JP7332818B2 - 小規模データ伝送のための方法及びユーザ機器 - Google Patents

小規模データ伝送のための方法及びユーザ機器 Download PDF

Info

Publication number
JP7332818B2
JP7332818B2 JP2022549662A JP2022549662A JP7332818B2 JP 7332818 B2 JP7332818 B2 JP 7332818B2 JP 2022549662 A JP2022549662 A JP 2022549662A JP 2022549662 A JP2022549662 A JP 2022549662A JP 7332818 B2 JP7332818 B2 JP 7332818B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resource
rrc
rsrp
value
data transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022549662A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023514600A (ja
Inventor
ウェイ,チャホン
ワン,ハイハン
ツァイ,シンシ
チン,ホンリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FG Innovation Co Ltd
Original Assignee
FG Innovation Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FG Innovation Co Ltd filed Critical FG Innovation Co Ltd
Publication of JP2023514600A publication Critical patent/JP2023514600A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7332818B2 publication Critical patent/JP7332818B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/30Connection release
    • H04W76/34Selective release of ongoing connections
    • H04W76/36Selective release of ongoing connections for reassigning the resources associated with the released connections
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/20Control channels or signalling for resource management
    • H04W72/23Control channels or signalling for resource management in the downlink direction of a wireless link, i.e. towards a terminal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/12Wireless traffic scheduling
    • H04W72/1263Mapping of traffic onto schedule, e.g. scheduled allocation or multiplexing of flows
    • H04W72/1268Mapping of traffic onto schedule, e.g. scheduled allocation or multiplexing of flows of uplink data flows
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B17/00Monitoring; Testing
    • H04B17/30Monitoring; Testing of propagation channels
    • H04B17/309Measuring or estimating channel quality parameters
    • H04B17/318Received signal strength
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W56/00Synchronisation arrangements
    • H04W56/004Synchronisation arrangements compensating for timing error of reception due to propagation delay
    • H04W56/0045Synchronisation arrangements compensating for timing error of reception due to propagation delay compensating for timing error by altering transmission time
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/50Allocation or scheduling criteria for wireless resources
    • H04W72/54Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on quality criteria
    • H04W72/542Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on quality criteria using measured or perceived quality
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/20Manipulation of established connections
    • H04W76/27Transitions between radio resource control [RRC] states
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/10Connection setup
    • H04W76/11Allocation or use of connection identifiers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

〔関連出願の相互参照〕
本開示は、2020年3月30日に出願された“Data Transmission in RRC INACTIVE State via Configured Grant.”と題する、仮米国特許出願第63/002,269号(「‘269仮特許」)の利益及び優先権を主張するものである。‘269仮特許の内容は、全ての目的のために参照により本明細書に完全に組み込まれる。
〔分野〕
本開示は、小規模データ伝送のための方法及びユーザ機器(UE)に関する。
接続されたデバイスの数の大幅な増加及びユーザ/ネットワークトラフィック量の急速な増加に伴って、データ速度、遅延性、信頼性、及びモビリティを改善することによって、第5世代(5G)ニューラジオ(NR)などの次世代無線通信システムのための無線通信の異なる態様を改善するために、様々な努力がなされてきた。
5G NRシステムは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、大規模マシンタイプ通信(mMTC)、及び超信頼性及び低遅延性通信(URLLC)などの様々な使用法に対応して、ネットワークサービス及び種類を最適化するための柔軟性及び設定可能性を提供するように設計される。
しかしながら、無線アクセスの需要が増加し続けるにつれて、次世代無線通信システムのための無線通信の更なる改善が必要とされている。
本開示は、小規模データ伝送のための方法及びユーザ機器(UE)を対象とする。
本開示の一態様に従って、小規模データ伝送のためのユーザ機器(UE)によって実行される方法が、提供される。本方法は、無線リソース制御(RRC)_CONNECTED状態で動作するとき、基地局(BS)からRRCリリースメッセージであって、少なくとも一つの下りリンク(DL)参照信号(RS)、少なくとも一つのConfigured Grant(CG)リソース、及び少なくとも一つのDL RSと少なくとも一つのCGリソースとの間の関連付けを示す情報を示すRRCリリースメッセージを受信する工程、RRCリリースメッセージを受信することに応じて、RRC_INACTIVE状態に遷移する工程、小規模データ伝送の試行を開始する工程、測定結果を取得するための少なくとも一つのDL RSを測定する工程、測定結果に従って、少なくとも一つのCGリソースから、小規模データ伝送のための特定のCGリソースを選択する工程、(i)特定のCGリソースに関連付けられたDL RSの参照信号受信電力(RSRP)変化の量、少なくとも一つのDL RSの内の一つであるDL RS、及び(ii)TA関連タイマーが動作しているかどうか、に従って、特定のCGリソースのタイミングアドバンス(TA)値が、小規模データ伝送のために有効であるかどうかを判定する工程であって、TA値が有効であると判定した後、特定のCGリソースで小規模データ伝送を実行する工程であって、TA関連タイマーは、TA値が有効であると判定することが可能な時間間隔を定義し、TA関連タイマーは、BSによって提供されるTA関連タイマー設定によって設定され、TA関連タイマーは、TA値が受信されるとき、開始され、且つ少なくとも一つのCGリソースは、TA関連タイマーが満了するとき、リリースされる、工程を含む。
本開示の別の態様に従って、UEが、提供される。UEは、プロセッサ、及びプロセッサに結合されたメモリを含む。メモリは、プロセッサによって実行されるときプロセッサに、RRC_CONNECTED状態で動作しているとき、BSからRRCリリースメッセージであって、少なくとも一つのDL RS、少なくとも一つのCGリソース、及び少なくとも一つのDL RSと少なくとも一つのCGリソースとの間の関連付けを示す情報を示すRRCリリースメッセージを受信する処理、RRCリリースメッセージを受信することに応じて、RRC_INACTIVE状態に遷移する処理、小規模データ伝送の試行を開始する処理、測定結果を取得するための少なくとも一つのDL RSを測定する処理、測定結果に従って、少なくとも一つのCGリソースから、小規模データ伝送のための特定のCGリソースを選択する処理、(i)特定のCGリソースに関連付けられたDL RSの参照信号受信電力(RSRP)変化の量、少なくとも一つのDL RSの内の一つであるDL RS、及び(ii)TA関連タイマーが実行しているかどうか、に従って、特定のCGリソースのためのRSRP変化の量が小規模データ伝送のために有効であることに従って、特定のCGリソースのためのタイミングアドバンス(TA)値が小規模データ伝送のために有効であるかどうかを判定する処理、及びTA値が有効であると判定した後、特定のCGリソースで小規模データ伝送を実行する処理であって、TA関連タイマーは、TA値が有効であると判定することが可能な時間間隔を定義し、TA関連タイマーは、BSによって提供されるTA関連タイマー設定によって設定され、TA関連タイマーは、TA値が受信されるとき、開始され、且つ少なくとも1つのCGリソースは、TA関連タイマーが満了するとき、リリースされる、処理を実行させる少なくとも一つのコンピュータ実行可能プログラムを保存する。
本開示の態様は、添付の図面を読むとき、以下の詳細な開示から最も良く理解される。様々な特徴は、一定の縮尺で描かれていない。様々な特徴の寸法は、議論を明確にするために任意に増減されてもよい。
図1は、本開示の一実施形態に従った、4ステップコンテンションベースランダムアクセス(CBRA)を示す。 図2は、本開示の一実施形態に従った、2ステップCBRAを示す。 図3は、本開示の一実施形態に従った、コンテンションフリーランダムアクセス(CFRA)を示す。 図4は、本開示の一実施形態に従った、2ステップランダムアクセス(RA)手順から4ステップRA手順へのフォールバックのプロセスを示す。 図5は、本開示の一実施形態に従った、RRC_INACTIVE状態又はRRC_IDLE状態で小規模データ伝送を実行するUEのための方法を示す。 図6は、本開示の一実施形態に従った、小規模データ特有のRRC接続リリース手順を示す。 図7は、本開示の一実施形態に従った、RRCリリース手順を示す。 図8は、本開示の一実施形態に従った、CGを介した小規模データ伝送の手順を示す。 図9は、本開示の一実施形態に従った、TA検証検査を設定する手順を示す。 図10は、本開示の一実施形態に従った、TA検証検査の詳細なプロセスを示す。 図11は、本開示の一実施形態に従った、TA検証のための時間間隔と物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)リソースとの相対時間位置を示す概略図である。 図12は、本開示の一実施形態に従った、TA関連タイマーの動作を示す。 図13は、本開示の一実施形態に従った、マルチビーム動作のためのマルチCG設定で設定されたUEのための小規模データ伝送の手順を示す。 図14は、本開示の一実施形態に従った、TA取得メカニズムを用いた小規模データ伝送の手順を示す。 図15は、本開示の一実施形態に従った、小規模データ伝送のためにUEによって実行される方法のためのフローチャートを図示する。 図16は、本開示の一実施形態に従った、CGリソース選択のプロセスを示す。 図17は、本開示の一実施形態に従った、TA値の有効性を決定するプロセスを示す。 図18は、本開示の一実施形態に従った、無線通信のためのノードのブロック図を示す。
本開示において言及される略語は、以下のように定義される。特段の規定がない限り、本開示の用語は、以下の意味を有する。
略語 フルネーム
3GPP 第三世代パートナーシッププロジェクト
AS アクセス層
BFR ビーム故障回復
BSR バッファ状態レポート
BFD ビーム障害検出
BWP 帯域幅部分
CCCC 共通制御チャネル
CCCH 共通制御チャネル
CSI-RS チャネル状態情報参照信号
CBRA コンテンションベースランダムアクセス
CFRA コンテンションフリーランダムアクセス
C-RNTI セル無線ネットワーク一時識別子
CS-RNTI 設定されたスケジューリング無線ネットワーク一時識別子
CRC 巡回冗長検査
CORESET 制御リソースセット
CSS 共通サーチスペース
DC デュアル接続
DCI 下りリンク制御情報
DL 下りリンク
DG 動的グラント
DL-SCH 下りリンク共有チャネル
DRB データ無線ベアラ
DRX 間欠受信
DTCH 専用トラフィックチャンネル
E-UTRA 進化型ユニバーサル地上無線アクセス
EN-DC E-UTRA NRデュアル接続
HARQ ハイブリッド自動リピート要求
ID 識別子
IE 情報要素
I-RNTI 非アクティブ無線ネットワーク一時識別子
LCH 論理チャネル
LCP 論理チャネル優先順位付け
LCID 論理チャネル識別子
LBT リッスンビフォートーク
M&A 多重化及びアセンブリ
MAC 媒体アクセス制御
MAC CE 媒体アクセス制御コントロールエレメント
MCS 変調符号化方式
MCS-C-RNTI 変調符号化方式セル無線ネットワーク一時識別子
MSGA メッセージA
MSGB メッセージB
MSG1 メッセージ1
MSG2 メッセージ2
MSG3 メッセージ3
MSG4 メッセージ4
MSGB-RNTI メッセージB無線ネットワーク一時識別子
MIB マスター情報ブロック
NR ニューラジオ
NDI 新データインディケータ
NR-U NR免許不要
PCell プライマリセル
PHY 物理層
PHR パワーヘッドルームレポート
PDCCH 物理下りリンク制御チャネル
PDU プロトコルデータユニット
PDCP パケットデータ収束プロトコル
PRACH 物理ランダムアクセスチャネル
P-RNTI ページング無線ネットワーク一時識別子
PUSCH 物理上りリンク共有チャネル
RA ランダムアクセス
RAN 無線アクセスネットワーク
RAR ランダムアクセス応答
RLC 無線回線制御
RS 参照信号
RSRP 参照信号受信電力
RNTI 無線ネットワーク一時識別子
ROHO ロバストヘッダ圧縮
RRC 無線リソース制御
SCell セカンダリセル
SDAP サービスデータ適応プロトコル
SIB システム情報ブロック
SLIV 開始及び長さインディケータ値
SUL 補助UL
SS 同期信号
SSB 同期信号ブロック
SRB シグナリング無線ベアラ
SFN システムフレーム番号
TA タイミングアドバンス
TAG タイミングアドバンスグループ
TB トランスポートブロック
TS 技術仕様
UL 上りリンク
USS UE固有サーチスペース。
以下は、本開示の例としての実施形態に関する具体的な情報を含む。図面及びそれらの添付の詳細な開示は、単に本開示の例としての実施形態に向けられている。しかしながら、本開示は、単にこれらの例としての実施形態に限定されるものではない。本開示の他の変形例及び実施形態は、当業者に想起されるであろう。特に断らない限り、図中の同様の又は対応する要素は、同様の又は対応する参照番号によって示され得る。更に、本開示における図面及び例示は、概して縮尺通りではなく、実際の相対的寸法に対応することを意図していない。
一貫性及び理解の容易さのために、同様の特徴は、例としての図面において数字によって識別される(ただし、いくつかの実施例では、図示されていない)。しかしながら、異なる実施形態における特徴は、他の点で異なってもよく、従って、図面に示されるものに狭く限定されるべきではない。
「1つの実施形態」、「一実施形態」、「例としての実施形態」、「様々な実施形態」、「いくつかの実施形態」、「本開示の実施形態」などへの言及は、本開示の実施形態が特定の特徴、構造、又は特性を含むことができるが、本開示の全ての考えられる実施形態が必ずしも特定の特徴、構造、又は特性を含むわけではないことを示し得る。更に、「一実施形態において」、「一例としての実施形態において」、又は「一実施形態」という語句の繰り返しの使用は、同じ実施形態を必ずしも指すものではないが、同じ実施形態を指すものであってもよい。更に、「本開示」に関連する「実施形態」のような語句の使用は、本開示の全ての実施形態が特定の特徴、構造、又は特性を含まなければならないことを特徴付けることを決して意味せず、代わりに、「本開示の少なくともいくつかの実施形態」が述べられた特定の特徴、構造、又は特性を含むことを意味すると理解されるべきである。用語「結合された」は、介在する部品を介して直接的又は間接的に接続されたものとして定義され、必ずしも物理的接続に限定されない。用語「含む(comprising)」は、利用されるとき、「含むが、必ずしもこれに限定されない」を意味し、開示された組み合わせ、群、グループ、及び同等物におけるオープンエンドの包含又はメンバーシップを特に示す。本開示における用語「システム」及び「ネットワーク」は、互換的に使用され得る。
本開示における用語「及び/又は」は、関連付けられたオブジェクトを記述するための関連の関連のみであり、3つの関連が存在し得ることを表し、例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在し、A及びBが同時に存在し、Bが単独で存在することを表し得る。「A及び/又はB及び/又はC」は、A、B、及びCの内の少なくとも一つが存在することを表すことができる。本開示で使用される文字「/」は、一般に、前者及び後者の関連付けられたオブジェクトが「又は」関連にあることを表す。
その上、非限定的な説明のために、開示された技術の理解を提供するために、機能エンティティ、技法、プロトコル、規格といった特定の詳細は、記載される。他の実施例において、周知の方法、技術、システム、アーキテクチャなどの詳細な開示は、本開示を不必要な詳細で曖昧にしないように省略される。
当業者は、任意のネットワーク機能又はアルゴリズムがハードウェア、ソフトウェア、又はソフトウェアとハードウェアの組合せによって実施され得ることを認識するであろう。開示された機能は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせであり得るモジュールに対応し得る。ソフトウェアの実施形態は、メモリ又は他の種類の記憶装置といったコンピュータ可読媒体上に記憶されたコンピュータ実行可能命令を含むことができる。例えば、通信処理能力を有する一つ又は複数のマイクロプロセッサ又は汎用コンピュータを、対応する実行可能命令でプログラムし、開示されたネットワーク機能又はアルゴリズムを実行することができる。マイクロプロセッサ又は汎用コンピュータは、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブル論理アレイ、及び/又は一つ又は複数のデジタル信号プロセッサ(DSP)を使用して形成することができる。開示される例としての実施形態のいくつかは、コンピュータハードウェア上にインストールされ実行されるソフトウェアを指向しているが、ファームウェアとして、又はハードウェアとして、あるいはハードウェアとソフトウェアの組合せとして実施される代替の例としての実施形態は、本開示の範囲内に十分にある。
コンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク読取り専用メモリ(CD-ROM)、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶、又はコンピュータ可読命令を記憶することができる他の任意の同等の媒体を含むが、これらに限定されない。
無線通信ネットワークアーキテクチャ(例えば、ロングタームエボリューション(LTE)システム、LTE-アドバンスド(LTE-A)システム、又はLTE-アドバンスドプロシステム)は、典型的には少なくとも一つの基地局(BS)、少なくとも一つのUE、及びネットワークへの接続を提供する一つ又は複数の任意のネットワーク要素を含み得る。UEは、BSによって確立された無線アクセスネットワーク(RAN)によって、ネットワーク(例えば、コアネットワーク(CN)、進化型パケットコア(EPC)ネットワーク、進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)、次世代コア(NGC)、又はインターネット)と通信することができる。
本開示に従ったUEは、移動局、移動端末又は装置、ユーザ通信無線端末を含むことができるが、これらに限定されない。例えば、UEは、携帯無線機器であってよく、携帯電話機、タブレット、ウェアラブルデバイス、センサ、又はワイヤレス通信機能を有するパーソナルデジタルアシスタント(PDA)を含むが、これらに限定されない。UEは、無線インターフェースを介してRAN内の一つ又は複数のセルと信号を受信及び送信するように設定され得る。
本開示によるBSは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)におけるようなノードB(NB)、LTE-Aにおけるような進化型ノードB(eNB)、UMTSにおけるような無線ネットワークコントローラ(RNC)、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM)における基地局制御(BSC)/GSMエボリューションのためのGSM拡張データ速度(EDGE)(GERAN)、5GCに関連する進化型ユニバーサル地上無線アクセス(E-UTRA)BSにおけるような次世代eNB(ng-eNB)、5Gアクセスネットワーク(5G-AN)におけるような次世代ノードB(gNB)、及びセル内の無線通信を制御し、無線リソースを管理することができる任意の他の装置を含むことができるが、これらに限定されない。BSは、ネットワークへの無線インターフェースを介して、一つ又は複数のUEにサービスを提供するように接続することができる。
BSは、世界マイクロ波インターオペラビリティアクセス(WiMAX)、GSM(しばしば2Gと呼ばれる)、GERAN、汎用パケット無線サービス(GPRS)、基本広帯域コード分割多元アクセス(W-CDMA)に基づくUMTS(しばしば3Gと呼ばれる)、高速パケットアクセス(HSPA)、LTE、LTE-A、拡張LTE(eLTE)、NR(しばしば5Gと呼ばれる)、及びLTE-A Pro、の無線アクセス技術(RAT)の内の少なくとも一つに従って通信サービスを提供するように設定され得る。しかしながら、本開示の範囲は、前述のプロトコルに限定されるべきではない。
BSは、RANに含まれる複数のセルを使用し、特定の地理的エリアに無線カバレッジを提供するように動作可能であってもよい。BSは、セルの動作をサポートすることができる。各セルは、その無線カバレッジ内の少なくとも一つのUEにサービスを提供するように動作可能であり得る。具体的に、各セル(しばしばサービングセルと呼ばれる)がその無線カバレッジ内の一つ又は複数のUEにサービスを提供することができる(例えば、各セルは、任意で、DL及び任意でULパケット送信のために、その無線カバレッジ内の少なくとも一つのUEに、下りリンク(DL)リソース及び、任意で、上りリンク(UL)をスケジュールする)。BSは、複数のセルを介して無線通信システム内の一つ又は複数のUEと通信することができる。
セルは、近接サービス(ProSe)、LTE SLサービス、及びLTE/NRビーグルトゥエブリシング(V2X)サービスをサポートするために、サイドリンク(SL)リソースを割り当てることができる。各セルは、他のセルと重複したカバレッジエリアを有することができる。マルチRATデュアル接続(MR-DC)の場合において、マスターセルグループ(MCG)又はセカンダリセルグループ(SCG)のプライマリセルは、スペシャルセル(SpCell)と呼ばれることがある。プライマリセル(PCell)は、MCGのSpCellを指すことができる。プライマリSCGセル(PSCell)は、SCGのSpCellを指すことができる。MCGは、SpCell及び任意で一つ又は複数のセカンダリセル(SCell)を含む、マスターノード(MN)に関連付けられたサービングセルのグループを指すことができる。SCGは、SpCell及び任意で一つ又は複数のSCellを含む、セカンダリノード(SN)に関連付けられたサービングセルのグループを指すことができる。
前述したように、NRのフレーム構造は、eMBB、mMTC、及びURLLCといった、様々な次世代(例えば、5G)通信要件に対応するための柔軟な設定をサポートする一方で、高い信頼性、高いデータ速度、及び低い遅延性要件を満たすことである。第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)で合意されているように、直交周波数分割多重(OFDM)技術は、NR波形のベースラインとしてサーブし得る。適応副搬送波間隔、チャネル帯域幅、巡回プレフィックス(CP)といった、スケーラブルなOFDMニューメロロジーも使用できる。その上、NRのために、2つの符号化方式:(1)低密度パリティ検査(LDPC)符号と(2)ポーラ符号、を検討した。符号化方式適応は、チャネル条件及び/又はサービスアプリケーションに基づいて設定され得る。
更に、単一のNRフレームの送信期間において、少なくともDL送信データ、ガード期間、及びUL送信データが含まれるべきであることも考慮され、DL送信データ、ガード期間、及びUL送信データのそれぞれの部分において、UL送信データは、例えば、NRのネットワークダイナミクスに基づいて設定可能であるべきであり、更に、ProSeサービスをサポートするために、SLリソースがNRフレーム内に提供されることもある。
〔RA手順の異なる種類〕
4ステップRA手順に加えて、2ステップRA手順は、次世代セルラー無線通信システム(例えば、3GPP NR無線通信システム)においてもサポートされる。次世代セルラー無線通信システムにおいて、4ステップCBRA、2ステップCBRA、及びCFRAの3種類のRA手順をサポートすることができる。図1、図2、図3、及び図4を参照して、3種類のRA手順の詳細を説明する。
図1は、本開示の実施形態に従った、4ステップCBRAを示す。アクション102において、UE120は、RAプリアンブルを含むMSG1をBS140に送信することができる。アクション104において、BS140は、MSG1の受信に応じて、MSG2(例えば、RAR)をUE120に送信することができる。アクション106において、UE120は、(例えば、RARによってスケジュールされた)スケジュールされた送信でMSG3をBS140に送信することができる。アクション108において、UE120は、BS140から(例えば、コンテンション解決メッセージを含む)MSG4を受信することができる。
図2は、本開示の実施形態に従った、2ステップCBRAを示す。アクション202において、RAプリアンブルは、UE220によって送信され得る。アクション204において、PUSCHペイロードは、UE220によって送信され得る。アクション202は、アクション204と共に、MSGA送信と見なされてもよいことに留意されたい。すなわち、2ステップCBRAのMSGA送信は、PRACH上のプリアンブル送信、及びPUSCH上のペイロード送信を含むことができる。MSGA送信後、UE220は、設定されたウィンドウ内で、BS204からのコンテンション解決メッセージを含むMSGBを監視することができる。アクション206においてUE220がMSGBを受信したとき、コンテンション解決が成功した場合、UEは、2ステップCBRA手順を終了してよい。
図3は、本開示の実施形態に従った、CFRAを示す。図3に示すように、UE320は、アクション302において、BS340からRAプリアンブル割当てを(例えば、MSG0を介して)受信することができる。RAプリアンブル割当ては、RAプリアンブル送信のリソース割当てを示すことができる。UE320は、アクション304において、示されたリソース割当てに従って、(例えば、RAプリアンブルを含む)MSG1を送信することができる。アクション306において、UE320は、MSG1に対する応答としてMSG2(例えば、RAR)を受信することができる。
図4は、本開示の実施形態に従った、2ステップRA手順から4ステップRA手順へのフォールバックのプロセスを示す。本プロセスは、MSGBにフォールバックインディケーションを含むことによって達成され得る。図4に示すように、UE420は、アクション402及び404において、それぞれ、RAプリアンブル及びPUSCHペイロードをBS440に送信することができる。UE420がアクション406においてMSGB内のフォールバックインディケーションを受信した場合、UE420は、アクション408においてMSG3送信を実行し、アクション410においてMSG4(コンテンション解決メッセージ)を監視してもよい。MSG3(再)送信を一定回数実行した後、UE420は、コンテンション解決が成功しない場合、MSGA送信の実行に戻ることができる。設定された数のMSGA送信の後、2ステップRA手順が正常に完了しない場合、UE420は、4ステップCBRA手順の実行に切り替えることができる。
SULキャリアを用いて設定されたサービングセルを用いて実行されるRA手順の場合、BSは、どのキャリア(例えば、ULキャリア又はSULキャリア)を使用するかをUEに明示的に示すことができる。そうでなければ、UEは、DLの測定された品質がBSによってブロードキャストされた閾値よりも低い場合、使用するSULキャリアを選択することができる。UEは、2ステップRA及び4ステップRAの選択の前にキャリア選択を実行することができる。一旦、開始されると、RA手順の全てのUL送信は、選択されたキャリア上に留まることができる。
〔Configured Grant〕
3GPP NA無線通信システムにおいて、gNBは、PDCCH上のUE固有のRNTI(例えば、C-RNTI)を介して、UEにULリソースを動的に割当てることができる。UEは、UL送信のための可能なグラントを見つけるために、PDCCHを周期的に監視することができる。
前述のDG機構とは異なり、gNBは、CGを介してPUSCH上で周期的なULリソースを有するUEを事前設定することができる。2種類のCG、すなわち、CGタイプ1及びCGタイプ2は、以下のように提供される。
CGタイプ1:gNBは、DL RRCシグナリングを介して(CGリソースの周期性を含む)CGを提供することができ、CGは、UEがCGを受信し、対応する再設定が終了したとき、送信のために有効であると見なされる。有効なCGは、このCGがUL送信のためにUEによって適用されうることを意味しうる。本明細書で使用されるように、CGリソースは、PUSCHリソースを指すことができ、CGは、CG設定と呼ばれることができる。用語「CG」及び用語「CG設定」は、本開示において互換的に利用され得る。
CGタイプ2:gNBは、DL RRCシグナリングを介して(CGリソースの周期性を含む)CGを提供することができる。CGは、UEがgNBから非アクティベーションシグナリングを受信するまで、UEがgNBからアクティベーションシグナリングを受信すると有効であると見なされ得る。アクティベーションシグナリング及び非アクティベーションシグナリングは、PHYシグナリングであってよい。例えば、アクティベーションシグナリング及び非アクティベーションシグナリングは、CS-RNTIアドレス指定されたPDCCH上で送信され得る。
NRにおいて、RRC_CONNECTED状態、RRC_IDLE状態、RRC_INACTIVE状態の3つのRRC状態がサポートされる。UE(又はUEのRRC層)は、3つのRRC状態の内の一つで動作することができる。RA手順の間に実行されるULデータ送信を除いて、ULデータ送信は、一般に、RRC_CONNECTED状態においてUEによって実行されることのみが許可される。本明細書で説明されるように、ULデータ送信は、UEがPUSCH又は他の物理ULチャネル上でBS(例えば、gNB)にデータを送信するプロセスを指すことができる。LTEで導入されたレガシーRA手順において、MSGA又はMSG3は、MSGA/MSG3送信のためにgNBによって割当てられたPUSCHリソースが主に共通制御チャネル(CCCH)からのデータ(例えば、RRC層からのデータ)を送信するためのものであるため、小規模且つ限定された量のデータしか搬送することができない。UEが(CCCHからではない)ULデータをgNBに送信する必要があり、UEがRRC_CONNECTED状態にない(すなわち、RRC_IDLE状態又はRRC_INACTIVE状態で動作する)場合、データ量が小規模である場合でも、UEは、データを送信するためにRRC_CONNECTED状態に遷移するために、RRC接続確立手順又はRRC接続再開手順をトリガし実行する必要がある。従って、UEによる低頻度の小規模ULデータ送信は、RRC状態遷移に適用されるシグナリングオーバーヘッドに起因して、かなりの電力消費をもたらし得る。UEの電力消費を節約するために、UEが、RRC_CONNECTED状態に遷移することなく、RRC_INACTIVE状態又はRRC_IDLE状態で(SRB又はDRBに関連付けられたLCHから受信された(小規模)データを送信するための)UL送信を実行することを可能にすることが有益であり得る。そのようなUL送信は、RA手順及び/又はBSによって提供されるCGによって実行され得る、小規模データ伝送を指し得る。本明細書で説明されるように、SRB又はDRBに関連付けられたLCHから受信されたデータは、小規模データを指してもよい。この意味において、小規模データは、制御信号及び/又はユーザデータを含むことができる。用語「小規模データ」及び用語「データ」は、データがRRC_INACTIVE状態又はRRC_IDLE状態のUEによって送信される場合、本開示において互換的に利用され得る。
UEがRRC_CONNECTED状態でない間(例えば、RRC_INACTIVE又はRRC_IDLE)、UEがCGを介してデータを送信することを可能にするために、いくつかのUEの振舞いが、提案される。UEの振舞いに基づいて、(小規模)データは、gNBによって提供される(設定される)CG設定から導出されるPUSCHリソース上で送信される一つ又は複数のTBによって搬送され得る。RRC_INACTIVE状態又はRRC_IDLE状態で実行されるデータ送信は、小規模データ伝送を指すことができるが、本開示における様々なUEの振舞いは、任意のサイズのデータのためのUL送信にも適用することができることに留意されたい。例えば、RRC_INACTIVE状態又はRRC_IDLE状態で送信されるデータの大きさは、CGから導出されたPUSCHリソースの大きさに依存し得る。更に、本開示において、RRC_INACTIVE状態に適用可能なUEの振舞いは、RRC_IDLE状態にも適用可能である。
〔RRC一時停止及びCG設定〕
図5は、本開示の実施形態に従った、RRC_INACTIVE状態又はRRC_IDLE状態における小規模データ伝送を実行するUEのための方法500を示す。アクション502において、UEは、RRC_CONNECTED状態で動作する。NRのRANに位置するBS(例えばgNB)は、RRCリリースメッセージ(又は本開示において同じ意味で利用できる「RRCRelease」)を送信することによって、RRC_CONNECTED状態からRRC_INACTIVE状態又はRRC_IDLE状態に遷移することをUEに示すことができる。例えば、RRC_CONNECTED状態で動作しているとき、UEがRRCリリースメッセージを受信した場合、UEは、RRC接続リリース手順を実行し、RRC_CONNECTED状態からRRC_INACTIVE状態又はRRC_IDLE状態に遷移することができる。本明細書で使用されるように、RRC_CONNECTED UEは、RRC_CONNECTED状態で動作するUEを指すことができ、RRC_INACTIVE UEは、RRC_INACTIVE状態で動作するUEを指すことができ、RRC_IDLE UEは、RRC_IDLE状態で動作するUEを指すことができる。
アクション504において、UEは、BSから、RRCインディケータ及び小規模データ伝送のための設定を含むRRCリリースメッセージを受信することができる。RRCインディケータは、State_indicatorとして示されるIEであってもよいし、又はそれに対応してもよい。RRCインディケータは、RRC_INACTIVE状態とRRC_IDLE状態の内のどちらに、UEが遷移/切り替えるべきかを示し得る。RRCインディケータはまた、暗黙のインディケーションとして実施されてもよい。例えば、BSは、RRCリリースメッセージに特定の設定を含むことによってRRC_INACTIVE状態に遷移することをUEに示し、RRCリリースメッセージに特定の設定を含めないことによってRRC_IDLE状態に遷移することをUEに示すことができる。このようにして、UEは、RRCリリースメッセージ内の特定の設定の存在に従って、どのRRC状態(例えば、RRC_INACTIVE状態又はRRC_IDLE状態)に切り替え/遷移すべきかを知ることができる。特定の設定は、RRC_INACTIVE状態の間、そのASコンテキストを維持するためにUEによって必要とされる情報を含む一時停止設定(又は本開示において交換可能に利用できる「SuspendConfig」)であってもよい。小規模データ伝送のための設定(又は、本開示において交換可能に利用できる「SD_Config」)がRRC_INACTIVE状態又はRRC_IDLE状態で(小規模)データ送信を実行するためにUEによって必要とされる情報を含むことができる。
アクション506において、UEは、小規模データ伝送のための設定を適用し、小規模データ伝送のための設定に従って、そのAS層(例えば、MAC、RLC、PDCP及び/又はSDAP層)を再設定してよい。アクション508において、UEは、RRC状態インディケータに従って、RRC_INACTIVE状態又はRRC_IDLE状態に遷移することができる。アクション510において、UEは、RRC_INACTIVE状態又はRRC_IDLE状態で動作している間、BSによって提供されるCGを介して小規模データ伝送のための設定に従って、データ送信(例えば、小規模データ伝送)を実行してよい。
小規模データ伝送のための設定(SD_Config)が一時停止設定(SuspendConfig)に含まれているかどうかに基づいて、UEは、どのRRC状態に遷移すべきかを判定し、データ送信を実行し得る。例えば、SD_ConfigがSuspendConfigに含まれていると、UEが判定した場合、UEは、RRC_INACTIVE状態に入り、RRC_INACTIVE状態で動作している間、CG又はRA手順を介してデータ送信を行うことができる。そうでない場合、SD_ConfigがSuspendConfigに含まれていないがRRCReleaseに含まれていると、UEが判定した場合、UEは、RRC_IDLE状態に入り、RRC_IDLE状態で動作している間、CG又はRA手順を介してデータ送信を行うことができる。
前述したように、SD_Configは、RRC_INACTIVE状態又はRRC_IDLE状態で(小規模)データ送信を実行するためにUEが必要とする情報を含んでよい。例えば、SD_Configは、以下のセクション(A)~(L)で説明する一つ又は複数のインディケータ(例えば、1~10番目のインディケータ)/設定を含むことができる。
(A)UEがRRC_CONNECTED状態で動作している間、UEは、RRCリリース手順の間に少なくとも一つのUL BWPを有するgNBによって設定され得る。その上、NRにおいて、CGリソースは、複数のUL BWP上で設定され得る。UL BWP間のシステムロードバランシングをバランスさせるために、BS(例えば、gNB)が、特定のUL BWP上でRRC_INACTIVE状態又はRRC_IDLE状態でCGを介してULデータ送信(例えば、小規模データ伝送)を実行するUEを制限することを可能にすることが有益であり得る。BSは、CG(RRC_INACTIVE状態及び/又はRRC_IDLE状態)を介した小規模データ伝送が特定のUL BWP上でのみ実行可能であることをUEに示すことができる。例えば、SD_Configは、CGによって設定されたCGリソースのセットを介して小規模データ伝送が実行されることが許可される一つ又は複数のUL BWPを示す第1のインディケータを含み得る。本明細書で使用されるように、CGから導出されたCGリソースのセットを介して実行される小規模データ伝送は、簡潔さのために、「CGを介した小規模データ伝送」と示され得る。SD_Configを受信すると、UEは、RRC_INACTIVE状態又はRRC_IDLE状態で動作しているとき、SD_Configに含まれる第1のインディケータによって示されるUL BWPでCGを介した小規模データ伝送を実行できることを知ることができる。第1のインディケータによって示されるUL BWPは、CGを介した小規模送信のために設定されたUL BWPと見なされ得る。SD_Configに含まれる第1のインディケータに関連する実施例を以下の項目1)~9)に示す。各項目は、セクションに列挙された他の項目から独立して、又はそれと組み合わせて実施され得る。
1)CGを介した小規模送信のための第1のインディケータによって示されるUL BWPは、RRC_CONNECTED状態で実行されるデータ送信のために(BSによって)設定されたUL BWPと同じであってよい。
2)第1のインディケータは、BWP IDによって明示的に表すことができる。例えば、UEは、RRC_CONNECTED状態で動作している間、BSによって4つのBWPで設定され得る。4つのBWPの各々は、BWP ID(例えば、1、2、3、又は4)に関連付けられ得る。各BWP IDは、第1のインディケータとして(又はその一部として)考慮されてよい。
3)第1のインディケータは、3GPP TS 38.331及びTS 38.321において提供される以下のBWP関連IEの内の少なくとも一つによって暗黙的に表され得る:
initialUplinkBWP;
firstActiveUplinkBWP-Id;及び
特定のBWPインデックス。
BSは、BWP関連IEを介して、UEへのCGを介した小規模データ伝送のために設定された一つ又は複数のUL BWPを暗黙的に示すことができる。例えば、CGを介した小規模データ伝送のために設定されたUL BWPは、IEであるinitialUplinkBWPによって示されたBWPであってよい。
4)CGを介した小規模送信のために設定されたUL BWPは、RRC_CONNECTED状態に設定された全てのBWPの間で最小又は最大のBWP IDを有するBWPであってよい。
5)CGを介した小規模送信のために設定されたUL BWPは、小規模データ伝送専用のCG設定を用いて設定されたBWPであってよい。CG設定によって設定されたCGリソースは、UE専用リソースであってよく、又は複数のUEと共有されてもよい。CGリソースは、PUSCHリソースであってよい。
6)第1のインディケータは、3GPP TS 38.331及びTS 38.321において提供されるような一つ又は複数のCG関連IE(例えば、configuredGrantConfig)によって暗黙的に表され得る。例えば、第1のインディケータは、RRC_INACTIVE状態に遷移した後、configuredGrantConfigに含まれ、UEに(configuredGrantConfigに対応する)CG設定を維持するように示すことができる。このようにして、BSは、CG関連IEを使用することによって、CGを介した小規模データ伝送のために、一つ又は複数のUL BWPを用いてUEを暗黙的に設定することができる。
7)CGを介した小規模送信のために設定されたUL BWPは、特定のDL BWPと同じIDを有するBWPであってよい。特定のDL BWPは、小規模データに応じてBSによって送信された肯定応答を受信するために、UEによって適用され得る。特定のDL BWPは、以下のコマンドの少なくとも一つを含み得るDCIをスケジューリングするためのPDCCHを監視するために、UEによって適用されてもよい:
TAコマンド、
DL/UL BWPスイッチングコマンド(例えば、特定のBWPインデックス)、及び
CGスイッチングコマンド(例えば、小規模データ伝送のためにCG設定をスイッチングするようにUEに要求するコマンド)。
8)CGを介した小規模送信のために設定されたUL BWPは、DL RSの特定のセットで設定されたDL BWPであってよい。各DL RSは、SSB又はCSI-RSであり得る。
9)第1のインディケータは、特定のUE IDであってよい。特定のUE IDは、RNTI(例えば、I-RNTI、fullI-RNTI、shortI-RNTI、又は特定のRNTI)、UE ASコンテキストID、又はUE非アクティブASコンテキストを指すことができる。
(B)SD_Configは、複数のBWPの優先順位のリストを示す第2のインディケータを含み得る。第2のインディケータを用いると、UEは、複数のBWPの優先順位を決定することができる。複数のBWPは、セクション(a)で説明されるように、CGを介した小規模送信のために設定されたUL BWPであってよい(又はそうでなくてもよい)。例えば、UEがCGを介した小規模データ伝送のために3つのBWP(例えば、BWP、BWP及びBWP)を用いて設定されている場合、BSは、これら3つのBWPの優先順位のリストをUEに提供し、UEがこれら3つのBWPの優先順位を決定できるようにしてもよい。優先順位に従って、CGを介した小規模データ伝送を実行するために、最も高い優先順位を有するBWPは、選択され得る。
第2のインディケータ及び各優先順位を有するBWPに関する実施例は、以下のアイテム1)~3)に提供される。各アイテムは、セクションに列挙された他のアイテムから独立して、又はそれと組み合わせて実施され得る。
1)BWPは、前述の第1のインディケータを介してBSによって示されるBWPであってもよい(そうでなくてもよい)。
2)UEは、第2のインディケータによって示された優先順位のリストに従って、BWPの内の少なくとも一つの上でCGを介して小規模データ伝送を連続的に実行することができる。
3)UEは、以下のイベント(i)~(iv)の内の少なくとも一つが発生したとき、CGを介して小規模データ伝送を実行するために、1つのBWPから別のBWPに切り替えることができる:
(i)第2のインディケータは、BSから受信され、以下に含まれる:
DCIフィールド;
(事前設定された/事前定義された)RNTI(例えば、CS-RNTI)又はUE IDによってスクランブルされたCRCビットを有するDCI;
DL MAC PDU;
MACサブPDU;
MACサブPDUの(サブ)ヘッダ
DL MAC CE。
(ii)第2のインディケータは、CGを介した小規模データ伝送に応じてBSから受信される。
(iii)第2のインディケータは、(例えば、MIB又はSIB)を介してBSから受信される。
(iv)第2のインディケータは、ページングメッセージ及び/又は短いメッセージを介してBSから受信される。UEは、ページングメッセージ内のパラメータであるPagingRecordに含まれるUE IDが保存されたUE ID及び/又は保存されたfullI-RNTIと一致するかどうかを検査することができる。ページングメッセージ内のパラメータであるPagingRecordに含まれるUE IDが、保存されているUE ID及び/又は保存されているfullI-RNTIと一致する場合、UEは、優先順位のリストに従って、CGを介して小規模データ伝送を実行するために、1つのBWPから別のBWPに切り替えることができる。
(C)SD_Configは、CGを介した小規模データ伝送のためにUEが実行すべきPUSCH反復の数を示す第3のインディケータを含んでもよい。例えば、UEは、小規模データ伝送を実行するとき、第3のインディケータによって示された特定の回数だけ、PUSCH(例えば、CGリソース)上で小規模データに対応するTBの送信を繰り返すことができる。
(D)SD_Configは、小規模データ伝送のためのPUSCH設定を示す第4のインディケータを含んでもよい。PUSCH設定は、以下のパラメータの内の少なくとも一つを含むことができる:
mcs-Table:このパラメータは、プリコーディング方式を変換せずに、UEがPUSCH送信に適用すべきMCSテーブルを示すことができる;及び
pusch-TimeDomainAllocationList:このパラメータは、ULデータへのUL割当てのタイムドメイン割当てのリストを表す。
(E)SD_Configは、事前設定されたCG設定のリストに含まれるCG設定を示す第5のインディケータを含んでよい。UEがRRC_CONNECTED状態で動作するとき、UEは、複数のCG設定を用いて事前設定され得る。第5のインディケータは、事前設定されたCG設定の内の一つ又は複数を示すことができる。
第5のインディケータによって示されるCG設定は、小規模データ伝送のためにUEによって適用され得る。
例えば、CG設定は、小規模データ伝送のためにUEによって適用され得る物理リソースを示し/決定することができる。
事前設定されたCG設定のリストは、UEがRRC_CONNECTED状態で動作している間、DL RRCメッセージを介して、BSによって送信され得る。例えば、BSは、3つのCG設定(例えば、CG設定#1、CG設定#2、及びCG設定#3)を提供し、第5のインディケータは、3つのCG設定の内の一つを示し得る。
事前設定されたCG設定のリスト内の各CG設定は、BSによって設定されたそれぞれのUL BWP上のPUSCHリソース(又は「CGリソース」)のセットに関連付けられ得る。例えば、UEがUL BWP#1及びUL BWP#2で設定されると仮定すると、事前設定されたCG設定のリスト中のCG設定#1は、UL BWP#1上のPUSCHリソースのセットに関連付けられてもよく、事前設定されたCG設定のリスト中のCG設定#2は、UL BWP#2上のPUSCHリソースのセットに関連付けられてもよい。
事前設定されたCG設定のリスト内の各CG設定は、BSによって設定されたそれぞれの(サービング)セル上のPUSCH/CGリソースのセットに関連付けられ得る。例えば、UEがセル#1及びセル#2を用いて設定されると仮定すると、事前設定されたCG設定のリスト内のCG設定#1は、ULセル#1上のPUSCHリソースのセットに関連付けられてもよく、事前設定されたCG設定のリスト内のCG設定#2は、セル#2上のPUSCHリソースのセットに関連付けられてもよい。
(F)SD_Configは、CGを介してBWP及び/又はセル上で送信され得るTB/データの最大サイズを示す第6のインディケータを含み得る。
(G)SD_Configは、UEがRRC(接続)リリース手順を実行するとき、維持する(又はリリースしない)べき一つ又は複数の無線ベアラ(例えば、SRB及び/又はDRB)を示す第7のインディケータ/設定を含み得る。第7のインディケータに従って、示された無線ベアラは、UEがRRC_INACTIVE状態又はRRC_IDLE状態に遷移しても、UEによって維持され得る。示された無線ベアラに関連付けられたLCHは、小規模データ伝送のための多重化及びアセンブリ手順のために、UEのMACエンティティによって選択され得る。
(H)SD_Configは、RRC_CONNECTED状態のために設定された少なくとも一つのLCHのためのLCP制限(smalldata_allowanceなど)の設定を含んでよい。LCP制限は、SD_Configを介してLCHごとにBSによって設定されてよい。例えば、UEがRRC_INACTIVE状態で動作し、CGを介した小規模データ伝送のためにMAC PDUを準備/生成するためのM&A手順を実行しているとき、UEのMACエンティティは、M&A及びLCP手順に参加するためにsmalldata_allowanceを用いて設定されたLCHのみを選択してもよい。
(I)SD_Configは、CGを介して小規模データ伝送を完了するためのMAC手順/プロセスを実行するためにUEによって必要とされる情報を提供する一連の設定を含んでよい。MAC手順/プロセスは、以下のうちの少なくとも1つを含むことができる:
LCP手順;
UL共有チャネルデータ転送手順;
UL共有チャネルデータ転送手順のハイブリッド自動再送要求(HARQ)処理;及び
BSR手順。
(J)SD_Configは、アクセスカテゴリ(例えば、データのサービス種類)を示す第8のインディケータ、及び/又は、CGを介した小規模データ伝送のために許可されるアクセスIDを含むことができる。第8のインディケータは、許可されたアクセスカテゴリのセット又は特定の値を示してよい。アクセスカテゴリのIDが特定の値より小さい場合、アクセスカテゴリは、許可されていると見なされる。
SD_Configは、一つ又は複数のCG設定を含んでよい。CG設定を受信した後、UEは、ULインディケータをBSに送信することができ、ULインディケータは、RNTI(例えば、I-RNTI、fullI-RNTI、shortI-RNTI、又は他の特定のRNTI)、UE ASコンテキストID、及び/又はUE非アクティブASコンテキストを示すことができるUE IDであってよい。UE IDは、小規模データ伝送と共に送信されてよい。例えば、UE IDは、MSG1、MSG3、MSGA、及び/又はCGから導出されたULリソースを介して送信され得る。UE IDは、UEが(例えば、CGを介して)小規模データ伝送を実行することを可能にするために、BS(例えば、gNB)を要求するために、UEによって使用され得る。例えば、UE IDは、DCIのCRCビットを用いてスクランブルするために使用することができ、DCIは、小規模データ伝送に応じて肯定応答として使用される。小規模データ伝送のために同じリソースを共有する複数のUEの場合において、BSは、UEの対応するUE IDに従って、異なるUEからの小規模データ伝送を識別してよい。
前述したように、BSは、RRCリリースメッセージを介して、UEにSD_Configを提供してよい。UEは、図6に示すように、RRCリリースメッセージに応じて、小規模データ固有のRRC接続リリース手順を実行することができる。
図6は、本開示の実施形態に従った、小規模データ固有のRRC接続リリース手順を示す。アクション602において、UE620は、RRC_CONNECTED状態で動作する。アクション604において、UE620は、RRC_CONNECTED状態で動作している間、BS640からRRCリリースメッセージを受信する。RRCリリースメッセージは、RRC_INACTIVE状態のCGを介して小規模データ伝送を実行するためにUEが必要とする情報を提供するRRC設定(例えば、SD_Config)を含んでもよい。UE620のRRC層がRRCリリースメッセージを正常に受信すると、アクション606において、RRC層は、下位層(例えば、PHY、MAC、RLC、PDCP及び/又はSDAP層)に対応する設定を提供し、RRC設定(例えば、SD_Config)を適用することによって再設定プロセスを実行するように下位層に指示することができる。その後、UE620は、RRC_CONNECTED状態から離れ、アクション608においてRRC_INACTIVE状態に入る。
(K)RRCリリースメッセージのSD_Configは、次のインディケータ/設定1)~4)の少なくとも一つを含んでよい:
1)第9のインディケータは、CGを介した小規模データ伝送に適用される一つ又は複数の無線ベアラを示す。例えば、インディケータは、以下であってよい:
対応する無線ベアラIDを示すパラメータ;又は
ビットマップ。ビットマップの各ビットは、RRC_CONNECTED状態で設定された無線ベアラに関連付けることができる。例えば、ビットマップ内のビットを「1」にセットして、このビットに対応する無線ベアラがCGを介した小規模データ伝送に適用する必要があることを示し、「0」にセットして、このビットに対応する無線ベアラはCGを介した小規模データ伝送に適用しないことを示す。例えば、ビットマップのi番目のビットは、全ての設定された無線ベアラ又は全ての設定されたデータ無線ベアラの中でi番目に大きい/小さいIDを有する無線ベアラに関連付けられてよい。
2)CGを介した小規模データ伝送のためにUEのMAC及び/又はPHY層によって適用されるべき一つ又は複数のHARQプロセスを示す第10のインディケータ(例えば、HARQ ID)。
3)示された無線ベアラに関連付けられたLCHのためにUEのMACエンティティによって必要とされる一つ又は複数のパラメータを含む、小規模データ固有のLCH設定(例えばLogicalChannelConfig)。LogicalChannelConfigに含まれるパラメータは、表1に示される以下のパラメータの少なくとも1つを含むことができる。
LCHは、異なるRRC状態のために異なるLCH設定によって設定され得る。例えば、LCHは、RRC_CONNECTED状態については第1のLCH設定によって設定され、RRC_INACITVE状態については第2のLCH設定によって設定される。MACエンティティは、RRC_INACTIVE状態でCGを介して小規模データ伝送を実行するとき、第1のLCH設定の少なくとも一部をリリースし、第2のLCH設定を適用できる。
LCHは、BSによって示される第1の無線ベアラに関連付けられ得る。第1の無線ベアラは、CGを介した小規模データ伝送を実行するためにUEによって適用され得る。SD_Configを含むRRCリリースメッセージを受信する前、UEのMACエンティティは、UEがRRC_CONNECTED状態で動作するとき、LCP関連パラメータ(例えば、priority、prioritisedBitRate及び/又はbucketSizeDuration)及び/又はLCP制限関連パラメータ(例えば、allowedSCS-List、allowedServingCell、allowedCG-List、allowedPHY-PriorityIndex及び/又はmaxPUSCH-Duration)の第1のセットを適用することができる。allowedCG-Listは、設定されたLCHの送信のために許可されたCGを設定するために使用され得る。allowedPHY-PriorityIndexは、送信するためのCGの許可されるPHY優先順位インデックスをセットするために使用できる。UEのMACエンティティは、RRC_INACTIVE状態でCGを介した小規模データ伝送を実行するとき、LCP関連パラメータ及び/又はLCP制限関連パラメータの第2のセットを適用することができる。LCP関連パラメータ及び/又はLCP制限関連パラメータの第2のセットは、SD_Configに含まれてもよいが、これらに限定されない。
4)(3GPP TS 38.331で提供されるように)一つ又は複数のパラメータを含む特定のMACセルグループ設定。それぞれのパラメータの実施例は、表2に示されている。表2に示される値は、単に例示の目的のためのものである。
UEのMACエンティティは、BSによって、CGを介して小規模データ伝送を実行することを許可される/指示される/設定されることができる。SD_Configを含むRRCリリースメッセージを受信する前に、UEのMACエンティティは、UEがRRC_CONNECTED状態で動作するとき、BSR関連パラメータ(例えば、periodicBSR-Timer及び/又はretxBSR-Timer)及び/又はPHR関連パラメータ(例えば、phr-PeriodicTimer、phr-ProhibitTimer及び/又はphr-Tx-PowerFactorChange)のための第1のMACセルグループ設定を適用することができる。RRC_INACTIVE状態でCGを介して小規模データ伝送を実行するとき、UEがRRC_CONNECTED状態で動作するとき、UEのMACエンティティは、BSR関連パラメータ及び/又はPHR関連パラメータのために第2のMACセルグループ設定を適用することができる。BSR関連パラメータ及び/又はPHR関連パラメータのための第2のMACセルグループ設定は、SD_Configに含まれてもよいが、これらに限定されない。
BSは、表2に示されている複数のパラメータセットと、対応する値とを用いて、UEを設定することができる。UEがRRC_INACTIVE状態で動作している間、CGを介して小規模データ伝送を実行するために、複数のセットのパラメータの一つは、UEによって適用され得る。
RRC_CONNECTED状態に対して設定されたBSR/PHR/LCP手順及び/又はLCP制限関連パラメータに対応する一つ又は複数のパラメータの設定は、RRC_INACTIVE状態に遷移した後、UEによって維持され得る。
前述した設定及び/又はインディケータ(例えば、第1から第10のインディケータ)は、BSによってRRC再設定メッセージを介して、又はBSがRRCリリース手順を開始する前に、事前設定され得る。
上述した設定及び/又はインディケータは、RRCReleaseメッセージに含まれる(3GPP TS 38.331に導入され、定義された)suspendConfig IEを介して、gNBによって事前設定することもできる。
(L)前述したように、UEのRRC層は、BSがRRC(接続)リリース手順を開始し、RRCリリースメッセージをUEに送信した後、下位層を再設定することができる。RRCリリースメッセージがSD_Configを含む場合、UEのRRC層は、SD_Configに従って、下位層を再設定してよい。
図7は、本開示の実施形態に従った、RRC(接続)リリース手順700を示す。アクション702において、UEは、RRC_CONNECTED状態で動作することができる。アクション704において、RRC_CONNECTED状態で動作している間、UEは、BSからRRCリリースメッセージを受信することができる。アクション706において、UEは、RRCリリースメッセージがSD_Configを含むかどうかを判定することができる。RRCリリースメッセージがSD_Configを含む場合、UEのRRC層は、アクション708において、SD_Configに従って下位層を再設定してよい。RRCリリースメッセージがSD_Configを含まない場合、UEは、アクション710においてNRリリースRel.15で定義されているレガシーRRCリリース手順に従って、下位層を再設定してよい。例えば、UEがレガシーRRCリリース手順を実行することによって、RRC_CONNECTED状態からRRC_INACTIVE状態に遷移する場合、RRC_INACTIVE状態のUEは、ランダムアクセスによるRRCシグナリング送信を実行するためにのみグラントされることがあり、小規模データ伝送を実行することは、許されない。ランダムアクセスを介したRRCシグナリング送信と比較して、小規模データ伝送は、SRB又はDRBに関連付けられたLCHから受信されたデータのためのUL送信であってよい。従って、DRBに関連付けられたLCHから受信された小規模データである場合、小規模データ伝送は、ユーザデータ(又はユーザプレーンからのデータ)の送信を含むことができる。
アクション708における下位層への再設定は、以下のUEの振舞い1)~15)の内の少なくとも一つを含むことができる:
1)受信したSD_Configを適用する。
2)MAC設定の少なくとも一部又は全てを保持する(つまり、全てのMAC設定がリセット/リリースされるわけではない)。例えば、UEは、CG関連タイマー、BWP関連タイマー、及び/又はTAタイマーを停止しないことによって、MACエンティティを部分的にリセットできる。
3)デフォルトのMACセルグループ設定を保持する。
4)デフォルトのMACセルグループ設定をリリースする。
5)前述した特定のMACセルグループ設定を適用する。
6)(SD_Configを介して)BSによって示される無線ベアラのためのUEのRLCエンティティを再確立する。
7) (SD_Configを介して)BSによって示される無線ベアラのためのUEのRLCエンティティを(再)設定する。
8)CGを介した小規模データ伝送のために、SRB0及びBSによって示された無線ベアラを除いた、全てのSRB及びDRBを一時停止する。
9)(SD_Configを介して)BSによって示されるSRB0及び無線ベアラを除いた、全てのSRB及びDRBを一時停止する。
10)CGを介した小規模データ伝送のためにBSによって示される無線ベアラを除いた、全てのDRBのための下位層を一時停止するようにPDCP層に命令する。
11)(SD_Configを介して)BSによって示される無線ベアラを除いた、全てのDRBの下位層を一時停止するようにPDCP層に命令する。
12)下位層(例えば、MAC層及び/又はPHY層)に、(SD_Configを介して)BSによって示されたHARQプロセスを、CGを介した小規模データ伝送のために示す;
13)RRCResumeRequestに応じて受信せず、RRCResumeRequest1に応じても受信しないSD_Configを含む、RRCリリースメッセージは、設定されたsuspendConfig、現在のKgNB及びKRRCintキー、ROHC状態、ソースPCellで使用されるC-RNTI、ソースPCellのcellIdentity及び物理セル識別、及びReconfigurationWithSyncを除いて設定された他のパラメータを、UE非アクティブASコンテキストに保存する。
14)(SD_Configを介して)BSによって示されるアクセスカテゴリにアクセス制限が適用されることを上位層に通知する。
15)SD_Configに対応する再設定が完了したことを上位層(RRC層など)に示す。UEのRRC層は、SD_Configに対応する再設定が完了したことを下位層から受信してよい。
アクション706は、以下のアクション(i)~(iii)の内の一つ又は複数によって置き換えることができる:
(i)UEは、RRCリリースメッセージがsuspendConfig(3GPP TS 38.331で定義されているRRC_INACTIVE状態の設定を示すためにBSによって適用されるIE)を含むかどうかを判定する。suspendConfigは、SD_Configを含んでよい。
(ii)UEは、suspendConfig IEがSD_Config IEを含むかどうかを判定する。判定結果がYesである場合、手順は、アクション708に進み、そうでない場合、手順は、アクション710に進む。
(iii)RRCReleaseメッセージは、suspendConfigを含み、suspendConfig IEは、SD_Config IEを含む。判定結果がYesである場合、手順は、アクション708に進み、そうでない場合、手順は、アクション710に進む。
RRC(接続)リリース手順700の提案は、表3に示される。
〔UL時間アライメント(TA)検証検査〕
NRにおいて、UEがサービングセルのための有効なTA値を有していない場合(例えば、サービングセルに関連付けられた時間アラインメントタイマー(timeAlignmentTimer)が動作していない場合)、UEは、RA手順に対応する送信を除いて、サービングセル上でいかなるUL送信も実行することができない。RRC_CONNECTED状態において、BSは、TA値を維持することができる。同じUL TA値及び同じタイミング参照セルを有するサービングセルは、TAGとしてグループ化され得る。各TAGは、設定されたULを有する少なくとも一つのサービングセルを含むことができる。サービングセルとTAGとの間のマッピング関連は、RRCによって設定することができる。
RRC_CONNECTED UEは、各TAGのためのtimeAlignmentTimerを用いて、DL RRCメッセージを介してBSによって設定され得る。timeAlignmentTimerは、UEがBSからTA値を受信したときに(再)開始することができる。TA値は、UL送信の時間領域位置を決定するとき、UEが考慮すべき絶対的タイミング値であってよい。TA値は、UL送信のために現在のTA値を調整するときにUEが考慮すべき時間領域におけるオフセットであってよい。例えば、調整されたTA値は、〔現在のTA値 ± K ×オフセット〕によって決定されてよく、ここで、Kは、整数である。
TA値は、TA値に対応するtimeAlignmentTimerが動作中である場合、有効であると見なされ得る。TA値は、RARメッセージ又はDL MAC CEに含まれるTAコマンドによって示され得る。DL MAC CEは、DL MACサブPDUによって搬送され得る。RRC_CONNECTED状態において、UEは、TAメンテナンスのためのTAコマンドを動的又は非周期的に受信し得る。しかしながら、LTEといった、レガシーシステムにおいて、RRCリリース手順が実行される(MACエンティティ/層のリセットにつながる)とき、全てのtimeAlignmentTimerが満了したと見なされるべきであるため、RRC_INACTIVE UEは、有効なTA値を有さないことがある。RRC_INACTIVE状態でCGを介した小規模データ伝送をサポートするために、TAメンテナンスを考慮したCGを介した小規模データ伝送のための方法が、提供される。
図8は、本開示の実施形態に従った、CGを介した小規模データ伝送の手順を示す。アクション802において、(RRC_CONNECTED UEとしての)UE820は、BS840からRS設定及びCG設定を受信することができる。アクション804において、UE820は、RRC_CONNECTED状態からRRC_INACTIVE状態に遷移することができる。RS設定は、少なくとも一つのRS IDを含むことができる。RS IDは、BSによって送信される特定の種類のDL RSを指すことができる。DL RSは、SSB、CSI-RS、又は任意の他の種類のRSであってよい。RS IDは、測定され、報告のために使用されるSSバースト内のSSBに関連付けられたSSIインデックス(SSB-Index)であってよい。RS IDは、測定されるべき(及び報告のために使用される)CSI-RSリソースに関連付けられたCSI-RSリソースインデックス(CSI-RS-Index)であってよい。SSB-Index及びCSI-RS-Indexは、TS 38.331、TS 38.321及びTS 38.214において特定され得る。CG設定は、RRC_INACTIVE状態でCGを介して小規模データ伝送を実行するために、UE専用(又はUEのグループによって共通/共有)にすることができる。CG設定は、前述したSD_Configに含まれ得る。
アクション806において、(RRC_INACTIVE UEとして)UE820は、小規模データ伝送の試行を生成し得る(例えば、UE820のAS層が送信可能なデータを有するとき)。アクション808において、UE820は、BS840からRSを受信することができる。アクション810において、UE820は、小規模データ伝送に適用可能な任意の有効なTA値があるかどうかを判定するために、TA検証検査を実行することができる。UE820は、UE820が有効なTA値を有する場合にのみ、RRC_INACTIVE状態で小規模データ伝送を実行してよい。図8に示すように、UE820がアクション810においてTA値が有効であると決定した後、UE820は、アクション814において、CGを介して小規模データ伝送を実行することができる。
TA検証検査のために、UE820は、アクション808において受信されたRSを測定し、測定結果に従って対応するTA値の有効性を判定することができる。測定されるべきRSは、BS840によって事前設定(又は示)され得る。RSの測定結果は、RSのRSRP値であってよい。UE820は、RSのRSRP値を、予め設定された値(例えば、オフセット)、閾値、又は別のRSのRSRP値と比較して、TA値が有効であるかどうかを判定することができ、予め設定された値、閾値、及び別のRSのRSRP値は、TA検証検査が実行される前、BS840によって設定され得る(又はBS840によって示された/トリガされた測定プロセスに基づいてUE820によって導出され得る)。
図9は、本開示の実施形態に従った、TA検証検査を設定する手順を示す。UE920がRRC_INACTIVE状態に入る(例えば、UE920がRRC_CONNECTED状態にある)前、BS940は、TA検証検査のための設定を用いてUE920を設定することができる。TA検証検査のための設定は、ブロードキャストMIB、ブロードキャストSIB、及び/又はユニキャスト(RRC)メッセージを介してBS940によって送信され得る。
図9に示されるように、UE920は、アクション902においてBS940からRSRPオフセットを受信し、アクション904においてBS940からTA値及びRS IDを受信することができる。RSRPオフセット、TA値、及び/又はRS IDは、TA検証検査のための設定の一部と見なされてよい。
TA検証検査のための設定は、DL RRCメッセージ、DL MAC PDU、DL MACサブPDU、MACサブPDUのサブヘッダ、DL MAC CE、又はDCIフォーマットのフィールドによって搬送され得る。例えば、UE920は、ブロードキャストMIB及び/又はブロードキャストSIBを介してRSRPオフセットを受信し得る。RSRPオフセットは、UEのグループによって共有され得る。例えば、RSRPオフセットは、セル/RAN通知領域(RNA)内に位置する全てのUEによって共有されることができる。
アクション906において、TA検証検査のための設定を受信した後(及び対応する再設定が実行された後)、UE920は、アクション904において受信されたRS IDによって示されるRSを受信することができる。アクション908において、UE920は、アクション906において受信されたRSを測定するためにRS測定を実行することができる。アクション910において、UE920は、RSの測定結果を保存/維持することができる。例えば、UE920は、RSのRSRP値を測定結果とみなすことができ、UEは、RSRP値を保存/維持することができる。RSRP値は、UE920によって、RRC、MAC、又はPHY層に保存/維持され得る。
アクション908及び910は、BS940によって動的にトリガされ得る。例えば、UE920がRRC_INACTIVE状態にある場合、UE920は、特定の条件が満たされる場合、アクション904で受信されたRS IDによって示されたRS(又はBS940によって示された他のRS)を再測定することができる。特定の条件は、TA値、TAコマンド、及び/又はRS再測定を行うようにUE920に指令するインディケータが新たに受信されることであってもよい。RS再測定が実行されると、UE920は、以前に保存された測定結果を新たに取得された測定結果に更新し、新たに取得された測定結果に従って、TA検証検査を実行することができる。
図10は、本開示の実施形態に従った、TA検証検査の詳細なプロセスを示す。アクション1002において、UE1020は、BS1040からRSを受信することができる。アクション1004において、TA検証検査は、実行される。図10に示すように、アクション1006及び1008は、TA検証検査の間に実行される。
アクション1006において、UE1020は、RS測定を行い(例えば、アクション1002において受信したRSを測定することによって)、対応する測定結果を得ることができる。アクション1008において、UE1020は、RSに対応するTA値が有効であるかどうかを判定するために、RSの測定結果をRSRPオフセットと比較することができる。
UEは、RS測定が実行される毎に、初期値からタイマーを(再)開始することができる。保存されたRS測定結果は、タイマーが満了した場合、UEによってリリース/クリア/フラッシュされてよい。タイマーは、サービングセル/BWPベース毎にBSによって設定され得る。タイマーのユニットは、(分数の)シンボル、スロットサブフレーム、システムフレーム、SFN、ミリ秒(ms)、又はCG設定から導出されたPUSCHリソースの期間であり得る。UEは、以下のイベント(i)~(vi)の内の少なくとも一つが発生した場合、保存された測定結果をリリースすることができる。
(i)RA手順が開始される。
(ii)小規模データ伝送のためのCG設定は、リリース又は一時停止される。
(iii)UEは、サービングセルのカバレッジエリア外にあり、保存された測定結果は、サービングセル上でRS測定を実行することによって取得される。
(iv)TA値は、無効と見なされる。
(v)UEは、RRC_IDLE状態又はRRC_CONNECTED状態に入る。
(vi)UEは、RNA更新手順を実行する。
前述したように、UEによって、TA検証検査がトリガされ、且つ/又は実行される必要があると、UEは、RS測定を実行することができる。RS測定の間、UEは、特定のRS(のRSRP値)を測定することができる。特定のRSは、BSによって示され、及び/又はCG設定に関連付けられたDL RSであってよい。UEは、特定のRSのRSRP値をRSRPオフセットと比較することができる。代替的に又は追加的に、UEは、特定のRSの第1のRSRP値と特定のRSの第2のRSRP値との間の差を計算することができる。第1のRSRP値及び第2のRSRP値は、異なる時点で特定のRSを測定することによって取得されてよい。換言すると、第2のRSRP値は、特定のRSの以前に保存された測定結果(例えば、図9のアクション910において説明された保存された測定結果)と見なされてよく、第1のRSRP値は、第2のRSRP値より後に得られた現在の測定結果と見なされてよい。従って、第1のRSRP値と第2のRSRP値との間の差は、ある期間内の特定のRSのRSRP変化の量と見なすことができる。UEは、この差をRSRPオフセットと比較し、対応するTA値の有効性を判定することができる。
RSRPオフセットは、BSによって設定されてよい。RSRPオフセットは、CG設定固有のオフセットであってよい。複数のRSRPオフセットを用いて設定されたUEの場合、UEは、特定のRSのRSRPを複数のRSRPオフセットの内の一つと比較できる。BSは、異なるBWPのために異なるRSRPオフセットを用いて、UEを設定できる。RSRPオフセットは、正のオフセットであっても負のオフセットであってもよい。第1のRSRP値と第2のRSRP値との間の差が正の値である場合、UEは、差を正のオフセットと比較することができる。第1のRSRP値と第2のRSRP値との間の差が負の値である場合、UEは、その差を負のオフセットと比較することができる。
UEは、以下の条件A-1に従って、TA検証検査をパスしたかどうかを判定することができる。
UEは、条件A-1が満たされ、且つ/又は以下の制約(i)~(iii)のうちの少なくとも一つが満たされる場合、TA検証検査をパスする(又は対応するTA値が有効である)と判定することができる。
(i)条件A-1は、特定の時点で満たされたと判定される。特定の時点は、TA検証(TValidation)のための時間間隔内に、UEがRS測定のための固有のRSを受信する最も遅いRSオケージョン内にあってよい。特定の時点は、時間間隔TValidation内の、第1のRSオケージョンまたは最後のRSオケージョンにあってもよい。特定の時点は、DL RRCメッセージを介してBSによって設定されてよい。
(ii)条件A-1は、一定期間にわたって満たされたと判定されている。一定期間は、事前定義された期間であってもよく、又はBSによって事前設定されてもよい。一定期間は、DL RRCメッセージを介してBSによって設定され得る。
(iii)条件A-1は、CGから導出されたPUSCHリソースの前の時点で満たされていると判定される。換言すると、条件A-1が満たされたと判定された時点とPUSCHリソースの開始との間に時間オフセットが存在してよい。時間オフセットは、DL RRCメッセージを介してBSによって設定されてよい。本明細書で使用されるように、CGから導出されたPUSCHリソースは、CGのPUSCHリソース又はCGリソースとも呼ばれ得る。
図11は、本開示の実施形態に従った、TA検証(TValidation)及びPUSCHリソースに対する時間間隔の相対的な時間位置を示す概略図である。図11に示すように、TValidation1102の時間位置は、PUSCHリソース1106の時間位置よりも前である。PUSCHリソース1106は、CGリソースでありうる。TValidation1102とPUSCHリソース1106との間に、M&A(TM&A)1104のための時間間隔は、存在し得る。TM&A1104は、小規模データ伝送のためにレイヤ2MAC PDU M&A処理を実行するためにUEのために予約された期間と見なすことができる。TM&A1104は、DL RRCメッセージ又はRRC_CONNECTED状態でUEに送信される他のシグナリングを介して、BSによって事前設定されてよい。UEは、先に説明した条件A-1がTM&A1104の開始時に満たされたと判定された場合、TA検証検査にパスした(又は対応するTA値が有効である)と判定してよい。
M&A1104の長さは、各UEの能力に依存して、異なるUEのために異なり得る。従って、サポートされるTM&Aの長さ/値に関連する能力(又は「TM&A関連能力」)をUEに報告させることは、有益であり得る。TM&A関連能力の報告は、UEがRRC_CONNECTED状態にある間、UL RRCメッセージを介してUEによって実行され得る。例えば、UEはTM&Aの複数のサポートされた値をBSに報告することができ、TM&Aのサポートされた値の一つは、単一のCG設定の場合のためのものであり、TM&Aのサポートされた値のもう一つは、複数のCG設定の場合のためのものである。
複数のCG設定の場合(例えば、UEが複数のCG設定で設定される)において、UEは、設定されたCG設定の内の一つ又は複数を使用することによって、小規模データ伝送を実行することを許可され得る。従って、このケースにおいて、UEは、参考のためにTM&Aの具体的な値をBSに報告してもよい。TM&Aの値の単位は、ニューメロロジーに依存する単位(例えば、記号又はスロット)又は絶対時間単位(例えば、ミリ秒)であってよい。
TA関連タイマー(例えば、TA有効タイマー(TVT_Timer))は、TA検証検査において適用されてよい。TA関連タイマーは、TA値が有効であると見なされることを許可される間のタイマー間隔を定義することができる。TA関連タイマーは、UEのRRC層又はMAC層によって維持され得る。TA関連タイマーは、RSベース毎にUEによって維持され得る。
図12は、本開示の実施形態に従った、TA関連タイマーの動作を示す。図12に示すように、TA関連タイマーは、時点1220で開始し、時点1240で満了/停止する。時点1220と1240との間の時間間隔の間、TA関連タイマーは、動作中であると見なされる。
TA値は、TA関連タイマーが動作しているとき、有効であると見なされてもよい(許可されてもよい)。現在保存されている/受信されているTA値(例えば、時点1220で(又はその直前に)受信されたTA値)が有効であるとみなされる場合、UEは、CGから導出されたPUSCHリソース上で小規模データ伝送を実行する前に、対応するRS測定及びRSRP比較を実行しないことがある。換言すると、TA関連タイマーが動作しているとき、TA検証検査を実行せず、TA関連タイマーが動作していないとき、TA検証検査を実行することができる。代替的に、TA関連タイマーが実行されているとき、TA検証検査は、依然として実行されてもよい。そのような場合において、TA値は、前述した条件A-1(及び/又は制約(i)~(iii)の内の少なくとも一つ)が満たされ、同時にTA関連タイマーが動作しているときに有効であると考えることができる。TA値は、TA関連タイマーが動作していないときに有効であると見なされない場合がある。
CGのPUSCHリソースは、関連付けられたTA値が有効である場合、小規模データを送信するために使用されることができる。図12に示すように、PUSCH#1 1202、PUSCH#2 1204、PUSCH#3 1206、及びPUSCH#4 1208は、CGから導出されたPUSCHリソース(すなわち、CGのPUSCHリソース)である。UEは、TA関連タイマーが動作中であり、関連付けられたTA値が有効であると見なされるため、PUSCH#1 1202、PUSCH#2 1204、及びPUSCH#3 1206上で小規模データ伝送を実行することができる。UEは、TA関連タイマーが動作しておらず、関連するTA値が無効になるため、PUSCH#4 1208上でデータ送信を実行することができない。
TA関連タイマーの初期値は、BSによって事前設定されてもよく、又は3GPP TSにおいて事前定義されてもよい。TA関連タイマーの単位は、(分数の)シンボル、(分数の)スロット、(分数の)ms、(分数の)サブフレーム、(分数の)システムフレームなどであってもよい。
TA関連タイマーは、BSからTA値が受信されるとき、開始又は再開始されてよい。TA値は、UEが伝搬遅延の影響を緩和するためにUL送信を実行すべき時間を前もって示すことができる。前述したように、TA値は、UL送信の時間領域位置を決定するときのUEが考慮すべき絶対タイミング値であってよい。TA値は、UL送信のために現在のTA値を調整するときにUEが考慮すべき時間領域におけるオフセットであってよい。
TA値は、RARメッセージ又はDL MAC CEに含まれるTAコマンドによって示され得る。DL MAC CEは、DL MACサブPDUによって搬送され得る。
TA関連タイマーは、TA検証検査手順が実行され、TA値が有効であると見なされるとき、開始又は再開始されてよい。CGから導出されたPUSCHリソースは、CGに対応するTA関連タイマーがPUSCH持続時間内に(再)開始した/満了した場合、UEによって無効であると見なされ得る。
TA関連タイマーは、以下のイベント1)~4)の内の少なくとも一つが発生したときに、UEによって停止されてもよい:
1)UEがRRC接続手順をトリガする;
2)UEによってCG設定がリリースされる;
3)CG設定が無効であるとみなされる、及び
4)CG設定リリースインジケータがBSから受信される。
CG設定リリースインジケータは、以下のデータフォーマット1)~9)のうちの少なくとも一つに含まれてもよい:
1)DCIフィールド;
2)(事前設定された/事前定義された)RNTI(例えば、CS-RNTI)、及び/又は前述した特定のUE IDによってスクランブルされたCRCビットを有するDCIフォーマット;
3)DL MAC PDU;
4)MACサブPDU;
5)MACサブPDUの(サブ)ヘッダ;
6)DL MAC CE;
7)SIB;
8)対応するリリース手順を実行するようにUEに命令する特定のDCIフィールド(例えば、特定のRNTI(例えば、P-RNTI)によってスクランブルされたCRCビットを有するDCIフォーマットの中に含まれるショートメッセージフィールド/ショートメッセージインジケータ);
9)ページングオケージョン/ウィンドウにおいてUEによって復号されたDCIフォーマットによってスケジュールされたPDSCH(例えば、DL RRCメッセージ、又は特定のRNTIによってスクランブルされたCRCビットを有するDCIの特定の種類を介してBSによってスケジュールされたページングメッセージ)、対応するリリース手順を実行するようにUEに命令するPDSCH;且つ、
UEがCGのPUSCHをスキップすることができるかどうかは、ネットワークによって設定され得る。例えば、UEは、UEがCGリソースをスキップすることが許されるかどうかを示すパラメータを設定することができ(例えば、MAC PDUが0個のMAC SDUを含むとき)、このパラメータは、SD_Config及び/又はCG設定に含まれてもよい。
CG設定は、特定の条件が満たされる場合、UEによってリリースされ得る(及び/又は無効であると見なされ得る)。例えば、CGのいくつかの(連続した)PUSCHリソースがUEによってスキップされる場合、UEによってCG設定がリリースされることがあり、UEは、CGのスキップされたPUSCHリソース上でいかなるデータも送信しないことがある。CG設定をリリースする他の条件1)~10)は、以下の通りである。
1)スキップされたPUSCHリソースの数は、閾値に達する。
2)スキップされたPUSCHリソースの数は、ある期間、閾値に達している。
3)対応するTA関連タイマーが満了する。
4)対応するTA関連タイマーは、BSによって停止される。
5)UEは、UL BWPを切り替える。
6)UEは、現在のアクティブUL BWP又は別のUL BWP上のPUSCHリソースのセットを用いて別のCG設定を適用するように切り替えられる。例えば、UEは、第1のCG設定を非アクティベート化し、第2のCG設定をアクティブベート化できる。非アクティベート化された第1のCG設定は、UEによってリリースされ得る。
7)UEは、UEにネットワークエントリの実行を指示するページングメッセージを受信する。
8)TA告発手順が失敗した。
9)特定のDCIフィールド(例えば、特定のRNTI、例えば、P-RNTIによってスクランブルされたCRCビットを有するDCIフォーマットの中に含まれるショートメッセージフィールド/ショートメッセージインジケータ)が受信され、特定のDCIフィールドは、対応するリリース手順を実行するようにUEに命令する;
10)ページングオケージョン/ウィンドウにおいてUEによって復号化されたDCIフォーマットによってスケジュールされたPDSCH(DL RRCメッセージ、又は特定のRNTIによってスクランブルされたCRCビットを有する特定の種類のDCIを介してBSによってスケジュールされたページングメッセージ(例えば、P-RNTI))が受信され、PDSCHは、対応するリリース手順を実行するようにUEに命令する;
マルチビーム動作において、BS及びUEは、複数の送信ビーム及び受信ビームを有し得る。BS及びUEは、通信のために最良の品質を有するビームを選択することができる。例えば、サービングSSB/CSI-RSでビーム障害が検出された場合、UEは、BFR手順を開始することによって、新しいサービングビーム(例えば、新しいSSB又はCSI-RSに対応する)のサービングBSに通知することができる。
BFR手順は、下位層からMACエンティティに送信されたビーム障害インディケーションがカウントされ得るBFD手順によってトリガされ得る。小規模データ伝送は、図13に示すように、マルチビーム動作に基づいて実行されてよい。
図13は、本開示の実施形態に従った、マルチビーム動作のためのマルチGG設定で設定されたUE1320のための小規模データ伝送の手順を示す。複数のCG設定(Multi-CG config)は、RRCリリース手順が開始される間又はその前にBS1340によって設定され得る。各CG設定は、マルチビーム動作において使用される特定のビームに対応してよい。
アクション1302において、UE1320は、BS1340からRRCリリースメッセージを受信することができる。RRCリリースメッセージは、UEがRRC_INACTIVE状態で小規模データ伝送を実行するための複数のCG設定(Multi-CG Config)を含み得る。RRCリリースメッセージは、RS設定と、RS設定で示されたDL RSとCG設定(又はCG設定から派生したCGリソース)との間の関連付けを示す関連付け情報も含み得る。各CG設定は、少なくとも一つのDL RSに関連付けられ得る。換言すると、CG設定とDL RS間の関連付けは、1対1のマッピング関連、1対多のマッピング関連、多対1のマッピング関連、又は多対多のマッピング関連を有することができる。例えば、多対1のマッピングの場合、複数のCG設定は、一つのDL RSに関連付けられ得る。1対1のマッピングの場合、各CG設定は、別のDL RSに関連付けられ得る。
アクション1304において、UE1320は、RRCリリースメッセージに応じて、RRC_CONNECTED状態からRRC_INACTIVE状態に遷移することができる。アクション1306において、UE1320は、(RRC_INACTIVE UEとして)小規模データ伝送のための試行を生成し得る(例えば、UE1320のAS層が送信の準備ができているデータを有するとき)。アクション1308において、UE1320は、示されたCGのためのTA検証検査を実行することができる。アクション1310において、UE1320は、BS1340から(DL)RSを受信することができる。アクション1312において、UE1320が関連付けられたTA値が有効であると判定した場合、UE1320は、アクション1314において、示されたCGを介して、小規模データ伝送を実行することができる。
前述したように、UE1320がRRC_INACTIVE状態にある場合、UE1320は、CGのPUSCHリソースを適用する前にTA検証検査を実行して、小規模データ伝送を行うことができる。UE1320は、一度に一つのCG設定のみのPUSCHリソースを適用することができる。例えば、UE1320は、二つのCG(例えば、CG設定#1及びCG設定#2)を用いて設定されることができ、一度に一つのアクティブCGのみが存在することができる。
アクティブCGから導出されたPUSCHリソースのみが、小規模データ伝送のために適用され得る。初期のアクティブCGは(例えば、アクション1302におけるRRCリリースメッセージを介して)RRCリリース手順の間にBS1340によって示され得る。UE1320がRRC_INACTIVE状態における小規模データ伝送のための初期のアクティブCGとして特定のCGを提供されると、(アクション1306において)小データ送信のための試行が生成される場合、UE1320は(アクション1308において)小規模データ伝送を実行する前に、示された初期のアクティブCGのためのTA検証検査を実行することができる。示された初期のアクティブCGのTA検証検査は、初期のアクティブCGに関連付けられた(アクション1310で受信された)RSの測定結果に基づいて実行され得る。前述したように、RSと初期のアクティブCGとの間の関連は、アクション1302において、RRCリリース手順の間にBSによって示されてもよい。アクション1310において受信されるRSは、SSB、CSI-RS、又は他の種類のDL RSであり得る。アクション1314において、UE1320は、アクション1312において、示されたCGのTA値が有効であると判定されたとき、示されたCGから導出されたPUSCHリソースを介して(のみ)小規模データ伝送を実行することができる。
アクティブCGは、CGスイッチングのためにBSによって示されてよい。例えば、BSは、DCIフィールド(例えば、特定のRNTI(例えば、P-RNTI)によってスクランブルされたCRCを有するDCIフォーマットに含まれるショートメッセージフィールド/ショートメッセージインジケータ)、そのページングオケージョン/ウィンドウにおいてUEによって復号化されたDCIフォーマットによってスケジュールされたPDSCH(例えば、特定のRNTI(例えば、P-RNTI)によってスクランブルされたCRCビットを有する特定の種類のDCIを介してBSによってスケジュールされたDL RRCメッセージ又はページングメッセージ)、(予め設定された/予め定義された)RNTIによってスクランブルされたCRCビットを有するDCIフォーマット、及び/又は前述した特定のUE ID、DL MAC PDU、MACサブPDU、MACサブPDUの(サブ)ヘッダ、DL MAC CE、及び/又はSIBによってスクランブルされたDCIフォーマットを、UEに送信することによって、現在のアクティブCGをスイッチすることを示すことができる。例えば、DL MAC CEは、アクティブCGをスイッチするようにUEに示すための(CGスイッチングのインディケータとして)ビットマップを含み得る。ビットマップの各ビットは、複数の設定されたCG設定の一つに関連付けられ得る。例えば、UEが関連付けられたCG設定をアクティベートする必要があることを示すためにビットを“1”にセットし、UEが関連付けられたCG設定を非アクティベートする必要があることを示すために“0”にセットすることができる。UEは、CGスイッチングのためのインディケータを受信するために、BWP及び/又はサービングセル上でPDCCH/CORESET/CSS/USSを監視することができる。CGスイッチングは、同一のUL BWP内のCG間でアクティブCGをスイッチするプロセス、又は異なるUL BWP内のCG間でアクティブCGをスイッチするプロセスを指す。
UEは、BSによって示される代わりに、アクティブCGをそれ自体によってスイッチすることができる。例えば、特定のタイマー(例えば、TA関連タイマー)が満了すると、UEは、アクティブCGを互いに(すなわち、現在のアクティブCGから目標CGに)スイッチすることができる。CGスイッチングプロセスにおいて目標CGを決定するために、UEは、CG選択手順を実行することができ、その間、UEは、RSのセット上で全体的なRS測定を実行し、測定結果(例えば、RSのセット内の各RSのRSRP)に従って目標CGとしてCGの内の一つを選択することができる。信号品質関連閾値(例えば、RSRP閾値)は、BSによって設定され得る。CGは、関連付けられたRSのRSRPが信号品質関連閾値よりも大きい、又は等しい場合、目標CGとして選択され得る。現在のアクティブCG及び/又は小規模データ伝送に使用された又は選択された全てのCGは、CG選択手順から除外されてよい。例えば、現在のアクティブCGがCG選択手順から除外される場合、現在のアクティブCGのRSRPが信号品質関連閾値より大きいか、又は等しいかに関わらず、現在のアクティブCGは、目標CGとして選択されない。
示されたCGのためにTA検証検査が失敗した(すなわち、示されたCGに対応するTA値が無効である)場合、UEは、図14に示されるように、BSから有効なTA値を取得するためにTA取得メカニズムを使用することができる。
図14は、本開示の実施形態に従った、TA取得メカニズムを用いた小規模データ伝送の手順を示す。
アクション1402において、UE1420は、示されたCGのためにTA検証検査を実行することができる。アクション1404において、UE1420は、BS1440から(DL)RSを受信することができる。アクション1406において、RSに関連付けられた示されたCGのTA値が無効であると判定された場合、UE1420は、アクション1408において、示されたCGを介した小規模データ伝送をサポートする有効なTA値を取得するために、TA告発手順を実行し得る。アクション1410において、UE1420は、新たに取得された有効なTA値を使用することによって、示されたCGを介して小規模なデータ送信を実行することができる。
UEは、CG固有のRAリソースを用いて設定できる。BSは、RRCリリース手順の間に(例えば、RRCリリースメッセージを介して)、CG設定とCG固有のRAリソースとの間の関連付けを示す関連付け情報をUEに提供することができる。TA値が無効である場合、UEは、CGに関連付けられたRAリソースを適用することによって、RA手順を開始することができる。TA値は、開始されたRA手順の間に、MSGB、MSG2、又はMSG4で受信され得る。UEは、開始されたRA手順において受信されたTA値を適用することによって、CG上で小規模データ伝送を実行することができる。
TA関連タイマーは、UEが有効なTA値を受信すると(再)開始されてよい。UEは、示されたCG又は現在のアクティブCGに関連付けられたRAリソースを適用することによって、RA手順を開始することができる。BSは、RA手順の間にMSGB/MSG2/MSG4を介してアクティブCGをスイッチするようにUEに命令することができる。BSは、別のCG設定のためのTA値を提供することによって、アクティブCGをスイッチするようにUEに暗黙的に命令することができる。BSは、RRCリリースメッセージを介してRRCリリース手順の間に、RAリソース(又はRAリソースセット)とCORESET間の関連を示す関連情報をUEに提供してもよい。BSは、RAリソースに関連付けられたCORESET上で肯定応答を送信することによって、現在のアクティブCGからRAリソースに関連付けられたCGへのCGスイッチングを実行するようにUEに命令することができ、肯定応答は、RAリソース上のPRACHプリアンブルに応じて送信され得る。肯定応答は、DL RS又はUL CGリソースの再設定を含むことができる。肯定応答は、TA調整値を含むことができる。
UEがTA値を取得するためのRA手順を開始する前に、UEは、前述したCG選択手順を実行することができる。CG選択手順の間に、UEは、特定のRS測定結果に基づいて目標CGを選択することができる。適切なCGは、目標CGとして選択され得る。例えば、有効なTA値を取得するためのRA手順を開始するために、RAリソースに対応するCGは、UEによって適用され得る。
UEは、RRC再開手順を開始することによってTA値を取得することができる。UEによってRA手順が開始されると、UEは、RA手順の間にMSG1/MSGA/MSG3にTA告発要求を含むことによって、BSにTA告発要求を送信することができる。BSは、TA告発要求に対する応答として、TA値をUEに送信することができる。
TA告発要求は、特定のCG上のPUSCHリソースを介してUEによって送信され得る。UEは、対応するTA告発手順がトリガされたが失敗した場合、特定のCGをリリースすることがある。
TA値の有効性は、異なるCGについて異なり得る。例えば、TA値が示されたCGに対して無効であると判定された場合であっても、TA値は、他のCG設定のために依然として有効であり得る。例えば、UEは、(示されたCGに対して)TAが無効であると判定した後、他の設定されたCG設定に関連付けられた他のDL RSのRSRPを測定し、測定結果を基地局によって予め設定されたRSRPオフセットと比較することができる。この比較結果に従って、UEは、TA値が新たに選択されたCGを介したデータ送信に適用可能であるか否かを判定する。
UEは、アクティブCGをスイッチしたことを通知するために、PUSCH/PUCCH/PRACH上でBSにインディケータを送信することができる。インディケータは、UL MAC CE、RRCメッセージ、又はRRC IEに含まれ得る。
UEは、UEがBSから肯定応答(例えば、HARQフィードバック/DCIフィールド/DL MAC CE)を受信するとき(のみ)、データ送信のために新たに選択されたCGを適用することができる。
UEは、対応するTA値が無効であるとき、特定のリソース(例えば、CGのPUSCH)が無効であると見なしうる。例えば、次の条件A-2を満たす場合、特定のリソースは、無効であると見なされ得る。
RSRP_meas_0は、CG設定のCGリソースに関連付けられたRSに基づいてCGリソース検証時に取得された測定RSRPレベル(例えば、図11の時間間隔1120)であり、RSRP_ref_0は、UEの以前に保存された測定結果であり得る参照RSRPレベルである。例えば、UEがRSRP_meas_0を測定する前に、UEは、CG設定のCGリソースに関連付けられたRSを測定し、対応する測定結果を以前に保存された測定結果として保存することができる。
UEがRAR/MAC CEでTAコマンドを受信した場合、又はUEがCGリソースをアクティベートした場合、UEは、アクティベートされたCGリソースに関連付けられたRSの測定結果に従って、RSRP_ref_0を測定されたRSRPレベルとしてセットすることができる。
例えば、次の条件A-3を満たすとき、特定のリソースは、無効であると見なされ得る。
RSRP_ref_1は、参照RSRPレベルであり、RSRP_meas_1は、次のいずれかである:
TA検証検査の間に取得された、測定されたRSRPレベル;
アクティベートされたCGリソースに関連付けられたRS上で測定されたRSRPレベル;
アクティブベートされたCGリソースに関連付けられたRSのRSRPレベルと、非アクティベートされたCGリソースに関連付けられたRSのRSRPレベルとの内、最も高いRSRPレベル;及び
アクティベートされたCGリソースに関連付けられたRSのRSRPレベルと、非アクティベートされたCGリソースに関連付けられたRSのRSRPレベルとを平均することによって取得された平均RSRPレベル。
UEがRARメッセージ又はTAコマンドMAC CEでTAコマンドを受信した場合、又はUEがCGリソースをアクティベートした場合、UEは、RSRP_ref_1を、アクティベートされたCGリソースに関連付けられたRSの測定されたRSRPレベルにセットできる。
図15は、本開示の実施形態に従った、小規模データ伝送のためにUEによって実行される方法1500のためのフローチャートを示す。アクション1502、1504、1506、1508、1510、1512、及び1514は、図15において独立したブロックとして表される別のアクションとして示されるが、これらの別に示されるアクションは、必ずしも順序に依存するものとして解釈されるべきではない。図15において、アクションが実行される順序は、限定として解釈されることを意図しておらず、開示されたブロックの任意の数は、方法又は代替の方法を実施するために任意の順序で組み合わされてもよい。更に、アクション1502、1504、1506、1508、1510、1512、及び1514のそれぞれは、他のアクションとは独立して実行されてもよく、本開示のいくつかの実装形態において、省略されてもよい。
アクション1502において、UEは、RRC_CONNECTED状態で動作しているとき、BSからのRRCリリースメッセージを受信することができる。RRCリリースメッセージは、少なくとも一つのDL RS、少なくとも一つのCGリソース、及び少なくとも一つのDL RSと少なくとも一つのCGリソースとの間の関連を示す情報を示すことができる。前述したRRC設定(例えば、SD_Config)は、RRCリリースメッセージに含まれてもよい。
情報は、少なくとも一つのRS IDと少なくとも一つのCG設定IDを含むことができる。少なくとも一つのRS IDは、少なくとも一つのDL RSを示し得る。少なくとも一つのCG設定IDは、少なくとも一つのCGリソースを設定する少なくとも一つのCG設定を示し得る。RRCリリースメッセージによって示される少なくとも一つのRS IDと少なくとも一つのCG設定は、1対1のマッピング関連、1対多のマッピング関連、多対1のマッピング関連、又は多対多のマッピング関連を持つことができる。例えば、多対1のマッピングの場合、少なくとも一つのRS IDは、第1のRS ID及び第2のRS IDを含み、第1のRS ID及び第2のRS IDは、少なくとも一つのCG設定IDによって示される同一のCG設定に関連付けられてもよい。多対多又は1対1のマッピングの場合、少なくとも一つのRS IDは、第1のRS ID及び第2のRS IDを含むことができ、第1のRS ID及び第2のRS IDは、少なくとも一つのCG設定IDによって示される異なるCG設定に関連付けることができる。
アクション1504において、UEは、RRCリリースメッセージの受信に応じて、(RRC_CONNECTED状態から)RRC_INACTIVE状態に遷移/スイッチすることができる。
アクション1506において、UEは、小規模データ伝送の試行を開始することができる。前述したように、UEのAS層が送信の準備ができたデータを有するときに、小規模データ伝送の試行は、生成され得る。
アクション1508において、UEは、(RRCリリースメッセージに示される)少なくとも一つのDL RSを測定して、測定結果を取得することができる。
アクション1510において、UEは、(RRCリリースメッセージに示される)少なくとも一つのCGリソースから、測定結果に従って、小規模データ伝送のための特定のCGリソースを選択することができる。
アクション1512において、UEは、以下の2つの要因(i)及び(ii)に従って、特定のCGリソースのTA値が小規模データ伝送のために有効であるかどうかを判定することができる:
(i)特定のCGリソースに関連付けられたDL RSのRSRP変化の量であって、DL RSは少なくとも一つのDL RSの内の一つである、及び
(ii)TA関連タイマーが動作しているかどうか。
アクション1514において、UEは、TA値が有効であると判定した後、特定のCGリソース上で小規模データ伝送を実行することができる。一実施例において、TA値が有効であると判定した後にのみ、UEは、特定のCGリソース上で小規模データ伝送を実行してよい。
TA関連タイマーは、TA値が有効であると判定することが可能な時間間隔を定義することができる。TA関連タイマーは、(例えば、RRCメッセージを介して)BSによって提供されるTA関連タイマー設定で設定され得る。TA関連タイマーは、TA値が受信されると、開始されてもよいし、再開されてもよい。少なくとも一つのCGリソースは、TA関連タイマーが満了したとき、リリースされ得る。
図16は、本開示の実施形態によるCGリソース選択のプロセス1600を示す。図15のアクション1510で説明される特定のCGリソースは、プロセス1600に基づいて決定され得る。換言すると、プロセス1600に従って、特定のCGリソースに関連付けられたDL RSのRSRP値がRSRP閾値より大きい場合、RRCリリースメッセージによって示されるCGリソースの一つは、特定のCGリソースとして選択されてよい。
図16に示すように、アクション1602において、UEは、RRCリリースメッセージからRSRP閾値を取得することができる。アクション1604において、UEは、測定結果から、特定のCGリソースに関連付けられたDL RSのRSRP値を取得することができる。アクション1606において、UEは、特定のCGリソースに関連付けられたDL RSのRSRP値がRSRP閾値よりも大きいと判定した後、少なくとも一つのCGリソースから特定のCGリソースを選択してよい。
図17は、本開示の実施形態に従った、TA値の有効性を判定するプロセス1700を示す。プロセス1700は、特定のリソースに関連付けられたDL RSのRSRP変化の量を決定するために、図15のアクション1512に含まれ得る。
アクション1702において、UEは、RRCリリースメッセージからRSRPオフセット閾値を取得することができる。アクション1704において、UEは、第1の時点において、特定のCGリソースに関連付けられたDL RSを測定して、DL RSの第1のRSRP値を取得することができる。アクション1706において、UEは、第2の時点において、特定のCGリソースに関連付けられたDL RSを測定して、DL RSの第2のRSRP値を取得する。アクション1708において、UEは、第1のRSRP値と第2のRSRP値との間の差を計算することによって、DL RSのRSRP変化の量を決定することができる。
前述したように、第1のRSRP値と第2のRSRP値との差は、(第1の時点から第2の時点まで)一定期間におけるDL RSのRSRP変化の量と見なされ得る。第2の時点が時間領域における第1の時点よりも早い場合、第2のRSRP値は、第1のRSRP値と比較して、以前に保存された測定結果と見なされ得る。そのような場合において、条件A-1を適用して、特定のCGリソースのためにTA値の有効性を検査することができる。
図17に示すように、アクション1710において、UEは、RSRP変化の量がRSRPオフセット閾値以下である場合において、特定のCGリソースのためのTA値が有効であると判定してよい。アクション1712において、UEは、RSRP変化の量がRSRPオフセット閾値よりも大きい場合において、特定のCGリソースのためのTA値が無効であると判定してよい。
本開示において説明されるUEの振舞いは、LTEシナリオと比較して、より柔軟であり、高度なシナリオ、例えば、RRC_INACTIVE状態における小規模データ伝送に適用可能である。本明細書で開示されるUEの振舞いの少なくとも一部は、RRC_INACTIVE状態でCGを介した小規模データ伝送をサポートし、TA有効性を考慮することによって、小規模データ伝送のパフォーマンス及びCGリソースの利用効率を改善する。
本開示において、RRC_INACTIVE状態におけるUEの振舞いは、RRC_IDLE状態又は他のRRCサブ状態(例えば、RRC_CONNECTED状態に属するRRCサブ状態)にも適用可能である。
前述したRS IDは、新しいビームを明示的又は暗黙的に示すIDに置き換えることができる。
前述したDL RRCメッセージは、RRC再設定メッセージ(RRCReconfiguration)、RRCリリースメッセージ(RRCResume)、RRC再確立メッセージ(RRCReestablishment)、RRCセットアップメッセージ(RRCSetup)、又はその他のユニキャストDL RRCメッセージであってよい。
本開示における「ビーム」は、空間(ドメイン)フィルタリングと等価であることに留意されたい。一実施例において、空間フィルタリングが対応するアンテナ要素によって送信される前に、信号の位相及び/又は振幅を調整することによって、アナログ領域で適用される。別の実施例において、ワイヤレス通信システムにおける多入力多出力(MIMO)技術により、デジタル領域で空間フィルタリングを適用した。例えば、特定のビームを用いてPUSCH送信を行ったUEは、UEが特定の空間/デジタルドメインフィルタを用いてPUSCH送信を行ったUEを意味する。「ビーム」はまた、アンテナ、アンテナポート、アンテナ素子、アンテナのグループ、アンテナポートのグループ、又はアンテナ素子のグループとして表されてもよいが、これらに限定されない。ビームは、あるRSリソースによって形成されてもよい。簡単に言えば、ビームは、EM波を透過して放射する空間領域フィルタと等価であり得る。
本開示における「送信される」は、対応するMAC CE/MAC PDU/層1シグナリング/上位層シグナリングとして定義することができ、送信が開始される、又は完全に送信される、又は送信のために対応するHARQプロセス/バッファに既に配信されていることに留意されたい。更に、本開示における「送信された」は、MAC CE/MAC PDU/層1シグナリング/上位層シグナリングを搬送するMAC PDUのHARQ_ACKフィードバック(BSからの応答)が受信されることとして定義することもできる。更に、本開示における「送信された」は、MAC CE/MAC PDUを構築することに対応するものとして定義することもできる。「HARQ_ACKフィードバック」は、DCIフォーマット0_0、0_1として、又はPDCCHを介してBSからUEによって受信されるDCIの他の何らかのフォーマットとして実施することができることに留意されたい。受信されたDCIは、特定の値に設定された(例えば、1にセットされた)新しいデータインジケータ(NDI)を含み、DCIはまた、(BFRQ MAC CEを搬送する)MAC PDUのHARQプロセスに適用される/使用されるように示されたHARQプロセスIDと同じHARQプロセスIDを示す。
本開示におけるPDCCHは、BSによってUEに送信される。又は、PDCCHがBSからUEによって受信されると、言うことができる。本開示におけるPDSCHは、BSによってUEに送信される。又は、PDSCHがBSからUEによって受信されると、言うことができる。本開示におけるPUSCHは、UEによってBSに送信される。又は、PUCCHがUEからBSによって受信されると、言うことができる。
PDSCH/PDSCH/PUSCH送信は、時間領域において複数のシンボルに及ぶことができる。PDSCH/PDSCH/PUSCH(送信)の持続時間は、PDSCH/PDSCH/PUSCH(送信)の最初のシンボルの始まりから開始し、PDSCH/PDSCH/PUSCH(送信)の最後のシンボルの終わりで終了する時間間隔を意味する。
用語「肯定応答」は、本開示における「HARQ-ACK」又は「HARQ-ACKフィードバック」と同じ意味を有することができる。
以下は、本開示における用語、実施例、実施形態、アクション、及び/又は振舞いを更に開示する。
〔セル〕:一つのUTRANアクセスポイントから地理的エリア上でブロードキャストされる(セル)識別からユーザ機器によって一意に識別され得る無線ネットワークオブジェクト。セルは、FDDモード又はTDDモードのいずれかである。
〔サービングセル〕:CA/デュアル接続(DC)で設定されていないRRC_CONNECTED内のUEの場合、プライマリセルを含むサービングセルは、1つだけである。CA/DCで設定されたRRC_CONNECTED内のUEの場合、用語「サービングセル」は、スペシャルセル及び全てのセカンダリセルを含むセルのセットを示すために使用される。
〔CA〕:キャリアアグリゲーション(CA)において、二つ以上のコンポーネントキャリア(CC)は、集約される。UEは、その能力に応じて、一つ又は複数のCC上で同時に受信又は送信することができる。CAは、連続CC及び非連続CCの両方に対してサポートされる。CAが展開されるとき、フレームタイミング及びSFNは、アグリゲートされ得るセルにわたって整列される。UEのための設定されたCCの最大数は、DLのために16であり、ULのために16である。CAが設定されるとき、UEは、ネットワークとの一つのRRC接続しか持たない。RRC接続確立/再確立/ハンドオーバで、一つのサービングセルは、NASモビリティ情報を提供し、RRC接続再確立/ハンドオーバで、一つのサービングセルは、セキュリティ入力を提供する。このセルは、プライマリセル(PCell)と呼ばれる。UEの能力に応じて、セカンダリセル(SCell)は、PCellと共にサービングセルのセットを形成するように設定され得る。従って、UEのためのサービングセルの設定されたセットは常に、一つのPCell及び一つ又は複数のSCellからなる。
Configured Grant(CG):gNBは、UEへの初期HARQ送信のためにULリソースを割当てる。2つのタイプのCGが、定義される。
タイプ1:RRCは、設定されたULグラント(周期性を含む)を直接提供する。
タイプ2:RRCは、設定されたULグラントの周期性を定義し、一方で、CS-RNTIに処理されたPDCCHは、設定されたULグラントをシグナルし、アクティベートする、又は非アクティベートすることができ、すなわち、CS-RNTIにアドレス指定されたPDCCHは、非アクティベートされるまで、ULグラントがRRCによって定義された周期性に従って暗黙的に再使用されることができることを示す。
設定されたULグラントがアクティブであるとき、UEがPDCCH上でそのC-RNTI/CS-RNTI/MCS-C-RNTIを発見することができない場合、設定されたULグラントに従ってUL送信は、作成され得る。そうでない場合、UEがPDCCH上でそのC-RNTI/CS-RNTI/MCS-C-RNTIを発見する場合、PDCCH割当ては、設定されたULグラントをオーバーライドする。MCS-C-RNTIの使用は、(C-RNTI MAC CEを除いて)MAC手順におけるC-RNTIの使用と同等であることに留意されたい。
〔HARQ〕:機能性は、レイヤ1(物理層)のピアエンティティ間のデリバリを保証する。単一のHARQ処理は、物理層が下りリンク/UL空間多重化のために設定されていないとき、一つのトランスポートブロック(TB)をサポートし、物理層が下りリンク/上りリンク空間多重化のために設定されている場合、単一のHARQ処理は、一つ又は複数のTBをサポートする。サービングセル当たり一つのHARQエンティティは、存在する。HARQエンティティの各々は、DL及びUL HARQプロセスの並列(数)をサポートする。
〔ハイブリッド自動リピート要求応答(HARQ-ACK)〕:0であるHARQ-ACK情報ビット値は、否定応答(NACK)を表し、一方で1であるHARQ-ACK情報ビット値は、肯定応答(ACK)を表す。
〔タイマー〕:MACエンティティは、例えば、いくつかのULシグナリング再送信をトリガする、又はいくつかのULシグナリング再送信周期を制限するために、個々の目的のために一つ又は複数のタイマーをセットアップすることができる。タイマーはいったん開始されると、停止されるまで、又は満了するまで実行され、さもなければ、実行されない。タイマーは、タイマーが動作していない場合にスタートすることができ、又はタイマーが動作している場合に再開始することができる。タイマーは、常に、その初期値から開始又は再開始される。ここで、初期値は、下りリンクRRCシグナリングを介してgNBによって設定されてもよく、又は何らかの仕様で処理された事前定義された/事前決定された値であってもよいが、これに限定されない。
〔BWP〕:セルの全セル帯域幅のサブセットは、帯域幅部分(BWP)と呼ばれ、BAは、UEをBWPで設定し、設定されたBWPのうちのどれが現在アクティブな一つであるかをUEに知らせることによって達成される。PCell上で帯域幅適応(BA)を有効化するために、gNBは、UL及びDL BWPを用いてUEを設定する。CAの場合におけるSCell上のBAを有効化するために、gNBは、少なくともDL BWPを用いてUEを設定する(すなわち、UL内に何もないことがあり得る)。PCellの場合、初期BWPは、初期アクセスに使用されるBWPである。SCellの場合、初期BWPは、UEがSCellアクティベーションで最初に動作するように設定されたBWPである。UEは、firstActiveUplinkBWP IEによって第1のアクティブUL BWPを用いて設定され得る。第1のアクティブUL BWPがSpCellのために設定されている場合、firstActiveUplinkBWP IEフィールドは、RRC(再)設定を実行する際にアクティベートされるUL BWPのIDを含む。フィールドが存在しない場合、RRC(再)設定は、BWPスイッチをしない。第1のアクティブUL BWPがSCellのために設定されている場合、firstActiveUplinkBWP IEフィールドは、SCellのMACアクティベーション時に使用されるUL帯域幅部分のIDを含む。
〔PDCCH〕:下りリンクにおいて、gNBは、PDCCH上のC-RNTI/MCS-C-RNTI/CS-RNTIを介してUEにリソースを動的に割り当てることができる。UEは、その下りリンク受信が可能であるとき(DRXが設定されるとき、DRXによって支配されるアクティビティ)、可能な割り当てを見つけるために、PDCCHを常に監視する。CAが設定されるとき、同じC-RNTIは、全てのサービングセルに適用される。
〔PDSCH/PUSCH〕:PDCCHは、PDSCH上のDL送信及びPUSCH上のUL送信をスケジュールするために使用されることができる。
〔時間アライメントタイマー〕:タイマーは、ULタイムアライメントの維持のためである。timeAlignmentTimerは、維持されているタイミングアドバンスグループに従う。タイマーは、関連付けられたTAGに属するサービングセルがULタイムアラインされると、MACエンティティが見なす時間を制御する。タイマーの初期値は、gNBによって設定される。
〔SLIV〕:PUSCH/PDSCHのための時間領域割当てのための開始及び長さインディケータ。これは、PUSCH/PDSCH割当てのための開始シンボル及び連続シンボルの数を定義する。
〔トランスポートブロック〕:物理層に与えられた上位層(MAC)からのデータを基本的にトランスポートブロックと呼ぶ。
〔LBT〕:gNB及びUEは、NR-Uセル上で送信を実行する前、リッスンビフォートーク(LBT)を適用することができる。LBTが適用されるとき、送信機は、チャネルをリッスン/感知して、チャネルが空いているかビジーであるかを判定し、チャネルが空いていると感知された場合にのみ送信を実行する。
〔NR-U〕:免許不要のスペクトル(NR-Uと呼ばれる)で動作するNR無線アクセスは、PCell、SCell、又はPSCellで動作することができる。
本開示における用語、定義、及び略語は、正確な語彙の必要性が識別されたときはいつでも、既存の文書(ETSI、ITU、又は他の場所)から取り入れられる、又は3GPP専門家によって新たに作成されるかのいずれかである。
図18は、本開示の実施形態に従った、無線通信のためのノード1800のブロック図を示す。図18に示すように、ノード1800は、トランシーバ1806、プロセッサ1808、メモリ1802、一つ又は複数のプレゼンテーション部品1804、及び少なくとも一つのアンテナ1810を含むことができる。ノード1800はまた、RFスペクトル帯域モジュール、BS通信モジュール、ネットワーク通信モジュール、システム通信管理モジュール、入力/出力(I/O)ポート、I/O部品、及び電源(図18には明示的に示されていない)を含むことができる。
これらの部品のそれぞれは、一つ又は複数のバス1824を介して、直接的又は間接的に互いに通信することができる。ノード1800は、例えば図1~図17に関連して、本開示で多様な機能を実行するUE又はBSであってよい。
送信機1816(例えば、送信/送信回路)及び受信機1818(例えば、受信/受信回路)を有するトランシーバ1806は、時間及び/又は周波数リソース分割情報を送信及び/又は受信するように設定され得る。トランシーバ1806は、使用可能、使用不可能、及び柔軟に使用可能なサブフレーム及びスロットフォーマットを含むが、これらに限定されない、異なる種類のサブフレーム及びスロットで送信するように設定され得る。トランシーバ1806は、データ及び制御チャネルを受信するように設定され得る。
ノード1800は、様々なコンピュータ可読媒体を含んでよい。コンピュータ可読媒体は、ノード1800によってアクセス可能であり、揮発性(及び不揮発性メモリ)媒体及び取り外し可能(及び非取り外し可能)媒体の両方を含む任意の利用可能な媒体とすることができる。限定ではなく、実施例として、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含み得る。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、又はデータといった、情報を記憶するための任意の方法又は技術に従って実施される揮発性(及び/又は不揮発性メモリ)及び取り外し可能(及び/又は非取り外し可能)媒体の両方を含むことができる。
コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ(又は他のメモリ技術)、CD-ROM、デジタル汎用ディスク(DVD)(又は他の光ディスク記憶装置)、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置(又は他の磁気記憶装置)等を含み得る。コンピュータ記憶媒体は、伝搬データ信号を含まない。
通信媒体は、典型的にはコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータを、搬送波又は他のトランスポートメカニズムなどの変調されたデータ信号で具現化することができ、任意の情報配信媒体を含むことができる。用語「変調されたデータ信号」は、信号内の情報を符号化するといった方法でその特性の一つ又は複数がセットされた、又は変更された信号を意味することができる。限定ではなく実施例として、通信媒体は、有線ネットワーク又は直接有線接続といった有線媒体と、音響、RF、赤外線、及び他の無線媒体といった、無線媒体とを含むことができる。以前に開示された通信媒体のいずれかの組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
メモリ1802は、揮発性及び/又は不揮発性メモリの形態のコンピュータ記憶媒体を含んでよい。メモリ1802は、リムーバブル、非リムーバブル、又はそれらの組み合わせとすることができる。例えば、メモリ1802は、ソリッドステートメモリ、ハードドライブ、光学ディスクドライブなどを含むことができる。図18に示すように、メモリ1802は、図1~図17を参照して、本開示においてプロセッサ1808に様々な機能を実行させるように設定されたコンピュータ可読命令及び/又はコンピュータ実行可能命令1814(例えば、ソフトウェアコード又はコンピュータ実行可能プログラム)を記憶することができる。代替的に、命令1814は、プロセッサ1808によって直接実行可能でなくてもよいが、(例えば、コンパイルされ実行されたときに)ノード1800に本開示における様々な機能を実行させるように設定されてもよい。
(例えば、処理回路を有する)プロセッサ1808は、インテリジェントハードウェアデバイス、中央処理装置(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。プロセッサ1808は、メモリを含んでもよい。プロセッサ1808は、メモリ1802から受信したデータ1812及び命令1814、並びにトランシーバ1806、ベースバンド通信モジュール、及び/又はネットワーク通信モジュールを介した情報を処理することができる。プロセッサ1808はまた、CNへの送信のために、アンテナ1810を介してネットワーク通信モジュールに送信するためにトランシーバ1806に送信される情報を処理することができる。
一つ又は複数のプレゼンテーション部品1804は、人又は他のデバイスにデータ指示を提示することができる。プレゼンテーション部品1804の例は、ディスプレイ装置、スピーカー、プリント部品、振動部品などを含んでもよい。
本開示から、様々な技法が、それらの概念の範囲から逸脱することなく、本出願に記載された概念を実施するために使用され得ることが明らかにされる。更に、これらの概念は特定の実施形態を特に参照して開示されてきたが、当業者はこれらの概念の範囲から逸脱することなく、形態及び詳細において変更がなされ得ることを認識するであろう。したがって、開示された実施形態は、全ての点で、例示であって限定ではないと考えられるべきである。本開示は、開示された特定の実施形態に限定されないことも理解されるべきである。更に、本開示の範囲から逸脱することなく、多くの再配置、修正、及び置換が可能である。

Claims (12)

  1. 小規模データ伝送のためのユーザ機器(UE)によって実行される方法であって、前記方法は、
    無線リソース制御(RRC)_CONNECTED状態で動作するとき、基地局(BS)からRRCリリースメッセージであって、少なくとも一つの下りリンク(DL)参照信号(RS)、少なくとも一つのConfigured Grant(CG)リソース、及び前記少なくとも一つのDL RSと前記少なくとも一つのCGリソースとの間の関連付けを示す情報を示す前記RRCリリースメッセージを受信する工程、
    前記RRCリリースメッセージを受信することに応じて、RRC_INACTIVE状態に遷移する工程、
    前記小規模データ伝送の試行を開始する工程、
    測定結果を取得するために前記少なくとも一つのDL RSを測定する工程、
    前記測定結果に従って、前記少なくとも一つのCGリソースから、前記小規模データ伝送のための特定のCGリソースを選択する工程、
    (i)前記特定のCGリソースに関連付けられた、前記少なくとも一つのDL RSの内の一つであるDL RSの参照信号受信電力(RSRP)変化の量、及び(ii)TA関連タイマーが動作しているかどうか、に従って、前記特定のCGリソースのタイミングアドバンス(TA)値が、前記小規模データ伝送のために有効であるかどうかを判定する工程、及び
    前記TA値が有効であると判定した後、前記特定のCGリソースで前記小規模データ伝送を実行する工程であって、
    前記TA関連タイマーは、前記TA値が有効であると判定されることが可能な時間間隔を定義し、
    前記TA関連タイマーは、前記BSによって提供されるTA関連タイマー設定によって設定され、
    前記TA関連タイマーは、前記TA値が受信されるとき、開始され、且つ
    前記少なくとも一つのCGリソースは、前記TA関連タイマーが満了するとき、リリースされる、工程、
    を含む、方法。
  2. 前記方法は、
    前記RRCリリースメッセージからのRSRP閾値を取得する工程、
    前記測定結果から前記特定のCGリソースに関連付けられた前記DL RSのRSRP値を取得する工程、及び
    前記特定のCGリソースに関連付けられた前記DL RSの前記RSRP値が、前記RSRP閾値より大きいと判定した後、前記少なくとも一つのCGリソースから前記特定のCGリソースを選択する工程、
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記関連付け情報は、少なくとも一つのRS識別子(ID)及び少なくとも一つのCG設定IDを含み、前記少なくとも一つのRS IDは、前記少なくとも一つのDL RSを示し、且つ前記少なくとも一つのCG設定IDは、前記少なくとも一つのCGリソースを設定する少なくとも一つのCG設定を示す、請求項1に記載の方法。
  4. 前記少なくとも一つのRS IDは、第1のRS ID及び第2のRS IDを含み、且つ前記第1のRS ID及び前記第2のRS IDは、前記少なくとも一つのCG設定IDによって示される同じCG設定に関連付けられる、請求項3に記載の方法。
  5. 前記少なくとも一つのRS IDは、第1のRS ID及び第2のRS IDを含み、且つ前記第1のRS ID及び前記第2のRS IDは、前記少なくとも一つのCG設定IDによって示される異なるCG設定に関連付けられる、請求項3に記載の方法。
  6. 前記RRCリリースメッセージからのRSRPオフセット閾値を取得する工程、
    前記DL RSの第1のRSRP値を取得するための第1の時点における前記特定のCGリソースに関連付けられた前記DL RSを測定する工程、
    前記DL RSの第2のRSRP値を取得するための第2の時点における前記特定のCGリソースに関連付けられた前記DL RSを測定する工程、
    前記第1のRSRP値と前記第2のRSRP値との差を計算することによって、前記DL RSのRSRP変化の前記量を決定する工程、及び
    前記RSRP変化の前記量が前記RSRPオフセット閾値以下である場合において、前記特定のCGリソースのための前記TA値が有効であると判定する工程、及び
    前記RSRP変化の前記量が前記RSRPオフセット閾値より大きい場合において、前記特定のCGリソースのための前記TA値が無効であると判定する工程、
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  7. 小規模データ伝送のためのユーザ機器(UE)であって、前記UEは、
    プロセッサ、及び
    前記プロセッサに結合されたメモリを含み、
    前記メモリは少なくとも一つのコンピュータ実行可能プログラムを保存し、前記コンピュータ実行可能プログラムは前記プロセッサによって実行されるとき前記プロセッサに、
    無線リソース制御(RRC)_CONNECTED状態で動作するとき、基地局(BS)からRRCリリースメッセージであって、少なくとも一つの下りリンク(DL)参照信号(RS)、少なくとも一つのConfigured Grant(CG)リソース、及び前記少なくとも一つのDL RSと前記少なくとも一つのCGリソースとの間の関連付けを示す情報を示す前記RRCリリースメッセージを受信する処理、
    前記RRCリリースメッセージを受信することに応じて、RRC_INACTIVE状態に遷移する処理、
    前記小規模データ伝送の試行を開始する処理、
    測定結果を取得するための前記少なくとも一つのDL RSを測定する処理、
    前記測定結果に従って、前記少なくとも一つのCGリソースから、前記小規模データ伝送のための特定のCGリソースを選択する処理、
    (i)前記特定のCGリソースに関連付けられた、前記少なくとも一つのDL RSの内の一つであるDL RSの参照信号受信電力(RSRP)変化の量、及び(ii)TA関連タイマーが実行しているかどうか、に従って、前記特定のCGリソースのタイミングアドバンス(TA)値が、前記小規模データ伝送のために有効であるかどうかを判定する処理、及び
    前記TA値が有効であると判定した後、前記特定のCGリソースで前記小規模データ伝送を実行する処理であって、
    前記TA関連タイマーは、前記TA値が有効であると判定されることが可能な時間間隔を定義し、
    前記TA関連タイマーは、前記BSによって提供されるTA関連タイマー設定によって設定され、
    前記TA関連タイマーは、前記TA値が受信されるとき、開始され、且つ
    前記少なくとも一つのCGリソースは、前記TA関連タイマーが満了するとき、リリースされる、処理
    を実行させる、UE。
  8. 前記少なくとも一つのコンピュータ実行可能プログラムが、前記プロセッサによって実行されるとき、前記コンピュータ実行可能プログラムは、前記プロセッサに、
    前記RRCリリースメッセージからのRSRP閾値を取得する処理、
    前記測定結果から前記特定のCGリソースに関連付けられた前記DL RSのRSRP値を取得する処理、及び
    前記特定のCGリソースに関連付けられた前記DL RSの前記RSRP値が、前記RSRP閾値より大きいと判定した後、前記少なくとも一つのCGリソースから前記特定のCGリソースを選択する処理、
    を更に実行させる、請求項7に記載のUE。
  9. 前記関連付け情報は、少なくとも一つのRS識別子(ID)及び少なくとも一つのCG設定IDを含み、前記少なくとも一つのRS IDは、前記少なくとも一つのDL RSを示し、且つ前記少なくとも一つのCG設定IDは、前記少なくとも一つのCGリソースを設定する少なくとも一つのCG設定を示す、請求項7に記載のUE。
  10. 前記少なくとも一つのRS IDは、第1のRS ID及び第2のRS IDを含み、且つ前記第1のRS ID及び前記第2のRS IDは、前記少なくとも一つのCG設定IDによって示される同じCG設定に関連付けられる、請求項9に記載のUE。
  11. 前記少なくとも一つのRS IDは、第1のRS ID及び第2のRS IDを含み、且つ前記第1のRS ID及び前記第2のRS IDは、前記少なくとも一つのCG設定IDによって示される異なるCG設定に関連付けられる、請求項9に記載のUE。
  12. 前記少なくとも一つのコンピュータ実行可能プログラムが、前記プロセッサによって実行されるとき、前記コンピュータ実行可能プログラムは、前記プロセッサに、
    前記RRCリリースメッセージからのRSRPオフセット閾値を取得する処理、
    前記DL RSの第1のRSRP値を取得するための第1の時点における前記特定のCGリソースに関連付けられた前記DL RSを測定する処理、
    前記DL RSの第2のRSRP値を取得するための第2の時点における前記特定のCGリソースに関連付けられた前記DL RSを測定する処理、
    前記第1のRSRP値と前記第2のRSRP値との差を計算することによって、前記DL RSのRSRP変化の前記量を決定する処理、及び
    RSRP変化の前記量が前記RSRPオフセット閾値以下である場合において、前記特定のCGリソースのための前記TA値が有効であると判定する処理、及び
    RSRP変化の前記量が前記RSRPオフセット閾値より大きい場合において、前記特定のCGリソースのための前記TA値が無効であると判定する処理、
    を更に実行させる、請求項7に記載のUE。
JP2022549662A 2020-03-30 2021-03-30 小規模データ伝送のための方法及びユーザ機器 Active JP7332818B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US202063002269P 2020-03-30 2020-03-30
US63/002,269 2020-03-30
PCT/CN2021/083970 WO2021197326A1 (en) 2020-03-30 2021-03-30 Method and user equipment for small data transmission

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023514600A JP2023514600A (ja) 2023-04-06
JP7332818B2 true JP7332818B2 (ja) 2023-08-23

Family

ID=77921734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022549662A Active JP7332818B2 (ja) 2020-03-30 2021-03-30 小規模データ伝送のための方法及びユーザ機器

Country Status (7)

Country Link
US (2) US11617223B2 (ja)
EP (1) EP4091388A4 (ja)
JP (1) JP7332818B2 (ja)
KR (1) KR20220154766A (ja)
CN (1) CN115299143A (ja)
TW (1) TWI757136B (ja)
WO (1) WO2021197326A1 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115398988A (zh) * 2020-04-14 2022-11-25 鸿颖创新有限公司 用于在rrc_inactive状态下执行传输的无线通信方法和用户设备
WO2021263076A1 (en) * 2020-06-26 2021-12-30 Comcast Cable Communications, Llc Configuration for wireless communication in inactive or idle states
US11751277B2 (en) * 2020-07-15 2023-09-05 Asustek Computer Inc. Method and apparatus for selecting Bandwidth part (BWP) for subsequent transmission in pre-configured resources based Small Data Transmission (SDT) in a wireless communication system
US11895665B2 (en) * 2020-07-30 2024-02-06 Qualcomm Incorporated Nesting configured grant—small data transfer occasions
US11838920B2 (en) * 2020-07-30 2023-12-05 Qualcomm Incorporated Beam-based configured grant—small data transfer occasions
US11690131B2 (en) * 2020-08-06 2023-06-27 Ofinno, Llc Beam failure management for preconfigured resource in RRC inactive state
US11665772B2 (en) * 2020-08-10 2023-05-30 Acer Incorporated Apparatuses and methods for small data transmission in a radio resource control (RRC) inactive state
US20220086946A1 (en) * 2020-09-17 2022-03-17 Asustek Computer Inc. Method and apparatus for small data transmission in a wireless communication system
US11696343B2 (en) * 2020-09-22 2023-07-04 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for transmitting data unit in RRC inactive state by user equipment in wireless communication system
US11751231B2 (en) * 2020-09-23 2023-09-05 Qualcomm Incorporated Switching configuration for periodic resources
US11689325B2 (en) * 2020-12-16 2023-06-27 Qualcomm Incorporated Feedback transmission via a sidelink feedback channel resource of a sidelink resource pool
EP4066571B1 (en) * 2021-01-05 2024-01-31 Ofinno, LLC Logical channel configuration
US11864145B2 (en) * 2021-01-13 2024-01-02 Nokia Technologies Oy Neighbor cell measurement based timing advance validation
WO2022154637A1 (ko) * 2021-01-18 2022-07-21 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 신호 송수신 방법 및 장치
AU2022243958A1 (en) * 2021-03-23 2023-10-12 Nokia Technologies Oy Methods and apparatuses for small data transmissions in inactive state
WO2022205352A1 (en) * 2021-04-01 2022-10-06 Apple Inc. Methods of measurement in sdt
EP4374583A1 (en) * 2021-07-19 2024-05-29 Qualcomm Incorporated Configuration and procedure for search space used in small data transfer over pre-configured uplink resources
WO2023070119A1 (en) * 2021-10-21 2023-04-27 Google Llc Managing uplink time alignment
US11910397B2 (en) * 2021-11-17 2024-02-20 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Notification for configured grant-small data transmission action
WO2023087243A1 (en) * 2021-11-19 2023-05-25 Qualcomm Incorporated Channel state information reports during a small data transfer session
CN114503702A (zh) * 2022-01-05 2022-05-13 北京小米移动软件有限公司 一种上行同步方法、装置及可读存储介质
WO2023211235A1 (ko) * 2022-04-28 2023-11-02 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 설정된 그랜트 pusch 송수신 방법 및 장치

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019065814A1 (ja) 2017-09-27 2019-04-04 三菱電機株式会社 通信システム、基地局装置および通信端末装置

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107046707B (zh) 2016-02-06 2021-11-16 中兴通讯股份有限公司 频点选择方法及装置
JP2019091960A (ja) * 2016-03-30 2019-06-13 シャープ株式会社 端末装置および方法
US10917786B2 (en) * 2016-08-11 2021-02-09 Samsung Electronics Co., Ltd. Low power RRC operating method and device
KR20180035638A (ko) * 2016-09-29 2018-04-06 삼성전자주식회사 RRC Inactive 및 active 상태에서 data 전송 결정 및 방법 및 장치
US10728927B2 (en) * 2016-11-11 2020-07-28 FG Innovation Company Limited Data packet delivery in RRC inactive state
KR20180092787A (ko) * 2017-02-10 2018-08-20 삼성전자주식회사 이동 통신 시스템에서 다중연결을 사용한 핸드오버 시 보안키를 처리하는 방법 및 장치
US11895695B2 (en) 2018-02-15 2024-02-06 Qualcomm Incorporated System and method for beam failure recovery request by user equipment
KR102436268B1 (ko) * 2018-04-16 2022-08-26 텔레호낙티에볼라게트 엘엠 에릭슨(피유비엘) 주기적 무선 액세스 네트워크(ran) 기반 통지 영역(rna) 타이머의 처리
HUE063188T2 (hu) * 2018-05-10 2023-12-28 Ericsson Telefon Ab L M Csatlakozott állapotból történõ feloldás kibocsátás
US11057938B2 (en) 2018-05-23 2021-07-06 Qualcomm Incorporated Wireless communication including random access
JP6880327B2 (ja) * 2018-06-28 2021-06-02 京セラ株式会社 無線端末及び基地局
US11457431B2 (en) * 2018-08-03 2022-09-27 FG Innovation Company Limited Sidelink radio resource allocation
US11259331B2 (en) * 2018-09-27 2022-02-22 Ofinno, Llc RACH type switching
WO2020087280A1 (en) * 2018-10-30 2020-05-07 Qualcomm Incorporated Configurations for small data transmission
ES2931837T3 (es) * 2019-01-04 2023-01-03 Beijing Xiaomi Mobile Software Co Ltd Procedimiento de acceso aleatorio de dos etapas en bandas sin licencia
SG11202107611QA (en) 2019-01-11 2021-08-30 Zte Corp Preconfiguring dedicated resource information in idle mode
US20200252967A1 (en) * 2019-02-05 2020-08-06 Qualcomm Incorporated Techniques for configuring random access transmissions
EP4018765A4 (en) * 2019-08-20 2023-05-03 Qualcomm Incorporated MOBILE-ORIGINATED DATA ON A DEDICATED PRE-CONFIGURED UPLINK RESOURCE WHILE IN SLEEP OR IDLE MODE
US20220272649A1 (en) * 2019-09-06 2022-08-25 Nakia Technologies Oy Time of arrival based correction and verification for uplink channel synchronization
US11212022B2 (en) * 2019-10-04 2021-12-28 At&T Intellectual Property I, L.P. Radio sharing for multiple wireless subscriber identities

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019065814A1 (ja) 2017-09-27 2019-04-04 三菱電機株式会社 通信システム、基地局装置および通信端末装置

Non-Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Huawei, HiSilicon,Key points on NR small data[online],3GPP TSG RAN #86 RP-192789,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/TSG_RAN/TSGR_86/Docs/RP-192789.zip>,2019年12月02日
ZTE (email discussion Moderator),Work Item on NR smalldata transmissions in INACTIVE state[online],3GPP TSG RAN #86 RP-193168,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/TSG_RAN/TSGR_86/Docs/RP-193168.zip>,2019年12月12日
ZTE Corporation, Sanechips,MAC-RRC coordination for TA validation and some FFS for D-PUR[online],3GPP TSG RAN WG2 #109_e R2-2001200,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_109_e/Docs/R2-2001200.zip>,2020年02月14日
ZTE Corporation, Sanechips,Motivation of smalldata enhancements in NR[online],3GPP TSG RAN #86 RP-192573,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/TSG_RAN/TSGR_86/Docs/RP-192573.zip>,2019年12月02日

Also Published As

Publication number Publication date
CN115299143A (zh) 2022-11-04
US20210315049A1 (en) 2021-10-07
WO2021197326A1 (en) 2021-10-07
KR20220154766A (ko) 2022-11-22
US20230083841A1 (en) 2023-03-16
TW202143790A (zh) 2021-11-16
EP4091388A1 (en) 2022-11-23
EP4091388A4 (en) 2024-01-17
TWI757136B (zh) 2022-03-01
US11617223B2 (en) 2023-03-28
US11743969B2 (en) 2023-08-29
JP2023514600A (ja) 2023-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7332818B2 (ja) 小規模データ伝送のための方法及びユーザ機器
JP7352039B2 (ja) 無線リソース制御(rrc)インアクティブ状態での小規模データ伝送
US20210274525A1 (en) User equipment and method for small data transmission
WO2021228197A1 (en) Data transmission management in radio resource control (rrc) inactive state
JP2022540393A (ja) 大きいランダムアクセス応答(rar)ウィンドウサイズをサポートするためのランダムアクセス手順方法
US20220210798A1 (en) Method of small data transmission and related device
US20220150946A1 (en) Search space group switching in next generation networks
US20220210860A1 (en) Methods for data transmission and user equipment using the same
CN114902781A (zh) 用于小数据传输的方法和用户设备
US11659597B2 (en) User equipment and method for two-step random access procedure
JP7303382B2 (ja) 媒体アクセス制御レイヤにおけるランダムアクセスプロセスのための方法および装置
US20230120155A1 (en) Method related to random access and user equipment
WO2023143259A1 (en) Method and user equipment for performing uplink transmissions for random access and related base station
WO2023143268A1 (en) Method and user equipment for performing uplink transmissions and related base station
US20230292314A1 (en) Method of uplink resource allocation and user equipment thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220818

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230810

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7332818

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150