JP2023536424A - エアロゾル供給デバイス - Google Patents

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Abstract

本出願は、エアロゾル供給デバイス(100)について記載する。デバイスは、エアロゾル生成材料を含む消耗品(10)を受けるように構成されるチャンバ(110)と、本体(120)と、マウスピース(130)とを有し、マウスピースが開放位置に配置されるときに生成されたエアロゾルがユーザによってマウスピースを通じて引き出される。デバイスは、チャンバに向かう又はチャンバ内への消耗品の移動によってマウスピースが本体に対して閉鎖位置から開放位置に移動するように構成される。【選択図】 図1c

Description

本発明は、エアロゾル供給デバイス、エアロゾル供給デバイスを備えるエアロゾル供給システム、及びエアロゾル供給デバイスを配置する方法に関する。
シガレット、葉巻などの喫煙品は、使用中にタバコを燃やしてタバコの煙を生成する。燃焼せずに化合物を放出する製品を作成することにより、これらの物品の代替品を提供する試みがなされてきた。そのような製品の例は、材料を加熱することによって化合物を放出するが、燃焼させない、いわゆる「非燃焼加熱式」製品又はタバコ加熱デバイス又は製品である。材料は、例えば、ニコチンを含んでも含まなくてもよいタバコ又は他の非タバコ製品であってもよい。
第1の態様は、エアロゾル供給デバイスを提供する。エアロゾル供給デバイスは、吸入可能媒体を生成するためのものである。エアロゾル供給デバイスは、エアロゾル生成材料を含む消耗品を受けるように構成されるチャンバを備える。エアロゾル供給デバイスは本体を備える。エアロゾル供給デバイスはマウスピースを備え、マウスピースが開放位置に配置されるときにエアロゾル生成材料から生成されるエアロゾルがエアロゾル供給デバイスのユーザによってマウスピースを通じて引き出される。エアロゾル供給デバイスは、チャンバへ向かう又はチャンバ内への消耗品の移動によってマウスピースが本体に対して閉鎖位置から開放位置に移動するように構成される。
幾つかの実施形態では、マウスピースがチャンバの壁を備える。
幾つかの実施形態では、本体がチャンバの少なくとも一部分を備える。
幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイスは、閉鎖位置でマウスピースが本体内に引き込まれるように構成される。
幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイスは、開放位置でマウスピースが本体から伸長するように構成される。
幾つかの実施形態において、マウスピースの伸長方向は、エアロゾル供給デバイスの大部分の寸法の方向と同じである。
幾つかの実施形態において、チャンバは、マウスピースが閉鎖位置にあるときに少なくとも部分的に塞がれない。
幾つかの実施形態では、マウスピースが閉鎖位置及び開放位置にあるときのチャンバのサイズが同じである。
幾つかの実施形態では、マウスピースが閉鎖位置にあるときと、マウスピースが開放位置にあるときとで、チャンバのサイズが異なる。
幾つかの実施形態では、マウスピースが閉鎖位置にあるときにチャンバが第1の容積を有し、第1の容積は、マウスピースが開放位置にあるときのチャンバの第2の容積よりも小さい。
幾つかの実施形態において、マウスピースは、閉鎖位置でチャンバの少なくとも一部分を占有して消耗品によるチャンバへのアクセスを遮断するように構成される。
幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイスは、チャンバへ向かう又はチャンバ内への消耗品の挿入によってマウスピースが本体に対して移動するように構成される。
幾つかの実施形態において、本体に対するマウスピースの位置は、本体に対する消耗品の位置によって決定される。
幾つかの実施形態では、マウスピースが閉鎖位置から開放位置まで回転可能である。
幾つかの実施形態では、マウスピースが閉鎖位置から開放位置まで螺旋状に回転可能である。
幾つかの実施形態では、マウスピースが閉鎖位置から開放位置まで並進移動可能である。
幾つかの実施形態では、マウスピースが閉鎖位置から開放位置まで直線的に移動可能である。
幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイスは、開放位置と閉鎖位置との間の予め定められた態様での前記マウスピースの移動を案内するように構成されるガイドを備える。幾つかの実施形態では、ガイドが回動軸を備える。幾つかの実施形態において、ガイドは、トラックと、該トラックに沿って移動するように構成されるランナとを備える。
幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイスは、チャンバ内への又はチャンバへ向かう消耗品の挿入を検出するための検出器と、検出器から出力を受けて該出力に基づいてマウスピースを本体に対して閉鎖位置から開放位置まで移動させるためのコントローラとを備える。
幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイスは、閉鎖位置から開放位置へのマウスピースの移動をもたらすように構成される駆動機構を備える。
幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイスは、閉鎖位置から開放位置へのマウスピースの移動の少なくとも一部分を制御するように構成される減衰機構を備える。
幾つかの実施形態において、チャンバは、エアロゾル供給デバイスの側面を通じて消耗品を受けるように構成される。
幾つかの実施形態において、チャンバは、エアロゾル供給デバイスの端部を通じて消耗品を受けるように構成される。
幾つかの実施形態において、チャンバ内への消耗品の挿入方向は、閉鎖位置から開放位置へのマウスピースの移動方向と同じである。
幾つかの実施形態において、チャンバ内への消耗品の挿入方向は、開放位置と閉鎖位置との間でのマウスピースの移動方向と異なる。幾つかの実施形態において、チャンバ内への消耗品の挿入方向は、開放位置と閉鎖位置との間でのマウスピースの移動方向に対して垂直である。
幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイスは、マウスピースが開放位置にあって消耗品がチャンバ内に位置されるときに消耗品がユーザに見えるように配置される。
幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイスは、消耗品がチャンバ内に位置される場合にエアロゾル供給デバイスの縦方向端部を見るときに消耗品がユーザに見えるように配置される。幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイスは、消耗品がチャンバ内に位置される場合にエアロゾル供給デバイスの側面を見るときに消耗品がユーザから隠されるように配置される。幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイスは、消耗品がチャンバ内に位置される場合にエアロゾル供給デバイスの任意の側面を見るときに消耗品がユーザから隠されるように配置される。
幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイスは、消耗品がチャンバ内に位置される場合にエアロゾル供給デバイスの側面を見るときに消耗品がユーザに見えるように配置される。幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイスは、消耗品がチャンバ内に位置される場合にエアロゾル供給デバイスの縦方向端部を見るときに消耗品がユーザから隠されるように配置される。幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイスは、消耗品がチャンバ内に位置される場合にエアロゾル供給デバイスの対向する縦方向端部を見るときに消耗品がユーザから隠されるように配置される。
幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイスは、消耗品がチャンバ内に位置されるときに消耗品の一部分がユーザに見えるように配置され、この部分は消耗品の全体寸法の一部を構成する。幾つかの実施形態では、全体寸法が消耗品の長さである。幾つかの実施形態では、全体寸法が消耗品の幅である。幾つかの実施形態では、全体寸法が消耗品の深さである。幾つかの実施形態において、一部は、全体寸法の50%以下である。幾つかの実施形態において、一部は、全体寸法の25%以下である。幾つかの実施形態において、一部は、全体寸法の10%以下である。幾つかの実施形態において、一部は、全体寸法の1%以下である。
幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイスは、消耗品がチャンバ内に位置されるときに消耗品がエアロゾル供給デバイスの表面から突出することなくユーザに見えるように配置される。
幾つかの実施形態において、チャンバは、消耗品がチャンバ内に受けられるとき及び消耗品の縦軸線に対して垂直な方向で消耗品を見るときに消耗品を隠すように構成される。
第2の態様によれば、エアロゾル供給システムが提供される。エアロゾル供給システムは、第1の態様に係るエアロゾル供給デバイスと、エアロゾル生成材料を含む消耗品とを備える。
第3の態様によれば、エアロゾル供給デバイスを配置する方法が提供される。方法は、開放位置から離れた位置でエアロゾル供給デバイスのマウスピースを用意するステップであって、エアロゾル生成材料から生成されるエアロゾルをエアロゾル供給デバイスのユーザによってマウスピースを通じて引き出すことができる、ステップを含む。方法は、エアロゾル供給デバイス内に消耗品を挿入するステップを含む。方法は、挿入により、マウスピースを本体に対して開放位置に移動させ、ユーザによりエアロゾルをマウスピースを通じて引き出すことができるようにする、ステップを含む。
幾つかの実施形態において、方法は、第1の態様に係るエアロゾル供給デバイスを配置する方法である。
本発明の更なる特徴及び利点は、添付図面に関連して行われる、単なる例として与えられる本発明の好ましい実施形態の以下の説明から明らかになる。
ここで、添付図面を参照して、本発明の実施形態を単なる例として説明する。
エアロゾル供給デバイスの概略断面図である。 図1a及び図1cのエアロゾル供給デバイスの概略斜視図である。 エアロゾル供給デバイスの概略断面図である。 図1a及び図1cのエアロゾル供給デバイスを備えるエアロゾル供給システムの概略斜視図である。 エアロゾル供給デバイスの概略断面図である。 エアロゾル供給デバイスの概略断面図である。 図2a及び図2bのエアロゾル供給デバイスを備えるエアロゾル供給システムの概略斜視図である。 エアロゾル供給デバイスの概略断面図である。 エアロゾル供給デバイスの概略断面図である。 エアロゾル供給デバイスの概略断面図である。 エアロゾル供給デバイスの概略断面図である。 エアロゾル供給デバイスの概略断面図である。 エアロゾル供給デバイスの概略断面図である。 エアロゾル供給デバイスの概略断面図である。 エアロゾル供給デバイスの概略断面図である。 エアロゾル供給システムの概略斜視図である。 エアロゾル供給デバイスを配置する方法を示す図である。
[詳細な説明]
本開示は、不燃性エアロゾル供給デバイスなどのエアロゾル供給デバイス、及び不燃性エアロゾル供給システムなどのエアロゾル供給システムに関する。本開示によれば、「不燃性」エアロゾル供給デバイスは、エアロゾル生成材料のユーザへの送達を容易にするためにエアロゾル供給デバイス(又はその構成要素)のチャンバによって受けられる消耗品に含まれる構成エアロゾル生成材料が燃焼又は燃やされないものである。幾つかの実施形態において、不燃性エアロゾル供給システムなどのエアロゾル供給システムは、不燃性エアロゾル供給デバイスなどのエアロゾル供給デバイスと、エアロゾル供給デバイスと共に使用するための消耗品とを含み、消耗品はエアロゾル生成材料を含む。
幾つかの実施形態では、不燃性エアロゾル供給システムが電動不燃性エアロゾル供給システムである。
幾つかの実施形態において、不燃性エアロゾル供給システムは、蒸気を吸い込むデバイス又は電子ニコチン送達システム(END)としても知られている電子タバコであるが、エアロゾル生成材料中のニコチンの存在は要件ではないことに留意されたい。
幾つかの実施形態において、不燃性エアロゾル供給システムは、非燃焼加熱式システムとしても知られるエアロゾル生成材料加熱システムである。そのようなシステムの例は、タバコ加熱システムである。
幾つかの実施形態において、不燃性エアロゾル供給システムは、エアロゾル生成材料の組み合わせを使用してエアロゾルを生成するハイブリッドシステムであり、そのうちの1つ又は複数を加熱することができる。エアロゾル生成材料のそれぞれは、例えば、固体、液体、又はゲルの形態であってもよく、ニコチンを含んでも含まなくてもよい。幾つかの実施形態において、ハイブリッドシステムは、液体又はゲルのエアロゾル生成材料及び固体エアロゾル生成材料を含む。固体エアロゾル生成材料は、例えば、タバコ又は非タバコ製品を含み得る。
エアロゾル生成材料は、例えば、任意の他の方法で加熱、照射、又はエネルギーを与えられたときに、エアロゾルを生成できる材料である。エアロゾル生成材料は、例えば、活性物質及び/又は香味料を含んでも含まなくてもよい、固体、液体又はゲルの形態であってもよい。エアロゾル生成材料は、代替的に「モノリシック固体」(すなわち、非繊維性)と呼ぶことができる「非晶質固体」を含むことができる。幾つかの実施形態では、非晶質固体が乾燥ゲルであってもよい。非晶質固体は、液体などの何らかの流体を内部に保持できる固体材料である。場合によっては、エアロゾル生成材料は、約50重量%、60重量%、又は70重量%の非晶質固体から、約90重量%、95重量%、又は100重量%の非晶質固体を含む。場合によっては、エアロゾル生成材料は非晶質固体から成る。
エアロゾル生成材料は、1つ又は複数の活性物質及び/又は香料、1つ又は複数のエアロゾル形成材料、並びに任意選択で1つ又は複数の他の機能材料を含んでもよい。
幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイスによって送達されるべき物質は、活性成分、担体成分、及び任意選択で1つ又は複数の他の機能成分を含み得るエアロゾル生成材料であり得る。
消耗品とは、エアロゾル生成材料を含む又はエアロゾル生成材料から成る物品であり、その一部又は全部が使用中にユーザによって消費されることを意図している。消耗品は、エアロゾル生成材料貯蔵領域、エアロゾル生成材料移送構成要素、エアロゾル生成領域、ハウジング、ラッパー、マウスピース、フィルター、及び/又はエアロゾル改質剤などの1つ又は複数の他の構成要素を含んでもよい。また、消耗品は、使用時にエアロゾル生成材料にエアロゾルを生成させるために熱を放出する、ヒータなどのエアロゾル生成器を備えてもよい。ヒータは、例えば、可燃性材料、電気伝導によって加熱可能な材料、又はサセプタを含むことができる。
幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイスと共に使用するための消耗品は、エアロゾル生成材料又はエアロゾル生成材料を受けるための領域を含み得る。エアロゾル生成材料を受けるための領域は、エアロゾル生成材料を貯蔵するための貯蔵領域であってもよい。例えば、貯蔵領域はリザーバであってもよい。幾つかの実施形態において、エアロゾル生成材料を受けるための領域は、エアロゾル生成領域とは別個であってもよく、エアロゾル生成領域と組み合わされていてもよい。
サセプタは、交流磁場などの変化する磁場を侵入させることによって加熱できる材料である。サセプタは導電性材料であってもよく、それにより、変化する磁場によるサセプタへの侵入が加熱材料の誘導加熱を引き起こす。加熱材料は磁性材料であってもよく、それにより、変化する磁場による加熱材料への侵入は、加熱材料の磁気ヒステリシス加熱を引き起こす。サセプタは、導電性と磁性の両方を備えていてもよく、それにより、サセプタを両方の加熱メカニズムによって加熱できる。変化する磁場を生成するように構成されたデバイスは、本明細書では磁場生成器と呼ばれる。
幾つかの実施形態において、不燃性エアロゾル供給システム、例えばその不燃性エアロゾル供給デバイスは、電源及びコントローラを備えることができる。電源は、例えば、電力源又は発熱電源であってもよい。幾つかの実施形態において、発熱電源は、発熱電源に近接するエアロゾル生成材料又は熱伝達材料に熱の形態で電力を分配するように給電され得る炭素基板を備える。
幾つかの実施形態において、不燃性エアロゾル供給デバイスは、消耗品を受けるための領域、エアロゾル生成器、エアロゾル生成領域、ハウジング、マウスピース、フィルター、及び/又はエアロゾル改質剤を含み得る。
ユーザは、エアロゾルが生成される前に消耗品をエアロゾル供給デバイスに挿入することができ、続いてユーザはこれを吸入する。消耗品は、例えば、消耗品を受けるサイズのデバイスの加熱チャンバなどのチャンバ内に配置されるように構成される予め定められた又は特定のサイズであってもよい。
エアロゾル改質剤は、一般に、エアロゾル生成領域の下流側に位置され、例えば、エアロゾルの味、香料、酸度、又は別の特徴を変えることによって、生成したエアロゾルを改質するように構成される物質である。エアロゾル改質剤は、エアロゾル改質剤を選択的に放出するように動作可能なエアロゾル改質剤放出構成要素内に設けられてもよい。
エアロゾル改質剤は、例えば、添加剤又は吸着剤であってもよい。エアロゾル改質剤は、例えば、香味料、着色料、水、及び炭素吸着剤のうちの1つ又は複数を含んでもよい。エアロゾル改質剤は、例えば、固体、液体、又はゲルであってもよい。エアロゾル改質剤は、粉末、糸、又は顆粒の形態であってもよい。エアロゾル改質剤に濾過材料がなくてもよい。
幾つかの実施形態において、送達されるべき物質は、1つ若しくは複数の活性成分、1つ若しくは複数の香料、1つ若しくは複数のエアロゾル形成材料、及び/又は1つ若しくは複数の他の機能材料を含み得る。1つ又は複数の他の機能材料は、pH調節剤、着色剤、防腐剤、結合剤、充填剤、安定剤、及び/又は抗酸化剤のうちの1つ又は複数を含んでもよい。
エアロゾル生成器は、エアロゾル生成材料からエアロゾルが生成されるようにするべく構成される装置である。幾つかの実施形態において、エアロゾル生成器は、エアロゾル生成材料から1つ又は複数の揮発性物質を放出してエアロゾルを形成するように、エアロゾル生成材料を熱エネルギーに晒すように構成されるヒータである。幾つかの実施形態において、エアロゾル生成器は、加熱することなくエアロゾル生成材料からエアロゾルが生成されるようにするべく構成される。例えば、エアロゾル生成器は、エアロゾル生成材料を、振動、圧力増大、又は静電エネルギーのうちの1つ又は複数に晒すように構成され得る。エアロゾル生成器は、エアロゾル供給デバイスの恒久的な部分として設けられてもよい。
エアロゾル生成材料を加熱してエアロゾル生成材料の少なくとも1つの成分を揮発させ、一般に、エアロゾル生成材料を燃やす又は燃焼させることなく、吸入可能なエアロゾルを形成する装置が知られている。そのような装置は、「エアロゾル生成デバイス」、「エアロゾル供給デバイス」、「非燃焼加熱式デバイス」、「タバコ加熱製品デバイス」又は「タバコ加熱デバイス」又は同様のものとして説明されることがある。同様に、ニコチンを含んでも含まなくてもよい液体の形態のエアロゾル生成材料を一般に気化させる、いわゆるeシガレットデバイスもある。エアロゾル生成材料は、装置に挿入できるロッド、カートリッジ、又はカセットなどの形態であってもよく又はそれらの一部として設けられてもよい。
エアロゾル供給デバイスのユーザは、エアロゾルがエアロゾル供給デバイスを通じて引き出されていないとき、エアロゾル供給デバイスをポケット又はバッグなどの収納部に収納する。次いで、ユーザは、エアロゾルがデバイスから引き出される又はデバイスが洗浄されるときの使用セッションの準備ができているエアロゾル供給デバイスを構成する前に、収納部からエアロゾル供給デバイスを取り出す。ユーザによるエアロゾル供給デバイスとの相互作用は、エアロゾル供給デバイスを使用セッションに適した状態に合わせて物理的に調整することを含む。改善された設定機能及び/又は保管要求の低減を与える、エアロゾル供給デバイス及びエアロゾル供給システムが本明細書に記載される。
図1a、図1b、及び図1cを参照すると、エアロゾル供給デバイス100が示される。図1dを参照すると、エアロゾル供給デバイス100を備えるエアロゾル供給システム100Sが示される。
エアロゾル供給デバイス100は、エアロゾル生成材料を含む消耗品10を受けるためのチャンバ110を備える。チャンバ110は、エアロゾル供給デバイス100のキャビティ101内に形成される。消耗品10は、キャビティ101の一部を占めるように構成される。消耗品10は、消耗品10がチャンバ110内にあるときに消耗品10が位置される場所を概略的に示すために、図1cにおいて点線の境界で示される。この実施形態において、消耗品10と壁との間に隙間が示されるが、消耗品10がチャンバ110の壁に当接するようにチャンバ110が構成される。
幾つかの実施形態において、チャンバ110は、消耗品10と係合して消耗品10をチャンバ110内の予め定められた位置に保持するように構成されるインタフェース(図示せず)を備える。この実施形態において、消耗品10は、チャンバ110の側面の開口を介してチャンバ110内に挿入可能である。他の実施形態において、消耗品10は、チャンバ110の端部の開口を介してチャンバ110に挿入可能であってもよい。
この実施形態において、チャンバ110はサイズが可変であり、したがって容積が可変である。他の実施形態において、チャンバ110は、固定サイズ、したがって固定容積を備えることができる。図1aに示されるチャンバ110は、最小サイズ(最小容積)の折り畳み状態で提供される。図1cに示されるチャンバ110は、最大サイズ(最大容積)の拡張状態で提供される。エアロゾル供給デバイス100は、チャンバ110が拡張状態にあるときよりも、チャンバ110が折り畳み状態にあるとき、例えば、エアロゾル供給デバイス100がエアロゾル供給デバイス100のユーザによって保管されるときに、よりコンパクトであるのが有利である。
消耗品10がチャンバ110内にあるとき、消耗品10の一部がユーザに見える。消耗品10の一部は、エアロゾル供給デバイス100の一方側のみを方向Zとして示される深さ方向で見るときに見える。すなわち、チャンバ110は、消耗品10がエアロゾル供給デバイス100によって見えないように遮蔽されているため、Y方向及びX方向のそれぞれとして示される、長さ(縦)方向及び幅(横)方向を見るときに消耗品10をユーザに見えないようにするべく構成される。幾つかの実施形態において、チャンバ110は、消耗品10をエアロゾル供給デバイス100から突出させるように構成されてもよい。消耗品10の突出は、エアロゾル供給デバイス100を縦方向Y及び幅方向Xで見るときに見られる。他の実施形態において、チャンバ110は、消耗品10がチャンバ110内にある場合、エアロゾル供給デバイス100を深さ方向Zで見るときに、消耗品10を隠し、したがってユーザに見えないようにするべく構成されてもよい。他の実施形態において、チャンバ110は、消耗品10がチャンバ110内にある場合にエアロゾル供給デバイス100が複数の方向で見られるときに消耗品10が見えるようにするべく構成されてもよい。他の実施形態において、チャンバ110は、エアロゾル供給デバイス100又はエアロゾル供給デバイス100の一部が透明又は半透明でない限り、消耗品10がチャンバ110内にある場合に、エアロゾル供給デバイス100が任意の方向で見られるときに消耗品10が完全に隠され、したがって、ユーザには完全に見えないようにするべく構成されてもよい。
エアロゾル供給デバイス100は、消耗品10がチャンバ110内にあるときに消耗品10のエアロゾル生成材料からエアロゾルなどの吸入可能な媒体を生成するためのエアロゾル生成器180を備える。エアロゾル生成器180は、消耗品10のエアロゾル生成材料に熱を供給して吸入可能な媒体を生成するように構成される。したがって、エアロゾル生成器180は、電気抵抗ヒータを備える。他の実施形態では、エアロゾル生成器180は、誘導ヒータ、又は電気抵抗ヒータ及び誘導ヒータのうちの1つ又は複数を備えることができる。更に他の実施形態では、消耗品から吸入可能な媒体を生成するために圧力を使用することができる。図1a及び図1bに示される実施形態において、エアロゾル生成器180は、チャンバ110の長さに沿ってチャンバ110を実質的に取り囲む。他の実施形態において、エアロゾル生成器180は、チャンバに沿って部分的にのみ延在し得る及び/又はチャンバ110に対して他の場所に位置され得る。例えば、エアロゾル生成器180は、チャンバ110内に位置され得る。
電気抵抗ヒータへの電力の供給は、電源190によって行われる。この実施形態では、電源190が充電式バッテリである。充電式バッテリは、エアロゾル供給デバイス100と一体である。他の実施形態において、電源は、交換可能なバッテリなど、交換可能であってもよい。他の実施形態では、バッテリ190が非充電式バッテリであってもよい。電源190は、エアロゾル供給デバイス100の電子部品に電力を供給するように構成される。
エアロゾル供給デバイス100は、本体120と、開口131を備えるマウスピース130とを備え、この開口131を介してエアロゾル供給デバイス100のユーザによりマウスピース130を通じてエアロゾルを吸引することができる。本体120がチャンバ110の一部分を構成し、マウスピース130がチャンバ110の壁を構成する。チャンバ110が図1cの拡張状態にあってチャンバ110がユーザに対して開放しているときに最も良く示されるように、チャンバ110は、5つの壁、すなわち、深さ方向Zの後壁、幅方向Xの2つの対向する側壁、縦方向Yの2つの対向する壁(マウスピース130によって形成される上壁、及び本体120によって形成される下壁)を有する。したがって、本体120は5つの壁のうちの4つを備え、マウスピース130は他の壁(上壁)を備える。マウスピース130によって形成される壁は、チャンバ110のサイズを変化させるように、縦方向Yに移動可能である。すなわち、図1aに示されるように、チャンバ110が折り畳み状態にあるとき、チャンバ110の開口はマウスピース130によって覆われる。この実施形態では、図1cによって示されるように、チャンバ110が拡張状態にあって消耗品10がチャンバ110内にあるとき、マウスピース130は消耗品10に当接するように構成される。他の実施形態では、チャンバ110が拡張状態にあるときにマウスピース130が消耗品10と当接しなくてもよい。
この実施形態では、チャンバ110の5つの壁があるが、他の実施形態では、5つよりも少なく2つ以上の壁があってもよく、本体120が少なくとも1つの壁を備え、マウスピース130が少なくとも1つの壁を備える。幾つかの実施形態において、本体120及び/又はマウスピース130は、チャンバ110の弓形の壁を備えてもよい。弓形の壁は、形状が弓形の消耗品10の形状に対して相補的であってもよい。幾つかの実施形態において、本体120は、チャンバ110の単一の壁を備えてもよく、その単一の壁が弓形であってもよい。
マウスピース130は、消耗品10のエアロゾル生成材料から生成されるエアロゾルをエアロゾル供給デバイス100のユーザによって引き出すことができる構成要素である。ユーザは、図1cに示されるように、マウスピース130が開放位置に配置されて消耗品10がチャンバ110内にあるときにマウスピース130を通じてエアロゾルを引き出すことができる。この実施形態において、マウスピース130は、エアロゾル供給デバイス100の縦軸線Aの中心に配置される。他の実施形態では、マウスピース130は、縦軸線Aからオフセットされてもよい。
マウスピース130は、ユーザがマウスピース130を通じてエアロゾルを吸入するためにマウスピース130にアクセスできるように、本体120に対して移動可能である。マウスピース130は、縦軸線Aに沿って前後に移動可能である。したがって、マウスピース130は、エアロゾル供給デバイス100の可動構成要素である。また、マウスピース130は、エアロゾル供給デバイス100のキャビティ101の一部を占めるように構成される。(他の部分は、図1cに示されるように、消耗品10によって占められる)。したがって、マウスピース130は、キャビティ101内で移動してキャビティ101を開閉するように構成される。キャビティ101を開放すると、チャンバ110のサイズが増大し、キャビティ101を閉じると、チャンバ110のサイズが減少する。
マウスピース130は、(図1a及び図1bに示されるような)第1の位置と(図1c及び図1dに示されるような)第2の位置の間で移動可能である。第1の位置において、エアロゾル供給デバイス100から露出されるマウスピース130の第1の部分は、第2の位置におけるマウスピース130の第2の部分よりも小さい。第1の位置は、マウスピース130が本体120内に引き込められるため、引き込み位置である。引き込み位置は、マウスピース130の閉鎖位置と見なすことができる。第2の位置は、マウスピース130が本体120から伸長されるため、伸長位置である。伸長位置は、マウスピースの開放位置と見なすことができる。第1の位置において、チャンバ110は、第2の位置にあるときよりも小さいサイズを有する。
マウスピース130は、図1cに示されるように、チャンバ110がエアロゾル生成器180の縦範囲まで縦方向Yに延びることができるようにするべく構成される。第2の位置では、チャンバ110がエアロゾル生成ゾーンである。幾つかの実施形態において、チャンバ110は、図2a及び図2bの実施形態に示されるように、エアロゾル生成器180の縦範囲を超えて縦方向Yに延びるように構成される。
消耗品10がチャンバ110内にあってマウスピース130が第2の位置にあるときに、エアロゾル生成材料から生成されたエアロゾルを消耗品10から引き出すことができる。したがって、ユーザは、マウスピース130が第2の開放位置にあるときにマウスピース130を吸ってエアロゾル供給デバイス100によって生成されるエアロゾルを吸入することができる。第1の位置では、キャビティ101がマウスピース130によって少なくとも部分的に覆われるため、チャンバ110がユーザに対して閉じられる。すなわち、マウスピース130は、第1の位置において消耗品10を挿通可能なチャンバ110への開口をマウスピース130が少なくとも部分的に覆うように構成される。したがって、第1の位置では、ユーザが第1の位置でマウスピース130を吸うことができない。マウスピース130は、マウスピース130が第1の位置にあるときにキャビティ101を少なくとも部分的に覆うのに適した任意の形状であってもよい。他の実施形態では、マウスピース130が第1の位置にあるとき、マウスピース130はキャビティ101を完全に覆うことができる。
消耗品10がエアロゾル供給デバイス100から取り外されると、マウスピース130は、キャビティ101を少なくとも部分的に覆うために、第2の位置から第1の位置に移動するように構成される。他の実施形態において、マウスピース130は、付勢されず、第1の位置に移動できるように構成される。エアロゾル供給デバイス100の保管中、第1の位置にあるマウスピース130は、エアロゾル供給デバイス100の全体のサイズを縮小するのに役立つ。マウスピース130は、第1の位置にあるとき、キャビティ101内の汚染のリスクを低減するとともに、エアロゾル生成器180によって生成されるチャンバ110内の残留熱からユーザを保護する。
エアロゾル供給デバイス100はガイド140を備える。ガイド140は、マウスピース130の第1の閉鎖位置と第2の開放位置との間におけるマウスピース130の移動を予め定められた態様で案内するように構成される。ガイド140は、幾つかの実施形態ではマウスピース130の移動を案内することなくマウスピース130が第1の位置と第2の位置との間で自由に移動できるように、任意選択的である。これにより、マウスピース130は、第1の位置と第2の位置との間でランダムに移動できる。
この実施形態において、ガイド140は、マウスピースの第1の閉鎖位置と第2の開放位置との間でマウスピース130が本体120に対して摺動できるようにする。すなわち、マウスピース130は、閉鎖位置から開放位置へ並進移動可能である。この実施形態では、並進移動が直線的である。この実施形態において、ガイド140は、2つの実質的に平坦な表面間の摩擦面接触を使用してマウスピース130の案内移動をもたらす。ガイド140は1つの実質的に平坦な表面を備え、マウスピース130は他の実質的に平坦な表面を備える。この実施形態において、マウスピース130の外面は、他の実質的に平坦な表面を備える。幾つかの実施形態において、ガイド140及びマウスピース130は、ガイド140がマウスピース130の第1の閉鎖位置と第2の開放位置との間におけるマウスピース130の移動を予め定められた態様で案内できるようにする摩擦面接触を依然としてもたらす非平坦な表面を備えてもよい。
幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイス100は、マウスピース130を第1の位置に付勢するように構成される付勢部材を備える。付勢部材は、マウスピース130の第2の位置への移動に抵抗する。幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイス100は、マウスピース130の第1の位置への移動を減衰させるように構成されるダンパを備える。ダンパは、マウスピース130が第2の位置に移動している場合にのみ作用し得る。付勢部材の一例及びダンパの一例を図3bに示して以下で説明する。付勢部材及びダンパは、マウスピース130の制御された移動をもたらすのが有利である。
ユーザは、本体120の側面122に設けられたチャンバ110内に消耗品10を挿入することによってエアロゾル供給デバイス100を使用できるように設定する。この実施形態において、チャンバ110内への消耗品10の挿入方向は、開放位置と閉鎖位置との間でのマウスピース130の移動方向に対して垂直である。第1の位置では、マウスピース130がチャンバ110へのアクセスを遮断する。したがって、キャビティ101の遮断を解除し、チャンバ110へのアクセスを与えるために、マウスピース130を邪魔にならないように動かさなければならない。そうする際に、消耗品10がマウスピース130に当接し、それにより、マウスピース130が本体120に対して第1の閉鎖位置から第2の開放位置に移動する。すなわち、チャンバ110内への消耗品10の移動の結果、マウスピース130が本体120から離れるように移動する。更に、本体120に対するマウスピース130の位置は、本体120に対する消耗品10の位置によって決定される。この実施形態において、ガイド140は、マウスピース130の移動に抵抗して移動を制御し、マウスピース130の不用意な移動を回避するように構成される。抵抗は、過度の力を伴うことなくユーザによって操作されるように設定される。他の実施形態では、手動操作の必要性を回避するために、移動が自動のみであってもよい。
エアロゾル供給デバイス100は、チャンバ110内への消耗品10の挿入を検出するための検出器150を備える。エアロゾル供給デバイス100は、コントローラ160、及び、モータ170の形態の駆動機構も備える。コントローラ160は、検出器150から出力を受けて、第1の閉鎖位置から第2の開放位置への本体120に対するマウスピース130の移動をモータ170に行わせる。したがって、マウスピース130の移動は、検出器150からの出力に基づく。検出器150、コントローラ160、モータ170、及びエアロゾル生成器180はそれぞれ電源190によって給電される。エアロゾル供給デバイス100からの消耗品の不在につながるチャンバ110からの消耗品の引き出しも、検出器150によって検出可能である。したがって、チャンバ110からの消耗品10の除去も、逆方向のマウスピース130の移動を引き起こすように構成される。すなわち、コントローラ160は、検出器150からの出力を受信して、チャンバ110内に消耗品10がないことを検出し、第2の開放位置から第1の閉鎖位置への本体120に対するマウスピース130の移動をモータ170に行わせるように構成される。この実施形態において、ユーザは、スイッチ151を操作して、検出器150をオン又はオフにすることができる。スイッチ151は、手動で操作可能であり、電子信号をコントローラ160に送信して、検出器150を有効又は無効にできるようにするべく構成される。この実施形態では、スイッチ151がプッシュスイッチである。他の実施形態では、スイッチ151がスライドスイッチである。幾つかの実施形態において、スイッチ151は、スイッチ151を操作するためにスイッチ151に対してユーザにより与えられる動きを必要としない。例えば、スイッチ151は、ユーザの存在を感知するための静電容量感知を備えることができる。検出器150がオフのとき、マウスピース130は、消耗品10の手動挿入によって移動する。検出器150がオンの場合、消耗品10の挿入が検出されると、マウスピース130が自動的に移動する。
幾つかの実施形態において、コントローラ160は、検出器150がチャンバ110内の消耗品10の存在を検出すると、エアロゾル生成器180を作動させるように構成されてもよい。幾つかの実施形態では、コントローラ160によるエアロゾル生成器180の作動が即時である。他の実施形態では、コントローラ160によるエアロゾル生成器180の作動が予め定められた時間だけ遅延される。
図2a及び図2bは、エアロゾル供給デバイス200を示し、図2cは、エアロゾル供給デバイス200を備えるエアロゾル供給システム200Sを示す。エアロゾル供給デバイス200及びエアロゾル供給システム200Sは、図1a、図1b、及び図1cに関連して説明したように、エアロゾル供給デバイス100及びエアロゾル供給システム100Sのそれぞれと実質的に同様である。エアロゾル供給デバイス200及びエアロゾル供給システム200Sにおける同様の構成要素は、図1a、図1b、及び図1cのものと同じ参照番号を有するが、参照番号は100だけ増大される。図示しないが、エアロゾル供給デバイス200は、電源と、図1a、図1b、及び図1cのエアロゾル供給デバイス100に関連して説明したコントローラを備える。
この実施形態において、マウスピース230は、図2aに示されるように、エアロゾル供給デバイス200のキャビティ201内に完全に引き込み可能である。マウスピース230が第1の位置に配置される際、エアロゾル供給デバイス200がよりコンパクトになるため、完全に引き込み可能なマウスピース230が有利である。更に、マウスピース230が第1の位置に配置されると、エアロゾル供給デバイス200を深さ方向Zで見るときに、マウスピース230が本体220によって隠される。
この実施形態において、マウスピース230は、図2aに示される第1の位置と図2bに示される第2の位置との間で手動で移動可能である。エアロゾル位置デバイス100に関連して説明したように、モータによる電動操作は図示されないが、このモータをエアロゾル位置デバイス200に設けることができる。そのような手動の構成は、マウスピース230がマウスピース230に作用するユーザの力によって直接に移動できるため、エアロゾル位置デバイス200の複雑さを軽減するのに役立ち得る。
エアロゾル位置デバイス200内のマウスピース230の移動は、ガイド240によって案内される。この実施形態のガイド240は、エアロゾル供給デバイス100に関して説明したように、マウスピース230が第1の閉鎖位置と第2の開放位置との間で本体220に対して摺動できるようにする。しかしながら、この実施形態のガイド240は、ガイド240がトラック242及びランナ244を備えるという点で、エアロゾル供給デバイス100のものとは異なる。ランナ244は、トラック242に沿って移動するように構成される。トラック242及びランナ244は、エアロゾル供給デバイス100に関して説明したように、2つの実質的に平坦な表面間の摩擦面接触によってもたらされるものを超える案内移動を行う。この実施形態では、マウスピース230がランナ244を備え、本体220がトラック242を備える。他の実施形態では、マウスピース230がトラック242を備えてもよく、本体220がランナ244を備えてもよい。
図2a及び図2bに示されるように、トラック242は一連の起伏を備え、ランナ244は起伏に沿って移動するボールである。ボールは、マウスピース230を予め定められた位置に係止するために、付勢部材(図示しないが、本明細書に記載の他の付勢部材と同様)によってランナ244に向けて付勢される戻り止めの一例である。他の実施形態において、ランナ244は、トラック242に向けて付勢される可撓性部材を備えてもよい。そのような実施形態では、ガイド240がスナップフィット機構を備えてもよく、スナップフィット機構は可撓性部材とトラック242とを備える。
この実施形態において、トラック242は、7つの突起241と、それらの間の6つの溝243とを備える。各溝243は、本体220に対するマウスピース230の位置を保持するための別個の間隔である。ランナ244が可撓性部材であり、ガイドがスナップフィット機構である場合、可撓性部材は、トラック242に向かう可撓性部材の付勢に起因して溝にスナップ式に着脱するように構成され得る。
この実施形態では、図2aに示されるように、マウスピース230が第1の位置にあるとき、ランナ244は、6つの溝243の1つの最端にある。図2bに示されるように、マウスピース230の第2の位置において、ランナ244は、6つの溝243の他の最端にある。溝243の最端間の各溝243は、マウスピース230の多数の予め定められた位置の異なる1つに対応する。この実施形態における予め定められた位置の数は4である。他の実施形態では、予め定められた位置の数が4つより多くても少なくてもよい。
ユーザは、本体220の端部224にある開口226を通して消耗品10をチャンバ210内に挿入する。消耗品10が更に挿入されると、ユーザは消耗品10によってマウスピース230に力を加えてマウスピース230をエアロゾル供給デバイス200の縦軸線Aに沿って図2aに示される第1の位置から図2bに示される第2の位置まで移動させる。マウスピース230を移動させるには、ガイド240によって与えられるあらゆる抵抗を克服する必要がある。この実施形態において、チャンバ210内への消耗品10の挿入方向は、閉鎖位置から開放位置へのマウスピース230の移動方向と同じである。
この実施形態において、マウスピース230の移動は、トラック244によってもたらされる個別の間隔に起因して、別個の数のステップを含む。それにもかかわらず、マウスピース230を本体220に対して引き込み(閉鎖)位置から伸長(開放)位置へと移動させるのは、チャンバ210に向けたチャンバ210内への消耗品10の移動である。伸長位置において、ユーザは、消耗品10のエアロゾル生成材料から生成されるエアロゾルを、マウスピース230の開口231を通じて引き出すことができる。
この実施形態において、マウスピース230の伸長方向は、エアロゾル供給デバイス200の大部分の寸法の方向に対応する。この実施形態において、大部分の寸法は、方向Yで示されるようなエアロゾル供給デバイス200の長さである。
図2bに示されるように、消耗品10がチャンバ210内に完全に挿入されると、エアロゾル供給デバイス200を深さ方向Zで見て、消耗品が本体220によって隠される。消耗品10は、本体220の縦方向端部224によって隠される。マウスピース230が第2の位置で本体220から伸長され、エアロゾル供給デバイス200の全体のサイズが大きくなるが、消耗品10自体は全体のサイズに更に影響を与えない。消耗品10は深さ方向で隠されるが、消耗品10がチャンバ210に完全に挿入されると、消耗品10は、エアロゾル供給デバイス200の縦方向端部224を見ると、依然としてユーザに見える。他の実施形態において、エアロゾル供給デバイス200の縦方向端部224は、チャンバ210内の消耗品10を完全に隠すためにカバー(図示せず)によって覆われてもよい。
この実施形態では、チャンバ210もサイズが可変である。しかしながら、図2aに示されるマウスピース230の第1の位置において、チャンバ210は、エアロゾル供給デバイス200の縦方向Yにおいてエアロゾル生成器280の長さの約半分を占める。これは、消耗品10が占有するキャビティ201の一部分が大気に開放されているため、消耗品10がエアロゾル生成器280によって加熱された場合に、チャンバ210の冷却を高めることができる。
図3a及び図3bは、エアロゾル供給デバイス300を示す。エアロゾル供給デバイス300は、図1a、図1b、及び図1cに関連して説明したエアロゾル供給デバイス100の変形である。エアロゾル供給デバイス300の同様の構成要素は、図1a、図1b、及び図1cのものと同じ参照番号を有するが、参照番号が200だけ増加される。そのような共通の特徴については再度論じない。以下の議論は、エアロゾル供給デバイス100、300間の相違点に限定される。
図1a、図1b、及び図1cに関連して前述したエアロゾル供給デバイス100と、図3a及び図3bに示されるこの実施形態に係るエアロゾル供給デバイス300との間の1つの相違点は、エアロゾル供給デバイス300のチャンバ310が固定サイズ(したがって、固定容積)を備えるという点である。すなわち、図3aに示されるマウスピース330の第1の位置において、チャンバ310は、マウスピース330が図3bに示される第2の位置にあるときにチャンバ310がキャビティ301の空間を占有するのと同じ量の空間をキャビティ301内で占有する。マウスピース330が引き込み位置にあるときには、チャンバ310がエアロゾル供給デバイス300の本体320の一方の側322に対して開放しているため、チャンバ310も大気に晒される。これにより、消耗品10が取り外されると、消耗品10が占有するキャビティ301の一部が外部環境に対して開放されるため、消耗品10がエアロゾル発生器380によって加熱されたときにチャンバ310の冷却を高めることができる。
エアロゾル供給デバイス300は、図3aに示されるようなマウスピース330の閉鎖位置から、図3bに示されるようなマウスピース330の開放位置へのマウスピース330の移動を制御するように構成された減衰機構335を備える。減衰機構335は、付勢部材333及びダンパ337を備える。幾つかの実施形態において、減衰機構335は、付勢部材333又はダンパ337のうちの1つのみを備えることができる。付勢部材333は、マウスピース330を第1の位置に付勢するように構成され、ダンパは、マウスピース330が移動する速度を制御して、マウスピース330の第1の位置への移動を減衰させるように構成される。付勢部材333は、マウスピース330の第2の位置への移動に抵抗する。付勢部材333及びダンパ337は、ガイド340に沿ったマウスピース330の制御された移動をもたらすのが有利である。
この実施形態において、マウスピース350は、モータ370の動作によって移動する。モータ370は、チャンバ310内の消耗品10の存在を検出する検出器350からの出力に従って、コントローラ360によって駆動される。エアロゾル供給デバイス300は、エアロゾル供給デバイス100に関連して説明したような、検出器350を有効又は無効にすることによってモータ370の作動を係合及び係合解除するためのスイッチを備えない。これは、検出器350がエアロゾル供給デバイス300内の消耗品10の存在を検出すると、モータ370の作動が自動的になるからである。
この実施形態において、マウスピース330は、エアロゾル供給デバイス300の縦軸線Aを中心に螺旋状に回転可能である。すなわち、マウスピース350は、ガイド340に沿って螺旋状に移動し、マウスピース330が本体320から縦方向Yで引き込む及び伸長するようにする。別の言い方をすれば、マウスピース350は、マウスピース350が閉鎖位置と開放位置との間で移動するときに、図3bの螺旋矢印Hによって示されるように、螺旋経路に沿って移動するように構成される。この実施形態において、マウスピース350及びガイド340は、螺旋経路を決定するために互いに係合するそれぞれのねじ部分(図示せず)を備える。この実施形態では、螺旋経路に沿ったマウスピース330の移動は連続的であるが、他の実施形態では、螺旋経路に沿ったマウスピース330の移動が離散的であってもよい。
図4a及び図4bは、エアロゾル供給デバイス400を示す。エアロゾル供給デバイス400は、図1a、図1b、及び図1cに関連して説明したエアロゾル供給デバイス100の変形である。エアロゾル供給デバイス400の同様の構成要素は、図1a、図1b、及び図1cのものと同じ参照番号を有するが、参照番号は300だけ増大されている。そのような共通の特徴は再び議論されず、以下で議論されることは、エアロゾル供給デバイス100、400間の相違点に限られる。
図1a、図1b、及び図1cに関して既に説明したエアロゾル供給デバイス100と、図4a及び図4bにおいて示した、この実施形態に係るエアロゾル供給デバイス400との間の1つの相違点は、エアロゾル供給デバイス400のチャンバ410がエアロゾル供給デバイス300に関連して説明したように固定サイズ(したがって、固定容積)を備えるという点である。このことは、マウスピース430が図4a及び図4bに示されるような第1及び第2の位置にそれぞれあるときにチャンバ410が同じ容積を備えることを意味する。
この実施形態のマウスピース430は、伸縮自在であり、マウスピースの第2の部品430bに対して移動可能なマウスピースの第1の部品430aを備える。ガイド440は、第1の部品430a及び第2の部品430bのうちの一方のみの案内移動をもたらすためのものである。この実施形態において、ガイド440は、第1の部品430aのみの案内移動をもたらす。他の実施形態において、ガイド440は、両方の部品430a、430bの案内移動をもたらすことができる。マウスピース430が図4bに示される伸長位置に移動すると、第1の部品430aが本体420から伸長してチャンバ410に対して移動する。そのような移動中においては、チャンバ410が第2の部品430bに設けられるため、チャンバ410が第2の部品430bに対して固定される。この実施形態において、チャンバ410の壁は、マウスピース430の第2の部品430bによって全体が形成される。マウスピース430にはキャビティ401が設けられるが、チャンバ410の壁は、キャビティ401の壁によって形成されない。
この実施形態では、マウスピースの第2の部品430bがチャンバ410を備える。すなわち、チャンバ410は、図4aに示されるように、マウスピース430が閉鎖位置にあるときに、遮断されず、大気に対して開放される。すなわち、マウスピース430が引き込み位置にあるときには、チャンバ310がエアロゾル供給デバイス300の本体420の一方側422に対して開いているので、チャンバ410も大気に晒される。これにより、消耗品10が取り外されるときにチャンバ410が外部環境に対して開放されているため、消耗品10がエアロゾル生成器480によって加熱されたときにチャンバ410の冷却を高めることができる。
エアロゾル供給デバイス300と同様に、この実施形態でも、マウスピース450は、モータ470の動作によって移動する。モータ470は、チャンバ410内の消耗品10の存在を検出する検出器450からの出力に従ってコントローラ460によって駆動される。また、エアロゾル供給デバイス400は、エアロゾル供給デバイス100に関連して説明したような、検出器450を有効化又は無効化することによってモータ470の動作をオン又はオフにするためのスイッチを備えない。これは、エアロゾル供給デバイス300に関して説明したように、エアロゾル供給デバイス400ではモータ470の動作が自動だからである。エアロゾル供給デバイス300とエアロゾル供給デバイス400との間の1つの相違点は、消耗品10がチャンバ410に入る前にマウスピース430が移動できるようにチャンバ410に向かう消耗品の移動も検出するように検出器450が構成されるという点である。これにより、ユーザがエアロゾル供給デバイス400をより早く吸うことができるように、エアロゾル供給デバイス400の設定の速度が高められる。
図5a、図5b、図6a、及び図6bは、エアロゾル供給デバイス500、600を示す。前述のように、エアロゾル供給デバイス500、600の同様の構成要素は、図1a、図1b、及び図1cのものと同じ参照番号を有するが、参照番号はそれぞれ400、500だけ増大される。そのような共通の機能については、再度説明しない。以下の説明は、相違点に限定される。
また、エアロゾル供給デバイス500、600は、エアロゾル供給デバイス500、600と適合するが、図5a、図5b、図6a、又は図6bには示されない前述の特徴を備えてもよい。例としては、減衰機構、検出器、コントローラ、モータ、エアロゾル生成器、及び電源が挙げられる。
エアロゾル供給デバイス500、600のそれぞれは、それぞれのエアロゾル供給デバイス500、600の縦軸線Aからオフセットされるマウスピース530、630を備える。マウスピース530、630は縦方向Yに伸長するが、マウスピース530、630はそれぞれのエアロゾル供給デバイス500,600の隅に設けられる。更に、それぞれのエアロゾル供給デバイス500、600の各チャンバ510、610内への消耗品10の挿入方向は、開放位置と閉鎖位置の間でのそれぞれのマウスピース530、630の移動方向とは異なる。
エアロゾル供給デバイス500において、マウスピース530は回動軸546を中心に回転するように構成される。ガイド540は回動軸546を備える。回動軸546は、消耗品10がチャンバ内に挿入されるときに本体520に対するマウスピース530の回転移動を案内する。消耗品10は、マウスピース530を図5aに示される第1の位置から離間させて図5bに示される第2の位置に向けて押し進めるべく本体520の側面522に挿入可能である。消耗品10が取り外されると、マウスピース530は、ユーザによって手動で第2の位置から第1の位置に回転されて戻される。幾つかの実施形態において、マウスピース530は、第1及び第2の位置の一方又は両方に係止できる。この実施形態において、回動軸546は、回動軸546の軸線が幅方向Xで与えられてエアロゾル供給デバイス500の縦軸線Aに対して垂直であるように、幅方向Xを中心に回転する。他の実施形態において、回動軸546の軸線は、エアロゾル供給デバイス500の縦軸線Aに対して斜め方向で与えられてもよい。他の実施形態において、回動軸546は、回動軸546の軸線が長さ方向Y又は深さ方向Zでそれぞれ与えられるように長さ方向Y又は深さ方向Zを中心に回転できる。幾つかの実施形態において、ガイド540は、回動軸546を備えるヒンジであってもよい。ヒンジは、任意の適切な形態であってもよい。幾つかの実施形態では、回動軸546が、ロッド、ピン、又はアクスルを備えてもよい。
エアロゾル供給デバイス600において、マウスピース630は、ガイド640に沿って摺動するように構成される。ガイド640は、この実施形態のガイド640がマウスピース630の単一の側面に設けられることを除き、図1a及び図1cに関連してガイド140によって説明されたのと同じ態様で動作する。消耗品10がチャンバ610内に挿入されると、ガイド640は、本体620に対するマウスピース630の並進移動を案内する。この実施形態では、消耗品10は、本体620の横側面628の開口626を通じて幅方向Xでチャンバ610内に挿入される。消耗品10が本体620の横側面628に挿入されると、消耗品10はマウスピース630を図6aに示される第1の位置から離れるように図6bに示される第2の位置へ向けて押し進める。この実施形態において、ガイド640は、エアロゾル供給デバイス600の縦軸線Aと平行な方向の案内移動をもたらす。他の実施形態において、ガイド640は、エアロゾル供給デバイス600の縦軸線Aに対して斜め方向の案内移動をもたらしてもよい。
図7は、エアロゾル供給デバイス700と、エアロゾル供給デバイス700に挿入するための消耗品10とを備えるエアロゾル供給システム700Sを示す。挿入された消耗品11は実線の境界で示され、挿入されない消耗品10は点線の境界で示される。破線は、挿入されない消耗品10が挿入されようとしていて挿入された消耗品11が既に挿入されてしまっているチャンバ710を示す。前述のように、エアロゾル供給デバイス700の同様の構成要素は、図1a、図1b、及び図1cのものと同じ参照番号を有するが、参照番号は600だけ増大される。そのような共通の特徴については再度説明しない。以下の説明は、相違点に限定される。
エアロゾル供給デバイス700は、エアロゾル供給デバイス700と適合するが図7には示されない前述の特徴を備えることができる。例としては、減衰機構、検出器、コントローラ、モータ、エアロゾル生成器、及び電源が挙げられる。
エアロゾル供給デバイス700は、エアロゾル供給デバイス700の側面722に開口726を備える。開口726は、挿入されていない消耗品10を受けるためにエアロゾル供給デバイス700の本体720内のチャンバ710へのアクセスを与える。チャンバ710は、消耗品10、11がチャンバ710になく、ユーザがエアロゾル供給デバイス700の深さ方向でエアロゾル供給デバイス700の側面722を見ているときに見える。挿入された消耗品11は、ユーザに見えるが、エアロゾル供給デバイス700の側面722から突出しない。
エアロゾル供給デバイス700は、エアロゾル供給デバイス100に関連して説明したように、検出器(図7には図示せず)を備える。検出器がチャンバ710内への消耗品10、11の挿入を検出し、それにより、マウスピース730は、モータ(図7には示されない)の形態の駆動機構(図7には図示せず)の制御された動作によって第1の閉鎖位置から第2の開放位置に移動する。エアロゾル供給デバイス100のこの動作に関して前述した任意の態様は、マウスピース730の移動方向を除き、エアロゾル供給デバイス700にも適用される。
エアロゾル供給デバイス700において、マウスピース730は、図7に示されるように、本体720に対して回動する。回動軸の軸線は、マウスピース730が軸線を中心に回動することによって回転されるときにマウスピース730が本体720から本体720の一方側に伸長するようにエアロゾル供給デバイス700の縦方向の中心からオフセットされる。この実施形態において、回動軸の軸線は、深さ方向Zにあり、したがって、エアロゾル供給デバイス700の縦方向Yに対して垂直である。
図示されていないが、エアロゾル供給デバイス100、200、300、400、500、600、700のいずれも、消耗品10をそれぞれのチャンバ110、210、310、410、510、610、710内の適所に保持するための保持部材を備えることができる。保持部材は、消耗品10の意図しない移動を防止するのに役立つことができる。これに代えて又は加えて、それぞれのマウスピース130、230、430、530、630、730を第1及び第2の位置の一方又は両方に保持するために保持部材を設けることができる。保持部材の一例は、それぞれのマウスピース130、230、430、530、630、730及び/又は消耗品10の凹部と係合可能な本体120、220、320、420、520、620、720の突起である。突起と凹部との協働により、マウスピース130、230、430、530、630、730を第1及び/若しくは第2の位置から又は消耗品10をそれぞれのチャンバ110、210、310、410、510、610、710から取り外すのに必要な力を増大し得る。これは、マウスピース130、230、430、530、630、730の意図しない移動及び/又は消耗品10の取り外しを防止するのに役立ち得る。幾つかの実施形態において、保持部材は、凹部がそれぞれの本体120、220、320、420、520、620、720に設けられる場合、マウスピース130、230、430、530、630、730及び/又は消耗品10に設けられてもよい。また、保持部材は、磁気アタッチメント又は、ねじ山やねじ付きバレルなどの別の機械的締結の形態をとることもできる。
図8は、エアロゾル供給デバイスを配置する方法800の図を示す。方法800は、開放位置から離れた位置でエアロゾル供給デバイスのマウスピースを用意するステップ801を含み、エアロゾル生成材料から生成されたエアロゾルを、エアロゾル供給デバイスのユーザによってマウスピースを通じて引き出すことができる。方法800は、エアロゾル供給デバイスに消耗品を挿入するステップ802を含む。方法800は、ユーザがエアロゾルをマウスピースを通じて引き出すことができるように、挿入によって、マウスピースを本体に対して開放位置に移動させるステップ803を含む。
先に説明したエアロゾル供給デバイス100、200、300、400、500、600、700は、方法800の動作において、説明したところで使用することができる。ユーザがエアロゾルをマウスピースを通じて引き出すことができるように、挿入によって、マウスピースを本体に対して開放位置に移動させるステップ803は、コントローラによって電子的又は電気機械的に操作されてもよい。
実施形態は、エアロゾル供給デバイス100、200、300、400、500、600、700、エアロゾル供給デバイス100、200、700とエアロゾル生成材料を含む消耗品10とを備えるエアロゾル供給システム100S、200S、700S、及びエアロゾル供給デバイスを配置する方法800を含む。消耗品10は、エアロゾル供給デバイス100、200、300、400、500、600、700のチャンバ110、210、310、410、510、610、710に収容される。使用時、エアロゾル供給デバイス100、200、300、400、600、700は、エアロゾル生成材料からエアロゾルなどの吸入可能な媒体を生成するように構成される。
誤解を避けるために、本明細書において、発明又は発明の特徴を定義する際に用語「備える」が使用される場合、「備える」の代わりに用語「から本質的に成る」又は「から成る」を使用して発明又は特徴を定義できる実施形態も開示される。特定の特徴を「備える」材料への言及は、それらの特徴が材料に含まれる、包含される、又は保持されることを意味する。
上記の実施形態は、本発明の例示的な例として理解されるべきである。任意の一実施形態に関して説明された任意の特徴は、単独で、又は説明された他の特徴と組み合わせて使用されてもよく、他の実施形態の1つ又は複数の特徴と組み合わせて、又は任意の他の実施形態の組み合わせで使用されてもよいことが理解されるべきである。更に、添付の特許請求の範囲に定義されている本発明の範囲から逸脱することなく、上記に記載されていない等価物及び変更も採用することができる。
本明細書に記載される様々な実施形態は、特許請求される特徴の理解及び教示を支援するためにのみ提示される。これらの実施形態は、実施形態の代表例としてのみ提供され、網羅的及び/又は排他的ではない。本明細書に記載される利点、実施形態、例、機能、特徴、構造、及び/又は他の態様は、特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲に対する限定又は特許請求の範囲の均等物に対する限定と見なされるべきではないことを理解されたい。また、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲から逸脱することなく、他の実施形態を利用することができ、変更を加えることができる。本発明の様々な実施形態は、本明細書に具体的に記載されたもの以外の、開示された要素、構成要素、特徴、部品、ステップ、手段などの適切な組み合わせを適切に含み、それらから成り、又は本質的にそれらから成ることができる。更に、この開示は、現在請求されていないが、将来請求される可能性のある他の発明を含む場合がある。

Claims (33)

  1. エアロゾル供給デバイスであって、
    エアロゾル生成材料を含む消耗品を受けるように構成されるチャンバと、
    本体と、
    マウスピースであって、該マウスピースが開放位置に配置されるときにエアロゾル生成材料から生成されるエアロゾルが前記エアロゾル供給デバイスのユーザによって前記マウスピースを通じて引き出される、前記マウスピースと、
    を備え、
    前記チャンバへ向かう又は前記チャンバ内への前記消耗品の移動によって前記マウスピースが前記本体に対して閉鎖位置から前記開放位置に移動するように前記エアロゾル供給デバイスが構成される、
    エアロゾル供給デバイス。
  2. 前記マウスピースがチャンバの壁を備える、請求項1に記載のエアロゾル供給デバイス。
  3. 前記本体が前記チャンバの少なくとも一部分を備える、請求項1又は2に記載のエアロゾル供給デバイス。
  4. 前記閉鎖位置では、前記マウスピースが前記本体内に引き込まれる、請求項1~3のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  5. 前記開放位置では、前記マウスピースが前記本体から伸長する、請求項1~4のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  6. 前記マウスピースの伸長方向が、前記エアロゾル供給デバイスの大部分の寸法の方向と同じである、請求項5に記載のエアロゾル供給デバイス。
  7. 前記マウスピースが前記閉鎖位置にあるときに前記チャンバが少なくとも部分的に塞がれない、請求項1~6のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  8. 前記マウスピースが前記閉鎖位置及び前記開放位置にあるときの前記チャンバのサイズが同じである、請求項1~7のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  9. 前記マウスピースが閉鎖位置にあるときと、前記マウスピースが前記開放位置にあるときとで、前記チャンバのサイズが異なる、請求項1~7のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  10. 前記マウスピースが前記閉鎖位置にあるときに前記チャンバが第1の容積を有し、前記マウスピースが前記開放位置にあるときの前記チャンバの第2の容積よりも前記第1の容積が小さい、請求項9に記載のエアロゾル供給デバイス。
  11. 前記マウスピースが、前記閉鎖位置で前記チャンバの少なくとも一部分を占有して前記消耗品による前記チャンバへのアクセスを遮断するように構成される、請求項9又は10に記載のエアロゾル供給デバイス。
  12. 前記チャンバへ向かう又は前記チャンバ内への前記消耗品の挿入によって前記マウスピースが前記本体に対して移動するように前記エアロゾル供給デバイスが構成される、請求項1~11のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  13. 前記本体に対する前記マウスピースの位置が、前記本体に対する前記消耗品の位置によって決定される、請求項1~12のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  14. 前記マウスピースが前記閉鎖位置から前記開放位置まで回転可能である、請求項1~13のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  15. 前記マウスピースが前記閉鎖位置から前記開放位置まで螺旋状に回転可能である、請求項14に記載のエアロゾル供給デバイス。
  16. 前記マウスピースが前記閉鎖位置から前記開放位置まで並進移動可能である、請求項1~15のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  17. 前記マウスピースが前記閉鎖位置から前記開放位置まで直線的に移動可能である、請求項16に記載のエアロゾル供給デバイス。
  18. 前記エアロゾル供給デバイスが、前記開放位置と前記閉鎖位置との間の予め定められた態様での前記マウスピースの移動を案内するように構成されるガイドを備える、請求項1~17のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  19. 前記ガイドが回動軸を備える、請求項18に記載のエアロゾル供給デバイス。
  20. 前記ガイドが、トラックと、該トラックに沿って移動するように構成されるランナとを備える、請求項18に記載のエアロゾル供給デバイス。
  21. 前記チャンバ内への又は前記チャンバへ向かう前記消耗品の挿入を検出するための検出器と、前記検出器から出力を受けて該出力に基づいて前記マウスピースを前記本体に対して前記閉鎖位置から前記開放位置まで移動させるためのコントローラとを備える、請求項1~20のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  22. 前記エアロゾル供給デバイスが、前記閉鎖位置から前記開放位置への前記マウスピースの移動をもたらすように構成される駆動機構を備える、請求項1~21のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  23. 前記エアロゾル供給デバイスが、前記閉鎖位置から前記開放位置への前記マウスピースの移動の少なくとも一部分を制御するように構成される減衰機構を備える、請求項1~22のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  24. 前記チャンバが、前記エアロゾル供給デバイスの側面を通じて前記消耗品を受けるように構成される、請求項1~23のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  25. 前記チャンバが、前記エアロゾル供給デバイスの端部を通じて前記消耗品を受けるように構成される、請求項1~24のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  26. 前記チャンバ内への前記消耗品の挿入方向が、前記閉鎖位置から前記開放位置への前記マウスピースの移動方向と同じである、請求項1~25のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  27. 前記チャンバ内への前記消耗品の挿入方向が、前記開放位置と前記閉鎖位置との間での前記マウスピースの移動方向と異なる、請求項1~25のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  28. 前記チャンバ内への前記消耗品の前記挿入方向が、前記開放位置と前記閉鎖位置との間での前記マウスピースの前記移動方向に対して垂直である、請求項27に記載のエアロゾル供給デバイス。
  29. 前記マウスピースが前記開放位置にあって前記消耗品が前記チャンバ内に位置されるときに前記消耗品がユーザに見えるように前記エアロゾル供給デバイスが配置される、請求項1~28のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  30. 前記消耗品が前記チャンバ内に位置される場合に前記エアロゾル供給デバイスの縦方向端部を見るときに前記消耗品がユーザに見えるように前記エアロゾル供給デバイスが配置される、請求項1~29のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  31. 前記消耗品が前記チャンバ内に位置される場合に前記エアロゾル供給デバイスの側面を見るときに前記消耗品がユーザに見えるように前記エアロゾル供給デバイスが配置される、請求項1~30のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  32. 請求項1~31のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイスと、エアロゾル生成材料を含む消耗品とを備える、エアロゾル供給システム。
  33. エアロゾル供給デバイスを配置する方法であって、
    開放位置から離れた位置で前記エアロゾル供給デバイスのマウスピースを用意するステップであって、エアロゾル生成材料から生成されるエアロゾルを前記エアロゾル供給デバイスのユーザによって前記マウスピースを通じて引き出すことができる、ステップと、
    前記エアロゾル供給デバイス内に消耗品を挿入するステップと、
    前記挿入により、前記マウスピースを本体に対して前記開放位置に移動させ、前記ユーザにより前記エアロゾルを前記マウスピースを通じて引き出すことができるようにする、ステップと、
    を含む方法。
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