JP2023531413A - 発電装置 - Google Patents

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チョン,ジファン
キム,チョンホ
アン,サンフン
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Abstract

本発明の一実施例に係る発電装置は、内部に形成された流路管を通じて流体が通過し、第1面、前記第1面に対向する第2面、前記第1面と前記第2面の間の第3面、前記第3面に対向する第4面、前記第1面、前記第2面、前記第3面および前記第4面の間の第5面、そして前記第5面に対向する第6面を含む流体流動部、そして前記第1面に配置された第1熱電モジュールを含み、前記第3面には互いに離隔するように配置された流体流入口および流体排出口が形成され、前記流路管は前記流体流入口から前記流体排出口まで連結されるように形成され、前記流路管は第1方向に沿って配置される複数の第1流路部、前記第1方向に対して垂直な第2方向に沿って配置される複数の第2流路部、および前記複数の第1流路部および前記複数の第2流路部間を連結する複数のベンディング部を含み、前記流体流動部は前記第3面から前記第4面まで順次第1区域、第2区域および第3区域に任意に設定され、前記複数の第1流路部は前記流体が前記第1区域、前記第3区域、前記第2区域、前記第1区域および前記第3区域を順次通過するように配置される。

Description

本発明は発電装置に関し、より詳細には熱電素子の低温部と高温部間の温度差を利用して電力を生産する発電装置に関する。
熱電現象は材料内部の電子(electron)と正孔(hole)の移動によって発生する現象で、熱と電気の間の直接的なエネルギー変換を意味する。
熱電素子は熱電現象を利用する素子を総称し、P型熱電材料とN型熱電材料を金属電極の間に接合させてPN接合対を形成する構造を有する。
熱電素子は電気抵抗の温度変化を利用する素子、温度差によって起電力が発生する現象であるゼーベック効果を利用する素子、電流による吸熱または発熱が発生する現象であるペルティエ効果を利用する素子などに区分され得る。
熱電素子は家電製品、電子部品、通信用部品などに多様に適用されている。例えば、熱電素子は冷却用装置、温熱用装置、発電用装置などに適用され得る。これに伴い、熱電素子の熱電性能に対する要求はますます高まっている。
最近、自動車、船舶などのエンジンから発生した高温の廃熱および熱電素子を利用して電気を発生させようとするニーズがある。この時、熱電素子の低温部側に第1流体が通過するダクトが配置され、熱電素子の高温部側に放熱フィンが配置され、第1流体より温度が高い第2流体が放熱を通過することができる。これに伴い、熱電素子の低温部と高温部間の温度差によって電気が生成され得、発電装置の構造により発電性能が変わり得る。
本発明が達成しようとする技術的課題は、熱電素子の低温部と高温部間の温度差を利用して電気を発生させる発電装置を提供することである。
本発明の一実施例に係る発電装置は内部に形成された流路管を通じて流体が通過し、第1面、前記第1面に対向する第2面、前記第1面と前記第2面の間の第3面、前記第3面に対向する第4面、前記第1面、前記第2面、前記第3面および前記第4面の間の第5面、そして前記第5面に対向する第6面を含む流体流動部、そして前記第1面に配置された第1熱電モジュールを含み、前記第3面には互いに離隔するように配置された流体流入口および流体排出口が形成され、前記流路管は前記流体流入口から前記流体排出口まで連結されるように形成され、前記流路管は第1方向に沿って配置される複数の第1流路部、前記第1方向に対して垂直な第2方向に沿って配置される複数の第2流路部、および前記複数の第1流路部および前記複数の第2流路部間を連結する複数のベンディング部を含み、前記流体流動部は前記第3面から前記第4面まで順次第1区域、第2区域および第3区域に任意に設定され、前記複数の第1流路部は前記流体が前記第1区域、前記第3区域、前記第2区域、前記第1区域および前記第3区域を順次通過するように配置される。
前記第1熱電モジュールは前記第1面に配置された第1熱電素子および前記第1熱電素子上に配置された第1ヒートシンクを含み、前記流体流動部を通過する流体は第1流体であり、前記第5面から前記第6面に向かう方向に前記第1流体と温度が異なる第2流体が前記第1ヒートシンクを通過することができる。
前記第1方向は前記第2流体が通過する方向と平行であり得る。
前記流体流動部は前記第5面から前記第6面まで順次第4区域および第5区域に任意に設定され、前記複数の第2流路部は前記流体が前記第4区域および前記第5区域を交互に通過するように配置され得る。
前記流路管は前記流体流入口に連結され、前記第1区域を通過する第1流路部、前記第5区域を通過する第2流路部、前記第3区域を通過する第1流路部、前記第4区域を通過する第2流路部、前記第2区域を通過する複数の第1流路部、前記第5区域を通過する第2流路部、前記第1区域を通過する第1流路部、前記第4区域を通過する第2流路部、前記第3区域を通過する第1流路部および前記第5区域を通過して前記流体排出口に連結される第2流路部が順次連結され得る。
前記第1区域を通過する二つの第1流路部内の前記第1流体が通過する方向は互いに反対であり、前記第3区域を通過する二つの第1流路部内の前記第1流体が通過する方向は互いに反対であり得る。
前記第1区域を通過する二つの第1流路部のうち前記第3面にさらに近く配置される第1流路部と前記第3区域を通過する二つの第1流路部のうち前記第4面にさらに近く配置される第1流路部内の前記第1流体が通過する方向は、前記第2流体が流れる方向と同一であってもよい。
前記第2区域を通過する複数の第1流路部は3個の第1流路部であり、前記3個の第1流路部内の前記第1流体は前記第2流体が流れる方向と同一の方向に通過し、前記第2流体が流れる方向と反対方向に通過した後、再び前記第2流体が流れる方向と同一の方向に通過するように流れることができる。
前記流体流動部には前記第1面を貫通する複数の貫通ホールが形成され、前記流体流動部と前記第1熱電モジュールは前記複数の貫通ホールに配置された複数の結合部材を通じて結合され得る。
前記第2区域を通過する複数の第1流路部は前記複数の貫通ホールを連結する仮想の線によって形成された領域内に配置され得る。
前記複数の第2流路部は前記複数の貫通ホールを連結する仮想の線によって形成された領域の外に配置され得る。
前記複数のベンディング部のうち一部は、前記複数の第1流路部のうち一つと前記複数の第2流路部のうち一つを連結し、前記複数のベンディング部のうち他の一部は、前記複数の第1流路部のうち2個を連結することができる。
前記複数のベンディング部のうち他の一部は、前記複数の貫通ホールを連結する仮想の線によって形成された領域内に配置され得る。
前記複数のベンディング部のうち少なくとも一つの直径は、前記複数の第1流路部のうち少なくとも一つの直径および前記複数の第2流路部のうち少なくとも一つの直径それぞれより大きくてもよい。
前記流体流入口および前記流体排出口間の距離は、前記複数の第2流路部のうち前記第5面に最も近い第2流路部および前記複数の第2流路部のうち前記第6面に最も近い第2流路部間の距離以上であり得る。
前記第2面に配置された第2熱電素子および前記第2熱電素子上に配置された第2ヒートシンクを含む第2熱電モジュールをさらに含み、前記第5面から前記第6面に向かう方向に前記第2流体が前記第2ヒートシンクを通過することができる。
本発明の実施例によると、発電性能が優秀な発電装置を得ることができる。また、本発明の実施例によると、熱電素子への熱伝達効率が改善された発電装置を得ることができる。
また、本発明の実施例によると、発電装置の冷却部を通過する流路を改善して面積対比高い冷却効率を得ることができる。
本発明の一実施例に係る発電システムの斜視図である。 本発明の一実施例に係る発電システムの分解斜視図である。 本発明の一実施例に係る発電システム内に含まれた発電装置の斜視図である。 本発明の一実施例に係る発電装置の分解図である。 本発明の一実施例に係る発電装置に含まれた発電モジュールの斜視図である。 本発明の一実施例に係る発電モジュールの分解斜視図である。 本発明の一実施例に係る発電モジュールの一部拡大図である。 本発明の一実施例に係る発電モジュールの一部拡大図である。 本発明の一実施例に係る発電モジュールに含まれる熱電素子の断面図および斜視図である。 本発明の一実施例に係る発電モジュールに含まれる熱電素子の断面図および斜視図である。 本発明の一実施例に係る発電モジュールの上面図である。 本発明の一実施例に係る流体流動部の断面図である。 本発明の他の実施例に係る流体流動部の断面図である。 本発明のさらに他の実施例に係る流体流動部の断面図である。 図13の流体流動部の流体移動経路を示す。 図11の流路の形状である。 図12の流路の形状である。 図13の流路の形状で熱分布をシミュレーションした結果である。 本発明の他の実施例に係る発電システムを示す。 本発明のさらに他の実施例に係る発電システムを示す。
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
ただし、本発明の技術思想は説明される一部の実施例に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で具現され得、本発明の技術思想範囲内であれば、実施例間にその構成要素のうち一つ以上を選択的に結合、置き換えて使うことができる。
また、本発明の実施例で使われる用語(技術および科学的用語を含む)は、明白に特に定義されて記述されない限り、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に一般的に理解され得る意味で解釈され得、辞書に定義された用語のように一般的に使われる用語は関連技術の文脈上の意味を考慮してその意味を解釈できるであろう。
また、本発明の実施例で使われた用語は実施例を説明するためのものであり本発明を制限しようとするものではない。
本明細書で、単数型は文面で特に言及しない限り複数型も含むことができ、「Aおよび(と)B、Cのうち少なくとも一つ(または一つ以上)」と記載される場合、A、B、Cで組み合わせできるすべての組み合わせのうち一つ以上を含むことができる。
また、本発明の実施例の構成要素の説明において、第1、第2、A、B、(a)、(b)等の用語を使うことができる。
このような用語はその構成要素を他の構成要素と区別するためのものに過ぎず、その用語によって該当構成要素の本質や順番または順序などに限定されない。
そして、或る構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」または「接続」されると記載された場合、その構成要素はその他の構成要素に直接的に連結、結合または接続される場合だけでなく、その構成要素とその他の構成要素の間にあるさらに他の構成要素によって「連結」、「結合」または「接続」される場合も含むことができる。
また、各構成要素の「上(うえ)または下(した)」に形成または配置されるものと記載される場合、上(うえ)または下(した)は二つの構成要素が互いに直接接触する場合だけでなく、一つ以上のさらに他の構成要素が二つの構成要素の間に形成または配置される場合も含む。また、「上(うえ)または下(した)」で表現される場合、一つの構成要素を基準として上側方向だけでなく下側方向の意味も含むことができる。
図1は本発明の一実施例に係る発電システムの斜視図であり、図2は本発明の一実施例に係る発電システムの分解斜視図であり、図3は本発明の一実施例に係る発電システム内に含まれた発電装置の斜視図である。図4は本発明の一実施例に係る発電装置の分解図であり、図5は本発明の一実施例に係る発電装置に含まれた発電モジュールの斜視図であり、図6は本発明の一実施例に係る発電モジュールの分解斜視図である。図7は本発明の一実施例に係る発電モジュールの一部拡大図であり、図8~図9は本発明の一実施例に係る発電モジュールに含まれる熱電素子の断面図および斜視図である。
図1~2を参照すると、発電システム10は発電装置1000および流体管2000を含む。
流体管2000に流入する流体は自動車、船舶などのエンジンまたは発電所、製鉄所などで発生する熱源であり得るが、これに制限されるものではない。流体管2000から排出される流体の温度は流体管2000に流入する流体の温度より低い。例えば、流体管2000に流入する流体の温度は100℃以上、好ましくは200℃以上、さらに好ましくは220℃~250℃であり得るが、これに制限されるものではなく、熱電素子の低温部および高温部間の温度差により多様に適用され得る。
流体管2000は流体流入部2100、流体通過部2200および流体排出部2300を含む。流体流入部2100を通じて流入した流体は流体通過部2200を通過して流体排出部2300を通じて排出される。この時、流体通過部2200には本発明の実施例に係る発電装置1000が配置され、発電装置1000は発電装置1000を通過する第1流体と流体通過部2200を通過する第2流体間の温度差を利用して電気を生成する。ここで、第1流体は冷却用流体であり得、第2流体は第1流体より温度が高い高温の流体であり得る。本発明の実施例に係る発電装置1000は熱電素子の一面に流れる第1流体と熱電素子の他面に流れる第2流体間の温度差を利用して電気を生成することができる。
流体流入部2100および流体排出部2300の断面形状が流体通過部2200の断面形状と異なる場合、流体管2000は流体流入部2100と流体通過部2200を連結する第1連結部2400および流体通過部2200と流体排出部2300を連結する第2連結部2500をさらに含んでもよい。例えば、一般的な流体流入部2100および流体排出部2300は円筒形状であり得る。これに反し、発電装置1000が配置される流体通過部2200は四角筒または多角筒形状であり得る。これに伴い、一末端は円筒状であり、他の末端は四角筒状である第1連結部2400と第2連結部2500を媒介として流体流入部2100および流体通過部2200の一末端が連結され、流体排出部2300および流体通過部2200の他の末端が連結され得る。
この時、流体流入部2100と第1連結部2400、第1連結部2400と流体通過部2200、流体通過部2200と第2連結部2500および第2連結部2500と流体排出部2300等は締結部材によって連結され得る。
前述した通り、本発明の一実施例に係る発電装置1000は流体通過部2200内に配置され得る。発電システム10の組立を容易にするために、流体通過部2200の一面は開閉が可能な構造で設計され得る。流体通過部2200の一面2210を開放した後、発電装置1000を流体通過部2200内に収容し、流体通過部2200のオープンされた一面2210をカバー2220で覆うことができる。この時、カバー2220は流体通過部2200のオープンされた一面2210と複数の締結部材によって締結され得る。
第1流体が外部から発電装置1000に供給された後に再び外部に排出され、発電装置1000に連結された配線は外部に引き出される場合、第1流体の流入および排出と配線の引き出しのために、カバー2220には複数のホール2222が形成されてもよい。
図3~図7を参照すると、本発明の実施例に係る発電装置1000は流体流動部1100、第1熱電モジュール1200、第2熱電モジュール1300、分岐部1400、離隔部材1500、シールド部材1600および断熱部材1700を含む。そして、本発明の実施例に係る発電装置1000はガイドプレート1800および支持フレーム1900をさらに含む。
図5に図示された通り、流体流動部1100、第1熱電モジュール1200、第2熱電モジュール1300、分岐部1400、離隔部材1500、シールド部材1600および断熱部材1700は、一つのモジュールで組み立てられ得る。
本発明の実施例に係る発電装置1000は、流体流動部1100の内部を通じて流れる第1流体および流体流動部1100の外部に配置された第1熱電モジュール1200および第2熱電モジュール1300のヒートシンク1220、1320を通過する第2流体間の温度差を利用して電力を生産することができる。
本明細書で、流体流動部1100の内部を通じて流れる第1流体の温度は、流体流動部1100の外部に配置された熱電モジュール1200、1300のヒートシンク1220、1320を通過する第2流体の温度より低くてもよい。本明細書で、第1流体は冷却用であり得る。このために、第1熱電モジュール1200は流体流動部1100の一表面に配置され、第2熱電モジュール1300は流体流動部1100の他の表面に配置され得る。この時、第1熱電モジュール1200と第2熱電モジュール1300それぞれの両面のうち、流体流動部1100に向かうように配置される面が低温部となり、低温部と高温部間の温度差を利用して電力を生産することができる。これに伴い、本明細書で、流体流動部1100は冷却部またはダクトと指称され得る。
流体流動部1100に流入する第1流体は水であり得るが、これに制限されるものではなく、冷却性能がある多様な種類の流体であり得る。流体流動部1100に流入する第1流体の温度は100℃未満、好ましくは50℃未満、さらに好ましくは40℃未満であり得るが、これに制限されるものではない。流体流動部1100を通過した後に排出される第1流体の温度は流体流動部1100に流入する第1流体の温度より高くてもよい。各流体流動部1100は第1面1110、第1面1110に対向して第1面1110と平行に配置された第2面1120、第1面1110と第2面1120の間に配置された第3面1130および第1面1110と第2面1120の間で第3面1130に対向するように配置された第4面1140、第1面1110、第2面1120、第3面1130および第3面1140の間に配置された第5面1150および第5面1150に対向するように配置された第6面1160を含み、流体流動部1100の内部に第1流体が通過する。流体流動部1100の第1面1110および第2面1120それぞれに第1熱電モジュール1200および第2熱電モジュール1300が配置された場合、第3面1130は第1流体が流入および排出される方向に配置された面であり、第5面1150は第2流体が流入する方向に配置された面であり得る。このために、流体流動部1100の第3面1130には第1流体流入口1132および第1流体排出口1134が形成され得る。第1流体流入口1132および第1流体排出口1134は流体流動部1100内の流路管と連結され得る。これに伴い、第1流体流入口1132から流入した第1流体は流路管を通過した後、第1流体排出口1134から排出され得る。
図示されてはいないが、流体流動部1100の内壁には放熱フィンが配置されてもよい。放熱フィンの形状、個数および流体流動部1100の内壁を占める面積などは、第1流体の温度、廃熱の温度、要求される発電容量などにより多様に変更され得る。放熱フィンが流体流動部1100の内壁を占める面積は、例えば流体流動部1100の断面積の1~40%であり得る。これによると、第1流体の流動に妨害を与えないながらも、高い熱電変換効率を得ることが可能である。この時、放熱フィンは第1流体の流動に妨害を与えない形状を有することができる。例えば、放熱フィンは第1流体が流れる方向に沿って形成され得る。すなわち、放熱フィンは第1流体流入口から第1流体排出口に向かう方向に延びたプレート形状であり得、複数の放熱フィンは所定の間隔で離隔するように配置され得る。放熱フィンは流体流動部1100の内壁と一体に形成されてもよい。
本発明の実施例によると、流体通過部2200を通じて流れる第2流体の方向と流体流動部1100を通じて流れる第1流体の流入/排出方向は異なり得る。例えば、第1流体の流入/排出方向と第2流体の通過方向は約90°異なり得る。これによると、全領域で均一な熱変換性能を得ることが可能である。
一方、第1熱電モジュール1200は流体流動部1100の第1面1110上に配置され、第2熱電モジュール1300は流体流動部1100の第2面1120上で第1熱電モジュール1200に対称となるように配置され得る。
第1熱電モジュール1200および第2熱電モジュール1300は、スクリューまたはコイルスプリングを利用して流体流動部1100と締結され得る。これに伴い、第1熱電モジュール1200および第2熱電モジュール1300は流体流動部1100の表面に安定的に結合することができる。または第1熱電モジュール1200および第2熱電モジュール1300のうち少なくとも一つは、熱伝達物質(thermal interface material、TIM)を利用して流体流動部1100の表面に接着されてもよい。コイルスプリングおよび/または熱伝達物質(thermal interface material、TIM)および/またはスクリューを利用することによって、第1熱電モジュール1200および第2熱電モジュール1300に印加される熱の均一度を高温でも均一に制御することができる。
一方、図7(a)に図示された通り、第1熱電モジュール1200および第2熱電モジュール1300それぞれは、第1面1110および第2面1120それぞれに配置された熱電素子1210、1310および熱電素子1210、1310に配置されたヒートシンク1220、1320を含む。このように、熱電素子1210、1310の両面のうち一面に第1流体が流れる流体流動部1100が配置され、他面にヒートシンク1220、1320が配置され、ヒートシンク1220、1320を通じて第2流体が通過すると、熱電素子1210、1310の吸熱面と放熱面間の温度差を大きくすることができ、これに伴い、熱電変換効率を上げることができる。この時、第1面1110から熱電素子1210およびヒートシンク1220に向かう方向を第1方向と定義する場合、ヒートシンク1220の第1方向の長さは熱電素子1210の第1方向の長さより長くてもよい。これによると、第2流体とヒートシンク1220間の接触面積が増えるので、熱電素子1210の吸熱面の温度が高くなり得る。
この時、図7(b)を参照すると、ヒートシンク1220、1320と熱電素子1210、1310は複数の締結部材1230、1330によって締結され得る。ここで、締結部材1230、1330はコイルスプリングまたはスクリューなどであり得る。このために、放熱フィン1220、1320と熱電素子1210、1310の少なくとも一部には、締結部材1230、1330が貫通する貫通ホールSが形成され得る。ここで、貫通ホールSと締結部材1230、1330の間には別途の絶縁挿入部材1240、1340がさらに配置され得る。別途の絶縁挿入部材1240、1340は締結部材1230、1330の外周面を囲む絶縁挿入部材または貫通ホールSの壁面を囲む絶縁挿入部材であり得る。例えば、絶縁挿入部材1240、1340はリング状であり得る。リング状を有する絶縁挿入部材1240、1340の内周面は締結部材1230、1330の外周面に配置され、絶縁挿入部材1240、1340の外周面は貫通ホールSの内周面に配置され得る。これによると、締結部材1230、1330とヒートシンク1220、1320および熱電素子1210、1310の間が絶縁され得る。
一方、絶縁挿入部材1240、1340の形状は図7(b)に例示された通りであり得る。例えば、図7(b)に例示された通り、絶縁挿入部材1240、1340は熱電素子1210、1310の基板に形成された貫通ホールS領域に段差を形成して、貫通ホールSの壁面の一部を囲むように配置され得る。または絶縁挿入部材1240、1340は熱電素子1210、1310の基板に形成された貫通ホールS領域に段差を形成して、貫通ホールSの壁面に沿って熱電素子1210、1310の電極(図示されず)が配置される面まで延びるように配置されてもよい。
この時、熱電素子1210、1310の構造は図8~9に例示された熱電素子100の構造を有することができる。図8~図9を参照すると、熱電素子100は下部基板110、下部電極120、P型熱電レッグ130、N型熱電レッグ140、上部電極150および上部基板160を含む。
下部電極120は下部基板110とP型熱電レッグ130およびN型熱電レッグ140の下部底面の間に配置され、上部電極150は上部基板160とP型熱電レッグ130およびN型熱電レッグ140の上部底面の間に配置される。これに伴い、複数のP型熱電レッグ130および複数のN型熱電レッグ140は下部電極120および上部電極150によって電気的に連結される。下部電極120と上部電極150の間に配置され、電気的に連結される一対のP型熱電レッグ130およびN型熱電レッグ140は単位セルを形成することができる。
例えば、口出し線181、182を通じて下部電極120および上部電極150に電圧を印加すると、ペルティエ効果によってP型熱電レッグ130からN型熱電レッグ140に電流が流れる基板は熱を吸収して冷却部として作用し、N型熱電レッグ140からP型熱電レッグ130に電流が流れる基板は加熱して発熱部として作用することができる。または、下部電極120および上部電極150の間に温度差を加えると、ゼーベック効果によってP型熱電レッグ130およびN型熱電レッグ140内の電荷が移動して電気が発生することもある。
ここで、P型熱電レッグ130およびN型熱電レッグ140はビズマス(Bi)およびテルル(Te)を主原料で含むビスマステルライド(Bi-Te)系熱電レッグであり得る。P型熱電レッグ130はアンチモン(Sb)、ニッケル(Ni)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(Ag)、鉛(Pb)、ホウ素(B)、ガリウム(Ga)、テルル(Te)、ビズマス(Bi)およびインジウム(In)のうち少なくとも一つを含むビスマステルライド(Bi-Te)系熱電レッグであり得る。例えば、P型熱電レッグ130は全体重量100wt%に対して主原料物質であるBi-Sb-Teを99~99.999wt%で含み、ニッケル(Ni)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(Ag)、鉛(Pb)、ホウ素(B)、ガリウム(Ga)およびインジウム(In)のうち少なくとも一つを0.001~1wt%で含むことができる。N型熱電レッグ140はセレニウム(Se)、ニッケル(Ni)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(Ag)、鉛(Pb)、ホウ素(B)、ガリウム(Ga)、テルル(Te)、ビズマス(Bi)およびインジウム(In)のうち少なくとも一つを含むビスマステルライド(Bi-Te)系熱電レッグであり得る。例えば、N型熱電レッグ140は全体重量100wt%に対して主原料物質であるBi-Se-Teを99~99.999wt%で含み、ニッケル(Ni)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(Ag)、鉛(Pb)、ホウ素(B)、ガリウム(Ga)およびインジウム(In)のうち少なくとも一つを0.001~1wt%で含むことができる。
P型熱電レッグ130およびN型熱電レッグ140はバルク型または積層型で形成され得る。一般的にバルク型P型熱電レッグ130またはバルク型N型熱電レッグ140は熱電素材を熱処理してインゴット(ingot)を製造し、インゴットを粉砕し篩分けして熱電レッグ用粉末を獲得した後、これを焼結して、焼結体をカッティングする過程を通じて獲得され得る。この時、P型熱電レッグ130およびN型熱電レッグ140は多結晶熱電レッグであり得る。このように、P型熱電レッグ130およびN型熱電レッグ140は多結晶熱電レッグである場合、P型熱電レッグ130およびN型熱電レッグ140の強度が高くなり得る。積層型P型熱電レッグ130または積層型N型熱電レッグ140はシート状の基材上に熱電素材を含むペーストを塗布して単位部材を形成した後、単位部材を積層しカッティングする過程を通じて獲得され得る。
この時、一対のP型熱電レッグ130およびN型熱電レッグ140は同じ形状および体積を有するか、互いに異なる形状および体積を有することができる。例えば、P型熱電レッグ130とN型熱電レッグ140の電気伝導特性が異なるので、N型熱電レッグ140の高さまたは断面積をP型熱電レッグ130の高さまたは断面積と異ならせて形成してもよい。
この時、P型熱電レッグ130またはN型熱電レッグ140は円筒状、多角柱状、楕円形柱状などを有することができる。
本発明の一実施例に係る熱電素子の性能は熱電性能指数(figure of merit、ZT)で示すことができる。熱電性能指数(ZT)は数式1のように示すことができる。
数式1
Figure 2023531413000002
ここで、αはゼーベック係数[V/K]であり、σは電気伝導度[S/m]であり、ασはパワー因子(Power Factor、[W/mK])である。そして、Tは温度で、kは熱伝導度[W/mK]である。kはa・cp・ρで表すことができ、aは熱拡散度[cm/S]であり、cpは比熱[J/gK]であり、ρは密度[g/cm]である。
熱電素子の熱電性能指数を得るために、Zメーターを利用してZ値(V/K)を測定し、測定したZ値を利用して熱電性能指数(ZT)を計算することができる。
ここで、下部基板110とP型熱電レッグ130およびN型熱電レッグ140の間に配置される下部電極120、そして上部基板160とP型熱電レッグ130およびN型熱電レッグ140の間に配置される上部電極150は銅(Cu)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)およびニッケル(Ni)のうち少なくとも一つを含み、0.01mm~0.3mmの厚さを有することができる。下部電極120または上部電極150の厚さが0.01mm未満の場合、電極として機能が落ちることになって電気伝導性能が低くなり得、0.3mmを超過する場合、抵抗の増加によって伝導効率が低くなり得る。
そして、互いに対向する下部基板110と上部基板160は金属基板であり得、その厚さは0.1mm~1.5mmであり得る。金属基板の厚さが0.1mm未満であるか、1.5mmを超過する場合、放熱特性または熱伝導率が過度に高くなり得るため、熱電素子の信頼性が低下し得る。また、下部基板110と上部基板160が金属基板である場合、下部基板110と下部電極120の間および上部基板160と上部電極150の間にはそれぞれ絶縁層170がさらに形成され得る。絶縁層170は1~20W/mKの熱伝導度を有する素材を含むことができる。この時、絶縁層170はエポキシ樹脂およびシリコン樹脂のうち少なくとも一つと無機物を含む樹脂組成物であるか、シリコンと無機物を含むシリコン複合体からなる層であるか、酸化アルミニウム層であり得る。ここで、無機物はアルミニウム、ホウ素、ケイ素などの酸化物、窒化物および炭化物のうち少なくとも一つであり得る。
この時、下部基板110と上部基板160の大きさは異なって形成されてもよい。すなわち、下部基板110と上部基板160のうち一つの体積、厚さまたは面積は、他の一つの体積、厚さまたは面積より大きく形成され得る。ここで、厚さは下部基板110から上部基板160に向かう方向に対する厚さであり得、面積は基板110から上部基板160に向かう方向に垂直な方向に対する面積であり得る。これに伴い、熱電素子の吸熱性能または放熱性能を高めることができる。好ましくは、下部基板110の体積、厚さまたは面積は上部基板160の体積、厚さまたは面積のうち少なくとも一つより大きく形成され得る。この時、下部基板110はゼーベック効果のために高温領域に配置される場合、ペルティエ効果のために発熱領域に適用される場合、または後述する熱電素子の外部環境から保護のためのシーリング部材が下部基板110上に配置される場合に上部基板160より体積、厚さまたは面積のうち少なくとも一つをもっと大きくすることができる。この時、下部基板110の面積は上部基板160の面積対比1.2~5倍の範囲で形成することができる。下部基板110の面積が上部基板160に比べて1.2倍未満で形成される場合、熱伝達効率の向上に及ぼす影響は高くなく、5倍を超過する場合にはかえって熱伝達効率が顕著に落ち、熱電モジュールの基本形状を維持し難い場合もある。
また、下部基板110と上部基板160のうち少なくとも一つの表面には放熱パターン、例えば凹凸パターンが形成されてもよい。これに伴い、熱電素子の放熱性能を高めることができる。凹凸パターンがP型熱電レッグ130またはN型熱電レッグ140と接触する面に形成される場合、熱電レッグと基板間の接合特性も向上し得る。熱電素子100は下部基板110、下部電極120、P型熱電レッグ130、N型熱電レッグ140、上部電極150および上部基板160を含む。
図示されてはいないが、下部基板110と上部基板160の間にはシーリング部材がさらに配置されてもよい。シーリング部材は下部基板110と上部基板160の間で下部電極120、P型熱電レッグ130、N型熱電レッグ140および上部電極150の側面に配置され得る。これに伴い、下部電極120、P型熱電レッグ130、N型熱電レッグ140および上部電極150は外部の湿気、熱、汚染などからシーリングされ得る。
この時、流体流動部1100上に配置される下部基板110はアルミニウム基板であり得、アルミニウム基板は第1表面1110および第2表面1120それぞれと熱伝達物質(thermal interface material、TIM)によって接着され得る。アルミニウム基板は熱伝達性能が優秀であるため、熱電素子1210、1310の両面のうち一面と第1流体が流れる流体流動部1100間の熱伝達が容易である。また、アルミニウム基板と第1流体が流れる流体流動部1100が熱伝達物質(thermal interface material、TIM)によって接着されると、アルミニウム基板と第1流体が流れる流体流動部1100間の熱伝達が妨害を受けないことができる。ここで、熱伝達物質(TIM)は熱伝達性能および接着性能を有する物質であり、例えばエポキシ樹脂およびシリコン樹脂のうち少なくとも一つおよび無機物を含む樹脂組成物であり得る。ここで、無機物はアルミニウム、ホウ素、ケイ素などの酸化物、炭化物または窒化物であり得る。
再び図3~図7を参照すると、第1熱電モジュール1200、流体流動部1100および第2熱電モジュール1300間のシーリングおよび断熱効果を高めるために、本発明の実施例に係る発電モジュールはシールド部材1600および断熱部材1700をさらに含むことができる。断熱部材1700は、例えば流体流動部1100の表面のうち第1熱電モジュール1200および第2熱電モジュール1300が配置された領域を除いた表面に配置され得る。これに伴い、第1流体および第2流体の熱損失を防止することができ、第1熱電モジュール1200および第2熱電モジュール1300それぞれの低温部および高温部間の温度差を大きくして発電性能を高めることができる。また、シールド部材1600は流体流動部1100の表面のうち第1熱電モジュール1200および第2熱電モジュール1300が配置された領域を除いた表面に配置され得る。第1熱電モジュール1200および第2熱電モジュール1300に連結された配線およびコネクタを外部湿気または汚染から保護することができる。
一方、ガイドプレート1800は流体通過部2200内で第2流体の流れをガイドするプレートであり、流体通過部2200内に流入した第2流体はガイドプレート1800に沿って流れた後に排出され得る。
第1ガイドプレート1800-1は第1熱電モジュール1200と対向するように配置され、第2ガイドプレート1800-2は第2熱電モジュール1300と対向するように配置され得、第2流体は第1熱電モジュール1200と第1ガイドプレート1800-1の間および第2熱電モジュール1300と第2ガイドプレート1800-2の間を通過することができる。
この時、ガイドプレート1800-1、1800-2の両側は流体収集プレート1810-1、1810-2および流体拡散プレート1820-1、1820-2に延長され得る。流体収集プレート1810-1、1810-2は流体通過部2200の入口、すなわち第1連結部2400に向かって延びるプレートであり、流体拡散プレート1820-1、1820-2は流体通過部2200の出口、すなわち第2連結部2500に向かって延びるプレートを意味し得る。この時、流体収集プレート1810-1、1810-2、ガイドプレート1800-1、1800-2および流体拡散プレート1820-1、1820-2は一体に連結されたプレートであり得る。第1熱電モジュール1200に対向して配置された第1ガイドプレート1800-1および第2熱電モジュール1300に対向して配置された第2ガイドプレート1800-2は、一定の距離を維持して対称に配置され得る。ここで、第1ガイドプレート1800-1および第2ガイドプレート1800-2間の距離は、第1ガイドプレート1800-1から第2ガイドプレート1800-2に向かう水平方向の距離であり得る。これによると、第2流体が第1熱電モジュール1200および第1ガイドプレート1800-1の間および第2熱電モジュール1300および第2ガイドプレート1800-2の間を一定の流速で通過できるので、均一な熱電性能を得ることができる。これに反し、第1ガイドプレート1800-1から延びた第1流体収集プレート1810-1および第2ガイドプレート1800-2から延びた第2流体収集プレート1810-2の間の距離は、流体通過部2200の入口に近づくほど遠ざかるように対称に配置され得る。ここで、第1流体収集プレート1810-1および第2流体収集プレート1810-2の間の距離は、第1流体収集プレート1810-1から第2流体収集プレート1810-2に向かう水平方向の距離であり得る。これと同様に、第1ガイドプレート1800-1から延びた第1流体拡散プレート1820-1および第2ガイドプレート1800-2から延びた第2流体拡散プレート1820-2の間の距離も流体通過部2200の出口に近づくほど遠ざかるように対称に配置され得る。これに伴い、流体通過部2200の入口を通じて流入した第2流体は流体収集プレート1810-1、1810
-2で集められた後に熱電モジュール1200、1300とガイドプレート1800の間を通過し、流体拡散プレート1820-1、1820-2で拡散された後に流体通過部2200の出口を通じて排出され得る。これによると、第2流体が熱電モジュール1200、1300とガイドプレート1800の間を通過する前と通過した後の第2流体の圧力差を最小化できるので、第2流体が流体通過部2200の入口方向に逆流する問題を防止することができる。
この時、支持フレーム1900は第1~第2ガイドプレート1800-1、1800-2、第1~第2流体収集プレート1810-1、1810-2および第1~第2流体拡散プレート1820-1、1820-2を支持する。すなわち、支持フレーム1900は第1支持フレーム1900-1および第2支持フレーム1900-2を含み、第1支持フレーム1900-1および第2支持フレーム1900-2の間に第1~第2ガイドプレート1800-1、1800-2、第1~第2流体収集プレート1810-1、1810-2および第1~第2流体拡散プレート1820-1、1820-2が固定され得る。
一方、本発明の実施例によると、分岐部1400は流体通過部2200に流入する第2流体を分岐することができる。分岐部1400によって分岐された第2流体は、第1熱電モジュール1200と第1ガイドプレート1800-1の間および第2熱電モジュール1300と第2ガイドプレート1800-2の間を通過することができる。
分岐部1400は流体流動部1100の第1面1110と第2面1120の間に配置され得る。例えば、流体流動部1100の第5面1150が第2流体が流入する方向に向かうように配置される場合、分岐部1400は流体流動部1100の第5面1150側に配置され得る。または分岐部1400は空気力学的な原理によって流体流動部1100の第5面1150に対向する第6面1160側にも配置され得る。
分岐部1400は流体流動部1100の第5面1150上で、第5面1150の両端から第5面1150の両端の間の中心に行くほど第5面1150との距離が遠ざかる形状を有することができる。すなわち、分岐部1400が配置される第5面1150は第1面1110および第2面1120略垂直であり、分岐部1400は流体流動部1100の第1面1110および第2面1120に対して傾斜するように配置され得る。例えば、分岐部1400は傘状または屋根状を有することができる。これに伴い、第2流体、例えば廃熱が分岐部1400を通じて分岐されて発電装置の両面に配置された第1熱電モジュール1200および第2熱電モジュール1300に接触するようにガイドされ得る。すなわち、第2流体は分岐部1400を通じて分岐されて、第1熱電モジュール1200と第1ガイドプレート1800-1の間および第2熱電モジュール1300と第2ガイドプレート1800-2の間を通過することができる。
一方、第1熱電モジュール1200の第1ヒートシンク1220の外側と第2熱電モジュール1300の第2ヒートシンク1320の外側の間の幅W1は分岐部1400の幅W2より大きくてもよい。ここで、第1ヒートシンク1220の外側と第2ヒートシンク1320の外側それぞれは流体流動部1100に向かう側の反対側を意味し得る。ここで、第1ヒートシンク1220および第2ヒートシンク1320それぞれは複数の放熱フィンを含むことができ、複数の放熱フィンは気体の流れを妨害しない方向に形成され得る。例えば、複数の放熱フィンは気体が流れる第2方向に沿って延びたプレート状を有することができる。または複数の放熱フィンは気体が流れる第2方向に沿って流路が形成されるように折り曲げられている形状を有してもよい。この時、第1熱電モジュール1200の第1ヒートシンク1220と第2熱電モジュール1300の第2ヒートシンク1320の間の最大幅W1は、流体流動部1100を基準として第1ヒートシンク1220の最も遠い地点から第2ヒートシンク1320の最も遠い地点までの距離を意味し得、分岐部1400の最大幅W2は流体流動部1100の第3表面1130と最も近い領域での分岐部1400の幅を意味し得る。これによると、第2流体の流れが分岐部1400によって妨害されずに、第1ヒートシンク1220および第2ヒートシンク1320に直接伝達され得る。これに伴い、第2流体と第1ヒートシンク1220および第2ヒートシンク1320間の接触面積が大きくなることになって、第1ヒートシンク1220および第2ヒートシンク1320が第2流体から受ける熱量が増え、発電効率が高くなり得る。
一方、第1ガイドプレート1800-1は第1熱電モジュール1200の第1ヒートシンク1220と所定間隔離隔するように対称に配置され、第2ガイドプレート1800-2は第2熱電モジュール1300の第2ヒートシンク1320と所定間隔離隔するように対称に配置され得る。ここで、ガイドプレート1800-1、1800-2と各熱電モジュールのヒートシンク間の間隔は、各熱電モジュールのヒートシンクと接触する第2流体の流量および第2流体の差圧に影響を及ぼし得、これに伴い、発電性能に影響を及ぼし得る。
本発明の実施例によると、流体流動部の表面に熱電モジュールが配置される発電装置において、流体流動部の内部を通過する第1流体と熱電モジュールのヒートシンクを通過する第2流体間の温度差を利用して電気を発生させようとする。この時、流体流動部の内部を通過する第1流体の流路は熱電モジュールの熱電レッグが配置された領域に形成される必要がある。これに伴い、面積対比高い冷却効率を得るための流路の設計が必要である。
図10は本発明の一実施例に係る発電モジュールの上面図であり、図11は本発明の一実施例に係る流体流動部の断面図であり、図12は本発明の他の実施例に係る流体流動部の断面図であり、図13本発明のさらに他の実施例に係る流体流動部の断面図であり、図14は図13の流体流動部の流体移動経路を示す。
図10~図14を参照すると、本発明の一実施例に係る発電モジュールは流体流動部1100および流体流動部1100の第1面1110に配置された第1熱電モジュール1200を含む。流体流動部1100の第1面1110に対向する第2面1120には第2熱電モジュール1300がさらに配置され得る。
流体流動部1100の第1面1110に垂直な他面、すなわち第3面1130には流体流入口1132および流体排出口1134が離隔して配置され、流体流動部1100の一領域A1には流体収容部300が配置される。本明細書で、流体流動部1100の第1面1110および第2面1120には第1熱電モジュール1200および第2熱電モジュール1300が配置されるので、流体流動部1100の第1面1110および第2面1120は流体流動部1100の一面および他面と指称され得る。また、流体流動部1100の第1面1110および第2面1120の間の第3~第6面1130~1160は流体流動部1100の側面または外側面と指称され得る。流体流入口1132に流入した第1流体は流体収容部300を通過した後、流体排出口1134を通じて排出され得る。ここで、流体流入口1132および流体排出口1134の配置順序は図示された通りに制限されるものではなく、流体流入口1132および流体排出口1134の位置が反対であってもよい。本発明の一実施例によると、流体流動部1100の一領域A1の表面には第1熱電モジュール1200が配置される。これに伴い、流体収容部300が配置された領域に第1熱電モジュール1200の有効領域、すなわち熱電レッグが配置され得る。流体流動部1100を通過する第1流体より高い温度を有する第2流体は流体流動部1100の第5面1150からこれに対向する第6面1160に向かう方向に熱電モジュール1200のヒートシンクを通過することができる。
一方、流体流動部1100と第1熱電モジュール1200間の結合のために結合部材400が利用され得る。流体流動部1100の両表面に第1熱電モジュール1200および第2熱電モジュール1300を対称に配置するために、結合部材400は第1熱電モジュール1200、流体流動部1100および第2熱電モジュール1300を通過するように配置され得、このために、流体流動部1100には結合部材400が通過するための複数の貫通ホールS1~S4が形成され得る。複数の貫通ホールS1~S4は第1熱電モジュール1200および第2熱電モジュール1300が配置される流体流動部1100の両面を貫通するように配置され得る。
この時、複数の貫通ホールS1~S4は流体収容部300が配置される領域である流体流動部1100の一領域A1内で流体収容部300と離隔して配置され得る。すなわち、複数の貫通ホールS1~S4は流体収容部300と独立して形成され得、これに伴い、流体収容部300を通過する第1流体が複数の貫通ホールS1~S4を通じて外部に流出する問題を防止することができる。
一方、流体流動部1100の一領域A1の側面に配置された流体流動部1100の他の領域A2の第1面1110には、第1熱電モジュール1200に連結される配線部(図示されず)および配線部をカバーするシールド部材1600がさらに配置され得る。流体流動部1100とシールド部材1600間の結合のために結合部材500が利用され得、流体流動部1100の他の領域A2には流体流動部1100とシールド部材1600間の結合のための結合部材500が通過するための複数の貫通ホールS5~S6が形成され得る。すなわち、複数の貫通ホールS5~S6は、流体収容部300が配置される領域である流体流動部1100の一領域A1しか流体収容部300と重ならないように形成され得る。この時、複数の貫通ホールS5~S6は配線部の位置を考慮して配置され得る。すなわち、熱電モジュールに連結される配線部は熱電モジュールの熱電素子に連結される連結電極(図示されず)、連結電極上に配置されるコネクタ600およびコネクタ600に連結される電線(図示されず)を含むことができる。この時、複数の貫通ホールS5~S6はコネクタ600の位置を避けて配置され得る。これに伴い、貫通ホールS5は複数の貫通ホールS1、S2より第3面1130にさらに隣接するように配置され得、貫通ホールS6は複数の貫通ホールS3、S4より第4面1140にさらに隣接するように配置され得る。
ここで、複数の貫通ホールS1~S6の位置および個数は例示的なものであり、本発明の実施例はこれに制限されるものではない。説明の便宜のために図11~図14でA2領域の貫通ホールS5~Sを省略したが、これに制限されるものではない。
以下、図11~図14を利用して流体流動部1100の流体収容部300の形状および貫通ホールの配置関係に関する多様な実施例を説明しようとする。以下、流体収容部は流体流入口1132から流体排出部1134までの流路を形成できるので、流路と指称されてもよく、流路管と指称されてもよい。
図11を参照すると、流体流動部1100内の流体収容部300は熱電モジュール1200、1300が配置される領域に対応する領域である流体流動部1100のA1領域に配置され、流体流入口1132に流入した第1流体は流体収容部300を通過した後、流体排出口1134から排出され得る。
ここで、流体収容部300は別途の流路管を形成しておらず、流体収容部300と離隔するように複数の貫通ホールS1~S4が配置され得る。これに伴い、これによると、流体収容部300が配置された領域と熱電モジュール1200、1300が配置された領域が対応するため、熱電モジュールの低温部は冷却性能を得ることができる。また、流体流動部1100の第1領域A1内に貫通ホールS1~S4が形成されるので、第1熱電モジュール1200および第2熱電モジュール1300は結合部材400を通じて流体流動部1100に直接結合され得ながらも、貫通ホールS1~S4が流体収容部300と離隔して独立的に形成されるので、貫通ホールS1~S4を通じて流体収容部300内の第1流体が外部に流出する問題を防止することができる。
または図12~図14を参照すると、流体収容部300は流体流入口1132から流体排出口1134まで連結される流路管の形態を有することができ、流体流入口1132に流入した第1流体は流路管に沿って流れた後、流体排出口1134を通じて排出され得る。このように、流体収容部300が流路管の形態を有する場合、流路管の配置構造により最小限の流量で第1流体が第1熱電モジュール1200および第2熱電モジュール1300が配置されたA1領域を全体的に通過することができる。
この時、流路管は複数の貫通ホールS1~S4と離隔するように配置され得る。これによると、貫通ホールS1~S4を通じて流体収容部300内の第1流体が外部に流出する問題を防止することができる。
例えば、流体収容部3000は第1方向Xに沿って配置される複数の第1流路部310、第1方向Xに垂直な第2方向Yに沿って配置される複数の第2流路部320および複数の第1流路部310と複数の第2流路部320の間を連結する複数のベンディング部330を含むことができる。
ここで、第1方向Xは第2流体が通過する方向と平行な方向であり得、第2方向Yは第1流体が流入および排出される方向と平行な方向であり得る。すなわち、第1方向Xは流体流動部1100の第5面1150から第6面1160に向かう方向またはその反対の方向であり得、第2方向Yは流体流動部1100の第3面1130から第4面1140に向かう方向またはその反対の方向であり得る。
本発明の実施例によると、第3面1130から第4面1140まで順次Y1区域、Y2区域およびY3区域に任意に設定され得る。そして、複数の第1流路部310は第1流体がY1区域、Y3区域、Y2区域、Y1区域およびY3区域を順次通過するように配置され得る。すなわち、複数の流路部310は流体流入口1132に連結され、第1流体がY1区域を通過する第1流路部310-1、Y3区域を通過する第1流路部310-2、Y2区域を通過する複数の第1流路部310-3、310-4、310-5、再びY1区域を通過する第1流路部310-6および再びY3区域を通過する第1流路部310-7を順次通過するように配置され得る。
このように、第1流体が相対的に流体流入口1132と近い区域であるY1区域と相対的に流体流入口1132と遠い区域であるY3区域を交互に通過するように複数の第1流路部310が配置される場合、流体流動部1100全体的に均一な温度分布を有することになるので、熱電モジュールの全体領域で均一な熱電性能を得ることができる。
この時、Y1区域を通過する二つの第1流路部310-1、310-6内の第1流体が通過する方向は互いに反対であり、Y3区域を通過する二つの第1流路部310-2、310-7内の第1流体が通過する方向は互いに反対であり、Y1区域を通過する二つの第1流路部310-1、310-6のうち第3面1130にさらに近く配置される第1流路部310-1とY3区域を通過する二つの第1流路部310-2、310-7のうち第4面1140にさらに近く配置される第1流路部310-7内の第1流体が通過する方向は、第2流体が流れる方向と同じ方向であり得る。これによると、複数の第1流路部のうち第3面1130および第4面1140それぞれに最も近く配置される第1流路部310-1、310-7内の第1流体が通過する方向は、流体流入口1132から流体排出口1134に向かう方向と同一であり得、これによると、流体収容部内の位置にかかわらず均一な温度分布を有することができ、熱電モジュールの全体領域で均一な熱電性能を得ることができる。
一方、本発明の実施例によると、Y2区域を通過する複数の第1流路部310-3、310-4、310-5は総3個の第1流路部であり得る。この時、複数の第1流路部310-3、310-4、310-5を順次通過する第1流体は第2流体が流れる方向と同一の方向に通過し、第2流体が流れる方向と反対方向に通過した後、再び第2流体が流れる方向と同一の方向に通過するように流れ得る。ここで、Y2区域を通過する複数の第1流路部310-3、310-4、310-5は、複数の貫通ホールS1~S4を連結する仮想の線によって形成された領域内に配置され得る。これによると、流体収容部300の中間領域でも第1流体が均一に流れるようにすることができ、これに伴い、流体収容部300内の温度分布を均一に維持することができ、デッドゾーンの発生を防止できるため、熱電モジュールの全体領域で均一な熱電性能を得ることができる。
一方、本発明の実施例によると、第5面1150から第6面1160まで順次X1区域およびX2区域に任意に設定され得る。ここで、X1区域は流体流入口1132を含む区域であり、X2区域は流体排出口1134を含む区域であり得る。そして、複数の第2流路部320は第1流体がX1区域およびX2区域を交互に通過するように配置され得る。すなわち、複数の第2流路部320は第1流体がY1区域の第1流路部310-1とY3区域の第1流路部310-2の間に配置されてX2区域を通過する第2流路部320-1、Y3区域の第1流路部310-2とY2区域の第1流路部310-3の間に配置されてX1区域を通過する第2流路部320-2、Y2区域の第1流路部310-5とY1区域の第1流路部310-6の間に配置されてX2区域を通過する第2流路部320-3、Y1区域の第1流路部310-6とY3区域の第1流路部310-7の間に配置されてX1区域を通過する第2流路部320-4およびY3区域の第1流路部310-7と流体排出口1134の間に配置されてX2区域を通過する第2流路部320-5を順次通過するように配置され得る。
このように、第1流体が相対的に流体流入口1132と近い区域であるX1区域と相対的に流体排出口1134と近い区域であるX2区域を交互に通過するように複数の第2流路部320が配置される場合、流体収容部300内に全体的に均一な温度分布を有することができ、これに伴い、熱電モジュールの全体領域で均一な熱電性能を得ることができる。
この時、複数の第2流路部320は複数の貫通ホールS1~S4を連結する仮想の線によって形成された領域の外に配置され得る。これによると、流体収容部300の縁領域でも第1流体が均一に流れるようにすることができ、これに伴い、デッドゾーンの発生を防止でき、熱電モジュールの全体領域で均一な熱電性能を得ることができる。
一方、本発明の実施例によると、流体流入口1132および流体排出口1134間の距離D1は、複数の第2流路部320のうち第5面1150に最も近い第2流路部320-4および複数の第2流路部320のうち第6面1160に最も近い第2流路部320-5間の距離D2以上であり得る。これによると、流体管の経路上屈曲した領域を最小化して第1流体の停滞を最小化することができ、流体管の経路を最短距離で具現することができる。
一方、本発明の実施例によると、流体管は複数のベンディング部330を含む。複数のベンディング部330のうち一部330-1、330-2、330-3、330-4、330-7、330-8、330-9、330-10、330-11は複数の第1流路部310のうち一つと複数の第2流路部320のうち一つを連結し、複数のベンディング部330のうち他の一部330-5、330-6は複数の第1流路部310のうち2個を連結することができる。ここで、複数のベンディング部330のうち他の一部330-5、330-6は複数の貫通ホールS1~S4を連結する仮想の線によって形成された領域内に配置され得る。このように、複数の第1流路部310および複数の第2流路部320が複数のベンディング部330を通じて連結される場合、ベンディング部330の壁面に沿った第1流体の流れを誘導するので、流動停滞区間を最小化することができる。
この時、図13~図14に図示された通り、複数のベンディング部330のうち少なくとも一つの直径d3は、複数の第1流路部310のうち少なくとも一つの直径d1複数の第2流路部320のうち少なくとも一つの直径d2それぞれより大きくてもよい。ここで、第1流路部310、第2流路部320およびベンディング部330それぞれの直径d1、d2、d3は、第1流体が流れる経路上内壁面間の距離を意味し得る。これによると、ベンディング部330で第1流体の流動抵抗を最小化することができ、これに伴い、流体収容部300全体的に均一な流速を有することができる。
ここで、第1流路部310および第2流路部320それぞれの直径d1、d2は5mm以上、好ましくは7mm以上、さらに好ましくは9mm以上であり得、ベンディング部330の直径d3は第1流路部310および第2流路部320それぞれの直径d1、d2の1.1倍以上、好ましくは1.2倍以上、さらに好ましくは1.3倍以上であり得る。これによると、流体収容部300が占める面積および流量対比高い冷却効率を得ることができる。
表1は、図11~図13による流路の形状を有する場合の熱電モジュールの温度差をシミュレーションした結果であり、図15(a)は図11の流路の形状、図15(b)は図12の流路の形状および図15(c)は図13の流路の形状で熱分布をシミュレーションした結果である。
Figure 2023531413000003
表1を参照すると、図11に図示された流路の形状に比べて、図12および図12に図示された流路の形状において、流路の面積が減少したにもかかわらず、熱電モジュールの温度差が大きく改善されたことが分かる。特に、図13に図示された通り、図12の流路の形状に比べて流路幅をする場合、図12の流路の長さと同一であるにも関わらず熱交換面積が大きくなり得るため、熱電モジュールの温度差がさらに改善されたことが分かる。
また、図15(a)~図15(c)を参照すると、図12および図13に係る流路の形状は図11に係る流路の形状に比べて均一な温度分布を有することが分かり、これに伴い高い冷却性能が期待され得る。
このように、本発明の実施例によると、流路の長さを最小化して流体の熱損失を減らしながらも、流路幅を大きくして熱交換面積を増加させるので、高温部と低温部間の温度差を改善できることが分かる。
一方、以上では説明の便宜のために一つの発電装置を中心に説明しているが、これに制限されるものではない。一つの流体通過部2200内には複数の発電装置が配置されてもよい。
図16は本発明の他の実施例に係る発電システムを示し、図17は本発明のさらに他の実施例に係る発電システムを示す。
図16~図17を参照すると、発電システムは複数の発電装置を含むことができ、各発電装置は図1~図14を利用して説明した発電装置と同一であってもよい。
図16を参照すると、複数の発電装置1000-1、1000-2は流体通過部2200内で第2流体が流れる方向に沿って配置され得る。
または図17を参照すると、複数の発電装置1000-1、1000-2、1000-3は流体通過部2200内で互いに離隔して並列的に配置されてもよい。
複数の発電装置の配置構造および個数は発電量などにより変わり得る。
発電システムは船舶、自動車、発電所、地熱、などで発生する熱源を通じて発電することができ、熱源を効率的に取りまとめるために複数の発電装置を配列することができる。この時、各発電装置は冷却部内の流路を改善して熱電素子の低温部の冷却性能を改善することができ、これに伴い、発電装置の効率および信頼性を改善できるため、船舶や車両などの運送装置の燃料効率を改善することができる。したがって、海運業、運送業では運送費の削減と環境に優しい産業環境を造成することができ、製鉄所など製造業に適用される場合、材料費などを節減できる。
前記では本発明の好ましい実施例を参照して説明したが、該当技術分野の熟練した当業者は下記の特許請求の範囲に記載された本発明の思想および領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正および変更できることが理解できるであろう。

Claims (10)

  1. 内部に形成された流路管を通じて流体が通過し、第1面、前記第1面に対向する第2面、前記第1面と前記第2面の間の第3面、前記第3面に対向する第4面、前記第1面、前記第2面、前記第3面および前記第4面の間の第5面、そして前記第5面に対向する第6面を含む流体流動部、そして
    前記第1面に配置された第1熱電モジュールを含み、
    前記第3面には互いに離隔するように配置された流体流入口および流体排出口が形成され、前記流路管は前記流体流入口から前記流体排出口まで連結されるように形成され、
    前記流路管は第1方向に沿って配置される複数の第1流路部、前記第1方向に対して垂直な第2方向に沿って配置される複数の第2流路部、および前記複数の第1流路部および前記複数の第2流路部間を連結する複数のベンディング部を含み、
    前記流体流動部は前記第3面から前記第4面まで順次第1区域、第2区域および第3区域に任意に設定され、
    前記複数の第1流路部は前記流体が前記第1区域、前記第3区域、前記第2区域、前記第1区域および前記第3区域を順次通過するように配置される、発電装置。
  2. 前記第1熱電モジュールは前記第1面に配置された第1熱電素子および前記第1熱電素子上に配置された第1ヒートシンクを含み、
    前記流体流動部を通過する流体は第1流体であり、
    前記第5面から前記第6面に向かう方向に前記第1流体と温度が異なる第2流体が前記第1ヒートシンクを通過し、
    前記第1方向は前記第2流体が通過する方向と平行な、請求項1に記載の発電装置。
  3. 前記流体流動部は前記第5面から前記第6面まで順次第4区域および第5区域に任意に設定され、
    前記複数の第2流路部は前記流体が前記第4区域および前記第5区域を交互に通過するように配置される、請求項2に記載の発電装置。
  4. 前記流路管は前記流体流入口に連結され、前記第1区域を通過する第1流路部、前記第5区域を通過する第2流路部、前記第3区域を通過する第1流路部、前記第4区域を通過する第2流路部、前記第2区域を通過する複数の第1流路部、前記第5区域を通過する第2流路部、前記第1区域を通過する第1流路部、前記第4区域を通過する第2流路部、前記第3区域を通過する第1流路部および前記第5区域を通過して前記流体排出口に連結される第2流路部が順次連結される、請求項3に記載の発電装置。
  5. 前記第1区域を通過する二つの第1流路部内の前記第1流体が通過する方向は互いに反対であり、前記第3区域を通過する二つの第1流路部内の前記第1流体が通過する方向は互いに反対である、請求項4に記載の発電装置。
  6. 前記第1区域を通過する二つの第1流路部のうち前記第3面にさらに近く配置される第1流路部と前記第3区域を通過する二つの第1流路部のうち前記第4面にさらに近く配置される第1流路部内の前記第1流体が通過する方向は、前記第2流体が流れる方向と同一である、請求項5に記載の発電装置。
  7. 前記第2区域を通過する複数の第1流路部は3個の第1流路部であり、
    前記3個の第1流路部内の前記第1流体は前記第2流体が流れる方向と同一の方向に通過し、前記第2流体が流れる方向と反対方向に通過した後、再び前記第2流体が流れる方向と同一の方向に通過するように流れる、請求項6に記載の発電装置。
  8. 前記流体流動部には前記第1面を貫通する複数の貫通ホールが形成され、
    前記流体流動部と前記第1熱電モジュールは前記複数の貫通ホールに配置された複数の結合部材を通じて結合され、
    前記第2区域を通過する複数の第1流路部は前記複数の貫通ホールを連結する仮想の線によって形成された領域内に配置される、請求項1に記載の発電装置。
  9. 前記複数の第2流路部は前記複数の貫通ホールを連結する仮想の線によって形成された領域の外に配置され、
    前記複数のベンディング部のうち一部は、前記複数の第1流路部のうち一つと前記複数の第2流路部のうち一つを連結し、前記複数のベンディング部のうち他の一部は、前記複数の貫通ホールを連結する仮想の線によって連結された領域内で前記複数の第1流路部のうち2個を連結する、請求項8に記載の発電装置。
  10. 前記複数のベンディング部のうち少なくとも一つの直径は、前記複数の第1流路部のうち少なくとも一つの直径および前記複数の第2流路部のうち少なくとも一つの直径それぞれより大きい、請求項1に記載の発電装置。
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