JP2023523056A - 無線リソース制御(rrc)インアクティブ状態での小規模データ伝送 - Google Patents

無線リソース制御(rrc)インアクティブ状態での小規模データ伝送 Download PDF

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Abstract

本実施形態のいくつかは、特定の無線ベアラ(RB)に関連付けられた上りリンク(UL)データを送信するためのユーザ機器(UE)のための方法を提供する。UEは、無線リソース制御(RRC)_CONNECTED状態にある間、基地局(BS)から、少なくともconfigured grant(CG)設定及びタイムアライメント(TA)タイマーを含む、RRCリリースメッセージを受信する。そして、UEは、RRCリリースメッセージの受信に応じて、RRC_INACTIVE状態へ遷移し、TAタイマーを開始又は再開始する。UEは、RRC_INACTIVE状態にある間、一つ又は複数の基準のセットが満たされたと判定した後、CG設定によって設定されたULリソースを介して、ULデータを送信し、基準のセットは、少なくともTAタイマーが動作しているという基準を含む。

Description

〔関連出願の相互参照〕
本出願は、代理人案件番号US81214(以下、「US81214出願」という)、“Method and Apparatus of Selection of UL Grant Type for Transmission in RRC INACTIVE State,”という名称の、2020年4月23日に出願された米国仮特許出願第63/014,648号の利益及び優先権を主張する。US81214出願の開示は、参照により本出願に完全に組み込まれる。
〔分野〕
本開示は、一般に無線通信に関し、より具体的に、UEが次世代無線ネットワークにおいてRRC_INACTIVE状態にある間の、ユーザ機器(UE)による小規模データ伝送に関する。
接続されたデバイスの数の大幅な増加及びユーザ/ネットワークトラフィック量の急速な増加に伴って、データ速度、遅延性、信頼性、及びモビリティを改善することによって、第5世代(5G)新無線(NR)といった、次世代無線通信システムのための無線通信の異なる態様を改善するために、様々な努力がなされてきた。5G NRシステムは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、大規模マシンタイプ通信(mMTC)、及び超信頼性低遅延性通信(URLLC)といった、様々な使用方法に対応して、ネットワークサービス及びタイプを最適化するための柔軟性及び設定可能性を提供するように設計される。
NRにおいて、ユーザ機器(UE)は、次世代無線アクセスネットワーク(RAN)内の様々な無線リソース制御(RRC)状態で動作し、それらの間で遷移することができる。これらの異なる状態は、RRC接続状態、RRCアイドル状態、及びRRCインアクティブ状態として知られる新たに追加された状態を含む。頻度の低い(例えば、周期的及び/又は非周期的)データ伝送を有するUEは一般に、RRC非アクティブ(RRC_INACTIVE)状態において、ネットワークによって維持される。RRC_INACTIVE状態におけるUEは、任意の下りリンク(DL)データ受信及び/又は上りリンク(UL)データ伝送のために、データを送信できず、接続を再開しなければならなかった(例えば、RRC_CONNECTED状態への移動/遷移)ことに留意されたい。そのために、リソースのスケジューリング(及びその後のリソースのリリース)は、各送信のデータパケットがどれほど小さく、頻繁ではないかにかかわらず、各データ伝送について行わなければならなかった。これは、不必要な電力消費及びシグナリングオーバーヘッドをもたらした。
非アクティブ状態にあるUEにおける小規模データパケットの送信に起因するシグナリングオーバーヘッドは、ネットワーク性能及び効率のためだけでなく、UEのバッテリ性能のためにも、UEの数が増加するにつれて、重大な問題になり得る一般的な問題であり得る。一般に、間欠的な小規模データパケットを送信する必要がある任意のデバイスは、非アクティブ状態での小規模データ伝送を可能にすることが利益となり得る。非アクティブ状態における小規模データ伝送を可能にするために、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は近年、例えば、非アクティブ状態での2ステップ及び/又は4ステップランダムアクセスチャネル(RACH)手順及び/又はconfigured grant(例えば、タイプ1CG)を利用するいくつかのメカニズムを導入した。しかしながら、これらのメカニズムは、最近になって導入されたばかりであるため、UEが非アクティブ状態にある間、小規模データ伝送におけるさらなる改善の必要性が存在する。
本開示は、ユーザ機器(UE)がRRC_INACTIVE状態にある間の、ユーザ機器(UE)による小規模データ伝送を対象とする。
本出願の第1の態様において、特定の無線ベアラ(RB)に関連付けられた上りリンク(UL)データを送信するためのユーザ機器(UE)のための方法が提供される。本方法は、無線リソース制御(RRC)_CONNECTED状態にある間、基地局(BS)から、少なくともconfigured grant(CG)設定及びタイムアライメント(TA)タイマーを含む、RRCリリースメッセージを受信する工程、RRCリリースメッセージの受信に応じて、RRC_INACTIVE状態へ遷移する工程、RRCリリースメッセージの受信に応じて、TAタイマーを開始又は再開始する工程、及びRRC_INACTIVE状態にある間、一つ又は複数の基準のセットが満たされたと判定した後、CG設定によって設定されたULリソースを介して、ULデータを送信する工程であって、基準のセットは、少なくともTAタイマーが動作しているという基準を含む、工程、を含む。
第1の態様の一実施形態は、BSから、RRC_INACTIVE状態にある間、タイミングアドバンスを更新するためのインディケーションを受信することに更に応じて、TAタイマーを開始又は再開始する工程、を更に含む。
第1の態様の別の実施形態は、基準のセットの内の一つが満たされていないと判定したとき、ランダムアクセス(RA)手順を開始する工程、を更に含む。
第1の態様の別の実施形態において、基準のセットは、ULデータのデータ量が閾値よりも小さいという基準を更に含む。
第1の態様の別の実施形態は、ULデータのデータ量が閾値より大きいとき、RRC接続再開手順を開始する工程、を更に含む。
第1の態様の別の実施形態において、データ量は、特定のRBに関連付けられたULデータの総量に基づいて、決定される。
第1の態様の別の実施形態において、基準のセットは、同期信号プロック(SSB)の参照信号受信電力(RSRP)が閾値より大きいという基準を更に含む。
第1の態様の別の実施形態において、基準のセットは、UEがULリソースを介してULデータを送信するとき、開始又は再開始される特定のタイマーが動作しているという基準を更に含む。
第1の態様の別の実施形態において、特定のRBは、小規模データ伝送のために設定される。
第1の態様の別の実施形態において、RRCリリースメッセージは、情報要素(IE)suspendConfigを更に含む。
第2の態様において、特定の無線ベアラ(RB)に関連付けられた上りリンク(UL)データを送信するためのコンピュータ実行可能命令を有する一つ又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体、及び少なくとも一つのプロセッサを含むUEが、提供される。プロセッサは、一つ又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体に結合され、無線リソース制御(RRC)_CONNECTED状態にある間、基地局(BS)から、少なくともconfigured grant(CG)設定及びタイムアライメント(TA)タイマーを含む、RRCリリースメッセージを受信する処理、RRCリリースメッセージの受信に応じて、RRC_INACTIVE状態へ遷移する処理、RRCリリースメッセージの受信に応じて、TAタイマーを開始又は再開始する処理、及びRRC_INACTIVE状態にある間、一つ又は複数の基準のセットが満たされたと判定した後、CG設定によって設定されたULリソースを介してULデータを送信する処理を実行するようにコンピュータ実行可能命令であって、基準のセットは、少なくともTAタイマーが動作しているという基準を含む、コンピュータ実行可能命令を実行するように設定される。
例示的な開示の態様は添付の図面と共に読まれるとき、以下の詳細な説明から最も良く理解される。様々な特徴は、一定の縮尺で描かれておらず、様々な特徴の寸法は、議論を明確にするために任意に増減されてもよい。
図1は、本出願の一例としての実施形態に従った、UE状態マシン及びUEの状態遷移を示す図である。 図2Aは、本出願の一例としての実施形態に従った、(例えば、小規模データ伝送のための)2ステップRAタイプを有するランダムアクセス(RA)手順を示す図である。 図2Bは、本出願の一例としての実施形態に従った、(例えば、小規模データ伝送のための)4ステップRAタイプを有するランダムアクセス手順を示す図である。 図3は、本出願の一例としての実施形態に従った、UEがRRC_INACTIVE状態にある間、上りリンク(UL)データを基地局に送信するためにUEによって実行される方法(又はプロセス)を示すフローチャートである。 図4は、本出願の一例としての実施形態に従った、無線通信のためのノードのブロック図を示す。
本出願における略語は、以下のように定義され、特に断らない限り、略語は、以下の意味を有する:
略語 フルネーム
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
5GC 5Gコア
ACK 肯定応答
AMF アクセス及びモビリティ管理機能
ARQ 自動再送要求
AS アクセス層
BCCH ブロードキャスト制御チャネル
BCH ブロードキャストチャネル
BFR ビーム障害回復
BS 基地局
BSR バッファ状態レポート
BWP 帯域幅部分
CA キャリアアグリゲーション
CBRA コンテンションベースランダムアクセス
CFRA コンテンションフリーランダムアクセス
CG Configured Grant
CM 接続管理
CN コアネットワーク
C-RNTI セル無線ネットワーク一時識別子
CS-RNTI 設定されたスケジューリング無線ネットワーク一時識別子
CSI-RS チャネル状態情報参照信号
DCI 下りリンク制御情報
DL 下りリンク
DRB データ無線ベアラ
DRX 間欠受信
HARQ ハイブリッド自動リピート要求
IE 情報要素
LCH 論理チャネル
LCG 論理チャネルグループ
LCP 論理チャネル優先順位付け
MAC 媒体アクセス制御
MIB マスター情報ブロック
MSG メッセージ
NAS 非アクセスストラタム
NG-RAN 次世代無線アクセスネットワーク
NR ニューラジオ
NW ネットワーク
PCell プライマリセル
PCCH ページング制御チャネル
PDCCH 物理下りリンク制御チャネル
PDCP パケットデータ収束プロトコル
PDU プロトコルデータユニット
PRACH 物理ランダムアクセスチャネル
PUCCH 物理上りリンク制御チャネル
PUSCH 物理上りリンク共有チャネル
PLMN 公衆陸上移動通信ネットワーク
QoS サービス品質
RA ランダムアクセス
RACH ランダムアクセスチャネル
RAN 無線アクセスネットワーク
RB 無線ベアラ
Rel リリース
RLC 無線リンク制御
RNA RANベース通知領域
RNTI 無線ネットワーク一時識別子
RRC 無線リソース制御
RSRP 参照信号受信電力
SCell セカンダリセル
SCG セカンダリセルグループ
SCS サブキャリア間隔
SDT 小規模データ伝送
SDU サービスデータユニット
SFN システムフレーム番号
SI システム情報
SIB システム情報ブロック
SINR 信号対干渉プラス雑音比
SLIV 開始及び長さインディケータ
SNPN 独立型非公衆ネットワーク
SR スケジューリング要求
SRB 信号無線ベアラ
SSB 同期信号ブロック
S-TMSI SAE一時的モバイル加入者識別
SUL 補助上りリンク
TA タイミングアドバンス又はタイムアライメント
TAG タイミングアドバンスグループ
TS 技術仕様
UE ユーザ機器
UL 上りリンク
UPF ユーザプレーン機能。
以下の記載は、本開示における例としての実施形態に関連する具体的な情報を含む。本開示の図面及び添付の詳細な説明は、単に例としての実施形態を対象とする。しかしながら、本開示は、単にこれらの例としての実施形態に限定されるものではない。本開示の他の変形例及び実施形態は、当業者に想起されるであろう。特に断らない限り、図中の同様の又は対応する要素は、同様の又は対応する参照番号によって示され得る。さらに、本開示における図面及び例示は、概して縮尺通りではなく、実際の相対的寸法に対応することを意図していない。
一貫性の目的及び理解の容易さのために、同様の特徴は、例としての図面において同じ数字によって識別されてよい(ただし、いくつかの実施例において、示されていない)。しかしながら、異なる実施形態における特徴は、他の点で異なってもよく、従って、図面に示されるものに狭く限定されるべきではない。
本明細書は、「一実施形態において」、又は「いくつかの実施形態において」という語句を使用し、これらの語句はそれぞれ、同じ又は異なる実施形態の一つ又は複数を参照し得る。用語「結合された」は、介在する部品によって、直接的又は間接的に接続されたものとして定義され、必ずしも物理的接続に限定されない。用語「含む(comprising)」は、利用されるとき、「含むが、必ずしもこれに限定されない」を意味し、それは特に、そのように記載された組み合わせ、グループ、シリーズ及び等価物におけるオープンエンドの包含又はメンバーシップを示す。表現「A、B及びCの内の少なくとも一つ」又は「以下の内の少なくとも一つ:A、B及びC」は、「Aのみ、又はBのみ、又はCのみ、又はA、B及びCの任意の組合せ」を意味する。
その上、説明及び非限定の目的のために、機能エンティティ、技法、プロトコル、規格といった、特定の詳細は、記載された技術の理解を提供するために記載される。他の実施例において、周知の方法、技術、システム、アーキテクチャ及び類似物の詳細な説明は、不必要な詳細で説明を不明瞭にしないように省略される。
当業者は、本開示で説明される任意のネットワーク機能又はアルゴリズムがハードウェア、ソフトウェア、又はソフトウェアとハードウェアの組合せによって実施され得ることを直ちに認識するであろう。説明された機能は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせであり得るモジュールに対応し得る。ソフトウェア実施形態は、メモリ又は他のタイプの記憶装置といった、コンピュータ可読媒体上に記憶されたコンピュータ実行可能命令を含むことができる。例えば、通信処理能力を有する一つ又は複数のマイクロプロセッサ又は汎用コンピュータは、対応する実行可能命令を用いてプログラムされ、記述されたネットワーク機能又はアルゴリズムを実行することができる。マイクロプロセッサ又は汎用コンピュータは、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブル論理アレイ、及び/又は一つ又は複数のデジタル信号プロセッサ(DSP)を使用して形成することができる。本明細書に記載されている例としての実施形態のいくつかは、コンピュータハードウェア上にインストールされ、実行されるソフトウェアを指向しているが、それにもかかわらず、ファームウェアとして、又はハードウェアとして、又はハードウェアとソフトウェアの組合せとして実施される代替の例としての実施形態は、本開示の範囲内に十分にある。
コンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク読取り専用メモリ(CD-ROM)、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶、又はコンピュータ可読命令を記憶可能な他の任意の同等の媒体を含むが、これらに限定されない。
無線通信ネットワークアーキテクチャ(例えば、ロングタームエボリューション(LTE)システム、LTE-アドバンスド(LTE-A)システム、LTE-アドバンスドプロシステム、又は5G NR無線アクセスネットワーク(RAN))は、通常、少なくとも一つの基地局と、少なくとも一つのUEと、ネットワークへの接続を提供する一つ又は複数のオプションのネットワーク要素と、を含む。UEは、一つ又は複数の基地局によって確立されたRANを介して、ネットワーク(例えば、コアネットワーク(CN)、進化型パケットコア(EPC)ネットワーク、進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)、5Gコア(5GC)、又はインターネット)と通信する。
なお、本出願において、UEは、移動局、移動端末又は装置、ユーザ通信無線端末を含むことができるが、これらに限定されない。例えば、UEは、携帯無線機器であってよく、携帯電話機、タブレット、ウェアラブルデバイス、センサ、車両、又はワイヤレス通信能力を有するパーソナルデジタルアシスタント(PDA)を含むが、これらに限定されない。UEは、無線アクセスネットワーク内の一つ又は複数のセルとエアインターフェースを介して信号を受信及び送信するように設定される。
基地局は、基本広帯域符号分割多元接続(W-CDMA)、高速パケットアクセス(HSPA)、LTE、LTE-A、eLTE(進化型LTE、例えば、5GCに接続されたLTE)、NR(しばしば5Gと呼ばれる)、及び/又はLTE-A Proに基づいた、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMAX)、移動通信のためのグローバルシステム(GSM、しばしば2Gと呼ばれる)、無線アクセスネットワークのためのGSM拡張データ速度(EDGE)(GERAN)、汎用パケット無線サービス(GPRS)、汎用移動通信システム(UMTS、しばしば3Gと呼ばれる)の無線アクセス技術(RAT)の内の少なくとも一つに従って通信サービスを提供するように設定することができる。しかしながら、本出願の範囲は、上述のプロトコルに限定されるべきではない。
基地局は、UMTSにおけるようなノードB(NB)、LTE又はLTE-Aにおけるような進化型ノードB(eNB)、UMTSにおけるような無線ネットワークコントローラ(RNC)、GSM/GSMエボリューションのためのGSM拡張型データ速度(EDGE)無線アクセスネットワーク(GERAN)におけるような基地局コントローラ(BSC)、5GCに関連する進化型ユニバーサル地上無線アクセス(E-UTRA)BSにおけるような次世代eNB(ng-eNB)、5Gアクセスネットワーク(5G-AN)におけるような次世代ノードB(gNB)、及びセル内の無線通信を制御し、無線リソースを管理することができる任意の他の装置を含むことができるが、これらに限定されない。BSは、ネットワークへの無線インターフェースを介して一つ又は複数のUEにサービスを提供するように接続することができる。
基地局は、RANに含まれる複数のセルを使用して、特定の地理的エリアに無線カバレッジを提供するように動作可能であってよい。BSは、セルの動作をサポートすることができる。各セルは、その無線カバレッジ内の少なくとも一つのUEにサービスを提供するように動作可能であり得る。具体的に、各セル(しばしばサービングセルと呼ばれる)は、その無線カバレッジ内の一つ又は複数のUEにサービスを提供することができる(例えば、各セルは、DL及び任意でULパケット送信のために、その無線カバレッジ内の少なくとも一つのUEに、下りリンク(DL)及び任意で上りリンク(UL)リソースをスケジュールする)。BSは、複数のセルによって、無線通信システム内の一つ又は複数のUEと通信することができる。
セルは、近接サービス(ProSe)又はビークルトゥエブリシング(V2X)サービスをサポートするためにサイドリンク(SL)リソースを割り当てることができる。各セルは、他のセルと重複したカバレージエリアを有することができる。マルチRATデュアル接続(MR-DC)の場合において、マスターセルグループ(MCG)又はセカンダリセルグループ(SCG)のプライマリセルは、スペシャルセル(SpCell)と呼ばれることがある。プライマリセル(PCell)は、MCGのSpCellを指すことができる。プライマリSCGセル(PSCell)は、SCGのSpCellを指すことができる。MCGは、SpCell及び任意で一つ又は複数のセカンダリセル(SCell)を含む、マスタノード(MN)に関連付けられたサービングセルのグループを指すことができる。SCGは、SpCell及び任意で一つ又は複数のSCellを含む、セカンダリノード(SN)に関連付けられたサービングセルのグループを指すことができる。
上述したように、NRのためのフレーム構造は、高信頼性、高データ速度、及び低遅延性要件を満たしながら、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、大容量マシンタイプ通信(mMTC)、超高信頼性及び低遅延性通信(URLLC)といった、様々な次世代(例えば、5G)通信要件に対応するための柔軟な設定をサポートすることである。3GPPで合意されたような直交周波数分割多重(OFDM)技術は、NR波形のベースラインとしてサーブし得る。適応副搬送波間隔、チャネル帯域幅、及びサイクリックプレフィックス(CP)といったスケーラブルなOFDMニュメロロジーも使用することができる。加えて、NRのために2つの符号化方式:(1)低密度パリティ検査(LDPC)符号と(2)ポーラ符号、を検討した。符号化方式適応は、チャネル条件及び/又はサービスアプリケーションに基づいて設定され得る。
さらに、単一のNRフレームの送信期間TXにおいて、下りリンク(DL)送信データ、ガード期間、及び上りリンク(UL)送信データが少なくとも含まれるべきであり、DL送信データ、ガード期間、及びガード期間のそれぞれの部分において、UL送信データはまた、例えば、NRのネットワークダイナミクスに基づいて設定可能であるべきであることも考慮される。その上、サイドリンクリソースは、ProSeサービス又はV2Xサービスをサポートするために、NRフレーム内に提供されてもよい。
その上、本明細書における用語「システム」及び「ネットワーク」は、互換的に使用されてよい。本明細書における用語「及び/又は」は、関連付けられたオブジェクトを記述するための関連付け関係に過ぎず、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在する、A及びBが同時に存在する、又はBが単独で存在することを示し得る。その上、本明細書における文字「/」は一般に、前者及び後者の関連付けられたオブジェクトが「又は」関係にあることを表す。
上述したように、次世代(例えば、5G NR)無線ネットワークは、より多くの能力、データ、及びサービスをサポートすることが想定される。マルチコネクティビティが設定されたUEは、アンカーとしてマスターノード(MN)に接続し、データ配信のために一つ又は複数のセカンダリノード(SN)に接続できる。これらのノードの各々は、一つ又は複数のセルを含むセルグループによって形成されてよい。例えば、MNは、マスターセルグループ(MCG)によって形成され、SNは、セカンダリセルグループ(SCG)によって形成される。換言すると、デュアルコネクティビティ(DC)を用いて設定されたUEの場合、MCGは、PCell及びゼロ又はそれ以上のセカンダリセルを含む一つ又は複数のサービングセルのセットである。逆に、SCGは、PSCell及びゼロ又は複数のセカンダリセルを含む一つ又は複数のサービングセルのセットである。
また上述したように、プライマリセル(PCell)は、プライマリ周波数上で動作するMCGセルであってよく、UEは、その中で、初期接続確立手順を実行する、又は接続再確立手順を開始する。MR-DCモードにおいて、PCellは、MNに属し得る。プライマリSCGセル(PSCell)は、UEがランダムアクセスを実行する(例えば、同期手順を用いて再設定を実行する)とき、SCGセルであってもよい。MR-DCにおいて、PSCellは、SNに属し得る。特殊セル(SpCell)は、媒体アクセス制御(MAC)エンティティがMCG又はSCGに関連付けられているかどうかに応じて、MCGのPCell又はSCGのPSCellと呼ぶことができる。そうでない場合、用語「特殊セル」は、PCellを指すことがある。特殊セルは、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)送信及びコンテンションベースランダムアクセスをサポートすることができ、常にアクティベートされ得る。その上、CA/DCで設定されていないRRC_CONNECTED状態にあるUEの場合、プライマリセルであり得る一つのサービングセル(SCell)のみと通信し得る。逆に、CA/DCで設定されるRRC_CONNECTED状態にあるUEの場合、特殊セル及び全てのセカンダリセルを含むサービングセルのセットは、UEと通信することができる。
上述したように、NRにおいて、UEの動作モードとして、三つの異なるRRC状態は、サポートされる。これら三つの状態は、RRC_CONNECTED状態、RRC_IDLE状態、及びRRC_INACTIVE状態を含む。UE(又はUEのRRC層)は、これら三つのRRC状態の内の一つで動作することができる。RA手順中に実行されるULデータ伝送を除いて、ULデータ伝送は一般に、RRC_CONNECTED状態においてのみUEによって実行されることを許可され得る。
図1は、本出願の例示的な実施形態による、次世代無線アクセスネットワーク内でUEが取ることができる様々なRRC状態及びRRC遷移手順を示すRRC状態遷移図である。RRC状態遷移図100は、RRC_CONNECTED状態110、RRC_INACTIVE状態120、及びRRC_IDLE状態130を含み得る。いくつかの実施形態において、RRC Connected、RRC Inactive、RRC Idle状態は互いに独立した三つのRRC状態であってよい。図1に示すように、UEは、三つのRRC状態の間で遷移することができる。
例えば、UEは、RRC_CONNECTED状態110からRRC_INACTIVE状態120に遷移することができ、又は、RRC_INACTIVE状態120からRRC_CONNECTED状態110又はRRC_IDLE状態130のいずれかに遷移することができる。しかしながら、RRC状態遷移図100に示されるように、いくつかの実施形態において、UEは、RRC Idle状態130からRRC Inactive状態120に直接遷移しないことがある。すなわち、UEは、いくつかのこのような実施形態において、RRC Connected状態110を介して、RRC Idle状態130からRRC Inactive状態120に遷移し得る。本実施形態のいくつかの態様において、UEは、RRC一時停止(又は一時停止を有するRRCリリース)手順を使用して、RRC Connected状態110からRRC Inactive状態120に遷移することもできる。逆に、UEは、RRC(接続)再開手順を使用して、RRC Inactive状態120からRRC Connected状態110に遷移することができる。その上、UEは、RRC Idle状態130からRRC Connected状態110に遷移するためにRRC確立手順を使用しながら、RRC Connected状態110又はRRC Inactive状態120からRRC Idle状態130に遷移するためにRRCリリース手順を使用することができる。
いくつかの実施形態において、RRC_INACTIVE状態において、UEは、(例えば、UEがAMFとのシグナリング接続を有する場合)接続管理(CM)-CONNECTEDのままであり得、NG-RANに通知することなく、NG-RAN(例えば、RNA)によって設定されたエリア内を移動し得る。RRC_INACTIVE状態において、(例えば、gNBに関連付けられた)最後のサービングセルは、UEコンテキストと、サービングAMFとUPFとのUE関連付けNG接続を維持することがある。
いくつかの実施形態において、RRC_INACTIVE状態は、小規模データ伝送(SDT)、PLMN選択、システム情報のブロードキャスト、セル再選択モビリティ、NG-RAN(RANページング)によって開始されるページング、NG-RANによって管理されるRANベースの通知エリア(RNA)、NG-RANによって設定されるRANページングのためのDRX、UEのために確立される5GC-NG-RAN接続(例えば、両方の制御/ユーザ(C/U)プレーン)、NG-RAN及びUEに保存されるUE ASコンテキスト、UEが属するRNAを決定するNG-RANなど、様々な機能及び/又は特性をサポートすることができる。いくつかの実施形態において、5GCネットワークに接続されたNRの場合、RRC_INACTIVE状態でUEコンテキストを識別するためにUEのアイデンティティ(例えば、I-RNTI)は、使用され得る。I-RNTIは、新しいNG-RANノードに、古いNG-RANノードに対応するUEコンテキストへの参照を提供することができる。
いくつかの実施形態において、RRC_INACTIVE状態のUEのASコンテキストは、接続が中断されたとき(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)に保存され、接続が再開されたとき(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態からRRC_CONNECTED状態に遷移したとき)に復元/取得され得る。RRC接続の一時停止は、ネットワークによって開始され得る。RRC接続が一時停止されるとき、UEは、UE Inactive ASコンテキスト(及びネットワークから受信した任意の関連する設定)を保存し、RRC_Inactive状態に遷移し得る。UEがSCGを用いて設定される場合、UEは、RRC Connection Resume手順の開始時にSCG設定をリリースし得る。RRC接続を一時停止するRRCメッセージは、統合的に保護され、暗号化され得る。一時停止されたRRC接続からの再開は、UEがRRC_INACTIVE状態からRRC_CONNECTED状態に遷移する必要がある時、上位層によって開始される、又はRRC層によってRNA更新を実行する、又は例えばNG-RANからのRANページングによって開始され得る。RRC接続が再開されるとき、ネットワークは、RRC接続再開手順に従って、及び保存されたUE Inactive ASコンテキスト(及びネットワークから受信した任意の関連するRRC設定)に基づいて、UEを設定することができる。RRC接続再開手順は、ASセキュリティを再アクティベートし、SRB及びDRBを再確立することができる。
いくつかの実施形態において、RRC接続を再開する要求に応じて、ネットワークは、次の手順のいずれかを実行し得る。いくつかの実施形態において、このような要求に応じて、ネットワークは、一時停止されたRRC接続を再開し、UEをRRC_CONNECTED状態に送る、又は要求を拒否し、UEをRRC_INACTIVE状態に(例えば、待機タイマーで)送り得る。いくつかの他の実施形態において、ネットワークは、要求に応じてRRC接続を直接的に、再度一時停止し、UEをRRC_INACTIVE状態に送る、又は(RRC)接続を直接的にリリースし、UEをRRC_IDLEモードに送り得る。さらに他の実施形態において、RRC接続を再開する要求に応じて、ネットワークは、(例えば、UEにRRCセットアップメッセージを送ることによって)NASレベル回復を開始するようにUEに命令し得る。
その上、RRC_INACTIVE状態において、上位層(又はRRC層)は、UEの特定のDRXを設定し得る。UEの制御されたモビリティは、RRC_INACTIVE状態のネットワーク設定に基づき得、UEは、UE非アクティブASコンテキストを保存し得る。その上、RANベースの通知領域は、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき、RRC層によって設定され得る。更に、UEは、RRC_INACTIVE状態にある間、(例えば、DCIを介してP-RNTIで送信される)ショートメッセージを監視すること、(例えば、5G-S-TMSIを使用して)CNページング及び(例えば、フルI-RNTIを使用して)RANページングのためのページングチャネルを監視すること、(例えば、フルI-RNTIを使用して)隣接セル測定及びセル(再)選択を実行すること、RANベースの通知エリア更新を定期的に及び/又は設定されたRANベースの通知エリアの外に移動するときに実行すること、並びに(例えば、設定されている場合)システム情報を取得し、SI要求を送信することなどの他の機能を実行することができる。
〔ランダムアクセス手順〕
いくつかの実施形態において、2つのタイプのランダムアクセス(RA)手順は、UEのためにサポート/設定され得る。例えば、MSG1を用いる4ステップRAタイプ、及びMSGAを用いる2ステップRAタイプである。両方のタイプのRA手順は、コンテンションベースランダムアクセス(CBRA)及びコンテンションフリーランダムアクセス(CFRA)をサポートする。
UEは、例えば、以下のようなネットワーク設定に基づいて、ランダムアクセス手順の開始時にランダムアクセスの種類を選択する:
-CFRAリソースが設定されないとき、RSRP閾値は、2ステップRAタイプと4ステップRAタイプとの間で選択するためにUEによって使用され得る;
-4ステップRAタイプのためのCFRAリソースが設定されるとき、UEは、4ステップRAタイプを用いてRAを実行することができる;及び/又は、
-2ステップRAタイプのためのCFRAリソースが設定されるとき、UEは、2ステップRAタイプを用いてRAを実行することができる。
図2Aは、本出願の一例としての実施形態に従った、(例えば、小規模データ伝送のための)2ステップRAタイプのランダムアクセス手順を示す図210である。図210は、UE202及び基地局204(例えば、gNB)を含み、UE202は、2ステップRAタイプを用いたランダムアクセス手順を介して、RRC再開要求及び/又は上りリンク(UL)データ(例えば、小規模データ)を基地局204に送信し得る。
図2Aに示すように、アクション212は、UE202がランダムアクセス(RA)プリアンブル及び/又はRRC再開要求(例えば、MSG A)を基地局204に送信することを含む。MSG Aは、RACHリソース及びPUSCHペイロードを含むことができる。RAプリアンブルは、MSG AのRACHリソースを介して送信されることができる。RRC再開要求は、MSG AのPUSCHペイロードを介して送信されることができる。基地局204は、UE202にRAプリアンブルを送信させるために使用されることができるRACHリソースを設定することができる。いくつかの実施形態において、RACHリソースは、特に小規模データ伝送の目的のために設定され得る。UE202は、設定されたRACHリソース(例えば、時間リソース、周波数リソース、及びシーケンスリソースの組み合わせによって規定される)から(小規模データ伝送の目的のための)RACHリソースを選択し得る。次いで、UE202は例えば、小規模データ伝送の目的のために、MSG Aの選択されたRACHリソースを使用してRAプリアンブルを送信することができる。UE202は、MSGAのPUSCHペイロードを介してRRC再開要求を送信することができる。ULデータ(例えば、小規模データ)は、MSG AのPUSCHペイロードを介して送信されるRRC再開要求と多重化されてもよい。
図2Aに示されるように、アクション214は、例えば、基地局204がRAプリアンブル及び/又はULデータを検出したとき、基地局204がUE202にランダムアクセス応答(RAR)(例えば、MSG B)を送信することを含む。ULデータ伝送(例えば、小規模データ伝送)のために、基地局204は、基地局204がMSG AにおいてULデータを正常に受信したか否かをUE202に示すために、MSG Bにおいて肯定応答(ACK)/否定応答(NACK)メッセージを提供し得る。
図2Bは、本出願の一例としての実施形態に従った、(例えば、小規模データ伝送のための)4ステップRAタイプを用いるランダムアクセス手順を示す図220である。図220は、UE202及び基地局204(例えば、gNB)を含み、UE202は、4ステップRAタイプを用いるランダムアクセス手順を介して、RRC再開要求及び/又はULデータ(例えば、小規模データ)を基地局204に送信し得る。
図2Bに示すように、アクション222は、UE202がRAプリアンブル(例えば、MSG 1)を基地局204に送信することを含む。基地局204は、UE202にRAプリアンブルを送信させるために使用され得るRACHリソースを設定し得る。いくつかの実施形態において、RACHリソースは、特に小規模データ伝送の目的のために設定されてよい。いくつかの実施形態において、UE202は、設定されたRACHリソース(例えば、時間リソース、周波数リソース、及びシーケンスリソースの組合せによって規定される)から(小規模データ伝送の目的のために)RACHリソースを選択し得る。次いで、UE202は、例えば小規模データ伝送の目的のために、選択されたRACHリソースを使用してRAプリアンブルを送信することができる。
アクション224は、例えば基地局204がRAプリアンブルを検出するとき、基地局204がRAR(例えば、MSG 2)をUE202に送信することを含む。基地局204はRAプリアンブルを送信したUE202を識別することができなかった可能性があるため、RARは、基地局204によってカバーされるセル全体にわたって送信され得る。例えば、RARがマッピングされる物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)リソースは、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)を介して基地局204によってUE202に示され得る。また、RARは、上りリンクにおけるUE202によって使用されるべきリソースに関する情報、又はUE202のための上りリンク送信タイミングに関する情報を含んでもよい。
アクション226は、アクション224において、RARを介して基地局204によって提供される上りリンクリソース(例えば、PUSCHリソース)を使用して、UE202が、RRC再開要求(例えば、MSG 3)を送信することを含む。本実施形態のいくつかにおいて、UE202は、RRC再開要求メッセージを基地局204に送信することができ、RRC再開要求メッセージは、RRC_CONNECTED状態への遷移を要求することも、要求しないこともできる。いくつかの実施形態において、ULデータ(例えば、小規模データ)はまた、MSG 3を介して送信されるRRC再開要求メッセージを用いて多重化され得る。
アクション228は、基地局204がコンテンション解決(例えば、MSG 4)のためのPDCCH送信をUE202に送信することを含む。本実施形態のいくつかにおいて、基地局204は、基地局204がMSG 3内のULデータを正常に受信したか否かをUE202に示すために、MSG 4内に確認応答(ACK)/否定応答(NACK)メッセージを提供してもよい。
いくつかの実施形態において、2ステップRAタイプを用いるRA手順のMSGAは、PRACH上のプリアンブル、及びPUSCH上のペイロードを含み得る。いくつかのこのような実施形態において、MSGA送信後、UEは、設定されたウィンドウ内でネットワークからの応答を監視してもよい。CFRAの場合、ネットワーク応答を受信すると、UEは、ランダムアクセス手順を終了し得る。CBRAの場合、コンテンション解決が成功した場合、例えば、ネットワーク応答を受信すると、UEは、ランダムアクセス手順を終了し得る。フォールバックインディケーションがMSGBで受信された場合、UEは、MSG3送信を実行し、コンテンション解決を監視することができる。MSG3(再)送信後にコンテンション解決が成功しない場合、UEは、MSGA送信に戻ることができる。いくつかの実施形態において、2ステップRAタイプを用いるランダムアクセス手順がいくつかのMSGA送信後に完了しない場合、UEは、4ステップRAタイプを用いるCBRAに切り替えるように設定され得る。
SULを用いて設定されたセルにおけるランダムアクセスの場合、ネットワークは、どのキャリア(例えば、UL又はSULキャリア)が使用され得るかを明示的にシグナリングし得、そうでない場合、UEは、DLの測定された品質がブロードキャスト閾値よりも低い場合、SULキャリアを選択し得る。UEは、2ステップRAタイプ又は4ステップRAタイプを用いてRA手順の間で選択する前に、キャリア選択を実行することができる。2ステップRAと4ステップRAタイプとの間で選択するためのRSRP閾値は、UL及びSULのために別々に設定され得る。一旦開始されると、ランダムアクセス手順の全ての上りリンク送信は、選択されたキャリア上に留まることができる。
〔CONFIGURED GRANT〕
いくつかの実施形態において、上りリンクにおいて、基地局(例えば、gNB)は、PDCCH上のC-RNTI/CS-RNTIを介して、UEにリソースを動的に割り当てることができる。UEは、その下りリンク受信が有効化されたとき、上りリンク送信のための可能なconfigured grantを見つけるために、PDCCHを監視することができる(例えば、UEは設定されたとき、DRXによって管理された活動を行うことができる)。CAが設定されるとき、同じC-RNTI/CS-RNTIは、全てのサービングセルに適用され得る。その上、基地局は、configured grantを用いて、UEへの初期HARQ送信のために上りリンクリソースを割り当てることができる。
いくつかの実施形態において、2タイプの設定された上りリンクグラントが設定され得る。タイプ1のconfigured grant(CG)を用いると、RRCシグナリングは、設定された上りリンクグラント(例えば、周期性を含む)を直接提供することができる。タイプ2CGを用いると、RRCシグナリングが設定された上りリンクグラントの周期性を定義することができ、一方で、CS-RNTIにアドレス指定されたPDCCHは設定された上りリンクグラントをシグナリングし、アクティベートするか、又は非アクティベートすることができる。すなわち、CS-RNTIにアドレス指定されたPDCCHは、非アクティベートされるまで、上りリンクグラントがRRCシグナリングによって定義された周期性に従って暗黙的に再使用されことができることを示すことができる。
いくつかの実施形態において、タイプ1及びタイプ2のCGが、サービングセル毎に、及びBWP毎に、RRCシグナリングによって設定される。いくつかのそのような実施形態において、複数の設定が例えば、異なるサービングセル上で同時にアクティブであり得る。タイプ2のCGの場合、アクティベーション及び非アクティベーションは、サービングセルに依存し得る。同じサービングセルの場合、UE/MACエンティティは、タイプ1又はタイプ2の何れかで設定され得る。
いくつかの実施形態において、configured grantタイプ1が設定される時、RRCは、異なるパラメータを設定し得る。例えば、RRCは、再送に使用されるcs-RNTIパラメータ、configured grantタイプ1の周期性を示す周期性パラメータ、時間領域におけるSFN=0に対するリソースのオフセットを示すtimeDomainOffsetパラメータ、startSymbolAndLengthを含む時間領域における設定された上りリンクグラントの割り当てのためのtimeDomainAllocationパラメータ(例えば、技術仕様38.214のSLIV)、及びconfigured grantのためのHARQプロセスの数を示すnrofHARQ-Processesパラメータを設定することができる。
(例えば、上位層によって)サービングセルのためのconfigured grantタイプ1を設定すると、UE/MACエンティティは、上位層によって提供された上りリンクグラントを、示されたサービングセルのための設定された上りリンクグラントとして保存することができる。UE/MACエンティティはまた、timeDomainOffset及びS(技術仕様(TS)38.214で指定されるSLIVから導出される)パラメータに従ってシンボル内で開始し、周期性を伴って再発生するように、設定された上りリンクグラントを初期化又は再初期化することができる。
上述したように、NRにおいて、RRC_INACTIVE状態における小規模ULデータ伝送(SDT)が可能である。RRC_INACTIVE状態における小規模データ伝送のための解決方法は、サービスに依存せず、異なるサービス要件をもたらし得る。いくつかの実施形態において、小規模データ伝送は、RACHベースメカニズムを使用することによって(例えば、2ステップRAタイプ及び/又は4ステップRAタイプを用いたRA手順を介して)、及び/又は事前設定されたPUSCHリソース(例えば、configured grantタイプ1)を使用することによって実施され得る。
RRC_INACTIVE状態における上りリンクデータ伝送に使用されるUE ASコンテキスト(例えば、UE Inactive ASコンテキスト)は、RRC_INACTIVE状態からRRC_CONNECTED状態への状態遷移で使用されるものと類似し得る。UE ASコンテキストは、UEがRRC_INACTIVE状態に遷移するとき、ネットワークによって割り当てられ、UE(ネットワーク内だけでなく)に保存されてもよい「asコンテキストID」を介してネットワーク内の位置を特定され、識別されてもよく、UEが小規模データを送信しようとするとき、及び/又はRRC_CONNECTED状態への遷移を実行しようとするとき、ASコンテキストの位置を特定するために使用されてもよい。UE ASコンテキストは、例えば、小規模データ伝送をトリガーするとき、及び/又はRRC_INACTIVEからRRC_CONNECTED状態に遷移するとき、「アンカー」/ソース基地局に保存されてもよく、必要なときに、新しいサービス基地局によってフェッチされてもよい。UE IDは、RAN内のUEコンテキストを一意に識別でき得る。
小規模データ伝送は、コンテンション解決(例えば、少なくともRACHが使用されるとき)のために、「第1の」メッセージの中で送信されたASコンテキストIDを使用し得る。小規模データを有する「第1の」メッセージが受信された後、ネットワークは、例えば、DL RRCメッセージ(例えば、RRCConnectionResumeメッセージ)を介して、RRC_CONNECTED状態に移行し得ることをUEに通知することができ得る。小規模データを有する「第1の」メッセージは、必要に応じて、ネットワークが過負荷制御と優先順位付けを適用できるようにするための情報を提供し得る。UEは、初期の上りリンク伝送を用いる「第1の」メッセージにおいて、ネットワークがUEをRRC_CONNECTED状態に移行させることを可能にするため、又はUEをRRC_INACTIVE状態のままにすることを可能にするために必要な全ての情報を、ネットワークに提供することができる。例えば、情報は、BSRを含み得る。
いくつかの実施形態において、小規模データ伝送は、少なくともRLC ARQメカニズムをサポートし得る。ネットワークは、UEがRRC_INACTIVE状態において小規模データを送信する時、コンテキスト更新を実行する能力を持ちうる。そのコンテキスト更新は、RRCシグナリングに依存することができ、「第2の」メッセージ(例えば、RRCConnectionResumeメッセージ、又は小規模データ伝送によってトリガーされる制御応答メッセージ)において行われ得る。RRC_INACTIVE状態におけるUEコンテキストは、無線ベアラ、論理チャネル、セキュリティなどの設定を含み得る。UEは、RRC_CONNECTED状態と同じPDCPエンティティを維持し、PDCP COUNTとPDCPエンティティのSNを維持し得る。
一つ又は複数の特定のRB(例えば、DRB及び/又はSRB)は、RRC_INACTIVE状態に維持され得、関係するサービスに関連付けられたDRB及び/又はSRB上で小規模データ伝送が行われ得る。RRC_INACTIVE状態における小規模データ伝送の場合、UEは、設定されたRB(例えば、小規模データ伝送のために設定されたDRB及び/又はSRB)のために小規模データ伝送を実行し得る。設定されたQoSを有するベアラがUL小規模データ伝送のために使用されることを許可される場合、QoSは、依然として満たされることが要求され得る。
いくつかの実施形態において、RRC接続再開要求は、ネットワークがコンテンション解決手順を実行し、UE ASコンテキストを識別し、正しいUEを検証するために、少なくとも必要な情報を含み得る。ネットワークからの応答(例えば、RRC接続再開メッセージ)を受信すると、UEは、正しいネットワークを識別し、コンテンション解決手順を実行し、DLデータを受信し、RRC_INACTIVE状態のままである、又は以前に中断された接続を再開する(例えば、RRC_CONNECTED状態に移行する)ことを可能になり得る。DL送信/応答及び後続のUL送信は、UEがRRC_CONNECTED状態に移行する必要無しにサポートされ得る。
HARQ ACK/NACK送信は、MSG3が送信されるときにサポートされ得る(例えば、UEは第1のULパケットを送信すると、DL PDCCHを継続的に監視することが期待され、UEが引き続きDLチャネルをリッスンするとき、DL RLC ACK/NACKメッセージが通常どおりスケジュールされ得る)。UEは、ネットワークがUEをRRC_INACTIVE状態のままにするか、又はUEをRRC_CONNECTED状態に移行させるかを決定できるようにする情報をネットワークに提供し得る。
いくつかの実施形態において、MSG 1は、4ステップRAタイプを有するランダムアクセス手順のRAプリアンブル送信のために使用され得、MSG3は、ランダムアクセス手順の第1のスケジュールされた送信のために使用され得、MSG Aは、2ステップRAタイプを有するランダムアクセス手順のRAプリアンブル及びPUSCHペイロード送信のために使用され得、MSGBは、2ステップRAタイプを有するランダムアクセス手順においてMSG Aに応答するために使用され得る。本実施形態のいくつかの態様において、MSG Bは、コンテンション解決、フォールバックインディケーション、及び/又はバックオフインディケーションのための一つ又は複数の応答を含み得る。
〔RRC_INACTIVE状態におけるUL/小規模データ伝送をサポートする設定〕
上述したように、ULデータ伝送(例えば、SDT)は、RRC_INACTIVE状態においてサポートされ得る。図1を参照して上述したように、RRC状態のマシン及びNRにおける状態遷移に基づいて、UEのRRC状態は、NWによって制御され得る。具体的に、NWは、RRCリリースメッセージ(例えば、一時停止設定)をUEに送信することによって、UEのRRC状態をRRC_INACTIVE状態からRRC_CONNECTED状態に切り替えることができる。事前セットされた実施形態のいくつかの態様において、UEがRRC_IDLE状態にある場合、その状態をRRC_INACTIVEに切り替える前に、第1にUEのRRC状態をRRC_CONNECTED状態に切り替えなければならないことがある。換言すると、いくつかの実施形態において、UEのRRC状態は、RRC_IDLE状態から直接的にRRC_INACTIVEに切り替わらなくてもよい。
いくつかの実施形態において、ULデータ伝送設定は、一時停止設定を有するRRCリリースを介して、又はRRCリリースコマンドに含まれるULデータ伝送のための特定の設定を介して(及び/又はRRCリリースメッセージの一時停止設定において)設定され得る。代替的に、ULデータ伝送(例えば、SDT)設定は、特定のRRC設定を介して事前設定され得る。例えば、専用RRCシグナリングによって、UEは、RRC再設定メッセージを介して(例えば、サービングセルから、UEがRRC_CONNECTED状態にある間に)SDT設定を受信し得る。
ULデータ伝送(例えば、SDT)設定は、4ステップRACH設定、2ステップRACH設定、Configured Grant設定、無線ベアラ設定、BWPインディケータ、UE(コンテキスト)ID、タイムアラインメント(TA)設定、ページング設定、RAN通知エリア設定などの内の一つ又は複数を含み得る。これらの設定は、以下に詳述されるが、例えばUEがRRC_INACTIVE状態におけるULデータ伝送をサポートするように設定されている場合に、UEによって適用されてもよい。より具体的に、UEがULデータ伝送設定を受信すると、UEは、RRC_INACTIVE状態に入り得る。いくつかの実施形態において、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき、ULデータ伝送(例えば、SDT)設定は、適用され得る。
〔RACH設定〕:いくつかの実施形態において、SDTのための特定のプリアンブル及び/又はPRACHリソースは、設定され得る。特定のプリアンブル及び/又はPRACHリソースは、MSG3のための特定のグラントサイズに関連付けられ得る。UEは、(例えば、RB、TA、データ量、バッファ状態、チャネル品質などの)いくつかの基準に基づいて、SDTのためのRA手順(例えば、RRC_INACTIVE状態におけるULデータ伝送)を開始するためにプリアンブル及び/又はPRACHリソースを選択し得る。いくつかの実施形態において、RACH設定は、RRCリリースメッセージに含まれ得る。
〔2ステップRACH設定〕:いくつかの実施形態において、SDTのための特定のプリアンブル、PRACHリソース、及び/又はMSGA PUSCHは、設定され得る。特定のプリアンブル及び/又はPRACHリソースは、MSG A PUSCHのための特定のグラントサイズに関連付けられ得る。UEは、(例えば、RB、TA、データ量、バッファ状態、チャネル品質などの)いくつかの基準に基づいて、SDTのためにプリアンブル、PRACHリソース、及び/又は関連付けられたMSG A PUSCHを選択し得る。いくつかの実施形態において、2ステップRACH設定は、RRCリリースメッセージに含まれ得る。
〔Configured Grant設定〕:いくつかの実施形態において、ULデータ伝送(例えば、SDT)設定に含まれるconfigured grant設定は、例えば3GPP TS 38.321に記載されているように、IE ConfiguredGrantConfigに記載されている一つ又は複数のパラメータ(例えば、configured grantの周期性、ULリソースのサイズ、ULリソースの持続時間など)、及び/又は他のパラメータ(例えば、CGのリリースに使用できる数及び/又は閾値、TA有効性のためのTAタイマー、RSRP閾値、タイムオフセット、UE固有のRNTI、configured grant ID、及び/又はconfigured grantを介したUL伝送の応答のためのタイマー/ウィンドウ、HARQプロセスの数など)を含み得る。いくつかの実施形態において、CG設定は、RRCリリースメッセージに含まれ得る。
上述したように、configured grant設定は、タイプ1及び/又はタイプ2configured grantであってよい。configured grant設定は、コンテンションベースのリソース及び/又はコンテンションフリーのリソースを含み得る。そのようなconfigured grant設定は、RRC_INACTIVE状態でのみ使用され得、且つ/又はRRC_CONNECTEDとRRC_INACTIVE状態の両方で使用され得る。configured grant設定は、UEのための専用ULリソースを含み得る。UEは、例えばRRC_INACTIVE状態における送信に使用される複数のconfigured grant設定を用いて設定され得る。より具体的に、configured grantを介した伝送数は、configured grant設定において設定され得る。例えば、伝送回数が2回である場合、UEは、configured grantを伝送に2回だけ使用し得る。
いくつかの実施形態において、UEは、カウンタを維持し、configured grant/リソースを介して、各伝送後、カウンタから1を差し引くことができる。いくつかのそのような実施形態において、カウンタがゼロに達した場合、UEは、configured grant設定又はconfigured grantリソースをクリア/リリースし得る。より具体的に、いくつかの実施形態において、タイマーは、configured grant設定において設定され得る。そのようなタイマーは、configured grant/リソースが有効であるか否かを反映するために使用され得る。いくつかの実施形態において、configured grant設定又はconfigured grantリソースは、タイマーが動作している間(例えば、満了していない又はゼロに達していない)にのみ有効であり得る。
〔無線ベアラ設定〕:いくつかの実施形態において、特定のSRB及び/又はDRBの一つ又は複数は、SDTのために設定され得る。いくつかの実施形態において、UEがSDT手順を開始するとき、特定のSRB及び/又はDRBは、再開されてよい。いくつかの実施形態において、UEのRRC状態がRRC_INACTIVE状態に切り替わったとき(例えば、UEが一時停止設定及び/又はSDT設定を用いてRRCリリースを受信したとき)に、特定のSRB及び/又はDRBは、一時停止されないことがある。いくつかの実施形態において、無線ベアラ設定は、RRCリリースメッセージに含まれ得る。
〔BWPインディケータ〕:いくつかの実施形態において、特定のBWP(ID)は、RRC_INACTIVE状態(例えば、SDTのために)において使用するために、UEのために設定され得る。例えば、UEがBWPインディケータを受信した場合、及び/又はUEがSDT手順を開始した場合、UEは、RRC_INACTIVE状態に入るとき、アクティブBWPを示された/設定されたBWPに(例えば、BWPインディケータによって)切り替えることができる。RRC_INACTIVE状態において、UEは、示されたBWP上でブロードキャストされるシステム情報を受信し得る。示された/設定されたBWPは、CG設定を用いて設定され得る。次いでUEは、示された/設定されたBWP上で(例えば、configured grantを介して)ULデータ伝送を実行し得る。示された/設定されたBWPは、初期BWP、既定BWP、及び/又は特定のBWPであってよい。いくつかの実施形態において、BWPインディケータは、RRCリリースメッセージに含まれ得る。
〔UE(コンテキスト)ID〕:いくつかの実施形態において、UE(コンテキスト)IDは、特定のRNTI(例えば、I-RNTI、フルI-RNTI、ショートI-RNTI、C-RNTI、CS-RNTI、SDTのための特定のRNTIなど)、UE ASコンテキストID、UE Inactive ASコンテキストなどに参照され得る。UE IDは、いくつかの実施形態において、ULデータ伝送と共に送信されてよい。例えば、UE IDは、MSG1、MSG3、MSGA、及び/又はconfigured grantから導出されたULリソースを介して送信され得る。UE IDは、いくつかの実施形態において、ULデータ伝送のための要求(例えば、configured grantを介して)が受信されたとき、UEによって使用され得る。いくつかの実施形態において、UE(コンテキスト)IDは、RRCリリースメッセージに含まれ得る。
〔タイムアライメント(TA)設定〕:いくつかの実施形態において、特定のTAタイマーは、UEがRRC_INACTIVE状態において使用するために設定され得る。いくつかの実施形態において、UEがTA設定を受信するとき、UEは、特定のTAタイマーを(再)開始してよい。いくつかの実施形態において、UEが特定のタイミングアドバンスコマンドを受信するとき(例えば、ページングメッセージ、ショートメッセージ、及び/又はPDCCH及び/又は特定のDCIフォーマットなどの他のDLシグナリングを介して)、UEは、タイミングアドバンスコマンドを適用し、且つ/又は特定のTAタイマーを(再)開始してよい。タイミングアドバンスコマンド(例えば、タイミングアドバンスコマンドMAC CE)は、UL同期のためのTA値を更新するために使用され得る。特定のTAタイマーが動作している間(例えば、満了していない、又はゼロに達していない)、UEは、TAが有効であると判定することができる。特定のTAタイマーが満了する(又は動作していない)場合、UEは、TAが有効でないと判定することができる。いくつかの実施形態において、TAが有効であると判定された場合、UEは、RRC_INACTIVE状態において伝送のためにconfigured grantのみを使用し得る。そうでなければ、UEは、TAが有効でないと判定され、同時に、UEがULデータを(例えば、RRC_INACTIVE状態において)送信することを要求される場合、RRC接続再開手順及び/又はランダムアクセス手順を開始することができる。いくつかの実施形態において、タイムアライメント(TA)設定は、RRCリリースメッセージに含まれ得る。
〔ページング設定〕:いくつかの実施形態において、UEがRRC_INACTIVE状態である間、ページングサイクルは、ULデータ伝送のために設定され得る。いくつかの実施形態において、ページング設定は、RRCリリースメッセージに含まれ得る。
〔RAN通知領域設定〕:いくつかの実施形態において、RAN通知領域設定は、セルIDのリスト、RAN領域設定リスト、RAN領域コード(RANAC)のリスト、RAN領域IDのリスト、及び/又はトラッキング領域コードのリストを含み得る。RAN通知領域のための特定のタイマー(例えば、3GPPによって導入されたt380に類似する)は、UEのために設定され得る。いくつかの実施形態において、RNA設定は、RRCリリースメッセージに含まれ得る。
上述したように、ULデータ伝送(例えば、SDT)設定及び対応するパラメータは、RRCリリースメッセージを介して(例えば、一時停止設定を用いて)設定され得る。いくつかの実施形態において、RRC_CONNECTED状態におけるUEは、ULデータ伝送設定(例えば、RACH設定、2ステップRACH設定、Configured Grant設定、無線ベアラ設定、BWPインディケータ、UE(コンテキスト)ID、タイムアライメント(TA)設定、ページング設定、及び/又はRAN通知領域設定)を受信するとき、UEは、そのRRC状態をRRC_INACTIVE状態に切り替え、ULデータ伝送(例えば、SDT)設定を適用し得る。UEは、例えばRRC_CONNECTED状態に遷移する状態を実行する必要なしに、RRC_INACTIVE状態におけるULデータ伝送(例えば、SDT)設定に続いて、UL及び/又はDLデータ伝送を実行することができる。更に、UEは、MACエンティティをリセットすることも、リセットしないこともできる(又はMACエンティティを部分的にリセットすることもできる)。UEは、デフォルトのMACセルグループ設定をリリースすることもしないこともできる。
〔RRC_INACTIVE状態におけるUL/小規模データ伝送のためのULグラントタイプの選択〕
本実施形態のいくつかにおいて、UE/MACエンティティは、受信された又は設定されたULグラントの使用方法を決定することができる。UEがULグラントを受信したか、又は設定されたULグラント(例えば、アクティベートされた/初期化されたCG設定)がある場合、UE/MACエンティティは、ULグラントを(例えば、新しいデータインディケータ(NDI)に基づいて)新しい送信又は再送信のためであると決定し得る。その結果、UE/MACエンティティは、このULグラント及び関連付けられたHARQ情報(例えば、NDI、トランスポートブロックサイズ(TBS)、冗長バージョン(RV)、及び/又はHARQプロセスID)をUEのHARQエンティティに配信することができる。
ULグラント毎に、UEのHARQエンティティは、対応するULグラントに関連付けられたHARQプロセスを識別することができる。識別されたHARQプロセスの各々について、UEのHARQエンティティは、対応するULグラントのタイプ(例えば、ULグラントが新しい送信のためのものであるか、又は再送信のためのものであるか、ULグラントがRARにおいて受信されたか、ULグラントがconfigured grantであるか、など)を決定することができる。次いで、UEのHARQエンティティは、UEの多重化及びアセンブリエンティティから(例えば、送信するために)MAC PDUを取得し得る。送信すべきMAC PDUが取得された場合、UEのHARQエンティティは、MAC PDUと、TB(例えば、MAC PDU)のULグラント及びHARQ情報とを、識別されたHARQプロセスに配信することができる。UEのHARQエンティティがTBのための新しい送信を要求する場合、UEのHARQプロセスは、MAC PDUを関連付けられたHARQバッファに保存し、HARQエンティティから受信したULグラントを保存し、及び/又は伝送を生成することができる。UEのHARQエンティティがTBの再送信を要求する場合、UEのHARQプロセスは、HARQエンティティから受信した上りリンクグラントを保存し、及び/又は伝送を生成することができる。TBのための伝送を生成するために、UEのHARQプロセスは、保存されたULグラントに従って送信を生成するように物理層に命令することができる。
いくつかの実施形態において、UEがULグラントを受信するとき、又は(各)configured grant(例えば、PUSCHリソースの開始シンボル)の送信時間の前に、UEは、伝送のためのデータ(例えば、MAC PDU/TB)を生成し得る。伝送のためのデータを生成するために、UE/MACエンティティは、論理チャネル及び/又は生成されたMAC CEからデータを取得するために、多重化及びアセンブリ手順及び/又はLCP手順を実行することができる。論理チャネルのための少なくともいくつかのULデータが利用可能になった場合、UE/MACエンティティは、BSRをトリガーすることができ(例えば、3GPP TS 38.321に規定されているようないくつかの基準も満たされたとき)、BSRは、ULデータ量及び/又はバッファ状態に関する情報をネットワークに提供するために使用され得る。
例えば、LCH(例えば、CCCH、DCCH、及び/又はDTCH)によって上位層(例えば、RRC、SDAP、PDCP、及び/又はRLC)から受信されたULデータがあるとき、UEのMACエンティティは、利用可能なULデータがあると判定することができる。BSRがトリガーされた場合、UEは、(新しい)伝送のために利用可能なULリソース(例えば、PUSCHリソース)があるかどうかを検査することができる。利用可能なULリソースがない場合、UEは、SRをトリガーすることができ、SRは、新しい伝送のためにUL-SCHリソースを要求するために使用され得る。現時点において、少なくとも、一つのSRが保留中であり、UEは、保留中のSRのために有効なPUCCHリソースが設定されているかどうかを検査することができる。有効なPUCCHリソースがない場合、UEは、RA手順(例えば、RRC_IDLE/RRC_INACTIVE状態において、SpCell及び/又はUEがキャンプしたセル)を開始することができる。
UE/MACエンティティがいずれかのタイプの設定された上りリンクグラント(例えば、タイプ1又はタイプ2)のためのアクティブな設定を有するとき、又はUE/MACエンティティが動的上りリンクグラントを受信したとき、又はこれらの条件の両方が満たされたとき、ULリソースは、利用可能であると見なされ得ることに留意されたい。
本実施形態のいくつかにおいて、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき、PUCCHリソースは、設定されない/有効でないことがある。これは、UEがMACエンティティをリセットし、UEがRRC_CONNECTEDからRRC_INACTIVEにRRC状態を切り替えたとき、TAタイマーが満了したと見なし得るためである。TAタイマーが満了したと判定されるとき、UEは、例えば全てのセルに関連付けられた、PUCCHリソースをリリースすることができる。
最近の3GPP NRリリース(例えば、R-15及び/又はR-16)に基づいて、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき、UEがULデータを送信する必要がある場合、UEは、その接続を再開する必要があり得る(例えば、RRC_CONNECTED状態に移行する)。そのために、UEは、RRC接続再開手順を開始する、及び/又はRRCResumeRequestメッセージの送信を開始することができる。RRCResumeRequestメッセージは、論理チャネル(例えば、CCCH)を介して送信されてよい。UE/MACエンティティの観点から、LCHによって受信されたULデータがある場合(及び他の論理チャネルに利用可能なULデータが含まれていない場合)、UEは、BSRをトリガーし得る。RRC_INACTIVE状態においてULリソースを使用できないため、UEは、SRをトリガーし得る。従って、RRC_INACTIVE状態に有効なPUCCHリソースがない場合、UEは、RA手順を開始し得る。したがって、UEは、RA手順のULリソースを使用してRRCResumeRequestメッセージを送信することができる。いくつかの実施形態において、ULリソースは、MSG A PUSCHであり得る。いくつかの実施形態において、ULリソースは、RARにおいて受信され得る。
本実施形態のいくつかにおいて、RRC_INACTIVE状態におけるULデータ伝送(例えばSDT)のために、少なくとも3タイプのULグラントは、サポートされ得る。ULグラントは、4ステップRAタイプを有するRA手順、2ステップRAタイプを有するRA手順、及び/又は設定されたPUSCHリソース(例えば、CGタイプ1)を用いて提供され得る。4ステップRAタイプを有するRA手順の場合、UEは、RARを受信したULグラントを介してULデータを送信することができる(例えば、ULデータは、MSG3を介して送信することができる)。2ステップRAタイプを用いるRA手順の場合、UEは、MSG Aのために事前設定されたULグラントを介してULデータを送信することができる(例えば、ULデータは、MSG AのPUSCHリソースを介して送信されることができる)。設定されたPUSCHリソースの場合、UEは、アクティベートされた/初期化されたconfigured grantを介してULデータを送信することができる(ULデータは、CGのPUSCHリソースを介して送信され得る)。従って、UEのために設定された複数のタイプのULグラントがある場合、UEは、ULデータ(例えば、小規模データ)を送信するためにどのタイプのULグラントが使用されなければならないかを決定しなければならないことがある。
ULグラントのタイプは、RACHベースのメカニズム(例えば、4ステップRAタイプ及び/又は2ステップRAタイプ)と、CGベースのメカニズム(例えば、configured grantタイプ1)とにグループ化され得る。本明細書で説明されるように、いくつかの異なる基準は、RRC_INACTIVE状態におけるULデータ伝送(例えば、SDT)のためのRACHベースのメカニズム又はCGベースのメカニズムを選択するために、UEによって決定され得る。その上、UEがRACHベースのメカニズムを選択する場合、RRC_INACTIVE状態にある間、ULデータ伝送(例えば、SDT)のための4ステップRAタイプ又は2ステップRAタイプを選択するために、異なる基準がUEによって決定され得る。
RACHベースのメカニズムの場合、UEは、2ステップRAのみ(例えば、rach-ConfigCommonTwoStepRAを介して)、4ステップRAのみ(例えば、rach-ConfigCommonを介して)、又は2ステップRA及び4ステップRAの両方を用いて設定され得る。
2ステップRAにおいて、UEは、MSGAのための一つ又は複数のPUSCHリソースを用いて設定され得る。いくつかの実施形態において、UEは、一つ又は複数のプリアンブルグループを用いて設定されてよい。より具体的に、MSGAのためのPUSCHリソースの数は、RACH-ConfigCommonTwoStepRAパラメータ内の設定されたプリアンブルグループの数と一致し得る。より具体的に、MSGAのための異なるプリアンブルグループ及び/又は異なるPUSCHリソースが異なる特性(例えば、ペイロードサイズ、MCS、DMRS、PUSCH機会の数など)に関連付けられ得る。
4ステップRAにおいて、UEは、一つ又は複数のプリアンブルグループを用いて設定され得る。より具体的に、異なるプリアンブルグループは、異なる特性(例えば、MSG3のペイロードサイズ)に関連付けられ得る。
CGベースのメカニズムにおいて、UEは、例えばSDTのため、及び/又はRRC_INACTIVE状態におけるULデータ伝送のために、ゼロ、1、又は複数のCGリソースを用いて設定されてよい。いくつかの実施形態において、異なるCG設定/リソースは、異なる特性(例えば、ペイロードサイズ、周期性、MCS、反復の数、HARQプロセスの数など)を有し得る。いくつかの実施形態において、CGは、特定のUEのための専用のPUSCHリソース、及び/又はUEのグループによって共有される共通のPUSCHリソースであってもよい。いくつかの実施形態において、UEが複数のCG設定/リソース、例えばSDTのために、及び/又はRRC_INACTIVE状態におけるULデータ伝送のために設定されるとき、RRC_INACTIVE状態において、ゼロ、1、又は複数のCG設定/リソースは、初期化/アクティベートされ得る。いくつかの実施形態において、UEは、初期化/アクティベートされたCG設定/リソースのみがRRC_INACTIVE状態においてULデータ伝送のために有効である、又は利用可能であり得ると決定することができる。
〔RRC_INACTIVE状態におけるUL/小規模データ伝送のためのRACHベース又はCGベースのメカニズムの選択〕
上述したように、本実施形態のいくつかにおいて、UEは、(例えば、4ステップRAタイプ及び/又は2ステップRAタイプのための)一つ又は複数のRACHリソースと、例えばSDTのための、一つ又は複数のCGリソース(例えば、CGタイプ1)とを用いて設定され得る。少なくとも一つの無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられた少なくともいくつかのULデータが利用可能になり、且つ/又はBSRがトリガーされるとき(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にある間)、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用するか、SRをトリガーするか、及び/又はRA手順を開始するか(及び/又はRRC接続再開手順を開始するか)を決定するために、以下の代替となる基準の一つ又は複数のUEによって適用され得る。いくつかの実施形態において、(新しい)伝送のための有効/利用可能なULリソース及び/又はCGリソースがあるかどうかを判定するために、以下の代替となる基準の内の一つ又は任意の組合せが、UEによって適用され得る。いくつかの実施形態において、UEがRRC_INACTIVE状態にある間、CG設定によって設定されたULリソースを介してULデータ(例えば、小規模データ)を送信するかどうかを決定するために、UEによって、以下の代替となる基準の一つ又は任意の組み合わせが適用され得る。
〔基準1-1〕:CG設定/リソースが初期化/有効化されているかどうかに基づく。
本実施形態のいくつかにおいて、CG設定/リソースがUEによるULデータ伝送のために使用可能かどうか、又はCG設定/リソースが有効/使用可能であると判定されるかどうかは、CG設定が初期化/アクティベートされたかどうかに基づいて決定され得る。つまり、いくつかの実施形態において、CG設定/リソースが一時停止/非アクティベート/リリースされる場合、CG設定/リソースは、ULデータ伝送に使用されないことがある。同様に、CG設定/リソースが、UEによって、無効/使用不可能と決定された場合、CG設定/リソースは、ULデータ伝送に使用されないことがある。いくつかの実施形態において、CGがUEに設定されているとき、CG設定は、初期化/アクティベートされ得る。例えば、UEがCG設定を受信するとき、CG設定は、初期化/アクティベートされ得る。いくつかの実施形態において、NWは、CG設定/リソースを初期化/アクティベートするため、及び/又はCG設定/リソースを一時停止/非アクティベート/リリースするために、UEにインディケーションを送ることがある。いくつかの実施形態において、UEは、RRCReleaseメッセージで(例えば、一時停止設定を用いて)初期化/アクティベートされる、又は一時停止/非アクティベート/リリースされるCG設定に関連付けられたCG設定及び/又はインデックスを(例えば、NWから)受信し得る。いくつかの実施形態において、UEが特定のCG設定、例えばSDTのためのRRCReleaseメッセージを受信したとき、UEは、RRC_CONNECTED状態からRRC_INACTIVE状態に遷移し得る。次いで、UEは、特定のCG設定を開始/アクティベートし、及び/又は、例えばSDTのためでない、他のCG設定を一時停止/非アクティベート/リリースすることができる。UEは、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用するか、SRをトリガーするか、RA手順(例えば、SDTのため)を開始するか、及び/又はRRC接続再開手順を開始するかを、例えば、CG設定のいずれかが初期化されているか及び/又はアクティベートされているかに基づいて、決定することができる。
いくつかの実施形態において、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき、UEは、第1のCG設定を用いて設定され得る。いくつかのそのような実施形態において、無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられた少なくともいくつかのULデータが利用可能になり、且つ/又はBSRがトリガーされたとき(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)、例えば、第1のCG設定が初期化/アクティベートされたかどうかに基づいて、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用するか、SRをトリガーするか、(例えば、SDTのために)RA手順を開始するか、及び/又は、UEは、RRC接続再開手順を開始するかどうかを決定することができる。第1のCG設定が設定され、且つ/又は初期化/アクティベートされた場合、UEは、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用し得る。その結果、UEは、SRをトリガーすることができず、RA手順を開始することができず、及び/又はRRC接続再開手順を開始することができないことがある。より具体的に、UEは、第1のCG設定が初期化/アクティベートされたかどうかに基づいて、RRC_INACTIVE状態にULデータ伝送(例えば、SDT)のための有効/利用可能なULリソースがあるかどうかを決定することができる。換言すると、第1のCG設定が設定されておらず、且つ/又は初期化されていない/アクティベートされていない場合、UEは、SRをトリガーし、RA手順を開始し、及び/又は、RRC接続再開手順を開始することができる。
いくつかの実施形態において、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき、UEは、複数のCG設定、例えば、第1のCG設定と第2のCG設定を用いて設定されてよい。いくつかの実施形態において、無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられた少なくともいくつかのULデータが利用可能になり、且つ/又はBSRがトリガーされるとき(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)、UEは、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用するかどうか、SRをトリガーするかどうか、RA手順(例えば、SDTのため)を開始するかどうか、及び/又はRRC接続再開手順を開始するかどうかを、第1及び第2のCG設定の少なくとも一つが初期化/アクティベートされているかどうかに基づいて決定することができる。第1及び第2のCG設定の少なくとも一つが設定され、且つ/又は初期化/アクティベートされた場合、UEは、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用することができる。その結果、UEは、SRをトリガーすることができず、RA手順を開始することができず、及び/又はRRC接続再開手順を開始することができないことがある。より具体的に、UEは、第1のCG設定が初期化/アクティベートされたかどうかに基づいて、RRC_INACTIVE状態にULデータ伝送(例えば、SDT)のための有効/利用可能なULリソースがあるかどうかを決定することができる。換言すると、第1及び第2のCG設定が設定及び/又は初期化/アクティベートされていない場合、UEは、SRをトリガーし、RA手順を開始し、及び/又はRRC接続再開手順を開始することができる。
いくつかの実施形態において、UEのための特定(UL)BWPは、例えばRRC_INACTIVE状態のUEの間の小規模データ伝送のために、一つ又は複数のCG設定で設定されてよい。UEがRRC_INACTIVE状態にある間、無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられた少なくともいくつかのULデータが利用可能になり、且つ/又はBSRがトリガーされた場合、UEは、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用するか、SRをトリガーするか、(例えば、SDTのために)RA手順を開始するか、及び/又はRRC接続再開手順を開始するかを、例えば特定の(UL)BWPの設定されたCG設定の少なくとも一つが初期化/アクティベートされたかどうかに基づいて、決定してよい。特定の(UL)BWPの設定されたCG設定の少なくとも一つが初期化/アクティベートされている場合、UEは、SRをトリガーしないか、RA手順を開始しないか、RRC接続再開手順を開始しないことがある。そうでない場合、UEは、RA手順を介して小規模データ伝送を実行することができる。いくつかの実施形態において、上述した特定の(UL)BWPは、小規模データ伝送のための特定の(UL)BWPとして基地局によって示される/設定される(UL)BWPであってもなくてもよい。いくつかの実施形態において、特定の(UL)BWPは、UEがRRC_INACTIVE状態にある間、アクティブ(UL)BWPとして決定され得る。
いくつかの実施形態において、UEがRRC_INACTIVE状態にある間、UEのための特定の(UL)BWPは、小規模データ伝送のために一つ又は複数のCG設定を用いて設定できる。UEがRRC_INACTIVE状態にある間、無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられた少なくともいくつかのULデータが利用可能になり、且つ/又はBSRがトリガーされたとき、UEは、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用し、SRをトリガーし、(例えば、SDTのために)RA手順を開始し、及び/又は、RRC接続再開手順を開始するかどうかを、UL BWPの設定されたCG設定の少なくとも一つがrrc-ConfiguredUplinkGrant(例えば、3GPP TS 38.331で定義される)で設定され、初期化/アクティベートされたかどうかに基づいて決定することができる。UL BWPの設定されたCG設定の少なくとも一つがrrc-ConfiguredUplinkGrantを用いて設定され、且つ、初期化/アクティベートされている場合、UEは、ULデータ伝送(例えばSDT)のためにCG設定/リソースを使用することができ、UEは、SRをトリガーしないか、RA手順を開始しないことがある。そうでない場合、UEは、RA手順を介して小規模データ伝送を実行し得る。例えば、UEは、SRをトリガーし、RA手順を開始し、且つ/又はRRC接続再開手順を開始し得る。いくつかの実施形態において、特定の(UL)BWPは、小規模データ伝送のために基地局によって(UL)BWPとして示され/設定されている(UL)BWPであってもよいし、そうでなくてもよい。いくつかの実施形態において、特定のUL BWPは、UEがRRC_INACTIVE状態にある間、アクティブ(UL)BWPとして決定され得る。
いくつかの実施形態において、UEのための特定のサービングセルは、UEがRRC_INACTIVE状態にある間、小規模データ伝送のための一つ又は複数のCG設定を用いて設定されてよい。UEがRRC_INACTIVE状態にある間、無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられた少なくともいくつかのULデータが利用可能になり、且つ/又はBSRがトリガーされた場合、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用するか、(例えば、SDTのために)SRをトリガーしてRA手順を開始するか、及び/又は、例えばサービングセルのためのCG設定の少なくとも一つが初期化/アクティベートされたかどうかに基づいて、RRC接続再開手順を開始するかどうかを、UEは、決定することができる。サービングセルのためのCG設定の内の少なくとも一つが初期化/アクティベートされている場合、UEは、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用することができ、UEは、SRをトリガーすることができず、RA手順を開始することができず、及び/又はRRC接続再開手順を開始することができないことがある。そうでない場合、UEは、RA手順を介して小規模データ伝送を実行することができる。例えば、UEは、SRをトリガーし、RA手順を開始し、及び/又はRRC接続再開手順を開始することができる。いくつかの実施形態において、UEのための特定のサービングセルは、小規模データ伝送のためのサービングセルとして基地局によって示される/設定されるサービングセルであっても、なくてもよい。いくつかの実施形態において、特定のサービングセルは、UEがRRC_INACTIVE状態にある間、アクティブサービングセルとして決定され得る。
いくつかの実施形態において、UEのための特定のサービングセルは、UEがRRC_INACTIVE状態にある間、小規模データ伝送のための一つ又は複数のCG設定を用いて設定されてよい。UEがRRC_INACTIVE状態にある間、無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられた少なくともいくつかのULデータが利用可能になり、且つ/又はBSRがトリガーされた場合、UEは、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用し、SRをトリガーし、(例えば、SDTのために)RA手順を開始し、及び/又は、例えば、サービングセルのための設定されたCG設定の少なくとも一つが(例えば、3GPP TS 38.331に定義されているように)rrc-ConfiguredUplinkGrantで設定され、初期化/アクティベートされたかどうかに基づいて、RRC接続再開手順を開始するかどうかを決定することができる。サービングセルの設定されたCG設定の少なくとも一つがrrc-ConfiguredUplinkGrantを用いて設定され、初期化され、アクティベートされている場合、UEは、ULデータ伝送(例えば、SDT)にCG設定/リソースを使用し得る。その結果、UEは、SRをトリガーすることができず、RA手順を開始することができず、及び/又はRRC接続再開手順を開始することができない。そうでない場合、UEは、RA手順を介して小規模データ伝送を実行することができる。例えば、UEは、SRをトリガーし、RA手順を開始し、及び/又はRRC接続再開手順を開始することができる。いくつかの実施形態において、UEのための特定のサービングセルは、小規模データ伝送のためのサービングセルとして基地局によって示される/設定されるサービングセルであっても、なくてもよい。いくつかの実施形態において、特定のサービングセルは、UEがRRC_INACTIVE状態にある間、アクティブなサービングセル(例えば、SpCell)として決定され得る。
〔基準1-2〕:CG設定/リソースの一つ又は複数の特性(例えば、ペイロードサイズ、反復の数、周期性、SLIV、HARQプロセスの数、HARQ情報、タイマーなど)に基づく。
いくつかの実施形態において、UEは、一つ又は複数のCG設定を用いて設定できる。CG設定は、初期化/アクティベートされてもよく、以下の表1にリストされるパラメータの内の一つ又は複数、及び/又は小規模データ伝送のためにCG設定において設定される特定のパラメータといった、特定の特性を含んでよい。
Figure 2023523056000002
Figure 2023523056000003
Figure 2023523056000004
いくつかの実施形態において、無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられた少なくともいくつかのULデータが利用可能になったとき、及び/又はBSRがトリガーされたとき(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)、UEは、例えばCG設定/リソースの特性の一つ又は複数が特定のルールを満たすかどうかに基づいて、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用するか、SRをトリガーするか、(例えば、SDTのために)RA手順を開始するか、及び/又は、RRC接続再開手順を開始するかどうかを決定してよい。より具体的に、UEは、CG設定/リソースの特性の一つ又は複数が特定のルールを満たすかに基づいて、RRC_INACTIVE状態でULデータ伝送(例えば、SDT)のための有効/利用可能なULリソースがあるかを決定することができる。
いくつかの実施形態において、CG設定/リソースの特性の値が閾値より高いか又は低いかを判定することによって、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用するかどうか、SRをトリガーするかどうか、(例えば、SDTのために)RA手順を開始かどうか、及び/又はRRC接続再開手順を開始するかどうかを決定するために、UEに前記閾値が設定され得る。いくつかの実施形態において、専用シグナリング(例えば、一時停止設定を有するRRCReleaseメッセージなど)、ブロードキャストされるシステム情報(例えば、SIB1、他のSI、小規模データ固有システム情報など)、又は他のシグナリング、といった、異なる手段を介して、BSによってUEに前記閾値が設定され得る。いくつかの実施形態において、UEが一旦設定された閾値を受信すると、UEは、(もしあれば)保存された閾値を受信された閾値に置き換えることができる。いくつかの実施形態において、UEがRRC_INACTIVE状態からRRC_CONNECTED又はRRC_IDLE状態に入ったとき、UEは、設定された閾値をリリースし得る。いくつかの実装形態において、UEは、いくつかの異なる閾値を受信することができ、これらの閾値の各々は、CG設定/リソースの特性(例えば、第1のCG設定のペイロードサイズ、第1のCG設定の周期性、第1のCG設定の反復のための数などの内の一つ)に関連付けられ得る。
いくつかの実施形態において、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき、UEは、第1のCG設定を用いて設定され得る。無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられた少なくともいくつかのULデータが利用可能になり、且つ/又はBSRがトリガーされた場合(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用するかどうか、SRをトリガーするかどうか、(例えば、SDTのために)RA手順を開始するかどうか、及び/又はRRC接続再開手順を開始するかどうかを、UEは、第1のCG設定のデータ量が閾値より低いかどうかに基づいて決定することができる。第1のCG設定のためのデータ量が閾値よりも低い場合、UEは、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用し得る。第1のCG設定のデータ量が閾値よりも高い場合、UEは、SRをトリガーし、RA手順を開始し、RRC接続再開手順を開始することができる。より具体的には、第1のCG設定のためのデータ量が閾値より低い場合、UEは、RRC_INACTIVE状態におけるULデータ伝送のための有効/利用可能なULリソースがあると判定することができる。
いくつかの実施形態において、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき、UEは、第1のCG設定を用いて設定され得る。無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられた少なくともいくつかのULデータが利用可能になり、且つ/又はBSRがトリガーされた場合(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用するか、(例えば、SDTのために)SRをトリガーしてRA手順を開始するか、及び/又はRRC接続再開手順を開始するかを、例えば、第1のCG設定の周期が閾値よりも短い(又は等しい)かに基づいて、UEは、決定してもよい。第1のCG設定の周期が閾値よりも高い場合、UEは、SRをトリガーし、RA手順を開始し、及び/又はRRC接続再開手順を開始することができる。より具体的には、第1のCG設定の周期が閾値よりも短い場合、UEは、RRC_INACTIVE状態においてULデータ伝送に有効/利用可能なULリソースがあると判定してよい。
いくつかの実施形態において、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき、UEは、第1のCG設定を用いて設定され得る。無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられた少なくともいくつかのULデータが利用可能になった場合、及び/又はBSRがトリガーされた場合(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用するか、(例えば、SDTのために)SRをトリガーしてRA手順を開始するか、及び/又はRRC接続再開手順を開始するかを、例えば、第1のCG設定の繰り返し回数が閾値より多いか少ないかに基づいて、UEは決定してよい。第1のCG設定の繰り返し回数が閾値を超えない場合、UEはSRをトリガーし、RA手順を開始し、RRC接続再開手順を開始することができる。より具体的には、第1のCG設定の繰り返し回数が閾値よりも多いとき、UEは、RRC_INACTIVE状態においてULデータ伝送に有効/利用可能なULリソースがあると判定してよい。
いくつかの実施形態において、UEは、CG設定に関連付けられたタイマーを用いて設定されてよく、タイマーは、例えば(新しい)伝送のために、関連付けられたCG設定/リソースが有効/利用可能であるかどうかを表すために使用されてよい。例えば、UEは、動作中のタイマーに基づいて、例えば(新しい)伝送のために、関連付けられたCG設定/リソースが有効/利用可能であることを決定することができる。いくつかの実施形態において、タイマーが動作していないとき、UEは、例えば(新しい)伝送のために、関連付けられたCG設定/リソースが有効/利用可能でないと決定することがある。いくつかの実施形態において、UEは、専用シグナリングを介して(例えば、一時停止設定を伴うRRCReleaseメッセージ内で)、ブロードキャストされるシステム情報(例えば、SIB1、他のSI、小規模データ固有システム情報)などで、NWによってタイマーを用いて設定され得る。
いくつかの実施形態において、タイマーが動作しており、(RRC_INACTIVE状態における)UEがタイマーの設定をNWから受信した場合、UEは、タイマーの設定を無視することも、適用することもできる。いくつかの実施形態において、UEがRRC_INACTIVE状態からRRC_CONNECTED又はRRC_IDLE状態に入ったとき、UEは、タイマーをリリース/停止し得る。いくつかの実施形態において、UEがタイマーのための設定を受信したとき、UEは、タイマーを(再)開始し得る。例えば、専用シグナリング(例えば、RRCリリースメッセージ)を介してタイマーの設定を受信すると、UEは、タイマーを再開始し得る。いくつかの実施形態において、UEがCG設定を受信したとき、UEは、タイマーを(再)開始してよい。いくつかの実施形態において、UEは、それぞれがaCG設定の一つに関連付けられ得るタイマーのためのいくつかの設定を受信し得る。いくつかの実施形態において、UEは、UEのための全てのCG設定に関連付けられたタイマーのための一つの設定を受信し得る。
いくつかの実施形態において、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき、UEは、第1のCG設定を用いて設定され得る。無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられた少なくともいくつかのULデータが利用可能になった場合、及び/又はBSRがトリガーされた場合(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用するかどうか、SRをトリガーするかどうか、(例えば、SDTのために)RA手順を開始するかどうか、及び/又はRRC接続再開手順を開始するかどうかを、例えばCG設定に関連するタイマーが動作しているかどうかに基づいて、UEは決定することができる。CG設定に関連付けられたタイマーが動作中である場合、UEは、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用し得る。CG設定に関連付けられたタイマーが動作していない(又は満了する)場合、UEは、SRをトリガーし、RA手順を開始し、及び/又はRRC接続再開手順を開始することができる。より具体的には、CG設定に関連付けられたタイマーが動作しているとき、UEは、RRC_INACTIVE状態にULデータ伝送(例えば、SDT)のための有効/利用可能なULリソースがあると決定してよい。
いくつかの実施形態において、タイマーは、CG有効タイマー又はTAタイマーであってよい。例えば、タイマーを使用し、設定されたグラント設定/リソースのリリース/一時停止/非アクティベート/有効性を制御することができる。より具体的には、タイマーが満了する(例えば、ゼロに達する)とき、UEは、関連付けられたCG設定が無効であると判定し得る。タイマーが満了し、関連付けられたCG設定が無効になった場合、UEは、CG設定/リソースをリリース/一時停止することができる。続いて、CG設定がリリース/一時停止されるとき、UEは、小規模データ伝送のために、2ステップRAタイプ及び/又は4ステップRAタイプを用いてRA手順を開始することができる。いくつかの実施形態において、タイマーは、タイミングアドバンスが有効であるかどうかを制御するために使用され得る。
いくつかの実施形態において、タイマーは、特定のタイマーであってよい。特定のタイマーは、HARQプロセスに関連付けられ得る。特定のタイマーは、UEが、例えば対応するHARQプロセスのために、ULグラント又はDL割り当てを受信するとき、(再)開始され得る。特定のタイマーは、例えば対応するHARQプロセスのために、UL及び/又はDL送信が実行されるとき、(再)開始されてよい。特定のタイマーは、UEが、例えば対応するHARQプロセスのために、HARQフィードバック(例えば、ACK又はNACK)を受信するとき、停止され得る。
いくつかの実施形態において、タイマーは、一つ又は複数のCG設定に関連付けられてよい。例えば、一つのタイマーは、UEによって適用される全てのCG設定に関連付けられ得る。別の実施例において、各タイマーは、UEによって適用される対応するCG設定に関連付けられてよい。
〔基準1-3〕:LCPマッピング制限に基づく。
UEは(各)論理チャネルのための一つ又は複数のLCPマッピング制限(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)を用いて設定され得る。LCPマッピング制限は、異なるLCHからのULデータを、異なる特性を有するULリソースにマッピングするために使用され得る。例えば、LCPマップ制限は、異なるLCHからのULデータを、例えばallowedCG-Listを介して、RRC_INACTIVE状態の異なる設定されたグラント設定にマッピングするために使用され得る。
いくつかの実施形態において、無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられた少なくともいくつかのULデータが利用可能になり、且つ/又はBSRがトリガーされた場合(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)、論理チャネルがLCPマッピング制限を満たすかどうかに基づいて、例えばULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用するかどうか、SRをトリガーするかどうか、(例えば、SDTのために)RA手順を開始するかどうか、及び/又は、RRC接続再開手順を開始するかどうかを、UEは、決定することができる。より具体的には、論理チャネルがLCPマッピング制限を満たすか否かに基づいて、RRC_INACTIVE状態におけるULデータ伝送(例えば、SDT)のための有効/利用可能なULリソースがあるか否かを、UEは、決定することができる。
いくつかの実施形態において、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき、UEは、第1のCG設定を用いて設定され得る一方で、UEは、論理チャネルのためのLCPマッピング制限を用いて設定され得る。無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられた少なくともいくつかのULデータが利用可能になり、且つ/又はBSRがトリガーされた場合(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)、(例えば、第1のCG設定によって示される)第1のCGリソースのための論理チャネルがLCPマッピング制限を満たすか否かを、UEは、決定することができる。(例えば、第1のCG設定によって示される)第1のCGリソースのための論理チャネルがLCPマッピング制限を満たさない場合、UEは、SRをトリガーし、RA手順を開始し、そして/又はRRC再開手順を開始し得る。より具体的には、(例えば、第1のCG設定によって示される)第1のCGリソースの論理チャネルがLCPマッピング制限を満たすとき、UEは、RRC_INACTIVE状態でULデータ伝送のための有効/利用可能なULリソースがあると決定することができる。
いくつかの実施形態において、LCPマッピング制限は、異なるパラメータによって示され得る。これらのパラメータは、伝送のために許可されたサブキャリア間隔をセットすることができるallowedSCS-Listと、伝送のために許可された最大PUSCH持続時間をセットすることができるmaxPUSCH-Durationと、configured grantタイプ1が伝送のために使用されることができるかどうかを決定することができるconfiguredGrantType1allowedと、伝送のために許可されたセルをセットすることができるallowedServingCellsとを含むことができるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態において、特定のLCPマッピング制限は、RRC_INACTIVE状態でULデータ伝送のために、定義され得る。例えば、NWは、LCH又はCGがBSRをトリガーし、SRをトリガーし、及び/又は、例えばフラグを介してRA手順を開始することができたかどうかを制御するために、パラメータを設定し得る。
〔基準1-4〕:次のCGリソース機会の送信タイミング(又は送信の開始シンボル)に基づく。
いくつかの実施形態において、CGリソースは、周期的なULリソースを含み得る(例えば、CGリソースの周期は、CG設定において設定され得る)。UEは、次のCGリソース機会の送信タイミング(又は伝送のための開始シンボル)を決定することができる。無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられた少なくともいくつかのULデータが利用可能になった場合、及び/又はBSRが第1のタイミングでトリガーされた場合(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にある場合)、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用するか、(例えば、SDTのために)SRをトリガーするかどうか、RA手順を開始するかどうか、及び/又は例えばRRC接続再開手順を開始するかを、次のCGリソースの第1のタイミングと伝送タイミング(又は伝送のための開始シンボル)の間の継続時間に基づいて、UEは、決定してもよい。
いくつかの実施形態において、継続時間が第1の閾値より長い場合、UEは、SRをトリガーし、RA手順を開始し、且つ/又はRRC再開手順を開始し得る。より具体的には、継続時間が第1の閾値より短いとき、UEは、RRC_INACTIVEにULデータ伝送のための有効/利用可能なULリソースがあると判定することができる。いくつかの実施形態において、継続時間が第1の閾値より短い場合、UEは、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用し得る。いくつかの実施形態において、閾値(例えば、第1の閾値)は、本開示で説明されるように、異なる手段によって設定され得る。例えば、閾値は、ULデータ伝送(例えば、SDT)設定で、又は仕様で指定されてもよい、CG設定で設定されてもよく、(一時停止設定を有する)RRCリリースメッセージなどを介して設定されてもよい。いくつかの実施形態において、閾値の単位は、シンボル、スロット、ミリ秒等であってよい。いくつかの実施形態において、閾値の値は、UEの能力に関連付けられてもよい。
いくつかの実施形態において、UEは、専用シグナリングを介して(例えば、一時停止設定を有するRRCReleaseメッセージにおいて)、NWによって閾値を用いて設定されてよい。いくつかの実施形態において、UEは、ブロードキャストされるシステム情報(例えば、SIB1において、他のSIにおいて、小規模データ固有システム情報)を介して、NWによって閾値を用いて設定され得る。
〔基準1-5〕:タイミングアドバンス(TA)(例えば、CGの場合)が有効であるかどうかに基づく。
いくつかの実施形態は、UL(レイヤ1)同期のためにTAを活用することができる。RRC_INACTIVE状態において、UEは、(例えば、TAタイマーによって)TAを維持することができる。例えば、TAタイマーが動作している場合、UEは、TAが有効であると判定し得る。BSは、TAを維持し、TAを更新するために特別なインディケーション/シグナリングを使用することによって、例えば、UL(レイヤ1)を同期させた状態に保つ役割を果たすことができる。無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられた少なくともいくつかのULデータが利用可能になった場合、及び/又はBSRが第1のタイミングでトリガーされた場合(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にある場合)、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用するか、SRをトリガーするか、(例えば、SDTのために)RA手順を開始するか、及び/又はRRC接続再開手順を開始するかを、TA(例えば、CGのため)が有効であるか(例えば、TAタイマーが動作しているか)に基づいて、UEは、決定することができる。
いくつかの実施形態において、TAが有効でないと見なされる場合(例えば、TAタイマーが動作していない)、UEは、SRをトリガーし、RA手順を開始し、且つ/又はRRC接続再開手順を開始し得る。より具体的に、TAが有効であると見なされたとき(例えば、TAタイマーが動作しているとき)、UEはRRC_INACTIVE状態にULデータ伝送(例えば、SDT)のための有効/利用可能なULリソースがあると判定してもよい。いくつかの実施形態において、TAが有効であると見なされる(例えば、TAタイマーが動作している)場合、UEは、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用することができる。
いくつかの実施形態において、TAタイマーは、RRC_INACTIVE状態でしか維持できない場合がある。例えば、TAタイマーは、RRC_INACTIVE状態にあるUEのために設定されてもよく(例えば、TAタイマーの設定は、(例えば、一時停止設定を有する)RRCリリースメッセージに含まれてもよく、及び/又は上記及び下記に記載されるように、ULデータ伝送(例えば、SDT)設定で設定されてもよく、及び/又はCG設定で設定されてもよい。
いくつかの実施形態において、TAタイマーは、(例えば、RRC_CONNECTEDで設定された)timeAlignmentTimerといった一つ又は複数のパラメータを含むことができ、UEがRRC_INACTIVE状態でconfigured grantのULリソースを介してデータを(正常に)送信するとき、(再)開始されることがある。その上、TAタイマーは、UEがネットワークからインディケーション/シグナリングを受信するときに(再)開始されてもよく、インディケーション/シグナリングは、configured grantのULリソースを介したUL送信に対する応答を含んでもよい。そのような応答は、configured grantのULリソースを介したUL送信の受信の失敗/成功を示すことができるNACK/ACKインディケーションであってよい。TAタイマーは、UEがネットワークからのインディケーションを受信したとき、(再)開始されてもよく、インディケーションは、configured grant設定/リソースを(再)設定/(再)初期化/アクティベートするために使用されてもよい。いくつかの実施形態において、TAタイマーは、UEがネットワークからインディケーションを受信したとき、(再)開始されてもよく、インディケーションは、TA、例えばタイミングアドバンスコマンドMAC CE、を更新するために使用されてもよい。
その上、UEがRRC_INACTIVE状態にある間、UEが設定された上りリンクグラントの再伝送のためにULリソースをスケジュールするULグラントを受信する時、TAタイマーは、いくつかの実施形態において、(再)開始されてよい。UEは、ネットワークによって提供される特殊RNTIを用いて、PDCCH上でそのようなULグラントを受信することができる。特殊なRNTIは、configuredGrantConfigといった、情報要素(IE)で設定され得る。
いくつかの実施形態において、UEがRA手順を開始するとき、TAタイマーは、停止し得る。いくつかの実施形態において、UEがRRC接続再開手順を開始したとき、タイマーは、停止し得る。いくつかの実施形態において、UEがRRC_CONNECTED状態及び/又はRRC_IDLE状態に入ったとき、TAタイマーは、停止し得る。その上、NWからconfigured grant設定/リソースをリリース/一時停止/非アクティベートするインディケーションが受信されたとき、TAタイマーは停止し得る。
いくつかの実施形態において、UEがRRCメッセージ(例えば、RRCのセットアップ、RRC再開、RRC再設定、同期を用いるRRCの再設定、RRCリリース、一時停止設定を用いるRRCリリース、RRCの再確立、RRC拒否、MobilityFromNRCommandなど)を受信したとき、TAタイマーは、停止され得る。
いくつかの実施形態において、UEがRRC_INACTIVE状態で使用しているCG設定/リソースが、例えばネットワークによって、再設定されたとき、TAタイマーは、停止され得る。いくつかの実施形態において、TAタイマーは、(例えば、一時停止設定を有する)RRCリリースメッセージを介して、又は小規模データ伝送(SDT)のための特定の設定を介して設定されてよい。
〔基準1-6〕:(保留中の)ULデータの量に基づく。
UEは、3GPP TS 38.322及び/又はTS 38.323に記載されているデータ量計算手順といった、データ量計算手順に従って(例えば、無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられた)(保留中の)ULデータの量を決定することができる。代替的に、(保留中の)ULデータの量の決定は、3GPP TS 38.321に記載されているように、BSRのバッファサイズの決定と同じであってもよい。例えば、UE/MACエンティティは、TS 38.322及び/又はTS 38.323のデータ量計算手順に従って、無線ベアラ/論理チャネルに利用可能なULデータの量を決定することができる。代替的に、保留中のULデータの量の決定は、全ての無線ベアラ/論理チャネルにわたって利用可能なデータの総量と、(例えば、全てのMAC PDUが構築された後に)無線ベアラ/論理チャネルにまだ関連付けられていないデータとに基づいてもよい。(保留中の)ULデータは、RLC層、PDCP層、SDAP層、及び/又はRRC層といった、一つ又は複数の層での伝送に利用可能なULデータを含むことができる。無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられた少なくともいくつかのULデータが利用可能になった場合、及び/又はBSRがトリガーされた場合(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)、例えば(保留中の)ULデータの量に基づいて、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用するか、(例えば、SDTのために)SRをトリガーするために使用するか、及び/又は、RRC接続再開手順を開始するかを、UEは、決定することができる。いくつかの実施形態において、無線ベアラ/論理チャネルは、SDTのために特別に設定され得る。
いくつかの実施形態において、(保留中の)ULデータの量が閾値より大きい場合、UEは、SRをトリガーし、RA手順を開始し、且つ/又はRRC接続再開手順を開始し得る。いくつかの実施形態において、(保留中の)ULデータの量が閾値以下である場合、UEは、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用し得る。このような閾値は、上述したように、ULデータ伝送(例えば、SDT)設定において、及び/又はCG設定において、及び/又は(一時停止設定を有する)RRCリリースメッセージにおいて設定され得る。
いくつかの実施形態において、UEは、(例えば、一時停止設定を有するRRCReleaseメッセージ内の)専用シグナリングを介して、及び/又はブロードキャストされたシステム情報(例えば、SIB1、他のSI、小規模データ固有システム情報)を介して、NWによって、閾値を用いて設定され得る。いくつかの実施形態において、UEが、例えばRRC_INACTIVE状態から、RRC_CONNECTED又はRRC_IDLE状態に入ったとき、UEは、設定された閾値をリリースしてもよい。いくつかの実施形態において、UEは、いくつかの閾値を受信し得、その各々は、CG設定の一つに関連付けられ得る。
いくつかの実施形態において、(保留中の)ULデータの量が(全ての)CG設定のペイロードサイズよりも大きい場合、UEは、SRをトリガーし、RA手順を開始し、且つ/又はRRC接続再開手順を開始し得る。より具体的には、特定のLCHにマッピングされる(全ての)(次に利用可能な)CGリソースの(総)ペイロードサイズが特定のLCHに関連付けられた(保留中の)ULデータの量より小さい場合、UEは、SRをトリガーし、RA手順を開始し、且つ/又はRRC接続再開手順を開始し得る。いくつかの実施形態において、(保留中の)ULデータの量が閾値よりも多い場合、UEは、バッファ状態レポート(BSR)をトリガーし得る。
〔基準1-7〕:データが関連付けられる、無線ベアラ/LCH/LCGに基づく。
各論理チャネルタイプは、対応する論理チャネルを介して転送される情報のタイプによって定義され得る。論理チャネルは、例えば制御チャネル及びトラフィックチャネルである、異なるタイプに分類され得る。制御チャネルは、制御プレーン情報/データを転送するために使用されてもよい。例えば、ブロードキャスト制御チャネル(BCCH)は、システム制御情報をブロードキャストするための下りリンクチャネルである。ページング制御チャネル(PCCH)は、ページングメッセージを搬送する下りリンクチャネルである。共通制御チャネル(CCCH)は、UEとネットワークとの間で制御情報を送信するためのチャネルである。CCCHは、ネットワークとRRC接続を有しないUEのために使用される。専用制御チャネル(DCCH)は、UEとネットワークとの間で専用制御情報を送信するポイントツーポイント双方向チャネルであり、RRC接続を有するUEによって使用される。上りリンクにおいて、論理チャネルと伝送チャネルとの間の異なる接続。CCCHは、UL-SCHにマッピングされ得る。DCCHは、UL-SCHにマッピングされ得る。DTCHは、UL-SCHにマッピングされ得る。
いくつかの実施形態において、UEは、一つ又は複数の論理チャネル、対応するRLCエンティティ、及びそれらの無線ベアラとの関連性(例えば、rlc-BearerToAddModList経由)を用いて設定され得る。各論理チャネルは、独自のアイデンティティを持つことができる。IE LogicalChannelIdentityは、論理チャネル(LogicalChannelConfig)と対応するRLCベアラ(RLC-BearerConfig)を識別するために使用され得る。
各論理チャネルは、例えばlogicalChannelGroupを使用して、LCGに割り当てられ得る。より具体的には、一つ又は複数の論理チャネル(又はLCHのリスト)は、特定のLCGに割り当てられ得、LCG内のLCH(又はLCHのリスト)は、RRC_INACTIVE状態におけるULデータ伝送に使用され得る。LCH(又はLCHのリスト)は、特定のSRB/DRBに関連付けられてもよく、特定のSRB/DRBは、SDTのために設定され得る。特定のSRB/DRBは、(例えば、一時停止設定を有するRRCリリースを受信することによって)UEがSDT手順を開始したとき、及び/又はUEのRRC状態がRRC_INACTIVE状態に切り替わったとき、再開され得る。LCH/LCGの(アイデンティティ)(又はLCHのリスト)LCH/LCGは、ULデータ伝送(例えば、SDT)設定を用いて設定され得る。いくつかの実施形態において、無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられた少なくともいくつかのULデータが利用可能になり、且つ/又はBSRがトリガーされた場合(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)、例えばULデータがどのLCH/LCG/無線ベアラに関連付けられるかに基づいて、(例えば、SDTのために)ULデータ伝送のためにCG設定/リソースを使用するか、SRをトリガーするか、及び/又はRRC接続再開手順を開始するかどうかを、UEは、決定し得る。
いくつかの実施形態において、第1の無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられたULデータが利用可能になり、且つ/又はBSRが第1の論理チャネルによってトリガーされた場合(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にある場合)、UEは、SRをトリガーし、RA手順を開始し、及び/又はRRC接続再開手順を開始することができる。逆に、第2の無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられたULデータが利用可能になり、且つ/又はBSRが第2の論理チャネルによってトリガーされた場合(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)、例えば、UEがCG設定を用いて設定され、且つ/又はRRC_INACTIVE状態においてCGが初期化/アクティブ化された場合において、UEは、SRをトリガーしないか、RA手順を開始しないか、及び/又はRRC接続再開手順を開始しないことがある。
いくつかの実施形態において、第1のLCGに割り当てられた第1の無線ベアラ/論理チャネルに関連するULデータが利用可能になり、且つ/又はBSRが第1の論理チャネルによってトリガーされた場合(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にある場合)、UEは、SRをトリガーし、RA手順を開始し、且つ/又はRRC接続再開手順を開始することができる。逆に、LCGに割り当てられている第2の無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられているULデータが利用可能になり、且つ/又はBSRが第2の論理チャネルによってトリガーされた場合(UEがRRC_INACTIVE状態の場合)、UEがCG設定を用いて設定されているとき、及び/又はCGがRRC_INACTIVE状態で初期化されているとき、UEは、SRをトリガーしない、RA手順を開始しない、及び/又はRRC接続再開手順を開始しないことがある。より具体的には、LCGは、RRC_INACTIVE状態におけるULデータ伝送(例えば、SDT)のための特定のLCG(例えば、LCG0)であってよい。
いくつかの実施形態において、第1の無線ベアラに関連付けられた第1の論理チャネルに関連付けられたULデータが利用可能になり、且つ/又はBSRが第1の論理チャネルによってトリガーされた場合(UEがRRC_INACTIVE状態にある場合)、UEは、SRをトリガーし、RA手順を開始し、及び/又はRRC接続再開手順を開始することができる。一方で、第2の無線ベアラに関連付けられた第2の論理チャネルに関連付けられたULデータが利用可能になり、且つ/又はBSRが第2の論理チャネルによってトリガーされた場合(UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)、UEは、SRをトリガーしないことがあり、RA手順を開始しないことがあり、及び/又はRRC接続再開手順を開始しないことがある。
いくつかの実施形態において、第1の論理チャネルは、特定の優先順位(例えば、最高の優先順位又は閾値よりも)を有する論理チャネルであってよい。例えば、論理チャネルの特定の優先順位が閾値より高い/低い場合、UEは、例えばUEがCG設定で設定され、且つ/又はRRC_INACTIVE状態でCG設定が初期化/アクティブ化されるとき、SRをトリガーし、RA手順を開始し、及び/又はRRC接続再開手順を開始することができる。
いくつかの実施形態において、第1の論理チャネルは、特定の論理チャネルの識別に関連づけられてもよい。例えば、特定の論理チャンネルのアイデンティティ(例えば、アイデンティティに割り当てられたインデックス値)が閾値より高い/低い場合、UEは、SRをトリガーし、RA手順を開始し、及び/又はRRC接続再開手順を開始することができる。
いくつかの実施形態において、第1の論理チャネルは、CCCHであってよい。いくつかの実施形態において、閾値は、LogicalChannelConfigで、上述したようにULデータ伝送(例えばSDT)設定で、CG設定で、及び/又は(一時停止設定を有する)RRCリリースメッセージを介して設定されてもよい。いくつかの実施形態において、第1の無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられたULデータが利用可能になり、且つ/又はBSRが第1の論理チャネルによってトリガーされた場合(UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)、例えば特定のIEに基づいて、ULデータ伝送(例えばSDT)のためにCG設定/リソースを使用する、SRをトリガーする、(例えばSDTのために)RA手順を開始する、及び/又は、RRC接続再開手順を開始することができるかどうかを、UEは、決定することができる。より具体的には、特定のIEの存在又は値に基づいて、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用する、SRをトリガーする、(例えば、SDTのために)RA手順を開始する、及び/又はRRC接続再開手順を開始するかどうかを、UEは、決定し得る。例えば、特定のIEが存在する(及び“TRUE”又は“1”の値を持つ)場合、UEは、SRをトリガーし、RA手順を開始し、及び/又はRRC接続再開手順を開始し得る。いくつかの実施形態において、特定のIEは、論理チャネル(例えば、第1の論理チャネルのために設定される)毎、無線ベアラ毎、サービングセル毎、MACエンティティ毎などに設定されてもよい。
〔基準1-8〕:特定の手順がトリガーされている(又は保留中又は進行中)かどうかに基づく。
いくつかの実施形態において、特定の手順は、特定の情報(例えば、MAC CE)を生成するための手順であってよい。例えば、特定の手順は、BSR、SR、RA、SDT、BFRなどとして示され得る。特定の手順がトリガーされる(及びキャンセルされない)とき、特定の情報(加えてそのサブヘッダ)を収容するためにULリソースが利用可能である場合、UEは、特定の情報を生成し得る。
特定の手順は、例えば、RRC手順、例えば、RRC接続確立、RRC接続再確立、RRC接続再開手順、セル(再)選択、RNA更新、トラッキング領域更新、SDT手順等であってよい。
特定の手順は、RRC_INACTIVE状態において情報を生成する手順であってよい。例えば、情報は、UEのバッファ状態、(保留中の)ULデータ量、好ましいRRC状態、一定のUE支援情報、UEコンテキスト、UE ID、ACK/NACK情報、(ビーム/SSB)測定報告などを示すインディケータを含み得る。
いくつかの実施形態において、UEは、第1のCG設定(UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)を用いて設定されてよい。無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられた少なくともいくつかのULデータが利用可能になる、及び/又はBSRがトリガーされる場合(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にある場合)、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用する、SRをトリガーする、(例えば、SDTのために)RA手順を開始する、及び/又は、例えば特定の手順がトリガーされたか(又は保留中か進行中か)に基づいて、RRC接続再開手順を開始するために、CG設定/リソースを使用するかどうかを、UEは、決定してよい。特定の手順がトリガーされる(又は保留中又は進行中である)場合、UEは、SRをトリガーしてもしなくてもよく、RA手順を開始してもしなくてもよく、及び/又はRRC接続再開手順を開始してもよく、又は開始しなくてもよい。より具体的に、特定の手順がトリガーされたか(又は保留中であるか又は進行中であるか)に基づいて、RRC_INACTIVE状態にULデータ伝送(例えば、SDT)のための有効/利用可能なULリソースがあるかどうかを、UEは、決定することができる。
〔基準1-9〕:DLチャネルの状態/品質に基づく。
いくつかの実施形態において、(例えば、RSRP、RSRQ、RSSI、SINR等といった、測定結果に基づいて)DLチャネルの状態/品質を決定するために、UEは、DL参照信号(例えば、SSB/CSI-RS)上で測定手順を実行してもよい。より具体的には、DLチャネルの状態/品質は、セル(再)選択のための基準に基づいて測定/評価され得る。
いくつかの実施形態において、UEは、(UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)第1のCG設定を用いて設定されてよい。無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられた少なくともいくつかのULデータが利用可能になり、且つ/又はBSRがトリガーされた場合(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)、例えばDLチャネルの状態/品質に基づいて、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用し、SRをトリガーし、(例えば、SDTのために)RA手順を開始し、及び/又はRRC接続再開手順を開始するかどうかを、UEは、決定することができる。
いくつかの実施形態において、DLチャネルの状態/品質が第1の閾値より低い場合、例えば、RSRPを有するSSB/CSI-RSがRSRP閾値より低い場合、UEは、SRをトリガーし、RA手順を開始し、及び/又はRRC接続再開手順を開始することができる。いくつかの実施形態において、DLチャネルの状態/品質の変化が第2の閾値よりも高い場合、例えば現在のRSRPと保存された/以前のRSRPとの比較がRSRPの閾値よりも高い場合、UEは、SRをトリガーし、RA手順を開始し、及び/又はRRC接続再開手順を開始することができる。閾値は、上述したように、ULデータ伝送(例えば、SDT)設定で設定されてもよく、且つ/又は(一時停止設定を有する)RRCリリースメッセージを介して、CG設定で設定されてもよく、且つ/又は設定されてもよい。いくつかの実施形態において、UEは、(例えば、一時停止設定を有するRRCリリースメッセージ内の)専用シグナリング及び/又はブロードキャストされたシステム情報(例えば、SIB1、他のSI、小規模データ固有システム情報)を介して、NWによって閾値を用いて設定され得る。いくつかの実施形態において、UEが例えばRRC_INACTIVE状態から、RRC_CONNECTED又はRRC_IDLE状態に入ったとき、UEは、設定された閾値をリリースし得る。いくつかの実施形態において、UEは、いくつかの閾値を受信でき、その各々は、CG設定の一つに関連付けられ得る。
〔基準1-10〕:(例えば、configured grantを介した)伝送が、例えば一定期間内に、複数回、失敗したかどうかに基づく。
いくつかの実施形態において、UEは、(例えば、CGリソース又は他のULリソースを介した)UL(又はDL)伝送が(例えば、伝送するために)失敗した回数をカウントするためにカウンタを維持し得る。例えば、UEは、第1のCG設定を用いて設定され得る(UEがRRC_INACTIVE状態のとき)。無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられた少なくともいくつかのULデータが利用可能になった場合、及び/又はBSRがトリガーされた場合(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)、例えばカウンタによって示された回数が特定の値(例えば、BSによって設定され得る最大値)に達したかどうかに基づいて、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用するか、SRをトリガーするか、(例えば、SDTのために)RA手順を開始するか、及び/又は、RRC接続再開手順を開始するかを、UEは、決定してもよい。いくつかの実施形態において、カウンタは、(configured grantリソース又は他のULリソースを介して)UEがUL(又はDL)伝送を正常に送信しないとき、(例えば、時間ウィンドウ内で)UEがUL伝送のためのACKを受信しないとき、例えば、データの到着がないため、又はチャネルの状態/品質が悪いなどのためにUEがUL伝送を送信しないとき(又はUEがスキップするとき)(例えば、configured grantリソース又は他のULリソースを介して)、カウンタは、インクリメントされてもよい。
いくつかの実施形態において、カウンタは、一つ又は複数のconfigured grant設定に関連付けられ得る。代替的に、各CG設定は、1つの個々のカウンタに関連付けられてよい。いくつかの実施形態において、UEがSRをトリガーし、RA手順を開始し、及び/又はRRC接続再開手順を開始するとき)、カウンタは、リセットされ得る。いくつかの実施形態において、UEが(例えば、configured grantリソース又は他のULリソースを介して)(UL/DL)伝送を正常に伝送するとき、カウンタは、リセットされ得る。いくつかの実施形態において、UEがネットワークからインディケーションを受信するとき、カウンタは、リセットされ得る(例えば、インディケーションは、UL伝送のための応答であり得る)。いくつかの実施形態において、UEがSRをトリガー及び/又は伝送するとき、カウンタは、リセットされ得る。いくつかの実施形態において、タイマー、例えばTAタイマー、CGタイマー、特定のタイマー(上述したように)が満了するとき、カウンタは、リセットされてよい。
いくつかの実施形態において、カウンタは、HARQプロセス毎に維持され得る。HARQ処理に関連付けられたカウンタは、UEがHARQプロセス上で(再)伝送を実行するとき、インクリメントされ得る。代替的に、UEがHARQプロセスの(再)送信のためのスケジューリングを受信したとき、HARQプロセスに関連付けられたカウンタは、インクリメントされ得る。
いくつかの実施形態において、カウンタの値は、ULデータ伝送(例:SDT)設定、CG設定、及び/又は(一時停止設定を有する)RRCリリースメッセージで設定され得る。いくつかの実施形態において、(例えば、一時停止設定を有するRRCReleaseメッセージ内で)専用シグナリングを介して、及び/又はブロードキャストされたシステム情報(例えば、SIB1、他のSI、小規模データ固有システム情報)を介して、NWによるカウンタの値を用いて、UEは、設定され得る。いくつかの実施形態において、例えばUEが、RRC_INACTIVE状態から、RRC_CONNECTED又はRRC_IDLE状態に入ったとき、UEは、設定された値をリリースし得、及び/又はカウンタをリセットし得る。
いくつかの実施形態において、UEは、UL/DL伝送が特定の期間の間に正常に送信されたかどうかを判定するために、タイマー/ウィンドウを用いて設定され得る。タイマーは、DL/UL伝送が正常に送信されていないとき、例えば、ACK/NACKの応答がUL伝送のために受信されていないとき、タイマーは、実行を継続し得る。タイマーは、UEが(例えば、configured grantリソース又は他のリソースを介して)UL/DL伝送を正常に伝送したとき、例えばACK応答がUL伝送のために受信されたとき、(再)開始され得る。いくつかの実施形態において、UEがネットワークからインディケーションを受信するとき、タイマーは、(再)開始され得る(例えば、インディケーションは、ULデータ伝送のための応答であり得る)。タイマーが満了した場合、UEは、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定を使用することができないことがあり、次にUEは、CG設定/リソースをリリースすることがある。
いくつかの実施形態において、(UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)UEは、第1のCG設定を用いて設定され得る。無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられた少なくともいくつかのULデータが利用可能になった場合、及び/又はBSRがトリガーされた場合(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)、UEは、タイマーが動作しているかどうかに基づいて、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用するか、SRをトリガーするか、(例えば、SDTのために)RA手順を開始するか、及び/又は例えばRRC接続再開手順を開始するかを決定することができる。例えば、UEは、タイマーが動作しているとき、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用することを決定することができる。例えば、UEは、タイマーが動作していないとき又はタイマーが満了したとき、SRをトリガーし、RA手順を開始し、及び/又はRRC接続再開手順を開始することを決定することができる。
いくつかの実施形態において、UEのために設定された無線ベアラ/論理チャネルの一つ又は複数は、いくつかの特定のマスク/フラグを用いて更に設定されてもよい。いくつかのそのような実施形態において、そのようなマスク/フラグを用いて設定された無線ベアラ/論理チャネルは、BSRをトリガーし得る。すなわち、マスク/フラグを用いて設定された無線ベアラ/論理チャネルのみが、(例えば、BSRによってトリガーされる)RA手順を介して小規模データを伝送することができる。
いくつかの実施形態において、タイマーは、(例えば、3GPP TS 38.321に記載されているよう)データ非アクティビティタイマーであってよい。タイマーは、UE/MACエンティティが上位層からLCHのデータ(例えば、MAC SDU)を受信したとき、及び/又は、UEがLCHのデータ(例えば、MAC PDU)を送信したとき、(再)開始されてよい。タイマーが満了すると、UEは、CG設定をリリースし、SRをトリガーし、RA手順を開始し、及び/又はRRC接続再開手順を開始することができる。いくつかの実施形態において、ULデータ伝送(例えば、SDT)のためにCG設定/リソースを使用するか、SRをトリガーするか、(例えば、SDTのために)RA手順を開始するか、及び/又は、例えばULリソースが特定の情報(例えば、MAC CE又はデータ)に対応できるかに基づいて、RRC接続再開手順を開始するかどうかを、UEは更に、決定することができる。
〔RRC_INACTIVE状態におけるUL/小規模データ伝送のための2ステップ又は4ステップRAタイプによるRA手順の選択〕
上述したように、UEのために2つのタイプのランダムアクセス手順がサポート/設定されてもよく、4ステップRAタイプは、MSG1/MSG2/MSG3/MSG4を含んでもよく、2ステップRAタイプは、MSG A/MSG Bを含んでもよい。
いくつかの実施形態において、UEは、RACHリソース(例えば、CG設定/リソースがUEで設定されていない)でのみ設定されてもよく、伝送のための有効/利用可能なCGリソースが存在しないことがあり、又は、例えば上述の基準に基づいて、UEは、CGリソースを使用しないことを決定してよい。いくつかのそのような実施形態において、無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられた少なくともいくつかのULデータは、利用可能になり、且つ/又はBSRがトリガーされたとき(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)、UEは、SRをトリガーし、RA手順を開始し、RRC接続再開手順を開始し、且つ/又はRA手順のためのRAタイプ(例えば、2ステップRAタイプ又は4ステップRAタイプのいずれか)を選択/設定することができる。
例えばRA手順の開始時(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)に、開始された/進行中のRA手順のための2ステップRAタイプ又は4ステップRAタイプの選択のために、例えば、以下の代替の内の一つ又は複数は、適用され得る。いくつかの実施形態において、RA手順のためのRAタイプの選択を決定するために、任意の数の以下の代替形態を共に組み合わせることができることに留意されたい。
〔基準2-1〕:(保留中の)ULデータの量に基づく。
いくつかの実施形態において、UEが(RRC_INACTIVE状態で)RA手順を開始するとき、(保留中の)ULデータの量が閾値よりも大きい場合、UEは、RA手順の開始時に4ステップ又は2ステップRAタイプを選択することができる。いくつかの実施形態において、閾値は、MSG AのためのPUSCHリソースのペイロードサイズに関連付けられ得る。
〔基準2-2〕:MSG AのためのPUSCHリソースのプリアンブルグループ及び/又はペイロードサイズに基づく。
いくつかの実施形態において、UEは、MSG AのためのPUSCHリソースの特定のペイロードサイズに関連付けられ得る特定のプリアンブルグループ(例えば、プリアンブルグループA又はプリアンブルグループB)を用いて設定され得る。例えば、第1のプリアンブルグループは、MSG AのためのPUSCHリソースの第1のサイズにマッピングされてもよく、第2のプリアンブルグループはMSG AのためのPUSCHリソースの第2のサイズにマッピングされてもよい。
いくつかの実施形態において、UEがRA手順を開始するとき(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)、UEは、特定のプリアンブルグループ(例えば、2ステップRAのための)が設定される場合、2ステップRAタイプを選択してもよい。そうでない場合、UEは、4ステップRAタイプを選択してもよい。
いくつかの実施形態において、UEがRA手順を開始するとき(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)、MSG AのためのPUSCHリソースの特定のペイロードサイズが設定される場合、UEは、2ステップRAタイプを選択してもよい。そうでない場合、UEは、4ステップRAタイプを選択してもよい。
いくつかの実施形態において、UEがRA手順を開始するとき(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)、特定のペイロードサイズが閾値より大きい場合、UEは、2ステップRAタイプを選択してもよい。そうでない場合、UEは、4ステップRAタイプを選択してもよい。
〔基準2-3〕:データが関連付けられたLCH/LCG/無線ベアラ、及び/又はLCH/LCG/無線ベアラがBSR/SR/RAをトリガーするかに基づく。
いくつかの実施形態において、UEがRA手順を開始するとき(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)、第1のLCH/LCG/RBに関連付けられたULデータが利用可能になり、且つ/又はBSR/SR/RAが第1のLCH/LCG/RBによってトリガーされた場合(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にある場合)、UEは、2ステップRAタイプを選択してもよい。そうでない場合、UEは、4ステップRAタイプを選択してもよい。
いくつかの実施形態において、UEがRA手順を開始するとき(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)、第1のLCGに割り当てられた第1の無線ベアラ/論理チャネルに関連付けられたULデータが利用可能になり、且つ/又は第1の無線ベアラ/論理チャネルによってBSR/SR/RAがトリガーされた場合(UEがRRC_INACTIVE状態にある場合)、UEは、2ステップRAタイプを選択してもよい。そうでない場合、UEは、4ステップRAタイプを選択してもよい。
いくつかの実施形態において、UEがRA手順を開始するとき(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)、第1の無線ベアラに関連付けられた第1の論理チャネルに関連するULデータが利用可能になり、且つ/又はBSR/SR/RAが第1の論理チャネルによってトリガーされた場合(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にある場合)、UEは、2ステップRAタイプを選択してもよい。そうでない場合、UEは、4ステップRAタイプを選択してもよい。
図3は、本出願の一例としての実施形態に従った、UEがRRC_INACTIVE状態にある間、上りリンク(UL)データを基地局(BS)に伝送するためにUEによって実行される方法(又はプロセス)300を示すフローチャートである。いくつかの実施形態において、UEは、特定の無線ベアラ(RB)(例えば、DRB又はSRB)に関連付けられたULデータ(例えば、小規模データ)を伝送し得る。特定のRBは、いくつかのそのような実施形態において、小規模データ伝送のために設定され得る。特定のRBは、RRC_INACTIVE状態のUEの間、再開されてもよく、例えば、UEがSDT手順を開始したとき、特定のRBは、再開されてもよい。
図に示すように、プロセス300は、310において、UEがRRC_CONNECTED状態にある間、基地局(BS)からRRCリリースメッセージを受信することによって開始することができる。RRCリリースメッセージは少なくとも、configured grant(CG)設定及びタイムアライメント(TA)タイマー(例えば、TAタイマーの値)といった設定/IEを含み得る。本実施形態のいくつかにおいて、RRCリリースメッセージは、RRC_INACTIVE状態への遷移、例えばRRC_CONNECTED状態からの遷移をUEに示すことができるsuspendConfigパラメータといった、情報要素(IE)を更に含み得る。
RRCリリースメッセージを受信した後、プロセス300は、320において、例えばRRC_CONNECTED状態から、UEをRRC_INACTIVE状態に遷移させることができる。330において、プロセス300は、RRCリリースメッセージの受信に応じて、CG設定の受信に応じて、及び/又はTAタイマーの設定の受信に応じて、TAタイマーを開始又は再開始することができる。上述したように、いくつかの実施形態において、UEがRRC_INACTIVE状態で使用するために、TAタイマーは、設定され得る。例えば、UEがタイミングアドバンスを更新するための具体的なインディケーション(例えば、タイミングアドバンスコマンド)を受信するとき、UEは、タイミングアドバンスコマンドを適用し、TAタイマーを(再)開始することができる。タイミングアドバンスコマンドは、UL(レイヤ1)同期のためのタイミングアドバンスの値を更新するために使用され得る。
340において、プロセス300は、UEがRRC_INACTIVE状態にある間、CG設定によって設定されたULリソースを介してULデータ(例えば、小規模データ)を伝送することができる。プロセスは、一つ又は複数の基準のセットが満たされることを決定した後、ULデータを伝送することができる。いくつかの実施形態において、基準のセットは、TAタイマーが動作中であるという基準を少なくとも含むことができる。TAタイマーが動作している間(例えば、満了していないか、又はゼロに達していない間)、UEは、TAが有効であると判定し、ULデータを伝送し続けることができる。いくつかの実施形態において、基準のセットの少なくとも一つが満たされない場合、例えば、TAタイマーが満了する(又は実行されない)場合、UEは、RA手順を開始することができる。その後、プロセスは、終了できる。
いくつかの実施形態において、基準のセットにおける別の基準は、ULデータのデータ量が閾値を下回っていることを含むことができる。いくつかのそのような実施形態において、ULデータのデータ量が閾値を超えたとき、RRC接続再開手順を開始し得る。いくつかの実施形態において、データ量は、特定のRBに関連付けられたULデータの総量に基づいて決定され得る。
いくつかの実施形態において、基準のセットは、同期信号ブロック(SSB)の参照信号受信電力(RSRP)が閾値を上回るという基準を更に含むことができる。基準のセットは、TAタイマー以外の、UEがULリソースを介してULデータを送信するときに開始又は再開始される特定のタイマーが動作しているという基準を更に含むことがでる。
図4は、本発明の一例としての実施形態に従った、無線通信のためのノードのブロック図を示す。図4に示すように、ノード400は、トランシーバ420、プロセッサ426、メモリ428、一つ又は複数のプレゼンテーション部品434、及び少なくとも一つのアンテナ436を含むことができる。ノード400はまた、無線周波数(RF)スペクトル帯域モジュール、基地局通信モジュール、ネットワーク通信モジュール、及びシステム通信管理モジュール、入力/出力(I/O)ポート、I/O部品、及び電源(図4には明示的に示されていない)を含むことができる。これらの部品のそれぞれは、一つ又は複数のバス440を介して、直接的又は間接的に互いに通信することができる。
送信機422及び受信機424を有するトランシーバ420は、時間及び/又は周波数リソース分割情報を送信及び/又は受信するように設定され得る。いくつかの実施形態において、トランシーバ420は、使用可能、使用不可能、且つ柔軟に使用可能なサブフレーム及びスロットフォーマットを含むが、これらに限定されない、異なるタイプのサブフレーム及びスロットで送信するように設定され得る。トランシーバ420は、データを受信し、シグナリングを制御するように設定され得る。
ノード400は、様々なコンピュータ可読媒体を含んでよい。コンピュータ可読媒体は、ノード400によってアクセス可能であり、揮発性及び不揮発性媒体、取り外し可能及び取り外し不可能媒体の両方を含む、任意の利用可能な媒体とすることができる。実施例として、及び限定ではなく、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含むことができる。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール又は他のデータといった、情報を記憶するための任意の方法又は技術で実施される揮発性及び不揮発性メモリ、取り外し可能及び非取り外し可能媒体の両方を含む。
コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ又はその他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)又はその他の光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置又はその他の磁気記憶装置を含む。コンピュータ記憶媒体は、伝搬データ信号を含まない。通信媒体は、典型的にコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータを、搬送波又は他のトランスポートメカニズムなどの変調されたデータ信号で具現化し、任意の情報配信媒体を含む。用語「変調されたデータ信号」は、その特性の内の一つ又は複数が信号内に符号化されるように設定又は変更された信号を意味する。限定ではなく、実施例として、通信媒体は、有線ネットワーク又は直接有線接続といった有線媒体、並びに音響、RF、赤外及び他の無線媒体などの無線媒体を含む。上記のいずれかの組み合わせは、コンピュータ可読媒体の範囲内にも含まれるべきである。
メモリ428は、揮発性及び/又は不揮発性メモリの形態のコンピュータ記憶媒体を含み得る。メモリ428は、取り外し可能、取り外し不可能、又はそれらの組み合わせであってよい。例示的なメモリは、ソリッド状態メモリ、ハードドライブ、光学ディスクドライブなどを含む。図4に示すように、メモリ428は、コンピュータ可読、コンピュータ実行可能命令432(例えば、ソフトウェアコード)を記憶することができ、この命令は実行されると、図1から図4を参照して、例えば、本明細書に記載する様々な機能をプロセッサ426に実行させるように設定される。代替的に、命令432は、プロセッサ426によって直接実行可能ではなく、ノード400(例えば、コンパイルされ実行されるとき)に本明細書に記載される様々な機能を実行させるように設定されてもよい。
プロセッサ426は、例えば、インテリジェントハードウェアデバイス、中央演算処理装置(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなどを含むことができる。プロセッサ426は、メモリを含んでもよい。プロセッサ426は、メモリ428から受信したデータ430及び命令432、並びにトランシーバ420、ベースバンド通信モジュール、及び/又はネットワーク通信モジュールを介して情報を処理することができる。プロセッサ426はまた、コアネットワークへの送信のために、アンテナ436を介してネットワーク通信モジュールに送信するためにトランシーバ420に送信される情報を処理することができる。
一つ又は複数のプレゼンテーション部品434は、人又は他のデバイスにデータインディケーションを提示する。例えば、一つ又は複数のプレゼンテーション部品434は、ディスプレイ装置、スピーカー、プリント部品、振動部品などを含む。
上記の説明から、様々な技法が、それらの概念の範囲から逸脱することなく、本出願に記載された概念を実施するために使用されることができることが明らかである。更に、概念は、特定の実施形態を特に参照して説明されてきたが、当業者はこれらの概念の範囲から逸脱することなく、形態及び詳細において変更を行うことができることを認識することができる。従って、説明された実施形態は、全ての点で、例示的なものと見なされるべきであり、限定的なものと見なされるべきではない。また、本出願は、上述の特定の実施形態に限定されるものではなく、本開示の範囲から逸脱することなく、多くの再構成、修正、及び置換が可能であることを理解されたい。

Claims (20)

  1. 特定の無線ベアラ(RB)に関連付けられた上りリンク(UL)データを送信するためのユーザ機器(UE)のための方法であって、
    前記方法は、
    無線リソース制御(RRC)_CONNECTED状態にある間、基地局(BS)から、少なくともconfigured grant(CG)設定及びタイムアライメント(TA)タイマーを含む、RRCリリースメッセージを受信する工程、
    前記RRCリリースメッセージの受信に応じて、RRC_INACTIVE状態へ遷移する工程、
    前記RRCリリースメッセージの受信に応じて、前記TAタイマーを開始又は再開始する工程、及び
    前記RRC_INACTIVE状態にある間、一つ又は複数の基準のセットが満たされたと判定した後、前記CG設定によって設定されたULリソースを介して、前記ULデータを送信する工程であって、前記基準のセットは、少なくとも前記TAタイマーが動作しているという基準を含む、工程、
    を含む、方法。
  2. 前記BSから、前記RRC_INACTIVE状態にある間、タイミングアドバンスを更新するためのインディケーションを受信することに更に応じて、前記TAタイマーを開始又は再開始する工程、
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記基準のセットの内の一つが満たされていないと判定したとき、ランダムアクセス(RA)手順を開始する工程、
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記基準のセットは、前記ULデータのデータ量が閾値よりも小さいという基準を更に含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記ULデータの前記データ量が前記閾値より大きいとき、RRC接続再開手順を開始する工程、
    を更に含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記データ量は、前記特定のRBに関連付けられた前記ULデータの総量に基づいて、決定される、請求項5に記載の方法。
  7. 前記基準のセットは、同期信号ブロック(SSB)の参照信号受信電力(RSRP)が閾値より大きいという基準を更に含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記基準のセットは、前記UEが前記ULリソースを介して前記ULデータを送信するとき、開始又は再開始される特定のタイマーが動作しているという基準を更に含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記特定のRBは、小規模データ伝送のために設定される、請求項1に記載の方法。
  10. 前記RRCリリースメッセージは、情報要素(IE)suspendConfigを更に含む、請求項1に記載の方法。
  11. ユーザ機器(UE)であって、
    前記UEは、
    特定の無線ベアラ(RB)に関連付けられた上りリンク(UL)を送信するためのコンピュータ実行可能命令を有する一つ又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体、及び
    前記一つ又は複数の非一時的コンピュータ可読媒体に結合され、前記コンピュータ実行可能命令を実行するように設定された少なくとも一つのプロセッサを含み、
    前記コンピュータ実行可能命令は、
    無線リソース制御(RRC)_CONNECTED状態にある間、基地局(BS)から、少なくともconfigured grant(CG)設定及びタイムアライメント(TA)タイマーを含む、RRCリリースメッセージを受信する処理、
    前記RRCリリースメッセージの受信に応じて、RRC_INACTIVE状態へ遷移する処理、
    前記RRCリリースメッセージの受信に応じて、前記TAタイマーを開始又は再開始する処理、及び
    前記RRC_INACTIVE状態にある間、一つ又は複数の基準のセットが満たされたと判定した後、前記CG設定によって設定されたULリソースを介してULデータを送信する処理を実行するように設定されるコンピュータ実行可能命令であって、
    前記基準のセットは、少なくとも前記TAタイマーが動作しているという基準を含む、UE。
  12. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ実行可能命令が、
    前記RRC_INACTIVE状態にある間に、前記BSからタイミングアドバンスを更新するためのインディケーションを受信することに応じて、前記TAタイマーを開始又は再開始する処理、
    を更に実行するように設定される、請求項11に記載のUE。
  13. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ実行可能命令が、
    前記基準のセットの内の一つが満たされていないと判定したとき、ランダムアクセス(RA)手順を開始する処理、
    を更に実行するように設定される、請求項11に記載のUE。
  14. 前記基準のセットは、前記ULデータのデータ量が閾値よりも少ないという基準を更に含む、請求項11に記載のUE。
  15. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ実行可能命令が、
    前記ULデータの前記データ量が前記閾値より大きいとき、RRC接続再開手順を開始する処理、
    を実行するように更に設定される、請求項14に記載のUE。
  16. 前記データ量は、前記特定のRBに関連付けられた前記ULデータの総量に基づいて、決定される、請求項15に記載のUE。
  17. 前記基準のセットは、同期信号ブロック(SSB)の参照信号受信電力(RSRP)が閾値より大きいという基準を更に含む、請求項11に記載のUE。
  18. 前記基準のセットは、前記UEが前記ULリソースを介して前記ULデータを送信するとき、開始又は再開始される特定のタイマーが動作しているという基準を更に含む、請求項11に記載のUE。
  19. 前記特定のRBは、小規模データ伝送のために設定される、請求項11に記載のUE。
  20. 前記RRCリリースメッセージは、情報要素(IE)suspendConfigを更に含む、請求項11に記載のUE。
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