JP2023519019A - 洗濯機器に用いられる給水装置及び洗濯機器 - Google Patents

Abstract

洗濯機器に用いられる給水装置及び洗濯機器であって、給水装置は、第１の給水モジュール（１）と、第２の給水モジュール（２）と、連通モジュール（３）と、第１の水流制限部材（４）と、第２の水流制限部材（５）と、を含み、第１の水流制限部材（４）及び第２の水流制限部材（５）は、第１の給水モジュール（１）に水の流れ方向に順に設けられ、且つ第１の水流制限部材（４）は、第２の水流制限部材（５）よりも流量が小さく、連通モジュール（３）は、第１の給水モジュール（１）と第２の給水モジュール（２）とを連通するための連通管路（３１）と、連通管路（３１）の開閉を制御するための導通制御弁（３２）と、を含み、第１の給水モジュール（１）と連通管路（３１）との接続箇所は、第１の水流制限部材（４）と第２の水流制限部材（５）との間に位置する。第１の給水モジュール（１）は、２種の流量の給水を実現することができ、給水装置がより小型で、製造コストがより低く、水流制限部材（４、５）により、より精確な流量制御を実現することができ、従来の洗濯機器の給水構造が大型で、コストが高いという問題を解決する。

Description

本発明は、洗濯機器の技術分野に属し、具体的には、洗濯機器に用いられる給水装置及び洗濯機器を提供する。

洗濯機器は、洗濯機、靴洗い機、及び食器洗い機などを含み、一般的に水洗方式、即ち洗濯時に給水が必要である。

科学技術の絶え間ない進歩と発展に伴い、洗濯機器の機能性は、ますます多様化の方向に発展しており、これらの機能性のいくつかは給水で実現する必要性もある。例えば、乾燥機能を有する洗濯機では、乾燥時に凝縮器に給水して乾燥風を入れて凝縮させる必要がある。機能に応じて、給水流量に対する要求が異なるため、給水に関する機能性を実現するために、従来技術は、一般的に、給水管路を増加することで実現される。しかし、機能が増加する毎に管路を増加することで、全体の構造が大型化し、コストが増加する。

洗濯機を例にとると、ユーザーの使用需要の増加に対応するために、従来の洗濯機は、一般的に乾燥機能を増加するが、凝縮器に給水する時に、２種の流量の異なる水供給が必要であり、そのうちの１種は、小流量の持続給水で、凝縮のために水供給を提供するものであり、別の１種は、大流量の水供給で、凝縮器の糸屑を洗い流して乾燥するなどの作用を提供するものであり、そのために、洗濯機に２つの独立した給水管路が新たに増加され、且つ各給水管路に独立した電磁弁が設けられて流量の異なる給水を実現することで、水路構造がより大型になり、製造コストがより高くなる。

したがって、本分野では、上記問題を解決するために洗濯機器に用いられる給水装置及び洗濯機器が必要である。

本発明は、従来技術における上記問題を解決するために、即ち、従来の洗濯機器の給水構造が大型で、コストが高いという問題を解決するために、洗濯機器に用いられる給水装置を提供し、前記給水装置は、本体と、本体に設けられた第１の給水モジュールと、第２の給水モジュールと、連通モジュールと、第１の水流制限部材と、第２の水流制限部材と、を含み、前記第１の水流制限部材及び前記第２の水流制限部材は、前記第１の給水モジュールに水の流れ方向に順に設けられ、且つ前記第１の水流制限部材は、前記第２の水流制限部材よりも流量が小さく、前記連通モジュールは、前記第１の給水モジュールと前記第２の給水モジュールとを連通するための連通管路と、前記連通管路の開閉を制御するための導通制御弁と、を含み、前記第１の給水モジュールと前記連通管路との接続箇所は、前記第１の水流制限部材と前記第２の水流制限部材との間に位置する。

上記給水装置の好ましい技術的解決手段において、前記第１の給水モジュールは、接続された第１の制御弁と第１の給水管路とを含み、前記第１の水流制限部材は、前記第１の制御弁の出口内に設けられ、前記第２の水流制限部材は、前記第１の給水管路内に設けられる。

上記給水装置の好ましい技術的解決手段において、前記第２の給水モジュールは、第２の制御弁と第２の給水管路とを含み、前記第２の制御弁は、第１の出口と第２の出口とを含み、前記第１の出口は、前記連通管路に連通し、前記第２の出口は、前記第２の給水管路に連通する。

上記給水装置の好ましい技術的解決手段において、前記第２の制御弁及び前記第２の給水管路の数は、いずれも２つであり、前記第２の制御弁と前記第２の給水管路とは１対１に対応する。

上記給水装置の好ましい技術的解決手段において、前記導通制御弁は、一方向逆止弁であり、前記一方向逆止弁の数は、２つであり、２つの前記第２の制御弁の前記第１の出口内にそれぞれ設けられて、前記第１の出口から前記第２の制御弁に水が入ることを防止する。

上記給水装置の好ましい技術的解決手段において、前記給水装置は、第３の水流制限部材をさらに含み、前記第３の水流制限部材の数は、２つであり、２つの前記第２の給水管路内にそれぞれ設けられる。

上記給水装置の好ましい技術的解決手段において、前記第１の制御弁は、電磁弁である。

上記給水装置の好ましい技術的解決手段において、前記第２の制御弁は、電磁弁である。

別の態様において、本発明は、洗濯機器をさらに提供し、前記洗濯機器は、上記給水装置を含む。

上記洗濯機器の好ましい技術的解決手段において、前記洗濯機器は、洗濯機であり、前記洗濯機は、凝縮器と洗剤投入ケースとを含み、前記第１の給水モジュールは、前記凝縮器に連通し、前記第２の給水モジュールは、前記洗剤投入ケースに連通する。

当業者に理解されるように、本発明の好ましい技術的解決手段において、第１の給水モジュールに、水の流れ方向に順に第１の水流制限部材と第２の水流制限部材とを設けることで、第１の水流制限部材は、第２の水流制限部材よりも流量が小さく、連通モジュールにより、第１の給水モジュールと第２の給水モジュールとを連通し、第１の給水モジュールと連通モジュールとの接続箇所は、第１の水流制限部材と第２の水流制限部材との間に位置する。このように設けられることで、第１の給水モジュールは、２種の流量の水供給を提供することができ、従来技術と比較して、給水装置がより小型で、製造コストがより低く、また、第１の水流制限部材と第２の水流制限部材を設けることで、より精確な流量制御を実現することができ、しかも、実際の応用において、機能に応じて、型番の異なる水流制限部材を交換することができ、便利で柔軟であり、適用範囲がより広い。

また、上記技術的解決手段の上で、本発明によりさらに提供される洗濯機器は、上記給水装置を採用するため、さらに上記給水装置が備える技術的効果を備えるとともに、改良前の洗濯機器と比較して、本発明の洗濯機器の製造コストがより低い。

本発明の給水装置の構造概略図１である。 本発明の給水装置の構造概略図２である。 本発明の給水装置の構造概略図３である。 図３の断面図である。 図４の部分拡大図である。 本発明の給水装置の構造概略図４である。 本発明の給水装置の構造概略図５である。 本発明の給水装置の蓋板の構造概略図である。 本発明の給水装置の一方向逆止弁の構造概略図１である。 本発明の給水装置の一方向逆止弁の構造概略図２である。 本発明の給水装置の水流制限部材の構造概略図１である。 本発明の給水装置の水流制限部材の構造概略図２である。 本発明の水流制限部材の水流制限座の構造概略図である。 本発明の洗濯機の洗剤投入ケースの構造概略図である。

以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明する。当業者に理解されるように、これらの実施形態は、本発明の技術的原理を解釈するためのものに過ぎず、本発明の保護範囲を限定するためのものではない。例えば、下記の実施形態は、洗濯機に関連して解釈して説明するが、これに限定されるものではなく、また、本発明の技術的解決手段は、例えば靴洗い機、食器洗い機又は洗濯乾燥機などの他の洗濯機器にも同様に適用され、このような適用対象の変更は、本発明の原理及び範囲から逸脱しない。

なお、本発明の説明で、用語「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「頂」、「底」、「内」、「外」などで指示した方向又は位置関係は、図面に示す方向又は位置関係に基づくもので、説明の簡素化のためにこれらの用語が用いられるだけで、前記装置又は素子が特定の方位を有し、特定の方位で構造又は操作されなければならないことを示すものでもこれを示唆するものでもなく、したがって本発明に対する制限と理解することができない。また、用語「第１」、「第２」、「第３」は、説明するためだけに用いられ、相対的な重要性を示しもしくはこれを示唆するものと理解することができない。

なお、本発明の説明で、特に明確な規定又は限定がなされた場合を除き、用語「取り付ける」、「連結」、「接続」は、広義で理解されるべきであり、例えば、固定して接続されることであってもよいし、取り外し可能に接続されることであってもよいし、又は一体的に接続されることであってもよく、機械的に接続されることであってもよいし、電気的に接続されることであってもよく、直接的に連結されることであってもよいし、中間の介在物を介して間接的に連結されることであってもよく、２つの素子が内部で連通することであってもよい。当業者であれば、具体的な状況に応じて上記用語の本発明での意味を具体的に理解することができる。

本発明は、背景技術を基に提供される従来の洗濯機の給水構造は大型でコストが高いという問題について、給水装置の小型化及び給水装置の製造コストの低減を図ることができる洗濯機に用いられる給水装置及び洗濯機を提供する。

具体的には、本発明の洗濯機は、筐体と、筐体内に設けられた凝縮器と、洗剤投入ケースと、給水装置と、を含む。そのうち、給水装置は、本体と、本体に設けられた第１の給水モジュールと、第２の給水モジュールと、連通モジュールと、第１の水流制限部材と、第２の水流制限部材と、を含み、第１の水流制限部材及び第２の水流制限部材は、第１の給水モジュールに水の流れ方向に順に設けられ、第１の水流制限部材は、第２の水流制限部材よりも流量が小さく、第１の給水モジュールは、凝縮器に連通し、第２の給水モジュールは、洗剤投入ケースに連通し、連通モジュールは、第１の給水モジュールと第２の給水モジュールとを連通するための連通管路と、連通管路の開閉を制御するための導通制御弁と、を含み、第１の給水モジュールと連通管路との接続箇所は、第１の水流制限部材と第２の水流制限部材との間に位置する。

第１の給水モジュールが外部の水供給源に通じ、第２の給水モジュールが外部の水供給源から遮断され、導通制御弁が閉まると、第１の給水モジュールに水が入り、第１の水流制限部材の水流制限作用により、第１の給水モジュールは、小流量で凝縮器に水供給する。なお、第１の水流制限部材は、第２の水流制限部材よりも流量が小さいため、この時の第２の水流制限部材は、水流制限として機能しない。

第１の給水モジュールが外部の水供給源から遮断され、第２の給水モジュールが外部の水供給源に通じ、導通制御弁が通じると、第２の給水モジュールに水が入り、そして、２本の水流に分かれ、そのうちの一方の水流は、連通管路を介して第１の給水モジュールに入り、第１の給水モジュールと連通管路との接続箇所は、第１の水流制限部材と第２の水流制限部材との間に位置するため、水流は、第１の水流制限部材を介せずに直接第２の水流制限部材に流れ、第２の水流制限部材の水流制限作用により、第１の給水モジュールは、大流量で凝縮器に水供給する。

このように設けられることで、第１の給水モジュールは、２種の流量の給水を実現することができ、従来技術と比較して、給水装置がより小型で、製造コストがより低い。

また、第１の給水モジュールに設けられた第１の水流制限部材と第２の水流制限部材により、より精確な流量制御を実現することができ、しかも、実際の応用において、機能に応じて、型番の異なる水流制限部材を交換することができ、便利で柔軟であり、適用範囲がより広い。

以下、３つの具体的な実施形態で本発明の技術的解決手段を詳細に紹介する。

［第１実施形態］
図１、図２、図６に示すように、本発明の給水装置は、本体７と、本体７に設けられた第１の給水モジュール１と、第２の給水モジュール２と、連通モジュール３と、第１の水流制限部材４と、第２の水流制限部材５と、第３の水流制限部材６と、を含む。本体７に集中水供給口７１が形成され、集中水供給口７１は、外部の水供給源に接続され、第１の給水モジュール１及び第２の給水モジュール２は、いずれも集中水供給口７１に連通する。

なお、第１の給水モジュール１及び第２の給水モジュール２は、２つの独立した水供給口を用いてもよく、又は、直接外部の水供給源に接続されてもよく、このような柔軟な調整及び変更は、本発明の原理及び範囲から逸脱することなく、いずれも本発明の保護範囲内に限定されるべきである。

図１、図２、及び図６に示すように、第１の給水モジュール１は、第１の制御弁１１と、第１の給水管路１２と、を含む。そのうち、第１の制御弁１１は、好ましくは電磁弁であり、第１の電磁弁１１と表記され、第１の電磁弁１１の入口（図示せず）は、集中水供給口７１に連通し、第１の電磁弁１１の出口１１１は、第１の給水管路１２の給水口１２１に連通し、第１の電磁弁１１は、第１の給水管路１２と集中水供給口７１との間の開閉を制御することができ、第１の電磁弁１１の出口１１１内に第１の水流制限部材４が設けられ（図６を詳しく参照されたい）、第１の給水管路１２内に第２の水流制限部材５が設けられ（図２を詳しく参照されたい）、即ち、第１の水流制限部材４及び第２の水流制限部材５は、水の流れ方向に順に設けられ、第１の水流制限部材４は、第２の水流制限部材５よりも流量が小さい。

図１、図２、図６、及び図７に示すように、第２の給水モジュール２は、第２の制御弁２１と、第２の給水管路２２と、を含み、第２の制御弁２１の入口（図示せず）は、集中水供給口７１に連通し、第２の制御弁２１は、第１の出口２１１及び第２の出口２１２と表記される２つの出口を含み、第１の出口２１１は、連通モジュール３に連通し（図６を詳しく参照されたい）、第２の出口２１２は、第２の給水管路２２に連通する（図７を詳しく参照されたい）。好ましい形態において、第２の制御弁２１及び第２の給水管路２２の数は、いずれも２つであり、第２の制御弁２１と第２の給水管路２２とは１対１に対応する。そのうち、第２の制御弁２１も、好ましくは電磁弁であり、第２の電磁弁２１と表記され、第２の電磁弁２１は、第２の給水管路２２及び連通モジュール３と、集中水供給口７１との間の開閉を制御することができる。

図１、図２、図６、及び図７に示すように、連通モジュール３は、第１の給水モジュール１と第２の給水モジュール２とを連通するための連通管路３１と、連通管路３１の開閉を制御するための導通制御弁３２と、を含み、第１の給水モジュール１と連通管路３１との接続箇所は、第１の水流制限部材４と第２の水流制限部材５との間に位置する。そのうち、連通管路３１の一端は、第１の給水管路１２の給水口１２１（給水口１２１は、第１の水流制限部材４と第２の水流制限部材５との間に位置する）に連通し、連通管路３１の他端は、２つの第２の制御弁２１の第２の出口２１２の両方に連通し、導通制御弁３２は、好ましくは一方向逆止弁３２であり、一方向逆止弁３２の数も２つであり、２つの第２の電磁弁２１の第１の出口２１１内（図６を詳しく参照されたい）にそれぞれ設けられて、第１の出口２１１から第２の電磁弁２１に水が入ることを防止し、第３の水流制限部材６の数も２つであり、２つの第２の給水管路２２内にそれぞれ設けられる（図２を詳しく参照されたい）。

図１、図２、図７、及び図８に示すように、連通管路３１は、環状板３１１と蓋板３１２とを含み、環状板３１１の底部は、給水装置の本体７に密閉して接続され、環状板３１１の頂部は、蓋板３１２に密閉して接続されることで、１つの密閉した連通管路３１が形成される。好ましい形態において、環状板３１１は、本体７と一体成形するように製造され、環状板３１１は、蓋板３１２に固定して接続され、第１の水流制限部材４及び一方向逆止弁３２の点検及び交換を容易にする。

なお、連通管路３１の具体的な構造は、上記具体的な構造形態に限定されるものではなく、例えば、連通管路３１は、円形管として設けられてもよく、円形管の一端が第１の給水管路１２に接続され、円形管の側壁に２つの口が開設され、２つの第２の電磁弁２１の第１の出口２１１にそれぞれ連通するなどであり、このような連通管路３１の具体的な構造の調整及び変更は、本発明の原理及び範囲から逸脱することなく、いずれも本発明の保護範囲内に限定されるべきである。

以下、本発明の給水装置の動作原理を紹介する。

第１の電磁弁１１が通じ、第２の電磁弁２１が遮断されると、第１の電磁弁１１を介して第１の給水管路１２内に水が入り、第１の水流制限部材４の水流制限作用により、第１の給水管路１２に入る流量が少なく、第１の給水管路１２は、小流量の水供給を提供することができる。また、一方向逆止弁３２の作用により、水流が第２の電磁弁２１に入ることがなく、さらには、第２の給水管路２２に入ることがなく、即ち、この場合、第１の給水管路１２のみにおいて小流量で水供給する。

第１の電磁弁１１が遮断され、２つの第２の電磁弁２１の一方が通じ、他方が遮断されると、当該通じる第２の電磁弁２１に水が入った後、２本の水流に分かれ、そのうちの一方の水流が、当該第２の電磁弁２１の第１の出口２１１を介して連通管路３１に入り、連通管路３１が第１の給水管路１２の給水口１２１（給水口１２１は、第１の水流制限部材４と第２の水流制限部材５との間に位置する）に接続されるため、当該水流は、第１の水流制限部材４を介せず、連通管路３１に沿って直接第１の給水管路１２内に入り、第２の水流制限部材５の水流制限作用により、第２の給水管路２２は、大流量の水供給を提供することができ、他方の水流は、当該第２の電磁弁２１の第２の出口２１２を介して第２の給水管路２２内に入る。また、一方向逆止弁３２の作用により、連通管路３１内に入った水流は、遮断状態の第２の電磁弁２１に入ることがなく、さらには、当該遮断状態の第２の電磁弁２１に連通する第２の給水管路２２に入ることがない。即ち、この場合、第１の給水管路１２は、大流量の水供給を行い、２つの第２の給水管路２２のうちの一方は、水供給を行い、第２の給水モジュール２の２つの第２の給水管路２２は、互いに影響を受けずに独立して水供給を行うことができる。

第１の電磁弁１１が遮断され、２つの第２の電磁弁２１が共に通じると、２つの第２の電磁弁２１に水が入った後、それぞれ２本の水流に分かれ、そのうちの一方（第２の電磁弁２１＋第２の給水管路２２）を例にとると、２本の水流のうちの一方の水流は、第２の電磁弁２１の第１の出口２１１を介して連通管路３１に入り、そして、連通管路３１に沿って第１の給水管路１２内に入り、第２の水流制限部材５の水流制限作用により、第２の給水管路２２は、大流量の水供給を提供することができ、第２の水流制限部材５の水流制限作用により、１つの第２の電磁弁２１に通じるか、又は２つの第２の電磁弁２１に通じるかに関わらず、第２の給水管路２２の水供給量は、一定に保持されることで、精確な流量制御を実現し、他方の水流は、第２の電磁弁２１の第２の出口２１２を介して第２の給水管路２２内に入り、２本（第２の電磁弁２１＋第２の給水管路２２）の構造は、全く同じであるため、このときの２つの第２の給水管路２２の流量は、同じである。即ち、この場合、第１の給水管路１２は、大流量の水供給を行い、２つの第２の給水管路２２は、同時に水供給を行い、水供給量が同じである。

このように設けられることで、本発明の給水装置は、少なくとも以下の利点を有する。
１つ目は、第１の給水管路１２が２種の流量の異なる水供給を実現することができ、それにより１つの電磁弁（電磁弁の価格は高価である）及び１つの給水管路を減らし、給水装置の体積及び製造コストをさらに減らすことができ、
２つ目は、水流制限部材（第１の水流制限部材４、第２の水流制限部材５、及び第３の水流制限部材６）を設けることで、精確な流量制御を実現することができ、しかも、実際の応用において、機能に応じて、型番の異なる水流制限部材を交換することができ、便利で柔軟であり、適用範囲がより広く、
３つ目は、２つの第２の給水管路２２は、独立して（互いに影響を受けずに）水供給を行うことができると共に、同時に水供給を行うことができ、水供給量が同じであり、２つの第２の給水管路２２が同時に水供給を行う時、互いに向かい合うように流れることを実現し、水の流れ方向を変更することができ、それにより１つの電磁弁と１つの給水管路をさらに減らすことができ、具体的には、可能な一形態において、図１４に示すように、洗剤投入ケース８は、ハウジングを含み、ハウジングの内部に３つの機能ゾーンが設けられ、それぞれ第１の機能ゾーン８１、第２の機能ゾーン８２、及び第３の機能ゾーン８３であり、異なる洗剤を収容するために用いられてもよく、第１の機能ゾーン８１、第２の機能ゾーン８２、及び第３の機能ゾーン８３に連通する２つの給水管８４をさらに含み、２つの給水管８４の出水段８４１の出口が対向して斜めに設けられ、２つの給水管８４が２つの第２の給水管路２２にそれぞれ接続され、左側の給水管８４のみから給水すると、第３の機能ゾーン８３に水が流れ、右側の給水管８４のみから給水すると、第１の機能ゾーン８１に水が流れ、２つの給水管８４が同時に給水すると、２本の水流が向かい合うように流れ、水の流れ方向が変わって第２の機能ゾーン８２に流れる。即ち、２つの第２の給水管路２２で３つの機能ゾーンに対する水供給を実現することができ、それにより１つの電磁弁と給水管路を減らし、給水装置の体積及び製造コストをさらに減らす。

以下、図９及び図１０を参照して一方向逆止弁３２の構造を詳細に紹介する。

図９及び図１０に示すように、一方向逆止弁３２は、弁座３２１と、復帰ばね３２２と、シールリング３２３と、を含み、弁座３２１に案内柱３２４が設けられ、復帰ばね３２２が案内柱３２４に外装され、シールリング３２３が弁座３２１に外装される。

取り付けられた形態において（一方向逆止弁３２が第２の電磁弁２１の第１の出口２１１内に取り付けられる）、図３、図４、及び図５に示すように、復帰ばね３２２の底端が弁座３２１に当接し、復帰ばね３２２の頂端が連通管路３１の蓋板３１２に当接し、蓋板３１２に案内孔３１２１（図８を詳しく参照されたい）が設けられ、案内柱３２４の頂部が案内孔３１２１内に挿入され、第２の電磁弁２１に水が入った後、弁座３２１を押して上方に移動して、第１の出口２１１を開き、第１の出口２１１から連通管路３１に水が入り、給水が終了すると、復帰ばね３２２の作用により、弁座３２１が下方に移動し、第１の出口２１１が再び密閉され、密閉した状態では、シールリング３２３が第１の出口２１１の内壁と弁座３２１との間に位置する。

なお、上記一方向逆止弁３２の構造は、本発明を限定するものではなく、他の構造の一方向逆止弁３２を採用しても本発明の保護範囲内に含まれる。

以下、図１１乃至図１３を参照して水流制限部材の構造を詳細に紹介する。

なお、先に、本実施形態において、第１の水流制限部材４、第２の水流制限部材５、及び第３の水流制限部材６は、同じタイプの水流制限部材を採用するが、第２の水流制限部材５を例にとると、図１１乃至１３に示すように、水流制限座５１と、水流制限板５２と、を含み、水流制限座５１に水流制限孔５１１、接続軸５１２、突起５１３、及びシールリング５１４が設けられ、水流制限板５２が接続軸５１２に外装され、水流制限板５２の右側が突起５１３に当接して、水流制限板５２と水流制限座５１との間に隙間が残され、当該隙間で水流制限の役割を果たし、隙間の大きさにより流量の大きさが決まり、当該隙間と水流制限孔５１１とが連通し、水流制限孔５１１から水が流出し、取り付けられた形態において、シールリング５１４が第１の給水管路１２の内壁に当接する。

なお、第１の水流制限部材４、第２の水流制限部材５、及び第３の水流制限部材６は、いずれも上記タイプの水流制限部材を採用してもよく、それぞれ他のタイプの異なる水流制限部材を採用してもよく、このような柔軟な調整及び変更は、本発明の原理及び範囲から逸脱することなく、いずれも本発明の保護範囲内に限定されるべきである。

なお、本発明は、水流制限部材に関する１つの実施形態を提供するだけであるが、当業者に理解されるように、本発明の従来技術に対する貢献の大部分は、以下のように表れ、第１の水流制限部材４（小流量）及び第２の水流制限部材５（大流量）を、第１の給水モジュール１に水の流れ方向に順に設け、第１の給水モジュール１と連通モジュール３との接続箇所は、第１の水流制限部材４と第２の水流制限部材５との間に位置することで、第１の給水モジュール１が、２種の流量の水供給を実現することができ、より精確な流量制御を実現することができ、したがって、他の構造の水流制限部材を用いることも本発明の保護範囲内に含まれる。

［第２実施形態］
第１実施形態の他の設定条件が変わらない上で、第３の水流制限部材６をキャンセルする。第２の給水モジュール２に対応する機能による給水流量の要求が高くない場合には、第３の水流制限部材６をなくしてもよい。

［第３実施形態］
第１実施形態の他の設定条件が変わらない上で、１つの第２の電磁弁２１、一方向逆止弁３２、第２の給水管路２２、及び第３の水流制限部材６をキャンセルする。即ち、第２の給水モジュール２は、１つの第２の電磁弁２１と第２の給水管路２２だけを含み、一方向逆止弁３２と第３の水流制限部材６は、いずれも１つであり、一方向逆止弁３２は、第２の電磁弁２１の第１の出口２１１内に設けられ、第３の水流制限部材６は、第２の給水管路２２内に設けられる。

以上、図面に示す好ましい実施形態に関連して本発明の技術的解決手段を説明したが、当業者に理解されるように、本発明の保護範囲は、これらの具体的な実施形態に限定されない。当業者は、本発明の原理から逸脱せずに、関連の技術的特徴に同等な変更又は置換を行うことができ、これらの変更又は置換後の技術的解決手段の全てが本発明の保護範囲内に含まれる。

１ 第１の給水モジュール
２ 第２の給水モジュール
３ 連通モジュール
４ 第１の水流制限部材
５ 第２の水流制限部材
６ 第３の水流制限部材
７ 本体
８ 洗剤投入ケース
１１ 第１の制御弁（第１の電磁弁）
１２ 第１の給水管路
２１ 第２の制御弁（第２の電磁弁）
２２ 第２の給水管路
３１ 連通管路
３２ 導通制御弁（一方向逆止弁）
５１ 水流制限座
５２ 水流制限板
７１ 集中水供給口
８１ 第１の機能ゾーン
８２ 第２の機能ゾーン
８３ 第３の機能ゾーン
８４ 給水管
１１１ 出口（第１の電磁弁の出口）
１２１ 給水口（第１の給水管路の給水口）
２１１ 第１の出口（第２の電磁弁の第１の出口）
２１２ 第２の出口（第２の電磁弁の第２の出口）
３１１ 環状板
３１２ 蓋板
３２１ 弁座
３２２ 復帰ばね
３２３ シールリング
３２４ 案内柱
５１１ 水流制限孔
５１２ 接続軸
５１３ 突起
５１４ シールリング
８４１ 出水段
３１２１ 案内孔

Claims (10)

1. 洗濯機器に用いられる給水装置であって、前記給水装置は、本体と、前記本体に設けられた第１の給水モジュールと、第２の給水モジュールと、連通モジュールと、第１の水流制限部材と、第２の水流制限部材と、を含み、前記第１の水流制限部材及び前記第２の水流制限部材は、前記第１の給水モジュールに水の流れ方向に順に設けられ、且つ前記第１の水流制限部材は、前記第２の水流制限部材よりも流量が小さく、前記連通モジュールは、前記第１の給水モジュールと前記第２の給水モジュールとを連通するための連通管路と、前記連通管路の開閉を制御するための導通制御弁と、を含み、前記第１の給水モジュールと前記連通管路との接続箇所は、前記第１の水流制限部材と前記第２の水流制限部材との間に位置することを特徴とする洗濯機器に用いられる給水装置。
2. 前記第１の給水モジュールは、接続された第１の制御弁と第１の給水管路とを含み、前記第１の水流制限部材は、前記第１の制御弁の出口内に設けられ、前記第２の水流制限部材は、前記第１の給水管路内に設けられることを特徴とする請求項１に記載の給水装置。
3. 前記第２の給水モジュールは、第２の制御弁と第２の給水管路とを含み、前記第２の制御弁は、第１の出口と第２の出口とを含み、前記第１の出口は、前記連通管路に連通し、前記第２の出口は、前記第２の給水管路に連通することを特徴とする請求項１に記載の給水装置。
4. 前記第２の制御弁及び前記第２の給水管路の数は、いずれも２つであり、前記第２の制御弁と前記第２の給水管路とは１対１に対応することを特徴とする請求項３に記載の給水装置。
5. 前記導通制御弁は、一方向逆止弁であり、前記一方向逆止弁の数は、２つであり、２つの前記第２の制御弁の前記第１の出口内にそれぞれ設けられて、前記第１の出口から前記第２の制御弁に水が入ることを防止することを特徴とする請求項４に記載の給水装置。
6. 前記給水装置は、第３の水流制限部材をさらに含み、前記第３の水流制限部材の数は、２つであり、２つの前記第２の給水管路内にそれぞれ設けられることを特徴とする請求項４に記載の給水装置。
7. 前記第１の制御弁は、電磁弁であることを特徴とする請求項２に記載の給水装置。
8. 前記第２の制御弁は、電磁弁であることを特徴とする請求項３乃至６のいずれか１項に記載の給水装置。
9. 洗濯機器であって、前記洗濯機器は、請求項１乃至８のいずれか１項に記載の給水装置を含むことを特徴とする洗濯機器。
10. 前記洗濯機器は、洗濯機であり、前記洗濯機は、凝縮器と洗剤投入ケースとを含み、前記第１の給水モジュールは、前記凝縮器に連通し、前記第２の給水モジュールは、前記洗剤投入ケースに連通することを特徴とする請求項９に記載の洗濯機器。
    

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