JP2022101627A - 無線端末の方法及び無線端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】2ステップ・ランダムアクセス手順から4ステップ・ランダムアクセス手順へのフォールバックをサポートする無線端末の負荷の軽減に寄与する。【解決手段】無線端末(2)は、2ステップCBRAの第1メッセージの送信のための第1の送信バッファと、4ステップCBRAの第3メッセージの送信のための第2の送信バッファを有する。無線端末(2)は、2ステップCBRAの第1メッセージを無線局(1)に送信し、2ステップCBRAの第2メッセージを無線局から受信する。当該第2メッセージは、4ステップCBRAへのフォールバックに関連するMACサブヘッダと、4ステップCBRAの第3メッセージの送信に利用可能なアップリンクリソースを示すアップリンク・グラントを包含する。無線端末(2)は、アップリンク・グラントに従って、第2の送信バッファのコンテンツを包含する4ステップCBRAの第3メッセージを無線局に送信する。【選択図】図4

Description

本開示は、無線通信システムに関し、特にコンテンション・ベースド・ランダムアクセスに関する。
3rd Generation Partnership Project(3GPP)は、2020年以降の導入に向けた第5世代移動通信システム(5G)の標準化作業を行っている。本明細書では、第5世代移動通信システムは、5G System、又はNext Generation (NextGen) System(NG System)と呼ばれる。5G Systemのための新たなRadio Access Technology(RAT)は、New Radio(NR)、5G RAT、又はNG RATと呼ばれる。5G Systemのための新たな無線アクセスネットワーク(Radio Access Network(RAN))は、NextGen RAN(NG-RAN、又は5G-RANと呼ばれる。NG-RAN内の新たな基地局(NG-RANノード)は、gNodeB又はgNBと呼ばれる。5G Systemのための新たなコアネットワークは、5G Core Network(5GC)又はNextGen Core(NG Core)と呼ばれる。5G Systemに接続する無線端末(User Equipment(UE))は、5G UE、NextGen UE(NG-UE)又は単にUEと呼ばれる。
5GCの主な構成要素は、Access and Mobility Management function(AMF)、Session Management function(SMF)、User plane function(UPF)である。AMFは、例えば、UEのコネクション管理及びモビリティ管理、NG-RANのコントロール・プレーン(CP)の終端(例えばNG-RANノードとのCP情報の交換、並びにNASレイヤの終端(例えばUEとのNASメッセージの交換)を行う。SMFは、例えば、セッション管理(Session Management(SM)、NASメッセージのセッション管理部分の終端を行う。UPFは、Intra-RATおよびInter-RATモビリティ(e.g. handover)のアンカーポイントであり、QoSフローの管理(e.g. DL reflective QoS marking)などを行う。
本明細書で使用される“LTE”との用語は、特に断らない限り、5G Systemとのインターワーキングを可能とするためのLTE及びLTE-Advancedの改良・発展を含む。5G System とのインターワークのためのLTE及びLTE-Advancedの改良・発展は、LTE-Advanced Pro、LTE+、又はenhanced LTE(eLTE)と呼ばれる。例えば、NG-RANノードとして機能するeLTEのeNBはng-eNBとも呼ばれる。さらに、本明細書で使用される“Evolved Packet Core (EPC)”、“Mobility Management Entity (MME)”、“Serving Gateway (S-GW)”、及び“Packet Data Network (PDN) Gateway (P-GW)”等のLTEのネットワーク又は論理的エンティティに関する用語は、特に断らない限り、5G Systemとのインターワーキングを可能とするためのこれらの改良・発展を含む。改良されたEPC、MME、S-GW、及びP-GWは、例えば、enhanced EPC(eEPC)、enhanced MME(eMME)、enhanced S-GW(eS-GW)、及びenhanced P-GW(eP-GW)と呼ばれる。
非特許文献1、2、及び3は、2ステップ・コンテンション・ベースド・ランダムアクセス(Contention Based Random Access(CBRA))について開示している。LTEのCBRAは、よく知られているように、4ステップCBRA手順を使用する。5G NRの標準化では、4ステップCBRA手順に加えて、2ステップCBRA手順が検討されている。
例えば、Radio Resource Control (RRC)_IDLEからのイニシャルアクセスのための4ステップCBRAでは、最初に、UEが第1メッセージ(Msg1)、つまりランダムアクセスプリアンブル、をPhysical Random Access Channel(PRACH)で送信する。次に、ネットワーク(i.e., gNB)が第2メッセージ(Msg2)、つまりランダムアクセス・レスポンス、をPhysical Downlink Control Channel(PDCCH)及びPhysical Downlink Shared Channel(PDSCH)を用いて送信する。具体的には、ネットワークは、Msg2がスケジュールされたPDSCHリソースを示すダウンリンク制御情報(Downlink Control Information(DCI))をPDCCHで送信し、Msg2をPDSCHで送信する。続いて、UEが第3メッセージ(Msg3)をPhysical Uplink Shared Channel(PUSCH)で送信する。イニシャルアクセスの場合、Msg3は、RRCレイヤのCommon Control Channel(CCCH) data(Service Data Unit(SDU))を運ぶMedium Access Control Protocol Data Unit(MAC PDU)を包含する。CCCH data(CCCH SDU)は、例えば、RRC Setup Requestを運ぶ。Msg3のMAC PDU(CCCH SDUを包含する)は、少なくともコンテンション解決(contention resolution)のために使用されるUE識別子(e.g., Cell Radio Network Temporary Identifier(C-RNTI)、System Architecture Evolution (SAE) Temporary Mobile Subscriber Identity(S-TMSI)、又はランダム値)を包含する。最後に、ネットワークが、コンテンション解決のための第4メッセージ(Msg4)をPDCCH及びPDSCHを用いて送信する。具体的には、ネットワークは、Msg4がスケジュールされたPDSCHリソースを示すDCIをPDCCHで送信し、Msg4をPDSCHで送信する。Msg4は、UE Contention Resolution Identity MAC Control Element (CE)を運ぶMAC PDU(又はMAC subPDU)を包含する。
これに対して、2ステップCBRAの基本原理によると、UEが4ステップCBRA の第1メッセージ(Msg1)及び第3メッセージ(Msg3)を一緒に送信し、ネットワーク(i.e., gNB)が4ステップCBRA の第2メッセージ(Msg2)及び第4メッセージ(Msg4)を一緒に送信する。言い換えると、2ステップCBRAの第1メッセージ(以下、Msg1*と呼ぶ)は4ステップCBRA の第1メッセージ(Msg1)及び第3メッセージ(Msg3)に対応し、2ステップCBRAの第2メッセージ(以下、Msg2*と呼ぶ)は4ステップCBRA の第2メッセージ(Msg2)及び第4メッセージ(Msg4)に対応する。ただし、2ステップCBRAのMsg1*は、4ステップCBRA のMsg1及びMsg3と完全に同じコンテンツを含む必要はない。同様に、2ステップCBRAのMsg2*は、4ステップCBRA のMsg2及びMsg4と完全に同じコンテンツを含む必要はない。
さらに、2ステップCBRAから4ステップCBRAへのフォールバックが検討されている(非特許文献2及び3を参照)。当該フォールバックは、2ステップCBRA手順の途中で4ステップCBRA手順に切り替えることを含む。非特許文献2は、2ステップCBRA手順の第1ステップにおいて4ステップCBRAのMsg1及びMsg3が送信されたが、ネットワークが4ステップCBRAのMsg1のみを成功裏に(successfully)受信したなら、ネットワークは4ステップCBRAのMsg4を送信できないがMsg2を送信できることを開示している。さらに、非特許文献2は、したがってUEは、2ステップCBRA手順において4ステップCBRAのMsg1及びMsg3に相当するメッセージを送信した後に、4ステップCBRAのMsg2に相当するメッセージ又はMsg4に相当するメッセージを受信することを予期してもよいことを開示している。すなわち、非特許文献2は、2ステップCBRA手順の第1ステップにおいて4ステップCBRAのMsg1及びMsg3に相当するメッセージが送信されたが4ステップCBRAのMsg1に相当するメッセージのみが成功裏にネットワークにより受信された場合に、ネットワーク及びUEが4ステップCBRA手順にフォールバックすることを開示している。
非特許文献3は、gNBが、プリアンブルを検出できるが、2ステップCBRAの第1メッセージ内のプリアンブル以外のメッセージを受信できないことが起こり得ることを開示している。さらに、非特許文献3は、この場合に、gNBが、4-step RA-RNTI calculationを用いてランダムアクセス・レスポンス(Random Access Response(RAR))を送信し、UEが当該RARの受信に応じて4ステップCBRA手順にフォールバックできることを開示している。よく知られているように、RA-RNTI(i.e., Random Access Radio Network Temporary Identifier)は、4ステップCBRAのMsg2を運ぶPDSCHをアドレスする。具体的には、4ステップCBRAにおいて、UEは、Msg2を運ぶPDSCHがスケジュールされたリソースを示すDCIをデコードするために、RA-RNTIを用いてPDCCHをモニターする。RA-RNTIは、Msg1(i.e., ランダムアクセス・プリアンブル)が送信されたPRACHに関連付けられ、Msg1が送信された時間-周波数スロットのインデックスに基づいて算出される。
MediaTek Inc., "2-step CBRA procedure", 3GPP R2-1812342, 3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #103, Gothenburg, Sweden, 20-24 August 2018 LG Electronics Inc., "Considerations on 2-Step CBRA procedure for NR-U SA", 3GPP R2-1812832, 3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #103, Gothenburg, Sweden, 20-24 August 2018 Intel Corporation, "Considerations of 2-step CBRA for NR licensed and unlicensed operation", 3GPP R2-1811664, 3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #103, Gothenburg, Sweden, 20-24 August 2018
発明者は、2ステップCBRAから4ステップCBRAへのフォールバック並びに2ステップCBRA及び4ステップCBRAの間の切り替えについて検討し、様々な課題を見出した。例えば、非特許文献2は、UEが、2ステップCBRAの第1メッセージ(Msg1*)、例えば4ステップCBRAのMsg1及びMsg3相当、を送信した後に、どのようにしてMsg2又はMsg4を受信するのかを具体的には開示していない。非特許文献3も、UEが、2ステップCBRAの第1メッセージ(Msg1*)を送信した後に、どのようにして4-step RA-RNTI calculationを使用するプリアンブルを包含しているRARを受信するのかを具体的には開示していない。
もしUEが、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)に加えて、4ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2)も受信することを強いられるなら、UEのPDCCH/DCIブラインド・デコーディングの負荷が増加する可能性がある。一例では、UEは、2ステップCBRAの第1メッセージの送信後に、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)の受信のためのPDCCH/DCIブラインド・デコーディングに成功したか否かにかかわらず、4ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2)の受信ためのPDCCH/DCIブラインド・デコーディングを行わなければならない。このような動作は、UEの負荷の増加、複雑さ(complexity)の増加、又はバッテリー消費(battery consumption)の増加を招くおそれがある。
さらに、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)を受信するためのRARウィンドウは、4ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2)を受信するためのRARウィンドウと異なるかもしれない。もし4ステップCBRAのRARウィンドウが、2ステップCBRAのRARウィンドウよりも後に満了(expire)するなら、UEがRAR受信を試行する時間が長くなる。したがって、もし、UEがどちらのRARも受信できずにランダムアクセスを第1ステップから再スタートする場合に、再スタートの開始が遅れるおそれがある。
本明細書に開示される実施形態が達成しようとする目的の1つは、2ステップCBRAから4ステップCBRAへのフォールバックをサポートするUEの負荷の軽減に寄与する装置、方法、及びプログラムを提供することである。なお、この目的は、本明細書に開示される複数の実施形態が達成しようとする複数の目的の1つに過ぎないことに留意されるべきである。その他の目的又は課題と新規な特徴は、本明細書の記述又は添付図面から明らかにされる。
第1の態様では、無線端末は、少なくとも1つのメモリ、及び前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサを含む。前記少なくとも1つのプロセッサは、2ステップ・ランダムアクセス手順の第1メッセージを送信し、前記第1メッセージを送信した後に、前記2ステップ・ランダムアクセス手順の第2メッセージの受信を試行するよう構成される。前記少なくとも1つのプロセッサは、さらに、前記2ステップ・ランダムアクセス手順の前記第2メッセージの受信に成功し且つ前記第2メッセージが4ステップ・ランダムアクセス手順へのフォールバックを明示的又は暗示的に示すと判定したことに応答して、前記4ステップ・ランダムアクセス手順の第3メッセージの送信に利用可能なアップリンクリソースを示すアップリンク・グラントを包含する制御メッセージの受信を試行するよう構成される。
第2の態様では、無線アクセスネットワークノードは、少なくとも1つのメモリ、及び前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサを含む。前記少なくとも1つのプロセッサは、2ステップ・ランダムアクセス手順の第1メッセージを受信し、前記第1メッセージを受信した後に、前記2ステップ・ランダムアクセス手順の第2メッセージを送信するよう構成される。ここで、前記第2メッセージは、4ステップ・ランダムアクセス手順の第3メッセージの送信に利用可能なアップリンクリソースを示すアップリンク・グラントを包含する制御メッセージの受信を前記第2メッセージの受信に成功した後に試行することを無線端末に要求するために、前記4ステップ・ランダムアクセス手順へのフォールバックを明示的又は暗示的に示す。
第3の態様では、無線端末における方法は、(a)2ステップ・ランダムアクセス手順の第1メッセージを送信すること、(b)前記第1メッセージを送信した後に、前記2ステップ・ランダムアクセス手順の第2メッセージの受信を試行すること、及び(c)前記2ステップ・ランダムアクセス手順の前記第2メッセージの受信に成功し且つ前記第2メッセージが4ステップ・ランダムアクセス手順へのフォールバックを明示的又は暗示的に示すと判定したことに応答して、前記4ステップ・ランダムアクセス手順の第3メッセージの送信に利用可能なアップリンクリソースを示すアップリンク・グラントを包含する制御メッセージの受信を試行すること、を備える。
第4の態様では、無線アクセスネットワークノードにおける方法は、2ステップ・ランダムアクセス手順の第1メッセージを受信すること、及び前記第1メッセージを受信した後に、前記2ステップ・ランダムアクセス手順の第2メッセージを送信すること、を備える。ここで、前記第2メッセージは、4ステップ・ランダムアクセス手順の第3メッセージの送信に利用可能なアップリンクリソースを示すアップリンク・グラントを包含する制御メッセージの受信を前記第2メッセージの受信に成功した後に試行することを無線端末に要求するために、前記4ステップ・ランダムアクセス手順へのフォールバックを明示的又は暗示的に示す。
第5の態様では、プログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、上述の第3又は第4の態様に係る方法をコンピュータに行わせるための命令群(ソフトウェアコード)を含む。
上述の態様によれば、2ステップCBRAから4ステップCBRAへのフォールバックをサポートするUEの負荷の軽減に寄与する装置、方法、及びプログラムを提供できる。
幾つかの実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例を示す図である。 第1の実施形態に係るCBRA手順の成功ケースの一例を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係るCBRA手順の失敗ケースの一例を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る無線端末の動作の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る無線アクセスネットワークノードの動作の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る無線アクセスネットワークノード及び無線端末の動作の一例を示すシーケンス図である。 第3の実施形態に係る無線端末の動作の一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る無線端末の動作の一例を示すシーケンス図である。 第4の実施形態に係る無線端末の動作の一例を示すシーケンス図である。 第5の実施形態に係る無線端末の動作の一例を示すシーケンス図である。 第6の実施形態に係る無線アクセスネットワークノード及び無線端末の動作の一例を示すシーケンス図である。 第6の実施形態に係る無線端末の動作の一例を示すシーケンス図である。 第7の実施形態に係る無線アクセスネットワークノード及び無線端末の動作の一例を示すシーケンス図である。 第8の実施形態に係る無線アクセスネットワークノード及び無線端末の動作の一例を示すシーケンス図である。 第8の実施形態に係る無線端末の動作の一例を示すフローチャートである。 第8の実施形態に係る無線アクセスネットワークノードの動作の一例を示すフローチャートである。 幾つかの実施形態に係る無線アクセスネットワークノードの構成例を示すブロック図である。 幾つかの実施形態に係る無線端末の構成例を示すブロック図である。
以下では、具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
以下に説明される複数の実施形態は、独立に実施されることもできるし、適宜組み合わせて実施されることもできる。これら複数の実施形態は、互いに異なる新規な特徴を有している。したがって、これら複数の実施形態は、互いに異なる目的又は課題を解決することに寄与し、互いに異なる効果を奏することに寄与する。
以下に示される複数の実施形態は、3GPP 5G systemを主な対象として説明される。しかしながら、これらの実施形態は、他の無線通信システムに適用されてもよい。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態を含む幾つかの実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例を示している。図1の例では、無線通信ネットワークは、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network(RAN)ノード(i.e., gNB)1及び無線端末(i.e., UE)2を含む。gNB1は、RAN(i.e., NG-RAN)に配置される。gNB1は、cloud RAN(C-RAN)配置(deployment)におけるgNB Central Unit(gNB-CU)であってもよく、gNB Distributed Unit(gNB-DU)であってもよい。UE2は、エアインタフェース101を介して、gNB1に接続される。なお、UE2は、デュアルコネクティビティのために複数の基地局(i.e., Master gNB(MgNB)及びSecondary gNB(SgNB)、又はMaster Node(MN)及びSecondary Node(SN))に同時に接続されてもよい。
図2は、本実施形態に係るCBRA手順の一例を示している。より具体的には、図2は、2ステップCBRAから4ステップCBRA手順のフォールバックを伴う成功ケースの例を示している。ステップ201では、UE2は、2ステップCBRA手順の第1メッセージ(Msg1*)を送信する。当該Msg1*は、例えば、プリアンブル及びMAC PDUを運んでもよい。Msg1*内のプリアンブルは、ランダムアクセス(RA)プリアンブル、又はランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルなどと呼ばれてもよい。MAC PDUは、例えば、CCCH data(CCCH SDU)を包含してもよい。CCCH data(CCCH SDU)は、例えば、RRC Setup Request、RRC Re-establishment Request、又は、RRC Resume Requestを運ぶ。さらに又はこれに代えて、MAC PDUは、コンテンション解決のために使用される端末識別子(e.g., C-RNTI、S-TMSI、又はランダム値)を包含してもよい。当該端末識別子は、MAC PDU内のMAC制御情報(Control Element(CE))に包含されてもよい。さらに又はこれに代えて、MAC PDUは、2ステップCBRA用に規定されるその他のMACレイヤの制御情報を包含してもよい。
ステップ202では、gNB1は、2ステップCBRA手順の第2メッセージ(Msg2*)を送信する。なお、gNB1は、Msg1*の受信に応答して、Msg1*の全てを成功裏に受信できたか否かを判定する。例えば、Msg1*内のプリアンブル(つまり、4ステップCBRAのMsg1相当)が成功裏に受信されたがMsg1*内のMAC PDUが受信されなかった場合、gNB1は、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)にフォールバックの通知(notification)を含めてもよい。フォールバックの通知は、4ステップCBRA手順へのフォールバックを明示的又は暗示的に示す。
Msg2*は、2ステップCBRAのランダムアクセス・レスポンス(RAR)として規定され且つ4ステップCBRAのRARとは異なるMAC制御情報(CE)を包含してもよい。これに代えて、Msg2*は、2ステップCBRAのランダムアクセス・レスポンス(RAR)に相当する別の情報要素(又はフィールド)を包含してもよい。さらに、Msg2*は、成功裏に受信されたプリアンブルに関連付けられたアップリンク送信タイミングに関する情報要素(e.g., Timing Advance Command)及び端末識別子(e.g., Temporary C-RNTI)を、Msg1*内のMAC PDUの受信の成否に関わらず包含してもよい。言い換えると、gNB1は、フォールバック通知を行う対象(i.e., UE)に向けたTiming Advance Commandを包含するMsg2*(i.e., ダウンリンクMAC subPDU)、および2ステップCBRAを完了させるために必要な情報(e.g., RRCメッセージ若しくはUE Contention Resolution Identity MAC CE又は両方)を送信する対象(i.e., UE)に向けたTiming Advance Commandを包含するMsg2*(i.e., ダウンリンクMAC subPDU)を送信してもよい。これら2つの種類のMsg2*は、同一のダウンリンクMAC PDUに包含されてもよいし、異なる無線リソース(e.g., 時間または周波数)で送信される互いに異なるダウンリンクMAC PDUに包含されてもよい。Msg1*内のプリアンブルを成功裏に受信するとは、当該プリアンブルを正しく検出できたこと、または当該プリアンブル部の復号に成功したことを意味してもよい。フォールバック通知は、Msg1*内のプリアンブルのみが成功裏に受信されたことを示す通知と考えてもよい。以降は、一例としてフォールバック通知(またはフォールバックの通知)として説明する。
UEは、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)を成功裏に受信した場合に、当該Msg2*が4ステップCBRA手順へのフォールバックを(明示的又は暗示的に)示すか否かを判定する。当該Msg2*が4ステップCBRA手順へのフォールバックを示すと判定したことに応答して、UE2は、4ステップCBRA手順へフォールバックする(ステップ203)。そして、UE2は、4ステップCBRA手順の第3メッセージ(Msg3)の送信のための動作を開始する。すなわち、UE2はMsg2*からフォールバック通知を成功裏にデコード(又はフォールバック通知を検出した)した場合にのみ、4ステップCBRA手順へのフォールバックを予期する。言い換えると、UE2はMsg2*からフォールバック通知を成功裏にデコードしていなければ(又はフォールバック通知を検出していなければ)、4ステップCBRA手順へのフォールバックを予期又は準備しなくてもよい。
ステップ202のMsg2*が4ステップCBRAへのフォールバックを明示的又は暗示的に示すと判定したことに応答して、UE2は、ステップ204~206を実行する。ステップ204では、UE2は、ステップ202にてフォールバック通知を受信したことに応答して、4ステップCBRA手順の第3メッセージ(Msg3)の送信に利用可能なアップリンクリソース(i.e., PUSCHリソース)を示すアップリンク・グラントを包含する制御メッセージの受信を試行する。
幾つかの実装では、当該制御メッセージは、PDCCHを介して送信され且つアップリンク・グラントを包含するダウンリンク制御情報(i.e., uplink scheduling DCI)であってもよい。この場合、当該scheduling DCI はTemporary C-RNTI宛てに(つまりTemporary C-RNTIでスクランブルされて)送信されてもよく、UE2は、当該scheduling DCI をデコードするために、Temporary C-RNTIを用いてPDCCHをモニターしてもよい。当該Temporary C-RNTIは、gNB1で検出されたRAプリアンブルに紐づけられて、ステップ202のMsg2*に包含されていてもよい。つまり、UE2は、自身が送信したプリアンブルに紐づけられたTemporary C-RNTIを使用すればよい。当該Temporary C-RNTIは、ステップ202のMsg2*内に、例えばMAC CEとして包含されてもよい。
他の幾つかの実装では、当該制御メッセージは、4ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2)、つまりランダムアクセス応答(RAR)メッセージであってもよい。この場合、UE2は、ランダムアクセス応答メッセージがスケジュールされたダウンリンクリソース(i.e., PDSCHリソース)を示すダウンリンク制御情報(i.e., downlink scheduling DCI)を含むPDCCHの受信をRA-RNTIを用いて試行し、このダウンリンク制御情報を成功裏に受信できたことに応答してMsg2(i.e., ランダムアクセス応答メッセージ)を受信してもよい。なお、当該RA-RNTIの値は、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)を受信するためにステップ202で使用されるRA-RNTIの値と異なってもよい。
例えば、(4ステップCBRAのための)当該RA-RNTIは、2ステップCBRAのためのRA-RNTIと同じ算出式を用いて算出されてもよい。しかしながら、この場合、(4ステップCBRAのための)当該RA-RNTIの算出のために当該算出式の少なくとも1つの変数に入力される値は、2ステップCBRAのためのRA-RNTIの算出時のそれと異なってもよい。当該算出式の少なくとも1つの変数は、第1メッセージ(i.e., RAプリアンブル)の無線リソース(e.g., 時間-周波数スロット)を示すインデックスであってもよい。具体的には、2ステップCBRAの第1メッセージ(Msg1*)の送信のために実際に使用された時間-周波数スロットのインデックスの代わりに、当該Msg1*と同じタイミング又は後続(例えば直後)の4ステップCBRAの第1メッセージ(Msg1)のタイミングで使用可能な時間-周波数スロットのインデックスが使用されてもよい。より具体的には、当該インデックスは、時間スロットを示す第1の(サブ)インデックス及び周波数スロットを示す第2の(サブ)インデックスを含んでもよい。(4ステップCBRAのための)当該RA-RNTIを算出するために、UE2は、2ステップCBRAのMsg1*送信のために実際に使用された周波数スロットを示す第2の(サブ)インデックスを使用しつつ、4ステップCBRAのMsg1のために使用可能な時間スロットを示す第1の(サブ)インデックスを使用してもよい。
これに代えて、(4ステップCBRAのための)当該RA-RNTIは、4ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2)の受信のために、2ステップCBRAのためのRA-RNTIのためのそれとは異なる算出式に従って算出されてもよい。これらRA-RNTIの算出は、UE2およびgNB1の両方で同じルールに基づいて実行される。例えば、UE2がMsg1*を送信した無線リソースは、gNB1がMsg1*を受信した無線リソースと理解される。
ステップ205及び206は、よく知られた4ステップCBRAの第3及び第4ステップと同様であってもよい。すなわち、ステップ205では、UE2は、ステップ204で受信されたアップリンク・グラントにより示されたPUSCHリソースにおいて、4ステップCBRAの第3メッセージ(Msg3)を送信する。当該Msg3は、コンテンション解決のために使用される端末識別子(e.g., C-RNTI、S-TMSI、又はランダム値)を包含するMAC PDUを運んでもよい。当該MAC PDUは、さらに、CCCH data(CCCH SDU)を包含してもよい。CCCH data(CCCH SDU)は、例えば、RRC Setup Request、RRC Re-establishment Request、又は、RRC Resume Requestなどのメッセージを運ぶ。ステップ206では、gNB1は、コンテンション解決のための第4メッセージ(Msg4)をPDCCH及びPDSCHを用いて送信する。具体的には、gNB1は、Msg4がスケジュールされたPDSCHリソースを示すDCIをPDCCHで送信し、Msg4をPDSCHで送信する。Msg4は、UE Contention Resolution Identity MAC Control Element (CE)を運ぶMAC PDUを包含する。さらにMsg4は、RRC Setup、RRC Re-establishment、又は、RRC Resumeなどのメッセージを包含してもよい。
このような動作によれば、UE2は、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)が成功裏に受信され、且つ当該Msg2*が4ステップCBRAへのフォールバックを明示的又は暗示的に示す場合にのみ、4ステップCBRAを継続するための制御メッセージ(ステップ204)の受信を試行すればよい。言い換えると、UE2はMsg2*からフォールバック通知を成功裏にデコードしていなければ(または検出していなければ)、4ステップCBRA手順へのフォールバックを予期又は準備しなくてもよい。したがって、このことは、UEの負荷の低減、複雑さ(complexity)の低減、又はバッテリー消費(battery consumption)の低減に寄与できる。
図3は、本実施形態に係るCBRA手順の他の例を示している。より具体的には、図3は、ランダムアクセスの失敗ケースの例を示している。ステップ301お及び302でのgNB1及びUE2の動作は、図2のステップ201及び202のそれらと同様である。ただし、図3の例では、2ステップCBRAの第2メッセージ(ステップ302)は、フォールバック通知を含まなくてもよい。言い換えると、2ステップCBRAの第2メッセージ(ステップ302)は、4ステップCBRAへのフォールバックを示していなくてもよい。
さらに、図3の例では、UE2は、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)の受信に失敗する。具体的には、UE2は、RARウィンドウが満了し、且つステップ301で送信されたRAプリアンブルのインデックスに合致するプリアンブル識別子を包含している第2メッセージを受信できなかった場合に、第2メッセージの受信が成功しなかったとみなす(ステップ303)。そして、UE2は、第2メッセージの受信に失敗したことに応答して、4ステップCBRAのための制御メッセージの受信(ステップ204)を試行することなく、2ステップCBRA手順を第1メッセージの送信から再スタートする(ステップ304)。言い換えると、本実施形態に係る2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)は、UE2に、第2メッセージの受信に失敗したことに応答して、4ステップCBRAのための制御メッセージの受信(ステップ204)を試行することなく、2ステップCBRA手順を第1メッセージの送信から再スタートすることを要求する(又は促す(causes))。
このような動作によれば、UE2は、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)の受信に失敗しても、4ステップCBRA手順へのフォールバックを予期又は準備しなくてよいから、2ステップCBRA手順を速やかに再スタートできる可能性がある。
図4は、本実施形態のUE2の動作の一例を示すフローチャートである。ステップ401では、UE2は、2ステップCBRAの第1メッセージ(Msg1*)を送信する。ステップ402では、UE2は、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)の受信を試行する。ステップ403では、UE2は、第2メッセージ(Msg2*)を成功裏に受信したかを判定する。具体的には、UE2は、RARウィンドウ内で、ステップ401で送信されたRAプリアンブルのインデックスに合致するプリアンブル識別子を包含している第2メッセージを受信できた場合に、第2メッセージ(Msg2*)の受信が成功したとみなす(ステップ403)。すなわち、ここでは、第2メッセージ(Msg2*)の受信の成功は、UE2自身により送信されたRAプリアンブルが成功裏に受信された(又は検出された)ことがUE2により確認できたことを意味する。ステップ404では、UE2は、第2メッセージ(Msg2*)がフォールバックを示すか否かを判定する。
第2メッセージ(Msg2*)が成功裏に受信され且つ第2メッセージ(Msg2*)がフォールバックを示す場合、UE2は、4ステップCBRAにフォールバックする(ステップ405)。具体的には、UE2は、図2のステップ204~205の動作を行ってもよい。
第2メッセージ(Msg2*)が成功裏に受信され且つ第2メッセージ(Msg2*)がフォールバックを示さない場合、UE2は、2ステップCBRAを継続する(ステップ406)。言い換えると、UE2は、第2メッセージ(Msg2*)のコンテンツに基づいて、自身が送信したRAプリアンブルが成功裏に受信(又は検出)された(つまり、プリアンブル送信に成功した)と考え、さらにCBRAに成功したか否かを判定する。具体的には、UE2は、成功裏に受信された第2メッセージ(Msg2*)に基づいてコンテンション解決の成功を判定したことに応答して、2ステップCBRA手順が成功裏に完了したと考えて(consider)もよい。
第2メッセージ(Msg2*)が成功裏に受信されない場合、UE2は、2ステップCBRA手順を再スタートする(ステップ407)。具体的には、UE2は、図3のステップ304の動作を行ってもよい。
図5は、本実施形態のgNB1の動作の一例を示すフローチャートである。ステップ501では、gNB1は、2ステップCBRAの第1メッセージ(Msg1*)を受信する。ステップ502では、gNB1は、MSG1*内のRAプリアンブルが成功裏に受信されたがMsg1*内のMAC PDU(e.g., UE識別子を含むRRCメッセージ)が成功裏に受信されなかった場合、フォールバックを示す2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)を送信する。例えば、gNB1は、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)にフォールバック通知を含めてもよい。当該第2メッセージ(Msg2*)又は当該フォールバック通知は、4ステップCBRAの第3メッセージ(Msg3)の送信に利用可能なアップリンクリソースを示すアップリンク・グラントを包含する制御メッセージの受信を当該Msg2*の受信に成功した後に試行することをUE2に要求する(又は促す(cause))。
ステップ503では、gNB1は、4ステップCBRAの第3メッセージ(Msg3)の送信に利用可能なアップリンクリソースを示すアップリンク・グラントを包含する制御メッセージを送信する。
続いて以下では、フォールバック通知の具体例が説明される。フォールバック通知は、4ステップCBRAへのフォールバックを明示的に示してもよいし、暗示的に示してもよい。言い換えると、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)は、4ステップCBRAへのフォールバックを明示的に示してもよいし、暗示的に示してもよい。2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)は、4ステップCBRAへのフォールバックを明示的に示す情報を包含してもよいし、暗示的に示す情報を包含してもよい。
例えば、フォールバック通知は、Msg1*内のプリアンブルのみが受信できたことを示してもよい。ここで言う受信できたこととは、例えば、プリアンブルが検出できたこと、又はプリアンブル部が正しく復号できたことを意味してもよい。
これに代えて、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)は、フォールバックが行われるべきか否かを明示するフラグ・ビットを表すフィールドを含んでもよい。当該フィールドは、MAC PDU内のMACサブヘッダ(subheader)に含まれてもよいし、MAC payload(MAC SDU)に含まれてもよい。
これに代えて、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)は、4ステップCBRAへのフォールバックが必要とされる場合に、当該フォールバックに関連付けられたMAC サブヘッダ(e.g., fall back MAC subheader)を含んでもよい。当該MACサブヘッダのフォーマットは、明示的なフォールバック通知のために新たに定義されてもよい。当該MACサブヘッダは、例えば、それが当該MACサブヘッダであることを示すフィールド、Random Access Preamble Identifier(RAPID)フィールドと幾つかの予約ビット(reserved bits)を含んでもよい。
これに代えて、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)は、特定の情報の当該メッセージからの欠落によってフォールバックを暗示してもよい。フォールバックを暗示するために欠落される情報は、コンテンション解決のための情報であってもよい。例えば、当該情報は、UE Contention Resolution Identity MAC CEであってもよい。つまり、プリアンブルおよび他のMsg1*内の情報(e.g., MAC PDU)を成功裏に受信できた場合、gNB1は、当該プリアンブルに紐づけられたUE Contention Resolution Identity MAC CEをMsg2*(i.e., ダウンリンクMAC subPDU又はダウンリンクMAC PDU)に含める。一方、プリアンブルのみ成功裏に受信でき且つ4ステップCBRAへフォールバックする場合、gNB1は、当該プリアンブルに紐づけられたUE Contention Resolution Identity MAC CEをMsg2*(i.e., ダウンリンクMAC subPDU又はダウンリンクMAC PDU)に含めない。厳密言えば、gNB1は、他のMsg1*内の情報を成功裏に受信できていないため、UE Contention Resolution Identity MAC CEをMsg2*に含めることはできない。なお、プリアンブルのみが成功裏に受信できたが4ステップCBRAへフォールバックしない場合、gNB1は、当該プリアンブルに対応するインデックスすらもダウンリンクMAC subPDU(又はダウンリンクMAC PDU)に含めない。言い換えると、2ステップCBRAの第1メッセージ(Msg1*)内のプリアンブルのみが成功裏に受信できたが4ステップCBRAへフォールバックしない場合、gNB1は、当該第1メッセージ(Msg1*)に応答するための第2メッセージ(Msg2*)を送信しない。
なお、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)は、これが4ステップCBRAへのフォールバックを示す場合でも、Temporary C-RNTI若しくはTiming Advance Command又はこれら両方などの追加の情報を含んでもよい。
<第2の実施形態>
本実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例は、図1に示された例と同様である。本実施形態のgNB1は、2ステップCBRAの第1メッセージ(Msg1*)が成功裏に受信されず且つ4ステップCBRAにフォールバックする場合に、フォールバックの通知及び4ステップCBRAの第3メッセージ(Msg3)送信に利用可能なアップリンクリソースを示すアップリンク・グラントを、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)に含める。当該フォールバックの通知は、4ステップCBRA手順へのフォールバックを明示的又は暗示的に示す。またこれは、実施形態1と同様の方法により行われてもよい。例えば、当該フォールバックの通知は、Msg1*内のプリアンブルのみが検出(又は受信)できたことを当該プリアンブルの識別子と紐づけて示してもよい(e.g., flag bit with detected preamble index)。当該フォールバック通知は、ダウンリンクMAC PDU内のMAC sub-headerに含まれる所定のfield又はbitであってもよい。つまり、Msg2*に当該所定のfield又はbitが含まれ、それに対応するMAC subPDUが含まれていることが、フォールバックの通知とされてもよい。
当該Msg2*は、2ステップCBRAのランダムアクセス・レスポンス(RAR)として規定されてもよい。Msg1*が成功裏に受信された場合のランダムアクセス応答(RAR)、及びMsg1*が成功裏に受信されなかったがプリアンブルが成功裏に受信された場合の別のランダムアクセス応答は、同一のダウンリンクMAC PDUに包含されてもよいし、異なる無線リソース(e.g., 時間または周波数)で送信される互いに異なるダウンリンクMAC PDUで送信されてもよい。また、Msg2*は、成功裏に受信されたプリアンブルに関連付けられたアップリンク送信タイミングに関する情報要素(e.g., Timing Advance Command)及び端末識別子(e.g., Temporary C-RNTI)を、Msg1*内のMAC PDUの受信の成否に関わらず包含してもよい。
本実施形態のUE2は、フォールバックの通知及びアップリンク・グラントを包含する2ステップCBRAのMsg2*を受信した場合、当該アップリンク・グラントに従って4ステップCBRAのMsg3を送信する。
<第3の実施形態>
本実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例は、図1に示された例と同様である。本実施形態のgNB1は、4ステップCBRAへのフォールバックの有効化(activation)を示すシステム情報を送信するよう構成される。gNB1は、RRC_IDLEのUE2が当該システム情報を受信できるように、当該システム情報をブロードキャストしてもよい(e.g., in System Information Block Type 1(SIB1))。当該システム情報は、UE2に、2ステップCBRA第1メッセージ(Msg1*)を送信した後に、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)の受信及び4ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2)の受信の両方を同時に試行することを促す。
本実施形態のUE2は、当該システム情報をネットワーク(i.e., gNB1)から受信した場合、2ステップCBRAの第1メッセージ(Msg1*)を送信した後に、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)の受信及び4ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2)の受信の両方を試行する。
2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)の受信の試行は、2ステップCBRAに関連付けられた第1の時間ウインドウ(e.g., RARウィンドウ)において、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)の受信を試行することを含んでもよい。同様に、4ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2)の受信の試行は、4ステップCBRAに関連付けられた第2の時間ウインドウ(e.g., RARウィンドウ)において、4ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2)の受信を試行することを含んでもよい。このとき、UEによるMsg2*の受信とMsg2の受信は、所定の期間において同時に(つまり並行して)行われるが、Msg2*の受信とMsg2の受信が厳密に同一タイミング(e.g., subframe, OFDM symbol, or TTI)に重複する場合にはUE2はいずれか一方(e.g., Msg2*)のみの受信を試行してもよい。
より具体的には、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)の受信の試行は、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)がスケジュールされたダウンリンクリソースを示すDCIをデコードするために、第1の時間ウインドウ(e.g., RARウィンドウ)において、2ステップCBRAに関連付けられた第1のRA-RNTIを用いて、PDCCHをモニターすることを含んでもよい。同様に、4ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2)の受信の試行は、4ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2)がスケジュールされたダウンリンクリソースを示すDCIをデコードするために、第2の時間ウインドウ(e.g., RARウィンドウ)において、4ステップCBRAに関連付けられた第2のRA-RNTIを用いて、PDCCHをモニターすることを含んでもよい。
第1のRA-RNTIは、UEが送信した2ステップCBRAの第1メッセージ(Msg1*)に関連付けられ、当該Msg1*が送信された無線リソース(e.g., 時間-周波数スロット)のインデックスに基づいて算出される。一方、第2のRA-RNTIは、UEが送信した2ステップCBRAの第1メッセージ(Msg1*)と同時、又は後続(例えば直後)の4ステップCBRAの第1メッセージ(Msg1)のために割り当てられた無線リソース(e.g., 時間-周波数スロット)のインデックスの少なくとも一部に基づいて算出されてもよい。より具体的には、当該インデックスは、時間スロットを示す第1の(サブ)インデックス及び周波数スロットを示す第2の(サブ)インデックスを含んでもよい。第2のRA-RNTIを算出するために、UE2は、2ステップCBRAのMsg1*送信のために実際に使用された周波数スロットを示す第2の(サブ)インデックスを使用しつつ、4ステップCBRAのMsg1のために使用可能な時間スロットを示す第1の(サブ)インデックスを使用してもよい。これに代えて、第2のRA-RNTIは、第1のRA-RNTIのそれとは異なる算出式に従って算出されてもよい。これらRA-RNTIの算出は、UE2およびgNB1の両方で同じルールに基づいて実行される。例えば、UE2がMsg1*を送信した無線リソースは、gNB1がMsg1*を受信した無線リソースと理解される。
図6は、本実施形態に係るgNB1及びUE2の動作の一例を示している。ステップ601では、gNB1は、4ステップCBRAへのフォールバックの有効化(activation)を示すシステム情報を送信する。
図7は、本実施形態に係るUE2の動作の一例を示すフローチャートである。ステップ701では、UE2は、2ステップCBRAの第1メッセージ(Msg1*)を送信する。ステップ702では、フォールバック有効化を示すシステム情報を受信していたなら、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)の受信及び4ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2)の受信の両方を同時に試行する。
上述のシステム情報の代わりに、gNB1は、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)にフォールバックの有効化(activation)を示す情報を含めてもよい。このとき、UE2は、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)を受信し、当該Msg2*のデコードに成功し、且つ当該フォールバックの有効化(activation)を示す情報を検出した場合、4ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2)の受信を試行してもよい。
このような動作によれば、UE2は、フォールバック有効化をネットワークから指示されている場合にのみ、4ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2)の受信を試行すればよい。したがって、このことは、UEの負荷の低減、複雑さ(complexity)の低減、又はバッテリー消費(battery consumption)の低減に寄与できる。
<第4の実施形態>
本実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例は、図1に示された例と同様である。本実施形態のUE2は、RRCレイヤ21及びMACレイヤ22を提供する。MACレイヤ22は、MACサブレイヤ又はMACエンティティと言い換えることもできる
図8は、RRCレイヤ21及びMACレイヤ22の動作の一例を示している。ステップ801では、MACレイヤ22は、2ステップCBRAから4ステップCBRAへフォールバックする場合に、当該フォールバックをRRCレイヤ21に知らせる。MACレイヤ22は、フォールバック表示をRRCレイヤ21に送信してもよい。RRCレイヤ21は、フォールバック表示を受信したことに応答して、4ステップCBRAに対応したMsg3コンテンツ(e.g., CCCH SDU)を生成してもよい。さらに又はこれに代えて、RRCレイヤ21は、フォールバック表示を受信したことに応答して、ランダムアクセス手順のためのパラメータ(parameters)のうち少なくとも1つを4ステップCBRAの設定へと更新するため(つまり2ステップの設定から4ステップの設定へと切り替えるため)、これをMACレイヤ22へ送信してもよい。
2ステップCBRAから4ステップCBRAへフォールバックする場合、MACレイヤ22は、2ステップCBRAのMsg1*で送信するコンテンツを保持しておくための送信バッファ(e.g. Tx buffer)を一旦フラッシュ(flush)し、4ステップCBRAのMsg3で送信されるコンテンツをこれに格納してもよい。この送信バッファは、従来4ステップCBRAで用いるMsg3 Bufferでもよい。これに代えて、UE2(MACレイヤ22)は、2ステップCBRAのMsg1*用にMsg1 Bufferを新たに備え、当該Msg1 Bufferと4ステップCBRAのMsg3のためのMsg3 Bufferとを使い分けてもよい。
2ステップCBRAから4ステップCBRAへフォールバックする場合、当該CBRAをトリガーするプロシージャに関連づけられた所定のタイマ(e.g., T3xy)を継続してもよいし、リスタートしてもよい。当該所定のタイマをリスタートするために、UE2(RRCレイヤ21)は、例えば、既に計測中の当該所定のタイマを一旦停止およびリセットし、再び初期値から計測を開始してもよい。当該タイマは、例えばRRCコネクションを確立するためのRRC Setupプロシージャに用いるタイマ(i.e. T300)、RRCコネクションを再確立するためのRRC Re-establishmentプロシージャに用いるタイマ(i.e. T301)、またはRRCコネクションを再開するためのRRC Resumeプロシージャに用いるタイマ(i.e. T319)でもよいし、その他のRRCレイヤのタイマでもよい。
2ステップCBRAから4ステップCBRAへフォールバックする場合、UE2(MACレイヤ22)は、RAプリアンブルの送信回数を計測するカウンタ(i.e. PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER)を継続してもよいし、これをリスタートしてもよい。
さらに、MACレイヤ22は、4ステップCBRAから2ステップCBRAへ戻る場合(フォールバックを終了する場合)に、当該これをRRCレイヤ21に知らせてもよい。すなわち、図9に示されるように、MACレイヤ22は、2ステップCBRAから前記4ステップCBRAへの変更及びその反対(vice versa)をRRCレイヤ21に知らせてもよい(ステップ901)。上述した2ステップCBRAから4ステップCBRAへのフォールバックの場合と同様に(ただし反対方向に)、MACレイヤ22は、送信バッファ、タイマ、またはカウンタを制御してもよい。
このような動作によれば、UE2のRRCレイヤ21は、MACレイヤ22により選択されているCBRA手順(つまり、2ステップCBRA又は4ステップCBRA)に適応した処理(e.g., Msg1*コンテンツ生成、Msg3コンテンツ生成、又はランダムアクセス関連パラメータの更新)を行うことができる。
<第5の実施形態>
本実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例は、図1に示された例と同様である。本実施形態のUE2は、2ステップCBRAから4ステップCBRAへのフォールバックが行われたがランダムアクセスが成功裏に完了されなかった場合に、当該ランダムアクセスを再スタートするために、2ステップCBRA及び4ステップCBRAの間で選択する。
図10は、本実施形態のUE2の動作の一例を示すフローチャートである。ステップ1001では、UE2は、2ステップCBRA手順の途中で4ステップCBRAへフォールバックする。当該フォールバックは、例えば第1の実施形態で説明された手順(e.g., 図2)又は第2の実施形態で説明された手順と同様に行われてもよいが、これらに限られない。すなわち、当該フォールバックは、第1又は第2の実施形態で説明された手順とは異なる他の手順に従って行われてもよい。例えば、UE2は、2ステップCBRA手順の途中で4ステップCBRAへフォールバックする場合に、4ステップCBRAの最初、すなわち第1メッセージ(Msg1)の送信から開始してもよい。
ステップ1002では、UE2は、4ステップCBRAへのフォールバックが行われたがランダムアクセスが成功裏に完了されなかったことを判定する。UE2は、コンテンション解決に失敗したことに応答して、ランダムアクセスが完了しなかったと考えて(consider)もよい。より具体的には、UE2は、そのTemporary C-RNTI宛のPDCCH(DCI)を受信し、第4メッセージ(Msg4)のMAC PDUを成功裏にデコードしたが、当該MAC PDUに包含されているUE Contention Resolution Identity MAC CEが第3メッセージ(Msg3)で送信したCCCH SDU(i.e., UE識別子(e.g., S-TMSI又はランダム値)と合致しない場合に、ランダムアクセスが完了しなかったと考えて(consider)もよい。あるいは、UE2は第3メッセージ(Msg3)の送信に失敗した場合、または第4メッセージ(Msg4)の受信に失敗した場合に、ランダムアクセスが完了しなかったと考えて(consider)もよい。あるいは、UE2は、C-RNTIを含む第3メッセージ(Msg3)を送信したが、そのC-RNTI宛のPDCCH(DCI)を成功裏に受信できなかった場合に、ランダムアクセスが完了しなかったと考えて(consider)もよい。
ステップ1003では、UE2は、ランダムアクセスを再スタートするために、2ステップCBRA及び4ステップCBRAの間で選択する。言い換えると、UE2は、ランダムアクセスを再スタートするために2ステップCBRA及び4ステップCBRAのどちらが使用されるかを選択する(又は決定する)。
幾つかの実装では、UE2は、2ステップCBRA及び4ステップCBRAのうち、次の利用可能なプリアンブル送信機会(i.e., PRACH occasion)が早く到来する一方の手順に従って、ランダムアクセスを再スタートしてもよい。このような動作は、速やかなランダムアクセスの再スタートをUE2に可能にする。
更に又はこれに代えて、UE2は、2ステップCBRA及び4ステップCBRAのうち、複数の利用可能なプリアンブル送信機会(i.e., PRACH occasions)の周期又は間隔が短い一方の手順に従って、ランダムアクセスを再スタートしてもよい。このような動作は、速やかなランダムアクセスの再スタートをUE2に可能にする。特に、このような動作は、プリアンブルの再送が必要になる場合に有効である。
更に又はこれに代えて、UE2は、2ステップCBRAの試行回数(又はプリアンブル送信回数)を4ステップCBRAの試行回数(又はプリアンブル送信回数)を独立にカウントしてもよい。具体的には、UE2は、4ステップCBRAのプリアンブル送信回数をカウントするためのPREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTERに加えて、2ステップCBRAのプリアンブル送信回数をカウントするためのPREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTERを使用してもよい。この場合、UE2は、これら2つのカウンタの値に基づいて、ランダムアクセスを再スタートするために2ステップCBRA及び4ステップCBRAのどちらが使用されるかを選択してもよい。例えば、UE2は、より小さいカウント値を持つカウンタに関連付けられたCBRA手順を再スタートのために選択してもよい。これに代えて、2ステップCBRAのPREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTERの最大値を4ステップCBRAのPREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTERの最大値よりも小さく設定してもよい。この場合、UE2は、2ステップCBRAのPREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTERがその最大値と等しくなるまで、2ステップCBRAを再スタートのために優先的に選択してもよい。これらのカウンタの最大値は、前述または後述するシステム情報ブロック(e.g., SIB1)メッセージに含められてgNB1からUE2へ報知されてもよい。
<第6の実施形態>
本実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例は、図1に示された例と同様である。図11は、本実施形態のgNB1及びUE2の動作の一例を示している。ステップ1101では、gNB1は、ランダムアクセスの開始をトリガーする複数のイベントのうちの1又はそれ以上のイベントが2ステップCBRAに関連付けられる(つまり、2ステップCBRAの使用が許可される、または2ステップCBRAを使用するように指定される)ことを示す設定をUE2に送信する。当該設定は、複数のUEsに共通であり、複数のUEsにブロードキャストされてもよい。すなわち、当該設定は、システム情報ブロックメッセージに含められて送信されてもよい。あるいは、当該設定は、UE毎に作成され、個別のシグナリング(e.g., RRCシグナリング)によってUE2に供給されてもよい。
図12は、本実施形態のUE2の動作の一例を示すフローチャートである。ステップ1201では、UE2は、ランダムアクセスの開始をトリガーする複数のイベントうちの1又はそれ以上のイベントが2ステップCBRAに関連付けられることを示す設定をネットワーク(e.g., gNB1)から受信する。ステップ1202では、UE2は、これら1又はそれ以上のイベントのためにランダムアクセスを開始する場合に2ステップCBRA手順を行い、これら以外のイベントのためにランダムアクセスを開始する場合に4ステップCBRA手順を行う。
ランダムアクセスの複数のトリガーイベントは、例えば、以下を含む:
- Initial access from RRC_IDLE;
- RRC Connection Re-establishment procedure;
- Handover;
- DL or UL data arrival during RRC_CONNECTED when UL synchronisation status is "non-synchronised";
- UL data arrival during RRC_CONNECTED when there are no PUCCH resources for SR available;
- Transition from RRC_INACTIVE;
- To establish time alignment at SCell addition;
- Request for Other SI; 及び
- Beam failure recovery。
このような動作によれば、UE2によるランダムアクセス手順の選択をgNB1が制御できる。例えば、あるトリガーイベントのためにUL MAC PDUで運ばれるL2/L3メッセージ(e.g., CCCH SDU)のサイズは、他のトリガーイベントのためのそれと異なる。L2/L3メッセージ(e.g., CCCH SDU)のサイズが大きいほど、2ステップCBRAの第1メッセージ(Msg1*)送信に失敗する確率が高くなる。したがって、gNB1は、衝突確率(collision probability)が高い場合または隣接セルとの間のセル間干渉が強い場合に、そのL2/L3メッセージ(e.g., CCCH SDU)のサイズが閾値より大きいトリガーイベントを4ステップCBRAに関連付け、そのL2/L3メッセージ(e.g., CCCH SDU)のサイズが閾値より小さいトリガーイベントを2ステップCBRAに関連付けてもよい。
本実施形態は以下のように変形されてもよい。gNB1は、RRC establishment、RRC reestablishment、及びRRC resumeの複数の要因(cause)のうち少なくとも1つが2ステップ・ランダムアクセス手順に関連付けられることを示す設定をUE2に送信する。UE2は、これらの要因に基づくRRC establishment、RRC reestablishment、又はRRC resumeのためにランダムアクセスを開始する場合に2ステップCBRA手順を行い、その他の要因に基づくRRC establishment、RRC reestablishment、又はRRC resumeのためにランダムアクセスを開始する場合に4ステップCBRA手順を行う。
このような動作によっても、UE2によるランダムアクセス手順の選択をgNB1が制御できる。
<第7の実施形態>
本実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例は、図1に示された例と同様である。図13は、本実施形態のgNB1及びUE2の動作の一例を示している。ステップ1301では、gNB1は、2ステップCBRA手順の再スタートの最大数を示す設定をUE2に送信する。当該設定は、複数のUEsに共通であり、複数のUEsにブロードキャストされてもよい。すなわち、当該設定は、システム情報ブロックメッセージに含められて送信されてもよい。あるいは、当該設定は、UE毎に作成され、個別のシグナリング(e.g., RRCシグナリング)によってUE2に供給されてもよい。あるいは、当該設定は、2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)を用いてgNB1からUE2に送られてもよい。
UE2は、2ステップCBRAの再スタートの回数が当該最大数に到達するまで2ステップCBRAに従ってランダムアクセスを再スタートしてもよい。そして、UE2は、2ステップCBRAの再スタートの回数が当該最大数に到達した後に、4ステップCBRAにフォールバックしてもよい。2ステップCBRA手順の再スタートの最大数は、前述の2ステップCBRAのPREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTERの最大値であってもよい。gNB1は、この制御(つまり、2ステップCBRA手順の再スタートの最大数に基づく4ステップCBRAへのフォールバック)の有効化を示す通知を2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)に包含してもよい。当該通知は、例えば、フラグ・ビット、又は所定のMACサブヘッダであってもよい。UE2は、当該通知を受信した(検出した)場合のみ、この制御を実行するようにしてもよい。
このような動作によれば、UE2によるランダムアクセス手順の選択をgNB1が制御できる。なお、2ステップCBRA手順の再スタートの最大数の代わりに、2ステップCBRA手順のスタートの最大数を用いてもよい。
<第8の実施形態>
本実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例は、図1に示された例と同様である。図14は、本実施形態に係るコンテンション・フリー・ランダムアクセス(CFRA)手順の一例を示している。より具体的には、図14は、2ステップのCFRAから3ステップのCFRA-basedアクセスへのフォールバックをともなう成功ケースの例を示している。まず、ここで言う3ステップのCFRA-basedアクセスとは、既存の2ステップCFRAにおけるランダムアクセスのプリアンブル(Msg1)、ランダムアクセス応答(RAR)、及びCFRAに成功後の最初のアップリンク送信(e.g., UL data transmission, UL RRC message)を意味する。一方、本実施形態の2ステップCFRAでは、第1のメッセージ(Msg1*)はプリアンブル並びに3ステップCFRA-basedアクセスの最初のアップリンクデータ又はメッセージ相当のMAC PDUを含み、第2のメッセージ(Msg2*)は第1のメッセージ(Msg1*)に対する応答を含む。これにより、本実施形態の2ステップCFRAは最初のアップリンク送信までの遅延を短縮できる。
ステップ1401では、UE2は、2ステップCFRA手順の第1のメッセージ(Msg1*)を送信する。当該Msg1*は、例えば、プリアンブル及びMAC PDUを運んでもよい。Msg1*内のプリアンブルは、ランダムアクセス(RA)プリアンブル、又はランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルなどと呼ばれてもよい。MAC PDUは、例えば、従来3ステップのCFRA-basedアクセスにおける最初のアップリンク送信と同じ、又はそれに相当するものを含んでもよい。例えば、MAC PDUは、アップリンク・データ送信の再開(resume)におけるアップリンクのユーザ・データ、ハンドオーバ時のハンドオーバ完了を示すRRCメッセージ(e.g., handover confirmation, 又はreconfiguration-with-sync completion)、又はDual Connectivityのセカンダリ・セルグループ(SCG)設定の修正やセカンダリ基地局(e.g., SgNB)の変更の完了を示すRRCメッセージ(e.g., RRC Reconfiuration Complete)などでもよい。さらに又はこれに代えて、MAC PDUは、2ステップCBRA用に規定されるその他のMACレイヤの制御情報を包含してもよい。
ステップ1402では、gNB1は、2ステップCFRA手順の第2メッセージ(Msg2*)を送信する。なお、gNB1は、Msg1*の受信に応答して、Msg1*の全てを成功裏に受信できたか否かを判定する。例えば、Msg1*内のプリアンブル(つまり、3ステップCFRA-basedアクセスのMsg1相当)が成功裏に受信されたがMsg1*内のMAC PDUが受信されなかった場合、gNB1は、2ステップCFRAの第2メッセージ(Msg2*)にフォールバックの通知(notification)を含めてもよい。フォールバックの通知は、3ステップCFRA-basedアクセス手順へのフォールバックを明示的又は暗示的に示す。
Msg2*は、2ステップCFRAのランダムアクセス・レスポンス(RAR)として規定され且つ3ステップCFRA-basedアクセスのRARとは異なるMAC制御情報(CE)を包含してもよい。これに代えて、Msg2*は、2ステップCFRAのランダムアクセス・レスポンス(RAR)に相当する別の情報要素(又はフィールド)を包含してもよい。さらに、Msg2*は、成功裏に受信されたプリアンブルに関連付けられたアップリンク送信タイミングに関する情報要素(e.g., Timing Advance Command)及び端末識別子(e.g., Temporary C-RNTI)を、Msg1*内のMAC PDUの受信の成否に関わらず包含してもよい。言い換えると、gNB1は、フォールバック通知を行う対象(i.e., UE)に向けたTiming Advance Commandを包含するMsg2*(i.e., ダウンリンクMAC subPDU)、および2ステップCBRAを完了させるために必要な情報(e.g., RRCメッセージ若しくはUE Contention Resolution Identity MAC CE又は両方)を送信する対象(i.e., UE)に向けたTiming Advance Commandを包含するMsg2*(i.e., ダウンリンクMAC subPDU)を送信してもよい。また、これら2つの種類のMsg2*は、同一のダウンリンクMAC PDUに包含されてもよいし、異なる無線リソース(e.g., 時間または周波数)で送信される互いに異なるダウンリンクMAC PDUに包含されてもよい。Msg1*内のプリアンブルを成功裏に受信するとは、当該プリアンブルを正しく検出できたこと、または当該プリアンブル部の復号に成功したことを意味してもよい。フォールバック通知は、Msg1*内のプリアンブルのみが成功裏に受信されたことを示す通知と考えてもよい。以降は、一例としてフォールバック通知(またはフォールバックの通知)として説明する。
UEは、2ステップCFRAの第2メッセージ(Msg2*)を成功裏に受信した場合に、当該Msg2*が3ステップCFRA-basedアクセス手順へのフォールバックを(明示的又は暗示的に)示すか否かを判定する。当該Msg2*が3ステップCFRA-basedアクセス手順へのフォールバックを示すと判定したことに応答して、UE2は、3ステップCFRA-basedアクセス手順へフォールバックする(ステップ1403)。そして、UE2は、3ステップCBFA-basedアクセス手順の第3メッセージ(Msg3)の送信のための動作を開始する。すなわち、UE2はMsg2*からフォールバック通知を成功裏にデコード(又はフォールバック通知を検出した)した場合にのみ、3ステップCFRA-basedアクセス手順へのフォールバックを予期する。言い換えると、UE2はMsg2*からフォールバック通知を成功裏にデコードしていなければ(又はフォールバック通知を検出していなければ)、3ステップCFRA-basedアクセス手順へのフォールバックを予期又は準備しなくてもよい。
ステップ1402のMsg2*が3ステップCFRA-basedアクセスへのフォールバックを明示的又は暗示的に示すと判定したことに応答して、UE2は、ステップ1404を実行する。ステップ1404では、UE2は、ステップ1402にてフォールバック通知を受信したことに応答して、3ステップCFRA-basedアクセス手順の第3メッセージ(Msg3)(つまり、最初のアップリンクデータ又はメッセージ)の送信を行う。当該Msg3を送信するために使用可能な無線リソースの情報(アップリンク・グラント)は、Msg2*のMAC PDUで指定されてもよいし、Msg2*の後にPDCCH/DCIで指定されてもよい。後者の場合、UE2は、Msg2*でフォールバックを示されていると判定したことに応答して、当該PDCCH/DCIを受信することで当該アップリンク・グラントの受信を試行してもよい。
図15は、本実施形態のUE2の動作の一例を示すフローチャートである。ステップ1501では、UE2は、2ステップCFRAの第1メッセージ(Msg1*)を送信する。ステップ1502では、UE2は、2ステップCFRAの第2メッセージ(Msg2*)の受信を試行する。ステップ1503では、UE2は、第2メッセージ(Msg2*)を成功裏に受信したかを判定する。具体的には、UE2は、RARウィンドウ内で、ステップ1501で送信されたRAプリアンブルのインデックスに合致するプリアンブル識別子を包含している第2メッセージを受信できた場合に、第2メッセージ(Msg2*)の受信が成功したとみなす(ステップ1503)。すなわち、ここでは、第2メッセージ(Msg2*)の受信の成功は、UE2自身により送信されたRAプリアンブルが成功裏に受信された(又は検出された)ことがUE2により確認できたことを意味する。ステップ1504では、UE2は、第2メッセージ(Msg2*)がフォールバックを示すか否かを判定する。
第2メッセージ(Msg2*)が成功裏に受信され且つ第2メッセージ(Msg2*)がフォールバックを示す場合、UE2は、3ステップCFRA-basedアクセスにフォールバックする(ステップ1505)。具体的には、UE2は、図14のステップ1403及び1404の動作を行ってもよい。
第2メッセージ(Msg2*)が成功裏に受信され且つ第2メッセージ(Msg2*)がフォールバックを示さない場合、UE2は、2ステップCFRA手順が成功裏に完了したと考える(consider)(ステップ1506)。言い換えると、UE2は、第2メッセージ(Msg2*)のコンテンツに基づいて自身が送信したRAプリアンブルが成功裏に受信(又は検出)された(つまり、プリアンブル送信に成功した)と考え、さらに2ステップCFRA手順に必要な情報が当該Msg2*に包含されていることが確認できた場合に2ステップCFRA手順が成功裏に完了したと考える。
第2メッセージ(Msg2*)が成功裏に受信されない場合、UE2は、2ステップCFRA手順を再スタートする(ステップ1507)。
図16は、本実施形態のgNB1の動作の一例を示すフローチャートである。ステップ1601では、gNB1は、2ステップCFRAの第1メッセージ(Msg1*)を受信する。ステップ1602では、gNB1は、Msg1*内のRAプリアンブルが成功裏に受信されたがMsg1*内のMAC PDU(e.g., UE識別子を含むRRCメッセージ)が成功裏に受信されなかった場合、フォールバックを示す2ステップCBRAの第2メッセージ(Msg2*)を送信する。例えば、gNB1は、2ステップCFRAの第2メッセージ(Msg2*)にフォールバック通知を含めてもよい。当該第2メッセージ(Msg2*)又は当該フォールバック通知は、3ステップCFRA-basedアクセス手順の第3メッセージ(Msg3)(つまり、最初のアップリンクデータ又はメッセージ)の送信を行うことをUE2に要求する(又は促す(cause))。当該Msg3を送信するために使用可能な無線リソースの情報(アップリンク・グラント)は、Msg2*のMAC PDUで指定されてもよいし、Msg2*の後にPDCCH/DCIで指定されてもよい。後者の場合、ステップ1603において、gNB1は、3ステップCFRA-basedアクセスの第3メッセージ(Msg3)の送信に利用可能なアップリンクリソースを示すアップリンク・グラントを包含する制御メッセージを送信する。つまり、UE2は、Msg2*を受信し、且つ3ステップのCFRA-basedアクセスへのフォールバックを通知されたと判定した場合、後続のPDCCH/DCIを受信することでMsg3のアップリンク・グラントの受信を試行してもよい。
続いて以下では、上述の複数の実施形態に係るgNB1及びUE2の構成例について説明する。図17は、上述の実施形態に係るgNB1の構成例を示すブロック図である。図17を参照すると、gNB1は、Radio Frequencyトランシーバ1701、ネットワークインターフェース1703、プロセッサ1704、及びメモリ1705を含む。RFトランシーバ1701は、UE2を含むNG UEsと通信するためにアナログRF信号処理を行う。RFトランシーバ1701は、複数のトランシーバを含んでもよい。RFトランシーバ1701は、アンテナアレイ1702及びプロセッサ1704と結合される。RFトランシーバ1701は、変調シンボルデータをプロセッサ1704から受信し、送信RF信号を生成し、送信RF信号をアンテナアレイ1702に供給する。また、RFトランシーバ1701は、アンテナアレイ1702によって受信された受信RF信号に基づいてベースバンド受信信号を生成し、これをプロセッサ1704に供給する。RFトランシーバ1701は、ビームフォーミングのためのアナログビームフォーマ回路を含んでもよい。アナログビームフォーマ回路は、例えば複数の移相器及び複数の電力増幅器を含む。
ネットワークインターフェース1703は、ネットワークノード(e.g., 5G Coreの制御ノード及び転送ノード)と通信するために使用される。ネットワークインターフェース1703は、例えば、IEEE 802.3 seriesに準拠したネットワークインターフェースカード(NIC)を含んでもよい。
プロセッサ1704は、無線通信のためのデジタルベースバンド信号処理(データプレーン処理)とコントロールプレーン処理を行う。プロセッサ1704は、複数のプロセッサを含んでもよい。例えば、プロセッサ1704は、デジタルベースバンド信号処理を行うモデム・プロセッサ(e.g., Digital Signal Processor(DSP))とコントロールプレーン処理を行うプロトコルスタック・プロセッサ(e.g., Central Processing Unit(CPU)又はMicro Processing Unit(MPU))を含んでもよい。プロセッサ1704は、ビームフォーミングのためのデジタルビームフォーマ・モジュールを含んでもよい。デジタルビームフォーマ・モジュールは、Multiple Input Multiple Output(MIMO)エンコーダ及びプリコーダを含んでもよい。
メモリ1705は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。揮発性メモリは、例えば、Static Random Access Memory(SRAM)若しくはDynamic RAM(DRAM)又はこれらの組み合わせである。不揮発性メモリは、マスクRead Only Memory(MROM)、Electrically Erasable Programmable ROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、若しくはハードディスクドライブ、又はこれらの任意の組合せである。メモリ1705は、プロセッサ1704から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ1704は、ネットワークインターフェース1703又は図示されていないI/Oインタフェースを介してメモリ1705にアクセスしてもよい。
メモリ1705は、上述の複数の実施形態で説明されたgNB1による処理を行うための命令群およびデータを含む1又はそれ以上のソフトウェアモジュール(コンピュータプログラム)1706を格納してもよい。いくつかの実装において、プロセッサ1704は、当該ソフトウェアモジュール1706をメモリ1705から読み出して実行することで、上述の実施形態で説明されたgNB1の処理を行うよう構成されてもよい。
なお、gNB1がgNB-CUである場合、gNB1は、RFトランシーバ1701(及びアンテナアレイ1702)を含まなくてもよい。
図18は、UE2の構成例を示すブロック図である。Radio Frequency(RF)トランシーバ1801は、gNB1と通信するためにアナログRF信号処理を行う。RFトランシーバ1801は、複数のトランシーバを含んでもよい。RFトランシーバ1801により行われるアナログRF信号処理は、周波数アップコンバージョン、周波数ダウンコンバージョン、及び増幅を含む。RFトランシーバ1801は、アンテナアレイ1802及びベースバンドプロセッサ1803と結合される。RFトランシーバ1801は、変調シンボルデータ(又はOFDMシンボルデータ)をベースバンドプロセッサ1803から受信し、送信RF信号を生成し、送信RF信号をアンテナアレイ1802に供給する。また、RFトランシーバ1801は、アンテナアレイ1802によって受信された受信RF信号に基づいてベースバンド受信信号を生成し、これをベースバンドプロセッサ1803に供給する。RFトランシーバ1801は、ビームフォーミングのためのアナログビームフォーマ回路を含んでもよい。アナログビームフォーマ回路は、例えば複数の移相器及び複数の電力増幅器を含む。
ベースバンドプロセッサ1803は、無線通信のためのデジタルベースバンド信号処理(データプレーン処理)とコントロールプレーン処理を行う。デジタルベースバンド信号処理は、(a) データ圧縮/復元、(b) データのセグメンテーション/コンカテネーション、(c) 伝送フォーマット(伝送フレーム)の生成/分解、(d) 伝送路符号化/復号化、(e) 変調(シンボルマッピング)/復調、及び(f) Inverse Fast Fourier Transform(IFFT)によるOFDMシンボルデータ(ベースバンドOFDM信号)の生成などを含む。一方、コントロールプレーン処理は、レイヤ1(e.g., 送信電力制御)、レイヤ2(e.g., 無線リソース管理、及びhybrid automatic repeat request(HARQ)処理)、及びレイヤ3(e.g., アタッチ、モビリティ、及び通話管理に関するシグナリング)の通信管理を含む。
例えば、ベースバンドプロセッサ1803によるデジタルベースバンド信号処理は、Service Data Adaptation Protocol(SDAP)レイヤ、Packet Data Convergence Protocol(PDCP)レイヤ、Radio Link Control(RLC)レイヤ、MACレイヤ、およびPHYレイヤの信号処理を含んでもよい。また、ベースバンドプロセッサ1803によるコントロールプレーン処理は、Non-Access Stratum(NAS)プロトコル、RRCプロトコル、及びMAC CEの処理を含んでもよい。
ベースバンドプロセッサ1803は、ビームフォーミングのためのMIMOエンコーディング及びプリコーディングを行ってもよい。
ベースバンドプロセッサ1803は、デジタルベースバンド信号処理を行うモデム・プロセッサ(e.g., DSP)とコントロールプレーン処理を行うプロトコルスタック・プロセッサ(e.g., CPU又はMPU)を含んでもよい。この場合、コントロールプレーン処理を行うプロトコルスタック・プロセッサは、後述するアプリケーションプロセッサ1804と共通化されてもよい。
アプリケーションプロセッサ1804は、CPU、MPU、マイクロプロセッサ、又はプロセッサコアとも呼ばれる。アプリケーションプロセッサ1804は、複数のプロセッサ(複数のプロセッサコア)を含んでもよい。アプリケーションプロセッサ1804は、メモリ1806又は図示されていないメモリから読み出されたシステムソフトウェアプログラム(Operating System(OS))及び様々なアプリケーションプログラム(例えば、通話アプリケーション、WEBブラウザ、メーラ、カメラ操作アプリケーション、音楽再生アプリケーション)を実行することによって、UE2の各種機能を実現する。
幾つかの実装において、図18に破線(1805)で示されているように、ベースバンドプロセッサ1803及びアプリケーションプロセッサ1804は、1つのチップ上に集積されてもよい。言い換えると、ベースバンドプロセッサ1803及びアプリケーションプロセッサ1804は、1つのSystem on Chip(SoC)デバイス1805として実装されてもよい。SoCデバイスは、システムLarge Scale Integration(LSI)またはチップセットと呼ばれることもある。
メモリ1806は、揮発性メモリ若しくは不揮発性メモリ又はこれらの組合せである。メモリ1806は、物理的に独立した複数のメモリデバイスを含んでもよい。揮発性メモリは、例えば、SRAM若しくはDRAM又はこれらの組み合わせである。不揮発性メモリは、MROM、EEPROM、フラッシュメモリ、若しくはハードディスクドライブ、又はこれらの任意の組合せである。例えば、メモリ1806は、ベースバンドプロセッサ1803、アプリケーションプロセッサ1804、及びSoC1805からアクセス可能な外部メモリデバイスを含んでもよい。メモリ1806は、ベースバンドプロセッサ1803内、アプリケーションプロセッサ1804内、又はSoC1805内に集積された内蔵メモリデバイスを含んでもよい。さらに、メモリ1806は、Universal Integrated Circuit Card(UICC)内のメモリを含んでもよい。
メモリ1806は、上述の複数の実施形態で説明されたUE2による処理を行うための命令群およびデータを含む1又はそれ以上のソフトウェアモジュール(コンピュータプログラム)1807を格納してもよい。幾つかの実装において、ベースバンドプロセッサ1803又はアプリケーションプロセッサ1804は、当該ソフトウェアモジュール1807をメモリ1806から読み出して実行することで、上述の実施形態で図面を用いて説明されたUE2の処理を行うよう構成されてもよい。
なお、上述の実施形態で説明されたUE2によって行われるコントロールプレーン処理及び動作は、RFトランシーバ1801及びアンテナアレイ1802を除く他の要素、すなわちベースバンドプロセッサ1803及びアプリケーションプロセッサ1804の少なくとも一方とソフトウェアモジュール1807を格納したメモリ1806とによって実現されることができる。
図17及び図18を用いて説明したように、上述の実施形態に係るgNB1及びUE2が有するプロセッサの各々は、図面を用いて説明されたアルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含む1又は複数のプログラムを実行する。このプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、Compact Disc Read Only Memory(CD-ROM)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、Programmable ROM(PROM)、Erasable PROM(EPROM)、フラッシュROM、Random Access Memory(RAM))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
<その他の実施形態>
上述の実施形態は、各々独立に実施されてもよいし、実施形態全体又はその一部が適宜組み合わせて実施されてもよい。例えば、第2~第6の実施形態は、第1の実施形態で説明されたフォールバック動作の詳細を必須としていない。言い換えると、第2~第6の実施形態は、第1の実施形態と独立に実施されることができる。さらに、第2~第6の実施形態も独立に実施されることができ、互いに異なる目的又は課題を解決することに寄与し、互いに異なる効果を奏することに寄与する。
上述の実施形態は、主に5Gのシステムを想定して説明された。5Gシステムは、ビームベースのシステムであり、1つのセル内で多数のビームが使用される。例えば、synchronization signal (SS)/physical broadcast channel(PBCH) block(SSB)が複数のビーム(e.g. 8個のビーム)で送信されている場合、UE2は最も強く検出されたSSB(のビーム)に紐づけられたランダムアクセスのプリアンブルのプールから1つを選択する。さらに、UE2は、当該プリアンブルが送信された(アップリンク)ビームに紐づけられたダウンリンク・ビーム、又は最も強く検出されたSSBのビームに対応するダウンリンク・ビームを使用してgNBから送信されるランダムアクセス応答を受信する。上述の実施形態において、2ステップのCBRA(又はCFRA)と4ステップのCBRA(又は3ステップのCFRA-basedアクセス)で異なるビーム(セット)が使われてもよい。
上述の実施形態は、2ステップCBRAおよびCFRAの第1のメッセージ(Msg1*)がプリアンブル以外の信号又は情報を含む場合にも適用が可能である。プリアンブルに代わる信号又は情報は、例えば、Msg1*に包含される情報(e.g., MAC PDU)を復調するための参照信号(Reference signal)(e.g., Demodulation RS(DM-RS))でもよい。CBRAの場合には、当該参照信号(の系列)の複数の候補の中からUE2がランダムに又は所定の基準に従って1つの候補を選択し、それをMsg1*で送信する。gNB1は、Msg1*に包含される当該参照信号のうち、受信レベルが高い(e.g., 自己相関値が所定の閾値以上の)ものが検出されたが、当該参照信号を用いてMsg1*の情報(e.g., MAC PDU)を成功裏に受信できなかった場合、フォールバックをすることを決定してもよい。フォールバックが行われる場合、上述の実施形態におけるプリアンブルのインデックスの代わりに、当該参照信号の識別子(e.g., RS index)が用いられてもよい。
上述の実施形態は、Dual ConnectivityのMaster Cell Group(MCG)若しくはSecondary Cell Group(SCG)又は両方でのランダムアクセスに適用されることができる。ここで、Dual Connectivityは、LTE eNBとNR gNBの間のEUTRA-NR DC (EN-DC)でもよい。または、Dual Connectivityは、5GCと接続する2つのgNBsの間のDual Connectivity(NR-DC)であってもよいし、異なるRATのNG-RANノード間のMulti-RAT Dual Connectivity(MR-DC)であってもよい。NR-DCと上記MR-DCを合わせてMulti-Radio Dual Connectivity(MR-DC)と定義されてもよい。
上述の実施形態は、上述の実施形態は、ライセンスド・スペクトラムでのセルラー通信に適用されることができ、非ライセンスド・スペクトラムでのセルラー通信(例えば、LTE-Unlicensed(LTE-U)及びNR-Unlicensed(NR-U))にも適用されることができる。これは、ライセンスド・スペクトラムでの通信と連携して非ライセンスド・スペクトラムで通信するLicensed Assisted Access(LAA)、及び、非ライセンスド・スペクトラムで単独で通信するStandalone(SA)でもよい。さらに、非ライセンスド・スペクトラムでのSAでの運用は、セルラー通信に限定されない。
本明細書におけるユーザー端末(User Equipment(UE))は、無線インターフェースを介して、ネットワークに接続されたエンティティである。本明細書のUEは、専用の通信装置に限定されるものではなく、本明細書中に記載されたUEの通信機能を有する次のような任意の機器であってもよい。
「(3GPPで使われる単語としての)ユーザー端末(User Equipment(UE))」、「移動局(mobile station)」、「移動端末(mobile terminal)」、「モバイルデバイス(mobile device)」、及び「無線端末(wireless device)」との用語は、一般的に互いに同義であることが意図されている。UEは、ターミナル、携帯電話、スマートフォン、タブレット、セルラIoT端末、IoTデバイス、などのスタンドアローン移動局であってもよい。「UE」及び「無線端末」との用語は、長期間にわたって静止している装置も包含する。
UEは、例えば、生産設備・製造設備および/またはエネルギー関連機械(一例として、ボイラー、機関、タービン、ソーラーパネル、風力発電機、水力発電機、火力発電機、原子力発電機、蓄電池、原子力システム、原子力関連機器、重電機器、真空ポンプなどを含むポンプ、圧縮機、ファン、送風機、油圧機器、空気圧機器、金属加工機械、マニピュレータ、ロボット、ロボット応用システム、搬送装置、昇降装置、貨物取扱装置、繊維機械、縫製機械、印刷機、印刷関連機械、紙工機械、化学機械、鉱山機械、鉱山関連機械、建設機械、建設関連機械、農業用機械および/または器具、林業用機械および/または器具、漁業用機械および/または器具、安全および/または環境保全器具、トラクター、動力伝動装置、および/または上記で述べた任意の機器又は機械のアプリケーションシステムなど)であってもよい。
UEは、例えば、輸送用装置(一例として、車両、自動車、二輪自動車、自転車、列車、バス、リヤカー、人力車、船舶(ship and other watercraft)、飛行機、ロケット、人工衛星、ドローン、気球など)であってもよい。
UEは、例えば、情報通信用装置(一例として、電子計算機及び関連装置、通信装置及び関連装置、電子部品など)であってもよい。
UEは、例えば、商業およびサービス用機器、自動販売機、自動サービス機、事務用機械及び装置、民生用電気・電子機械器具(一例として音声機器、スピーカー、ラジオ、映像機器、テレビなど)であってもよい。
UEは、例えば、電子応用システムまたは電子応用装置(一例として、X線装置、粒子加速装置、放射性物質応用装置、音波応用装置、電磁応用装置、電力応用装置など)であってもよい。
UEは、例えば、電球、照明、計量機、分析機器、試験機及び計測機械(一例として、煙報知器、対人警報センサ、動きセンサ、無線タグなど)、時計(watchまたはclock)、理化学機械、光学機械、医療用機器および/または医療用システム、武器、利器工匠具、または手道具であってもよい。
UEは、例えば、無線通信機能を備えたパーソナルデジタルアシスタントまたは装置(一例として、無線カードや無線モジュールなどを取り付けられる、もしくは挿入するよう構成された電子装置(例えば、パーソナルコンピュータや電子計測器など))であってもよい。
UEは、例えば、有線や無線通信技術を使用した「あらゆるモノのインターネット(IoT:Internet of Things)」において、以下のアプリケーション、サービス、ソリューションを提供する装置またはその一部であってもよい。IoTデバイス(もしくはモノ)は、デバイスが互いに、および他の通信デバイスとの間で、データ収集およびデータ交換することを可能にする適切な電子機器、ソフトウェア、センサー、ネットワーク接続、などを備える。IoTデバイスは、内部メモリの格納されたソフトウェア指令に従う自動化された機器であってもよい。IoTデバイスは、人間による監督または対応を必要とすることなく動作してもよい。IoTデバイスは、長期間にわたって備え付けられている装置および/または、長期間に渡って非活性状態(inactive)状態のままであってもよい。IoTデバイスは、据え置き型な装置の一部として実装され得る。IoTデバイスは、非据え置き型の装置(例えば車両など)に埋め込まれ得る、または監視される/追跡される動物や人に取り付けられ得る。IoT技術は、人間の入力による制御またはメモリに格納されるソフトウェア命令に関係なくデータを送受信する通信ネットワークに接続されることができる任意の通信デバイス上に実装されることができる。IoTデバイスは、機械型通信(Machine Type Communication、MTC)デバイス、またはマシンツーマシン(Machine to Machine、M2M)通信デバイス、Narrow Band-IoT (NB-IoT) UEと呼ばれることもある。
UEは、1つまたは複数のIoTまたはMTCアプリケーションをサポートしてもよい。
MTCアプリケーションのいくつかの例は、3GPP TS22.368 V13.2.0(2017-01-13) Annex B(その内容は参照により本明細書に組み込まれる)に示されたリストに列挙されている。このリストは、網羅的ではなく、一例としてのMTCアプリケーションを示すものである。このリストでは、MTCアプリケーションのサービス範囲 (Service Area)は、セキュリティ (Security)、追跡及びトレース (Tracking & Tracing)、支払い (Payment)、健康 (Health)、リモートメンテナンス/制御 (Remote Maintenance/Control)、計量 (Metering)、及び民生機器 (Consumer Devices)を含む。
セキュリティに関するMTCアプリケーションの例は、監視システム (Surveillance systems)、固定電話のバックアップ (Backup for landline)、物理アクセスの制御(例えば建物へのアクセス) (Control of physical access (e.g. to buildings))、及び車/運転手のセキュリティ (Car/driver security)を含む。
追跡及びトレースに関するMTCアプリケーションの例は、フリート管理 (Fleet Management)、注文管理 (Order Management)、テレマティクス保険:走行に応じた課金 (Pay as you drive (PAYD))、資産追跡 (Asset Tracking)、ナビゲーション (Navigation)、交通情報 (Traffic information)、道路料金徴収 (Road tolling)、及び道路通行最適化/誘導 (Road traffic optimisation/steering)を含む。
支払いに関するMTCアプリケーションの例は、販売時点情報管理 (Point of sales (POS))、自動販売機 (Vending machines)、及び遊戯機 (Gaming machines)を含む。
健康に関するMTCアプリケーションの例は、生命徴候の監視 (Monitoring vital signs)、高齢者又は障害者支援 (Supporting the aged or handicapped)、ウェブアクセス遠隔医療 (Web Access Telemedicine points)、及びリモート診断 (Remote diagnostics)を含む。
リモートメンテナンス/制御に関するMTCアプリケーションの例は、センサー (Sensors)、明かり (Lighting)、ポンプ (Pumps)、バルブ (Valves)、エレベータ制御 (Elevator control)、自動販売機制御 (Vending machine control)、及び車両診断 (Vehicle diagnostics)を含む。
計量に関するMTCアプリケーションの例は、パワー (Power)、ガス (Gas)
水 (Water)、暖房 (Heating)、グリッド制御 (Grid control)、及び産業用メータリング (Industrial metering)を含む。
民生機器に関するMTCアプリケーションの例は、デジタルフォトフレーム、デジタルカメラ、及び電子ブック (ebook)を含む。
アプリケーション、サービス、及びソリューションは、一例として、MVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)サービス/システム、防災無線サービス/システム、構内無線電話(PBX(Private Branch eXchange:構内交換機))サービス/システム、PHS/デジタルコードレス電話サービス/システム、Point of sales(POS)システム、広告発信サービス/システム、マルチキャスト(Multimedia Broadcast and Multicast Service(MBMS))サービス/システム、V2X(Vehicle to Everything:車車間通信および路車間・歩車間通信)サービス/システム、列車内移動無線サービス/システム、位置情報関連サービス/システム、災害/緊急時無線通信サービス/システム、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)サービス/システム、コミュニティーサービス/システム、映像配信サービス/システム、Femtoセル応用サービス/システム、VoLTE(Voice over LTE)サービス/システム、無線タグ・サービス/システム、課金サービス/システム、ラジオオンデマンドサービス/システム、ローミングサービス/システム、ユーザー行動監視サービス/システム、通信キャリア/通信NW選択サービス/システム、機能制限サービス/システム、PoC(Proof of Concept)サービス/システム、端末向け個人情報管理サービス/システム、端末向け表示・映像サービス/システム、端末向け非通信サービス/システム、アドホックNW/DTN(Delay Tolerant Networking)サービス/システムなどであってもよい。
上述したUEのカテゴリは、本明細書に記載された技術思想及び実施形態の応用例に過ぎない。本明細書のUEは、これらの例に限定されるものではなく、当業者は種々の変更をこれに行うことができる。
さらに、上述した実施形態は本件発明者により得られた技術思想の適用に関する例に過ぎない。すなわち、当該技術思想は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは勿論である。
例えば、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサを備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、2ステップ・ランダムアクセス手順から4ステップ・ランダムアクセス手順へのフォールバックの有効化(activation)を示すシステム情報をネットワークから受信したことに応答して、前記2ステップ・ランダムアクセス手順の第1メッセージを送信した後に、前記2ステップ・ランダムアクセス手順の第2メッセージの受信及び前記4ステップ・ランダムアクセス手順の第2メッセージの受信の両方を同時に試行するよう構成される、
無線端末。
(付記2)
前記2ステップ・ランダムアクセス手順の前記第2メッセージの受信の試行は、前記2ステップ・ランダムアクセス手順に関連付けられた第1の時間ウィンドウにおいて、前記2ステップ・ランダムアクセス手順の前記第2メッセージの受信を試行することを含み、
前記4ステップ・ランダムアクセス手順の前記第2メッセージの受信の試行は、前記4ステップ・ランダムアクセス手順に関連付けられた第2の時間ウィンドウにおいて、前記2ステップ・ランダムアクセス手順の前記第2メッセージの受信を試行することを含む、
付記1に記載の無線端末。
(付記3)
前記2ステップ・ランダムアクセス手順の前記第2メッセージの受信の試行は、前記2ステップ・ランダムアクセス手順の前記第2メッセージがスケジュールされたダウンリンクリソースを示すダウンリンク制御情報をデコードするために、前記第1の時間ウィンドウにおいて、前記2ステップ・ランダムアクセス手順に関連付けられた第1のRA-RNTIを用いて、Physical Downlink Control Channel(PDCCH)をモニターすることを含み、
前記4ステップ・ランダムアクセス手順の前記第2メッセージの受信の試行は、前記4ステップ・ランダムアクセス手順の前記第2メッセージがスケジュールされたダウンリンクリソースを示すダウンリンク制御情報をデコードするために、前記第2の時間ウィンドウにおいて、前記4ステップ・ランダムアクセス手順に関連付けられた第2のRA-RNTIを用いて、前記PDCCHをモニターすることを含む、
付記2に記載の無線端末。
(付記4)
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサを備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、Radio Resource Control (RRC) レイヤ及びMedium Access Control (MAC) レイヤを提供するよう構成され、
前記MACレイヤは、2ステップ・ランダムアクセス手順から4ステップ・ランダムアクセス手順へフォールバックする場合に、前記フォールバックを前記RRCレイヤに知らせるよう構成される、
無線端末。
(付記5)
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサを備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、Radio Resource Control (RRC) レイヤ及びMedium Access Control (MAC) レイヤを提供するよう構成され、
前記MACレイヤは、2ステップ・ランダムアクセス手順から4ステップ・ランダムアクセス手順への変更及びその反対を前記RRCレイヤに知らせるよう構成される、
無線端末。
(付記6)
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサを備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、2ステップ・ランダムアクセス手順から4ステップ・ランダムアクセス手順へのフォールバックが行われたがランダムアクセスが成功裏に完了されなかった場合に、当該ランダムアクセスを再スタートするために、前記2ステップ・ランダムアクセス手順及び前記4ステップ・ランダムアクセス手順の間で選択するよう構成される、
無線端末。
(付記7)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記2ステップ・ランダムアクセス手順及び前記4ステップ・ランダムアクセス手順のうち、次の利用可能なプリアンブル送信機会が早く到来する一方の手順に従って、当該ランダムアクセスを再スタートするよう構成される、
付記6に記載の無線端末。
(付記8)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記2ステップ・ランダムアクセス手順及び前記4ステップ・ランダムアクセス手順のうち、複数の利用可能なプリアンブル送信機会の周期又は間隔が短い一方の手順に従って、当該ランダムアクセスを再スタートするよう構成される、
付記6に記載の無線端末。
(付記9)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記2ステップ・ランダムアクセス手順及び前記4ステップ・ランダムアクセス手順のそれぞれの試行回数に基づいて、前記2ステップ・ランダムアクセス手順及び前記4ステップ・ランダムアクセス手順の間で選択するよう構成される、
付記6に記載の無線端末。
(付記10)
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサを備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
ランダムアクセスの開始をトリガーする複数のイベントうちの少なくとも1つが2ステップ・ランダムアクセス手順に関連付けられることを示す設定をネットワークから受信するよう構成され、
前記少なくとも1つのイベントのためにランダムアクセスを開始する場合に前記2ステップ・ランダムアクセス手順を行い、前記少なくとも1つのイベント以外のイベントのためにランダムアクセスを開始する場合に4ステップ・ランダムアクセス手順を行う、
よう構成される、
無線端末。
(付記11)
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサを備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
Radio Resource Control (RRC) establishment、RRC reestablishment、及びRRC resumeの複数の要因(cause)のうち少なくとも1つが2ステップ・ランダムアクセス手順に関連付けられることを示す設定をネットワークから受信するよう構成され、
前記少なくとも1つの要因に基づくRRC establishment、RRC reestablishment、又はRRC resumeのためにランダムアクセスを開始する場合に前記2ステップ・ランダムアクセス手順を行い、前記少なくとも1つの要因以外の要因に基づくRRC establishment、RRC reestablishment、又はRRC resumeのためにランダムアクセスを開始する場合に4ステップ・ランダムアクセス手順を行う、
よう構成される、
無線端末。
(付記12)
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサを備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
2ステップ・ランダムアクセス手順の再スタートの最大数を示す設定をネットワークから受信するよう構成され、
前記2ステップ・ランダムアクセス手順の再スタートの回数が前記最大数に到達した後に、4ステップ・ランダムアクセス手順にフォールバックするよう構成される、
無線端末。
(付記13)
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサを備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、2ステップ・ランダムアクセス手順から4ステップ・ランダムアクセス手順へのフォールバックの有効化(activation)を示すシステム情報を送信するよう構成され、
前記システム情報は、無線端末に、前記2ステップ・ランダムアクセス手順の第1メッセージを送信した後に、前記2ステップ・ランダムアクセス手順の第2メッセージの受信及び前記4ステップ・ランダムアクセス手順の第2メッセージの受信の両方を同時に試行することを促す、
RANノード。
(付記14)
前記2ステップ・ランダムアクセス手順の前記第2メッセージの受信の試行は、前記2ステップ・ランダムアクセス手順に関連付けられた第1の時間ウィンドウにおいて、前記2ステップ・ランダムアクセス手順の前記第2メッセージの受信を試行することを含み、
前記4ステップ・ランダムアクセス手順の前記第2メッセージの受信の試行は、前記4ステップ・ランダムアクセス手順に関連付けられた第2の時間ウィンドウにおいて、前記2ステップ・ランダムアクセス手順の前記第2メッセージの受信を試行することを含む、
付記13に記載のRANノード。
(付記15)
前記2ステップ・ランダムアクセス手順の前記第2メッセージの受信の試行は、前記2ステップ・ランダムアクセス手順の前記第2メッセージがスケジュールされたダウンリンクリソースを示すダウンリンク制御情報をデコードするために、前記第1の時間ウィンドウにおいて、前記2ステップ・ランダムアクセス手順に関連付けられた第1のRA-RNTIを用いて、Physical Downlink Control Channel(PDCCH)をモニターすることを含み、
前記4ステップ・ランダムアクセス手順の前記第2メッセージの受信の試行は、前記4ステップ・ランダムアクセス手順の前記第2メッセージがスケジュールされたダウンリンクリソースを示すダウンリンク制御情報をデコードするために、前記第2の時間ウィンドウにおいて、前記4ステップ・ランダムアクセス手順に関連付けられた第2のRA-RNTIを用いて、前記PDCCHをモニターすることを含む、
付記14に記載のRANノード。
この出願は、2018年10月26日に出願された日本出願特願2018-202276を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 gNB
2 UE
101 エアインタフェース
1704 プロセッサ
1705 メモリ
1803 ベースバンドプロセッサ
1804 アプリケーションプロセッサ
1806 メモリ

Claims (6)

  1. 2ステップContention Based Random Access(CBRA)の第1メッセージの送信のための第1の送信バッファと、
    4ステップCBRAの第3メッセージの送信のための第2の送信バッファと、を有する無線端末の方法であって、
    前記2ステップCBRAの前記第1メッセージを無線局に送信し、
    前記2ステップCBRAの第2メッセージを前記無線局から受信し、
    前記第1メッセージは、プリアンブルとMedium Access Control Protocol Data Unit(MAC PDU)を含み、
    前記第2メッセージは、前記4ステップCBRAへのフォールバックに関連するMACサブヘッダと、前記4ステップCBRAの前記第3メッセージの送信に利用可能なアップリンクリソースを示すアップリンク・グラントと、を包含し、
    前記アップリンク・グラントに従って、前記第2の送信バッファのコンテンツを包含する前記4ステップCBRAの前記第3メッセージを前記無線局に送信する、
    無線端末の方法。
  2. 前記フォールバックに関連するMACサブヘッダは、前記2ステップCBRAから前記4ステップCBRAへのフォールバックを明示的に通知するMACサブヘッダである、請求項1に記載の無線端末の方法。
  3. 前記2ステップCBRAのプリアンブル送信回数をカウントするためのPREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTERの最大値を、前記無線局よりRadio Resource Control(RRC)メッセージで受信する、請求項1に記載の無線端末の方法。
  4. 2ステップContention Based Random Access(CBRA)の第1メッセージの送信のための第1の送信バッファと、
    4ステップCBRAの第3メッセージの送信のための第2の送信バッファと、を有する無線端末であって、
    少なくとも1つのメモリと、
    前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記2ステップCBRAの前記第1メッセージを無線局に送信し、
    前記2ステップCBRAの第2メッセージを前記無線局から受信し、
    前記第1メッセージは、プリアンブルとMedium Access Control Protocol Data Unit(MAC PDU)を含み、
    前記第2メッセージは、前記4ステップCBRAへのフォールバックに関連するMACサブヘッダと、前記4ステップCBRAの前記第3メッセージの送信に利用可能なアップリンクリソースを示すアップリンク・グラントと、を包含し、
    前記アップリンク・グラントに従って、前記第2の送信バッファのコンテンツを包含する前記4ステップCBRAの前記第3メッセージを前記無線局に送信する、
    無線端末。
  5. 前記フォールバックに関連するMACサブヘッダは、前記2ステップCBRAから前記4ステップCBRAへのフォールバックを明示的に通知するMACサブヘッダである、請求項4に記載の無線端末。
  6. 前記2ステップCBRAのプリアンブル送信回数をカウントするためのPREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTERの最大値を、前記無線局よりRadio Resource Control(RRC)メッセージで受信する、請求項4に記載の無線端末。
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