JP2023536425A - エアロゾル供給デバイス - Google Patents

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Abstract

Figure 2023536425000001
本出願はエアロゾル供給デバイス(100)に関する。デバイスは、エアロゾル生成材料を含む消耗品(101)を受けるように構成されるチャンバ(110)と、チャンバの一部を備える本体(120)と、マウスピース(130)であって、エアロゾル生成材料から生成されるエアロゾルがマウスピースを通じてデバイスのユーザによって引き出される、マウスピース(130)と、マウスピースとは別個であり、本体に移動可能に結合されるバリア(140)とを有する。デバイスが閉鎖状態にあるときに、バリアが、チャンバの一部への消耗品の流入及びチャンバの一部からの消耗品の流出を阻止し、デバイスが開放状態にあるときに、バリアが、チャンバの一部への消耗品の流入及びチャンバの一部からの消耗品の流出を可能にする。
【選択図】 図1a

Description

本発明は、エアロゾル供給デバイス、エアロゾル供給デバイスを備えるエアロゾル供給システム、及びエアロゾル供給デバイスを配置する方法に関する。
シガレット、葉巻などの喫煙品は、使用中にタバコを燃やしてタバコの煙を生成する。燃焼せずに化合物を放出する製品を作成することにより、これらの物品の代替品を提供する試みがなされてきた。そのような製品の例は、材料を加熱することによって化合物を放出するが、燃焼させない、いわゆる「非燃焼加熱式」製品又はタバコ加熱デバイス又は製品である。材料は、例えば、ニコチンを含んでも含まなくてもよいタバコ又は他の非タバコ製品であってもよい。
第1の態様はエアロゾル供給デバイスを提供する。エアロゾル供給デバイスは、吸入可能な媒体、例えばエアロゾルを生成するためのものである。エアロゾル供給デバイスは、エアロゾル生成材料を含む消耗品を受けるように構成されるチャンバを備える。エアロゾル供給デバイスは、チャンバの少なくとも一部を備える本体を備える。エアロゾル供給デバイスはマウスピースを備え、エアロゾル生成材料から生成されるエアロゾルがマウスピースを通じてエアロゾル供給デバイスのユーザによって引き出される。エアロゾル供給デバイスは、マウスピースとは別個であり、本体に移動可能に結合されるバリアを備える。エアロゾル供給デバイスは、エアロゾル供給デバイスが閉鎖状態に配置されるときに、バリアが、チャンバの少なくとも一部への消耗品の流入及びチャンバの少なくとも一部からの消耗品の流出を阻止し、エアロゾル供給デバイスが開放状態に配置されるときに、バリアが、チャンバの少なくとも一部への消耗品の流入及びチャンバの少なくとも一部からの消耗品の流出を可能にするように構成される。
幾つかの実施形態では、エアロゾル供給デバイスが閉鎖状態に配置されるときにバリアがマウスピースに対して第1の位置にあるように、バリアがマウスピースに対して移動可能であり、エアロゾル供給デバイスが開放状態に配置されると、バリアがマウスピースに対して第2の異なる位置にある。
幾つかの実施形態では、マウスピースがバリアに取り外し可能に取り付け可能である。
幾つかの実施形態では、バリアがチャンバの他の部分を備える。
幾つかの実施形態では、バリアが本体に対して回転移動可能である。
幾つかの実施形態では、エアロゾル供給デバイスがマウスピースを備える頬端部を備え、バリアの回転軸線Bが前記エアロゾル供給デバイスの頬端部から離れて位置される。
幾つかの実施形態では、回転軸線がエアロゾル供給デバイスの縦方向と実質的に平行である。
幾つかの実施形態では、バリアが本体に対して並進移動可能である。幾つかの実施形態では、並進動作が直線動作を含む。幾つかの実施形態では、並進動作が曲線動作を含む。
幾つかの実施形態では、バリアが本体に対して螺旋状に移動可能である。
幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイスは、本体に対するバリアの移動を予め定められた態様で案内するためのガイドを備える。幾つかの実施形態では、ガイドが回動軸を備える。幾つかの実施形態において、ガイドは、トラックと、該トラックに沿って移動するように構成されるランナとを備える。
幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイスは、バリアと本体との相対動作をもたらすように構成される駆動機構を備える。
幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイスは、バリアと本体との相対動作の少なくとも一部を制御するように構成される減衰機構を備える。
幾つかの実施形態では、バリアが可撓性部材である。
幾つかの実施形態では、バリアが開口を備え、本体の少なくとも一部は、閉鎖状態と開放状態との間のエアロゾル供給デバイスの移動中に開口を通過するように構成される。幾つかの実施形態では、開口がバリアの端部に配置される。幾つかの実施形態では、開口がバリアの側面に配置される。
幾つかの実施形態では、バリアが開口と連通する内部空間を備え、内部空間が本体の少なくとも一部を受けるように構成される。
幾つかの実施形態では、エアロゾル供給デバイスが閉鎖状態に配置されるときにバリア自体が開口を塞ぐように構成される。
幾つかの実施形態では、エアロゾル供給デバイスが閉鎖状態に配置されるときに本体が開口を塞ぐように構成される。
幾つかの実施形態では、エアロゾル供給デバイスが縦方向を含み、バリアと本体との相対動作が縦方向と実質的に平行である。
幾つかの実施形態では、エアロゾル供給デバイスが幅方向及び深さ方向を含み、相対動作が幅方向又は深さ方向と実質的に平行である。
幾つかの実施形態において、バリアは、互いに対して移動可能な第1の部品及び第2の部品を備える。
幾つかの実施形態では、閉鎖状態において、バリアは、消耗品がチャンバの少なくとも一部に配置されるときに消耗品の少なくとも一部をユーザから視覚的に隠すように構成される。
幾つかの実施形態において、バリアと本体との相対動作は、比較的小さな力に対する第1の抵抗に打ち勝ってから、比較的大きな力に対する第2の抵抗に打ち勝つことによって達成される。
第2の態様によれば、第1の態様に係るエアロゾル供給デバイスと、エアロゾル生成材料を含み、エアロゾル供給デバイスのチャンバに受けられるように構成される消耗品とを備えるエアロゾル供給システムが提供される。使用時、デバイスは、エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するように構成される。
第3の態様によれば、第1の態様に係るエアロゾル供給デバイスを配置する方法が提供される。方法は、バリア及び本体を互いに対して移動させてチャンバの少なくとも一部への消耗品の流入及びチャンバの少なくとも一部からの消耗品の流出を可能にすることによってエアロゾル供給デバイスを開放状態に配置するステップを含む。方法は、バリア及び本体を互いに対して移動させて消耗品の流出入を阻止することによってエアロゾル供給デバイスを閉鎖状態に配置するステップを含む。
本発明の更なる特徴及び利点は、添付図面に関連して行われる、単なる例として与えられる本発明の好ましい実施形態の以下の説明から明らかになる。
ここで、添付図面を参照して、本発明の実施形態を単なる例として説明する。
エアロゾル供給デバイスの正面図を示す。 エアロゾル供給デバイスの正面図を示す。 図1a及び図1bのエアロゾル供給デバイスの概略断面図を示す。 エアロゾル供給デバイスの斜視図を示す。 エアロゾル供給システムの斜視図を示す。 エアロゾル供給システムの斜視図を示す。 エアロゾル供給システムの斜視図を示す。 エアロゾル供給システムの斜視図を示す。 エアロゾル供給システムの斜視図を示す。 エアロゾル供給デバイスの斜視図を示す。 エアロゾル供給システムの斜視図を示す。 エアロゾル供給デバイスの斜視図を示す。 エアロゾル供給デバイスの斜視図を示す。 エアロゾル供給デバイスの斜視図を示す。 エアロゾル供給システムの斜視図を示す。 エアロゾル供給デバイスの斜視図を示す。 エアロゾル供給システムの斜視図を示す。 エアロゾル供給システムの斜視図を示す。 エアロゾル供給システムの斜視図を示す。 エアロゾル供給デバイスの斜視図を示す。 エアロゾル供給デバイスの斜視図を示す。 エアロゾル供給デバイスの斜視図を示す。 エアロゾル供給デバイスの斜視図を示す。 エアロゾル供給デバイスの斜視図を示す。 エアロゾル供給デバイスの斜視図を示す。 エアロゾル供給デバイスの斜視図を示す。 エアロゾル供給システムの斜視図を示す。 エアロゾル供給システムの斜視図を示す。 エアロゾル供給システムの斜視図を示す。 エアロゾル供給システムの斜視図を示す。 エアロゾル供給システムの斜視図を示す。 エアロゾル供給システムの斜視図を示す。 エアロゾル供給システムの斜視図を示す。 エアロゾル供給システムの斜視図を示す。 エアロゾル供給デバイスを配置する方法の図を示す。
[詳細な説明]
本開示は、不燃性エアロゾル供給デバイスなどのエアロゾル供給デバイス、及び不燃性エアロゾル供給システムなどのエアロゾル供給システムに関する。本開示によれば、「不燃性」エアロゾル供給デバイスは、エアロゾル生成材料のユーザへの送達を容易にするためにエアロゾル供給デバイス(又はその構成要素)のチャンバによって受けられる消耗品に含まれる構成エアロゾル生成材料が燃焼又は燃やされないものである。幾つかの実施形態において、不燃性エアロゾル供給システムなどのエアロゾル供給システムは、不燃性エアロゾル供給デバイスなどのエアロゾル供給デバイスと、エアロゾル供給デバイスと共に使用するための消耗品とを含み、消耗品はエアロゾル生成材料を含む。
幾つかの実施形態では、不燃性エアロゾル供給システムが電動不燃性エアロゾル供給システムである。
幾つかの実施形態において、不燃性エアロゾル供給システムは、蒸気を吸い込むデバイス又は電子ニコチン送達システム(END)としても知られている電子タバコであるが、エアロゾル生成材料中のニコチンの存在は要件ではないことに留意されたい。
幾つかの実施形態において、不燃性エアロゾル供給システムは、非燃焼加熱式システムとしても知られるエアロゾル生成材料加熱システムである。そのようなシステムの例は、タバコ加熱システムである。
幾つかの実施形態において、不燃性エアロゾル供給システムは、エアロゾル生成材料の組合せを使用してエアロゾルを生成するハイブリッドシステムであり、そのうちの1つ以上を加熱することができる。エアロゾル生成材料のそれぞれは、例えば、固体、液体、又はゲルの形態であってもよく、ニコチンを含んでも含まなくてもよい。幾つかの実施形態において、ハイブリッドシステムは、液体又はゲルのエアロゾル生成材料及び固体エアロゾル生成材料を含む。固体エアロゾル生成材料は、例えば、タバコ又は非タバコ製品を含み得る。
エアロゾル生成材料は、例えば、任意の他の方法で加熱、照射、又はエネルギーを与えられたときに、エアロゾルを生成できる材料である。エアロゾル生成材料は、例えば、活性物質及び/又は香味料を含んでも含まなくてもよい、固体、液体又はゲルの形態であってもよい。エアロゾル生成材料は、代替的に「モノリシック固体」(すなわち、非繊維性)と呼ぶことができる「非晶質固体」を含むことができる。幾つかの実施形態では、非晶質固体が乾燥ゲルであってもよい。非晶質固体は、液体などの何らかの流体を内部に保持できる固体材料である。場合によっては、エアロゾル生成材料は、約50重量%、60重量%、又は70重量%の非晶質固体から、約90重量%、95重量%、又は100重量%の非晶質固体を含む。場合によっては、エアロゾル生成材料は非晶質固体からなる。
エアロゾル生成材料は、1つ以上の活性物質及び/又は香料、1つ以上のエアロゾル形成材料、及び任意選択で1つ以上の他の機能材料を含んでもよい。
幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイスによって送達されるべき物質は、活性成分、担体成分、及び任意選択で1つ以上の他の機能成分を含み得るエアロゾル生成材料であり得る。
消耗品とは、エアロゾル生成材料を含む又はエアロゾル生成材料から成る物品であり、その一部又は全部が使用中にユーザによって消費されることを意図している。消耗品は、エアロゾル生成材料貯蔵領域、エアロゾル生成材料移送構成要素、エアロゾル生成領域、ハウジング、ラッパー、マウスピース、フィルタ、及び/又はエアロゾル改質剤などの1つ以上の他の構成要素を含んでもよい。また、消耗品は、使用時にエアロゾル生成材料にエアロゾルを生成するために熱を放出する、ヒータなどのエアロゾル生成器を備えてもよい。ヒータは、例えば、可燃性材料、電気伝導によって加熱可能な材料、又はサセプタを含むことができる。
幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイスと共に使用するための消耗品は、エアロゾル生成材料又はエアロゾル生成材料を受けるための領域を含み得る。エアロゾル生成材料を受けるための領域は、エアロゾル生成材料を貯蔵するための貯蔵領域であってもよい。例えば、貯蔵領域はリザーバであってもよい。幾つかの実施形態において、エアロゾル生成材料を受けるための領域は、エアロゾル生成領域とは別個であってもよく、エアロゾル生成領域と組み合わされていてもよい。
サセプタは、交流磁場などの変化する磁場を侵入させることによって加熱できる材料である。サセプタは導電性材料であってもよく、それにより、変化する磁場によるサセプタへの侵入が加熱材料の誘導加熱を引き起こす。加熱材料は磁性材料であってもよく、それにより、変化する磁場による加熱材料への侵入は、加熱材料の磁気ヒステリシス加熱を引き起こす。サセプタは、導電性と磁性の両方を備えていてもよく、それにより、サセプタを両方の加熱メカニズムによって加熱できる。変化する磁場を生成するように構成されたデバイスは、本明細書では磁場生成器と呼ばれる。
幾つかの実施形態において、不燃性エアロゾル供給システム、例えばその不燃性エアロゾル供給デバイスは、電源及びコントローラを備えることができる。電源は、例えば、電力源又は発熱電源であってもよい。幾つかの実施形態において、発熱電源は、発熱電源に近接するエアロゾル生成材料又は熱伝達材料に熱の形態で電力を分配するように給電され得る炭素基板を備える。
幾つかの実施形態において、不燃性エアロゾル供給デバイスは、消耗品を受けるための領域、エアロゾル生成器、エアロゾル生成領域、ハウジング、マウスピース、フィルタ、及び/又はエアロゾル改質剤を含み得る。
ユーザは、エアロゾルが生成される前に消耗品をエアロゾル供給デバイスに挿入することができ、続いてユーザはこれを吸入する。消耗品は、例えば、消耗品を受けるサイズのデバイスの加熱チャンバなどのチャンバ内に配置されるように構成される予め定められた又は特定のサイズであってもよい。
エアロゾル改質剤は、一般に、エアロゾル生成領域の下流側に位置され、例えば、エアロゾルの味、香料、酸度、又は別の特徴を変えることによって、生成したエアロゾルを改質するように構成される物質である。エアロゾル改質剤は、エアロゾル改質剤を選択的に放出するように動作可能なエアロゾル改質剤放出構成要素内に設けられてもよい。
エアロゾル改質剤は、例えば、添加剤又は吸着剤であってもよい。エアロゾル改質剤は、例えば、香味料、着色料、水、及び炭素吸着剤のうちの1つ以上を含んでもよい。エアロゾル改質剤は、例えば、固体、液体、又はゲルであってもよい。エアロゾル改質剤は、粉末、糸、又は顆粒の形態であってもよい。エアロゾル改質剤に濾過材料がなくてもよい。
幾つかの実施形態において、送達されるべき物質は、1つ以上の活性成分、1つ以上の香料、1つ以上のエアロゾル形成材料、及び/又は1つ以上の他の機能材料を含み得る。1つ以上の他の機能材料は、pH調節剤、着色剤、防腐剤、結合剤、充填剤、安定剤、及び/又は抗酸化剤のうちの1つ以上を含んでもよい。
エアロゾル生成器は、エアロゾル生成材料からエアロゾルが生成されるようにするべく構成される装置である。幾つかの実施形態において、エアロゾル生成器は、エアロゾル生成材料から1つ以上の揮発性物質を放出してエアロゾルを形成するように、エアロゾル生成材料を熱エネルギーに晒すように構成されるヒータである。幾つかの実施形態において、エアロゾル生成器は、加熱することなくエアロゾル生成材料からエアロゾルが生成されるようにするべく構成される。例えば、エアロゾル生成器は、エアロゾル生成材料を、振動、圧力増大、又は静電エネルギーのうちの1つ以上に晒すように構成され得る。エアロゾル生成器は、エアロゾル供給デバイスの恒久的な部分として設けられてもよい。
エアロゾル生成材料を加熱してエアロゾル生成材料の少なくとも1つの成分を揮発させ、一般に、エアロゾル生成材料を燃やす又は燃焼させることなく、吸入可能なエアロゾルを形成する装置が知られている。そのような装置は、「エアロゾル生成デバイス」、「エアロゾル供給デバイス」、「非燃焼加熱式デバイス」、「タバコ加熱製品デバイス」又は「タバコ加熱デバイス」又は同様のものとして説明されることがある。同様に、ニコチンを含んでも含まなくてもよい液体の形態のエアロゾル生成材料を一般に気化させる、いわゆるeシガレットデバイスもある。エアロゾル生成材料は、装置に挿入できるロッド、カートリッジ、又はカセットなどの形態であってもよく又はそれらの一部として設けられてもよい。
ユーザによるエアロゾル供給デバイスとの相互作用は、エアロゾル供給デバイスを使用セッションに適した状態に物理的に調整することを含む。ユーザは、消耗品の挿入及び除去時に消耗品に接触する。幾つかの実施形態は、改善された設定機能及び/又は改善された清浄度を与えるエアロゾル供給デバイス及びエアロゾル供給システムを提供する。
図1a、図1b、及び図1cを参照すると、吸入可能な媒体を生成するためのエアロゾル供給デバイス100が示される。
エアロゾル供給デバイス100は、エアロゾル生成材料を含む消耗品101を受けるためのチャンバ110を備える。消耗品101は、消耗品101がチャンバ110内にあるときに消耗品101が位置される場所を概略的に示すために、図1cに点線の境界で示される。エアロゾル供給デバイス100及び消耗品101はエアロゾル供給システムを形成する。この実施形態において、チャンバ110は、消耗品101がチャンバ110の壁と当接してチャンバ110内にしっかりと適合するように構成される。
幾つかの実施形態において、チャンバ110は、消耗品101と係合して消耗品101をチャンバ110内の予め定められた位置に保持するように構成されるインタフェース(図示せず)を備える。この実施形態において、消耗品101は、チャンバ110の側面に設けられるチャンバ110内への開口を介してチャンバ110内に挿入可能である。他の実施形態において、消耗品101は、チャンバ110の端部の開口を介してチャンバ110内に挿入可能であってもよい。
消耗品101がチャンバ110内にあるとき、消耗品101の一部がユーザに見える。消耗品101の一部は、エアロゾル供給デバイス100の一方側のみをZ方向として示される深さ方向で見たときに見える。すなわち、チャンバ110は、Y方向及びX方向としてそれぞれ示される長さ(縦)方向及び幅(横)方向を見たときに、消耗品101がユーザに見えないように構成される。消耗品101がエアロゾル供給デバイス100によって見えないように遮蔽されるため、エアロゾル供給デバイス100の長さ方向Y及びエアロゾル供給デバイス100の幅方向Xを見たときに、消耗品101は見えない。幾つかの実施形態において、チャンバ110は、消耗品101をエアロゾル供給デバイス100から突出させるように構成されてもよい。消耗品101の突出は、エアロゾル供給デバイス100を縦方向Y及び幅方向Xで見たときに見られる。他の実施形態において、チャンバ110は、消耗品101がチャンバ110内にある場合に、深さ方向Zでエアロゾル供給デバイス100を見るときに、消耗品101を隠し、したがってユーザに見えないようにするべく構成されてもよい。他の実施形態において、チャンバ110は、消耗品101がチャンバ110内にある場合にエアロゾル供給デバイス100が複数の方向で見られるときに消耗品101が見えるようにするべく構成されてもよい。他の実施形態において、チャンバ110は、エアロゾル供給デバイス100が任意の方向で見られるときに消耗品101を完全に隠すように、したがって、消耗品101がチャンバ内にあるときにユーザには完全に見えないようにするべく構成されてもよい。ただし、エアロゾル供給デバイス100又はエアロゾル供給デバイス100の一部が透明又は半透明である場合を除く。
エアロゾル供給デバイス100は、消耗品101がチャンバ110内にあるときに消耗品101のエアロゾル生成材料からエアロゾルなどの吸入可能な媒体を生成させるためのエアロゾル生成器180を備える。この実施形態では、チャンバ110がエアロゾル生成ゾーンを備える。この実施形態において、エアロゾル生成器180は、消耗品101のエアロゾル生成材料に熱を供給して、吸入可能な媒体を生成するように構成される。したがって、エアロゾル生成器180は電気抵抗ヒータを備える。他の実施形態において、エアロゾル生成器180は、誘導ヒータ、又は、電気抵抗ヒータ及び誘導ヒータのうちの1つ以上を備えることができる。更に他の実施形態では、消耗品から吸入可能な媒体を生成するために圧力を使用することができる。図1a、図1b、及び図1cに示される実施形態では、エアロゾル生成器180が、チャンバ110の片側に配置され、チャンバ110の長さに沿って延在する。他の実施形態において、エアロゾル生成器180は、チャンバ110を実質的に取り囲むことができる。他の実施形態において、エアロゾル生成器180は、チャンバに沿って部分的にのみ延在してもよく、及び/又はチャンバ110に対して他の場所に位置されてもよい。例えば、エアロゾル生成器180がチャンバ110内に位置されてもよい。
電気抵抗ヒータへの電力の供給は、電源162によって行われる。この実施形態では、電源162が充電式バッテリである。再充電可能なバッテリは、エアロゾル供給デバイス100と一体である。他の実施形態において、電源162は、交換可能なバッテリなど、交換可能であってもよい。他の実施形態では、電源162が非充電式バッテリであってもよい。電源162は、エアロゾル供給デバイス100の電子部品に電力を供給するように構成される。
エアロゾル供給デバイス100は、本体120、マウスピース130、及びバリア140を備える。マウスピース130は開口131を備え、該開口131を通じてエアロゾルをエアロゾル供給デバイス100のユーザによりマウスピース130を介して引き出すことができる。本体120はチャンバ110の一部を備える。マウスピース130は、エアロゾル供給デバイス100の口端部103に配置される。口端部103は、頬端部と呼ぶことができる。バリア140は、バリアが口端部103に配置されるよりも、口端部103の反対側のエアロゾル供給デバイス100の遠位端部105の近くに配置される。
バリア140は、ユーザによるバリア140の把持を補助する7つの把持部分147を備える。他の実施形態では、7つよりも少ない又は7つよりも多い把持部分147を使用することができる。幾つかの実施形態では、1つの把持部分147のみを使用することができる。幾つかの実施形態において、把持部分147は、バリア140の外面上に形成されてもよい。他の実施形態において、把持部分147は、バリア140の外面と組み合わされてもよい。
チャンバ110は、5つの壁、すなわち、深さ方向Zの後壁と、幅方向Xの2つの対向する側壁と、縦方向Yの2つの対向する壁とを備える。壁のそれぞれは本体120によって設けられる。バリア140は、チャンバ110の壁に対して移動可能なブロックをもたらすように構成される。すなわち、バリア140は、チャンバ110へのアクセスを遮断することにより、チャンバ110への消耗品101の流入を阻止するように構成される。バリア140によって形成されるブロックは、チャンバ110へのアクセスを阻止し、チャンバ110内への挿入時にユーザに対する消耗品101の視認性を変化させるように、縦方向Yに移動可能である。縦方向Yは、エアロゾル供給デバイス100の縦軸線Aと平行である。すなわち、チャンバ110の開口は、バリア140によって部分的に覆われ得る。この実施形態において、バリア140は、消耗品101がチャンバ110内にあるときに消耗品101と当接しない。幾つかの実施形態において、バリア140は、消耗品101と当接するように構成され得る。そのような実施形態において、バリア140は、当接によって消耗品101を保持するように構成されてもよい。当接により、消耗品101に力が加えられて、消耗品101を押圧し、消耗品101を適所に保持することができる。
この実施形態では、チャンバ110の壁が5つあるが、他の実施形態では、5つよりも少ないが少なくとも1つの壁があってもよい。幾つかの実施形態において、本体120は、チャンバ110の弓形の壁を備えることができる。弓形の壁は、弓形の消耗品101の形状に対して形状が相補的であってもよい。幾つかの実施形態において、本体120は、チャンバ110の単一の壁を備えることができ、その単一の壁は弓形であってもよい。
マウスピース130は、消耗品101のエアロゾル生成材料から生成されたエアロゾルをエアロゾル供給デバイス100のユーザによって引き出すことができる構成要素である。この実施形態において、マウスピース130は、本体に対して適所に固定される。この実施形態において、マウスピース130は、エアロゾル供給デバイス100の縦軸線Aの中心に配置される。他の実施形態では、マウスピース130が縦軸線Aからオフセットされてもよい。
バリア140は、マウスピース130とは別個であり、本体120に移動可能に結合される。これにより、バリア140が本体120及びマウスピース130に対して移動することが可能になる。バリア140と本体120との結合は、バリア140が保持されるが未だ移動可能であるようにする。バリア140は、縦軸線Aに沿って前後に移動可能である。したがって、バリア140は、エアロゾル供給デバイス100の可動構成要素である。また、バリア140は、図1b及び図1cに示されるように、チャンバ110への開口の一部を覆うように構成される。したがって、バリア140は、チャンバ110の開口を開閉するように構成される。
バリア140は、(図1b及び図1cに示されるような)第1の位置と(図1aに示されるような)第2の位置との間で移動可能である。この実施形態において、バリア140は、以下で説明するように、ユーザによって手動で操作可能であり、任意選択で電動化される。第1の位置において、視覚的に露出されるチャンバ110の第1の部分は、第2の位置におけるチャンバ110の第2の部分よりも小さい。第1の位置は、バリア140が本体120に引き込まれて第2の位置よりもマウスピース130に近いため、引き込み位置である。引き込み位置は、エアロゾル供給デバイス100が閉鎖状態にあるバリア140の閉鎖位置と見なすことができる。第2の位置は、バリア140が本体120から伸長されて第1の位置よりもマウスピース130から離れているため、伸長位置である。伸長位置は、エアロゾル供給デバイス100が開放状態にあるバリア140の開放位置と見なすことができる。第1の位置において、バリア140は、チャンバ110内への消耗品101の流入及びチャンバ110からの消耗品101の流出を阻止する。第2の位置において、バリア140は、チャンバ110内への消耗品101の流入及びチャンバ110からの消耗品101の流出を可能にする。エアロゾル供給デバイス100は、閉鎖状態にあるときによりコンパクトになるのが有利である。
消耗品101がチャンバ110内にあってバリア140が第1の位置にあるときには、エアロゾル生成材料から生成されるエアロゾルを消耗品101から引き出すことができる。したがって、ユーザは、バリア140が第1の閉鎖位置にあるときにマウスピース130を吸ってエアロゾル供給デバイス100によって生成されるエアロゾルを吸入することができる。第1の位置では、チャンバ110がバリア140によって部分的に覆われるため、チャンバ110がバリア140によって塞がれる。すなわち、バリア140は、第1の位置では、消耗品101が挿通可能なチャンバ110への開口をチャンバ110が少なくとも部分的に覆うように構成される。この実施形態では、以下で検出器166に関連して説明するように、バリアが第2の位置にあるときに、ユーザはマウスピース130を吸うことができない。バリア140は、バリア140が第1の位置にあるときに、チャンバ110を少なくとも部分的に覆うのに適した任意の形状であってもよい。他の実施形態では、バリア140が第1の位置にあるときに、バリア140がチャンバ110を完全に覆うことができる。
消耗品101がエアロゾル供給デバイス100から取り外されて、バリア140がチャンバ110を少なくとも部分的に覆う第1の位置にあるとき、チャンバ110は部分的に大気に開放される。これは、エアロゾル生成器180によって生成されるチャンバ110内の残留熱からユーザを保護するのに役立ち、一方でチャンバ110からの熱の放散を可能にする。
図1cに最も良く示されるように、エアロゾル供給デバイス100はガイド150を備える。ガイド150は、予め定められた態様でバリア140の第1の閉鎖位置と第2の開放位置との間でのバリア140の移動を案内するように構成される。ガイド150は任意選択的であり、それにより、幾つかの実施形態では、バリア140の移動が案内されることなく、バリア140が第1の位置と第2の位置との間で自由に移動することができる。例えば、バリア140は、本体120に結合されてもよいが、バリア140の第1の閉鎖位置と第2の開放位置との間で自由に移動することができる。そのような実施形態において、バリア140は、本体120に結合されたまま、本体120から係合解除され得る。その後、バリア140は、エアロゾル供給デバイス100を開放状態にするために、異なる位置で本体120に再係合することができる。したがって、バリア140は、第1の位置と第2の位置との間でランダムに移動することができる。
この実施形態において、ガイド150は、バリア140の第1の閉鎖位置と第2の開放位置との間でバリア140が本体120に対して摺動できるようにする。すなわち、バリア140は、閉鎖位置から開放位置まで並進移動可能である。この実施形態では、バリア140の並進動作は直線的である。ガイド150は、トラック152及びランナ154を備える。ランナ154は、トラック152に沿って移動するように構成される。トラック152及びランナ154は、以下の他の実施形態に関連して説明するように、2つの実質的に平坦な表面間の摩擦面接触によって与えられるものを超えて、案内された移動をもたらす。この実施形態では、バリア140がランナ154を備え、本体120がトラック152を備える。他の実施形態では、バリア140がトラック152を備えてもよく、本体120がランナ154を備えてもよい。
図1cに示されるように、トラック152は一連の起伏であり、ランナ154は起伏に沿って移動するボールである。ボールは、バリア140を本体120に対して予め定められた位置に係止するべく、付勢部材(図示されていないが、本明細書に記載の他の付勢部材と同様)によってランナ154に向けて付勢される戻り止めの一例である。他の実施形態において、ランナ154は、トラック152に向けて付勢される可撓性部材を備えてもよい。そのような実施形態において、ガイド150はスナップフィット機構を備えてもよく、スナップフィット機構は、可撓性部材及びトラック152を備える。
この実施形態において、トラック152は、7つの突起151と、これらの突起間の6つの溝153とを備える。各溝153は、本体120に対するバリア140の位置を保持するための別個の間隔である。ランナ154が可撓性部材であり、ガイドがスナップフィット機構である場合、可撓性部材は、トラック152に向かう可撓性部材の付勢に起因して溝にスナップ式に着脱するように構成され得る。
この実施形態では、図1b及び図1cに示されるように、バリア140が第1の位置にあるとき、ランナ154は、下端として示される6つの溝153の1つの最端にある。バリア140の第2の位置では、図1aに示されるように、ランナ154は、上端として示される6つの溝243の別の最端にある。溝153の最端間の各溝153は、バリア140の多数の予め定められた位置の異なる1つに対応する。この実施形態における予め定められた位置の数は4である。他の実施形態において、予め定められた位置の数は、4つより多くても少なくてもよい。
ユーザは、チャンバ110と連通する開口を通じてチャンバ210内に消耗品101を挿入する。消耗品101が挿入されると、ユーザはバリア140に力を加えて、エアロゾル供給デバイスの縦軸線Aに沿ってバリア140を図1b及び図1cに示される第1の位置から図1bに示される第2の位置まで移動させる。バリア140を本体120に対して移動させるには、ガイド150によって与えられるいかなる抵抗をも克服する必要がある。この実施形態において、チャンバ110内への消耗品101の挿入方向は、バリア140の開放位置から閉鎖位置へのバリア140の移動方向に対してほぼ垂直である。
この実施形態において、バリア140の移動は、トラック154によってもたらされる別個の間隔に起因して、別個の数のステップを含む。他の実施形態では、バリア140の移動が連続的であってもよい。この実施形態では、バリアが閉鎖位置にあって間隔の間の個別の位置に保持される場合にのみ、ユーザは、消耗品10のエアロゾル生成材料から生成されるエアロゾルをマウスピース130の開口131を通じて引き出すことができる。幾つかの実施形態において、ユーザは、バリア140が開位置にあるときに引き出すことができてもよい。
幾つかの実施形態において、ガイド150は、2つの実質的に平坦な表面間の摩擦面接触を使用して、バリア140の案内された移動をもたらす。そのような実施形態では、ガイド150が1つの実質的に平坦な表面を備え、バリア140が他の実質的に平坦な表面を備える。そのような実施形態において、バリア140の外表面は、他の実質的に平坦な表面を備えてよい。幾つかの実施形態において、ガイド150及びバリア140は、ガイド150が予め定められた態様でバリア140の第1の閉鎖位置と第2の開放位置との間でのバリア140の移動を案内できるようにするべく摩擦面接触を依然としてもたらす平坦でない表面を備えてもよい。
エアロゾル供給デバイス100は、図1b及び図1cに示されるようなバリア140の閉鎖位置から図1aに示されるようなバリア140の開放位置へのバリア140の移動を制御するように構成される減衰機構170を備える。減衰機構170は、付勢部材172及びダンパ174を備える。幾つかの実施形態において、減衰機構170は、付勢部材172又はダンパ174のうちの1つのみを備えることができる。付勢部材172は、バリア140を第1の位置に付勢するように構成され、ダンパは、バリア140が移動する速度を制御して、バリア140の第1の位置への移動を減衰させるように構成される。付勢部材172は、バリア140が第2の位置にある時間を短縮するために、バリア140の第2の位置への移動に抵抗する。付勢部材172及びダンパ174は、ガイド150に沿ったバリア140の制御された動きをもたらすことが有利である。
この実施形態では、ガイド150及び減衰機構170が一緒に示されるが、他の実施形態では、ガイド150及び減衰機構170のうちの1つを一度に使用することができる。更に、図にガイド150又は減衰機構170が示されていなくても、ガイド150及び/又は減衰機構170を本明細書で説明する他の実施形態に適用することができる。
エアロゾル供給デバイス100は、バリア140の位置を検出するための検出器166を備える。幾つかの実施形態において、検出器166は、チャンバ110への消耗品101の挿入を検出することができる。幾つかの実施形態では、2つの検出器を設けることができ、この場合、1つの検出器がバリア140の位置を検出し、他の検出器がチャンバ110内への消耗品101の挿入を検出する。また、エアロゾル供給デバイス100は、コントローラ164と、モータ160の形態を成す駆動機構とを備える。コントローラ164は、出力を検出器166から受けるとともに、モータ160がバリア140を本体120に対してバリア140の第1の閉鎖位置から第2の開放位置まで移動させるようにするべく構成される。幾つかの実施形態において、コントローラ164は、検出器166がチャンバ110内の消耗品101の存在を検出した時点で及び/又は検出器166が閉鎖位置及び/又は開放位置などのバリア140の位置を検出したときにエアロゾル生成器180を作動させるように構成されてもよい。幾つかの実施形態では、コントローラ164によるエアロゾル生成器180の作動は即時である。他の実施形態において、コントローラ164によるエアロゾル生成器180の作動は、予め定められた時間だけ遅延される。したがって、バリア140の移動は、検出器166からの出力に基づくことができる。検出器166、コントローラ164、モータ160、及びエアロゾル生成器180はそれぞれ電源162によって給電される。
幾つかの実施形態では、これに加えて又は代えて、エアロゾル供給デバイス100からの消耗品101の不在につながる、チャンバ110からの消耗品101の回収は、検出器166によって検出可能である。したがって、チャンバ110からの消耗品101の除去もバリア140を逆方向に移動させるように構成される。すなわち、コントローラ164は、検出器166から出力を受けて、チャンバ110内に消耗品101が存在しないことを検出し、モータ160がバリア140を本体120に対してバリア140の第2の開放位置から第1の閉鎖位置へと移動させるようにするべく構成されてもよい。
この実施形態において、ユーザは、スイッチ168を操作して、検出器166をオン又はオフにすることができる。スイッチ168は、手動操作可能であり、電子信号をコントローラ160に送信して検出器166を有効又は無効にできるように構成される。この実施形態では、スイッチ168がプッシュスイッチである。他の実施形態では、スイッチ168がスライドスイッチである。幾つかの実施形態において、スイッチ168は、スイッチ168を操作するためにユーザによりスイッチ168に動きを与える必要がない。例えば、スイッチ168は、ユーザの存在を感知するための静電容量感知を含むことができる。スイッチ168によって検出器166がオフにされると、バリア140の手動操作によってバリア140が移動する。検出器166がオンにされると、バリア140がモータ160の動作によって移動する。
図2は、エアロゾル供給デバイス200を示す。エアロゾル供給デバイス200における同様の構成要素は、図1a、図1b、及び図1cのものと同じ参照番号を有するが、参照番号は100だけ増加される。そのような共通の特徴については再度論じない。以下のエアロゾル供給システム200の議論は、相違点に限定される。エアロゾル供給デバイス200は、エアロゾル供給デバイス200と適合するが図2には示されない前述の特徴を備えることができる。包括的でない例としては、減衰機構、検出器、コントローラ、モータ、エアロゾル生成器、電源、及びスイッチが挙げられる。
エアロゾル供給デバイス200は、本体220を巻回するバリア240を備える。すなわち、バリア240は、バリア240の内部空間S内に本体220を受けるようになっている開口241を備える。バリア240は、エアロゾル供給デバイス200の縦軸線Aに沿って本体220に対して摺動するように構成される。また、エアロゾル供給デバイス200は、消耗品を受けるためのチャンバ210も備える。図2に示されるように、バリア240が開放位置に配置されると、チャンバ210が露出されてユーザに見える。これは、エアロゾル供給デバイス200の口端部203がエアロゾル供給デバイス200の遠位端部205から最も遠いポイントに配置されるからである。しかしながら、バリア240が閉鎖位置に配置されると、チャンバ210は完全に隠されてもはやユーザに見えなくなくなる。これは、エアロゾル供給デバイス200の口端部203がエアロゾル供給デバイス200の遠位端部205に最も近いポイントに配置されるからである。バリア240が閉鎖位置にあるとき、チャンバ210をバリア240によって完全に遮断できるのが有利である。これは、エアロゾル供給デバイス200がユーザによって保管されるとき又はユーザがエアロゾル供給デバイス200のチャンバ210内で消耗品を吸引しているときに有益である。バリア240の開放位置と比較してバリア240の閉鎖位置にあるときにはバリア240がエアロゾル供給デバイス200をコンパクトにできるのが有利である。バリア240の閉鎖位置において、バリア240は、エアロゾル供給デバイス200の口端部203に配置されるマウスピース230と当接するように構成される。
図3、図4、図5、図6a、及び図6bは、エアロゾル供給システム300S、400S、500S、600Sを示す。エアロゾル供給システム300S、400S、500S、600Sは、エアロゾル供給デバイス300、400、500、600及びそれぞれの消耗品301、401、501、601を備える。エアロゾル供給デバイス300、400、500、600における同様の構成要素は図1a、図1b、及び図1cのものと同じ参照番号を有するが、参照番号はそれぞれ200、300、400、500だけ増加される。エアロゾル供給デバイス300、400、500、600における同様の構成要素は、図2のものと同じ参照番号を有するが、参照番号はそれぞれ100、200、300、400だけ増加される。そのような共通の機能については、再度説明しない。以下のエアロゾル供給システム300S、400S、500S、600Sの議論は、相違点に限定される。エアロゾル供給デバイス300、400、500、600は、エアロゾル供給デバイス300、400、500、600と適合できるが図には示されない前述の特徴を備えることができる。包括的でない例としては、減衰機構、検出器、コントローラ、モータ、エアロゾル生成器、電源、及びスイッチが挙げられる。
図3、図4、及び図5に示されるエアロゾル供給デバイス300、400、500はそれぞれ、それぞれの本体320、420、520に対して摺動するように構成されるバリア340、440、540を備える。図2のエアロゾル供給デバイス200に関して論じたように、これらのエアロゾル供給デバイス300、400、500のバリア340、440、540は、エアロゾル供給デバイス300、400、500がそれぞれ閉鎖状態に配置されるときに、それぞれの本体320、420、520を巻回するように構成される。エアロゾル供給デバイス300、400、500の開放状態において、それぞれのバリア340、440、540及び本体320、420、520は、それぞれの消耗品301、401、501をそれぞれの開口341、441、541を通じてそれぞれのチャンバ310,410,510内に挿入できるようにするべく互いから離間される。エアロゾル供給デバイス300、400、500のそれぞれにおいて、それぞれの本体320、420、520は、閉鎖状態と開放状態との間でのエアロゾル供給デバイス300、400、500の移動中にそれぞれの開口341、441、541を通過するように構成される。
エアロゾル供給デバイス300、400における各バリア340、440は、それぞれの本体320、420を完全に受けるように構成される内部空間Sを備える。バリア340、440は、それぞれのエアロゾル供給デバイス300、400の縦軸線Aに沿って縦方向Yに移動するように構成される。エアロゾル供給デバイス300、400のそれぞれにおいて、マウスピース330、430は、それぞれの本体320、420の口端部303、403に配置される。エアロゾル供給デバイス300において、マウスピース330は、縦軸線Aからオフセットされ、深さ方向Zで本体320の一側に設けられる。これに対し、エアロゾル供給デバイス500では、バリア540が、本体520に対して深さ方向Zに移動するように構成される。すなわち、本体520は、縦軸線Aの方向に対して垂直な方向でバリア540の側面545から離れるように構成される。
エアロゾル供給デバイス300において、バリア340は、本体320の厚さよりも僅かに大きい、深さ方向Zで測定される厚さを備える。これに対し、エアロゾル供給デバイス400では、バリア440は、本体320の厚さの2倍よりも大きい厚さを備える。すなわち、バリア440の端部443は、本体420の対応する端部の表面積よりも大きい表面積を備える。
エアロゾル供給デバイス300、400、500の各本体320、420、520は、それぞれのバリア340、440、540のそれぞれの内部空間S内へ引き込んでそこから延在する引出しである。各チャンバ310、410、510は、引出し内の空間である。幾つかの実施形態では、引出しが一組のローラの作用によって移動する。例えば、幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイス300、400、500は、トラックと、トラックに沿って転がるローラとを備えるガイドを備える。幾つかの実施形態では、トラックが本体320、420、520上に位置され、ローラがバリア340、440、540上に位置される。他の実施形態では、トラックがバリア340、440、540上に位置され、ローラが本体320、420、520上に位置される。
エアロゾル供給デバイス600は、本体620に対して回転するように構成されるバリア640を備える。バリア640と本体620との相対回転はガイド650によって案内される。ガイド650は、回転軸線を備える回動軸655を備え、回転軸線を中心に回転可能にバリア640が本体620に結合される。したがって、回動軸655は、本体620に対するバリア640の回転動作を案内する。この実施形態において、回転軸線は、エアロゾル供給デバイス600の縦軸線Aに対して垂直である、エアロゾル供給デバイス600の横(幅)方向Xにある。他の実施形態において、回動軸655の回転軸線は、エアロゾル供給デバイス600の縦軸線Aに対して斜め方向に設けられてもよい。他の実施形態において、回動軸655は、回動軸655の軸線が長さ方向Y又は深さ方向Zにそれぞれ設けられるように、長さ方向Y又は深さ方向Zを中心に回転することができる。
バリア640は、回動軸655を中心としたバリア640の回転によって、図6bに示されるような第1の位置と図6aに示されるような第2の位置との間に配置される。この実施形態では、回転動作が手動操作可能であるが、幾つかの実施形態では、これを電気機械的に制御できる。幾つかの実施形態において、バリア640は、第1及び第2の位置の一方又は両方に係止できる。幾つかの実施形態において、ガイド650は、回動軸655を備えるヒンジであってもよい。ヒンジは、リビングヒンジなどの任意の適切な形態であってもよい。幾つかの実施形態では、回動軸655がロッド、ピン、又はアクスルを備えてもよい。
この実施形態において、チャンバ610は、第1のチャンバ611及び第2のチャンバ612を備える。本体が第1のチャンバ611を備え、バリア640が第2のチャンバ612を備える。したがって、バリア640及び本体620のそれぞれは、消耗品610の一部を受けるように構成される。図6bに示すように、バリア640が第1の位置に配置されると、消耗品601の端部がバリア640によって取り囲まれる。図6aに示されるように、バリア640が第2の位置に配置されると、消耗品601の端部がバリア640によって露出される。消耗品601が第1のチャンバ611及び第2のチャンバ612のうちの一方に挿入されると、消耗品601は、第1のチャンバ611又は第2のチャンバ612の他方を備えるエアロゾル提供デバイス600の部分からの妨害によってエアロゾル供給デバイス600からの除去が防止される。例えば、図6aでは、消耗品601が第1のチャンバ611に挿入され、それにより、消耗品601が第2のチャンバ612によって受けられると、バリア640がチャンバ610からの消耗品601の除去を阻止する。
この実施形態において、エアロゾル供給デバイス600は、エアロゾル供給デバイス600の口端部603に配置されるマウスピース630を備える。マウスピース630は深さ方向Zに面する。
図7はエアロゾル供給デバイス700を示す。エアロゾル供給デバイス700は、図6a及び図6bのエアロゾル供給デバイス600と同様に配置される。すなわち、エアロゾル供給デバイス700は、本体720の周りで相対的に回転可能なバリア740を備え、回転は、回転軸線Bを伴う回動軸755によってもたらされる。マウスピース730も口端部703に配置される。図6a及び図6bのエアロゾル供給デバイス600とは対照的に、エアロゾル供給デバイス700は、消耗品を完全に包むように構成される第1のチャンバ711及び第2のチャンバ712を備える。第1のチャンバ711は、消耗品の一部を包むように構成され、第2のチャンバ712は、消耗品の他の部分を包むように構成される。エアロゾル供給デバイス600と同様に、消耗品は、エアロゾル供給デバイス700が開放状態に配置されると、第1及び第2のチャンバ711、712の一方に挿入され、エアロゾル供給デバイス700が閉鎖状態に配置されると、第1及び第2のチャンバ711、712の他方が消耗品を取り囲む。エアロゾル供給デバイス700が閉鎖状態に配置されるときに消耗品がユーザから隠されることが有利である。
図8~図21bは、エアロゾル供給デバイス及び/又はエアロゾル供給デバイス及び消耗品を備えるエアロゾル供給システムを示す。同様の構成要素は、前の実施形態と同じ参照番号を有するが、参照番号は100の倍数だけ増分される。共通の特徴は再び議論されない。図8~図21bに示される実施形態の議論は、本明細書に記載される他の実施形態との相違点に限定される。図8~図21bに示されるエアロゾル供給デバイスは、これらのエアロゾル供給デバイスと適合するが図には示されない前述の特徴を備えることができる。包括的でない例としては、減衰機構、検出器、コントローラ、モータ、エアロゾル生成器、電源、及びスイッチが挙げられる。
図8を参照すると、エアロゾル供給システム800Sが示される。エアロゾル供給システム800Sは、エアロゾル供給デバイス800及び消耗品801を備える。エアロゾル供給デバイス800は、本体820から離れるようにバリア840が回転されて消耗品801を内部に堆積できるチャンバ810を露呈するように、開放状態で示される。バリア840と本体820との相対回転は、例えば、エアロゾル供給デバイス600に関連して説明したようにガイド850によって案内される。すなわち、ガイド850は回動軸855を備える。回動軸855は回転軸線を備え、該回転軸線を中心に回転可能にバリア840が本体820に結合される。しかしながら、エアロゾル供給デバイス800では、回転軸線が深さ方向Zにある。この実施形態では、チャンバ810が単一のチャンバであり、バリア840は、消耗品801がチャンバ810に出入りするのを阻止するように作用するにすぎない。この実施形態において、消耗品801は菱形の形の形状を備え、この場合、消耗品801は、消耗品801を深さ方向Zで見たときに、菱形の形状を備える。消耗品801の形状及び形態は、図8に示されるそれに限定されない。
図9を参照すると、エアロゾル供給デバイス900が示される。エアロゾル供給デバイス900は、バリア940が本体920から離れるように回転されて消耗品(図示せず)を内部に堆積できるチャンバ910を露呈するように、開放状態で示される。エアロゾル供給デバイス800と同様に、バリア940と本体920との相対回転は、回転軸線Bを有する回動軸955を備えるガイド950によって案内され、回転軸線Bを中心に回転可能にバリア940が本体920に結合される。しかしながら、エアロゾル供給デバイス900では、回転軸線が幅方向Xである。エアロゾル供給デバイス900は、マウスピース930を備える頬端部903を備える。バリア940の回転軸線Bは、エアロゾル供給デバイス930の頬端部903から離れて位置される。また、回転軸線Bは、エアロゾル供給デバイス900の縦方向Yに対しても垂直である。エアロゾル供給デバイス900のバリア940及び本体920は、実質的に細長く相対的に回転可能な2つの部品である。すなわち、エアロゾル供給デバイス900は、縦方向で2つの部分920、940に分割される。
図10を参照すると、エアロゾル供給デバイス1000が示される。エアロゾル供給デバイス1000はクラムシェルの形態を成す。すなわち、エアロゾル供給デバイス1000は、2つの半体を形成して互いに回転可能に結合されるバリア1040及び本体1020を備える。図10に示されるように、エアロゾル供給デバイス1000が閉鎖状態で閉じて開放状態で開くことができるように、ヒンジ(図示せず)が設けられる。開放状態では、マウスピース1030の全体が露呈される。マウスピース1030は、口端部1003に配置される開口1031を備え、この開口1031を通じてエアロゾル供給デバイス1000のユーザによりエアロゾルをマウスピース1030から引き出すことができる。図7に示されるエアロゾル供給デバイス700に関して説明したように、エアロゾル供給デバイス1000は、バリア1040及び本体1020のそれぞれの中の空間Sに挿入可能な消耗品を完全に包むように構成される第1のチャンバ1011及び第2のチャンバ1012を備える。第1のチャンバ1011は消耗品の一方の部分を包むように構成され、第2のチャンバ1012は、消耗品の他の部分を包むように構成される。エアロゾル供給デバイス1000が閉鎖状態に配置されるときに消耗品がユーザから完全に隠されることが有利である。
図11を参照すると、エアロゾル供給デバイス1100が示される。エアロゾル供給デバイス1100は、消耗品の第1の部分を受けるための第1のチャンバ1111を有する本体1120と、消耗品の第2の部分を受けるための第2のチャンバ1112を有するバリア1140とをエアロゾル供給デバイス1100が備えるという点で、エアロゾル供給デバイス1000と同様である。ここで、バリア1140は、第1の部品1141及び第2の部品1142を備える。この実施形態では、バリア1140の第2の部品1142のみが第2のチャンバ1112を備える。他の実施形態では、バリア1140の第1の部品1141も、消耗品の第3の部分を受けるためのチャンバを備えてもよい。バリア1140の第1の部品1141及び第2の部品1142は、それぞれの回動軸1155によって本体1120に回動可能に結合される。各それぞれの回動軸1155は、深さ方向Zとして図11に示される、同じ方向の回転軸線を備える。他の実施形態では、各それぞれの回動軸1155が、エアロゾル供給デバイス1100の異なる方向の回転軸線を備えてもよい。図11は、本体1120に対して適所に固定されてバリア1140とは別個であるエアロゾル供給デバイス1100のマウスピース1130を更に示す。
図12、図13、及び図14を参照すると、エアロゾル供給デバイス1200、1300、1400が示される。エアロゾル供給デバイス1200、1400の幾つかは、エアロゾル供給システム1200S、1400Sの一部として示される。各エアロゾル供給デバイス1200、1300、1400は、平面である又は少なくとも1つの平面部分を備えるバリア1240、1340、1440を備える。例えば、エアロゾル供給デバイス1400のバリア1440は平面であるが、エアロゾル供給デバイス1200、1300のバリア1240、1340は多くの平面部分を備える。バリア1240、1340、1440のそれぞれは、それぞれの回動軸1255、1355、1455によってそれぞれの本体1220、1320、1420に回動可能に結合される。各回動軸1255、1355、1455は、それぞれの供給デバイス1200、1300、1400の長さ方向yの回転軸線を備える。
エアロゾル供給デバイス1200、1300とエアロゾル供給デバイス1400との違いは、エアロゾル供給デバイス1400が単一のバリア1440を備えるのに対し、エアロゾル供給デバイス1200、1300が第1のバリア1241、1341及び第2のバリア1242、1342を備えることである。第1のバリア1241、1341及び第2のバリア1242、1342は、本体1220、1320に対して互いに相対移動可能である。それにもかかわらず、バリア1240、1340、1440のそれぞれは、各エアロゾル供給デバイス1200、1300、1400が閉鎖状態(図示せず)に配置されるときにチャンバ1210、1310、1410内への消耗品1201、1401の流入及びチャンバ1210、1310、1410からの消耗品1201、1401の流出を阻止する。更に、エアロゾル供給デバイス1200、1300、1400がそれぞれ、図12、図13、及び図14に示される開放状態に配置されると、それぞれのバリア1240、1340、1440は、それぞれのチャンバ1210、1310、1410内への消耗品1201、1401の流入及びそれぞれのチャンバ1210、1310、1410からの消耗品1201、1401の流出を可能にする。
エアロゾル供給デバイス1200、1300における第1のバリア1241、1341及び第2のバリア1242、1342の回転軸線は対向している。エアロゾル供給デバイス1200における第1のバリア1241及び第1のバリア1241の回転軸線はそれぞれ、長さ方向Yにおいて第2のバリア1242及び第2のバリア1242の回転軸線と対向している。エアロゾル供給デバイス1300における第1のバリア1341及び第1のバリア1341の回転軸線は、長さ方向幅方向Xにおいて、第2のバリア1342及び第2のバリア1342の回転軸線とそれぞれ対向している。更に、エアロゾル供給デバイス1300における第1のバリア1341及び第2のバリア1342のそれぞれは、エアロゾル供給デバイス1300の対向する隅の近くに配置される。エアロゾル供給デバイス1200,1300における全ての第1のバリア1241,1341及び第2のバリア1242,1342は、それぞれの本体1220,1320の側面を覆うタブと、それぞれのチャンバ1210,1310の一部を覆って塞ぐための上端とを備える。図12、図13、及び図14は、それぞれのエアロゾル供給デバイス1200,1300,1400のマウスピース1230,1330,1430を更に示し、各マウスピースは、それぞれの本体1220、1320、1420に対してそれぞれ適所に固定され、それぞれのバリア1240、1340、1440とはそれぞれ別個である。
図15~図18bを参照すると、エアロゾル供給デバイス1500、1600、1700、1800が示される。エアロゾル供給デバイス1500、1600の幾つかは、エアロゾル供給システム1500S、1600Sの一部として示されている。エアロゾル供給システム1500S、1600Sはそれぞれ消耗品1501、1601を備える。各エアロゾル供給デバイス1500、1600、1700、1800は、それぞれの本体1520、1620、1720、1820に回動可能に結合されるバリア1540、1640、1740、1840を備える。各バリア1540、1640、1740、1840は、それぞれの本体1520、1620、1720、1820に対してそれぞれの回動軸1555、1655、1755、1855を中心に回転するように構成される。各回動軸1555、1655、1755、1855は、それぞれのエアロゾル供給デバイス1500、1600、1700、1800の縦方向Yに回転軸線Bを備える。エアロゾル供給デバイス1500、1600、1700の回転軸線Bは、それぞれのエアロゾル供給デバイス1500、1600、1700の縦軸線Aからオフセットされる。これに対し、エアロゾル供給デバイス1800の回転軸線Bは、エアロゾル供給デバイス1800の縦軸線Aと同軸である。エアロゾル供給デバイス1500,1600では、回転軸線が縦軸線から幅及び深さ方向でオフセットされる。エアロゾル供給デバイス1700では、回転軸線Bが、エアロゾル供給デバイス1700の縦軸線Aから幅方向Xでのみオフセットされ、深さ方向Zではオフセットされない。
バリア1540、1640、1740、1840のそれぞれは、エアロゾル供給デバイス1500、1600、1700、1800が閉鎖状態で配置される(例えば、図17b及び図18b参照)ときに、それぞれのチャンバ1510、1610、1710、1810への消耗品1501、1601の流入、及びチャンバ1510、1610、1710、1810からの消耗品1501、1601の流出を阻止する。更に、エアロゾル供給デバイス1500、1600、1700、1800がそれぞれ図15、図16、図17a、図18bに示される開放状態に配置されると、それぞれのバリア1540、1640、1740、1840は、それぞれのチャンバ1510、1610、1710、1810への消耗品1501、1601の流入、及びそれぞれのチャンバ1510、1610、1710、1810からの消耗品1501、1601の流出を可能にする。図15~図18bは、それぞれの本体1520、1620、1720、1820に対して適所に固定されてそれぞれがそれぞれのバリア1540、1640、1740、1840とは別個である、それぞれのエアロゾル供給デバイス1500、1600、1700、1800のマウスピース1530,1630,1730、1830を更に示す。
図19a及び図19bを参照すると、エアロゾル供給デバイス1900が示される。エアロゾル供給デバイス1900は、本体1920に回転可能に結合されるバリア1940を備える。バリア1940は、本体1920の周りで回転する。この実施形態において、バリア1940の回動軸1955の回転軸線は、幅方向X及び長さ方向Yでエアロゾル供給デバイス1900の中心に位置される。エアロゾル供給デバイス1900は実質的に円形である。したがって、ユーザは、バリア1940又は本体1920の一方をねじって、バリア1940と本体1920との間に相対的な回転を生じさせ、エアロゾル供給デバイス1900の開放状態(図19aに示す)又は閉鎖状態(図19bに示す)でチャンバ1910及びマウスピース1930を露出又は隠すことができる。この実施形態では、チャンバ1910及びマウスピース1930の一方のみが同時に露出又は隠される。隠される場合、チャンバ1910又はマウスピース1930は、バリア1940の内部空間Sにおいてバリア1940によって隠される。
幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイス1900は、保持部材によって開放状態及び/又は閉鎖状態にロックすることができる。エアロゾル供給デバイス1900が閉鎖状態(図19bに示される)に配置されると、エアロゾル供給デバイス1900のエアロゾル生成器が作動して、チャンバ1910に挿入された消耗品からエアロゾルを生成することができる。本明細書に言及される他のエアロゾル供給デバイスもそのような機能を果たすことができる。
図20を参照すると、エアロゾル供給デバイス2000が示される。エアロゾル供給デバイス2000は、エアロゾル供給デバイス2000の縦軸線Aの周りで螺旋状に回転可能なバリア2040を備える。すなわち、バリア2040がガイド(図示せず)に沿って螺旋状に移動し、それにより、バリア2040が縦方向Yで本体2020から引き込み及び伸長するようになる。言い換えると、バリア2040は、図20に示される開放位置と閉鎖位置(図示せず)との間でバリア2040が移動するときに、図20に螺旋矢印Hで示されるように、螺旋経路に沿って移動するように構成される。
ユーザは、本体2020に対してバリア2040をねじって、バリア2040と本体2020との間で相対的な回転を引き起こし、チャンバ2010を露出又は隠すことができる。マウスピース2030は、閉鎖状態及び開放状態の両方で露出したままである。バリア2040が閉鎖位置に移動すると、バリア2040のキャビティ内の空間Sが本体2020の一部を受ける。閉鎖位置では、消耗品を受けるためのチャンバがバリア2040によって塞がれる。解放位置では、チャンバがバリア2040によって塞がれない。
この実施形態では、本体2020がガイドの一部を構成し、バリア204がガイドの他の部分を構成する。この実施形態において、ガイドは、螺旋経路を決定するために互いに係合するねじ部分(図示せず)を備える。すなわち、本体2020及びバリア2040はそれぞれ、本体2020に対するバリア2040の螺旋動作をもたらすために移動可能に係合するねじ部分を備える。この実施形態において、マウスピース2030は、バリアもマウスピース2030に対して移動するように本体2020に対して固定される。しかしながら、他の実施形態では、マウスピース2030も本体2020及びバリア2040に対してガイドに沿って移動することができる。そのような実施形態において、本体2020は、バリア2040と係合するための第1のねじ部分と、マウスピース2030と係合するための第2のねじ部分とを備える。この実施形態では、螺旋経路に沿ったバリア2040の移動が連続的である。しかしながら、他の実施形態では、螺旋経路に沿ったバリア2040の移動が、離散的な間隔であってもよい。
図21a及び図21bを参照すると、エアロゾル供給システム2100Sが示される。エアロゾル供給システム2100Sは、エアロゾル供給デバイス2100及び消耗品2101を備える。エアロゾル供給デバイス2100は、可撓性部材であるバリア2140を備える。したがって、バリア2140は、本体2120の周りで柔軟に移動可能である。この実施形態において、バリア2140は、バリア2140が静止位置に戻るように弾性記憶を備える。バリア2140は、本体2120の周りで転がるように構成される。これは、バリア2140が閉鎖状態に向かって付勢できるようにする。すなわち、バリア2140を開放状態(図21aに示す)に開放するには力が必要である。幾つかの実施形態において、バリア2140は、バリア2140からの抵抗なしに自由に動くことができる。バリア2140は、エアロゾル供給デバイス2100の閉鎖状態で係合する第1の係合部分2148及び第2の係合部分2149を備える。第1の部分2148及び第2の係合部分2149は磁気によって係合する。他の実施形態において、第1の係合部分2148及び第2の係合部分2149は、例えばスナップフィット、又はボタン留め、又はクリップ留めなどの他の方法で係合することができる。
図21aには、バリア2140が本体2120から離れるように転がされて消耗品2101を内部に堆積できるチャンバ2110を露呈するようにエアロゾル供給デバイス2100が開放状態で示される。バリア2140と本体2120との相対動作は、バリア2140の弾性記憶によって案内される。この実施形態では、チャンバ2110が単一のチャンバであり、バリア2140は、チャンバ2120に対する消耗品2101の流出入を阻止するように作用するにすぎない。この実施形態において、消耗品2101は、ロッド形状であり、エアロゾル供給デバイス2100の縦方向Yと位置合わせするための縦軸線を備える。消耗品2101の形状及び形態は、図21aに示されるものに限定されない。図21a及び図21bは、それぞれが本体2120に対して適所に固定されてバリア2140とは別個であるマウスピース2130を更に示す。この実施形態において、マウスピース2130は、口端部に対応するエアロゾル供給デバイス2100の上端で本体2120から突出する。
図22a、図22b、及び図22cは、エアロゾル供給デバイス2200及び消耗品2201を備えるエアロゾル供給システム2200Sを示す。この実施形態において、消耗品2201は、ロッド形状を備え、エアロゾル供給デバイス2200の対応する形状のチャンバ2210に挿入可能である。
エアロゾル供給デバイス2200は、開口2231aを有するマウスピース2230と、回動軸2255によって本体2220を中心に回動可能なバリア2240とを備える。バリア2240及びマウスピース2230は別個である。バリア2240及びマウスピース2230はいずれも本体2220に対して移動する。マウスピース2230は、バリア2240に取り外し可能に取り付け可能である。図22bでは、マウスピース2230がバリア2240に取り付けられて示される。マウスピース2230は、バリア2240の外側に取り付けられる。図22cでは、マウスピース2230がバリア2240の外側から取り外される。マウスピース2230は、エアロゾル供給デバイス2200の口端部に位置され、この場合、回動軸2255は、図22bに示されるように、頬端部から離れて位置される回転軸線を備える。
エアロゾル供給デバイス2200は、消耗品2201が開放状態(図22bに示される)でユーザによって露出及び除去され得るように、バリア2240を本体2220から解放するためのボタン2268を備える。これに加えて又は代えて、ボタン2268は、エアロゾル供給デバイス2200をオン又はオフにして、エアロゾル生成器を作動又は作動可能にすることができる。マウスピース2230は、ユーザによるマウスピース2230の把持とその後のマウスピース2230の取り外しを支援するために、3つの把持部分2237を伴って図22aのみに示される。エアロゾル供給デバイス2200が最も近い状態で配置される(図22cに示される)ときにマウスピース2230をバリア2240から取り外すことができるのが有利である。他の実施形態では、7つより少ない又は7つよりも多い把持部分2237を使用することができる。幾つかの実施形態では、1つの把持部分2237のみを使用することができる。幾つかの実施形態では、把持部分2237がマウスピース2230の外面上に形成されてもよい。他の実施形態では、把持部分2237がマウスピース2230の外面と組み合わされてもよい。
図23a、図23b及び図23cはエアロゾル供給デバイス2300を示す。この実施形態において、バリア2340は、マウスピース2330とは別個であるが、マウスピース2330に対して適所に固定される。消耗品2301は、ロッド形状を備えるとともに、エアロゾル供給デバイス3200の対応する形状を成すチャンバ2310に挿入可能である。エアロゾル供給デバイス2300は、閉鎖状態(図23a及び図23bに示す)と開放状態(図23cに示す)との間に配置可能である。バリア2040は、チャンバ2310に挿入されたときの消耗品の流入及びチャンバ2310からの消耗品の流出を阻止するために、消耗品を挿入可能なチャンバ2310を塞ぐためのものである。エアロゾル供給デバイス2300が開放状態に配置されると、バリア2340は、チャンバ2310に対する消耗品の流出入を可能にする。
エアロゾル供給デバイス2300は、開放状態でユーザが消耗品を露出及び除去できるようにバリア2340を本体2320から解放するためのボタン2368を備える。ボタン2368の機能は、エアロゾル供給デバイス2200に関して説明したものと同じである。
エアロゾル供給デバイス2300は、バリア2340を本体2320に対して並進移動できるようにするレール2357を備える。この実施形態において、バリア2340と本体2320との相対動作は、比較的低い力に対する第1の抵抗に打ち勝ってから比較的大きな力に対する第2の抵抗に打ち勝つことによって達成される。レール2357は、第1の抵抗及び第2の抵抗を生じさせるように配置される。これにより、バリア2340と本体2320との相対動作を変化させて、バリア2340と本体2320との現在の相対位置及び/又は潜在的な相対位置に関して有用なフィードバックをユーザに提供することができる。エアロゾル供給デバイス2300は、バリア2340と本体2320との相対動作の限界を規定するキャッチ2359を更に備える。
図示されていないが、例えばエアロゾル供給デバイス100などの前述のエアロゾル供給デバイスのいずれも、それぞれのチャンバ内の適所に消耗品を保持するための保持部材を備えることができる。保持部材は、消耗品の意図しない移動を防止するのに役立ち得る。これに代えて又は加えて、それぞれのバリアを第1及び第2の位置の一方又は両方に保持する保持部材を設けることができる。保持部材の一例は、それぞれのバリア及び/又は消耗品の凹部と係合可能な本体の突起である。突起と凹部との協働により、バリアを第1及び/又は第2の位置から、又は消耗品をそれぞれのチャンバから除去するのに必要な力を増大させることができる。これは、バリアの意図しない移動及び/又は消耗品の取り外しを防ぐのに役立ち得る。幾つかの実施形態では、それぞれの本体に凹部が設けられる場合、保持部材をバリア及び/又は消耗品に設けることができる。また、保持部材は、磁気アタッチメント、又はねじ山及びねじ付きバレルなどの代替の機械的締結の形態を取ることもできる。
本明細書で説明する各エアロゾル供給デバイスは、特徴がエアロゾル供給デバイスと適合する限り、他のエアロゾル供給デバイスで説明する特徴を備えてもよい(ただし、各エアロゾル供給デバイスに関する図には示されない)。包括的でない例としては、減衰機構、検出器、コントローラ、モータ、エアロゾル生成器、電源、及びスイッチが挙げられる。
図24は、エアロゾル供給デバイスを配置する方法2400の図を示す。方法2400は、チャンバの少なくとも1つの部分への消耗品の流入及びチャンバの少なくとも1つの部分からの消耗品の流出を可能にするためにバリア及び本体を互いに対して移動させることによって、エアロゾル供給デバイスを開放状態に配置するステップ2401を含む。方法800は、バリア及び本体を互いに対して移動させて、消耗品の流出入を阻止することによって、エアロゾル供給デバイスを閉鎖状態に配置するステップ2402を含む。
幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイスを開放状態に配置するステップ2401は、エアロゾル供給デバイスのコントローラによるバリアの電子的又は電気機械的操作によってバリアを移動させることを含む。幾つかの実施形態において、エアロゾル供給デバイスを閉鎖状態に配置するステップ2402は、エアロゾル供給デバイスのコントローラによるバリアの電子的又は電気機械的操作によってバリアを移動させることを含む。
先に説明したエアロゾル供給デバイスは、方法2400の工程において、説明した場合に使用することができる。
本発明の実施形態は、エアロゾル供給デバイス、エアロゾル供給デバイス及びエアロゾル生成材料を含む消耗品を含むエアロゾル供給システム、及びエアロゾル供給デバイスを配置する方法を含む。消耗品は、エアロゾル供給デバイスのチャンバに収納するためのものである。使用時、エアロゾル供給デバイスは、エアロゾル生成材料からエアロゾルなどの吸入可能な媒体を生成するように構成される。
誤解を避けるために、本明細書において、発明又は発明の特徴を定義する際に用語「備える」が使用される場合、「備える」の代わりに用語「から本質的に成る」又は「から成る」を使用して発明又は特徴を定義できる実施形態も開示される。特定の特徴を「備える」材料への言及は、それらの特徴が材料に含まれる、包含される、又は保持されることを意味する。
上記の実施形態は、本発明の例示的な例として理解されるべきである。任意の一実施形態に関して説明された任意の特徴は、単独で、又は説明された他の特徴と組み合わせて使用されてもよく、任意の他の実施形態の1つ以上の特徴と組み合わせて、又は任意の他の実施形態の任意の組合せで使用されてもよいことが理解されるべきである。更に、添付の特許請求の範囲に定義されている本発明の範囲から逸脱することなく、上記に記載されていない等価物及び変更も採用することができる。
本明細書に記載される様々な実施形態は、特許請求される特徴の理解及び教示を支援するためにのみ提示される。これらの実施形態は、実施形態の代表例としてのみ提供され、網羅的及び/又は排他的ではない。本明細書に記載される利点、実施形態、例、機能、特徴、構造、及び/又は他の態様は、特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲に対する限定又は特許請求の範囲の均等物に対する限定と見なされるべきではないことを理解されたい。また、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲から逸脱することなく、他の実施形態を利用することができ、変更を加えることができることを理解されたい。本発明の様々な実施形態は、本明細書に具体的に記載されたもの以外の、開示された要素、構成要素、特徴、部品、ステップ、手段などの適切な組合せを適切に含み、それらから成り、又は本質的にそれらから成ることができる。更に、この開示は、現在請求されていないが、将来請求される可能性のある他の発明を含む場合がある。

Claims (30)

  1. エアロゾル供給デバイスであって、
    エアロゾル生成材料を含む消耗品を受けるように構成されるチャンバと、
    前記チャンバの少なくとも一部を備える本体と、
    マウスピースであって、前記エアロゾル生成材料から生成されるエアロゾルが前記マウスピースを通じて前記エアロゾル供給デバイスのユーザによって引き出される、前記マウスピースと、
    前記マウスピースとは別個であり、前記本体に移動可能に結合されるバリアと、
    を備え、
    前記エアロゾル供給デバイスが閉鎖状態に配置されるときに、前記バリアが、前記チャンバの前記少なくとも一部への前記消耗品の流入及び前記チャンバの前記少なくとも一部からの前記消耗品の流出を阻止し、前記エアロゾル供給デバイスが開放状態に配置されるときに、前記バリアが、前記チャンバの前記少なくとも一部への前記消耗品の流入及び前記チャンバの前記少なくとも一部からの前記消耗品の流出を可能にする、
    エアロゾル供給デバイス。
  2. 前記エアロゾル供給デバイスが前記閉鎖状態に配置されるときに前記バリアが前記マウスピースに対して第1の位置にあるように、前記バリアが前記マウスピースに対して移動可能であり、前記エアロゾル供給デバイスが前記開放状態に配置されると、前記バリアが前記マウスピースに対して第2の異なる位置にある、請求項1に記載のエアロゾル供給デバイス。
  3. 前記マウスピースが前記バリアに取り外し可能に取り付け可能である、請求項1に記載のエアロゾル供給デバイス。
  4. 前記バリアが前記チャンバの他の部分を備える、請求項1~3のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  5. 前記バリアが前記本体に対して回転移動可能である、請求項1~4のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  6. 前記エアロゾル供給デバイスが前記マウスピースを備える頬端部を備え、前記バリアの回転軸線が前記エアロゾル供給デバイスの頬端部から離れて位置される、請求項1~5のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  7. 回転軸線が前記エアロゾル供給デバイスの縦方向と実質的に平行である、請求項5又は6に記載のエアロゾル供給デバイス。
  8. 前記バリアが前記本体に対して並進移動可能である、請求項1~7のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  9. 前記並進動作が直線動作を含む、請求項8に記載のエアロゾル供給デバイス。
  10. 前記並進動作が曲線動作を含む、請求項8又は9に記載のエアロゾル供給デバイス。
  11. 前記バリアが前記本体に対して螺旋状に移動可能である、請求項1~10のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  12. 前記エアロゾル供給デバイスが、前記本体に対する前記バリアの移動を予め定められた態様で案内するためのガイドを備える、請求項1~11のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  13. 前記ガイドが回動軸を備える、請求項12に記載のエアロゾル供給デバイス。
  14. 前記ガイドが、トラックと、該トラックに沿って移動するように構成されるランナとを備える、請求項12に記載のエアロゾル供給デバイス。
  15. 前記エアロゾル供給デバイスが、前記バリアと前記本体との相対動作をもたらすように構成される駆動機構を備える、請求項1~14のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  16. 前記エアロゾル供給デバイスが、前記バリアと前記本体との相対動作の少なくとも一部を制御するように構成される減衰機構を備える、請求項1~15のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  17. 前記バリアが可撓性部材である、請求項1~16のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  18. 前記バリアが開口を備え、前記本体の少なくとも一部が、前記閉鎖状態と前記開放状態との間の前記エアロゾル供給デバイスの移動中に前記開口を通過するように構成される、請求項1~17のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  19. 前記開口が前記バリアの端部に配置される、請求項18に記載のエアロゾル供給デバイス。
  20. 前記開口が前記バリアの側面に配置される、請求項18に記載のエアロゾル供給デバイス。
  21. 前記バリアが前記開口と連通する内部空間を備え、前記内部空間が前記本体の少なくとも一部を受けるように構成される、請求項18~20のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  22. 前記エアロゾル供給デバイスが前記閉鎖状態に配置されるときに前記バリア自体が前記開口を塞ぐように構成される、請求項18~21のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  23. 前記エアロゾル供給デバイスが前記閉鎖状態に配置されるときに前記本体が前記開口を塞ぐように構成される、請求項18~22のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  24. 前記エアロゾル供給デバイスが縦方向を含み、前記バリアと前記本体との相対動作が前記縦方向と実質的に平行である、請求項1~23のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  25. 前記エアロゾル供給デバイスが幅方向及び深さ方向を含み、前記相対動作が前記幅方向又は前記深さ方向と実質的に平行である、請求項1~23のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  26. 前記バリアが、互いに対して移動可能な第1の部品及び第2の部品を備える、請求項1~25のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  27. 前記閉鎖状態において、前記消耗品が前記チャンバの少なくとも一部に配置されるときに前記消耗品の少なくとも一部をユーザから視覚的に隠すように前記バリアが構成される、請求項1~26のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  28. 比較的小さな力に対する第1の抵抗に打ち勝ってから、比較的大きな力に対する第2の抵抗に打ち勝つことによって前記バリアと前記本体との相対動作が達成される、請求項1~27のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイス。
  29. 請求項1~28のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイスと、
    エアロゾル生成材料を含み、前記エアロゾル供給デバイスの前記チャンバの前記少なくとも一部に受けられるように構成される前記消耗品と、
    を備え、
    使用時、前記エアロゾル供給デバイスが前記エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するように構成される、
    エアロゾル供給システム。
  30. 請求項1~28のいずれか一項に記載のエアロゾル供給デバイスを配置する方法であって、
    前記バリア及び前記本体を互いに対して移動させて前記チャンバの少なくとも一部への前記消耗品の流入及び前記チャンバの少なくとも一部からの前記消耗品の流出を可能にすることによって前記エアロゾル供給デバイスを前記開放状態に配置するステップと、
    前記バリア及び前記本体を互いに対して移動させて前記消耗品の流出入を阻止することによって前記エアロゾル供給デバイスを前記閉鎖状態に配置するステップと、
    を含む方法。
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