JP2023535574A - 管腔吻合サポート拡張器 - Google Patents

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Abstract

少なくとも部分的に管腔(101)内に配置されて管壁(100)を拡張するための弾性材料又は形状記憶材料で作られたサポート主体(1)と、サポート主体(1)に接続されるコネクティングロッド(2)と、を含む管腔吻合サポート拡張器。吻合手術を行う際に、医師は器具を使用してサポート主体(1)を挟んでサポートし、サポート主体(1)を管腔(101)内に配置し、器具を解放した後、弾性材料又は形状記憶材料で作られたサポート主体(1)がリバウンドし、管腔(101)を適切にサポートすることができる。したがって、当該管腔吻合サポート拡張器は、管腔(101)を迅速に拡張し、手術操作を支援し、管壁(100)への損傷を減らし、管腔(101)の吻合の効率と成功率を向上させることができる。

Description

本出願は、出願日が2020年07月28日である中国特許出願CN2020215220787、及び出願日が2020年07月28日である中国特許出願CN2020107358677の優先権を主張する。本出願は、上述の中国特許出願の全文を引用する。
本発明は、医療外科手術における管腔吻合の補助器具の分野に関し、特に管腔吻合サポート拡張器に関する。
管腔吻合術は、臨床における基本的な手術形態であり、管腔損傷修復、管腔移植、管腔オーバーラップ、管腔縫合と修復などを含み、血管、リンパ管、輸精管、胆管、気管、気管支などの分野に使用でき、管腔機能を再構築するためによく使用される効果的な治療法である。皮弁移植、切断肢の再移植、偶発的な血管損傷、臓器移植、動静脈内瘻吻合、リンパ管吻合、輸精管吻合、胆管吻合、気管吻合など、さまざまな外科手術に広く使用されている。顕微手術器具、マイクロ縫合糸、手術用顕微鏡の絶え間ない開発により、手動の小(微)管腔吻合技術は徐々に成熟しているが、吻合可能な管腔の口径はますます細くなってきている。しかし、経験豊富な外科医であっても、完璧な管腔吻合術、特に上記の微小管腔吻合術を完成させることは容易ではない。
第一に、対向する二つの管腔の断端の吻合部が正確に位置合わせされることは必要であり、ねじれ、狭窄、外反又は内反がないように、即ち、二つの断端を合わせる時、内膜と内膜、筋層と筋層を一致させることが要求される。このような治癒の傷跡は最小限に抑えられ、開存率も向上する。したがって、二つの断端の口径をできるだけ等しくする必要があり、同直径のダイレーター又は管腔を拡張するための専用の鉗子で拡張できるが、然し、逆説的に、一部の小管腔に対し、非侵襲的技術が非常に重要視されており、ピンセットで吻合される管腔内膜と筋層をクランプすることは許されず、そうしなければ開存率が低下する。吻合部の合わせを達成するには、柔軟性又は非侵襲的な内部サポートが必要である。
第二に、血管を例にとると、血管は一種の管腔として、血管吻合術に対し、無血の視野を提供して手術操作を完了するために、血管を露出させ、血流を制御する必要があり、血管のサイズと解剖学的構造に応じて、さまざまな種類の非侵襲的血管鉗子、柔らかくて弾力性のあるコロイドテープを選択し、又はバルーンカテーテルを使用して血管内腔を通る血流を遮断する。血流を遮断した後、血管壁は弾性的に収縮して崩壊し、管腔は小さくなり、さらには閉塞し、前壁と後壁がくっついて分離しにくく、縫合の大きな障害となり、縫合時に反対側の血管壁を刺し通しやすくなる。操作は難しく、効率が悪く、時間がかかるため、血流を遮断する時間が長くなり、リスクが高くなる。一部の医師は、縫合を補助するために詰め物を自作し、いくつかの問題は解決できるが、それでも効率は低く、機能は単一であり、かつ標準化されていない。
本発明が解決しようとする技術的課題は、従来技術における管腔縫合術の問題を克服するために、管腔吻合サポート拡張器を提供する。
本発明は、以下の技術的方案によって上記の技術的問題を解決する:
少なくとも部分的に管腔内に配置されて管壁を拡張するための弾性材料又は形状記憶材料で作られたサポート主体と、前記サポート主体に接続されるコネクティングロッドと、を含むことを特徴とする、管腔吻合サポート拡張器。
本方案において、吻合手術を行う際に、医師が器具(マイクロ鉗子、持針器など)を使用してサポート主体を挟み、サポート主体を管腔内に配置し、器具を解放した後、弾性材料又は形状記憶材料で作られたサポート主体はリバウンドし、管腔を適度にサポートすることができ、医師がその後の吻合操作を行うのに便利である。吻合の一部が完了すると、コネクティングロッドを使用して未縫合の隙間からサポート主体を取り出すことができ、その後の縫合を継続する。したがって、管腔吻合サポート拡張器は、管腔を迅速に拡張し、手術治療を支援し、管壁への損傷を減らし、管腔吻合の効率と成功率を向上させることができる。
上記の弾性材料としては、ゴム(ポリイソプレン,スチレンブタジエンゴム,ブタジエンゴム,イソプレンゴム,ネオプレン,ブチルゴムなどを含むが、これらに限定されない)、シリコーンゴム(メチルシリコーンゴム,メチルビニルシリコーンゴム,メチルフェニルシリコーンゴム,メチルビニルフェニルシリコーンゴム,ニトリルシリコーンゴム,フルオロシリコーンゴムなどを含むが、これらに限定されない)、ポリウレア及びラテックスなどであってもよい。形状記憶材料としては、形状記憶合金材料及び形状記憶ポリマー材料を含んでもよい。形状記憶合金材料は、ニッケル-チタン合金,チタン-ニッケル-銅,チタン-ニッケル-鉄,チタン-ニッケル-クロム,銅-ニッケル合金,銅-アルミニウム合金,銅-亜鉛合金,銅-亜鉛-アルミニウム合金,鉄合金,鉄-ケイ素-炭素合金,鉄-ニッケル合金,鉄-マンガン合金,鉄-マンガン-炭素合金,鉄-マンガン-ケイ素合金を含むが、これらに限定されない。形状記憶ポリマー材料は、ポリビニルアルコール,ポリカプロラクトン,ポリ乳酸,ポリジオキサノン,ポリイソプレン,架橋ポリエチレン,ポリノルボルネン,スチレン-ブタジエン共重合体,ポリアミド,ポリエチレングリコールテレフタレート,ポリアクリル酸,ポリメタクリル酸,ポリアクリルアミド,ポリN-イソプロピルアクリルアミド,エポキシポリマー,ポリジメチルシロキサン,ポリアニリン,ポリウレタン,ポリ-L-リジンアミノ酸,ポリ-L-グルタミン酸,コラーゲン,アルギン酸,ヒアルロン酸,キトサン,デンプン,セルロース及び上記物質の共重合体を含むが、これらに限定されない。
好ましくは、前記コネクティングロッドに複数の前記サポート主体が設けられている。
本方案において、複数のサポート主体が複数の管腔に適用することができ、複数のサポート主体が複数の異なる外径を有してもよく、そのため、一つの管腔吻合サポート拡張器が異なる直径の管腔に適用することができる。
好ましくは、前記コネクティングロッドの両端にそれぞれ一つの前記サポート主体が設けられている。
本方案において、二つのサポート主体がそれぞれ二つの吻合される管腔に配置されてもよいため、一つの管腔吻合サポート拡張器を用いて二つの管腔の吻合を実現でき、縫合時に二つの管腔が相対的に固定され、縫合操作が容易になり、手術に必要な機器の数を低減する。
好ましくは、前記サポート主体は回転体である。
本方案において、管腔の断面の大部分が基本的に円形であるため、サポート主体が回転体であることは管腔によりよく適合することができ、吻合手術を容易にする。
好ましくは、前記サポート主体は主体部を含み、前記主体部の少なくとも一端にテーパー部が設けられ、前記テーパー部の外径は前記主体部から外側に向かって減少し、前記主体部の最大外径は前記テーパー部の最大外径より大きい。
及び/又は、前記コネクティングロッドの両端にある二つの前記サポート主体の軸線間の夾角は0~180°である。
本方案において、主体部は大きな外径を有し、管腔をサポートするために使用でき、テーパー部は円錐、円錐台などの形状にすることができ、テーパー部は管腔に容易に挿入できるため、サポート主体全体が管腔に入りやすくする。サポート主体にテーパー部を一つだけ設けてもよいし、管腔内に2方向からサポート主体を挿入できる為に、主体部の両端にそれぞれテーパー部を一つ設けてもよい。即ち、サポート主体は、中央の外径が大きく両端の外径が小さい形状であってもよいし、一端の外径が大きく一端の外径が小さい形状であってもよい。具体的には、サポート主体は、球形、半球形、楕円体形、半楕円体形、円錐形、円錐台形、水滴形、オリーブ形、瓢箪形などの相似形であってもよい。
縫合される二つの管腔の開口部の相対位置が異なる場合があるため、異なる状況での管腔吻合の要件を満たす為に、コネクティングロッドの両端にある二つのサポート主体の軸線は、共線,平行又は他の角度に設定してもよい。
好ましくは、各前記サポート主体の主体部の最大外径は、同じ又は異なる。
本方案において、同じ外径を有する管腔間の吻合に適する為に、同じコネクティングロッド上の二つのサポート主体の主体部は、同じ最大外径を有してもよい。別に、二つのサポート主体の主体部は、異なる直径を有する管腔間の吻合に適する為に、異なる最大外径を有してもよい。
好ましくは、前記管腔吻合サポート拡張器は操作ロッドをさらに含み、前記操作ロッドの端部は前記コネクティングロッドの中部に接続される。
本方案において、サポート主体の位置及び角度を調整するために、操作ロッドを使用してサポート主体を押したり引いたりすることができ、使用者は操作ロッドを使用して管腔からサポート主体を取り出すことができる。
好ましくは、前記コネクティングロッドは異なる前記サポート主体間の相対位置を調整できるように折り曲げられることができる。
本方案において、コネクティングロッドは折り曲げることができるため、サポート主体が取り出されるときに、管腔を損傷しないようにサポート主体の位置及び角度を自動的に調整することができる。さらに、コネクティングロッドは任意の角度に折り曲げることができ、異なる吻合手術に適用できる。コネクティングロッドは直ロッドであってもよく、そして、特定の吻合手術の要件のために、コネクティングロッドは湾曲管に予備成形してもよい。コネクティングロッドはサポート主体と同じ材料を使用してもよいし、さらに、コネクティングロッドはサポート主体と一体成形してもよい。コネクティングロッドとサポート主体は異なる材料で作ってもよいし、当業者は実際の状況に応じて材料を選択することもよく、さらに、コネクティングロッドはサポート主体と一体成形してもよいし、一体成形に限定されない。
好ましくは、前記サポート主体には中空腔が設けられ、前記サポート主体の一端には前記中空腔と連通する貫通孔が設けられている。又は、前記サポート主体の両端には、それぞれ前記中空腔と連通する貫通孔が設けられている。
本方案において、サポート主体を容易に圧縮できるために、サポート主体は中空腔を有することができる。中空腔の成形を容易にするために、サポート主体には貫通孔が設けられている。サポート主体の両端に貫通孔が設けられている場合、中空腔が貫通しているため、吻合手術のプロセスにおいて、管腔内の流体が中空腔を通って流れ続けることができ、管腔縫合の際、管腔内の流体の流れが阻害されることによる管腔壁の崩壊が縫合に影響を与える問題を解決することができる。サポート主体の一端又は両端に一つ又は複数の貫通孔があってもよい。サポート主体がより大きな支持力を有するために、サポート主体に中空腔を設けなくてもよいことが理解できる。
好ましくは、前記コネクティングロッドには流体通路が設けられ、前記流体通路は前記サポート主体の前記中空腔と連通している。
本方案において、管腔内の流体は中空腔内を流れることができ、中空腔内の流体は流体通路を介して事前設定された位置に流され、実際の状況に応じて流体通路を設定できて吻合手術を容易にする。具体的には、中空腔の一端は前記流体通路と連通することができ、したがって、中空腔に流入する流体は流体通路から完全に排出され、又は中空腔内の流体は流体通路から完全に注入される。また、コネクティングロッドに複数のサポート主体が設けられている場合、各サポート主体の中空腔を流体通路を介して連通させることができ、縫合手術時に異なる管腔に異なるサポート主体を配置し、一方の管腔内の流体が中空腔と流体通路を介して他方の管腔に流れ込み、縫合手術時に異なる管腔間を接続できるようにする。
本発明による積極的な進歩的効果としては:当該管腔吻合サポート拡張器は管腔吻合手術に適用でき、例えば血管,リンパ管,輸精管,胆管,気管,気管支などの管腔の吻合である。医師は、器具(マイクロ鉗子,持針器など)を使用してサポート主体を挟み、サポート主体を管腔に配置し、器具を解放した後、弾性材料で作られたサポート主体がリバウンドし、管腔を適切にサポートすることができ、医師がその後の吻合操作を行うのに便利である。サポート主体には貫通している中空腔があるため、吻合手術のプロセスにおいて、管腔内の流体が中空腔を通って流れ続けることができ、管腔縫合の際、管腔内の流体の流れが阻害されることによる管腔壁の崩壊が縫合に影響を与える問題を解決することができる。縫合の一部が完了すると、コネクティングロッドを使用して未縫合の隙間からサポート主体を取り出すことができ、その後の縫合を完成する。したがって、当該管腔吻合サポート拡張器は、管腔を迅速に拡張し、管腔吻合中に拡張状態を維持し、手術操作を支援し、管壁への損傷を減らし、吻合の効率と成功率を向上させることができる。
本発明の実施例1の管腔吻合サポート拡張器の構造の模式図である。 本発明の実施例1の管腔吻合サポート拡張器の内部構造の模式図である。 本発明の実施例1の管腔吻合サポート拡張器が端々吻合術に使用される時の模式図である。 本発明の実施例1の管腔吻合サポート拡張器が端側吻合術に使用される時の模式図である。 本発明の実施例1の管腔吻合サポート拡張器が側々吻合術に使用される時の模式図である。 本発明の実施例2の管腔吻合サポート拡張器の構造の模式図である。 本発明の実施例2の管腔吻合サポート拡張器が端々吻合術に使用される時の模式図である。 図6の管腔吻合サポート拡張器の一つの変形構造の模式図である。 図8の管腔吻合サポート拡張器の一つの変形構造の模式図である。 図6の管腔吻合サポート拡張器の別の変形構造の模式図である。 図10の管腔吻合サポート拡張器が端々吻合術に使用される時の模式図である。 本発明の実施例3の管腔吻合サポート拡張器が端側吻合術に使用される時の模式図である。 図12の管腔吻合サポート拡張器の一つの変形構造が端側吻合術に使用される時の模式図である。 図13の管腔吻合サポート拡張器の別の変形構造が端側吻合術に使用される時の模式図である。 図14の管腔吻合サポート拡張器の一つの変形構造の模式図である。 図15の管腔吻合サポート拡張器が端側吻合術に使用される時の模式図である。 本発明の実施例4の管腔吻合サポート拡張器が側々吻合術に使用される時の模式図である。 図17の管腔吻合サポート拡張器の一つの変形構造が側々吻合術に使用される時の模式図である。 図17の管腔吻合サポート拡張器の別の変形構造が側々吻合術に使用される時の模式図である。 図19の管腔吻合サポート拡張器の一つの変形構造の模式図である。 図20の管腔吻合サポート拡張器が側々吻合術に使用される時の模式図である。
以下、実施例の形態によってさらに本発明を説明するが、これによって本発明を前記実施例の範囲内に限定するわけではない。
本発明をよりよく理解するために、本発明が適用される三つの最も一般的な管腔縫合術のタイプを以下に列挙する。
1.端側吻合術
端側吻合術は、臨床バイパス移植で広く使用され、一般に、レシピエント管腔は縦方向の直線切開または楕円形切開で作成され、ドナー管腔の端面は斜面にトリミングされ、長さがレシピエント管腔の直径より大きい。
2.端々吻合術
二つの縫合管腔101の端面は、可能な限り同じであるべきであるか、又は斜面にトリミングされることにより吻合口の面積を拡大可能である。又は、内部サポートの方法を使用して類似の縫合端面を得る。
3.側々吻合術
側々吻合では、通常に、吻合される二つの管腔を近づけ、特製の管腔鉗子を使用して吻合部位の側壁を挟み、対応する縦方向の切開を行う。
〔実施例1〕
図1~図5に示すように、本発明の実施例1の管腔吻合サポート拡張器であり、その管腔吻合サポート拡張器は、サポート主体1とコネクティングロッド2を含み、サポート主体1は弾性材料又は形状記憶材料で作られ、変形しても元の形状に自己膨張でき、即ち、良好な半径方向の支持を提供することができ、柔軟な外表面があって管腔の内表面を損傷せず、特製の器具のクランプの下で比較的容易にリバウンドすることができる。サポート主体1は、管壁100を拡張するために、管腔101内に少なくとも部分的に配置されるために使用され、サポート主体1には貫通する中空腔11が設けられている。コネクティングロッド2はサポート主体1に接続されている。
上記の弾性材料としては、ゴム(ポリイソプレン,スチレンブタジエンゴム,ブタジエンゴム,イソプレンゴム,ネオプレン,ブチルゴムなどを含むが、これらに限定されない)、シリコーンゴム(メチルシリコーンゴム,メチルビニルシリコーンゴム,メチルフェニルシリコーンゴム,メチルビニルフェニルシリコーンゴム,ニトリルシリコーンゴム,フルオロシリコーンゴムなどを含むが、これらに限定されない)、ポリウレア及びラテックスなどであってもよい。形状記憶材料としては、形状記憶合金材料及び形状記憶ポリマー材料を含んでもよい。形状記憶合金材料は、ニッケル-チタン合金,チタン-ニッケル-銅,チタン-ニッケル-鉄,チタン-ニッケル-クロム,銅-ニッケル合金,銅-アルミニウム合金,銅-亜鉛合金,銅-亜鉛-アルミニウム合金,鉄合金,鉄-ケイ素-炭素合金,鉄-ニッケル合金,鉄-マンガン合金,鉄-マンガン-炭素合金,鉄-マンガン-ケイ素合金を含むが、これらに限定されない。形状記憶ポリマー材料は、ポリビニルアルコール,ポリカプロラクトン,ポリ乳酸,ポリジオキサノン,ポリイソプレン,架橋ポリエチレン,ポリノルボルネン,スチレン-ブタジエン共重合体,ポリアミド,ポリエチレングリコールテレフタレート,ポリアクリル酸,ポリメタクリル酸,ポリアクリルアミド,ポリN-イソプロピルアクリルアミド,エポキシポリマー,ポリジメチルシロキサン,ポリアニリン,ポリウレタン,ポリ-L-リジンアミノ酸,ポリ-L-グルタミン酸,コラーゲン,アルギン酸,ヒアルロン酸,キトサン,デンプン,セルロース及び上記物質の共重合体を含むが、これらに限定されない。
吻合手術を行う際、医師は、器具(マイクロ鉗子,持針器など)を使用してサポート主体1を挟み、サポート主体1を管腔101内に配置することができ、器具を解放した後、弾性材料又は形状記憶材料で作られたサポート主体1がリバウンドでき、十分な半径方向支持力を提供して管壁100をサポートし、医師がその後の吻合操作を行うのに便利である。縫合の一部が完了した後、コネクティングロッド2を使用して未縫合の隙間からサポート主体1を取り出し、その後の縫合を続けることができる。したがって、当該管腔101吻合サポート拡張器は、管腔101を迅速に拡張し、手術操作を支援し、管壁100への損傷を減らし、管腔吻合の効率と成功率を向上させることができる。
図1と図2に示すように、サポート主体1は中空腔11を有してもよく、サポート主体1の一端又は両端には一つ又は複数の中空腔11と連通する貫通孔14が設けられてもよい。本実施例において、サポート主体1の両端には、中空腔11と連通する貫通孔14が設けられている。したがって、吻合手術のプロセスにおいて、管腔101内の流体は、中空腔11を通って流れ続けることができ、管腔101の縫合プロセスに管腔101内の流体の流れが遮断されることによる管腔101壁の崩壊が縫合に影響を与える問題を解決することができる。
いくつかの他の実施形態において、サポート主体1は中空腔を備えなくてもよく、即ち、サポート主体1は中実であるため、サポート主体1は大きな支持力を有する。
管腔の断面はほぼ円形であるため、サポート主体1は好ましくは回転体であり、そのため、サポート主体1が管腔101によりよく適合して吻合手術を容易にすることができる。
サポート主体1は主体部13を含み、主体部13の少なくとも一端部にはテーパー部12が設けられ、テーパー部12の外径は主体部13から外側に向かって減少し、主体部13の最大外径はテーパー部12の最大外径より大きい。主体部13は大きな外径を有し、管腔101をサポートするために使用でき、テーパー部12は円錐,円錐台などの形状にしてもよく、テーパー部12は管腔に容易に挿入できるため、サポート主体1全体が管腔101に入りやすくする。サポート主体1にテーパー部12を一つだけ設けてもよいし、主体部13の両端にそれぞれテーパー部12を一つ設けて管腔内に2方向からサポート主体1を挿入できるようにしてもよい。即ち、サポート主体1は、中央の外径が大きく両端の外径が小さい形状であってもよいし、又は一端の外径が大きく一端の外径が小さい形状であってもよい。具体的には、サポート主体1は、球形,半球形,楕円体形,半楕円体形,円錐形,円錐台形,水滴形,オリーブ形,瓢箪形などの相似形であってもよい。
具体的には、本実施形態において、サポート主体1は水滴形であり、サポート主体1の尖った方の端部がテーパー部12を形成し、テーパー部12を利用することでサポート主体1を管腔101に比較的容易に挿入することができる。
図3に示すように、二つの本実施例の管腔吻合サポート拡張器を使用して端々吻合術を行うことができ、二つの管腔吻合サポート拡張器を用いて、一つの管腔101の端部開口から管腔101内にそれぞれ一つのサポート主体1を挿入して管壁100をサポートし、二つのサポート主体1は最大外径が同じである。コネクティングロッド2は、管腔101の外側に位置し、サポート主体1の位置を調整したり、サポート主体1を取り出したりするために使用される。二つの管腔101の端部は、縫合のために互いに反対側に配置され、縫合の約2/3が完了したら、サポート主体1を器具で挟み、管腔101から取り出し、手術が完了するまで残りの部分を縫合し続ける。
図4に示すように、二つの本実施例の管腔吻合サポート拡張器を使用して端側吻合術を行うこともよく、二つの管腔吻合サポート拡張器を用いて、一つの管腔吻合サポート拡張器のサポート主体1を一つの管腔101の端部開口部に挿入して管壁100をサポートし(当該管腔吻合サポート拡張器は図示せず)、もう一つの管腔吻合サポート拡張器のサポート主体1をもう一つの管腔101の側面開口部に挿入して管壁100をサポートし、最後に、一つの管腔101の端部開口部をもう一つの管腔101の側面開口部と縫合する。吻合手術のプロセスにおいて、管腔101内の流体は、中空腔11を通って流れ続けることができる。具体的な縫合プロセスについては、上述の端々吻合術の縫合プロセスを参照することができ、ここでは繰り返さない。
また、図5に示すように、二つの本実施例の管腔吻合サポート拡張器を使用して側々吻合術を行うこともよく、詳細については、図5を参照することができる。二つの管腔吻合サポート拡張器を用いて、一つの管腔101の側部開口から管腔101内に一つのサポート主体1をそれぞれ挿入し、二つの管腔101の側々吻合を行う。具体的な縫合プロセスについては、上述の端々吻合術と端側吻合術の縫合プロセスを参照することができ、ここでは繰り返さない。
コネクティングロッド2には複数のサポート主体1が設けられてもよいため、一つの管腔吻合サポート拡張器を用いて二つの管腔101間の吻合を行うことができ、また、複数のサポート主体1の主体部13は複数の異なる外径を有してもよいため、一つの管腔吻合サポート拡張器を異なる直径の管腔101に適用することができる。本実施例において、コネクティングロッド2の両端にそれぞれ一つのサポート主体1が設けられ、二つのサポート主体1がそれぞれ二つの吻合される管腔101に配置されてもよいため、一つの管腔吻合サポート拡張器を用いて二つの管腔101の吻合を実現でき、縫合時に二つの管腔101が相対的に固定され、縫合操作が容易になり、手術に必要な機器の数を低減する。
同じコネクティングロッド2上の二つのサポート主体1は同じ最大外径を有してもよいため、同じ直径の管腔101間の吻合に適する。さらに、二つのサポート主体1の主体部13は異なる最大外径を有してもよいため、異なる直径の管腔101間の吻合に適する。いくつかの実施例において、異なる管腔吻合手術の要件を満たす為に、コネクティングロッド2の中部に一つ又は複数のサポート主体1を設けてもよい。
縫合される二つの管腔の開口部は異なる相対位置を有する場合があるため、コネクティングロッド2の両端にある二つのサポート主体1の軸線間の夾角は0~180°であってもよく、異なる管腔吻合手術の要件を満たす為に、二つのサポート主体1の軸線は共線、平行、又は他の角度に設定してもよい。
コネクティングロッド2はコネクティングロッド2上の異なるサポート主体1間の相対位置を調整できるように折り曲げられることができ、サポート主体1を取り出すときに管腔101を損傷することを回避し、異なる吻合手術に適用できる為に、コネクティングロッド2は任意の角度に折り曲げられることができる。特定の吻合手術の要件のために、コネクティングロッド2は湾曲管に予備成形してもよく、例えば、本実施例において、コネクティングロッド2とサポート主体1の軸線間の夾角は45°である。好ましくは、コネクティングロッド2は、弾性材料又は形状記憶材料で作られてもよく、更には、コネクティングロッド2はサポート主体1と一体成形する構造であってもよく、コネクティングロッド2はサポート主体1と同じ材料を使用して作られ、ストリップ又はコラムの形状であり、要件に応じてさまざまな長さを設定できる。コネクティングロッド2は、管腔101の形状を実現する為に、順応して変形することができることと同時に、サポート主体1の位置と角度を制御するのに便利である為に一定の角度を維持してもよい。
本実施例の管腔吻合サポート拡張器は、単純で実用的な設計によって、管腔縫合に存在する困難な問題を解決し、手術プロセスにおいて、支持と拡張を便利に行うことができ、同じ口径の吻合端面をより正確に提供することができ、手術は簡単であり、回収は便利である。配置と取り外しは、簡単で特製のマイクロ鉗子、持針器又は類似の器具で行うことができ、縫合効率と成功率を大幅に改善し、予後不良のリスクを軽減する。さらに、本発明は、一体成形の工程を採用し、コストが比較的低く、コストが限られている県レベルの病院の一般的な使用に非常に有利である。
〔実施例2〕
図6~図11は本発明の実施例2の管腔吻合サポート拡張器であり、本実施例は基本的に実施例1と同じであるが、異なることは以下の通りである。コネクティングロッド2の両端はそれぞれ一つのサポート主体1が設けられ、二つのサポート主体1の軸線は同一線上にある。したがって、本実施例の管腔吻合サポート拡張器は、端々吻合術に適することができる(図7及び図11に示すように)。手術中は、器具(マイクロ鉗子,持針器など)を用いてサポート主体1を挟み、先端が尖った方を前進の方向とし、二つの縫合される管腔101の端口内にそれぞれ入れ、端面の大きさと形状をほぼ同じにし、コネクティングロッド2を管腔101の外部に残す。縫合の約2/3が完了したら、管腔101の外部にあるコネクティングロッド2を引っ張って器具と協力してサポート主体1の外面を挟み、二つの管腔101内のサポート主体1をそれぞれ取り出す。その後、手術が完了するまで残りの部分を縫合し続ける。
コネクティングロッド2にも流体通路21を設けてもよく、流体通路21の両端はサポート主体1の中空腔11と連通している。管腔101内の流体は、中空腔11内を流れることができ、中空腔11内の流体は、流体通路21を通して別の管腔内に流されることができる。
具体的には、本実施例において、中空腔11の一端は流体通路21と連通し、中空腔11の端部は流体通路21と直接連通するため、中空腔11に流入した流体は流体通路21から完全に排出され、又は、中空腔11内の流体の全てが流体通路21から注入される。
例えば図7において、流体通路21の両端はそれぞれ一つのサポート主体1の中空腔11の端部に連通しているため、二つのサポート主体1の中空腔11が流体通路21を介して連通している。異なる管腔101内に異なるサポート主体1が配置され、一方の管腔101内の流体が中空腔11及び流体通路21を通って他方の管腔101に流入することができ、したがって、縫合手術を行う際に、異なる管腔101間が連通することができ、管腔101内の流体の流れが手術中に中断されることはない。
一つの管腔吻合サポート拡張器上の複数のサポート主体1は、同じサイズであってもよく(図6,図7,図9~図11に示すように)、異なるサイズであってもよい(図8に示すように)。管腔吻合サポート拡張器が大小二つのサポート主体1を備える場合、管腔吻合サポート拡張器は、様々な直径の管腔101に対応可能であり、管腔吻合サポート拡張器の適用範囲を広げることができ、直径の異なる管腔101に対しては、異なるサイズのサポート主体1が用いられる。
したがって、内部物質の流れを中断することなく吻合手術を行うことができる。代替の実施例において、中空腔11の一端が閉じていてもよく、両端が閉じていてもよく、又は内部が中実構造であってもよく、中実構造のサポート主体はより大きな支持力を有している。あるいは、コネクティングロッド2が流体通路21を設けずに、又は中実構造であり、中実構造のコネクティングロッドの方が押し引き力が大きいため、管腔101内の流体が管腔吻合サポート拡張器に入るのを防止し、この状況は手術中に管腔101内の物質の流れを中断する必要がある状況に適している。
管腔吻合サポート拡張器は、操作ロッド3をさらに含み、具体的には、図9に示すように、操作ロッド3の端部がコネクティングロッド2の中部に接続されている。操作ロッド3を使用してサポート主体1を押したり引いたりしてサポート主体1の位置及び角度を調整することができ、使用者は操作ロッド3を使用して管腔101からサポート主体1を取り出すことができる。
〔実施例3〕
図12~図16は本発明の実施例3の管腔吻合サポート拡張器であり、本実施例は基本的に実施例1と同じであるが、異なることは以下の通りである。コネクティングロッド2の両端にはそれぞれ一つのサポート主体1が設けられ、二つのサポート主体1の軸線は互いに直交している。したがって、本実施例の管腔吻合サポート拡張器を端側吻合術に適用する場合、詳細は図12を参照することができ、コネクティングロッド2は湾曲管であり、コネクティングロッド2上の二つのサポート主体1の軸線の延在方向は互いに略直交している。吻合される二つの管腔101のうち、一方の管腔101の側面に開口部が設けられており、管腔吻合サポート拡張器のサポート主体1は当該側面開口部から管腔101内に挿入され、他方のサポート主体1は他方の管腔101の端部開口部に挿入され、挿入プロセスでは、器具(マイクロ鉗子、持針器など)を使用してサポート主体1の体積を減少させる為にサポート主体1を挟むことができ、同時に、サポート主体1のテーパー部12を前進の端部として用いることにより、サポート主体1が管腔101に進入するのに便利である。縫合が部分的に完了した後、未縫合の隙間からサポート主体1を取り出すことができ、その後、すべての縫合を完成させる。
上記の湾曲ロッドは、直接加工で成形することによって得られる湾曲ロッドであってもよく、また、実施例2におけるコネクティングロッド2は折り曲げ可能な材料であり、実施例2における直ロッドを折り曲げることによって本実施例の湾曲ロッドを得ることができる。
図14に示すように、側面開口を有する管腔101では、サポート主体1が中空腔11を有するため、当該管腔101内の流体が正常に流れることができる。また、コネクティングロッド2にも流体通路21が設けられ、流体通路21は二つのサポート主体1の中空腔11を連通させることができ、二つの管腔101間の流体を互いに連通させることができる。代替の実施例において、流体通路21を設けなくてもよく(図12及び図13)、又は流体通路21及び中空腔11の流れ案内方向を変更することにより、異なる手術の要件を満たす。
同じ管腔吻合サポート拡張器上のサポート主体1は、同じ外径であってもよく(図12及び図13)、又は異なる管腔101に適合する為に、異なる形状及びサイズを有してもよく(図14~図16)、当業者は実際の状況に従って調整を行うことができる。
図13,15及び16を参照すると、使用者が押したり引いたりしてサポート主体1の位置及び角度を調整するのに便利な為に、管腔吻合サポート拡張器は操作ロッド3をさらに含み、操作ロッド3の端部はコネクティングロッド2の中部に接続されてもよい。
〔実施例4〕
図17~図21は本発明の実施例4の管腔吻合サポート拡張器であり、本実施例は基本的に実施例1と同じであるが、異なることは以下の通りである。コネクティングロッド2の両端にはそれぞれ一つのサポート主体1が設けられ、二つのサポート主体1の軸線は互いに平行である。したがって、本実施例の管腔吻合サポート拡張器は、側々吻合術に適用することができ、コネクティングロッド2はV字型であり、コネクティングロッド2上の二つのサポート主体1は並んで配置されている。このとき、吻合される二つの管腔101の側面に開口部を設け、二つのサポート主体1が側面の開口部から二つの管腔101にそれぞれ挿入され、挿入プロセスでは、器具(マイクロ鉗子、持針器など)を使用してサポート主体1を挟むことができてその体積を減少させ、同時に、サポート主体1のテーパー部12を前進の端部として用いることにより、サポート主体1が管腔101に進入するのに便利である。縫合が部分的に完了した後、未縫合の隙間からサポート主体1を取り出すことができ、その後、すべての縫合を完成させる。サポート主体1の中空腔11は、管腔101内の流体が遮断されるのを防止し、コネクティングロッド2には流体通路21を設けてもよく、流体通路の両端は、二つのサポート主体1の中空腔11とそれぞれ連通し、二つの管腔101の間の流体が互いに連通できるようにする。代替の実施例において、流体通路21を設けなくてもよく、又は流体通路21及び中空腔11の流れ案内方向を変更して、異なる手術の要件を満たすことができる。
同じ管腔吻合サポート拡張器上のサポート主体1は、同じ外径であってもよく(図17及び図18)、異なる管腔101に適合する為に、サポート主体1の主体部13も異なる形状及びサイズを有してもよく(図19~図21)、当業者は実際の状況に従って調整を行うことができる。
図18,20及び21を参照すると、使用者が押したり引いたりしてサポート主体1の位置及び角度を調整するのに便利な為に、管腔吻合サポート拡張器は操作ロッド3をさらに含み、操作ロッド3の端部はコネクティングロッド2の中部に接続されてもよい。
以上、本発明の具体的な実施様態を記載したが、当業者は、これらが単なる例であり、本発明の保護範囲は添付の特許請求の範囲によって限定されることを理解すべきである。当業者は、本発明の原理及び本質から逸脱しない限り、これらの実施形態に様々な変更又は修正を行うことができることを理解すべきであるが、これらの変更又は修正は全て本発明の保護範囲に含まれるものである。

Claims (10)

  1. 少なくとも部分的に管腔内に配置されて管壁を拡張するための弾性材料又は形状記憶材料で作られたサポート主体と、前記サポート主体に接続されるコネクティングロッドと、を含むことを特徴とする、管腔吻合サポート拡張器。
  2. 前記コネクティングロッドには複数の前記サポート主体が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の管腔吻合サポート拡張器。
  3. 前記コネクティングロッドの両端にはそれぞれ一つの前記サポート主体が設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の管腔吻合サポート拡張器。
  4. 前記サポート主体は回転体であることを特徴とする、請求項2又は3に記載の管腔吻合サポート拡張器。
  5. 前記サポート主体は主体部を含み、前記主体部の少なくとも一端にはテーパー部が設けられ、前記テーパー部の外径は前記主体部から外側に向かって減少し、前記主体部の最大外径は前記テーパー部の最大外径より大きい、
    及び/又は、前記コネクティングロッドの両端にある二つの前記サポート主体の軸線間の夾角は0~180°である、ことを特徴とする、請求項4に記載の管腔吻合サポート拡張器。
  6. 各前記サポート主体の主体部の最大外径は、同じ又は異なることを特徴とする、請求項4又は5に記載の管腔吻合サポート拡張器。
  7. 前記管腔吻合サポート拡張器は操作ロッドをさらに含み、前記操作ロッドの端部は前記コネクティングロッドの中部に接続されることを特徴とする、請求項1~6の何れか一項に記載の管腔吻合サポート拡張器。
  8. 前記コネクティングロッドは、異なる前記サポート主体間の相対位置を調整できるために、折り曲げることができることを特徴とする、請求項1~7の何れか一項に記載の管腔吻合サポート拡張器。
  9. 前記サポート主体には中空腔が設けられ、前記サポート主体の一端には前記中空腔と連通する貫通孔が設けられ、又は、前記サポート主体の両端にはそれぞれ前記中空腔と連通する貫通孔が設けられていることを特徴とする、請求項1~8の何れか一項に記載の管腔吻合サポート拡張器。
  10. 前記コネクティングロッドには流体通路が設けられ、前記流体通路は前記サポート主体の前記中空腔と連通することを特徴とする、請求項9に記載の管腔吻合サポート拡張器。
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