JP2023531834A - 空気封止されたベアリングを有し化学的抽出を行う産業用遠心分離機 - Google Patents

空気封止されたベアリングを有し化学的抽出を行う産業用遠心分離機 Download PDF

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Abstract

1つ以上の化合物をバイオマスから抽出する産業用遠心分離機(10)は、円筒槽(20)の中に配置された遠心分離バスケット(100)を含む。遠心分離バスケット(100)は、上側穿孔部分(320)および下側中実部分(330)を含む円筒状の側壁部と、側壁部に上側穿孔部分と下側中実部分の間で連結されたバスケットベースプレート(350)とを含む。遠心分離機は、バスケットベースプレート(350)に連結されたスピンドル(70)と、スピンドルベアリングアセンブリ(420)と、スピンドルベアリングアセンブリとバスケットベースプレートの間に配置された接触封止部(440)とを含む。側壁部の下側中実部分と、スピンドルと、バスケットベースプレートとは、囲まれた体積部(354)を画定する。産業用遠心分離機の動作中に、囲まれた体積部の中に閉じ込められた空気は、円筒槽の中の抽出流体と、接触封止部、スピンドルベアリングアセンブリ、または、両方との間で空気封止部を提供し、抽出流体がスピンドルベアリングと接触して、そこに破損を生じるのを防ぐ。

Description

関連出願の相互参照
本願は、「Air Sealed Bearing for an Industrial Centrifuge for Chemical Extraction」という名称で2020年7月1日に出願された米国仮特許出願第63/046,787号の優先権の利益を主張し、その内容は全体として依拠され、参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、産業用遠心分離機、特に、化学的抽出処理に用いられる産業用遠心分離機に関する。
産業用遠心分離機を用いて、植物性(植物)物質の混合物から1つ以上の化学物質を抽出しうる。植物性産物を抽出する一利用例において、カンナビジオール(CBD)の油滴を、産業用大麻または、ある種の低THC品種のマリファナを含むバイオマスから低温化学的抽出するのに産業用遠心分離機を用いうる。典型的には、低温化学的抽出は、約-40°F(約-40℃)などの低温で、抽出流体存在下で行われる。抽出流体は、CBD油滴を抽出するものであり、CBD油滴は、抽出流体によって運ばれて、バイオマスから遠心分離力によって分離される。
産業用遠心分離機の様々なベアリングは抽出流体に曝されて、産業用遠心分離機のベアリングまたはモータに破損を生じうる。本開示は、抽出流体が、スピンドルベアリングアセンブリ、モータベアリングアセンブリ、または、両方へと漏れるのを防ぐための産業用遠心分離機のスピンドルベアリングアセンブリの空気封止部に関する。ベアリングアセンブリが抽出流体に曝されるのを減らすか、防ぐことで、スピンドルベアリングアセンブリ、モータベアリングアセンブリ、モータ、または、これらの組合せの破損を減らすか、防ぎうる。更に、空気封止部は、-40°F(約-40℃)の冷却抽出流体を用いた抽出遠心分離動作に使用可能な材料で構成され封止されたベアリングの代わりに、費用効果の高いベアリングを可能にしうる。空気封止部は、受動的で、ベアリングアセンブリを収容したチェンバに閉じ込められた空気を圧縮する抽出流体の重力のみによって駆動されうる。
本開示の1つ以上に態様において、化合物をバイオマスから抽出する産業用遠心分離機の遠心分離バスケットは、上側穿孔部分および下側中実部分を含む側壁部を含み、側壁部は円筒状で、下側中実部分は、穿孔を含まないものでありうる。遠心分離バスケットは、更に、側壁部の内面に上側穿孔部分と下側中実部分の間で連結されたバスケットベースプレートを含みうる。遠心分離バスケットは、更に、バスケットベースプレートに連結されたスピンドル取付けアセンブリを含みうる。側壁部の下側中実部分、バスケットベースプレートの最下面、および、スピンドル取付けアセンブリの筐体は、産業用遠心分離機の動作中に抽出流体と1つ以上のベアリングとの間に空気封止部を形成するように動作可能である囲まれた体積部を画定しうる。
本開示の1つ以上の他の態様において、1つ以上の化合物をバイオマスから抽出する産業用遠心分離機は、円筒槽の中に配置された遠心分離バスケットを含みうる。遠心分離バスケットは、円筒状の側壁部を含み、上側穿孔部分および下側中実部分を含みうる。遠心分離バスケットは、更に、側壁部の内面に上側穿孔部分と下側中実部分の間で連結されたバスケットベースプレートを含みうる。産業用遠心分離機は、バスケットベースプレートに連結されて、スピンドルを、軸を中心に回転させるように動作可能な駆動機構に動作自在に連結されたスピンドルを含みうる。産業用遠心分離機は、更に、円筒槽に連結されて、円筒槽の底部とバスケットベースプレートの間に配置されたスピンドルベアリングアセンブリを含みうる。産業用遠心分離機は、更に、スピンドルベアリングアセンブリとバスケットベースプレートの間に配置された接触封止部を含みうる。スピンドルは、スピンドルベアリングアセンブリを垂直に通り抜けて、円筒槽の底部の垂直方向下方に配置された駆動機構まで垂直に下方に向かって延伸しうる。側壁部の下側中実部分、バスケットベースプレート、および、スピンドルの一部は、囲まれた体積部を画定し、スピンドルベアリングアセンブリの少なくとも一部は、囲まれた体積部の中に配置されうる。産業用遠心分離機の動作中に、囲まれた体積部の中に閉じ込められた空気は、円筒槽の抽出流体と接触封止部の間で空気封止部を提供しうる。空気封止部は、接触封止部およびスピンドルベアリングアセンブリの一部が、動作中に、円筒槽に収容された抽出流体と接触するのを減らすか、防ぎうる。
本開示の1つ以上の他の態様において、垂直の化学的抽出遠心分離機は、モータ駆動制御部、オペレータによる制御および安全システム、並びに、円筒状の遠心分離バスケットを収容した漏れ防止円筒槽を含みうる。遠心分離バスケットは、部分的に穿孔されたバスケット壁部領域を有する円筒状のバスケットを含み、その領域は、中実の遠心分離バスケットベースプレートへの封止された周囲取付け部の上に延伸しうる。遠心分離バスケットは、更に、バスケットベースプレートの下に延伸するバスケット壁部領域を含み、その領域は、遠心分離バスケットベースプレートの下に延伸する中実の円筒状の囲み部を形成しうる。遠心分離バスケットベースプレートは、ベースプレートの下に延伸する回転垂直スピンドルに取り付けられうる。産業用遠心分離機は、円筒槽に取り付けられたスピンドルベアリングアセンブリを含みうる。回転垂直スピンドルは、モータ駆動部に漏れ防止円筒槽を通って接続されたスピンドルベアリングアセンブリに載置されうる。中実の円筒状の囲み延伸部は、スピンドルベアリングアセンブリの下方に垂直に延伸しうる。円筒槽が抽出流体で充填された時に、空気バブル部が、バスケットベースプレートの下の囲み延伸領域に形成されうる。空気バブル部は、スピンドルベアリングアセンブリの空気封止部として作用して、抽出流体に曝されないように保護しうる。
次に示す本開示の具体的な実施形態の詳細な記載は、同様の構造物を類似の参照番号で示した添付の図面と共に読むことで最もよく理解しうるものである。
本明細書に示し記載した1つ以上の実施形態による産業用抽出遠心分離機を概略的に示す斜視図である。 本明細書に示し記載した1つ以上の実施形態による産業用抽出遠心分離機を概略的に示す断面図である。 本明細書に示し記載した1つ以上の実施形態による図1の産業用抽出遠心分離機の遠心分離バスケットを概略的に示す断面図であり、遠心分離バスケットは、バスケットベースプレートに連結されたスピンドル取付けアセンブリを含む。 本明細書に示し記載した1つ以上の実施形態による図3の遠心分離バスケットの一部を概略的に示す断面図である。 本明細書に示し記載した1つ以上の実施形態による図3の遠心分離バスケットを概略的に示す底面図である。 本明細書に示し記載した1つ以上の実施形態による図3のバスケットスピンドルベアリングアセンブリを有する図1の産業用遠心分離機を概略的に示す断面図であり、スピンドルベアリングの空気封止部が作動している。
本出願は、スピンドルベアリング、モータベアリング、または、両方が抽出流体に曝されることで生じる産業用遠心分離機のベアリングの破損を減らすか、防ぐための方法および封止部に関する。特に、本開示は、遠心分離バスケットおよびスピンドルベアリングアセンブリを有し、スピンドルベアリング、モータベアリング、または、両方が抽出流体に曝されるのを防ぐことが可能な空気封止部を生成する産業用遠心分離機に関し、それにより、スピンドルベアリング、モータベアリング、または、両方が破損するリスクを減らす。
回転シャフトボールおよびローラベアリングなどのベアリングを湿った環境から守るように封止することは、難しい課題でありうる。ボールベアリングは、3つの異なる種類である(ボールおよびボールレースが露出した)オープンベアリング、シールド付きベアリング、および、シール付きベアリングに識別されうる。オープンボールベアリングなどのオープンベアリングは、最も費用効率が高いベアリングであり、ボールベアリングおよびボールレースが露出したベアリングで、流体、固体片、または、両方が、ボールおよびボールレースに接触しうる。産業用抽出遠心分離機のオープンベアリングの場合、ボールおよびボールレースは抽出流体に曝されることから無防備で、ボールおよびボールレースの破損を生じうる。
シールド付きベアリングは、ボールおよびボールレースを保護する1つ以上のシールドを含みうる。シールドは外側ベアリングレースに接続した金属ディスクであり、シールドボアとベアリング内側レースは接触しない。シールド付きベアリングは、個体片、および、いくつかの液体がベアリングに侵入するのを防ぎうるが、液体がボールおよびボールレースに到達するのを完全に防ぐものではない。
シール付きベアリングは、様々なエラストマー材料から構成されて軸自体と接触しうる1つ以上の流体封止部を含みうる。流体封止材料の種類は、流体の組成、粘性、温度、および、流体の液圧などの環境要因に適合するかに応じて選択しうる。軸が摺動するか(油圧シリンダの場合)、または、回転するか(ポンプまたは遠心分離機の場合)などの機械的要因、並びに、軸表面速度も、封止物の種類の選択に影響しうる。
A.W.Chesterton of Groveland、Massachusettsなどの会社が、ポンプおよびバルブで広く用いられる回転軸シール剤を専門としている。軸シールは、簡単なエラストマーのリップシールから複雑な回転フェイスシールアセンブリまで様々である。-40°F(約-40℃)に冷却したアルコールまたは脂肪族系溶剤などの抽出流体を用いて動作する抽出遠心分離機で使用可能なシールは、複雑である。主な技術的課題は、-40°F(-40℃)でも弾性を有し、限定するものではないが、エタノール、ヘプタン、または、他の抽出流体などの有機溶剤に曝されても劣化しないエラストマーを見つけることである。したがって、-40°F(約-40℃)に冷却したエタノールまたはヘプタンなどの抽出流体と接触して使用可能な産業用遠心分離機の機能的モータベアリング封止アセンブリは、何千ドルもの費用が掛かってしまう。
本開示は、低温溶剤抽出を行う産業用遠心分離機のスピンドルベアリングアセンブリのスピンドルベアリング、モータベアリング、または、両方の空気封止部に関する。本開示の空気封止部は、回転スピンドル、モータ、および/または、静圧スピンドルベアリングシールと、化学的抽出遠心分離機において-40°F(約-40℃)のエタノールまたはヘプタンでありうる抽出流体との接触を防ぎうる。更に、低温抽出に適した他の抽出流体も企図している。
空気封止部は、封止面と抽出流体界面の間に配置された空気バブル部を形成することによって生成される。空気バブル部は、本開示で更に記載するように、遠心分離ベースプレートの下に形成されうる。特に、遠心分離ベースプレート、および、遠心分離バスケットの側壁部の下側中実部分は、気密である囲まれた体積部を画定しうる。遠心分離バスケットを支持する回転スピンドルのスピンドルベアリングは、遠心分離ベースプレートの下に画定された囲まれた体積部の中に形成された空気バブル部の中に常に位置するように配列されうる。空気バブル部の空気のみが、スピンドルベアリング、モータベアリング、または、両方と接触する。したがって、空気バブル部の空気が、スピンドルベアリング、モータベアリング、または、両方を、抽出流体から分離する。空気封止部は、リップまたは面シールなど、より簡単な市販の回転型非耐流体ベアリングシールを使用可能にしうる。これらの標準的なシールは、-40°F(約-40℃)の純エタノールまたはヘプタン抽出流体と接触させて使用可能な特注の耐流体ベアリング封止アセンブリの価格と比べて、僅かな費用で済む。
図1および2は、本開示の化学的抽出のための産業用遠心分離機10を示している。化学的抽出を行う産業用遠心分離機10の例は、OEM販売用に設計製造されたWestern States Machine CompanyのモデルC40植物用抽出遠心分離機でありうるが、それに限定されることを意図しない。図1を参照すると、産業用遠心分離機10は、カーブと称しうる円筒槽20を含む。円筒槽20は、機械台30に連結されうる。機械台30は、円筒槽20の底部を形成しうる。実施形態において、円筒槽20は、円筒槽20に連結された別体のカーブベースプレート430(図6)を有しうるもので、次に、カーブベースプレート430は機械台30に連結される。図2を参照すると、産業用遠心分離機10は、モータ60に通信自在に連結されうる制御パネル40を含みうる。図2を参照すると、円筒槽20またはカーブは、円筒槽20から取外し自在、かつ、それを封止自在な蓋部412を含みうる。蓋部412は、産業用遠心分離機10にバイオ材料を追加するのに取り外されうる。蓋部412は、抽出流体または他の材料を円筒槽20に導入可能にする1つ以上の投入パイプ470を含みうる。円筒槽20は、更に、円筒槽20から抽出流体および抽出された材料を取り出す1つ以上の放出パイプ480を含みうる。
図2を再び参照すると、産業用遠心分離機10は、円筒槽20の中に配置された遠心分離バスケット100を含む。遠心分離バスケット100は、その中で回転するバイオマスから化学的抽出が行われる回転式の円筒状遠心分離バスケットでありうる。遠心分離バスケット100は、円筒槽20と相対的に回転自在でありうる。遠心分離バスケット100は、スピンドル70に固定連結されうる。遠心分離バスケット100は、段差のある機械台30の下に配置された電気モータ60にタイミングベルト80によって接続されうるスピンドル70によって駆動されうる。タイミングベルト80を有するものとして示しているが、電気モータ60は、他の種類の連結部を通して、スピンドル70に動作自在に連結されうると理解されるものである。産業用遠心分離機10は、遠心分離機10を操作するための制御パネル40、および、緊急停止ボタン50を含みうるもので、どちらも、図1および2の右上に位置する。産業用遠心分離機10は、更に、産業用遠心分離機10を異なる位置間で容易に移動するためのキャスタ90を含みうる。
ここで図3を参照すると、遠心分離バスケット100の一実施形態を概略的に示す断面図である。遠心分離バスケット100は、側壁部310、側壁部310の最上部に連結された補強リング340、および、バスケットベースプレート350を含みうる。遠心分離バスケット100は、更に、遠心分離バスケット100のバスケットベースプレート350に連結されたスピンドル取付けアセンブリ380を含みうる。側壁部310は、円筒状で、円筒状の側壁部310の中心軸Aが図3の座標軸の+/-Z方向と平行となるように垂直でありうる。側壁部310は、上側穿孔部分320および下側中実部分330を含みうる。上側穿孔部分320は、上側穿孔部分320に亘って離間して位置する複数の穿孔314を含みうる。側壁部310の下側中実部分330は、穿孔を有さないものでありうる。遠心分離バスケットの側壁部310の上側穿孔部分320と下側中実部分330は、最下列316の穿孔314の底部に接する水平な平面P(例えば、図3の座標軸の+/-Z方向に垂直な平面)によって区切られうる。穿孔314の最下列316は、遠心分離バスケット100の周囲の穿孔314の水平な列であり、穿孔314の他のいずれの列よりも低い垂直方向の位置(例えば、図3の座標軸の+/-Z方向の位置)を有しうる(例えば、全ての他の穿孔314より-Z方向に位置する)。
遠心分離バスケット100の側壁部310は、平坦な金属シートの一部を穿孔して、上側穿孔部分320を生成することによって、形成されうる。次に、部分的に穿孔された平坦な金属シートは円筒形に丸められて、部分的に穿孔された金属シートの端部同士をシーム315に沿って溶着させて、円筒形を有する遠心分離バスケット100の側壁部310を製造しうる。次に、側壁部310の最上縁部を補強リング340の縁部に溶着させうる。
更に、遠心分離バスケット100は、ディスク状のプレートでありうるバスケットベースプレート350を含みうる。バスケットベースプレート350は、側壁部310に、側壁部310の上側穿孔部分320と下側中実部分330の間で連結/溶着されうる。バスケットベースプレート350は、水平に向けられて、バスケットベースプレート350の中心平面Cが図3の座標軸の+/-Z方向に垂直となるようにしうる。バスケットベースプレート350は、最下面352、および、外径方向縁部356を有しうる。バスケットベースプレート350は側壁部310に連結されて、バスケットベースプレート350の外径縁部356が側壁部310の内面312に接続されうる。
図3を参照すると、バスケットベースプレート350は、円筒状の側壁部310の中で、側壁部310の上側穿孔部分320の底部のちょうど下など、側壁部310の上側穿孔部分320と下側中実部分330の間に配置されて、側壁部310の穿孔がバスケットベースプレート350の高さより下には存在しないようにしうる。ここで図4を参照すると、バスケットベースプレート350は側壁部310と相対的に配置されて、バスケットベースプレート350の中心平面Cが、最下列316の穿孔314の底部に接する水平な平面Pより垂直方向下方に(例えば、図4の座標軸の-Z方向に)位置しうる。バスケットベースプレート350は、側壁部310と相対的に配置されて、側壁部310の下側中実部分330の少なくとも一部がバスケットベースプレート350の下に延伸しうる。実施形態において、バスケットベースプレート350は、側壁部310と相対的に配置されて、バスケットベースプレート350の中心平面Cが、側壁部310の最下端部332の垂直方向上方に(例えば、図4の座標軸の+Z方向に)位置しうる。実施形態において、バスケットベースプレート350は、側壁部310と相対的に配置されて、バスケットベースプレート350の最下面352が側壁部310の最下端部332より垂直方向上方に(例えば、図4の座標軸の+Z方向に)かつ、そこから離間して位置しうる。バスケットベースプレート350の下に延伸する側壁部310の下側中実部分330は、いずれの穿孔も孔も含まないものでありうる。ここで図5を参照すると、ディスク状のバスケットベースプレート350は、側壁部310の内面312に、側壁部310の上側穿孔部分320と下側中実部分330の間で円筒内周360に沿って連結/溶着されうる。
バスケットベースプレート350は、側壁部310の内面に、バスケットベースプレート350と側壁部310の内面の間に抽出流体が侵入するのを防ぐように連結されうる。バスケットベースプレート350は、側壁部310に溶着などで連結されて、バスケットベースプレート350が側壁部310に封止されて、液体または気体がバスケットベースプレート350と側壁部310の間の接合部を通り抜けないようにしうる。バスケットベースプレート350を側壁部310に連結する接合部は、バスケットベースプレート350および側壁部310の下側中実部分330が空気バブル部を形成し、接合部を通して、空気が空気バブル部から漏れたり、抽出流体が空気バブル部に侵入したりしないために、気密でありうる。
図3を再び参照すると、バスケットベースプレート350は、遠心分離バスケット100の封止されたバスケット底面を含みうる。バスケットベースプレート350は、最上面351および最下面352を有する中実の円形プレートでありうる。バスケットベースプレート350は、中心にスピンドル取付けアセンブリ380を受け付ける孔を有しうる。封止されたスピンドル取付けアセンブリ380は、バスケットベースプレート350に溶着されうる。実施形態において、スピンドル取付けアセンブリ380は、バスケットベースプレート350の孔に配置されて、溶着または他の方法で、そこに連結されうる。
スピンドル取付けアセンブリ380は、筐体382および中実のカバー390を含みうる。本明細書で既に示したように、バスケットベースプレート350は、中心開口部を有し、スピンドル取付けアセンブリ380の筐体382は、開口部の中に配置されて、バスケットベースプレート350に連結されうる。実施形態において、バスケットベースプレート350は、スピンドル取付けアセンブリ380の筐体382に、1つ以上の溶着部370で溶着されうる。スピンドル取付けアセンブリ380は、抽出流体がバスケットベースプレート350とスピンドル取付けアセンブリ380の間に侵入するのを防ぐように、バスケットベースプレート350に連結されうる。バスケットベースプレート350は、スピンドル取付けアセンブリ380に溶着などで連結されて、バスケットベースプレート350がスピンドル取付けアセンブリ380に封止されて、液体または気体がバスケットベースプレート350とスピンドル取付けアセンブリ380の間の接合部を通り抜けるのを防ぐようにしうる。バスケットベースプレート350をスピンドル取付けアセンブリ380に連結する接合部は、バスケットベースプレート350および側壁部310の下側中実部分330が空気バブル部を形成し、バスケットベースプレート350とスピンドル取付けアセンブリ380の間の接合部を通して、空気がバブル部から漏れたり、抽出流体がバブル部に侵入したりしないために、気密でありうる。
図3を再び参照すると、実施形態において、中実のカバー390を、スピンドル取付けアセンブリ380の筐体382に取り付けうる。中実のカバー390は、産業用遠心分離機10の動作中に回転スピンドル70(図2、6)を遠心分離バスケット100内の抽出流体から封止しうる。スピンドル取付けアセンブリ380は、モータ駆動スピンドル70に固定して取り付けられうる。
1つの種類の化学的抽出遠心分離機において、円筒状の遠心分離バスケット100は、毎分約100回転(RPM)までの回転速度で逆回転自在に回転しうる。しかしながら、いくつかの実施形態において、本開示の産業用遠心分離機10は、100RPMより速い回転速度で動作しうる。
ここで図6を参照すると、遠心分離バスケット100は、流体を通さない容器である円筒槽20(カーブ)の中に載置される。円筒槽20は、開放自在に封止された上蓋部412を有し、カーブベースプレート430に取り付けられ、更に、カーブベースプレート430は、段差のある機械台30に取り付けられうる。カーブベースプレート430は、円筒槽20の底部を形成しうる。
回転スピンドル70は、遠心分離バスケット100に、スピンドル取付けアセンブリ380を用いて取り付けられうる。スピンドル70は、ベアリング筐体465に載置されたスピンドルベアリングアセンブリ420、460を通り抜け、ベアリング筐体465はカーブベースプレート430に連結されうる。ベアリング筐体465は、スピンドルベアリングアセンブリを囲みうる。カーブベースプレート430は、段差のある機械台30に取り付けられうる。スピンドル70は、スピンドルベアリングアセンブリ420、460を垂直に通り抜けて、垂直に下方に向かって(例えば、図6の座標軸の-Z方向に)延伸して、円筒槽20のカーブベースプレート430の垂直方向下方に配置された駆動機構と係合しうる。本明細書で用いるように、駆動機構という用語は、電気モータ60(図2)または他の種類のモータ、並びに、限定するものではないが図2に示したタイミングベルト80など、モータ60とスピンドル70の間の任意の連結部のことを称しうる。
図6を再び参照すると、産業用遠心分離機10は、スピンドル取付けアセンブリ380の底部とスピンドルベアリングアセンブリ420の間に配置された簡単なリップ型接触封止部440を含みうる。リップ型接触封止部440を示しているが、例えば、面シールなど、他の種類の封止部を、スピンドル取付けアセンブリ380の底部とスピンドルベアリングアセンブリ420の間に配置しうると理解されるものである。
産業用遠心分離機10は、投入パイプ470および放出パイプ480を含みうる。抽出流体の投入パイプ470は、封止された上蓋部412を通ってなど、円筒槽20の最上部を通って、挿入されうる。全ての抽出流体は、カーブから放出パイプ480を通って排出されうる。放出パイプ480およびベアリング筐体465の両方は、カーブベースプレート430に取り付けられて、抽出流体がカーブベースプレート430とベアリング筐体465および放出パイプ480との間で漏れるのを防ぐように封止されうる。
図6を再び参照すると、バスケットベースプレート350、バスケットベースプレート350の下に延伸する側壁部310の下側中実部分330、および、スピンドル70の少なくとも一部は囲まれた体積部354を画定する。実施形態において、囲まれた体積部354は、バスケットベースプレート350、バスケットベースプレート350の下に延伸する側壁部310の下側中実部分330、スピンドル取付けアセンブリ380の筐体382、リップ型接触封止部440、および、スピンドルベアリングアセンブリ420の少なくとも一部によって画定されうる。囲まれた体積部354は、側壁部310の下側中実部分330の内面とスピンドル70の間に画定された環状体積部でありうる。実施形態において、囲まれた体積部354は、側壁部310の下側中実部分330の内面312、スピンドル取付けアセンブリ380の筐体382の外面、リップ型接触封止部440、スピンドル70、および、スピンドルベアリングアセンブリ420の間に画定された環状体積部でありうる。囲まれた体積部354は、下方に(つまり、図6の座標軸の-Z方向に)バスケットベースプレート350の最下面352から側壁部310の下側中実部分330の最下端部332に延伸しうる。
囲まれた体積部354は、最初、産業用遠心分離機10の動作前には空気で充填されていて、動作中に抽出流体が円筒槽20に加えられた時に、囲まれた体積部354内に空気バブル部490を形成可能にしうる。囲まれた体積部354に形成された空気バブル部490は、円筒槽20の抽出流体472と、スピンドル取付けアセンブリ380とスピンドルベアリングアセンブリ420間に配置されたリップ型接触封止部440との間に空気封止部を提供しうる。空気バブル部490によって形成された空気封止部は、抽出流体472とリップ型接触封止部440の間の接触を減らすか、防ぎ、それにより、抽出流体472がスピンドルベアリングアセンブリ420、460に侵入するのを減らすか、防ぎうる。
実施形態において、スピンドルベアリングアセンブリ420の少なくとも一部は、囲まれた体積部354の中に配置されて、円筒槽20が抽出流体472で充填された時に、スピンドルベアリングアセンブリ420の一部は空気バブル部490の中に収容されうる。スピンドルベアリングアセンブリ420の少なくとも一部は、側壁部310の下側中実部分330の最下端部332の垂直方向上方に配置されうる。円筒槽20が抽出流体472で作動レベル475まで充填された時、円筒槽20内の抽出流体472の体積は、静水圧力を加えるように作動して、囲まれた体積部354の空気バブル部を圧縮し、それにより、囲まれた体積部354内の抽出流体472の最終的な垂直高さを、側壁部310の下側中実部分330の最下端部332より高くさせうる。この影響を補うために、スピンドルベアリングアセンブリ420の最上部と側壁部310の下側中実部分330の最下端部332の間の垂直距離dを十分に長くして、空気バブル部490が、-40℃の温度など、産業用遠心分離機10の動作温度で作動レベル475まで充填された時の抽出流体472によって圧縮された時に、囲まれた体積部354に閉じ込められた空気バブル部490がスピンドルベアリングアセンブリ420の少なくとも一部を収容するようにしうる。換言すれば、垂直距離dは、スピンドルベアリングアセンブリ420の一部を空気バブル部490内に維持しながら、充填中に空気バブル部490を抽出流体によって圧縮可能とするのに十分な長さであるべきである。スピンドルベアリングアセンブリ420の最上部と側壁部310の下側中実部分330の最下端部332の間の垂直距離dは、円筒槽20の寸法(例えば、高さ)、囲まれた体積部354によって画定された全体積、産業用遠心分離機10の動作温度、および、抽出流体472の物性に応じたものでありうる。
実施形態において、ベアリング筐体465の少なくとも一部は、囲まれた体積部354に配置されて、円筒槽20が抽出流体472で充填された時に、ベアリング筐体465の最上部は空気バブル部490内に収容されうる。ベアリング筐体465の少なくとも一部は、側壁部310の下側中実部分330の最下端部332の垂直方向上方に配置されうる。既に記載したように、円筒槽20が作動レベル475まで充填された時に、抽出流体472は空気バブル部490を圧縮しうる。したがって、ベアリング筐体465の最上部と側壁部310の下側中実部分330の最下端部332の間の垂直距離を十分に長くして、空気バブル部490が、-40℃の温度など、産業用遠心分離機10の動作温度で作動レベル475まで充填された時の抽出流体472によって圧縮された時に、囲まれた体積部354に閉じ込められた空気バブル部490がベアリング筐体465の少なくとも一部を収容するようにしうる。換言すれば、垂直距離は、ベアリング筐体465の一部を空気バブル部490内に維持しながら、充填中に空気バブル部490を抽出流体によって圧縮可能とするのに十分な長さであるべきである。ベアリング筐体465の最上部と側壁部310の下側中実部分330の最下端部332の間の垂直距離は、円筒槽20の寸法(例えば、高さ)、囲まれた体積部354によって画定された全体積、産業用遠心分離機10の動作温度、および、抽出流体472の物性に応じたものでありうる。
ここで、図6を再び参照して、本開示の産業用遠心分離機10の動作を記載する。円筒槽20に抽出流体472がない場合、次に、円筒槽20を、封止された上蓋部412を開くことによって一時的に開放し、限定するものではないが、CBDなど、1つ以上の化学物質をそこから抽出すべきバイオマス(不図示)を、円筒槽20に配置された遠心分離バスケット100の中に配置しうる。次に、封止された上蓋部412を閉じて封止しうる。限定するものではないが、エタノール、ヘプタン、または、他の抽出流体などの-40°F(約-40℃)の抽出流体472を、円筒槽に20に投入パイプ470を通して導入し、円筒槽20を、カーブベースプレート430から遠心分離バスケット100の最上部のちょうど上である典型的な作動レベル475まで充填しうる。図6に不図示であるが、抽出流体472は、バイオマスと共に、側壁部310の上側穿孔部分320によって画定された遠心分離バスケット100の一部も充填する。円筒槽20を抽出流体472で充填する間に、抽出流体472の高さが高くなることによって、空気が囲まれた体積部354に閉じ込められるようになりうる。したがって、空気バブル部490が、遠心分離バスケットベースプレート350の下に画定された囲まれた体積部354に形成されうる。この空気バブル部490は、-40°F(約-40℃)である抽出流体の温度で、僅かに圧縮された空気でありうる。遠心分離バスケット100の側壁部310の下側中実部分330の長さ、および、直径は、空気バブル部490の大きさ、および、囲まれた体積部354から空気バブル部490によって排除された抽出流体の体積である流体排除体積を確定しうる。
既に記載したように、回転スピンドル取付けアセンブリ380は、遠心分離バスケット100に固定して取り付けられうる。スピンドルベアリングアセンブリ420は、カーブベースプレート430に取り付けられ、リップ型接触封止部440は、スピンドルベアリングアセンブリ420に取り付けられうる。設計によって、スピンドル取付けアセンブリ380とスピンドルベアリングアセンブリ420の間の間隙を、囲まれた体積部354によって画定された空気バブル部490に閉じ込めて、リップ型接触封止部440が空気バブル部490の中心近くに位置するようにしうる。したがって、空気バブル部490は、リップ型接触封止部440を含む空気封止部を形成し、それによって、抽出流体472をスピンドルベアリングアセンブリ420から排除しうる。
図6に示すように、空気バブル部490を、遠心分離バスケットベースプレート350の下に画定された囲まれた体積部354に形成することで、円筒槽20を作動レベル475まで充填するのに要する抽出流体472の全体積を、空気バブル部490の体積の分だけ減らしうる。したがって、産業用遠心分離機10を動作するのに必要な抽出流体472の体積を減らしうる。
本開示の主題に関する分野の当業者には、ここまでの記載および添付の図面を見れば、本明細書に示した本開示についての多くの変更例および他の実施形態が分かるだろう。したがって、本開示の主題は、開示した特定の実施形態に限定されず、他の実施形態も添付の請求項の範囲に含まれることを意図すると理解されるものである。本明細書において、特定の用語を用いているが、一般的かつ記載のための意味で用いたものにすぎず、限定するためではない。
20 円筒槽
70 スピンドル
100 遠心分離バスケット
310 側壁部
320 上側穿孔部分
330 下側中実部分
350 遠心分離バスケットベースプレート
380 スピンドル取付けアセンブリ
420 スピンドルベアリングアセンブリ

Claims (19)

  1. 1つ以上の化合物をバイオマスから抽出する産業用遠心分離機において、
    円筒槽の中に配置された遠心分離バスケットであって、
    上側穿孔部分および下側中実部分を含む円筒状の側壁部、
    前記側壁部の内面に、前記上側穿孔部分と前記下側中実部分の間で連結されたバスケットベースプレート、および、
    前記バスケットベースプレートに連結されたスピンドルであって、該スピンドルを軸を中心に回転させるように動作可能な駆動機構に動作自在に連結されたスピンドルを
    含む遠心分離バスケットと、
    前記円筒槽に連結されて、該円筒槽の底部と前記バスケットベースプレートの間に配置されたスピンドルベアリングアセンブリと、
    前記スピンドルベアリングアセンブリと前記バスケットベースプレートの間に配置された接触封止部と
    を含み、
    前記スピンドルは、前記スピンドルベアリングアセンブリを垂直に通過し、前記円筒槽の前記底部の垂直方向下方に配置された前記駆動機構まで垂直に下方に向かって延伸し、
    前記側壁部の前記下側中実部分、前記スピンドルの一部、および、前記バスケットベースプレートは、囲まれた体積部を画定し、
    前記スピンドルベアリングアセンブリの少なくとも一部は、前記囲まれた体積部の中に配置され、
    前記産業用遠心分離機の動作中に、前記囲まれた体積部の中に閉じ込められた空気は、前記円筒槽の抽出流体と前記接触封止部の間の空気封止部を提供するものである産業用遠心分離機。
  2. 前記バスケットベースプレートの中心平面は、前記側壁部の前記上側穿孔部分の最下列の穿孔における該穿孔の底部に接する水平な平面Pの垂直方向下方に配置されたものである、請求項1に記載の産業用遠心分離機。
  3. 前記バスケットベースプレートは前記側壁部へ封止されて、液体または気体が該バスケットベースプレートと該側壁部の間の接合部を通り抜けるのを防ぐものである、請求項1または2に記載の産業用遠心分離機。
  4. 前記バスケットベースプレートに連結されたスピンドル取付けアセンブリを、
    更に含み、
    前記スピンドル取付けアセンブリは、前記スピンドルを前記バスケットベースプレートに連結し、
    前記囲まれた体積部は、前記側壁部の前記下側中実部分、前記バスケットベースプレート、前記スピンドル取付けアセンブリの筐体、前記スピンドルの前記一部、および、前記スピンドルベアリングアセンブリの前記一部によって画定された環状体積部を含むものである、請求項1から3のいずれか1項に記載の産業用遠心分離機。
  5. 前記スピンドル取付けアセンブリは、前記バスケットベースプレートの最下面に連結されたものである、請求項4に記載の産業用遠心分離機。
  6. 前記バスケットベースプレートは前記スピンドル取付けアセンブリへ封止され、その封止部が、液体または気体が前記バスケットベースプレートと前記スピンドル取付けアセンブリの間の接合部を通り抜けるのを防ぐものである、請求項4または5に記載の産業用遠心分離機。
  7. 前記スピンドルベアリングアセンブリの少なくとも一部は、前記側壁部の前記下側中実部分の最下端部の垂直方向上方に配置されたものである、請求項1から6のいずれか1項に記載の産業用遠心分離機。
  8. 前記側壁部の前記下側中実部分の最下端部と前記バスケットベースプレートの最下面上の点の間の垂直距離は、前記スピンドルベアリングアセンブリと該バスケットベースプレートの該最下面上の該点の間の最短垂直距離より長いものである、請求項1から7のいずれか1項に記載の産業用遠心分離機。
  9. 前記スピンドルベアリングアセンブリは、該スピンドルベアリングアセンブリを囲むベアリング筐体に載置されたものである、請求項1から8のいずれか1項に記載の産業用遠心分離機。
  10. 前記ベアリング筐体の少なくとも一部は、前記囲まれた体積部の中に配置されたものである、請求項9に記載の産業用遠心分離機。
  11. 前記側壁部の前記下側中実部分の最下端部は、前記ベアリング筐体の少なくとも一部の垂直方向下方に配置されたものである、請求項9または10に記載の産業用遠心分離機。
  12. 前記遠心分離バスケットの前記側壁部の前記下側中実部分は、穿孔も開口部も有さないものである、請求項1から11のいずれか1項に記載の産業用遠心分離機。
  13. 前記バスケットベースプレートは、中実の円盤状のプレートである、請求項1から12のいずれか1項に記載の産業用遠心分離機。
  14. 前記バスケットベースプレートは、気体または流体が該バスケットベースプレートの最下面と該バスケットベースプレートの最上部の間で流れるのを可能にする穿孔も開口部も有さないものである、請求項1から13のいずれか1項に記載の産業用遠心分離機。
  15. 前記接触封止部は、リップ型接触封止部である、請求項1から14のいずれか1項に記載の産業用遠心分離機。
  16. 化合物をバイオマスから抽出する産業用遠心分離機の遠心分離バスケットにおいて、
    上側穿孔部分および下側中実部分を含む円筒状の側壁部であって、該下側中実部分は穿孔を含まないものである側壁部と、
    前記側壁部の内面に、前記上側穿孔部分と前記下側中実部分の間で連結されたバスケットベースプレートと
    を含み、
    前記側壁部の前記下側中実部分および前記バスケットベースプレートの最下面は、前記遠心分離バスケットを含む産業用遠心分離機の動作中に、抽出流体と1つ以上のベアリングの間で空気封止部を形成するように動作可能な囲まれた体積部を画定するものである遠心分離バスケット。
  17. 前記バスケットベースプレートの中心平面は、前記側壁部の前記上側穿孔部分の最下列の穿孔における該穿孔の底部に接する水平な平面Pの垂直方向下方に配置されたものである、請求項16に記載の遠心分離バスケット。
  18. 前記バスケットベースプレートは前記側壁部へ封止されて、液体または気体が前記バスケットベースプレートと該側壁部の間の接合部を通り抜けるのを防ぐものである、請求項16または17に記載の遠心分離バスケット。
  19. 前記バスケットベースプレートに連結されたスピンドル取付けアセンブリを、
    更に含み、
    前記スピンドル取付けアセンブリは、前記バスケットベースプレートを前記スピンドルに連結するように動作可能であり、
    前記囲まれた体積部は、前記側壁部の前記下側中実部分、前記バスケットベースプレート、前記スピンドル取付けアセンブリの筐体、および、該スピンドル取付けアセンブリに連結された前記スピンドルの一部によって画定された環状体積部を含むものである、請求項16から18のいずれか1項に記載の遠心分離バスケット。
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