JP2023522721A - 多焦点眼用レンズ及び関連の方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】着用者の瞳孔サイズの変化の存在下で遠見視力焦点調節に対する近見視力焦点調節のより安定した比率を提供する多焦点眼用レンズ、この多焦点眼用レンズを製造する方法、及び個人の視力を改善する方法を提供する。【解決手段】 多焦点眼用レンズは、面度数マップを形成するようにレンズの少なくとも一部分にわたって変化する面を有する。面度数マップは、レンズの光軸から半径方向外向きとその周りの角度方向との両方に実質的に周期的に変化する度数を有する螺旋を備える。半径方向変動の周期は、100ミクロンよりも大きく、角度方向変動の周期は、6度よりも大きい。多焦点眼用レンズを作る及び使用する方法も説明する。【選択図】図1

Description

本発明は、多焦点眼用レンズに関する。より具体的に、しかし、限定的ではなく、本発明は、螺旋面度数マップを有する多焦点眼用レンズ、並びにそのようなレンズを作る方法及びそのようなレンズを使用する方法に関する。
本発明の開示の関連では、多焦点眼用レンズは、1よりも多い距離への焦点調節を同時に提供する眼用レンズである。これは、典型的に眼用レンズを複数の領域に再分割することによって達成される。複数の領域のうちの第1の部分集合には、第1の集束距離に対応する第1のレンズ度数(例えば、遠見視力)が設けられる。複数の領域のうちの第2の部分集合には、第2の集束距離に対応する第2のレンズ度数(例えば、近見視力)が設けられる。
多焦点コンタクトレンズでは、複数の領域は、コンタクトレンズの光軸を中心とする同心円として形成することができ、同心円は、第1のレンズ度数と第2のレンズ度数の間で交替する。すなわち、この例では、典型的な多焦点コンタクトレンズの光学ゾーンの度数マップ又は度数プロファイルは、第1のレンズ度数と第2のレンズ度数との少なくとも2つの交替する同心円を備える。しかし、そのようなコンタクトレンズは、変わりやすい光条件での着用者に対して困難を引き起こす可能性がある。より低い光条件では、着用者の眼球の瞳孔は、入射光に対してより大きい開口を与えるために拡張し、眼球の中に受け入れられる光の量を増大し、それによって改善された低光視力を提供する。条件が明るくなると、瞳孔は、より小さい開口を与えるために収縮し、それによって眼球の中に受け入れられる光の量を制限する。着用者の瞳孔が拡張及び収縮するので、着用者の入射瞳にわたって位置決めされたコンタクトレンズ上の同心リングの個数も変化することになる。瞳孔が拡張すると、より多数の同心リングが着用者の入射瞳にわたって位置決めされることになる。同様に、瞳孔が収縮すると、より少数の同心リングが着用者の入射瞳にわたって位置決めされることになる。同心リングは、第1のレンズ度数と第2のレンズ度数の間で交替するので、着用者の瞳孔が収縮及び拡張する時に着用者の入射瞳にわたって位置決めされた第2のレンズ度数に対する第1のレンズ度数の比率が変化することになる。瞳孔が収縮すると、近見及び遠見焦点調節のうちの一方の量だけが、瞳孔が次に最小の同心円の直径まで収縮するまで低減する。この時点で、近見及び遠見焦点調節のうちの他方の量だけは、瞳孔が次に最小の同心円の直径まで再度収縮するまで低減する。このサイクルは、瞳孔が収縮する時に繰り返され、瞳孔が収縮する時に遠見焦点調節に対する近見焦点調節の比率の変動を引き起こす。瞳孔が拡張する時に同じ効果が逆向きに発生することは認められるであろう。近見対遠見焦点調節の比率のこれらの変動は、着用者に対する動転及び多焦点視力の喪失さえも引き起こす可能性がある。一般的に、着用者の瞳孔がより収縮するほど、比率のこの変動は悪化する。従って、特に瞳孔がその最小サイズの近くまで収縮する時の明るい条件では、そのような多焦点コンタクトレンズの着用者は、近見及び遠見視力の両方で高い鋭さを与える多焦点コンタクトレンズの機能が阻害されることを見出す場合がある。この効果は、多焦点コンタクトレンズのより主流の設計のうちの1つである2ゾーン多焦点コンタクトレンズに対して更に悪化する。2ゾーン多焦点コンタクトレンズは、第1のレンズ度数の内側円と第2のレンズ度数の単一取り囲み周囲リングとを備える。すなわち、そのようなコンタクトレンズの着用者の瞳孔が収縮するほど、第2のレンズ度数のより少ないものが着用者の入射瞳にわたって位置決めされる。一部の場合に、瞳孔は、第2のレンズ度数のいずれも着用者の入射瞳にわたって位置決めされない程度まで更に収縮し、多焦点視力の完全喪失を引き起こす場合がある。他の多焦点コンタクトレンズは、類似の原理を利用するが、交替する同心リングの代わりに、交替同心リングを組み込むレンズと比較して近見度数から遠見度数へのより緩やかな移行を与える非球面度数プロファイルを含む。そのようなレンズも、着用者の瞳孔が拡張及び収縮する時に着用者の入射瞳にわたって位置決めされたレンズ度数の比率の変動を受ける。
本発明は、上記に言及した問題を軽減することを求めるものである。これに代えて又はこれに加えて、本発明は、改善された多焦点眼用レンズを提供することを求めるものである。
本発明は、第1の態様により、多焦点眼用レンズを提供する。眼用レンズの面は、面度数マップを形成するようにレンズの少なくとも一部分にわたって変化する。面度数マップは、レンズの光軸から半径方向外向きとその周りの角度方向との両方に実質的に周期的に変化する度数を有する螺旋を備える。半径方向変動の周期は、100ミクロンよりも大きく、角度方向変動の周期は、6度よりも大きい。
螺旋を備える面度数マップを有するコンタクトレンズは、着用者の瞳孔サイズの変化の存在下で遠見視力焦点調節に対する近見視力焦点調節のより安定した比率を提供することができる。光条件が変化すると、着用者の瞳孔は、眼球の中に受け入れられる光の量を調整するために拡張及び収縮することになる。条件が明るくなると、瞳孔は、眼球の中に許される光の量を低減するために収縮する。条件が暗くなると、瞳孔は、眼球の中へのより多くの光を許すために拡張する。従来技術の多焦点コンタクトレンズは、近見及び遠見焦点調節の交替する同心リング、例えば、近見焦点調節の周囲円によって取り囲まれた遠見焦点調節の中心円を使用する場合があり、又は既存の多焦点コンタクトレンズは、多焦点視力を提供するために非球面度数プロファイルを使用する場合がある。上記で議論したように、これらのコンタクトレンズは、着用者の瞳孔が拡張及び収縮する時に着用者の入射瞳にわたって与えられた遠見焦点調節に対する近見焦点調節の比率の変動を受ける。これらの変動は、着用者に対する動転及び多焦点視力の喪失さえも引き起こす可能性がある。
螺旋度数マップは、螺旋マップを含む全直径範囲にわたって遠見焦点調節に対する近見焦点調節の一定の比率を有する。すなわち、螺旋度数マップを有するコンタクトレンズは、瞳孔が収縮又は拡張する時に近見対遠見焦点調節の実質的に一定の比率(螺旋が、レンズの光学ゾーンの全体を網羅する場合)又は単調に変化する比率(螺旋が、レンズの光学ゾーンの半径方向副部分のみを網羅する場合)のいずれかを維持することができる。すなわち、螺旋度数マップを有するコンタクトレンズは、可変照明条件の存在下で改善された複数の焦点調節を提供する。
度数マップが滑らかに(例えば、正弦波のように)変化する場合に、度数マップが単なる近見視力に対応する第1のレンズ度数及び遠見視力に対応する第2のレンズ度数以外のレンズ度数を備えることになることは当業者によって認められるであろう。そのような場合に、度数マップは、第1及び第2の度数の間のレンズ度数を有する領域も備えることになる。これが、着用者の入射瞳にわたって位置決めされた追加度数の一貫したかつ安定な変動を与えるという上述の利点に影響を及ぼさない又はそれを損なわないことは認められるであろう。この利点は、螺旋度数マップに関して、特定の半径での追加度数の構成がレンズの光軸からの半径方向距離に従って変化しないという事実から導出されることは当業者によって認められるであろう。
本発明の第2の態様により、多焦点眼用レンズを製造する方法も提供する。本方法は、レンズ、レンズのためのモールド、又はレンズのためのモールドを製造するためのインサートのうちの少なくとも1つの面を成形するように旋盤を作動させる段階を備える。面の少なくとも一部分は、それが螺旋を備える度数マップを形成するように成形される。度数マップは、レンズの光軸から半径方向外向きとその周りの角度方向との両方に実質的に周期的に変化する。半径方向変動の周期は、100ミクロンよりも大きく、角度方向変動のうちの各々の周期は、6度よりも大きい。
本発明の第3の態様により、本明細書に説明する多焦点眼用レンズを使用する方法も提供する。本方法は、老眼レンズ着用者(例えば、40歳又はそれよりも高齢の個人)の視力を改善するのに有効である場合がある。あるいは、これに代えて、本方法は、近視又は遠視の進行を弱めるような屈折異常の進行を弱めるのに有効である場合がある。本発明のレンズが近視の進行を弱めるのに使用される時に、本方法は、遠近調節することができる眼球を有する個人に眼用レンズを与える段階を含む。本方法の一部の実施形態は、約5歳から約18歳までである個人に眼用レンズを与える段階を含む。与える段階は、検眼技師又は検眼医のような眼球診療者によって実行することができる。これに代えて、与える段階は、レンズ着用者への眼用レンズの配送に関して準備するレンズ販売者によって実行することができる。
本発明の一態様に関連して説明した特徴は、本発明の他の態様に組み込むことができることは勿論認められるであろう。例えば、本発明の方法は、本発明の装置に関して説明した特徴のいずれも組み込むことができ、その逆も同様である。
ここで本発明の実施形態を添付の概略図面を参照して単なる例として以下に説明する。
本発明の実施形態によるコンタクトレンズを示す図である。 本発明の第1の実施形態によるコンタクトレンズの一部分の第1の面の度数マップを示す図である。 本発明の第2の実施形態によるコンタクトレンズの一部分の第2の面の度数マップを示す図である。 第2の実施形態のコンタクトレンズの上述の部分のレンズ度数マップを示す図である。 第3の実施形態によるコンタクトレンズの一部分のレンズ度数マップを示す図である。 本発明の第6の実施形態による方法の段階を例示する流れ図である。
本発明は、第1の態様により、多焦点眼用レンズを提供する。眼用レンズの面は、面度数マップを形成するようにレンズの少なくとも一部分にわたって変化する。面の変動は、レンズ面の曲率の変動を備えることは当業者によって認められるであろう。面度数マップは、レンズの光軸から半径方向外向きとその周りの角度方向との両方に実質的に周期的に変化する度数を有する螺旋を備える。半径方向変動の周期は、100ミクロンよりも大きく、角度方向変動の周期は、6度よりも大きい。
眼用レンズは、コンタクトレンズである場合がある。第1の面は、第1の面度数マップを形成するようにコンタクトレンズの光学ゾーンにわたって変化することができる。従って、レンズの上述の部分は、レンズの光学ゾーンに対応することができる。これに代えて、眼用レンズは、眼内レンズ又は眼鏡レンズである場合がある。
コンタクトレンズの場合に、レンズは、視力修正を提供する光学ゾーンを備えることになることは認められるであろう。本発明の実施形態によるコンタクトレンズは、いずれの追加の焦点調節修正又は視力修正も提供しない取り囲む周囲ゾーンを更に備えることができる。そのような実施形態では、周囲ゾーンは、コンタクトレンズを着用者の眼球上の定位置に維持することを助ける役割のみをもたらすことができる。従って、面度数マップは、レンズの光学ゾーンにわたる第1の面の変動によって定められることは当業者によって認められるであろう。光学ゾーンの外側(例えば、周囲ゾーン内)のレンズ面の変動は、本発明の関連では面度数マップを定めるものとして扱うことはない。類似の考察は、光学ゾーン及び(任意的な)周囲ゾーンを更に備えることができる眼内レンズにも適用される。
本発明の実施形態によるコンタクトレンズの光学ゾーンは、コンタクトレンズのタイプに依存して4mmと9mmの間の直径を有することができる。例えば、光学ゾーンの直径は、約5mm、約6mm、約7mm、又は約8mmである場合がある。一部の実施形態では、コンタクトレンズの光学ゾーンの直径は、7mmと9mmの間である。光学ゾーンは、その幾何学中心に対応する光軸を備える。
眼鏡レンズの場合に、単にレンズの一部分ではなくレンズ全体が視力矯正を提供するように機能することができる。すなわち、眼用レンズは、眼鏡レンズである場合がある。第1の面は、第1の面度数マップを形成するようにレンズの全体にわたって変化する場合がある。
半径方向変動及び角度方向変動のうちの一方又は両方は、上述の部分にわたって一定の大きさである場合がある。
半径方向変動の周期は、200ミクロンよりも大きく、好ましくは、400ミクロンよりも大きく、より好ましくは、800ミクロンよりも大きい場合がある。角度方向変動の周期は、6度よりも大きく、好ましくは、9度よりも大きく、より好ましくは、18度よりも大きく、更により好ましくは、36度よりも大きい場合がある。
度数は、上述の部分にわたって滑らかに変化する場合がある。度数は、いずれの不連続性も持たずに連続的に変化する場合がある。度数は、上述の部分にわたって80D/mmよりも小さく、好ましくは、40D/mmよりも小さく、より好ましくは、20D/mmよりも小さい変動率で変化することができる。面は、この部分にわたって滑らかに変化することができる。面は、いずれの不連続性も持たずに連続的に変化することができる。度数を滑らかに変えることにより、旋盤を用いて製造することがより容易なレンズ面プロファイルをもたらすことができる。旋盤を用いて眼用レンズを製造する段階は、旋盤を用いてレンズ(例えば、コンタクトレンズ)、レンズのためのモールド(例えば、コンタクトレンズのためのモールド)、及びレンズモールドに対するインサート(例えば、コンタクトレンズモールドに対するインサート)のうちの1又は2以上の面を成形する段階を含むことができることは当業者によって認められるであろう。鋭敏な移行及び特徴部は、旋盤を用いて達成することが困難である場合がある。従って、所期又は所要の定義を有するそのような特徴を有するレンズは、旋盤を用いて製造する時に多くの場合に再現することができない。従って、滑らかにという用語は、この関連では旋盤を用いたレンズ、レンズのためのモールド、又はレンズモールドに対するインサートの面の望ましい成形を可能にするほど十分に滑らかなことを意味することも認められるであろう。
度数は、半径方向及び角度方向のうちの一方又は両方に矩形波として変化することができる。度数は、半径方向及び角度方向のうちの一方又は両方に丸い矩形波として変化することができる。度数は、半径方向及び角度方向のうちの一方又は両方に正弦波として変化することができる。
半径方向及び角度方向の各々の度数変動は、それぞれの波形に関連付けられる場合がある。更に、これらの波形の度数マップは、近見視力矯正と遠見視力矯正の間の実質的に等しい均衡度によって対称である場合がある。これに代えて、度数マップは、遠見視力矯正又は近見視力矯正のいずれかに向けてバイアスさせることができる。すなわち、これらの波形の度数マップは、半径方向及び角度方向のうちの一方又は両方に非対称である場合がある。
半径方向変動及び角度方向変動のうちの一方又は両方の周期は、レンズの上述の部分にわたって実質的に一定である場合がある。半径方向変動及び角度方向変動が実質的に一定である本発明の実施形態は、半径方向変動及び角度方向変動が一定ではない実施形態と比較して旋盤を用いて製造することが容易なレンズ面プロファイルをもたらす。本発明の実施形態によるコンタクトレンズでは、半径方向変動及び角度方向変動のうちの一方又は両方は、光学ゾーンの周囲ゾーンから光学ゾーンの光軸に向けて実質的に一定である場合がある。
半径方向変動及び角度方向変動のうちの一方又は両方の周期は、レンズの光軸からの半径方向距離及びその周りの角度方向位置のうちのいずれか又は両方に従って変化する場合がある。半径方向変動及び角度方向変動のうちの一方又は両方の周期がレンズ上での位置に従って変化する本発明の実施形態は、螺旋の特性(例えば、螺旋の捩れ率又はアーム幅)がレンズの様々な領域で異なるレンズを提供することができる。
半径方向変動の周期の変化は、例えば、線形に変化するレンズ度数の混合領域によって分離することができる。従って、混合領域は、半径方向変動の第1の周期を有する第1の領域と半径方向変動の第2の周期を有する第2の領域との間で線形に変化するレンズ度数の同心リングを備えることができる。従って、混合領域は、異なる周期の半径方向変化の領域の間に滑らかな移行を与えることができる。異なる周期の半径方向変化の領域は、2つの混合領域と、実質的に一定のレンズ度数の介在領域とによって分離される場合がある。混合領域は、約25マイクロメートルから約200マイクロメートルまでの幅(平面図内の)を有することができる。
角度方向変動の周期は、180度よりも小さく、好ましくは、90度よりも小さく、より好ましくは、45度よりも小さい場合がある。螺旋は、2個よりも多いアーム、好ましくは、4個よりも多いアーム、より好ましくは、8個よりも多いアームを備えることができる。角度の正弦波変動の周期が螺旋上のアームの個数を決定することは当業者によって認められるであろう。
半径方向変動の周期は、24mmと2mmの間である場合がある。半径方向変動の周期は、16mmと4mmの間である場合がある。螺旋の各アームは、4分の1回転と40回転の間を通して捩れる場合がある。螺旋のアームがそれを通して捩れる回転数は、半径方向変動の周期とレンズの上述の部分の半径(又はサイズ)とによって決定されることは当業者によって認められるであろう。この部分(すなわち、コンタクトレンズの光学ゾーン)の半径への言及は、この部分の平面図の直径の半分の距離を指すことは認められるであろう。この関連では、平面図は、レンズの光軸に沿った図として捉えるように意図している。
半径方向変動の周期対角度方向変動の周期の比率は、0.1mm:6°よりも大きい場合がある。螺旋の各アームは、0.1mmよりも広く、好ましくは、0.5mmよりも広く、より好ましくは、1mmよりも広い場合がある。螺旋のアームの幅は、添付図面に示すように度数マップを平面図で(すなわち、レンズの光軸に沿って)見た場合として決定される。所与の半径の場所のアームの幅は、アームの垂直幅(すなわち、所与の半径に対して垂直な方向の幅)として定められることは当業者によって認められるであろう。アームの幅は、この関連では、当該アームの各側辺の直近にあり、両方共に最大又は最小の勾配のいずれかを有し、単一の正又は負の偏位を受ける度数を挟む2つの点の間の距離として定められる。幅のそのような定義は、所与の半径の円に対するタンジェンシャルに沿ったアーム幅の直線測定値を与えることは当業者によって認められるであろう。更に、この定義の下での幅の測定値は、所与の半径を有する円の弧として取られたアームの幅の測定値とは異なることになることは当業者によって認められるであろう。直線幅定義の下での幅測定値とは異なり、そのような弧に基づく測定値は、角度周期に比例すると考えられる。これら2つの方法によって得られた幅の間の差の大きさは、目下の特定の場合の角度周期に依存することになる。
螺旋の各アームは、レンズの上述の部分の中心から上述の部分の周囲まで延びる場合がある。螺旋のアームがコンタクトレンズのこの部分の中心からこの部分の周囲まで延びる本発明の実施形態は、変化する瞳孔拡大の存在下で第2のレンズ度数に対する第1のレンズ度数の実質的に一定の比率を提供することができる。そのような実施形態は、それによって広範囲にわたる光条件下で高鋭敏多焦点視力を提供する。
レンズの上述の部分は、中心領域と外側領域を含むことができる。中心領域は、レンズの光軸を直接に取り囲むことができる。外側領域は、中心領域を直接に取り囲むことができる。中心領域の度数は、中心領域にわたって周期的に変化しない場合がある。外側領域は、度数の角度方向変動及び半径方向変動を含むことができる。遠見視力に対応するレンズ度数を有し、周期的な度数変動が不在の中心領域を備えた光学ゾーンを有するコンタクトレンズを提供することにより、着用者が明るい条件下でさえも高鋭敏遠見視力を維持することを保証することができる。例えば、これは、運転時の着用者に対して特に有利である場合がある。
本発明の実施形態によるコンタクトレンズは、いずれの追加の焦点調節矯正又は視力矯正も施さず、コンタクトレンズを着用者の眼球上の定位置に維持することを助ける役割のみをもたらす取り囲む周囲ゾーンを含むことができる。従来方式では、眼球上に着用した時に、コンタクトレンズは角膜上に載り、光学ゾーンは着用者の瞳孔をほぼ網羅する。従って、中心領域の直径は、光学ゾーンの直径の50%よりも小さく、好ましくは、40%よりも小さく、より好ましくは、30%よりも小さい場合がある。中心領域は、コンタクトレンズの着用者の最小瞳孔サイズよりも小さい場合がある。本発明のそのような実施形態は、着用者の最小瞳孔サイズよりも小さい中心領域を与えることができる。着用者の最小瞳孔サイズよりも小さい中心領域を有する本発明の実施形態は、変化する光条件の存在下で高鋭敏近見視力及び遠見視力を維持することができる。
中心領域の度数は、実質的に一定とすることができる(例えば、度数は、中心領域の基準度数から0.25ジオプトリー(D)よりも小さくしか変化することができない)。中心領域は、遠見視力に対応するレンズ度数を有することができる。中心領域が、遠見視力に対応する実質的に一定のレンズ度数を有する本発明の実施形態によるコンタクトレンズは、瞳孔がその最小サイズにある時の明光条件下で高鋭敏遠見視力を提供することができる。明光条件は、一般的に、着用者が一般的に近見視力よりも遠見視力に対する必要性を有する日中の屋外環境に対応するので、そのような条件下では、高鋭敏遠見視力の方が高鋭敏近見視力よりも着用者に対して一般的に有利である。これに代えて、中心領域は、近見視力に対応するレンズ度数を有する場合がある。更に、中心領域は、レンズ着用者が必要とする近見視力矯正度数よりも強いレンズ度数を有する場合がある。例えば、中心領域の度数は、レンズ着用者が必要とする近見視力矯正度数よりも+0.25Dから+1.25Dだけ強くすることができる。
レンズは、移行領域を含むことができる。移行領域は、中心領域を取り囲むことができる。外側領域は、移行領域を取り囲むことができる。移行領域の度数は、中心領域と外側領域の間に滑らかな移行を与えるように変化することができる。中心領域と外側領域の間に滑らかな移行を与える本発明の実施形態は、レンズ、そのようなレンズのためのモールド、そのようなレンズモールドに対するインサートのより容易な旋盤を用いた製造を可能にすることができる。この場合に、この関連での滑らかは、旋盤を用いて生成するのにレンズプロファイルが十分に滑らかでなければならないことを意味することは当業者によって認められるであろう。
レンズは、第2の面度数マップを形成する第2の面を含むことができる。第2の面は、眼用レンズの第1の面に対向する面である場合がある。第2の面度数マップは、レンズの上述の部分にわたって周期的に変化しないとすることができる。従って、この部分は、全体的に、螺旋レンズ度数マップを有する場合がある。光学ゾーンが螺旋レンズ度数マップを含む本発明の実施形態によるコンタクトレンズは、変化する瞳孔サイズの存在下で第2のレンズ度数に対する第1のレンズ度数の実質的に一定の比率を提供することができる。
第2の面度数マップは、度数マップにわたる+0Dの実質的に一定の度数を有することができることは認められるであろう。本説明の目的に対して、第2の面度数マップが最終的にいずれの焦点調節修正又は視力修正も提供しない場合であっても、レンズの第2の面は、依然として第2の面度数マップを形成すると考えられる。
第2の面度数マップは、上述の部分の中心から半径方向外向きに実質的に周期的に変化することができる。第2の面の半径方向変動の周期は、100ミクロンよりも大きく、好ましくは、200ミクロンよりも大きく、より好ましくは、400ミクロンよりも大きく、更により好ましくは、800ミクロンよりも大きい場合がある。
第2の面度数マップは、レンズの光軸の周りの角度方向に実質的に周期的に変化することができる。第2の面の角度方向変動の周期は、6度よりも大きく、好ましくは、9度よりも大きく、より好ましくは、18度よりも大きく、更により好ましくは、36度よりも大きい場合がある。
すなわち、実施形態では、半径方向変動は、100ミクロンよりも大きい周期を有し、角度方向変動は、6度よりも大きく、好ましくは、9度よりも大きく、より好ましくは、18度よりも大きく、更により好ましくは、36度よりも大きい周期を有する場合がある。他の実施形態では、半径方向変動は、200ミクロンよりも大きい周期を有し、角度方向変動は、6度よりも大きく、好ましくは、9度よりも大きく、より好ましくは、18度よりも大きく、更により好ましくは、36度よりも大きい周期を有する場合がある。他の実施形態では、半径方向変動は、400ミクロンよりも大きい周期を有し、角度方向変動は、6度よりも大きく、好ましくは、9度よりも大きく、より好ましくは、18度よりも大きく、更により好ましくは、36度よりも大きい周期を有する場合がある。他の実施形態では、半径方向変動は、800ミクロンよりも大きい周期を有し、角度方向変動は、6度よりも大きく、好ましくは、9度よりも大きく、より好ましくは、18度よりも大きく、更により好ましくは、36度よりも大きい周期を有する場合がある。
第2の面の半径方向変動及び角度方向変動の周期及び位相は、第1の面と同じである場合がある。従って、第2の面度数マップも螺旋、例えば、第1の面と適合する螺旋を含むことができる。そのような実施形態では、全体的なレンズの度数マップも螺旋を備える。螺旋レンズ度数マップを有するコンタクトレンズを備える本発明の実施形態は、変化する瞳孔サイズの存在下で第2のレンズ度数に対する第1のレンズ度数の実質的に一定の比率を提供することができる。
第1及び第2の面上に形成される度数マップの各々は、螺旋を含むことができる。第1の面によって与えられる螺旋と第2の面によって与えられる螺旋は、反対方向に捩れることができる。従って、第1及び第2の面度数マップは、逆回転螺旋を備えるということができる。第1の面度数マップによって与えられる螺旋と第2の面度数マップによって与えられる螺旋は、対向する捩れ方向以外は同じとすることができる。第1及び第2の面度数マップが逆回転螺旋を備える本発明の実施形態は、交替する環状リングのダーツ盤状パターンを近似するレンズ度数マップを与えることができる。レンズ度数マップは、第1及び第2の面の各々の度数マップの重ね合わせによって形成されることは当業者によって認められるであろう。従って、上述の製造のし易さという利点を各々が保持する第1の面度数マップと第2の度数マップとの組合せによって擬似ダーツ盤パターンが与えられることも認められるであろう。従って、そのような実施形態は、擬似ダーツ盤度数マップを有するレンズの旋盤を用いたより容易な製造を可能にすることができる。
レンズ度数マップは、複数のセクションを含むことができる。複数のセクションは、遠見視力に対応する第1の度数又は近見視力に対応する第2の度数のいずれかを与えることができる。従って、第1の度数は、0ジオプトリー(D)と-10Dの間である場合がある。一部の実施形態では、第1の度数は、-0.25Dから-6.00Dまでである。本発明のレンズ内に与えられる第2の度数は、レンズの第1の度数よりも強くすることができ、例えば、第2の度数は、第1の度数よりも1Dから5Dだけ強くすることができる。一部の実施形態では、第2の度数は、第1の度数よりも1Dから4Dだけ強くすることができる。更に別の実施形態では、第2の度数は、第1の度数よりも2Dから3Dだけ強くすることができる。更に、一部の実施形態では、第2の度数は、変化する場合があり、従って、セグメントのうちの一部が+1Dの第2の度数を有することができ、一部のセグメントが+2Dの第2の度数を有することができ、かつ一部のセグメントが+3Dの第2の度数を有することができるように、例えば、第1の度数よりも強い度数を有する離散焦点ぼけセグメントを与える時に発生する場合がある。第2の度数の変動は、同じアーム内で発生する場合があり、又は異なるアーム内で発生する場合がある。これらのゾーンは、第1及び第2の度数の間で半径方向及び/又は角度方向に交替するようにレンズ上に配置することができる。
多焦点レンズは、近視抑制レンズである場合がある。従って、多焦点レンズは、遠近調節することができる眼球を有する個人で近視の進行を弱めるように構成することができる。多焦点レンズは、老視を矯正するのに適切である場合がある。従って、多焦点レンズは、十分に遠近調節することができない眼球を有する個人(例えば、40歳又はそれよりも高齢の個人)に遠見視力矯正と近見視力矯正とを提供するように構成することができる。この複数のゾーンは、高鋭敏遠見視力に対応する度数又は高鋭敏近見視力に対応する度数のいずれかを与えることができる。これらのゾーンは、高鋭敏近見及び遠見視力の間で半径方向及び/又は角度方向に交替するようにレンズ上に配置することができる。
本発明の実施形態によるコンタクトレンズは、着用者の眼球上に配置された時にレンズの向きを決定するためのバラストを含むことができる。そのようなバラストは、コンタクトレンズの周囲ゾーンによって設けることができる。本発明のある一定の実施形態では、コンタクトレンズは、所与の向きで着用者に特定の利点をもたらす場合がある。バラストをコンタクトレンズの中に組み込む本発明の実施形態は、着用者の眼球上に配置された時に、着用者の瞼のアクションの下で予め決められた静止角まで回転することになり、例えば、バラストは楔とすることができ、回転は、この楔上での瞼のアクションからもたらすことができる。コンタクトレンズ内にバラストを配置することにより、この静止角が着用者に特定の利点をもたらすレンズの向きに対応することを保証することが可能である。
本発明は、第2の態様により、多焦点眼用レンズ(例えば、コンタクトレンズ)を製造する方法を提供する。本方法は、レンズ(例えば、コンタクトレンズ)、レンズのためのモールド(例えば、コンタクトレンズのためのモールド)、又はレンズのためのモールドを製造するためのインサート(例えば、コンタクトレンズのためのモールドに対するインサート)のうちの1つの第1の面を成形するように旋盤を作動させる段階を備える。第1の面は、螺旋を備える第1の面度数マップを形成するようにレンズの少なくとも一部分にわたって変化するように成形される。第1の面は、面度数マップがレンズの光軸から半径方向外向きとその周りの角度方向との両方に実質的に周期的に変化するように成形される。半径方向変動の周期は、100ミクロンよりも大きい。角度方向変動のうちの各々の周期は、6度よりも大きい。
本方法は、レンズの少なくとも一部分の面を成形するように旋盤を作動させる段階を備える場合がある。これに代えて又はこれに加えて、本方法は、レンズのためのモールドの少なくとも一部分の面を成形するように旋盤を作動させる段階を含むことができる。これに代えて又はこれに加えて、本方法は、レンズのためのモールドの製造のためのインサートの少なくとも一部分の面を成形するように旋盤を作動させる段階を含むことができる。旋盤による成形の対象物がレンズから除去されるほど、得られるレンズ上に再現されることになる特徴部の定義が少なくなることは当業者によって認められるであろう。従って、例えば、旋盤を用いてレンズの面を成形する段階は、レンズのためのモールドの面を旋盤を用いて成形する時に達成することができることになるものよりも多い面特徴部を定義することを可能にする。本方法は、レンズ、モールド、又はインサートの第2の面を成形するように旋盤を作動させる段階を更に備えることができる。第2の面は、螺旋を備える第2の面度数マップを形成するためにレンズの少なくとも上述の部分にわたって変化するように成形することができる。第2の面は、第2の面度数マップがレンズの光軸から半径方向外向きとその周りの角度方向との両方に実質的に周期的に変化するように成形することができる。半径方向変動の周期は、100ミクロンよりも大きい場合がある。角度方向変動の周期は、6度よりも大きい場合がある。第2の面は、第2の面度数マップが第1の面の鏡像として変化するように成形することができる。第2の面は、第1の面度数マップによって形成される螺旋が第2の面度数マップによって形成されるものと反対の方向に捩れるように成形することができる。
レンズはコンタクトレンズである場合がある。そのような実施形態では、レンズの上述の部分は、コンタクトレンズの光学ゾーンに対応することができる。そのような場合に、モールド又はモールドに対するインサートの光学ゾーンへの言及は、当該モールド又はインサートを用いて製造されたレンズの光学ゾーンに対応するモールドの部分を指すことは認められるであろう。
本発明によるレンズ、例えば、コンタクトレンズは、キャストモールド成形工程、スピンキャストモールド成形工程、又は旋盤工程、又はその組合せによって形成することができる。当業者によって理解されるように、キャストモールド成形は、凹レンズ部材形成面を有する雌モールド部材と凸レンズ部材形成面を有する雄モールド部材との間にレンズ形成材料を置くことによるレンズ部材のモールド成形を指す。
眼用レンズがコンタクトレンズを備える実施形態では、コンタクトレンズ材料は、コンタクトレンズの一部又はコンタクトレンズ全体として使用される時に視覚的に透明である(ハンドリング着色を含む場合はあるが)。コンタクトレンズ材料は、当業技術で理解されているように、ヒドロゲル材料、シリコーンヒドロゲル材料、又はシリコーンエラストマー材料である場合がある。言い換えれば、本発明のコンタクトレンズは、ヒドロゲル材料、シリコーンヒドロゲル材料、又はシリコーンエラストマー材料を備える、それで実質的に構成される、又はそれで構成することができる。コンタクトレンズの分野で理解されているように、ヒドロゲルは、平衡状態で水分を保持し、シリコーン含有化学物質が不在の材料である。シリコーンヒドロゲルは、シリコーン含有化学物質を含むヒドロゲルである。本明細書に使用するヒドロゲル材料及びシリコーンヒドロゲル材料は、少なくとも10%から約90%(wt/wt)までの平衡水分含有量(EWC)を有する。一部の実施形態では、ヒドロゲル材料又はシリコーンヒドロゲル材料は、約30%から約70%(wt/wt)までのEWCを有する。これらと比較して本明細書に使用するシリコーンエラストマー材料は、約0%から10%(wt/wt)未満までの水分含有量を有する。一般的に、本方法又は本発明の装置と共に使用されるシリコーンエラストマー材料は、0.1%から3%(wt/wt)までの水分含有量を有する。これに代えて、本発明のコンタクトレンズの例は、ポリメチルメタクリラート(PMMA)などのような剛性ガス透過性材料から製造することができる。
本方法は、互いに組み付けられた第1のモールド部品と第2のモールド部品とを備えるモールド成形アセンブリ内でコンタクトレンズを形成する段階を含むことができる。ヒドロゲルレンズ又はシリコーンヒドロゲルレンズの場合に、レンズは、第1のモールド部品と第2のモールド部品の間に形成されたレンズ形キャビティ内に重合開始剤を含むヒドロゲル又はシリコーンヒドロゲルのレンズ配合物を重合することによって製造することができる。シリコーンエラストマーレンズでは、レンズは、第1のモールド部品と第2のモールド部品の間に形成されたレンズ形キャビティ内で液体シリコーンエラストマー材料を硬化させる、加硫する、又はその反応をヒドロシリル化等によって触媒することによって製造することができる。コンタクトレンズ形キャビティを形成する各モールド部品の面は、凸、凹、平面、又はその組合せである場合がある。コンタクトレンズの形成後に、2つのモールド部品は、コンタクトレンズがこれらのモールド部品の一方の面に取り付けられたままに留まるように分離される。その結果、第1又は第2のモールド部品の面上にコンタクトレンズが提供される。一部の他の実施形態では、第1のレンズ部材を生成するのに使用されなかったモールド部品の面上にレンズ部材を配置することを望ましいとすることができるが、これは、このモールド部品に対するこの部材の望ましい位置合わせを達成するための追加の段階を必要とする場合がある。その後に、これらのレンズは、取り付けられたモールド部品から取り外され、抽出及び水和等によって更に処理され、検査され、パッケージに梱包され、かつ滅菌することができる。
図1は、本発明の実施形態によるコンタクトレンズ10を示している。コンタクトレンズ10は、光学ゾーン11と周囲ゾーン13を備える。光学ゾーン11は、コンタクトレンズの着用者がそれを通して見るレンズの部分を備える。光学ゾーン11は、着用者に視力矯正を提供するように設計されたレンズを形成する。周囲ゾーン13は、光学ゾーン11を取り囲み、着用者にいずれの視力矯正も提供しない。周囲ゾーン13は、他の機能を実施することができる。例えば、周囲ゾーン13は、コンタクトレンズを着用者の眼球上に維持することを助けるように機能することができる。本発明の一部の実施形態では、周囲ゾーン13は、着用者の眼球上でコンタクトレンズの予め決められた向きを維持するためのバラストを含むことができる。
コンタクトレンズの2つの面は、第1及び第2の面度数マップを形成するように光学ゾーン11にわたって変化するように成形される。第1及び第2の面度数マップは、一緒にレンズ度数マップを形成する。従って、光学ゾーンは、第1の面度数マップと、第2の面度数マップと、レンズ度数マップとを提供するということができる。光学ゾーンの中に、度数マップは、1又は2以上の明確に異なる領域を含むことができる。図1に示す例示的コンタクトレンズは、中心領域15と、外側領域17と、移行領域19とを備える。外側領域17は、移行領域19を取り囲む。移行領域19は、中心領域15を取り囲む。中心領域15と外側領域17は、異なる視力矯正を提供するように異なるレンズ度数配置を設けることができる。移行領域19は、中心領域15と外側領域17の間に滑らかな移行を与えるように機能することができる。図1に示すコンタクトレンズは、単なる例として提示したものであり、本発明による他のコンタクトレンズは、より多いか又はより少ない領域を含むことができることは認められるであろう。例えば、本発明の実施形態による一部のコンタクトレンズは、移行領域を除外することができ、又は光学ゾーン11の全体を通して単一領域のみを含むことさえ可能である。本発明の実施形態による他のコンタクトレンズは、例えば、同心円として形成された追加の領域を含むことができる。
本発明の第1の例示的実施形態により、多焦点コンタクトレンズを提供する。代替実施形態は、眼内レンズ又は眼鏡レンズを備えることができることは認められるであろう。多焦点コンタクトレンズは、第1の面と第2の面を備える。この例示的実施形態では、第1の面は、コンタクトレンズの外面を含み、第2の面は、コンタクトレンズの内面を備える。外面が着用者の瞼に隣接するコンタクトレンズの凸面であり、内面が着用者の眼球に隣接するコンタクトレンズの凹面であることは当業者によって認められるであろう。
第1の面の一部分は、第1の面度数マップを形成するように成形されるということができる。この例示的実施形態では、この部分は、コンタクトレンズの光学ゾーンに対応する。すなわち、光学ゾーンの第1の面は、第1の面度数マップを形成するということができる。第1の面度数マップは、全体コンタクトレンズ度数マップに対してこの面の形状によって与えられる修正を示すことは当業者によって認められるであろう。従って、2つの面(内面及び外面)を有するコンタクトレンズは、2つの面度数マップを備えることになり、その組合せは、全体コンタクトレンズ度数マップを決定する。
図2は、コンタクトレンズの第1の面の上述の部分の第1の面度数マップ100を示している。第1の面度数マップ100は螺旋を形成する。螺旋は、複数の(この例では4つの)アーム101を備える。アーム101の各々は、ピークアーム101aとトラフアーム101bを備える。ピークアーム101aは、面度数マップ(又は面度数マップの周期変動領域)の平均度数からの正の偏位を備えるアームであり、トラフアーム101bは、面度数マップ(又は面度数マップの周期変動領域)の平均度数からの負の偏位を備えるアームであることは認められるであろう。螺旋は、コンタクトレンズの光軸から半径方向外向きとその周りの角度方向との両方に実質的に周期的に度数を変化させることによって形成される。レンズの光軸は、そのレンズの光学ゾーンの光軸に対応することは認められるであろう。度数は、第1のレンズ度数と第2のレンズ度数の間で変化する。この例示的実施形態の多焦点コンタクトレンズは、-3.0Dのベースレンズ度数を+3.0Dの追加度数と共に有する。従って、第1のレンズ度数は-3.0Dであり、第2のレンズ度数は+0Dである。そのようなコンタクトレンズは、近視と遠視の両方に苦しむ患者に適切である場合がある。着用者が十分に遠近調節することができない時に、-3.0Dのベースレンズ度数は、着用者の遠見視力を矯正することを可能にし、それに対して+3.0Dの追加度数は、着用者の近見視力を矯正するように機能する。提示した第1のレンズ度数及び第2のレンズ度数(従って、ベースレンズ度数及び追加度数)の特定の値は、単なる例であり、所与の関連で使用される実際の値は、意図する着用者に対する必要性によって決定されることになることは当業者によって認められるであろう。
この例示的実施形態では、半径方向変動の周期は1.2mmであり、角度方向変動の周期は90度である。しかし、代替実施形態では、半径方向変動及び/又は角度方向変動の他の周期を使用することができることは認められるであろう。半径方向変動の周期は、100ミクロンよりも大きいことしか必要ではなく、角度方向変動の周期は、6度よりも大きいことしか必要ではない。
この特定の実施形態では、度数は、第1の面度数マップ100にわたって半径方向と角度方向の両方に実質的に正弦波として滑らかに変化する。レンズの上述の部分にわたって面度数マップを滑らかに変化させることにより、コンタクトレンズの旋盤又はコンタクトレンズを製造するための装置(例えば、モールド又はモールドに対するインサート)を用いたより容易な製造を可能にする。しかし、代替実施形態では、度数は、他の波形に従って変化することができる。例えば、度数は、半径方向及び角度方向のうちの一方又は両方に矩形波又は丸い矩形波として変化することができる。従って、代替実施形態では、度数は、レンズの上述の部分にわたって必ずしも滑らかに変化する必要はない。
この例示的実施形態では、正弦波の正及び負の偏位は、正弦波が50%の負荷サイクルを有するということができるような等しい長さのものである。代替実施形態は、他の負荷サイクルを有する変動を備える。従って、そのような実施形態では、正の偏位は、負の偏位とは異なる長さである場合がある。
螺旋のアーム101の幅は、角度方向変動の周期に対する半径方向変動の周期の比率によって少なくとも部分的に決定されることは認められるであろう。この例示的実施形態では、螺旋の各アーム101は、幅が約500ミクロンである。代替実施形態は、異なる幅を有するアーム101を組み込むことができることは認められるであろう。同様に、アーム101の幅は、その垂直な幅として定められることも認められるであろう。
同様に、この例示的実施形態では、半径方向変動及び角度方向変動の周期の各々は、上述の部分にわたって実質的に一定である。しかし、代替実施形態では、半径方向変動及び角度方向変動のうちの少なくとも一方の周期は、この部分の中心からの半径方向距離及びこの部分の中心の周りの角度方向位置のうちの一方又は両方に従って変化することができる。
代替実施形態では、角度方向変動の周期は、180°よりも小さい。当業者は、角度方向変動の周期が螺旋上のアーム101の個数を決定することは認められるであろう。従って、そのような実施形態では、螺旋は少なくとも2つのアームを備える。従って、角度方向変動のある一定の値、特に360度の単位分数であることは、角度不連続性を持たない面度数マップを与える点で特に有利とすることができることも認められるであろう。
この例示的実施形態では、螺旋の各アーム101は、270度の角度(又は0.75回転)を通して捩れる。本発明の代替実施形態では、螺旋の各アーム101は、4分の1回転(90度)と40回転の間を通して捩れることができる。
この特定の実施形態では、第1の面度数マップ100は、中心領域103と外側領域105を備える。中心領域103は、コンタクトレンズの光軸を直接に取り囲む。外側領域105は、中心領域103を取り囲む。中心領域103の度数は、この領域にわたって周期的に変化せず、例えば、実質的に一定である場合がある。外側領域105は、螺旋度数マップを備え、従って、度数の角度方向変動及び半径方向変動を備える。
本発明の代替実施形態では、螺旋の各アーム101は、レンズの上述の部分の中心からこの部分の周囲まで延びる。従って、そのような実施形態は、明確に異なる中心領域と外側領域を含まない。
上記で言及したように、この例示的実施形態では、レンズの上述の部分は、コンタクトレンズの光学ゾーンに対応する。この例示的実施形態では、中心領域103は、光学ゾーンの8mmの直径の25%に対応する2mmの直径を有する。着用者がそれを通して見る光学ゾーンは、図2に示す第1の面度数マップを提供する。更に、コンタクトレンズは、追加の焦点調節矯正又は視力矯正を施さず、着用者の眼球上の定位置にコンタクトレンズを維持することを助ける役割のみをもたらす取り囲み周囲ゾーンを含むことができる。中心領域の直径は、光学ゾーンの直径の25%よりも小さい場合がある。しかし、本発明の代替実施形態では、中心領域103の直径は、他の値を取ることができることは認められるであろう。同様に、光学ゾーンの直径に対する中心領域103の直径の比率も他の値を取ることができることも認められるであろう。例えば、中心領域103の直径は、光学ゾーンの直径の30%よりも小さい場合がある。
実施形態では、中心領域103は、コンタクトレンズの着用者の最小瞳孔サイズよりも小さい場合がある。そのような実施形態は、着用者の瞳孔がその最小サイズまで収縮した時でさえも多焦点視力を維持する。中心領域103が最小瞳孔サイズよりも大きい場合に、着用者の瞳孔がその最小サイズまで収縮した時に、中心領域103のみが着用者の入射瞳にわたって位置決めされることになる。中心領域103の度数はこの領域にわたって螺旋として変化しないので、レンズは、中心領域103よりも小さいいずれの瞳孔サイズに対しても多焦点視力を提供することにはならない。
有意なことに、この例示的実施形態では、中心領域103は、遠見視力に対応するレンズ度数を与える。一般的に、明るい条件は、屋外環境に対応する。従って、着用者の瞳孔は、一般的に屋内時よりも屋外時に大きく収縮する。更に、着用者は、一般的に屋内時よりも屋外時に遠見視力への高い必要性を有する。遠見視力に対応するレンズ度数を有する中心領域103を有することにより、着用者の瞳孔がその最小サイズまで収縮した時でさえも、コンタクトレンズが高鋭敏遠見視力を提供することを可能にすることができる。
この例示的実施形態は、移行領域107を更に備える。移行領域107は、中心領域103を取り囲む。外側領域105は、移行領域107を取り囲む。移行領域107の度数は、中心領域103と外側領域105の間に滑らかな移行を与えるように変化する。そのような移行領域107は必須ではなく、従って、代替実施形態は、移行領域107を含まないことは認められるであろう。この関連での「滑らか」は、対応するレンズ曲率が旋盤によって再現されるほど十分に滑らかであるとして定められることは認められるであろう。この例示的実施形態では、移行領域は、幅が約300ミクロンである。しかし、他の幅の移行領域を使用することができることは認められるであろう。
コンタクトレンズの上述の部分の第2の面(すなわち、この例示的実施形態のコンタクトレンズの光学ゾーンの第2の面)が第2の面度数マップを形成することは当業者によって認められるであろう。この例示的実施形態では、第2の面度数マップは、この部分にわたって周期的に変化しない。従って、コンタクトレンズは螺旋レンズ度数マップを有する。従って、コンタクトレンズは、着用者の瞳孔がサイズを変化させる時に遠見焦点調節に対する近見焦点調節の比率の小さい変化しか与えない。
この例示的実施形態では、第1の面は、コンタクトレンズの外面に対応し、第2の面は、コンタクトレンズの内面に対応するが、代替実施形態では、第1の面は、内面に対応することができ、第2の面は、外面に対応することができることを当業者は認めるであろう。従って、実施形態では、内面は、螺旋を形成する面度数マップを備え、外面は、実質的に平坦な面度数マップを備える。
本発明の第2の例示的実施形態により、第2の多焦点コンタクトレンズを提供する。第2のコンタクトレンズの第1の面は、第1の実施形態のコンタクトレンズのものと同一である。
この実施形態では、第2の面度数マップ200(図3)も、上述の部分の中心の周りの角度方向と中心から半径方向外向きとの両方に実質的に周期的に変化する。従って、第2の面度数マップ200も螺旋を備える。第1の面の場合と同様に、螺旋は、ピークアーム201aとトラフアーム201bとを含む複数のアーム201を備える。この例示的実施形態では、第2の面度数マップ200の半径方向変動及び角度方向変動の周期は、第1の面度数マップ100と同じである。しかし、代替実施形態は、第1の面度数マップ100の周期のうちの一方又は両方とは異なる周期を第2の面度数マップ200上に有する変動を組み込むことができることは当業者によって認められるであろう。上述の場合のように、代替実施形態では、第2の面度数マップ200の角度方向変動の周期は、6度よりも大きい。同様に、代替実施形態では、第2の面度数マップ200の半径方向変動の周期は、100ミクロンよりも大きい場合がある。この例示的実施形態では、第2の面度数マップ200も、中心領域203と、外側領域205と、移行領域207とを備える。
この例示的実施形態では、第2の面度数マップ200によって形成される螺旋は、図2の第1の面度数マップ100によって形成される螺旋とは反対の方向に捩れる。この場合に、この特定の実施形態では、第1の面度数マップ100によって与えられる螺旋と第2の面度数マップ200によって与えられる螺旋とは、対向する捩れ方向以外は同じである。コンタクトレンズの度数マップは、第1の面度数マップ100の度数マップと第2の面度数マップ200の度数マップとの重ね合わせによって決定される。図4は、第2の実施形態のコンタクトレンズの度数マップを示している。
第1の面度数マップ100と第2の面度数マップ200とによって形成された2つの逆回転螺旋の重ね合わせは、交替する環状リングの擬似ダーツ盤パターンを近似するレンズ度数マップをもたらす。レンズ度数は、半径方向と角度方向の両方に第1のレンズ度数と第2のレンズ度数の間で近似的に交替する。度数は第1のレンズ度数と第2のレンズ度数の間で角度方向に交替するので、コンタクトレンズは、着用者の瞳孔が収縮する時に第2のレンズ度数に対する第1のレンズ度数の比率の単調な変動も与える。従って、コンタクトレンズ300は、可変光条件の存在下で改善された多焦点視力も与える。
第1の面度数マップ100と第2の面度数マップ200との両方が中心領域と外側領域と移行領域とを含むので、コンタクトレンズ300の全体レンズ度数マップも、中心領域303と、外側領域305と、移行領域307とを備える。
図5は、本発明の第3の実施形態によるコンタクトレンズを示している。第3の実施形態は、第2の面度数マップによって与えられる螺旋が45度の位相シフトを通して回転されること以外は第2の実施形態と実質的に同じである。図5から分るように、2つの逆回転螺旋を備える第1及び第2の面度数マップの重ね合わせは、第2の実施形態と類似の擬似ダーツ盤度数マップをもたらす。従って、2つの逆回転螺旋の重ね合わせは、第1の螺旋と第2の螺旋との相対位相に関係なく擬似ダーツ盤レンズ度数マップをもたらす。
ここでもまた、コンタクトレンズ400の全体度数マップは、中心領域403と、外側領域405と、移行領域407とを備える。本発明の第4の実施形態により、眼鏡レンズを提供する。眼鏡レンズは、本発明の第1の実施形態に関して説明したものと実質的に同じ螺旋度数マップを備える。しかし、眼鏡レンズは、第1の実施形態のコンタクトレンズと同じ意味での光学ゾーンを含まないことは当業者によって認められるであろう。従って、この場合に、レンズの上述の部分は、光学ゾーンに対応しない。コンタクトレンズの光学ゾーンに関して上記で定めたレンズプロファイルの特性は、この実施形態の眼鏡レンズの当該部分に関して同じく当て嵌めることができることは当業者によって更に認められるであろう。本発明の代替実施形態は、本発明の第2及び第3の実施形態に関して説明したものと実質的に同じ面度数マップを有する眼鏡レンズを備えることは認められるであろう。
本発明の第5の実施形態により、眼内レンズを提供する。眼内レンズは、本発明の第1の実施形態に関して説明したものと実質的に同じ螺旋度数を備える。本発明の代替実施形態は、本発明の第2及び第3の実施形態に関して説明したものと実質的に同じ面度数マップを有する眼内レンズを備えることは認められるであろう。
図6は、本発明の第6の実施形態によるレンズ、例えば、コンタクトレンズを製造する方法500の段階を例示する流れ図を示している。
要素501で表す方法500の第1の段階は、レンズ、レンズのためのモールド、又はレンズのためのモールドを製造するためのインサートのうちの1つの第1の面を成形するように旋盤を作動させる段階を備える。第1の面は、第1の面度数マップを形成するためにレンズの少なくとも一部分(例えば、コンタクトレンズの光学ゾーン)にわたって変化するように成形される。第1の面度数マップは螺旋を備え、かつコンタクトレンズの光軸から半径方向外向きとその周りの角度方向との両方に実質的に周期的に変化する。半径方向変動の周期は、100ミクロンよりも大きい。角度方向変動の周期は、6度よりも大きい。
要素503で表す方法500の任意的な第2の段階は、レンズ、レンズのためのモールド、又はレンズのためのモールドを製造するためのインサートの第2の面を成形するように旋盤を作動させる段階を備える。第2の面は、第2の面度数マップを形成するためにレンズの少なくとも上述の部分にわたって変化するように成形される。第2の面度数マップは螺旋を備え、かつコンタクトレンズの光軸から半径方向外向きとその周りの角度方向との両方に実質的に周期的に変化する。半径方向変動の周期は、100ミクロンよりも大きい。角度方向変動のうちの各々の周期は、6度よりも大きい。
第2の面は、第1の面の鏡像として変化するように成形することができる。これに代えて、第2の面は、第1の面上に形成される螺旋が第2の面上に形成される螺旋と反対の方向に捩れるように成形することができる。
第1の面(及び第2の段階503が実施された場合の第2の面)がレンズのためのモールド又はレンズのためのモールドに対するインサート上に含まれる時に、方法500は、要素505で表す任意的な第3の段階を含むことができる。第3の段階505は、レンズのためのモールドに対するインサートのモールドを用いてレンズを製造する段階を備える。
本発明を特定の実施形態を参照して説明及び図示したが、本発明は、本明細書に具体的に例示しない多くの異なる変形に役立つことは当業者によって認められるであろう。ここで単なる例としてある一定の可能な変形を以下に説明する。
第1の実施形態では、螺旋レンズ度数マップを有するレンズは、螺旋を備えるコンタクトレンズの第1の面度数マップと実質的に一定の度数を有するコンタクトレンズの第2の面度数マップとによって提供した。しかし、代替実施形態では、螺旋レンズ度数マップを有するレンズは、螺旋を備える第1の面度数マップ及び第2の面度数マップの各々によって提供される。そのような実施形態では、第2の面度数マップの半径方向変動及び角度方向変動の周期及び位相は、第1の面度数マップと同じである。従って、第1及び第2の面度数マップは、互いの鏡像を備えるということができる。従って、第1及び第2の面度数マップは、重なって単一螺旋度数マップを形成し、それによって螺旋レンズ度数マップを有するコンタクトレンズを形成する。
第1、第2、及び第3の実施形態の全てにおいて、コンタクトレンズの面度数マップの各々は、実質的に一定の度数を有する中心領域と、螺旋度数プロファイルを組み込む外側領域と、中心領域と外側領域の間に滑らかな移行を与える移行領域とを備える。しかし、一部の代替実施形態は、移行領域を組み込まない。更に別の代替実施形態は、明確に異なる中心領域と外側領域とを組み込まない。これらを組み込む代わりに、そのような実施形態では、螺旋プロファイルは、レンズの上述の部分の中心からこの部分の半径周囲までの全てを通して延びる。
第1の実施形態では、第1の面度数マップによって形成される螺旋は、反時計方向に捩れる。しかし、代替実施形態では、第1の面度数マップによって形成される螺旋は、時計方向に捩れる。第1及び第2の面度数マップ上に鏡像螺旋が形成される実施形態では、これらの螺旋は、時計方向又は反時計方向のいずれかに回転することができる。同様に、第2の実施形態では、第1の面度数マップ上に形成される螺旋は反時計方向に捩れ、第2の面度数マップ上に形成される螺旋は時計方向に捩れる。しかし、代替実施形態では、第1の面度数マップ上に形成される螺旋は時計方向に捩れ、第2の面度数マップ上に形成される螺旋は反時計方向に捩れる。
本発明の一部の実施形態では、第1及び第2の面度数マップのうちの一方又は両方の上に形成される螺旋は、上述の部分の中心からの予め決められた半径方向距離でその回転方向を変える。例えば、螺旋は、この部分の中心と予め決められた半径方向距離との間で時計方向に及びこの予め決められた半径方向距離を超えると反時計方向に回転することができる。一部の実施形態では、レンズは、螺旋の回転方向に1よりも多い変化を組み込んでいる。従って、螺旋は、例えば、時計回転から反時計回転に変化し、その後に、再び時計回転に戻ることができる。レンズは、いずれの回数の螺旋回転方向変化も組み込むことができることは当業者によって認められるであろう。これらの方向変化の各々は、上述の部分の中心からのいずれの選択半径方向距離でも発生することができることも認められるであろう。従って、度数マップは、時計回転螺旋と反時計回転螺旋の間で交替する環状リングを備えることができる。
一部の実施形態では、異なる回転方向を有する眼用レンズの複数の領域の間に度数マップが螺旋として変化しない領域が存在する。例えば、この領域は、実質的に一定の度数を有することができる。例えば、上述の部分の中心から第1の半径方向距離までレンズ(又は面)度数マップは時計回転螺旋として変化し、それに実質的に一定の度数の領域が続き、その後に反時計回転螺旋として変化することができる。従って、度数マップは、例えば、螺旋度数と実質的に一定の度数との間で交替する複数の環状リングを備えるように出現することができ、螺旋領域も、時計回転と反時計回転の間で交替する。
同様に、一部の実施形態では、螺旋は、度数マップが螺旋として変化しない1又は2以上の領域、例えば、リングによって分断することができる。例えば、この領域は、実質的に一定の度数を有することができる。従って、例えば、度数マップは、螺旋度数と実質的に一定の度数の間で交替する環状リングを備えることができる。そのような実施形態では、螺旋は、各分断の間で回転方向を変えることができ、又は直前の回転方向で続行することができる。従って、螺旋は、レンズにわたって一定の回転方向を維持することができるが、実質的に一定のレンズ度数の領域によって分断される場合がある。
本発明の実施形態をコンタクトレンズ、コンタクトレンズのためのモールド、又はコンタクトレンズのためのモールドに対するインサートを、旋盤を用いて製造する方法に関して上述したが、他の製造方法も可能であることは認められるであろう。特に、これらのモールド又はインサートは、付加製造技術を用いて、例えば、3D印刷によって製造することができる。
以上の説明で公知の明白である又は予想可能な均等物を有する完全体又は要素に言及した場所では、そのような均等物は、それが個々に示されているかのように本明細書に組み込まれている。あらゆるそのような均等物を包含するものとして解釈される本発明の真の範囲を決定するための特許請求の範囲を参照されたい。同様に、好ましい、有利である、又は便利であるなどと説明する本発明の完全体又は特徴が任意的であり、独立請求項の範囲を限定しないことも読者によって認められるであろう。更に、そのような任意的な完全体又は特徴は、本発明の一部の実施形態では可能な利益である一方で他の実施形態では望ましくない場合もあり、従って、不在である場合があることも理解されるものとする。
10 コンタクトレンズ
11 光学ゾーン
13 周囲ゾーン
15 中心領域
17 外側領域
19 移行領域

Claims (16)

  1. 多焦点眼用レンズであって、
    レンズの第1の面が、第1の面度数マップを形成するようにレンズの少なくとも一部分にわたって変化し、
    前記第1の面度数マップは、レンズの光軸から半径方向外向きとその周りの角度方向との両方に実質的に周期的に変化する度数を有する螺旋を備え、
    前記半径方向変動の周期が、100ミクロンよりも大きく、
    前記角度方向変動の周期が、6度よりも大きい、
    ことを特徴とする多焦点眼用レンズ。
  2. 眼用レンズが、コンタクトレンズであり、
    前記第1の面は、前記第1の面度数マップを形成するように前記コンタクトレンズの光学ゾーンにわたって変化する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の多焦点眼用レンズ。
  3. 前記度数は、前記部分にわたって滑らかに変化することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多焦点眼用レンズ。
  4. 前記度数は、半径方向と角度方向の両方に丸い矩形波及び正弦波のうちの一方として変化することを特徴とする請求項3に記載の多焦点眼用レンズ。
  5. 前記度数は、半径方向と角度方向の両方に矩形波として変化することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多焦点眼用レンズ。
  6. 前記半径方向及び角度方向変動の前記周期は、各々が前記部分にわたって実質的に一定であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の多焦点眼用レンズ。
  7. 前記半径方向及び角度方向変動のうちの少なくとも一方の前記周期は、レンズの前記光軸からの半径方向距離又はレンズの該光軸の周りの角度方向位置のうちの一方又は両方に従って変化することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の多焦点眼用レンズ。
  8. レンズが、レンズの前記光軸を直接に取り囲む中心領域と、該中心領域を取り囲む外側領域とを備え、
    前記中心領域の前記度数は、該中心領域にわたって周期的に変化せず、
    前記外側領域は、度数の前記角度方向及び半径方向変動を備える、
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の多焦点眼用レンズ。
  9. 前記中心領域は、前記部分の直径の50%よりも小さい直径を有することを特徴とする請求項8に記載の多焦点眼用レンズ。
  10. レンズが、移行領域を備え、該移行領域は、前記中心領域を取り囲み、前記外側領域は、該移行領域を取り囲み、
    前記移行領域の前記度数は、前記中心領域及び外側領域の間に滑らかな移行を与えるように変化する、
    ことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の多焦点眼用レンズ。
  11. レンズが、第2の面度数マップを形成するようにレンズの前記部分にわたって変化する第2の面を備え、
    前記第2の面度数マップは、レンズの前記光軸から半径方向外向きとその周りの角度方向とに実質的に周期的に変化する度数を有する螺旋を備え、
    前記第2の面度数マップの前記半径方向変動の周期が、100ミクロンよりも大きく、
    前記第2の面度数マップの前記角度方向変動の周期が、6度よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の多焦点眼用レンズ。
  12. 前記第1の面度数マップ及び前記第2の面度数マップは、各々が螺旋を備え、
    前記第1及び第2の面度数マップによって与えられる前記螺旋は、反対方向に捩れる、
    ことを特徴とする請求項11に記載の多焦点眼用レンズ。
  13. 近視抑制レンズであることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の多焦点眼用レンズ。
  14. 多焦点眼用レンズを製造する方法であって、
    レンズ、レンズのためのモールド、又はレンズのためのモールドを製造するためのインサートのうちの少なくとも1つの第1の面を
    前記第1の面が、第1の面度数マップを形成するように前記レンズの少なくとも一部分にわたって変化し、
    前記第1の面度数マップが、螺旋を備え、
    前記第1の面度数マップが、前記レンズの光軸から半径方向外向きとその周りの角度方向との両方に実質的に周期的に変化し、
    前記半径方向変動の周期が、100ミクロンよりも大きく、かつ
    前記角度方向変動の周期が、6度よりも大きい、
    ように成形するように旋盤を作動させる段階、
    を備えることを特徴とする方法。
  15. 前記レンズ、前記モールド、又は前記インサートの第2の面を
    前記第2の面が、第2の面度数マップを形成するように前記レンズの前記部分にわたって変化し、
    前記第2の面度数マップが、螺旋を備え、
    前記第2の面度数マップが、前記レンズの光軸から半径方向外向きとその周りの角度方向との両方に実質的に周期的に変化し、
    前記半径方向変動の周期が、100ミクロンよりも大きく、かつ
    前記角度方向変動の周期が、6度よりも大きい、
    ように成形するように旋盤を作動させる段階を更に備えることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 個人の視力を改善する方法であって、
    請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の多焦点眼用レンズを視力の改善を必要とする個人に与える段階、
    を備えることを特徴とする方法。
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