JP2023517167A - 強化されたベイピング経験を提供するエアロゾル発生装置 - Google Patents

強化されたベイピング経験を提供するエアロゾル発生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023517167A
JP2023517167A JP2022543784A JP2022543784A JP2023517167A JP 2023517167 A JP2023517167 A JP 2023517167A JP 2022543784 A JP2022543784 A JP 2022543784A JP 2022543784 A JP2022543784 A JP 2022543784A JP 2023517167 A JP2023517167 A JP 2023517167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
heating element
aerosol generator
aerosol
vaping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022543784A
Other languages
English (en)
Inventor
ガルシア, エドゥアルド ホセ ガルシア,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JT International SA
Original Assignee
JT International SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JT International SA filed Critical JT International SA
Publication of JP2023517167A publication Critical patent/JP2023517167A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/50Control or monitoring
    • A24F40/57Temperature control
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/50Control or monitoring
    • A24F40/53Monitoring, e.g. fault detection
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/60Devices with integrated user interfaces
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/016Input arrangements with force or tactile feedback as computer generated output to the user
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B5/00Visible signalling systems, e.g. personal calling systems, remote indication of seats occupied
    • G08B5/22Visible signalling systems, e.g. personal calling systems, remote indication of seats occupied using electric transmission; using electromagnetic transmission
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B6/00Tactile signalling systems, e.g. personal calling systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/20Devices using solid inhalable precursors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/40Constructional details, e.g. connection of cartridges and battery parts
    • A24F40/46Shape or structure of electric heating means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/50Control or monitoring
    • A24F40/51Arrangement of sensors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Abstract

本発明はエアロゾル発生装置(1)に関し、これは、タバコスティック(2)などのエアロゾル基質を加熱するように構成された加熱要素(11)と、加熱要素(11)に給電するように構成されたエネルギー供給源(14)と、加熱要素(11)の温度を測定するように構成された温度センサ(12)と、エアロゾル発生装置(1)がオンにされるとすぐに、エネルギー供給源(14)から加熱要素(11)に供給される電力を制御して、加熱要素(11)を動作可能温度範囲(TR)内に含まれる第1の温度(T1)に昇温するように構成されたコントローラ(13)と、を備え、加熱要素(11)の温度が所定の起動温度(TA)よりも低い場合にのみ、エアロゾル装置(1)がオンのときに、エアロゾル装置(1)の起動時間(t0)において電力を加熱要素(11)に供給することができる。【選択図】図3

Description

本発明は加熱式エアロゾル発生装置の分野に関する。
ベイピング用のエアロゾル基質が取り付けられたエアロゾル発生装置は、加熱非燃焼式電子タバコとしても一般に知られており、今日では一般的なタバコの代用品として益々使われている。しかしながら、一般的なタバコと異なり、多くの場合はスティック形状であるエアロゾル基質のベイピングサイクルにわたって、一貫したベイピング特性を提供することは困難である。
ベイピングサイクル全体にわたってエアロゾルを発生させるために加熱プロセスを制御することを目的とする解決策は公知である。例えば特許文献の欧州特許第2879533号明細書は、以下の3つの電力制御フェーズを有する温度スキームを示すエアロゾル発生装置を開示している:第1のパフのためのベイピング温度に到達するための第1の電力ランプアップフェーズ、次のパフのための第2の電力減少フェーズ、及び基質中のエアロゾル枯渇を補償するための最後の電力増加フェーズ。しかしながら、いずれも、引き続くベイピングサイクルの間に、そして特に2つの連続するベイピングサイクルの間に、電力を制御することを想定していない。
それでも、例えば数秒未満の間に2つのスティックを連続してベイピングする場合、ヒータは十分に冷却される時間がない場合があり、多くのエネルギーが加熱チャンバ内に蓄えられたままである。その結果、挿入されたエアロゾル基質を加熱するためにヒータが再びスイッチオンされた場合、第1のパフの間の温度が、ユーザが予想する温度、又は通常動作時(ヒータが十分に冷却されている場合)の温度を超える場合があり、それにより、温度が高過ぎると認識されるか又は過剰な熱がエアロゾル基質に伝達されて、発生する蒸気の味に影響を及ぼす場合がある。この問題は、第1のパフ時に多くの蒸気を生成する、基質の高い含水量により、増幅される場合がある。
したがって、これら周知の限界を克服することが可能な新規なエアロゾル装置が必要である。
特許文献の国際公開第2018027189号パンフレットは、カートリッジを使用したベイピング装置に関し、カートリッジには、パフ動作を検出するために風速計が取り付けられ、加熱制御機構と相互作用して、必要なときに、特にパフ動作が検出されたときに、加熱レベルを調整し、この検出が、所定のペイピング温度に到達するまで加熱フェーズをトリガする。しかしながら、開示されたベイピング装置は、起動時に温度が高過ぎる場合は常に加熱を防止することを想定していない。
特許文献の米国特許出願公開第2017135407号明細書は、温度を調整するための別の自己起動機構が取り付けられた別のカートリッジベースのベイピング装置について記載しているが、それでも、起動時間における温度が高過ぎる場合に、その時点での加熱を防止するためのいかなる機構も提供していない。
特許文献の欧州特許第2609820号明細書は、基質としてタバコスティックを使用し、基質が存在しないか又は不適切な基質が存在する場合にヒータの起動を防止することを目的とする、別のエアロゾル装置を開示しており、これはエネルギー閾値の測定により実現される。しかし、このような解決策はベイピングサイクル間の一貫性には全く関係しない。
本発明は、ベイピングサイクル間により長い時間間隔を伴う、単一ベイピングサイクル中だけでなく、ベイピングサイクル間により短い時間間隔を伴う、繰り返されるベイピングサイクルに連続的にわたる場合でも、一貫したユーザベイピング経験を確実にする新規なエアロゾル発生装置を提供することを目的とする。
この目的のため、本発明はエアロゾル発生装置に関し、エアロゾル発生装置は、
エアロゾル基質を加熱するように構成された加熱要素と、
前記加熱要素に給電するように構成されたエネルギー供給源と、
前記加熱要素の温度を測定するように構成された温度センサと、
前記エアロゾル発生装置がオンにされるとすぐに、エネルギー供給源から加熱要素に供給される電力を制御して、加熱要素を動作可能温度範囲内に含まれる第1の温度に昇温するように構成されたコントローラと、を備え、
加熱要素の温度が所定の起動温度よりも低い場合にのみ、エアロゾル装置がオンのときに、エアロゾル装置の起動時間において電力を加熱要素に供給することができる。
特許請求された解決策により付与される利点は、ベイピングを開始するときに、第1のパフの温度が望ましい値を超えないことを確実にするように、加熱要素によりエアロゾル基質、例えばタバコスティックに供給されるエネルギーを制御することが可能なことである。その結果、連続したベイピングサイクルの全体にわたって一貫したベイピング経験が維持される。
本発明によれば、起動時間は、ユーザの要求に応じてベイピングサイクルを開始するために、エアロゾル装置がオンにされる時間であり、加熱要素の温度が所定の起動温度閾値を超えている限り、起動時間において電力が加熱要素に供給されることが防止される。
その結果、所定の温度閾値を超えた場合、加熱要素のいかなる起動も禁止され、それにより、連続するベイピングサイクルの全体にわたって最も一貫したベイピング経験が確実になる。実際、そのとき、ユーザが何らかのベイピングサイクルを開始することを希望した場合、加熱要素の温度が十分に低くない限り、すなわち加熱要素が十分に冷却されて、この所定の温度閾値を下回るレベルに再び到達するまで、加熱要素を起動させることができない。
本発明のための好ましい実施形態によれば、エアロゾル基質はタバコスティックである。
このように、提供されるエアロゾル装置は、人気があるT蒸気装置のいずれにも適合し、それにより固体タバコスティックは、本物のタバコをエミュレートし、したがって通常の喫煙経験に可能な限り近いままである一方で、その既知の欠点が排除されている。
本発明のための好ましい実施形態によれば、コントローラの温度制御スキームは、ベイピングサイクルの終了時における加熱要素の温度が所定の起動温度を下回るように調整される。
この実施形態の利点は、これが、次々と開始される可能性のある2つの連続したベイピングサイクルの間に、継ぎ目のないユーザ体験を提供できるということである。
本発明のための更なる好ましい実施形態によれば、ベイピングサイクルは、最後のヒートオフフェーズを含み、その間に、加熱要素への電力が所定期間にわたってスイッチオフされる。
この実施形態の利点は、ベイピングサイクル自体において想定される最後のヒートオフフェーズのおかげで、加熱要素が既に冷却されていることが可能になることであり、その結果、ベイピングサイクルの終了がユーザに通知されたばかりのその直後に、その次のベイピング中にユーザのベイピング経験に顕著な影響を及ぼすことなく、加熱要素を再びスイッチオンすることができることである。このヒートオフフェーズの継続時間は、好ましくは、加熱要素がスイッチオフされたときの、その時点での動作可能温度範囲内における加熱要素の正確な温度に応じて、調整される可能性がある。
本発明のための好ましい実施形態によれば、所定の起動温度は、最大で170℃に等しく設定される。
この温度値は、スティックの所与のベイピングサイクルの終了時と、次のスティックがベイピング可能になる時間との間に、長過ぎる中断時間を生成する必要なく、ユーザ体験の一貫性を最適化することが分かっている。
本発明のための好ましい実施形態によれば、コントローラは、起動時間後の加熱要素への電力供給を、前記起動温度を下回るように設定された別の所定の温度閾値に加熱要素が到達するまで更に遅延させるように構成されている。
この実施形態の利点は、ベイピングサイクル中の第1のパフ経験に関する限り、それがユーザ体験の一貫性を更に最適化するということである。
本発明のための別の好ましい実施形態によれば、加熱要素において起動温度を下回る温度が検出されると、エアロゾル発生装置がオンにされるとすぐに、コントローラは、起動時間において低電力供給モードを生成するように構成されている。
この実施形態の利点は、電池寿命、すなわち、エアロゾル発生装置を再充電する必要があるまでに利用可能かもしれない全体のサイクル数を最適化することが可能なことである。
本発明のための好ましい実施形態によれば、エアロゾル発生装置は、ユーザ入力を受信してエアロゾル発生装置をオンにするための能動ユーザインターフェースを備える。
そのようなユーザインターフェースを提供することにより、表面(例えば、触覚スクリーン)上でのタッピング、スライドの衝撃、を検出する任意の好適なアクチュエータ又はセンサを介してベイピングサイクルの始まりをトリガするために、容易にユーザと相互作用することが可能になる。本発明のためのなお更なる好ましい実施形態によれば、この能動ユーザインターフェースは、エアロゾル発生装置の側面に設けられた押しボタンを介して実現され、したがって簡単な操作、及び起動のためのフィードバックとしてのクリック効果が可能になる。
本発明のための好ましい実施形態によれば、エアロゾル発生装置は、前記エアロゾル発生装置のモード又は状態の表示を提供するように構成された受動ユーザインターフェースを更に備える。そのような受動ユーザインターフェースは、全ベイピングサイクル中だけでなく、ベイピングサイクル間、又は更にはエアロゾル装置の充電時間中にも、効果的なユーザフィードバックを提供することができる。なお別の好ましい実施形態によれば、この受動ユーザインターフェースは、好ましくは、最も効率的で直観的な即時のユーザフィードバックを提供するために、中央LEDディスプレイとして構成される。
本発明のための好ましい実施形態によれば、エアロゾル発生装置は、エアロゾル発生装置の状態遷移に関するフィードバックを提供するように構成されたバイブレータを更に備える。この触覚フィードバックは、有利には、ベイピングサイクル中に発生しユーザの行動に直接且つ即座に影響を及ぼすかもしれない重要イベント又は変化を示唆するために(すなわち、ベイピングが利用可能であること又はもはや利用可能ではないことを知ることにより)、別様に、例えばLEDディスプレイを介して設けられた、別個の視覚的フィードバック機器と組み合わせることができる。
本発明のための好ましい実施形態によれば、エアロゾル発生装置は、第1の位置において、加熱要素を覆い、第2の位置において、エアロゾル基質を挿入するための空間を残すように配置されたスライダを更に備え、エアロゾル発生装置は、スライダの第2の位置においてのみオンにすることができる。
このように、スライダは、エアロゾル発生装置用の一般的なスイッチとして機能し、そのとき、スイッチは、スティックが加熱装置内へと導入される可能性があるときにのみスイッチオンされる。いったんエアロゾル発生装置がスイッチオンされると、加熱要素がまだ利用可能ではない場合は、スリープモードのままである可能性があり、エアロゾル発生装置が他の能動ユーザインターフェース、例えば押しボタンを介してオンにされたときにだけすぐに起動することができる。このように、装置の過熱に対して追加の安全性が保証される。
本発明のためのエアロゾル発生装置用の好ましい実施形態によれば、加熱要素が第1の温度に到達するまで加熱要素に電力が供給され、それにより、エアロゾル基質に提供されるエネルギー量は、起動時間における加熱要素の温度に関係なく所定の範囲内に留まる。
この好ましい実施形態の利点は、これが、特に第1のパフの温度に関する限り、起動時におけるベイピングサイクルの開始時における加熱要素の温度に関係なく、すなわち、このサイクルが室温で開始されたかどうか、続きのベイピングサイクルが、温度が遥かに高くなるであろう、前のサイクルの直後に開始されたかどうか、に関係なく、ユーザ体験の一貫性を更に最適化することである。このように、第1のパフの温度がいかなるベイピングサイクルについても、且ついかなる初期状態からも独立して、実質的に同一のままであることが保証される。
新しく提供されるエアロゾル発生装置の電力調節及び効率を最適化することを目的とする更なる有利な特徴が、更に本発明のための好ましい実施形態を示す図面を考慮して、以下の詳細な説明において説明される。
ここで、本発明について、添付の図面を参照して更に詳細に説明する。
本発明によるエアロゾル発生装置の好ましい実施形態の側面斜視図を示す図1A及び図1Bからなり、それぞれ、スティックが挿入できない第1の位置にあるスライダ、及びスティックが挿入される第2の位置にあるスライダを備える。 本発明のための好ましい実施形態によるエアロゾル装置の概略的な論理図を示す。 本発明のための好ましい実施形態による、ベイピングサイクル中の経過時間に対する加熱要素の温度を表すダイアグラムを示す。 本発明のための好ましい実施形態による、2つの連続するベイピングサイクル中の経過時間に対する加熱要素の温度を表すダイアグラムを示す。 本発明のための別の実施形態による、2つの連続するベイピングサイクル中の経過時間に対する加熱要素の温度の重ね合わされた曲線を表すダイアグラムを示す。
以下では、好ましい実施形態によるエアロゾル発生装置1、並びに、この装置の加熱要素が冷却され得ることを確実にするために、このような装置を使用する好ましい温度制御スキームについて説明する。
図1A及び図1Bはそれぞれ、2つの異なる動作可能モードにあるエアロゾル発生装置1の斜視側面図を示し、左の図1Aは、スイッチオフの状態に対応する、第1の閉じた位置P1にあるスライダ17が取り付けられている、エアロゾル発生装置1を示し、右には、スライダ17を第2の開いた位置P2に置くことによりスイッチオンされているだけでなく、能動ユーザインターフェースとして使用される横方向ボタン15を押すことによりオンにされて、本明細書ではタバコスティック2と後述される、開口部18内に挿入される、エアロゾル基質の加熱処理を開始する状態にあるエアロゾル発生装置1を示す。
図1Aでは、直観的なユーザフィードバックのためにハウジング10の中間に設けられている中央LEDディスプレイ16がオフであることが理解できる。これに対し、図1Bでは、LEDはヒートアッププロセスの状態を示し、これはほぼ中間にある。好ましい実施形態によれば、ヒートアップフェーズの開始は、ボタン15を約1秒間押すことによりトリガされ、スティック2にとって、ベイピング可能状態に到達するまでヒートアップは約20秒間進行し、それにより、LEDディスプレイ16のLEDは完全に点灯され、及び/又は振動フィードバックがユーザに提供される。次いで、ベイピング時間は、例えば、典型的には3分40秒~4分10秒の所定時間の間、制御される。この期間中、ハウジング10(これらの図には示されないが、次の図2には示される)内部の加熱要素11の温度は制御され、ディスプレイ16上に灯るLEDバーのサイズが連続的に減る。次いで、このベイピング時間が経過した後、加熱要素11はまた、所定時間にわたって、典型的には20秒間にわたって、スイッチオフされ、その間、残りのLEDは点滅している。これら最後の20秒間の後、ベイピングサイクルの終了が、好ましくは長い振動フィードバックにより確認され、エアロゾル発生装置のスリープモードに再び到達したこと、及びボタン15を再び押すことによってのみ新しいベイピングサイクルが発生し得ることが示される。
図1Bでは、エアロゾル発生装置1を再充電するための充電接続部19を想定することが理解でき、これは、好ましくは、電池が完全に充電された場合に、20本のタバコスティック2のために使うことができる。
要約すると、図1A及び図1Bに示される好ましい実施形態によるエアロゾル発生装置1は、タバコスティック2が挿入されることになる開口部18を備え、この開口部はスライダ17によって覆われることができ、スライダがエアロゾル発生装置1の動作可能状態を画定する(第1の閉じた位置P1においてスイッチオフ、第2の開いた位置P2においてスイッチオン)。そのとき、スイッチオン状態において、ボタン15を押すことにより、好ましくは約1.5秒のプッシュ及びホールド動作によりエアロゾル発生装置1をオンにすることができ、それにより、いわゆるスリープモードからいわゆる起動モードに変化し、加熱要素が起動され、温度制御も利用可能になる。スリープモードでは、LEDディスプレイ16を使用して電池レベルを示すことができる一方で、起動モードでは、LEDディスプレイ16により示されるLEDバーが、加熱レベル及び利用可能なベイピング時間を示すことができる。充電接続部19は、好ましくはUSB接続部からなる。エアロゾル発生装置1がオンのときにケーブルを接続すると、これがヒートアップ中に行われたか又はベイピング中に行われたかに関係なく、すぐに起動が停止され、充電のために再びスリープモードに切り替わる。
図2は、図1A及び図1Bに示される好ましい実施形態によるエアロゾル装置の概略的な論理図を示し、タバコスティック2の形のエアロゾル基質は、ハウジング10の上部先端に配置された開口部18内へと挿入される。図の分かり易さのため、スライダ17は省略されているが、図示したエアロゾル発生装置1は、スライダ17が第2の位置P2にあること、すなわちスイッチオン状態であることが示され、ハウジング10は、直立した位置に対して左に90度傾斜していることが理解できる。
タバコスティック2は、加熱チャンバ又は加熱チューブとして形成された加熱要素11により加熱される。加熱チューブは、加熱プロセスには関係しないが挿入されたタバコスティック2のための停止部として機能する底部プレート11’により閉じられる。タバコスティック2を通して空気が吸い込まれ、タバコスティック2の成分の加熱蒸発により蒸気が発生し、パフ中に蒸気が流出する。蒸気の温度は、例えばサーミスタなどの温度センサ12を使用することにより加熱要素11の温度を制御することにより制御される。蒸発は、温度フィードバックを伴うPID制御を用いる加熱コントローラ13を使用することにより、加熱要素11に供給される電力を調節することにより調節される。加熱コントローラは、MCUの形で実装することができる。
エネルギー供給ユニット14は、好ましくは、典型的にはUSBプラグである充電接続部19を介してセクタに接続することができる再充電可能な電源ユニットである。このエネルギー供給ユニット14は、温度センサ12及び加熱コントローラ13に接続され、好ましくは押しボタン15などの、第1の能動ユーザインターフェースを介して、ベイピングセッションを開始するために起動できる。実際、所定時間にわたって押しボタン15を押下することにより、エアロゾル発生装置1をオンにし、スリープモードから、加熱要素11がスイッチオンされた起動モードに移行させることが可能になる。エネルギー供給ユニット14はまた、好ましくは、スリープモードにおける電圧レベルと、起動モードにおける、すなわちベイピングサイクル中の加熱レベル又は残りのベイピング時間とを示す、LEDディスプレイ16で作製された第2の受動ユーザインターフェースに接続されている。このディスプレイは、好ましくは、重要な状態変化情報をユーザに示すバイブレータ20と組み合わされる。これは、例えば、エアロゾル発生装置がちょうどオンにされたとき、次いで、スティック2がベイピング可能になったとき、そしてその後でベイピングサイクルが終了しようとしているときに警告を与えるとき、最後に、ベイピングサイクルが終了したときに最終的なフィードバックを提供するときに示される。
図3は、前の図に示す装置などの、本発明のための好ましい実施形態によるエアロゾル発生装置1を使用した完全ベイピングサイクルVを展開したものを示す。図3のダイアグラムは、ベイピングサイクルV中の経過時間に対する加熱要素11の温度を表し、起動時間tにおいて押しボタン15が押されてから、時間tにおいてバイブレータフィードバックが受信されてベイピングサイクルVの終了が確認されるまでを表す。
この好ましい実施形態によれば、ユーザが押しボタン15を押すと、エアロゾル発生装置1はオンになり、起動状態に変化する。したがって、この時間的な瞬間は、起動時間tと呼ばれ、これは、ベイピングサイクルVが開始されたこと、及び加熱要素11がスイッチオンされたかもしれないことを示す。これは、「ヒートアップ」フェーズと呼ばれる第1のフェーズHの始まりに対応し、そのフェーズの間、タバコスティック2は、ベイピング可能であると考えられるようになるまで加熱される。好ましくは、この第1のフェーズHは、所定の時間、ここでは例えば20秒、にわたって持続するか、又は、より早く、加熱要素が第1の温度Tに到達するとすぐに終了してもよく、これは図3のグラフの場合であり、20秒が経過する前に平坦になっている。しかしながら、タバコスティック2が「ベイピング可能」状態に到達するために定義されたこの第1の温度Tは、好ましくは常に所定の温度範囲T内にあり、これは本明細書では230℃~235℃と定義される。
第1のフェーズHの終了時に、時間tにおいてベイピング可能状態に到達し、これは、所定のLED信号により、及び/又は振動フィードバックを介して、装置により示すことができる。同時に、第2のフェーズHが開始され、その間、ヒータは温度制御スキームにより制御される。次いで、加熱要素11は、記憶されている温度プロファイルと、加熱要素11を形成している加熱チャンバの温度を感知する温度センサ12により提供される温度測定値とに基づくPID制御を介して、電源がオン/オフされてもよい。図3に例示される好ましい実施形態によれば、この温度制御スキームは、ベイピングサイクルのほぼ中程の中間時間t1’(ここでは、tの後、180秒)において僅かな再加熱を伴い、これは、基質の欠乏を補償するために、温度範囲T(235℃)の上限に到達するように構成されていることが理解できる。
時間tにおけるこの第2のHの終了時に、ここでは、時間tにおけるベイピングの開始の270秒後に、加熱要素11はスイッチオフされ、「ヒートオフ」フェーズと呼ばれる第3のフェーズHが同時に開始される。この第3のフェーズHは、ヒータの温度が依然として動作可能温度範囲T内に含まれているが、第1の温度Tには必ずしも等しくない間に開始される。したがって、ベイピングのための、この他の動作可能温度は、好ましくは第2の温度T、すなわち、ヒートオフフェーズ(すなわち第3のフェーズH)の開始時における温度、と呼ばれる。
この第3のヒートオフフェーズHは、好ましくは約20秒にわたって持続する。このフェーズの開始は、好ましくは、ディスプレイユニットにおける専用の表示パターンにより、及び/又は振動フィードバックにより示される。完全ベイピングサイクルVの終了をマークする、時間tにおけるこのフェーズの終了も、好ましくは別の振動フィードバック(例えば、開始時における短い振動と比較して、終了時における長い振動)により示され、LEDディスプレイは、好ましくは、この終了時間tにおいてスイッチオフされる。
更に図5を考慮して以下に説明されるように、本発明のためのこの好ましい実施形態による温度制御スキームは、好ましくは、ベイピングサイクルVの終了時に、すなわち時間tにおいて、起動温度Tを下回る温度に到達するように調整され、この起動温度Tは、それ自体が加熱要素の動作可能温度範囲Tを十分に下回っている。これにより、連続するベイピングサイクルを、前のベイピングサイクルの直後に開始する一方で、第1のパフ時にユーザに対して一貫したユーザ体験を保証することが可能になる。図3のダイアグラムでは、この起動温度Tは、例えば170℃に等しく設定される。
図4は、本発明のための更に別の好ましい実施形態による、2つの連続するベイピングサイクル中の、経過時間に対する加熱要素の温度を表すダイアグラムを示し、連続するベイピングサイクルを開始するために押しボタン15が作動された後に、加熱要素は更に冷却されることが可能である。換言すれば、第2のベイピングサイクルVc(2)の開始が、第1のベイピングサイクルVc(1)が終了した直後にトリガされた場合であっても、温度閾値Tと呼ばれる十分に低い温度に到達するまで、加熱要素への給電は遅延される。温度閾値Tは、起動温度Tよりも低く、したがって、図4に例示されるケースでは、170℃よりも低い。
図4では、括弧内の添え字として追加された全ての参照がサイクル数に関連すること、すなわち、t0(1),t1(1)、t2(1)、t3(1)は、単に、一般的なベイピングサイクルVの時間値t、t、t、及びtに対応するが、第1のベイピングサイクルVc(1)に適用されることが理解できる。同様に、t0(2)&t1(2)は、t&tは、第1のベイピングサイクルVc(1)の直後に、第2のベイピングサイクルVc(2)に適用したものに対応し、したがってt0(2)=t3(1)である。(すなわち、第2の連続するベイピングサイクルVc(2)の起動時間は、第1のベイピングサイクルVc(1)の終了時間と同じである)。各ベイピングサイクルの第1のヒートアップフェーズH1(1)&H1(2)の後に到達する第1の温度にも同じことが適用される。すなわち温度T1(1)は、第1のベイピングサイクルVc(1)の第1の温度である一方で、温度T1(2)は、第2のベイピングサイクルVc(2)の第1の温度である。しかしながら、第1のベイピングサイクルVc(1)の第2及び第3のフェーズH2(1)&H3(1)だけが表されている。この図示する例では、第1のベイピングサイクルVc(1)の終了時における温度は、ヒートオフフェーズの後に到達しており、最大でも、約170℃に設定された起動温度Tに等しい値に対応するように設定される。しかしながら、そのとき、このヒートオフフェーズは延長され、温度閾値Tに対応する最小温度に到達するまで、加熱要素11をスイッチオンすることはできない。しかしながら、加熱要素11は、動作可能なベイピング温度、例えばいわゆる第1の温度T1(2)に到達するまで、自動的にスイッチオンされる。
第1のベイピングサイクルVc(1)の第1のヒートアップフェーズが依然として20秒に設定されると想定すれば、図示されたグラフは、第2のベイピングサイクルVc(2)について時間t1(2)において到達するベイピング可能状態は、より早く約12秒後に来ることを示していることが理解できる。換言すれば、第2のベイピングサイクルVc(2)のヒートアップフェーズは、第1のベイピングサイクルのヒートアップフェーズより短くてもよい。この実施形態は、ベイピング可能状態に到達する時間が可変であることを可能にする選択肢に対応し、この時間は、室温で開始された第1のベイピングサイクルよりも大幅に高い温度で開始された連続するベイピングサイクルのいずれにとっても、より短い可能性が高い。このようなより短いヒートアップフェーズは、より高い温度で開始された連続するベイピングサイクル中にスティックにさもなければ供給される、より高いエネルギーを補償することを目的としており、その結果、ユーザにとって、第1のパフ時における違いが最小限に抑えられる。加熱要素11に供給される電力が最初は遅延されるという事実にも関わらず、連続するベイピングサイクル間の全体的な待ち時間、すなわち、サイクルが完了してから次のスティックがベイピング可能になるまでの時間は最小限に抑えられ、いずれにせよ、第1のスティックがベイピング可能になるまでに経過する時間よりも短いことが理解できる。
しかしながら、変形実施形態によれば、同じヒートアップ時間、すなわち起動時間とベイピング可能時間との間で経過する時間幅は、ベイピングサイクルに関係なく一定に保たれる。この場合、これは、ベイピングサイクルの起動時間における温度に関係なく、例えば、ヒートアップフェーズの時間を一定の20秒に等しく維持することを意味することになる。しかしながら、これは好ましくは、このヒートアップフェーズ中に一定期間にわたってスティックに供給されるエネルギーを更に調整して、第1のパフのために設定された時間において(すなわち時間tにおいて)、ユーザにとって著しい差につながる、供給されるいかなるエネルギーレベルをも超えないように、温度のより繊細な制御と組み合わされなければならない。
図5は本発明のための代替的実施形態の例を示す。これによると、ベイピングサイクルVの終了時にはヒートオフフェーズの延長がなく、第1のヒートアップフェーズは固定され20秒に維持されている。第1のベイピングサイクルと、任意の連続するベイピングサイクルとの違いの視覚化を単純にするために、図3と同様の一般的なベイピングサイクルVが、様々なフェーズ(ヒートアップの第1のフェーズH、ベイピング制御の第2のフェーズH、及びヒートオフの第3のフェーズH)の同じ時間値t、t、t&t、及び継続時間で示されている。図3及び図5のベイピングサイクルVの違いは、第1のパフの時間tにおいて到達する第1の温度Tが、加熱要素11がスイッチオフされたときの第2のフェーズHの終了時における第2の温度、すなわち230℃、に等しいことである。しかしながら、変形実施形態によれば、ベイピングサイクルVの終了時に、起動温度Tを下回る温度値に常に到達することを確実にするために、加熱要素がスイッチオフされたときの、動作可能温度範囲T内における加熱要素11の正確な温度に応じて、第3のヒートオフフェーズHの継続時間のためのタイマが調整されてもよい。この第3のヒートオフフェーズHの継続時間が固定であるか又は可変であるかどうかに関係なく、加熱要素11が冷却する全体の時間幅は、起動温度Tを下回る温度値に到達することを可能にするために十分に長くするように調整されることになっている。この起動温度Tはまた、図5に例示される実施形態に従って170℃に設定されるが、図4に示される前の実施形態とは対照的に、新しいベイピングサイクルVの始まりでは更なる冷却が想定されないという事実を補償するために、起動温度Tは、したがって好ましくは160℃又は更にはそれよりも低く(例えば150℃)設定することができる。
図5は、室温で開始されたときの、H1(1)とラベル付けされた、第1のサイクルの第1のフェーズを、起動温度Tで直接開始されたときの、H1(2)とラベル付けされた、第2のサイクルの第1のフェーズに重畳させることにより、第1のベイピングサイクルと任意の連続するサイクルとの唯一の違いを強調しており、後者は点線で描写されている。両方のヒートアップフェーズが同じ継続時間を有し、ベイピングサイクル間に更なる遅延が導入されておらず、したがって、スティックを替えることは、エアロゾル発生装置1内に最初のスティックを挿入することと同様に単純明快である。しかしながら、そのような実施形態によると、第1のベイピングサイクルH1(1)を昇温する第1のフェーズ中にスティックに供給されるエネルギーレベルは、第2のベイピングサイクルH1(2)の、及び任意のその後のベイピングサイクルの、すなわち任意の連続するサイクルの、第1のフェーズ中にスティックに供給されるエネルギーレベルよりも低いであろう。その結果、本発明のための好ましい変形実施形態によれば、予め設定された起動温度Tよりも低い温度閾値Tに到達させるために、加熱要素に電力を供給する前に遅延が必要とされない場合であっても、そのとき、ユーザにとって第1のパフの時間に対応する可能性がある第1の温度Tに加熱要素11が到達するまで、スティックに供給されるエネルギーの違いを更に最小限に抑えるために、加熱要素11を起動する時点で(すなわちベイピングサイクルの開始時における起動時間tにて)、低電力モードを生成することは有利であろう。最も好ましくは、温度制御スキームは、スティックに供給されるエネルギーのレベルが、任意のベイピングサイクルVの起動時間tにおける前記加熱要素の温度に関係なく所定の範囲内に留まっているはずであるように、調整されなければならない。
上記説明において詳細に記載した実施形態は、あくまで例示として与えられており、付与される保護範囲を制限するものと理解されるべきではない。具体的には、好ましい実施形態は、動作可能温度Tが、好ましくは230℃と235℃の間にあると定めているが、この範囲は、これよりも広いか、又はエアロゾル基質(すなわちスティック)の必要性及び構成要素に応じてシフトする可能性がある。同じことが、起動温度Tについても当てはまる。
また、「ヒートオフ」の第3の期間Hの始まりは、異なる経過時間又はパフ回数のいずれかによりトリガされることができ、また、ユーザに幾分のより多くの時間を与えて、スティックをシームレスな形で交換するために最も効率的に準備するために、幾分長く持続させてもよい。
しかし、全ての実施形態に共通の特徴は、加熱要素11の温度が所定の起動温度T閾値を超えている限り、起動時間tにおいて、すなわち、ユーザが押しボタン15を押圧することにより又は他の任意の好適なユーザインターフェースと相互作用することによりベイピングサイクルVcの開始を要求するときはいつでも、電力が加熱要素11に供給されることが防止されることになっていることである。このように、この温度閾値を超えている場合、エアロゾル基質2の加熱機構が効果的に阻止され、したがって、エアロゾル装置内の初期の温度状態に関係なく、最も一貫したベイピング経験が保証される。
特許請求されるエアロゾル発生装置などの加熱非燃焼式装置は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて、スティックとは異なる他の形態の基質を加熱してよいことも理解されるであろう。
1 エアロゾル装置
10 ハウジング
11 (蒸気)加熱要素(例えば、チューブ)
11’ 底部プレート
12 温度センサ
13 加熱コントローラ(例えば、PID)
14 エネルギー供給源
15 プッシュボタン(第1のユーザインターフェース)
16 LEDディスプレイ(第2のユーザインターフェース)
17 スライダ
18 開口部
19 充電接続部
20 バイブレータ
2 タバコスティック[エアロゾル基質の例として]
ベイピングサイクル
c(1) 第1のベイピングサイクル
c(2) 第2のベイピングサイクル[又は、任意の連続するVc]
スライダの「オフ」位置
スライダの「オン」位置
第1のフェーズ-ヒートアップ
第2のフェーズ-ベイピング制御
第3のフェーズ-ヒートオフ
起動温度[T<T
「ベイピング可能」状態に到達するために使用される第1の温度
オフ時のヒータの温度
ベイピング可能温度範囲
温度閾値
起動時間/第1のフェーズH1の開始
第1のフェーズH1の終了/第2のフェーズH2の開始
1’ 中間ベイピングフェーズの時間/再加熱
第2のフェーズH2の終了/第3のフェーズH3の開始
第3のフェーズH3の終了

Claims (15)

  1. エアロゾル発生装置(1)であって、
    エアロゾル基質を加熱するために構成された加熱要素(11)と、
    前記加熱要素(12)に給電するように構成されたエネルギー供給源(14)と、
    前記加熱要素(11)の温度を測定するように構成された温度センサ(12)と、
    前記エアロゾル発生装置(1)がオンにされるとすぐに、前記エネルギー供給源(14)から前記加熱要素(11)に供給される電力を制御して、前記加熱要素(11)を動作可能温度範囲(T)内に含まれる第1の温度(T1)に昇温するように構成されたコントローラ(13)と、を備え、
    前記加熱要素(11)の温度が所定の起動温度(T)よりも低い場合にのみ、前記エアロゾル装置(1)がオンのときに、起動時間(t)において電力を前記加熱要素(11)に供給することができる、エアロゾル発生装置(1)。
  2. 前記起動時間(t)は、ユーザの要求に応じてベイピングサイクル(V)を開始するために、前記エアロゾル装置(1)がオンにされる時間であり、前記加熱要素(11)の温度が前記所定の起動温度(T)の閾値を超えている限り、前記起動時間(t)において電力が前記加熱要素(11)に供給されることが防止される、請求項1に記載のエアロゾル発生装置(1)。
  3. 前記エアロゾル基質は、タバコスティック(2)である、請求項1又は2に記載のエアロゾル発生装置(1)。
  4. 前記加熱要素(11)の温度がベイピングサイクル(V)の終了時に前記所定の起動温度(T)を下回るように、前記コントローラ(13)の温度制御スキームが調整される、請求項1~3のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置(1)。
  5. 前記ベイピングサイクル(V)は最後のヒートオフフェーズ(H)を含み、前記ヒートオフフェーズ中に、前記加熱要素(11)への電力が所定期間にわたってスイッチオフされる、請求項4に記載のエアロゾル発生装置(1)。
  6. 前記所定の起動温度(T)は、最大で170℃に等しくなるように設定される、請求項1~5のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置(1)。
  7. 前記コントローラ(13)は、起動時間(t)後の前記加熱要素(11)への電力供給を、前記起動温度(T)を下回るように設定された別の所定の温度閾値(T)に前記加熱要素(11)が到達するまで更に遅延させるように構成されている、請求項1~6のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置(1)。
  8. 前記加熱要素(11)において前記起動温度(T)を下回る温度が検出された場合、前記エアロゾル装置(1)がオンのときに、前記コントローラ(13)は、起動時間(t)において低電力供給モードを生成するように構成されている、請求項1~6のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置(1)。
  9. 前記エアロゾル発生装置(1)をオンにするためのユーザ入力を受信するための能動ユーザインターフェースを更に備える、請求項1~8のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置(1)。
  10. 前記能動ユーザインターフェースは押しボタン(15)である、請求項9に記載のエアロゾル発生装置(1)。
  11. 前記エアロゾル発生装置(1)のモード又は状態に関する表示を提供するように構成された受動ユーザインターフェースを更に備える、請求項1~10のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置(1)。
  12. 前記受動ユーザインターフェースは、中央LEDディスプレイ(16)として構成されている、請求項11に記載のエアロゾル発生装置(1)。
  13. 前記エアロゾル発生装置(1)の状態遷移に関するフィードバックを提供するように構成されたバイブレータを更に備える、請求項1~12のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置(1)。
  14. 第1の位置(P1)において前記加熱要素(11)を覆い第2の位置(P2)において前記エアロゾル基質を挿入するための空間を残すように構成されたスライダ(17)を更に備え、前記エアロゾル発生装置(1)は、前記スライダ(17)の前記第2の位置(P2)においてのみオンにすることができる、請求項1~13のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置(1)。
  15. 前記エアロゾル基質に供給されるエネルギー量が、起動時間(t)における前記加熱要素(11)の温度に関係なく所定の範囲内に留まっているように、前記加熱要素(11)が前記第1の温度(T1)に到達するまで、前記加熱要素(11)に電力が供給される、請求項1~14のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置(1)。
JP2022543784A 2020-03-05 2021-02-22 強化されたベイピング経験を提供するエアロゾル発生装置 Pending JP2023517167A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP20161309.8 2020-03-05
EP20161309 2020-03-05
PCT/EP2021/054350 WO2021175640A1 (en) 2020-03-05 2021-02-22 Aerosol generation device providing enhanced vaping experience

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023517167A true JP2023517167A (ja) 2023-04-24

Family

ID=69779901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022543784A Pending JP2023517167A (ja) 2020-03-05 2021-02-22 強化されたベイピング経験を提供するエアロゾル発生装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20230096771A1 (ja)
EP (1) EP4114220A1 (ja)
JP (1) JP2023517167A (ja)
KR (1) KR20220149662A (ja)
CN (1) CN115413226A (ja)
WO (1) WO2021175640A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115708599A (zh) * 2021-08-23 2023-02-24 深圳麦克韦尔科技有限公司 电子雾化装置及其待雾化基质的消耗检测方法
CN114200980B (zh) * 2021-12-03 2022-10-18 北京温致科技有限公司 输出控制方法、系统、气溶胶控制方法及加热不燃烧装置
WO2024126097A1 (en) * 2022-12-14 2024-06-20 Jt International Sa Aerosol generating device
WO2024126645A1 (en) * 2022-12-16 2024-06-20 Jt International Sa Aerosol generating device with heater control

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2609820A1 (en) 2011-12-30 2013-07-03 Philip Morris Products S.A. Detection of aerosol-forming substrate in an aerosol generating device
TWI608805B (zh) 2012-12-28 2017-12-21 菲利浦莫里斯製品股份有限公司 加熱型氣溶膠產生裝置及用於產生具有一致性質的氣溶膠之方法
US10165799B2 (en) * 2015-11-17 2019-01-01 Altria Client Services Llc Aerosol-generating system with self-activated electric heater
US20170135407A1 (en) 2015-11-17 2017-05-18 Lunatech, Llc Voice responsive electronic vapor system
CN109789285B (zh) 2016-08-05 2023-01-20 尤尔实验室有限公司 蒸发器的风速辅助控制

Also Published As

Publication number Publication date
US20230096771A1 (en) 2023-03-30
EP4114220A1 (en) 2023-01-11
KR20220149662A (ko) 2022-11-08
CN115413226A (zh) 2022-11-29
WO2021175640A1 (en) 2021-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2023517167A (ja) 強化されたベイピング経験を提供するエアロゾル発生装置
US11399569B2 (en) Variable power control electronic vaping device
RU2729965C1 (ru) Системы предоставления пара
JP7248365B2 (ja) 微細粒子発生装置
JP7122441B2 (ja) 香味生成装置、電源ユニット、香味生成装置を制御する方法、及びプログラム
CN114340427A (zh) 用于气溶胶产生装置的加热状态指示器和加热方法
JP2023506711A (ja) エアロゾル発生装置電源システム
US20230363454A1 (en) Electronic smoking simulation device with resistance recording and replay
JP7148032B2 (ja) 蒸気供給システム
EP4316286A1 (en) Inhalation device, control method, and program
WO2022201304A1 (ja) 吸引装置、制御方法、及びプログラム
KR102216384B1 (ko) 전자담배
JP7304467B2 (ja) 香味生成装置、電源ユニット、香味生成装置を制御する方法、及びプログラム
RU2786494C1 (ru) Устройство, способ и система с нагревом без горения для табачных изделий
WO2023073931A1 (ja) 吸引装置、基材、及び制御方法
WO2024095476A1 (ja) エアロゾル生成システム、制御方法及びプログラム
WO2023062788A1 (ja) 吸引装置、基材、及び制御方法
KR20240046242A (ko) 정보 처리 장치, 정보 처리 방법 및 프로그램
EA044506B1 (ru) Индикатор состояния нагрева и способ нагрева для устройства, генерирующего аэрозоль
JP2023120402A (ja) 香味生成装置、電源ユニット、香味生成装置を制御する方法、及びプログラム
EA045757B1 (ru) Индикатор состояния нагрева и способ нагрева для устройства, генерирующего аэрозоль
KR20230144777A (ko) 순간 온도 승하강 기능을 갖는 에어로졸 발생장치
CN118077962A (zh) 气溶胶产生装置及其控制方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240215