JP2023533230A - 相乗的な除草剤の組み合わせ、組成物、及びそれらの使用 - Google Patents

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Abstract

本発明は、シクロヘキサンジオンと少なくとも1種の他の除草剤との相乗的な除草剤の組み合わせに関する。本発明はまた、相乗的な除草剤の組成物を使用して、雑草及び望ましくない植生を除去又は防除する方法に関する。本発明はまた、相乗的な除草剤の組成物を使用して、非農地、施設、森林地、果樹園、つる植物、及び果樹からの雑草及び望ましくない植生の除去又は防除の方法に関する。

Description

本発明は、シクロヘキサンジオンと少なくとも1種の別の除草剤との相乗的な除草剤の組み合わせに関する。特に、本発明は、相乗的な除草剤の組成物を使用して雑草及び望ましくない植生の除去又は防除の方法に関する。
除草剤は、世界中の農作業において重要な役割を果たし、耕作地を汚染する望まれない植物及び雑草の除去を助ける。各除草剤は、それが成長を効果的に防除することができるか、又は雑草の完全な除去を助けることができる、ある範囲の作用及び標的植物を有する。
雑草及び望まれない植物は、農業以外にも、建築構造物、施設、例えば最大限の精度をもってその道に障害物がないことを必要とする鉄道及び滑走路に代表される非農耕地において悩ましい問題である。雑草はまた、維持されたカーペット芝の広大な領域を必要とするゴルフコース、スポーツ複合施設などの場所において妨害であるとみなされる。そのような場所では、雑草は、その属又は種に関係なく問題であり、標的選択は重要ではない。これらの除去は、大量の除去及び除草を必要とし、範囲が広大であることを鑑みると、手で行われる場合には厄介である。除草剤は、一時点で全ての雑草を標的とすることができるため、そのような場合には救済のために使用することができる。
また、整備された地面を有する森林及び果樹園は、森林からの果実及び貴重な材料のより容易な収穫を可能にする。そのような場所での手作業による除草は、困難で、骨の折れる作業であり得、除草剤は、この問題に対処するための解決策であり得る。
除草剤は、ある範囲内の雑草に対して効果を有するが、ある特定の種類の他の雑草に対抗することはないため、これは、上述の場所からの雑草の完全な除去を妨げ得ることが分かる。したがって、2種以上の除草剤を混合することが強く求められている。好ましい作用プロファイルを有する除草剤の組み合わせは、組み合わされる除草剤の個々の施用と比較して施用量を減少させることを可能にし、雑草のより良好な防除をもたらす。選択された除草剤の混合物は、(a)防除される雑草の範囲の拡大又はより長い期間にわたる雑草防除の延長、(b)単回高用量の1種の除草剤ではなく、組み合わせて施用される最小用量の選択された除草剤の使用による作物安全性の改善、及び(c)選択された除草剤に対する耐性雑草種の出現の遅延(Int.J.Agri.Biol,Vol.6,No.1,2004,pages 209-212)を含む、単一の除草剤の使用に対するいくつかの利点を有する。
しかしながら、任意の特定の混合物の活性及び選択性挙動は、混合物中の各単一除草剤の挙動が他の除草剤の存在によって影響を受けることが多く、かつ混合物の活性も化学的特徴、植物種、成長段階、及び環境条件に応じてかなり変動し得るため、予測することが困難である。ほとんどの場合、この実施は、混合物中の除草剤の活性の低下をもたらす。
更に、より広範な雑草を防除するために、除草剤の組み合わせが使用される。しかしながら、除草剤の組み合わせは、常に所望の効果をもたらさない場合がある。除草剤の組み合わせは、相加効果又は拮抗効果をもたらし得る。これはまた、作物に対する植物毒性ももたらし得るため、望ましくない組み合わせとなっている。したがって、農学者は、作物に対する植物毒性を有することなく雑草を防除し、除草剤耐性雑草が発達する可能性を低減するであろう相乗効果を提供するように組み合わせることができる除草剤を、慎重に選択しなければならない。
クレトジムは、ダイズ、ワタ、アマ、ピーナッツ、ヒマワリ、サトウダイコン、ジャガイモ、アルファルファ、観賞植物、及びほとんどの野菜を含む多種多様な広葉作物(broad leaf crop)における一年草及び多年草を防除するために使用される、選択的な発芽後除草剤である。それは、イネ科雑草(grassy weed)の良好な防除を提供することができ、したがって、広葉雑草(broad leaf weed)を標的とすることができる他の除草剤との組み合わせの必要性をもたらす。
米国特許出願公開第2002/0004457(A1)号は、イネ科雑草及び広葉雑草の除去のための、プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ阻害剤除草剤の共除草剤との組み合わせを記載している。しかしながら、それは、ワタ、ダイズ、ヒマワリ、ナタネ、及びサトウダイコンの雑草に対するこれらの組み合わせの使用を強調し、実証する。したがって、それは、除草剤の組み合わせの農業用途を強調する。それは、他の作物領域、非農地、又は果樹園若しくは森林地からの雑草の除去のためのそのような組み合わせの使用について明確な記述はない。
したがって、非農耕地、果樹園、及び森林地からの雑草及び望ましくない植生の完全な除去及び防除に、時間効率の良い、かつ費用効率の高い方法で対処する差し迫った必要性が存在する。植生の種類、生理機能、及び形態にかかわらず、望ましくない植生の有効な除去をもたらすことができる有効な除草剤の組成物が必要とされている。
本願に記載される本発明は、本明細書においてさらこの要件に対処する。
発明の目的
本発明の目的は、作物領域、非農耕地、果樹園、及び森林地からの雑草及び望ましくない植生の防除及び完全な除去に、時間効率の良い、かつ費用効率の高い方法で対処することである。
本発明の目的は、植生の種類、生理機能、及び形態にかかわらず、望ましくない植生の有効な除去をもたらすことができる有効な除草剤の組み合わせを提供することである。
したがって、本発明の目的は、相乗的な除草剤の組み合わせを提供することである。
本発明の別の目的は、より広域かつより完全な範囲の雑草防除を提供する相乗的な除草剤の組み合わせを含む組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、相乗的な除草剤の組み合わせ又は組成物の施用によって、ある生育地で雑草を防除する方法を提供することである。
本発明の別の目的は、当該組成物を使用して、非農耕地、施設、森林地、及び果樹園からの望ましくない植生の除去を促進することである。
本発明の目的は、望ましくない植生の成長によって引き起こされる妨害及び生命の危険を低減又は根絶することである。
本発明の更に別の目的は、相乗的な除草剤の組み合わせの施用によって、作物の収率を増加させる方法を提供することである。
本発明の別の目的は、相乗的な除草剤の組み合わせの施用によって、植物の健康を改善する方法を提供することである。
上記の目的に従って、本発明は、シクロヘキサンジオンと少なくとも1種の他の除草剤との相乗的な組み合わせを提供する。
一態様において、本発明はまた、雑草を防除又は除去するための、シクロヘキサンジオンと少なくとも1種の他の除草剤との組み合わせを含む相乗的な組成物を提供する。
別の態様において、本発明は、シクロヘキサンジオンと少なくとも1種の他の除草剤との相乗的な組み合わせをある生育地で施用することを含む、雑草の防除の方法を提供する。
本発明の別の態様は、シクロヘキサンジオン及び少なくとも1種の他の除草剤を含む組み合わせを植物又は雑草の生育地で施用する方法を提供する。
更に別の態様において、本発明は、本発明による当組み合わせ又は組成物を所望の生育地に施用することを含む、当該組み合わせ又は組成物の使用のための方法を提供する。
別の態様において、本発明は、本発明による当該組み合わせ又は組成物を含むキットを提供する。
別途定義のない限り、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。矛盾する場合、定義を含む本文書が優先される。
本明細書で使用される場合、単数形「a」、「an」、及び「the」は、内容がそうでない旨を明確に指示しない限り、複数の指示対象を含むことに留意されたい。「好ましい」及び「好ましくは」という用語は、ある特定の状況下で、ある特定の利益をもたらし得る本発明の実施形態を指す。
本明細書で使用される場合、「含む(comprising)」、「含む(including)」、「有する(having)」、「含有する(containing)」、「関与する(involving)」などの用語は、非制限的である、すなわち、非限定的であるが含むことを意味すると理解されるべきである。
本明細書で使用される場合、除草剤という用語は、植物を死滅させるか、それを防除するか、又は別の方法でその成長を有害に改変する活性成分を意味するものとする。本明細書で使用される場合、除草有効量又は植生防除量は、「除草効果」、すなわち、有害に改変する効果を引き起こす活性成分の量であり、自然発達からの逸脱、殺傷、調節、乾燥、遅延が含まれる。
「植物」及び「植生」という用語には、発芽性種子、出芽実生、珠芽から出芽する植物、及び土着した植生が含まれるがこれらに限定されない。「雑草」という用語は、農薬耐性植物を含む、望まれない場所で成長する任意の植物を指し、かつ含む。
本明細書で使用される場合、「生育地(locus)」という用語は、雑草防除、典型的には、選択的な雑草防除が望まれる所望の作物の近傍を示すものとする。この生育地には、所望の作物植物の近傍が含まれ、雑草寄生は既に出現しているか、又はまだ出現していないかのいずれかである。「作物」という用語には、ある生育地で成長する多数の所望の作物植物、又は個々の作物植物が含まれるものとする。
本明細書で以下に記載される任意の態様又は実施形態では、含むという語句は、「からなる」又は「から本質的になる」又は「から実質的になる」という語句で置き換えられ得る。これらの態様又は実施形態では、記載される組み合わせ又は組成物は、その中に具体的に列挙されていない他の殺菌剤又は殺虫剤又は植物成長促進剤又はアジュバント又は賦形剤を除外して、その中に列挙されている特定の構成成分を含む(include)か、又は含む(comprise)か、又はそれらからなるか、又は本質的にそれらからなるか、又は実質的にそれらからなる。
本明細書で使用される場合、「望ましくない植生の防除」という用語は、望ましくない植生の正常な成長及び発達の支障を指す。防除活性の例としては、根成長の阻害、苗条成長の阻害、苗条出現の阻害、種子産生の阻害、又は雑草バイオマスの減少が挙げられるがこれらに限定されない。「望ましくない植生」という用語は、その防除又は完全な除去の必要性を強調するその存在によって妨げられ、乱され、遮られた場所で成長する任意の植物又はその一部に適用される。そのような植物は、雑草植物又は望ましくない場所で成長する作物植物であり得る。本明細書で使用される場合、「望ましくない植生」、「望ましくない種」、「望ましくない植物」、「有害植物」、「望まれない雑草」、又は「有害雑草」という用語は同義である。
本明細書で使用される場合、「有効量」という用語は、摂取、接触、又は感知された場合に、良好なレベルの防除を達成するのに十分である化合物の量を指す。
農業用途とは別に、除草剤は、望まれない雑草の成長がヒト若しくは動物の生活に対して、正常な機能を阻害するか、又はリスクをもたらす、多くの他の生活の歩み及び場所においてその道を見出す。耕作作物における雑草防除に加えて、鉄道、施設、及び森林地における防除に好適な解決策を有することが不可欠である。一例として、鉄道の除草は、乗客の安全及びインフラストラクチャの持続可能性のために必要である。化学的除草を迅速に、かつ植生及び地形が変化するにつれて走路に沿って変化する規制に従って行うことが重要である。本発明の発明者らによれば、驚くべきことに、シクロヘキサンジオン除草剤と別の除草剤との組み合わせが、迅速かつ多様な様式でこの問題に取り組むことができることが見出された。それはまた、広範囲の雑草及び問題のある植物を駆除しながら、雑草及び植物における耐性発生によって引き起こされる妨げを排除するのに役立つであろう。
驚くべきことに、シクロヘキサンジオン除草剤と第2の除草剤との組み合わせが、望ましい作物植物の生育地にある望ましくない植物の相乗的な防除をもたらすことが、本発明者らによって見出された。
一態様によれば、本発明は、雑草の防除又は除去のための、シクロヘキサンジオンと、少なくとも1種の他の除草剤と、を含む相乗的な組み合わせを提供する。
以下に記載される実施形態の各々は、以上に記載される態様のうちの1つ又は全てに適用され得る。これらの実施形態は、以上に記載される態様のうちの1つ又は全ての好ましい特徴として閲読されることが意図される。以下に記載される実施形態の各々は、以上に個々に記載される態様の各々に適用される。
一実施形態において、本発明は、好ましい組み合わせ、その組成物、及びその方法を提供する。本発明の方法には、組み合わせ若しくは組成物をある生育地で施用することによって、その生育地にある雑草を防除する方法、又は組み合わせ若しくは組成物の施用によって作物の収率を増加させる方法、又は組み合わせ若しくは組成物を植物の生育地で施用することによって植物の健康を改善する方法が含まれる。本明細書に記載の実施形態は、本発明のこれら全ての可能な組み合わせ、組成物、及び方法の好ましい実施形態を記載する。
したがって、本発明の実施形態は、少なくとも1種のシクロヘキサンジオン除草剤と、少なくとも1種の別の除草剤と、を含む除草剤の組み合わせを提供する。
一実施形態によれば、別の除草剤は、アセト乳酸シンターゼ(acetolactate synthase、ALS)阻害剤若しくはアセトヒドロキシ酸シンターゼ(acetohydroxy acid synthase、AHAS)、光化学系II阻害剤、アセチルCoAカルボキシラーゼ(acetyl CoA carboxylase、ACCアーゼ)阻害剤、合成オーキシン、オーキシン輸送阻害剤、光化学系I阻害剤、5-エノールピルビルシキメート-3-ホスフェート(5-enolpyruvylshikimate-3-phosphate、EPSP)シンターゼ阻害剤、微小管集合阻害剤、脂肪酸及び脂質合成阻害剤、プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ(protoporphyrinogen oxidase、PPO)阻害剤、カロチノイド生合成阻害剤、超長鎖脂肪酸(very long chain fatty acid、VLCFA)阻害剤、フィトエンデサチュラーゼ(phytoene desaturase、PDS)阻害剤、グルタミンシンテターゼ阻害剤、4-ヒドロキシフェニル-ピルビン酸ジオキシゲナーゼ(4-hydroxyphenyl-pyruvate-dioxygenase、HPPD)阻害剤、有糸分裂阻害剤、セルロース生合成阻害剤、複数の作用機序を有する除草剤、キンクロラック、アリールアミノプロピオン酸、ジフェンゾコート、又は有機ヒ素剤を含むがこれらに限定されない群から選択される。
本発明の実施形態は、少なくとも1種のシクロヘキサンジオン除草剤と、PPO阻害剤、アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤(ACCアーゼ阻害剤)、ALS阻害剤、若しくはオーキシン調節経路攪乱物質、又はそれらの組み合わせの群から選択される少なくとも1種の別の除草剤と、を含む除草剤の組み合わせであってもよい。
一実施形態において、シクロヘキサンジオン除草剤は、第1の除草剤であり、好ましくはクレトジムである。
一実施形態において、PPO阻害剤は、ジフェニルエーテル、N-フェニルフタルイミド、フェニルピラゾールオキサジアゾール、チアジアゾ-ル、トリアゾリノン、オキサゾリジンジオン、ピリミジンジオン、又はこれらの組み合わせの群から選択される。
一実施形態において、PPO阻害剤は、ジフェニルエーテルである。
一実施形態において、PPO阻害剤は、N-フェニルフタルイミドである。
一実施形態において、PPO阻害剤は、アリールトリアゾリノンである。
一実施形態において、PPO阻害剤は、ピリミジンジオンである。
一実施形態において、PPO阻害剤は、アシフルオルフェン、フォメサフェン、ラクトフェン、フルミクロラック、フルミオキサジン、スルフェントラゾン、カルフェントラゾン、フルチアセット-エチル及びサフルフェナシル、アザフェニジン、ベンズフェンジゾン、ビフェノクス、ブタフェナシル、カルフェントラゾン、カルフェントラゾン-エチル、クロメトキシフェン、シニドン-エチル、フルアゾレート、フルフェンピル-エチル、フルミクロラック-ペンチル、フルオログリコフェン-エチル、フルチアセット-メチル、フォメサフェン、ハロサフェン、ラクトフェン、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキシフルオルフェン、ペントキサゾン、プロフルアゾール(profluazol)、ピラクロニル、ピラフルフェン-エチル、サフルフェナシル、チジアジミン、トリフルジモキサジン、並びにチアフェナシルから選択される。
好ましい実施形態において、PPO阻害剤は、アシフルオルフェン、アシフルオルフェン塩、フォメサフェン、ラクトフェン、オキシフルオルフェン、フミクロラック、フルミオキサジン、オキサジアゾン、サフルフェナシル、フルチアセット-メチル、カルフェントラゾン、カルフェントラゾン-エチル、スルフェントラゾン、ピラフルフェン、及びピラフルフェン-エチルから選択される。
好ましい実施形態において、PPO阻害剤は、カルフェントラゾン又はカルフェントラゾン-エチルである。
更に別の特定の実施形態において、PPO阻害剤は、ピラフルフェン又はピラフルフェン-エチルである。
一実施形態において、アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCアーゼ)阻害剤は、アリールオキシフェノキシプロピオネート(FOP)、シクロヘキサンジオン(DIM)、及びフェニルピラゾリンから選択される。
一実施形態において、ACCアーゼ阻害剤は、クロジナホップ-プロパルギル、フェノキサプロップ、ハロキシホップ、メタミホップ、シハロホップ-ブチル、ジクロホップ-メチル、フェノキサプロップ-P-エチル、フルアジホップ-P-ブチル、ハロキシホップ-エトチル、ハロキシホップ-メチル、ハロキシホップ-P-メチル、キザロホップ-P-エチル、プロパキザホップ、メタミホップ、キザロホップ-P-テフリル、フルアジホップ-ブチル、アロキシジム、ブトロキシジム、クレトジム、シクロキシジム、プロホキシジム、セトキシジム、テプラロキシジム、トラルコキシジム、ピノキサデン、及び/又はそれらの組み合わせからなる群から選択される。
一実施形態において、ALS阻害剤は、以下からなる群から選択される。
(i)イミダゾリノン除草剤、
(ii)スルホニルアミノ-カルボニルトリアゾリノン除草剤、
(iii)スルホニル尿素除草剤、
(iv)ピラゾール除草剤、
(v)トリアゾールピラミジン(triazolpyramidine)除草剤、及び
(vi)トリアゾロン除草剤。
一実施形態において、ALS阻害剤除草剤は、イミダゾリノン除草剤である。
一実施形態において、イミダゾリノン除草剤は、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、及びイマゼタピルからなる群から選択される。
一実施形態において、ALS阻害剤は、トリアゾロン除草剤である。
一実施形態において、トリアゾロン除草剤は、アミカルバゾン、ベンカルバゾン、カルフェントラゾン、フルカルバゾン、イプフェンカルバゾン、プロポキシカルバゾン、スルフェントラゾン、及びチエンカルバゾンからなる群から選択される。
一実施形態において、トリアゾロン除草剤は、カルフェントラゾン又はカルフェントラゾン-エチルである。
一実施形態において、ALS阻害剤除草剤は、スルホニルアミノ-カルボニルトリアゾリノン除草剤である。
一実施形態において、スルホニルアミノ-カルボニルトリアゾリノン除草剤は、フルカルバゾン又はフルカルバゾン-ナトリウムである。
一実施形態において、ALS阻害剤除草剤は、スルホニル尿素除草剤である。
一実施形態において、スルホニル尿素除草剤は、アミドスルフロン、アジムスルフロン、ベンスルフロン、クロリムロン、シクロスルファムロン、エトキシスルフロン、フラザスルフロン、フルセトスルフロン、フルピルスルフロン、ホラムスルフロン、ハロスルフロン、イマゾスルフロン、メソスルフロン、メタゾスルフロン、メチオピリスルフロン、モノスルフロン、ニコスルフロン、オルトスルファムロン、オキサスルフロン、プリミスルフロン、プロピリスルフロン、ピラゾスルフロン、リムスルフロン、スルホメツロン、スルホスルフロン、トリフロキシスルフロン、ズオミフアングロング、クロルスルフロン、シノスルフロン、エタメトスルフロン、ヨードスルフロン、イオフェンスルフロン、メトスルフロン、プロスルフロン、チフェンスルフロン、トリアスルフロン、トリベヌロン、トルフルスルフロン(trflusulfuron)、及びトリトスルフロンからなる群から選択される。
一実施形態において、ALS阻害剤除草剤は、ピラゾール除草剤である。
一実施形態において、ピラゾール除草剤は、アジムスルフロン、シクロピラニル、ジフェンゾコート、ハロスルフロン、フラザスルフロン、メタザクロール、メタゾスルフロン、ピラゾスルフロン、ピラクロニル、ピロキサスルホン、ベンゾフェナプ、ピラスルホトール、ピラゾリネート、ピラゾキシフェン、トルピラレート、トプラメゾン、フルアゾレート、ニピラクロフェン、ピノキサデン、及びピラフルフェンからなる群から選択される。
一実施形態において、ALS阻害剤除草剤は、トリアゾロピリミジン除草剤である。
一実施形態において、トリアゾロピリミジン除草剤は、クロランスラム、ジクロスラム、フロラスラム、フルメトスラム、メトスラム、ペノキススラム、及びピロクススラムからなる群から選択される。
1つの好ましい実施形態において、ALS阻害除草剤は、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマゼタピル、カルフェントラゾン、フルカルバゾン、スルフェントラゾン、フルカルバゾン、アミカルバゾン、フルカルバゾン-ナトリウム、ベンスルフロン、ハロスルフロン、ピラゾスルフロン、フラザスルフロン、スルホスルフロン、トリフロキシスルフロン、メトスルフロン、メタザクロール、ピノキサデン、ピラフルフェン、ジクロスラム、及びペノキススラムからなる群から選択される。
一実施形態において、オーキシン調節経路攪乱物質は、2,4-D、2,4-DB、MCPA、MCPB、メコプロップ、ジカンバ、クロピラリド、フルロキシピル、ピクロラム、トリクロピル、アミノピラリド、アミノシクロピラクロル、キンクロラック、ジフルフェンゾピル、及び/又はそれらの組み合わせから選択される。
第2の除草剤は、実施形態のいずれかにおいて上に列挙された除草剤から選択され得るが、第1及び第2の除草剤は同じでなくてもよい。
別の態様によれば、本発明は、少なくとも1種のシクロヘキサンジオン除草剤と、PPO阻害剤、アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCアーゼ阻害剤)、ALS阻害剤、若しくはオーキシン調節経路攪乱物質、又はそれらの組み合わせの群から選択される少なくとも1種の他の除草剤と、を含む組成物を提供する。
別の態様によれば、本発明は、少なくとも1種のシクロヘキサンジオン除草剤と、PPO阻害剤、アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCアーゼ阻害剤)、ALS阻害剤、若しくはオーキシン調節経路攪乱物質、又はそれらの組み合わせの群から選択される少なくとも1種の他の除草剤と、少なくとも1種の農薬として許容される担体と、を含む組成物を提供する。
許容される担体は、アジュバントのいずれか1つ又は組み合わせであってもよい。
したがって、本発明は、
a)シクロヘキサンジオン除草剤と、PPO阻害剤、アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCアーゼ阻害剤)、ALS阻害剤、若しくはオーキシン調節経路攪乱物質、又はそれらの組み合わせの群から選択される別の除草剤との組み合わせ、及び
b)アジュバントを含む除草剤の組成物を提供する。
一実施形態において、除草剤の組成物は、
a)クレトジムと、PPO阻害剤、アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCアーゼ阻害剤)、ALS阻害剤、若しくはオーキシン調節経路攪乱物質、又はそれらの組み合わせの群から選択される別の除草剤との組み合わせ、及び
b)アジュバントを含む除草剤の組成物を提供する。
本発明の別の実施形態では、組成物は、約0.1重量%~約99重量%の除草剤を含み得る。
一実施形態において、組成物は、約0.1重量%~約15重量%のアジュバントを含有し得る。
別の実施形態では、本発明は、雑草及び望ましくない植生の防除又は除去のための、クレトジムと少なくとも1種の別の除草剤との相乗的な組み合わせを含む組成物であって、別の除草剤が、PPO阻害剤、ACCアーゼ阻害剤、ALS阻害剤、又はオーキシン調節経路攪乱物質の群から選択される、組成物を提供する。
別の実施形態では、本発明は、雑草及び望ましくない植生の防除又は除去のための、クレトジムと少なくとも1種の別の除草剤との相乗的な組み合わせを含む製剤であって、別の除草剤が、PPO阻害剤、ACCアーゼ阻害剤、ALS阻害剤、又はオーキシン調節経路攪乱物質の群から選択される、製剤を、許容される担体とともに提供する。
許容される担体は、アジュバント、共溶媒、界面活性剤、着色剤、乳化剤、増粘剤、不凍剤、殺生物剤、消泡剤、安定剤、湿潤剤、又はそれらの混合物のいずれか1つ又は組み合わせであってもよく、これらは、本発明の組成物に任意に添加されてもよい。
界面活性剤は、非イオン性、アニオン性、又はカチオン性界面活性剤から選択することができる。
非イオン性界面活性剤の例としては、ポリアリールフェノールポリエトキシエーテル、ポリアルキルフェノールポリエトキシエーテル、飽和脂肪酸のポリグリコールエーテル誘導体、不飽和脂肪酸のポリグリコールエーテル誘導体、脂肪族アルコールのポリグリコールエーテル誘導体、脂環式アルコールのポリグリコールエーテル誘導体、ポリオキシエチレンソルビタンの脂肪酸エステル、アルコキシル化植物油、アルコキシル化アセチレンジオール、ポリアルコキシル化アルキルフェノール、脂肪酸アルコキシレート、ソルビタンアルコキシレート、ソルビトールエステル、C8~C22アルキル又はアルケニルポリグリコシド、ポリアルコキシスチリルアリールエーテル、アルキルアミンオキシド、ブロックコポリマーエーテル、ポリアルコキシル化脂肪族グリセリド、ポリアルキレングリコールエーテル、直鎖脂肪族又は芳香族ポリエステル、有機シリコーン、ポリアリールフェノール、ソルビトールエステルアルコキシレート、ポリアルキレンオキシドブロックコポリマー、アクリルコポリマー、並びにエチレングリコールのモノエステル及びジエステル、並びにそれらの混合物が挙げられる。
アニオン性界面活性剤の例としては、アルコールスルフェート、アルコールエーテルスルフェート、アルキルアリールエーテルスルフェート、アルキルアリールスルホネート、例えばアルキルベンゼンスルホネート及びアルキルナフタレンスルホネート及びそれらの塩、アルキルスルホネート、ポリアルコキシル化アルキルアルコール又はアルキルフェノールのモノ又はジホスフェートエステル、C12~C15アルカノール又はポリアルコキシル化C12~C15アルカノールのモノ又はジスルホサクシネートエステル、アルコールエーテルカルボキシレート、フェノールエーテルカルボキシレート、オキシブチレン、又はテトラヒドロフランの残基からなるエトキシル化ポリオキシアルキレングリコールの多塩基酸エステル、スルホアルキルアミド及びそれらの塩、例えばN-メチル-N-オレオイルタウレートNa塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェノールカルボキシレート、ポリオキシアルキレンアルコールカルボキシレートアルキルポリグリコシド/アルケニル無水コハク酸縮合生成物、アルキルエステルスルフェート、ナフタレンスルホネート、ナフタレンホルムアルデヒド縮合物、アルキルスルホンアミド、スルホン化脂肪族ポリエステル、スチリルフェニルアルコキシレートの硫酸エステル、並びにスチリルフェニルアルコキシレートのスルホン酸エステル及びそれらの対応するナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、アンモニウム、アルキルアンモニウム、ジエタノールアンモニウム、又はトリエタノールアンモニウム塩、リグニンスルホン酸の塩、例えばナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、又はアンモニウム塩、ポリアリールフェノールポリアルコキシエーテルスルフェート及びポリアリールフェノールポリアルコキシエーテルホスフェート、並びに硫酸化アルキルフェノールエトキシレート及びリン酸化アルキルフェノールエトキシレートが挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、C~C18脂肪酸及びC~C18脂肪アミンポリアルコキシレートのアルカノールアミド、C10~C18アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ココナッツアルキルジメチルアミノ酢酸、並びにC~C18脂肪アミンポリアルコキシレートのホスフェートエステルが挙げられる。
本明細書で有利に用いることができる乳化剤は、当業者によって容易に決定することができ、様々な非イオン性、アニオン性、カチオン性、及び両性乳化剤、又は2種以上の乳化剤のブレンドが挙げられる。乳剤を調製するのに有用な非イオン性乳化剤の例としては、ポリアルキレングリコールエーテル、並びにアルキル及びアリールフェノール、脂肪族アルコール、脂肪族アミン、又は脂肪酸とエチレンオキシド、プロピレンオキシドとの縮合生成物、例えば、ポリオール又はポリオキシアルキレンで可溶化されたエトキシル化アルキルフェノール及びカルボン酸エステルが挙げられる。カチオン性乳化剤としては、四級アンモニウム化合物及び脂肪アミン塩が挙げられる。アニオン性乳化剤としては、アルキルアリールスルホン酸の油溶性塩(例えば、カルシウム)、油溶性塩又は硫酸化ポリグリコールエーテル、及びリン酸化ポリグリコールエーテルの適切な塩が挙げられる。本発明の組成物において使用される乳化剤のいくつかの非限定的な例は、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート及び変異体、ポリオキシエチレン(40)ソルビトールヘキサオレエート及び変異体、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、アルコキシレートなどであり得る。
一実施形態において、着色剤は、酸化鉄、酸化チタン、及びプルシアンブルー、並びにアリザリン染料、アゾ染料、又は金属フタロシアニン染料などの有機染料、並びに鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデン、及び亜鉛の塩などの微量元素から選択することができる。
別の実施形態は、これらに限定されないが、糖蜜、グラニュー糖、アルギン酸塩、カラヤガム、ジャガーガム、トラガカントガム、多糖ガム、粘液、キサンタンガム、又はそれらの組み合わせから選択され得る増粘剤又は結合剤の添加を含む。別の実施形態において、結合剤は、ケイ酸アルミニウムマグネシウムなどのケイ酸塩、ポリ酢酸ビニル、ポリ酢酸ビニルコポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコールコポリマー、エチルセルロース及びメチルセルロースを含むセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシメチルプロピル-セルロース、ポリビニルピロリドン、デキストリン、マルト-デキストリン、多糖類、脂肪、油、タンパク質、アラビアゴム、シェラック、塩化ビニリデン、塩化ビニリデンコポリマー、リグノスルホン酸カルシウム、アクリルコポリマー、デンプン、ポリビニルアクリレート、ゼイン、ゼラチン、カルボキシメチルセルロース、キトサン、ポリエチレンオキシド、アクリルイミドポリマー及びコポリマー、ポリヒドロキシエチルアクリレート、メチルアクリルイミドモノマー、アルギネート、エチルセルロース、ポリクロロプレン、並びにシロップ又はそれらの混合物;酢酸ビニル、メチルセルロース、塩化ビニリデン、アクリル、セルロース、ポリビニルピロリドン、及び多糖類のポリマー及びコポリマー;塩化ビニリデン及び酢酸ビニル-エチレンコポリマーのポリマー及びコポリマー;ポリビニルアルコールとスクロースとの組み合わせ;グリセロール、プロピレングリコール、ポリグリコールなどの可塑剤から選択され得る。
別の実施形態において、組成物に添加される不凍剤は、限定されないが、エチレングリコール、1,2-プロピレングリコール、1,3-プロピレングリコール、1,2-ブタンジオール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジオール、1,4-ペンタンジオール、3-メチル-1,5-ペンタンジオール、2,3-ジメチル-2,3-ブタンジオール、トリメチロールプロパン、マンニトール、ソルビトール、グリセロール、ペンタエリスリトール、1,4-シクロヘキサンジメタノール、キシレノール、ビスフェノール、例えばビスフェノールAなどからなる群から選択されるアルコールであり得る。加えて、エーテルアルコール、例えばジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、約4000までの分子量のポリオキシエチレン又はポリオキシプロピレングリコール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ブトキシエタノール、ブチレングリコールモノブチルエーテル、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、テトラペンタエリスリトール、ジグリセロール、トリグリセロール、テトラグリセロール、ペンタグリセロール、ヘキサグリセロール、ヘプタグリセロール、オクタグリセロール。
一実施形態によれば、殺生物剤は、ベンゾチアゾール、1,2-ベンズイソチアゾリン-3-オン、ジクロロ-s-トリアジントリオンナトリウム、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、1,2-フェニル-イソチアゾリン-3-オン、パラオキシ安息香酸インタークロロキシレノールブチルから選択され得る。
一実施形態によれば、消泡剤は、ポリジメトキシシロキサン、ポリジメチルシロキサン、アルキルポリアクリレート、ヒマシ油、脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪酸スルフェート、脂肪アルコール、脂肪アルコールエステル、脂肪アルコールスルフェート、フットオリーブ油、モノ及びジグリセリド、パラフィン油、パラフィンワックス、ポリプロピレングリコール、シリコーン油、植物性及び動物性脂肪、植物性及び動物性脂肪スルフェート、植物性及び動物性油、植物性及び動物性油スルフェート、植物性及び動物性ワックス、植物性及び動物性ワックススルフェートから選択され得る。
本発明の乳剤を調製する際に使用することができる代表的な有機液体は、キシレン、プロピルベンゼン留分、又は混合ナフタレン留分などの芳香族液体、鉱油、フタル酸ジオクチル、ケロシンなどの置換芳香族有機液体、様々な脂肪酸のジアルキルアミド、特に脂肪グリコールのジメチルアミド、及びジエチレングリコールのn-ブチルエーテル、エチルエーテル、又はメチルエーテル、並びにトリエチレングリコールのメチルエーテルなどのグリコール誘導体である。2種以上の有機液体の混合物も、乳剤の調製においてしばしば好適に使用される。製剤はまた、他の適合性添加剤、例えば、植物成長調整剤、及び農業において使用される他の生物学的に活性な化合物を含有することができる。
製剤に使用される添加剤としては、例えば、カオリナイト、セリサイト、ケイソウ土、消石灰、カルシウムカーボネート、タルク、ホワイトカーボン、カオリン、ベンナイト、粘土、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、ミラビル石、ゼオライト、又はデンプンなどの固体担体;水、トルエン、キシレン、ソルベントナフサ、ジオキサン、ジメチルスルホキシド、N,N-ジメチル、ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、又はアルコールなどの溶媒;脂肪酸の塩、安息香酸エステル、ポリカルボキシレート、アルキルスルホン酸エステルの塩、アルキルスルフェート、アルキルアリールスルフェート、アルキルジグリコールエーテルスルフェート、アルコールスルホン酸エステルの塩、アルキルスルホネート、アルキルアリールスルホネート、アリールスルホネート、リグニンスルホネート、アルキルジフェニルエーテルジスルホネート、ポリスチレンスルホネート、アルキルリン酸エステルの塩、アルキルアリールホスフェート、スチリルアリールホスフェート、ポリオキシエチレンアルキルエーテルスルホン酸エステルの塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルスルホン酸エステルの塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルホスフェート、ポリオキシエチレンアルキルアリールリン酸エステルの塩、ポリオキシエチレンアリールエーテルリン酸エステルの塩、ホルムアルデヒドで縮合されたナフタレンスルホン酸、又はホルムアルデヒドで縮合されたアルキルナフタレンスルホン酸の塩などのアニオン性界面活性剤;ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸ポリグリセリド、脂肪酸アルコールポリグリコールエーテル、アセチレングリコール、アセチレンアルコール、オキシアルキレンブロックポリマー、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンスチリルアリールエーテル、ポリオキシエチレングリコールアルキルエーテル、ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン水素化ひまし油、又はポリオキシプロピレン脂肪酸エステルなどの非イオン性界面活性剤;及びオリーブ油、カポック油、ひまし油、ヤシ油、椿油、ココナッツ油、ゴマ油、トウモロコシ油、米ぬか油、落花生油、綿実油、ダイズ油、ナタネ油、アマニ油、キリ油、又は流動パラフィンなどの植物性油又は鉱油が挙げられる。これらの添加剤は、本発明の目的を満たす限り、単独での使用か、又はそれらのうちの2種以上の混合物として組み合わせての使用のために好適に選択され得る。更に、上記以外の添加剤としては、この分野で公知のものの中から好適に選択して使用することができる。例えば、充填剤、増粘剤、沈降防止剤、凍結防止剤、分散安定剤、薬害軽減剤、防黴剤、起泡剤、崩壊剤、及び結合剤などの通常使用される様々な添加剤を使用することができる。
更に、本発明の組成物はまた、アジュバントを含み得る。組成物のための好ましいアジュバントとしては、脂肪酸エステル、不飽和脂肪酸エステル、脂肪酸のメチル化エステル、不飽和脂肪酸のメチル化エステル、大豆メチルなどが挙げられ得る。
本発明の組成物はまた、アルコール(メタノール、エタノール、プロパノールなど)、アジピン酸ジメチル、グルタル酸ジメチル、コハク酸ジメチル、又はそれらの組み合わせなどの溶媒を含んでもよい。
本発明の組成物は、限定されないが、除草剤(herbicide)、殺虫剤、殺菌剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、除草剤(weedicide)、生物農薬、肥料、薬害軽減剤、共力剤、菌根、微量栄養素、殺藻剤、摂食阻害剤、殺鳥剤、殺細菌剤、鳥忌避剤、化学滅菌剤、虫誘引剤、虫忌避剤、哺乳類忌避剤、交尾攪乱剤、軟体動物駆除剤、植物性活性化剤、植物成長調整剤、殺鼠剤、殺ウイルス剤、それらの誘導体、及び生物学的防除剤から選択され得る、追加の農薬又は有効成分を更に含み得る。
一実施形態において、薬害軽減剤は、イソキサジフェン-エチル、クロキントセット-メキシル、メフェンピル-ジエチル、ナフタル酸無水物、オキサベトリニル、ベンゼンスルホンアミド、N-(アミノカルボニル)-2-クロロベンゼンスルホンアミド(2-CBSU)、ダイムロン、ジクロロアセトアミド、ジシクロノン、フェンクロラゾール-エチル、フェンクロリム、フルキソフェニム、ジクロロアセトアミド薬害軽減剤(例えば、AD-67、ベノキサコール、ジクロルミド、及びフリラゾール)、ナフトピラノン、ナフタル酸無水物(NA)、オキシム、フェニルピリミジン、フェニル尿素、フェニルピラゾール化合物、ナフタル酸無水物、シオメトリニル、フルラゾール、ジメピペレート、メトキシフェノン、クロキントセット-メキシル(CGA-185072)、1-ジクロロアセチルヘキサヒドロ-3,3,8a-トリメチルピロロ[1,2-a]ピリミジン-6-(2H-オン)(BAS-145138)、ジクロロメチル-1,3-ジオキソラン(MG-191)、キノリニルオキシアセテート化合物、又はこれらの農学的に許容される塩、エステル、若しくは混合物を含む群から選択することができる。
主題の範囲から逸脱することなく、本主題の混合物及び製剤は、より広範な種類の望ましくない植生を防除するために、1種以上の共除草剤と併せて施用することができる。共除草剤と併せて使用される場合、組成物は、1つの共除草剤若しくは複数の共除草剤とともに製剤化され得るか、1つの共除草剤若しくは複数の共除草剤とタンク混合され得るか、又は1つの共除草剤若しくは複数の共除草剤と逐次的に施用され得る。本主題の混合物と併せて使用することができる共除草剤のうちのいくつかには、限定されないが、2,4-D、2,4-D-ブトチル、2,4-D-ブチル、2,4-D-ジメチルアンモニウム、2,4-D-ジオールアミン、2,4-D-エチル、2,4-D-2-エチルヘキシル、2,4-Dイソブチル、2,4-D-イソオクチル、2,4-D-イソプロピル、2,4-D-イソプロピルアンモニウム、2,4-D-ナトリウム、2,4-D-イソプロマノールアンモニウム、2,4-D-トロラミン、2,4-DB、2,4-DB-ブチル、2,4-DB-ジメチルアンモニウム、2,4-DB-イソクチル、2,4-DB-カリウム、2,4-DB-ナトリウム、ジクロルプロップ、ジクロルプロップ-ブトチル、ジクロルプロップ-ジメチルアンモニウム、ジクロルプロップ-イソクチル、ジクロルプロップ-カリウム、ジクロルプロップ-P、ジクロルプロップ-P-ジメチルアンモニウム、ジクロルプロップ-P-カリウム、ジクロルプロップ-P-ナトリウム、MCPA、MCPA-ブトチル、MCPA-ジメチルアンモニウム、MCPA-2-エチルヘチル、MCPA-カリウム、MCPA-ナトリウム、MCPA-チオエチル、MCPB、MCPB-エチル、MCPB-ナトリウム、メコプロップ、メコプロップ-ブトチル、メコプロップ-ナトリウム、メコプロップ-P、メコプロップ-P-ブトチル、メコプロップ-P-ジメチルアンモニウム、メコプロップ-P-2-エチルヘキシル、メコプロップ-P-カリウム、ナプロアニリド、クロメプロップ、2,3,6-TBA、ジカンバ、ジカンバ-ブトチル、ジカンバ-ジグリコールアミン、ジカンバ-ジメチルアンモニウム、ジカンバ-ジオールアミン、ジカンバ-イソプロピルアンモニウム、ジカンバ-カリウム、ジカンバ-ナトリウム、ジクロベニル、ピクロラム、ピクロラム-ジメチルアンモニウム、ピクロラム-イソクチル、ピクロラム-カリウム、ピクロラム-トリイソプロパノールアンモニウム、ピクロラム-トリイソプロピルアンモニウム、ピクロラム-トロラミン、トリクロピル、トリクロピル-ブトチル、トリクロピル-トリエチルアンモニウム、クロピラリド、クロピラリド-オラミン、クロピラリド-カリウム、クロピラリド-トリイソプロパノールアンモニウム、アミノピラリド、ナプタラム、ナプタラム-ナトリウム、ベナゾリン、ベナゾリン-エチル、キンクロラック、キンメラック、ジフルフェンゾピル、ジフルフェンゾピル-ナトリウム、フルロキシピル、フルロキシピル-2-ブトキシ-l-メチルエチル、フルロキシピル-メプチル、クロルフルレノール、クロルフルレノール-メチル、アミノシクロピラクロル、アミノシクロピラクロル-メチル、アミノシクロピラクロル-カリウム、クロロトルロン、ジウロン、フルオメツロン、リニュロン、イソプロツロン、メトベンズロン、テブチウロン、ジメフロン、イソウロン、カルブチレート、メタベンズチアズロン、メトキスロン、モノリニュロン、ネブロン、シデュロン、テルブメトン、トリエタジン、メトブロムロン、シマジン、アトラジン、アトラトン、シメトリン、プロメトリン、ジメタメトリン、ヘキサジノン、メトリブジン、テロウトニアジン、シアナジン、アメトリン、シブトリン、トリアジフラム、インダジフラム、テルブトリン、プロパジン、メタミトロン、プロメトン、ブロマシル、ブロマシル-リチウム、レナシル、テルバシル、プロパニル、シプロミド、スウェップ(swep)、テスメジファム、フェンメジファム、ブロモキシニル、ブロモキシニル-オクタノエート、ブロモキシニル-ヘプタノエート、イオキシニル、イオキシニル-オクタノエート、イオキシニル-カリウム、イオキシニル-ナトリウム、ピリデート、ベンタゾン、ベンタゾン-ナトリウム、アミカルバゾン、メタゾール、ペンタノクロル、パラクワット、ジクワット、ニトロフェン、クロメトキシフェン、ビフェノクス、アシフルオルフェン、アシフルオルフェン-ナトリウム、フォメサフェン、フォメサフェン-ナトリウム、オキシフルオルフェン、ラクトフェン、アクロニフェン、エトキシフェン-エチル(HC-252)、フルオログリコフェン-エチル、フルオログリコフェン、クロロフタリム、フルミオキサジン、フルミクロラック、フルミクロラック-ペンチル、シニドン-エチル、フルチアセット、フルチアセット-メチル、オキサジアルギル、オキサジアゾン、スルフェントラゾン、カルフェントラゾン-エチル、チジアジミン、ペントキサゾン、アザフェニジン、イソプロパゾール、ピラフルフェン-エチル、ベンズフェンジアゾン、ブタフェナシル、サフルフェナシル、フルポキサム、フルアゾレート、プロフルアゾール、ピラクロニル、フルフェンピル-エチル、ベンカルバゾン、エチル[3-(2-クロロ-4-フルオロ-5-(3-メチル-2,6-ジオキソ-4-トリフルオロメチル-3,6-ジヒドロ-2H-ピリミジン-l-イル)フェノキシ)ピリジン-2-イルオキシ]アセテート(SYN-523)、ノルフルラゾン、クロリダゾン、メトフルラゾン、ピラゾリネート、ピラゾキシフェン、ベンゾフェナプ、トプラメゾン、ピラスルホトール、アミトロール、フルリドン、フルルタモン、ジフルフェニカン、メトキシフェノン、クロマゾン、スルコトリオン、メソトリオン、テンボトリオン、テフリルトリオン、ビシクロピロン、イソキサフルトール、ジフェンゾクワット、ジフェンゾクワット-メチルスルフェート、イソキサクロルトール、ベンゾビシクロン、ピコリナフェン、ベフルブタミド、ジクロトップ-メチル、ジクロトップ、ピリフェノップ-ナトリウム、フルアジホップ-ブチル、フルアジホップ、フルアジホップ-P、フルアジホップ-P-ブチル、ハロキシホップ-メチル、ハロキシホップ、ハロキシホップ-エトチル、ハロキシホップ-P、ハロキシホップ-P-メチル、キザロホップ-エチル、キザロホップ-P、キザロホップ-P-エチル、キザロホップ-P-テフリル、シハロホップ-ブチル、フェノキサプロップ-エチル、フェノキサプロップ-P、フェノキサプロップ-P-エチル、メタミホップ-プロピル、メタミホップ、クロジナホップ-プロパルギル、クロジナホップ、プロパキザホップ、アロキシジム-ナトリウム、アロキシジム、クレトジム、セトキシジム、トラルコキシジム、ブトロキジジム、テプラロキシジム、プロホキシジム、クロロキシジム、フラムプロップ-M-メチル、フラムプロップ-M、フラムプロップ-M-イソプロピル、クロリムロン-エチル、クロリムロン、スルホメツロン-メチル、スルホメツロン、プリミスルフロン-メチル、プリミスルフロン、ベンスルフロン-メチル、ベンスルフロン、クロルスルフロン、メトスルフロン-メチル、メトスルフロン、シノスルフロン、ピラゾスルフロン-エチル、ピラゾスルフロン、アジムスルフロン、リムスルフロン、イマゾスルフロン、シクロスルファムロン、プロスルフロン、フルピルスルフロン-メチル-ナトリウム、フルピルスルフロン、トリフルスルフロン-メチル、トリフルスルフロン、ハロスルフロン-メチル、ハロスルフロン、チフェンスルフロン-メチル、チフェンスルフロン、エトキシスルフロン、オキサスフルロン、エタメトスルフロン、エタメトスルフロン-メチル、ヨードスルフロン、ヨードスルフロン-メチルジウム、スルホスルフロン、トリアスルフロン、トリベヌロン-メトメチルリベヌロン、トリトスルフロン、ホラムスルフロン、トリフロキシスルフロン、トリフロキシスルフロン-ナトリウム、メソスルフロン、メソスルフロン-メチル、オルトスルファムロン、フルセトスフルロン、アミドスルフロン、プロピリスルフロン、メタゾスルフロン、イオフェンスルフロン、フルメツラム、メツラム、ジクロスラム、クロランスラム-メチル、フロラスラム、ペノキシスラム、ピロキシスラム、イマザピル、イマザピル-イソプロピルアンモニウム、イマゼタピル、イマゼタピル-アンモニウム、イマザキン、イマザキン-アンモニウム、イマザモックス、イマザモックス-アンモニウム、イマザメタベンズ、イマザメタベンズ-メチルマザピック、ピリチオバック-ナトリウム、ビスピリバック-ナトリウム、ピリミノバック-メチルリベンゾキシム、ピリフタリド、ピリミスルファン、トリアファモン、フルカルバゾン、イルカルバゾン-ナトリウム、プロポキシカルバゾン-ナトリウム、プロポキシカルバゾン、又はチエンカルバゾン、グリホサート、グリホサート-ナトリウム、グリホサート-カリウム、グリホサート-アンモニウム、グリホサート-ジアンモニウム、グリホサート-イソプロピルアンモニウム、グリホサート-トリメシウム、グリホサート-セスキナトリウム、グルホシネート、グルホシネート-アンモニウム、グルホシネート-P、グルホシネート-P-アンモニウム、グルホシネート-P-ナトリウム、ビラナホス、ビラナホス-ナトリウム、シンメチリン、トリフルラリン、オリザリン、ニロタリン、ペンジメタリン、エタルフルラリン、ベンフルラリン、プロジアミン、ブトラリン、ジニトラミン、ベンスリド、ジニトラミン、プロピザミド、プロナミド、アミプロホス-メチルウタミホス、アニロホス、ピペロホス、プロファム、クロロプロファム、バルバン、カルベタミド、ダイムロン、クミルロン、ブロモブチド、メチルダイムロン、アスラム-ナトリウム、ジチオピル、チアゾピル、クロルタール-ジメチル、クロルタール、ジフェナミド、アラクロール、メタザクロール、ブタクロール、プレチラクロール、メトラクロール、テニルクロール、ペトキサミド、アセトクロール、プロパクロール、ジメテナミド、ジメテナミド-P、プロピソクロール、ジメタクロール、モリネート、ジメピペレート、ピリブチカルブ、EPTC、ブチレート、ベルノレート、ペブレート、シクロエート、プロスルホカルブ、エスプロカルブ、チオベンカルブ、トリアレート、ジアレート、オルベンカルブ、エトベンザニド、フルフェナセット、メフェナセット、トリジファン、カフェンストロール、フェントラザミド、オキサジクロメフォン、インダノフアン、ベンフレセート、ピロキサスルホン、フェノキサスルホン、ダラポン、ダラポン-ナトリウム、TCA-ナトリウム、トリクロロ酢酸、MSMA、DSMA、CMA、エンドトール、エンドトール-二カリウム、エンドトール-ナトリウム、エンドトール-モノ(N,N-ジメチルアルキルアンモニウム)、エトフメセート、塩素酸ナトリウム、ペラルゴン酸(ノナン酸)、ホサミン、ホサミン-アンモニウム、ピノキサデン、イプフェンカルバゾン、アクロレインスルファミン酸アンモニウム、ボラックス、クロロ酢酸、クロロ酢酸ナトリウム、シアナミド、メチルアルソン酸、ジメチルリン酸、ナトリウムジメチルリネート、ジノテルブ、ジノテルブ-アンモニウム、ジノテルブ-ジオールアミン、ジノテルブ-アセテート、DNOC、硫酸第一鉄、フルプロパネート、フルプロパネート-ナトリウム、イソキサベン、メフルイジド、メフルイジド-ジオールアミン、メタム、メタム-アンモニウム、メタム-カリウム、メタム-ナトリウム、メチルイソチオシアネート、ペンタクロロフェノール、及びナトリウムペンタクロロフェノラートが含まれる。
一実施形態によれば、濃縮製剤は、施用のために水若しくは別の液体中に分散させることができるか、又は製剤は、粉剤様若しくは顆粒状であり得る。製剤は、農薬分野において慣用的であるが、その中に組成物が存在するために新規かつ重要である手順に従って調製される。最も頻繁に施用される製剤は、水性懸濁液又はエマルジョンである。そのような水溶性、水懸濁性、又は乳化性製剤のいずれかは、通常、水和剤として知られる固体、又は通常乳化性濃縮物、水性懸濁液、若しくは懸濁濃縮物として知られる液体である。本開示は、除草剤としての送達及び使用のために組成物を製剤化することができる全てのビヒクルを企図する。
本発明の組成物はまた、エアロゾルディスペンサー、カプセル懸濁液、低温噴霧濃縮物、散粉性粉末、乳化性濃縮物、水中エマルジョン油、油中エマルジョン水、カプセル化顆粒、細粒、種子処理用流動性濃縮物、ガス(加圧下)、ガス発生製品、顆粒、高温噴霧濃縮物、マクロ顆粒、ミクロ顆粒、油分散性粉末、油混和性流動性濃縮物、油混和性液体、ペースト、植物ロッドレット、乾燥種子処理用粉末、農薬でコーティングされた種子、可溶性濃縮物、可溶性粉末、種子処理用溶液、懸濁濃縮物(流動性濃縮物)、超低容量(ULV)液体、超低容量(ULV)懸濁液、水分散性顆粒又は錠剤、スラリー処理用水分散性粉末、水溶性顆粒又は錠剤、種子処理用水溶性粉末、及び水和剤として製剤化されてもよい。より具体的には、組成物は、溶液、エマルジョン、懸濁液、細粉、粉末、ペースト、顆粒、圧縮物、カプセル、及びそれらの混合物として製剤化される。組成物タイプの例は、懸濁液(例えば、SC、OD、FS)、乳化性濃縮物(例えば、EC)、エマルジョン(例えば、EW、EO、ES、ME)、カプセル(例えば、CS、ZC)、ペースト、トローチ、水和剤、又は細粉(例えば、WP、SP、WS、DP、DS)、圧縮物(例えば、BR、TB、DT)、顆粒(例えば、WG、SG、GR、FG、GG、MG)、殺虫性物品(例えば、LN)、並びに種子などの植物繁殖材料の処理のためのゲル製剤(例えば、GF)である。
一実施形態において、製剤は、標的雑草への組成物の付着、湿潤、及び浸透を増強するために、農学的に許容されるアジュバント界面活性剤を含有してもよい。これらのアジュバント界面活性剤は、任意に製剤の構成成分として使用され得る。
別の実施形態によれば、本発明は、雑草及び望ましくない植生の防除又は除去のための相乗的な組成物を作製する方法であって、クレトジムと少なくとも1種の別の除草剤とを混合することを含む、方法を提供する。
別の実施形態によれば、本発明は、雑草の防除又は除去のための相乗的な組成物を作製する方法であって、クレトジムと、PPO阻害剤、ACCアーゼ阻害剤、ALS阻害剤、又はオーキシン調節経路攪乱物質から選択される追加の除草剤とを混合することを含む、方法を提供する。
一実施形態によれば、クレトジム及び追加の除草剤は、施用時又は施用点で混合することができる。施用点は、当該除草剤の施用の生育地を指す。当該生育地は、雑草、雑草に隣接する領域、雑草の成長を支持するように適合された土壌、雑草の根、及び/又は雑草の葉であり得る。
別の態様において、本発明は、生育地で雑草及び望ましくない植生を防除する方法を提供し得、当該方法は、
少なくとも1種のシクロヘキサンジオン除草剤と、
プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ(PPO)阻害剤、アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCアーゼ阻害剤)、ALS阻害剤、若しくはオーキシン調節経路攪乱物質、又はそれらの組み合わせの群から選択される少なくとも1種の他の除草剤と、を含む。
本発明の更に別の態様は、
少なくとも1種のシクロヘキサンジオン除草剤と、
プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ(PPO)阻害剤、アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCアーゼ阻害剤)、ALS阻害剤、若しくはオーキシン調節経路攪乱物質、又はそれらの組み合わせの群から選択される少なくとも1種の他の除草剤と、を含む組み合わせの施用によって、作物の収率を増加させる方法を提供することができる。
本発明の別の態様は、植物の健康を改善する方法を提供することができ、当該方法は、植物の生育地で、
少なくとも1種のシクロヘキサンジオン除草剤と、
プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ(PPO)阻害剤、アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCアーゼ阻害剤)、ALS阻害剤、若しくはオーキシン調節経路攪乱物質、又はそれらの組み合わせの群から選択される少なくとも1種の別の除草剤と、を含む組み合わせの施用を含む。
本発明は、雑草の選択的な防除のための方法も提供する。一実施形態において、方法は、本発明の組成物を、雑草防除を必要とするか又は望ましくない植生のリスクがある作物植物に、作物において雑草防除を提供するのに有効な量で接触させることを含む。
特定の実施形態では、本組成物のための標的施用は、非農耕地、施設、森林地、果樹園、つる植物、及び果樹である。
一実施形態において、雑草の除去は、農耕地又は農地のみに限定されない。雑草は、森林地、鉄道、インフラ、施設、会社、工場、道路及び滑走路、歩道、高速道路、デバイダー、中央分離帯、パイプライン、公共電力線、ポンプ場、変電所、変電所、空港周辺、電気事業体、商業ビル、製造プラント、貯蔵所、車両基地、格納庫、格納庫、フェンスライン、駐車場、景観整備道路、スゲ、収穫後農耕地、温室ベンチの下、及びゴルフコース周辺などの非農業領域を対象とするがこれらに限定されない。
別の実施形態によれば、組成物は、果樹園、つる植物、及び果樹における望ましくない植生及び雑草の防除又は除去に好適である。果樹は、例によって限定されないが、ブドウ、ナシ状果、リンゴ、核果、オリーブ、柑橘類などを指すことができる。
本発明の除草剤の組成物は、望ましくない植生に施用してもよいか、又はそれらが生育する場所に施用してもよい。更に、望ましくない植物の発芽前又は発芽後いずれかの任意の時点で施用することができる。更に、本発明の除草剤の組成物は、土壌施用、茎葉施用、灌水施用、水中施用などの種々の施用形態をとることができ、それは、畑地、果樹園、及び水田などの農地、並びに畑の尾根、休耕地、運動場、ゴルフ場、空き地、森林、工場敷地、線路脇、道路脇などの非農耕地に施用することができる。更に、施用は、葉、茎、柄、花、芽、果実、種子、新芽、根、塊茎、塊根、苗条、挿し木、種子などの植物の生殖部分、及び植物の繁殖に使用することができる挿し木及び塊茎(例えばジャガイモ)などの栄養植物材料など、植物の生育地で行うことができる。これには、種子、根、果実、塊茎、鱗茎、根茎、苗条、芽、並びに発芽後又は土壌からの出芽後に移植される実生及び若い植物を含む植物の他の部分が含まれる。これらの若い植物は、浸漬又は注入による全処置又は部分的処置によって移植前に保護され得る。
本発明の除草剤の組み合わせは、トウモロコシ、コメ、コムギ、オオムギ、ライムギ、オートムギ、ソルガム、綿、ダイズ、ピーナッツ、ソバ、ビート、ナタネ、ヒマワリ、サトウキビ、タバコ;野菜では、ナス、トマト、ピメント、コショウ、ジャガイモ、サトウキビなどのナス科の野菜、キュウリ、カボチャ(pumpkin)、ズッキーニ、スイカ、メロン、カボチャ(squash)などのウリ科の野菜、ダイコン、カブ、セイヨウワサビ、コールラビ、ハクサイ、キャベツ、カラシナ、ブロッコリー、カリフラワーなどのアブラナ科の野菜、ゴボウ、シュンギク、チョウセンアザミ、レタスなどのキク科の野菜、ネギ、タマネギ、ニンニク、及びアスパラガスなどのユリ科の野菜、ニンジン、パセリ、セロリ、アメリカボウフウなどのセリ科の野菜、ホウレンソウ、スフダンソウなどのアカザ科の野菜、エゴマ、ミント、バジルなどのシソ科の野菜、イチゴ、サツマイモ、ヤマノイモ、サトイモなど、花、観葉植物、芝草、果実では、リンゴ、ナシ、カリンなどの仁果類、モモ、プラム、ネクタリン、ウメ、サクランボ、アプリコット、プルーンなどの核果類、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツなどの柑橘果実、クリ、クルミ、ヘーゼルナッツ、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツ、マカダミナッツなどのナッツ類、ブルーベリー、クランベリー、ブラックベリー、ラズベリーなどのベリー類、ブドウ、カキ果物、オリーブ、プラム、バナナ、コーヒー、ナツメヤシ、ココナッツなど、果実の木以外の樹木;茶、クワ、顕花植物、セイヨウトネリコ、カバノキ、ミズキ、ユーカリ、イチョウ、ライラック、カエデ、オーク、ポプラ、ユダの木、フウ、プラタナス、ケヤキ、ネズコ、モミ材、ヘムロック、ビャクシン、マツ、トウヒ、及びイチイなどの木などの作物における雑草を標的とするのに使用され得る。
一実施形態によれば、標的とされる雑草は、イネ科雑草及び広葉雑草である。
一実施形態によれば、雑草は、先の実施形態で説明したような望まれない非農業領域、空間、及び施設で成長する作物植物であってもよい。
本発明の除草剤の組成物は、一年生雑草及び多年生雑草などの広範囲の望ましくない植物を防除することができる。本発明の除草剤の組成物によって防除される望ましくない植物は、例えば、具体的には、カヤツリグサ科、例えば緑ヒメクグ(Kyllinga brevifolia Rottb.var.leiolepis)、スゲ(Cyperus spp.)(例えば、ハマスゲ(Cyperus rotundus L.)、タマガヤツリ(Cyperus difformis L.)、キハマスゲ(Cyperus esculentus L.)、若しくはカヤツリグサ(Cyperus microiria Steud.));イネ科、例えばイヌビエ(Echinochloa crus-galli L.、Echinochloa oryzicola vasing.)、メヒシバ(Digitaria spp.)(例えば、サマーグラス(Digitaria ciliaris(Retz.)Koel)、オオメヒシバ(Digitaria sanguinalis L.)、紫メヒシバ(Digitaria violascens Link)、若しくはDigitaria horizontalis Willd.)、エノコログサ(Setaria viridis(L.))、オオアワ(Setaria faberi Herrm.)、オヒシバ(Eleusine indica L.)、ソルガム(Sorghum spp.)(例えば、ジョンソングラス(Sorghum halepense(L.)Pers.)若しくはモロコシ(Sorghum bicolor(L.)Moench.))、オート麦(Avena spp.)(例えば、野生カラスムギ(Avena fatua L.))、スズメノカタビラ(Poa annua L.)、パニックグラス(Panicum spp.)(ギニアグラス(Panicum maximum Jacq.)、若しくはオオクサキビ(Panicum dichotomiflorum(L.)Michx.))、シグナルグラス(Brachiaria spp.)(例えば、オオバコシグナルグラス(Brachiaria plantaginea(LINK)Hitchc.)、パリセイドシグナルグラス(Brachiaria decumbens Stapf)、若しくはモーリシャスシグナルグラス(Brachiaria mutica(Forssk.)Stapf))、スズメノヒエ(Paspalum spp.)、ツノアイアシ(Rottboellia cochinchinensis(LOUR.)W.D.CLAYTON)、若しくはギョウギシバ(Cynodon dactylon Pers.);ゴマノハグサ科、例えばオオイヌノフグリ(Veronica persica Poir.)若しくはタチイヌノフグリ(Veronica arvensis L.);キク科、例えばベグガマダニ(Bidens spp.)(例えば、コシロノセンダングサ(Bidens pilosa L.)、アメリカセンダングサ(Bidens frondosa L.)、センダングサ(Lour.)Merr.et Sherff、若しくはセンダングサ(Bidens subalternans DC.))、アレチノギク(Conyza bonariensis(L.)Cronq.)、ヒメムカシヨモギ(Erigeron canadensis L.)、タンポポ(Taraxacum officinale Weber)、オナモミ(Xanthium strumarium L.)、若しくはブタクサ(Ambrosia artemisiifolia L.);マメ科、例えばタヌキマメ若しくはラドルボックス(Crotalaria spp.)(例えば、サンヘンプ(Crotalaria juncea L.))、毒豆(Sesbania spp.)(例えば、セスバニア(Sesbania rostrata Bremek.& Oberm.)、若しくはセスバニアエンドウ(Sesbania cannabina(Retz.)Pers.))、シロツメクサ(Trifolium repens L.)、若しくは矢筈草(Lespedeza striata(Thunb.)Hook.et.Arn.);ナデシコ科、例えばオランダミミナグサ(Cerastium glomeratum Thuill.)若しくはハコベ(Stellaria media L.);トウダイグサ科、例えばガーデントウダイグサ(Euphorbia hirta L.)、アミガサソウ(Acalypha australis L.)、若しくはポインセチア(Euphorbia heterophylla L.);オオバコ科、例えばオオバコ(Plantago asiatica L.);カタバミ科、例えばカタバミ(Oxalis corniculata L.);セリ科、例えば芝生ペニーワート(Hydrocotyle sibthorpioides Lam.);スミレ科、例えばスミレ(Viola mandshurica W.Becker);アヤメ科、例えばシシリンキウム(Sisyrinchium rosulatum Bicknell);イネ科、例えばフウロソウ(Geranium carolinianum L.);シソ科、例えばヒメオドリコソウ(Lamium purpureum L.)若しくはホトケノザ(Lamium amplexicaule L.);アオイ科、例えばイチビ(Abutilon theophrasti MEDIC.)若しくはプリクリシダ(Sida spinosa L.);ヒルガオ科、例えばマルバアメリカアサガオ(Ipomoea hederacea(L.)Jacq.)、アサガオ(Ipomoea purpurea ROTH)、ヒノキアサガオ(Ipomoea guamoclit L.)、(オオバナアサガオ(DAMMERMANN)O’DONNELL、ヘアリーメレミア(hairy merremia)(Merremia aegyptia(L.)URBAN)若しくはセイヨウヒルガオ(Convolvulus arvensis L.);アカザ科、例えばラムズクォーター(Chenopodium album L.);スベリヒユ科、例えばスベリヒユ(Portulaca oleracea L.);ヒノキ科、例えばブタクサ(Amaranthus spp.)(例えば、アカザ(Amaranthus blitoides S.Wats.)、イヌビユ(Amaranthus lividus L.)、紫アマランス(Amaranthus blitum L.)、スムーズアカザ(Amaranthus hybridus L.、Amaranthus patulus Bertol.)、パウエルアマランス(Amaranthus powellii S.Wats.)、スレンダーアマランス(Amaranthus viridis L.)、パルマーアマランス(Amaranthus palmeri S.Wats.)、赤根アカザ(Amaranthus retroflexus L.)、トールウォーターヘンプ(Amaranthus tuberculatus(Moq.)Sauer.)、ウォーターヘンプ(Amaranthus tamariscinus Nutt.)、ハリビユ(Amaranthus spinosus L.)、アタコ(Amaranthus quitensis Kunth.)、若しくはAmaranthus rudis Sauer.);ナス科、例えば、イヌホオズキ(Solanum nigrum L.);タデ科、例えば、斑点タデ(Polygonum lapathifolium L.)若しくは緑ヤナギタデ(Polygonum scabrum MOENCH);アブラナ科、例えばタネツケバナ(Cardamine flexuosa WITH.);ウリ科、例えばアレチウリ(Sicyos angulatus L.);又はコンメリナ科、例えばツユクサ(Commelina communis L.)であり得る。
更に、本発明の除草剤の組成物は、カヤツリグサ科、例えばハマスゲ(Cyperus rotundus L.)若しくはキハマスゲ(Cyperus esculentus L.);イネ科、例えばイヌビエ(Echinochloa crus-galli L.、Echinochloa oryzicola vasing.)、サマーグラス(Digitaria ciliaris(Retz.)Koel)、オオメヒシバ(Digitaria sanguinalis L.)、モロコシ(Sorghum bicolor(L.)Moench.)、野生カラスムギ(Avena fatua L.)、ギニアグラス(Panicum maximum Jacq.)、シグナルグラス(Brachiaria spp.)若しくはギョウギシバ(Cynodon dactylon Pers.);ゴマノハグサ科、例えばオオイヌノフグリ(Veronica persica Poir.);キク科、例えばコシロノセンダングサ(Bidens pilosa L.)若しくはブタクサ(Ambrosia artemisiifolia L.);マメ科、例えば、サンヘンプ(Crotalaria juncea L.)、セスバニア(Sesbania rostrata Bremek.& Oberm.)若しくは矢筈草(Lespedeza striata(Thunb.)Hook.et Arn.);トウダイグサ科、例えばポインセチア(Euphorbia heterophylla L.);アオイ科、例えばイチビ(Abutilon theophrasti MEDIC.);ヒルガオ科、例えばマルバアメリカアサガオ、若しくはセイヨウヒルガオ(Convolvulus arvensis L.);又はヒノキ科、例えば赤根アカザ(Amaranthus retroflexus L.)を、出現の前後を含む幅広い施用タイミングで防除することが可能であり、これらは、畑地及び果樹園などの農地並びにゴルフコース、線路脇、及び道路脇などの非農耕地における有害雑草として問題である。
標的雑草は、Taraxacum officinale Weber(タンポポ、TAROF)、Galium aparine(ヤエムグラ、GALAP)、Stellaria media(ハコベ、STEME)、Senecio sp.(ノボロギク、SENSS)、Veronica sp.(イヌノフグリ、VERSS)、Phalaris sp.(カナリアサード、PHASS)、Alopecurus myosuroides Huds.(ブラックグラス、ALOMY)、Amaranthus palmeri(パルマーアマランス、AMAPA)、Amaranthus retroflexus(アマランス、AMARE)、Amaranthus viridis(スレンダーアマランス、AMAVI)、Avena fatua(野生カラスムギ、AVEFA)、Brachiaria decumbens Stapf.若しくはUrochloa decumbens(Stapf)、Brachiaria brizantha若しくはUrochloa brizantha、Brachiaria platyphylla(Groseb.)Nash若しくはUrochloa platyphylla(広葉シグナルグラス、BRAPP)、Brachiaria plantaginea.若しくはUrochloa plantaginea(アレキサンダーグラス、BRAPL)、Bromus sp.若しくはAnisantha sp(スズメノチャヒキ、BROSS)、Convolvulus arvensis(セイヨウヒルガオ、CONAR)、Cenchrus echinatus(シンクリノイガ、CENEC)、Digitaria sp.(メヒシバ、DIGSS)-、Echinochloa crus-galli(イヌビエ、ECHCG)、Echinochloa colonum(コヒメビエ、ECHCO)、Eleusine indica Gaertn.(グースグラス、ELEIN)、Elymus repens(シバムギ、AGREE)、Geranium sp(クレインズビル、GERSS)、Lolium multiflorum Lam.(ネズミムギ、LOLMU)、Panicum dichotomiflorum Michx(オオクサキビ、PANDI)、Panicum miliaceum L.(野生キビ、PANMI)、Poa sp.(メドウグラス、POASS)、Sesbania exaltata(ヘンプセスバニア、SEBEX)、Setaria faberi Herrm.(オオアワ、SETFA)、Setaria sp.(フォックステイルグラス、SETSS)、Sorghum halepense(ジョンソングラス、SORHA)、Sorghum bicolor、Moench ssp.、Arundinaceum(モロコシ、SORVU)、Cyperus esculentus(キハマスゲ、CYPES)、Cyperus rotundus(ハマスゲ、CYPRO)、Abutilon theophrasti(イチビ、ABUTH)、Amaranthus species(アマランサス種、AMASS)、Ambrosia artemisiifolia L.(ブタクサ、AMBEL)、Ambrosia psilostachya DC.(ブタクサ、AMBPS)、Ambrosia trifida(オオブタクサ、AMBTR)、Anoda cristata(アノダクリスタタ、ANVCR)、Asclepias syriaca(オオトウワタ、ASCSY)、Bidens pilosa(コセンダングサ、BIDPI)、Borreria species(BOISS)、Borreria alata又はSpermacoce alata Aubl又はSpermacoce latifolia(広葉オオフタバムグラ、BOILF)、Chenopodium album L(シロザ、CHEAL)、Cirsium arvense(セイヨウトゲアザミ、CIRAR)、Commelina benghalensis(マルバツユクサ、COMBE)、Datura stramonium(シロバナチョウセンアサガオ、DATST)、Daucus carota(ノラニンジン、DAUCA)、Euphorbia heterophylla(ショウジョウソウモドキ、EPHHL)、Euphorbia hirta又はChamaesyce hirta(シマニシキソウ、EPHHI)、Euphorbia dentata Michx(トウダイグサ(toothed spurge)、EPHDE)、Erigeron bonariensis若しくはConyza bonariensis(アレチノギク、ERIBO)、Erigeron canadensis若しくはConyza canadensis(ヒメムカシヨモギ、ERICA)、Conyza sumatrensis(オオアレチノギク、ERIFL)、Helianthus annuus(ヒマワリ、HELAN)、Jacquemontia tamnifolia(小花アサガオ、IAQTA)、Ipomoea hederacea(アメリカアサガオ、IPOHE)、Ipomoea lacunosa(白アサガオ、IPOLA)、Lactuca serriola(トゲチシャ、LACSE)、Malva species(ゼニアオイ、MALSS)、Portulaca oleracea(スベリヒユ、POROL)、Richardia species(プスリー、RCHSS)、Salsola tragus(ロシアアザミ、SASKR)、Sida species(キンゴジカ、SIDSS)、Sida spinosa(棘のある(キンゴジカ、SIDSP)、Sinapis arvensis(野生カラシナ、SINAR)、Sonchus sp.(ノゲシ、SONSS)、Solanum ptychanthum(アメリカイヌホオズキ、SOLPT)、Tridax procumbens(コトブキギク、TRQPR)、Rumex dentatus(RUMDE)、又はXanthium strumarium(オナモミ、XANST).から選択され得る。
一実施形態において、標的イネ科雑草は、LOLSS、BROSS、ECHSS、DIGSS、及びSETSSから選択される。
一実施形態において、標的とされる双子葉雑草は、ERISS、GERSS、
Sonchus sp.、CONAR、及びMalva sp.から選択される。
特定の実施形態では、本発明による化合物の組み合わせ又は組成物の相乗効果は、所与の雑草に対して発芽前又は後のいずれかで個別に施用された場合に存在する。
上述のこれらの組み合わせ又は組成物は、除草有効量で雑草の生育地に施用され得る。
一実施形態において、組成物中のシクロヘキサンジオン除草剤の総量は、0.1~99重量%、好ましくは0.5~80重量%の範囲にあり得る。
一実施形態において、活性成分、好ましくはクレトジムの有効量は、組成物の総重量の約5重量%~50重量%の範囲、特に約5重量%~35重量%の範囲にある。
一実施形態において、本発明の組成物は、50g/L~500g/Lの範囲の量のクレトジムを含む。
一実施形態において、本発明の組成物は、50g/L~400g/Lの範囲の量のクレトジムを含む。
一実施形態において、本発明の組成物は、50g/L~300g/Lの範囲の量のクレトジムを含む。
一実施形態において、本発明の組成物は、80g/L~300g/Lの範囲の量のクレトジムを含む。
組成物中の第2の有効成分の総量は、0.1~99重量%の範囲にあり得る。
一実施形態において、組成物中で使用される活性化合物の有効量は、製剤のタイプによって異なり得る。
一実施形態によれば、本開示の組成物の構成成分は、別々に、又は複数部分除草剤系の一部として施用することができる。構成成分は、レディミックス又はタンクミックスとして施用することができる。構成成分は、任意の順序で逐次的に、又はプレミックス若しくはタンクミックスとして一緒に施用することができる。構成成分は、任意の方法で施用された場合に相乗作用を実証する。
一実施形態において、本発明の組成物は、クレトジムと、カルフェントラゾン若しくはカルフェントラゾン-エチル又はピラフルフェン若しくはピラフルフェン-エチルから選択される少なくとも1種の除草剤と、を含む。
一実施形態において、クレトジムは、10~1000g a.i./ha、好ましくは20~800g a.i./haの用量で雑草の防除のために使用され得る。
一実施形態において、カルフェントラゾン又はカルフェントラゾン-エチルは、1~500g a.i./ha、好ましくは5~200g/haの用量で雑草の防除のために使用され得る。
一実施形態において、ピラフルフェン又はピラフルフェン-エチルは、1~500g a.i./ha、好ましくは5~200g a.i./haの用量で雑草の防除に使用することができる。
一実施形態によれば、本発明は、雑草及び望ましくない植生の防除又は除去のための、クレトジムと、少なくとも1種の別の除草剤と、を含む相乗的な組成物を使用する方法を提供する。
一実施形態によれば、本発明は、雑草の防除又は除去のための、クレトジムと、PPO阻害剤、ACCアーゼ阻害剤、ALS阻害剤、又はオーキシン調節経路攪乱物質から選択される少なくとも1種の別の除草剤と、を含む相乗的な組成物を使用する方法を提供する。
一実施形態によれば、本発明は、クレトジムと、少なくとも1種の別の除草剤と、を含む相乗的な組成物を、標的植物又は雑草及び望ましくない植生の生育地で施用する方法を提供する。
本発明の実施形態は、クレトジムと、PPO阻害剤、ACCアーゼ阻害剤、ALS阻害剤、又はオーキシン調節経路攪乱物質から選択される追加の除草剤と、を含む相乗的な組成物を、標的植物又は雑草の生育地で施用する方法を提供する。
本発明の実施形態はまた、望ましくない植生によって引き起こされる妨害を低減又は根絶する方法であって、クレトジムと、少なくとも1種の別の除草剤と、を含む相乗的な組成物を施用することを含む、方法を提供する。
本発明の一実施形態はまた、望ましくない植生によって引き起こされる妨害を低減又は根絶する方法であって、クレトジムと、PPO阻害剤、ACCアーゼ阻害剤、ALS阻害剤、又はオーキシン調節経路攪乱物質から選択される追加の除草剤と、を含む相乗的な組成物を施用することを含む、方法を提供する。
一実施形態において、本発明は、雑草の防除又は除去のための、クレトジムと、ピラフルフェン、ピラフルフェン-エチル、カルフェントラゾン、又はカルフェントラゾン-エチルから選択される少なくとも1種の別の除草剤と、を含む相乗的な組成物の使用を提供する。
別の実施形態では、本発明は、非農耕地、施設、果樹園、つる植物、及び果樹からの雑草の防除又は除去のために使用される、クレトジムと、ピラフルフェン、ピラフルフェン-エチル、カルフェントラゾン、又はカルフェントラゾン-エチルから選択される少なくとも1種の別の除草剤と、を含む相乗的な組成物の使用を提供する。
別の特定の実施形態によれば、本発明は、クレトジムと、ピラフルフェン、ピラフルフェン-エチル、カルフェントラゾン、又はカルフェントラゾン-エチルから選択される少なくとも1種の別の除草剤と、を含む相乗的な組成物を施用することを含む、非農耕地、施設、果樹園、つる植物、及び果樹からの雑草の防除又は除去の方法を含む。
一実施形態において、除草剤の組成物は、望ましくない植生の生育地に、約0.01L/ha~20L/ha、好ましくは約0.5L/ha~10L/haの範囲の量で有効に施用される。
好ましくは、本組み合わせ又は組成物は、発芽前又は後のいずれかに施用することができる。組み合わせの利点は、発芽前に施用した場合の驚くほど良好な残留効果、並びに発芽後に施用した場合の迅速なノックダウンであり、雑草の迅速な防除をもたらす。
上記の組み合わせは、標的雑草が成長し、広がっている野辺にそれを噴霧することによって施用することができる。
本発明の組み合わせは、発芽前及び発芽後の状態の両方において、ある特定の広葉雑草を効果的に防除する。
本組み合わせは、発芽前の状態のある特定の広葉雑草を防除するために施用される。
本発明の組成物は、濃縮形態又はすぐ使用できる形態で都合よく調製することができる。
本組成物は、従来の地上噴霧器、散粒器、散水(灌注)、点滴灌漑、噴霧、霧化、ばらまき、散粉、発泡、塗布、空中噴霧法、空中散布法、これらに限定されないが、ドローン、ロボットなどの現代技術を用いた施用を利用する方法の使用によって、及び当業者に公知の他の従来の手段によって、生育地に施用することができる。
本発明の一実施形態は、本明細書に記載の除草剤混合物、又はその構成成分を含むパーツのキットを提供する。そのようなキットは、前述の活性構成成分に加えて、1つ以上の追加の活性成分及び/又は不活性成分を、提供される除草剤の組成物内又は別個のいずれかで含み得る。
したがって、一実施形態において、本発明は、少なくとも1種のシクロヘキサンジオン除草剤の第1の構成成分と、プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ(PPO)阻害剤、アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCアーゼ阻害剤)、ALS阻害剤、又はオーキシン調節経路攪乱物質、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1種の他の除草剤の第2の構成成分と、を含む多成分キットを提供する。
別の実施形態において、当該多成分キットは、1つ以上の活性構成成分及び/又は不活性成分を含む1つ以上の追加の成分を更に含む。本明細書で言及される活性成分及び/又は不活性成分は、それぞれ、先の実施形態に記載されている追加の活性成分及び農薬として許容される担体を指す。
一実施形態において、多成分キットは、取扱説明書を含み、当該取扱説明書は、使用前に構成成分を混合するように使用者に指示する取扱説明書を含む。構成成分は、一緒に混合されると、相乗的な除草剤の混合物を生成する。
本発明はまた、雑草の選択的な防除のための方法も提供する。一実施形態において、方法は、本発明の組成物を、雑草防除を必要とするか又は望ましくない雑草のリスクがある作物植物に、作物において雑草防除を提供するのに有効な量で接触させることを含む。
化合物組み合わせの除草活性は、以下の実施例から理解することができる。すなわち、本発明の組み合わせは、相乗効果を有する。別途定義のない限り、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書に記載されるものと類似又は同等の方法及び材料を本発明の実施又は試験において使用することができるが、好適な方法及び材料が本明細書に記載される。
本明細書で使用される場合、全ての数値又は数値範囲は、文脈が明らかにそうでないことを示さない限り、かかる範囲内の整数とその値の小数部、又はその範囲内の整数を含む。したがって、例えば、90%~100%の範囲への言及には、91%、92%、93%、94%、95%、95%、97%など、並びに91.1%、91.2%、91.3%、91.4%、91.5%など、92.1%、92.2%、92.3%、92.4%、92.5%などが含まれる。
本発明は、一般に、多数の実施形態を説明するために、肯定的言語を使用して開示される。本発明はまた、具体的には、物質又は材料、方法工程及び条件、プロトコール、手順、アッセイ、又は分析など、特定の主題が完全に又は部分的に除外される実施形態も含む。したがって、本発明は、本発明が本発明に明示的に含まれない態様を含まないことに関して本明細書では一般的に表現されていないが、本明細書に開示される。本発明の多くの実施形態について説明してきた。それにもかかわらず、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、様々な改変がなされ得ることが理解されるであろう。したがって、以下の実施例は、特許請求の範囲に記載される本発明の範囲を説明することを意図するものであり、限定するものではない。
ここで、本発明を以下の実施例を参照してより詳細に説明する。本発明の前述の記載は、当業者が、本明細書で最良の形態であると考えられるものを製造及び使用することを可能にするが、当業者であれば、本明細書の具体的な実施形態、方法、及び実施例の変形、組み合わせ、及び等価物の存在を理解し、評価するであろう。したがって、本発明は、上記に記載される実施形態、方法、及び実施例によって限定されるべきではなく、本発明の範囲及び趣旨内の全ての実施形態及び方法によって限定されるべきである。
実施例1
実地試験を実施して、一年草の防除、及び多年生作物における双子葉植物の防除に対する本組み合わせ、クレトジム及びカルフェントラゾン-エチルの有効性を評価した。
標的としたイネ科雑草:LOLSS、BROSS、ECHSS、DIGSS、SETSS
標的とした双子葉雑草:ERISS、GERSS、Sonchus sp.、CONAR、Malva sp(施用時ロゼット期、茎伸長前、開花前、地表植被前)
施用量:300L/ha
コルビーの式を用いて、混合物から予想される除草効果を決定した。(Colby,S.R.Calculation of the synergistic and antagonistic response of herbicide combinations.Weeds 1967,15,20-22を参照されたい)。
以下の式を使用して、2つの活性成分A及びBを含有する混合物の予測される活性を計算した。
期待値=A+B-(A×B/100)
A=混合物中で使用されるのと同じ濃度での活性構成成分Aの観察された有効性。
B=混合物中で使用されるのと同じ濃度での活性構成成分Bの観察された有効性。本明細書に記載の組成物が好適な雑草防除をもたらす能力は、表3~10の効力データによって示される。
56~59DAAでのDigitaria sanguinalis DIGSA(n=2)への施用におけるクレトジムとカルフェントラゾン(カルフェントラゾン-エチル)との相乗的な混合物で観察された生物学的活性を以下の表に表した。
Figure 2023533230000001
56~59DAAでのEchinochloa crus-galliECHCG(n=2)への施用におけるクレトジムとカルフェントラゾンとの相乗的な混合物で観察された生物学的活性を以下の表に表した。
Figure 2023533230000002
56~59DAAでのLolium multiflorum LOLMU(n=2)への施用におけるクレトジムとカルフェントラゾンとの相乗的な混合物で観察された生物学的活性を以下の表に表した。
Figure 2023533230000003
56~59DAAでのSetaria pumila SETPU(n=1)への施用におけるクレトジムとカルフェントラゾンとの相乗的な混合物で観察された生物学的活性を以下の表に表した。
Figure 2023533230000004
14~15DAAでのSonchus oleraceus SONOL(n=2)への施用におけるクレトジムとカルフェントラゾンとの相乗的な混合物で観察された生物学的活性。
Figure 2023533230000005
14~15DAAでのConvolvulus arvensis CONAR(n=2)への施用におけるクレトジムとカルフェントラゾンとの相乗的な混合物で観察された生物学的活性。
Figure 2023533230000006
14DAAでのPortulaca oleracea POROL(n=1)への施用におけるクレトジムとカルフェントラゾンとの相乗的な混合物で観察された生物学的活性。
Figure 2023533230000007
14DAAでのSenecio vulgaris SENVU(n=1)への施用におけるクレトジムとカルフェントラゾンとの相乗的な混合物で観察された生物学的活性。
Figure 2023533230000008
ほとんどの広葉雑草に施用して3日後から兆候が見られ、良好な効力を示した。多年生雑草に対して、一年生広葉雑草で最も高くかつ迅速な防除が観察された。効力は時間とともに増加し、ほとんどの雑草について14~15DAAでピークに達した。
したがって、本発明の組み合わせ又は組成物は、標的雑草防除に有効であると結論される。
実施例2
実地試験を実施して、リンゴの木における困難な一年草及び多年草に対する本組み合わせ、クレトジム及びピラフルフェン(ピラフルフェン-エチル)の有効性を評価した。試験の結果を以下の表に表す。
Figure 2023533230000009
クレトジムとピラフルフェンとの組み合わせは、困難な一年草及び多年草を防除するのに非常に有効であると結論付けられた。
実施例3
クレトジム及びピラフルフェン-エチルを、個々の施用、プレミックス、及びタンクミックスの組み合わせとして、食用ブドウに対して試験した。生成物をEC製剤として製剤化し、グルホシネートSCと比較した。処理の28日後にSetaria雑草に対する処理の効果を調べた。
Figure 2023533230000010
上記表から、クレトジム及びピラフルフェン-エチルは、雑草の防除において相乗効果を発揮することが明らかである。クレトジムとピラフルフェン-エチルとの組み合わせ(タンクミックス又はプレミックス)によって生じる効果が、より少ない割合の活性成分でグルホシネート処理よりも顕著であることも注目に値する。これは、現場での化学的施用が少ないという点で生態学的利点を提供する。
実施例4
クレトジム、ピラフルフェン-エチル、及びそれらの組み合わせ(プレミックス及びタンミックス(tan-mix))についてのポット試験を、エノコログサ、メヒシバ、及びギョウギシバに対して行った。
Figure 2023533230000011
Figure 2023533230000012
Figure 2023533230000013
上記表から、クレトジム及びピラフルフェン-エチルは、雑草の防除において相乗効果を発揮することが明らかである。
実施例5
クレトジム+カルフェントラゾン120+20g/l ECを以下のように製剤化した。
Figure 2023533230000014

Claims (20)

  1. 少なくとも1種のシクロヘキサンジオン除草剤と、
    PPO阻害剤、アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤(ACCアーゼ阻害剤)、ALS阻害剤、若しくはオーキシン調節経路攪乱物質、又はそれらの組み合わせの群から選択される少なくとも1種の他の除草剤と、
    を含む、相乗的な除草剤の組み合わせ。
  2. 前記シクロヘキサンジオン除草剤が、クレトジムである、請求項1に記載の組み合わせ。
  3. 前記PPO阻害剤が、ジフェニルエーテル、N-フェニルフタルイミド、フェニルピラゾールオキサジアゾール、チアジアゾール、トリアゾリノン、オキサゾリジンジオン、ピリミジンジオン、又はそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の組み合わせ。
  4. 前記PPO阻害剤が、アシフルオルフェン、フォメサフェン、ラクトフェン、フルミクロラック、フルミオキサジン、スルフェントラゾン、カルフェントラゾン、フルチアセット-エチル及びサフルフェナシル、アザフェニジン、ベンズフェンジゾン、ビフェノクス、ブタフェナシル、カルフェントラゾン、カルフェントラゾン-エチル、クロメトキシフェン、シニドン-エチル、フルアゾレート、フルフェンピル-エチル、フルミクロラック-ペンチル、フルオログリコフェン-エチル、フルチアセット-メチル、フォメサフェン、ハロサフェン、ラクトフェン、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキシフルオルフェン、ペントキサゾン、プロフルアゾール、ピラクロニル、ピラフルフェン-エチル、サフルフェナシル、チジアジミン、トリフルジモキサジン、及びチアフェナシルからなる群から選択される、請求項3に記載の組み合わせ。
  5. 前記PPO阻害剤が、カルフェントラゾン又はカルフェントラゾン-エチルである、請求項4に記載の組み合わせ。
  6. 前記PPO阻害剤が、ピラフルフェン又はピラフルフェン-エチルである、請求項4に記載の組み合わせ。
  7. シクロヘキサンジオン除草剤と、
    PPO阻害剤、アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤(ACCアーゼ阻害剤)、ALS阻害剤、若しくはオーキシン調節経路攪乱物質、又はそれらの組み合わせの群から選択される少なくとも1種の他の除草剤と
    の相乗的な組み合わせを含む相乗的な組成物であって、前記シクロヘキサンジオン除草剤が、クレトジムである、相乗的な組成物。
  8. クレトジムと、
    カルフェントラゾン、カルフェントラゾン-エチル、ピラフルフェン、及びピラフルフェン-エチルからなる群から選択される少なくとも1種の他の除草剤と、
    を含む、相乗的な組成物。
  9. 前記組成物が、少なくとも1種の農薬として許容される担体を更に含む、請求項7又は8に記載の組成物。
  10. 雑草及び望ましくない植生の防除又は除去のための相乗的な組成物を作製する方法であって、前記方法が、クレトジムと少なくとも1種の他の除草剤とを混合することを含む、方法。
  11. 前記他の除草剤が、PPO阻害剤、ACCアーゼ阻害剤、ALS阻害剤、及びオーキシン調節経路攪乱物質からなる群から選択される、請求項10に記載の方法。
  12. 生育地の雑草及び望ましくない植生を防除する方法であって、少なくとも1種のシクロヘキサンジオン除草剤と、プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ(PPO)阻害剤、アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCアーゼ阻害剤)、ALS阻害剤、又はオーキシン調節経路攪乱物質、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1種の他の除草剤と、を含む相乗的な除草剤の組み合わせを、前記生育地で施用することを含む、方法。
  13. 前記除草剤の組み合わせが、非農地、施設、森林地、果樹園、つる植物、及び果樹に施用される、請求項12に記載の方法。
  14. 前記シクロヘキサンジオン除草剤がクレトジムであり、前記他の除草剤が、カルフェントラゾン、カルフェントラゾン-エチル、ピラフルフェン、及びピラフルフェン-エチルからなる群から選択される、請求項12に記載の方法。
  15. クレトジムが、10~1000g a.i./haの用量で施用され、カルフェントラゾン、カルフェントラゾン-エチル、ピラフルフェン、又はピラフルフェンエチルが、1~500g a.i./haの用量で施用される、請求項14に記載の方法。
  16. 前記相乗的な除草剤の組み合わせが、発芽前の状態、発芽後の状態、又はその両方で施用される、請求項12に記載の方法。
  17. 雑草及び望ましくない植生の防除又は除去のための相乗的な組み合わせの使用であって、前記組成物が、シクロヘキサンジオン除草剤と、プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ(PPO)阻害剤、アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCアーゼ阻害剤)、ALS阻害剤、又はオーキシン調節経路攪乱物質、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1種の他の除草剤と、を含み、前記シクロヘキサンジオン除草剤が、クレトジムである、使用。
  18. 少なくとも1種のシクロヘキサンジオン除草剤である第1の構成成分と、
    プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ(PPO)阻害剤、アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCアーゼ阻害剤)、ALS阻害剤、又はオーキシン調節経路物質、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1種の他の除草剤である第2の構成成分と、
    を含む多成分キットであって、前記シクロヘキサンジオン除草剤が、クレトジムである、多成分キット。
  19. 前記多成分キットが、1つ以上の活性構成成分及び/又は不活性成分を含む1つ以上の追加の成分を更に含む、請求項18に記載の多成分キット。
  20. 前記多成分キットが、前記第1および第2の構成成分が一緒に組み合わされる場合に、相乗的な混合物を生成する、請求項18に記載の多成分キット。
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