JP2023528884A - 疾患の処置用の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの局所投与 - Google Patents

疾患の処置用の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの局所投与 Download PDF

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Abstract

本明細書においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩が提供される。さらに、医薬組成物による様々な疼痛及び炎症、特に変形性関節症の処置における使用及び方法のために、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を含む処置キット及びデバイス、並びに剤形、投薬量、及び様々な疼痛及び炎症、特に変形性関節症の処置のための、局所投与によるその使用方法が開示される。

Description

本開示は、医療用途の分野、特に疼痛及び/又は炎症の処置のための2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及びその薬学的に許容可能な塩の使用に関する。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)であるイブプロフェン、すなわち2-(4-イソブチルフェニル)プロピオン酸は、50年超にわたってヒトに使用されてきた。イブプロフェンは、鎮痛性、消炎性及び解熱性を有する既知の医薬品であり、例えば炎症性疾患及び疼痛に関する様々な疾患、例えば、リウマチ性疾患、頭痛、片頭痛、歯痛、背痛、筋肉痛、術後痛等に関連する症状の処置に広く使用されている。
イブプロフェンは通常、経口投与を介して投与され、病態(condition)又は疾患の作用部位に到達する。特許文献1に開示されるように、イブプロフェンは、患者の処置のために、最大約50mg/kg、又はそれどころか200mg/kgの投与用量で経口投与された。
米国特許第9,872,846号
本開示は、イブプロフェンで処置することができる症状の処置のための2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩の使用に関する。一態様においては、本開示は、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することを含む処置方法に関する。本開示は、変形性関節症(osteoarthritis)の処置に使用される2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩に関する。本開示は、医薬の製造における2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩の使用に関する。本開示は、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を含むキットに関する。本開示は、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を含む治療システムに関する。
幾つかの実施の形態において、本開示は、所定の濃度の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を含む剤形に関する。幾つかの実施の形態においては、本開示は、所定の単位用量を投与することができるデバイスに関する。
一態様において、本開示は、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩の局所投与に関する。具体的には、本開示は、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩の所定の最適な剤形及び/又は投薬量に関する。
幾つかの実施の形態において、本開示は、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を、被験者に、特に被験者の1つ以上の部位に1日当たり、特に部位ごとに1日当たり、約1mg~約80mg、特に1mg~80mgの量で局所投与することを含む、被験者の処置方法に関する。
幾つかの実施の形態において、本開示は、被験者の処置において使用される2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩であって、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩が、被験者に、特に被験者の1つ以上の部位に、1日当たり、特に部位ごとに1日当たり、約1mg~約80mg、特に1mg~80mgの量で局所投与される、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
幾つかの実施の形態において、本開示は、医薬の製造における2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩の使用であって、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩が、被験者に、特に被験者の1つ以上の部位に、1日当たり、特に部位ごとに1日当たり、約1mg~約80mg、特に1mg~80mgの量で局所投与される、使用に関する。
幾つかの実施の形態においては、本開示は、被験者に、特に被験者の1つ以上の部位に1日当たり、特に部位ごとに1日当たり、約1mg~約80mg、特に1mg~80mgの量で局所投与される、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を含む、被験者の処置用キットに関する。
幾つかの実施の形態においては、本開示は、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートが有効成分であり、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートが遊離塩基又は薬学的に許容可能な塩として存在する組成物を含む被験者の処置用の治療システムであって、該システムにおいて、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートが、被験者に、特に被験者の1つ以上の部位に、1日当たり、特に部位ごとに1日当たり、約1mg~約80mg、特に1mg~80mgの量で局所投与される、治療システムに関する。
幾つかの実施の形態においては、本開示は、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を、被験者に、特に被験者の1つ以上の部位に、1用量当たり、特に部位ごとに1用量当たり、約0.1mg~約40mg、特に0.1mg~40mgの量で局所投与することを含む、被験者の処置方法に関する。
幾つかの実施の形態においては、本開示は、被験者の処置において使用される2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩であって、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩が、被験者に、特に被験者の1つ以上の部位に、1用量当たり、特に部位ごとに1用量当たり、約0.1mg~約40mg、特に0.1mg~40mgの量で局所投与される、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
幾つかの実施の形態においては、本開示は、医薬の製造における2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩の使用であって、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩が、被験者に、特に被験者の1つ以上の部位に、1用量当たり、特に部位ごとに1用量当たり、約0.1mg~約40mg、特に0.1mg~40mgの量で局所投与される、使用に関する。
幾つかの実施の形態においては、本開示は、被験者に、特に被験者の1つ以上の部位に、1用量当たり、特に部位ごとに1用量当たり、約0.1mg~約40mg、特に0.1mg~40mgの量で局所投与される、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を含む、被験者の処置用キットに関する。
幾つかの実施の形態においては、本開示は、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートが有効成分であり、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートが遊離塩基又は薬学的に許容可能な塩として存在する組成物を含む被験者の処置用の治療システムであって、該システムにおいて、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートが、被験者に、特に被験者の1つ以上の部位に、1用量当たり、特に部位ごとに1用量当たり、約0.1mg~約40mg、特に0.1mg~40mgの量で局所投与される、治療システムに関する。
幾つかの実施の形態においては、本開示は、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を、被験者に、特に被験者の1つ以上の部位に、1用量当たり、特に部位ごとに1用量当たり、約5μg/cm~約2mg/cm、特に5μg/cm~2mg/cmの量で局所投与することを含む、被験者の処置方法に関する。
幾つかの実施の形態においては、本開示は、被験者の処置において使用される2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩であって、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩が、被験者に、特に被験者の1つ以上の部位に、1用量当たり、特に部位ごとに1用量当たり、約5μg/cm~約2mg/cm、特に5μg/cm~2mg/cmの量で局所投与される、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
幾つかの実施の形態においては、本開示は、医薬の製造における2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩の使用であって、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩が、被験者に、特に被験者の1つ以上の部位に、1用量当たり、特に部位ごとに1用量当たり、約5μg/cm~約2mg/cm、特に5μg/cm~2mg/cmの量で局所投与される、使用に関する。
幾つかの実施の形態においては、本開示は、被験者に、特に被験者の1つ以上の部位に、1用量当たり、特に部位ごとに1用量当たり、約5μg/cm~約2mg/cm、特に5μg/cm~2mg/cmの量で局所投与される、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を含む、被験者の処置用キットに関する。
幾つかの実施の形態においては、本開示は、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートが有効成分であり、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートが遊離塩基又は薬学的に許容可能な塩として存在する組成物を含む被験者の処置用の治療システムであって、該システムにおいて、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートが、被験者に、特に被験者の1つ以上の部位に、1用量当たり、特に部位ごとに1用量当たり、約5μg/cm~約2mg/cm、特に5μg/cm~2mg/cmの量で局所投与される、治療システムに関する。
幾つかの実施の形態においては、本開示は、剤形に関するものであって、剤形中の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩の濃度が、約10mg/mL~約200mg/mL、特に10mg/mL~200mg/mL、又は約10mg/g~約200mg/g、特に10mg/g~200mg/gである、剤形に関する。
幾つかの実施の形態においては、本開示は、約0.5mg~約30mg、特に0.5mg~30mgの単位用量の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるデバイスに関する。
幾つかの実施の形態においては、本開示は、約0.5mg~約30mg、特に0.5mg~30mgの単位用量の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧することができるスプレー剤に関する。
一態様においては、本開示は、膝のOA(osteoarthritis、骨関節炎)を伴う被験者において局所噴霧として膝に投与される場合の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの有効性及び安全性を評価することが意図される。
本開示の幾つかの実施形態における第I相臨床試験の試験計画を示す図である。 本開示の幾つかの実施形態における第I相臨床試験における全ての無作為化された被験者についての、1日目の処置による時間に対する平均(SD)2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート血漿濃度の折れ線グラフ(線形目盛り)を示す図である。 本開示の幾つかの実施形態における第I相臨床試験における全ての無作為化された被験者についての、12日目の処置による時間に対する平均(SD)2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート血漿濃度の折れ線グラフ(線形目盛り)を示す図である。 本開示の幾つかの実施形態における第I相臨床試験における全ての無作為化された被験者についての、1日目の処置による時間に対する平均(SD)2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート血漿濃度の折れ線グラフ(片対数目盛り)を示す図である。 本開示の幾つかの実施形態における第I相臨床試験における全ての無作為化された被験者についての、12日目の処置による時間に対する平均(SD)2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート血漿濃度の折れ線グラフ(片対数目盛り)を示す図である。 本開示の幾つかの実施形態における第I相臨床試験における全ての無作為化された被験者についての、1日目の処置による0時間から24時間までの時間に対する平均(SD)2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート血漿濃度の折れ線グラフ(線形目盛り)を示す図である。 本開示の幾つかの実施形態における第I相臨床試験における全ての無作為化された被験者についての、12日目の処置による0時間から48時間までの時間に対する平均(SD)2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート血漿濃度の折れ線グラフ(線形目盛り)を示す図である。 本開示の幾つかの実施形態における第I相臨床試験における全ての無作為化された被験者についての、1日目の処置による時間に対する平均(SD)イブプロフェン血漿濃度の折れ線グラフ(線形目盛り)を示す図である。 本開示の幾つかの実施形態における第I相臨床試験における全ての無作為化された被験者についての、12日目の処置による時間に対する平均(SD)イブプロフェン血漿濃度の折れ線グラフ(線形目盛り)を示す図である。 本開示の幾つかの実施形態における第I相臨床試験における全ての無作為化された被験者についての、1日目の処置による時間に対する平均(SD)イブプロフェン血漿濃度の折れ線グラフ(片対数目盛り)を示す図である。
本開示の幾つかの実施形態における第I相臨床試験における全ての無作為化された被験者についての、12日目の処置による時間に対する平均(SD)イブプロフェン血漿濃度の折れ線グラフ(片対数目盛り)を示す図である。 本開示の幾つかの実施形態における第I相臨床試験における全ての無作為化された被験者についての、1日目の処置による0時間から48時間までの時間に対する平均(SD)イブプロフェン血漿濃度の折れ線グラフ(線形目盛り)を示す図である。 本開示の幾つかの実施形態における第I相臨床試験における全ての無作為化された被験者についての、12日目の処置による0時間から48時間までの時間に対する平均(SD)イブプロフェン血漿濃度の折れ線グラフ(線形目盛り)を示す図である。 本開示の幾つかの実施形態における第II相臨床試験における8.75mg/膝(b.i.d.)、17.5mg/膝(b.i.d.)、及び35mg/膝(b.i.d.)の経皮2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートについての2週目、4週目、8週目、及び12週目、並びにフォローアップ(処置の停止から7日後)でのWOMAC疼痛サブスケールスコアの変化(mm)(SE)の折れ線グラフを示す図である。 本開示の幾つかの実施形態における第II相臨床試験における8.75mg/膝(b.i.d.)、17.5mg/膝(b.i.d.)、及び35mg/膝(b.i.d.)の経皮2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートについての2週目、4週目、8週目、及び12週目、並びにフォローアップ(処置の停止から7日後)でのWOMAC疼痛サブスケールスコアの変化(%)(SE)の折れ線グラフを示す図である。 本開示の幾つかの実施形態における第II相臨床試験における8.75mg/膝(b.i.d.)、17.5mg/膝(b.i.d.)、及び35mg/膝(b.i.d.)の経皮2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートについての2週目、4週目、8週目、及び12週目、並びにフォローアップ(処置の停止から7日後)でのWOMAC疼痛スコアの変化(mm)(SE)(試験薬量の58.3%によって調整)の折れ線グラフを示す図である。 本開示の幾つかの実施形態における第II相臨床試験における8.75mg/膝(b.i.d.)、17.5mg/膝(b.i.d.)、及び35mg/膝(b.i.d.)の経皮2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートについての2週目、4週目、8週目、及び12週目、並びにフォローアップ(処置の停止から7日後)でのWOMAC疼痛スコアの変化(%)(SE)(試験薬量の58.3%によって調整)の折れ線グラフを示す図である。 本開示の幾つかの実施形態における第II相臨床試験における8.75mg/膝(b.i.d.)、17.5mg/膝(b.i.d.)、及び35mg/膝(b.i.d.)の経皮2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートについての2週目、4週目、8週目、及び12週目、並びにフォローアップ(処置の停止から7日後)でのWOMAC関節硬直サブスケールスコア(Joint Stiffness Subscale Scores)の変化(mm)(SE)の折れ線グラフを示す図である。 本開示の幾つかの実施形態における第II相臨床試験における8.75mg/膝(b.i.d.)、17.5mg/膝(b.i.d.)、及び35mg/膝(b.i.d.)の経皮2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートについての2週目、4週目、8週目、及び12週目、並びにフォローアップ(処置の停止から7日後)でのWOMAC関節硬直サブスケールスコアの変化(%)(SE)の折れ線グラフを示す図である。 本開示の幾つかの実施形態における第II相臨床試験における8.75mg/膝(b.i.d.)、17.5mg/膝(b.i.d.)、及び35mg/膝(b.i.d.)の経皮2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートについての2週目、4週目、8週目、及び12週目、並びにフォローアップ(処置の停止から7日後)でのWOMAC関節硬直サブスケールスコアの変化(mm)(SE)(試験薬量の58.3%によって調整)の折れ線グラフを示す図である。
本開示の幾つかの実施形態における第II相臨床試験における8.75mg/膝(b.i.d.)、17.5mg/膝(b.i.d.)、及び35mg/膝(b.i.d.)の経皮2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートについての2週目、4週目、8週目、及び12週目、並びにフォローアップ(処置の停止から7日後)でのWOMAC関節硬直サブスケールスコアの変化(%)(SE)(試験薬量の58.3%によって調整)の折れ線グラフを示す図である。 本開示の幾つかの実施形態における第II相臨床試験における8.75mg/膝(b.i.d.)、17.5mg/膝(b.i.d.)、及び35mg/膝(b.i.d.)の経皮2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートについての2週目、4週目、8週目、及び12週目、並びにフォローアップ(処置の停止から7日後)でのWOMAC日常活動遂行困難性サブスケールスコア(Difficulty Performing Daily Activities Subscale Scores)の変化(mm)(SE)の折れ線グラフを示す図である。 本開示の幾つかの実施形態における第II相臨床試験における8.75mg/膝(b.i.d.)、17.5mg/膝(b.i.d.)、及び35mg/膝(b.i.d.)の経皮2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートについての2週目、4週目、8週目、及び12週目、並びにフォローアップ(処置の停止から7日後)でのWOMAC日常活動遂行困難性サブスケールスコアの変化(%)(SE)の折れ線グラフを示す図である。 本開示の幾つかの実施形態における第II相臨床試験における8.75mg/膝(b.i.d.)、17.5mg/膝(b.i.d.)、及び35mg/膝(b.i.d.)の経皮2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートについての2週目、4週目、8週目、及び12週目、並びにフォローアップ(処置の停止から7日後)でのWOMAC日常活動遂行困難性サブスケールスコアの変化(mm)(SE)(試験薬量の58.3%によって調整)の折れ線グラフを示す図である。 本開示の幾つかの実施形態における第II相臨床試験における8.75mg/膝(b.i.d.)、17.5mg/膝(b.i.d.)、及び35mg/膝(b.i.d.)の経皮2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートについての2週目、4週目、8週目、及び12週目、並びにフォローアップ(処置の停止から7日後)でのWOMAC日常活動遂行困難性サブスケールスコアの変化(%)(SE)(試験薬量の58.3%によって調整)の折れ線グラフを示す図である。 本開示の幾つかの実施形態における第2の第II相臨床試験における、8週目の処置による時間に対する平均(SD)イブプロフェン血漿濃度の折れ線グラフ(線形目盛り)(n=18~20)を示す図である。 本開示の幾つかの実施形態における第2の第II相臨床試験における、12週目の処置による時間に対する平均(SD)イブプロフェン血漿濃度の折れ線グラフ(線形目盛り)(n=18~20)を示す図である。
特段の定義がない限り、本明細書において使用される全ての技術用語及び科学用語は、本発明の属する技術分野における技術者によって通常理解されるのと同じ意味を有する。
本明細書において挙げられる全ての出版物、特許、及び他の参考資料は、引用することによりそれらの全体が全ての目的について本明細書の一部をなす。
幾つかの実施形態において、本開示は、軟骨に浸透することができる医薬組成物、並びにヒト及び動物の疼痛、特に変形性関節症を処置するための医薬組成物の使用方法に関する。
本明細書及び特許請求の範囲(複数の場合もある)において使用される場合に、「含む(comprising)」(並びに「含む(comprise)」及び「含む(comprises)」等のあらゆる形態の「含む(comprising)」)、「有する(having)」(並びに「有する(have)」及び「有する(has)」等のあらゆる形態の「有する(having)」)、「含む(including)」(並びに「含む(includes)」及び「含む(include)」等のあらゆる形態の「含む(including)」)、又は「含む(containing)」(並びに「含む(contains)」及び「含む(contain)」等のあらゆる形態の「含む(containing)」)は、包括的、すなわちオープンエンドであり、更なる列挙がされていない要素又は方法工程を除外しない。
本発明を説明する文脈における(特に特許請求の範囲の文脈における)用語("a"及び"an"及び"the")及び同様のものは、本明細書において特段の定めがない限り、又は文脈により明らかに矛盾しない限り、単数形及び複数形の両方を対象に含めると解釈されるべきである。特許請求の範囲及び/又は明細書において「含む(comprising)」という用語と組み合わせて使用される場合の言葉("a"又は"an")の使用は、「1つ(one)」を意味する場合があるが、「1つ以上(one or more)」、「少なくとも1つ(at least one)」、及び「1つ又は1つより多い(one or more than one)」の意味とも一致する。
複数形が化合物、塩等に使用される場合に、単一の化合物、塩等も意味すると解釈される。
本明細書において使用される「及び/又は(and/or)」という用語は、関連する列記された項目の1つ以上のあらゆる全ての可能な組合せを指し、それらを包含する。2つ以上の項目のリストにおいて使用される場合に、「及び/又は」という用語は、列記された項目のいずれか1つを単独で使用することができること、又は列記された項目の2つ以上のあらゆる組合せを使用することができることを意味する。例えば、組成物、組合せ、構成、並列、又は群が成分A、成分B、成分C、及び/又は成分Dを含む(including)(又は含む(comprising))と記載されている場合に、組成物は、A単独、B単独、C単独、D単独、AとBとの組合せ、AとCとの組合せ、AとDとの組合せ、BとCとの組合せ、BとDとの組合せ、CとDとの組合せ、AとBとCとの組合せ、AとBとDとの組合せ、AとCとDとの組合せ、BとCとDとの組合せ、又はAとBとCとDとの組合せを含み得る。
本出願全体を通じて、「約(about)」又は「およそ(approximately)」という用語は、値が、値の決定に使用されるデバイス、方法についての誤差の固有の変動、又は研究対象間に存在する変動を含むことを示すのに使用される。一態様においては、「約」又は「およそ」という用語は、通常、所与の値又は範囲の10%以内、特に9%以内、特に8%以内、特に7%以内、特に6%以内、特に5%以内、特に4%以内、特に3%以内、特に2%以内、特に1%以内を意味する。
本明細書において使用される「処置(治療)する(treat)」、「処置(治療)する(treating)」、又は「処置(治療)(treatment)」という用語は、患者における少なくとも1つの症状を緩和、低減、若しくは軽減するか、又は増殖性障害の進行の遅延をもたらす処置レジメン又は治療レジメンを含む。例えば、処置は、障害の1つ若しくは幾つかの症状の減少、又は変形性関節症等の障害の完全な根絶であり得る。本開示の意味の範囲内で、「処置する(treat)」という用語はまた、発症(すなわち、障害の臨床所見の前の期間)を止めること、それを遅延させること、及び/又は障害を発生若しくは悪化させるリスクを低減させることも意味する。
幾つかの実施形態においては、本明細書において使用される「用量」という用語は、個々の被験者によって毎回摂取される薬物又は活性成分、特に1つの部位について個々の被験者によって毎回摂取される薬物又は活性成分の総量を意味する。
幾つかの実施形態においては、本明細書において使用される「剤形」という用語は、活性作用物質の投与単位を意味する。剤形の例としては、錠剤、カプセル剤、注射剤、懸濁液剤、液剤、エマルジョン剤、クリーム剤、軟膏剤、坐剤、吸入可能な形態、経皮形態等が挙げられる。
幾つかの実施形態においては、「単位用量」又は「投薬単位」という用語は、指定された量又は用量の組成物又はその成分を送達するように構成されている剤形を指す。局所投与用の剤形の例としては、限定されるものではないが、経皮的なパッチ剤、クリーム剤、フォーム剤、ゲル剤、ローション剤、軟膏剤、ペースト剤、粉剤、シェイクローション剤、固形剤、スポンジ剤、テープ剤、チンキ剤、蒸気剤(vapor)、注射剤、滴剤、リンス剤、スプレー剤及び液剤が挙げられる。「単位用量」又は「投薬単位」は、完全な単位用量又はその一部(例えば、1用量の1/2、1/3、又は1/4)を提供するように構成され得る。各単位用量における予め決められた量は、限定されるものではないが、活性化合物の独特な特性及び達成されるべき特定の治療効果、並びにそのような単位用量を作製及び投与する技術に固有の制限を含む要因に依存し得る。例えば、単位用量は、経皮的なパッチ剤、スプレー剤、すなわち、噴霧適用における1回の噴霧、滴下適用の一滴、所定の長さのテープ剤、米粒サイズ若しくは豆粒サイズの軟膏剤、又はひとすくい若しくはひとさじの軟膏剤であり得る。カップ、スクープ、注射器、スポイト、スプーン、又は灌注デバイス等の単位用量計測デバイスは、剤形、例えば、クリーム剤、フォーム剤、ゲル剤、ローション剤、軟膏剤、ペースト剤、粉剤、シェイクローション剤、及び固形剤、完全な単位用量又はその一部(例えば、1用量の1/2、1/3、又は1/4)に匹敵する測定量の組成物を保持することができる。単一の投与用量において、単一の単位用量又は多数の単位用量が存在し得る。キットは、単位用量又はその一部のサイズに関する指示書を含み得る。
「薬学的に許容可能な」という用語は、本明細書においては、健全な医学的判断の範囲内で、過度の毒性、刺激によるアレルギー応答及び他の問題のある合併症がなく患者の組織と接触するのに適しており、合理的な利益/リスク比に見合った化合物、材料、組成物、及び/又は剤形を指すものと定義される。
「医薬組成物」という用語は、本明細書においては、患者を冒す特定の疾患又は病態を予防又は処置、特に処置するのに患者に投与される少なくとも1つの治療剤を含む物質又は混合物又は溶液を指すものと定義される。
治療剤は、単一の単位用量若しくは多数の単位用量において毎日投与され、及び/又は単回用量において(1日1回、q.d.で)又は分割用量において(1日2回以上、例えば、1日2回、b.i.d.で)毎日投与され得ると理解される。
本明細書において使用される「日」という用語は、任意のタイムゾーンにおける1暦日又は1つの24時間期間のいずれかを指す。
「患者」又は「被験者」という用語は、温血動物を含む動物を含むことが意図される。患者の例としては、哺乳動物、例えば、ヒト、イヌ、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、ネコ、マウス、ウサギ、ラット及びトランスジェニック非ヒト動物が挙げられる。幾つかの実施形態においては、患者は、ヒト、例えば、疾患を患っている、疾患を患うリスクがある、又は疾患を患い得る可能性がある、例えば、変形性関節症を患っているヒトである。
幾つかの実施形態においては、「経皮投与」という用語は、経皮的な用量、単位用量、又は剤形の投与を意味する。「経皮投与する」という用語は、経皮的な用量、単位用量、又は剤形を投与することを意味する。「経皮投与される」という用語は、経皮的な用量、単位用量、又は剤形によって投与されることを意味する。患者及び/又は被験者が「経皮投与される」ことは、患者及び/又は被験者が「経皮投与」を受けることと同等である。患者及び/又は被験者に「経皮投与すること」は、患者及び/又は被験者に「経皮投与」を施すことと同等である。
幾つかの実施形態においては、(被験者の)「部位」という用語は、症状が見られたヒトの身体の領域/位置、例えば、それ自体が関節、筋肉、骨、及び/又は軟骨等の症状を有し、特に疼痛、炎症、及び/又は疾患、特に、関節、筋肉、骨、及び/又は軟骨等の症状、疼痛、炎症、及び/又は疾患、特に変形性関節症、及び/又は関節、筋肉、骨、及び/又は軟骨等の症状の原因、特に疼痛、炎症、及び/又は疾患、より詳細には変形性関節症の原因が位置する関節、筋肉、骨、及び/又は軟骨等である。
幾つかの実施形態においては、相応して、(被験者の)「部位に投与する」という用語は、(a)その「部位」に対応する又はそれに近い皮膚及び/又は体表面上の場所、及び/又は(b)その「部位」に到達可能な経路を提供する皮膚及び/又は体表面上の場所に投与することを意味する。
例えば、部位は、それ自体が関節、筋肉、骨及び/又は軟骨等の症状、特に疼痛、炎症及び/又は疾患、より詳細には変形性関節症を患っている、患うリスクがある、又は患い得る可能性がある関節であり得るが、その部位への投与は、皮膚及び/又は体表面の近く、特に関節、筋肉、骨、又は軟骨等から約1cm~約15cm以内、特に約3cm~約10cm以内、特に約1cm、約2cm、約3cm、約4cm、約5cm、約6cm、約7cm、約8cm、約9cm、約10cm、約11cm、約12cm、約13cm、約14cm、約15cmから選択される距離の範囲内、及び/又は関節、筋肉、骨、又は軟骨等の全方向の周りの約1cm~約15cm、特に約3cm~約10cm、特に約1cm、約2cm、約3cm、約4cm、約5cm、約6cm、約7cm、約8cm、約9cm、約10cm、約11cm、約12cm、約13cm、約14cm、約15cmから選択される距離の周辺に投与することであり得る。
幾つかの実施形態においては、「近い」又は「近く」という用語は、部位、すなわち関節、筋肉、骨、又は軟骨等の中央から約1cm~約15cm以内、特に約3cm~約10cm以内、特に約1cm、約2cm、約3cm、約4cm、約5cm、約6cm、約7cm、約8cm、約9cm、約10cm、約11cm、約12cm、約13cm、約14cm、約15cmから選択される距離の範囲内、及び/又は部位、すなわち関節、筋肉、骨、又は軟骨等の中央の全方向の周りの約1cm~約15cm、特に約3cm~約10cm、特に約1cm、約2cm、約3cm、約4cm、約5cm、約6cm、約7cm、約8cm、約9cm、約10cm、約11cm、約12cm、約13cm、約14cm、約15cmから選択される距離の周辺を意味する。
幾つかの実施形態においては、「症状」という用語は、疾患、炎症、疼痛、発熱、痛風、月経困難症、関節腫脹、朝のこわばり、リウマチ様疾患、又は損傷等のあらゆる症状を指す。特に、症状は、筋骨格系に関連する疼痛又は炎症、例えば関節炎、特に変形性関節症又は関節リウマチであり得る。
幾つかの実施形態においては、「疼痛」という用語は、急性疼痛、骨痛、関節疼痛、筋肉痛、軟骨痛、片頭痛、頭痛、群発頭痛、月経痙攣、神経因性疼痛、術後痛、慢性腰痛、ヘルペス神経痛、幻肢痛、中枢痛、歯疼痛、オピオイド耐性痛、内臓痛、手術痛、損傷疼痛、分娩中の疼痛、熱傷、日焼け、痛風、狼瘡による疼痛、線維筋痛、分娩後疼痛、狭心症痛、膀胱炎、炎症、関節炎疼痛、敗血症性関節炎疼痛、変形性関節症疼痛、若年性関節リウマチ疼痛、強直性脊椎炎、及び月経困難症等のあらゆる疼痛を指す。
幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1日当たり、特に部位ごとに1日当たり、約1mg~約64mg、特に1mg~64mgの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1日当たり、特に部位ごとに1日当たり、約2mg~約56mg、特に2mg~56mgの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1日当たり、特に部位ごとに1日当たり、約3mg~約48mg、特に3mg~48mgの量で投与される。
幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1日当たり、特に部位ごとに1日当たり、約4mg~約40mg、特に4mg~40mgの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1日当たり、特に部位ごとに1日当たり、約4mg~約32mg、特に4mg~32mgの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1日当たり、特に部位ごとに1日当たり、約8mg~約32mg、特に8mg~32mgの量で投与される。
幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1日当たり、特に部位ごとに1日当たり、約8mg~約18mg、特に8mg~18mgの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1日当たり、特に部位ごとに1日当たり、約4mg~約8mg、特に4mg~8mgの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1日当たり、特に部位ごとに1日当たり、約8mg~約16mg、特に8mg~16mgの量で投与される。
幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1日当たり、特に部位ごとに1日当たり、約16mg~約32mg、特に16mg~32mgの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1日当たり、特に部位ごとに1日当たり、4.5mg、9mg、13.5mg、18mg、22.5mg、27mg、31.5mg、36mg、40.5mg、45mg、49.5mg、54mg、58.5mg、63mg、67.5mg、及び72mgからなる群から選択される量で投与される。
幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1日当たり、特に部位ごとに1日当たり、1mg、1.1mg、1.2mg、1.3mg、1.4mg、1.5mg、1.6mg、1.7mg、1.8mg、1.9mg、2mg、2.1mg、2.2mg、2.3mg、2.4mg、2.5mg、2.6mg、2.7mg、2.8mg、2.9mg、3mg、3.1mg、3.2mg、3.3mg、3.4mg、3.5mg、3.6mg、3.7mg、3.8mg、3.9mg、4mg、4.1mg、4.2mg、4.3mg、4.4mg、4.5mg、4.6mg、4.7mg、4.8mg、4.9mg、5mg、5.1mg、5.2mg、5.3mg、5.4mg、5.5mg、5.6mg、5.7mg、5.8mg、5.9mg、6mg、6.1mg、6.2mg、6.3mg、6.4mg、6.5mg、6.6mg、6.7mg、6.8mg、6.9mg、7mg、7.1mg、7.2mg、7.3mg、7.4mg、7.5mg、7.6mg、7.7mg、7.8mg、7.9mg、8mg、8.1mg、8.2mg、8.3mg、8.4mg、8.5mg、8.6mg、8.7mg、8.8mg、8.9mg、9mg、9.1mg、9.2mg、9.3mg、9.4mg、9.5mg、9.6mg、9.7mg、9.8mg、9.9mg、10mg、10.1mg、10.2mg、10.3mg、10.4mg、10.5mg、10.6mg、10.7mg、10.8mg、10.9mg、11mg、11.1mg、11.2mg、11.3mg、11.4mg、11.5mg、11.6mg、11.7mg、11.8mg、11.9mg、12mg、12.1mg、12.2mg、12.3mg、12.4mg、12.5mg、12.6mg、12.7mg、12.8mg、12.9mg、13mg、13.1mg、13.2mg、13.3mg、13.4mg、13.5mg、13.6mg、13.7mg、13.8mg、13.9mg、14mg、14.1mg、14.2mg、14.3mg、14.4mg、14.5mg、14.6mg、14.7mg、14.8mg、14.9mg、15mg、15.1mg、15.2mg、15.3mg、15.4mg、15.5mg、15.6mg、15.7mg、15.8mg、15.9mg、16mg、16.1mg、16.2mg、16.3mg、16.4mg、16.5mg、16.6mg、16.7mg、16.8mg、16.9mg、17mg、17.1mg、17.2mg、17.3mg、17.4mg、17.5mg、17.6mg、17.7mg、17.8mg、17.9mg、18mg、18.1mg、18.2mg、18.3mg、18.4mg、18.5mg、18.6mg、18.7mg、18.8mg、18.9mg、19mg、19.1mg、19.2mg、19.3mg、19.4mg、19.5mg、19.6mg、19.7mg、19.8mg、19.9mg、20mg、20.1mg、20.2mg、20.3mg、20.4mg、20.5mg、20.6mg、20.7mg、20.8mg、20.9mg、21mg、21.1mg、21.2mg、21.3mg、21.4mg、21.5mg、21.6mg、21.7mg、21.8mg、21.9mg、22mg、22.1mg、22.2mg、22.3mg、22.4mg、22.5mg、22.6mg、22.7mg、22.8mg、22.9mg、23mg、23.1mg、23.2mg、23.3mg、23.4mg、23.5mg、23.6mg、23.7mg、23.8mg、23.9mg、24mg、24.1mg、24.2mg、24.3mg、24.4mg、24.5mg、24.6mg、24.7mg、24.8mg、24.9mg、25mg、25.1mg、25.2mg、25.3mg、25.4mg、25.5mg、25.6mg、25.7mg、25.8mg、25.9mg、26mg、26.1mg、26.2mg、26.3mg、26.4mg、26.5mg、26.6mg、26.7mg、26.8mg、26.9mg、27mg、27.1mg、27.2mg、27.3mg、27.4mg、27.5mg、27.6mg、27.7mg、27.8mg、27.9mg、28mg、28.1mg、28.2mg、28.3mg、28.4mg、28.5mg、28.6mg、28.7mg、28.8mg、28.9mg、29mg、29.1mg、29.2mg、29.3mg、29.4mg、29.5mg、29.6mg、29.7mg、29.8mg、29.9mg、30mg、30.1mg、30.2mg、30.3mg、30.4mg、30.5mg、30.6mg、30.7mg、30.8mg、30.9mg、31mg、31.1mg、31.2mg、31.3mg、31.4mg、31.5mg、31.6mg、31.7mg、31.8mg、31.9mg、32mg、32.1mg、32.2mg、32.3mg、32.4mg、32.5mg、32.6mg、32.7mg、32.8mg、32.9mg、33mg、33.1mg、33.2mg、33.3mg、33.4mg、33.5mg、33.6mg、33.7mg、33.8mg、33.9mg、34mg、34.1mg、34.2mg、34.3mg、34.4mg、34.5mg、34.6mg、34.7mg、34.8mg、34.9mg、35mg、35.1mg、35.2mg、35.3mg、35.4mg、35.5mg、35.6mg、35.7mg、35.8mg、35.9mg、36mg、36.1mg、36.2mg、36.3mg、36.4mg、36.5mg、36.6mg、36.7mg、36.8mg、36.9mg、37mg、37.1mg、37.2mg、37.3mg、37.4mg、37.5mg、37.6mg、37.7mg、37.8mg、37.9mg、38mg、38.1mg、38.2mg、38.3mg、38.4mg、38.5mg、38.6mg、38.7mg、38.8mg、38.9mg、39mg、39.1mg、39.2mg、39.3mg、39.4mg、39.5mg、39.6mg、39.7mg、39.8mg、39.9mg、40mg、40.1mg、40.2mg、40.3mg、40.4mg、40.5mg、40.6mg、40.7mg、40.8mg、40.9mg、41mg、41.1mg、41.2mg、41.3mg、41.4mg、41.5mg、41.6mg、41.7mg、41.8mg、41.9mg、42mg、42.1mg、42.2mg、42.3mg、42.4mg、42.5mg、42.6mg、42.7mg、42.8mg、42.9mg、43mg、43.1mg、43.2mg、43.3mg、43.4mg、43.5mg、43.6mg、43.7mg、43.8mg、43.9mg、44mg、44.1mg、44.2mg、44.3mg、44.4mg、44.5mg、44.6mg、44.7mg、44.8mg、44.9mg、45mg、45.1mg、45.2mg、45.3mg、45.4mg、45.5mg、45.6mg、45.7mg、45.8mg、45.9mg、46mg、46.1mg、46.2mg、46.3mg、46.4mg、46.5mg、46.6mg、46.7mg、46.8mg、46.9mg、47mg、47.1mg、47.2mg、47.3mg、47.4mg、47.5mg、47.6mg、47.7mg、47.8mg、47.9mg、48mg、48.1mg、48.2mg、48.3mg、48.4mg、48.5mg、48.6mg、48.7mg、48.8mg、48.9mg、49mg、49.1mg、49.2mg、49.3mg、49.4mg、49.5mg、49.6mg、49.7mg、49.8mg、49.9mg、50mg、50.1mg、50.2mg、50.3mg、50.4mg、50.5mg、50.6mg、50.7mg、50.8mg、50.9mg、51mg、51.1mg、51.2mg、51.3mg、51.4mg、51.5mg、51.6mg、51.7mg、51.8mg、51.9mg、52mg、52.1mg、52.2mg、52.3mg、52.4mg、52.5mg、52.6mg、52.7mg、52.8mg、52.9mg、53mg、53.1mg、53.2mg、53.3mg、53.4mg、53.5mg、53.6mg、53.7mg、53.8mg、53.9mg、54mg、54.1mg、54.2mg、54.3mg、54.4mg、54.5mg、54.6mg、54.7mg、54.8mg、54.9mg、55mg、55.1mg、55.2mg、55.3mg、55.4mg、55.5mg、55.6mg、55.7mg、55.8mg、55.9mg、56mg、56.1mg、56.2mg、56.3mg、56.4mg、56.5mg、56.6mg、56.7mg、56.8mg、56.9mg、57mg、57.1mg、57.2mg、57.3mg、57.4mg、57.5mg、57.6mg、57.7mg、57.8mg、57.9mg、58mg、58.1mg、58.2mg、58.3mg、58.4mg、58.5mg、58.6mg、58.7mg、58.8mg、58.9mg、59mg、59.1mg、59.2mg、59.3mg、59.4mg、59.5mg、59.6mg、59.7mg、59.8mg、59.9mg、60mg、60.1mg、60.2mg、60.3mg、60.4mg、60.5mg、60.6mg、60.7mg、60.8mg、60.9mg、61mg、61.1mg、61.2mg、61.3mg、61.4mg、61.5mg、61.6mg、61.7mg、61.8mg、61.9mg、62mg、62.1mg、62.2mg、62.3mg、62.4mg、62.5mg、62.6mg、62.7mg、62.8mg、62.9mg、63mg、63.1mg、63.2mg、63.3mg、63.4mg、63.5mg、63.6mg、63.7mg、63.8mg、63.9mg、64mg、64.1mg、64.2mg、64.3mg、64.4mg、64.5mg、64.6mg、64.7mg、64.8mg、64.9mg、65mg、65.1mg、65.2mg、65.3mg、65.4mg、65.5mg、65.6mg、65.7mg、65.8mg、65.9mg、66mg、66.1mg、66.2mg、66.3mg、66.4mg、66.5mg、66.6mg、66.7mg、66.8mg、66.9mg、67mg、67.1mg、67.2mg、67.3mg、67.4mg、67.5mg、67.6mg、67.7mg、67.8mg、67.9mg、68mg、68.1mg、68.2mg、68.3mg、68.4mg、68.5mg、68.6mg、68.7mg、68.8mg、68.9mg、69mg、69.1mg、69.2mg、69.3mg、69.4mg、69.5mg、69.6mg、69.7mg、69.8mg、69.9mg、70mg、70.1mg、70.2mg、70.3mg、70.4mg、70.5mg、70.6mg、70.7mg、70.8mg、70.9mg、71mg、71.1mg、71.2mg、71.3mg、71.4mg、71.5mg、71.6mg、71.7mg、71.8mg、71.9mg、72mg、72.1mg、72.2mg、72.3mg、72.4mg、72.5mg、72.6mg、72.7mg、72.8mg、72.9mg、73mg、73.1mg、73.2mg、73.3mg、73.4mg、73.5mg、73.6mg、73.7mg、73.8mg、73.9mg、74mg、74.1mg、74.2mg、74.3mg、74.4mg、74.5mg、74.6mg、74.7mg、74.8mg、74.9mg、75mg、75.1mg、75.2mg、75.3mg、75.4mg、75.5mg、75.6mg、75.7mg、75.8mg、75.9mg、76mg、76.1mg、76.2mg、76.3mg

、76.4mg、76.5mg、76.6mg、76.7mg、76.8mg、76.9mg、77mg、77.1mg、77.2mg、77.3mg、77.4mg、77.5mg、77.6mg、77.7mg、77.8mg、77.9mg、78mg、78.1mg、78.2mg、78.3mg、78.4mg、78.5mg、78.6mg、78.7mg、78.8mg、78.9mg、79mg、79.1mg、79.2mg、79.3mg、79.4mg、79.5mg、79.6mg、79.7mg、79.8mg、79.9mg、及び80mgからなる群から選択される量で投与される。
幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1日当たり、特に部位ごとに1日当たり、4.375mg、8.75mg、13.125mg、17.5mg、21.875mg、26.25mg、30.625mg、35mg、39.375mg、43.75mg、48.125mg、52.5mg、56.875mg、61.25mg、65.625mg、及び70mgからなる群から選択される量で投与される。
幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、特に部位ごとに1用量当たり、約0.1mg~約40mg、特に0.1mg~40mgの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、特に部位ごとに1用量当たり、約1mg~約32mg、特に1mg~32mgの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、特に部位ごとに1用量当たり、約1.5mg~約24mg、特に1.5mg~24mgの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、特に部位ごとに1用量当たり、約2mg~約20mg、特に2mg~20mgの量で投与される。
幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、特に部位ごとに1用量当たり、約4mg~約18mg、特に4mg~18mgの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、特に部位ごとに1用量当たり、約4mg~約8mg、特に4mg~8mgの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、特に部位ごとに1用量当たり、約8mg~約16mg、特に8mg~16mgの量で投与される。
幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、特に部位ごとに1用量当たり、約16mg~約32mg、特に16mg~32mgの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、特に部位ごとに1用量当たり、1mg、2.25mg、4.5mg、6.75mg、9mg、11.25mg、13.5mg、15.75mg、18mg、20.25mg、22.5mg、24.75mg、27mg、29.25mg、31.5mg、33.75mg、及び36mgからなる群から選択される量で投与される。
幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、特に部位ごとに1用量当たり、0.1mg、0.2mg、0.3mg、0.4mg、0.5mg、0.6mg、0.7mg、0.8mg、0.9mg、1mg、1.1mg、1.2mg、1.3mg、1.4mg、1.5mg、1.55mg、1.6mg、1.65mg、1.7mg、1.75mg、1.8mg、1.85mg、1.9mg、1.95mg、2mg、2.05mg、2.1mg、2.15mg、2.2mg、2.25mg、2.3mg、2.35mg、2.4mg、2.45mg、2.5mg、2.55mg、2.6mg、2.65mg、2.7mg、2.75mg、2.8mg、2.85mg、2.9mg、2.95mg、3mg、3.05mg、3.1mg、3.15mg、3.2mg、3.25mg、3.3mg、3.35mg、3.4mg、3.45mg、3.5mg、3.55mg、3.6mg、3.65mg、3.7mg、3.75mg、3.8mg、3.85mg、3.9mg、3.95mg、4mg、4.05mg、4.1mg、4.15mg、4.2mg、4.25mg、4.3mg、4.35mg、4.4mg、4.45mg、4.5mg、4.55mg、4.6mg、4.65mg、4.7mg、4.75mg、4.8mg、4.85mg、4.9mg、4.95mg、5mg、5.05mg、5.1mg、5.15mg、5.2mg、5.25mg、5.3mg、5.35mg、5.4mg、5.45mg、5.5mg、5.55mg、5.6mg、5.65mg、5.7mg、5.75mg、5.8mg、5.85mg、5.9mg、5.95mg、6mg、6.05mg、6.1mg、6.15mg、6.2mg、6.25mg、6.3mg、6.35mg、6.4mg、6.45mg、6.5mg、6.55mg、6.6mg、6.65mg、6.7mg、6.75mg、6.8mg、6.85mg、6.9mg、6.95mg、7mg、7.05mg、7.1mg、7.15mg、7.2mg、7.25mg、7.3mg、7.35mg、7.4mg、7.45mg、7.5mg、7.55mg、7.6mg、7.65mg、7.7mg、7.75mg、7.8mg、7.85mg、7.9mg、7.95mg、8mg、8.05mg、8.1mg、8.15mg、8.2mg、8.25mg、8.3mg、8.35mg、8.4mg、8.45mg、8.5mg、8.55mg、8.6mg、8.65mg、8.7mg、8.75mg、8.8mg、8.85mg、8.9mg、8.95mg、9mg、9.05mg、9.1mg、9.15mg、9.2mg、9.25mg、9.3mg、9.35mg、9.4mg、9.45mg、9.5mg、9.55mg、9.6mg、9.65mg、9.7mg、9.75mg、9.8mg、9.85mg、9.9mg、9.95mg、10mg、10.05mg、10.1mg、10.15mg、10.2mg、10.25mg、10.3mg、10.35mg、10.4mg、10.45mg、10.5mg、10.55mg、10.6mg、10.65mg、10.7mg、10.75mg、10.8mg、10.85mg、10.9mg、10.95mg、11mg、11.05mg、11.1mg、11.15mg、11.2mg、11.25mg、11.3mg、11.35mg、11.4mg、11.45mg、11.5mg、11.55mg、11.6mg、11.65mg、11.7mg、11.75mg、11.8mg、11.85mg、11.9mg、11.95mg、12mg、12.05mg、12.1mg、12.15mg、12.2mg、12.25mg、12.3mg、12.35mg、12.4mg、12.45mg、12.5mg、12.55mg、12.6mg、12.65mg、12.7mg、12.75mg、12.8mg、12.85mg、12.9mg、12.95mg、13mg、13.05mg、13.1mg、13.15mg、13.2mg、13.25mg、13.3mg、13.35mg、13.4mg、13.45mg、13.5mg、13.55mg、13.6mg、13.65mg、13.7mg、13.75mg、13.8mg、13.85mg、13.9mg、13.95mg、14mg、14.05mg、14.1mg、14.15mg、14.2mg、14.25mg、14.3mg、14.35mg、14.4mg、14.45mg、14.5mg、14.55mg、14.6mg、14.65mg、14.7mg、14.75mg、14.8mg、14.85mg、14.9mg、14.95mg、15mg、15.05mg、15.1mg、15.15mg、15.2mg、15.25mg、15.3mg、15.35mg、15.4mg、15.45mg、15.5mg、15.55mg、15.6mg、15.65mg、15.7mg、15.75mg、15.8mg、15.85mg、15.9mg、15.95mg、16mg、16.05mg、16.1mg、16.15mg、16.2mg、16.25mg、16.3mg、16.35mg、16.4mg、16.45mg、16.5mg、16.55mg、16.6mg、16.65mg、16.7mg、16.75mg、16.8mg、16.85mg、16.9mg、16.95mg、17mg、17.05mg、17.1mg、17.15mg、17.2mg、17.25mg、17.3mg、17.35mg、17.4mg、17.45mg、17.5mg、17.55mg、17.6mg、17.65mg、17.7mg、17.75mg、17.8mg、17.85mg、17.9mg、17.95mg、18mg、18.05mg、18.1mg、18.15mg、18.2mg、18.25mg、18.3mg、18.35mg、18.4mg、18.45mg、18.5mg、18.55mg、18.6mg、18.65mg、18.7mg、18.75mg、18.8mg、18.85mg、18.9mg、18.95mg、19mg、19.05mg、19.1mg、19.15mg、19.2mg、19.25mg、19.3mg、19.35mg、19.4mg、19.45mg、19.5mg、19.55mg、19.6mg、19.65mg、19.7mg、19.75mg、19.8mg、19.85mg、19.9mg、19.95mg、20mg、20.05mg、20.1mg、20.15mg、20.2mg、20.25mg、20.3mg、20.35mg、20.4mg、20.45mg、20.5mg、20.55mg、20.6mg、20.65mg、20.7mg、20.75mg、20.8mg、20.85mg、20.9mg、20.95mg、21mg、21.05mg、21.1mg、21.15mg、21.2mg、21.25mg、21.3mg、21.35mg、21.4mg、21.45mg、21.5mg、21.55mg、21.6mg、21.65mg、21.7mg、21.75mg、21.8mg、21.85mg、21.9mg、21.95mg、22mg、22.05mg、22.1mg、22.15mg、22.2mg、22.25mg、22.3mg、22.35mg、22.4mg、22.45mg、及び22.5mg、22.55mg、22.6mg、22.65mg、22.7mg、22.75mg、22.8mg、22.85mg、22.9mg、22.95mg、23mg、23.05mg、23.1mg、23.15mg、23.2mg、23.25mg、23.3mg、23.35mg、23.4mg、23.45mg、23.5mg、23.55mg、23.6mg、23.65mg、23.7mg、23.75mg、23.8mg、23.85mg、23.9mg、23.95mg、24mg、24.05mg、24.1mg、24.15mg、24.2mg、24.25mg、24.3mg、24.35mg、24.4mg、24.45mg、24.5mg、24.55mg、24.6mg、24.65mg、24.7mg、24.75mg、24.8mg、24.85mg、24.9mg、24.95mg、25mg、25.05mg、25.1mg、25.15mg、25.2mg、25.25mg、25.3mg、25.35mg、25.4mg、25.45mg、25.5mg、25.55mg、25.6mg、25.65mg、25.7mg、25.75mg、25.8mg、25.85mg、25.9mg、25.95mg、26mg、26.05mg、26.1mg、26.15mg、26.2mg、26.25mg、26.3mg、26.35mg、26.4mg、26.45mg、26.5mg、26.55mg、26.6mg、26.65mg、26.7mg、26.75mg、26.8mg、26.85mg、26.9mg、26.95mg、27mg、27.05mg、27.1mg、27.15mg、27.2mg、27.25mg、27.3mg、27.35mg、27.4mg、27.45mg、27.5mg、27.55mg、27.6mg、27.65mg、27.7mg、27.75mg、27.8mg、27.85mg、27.9mg、27.95mg、28mg、28.05mg、28.1mg、28.15mg、28.2mg、28.25mg、28.3mg、28.35mg、28.4mg、28.45mg、28.5mg、28.55mg、28.6mg、28.65mg、28.7mg、28.75mg、28.8mg、28.85mg、28.9mg、28.95mg、29mg、29.05mg、29.1mg、29.15mg、29.2mg、29.25mg、29.3mg、29.35mg、29.4mg、29.45mg、29.5mg、29.55mg、29.6mg、29.65mg、29.7mg、29.75mg、29.8mg、29.85mg、29.9mg、29.95mg、30mg、30.05mg、30.1mg、30.15mg、30.2mg、30.25mg、30.3mg、30.35mg、30.4mg、30.45mg、30.5mg、30.55mg、30.6mg、30.65mg、30.7mg、30.75mg、30.8mg、30.85mg、30.9mg、30.95mg、31mg、31.05mg、31.1mg、31.15mg、31.2mg、31.25mg、31.3mg、31.35mg、31.4mg、31.45mg、31.5mg、31.55mg、31.6mg、31.65mg、31.7mg、31.75mg、31.8mg、31.85mg、31.9mg、31.95mg、32mg、32.05mg、32.1mg、32.15mg、32.2mg、32.25mg、32.3mg、32.35mg、32.4mg、32.45mg、32.5mg、32.55mg、32.6mg、32.65mg、32.7mg、32.75mg、32.8mg、32.85mg、32.9mg、32.95mg、33mg、33.05mg、33.1mg、33.15mg、33.2mg、33.25mg、33.3mg、33.35mg、33.4mg、33.45mg、33.5mg、33.55mg、33.6mg、33.65mg、33.7mg、33.75mg、33.8mg、33.85mg、33.9mg、33.95mg、34mg、34.05mg、34.1mg、34.15mg、34.2mg、34.25mg、34.3mg、34.35mg、34.4mg、34.45mg、34.5mg、34.55mg、34.6mg、34.65mg、34.7mg、34.75mg、34.8mg、34.85mg、34.9mg、34.95mg、35mg、35.05mg、35.1mg、35.15mg、35.2mg、35.25mg、35.3mg、35.35mg、35.4mg、35.45mg、35.5mg、35.55mg、35.6mg、35.65mg、35.7mg、35.75mg、35.8mg、35.85mg、35.9mg、35.95mg、36mg、36.05mg

、36.1mg、36.15mg、36.2mg、36.25mg、36.3mg、36.35mg、36.4mg、36.45mg、36.5mg、36.55mg、36.6mg、36.65mg、36.7mg、36.75mg、36.8mg、36.85mg、36.9mg、36.95mg、37mg、37.05mg、37.1mg、37.15mg、37.2mg、37.25mg、37.3mg、37.35mg、37.4mg、37.45mg、37.5mg、37.55mg、37.6mg、37.65mg、37.7mg、37.75mg、37.8mg、37.85mg、37.9mg、37.95mg、38mg、38.05mg、38.1mg、38.15mg、38.2mg、38.25mg、38.3mg、38.35mg、38.4mg、38.45mg、38.5mg、38.55mg、38.6mg、38.65mg、38.7mg、38.75mg、38.8mg、38.85mg、38.9mg、38.95mg、39mg、39.05mg、39.1mg、39.15mg、39.2mg、39.25mg、39.3mg、39.35mg、39.4mg、39.45mg、39.5mg、39.55mg、39.6mg、39.65mg、39.7mg、39.75mg、39.8mg、39.85mg、39.9mg、39.95mg、及び40mgからなる群から選択される量で投与される。
幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、特に部位ごとに1用量当たり、2.1875mg、4.375mg、6.5625mg、8.75mg、10.9375mg、13.125mg、15.3125mg、17.5mg、19.6875mg、21.875mg、24.0625mg、26.25mg、28.4375mg、30.625mg、32.8125mg、及び35mgからなる群から選択される量で投与される。
幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、約5μg/cm~約4mg/cmの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、約5μg/cm~約2mg/cmの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、約10μg/cm~約2mg/cmの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、約30μg/cm~約2mg/cmの量で投与される。
幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、約35μg/cm~約1.5mg/cmの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、約40μg/cm~約1mg/cmの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、約45μg/cm~約750μg/cmの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、約48μg/cm~約600μg/cmの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、約50μg/cm~約500μg/cmの量で投与される。
幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、約60μg/cm~約2mg/cmの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、約80μg/cm~約2mg/cmの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、約90μg/cm~約1.5mg/cmの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、約96μg/cm~約1.2mg/cmの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、約100μg/cm~約1mg/cmの量で投与される。
幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、約45μg/cm~約90μg/cmの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、約60μg/cm~約120μg/cmの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、約90μg/cm~約180μg/cmの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、約120μg/cm~約240μg/cmの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、約180μg/cm~約360μg/cmの量で投与される。
幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、約240μg/cm~約480μg/cmの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、約360μg/cm~約720μg/cmの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、約480μg/cm~約960μg/cmの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、約720μg/cm~約1.44mg/cmの量で投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、約960μg/cm~約1.92mg/cmの量で投与される。
幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、5μg/cm、5.5μg/cm、6μg/cm、6.5μg/cm、7μg/cm、7.5μg/cm、8μg/cm、8.5μg/cm、9μg/cm、9.5μg/cm、10μg/cm、11μg/cm、12μg/cm、13μg/cm、14μg/cm、15μg/cm、16μg/cm、17μg/cm、18μg/cm、19μg/cm、20μg/cm、21μg/cm、22μg/cm、23μg/cm、24μg/cm、25μg/cm、26μg/cm、27μg/cm、28μg/cm、29μg/cm、30μg/cm、31μg/cm、32μg/cm、33μg/cm、34μg/cm、35μg/cm、36μg/cm、37μg/cm、38μg/cm、39μg/cm、40μg/cm、41μg/cm、42μg/cm、43μg/cm、44μg/cm、45μg/cm、46μg/cm、47μg/cm、48μg/cm、49μg/cm、50μg/cm、51μg/cm、52μg/cm、53μg/cm、54μg/cm、55μg/cm、56μg/cm、57μg/cm、58μg/cm、59μg/cm、60μg/cm、62μg/cm、64μg/cm、66μg/cm、68μg/cm、70μg/cm、72μg/cm、74μg/cm、76μg/cm、78μg/cm、80μg/cm、82μg/cm、84μg/cm、86μg/cm、88μg/cm、90μg/cm、92μg/cm、94μg/cm、96μg/cm、98μg/cm、100μg/cm、102μg/cm、104μg/cm、106μg/cm、108μg/cm、110μg/cm、112μg/cm、114μg/cm、116μg/cm、118μg/cm、120μg/cm、125μg/cm、130μg/cm、135μg/cm、140μg/cm、145μg/cm、150μg/cm、155μg/cm、160μg/cm、165μg/cm、170μg/cm、175μg/cm、180μg/cm、185μg/cm、190μg/cm、195μg/cm、200μg/cm、205μg/cm、210μg/cm、215μg/cm、220μg/cm、225μg/cm、230μg/cm、235μg/cm、240μg/cm、250μg/cm、260μg/cm、270μg/cm、280μg/cm、290μg/cm、300μg/cm、310μg/cm、320μg/cm、330μg/cm、340μg/cm、350μg/cm、360μg/cm、370μg/cm、380μg/cm、390μg/cm、400μg/cm、410μg/cm、420μg/cm、430μg/cm、440μg/cm、450μg/cm、460μg/cm、470μg/cm、480μg/cm、490μg/cm、500μg/cm、510μg/cm、520μg/cm、530μg/cm、540μg/cm、550μg/cm、560μg/cm、570μg/cm、580μg/cm、590μg/cm、600μg/cm、620μg/cm、640μg/cm、660μg/cm、680μg/cm、700μg/cm、720μg/cm、740μg/cm、760μg/cm、780μg/cm、800μg/cm、820μg/cm、840μg/cm、860μg/cm、880μg/cm、900μg/cm、920μg/cm、940μg/cm、960μg/cm、980μg/cm、1mg/cm、1.02mg/cm、1.04mg/cm、1.06mg/cm、1.08mg/cm、1.1mg/cm、1.12mg/cm、1.14mg/cm、1.16mg/cm、1.18mg/cm、1.2mg/cm、1.22mg/cm、1.24mg/cm、1.26mg/cm、1.28mg/cm、1.3mg/cm、1.32mg/cm、1.34mg/cm、1.36mg/cm、1.38mg/cm、1.4mg/cm、1.42mg/cm、1.44mg/cm、1.46mg/cm、1.48mg/cm、1.5mg/cm、1.52mg/cm、1.54mg/cm、1.56mg/cm、1.58mg/cm、1.6mg/cm、1.62mg/cm、1.64mg/cm、1.66mg/cm、1.68mg/cm、1.7mg/cm、1.72mg/cm、1.74mg/cm、1.76mg/cm、1.78mg/cm、1.8mg/cm、1.82mg/cm、1.84mg/cm、1.86mg/cm、1.88mg/cm、1.9mg/cm、1.92mg/cm、1.94mg/cm、1.96mg/cm、1.98mg/cm、2mg/cm、2.05mg/cm、2.1mg/cm、2.15mg/cm、2.2mg/cm、2.25mg/cm、2.3mg/cm、2.35mg/cm、2.4mg/cm、2.45mg/cm、2.5mg/cm、2.55mg/cm、2.6mg/cm、2.65mg/cm、2.7mg/cm、2.75mg/cm、2.8mg/cm、2.85mg/cm、2.9mg/cm、2.95mg/cm、3mg/cm、3.05mg/cm、3.1mg/cm、3.15mg/cm、3.2mg/cm、3.25mg/cm、3.3mg/cm、3.35mg/cm、3.4mg/cm、3.45mg/cm、3.5mg/cm、3.55mg/cm、3.6mg/cm、3.65mg/cm、3.7mg/cm、3.75mg/cm、3.8mg/cm、3.85mg/cm、3.9mg/cm、3.95mg/cm、及び4mg/cmからなる群から選択される量で投与される。
幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1用量当たり、37.5μg/cm、75μg/cm、112.5μg/cm、150μg/cm、187.5μg/cm、225μg/cm、262.5μg/cm、300μg/cm、337.5μg/cm、及び375μg/cmからなる群から選択される量で投与される。
幾つかの実施形態において、被験者は温血動物である。幾つかの実施形態において、被験者は哺乳動物である。幾つかの実施形態において、被験者は霊長類である。幾つかの実施形態において、被験者はヒトである。幾つかの実施形態において、被験者はヒト成体である。幾つかの実施形態において、成体の年齢は、15歳、16歳、17歳、18歳、19歳、20歳、21歳、22歳、23歳、24歳、25歳、26歳、27歳、28歳、29歳及び30歳からなる群から選択される年齢より上の年齢又はそれと等しい年齢である。
幾つかの実施形態において、被験者は、症状を患っている、症状を患うリスクがある、又は症状を患い得る可能性がある被験者であり、及び/又は医薬は、それらの被験者用である。幾つかの実施形態においては、被験者は、症状を患っている、症状を患うリスクがある、又は症状を患い得る可能性がある被験者、特に、疾患、炎症、疼痛、発熱、痛風、月経困難症、関節腫脹、朝のこわばり、リウマチ様障害、又は損傷を患っている、それらを患うリスクがある、又はそれらを患い得る可能性がある被験者であり、及び/又は医薬は、それらの被験者用である。幾つかの実施形態においては、症状は、疾患、炎症、疼痛、発熱、痛風、月経困難症、関節腫脹、朝のこわばり、リウマチ様障害、又は損傷である。幾つかの実施形態においては、被験者は、症状を患っている、症状を患うリスクがある、又は症状を患い得る可能性がある被験者、特に、疾患、炎症、又は疼痛を患っている、それらを患うリスクがある、又はそれらを患い得る可能性がある被験者であり、及び/又は医薬は、それらの被験者用である。
幾つかの実施形態において、被験者は、疼痛を患っている、疼痛を患うリスクがある、又は疼痛を患い得る可能性がある被験者であり、及び/又は医薬は、それらの被験者用である。
幾つかの実施形態において、被験者は、関節疼痛、骨痛、軟骨痛、筋肉痛、歯疼痛、頭痛、月経困難症、又は月経痙攣を患っている、それらを患うリスクがある、又はそれらを患い得る可能性がある被験者であり、及び/又は医薬は、それらの被験者用である。幾つかの実施形態において、疼痛は関節疼痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は骨痛である。幾つかの実施形態においては、疼痛は軟骨痛である。幾つかの実施形態においては、疼痛は筋肉痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は歯疼痛である。幾つかの実施形態においては、疼痛は頭痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は月経困難症である。幾つかの実施形態において、疼痛は月経痙攣である。幾つかの実施形態において、疼痛は関節炎疼痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は変形性関節症疼痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は怪我である。幾つかの実施形態において、疼痛は術後痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は痛風痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は狼瘡疼痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は線維筋痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は月経困難症である。幾つかの実施形態において、疼痛は関節腫脹である。幾つかの実施形態においては、疼痛は朝のこわばりである。幾つかの実施形態において、疼痛はリウマチ様疾患である。幾つかの実施形態において、疼痛は軽傷である。
幾つかの実施形態においては、疼痛は、片方又は両方の膝、片方又は両方の足首、片方又は両方の肘、片方又は両方の手首、1つ以上の頸椎、1つ以上の背椎、片方又は両方の肩、片側又は両側の股関節部、1本以上の手指、及び/又は1本以上の足趾の関節疼痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は膝関節疼痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は足首関節疼痛である。幾つかの実施形態においては、疼痛は肘関節疼痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は手首関節疼痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は頸椎関節疼痛である。幾つかの実施形態においては、疼痛は、背椎関節疼痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は肩関節疼痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は股関節疼痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は手指関節疼痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は足趾関節疼痛である。
幾つかの実施形態において、疼痛は、片方又は両方の膝、片方又は両方の足首、片方又は両方の肘、片方又は両方の手首、1つ以上の頸椎、1つ以上の背椎、片方又は両方の肩、片側又は両側の股関節部、1本以上の手指、及び/又は1本以上の足趾の軟骨痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は膝軟骨痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は足首軟骨痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は肘軟骨痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は手首軟骨痛である。幾つかの実施形態においては、疼痛は、頸椎軟骨痛である。幾つかの実施形態においては、疼痛は、背椎軟骨痛である。幾つかの実施形態においては、疼痛は、肩軟骨痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は股関節部軟骨痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は手指軟骨痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は足趾軟骨痛である。
幾つかの実施形態において、疼痛は、頭骨、頸椎骨、肩骨、上腕骨、前腕骨、手掌骨、手節骨、肩甲骨、肋骨、背椎骨、寛骨、大腿骨、腓骨、足底骨、又は趾骨の骨痛である。
幾つかの実施形態において、疼痛は頭骨痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は頸椎痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は肩骨痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は上腕骨痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は前腕骨痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は手掌骨痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は手節骨痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は肩甲骨痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は肋骨痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は背椎痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は寛骨痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は大腿骨痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は腓骨痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は足底骨痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は趾骨痛である。
幾つかの実施形態において、疼痛は、頭筋、頸筋、肩甲筋、上腕筋、前腕筋、手掌筋、手指筋、胸筋、腹筋、背筋、股関節周囲筋、大腿筋、腓筋、足底筋、又は足趾筋の筋肉痛である。
幾つかの実施形態において、疼痛は頭筋痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は頸筋痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は肩甲筋痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は上腕筋痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は前腕筋痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は手掌筋痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は手指筋痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は胸筋痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は腹筋痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は背筋痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は股関節周囲筋痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は大腿筋痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は腓筋痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は足底筋痛である。幾つかの実施形態において、疼痛は足趾筋痛である。
幾つかの実施形態において、被験者は、炎症を患っている、炎症を患うリスクがある、又は炎症を患い得る可能性がある被験者であり、及び/又は医薬は、それらの被験者用である。
幾つかの実施形態において、被験者は、関節の炎症、骨の炎症、軟骨の炎症、筋肉の炎症、又は歯の炎症を患っている、それらを患うリスクがある、又はそれらを患い得る可能性がある被験者であり、及び/又は医薬は、それらの被験者用である。幾つかの実施形態において、炎症は関節の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は骨の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は軟骨の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は筋肉の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は歯の炎症である。
幾つかの実施形態においては、炎症は、片方又は両方の膝、片方又は両方の足首、片方又は両方の肘、片方又は両方の手首、1つ以上の頸椎、1つ以上の背椎、片方又は両方の肩、片側又は両側の股関節部、1本以上の手指、及び/又は1本以上の足趾の関節の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は膝関節の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は足首関節の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は肘関節の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は手首関節の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は頸椎関節の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は背椎関節の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は肩関節の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は股関節の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は手指関節の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は足趾関節の炎症である。
幾つかの実施形態において、炎症は、片方又は両方の膝、片方又は両方の足首、片方又は両方の肘、片方又は両方の手首、1つ以上の頸椎、1つ以上の背椎、片方又は両方の肩、片側又は両側の股関節部、1本以上の手指、及び/又は1本以上の足趾の軟骨の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は膝軟骨の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は足首軟骨の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は肘軟骨の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は手首軟骨の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は頸椎軟骨の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は背椎軟骨の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は肩軟骨の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は股関節部軟骨の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は手指軟骨の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は足趾軟骨の炎症である。
幾つかの実施形態においては、炎症は、頭骨、頸椎骨、肩骨、上腕骨、前腕骨、手掌骨、手節骨、肩甲骨、肋骨、背椎骨、寛骨、大腿骨、腓骨、足底骨、又は趾骨の骨の炎症である。
幾つかの実施形態において、炎症は頭骨の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は頸椎の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は肩骨の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は上腕骨の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は前腕骨の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は手掌骨の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は手節骨の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は肩甲骨の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は肋骨の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は背椎の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は寛骨の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は大腿骨の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は腓骨の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は、足底骨の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は趾骨の炎症である。
幾つかの実施形態において、炎症は、頭筋、頸筋、肩甲筋、上腕筋、前腕筋、手掌筋、手指筋、胸筋、腹筋、背筋、股関節周囲筋、大腿筋、腓筋、足底筋、又は足趾筋の筋肉の炎症である。
幾つかの実施形態において、炎症は頭筋の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は頸筋の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は肩甲筋の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は上腕筋の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は前腕筋の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は手掌筋の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は手指筋の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は胸筋の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は腹筋の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は背筋の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は股関節周囲筋の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は大腿筋の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は腓筋の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は足底筋の炎症である。幾つかの実施形態において、炎症は足趾筋の炎症である。
幾つかの実施形態において、被験者は、疾患を患っている、疾患を患うリスクがある、又は疾患を患い得る可能性がある被験者であり、及び/又は医薬は、それらの被験者用である。幾つかの実施形態において、疾患は炎症である。幾つかの実施形態において、疾患は関節疾患である。幾つかの実施形態において、疾患は筋肉疾患である。幾つかの実施形態において、疾患は関節炎である。幾つかの実施形態において、疾患は、変形性関節症、関節リウマチ、痛風、狼瘡、線維筋痛、及び敗血症性関節炎からなる群から選択される。幾つかの実施形態において、疾患は変形性関節症である。幾つかの実施形態において、疾患は関節リウマチである。幾つかの実施形態において、疾患は痛みのある疾患である。
幾つかの実施形態において、疾患は、筋肉疾患、軟骨疾患、又は骨疾患である。幾つかの実施形態において、疾患は筋炎である。
幾つかの実施形態において、関節疾患、関節炎、又は変形性関節症の関節は、膝、足首、肘、手首、頸椎、背椎、肩、股関節部、手指、及び/又は足趾である。幾つかの実施形態において、関節疾患、関節炎、又は変形性関節症の関節は膝である。幾つかの実施形態において、関節疾患又は変形性関節症の関節は足首である。幾つかの実施形態において、関節疾患、関節炎、又は変形性関節症の関節は肘である。幾つかの実施形態において、関節疾患、関節炎、又は変形性関節症の関節は手首である。幾つかの実施形態において、関節疾患、関節炎、又は変形性関節症の関節は、1つ以上の頸椎関節である。幾つかの実施形態において、関節疾患、関節炎、又は変形性関節症の関節は、1つ以上の背椎関節である。幾つかの実施形態においては、関節疾患、関節炎、又は変形性関節症の関節は肩である。幾つかの実施形態において、関節疾患、関節炎、又は変形性関節症の関節は股関節部である。幾つかの実施形態において、関節疾患、関節炎、又は変形性関節症の関節は手指である。幾つかの実施形態において、関節疾患、関節炎、又は変形性関節症の関節は足趾である。
幾つかの実施形態において、変形性関節症は、変形性膝関節症、変形性足首関節症、変形性肘関節症、変形性手首関節症、変形性頸椎症、変形性背椎症、変形性肩関節症、変形性股関節症、変形性手指関節症、及び/又は変形性足趾関節症である。幾つかの実施形態において、変形性関節症は変形性膝関節症である。幾つかの実施形態において、変形性関節症は変形性足首関節症である。幾つかの実施形態において、変形性関節症は変形性肘関節症である。幾つかの実施形態において、変形性関節症は変形性手首関節症である。幾つかの実施形態において、変形性関節症は変形性頸椎症である。幾つかの実施形態において、変形性関節症は変形性背椎症である。幾つかの実施形態において、変形性関節症は変形性肩関節症である。幾つかの実施形態において、変形性関節症は変形性股関節症である。幾つかの実施形態において、変形性関節症は変形性手指関節症である。幾つかの実施形態において、変形性関節症は変形性足趾関節症である。
幾つかの実施形態において、関節リウマチは、膝関節リウマチ、足首関節リウマチ、肘関節リウマチ、手首関節リウマチ、頸椎リウマチ、背椎リウマチ、肩関節リウマチ、股関節リウマチ、手指関節リウマチ、及び/又は足趾関節リウマチである。幾つかの実施形態において、関節リウマチは膝関節リウマチである。幾つかの実施形態において、関節リウマチは足首関節リウマチである。幾つかの実施形態において、関節リウマチは肘関節リウマチである。幾つかの実施形態において、関節リウマチは手首関節リウマチである。幾つかの実施形態において、関節リウマチは頸椎リウマチである。幾つかの実施形態において、関節リウマチは背椎リウマチである。幾つかの実施形態において、関節リウマチは肩関節リウマチである。幾つかの実施形態において、関節リウマチは股関節リウマチである。幾つかの実施形態において、関節リウマチは手指関節リウマチである。幾つかの実施形態において、関節リウマチは足趾関節リウマチである。
幾つかの実施形態において、被験者は、発熱を患っている、発熱を患うリスクがある、又は発熱を患い得る可能性がある被験者であり、及び/又は医薬は、それらの被験者用である。
幾つかの実施形態において、被験者は、痛風発作を患っている、痛風発作を患うリスクがある、又は痛風発作を患い得る可能性がある被験者であり、及び/又は医薬は、それらの被験者用である。
幾つかの実施形態において、痛風発作は、膝痛風発作、足首痛風発作、肘痛風発作、手首痛風発作、頸部痛風発作、背部痛風発作、肩痛風発作、股関節部痛風発作、手指痛風発作、及び/又は足趾痛風発作である。幾つかの実施形態において、痛風発作は膝痛風発作である。幾つかの実施形態において、痛風発作は足首痛風発作である。幾つかの実施形態において、痛風発作は肘痛風発作である。幾つかの実施形態において、痛風発作は手首痛風発作である。幾つかの実施形態において、痛風発作は頸椎痛風発作である。幾つかの実施形態において、痛風発作は背椎痛風発作である。幾つかの実施形態において、痛風発作は肩痛風発作である。幾つかの実施形態において、痛風発作は股関節部痛風発作である。幾つかの実施形態において、痛風発作は手指痛風発作である。幾つかの実施形態において、痛風発作は足趾痛風発作である。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、関節疾患を患っている、関節疾患を患うリスクがある、又は関節疾患を患い得る可能性がある関節に局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、関節炎を患っている、関節炎を患うリスクがある、又は関節炎を患い得る可能性がある関節に局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、変形性関節症を患っている、変形性関節症を患うリスクがある、又は変形性関節症を患い得る可能性がある関節に局所投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、変形性関節症を患っている、変形性関節症を患うリスクがある、又は変形性関節症を患い得る可能性がある1つ以上の関節に局所投与される。
幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の膝、片方又は両方の足首、片方又は両方の肘、片方又は両方の手首、1つ以上の頸椎、1つ以上の背椎、片方又は両方の肩、片側又は両側の股関節部、1本以上の手指、及び/又は1本以上の足趾に局所投与される。
幾つかの実施形態においては、被験者の1つ以上の部位としては、頭部、片方又は両方の膝、片方又は両方の足首、1つ以上の大腿、1つ以上の腓腹、1つ以上の足底、片方又は両方の肘、片方又は両方の手首、片方又は両方の上腕、片方又は両方の前腕、片方又は両方の手掌、頸部、背部、片方又は両方の肩、片側又は両側の胸部、腹部、片側又は両側の股関節部、1本以上の手指、及び/又は1本以上の足趾が挙げられる。
幾つかの実施形態においては、被験者の1つ以上の部位としては、片方の膝又は両方の膝が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として片方の膝が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として両方の膝が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として片方の足首又は両方の足首が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として片方の大腿又は両方の大腿が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として片方の腓腹又は両方の腓腹が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として片方の足底又は両方の足底が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として片方の肘又は両方の肘が挙げられる。
幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として片方の手首又は両方の手首が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として片方の上腕又は両方の上腕が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として片方の前腕又は両方の前腕が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として片方の手掌又は両方の手掌が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として頸部が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として背部が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として片方の肩又は両方の肩が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として一方の側又は両方の側の胸部が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として腹部が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として一方の側又は両方の側の股関節部が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位としては、1本、2本、3本、4本、5本、6本、7本、8本、9本、又は10本の手指が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位としては、1本、2本、3本、4本、5本、6本、7本、8本、9本、又は10本の足趾が挙げられる。
幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位としては、1つ以上の関節、1つ以上の筋肉、1つ以上の骨、1つ以上の軟骨、及び/又は1つ以上の軟部組織が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の関節が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の筋肉が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の軟骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として軟部組織の1つ以上の部分が挙げられる。
幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位としては、疼痛を患っている、疼痛を患うリスクがある、又は疼痛を患い得る可能性がある1つ以上の関節、1つ以上の筋肉、1つ以上の骨、1つ以上の軟骨、及び/又は軟部組織の1つ以上の部分が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位としては、関節疼痛を患っている、関節疼痛を患うリスクがある、又は関節疼痛を患い得る可能性がある1つ以上の関節が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位としては、筋肉痛を患っている、筋肉痛を患うリスクがある、又は筋肉痛を患い得る可能性がある1つ以上の筋肉が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位としては、骨痛を患っている、骨痛を患うリスクがある、又は骨痛を患い得る可能性がある1つ以上の骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位としては、軟骨痛を患っている、軟骨痛を患うリスクがある、又は軟骨痛を患い得る可能性がある1つ以上の軟骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位としては、軟部組織痛を患っている、軟部組織痛を患うリスクがある、又は軟部組織痛を患い得る可能性がある軟部組織の1つ以上の部分が挙げられる。
幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位としては、炎症を患っている、炎症を患うリスクがある、又は炎症を患い得る可能性がある1つ以上の関節、1つ以上の筋肉、1つ以上の骨、1つ以上の軟骨、及び/又は軟部組織の1つ以上の部分が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位としては、関節炎を患っている、関節炎を患うリスクがある、又は関節炎を患い得る可能性がある1つ以上の関節が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位としては、変形性関節症を患っている、変形性関節症を患うリスクがある、又は変形性関節症を患い得る可能性がある1つ以上の関節が挙げられる。
幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位としては、片方又は両方の膝関節、片方又は両方の足首関節、片方又は両方の肘関節、片方又は両方の手首関節、1つ以上の頸椎関節、1つ以上の背椎関節、片方又は両方の肩関節、片方又は両方の股関節、1つ以上の手指関節、及び/又は1つ以上の足趾関節が挙げられる。
幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として片方又は両方の膝関節が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として片方又は両方の足首関節が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として片方又は両方の肘関節が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として片方又は両方の手首関節が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の頸椎関節が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の背椎関節が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として片方又は両方の肩関節が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として片方又は両方の股関節が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の手指関節が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の足趾関節が挙げられる。
幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の頭筋、1つ以上の頸筋、1つ以上の肩甲筋、1つ以上の上腕筋、1つ以上の前腕筋、1つ以上の手掌筋、1つ以上の手指筋、1つ以上の胸筋、1つ以上の腹筋、1つ以上の背筋、1つ以上の股関節周囲筋、1つ以上の大腿筋、1つ以上の腓筋、1つ以上の足底筋、及び/又は1つ以上の足趾筋が挙げられる。
幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の頭筋が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の頸筋が挙げられる。幾つかの実施形態においは、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の肩甲筋が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の上腕筋が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の前腕筋が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の手掌筋が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の手指筋が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の胸筋が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の腹筋が挙げられる。幾つかの実施形態においては、被験者の1つ以上の部位としては、1つ以上の背筋が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の股関節周囲筋が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の大腿筋が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の腓筋が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の足底筋が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の足趾筋が挙げられる。
幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位としては、1つ以上の頭骨、1つ以上の頸椎骨、1つ以上の肩骨、1つ以上の上腕骨、1つ以上の前腕骨、1つ以上の手掌骨、1つ以上の手節骨、1つ以上の肩甲骨、1つ以上の肋骨、1つ以上の背椎骨、1つ以上の寛骨、1つ以上の大腿骨、1つ以上の腓骨、1つ以上の足底骨、及び/又は1つ以上の趾骨が挙げられる。
幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の頭骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の頸椎骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の肩骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の上腕骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の前腕骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の手掌骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の手節骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の肩甲骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の肋骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の背椎骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の寛骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の大腿骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の腓骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の足底骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の趾骨が挙げられる。
幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位としては、1つ以上の膝軟骨、1つ以上の足首軟骨、1つ以上の肘軟骨、1つ以上の手首軟骨、1つ以上の頸椎軟骨、1つ以上の背椎軟骨、1つ以上の肩軟骨、1つ以上の股関節部軟骨、1つ以上の手指軟骨、及び/又は1つ以上の足趾軟骨が挙げられる。
幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の膝軟骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の足首軟骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の肘軟骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の手首軟骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の頸椎軟骨が挙げられる。幾つかの実施形態においては、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の背椎軟骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の肩軟骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の股関節部軟骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の手指軟骨が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位として1つ以上の足趾軟骨が挙げられる。
幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは、1つの関節、1つの筋肉、1つの骨、1つの軟骨、又は軟部組織の1つの領域である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの関節である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの筋肉である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの軟骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは軟部組織の1つの領域である。
幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは、疼痛を患っている、疼痛を患うリスクがある、又は疼痛を患い得る可能性がある1つの関節、1つの筋肉、1つの骨、1つの軟骨、又は軟部組織の1つの領域である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは、関節疼痛を患っている、関節疼痛を患うリスクがある、又は関節疼痛を患い得る可能性がある1つの関節である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは、筋肉痛を患っている、筋肉痛を患うリスクがある、又は筋肉痛を患い得る可能性がある1つの筋肉である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは、骨痛を患っている、骨痛を患うリスクがある、又は骨痛を患い得る可能性がある1つの骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは、軟骨痛を患っている、軟骨痛を患うリスクがある、又は軟骨痛を患い得る可能性がある1つの軟骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは、軟部組織痛を患っている、軟部組織痛を患うリスクがある、又は軟部組織痛を患い得る可能性がある軟部組織の1つの領域である。
幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは、炎症を患っている、炎症を患うリスクがある、又は炎症を患い得る可能性がある1つの関節、1つの筋肉、1つの骨、1つの軟骨、又は軟部組織の1つの領域である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは、関節炎を患っている、関節炎を患うリスクがある、又は関節炎を患い得る可能性がある1つの関節である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは、変形性関節症を患っている、変形性関節症を患うリスクがある、又は変形性関節症を患い得る可能性がある1つの関節である。
幾つかの実施形態において、被験者の部位のそれぞれは、変形性関節症を患っている、変形性関節症を患うリスクがある、又は変形性関節症を患い得る可能性があるいずれか1つの関節である。
幾つかの実施形態において、被験者の部位のいずれか1つは、膝、足首、肘、手首、肩、股関節部、手指、及び足趾からなる群におけるいずれか1つから選択される。幾つかの実施形態においては、被験者の部位のそれぞれは、膝、足首、大腿、腓腹、足底、肘、手首、上腕、前腕、手掌、頸部、背部、肩、股関節部、胸部、腹部、手指、及び足趾からなる群から選択される。
幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは、1つの頭部、片方の膝、片方の足首、片方の大腿、片方の腓腹、片方の足底、片方の肘、片方の手首、片方の上腕、片方の前腕、片方の手掌、1つの頸部、1つ背部、片方の肩、片側の胸部、1つの腹部、片側の股関節部、1本の手指、又は1本の足趾である。
幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの頭部である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは片方の膝である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは片方の足首である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは片方の大腿である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは片方の腓腹である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは片方の足底である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは片方の肘である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは片方の手首である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは片方の上腕である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは片方の前腕である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは片方の手掌である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの頸部である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの背部である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは片方の肩である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは片側の胸部である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの腹部である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは片側の股関節部である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1本の手指である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1本の足趾である。
幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは、1つの膝関節、1つの手首関節、1つの肘関節、1つの手首関節、1つの頸椎関節、1つの背椎関節、1つの肩関節、1つの股関節、1つの手指関節、又は1つの足趾関節である。
幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは、1つの頭筋、1つの頸筋、1つの肩甲筋、1つの上腕筋、1つの前腕筋、1つの手掌筋、1つの手指筋、1つの胸筋、1つの腹筋、1つの背筋、1つの股関節周囲筋、1つの大腿筋、1つの腓筋、1つの足底筋、又は1つの足趾筋である。
幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの頭筋である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの頸筋である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの肩甲筋である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの上腕筋である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの前腕筋である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの手掌筋である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの手指筋である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの胸筋である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの腹筋である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの背筋である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの股関節周囲筋である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの大腿筋である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの腓筋である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの足底筋である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの足趾筋である。
幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは、1つの頭骨、1つの頸椎骨、1つの肩骨、1つの上腕骨、1つの前腕骨、1つの手掌骨、1つの手節骨、1つの肩甲骨、1つの肋骨、1つの背椎骨、1つの寛骨、1つの大腿骨、1つの腓骨、1つの足底骨、又は1つの趾骨である。
幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの頭骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの頸椎骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの肩骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの上腕骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの前腕骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの手掌骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの手節骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの肩甲骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの肋骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの背椎骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの寛骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの大腿骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの腓骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの足底骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの趾骨である。
幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは、1つの膝軟骨、1つの足首軟骨、1つの肘軟骨、1つの手首軟骨、1つの頸椎軟骨、1つの背椎軟骨、1つの肩軟骨、1つの股関節部軟骨、1つの手指軟骨、又は1つの足趾軟骨である。
幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの膝軟骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの足首軟骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの肘軟骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの手首軟骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの頸椎軟骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの背椎軟骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの肩軟骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの股関節部軟骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの手指軟骨である。幾つかの実施形態において、被験者の1つ以上の部位のうちの1つは1つの足趾軟骨である。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の膝、片方又は両方の足首、片方又は両方の肘、片方又は両方の手首、1つ以上の頸椎、1つ以上の背椎、片方又は両方の肩、片側の股関節部、1本以上の手指、1本以上の足趾、及び軟部組織の1つ以上の領域に局所投与される。
幾つかの実施形態において、被験者の部位として1つ以上の表面が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の部位としてその内側面、外側面、前面、及び/又は後面が挙げられる。幾つかの実施形態において、部位としてその内側面が挙げられる。幾つかの実施形態において、部位としてその外側面が挙げられる。幾つかの実施形態において、部位としてその前面が挙げられる。幾つかの実施形態において、部位としてその後面が挙げられる。幾つかの実施形態において、部位としてその内側面及び外側面が挙げられる。幾つかの実施形態において、部位としてその前面及び後面が挙げられる。幾つかの実施形態において、部位としてその内側面、前面、及び後面が挙げられる。幾つかの実施形態において、部位としてその外側面、前面、及び後面が挙げられる。幾つかの実施形態において、部位としてその内側面、前面、及び外側面が挙げられる。幾つかの実施形態において、部位としてその外側面、前面、及び内側面が挙げられる。幾つかの実施形態において、部位としてその内側面、外側面、前面、及び後面が挙げられる。
幾つかの実施形態において、被験者の部位として関節の又は関節の周り若しくは関節の近くの1つ以上の表面が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の部位として関節の1つ以上の表面が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の部位として筋肉の周り又は筋肉の近くの1つ以上の表面が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の部位とし、骨の周り又は骨の近くの1つ以上の表面が挙げられる。幾つかの実施形態において、被験者の部位として軟骨の周り又は軟骨の近くの1つ以上の表面が挙げられる。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の膝の1つ以上の表面に局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の膝の内側面、外側面、前面、及び/又は後面に局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の膝の内側面に局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の膝の外側面に局所投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の膝の前面に局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の膝の後面に局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の膝の内側面及び外側面に局所投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の膝の前面及び後面に局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の膝の内側面、前面、及び後面に局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の膝の外側面、前面、及び後面に局所投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の膝の内側面、前面、及び外側面に局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の膝の外側面、前面、及び内側面に局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の膝の内側面、外側面、前面、及び後面に局所投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の肘関節の周り及び/又はその近くの表面に局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の手首関節の周り及び/又はその近くの表面に局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1つ以上の頸椎関節の周り及び/又はその近くの表面に局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1つ以上の背椎関節の近くの表面に局所投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の肩関節の周り及び/又はその近くの表面に局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の股関節の周り及び/又はその近くの表面に局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1本、2本、3本、4本、5本、6本、7本、8本、9本、又は10本の手指の関節の周り及び/又はその近くの表面に局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1本、2本、3本、4本、5本、6本、7本、8本、9本、又は10本の足趾の関節の周り及び/又はその近くの表面に局所投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の肘関節の周り及び/又はその近くの1つ以上の表面に局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の手首関節の周り及び/又はその近くの1つ以上の表面に局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1つ以上の頸椎関節の周り及び/又はその近くの1つ以上の表面に局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1つ以上の背椎関節の近くの1つ以上の表面に局所投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の肩関節の周り及び/又はその近くの1つ以上の表面に局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の股関節の周り及び/又はその近くの1つ以上の表面に局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1本、2本、3本、4本、5本、6本、7本、8本、9本、又は10本の手指の関節の周り及び/又はその近くの1つ以上の表面に局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1本、2本、3本、4本、5本、6本、7本、8本、9本、又は10本の足趾の関節の周り及び/又はその近くの1つ以上の表面に局所投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、投与された領域に痛みがなくなるまで局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の膝、片方又は両方の足首、片方又は両方の肘、片方又は両方の手首、頸部、背部、片方又は両方の肩、片側又は両側の股関節部、1本以上の手指、及び/又は1本以上の足趾に痛みがなくなるまで局所投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の膝に痛みがなくなるまで局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の足首に痛みがなくなるまで局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の肘に痛みがなくなるまで局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の手首に痛みがなくなるまで局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、頸部に痛みがなくなるまで局所投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、背部に痛みがなくなるまで局所投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片方又は両方の肩に痛みがなくなるまで局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、片側又は両側の股関節部に痛みがなくなるまで局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1本以上の手指に痛みがなくなるまで局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1本以上の足趾に痛みがなくなるまで局所投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは、経皮投与によって局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、経皮的なパッチ剤、クリーム剤、フォーム剤、ゲル剤、ローション剤、軟膏剤、ペースト剤、粉剤、シェイクローション剤、固形剤、スポンジ剤、テープ剤、チンキ剤、蒸気剤、注射剤、滴剤、リンス剤、スプレー剤、及び液剤の1つ以上から選択される剤形によって局所投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、経皮的な滴剤、リンス剤、及びスプレー剤の1つ以上から選択される剤形によって局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは、スプレー剤によって局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは、変形性関節症を患っている関節用のスプレー剤によって局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは、滴剤によって局所投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは、変形性関節症を患っている関節用の滴剤によって局所投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1つ以上の単位用量を含む剤形によって局所投与される。幾つかの実施形態において、剤形は、経皮的なパッチ剤、クリーム剤、フォーム剤、ゲル剤、ローション剤、軟膏剤、ペースト剤、粉剤、シェイクローション剤、固形剤、スポンジ剤、テープ剤、チンキ剤、蒸気剤、注射剤、滴剤、リンス剤、スプレー剤、及び液剤、並びに1つ以上の単位用量を含む剤形の1つ以上から選択される。
幾つかの実施形態において、剤形は噴霧適用である。幾つかの実施形態において、剤形は変形性関節症を患っている関節用のスプレー剤である。幾つかの実施形態において、剤形は複数回の噴霧であり、単位用量のそれぞれ1つは複数の噴霧における1回の噴霧である。幾つかの実施形態において、剤形は複数のパッチ剤であり、単位用量のそれぞれ1つは複数のパッチ剤における1つのパッチ剤である。幾つかの実施形態において、剤形は滴下適用である。幾つかの実施形態において、剤形は変形性関節症を患っている関節用の滴剤である。幾つかの実施形態において、剤形は複数回の滴下であり、単位用量のそれぞれ1つは複数の滴下における1回の滴下である。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートを含む組成物は、被験者に局所投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートを含む組成物を含む単位用量は、被験者に局所投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは、溶液中に溶解して局所投与される。幾つかの実施形態において、組成物は溶液である。幾つかの実施形態において、組成物はアルコール溶液である。幾つかの実施形態において、組成物はアセトン溶液である。幾つかの実施形態においては、組成物はジメチルスルホキシド溶液である。幾つかの実施形態において、組成物はアルコール水溶液である。幾つかの実施形態において、組成物はアセトン水溶液である。幾つかの実施形態において、組成物はジメチルスルホキシド水溶液である。幾つかの実施形態において、組成物は水及びアルコールを含む溶液であり、ここで、上記アルコールは、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、イソブタノール、tert-ブタノール、n-アミルアルコール、イソアミルアルコール、活性アミルアルコール、tert-アミルアルコール、ネオペンチルアルコール、メチルn-プロピルカルビノール、メチルイソプロピルカルビノール、及び3-ペンタノールからなる群から選択される少なくとも1つ、2つ、又はそれより多くである。幾つかの実施形態においては、組成物は、水、及びエタノール、及び/又はイソプロパノールを含む溶液である。
幾つかの実施形態において、組成物はエタノール水溶液である。幾つかの実施形態において、組成物は0%(v/v)~50%(v/v)のエタノール水溶液である。幾つかの実施形態においては、組成物は、10%(v/v)、15%(v/v)、20%(v/v)、25%(v/v)、30%(v/v)、35%(v/v)、40%(v/v)、45%(v/v)、又は50%(v/v)のエタノール水溶液である。幾つかの実施形態において、組成物は25%(v/v)のエタノール水溶液である。
幾つかの実施形態において、組成物において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩の濃度は、約10mg/mL~約200mg/mL、特に10mg/mL~200mg/mLである。幾つかの実施形態において、組成物において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩の濃度は、約30mg/mL~約100mg/mL、特に30mg/mL~100mg/mLである。幾つかの実施形態において、組成物において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩の濃度は、約50mg/mL~約80mg/mL、特に50mg/mL~80mg/mLである。幾つかの実施形態において、組成物において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩の濃度は、約60mg/mL~約75mg/mL、特に60mg/mL~75mg/mLである。
幾つかの実施形態において、組成物において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩の濃度は、約70mg/mL~約72mg/mL、特に70mg/mL~72mg/mLである。幾つかの実施形態において、組成物において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩の濃度は、約70mg/mL、特に70mg/mLである。幾つかの実施形態において、組成物において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩の濃度は、約72mg/mL、特に72mg/mLである。
幾つかの実施形態において、組成物において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩の濃度は、5mg/mL、10mg/mL、15mg/mL、20mg/mL、25mg/mL、30mg/mL、35mg/mL、40mg/mL、45mg/mL、50mg/mL、55mg/mL、60mg/mL、61mg/mL、62mg/mL、63mg/mL、64mg/mL、65mg/mL、66mg/mL、67mg/mL、68mg/mL、69mg/mL、70mg/mL、71mg/mL、72mg/mL、73mg/mL、74mg/mL、75mg/mL、76mg/mL、77mg/mL、78mg/mL、79mg/mL、80mg/mL、85mg/mL、90mg/mL、95mg/mL、100mg/mL、110mg/mL、120mg/mL、130mg/mL、140mg/mL、150mg/mL、160mg/mL、170mg/mL、180mg/mL、190mg/mL、及び200mg/mLからなる群から選択される。
幾つかの実施形態において、組成物において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩の濃度は、約10mg/g~約200mg/g、特に10mg/g~200mg/gである。幾つかの実施形態において、組成物において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩の濃度は、約30mg/g~約100mg/g、特に30mg/g~100mg/gである。幾つかの実施形態において、組成物において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩の濃度は、約50mg/g~約80mg/g、特に50mg/g~80mg/gである。幾つかの実施形態において、組成物において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩の濃度は、約60mg/g~約75mg/g、特に60mg/g~75mg/gである。幾つかの実施形態において、組成物において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩の濃度は、約70mg/g~約72mg/g、特に70mg/g~72mg/gである。
幾つかの実施形態において、組成物において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩の濃度は、約70mg/g、特に70mg/gである。幾つかの実施形態において、組成物において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩の濃度は、約72mg/g、特に72mg/gである。幾つかの実施形態において、組成物において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩の濃度は、5mg/g、10mg/g、15mg/g、20mg/g、25mg/g、30mg/g、35mg/g、40mg/g、45mg/g、50mg/g、55mg/g、60mg/g、61mg/g、62mg/g、63mg/g、64mg/g、65mg/g、66mg/g、67mg/g、68mg/g、69mg/g、70mg/g、71mg/g、72mg/g、73mg/g、74mg/g、75mg/g、76mg/g、77mg/g、78mg/g、79mg/g、80mg/g、85mg/g、90mg/g、95mg/g、100mg/g、110mg/g、120mg/g、130mg/g、140mg/g、150mg/g、160mg/g、170mg/g、180mg/g、190mg/g、及び200mg/gからなる群から選択される。
幾つかの実施形態において、単位用量における組成物の容量は、約0.01mL~約1mL、特に0.01mL~1mLである。幾つかの実施形態において、単位用量における組成物の容量は、約0.03mL~約0.3mL、特に0.03mL~0.3mLである。幾つかの実施形態において、単位用量における組成物の容量は、約0.05mL~約0.2mL、特に0.05mL~0.2mLである。幾つかの実施形態において、単位用量における組成物の容量は、約0.05mL~約0.1mL、特に0.05mL~0.1mLである。幾つかの実施形態において、単位用量における組成物の容量は、約0.07mL、特に0.07mLである。幾つかの実施形態において、単位用量における組成物の容量は、0.01mL、0.015mL、0.02mL、0.025mL、0.03mL、0.035mL、0.04mL、0.045mL、0.05mL、0.0525mL、0.055mL、0.0575mL、0.06mL、0.0625mL、0.065mL、0.0675mL、0.07mL、0.0725mL、0.075mL、0.08mL、0.085mL、0.09mL、0.095mL、0.1mL、0.11mL、0.12mL、0.13mL、0.14mL、0.15mL、0.16mL、0.18mL、0.2mL、0.25mL、0.3mL、0.35mL、0.4mL、0.45mL、0.5mL、0.6mL、0.7mL、0.8mL、0.9mL、及び1mLからなる群から選択される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1単位用量当たり、約0.1mg~約20mg、特に0.1mg~20mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1単位用量当たり、約0.2mg~約18mg、特に0.2mg~18mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1単位用量当たり、約0.4mg~約16mg、特に0.4mg~16mgの量で投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1単位用量当たり、約0.6mg~約14mg、特に0.6mg~14mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1単位用量当たり、約0.8mg~約12mg、特に0.8mg~12mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1単位用量当たり、約1mg~約10mg、特に1mg~10mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1単位用量当たり、約1.2mg~約9mg、特に1.2mg~9mgの量で投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1単位用量当たり、約1.5mg~約8mg、特に1.5mg~8mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1単位用量当たり、約1.8mg~約7mg、特に1.8mg~7mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1単位用量当たり、約2mg~約6mg、特に2mg~6mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1単位用量当たり、約3mg~約5mg、特に3mg~5mgの量で投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1単位用量当たり、約4mg~約4.75mg、特に4mg~4.75mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1単位用量当たり、約4.5mg、特に4.5mgの量で投与される。
幾つかの実施形態において、単位用量の1つ以上は、部位ごとに単回用量において被験者に局所投与され、ここで、1単位用量以上は、1単位用量、2単位用量、3単位用量、4単位用量、5単位用量、6単位用量、7単位用量、8単位用量、9単位用量、10単位用量、11単位用量、12単位用量、13単位用量、14単位用量、15単位用量、16単位用量、17単位用量、18単位用量、19単位用量、及び20単位用量からなる群から選択される。幾つかの実施形態において、1単位用量~10単位用量は、部位ごとに単回用量で被験者に局所投与される。幾つかの実施形態において、1単位用量~8単位用量は、部位ごとに単回用量で被験者に局所投与される。幾つかの実施形態において、2単位用量~8単位用量は、部位ごとに単回用量で被験者に局所投与される。
幾つかの実施形態において、2単位用量~4単位用量は、部位ごとに単回用量で被験者に局所投与される。幾つかの実施形態において、4単位用量~8単位用量は、部位ごとに単回用量で被験者に局所投与される。幾つかの実施形態において、1単位用量は部位ごとに単回用量で被験者に局所投与される。幾つかの実施形態において、2単位用量は部位ごとに単回用量で被験者に局所投与される。幾つかの実施形態において、3単位用量は部位ごとに単回用量で被験者に局所投与される。幾つかの実施形態において、4単位用量は部位ごとに単回用量で被験者に局所投与される。幾つかの実施形態において、5単位用量は部位ごとに単回用量で被験者に局所投与される。幾つかの実施形態において、6単位用量は部位ごとに単回用量で被験者に局所投与される。幾つかの実施形態において、7単位用量は、部位ごとに単回用量で被験者に局所投与される。幾つかの実施形態において、8単位用量は部位ごとに単回用量で被験者に局所投与される。幾つかの実施形態において、9単位用量は部位ごとに単回用量で被験者に局所投与される。幾つかの実施形態において、10単位用量は部位ごとに単回用量で被験者に局所投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約0.1mg~約20mg、特に0.1mg~20mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧することができるスプレー剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約0.2mg~約18mg、特に0.2mg~18mgを噴霧することができるスプレー剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約0.4mg~約16mg、特に0.4mg~16mgを噴霧することができるスプレー剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約0.6mg~約14mg、特に0.6mg~14mgを噴霧することができるスプレー剤によって投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約0.8mg~約12mg、特に0.8mg~12mgを噴霧することができるスプレー剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約1mg~約10mg、特に1mg~10mgを噴霧することができるスプレー剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約1.2mg~約9mg、特に1.2mg~9mgを噴霧することができるスプレー剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約1.5mg~約8mg、特に1.5mg~8mgを噴霧することができるスプレー剤によって投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約1.8mg~約7mg、特に1.8mg~7mgを噴霧することができるスプレー剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約2mg~約6mg、特に2mg~6mgを噴霧することができるスプレー剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約3mg~約5mg、特に3mg~5mgを噴霧することができるスプレー剤によって投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約4mg~約4.75mg、特に4mg~4.75mgを噴霧することができるスプレー剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約4.5mg、特に4.5mgを噴霧することができるスプレー剤によって投与される。
幾つかの実施形態において、剤形はスプレー剤である。幾つかの実施形態においては、1噴霧当たりの組成物の容量は、約0.01mL~約1mL、特に0.01mL~1mLである。幾つかの実施形態において、1噴霧当たりの組成物の容量は、約0.03mL~約0.3mL、特に0.03mL~0.3mLである。幾つかの実施形態において、1噴霧当たりの組成物の容量は、約0.05mL~約0.2mL、特に0.05mL~0.2mLである。幾つかの実施形態において、1噴霧当たりの組成物の容量は、約0.05mL~約0.1mL、特に0.05mL~0.1mLである。幾つかの実施形態において、1噴霧当たりの組成物の容量は、約0.0625mL、特に0.0625mLである。幾つかの実施形態において、1噴霧当たりの組成物の容量は、0.01mL、0.015mL、0.02mL、0.025mL、0.03mL、0.035mL、0.04mL、0.045mL、0.05mL、0.0525mL、0.055mL、0.0575mL、0.06mL、0.0625mL、0.065mL、0.0675mL、0.07mL、0.0725mL、0.075mL、0.08mL、0.085mL、0.09mL、0.095mL、0.1mL、0.11mL、0.12mL、0.13mL、0.14mL、0.15mL、0.16mL、0.18mL、0.2mL、0.25mL、0.3mL、0.35mL、0.4mL、0.45mL、0.5mL、0.6mL、0.7mL、0.8mL、0.9mL、及び1mLからなる群から選択される。
幾つかの実施形態において、剤形はスプレー剤である。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約0.1mg~約20mg、特に0.1mg~20mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約0.2mg~約18mg、特に0.2mg~18mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約0.4mg~約16mg、特に0.4mg~16mgの量で投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約0.6mg~約14mg、特に0.6mg~14mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約0.8mg~約12mg、特に0.8mg~12mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約1mg~約10mg、特に1mg~10mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約1.2mg~約9mg、特に1.2mg~9mgの量で投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約1.5mg~約8mg、特に1.5mg~8mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約1.8mg~約7mg、特に1.8mg~7mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約2mg~約6mg、特に2mg~6mgの量で投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約3mg~約5mg、特に3mg~5mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約4mg~約4.75mg、特に4mg~4.75mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1噴霧当たり、約4.5mg、特に4.5mgの量で投与される。
幾つかの実施形態において、1噴霧当たりの薬物力価(drug strength)は、0.1mgから75mgの間の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの遊離塩基である。幾つかの実施形態において、1噴霧当たりの薬物力価は、約1mg~約20mg、特に1mg~20mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの遊離塩基である。幾つかの実施形態において、1噴霧当たりの薬物力価は、約1.2mg~約10mg、特に1.2mg~10mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの遊離塩基である。幾つかの実施形態において、1噴霧当たりの薬物力価は、約0.1mg~約20mg、特に0.1mg~20mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの遊離塩基である。
幾つかの実施形態において、1噴霧当たりの薬物力価は、約2mg~約6mg、特に2mg~6mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの遊離塩基である。幾つかの実施形態において、1噴霧当たりの薬物力価は、約3mg~約5mg、特に3mg~5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの遊離塩基である。幾つかの実施形態において、1噴霧当たりの薬物力価は、約4mg~約4.5mg、特に4mg~4.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの遊離塩基である。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約0.1mg~約20mg、特に0.1mg~20mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を滴下することができる滴剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約0.2mg~約18mg、特に0.2mg~18mgを滴下することができる滴剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約0.4mg~約16mg、特に0.4mg~16mgを滴下することができる滴剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約0.6mg~約14mg、特に0.6mg~14mgを滴下することができる滴剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約0.8mg~約12mg、特に0.8mg~12mgを滴下することができる滴剤によって投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約1mg~約10mg、特に1mg~10mgを滴下することができる滴剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約1.2mg~約9mg、特に1.2mg~9mgを滴下することができる滴剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約1.5mg~約8mg、特に1.5mg~8mgを滴下することができる滴剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約1.8mg~約7mg、特に1.8mg~7mgを滴下することができる滴剤によって投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約2mg~約6mg、特に2mg~6mgを滴下することができる滴剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約3mg~約5mg、特に3mg~5mgを滴下することができる滴剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約4mg~約4.75mg、特に4mg~4.75mgを滴下することができる滴剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約4.5mg、特に4.5mgを滴下することができる滴剤によって投与される。
幾つかの実施形態において、剤形は滴剤である。幾つかの実施形態において、1滴当たりの組成物の容量は、約0.01mL~約1mL、特に0.01mL~1mLである。幾つかの実施形態において、1滴当たりの組成物の容量は、約0.03mL~約0.3mL、特に0.03mL~0.3mLである。幾つかの実施形態において、1滴当たりの組成物の容量は、約0.05mL~約0.2mL、特に0.05mL~0.2mLである。幾つかの実施形態において、1滴当たりの組成物の容量は、約0.05mL~約0.1mL、特に0.05mL~0.1mLである。幾つかの実施形態において、1滴当たりの組成物の容量は、約0.0625mL、特に0.0625mLである。幾つかの実施形態において、1滴当たりの組成物の容量は、0.01mL、0.015mL、0.02mL、0.025mL、0.03mL、0.035mL、0.04mL、0.045mL、0.05mL、0.0525mL、0.055mL、0.0575mL、0.06mL、0.0625mL、0.065mL、0.0675mL、0.07mL、0.0725mL、0.075mL、0.08mL、0.085mL、0.09mL、0.095mL、0.1mL、0.11mL、0.12mL、0.13mL、0.14mL、0.15mL、0.16mL、0.18mL、0.2mL、0.25mL、0.3mL、0.35mL、0.4mL、0.45mL、0.5mL、0.6mL、0.7mL、0.8mL、0.9mL、及び1mLからなる群から選択される。
幾つかの実施形態において、剤形は滴剤である。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約0.1mg~約20mg、特に0.1mg~20mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約0.2mg~約18mg、特に0.2mg~18mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約0.4mg~約16mg、特に0.4mg~16mgの量で投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約0.6mg~約14mg、特に0.6mg~14mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約0.8mg~約12mg、特に0.8mg~12mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約1mg~約10mg、特に1mg~10mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約1.2mg~約9mg、特に1.2mg~9mgの量で投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約1.5mg~約8mg、特に1.5mg~8mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約1.8mg~約7mg、特に1.8mg~7mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約2mg~約6mg、特に2mg~6mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約3mg~約5mg、特に3mg~5mgの量で投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約4mg~約4.75mg、特に4mg~4.75mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1滴当たり、約4.5mg、特に4.5mgの量で投与される。
幾つかの実施形態において、1滴当たりの薬物力価は、0.1mgから75mgの間の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの遊離塩基である。幾つかの実施形態において、1滴当たりの薬物力価は、約1mg~約20mg、特に1mg~20mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの遊離塩基である。幾つかの実施形態において、1滴当たりの薬物力価は、約1.2mg~約10mg、特に1.2mg~10mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの遊離塩基である。幾つかの実施形態においては、1滴当たりの薬物力価は、約0.1mg~約20mg、特に0.1mg~20mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの遊離塩基である。幾つかの実施形態において、1滴当たりの薬物力価は、約2mg~約6mg、特に2mg~6mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの遊離塩基である。幾つかの実施形態において、1滴当たりの薬物力価は、約3mg~約5mg、特に3mg~5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの遊離塩基である。幾つかの実施形態において、1滴当たりの薬物力価は、約4mg~約4.5mg、特に4mg~4.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの遊離塩基である。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約0.1mg~約20mg、特に0.1mg~20mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるパッチ剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約0.2mg~約18mg、特に0.2mg~18mgを投与することができるパッチ剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約0.4mg~約16mg、特に0.4mg~16mgを投与することができるパッチ剤によって投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約0.6mg~約14mg、特に0.6mg~14mgを投与することができるパッチ剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約0.8mg~約12mg、特に0.8mg~12mgを投与することができるパッチ剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約1mg~約10mg、特に1mg~10mgを投与することができるパッチ剤によって投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約1.2mg~約9mg、特に1.2mg~9mgを投与することができるパッチ剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約1.5mg~約8mg、特に1.5mg~8mgを投与することができるパッチ剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約1.8mg~約7mg、特に1.8mg~7mgを投与することができるパッチ剤によって投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約2mg~約6mg、特に2mg~6mgを投与することができるパッチ剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約3mg~約5mg、特に3mg~5mgを投与することができるパッチ剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約4mg~約4.75mg、特に4mg~4.75mgを投与することができるパッチ剤によって投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約4.5mg、特に4.5mgを投与することができるパッチ剤によって投与される。
幾つかの実施形態において、剤形はパッチ剤である。幾つかの実施形態において、1パッチ剤当たりの組成物の容量は、約0.01mL~約1mL、特に0.01mL~1mLである。幾つかの実施形態において、1パッチ剤当たりの組成物の容量は、約0.03mL~約0.3mL、特に0.03mL~0.3mLである。幾つかの実施形態において、1パッチ剤当たりの組成物の容量は、約0.05mL~約0.2mL、特に0.05mL~0.2mLである。幾つかの実施形態において、1パッチ剤当たりの組成物の容量は、約0.05mL~約0.1mL、特に0.05mL~0.1mLである。幾つかの実施形態において、1パッチ剤当たりの組成物の容量は、約0.0625mL、特に0.0625mLである。
幾つかの実施形態において、1パッチ剤当たりの組成物の容量は、0.01mL、0.015mL、0.02mL、0.025mL、0.03mL、0.035mL、0.04mL、0.045mL、0.05mL、0.0525mL、0.055mL、0.0575mL、0.06mL、0.0625mL、0.065mL、0.0675mL、0.07mL、0.0725mL、0.075mL、0.08mL、0.085mL、0.09mL、0.095mL、0.1mL、0.11mL、0.12mL、0.13mL、0.14mL、0.15mL、0.16mL、0.18mL、0.2mL、0.25mL、0.3mL、0.35mL、0.4mL、0.45mL、0.5mL、0.6mL、0.7mL、0.8mL、0.9mL、及び1mLからなる群から選択される。
幾つかの実施形態において、剤形はパッチ剤である。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約0.1mg~約20mg、特に0.1mg~20mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約0.2mg~約18mg、特に0.2mg~18mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約0.4mg~約16mg、特に0.4mg~16mgの量で投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約0.6mg~約14mg、特に0.6mg~14mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約0.8mg~約12mg、特に0.8mg~12mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約1mg~約10mg、特に1mg~10mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約1.2mg~約9mg、特に1.2mg~9mgの量で投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約1.5mg~約8mg、特に1.5mg~8mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約1.8mg~約7mg、特に1.8mg~7mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約2mg~約6mg、特に2mg~6mgの量で投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約3mg~約5mg、特に3mg~5mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約4mg~約4.75mg、特に4mg~4.75mgの量で投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1パッチ剤当たり、約4.5mg、特に4.5mgの量で投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1単位用量当たり、1噴霧当たり、1滴当たり、及び/又は1パッチ剤当たり、0.1mg、0.2mg、0.3mg、0.4mg、0.5mg、0.6mg、0.7mg、0.8mg、0.9mg、1.0mg、1.1mg、1.2mg、1.3mg、1.4mg、1.5mg、1.55mg、1.6mg、1.65mg、1.7mg、1.75mg、1.8mg、1.85mg、1.9mg、1.95mg、2mg、2.05mg、2.1mg、2.15mg、2.2mg、2.25mg、2.3mg、2.35mg、2.4mg、2.45mg、2.5mg、2.55mg、2.6mg、2.65mg、2.7mg、2.75mg、2.8mg、2.85mg、2.9mg、2.95mg、3mg、3.05mg、3.1mg、3.15mg、3.2mg、3.25mg、3.3mg、3.35mg、3.4mg、3.45mg、3.5mg、3.55mg、3.6mg、3.65mg、3.7mg、3.75mg、3.8mg、3.85mg、3.9mg、3.95mg、4mg、4.025mg、4.05mg、4.075mg、4.1mg、4.125mg、4.15mg、4.175mg、4.2mg、4.225mg、4.25mg、4.275mg、4.3mg、4.325mg、4.35mg、4.375mg、4.4mg、4.425mg、4.45mg、4.475mg、4.5mg、4.525mg、4.55mg、4.575mg、4.6mg、4.625mg、4.65mg、4.675mg、4.7mg、4.725mg、4.75mg、4.775mg、4.8mg、4.825mg、4.85mg、4.875mg、4.9mg、4.925mg、4.95mg、4.975mg、5mg、5.05mg、5.1mg、5.15mg、5.2mg、5.25mg、5.3mg、5.35mg、5.4mg、5.45mg、5.5mg、5.55mg、5.6mg、5.65mg、5.7mg、5.75mg、5.8mg、5.85mg、5.9mg、5.95mg、6mg、6.05mg、6.1mg、6.15mg、6.2mg、6.25mg、6.3mg、6.35mg、6.4mg、6.45mg、6.5mg、6.55mg、6.6mg、6.65mg、6.7mg、6.75mg、6.8mg、6.85mg、6.9mg、6.95mg、7mg、7.05mg、7.1mg、7.15mg、7.2mg、7.25mg、7.3mg、7.35mg、7.4mg、7.45mg、7.5mg、7.55mg、7.6mg、7.65mg、7.7mg、7.75mg、7.8mg、7.85mg、7.9mg、7.95mg、8mg、8.1mg、8.2mg、8.3mg、8.4mg、8.5mg、8.6mg、8.7mg、8.8mg、8.9mg、9mg、9.1mg、9.2mg、9.3mg、9.4mg、9.5mg、9.6mg、9.7mg、9.8mg、9.9mg、10mg、10.1mg、10.2mg、10.3mg、10.4mg、10.5mg、10.6mg、10.7mg、10.8mg、10.9mg、11mg、11.1mg、11.2mg、11.3mg、11.4mg、11.5mg、11.6mg、11.7mg、11.8mg、11.9mg、12mg、12.1mg、12.2mg、12.3mg、12.4mg、12.5mg、12.6mg、12.7mg、12.8mg、12.9mg、13mg、13.1mg、13.2mg、13.3mg、13.4mg、13.5mg、13.6mg、13.7mg、13.8mg、13.9mg、14mg、14.1mg、14.2mg、14.3mg、14.4mg、14.5mg、14.6mg、14.7mg、14.8mg、14.9mg、15mg、15.1mg、15.2mg、15.3mg、15.4mg、15.5mg、15.6mg、15.7mg、15.8mg、15.9mg、16mg、16.1mg、16.2mg、16.3mg、16.4mg、16.5mg、16.6mg、16.7mg、16.8mg、16.9mg、17mg、17.1mg、17.2mg、17.3mg、17.4mg、17.5mg、17.6mg、17.7mg、17.8mg、17.9mg、18mg、18.1mg、18.2mg、18.3mg、18.4mg、18.5mg、18.6mg、18.7mg、18.8mg、18.9mg、19mg、19.1mg、19.2mg、19.3mg、19.4mg、19.5mg、19.6mg、19.7mg、19.8mg、19.9mg、及び20mgからなる群から選択される量で投与され、その量でスプレー剤によって投与され、その量で投与することができるスプレー剤によって投与され、その量で滴剤によって投与され、その量で投与することができる滴剤によって投与され、その量でパッチ剤によって投与され、及び/又はその量で投与することができるパッチ剤によって投与される。
幾つかの実施形態において、1パッチ剤当たりの薬物力価は、0.1mgから75mgの間の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの遊離塩基である。幾つかの実施形態において、1パッチ剤当たりの薬物力価は、約1mg~約20mg、特に1mg~20mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの遊離塩基である。幾つかの実施形態において、1パッチ剤当たりの薬物力価は、約1.2mg~約10mg、特に1.2mg~10mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの遊離塩基である。幾つかの実施形態において、1パッチ剤当たりの薬物力価は、約0.1mg~約20mg、特に0.1mg~20mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの遊離塩基である。
幾つかの実施形態において、1パッチ剤当たりの薬物力価は、約2mg~約6mg、特に2mg~6mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの遊離塩基である。幾つかの実施形態において、1パッチ剤当たりの薬物力価は、約3mg~約5mg、特に3mg~5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの遊離塩基である。幾つかの実施形態において、1パッチ剤当たりの薬物力価は、約4mg~約4.5mg、特に4mg~4.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの遊離塩基である。
幾つかの実施形態において、1噴霧当たり、1滴当たり、及び/又は1パッチ剤当たりの薬物力価は、0.1mg、0.2mg、0.3mg、0.4mg、0.5mg、0.6mg、0.7mg、0.8mg、0.9mg、1.0mg、1.1mg、1.2mg、1.3mg、1.4mg、1.5mg、1.55mg、1.6mg、1.65mg、1.7mg、1.75mg、1.8mg、1.85mg、1.9mg、1.95mg、2mg、2.05mg、2.1mg、2.15mg、2.2mg、2.25mg、2.3mg、2.35mg、2.4mg、2.45mg、2.5mg、2.55mg、2.6mg、2.65mg、2.7mg、2.75mg、2.8mg、2.85mg、2.9mg、2.95mg、3mg、3.05mg、3.1mg、3.15mg、3.2mg、3.25mg、3.3mg、3.35mg、3.4mg、3.45mg、3.5mg、3.55mg、3.6mg、3.65mg、3.7mg、3.75mg、3.8mg、3.85mg、3.9mg、3.95mg、4mg、4.025mg、4.05mg、4.075mg、4.1mg、4.125mg、4.15mg、4.175mg、4.2mg、4.225mg、4.25mg、4.275mg、4.3mg、4.325mg、4.35mg、4.375mg、4.4mg、4.425mg、4.45mg、4.475mg、4.5mg、4.525mg、4.55mg、4.575mg、4.6mg、4.625mg、4.65mg、4.675mg、4.7mg、4.725mg、4.75mg、4.775mg、4.8mg、4.825mg、4.85mg、4.875mg、4.9mg、4.925mg、4.95mg、4.975mg、5mg、5.05mg、5.1mg、5.15mg、5.2mg、5.25mg、5.3mg、5.35mg、5.4mg、5.45mg、5.5mg、5.55mg、5.6mg、5.65mg、5.7mg、5.75mg、5.8mg、5.85mg、5.9mg、5.95mg、6mg、6.05mg、6.1mg、6.15mg、6.2mg、6.25mg、6.3mg、6.35mg、6.4mg、6.45mg、6.5mg、6.55mg、6.6mg、6.65mg、6.7mg、6.75mg、6.8mg、6.85mg、6.9mg、6.95mg、7mg、7.05mg、7.1mg、7.15mg、7.2mg、7.25mg、7.3mg、7.35mg、7.4mg、7.45mg、7.5mg、7.55mg、7.6mg、7.65mg、7.7mg、7.75mg、7.8mg、7.85mg、7.9mg、7.95mg、8mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの遊離塩基からなる群から選択される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、1日5回、若しくは1日6回、又は1日に1回、2日に1回、3日に1回、4日に1回、5日に1回、6日に1回、若しくは7日に1回投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、1日5回、1日6回、1日7回、又は1日8回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1日1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1日2回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1日3回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1日4回投与される。幾つかの実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1日5回投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は1日6回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は1日7回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は1日8回投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1時間に1回、又は4時間~16時間に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1時間に1回、又は8時間~12時間に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1時間に1回、又は2時間に1回、3時間に1回、4時間に1回、5時間に1回、6時間に1回、7時間に1回、8時間に1回、9時間に1回、10時間に1回、11時間に1回、12時間に1回、13時間に1回、14時間に1回、15時間に1回、16時間に1回、17時間に1回、18時間に1回、19時間に1回、20時間に1回、21時間に1回、22時間に1回、若しくは23時間に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1時間に1回、又は12時間に1回投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は1時間に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は2時間に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は3時間に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は4時間に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は5時間に1回投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は6時間に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は7時間に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は8時間に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は9時間に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は10時間に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は11時間に1回投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は12時間に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は13時間に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は14時間に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は15時間に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は16時間に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は17時間に1回投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は18時間に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は19時間に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は20時間に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は2時間に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は21時間に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は22時間に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は23時間に1回投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1日に1回、2日に1回、3日に1回、4日に1回、5日に1回、6日に1回、又は7日に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は毎日投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は間欠的に投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は2日に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は3日に1回投与される。
幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は4日に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は5日に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は6日に1回投与される。幾つかの実施形態において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は1週間に1回投与される。
幾つかの実施形態において、局所投与は1日~生涯にわたって投与される。幾つかの実施形態においては、局所投与は7日~365日の連続日又は非連続日にわたって投与される。幾つかの実施形態において、局所投与は7日~98日の連続日又は非連続日にわたって投与される。幾つかの実施形態において、局所投与は14日~91日の連続日又は非連続日にわたって投与される。幾つかの実施形態において、局所投与は14日~84日の連続日又は非連続日にわたって投与される。幾つかの実施形態において、局所投与は28日~84日の連続日又は非連続日にわたって投与される。幾つかの実施形態において、局所投与は56日~84日の連続日又は非連続日にわたって投与される。
幾つかの実施形態において、局所投与は7日~98日の連続日にわたって投与される。幾つかの実施形態において、局所投与は14日~91日の連続日にわたって投与される。幾つかの実施形態において、局所投与は14日~84日の連続日にわたって投与される。幾つかの実施形態において、局所投与は28日~84日の連続日にわたって投与される。幾つかの実施形態において、局所投与は56日~84日の連続日にわたって投与される。
幾つかの実施形態において、局所投与は、少なくとも1日以上の連続日又は非連続日にわたって投与され、特に、上記1日以上の連続日又は非連続日の数は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、及び140からなる群から選択される。
幾つかの実施形態において、本開示のデバイスとしては、経皮的なパッチ剤、クリーム剤、フォーム剤、ゲル剤、ローション剤、軟膏剤、ペースト剤、粉剤、シェイクローション剤、固形剤、スポンジ剤、テープ剤、チンキ剤、蒸気剤、注射剤、滴剤、リンス剤、スプレー剤、及び液剤の1つ以上から選択される剤形が挙げられる。幾つかの実施形態において、本開示のデバイスとしては、経皮的な滴剤、リンス剤、及びスプレー剤の1つ以上を含む経皮的な液剤から選択される剤形が挙げられる。
幾つかの実施形態において、本開示のデバイスは、各用量において、約0.1mg~約20mg、特に0.1mg~20mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるデバイスである。幾つかの実施形態において、本開示のデバイスは、各用量において、約0.2mg~約18mg、特に0.2mg~18mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるデバイスである。幾つかの実施形態において、本開示のデバイスは、各用量において、約0.4mg~約16mg、特に0.4mg~16mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるデバイスである。幾つかの実施形態において、本開示のデバイスは、各用量において、約0.6mg~約14mg、特に0.6mg~14mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるデバイスである。
幾つかの実施形態において、本開示のデバイスは、各用量において、約0.8mg~約12mg、特に0.8mg~12mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるデバイスである。幾つかの実施形態において、本開示のデバイスは、各用量において、約1mg~約10mg、特に1mg~10mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるデバイスである。幾つかの実施形態において、本開示のデバイスは、各用量において、約1.2mg~約9mg、特に1.2mg~9mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるデバイスである。幾つかの実施形態において、本開示のデバイスは、各用量において、約1.5mg~約8mg、特に1.5mg~8mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるデバイスである。
幾つかの実施形態において、本開示のデバイスは、各用量において、約1.8mg~約7mg、特に1.8mg~7mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるデバイスである。幾つかの実施形態において、デバイスは、各用量において、約2mg~約6mg、特に2mg~6mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるデバイスである。幾つかの実施形態において、デバイスは、各用量において、約3mg~約5mg、特に3mg~5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるデバイスである。幾つかの実施形態において、デバイスは、各用量において、約4mg~約4.75mg、特に4mg~4.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるデバイスである。幾つかの実施形態において、デバイスは、各用量において、約4.375mg~約4.5mg、特に4.375mg~4.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるデバイスである。
幾つかの実施形態において、デバイスは、各噴霧において、約0.1mg~約20mg、特に0.1mg~20mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧することができるスプレー剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各噴霧において、約0.2mg~約18mg、特に0.2mg~18mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧することができるスプレー剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各噴霧において、約0.4mg~約16mg、特に0.4mg~16mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧することができるスプレー剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各噴霧において、約0.6mg~約14mg、特に0.6mg~14mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧することができるスプレー剤である。
幾つかの実施形態において、デバイスは、各噴霧において、約0.8mg~約12mg、特に0.8mg~12mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧することができるスプレー剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各噴霧において、約1mg~約10mg、特に1mg~10mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧することができるスプレー剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各噴霧において、約1.2mg~約9mg、特に1.2mg~9mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧することができるスプレー剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各噴霧において、約1.5mg~約8mg、特に1.5mg~8mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧することができるスプレー剤である。
幾つかの実施形態において、デバイスは、各噴霧において、約1.8mg~約7mg、特に1.8mg~7mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧することができるスプレー剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各噴霧において、約2mg~約6mg、特に2mg~6mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧することができるスプレー剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各噴霧において、約3mg~約5mg、特に3mg~5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧することができるスプレー剤である。
幾つかの実施形態において、デバイスは、各噴霧において、約4mg~約4.75mg、特に4mg~4.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧することができるスプレー剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各噴霧において、約4.375mg~約4.5mg、特に4.375mg~4.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧することができるスプレー剤である。
幾つかの実施形態において、デバイスはノズルを含むスプレー剤であり、このノズルは、毎回ノズルを押す度に、約0.1mg~約20mg、特に0.1mg~20mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧する。幾つかの実施形態において、デバイスはノズルを含むスプレー剤であり、このノズルは、毎回ノズルを押す度に、約0.2mg~約18mg、特に0.2mg~18mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧する。幾つかの実施形態において、デバイスはノズルを含むスプレー剤であり、このノズルは、毎回ノズルを押す度に、約0.4mg~約16mg、特に0.4mg~16mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧する。
幾つかの実施形態において、デバイスはノズルを含むスプレー剤であり、このノズルは、毎回ノズルを押す度に、約0.6mg~約14mg、特に0.6mg~14mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧する。幾つかの実施形態において、デバイスはノズルを含むスプレー剤であり、このノズルは、毎回ノズルを押す度に、約0.8mg~約12mg、特に0.8mg~12mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧する。幾つかの実施形態において、デバイスはノズルを含むスプレー剤であり、このノズルは、毎回ノズルを押す度に、約1mg~約10mg、特に1mg~10mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧する。
幾つかの実施形態において、デバイスはノズルを含むスプレー剤であり、このノズルは、毎回ノズルを押す度に、約1.2mg~約9mg、特に1.2mg~9mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧する。幾つかの実施形態において、デバイスはノズルを含むスプレー剤であり、このノズルは、毎回ノズルを押す度に、約1.5mg~約8mg、特に1.5mg~8mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧する。幾つかの実施形態において、デバイスはノズルを含むスプレー剤であり、このノズルは、毎回ノズルを押す度に、約1.8mg~約7mg、特に1.8mg~7mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧する。幾つかの実施形態において、デバイスはノズルを含むスプレー剤であり、このノズルは、毎回ノズルを押す度に、約4mg~約8mg、特に4mg~8mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧する。
幾つかの実施形態において、デバイスはノズルを含むスプレー剤であり、このノズルは、毎回ノズルを押す度に、約2mg~約6mg、特に2mg~6mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧する。幾つかの実施形態において、デバイスはノズルを含むスプレー剤であり、このノズルは、毎回ノズルを押す度に、約3mg~約5mg、特に3mg~5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧する。幾つかの実施形態において、本開示のスプレー剤はノズルを含むスプレー剤であり、このノズルは、毎回ノズルを押す度に、約4mg~約4.75mg、特に4mg~4.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を噴霧する。
幾つかの実施形態において、デバイスは、各滴下において、約0.1mg~約20mg、特に0.1mg~20mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を滴下することができる滴剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各滴下において、約0.2mg~約18mg、特に0.2mg~18mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を滴下することができる滴剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各滴下において、約0.4mg~約16mg、特に0.4mg~16mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を滴下することができる滴剤である。
幾つかの実施形態において、デバイスは、各滴下において、約0.6mg~約14mg、特に0.6mg~14mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を滴下することができる滴剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各滴下において、約0.8mg~約12mg、特に0.7mg~12mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を滴下することができる滴剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各滴下において、約1mg~約10mg、特に0.1mg~10mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を滴下することができる滴剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各滴下において、約1.2mg~約9mg、特に1.2mg~9mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を滴下することができる滴剤である。
幾つかの実施形態において、デバイスは、各滴下において、約1.5mg~約8mg、特に1.5mg~8mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を滴下することができる滴剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各滴下において、約1.8mg~約7mg、特に1.8mg~7mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を滴下することができる滴剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各滴下において、約2mg~約6mg、特に2mg~6mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を滴下することができる滴剤である。
幾つかの実施形態において、デバイスは、各滴下において、約3mg~約5mg、特に3mg~5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を滴下することができる滴剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各滴下において、約4mg~約4.75mg、特に4mg~4.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を滴下することができる滴剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各滴下において、約4.375mg~約4.5mg、特に4.375mg~4.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を滴下することができる滴剤である。
幾つかの実施形態において、デバイスは、各用量において、0.1mg、0.2mg、0.3mg、0.4mg、0.5mg、0.6mg、0.7mg、0.8mg、0.9mg、1.0mg、1.1mg、1.2mg、1.3mg、1.4mg、1.5mg、1.55mg、1.6mg、1.65mg、1.7mg、1.75mg、1.8mg、1.85mg、1.9mg、1.95mg、2mg、2.05mg、2.1mg、2.15mg、2.2mg、2.25mg、2.3mg、2.35mg、2.4mg、2.45mg、2.5mg、2.55mg、2.6mg、2.65mg、2.7mg、2.75mg、2.8mg、2.85mg、2.9mg、2.95mg、3mg、3.05mg、3.1mg、3.15mg、3.2mg、3.25mg、3.3mg、3.35mg、3.4mg、3.45mg、3.5mg、3.55mg、3.6mg、3.65mg、3.7mg、3.75mg、3.8mg、3.85mg、3.9mg、3.95mg、4mg、4.025mg、4.05mg、4.075mg、4.1mg、4.125mg、4.15mg、4.175mg、4.2mg、4.225mg、4.25mg、4.275mg、4.3mg、4.325mg、4.35mg、4.375mg、4.4mg、4.425mg、4.45mg、4.475mg、4.5mg、4.525mg、4.55mg、4.575mg、4.6mg、4.625mg、4.65mg、4.675mg、4.7mg、4.725mg、4.75mg、4.775mg、4.8mg、4.825mg、4.85mg、4.875mg、4.9mg、4.925mg、4.95mg、4.975mg、5mg、5.05mg、5.1mg、5.15mg、5.2mg、5.25mg、5.3mg、5.35mg、5.4mg、5.45mg、5.5mg、5.55mg、5.6mg、5.65mg、5.7mg、5.75mg、5.8mg、5.85mg、5.9mg、5.95mg、6mg、6.05mg、6.1mg、6.15mg、6.2mg、6.25mg、6.3mg、6.35mg、6.4mg、6.45mg、6.5mg、6.55mg、6.6mg、6.65mg、6.7mg、6.75mg、6.8mg、6.85mg、6.9mg、6.95mg、7mg、7.05mg、7.1mg、7.15mg、7.2mg、7.25mg、7.3mg、7.35mg、7.4mg、7.45mg、7.5mg、7.55mg、7.6mg、7.65mg、7.7mg、7.75mg、7.8mg、7.85mg、7.9mg、7.95mg、8mg、8.1mg、8.2mg、8.3mg、8.4mg、8.5mg、8.6mg、8.7mg、8.8mg、8.9mg、9mg、9.1mg、9.2mg、9.3mg、9.4mg、9.5mg、9.6mg、9.7mg、9.8mg、9.9mg、10mg、10.1mg、10.2mg、10.3mg、10.4mg、10.5mg、10.6mg、10.7mg、10.8mg、10.9mg、11mg、11.1mg、11.2mg、11.3mg、11.4mg、11.5mg、11.6mg、11.7mg、11.8mg、11.9mg、12mg、12.1mg、12.2mg、12.3mg、12.4mg、12.5mg、12.6mg、12.7mg、12.8mg、12.9mg、13mg、13.1mg、13.2mg、13.3mg、13.4mg、13.5mg、13.6mg、13.7mg、13.8mg、13.9mg、14mg、14.1mg、14.2mg、14.3mg、14.4mg、14.5mg、14.6mg、14.7mg、14.8mg、14.9mg、15mg、15.1mg、15.2mg、15.3mg、15.4mg、15.5mg、15.6mg、15.7mg、15.8mg、15.9mg、16mg、16.1mg、16.2mg、16.3mg、16.4mg、16.5mg、16.6mg、16.7mg、16.8mg、16.9mg、17mg、17.1mg、17.2mg、17.3mg、17.4mg、17.5mg、17.6mg、17.7mg、17.8mg、17.9mg、18mg、18.1mg、18.2mg、18.3mg、18.4mg、18.5mg、18.6mg、18.7mg、18.8mg、18.9mg、19mg、19.1mg、19.2mg、19.3mg、19.4mg、19.5mg、19.6mg、19.7mg、19.8mg、19.9mg、及び20mgからなる群から選択される量の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩で投与することができるデバイス、その量を含むスプレー剤、その量で噴霧するノズルを含むスプレー剤、又はその量を含む滴剤である。
幾つかの実施形態において、デバイスは、各パッチ剤において、約0.1mg~約20mg、特に0.1mg~20mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるパッチ剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各パッチ剤において、約0.2mg~約18mg、特に0.2mg~18mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるパッチ剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各パッチ剤において、約0.4mg~約16mg、特に0.4mg~16mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるパッチ剤である。
幾つかの実施形態において、デバイスは、各パッチ剤において、約0.6mg~約14mg、特に0.6mg~14mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるパッチ剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各パッチ剤において、約0.8mg~約12mg、特に0.7mg~12mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるパッチ剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各パッチ剤において、約1mg~約10mg、特に0.1mg~10mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるパッチ剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各パッチ剤において、約1.2mg~約9mg、特に1.2mg~9mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるパッチ剤である。
幾つかの実施形態において、デバイスは、各パッチ剤において、約1.5mg~約8mg、特に1.5mg~8mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるパッチ剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各パッチ剤において、約1.8mg~約7mg、特に1.8mg~7mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるパッチ剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各パッチ剤において、約2mg~約6mg、特に2mg~6mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるパッチ剤である。
幾つかの実施形態において、デバイスは、各パッチ剤において、約3mg~約5mg、特に3mg~5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるパッチ剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各パッチ剤において、約4mg~約4.75mg、特に4mg~4.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるパッチ剤である。幾つかの実施形態において、デバイスは、各パッチ剤において、約4.375mg~約4.5mg、特に4.375mg~4.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を投与することができるパッチ剤である。
幾つかの実施形態において、デバイスは、0.1mg、0.2mg、0.3mg、0.4mg、0.5mg、0.6mg、0.7mg、0.8mg、0.9mg、1.0mg、1.1mg、1.2mg、1.3mg、1.4mg、1.5mg、1.55mg、1.6mg、1.65mg、1.7mg、1.75mg、1.8mg、1.85mg、1.9mg、1.95mg、2mg、2.05mg、2.1mg、2.15mg、2.2mg、2.25mg、2.3mg、2.35mg、2.4mg、2.45mg、2.5mg、2.55mg、2.6mg、2.65mg、2.7mg、2.75mg、2.8mg、2.85mg、2.9mg、2.95mg、3mg、3.05mg、3.1mg、3.15mg、3.2mg、3.25mg、3.3mg、3.35mg、3.4mg、3.45mg、3.5mg、3.55mg、3.6mg、3.65mg、3.7mg、3.75mg、3.8mg、3.85mg、3.9mg、3.95mg、4mg、4.025mg、4.05mg、4.075mg、4.1mg、4.125mg、4.15mg、4.175mg、4.2mg、4.225mg、4.25mg、4.275mg、4.3mg、4.325mg、4.35mg、4.375mg、4.4mg、4.425mg、4.45mg、4.475mg、4.5mg、4.525mg、4.55mg、4.575mg、4.6mg、4.625mg、4.65mg、4.675mg、4.7mg、4.725mg、4.75mg、4.775mg、4.8mg、4.825mg、4.85mg、4.875mg、4.9mg、4.925mg、4.95mg、4.975mg、5mg、5.05mg、5.1mg、5.15mg、5.2mg、5.25mg、5.3mg、5.35mg、5.4mg、5.45mg、5.5mg、5.55mg、5.6mg、5.65mg、5.7mg、5.75mg、5.8mg、5.85mg、5.9mg、5.95mg、6mg、6.05mg、6.1mg、6.15mg、6.2mg、6.25mg、6.3mg、6.35mg、6.4mg、6.45mg、6.5mg、6.55mg、6.6mg、6.65mg、6.7mg、6.75mg、6.8mg、6.85mg、6.9mg、6.95mg、7mg、7.05mg、7.1mg、7.15mg、7.2mg、7.25mg、7.3mg、7.35mg、7.4mg、7.45mg、7.5mg、7.55mg、7.6mg、7.65mg、7.7mg、7.75mg、7.8mg、7.85mg、7.9mg、7.95mg、8mg、8.1mg、8.2mg、8.3mg、8.4mg、8.5mg、8.6mg、8.7mg、8.8mg、8.9mg、9mg、9.1mg、9.2mg、9.3mg、9.4mg、9.5mg、9.6mg、9.7mg、9.8mg、9.9mg、10mg、10.1mg、10.2mg、10.3mg、10.4mg、10.5mg、10.6mg、10.7mg、10.8mg、10.9mg、11mg、11.1mg、11.2mg、11.3mg、11.4mg、11.5mg、11.6mg、11.7mg、11.8mg、11.9mg、12mg、12.1mg、12.2mg、12.3mg、12.4mg、12.5mg、12.6mg、12.7mg、12.8mg、12.9mg、13mg、13.1mg、13.2mg、13.3mg、13.4mg、13.5mg、13.6mg、13.7mg、13.8mg、13.9mg、14mg、14.1mg、14.2mg、14.3mg、14.4mg、14.5mg、14.6mg、14.7mg、14.8mg、14.9mg、15mg、15.1mg、15.2mg、15.3mg、15.4mg、15.5mg、15.6mg、15.7mg、15.8mg、15.9mg、16mg、16.1mg、16.2mg、16.3mg、16.4mg、16.5mg、16.6mg、16.7mg、16.8mg、16.9mg、17mg、17.1mg、17.2mg、17.3mg、17.4mg、17.5mg、17.6mg、17.7mg、17.8mg、17.9mg、18mg、18.1mg、18.2mg、18.3mg、18.4mg、18.5mg、18.6mg、18.7mg、18.8mg、18.9mg、19mg、19.1mg、19.2mg、19.3mg、19.4mg、19.5mg、19.6mg、19.7mg、19.8mg、19.9mg、及び20mgからなる群から選択される量の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はその薬学的に許容可能な塩を含むパッチ剤である。
一実施形態においては、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートを含む組成物を以下で表として表す。
Figure 2023528884000002
一実施形態においては、被験者は、1噴霧(25%のエタノール中の4.375mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、膝の内側面若しくは外側面又は前面若しくは後面に、膝に痛みがなくなるまで1日1回で噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、1噴霧(25%のエタノール中の4.375mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、膝の内側面若しくは外側面又は前面若しくは後面に、膝に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、1噴霧(25%のエタノール中の4.375mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、足首関節の周りの表面に、足首に痛みがなくなるまで1日1回で噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、1噴霧(25%のエタノール中の4.375mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、足首関節の周りの表面に、足首に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、1噴霧(25%のエタノール中の4.375mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、肘関節の周りの表面に、肘に痛みがなくなるまで1日1回で噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、1噴霧(25%のエタノール中の4.375mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、肘関節の周りの表面に、肘に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、1噴霧(25%のエタノール中の4.375mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、手首関節の周りの表面に、手首に痛みがなくなるまで1日1回で噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、1噴霧(25%のエタノール中の4.375mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、手首関節の周りの表面に、手首に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、1噴霧(25%のエタノール中の4.375mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、肩関節の周りの表面に、肩に痛みがなくなるまで1日1回で噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、1噴霧(25%のエタノール中の4.375mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、肩関節の周りの表面に、肩に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、1噴霧(25%のエタノール中の4.375mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、股関節の周りの表面に、股関節に痛みがなくなるまで1日1回で噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、1噴霧(25%のエタノール中の4.375mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、股関節の周りの表面に、股関節部に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、1噴霧(25%のエタノール中の4.375mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、手指関節の周りの表面に、手指に痛みがなくなるまで1日1回で噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、1噴霧(25%のエタノール中の4.375mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、手指関節の周りの表面に、手指に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、1噴霧(25%のエタノール中の4.375mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、足趾関節の周りの表面に、足趾に痛みがなくなるまで1日1回で噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、1噴霧(25%のエタノール中の4.375mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、足趾関節の周りの表面に、足趾に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、2噴霧(25%のエタノール中の8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、膝に(1噴霧を膝の内側面に、そして1噴霧を膝の外側面に)、膝に痛みがなくなるまで1日1回噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、2噴霧(25%のエタノール中の8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、膝に(1噴霧を膝の内側面に、そして1噴霧を膝の外側面に)、膝に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、2噴霧(25%のエタノール中の8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、足首関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、足首に痛みがなくなるまで1日1回で噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、2噴霧(25%のエタノール中の8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、足首関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、足首に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、2噴霧(25%のエタノール中の8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、肘関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、肘に痛みがなくなるまで1日1回で噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、2噴霧(25%のエタノール中の8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、肘関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、肘に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、2噴霧(25%のエタノール中の8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、手首関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、手首に痛みがなくなるまで1日1回で噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、2噴霧(25%のエタノール中の8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、手首関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、手首に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、2噴霧(25%のエタノール中の8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、肩関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、肩に痛みがなくなるまで1日1回で噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、2噴霧(25%のエタノール中の8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、肩関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、肩に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、2噴霧(25%のエタノール中の8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、股関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、股関節に痛みがなくなるまで1日1回で噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、2噴霧(25%のエタノール中の8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、股関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、股関節部に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、2噴霧(25%のエタノール中の8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、手指関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、手指に痛みがなくなるまで1日1回で噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、2噴霧(25%のエタノール中の8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、手指関節の周りの表面に、手指に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、2噴霧(25%のエタノール中の8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、足趾関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、足趾に痛みがなくなるまで1日1回で噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、2噴霧(25%のエタノール中の8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、足趾関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、足趾に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、4噴霧(25%のエタノール中の17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、膝の周りに(1噴霧を膝の内側面に、1噴霧を膝の外側面に、1噴霧を膝の前面に、そして1噴霧を膝の後面に)、膝に痛みがなくなるまで1日1回噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、4噴霧(25%のエタノール中の17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、膝の周りに(1噴霧を膝の内側面に、1噴霧を膝の外側面に、1噴霧を膝の前面に、そして1噴霧を膝の後面に)、膝に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、4噴霧(25%のエタノール中の17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、足首関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、足首に痛みがなくなるまで1日1回で噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、4噴霧(25%のエタノール中の17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、足首関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、足首に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、4噴霧(25%のエタノール中の17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、肘関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、肘に痛みがなくなるまで1日1回で噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、4噴霧(25%のエタノール中の17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、肘関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、肘に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、4噴霧(25%のエタノール中の17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、手首関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、手首に痛みがなくなるまで1日1回で噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、4噴霧(25%のエタノール中の17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、手首関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、手首に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、4噴霧(25%のエタノール中の17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、肩関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、肩に痛みがなくなるまで1日1回で噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、4噴霧(25%のエタノール中の17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、肩関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、肩に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、4噴霧(25%のエタノール中の17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、股関節の周りの表面に、股関節に痛みがなくなるまで1日1回で噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、4噴霧(25%のエタノール中の17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、股関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、股関節部に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、4噴霧(25%のエタノール中の17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、手指関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、手指に痛みがなくなるまで1日1回で噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、4噴霧(25%のエタノール中の17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、手指関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、手指に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、4噴霧(25%のエタノール中の17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、足趾関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、足趾に痛みがなくなるまで1日1回で噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、4噴霧(25%のエタノール中の17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、足趾関節の周りの表面に(各噴霧を異なる皮膚領域に)、足趾に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、8噴霧(25%のエタノール中の35mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、肩関節の周りの表面に、肩に痛みがなくなるまで1日1回で噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、8噴霧(25%のエタノール中の35mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、肩関節の周りの表面に、肩に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、8噴霧(25%のエタノール中の35mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、股関節の周りの表面に、股関節部に痛みがなくなるまで1日1回で噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、8噴霧(25%のエタノール中の35mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、股関節の周りの表面に、股関節部に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、8噴霧(25%のエタノール中の35mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、膝の周りの表面に、膝に痛みがなくなるまで1日1回で噴霧する。
一実施形態においては、被験者は、8噴霧(25%のエタノール中の35mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)の薬物溶液を、膝の周りの表面に、膝に痛みがなくなるまでBIDで噴霧する。
詳細な実施例を以下に示す。
1.非臨床薬理学及び毒性学
ラットにおけるGLP急性経皮最大耐用量試験、ビーグル犬におけるGLP急性経皮最大耐用量試験、ラットにおける非GLP14日間反復経皮投与毒性試験、ビーグル犬における非GLP14日間反復経皮投与毒性試験、14日間の回復期を伴うラットにおける28日間GLP反復経皮投与毒性及びトキシコキネティクス試験、14日間の回復期を伴うビーグル犬における28日間GLP反復経皮投与毒性及びトキシコキネティクス試験、GLP細菌復帰突然変異試験(Ames)、CHO-WBL細胞におけるGLP in vitro染色体異常試験、ラットにおけるGLP in vivo骨髄小核試験、機能観察総合評価法を使用したラットにおける行動効果、ラット呼吸器安全性薬理学試験、非拘束意識下の非ナイーブ犬における心血管テレメトリー試験、ウサギにおける皮膚刺激試験、ラットにおける胚胎児発生に関する試験、4週間の回復期を伴うミニブタにおける39週間GLP反復経皮投与毒性及びトキシコキネティクス試験、4週間の回復期を伴うラットにおける26週間GLP反復経皮投与毒性及びトキシコキネティクス試験、ラットにおける受胎能及び着床までの初期胚発生に関する試験、ウサギにおける胚胎児発生に関する試験、並びにモルモットにおける感作性試験を含む一連の薬理学試験及び毒性学試験を実施した。試験結果は、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートが安全であると見られ、一般的に忍容性が良好であることを示している。
1.1.一次非臨床薬理学
試験結果は、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートが安全であると見られ、一般的に忍容性が良好であることを示している。2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート(試験化合物)の薬理学試験及び試験結果の一覧並びに結果を表1に示す。
Figure 2023528884000003
1.2.安全性薬理学
機能観察総合評価法を使用したラットにおける行動効果を含む一連の安全性薬理学試験、ラット呼吸器安全性薬理学試験、非拘束意識下の非ナイーブ犬における心血管テレメトリー試験を完了した。実施した安全性薬理学試験の結果を表2に示す。試験結果は、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートが安全であると見られ、一般的に忍容性が良好であることを示している。
Figure 2023528884000004
1.3.非臨床毒性学の概要
1.3.1.一般毒性試験の概要
試験結果は、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートが安全であると見られ、一般的に忍容性が良好であることを示している。2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの一般毒性学試験の一覧を次の表3に示す。
Figure 2023528884000005
2.第I相臨床試験
2.1.方法論
これは、局所適用として投与される単回用量及び多回用量の漸増に従う2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの単回用量及び多回用量の安全性、忍容性、及び薬物動態を評価する単一施設、無作為化、二重盲検、プラセボ対照の用量漸増試験である。
この試験を6つのコホートで実施した。10人の被験者の各コホートにおいて、8人の被験者を無作為化して実薬を投与し、2人の被験者を無作為化して釣り合う用量のプラセボを投与した。17.5mg、35mg、70mg、140mg、及び280mgの局所適用並びに70mgの噴霧適用の用量レベルを評価した。
試験デザインは、重複する用量のコホートとして安全性及び薬物動態を評価するために、時間をずらした期間の単回投与に続いて、7日間の治験薬の1日2回(b.i.d.)の投与を含んでいた。この試験には2つの部分があった。
第1部では、被験者を投薬前夜に臨床研究ユニット(CRU)に収容し、2日目の投与24時間後の血液試料採集が終わるまでCRUに隔離したままにした。被験者は、3日目及び4日目におよそ09:00時±1時間にて2回の外来受診(OPV)のためにCRUに戻って、投与48時間後及び投与72時間後の血液試料を採集した。
第2部では、被験者を5日目の午前にCRUに収容し(投与96時間後の血液試料を採集した)、最後の12日目の用量の投与のおよそ24時間後の13日目まで、8泊の滞在にわたってCRUに隔離したままにした。被験者は、14日目~17日目におよそ08:00時±1時間にて4回の外来受診(OPV)のために戻って、投与48時間後、投与72時間後、投与96時間後、及び投与120時間後の血液試料を採集した。最終的な安全性評価を17日目又は早期終了時に行い、試験から被験者を解放した。全ての手順は、全てのコホートについて同じままであった。
試験の第1部において、各コホートは1日目に薬物の単回用量の投与を開始し、連続的に血液試料を採集して、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートとその代謝産物、イブプロフェンの濃度の評価及び薬物動態(PK)分析を投与後120時間の期間にわたって行った。5日間のウォッシュアウト期間の後に、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートを6日目~11日目の間にb.i.d.で投与し、12日目には午前の用量のみを投与した。12日目の投与後に、血液試料を採集して、投与後120時間にわたってPK分析を行った。さらに、7日目~11日目に投与前の血液試料を採集して、定常状態の評価に用いた。
各用量レベルで多回投薬を開始し、次のより高い単回用量へと用量漸増させる前に、安全性データの再検討を行った。用量を制限する有害事象及び実験室毒性の両方が見られない場合に、次のレベルでの単回用量又は多回用量の投与を開始すべきである。
試験の第2部では、10人の被験者の別のコホート(8人の被験者を無作為化して実薬を投与し、2人の被験者にはプラセボを投与した)に、噴霧適用として70mgの用量を投与した(70mgは16噴霧に相当する)。第1部において説明したのと同じ試験手順に従った。
単回用量のPKでは、1日目での投与に対して、以下の時点:投与0時間後(投与前)、投与0.25時間後、投与0.5時間後、投与0.75時間後、投与1時間後、投与1.5時間後、投与2時間後、投与2.5時間後、投与3時間後、投与4時間後、投与5時間後、投与6時間後、投与8時間後、投与10時間後、投与12時間後、投与18時間後、投与24時間後、投与48時間後、投与72時間後、投与96時間後、及び投与120時間後に連続的な血液試料を採集した。
多回用量のPKでは、12日目に対して、以下の時点:投与0時間後(投与前)、投与0.25時間後、投与0.5時間後、投与0.75時間後、投与1時間後、投与1.5時間後、投与2時間後、投与2.5時間後、投与3時間後、投与4時間後、投与5時間後、投与6時間後、投与8時間後、投与10時間後、投与12時間後、投与18時間後、投与24時間後、投与48時間後、投与72時間後、投与96時間後、及び投与120時間後に連続的な血液試料を採集した。
安全性評価には、有害事象(AE)、バイタルサイン(血圧、脈拍数、呼吸数、及び口腔温度)、臨床検査所見、安静時の12誘導心電図(ECG)結果、皮膚刺激性評価、及び身体検査所見のモニタリングが含まれる。
各被験者についての処置期間は、21日のスクリーニング期間及び17日の処置(治療)期間を含めて、最長でおよそ6週間であった。
第I相臨床試験の試験計画を図1に示す。
2.2.治験実施計画書において計画されている統計学的方法及びサンプルサイズの決定
2.2.1.統計及び解析計画
この試験のために計画された解析は、Frontageによって作成され、データベースロック前に治験依頼者によって承認された2013年3月28日付けの統計解析計画(付録16.1.9)において詳細に説明されており、これを以下に簡単に説明する。
この試験の主目的は、局所適用として投与される2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの単回用量及び多回用量の漸増の安全性及び忍容性を評価することであった。
この試験の副次的目的は、局所適用としての2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及びイブプロフェンの用量の漸増の単回及び定常状態の薬物動態を特徴付け、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの噴霧適用対局所適用の相対的バイオアベイラビリティを評価することであった。
2.2.2.母集団(Populations)
2つの解析対象母集団が存在する。
安全性母集団:治験薬の少なくとも1用量が投与され、少なくとも1回の投与後安全性評価を受ける全ての被験者。
PK母集団:全ての計画された用量の有効な治験薬が投与され、重大な治験実施計画書からの逸脱を伴わず、主要な薬物動態変数の信頼性のある推定値を得るのに十分な薬物動態データを有する全ての被験者。
治験実施計画書からの逸脱は、データベースロック前に特定され、組み入れ/除外基準の重大な違反、採用された治験処置の不遵守、禁止された医薬の使用、及び臨床試験の治験実施計画書の手順に従わないことを含み得るが、これらに限定されなかった。
2.2.3.薬物動態評価
2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及びイブプロフェンの薬物動態変数を、WinNonlin(バージョン6.2.1)を使用する標準的な非コンパートメント法及び血液採集の実際の経過時間を使用して、血漿濃度データから計算した。
求められた薬物動態変数を表4に示す。薬物動態パラメーターを被験者ごとに一覧にし、記述統計を使用して処置ごとにまとめる。
Figure 2023528884000006
血液採集時間の実際の経過時間を全ての薬物動態分析に使用した。公称の血液採集時間を使用して、グラフ表示及び表形式の群別要約についての平均血漿濃度を計算した。
max、Cmax0-12hr、及びAUC(AUC0-12hr及びAUCinf)の蓄積比(12日目対1日目又は12日目対6日目)を、第1部では各コホートにおける被験者に関して、そして第2部の被験者については、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及びイブプロフェンの両方について計算し、記述統計を使用して処置ごとにまとめた。
AUCtau、AUCinf、及びCmaxに基づいて、単回用量70mgの局所適用対70mgの噴霧適用の相対的バイオアベイラビリティを求めた。局所適用対噴霧適用の比率に対する90%信頼区間(CI)を計算した。
2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの単回投与後の用量の比例関係を、自然対数変換パラメーターAUClast、AUCinf、AUCtau、及びCmaxの推定値のフィッティングによって評価した。2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートのln変換されたPKパラメーターとln変換された用量との間の線形関係を、パワーモデル:
ln(Y)=β+βln(用量)+e
(式中、Yは、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの単回投与後のPKパラメーターCmax、AUClast、AUCinf、AUCtauを表し、eは、誤差項を表す)を使用することによってフィッティングした。傾きβ及びその90%CIを計算して、用量の比例関係を評価した。βの90%CIが完全に臨界領域内にある場合に[1+ln(θ)/ln(R)、1+ln(θ)/ln(R)](式中、θ=0.8及びθ=1.25であり、Rは最高用量対最低用量の比である)、用量の比例関係が宣言されることになる。
2.2.4.安全性評価
安全性エンドポイントは、全てのAE、臨床検査試験結果、ECG、身体検査及びバイタルサイン評価、並びに皮膚刺激性評価からなる。
安全性概要は、安全性母集団における全ての被験者に提供される。プラセボ処置を受けた各コホートにおける被験者からのデータをプールした。AEデータ、臨床検査試験結果、ECG、皮膚刺激性及びバイタルサインデータを、要約表及び一覧を使用して説明的に提示する。バイタルサイン、ECG及び臨床検査結果のベースラインからの変化を、要約表及び一覧を使用して説明的に提示する。身体検査所見を被験者ごとに列記する。
2.2.5.サンプルサイズの決定
これは初期の開発研究であったため、サンプルサイズの決定には統計的な考慮事項は含まれていなかった。各コホートにおける10人の被験者(実薬が投与された8人の被験者及びプラセボが投与された2人の被験者)のサンプルサイズは、この単回及び多回の漸増用量試験における忍容性及び薬物動態パラメーターの評価に適切であろうと予想された。
2.3.試験母集団の選択
2.3.1.組み入れ基準
試験に組み入れるには、被験者は以下の基準の全てを満たす必要があった:
1.インフォームドコンセントを与え、試験手順を遵守することができること、
2.境界も含めて18歳から45歳の間の年齢であること、
3.女性被験者は、妊娠が可能である場合に、登録前に尿妊娠検査の結果が陰性であり、かつスクリーニングから試験完了まで医学的に許容可能な形の避妊法(ホルモン避妊薬(例えば、経口避妊薬又はパッチ避妊薬)、子宮内避妊用具、Depo-Provera(登録商標)、又は二重バリア法(殺精子剤を含むコンドーム、殺精子剤を含むダイアフラム)で前もって3ヶ月)を使用することに同意するか、又は以下の基準を満たさなければならない:
a.以下の手段:
両側卵管結紮
卵管切除術(卵巣摘出術あり又はなし)
外科的子宮摘出術
両側卵巣摘出術(子宮摘出術あり又はなし)
の1つによって、スクリーニングの前に少なくとも3ヶ月間外科的に不妊である:
b.以下の:
スクリーニングの12ヶ月を超える以前の最後の月経期間として定義され、FSHによって確認される閉経後であること、
4.詳細な病歴、完全な身体検査、臨床検査試験、12誘導ECG、及びバイタルサインに基づいて、治験責任医師によって健康と見なされていること、
5.スクリーニング前の6ヶ月を超えていかなる形態のタバコも喫煙又は使用していないと定義される非喫煙者であること、
6.境界を含めて19kg/m~30kg/mのボディマス指数(BMI)、かつ50kg以上の体重であること、
7.試験制限を厳守し、臨床研究センターに拘束される意思及び能力があること。
2.3.2.除外基準
以下のいずれも、治験から除外する基準と見なした。
1.消化管障害、心血管障害、筋骨格障害、内分泌障害、血液学的障害、精神障害、腎障害、肝障害、気管支肺障害、神経障害、免疫障害、脂質代謝障害又は薬物過敏症の臨床的に重大な病歴があること、
2.消化管出血又は消化性潰瘍、アスピリン若しくは他のNSAIDに対する過敏症の既往歴、又はアスピリン若しくは他のNSAIDを服用した後の喘息若しくは他のアレルギー性反応の既往歴があること、
3.治験担当医師が、被験者の安全性を損なう可能性があり、及び/又は試験部位の反応の評価を妨げる可能性がある、適用部位に何らかの目に見える皮膚疾患、損傷、又は病態があると認めること、
4.悪性腫瘍が分かっている又は疑われていること、
5.ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、B型肝炎表面抗原(HBsAg)、又はC型肝炎抗体についての血液検査が陽性であること、
6.女性の場合に、妊娠検査結果が陽性であるか、又は妊娠の予定があること、
7.スクリーニング前30日以内に入院又は大手術があったこと、
8.スクリーニング前30日以内に何らかの他の被験薬の治験に参加したこと、
9.スクリーニング前6ヶ月以内に処方薬乱用、又は違法薬物使用の既往歴があること、
10.スクリーニング前6ヶ月以内の病歴によればアルコール乱用の既往歴があること、
11.アルコール、乱用薬物についてのスクリーニングが陽性であること、
12.試験参加中の飲食物の制限を遵守する意思がないか、又は遵守することができないこと、
13.スクリーニング前90日間に1単位(およそ450mL)を超える血液(又は血液製剤)の献血若しくは採血、又は急性の失血があったこと、
14.処方薬又は市販薬(OTC)、及び薬草(セントジョーンズワート、ハーブティー、ニンニク抽出物を含む)を投薬前14日以内に使用したこと(注:投薬前24時間まで、3g/日未満のアセトアミノフェンの使用は許可されている)、
15.塩酸イブプロフェナミン又は任意の添加剤若しくは希釈エタノールに対する不耐性又は過敏症の既往歴があること、
16.妊娠が可能である女性パートナーと性行為をする場合に、男性参加者が適切な避妊手段を使用する意思がないこと。適切な手段としては、コンドーム及び殺精子剤の使用、並びに女性パートナーについては、子宮内避妊用具(IUD)、殺精子剤を含むダイアフラム、経口避妊薬、注射可能なプロゲステロン、プロゲステロン皮下インプラント、又は卵管結紮の使用が挙げられる。妊娠中又は授乳中の女性との性行為は禁止されている。
2.4.投与による処置
各コホート内の被験者を無作為に割り当てて、局所適用として投与される17.5mg、35mg、70mg、140mg、及び280mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート若しくは釣り合う用量のプラセボ(第1部、コホート1~コホート5)、又は噴霧として投与される70mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート若しくはプラセボ(第2部、コホート6)を投与した。各コホート内で、被験者を4:1の比率で割り当てて、活性な処置薬又はプラセボを投与した。各コホートについての治療(処置)を表5に示す。
Figure 2023528884000007
1日目にはおよそ08:00時±1時間にて、6日目~11日目にはおよそ08:00時±1時間及び20:00時±1時間にて、そして12日目にはおよそ08:00時±1時間にて、用量を投与した。全ての用量は、試験開始前に用意され、治験依頼者によって承認された投薬マニュアルに従ってCRU職員によって投与された。
2.5.薬物動態の結果
2.5.1.薬物動態の分析
2.5.1.1.血漿濃度
血漿中の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート濃度及びイブプロフェン濃度の決定を、妥当な優良ラボ規範規則(21 CRF 58)及びFDAの2001年5月の産業向けガイダンス『生物分析法の検証』に従って実施した。
全ての2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート処置群についての1日目及び12日目での投与後0時間から120時間までの平均濃度対時間プロファイルを、処置ごとにそれぞれ図2及び図3に線形目盛りで示し、1日目及び12日目に関してそれぞれ図4及び図5において片対数目盛りで示す。
2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート濃度対時間のプロファイルを処置群ごとにより良好に区別するのに、このデータを、図6においては1日目について投与後0時間から24時間まで示し、図7においては12日目について投与後0時間から48時間まで示す。
イブプロフェンについての1日目及び12日目での投与後0時間から120時間までの平均濃度対時間プロファイルを、処置ごとにそれぞれ図8及び図9に線形目盛りで示し、それぞれ図10及び図11において片対数目盛りで示す。
イブプロフェン濃度対時間プロファイルを処置群ごとにより良好に区別するのに、このデータを、図12においては1日目について投与後0時間から48時間まで示し、図13においては12日目について投与後0時間から48時間まで示す。
2.5.1.2.薬物動態パラメーター
2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及びイブプロフェンのPKパラメーターを、表6及び表7(1日目)並びに表8及び表9(12日目)にまとめる。
Figure 2023528884000008
Figure 2023528884000009
Figure 2023528884000010
Figure 2023528884000011
局所適用として治験薬が投与された全ての被験者は、投与後3時間まで2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの測定可能な血漿レベルを有していたが、活性代謝産物であるイブプロフェンは、比較的瞬時に測定可能な血漿レベルを有した。したがって、吸収されると、プロドラッグの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは、その活性代謝産物であるイブプロフェンに急速に転化される(>99%の吸収されたプロドラッグ)。
2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの局所的な単回適用及び多回適用の後に、平均最大2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート濃度及びイブプロフェン濃度(Cmax)並びにAUC0-lastは、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート用量が17.5mgから280mgへと増加したときに、用量に比例して増加しなかった。
殆どの被験者に関して、1日目又は12日目に2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートについて平均薬物動態パラメーターを確実に計算することができなかった。
連続した7日間の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの17.5mg、35mg、70mg、140mg、及び280mgでのb.i.d.での投薬後に、平均2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートCmaxは、17.5mg、35mg、及び70mgの投与後では有意差がなかったが、140mg及び280mgの用量の適用後には約2倍高くなった。平均イブプロフェンCmaxは変動し、35mg、140mg、及び280mgの投与後の1日目と比較して12日目では約1.5倍~2倍高く、17.5mg及び70mgの投与後には同等であった。AUCについても同様のプロファイルが観察された。
イブプロフェンについての平均血漿濃度-時間プロファイルの形状は、全ての投与群について類似していた。多くの報告された血漿PKパラメーターについての推定値は、用量レベル内で大きな被験者間の変動を示した。
2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートを17.5mg、35mg、70mg、140mg、及び280mgの用量で単回局所適用した後のイブプロフェンの平均(SD)Cmaxは、それぞれ、73.2(56.6)ng/mL、50.9(28.1)ng/mL、92.4(65.6)ng/mL、133.9(172.5)ng/mL、及び171.5(98.0)ng/mLであった。
2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートを17.5mg、35mg、70mg、140mg、及び280mgの用量で7日間多回局所適用した後のイブプロフェンの平均(SD)Cmaxは、それぞれ、63.4(27.4)ng/mL、115.9(136.0)ng/mL、61.8(24.3)ng/mL、180.2(100.7)ng/mL、及び304.7(165.0)ng/mLであった。
2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及びイブプロフェンについてのCmaxまでの時間の中央値(Tmax)は、各投与群内の被験者間でかなりのばらつきを示し、治験薬用量との明確な関係性を示さなかった。
2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートを17.5mg、35mg、70mg、140mg、及び280mgの用量で単回局所適用した後のイブプロフェンの平均(SD)AUClastは、それぞれ、2122(1255)ng・hr/mL、1526(932.9)ng・hr/mL、3167(2433)ng・hr/mL、4033(4546)ng・hr/mL、及び6682(2505)ng・hr/mLであった。
2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートを17.5mg、35mg、70mg、140mg、及び280mgの用量で7日間多回局所適用した後のイブプロフェンの平均(SD)AUClastは、それぞれ、1909(560.8)ng・hr/mL、3753(4317)ng・hr/mL、3155(1751)ng・hr/mL、5028(2223)ng・hr/mL、及び11855(6883)ng・hr/mLであった。
2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの70mg噴霧として投与した場合の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及びイブプロフェンについての平均血漿濃度-時間プロファイルの形状は、局所適用について観察されたものと一致していた。PKパラメーターについての推定値は、同様のより大きな被験者間のばらつきを示した。
定常状態が達成されたかどうかを判断するのに、血漿中の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及びイブプロフェンのトラフ(投与前)レベルを測定してから、7日目~12日目に治験薬を投与した。これらの値を、表10においてCminとして処置ごとにまとめる。
Figure 2023528884000012
max、Cmax0-12hr、及びAUC(AUC0-12hr及びAUCinf)の蓄積比(12日目対1日目又は12日目対6日目)を、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及びイブプロフェンについて計算した。
イブプロフェンについて観察されたCmin及び蓄積指数(およそ3倍、これは、各投与群内の被験者間でかなりのばらつきを示した)に基づいて、適用の10日目(b.i.d.投薬の5日目)に定常状態に達したと結論付けることができる。2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートのPKパラメーターを確実に計算することができなかったため、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートからのデータを使用して、この評価を下すことはできなかった。事後解析母集団における被験者からのデータは、PK母集団における被験者からのデータと一致していた。
AUCtau、AUCinf、及びCmaxの幾何平均に基づいて、単回投与及び多回投与の70mgの局所適用対70mgの噴霧適用の相対的バイオアベイラビリティを求め、局所適用対噴霧適用の比率に対する90%CIを計算した。PK母集団についての結果を表11にまとめる。
噴霧として投与した場合の測定された血漿イブプロフェン濃度に基づく2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの相対的バイオアベイラビリティは、単回適用に従う局所適用と比べて低かったが、定常状態では同等であった。事後解析母集団における被験者からのデータは、PK母集団における被験者からのデータと一致していた。
Figure 2023528884000013
全体として、自身のCmax>15%被験者を除外した後の結果(事後解析)は、事前に指定された解析について観察された結果と一致していたことから、イブプロフェンの投与前の循環レベルが薬物2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの動的挙動に影響を与えなかっただけでなく、全体的なデータ解釈にも影響しなかったことを示唆している。
2.5.1.3.薬物動態の結果の概要:
全体として、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及びイブプロフェンの平均最大血漿濃度及び曝露は、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの用量が17.5mgから280mgへと増加したときに増加したが、用量に比例していなかった。
17.5mg、35mg、70mg、140mg及び280mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートを正常で健康な被験者に単回局所適用した後に、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの吸収は急速であり、吸収された2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは急速にイブプロフェンに転化(>99%)された。
2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートを連続7日間b.i.d.で局所適用した後に、平均2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートCmaxは、17.5mg、35mg、及び70mgの用量では有意差はなかったが、140mg及び280mgの投与後には約2倍高かったのに対して、平均イブプロフェンCmaxは変動し、35mg、140mg、及び280mgの投与後には1日目と比較して12日目で約1.5倍~2倍高く、17.5mg及び70mgの投与後には同等であった。
2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの局所用量が17.5mgから280mgに増加したときに、用量の比例関係は正式に実証されなかった。
観察されたCmin及びイブプロフェンの蓄積指数に基づいて、5日間のb.i.d.での投薬後に定常状態に達したと結論付けることができる。
噴霧として投与した場合の測定された血漿イブプロフェン濃度に基づく2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの相対的バイオアベイラビリティは、単回適用に従う局所適用と比べて低かったが、定常状態では同等であった。
事後解析の結果は、PK母集団について観察された結果と一致していたことから、イブプロフェンの投与前の循環血漿レベルが治験薬の動態又は全体的なデータ解釈に影響を与えなかったことを示している。
2.6.安全性評価
2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの単回及び多回の漸増経口投与の安全性及び忍容性を、AEの評価、バイタルサイン評価、安静時12誘導ECG、及び身体検査所見、及び皮膚刺激性評価によって評価した。
2.6.1.曝露の程度
8人の被験者をそれぞれ、17.5mg、35mg、70mg、140mg、及び280mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの単回用量及び多回用量に局所適用として曝露し、70mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートに噴霧適用として曝露し、12人の被験者をプラセボの単回用量及び多回用量に曝露した。
2.6.2.有害事象
2.6.2.1.有害事象の簡潔な概要
合計で1人(12.5%)、3人(37.5%)、1人(12.5%)、1人(12.5%)、1人(12.5%)及び2人(25.0%)の被験者は、それぞれ、17.5mg、35mg、70mg、140mg、及び280mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの局所適用としての単回投与及び多回投与後、そして噴霧適用としての70mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの単回投与及び多回投与後に少なくとも1つの処置下で発現したAE(TEAE)を経験し、2人(16.7%)の被験者は、プラセボの単回投与及び多回投与後に少なくとも1つのTEAEを経験した。
全てのAEは、治験担当医師によって軽度又は中等度の強さであると見なされた。SAEは報告されておらず、AEのために試験処置を中止した被験者はいなかった。
この試験中に報告された有害事象の概要を、処置群ごと及び全体として表12に示す。
Figure 2023528884000014
2.6.2.2.有害事象の分析
治験薬との関連性にかかわらず、この試験中に少なくとも1つのTEAE事象を経験した被験者の頻度を、表13において器官別大分類、基本語(Preferred Term)、及び処置(治療)ごとに示す。
合計で1人(12.5%)、3人(37.5%)、1人(12.5%)、1人(12.5%)、1人(12.5%)、及び2人(25.0%)の被験者は、それぞれ、17.5mg、35mg、70mg、140mg、及び280mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの局所適用としての単回投与及び多回投与後、そして噴霧適用としての70mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの単回投与及び多回投与後に少なくとも1つのTEAEを経験し、2人(16.7%)の被験者は、プラセボの単回投与及び多回投与後に少なくとも1つのTEAEを経験した。
殆どのAEは、治験担当医師によって軽度の強さであると見ている。AEの1つである頭痛は、中等度の強さであると見ている。重度であると見られるAEはなかった。SAEは報告されておらず、AEのために試験治療(処置)を中止した被験者はいなかった。
35mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート、140mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート、及びプラセボの投与後に2人(25.0%)、1人(12.5%)、及び1人(8.3%)の被験者によってそれぞれ報告された頭痛は、投与群における2人以上の被験者によって報告された唯一のAEであった。全ての他のAEは、各投与群においてわずか1人の被験者によって報告された。
最も頻繁に報告された(3人以上の被験者によって報告された)AEは、先に述べたように頭痛であり、アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)の増加は、70mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート、280mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート、及び70mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの噴霧の投与後にそれぞれ1人(12.5%)の被験者に報告され、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(ast)の増加は、70mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート、及び70mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの噴霧の投与後にそれぞれ1人(12.5%)の被験者に報告された。
Figure 2023528884000015
2.6.2.3.死亡、その他の重篤な有害事象、及びその他の重大な有害事象
2.6.2.3.1.死亡
この試験中に死亡した被験者はいなかった。
2.6.2.3.2.その他の重篤な有害事象
この試験中にSAEを経験した被験者はいなかった。
2.6.2.3.3.その他の重大な有害事象
この試験中に重大なAEはなかった。
2.6.2.3.4.死亡、その他の重篤な有害事象、及び他の或る特定の重大な有害事象の叙述
この試験中に叙述を必要とする事象はなかった。
2.6.2.3.5.死亡、その他の重篤な有害事象、及び他の重大な有害事象の分析及び考察
この試験中に死亡、その他のSAE、又はその他の重大なAEはなかった。
2.6.2.4.臨床検査値の評価
被験者ごとの個々の検査測定値及びそれぞれの異常な検査値の一覧
スクリーニング来院時、-1日目、4日目、13日目及び17日目の試験からの解放前又は早期終了時に、臨床検査安全性検査(化学、血液学、尿検査)用の試料を得た。臨床的に重大であると見なされるあらゆる臨床検査所見をAEとして記録した。
採集された検査パラメーターとしては、以下のものが挙げられる:
・化学:血中尿素窒素(BUN)、クレアチニン、総ビリルビン、グルコース、アルブミン、総タンパク質、アスパラギン酸トランスアミナーゼ(AST)、アラニントランスアミナーゼ(ALT)、γ-グルタミルトランスフェラーゼ(GGT)、乳酸デヒドロゲナーゼ(LDH)、アルカリホスファターゼ、CO、リン酸塩、ナトリウム、カリウム、塩化物、カルシウム、総コレステロール、尿酸、
・血液学:ヘモグロビン、ヘマトクリット、赤血球(RBC)数、血小板数及び分類による白血球(WBC)数、
・尿検査:pH、比重、タンパク質、グルコース、ケトン、ビリルビン、血液、亜硝酸塩、白血球、ウロビリノーゲン及び顕微鏡検査、
その他:
・スクリーニング時及び-1日目の入院時、並びに5日目、13日目及び17日目の試験からの解放前又は早期終了時の尿妊娠検査(女性のみ)、
・スクリーニング時及び-1日目の入院時、並びに5日目のアルコール及び乱用薬物のスクリーニング(アンフェタミン、バルビツレート、コカイン代謝産物、ベンゾジアゼピン、カンナビノイド、アヘン剤、エチルアルコール)、
・スクリーニング時のB型肝炎表面抗体(HBsAb)及びC型肝炎抗体、抗HIV抗体。
全ての被験者は、スクリーニング時に正常な臨床検査試験結果を示したか、又は検査室によって提供された正常な参照範囲外であったが、治験責任医師によって臨床的に重大ではないと見なされた結果を示した。
3人の被験者は、正常な参照範囲外の検査値を示し、治験責任医師によって臨床的に重大であると見なされ、有害事象として記録された。
2013年5月29日に70mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの初回投与を受けた1人の23歳の男性の被験者は、2013年6月3日にb.i.d.で投薬を開始し、2013年6月10日(13日目)にALTの増加及びASTの増加がAEとして記録された。両方のAEは、治験担当医師によって軽度の強さであり、恐らく治験薬に関連していると見なされた。AST増加のAEは2013年6月14日(17日目)に解消され、その時点ではALT増加のAEは継続していた。試験の終了時に、このALT上昇のAEは依然として継続しており、被験者はまだ回復していなかった。
2013年6月8日に280mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの初回投与を受けた1人の31歳の男性の被験者は、2013年6月13日にb.i.d.で投薬を開始し、2013年6月20日(13日目)にALTの増加がAEとして記録された。このAEは軽度の強さであり、恐らく治験薬に関連していると見なされ、被験者が17日目に試験から解放されたときも継続していた。試験の終了時に、このALT上昇のAEは依然として継続しており、被験者はまだ回復していなかった。
2013年5月29日に70mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの噴霧としての初回投与を受けた1人の30歳の男性の被験者は、2013年6月3日にb.i.d.で投薬を開始し、2013年6月10日(13日目)にALTの増加及びASTの増加がAEとして記録された。両方のAEは、治験担当医師によって軽度の強さであり、治験薬に関連していると見なされ、これらのAEは2013年6月18日(ALT)及び2013年6月14日(AST)に解消された。
全体として、検査所見の上昇及び治験薬用量の明らかな傾向又は用量の関係性は観察されなかった。
2.6.2.5.バイタルサイン、身体的所見、及び安全性に関連する他の観察項目
2.6.2.5.1.バイタルサイン
収縮期及び拡張期血圧(mmHg)並びに脈拍数(1分当たりの拍動数)、呼吸数(1分当たりの呼吸数)及び口腔温度(℃)を、スクリーニング来院時、-1日目の入院時、5日目、及び13日目、並びに各用量の投与前及びその1時間後に座位で少なくとも5分間安静にした後に測定した。
スクリーニング時に身長(cm)及び体重(kg)を記録し、BMIを計算した。
どの被験者についても、臨床的に重大なバイタルサイン値は認められなかった。この試験中にバイタルサインにおける臨床的に関連する傾向又は変化は認められなかった。
2.6.2.5.2.身体検査
身体検査をスクリーニング来院時及び13日目、又は早期終了時に実施し、これは、以下の身体系:一般的な外観、皮膚、頭、眼、耳、鼻、及び咽頭、頸部、リンパ節、肺、心臓、腹部、神経学、及び筋骨格の評価を含んでいた。
殆どの身体検査結果は、全ての被験者で正常であったか、又はスクリーニング時に見られ、臨床的に重大ではないと見なされた。
2013年5月22日に35mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの初回投与を受け、2013年5月27日にb.i.d.で投薬を開始した1人の被験者は、2013年6月1日(11日目)に発生した紅斑(左脚)のAEを示した。このAEは軽度の強さであり、恐らく治験薬に関連していると見なされ、2013年6月5日に解消された。この被験者についての2013年6月3日(13日目)の身体検査所見として、左脚にかすかな紅斑が認められた。
2013年6月8日に280mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの初回投与を受け、2013年6月13日にb.i.d.で投薬を開始した1人の被験者は、2013年6月18日(11日目)に発生した紅斑性皮疹(両膝)のAEを示した。このAEは軽度の強さであり、治験薬に関連していると見なされ、2013年7月8日に解消された。2013年6月20日(13日目)に、臨床的に重大な身体検査所見として、両側性紅斑性丘疹(Bilateral erythema papule)が認められた。
2013年5月29日に70mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの噴霧としての初回投与を受け、2013年6月3日にb.i.d.で投薬を開始した1人の被験者は、2013年6月3日(6日目)に発生したばね指のAEを示した。このAEは軽度の強さであり、治験薬とは関連がないと見なされ、試験からの解放時には解消されていなかった。2013年6月10日(13日目)に、臨床的に重大な身体検査所見として、紅斑が認められた。
2.6.2.5.3.心電図
安静時12誘導ECGを、スクリーニング来院時及び13日目、又は早期終了時に少なくとも5分間安静にした後に記録した。記録されたECGパラメーターとしては、心室レート(bpm)、PR間隔(ミリ秒)、QRS時間(ミリ秒)、QT間隔(ミリ秒)、及びQTc間隔(ミリ秒)が挙げられる。QTc間隔は、診療所でECG機器(Mortara)の内部の式を使用して計算された。
2.6.2.6.ECGパラメーター
どの被験者についても、臨床的に重大なECGパラメーター値は認められなかった。この試験中にECGパラメーターにおける臨床的に関連する傾向又は変化は認められなかった。
2.6.2.7.皮膚刺激性評価
治験薬の適用による皮膚刺激を、各用量投与の前及び投与の30分後に、各治験薬の適用部位に割り当てられた0~7の皮膚応答スコアによって測定した。6又は7のスコアを重度の反応と見なした。多回投薬の間の投与前評価は、前投与の投与12時間後の評価として役立った。
殆どの被験者は、全ての皮膚刺激スコアが0(刺激の所見なし)と記録された。35mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートが投与された1人の被験者、70mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート(局所適用)が投与された3人の被験者、並びに280mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び70mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートがそれぞれ噴霧として投与された1人の被験者について、1(最小の紅斑、殆ど観察されない)及び2(明確な紅斑、容易に視認可能、軽度の浮腫又は軽度の通常の反応)の低頻度のスコアが認められた。70mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートが局所適用として投与された1人の被験者は、3の単一の皮膚刺激スコア(紅斑及び丘疹)を有した。>3の皮膚刺激スコアを有する被験者はいなかった。
2.6.2.8.安全性の結論
8人の被験者をそれぞれ、17.5mg、35mg、70mg、140mg及び280mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの単回用量及び多回用量に局所適用として曝露し、70mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートに噴霧適用として曝露し、12人の被験者をプラセボの単回用量及び多回用量に曝露した。この試験についての安全性の結論は以下の通りである:
・局所適用としての17.5mg、35mg、70mg、140mg、及び280mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート、並びに噴霧適用としての70mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの単回投与及び多回投与は、健康な男性及び女性のボランティアのこの母集団において安全であり、忍容性が良好であった。
・この試験中に、用量漸増停止基準は満たされなかった。単回用量適用から多回用量適用への、及び或る用量レベルから次の用量レベルへの全ての用量漸増が行われた。
・合計で1人(12.5%)、3人(37.5%)、1人(12.5%)、1人(12.5%)、1人(12.5%)、及び2人(25.0%)の被験者は、それぞれ、17.5mg、35mg、70mg、140mg、及び280mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの局所適用としての単回投与及び多回投与後、そして噴霧適用としての70mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの単回投与及び多回投与後に少なくとも1つのTEAEを経験し、2人(16.7%)の被験者は、プラセボの単回投与及び多回投与後に少なくとも1つのTEAEを経験した。
・全てのAEは、治験担当医師によって軽度又は中等度の強さであると見なされた。AEのため中止された被験者もなく、SAEも報告されていなかった。
・この試験中の安全性検査評価、身体検査、又はバイタルサイン測定値に基づいて、臨床的に意味のある傾向は見られなかった。
・皮膚刺激応答は一般的に軽度で一過性の性質であった。この試験においては、どの被験者にも重度の皮膚刺激応答は観察されなかった。
2.6.2.9.考察及び全般的結論
これは、局所適用として投与される単回用量及び多回用量の漸増に従う2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの単回投与及び多回投与の安全性、忍容性及び薬物動態を評価する単一施設、無作為化、二重盲検、プラセボ対照の用量漸増試験であった。
この試験を6つのコホートで実施した。10人の被験者の各コホートにおいて、8人の被験者を無作為化して実薬を投与し、2人の被験者を無作為化して釣り合う用量のプラセボを投与した。17.5mg、35mg、70mg、140mg、及び280mgの局所適用並びに70mgの噴霧適用の用量レベルを評価した。
試験デザインは、重複する用量のコホートとして安全性及び薬物動態を評価するために、時間をずらした期間の単回投与に続いて、7日間の治験薬のb.i.d.での投与を含んでいた。
各用量レベルで多回投薬を開始し、次により高い単回用量へと用量漸増する前に、安全性データの再検討を行った。
単回用量のPKでは、1日目での投与に対して、以下の時点:投与0時間後(投与前)、投与0.25時間後、投与0.5時間後、投与0.75時間後、投与1時間後、投与1.5時間後、投与2時間後、投与2.5時間後、投与3時間後、投与4時間後、投与5時間後、投与6時間後、投与8時間後、投与10時間後、投与12時間後、投与18時間後、投与24時間後、投与48時間後、投与72時間後、投与96時間後及び投与120時間後に連続的な血液試料を採集した。
多回用量のPKでは、12日目に対して、以下の時点:投与0時間後(投与前)、投与0.25時間後、投与0.5時間後、投与0.75時間後、投与1時間後、投与1.5時間後、投与2時間後、投与2.5時間後、投与3時間後、投与4時間後、投与5時間後、投与6時間後、投与8時間後、投与10時間後、投与12時間後、投与18時間後、投与24時間後、投与48時間後、投与72時間後、投与96時間後、及び投与120時間後に連続的な血液試料を採集した。
安全性評価は、AEのモニタリング、バイタルサイン評価、安静時12誘導ECG及び身体検査所見、並びに皮膚刺激性評価を含んでいた。
薬物動態
・全体として、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及びイブプロフェンの平均最大血漿濃度及び曝露は、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの用量が17.5mgから280mgへと増加したときに増加したが、用量に比例していなかった。
・17.5mg、35mg、70mg、140mg、及び280mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートを正常で健康な被験者に単回局所適用した後に、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの吸収は急速であり、吸収された2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは急速にイブプロフェンに転化された。
・2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートを連続7日間b.i.d.で局所適用した後に、平均2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートCmaxは、17.5mg、35mg、及び70mgの用量では有意差はなかったが、140mg及び280mgの投与後には約2倍高かったのに対して、平均イブプロフェンCmaxは変動し、35mg、140mg、及び280mgの投与後には1日目と比較して12日目で約1.5倍~2倍高く、17.5mg及び70mgの投与後には同等であった。
・2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの局所用量が17.5mgから280mgに増加したときに、用量の比例関係は正式に実証されなかった。
・観察されたCmin及びイブプロフェンの蓄積指数に基づいて、5日間のb.i.d.での投薬後に定常状態に達したと結論付けることができる。
・噴霧として投与した場合の測定された血漿イブプロフェン濃度に基づく2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの相対的バイオアベイラビリティは、単回適用に従う局所適用と比べて低かったが、定常状態では同等であった。
・事後解析の結果は、PK母集団について観察された結果と一致していたことから、イブプロフェンの投与前の循環血漿レベルが治験薬の動態又は全体的なデータ解釈に影響を与えなかったことを示している。
安全性
・局所適用としての17.5mg、35mg、70mg、140mg、及び280mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート、並びに噴霧適用としての70mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの単回投与及び多回投与は、健康な男性及び女性のボランティアのこの母集団において安全であり、忍容性が良好であった。
・この試験中に、用量漸増停止基準は満たされなかった。単回用量適用から多回用量適用への、及び或る用量レベルから次の用量レベルへの全ての用量漸増が行われた。
・合計で1人(12.5%)、3人(37.5%)、1人(12.5%)、1人(12.5%)、1人(12.5%)、及び2人(25.0%)の被験者は、それぞれ、17.5mg、35mg、70mg、140mg、及び280mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの局所適用としての単回投与及び多回投与後、そして噴霧適用としての70mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの単回投与及び多回投与後に少なくとも1つのTEAEを経験し、2人(16.7%)の被験者は、プラセボの単回投与及び多回投与後に少なくとも1つのTEAEを経験した。
・全てのAEは、治験担当医師によって軽度又は中等度の強さであると見なされた。AEのため中止された被験者もなく、SAEも報告されていなかった。
・この試験中の安全性検査評価、身体検査、又はバイタルサイン測定値に基づいて、臨床的に意味のある傾向は見られなかった。
・皮膚刺激応答は一般に軽度で一過性の性質であった。この試験中においては、どの被験者にも重度の皮膚刺激応答は観察されなかった。
局所適用としての17.5mg~280mgの範囲の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート、及び70mgの噴霧としての2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの単回投与及び多回投与は、健康な男性及び女性のボランティアのこの母集団において安全であり、忍容性が良好であった。
2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートプロドラッグは、局所適用後に急速に吸収され、吸収時にその活性代謝産物であるイブプロフェンにも急速に転化された。5日間のb.i.d.での投薬後に定常状態が達成された。2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの局所用量が17.5mgから280mgに増加したときに、用量の比例関係を正式に実証することはできなかった。噴霧として投与した場合の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの相対的バイオアベイラビリティは、単回適用に従う局所適用と比べて低かったが、定常状態では同等であった。
PKプロファイルから、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの経皮投与後の薬物濃度は24時間非常に一定であり、薬物は5日後に検出され得る、すなわち、1日1回の薬物投与は問題なく働くことになるが、一部の者は毎日2回シャワーを浴びる場合があり、朝急いで出勤し、液剤を乾かす3分~5分を待たずに衣服を着て薬液が衣服に吸収されることになったり、又は運動して多くの汗をかいて薬物が洗い流されたりする場合があるので、1日当たり2回(午前及びそれ以降)の投与が推奨される。
3.第II相臨床試験
膝の軽度から中等度の変形性関節症を伴う被験者におけるプラセボに対する2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート塩酸塩スプレー剤の有効性、安全性及び薬物動態を評価する第II相、多施設、無作為化、二重盲検(用量内)、プラセボ対照、並行群、用量範囲設定試験。
3.1.方法論/試験デザイン
これは、膝の臨床症状のある軽度から中等度のOAを伴う成体被験者における2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート塩酸塩スプレー剤の有効性、安全性及びPKを評価する第II相、多施設、無作為化、二重盲検(用量内)、プラセボ対照、並行群、概念実証及び用量範囲設定試験である。両側膝痛を伴う被験者の場合に、両方の膝を処置(治療)することになるが、最も症状のある膝(すなわち、スクリーニング時にウェスタンオンタリオ大学・マックマスター大学変形性関節症指数[WOMAC(登録商標)3.1]疼痛サブスケールスコアによって測定される最も痛みのある膝)が有効性分析の対象膝として指定される。片側膝痛を伴う被験者の場合に、症状のある(対象)膝のみを処置することになる。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)又は他の鎮痛薬を服用している被験者は、試験に登録することができるが、治験薬の初回用量の投与の少なくとも4日前(又は5半減期前のいずれか長い方)から、試験の期間中は鎮痛薬療法を一切中止することになる(すなわち、1日目の前の鎮痛薬ウォッシュアウト期間のため)。被験者は、ベースライン(1日目)、2週目、4週目、8週目、12週目/研究終了(EOS)及びフォローアップ評価の前24時間を除き、治験薬の初回用量の投与の4日目前(又は5半減期前のいずれか長い方)から、残りの膝又はその他の身体の疼痛のための救急薬(1日当たり最大6錠の325mg錠剤[合計1950mg]のアセトアミノフェン、治験依頼者によって提供)を服用することが許可される。
最大3週間のスクリーニング期間及び対象膝関節腔の放射線評価の後に、被験者を、3つの処置群のうちの1つに1:1:1の比率で無作為に割り当てる。ここで、各処置群内の実薬:プラセボの比率は2:1(すなわち、実薬処置に2人の被験者、そしてプラセボに1人の被験者)である:
群A:8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート/膝(2噴霧/膝、膝の内側面に1噴霧、及び膝の外側面に1噴霧)を1日2回(BID、およそ12時間ごと、n=50)で、又はプラセボ(2噴霧/膝)をBID(およそ12時間ごと、n=25)で、1日当たり膝ごとに合計4噴霧、
群B:17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート/膝(4噴霧/膝、膝の内側面に1噴霧、及び膝の外側面に1噴霧、並びに膝の前部に1噴霧、及び膝の後部に1噴霧)をBID(およそ12時間ごと、n=50)で、又はプラセボ(4噴霧/膝)をBID(およそ12時間ごと、n=25)で、1日当たり膝ごとに合計8噴霧、
群C:35mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート/膝(8噴霧/膝、各噴霧は膝の周りの異なる重複しない領域に適用されるべきであり、それらの領域は膝の周りに一様に分布しているべきである)をBID(およそ12時間ごと、n=50)で、又はプラセボ(8噴霧/膝)をBID(およそ12時間ごと、n=25)で、1日当たり膝ごとに合計16噴霧。
各被験者は、1日目から開始して12週間にわたって試験治療を受ける。資格のある施設職員は、治験薬の初回投与から1週間後に被験者に連絡を取り、スプレーボトル、治験薬の投与、又は有害事象(AE)に何らかの問題があるかどうかを確認する。被験者は、試験フローチャートに示されているように、有効性及び安全性の評価のために処置の2週間、4週間、8週間、及び12週間の時点で施設に戻る。12週目の来院はEOS来院である。用量投与の最終日(12週目/EOS来院)に、午前中にのみ1用量の治験薬を被験者に投与し、放射線撮影を行って対象膝関節腔の変化を評価する。被験者は、12週目/EOS来院のおよそ7日後にフォローアップ来院を行う。
被験者は、スクリーニングから始まる毎日の日誌に以下の情報を記録する:過去24時間の歩行中の対象膝における膝痛の程度(量)(100mm視覚アナログスケール[VAS]を使用)、治験薬の各投与の場合の噴霧の時間及び回数、被験者がその膝を洗う及び/又はシャワーを浴びる時間、その日に服用した救急薬の錠剤の数及び服用した時間、救急薬を服用する理由(例えば、膝痛、頭痛、腰痛)、その日に服用したあらゆるその他の併用薬、並びにその日に起こったあらゆるAE。
WOMACのVAS版を、主要有効性エンドポイント及び副次的有効性エンドポイントに使用する。有効性エンドポイントを、スクリーニング及びベースライン(1日目)時、並びに2週目、4週目、8週目、及び12週目/EOS来院時に評価する。
2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及びイブプロフェンの全身多回投与PKプロファイルを評価するために、各処置群からの被験者をPKサブグループに割り当てる。処置群当たり12人~18人の被験者についてのPK試料が採集されるまで、被験者が一晩宿泊できる指定された施設に登録された全ての被験者はPKサブグループに含まれる。2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及びイブプロフェンのトラフレベルを決定する血液試料を2週目の来院時に採集し、PKサブグループのみの来院では3週目の間に採集し、これらのPK血液試料は、治験薬の午前の投与前に取得される。4週目の来院時に、PK血液試料を投与前、並びに投与の1時間後、3時間後、6時間後、8時間後、10時間後、及び12時間後に採集する。12週目/EOS来院時に、PKサブグループにおける被験者は、治験薬の最終投与後およそ36時間にわたって治験実施施設に拘束されるため、PK血液試料を投与前、並びに投与の1時間後、3時間後、6時間後、8時間後、10時間後、12時間後、18時間後、24時間後、及び36時間後に採集することができ、その後、次の2日には戻って投与48時間後及び投与72時間後のPK血液試料が採集される。被験者は、12週目/EOS来院時に午前中のみ投与を受ける。
安全性評価は、各来院時に実施され、試験フローチャートに示されているように、AE、バイタルサイン(血圧、脈拍数及び口腔温度)、臨床検査値、身体検査、皮膚刺激及び心電図(ECG)の評価を含む(表14)。
Figure 2023528884000016
Figure 2023528884000017
3.2.診断及び組み入れについての主な基準:
膝の原発性OAと診断された成体被験者はこの試験に登録される。以下は、主な組み入れ基準である:
1.被験者は、境界値を含む35歳から85歳の間の男性又は女性でなければならない。
2.被験者は、境界値を含む18.5kg/mから39.9kg/mのボディマス指数を有しなければならない。
3.被験者は、アメリカリウマチ学会の臨床的及び放射線診断的基準(膝痛、骨棘、及び以下の少なくとも1つ:>50歳の年齢、朝起きた後に<30分間持続する朝のこわばり、又は捻髪音)に従って特発性OAの診断を受けていなければならない。
4.被験者は、スクリーニング時に治験担当医師又は地元の放射線科医によって判断された1又は2のケルグレン・ローレンス(Kellgren lawrence)分類を有しなければならない。
5.被験者は、6ヶ月以上にわたる臨床症状のある軽度から中等度の膝のOAの既往歴を有しなければならない。
6.被験者は、スクリーニング前の月中に少なくとも14日間にわたって、起立時、歩行時、及び/又は動作時に膝痛を有していなければならない。
7.被験者は、無作為化前の14日間のうち少なくとも10日で、100mmのVASで40mm以上、かつ90mm未満の膝痛スコア(鎮痛薬の有無にかかわらず)を有しなければならない。
8.被験者は、治験薬の初回用量の投与の4日前(又は5半減期前のいずれか長い方)に開始して、試験への参加が完了するまで、あらゆるNSAID又は他の鎮痛薬(例えば、アスピリン、アセトアミノフェン)又は潜在的に交絡する併用処置(例えば、理学療法、鍼治療)を中止する意思がなければならない(心臓予防として、1日当たり325mg以下のアセチルサリチル酸の使用は許可される)。被験者は、ベースライン(1日目)、2週目、4週目、8週目、12週目/EOS、及びフォローアップ評価の前の24時間を除いて、試験中に疼痛のための救急薬(アセトアミノフェン)を服用することは許可される。
9.被験者は、1日目に開始して試験への参加が完了するまで、ビタミンA酸(全てのトランスレチノイン酸(トレチノイン)、13シスレチノイン酸[イソトレチノイン]、9シスレチノイン酸[アリトレチノイン]、ビタミンA[レチノール]、レチナール及びそれらの誘導体を含む)を含むあらゆる局所調剤を下肢に適用することを中止する意思がなければならない(ビタミンA酸又はレチノールを含む局所調剤は、腰より上の皮膚の領域に適用してもよいが、治験薬に曝露される皮膚の領域には適用すべきではない)。
10.被験者は、試験期間中に、不慣れな身体活動(例えば、新たな重量挙げの日課の開始)を避ける意思がなければならない。
11.膝のOAを除いて、被験者は、病歴、バイタルサイン、身体検査、ECG及び被験者の安全性を妨げる可能性のある日常的な臨床検査、又は疼痛評価及び機能的評価から治験担当医師によって判断される臨床的に重大な所見を有しない一般的に良好な健康状態になければならない。
3.3.除外についての基準
以下は、主な除外基準である:
1.治験担当医師の意見では、膝に関連する疼痛評価及び機能的評価を妨げる可能性がある、膝の二次的OA又は膝以外の下肢関節のOAを伴う被験者、
2.スクリーニング時に治験担当医師又は地元の放射線科医によって判断された3以上のケルグレン・ローレンス分類を有する膝のOAを伴う被験者、
3.いずれかの膝に人工膝関節全置換術若しくは人工膝関節部分置換術、関節形成術、又はその他の膝手術の既往歴がある被験者、
4.スクリーニング前6ヶ月以内に対象膝に関連する、治験担当医師による判断で重大な損傷を負った被験者、
5.スクリーニング時又は治験薬の初回投与前の1日目に処置される膝上又は膝近くに皮膚病変又は創傷を有する被験者、
6.スクリーニング前30日以内にアヘン剤若しくはコルチコステロイドを使用した被験者、又は慢性的なアヘン剤若しくはコルチコステロイドによる処置を要する被験者、
7.処置される膝にコルチコステロイド、ヒアルロン酸、又は関節内補充薬(例えば、Synvisc(登録商標))の関節内注射をスクリーニング前3ヶ月以内に受けた被験者、
8.イブプロフェン、あらゆるNSAID、アスピリン、又はアセトアミノフェンに対する重大な過敏症、不耐性、又はアレルギーの既往歴を有する被験者、
9.スクリーニング前12ヶ月間に活動性消化性潰瘍を有していた被験者、又はスクリーニングの5年以内に消化管(GI)出血の既往歴があった被験者、
10.スクリーニング前の月に抗凝固薬(心臓予防用の最大325mg/日のアスピリンを除く)を使用した被験者、
11.スクリーニング時又は治験薬の初回投与前の1日目に便潜血検査において陽性の結果を有する被験者、
12.慢性炎症性疾患(関節リウマチ、乾癬性関節炎、痛風性関節炎等)、線維筋痛症、対象関節に影響を与え得る病態(例えば、骨壊死、軟骨石灰化症)、又は喘息の既往歴を有する被験者。
3.4.治験薬:
試験製品、用量、剤形及び投与方式:
試験製品は、噴霧として局所投与される25%エタノール中の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート塩酸塩の7%溶液である。7%局所噴霧溶液は、10mLの25%エタノール(v/v)中の700mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート塩酸塩(625mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート遊離塩基に相当)からなる。スプレーボトルは、1噴霧当たり70mgの噴霧溶液及び4.375mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート遊離塩基を皮膚に付着させる。被験者は、割り当てられた無作為化された用量レベルに基づいて、膝の周りの異なる皮膚領域(例えば、膝の外側面、内側面、前面、及び後面)に各噴霧を適用する。
参照療法、用量、剤形及び投与方式:
参照療法は、噴霧として局所投与されるプラセボである。スプレーボトルは、1噴霧当たり70mgの噴霧溶液を皮膚に付着させる。被験者は、割り当てられた無作為化された用量レベルに基づいて、膝の周りの異なる皮膚領域(例えば、膝の外側面、内側面、前面、及び後面)に各噴霧を適用する。
被験者は、治験薬の投与後少なくとも8時間までシャワーを浴びたり、又は膝を洗ったりしない。
3.5.用量及びレジメン:
被験者は、以下の治療をBIDで12週間受ける。用量投与(12週目/EOS)来院の最終日に、午前中にのみ1用量の治験薬を被験者に投与する。以下の治療を無作為に割り当てる:
群A:8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート/膝(2噴霧/膝、膝の内側面に1噴霧、及び膝の外側面に1噴霧)をBID(およそ12時間ごと、n=50)で、又はプラセボ(2噴霧/膝)をBID(およそ12時間ごと、n=25)で、1日当たり膝ごとに合計4噴霧、
群B:17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート/膝(4噴霧/膝、膝の内側面に1噴霧、及び膝の外側面に1噴霧、並びに膝の前部に1噴霧、及び膝の後部に1噴霧)をBID(およそ12時間ごと、n=50)で、又はプラセボ(4噴霧/膝)をBID(およそ12時間ごと、n=25)で、1日当たり膝ごとに合計8噴霧、
群C:35mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート/膝(8噴霧/膝、各噴霧は膝の周りの異なる重複しない領域に適用されるべきであり、それらの領域は膝の周りに一様に分布しているべきである)をBID(およそ12時間ごと、n=50)で、又はプラセボ(8噴霧/膝)をBID(およそ12時間ごと、n=25)で、1日当たり膝ごとに合計16噴霧。
3.6.治験担当医師及び試験センターの数:
アメリカ合衆国における20箇所の施設。
3.7.被験者が試験に参加する期間:
スクリーニング期間:最大3週間
治療期間:12週間
各拘束の長さ:治験薬の最終投与の36時間後に、PKサブグループにおける被験者のみを試験中に拘束する。これらの被験者は、12週目/EOS来院時に試験施設にチェックインし、投与後36時間のPK血液採集が完了するまでその施設に留まり、その後、次の2日には戻って投与48時間後及び投与72時間後のPK血液試料が採集される。
フォローアップ期間:7日間。
3.8.試験母集団:
安全性解析対象集団(SAS):SASは、治験薬が投与された、少なくとも1回の投与後の安全性評価を受ける全ての被験者として定義される。
最大の解析対象集団(FAS):FASは、治験薬が投与された、少なくとも1回の投与後の有効性評価を受ける全ての被験者として定義される。
薬物動態解析対象集団(PKAS):PKASは、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートが投与された、少なくとも1つの評価可能な投与後の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はイブプロフェンの血漿濃度を有する全ての被験者として定義される。
3.9.評価:有効性:
3.9.1.主要有効性エンドポイント:
主要有効性エンドポイントは、治療の12週間の時点での対象膝についてのWOMAC(VAS)疼痛サブスケールスコアにおけるベースラインに対する変化である。
3.9.2.副次的有効性エンドポイント:
1.治療の2週間、4週間、及び8週間の時点での対象膝についてのWOMAC(VAS)疼痛サブスケールスコアにおけるベースラインに対する変化、
2.治療の2週間、4週間、8週間、及び12週間の時点での対象膝についてのWOMAC(VAS)硬直サブスケールスコア及びWOMAC(VAS)機能的能力サブスケールスコアにおけるベースラインに対する変化、
3.治療の2週間、4週間、8週間、及び12週間の時点での総合WOMAC(VAS)スコアにおけるベースラインに対する変化。
3.9.3.探索的有効性エンドポイント:
1.治療の2週間、4週間、8週間、及び12週間の時点での被験者による対象膝の疾患状態の包括的評価、
2.治療の2週間、4週間、8週間、及び12週間の時点での治験担当医師による対象膝の疾患状態の包括的評価、
3.治療の2週間、4週間、8週間、及び12週間の時点での被験者による対象膝の療法に対する奏効の包括的評価、
4.治療の2週間、4週間、8週間、及び12週間の時点での治験担当医師による対象膝の療法に対する奏効の包括的評価、
5.毎日の日誌データからの対象膝についてのVAS疼痛スコアにおける経時的なベースラインに対する変化、
6.対象膝の疼痛に対して1日当たりに消費される救急薬(アセトアミノフェン)の量。
3.10.評価:安全性
安全性評価は、試験フローチャートに示されているように、試験中の様々な時間でのAE、バイタルサイン(血圧、脈拍数、及び口腔温度)、臨床検査値、身体検査、皮膚刺激、及びECGを含む。
対象となる有害事象としては、処置された膝(複数の場合もある)の周りの局部的な皮膚反応、上部胃痛、GI出血、重篤な心血管の副作用(例えば、血栓事象、心筋梗塞、又は発作)、黄疸、肝臓機能検査の上昇及び吐き気が挙げられる。
3.11.統計学的方法:
有効性分析はFASに対して行われる。
3.11.1.主要有効性分析:
主要有効性エンドポイントは、治療(処置)の4週間の時点での対象膝についてのWOMAC(VAS)疼痛サブスケールスコアにおけるベースライン対する変化であり、共分散分析(ANCOVA)を使用して分析される。処置は固定クラス効果として含まれ、共変量としてWOMACベースライン疼痛サブスケールスコアが含まれる。対象となる主要な比較は、実薬群A(8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート/膝)とプラセボの組合せとの間の差、実薬群B(17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート/膝)とプラセボの組合せとの間の差、及び実薬群C(35mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート/膝)とプラセボの組合せとの間の差である。
3.11.2.副次的有効性分析:
感度分析は、固定クラス効果としての処置及び共変量としてのWOMACベースライン疼痛サブスケールスコアを用いてANCOVAを使用して、主要有効性エンドポイントに対しても実施されるが、対象となる比較は、各処置群内での実薬被験者とプラセボ被験者との間の差である。
副次的有効性エンドポイント、疼痛、硬直及び機能的能力に関するWOMACサブスケールスコアにおけるベースラインからの変化、並びに処置の2週間、4週間、8週間、及び12週間の時点での総合WOMACスコアを、主要有効性エンドポイントの場合と同じ方法を使用して分析する。
3.11.3.探索的有効性エンドポイント:
探索的有効性エンドポイントについてのデータを、記述統計を使用してまとめる。
3.11.4.安全性分析:
安全性分析はSASに対して行われる。安全性パラメーターを、適宜、標準的な記述統計を使用して一覧にしてまとめる。正式な統計分析は予定されていない。
3.12.臨床結果
盲検化された個々の臨床データは、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートのスプレー剤の有効性が優れていることを示している。特に、中用量及び高用量のコホートにおいては、多くの患者が12週目に殆ど痛みを伴わなくなる(斜体で太字の数字を参照)。WOMAC疼痛サブスケールスコア、WOMAC関節硬直サブスケールスコア、及びWOMAC日常活動遂行困難性サブスケールスコアを表15~表23に示す。
Figure 2023528884000018
Figure 2023528884000019
Figure 2023528884000020
Figure 2023528884000021
Figure 2023528884000022
Figure 2023528884000023
Figure 2023528884000024
Figure 2023528884000025
Figure 2023528884000026
しかしながら、データベースロック後に、CROからの高水準の試験結果を見直したところ、以下のようにデータセットにおける多数の異常に気付いた:
1.PKデータ:プラセボを投与するよう割り当てられた一部の患者は、実薬で処置された患者と同等の高い血漿イブプロフェン濃度を有し、逆に、実薬に関する一部の患者は、ブランクバックグラウンドを超える血漿イブプロフェン濃度を有しなかった(表24及び表25を参照)。
2.有効性エンドポイント:処置の対象膝についてのWOMAC(VAS)疼痛サブスケールスコアにおけるベースラインからの変化について、群A(8.75mg/膝)では、プラセボが投与された患者は、それぞれ2週間、4週間、8週間及び12週間(EOS)の時点で実薬に関する患者よりもはるかに良好な奏効を示したが(表26)、群C(35mg/膝)では、実薬が投与された患者は、2週間、4週間、8週間及び12週間(EOS)の時点でプラセボに関する患者よりもはるかに良好な奏効を示した(表27)。通常、プラセボ効果は全ての群において類似しているはずであり、又は高用量群の方がより高いプラセボ効果を有するが、データは、低用量群の方がはるかに高いプラセボ効果を有することを示した(最初の4週間で2倍超)。
3.プラセボ効果:OA試験では、通常、プラセボ効果は2週目~4週目に最大に達した後に、4週間後にはプラセボ効果が減少する。しかしながら、この試験においては、プラセボ効果が2週目から12週目にかけて増加した。
Figure 2023528884000027
Figure 2023528884000028
Figure 2023528884000029
患者のベースライン特性を表28に示す。
Figure 2023528884000030
Figure 2023528884000031
高水準のPK及び有効性データの上述の異常を総合すると、プラセボ効果がそのような顕著で持続的な有効性どころか、実薬よりも良好な有効性を有し得る可能性は非常に低い。したがって、実薬(2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)とプラセボ薬とが何らかの形で混同されたと疑われる。
この試験において一部の患者で実薬とプラセボとが混同されたにもかかわらず、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの有効性の頑健性は、OA患者でのこの第II相試験において用量反応的に明らかに裏付けられた。
これを確定するために、全ての患者が2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの実薬処置を受けたと仮定した(すなわち、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はプラセボの処置を12週間受けた、又は12週間の処置の間の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート処置と混同された処置を受けた全ての患者)。この仮定、つまり、この試験を非盲検試験として扱い、全ての患者が実薬処置を受けたという仮定に基づいて、CROによって作成された高水準の有効性データセットを使用して有効性分析を実施し、再分析結果を以下の表(表29~表47)に表す。有効性データの再分析により、用量反応が実証され、ナプロキセン又はセレコキシブ等の現在市販されている薬物の有効性より良好であった(セレコキシブ及びナプロキセンのデータについては表29を参照)(William G. Bensen, Justus J. Fiechtner, James I. McMillen, et.al.Treatment of Osteoarthritis with Celecoxib. Mayo Clin Proc, November 1999. Vol 74, 1095-1105)。
Figure 2023528884000032
表29に示されるように、セレコキシブ(50mg、BID)、セレコキシブ(100mg、BID)、セレコキシブ(200mg、BID)、及びナプロキセン(500mg、BID)についてのプラセボとの差は12週目にわずか-3.4、-7.2、-5.9、及び-5.8であり、セレコキシブ(100mg、BID)についての最良の結果は-7.2である。
Figure 2023528884000033
表30に示されるように、経口のセレブレックスと同じ-6.1のプラセボ効果が見られる場合に、経皮の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート(8.75mg、BID)、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート(17.5mg、BID)、及び2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート(35mg、BID)についてのプラセボとの差は、-13.4、-22.8、及び-16.9である。2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートについての最良の結果は、-22.8(17.5mg、BID)であり、セレコキシブ(100mg、BID)の3倍である。
この臨床試験において、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート:プラセボの比率は2800:2000=58.3:41.7である。データを試験薬の58.3%によって調整した場合。調整されたデータを表31に示す。
Figure 2023528884000034
2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートについての最良の結果は、-43.5(17.5mg、BID)であり、セレコキシブ(100mg、BID)の6倍である。
ベースラインからのWOMAC疼痛サブスケールスコアの変化及び改善のパーセンテージをそれぞれ図14及び図15に示し、表32に示す。
Figure 2023528884000035
ベースラインからのWOMAC疼痛サブスケールスコアの変化及び改善のパーセンテージ(両者とも58.3%によって調整)をそれぞれ図16及び図17に示し、表33に示す。
Figure 2023528884000036
ベースラインからのWOMAC関節硬直サブスケールスコアの変化及び改善のパーセンテージをそれぞれ図18及び図19に示し、表34に示す。
Figure 2023528884000037
ベースラインからのWOMAC関節硬直サブスケールスコアの変化及び改善のパーセンテージ(両者とも58.3%によって調整)をそれぞれ図20及び図21に示し、表35に示す。
Figure 2023528884000038
ベースラインからのWOMAC日常活動遂行困難性サブスケールスコアの変化及び改善のパーセンテージをそれぞれ図22及び図23に示し、表36に示す。
Figure 2023528884000039
ベースラインからのWOMAC日常活動遂行困難性サブスケールスコアの変化及び改善のパーセンテージ(両者とも58.3%によって調整)をそれぞれ図24及び図25に示し、表37に示す。
Figure 2023528884000040
Figure 2023528884000041
表38に示されるように、開示された臨床試験データから、ベースラインから2等級以上改善した患者のパーセンテージは、プラセボ又はナプロキセン及びセレコキシブ等の実薬を使用している患者では非常に類似しており、それぞれプラセボで21%、ナプロキセン(500mg、BID)で33%、セレコキシブ(50mg、BID)で30%、セレコキシブ(100mg、BID)で36%、そしてセレコキシブ(200mg、BID)で32%である。この第II相試験から、明確な用量反応が見られたことが分かる。17.5mg/膝及び35mg/膝(BID)の群についての結果は、患者がプラセボを使用する可能性が41.7%である場合でも、ナプロキセン及びセレコキシブに匹敵した。しかしながら、8.75mg/膝(BID)の群では10.5%しかなかったため、プラセボ効果に起因する可能性は非常に低かった。これがプラセボ効果に起因するものであれば、全ての群における変化は類似しているはずであるが、データは中用量群及び高用量群の変化が低用量群の変化よりも2倍高いことを示している。
Figure 2023528884000042
表39に示されるように、17.5mg/膝及び35mg/膝(BID)の群の結果は、8.75mg/膝(BID)の群の結果よりも良好であった。患者がプラセボを使用する可能性が41.7%である場合でも、優良及び良いものの合計パーセンテージは公表された結果と同等であった。
Zeidlerは、ほぼ全てのOA試験における救急薬としてのパラセタモールが、OA試験における大きなプラセボ反応を少なくとも部分的に説明するミッシングリンクであり得ると考えた(Henning Zeidler, Paracetamol and the Placebo Effect in Osteoarthritis Trials: A Missing Link? Pain Research and Treatment, Volume 2011, 1-6)。公表されたデータから、パラセタモールの使用量の差は、プラセボコホートと実薬コホートとの間では非常に小さい。Sawitzkeらによれば、プラセボ群では645mg/日/患者のパラセタモールが使用され、セレコキシブ群では465mg/日/患者のパラセタモールが使用され、28%減少することが報告された(A. D. Sawitzke, H. Shi, M. F. Finco et al., "Clinical efficacy and safety of glucosamine, chondroitin sulphate, their combination, celecoxib or placebo taken to treat osteoarthritis of the knee: 2-year results from GAIT." Annals of the Rheumatic Diseases, vol. 69, no. 8, pp. 1459-1464, 2010)。
Schnitzerらによれば、プラセボ群における平均1日使用量が885mgであるのに対して、ナプロキシノド群においては665mg~715mgであり、ナプロキセン群では670mgであり、19.2%~24.9%減少することが報告された(T. J. Schnitzer, A. Kivitz, H. Frayssinet, and B. Duquesroix, "Efficacy and safety of naproxcinod in the treatment of patients with osteoarthritis of the knee: a 13-week prospective, randomized, multicenter study." Osteoarthritis and Cartilage, vol. 18, no. 5, pp. 629-639, 2010)。本試験においては、治験薬の初回用量の投与の少なくとも14日前(又は5半減期前のいずれか長い方)に開始して、試験の期間中はNSAID又はあらゆる鎮痛療法を中止した(すなわち、1日目の前の鎮痛薬ウォッシュアウト期間のため)。被験者は、ベースライン(1日目)、2週目、4週目、8週目、12週目/研究終了(EOS)、及びフォローアップ評価の前24時間を除き、治験薬の初回用量の投与の少なくとも4日前(又は5半減期前のいずれか長い方)に開始して、残りの膝又はその他の身体の疼痛のための救急薬(1日当たり最大6錠の325mg錠剤[合計1950mg]のアセトアミノフェン、治験依頼者によって提供)を服用することが許可された。救急薬のパラセタモールの使用において最大で84.9%の減少が見られた。その結果を表40~表42に示す。
Figure 2023528884000043
Figure 2023528884000044
用量反応が見られ、救急薬の使用は、治療前、2週目、4週目、8週目から12週目にかけて少なくなり、この試験においては最大85%少なくなった。試験の終わりに、患者の17.3%、6.5%、及び5.8%のみが、それぞれ8.75mg/膝、17.5mg/膝、及び35mg/膝の場合に救急薬を使用したが、これは公表された試験よりもはるかに低かった。
Figure 2023528884000045
表43に示されるように、全ての疼痛及びその他の病態のための救急薬の使用は、処置の間に、特に局部的に使用される薬物については低かった(12週目に17.5mg/膝の群及び35mg/膝の群の場合に100mg/日/患者未満)。処置前から12週目までの最大の減少は最大75%であり、その減少は公表されたデータよりもはるかに大きかった。
Figure 2023528884000046
膝痛を除く他の病態のための救急薬の使用は、治療前よりも治療中に増加した。これは、治療中の救急薬の使用がより少なかったことが、プラセボ効果に起因するものではないことを示し得る。膝痛を除く他の病態のための救急薬の使用が治療前の間にはより少なかったのは、治療前の間に膝痛のための救急薬をより頻繁に使用することによって他の病態が改善したためである。
この試験の途中で、薬物不足の問題があった。試験薬の少量の第2のバッチが製造され、5人の患者がこれらの実薬キットを少なくとも8週間使用した。5人全ての患者についてのWOMACの疼痛、関節硬直、及び日常活動遂行困難性サブスケールスコアは劇的に低下した。これらを以下の表44~表46に示す。
Figure 2023528884000047
ベースラインから12週目までの疼痛のWOMACの低下は81%から98%の間であり、フォローアップ来院時の疼痛のWOMACスコアは12週目のスコアとほぼ同じであった。
Figure 2023528884000048
ベースラインから12週目までの硬直WOMACの低下は58.6%から100%の間であり、フォローアップ来院時の硬直WOMACスコアは12週目のスコアとほぼ同じであった。
Figure 2023528884000049
ベースラインから12週目までの日常活動遂行困難性のWOMACの低下は65.1%から100%の間であり、フォローアップ来院時の日常活動遂行困難性のWOMACスコアは12週目のスコアとほぼ同じであった。
被験者及び治験担当医師による療法に対する奏効の包括的評価において良い又は優良と報告された患者のパーセンテージによる、WOMAC(VAS)疼痛サブスケールスコア、WOMAC(VAS)硬直サブスケールスコア、WOMAC(VAS)機能的能力サブスケールスコア、及び救急薬の使用における患者による評価における疼痛、硬直、及び機能的能力の重症度の低下によって示されるように、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは、変形性関節症の徴候及び症状を有意に用量反応的に低減することができる。変形性関節症の徴候及び症状の緩和における2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの有効性は、セレブコキシブ及びナプロキセン等の市販されている一般的なNSAIDよりも優れていることが見出されている。
3.13.安全性概要
2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの3つの全ての用量は安全であると見られ、一般的に忍容性が良好であった。先に述べたように、消化管障害は全てのNSAIDの主な問題であるが、この試験においては12件の非常に軽度の発症(3件の便秘、4件の下痢、1件の胃食道逆流障害、1件の腹部不快感、1件の腹痛、1件の上腹部痛、及び1件の吐き気)しか見られず、薬物に関連すると思われるものは1件もなかった。発生率は、3つの全ての治療(処置)群全体でほぼ同様であった。試験中に、顕著な上部GI管潰瘍の合併症(すなわち、出血エピソード、穿孔、又は胃流出路閉塞)は発生しなかった。平均血圧及び中央値血圧は不変のままであった。処方が簡単であり、かつ2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートが体外にある場合に生物学的に不活性なプロドラッグであるため、皮膚刺激(局所用薬物の一般的なAE)の発生率でさえ非常に低く(合計8件の発症)、軽度であった。
3.14.PKの概要:
8.75mg、17mg、及び35mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートをOA被験者に局所適用した後に、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの吸収は急速であり、吸収された2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは急速にイブプロフェンに転化された。イブプロフェンと2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートとの比率は99:1を超えた。全体として、イブプロフェン及び2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの平均最大血漿濃度及びAUCは、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの用量が8.75mgから35mgへと増加したときに増加したが、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの局所用量が8.75mgから35mgに増加したときに、用量の比例関係は正式に実証されなかった。観察されたCmin及びイブプロフェンの蓄積指数に基づいて、5日間のb.i.d.での投薬後に定常状態に達したと結論付けることができる。噴霧として投与した場合の測定された血漿イブプロフェン濃度に基づく2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの相対的バイオアベイラビリティは、単回適用に従う局所適用と比べて低かったが、定常状態では同等であった。
4.第2の第II相臨床試験
膝の変形性関節症を伴う被験者における、プラセボ及び経口イブプロフェン(3×400mg/日)に対する2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートスプレー剤の有効性、安全性及び薬物動態を評価する第II相、多施設、無作為化、二重盲検(用量内)、イブプロフェンとプラセボの対照、並行群、用量範囲の探索の試験である。
4.1.方法論/試験デザイン
これは、膝の臨床症状のOAを伴う成体被験者における2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートスプレー剤の有効性、安全性、及びPKを評価する第II相、多施設、無作為化、二重盲検(用量内)、イブプロフェン-プラセボ対照、並行群、用量範囲の探索の試験である。両側膝痛を伴う被験者の場合に、両方の膝を治療することになるが、最も症状のある膝(すなわち、スクリーニング時にウェスタンオンタリオ大学・マックマスター大学変形性関節症指数[WOMAC(登録商標)3.1]疼痛サブスケールスコアによって測定される最も痛みのある膝)が有効性分析の対象膝として指定される。片側膝痛を伴う被験者の場合に、症状のある(対象)膝のみが治療されることになる。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)又は他の鎮痛薬を服用している被験者は、試験に登録することができるが、治験薬の初回用量の投与の少なくとも4日前(又は5半減期前のいずれか長い方)に開始して、試験の期間中は鎮痛薬療法を一切中止する(すなわち、1日目の前の鎮痛薬ウォッシュアウト期間のため)。被験者は、ベースライン(1日目)、2週目、4週目、8週目、12週目/研究終了(EOS)及びフォローアップ評価の前24時間を除き、治験薬の初回用量の投与の4日目前(又は5半減期前のいずれか長い方)に開始して、残りの膝又はその他の身体の疼痛のための救急薬(1日当たり最大6錠の500mg錠剤[合計3000mg]のアセトアミノフェン、治験依頼者によって提供)を服用することは許可される。
最大3週間のスクリーニング期間の後に、被験者を3つの処置群のうちの1つに1:1:1の比率で無作為に割り当てる。ここで、各処置群内の試験薬:プラセボ:経口イブプロフェンの比率は3:1:1(すなわち、試験薬処置に3人の被験者、プラセボに1人の被験者、そして経口イブプロフェンに1人の被験者)である:
群A:4.375mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート/膝(1噴霧/膝、膝の内側面又は外側面に1噴霧)を1日2回(BID、およそ12時間ごとに、n=72)で、1日当たり膝ごとに合計2噴霧、及び経口プラセボを1日3回(およそ8時間ごとに)、プラセボ噴霧(1噴霧/膝)をBID(およそ12時間ごとに、n=24)で、1日当たり膝ごとに合計2噴霧、並びに経口プラセボを1日3回(およそ8時間ごとに)、及び経口イブプロフェンを1日3回(およそ8時間ごとに、n=24)、及びプラセボ噴霧(1噴霧/膝)をBID(およそ12時間ごとに、n=24)で、1日当たり膝ごとに合計2噴霧、
群B:8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート/膝(2噴霧/膝、膝の内側面に1噴霧及び膝の外側面に1噴霧)を1日2回(BID、およそ12時間ごとに、n=72)で、1日当たり膝ごとに合計4噴霧、及び経口プラセボを1日3回(およそ8時間ごとに)、プラセボ噴霧(2噴霧/膝)をBID(およそ12時間ごとに、n=24)で、1日当たり膝ごとに合計4噴霧、並びに経口プラセボを1日3回(およそ8時間ごとに)、及び経口イブプロフェンを1日3回(およそ8時間ごとに、n=24)、及びプラセボ噴霧(2噴霧/膝)をBID(およそ12時間ごとに、n=24)で、1日当たり膝ごとに合計4噴霧、
群C:17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート/膝(4噴霧/膝、膝の内側面に1噴霧及び膝の外側面に1噴霧、並びに膝の前面に1噴霧及び膝の後面に1噴霧)を1日2回(BID、およそ12時間ごとに、n=72)で、1日当たり膝ごとに合計8噴霧、及び経口プラセボを1日3回(およそ8時間ごとに)、プラセボ噴霧(4噴霧/膝)をBID(およそ12時間ごとに、n=24)で、1日当たり膝ごとに合計8噴霧、並びに経口プラセボを1日3回(およそ8時間ごとに)、及び経口イブプロフェンを1日3回(およそ8時間ごとに、n=24)、及びプラセボ噴霧(4噴霧/膝)をBID(およそ12時間ごとに、n=24)で、1日当たり膝ごとに合計8噴霧。
各被験者は、1日目から開始して12週間にわたって試験処置(治療)を受ける。資格を有する施設職員は、治験薬の初回投与から1週間後に被験者に連絡を取り、スプレーボトル、治験薬の投与、又は有害事象(AE)に何らかの問題があるかどうかを確認する。被験者は、試験フローチャートに示されているように、有効性及び安全性の評価のために処置の2週間、4週間、8週間及び12週間の時点で施設に戻る。12週目の来院はEOS来院である。用量投与の最終日(12週目/EOS来院)に、午前中にのみ1用量の治験薬を被験者に投与し、被験者は12週目/EOS来院のおよそ14日後にフォローアップ来院を行う。
被験者は、スクリーニングから始まる毎日の日誌に以下の情報を記録する:過去24時間の歩行中の対象膝における膝痛の量(100mm視覚アナログスケール[VAS]を使用)、治験薬の各投与の場合の噴霧の時間及び回数、被験者が膝を洗う及び/又はシャワーを浴びる時間、その日に服用した救急薬の錠剤の数及び服用した時間、救急薬を服用する理由(例えば、膝痛、頭痛、腰痛)、その日に服用したあらゆるその他の併用薬、並びにその日に起こったあらゆるAE。
WOMACのVAS版を、主要有効性エンドポイント及び副次的有効性エンドポイントに使用する。有効性エンドポイントを、スクリーニング及びベースライン(1日目)時、並びに2週目、4週目、8週目、及び12週目/EOS来院時に評価する。
2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及びイブプロフェンの全身多回投与PKプロファイルを評価するために、各処置群からの被験者をPKサブグループに割り当てる。処置群当たり40人の被験者についてのPK試料が採集されるまで、被験者を一晩留めるキャパシティを有する指定された施設に登録された全ての被験者がPKサブグループに含まれる。2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及びイブプロフェンのトラフレベルを決定する血液試料は4週目の来院時に採集され、PK血液試料は、投与前、並びに投与の1時間後、3時間後、及び5時間後に採集される。12週目/EOS来院時に、PK血液試料は投与前、並びに投与の2時間後、4時間後及び6時間後に採集され得る。被験者は、12週目/EOS来院時に午前の投与のみを受ける。
安全性評価は各来院時に実施され、これには、試験フローチャートに示されているように、AE、バイタルサイン(血圧、脈拍数、及び口腔温度)、臨床検査値、身体検査、皮膚刺激及び心電図(ECG)の評価が含まれる(表47)。
Figure 2023528884000050
Figure 2023528884000051
4.2.診断及び組み入れについての主な基準:
膝の原発性OAと診断された成体被験者がこの試験に登録される。以下は、主な組み入れ基準である:
1.被験者は、境界を含めて40歳から75歳の間の男性又は女性でなければならない。
2.被験者は、アメリカリウマチ学会の臨床的及び放射線診断的基準(膝痛、骨棘、及び以下の少なくとも1つ:50歳を超える年齢、朝起きた後に30分より短く持続する朝のこわばり、又は捻髪音)に従って特発性OAの診断を受けていなければならない。
3.被験者は、6ヶ月以上にわたる臨床症状のある軽度から中等度の膝のOAの既往歴を有しなければならない。
4.被験者は、スクリーニング前の月中に少なくとも14日間にわたって、起立時、歩行時、及び/又は動作時に膝痛を有していなければならない。
5.被験者は、無作為化前の14日間のうち少なくとも10日で、100mmのVASで40mm以上、かつ90mm未満の膝痛スコア(鎮痛薬の有無にかかわらず)を有しなければならない。
6.被験者は、治験薬の初回用量の投与の4日前(又は5半減期前のいずれか長い方)から開始して、試験への参加が完了するまで、あらゆるNSAID又は他の鎮痛薬(例えば、アスピリン、アセトアミノフェン)又は潜在的に交絡する併用処置(例えば、理学療法、鍼治療)を中止する意思がなければならない(心臓予防として、1日当たり325mg以下のアセチルサリチル酸の使用は許可される)。被験者は、ベースライン(1日目)、2週目、4週目、8週目、12週目/EOS及びフォローアップ評価の前の24時間を除いて、試験中に疼痛のための救急薬(アセトアミノフェン)を服用することは許可される。
7.被験者は、1日目に開始して試験への参加が完了するまで、ビタミンA酸(全てのトランスレチノイン酸(トレチノイン)、13シスレチノイン酸[イソトレチノイン]、9シスレチノイン酸[アリトレチノイン]、ビタミンA[レチノール]、レチナール、及びそれらの誘導体を含む)を含むあらゆる局所調剤を下肢に適用することを中止する意思がなければならない(ビタミンA酸又はレチノールを含む局所調剤は、腰より上の皮膚の領域に適用してもよいが、治験薬に曝露される皮膚の領域には適用すべきではない)。
8.被験者は、試験期間中に、不慣れな身体活動(例えば、新たな重量挙げの日課の開始)を避ける意思がなければならない。
9.膝のOAを除いて、被験者は、病歴、バイタルサイン、身体検査、ECG、及び被験者の安全性を妨げる可能性のある日常的な臨床検査、又は疼痛評価及び機能的評価から治験担当医師によって判断される臨床的に重大な所見を有しない一般的に良好な健康状態になければならない。
4.3.除外についての基準
以下は、主な除外基準である:
1.膝に関連する疼痛評価及び機能的評価を妨げる可能性があると治験担当医師によって認められる膝の二次的OA又は膝以外の下肢関節のOAを伴う被験者、
2.いずれかの膝に人工膝関節全置換術若しくは人工膝関節部分置換術、関節形成術、又はその他の膝手術の既往歴がある被験者、
3.スクリーニング前6ヶ月以内に対象膝に関連する、治験担当医師による判断で重大な損傷を負った被験者、
4.スクリーニング時又は治験薬の初回投与前の1日目に処置される膝上又は膝近くに皮膚病変又は創傷を有する被験者、
5.スクリーニング前30日以内にアヘン剤若しくはコルチコステロイドを使用した被験者、又は慢性的なアヘン剤若しくはコルチコステロイドによる処置を要する被験者、
6.処置される膝にコルチコステロイド、ヒアルロン酸、又は関節内補充薬(例えば、Synvisc(登録商標))の関節内注射をスクリーニング前3ヶ月以内に受けた被験者、
7.イブプロフェン、あらゆるNSAID、アスピリン、又はアセトアミノフェンに対する重大な過敏症、不耐性、又はアレルギーの既往歴を有する被験者、
8.スクリーニング前12ヶ月間に活動性消化性潰瘍を有していた被験者、又はスクリーニングの5年以内に消化管(GI)出血の既往歴があった被験者、
9.スクリーニング前の月に抗凝固薬(心臓予防用の最大325mg/日のアスピリンを除く)を使用した被験者、
10.スクリーニング時又は治験薬の初回投与前の1日目に便潜血検査において陽性の結果を有する被験者、
11.慢性炎症性疾患(関節リウマチ、乾癬性関節炎、痛風性関節炎等)、線維筋痛症、対象関節に影響を与え得る病態(例えば、骨壊死、軟骨石灰化症)、又は喘息の既往歴を有する被験者。
4.4.治験薬:
試験製品、用量、剤形、及び投与方式:
試験製品は、噴霧として局所投与される25%エタノール中の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート塩酸塩の7%溶液である。7%局所噴霧溶液は、10mLの25%エタノール(v/v)中の700mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート塩酸塩(625mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート遊離塩基に相当)からなる。スプレーボトルは、1噴霧当たり70mgの噴霧溶液及び4.375mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート(遊離塩基)を皮膚に付着させる。被験者は、割り当てられた無作為化された用量レベルに基づいて、膝の周りの異なる皮膚領域(例えば、膝の外側面、内側面、前面、及び後面)に各噴霧を適用する。
参照療法、用量、剤形、及び投与方式:
参照療法は、噴霧として局所投与されるプラセボである。スプレーボトルは、1噴霧当たり70mgの噴霧溶液を皮膚に付着させる。被験者は、割り当てられた無作為化された用量レベルに基づいて、膝の周りの異なる皮膚領域(例えば、膝の外側面、内側面、前面、及び後面)に各噴霧を適用する。
被験者は、治験薬の投与後少なくとも8時間までシャワーを浴びたり、又は膝を洗ったりしない。
4.5.用量及びレジメン:
被験者は、以下の処置をBIDで12週間受ける。用量投与(12週目/EOS)来院の最終日に、午前中にのみ1用量の治験薬を被験者に投与する。以下の処置を無作為に割り当てる:
群A:4.375mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート/膝(1噴霧/膝、膝の内側面又は外側面に1噴霧)を1日2回(BID、およそ12時間ごとに、n=72)で、1日当たり膝ごとに合計2噴霧、及び経口プラセボを1日3回(およそ8時間ごとに)、プラセボ噴霧(1噴霧/膝)をBID(およそ12時間ごとに、n=24)で、1日当たり膝ごとに合計2噴霧、並びに経口プラセボを1日3回(およそ8時間ごとに)、及び経口イブプロフェンを1日3回(およそ8時間ごとに、n=24)、及びプラセボ噴霧(1噴霧/膝)をBID(およそ12時間ごとに、n=24)で、1日当たり膝ごとに合計2噴霧、
群B:8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート/膝(2噴霧/膝、膝の内側面に1噴霧及び膝の外側面に1噴霧)を1日2回(BID、およそ12時間ごとに、n=72)で、1日当たり膝ごとに合計4噴霧、及び経口プラセボを1日3回(およそ8時間ごとに)、プラセボ噴霧(2噴霧/膝)をBID(およそ12時間ごとに、n=24)で、1日当たり膝ごとに合計4噴霧、並びに経口プラセボを1日3回(およそ8時間ごとに)、及び経口イブプロフェンを1日3回(およそ8時間ごとに、n=24)、及びプラセボ噴霧(2噴霧/膝)をBID(およそ12時間ごとに、n=24)で、1日当たり膝ごとに合計4噴霧、
群C:17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート/膝(4噴霧/膝、膝の内側面に1噴霧及び膝の外側面に1噴霧、並びに膝の前面に1噴霧及び膝の後面に1噴霧)を1日2回(BID、およそ12時間ごとに、n=72)で、1日当たり膝ごとに合計4噴霧、及び経口プラセボを1日3回(およそ8時間ごとに)、プラセボ噴霧(4噴霧/膝)をBID(およそ12時間ごとに、n=24)で、1日当たり膝ごとに合計8噴霧、並びに経口プラセボを1日3回(およそ8時間ごとに)、及び経口イブプロフェンを1日3回(およそ8時間ごとに、n=24)、及びプラセボ噴霧(4噴霧/膝)をBID(およそ12時間ごとに、n=24)で、1日当たり膝ごとに合計8噴霧。
4.6.治験担当医師及び試験センターの数:
中国における11箇所の施設
4.7.被験者が試験に参加する期間:
スクリーニング期間:最大3週間
治療(処置)期間:12週間
フォローアップ期間:14日間。
4.8.試験母集団:
安全性解析対象集団(SAS):SASは、治験薬が投与された、少なくとも1回の投与後の安全性評価を受ける全ての被験者として定義される。
最大の解析対象集団(FAS):FASは、治験薬が投与された、少なくとも1回の投与後の有効性評価を受ける全ての被験者として定義される。
薬物動態解析対象集団(PKAS):PKASは、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートが投与された、少なくとも1つの評価可能な投与後の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート及び/又はイブプロフェンの血漿濃度を有する全ての被験者として定義される。
4.9.評価:有効性:
4.9.1.主要有効性エンドポイント:
主要有効性エンドポイントは、治療(処置)の12週間の時点での対象膝についてのWOMAC(VAS)疼痛サブスケールスコアにおけるベースラインからの変化である。
4.9.2.副次的有効性エンドポイント:
1.処置の2週間、8週間及び12週間の時点での対象膝についてのWOMAC(VAS)疼痛サブスケールスコアにおけるベースラインからの変化、
2.処置の2週間、4週間、8週間及び12週間の時点での対象膝についてのWOMAC(VAS)硬直サブスケールスコア並びにWOMAC(VAS)機能的能力サブスケールスコアにおけるベースラインからの変化、
3.処置の2週間、4週間、8週間及び12週間の時点での総合WOMAC(VAS)スコアにおけるベースラインからの変化、
4.処置の2週間、4週間、8週間及び12週間の時点での被験者による対象膝の疾患状態の包括的評価、
5.処置の2週間、4週間、8週間及び12週間の時点での被験者による対象膝の療法に対する奏効の包括的評価、
6.対象膝の疼痛に対して1日当たりに消費される救急薬(アセトアミノフェン)の量。
4.9.3.探索的有効性エンドポイント:
1.処置の2週間、4週間、8週間、及び12週間の時点での治験担当医師による対象膝の療法に対する奏効の包括的評価、
2.処置を2週間停止した後の対象膝についての総合WOMAC(VAS)スコアにおける経時的なベースラインからの変化。
4.10.評価:安全性
安全性評価は、試験フローチャートに示されているように、試験中の様々な時間でのAE、バイタルサイン(血圧、脈拍数、及び口腔温度)、臨床検査値、身体検査、皮膚刺激、及びECGを含む。
対象となる有害事象としては、処置された膝(複数の場合もある)の周りの局所的な皮膚反応、上部胃痛、GI出血、重篤な心血管の副作用(例えば、血栓事象、心筋梗塞、又は脳卒中)、黄疸、肝臓機能検査の上昇及び吐き気が挙げられる。
4.11.統計学的方法:
有効性分析はFASに対して行われる。
4.11.1.主要有効性分析:
主要有効性エンドポイントは、治療(処置)の4週間の時点での対象膝についてのWOMAC(VAS)疼痛サブスケールスコアにおけるベースラインからの変化であり、共分散分析(ANCOVA)を使用して分析される。処置は固定クラス効果として含まれ、共変量としてWOMACベースライン疼痛サブスケールスコアが含まれる。対象となる主要な比較は、実薬群A(4.375mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート/膝)とプラセボの組合せとの間の差、実薬群B(8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート/膝)とプラセボの組合せとの間の差、及び実薬群C(17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート/膝)とプラセボの組合せとの間の差である。
4.11.2.副次的有効性分析:
感度分析は、固定クラス効果としての処置及び共変量としてのWOMACベースライン疼痛サブスケールスコアを用いてANCOVAを使用して、主要有効性エンドポイントに対しても実施されるが、対象となる比較は、各処置群内での実薬被験者とプラセボ被験者との間の差である。
副次的有効性エンドポイント、疼痛、硬直及び機能的能力に関するWOMACサブスケールスコアにおけるベースラインからの変化、並びに処置の2週間、4週間、8週間、及び12週間の時点での総合WOMACスコアを、主要有効性エンドポイントの場合と同じ方法を使用して分析する。
4.11.3.探索的有効性エンドポイント:
探索的有効性エンドポイントについてのデータを、記述統計を使用してまとめる。
4.11.4.安全性分析:
安全性分析はSASに対して行われる。安全性パラメーターを、適宜、標準的な記述統計を使用して一覧にし、まとめる。正式な統計分析は予定されていない。
最初の130人の被験者が11箇所の施設に登録されたときに、臨床試験患者募集会社を雇って、患者募集を加速した。
表48~表61は、最初の130人の(無作為化番号001~130からの)被験者の臨床データを示している。
Figure 2023528884000052
Figure 2023528884000053
Figure 2023528884000054
Figure 2023528884000055
Figure 2023528884000056
Figure 2023528884000057
Figure 2023528884000058
WOMAC(VAS)サブスケールスコア、WOMAC総合スコア、被験者による疾患状態スコアの包括的評価(SGADS)及び被験者による疼痛評価スコア(SPA)における患者による評価における疼痛、硬直、機能的能力の重症度の低下によって示されるように、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは、変形性関節症の徴候及び症状を用量反応的に減らすことができる。表49~表54に示されるように、17.5mg/膝の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート(BID)は、経口イブプロフェン(3×400mg/日、疼痛において-14.5mm、硬直において-12.4mm、機能的能力において-15.6、WOMAC総合において-15.2mm、SGADSにおいて-14.2mm、及びSPAにおいて-14.1mm)及びプラセボ(疼痛において-15.0mm、硬直において-19.1mm、機能的能力において-19.1、WOMAC総合において-18.2mm、SGADSにおいて-18.6mm、及びSPAにおいて-21.0mm)よりもはるかに高い有効性を有意に有する。イブプロフェンの(6つのスコアの全体によって測定される)有効性はプラセボよりも良好であるが、有意ではない。
Figure 2023528884000059
興味深いことに、表55に示されるように、経口イブプロフェンのWOMAC VASスコアによって測定された有効性はプラセボよりも良好であるが、有意ではない。しかしながら、SGIC、IGADS、IARTのスコアは、経口イブプロフェンがプラセボよりもはるかに良好であることを明確に示しており、17.5mg/膝の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートが最良のものであり、非常に高い被験者による満足度(73.7%)を有し、これは、経口イブプロフェン(55.0%)及びプラセボ(20.0%)よりもはるかに非常に良好である。2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートはイブプロフェンのプロドラッグであり、軟骨、皮膚及び骨に非常に高速で浸透することができ、99.9%超の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは、あらゆるヒト組織(皮膚を除く、動物の皮膚に関する2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートのin vitroでのT1/2は約20時間である)において非常に短時間でイブプロフェンに代謝される(2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは、T1/2が非常に短いため(in vitro:血漿中で約4分)血漿中で検出することは非常に困難である)。
2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは、血漿曝露を最小限に抑えて副作用を最小限に抑え、局部的な組織曝露を最大化して有効性を最大化するように設計されている。2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート(9mg/kg、6.73mg/kgのイブプロフェンナトリウムと等しい)をミニブタに経皮投与した場合に、血漿曝露(AUClast 1516h・ng/mL)は、経口イブプロフェンナトリウムの血漿曝露(AUClast 15466h・ng/mL)の約10%にすぎず、Cmax(38.61ng/mL)は、経口イブプロフェンのCmax(13110.55ng/mL)の0.3%未満であるが、軟骨曝露(AUClast 23.91h・μg/mL)及び筋肉曝露(AUClast 35.89h・μg/mL)は、経口イブプロフェン(軟骨:AUClast 3.10h・μg/mL、筋肉:AUClast 4.21h・μg/mL)よりも8倍~9倍高く、イブプロフェンは最も使用されているNSAIDの1つであるため、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの高い有効性及び安全性をかなり期待することができる。
第2の第II相臨床試験におけるWOMAC(VAS)疼痛サブスケールスコア、WOMAC総合スコア、被験者による疾患状態スコアの包括的評価(SGADS)、及び被験者による疼痛評価スコア(SPA)における患者による評価における疼痛、硬直、機能的能力の重症度の低下によって示されるように、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは、変形性関節症の徴候及び症状を用量反応的に減らすことができる:有効性は、17.5mg/膝の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート(BID)>8.75mg/膝の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート>4.375mg/膝の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート>3×400mgの経口イブプロフェン>プラセボであった。17.5mg/膝の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート(BID)は、経口イブプロフェン(3×400mg/日)及びプラセボよりも有意に良好である。経口イブプロフェンとの差:疼痛において-14.5mm、硬直において-12.4mm、機能的能力において-15.6、WOMAC総合において-15.2mm、SGADSにおいて-14.2、及びSPAにおいて-14.1、並びにプラセボとの差:疼痛において-15.0mm、硬直において-19.1mm、機能的能力において-19.1、WOMAC総合において-18.2mm、SGADSにおいて-18.6mm、及びSPAにおいて-21.0mm。
経口イブプロフェン(3×400mg)とプラセボとの間の差は非常に小さい:疼痛において-0.5mm、硬直において-6.7mm、機能的能力において-3.5mm、WOMAC総合において-3.0mm、被験者による疾患状態スコアの包括的評価において-4.2mm及び被験者による疼痛評価スコアにおいて6.1mmであるが、被験者による変化の全般印象度の「良い及び非常に良い」の割合は、55%(経口イブプロフェン)対20%(プラセボ)であり(17.5mg/膝(BID)の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは73.7%である)、その差は非常に明確である。経口イブプロフェンとプラセボとの間の差が小さいことについては、第一の理由はサンプルサイズが小さいことである可能性があり、第二の理由はプラセボ効果がアジア人被験者においてより高いことである可能性がある。Margaret N Essex等(4人の研究者は全てファイザーの従業員である)によって、医薬品の臨床試験の実施の基準の原則及びヘルシンキ宣言に準拠して、米国の31箇所のセンターでアジア系の被験者においてプラセボとの差が小さいことが報告された:セレコキシブ対プラセボ:WOMAC疼痛において-5.6mm(0mm~20mm)対-4.3mm(0mm~20mm)、差:-1.3mm(0mm~20mm)又は-6.5mm(0mm~100mm)、WOMAC機能的能力において-17.3mm(0mm~68mm)対-13.9mm(0mm~68mm)、差:3.4mm(0mm~68mm)又は5.0mm(0mm~100mm)、WOMAC関節硬直において-2.0mm(0mm~8mm)対-1.6mm(0mm~8mm)、差:0.4mm(0mm~8mm)又は5.0mm(0mm~100mm)、WOMAC総合において-24.9mm(0mm~96mm)対-19.7mm(0mm~96mm)、差:5.2mm(0mm~96mm)又は5.4mm(0mm~100mm)。患者による関節炎疼痛の評価(VAS 0mm~100mm)においては、セレコキシブ(n=121)対プラセボ(n=58):-37.1mm対-33.6mm、P値=0.2403、ナプロキセン(n=107)対プラセボ(n=58):-37.5mm対-33.6mm、P値=0.2027。
2つの第I相臨床試験及び2つの第II相臨床試験の安全性及び有効性の結果に基づいて、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは、毎日使用される初めての高い有効性かつ安全性のOA薬となる可能性があり、高用量群における被験者は、12週目に6つの全てのサブスケールにおいて30mmを下回る平均スコアを有しており、これは、OA患者が2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートを毎日使用することで通常の生活を送ることを意味し得る。
以下の表56~表61に示されるように、徴候及び症状の緩和は時間とともにますます良くなり、徴候の開始及び症状の緩和は素早い。
Figure 2023528884000060
Figure 2023528884000061
Figure 2023528884000062
Figure 2023528884000063
Figure 2023528884000064
Figure 2023528884000065
ボランティア被験者及び第三者である臨床試験患者募集サービス会社によって募集された被験者を含む全ての被験者の臨床データは表62~表69から示される。
Figure 2023528884000066
Figure 2023528884000067
Figure 2023528884000068
Figure 2023528884000069
Figure 2023528884000070
Figure 2023528884000071
Figure 2023528884000072
Figure 2023528884000073
WOMAC(VAS)疼痛サブスケールスコア、WOMAC総合スコア、被験者による疾患状態スコアの包括的評価(SGADS)及び被験者による疼痛評価スコア(SPA)における患者による評価における疼痛、硬直、機能的能力の重症度の低下によって示されるように、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは、変形性関節症の徴候及び症状を用量反応的に減らすことができる。17.5mg/膝の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート(BID)は、プラセボよりも有意に高い有効性を有し、経口イブプロフェン(3×400mg/日)よりも高い有効性を有するが、有意ではない(表70)。
Figure 2023528884000074
経口イブプロフェンのWOMACスコアは、プラセボよりも幾らか良好なスコアを示すが、有意ではない。しかしながら、被験者による変化の全般印象度(SGIC)、治験担当医師による疾患状態の包括的評価(IGADS)及び治験担当医師による療法に対する奏効の評価(IART)の結果は、経口イブプロフェンがプラセボよりも明らかにはるかに良好であることを示している。12週目の時点での被験者による変化の全般印象度、治験担当医師による疾患状態の包括的評価、及び治験担当医師による療法に対する奏効の評価の全体において:17.5mg/膝の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート(BID)>8.75mg/膝の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート(BID)~経口イブプロフェン(3×400mg)>4.375mg/膝の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート(BID)>プラセボである。高齢の被験者の場合に、VAS WOMACスコアリングシステムは使用しづらい可能性があり、高齢の被験者にとっては有効性の判断に「非常に良い、良い、普通、悪い、又は非常に悪い」を使用する方がはるかに簡単であるもしれない。ボランティアの被験者と第三者によって募集された被験者との間の違いの理由は不明である。
第III相のデザインにおいては、全ての被験者をスクリーニング期間中2週間~3週間にわたって被験者盲検法によりプラセボで処置し、スクリーニング来院から1日目までの平均のウェスタンオンタリオ・マックマスター変形性関節症指数[WOMAC]疼痛サブスケールスコアにおける改善が25%を超えるプセラセボ反応を有する被験者を除外して、プラセボ効果を最小限に抑え、真の有効性を得る。
上記の臨床データに基づくと、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは、経口NSAIDよりも高い有効性を有する初めての経皮NSAIDである可能性があり、低い副作用及び高い有効性のため、それを毎日使用することができる。
以下の表71~表76に示されるように、徴候及び症状の緩和は時間とともにますます良くなり、徴候の開始及び症状の緩和は素早い。
Figure 2023528884000075
Figure 2023528884000076
Figure 2023528884000077
Figure 2023528884000078
Figure 2023528884000079
Figure 2023528884000080
4.12.安全性概要
治療下で発現した有害事象を表77に示す。筋骨格と結合組織障害、神経系障害、呼吸器、胸郭と縦隔の障害、感染と蔓延、損傷、中毒と処置合併症、調査、皮膚と皮下組織障害、精神障害、代謝と栄養障害、眼障害、耳と迷路障害、生殖器系と乳房障害、血管障害、血液とリンパ系障害、消化管障害、便潜血検査陽性、投与部位の病態、治療下で発現した有害事象、並びに中等度の有害事象の頻度をそれぞれ表78~表97に示す。幾つかの重篤な治療下で発現した有害事象を表97~表100に示す。
Figure 2023528884000081
Figure 2023528884000082
Figure 2023528884000083
Figure 2023528884000084
Figure 2023528884000085
Figure 2023528884000086
Figure 2023528884000087
Figure 2023528884000088
Figure 2023528884000089
Figure 2023528884000090
Figure 2023528884000091
Figure 2023528884000092
Figure 2023528884000093
Figure 2023528884000094
Figure 2023528884000095
Figure 2023528884000096
Figure 2023528884000097
Figure 2023528884000098
Figure 2023528884000099
Figure 2023528884000100
Figure 2023528884000101
Figure 2023528884000102
Figure 2023528884000103
Figure 2023528884000104
2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの3つの全ての用量は安全であると見られ、一般的に忍容性が良好であった。先に述べたように、消化管障害は全てのNSAIDの主要な問題であり、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート群において見られる消化管障害はより少なく、発生率:21.1%(経口イブプロフェン)、4.2%(4.375mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)、14.3%(8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)、5.7%(17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)、及び14.5%(プラセボ)であり、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート群において見られる便潜血検査陽性はより少なく、発生率:11.3%(経口イブプロフェン)、7.0%(4.375mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)、7.1%(8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)、7.1%(17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)、及び14.5%(プラセボ)であり、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート群においては、恐らく、又は絶対に治験薬に関連する発症はより少なく、発生率:46.5%(経口イブプロフェン)、33.8%(4.375mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)、41.4%(8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)、35.7%(17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)、及び47.8%(プラセボ)である。
NSAIDは感染症の発生率を高める可能性がある(Amy E. Bryand, Clifford R. Bayer, Michael J. Aldape, and Dennis L. Stevens. "The roles of injury and nonsteroidal anti-inflammatory drugs in the development and out comes of severe group A streptococcal soft tissue infections." Curr. Opin. Infect Dis. 2015June: 28(3): 231-239、Guillaume Voiriot, Quentin Philippot, Alexandre Elabbadi, Carole Elbim, Martin Chalumeau, and Muriel Fartoukh. "Risks Related to the Use of Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs in Community-Acquired Pneumonia in Adult and Pediatric Patients." J. Clin. Med. 2019, 8, 786-795)。2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート群において見られる感染及び蔓延はより少なく、発生率:43.7%(経口イブプロフェン)、32.4%(4.375mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)、28.6%(8.75mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)、18.6%(17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート)、及び20.2%(プラセボ)である。高用量群においては2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートに関連し得る他の群よりも多くの皮膚刺激(局所用薬物の一般的なAE)の発症が見られるが、発生率は非常に低く(合計9)、全て軽度である。
全体的な安全性データは、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートが経口イブプロフェンよりも安全であることを示している。
4.13.PKの概要:
以前の1つの第I相臨床試験及び2つの第II相臨床試験から、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの吸収は急速であり、吸収された2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは急速にイブプロフェンに転化され、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは、低用量レベル(35mg/日を下回る)の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの殆どの被験者の血漿では検出されていない。したがって、この試験においてはイブプロフェンだけを分析した。4.375mg、8.75mg、及び17.5mgの2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートをOA被験者に局所適用した後に、イブプロフェンの平均最大血漿濃度及びAUCは、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの用量が4.375mgから17.5mgへと増加したときに増加した。
第2の第II相臨床試験における8週目及び12週目での治療による時間に対する平均(SD)イブプロフェン血漿濃度の折れ線グラフ(線形目盛り)(n=18~20)を、それぞれ図26及び図27に示す。
2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの適用
軟骨に浸透することができる2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの医薬組成物は、ヒト及び動物の変形性関節症を処置するのに使用することができる。
利点
或る特定の実施形態において、本開示の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは、1つ以上の生物学的障壁を越えることができるため、これを局部的に(例えば、局所的に又は経皮的に)投与して、多量の薬物の全身投与(例えば、経口投与又は非経口投与)を必要とせずに病態が生ずる位置に到達させることができる。
被験者及び治験担当医師による療法に対する奏効の包括的評価において良い又は優良と報告された患者のパーセンテージによる、WOMAC(VAS)疼痛サブスケールスコア、WOMAC(VAS)硬直サブスケールスコア、WOMAC(VAS)機能的能力サブスケールスコア、及び救急薬の使用における患者による評価における疼痛、硬直、及び機能的能力の重症度の低下によって示されるように、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは、変形性関節症の徴候及び症状を有意に用量反応的に減らすことができる。変形性関節症の徴候及び症状の緩和における2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートの有効性は、イブプロフェン、セレブコキシブ及びナプロキセン等の市販されている一般的なNSAIDよりも優れていることが見出されている。
4.375mg/膝(BID)、8.75mg/膝(BID)、17.5mg/膝(BID)、及び35mg/膝(BID)の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは全て安全であると見られ、一般的に忍容性が良好であった。消化管障害は全てのNSAIDの主要な問題であるが、これらの試験においては薬物関連の消化管障害は見られなかった。これらの試験中に、顕著な上部消化管潰瘍の合併症(すなわち、出血エピソード、穿孔、又は胃流出路閉塞)は発生しなかった。平均血圧及び中央値血圧は不変のままであった。処方が簡単であるため、皮膚刺激(局所用薬物の一般的なAE)の発生率でさえ非常に低く、軽度であった。
本明細書において引用された全ての出版物は、それぞれの個々の出版物を引用することにより具体的にかつ個別に本明細書の一部をなしているのと同程度で、引用することにより本明細書の一部をなす。
或る特定の実施形態が上記で詳細に説明したが、それらは例示であるにすぎず、本発明を限定するものではない。本発明の主な特徴は、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な実施形態において使用され得る。当業者は、特許請求の範囲の教示から逸脱することなく、特許請求の範囲において多くの変更が可能であることを明確に理解しており、本明細書において記載される具体的な手順に対する多数の均等物を認識するか、又はただ慣例的な研究を使用するだけで確認することができる。そのような全ての変更及び均等物は、本発明の特許請求の範囲内に包含されることが意図されており、特許請求の範囲の対象に含まれる。

Claims (30)

  1. 部位ごとに1日当たり約1mg~約80mgの量で被験者の1つ以上の部位に局所投与することによる被験者の処置の用途の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩。
  2. 前記量は、部位ごとに1用量当たり約2mg~約40mgである、請求項1に記載の用途の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩。
  3. 前記量は、部位ごとに1用量当たり約30μg/cm~約480μg/cmである、請求項1又は2に記載の用途の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩。
  4. 被験者を処置する方法であって、2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩を、前記被験者の1つ以上の部位に、部位ごとに1日当たり約1mg~約80mgの量で局所投与することを含む方法。
  5. 前記量は、部位ごとに1用量当たり約2mg~約40mgである請求項4に記載の方法。
  6. 前記量は、部位ごとに1用量当たり約5μg/cm~約2mg/cmである請求項4又は5に記載の方法。
  7. 部位ごとに1日当たり約1mg~約80mgの量で被験者の1つ以上の部位に局所投与の用途の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩を含む被験者を処置するキット。
  8. 前記量は、部位ごとに1用量当たり約2mg~約40mgである請求項7に記載のキット。
  9. 前記量は、部位ごとに1用量当たり約5μg/cm~約2mg/cmである請求項7又は8に記載のキット。
  10. 経皮的なパッチ剤、クリーム剤、フォーム剤、ゲル剤、ローション剤、軟膏剤、ペースト剤、粉剤、シェイクローション剤、固形剤、スポンジ剤、テープ剤、チンキ剤、蒸気剤、滴剤、リンス剤、スプレー剤、及び液剤からなる群から、好ましくは経皮的な滴剤、リンス剤、及びスプレー剤から選択される2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩を含む剤形。
  11. アルコール溶液、アセトン溶液、ジメチルスルホキシド溶液、アルコール水溶液、アセトン水溶液、及びジメチルスルホキシド水溶液、好ましくはエタノール水溶液、好ましくは10%(v/v)~50%(v/v)のエタノール水溶液、特に25%(v/v)のエタノール水溶液からなる群から選択される請求項10に記載の剤形。
  12. 前記2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、約10mg/mL~約200mg/mL、又は約10mg/g~約200mg/gの濃度で存在する請求項10又は11に記載の剤形。
  13. 約0.1mg~約32mg、特に約1.5mg~約24mg、特に約1.5mg~約16mg、特に約1.5mg~約8mgの単位用量の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩を、投与を必要とする被験者に投与することができるデバイス。
  14. 2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、部位ごとに1日当たり約0.5mg~約64mg、特に約8mg~約16mg、又は特に約16mg~約32mg、又は特に約32mg~約64mgの量で局所投与される請求項1~13のいずれか一項に記載の用途の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート若しくはその薬学的に許容可能な塩、方法、キット、剤形、又はデバイス。
  15. 2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、部位ごとに1用量当たり約8mg~約64mg、特に約4mg~約8mg、又は特に約8mg~約16mg、又は特に約16mg~約32mgの量で局所投与される、請求項1~14のいずれか一項に記載の用途の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート若しくはその薬学的に許容可能な塩、方法、キット、剤形、又はデバイス。
  16. 2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、部位ごとに1用量当たり約30μg/cm~約480μg/cm、特に約30μg/cm~約60μg/cm、特に約60μg/cm~約120μg/cm、又は特に約120μg/cm~約240μg/cm、又は特に約240μg/cm~約480μg/cmの量で局所投与される、請求項1~15のいずれか一項に記載の用途の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート若しくはその薬学的に許容可能な塩、方法、キット、剤形、又はデバイス。
  17. 前記被験者は、ヒト、特にヒト成体である、請求項1~16のいずれか一項に記載の用途の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート若しくはその薬学的に許容可能な塩、方法、キット、剤形、又はデバイス。
  18. 前記被験者は、
    疼痛、
    特に関節炎疼痛、
    変形性関節症疼痛、若しくは、
    骨痛、若しくは、
    筋肉痛、又は、
    炎症、
    特に関節炎、
    変形性関節症、関節リウマチ、痛風、狼瘡、線維筋痛、及び/又は敗血症性関節炎、
    特に変形性関節症、
    を患っている、それらを患うリスクがある、又はそれらを患い得る可能性がある被験者である請求項1~17のいずれか一項に記載の用途の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート若しくはその薬学的に許容可能な塩、方法、キット、剤形、又はデバイス。
  19. 前記被験者の部位は、膝、足首、肘、手首、肩、股関節部、手指、足趾、頸椎、脊椎、及び組織、並びにそれらの組合せからなる群から選択される請求項1~18のいずれか一項に記載の用途の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート若しくはその薬学的に許容可能な塩、方法、キット、剤形、又はデバイス。
  20. 前記被験者の部位の1つは、片方の膝、片方の足首、片方の肘、片方の手首、片方の肩、片側の股関節部、1本の手指、1本の足趾、1つの頸椎、1つの背椎、又は軟部組織の1つの領域である、請求項1~19のいずれか一項に記載の用途の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート若しくはその薬学的に許容可能な塩、方法、キット、剤形、又はデバイス。
  21. 2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、前記部位の1つ以上の表面に局所投与され、特に前記部位の内側面、外側面、前面、及び/又は後面に局所投与される請求項1~20のいずれか一項に記載の用途の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート若しくはその薬学的に許容可能な塩、方法、キット、剤形、又はデバイス。
  22. 2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、経皮的なパッチ剤、クリーム剤、フォーム剤、ゲル剤、ローション剤、軟膏剤、ペースト剤、粉剤、シェイクローション剤、固形剤、スポンジ剤、テープ剤、チンキ剤、蒸気剤、滴剤、リンス剤、スプレー剤、及び液剤、特に経皮的な滴剤、リンス剤、又はスプレー剤、特にスプレー剤から選択される剤形によって局所投与される、請求項1~21のいずれか一項に記載の用途の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート若しくはその薬学的に許容可能な塩、方法、キット、剤形、又はデバイス。
  23. 2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネートは、アルコール溶液、アセトン溶液、ジメチルスルホキシド溶液、アルコール水溶液、アセトン水溶液、又はジメチルスルホキシド水溶液、好ましくはエタノール水溶液、より好ましくは10%(v/v)~50%(v/v)のエタノール水溶液、特に25%(v/v)のエタノール水溶液からなる群から選択される剤形において局所投与される、請求項1~22のいずれか一項に記載の用途の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート若しくはその薬学的に許容可能な塩、方法、キット、剤形、又はデバイス。
  24. 前記2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、約10mg/mL~約200mg/mL、好ましくは約30mg/mL~約100mg/mL、より好ましくは約50mg/mL~約80mg/mL、特に約70mg/mLの濃度を有する液剤として前記被験者に投与される、請求項1~23のいずれか一項に記載の用途の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート若しくはその薬学的に許容可能な塩、方法、キット、剤形、又はデバイス。
  25. 前記2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、約0.01mL~約1mL、特に約0.03mL~約0.3mL、特に約0.04mL~約0.2mL、特に約0.05mL~約0.1mL、特に約0.07mLの単位用量で前記被験者に局所投与される、請求項1~24のいずれか一項に記載の用途の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート若しくはその薬学的に許容可能な塩、方法、キット、剤形、又はデバイス。
  26. 前記2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1単位用量当たり約0.1mg~約8mg、特に約2mg~約6mg、特に約3mg~約5mg、特に約4mg~約4.75mg、特に約4.5mgの量で投与される、請求項1~25のいずれか一項に記載の用途の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート若しくはその薬学的に許容可能な塩、方法、キット、剤形、又はデバイス。
  27. 2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩を含む組成物を含む1単位用量以上は、部位ごとに単回用量において前記被験者に局所投与され、かつ前記1単位用量以上は、1単位用量~20単位用量、特に1単位用量~10単位用量、特に1単位用量~5単位用量、特に2単位用量~4単位用量、特に2単位用量~3単位用量、又は特に1単位用量、又は特に2単位用量、又は特に4単位用量、又は特に8単位用量である、請求項1~26のいずれか一項に記載の用途の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート若しくはその薬学的に許容可能な塩、方法、キット、剤形、又はデバイス。
  28. 前記2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1日1回、1日2回、1日3回、1日4回、1日5回、1日6回、1日7回、又は1日8回、好ましくは1日2回投与される請求項1~27のいずれか一項に記載の用途の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート若しくはその薬学的に許容可能な塩、方法、キット、剤形、又はデバイス。
  29. 前記2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1時間に1回、2時間に1回、3時間に1回、4時間に1回、5時間に1回、6時間に1回、7時間に1回、8時間に1回、9時間に1回、10時間に1回、11時間に1回、12時間に1回、13時間に1回、14時間に1回、15時間に1回、16時間に1回、17時間に1回、18時間に1回、19時間に1回、20時間に1回、21時間に1回、22時間に1回、23時間に1回、又は24時間に1回、好ましくは12時間に1回投与される請求項1~28のいずれか一項に記載の用途の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート若しくはその薬学的に許容可能な塩、方法、キット、剤形、又はデバイス。
  30. 前記2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート又はその薬学的に許容可能な塩は、1日~生涯にわたって、特に7日~365日、14日~91日、14日~84日、28日~84日、又は56日~84日の連続日又は非連続日、特に連続日にわたって投与される請求項1~29のいずれか一項に記載の用途の2-(ジエチルアミノ)エチル2-(4-イソブチルフェニル)プロピオネート若しくはその薬学的に許容可能な塩、方法、キット、剤形、又はデバイス。
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