JP2023523173A - 焼結プラントへの原料供給方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、焼結プラント(20)に原料を供給する方法に関する。本発明は、化石燃料の消費を低減した状態で焼結処理を容易にするために、混合材料(7,8)を使用して原料を供給し、ここでは、混合材料(7,8)は、粒状鉄含有材料(1)と熱分解された粒状バイオマス(2)とを混合形態で含み、鉄含有材料(1)は鉄鉱石(1)であることが好ましく、熱分解されたバイオマス(2)は木炭(2)であることが好ましいものである。【選択図】図1

Description

本発明は、焼結プラントに原料を供給する方法に関する。
各種の鉄含有原料は、高炉、直接還元及び/又は電気炉等への装入に用いることができる。1つの選択は鉄鉱石ペレット、即ち典型的には直径6~16mmの球体であり、主にFeの形で約63~72%のFe及び化学組成及び冶金学的特性を調整するための様々な追加材料を含む鉄鉱石ペレットである。ペレットの結合(cohesion)を維持するためにベントナイト等のバインダーも含まれている。一般に、ペレット化プラントでのペレットの製造には、鉱石、添加物及び固形燃料、即ち無煙炭、石油コークスを摺り潰すこと(grinding)が含まれる。原料を混合した後にペレットが形成され、かつ例えばキルン中でのいわゆる焼結処理である熱処理を行う。ペレットは、標準化された材料であり、化学的に安定で大きなロスを生じることなく輸送することができ、かつ圧し潰し(crushing)等の予備処理なしに高炉で使用することができる。別の選択は焼結製品であり、これは、微粉材料(粒サイズ0~5mmの粉末)を焼結しかつ焼結バルク材料を解体又は圧し潰しで製造される不規則で多孔質の材料の塊(lumps)から成っている。焼結製品の結合は焼結工程自体でもたらされるため、専用のバインダーを含んでいなくてもよい。鉄含有微粉の焼結は、1000~1300℃前後の高温、時には1500℃に達する温度でしか行い得ないこともある、そのため、焼結プラントは鉄含有材料と混合された多量の固形燃料を必要とする。
焼結工程に用いる焼結混合物(sinter mixture)は、例えば、鉄鉱石の微粉(fines)、フラックス(fluxes)、固形燃料及び焼結プラント自体や高炉等からの再生微粉(recycled fines)を含み得る。現在、焼結製品は高炉にとって最も安価な鉄含有装入物である。それは原料の調製がペレットに対するよりも簡単であるため、ペレットよりも一般的に安価である。しかしながら、鉄鋼業界に課せられたCO排出削減要件からすると、焼結法はペレット製造よりもはるかに多量のCO排出を生む欠点がある。これは、焼結処理のための高温を維持するために必要な固形燃料(粉コークスや無煙炭など)及びガス燃料(製鋼ガスなど)に理由がある。
従って、本発明の目的は、化石燃料の消費量を低減した焼結処理を容易にすることである。この目的は、請求項1による方法によって解決される。
本発明は、焼結プラントに原料を供給する方法を提供する。原料は、供給材料(feed material)又は供給原料(feedstock)、即ち焼結処理のための焼結プラントでの供給/使用材料、と呼ぶこともできる。焼結プラントのタイプは、本発明の範囲で限定されない。とくに、焼結プラントは焼結プラントとして又はペレット化プラントとして構成され得る。焼結製品、即ち各焼結プラントの焼結製品又はペレットは、通常、高炉等に装入するための鉄系負荷材料(ferrous burden material)として意図したものである。
本発明の方法によれば、混合材料は、鉄系負荷材料を供給するために使用され、この場合、混合材料は、粒状鉄含有材料、一般に鉄鉱石、及び熱分解された粒状バイオマス(pyrolised biomass)を混合形態で含んでいる。換言すれば、混合材料は、焼結処理に使用される少なくとも一部の材料を提供するために使用される。以下で説明するように、混合材料は場合によってはそのまま使用せず、機械的処理を行った後でのみ使用することができる。他の場合には、混合材料は、その元の形態で焼結処理に使用することができる。
換言すれば、本発明は、焼結プラント(特に焼結プラント又はペレット化プラント)のための1つの供給材料(供給原料)として、粒状鉄含有材料と熱分解された粒状バイオマスとの混合物の使用を提案する。
「粒状鉄含有材料と熱分解された粒状バイオマスとの混合物」という表現は、2種類の粒状物が焼結プラントに個別に輸送及び供給されるのではなく、混合されていることを意味する。混合は、使用現場、即ち焼結プラントから数百又は数千km離れたところで行うことができ、鉄及びバイオマスの混合物として粒子を輸送することで、以下に詳述する多くの利点が得られる。一般に、粒状鉄含有材料及び熱分解された粒状バイオマスの混合物は、バルク混合物であり得る、即ち、粒状物は、可能性としては容器内で何らかの機械的攪拌により単に一緒に結合/混合される。しかしながら、混合物という用語は、粒状鉄含有材料と熱分解された粒状バイオマスとの混合物が集合体(agglomerates)を形成するように処理される場合も含む。前者の場合、焼結プラントに供給される供給材料は、粒状鉄鉄含有材料及び熱分解された粒状バイオマスのバルク/粉末材料である。後者の場合、焼結プラントに供給される供給材料は、粒状鉄鉄含有材料及び熱分解された粒状バイオマスを含む集合体(又は塊状の生成物)の形態をとる。
焼結プラントのタイプは、本発明の範囲で限定されない。用語「焼結プラント」は、ここでは、材料焼結(又は焼結;frittage)、即ち、それを溶融することなく液状化点まで加熱することで、粒状材料の固体塊を形成する機械又はプラントを含む意味で使っている。製鉄業界で知られている焼結プラント及びペレット化プラントは、「焼結処理」を含む2つのタイプの焼結プラントである。
本方法によれば、混合材料は、熱分解されたバイオマスを含み、ここで、後者は一般に木炭である。典型的な熱分解温度は250と550℃の間であり、そのため、ここでの「熱分解」という用語は、焙焼(torefaction)として知られる軽度の熱分解も含む。しかしながら、バイオマスは、任意の植物又は動物材料であってもよい。単純化のために、本明細書では一般的に木炭のみを参照している。本明細書全体を通して、「木炭」という用語は、「熱分解されたバイオマス」で置換し得ることが理解されよう。同様に、用語「鉄鉱石」は以下では「鉄含有材料」で置換してもよい。
鉄鉱石及び木炭は、粒子形態、即ち粒子又は断片(pieces)として混合材料中に存在する。粒子のサイズは、一般に、本発明の範囲で限定されないが、以下で論じるように特定の粒子サイズが好ましい。本願でいう鉄鉱石は、一般に、任意の鉄含有材料、例えば、通常は脈石不純物(gangue minerals)及び廃棄物(waste)又は残留物(residual materials)と共にマグネタイト(Fe)又はヘマタイト(Fe)のような酸化鉄を含み得る。木炭は、バイオマス、通常は木材、有機廃棄物及び/又は残留バイオマス、及び/又はSRF材料(固形回収燃料)のような植物材料から水及び揮発性成分を除去することによって製造される任意の炭素含有材料であり得る。木炭粒子は、比較的高い炭素含有量、例えば65重量%以上、70重量%以上又は75重量%以上を有することができる。
混合材料を得るために、少なくとも粒状鉄鉱石と粒状木炭が提供され、次いで混合材料を得るためそれらを混合することができる。混合は、適切な容器内で鉄鉱石と木炭粒子(プラス任意の他の成分)とを機械的に混合することで積極的に行うような、様々な仕方で行うことができる。適切な装置には、ピンミキサー(pin mixer)、パドルミキサー(paddle mixer)又は回転ドラムミキサーが含まれる。混合はまた、多かれ少なかれ受動的に行われてもよく、例えば鉄鉱石粒子と木炭粒子とを同時に容器に注ぐことによって、少なくともある程度の混合は行い得る。当技術分野で知られた他の適切な混合方法も同様に使用することができる。必要に応じて、混合を、トラック、コンテナ、列車の貨車、船舶のような輸送容器での装入と組み合わせることが可能である。これは、以上で示した受動的混合の形態であっても、粒状材料を輸送容器での装入直前又は直後の能動的混合との組み合わせであってもよい。
複数の実施形態において、混合材料中の粒状鉄担持材料の体積割合は5と80体積%の間であってよい。
本発明の方法には種々の利点がある。第一に、木炭は(通常)化石燃料を使用せずに生成されるため、COニュートラルと見なすことができる。焼結処理に必要な燃料の少なくとも一部が、混合材料に含まれる木炭によって提供されるので、CO実効排出量を大幅に削減することができる。他の利点は、木炭含有混合材料の取り扱い及び輸送に関連する。木炭生産には大量のバイオマスが必要なため、同じ地理的場所に木炭製造設備と焼結プラントを持つことはほとんど不可能である。したがって、木炭は輸送する必要がある。これに関連して、鉄鉱石粒子と木炭粒子を含む混合材料を使用することは、木炭自体と比較して必要な安全予防措置を低減させる。木炭は可燃性製品であり、通常、高い安全手順と予防措置が必要である。部分的には混合材料に含まれる木炭の割合に依るものであるが、燃焼性を著しく低下させることができる。もちろん、これは混合材料の任意の他の成分にも依っている。さらに、純粋な木炭(pure charcoal)は密度が非常に低く(約0.25g/cm)、通常、微粉の割合が高いため、排出地点(discharge points)での粉塵の排出により取り扱いが複雑である。木炭粒子が鉄鉱石粒子及び必要に応じて他の成分と混合された後では、微粉の量及び粉塵の排出量を低減することができる。これは、例えば、密度が高い鉄鉱石粒子が、埋め込まれた木炭粒子が吹き飛ばされるのを防ぎ、かつ鉄鉱石粒子が濡れることで、混合材料において、木炭微粉が鉄鉱石粒子に含まれる液体によって少なくとも部分的に拘束されることがあり得るなどの、異なる事実によるものである。
これにより、木炭は混合材料として長距離輸送に利用可能となる。その長距離は、少なくとも100km、好ましくは少なくとも500km、最も好ましくは数千kmの距離を含むものとして規定され得る。したがって、木炭は、例えば、ブラジル又はカナダから米国へ、又はブラジル、カナダ、米国、インドネシア又はロシアからヨーロッパに輸送することができる。長距離輸送は、列車又は船舶により行うことが好ましい。
1実施形態によれば、混合材料は、複合体(compound bodies)の形態で使用され、ここで、各複合体は、固体及び凝集性(coherent)であり、粒状鉄鉱石及び粒状木炭を含む。各々の複合体は固体かつ凝集性である、即ち、個々の粒子は一緒に結合して複合体を形成するが、これらの粒子を結合する方法は、これには限定されない。特に、各複合体は、これらの粒子を含む集合体又は集塊(conglomerate)とみなすことができる。鉄鉱石粒子と木炭粒子は、複合体の一部として互いに結合される。その限りにおいて、複合体は均質ではないが少なくとも粒状鉄鉱石と粒状木炭の組み合わせである。木炭粒子が複合体の一部として結合されると、微粉の量と粉塵の排出量が大幅に低減される。仮に微粉を完全に排除できなくとも、その割合は通常10%未満、又は5%未満であり、残りはそのまま(無傷)の複合体である。以下で説明するように、複合体は、場合によってはそのままではなく、機械的処理の後にのみ使用することができる。この場合、原料は、供給工程のある段階中は複合体の形態のみであるが、焼結プラントで使用される直前に別の形態になり得る。他の場合には、複合体は元の形態で焼結処理用に使用することができる。
この方法は複合体の製造をも含んでもよい。この場合、それは原料を供給するのに先立つ以下の工程を含む。第1の工程では、粒状鉄鉱石及び粒状木炭が提供される。通常、鉄鉱石と木炭は、粒状の形態を得るために破砕され(broken)、圧し潰され(crushed)、又は断片化(fragmented)され、場合によっては摺り潰され(grinded)る必要がある。同様に、粒子は、一定範囲の粒サイズを得るためにふるい分けてもよい。破砕及び/又はふるい分けは、それぞれの粒状材料を提供することの一部であり得る。
別の工程では、混合物を得るために少なくとも鉄鉱石と木炭とを混合する。混合は、適切な容器内で鉄鉱石と木炭粒子(プラス任意の他の成分)との機械的混合を積極的に行うなど、様々な仕方で行うことができる。適切な装置としては、ピンミキサー、パドルミキサー又は回転ドラムミキサーが含まれる。混合はまた、多かれ少なかれ受動的に行われてもよく、例えば鉄鉱石粒子と木炭粒子とを同時に容器に注ぐことによって、少なくともある程度の混合は行い得る。当技術分野で知られた他の適切な混合方法も同様に使用できる。
別の工程において、混合物から複合体が形成される。それぞれの複合体は、鉄鉱石粒子及び木炭粒子の両方を含む集合体又は集塊とみなすことができる。これらは、複合体のサイズに応じて、例えばブロック、ブリケット(briquettes)もしくはペレット、又はフィルターケーキ等の形態の単純な集合体、と呼ばれる。全ての複合体は、同じサイズ及び形状を有するか、又は様々なサイズ及び/又は形状を有し得る。これは部分的には複合体の形成方法によって決まる。単一の複合体の形状は、不規則又は規則的なものでよく、例えば球状、円筒状又は直方体である。混合と形成(forming)は単一の装置で行ってもよい。混合物の組成は、混合材料、即ち複合体の組成と同一でよい。しかしながら、その組成は、例えば複合体の形成中に蒸発する液体成分により異なっていてもよい。したがって、「混合物」及び「混合材料」という用語は、この文脈では同義語として使用されていない。
幾つかの実施形態では、複合体の十分な結合は、例えば、鉄鉱石と木炭との混合物に圧力及び/又は高温を加えることによって行うことができる。他のケースでは、このアプローチによって達成可能な結合の程度は十分ではない。したがって、この方法は、少なくとも1つのバインダーを提供することをさらに含んでもよく、かつ混合物は、少なくとも鉄鉱石、木炭及び少なくとも1つのバインダーを混合することによって得られる。仮に製造については本方法の一部として考慮されない場合でも、各複合体は、少なくとも1つのバインダーを含む。それぞれのバインダーは、個々の複合体の全体的な結合を高める働きをする。混合物が形成されたときは、バインダーは液体形態及び/又は液体中で溶解又は懸濁されて存在してもよい。複合体が形成されたら、複合体に熱を加えて液体成分を蒸発又は化学変換してもよい。場合によっては、バインダーによって導入された液体が一定量複合体中に存在してもよい。
1つの実施形態によれば、少なくとも1つの有機バインダーが提供される。適切な有機バインダーの例としては、これに限定するものではないが、様々なタイプのセルロース、乳製品廃棄物(ラクトース又は乳清(whey)など)、天然ガム(グアー又はキサンタンガムなど)、木材関連製品(ヘミセルロース又はリグニンスルホン酸塩など)、デンプン、デキストロース、糖蜜(サトウキビ糖蜜など)及びポリアクリルアミド又はポリアクリレート構造に基づくものが含まれる。殆どの有機バインダーは、焼結処理中に固体残留物が殆ど又は全く残さない状態で燃焼可能である。それらは主にバイオマスに由来するので、それらはCOニュートラルと見なすこともできる。
代替的に又は追加的には、少なくとも1つのミネラルバインダーを提供することができる。ミネラルバインダーの例としては、これらに限定される訳ではないが、ベントナイト、石灰、生石灰(CaO)、消石灰(Ca(OH))が含まれる。一般に、ミネラルバインダー(即ち、無機バインダー)は、焼結処理中に燃焼しないが、焼結製品又はペレット製品の一部として、おそらく化学的に変化した形態で残る。これらのバインダー残留物は、高炉、直接還元及び/又は電気炉などにおける用途によって、無関係であったり、有害であったり、又は有益であることすらあり得る。場合によっては、ミネラルバインダーは有機バインダーよりも効果的であり得る。
好ましくは、複合体はブリケット化(briquetting)することで形成される。この文脈において、「ブリケット」は、加圧集合化(press agglomerating)を指す。一定量の混合物に圧力が加えられ、それによって粒子(及び可能性として他の成分)の集合が引き起こされるか、又は支援される。様々なタイプのブリケット化は、例えば押出し又はロールプレスで行ってもよい。押出しが行われる場合は、一次生成物は、切断又は分離して複合体にする必要がある、材料の連続したストランド(細い糸状のもの;strand)となる。圧力を加えることとは別に、混合物又は混合物と接触しているブリケット機の特定の部分を加熱することによって、高温を適用することができる。代替的に又は追加的には、熱は摩擦又は圧縮によって発生し得る。上述のように、ブリケット化処理から得られる複合体は、レンガ、ブロック、ブリケット又はペレットと呼ぶことができる。
複数の実施形態においては、混合材料は複合体を形成するための集合は行われず、粒状鉄鉱石及び粒状木炭のバルク混合物として使用され、したがって、その形態で焼結プラントに輸送及び供給される。この場合も、以前に開示された破砕/圧し潰し/断片化/摺り潰し、及び/又は(受動的又は能動的)混合の工程が適用されることとなろう。
既に述べたように、木炭生産の場所と焼結プラントの場所は、通常、遠く離れている。それらは異なる国にあるか、異なる大陸にあるかもしれない。木炭は、混合材料中の鉄鉱石粒子と組み合わせたとき、特に鉄鉱石粒子と共に複合体の形態で結合されている場合、より容易かつ安全に輸送することができるので、(可能性として複合体の形態である)混合材料は木炭プラント又はその近傍で形成すべきである。これにより、木炭輸送に関連する燃焼リスクや粉塵発生の問題を大幅に回避することができる。本発明の典型的な実施形態によれば、混合材料(及び特に、複合体)は、第1の場所において形成され、かつこの方法は、混合材料を第1の場所から少なくとも100km離れた第2の場所に輸送することをさらに含む。第2の場所は、焼結プラントの位置であり得る。第1の場所と第2の場所との間の距離は、例えば、少なくとも500km又は数千kmなど、さらに長くてもよい。特に、混合材料は、少なくとも部分的には列車又は船舶によって輸送し得る。これらの条件下では、輸送の費用対効果は、輸送される総質量に大きく依存する。木炭と鉄鉱石(プラス任意の追加成分)が一緒に輸送されるので、所定量の木炭に対して輸送される総質量は著しく増加する。言い換えれば、木炭をより少量にすることで費用対効果の高い(例えば200、000tの)輸送を実現できる。一例を示せば、焼結プラントの生産速度が6Mio.TPYで、焼結製品1tに対して60kgの木炭を必要とする場合、合計360.000TPYの木炭が必要である。混合材料に30%の木炭が含まれているとすると、2ヶ月毎に1回の費用対効果の高い輸送を行うことができる。このような比較的高い輸送頻度は、第1の場所及び第2の場所で必要とされる保管能力を減らすので有益である。木炭の可燃性を低下させるために、それはそれ自体が可燃性ではない鉄担持材料と混合されることとなる。混合物中の鉄担持材料の提案された体積割合は、木炭の空隙体積(void volume)(木炭粒子間の体積)にほぼ対応し、通常は約30と55体積%の間である。燃焼性をより低減するために、鉄鉱石の体積比がより高く、たとえ55体積%以上であっても好ましい場合がある。当業者は特定の可燃性及び爆発試験を考慮して、鉄担持材料及び木炭の特性に基づきケースバイケースで最小量を決定することとなろう。
しかしながら、高すぎない木炭含有量による上述の利点があるけれども、生産において幾つかの鉱石源及び/又は木炭源を使用することを考慮すると、焼結処理のためには、木炭及び鉄鉱石が多かれ少なかれ適切な比率で存在することが望ましいので、木炭含有量は低すぎてもよくない。したがって、混合材料は、少なくとも1重量%又は10重量%の木炭、好ましくは少なくとも20重量%、より好ましくは少なくとも30重量%の木炭を含むことが望ましい。特に好ましい範囲は、1~30重量%、5~20重量%、かつ可能性としては10~20重量%である。混合材料が複合体の形態であると、それを形成する混合物中の重量百分率は幾分低くなる可能性がある、例えば、混合物は複合体の形成方法において蒸発する液体成分を含むためである。
木炭含有量の低減に関連する上述の利点の恩恵を受けるため、及び焼結処理用に十分な量の鉄鉱石を提供するために、混合材料は少なくとも20重量%、好ましくは少なくとも30重量%、より好ましくは少なくとも50重量%の鉄鉱石を含んでいれば有利である。ここでも、これが複合体を指すとすれば、これらの複合体を形成する混合物中の重量百分率は、例えば液体成分の蒸発のために、幾分低くなる可能性がある。
通常、集合体又は集塊とみなすことができる凝集性複合体(coherent compound bodies)の形成は、木炭粒子が比較的小さいとより容易である。また、個々の木炭粒子のサイズが小さいほど、混合材料が複合体の形態であるか否かにかかわらず、焼結プラント処理における木炭の有効性を高めることができる。したがって、粒状木炭は、D90のふるいのサイズが10mm未満、好ましくは5mm未満、より好ましくは3.5mm未満であることが好ましい。言い換えれば、木炭粒子の少なくとも90%は10mm未満(又はそれぞれ5mm又は3.5mm)の最大サイズを有する。
本発明の方法においては、種々の種類の鉄含有材料、一般的には鉄鉱石を、(例えば複合体又は集合体中の)混合材料用に用いることができる。1つの実施形態によれば、粒状鉄含有材料は、焼結フィード(sinter feed)粒子を含み、これは、少なくとも大部分が0.1mmと6.3mmの間のふるいのサイズを有する。「焼結フィード」とは、上述のような比較的大きい/粗い粒サイズを有する鉄含有原料に一般的に使用される用語である。それは一般に、鉄鉱石から製造され、その化学的性質から、さらなる改良を行うことなく、高炉、直接還元及び/又は電気炉などの操作に適したものとなっている。言い換えれば、鉄鉱石中の鉄含有量は最初から比較的高い、即ち鉄化合物と脈石(gangue)材料は比較的よく分離されているため、脈石材料の含有量は低い。0.1mmと6.3mmの間のふるいのサイズについて「少なくとも大部分」と言う場合、これは0.1mm~6.3mmの最大サイズを有する粒子の少なくとも80%又は少なくとも90%であることを指す。
代替的にペレット化プラントの場合、又は追加的に焼結プラントの場合には、粒状鉄鉱石は、少なくとも大部分が0.15mm未満のふるいのサイズを有する精鉱(concentrate)及び/又はペレットフィード粒子(本明細書では単に「ペレットフィード」と言う)などのより小さい粒サイズを有する鉄含有材料を含むことができる。ここでも、これは、0.15mm未満の最大サイズを有する粒子の少なくとも80%又は少なくとも90%を指す。「ぺレットフィード」は、低品位鉄鉱石の改善により生じる純度の高い鉄鉱石材料である。その低品位鉄鉱石では、鉄含有量が低く、鉄化合物と脈石材料とがよく分離されていない。しかしながら、鉄鉱石を摺り潰す(ground)か又は他の方法で分離して粒サイズを小さくすると、鉄含有量が十分に高い粒子と、鉄含有量の低い(又は存在しない)粒子とを分離することが可能になる。鉄含有量の高い粒子は、ペレットフィードとして使用できる。焼結プラントの一般的な傾向として、適切な鉄鉱石はもはや容易に入手できないため、焼結フィードの品質が悪化している。このことは、ペレットフィードを少なくとも部分的に含むことによって補償することができる。
上述のように、複合体のサイズは、一般に、本発明の範囲で限定されない。
ただし、好ましくは、複合体の最大サイズは1mmと500mmの間であり、最大サイズがこの範囲を下回ったり上回ったりすると、複合体の製造及び/又は取り扱いが困難になる。小さな複合体、例えば、最大サイズが15mm未満のものは、「ペレット」と呼ぶことができ、一方、例えば、最大サイズが15mmと100mm間のより大きな複合体は、「ブリケット」と呼ぶことができ、さらに大きな複合体は、「ブロック」又は「レンガ」と呼ぶことができる。上述のように、個々の複合体は、球状、円筒状、直方体状、平ら又は不規則な形状であり得る。
特に個々の複合体の最大サイズが小さい場合には、その複合体がそのまま、即ちそれ以上の処理を行わずに焼結プラントで使用することが考えられる。別の実施形態によれば、複合体は、焼結プラントで使用される前に断片化される。断片化は、特に複合体を圧し潰すことにより行い得る。断片化処理は、鉄鉱石粒子から木炭粒子の部分的又は完全な分離を、また可能性としては個々の木炭及び/又は鉄鉱石粒子の断片化をも行い得る。特に、材料をペレット化プラントで使用する場合は、材料は通常、焼結処理に入る前に摺り潰される。
焼結プラントにおいては、主として焼結処理に木炭/鉄鉱石混合物を加える2つの方法がある。木炭/鉄鉱石混合物を焼結体混合ベッディングパイル(bedding pile)に加えることができる。焼結体混合ベッディングパイルは、通常、異なる原料の水平層で構成されている。焼結体混合ベッディングパイルを使用する場合、リクレーマ(reclaimers)は通常、材料を層に対して垂直に、垂直な形で取り除く。これにより、材料の良好な混合、より長期(例えば1~数週間)にわたる混合も可能になる。この場合、このようにして木炭/鉄鉱石混合物を容易に直接追加することができる。積層(stacking)中の木炭及び鉄鉱石粒子への偏析(segregation)に関する予防措置はこのようにして限定されたものとなる。それにもかかわらず、積層処理により、かつ投与ビン(dosing bins)を含む場合には、以下に記載する偏析の影響は、この場合にも考慮する必要がある。焼結プラント処理において木炭/鉄鉱石混合物を導入する第2の可能性は、焼結プラント備蓄庫(stock house)にある。この場合、混合物は、ロスインウエイト式フィーダー(loss-in-weight feeders)、計量ベルトコンベア、スクリューフィーダーなどの特別な投与システムによって焼結処理で投与される。この場合、その偏析が焼結処理中に問題となる焼結混合物の制御不能な組成を生む原因になるので、木炭/鉄鉱石混合物は偏析していないことが重要である。
木炭/鉄鉱石混合物を使用する際のペレット化プラントの場合には、焼結処理に入る前に材料を摺り潰す(grinded)必要があるため、第2の可能性は適用されない。したがって、上述のような偏析の影響は関係ない。
したがって、複合物の断片化は、断片化された材料が焼結プラントの焼結処理に導入される少し前に行うことが好ましく、それによって、木炭の粉塵発生又は燃焼に関するあらゆる問題を回避又は最小限に低減する。好ましくは複合物の圧し潰し(crushing)は、投与装置(dosing device)のすぐ上流の貯蔵サイロの出口で行われてもよい。稀ではあるが、混合材料が複合体の形態でなくても断片化していることも考えられる。一方、ペレット化プラントに導入された場合の複合物の断片化については、全ての成分は、焼結処理の前に、摺り潰しユニット内で別々に又は一緒に摺り潰されることになる。
混合材料は、追加材料なし又は最小限にした状態で、焼結法に使用できることが望ましい。即ち混合材料は、焼結処理への原料供給材料の主要部と成り得る。しかしながら、実際には、混合材料は焼結及びペレット化プラントにおける焼結処理のために、少なくとも10重量%の鉄含有材料、及び少なくとも5、好ましくは少なくとも10及びより好ましくは少なくとも20重量%の炭素含有材料(固定炭素)を提供し得る。特に焼結プラントにおいては、原料に追加すべきペレットフィードの必要量は、例えば90重量%以下、可能性としては60重量%未満の鉄含有材料に相当することとなる少量だけであることが好ましい。混合材料は、少なくとも10重量%、好ましくは少なくとも40重量%、又はより好ましくは少なくとも60重量%の炭素含有材料を提供できる。無煙炭及び/又は粉コークスを原料に追加する必要がないか、或いはこの追加の燃料量が炭素含有材料の80重量%以下、例えば60重量%未満又は40重量%未満に相当するのであれば、これもまた好ましい。
この明細書において、焼結なる語句(word)は、熱処理、いわゆる焼結処理によって形成された鉱石の集合体を意味する。得られる生成物は、例えばペレット又は焼結製品であり得る。
既に示した様に、この明細書における焼結プラントなる用語(term)は、焼結処理、とくにペレット化プラント及び焼結プラントを含む鉱石凝集プラント全般を包含する。
これは、典型的には従来のペレット化及び焼結処理と同様に、典型的には1000~1400℃での、かつ典型的には酸性雰囲気下(依然としてかなりの量のOがガス雰囲気中に含まれている)の炉内での熱処理に対して、焼結処理を維持するために混合物を提供することで達成できる。
次に、本発明の好ましい実施形態を、添付の図面を参照して例示により説明する。
焼結プラントに関連する本発明の第1の実施形態に係る方法の材料フローを説明する図である。 図1の方法の処理フロー図である。 ペレット化プラントに関連する本発明の第1の実施形態に係る方法の材料フローの説明図である。 図3の方法の処理フロー図である。 焼結プラントに関連する本発明の第2の実施形態に係る方法の材料フローの説明図である。 図5の方法の処理フロー図である。 ペレット化プラントに関連する本発明の第2の実施形態に係る方法の材料フローの説明図である。 図7の方法の処理フロー図である。
図1は、焼結プラントに適用した本発明方法の第1の実施形態を示す材料フロー図であり、図2はこの方法の処理フロー図である。次に、両図を参照して本方法を説明する。本方法の第1の工程では、100において、粒状鉄含有材料鉄鉱石1、熱分解された粒状バイオマス炭2及びバインダー3が提供される。
本説明では、簡略化のため、鉄含有材料1として鉄鉱石1を用い、熱分解されたバイオマス2として木炭2を用いる。しかし、これに限定するものと理解すべきではない。
粒状鉄鉱石1は例えば鉱石鉱山5等の鉄含有材料源から提供され、一方、粒状木炭は木炭プラント6から供給される。この実施形態では、粒状鉄鉱石1は、1と6.3mm間の粒サイズを有する焼結フィード、並びに1.5mm未満の粒サイズを有するペレットフィードを含む。或いは、焼結フィード又はペレットフィードのみをそれぞれ用いることも可能である。木炭2は、植物材料、例えば木材のゆっくりした熱分解によって製造されたものであり得るが、3.5mm未満のD90のふるいのサイズを有し得る。木炭粒子は、比較的高い炭素含有量、例えば65重量%以上、70重量%以上、又はたとえ75重量%以上であってもよい。バインダー3は、ベントナイトのようなミネラルバインダーや、サトウキビ糖蜜のような有機バインダーでよい。また、ミネラルバインダーと有機バインダーとの組み合わせでよい。
次の工程では、110で、粒状鉄鉱石1、粒状木炭2及びバインダー3を混合して混合物を形成する。混合物は、少なくとも1つの液体成分を含んでもよく、これはバインダー3の一部であってもよいし又は混合処理を容易にするために追加し得るものであってもよい。混合も行い得る集合ユニット4において、集合体7(agglomerates)が混合物から形成される(120で)。集合ユニット4は、木炭2の輸送距離を最小限に抑えるために、木炭プラント6の近く又はさらに木炭プラント6内に配置されていてもよい。しかし、より好適には、集合ユニット4を鉄鉱石鉱山や輸送港の近くに配置することも考えられる。必要に応じて、形成された集合体7は、バインダー3を硬化させるため、又は液体成分を蒸発させるために高温に晒してもよい。このようにして形成された集合体7は、粒状鉄鉱石1、粒状木炭2及びバインダー3を含み、硬化処理等により、可能性としてその最初の形態から化学的に変質することがあり得る。集合体7は、例えば最大サイズ10cmの直方体であり得る。
完成した状態の集合体7は、保管及び輸送に良好に適合した固体で凝集性複合体である。特に、木炭2は集合体に結合しているので、特別な安全上の予防措置を要せず、純粋な木炭2に関する燃焼リスクは殆ど排除される。完成した集合体7は、(例えば鉄道又はトラックによる)第1の陸上輸送機関11によって第1の港12に輸送され(130)、そこで長距離海外輸送13(140)のために船舶に移される。必要に応じて、ブリケット化ユニットが第1の港12の近くにあれば、第1の陸上輸送機関11は不要となろう。船が目的地である第2の港14に到着した後、集合体7は荷降ろしされ、再び輸送される。続いて、それらは、別の陸上輸送機関15によって、圧し潰しユニット17及び焼結プラント20を含む製鉄所16に輸送される(150)。集合体7は、焼結プラント20で使用する調製物(preparation)として、圧し潰しユニット17において圧し潰され(160)、それによって、圧し潰された材料18としてのより小さな粒子の混合物が得られる。場合によって、例えば集合体7の大きさが非常に小さい場合などでは、圧し潰しは省略してもよい。大部分の圧し潰された材料18は、通常は少なくとも少量のバインダーを備えた純鉄鉱石粒子又は純木炭粒子であり、一方他の粒子としては、鉄鉱石粒子と一緒に結合した少なくとも1つの木炭粒子が含まれ得る。集合体7が保管されている焼結プラント20の備蓄庫内に専用のビン(図示せず)があってもよい。そこで、それらを、定量取り出して圧し潰しかつ焼結プラント20の混合ドラム等に供給する搬送システム(例えばベルトコンベア)に載せることができる。混合材料(mix material)を焼結プラントの備蓄庫内で追加する代わりに、それらをさらに下流又は上流で焼結体混合ベッディングパイルに直接追加することもできる。
圧し潰しユニット17は、焼結プラント20の比較的近くに配置することができ、かつ木炭粒子に関連する粉塵発生又は燃焼リスクの問題を回避するために、圧し潰された材料18の圧し潰しユニット17から焼結プラント20への輸送のための特別な予防措置を講じることができる。追加成分19は170で追加される、これには、例えば鉄鉱石を集合体7から補うためのペレットフィード及び/又は焼結フィード、無煙炭及び/又は粉コークスのような化石燃料、非化石燃料、又は焼結処理のためにエネルギー要件を満たすための両者の組合せ、石灰、水又は他の適切な添加剤を含み得る。それから、180で焼結ベッド(sinter bed)を形成し、190で焼結を行う。圧し潰された材料18が追加成分19と混合するために備蓄庫に供給されることは注目に値する。代替的には、圧し潰された材料18を焼結ベッドに直接追加してもよい。集合体7からの木炭は、焼結処理のための固定した(fixed)炭素含有材料の全てであり得る。しかし、それは通常は、炭素含有材料の一部、例えば20重量%と90重量%との間の炭素含有材料だけである。いずれにせよ、化石燃料の量は排除されないとしても大幅に減少し、したがって焼結処理はCOニュートラルに近い。焼結処理の結果、品質が定められた焼結製品21aが200で引渡され、今度は高炉、直接還元、電気炉等での製鋼に用いることができる。本発明の方法の第1の実施形態の同じ文脈で、図3は材料のフロー図を示しており、ここで、第2の場所31において、複合混合物(compound mix)7は、焼結製品21aの代わりに、製品21bとしてペレットを有する、焼結プラント20に導入され、一方、図4はこの方法の対応する処理フロー図である。第1の実施形態の2つの発明方法は、焼結のための全ての成分、追加材料19及び圧し潰された材料18又は複合体、集合体7について、さらなる断片化、より具体的には摺り潰し171を行わなければならない点で主要な違いはあるものの、同様である。全ての成分は、次いで、圧し潰しユニット17のところで、典型的にはD80<0.045mmの粒サイズに摺り潰され、かつ焼結190が実施される前に、典型的には直径6~16mmの球体のペレットが形成される180。焼結190が行われた後、規定された品質のペレット製品21bが200で引渡される、今度は、高炉、直接還元炉及び又は電気炉等での製鋼に使用することができる。
図5は、焼結プラントに適用された本発明方法の第2の実施形態を示す材料フロー図であり、図6は、この方法の処理フロー図である。この実施形態は第1の実施形態にある程度まで似ているため、全部を再度詳細に説明することはしない。第1の工程では、100で、鉄鉱石鉱山5からの粒状鉄鉱石1及び木炭プラントからの粒状木炭2が提供される。粒サイズ及び組成は、第1の実施形態と同じであり得る。
必要に応じて、105で、粒状鉄鉱石1及び/又は粒状木炭2は、(第1の)陸上輸送機関9によって混合容器10の場所30に輸送し得る。110で、粒状鉄鉱石1と粒状木炭2とを混合容器10内で混合し、バインダーを含まない粒子混合物8を得る。混合は、粒状鉄鉱石1と粒状木炭2とを同時に混合容器10内に流し込むだけで、能動的又は受動的な方法で行うことができる。このようにして、粒子混合物8は、2種類の粒状物質(鉄及び木炭)のバルク混合物であり、このバルク形態で輸送される。本実施形態は、集合体が形成されない(したがって集合ユニット4がない)という点で、図1のそれと区別される。しかしながら、粒子混合物8は必要に応じて鉄鉱石1と共に導入される何らかの液体を含んでもよい。このような液体は、いくつかの木炭微粉及び塵を一時的に結合させるのに役立ち、このようにして、そうでなければ生じる粒状木炭2に関連する燃焼リスクを低減する。このようにして、粒子混合物8はバルク粒子形態で、(それぞれ第1又は第2の)陸上輸送11(例えば鉄道又はトラックによる)によって第1の港12に輸送され(130)、そこで長距離海外輸送13のために船舶に輸送される(140)。なお、混合容器10は、陸上輸送11に用いられる鉄道貨車、トラック等の一部であってもよい。陸上輸送11は、混合容器4が第1の港12に在るときは、必要に応じて不要となり得る。第2の港14において、粒子混合物8は荷降ろしされ、再び輸送される。続いて、それは、(150のところで)別の陸上(又は河川又は他の)輸送機関15によって、粒子混合物8が原料/供給原料として提供される焼結プラント20を含む製鉄所16に輸送される。粒子混合物8の圧し潰しは不要であり、そのまま使用することができる。混合材料の追加は、焼結プラントの備蓄庫(図示せず)内で、又はそれらはさらに下流、又はさらに上流で焼結体混合ベッディングパイルに直接追加して行うことができる。
追加成分19は、第1の実施形態に関して説明したように170で追加され、180で焼結ベッドが形成され、190で焼結が行われる。粒子混合物(particle mix)8が、追加成分19と混合するために備蓄庫に供給され得ることは、再び注目に値する。代替的には、粒子混合物8を焼結ベッドに直接追加してもよい。規定品質の焼結製品21aは200で引渡され、今度は、高炉での製鋼、直接還元、電気炉等に使用することができる。
本発明の方法の第2の実施形態の同じ文脈で、図7は材料のフロー図を示し、ここで、第2の場所31において、粒子混合物8は、焼結製品21aの代わりに製品21bとしてペレットを有する、焼結プラント20に導入され、他方、図8はこの方法の対応する処理フロー図である。第2実施形態の2つの発明方法は、焼結のための全ての成分、追加材料19及び粒子混合物8をさらに断片化、より具体的には摺り潰さなければならない171という主要な違いがあるものの、同様である。その際、全ての成分は、圧し潰しユニット17のところで、典型的にはD80<0.045mmの粒サイズに摺り潰され、かつ、焼結190が行われる前に、典型的には直径6から16mmの球体のペレットが形成される。焼結190が行われた後、規定の品質のペレット製品21bが200で引渡され、今度は、高炉、直接還元炉又は電気炉等内で製鋼に使用することができる。
両実施形態において、長距離輸送は船舶によって行われる。しかし、本発明は、列車による長距離輸送も含む。この場合、輸送は第1の場所から直接第2の場所へ1行程で実施し得る。
1 鉄含有材料,鉄鉱石
2 熱分解されたバイオマス,木炭
3 バインダー
4 集合ユニット
5 鉄鉱石鉱山
6 木炭プラント
7 複合体,集合体
8 粒子混合物
9 陸上輸送
10 混合容器
11 陸上輸送
13 陸上輸送
12 港
13 長距離海外輸送
14 港
15 輸送手段
16 製鉄所
17 圧し潰し又は摺り潰しユニット
18 圧し潰された又は摺り潰された材料
19 追加材料
20 焼結プラント(焼結プラント又はペレット化プラント)
21a 焼結製品
21b ペレット製品
30 第1の場所
31 第2の場所

Claims (24)

  1. 混合材料(7,8)が原料を供給するのに用いられ、混合材料(7,8)が粒状鉄含有材料(1)及び熱分解された粒状バイオマス(2)を混合形態で含むことを特徴とする、原料を焼結プラント(20)に供給する方法。
  2. 混合材料が長距離にわたって輸送され、その長距離は、少なくとも100km、好ましくは少なくとも500km、最も好ましくは数千kmであることを特徴とする、請求項1に記載された方法。
  3. 混合材料が列車又は船舶によって長距離にわたって輸送されることを特徴とする、請求項1又は2に記載された方法。
  4. 混合材料が複合体(7)の形態で使用され、各複合体(7)は、固体かつ凝集性であり、かつ、粒状鉄含有材料(1)及び熱分解されたバイオマス(2)を含むことを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載された方法。
  5. 原料を供給するのに先立って、
    粒状鉄含有材料(1)及び熱分解された粒状バイオマス(2)を提供し(100);
    混合物を得るために、少なくとも鉄含有材料(1)と熱分解されたバイオマス(2)とを混合し(110);かつ
    混合物から複合体(7)を形成する(120)、
    ことを含むことを特徴とする、請求項4に記載された方法。
  6. 少なくとも1つのバインダー(3)を提供すること(100)、及び混合物が、少なくとも鉄含有材料(1)、熱分解されたバイオマス(2)及び好ましくは有機バインダー又は無機バインダーを含む、少なくとも1つのバインダー(3)を混合すること(110)で得られること、を更に含むことを特徴とする、請求項5に記載された方法。
  7. 集合体がブリケットによって形成されることを特徴とする、請求項4から6のいずれかに記載された方法。
  8. 混合材料がバルク形態で焼結プラントに供給されることを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記載された方法。
  9. 混合材料(7,8)が、少なくとも1重量%、好ましくは少なくとも5重量%、より好ましくは少なくとも10重量%の熱分解されたバイオマス(2)を含むことを特徴とする、請求項1から8のいずれかに記載された方法。
  10. 混合材料(7,8)が、少なくとも20重量%、好ましくは少なくとも30重量%、より好ましくは少なくとも50重量%の鉄含有材料(1)を含むことを特徴とする、請求項1から9のいずれかに記載された方法。
  11. 混合材料中の粒状鉄担持材料の体積割合が5と80vol%の間であることを特徴とする、請求項1から10のいずれかに記載された方法。
  12. 熱分解された粒状バイオマス(2)が、10mm未満、好ましくは5mm未満、より好ましくは3.5mm未満のD90のふるいのサイズを有することを特徴とする、請求項1から11のいずれかに記載された方法。
  13. 粒状鉄含有材料(1)が、少なくとも大部分が0.1mmと6.3mmの間のふるいのサイズを有する焼結フィード粒子を含むことを特徴とする、請求項1から12のいずれかに記載された方法。
  14. 粒状鉄含有材料(1)が、少なくとも大部分が0.15mm未満のふるいのサイズを有するペレットフィード粒子を含むことを特徴とする、請求項1から13のいずれかに記載された方法。
  15. 複合体(7)が1mmと500mmの間の最大サイズを有することを特徴とする、請求項4から12のいずれかに記載された方法。
  16. 複合体(7)が焼結プラント(20)で使用される前に断片化(160)されることを特徴とする、請求項4から13のいずれかに記載された方法。
  17. 混合材料(7,8)が、焼結プラント(18)において焼結処理(190)のために少なくとも10重量%の鉄含有材料及び少なくとも5重量%の炭素含有材料を提供することを特徴とする、請求項1から16のいずれかに記載された方法。
  18. 鉄含有材料(1)は鉄鉱石(1)であり、及び/又は熱分解されたバイオマス(2)は木炭(2)であり、及び/又は複合体(7)は集合体(7)又は集塊であることを特徴とする、請求項1から17のいずれかに記載された方法。
  19. 鉄含有材料及び炭素含有材料が焼結プラントに供給され、かつ固体の鉄含有製品を形成するために、それらは焼結処理を維持するように炉内で加熱され、焼結プラントが、請求項1から18のいずれかに記載された方法により混合材料の供給を受けることを特徴とする、焼結プラントの運転方法。
  20. 混合材料(8)が、粒状鉄含有材料(1)と熱分解された粒状バイオマスとのバルク混合物である、請求項19に記載された方法。
  21. 混合材料(7)が、粒状鉄含有材料(1)及び熱分解された粒状バイオマスの集合体を含む請求項19に記載の方法。
  22. 焼結プラントは焼結プラントとして構成されており、酸化性雰囲気下にある炉内で焼成される前に、混合材料(7、8)は、必要に応じて圧し潰され及び/又は追加成分と結合されかつ必要に応じて集合され、かつ得られた焼結製品が圧し潰される、請求項19、20又は21のいずれかに記載された方法。
  23. 焼結プラントはペレット化プラントとして構成されており、混合材料を摺り潰しかつ、そこから鉄鉱石生ペレットを形成し、かつ生ペレットを酸化性雰囲気下の硬化炉(indurating furnace)に装入しかつ焼成して硬化ペレットを形成する、各工程を含む、請求項19、20又は21のいずれかに記載された方法。
  24. 混合材料及びバインダー材料を含む追加材料は、ペレット化プラントの圧し潰しユニット(17)で、好ましくはD80<0.045mmの粒サイズに摺り潰され、かつ摺り潰された材料から、好ましくは直径約6から16mmの生ペレットが球状に形成される、請求項23に記載された方法。
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