JP2023531551A - ランダムアクセス方法、装置及びネットワーク側機器 - Google Patents

ランダムアクセス方法、装置及びネットワーク側機器 Download PDF

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Abstract

本出願の実施例は、関連技術においてIABノードがBIを受信したときの挙動が定義されていないことにより、通信の有効性に影響が及ぼされるという問題を解決するためのランダムアクセス方法、装置及びネットワーク側機器を開示する。該方法は、IABノードに応用可能であり、第1ランダムアクセスリソースによって開始されたランダムアクセスプロセスで、バックオフインジケータを受信した場合において、前記バックオフインジケータに従って待ち時間を生成し、前記待ち時間が経過したら、ランダムアクセスプロセスを再び開始するステップと、前記バックオフインジケータを無視し、前記第1ランダムアクセスリソース又は第2ランダムアクセスリソースによってランダムアクセスプロセスを再び開始するステップと、のうちの1つを実行するステップを含む。【選択図】図2

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年7月3日に中国で出願した出願番号が202010632461.6で、発明の名称が「ランダムアクセス方法、装置及びネットワーク側機器」である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容が参照によって本出願に組み込まれる。
本出願は、通信の技術分野に属し、具体的には、ランダムアクセス方法、装置及びネットワーク側機器に関する。
リリース15(Rel-15)では、バックオフインジケータ(Backoff Indicator,BI)は、ある期間にわたってネットワークへのアクセスを禁止することを端末に指示するためのものである。
アクセス回線とバックホールの統合(Integrated Access and Backhaul,IAB)ノードには通常、共通ランダムアクセスリソース及び/又はIAB専用ランダムアクセスリソースが利用可能に構成されており、関連技術ではIABノードがBIを受信したときの挙動が定義されていないため、IABノードはBIを受信した後に、次の動作を実行できず、通信の有効性に影響が及ぼされる。
本出願の実施例の目的は、関連技術においてIABノードがBIを受信したときの挙動が定義されていないことにより、通信の有効性に影響が及ぼされるという問題を解決するためのランダムアクセス方法、装置及びネットワーク側機器を提供することにある。
上記技術的課題を解決するために、本出願は、次のように実現される。
第1側面において、IABノードに応用されるランダムアクセス方法であって、第1ランダムアクセスリソースによって開始されたランダムアクセスプロセスで、バックオフインジケータを受信した場合において、前記バックオフインジケータに従って待ち時間を生成し、前記待ち時間が経過したら、ランダムアクセスプロセスを再び開始するステップと、前記バックオフインジケータを無視し、前記第1ランダムアクセスリソース又は第2ランダムアクセスリソースによってランダムアクセスプロセスを再び開始するステップと、のうちの1つを実行するステップ
を含む、ランダムアクセス方法を提供する。
第2側面において、第1ランダムアクセスリソースによって開始されたランダムアクセスプロセスで、バックオフインジケータを受信した場合において、前記バックオフインジケータに従って待ち時間を生成し、前記待ち時間が経過したら、ランダムアクセスプロセスを再び開始するステップと、前記バックオフインジケータを無視し、前記第1ランダムアクセスリソース又は第2ランダムアクセスリソースによってランダムアクセスプロセスを再び開始するステップと、のうちの1つを実行するための処理モジュールを含む、ランダムアクセス装置を提供する。
第3側面において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なプログラムもしくは命令とを含むネットワーク側機器であって、前記プログラムもしくは命令が前記プロセッサによって実行されると、第1側面に記載の方法が実現される、ネットワーク側機器を提供する。
第4側面において、プログラムもしくは命令を記憶する可読記憶媒体であって、前記プログラムもしくは命令がプロセッサによって実行されると、第1側面に記載の方法が実現される、可読記憶媒体を提供する。
第5側面において、プロセッサ及び通信インタフェースを含むチップであって、前記通信インタフェースが前記プロセッサに結合され、前記プロセッサは、プログラムもしくは命令を実行し、第1側面に記載の方法を実現するためのものである、チップを提供する。
本出願の実施例において、IABノードは、第1ランダムアクセスリソースによってランダムアクセスを開始し、バックオフインジケータを受信した場合において、バックオフインジケータに従って待ち時間を生成して待ち、待ち時間が経過したら、ランダムアクセスプロセスを再び開始してもよく、該バックオフインジケータを無視し、即ち待つことなく、第1ランダムアクセスリソース又は第2ランダムアクセスリソースによってランダムアクセスを直接再び開始してもよい。本出願の実施例は、IABノードがバックオフインジケータを受信したときの挙動を定義しており、通信有効性の向上を容易にしつつ、IABノードのアクセスの待ち時間及び/又はランダムアクセスリソースの競合リスクを低減することができる。
本出願の一実施例による無線通信システムのブロック図である。 本出願の一実施例によるランダムアクセス方法の模式的なフローチャートである。 本出願の一実施例によるMACサブヘッダフォーマットの模式図である。 本出願の一実施例によるMACサブヘッダフォーマットの模式図である。 本出願の一実施例によるランダムアクセス方法の模式的なフローチャートである。 本出願の一実施例によるランダムアクセス装置の構造模式図である。 本出願の一実施例による通信機器の構造模式図である。 本出願の一実施例によるネットワーク側機器の構造模式図である。
以下において、本出願の実施例における図面を参照しながら、本出願の実施例における技術的解決手段を明確に、完全に説明し、当然ながら、説明される実施例は本出願の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要することなく、得られた他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
本出願の明細書及び特許請求の範囲における用語「第1」、「第2」等は、特定の順序又は前後順を説明するためのものではなく、類似する対象を区別するためのものである。このように使用される用語は、本出願の実施例がここで図示又は記述される以外の順序で実施できるように、適当な場合において互いに置き換えてもよいことを理解すべきであり、また、「第1」、「第2」で区別される対象は、通常、1つのカテゴリーに属し、対象の数は限定されず、例えば、第1対象は1つであってもよく、複数であってもよいことを理解すべきである。また、明細書及び特許請求の範囲における「及び/又は」は、接続対象のうちの少なくとも1つを表し、符号の「/」は、一般に前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
指摘すべきことは、本出願の実施例に記載の技術は、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution,LTE)/発展型LTE(LTE-Advanced,LTE-A)システムに限定されず、例えば符号分割多元接続(Code Division Multiple Access,CDMA)、時分割多元接続(Time Division Multiple Access,TDMA)、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access,FDMA)、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access,OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access,SC-FDMA)及び他のシステムのような、他の無線通信システムに用いることもできる点である。本出願の実施例における用語「システム」と「ネットワーク」はしばしば交換可能に使用され、説明される技術は上記したシステムと無線電信技術に加えて、他のシステムと無線電信技術に用いることもできる。しかし、これらの技術が、第6世代(6th Generation,6G)通信システムのような、NRシステムアプリケーション以外のアプリケーションにも応用可能であることに関わらず、以下の説明では例示の目的で新しい無線(New Radio,NR)システムを説明し、且つ以下の説明の多くにおいてNRの技術用語を使用する。
図1は本出願の実施例を応用可能な無線通信システムのブロック図を示す。無線通信システムは、アクセス機器11とネットワーク側機器12とを備える。アクセス機器11は端末又はIABノードであってもよく、IABノードはモバイル端末(Mobile Termination,MT)機能部分及び分散型ユニット(Distributed Unit,DU)機能部分を含んでもよく、DUは他のアクセス機器にネットワークサービスを提供でき、MTは、ネットワーク側にアクセスする機能等を有する一般端末とみなすことができる。上記した端末は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ノートパソコンとも呼ばれるラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナルディジタルアシスタント(Personal Digital Assistant,PDA)、携帯情報端末、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer,UMPC)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device,MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又は車載機器(VUE)、歩行者端末(PUE)等の端末側機器であってもよく、ウェアラブルデバイスは、リストバンド、イヤホン、メガネ等を含む。説明すべきことは、本出願の実施例ではIABノードの具体的な種類が限定されない点である。ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワークであってもよく、基地局は、ノードB、発展型ノードB、アクセスポイント、基地局トランシーバ(Base Transceiver Station,BTS)、無線基地局、無線送受信機、基本サービスセット(Basic Service Set,BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set,ESS)、Bノード、発展型Bノード(eNB)、次世代ノードB(gNB)、ホームBノード、ホーム発展型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード、送受信ポイント(Transmitting Receiving Point,TRP)又は前記分野における他の何らかの適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術効果を達成できれば、前記基地局は特定の技術用語に限定されるものではなく、説明すべきことは、本出願の実施例ではNRシステムにおける基地局のみを例とするが、基地局の具体的な種類が限定されない点である。
以下において、図面を参照しながら、本出願の実施例によって提供されるランダムアクセス方法、装置及びネットワーク側機器を、具体的な実施例及びその応用シーンにより詳しく説明する。
関連技術ではIABノードがBIを受信したときの挙動が定義されていないため、IABノードはBIを受信した後に、次の動作を実行できず、通信の有効性に影響が及ぼされる。IABノードが関連技術における端末のBI指示方式に従っていると仮定すると、IABノードは既存のフォーマットのBIを受信した後(いずれか1つのランダムアクセスリソースが輻輳している限り)、ランダムアクセスリソースの全てでIAB-MTによる使用をある期間禁止し、これにより、まだ利用可能なランダムアクセスリソースがあっても、IABノードは受信したBIに従ってランダムアクセスプロセスの開始を遅らせてしまい、IABノードのランダムアクセス遅延が増加する。
関連技術においてIABノードがBIを受信したときの挙動が定義されていないことにより、通信の有効性に影響が及ぼされるという問題を解決するために、図2に示すように、本出願の一実施例はランダムアクセス方法200を提供し、該方法はアクセス回線とバックホールの統合(Integrated Access and Backhaul,IAB)ノードによって実行可能であり、つまり、該方法はIABノードにインストールされたソフトウェア又はハードウェアによって実行可能であり、該方法は以下のステップを含む。
S202で、第1ランダムアクセスリソースによって開始されたランダムアクセスプロセスで、バックオフインジケータ(Backoff Indicator,BI)を受信した場合において、バックオフインジケータに従って待ち時間を生成し、待ち時間が経過したら、ランダムアクセスプロセスを再び開始するステップと、バックオフインジケータを無視し、第1ランダムアクセスリソース又は第2ランダムアクセスリソースによってランダムアクセスプロセスを再び開始するステップと、のうちの1つを実行する。
該実施例で言及したバックオフインジケータに従って待ち時間を生成することは、具体的に、バックオフインジケータに従って1つの待ち時間値、例えば20ミリ秒を生成することであってもよい。
選択的に、待ち時間が経過したら、ランダムアクセスプロセスを再び開始する上記したステップは、待ち時間が経過したら、第1ランダムアクセスリソース又は第2ランダムアクセスリソースによってランダムアクセスプロセスを再び開始するステップを含む。
選択的に、S202で言及された、バックオフインジケータを受信した場合のステップのうちの1つを実行する(ここでは、バックオフインジケータを受信した場合のステップの少なくとも1つを省略し、具体的には、S202の説明を参照する)動作は、予め定義された規則に従ってバックオフインジケータを受信した場合の前記ステップのうちの1つを実行することを含み、該予め定義された規則は、前記バックオフインジケータが適用されるランダムアクセスリソースのタイプ、及び/又は、前記バックオフインジケータが前記IABノードに適用されるか否かを含み、ここでいうランダムアクセスリソースのタイプは、前記第1ランダムアクセスリソース及び/又は前記第2ランダムアクセスリソースを含む。
上記予め定義された規則は、プロトコルによって合意したもの、事前に構成されたもの、又は受信された指示情報によって指示されるものであってもよい。
本出願の実施例において、IABノードが選択するネットワーク側ノードは、第1ランダムアクセスリソース及び第2ランダムアクセスリソースを同時に構成しており、該ネットワーク側ノードは、IABノードの上流アクセスポイント、例えば、IAB親ノード(parent IAB node)又はIABドナー(IAB-donor)であってもよいし、基地局等であってもよい。
一例では、上記第1ランダムアクセスリソースはIAB専用ランダムアクセスリソースであり、第2ランダムアクセスリソースは共通ランダムアクセスリソースである。
別の例では、第1ランダムアクセスリソースは共通ランダムアクセスリソースであり、第2ランダムアクセスリソースはIAB専用ランダムアクセスリソースである。
上記共通ランダムアクセスリソースは、ランダムアクセスチャネル共通構成(RACH-ConfigCommon)タイプのrach-ConfigCommonパラメータによって構成されてもよく、該rach-ConfigCommonパラメータは、セル共通の一般端末(例えば、UE)のランダムアクセスリソースを構成することができ、物理ランダムアクセスチャネル構成インデックス(prach-ConfigurationIndex)、PRACH再送パラメータ、PRACH伝送の時間周波数リソース、PRACHリソース(preamble,PRACH時間周波数リソース)と同期及びブロードキャストブロック(Synchronization Signal and physical broadcast channel Block,SSB)との対応関係等を含み、本出願の実施例において共通ランダムアクセスリソースと呼ばれる。
上記IAB専用ランダムアクセスリソースは、RACH-ConfigCommonIABタイプのrach-ConfigCommonIABパラメータによって構成されてもよく、該rach-ConfigCommonIABパラメータはIAB-モバイル端末(IAB-Mobile Termination,IAB-MT)が使用可能な物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel,PRACH)リソースを構成するためのものであり、本出願の実施例においてIAB専用ランダムアクセスリソースと呼ばれる。
S202の前に、IABノードは第1ランダムアクセスリソースによってランダムアクセスプロセスを開始することができ、例えば、第1ランダムアクセスリソース上で基地局(又はIAB上流のノード等、後述では基地局を例にして説明)にランダムアクセスプリアンブル(random access preamble)を送信し、基地局は、現在の負荷状況に応じて、ランダムアクセス応答(Random Access Response,RAR)メッセージを配信することができ、該RARメッセージは、4ステップのランダムアクセスプロセスにおいてMsg 2とも呼ばれ、2ステップのランダムアクセスプロセスにおいてMsg Bとも呼ばれる。
現在の基地局の負荷が大きい場合、基地局がIABノードに送信したRARメッセージにはバックオフインジケータが運ばれていることがあり、この場合、IABノードはS202のステップに従って実行することができる。
2ステップのランダムアクセスプロセスについて、S202で言及した、バックオフインジケータを受信したことは、RARメッセージを受信したことを含み、該RARメッセージはT1指示フィールド及びT2指示フィールドを含み、該T1指示フィールドの値は0であるとともに、T2指示フィールドの値は0である。
図3は、2ステップのランダムアクセスにおけるバックオフインジケータ(BI)を含むRARメッセージのMACサブヘッダ(subheader)のフォーマットを示す。図3には、E指示フィールドは、該MACサブヘッダの後に他のMACサブヘッダが存在するか否かを指示するためのものである。R指示フィールドは予約フィールドである。T1指示フィールドは、該MACサブヘッダにはランダムアクセスプリアンブルID又はT2が含まれるか否かを指示するためのものである。T1指示フィールドは、MACサブヘッダにランダムアクセスプリアンブルIDが存在することを指示するために「1」に設定され、MACサブヘッダにT2指示フィールドが存在することを指示するために「0」に設定される。T2指示フィールドは、MACサブヘッダにはバックオフインジケータ(BI)の指示フィールド又はMACサービスデータユニット(Service Data Unit,SDU)の指示フィールドが含まれるか否かを指示するためのものである。T2指示フィールドは、該MACサブヘッダにバックオフインジケータフィールド(図2におけるBIフィールド)が存在することを指示するために「0」に設定され、MACサブヘッダにMAC SDU指示フィールドが存在することを指示するために「1」に設定される。バックオフインジケータフィールド(即ちBI指示フィールド)はセルの過負荷状態を指示するためのものであり、BI指示フィールドの大きさは4ビットであってもよい。
4ステップのランダムアクセスプロセスについて、S202で言及した、バックオフインジケータを受信したことは、RARメッセージを受信したことを含む。該RARメッセージはT指示フィールドを含み、前記T指示フィールドの値は0である。
図4は、4ステップのランダムアクセスにおけるバックオフインジケータ(BI)を含むRARメッセージのMACサブヘッダのフォーマットを示す。図4には、E指示フィールドは、該MACサブヘッダの後に他のMACサブヘッダが存在するか否かを指示するためのものである。R指示フィールドは予約フィールドである。T指示フィールドは、該MACサブヘッダにはランダムアクセスプリアンブルID又はBI指示フィールドが含まれるか否かを指示するためのものである。T指示フィールドは、MACサブヘッダにランダムアクセスプリアンブルIDが存在することを指示するために「1」に設定され、MACサブヘッダにBI指示フィールドが存在することを示すために「0」に設定される。
図3又は図4に示されるBI指示フィールドは1つのインデックス値を示し、例えば、BIがインデックス値6である場合、表される値は80msである。このようにして、S202で言及した、バックオフインジケータに従って待ち時間を生成するステップは、IABノードが0~80ms内の乱数、例えば、58msを生成した場合、IABノードが58ms内に該セルに対して初期アクセスを開始せず、58msが経過したらランダムアクセスプロセスを再び開始するステップを含む。
本出願の実施例によって提供されるランダムアクセス方法によれば、IABノードは、第1ランダムアクセスリソースによってランダムアクセスを開始し、バックオフインジケータを受信した場合において、バックオフインジケータに従って待ち時間を生成して待ち、待ち時間が経過したら、ランダムアクセスプロセスを再び開始してもよく、該バックオフインジケータを無視し、即ち待つことなく、第1ランダムアクセスリソース又は第2ランダムアクセスリソースによってランダムアクセスを直接再び開始してもよい。本出願の実施例は、IABノードがバックオフインジケータを受信したときの挙動を定義しており、通信有効性の向上を容易にしつつ、IABノードのアクセスの待ち時間及び/又はランダムアクセスリソースの競合リスクを低減することができる。
本出願の実施例によって提供されるランダムアクセス方法を詳細に説明するために、以下において、いくつかの具体的な実施例を参照しながら説明する。
説明すべきことは、本出願の各実施例で言及した共通ランダムアクセスリソースは2ステップの共通ランダムアクセスリソース及び4ステップの共通ランダムアクセスリソースを含んでもよく、本出願の各実施例で言及したIAB専用ランダムアクセスリソースは2ステップのIAB専用ランダムアクセスリソース及び4ステップのIAB専用ランダムアクセスリソースを含んでもよい点である。以下の説明では、いずれもIABノードが前後に使用する2ステップのランダムアクセスリソース又は4ステップのランダムアクセスリソースが一致していると仮定し、例えば、IABノードが4ステップのIAB専用ランダムアクセスリソースによってアクセスする時にバックオフインジケータを受信した場合、その後も対応する4ステップの共通/4ステップのIAB専用ランダムアクセスリソースを用いてアクセスし、一般的には、2ステップの共通/2ステップのIAB専用ランダムアクセスリソースによるアクセスへ切り替えることがない。
実施例1
該実施例において、第1ランダムアクセスリソースとバックオフインジケータ(BI)とは対応関係がある。具体的には、IAB-MTには第1ランダムアクセスリソース及び第2ランダムアクセスリソースが同時に構成されており、IAB-MTは、第1ランダムアクセスリソースによってランダムアクセスを開始し(例えば、ランダムアクセスプリアンブルを送信する)、IAB-MTは、第1ランダムアクセスリソースに対応するRARメッセージを受信することができ(ここでは、IAB-MTは復号化により第2ランダムアクセスリソースに対応するRARメッセージを得ることができないと仮定する)、従って、該実施例では、第1ランダムアクセスリソースとRARメッセージにおけるバックオフインジケータ(BI)とは対応関係があると称する。
該実施例において、IAB-MTは第1ランダムアクセスリソースを用いてアクセスすることができ、受信したRARメッセージはBIフィールドが存在することを示し、即ち、2ステップのランダムアクセスプロセスについて、MACサブヘッダにおいて「T1=0、T2=0」であり、4ステップのランダムアクセスプロセスについて、MACサブヘッダにおいて「T=0」である。IAB-MTは以下の方法1と方法2の1つを実行することができる。
方法1では、IAB-MTは、上記バックオフインジケータを無視し、いかなる時間も待たずに、直接第1ランダムアクセスリソース又は第2ランダムアクセスリソースを用いてアクセスし、即ち、第1ランダムアクセスリソース又は第2ランダムアクセスリソースを用いてランダムアクセスプロセスを再び開始する。
方法2では、IAB-MTは、BI指示フィールドのインデックス(Index)に対応する時間に応じて待ち時間を生成し、待ち時間が経過したら、さらに第1ランダムアクセスリソース又は第2ランダムアクセスリソースを選択してアクセスし、即ち、第1ランダムアクセスリソース又は第2ランダムアクセスリソースを用いてランダムアクセスプロセスを再び開始する。
選択的に、上記第1ランダムアクセスリソースはIAB専用ランダムアクセスリソースであってもよく、第2ランダムアクセスリソースは共通ランダムアクセスリソースであってもよい。
選択的に、上記第1ランダムアクセスリソースは共通ランダムアクセスリソースであり、第2ランダムアクセスリソースはIAB専用ランダムアクセスリソースである。
一例では、第1ランダムアクセスリソースはIAB専用ランダムアクセスリソースであり、方法1において、IAB-MTは、いかなる時間も待たずに、直接第2ランダムアクセスリソースを用いて、即ち、共通ランダムアクセスリソースを用いてアクセスし、該例では、IABノードのアクセス待ち時間を低減することができ、さらにランダムアクセスリソースの競合リスクを低減することもできる。
別の例では、第1ランダムアクセスリソースはIAB専用ランダムアクセスリソースであり、方法1において、IAB-MTは、いかなる時間も待たずに、依然として第1ランダムアクセスリソースを用いて、即ち、依然としてIAB専用ランダムアクセスリソースを用いてアクセスし、該例では、IABノードのアクセス待ち時間を低減することができる。該例では、IABノードのアクセスに成功した後に、IABノードの分散型ユニット(Distributed Unit,DU)機能が、例えば端末にアクセスサービスを提供するように、より多くの端末にサービスを提供することができ、現在のセルの負荷を軽減できることを考慮した上で、IABノードのアクセスに成功することを優先的に許可する。
さらなる例では、第1ランダムアクセスリソースは共通ランダムアクセスリソースであり、方法1において、IAB-MTは、いかなる時間も待たずに、直接第2ランダムアクセスリソースを用いて、即ち、IAB専用ランダムアクセスリソースを用いてアクセスし、該例では、IABノードのアクセス待ち時間を低減することができ、さらにランダムアクセスリソースの競合リスクを低減することもできる。
さらに別の例では、第1ランダムアクセスリソースは共通ランダムアクセスリソースであり、方法1において、IAB-MTは、いかなる時間も待たずに、依然として第1ランダムアクセスリソースを用いて、即ち、共通ランダムアクセスリソースを用いてアクセスし、該例では、IABノードのアクセス待ち時間を低減することができる。該例では、IABノードのアクセスに成功した後に、IABノードの分散型ユニット(Distributed Unit,DU)機能が、例えば端末にアクセスサービスを提供するように、より多くの端末にサービスを提供することができ、現在のセルの負荷を軽減できることを考慮した上で、IABノードのアクセスに成功することを優先的に許可する。
実施例2
該実施例において、第1ランダムアクセスリソースとバックオフインジケータ(BI)とは対応関係がない。
該実施例において、IAB-MTには第1ランダムアクセスリソース及び第2ランダムアクセスリソースが同時に構成されている。IAB-MTは第1ランダムアクセスリソースを用いてアクセスすることができ、受信したRARメッセージはBIフィールドが存在することを示し、即ち、2ステップのランダムアクセスプロセスについて、MACサブヘッダにおいて「T1=0、T2=0」であり、4ステップのランダムアクセスプロセスについて、MACサブヘッダにおいて「T=0」である。IAB-MTは以下の方法1と方法2の1つを実行することができる。
方法1では、該BIは共通ランダムアクセスリソースのみに適用され、IAB専用ランダムアクセスリソースに適用されず、該方法1はさらに以下の2つのサブ方法に分けられてもよい。
方法1aでは、IAB-MTが選択したアクセスリソースがIAB専用ランダムアクセスリソースであり、即ち第1ランダムアクセスリソースがIAB専用ランダムアクセスリソースであり、第2ランダムアクセスリソースが共通ランダムアクセスリソースである場合、IAB-MTは、上記バックオフインジケータを無視し、いかなる時間も待たずに、IAB専用ランダムアクセスリソース又は共通ランダムアクセスリソースを用いてランダムアクセスプロセスを再び開始する。
方法1bでは、IAB-MTが選択したアクセスリソースが共通ランダムアクセスリソースであり、即ち第1ランダムアクセスリソースが共通ランダムアクセスリソースであり、第2ランダムアクセスリソースがIAB専用ランダムアクセスリソースである場合、IAB-MTは、BIのIndexにより指示される時間に応じて待ち時間を生成し、待ち時間が経過したら、さらにIAB専用ランダムアクセスリソース又は共通ランダムアクセスリソースを選択してアクセスする。
方法2では、該BIは共通ランダムアクセスリソース及びIAB専用ランダムアクセスリソースに適用される。
IAB-MTは、BIのIndexにより指示される時間に応じて待ち時間を生成し、待ち時間が経過したら、さらにIAB専用ランダムアクセスリソース又は共通ランダムアクセスリソースを選択してアクセスする。
該例において、第1ランダムアクセスリソースは共通ランダムアクセスリソースであるとともに、第2ランダムアクセスリソースはIAB専用ランダムアクセスリソースであるか、又は第1ランダムアクセスリソースはIAB専用ランダムアクセスリソースであるとともに、第2ランダムアクセスリソースは前記共通ランダムアクセスリソースである。
方法3では、該BIはIAB-MTに適用されない。
IAB-MTはRARにおけるBI指示を無視し、即ち、IAB-MTは、いずれか1つのランダムアクセスリソースを選択してアクセスする場合、いかなる時間も待たずに、直接前記第1ランダムアクセスリソース又は第2ランダムアクセスリソースによってランダムアクセスプロセスを再び開始する。
選択的に、IAB-MTは予め定義された規則に従って方法1から方法3のいずれか1つを実行することができ、該予め定義された規則は、前記バックオフインジケータが適用されるランダムアクセスリソースのタイプ、及び/又は、前記バックオフインジケータが前記IABノードに適用されるか否かを含み、ここでいうランダムアクセスリソースのタイプは、前記第1ランダムアクセスリソース及び/又は前記第2ランダムアクセスリソースを含む。
上記予め定義された規則は、プロトコルによって合意したもの、事前に構成されたもの、又は受信された指示情報によって指示されるものであってもよい。
1つの具体的な例において、IAB-MTは受信した指示情報に基づいて方法1から方法3のいずれか1つを実行し、これは本出願の実施例2の方法4を構成する。
方法4では、該BIが適用されるランダムアクセスリソースのタイプ等を追加の指示によって示す。
端末に適合させるために、該実施例では、現在のバックオフインジケータが適用されるランダムアクセスリソースのタイプ等を追加の指示によってIAB又はUEに通知する。
該実施例は、システムメッセージにおいて指示情報、例えば、RRC指示が運ばれていてもよく、該指示情報は、前記バックオフインジケータが適用されるランダムアクセスリソースのタイプと、前記バックオフインジケータが前記IABノードに適用されるか否かとのうちの少なくとも1つを指示するためのものである。前記ランダムアクセスリソースのタイプは前記第1ランダムアクセスリソース及び/又は前記第2ランダムアクセスリソースを含む。
上述したシステムメッセージは、マスターシステム情報ブロック(Master Information Block,MIB)であってもよく、システム情報ブロック1(System Information Blocks 1,SIB1)であってもよく、他のシステム情報ブロック、例えば、SIBxであってもよく、ここのxはシステム情報ブロックの番号を表し、xは2、3等であってもよい。
選択的に、S202の前に、IABノードは指示情報を受信することもできる。一例では、指示情報を受信する前記ステップは、ブロードキャストタイプの無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)メッセージを受信するステップを含む。
1つの具体的な例において、上記指示情報は、基地局により送信されたBIが適用されるランダムアクセスリソースのタイプ(その1つのリソースのタイプを指示してもよく、又は2つのリソースのタイプを同時に指示してもよい)及び/又はIAB-MTに適用されるか否か等を示し、具体的には、実施例2の方法1から方法3等を参照する。こうして、IAB-MTは指示情報に基づき、上記方法1から方法3のいずれか1つで実行することができる。
実施例3
該実施例はRRCメッセージによってIABに対して特殊なパラメータを構成し、例えば、RRCメッセージにおいてBIのスケーリング因子(scaling-factor)を構成し、各IABノードは、BI指示を受信した後に、まず初期待ち時間を生成し、続いて該初期待ち時間にスケーリング因子を乗算し、最終的な待ち時間を得ることができ、該スケーリング因子は1以下の正数であってもよい。
こうして、S202で言及した、前記バックオフインジケータに従って待ち時間を生成する前記ステップは、前記バックオフインジケータにより生成された時間にスケーリング因子を乗算し、前記待ち時間を得るステップを含み、前記スケーリング因子は1以下の正数である。
該例は、具体的に、例えば、スケーリング因子が0.5、BIがインデックス値6の場合、表される値が80msであると仮定する。例1では、IABノードが0~80ms内の乱数、例えば、58msを生成し、且つ58msにスケーリング因子0.5を乗算して29を得る場合、IABノードは、29ms内で該セルへの初期アクセスを開始せず、58msが経過したら、ランダムアクセスプロセスを再び開始する。例2では、IABノードがインデックス値6で表される値80msにスケーリング因子0.5を乗算して40を得て、0~40ms内の乱数、例えば、19msを生成する場合、IABノードは、19ms内で該セルへの初期アクセスを開始しない。
選択的に、上記スケーリング因子は1未満の正数であり、該例では、IABノードのアクセス待ち時間を低減することに相当する。該例では、IABノードのアクセスに成功した後に、IABノードの分散型ユニット(Distributed Unit,DU)機能が、例えば端末にアクセスサービスを提供するように、より多くの端末にサービスを提供することができ、現在のセルの負荷を軽減できることを考慮した上で、IABノードのアクセスに成功することを優先的に許可する。
該実施例が実行される前に、IABノードはRRCメッセージを受信することもでき、前記RRCメッセージは前記IABノードに対して前記スケーリング因子を構成するためのものである。
実施例4
該実施例4は具体例であり、図5に示すように、以下のステップを含む。
S502で、IAB-MTは、基地局からのMIB及びSIB1メッセージを含むシステムメッセージを受信し、PRACH伝送リソース構成及びpreambleシーケンス関連パラメータを取得する。
S504で、IAB-MTは、第1ランダムアクセスリソースによってPreambleを送信し、且つMsg2の識別のために自端末のランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子(Random Access-Radio Network Temporary Identity,RA-RNTI)を計算する。
S506で、IAB-MTは、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDCCH)をブラインド検出し、且つ対応する物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel,PDSCH)で運ばれるRARデータを復号し、図3及び図4に示すように、受信したRARメッセージはBIフィールドが存在することを示す。
2ステップのランダムアクセスプロセスについて、受信されたRARメッセージはT1指示フィールド及びT2指示フィールドを含み、該T1指示フィールドの値は0であるとともに、T2指示フィールドの値は0である。
4ステップのランダムアクセスプロセスについて、受信されたRARメッセージはT指示フィールドを含み、前記T指示フィールドの値は0である。
方法1では、該BIは共通ランダムアクセスリソースのみに適用され、IAB専用ランダムアクセスリソースに適用せず、該方法1はさらに以下の2つのサブ方法に分けられてもよい。
方法1aでは、IAB-MTは、IAB専用ランダムアクセスリソースを選択してアクセスする時に該BIを受信した場合、いかなる時間も待たずに、IAB専用ランダムアクセスリソース又は共通ランダムアクセスリソースを用いてランダムアクセスプロセスを再び開始する。
方法1bでは、IAB-MTは、共通ランダムアクセスリソースを用いてアクセスし、BIのIndexにより指示される時間に応じて待ち時間を生成し、待ち時間が経過したら、さらにIAB専用ランダムアクセスリソース又は共通ランダムアクセスリソースを選択してアクセスする。
方法2では、該BIは共通ランダムアクセスリソース及びIAB専用ランダムアクセスリソースに適用される。
IAB-MTは、いずれか1つのランダムリソースを選択してアクセスする際に、BIのIndexにより指示される時間に応じて待ち時間を生成し、待ち時間が経過したら、さらにアクセスする。
方法3では、該BIはIAB-MTに適用されない。
IAB-MTはRARにおけるBI指示を無視し、即ち、IAB-MTはいずれか1つのランダムリソースを選択してアクセスする際には、いかなる時間も待たない。
方法4では、該BIが適用されるランダムアクセスリソースのタイプ、該BIがIAB-MTに適用されるか否かのうちの少なくとも1つを追加の指示によって示し、前記ランダムアクセスリソースのタイプは前記第1ランダムアクセスリソース及び/又は前記第2ランダムアクセスリソースを含む。
具体的に、該例では、システムメッセージ(MIB/SIB1/SIBx)でRRC indicatorを運ぶことで、基地局により送信されたBIが適用されるランダムアクセスリソースのタイプ(その1つのリソースのタイプを指示してもよく、又は2つのリソースのタイプを同時に指示してもよい)、又はIAB-MTに適用されるか否かを示すことができる。
RRC indicatorはBIがIAB専用ランダムアクセスリソースのタイプに適用されることを指示する場合、IAB-MTは、BIを受信した後に、IAB専用ランダムアクセスリソースを選択してアクセスする際に、BIのIndexにより指示される時間に応じて待ち時間を生成し、待ち時間が経過したら、さらにIAB専用ランダムアクセスリソースを選択してアクセスする。
RRC indicatorはBIが共通ランダムアクセスリソースのタイプのみに適用されることを指示する場合、IAB-MTは専用ランダムアクセスリソースを用いてアクセスする際には、いかなる時間も待たない。
RRC indicatorはBIが共通ランダムアクセスリソースのタイプのみに適用されることを指示する場合、IAB-MTは、共通ランダムアクセスリソースを用いてランダムアクセスを開始した後に、BIを受信すると、IAB専用ランダムアクセスリソースに切り替えてアクセスすることができ、いかなる時間も待つことがない。
S508で、ネットワーク側で与えられたアクセスリソースを用いて再度アクセスした後に、受信されたRARにMsg3のスケジューリング情報が含まれると、Msg3の送信を行う。
S510で、競合解消を行う。PDCCHを検出すると、対応するPDSCHを成功的に復号し、マッチする競合解消識別子(例えば、contention resolution MAC CE)があれば、競合解消になり、TC-RNTIをセル無線ネットワーク一時識別子(Cell-Radio Network Temporary Identity,C-RNTI)に設定する。
S512で、IAB-MTは、競合解消メッセージを成功的に復号すると、ネットワーク側ノードにハイブリッド自動再送要求確認メッセージ(Hybrid Automatic Repeat request-ACKnowledge,HARQ-ACK)を送信する。
説明すべきことは、本出願の実施例によって提供されるランダムアクセス方法の実行主体がランダムアクセス装置、又は該ランダムアクセス装置におけるランダムアクセス方法を実行するための制御モジュールであってもよい点である。本出願の実施例では、ランダムアクセス装置がランダムアクセス方法を実行することを例として、本出願の実施例によって提供されるランダムアクセス装置を説明する。
図6は本出願の実施例によるランダムアクセス装置の構造模式図であり、該装置は他の実施例におけるIABノードに対応付けることができる。図6に示すように、装置600は処理モジュール602を含む。
処理モジュール602は、第1ランダムアクセスリソースによって開始されたランダムアクセスプロセスで、バックオフインジケータを受信した場合において、前記バックオフインジケータに従って待ち時間を生成し、前記待ち時間が経過したら、ランダムアクセスプロセスを再び開始するステップと、前記バックオフインジケータを無視し、前記第1ランダムアクセスリソース又は第2ランダムアクセスリソースによってランダムアクセスプロセスを再び開始するステップと、のうちの1つを実行するために用いることができる。
本出願の実施例において、装置600は、第1ランダムアクセスリソースによってランダムアクセスを開始し、バックオフインジケータを受信した場合において、バックオフインジケータに従って待ち時間を生成して待ち、待ち時間が経過したら、ランダムアクセスプロセスを再び開始してもよく、該バックオフインジケータを無視し、即ち待つことなく、第1ランダムアクセスリソース又は第2ランダムアクセスリソースによってランダムアクセスを直接再び開始してもよい。本出願の実施例は、IABノードがバックオフインジケータを受信したときの挙動を定義しており、通信有効性の向上を容易にしつつ、IABノードのアクセスの待ち時間及び/又はランダムアクセスリソースの競合リスクを低減することができる。
選択的に、一実施例として、前記処理モジュール602は、前記待ち時間が経過したら、前記第1ランダムアクセスリソース又は前記第2ランダムアクセスリソースによってランダムアクセスプロセスを再び開始するために用いることができる。
選択的に、一実施例として、前記第1ランダムアクセスリソースはIAB専用ランダムアクセスリソースであるとともに、前記第2ランダムアクセスリソースは共通ランダムアクセスリソースであるか、又は前記第1ランダムアクセスリソースは共通ランダムアクセスリソースであるとともに、前記第2ランダムアクセスリソースはIAB専用ランダムアクセスリソースである。
選択的に、一実施例として、前記処理モジュール602は、前記バックオフインジケータが適用されるランダムアクセスリソースのタイプ、及び/又は、前記バックオフインジケータが前記IABノードに適用されるか否かに応じて、バックオフインジケータを受信した場合の前記ステップのうちの1つを実行するために用いられる。前記ランダムアクセスリソースのタイプは前記第1ランダムアクセスリソース及び/又は前記第2ランダムアクセスリソースを含む。
選択的に、一実施例として、前記処理モジュール602は、前記バックオフインジケータを無視し、前記第1ランダムアクセスリソース又は第2ランダムアクセスリソースによってランダムアクセスプロセスを再び開始する。前記第1ランダムアクセスリソースはIAB専用ランダムアクセスリソースであり、前記第2ランダムアクセスリソースは共通ランダムアクセスリソースであり、前記バックオフインジケータは前記共通ランダムアクセスリソースに適用され、前記IAB専用ランダムアクセスリソースに適用されない。
選択的に、一実施例として、前記処理モジュール602は、前記バックオフインジケータに従って待ち時間を生成し、前記待ち時間が経過したら、ランダムアクセスプロセスを再び開始する。前記第1ランダムアクセスリソースは共通ランダムアクセスリソースであり、前記第2ランダムアクセスリソースはIAB専用ランダムアクセスリソースであり、前記バックオフインジケータは前記共通ランダムアクセスリソースに適用され、前記IAB専用ランダムアクセスリソースに適用されない。
選択的に、一実施例として、前記処理モジュール602は、前記バックオフインジケータに従って待ち時間を生成し、前記待ち時間が経過したら、ランダムアクセスプロセスを再び開始する。前記第1ランダムアクセスリソースは共通ランダムアクセスリソースであるとともに、前記第2ランダムアクセスリソースはIAB専用ランダムアクセスリソースであるか、又は前記第1ランダムアクセスリソースはIAB専用ランダムアクセスリソースであるとともに、前記第2ランダムアクセスリソースは共通ランダムアクセスリソースであり、前記バックオフインジケータは前記共通ランダムアクセスリソース及び前記IAB専用ランダムアクセスリソースに適用される。
選択的に、一実施例として、前記処理モジュール602は、前記バックオフインジケータを無視し、前記第1ランダムアクセスリソース又は第2ランダムアクセスリソースによってランダムアクセスプロセスを再び開始する。前記バックオフインジケータは前記装置600に適用されない。
選択的に、一実施例として、前記装置600は、指示情報を受信するために用いることができる受信モジュールをさらに含み、前記指示情報は、前記バックオフインジケータが適用されるランダムアクセスリソースのタイプと、前記バックオフインジケータが前記装置600に適用されるか否かとのうちの少なくとも1つを指示するためのものである。前記ランダムアクセスリソースのタイプは前記第1ランダムアクセスリソース及び/又は前記第2ランダムアクセスリソースを含む。
選択的に、一実施例として、前記受信モジュールは、ブロードキャストタイプの無線リソース制御RRCメッセージを受信するために用いることができる。
選択的に、一実施例として、前記処理モジュール602は、前記バックオフインジケータにより生成された時間にスケーリング因子を乗算し、前記待ち時間を得るために用いることができる。前記スケーリング因子は1以下の正数である。
選択的に、一実施例として、前記装置600は、RRCメッセージを受信するために用いることができる受信モジュールをさらに含み、前記RRCメッセージは前記IABノードに対して前記スケーリング因子を構成するためのものである。
選択的に、一実施例として、バックオフインジケータを受信した前記のことは、ランダムアクセス応答RARメッセージを受信したことを含む。前記RARメッセージはT1指示フィールド及びT2指示フィールドを含み、前記T1指示フィールドの値は0であるとともに、前記T2指示フィールドの値は0であり、又は前記RARメッセージはT指示フィールドを含み、前記T指示フィールドの値は0である。
選択的に、一実施例として、前記第1ランダムアクセスリソースと前記バックオフインジケータとは対応関係がある。
本出願の実施例による装置600については本出願の実施例の方法200に対応する手順を参照すればよく、また、該装置600における各ユニット/モジュールと上記他の操作及び/又は機能はそれぞれ方法200における対応する手順を実現するためのものであり、同じ又は同等な技術効果を達成でき、簡素化するために、ここで詳細な説明を省略する。
選択的に、図7に示すように、本出願の実施例は、通信機器700をさらに提供する。該通信機器は、プロセッサ701と、メモリ702と、メモリ702に記憶され且つ前記プロセッサ701上で実行可能なプログラムもしくは命令とを含み、例えば、該通信機器700が端末である場合、該プログラムもしくは命令が前記プロセッサ701により実行されると、上記のランダムアクセス方法の実施例の各プロセスが実現され、同様な技術効果を達成することができる。該通信機器700がネットワーク側機器である場合、該プログラムもしくは命令が前記プロセッサ701により実行されると、上記のランダムアクセス方法の実施例の各プロセスが実現され、同様な技術効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
具体的には、本出願の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供する。図8に示すように、当該ネットワークデバイス800は、アンテナ81、高周波装置82、ベースバンド装置83を含む。アンテナ81が高周波装置82に接続される。アップリンク方向において、高周波装置82はアンテナ81を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置83に送信して処理させる。ダウンリンク方向において、ベースバンド装置83は送信すべき情報を処理し、且つ高周波装置82に送信し、高周波装置82は受信した情報を処理してからアンテナ81を経由して送信する。
上記周波帯処理装置はベースバンド装置83にあってもよく、上記実施例におけるネットワーク側機器で実行される方法はベースバンド装置83で実現でき、当該ベースバンド装置83はプロセッサ84及びメモリ85を含む。
ベースバンド装置83は、例えば、複数のチップを設置した少なくとも1つのベースバンドボードを含んでもよく、図8に示すように、その1つのチップは、例えば、メモリ85に接続されてメモリ85中のプログラムを呼び出して、上記方法実施例に示されたネットワークデバイスの操作を実行するプロセッサ84である。
当該ベースバンド装置83は、高周波装置82と情報をやり取りするためのネットワークインタフェース86をさらに含んでもよく、当該インタフェースは、例えば、共通公衆無線インタフェース(common public radio interface,CPRI)である。
具体的には、本発明の実施例のネットワーク側機器は、メモリ85に記憶され且つプロセッサ84上で実行可能な命令もしくはプログラムをさらに含む。プロセッサ84はメモリ85における命令もしくはプログラムを呼び出して図6に示される各モジュールにより実行される方法を実行し、同様な技術効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供する。前記可読記憶媒体には、プログラムもしくは命令が記憶されており、該プログラムもしくは命令がプロセッサによって実行されると、上記ランダムアクセス方法の実施例の各プロセスが実現され、同様な技術効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
前記プロセッサは、上記実施例に記載の端末におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えば、コンピュータ読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)を含む。
本出願の実施例は、チップをさらに提供する。前記チップは、プロセッサ及び通信インタフェースを含み、前記通信インタフェースが前記プロセッサに結合され、前記プロセッサは、プログラムもしくは命令を実行し、上記ランダムアクセス方法の実施例の各プロセスを実現するためのものであり、同様な技術効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
本出願の実施例で言及したチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム、又はシステムオンチップ等と呼ばれてもよいことを理解すべきである。
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は、非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含む点である。特に断らない限り、語句「1つの……を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。また、指摘すべきことは、本出願の実施形態における方法及び装置の範囲は、図示又は検討された順序で機能を実行することに限定されず、係る機能に応じて実質的に同時に又は逆の順序で機能を実行することも含み得る点であり、例えば、説明されたものと異なる順番で、説明された方法を実行してもよく、さらに各種のステップを追加、省略、又は組み合わせてもよい。また、何らかの例を参照して説明した特徴は他の例において組み合わせられてもよい。
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本出願の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器等であってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させる複数の命令を含む。
以上、図面を参照しながら本出願の実施例を説明したが、本出願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本出願の示唆をもとに、当業者が本出願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。

Claims (27)

  1. アクセス回線とバックホールの統合IABノードに応用されるランダムアクセス方法であって、
    第1ランダムアクセスリソースによって開始されたランダムアクセスプロセスで、バックオフインジケータを受信した場合において、
    前記バックオフインジケータに従って待ち時間を生成し、前記待ち時間が経過したら、ランダムアクセスプロセスを再び開始するステップと、
    前記バックオフインジケータを無視し、前記第1ランダムアクセスリソース又は第2ランダムアクセスリソースによってランダムアクセスプロセスを再び開始するステップと、のうちの1つを実行するステップ
    を含む、ランダムアクセス方法。
  2. 前記待ち時間が経過したら、ランダムアクセスプロセスを再び開始する前記ステップは、
    前記待ち時間が経過したら、前記第1ランダムアクセスリソース又は前記第2ランダムアクセスリソースによってランダムアクセスプロセスを再び開始するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1ランダムアクセスリソースはIAB専用ランダムアクセスリソースであるとともに、前記第2ランダムアクセスリソースは共通ランダムアクセスリソースであるか、又は
    前記第1ランダムアクセスリソースは共通ランダムアクセスリソースであるとともに、前記第2ランダムアクセスリソースはIAB専用ランダムアクセスリソースである、請求項1又は2に記載の方法。
  4. バックオフインジケータを受信した場合のステップのうちの1つを実行する前記ステップは、
    前記バックオフインジケータが適用されるランダムアクセスリソースのタイプ、及び/又は、前記バックオフインジケータが前記IABノードに適用されるか否かに応じて、バックオフインジケータを受信した場合の前記ステップのうちの1つを実行するステップを含み、
    前記ランダムアクセスリソースのタイプは、前記第1ランダムアクセスリソース及び/又は前記第2ランダムアクセスリソースを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記IABノードは、前記バックオフインジケータを無視し、前記第1ランダムアクセスリソース又は第2ランダムアクセスリソースによってランダムアクセスプロセスを再び開始し、
    前記第1ランダムアクセスリソースはIAB専用ランダムアクセスリソースであり、前記第2ランダムアクセスリソースは共通ランダムアクセスリソースであり、
    前記バックオフインジケータは前記共通ランダムアクセスリソースに適用され、前記IAB専用ランダムアクセスリソースに適用されない、請求項4に記載の方法。
  6. 前記IABノードは、前記バックオフインジケータに従って待ち時間を生成し、前記待ち時間が経過したら、ランダムアクセスプロセスを再び開始し、
    前記第1ランダムアクセスリソースは共通ランダムアクセスリソースであり、前記第2ランダムアクセスリソースはIAB専用ランダムアクセスリソースであり、
    前記バックオフインジケータは前記共通ランダムアクセスリソースに適用され、前記IAB専用ランダムアクセスリソースに適用されない、請求項4に記載の方法。
  7. 前記IABノードは、前記バックオフインジケータに従って待ち時間を生成し、前記待ち時間が経過したら、ランダムアクセスプロセスを再び開始し、
    前記第1ランダムアクセスリソースは共通ランダムアクセスリソースであるとともに、前記第2ランダムアクセスリソースはIAB専用ランダムアクセスリソースであるか、又は前記第1ランダムアクセスリソースは前記IAB専用ランダムアクセスリソースであるとともに、前記第2ランダムアクセスリソースは前記共通ランダムアクセスリソースであり、
    前記バックオフインジケータは前記共通ランダムアクセスリソース及び前記IAB専用ランダムアクセスリソースに適用される、請求項4に記載の方法。
  8. 前記IABノードは、前記バックオフインジケータを無視し、前記第1ランダムアクセスリソース又は第2ランダムアクセスリソースによってランダムアクセスプロセスを再び開始し、
    前記バックオフインジケータは前記IABノードに適用されない、請求項4に記載の方法。
  9. 指示情報を受信するステップであって、前記指示情報は、前記バックオフインジケータが適用されるランダムアクセスリソースのタイプと、前記バックオフインジケータが前記IABノードに適用されるか否かとのうちの少なくとも1つを指示するためのものであるステップをさらに含み、
    前記ランダムアクセスリソースのタイプは、前記第1ランダムアクセスリソース及び/又は前記第2ランダムアクセスリソースを含む、請求項4に記載の方法。
  10. 指示情報を受信する前記ステップは、
    ブロードキャストタイプの無線リソース制御RRCメッセージを受信するステップを含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記バックオフインジケータに従って待ち時間を生成する前記ステップは、
    前記バックオフインジケータにより生成された時間にスケーリング因子を乗算し、前記待ち時間を得るステップを含み、
    前記スケーリング因子は1以下の正数である、請求項1に記載の方法。
  12. 前記バックオフインジケータに従って待ち時間を生成する前記ステップの前に、
    前記IABノードに対して前記スケーリング因子を構成するためのRRCメッセージを受信するステップをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. バックオフインジケータを受信した前記のことは、ランダムアクセス応答RARメッセージを受信したことを含み、
    前記RARメッセージはT1指示フィールド及びT2指示フィールドを含み、前記T1指示フィールドの値は0であるとともに、前記T2指示フィールドの値は0であり、又は
    前記RARメッセージはT指示フィールドを含み、前記T指示フィールドの値は0である、請求項1に記載の方法。
  14. 前記第1ランダムアクセスリソースと前記バックオフインジケータとは対応関係がある、請求項1に記載の方法。
  15. 第1ランダムアクセスリソースによって開始されたランダムアクセスプロセスで、バックオフインジケータを受信した場合において、
    前記バックオフインジケータに従って待ち時間を生成し、前記待ち時間が経過したら、ランダムアクセスプロセスを再び開始するステップと、
    前記バックオフインジケータを無視し、前記第1ランダムアクセスリソース又は第2ランダムアクセスリソースによってランダムアクセスプロセスを再び開始するステップと、のうちの1つを実行するための処理モジュールを含む、ランダムアクセス装置。
  16. 前記処理モジュールは、前記待ち時間が経過したら、前記第1ランダムアクセスリソース又は前記第2ランダムアクセスリソースによってランダムアクセスプロセスを再び開始するために用いられる、請求項15に記載の装置。
  17. 前記第1ランダムアクセスリソースはIAB専用ランダムアクセスリソースであるとともに、前記第2ランダムアクセスリソースは共通ランダムアクセスリソースであるか、又は
    前記第1ランダムアクセスリソースは共通ランダムアクセスリソースであるとともに、前記第2ランダムアクセスリソースはIAB専用ランダムアクセスリソースである、請求項15又は16に記載の装置。
  18. 前記処理モジュールは、前記バックオフインジケータが適用されるランダムアクセスリソースのタイプ、及び/又は、前記バックオフインジケータが前記IABノードに適用されるか否かに応じて、バックオフインジケータを受信した場合の前記ステップのうちの1つを実行するために用いられ、
    前記ランダムアクセスリソースのタイプは、前記第1ランダムアクセスリソース及び/又は前記第2ランダムアクセスリソースを含む、請求項15に記載の装置。
  19. 前記第1ランダムアクセスリソースはIAB専用ランダムアクセスリソースであり、前記第2ランダムアクセスリソースは共通ランダムアクセスリソースであり、前記バックオフインジケータは前記共通ランダムアクセスリソースに適用され、前記IAB専用ランダムアクセスリソースに適用されず、又は
    前記第1ランダムアクセスリソースは共通ランダムアクセスリソースであり、前記第2ランダムアクセスリソースはIAB専用ランダムアクセスリソースであり、前記バックオフインジケータは前記共通ランダムアクセスリソースに適用され、前記IAB専用ランダムアクセスリソースに適用されず、又は
    前記第1ランダムアクセスリソースは共通ランダムアクセスリソースであるとともに、前記第2ランダムアクセスリソースはIAB専用ランダムアクセスリソースであるか、又は前記第1ランダムアクセスリソースは前記IAB専用ランダムアクセスリソースであるとともに、前記第2ランダムアクセスリソースは前記共通ランダムアクセスリソースであり、前記バックオフインジケータは前記共通ランダムアクセスリソース及び前記IAB専用ランダムアクセスリソースに適用され、又は
    前記バックオフインジケータは前記装置に適用されない、請求項18に記載の装置。
  20. 指示情報を受信するための受信モジュールであって、前記指示情報は、前記バックオフインジケータが適用されるランダムアクセスリソースのタイプと、前記バックオフインジケータが前記装置に適用されるか否かとのうちの少なくとも1つを指示するためのものである受信モジュールをさらに含み、
    前記ランダムアクセスリソースのタイプは、前記第1ランダムアクセスリソース及び/又は前記第2ランダムアクセスリソースを含む、請求項18に記載の装置。
  21. 前記処理モジュールは、前記バックオフインジケータにより生成された時間にスケーリング因子を乗算し、前記待ち時間を得るために用いられ、
    前記スケーリング因子は1以下の正数である、請求項15に記載の装置。
  22. 前記第1ランダムアクセスリソースと前記バックオフインジケータとは対応関係がある、請求項15に記載の装置。
  23. プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なプログラムもしくは命令とを含むネットワーク側機器であって、前記プログラムもしくは命令が前記プロセッサによって実行されると、請求項1から14のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法が実現される、ネットワーク側機器。
  24. プログラムもしくは命令を記憶する可読記憶媒体であって、前記プログラムもしくは命令が前記プロセッサによって実行されると、請求項1から14のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法が実現される、可読記憶媒体。
  25. プロセッサ及び通信インタフェースを含むチップであって、前記通信インタフェースが前記プロセッサに結合され、前記プロセッサは、プログラムもしくは命令を実行し、請求項1から14のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法を実現するためのものである、チップ。
  26. 可読記憶媒体に記憶されるコンピュータプログラム製品であって、少なくとも1つのプロセッサによって実行されることで、請求項1から14のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法のステップが実現される、コンピュータプログラム製品。
  27. 請求項1から14のいずれか1項に記載のランダムアクセス方法のステップを実行するためのネットワーク側機器。
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