基地局を選択し、第1のアクセス要求を送信することができる。言い換えると、第1のアクセス要求は、端末が第1の優先度リストに従って第1の基地局にアクセスすることを選択することを示す。詳細については、既存の規格において端末がオンにされた後に駐留セルを選択してアクセスするプロセスを参照することができる。第1のアクセス要求は、例えば、RRC(Radio Resource Control:無線リソース制御)接続要求である。
ステップS106において、端末は、第1の基地局との接続を確立するプロセスにおいて、能力情報を第1の基地局に送信し、これに対応して、第1の基地局は、端末との接続を確立するプロセスにおいて、端末によって送信された能力情報を受信する。
例えば、能力情報は、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含む。例えば、能力情報は、端末によってサポートされる周波数帯域を含む。第1の基地局は、端末によってサポートされる周波数帯域が共用キャリア内の共用事業者の周波数帯域に含まれるかどうかを判断することができる。
いくつかの実施形態では、第1の基地局は、UE能力照会メッセージ(UE Capability Enquiry message)を端末に送信し、端末は、UE能力情報メッセージ(UE Capability Information message)を介して能力情報を第1の基地局に送信する。
ステップS108において、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない場合に、第1の基地局は端末との接続を完了して、端末が非共用ネットワークにアクセスすることを可能にする。
第1の基地局は、端末の能力情報を検証する。端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない場合には、端末は、非共用ネットワークにアクセスし、第1の基地局に駐留することが可能になる。
上記実施形態では、第1の基地局は、共用キャリアをサポートしない基地局として、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む第1の優先度リストをブロードキャストして、端末が第1の優先度リストを受信した後に共用キャリアをサポートしない基地局に優先的にアクセスすることを選択できるようにすることができる。さらに、第1の基地局は、端末によって報告された能力情報を受信し、端末の能力情報を検証する。端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない場合には、第1の基地局は、端末との接続を完了して、端末が非共用ネットワークにアクセスすることを可能にする。上記実施形態では、共用キャリアをサポートしない基地局によって第1の優先度リストをブロードキャストし、端末によって能力情報を報告することを通じて、共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない古い端末は、可能な限り共用キャリアをサポートしない基地局にアクセスすることができ、これは、共用キャリアをサポートする基地局と共用キャリアをサポートしない基地局との間の負荷バランスを改善し、共用キャリアをサポートしない基地局のアイドル時間を低減し、その結果、全体的なサービス品質を改善することができる。
以下、図2を参照して、本開示の他の実施形態による、端末が基地局にアクセスすることを可能にする方法を説明する。
図2は、本開示の他の実施形態による、端末が基地局にアクセスすることを可能にする方法のフローチャートである。図2に示すように、これらの実施形態の方法は、ステップS202~S210を含む。
ステップS202において、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合に、第1の基地局は端末に第2の優先度リストを送信し、これに対応して、端末は第1の基地局により送信された第2の優先度リストを受信する。
第2の優先度リストは、第1の基地局によって端末に個別に送信され、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含む。第2の優先度リストは、ネットワーク全体における全ての基地局の識別子及び様々な基地局の対応する優先度レベルを含んでもよく、又は第2の優先度リストは、第1の基地局及びその周囲の基地局の識別子、並びに様々な基地局の対応する優先度レベルを含んでもよい。例えば、共用キャリアをサポートする基地局に第1の優先度を割り当てることができ、共用キャリアをサポートしない基地局に第2の優先度を割り当てることができ、ここで第1の優先度は第2の優先度より高い。実際のニーズに従って、同じタイプの基地局に異なる優先度を割り当てることも可能である。しかしながら、概して、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度は、共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低い。
いくつかの実施形態では、第1の基地局は、無線リソース制御再構成(RRC Reconfiguration)メッセージを介して第2の優先度リストを端末に送信する。ステップS202とステップS208とは、並行して実行することができる。
ステップS204において、端末は、第2の優先度リストに基づいて、共用キャリアをサポートする周囲の基地局の信号を測定して第1の測定結果を取得する。
第2の優先度リストを受信した後、端末は、共用キャリアをサポートする周囲の基地局の信号を検索する。例えば、端末は、複数の基地局から信号を受信し、第2の優先度リスト内の各基地局の識別子に従って各基地局の種別及び優先度を判断する。
ステップS206では、端末は、第1の測定結果に従って第2の基地局を選択し、第2の基地局に第2のアクセス要求を送信し、これに対応じて、第2の基地局は、第2のアクセス要求を受信する。
第2の基地局は、共用キャリアをサポートする基地局である。端末は、共用キャリアをサポートする複数の基地局から信号を受信することができ、共用キャリアをサポートする各基地局の信号品質が第1のアクセス条件を満たすかどうかを判断することができる。例えば、第1のアクセス条件は第1の信号品質閾値を含む。共用キャリアをサポートし、第1のアクセス条件を満たす基地局(例えば、第2の基地局)が選択される。第1のアクセス条件は、実際のニーズに従って指定することができる。例えば、それは、第1の基地局の信号品質より高い信号品質であり得るが、それに限定されない。あるいは、端末は、共用キャリアをサポートする基地局から最良の信号品質を有する基地局を第2の基地局として選択することができる。
ステップS208において、端末は、第2の基地局との接続を確立するプロセスにおいて、能力情報を第2の基地局に送信し、これに応じて、第2の基地局は、端末との接続を確立するプロセスにおいて端末により送信された能力情報を受信する。
能力情報は、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含む。例えば、能力情報は、端末によってサポートされる周波数帯域を含む。第2の基地局は、端末によってサポートされる周波数帯域が共用キャリア内の共用事業者の周波数帯域に含まれるかどうかを判断することができる。
ステップS210において、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合に、第2の基地局は端末との接続を完了して、端末が共用ネットワークにアクセスすることを可能にする。
第2の基地局は、端末の能力情報を検証する。端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合には、端末は、共用ネットワークにアクセスし、第2の基地局に駐留することが可能になる。
上記実施形態において、端末は、共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする。第1の基地局は、セル再選択を実行して第2の基地局にアクセスするように端末を誘導するために、第2の優先度リストをさらに送信する。異なる端末は、異なるネットワークに案内されて駐留することができ、正確なユーザ分離を達成し、共用ネットワークと非共用ネットワークとの間の負荷バランスを達成することができる。
以下、図3を参照して、本開示のさらに他の実施形態による、端末が基地局にアクセスすることを可能にする方法について説明する。
図3は、本開示のさらに他の実施形態による、端末が基地局にアクセスすることを可能にする方法のフローチャートである。図3に示すように、これらの実施形態の方法は、ステップS302~S318を含む。
ステップS302において、第2の基地局は第3の優先度リストをブロードキャストし、これ対応して、端末は第2の基地局からブロードキャストされた第3の優先度リストを受信する。
例えば、第3の優先度リストは、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含む。第3の優先度リストは、ネットワーク全体における全ての基地局の識別子及び様々な基地局の対応する優先度レベルを含んでもよく、又は第3の優先度リストは、第2の基地局及びその周囲の基地局の識別子並びに様々な基地局の対応する優先度レベルを含んでもよい。第3の優先度リスト及び第1の優先度リストの両方が、ネットワーク全体における全ての基地局の識別子と、様々な基地局の対応する優先度レベルとを含む場合、第3の優先度リスト及び第1の優先度リストは同一であってよい。
いくつかの実施形態では、端末は、第1の基地局によってブロードキャストされた第1の優先度リスト及び第2の基地局によってブロードキャストされた第3の優先度リストを受信した場合に、能力情報に基づいて第1の優先度リスト又は第3の優先度リストを選択し、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない場合には、端末は第1の優先度リストを選択し、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合には、端末は第3の優先度リストを選択する。
ステップS304では、端末は、第3の優先度リストに従って第2の基地局を選択し、第3のアクセス要求を第2の基地局に送信し、これに対応して、第2の基地局は、第3のアクセス要求を受信する。
端末は、第3の優先度リストに従って、共用キャリアをサポートする各基地局の信号品質を優先的に測定することができる。例えば、第2の基地局の信号品質が最良であるか又は予め設定された条件を満たす場合には、端末は、第2の基地局を選択し、第3のアクセス要求を開始することができる。言い換えると、第3のアクセス要求は、端末が第3の優先度リストに従って第2の基地局にアクセスすることを選択することを示す。詳細については、既存の規格において端末がオンになった後に端末が駐留セルを選択してアクセスするプロセスを参照することができる。第3のアクセス要求は、例えば、RRC接続要求である。
ステップS306において、端末は、第2の基地局との接続を確立する際に、能力情報を第2の基地局に送信し、これに対応して、第2の基地局は、端末によって送信された能力情報を受信する。
例えば、能力情報は、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含む。例えば、能力情報は、端末によってサポートされる周波数帯域を含む。第2の基地局は、端末によってサポートされる周波数帯域が共用キャリア内の共用事業者の周波数帯域に含まれるかどうかを判断することができる。
第2の基地局は、UE能力問い合わせ(UE Capability Enquiry)メッセージを端末に送信し、端末は、UE能力情報(UE Capability Information)メッセージを介して能力情報を第2の基地局に送信する。
ステップS308において、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合に、第2の基地局は端末との接続を完了して、端末が共用ネットワークにアクセスすることを可能にする。
第2の基地局は、端末の能力情報を検証する。端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合には、端末は、共用ネットワークにアクセスし、第2の基地局に駐留することが可能になる。
ステップS310において、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合に、第2の基地局は端末に第4の優先度リストを送信し、これに対応して、端末は第2の基地局から送信された第4の優先度リストを受信する。
第4の優先度リストは、第2の基地局によって端末に別途送信され、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む。例えば、第4の優先度リストは、ネットワーク全体における全ての基地局の識別子及び様々な基地局の対応する優先度レベルを含んでもよく、又は第4の優先度リストは、第2の基地局及びその周囲の基地局の識別子、並びに様々な基地局の対応する優先度レベルを含んでもよい。第4の優先度リスト及び第2の優先度リストの両方が、ネットワーク全体における全ての基地局の識別子と、様々な基地局の対応する優先度レベルとを含む場合、第4の優先度リスト及び第2の優先度リストは同一であり得る。
第2の基地局は、RRC再構成(RRC Reconfiguration)メッセージを介して第4の優先度リストを端末に送信することができる。ステップS310とステップS308とは、並行して実行することができる。
ステップS312において、端末は、第4の優先度リストに従って、共用キャリアをサポートしない周囲の基地局の信号を測定して第2の測定結果を取得する。
端末は、第4を受信した後、端末は、共用キャリアをサポートしない周囲の基地局の信号を検索する。
ステップS314において、端末は、第2の測定結果に従って第1の基地局を選択し、第4のアクセス要求を第1の基地局に送信し、これに対応して、第1の基地局は、第4のアクセス要求を受信する。
端末は、共用キャリアをサポートしない複数の基地局から信号を受信することができ、共用キャリアをサポートしない各基地局の信号品質が第2のアクセス条件を満たすかどうかを判断することができる。例えば、第2のアクセス条件は第2の信号品質閾値を含む。共用キャリアをサポートせず、第2のアクセス条件を満たす基地局(例えば、第1の基地局)が選択される。第2のアクセス条件は、実際のニーズに従って指定することができる。例えば、それは、第2の基地局の信号品質より高い信号品質を有する基地局であり得るが、それに限定されない。あるいは、端末は、第1の基地局として、共用キャリアをサポートしない基地局から最良の信号品質を有する基地局を選択することができる。
ステップS316において、端末は、第1の基地局との接続を確立する際に、能力情報を第1の基地局に送信し、これに対応して、第1の基地局は、端末との接続を確立する際に、端末によって送信された能力情報を受信する。
能力情報は、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含む。例えば、能力情報は、端末によってサポートされる周波数帯域を含む。第1の基地局は、端末によってサポートされる周波数帯域が共用キャリア内の共用事業者の周波数帯域に含まれるかどうかを判断することができる。
ステップS318において、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない場合に、第1の基地局は端末との接続を完了して、端末が非共用ネットワークにアクセスすることを可能にする。
第1の基地局は、端末の能力情報を検証する。端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない場合には、端末は、非共用ネットワークにアクセスし、第1の基地局に駐留することが可能になる。
上記実施形態では、共用キャリアをサポートする基地局による第3の優先度リストのブロードキャストと、端末能力の報告とを通じて、共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする新しい端末が、可能な限り共用キャリアをサポートする基地局にアクセスすることができ、これは、共用キャリアをサポートする基地局と共用キャリアをサポートしない基地局との間の負荷バランスを改善し、共用キャリアをサポートしない基地局のアイドル時間を低減し、これにより、全体的なサービス品質を改善することができる。
本開示は基地局をさらに提供し、以下、図4を参照して説明する。
図4は、本開示のいくつかの実施形態による基地局の構造図である。図4に示すように、本実施形態の第1の基地局として構成される基地局40は、ブロードキャストモジュール410と、受信モジュール420と、接続モジュール430とを備える。当業者は、ブロードキャストモジュールが基地局の送信機により実現できること、受信モジュールが基地局の受信機により実現できること、及び接続モジュールが基地局のプロセッサにより実現できることを理解することができる。
ブロードキャストモジュール410は、第1の優先度リストをブロードキャストするように構成され、第1の優先度リストは、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む。
受信モジュール420は、端末から送信された第1のアクセス要求を受信するとともに、端末との接続を確立するプロセスにおいて端末から能力情報を受信するように構成され、第1のアクセス要求は、端末が第1の優先度リストに従って第1の基地局にアクセスすることを選択することを示し、能力情報は、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含む。
接続モジュール430は、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない場合に、端末との接続を完了して、端末が非共用ネットワークにアクセスすることを可能にする。
いくつかの実施形態では、基地局40は、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合に、端末に第2の優先度リストを送信する送信モジュール440をさらに含み、第2の優先度リストは、端末が共用キャリアをサポートする基地局を再選択してアクセスすることをトリガするように、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含む。
いくつかの実施形態では、端末は、UE能力情報メッセージを介して能力情報を第1の基地局に送信し、受信モジュール420は、UE能力情報メッセージを介して端末によって送信された能力情報を受信するように構成される。送信モジュール440は、RRC再構成メッセージを介して端末に第2の優先度リストを送信するように構成される。
いくつかの実施形態では、受信モジュール420は、端末から第4のアクセス要求を受信するようにさらに構成され、第4のアクセス要求は、端末が第2の基地局によって送信された第4の優先度リストに従って第1の基地局にアクセスすることを再選択することを示す。
本開示は、端末をさらに提供し、図5を参照して以下に説明する。
図5は、本開示のいくつかの実施形態による端末の構造図である。図5に示すように、本実施形態の端末50は、受信モジュール510と、送信モジュール520と、接続モジュール530とを備える。
受信モジュール510は、共用キャリアをサポートしない第1の基地局によってブロードキャストされた第1の優先度リストを受信するように構成され、第1の優先度リストは、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む。当業者は、受信モジュールが端末の受信機により実現できることを理解することができる。
送信モジュール520は、第1の優先度リストに従って第1の基地局を選択し、第1の基地局に第1のアクセス要求を送信し、第1の基地局との接続を確立するプロセスにおいて第1の基地局に能力情報を送信するように構成され、能力情報は、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含む。当業者は、送信モジュールが、端末における、送信動作を実行する送信機及び選択動作を実行するプロセッサにより実現できることを理解することができる。
接続モジュール530は、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない場合に、第1の基地局との接続を完了し、非共用ネットワークにアクセスするように構成される。当業者は、接続モジュールが端末のプロセッサにより実現できることを理解することができる。
いくつかの実施形態では、端末50は、測定モジュール540をさらに備える。いくつかの実施形態では、受信モジュール510は、端末50が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合に、第1の基地局から第2の優先度リストを受信するようにさらに構成され、第2の優先度リストは、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含み、測定モジュール540は、第2の優先度リストに従って、共用キャリアをサポートする周囲の基地局の信号を測定して第1の測定結果を取得するように構成され、送信モジュール520は、第1の測定結果に従って第2の基地局を選択し、第2のアクセス要求を第2の基地局に送信し、第2の基地局との接続を確立するプロセスにおいて能力情報を第2の基地局に送信するようにさらに構成され、第2の基地局は、共用キャリアをサポートする基地局であり、接続モジュール530は、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合に、第2の基地局との接続を完了して共用ネットワークにアクセスするようにさらに構成される。当業者は、測定モジュールが端末の受信機により実現できることを理解することができる。
いくつかの実施形態では、受信モジュール510は、共用キャリアをサポートする第2の基地局によってブロードキャストされた第3の優先度リストを受信するようにさらに構成され、第3の優先度リストは、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含み、送信モジュール520は、第3の優先度リストに従って第2の基地局を選択し、第2の基地局に第3のアクセス要求を送信し、第2の基地局との接続を確立するプロセスにおいて第2の基地局に能力情報を送信するようにさらに構成され、接続モジュール530は、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合に、第2の基地局との接続を完了して共用ネットワークにアクセスするようにさらに構成される。
いくつかの実施形態では、受信モジュール510は、端末50が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない場合に、第2の基地局から送信された第4の優先度リストを受信するようにさらに構成され、第4の優先度リストは、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含み、測定モジュール540は、第4の優先度リストに従って、共用キャリアをサポートしない周囲の基地局の信号を測定して第2の測定結果を取得するように構成され、送信モジュール520は、第2の測定結果に従って第1の基地局を選択し、第1の基地局に第4のアクセス要求を送信し、第1の基地局との接続を確立するプロセスにおいて第1の基地局に能力情報を送信するように構成され、能力情報は、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含み、接続モジュール530は、さらに、端末50が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない場合に、第1の基地局との接続を完了して非共用ネットワークにアクセスするようにさらに構成される。
いくつかの実施形態では、受信モジュール510は、端末が第1の基地局によりブロードキャストされた第1の優先度リスト及び第2の基地局によりブロードキャストされた第3の優先度リストを受信する場合に、能力情報に従って第1の優先度リスト又は第3の優先度リストを選択するように構成され、端末が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない場合には、端末は第1の優先度リストを選択し、端末50が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合には、端末は第3の優先度リストを選択する。
本開示はさらに通信システムを提供し、図6を参照して以下に説明する。
図6は、本開示のいくつかの実施形態による通信システムの構造図である。図6に示されるように、この実施形態のシステム6は、前述の実施形態のいずれかによる第1の基地局として機能する基地局40と、前述の実施形態のいずれかによる端末50とを備える。通信システムは、共用キャリアをサポートする第2の基地局62をさらに備える。
第2の基地局62は、端末50によって送信された第2のアクセス要求を受信し、端末50との接続を確立するプロセスにおいて端末50から能力情報を受信し、端末50が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合に、端末50との接続を完了して、端末50が共用ネットワークにアクセスすることを可能にするように構成され、第2の基地局は共用キャリアをサポートする基地局であり、第2のアクセス要求は、端末が第2の優先度リストに従って第2の基地局にアクセスすることを再選択することを示し、能力情報は、端末50が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートするか否かに関する情報を含む。
いくつかの実施形態では、第2の基地局62は、第3の優先度リストをブロードキャストし、端末50から第3のアクセス要求を受信し、端末50との接続を確立するプロセスにおいて端末50から能力情報を受信し、端末50が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートする場合に、端末50との接続を完了して端末50が共用ネットワークにアクセスすることを可能にするようにさらに構成され、第3の優先度リストは、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より低いことを示す情報を含み、第3のアクセス要求は、端末が第3の優先度リストに従って第2の基地局にアクセスすることを選択することを示す。
いくつかの実施形態では、第2の基地局62は、端末50が共用キャリアにおける共用事業者の周波数帯域をサポートしない場合に、共用キャリアをサポートしない基地局を再選択してアクセスするように端末50をトリガするために、第4の優先度リストを端末50に送信するようにさらに構成され、第4の優先度リストは、共用キャリアをサポートしない基地局の優先度が共用キャリアをサポートする基地局の優先度より高いことを示す情報を含む。
本開示のこの実施形態の電子デバイスは、図7及び図8を参照して以下で説明される様々なコンピューティングデバイス又はコンピュータシステムによって実装されてもよい。電子デバイスは、上記実施形態のいずれか1つに記載の第1の基地局、第2の基地局又は端末によって実行される方法を実行することができる。
図7は、本開示のいくつかの実施形態による電子デバイスの構造図である。図7に示すように、本実施形態の電子装置70は、メモリ710と、メモリ710に接続されたプロセッサ720とを含み、プロセッサ720は、メモリ710に記憶された命令に基づいて、本開示の実施形態のいずれか1つに記載の端末が基地局にアクセスすることを可能にする方法を実行するように構成される。
ここで、メモリ710は、例えば、システムメモリ、不揮発性固定記憶媒体等を含んでもよい。システムメモリは、例えば、オペレーティングシステム、アプリケーション、ブートローダ、データベース、及び他のプログラムを記憶する。
図8は、本開示のいくつかの実施形態による電子デバイスの構造図である。図8に示すように、この実施形態の電子デバイス80は、メモリ710及びプロセッサ720とそれぞれ同様であるメモリ810及びプロセッサ820を備える。さらに、入出力インターフェース830、ネットワークインターフェース840、ストレージインターフェース850などを備えていてもよい。これらのインターフェース830、840、850、メモリ810及びプロセッサ820は、例えば、バス860を介して接続されてもよい。ここで、入出力インターフェース830は、ディスプレイ、マウス、キーボード、及びタッチスクリーンなどの入出力装置の接続インターフェースを提供する。ネットワークインターフェース840は、様々なネットワーク機器のための接続インターフェースを提供し、例えば、データベースサーバ又はクラウドストレージサーバに接続することができる。ストレージインターフェース850は、例えば、SDカードやUSBメモリなどの外部記憶装置との接続インターフェースを提供する。
本開示は、コンピュータプログラムが記憶された非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、プログラムは、プロセッサにより実行されて、上記実施形態のいずれか1つの端末が基地局にアクセスすることを可能にする方法を実現する。プログラムは、上記実施形態のいずれか1つに記載された第1の基地局、第2の基地局又は端末によって実行される方法を実行することができる。
当業者は、本開示の実施形態が方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供され得ることを理解すべきである。そのため、本開示の実施形態は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態、又はハードウェア要素とソフトウェア要素の両方を含む実施形態の形態をとることができる。さらに、本開示は、コンピュータが使用可能なプログラムコードが具現化された、1つ以上のコンピュータが使用可能な非一時的記憶媒体(ディスク記憶装置、CD-ROM、光学記憶装置などを含むがこれらに限定されない)上に具現化されたコンピュータプログラム製品の形態をとってもよい。
本開示は、本開示の実施形態による方法、装置(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明される。フローチャート及び/又はブロック図における各工程及び/又はブロック、並びにフローチャート及び/又はブロック図における工程及び/又はブロックの組合せは、コンピュータプログラム命令によって実装され得ることを理解されたい。コンピュータプログラム命令は、コンピュータ又はプログラマブルデータ処理装置のプロセッサによって実行される命令が、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて特定された機能を実装する手段を生成するような機械を生成するために、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに提供され得る。
コンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ可読記憶装置に記憶された命令が、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて特定された機能を実装する命令手段を備える製品を生成するように、特定の方法で動作するようにコンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置に命令することができるコンピュータ可読記憶装置に記憶され得る。
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ又は他のプログラマブル装置上で実行される命令が、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックにおいて特定される機能を実装するステップを提供するように、コンピュータ又は他のプログラマブル装置上で一連の動作ステップを実行してコンピュータ実装工程を生成するために、コンピュータ又は他のプログラマブル装置上にロードされ得る。
以上は本開示の好ましい実施形態に過ぎず、本開示を限定するものではない。本開示の趣旨及び原理内での、任意の修正、置換、改良等は、本開示の保護範囲内に含まれる。