JP2023533627A - 基板を処理するための方法および装置 - Google Patents
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Abstract
基板を処理するための方法および装置が、本明細書に提供される。方法はたとえば、プロセスチャンバの処理体積内に第1の圧力でプラズマを着火することと、プラズマを維持しつつ第1の時間枠内に第1の圧力を第2の圧力へ減少させながら、処理体積内に配置されたターゲットからスパッタ材料を堆積させることと、プラズマを維持しつつ第1の時間枠より小さい第2の時間枠内に第2の圧力を第3の圧力へ減少させながら、引き続きターゲットからスパッタ材料を堆積させることと、プラズマを維持しつつ第2の時間枠以上の第3の時間枠にわたって第3の圧力を維持しながら、引き続きターゲットからスパッタ材料を堆積させることとを含む。
Description
本開示の実施形態は、一般に、基板を処理するための方法および装置に関し、より詳細には、基板上の金属堆積のために構成された方法および装置に関する。
基板(たとえば、チップ)の製造のために構成された堆積チャンバが知られている。基板の製造中、1つまたは複数の特徴(たとえば、トレンチ、ビア、および他の同様の構造)を基板上に形成することができる。基板上に形成されるトレンチおよびビア構造がより小さくなるにつれて、金属堆積相互接続プロセスおよび/または間隙充填の解決策は克服することがますます困難になっている。そのような難題を克服するために、従来の方法および装置では、比較的短い金属堆積時間を使用して、基板上の金属堆積(たとえば、ピンチオフ前)の量を低減させる。本発明者らは、そのような比較的短い金属堆積時間が始まるとき、構造の入口にオーバーハングを生じさせる散乱のため、中性物質は所望されないことを観察した。基板上(たとえば、トレンチおよび構造の上)の十分な金属堆積被覆を確実にするために、より多くのイオンまたは高いイオン化比が必要とされ、それによってより指向性の高い堆積が容易になり、したがって構造内でより良好な底部被覆が容易になる。
基板を処理するための方法および装置が、本明細書に提供される。いくつかの実施形態では、基板を処理する方法は、プロセスチャンバの処理体積内に第1の圧力でプラズマを着火することと、プラズマを維持しつつ第1の時間枠内に第1の圧力を第2の圧力へ減少させながら、処理体積内に配置されたターゲットからスパッタ材料を堆積させることと、プラズマを維持しつつ第1の時間枠より小さい第2の時間枠内に第2の圧力を第3の圧力へ減少させながら、引き続きターゲットからスパッタ材料を堆積させることと、プラズマを維持しつつ第2の時間枠以上の第3の時間枠にわたって第3の圧力を維持しながら、引き続きターゲットからスパッタ材料を堆積させることとを含む。
少なくともいくつかの実施形態では、プロセッサによって実行されたとき、基板を処理する方法を実行させる命令が記憶された非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体が提供される。この方法は、プロセスチャンバの処理体積内に第1の圧力でプラズマを着火することと、プラズマを維持しつつ第1の時間枠内に第1の圧力を第2の圧力へ減少させながら、処理体積内に配置されたターゲットからスパッタ材料を堆積させることと、プラズマを維持しつつ第1の時間枠より小さい第2の時間枠内に第2の圧力を第3の圧力へ減少させながら、引き続きターゲットからスパッタ材料を堆積させることと、プラズマを維持しつつ第2の時間枠以上の第3の時間枠にわたって第3の圧力を維持しながら、引き続きターゲットからスパッタ材料を堆積させることとを含む。
少なくともいくつかの実施形態では、基板を処理するための処理チャンバが、ガス源からプロセスガスを受け取るように構成されたガス入口と、処理チャンバの処理体積内に配置されたターゲットへ電力を供給するように構成された電源と、処理体積からプロセスガスを除去するように構成されたポンプと、コントローラとを含み、コントローラは、プロセスチャンバの処理体積内に第1の圧力でプラズマを着火し、プラズマを維持しつつ第1の時間枠内に第1の圧力を第2の圧力へ減少させながら、処理体積内に配置されたターゲットからスパッタ材料を堆積させ、プラズマを維持しつつ第1の時間枠より小さい第2の時間枠内に第2の圧力を第3の圧力へ減少させながら、引き続きターゲットからスパッタ材料を堆積させ、プラズマを維持しつつ第2の時間枠以上の第3の時間枠にわたって第3の圧力を維持しながら、引き続きターゲットからスパッタ材料を堆積させるように構成されている。
本開示の他のさらなる実施形態は以下に説明する。
上記で簡単に要約し、以下でより詳細に論じる本開示の実施形態は、添付の図面に示す本開示の例示的な実施形態を参照することによって理解されよう。しかし、本開示は他の等しく有効な実施形態も許容しうるため、添付の図面は本開示の典型的な実施形態のみを示しており、したがって範囲を限定すると見なされるべきではない。
理解を容易にするために、可能な場合、これらの図に共通の同一の要素を指すために、同一の参照番号を使用した。これらの図は、原寸に比例して描かれておらず、見やすいように簡略化されていることがある。さらなる記載がなくても、一実施形態の要素および特徴を他の実施形態にも有益に組み込むことができる。
基板を処理するための方法および装置の実施形態が、本明細書に提供される。たとえば、本明細書に記載する基板を処理する方法(たとえば、金属堆積)は、1つまたは複数のポンプを使用して、処理チャンバ内の圧力を低い定常状態圧力まで迅速に低減させることを含む。その際、中性物質および散乱が著しく低減されて、イオン化比が増大され、したがって基板上(たとえば、トレンチおよびビア内)に改善された金属堆積被覆が得られる。
図1は、本開示の少なくともいくつかの実施形態による処理チャンバ100の概略断面図である。処理チャンバ100は、物理的気相堆積チャンバ(PVD)、化学気相堆積チャンバ(CVD)、原子層堆積チャンバ(ALD)、または他のタイプの堆積チャンバなど、1つまたは複数の堆積チャンバとすることができる。たとえば、示されている実施形態では、処理チャンバ100はPVD処理チャンバである。好適なPVDチャンバの例には、ALPS(登録商標)Plus、SIP ENCORE(登録商標)、ENCORE3(登録商標)、ACCESS(登録商標)2、およびACCESS(登録商標)3のPVD処理チャンバが含まれ、これらはすべて、カリフォルニア州サンタクララのApplied Materials,Inc.から市販されている。Applied Materials,Inc.または他の製造者からの他の処理チャンバも、本明細書に開示する本発明の方法および装置から利益を得ることができる。
処理チャンバ100(たとえば、プラズマチャンバ)は、基板104を受け取るための基板支持ペデスタル102、およびターゲット106などのスパッタリング源を含む。基板支持ペデスタル102は、チャンバ壁108(たとえば、接地されたアルミニウムのチャンバ壁)内に位置することができ、チャンバ壁108は、チャンバ壁(図示)または接地シールドとすることができる。図1で、ターゲット106より上の処理チャンバ100の少なくともいくつかの部分を覆う接地シールド140が示されている。いくつかの実施形態では、接地シールド140は、ペデスタル102も同様に密閉するように、ターゲットより下まで延ばすこともできる。
処理チャンバは、RFおよびDCエネルギーをターゲット106に結合するためのフィード構造110を含む。フィード構造は、たとえば本明細書に記載するように、RFエネルギー、および任意選択でDCエネルギーを、ターゲットにまたはターゲットを含むアセンブリに結合するための装置である。フィード構造110は、第1の端部114および第1の端部114とは反対に位置する第2の端部116を有する本体112を含む。いくつかの実施形態では、本体112は、本体112を通って第1の端部114から第2の端部116まで配置された中心開口115をさらに含む。
フィード構造110の第1の端部114は、RF電源118、および任意選択でDC電源120に結合することができ、これらをそれぞれ利用して、RFおよびDCエネルギーをターゲット106に提供することができる。たとえば、DC電源120を利用して、負の電圧またはバイアスをターゲット106に印加することができる。いくつかの実施形態では、RF電源118によって供給されるRFエネルギーの周波数は、約2MHz~約60MHzの範囲内とすることができ、またはたとえば、2MHz、13.56MHz、27.12MHz、もしくは60MHzなどの非限定的な周波数を使用することができる。いくつかの実施形態では、複数の上記周波数のRFエネルギーを提供するために、複数(すなわち、2つ以上)のRF電源を提供することができる。フィード構造110は、RF電源118およびDC電源120からRFおよびDCエネルギーを伝えるのに好適な導電性材料から製造することができる。任意選択で、別法としてDC電源120は、フィード構造110を通過することなく、ターゲットに結合することができる(図1に想像線で示す)。
フィード構造110は、フィード構造110の周囲におけるそれぞれのRFおよびDCエネルギーの実質的に均一の分布を容易にする好適な長さを有することができる。たとえば、いくつかの実施形態では、フィード構造110は、約0.75~約12インチまたは約3.26インチの長さを有することができる。いくつかの実施形態では、本体112が中心開口を有していない場合、フィード構造110は、約0.5~約12インチの長さを有することができる。
本体112の第2の端部116は、ソース分配板122に結合される。ソース分配板は、ソース分配板122を通って配置された孔124を含み、孔124は、本体112の中心開口115と位置合わせされている。ソース分配板122は、フィード構造110からRFおよびDCエネルギーを伝えるのに好適な導電性材料から製造することができる。
ソース分配板122は、導電性部材125を介してターゲット106に結合することができる。導電性部材125は、管状の部材とすることができ、ソース分配板122の周縁部付近でソース分配板122のターゲットに面した表面128に結合された第1の端部126を有する。導電性部材125は、ターゲット106の周縁部付近でターゲット106のソース分配板に面した表面132(またはターゲット106のバッキング板146)に結合された第2の端部130をさらに含む。
導電性部材125の内向きの壁、ソース分配板122のターゲットに面した表面128、およびターゲット106のソース分配板に面した表面132によって、空洞134を画定することができる。空洞134は、ソース分配板122の孔124を介して、本体112の中心開口115に流体結合される。図1に示し、さらに後述するように、空洞134および本体112の中心開口115を利用して、回転式マグネトロンアセンブリ136の1つまたは複数の部分を少なくとも部分的に収容することができる。いくつかの実施形態では、この空洞は、水(H2O)などの冷却流体で少なくとも部分的に充填することができる。
接地シールド140は、プロセスチャンバ100の蓋の外面を覆うように設けることができる。接地シールド140は、たとえばチャンバ本体の接地接続を介して、接地に結合することができる。接地シールド140は、フィード構造110が接地シールド140を通過してソース分配板122に結合されることを可能にするための中心開口を有する。接地シールド140は、任意の好適な導電性材料、たとえばアルミニウム、銅などを含むことができる。接地シールド140とソース分配板122、導電性部材125、およびターゲット106(および/またはバッキング板146)の外面との間には、RFおよびDCエネルギーが接地へ直接経路指定されることを防止するために、絶縁間隙139が設けられる。絶縁間隙は、空気または何らかの他の好適な誘電体材料、たとえばセラミック、プラスチックなどで充填することができる。
いくつかの実施形態では、本体112およびフィード構造110の下部の周りに、接地カラー141を配置することができる。接地カラー141は、接地シールド140に結合されており、接地シールド140の一体部分とすることができ、またはフィード構造110の接地を提供するように接地シールドに結合された別個の部分とすることができる。接地カラー141は、好適な導電性材料、たとえばアルミニウムまたは銅から作ることができる。いくつかの実施形態では、接地カラー141の内径とフィード構造110の本体112の外径との間に配置された間隙を最小に維持し、電気的絶縁を提供するのにちょうど足りるだけの大きさにすることができる。この間隙は、プラスチックもしくはセラミックのような絶縁材料で充填することができ、または空隙とすることができる。接地カラー141は、RFフィードと本体112との間のクロストークを防止し、それによってプラズマおよび処理の均一性を改善する。
RFおよびDCエネルギーが接地へ直接経路指定されることを防止するために、ソース分配板122と接地シールド140との間に絶縁板138を配置することができる。絶縁板138は、フィード構造110が絶縁板138を通過してソース分配板122に結合されることを可能にするための中心開口を有する。絶縁板138は、好適な誘電体材料、たとえばセラミック、プラスチックなどを含むことができる。別法として、絶縁板138の代わりに空隙を設けることもできる。絶縁板の代わりに空隙が設けられる実施形態では、接地シールド140は、接地シールド140上に位置するあらゆる構成要素を支持するように、構造的に十分に堅固なものとすることができる。
ターゲット106は、誘電体絶縁物144を介してアダプタ142(たとえば、接地された導電性アルミニウムアダプタ)上に支持することができる。ターゲット106は、スパッタリング中に基板104上に堆積させるべき材料、たとえば金属または金属酸化物を含む。たとえば、少なくともいくつかの実施形態では、ターゲット106は、コバルト、銅、マンガン、タンタル、チタン、タングステン、またはこれらの合金のうちの少なくとも1つから作ることができる。
バッキング板146は、ターゲット106のソース分配板に面した表面132に結合することができる。バッキング板146は、導電性材料、たとえば銅亜鉛、銅クロム、またはターゲットと同じ材料を含むことができ、したがってバッキング板146を介してRFおよびDC電力をターゲット106に結合することができる。別法として、バッキング板146は非導電性を有することもでき、ターゲット106のソース分配板に面した表面132を導電性部材125の第2の端部130に結合するために、電気貫通接続などの導電性要素(図示せず)を含むことができる。バッキング板146は、たとえばターゲット106の構造的安定性を改善するために含むことができる。
少なくともいくつかの実施形態では、スパッタ材料を基板104のターゲットに面した表面へ誘導することを容易にするために、ターゲット106と基板104との間にコリメータ173(たとえば、想像線で示すバイアス可能コリメータ)を設けることができる。コリメータ173は、1つまたは複数の開口を有するシュラウド、ディスク、複数のバッフルなどの物理構造であり、スパッタ材料は、1つまたは複数の開口を通過して基板104に到達することができる。
基板支持ペデスタル102は、ターゲット106の主面に面した材料受取り面を有し、ターゲット106の主面とは反対の平面位置で、スパッタ被覆するべき基板104を支持する。基板支持ペデスタル102は、処理チャンバ100の処理体積148内で基板104を支持することができる。処理体積148は、処理中に基板支持ペデスタル102より上(たとえば、処理位置でターゲット106と基板支持ペデスタル102との間)に位置する領域として画定される。
いくつかの実施形態では、基板支持ペデスタル102は、底部チャンバ壁152に接続されたベローズ150を介して垂直に可動とすることができ、それにより処理チャンバ100の下部のロードロックバルブ(図示せず)を介して基板104を基板支持ペデスタル102上へ移送し、その後、堆積または処理位置へ上昇させることが可能になる。ガス源154から質量流量コントローラ156を通って処理チャンバ100の下部へ、ガス入口153を介して1つまたは複数のプロセスガスを供給することができる。たとえば、少なくともいくつかの実施形態では、プロセスガスは、アルゴン(Ar)、ヘリウム(He)、クリプトン(Kr)、ネオン(Ne)、ラドン(Rn)、キセノン(Xe)などの1つもしくは複数の希ガスとすることができ、または1つもしくは複数の他の非反応性ガスとすることができる。たとえば、少なくともいくつかの実施形態では、プロセスガスをArとすることができる。
処理チャンバ100の内部からプロセスガスを排気して、処理チャンバ100内で所望の圧力を維持することを容易にするために、排気口158を設けて、バルブ160を介して1つまたは複数の好適なポンプ171に結合することができる。たとえば、少なくともいくつかの実施形態では、ポンプ171は、スパッタポンプなどの低温ポンプとすることができる。ポンプ171は、貫通孔(図示せず)を含むヒートシンク板を有することができる。ポンプ171は、処理シーケンス全体にわたって最適の圧力を維持するようにサイズ設定される。少なくともいくつかの実施形態では、ポンプ171は、ガス流事象中に動作チャンバ圧力および過渡チャンバ圧力を低減させるために、比較的高いポンピング容量を有する低温ポンプを含むことができる。
基板104に負のDCバイアスを誘起するために、基板支持ペデスタル102にRFバイアス電源162を結合することができる。加えて、いくつかの実施形態では、処理中に基板104に負のDC自己バイアスを形成することができる。たとえば、RFバイアス電源162によって供給されるRF電力の周波数は、約2MHz~約60MHzの範囲とすることができ、たとえば2MHz、13.56MHz、または60MHzなどの非限定的な周波数を使用することができる。他の応用例では、基板支持ペデスタル102を接地することができ、または電気的に浮遊させておくことができる。たとえば、RFバイアス電力が所望されない応用例の場合、基板104にかかる電圧を調整するために、基板支持ペデスタルに容量チューナ164を結合することができる。
ターゲット106の後面(たとえば、ソース分配板に面した表面132)付近に、回転式マグネトロンアセンブリ136を位置付けることができる。回転式マグネトロンアセンブリ136は、ベースプレート168によって支持された複数の磁石166を含む。ベースプレート168は、処理チャンバ100および基板104の中心軸と一致する回転シャフト170に接続される。回転式マグネトロンアセンブリ136の回転を駆動するために、回転シャフト170の上端にモータ172を結合することができる。磁石166は、処理チャンバ100内でターゲット106の表面に略平行に近接して磁場を生じさせて、電子を閉じ込め、局所的なプラズマ密度を増大させ、それによりスパッタリング速度を増大させる。磁石166は、処理チャンバ100の頂部の周りに電磁場を生じさせ、磁石166が回転すると電磁場も回転し、プロセスのプラズマ密度に影響を与えて、ターゲット106をより均一にスパッタリングさせる。たとえば、回転シャフト170は、1分当たり約0~約150回回転することができる。
いくつかの実施形態では、処理チャンバ100は、アダプタ142の棚部176に接続された接地底部シールド174をさらに含むことができる。底部シールド174上にダークスペースシールド178を支持することができ、ねじまたは他の好適な方法によって底部シールド174に締結することができる。底部シールド174とダークスペースシールド178との間の金属ねじ接続により、底部シールド174およびダークスペースシールド178をアダプタ142に接地させることが可能になる。アダプタ142は、チャンバ壁108に封止および接地される。底部シールド174およびダークスペースシールド178はどちらも、典型的に、硬質の非磁性ステンレス鋼から形成される。
底部シールド174は、下方へ延びており、略一定の直径を有する略管状の部分180を含むことができる。底部シールド174は、アダプタ142の壁およびチャンバ壁108に沿って基板支持ペデスタル102の頂面の下まで下方へ延びて上方へ戻り、基板支持ペデスタル102の頂面に到達する(たとえば、底部にU字形の部分184を形成する)。基板支持ペデスタル102が下部ローディング位置にあるときは、カバーリング186が底部シールド174の上方へ延びる内側部分188の頂部に位置するが、基板支持ペデスタル102が上部堆積位置にあるときは、基板支持ペデスタル102をスパッタ堆積から保護するために、カバーリング186は基板支持ペデスタル102の外周に位置する。追加の堆積リング(図示せず)を使用して、基板104の周辺部を堆積から保護することもできる。
いくつかの実施形態では、基板支持ペデスタル102とターゲット106との間に磁場を選択的に提供するために、処理チャンバ100の周りに磁石190を配置することができる。たとえば、図1に示すように、処理位置にあるとき、基板支持ペデスタル102の真上の領域内でチャンバ壁108の外側の周りに磁石190を配置することができる。いくつかの実施形態では、追加または別法として、アダプタ142付近などの他の場所に磁石190を配置することもできる。磁石190は、電磁石とすることができ、電磁石によって生成される磁場の大きさを制御するために電源(図示せず)に結合することができる。
処理チャンバ100の制御を容易にするために、処理チャンバ100は、コントローラ121を含む。コントローラ121は、中央処理装置(CPU)123を含み、プラグラム可能な論理制御装置(PLC)など、様々なチャンバおよびサブプロセッサを制御するために工業環境で使用することができる任意の形態の汎用コンピュータプロセッサのうちの1つとすることができる。CPU123にはメモリ127が結合されており、メモリ127は、非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体とすることができ、ランダムアクセスメモリ(RAM)読取り専用メモリ(ROM)、フロッピーディスクドライブ、ハードディスク、または局所もしくは遠隔の任意の他の形態のデジタルストレージなど、容易に利用可能なメモリのうちの1つまたは複数とすることができる。プロセッサを従来通り支持するために、電力供給、クロック、キャッシュなどのうちの1つまたは複数を含む支持回路129(たとえば、入出力回路)が、CPU123に結合される。荷電種の生成、加熱、および他のプロセスは、概してメモリ127内に、典型的にソフトウェアルーチン(たとえば、処理方策)として記憶される。ソフトウェアルーチンはまた、CPU123によって制御されている処理チャンバ100から遠隔に位置する第2のCPU(図示せず)によって記憶および/または実行することもできる。
メモリ127は、CPU123によって実行されたとき、処理チャンバ100の動作を容易にする命令を含む。メモリ127内の命令は、本開示の方法を実装するプログラムなどのプログラム製品の形態である。プログラムコードは、複数の異なるプログラミング言語のうちのいずれか1つに準拠することができる。一例では、本開示は、コンピュータシステムとともに使用するためにコンピュータ可読ストレージ媒体に記憶されたプログラム製品として実装することができる。プログラム製品のプログラムは、実施形態(本明細書に記載する方法を含む)の機能を定義する。例示的なコンピュータ可読ストレージ媒体には、それだけに限定されるものではないが、(i)情報が恒久的に記憶された書込み不可ストレージ媒体(たとえば、CD-ROMドライブによって可読のCD-ROMディスク、フラッシュメモリ、ROMチップ、または任意のタイプの固体不揮発性半導体メモリなど、コンピュータ内の読取り専用メモリデバイス)、および(ii)変更可能な情報が記憶された書込み可能ストレージ媒体(たとえば、ディスケットドライブもしくはハードディスクドライブ内のフロッピーディスク、または任意のタイプの固体ランダムアクセス半導体メモリ)が含まれる。そのような非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体は、本明細書に記載する方法の機能を指示するコンピュータ可読命令を保持するとき、本開示の実施形態である。
図2は、本開示の少なくともいくつかの実施形態による基板を処理する方法200の流れ図である。202で、プロセスチャンバの処理体積内に第1の圧力(たとえば、着火圧力)でプラズマが着火される。たとえば、処理チャンバ(たとえば、PVD処理チャンバなどの処理チャンバ100)の処理体積(たとえば、処理体積148)内に、プロセスガスを着火して処理体積内にプラズマを形成するように、第1の圧力を維持することができる。ポンプ171およびバルブ160を使用して、処理体積内で第1の圧力を維持することができる。上述したように、プロセスガスは、Ar、He、Kr、Ne、Rn、もしくはXeなどの1つもしくは複数の希ガスとすることができ、または1つもしくは複数の他の非反応性ガスとすることができる。たとえば、少なくともいくつかの実施形態では、プロセスガスをArとすることができる。第1の圧力は、約2ミリトル~約40ミリトルとすることができる。たとえば、少なくともいくつかの実施形態では、第1の圧力は、約0.005トル(たとえば、約5ミリトル)とすることができる。第1の圧力は、プラズマを着火するのに好適な期間にわたって維持することができる。少なくともいくつかの実施形態では、202で、第1の圧力を約1秒~約5秒にわたって維持することができる。
次に、204で、プラズマを維持しつつ第1の時間枠内に第1の圧力を第2の圧力へ減少させながら、処理体積内に配置されたターゲットからスパッタ材料が堆積される。たとえば、処理体積内に配置されたターゲット(たとえば、コバルト、銅、マンガン、タンタル、チタン、タングステン)からのスパッタ材料を堆積させるために、第1の圧力を第2の圧力(たとえば、下降圧力)へ減少させることができる。たとえば、ポンプ171およびバルブ160を使用して、第1の圧力から約2ミリトル~約0.1ミリトル(たとえば、第2の圧力)へ、圧力を増分的に減少させることができる。たとえば、少なくともいくつかの実施形態では、たとえばバルブ160を使用して第1の圧力から約0.6ミリトルへ段階ごとに圧力を増分的に減少させることができる。少なくともいくつかの実施形態では、約1~約10秒の持続時間を有する期間(たとえば、第1の時間枠)にわたって、第1の圧力を第2の圧力へ減少させることができる。
204中、ターゲット材料、プロセスガスなどに応じて、ガス源(たとえば、ガス源154)から供給されるプロセスガスを使用して、処理体積内でプラズマを維持することができる。別法として、204中、プラズマは、ガス源からのプロセスガスを使用しないで、処理体積内で維持することができる(たとえば、処理チャンバ内で自己イオン化プラズマ(SIP)を実現することができる)。たとえば、スパッタリングされた材料の十分なイオン化が処理体積内に存在するときは、ガス源をオフにすることができ、イオン化されたスパッタ材料を使用してプラズマを維持することができる。
次に206で、プラズマを維持しつつ第1の時間枠より小さい第2の時間枠内に第2の圧力を第3の圧力へ減少させながら、引き続きターゲットからスパッタ材料が堆積される。たとえば、少なくともいくつかの実施形態では、第2の圧力から約0.001ミリトル~約2ミリトル(たとえば、第3の圧力)へ圧力を減少させることができる。
206中、ガス源からのプロセスガスを使用しないで、処理体積内でプラズマを維持することができる(たとえば、処理チャンバ内でSIPを実現することができる)。少なくともいくつかの実施形態では、第2の圧力を第3の圧力へ減少させるための第2の時間枠は、約3秒~約6秒とすることができる。上述したように、そのように比較的短時間でそれを行う場合、プラズマがSIPモードに到達することができ、金属イオンが優勢になり、コリメータ173を通って案内され、したがって基板上に改善された金属堆積被覆をもたらす。
次に208で、プラズマを維持しつつ第2の時間枠以上の第3の時間枠にわたって第3の圧力を維持しながら、引き続きターゲットからスパッタ材料が堆積される。たとえば、第3の圧力は、高DCのSIP堆積に好適な安定した圧力で維持される。たとえば、第3の圧力は、0.001ミリトル~約2ミリトルで維持することができる。
上記は本開示の実施形態を対象とするが、本開示の基本的な範囲から逸脱することなく、本開示の他のさらなる実施形態を考案することができる。
Claims (20)
- 基板を処理する方法であって、
プロセスチャンバの処理体積内に第1の圧力でプラズマを着火することと、
前記プラズマを維持しつつ第1の時間枠内に前記第1の圧力を第2の圧力へ減少させながら、前記処理体積内に配置されたターゲットからスパッタ材料を堆積させることと、
前記プラズマを維持しつつ前記第1の時間枠より小さい第2の時間枠内に前記第2の圧力を第3の圧力へ減少させながら、引き続き前記ターゲットからスパッタ材料を堆積させることと、
前記プラズマを維持しつつ前記第2の時間枠以上の第3の時間枠にわたって前記第3の圧力を維持しながら、引き続き前記ターゲットからスパッタ材料を堆積させることとを含む方法。 - 前記第1の圧力を前記第2の圧力へ減少させることが、前記第1の圧力を約2ミリトル~約0.1ミリトルへ増分的に減少させることを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記第2の圧力を前記第3の圧力へ減少させることが、前記第2の圧力を約0.001ミリトル~約2ミリトルへ減少させることを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記第1の時間枠中に前記第1の圧力を前記第2の圧力へ減少させることが、約1秒~約10秒かかり、前記第2の時間枠中に前記第2の圧力を前記第3の圧力へ減少させることが、約3秒~約6秒かかる、請求項1に記載の方法。
- 前記ターゲットが、コバルト、銅、マンガン、タンタル、チタン、タングステン、またはこれらの合金のうちの少なくとも1つから作られる、請求項1に記載の方法。
- 前記プラズマが、希ガスを使用して形成される、請求項1に記載の方法。
- 前記処理チャンバがプラズマチャンバである、請求項1~6のいずれか1項に記載の方法。
- プロセッサによって実行されたとき、基板を処理する方法を実行させる命令が記憶された非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体であって、前記方法が、
プロセスチャンバの処理体積内に第1の圧力でプラズマを着火することと、
前記プラズマを維持しつつ第1の時間枠内に前記第1の圧力を第2の圧力へ減少させながら、前記処理体積内に配置されたターゲットからスパッタ材料を堆積させることと、
前記プラズマを維持しつつ前記第1の時間枠より小さい第2の時間枠内に前記第2の圧力を第3の圧力へ減少させながら、引き続き前記ターゲットからスパッタ材料を堆積させることと、
前記プラズマを維持しつつ前記第2の時間枠以上の第3の時間枠にわたって前記第3の圧力を維持しながら、引き続き前記ターゲットからスパッタ材料を堆積させることとを含む、非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体。 - 前記第1の圧力を前記第2の圧力へ減少させることが、前記第1の圧力を約2ミリトル~約0.1ミリトルへ増分的に減少させることを含む、請求項8に記載の非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体。
- 前記第2の圧力を前記第3の圧力へ減少させることが、前記第2の圧力を0.001ミリトル~約2ミリトルへ減少させることを含む、請求項8に記載の非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体。
- 前記第1の時間枠中に前記第1の圧力を前記第2の圧力へ減少させることが、約1秒~約10秒かかり、前記第2の時間枠中に前記第2の圧力を前記第3の圧力へ減少させることが、約3秒~約6秒かかる、請求項8に記載の非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体。
- 前記ターゲットが、コバルト、銅、マンガン、タンタル、チタン、タングステン、またはこれらの合金のうちの少なくとも1つから作られる、請求項8に記載の非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体。
- 前記プラズマが、希ガスを使用して形成される、請求項8に記載の非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体。
- 前記処理チャンバがプラズマチャンバである、請求項8~13のいずれか1項に記載の非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体。
- 基板を処理するための処理チャンバであって、
ガス源からプロセスガスを受け取るように構成されたガス入口と、
前記処理チャンバの処理体積内に配置されたターゲットへ電力を供給するように構成された電源と、
前記処理体積から前記プロセスガスを除去するように構成されたポンプと、
コントローラとを備え、前記コントローラが、
前記プロセスチャンバの前記処理体積内に第1の圧力でプラズマを着火し、
前記プラズマを維持しつつ第1の時間枠内に前記第1の圧力を第2の圧力へ減少させながら、前記処理体積内に配置された前記ターゲットからスパッタ材料を堆積させ、
前記プラズマを維持しつつ前記第1の時間枠より小さい第2の時間枠内に前記第2の圧力を第3の圧力へ減少させながら、引き続き前記ターゲットからスパッタ材料を堆積させ、
前記プラズマを維持しつつ前記第2の時間枠以上の第3の時間枠にわたって前記第3の圧力を維持しながら、引き続き前記ターゲットからスパッタ材料を堆積させるように構成されている、処理チャンバ。 - 前記コントローラが、前記第1の圧力を約2ミリトル~約0.1ミリトルへ増分的に減少させるように構成されている、請求項15に記載の処理チャンバ。
- 前記コントローラが、前記第2の圧力を約0.001ミリトル~約2ミリトルへ減少させるように構成されている、請求項15に記載の処理チャンバ。
- 前記コントローラが、前記第1の時間枠中に約1秒~約10秒で前記第1の圧力を前記第2の圧力へ減少させ、前記第2の時間枠中に約3秒~約6秒で前記第2の圧力を前記第3の圧力へ減少させるように構成されている、請求項15に記載の処理チャンバ。
- 前記ターゲットが、コバルト、銅、マンガン、タンタル、チタン、タングステン、またはこれらの合金のうちの少なくとも1つから作られる、請求項15に記載の処理チャンバ。
- 前記プロセスガスが希ガスである、請求項15~19のいずれか1項に記載の処理チャンバ。
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