JP2023529763A - ろ過デバイス及び関連フィルタ要素 - Google Patents

Abstract

フィルタカートリッジ、フィルタハウジング端部及びフィルタハウジング主要部分を含むフィルタアセンブリであって、前記フィルタハウジング主要部分が、前記フィルタカートリッジを受け入れるように適応され、ねじ締めによってハウジング端部に接続されるように適応され、前記フィルタハウジング主要部分が、第１の縦軸及び主要開口部を含み、前記主要開口部が、第１の端部によって定義され、前記第１の端部が、上方の中断された縁部と、前記上方縁部の下方に配置された第１のねじ込み部分とを含み、前記第１の端部が、１つ又は複数の軸方向に延在する凹部を含む凹部アレンジメントを含み、前記１つ又は複数の軸方向に延在する凹部が、前記第１のねじ込み部分を少なくとも部分的に中断し、前記フィルタカートリッジが、第２の縦軸及び第１の端部キャップを含み、前記第１の端部キャップが、中央部分と、前記中央部分から半径方向外方に延在する１つ又は複数の半径方向延在部を含む半径方向延在部アレンジメントとを含み、前記半径方向延在部アレンジメントが、前記凹部アレンジメントによって受け入れ可能であるように又は受け入れられるように適応される、フィルタアセンブリと、関連カートリッジとが開示される。

Description

関連出願の相互参照
この出願は、ＰＣＴ国際特許出願として２０２１年６月８日に出願され、２０２０年６月９日に出願された米国仮特許出願第６３／０３６５３６号明細書への優先権の利益を主張し、その全開示は、全体が参照により本明細書に組み込まれる。

本開示は、ろ過デバイスに関し、特に、ろ過アセンブリ及び関連フィルタ要素に関する。

例えば、液体フィルタのような流体フィルタは、油圧システム、エンジン潤滑システム及び燃料システムを含む様々な応用において採用されている。これらのタイプのシステムでは、フィルタカートリッジ（フィルタ要素とも呼ばれる）は、定期的に点検修理される。この点検修理は、汚染物質から機器を保護するために重要である。

当技術分野では、ボウル／カートリッジアセンブリが知られている。ボウル／カートリッジアセンブリは、下部装着タイプのものであり得、点検修理の間、フィルタカートリッジはフィルタボウルに挿入され、次いでフィルタボウルは、下方からフィルタヘッドに装着される。また、ボウル／カートリッジアセンブリは上部装着タイプでもあり得、フィルタハウジング主要部分は上向きの主要アクセス開口部を有し、上方からこの主要アクセス開口部を通じてフィルタカートリッジを受け入れる。上部装着タイプのアセンブリでは、フィルタハウジング主要部分に流体／液体フローラインを含めることができ、それにより、ろ過予定の流体をろ過アセンブリに誘導し、フィルタカートリッジのろ過媒体を通過させることによって流体をろ過した後で、ろ過アセンブリから抜き出すことができる。上部装着タイプのアセンブリの上向きの主要開口部は、例えば、フィルタハウジング端部カバーのようなフィルタハウジング端部によって閉じることができる。

下部装着タイプの液体フィルタアセンブリの例では、ハウジングは、フィルタヘッド、フィルタベース又は他の何らかの形態のマニホールドに取り外し可能に装着され、フィルタヘッド、フィルタベース又はマニホールドは、ろ過予定の液体をフィルタシステムに導き、システムからのろ過済みの液体の除去を提供する。そのようなアセンブリは、フィルタアセンブリが典型的には１つ又は複数の液体フローラインに位置決めされることを理由に、「インライン」と呼ばれる場合がある。このタイプのアセンブリは、受け入れハウジング又はボウルを含み、受け入れハウジング又はボウルは、例えば、螺合を通じて、フィルタヘッド、ベース又はマニホールドに装着される。フィルタヘッド及びフィルタ受け入れハウジングは、典型的には、ろ過アセンブリのハウジングを定義する。フィルタカートリッジは、フィルタ受け入れハウジング又はボウル内で位置決めされ、フィルタ受け入れハウジング又はボウルがフィルタヘッドに装着されると、密閉相互作用のためにフィルタヘッドの適切な部分と係合し、ろ過されていない液体をフィルタカートリッジに送り込むため及びろ過済みの液体をフィルタカートリッジから送り出すためのろ過フロー経路を提供する。

点検修理の間、フィルタカートリッジがアセンブリ内で正しく及び密閉して位置決めされることを保証することは重要である。ハウジングが閉まっている間は、ハウジングの一部分によってカートリッジが見えなくなり得るため、カートリッジが使用のために正しく位置決めされることを保証するように、カートリッジとシステムの残りの部分との間の適切な位置合わせ及び相互作用を保証する上で役立つフィーチャを開発することが好ましい。

それに加えて、液体フィルタアレンジメント及びそれらを使用するための大多数の様々なタイプのシステムに対する依然として多くの異なる応用の展開の継続と共に、所定のフィルタアセンブリのハウジング内で位置決めされるいかなるフィルタカートリッジもそのアセンブリに適切なフィルタカートリッジであることを保証することが重要である。

その上、フィルタヘッドからボウルを外す際、フィルタカートリッジがボウルに取り外し可能に取り付けられたままであるように、フィルタカートリッジがボウルに取り外し可能に取り付けられている時が好ましい。これは、異なる目的を果たす。

例えば、その構成により、ボウルを取り外す際、フィルタカートリッジからフィルタアセンブリの周辺に液体が滴り落ちて汚れることがなくなる。カートリッジがボウルに取り外し可能に取り付けられたままである場合、残りの液体は、ボウル内に滴り落ち、システムからボウルが取り外された時点で都合よく処分することができ、それにより、きれいな状態でのシステムの点検修理が可能になる。

また、フィルタアセンブリの点検修理に必要なクリアランス量は、そのプロセスの間にカートリッジがボウル内にとどまることにより、大幅に低減される。車両のモータコンパートメントのように、液体フィルタは狭い空間に設置される場合が多いため、必要なクリアランス量のそのような低減は、設計、製造及び保守の観点から非常に有益である。

米国特許出願公開第２０１７００２８３２２号明細書（Ｄｏｎａｌｄｓｏｎ Ｉｎｃ．）は、上記で言及される問題のいくつかを解決する。しかし、本出願人は、米国特許出願公開第２０１７００２８３２２号明細書の実施形態では、いくつかの望ましい機能が欠けていることをはっきりと理解している。

例えば、適切なフィルタカートリッジをフィルタアセンブリに設置できることを保証することだけが重要とは限らず、それ以上に、フィルタカートリッジなしではフィルタアセンブリを完成できないことを保証することが重要である。

また、システム内の適切なカートリッジタイプの使用、適切なカートリッジの位置決め及び適切な係合を保証するために組み込まれるいかなるフィーチャも、比較的機械的にロバストであり、使用の際の位置合わせに好都合なフィーチャである時も好ましい。

その上、これらのフィーチャは、クライアントのニーズに合わせて構築、組立て及び調整を行えるように、単純且つ安価である時が非常に好ましい。既存の実施形態はフィルタヘッド（システムの機械的にもっとも複雑な部分であり、従って、システムの最も高価な部分である）との相互作用に依拠する場合が多いため、上記は、この時点では当てはまらない。従って、異なるタイプのフィルタカートリッジでの使用に対してフィルタヘッドのいかなる修正も必要としない解決法が非常に望ましい。

上記の例、選好及び利点は主に下部装着タイプのボウル／カートリッジアセンブリに重点を置いているが、当業者であれば、それらの多くは、上部装着タイプのハウジング主要部分／カートリッジアセンブリにも適用可能であることが理解されよう。

産業界において、改善された代替のろ過アセンブリ及び関連ろ過要素の必要性が存在する。

本開示の目的は、請求項１に記載のろ過アセンブリを提供すること、及び、他の独立請求項に記載の関連フィルタ要素を提供することである。

本開示の第１の態様では、フィルタカートリッジ、フィルタハウジング端部及びフィルタハウジング主要部分を含むフィルタアセンブリであって、フィルタハウジング主要部分が、フィルタカートリッジを受け入れるように適応され及びねじ締めによってフィルタハウジング端部に接続されるように適応され、
フィルタハウジング主要部分が、第１の縦軸及び主要開口部を含み、主要開口部が、第１の端部によって定義され、第１の端部が、上方の中断された縁部と、上方縁部の下方に配置された第１のねじ込み部分とを含み、
第１の端部が、１つ又は複数の軸方向に延在する凹部を含む凹部アレンジメントを含み、１つ又は複数の軸方向に延在する凹部が、第１のねじ込み部分を少なくとも部分的に中断し、
フィルタカートリッジが、ろ過媒体を含み、及び、第２の縦軸と、前記ろ過媒体に接続された第１の端部キャップとを含み、第１の端部キャップが、中央部分と、中央部分から半径方向外方に延在する１つ又は複数の半径方向延在部を含む半径方向延在部アレンジメントとを含み、
半径方向延在部アレンジメントが、凹部アレンジメントによって受け入れられる（又は受け入れ可能である）ように適応される、フィルタアセンブリが開示される。

本説明の目的のため、部分Ａと部分Ｂがねじ締めによって接続されることが言及されている場合、それは、相対的な動きを包含し、部分Ａが部分Ｂに又は部分Ｂ内にねじ締めされる状況（部分Ｂは静止している）と、部分Ｂが部分Ａ内に又は部分Ａにねじ締めされる状況（部分Ａは静止している）の両方を包含する。当業者であれば、何が適用されるかは、関係する実施形態次第であることがはっきりと理解されよう。

フィルタハウジング主要部分は、好ましくは、フィルタ要素の最大部分（例えば、フィルタ要素の長さの５０、６０、７０、８０、９０、９５若しくは９９％を超えるか、ましてや１００％でさえもある）を実質的に受け入れるように適応されたフィルタハウジングの部分である。

好ましくは、第１の端部キャップの中央部分は、第２の縦軸に沿って第１の端部キャップの方に向かうろ過媒体の突起物に相当する。好ましくは、中央部分は、ろ過媒体に当接する第１の端部キャップの部分を含む。好ましくは、中央部分は、円形外周部を含む。

好ましくは、半径方向延在部アレンジメントは、中央部分を直接囲む環状部分を含む。環状部分は、好ましくは、半径方向延在部アレンジメントの内部部分を構成する。フィルタカートリッジの特定のアーキテクチャに応じて、環状部分は、例えば、端部キャップの突起する縁部であり得、ろ過媒体を半径方向において制限するため及び／又は第１の端部キャップにろ過媒体を接合するために使用されるポッティング若しくは接着材料を制限するために使用される場合が多い。或いは、例えば、直接接合プロセスが使用される事例（それにより、接着又はポッティングなしでろ過媒体が第１の端部キャップに取り付けられる）では、環状部分は、別々の半径方向延在部フィーチャを示さない端部キャップの部分を含み得る。

好ましい実施形態によれば、ろ過媒体は、プリーツ媒体若しくは発砲媒体、又は、当業者に知られている他の媒体を含む。好ましくは、ろ過媒体は、管状に配置され、好ましくは、円筒形の外部及び／又は内部エンベロープを定義する。好ましくは、ろ過媒体は、第２の縦軸上の垂直な方向における円形断面を含む。

本開示の利点その実施形態は、不適切なフィルタカートリッジを設置することが難しいか又は不可能であることである。

別の利点は、フィルタハウジング主要部分に対して単一の既定の位置に又は限られたセットの２つ以上の既定の位置にフィルタカートリッジを設置できることである。

別の利点は、システムがフィルタなしでは起動しない（ｎｏ ｆｉｌｔｅｒ－ｎｏ ｒｕｎ）タイプのものになるように、フィルタカートリッジなしではフィルタアセンブリの装着がある程度難しくなることである。実際に、上方縁部が凹部アレンジメントによって規則的に又は不規則に中断される場合は、フィルタハウジング主要部分／ボウルへのねじ締めは、より難しくなる。別の見方をすれば、フィルタボウルの第１の端部の凹部アレンジメントに相補的な凸部アレンジメントは、センタリング及びフィルタハウジング端部へのねじ締めの開始が難しくなるように設計され得る。また、フィルタハウジング主要部分の第１のねじ込み部分又はフィルタハウジング端部の対応するねじ山（第２のねじ込み部分）に損傷を与えることなしにそうすることも難しくなり得る。その上、フィルタハウジング端部の第２のねじ込み部分の始点を見つけることも難しくなり得る。

さらなる利点は、例えば、フィルタボウルのようなフィルタハウジング主要部分からフィルタ要素又はカートリッジを取り外すために、半径方向延在部アレンジメント（特に、その外面）を使用できることである。フィルタハウジング主要部分とフィルタハウジング端部が切り離されると、外面は、はっきりと見え、容易に手が届く。半径方向延在部アレンジメントにねじ構造が提供される場合は、ねじ山は、点検修理の際にユーザの指の間から要素が滑り落ちないようにするためのグリップフィーチャを構成する。半径方向延在部アレンジメントの外面がろ過アセンブリ内の流体と全く接触しないか又は非常に限られた範囲でしか接触しないことがアセンブリのユーザによって理解されよう。

さらなる利点は、点検修理の際、フィルタハウジング主要部分からフィルタカートリッジを部分的に持ち上げ、わずかに回転させた後で、フィルタハウジング主要部分の凸部アレンジメントの上方縁部上に載せることができることである。これにより、フィルタハウジング主要部分からフィルタ要素を完全に取り外す前に、排液メカニズムを開けること及び／又はフィルタ要素にその残りの流体の大部分を放出させることができる。

フィルタアセンブリは、好ましくは、気体や液体のような流体をろ過するように適応される。より好ましくは、アセンブリは、燃料、油又は作動液をろ過するように適応される。ある実施形態では、アセンブリは、空気のろ過のために使用することもできる。

フィルタハウジングは、フィルタボウル（フィルタハウジング主要部分）及びフィルタヘッド（フィルタハウジング端部）を含み得、下部装着タイプのものであり得る。フィルタヘッドは、ろ過予定の流体をフィルタシステム／フィルタに導くように、及び、ろ過済みの液体をシステム／フィルタから除去するように構成される。フィルタアセンブリは、好ましくは、１つ又は複数の液体フローラインに位置決めされるように、フィルタアセンブリは、好ましくは、「インライン」タイプのものであり得る。フィルタカートリッジ又は要素は、ボウルがヘッドに装着されると、密閉相互作用のためにフィルタヘッドの適切な部分と係合し、ろ過されていない液体をフィルタカートリッジに送り込むため及びろ過済みの液体をフィルタカートリッジから送り出すためのろ過フロー経路を提供する。

好ましい実施形態によれば、半径方向延在部アレンジメントの少なくとも１つの、多数の又はすべての半径方向延在部は、３、４、５、６、７、８、９、１０ｍｍを超えて、中央部分から半径方向外方に延在する。

好ましい実施形態によれば、半径方向延在部アレンジメントは、３、４、５、６、７、８、９、１０、１５、２０、２５ｍｍを超えて、中央部分から半径方向外方に延在する。

好ましい実施形態によれば、半径方向延在部アレンジメントの環状部分は、約１～５ｍｍ又は約１～１０ｍｍで、中央部分から半径方向外方に延在する。

第１のねじ込み部分は、０とは異なるピッチを有することが理解されよう。例えば、ねじ髄は、０．５ｍｍ～４ｍｍ、より好ましくは、１～３ｍｍであり得る。

ねじ込み部分は、好ましくは、少なくとも２つ以上のねじ山を含む。当業者であれば、本開示の文脈において説明されるねじ部分は、バヨネットタイプの嵌合で使用される場合が多い部分とは異なることが理解されよう。

本開示の目的のため、第１のねじ込み部分は、連続ねじ山を形成する。第１のねじ込み部分は、中断させることができるが、凸部アレンジメントの隣接する凸部に存在する前記第１のねじ込み部分の後続の部分は、単一の連続ねじ山を形成する。

好ましい実施形態によれば、凸部アレンジメント（又は凹部アレンジメント）は、バトルメントタイプの構造を定義する。

好ましい実施形態によれば、凹部アレンジメントの個々の凹部は、等しい又は等しくない高さ（軸方向の長さ）のものであり得る。また、フィルタカートリッジの第１の端部キャップの半径方向延在部は、対応する凹部アレンジメントに従って、異なる軸方向位置で配置することができる。

好ましい実施形態では、フィルタハウジング端部は、少なくとも第１のねじ込み部分によってフィルタハウジング主要部分を受け入れるための第２のねじ込み部分を含む。従って、第２のねじ込み部分は、第１のねじ込み部分と適合するねじ山を有する。例えば、第２のねじ込み部分は、好ましくは、第１のねじ込み部分と同じピッチを有する。

好ましい実施形態では、半径方向延在部アレンジメントは、１つのみの半径方向延在部を含む。

好ましくは、単一の半径方向延在部は、１８０°より大きい、より好ましくは、１９０°、２００°、２１０°、２２０°、２３０°、２４０°、２５０°、２６０°より大きい、より好ましくは、２７０°、２８０°、２９０°、３００°、３１０°、３２０°、３３０°、３４０°、３５０°、３５５°より大きい、且つ、３６０°より小さい、前記第２の縦軸の周りの角度範囲を有する。

そのような実施形態の利点は、適したフィルタカートリッジなしでは、フィルタハウジング主要部分とフィルタハウジング端部との間での相対的なねじ締めプロセスの開始が、不可能とは言えないまでも、非常に難しくなることである。特に、半径方向延在部の角度範囲が２７０°を上回る場合は、その設置は、極めて難しいか又は不可能である。

好ましい実施形態では、半径方向延在部アレンジメントは、少なくとも２つの半径方向延在部を含む。

好ましい実施形態では、少なくとも２つの半径方向延在部は、１８０°未満、１３５°未満又は９０°未満の前記第２の縦軸の周りの角度範囲内に完全に配置される。

ある実施形態では、少なくとも２つの半径方向延在部は、規則的な角度間隔で配置される。

好ましい実施形態では、少なくとも２つの半径方向延在部は、不規則な角度間隔で配置される。

好ましい実施形態では、凹部アレンジメントは、１つの凹部を含む。

好ましい実施形態では、凹部アレンジメントは、少なくとも２つの凹部を含む。

好ましい実施形態では、軸方向凹部の数量は、半径方向延在部の数量に等しい。

好ましい実施形態では、フィルタカートリッジは、フィルタカートリッジがアセンブリの装着状態でフィルタハウジング主要部分によって受け入れられると、半径方向延在部が、それぞれの凹部の高さに等しい軸方向範囲を有するようなものである。

好ましい実施形態では、フィルタカートリッジは、フィルタカートリッジがアセンブリの装着状態でフィルタハウジング主要部分によって受け入れられると、半径方向延在部が、それぞれの凹部の高さよりわずかに（例えば、１０％未満）又は実質的に（１０％を超える）小さい軸方向範囲を有するようなものである。

事例フィルタハウジング端部に十分なクリアランスの余地がある場合、又は、第１のフィルタ端部キャップがわずかに圧縮可能である場合は、半径方向延在部がそれぞれの凹部の高さよりわずかに高い（例えば、最大で１０％まで）軸方向範囲を有することは除外されない。

好ましい実施形態では、半径方向延在部アレンジメントの環状部分は、実質的に円形の周辺部を有し、ハウジング主要部分／ボウルの内部側面に対して限られたクリアランスを有する。このクリアランスは、フィルタヘッドの１つ又は複数のインレットオリフィスからフィルタカートリッジのろ過媒体に流体を通せるようにするために使用することができる。クリアランスは、例えば、１～２５ｍｍ、より好ましくは、１～１５又は１～１０、より好ましくは、２及び５ｍｍであり得る。

好ましい実施形態では、フィルタカートリッジの少なくとも１つの、恐らくは数個の又はすべての半径方向延在部は、流体を通せるようにするための１つ又は複数の貫通開口部をさらに含む。

１つ又は複数の貫通開口部を提供することにより、流体の流入を提供するか又は最適化することができる（例えば、特定の流体／寸法などに対するフィルタアセンブリの制限を低減することができる）。

好ましい実施形態によれば、貫通開口部は、円形、長円形、楕円形又は細長い形状を有する。好ましくは、貫通開口部の総断面は、半径方向延在部アレンジメントによって定義される環状表面積の１０％より大きいか又は２０％より大きく、環状表面積は、端部キャップの中央部分と同心円状の円形外周部との間で定義される表面積であり、半径方向延在部アレンジメントが当接する部分である。

好ましくは、少なくとも１つの、多数の又はすべての半径方向延在部に対し、それぞれの半径方向延在部の貫通開口部の総断面は、それぞれの半径方向延在部によって定義される表面積の２０、３０、４０、５０、６０、７０、８０％より大きいか又は９０％より大きく、その表面積は、端部キャップの中央部分とその外周部との間で定義されるそれぞれの半径方向延在部の表面積である。

好ましい実施形態によれば、貫通開口部の幅又は直径は、２、３、４、５、６又は７ｍｍより大きい。

好ましい実施形態によれば、貫通開口部の長さは、４、５、６、７、８、９、１０、２０ｍｍより大きい。

好ましい実施形態では、半径方向延在部アレンジメントは、円筒面上の第３のねじ込み部分を含み、第３のねじ込み部分は、第１のねじ込み部分と適合し、第１のねじ込み部分を補うように構成される。

下部装着の実施形態の文脈では、点検修理の間、ヘッド／ハウジング端部とフィルタ要素（例えば、そのアウトレット）との間のシールを形成する例えばＯリングシールがもたらす抵抗力に打ち勝って、フィルタ要素はフィルタハウジング主要部分／ボウルと共に引き下ろされるため、きれいな状態での点検修理の利点が提供される。

好ましくは、凹部アレンジメントによって半径方向延在部アレンジメントを受け入れると、第３のねじ込み部分と第１のねじ込み部分は、完全な半径方向の連続ねじ山を形成する（すなわち、第１のねじ込み部分の軸方向範囲の少なくとも一部分にわたって、好ましくは、全体にわたって）。

或いは、第３のねじ込み部分は、角度方向において部分的にのみ（ただし、実質的に）第１のねじ込み部分を補う。例えば、第３のねじ込み部分は、凹部アレンジメントによって定義される角度隙間の少なくとも５０％、少なくとも７５％又は少なくとも９０％を補うか、ましてや１００％でさえも補うように、第１のねじ込み部分を角度的に補う。

好ましい実施形態では、第１のねじ込み部分と第３のねじ込み部分は、適合するねじ山を有する。当業者であれば、適合するねじ山は必ずしも同一のねじ山であるとは限らないことが理解されよう。例えば、第１のねじ込み部分と第３のねじ込み部分のピッチは、同じであり得るが、相対的なねじ山の頂及び谷の位置並びに角度における違いがあり得る。好ましい実施形態によれば、第３のねじ込み部分は、例えば端部キャップのプラスチック材料の撓み又は例えば限られた量の汚れの存在に起因する小さなミスアライメントが許容される程度の限られた量だけ第２のねじ込み部分のねじ山に合わせて調整できるようなねじ山を含む。

いくつかの実施形態の例では、完全なねじ山の始点は、半径方向延在部アレンジメント上に位置する。これにより、適切なフィルタ要素なしではハウジング主要部分をフィルタハウジング端部にねじ締めできないという利点が提供される。いくつかの実施形態によれば、完全なねじ山の始点は、凸部アレンジメントの凸部に対する１つの端に又はその近くに位置決めされる。そのような実施形態では、フィルタカートリッジがフィルタハウジング主要部分に挿入される際、フィルタ要素とフィルタハウジング主要部分は、単一の既定の位置においてのみ互いに対して方向付けられることが好ましい。

いくつかの例では、解体の間に主要部分がカートリッジから切り離されて落下しないことを保証するため、ねじ山の始点は、ハウジング主要部分上に位置する。

好ましい実施形態では、半径方向延在部アレンジメントの円筒面は、変形可能な、好ましくは、ねじ込み可能な、材料を含み、ねじ込み可能な材料は、第２のねじ込み部分が構成される材料より柔らかく、ねじ込み可能な材料は、ねじ込み部分のねじ山の深さより大きな半径方向の厚さを有する。変形可能な材料は、好ましくは、第１及び第２のねじが互いにねじ締めされる際に、第２のねじ構成のねじ山に部分的に又は完全に適応するようなものである。ねじ込み可能な材料は、好ましくは、第１及び第２のねじが互いにねじ締めされる際に、第２のねじとの相互作用によって、永久ねじ山が容易に提供されるようなものである。

また、これにより、点検修理の間、ヘッド／ハウジング端部とフィルタ要素（例えば、そのアウトレット）との間のシールを形成する例えばＯリングシールがもたらす抵抗力に打ち勝って、フィルタ要素はボウル／ハウジング主要部分と共に引き下ろされるため、きれいな状態での点検修理の利点も提供される。

好ましい実施形態では、フィルタハウジング端部は、バネ仕掛けの摺動ピンを含み、摺動ピンは、フィルタカートリッジがない場合に、フィルタハウジング端部にフィルタハウジング主要部分をねじ締めすると、凹部の１つに突き出るように配置され、それにより、フィルタカートリッジがない場合に、フィルタハウジング端部にフィルタハウジング主要部分を完全にねじ締めすることができなくなる。

好ましい実施形態では、フィルタハウジング端部は、板バネを含み、板バネは、フィルタカートリッジがない場合に、フィルタハウジング端部にフィルタハウジング主要部分をねじ締めすると、凹部の１つに突き出るように配置され、それにより、フィルタカートリッジがない場合に、フィルタハウジング端部にフィルタハウジング主要部分を完全にねじ締めすることができなくなる。

本開示の好ましい実施形態では、フィルタハウジング主要部分の雄ねじは、フィルタ端部キャップの半径方向延在部のアレンジメントによって完成し、半径方向延在部アレンジメントの外面は、ねじ山を含むか、又は、フィルタハウジング主要部分及びフィルタカートリッジの組合せがフィルタハウジング端部とねじ締めによって接続される際にねじ山に提供することができるねじ込み可能な若しくは変形可能な材料を含むことが理解されよう。

フィルタカートリッジ及びフィルタハウジング主要部分（例えば、ボウル）の組合せは、例えば、フィルタハウジング端部内にねじ締めすることができる。

本開示の第２の態様では、フィルタハウジング主要部分において使用するため、好ましくは、第１の態様のフィルタアセンブリにおいて使用するための、フィルタカートリッジであって、縦軸を有する、フィルタカートリッジであり、オープンフィルタ内部を囲むろ過媒体であって、第１及び第２の両端部を有するろ過媒体と、ろ過媒体の一方の端部の第１の端部キャップとを含む、フィルタカートリッジであり、第１の端部キャップが、中央部分と、中央部分から半径方向外方に延在する１つ又は複数の半径方向延在部を含む半径方向延在部アレンジメントとを含み、半径方向延在部アレンジメントが、円筒面に半径方向に当接し、半径方向延在部アレンジメントが、円筒面上の第３のねじ込み部分を含む、フィルタカートリッジが開示される。

好ましい実施形態では、第３のねじ込み部分は、ねじ山の始点を含む。

本開示の第３の態様では、フィルタハウジング主要部分において使用するため、好ましくは、第１の態様のフィルタアセンブリにおいて使用するための、フィルタカートリッジであって、フィルタカートリッジは縦軸を有し、以下：オープンフィルタ内部を囲むろ過媒体であって、第１及び第２の両端部を有するろ過媒体と、ろ過媒体の一方の端部の第１の端部キャップとを含み、第１の端部キャップが、中央部分と、中央部分から半径方向外方に延在する１つ又は複数の半径方向延在部を含む半径方向延在部アレンジメントとを含み、半径方向延在部アレンジメントが、円筒面に半径方向に当接し、半径方向延在部アレンジメントの円筒面が、ねじ込み可能な材料を含む、フィルタカートリッジが開示される。

好ましくは、アセンブリのフィルタハウジング端部を参照すると、ねじ込み可能な材料は、第２のねじ込み部分が構成される材料より柔らかく、ねじ込み可能な材料は、第２のねじ込み部分のねじ山の深さより大きな半径方向の厚さを有する。

好ましくは、第２のねじ込み部分が含む材料、例えば、アルミニウム又は技術的に耐久性のあるプラスチック材料若しくは金属。

好ましくは、ねじ込み可能な材料は、ゴム、シリコーン、熱可塑性エラストマ又は軟質プラスチック材料（ＰＥ／ＰＰのような）を含む。

好ましくは、ねじ込み可能な材料は、第１の端部キャップの主要材料とは異なる。

第１の端部キャップの主要材料は、例えば、硬質プラスチック又は金属（例えば、アルミニウム若しくはザマック）であり得る。

下部装着タイプの好ましい実施形態では、本開示の態様のいずれかのフィルタカートリッジは、第１の端部キャップを通じる主開口を含み、主開口は、オープンフィルタ内部と連通し、軸方向突起物においてろ過媒体とは重ならない。

第１の端部キャップの主開口は、中央位置に（例えば、第１の端部キャップの中央部分の中心に）配置することができる。主開口は、アウトレット又はインレットダクトによって定義することができる。アウトレット又はインレットダクトは、その外面又は内面に沿った半径方向又は軸方向に方向付けられたシール（例えば、Ｏリングタイプのもの）を含み得る。アウトレット又はインレットダクトは、ろ過媒体から離れる方向に、第１の端部キャップの主要部分から軸方向に離れるように延在し得る。

好ましい実施形態では、本開示の態様のいずれかのフィルタカートリッジは、単一の又は１つのみの半径方向延在部を有する半径方向延在部アレンジメントを含む。

好ましくは、単一の半径方向延在部は、１８０°より大きい、より好ましくは、１９０°、２００°、２１０°、２２０°、２３０°、２４０°、２５０°、２６０°より大きい、より好ましくは、２７０°、２８０°、２９０°、３００°、３１０°、３２０°、３３０°、３４０°、３５０°、３５５°より大きい、且つ、３６０°より小さい、前記第２の縦軸の周りの角度範囲を有する。

好ましい実施形態では、本開示の態様のいずれかのフィルタカートリッジは、少なくとも２つの半径方向延在部を含む半径方向延在部アレンジメントを含む。これらの少なくとも２つの半径方向延在部は、規則的な又は不規則な角度間隔で配置することができる。

好ましい実施形態では、半径方向延在部アレンジメントは、その自由端の軸方向延在部アレンジメントを含む。軸方向延在部アレンジメントは、少なくとも１つの軸方向延在部を含み、軸方向延在部の少なくともいくつか又はすべては、半径方向延在部の先端部から軸方向に延在する。軸方向延在部アレンジメントの存在は、端部キャップの材料の量を低減する必要がある一方で、第３のねじ込み部分の表面を増加する上で有益であり得る。

本開示の態様のいずれかのフィルタカートリッジの好ましい実施形態では、半径方向延在部アレンジメントは、第１の端部キャップを通じる１つ又は複数の補助開口又は貫通開口部を含み、補助開口は、ろ過媒体が占める範囲の外側にあり、軸方向突起物においてろ過媒体とは重ならない。

本開示の態様のいずれかのフィルタカートリッジの好ましい実施形態では、少なくとも１つの、多数の又はすべての半径方向延在部の少なくとも１つの側面、好ましくは、両側面は、軸方向にテーパ状である。側面は、例えば、軸方向に対して約１～６０度のテーパを含み得る。テーパは、非対称又は対称であり得る。

好ましくは、テーパ状側面は、非対称である。第１の側面又は半径方向延在部では、テーパは、好ましくは、４５°より大きいものであるか、ましてや６０°より大きいものでさえもある。他の第２の側面では、テーパは、好ましくは、０～３０°、０～２０°又は０～１０°であり得る。これにより、本明細書で説明されるように、フィルタヘッドに阻止ピンが提供される実施形態では、阻止ピンは、フィルタ要素がない場合に、阻止ピンが第２の側面と相互作用すると、フィルタヘッドにおけるフィルタボウルの回転を効果的に阻止するという利点が提供される。

テーパ状側面の存在は、ハウジング主要部分とカートリッジとの間の初期の位置合わせを改善することを示した。

本開示の態様のいずれかのフィルタカートリッジの好ましい実施形態では、第１の端部キャップは、対応するフィルタハウジング主要部分の円筒内壁と位置合わせするための３つ以上の軸方向に延在する半径方向位置合わせタブ又は位置合わせフィーチャを含む。位置合わせタブは、第１の端部キャップから外方に突起し、軸方向に沿ったテーパ状の高さ寸法を有する。

位置合わせタブの存在は、フィルタハウジング主要部分／ボウル内で端部キャップ延いてはカートリッジを中心に置く上で役立ち、それにより、既定の流体フローを定義する上でも役立つ。

好ましい実施形態では、半径方向延在部アレンジメントは、２つの別々の部分を含み、それらの部分は、例えば、互いに対して摺動可能に配置することができる。例えば、第１の部分は、環状部分を含み得る。第２の部分は、さらなるリング又は同様の構造を含み得、第１の部分／環状部分に対して少なくとも軸方向に摺動可能に（任意選択により、半径方向にも摺動可能に）、環状部分の周りに配置される。第２の部分は、好ましくは、さらなるリング又は同様の構造から外向きに延在する半径方向延在部アレンジメントのフィーチャを含む。

好ましい実施形態によれば、第２の部分は、フィルタ要素の軸方向に沿って、第１の部分に対して限られた範囲で摺動することができる（例えば、第１の最端の軸方向位置と第２の最端の軸方向位置との間）。限られた範囲は、例えば、１～２０ｍｍ、１～１０ｍｍ又は１～５ｍｍであり得る。

好ましい実施形態では、第１の端部キャップ（例えば、環状部分）は、リング又は同様の構造の軸方向の動きを制限するように適応された制限フィーチャを含む。

本開示の好ましい実施形態では、すべての態様に対し、フィルタハウジング主要部分は、フィルタボウルを含み、フィルタハウジング端部は、フィルタヘッドを含む。そのような実施形態は、下部装着タイプのものである。

本開示の他の好ましい実施形態では、すべての態様に対し、フィルタハウジング主要部分は、流体容器（例えば、適した流体インレット及びアウトレットが提供されるもの）を含む。流体容器は、流体タンクであり得る。フィルタハウジング端部は、フィルタハウジングカバーを含み得る。

そのような実施形態は、上部装着タイプのものである。

別の態様では、インタンクフィルタアセンブリが提供される。アセンブリは、フィルタカートリッジ、カバー及び境界部を含み、カバーは、ねじ締めによってフィルタカートリッジ及び境界部を受け入れるように適応され、カバーは、主要開口部を含み、前記主要開口部は、第１の囲壁に沿った第１のねじ込み部分を含む第１の囲壁によって定義され、境界部は、主要開口部内に収まるようにサイズ指定された第２の囲壁によって定義される境界部開口部を含み、第２の囲壁は、第１のねじ込み部分と係合するように適応された１つ又は複数の境界部ねじ込み半径方向延在部を有し、１つ又は複数の境界部ねじ込み半径方向延在部は、その間の１つ又は複数の凹部によって中断され、フィルタカートリッジは、ろ過媒体と、前記ろ過媒体に接続された第１の端部キャップとを含み、前記第１の端部キャップは、中央部分と、前記中央部分から半径方向外方に延在する１つ又は複数のカートリッジ半径方向延在部とを含み、前記カートリッジ半径方向延在部は、カバーの第１のねじ込み部分と螺合するように適応され、前記カートリッジ半径方向延在部は、その間の１つ又は複数の凹部によって中断され、前記カートリッジは、境界部開口部内で取り外し可能に方向付けられる。

例では、カバーは、スピゴットを含み、第１の端部キャップの中央部分は、スピゴットと係合する。

実施形態の例では、第１の囲壁に沿った第１のねじ込み部分は、半径方向に内向きに向けられる。

実施形態の例では、境界部ねじ込み半径方向延在部及びカートリッジ半径方向延在部は、半径方向に外向きに向けられる。

実施形態の例では、境界部ねじ込み半径方向延在部及びカートリッジ半径方向延在部は、共通の円筒面に半径方向に当接する。

実施形態の例では、カバーは、スピゴットを通じて、及び、カバーと境界部との間の隙間を通じて、空気を流せるようにするための気流通路を含む。

実施形態の例では、カバーは、互いに係合し合う第１のカバーピース及び第２のカバーピースを含む。

多くの例は、第１の端部キャップの反対側のフィルタカートリッジの端部のスプラッシュデフレクタをさらに含む。

１つ又は複数の実施形態の例では、第１のねじ込み部分は、３６０°に延在し、境界部ねじ込み半径方向延在部は、３６０°未満に延在し、カートリッジ半径方向延在部は、３６０°未満に延在する。

いくつかの実装形態では、第１のねじ込み部分は、３６０°に延在し、境界部ねじ込み半径方向延在部は、２７０°未満に延在し、カートリッジ半径方向延在部は、９０°を超えて延在する。

実施形態の例では、第１のねじ込み部分は、３６０°に延在し、境界部ねじ込み半径方向延在部は、４５～１２０°に延在し、カートリッジ半径方向延在部は、１８０～３００°に延在する。

好ましい実施形態では、第１のねじ込み部分は、３６０°に延在し、境界部ねじ込み半径方向延在部は、９０°に延在し、カートリッジ半径方向延在部は、２７０°に延在する。

実施形態の例では、ろ過媒体は、プリーツ媒体を含む。

本開示の上記の態様の１つに対して開示される特徴及び利点は、当業者が認識するように、本明細書により、変更すべきところは変更して、他の態様に対しても暗黙的に開示される。特に、フィルタアセンブリ態様の文脈においてフィルタ要素に対して説明される態様は、フィルタ要素又はカートリッジにも適用可能であるか又は開示されるものと見なされ、その逆も同様である。

本開示は、以下の説明及び添付の図によってさらに解明される。

本開示の第１の実施形態による、フィルタカートリッジ及びフィルタボウルを含む部分的なフィルタアセンブリを示すを示す。 図１のフィルタボウルを示す。 図１のフィルタカートリッジを示す。 本開示の第２の実施形態による、フィルタカートリッジの実施形態を描写する。 図４のフィルタカートリッジをフィルタボウルに挿入した状態を示す。 図５のフィルタボウル及びカートリッジを組み立てた状態を示す。 本開示の実施形態による、フィルタアセンブリの斜視断面を示す。 本開示の実施形態による、フィルタカートリッジがない場合のフィルタアセンブリの摺動ピン阻止メカニズムの断面パースを表示する。 フィルタカートリッジの存在下でのフィルタアセンブリの摺動ピン阻止メカニズムの断面である。 ねじのねじ山パラメータの最先端技術の定義を示すねじのねじ山の概略図である。 本開示の実施形態による、凹部アレンジメントの様々な実施形態を概略的に示す。 本開示の実施形態による、凹部アレンジメント（その一部）と延在部アレンジメント（その一部）との間の相互作用の様々な実施形態を概略的に示す。 本開示の実施形態による、フィルタアセンブリの板バネ阻止メカニズムの断面パースを表示する。 フィルタハウジング主要部分の凹部アレンジメントの適切な角度の定義を概略的に示す。 本開示の実施形態による、上部装着タイプのアセンブリの断面を示す。 フィルタハウジング主要部分及びフィルタカートリッジの好ましい実施形態を示す。 可動半径方向延在部アレンジメントを有するフィルタカートリッジの実施形態を概略的に示す。 その半径方向延在部アレンジメントの半径方向外面上の変形可能な部分を含むフィルタカートリッジの斜視図を示す。 その半径方向延在部アレンジメントの半径方向外面上の変形可能な部分を有するフィルタカートリッジを含むフィルタアセンブリの斜視図を示す。 本開示の好ましい実施形態による、フィルタカートリッジ及びフィルタボウルを含む部分的なフィルタアセンブリの斜視図を表示する。 図８及び９の摺動ピン阻止メカニズムの斜視断面図を示す。 フィルタカートリッジがない場合に、フィルタヘッドにフィルタボウルを組み立てるステップを示す。 図２２の一部分の拡大図である。 フィルタカートリッジがない場合に、フィルタヘッドにフィルタボウルを組み立てる別のステップを示す。 図２４の一部分の拡大図である。 フィルタカートリッジがない場合に、フィルタヘッドにフィルタボウルを組み立てる別のステップを示す。 図２６の一部分の拡大図である。 ２つの凹部アレンジメントを有するフィルタボウルの実施形態の斜視図である。 図２８のフィルタボウル内で方向付けられた２つの半径方向延在部を有するフィルタカートリッジの斜視図である。 フィルタヘッドの底面図である。 フィルタボウルの実施形態の斜視図である。 図３１のフィルタボウルの上面図である。 この開示の原理に従って構築されたシステムの別の実施形態の概略断面図である。

好ましい実施形態の詳細な説明
本開示は、特定の実施形態に関して、ある図面を参照して説明されるが、本開示は、それらに限定されず、特許請求の範囲によってのみ制限される。説明される図面は、単に、概略的且つ非限定的なものである。図面では、例示の目的のために、一部の要素のサイズは、誇張されて、原寸に比例しない場合がある。寸法及び相対寸法は、必ずしも本開示の実践に対する実際の縮小に対応するとは限らない。

その上、説明及び特許請求の範囲における、第１の、第２の及び第３のという用語並びに同様のものは、同様の要素を区別するために使用され、必ずしも発生順又は時系列を説明するためのものであるとは限らない。

様々な実施形態は、「好ましい」と呼ばれるものであるが、本開示の範囲を制限するものとしてというよりむしろ、本開示を実装することができる例として解釈されたい。

図１は、本開示によるフィルタアセンブリの実施形態の概略図を提供する。図１では、フィルタボウル３００及びフィルタカートリッジ４００を含む部分的なアセンブリのみが示されている。

フィルタボウル
図２は、図１のフィルタボウル３００のより綿密な図を提供する。この実施形態では、フィルタボウル３００は、縦方向エンクロージャを含む。フィルタボウル３００は、縦軸３０１及び主要開口部３０２を含む。この開口部３０２は、第１の端部３０３によって定義される。好ましくは、フィルタボウルは、金属製、より好ましくは、アルミニウム製、又は、適切なプラスチック材料製である。好ましくは、開口部３０２は、円形である。好ましくは、開口部３０２は、縦軸３０１に垂直な平面に位置し、この軸３０１は、開口部３０２の中心を通過する。好ましくは、縦軸３０１は、フィルタボウル３００の回転対称軸である。

第１の端部３０３は、上方縁部３０４と、上方縁部３０４の下方の端部３０３の半径方向外面に配置された第１のねじ込み部分３０５とを含む。第１の端部３０３は、好ましくは、その外面に沿って、第１のねじ込み部分３０５の下方に配置されたラジアルシール（例えば、Ｏリングタイプのもの）を含む。また、第１の端部３０３は、バトルメントタイプの凹部アレンジメント３０６も含み、凹部アレンジメント３０６は、１つ又は複数の軸方向に延在する凹部３０７を含む。これらの凹部３０７は、少なくとも部分的に又は完全に、第１のねじ込み部分３０５を中断する。縦軸３０１は、好ましくは、凹部アレンジメント３０６の回転対称軸であるが、必ずしもそうである必要はない。

第１のねじ込み部分３０５は、第１の端部３０３の半径方向外面に配置され、雄型である。第１のねじ込み部分３０５は、０とは異なるねじピッチ及び０とは異なるねじれ角を有し、ねじピッチは、同じねじの２本のつる巻線間の軸方向距離を示し、ねじれ角は、ねじ込み部分の軸に対するねじつる巻線の角度を示す（ねじの定義については、図１０に概略的に示されている）。好ましくは、そのピッチは、０．５～４ｍｍである。より好ましくは、そのピッチは、１～３ｍｍである。好ましくは、第１のねじ込み部分３０５は、一条ねじを含む。好ましくは、第１のねじ込み部分３０５は、この一条ねじの２本以上のつる巻線を含む。このねじ山は、第１のねじ込み部分３０５にわたって連続している。第１のねじ込み部分３０５が凹部アレンジメント３０６によって中断される所では、第１のねじ込み部分３０５の中断されていないセクション３０８におけるねじ山セクションは、第１の端部３０３に巻き付いた連続ねじ山の一部である。従って、第１のねじ込み部分３０５は、ねじタイプの嵌合で使用されるタイプのものであり、バヨネット嵌合で使用されるタイプのものではない。

図１１は、フィルタボウル３００の第１の端部３０３に存在する凹部アレンジメント３０６の様々な実施形態を概略的に示す。例示を簡単にするため、この表現では、凹部アレンジメント３０６は、直線上に投影している。

好ましくは、凹部３０７の底部３０９は、主要開口部３０２の平面に平行な且つ縦軸３０１に垂直な平面に位置し、その結果、凹部深さ３１０（凹部底部３０９と上方縁部３０４との間の距離）は、単一の凹部３０７において一定である。

第１の実施形態では、図１１（ａ）に示されるように、この凹部アレンジメント３０６は、２つ以上の凹部３０７を含む。凹部アレンジメント３０６のあらゆる凹部３０７は、同じ凹部深さ３１０を有する。その上、凹部アレンジメント３０６の凹部３０７はすべて、規則的な凹部角度間隔３１１で配置され、凹部角度間隔３１１は、２つの隣接する凹部３０７の半径方向中心線間の角度として定義される。凹部アレンジメント３０６のあらゆる凹部３０７の上部開き角３１３は、同一である。凹部アレンジメント３０６のあらゆる凹部３０７の底部開き角３１４は、同一である。半径方向延在部アレンジメントがその外面に第３のねじを含む場合は、追加のマーキング又は位置合わせフィーチャなしでは、どのように要素を正しく位置決めするかはユーザに不明確なままであるため、この実施形態は好ましくないことに留意されたい。

好ましくは、凹部アレンジメント３０６の少なくとも１つの凹部３０７の少なくとも１つの側面３１２は、軸方向にテーパ状であり、その結果、少なくとも１つの凹部３０７の上部開き角３１３は、少なくとも１つの凹部３０７の底部開き角３１４より大きい。図１１（ｂ）は、凹部アレンジメント３０６の第２の実施形態を表示し、凹部３０７の上部開き角３１３は、それらの底部開き角３１４より大きい。好ましくは、第１のテーパ角度３１５は、５～４５°、より好ましくは、１０～３０°である。好ましい実施形態では、凹部アレンジメント３０６のあらゆる凹部３０７の両側面３１２は、テーパ状である。しかし、単一の凹部３０７に対するテーパは、第１のテーパ角度３１５が第２のテーパ角度３１７に等しく、対称であるか、又は、第１のテーパ角度と第２のテーパ角度が異なり、非対称である。例えば、いくつかの実施形態（図２６～２８及び３１）では、第２のテーパ角度３１７は、４５～８５°（例えば、約７０°）である。それらの実施形態（図２６～２８及び３１）では、第１のテーパ角度３１５は、８０～１００°（例えば、約９０°）であり得る。

また、図１１（ｂ）に示されるように、テーパプロファイルは、凹部アレンジメント３０６のあらゆる凹部３０７に対して同一であり得るか、又は、テーパプロファイルは、凹部アレンジメント３０６の１つ若しくは複数の凹部３０７に対して異なり得る。凹部アレンジメントの斜視図は、図１４に概略的に示されている。凹部３０７の第１の側面では、テーパ３１５は、好ましくは、４５°より大きいものであるか、ましてや６０°より大きいものでさえもある。他の第２の側面では、テーパ３１７は、好ましくは、０～３０°、０～２０°又は０～１０°であり得る。

図１１に戻ると、いくつかの実施形態では、図１１（ｃ）に示されるように、この凹部アレンジメント３０６は、１つの凹部３０７を含む。

いくつかの実施形態では、図１１（ｄ）に示されるように、凹部アレンジメント３０６の凹部３０７のいくつか又はすべては、不規則な凹部角度間隔３１１で配置することができる。

いくつかの実施形態では、図１１（ｅ）に示されるように、凹部深さ３１０は、同じ凹部アレンジメント３０６の異なる凹部３０７間で変化し得る。

いくつかの実施形態では、図１１（ｆ）に示されるように、上部開き角３１３は、凹部アレンジメント３０６の１つ又は複数の凹部３０７に対して異なり得る。

上記で言及される凹部深さ、凹部角度間隔、凹部テーパ及び凹部上部開き角の変形形態の各々は、異なる用途、異なる市場又は異なる製品に対してフィルタボウル／ハウジング主要部分３００を区別して、特定のろ過システムに対して正しいフィルタ要素（特に、正しいろ過媒体）が使用されていることを確かめるために、そのままで又は任意の組合せで使用することができる。

フィルタカートリッジ
図３は、図１で導入されたようなフィルタカートリッジ４００のより綿密な図を提供する。この実施形態では、フィルタカートリッジ４００は、第２の縦軸４０９及びろ過媒体４０７を含む。ろ過媒体４０７は、第１及び第２の両端部を有し、オープンフィルタ内部４０８を囲む。好ましくは、第１及び第２の両端部の平面は、互いに平行であり、第２の縦軸４０９に垂直である。好ましくは、オープンフィルタ内部４０８（ろ過媒体４０７とその第１及び第２の両端面によって区切られる）は、円筒形であり、対称軸として第２の縦軸４０９を有する。好ましくは、ろ過媒体４０７は、流体（例えば、気体、又は、より好ましくは、液体）のろ過に適している。

ろ過媒体４０７の第１の端部では、フィルタカートリッジ４００は、第１の端部キャップ４０１を含み、第１の端部キャップ４０１は、主開口４１０を有する中央部分４０２を含む。好ましくは、第１の端部キャップ４０１は、プラスチック製である。或いは、第１の端部キャップ４０１は、金属（例えば、アルミニウムのような）製であり得る。フィルタカートリッジは、ろ過媒体の第２の端部に配置された第２の端部キャップをさらに含む。第１及び第２の端部キャップは、例えば、ポッティング、接着又は直接接合によって、ろ過媒体の第１及び第２の端部に結合することができる。第１の端部キャップ４０１の主開口４１０は、中央部分４０２の中心に位置し得る。主開口４１０は、フィルタ内部４０８との流体連通を提供する。主開口４１０は、アウトレット（又は、ろ過システムの構成に応じて、インレット）ダクト４１４によって定義することができる。アウトレットダクト４１４は、その外面又は内面に沿ったラジアルシール４１５（例えば、Ｏリングタイプのもの）を含み得る。アウトレットダクト４１４は、ろ過媒体４０７から離れる方向に、第１の端部キャップ４０１の中央部分４０２から軸方向に離れるように延在し得る。好ましくは、主開口４１０は、軸方向突起物においてろ過媒体４０７とは重ならない。好ましくは、第１の端部キャップ４０１の中央部分４０２は、第２の縦軸４０９に沿って第１の端部キャップ４０１の方に向かうろ過媒体４０７の軸方向突起物に相当する。好ましくは、中央部分４０２は、ろ過媒体４０７に当接する第１の端部キャップ４０１の部分を含む。好ましくは、中央部分４０２は、円形外周部を含み、対称軸として第２の縦軸４０９を有する。

第１の端部キャップ４０１は、中央部分４０２から半径方向外方に延在する１つ又は複数の半径方向延在部４０４を含む半径方向延在部アレンジメント４０３を含む。半径方向延在部アレンジメント４０３は、好ましくは、第１の端部キャップ４０１と同じ平面に位置する。好ましくは、この平面は、第２の縦軸４０９に垂直である。好ましくは、半径方向延在部４０４の半径方向外面４０６は、回転軸として第２の縦軸４０９を有する円筒の半径方向表面の一部である。好ましくは、半径方向延在部アレンジメント４０３のすべての半径方向延在部４０４は、同じ半径を有し、その結果、半径方向延在部４０４の半径方向外面４０６はすべて、回転軸として第２の縦軸４０９を有する同じ円筒の半径方向表面の一部である。

好ましくは、半径方向延在部アレンジメント４０３は、中央部分４０２を直接囲む環状部分４２６を含む。環状部分４２６は、好ましくは、半径方向延在部アレンジメント４０３の内部部分を構成する。フィルタカートリッジ４００の特定のアーキテクチャに応じて、環状部分４２６は、例えば、端部キャップ４０１の突起する縁部であり得、ろ過媒体４０７を半径方向において制限するため及び／又は第１の端部キャップ４０１にろ過媒体４０７を接合するために使用されるポッティング若しくは接着材料を制限するために使用される場合が多い。或いは、例えば、直接接合プロセスが使用される事例（それにより、接着又はポッティングなしでろ過媒体４０７が第１の端部キャップ４０１に取り付けられる）では、環状部分４２６は、別々の半径方向延在部フィーチャを示さない端部キャップ４０１の部分を含み得る。

図３に示される実施形態では、半径方向延在部アレンジメント４０３は、規則的な延在部角度間隔４１６で配置された３つの半径方向延在部４０４を含み、延在部角度間隔４１６は、２つの隣接する半径方向延在部４０４の半径方向中心線間の開き角として定義される。また、延在部開き角４１７は、すべての延在部に対して同一である。従って、示される半径方向延在部アレンジメントは、第２の縦軸４０９の周りの３つの部分から成る回転対称を表す。しかし、正しい位置決めを可能にするために追加のマーキング又は位置合わせフィーチャが必要であり得るため、この構成は、本開示において必須というわけではない。他の実施形態では、半径方向延在部アレンジメント４０３は、１つのみの半径方向延在部４０４を含むことも、任意の数の２つ以上の半径方向延在部４０４を含むことも可能である。他の実施形態では、半径方向延在部アレンジメント４０３の半径方向延在部４０４は、不規則な延在部角度間隔４１６で配置することができる。他の実施形態では、延在部開き角４１７は、半径方向延在部アレンジメント４０３の半径方向延在部４０４のいくつか又はすべてに対して異なり得る。

上記で言及される半径方向延在部の数、延在部角度間隔及び延在部開き角の変形形態の各々は、異なる用途、異なる市場又は異なる製品に対してフィルタカートリッジ４００を区別して、特定のろ過システムに対して正しいフィルタ要素（特に、正しいろ過媒体）が使用されていることを確かめるために、そのままで又は任意の組合せで使用することができる。

図３の実施形態では、半径方向延在部アレンジメント４０３の半径方向延在部４０４は、軸方向において、延在部４０４が端部キャップ４０１に接続される半径方向表面に沿って、第１の端部キャップ４０１と同じ厚さを有する。しかし、延在部４０４は、図４及び図５に示されるように、この半径方向表面に沿って、端部キャップ４０１より薄いものであっても、端部キャップ４０１より厚いものであってもよい。図３、図４及び図５に表示される実施形態はすべて、１つの延在部アレンジメント４０３内で同一の又はほぼ同一の厚さの延在部４０４を示しているが、延在部４０４の１つ又は複数は、同じ延在部アレンジメント４０３内で厚さが異なるものであってもよい。

図３に示される実施形態では、半径方向延在部アレンジメント４０３は、その自由端の軸方向延在部アレンジメント４１８を含む。この軸方向延在部アレンジメントは、少なくとも１つの軸方向延在部４１９を含む。軸方向延在部４１９の少なくともいくつか又はすべては、半径方向延在部４０４の自由端から軸方向に延在する。この延在部は、図３に示されるように、ろ過媒体に向かう方向又はろ過媒体から離れる方向に存在し得る。また、図４及び図５の実施形態で示されるように、半径方向延在部アレンジメントがなくともよい。

好ましい実施形態では、半径方向延在部アレンジメント４０３の少なくとも１つの延在部４０４の少なくとも１つの側面は、軸方向において角度αのテーパ状になっており、その結果、少なくとも１つの延在部の上部開き角は、少なくとも１つの延在部の底部開き角より大きい。好ましくは、テーパ角度は、５～４５°、より好ましくは、１０～３０°である。好ましい実施形態では、半径方向延在部アレンジメント４０３のあらゆる延在部４０４の両側面は、テーパ状である（角度α及び角度β（図５））。しかし、単一の延在部４０４に対するテーパは、両側面に同じテーパ角度でテーパが付けられ、対称であるか、又は、両側面に異なる角度でテーパが付けられ、非対称である。また、テーパプロファイルは、半径方向延在部アレンジメント４０３のあらゆる延在部４０４に対して同一であり得るか、又は、テーパプロファイルは、延在部アレンジメント４０３の１つ又は複数の延在部４０４に対して異なり得る。

上記で言及される延在部の厚さ、軸方向延在部及び延在部テーパの変形形態の各々は、異なる用途、異なる市場又は異なる製品に対してフィルタカートリッジ４００を区別するために、そのままで又は任意の組合せで、及び、半径方向延在部の数、延在部角度間隔又は延在部開き角の変形形態との任意の組合せで使用することができる。

図３及び図４の実施形態は、第１の端部キャップ４０１を通じる軸方向開口部４１１の存在を示す。これらの開口部は、軸方向において第１の端部キャップ４０１を完全に貫通するように延在し、第１の端部キャップ４０１の上方のボリュームから第１の端部キャップ４０１の下方のボリュームに流体を通せるようにする。これらの開口部４１１は、軸方向突起物においてろ過媒体４０７とは重ならない。好ましくは、これらの開口部４１１は、半径方向延在部アレンジメント４０３の半径方向延在部４０４に位置し得る。それらの開口部４１１は、最適な断面及び対応するフロースルーと利用可能な半径方向延在部の範囲とのバランスを取るために、細長い形状を有し得る。好ましくは、これらの開口部４１１は、意図される圧力降下の下で、意図される／既定のフローレートで、フィルタカートリッジ４００によるろ過が意図される流体を通せるように、十分に大きく、第１の端部キャップ４０１にわたって適切に分散したものである。

図４の実施形態は、半径方向延在部アレンジメント４０３の下側の位置合わせタブ４１３の存在を表し、位置合わせタブ４１３は、ろ過媒体４０７の第２の端部の方に軸方向に延在する。少なくとも３つの位置合わせタブ４１３が存在する。いくつかの実施形態では、より多くの位置合わせタブ４１３が存在し得る。少なくとも３つの位置合わせタブ４１３は、半径方向延在部アレンジメント４０３の外径より小さい直径を有する円上に位置する。少なくとも３つの位置合わせタブ４１３は、ろ過媒体４０７の最大外径より大きい直径を有する円上に位置する。好ましくは、位置合わせタブ４１３が位置する円は、回転軸として第２の縦軸４０９を有する。好ましくは、位置合わせタブは、５～４０ｍｍの長さ、より好ましくは、１０～２０ｍｍの長さである。好ましくは、位置合わせタブは、規則的な角度間隔で配置される。位置合わせタブは、最初に、ボウル／ハウジング主要部分内でフィルタカートリッジを中心に置く上で役立つ。

図３の実施形態は、半径方向延在部アレンジメント４０３の半径方向外面４０６上の雄型の第３のねじ込み部分４０５を含む。第３のねじ込み部分４０５は、０とは異なるピッチ及びねじれ角を有する。好ましくは、そのピッチは、０．５～４ｍｍである。より好ましくは、そのピッチは、１～３ｍｍである。好ましくは、第３のねじ込み部分４０５は、一条ねじを含む。好ましくは、第３のねじ込み部分４０５は、この一条ねじの２本以上のつる巻線を含む。このねじ山は、半径方向延在部アレンジメント４０３にわたって連続している。半径方向延在部アレンジメント４０３が複数の別々の半径方向延在部４０４を含む所では、半径方向延在部４０４の第３のねじ込み部分４０５のねじ山は、半径方向延在部アレンジメント４０３全体に巻き付いた連続ねじ山の一部である。従って、第３のねじ込み部分４０５は、ねじタイプの嵌合で使用されるタイプのものであり、バヨネット嵌合で使用されるタイプのものではない。しかし、半径方向延在部アレンジメント４０３の第３のねじ込み部分４０５の存在は、本開示に強要されるものではない。

本開示によるフィルタカートリッジ４００のいくつかの実施形態では、半径方向延在部アレンジメント４０３の一部は、中央部分４０２に対して又は第１の端部キャップ４０１の環状部分４２６に対して軸方向に上下に動かすことができる。図１７ａは、そのような実施形態の斜視図を示し、図１７ｂは、断面を示す。例えば、軸方向の上下の動きは、端部キャップの環状部分４２６上において半径方向延在部アレンジメント４０３のリング構造４２７を摺動することによって達成することができる。好ましくは、軸方向の動きは、限られた距離にわたって可能である。より好ましくは、軸方向の動きは、１～２０ｍｍの範囲に限定される。好ましくは、軸方向の動きにより、環状部分４２６から半径方向延在部アレンジメント４０３のリング構造４２７が係脱されることはない。軸方向の動きの範囲を制限するため及び環状部分４２６からのリング構造４２７の係脱を防ぐため、端部キャップ４０１又は環状部分４２６には、上方及び下方のアバットメント面４２５を備えることができる。

いくつかの実施形態では、カートリッジ４００とハウジング主要部分３００との間の小さなミスアライメントを補償するため、及び、カートリッジ４００のねじ構成の損傷を回避するため（例えば、鋭い縁を回避するため）、フィルタカートリッジ４００の各ねじ山始点に対する前縁が存在する。

いくつかの実施形態では、１つ又は複数の半径方向延在部４０４は、合計で少なくとも２０°の且つ３４０°未満の縦軸４０９の周りの角度範囲（すなわち、円周の長さ）を有する。すなわち、単一の半径方向延在部４０４のみが存在し得、その場合、少なくとも２０°の且つ３４０°未満の角度範囲を有することになる。或いは、２つの半径方向延在部４０４が存在し得、その場合、両方合わせて、合計で少なくとも２０°の且つ３４０°未満の角度範囲（例えば、１つが１５°、１つが５°など）を有することになる。或いは、３つの半径方向延在部４０４が存在し得、その場合、両方合わせて、合計で少なくとも２０°の且つ３４０°未満の角度範囲（例えば、１つが１０°、２つが５°など）を有することになる。いくつかの例では、１つ又は複数の半径方向延在部４０４は、合計で少なくとも６０°、少なくとも１２０°、少なくとも１８０°及び少なくとも２７０°の縦軸４０９の周りの角度範囲を含む。いくつかの例では、１つ又は複数の半径方向延在部４０４は、合計で３００°未満の縦軸４０９の周りの角度範囲を含む。

フィルタアセンブリ：ハウジング主要部分とカートリッジとの相互作用
図１は、本開示によるフィルタアセンブリの実施形態の概略図を提供する。図１では、フィルタボウル／ハウジング主要部分３００及びフィルタカートリッジ４００を含むが、フィルタヘッド／ハウジング端部２００が欠如した、部分的なアセンブリのみが示されている。アセンブリで示されるフィルタボウル３００は、図２の文脈において説明されるボウルと同一であり、アセンブリで示されるフィルタカートリッジ４００は、図３の文脈において説明されるカートリッジと同一である。従って、ボウル３００又はカートリッジ４００の個々のフィーチャについての詳細は、読者は、この文書の適切な箇所を参照されたい。

本開示によれば、フィルタカートリッジ４００の半径方向延在部アレンジメント４０３は、フィルタボウル３００の凹部アレンジメント３０６によって受け入れられるように適応される。好ましくは、第１の縦軸３０１と第２の縦軸４０９は、フィルタカートリッジ４００の半径方向延在部アレンジメント４０３がフィルタボウル３００の凹部アレンジメント３０６によって受け入れられると一致する。

図１の実施形態では、半径方向延在部４０４の数は、凹部３０７の数に等しい。これは、必ずしも本開示の他の実施形態に当てはまるとは限らない。その上、延在部角度間隔４１６は、凹部角度間隔３１１に等しく、延在部４０４は、半径方向（角度方向）と軸方向の両方において完全に凹部３０７を埋める。これは、必ずしも本開示の実施形態のすべてに当てはまるとは限らない。図１２は、１つの凹部３０７が１つ又は複数の半径方向延在部４０４を受け入れることができる代替の方法を示す。

図１２（ａ）では、その先端部における延在部４０４の厚さ（任意選択により、凹部の軸方向延在部４１９を含む）は、延在部４０４が受け入れられる凹部３０７の凹部深さ３１０に等しい。延在部上部開き角４１７は、凹部上部開き角３１３より小さく、その結果、凹部３０７によって延在部４０４を軸方向に受け入れることができる。好ましくは、両方の開き角間の関係は、延在部４０４が凹部３０７の角度範囲の少なくとも５０％を埋めるようなものである。より好ましくは、両方の開き角間の関係は、製造の許容差内で、延在部４０４が凹部３０７の角度範囲を可能な限り埋め尽くすようなものである。

図１２（ｂ）では、その先端部における延在部４０４の厚さ（任意選択により、凹部の軸方向延在部４１９を含む）は、延在部４０４が受け入れられる凹部３０７の凹部深さ３１０に等しい。延在部上部開き角４１７及び延在部角度間隔４１６は、凹部上部開き角３１３より十分小さく、その結果、単一の凹部３０７によって複数の延在部４０４を軸方向に受け入れることができる。好ましくは、角度間の関係は、延在部４０４が凹部３０７の角度範囲の少なくとも５０％を埋めるようなものである。より好ましくは、角度間の関係は、製造の許容差内で、凹部３０７によって受け入れられている延在部４０４の最外部の両方の延在部が凹部３０７の側面３１２の可能な限り近くに位置するようなものである。

図１２（ｃ）では、その先端部における延在部４０４の厚さ（任意選択により、凹部の軸方向延在部４１９を含む）は、延在部４０４が受け入れられる凹部３０７の凹部深さ３１０より小さい。好ましくは、延在部の厚さは、凹部深さより１０％以上小さくはならない。図１２（ｄ）では、その先端部における延在部４０４又は凹部の軸方向延在部４１９の厚さは、延在部４０４が受け入れられる凹部３０７の凹部深さ３１０より大きい。好ましくは、延在部の厚さは、凹部深さより１０％以上大きくはならない。

状況（ａ）～（ｄ）について個別に説明してきたが、それらは、組み合わせることもできる。例えば、単一の凹部３０７は、複数の延在部４０４を受け入れることができ、それらはすべて、凹部深さより小さな厚さを有する。

単一のアセンブリは、上記で説明される相互作用の任意の組合せを含み得る。例えば、ある凹部３０７が単一の延在部４０４を受け入れる一方で、別の凹部３０７が複数の延在部４０４を受け入れることが可能である。その上、同じアセンブリ内で、凹部深さ３１０は、凹部アレンジメント３０６の凹部３０７間で変化し得、厚さは、半径方向延在部アレンジメント４０３の半径方向延在部４０４間で変化し得る。上記で言及されるボウル／ハウジング主要部分とカートリッジとの相互作用の変形形態は、異なる用途、異なる市場又は異なる製品に対してフィルタアセンブリを区別するために使用することができる。

図１の実施形態では、第１及び第２のテーパ角度３１５及び３１７は、凹部アレンジメントのあらゆる凹部３０７に対してゼロに等しい。同様に、半径方向延在部アレンジメント４０３のあらゆる延在部４０４のテーパ角度は、ゼロに等しい。対照的に、図５及び図６の実施形態では、すべての凹部及び延在部のテーパ角度は、等しく、ゼロとは異なる。テーパ角度がゼロではない事例では、凹部３０７のテーパ角度３１５が、凹部３０７によって受け入れられる延在部４０４のテーパ角度以下であることが好ましく、これは、凹部アレンジメント３０６のすべての凹部３０７及び延在部アレンジメント４０３のすべての対応する延在部４０４に当てはまる。より好ましくは、凹部のテーパ角度３１５は、凹部によって受け入れられる延在部４０４のテーパ角度に等しく、これは、凹部アレンジメント３０６のすべての凹部３０７及び延在部アレンジメント４０３のすべての対応する延在部４０４に当てはまる。好ましくは、凹部３０７と延在部４０４の両方の両側面はテーパ状であるが、延在部４０４又は凹部３０７ごとのテーパは非対称であり得る。好ましくは、凹部アレンジメント３０６のあらゆる凹部３０７及び延在部アレンジメント４０３のあらゆる延在部４０４は、テーパ状である。凹部アレンジメント３０６の１つ又は複数のテーパ状凹部３０７の存在により、凹部アレンジメント３０６による延在部アレンジメント４０３の受け入れが容易になることや、凹部アレンジメント３０６内での延在部アレンジメント４０３のより簡単な半径方向位置合わせが可能になることは、本開示の実施形態の利点である。

図１、図５及び図６の実施形態では、フィルタカートリッジ４００の第１の端部キャップ４０１の中央部分４０２の直径は、フィルタボウル３００の上方縁部３０４の内径より小さい。この直径の相違により、延在部アレンジメント４０３によってカバーされていない角度間隔にわたって、第１の端部キャップ４０１の環状部分４２６と上方縁部３０４との間に、軸方向に空いた隙間が生み出される。軸方向隙間は、第１の端部キャップ４０１の上方のボリュームから第１の端部キャップ４０１の下方のフィルタボウル３００内のボリュームに流体を通せるようにする。半径方向延在部アレンジメント４０３は、軸方向開口部４１１を含む。好ましくは、これらの開口部４１１は、軸方向突起物において上方縁部３０４とは重ならない。好ましくは、これらの開口部４１１は、延在部アレンジメント４０３の上面の１０、２０、３０、４０又は５０％超をカバーする。開口部４１１の存在を理由に、第１の端部キャップ４０１の上方のボリュームから第１の端部キャップ４０１の下方のフィルタボウル３００内のボリュームへの流体フローレートがいかなる構成の延在部アレンジメント４０３の存在によっても妨げられないことは、本開示の利点である。

図５は、位置合わせタブ４１３の役割を示す。提示される実施形態では、３つ以上の位置合わせタブ４１３は、上方縁部３０４の内径より小さい直径を有する円上に位置する。好ましくは、位置合わせタブ４１３は、延在部アレンジメント４０３が凹部アレンジメント３０６によって受け入れられると、それらの位置合わせタブ４１３がすべてフィルタボウル３００の第１の端部３０３の内側と接触するように寸法指定される。好ましくは、位置合わせタブ４１３は、延在部アレンジメント４０３が凹部アレンジメント３０６によって受け入れられると、第１の縦軸３０１が第２の縦軸４０９と位置合わせされるように位置決めされる。位置合わせタブ４１３により、自動軸方向位置合わせや、例えば、フィルタボウル３００内でのフィルタカートリッジ４００のセンタリングが可能なことは、本開示の利点である。

図１、図５及び図６の実施形態では、フィルタカートリッジ４００は、半径方向延在部アレンジメント４０３の半径方向外面４０６上の雄型の第３のねじ込み部分４０５を含む。この第３のねじ込み部分４０５は、フィルタボウル３００の第１の端部３０３の第１のねじ込み部分３０５に相補的であるように構成される。この相補性は、以下の通り説明することができる。半径方向延在部アレンジメント４０３が凹部アレンジメント３０６によって受け入れられると、第３のねじ込み部分４０５上のねじ山は、第１のねじ込み部分上のねじ山と共に、第１の端部３０３全体の周りに巻き付く連続ねじ山を形成する。凹部アレンジメント３０６によって半径方向延在部アレンジメント４０３が受け入れられると、第１のねじ込み部分３０５と第２のねじ込み部分４０５は共に、ねじタイプの嵌合で使用されるタイプの完全なねじ込み部分を形成する。他の実施形態では、延在部アレンジメント４０３の延在部４０４は、延在部アレンジメント４０３が凹部アレンジメント３０６によって受け入れられると、必ずしも凹部アレンジメント３０６のすべての凹部３０７の角度範囲全体を埋めるとは限らない。また、これらの実施形態では、第３のねじ込み部分４０５は、第３のねじ込み部分４０５上のねじ山が、第１のねじ込み部分上のねじ山と共に、第１の端部３０３全体の周りに巻き付く連続ねじ山の一部を形成するように、フィルタボウル３００の第１の端部３０３の第１のねじ込み部分３０５に相補的であるように構成される。それにもかかわらず、本開示に対し、延在部アレンジメント４０３が凹部アレンジメント３０６によって受け入れられると、延在部アレンジメント４０３の延在部４０４は、製造の許容差内で、凹部アレンジメント３０６のすべての凹部３０７の角度範囲を可能な限り埋め尽くす時が好ましい。

図１、図５及び図６の実施形態では、第１のねじ込み部分３０５と第３のねじ込み部分４０５は、同じねじピッチ及びねじれ角を有する。その上、第１のねじ込み部分３０５と第３のねじ込み部分４０５は、それらのリードが等しくなるように、同じ量のねじ山を含む。それらのねじ山の角度、マイナー径及びメジャー径は、異なり得る。しかし、第１のねじ込み部分と第３のねじ込み部分の両方のいずれのメジャー径も、常に、第１のねじ込み部分と第３のねじ込み部分の両方のいずれのマイナー径より大きい。好ましくは、第１のねじ込み部分と第３のねじ込み部分のねじ山の角度、マイナー径及びメジャー径は、製造の許容差内で、ほぼ等しい。

本開示によるいくつかの実施形態では、フィルタカートリッジ４００の半径方向延在部アレンジメント４０３は、その半径方向外面４０６上の第３のねじ込み部分４０５を含まない。これらの実施形態では、半径方向外面４０６の直径は、第１のねじ込み部分３０５のメジャー径に等しいか又はわずかに大きい時が好ましい。

図２０は、本開示の好ましい実施形態による、フィルタハウジング主要部分３００及びフィルタカートリッジ４００を含む部分的なフィルタアセンブリを表示する。この好ましい実施形態では、半径方向延在部アレンジメント４０３は、単一の半径方向延在部４０４を含む。この単一の半径方向延在部４０４は、２７０°より大きく且つ３６０°より小さい第２の縦軸４０９の周りの角度範囲をカバーする。凹部アレンジメント３０６は、単一の凹部３０７を含む。この単一の凹部３０７は、延在部４０４が凹部３０７によって受け入れられるように、半径方向延在部４０４の角度範囲より大きいか又は等しい第１の縦軸３０１の周りの角度範囲をカバーする。好ましくは、単一の延在部４０４と単一の凹部３０７の角度範囲は、それらが等しくなるように適応される。

この好ましい実施形態では、第１のテーパ角度３１５は、第２のテーパ角度３１７とは異なる。好ましくは、第１のテーパ角度３１５は、１０°より小さい。好ましくは、第２のテーパ角度３１７は、４５°より大きいか又は６０°より大きい。テーパ角度は、半径方向延在部４０４のものであり、延在部４０４と凹部３０７の対応するテーパ角度が相補的であるように適応される。

この好ましい実施形態では、単一の半径方向延在部４０４の高さは、凹部３０７の深さ３１０に等しい。その上、第３のねじ込み部分４０５は、第１のねじ込み部分３０５を補い、ねじ山の始点を含む。他の実施形態では、ねじ山の始点３０５’（図３０、３１）は、フィルタボウル３００の第１のねじ込み部分３０５上にある。

それらのそれぞれの角度範囲、テーパ角度、高さ／深さ及びねじ込み部分間の相補性の結果、フィルタカートリッジ４００がフィルタハウジング主要部分３００によって受け入れられると、単一の半径方向延在部４０４と第１の端部３０３の中断されていないセクション３０８は共に、ねじ山及び上方縁部３０４を含む第１の端部３０３を完成する。

フィルタアセンブリ：フィルタハウジング端部との相互作用
図７の実施形態は、本開示による、フィルタヘッド／ハウジング端部２００、フィルタボウル３００及びフィルタカートリッジ４００を含むフィルタアセンブリを表示する。このアセンブリでは、フィルタカートリッジ４００は、フィルタボウル３００によって、凹部アレンジメント３０６による半径方向延在部アレンジメント４０３の受け入れを通じて受け入れられる。この受け入れについては、図１、図５及び図６の文脈において説明されている。従って、フィルタボウル３００によるフィルタカートリッジ４００の受け入れについての詳細は、読者は、この文書の適切な箇所を参照されたい。アセンブリで示されるフィルタボウル３００は、図５及び図６の文脈において説明されるボウルと同一であり、アセンブリで示されるフィルタカートリッジ４００は、図４、図５及び図６の文脈において説明されるカートリッジと同一である。従って、ボウル３００又はカートリッジ４００の個々のフィーチャについての詳細は、読者は、この文書の適切な箇所を参照されたい。

フィルタヘッド２００は、雌型の第２のねじ込み部分２０２を含む第２の端部２０１を含む。好ましくは、フィルタヘッド２００は、金属（例えば、アルミニウムのような）製である。第２の端部２０１は、フィルタボウル３００の第１の端部３０３を受け入れるように適応される。これは、ねじタイプの接続を通じて、第２の端部２０１の適合する第２のねじ込み部分２０２によって、第１の端部の第１のねじ込み部分３０５を受け入れることによって達成される。この目的のため、第２のねじ込み部分２０２は、フィルタボウルの第１の端部３０３の第１のねじ込み部分３０５と同じねじピッチ及びねじれ角を有する。その上、第１のねじ込み部分３０５と第２のねじ込み部分２０２は、それらのリードが等しくなるように、同じ量のねじ山を含む。第１のねじ込み部分と第２のねじ込み部分のねじ山の角度、マイナー径及びメジャー径は、異なり得る。しかし、第２のねじ込み部分２０２のマイナー径は、好ましくは、第１のねじ込み部分３０５のマイナー径より大きい。また、第２のねじ込み部分２０２のメジャー径は、好ましくは、第１のねじ込み部分３０５のメジャー径より大きい。好ましくは、第１のねじ込み部分と第２のねじ込み部分のねじ山の角度は等しい。

フィルタヘッド２００は、アウトレット（又は、システムの構成に応じて、インレット）ダクト２０７を含む。フィルタヘッド２００によってフィルタボウル３００及びフィルタカートリッジ４００が受け入れられると、アウトレットダクト２０７は、フィルタカートリッジの第１の端部キャップ４０１の主開口４１０に軸方向に挿入される。アウトレットダクト２０７の外径は、フィルタヘッド２００によってフィルタボウル３００及びフィルタカートリッジ４００が受け入れられると、アウトレットダクトがシール４１５を半径方向に圧縮するように適応される。実施形態では、第１の端部キャップ４０１は、軸方向に延在するアウトレットダクト４１４を含み得、アウトレットダクト４１４の半径方向外面上にはラジアルシールが配置される。この事例では、フィルタヘッド２００によってフィルタボウル３００及びフィルタカートリッジ４００が受け入れられると、アウトレットダクト４１４は、アウトレットダクト２０７に軸方向に挿入される。この事例では、アウトレットダクト２０７の内径は、インレットダクトがシール４１５を半径方向に圧縮するように適応される。

フィルタヘッド２００は、アバットメント面２０４を含む。フィルタヘッド２００によってフィルタボウル３００が受け入れられると、アバットメント面２０４は、軸方向突起物においてフィルタボウル３００の第１の端部３０３の上方縁部３０４と重なる。アバットメント面２０４が上方縁部３０４と接触すると、フィルタボウル３００は、フィルタヘッド２００によって最大限に受け入れられる。この状況では、第２の端部は、ラジアルシール３１６の下方まで軸方向に延在する。第２の端部２０２の内径は、端部２０２がこの位置においてシール３１６を半径方向に圧縮するように適応される。

フィルタヘッド２００によってフィルタボウル３００とフィルタカートリッジ４００の両方が受け入れられ、アバットメント面２０４が上方縁部３０４及び半径方向延在部アレンジメント４０３と接触すると、フィルタボウル３００及びフィルタカートリッジ４００は、フィルタヘッド２００によって最大限に受け入れられる。フィルタボウル３００によってフィルタカートリッジ４００が受け入れられると、半径方向延在部アレンジメント４０３が上方縁部３０４の上方に軸方向に突起する実施形態では、フィルタボウル３００及びフィルタカートリッジ４００がフィルタヘッド２００によって最大限に受け入れられると、半径方向延在部アレンジメント４０３は、軸方向に圧縮される。

フィルタヘッド２００がフィルタボウル３００及びフィルタカートリッジ４００を最大限に受け入れると、フィルタアセンブリにおいて、２つの別々の内部ボリュームが生み出される。第１のボリュームは、フィルタヘッドインレット２０５、フィルタヘッド２００と第１の端部キャップ４０１の上部との間の空間、及び、フィルタボウル３００の内径とろ過媒体４０７の外径との間のフローアニュラス２０８によって決定される。第２のボリュームは、オープンフィルタ内部４０８、アウトレットダクト２０７及びフィルタヘッドアウトレット２０６によって決定される。両方のボリュームは、ろ過媒体４０７によって分離され、その結果、ろ過媒体４０７を通じて流すことによって、一方のボリュームから他方のボリュームにのみ流体を通せるようになる。フィルタヘッドインレット２０５が流体供給源に接続されると、流体は、フィルタヘッド２００と第１の端部キャップ４０１の上部との間の空間に流入する。その後、流体は、第１の端部３０３の内径と環状部分４２６との間のオープンスペースを通じて又はフロー開口部４１１を通じてフローアニュラス２０８に流入する。ろ過媒体４０７を通過した後、流体は、主開口４１０を流れ、最後に、フィルタヘッドアウトレット２０６を流れる。インレットとアウトレットの役割や、流体のフロー方向は、逆にすることができる。

図５に示される実施形態では、半径方向延在部アレンジメント４０３は、その半径方向外面４０６上の第３のねじ込み部分４０５を含む。上記で説明されるように、この第３のねじ込み部分４０５は、第１のねじ込み部分３０５に相補的であるように構成される。また、この第３のねじ込み部分４０５は、第２のねじ込み部分２０２と適合するようにも構成される。この目的のため、半径方向延在部アレンジメント４０３の第３のねじ込み部分４０５は、フィルタヘッド２００の第２の端部２０２の第２のねじ込み部分２０２と同じねじピッチ及びねじれ角を有する。その上、第３のねじ込み部分４０５と第２のねじ込み部分２０２は、それらのリードが等しくなるように、同じ量のねじ山を含む。第３のねじ込み部分と第２のねじ込み部分のねじ山の角度、マイナー径及びメジャー径は、異なり得る。しかし、第２のねじ込み部分２０２のマイナー径は、常に、第３のねじ込み部分４０５のマイナー径より大きい。また、第２のねじ込み部分２０２のメジャー径は、常に、第３のねじ込み部分４０５のメジャー径より大きい。好ましくは、第３のねじ込み部分と第２のねじ込み部分のねじ山の角度は等しい。本開示の実施形態によるフィルタアセンブリが完成次第、第１の端部３０３の第１のねじ込み部分３０５及び半径方向延在部アレンジメント４０３の第２のねじ込み部分４０５は、ねじタイプの接続を通じて、第２の端部２０１の適合する第２のねじ込み部分２０２によって受け入れられる。

正しいフィルタカートリッジ４００（その半径方向延在部アレンジメント４０３は、フィルタボウル３００の凹部アレンジメント３０６によって受け入れることができ、その第３のねじ込み部分４０５は、フィルタボウル３００の第１のねじ込み部分３０５に相補的であると同時に、フィルタヘッドの第２のねじ込み部分２０２と適合する）がない場合に、フィルタアセンブリの完成が難しくなることは、本開示による実施形態の利点である。

間違ったタイプのフィルタカートリッジが存在する事例では、ねじタイプのアセンブリは、過度の力を加えることなく完成することは不可能である。これは、間違ったタイプのフィルタカートリッジの使用の予防策としての役割を果たす。

正しいタイプではあるが、フィルタカートリッジの位置合わせ又は挿入不良を伴うフィルタカートリッジが存在する事例では、ねじタイプのアセンブリは、過度の力を加えることなく完成することは不可能である。これは、フィルタカートリッジが不適切に方向付けられているか又は挿入されている状態でのフィルタアセンブリの使用の予防策としての役割を果たす。

フィルタカートリッジがない事例では、ねじタイプのアセンブリは、ボウル・カートリッジアセンブリの不完全なねじ込み部分の存在により、完成することが難しくなる。この影響は、第３のねじ込み部分４０５上に雄のねじ山の始点を位置付けることによって強化することができる。この事例では、ねじタイプのアセンブリは、ねじ込み動作を正しく開始できるようにするために、ハウジング主要部分をハウジング端部と水平方向及び軸方向に完璧に位置合わせすることなく完成することは不可能である。これは、フィルタカートリッジが挿入されていない状態でのフィルタアセンブリの完成の予防策としての役割を果たす。

半径方向延在部アレンジメント４０３と凹部アレンジメント３０６との間の相互作用と、第２のねじ込み部分２０２と第３のねじ込み部分３０５との間の相互作用の両方により、フィルタボウル３００が外されると、フィルタカートリッジ４００がフィルタヘッド２００から自動的に取り外されることは、本開示による実施形態の利点である。その上、半径方向延在部アレンジメントと凹部アレンジメント３０６との間の相互作用により、カートリッジ４００は、ボウル３００に取り外し可能に取り付けられたままである。

カートリッジ４００がボウル３００に取り外し可能に取り付けられたままである場合は、排液後にフィルタアセンブリ内に残っている液体は、ボウルに滴り落ち、システムからボウルが取り外された時点で都合よく処分することができ、それにより、きれいな状態でのシステムの点検修理が可能になる。

カートリッジ４００がボウル３００に取り外し可能に取り付けられたままである場合は、フィルタアセンブリの点検修理に対して、ねじタイプのアセンブリの軸方向移動距離を越える余分な軸方向クリアランスは不要である。これは、カートリッジがボウルに取り外し可能に取り付けられたままではないフィルタアセンブリとは対照的であり、この場合、これらのアセンブリは、ねじタイプのアセンブリの軸方向移動距離にフィルタカートリッジの軸方向長さを加えたものに等しい軸方向クリアランスを必要とする。車両のモータコンパートメントのように、液体フィルタは狭い空間に設置される場合が多いため、必要なクリアランス量のそのような低減は、設計、製造及び保守の観点から非常に有益である。

本開示によるいくつかの実施形態では、半径方向延在部アレンジメント４０３は、その半径方向外面４０６上の第３のねじ込み部分４０５を含まない。これらの実施形態では、半径方向延在部アレンジメント４０３は、半径方向外面４０６を構成するねじ込み可能な材料部分を含む。そのような実施形態の例は、図１８に示されている。好ましくは、ねじ込み可能な材料部分は、外面４０６全体をカバーする。ねじ込み可能な材料部分が構成される材料は、好ましくは、第２のねじ込み部分２０２の材料より柔らかい。好ましくは、ねじ込み可能な材料部分が構成される材料は、軟質プラスチックである。好ましくは、ねじ込み可能な材料部分の半径方向内径は、第２のねじ込み部分２０２のマイナー径より小さい。好ましくは、ねじ込み可能な材料部分の半径方向外径は、第２のねじ込み部分２０２のマイナー径より大きい。好ましくは、ねじ込み可能な材料部分の半径方向外径は、第２のねじ込み部分２０２のメジャー径より小さい。

フィルタボウル３００によるフィルタカートリッジ４００の受け入れは、ねじ込み可能な材料部分の存在によって修正されることはない。フィルタヘッド２００によってフィルタカートリッジ４００及びフィルタボウル３００が受け入れられることによってフィルタアセンブリが完成次第、第２のねじ込み部分２０２は、ねじ込み可能な材料部分から雄型の適合するねじ込み部分を削り出す。このカービングプロセスは、図１９に示されており、フィルタヘッド２００は、フィルタカートリッジ４００及びフィルタボウル３００に部分的にねじ締めされている。好ましくは、ねじ込み可能な材料部分が構成される材料は、アセンブリを手で簡単に完成できるように、十分に柔らかい。

当業者であれば、ねじ込み可能な材料部分を含む実施形態は、第３のねじ込み部分４０５を含む実施形態と同様の利点を保持することが理解されよう。

図８及び図９の実施形態では、フィルタヘッド２００は、フィルタヘッド２００から離れるように軸方向に下向きに突起するバネ仕掛けの摺動ピン２０３を含む。摺動ピン２０３は、軸方向突起物においてフィルタボウル３００の上方縁部３０４と重なるように位置決めされる。適切なフィルタカートリッジ４００がない場合にフィルタアセンブリの完成を試みれば、摺動ピン２０３は、図８に示されるように、凹部アレンジメント３０６の最初に遭遇する凹部３０７内まで伸び、それにより、ねじタイプのアセンブリのさらなる完成が阻止される。適切なフィルタカートリッジ４００の存在下では、摺動ピンは、図９に示されるように、上方縁部３０４又は半径方向延在部アレンジメント４０３の上部のところで止まり、それにより、ねじタイプのアセンブリのさらなる完成が妨げられることはなくなる。好ましくは、摺動ピン２０３の軸方向底面は、製造許容範囲内に収まる凹部アレンジメント３０６と半径方向延在部アレンジメント４０３との間の隙間に嵌まり込まないように十分に広い。従って、摺動ピンメカニズムは、適切なフィルタカートリッジ４００なしではフィルタアセンブリを完成できないことを保証するための追加の予防策としての役割を果たす。

図２１は、バネ仕掛けの摺動ピン２０３の別の図を示す。図２１では、ピン２０３の断面を見ることができる。ピン２０３は、終端部２３４からピンヘッド２３６（バネ２３８と係合するもの）を抜ける長さにわたって延在するオープンチャネル２３３を有し、チャネル２３３は、フィルタヘッド２００とフィルタボウル３００を接続する際にエアロックを防ぐ上で役立つ。

摺動ピンメカニズムを含む実施形態では、凹部アレンジメント３０６の凹部３０７はすべて、好ましくは、非対称的にテーパ状である。凹部３０７の各々の時計回りの方の側面は、好ましくは、無視できるほどの第１のテーパ角度３１５、好ましくは、１０°より小さい第１のテーパ角度３１５を有し、その結果、ねじタイプの接続を締める際に、摺動ピン２０３が時計回りの方の側面に乗り上げることはできない。この方法では、フィルタカートリッジ４００がない場合のフィルタアセンブリのさらなる完成が保証される。凹部３０７の各々の反時計回りの方の側面は、好ましくは、実質的な第２のテーパ角度３１７、好ましくは、４５°より大きい第２のテーパ角度３１７を有し、その結果、ねじタイプの接続を緩める際に、摺動ピン２０３は反時計回りの方の側面に乗り上げることができる。この方法では、フィルタカートリッジ４００がない場合に嵌まり込んだ際にフィルタアセンブリを再び緩めることができる。

図１３は、適切なフィルタカートリッジがない場合に、フィルタヘッド２００から離れるように軸方向に下向きに突起する板バネ２０９の存在によって、阻止機能が保証される阻止メカニズムの代替の実施形態を表示する。板バネ２０９は、軸方向突起物においてフィルタボウル３００の上方縁部３０４と重なるように位置決めされる。適切なフィルタカートリッジ４００がない場合にフィルタアセンブリの完成を試みれば、板バネ２０９は、凹部アレンジメント３０６の最初に遭遇する凹部３０７内まで伸び、それにより、ねじタイプのアセンブリのさらなる完成が阻止される。適切なフィルタカートリッジ４００の存在下では、摺動ピンは、上方縁部３０４上又は半径方向延在部アレンジメント４０３の上部のところで止まり、それにより、ねじタイプのアセンブリのさらなる完成が妨げられることはなくなる。好ましくは、板バネ２０９の軸方向底面は、製造許容範囲内に収まる凹部アレンジメント３０６と半径方向延在部アレンジメント４０３との間の隙間に嵌まり込まないように十分に広い。従って、板バネメカニズムは、適切なフィルタカートリッジ４００なしではフィルタアセンブリを完成できないことを保証するための追加の予防策としての役割を果たす。

板バネメカニズムの正しい機能が凹部アレンジメント３０６のすべての凹部３０７の非対称テーパに依存しないことは、摺動ピン実施形態に勝る板バネ実施形態の利点である。締める方向においては、板バネ２０９は、その軸方向底面より大きいあらゆる凹部に嵌まり込み、緩める方向においては、板バネ２０９は、決して嵌まり込むことはない。

２７０°より大きい角度範囲を有する単一の凹部３０７の存在下では、バネ仕掛けの摺動ピン２０３又は板バネ２０９のような追加の予防メカニズムがない場合でさえ、フィルタカートリッジなしでフィルタのアセンブリを組み立てることがほぼ不可能であることは、図２０による好ましい実施形態の利点である。

図２２～２７は、フィルタカートリッジ４００がフィルタボウル３００の中に設置されることなく、フィルタボウル３００がフィルタヘッド２００に装着された際に何が起こるかを示す。図２２及び２３では、ピン２０３の端部２３４は、フィルタボウル３００の上方縁部３０４に当接係合している。図２４及び２５では、ピン２０３の端部２３４は、凹部アレンジメント３０６の凹部３０７内に突起しており、凹部３０７の側面３１２によってピン２０３の動きが阻止されるため、ボウル３００のさらなる回転が妨げられている。図２６及び２７では、ボウル３００は、フィルタヘッド２００から取り外されており、ピン２０３は、側面３１２に乗り上がる。側面３１２は、約７０°の角度である。

図２８、２９、３１及び３２によれば、凹部アレンジメント３０６は、２つ以下の凹部３０７を含む。２つのねじ込み部分３０５は、凹部３０７と交互に配置されている。図２９では、カートリッジ４００の２つの半径方向延在部４０３が２つの凹部３０７で見られる。

上部装着タイプのフィルタアセンブリ
図１５の実施形態は、本開示による、フィルタハウジング端部２００、フィルタハウジング主要部分３００及びフィルタカートリッジ４００を含む上部装着タイプのフィルタアセンブリを表示する。このアセンブリでは、フィルタカートリッジ４００は、凹部アレンジメント３０６による半径方向延在部アレンジメント４０３の受け入れを通じて、フィルタハウジング主要部分３００によって受け入れられる。この受け入れについては、図１、図５及び図６の文脈において説明されている。従って、フィルタハウジング主要部分３００によるフィルタカートリッジ４００の受け入れについての詳細は、読者は、この文書の適切な箇所を参照されたい。

アセンブリで示されるフィルタハウジング主要部分３００の実施形態は、上部装着タイプのアセンブリで使用することが意図され、従って、図７の文脈において説明される下部装着タイプのアセンブリで使用することが意図されるフィルタハウジング主要部分３００の実施形態とは異なる。両方のフィルタハウジング主要部分の実施形態の主な違いは、上部装着用途を意図する実施形態の事例では、フィルタハウジング主要部分３００がインレット（又は、システムの構成に応じて、アウトレット）ダクト３１８及びアウトレット（又は、システムの構成に応じて、インレット）ダクト３１９を含むことである。

図１５のフィルタハウジング主要部分３００の実施形態は、アウトレットダクト３１９に同心状に位置するエアベント３２０を示す。そのようなエアベントは、上部装着タイプの実施形態に特有のものでも、強要されるものでもなく、下部装着タイプの実施形態にも存在し得る。

アセンブリで示されるフィルタカートリッジ４００の実施形態は、上部装着タイプのアセンブリで使用することが意図され、従って、図３、図４、図５、図６及び図７の文脈において説明される下部装着タイプのアセンブリで使用することが意図されるフィルタカートリッジ４００の実施形態とは異なる。両方のフィルタカートリッジの実施形態の主な違いは、上部装着用途を意図する実施形態の事例では、フィルタカートリッジ４００が、その第１の端部キャップ４０１ではなく、その第２の端部キャップ４２０にアウトレット（又は、システムの構成に応じて、インレット）ダクト４１４を含むことである。

図１５のフィルタカートリッジ４００の実施形態は、ろ過媒体４０７を機械的に支持するためにオープンフィルタ内部４０８に挿入されたろ過媒体支持構造４２１を示す。そのような支持構造は、上部装着タイプの実施形態に特有のものでも、強要されるものでもなく、下部装着タイプの実施形態にも存在し得る。

また、図１５のフィルタカートリッジ４００の実施形態は、中央エアダクト４２２も示し、中央エアダクト４２２は、オープンフィルタ内部４０８から囲まれ、フィルタカートリッジ４００の第１及び第２の端部キャップを通じて延在する。中央エアダクト４２２は、両端にエアダクト開口部４２３を含む。この場合もやはり、そのようなエアダクトは、上部装着タイプの実施形態に特有のものでも、強要されるものでもなく、下部装着タイプの実施形態にも存在し得る。

図１５の実施形態では、フィルタカートリッジ４００は、凹部アレンジメント３０６による半径方向延在部アレンジメント４０３の受け入れを通じてのみならず、ハウジング主要部分アウトレットダクト３１９の内向きに突出する縁部３２１へのフィルタカートリッジアウトレットダクト４１４の挿入も加えて、フィルタハウジング主要部分３００によって受け入れられる。内向きに突出する縁部３２１は、流体が縁部３２１と第２の端部キャップ４２０との間の開口部を通じてオープンフィルタ内部４０８に又はオープンフィルタ内部４０８から流れないようにするために、下部端部キャップシール４２４を半径方向に圧縮する。同時に、中央エアダクト４２２がエアベント縁部３２１に挿入され、それにより、エアベントＯリングシール３２２が半径方向に圧縮される。

フィルタアセンブリの実施形態は、フィルタハウジング端部２００をフィルタハウジング主要部分３００及びフィルタカートリッジ４００にねじ締めすることによって完成される。このアセンブリの完成については、図７の文脈において説明されており、さらなる詳細については、読者は、この論考を参照されたい。

アセンブリで示されるフィルタハウジング端部２００の実施形態は、上部装着タイプのアセンブリで使用することが意図され、従って、図７の文脈において説明される下部装着タイプのアセンブリで使用することが意図されるフィルタハウジング端部２００の実施形態とは異なる。両方のフィルタハウジング端部の実施形態の主な違いは、上部装着用途を意図する実施形態の事例では、フィルタハウジング端部２００が流体フローを確立するためのインレットもアウトレットも含まないことである。

本開示による上部装着アセンブリの実施形態は、フィルタアセンブリのきれいな状態での点検修理に関しては、重要な利点を提示する。フィルタハウジング端部２００を取り外した後、フィルタカートリッジ４００は、部分的に持ち上げて、その縦軸の周りで回転させることができ、半径方向延在部アレンジメント４０３は、上方縁部３０４上に載せ、第１の端部３０３の中断されていない部分で支持することができる。この位置では、フィルタカートリッジ４００は、下部端部キャップシールが外された状態で、依然として、その大部分がフィルタハウジング主要部分３００に挿入されたままである。その結果、オープンフィルタ内部４０８及びフローアニュラス２０８に残っている流体は、フィルタカートリッジがアセンブリから取り外される前に、アウトレットダクト３１９を通じて排液することができる。それに加えて、フィルタハウジング端部２００を取り外した後、この端部は、上下逆さまに反転させることができ、フィルタカートリッジ４００は、フィルタハウジング主要部分３００から取り外した後で、その第２の端部キャップを上下逆さまに方向付けた端部上に置くことができる。これらのメカニズムは両方とも、フィルタアセンブリの点検修理時の流体の零れ落ちの大幅な低減に貢献する。

図１６は、上部装着のアセンブリで使用するためのフィルタハウジング主要部分３００及びフィルタカートリッジの好ましい実施形態を示す。好ましくは、凹部アレンジメント３０６は、回転対称を示さず、その結果、適したフィルタカートリッジ４００は、ある位置でしか設置することができない。好ましくは、凹部アレンジメント３０６の凹部３０７は、１８０°より大きい、より好ましくは、２７０°より大きい、第１の端部３０３の角度範囲をカバーする。好ましくは、凹部アレンジメント３０６は、単一の凹部３０７を含み、この凹部は、１８０°より大きい、より好ましくは、２７０°より大きい、第１の端部３０３の角度範囲をカバーする。好ましくは、半径方向延在部アレンジメント４０３は、単一の半径方向延在部４０４を含み、この半径方向延在部は、凹部３０７を補う。単一の凹部３０７が大きな角度範囲をカバーする上での利点は、適したフィルタカートリッジ４００なしでは、フィルタハウジング端部２００をフィルタハウジング主要部分３００にねじ締めすることによってフィルタアセンブリを完成することが非常に難しくなることである。その上、単一の大きな延在部４０４は、点検修理のためにフィルタカートリッジ４００を持ち上げるために掴むことができる。延在部アレンジメント４０３の半径方向外面４０６は流体フロー経路の外側にあるため、この表面はきれいであり、点検修理を実行する人物は、その手をきれいな状態に保つことができる。選好及びそれらの関連する利益について上部装着アセンブリの文脈において説明してきたが、それらは、下部装着アセンブリにも等しく有効である。

図３３は、上記で説明される原理及び概念を含むシステムの別の実施形態を示す。図３３では、インタンクフィルタアセンブリは、５００で一般に示されている。インタンクフィルタアセンブリは、ヘビーデューティ用途で使用される場合が多い。含まれるそのような用途は、冷却回路、流体調整システム、潤滑油システム、プロセスシステム、戻り配管及びサイドループシステムを含む。ブリーザフィルタは、タンクのオイルレベルの変動と関係して、周辺環境からシステムへの汚染物質及び水の進入を防ぐために使用される。図３３のシステム５００では、フィルタカートリッジ５０２は、ブリーザフィルタとして機能するものとして示されている。

フィルタアセンブリ５００は、フィルタカートリッジ５０２と、ハウジング端部又はカバー５０４と、フィルタハウジング主要部分又は境界部５０６とを含む。カバー５０４は、回転可能な螺合（すなわち、ねじ締め）によって、フィルタカートリッジ５０２及び境界部５０６を受け入れるように適応される。

ハウジング端部／カバー５０４は、主要カバーピース５０８及び第１の囲壁５１０を含む。第１の囲壁５１０は、主要開口部５１２を定義するものであり、主要開口部５１２を囲む。

第１の囲壁５１０の半径方向内面に沿って、第１のねじ込み部分５１４が存在する。第１のねじ込み部分５１４は、半径方向に内向きに延在し、典型的には、第１の囲壁５１０の半径方向内面に沿って全３６０°である。

ハウジング端部／カバー５０４は、スピゴット５１６をさらに含む。スピゴット５１６は、管状に示されており、カバー５０４の残りの部分から離れるようにカートリッジ５０２内に向けて延在する。示される実施形態では、カバー５０４は、カートリッジ５０２を密閉するものであり、カートリッジ５０２と係合する。

カバー５０４は、気流通路５１８をさらに含む。気流通路５１８は、スピゴット５１６を通じて、及び、カバー５０４と境界部５０６との間の隙間５２０を通じて、空気を流せるようにすることができる。

様々なアレンジメントが可能であるが、１つ又は複数の例では、カバー５０４は、互いに係合し合う第１のカバーピース５２２及び第２のカバーピース５２４を含む。例えば、カバーピース５２２、５２４は、嵌め合わせることができる。気流通路５１８は、２つのカバーピース５２２、５２４間に位置し得る。

ハウジング主要部分／境界部５０６は、第２の囲壁５２６を含む。第２の囲壁５２６は、境界部開口部５２８を定義する。境界部開口部５２８は、カバー５０４の主要開口部５１２内に収まるようにサイズ指定される。第２の囲壁５２６は、１つ又は複数の境界部ねじ込み半径方向延在部５３０を有する。境界部ねじ込み半径方向延在部５３０は、カバー５０４の第１のねじ込み部分５１４と係合するように適応される。１つ又は複数の境界部ねじ込み半径方向延在部５３０は、その間の１つ又は複数の凹部によって中断される。

好ましい実施形態では、境界部ねじ込み半径方向延在部５３０は、第２の囲壁５２６に沿って半径方向に外向きに延在する。多くの異なる代替の形態が可能であるが、実施形態の一例では、境界部ねじ込み半径方向延在部５３０には単一の凹部が存在する。

典型的には、境界部ねじ込み半径方向延在部５３０は、３６０°未満に延在し、頻繁には、２７０°未満に延在する。例では、境界部ねじ込み半径方向延在部５３０は、４５°～１２０°に延在し、いくつかの好ましい例では、境界部ねじ込み半径方向延在部５３０は、約９０°に延在する。

フィルタカートリッジ５０２は、媒体５３２を含む。媒体５３２は、オープンフィルタ内部５３４を有する円筒状に形成されたプリーツ媒体であり得る。

第１の端部キャップ５３６は、媒体５３２に接続される。第１の端部キャップ５３６は、中央部分５３８を含み、それは開口部である。中央部分５３８の開口部は、スピゴット５１６と係合するようにサイズ指定される。示される例では、スピゴット５１６は、端部キャップ５３６の中央部分５３８内まで及び中央部分５３８に接して延在する。

第１の端部キャップ５３６は、１つ又は複数のカートリッジ半径方向延在部５４０をさらに含む。カートリッジ半径方向延在部５４０は、カバー５０４の第１のねじ込み部分５１４と螺合するように適応される。カートリッジ半径方向延在部５４０は、その間の１つ又は複数の凹部によって中断される。カートリッジ５０２は、境界部開口部５２８において取り外し可能に方向付けられるようにサイズ指定される。

図３３から分かるように、カートリッジ半径方向延在部５４０は、半径方向に外向きに向けられる。好ましくは、境界部ねじ込み半径方向延在部５３０とカートリッジ半径方向延在部５４０は、共通の円筒面に半径方向に当接する。示される例では、境界部ねじ込み半径方向延在部５３０とカートリッジ半径方向延在部５４０は両方とも、カバー５０４の第１のねじ込み部分５１４と係合する。

フィルタカートリッジ５０２は、スプラッシュデフレクタ５４２をさらに含み得る。スプラッシュデフレクタ５４２は、第１の端部キャップ５３６の反対側のフィルタカートリッジ５０２の端部に位置する。スプラッシュデフレクタ５４２は、媒体５３２の外径に沿って、少なくとも部分的に延在することができる（ただし、第１の端部キャップ５３６までの完全な延在とまではいかない）。

カートリッジ半径方向延在部５４０は、単に１つの凹部によって中断することができる。多くの例では、カートリッジ半径方向延在部５４０は、３６０°未満且つ９０°超に延在する。多くの例では、カートリッジ半径方向延在部５４０は、１８０°～３００°に延在する。一例では、カートリッジ半径方向延在部５４０は、約２７０°に延在する。

ブリーザフィルタカートリッジ５０２は、カバー５０４から外し、新しいフィルタカートリッジ５０２と交換することによって、点検修理することができる。

態様
態様１． フィルタカートリッジ、フィルタハウジング端部及びフィルタハウジング主要部分を含むフィルタアセンブリであって、前記フィルタハウジング主要部分が、前記フィルタカートリッジを受け入れるように適応され及びねじ締めによって前記フィルタハウジング端部に接続されるように適応され、前記フィルタハウジング主要部分が、第１の縦軸及び主要開口部を含み、前記主要開口部が、第１の端部によって定義され、前記第１の端部が、上方の中断された縁部と、前記上方縁部の下方に配置された第１のねじ込み部分とを含み、前記フィルタカートリッジが、ろ過媒体を含み、及び、第２の縦軸と、前記ろ過媒体に接続された第１の端部キャップとを含み、前記第１の端部キャップが、中央部分と、前記中央部分から半径方向外方に延在する１つ又は複数の半径方向延在部を含む半径方向延在部アレンジメントとを含む、フィルタアセンブリ。

態様２． 前記フィルタハウジング端部が、少なくとも前記第１のねじ込み部分によって前記フィルタハウジング主要部分を受け入れるための第２のねじ込み部分を含む、態様１に記載のフィルタアセンブリ。

態様３． 前記半径方向延在部アレンジメントが、１つのみの半径方向延在部を含む、態様１又は態様２に記載のフィルタアセンブリ。

態様４． 前記半径方向延在部が、１８０°より大きい、好ましくは、２７０°より大きい、前記第２の縦軸の周りの角度範囲を含む、態様３に記載のフィルタアセンブリ。

態様５． 前記半径方向延在部アレンジメントが、少なくとも２つの半径方向延在部を含む、態様１又は態様２に記載のフィルタアセンブリ。

態様６． 前記少なくとも２つの半径方向延在部が、不規則な角度間隔で配置される、態様５に記載のフィルタアセンブリ。

態様７． 前記第１の端部が、１つ又は複数の軸方向に延在する凹部を含む凹部アレンジメントを含み、前記１つ又は複数の軸方向に延在する凹部が、前記第１のねじ込み部分を中断し、前記半径方向延在部アレンジメントが、前記凹部アレンジメントによって受け入れられるように適応される、態様１～６のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。

態様８． 前記凹部アレンジメントが、１つの凹部を含む、態様７に記載のフィルタアセンブリ。

態様９． 前記凹部アレンジメントが、少なくとも２つの凹部を含む、態様７又は８に記載のフィルタアセンブリ。

態様１０． 軸方向凹部の数量が、半径方向延在部の数量に等しい、態様７～９のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。

態様１１． 前記フィルタカートリッジが前記アセンブリの装着状態で前記フィルタハウジング主要部分によって受け入れられると、前記半径方向延在部が、前記それぞれの凹部の高さに等しい軸方向範囲を有する、態様７～１０のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。

態様１２． 前記フィルタカートリッジが前記アセンブリの装着状態で前記フィルタハウジング主要部分によって受け入れられると、前記半径方向延在部が、前記それぞれの凹部の高さより小さい軸方向範囲を有する、態様７～１１のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。

態様１３． 前記フィルタカートリッジの少なくとも１つの前記半径方向延在部が、流体を通せるようにするための１つ又は複数の貫通開口部をさらに含む、態様１～１２のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。

態様１４． 前記半径方向延在部アレンジメントが、円筒面上の第３のねじ込み部分を含み、前記第３のねじ込み部分が、第１のねじ込み部分を補うように構成され、それにより、前記凹部アレンジメントによって前記半径方向延在部アレンジメントを受け入れると、第１のねじ込み部分の軸方向範囲の少なくとも一部分にわたって、好ましくは、全体にわたって、半径方向の連続ねじ山が形成される、態様７～１２のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。

態様１５． 前記半径方向延在部アレンジメントが、半径方向に部分的に第１のねじ込み部分を補うように構成された第３のねじ込み部分を含む、態様１～１３のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。

態様１６． 前記完全なねじ山の始点が、前記半径方向延在部アレンジメント上に位置する、態様１４又は１５に記載のフィルタアセンブリ。

態様１７． 前記完全なねじ山の始点が、ハウジング主要部分の前記第１のねじ込み部分上に位置する、態様１４又は１５に記載のフィルタアセンブリ。

態様１８． 前記半径方向延在部アレンジメントの円筒面が、変形可能な材料を含み、前記変形可能な材料が、前記第２のねじ込み部分が構成される材料より柔らかく、前記変形可能な材料が、前記第２のねじ込み部分のねじ山の深さより大きな半径方向の厚さを有する、態様１～１３のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。

態様１９． 前記フィルタハウジング端部が、バネ仕掛けの摺動ピンを含み、前記摺動ピンが、前記フィルタカートリッジがない場合に、前記フィルタハウジング端部に前記フィルタハウジング主要部分をねじ締めすると、前記凹部の１つに突き出るように配置され、それにより、前記フィルタカートリッジがない場合に、前記フィルタハウジング端部に前記フィルタハウジング主要部分を完全にねじ締めすることができなくなる、態様１～１８のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。

態様２０． 前記フィルタハウジング端部が、板バネを含み、前記板バネが、前記フィルタカートリッジがない場合に、前記フィルタハウジング端部に前記フィルタハウジング主要部分をねじ締めすると、前記凹部の１つに突き出るように配置され、それにより、前記フィルタカートリッジがない場合に、前記フィルタハウジング端部に前記フィルタハウジング主要部分を完全にねじ締めすることができなくなる、態様１～１８のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。

態様２１． 半径方向延在部アレンジメントの外径が、主要部分の主要開口部の外径の９５～１００％を含む、態様１～２０のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。

態様２２． フィルタハウジング主要部分において使用するためのフィルタカートリッジであって、フィルタカートリッジは縦軸を有し、以下：オープンフィルタ内部を囲むろ過媒体であって、
第１及び第２の両端部を有する前記ろ過媒体と、前記ろ過媒体の一方の端部の第１の端部キャップとを含み、前記第１の端部キャップが、中央部分と、前記中央部分から半径方向外方に延在する１つ又は複数の半径方向延在部を含む半径方向延在部アレンジメントとを含み、前記１つ又は複数の半径方向延在部が、合計で少なくとも２０°の且つ３４０°未満の前記縦軸の周りの角度範囲を含む、フィルタカートリッジ。

態様２３． 前記１つ又は複数の半径方向延在部が、合計で少なくとも６０°の前記縦軸の周りの角度範囲を含む、態様２２に記載のフィルタカートリッジ。

態様２４． 前記１つ又は複数の半径方向延在部が、合計で少なくとも１２０°の前記縦軸の周りの角度範囲を含む、態様２２に記載のフィルタカートリッジ。

態様２５． 前記１つ又は複数の半径方向延在部が、合計で少なくとも１８０°の前記縦軸の周りの角度範囲を含む、態様２２に記載のフィルタカートリッジ。

態様２６． 前記１つ又は複数の半径方向延在部が、合計で少なくとも２７０°の前記縦軸の周りの角度範囲を含む、態様２２に記載のフィルタカートリッジ。

態様２７． 前記１つ又は複数の半径方向延在部が、合計で３００°未満の前記縦軸の周りの角度範囲を含む、態様２２に記載のフィルタカートリッジ。

態様２８． 前記半径方向延在部アレンジメントが、ねじ込み部分を含む、態様２２～２７のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。

態様２９． 前記ねじ込み部分が、ねじ山の始点を含む、態様２８に記載のフィルタカートリッジ。

態様３０． 前記半径方向延在部の１つの少なくとも一部分が、４５～８５°の角度で軸方向にテーパ状である、態様２２～２９のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。

態様３１． 前記半径方向延在部の少なくとも１つが、約７０°の角度で軸方向にテーパ状である、態様２２～２９のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。

態様３２． 前記半径方向延在部アレンジメントが、変形可能な材料を含む、態様２２～２７のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。

態様３３． 前記半径方向延在部アレンジメントが、ねじ込み可能な材料を含む、態様２２～２７のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。

態様３４． 前記第１の端部キャップを通じる主開口を含み、前記主開口が、前記オープンフィルタ内部と連通し、軸方向突起物において前記ろ過媒体とは重ならない、態様２２～３３のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。

態様３５． 前記半径方向延在部アレンジメントが、１つのみの半径方向延在部を含む、態様２２～３４のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。

態様３６． 前記半径方向延在部アレンジメントが、少なくとも２つの半径方向延在部を含む、態様２２～３４のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。

態様３７． 前記少なくとも２つの半径方向延在部が、不規則な角度間隔で配置される、態様３６に記載のフィルタカートリッジ。

態様３８． 前記半径方向延在部アレンジメントが、その自由端の軸方向延在部アレンジメントを含む、態様２～３７のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。

態様３９． 前記第１の端部キャップが、対応するフィルタハウジング主要部分の円筒内壁と位置合わせするための３つ以上の軸方向に延在する半径方向位置合わせタブを含み、前記位置合わせタブが、前記第１の端部キャップから外方に突起し、軸方向に沿ったテーパ状の高さ寸法を有する、態様２～３８のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。

態様４０． 前記半径方向延在部アレンジメントが、２つの別々の部分を含み、それらの部分が、互いに対して摺動可能に配置される、態様２２～３９のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。

態様４１． フィルタハウジング主要部分において方向付けられたフィルタカートリッジをフィルタハウジング端部に設置する方法であって、
フィルタハウジング端部から突起するピンを軸方向に移動させるために、フィルタハウジング主要部分において方向付けられたフィルタカートリッジをフィルタハウジング端部にねじ締めすること
を含む、方法。

態様４２． ピンを軸方向に移動させるステップが、フィルタカートリッジ又はフィルタハウジング主要部分によってピンに対して軸方向の力を提供することを含む、態様４０に記載の方法。

態様４３． 前記フィルタハウジング主要部分が、第１の縦軸及び主要開口部を含み、前記主要開口部が、第１の端部によって定義され、前記第１の端部が、上方の中断された縁部と、前記上方縁部の下方に配置された第１のねじ込み部分とを含み、前記第１の端部が、１つ又は複数の軸方向に延在する凹部を含む凹部アレンジメントを含み、前記１つ又は複数の軸方向に延在する凹部が、前記第１のねじ込み部分を少なくとも部分的に中断し、前記フィルタカートリッジが、ろ過媒体を含み、また、第２の縦軸と、前記ろ過媒体に接続された第１の端部キャップとを含み、前記第１の端部キャップが、中央部分と、前記中央部分から半径方向外方に延在する１つ又は複数の半径方向延在部を含む半径方向延在部アレンジメントとを含み、前記半径方向延在部アレンジメントが、前記凹部アレンジメントによって受け入れられるように適応され、ピンを軸方向に移動させるステップが、フィルタハウジング主要部分の上方縁部のうちの１つ又は半径方向延在部のうちの１つによってピンに対して軸方向の力を提供することを含む、態様４１又は４２に記載の方法。

態様４４． フィルタカートリッジ、カバー及び境界部を含むインタンクフィルタアセンブリであって、カバーが、ねじ締めによってフィルタカートリッジ及び境界部を受け入れるように適応され、（ａ）カバーが、主要開口部を含み、前記主要開口部が、第１の囲壁に沿った第１のねじ込み部分を含む第１の囲壁によって定義され、（ｂ）境界部が、主要開口部内に収まるようにサイズ指定された第２の囲壁によって定義される境界部開口部を含み、第２の囲壁が、第１のねじ込み部分と係合するように適応された１つ又は複数の境界部ねじ込み半径方向延在部を有し、１つ又は複数の境界部ねじ込み半径方向延在部が、その間の１つ又は複数の凹部によって中断され、（ｃ）フィルタカートリッジが、ろ過媒体と、前記ろ過媒体に接続された第１の端部キャップとを含み、前記第１の端部キャップが、中央部分と、前記中央部分から半径方向外方に延在する１つ又は複数のカートリッジ半径方向延在部とを含み、（ｉ）前記カートリッジ半径方向延在部が、カバーの第１のねじ込み部分と螺合するように適応され、（ｉｉ）前記カートリッジ半径方向延在部が、その間の１つ又は複数の凹部によって中断され、（ｉｉｉ）前記カートリッジが、境界部開口部内で取り外し可能に方向付けられる、インタンクフィルタアセンブリ。

態様４５． カバーが、スピゴットを含み、第１の端部キャップの中央部分が、スピゴットと係合する、態様４４に記載のインタンクフィルタアセンブリ。

態様４６． 第１の囲壁に沿った第１のねじ込み部分が、半径方向に内向きに向けられる、態様４４又は４５に記載のインタンクフィルタアセンブリ。

態様４７． 境界部ねじ込み半径方向延在部及びカートリッジ半径方向延在部が、半径方向に外向きに向けられる、態様４６に記載のインタンクフィルタアセンブリ。

態様４８． 境界部ねじ込み半径方向延在部及びカートリッジ半径方向延在部が、半径方向に当接する、態様４４～４７のいずれか一項に記載のインタンクフィルタアセンブリ。

態様４９． カバーが、スピゴットを通じて、及び、カバーと境界部との間の隙間を通じて、空気を流せるようにするための気流通路を含む、態様４４～４７のいずれか一項に記載のインタンクフィルタアセンブリ。

態様５０． カバーが、互いに係合し合う第１のカバーピース及び第２のカバーピースを含む、態様４９に記載のインタンクフィルタアセンブリ。

態様５１． 第１の端部キャップの反対側のフィルタカートリッジの端部のスプラッシュデフレクタをさらに含む、態様４４～５０のいずれか一項に記載のインタンクフィルタアセンブリ。

態様５２． （ａ）第１のねじ込み部分が、３６０°に延在し、（ｂ）境界部ねじ込み半径方向延在部が、３６０°未満に延在し、（ｃ）カートリッジ半径方向延在部が、３６０°未満に延在する、態様４４～５１のいずれか一項に記載のインタンクフィルタアセンブリ。

態様５３． （ａ）第１のねじ込み部分が、３６０°に延在し、（ｂ）境界部ねじ込み半径方向延在部が、２７０°未満に延在し、（ｃ）カートリッジ半径方向延在部が、９０°を超えて延在する、態様４４～５１のいずれか一項に記載のインタンクフィルタアセンブリ。

態様５４． （ａ）第１のねじ込み部分が、３６０°に延在し、（ｂ）境界部ねじ込み半径方向延在部が、４５～１２０°に延在し、（ｃ）カートリッジ半径方向延在部が、１８０～３００°に延在する、態様４４～５１のいずれか一項に記載のインタンクフィルタアセンブリ。

態様５５． （ａ）第１のねじ込み部分が、３６０°に延在し、
（ｂ）境界部ねじ込み半径方向延在部が、９０°に延在し、
（ｃ）カートリッジ半径方向延在部が、２７０°に延在する、態様４４～５１のいずれか一項に記載のインタンクフィルタアセンブリ。

態様５６． ろ過媒体が、プリーツ媒体を含む、態様４４～５５のいずれか一項に記載のインタンクフィルタアセンブリ。

上記の説明は、例示的な原理のものである。多くの実施形態は、これらの原理を使用して作り出すことができる。

Claims (56)

1. フィルタカートリッジ、フィルタハウジング端部及びフィルタハウジング主要部分を含むフィルタアセンブリであって、前記フィルタハウジング主要部分が、前記フィルタカートリッジを受け入れるように適応され及びねじ締めによって前記フィルタハウジング端部に接続されるように適応され、
   － 前記フィルタハウジング主要部分が、第１の縦軸及び主要開口部を含み、前記主要開口部が、第１の端部によって定義され、前記第１の端部が、上方の中断された縁部と、前記上方縁部の下方に配置された第１のねじ込み部分とを含み、
   － 前記フィルタカートリッジが、ろ過媒体を含み、及び、第２の縦軸と、前記ろ過媒体に接続された第１の端部キャップとを含み、前記第１の端部キャップが、中央部分と、前記中央部分から半径方向外方に延在する１つ又は複数の半径方向延在部を含む半径方向延在部アレンジメントとを含む、フィルタアセンブリ。
2. 前記フィルタハウジング端部が、少なくとも前記第１のねじ込み部分によって前記フィルタハウジング主要部分を受け入れるための第２のねじ込み部分を含む、請求項１に記載のフィルタアセンブリ。
3. 前記半径方向延在部アレンジメントが、１つのみの半径方向延在部を含む、請求項１又は２に記載のフィルタアセンブリ。
4. 前記半径方向延在部が、１８０°より大きい、好ましくは、２７０°より大きい、前記第２の縦軸の周りの角度範囲を含む、請求項３に記載のフィルタアセンブリ。
5. 前記半径方向延在部アレンジメントが、少なくとも２つの半径方向延在部を含む、請求項１又は２に記載のフィルタアセンブリ。
6. 前記少なくとも２つの半径方向延在部が、不規則な角度間隔で配置される、請求項５に記載のフィルタアセンブリ。
7. － 前記第１の端部が、１つ又は複数の軸方向に延在する凹部を含む凹部アレンジメントを含み、前記１つ又は複数の軸方向に延在する凹部が、前記第１のねじ込み部分を中断し、
   － 前記半径方向延在部アレンジメントが、前記凹部アレンジメントによって受け入れられるように適応される、請求項１～６のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
8. 前記凹部アレンジメントが、１つの凹部を含む、請求項７に記載のフィルタアセンブリ。
9. 前記凹部アレンジメントが、少なくとも２つの凹部を含む、請求項７又は８に記載のフィルタアセンブリ。
10. 軸方向凹部の数量が、半径方向延在部の数量に等しい、請求項７～９のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
11. 前記フィルタカートリッジが前記アセンブリの装着状態で前記フィルタハウジング主要部分によって受け入れられると、前記半径方向延在部が、前記それぞれの凹部の高さに等しい軸方向範囲を有する、請求項７～１０のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
12. 前記フィルタカートリッジが前記アセンブリの装着状態で前記フィルタハウジング主要部分によって受け入れられると、前記半径方向延在部が、前記それぞれの凹部の前記高さより小さい軸方向範囲を有する、請求項７～１１のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
13. 前記フィルタカートリッジの少なくとも１つの前記半径方向延在部が、流体を通せるようにするための１つ又は複数の貫通開口部をさらに含む、請求項１～１２のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
14. 前記半径方向延在部アレンジメントが、円筒面上の第３のねじ込み部分を含み、前記第３のねじ込み部分が、前記第１のねじ込み部分を補うように構成され、それにより、前記凹部アレンジメントによって前記半径方向延在部アレンジメントを受け入れると、前記第１のねじ込み部分の軸方向範囲の少なくとも一部分にわたって、好ましくは、全体にわたって、半径方向の連続ねじ山が形成される、請求項７～１２のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
15. 前記半径方向延在部アレンジメントが、前記半径方向に部分的に前記第１のねじ込み部分を補うように構成された第３のねじ込み部分を含む、請求項１～１３のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
16. 前記完全なねじ山の始点が、前記半径方向延在部アレンジメント上に位置する、請求項１４又は１５に記載のフィルタアセンブリ。
17. 前記完全なねじ山の前記始点が、前記ハウジング主要部分の前記第１のねじ込み部分上に位置する、請求項１４又は１５に記載のフィルタアセンブリ。
18. 前記半径方向延在部アレンジメントの円筒面が、変形可能な材料を含み、前記変形可能な材料が、前記第２のねじ込み部分が構成される材料より柔らかく、前記変形可能な材料が、前記第２のねじ込み部分の前記ねじ山の深さより大きな半径方向の厚さを有する、請求項１～１３のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
19. 前記フィルタハウジング端部が、バネ仕掛けの摺動ピンを含み、前記摺動ピンが、前記フィルタカートリッジがない場合に、前記フィルタハウジング端部に前記フィルタハウジング主要部分をねじ締めすると、前記凹部の１つに突き出るように配置され、それにより、前記フィルタカートリッジがない場合に、前記フィルタハウジング端部に前記フィルタハウジング主要部分を完全にねじ締めすることができなくなる、請求項１～１８のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
20. 前記フィルタハウジング端部が、板バネを含み、前記板バネが、前記フィルタカートリッジがない場合に、前記フィルタハウジング端部に前記フィルタハウジング主要部分をねじ締めすると、前記凹部の１つに突き出るように配置され、それにより、前記フィルタカートリッジがない場合に、前記フィルタハウジング端部に前記フィルタハウジング主要部分を完全にねじ締めすることができなくなる、請求項１～１８のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
21. 前記半径方向延在部アレンジメントの外径が、前記主要部分の前記主要開口部の外径の９５～１００％を含む、請求項１～２０のいずれか一項に記載のフィルタアセンブリ。
22. フィルタハウジング主要部分において使用するためのフィルタカートリッジであって、前記フィルタカートリッジは縦軸を有し、以下：
    － オープンフィルタ内部を囲むろ過媒体であって、
    － 第１及び第２の両端部を有するろ過媒体と、
    － 前記ろ過媒体の一方の端部の第１の端部キャップと
    を含み、
    － 前記第１の端部キャップが、中央部分と、前記中央部分から半径方向外方に延在する１つ又は複数の半径方向延在部を含む半径方向延在部アレンジメントとを含み、
    前記１つ又は複数の半径方向延在部が、合計で少なくとも２０°の且つ３４０°未満の前記縦軸の周りの角度範囲を含む、フィルタカートリッジ。
23. 前記１つ又は複数の半径方向延在部が、合計で少なくとも６０°の前記縦軸の周りの角度範囲を含む、請求項２２に記載のフィルタカートリッジ。
24. 前記１つ又は複数の半径方向延在部が、合計で少なくとも１２０°の前記縦軸の周りの角度範囲を含む、請求項２２に記載のフィルタカートリッジ。
25. 前記１つ又は複数の半径方向延在部が、合計で少なくとも１８０°の前記縦軸の周りの角度範囲を含む、請求項２２に記載のフィルタカートリッジ。
26. 前記１つ又は複数の半径方向延在部が、合計で少なくとも２７０°の前記縦軸の周りの角度範囲を含む、請求項２２に記載のフィルタカートリッジ。
27. 前記１つ又は複数の半径方向延在部が、合計で３００°未満の前記縦軸の周りの角度範囲を含む、請求項２２に記載のフィルタカートリッジ。
28. 前記半径方向延在部アレンジメントが、ねじ込み部分を含む、請求項２２～２７のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。
29. 前記ねじ込み部分が、ねじ山の始点を含む、請求項２８に記載のフィルタカートリッジ。
30. 前記半径方向延在部の１つの少なくとも一部分が、４５～８５°の角度で軸方向にテーパ状である、請求項２２～２９のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。
31. 前記半径方向延在部の少なくとも１つが、約７０°の角度で軸方向にテーパ状である、請求項２２～２９のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。
32. 前記半径方向延在部アレンジメントが、変形可能な材料を含む、請求項２２～２７のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。
33. 前記半径方向延在部アレンジメントが、ねじ込み可能な材料を含む、請求項２２～２７のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。
34. 前記第１の端部キャップを通じる主開口を含み、前記主開口が、前記オープンフィルタ内部と連通し、軸方向突起物において前記ろ過媒体とは重ならない、請求項２２～３３のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。
35. 前記半径方向延在部アレンジメントが、１つのみの半径方向延在部を含む、請求項２２～３４のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。
36. 前記半径方向延在部アレンジメントが、少なくとも２つの半径方向延在部を含む、請求項２２～３４のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。
37. 前記少なくとも２つの半径方向延在部が、不規則な角度間隔で配置される、請求項３６に記載のフィルタカートリッジ。
38. 前記半径方向延在部アレンジメントが、その自由端の軸方向延在部アレンジメントを含む、請求項２２～３７のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。
39. 前記第１の端部キャップが、対応するフィルタハウジング主要部分の円筒内壁と位置合わせするための３つ以上の軸方向に延在する半径方向位置合わせタブを含み、前記位置合わせタブが、前記第１の端部キャップから外方に突起し、前記軸方向に沿ったテーパ状の高さ寸法を有する、請求項２２～３８のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。
40. 前記半径方向延在部アレンジメントが、２つの別々の部分を含み、それらの部分が、互いに対して摺動可能に配置される、請求項２２～３９のいずれか一項に記載のフィルタカートリッジ。
41. フィルタハウジング主要部分において方向付けられたフィルタカートリッジをフィルタハウジング端部に設置する方法であって、
    前記フィルタハウジング端部から突起するピンを軸方向に移動させるために、前記フィルタハウジング主要部分において方向付けられた前記フィルタカートリッジを前記フィルタハウジング端部にねじ締めすること
    を含む、方法。
42. ピンを軸方向に移動させる前記ステップが、前記フィルタカートリッジ又は前記フィルタハウジング主要部分によって前記ピンに対して軸方向の力を提供することを含む、請求項４０に記載の方法。
43. － 前記フィルタハウジング主要部分が、第１の縦軸及び主要開口部を含み、前記主要開口部が、第１の端部によって定義され、前記第１の端部が、上方の中断された縁部と、前記上方縁部の下方に配置された第１のねじ込み部分とを含み、
    － 前記第１の端部が、１つ又は複数の軸方向に延在する凹部を含む凹部アレンジメントを含み、前記１つ又は複数の軸方向に延在する凹部が、前記第１のねじ込み部分を少なくとも部分的に中断し、
    － 前記フィルタカートリッジが、ろ過媒体を含み、また、第２の縦軸と、前記ろ過媒体に接続された第１の端部キャップとを含み、前記第１の端部キャップが、中央部分と、前記中央部分から半径方向外方に延在する１つ又は複数の半径方向延在部を含む半径方向延在部アレンジメントとを含み、
    － 前記半径方向延在部アレンジメントが、前記凹部アレンジメントによって受け入れられるように適応され、
    － ピンを軸方向に移動させる前記ステップが、前記フィルタハウジング主要部分の前記上方縁部のうちの１つ又は前記半径方向延在部のうちの１つによって前記ピンに対して軸方向の力を提供することを含む、請求項４１又は４２に記載の方法。
44. フィルタカートリッジ、カバー及び境界部を含むインタンクフィルタアセンブリであって、前記カバーが、ねじ締めによって前記フィルタカートリッジ及び前記境界部を受け入れるように適応され、
    （ａ）前記カバーが、主要開口部を含み、前記主要開口部が、第１の囲壁に沿った第１のねじ込み部分を含む前記第１の囲壁によって定義され、
    （ｂ）前記境界部が、前記主要開口部内に収まるようにサイズ指定された第２の囲壁によって定義される境界部開口部を含み、前記第２の囲壁が、前記第１のねじ込み部分と係合するように適応された１つ又は複数の境界部ねじ込み半径方向延在部を有し、前記１つ又は複数の境界部ねじ込み半径方向延在部が、その間の１つ又は複数の凹部によって中断され、
    （ｃ）前記フィルタカートリッジが、ろ過媒体と、前記ろ過媒体に接続された第１の端部キャップとを含み、前記第１の端部キャップが、中央部分と、前記中央部分から半径方向外方に延在する１つ又は複数のカートリッジ半径方向延在部とを含み、
    （ｉ）前記カートリッジ半径方向延在部が、前記カバーの前記第１のねじ込み部分と螺合するように適応され、
    （ｉｉ）前記カートリッジ半径方向延在部が、その間の１つ又は複数の凹部によって中断され、
    （ｉｉｉ）前記カートリッジが、前記境界部開口部内で取り外し可能に方向付けられる、インタンクフィルタアセンブリ。
45. 前記カバーが、スピゴットを含み、前記第１の端部キャップの前記中央部分が、前記スピゴットと係合する、請求項４４に記載のインタンクフィルタアセンブリ。
46. 前記第１の囲壁に沿った前記第１のねじ込み部分が、半径方向に内向きに向けられる、請求項４４又は４５に記載のインタンクフィルタアセンブリ。
47. 前記境界部ねじ込み半径方向延在部及び前記カートリッジ半径方向延在部が、半径方向に外向きに向けられる、請求項４６に記載のインタンクフィルタアセンブリ。
48. 前記境界部ねじ込み半径方向延在部及び前記カートリッジ半径方向延在部が、半径方向に当接する、請求項４４～４７のいずれか一項に記載のインタンクフィルタアセンブリ。
49. 前記カバーが、前記スピゴットを通じて、及び、前記カバーと前記境界部との間の隙間を通じて、空気を流せるようにするための気流通路を含む、請求項４４～４７のいずれか一項に記載のインタンクフィルタアセンブリ。
50. 前記カバーが、互いに係合し合う第１のカバーピース及び第２のカバーピースを含む、請求項４９に記載のインタンクフィルタアセンブリ。
51. 前記第１の端部キャップの反対側の前記フィルタカートリッジの端部のスプラッシュデフレクタをさらに含む、請求項４４～５０のいずれか一項に記載のインタンクフィルタアセンブリ。
52. （ａ）前記第１のねじ込み部分が、３６０°に延在し、
    （ｂ）前記境界部ねじ込み半径方向延在部が、３６０°未満に延在し、
    （ｃ）前記カートリッジ半径方向延在部が、３６０°未満に延在する、請求項４４～５１のいずれか一項に記載のインタンクフィルタアセンブリ。
53. （ａ）前記第１のねじ込み部分が、３６０°に延在し、
    （ｂ）前記境界部ねじ込み半径方向延在部が、２７０°未満に延在し、
    （ｃ）前記カートリッジ半径方向延在部が、９０°を超えて延在する、請求項４４～５１のいずれか一項に記載のインタンクフィルタアセンブリ。
54. （ａ）前記第１のねじ込み部分が、３６０°に延在し、
    （ｂ）前記境界部ねじ込み半径方向延在部が、４５～１２０°に延在し、
    （ｃ）前記カートリッジ半径方向延在部が、１８０～３００°に延在する、請求項４４～５１のいずれか一項に記載のインタンクフィルタアセンブリ。
55. （ａ）前記第１のねじ込み部分が、３６０°に延在し、
    （ｂ）前記境界部ねじ込み半径方向延在部が、９０°に延在し、
    （ｃ）前記カートリッジ半径方向延在部が、２７０°に延在する、請求項４４～５１のいずれか一項に記載のインタンクフィルタアセンブリ。
56. 前記ろ過媒体が、プリーツ媒体を含む、請求項４４～５５のいずれか一項に記載のインタンクフィルタアセンブリ。

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