以下の実施例は、本開示の構成要素と特徴を所定の形態で組み合わせたものである。各構成要素又は特徴は、別段の明示的な言及がない限り、選択的であると考えられる。各構成要素又は特徴は、他の構成要素又は特徴と結合していない形態で実施できる。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本開示の実施例を構成することもできる。本開示の実施例で説明される動作の順序は変更できる。ある実施例の一部の構成又は特徴は、他の実施例に含まれてもよく、又は他の実施例の対応する構成又は特徴と交替されてもよい。
図面についての説明において、本開示の要旨を不明確にするおそれのある手順又は段階などは記述しておらず、当業者のレベルで理解できる程度の手順又は段階も記述していない。
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む(comprising又はincluding)」という場合、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含むことができることを意味する。また、本明細書に記載されている「…部」、「…器」、「モジュール」などの用語は、少なくとも1つの機能又は動作を処理する単位を意味し、これはハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせで実現できる。また、「一(a又はan)」、「1つ(one)」、「その(the)」及び類似関連語は、本開示を記述する文脈において(特に、以下の請求項の文脈において)本明細書とは異なるように指示されるか、或いは文脈によって明確に反論されない限り、単数及び複数の両方を含む意味で使用できる。
本明細書において、「A又はB(A or B)」は、「Aのみ」、「Bのみ」、又は「A及びBの両方」を意味することができる。言い換えれば、本明細書において、「A又はB(A or B)」は、「A及び/又はB(A and/or B)」と解釈できる。例えば、本明細書において、「A、B又はC(A、B or C)」は、「Aのみ」、「Bのみ」、「Cのみ」、又は「A、B及びCの任意の組み合わせ(any combination of A, B and C)」を意味することができる。
本明細書で使用されるスラッシュ(/)又はコンマ(comma)は、「及び/又は(and/or)」を意味することができる。例えば、「A/B」は「A及び/又はB」を意味することができる。これにより、「A/B」は、「Aのみ」、「Bのみ」、又は「AとBの両方」を意味することができる。例えば、「A、B、C」は「A、B又はC」を意味することができる。
本明細書において、「少なくとも1つのA及びB(at least one of A and B)」は、「Aのみ」、「Bのみ」又は「AとBの両方」を意味することができる。また、本明細書において、「少なくとも1つのA又はB(at least one of A or B)」又は「少なくとも1つのA及び/又はB(at least one of A and/or B)」という表現は、「少なくとも1つのA及びB(at least one of A and B)」と同様に解釈できる。
また、本明細書において「少なくとも1つのA、B及びC(at least one of A,B and C)」は、「Aのみ」、「Bのみ」、「Cのみ」、又は「A、B及びCの任意の組み合わせ(any combination of A,B and C)」を意味することができる。また、「少なくとも1つのA、B又はC(at least one of A、B or C)」又は「少なくとも1つのA、B及び/又はC(at least one of A、B and/or C)」は、「少なくとも1つのA、B及びC(at least one of A,B and C)」を意味することができる。
また、本明細書で使用される括弧は、「例えば(for example)」を意味することができる。具体的には、「制御情報(PDCCH)」と表示された場合、「制御情報」の一例として「PDCCH」が提案されたものであり得る。言い換えれば、本明細書の「制御情報」は「PDCCH」に制限(limit)されず、「PDDCH」が「制御情報」の一例として提案されたものであり得る。また、「制御情報(すなわち、PDCCH)」と表示された場合でも、「制御情報」の一例として「PDCCH」が提案されたものであり得る。
以下の説明において、「~とき、~場合(when、if、in case of)」は、「~に基づいて/を基に(based on)」に置き換えられ得る。
本明細書において1つの図面内で個別に説明される技術的特徴は、個別に実現されてもよく、同時に実現されてもよい。
本明細書において、上位層パラメータ(higher layer parameter)端末に対して設定されるか、予め設定されるか、或いは事前に定義されたパラメータであり得る。例えば、基地局又はネットワークは、上位層パラメータを端末に伝送することができる。例えば、上位層パラメータは、RRC(radio resource control)シグナリング又はMAC(medium access control)シグナリングを介して伝送されることができる。
以下の技術は、CDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC-FDMA(single carrier frequency division multiple access)などの様々な無線通信システムに使用できる。CDMAは、UTRA(Universal terrestrial radio access)やCDMA2000などの無線技術で実現できる。TDMAは、GSM(global system for mobile communications)/GPRS(general packet radio service)/EDGE(enhanced data rates for GSM evolution)などの無線接続技術で実現できる。OFDMAは、IEEE(institute of electrical and electronics engineers)802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802-20、E-UTRA(evelved UTRA)などの無線技術で実現できる。IEEE 802.16mは、IEEE 802.16eの進化であって、IEEE 802.16eに基づくシステムとの下位互換性(backward compatibility)を提供する。UTRAは、UMTS(universal mobile telecommunications system)の一部である。3GPP(3rd generation partnership project) LTE(long term evolution)は、E-UTRA(evolved-UMTS terrestrial radio access)を使用するE-UMTS(evolved UMTS)の一部であって、ダウンリンクでOFDMAを採用し、アップリンクでSC-FDMAを採用する。LTE-A(advanced)は3GPP LTEの進化である。
5G NRは、LTE-Aの後続技術であって、高性能、低遅延、高可用性などの特性を有する新しいClean-slate形態の移動通信システムである。5G NRは、1GHz未満の低周波帯域から1GHz~10GHzの中間周波帯域、24GHz以上の高周波(ミリ波)帯域など、使用可能な全てのスペクトルリソースを活用することができる。
説明を明確にするために、5G NRを中心に記述するが、本開示の一実施例による技術思想はこれに制限されない。
本明細書で使用された用語及び技術のうち、具体的に説明されていない用語及び技術については、本明細書が出願される前に公開された無線通信標準文書が参照できる。例えば、次の文書が参照できる。
(1)3GPP LTE
-3GPP TS 36.211:Physical channels and modulation
-3GPP TS 36.212:Multiplexing and channel coding
-3GPP TS 36.213:Physical layer procedures
-3GPP TS 36.214:Physical layer;Measurements
-3GPP TS 36.300:Overall description
-3GPP TS 36.304:User Equipment(UE) procedures in idle mode
-3GPP TS 36.314:Layer 2-Measurements
-3GPP TS 36.321:Medium Access Control(MAC) protocol
-3GPP TS 36.322:Radio Link Control(RLC) protocol
-3GPP TS 36.323:Packet Data Convergence Protocol(PDCP)
-3GPP TS 36.331:Radio Resource Control(RRC) protocol
(2)3GPP NR(e.g.5G)
-3GPP TS 38.211:Physical channels and modulation
-3GPP TS 38.212:Multiplexing and channel coding
-3GPP TS 38.213:Physical layer procedures for control
-3GPP TS 38.214:Physical layer procedures for data
-3GPP TS 38.215:Physical layer measurements
-3GPP TS 38.300:Overall description
-3GPP TS 38.304:User Equipment(UE) procedures in idle mode and in RRC inactive state
-3GPP TS 38.321:Medium Access Control(MAC) protocol
-3GPP TS 38.322:Radio Link Control(RLC) protocol
-3GPP TS 38.323:Packet Data Convergence Protocol(PDCP)
-3GPP TS 38.331:Radio Resource Control(RRC) protocol
-3GPP TS 37.324:Service Data Adaptation Protocol(SDAP)
-3GPP TS 37.340:Multi-connectivity;Overall description
本開示に適用可能な通信システム
図1は、本開示の一実施例による無線通信システムの構造を示す。図1の実施例は、本開示の様々な実施例と結合されることができる。
図1を参照すると、無線通信システムは、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)102、及びコアネットワーク(core network)103を含む。無線アクセスネットワーク102は、端末110にコントロールプレーン(control plane)とユーザープレーン(user plane)を提供する基地局(base station)120とを含む。端末110は、固定されるか或いは移動性を有することができ、ユーザー機器(user equipment、UE)、移動局(mobile station、MS)、加入者局(subscriber station、SS)、移動加入者端末(mobile subscriber station、MSS)、移動端末(mobile terminal)又は発展した移動端末(advanced mobile station、AMS)、無線機器(Wireless Device)などの他の用語で呼ばれることもある。基地局120は、端末110に無線接続サービスを提供するノードを意味し、固定局(fixed station)、Node B、eNB(eNode B)、gNB(gNode B)、ng-eNB、発展した基地局(advanced tranceiver station、ABS)又はアクセスポイント(access point)、BTS(base trasciver system)、アクセスポイント(access point、AP)などの他の用語で呼ばれることもある。コアネットワーク103は、コアネットワークエンティティ(entity)130を含む。コアネットワークエンティティ130は、機能に応じて様々に定義でき、コアネットワークノード(node)、ネットワークノード(network node)、ネットワーク機器(network equipment)などの他の用語で呼ばれることもある。
適用されるシステム規格によってシステムの構成要素が異なるように呼ばれ得る。LTE又はLTE-A規格の場合、無線アクセスネットワーク102はE-UTRAN(Evolved-UMTS Terrestrial Radio Access Network)と呼ばれ、コアネットワーク103はEPC(evolved packet core)と呼ばれることもある。この場合、コアネットワーク103は、MME(Mobility Management Entity)、S-GW(Serving Gateway)及びP-GW(packet data network-gateway)を含む。MMEは、端末の接続情報や端末の能力に関する情報を持っており、このような情報は、端末の移動性管理に主に用いられる。S-GWは、E-UTRANを終端点として有するゲートウェイであり、P-GWは、PDN(packet data network)を終端点として有するゲートウェイである。
5G NR規格の場合、無線アクセスネットワーク102はNG-RAN、コアネットワーク103は5GC(5G core)と呼ばれることもある。この場合、コアネットワーク103は、AMF(access and mobility management function)、UPF(user plane function)、SMF(session management function)を含む。AMFは、端末単位の接続及び移動性管理のための機能を提供し、UPFは、上位のデータネットワーク及び無線アクセスネットワーク102間のデータユニットを相互に伝達する機能を行い、SMFは、セッション管理機能を提供する。
基地局120は、Xnインターフェースで相互接続されることができる。基地局120は、コアネットワーク103とはNGインターフェースを介して接続されることができる。より具体的には、基地局130は、NG-Cインターフェースを介してAMFに接続されることができ、NG-Uインターフェースを介してUPFに接続されることができる。
図2は、本開示の一実施例によるBWP(Bandwidth part)の一例を示す。図2の実施例は、本開示の様々な実施例と結合されることができる。図2の実施例において、BWPは3つであると仮定する。
図2を参照すると、CRB(common resource block)は、キャリアバンドの一端から他端まで番号付けされたキャリアリソースブロックであり得る。そして、PRBは、各BWP内で番号付けされたリソースブロックであり得る。ポイントAは、リソースブロックグリッド(respirce block grid)に対する共通参照ポイント(common reference point)を指示することができる。
BWPは、ポイントA、ポイントAからのオフセット(Nstart
BWP)及び帯域幅(Nsize
BWP)によって設定されることができる。例えば、ポイントAは、全てのヌメロロジー(例えば、当該キャリアにおいてネットワークによって支援される全てのヌメロロジー)のサブキャリア0が整列されるキャリアのPRBの外部参照ポイントであり得る。例えば、オフセットは、与えられたヌメロロジーで最も低いサブキャリアとポイントAとの間のPRB間隔であり得る。例えば、帯域幅は、与えられたヌメロロジーにおけるPRBの個数であり得る。
V2X又はサイドリンク(sidelink、SL)通信
図3a及び図3bは、本開示の一実施例による、SL通信のための無線プロトコルアーキテクチャ(radio protocol architecture)を示す。図3a及び図3bの実施例は、本開示の様々な実施例と結合されることができる。具体的には、図3aはユーザープレーンプロトコルスタックを示し、図3bはコントロールプレーンプロトコルスタックを示す。
SL同期信号(Sidelink Synchronization Signal、SLSS)及び同期化情報
SLSSは、SL特定的なシーケンス(sequence)であって、PSSS(Primary Sidelink Synchronization Signal)とSSSS(Secondary Sidelink Synchronization Signal)を含むことができる。前記PSSSはS-PSS(Sidelink Primary Synchronization Signal)と呼ばれ、SSSSはS-SSS(Sidelink Secondary Synchronization Signal)と呼ばれることもある。例えば、長さ-127 M-シーケンス(length-127 M-sequences)がS-PSSに対して使用でき、長さ-127ゴールド-シーケンス(length-127 Gold sequences)がS-SSSに対して使用できる。例えば、端末は、S-PSSを用いて最初の信号を検出(signal detection)することができ、同期を取得することができる。例えば、端末は、S-PSS及びS-SSSを用いて詳細同期を取得することができ、同期信号IDを検出することができる。
PSBCH(Physical Sidelink Broadcast Channel)は、SL信号の送受信前に端末が最も先に知るべき基本となる(システム)情報が伝送される(放送)チャネルであり得る。例えば、前記基本となる情報は、SLSSに関連する情報、デュプレックスモード(Duplex Mode、DM)、TDD UL/DL(Time Division Duplex Uplink/Downlink)構成、リソースプール関連情報、SLSS関連アプリケーションの種類、サブフレームオフセット、放送情報などであり得る。例えば、PSBCH性能の評価のために、NR V2Xで、PSBCHのペイロードサイズは、24ビットのCRCを含めて56ビットであり得る。
S-PSS、S-SSS及びPSBCHは、周期的伝送を支援するブロックフォーマット(例えば、SLSS(Synchronization Signal)/PSBCHブロック、以下、S-SSB(Sidelink-Synchronization Signal Block))に含まれ得る。前記S-SSBは、キャリア内のPSCCH(Physical Sidelink Control Channel)/PSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)と同じヌメロロジー(numerology)(すなわち、SCS及びCP長)を有することができ、伝送帯域幅は(予め)設定されたSL BWP(sidelink BWP)内にあり得る。例えば、S-SSBの帯域幅は11 RB(Resource Block)であり得る。例えば、PSBCHは11 RBにわたっていることができる。そして、S-SSBの周波数位置は(予め)設定され得る。したがって、端末は、キャリアにおいてS-SSBを発見するために周波数でヒステリシス検出(hypothesis detection)を行う必要がない。
例えば、表1に基づいて、端末は、S-SS/PSBCHブロック(すなわち、S-SSB)を生成することができ、端末は、S-SS/PSBCHブロック(すなわち、S-SSB)を物理リソース上にマッピングして伝送することができる。
SL端末の同期取得
TDMA(time divisiion multiple access)及びFDMA(frequency division multiples access)システムにおいて、正確な時間及び周波数同期化は不可欠である。時間及び周波数の同期化が正しく行われなければ、シンボル間干渉(Inter Symbol Interference、ISI)及び搬送波間干渉(Inter Carrier Interference、ICI)によりシステム性能が低下する可能性がある。これは、V2Xでも同様である。V2Xでは、時間/周波数同期化のために、物理層ではSL同期信号(sidelink synchronization signal、SLSS)を使用することができ、RLC(radio link control)層ではMIB-SL-V2X(master information block-sidelink-V2X)を使用することができる。
図4は本開示の一実施例による、V2Xの同期化ソース(synchronization source)又は同期化基準(synchronization reference)を示す。図4の実施例は、本開示の様々な実施例と結合されることができる。
図4を参照すると、V2Xにおいて、端末は、GNSS(global navigation satellite systems)に直接同期化されるか、或いはGNSSに直接同期化された(ネットワークカバレッジ内又はネットワークカバレージ外の)端末を介して非間接的にGNSSに同期化されることができる。GNSSが同期化ソースとして設定された場合、端末は、UTC(Coordinated Universal Time)及び(予め)設定されたDFN(Direct Frame Number)オフセットを用いてDFN及びサブフレーム番号を計算することができる。
或いは、端末は、基地局に直接同期化されてもよく、基地局に時間/周波数同期化された他の端末に同期化されてもよい。例えば、前記基地局は、eNB又はgNBであり得る。例えば、端末がネットワークカバレッジ内にある場合、前記端末は、基地局が提供する同期化情報を受信し、前記基地局に直接同期化されることができる。その後、前記端末は、同期化情報を隣接する他の端末へ提供することができる。基地局のタイミングが同期化基準に設定された場合、端末は、同期化及びダウンリンク測定のために、当該周波数に関連するセル(前記周波数においてセルカバレッジ内にある場合)、プライマリーセル又はサービングセル(前記周波数においてセルカバレッジ外にある場合)に従うことができる。
基地局(例えば、サービングセル)は、V2X又はSL通信に用いられる搬送波に対する同期化設定を提供することができる。この場合、端末は、前記基地局から受信した同期化設定に従うことができる。もし端末が前記V2X又はSL通信に使用される搬送波で如何なるセルも検出しておらず、サービングセルから同期化設定も受信していない場合には、前記端末は、予め設定された同期化設定に従うことができる。
或いは、端末は、基地局又はGNSSから直接又は間接的に同期化情報を取得していない他の端末に同期化されることもできる。同期化ソース及び選考度は、端末に予め設定されることができる。或いは、同期化ソース及び選考度は、基地局によって提供される制御メッセージを介して設定されることができる。
SL同期化ソースは、同期化優先順位に関連できる。例えば、同期化ソースと同期化優先順位との関係は、表2又は表3のように定義できる。表2又は表3は一例に過ぎず、同期化ソースと同期化優先順位との関係は様々な形態で定義できる。
表2又は表3において、P0が最も高い優先順位を意味し、P6が最も低い優先順位を意味することができる。表2又は表3において、基地局は、gNB又はeNBのうちの少なくとも一つを含むことができる。
GNSSベースの同期化又は基地局ベースの同期化を使用するか否かは、(予め)設定されることができる。シングル-キャリア動作において、端末は、最も高い優先順位を有する利用可能な同期化基準から前記端末の伝送タイミングを誘導することができる。
例えば、端末は、同期化基準(synchronization reference)を(再)選択することができ、端末は、前記同期化基準から同期を取得することができる。そして、端末は、取得した同期に基づいてSL通信(例えば、PSCCH/PSSCH送受信、PSFCH(Physical Sidelink Feedback Channel)送受信、S-SSB送受信、参照信号送受信など)を行うことができる。
図5a及び図5bは、本開示の一実施例によって、端末が伝送モードに従ってV2X又はSL通信を行う手順を示す。図5a及び図5bの実施例は、本開示の様々な実施例と結合されることができる。本開示の様々な実施例において、伝送モードはモード又はリソース割り当てモードと呼ばれることもある。以下、説明の便宜のために、LTEにおける伝送モードはLTE伝送モードと呼ばれることもあり、NRにおける伝送モードはNRリソース割り当てモードと呼ばれることもある。
例えば、図5aは、LTE伝送モード1又はLTE伝送モード3に関連する端末動作を例示する。或いは、例えば、図5aは、NRリソース割り当てモード1に関連する端末動作を例示する。例えば、LTE伝送モード1は一般的なSL通信に適用でき、LTE伝送モード3はV2X通信に適用できる。
例えば、図5bはLTE伝送モード2又はLTE伝送モード4に関連する端末動作を例示する。或いは、例えば、図5bはNRリソース割り当てモード2に関連する端末動作を例示する。
図5aを参照すると、LTE伝送モード1、LTE伝送モード3、又はNRリソース割り当てモード1において、基地局は、SL伝送のために端末によって使用されるSLリソースをスケジューリングすることができる。例えば、基地局は、第1端末にSLリソースに関連する情報、及び/又はULリソースに関連する情報を伝送することができる。例えば、前記ULリソースは、PUCCHリソース及び/又はPUSCHリソースを含むことができる。例えば、前記ULリソースは、SL HARQフィードバックを基地局に報告するためのリソースであり得る。
例えば、第1端末は、DG(dynamic grant)リソースに関連する情報及び/又はCG(configured grant)リソースに関連する情報を基地局から受信することができる。例えば、CGリソースは、CGタイプ1リソース又はCGタイプ2リソースを含むことができる。本明細書において、DGリソースは、基地局がDCI(downlink control information)を介して第1端末に設定/割り当てするリソースであり得る。本明細書において、CGリソースは、基地局がDCI及び/又はRRCメッセージを介して第1端末に設定/割り当てする(周期的な)リソースであり得る。例えば、CGタイプ1リソースの場合、基地局は、CGリソースに関連する情報を含むRRCメッセージを第1端末に伝送することができる。例えば、CGタイプ2リソースの場合、基地局は、CGリソースに関連する情報を含むRRCメッセージを第1端末に伝送することができ、基地局は、CGリソースの活性化(activation)又は解除(release)に関連するDCIを第1端末に伝送することができる。
次いで、第1端末は、前記リソーススケジューリングに基づいてPSCCH(例えば、SCI(Sidelink Control Information)又は1st-stage SCI)を第2端末に伝送することができる。その後、第1端末は、前記PSCCHに関連するPSSCH(例えば、2nd-stage SCI、MAC PDU、データなど)を第2端末に伝送することができる。その後、第1端末は、PSCCH/PSSCHに関連するPSFCHを第2端末から受信することができる。例えば、HARQフィードバック情報(例えば、NACK情報又はACK情報)が前記PSFCHを介して前記第2端末から受信されることができる。その後、第1端末は、HARQフィードバック情報をPUCCH又はPUSCHを介して基地局に伝送/報告することができる。例えば、前記基地局に報告されるHARQフィードバック情報は、前記第1端末が前記第2端末から受信したHARQフィードバック情報に基づいて生成(generate)する情報であり得る。例えば、前記基地局に報告されるHARQフィードバック情報は、前記第1端末が予め設定された規則に基づいて生成(generate)する情報であり得る。例えば、前記DCIは、SLのスケジューリングのためのDCIであり得る。例えば、前記DCIのフォーマットは、DCIフォーマット3_0又はDCIフォーマット3_1であり得る。表4はSLのスケジューリングのためのDCIの一例を示す。
図5bを参照すると、LTE伝送モード2、LTE伝送モード4又はNRリソース割り当てモード2において、端末は、基地局/ネットワークによって設定されたSLリソース又は予め設定されたSLリソース内でSL伝送リソースを決定することができる。例えば、前記設定されたSLリソース又は予め設定されたSLリソースは、リソースプールであり得る。例えば、端末は、自律的にSL伝送のためのリソースを選択又はスケジューリングすることができる。例えば、端末は、設定されたリソースプール内でリソースを自ら選択して、SL通信を行うことができる。例えば、端末は、センシング(sensing)及びリソース(再)選択手順を行い、選択ウィンドウ内で自らリソースを選択することができる。例えば、前記センシングは、サブチャネル単位で行われることができる。例えば、リソースプール内でリソースを自ら選択した第1端末は、前記リソースを用いてPSCCH(例えば、SCI(Sidelink Control Information)又は1st-stage SCI)を第2端末に伝送することができる。次いで、第1端末は、前記PSCCHに関連するPSSCH(例えば、2nd-stage SCI、MAC PDU、データなど)を第2端末に伝送することができる。その後、第1端末は、PSCCH/PSSCHに関連するPSFCHを第2端末から受信することができる。
図5a又は図5bを参照すると、例えば、第1端末は、PSCCH上でSCIを第2端末に伝送することができる。或いは、例えば、第1端末は、PSCCH及び/又はPSSCH上で2つの連続したSCI(例えば、2-stage SCI)を第2端末に伝送することができる。この場合、第2端末は、PSSCHを第1端末から受信するために2つの連続したSCI(例えば、2-stage SCI)を復号化することができる。本明細書において、PSCCH上で伝送されるSCIは、1st SCI、第1SCI、1st-stage SCI又は1st-stage SCIフォーマットと呼ばれ、PSSCH上で伝送されるSCIは、2nd SCI、第2SCI、2nd-stage SCI又は2nd-stage SCIフォーマットと呼ばれることもある。例えば、1st-stage SCIフォーマットはSCIフォーマット1-Aを含むことができ、2nd-stage SCIフォーマットはSCIフォーマット2-A及び/又はSCIフォーマット2-Bを含むことができる。表5は、1st-stage SCIフォーマットの一例を示す。
表6は、2nd-stage SCIフォーマットの一例を示す。
図5a又は図5bを参照すると、第1端末は、表7に基づいてPSFCHを受信することができる。例えば、第1端末及び第2端末は、表7に基づいてPSFCHリソースを決定することができ、第2端末は、PSFCHリソースを用いてHARQフィードバックを第1端末に伝送することができる。
図5aを参照すると、第1端末は、表8に基づいて、PUCCH及び/又はPUSCHを介してSL HARQフィードバックを基地局に伝送することができる。
図6a~図6cは、本開示の一実施例による3つのキャストタイプを示す。図6a~6cの実施例は、本開示の様々な実施例と結合されることができる。
具体的には、図6aはブロードキャストタイプのSL通信、図6bはユニキャストタイプのSL通信、図6cはグループキャストタイプのSL通信をそれぞれ例示する。ユニキャストタイプのSL通信の場合、端末は、他の端末と一対一通信を行うことができる。グループキャストタイプのSL通信の場合、端末は、自分の属するグループ内の1つ以上の端末とSL通信を行うことができる。本開示の様々な実施例において、SLグループキャスト通信は、SLマルチキャスト(multicast)通信、SL一対多通信(one-to-many)などに置き換えられてもよい。
HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)手順
SL HARQフィードバックは、ユニキャストに対してイネーブルできる。この場合、non-CBG(non-Code Block Group)動作において、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHを復号化し、且つ受信端末が前記PSCCHに関連する伝送ブロックを成功的に復号化すると、受信端末は、HARQ-ACKを生成することができる。そして、受信端末は、HARQ-ACKを伝送端末に伝送することができる。これに対し、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHを復号化した後、受信端末がPSCCHに関連する伝送ブロックを成功的に復号化しなければ、受信端末はHARQ-NACKを生成することができる。そして、受信端末は、HARQ-NACKを伝送端末に伝送することができる。
例えば、SL HARQフィードバックは、グループキャストに対してイネーブルできる。例えば、non-CBG動作において、2つのHARQフィードバックオプションがグループキャストに対して支援できる。
(1)グループキャストオプション1:受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHを復号化した後、受信端末が前記PSCCHに関連する伝送ブロックの復号化に失敗すれば、受信端末は、HARQ-NACKをPSFCHを介して伝送端末に伝送することができる。これに対し、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHを復号化し、且つ受信端末が前記PSCCHに関連する伝送ブロックを成功的に復号化すれば、受信端末は、HARQ-ACKを伝送端末に伝送しないことができる。
(2)グループキャストオプション2:受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHを復号化した後、受信端末が前記PSCCHに関連する伝送ブロックの復号化に失敗すれば、受信端末は、HARQ-NACKをPSFCHを介して伝送端末に伝送することができる。そして、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHを復号化し、且つ受信端末が前記PSCCHに関連する伝送ブロックを成功的に復号化すれば、受信端末はHARQ-ACKをPSFCHを介して伝送端末に伝送することができる。
例えば、グループキャストオプション1がSL HARQフィードバックに使用されると、グループキャスト通信を行う全ての端末は、PSFCHリソースを共有することができる。例えば、同じグループに属する端末は、同じPSFCHリソースを用いてHARQフィードバックを伝送することができる。
例えば、グループキャストオプション2がSL HARQフィードバックに使用されると、グループキャスト通信を行うそれぞれの端末は、HARQフィードバック伝送のために、互いに異なるPSFCHリソースを使用することができる。例えば、同じグループに属する端末は、互いに異なるPSFCHリソースを用いてHARQフィードバックを伝送することができる。
本明細書において、HARQ-ACKはACK、ACK情報又は肯定(positive)-(ACK)情報と称することもあり、HARQ-NACKはNACK、NACK情報又は否定(negative)(ACK)情報と称することもある。
SL測定(measurement)及び報告(reporting)
QoS予測(prediction)、初期伝送パラメータセッティング(initial transmission parameter setting)、リンク適応(link adaptation)、リンク管理(link management)、アドミッション制御(admission control)などの目的で、端末間のSL測定及び報告(例えば、RSRP、RSRQ)がSLで考慮できる。例えば、受信端末は、伝送端末から参照信号を受信することができ、受信端末は、参照信号に基づいて伝送端末に対するチャネル状態を測定することができる。そして、受信端末は、チャネル状態情報(Channel State Information、CSI)を伝送端末に報告することができる。SL関連の測定及び報告は、CBRの測定及び報告、並びに位置情報の報告を含むことができる。V2Xに対するCSI(Channel Status Information)の例は、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Index)、RI(Rank Indicator)、RSRP(Reference Signal Received Power)、RSRQ(Reference signal received Quality)、及びパスゲイン(pathgain)/パスロス(pathloss)、SRI(SRS、Sounding Reference Symbols、Resource Indicator)、CRI(CSI-RS Resource Indicator)、干渉条件(interference condition)、車両動作(vehicle motion)などであってもよい。CSI報告は、設定に応じて活性化及び非活性化できる。
例えば、伝送端末は、CSI-RSを受信端末に伝送することができ、受信端末は、前記CSI-RSを用いてCQI又はRIを測定することができる。例えば、前記CSI-RSは、SL CSI-RSと呼ばれることもある。例えば、前記CSI-Sは、PSSCH伝送内に局限(confined)できる。例えば、伝送端末は、PSSCHリソース上にCSI-RSを含ませて受信端末に伝送することができる。
SL輻輳制御(sidelink congestion control)
例えば、端末は、単位時間/周波数リソースで測定されたエネルギーが一定レベル以上であるか否かを判断し、一定レベル以上のエネルギーが観察された単位時間/周波数リソースの割合に応じて自分の伝送リソースの量及び頻度を調節することができる。本明細書において、一定レベル以上のエネルギーが観察された時間/周波数リソースの割合をチャネル輻輳率(Channel Busy Ratio、CBR)と定義することができる。端末は、チャネル/周波数に対してCBRを測定することができる。さらに、端末は、測定されたCBRをネットワーク/基地局に伝送することができる。
図7は、本開示の一実施例による、CBR測定のためのリソース単位を示す。図7の実施例は、本開示の様々な実施例と結合されることができる。
図7を参照すると、CBRは、端末が特定区間(例えば、100ms)の間にサブチャネル単位でRSSI(Received Signal Strength Indicator)を測定した結果、RSSIの測定結果値が、予め設定されたしきい値以上の値を有するサブチャネルの個数を意味することができる。或いは、CBRは、特定区間のサブチャネルのうち、予め設定されたしきい値以上の値を有するサブチャネルの割合を意味することができる。例えば、図7のハッチされたサブチャネルが、予め設定されたしきい値以上の値を有するサブチャネルであると仮定する場合、CBRは、100ms区間のハッチされたサブチャネルの割合を意味することができる。さらに、端末は、CBRを基地局に報告することができる。
例えば、PSCCHとPSSCHが周波数領域で多重化(multiplexing)される場合、端末は1つのリソースプールに対して1つのCBR測定を行うことができる。ここで、PSFCHリソースが設定されるか或いは予め設定されれば、前記PSFCHリソースは前記CBR測定から除外できる。
さらに、トラフィック(例えばパケット)の優先順位を考慮した輻輳制御が必要となることがある。このために、例えば、端末は、チャネル占有率(Channel occupancy Ratio、CR)を測定することができる。具体的には、端末は、CBRを測定し、端末は、前記CBRに応じてそれぞれの優先順位(例えば、k)に該当するトラフィックが占有し得るチャネル占有率(Channel occupancy Ratio k、CRk)の最大値(CRlimitk)を決定することができる。例えば、端末は、CBR測定値が予め定められたテーブルに基づいて、それぞれのトラフィックの優先順位に対するチャネル占有率の最大値(CRlimitk)を導出することができる。例えば、相対的に優先順位が高いトラフィックの場合、端末は、相対的に大きいチャネル占有率の最大値を導出することができる。その後、端末は、トラフィックの優先順位kがiよりも低いトラフィックのチャネル占有率の総和を一定値以下に制限することにより、輻輳制御を行うことができる。このような方法によれば、相対的に優先順位が低いトラフィックに対してより強いチャネル占有率の制限がかかる可能性がある。
その他に、端末は、伝送電力のサイズ調節、パケットのドロップ(drop)、再送信有無の決定、伝送RBサイズの調節(MCS調整)などの方法を用いて、SL輻輳制御を行うことができる。
SL CBR及びSL RSSIの一例は、次の通りである。以下の説明において、スロットインデックスは、物理スロットインデックス(physical slot index)をベースとすることができる。
スロットnで測定されたSL CBRは、CBR測定ウィンドウ[n-a、n-1]にわたってセンシングされた、リソースプール内でUEによって測定されたSL RSSIが、(予め)設定されたしきい値を超えるサブチャネルの部分(portion)と定義される。ここで、上位層パラメータtimeWindowSize-CBRに応じて、aは100又は100・2μ個のスロットと同じである。SL CBRは、RRC_IDLE intra-frequency、RRC_IDLE inter-frequency、RRC_CONNECTED intra-frequency、RRC_CONNECTED inter-frequencyに適用できる。
SL RSSIは、2番目のOFDMシンボルから始まるPSCCH及びPSSCHのために設定されたスロットのOFDMシンボル内の設定されたサブチャネルから観察される総受信電力([W]単位)の線形平均と定義される。FR1に対して、SL RSSIのための参照ポイントは、UEのアンテナコネクタであろう。FR2に対して、SL RSSIは、与えられた受信機ブランチに対応するアンテナ要素からの結合信号に基づいて測定されるであろう。FR1及びFR2に対して、受信ダイバーシティがUEによって使用される場合、報告されるSL RSSI値は、個別的な受信機ブランチのうちのいずれの対応するSL RSSIよりも小さくないであろう。SL RSSIは、RRC_IDLE intra-frequency、RRC_IDLE inter-frequency、RRC_CONNECTED intra-frequency、RRC_CONNECTED inter-frequencyに適用できる。
SL CR(Channel occupancy Ratio)の一例は、次の通りである。スロットnで評価されたSL CRは、スロット[n-a、n-1]内で伝送のために使用された、そしてスロット[n、n+b]内の許与された(granted)サブチャネルの総数を、スロット[n-a、n+b]にわたった送信プール内の設定されたサブチャネルの総数で割ったものと定義される。SL CRは、RRC_IDLE intra-frequency、RRC_IDLE inter-frequency、RRC_CONNECTED intra-frequency、RRC_CONNECTED inter-frequencyに適用できる。ここで、aは正の整数であり、bは0であってもよく、aは正の整数であってもよい。a及びbは、UE実現によって決定され、上位層パラメータtimeWindowSize-CBRに従って、a+b+1=1000又はa+b+1=1000・2μであり得る。b<(a+b+1)/2であり、n+bは現在伝送のための許与された最後の伝送機会を超えないであろう。SL CRは、各(再)伝送に対して評価される。SL CRを評価する際に、パケットドロップ(packet dropping)なしにスロット[n+1、n+b]に存在する許与に応じて、UEはスロットnで使用された伝送パラメータが再使用されると仮定するであろう。スロットインデックスは、物理的スロットインデックスであり得る。SL CRは優先順位レベル別に計算できる。TS 38.321で定義された、設定されたサイドリンク許可のメンバー(member)であれば、当該リソースは許与されたものとして扱われる。
ポジショニング(positioning)
図8は、本開示の一実施例によって、NG-RAN(Next Generation-Radio Access Network)又はE-UTRANに接続されるUEに対する測位が可能な、5Gシステムにおけるアーキテクチャの一例を示す。
図8を参照すると、AMFは、特定のターゲットUEに関連する位置サービスに対する要求を、GMLC(Gateway Mobile Location Center)などの他のエンティティ(entity)から受信するか、或いはAMF自体で特定のターゲットUEに代わって位置サービスを開始すると決定することができる。すると、AMFはLMF(Location Management Function)に位置サービス要求を伝送することができる。前記位置サービス要求を受信したLMFは、前記位置サービス要求を処理して、UEの推定された位置などを含む処理結果をAMFに返すことができる。一方、位置サービス要求がAMF以外にGMLCなどの他のエンティティから受信された場合、AMFは、LMFから受信した処理結果を他のエンティティに伝達することができる。
ng-eNB(new generation evolved-NB)及びgNBは、位置推定のための測定結果を提供することができるNG-RANのネットワーク要素であり、ターゲットUEに対する無線信号を測定し、その結果値をLMFに伝達することができる。また、ng-eNBは、遠隔無線ヘッド(remote radio heads)などの幾つかのTP(Transmission Point)又はE-UTRAのためのPRS(Positioning Reference Signal)ベースのビーコンシステムを支援するPRS専用TPを制御することができる。
LMFは、E-SMLC(Enhanced Serving Mobile Location Centre)に接続され、E-SMLCは、LMFがE-UTRANに接続されるようにすることができる。例えば、E-SMLCは、LMFがeNB及び/又はE-UTRAN内のPRS専用TPから伝送された信号を介してターゲットUEが取得したダウンリンク測定を用いてE-UTRANの測位方法の一つであるOTDOA(Observed Time Difference Of Arrival)を支援するようにすることができる。
一方、LMFは、SLP(SUPL Location Platform)に接続されることができる。LMFは、ターゲットUEに対する互いに異なる位置決定サービスを支援し、管理することができる。LMFは、UEの位置測定を取得するために、ターゲットUEのためのサービングng-eNB又はサービングgNBと相互作用することができる。ターゲットUEの測位のために、LMFは、LCS(Location Service)クライアント類型、要求されるQoS(Quality of Service)、UE測位能力(UE positioning capabilities)、gNB測位能力及びng-eNB測位能力等に基づいて測位方法を決定し、このような測位方法をサービングgNB及び/又はサービングng-eNBに適用することができる。そして、LMFは、ターゲットUEに対する位置推定値と、位置推定及び速度の正確度などの追加情報を決定することができる。SLPは、ユーザープレーン(user plane)を介して測位を担当するSUPL(Secure User Plane Location)エンティティである。
UEは、NG-RAN及びE-UTRAN、互いに異なるGNSS(Global Navigation Satellite System)、TBS(Terrestrial Beacon System)、WLAN(Wireless Local Access Network)接続ポイント、ブルートゥースビーコン及びUE気圧センサー等のソースなどを介してダウンリンク信号を測定することができる。UEは、LCSアプリケーションを含むこともできる。UEが接続されたネットワークとの通信又はUEに含まれている他のアプリケーションを介してLCSアプリケーションに接続することができる。LCSアプリケーションは、UEの位置を決定するために必要な測定及び計算機能を含むことができる。例えば、UEは、GPS(Global Positioning System)などの独立した測位機能を含むことができ、NG-RAN伝送とは独立してUEの位置を報告することができる。このような独立して取得した測位情報は、ネットワークから取得した測位情報の補助情報として活用されることもできる。
本開示の具体的な実施例
図9は、本開示に適用可能なディスカバリー信号配置方法を示す。図9を参照すると、ディスカバリー信号は、伝送(Transmission、Tx)又は受信(reception、Rx)できる。ディスカバリー信号は、各端末に対してスロット(slot)別にランダムに配置できる。一例として、端末A902は、Tx、Tx、Rx、Tx、Rx、Rx、Rx、Txの順にスロット別にディスカバリー信号を配置することができる。端末B1704は、Tx、Tx、Rx、Rx、Rx、Rx、Tx、Txの順にスロット別にディスカバリー信号を配置することができる。これにより、端末A902がディスカバリー信号を伝送し、端末B904がディスカバリー信号を受信するスロット906において、端末B1704が端末A902を見つけることができる。また、端末A902がディスカバリー信号を受信し、端末B904がディスカバリー信号を伝送するスロット908において、端末A902が端末B904を見つけることができる。これにより、ディスカバリー動作が終了することができる。上述した内容は、1つの端末の観点からディスカバリー信号を伝送する一連の過程を記述する。図9の端末は、Tx及びRxをランダムにマッピングする。ランダムマッピングは、ディスカバリー信号の衝突を多数発生させることができる。これにより、ディスカバリーフレーム中に通信ができないという問題が発生する可能性がある。
mmWave V2X通信は、相手と通信するために、先に相手を認識しなければならない。すなわち、ビームアラインメント(beam alignment)が通信オブジェクト間で先に行われなければならない。ビームアラインメントのために、ディスカバリー手順が要求される。ディスカバリー手順が行われるために、ディスカバリー信号の伝送が必要である。端末が任意の時間にディスカバリー信号を伝送する場合、他の端末は常にディスカバリー信号の受信を試みなければならない。他の端末がディスカバリー信号の受信を試みなくても、端末間のビーム掃引(beam sweeping)が互いに合わない場合、相互探索(detection)に多くの時間がかかる可能性がある。また、端末が任意の時点でディスカバリー信号を伝送することは、他の端末間のデータ伝送に干渉(interference)として作用することができる。したがって、ディスカバリー領域が別に存在することが合理的であり得る。ただし、適切なディスカバリー領域が設定されなければならない。ディスカバリー領域が大きければ、データ領域が減少するからである。一方、ディスカバリー領域は、車両間の送信と受信を同時に行うことができないハーフデュプレクシング(half duplexing problem)問題を有することができる。本発明の実施例は、端末などの無線装置に適用でき、車両に限定されない。以下、端末と車両は混用されて使用できる。
端末は、ディスカバリー動作を終了するためには、ディスカバリーフレーム(discovery frame)中に他の端末との相互送信及び受信が少なくとも1回ずつ行われなければならない。これは、mmWave V2X通信ディスカバリー段階で、車両間の送信及び受信が同時に行われることができないからである。本開示は、ゾーンID(zone ID)を用いたディスカバリーゾーンID(discovery zone id)を提案する。ディスカバリーゾーンIDは、端末の大きさが考慮されて設定できる。一例として、ディスカバリーゾーンIDはm5に設定できる。すなわち、車両は、車両の大きさと同様のm5ゾーンIDに基づいてディスカバリー手順を行うことができる。各車両は、車両の大きさと同様のm5ディスカバリーゾーンIDを用いることにより、車両間で互いに異なるディスカバリーゾーンIDを有することができる。ただし、上述した実施例に限定されず、ディスカバリーゾーンIDの大きさは多様であり得る。車両は、ディスカバリーゾーンIDを用いて、ディスカバリーフレーム内で各車両の位置を考慮したディスカバリースロットベースのマッピングセット(discovery slot based mapping set)を作ることができる。
本開示は、ディスカバリー信号衝突最小化のためのシフト(shift)値を提案する。さらに、本開示は、Tx及びRxスロットがシフトされることにより、ディスカバリースロットベースのマッピングセットを作る方法を提案する。
図10は、本開示に適用可能なビーム掃引パターン(beam sweep pattern)を示す図である。図10を参照すると、端末1002はディスカバリー信号を送信することができる。端末1004はディスカバリー信号を受信することができる。端末1002のビーム掃引パターンは上、下、左、右の4つである。端末1004のビーム掃引パターンも4つである。これとは異なり、本開示は、車両間のビーム個数が異なる場合に対するビーム掃引パターンを提案することができる。
図11は、ビーム取得ID(beam acquisition ID)割り当て方法を示す図である。図11を参照すると、基地局がゾーン別にビーム取得IDを管理する。したがって、基地局の役割が過重であるという問題点がある。さらに、車両がカバレッジ外から出発したり進行中にカバレッジから外されたりする場合に、問題が発生する可能性がある。本開示は、基地局が果たす役割を最小化する方法を提案する。さらに、本開示は、端末が基地局なしに同期信号のハーフデュプレックス問題(half duplex problem)を最小限に抑えることができる方法を提案する。また、本開示は、車両がカバレッジ外から出発したり進行中にカバレッジから外されたりする場合の通信方法を提案する。
図12は、本開示に適用可能なゾーンIDの一例を示す図である。3GPP TS 38.331(5.8.11)は、ゾーンIDの計算について開示している。図12を参照すると、ゾーンIDは、原点を基準として一定の面積単位で領域が分けられ得る。図12を参照すると、ゾーンIDは、原点を基準として4つの領域に分けられ得る。ゾーンIDは、当該領域内でさらに4096(64*64)個に分けられ得る。Zone id 0~Zone id 4095が表す領域が一つのゾーンを形成することができる。一つのゾーンはブロックと呼ぶことがある。下記表9は、ゾーンID計算(zone identity calculation)の一例を示す。
本開示は、ゾーンIDを用いたディスカバリーゾーンID(discovery zone id)を提案する。ディスカバリーゾーンIDは、端末の大きさが考慮されて設定できる。一例として、本開示に適用可能なディスカバリーゾーンIDは、車両の大きさを考慮してm5に設定できる。すなわち、ENUMERATED{m5、m10、m20、m30、m40、m50、spare1、spare2}からm5が選択できる。これにより、ディスカバリーゾーンIDは車両の大きさに設定できる。また、各車両のゾーンIDは互いに異なるように設定できる。端末は、ディスカバリーゾーンIDを用いて、ディスカバリーフレーム内で各装置の位置を考慮したディスカバリースロットベースのマッピングセット(discovery slot based mapping set)を作ることができる。
図13は、本開示に適用可能なゾーンIDの一例を示す図である。図13を参照すると、ゾーンIDは4つの領域に分けられ得る。本開示に適用可能なゾーンIDはm5に設定できる。ゾーンIDがm5に設定されると、ブロックの一辺は320m(64*5m)になることができる。図13を参照すると、一辺の長さが320mであるブロックが4つ存在する。本開示は、ゾーンIDが同期信号時点を決定する要素(factor)として用いられる方法を提案する。基地局が関与しなくても、端末はゾーンIDを決定することができる。一例として、端末は、グローバルナビゲーション衛星システム(global navigation satellite system、GNSS)に基づいて、端末は自分の位置関連情報を受信することができる。別の例として、端末は基地局から自分の位置関連情報を受信することができる。
端末は、自分の位置関連情報に基づいてゾーンIDを計算することができる。一例として、端末は、GNSSに基づいてゾーンIDを決定することができる。別の例として、端末は、基地局から受信した自分の位置関連情報に基づいてゾーンIDを計算することができる。端末は、ゾーンIDに基づいて同期信号時点を決定することができる。端末は、端末の大きさを考慮してゾーンIDの大きさを選択することができる。一例として、車両はm5のゾーンIDを選択し、このようなゾーンIDに基づいて同期信号伝送時点を決定することができる。別の例として、同じゾーンIDが複数の車両に割り当てられた場合、同じゾーンIDが割り当てられた車両は、スペア(spare)のいずれか1つを用いて初期(initial)同期信号を受信するときに予め設定(preconfigure)できる。ここで、スペアはスペック(spec.)に開示されていてもよい。
図14は、本開示に適用可能なシフトディスカバリー(shift discovery)の一例を示す図である。本開示は、ディスカバリー信号衝突最小化のために端末の位置に応じてシフト(shift)を用いる方法を提案する。
V2Xにおけるサイドリンク(sidelink)の場合、データ通信は、データ受信端末とデータ伝送端末間の伝送及び受信時点が一致すれば可能である。受信端末は、伝送端末が何時データを伝送するかを知ることができない。したがって、受信端末は、自分の伝送時点ではない区間で常に受信を試みることができる。すなわち、受信端末は、受信可能な区間で常に受信を試みて通信することができる。しかし、端末がmmWaveビームを使用する場合、送受信時点が一致しても、ビームの方向によって通信を行うことができない場合が発生することがある。したがって、mmWave V2X通信で端末がサイドリンクを使用する場合、各端末が他の端末と通信するために、先に相手を認識しなければならない。端末が互いに認識するためには、端末相互間の送受信ビーム方向をある程度一致させなければならない。このような段階をディスカバリー段階と定義することができる。mmWave V2X通信ディスカバリー段階は、端末間の送信と受信が同時に行われることができない。したがって、車両は、ディスカバリー動作を終了するためには、ディスカバリーフレーム(discovery frame)中に他の端末との送信及び受信が少なくとも1回ずつ行われなければならない。端末は、端末の位置を考慮した値を用いてシフト値を生成することができる。
一例として、端末は、既存のゾーンIDを用いてシフトディスカバリー(Shift discovery)値を作ることができる。以下に詳細に説明する。
Shift_dicovery=Discovery Zone id mod Nslot
Nslotは、ディスカバリーフレームに存在するスロットの個数を意味することができる。Discovery Zone idは、ディスカバリー段階で使用するゾーンIDを意味することができる。一例として、各端末は、各端末の位置及び大きさを考慮して、shift 0(1402)、shift 1(1404)、shift 2(1406)、shift 3(1408)及びshift 4(1408)をそれぞれ生成することができる。シフト値、ディスカバリーシフト値、及びシフトディスカバリー値は混用されて使用できる。各端末は、シフト値をディスカバリーフレームでTx及びRxマッピングに使用することができる。一例として、端末は、ランダム(random)、ホッピングパターン(hopping pattern)、又は特定のパターンを用いて、シフトディスカバリー値が適用されるディスカバリースロットベースのマッピングセット(discovery slot based mapping set)を作ることができる。別の例として、端末は、ディスカバリーゾーンIDの代わりに位置を測定することができる値を用いてシフトディスカバリー値を生成することができる。
上述したディスカバリースロットベースのマッピングセットに基づくディスカバリー手順は、ランダムマッピングよりもディスカバリー信号の衝突が減少することができる。以下、表10は、本開示に関連する実験結果を示す。
全ての実験において、本開示の実験結果がランダムマッピングよりも1~11%の改善効果を示す。場合によっては、より良い改善効果があり、上述した実施例及び改善効果に限定されない。
図15は、本開示に適用可能なディスカバリーフレームの一例を示す。図15を参照すると、ディスカバリーフレーム(discovery frame)1502は複数のディスカバリースロット(discovery slot)1504を含むことができる。ディスカバリースロットの間に、端末はTx又はRx動作を行うことができる。ディスカバリーフレーム1502は周期的に送信できる。
ディスカバリースロットにおいて、端末はビーム掃引(beam sweep)動作を行うことができる。一例として、端末は、ビーム掃引パターンを選択し、このような選択に基づいてビーム掃引を行うことができる。図15は、ビームの方向に従って番号を対応付けて説明する。一例として、ビームの方向1506は4つの方向を有することができる。図15を参照すると、上方向は1番ビーム、右方向は2番ビーム、下方向は3番ビーム、左方向は4番ビームと呼ぶことがある。以下の図も、ビームの方向に番号を付けて説明することができる。図15の下側部は、端末X1508及び端末Y1510のビーム掃引動作を示している。端末X1508と端末Y1510のビームの個数が同じである場合、Txモードの端末X1508は、Rxモードである端末Y1510にビームの個数だけ1ビームを繰り返し伝送することができる。一例として、端末X1508と端末Y1510のビームの個数が4つと同じである場合、端末X1508は、端末Y1510に1~4番のビームをそれぞれ4回ずつ伝送することができる。この場合、端末X1508は、ビーム掃引を16回行ってベストビーム(best beam)を見つけることができる。図15を参照すると、端末Xは3番方向にビームを伝送し、端末Yは1番方向にビームを受信する場合(1512)、端末Xは上方にあり、端末Yは下方にあるので、ディスカバリー信号通信が行われることができる。端末X1508及び端末Y1510のスロットが変更されて端末XがRxモードとなり、端末YがTxモードとなり得る。このような場合も、上述した方法でビーム掃引が行われることができる。
図16は、本開示に適用可能な車両間のビームの個数が異なる場合のビーム掃引パターン決定方法の一例を示す図である。車両は、少なくとも4つのアンテナを有することができる。すなわち、車両は、少なくとも4つのビーム方向を有することができる。車両は、少なくとも車両の左右及び前後のビーム方向を有することができる。このような車両のアンテナはスペック(spec)を介して予め設定(pre-configuration)されることができる。
ビームの方向がより多い端末は、自分が持っている全てのビームの方向に対して掃引せず、一部のビームの方向のみを掃引することができる。一例として、ビームの方向がより多い端末は、ビームの方向の一部に対してビームの幅を調整して掃引することができる。一例として、ビームの方向がより多い端末は、ビームの方向がより少ない端末のビームの個数と同じ方向の数だけ掃引することができる。一例として、ビームの方向が4つである端末と、ビームの方向が8つである端末が左右に並んで位置した場合、8つの方向のビームを有する端末は左、右、前、後の4つの方向に対してのみ掃引することができる。別の例として、ビームの方向が4つである端末と、ビームの方向が8つである端末とが上下に並んで位置した場合、8つの方向のビームを有する端末は左、右、前、後の4つの方向に対してのみ掃引することができる。
図16を参照すると、端末Z1602は、方向が4つであるビームを持っている。端末W1604は、方向が8つであるビームを持っている。図16を参照すると、端末Z1602は、道路の左側に位置している。端末W1604は、道路の右側に位置している。すなわち、端末Z1602と端末W1604は左右に並んで位置している。
一例として、端末W1604は、8つの方向のビームを全て掃引せずに、一部のみ掃引することができる。一例として、端末Z1602よりもビームの方向がより多い端末W1604は、8つの方向に対して全部掃引せず、4つの方向に対してのみ掃引することができる。また、図16を参照すると、端末W1604は、1、3、5、7方向のビームに対してのみ幅を調整して掃引することができる。一例として、端末W1604は、1、3、5、7方向のビームの幅を広げて掃引することができる。図16を参照すると、端末Zがビームを1、2、3、4方向に掃引しながら2番方向にビームを伝送し、端末Wが1、3、5、7方向にビームの幅を広げて掃引しながら7番方向にビームを受信してディスカバリー通信が行われることができる(1606)。
図17は、本開示に適用可能なビームグルーピングに基づくビーム掃引パターン決定方法を示す。ビームの個数がより多い端末が、一部の方向のビームグループに対してのみ掃引してディスカバリーを試みたが、失敗した場合、試みていない方向のビームグループに対して掃引してディスカバリーを試みることができる。試みていない方向のビームグループの掃引は、次のスロット(slot)で行われることができる。また、ビームの方向の個数が異なる2つの端末が対角線上に存在する場合、ビームの方向の個数がより多い端末は、ビームの方向に対してグループを分けることができる。また、ビームの個数がより多い端末がビームの幅を調整することができない場合、ビームの方向の個数がより多い端末はビームの方向に対してグループを分けることができる。
図17を参照すると、端末C1702は4つのビーム方向を持っている。端末D1704は8つのビーム方向を持っている。端末C1702及び端末D1704は対角線上に位置している。端末Dが1、3、5、7方向に対してのみビームの幅を調整して掃引しても端末Cとのディスカバリー通信が行われないことがある。このような場合、端末Dはビームグループを作ってビームパターンを決定することができる。一例として、端末Dは、ビーム方向1、3、5、7をアドバンスグループ(advance group)とし、ビーム方向2、4、6、8をセカンドグループ(second group)とすることができる。端末Cが掃引して2番方向にビームを伝送し、端末Dはアドバンスグループのビームの方向のみを掃引して7番方向にビームを受信することができる。この場合、端末Cと端末Dとが互いに探索(discovery)することができる場合、ディスカバリー通信を行えばよい。
端末Cと端末Dが互いに探索することができない場合、端末Dは、セカンドグループのビーム方向に対してのみを掃引してディスカバリーを試みることができる。一例として、端末Cが掃引して2番方向にビームを伝送し、端末Dはアドバンスグループのビームの方向のみ掃引して6番方向にビームを受信することができる。端末Dがアドバンスグループのビームの方向に対して掃引してディスカバリーを試みることは、アドバンスグループのビームの方向に対してディスカバリーを試みたスロットの次のスロットで行われることができる。
別の例として、端末が2つのビーム掃引パターングループを生成し、その端末が1つのビーム掃引パターングループを用いてディスカバリーに失敗した場合、他のビーム掃引パターングループを用いて交互にディスカバリーを試みることができる。
別の例として、端末が複数のビーム掃引パターングループを生成し、その端末が1つのビーム掃引パターングループを用いてディスカバリーに失敗した場合、他のビーム掃引パターングループを用いてディスカバリーを試みることができる。端末は、ビーム掃引パターングループ化(grouping)を介してより効率よくビームサーチ(beam search)を行うことができる。
図18は、本開示に適用可能なディスカバリー手順の一例を示す図である。具体的には、図18は、端末A1801及び端末B1802のディスカバリー手順を示す図である。S1810段階で端末A1801のディスカバリー手順が始まる。S1812段階で端末B1802のディスカバリー手順が始まる。一例として、S1810及びS1812段階で、端末A1801及び端末B1802のディスカバリー手順が同時に始まることができる。
S1820段階で、端末A1801は、ディスカバリースロットベースのマッピングセットに基づいて伝送装置として決定できる。S1822段階で、端末B1802は、ディスカバリースロットベースのマッピングセットに基づいて受信装置として決定できる。一例として、端末A1801は、端末Aの位置関連情報を受信することができる。一例として、端末Aは、GNSSから自分の位置関連情報を受信することができる。他の例として、端末Aは、基地局から自分の位置関連情報を受信することができる。端末A1801は、自分の位置関連情報に基づいてディスカバリーゾーンIDを計算することができる。端末A1801は、自分の位置関連情報に基づいてディスカバリーシフト値を生成することができる。端末A1801は、ゾーンIDに基づいてディスカバリーシフト値を生成することができる。一例として、端末A1801は、下記の数式によってディスカバリーシフト値を生成することができる。
Shift_dicovery=(Discovery Zone id)mod(Nslot)
Nslotは、ディスカバリーフレームにおけるディスカバリースロットの個数を意味することができる。端末A1801は、端末A1801の大きさを考慮してディスカバリーシフト値を生成することができる。一例として、端末A1801は、ゾーンID ENUMERATED{m5、m10、m20、m30、m40、m50、spare1、spare2}からm5を選択することができる。m5は、ゾーンIDのひとマスの大きさが5mであるという意味を持つことができる。端末Aの全長(the whole length)が10mよりも5mに近い場合、端末A1801は、m5を選択することにより、端末Aの大きさを考慮してゾーンIDを選択することができる。端末A1801がm5のゾーンIDに基づいてディスカバリーシフト値を生成することができる。端末A1801は、ディスカバリーシフト値に基づいてディスカバリーフレーム内で伝送又は受信マッピングを行うことができる。すなわち、端末A1801は、ディスカバリーシフト値に基づいてディスカバリースロットマッピングを決定することができる。一例として、特定のディスカバリースロットにおいて、端末A1801はTxと決定され得る。
段階S1822で、端末B1802は、ディスカバリースロットベースのマッピングセットに基づいて受信装置として決定できる。段階S1820と同様に、端末B1802は、端末B1802の位置及び大きさを考慮してディスカバリーシフト値を生成することができる。これにより、端末B1802は、ディスカバリーシフト値に基づいてディスカバリースロットマッピングを決定することができる。一例として、特定のディスカバリースロットにおいて、端末B1802はRxと決定できる。
端末A1801のビーム方向と端末B1802のビーム方向が互いに向いている場合、ビーム掃引パターンの決定なしにディスカバリー手順が終了することができる。
S1830段階で、端末A1801は、ビーム掃引パターン(beam sweep pattern)を選択することができる。S1832段階で、端末B1802は、ビーム掃引パターンを選択することができる。S1840段階で、端末A1801は、端末B1802にディスカバリー信号を伝送することができる。S1840段階で、端末B1802は、端末A1801からディスカバリー信号を受信することができる。
一例として、端末A1801と端末B1802のビームの個数が同じである場合、Txモードの端末A1801は、Rxモードである端末B1802にビームの個数だけ1ビームを繰り返し伝送することができる。端末Aは、ビームを掃引して端末B方向にビームを伝送することができる。端末Bは、ビームを掃引して端末A方向にビームを受信することができる。
一例として、端末Aが端末Bよりもさらに多いビームの個数を持ってもよい。すなわち、端末Aのビームの方向が端末Bのビームの方向よりもさらに多くてもよい。端末Aは、自分が持つ全てのビームの方向に対して掃引せずに、一部のビームの方向のみ掃引することができる。ここで、端末Aは、ビームの方向のうちの一部に対してビームの幅を調整して掃引することができる。このようなビーム掃引パターンの決定に基づいて、端末Aは、端末Bにディスカバリー信号を伝送することができ、端末Bは、端末Aからディスカバリー信号を受信することができる。
一例として、端末Aのビームの個数が端末Bのビームの個数よりも多くてもよい。端末Aがビームの一部を含むビームグループに対してのみ掃引してディスカバリーを試みたが、失敗した場合、他のビームグループに対して掃引してディスカバリーを試みることができる。ここで、ビームグループに対する掃引は、ディスカバリーが失敗したスロットの次のスロットで行われることができる。このようなビーム掃引パターン決定に基づいて、端末Aは端末Bにディスカバリー信号を伝送することができ、端末Bは端末Aからディスカバリー信号を受信することができる。
一例として、端末Aと端末Bが対角線上に存在する場合、ビームの方向の個数がより多い端末Aは、ビームに対してグループを分けることができる。別の例として、ビームの個数がより多い端末Aがビームの幅を調整することができない場合、端末Aがビームの方向に対してグループを分けることができる。端末Aは、上述したアドバンスグループ及びセカンドグループにビームを分けることができ、アドバンスグループを用いてディスカバリーに失敗すれば、次のスロットにおいてセカンドグループを用いてディスカバリーを試みることができる。このようなビーム掃引パターンの決定に基づいて、端末Aは端末Bにディスカバリー信号を伝送することができ、端末Bは端末Aからディスカバリー信号を受信することができる。
図19は、本開示に適用可能なディスカバリー信号送受信手順を示す図である。S1901段階で、端末は、自分の位置関連情報を受信することができる。一例として、端末は、GNSSから自分の位置関連情報を受信することができる。別の例として、端末は、基地局から自分の位置関連情報を受信することができる。
S1903段階で、端末は、自分の位置関連情報に基づいてディスカバリースロットマッピングセットを決定することができる。端末は、自分の位置関連情報に基づいてディスカバリーゾーンID(zone id)を計算することができる。端末は、ゾーンIDに基づいてディスカバリーシフト値を生成することができる。一例として、端末は、下記の数式によってディスカバリーシフト値を生成することができる。
Shift_dicovery=(Discovery Zone id) mod(Nslot)
Nslotは、ディスカバリーフレームにおけるディスカバリースロットの個数を意味することができる。端末は、端末の大きさを考慮してディスカバリーシフト値を生成することができる。一例として、端末は、ゾーンID ENUMERATED{m5、m10、m20、m30、m40、m50、spare1、spare2}からm5を選択することができる。これにより、端末は、m5のゾーンIDに基づいてディスカバリーシフト値を生成することができる。端末は、ディスカバリーシフト値に基づいてディスカバリーフレーム内で伝送又は受信マッピングを行うことができる。すなわち、端末は、ディスカバリーシフト値に基づいてディスカバリースロットマッピングを決定することができる。一例として、特定のディスカバリースロットで、端末はTxとマッピングすることができる。端末は、ディスカバリーシフト値に基づいて、複数のディスカバリースロットに対するディスカバリースロットベースのマッピングセット(discovery slot based mapping set)を決定することができる。
ディスカバリー手順を行う端末のビームが互いに向いている場合、端末は、ビーム掃引パターンの決定なしにディスカバリー信号を送受信し、ディスカバリー手順を終了させることができる。
S1905段階で、端末はビーム掃引パターンを決定することができる。一例として、送信端末と受信端末のビームの個数が同じである場合、送信端末は受信端末にビームの個数だけ1ビームを繰り返し伝送することができる。
一例として、受信端末が送信端末よりもさらに多いビームの個数を持ってもよい。受信端末は、自分が持つ全てのビームの方向に対して掃引せず、一部のビームの方向のみ掃引することができる。一例として、受信端末は、第1ビームグループに対してのみ掃引することができる。ここで、受信端末は、第1ビームグループのビームの幅を調整して掃引することができる。一例として、受信端末は、第1ビームグループのビームの幅を大きくして掃引することができる。
一例として、受信端末のビームの個数が送信端末のビームの個数よりも多くてもよい。受信端末が、ビームの一部を含む第1ビームグループに対してのみ掃引することができる。受信端末が第1ビームグループに対してのみ掃引してディスカバリーを失敗した場合、他のビームグループである第2ビームグループに対して掃引してディスカバリーを試みることができる。掃引は、ディスカバリーが失敗したスロットの次のスロットで行われることができる。ビームの個数がより少ない端末も、ビームのグループを分けて掃引することができ、上述した実施例に限定されない。送信端末も受信端末よりビームの個数が多くてもよく、上述した実施例に限定されない。
一例として、受信端末と送信端末とが対角線上に位置し、受信端末が送信端末よりもさらに多いビームの個数を持ってもよい。ビームの個数がさらに多い受信端末は、ビームに対してグループを分けることができる。別の例として、ビームの個数がさらに多い受信端末がビームの幅を調整することができない場合、受信端末がビームに対してグループを分けることができる。受信端末は、上述したアドバンスグループ及びセカンドグループにビームを分けることができる。受信端末は、アドバンスグループを用いてディスカバリーに失敗すれば、次のスロットでセカンダリグループを用いてディスカバリーを試みることができる。
段階S1907で、端末は、決定されたディスカバリースロットマッピングセット及び決定されたビーム掃引パターンに基づいてディスカバリー信号を送信することができる。
図20は、本開示に適用可能なディスカバリー信号送受信手順を示す図である。S2001段階で、端末は、自分の位置関連情報を受信することができる。一例として、端末は、GNSSから自分の位置関連情報を受信することができる。別の例として、端末は、基地局から自分の位置関連情報を受信することができる。
S2003段階で、端末は、自分の位置関連情報に基づいてディスカバリースロットマッピングを決定することができる。端末は、自分の位置関連情報に基づいてディスカバリーゾーンID(zone id)を計算することができる。端末は、ゾーンIDに基づいてディスカバリーシフト値を生成することができる。一例として、端末は、下記の数式によってディスカバリーシフト値を生成することができる。
Shift_dicovery=(Discovery Zone id) mod(Nslot)
Nslotは、ディスカバリーフレームにおけるディスカバリースロットの個数を意味することができる。端末は、端末の大きさを考慮してディスカバリーシフト値を生成することができる。一例として、端末は、ゾーンID ENUMERATED{m5、m10、m20、m30、m40、m50、spare1、spare2}からm5を選択することができる。これにより、端末は、m5のゾーンIDに基づいてディスカバリーシフト値を生成することができる。端末は、ディスカバリーシフト値に基づいてディスカバリーフレーム内で伝送又は受信マッピングを行うことができる。すなわち、端末は、ディスカバリーシフト値に基づいてディスカバリースロットマッピングを決定することができる。一例として、特定のディスカバリースロットにおいて、端末はRxにマッピングすることができる。端末は、ディスカバリーシフト値に基づいて、複数のディスカバリースロットに対するディスカバリースロットベースのマッピングセットを決定することができる。
ディスカバリー手順を行う端末のビームが互いに向いている場合、端末は、ビーム掃引パターンの決定なしにディスカバリー信号を送受信し、ディスカバリー手順を終了させることができる。
S2005段階で、端末は、ビーム掃引パターンを決定することができる。一例として、送信端末と受信端末のビームの個数が同じである場合、送信端末は、受信端末にビームの個数だけ1ビームを繰り返し伝送することができる。
一例として、受信端末は、送信端末よりもさらに多いビームの個数を持ってもよい。受信端末は、自分が持つ全てのビームの方向に対して掃引せずに、一部のビームの方向のみ掃引することができる。一例として、受信端末は、第1ビームグループに対してのみ掃引することができる。ここで、受信端末は、第1ビームグループのビームの幅を調整して掃引することができる。一例として、受信端末は、第1ビームグループのビームの幅を大きくして掃引することができる。
一例として、受信端末のビームの個数が送信端末のビームの個数よりも多くてもよい。受信端末が、ビームの一部を含む第1ビームグループに対してのみ掃引することができる。受信端末が第1ビームグループに対してのみ掃引してディスカバリーを失敗した場合、他のビームグループである第2ビームグループに対して掃引してディスカバリーを試みることができる。掃引は、ディスカバリーが失敗したスロットの次のスロットで行われることができる。ビームの個数がより少ない端末も、ビームのグループを分けて掃引することができ、上述した実施例に限定されない。送信端末も、受信端末よりもビームの個数が多くてもよく、上述した実施例に限定されない。
一例として、受信端末と送信端末とが対角線上に位置し、受信端末のビームの個数が送信端末のそれよりもさらに多くてもよい。ビームの個数がさらに多い受信端末は、ビームに対してグループを分けることができる。別の例として、ビームの個数がさらに多い受信端末がビームの幅を調整することができない場合、受信端末がビームに対してグループを分けることができる。受信端末は、上述したアドバンスグループ及びセカンドグループにビームを分けることができる。受信端末は、アドバンスグループを用いてディスカバリーに失敗すれば、次のスロットでセカンドグループを用いてディスカバリーを試みることができる。
S2007段階で、端末は、決定されたディスカバリースロットマッピング及び決定されたビーム掃引パターンに基づいてディスカバリー信号を受信することができる。
図21は、本開示に適用可能な車両間同期信号伝送時点決定方法の一実施例を示す。車両は、他の車両と送信及び受信を同時に行うことができないことがある。このような場合、車両が常に同時に信号を送信すると、それらの車両は、互いに信号を受信することができない。本発明は、かかる問題点を解決するために、車両が互いに伝送する時点を異ならせる方法を提案する。
初期接続(initial access)のための同期信号伝送区間は、無条件的に大きくすることができない。したがって、1つのセル内に位置した多数の車両は、互いに伝送時点が重なり合うことができる。車両が周期ごとに伝送区間内の同じ時点で信号を伝送すると、伝送時間が重なり合う他の車両とは通信が行われることができない。よって、車両は、各車両の同期信号伝送周期ごとに伝送区間内で異なる時点で伝送する必要性がある。基地局は、このような同期信号時点決定に関して管理することができる。多数の車両に対する同期信号時点決定は、基地局に負担となることができる。また、車両が基地局カバレッジ外から出発したり車両が進行中にカバレッジから外れたりする場合、通信に問題が生じる可能性がある。本発明は、車両の同期信号時点を決定する方法、及び車両に効率よく同期信号時点を割り当てる方法を提案する。
図22は、本開示に適用可能な車両間同期信号伝送時点決定方法の一実施例を示す。60Ghz周波数の実施ケース(use case)は、シースルー(see-through)、バードアイビュー(bird’s eyes view)などのアプリケーション(application)を含むことができる。これらの実施ケースは、大容量データのストリーミング(streaming)を必要とすることができる。また、これらの実施ケースは、同じ方向に移動する車両の通信を必要とすることができる。車両は、コンパス(compass)に基づいて、現在進んでいる方向情報を知ることができる。コンパスは、車両の内部に存在することができる。端末は、方向情報を考慮して、ゾーンIDに基づいた同期時点伝送時点を決定することができる。一例として、端末は、ゾーンIDに方向情報2ビットを付けることができる。図22を参照すると、車両が当該方向を変更する場合、車両は、ステアリングホイール(steering wheel)で変更方向を予測するか、或いはコンパスで方位角を計算して変更方向を予測することができる。車両は、変更方向を考慮して新しい伝送時点を割り当てることができる。車両が当該ブロックから外れる場合、車両は、新しいブロックにおいてステアリングホイール(steering wheel)で方向を予測するか、或いはコンパスで方位角を計算して方向を予測することができる。また、車両は、変更方向を考慮して新しい伝送時点を割り当てることができる。
図23は、本開示に適用可能な車両間同期信号伝送時点決定方法の一例を示す。車両は、車両のコンパス(compass)に基づいて車両の方向を知ることができる。図23を参照すると、車両が自分の方向を知っている場合、1つのブロックが4つのゾーンIDに分類される効果を持つことができる。車両は、ゾーンIDに方位角情報をさらに付加することができる。一例として、車両は、ゾーンIDに方位角情報2ビットをさらに付加して区分することができる。
本開示の実施例が適用可能なシステム及び様々な装置
本開示の様々な実施例は相互に結合されることができる。
以下、本開示の様々な実施例が適用できる装置について説明する。これに限定されないが、本文書に開示された様々な説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図は、機器間で無線通信/接続(例えば5G)を必要とする様々な分野に適用できる。
以下、図面を参照してより具体的に例示する。以下の図面/説明において、同じ図面符号は、別段の記載がない限り、同じ或いは対応するハードウェアブロック、ソフトウェアブロック又は機能ブロックを例示することができる。
図24は、本開示の一実施例による通信システムの一例を示す。図24の実施例は、本開示の様々な実施例と結合されることができる。
図24を参照すると、本開示に適用される通信システムは、無線機器、基地局及びネットワークを含む。ここで、無線機器は、無線接続技術(例えば、5G NR、LTE)を用いて通信を行う機器を意味し、通信/無線/5G機器と呼ばれることがある。これに限定されるものではないが、無線機器は、ロボット110a、車両110b-1、110b-2、XR(extended reality)機器110c、ハンドヘルドデバイス(hand-held device)110d、家電(home appliance)110e、IoT(Internet of Thing)機器110f、AI(artificial intelligence)機器/サーバー110gのうちの少なくとも1つを含むことができる。例えば、車両は、無線通信機能付き車両、自律走行車両、車両間通信を行える車両などを含むことができる。ここで、車両110b-1、110b-2は、UAN(unmanned aerial vehicle)(例えばドローン)を含むことができる。XR機器110cは、AR(augmented reality)/VR(virtual reality)/MR(mixed reality)機器を含み、HMD(head-mounted device)、車両に備えられたHUD(head-up display)、テレビ、スマートフォン、コンピュータ、ウェアラブルデバイス、家電機器、デジタルサイネージ(signage)、車両、ロボットなどの形態で実現できる。ハンドヘルドデバイス110dは、スマートフォン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートガラス)、コンピュータ(例えばノート型パソコンなど)などを含むことができる。家電110eは、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などを含むことができる。IoT機器110fは、センサー、スマートメータなどを含むことができる。例えば、基地局120a~120e、ネットワークは無線機器で実現されることもでき、特定の無線機器120aは、他の無線機器に対して基地局/ネットワークノードとして動作することもできる。
ここで、本明細書の無線機器110a~110fで実現される無線通信技術は、LTE、NR及び6Gだけでなく、低電力通信のためのNarrowband Internaton of Thingsを含むことができる。このとき、例えば、NB-IoT技術は、LPWAN(Low Power Wide Area Network)技術の一例であり、LTE Cat NB1及び/又はLTE Cat NB2等の規格で実現されることができ、上述した名称に限定されない。追加的に又は代替的に、本明細書の無線機器110a~110fで実現される無線通信技術は、LTE-M技術に基づいて通信を行うことができる。このとき、一例として、LTE-M技術は、LPWAN技術の一例であり、eMTC(enhanced Machine Type Communication)などの様々な名称で呼ばれることもある。例えば、LTE-M技術は、1)LTE CAT 0、2)LTE Cat M1、3)LTE Cat M2、4)LTE non-BL(non-Bandwidth Limited)、5)LTE-MTC、6)LTE Machine Type Communication、及び/又は7)LTE Mなどの様々な規格の少なくとも一つで実現されることができ、上述した名称に限定されない。追加的又は代替的に、本明細書の無線機器110a~110fで実現される無線通信技術は、低電力通信を考慮したZigBee、Bluetooth及び低電力ワイドエリアネットワーク(Low Power Wide Area Network、LPWAN)のうちの少なくとも一つを含むことができ、上述した名称に限定されるものではない。一例として、ZigBee技術は、IEEE 802.15.4などの様々な規格に基づいて、小型/低電力デジタル通信に関連するPAN(personal area networks)を生成することができ、様々な名称で呼ばれることができる。
無線機器110a~110fは、基地局120a~120eを介してネットワークに接続されることができる。無線機器110a~110fにはAI技術が適用でき、無線機器110a~110fはネットワークを介してAIサーバー110gに接続されることができる。ネットワークは、3Gネットワーク、4G(例えばLTE)ネットワーク、又は5G(例えばNR)ネットワークなどを用いて構成できる。無線機器110a~110fは、基地局120a~120e/ネットワークを介して互いに通信することもできるが、基地局120a~120e/ネットワークを介さずに直接通信(例えば、サイドリンク通信(sidelink communication))することもできる。例えば、車両110b-1、110b-2は、直接通信(例えば、V2V(vehicle to vehicle)/V2X(vehicle to everything) communication)を行うことができる。また、IoT機器110f(例えば、センサー)は、他のIoT機器(例えば、センサー)又は他の無線機器110a~110fと直接通信を行うことができる。
無線機器110a~110f/基地局120a~120e、基地局120a~120e/基地局120a~120e間では無線通信/接続150a、150b、150cが行われることができる。ここで、無線通信/接続は、アップリンク/ダウンリンク通信150aとサイドリンク通信150b(又は、D2D通信)、基地局間通信150c(例えば、relay、IAB(integrated access backhaul))等の様々な無線接続技術(例えば、5G NR)を介して行われることができる。無線通信/接続150a、150b、150cを介して無線機器と基地局/無線機器、基地局と基地局とは互いに無線信号を送信/受信することができる。例えば、無線通信/接続150a、150b、150cは、様々な物理チャネルを介して信号を送信/受信することができる。このために、本開示の様々な提案に基づいて、無線信号の送信/受信のための様々な構成情報設定過程、様々な信号処理過程(例えば、チャネル符号化/復号化、変調/復調、リソースマッピング/デマッピングなど)、リソース割り当て過程などのうちの少なくとも一部が行われることができる。
図25は、本開示の一実施例による無線機器の例を示す。図25の実施例は、本開示の様々な実施例と結合されることができる。
図25を参照すると、第1無線機器200a及び第2無線機器200bは、様々な無線接続技術(例えば、LTE、NR)を介して無線信号を送受信することができる。ここで、{第1無線機器200a、第2無線機器200b}は、図24の{無線機器110x、基地局120x}及び/又は{無線機器110x、無線機器110x}に対応することができる。
第1無線機器200aは、1つ以上のプロセッサ202a及び1つ以上のメモリ204aを含み、さらに1つ以上の送受信機206a及び/又は1つ以上のアンテナ208aをさらに含むことができる。プロセッサ202aは、メモリ204a及び/又は送受信機206aを制御し、本明細書に開示されている説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図を実現するように構成できる。例えば、プロセッサ202aは、メモリ204a内の情報を処理して第1情報/信号を生成した後、送受信機206aを介して第1情報/信号を含む無線信号を伝送することができる。また、プロセッサ202aは、送受信機206aを介して第2情報/信号を含む無線信号を受信した後、第2情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ204aに記憶することができる。メモリ204aは、プロセッサ202aに接続されることができ、プロセッサ202aの動作に関連する様々な情報を記憶することができる。例えば、メモリ204aは、プロセッサ202aによって制御されるプロセスの一部又は全部を行うか、或いは本明細書に開示されている説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図を行うための命令を含むソフトウェアコードを記憶することができる。ここで、プロセッサ202aとメモリ204aは、無線通信技術(例えば、LTE、NR)を実現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部であり得る。送受信機206aはプロセッサ202aに接続されることができ、1つ以上のアンテナ208aを介して無線信号を送信及び/又は受信することができる。送受信機206aは、送信機及び/又は受信機を含むことができる。送受信機206aは、RF(radio frequency)ユニットと混用できる。本開示において、無線機器は、通信モデム/回路/チップを意味することもできる。
一例として、第1無線機器は、ディスカバリー信号を送信する端末であり得る。前記端末は、送受信機、及び前記送受信機に接続されたプロセッサを含むことができる。前記送受信機は、前記端末の位置関連情報を受信し、前記プロセッサは、前記端末の位置関連情報に基づいてゾーンID(zone identity、zone ID)を生成するが、前記ゾーンIDに基づいてディスカバリースロットマッピング(discovery slot mapping)を決定し、前記送受信機は、前記ディスカバリースロットマッピングセットに基づいてディスカバリー信号を送信することができる。ディスカバリースロットマッピングの決定は、前記ゾーンIDに基づいてシフトディスカバリー(shift discovery)値を生成し、前記シフトディスカバリーに基づいて前記ディスカバリースロットマッピングセット(discovery slot mapping set)を決定することであり得る。前記端末の位置関連情報の受信は、GNSS(global navigation satellite system)に基づいて前記端末の位置関連情報を受信することであり得る。前記ゾーンIDは、m5の大きさを有するゾーンIDであり得る。前記プロセッサは、ビーム掃引パターンを決定し、前記ビーム掃引パターンをさらに考慮して前記ディスカバリー信号を送信することができる。一例として、前記ビーム掃引パターンの決定は、第1ビームグループを先に掃引し、ディスカバリーに失敗した場合に第2ビームグループを掃引することであり得る。別の例として、前記ビーム掃引パターンの決定は、第1ビームグループのビーム幅を調整することであり得る。
別の例として、前記第1無線機器は、ディスカバリー信号を受信する端末であり得る。前記端末は、送受信機、及び前記送受信機に接続されたプロセッサを含むことができる。前記送受信機は、前記端末の位置関連情報を受信することができる。前記プロセッサは、前記端末の位置関連情報に基づいてゾーンID(zone identity、zone ID)を生成することができる。前記ゾーンIDに基づいてディスカバリースロットマッピング(discovery slot mapping)を決定することができる。前記送受信機は、前記ディスカバリースロットマッピングに基づいてディスカバリー信号を受信することができる。
別の例として、前記第1無線機器は、少なくとも1つのメモリ、及び前記少なくとも1つのメモリと機能的に接続されている少なくとも1つのプロセッサを含む装置であり得る。前記少なくとも1つのプロセッサは、前記装置が前記装置の位置関連情報を受信するように制御することができる。前記少なくとも1つのプロセッサは、前記装置が前記装置の位置関連情報に基づいてゾーンID(zone ID)を生成するように制御することができる。前記少なくとも1つのプロセッサは、前記装置が前記ゾーンIDに基づいてディスカバリースロットマッピング(discovery slot mapping)を決定するように制御することができる。前記少なくとも1つのプロセッサは、前記装置が前記ディスカバリースロットマッピングセットに基づいてディスカバリー信号を送信するように制御することができる。
第2無線機器200bは、第1無線機器200aと無線通信を行い、1つ以上のプロセッサ202b、1つ以上のメモリ204bを含み、さらに1つ以上の送受信機206b及び/又は1つ以上のアンテナ208bをさらに含むことができる。1つ以上のプロセッサ202b、1つ以上のメモリ204b、1つ以上の送受信機206b、及び/又は1つ以上のアンテナ208bの機能は、第1無線装置200aの1つ以上のプロセッサ202a、1つ以上のメモリ204a、1つ以上の送受信機206a、及び/又は1つ以上のアンテナ208aと同様である。
以下、無線機器200a、200bのハードウェア要素についてより具体的に説明する。これに限定されないが、1つ以上のプロトコル層が1つ以上のプロセッサ202a、202bによって実現できる。例えば、1つ以上のプロセッサ202a、202bは、1つ以上の層(例えば、PHY(physical)、MAC(media access control)、RLC(radio link control)、PDCP(packet data convergence protocol)、RRC(radio resource control)、SDAP(service data adaptation protocol)などの機能層)を実現することができる。1つ以上のプロセッサ202a、202bは、本明細書に開示されている説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図に従って、1つ以上のPDU(Protocol Data Unit)、1つ以上のSDU(service data unit)、メッセージ、制御情報、データ又は情報を生成することができる。1つ以上のプロセッサ202a、202bは、本明細書に開示されている機能、手順、提案及び/又は方法に従ってPDU、SDU、メッセージ、制御情報、データ又は情報を含む信号(例えば、ベースバンド信号)を生成して、1つ以上の送受信機206a、206bに提供することができる。1つ以上のプロセッサ202a、202bは、1つ以上の送受信機206a、206bから信号(例えば、ベースバンド信号)を受信することができ、本明細書に開示されている説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図に従ってPDU、SDU、メッセージ、制御情報、データ又は情報を取得することができる。
1つ以上のプロセッサ202a、202bは、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又はマイクロコンピュータと呼ばれることもある。1つ以上のプロセッサ202a、202bは、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせによって実現できる。一例として、1つ以上のASIC(application specific integrated circuit)、1つ以上のDSP(digital signal processor)、1つ以上のDSPD(digital signal processing device)、1つ以上のPLD(programmable logic device)又は1つ以上のFPGA(field programmable gate arrays)が1つ以上のプロセッサ202a、202bに含まれることができる。本明細書に開示されている説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図は、ファームウェア又はソフトウェアを用いて実現でき、ファームウェア又はソフトウェアは、モジュール、手順、機能などを含むように実現できる。本明細書に開示されている説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図を行うように設定されたファームウェア又はソフトウェアは、1つ以上のプロセッサ202a、202bに含まれるか、或いは1つ以上のメモリ204a、204bに記憶されて一つ以上のプロセッサ202a、202bによって駆動されることができる。本明細書に開示されている説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図は、コード、命令語及び/又は命令語の集合形態でファームウェア又はソフトウェアを用いて実現できる。
一例として、前記第1無線機器は、少なくとも1つの命令語(instructions)を記憶する非一時的(non-transitory)コンピュータ可読媒体(computer-readable medium)であり得る。前記コンピュータ可読媒体は、プロセッサによって実行可能な(executable)前記少なくとも1つの命令語を含むことができる。前記少なくとも1つの命令語は、前記コンピュータ可読媒体が前記コンピュータ可読媒体の位置関連情報を受信するように指示することができる。前記少なくとも1つの命令語は、前記コンピュータ可読媒体が前記コンピュータ可読媒体の位置関連情報に基づいてゾーンIDを生成するように指示することができる。前記少なくとも1つの命令語は、前記コンピュータ可読媒体が前記ゾーンIDに基づいてディスカバリースロットマッピングを決定するように指示することができる。前記少なくとも1つの命令語は、前記コンピュータ可読媒体が前記ディスカバリースロットマッピングに基づいてディスカバリー信号を送信するように指示することができる。
1つ以上のメモリ204a、204bは、1つ以上のプロセッサ202a、202bに接続されることができ、様々な形態のデータ、信号、メッセージ、情報、プログラム、コード、指示及び/又は命令を記憶することができる。1つ以上のメモリ204a、204bは、ROM(read only memor)、RAM(random access memory)、EPROM(erasable programmable read only memory)、フラッシュメモリ、ハードドライブ、レジスタ、キャッシュメモリ、コンピュータ読み取り記憶媒体及び/又はこれらの組み合わせで構成できる。1つ以上のメモリ204a、204bは、1つ以上のプロセッサ202a、202bの内部及び/又は外部に位置することができる。さらに、1つ以上のメモリ204a、204bは、有線又は無線接続などの様々な技術を介して1つ以上のプロセッサ202a、202bに接続されることができる。
1つ以上の送受信機206a、206bは、一つ以上の他の装置に本明細書の方法及び/又は動作順序図などで言及されるユーザーデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを伝送することができる。1つ以上の送受信機206a、206bは、1つ以上の他の装置から、本明細書に開示されている説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図などで言及されるユーザーデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを受信することができる。また、1つ以上の送受信機206a、206bは、1つ以上のアンテナ208a、208bに接続されることができ、1つ以上のアンテナ208a、208bを介して、本明細書に開示されている説明、機能、手順、提案、方法及び/又は動作順序図などで言及されるユーザーデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送受信するように設定されることができる。本明細書において、1つ以上のアンテナは、複数の物理アンテナであってもよく、複数の論理アンテナ(例えば、アンテナポート)であってもよい。1つ以上の送受信機206a、206bは、受信されたユーザーデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを1つ以上のプロセッサ202a、202bを用いて処理するために、受信された無線信号/チャネルなどをRFバンド信号からベースバンド信号に変換(Convert)することができる。1つ以上の送受信機206a、206bは、1つ以上のプロセッサ202a、202bを用いて処理されたユーザーデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどをベースバンド信号からRFバンド信号に変換することができる。このために、1つ以上の送受信機206a、206bは(アナログ)オシレータ及び/又はフィルタを含むことができる。
図26は、本開示の一実施例による車両又は自律走行車両の例を示す。図26は、本開示に適用される車両又は自律走行車両を例示する。車両又は自律走行車両は、移動型ロボット、車両、汽車、有人/無人飛行体(aerial vehicle、AV)、船舶などで実現でき、車両の形態に限定されるものではない。図26の実施例は、本開示の様々な実施例と結合されることができる。
図26を参照すると、車両又は自律走行車両600は、アンテナ部608、通信部610、制御部620、駆動部640a、電源供給部640b、センサー部640c及び自律走行部640dを含むことができる。アンテナ部650は、通信部610の一部として構成できる。ブロック610/630/640a~640dは、それぞれ図36のブロック510/530/540に対応し、重複説明は省略する。
通信部610は、他の車両、基地局(例えば、基地局、路側機(roadside unit)など)、サーバーなどの外部機器と信号(例えば、データ、制御信号など)を送受信することができる。制御部620は、車両又は自律走行車両100の要素を制御して様々な動作を行うことができる。制御部120は、ECU(Electronic Control Unit)を含むことができる。駆動部640aは、車両又は自律走行車両600を地上で走行するようにすることができる。駆動部640aは、エンジン、モーター、パワートレイン、車輪、ブレーキ、操舵装置などを含むことができる。電源供給部640bは、車両又は自律走行車両600に電源を供給し、有線/無線充電回路、バッテリーなどを含むことができる。センサー部640cは、車両状態、周辺環境情報、ユーザー情報などを得ることができる。センサー部640cは、IMU(inertial measurement unit)センサー、衝突センサー、ホイールセンサー(wheel sensor)、速度センサー、傾斜センサー、重量検知センサー、ヘディングセンサー(heading sensor)、ポジションモジュール(position module)、車両前進/後進センサー、バッテリーセンサー、燃料センサー、タイヤセンサー、ステアリングセンサー、温度センサー、湿度センサー、超音波センサー、照度センサー、ペダルポジションセンサーなどを含むことができる。自律走行部640dは、走行中の車線を維持する技術、アダプティブクルーズコントロールのように速度を自動的に調節する技術、定められた経路に沿って自動的に走行する技術、目的地が設定されると自動的に経路を設定して走行する技術などを実現することができる。
一例として、通信部610は、外部サーバーから地図データ、交通情報データなどを受信することができる。自律走行部640dは、取得したデータに基づいて自律走行経路と運転計画を生成することができる。制御部620は、運転計画に従って車両又は自律走行車両600が自律走行経路に沿って移動するように駆動部640aを制御することができる(例えば、速度/方向調節)。自律走行途中で、通信部610は、外部サーバーから最新の交通情報データを非周期的/周期的に取得し、周辺車両から周辺交通情報データを取得することができる。また、自律走行途中で、センサー部640cは、車両状態、周辺環境情報を取得することができる。自律走行部640dは、新たに取得されたデータ/情報に基づいて自律走行経路と運転計画を更新することができる。通信部610は、車両位置、自律走行経路、運転計画などに関する情報を外部サーバーへ伝達することができる。外部サーバーは、車両又は自律走行車両から収集された情報に基づいて、AI技術などを用いて交通情報データを予め予測することができ、予測された交通情報データを車両又は自律走行車両に提供することができる。
前述した提案方式に対する一例も、本開示の実現方法の1つとして含まれ得るので、一種の提案方式として見なされ得るのは明白な事実である。さらに、前述した提案方式は、独立して実現されてもよいが、幾つかの提案方式の組み合わせ(又は併合)の形態で実現されてもよい。これらの提案方法の適用有無情報(又はこれらの提案方法の規則に関する情報)は、基地局が端末に予め定義されたシグナル(例えば、物理層シグナル又は上位層シグナル)を介して知らせるように規則が定義できる。
本開示は、本開示で叙述する技術的アイデア及び必須的な特徴から外れない範囲で他の特定の形態で具体化できる。したがって、上記の詳細な説明は、あらゆる側面で制限的に解釈されてはならず、例示的なものと考慮されるべきである。本開示の範囲は、添付された請求の範囲の合理的解釈によって決定されるべきであり、本開示の等価的範囲内におけるあらゆる変更は、本開示の範囲に含まれる。また、特許請求の範囲で明示的な引用関係がない請求項を組み合わせて実施例を構成するか、或いは出願後の補正によって新しい請求項として含むことができる。