JP2023521910A - 脛骨骨切除術システム、器具、及び関連する方法 - Google Patents

脛骨骨切除術システム、器具、及び関連する方法 Download PDF

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Abstract

本開示は脛骨骨切除術システムに関する。システムは、脛骨と界面するように構成されたベースプレートを含み、ベースプレートは、第1の対の安定化要素を受け入れるように構成された第1の対の開口部を有する本体と、第1の開口部を有する第1の端部と、第2の開口部を有する第2の端部と、を含む。システムはまた、第1の開口部を介してベースプレートの第1の端部と固定的に結合され、第1のネジを受け入れるように第1の開口部と整列する第3の開口部を有する測定アームと、第2の開口部を介してベースプレートの第2の端部と枢動可能に結合され、その中に第2のネジを受け入れるように第2の開口部と整列する第4の開口部を有するカットガイドとを含む。カットガイドはまた、スロットと、スロット内に解放可能に結合された測定フラグと、第2の安定化要素を受け入れるように構成された突出部と、を含む。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2020年4月17日に出願され、「脛骨骨切除術システム、器具、及び関連する方法」と題する米国仮特許出願第63/011,737号に基づく優先権を主張し、その開示は、その全体が参照により本明細書に援用される。
本開示は、骨及び軟組織システム、器具、及び関連する方法に関する。本開示は、軟組織及び/又は骨を修復及び/又は矯正するための、足病学および整形外科の骨および軟組織システム、器具、ならびに関連する外科的処置に関する。より具体的には、本開示は、軟組織及び/又は骨、例えば脛骨遠位部(distal tibia)の骨の変形を修復及び/又は矯正するための器具、システム、アセンブリ、ならびに方法に関するが、それらに限られない。
足首関節のまたはその近傍の変形は、例えば不適切に治癒した骨折または変形性関節症など、様々な状態および出来事によって引き起こされる可能性がある。したがって、足首関節の解剖学的および機械的軸を再調整するために、例えば骨楔(bone wedge)のようなデバイスが脛骨にインプラントされることがある。同様に、いくつかの処置では、インプラントが脛骨から除去されることもある。一平面(矢状面(sagittal plane)の変形)および二平面(矢状面と前頭面(frontal plane)の変形)の変形は、いずれも脛骨骨切除術(osteotomy)を使用して矯正することができる。
典型的には、脛骨骨切除術(より具体的には遠位脛骨骨切除術)は、ガイドされ測定された切削及び計画によるものではなく、視覚的計画(これは、術前にX線を用いて、また、術中に安定化要素及び透視技術を使用して一般的に行われる)を用いて手作業で一連の切削を行うことにより実行される。したがって、脛骨骨切除術は、そのような処置が、高レベルの外科医の経験および専門知識、さらに正しい施術を必要とするので、処置および特に切削に関連するエラーの発生率が高い。特に、二平面矯正において、脛骨骨切除術は、外科医にとって実行が困難であり、したがって、必要とする患者にとってのアクセスが制限されることが多い。
従って、外科医の精度を高め、手順の再現性を高めることを可能にするために、一平面及び二平面脛骨骨切除術の両方にガイダンスを提供する外科デバイスが所望されている。
したがって、測定可能であり、高い再現性を有する正確な外科的処置を容易にする、脛骨骨切除術および哺乳類(例えば、ヒト)の身体の他の部分のための器具、インプラント、システム、アセンブリ、および方法が必要とされている。
本開示は、当技術分野におけるこれら及び他の欠陥を克服することを目的とする。
第1の態様は、脛骨骨切除術システムに関するものである。このシステムは、第1の端部及び第2の端部を有するベースプレートと、ベースプレートの第1の端部と結合され、そこから延びる測定アームと、ベースプレートの第2の端部と結合され、そこから延びるカットガイドとを含み、カットガイドは、ベースプレート及び測定アームに対して並進可能である。
一実施形態において、測定アームは、湾曲した形状を含む。一実施形態において、測定アームは、ベースプレートの第1の端部と固定的に結合するように構成された開口部を有するヘッド部と、ヘッド部から延び、ガイド部を有するアーム部と、を含む。
一実施形態において、カットガイドは、ベースプレートの第2の端部と枢動可能に結合される。一実施形態において、カットガイドは、ベースプレートの第2の端部と枢動可能に結合するように構成された開口部を有するヘッド部と、ヘッド部から延び、第1のアーム及び第2のアームを有する本体と、を含み、第1のアーム及び第2のアームは、スロットを画定する。一実施形態において、カットガイドは、スロットと解放可能に結合可能な測定フラグを含み、測定アームに対するカットガイドの枢動は、測定フラグを測定アームのガイド部に隣接して位置付けるようになる。一実施形態において、スロットは、切削工具の刃を収容するように構成される。一実施形態において、カットガイドは、カットガイドの本体から延び、少なくとも1つの開口部を含む突出部を含み、突出部の開口部は、安定化要素(stabilization element)を受容するように構成される。
一実施形態において、ベースプレートは、第1の端部と第2の端部との間に配置された本体部分を含み、ベースプレートの底面は、脛骨の前面と界面する(interface)ように構成される。一実施形態において、ベースプレートの本体部は、一対の安定化要素を受け入れるように構成された一対の開口部を含み、安定化要素はベースプレートを脛骨と結合させる。
一実施形態において、測定アームは、第1のネジによってベースプレートの第1の端部と結合され、カットガイドは、第2のネジによってベースプレートの第2の端部と結合される。一実施形態において、第1及び第2のネジは同じである。一実施形態において、第1及び第2のネジは、中心軸に沿ってネジを通って延びるボアを含み、ボアは、安定化要素を受け入れるように構成される。
第2の態様は、脛骨骨切除術システムに関する。システムは、脛骨と界面するように構成されたベースプレートを含む。ベースプレートは、第1の対の安定化要素を受け入れるように構成された第1の対の開口部を有する本体と、第1の開口部を有する第1の端部と、第2の開口部を有する第2の端部と、を含み、第1の端部は第2の端部から本体と反対側に配置されている。システムはまた、第1の開口部を介してベースプレートの第1の端部と固定的に結合され、第3の開口部を有する測定アームを含み、第3の開口部と第1の開口部は、そこに第1のネジを受け入れるように整列する。システムはまた、第2の開口部および第4の開口部を介してベースプレートの第2の端部と枢動可能に結合されたカットガイドを含み、第4の開口部と第2の開口部は、そこに第2のネジを受け入れるように整列し、カットガイドは、スロットと、スロット内に解放可能に結合された測定フラグと、第2の安定化要素をそれを通して受け入れるように構成された第5の開口部を含む突出部と、を含む。
一実施形態において、第1のネジ及び第2のネジはそれぞれ、中心軸に関して同心に構成されたボアを有し、ボアは、第2の対の安定化要素を受け入れるように構成される。一実施形態において、第2の対の安定化要素は、Kワイヤである。一実施形態において、第1の対の安定化要素は、オリーブワイヤである。一実施形態において、測定アームは、刻み増分測定(incremental measurement)マーキングを有するガイド部を含む。一実施形態において、測定フラグは、カットガイドを枢動させることによって測定フラグを刻み増分測定マーキングに隣接して位置付けるように、スロット内に結合される。
第3の態様は、脛骨骨切除術のために脛骨を準備する方法に関する。方法は、ベースプレートと、ベースプレートと固定的に結合された測定アームと、ベースプレートと枢動可能に結合され、スロット内に解放可能に結合された測定フラグを含むカットガイドと、を含む脛骨骨切除術システムを提供するステップを含む。この方法は、ベースプレートを脛骨に結合するステップと、測定フラグが測定アームに隣接して配置されるようにカットガイドを枢動させるステップと、スロットから測定フラグを取り除くステップと、切削工具の刃がカットガイドのスロット内および脛骨に隣接して配置されるように切削工具を位置づけるステップと、をさらに含む。
本明細書に開示された態様のこれらおよび他の目的、特徴、および利点は、添付の図面と併せて説明される本発明の様々な態様の以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する添付図面は、本発明の実施形態を示し、本明細書の詳細な説明と合わせて、本発明の原理を説明するのに役立つ。当業界の標準的な慣行に従って、様々な特徴は縮尺通りに描かれても描かれていなくてもよいことが強調される。実際、様々な特徴の寸法は、議論を明確にするために任意に増加または減少させることができる。図面は、本開示の発明の実施形態を説明するためのものであり、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。
図1は、本開示の一態様に係る、脛骨の遠位部に配置された例示的な脛骨骨切除術システムの前面図である。 図2は、本開示の一態様に係る、図1に示された例示的な脛骨骨切除術システムの前面拡大斜視図である。 図3は、本開示の一態様に係る、図1に示された例示的な脛骨骨切除術システムの別の前面斜視図である。 図4は、本開示の一態様に係る、図1に示された例示的な脛骨骨切除術システムのベースプレートの側面斜視図である。 図5は、本開示の一態様に係る、図1に示された例示的な脛骨骨切除術システムの図4に示されたベースプレートの底面図である。 図6は、本開示の一態様に係る、図1に示された例示的な脛骨骨切除術システムのカットシステムの上面図である。 図7は、本開示の一態様に係る、図1に示された例示的な脛骨骨切除術システムの連結デバイスの上面図である。 図8は、本開示の一態様に係る、図1に示された例示的な脛骨骨切除術システムの図7に示された連結デバイスの側面図である。 図9は、本開示の一態様に係る、図1に示された例示的な脛骨骨切除術システムの図7に示された連結デバイスの側面断面図である。 図10は、本開示の一態様に係る、図1に示された例示的な脛骨骨切除術システムの測定アームの底面図である。 図11は、本開示の一態様に係る、図1に示された例示的な脛骨骨切除術システムの図10に示された測定アームの側面図である。 図12は、本開示の一態様に係る、図1に示された例示的な脛骨骨切除術システムの図10に示された測定アームの上面断面図である。 図13は、本開示の一態様に係る、脛骨の遠位部に位置する図1の例示的な脛骨骨切除術システムの側面斜視図である。 図14は、本開示の一態様に係る、脛骨の遠位部に位置する図1の例示的な脛骨骨切除術システムの前面斜視図である。 図15は、本開示の一態様に係る、脛骨の遠位部に位置する図1の例示的な脛骨骨切除術システムの別の前面斜視図である。 図16は、本開示の一態様に係る、脛骨の遠位部に位置する図1の例示的な脛骨骨切除術システムの別の前面斜視図である。 図17は、本開示の一態様に係る、脛骨の遠位部に位置する図1の例示的な脛骨骨切除術システムの別の前面斜視図である。 図18は、本開示の一態様に係る、脛骨の遠位部に位置する図1の例示的な脛骨骨切除術システムとともに使用される手術用工具の側面斜視図である。 図19は、本開示の一態様に係る、例示的な脛骨骨切除術システムの別の実施形態の斜視図である。 図20は、本開示の一態様に係る、例示的な脛骨骨切除術システムのさらに別の実施形態の斜視図である。 図21は、本開示の一態様に係る、例示的な脛骨骨切除術システムのさらに別の実施形態の斜視図である。 図22は、本開示の一態様に係る、図21の脛骨骨切除術システムの斜視図である。 図23は、本開示の一態様に係る、図21の脛骨骨切除術システムの別の斜視図である。 図24は、本開示の一態様に係る、例示的な脛骨骨切除術システムのさらに別の実施形態の斜視図である。 図25は、本開示の一態様に係る、例示的な脛骨骨切除術システムのさらに別の実施形態の斜視図である。 図26は、本開示の一態様に係る、例示的な脛骨骨切除術システムのさらに別の実施形態の斜視図である。 図27は、本開示の一態様に係る、例示的な脛骨骨切除術システムのさらに別の実施形態の斜視図である。
この詳細な説明および以下の請求項において、近位、遠位、前方または足底、後方または背側、内側、側方、上位および下位という語は、自然の骨の相対的配置または方向性の用語に従って骨またはインプラントの特定の部分または一部を示すためのそれらの標準使用法によって定義される。例えば、「近位」は、胴体に最も近いデバイスまたはインプラントの部分を意味し、「遠位」は、胴体から最も遠いデバイスまたはインプラントの部分を示す。方向性の用語としては、「前方」は身体の前側に向かう方向、「後方」は身体の後側に向かう方向、「内側」は身体の正中線に向かう方向、「側方」は身体の側面に向かう方向または身体の正中線から離れる方向、「上位」は他の物体または構造物の上方、「下位」は下方に向かう方向であることを意味している。さらに、足に関して具体的に言うと、「背側」とは足の甲を指し、「足底」とは足の底を指す言葉である。
同様に、位置又は方向は、解剖学的構造又は表面を参照して本明細書で使用されてもよい。例えば、ここではインプラント、デバイス、器具、および方法は、足の骨との使用を参照して本明細書に記載されているので、足、足首、および下腿の骨などの用語は、インプラント、デバイス、器具、および方法の表面、位置、方向または配向を説明するために使用され得る。さらに、本明細書に開示されるインプラント、デバイス、器具、および方法、ならびにその態様、構成要素、特徴などは、簡潔さを目的として、身体の片側に関して記載されている。しかしながら、人体は、対称線(正中線)に関して比較的対称であるか、または鏡面であるので、本明細書に記載及び/又は図示されるインプラント、デバイス、器具、および方法、ならびにそれらの態様、構成要素、特徴などは、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、同じまたは同様の目的のために体の逆側に使用または関連するために変更、変化、修正、再構成またはその他の変更が可能であると明示的に企図される。例えば、右足に関して本明細書に記載されたインプラント、デバイス、器具、および方法、ならびにそれらの態様、構成要素、特徴などは、それらが同様に左足で機能するように鏡像され得る。さらに、本明細書に開示されるインプラント、デバイス、器具、および方法、ならびにそれらの態様、構成要素、特徴などは、簡潔さを目的として足に関して説明されるが、インプラント、デバイス、器具、および方法は、同様の構造を有する身体の他の骨と共に使用され得ることが理解されるべきである。
一般に、本明細書に開示されるのは、軟組織及び/又は骨を矯正及び/又は修復するための器具、構成要素、システム、アセンブリ、ならびに方法である。本明細書に開示される器具、構成要素、システム、アセンブリ、及び方法は、脛骨骨切除術を行うために使用されてもよい。いくつかの用途では、本明細書に開示される器具、構成要素、システム、アセンブリ、及び方法は、脛骨の遠位部分に対する脛骨骨切除術(本明細書では遠位脛骨骨切除術と呼ぶ)を行う際に実施され得る。器具、構成要素、システム、アセンブリ、および方法は、遠位脛骨骨切除術の文脈で本開示において例示および説明され得るが、器具、構成要素、システム、アセンブリ、および方法は、他の処置、例えば脛骨の代替部分に対する脛骨骨切除術を行うために同様に採用されてもよい、または過度の実験なしに適合させられてもよい。さらに、器具、構成要素、システム、アセンブリ、および方法は、足および足首関節の筋骨格系構成要素などの哺乳類(例えば、ヒト)身体の他の部分の任意の他の組織及び/又は骨セグメントまたは部分を矯正及び/又は修復するために等しく採用されてもよいが、これらに限定されるものではない。
図面を参照すると、いくつかの図を通して、同様の参照数字が、同様の又は類似の構成要素を示すために使用され、特に図1~18を参照すると、脛骨骨切除術手順において脛骨(又は他の骨及び/又は軟組織)の一部を矯正及び/又は修復するための脛骨骨切除術システム100の例示的な実施形態が示されている。図19~図27において、本開示による、脛骨骨切除術手順において脛骨(または他の骨及び/又は軟組織)の一部を矯正及び/又は修復するための脛骨骨切除術システムの代替例示的な実施形態が図示されている。
図1~18を参照すると、脛骨骨切除術システム、ガイド、デバイス、又は器具が、骨切除術システム100として示されている。いくつかの実施形態において、脛骨骨切除術システム100は、例えば足及び/又は足首の筋骨格系構成要素などの脛骨及び/又は周囲の骨及び/又は軟組織に対する骨切除または他の手順を容易にするために実施され得る。図1、図3、および図13~図18に示すように、骨切除術システム100は、脛骨102の遠位部分上に配置される(ここで、脛骨102は腓骨104に隣接している)。骨切除術システム100は、脛骨骨切除術を容易にするように構成され、簡潔さのために、本明細書では遠位脛骨骨切除術と呼ばれる。しかしながら、いくつかの用途では、骨切除術システム100は、脛骨102の遠位部分以外の部分に対する脛骨骨切除を容易にする際に実施され得る。遠位脛骨骨切除術において、骨切除ガイド100は、骨切除術システム100を固定し、脛骨102の遠位部分に対する骨切除術システム100のずれまたは他の動きを防止するために、患者の脛骨102と結合するように構成される。遠位脛骨骨切除術において、骨切除術システム100は、遠位脛骨骨切除術を容易にするために、1人または複数の外科医が脛骨102に必要な切削を行い、及び/又はその他の方法で脛骨102、腓骨104、または足及び/又は足首の他の部分を操作できるように脛骨102の位置合わせを容易にする。
少なくとも図1~3に示すように、骨切除術システム100は、ベースプレート112と、カットガイド122と、測定アーム132とを含むように示されている。図1及び3に示すように、ベースプレート112は、脛骨102の遠位部分の曲線に合うように構成される。ベースプレート112は、第1のネジ124および第2のネジ126として示される一対の結合デバイスを介して、カットガイド122および測定アーム132と結合するように示されている。いくつかの実施形態において、第1のネジ124および第2のネジ126は、図7~図9に示されるようなネジ400と同じであってもよい。第1及び第2のネジ124、126と同じ及び/又は類似であってよいネジ400は、界面(interface)412を有するヘッド412を含む。ネジ400はまた、ネジ400を通る中心軸に沿って延びるボア424を含む(例えば、したがって、ネジ400をカニュレート(cannulate)する)。さらに、ネジ400は、ステム420を含み、このステムは、ステム420の少なくとも一部分に沿ってネジ切り422を含む。
第1のネジ124および第2のネジ126は、図1~3に示すように、図8~9に示すような界面412と同一及び/又は類似であってよい界面127を含むように示されている。第1のネジ124及び第2のネジ126の界面127は、同じ工具を収容するように構成されてもよく、又は、複数の工具を収容するように構成されてもよい。さらに、界面127は、ネジ400の界面412と同じであってもよく、及び/又は類似していてもよい。いくつかの実施形態において、第1のネジ124の界面127は、第2のネジ126と同じであってもよく、例えば、トルクスネジドライブ(例えば、図3に示すような六角星形パターン)またはヘックスネジドライブ(図1に示すような)であってもよい。第1のネジ124および第2のネジ126の両方は、第1および第2のネジ124、126の中心軸を中心として配置されたボア129を規定する(例えば、カニュレートされている)。ボア129は、第1及び第2のネジ124、126の中心軸の全体に沿って延び、当該中心軸に沿って第1及び第2のネジ124、126を通る流体連通を確立する。いくつかの実施形態において、ボア129は、第1及び第2のネジ124、126の中心軸に対して同心円状に構成されてもよい。さらに、第1及び第2のネジ124、126のボア129は、安定化部材、例えばKワイヤを受けるように構成されている。いくつかの実施形態において、そのような安定化部材は、ボア129が安定化部材を受け入れる前に脛骨102に配置されてもよい(例えば、ベースプレート112、カットガイド122、および測定アーム132を結合しながら、ネジ124、126が安定化部材の上に配置されてもよい。あるいは、ネジ124、126は、安定化部材がネジ124、126を通して挿入され、前方向から後方向に向かって脛骨102の中に向かって移動され得るように、脛骨102の前面の上に配置されてもよい。
第1のネジ124は、ベースプレート112と測定アーム132との結合を容易にするために示されており、測定アーム132の底面は、ベースプレート112の上面と界面するように構成されている。第2のネジ126は、ベースプレート112とカットガイド122との結合を容易にするために示されており、カットガイド122の底面は、ベースプレート112の上面と界面する。いくつかの実施形態において、第1のネジ124及び第2のネジ126は、同一及び/又は類似のサイズ及び寸法を有していてもよい。例えば、第1のネジ124は、ベースプレート112とカットガイド122との結合に適合していてもよく、一方、第2のネジ126は、ベースプレート112と測定ガイド132との結合に適合していてもよい。第1及び第2のネジ124、126の両方は、結合部材の一方又は両方が他の結合部材に対して相対的に並進され得るように結合を促進するように構成されている。
いくつかの実施形態において、骨切除術システム100は、脛骨102の様々な寸法及び形状に対応するために、様々なサイズ及び/又は曲率の1つ又は複数のベースプレート112を含んでもよい。先の例にさらに、骨切除術システム100の1つ以上のベースプレート112は、骨切除術システム100の他の構成要素、例えば第1及び第2のネジ124、126を介してカットガイド122及び測定アーム132と互換性があり、したがって結合/界面するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、骨切除術システム100は、異なるサイズ及び年齢の患者の脛骨寸法に対応するように構成されたベースプレート112を含んでもよい。例えば、骨切除術システム100は、小(例えば、小児)、中(例えば、平均的な成人)、及び大(例えば、大きい成人)の脛骨寸法を収容するように構成された3つのベースプレート112を含んでもよい。
図4~5に示すように、ベースプレート112は、第1の開口部222及び第2の開口部232を含み、第1の開口部222はその中に第1のネジ切り224を含み、第2の開口部232はその中に第2のネジ切り234を含んでいる。第1の開口部222は、ベースプレート112の第1の端部220に配置される一方、第2の開口部232は、第1の端部(および第1の開口部222)の反対側のベースプレート112の第2の端部230に配置される。いくつかの態様において、第1の開口部222および第2の開口部232は、共通の結合デバイス(例えば、第1及び/又は第2のネジ124、126)との互換性を提供するように、同じ及び/又は同様のサイズ(例えば、半径、深さなど)であってよい。
ベースプレート112は、図1~5に示すように、第1の開口部222と第2の開口部232の間に配置された本体210を含むように示されている。本体210は、脛骨102の前方部分の生理学的形状と界面することを容易にするように、実質的に湾曲した形状を有するように示されている。いくつかの態様において、骨切除術システム100は、ベースプレート112の1つ以上の実施形態を含み得て、ベースプレート112の異なる実施形態は、患者の脛骨102と最もよく界面するように、本体210に対するわずかな変形を含む。例えば、ベースプレート112の1つの代替の実施形態は、細長い本体210及び/又は本体210のわずかに異なる曲率(それに応じて、第1の開口部222および第2の開口部232の互いに対する位置がわずかに変化するであろう)を含んでもよい。いくつかの実施形態において、本体210、したがってベースプレート112は、ベースプレート112の底面も湾曲するように、脛骨102の前面を収容するように構成された湾曲をさらに含み得る(例えば、界面するときにベースプレート112が脛骨102の前部の湾曲に巻き付き始めるような)。さらに、骨切除術システム100は、それぞれが脛骨102の異なるサイズ、形状、及び/又は曲率を許容するように構成された、1つまたは複数のベースプレート112を含んでもよい。
第1の開口部222と第2の開口部232との間に配置された一対の開口部116の本体210が図1~図5に示される。いくつかの実施形態において、一対の開口部11は、共通のハードウェアを収容するように(例えば、同じハードウェアが一対の開口部116の両方で使用され得るように)、等しいサイズであってよい。例えば、図1~3及び図13~18に示すように、一対の開口部116の各開口部は、オリーブワイヤ114を収容するように構成される。オリーブワイヤ114は、ベースプレート112が脛骨102の前面に干渉しているときに、一対の開口部116の中に、そしてそれを通して受け取られる。さらに、オリーブワイヤ114の一部は、オリーブワイヤ114の各々のストッパ115が一対の開口部116に隣接するベースプレート112の上面に接触するまで、遠位脛骨102の前方部分に挿入される。ストッパ115は、オリーブワイヤ114の各々に沿って配置され、オリーブワイヤ114が(前方向から)脛骨102に挿入され得る深さを規定するように、一対の開口部116の各々のものよりも実質的に大きい横方向寸法を含んでいる。いくつかの実施形態において、一対の開口部116は、オリーブワイヤ114の1つ以上の口径を受け入れるようにサイズ設定されてもよく、例えば、より小さい脛骨102(例えば、子供)とともに使用するように構成されたベースプレートは、より小さい口径のオリーブワイヤ115を受け入れるように構成されたより小さい口径の開口部116を含んでもよい。同様に、一対の開口部116は、より大きな脛骨102(例えば、より大柄な成人)と共に使用するためのオリーブワイヤ115の大きな口径を受け入れるように、同様の大きさにされてもよい。
図1~3及び13~18に示すようにカットガイド122と結合されると、第1の開口部222は第1のネジ124を受けるように構成され、ここで第1のネジ124はカットガイド122の開口部125によっても受け取られる。カットガイド122の開口部125がベースプレート112の第1の開口部222と整列するようにカットガイド122がベースプレート112の上に配置された状態で、第2のネジ126は、カットガイド122の開口部125とベースプレート112の第1の開口部222の両方によって受け取られる。したがって、第2のネジ126は、第1の開口部222のネジ切り224と界面するように構成された、図8~図9に示すようなネジ切り422を含む。いくつかの態様において、カットガイド122の開口部125はまた、第2のネジ126のネジ切り422と界面するように構成されたネジ切りを含む。ベースプレート112の第1の開口部222及びカットガイド122の開口部125によって受け取られるように第2のネジ126を介してベースプレート112と結合されると、カットガイド112はベースプレート112に対して患者に対する矢状面内で並進可能に構成される。例えば、カットガイド122は、カットガイド122が結合点から脛骨102の上に延びるように結合点(例えば、ベースプレート112の第1の開口部222及びカットガイド112の開口部125によって受け取られる第2のネジ126)を中心に枢動するように並進可能であってよい。
カットガイド122は、図1~3及び13~18にベースプレート112と結合された状態で示され、さらに図6に独立して示されている。カットガイド122は、ヘッド部310と、ヘッド部310から延びる本体部分320とを含むように示されている。本体部分320は、上部アーム322及び下部アーム324を含み、上部及び下部アーム322、324は、本体部分の長さに沿ってヘッド部310に向かって延びるスロット130を画定する。本体部分320は、そこから延びる突出部121を含み、突出部121は、第1の開口部123を含む。いくつかの実施形態において、突出部121は、本体部分320から実質的に直交する角度で延びるように構成されている。第1の開口部123は、突出部121の遠位端(例えば、突出部121が本体部分320に接触する端に対向する)に構成される。図1及び図13~図18に示すように、Kワイヤ118として示される安定化要素を受け入れるように構成される。第1の開口部123は、実質的に円形の形状を有していてもよく、または、他のKワイヤ/安定化要素を収容するために他の代替的な形状を有していてもよい。さらに、第1の開口部123の寸法は、様々なサイズ/口径のKワイヤ118を収容するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、カットガイド122は、突出部121の一部に沿って第2の開口部326を含んでもよく、第2の開口部326は、1つ以上の工具及び/又は安定化部材を収容するように構成されている。
骨切除術システム100は、遠位脛骨骨切除術を行う際に1人以上の外科医によって行われる二面性矯正に対応するように構成された1つ以上のカットガイド122を含むこともできる。カットガイド122によって提供されるこの二面性矯正は、患者に対して矢状面において脛骨102の上方に並進したときにカットガイド122を脛骨102の前面からより近く又はより遠くに配置するように、患者に対して前頭面(すなわち、冠状面)において提供される。いくつかの実施形態において、1つ以上のカットガイド122は、設定された刻み増分測定で実行される二面性矯正を容易にするように構成されてもよい。例えば、図3に示されるようなカットガイド122は、カットガイド122が前頭面において2度の二面性矯正を提供するように構成されていることを示す「2」のマーキング131を含む。骨切除術システム100の1つ又は複数のカットガイド122は、マイナス6度から6度の範囲の前頭面における刻み増分の二面性矯正を容易にするように構成されてもよい。例えば、骨切除術システム100は、マイナス6度、マイナス4度、マイナス2度、0度、2度、4度、及び6度の二面性矯正を容易にする7つのカットガイド122を含んでもよい。
測定アーム132は、カットガイド112と同様にベースプレート112と結合されるように構成される。図1~3、10~12、及び13~18に示すように、測定アーム132は、開口部138を有するヘッド133を含む。測定アーム132の開口部138は、カットガイド122の開口部125と同一及び/又は類似に構成される。図1~3および図13~18に示すように、測定アーム132の開口部138は、第1のネジ124を受け入れるように構成される。さらに、測定アーム132の開口部138は、ベースプレート112の第2の開口部232と同じ及び/又は類似の寸法を有するように構成されている。ベースプレート112との結合において、測定アーム132は、測定アーム132の底面がベースプレート112の上面と界面するように、ベースプレート112の上に配置される。さらに、測定アーム132の開口部138は、第1のネジ124が測定アーム132の開口部138およびベースプレートの第2の開口部232によって受け取られ得るように、ベースプレートの第2の開口部232と共通の軸に関して配置され、したがって結合が促進される。図4~5に示すように、第2の開口部232は、第1のネジ124の対応するネジ切り422と界面することによって第1のネジ124の結合および保持を容易にするように構成された第2のネジ切り234を含む(図8~9に示すように)。いくつかの実施形態において、測定アーム132は、第2のネジ126および第1のネジ124を介してベースプレート112と結合可能であってよい。例えば、測定アーム132の開口部138及びカットガイド122の開口部125は、第1及び第2のネジ124、126などの共通の結合デバイスを収容するように、同一及び/又は同様の寸法(例えば、半径、深さなど)を有するよう構成されてもよい。
図1~3及び13~18においてベースプレート112と結合して示され、さらに図10~12において独立して示されているように、測定アーム132は、ヘッド部133と、ヘッド部133から延びるアーム部134とを含む。図10~12に示されるように、ヘッド部は、測定アーム132の底面に配置された突出部510から延びる「こぶ」(protuberance)512を含む。こぶ512は、図4~5に示されるように、ベースプレート112のボア236と結合するように示されている。したがって、こぶ512とボア236との結合は、ベースプレート112に対する測定アーム132の移動/並進を防止する。アーム部134は、ベースプレート112(及びベースプレート112の底面が脛骨102の前面に干渉する)と結合されたときに、アーム部134の曲線が脛骨102の内側部分に向かって湾曲するように、湾曲した形状を有することが示されている。
さらに、アーム部134は、ガイド部136を含むように示されている。ガイド部136は、角度測定(例えば、0度~15度)を含む。オリーブワイヤ114を介してベースプレート112が脛骨102と結合され、測定アーム132がベースプレート112と結合された状態(及びこぶ512/ボア236がその相対移動を阻止した状態)で、カットガイド122は結合点を中心に(第2のネジ126で)枢動され得る。測定アーム132のガイド部136は、カットガイド122の操作がスロット122の中央部分を整列させ、ガイド部136を用いた測定を容易にするように配置されている。図13~図17に示すように、カットガイド122のスロット130は、測定フラグ140を取り外し可能に受け取るように構成される。
測定フラグ140は、脛骨102の正中線との垂直な角度に対するカットガイド122のスロット130の角度測定を容易にするように構成される。例えば、図14に示すように、測定フラグ140(したがって、カットガイド122のスロット130)は、測定アーム132のガイド部136の0度マーキング610に隣接している。この0度の位置は、脛骨102の正中線(脛骨102の正中線が横断面と交差する場所)と直交する測定フラグ140(したがってスロット130)の向きに相当する。したがって、カットガイド122は、測定フラグ140が0度位置に対する脛骨102の前面に沿った様々な角度測定値を特定するように操作(例えば、並進、枢動)され得る。例えば、図15は、5度マーキング612に隣接する測定フラグ140を示し、したがって、0度マーキング610よりも5度だけ上の角度を示している。同様に、図16は、10度マーキング614に隣接する測定フラグ140を示し、したがって、0度マーキング610よりも10度だけ上の角度を示している。図17は、15度マーキング616に隣接する測定フラグ140を示し、したがって、0度マーキング610よりも15度上の角度を示している。いくつかの実施形態において、ガイド部136は、15度より大きい(例えば、90度までの)測定値を含んでもよい。さらに、ガイド部136の刻み増分は、5度以外であってもよい(例えば、2度、10度など)。図1~図18に示す実施形態では、カットガイド122及びその構成要素の操作は、骨切除術システム100の他の構成要素が固定位置にある状態で生じる(例えば、カットガイド122は、脛骨102に対して相対的に移動する唯一の構成要素である)。
図13~図17に示すように、Kワイヤ118として示される安定化要素は、カットガイド122が測定アーム132のガイド部136上で測定された15度の範囲にわたって操作されるにつれて、脛骨102内に再配置された。図1~3及び図18に示すように、測定フラグ140は、カットガイド122のスロット130から取り外すことができる。したがって、カットガイド122の取り外しは、1人または複数の外科医による脛骨102のマーキング及び/又は切削を容易にする。例えば、外科医は、610(0度)および614(10度)の位置で測定フラグ140を使用して測定が行われ得るようにカットガイド122を操作してもよい。次に、図18に示すように、外科医は、その刃622がスロット130内に配置されるように、矢状鋸620として示される切削工具を導入してもよい。したがって、外科医は、次に、所望の角度(この例では、10度)で脛骨102に切削が行われることを確実にするために、カットガイド122内に配置された刃622で1つまたは複数の切削を行うことができる。いくつかの実施形態において、スロット130は、脛骨102の1つまたは複数の切削を行う際に1人または複数の外科医の施術を容易にするために、角度矯正ガイドが前頭面で提供されるように配置される。
骨切除術システム100を用いた正確な切削は、外科医によって望まれる角度による脛骨102の遠位部分の切削及び/又は除去を容易にする。いくつかの実施形態において、外科医は、カットガイド122のスロット130内で行われたカットの結果として脛骨102の遠位部分の除去の後に残された空隙内に、同等の角度測定のインプラントを配置することができる。いくつかの実施形態において、患者の脛骨102への骨切除術システム100の配置は、不完全であり得る(例えば、ベースプレート112の底面と脛骨102の前面との間に小さな隙間がある)。したがって、そして外科的処置と同様に、カットガイド122(およびその構成要素)ならびに測定アーム132を使用して行われる測定は、少量の誤差を含む可能性がある。例えば、いくつかの実施形態において、そのような測定は、1度未満の誤差を含む可能性がある。
図19~図27に示すように、骨切除術システム100の代替実施形態が示されている。いくつかの実施形態において、示された骨切除術システムは、骨切除術システム100に示されたものと同様及び/又は同じ1つ以上の構成要素を含む。例えば、いくつかの代替実施形態は、ベースプレート112、カットガイド122、及び測定アーム132と同じ及び/又は類似の構成要素を含み得る。さらに、いくつかの実施形態は、例えばボア(例えば、カニュレートされている)を有するネジなど、同じ及び/又は類似の結合機構を実装してもよい。図19~図27に示される代替実施形態は、例えば遠位脛骨骨切除術などの脛骨骨切除術を実施する際に実装され得るシステムを含む。
ここで図19を参照すると、例示的な実施形態による、骨切除術システム200が示されている。骨切除術システム200は、ベース204と(解放可能に、枢動可能に、または他の方法で)結合された外科手術用ガイド202を含むように示されている。いくつかの態様において、ベースは、半円形の形状(例えば、図19に示すように円の四分の一の形状)を含んでもよく、外科手術用ガイド202とベース204のピボット点及び/又は結合部分が円及び/又は半円の中心点の実質的に近くに配置されてもよい。外科手術用ガイド202は、本体206を含むように示され、本体は、本体206の高さにわたって実質的に延びる一対のボア208と、実質的に互いに平行に配置され、一対のボア208に隣接して配置された第1のカットスロット210および第2のカットスロット212と、を含む。いくつかの態様において、一対のボア208は、外科手術用ガイドを患者の脛骨と結合及び/又は安定させるための結合要素、例えばKワイヤを受容するように構成されてもよい。第1および第2のカットスロット210、212は、切削器具がそこに受け取られ得るように、本体206を貫通して延びる。いくつかの態様において、本体206は、その対向する端部に配置された第1の突出部209および第2の突出部211を含んでもよい。さらに、いくつかの態様において、第1および第2の突出部209、211の1つ以上は、ベース204の弧状部分220の少なくとも一部と整列するように構成されてもよく、弧状部分は、実質的に直角を形成する第1のベース部材216と第2のベース部材218の間に延在する。いくつかの態様において、弧状部分220は、測定マーク222を含んでもよく、ベース204に対する外科手術用ガイド202の枢動が、測定マーク222との第1および第2の突出部209、211の1つ以上の位置合わせに基づいて測定され得るように、その上に配置される。さらに、ベース204は、Kワイヤまたは他の結合要素を介して患者の様々な筋骨格系構造(例えば、脛骨)との結合を容易にするように構成された一対の開口部224を含むように示されている。
ここで図20を参照すると、例示的な実施形態による、骨切除術システム300が示されている。骨切除術システム300は、ベース302に様々に配置された開口部303内に受容された結合要素306(例えば、Kワイヤ、安定化ワイヤなど)を介して筋骨格系構造308に結合されたベース302を含むように示されている。さらに、ベース302は、外科手術用ガイド304と(解放可能に、枢動可能に、または他の方法で)結合されるように示されている。いくつかの態様において、ベースは、実質的にL字形の形状を含み得て(例えば、1つ以上の脚部を含む)、外科手術用ガイド304およびベース302の結合部分はL字形の脚部の1つの近くに実質的に配置される。外科手術用ガイド304は、結合部分307を有する本体305を含むように示されており、カットガイド310(またはその一部)は、ダブテール(dovetail)結合機構において結合部分307内に受容され得る。カットガイド310は、結合部分307と同じであり得る、及び/又は類似し得る凹部311を含み、凹部は、そこにインサート312の少なくとも一部(例えば、ダブテール結合を介して有する延長部313)を受け入れるように構成されていてもよい。インサート312は、こぶ314が延びるベース313を含み、こぶ314は、切削器具の少なくとも一部を受容するように構成されたカットスロット316を含んでいる。骨切除術システム300において、カットガイド310と同一及び/又は類似である1つ以上のカットガイドは、様々な状況(サイズ、三次元形状など)に対処するために、外科手術用ガイド304と解放可能に結合及び/又は切り離され得る。同様に、インサート312と同じ及び/又は類似の1つ又は複数のインサートが、凹部311と解放可能に結合/切離されてもよい。
ここで図21~23を参照すると、例示的な実施形態による、骨切除術システム400が示されている。骨切除術システム400は、実質的に半円形の形状を有するベース402を含むように示されており、ベース402は、ベースに配置されたボア404を含み、安定化要素406をそれを通して受けるように構成され、安定化を促進し、1つ以上の筋骨格系構造と解放可能に結合される。骨切除術システム400は、結合機構409(例えば、安定化要素406に対して相補的なボアを有する延長部)を介して安定化要素406の少なくとも1つと解放可能に結合するように構成された外科手術用ガイド408を含むことがさらに示され、外科手術用ガイド408は結合機構409に対して枢動し得るようにされる。外科手術用ガイド408は、外科手術用ガイド408のベース410を介して外科手術用ガイド408と解放可能に結合されたカットガイド414を含むように示される。ベース410は、カットガイド414の少なくとも一部が位置決め及び/又は結合され得る凹部を含むように示されている。カットガイド414は、その中に配置されたスロット416を有する延長部412を含む(スロット416は、実質的に細長い形状を有する)。延長部412は、外科手術用ガイド408(およびそれに結合された構成要素)が結合機構409を中心に枢動される(例えば、円形枢動経路を規定する)ときに、延長部412の遠位最端部がベース402の少なくとも一部分に隣接するように構成されてもよい。カットガイド414は、カットガイド414と同一及び/又は類似の1つまたは複数のカットガイドが外科手術用ガイド408内で交換され得るように、外科手術用ガイド408と解放可能に結合することが示されている。外科手術用ガイド408は、その上部に配置されたアクチュエータ420を含み、外科手術用ガイド408の少なくとも一部分内に(解放可能に結合することを容易にするように)カットガイド414を解放可能に保持するように構成される。アクチュエータ420は、アクチュエータ420の作動を示すように(例えば、回転作動に対して)構成された、その上に配置されたインターバルマーク422を含む。アクチュエータ420はまた、その中央部分に配置され、アクチュエータ420を外科手術用ガイド408と結合するように構成された結合機構424を含んでいる。
ここで図24を参照すると、例示的な実施形態による、骨切除術システム500が示されている。骨切除術システム500は、実質的に半円形の形状を有するベース502を含むように示されており、ベース502は、ベースに配置されたボア504を含み、安定化要素をそこを通して受け取るように構成され、安定化を促進し、1つ以上の筋骨格系構造と解放可能に結合される。骨切除術システム500は、結合機構を介して安定化要素の少なくとも1つと解放可能に結合するように構成された外科手術用ガイド508を含むことがさらに示され、外科手術用ガイド508は結合機構を中心に枢動し得るようになっている。外科手術用ガイド508は、実質的に湾曲した形状を有する延長部510を含み、延長部510は、凹部511(いくつかの実施形態において、延長部511を貫通して延在してもよい)を含む。外科手術用ガイド508は、外科手術用ガイド508に対して実質的に上方に配置された第1のアクチュエータ520を含むように示されており、ここで、第1のアクチュエータ520は、外科手術用ガイド508が結合点を中心として枢動するようにベース502との結合点に対して外科手術用ガイド508を並進させるために操作(例えば、回転)され得る。いくつかの態様では、スペーサ519が、外科手術用ガイド508と第1のアクチュエータ520との間に配置されてもよい。第1のアクチュエータ520は、第1のアクチュエータ520を回転させるときにグリップを容易にするためにその外縁にテクスチャ518を含み、そして第1のアクチュエータを外科手術用ガイド508およびスペーサ519と結合するように構成される結合機構522を含むように示されている。骨切除術システム500は、ベース502の一部と結合された(例えば、解放可能に、枢動可能に、等)カットガイド514をさらに含む。カットガイド514は、その中に配置されたスロット516を有する延長部512を含むように示されており、スロット516は、実質的に細長い形状を有し、切削器具の少なくとも一部分を受け入れるように構成されている。カットガイド514は、アクチュエータ524の回転がベース502との結合点を中心とするカットガイド514の枢動運動を駆動するように回転される(例えば、操作される)ように構成された第2のアクチュエータ524を含むことがさらに示されている。アクチュエータ524は、アクチュエータ524をカットガイド514及びベース502と結合させるように構成された結合機構526をさらに含む。
ここで図25を参照すると、例示的な実施形態による、骨切除術システム600が示されている。骨切除術システム600は、実質的に半円形の形状を有するベース602を含むように示されており、ベース602は、ベースに配置されたボア(図示せず)を含み、安定化要素606をそれを通して受け取るように構成され、安定化を促進し、1つ以上の筋骨格系構造に解放可能に結合される。骨切除術システム600は、結合機構を介して安定化要素606の少なくとも1つと解放可能に結合するように構成された外科手術用ガイド608を含むようにさらに示され、外科手術用ガイド608は結合機構に対して枢動し得る。外科手術用ガイド608は、実質的に湾曲した形状を有する延長部610を含み、延長部610は、凹部611(いくつかの実施形態において、延長部611を貫通して延在し得る)を含む。外科手術用ガイド608は、外科手術用ガイド608に対して実質的に上方に配置されたアクチュエータ618を含むように示されており、ここで、アクチュエータ618は、外科手術用ガイド608が結合点を中心に枢動するようにベース602との結合点を中心に外科手術用ガイド608を配置するために操作(例えば、回転)され得る。アクチュエータ618は、アクチュエータ618を回転させるときにグリップを容易にするために、その外縁にテクスチャを含むように示されている。骨切除術システム600は、ベース602の一部と結合された(例えば、解放可能に、枢動可能に、等)カットガイド614をさらに含む。カットガイド614は、その中を通って配置されたスロット616を有する延長部612(延長部612の遠位部分において開放されていてもよい)を含むように示されており、スロット616は、実質的に細長い形状を有し、切削器具の少なくとも一部分を受け入れるように構成される。さらに、カットガイド614は、スロット616に隣接する位置から延び、ボア617を有する突出部615を含み、ボア617は、1つまたは複数の切削が行われる間、カットガイド614を静止位置に保持するために安定化要素(例えば、安定化要素606と同一及び/又は類似したもの)を受け入れるよう構成され得る。カットガイド614は、回転(例えば、作動)されるように構成されたアクチュエータ618(前に説明したものと同じ及び/又は類似のもの)を含むようにさらに示され、アクチュエータ618の回転は、ベース602との結合点を中心とするカットガイド614の枢動運動を駆動するようになっている。
ここで図26を参照すると、例示的な実施形態による、骨切除術システム700が示されている。骨切除術システム700は、実質的に半円形の形状(例えば、全円未満)を有するベース702を含むように示されており、ベース702は、ベースに配置されたボア(図示せず)を含み、安定化要素706をそこを通して受けるように構成され、安定化を促進し、1つ以上の筋骨格系構造との解放可能に結合される。骨切除術システム700は、結合機構を介して安定化要素706の少なくとも1つと解放可能に結合するように構成された外科手術用ガイド708を含むことがさらに示され、外科手術用ガイド708が結合機構について枢動され得るようになる。外科手術用ガイド708は、実質的に湾曲した形状を有する延長部710を含み、延長部710は、延長部710上に配置され、延長部710の側面から延びる突出部711を含む。いくつかの態様において、突出部711は、骨切除術システム700の構成要素に対して操作されるとき、角度または弧の測定値に対応するインターバルで位置決めされ得る。外科手術用ガイド708は、外科手術用ガイド708に対して実質的に上方に配置されたアクチュエータ718を含み、ベース702との結合点を中心に外科手術用ガイド708を位置付けるためにアクチュエータ718が操作(例えば、回転)され得て、外科手術用ガイド708が結合点を中心に枢動するようにされることが示されている。アクチュエータ718は、アクチュエータ718を回転させるときにグリップを容易にするために、その外縁にテクスチャを含むように示されている。いくつかの態様において、外科手術用ガイド708は、外科手術用ガイド708を静止位置(例えば、所望の位置に操作された後)に固定するように安定化要素706が配置され得るボア709を含んでもよい。骨切除術システム700は、ベース702の一部と結合された(例えば、解放可能に、枢動可能に、等)カットガイド714をさらに含む。カットガイド714は、その中に配置されたスロット716(延長部712の遠位部分で開放されていてもよい)を有する延長部712を含むように示されており、スロット716は、実質的に細長い形状を有し、切削器具の少なくとも一部分を受け入れるように構成される。さらに、カットガイド714は、スロット716に隣接する位置から延び、ボア717を有する突出部715を含み、ボア717は、1つ以上の切削が実行される間、カットガイド714を静止位置に保持するために安定化要素(例えば、安定化要素706と同一及び/又は類似したもの)を受け入れるように構成されてもよい。カットガイド714は、カットガイド714をベース702の一部と結合するように構成された界面722(例えば、トルクス、ヘックスなど)を含む結合要素720を含むようにさらに示され、ベース702との結合点を中心としたカットガイド714の枢動を容易にするようになっている。
ここで図27を参照すると、例示的な実施形態による、骨切除術システム800が示されている。骨切除術システム800は、実質的に半円形の形状(例えば、全円未満)を有するベース802を含むように示されており、ベース802は、ベース802に配置されたボア(図示せず)を含み、安定化要素806をその中に受け入れるように構成され、安定化を促進し、1つ以上の筋骨格系構造に解放可能に結合される。骨切除術システム800は、外科手術用ガイド808が結合機構を中心に枢動され得るように、結合機構を介して安定化要素806の少なくとも1つと解放可能に結合するように構成された外科手術用ガイド808を含むことがさらに示される。外科手術用ガイド808は、実質的に湾曲した形状を有する延長部810を含み、延長部810は、延長部810上に配置され、延長部810の側面から延びる突出部811を含む。いくつかの態様において、突出部811は、骨切除術システム800の構成要素に対して操作されるとき、角度または弧の測定値に対応するインターバルで位置決めされ得る。外科手術用ガイド808は、ベース802との結合点を中心としたカットガイド814の枢動を容易にするように、カットガイド814をベース802の一部と結合するように構成された界面822(例えば、トルクス、ヘックスなど)を含む結合要素820を含むように示されている。いくつかの態様において、外科手術用ガイド808は、(例えば、望ましい位置へ操作された後)外科手術用ガイド808を静止位置に固定するように安定化要素806を配置しうる穴(図示せず)を含むこともあり得る。骨切除術システム800は、ベース802の一部と結合された(例えば、解放可能に、枢動可能に、等)カットガイド814をさらに含む。カットガイド814は、それを通って配置されたスロット816(延長部812の遠位部分において開放端であってよい)を有する延長部812を含むように示されており、スロット816が、実質的に細長い形状を有して、切削器具の少なくとも一部を受け入れるように構成される。さらに、カットガイド814は、スロット816に隣接する位置から延び、ボア817を有する突出部815を含み、ボア817は、1つ以上の切削が実行される間、カットガイド814を静止位置に保持するために安定化要素(例えば、安定化要素806と同一及び/又は類似したもの)を受け入れるよう構成され得る。カットガイド814は、カットガイド814をベース802の一部と結合するように構成された追加の結合要素820(前に説明したものと同じ及び/又は類似のもの)を含むようにさらに示され、ベース802との結合点を中心としたカットガイド814の枢動を容易にする。
本明細書に記載された骨切除術システム100は、代替の実施形態に示されたもの(本明細書に記載)も同様に、脛骨に直接取り付けるように構成された構成要素を含み、1人または複数の外科医が楔骨切除(wedge osteotomy)の開閉用に矢状板で正確な角度を測定できるようにしている。さらに、ベースプレート112は、脛骨の骨幹端フレア(metaphyseal flare)を収容するように構成される。さらに、複数のカットガイド(例えば、カットガイドインサート)は、前頭面における矯正を可能にする。骨切除術システム100はまた、骨に切削を行う前に骨切除部位をX線透視するために構成される(例えば、X線不透過性であり得る)。骨切除術システム100はまた、洗浄及び衛生手順を容易にするために、組み立て及び分解することができ、患者の右及び/又は左脚(例えば、右及び/又は左脛骨)に対する脛骨骨切除術に使用することができる。いくつかの実施形態において、骨切除術システム及び/又はその構成要素は、既知の生体適合性を有するものを含む様々な材料(例えば、様々なポリマ、金属、ステンレス鋼、他の金属合金など)を用いて3Dプリントされ得る。
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明する目的のみのものであり、本発明を限定することを意図するものではない。本明細書で使用されるように、単数形表現は、文脈が明らかにそうでないことを示さない限り、複数形も含むことが意図される。用語「含む」、「有する」、「からなる」、「備える」などの表現およびそれらの派生語はオープンエンドな包含的な動詞であることがさらに理解されるであろう。その結果、1つ以上のステップまたは要素を「含む」、「有する」、「からなる」、または「備える」方法またはデバイスは、それらの1つ以上のステップまたは要素を保有するが、それらの1つ以上のステップまたは要素のみを保有することに限定されるものではない。同様に、1つ以上の特徴を「含む」、「有する」、「からなる」、または「備える」方法のステップまたはデバイスの要素は、それらの1つ以上の特徴を所有するが、それらの1つ以上の特徴のみを所有することに限定されない。さらに、ある方法で構成されるデバイスまたは構造は、少なくともその方法で構成されるが、記載されていない方法で構成されることもある。
本発明は、好ましい実施形態を参照して説明されてきた。本明細書に記載された構造および動作の実施形態は、同じ一般的な特徴、特性、および一般的なシステム動作を提供するための複数の可能な配置の例示であることが理解されるであろう。修正および変更は、上述の詳細な説明を読み、理解することにより、他にも生じる。本発明は、そのようなすべての変更および修正を含むものとして解釈されることが意図される。

Claims (20)

  1. 脛骨骨切除術システムであって、
    第1の端部及び第2の端部を含むベースプレートと、
    ベースプレートの第1の端部と結合され、そこから延びる測定アームと、
    ベースプレートの第2の端部と結合され、そこから延びるカットガイドと、を含み、
    カットガイドは、ベースプレート及び測定アームに対して並進可能である、
    脛骨骨切除術システム。
  2. 測定アームは、湾曲した形状を含む、
    請求項1に記載の脛骨骨切除術システム。
  3. 測定アームが、
    ベースプレートの第1の端部と固定的に結合するように構成された開口部を含むヘッド部と、
    ガイド部を含むヘッド部から延びるアーム部と、を含む、
    請求項2に記載の脛骨骨切除術システム。
  4. カットガイドが、ベースプレートの第2の端部と枢動可能に結合される、
    請求項1に記載の脛骨骨切除術システム。
  5. カットガイドが、
    ベースプレートの第2の端部と枢動可能に結合するように構成された開口部を含むヘッド部と、
    ヘッド部から延び、第1のアーム及び第2のアームを有する本体と、を含み、
    第1のアーム及び第2のアームは、スロットを画定する、
    請求項4に記載の脛骨骨切除術システム。
  6. カットガイドが、スロットと解放可能に結合可能な測定フラグをさらに含み、測定アームに対するカットガイドの枢動は、測定フラグを測定アームのガイド部に隣接して位置付ける、
    請求項5に記載の脛骨骨切除術システム。
  7. スロットは、切削工具の刃を収容するように構成される、
    請求項5に記載の脛骨骨切除術システム。
  8. カットガイドは、カットガイドの本体から延び、少なくとも1つの開口部を有する突出部をさらに含み、突出部の開口部は、安定化要素を受け入れるように構成される、
    請求項4に記載の脛骨骨切除術システム。
  9. ベースプレートは、第1の端部と第2の端部との間に配置された本体部分を含み、ベースプレートの底面は、脛骨の前面と界面するように構成される、
    請求項1に記載の脛骨骨切除術システム。
  10. ベースプレートの本体は、一対の安定化要素を受け入れるように構成された一対の開口部を含み、安定化要素はベースプレートを脛骨と結合させる、
    請求項9に記載の脛骨骨切除術システム。
  11. 測定アームは、第1のネジによってベースプレートの第1の端部と結合され、カットガイドは、第2のネジによってベースプレートの第2の端部と結合される、
    請求項1に記載の脛骨骨切除術システム。
  12. 第1及び第2のネジは同様に構成される、
    請求項11に記載の脛骨骨切除術システム。
  13. 第1及び第2のネジは、それぞれ中心軸に沿ってネジを通って延びるボアを有し、ボアは、安定化要素を受け入れるように構成される、
    請求項11に記載の脛骨骨切除術システム。
  14. 脛骨骨切除術システムであって、
    システムは、
    脛骨と界面するように構成されたベースプレートを含み、
    ベースプレートは、
    第1の対の安定化要素を受け入れるように構成された第1の対の開口部を含む本体と、
    第1の開口部を含む第1の端部と、
    第2の開口部を含む第2の端部と、を含み、第1の端部は第2の端部と反対側にあり、
    システムはまた、
    第1の開口部を介してベースプレートの第1の端部と固定的に結合され、第3の開口部をさらに含む測定アームを含み、第3の開口部と第1の開口部は、そこに第1のネジを受け入れるために整列し、
    システムはまた、
    第2の開口部および第4の開口部を介してベースプレートの第2の端部と枢動可能に結合されたカットガイドを含み、第4の開口部と第2の開口部は、そこに第2のネジを受け入れるように整列し、
    カットガイドはさらに、
    スロットと、
    スロット内に解放可能に結合された測定フラグと、
    第5の開口部を含む突出部と、を含み、
    第5の開口部は、第2の安定化要素をそれを通して受け入れるように構成される、
    脛骨骨切除術システム。
  15. 第1のネジ及び第2のネジはそれぞれ、中心軸に関して同心に構成されたボアを含み、
    ボアは、第2の対の安定化要素を受け入れるように構成される、
    請求項14に記載の脛骨骨切除術システム。
  16. 第2の対の安定化要素は、Kワイヤである、
    請求項15に記載の脛骨骨切除術システム。
  17. 第1の対の安定化要素は、オリーブワイヤである、
    請求項14に記載の脛骨骨切除術システム。
  18. 測定アームは、ガイド部を含み、
    ガイド部は、刻み増分測定マーキングを含む、
    請求項14に記載の脛骨骨切除術システム。
  19. 測定フラグは、カットガイドを枢動させることによって測定フラグを刻み増分測定マーキングに隣接して位置付けるように、スロット内に結合される、
    請求項18に記載の脛骨骨切除術システム。
  20. 脛骨骨切除術のために脛骨を準備する方法であって、
    方法は、
    脛骨骨切除術システムを提供するステップを含み、
    システムは、
    ベースプレートと、
    ベースプレートと固定的に結合された測定アームと、
    ベースプレートと枢動可能に結合され、スロット内に解放可能に結合された測定フラグを含むカットガイドと、を含み、
    方法はまた、
    ベースプレートを脛骨に結合するステップと、
    カットガイドの測定フラグが測定アームに隣接して配置されるようにカットガイドを枢動させるステップと、
    スロットから測定フラグを取り除くステップと、
    切削工具の刃がカットガイドのスロット内および脛骨に隣接して配置されるように切削工具を位置づけるステップと、を含む、
    方法。
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