本出願の実施形態が説明される前に、本出願の実施形態におけるいくつかの用語が説明される。
タイプ:タイプは、端末タイプ(typeまたはcategory)と呼ばれる場合がある。タイプは、同じまたは類似の特性を有する端末のタイプを説明するために使用され得る。任意選択で、1つのタイプは、複数の「サブタイプ」を含んでもよい。1つのタイプまたは1つのサブタイプは、端末の1つまたは複数の「特性」に対応し、同じタイプまたは同じサブタイプに対応する特性は、同じまたは類似しており、さらに異なるタイプまたは異なるサブタイプに対応する少なくとも1つの特性は、異なる。少なくとも1つのタイプは、1つであっても、2つ以上のタイプであってもよい。これは、本出願の実施形態では限定されない。実際の用途では、端末のタイプは、タイプまたはサブタイプを使用することによって説明されてもよく、あるいは端末のタイプは、1つまたは複数の特性を使用することによって説明されてもよい。端末のタイプは、1つまたは複数の特性に対応するタイプまたはサブタイプを有する。
例えば、端末の能力および適用シナリオに基づいて、端末は、1つまたは複数のタイプ/サブタイプに分類される。例えば、端末は、以下のいくつかのカテゴリ、すなわち、拡張モバイルブロードバンド(enhanced mobile broadband、eMBB)端末、マシンタイプ通信(machine type communication、MTC)端末、または縮小機能(reduced capability、REDCAP)端末に分類されてもよい。REDCAP端子は、ライト(light)端末と呼ばれる場合がある。タイプは、タイプ番号によって一意に識別され得る。例えば、2つのタイプはそれぞれ、1および2の番号を付けられてもよい。サブタイプは、サブタイプ番号によって一意に識別され得る。同じタイプに属する異なるサブタイプの数は、異なり、異なるタイプに属するサブタイプの数は、異なっても、または同じでもよい。これは限定されない。例えば、タイプ1の2つのサブタイプはそれぞれ、サブタイプ1およびサブタイプ2と番号を付けられてもよく、タイプ2の2つのサブタイプはそれぞれ、サブタイプ3およびサブタイプ4と番号を付けられてもよい。他の例として、タイプ1の2つのサブタイプはそれぞれ、サブタイプ1およびサブタイプ2と番号を付けられてもよく、タイプ2の2つのサブタイプはそれぞれ、サブタイプ1およびサブタイプ2と番号を付けられてもよい。
同じ特性を有する端末のタイプは、端末のタイプ番号/サブタイプ番号、または端末の特性情報を使用することによって一意に識別されてもよい。説明を容易にするために、端末のタイプ、および端末のタイプ番号は、交換可能に使用され得、端末のサブタイプ、および端末のサブタイプ番号は、交換可能に使用され得ることに留意されたい。言い換えれば、以下の実施形態で説明される端末のタイプは、タイプ番号に対応する端末のタイプを表す、端末のタイプ番号であり得る。端末のサブタイプは、サブタイプ番号に対応する端末のタイプを表す、端末のサブタイプ番号を指し得る。
各タイプ/サブタイプは、1つまたは複数の特性情報に対応し得る。端末の特性情報は、限定しないが、端末の以下のパラメータ、すなわち、最大帯域幅(maximum bandwidth、MAX BW)、最小帯域幅、適用シナリオ、ピークレート、最大変調次数、複信能力、分岐数、サポートされる電力レベル、処理時間、補助アップリンク(supplementary uplink、SUL)がサポートされているか否か、キャリアアグリゲーション(carrier aggregation、CA)がサポートされているか否か、およびCA能力のうちの1つまたは複数の値を含んでもよい。
最大変調次数は、最大直交振幅変調(maximum quadrature amplitude modulation、MAX QAM)に対応する次数であってもよい。例えば、最大変調次数は、16直交振幅変調(quadrature amplitude modulation、QAM)、64QAM、または256QAMであってもよい。適用シナリオは、以下のシナリオ、すなわち、産業用無線センサネットワーク(industrial wireless sensor network、IWSN)、カメラ(camera)シナリオ、ウェアラブル(wearable)シナリオ、ビデオ監視シナリオなどのうちの1つまたは複数を含み得る。あるいは、適用シナリオは限定されなくてもよい。この場合、特性情報は限定されなくてもよい。CA能力は、端末がCAをサポートするときに端末によってサポートされるキャリアの最大数であり得る。複信能力は、端末が、周波数分割複信(frequency division duplex、FDD)中に信号を同時に受信と送信する機能を、サポートするか否かを指し得、2つの機能、すなわち、半二重周波数分割複信(half-duplex FDD)および全二重周波数分割複信(full-duplex FDD)を主に含む。端末が、信号を同時に受信と送信することを、サポートしないこと、すなわち、端末が、時分割方式で信号を受信と送信することを、サポートすることを、半二重FDDは示す。端末が、信号を同時に受信と送信することを、サポートすることを、全二重FDDは示す。
例えば、以下の表1は、タイプと、サブタイプと、特性との間の対応関係を示している。表1に示されたように、タイプ1の端末の特性情報は、IWSNシナリオに適用される、MAX BW=5メガヘルツ(megahertz、MHz)/10MHz、MAX QAM=16を含み、サブタイプ3の端末の特性情報は、MAX BW=20MHz、MAX QAM=16を含み、さらにcameraシナリオに適用される。
表1は単なる例にすぎない。表1に示された内容に加えて、他のタイプ、サブタイプ、特性、他の内容などが、さらに含まれてもよい。これは、本出願では限定されない。
セル(cell)は、端末に無線通信サービスを提供するエリアであってもよい。エリア内のネットワークデバイスは、端末に無線通信サービスを提供する。1つのネットワークデバイスは、1つまたは複数のセルを管理し得る。各セルは、セル識別子(cell identifier、セルID)に対応し、セル識別子は、セルを一意に識別する。端末が、セルにキャンプオンし、キャンプしたセルにアクセスすることになる場合、セルは、端末のキャンプしたセルまたはサービングセル(serving cell)と呼ばれる場合があり、サービングセルの周囲のセル、およびサービングセルに隣接するセルは、近傍セル(neighborhood cell)、またはサービングセルの近傍セルと呼ばれる場合がある。
本出願の実施形態において端末がセルにアクセスすることは、端末が、セル内のネットワークデバイスにアクセスすること、または端末が、セル内のネットワークデバイスへの接続をセットアップすることであり得る。ネットワークデバイスにアクセスした後、端末は、ネットワークデバイスとのデータ送信を実施し得る。データ送信は、アップリンクデータ送信および/またはダウンリンクデータ送信を含む。
一可能な実装形態では、通信システムにおいて、ネットワーク側は、ネットワーク側の負荷能力、サービス要件、および/または他の理由に基づいて、セルに対して制御トラフィックを実施する。ネットワーク側がセルに対して制御トラフィックを実施するための主な手段は、同じセルにアクセスする端末の数を低減し、さらにセルのトラフィック送信を低減するように、ネットワーク側が、セルにアクセスする一部の端末を拒否し、さらにセルにアクセスする他の端末を許可すること、を含む。例えば、セルの送信リソースなどが制限されているとき、ネットワーク側は、セル内の送信優先度が低い端末がセルにアクセスすることを拒否し、セル内の送信優先度が高い端末がセルにアクセスすることを許可する。
一可能な実装形態では、以下の方法は、セルにアクセスするように、セル内のいくつかの端末を制御し、いくつかの端末に、セルにアクセスすることを禁止するために使用され得、端末がランダムアクセスを開始するとき、ネットワークデバイスが端末のタイプ、サブタイプ、または特性を識別した後、ネットワークデバイスは、アクセス拒否情報またはアクセス許可情報を、端末に送信する。ランダムアクセスは、4ステップ・ランダム・アクセスまたは2ステップ・ランダム・アクセスを含んでもよく、ネットワークデバイスにアクセスするために端末によって使用される。
図1aは、4ステップ・ランダム・アクセス手順の概略図である。手順は、ステップ(1):端末が第1のメッセージ(message 1、Msg1)をネットワークデバイスに送信すること、を含み得、第1のメッセージは、ランダム・アクセス・プリアンブル(random access preamble)・シーケンスを含む。第1のメッセージは、ランダムアクセス要求があることをネットワークデバイスに通知し得る。ステップ(2):Msg1を受信した後、ネットワークデバイスは、ランダムアクセス応答を端末に送信し、ランダムアクセス応答は、第2のメッセージ(message 2、Msg2)とも呼ばれ得る。ステップ(3):ランダムアクセス応答を受信した後、端末は、第3のメッセージ(message 3、Msg3)をネットワークデバイスに送信する。ステップ(4):ネットワークデバイスは、セルに正常にアクセスした端末に、第4のメッセージ(message 4、Msg4)とも呼ばれる競合解決メッセージを返し、第4のメッセージは、セルに正常にアクセスした端末を指定するために、端末の識別子を運び得、セルにアクセスできなかった他の端末は、ランダムアクセスを再開する。
図1bは、2ステップ・ランダム・アクセス手順の概略図である。手順は、ステップ(1):端末がメッセージA(message A、MsgA)をネットワークデバイスに送信すること、を含み得、MsgAは、ランダム・アクセス・プリアンブル・シーケンスおよび物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel、PUSCH)を含み得、PUSCHは、端末の識別子を運び得る。ステップ(2):ネットワークデバイスは、MsgAを受信し、メッセージB(message B、MsgB)を端末に返し、MsgBは、セルに正常にアクセスした端末を指定するために、端末の識別子を運び得、セルにアクセスできなかった他の端末は、ランダムアクセスを再開する。
一可能な実装形態では、ネットワーク側は、端末のランダムアクセスが完了されるべきときに、アクセス拒否メッセージを提供し、例えば、アクセス拒否メッセージをMsg3またはMsgBに含める。これは、ネットワーク側がサービス制御およびトラフィック制御を柔軟に実施するために役立つが、拒否された端末の場合、初期アクセス手順、およびランダムアクセス手順のほとんどのプロセスは、完全に実施されており、初期アクセス手順およびランダムアクセス手順で消費されるエネルギーは、浪費される。この方法は、エネルギー消費に影響を受けやすい端末にとって好ましくない。
前述の技術的問題を解決するために、ネットワークデバイスが、セルにアクセスすることを許可された端末の特性情報を、初期アクセス手順においてセル内の端末に示し、これにより、セル内の端末が、端末の特性を参照して、セルにアクセスするか否かを決定すること、を含むアクセス方法を、本出願の一実施形態は提供する。具体的には、本方法については、図5~図6cに示された方法に対応する実施形態の説明を参照されたい。あるいは、端末は、ランダムアクセス手順で、端末の特性情報をネットワークデバイスに報告し、これにより、ネットワークデバイスは、端末の特性情報に基づいて、端末に、セルにアクセスすることを許可するか否かを決定する。具体的には、本方法については、図7~図8b-1および図8b-2に示された方法に対応する実施形態の説明を参照されたい。
図2は、初期アクセス手順の概略図である。図2に示されたように、初期アクセス手順は、ステップ1:ネットワークデバイスが、セル内で同期信号ブロック(synchronized signal block、SSB)をブロードキャストし、端末がネットワークデバイスによってブロードキャストされたSSBを見つけること、を含み、SSBは、プライマリ同期信号(primary synchronization signal、PSS)と、セカンダリ同期信号(secondary synchronization signal、SSS)と、物理ブロードキャストチャネル(physical broadcast channel、PBCH)と、を含む。ステップ2:端末は、PBCHからMIBを取得する。ステップ3:端末は、MIBの指示に基づいて、共通探索空間(common search space、CSS)および制御リソースセット(control resource set、CORESET)#0を決定する。ステップ4:端末は、CORESET#0およびCSSに基づいて決定されたリソース内のダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)をブラインド検出し、DCIは、システム情報ブロック(system information block、SIB)をスケジューリングするために使用され、DCIは、システム情報無線ネットワーク一時識別子(system information-radio network temporary indicator、SI-RNTI)を使用することによってスクランブルされ得る。ステップ5:端末は、DCIによって示された時間周波数リソース位置で物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)を受信し、PDSCHは、SIBを運ぶ。本出願の本実施形態では、図2に示された手順において、DCIまたはSIBは、セルにアクセスすることを許可された端末の特性情報を示す情報を運び得る。
以下、添付の図面を参照して本出願の実施形態において提供されたアクセス方法を説明する。
本出願の実施形態で提供されたアクセス方法は、様々な通信システム、例えば、ロング・ターム・エボリューション(long term evolution、LTE)・システム、第5世代(5th generation、5G)移動通信システム、ワイヤレス・フィデリティ(wireless fidelity、Wi-Fi)・システム、将来の通信システム、または複数の通信システムを統合するシステムに適用されてもよい。これは、本出願の実施形態では限定されない。5Gは、新無線(new radio、NR)と呼ばれる場合もある。
本出願の実施形態で提供されたアクセス方法は、様々な通信シナリオに適用されてもよく、例えば、以下の通信シナリオ、すなわち、拡張モバイルブロードバンド(enhanced mobile broadband、eMBB)、超高信頼低遅延通信(ultra-reliable low-latency communication、URLLC)、マシンタイプ通信(machine type communication、MTC)、大規模マシンタイプ通信(massive machine type communications、mMTC)、デバイスツーデバイス(device-to-device、D2D)、ビークル・ツー・エブリシング(vehicle to everything、V2X)、ブイ・ツー・ブイ(vehicle to vehicle、V2V)、およびモノのインターネット(internet of things、IoT)のうちの1つまたは複数に適用されてもよい。
以下では、一例として図3に示された通信システムを使用することによって、本出願の実施形態で提供されたアクセス方法について説明する。
図3は、本出願の一実施形態による通信システムの概略図である。図3に示されたように、通信システムは、ネットワークデバイスと、複数の端末と、を含み得る。ネットワークデバイスは、アクセス・ネットワーク・デバイスを含み、コア・ネットワーク・デバイスをさらに含んでもよく、およびサービスプロバイダのデバイス(例えば、サーバ)をさらに含んでもよい。これは限定されない。本出願の本実施形態では、ネットワークデバイスがアクセス・ネットワーク・デバイスである、といった例が、説明のために使用される。アクセス・ネットワーク・デバイスは、1つまたは複数のセルをカバーし得る。例えば、アクセス・ネットワーク・デバイス1は、セル1.1およびセル1.2をカバーし、アクセス・ネットワーク・デバイス2は、セル2.1をカバーする。端末は、セルのうちの1つでアクセス・ネットワーク・デバイスにアクセスし、アップリンクデータをアクセス・ネットワーク・デバイスに送信し、および/またはアクセス・ネットワーク・デバイスによって送信されたダウンリンクデータを受信し得る。アクセス・ネットワーク・デバイスは、有線ネットワークまたは無線ネットワークを使用することによって互いに通信し、例えば、図3のXnインターフェースを介して互いに通信する。
図3は、フレームワーク図の一例にすぎず、図3に含まれるノードの数およびセルの数は、限定されないことに留意されたい。図3に示された機能ノードに加えて、コア・ネットワーク・デバイス、ゲートウェイデバイス、およびアプリケーションサーバなどの他のノードが、さらに含まれてもよい。これは限定されない。アクセス・ネットワーク・デバイスおよびコア・ネットワーク・デバイスは、有線ネットワークまたは無線ネットワークを使用することによって互いに通信し、例えば、次世代(next generation、NG)インターフェースを介して互いに通信する。
ネットワークデバイスは、端末のリソーススケジューリング、無線リソース管理、および無線アクセス制御などの機能を実装するように主に構成される。具体的には、ネットワークデバイスは、基地局の任意のノード、無線アクセスポイント、送受信ポイント(transmission reception point、TRP)、送信ポイント(transmission point、TP)、および他のアクセスノードであってもよい。本出願の実施形態では、ネットワークデバイスの機能を実施するように構成される装置は、ネットワークデバイスであってもよく、または機能を実施する際にネットワークデバイスをサポートすることができる装置、例えばチップシステムであってもよい。装置は、ネットワークデバイスにインストールされてもよく、またはネットワークデバイスと共に使用されてもよい。本出願の実施形態で提供された技術的解決策では、ネットワークデバイスの機能を実施するように構成される装置がネットワークデバイスである、といった例を使用することによって、本出願の実施形態で提供された技術的解決策は説明される。
端末は、端末機器(terminal equipment)、ユーザ機器(user equipment、UE)、モバイルステーション(mobile station、MS)、モバイル端末(mobile terminal、MT)などであってもよい。具体的には、端末は、携帯電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ、または無線トランシーバ機能を備えたコンピュータであってもよく、または仮想現実(virtual reality、VR)端末、拡張現実(augmented reality、AR)端末、産業用制御の無線端末、自動運転の無線端末、遠隔医療の無線端末、スマートグリッドの無線端末、スマートシティ(smart city)の無線端末、スマートホーム、車載端末などであってもよい。本出願の実施形態では、端末の機能を実施するように構成される装置は、端末であってもよく、または機能を実施する際に端末をサポートすることができる装置、例えばチップシステムであってもよい。装置は、端末にインストールされてもよく、または端末と共に使用されてもよい。以下では、端末の機能を実施するための装置が端末である、といった例を使用することによって、本出願の実施形態で提供されたアクセス方法を説明する。
具体的な実装形態中で、図3に示されたネットワーク要素、例えば端末およびネットワークデバイスは、図4に示された構成構造を使用してもよく、または図4に示された構成要素を含んでもよい。図4は、本出願の一実施形態による通信装置400の概略構造図である。通信装置400が、本出願の実施形態における端末の機能を有するとき、通信装置400は、端末、または端末内のチップもしくはシステムオンチップであってもよい。通信装置400が、本出願の実施形態におけるネットワークデバイスの機能を有するとき、通信装置400は、ネットワークデバイス、またはネットワークデバイス内のチップもしくはシステムオンチップであってもよい。
図4に示されたように、通信装置400は、プロセッサ401と、通信回線402と、通信インターフェース403と、を含み得る。さらに、通信装置400は、メモリ404を含み得る。プロセッサ401、メモリ404および通信インターフェース403は、通信回線402を介して互いに接続されてもよい。
プロセッサ401は、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)、汎用ネットワークプロセッサ(network processor、NP)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processing、DSP)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、プログラマブル・ロジック・デバイス(programmable logic device、PLD)、またはこれらの任意の組合せであってもよい。あるいは、プロセッサ401は、処理機能を有する任意の他の装置、例えば回路、構成要素、またはソフトウェアモジュールであってもよい。
通信回線402は、通信装置400に含まれる構成要素間で情報を送信するように構成される。
通信インターフェース403は、他のデバイスまたは他の通信ネットワークと通信するように構成される。他の通信ネットワークは、Ethernetネットワーク、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)、無線ローカル・エリア・ネットワーク(wireless local area networks、WLAN)などであってもよい。通信インターフェース403は、インターフェース回路、ピン、無線周波数モジュール、トランシーバ、または通信を実施することができる任意の装置であってもよい。
メモリ404は、命令を記憶するように構成される。命令は、コンピュータプログラムであってもよい。
メモリ404は、読取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、または静的な情報および/もしくは命令を記憶することができる他のタイプの静的ストレージデバイスであってもよく、あるいはランダム・アクセス・メモリ(random access memory、RAM)、または情報および/もしくは命令を記憶することができる他のタイプの動的ストレージデバイスであってもよく、あるいは電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory、EEPROM)、コンパクトディスク読取り専用メモリ(compact disc read-only memory、CD-ROM)、または他の光ディスク(disk)ストレージ、光ディスク(disc)ストレージ、または磁気ディスクストレージ媒体もしくは他の磁気ストレージデバイスなどであってもよい。光ディスク(disc)ストレージは、コンパクトディスク、レーザディスク、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク、ブルーレイディスクなどを含む。
メモリ404は、プロセッサ401から独立して存在してもよく、またはプロセッサ401と統合されてもよいことに留意されたい。メモリ404は、命令、プログラムコード、何らかのデータなどを記憶するように構成され得る。メモリ404は、通信装置400の内部に位置してもよく、または通信装置400の外部に位置してもよい。これは限定されない。プロセッサ401は、本出願の以下の実施形態で提供されたアクセス方法を実施するために、メモリ404内に記憶された命令を実行するように構成される。
プロセッサ401は、1つまたは複数のCPU、例えば、図4のCPU0およびCPU1を含んでもよい。
任意選択的な実装形態では、通信装置400は、複数のプロセッサを含む。例えば、通信装置400は、図4のプロセッサ401に加えて、プロセッサ407をさらに含んでもよい。
任意選択的な実装形態では、通信装置400は、出力デバイス405と、入力デバイス406と、をさらに含む。例えば、入力デバイス406は、キーボード、マウス、マイクロホン、ジョイスティック、または他のデバイスであり、出力デバイス405は、ディスプレイ、スピーカ(speaker)、または他のデバイスである。
通信装置400は、デスクトップコンピュータ、ポータブルコンピュータ、ネットワークサーバ、携帯電話、タブレットコンピュータ、無線端末、組込み型デバイス、チップシステム、または図4のものと同様の構造を有するデバイスであってもよいことに留意されたい。加えて、図4に示された構成構造は、通信装置に対する制限を構成しない。図4に示された構成要素に加えて、通信装置は、図に示された構成要素よりも多いまたは少ない構成要素を含んでもよく、あるいはいくつかの構成要素は、組み合わされてもよく、または異なる構成要素配置が、使用されてもよい。
本出願の本実施形態では、チップシステムは、チップを含んでもよく、またはチップと、他の個別構成要素と、を含んでもよい。
以下、図3に示された通信システムを参照して、本出願の実施形態で提供されたアクセス方法を説明する。以下の実施形態における各デバイスは、図4に示された構成要素を有し得る。本出願の実施形態における動作、用語などは、相互に参照され得る。これは限定されない。本出願の実施形態では、デバイス間で交換されるメッセージの名前、メッセージ内のパラメータの名前などは、単なる例である。他の名前が、具体的な実装形態中で、代替的に使用されてもよい。これは限定されない。
図5は、本出願の一実施形態によるアクセス方法のフローチャートである。図5に示されたように、本方法は、以下のステップを含む。
ステップ501:ネットワークデバイスが、第1の情報を、第1のセルにおいて端末に送信する。
ネットワークデバイスは、図3の任意のネットワークデバイスであってもよく、第1のセルは、ネットワークデバイスによってカバーされる任意のセルであってもよく、さらに端末は、第1のセル内の少なくとも1つの端末であってもよい。少なくとも1つの端末は、1つまたは複数の(例えば、2、3、4、またはそれ以上の)端末であってもよい。第1のセル内の少なくとも1つの端末については、第1のセルは、端末のキャンプしたセルまたはサービングセルとも呼ばれる場合がある。例えば、ネットワークデバイスは、図3のネットワークデバイス1であってもよく、第1のセルは、セル1.1であってもよく、端末は、セル1.1内の端末であってもよい。
第1の情報は、第1のセルにアクセスすることを許可された端末の特性情報を示し得る。第1の情報の具体的な実装態様については、以下の方法(1)~方法(4)を参照されたい。
一例では、ネットワークデバイスは、第1のセルにおいてSIBを送信してもよく、SIBは、第1の情報を運ぶ。
具体的には、本方法については、図6aに示された方法に対応する実施形態の説明を参照されたい。
他の例では、ネットワークデバイスは、第1のセルにおいてDCIを送信してもよく、DCIは、第1の情報を運ぶ。
DCIは、SIBをスケジューリングするために使用され得、DCIは、PDSCHをスケジューリングするために使用され得、PDSCHは、SIBを運ぶか、またはPDSCHは、SIBを含み、DCIは、SI-RNTIを使用することによってスクランブルされる。
具体的には、本方法については、図6bに示された方法に対応する実施形態の説明を参照されたい。
他の例では、ネットワークデバイスは、第1のセルにおいてページングメッセージを送信し得、ページングメッセージは、第1の情報を運ぶ。
ネットワークデバイスは、ページングメッセージを定期的に送信し得る。ページングメッセージは、端末をページング/探索するために、例えば、アイドルモード(RRC_IDLEモード)または非アクティブモード(RRC_INACTIVEモード)で端末をページング/探索して、アイドルモードまたは非アクティブモードで端末をウェイクアップするために、あるいは接続モードで端末をページングし、さらにシステム情報が更新されたか否かを端末に通知するために、ネットワーク側によって使用され得る。
ネットワークデバイスが、システムメッセージおよび/または上位層シグナリングを使用することによって端末のためにページングメッセージのスケジューリング情報を監視するために使用される探索空間およびCORESETを構成することを、ネットワークデバイスが端末をページングするプロセスは、含み得る。ページングメッセージのスケジューリング情報は、ページングダウンリンク制御情報(paging DCI)であってもよい。ページングDCIは、ページング無線ネットワーク一時識別子(paging-radio network temporary identifier、P-RNTI)を使用することによってスクランブルされ得る。ページングDCIは、ページングメッセージを運ぶPDSCHをスケジューリングするために使用され得る。ネットワークデバイスによって構成された探索空間およびCORESETを受信した後、端末は、探索空間およびCORESETに基づいて決定されたリソース内で、P-RNTIを使用することによってスクランブルされたページングDCIをブラインド検出する。検出が成功した場合、端末は、端末のユーザ識別子について、ページングDCIを使用することによってスケジューリングされたPDSCHを検索する。端末のユーザ識別子が存在する場合、端末は、端末がページングされていると決定する。
具体的には、本方法については、図6cに示された方法に対応する実施形態の説明を参照されたい。
ステップ502:端末は、第1のセルにおいて第1の情報を受信する。
例えば、第1の情報がSIBに含まれるとき、端末は、SIBから第1の情報を取得するために、SIBをスケジューリングするためのDCIに基づいて、DCIによって示された時間周波数リソース位置でSIBを受信してもよい。SIBは、セル内の共通メッセージである。例えば、SIBは、セル内のすべての端末によって受信されてもよく、またはセル内の端末のグループによって受信されてもよい。
第1の情報が、SIBをスケジューリングするためのDCIに含まれるとき、端末は、DCIから第1の情報を取得するために、CSSおよびCORESET#0に基づいて決定されたリソース内のブラインド検出を介してDCIを取得し得る。CSSおよびCORESET#0に基づいて決定されたリソースは、1つまたは複数のPDCCH候補リソースを含み得る。ネットワークデバイスは、1つまたは複数のPDCCH候補リソースから1つのPDCCH候補リソースを選択し、選択されたPDCCH候補リソースを使用することによってPDCCHを送信し得、PDCCHは、SIBをスケジューリングするためのDCIを運ぶ。端末は、ネットワークデバイスが1つまたは複数のPDCCH候補リソースのいずれでSIBをスケジューリングするためにPDCCHを送信するかを、知らないため、端末は、1つまたは複数のPDCCH候補リソース内で、SIBをスケジューリングするためのPDCCHを、順次ブラインド検出する。SIBをスケジューリングするためのPDCCHは、共通のPDCCHであってもよく、例えば、セル内のすべての端末によって受信されてもよく、またはセル内の端末のグループによって受信されてもよい。
第1の情報がページングメッセージに含まれるとき、端末は、ページングメッセージから第1の情報を取得するために、ページングメッセージを定期的に監視し得る。
ステップ503:端末は、第1の情報に基づいて、第1のセルにアクセスするか否かを決定する。
例えば、端末について、端末が、第1のセルにアクセスすることを許可された端末の特性情報を有するとき、端末は、第1のセルにアクセスする。例えば、端末は、ランダムアクセス手順を完了し、ネットワークデバイスへの無線リソース制御(radio resource control、RRC)接続をセットアップする。端末が、第1のセルにアクセスすることを許可された端末の特性情報を有していないとき、端末が第1のセルにアクセスすることを禁止されていると、端末は、決定し、第1のセルにアクセスすることを停止する。例えば、端末は、第1のセルに対応するネットワークデバイスへのランダムアクセス手順の開始をしない、またはその開始を停止し、第1のセルの近傍セルを探し、さらに第1のセルの近傍セルにアクセスする。
端末が、第1のセルにアクセスすることを許可された端末の特性情報を有していないとき、端末は、デフォルト設定に基づいて、第1のセルにアクセスするか否かを、代替的に決定してもよい。デフォルト設定は、第1のセルにアクセスすることが許可されること、または第1のセルにアクセスすることが禁止されること、であってもよい。これは限定されない。
図5に示された方法に基づいて、ネットワークデバイスは、セルにアクセスすることを許可された端末の特性情報を、セル内の端末に示し、端末は、ネットワークデバイスの指示、および端末の特性情報に基づいて、端末がセルにアクセスできるか否かを決定する。このようにして、ネットワークデバイスは、セルにアクセスすることを許可/禁止された端末の特性を示し、これにより、ネットワーク側によるセルアクセスを制御する柔軟性が改善され、ネットワーク側は、サービス制御およびトラフィック制御を良好に実施することができる。
図5に示された方法では、第1の情報の実装形態は、以下の方法(1)~方法(4)で説明されるものであり得る。
方法(1):第1の情報は、第1のセルにアクセスすることを許可された端末の特性情報を含み、および/または、第1の情報は、第1のセルにアクセスすることを禁止された端末の特性情報を含む。例えば、第1の情報は、第1のセルにアクセスすることを許可された端末が有する特性情報を、および第1のセルにアクセスすることを禁止された端末が有する特性情報を、明確に示す。
第1のセルにアクセスすることを許可された端末の特性情報、および第1のセルにアクセスすることを禁止された端末の特性情報は、特性情報の1つまたは複数のグループを含み得る。特性情報の1つのグループは、1つのタイプまたは1つのサブタイプに対応し得、さらに特性情報の1つのグループは、端末の1つまたは複数のパラメータに対応する値を含み得る。
具体的には、第1の情報が、第1のセルにアクセスすることを許可された端末の特性情報を含むとき、第1の情報は、アクセス許可指示をさらに含んでもよく、またはアクセス許可指示を含まなくてもよい。この場合、第1の情報で運ばれる特性情報は、第1のセルにアクセスすることを許可された端末の特性情報として事前構成される。第1の情報を受信した後、第1の情報が、端末の特性情報と同じ特性情報のグループを含むか否かを、端末は、決定し得る。第1の情報が、端末の特性情報と同じ特性情報のグループを含む場合、端末は、第1のセルにアクセスすることを決定する、または、第1の情報が、端末の特性情報と同じ特性情報のグループを含まない場合、端末が第1のセルにアクセスすることを禁止されていると、端末は、決定する。
本出願の実施形態では、端末の特性情報が、特性情報のグループと同じであることは、端末の特性情報が、特性情報のグループに含まれる特性情報と完全に同じであることを、意味し得る。
第1の情報が、第1のセルにアクセスすることを禁止された端末の特性情報を含むとき、第1の情報は、アクセス禁止指示を含んでもよく、またはアクセス禁止指示を含まなくてもよい。この場合、第1の情報で運ばれる特性情報は、第1のセルにアクセスすることを禁止されている端末の特性情報として事前構成され得る。第1の情報を受信した後、第1の情報が、端末の特性情報と同じ特性情報のグループを含むか否かを、端末は、決定し得る。第1の情報が、端末の特性情報と同じ特性情報のグループを含む場合、端末が第1のセルにアクセスすることを禁止されていると、端末は決定する、または第1の情報が、端末の特性情報と同じ特性情報のグループを含まない場合、端末が第1のセルにアクセスすることを許可されていると、端末は、決定する。
第1の情報が、第1のセルにアクセスすることを許可された端末の特性情報、および第1のセルにアクセスを禁止された端末の特性情報を含むとき、第1の情報は、第1のセルにアクセスすることを許可された端末の特性情報に対応するアクセス許可指示をさらに含み、さらに第1のセルにアクセスすることを禁止された端末の特性情報に対応するアクセス禁止指示を含む。例えば、第1の情報を受信した後、端末は、端末の特性情報と、第1の情報に含まれる特性情報の複数のグループとをマッチングしてもよい。第1の情報が、特性情報のグループを含み、特性情報のグループが、端末の特性情報と同じであり、さらに特性情報のグループが、アクセス許可指示に対応する場合、端末が第1のセルにアクセスすることを許可されていると、端末は、決定する。あるいは、第1の情報が、特性情報のグループを含み、特性情報のグループが、端末の特性情報と同じであり、特性情報のグループが、アクセス禁止指示に対応する場合、端末が第1のセルにアクセスすることを禁止されていると、端末は、決定する。
本出願の本実施形態では、アクセス許可指示は、第1のセルにアクセスすることが許可されていることを示し得、さらにアクセス禁止指示は、第1のセルにアクセスすることが禁止されていることを示し得る。
例えば、第1のセルにアクセスすることを許可された端末の特性情報、および/または第1のセルにアクセスすることを禁止された端末の特性情報は、配列形式の第1の情報で運ばれてもよく、表形式の第1の情報で運ばれてもよく、または他の形式の第1の情報で運ばれてもよい。これは限定されない。
例えば、ネットワークデバイスは、特性情報:{MAX BW=10MHz、MAX QAM=16、適用シナリオは限定されない}を有する端末のタイプが、第1のセルにアクセスすることを許可し、特性情報:{MAX BW=20MHz、MAX QAM=16、適用シナリオはカメラ}を有する端末のタイプが、第1のセルにアクセスすることを許可し、特性情報:{MAX BW=20MHz、MAX QAM=64、適用シナリオはウェアラブル}を有する端末のタイプが、第1のセルにアクセスすることを許可し、特性情報:{MAX BW=5MHz、MAX QAM=16、適用シナリオはIWSN}を有する端末のタイプが、第1のセルにアクセスすることを禁止する。
特性情報が配列形式の第1の情報で運ばれるとき、第1の情報は、{MAX BW=5MHz、MAX QAM=16、IWSN、アクセス禁止指示}、{MAX BW=10MHz、MAX QAM=16、限定されない、アクセス許可指示}、{MAX BW=20MHz、MAX QAM=16、カメラ、アクセス許可指示}、および{MAX BW=20MHz、MAX QAM=64、ウェアラブル、アクセス許可指示}を含み得る。
特性情報が表形式の第1の情報で運ばれるとき、第1の情報は、以下の表2に示された表を含み得る。表は複数の行を含むことができ、各行は、特性情報のグループと、特性情報のグループに対応するアクセス許可指示またはアクセス禁止指示と、に対応する。第1の情報を受信した後、端末は、端末の特性情報と、表2に含まれる特性情報とをマッチングし、特性情報が端末の特性情報と同じである表2の特定の行を決定し得る。端末が、すべての特性情報を行に有するとき、端末は、この行の最後の列のアクセス許可指示またはアクセス禁止指示に基づいて、端末が第1のセルにアクセスすることを許可されるか否かを決定し得る。
表2は例示的な表であり、表2の特性情報の数は限定されないことに留意されたい。表2に示された内容に加えて、1つまたは複数の他のパラメータに対応する値が、さらに含まれてもよい。これは限定されない。
方法(2):第1の情報は、第1のセルにアクセスすることを許可された端末のタイプを含み、および/または、第1の情報は、第1のセルにアクセスすることを禁止された端末のタイプを含む。
方法(2)では、タイプと、このタイプの端末が有する特性情報との間に対応関係がある。対応関係は、プロトコルで事前に指定されてもよく、またはネットワークデバイスによって決定され、シグナリングを使用することによって端末に示されてもよい。端末は、対応関係および端末の特性情報に基づいて、端末のタイプを決定し得る。あるいは、端末のタイプは、端末上で事前構成される。以下では、端末が、端末の対応関係および特性情報に基づいて、端末のタイプを決定する、といった例を説明する。
方法(1)と同様に、第1の情報が、第1のセルにアクセスすることを許可された端末のタイプを含むとき、第1の情報は、アクセス許可指示をさらに含んでもよく、またはアクセス許可指示を含まなくてもよい。この場合、第1の情報で運ばれるタイプは、第1のセルにアクセスすることを許可された端末のタイプとして事前構成される。第1の情報を受信した後、端末は、端末の特性情報、およびタイプと特性情報との間の対応関係に基づいて、端末のタイプを決定し得る。端末のタイプが、第1の情報に含まれる場合、端末は、第1のセルにアクセスすることを決定する、または端末のタイプが、第1の情報に含まれていない場合、端末が第1のセルにアクセスすることを禁止されていると、端末は、決定する。
第1の情報が、第1のセルにアクセスすることを禁止された端末のタイプを含むとき、第1の情報は、アクセス禁止指示を含んでもよく、またはアクセス禁止指示を含まなくてもよい。第1の情報で運ばれるタイプは、第1のセルにアクセスすることを禁止された端末のタイプとして事前構成され得る。第1の情報を受信した後、端末は、端末の特性情報、およびタイプと特性情報との間の対応関係に基づいて、端末のタイプを決定し得る。端末のタイプが第1の情報に含まれる場合、端末が第1のセルにアクセスすることを禁止されていると、端末は、決定する、または端末のタイプが第1の情報に含まれていない場合、端末が第1のセルにアクセスすることを許可されていると、端末は、決定する。
第1の情報が、第1のセルにアクセスすることを許可された端末のタイプ、および第1のセルにアクセスすることを禁止された端末のタイプを含むとき、第1の情報は、第1のセルにアクセスすることを許可された端末のタイプに対応するアクセス許可指示をさらに含み、第1のセルにアクセスすることを禁止された端末のタイプに対応するアクセス禁止指示を含む。第1の情報を受信した後、端末は、端末のタイプと、第1の情報に含まれるタイプとをマッチングし得る。第1の情報が、タイプを含み、タイプが、端末のタイプと同じであり、タイプが、アクセス許可指示に対応する場合、端末が第1のセルにアクセスすることを許可されていると、端末は、決定する。第1の情報が、タイプを含み、タイプが、端末のタイプと同じであり、タイプが、アクセス禁止指示に対応する場合、端末が第1のセルにアクセスすることを禁止されていると、端末は、決定する。
方法(2)におけるアクセス許可指示およびアクセス禁止指示の関連する説明については、方法(1)の説明を参照されたい。詳細は、再度説明されない。
例えば、第1のセルにアクセスすることを許可された端末のタイプ、および/または第1のセルにアクセスすることを禁止された端末のタイプは、配列形式の第1の情報で運ばれてもよく、表形式の第1の情報で運ばれてもよく、または他の形式の第1の情報で運ばれてもよい。これは限定されない。
例えば、ネットワークデバイスは、タイプ1の端末が第1のセルにアクセスすることを許可し、タイプ2の端末が第1のセルにアクセスすることを禁止する。タイプが、配列形式の第1の情報で運ばれるとき、第1の情報は、{タイプ1、アクセス許可指示}および{タイプ2、アクセス禁止指示}を含み得る。
タイプが、表形式の第1の情報で運ばれるとき、第1の情報は、以下の表3に示された表を含み得る。表3に示されたように、表は、1つまたは複数の行を含むことができ、各行は、タイプと、そのタイプに対応するアクセス許可指示またはアクセス禁止指示と、に対応する。第1の情報を受信した後、端末は、端末のタイプと、表2のタイプとをマッチングし、さらにタイプが端末のタイプと同じである表2の特定の行を決定し得る。端末のタイプが、任意の行のタイプとマッチングするとき、端末は、この行の最後の列のアクセス許可指示またはアクセス禁止指示に基づいて、端末が第1のセルにアクセスすることを許可されているか否かを決定し得る。
表3は例示的な表であり、表3のタイプの数は限定されないことに留意されたい。表3に示された内容に加えて、1つまたは複数の他のタイプがさらに含まれてもよい。これは限定されない。
あるいは、タイプが1つまたは複数のサブタイプを含む場合、方法(2)は、以下のように、すなわち、第1の情報が、第1のセルにアクセスすることを許可された端末のタイプおよび/またはサブタイプを含み、ならびに/あるいは第1の情報が、第1のセルにアクセスすることを禁止された端末のタイプおよび/またはサブタイプを含む、といったことで置換され得る。具体的には、代替方法については、第1の情報がタイプを運ぶ前述の方法を参照されたい。詳細は、再度説明されない。
例えば、以下の表4に示されたように、タイプ1およびサブタイプ1の端末は、第1のセルにアクセスすることを許可され、タイプ1およびサブタイプ2の端末は、第1のセルにアクセスすることを禁止され、タイプ2およびサブタイプ3の端末は、第1のセルにアクセスすることを許可され、タイプ2およびサブタイプ4の端末は、第1のセルにアクセスすることを禁止される。端末がタイプ1およびサブタイプ1を有するとき、端末は、表4に問い合わせることによって、端末が第1のセルにアクセスすることを許可されていると決定し得る。
表4は、例示的な表であり、表4のタイプの数は、限定されないことに留意されたい。表4に示された内容に加えて、1つまたは複数の他のタイプおよびサブタイプが、さらに含まれ得る。これは限定されない。
加えて、端末の特性情報が、端末のタイプ/サブタイプに対応しないとき、例えば、端末の特性情報が、複数のパラメータの値を含み、端末のタイプ/サブタイプが、複数のパラメータのうちの少なくとも1つ(いくつか)の値に対応し、さらに複数のパラメータのうちの他のパラメータの値が、端末のタイプ/サブタイプに対応しないとき、上記の方法(2)が使用される場合、タイプ/サブタイプに含まれない特性を有する端末が第1のセルにアクセスすることを許可されるか否かに関する情報は、端末に示されることができない。この場合、特定のタイプの端末、および特定の特性を有する端末に、第1のセルにアクセスすることを、ネットワークデバイスが許可することを表すために、第1のセルにアクセスすることを許可された端末のタイプ、および第1のセルにアクセスすることを許可された端末の特性情報は、端末に示され得る。例えば、前述の方法(1)および方法(2)は、組み合わせて使用されてもよい。具体的には、第1の情報は、第1のセルにアクセスすることを許可された端末の特性情報を、および/または第1のセルにアクセスすることを禁止された端末の特性情報を、含んでもよく、ならびに第1のセルにアクセスすることを許可された端末のタイプを、および/または第1のセルにアクセスすることを禁止された端末のタイプを、さらに含んでもよい。この場合、第1の情報を受信した後で、端末の特性情報が、ネットワークデバイスによって示され、第1のセルにアクセスすることを許可された端末の特性情報と同じであるとき、加えて、端末のタイプが、ネットワークデバイスによって示され、第1のセルにアクセスすることを許可された端末のタイプと同じであるとき、端末は、第1のセルにアクセスすることを許可されたと、端末は、決定し得る。そうでない場合、端末が第1のセルにアクセスすることを禁止されていると、端末は、決定する。
例えば、上記の表2と表3の両方が、第1の情報で運ばれ、端末に送信される。端末が、タイプ1を有し、端末の特性情報が、MAX BW=5MHz、MAX QAM=16を含み、IWSNシナリオに適用されると仮定すると、端末は、表2および表3に問い合わせることによって、端末が第1のセルにアクセスすることを禁止されていることを知り得る。端末がタイプ1を有し、端末の特性情報が、MAX BW=20MHz、MAX QAM=64を含み、ウェアラブルシナリオに適用されると仮定すると、端末は、表2および表3に問い合わせることによって、端末が第1のセルにアクセスすることを許可されていることを知り得る。
方法(3):第1の情報は、K個のビットを含み、K個のビットのうちの1つは、M個のタイプのうちの1つまたは複数に対応する。K個のビットの各々は、M個のタイプのうちの1つまたは複数に対応し、異なるビットは、同じ数のタイプ、または異なる数のタイプに対応し得る。例えば、1つのタイプが1つのビットに対応してもよく、または複数のビットに対応してもよい。これは、本出願の本実施形態では限定されない。ビットの値がT1であるとき、第1のセルにアクセスすることを許可された端末は、ビットに対応するタイプを有する、またはビットの値がT2であるか、もしくはT1でないとき、第1のセルにアクセスすることを禁止された端末は、ビットに対応するタイプを有する。Kは、1以上の整数であり、Mは、1以上の整数であり、T1およびT2は整数であり、T1およびT2は異なる。
各タイプは、1つまたは複数の特性情報に対応する。同じタイプの端末は、同じ特性情報を有し、異なるタイプの端末は、異なる特性情報を有する。
T1およびT2は、2進数のビット数「0」および「1」または2進数のビット数「1」および「0」であってもよく、あるいは他のシンボルまたは数などであってもよい。これは限定されない。例えば、T1は1であり、T2は0であり、または、T1は0であり、T2は1である。
例えば、第1の情報は、DCIで運ばれ、1ビットは、1つのタイプに対応し、ビットの値は、2進数のビット数である。2進数のビット数、すなわち0は、ビットに対応するタイプの端末が、第1のセルにアクセスすることを許可されることを示し、2進数のビット数、すなわち1は、ビットに対応するタイプの端末が、第1のセルにアクセスすることを禁止されていることを示す。タイプ1、タイプ2、タイプ3、およびタイプ4の4つのタイプがあり、タイプ4の端末が、第1のセルにアクセスすることを禁止され、他のタイプの端末が、第1のセルにアクセスすることを許可されるとき、DCIは、4つのタイプと1対1の対応関係である4つのビット0001を運び得る。0001は、タイプ1~タイプ3の端末が、第1のセルにアクセスすることを許可され、タイプ4の端末が、第1のセルにアクセスすることを禁止されていることを示す。
方法(4):第1の情報は、Nを示し、第1のセルにアクセスすることを許可された端末のタイプは、M個のタイプのうちのN個を含み、または第1のセルにアクセスすることを禁止された端末のタイプは、M個のタイプのうちのN個を含む。Mは、1以上の整数であり、Nは、1以上の整数である。
例えば、M個のタイプが、ソートされてもよく、シーケンス番号は、各タイプに割り当てられる。第1のセルにアクセスすることを許可された端末のタイプは、M個のタイプのうちのシーケンス番号がN以下であるタイプであり、第1のセルにアクセスすることを禁止された端末のタイプは、M個のタイプのうちのシーケンス番号がNより大きいタイプである。あるいは、第1のセルにアクセスすることを許可された端末のタイプは、M個のタイプのうちのシーケンス番号がNより大きいタイプであり、第1のセルにアクセスすることを禁止された端末のタイプは、M個のタイプのうちのシーケンス番号がN以下であるタイプである。
Nの値は、2進数のビット数、または16進数を使用することによって表されてもよい。2進数のビット数が、例として使用される。Nが2である場合、01が、表現に使用されてもよい。Nが3である場合、10が、表現に使用されてもよい。
例えば、第1の情報は、DCIで運ばれ、第1のセルにアクセスすることを許可された端末のタイプは、M個のタイプのうちのシーケンス番号がN以下であるタイプであり、第1のセルにアクセスすることを禁止された端末のタイプは、M個のタイプのうちのシーケンス番号がN以上であるタイプである。例えば、Nの値は、2進数のビット数を使用することによって表される。タイプ1、タイプ2、タイプ3、およびタイプ4の4つのタイプがあり、タイプ4の端末が、第1のセルにアクセスすることを禁止され、他の3つのタイプの端末が、第1のセルにアクセスすることを許可されると仮定すると、4つのタイプは、タイプ1、タイプ2、タイプ3、およびタイプ4の順序でソートされてもよく、4つのタイプに対応するシーケンス番号は、1、2、3、および4である。この場合、第1のセルにアクセスすることを許可された端末のタイプは、シーケンス番号が3以下であるタイプであり、さらに第1のセルにアクセスすることを禁止された端末のタイプは、シーケンス番号が3より大きいタイプであることを、示すために、DCIは、バイナリビット「10」を運んでもよい。
さらに、図5に示された一可能な実装形態では、端末が第1のセルにアクセスすることを拒否されたときに、アクセス可能な近傍セルを探すことによって引き起こされる、端末による電力消費を低減するために、図5に示された方法は、以下のステップ、すなわち、ネットワークデバイスが、第2の情報を、第1のセルにおいて端末に送信し、端末が、ネットワークデバイスからの第2の情報を受信することを、さらに含んでもよい。
第2の情報は、第2のセルにアクセスすることを許可された端末の特性情報を示すために使用されてもよく、第2のセルは、第1のセルの近傍セルであり、さらに第1のセルの近傍セルは、1つまたは複数のセルであってもよい。このようにして、端末が第1のセルにアクセスすることを拒否されるとき、端末は、第2の情報に基づいて、端末によってアクセスされることができる第2のセルを決定し、さらに第2のセルにアクセスし得る。
第1のセルの近傍セルは、第1のセルの周囲にある、第1のセルに隣接する、または第1のセルに近い(例えば、500メートル、1キロメートル(kilometre、km)、3km、または他の値の範囲内の)セルを指してもよい。第1のセル、および第1のセルの近傍セルは、同じネットワークデバイスによってカバーされてもよく、または異なるネットワークデバイスによってカバーされてもよい。これは限定されない。例えば、図3に示されたように、第1のセルが、ネットワークデバイス1によってカバーされるセル1.1であると仮定すると、第1のセルの近傍セルは、ネットワークデバイス1によってカバーされるセル1.2、およびネットワークデバイス2によってカバーされるセル2.1を含んでもよい。
本出願の実施形態では、第1のセルをカバーするネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスと呼ばれてもよく、さらに第2のセルをカバーするネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスと呼ばれてもよいことに留意されたい。第1のネットワークデバイスおよび第2のネットワークデバイスは、同じネットワークデバイスであってもよく、または異なるネットワークデバイスであってもよい。これは限定されない。
第2の情報は、第1の情報と共に運ばれ、端末に送信され得る。例えば、第2の情報は、SIB、ページングメッセージ、またはSIBをスケジューリングするためのDCIで、第1の情報と共に運ばれ、端末に送信されてもよい。あるいは、第2の情報は、別個のメッセージ(第1の情報を運ぶメッセージとは異なるメッセージ)で運ばれ、端末に送信されてもよい。これは限定されない。
例えば、第2の情報は、第2のセルにアクセスすることを許可された端末の特性情報、および/または第2のセルにアクセスすることを禁止された端末の特性情報を含み、第2のセルにアクセスすることを許可された端末のタイプ、および/または第2のセルにアクセスすることを禁止された端末のタイプを含み、第2のセルにアクセスすることを許可された端末のサブタイプ、および/または第2のセルにアクセスすることを禁止された端末のサブタイプを含み、M個のタイプに対応するK個のビットを含み、あるいはN値の値を含む。具体的には、その実装形態については、上記の方法(1)~方法(4)の第1の情報の実装形態を参照されたい。詳細は、再度説明されない。
また、第2の情報は、第2セルの識別子(identifiers、ID)、第2セルのアクセス周波数情報、第2セルのアクセス優先度などをさらに含む。この場合、第2の情報に基づいて、アクセスを許可された第2のセルを発見した後、端末は、第2のセルのアクセス周波数情報に基づいて、高いアクセス優先度を有する第2のセルにアクセスする。第2のセルのアクセス周波数情報は、第2のセルのSSBの周波数(frequency)、または第2のセルのSSBのグローバル同期チャネル番号(global synchronization channel number、GSCN)を含んでもよい。
第2の情報の内容は、Xnインターフェースを介して、第2のネットワークデバイスによって第1のネットワークデバイスに能動的に送信されてもよく、または第2のネットワークデバイスからXnインターフェースを介して、第1のネットワークデバイスによって要求されてもよい。これは限定されない。第1のネットワークデバイスは、内容を端末に直接転送してもよく、または単純な処理(例えば、ヘッダの追加、または内容の再組立て)の後に、内容を端末に転送してもよい。これは限定されない。
例えば、以下の表5は、端末のためにネットワークデバイスによって構成された第2の情報を示す。第2の情報は、第1のセルの近傍セルにアクセスすることを許可された端末のサブタイプと、第1のセルの近傍セルのセル識別子と、第1のセルの近傍セルのSSB周波数およびアクセス優先度と、を含む。表5に示されたように、近傍セルは、セル1、セル2、およびセル3を含み、3つのセルのIDはそれぞれ、セルID-1、セルID-2、およびセルID-3であり、セル1のアクセス優先度は、セル2のアクセス優先度よりも高く、セル2のアクセス優先度は、セル3のアクセス優先度よりも高い。セル1のSSB周波数は、1920MHzであり、セル1にアクセスすることを許可された端末のサブタイプは、サブタイプ1と、サブタイプ2と、サブタイプ3と、サブタイプ4と、を含む。セル2のSSB周波数は、2010MHzであり、セル2にアクセスすることを許可された端末のサブタイプは、サブタイプ1と、サブタイプ2と、を含む。セル3のSSB周波数は、1432MHzであり、セル3にアクセスすることを許可された端末のサブタイプは、サブタイプ3およびサブタイプ4である。端末が、第1のセルにアクセスすることを拒否され、端末が、サブタイプ4を有する場合、端末は、表5に問い合わせることによって、端末がセル1およびセル3にアクセスすることができると決定し、高いアクセス優先度を有するセル1を選択し、セル1のSSB周波数、すなわち1920MHzで、ネットワークデバイスによって送信されたSSBを受信し、さらに受信したSSBに基づいてセル1にアクセスする。端末が、セル1にアクセスできない場合、端末は、低いアクセス優先度を有するセル3を選択し、セル3のSSB周波数、すなわち1432MHzに基づいてセル3にアクセスする。
表5は、例示的な表であり、表5のサブタイプの数は、限定されないことに留意されたい。表5に示された内容に加えて、1つまたは複数の他のタイプ、サブタイプ、および特性情報などが、さらに含まれてもよい。これは限定されない。
他の例について、以下の表6は、端末のためにネットワークデバイスによって構成された第2の情報を示す。第2の情報は、第1のセルの近傍セルにアクセスすることを許可された端末の最大帯域幅と、第1のセルの近傍セルのセル識別子と、第1のセルの近傍セルのSSB周波数およびアクセス優先度と、を含む。表6に示されたように、近傍セルは、セル1、セル2、およびセル3を含み、3つのセルのIDはそれぞれ、セルID-1、セルID-2、およびセルID-3であり、セル1のアクセス優先度は、セル2のアクセス優先度よりも高く、セル2のアクセス優先度は、セル3のアクセス優先度よりも高い。セル1のSSB周波数は、1920MHzであり、セル1にアクセスすることを許可された端末の最大帯域幅は、MAX BW=5MHzである。セル2のSSB周波数は、2010MHzであり、セル2にアクセスすることを許可された端末の最大帯域幅は、MAX BW=10MHzである。セル3のSSB周波数は、1432MHzであり、セル3にアクセスすることを許可された端末の最大帯域幅は、MAX BW=10MHzおよびMAX BW=20MHzである。端末が、第1のセルにアクセスすることを拒否され、端末が、最大帯域幅MAX BW=10MHzを有する場合、端末は、表6に問い合わせることによって、端末がセル2およびセル3にアクセスできると決定し、高いアクセス優先度を有するセル2を選択し、セル2のSSB周波数、すなわち2010MHzで、ネットワークデバイスによって送信されたSSBを受信し、さらに受信したSSBに基づいてセル2にアクセスする。端末がセル2にアクセスできない場合、端末は、低いアクセス優先度を有するセル3を選択し、セル3のSSB周波数、すなわち1432MHzに基づいてセル3にアクセスする。
表6は、例示的な表であり、表6の特性情報の数は、限定されないことに留意されたい。表6に示された内容に加えて、1つまたは複数の他のタイプ、サブタイプ、および特性情報などがさらに含まれてもよい。これは限定されない。
他の例として、以下の表7は、端末のためにネットワークデバイスによって構成された第2の情報を示す。第2の情報は、第1のセルの近傍セルにアクセスすることを許可された端末の特性情報と、第1のセルの近傍セルのセル識別子と、第1のセルの近傍セルのSSB周波数およびアクセス優先度と、を含む。表7に示されたように、近傍セルは、セル1、セル2、およびセル3を含み、3つのセルのIDはそれぞれ、セルID-1、セルID-2、およびセルID-3であり、セル1のアクセス優先度は、セル2のアクセス優先度よりも高く、セル2のアクセス優先度は、セル3のアクセス優先度よりも高い。セル1のSSB周波数は、1920MHzであり、セル1にアクセスすることが許可された端末の特性情報は、「ウェアラブルをサポートしない」である。セル2のSSB周波数は、2010MHzであり、セル2にアクセスすることが許可された端末の特性情報は、「半二重FDDのみをサポートする」である。セル3のSSB周波数は、1432MHzであり、セル3にアクセスすることが許可された端末の特性情報は、「制限されない」である。端末が、第1のセルにアクセスすることを拒否され、端末が、半二重FDDをサポートする場合、端末は、表7に問い合わせることによって、端末がセル2およびセル3にアクセスすることができると決定し、高いアクセス優先度を有するセル2を選択し、セル2のSSB周波数、すなわち2010MHzで、ネットワークデバイスによって送信されたSSBを受信し、さらに受信したSSBに基づいてセル2にアクセスし得る。端末がセル2にアクセスできない場合、端末は、低いアクセス優先度を有するセル3を選択し、セル3のSSB周波数、すなわち1432MHzに基づいてセル3にアクセスする。
表7は、例示的な表であり、表7の特性情報の数は、限定されないことに留意されたい。表7に示された内容に加えて、1つまたは複数の他のタイプ、サブタイプ、特性情報などがさらに含まれてもよい。これは限定されない。
この一可能な実装形態に基づいて、端末が第1のセルにアクセスすることを拒否されるとき、端末の特性情報および第2のセルの関連情報に基づいて、端末は、端末がアクセスを許可される近傍セルを決定し、近傍セルにアクセスし得る。これは、端末が第1のセルにアクセスすることを拒否されたときに、第1のセル周辺のアクセス可能な近傍セルを、端末によって何度もブラインド探索することによって引き起こされる大きな電力消費の問題を解決し、さらに端末の電力消費を低減する。
図3に示された通信システムを参照して、以下では、第1のセルの近傍セルが、第2のセルであり、第1のセルをカバーするネットワークデバイスが、第1のネットワークデバイスであり、第2のセルをカバーするネットワークデバイスが、第2のネットワークデバイスであり、さらに図5の第1の情報および第2の情報が、SIBで運ばれ、端末に送信される、といった例を使用することによって、図5に示された方法を詳細に説明している。
図6aは、本出願の一実施形態によるアクセス方法のフローチャートである。図6aに示されたように、方法は、以下のステップを含む。
ステップ601a:第2のネットワークデバイスは、第2のセルの関連情報を第1のネットワークデバイスに送信し、第1のネットワークデバイスは、第2のセルの関連情報を受信する。
第2のセルの関連情報は、上述したものであってもよい。第2のセルにアクセスすることを許可/禁止された端末の特性情報を示す情報に加えて、第2のセルの関連情報は、第2のセルの識別子、第2のセルのアクセス周波数情報、第2のセルのアクセス優先度などをさらに含み得る。これは限定されない。
例えば、第2のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスと第1のネットワークデバイスとの間のインターフェース、例えばXnインターフェースを介して、第2のセルの関連情報を第1のネットワークデバイスに送信してもよい。
ステップ602a:第1のネットワークデバイスは、SSBを第1のセル内の端末に送信する。
ステップ602aについては、上述したように、ネットワークデバイスが、SSBを初期アクセス手順で送信する前述のプロセスを参照されたい。詳細は、再度説明されない。
ステップ603a:端末は、SSBを探し、見つかったSSBからPBCHを取得する。
ステップ604a:端末は、PBCHからMIBを取得し、MIBの指示に基づいて、CSSおよびCORESET#0を決定する。
ステップ605a:第1のネットワークデバイスは、CSSおよびCORESET#0によって示されたリソース上で、DCIを送信し、DCIは、SIBを運ぶPDSCHをスケジューリングするために使用される。
本出願の本実施形態では、第1のネットワークデバイスは、DCIを送信するためのリソースを決定し、CSSおよびCORESET#0を使用することによってリソースを端末に示し得る。第1のネットワークデバイスが、DCIを送信するとき、DCIは、決定されたリソース上で送信されるか、またはDCIは、CSSおよびCORESET#0によって示されるリソース上で送信されると、見なされ得る。
本出願の本実施形態では、(DCIを運ぶ)PDCCHを送信するためのリソースのパラメータは、以下の複数のパラメータ、すなわち、周期性、周波数領域リソース位置、時間領域が位置するスロット、スロット内の時間領域シンボルの開始位置、スロットに含まれる時間領域シンボルの数、PDCCHアグリゲーションレベル、リソース内のPDCCH候補リソース位置の数など、のうちの少なくとも2つを含む。一部のパラメータは、CORESET#0の構成パラメータ、例えば、リソースの以下のパラメータ、すなわち、周期性、周波数領域リソース位置、およびスロットに含まれる時間領域シンボルの数のうちの少なくとも1つによって示され得る。いくつかのパラメータ、例えば、リソースの以下のパラメータ、すなわち、時間領域が位置するスロット、スロット内の時間領域シンボルの開始位置、PDCCHアグリゲーションレベル、およびリソース内のPDCCH候補リソース位置の数のうちの少なくとも1つが、CSSによって示され得る。
ステップ606a:第1のネットワークデバイスは、SIBを運ぶPDSCHを、DCIによって示された時間周波数リソース位置で端末に送信する。
本出願の本実施形態では、第1のネットワークデバイスは、PDSCHを送信するためのリソースを決定し、DCIを使用することによって、リソースを端末に示し得る。第1のネットワークデバイスが、PDSCHを送信するとき、PDSCHは、決定されたリソース上で送信されるか、またはPDSCHは、DCIによって示されたリソース上で送信されると、見なされ得る。
SIBは、第1の情報および第2の情報を含み得る。第1の情報および第2の情報の関連する説明については、図5の説明を参照されたい。詳細は、再度説明されない。
ステップ607a:端末は、CSSおよびCORESET#0に基づいて決定されたリソース内で、第1のネットワークデバイスによって送信されたDCIをブラインド検出し、さらにDCIの指示に基づいて、SIBを運ぶPDSCHを受信して、PDSCHからSIBを取得する。
ステップ608a:端末は、SIBに含まれる第1の情報に基づいて、第1のセルにアクセスするか否かを決定する。
ステップ608aについては、ステップ503を参照されたい。詳細は、再度説明されない。
端末が、第1のセルにアクセスすることを決定するとき、端末は、SIBに含まれる構成情報に基づいて、第1のネットワークデバイスへのランダムアクセス手順を開始し、そうでない場合、端末は、ステップ609aおよびステップ610aを実施する。
ステップ609a:端末が、第1のセルにアクセスすることを拒否されるとき、端末は、第1のセルにアクセスすることを停止し、第2の情報に基づいて、第2のセルにアクセスすることを決定する。
端末が、第1のセルにアクセスすることを停止することは、端末が、SIBに含まれる構成情報に基づいて、第1のネットワークデバイスへのランダムアクセス手順の開始を停止すること、を含み得る。
端末が、第2の情報に基づいて、第2のセルにアクセスすることを決定する手順については、図5に示された方法の可能な実装形態の説明を参照されたい。詳細は、再度説明されない。
ステップ610a:端末は、第2のセルへのアクセス手順を開始する。
端末が第2のセルへのアクセス手順を開始することは、端末が、第2のセルのアクセス周波数情報に基づいて、第2のセル内の第2のネットワークデバイスによって送信されたSSBを探し、見つかったSSBに基づいて初期アクセスを実施し、初期アクセスが成功した後で、既存のランダムアクセス手順を参照して第2のネットワークデバイスへのランダムアクセス要求を開始して、ランダムアクセスを実施し、第2のネットワークデバイスへのRRC接続をセットアップすることなど、を含み得る。
図6aに示された方法に基づいて、ネットワークデバイスは、セルにアクセスすることを許可された端末の特性情報、およびセルの近傍セルに関する情報を、SIBを使用することによってセル内の端末に示し、これにより、端末は、ネットワークデバイスの指示、および端末の特性情報に基づいて、端末がセルにアクセスできるか否かを決定する。端末が、セルにアクセスすることを拒否された後、端末は、端末が近傍セルのSSBを探す特定の周波数を知り、さらにセルにアクセスする。このようにして、ネットワークデバイスは、セルにアクセスすることを許可/禁止された端末の特性を示し、これにより、ネットワーク側によるセルアクセスを制御する柔軟性が改善され、ネットワーク側は、サービス制御およびトラフィック制御を良好に実施することができ、端末の電力消費が、低減されることができる。図6aに示された方法では、近傍セルにアクセスすることを許可された端末の特性情報は、SIBで示され、これにより、SSB周波数領域探索、および端末のアクセス試行の電力消費が、低減される。
図3に示された通信システムを参照して、以下では、第1のセルの近傍セルが、第2のセルであり、第1のセルをカバーするネットワークデバイスが、第1のネットワークデバイスであり、第2のセルをカバーするネットワークデバイスが、第2のネットワークデバイスであり、さらに図5の第1の情報および第2の情報が、SIBをスケジューリングするためのDCI内で運ばれ、端末に送信される、といった例を使用することによって、図5に示された方法を詳細に説明する。
図6bは、本出願の一実施形態によるアクセス方法のフローチャートである。図6bに示されたように、方法は以下のステップを含む。
ステップ601b:第2のネットワークデバイスは、第2のセルの関連情報を第1のネットワークデバイスに送信し、第1のネットワークデバイスは、第2のセルの関連情報を受信する。
ステップ601bの実行プロセスについては、ステップ601aの説明を参照されたい。詳細は、再度説明されない。
ステップ602b:第1のネットワークデバイスは、SSBを第1のセル内の端末に送信する。
ステップ603b:端末は、SSBを探し、見つかったSSBからPBCHを取得し、PBCHからMIBを取得し、MIBの指示に基づいて、CSSおよびCORESET#0を決定する。
ステップ604b:第1のネットワークデバイスは、CSSおよびCORESET#0によって示されるリソースでDCIを端末に送信する。
DCIは、SIBを運ぶPDSCHをスケジューリングするために使用され得る。DCIは、第1の情報および第2の情報を含み得る。第1の情報および第2の情報の関連する説明については、図5の説明を参照されたい。詳細は、再度説明されない。
ステップ605b:端末は、CSSおよびCORESET#0に基づいて決定されたリソース内で、第1のネットワークデバイスによって送信されたDCIをブラインド検出する。
ステップ606b:端末は、DCIに含まれる第1の情報に基づいて、第1のセルにアクセスするか否かを決定する。
ステップ606bについては、ステップ503を参照されたい。詳細は、再度説明されない。
端末が第1のセルにアクセスすることを決定するとき、端末は、DCIによって示された時間周波数リソース位置でSIBを受信し、SIBに含まれる構成情報に基づいて、第1のネットワークデバイスへのランダムアクセス手順を開始し、そうでない場合、端末は、ステップ607bおよびステップ608bを実施する。
ステップ607b:端末が第1のセルにアクセスすることを拒否されるとき、端末は、第1のセルにアクセスすることを停止し、第2の情報に基づいて、第2のセルにアクセスすることを決定する。
端末が第1のセルにアクセスすることを停止することは、端末が、DCIによって示された時間周波数リソース位置でSIBの受信を停止すること、を含み得る。端末が、第2の情報に基づいて、第2のセルにアクセスすることを決定する手順については、図5に示された方法の可能な実装形態の説明を参照されたい。詳細は、再度説明されない。
ステップ608b:端末は、第2のセルへのアクセス手順を開始する。
ステップ608bについては、ステップ610aを参照されたい。詳細は、再度説明されない。
図6bに示された方法に基づいて、ネットワークデバイスは、セルにアクセスすることを許可された端末の特性情報、およびセルの近傍セルに関する情報を、SIBをスケジューリングするためのDCIを使用することによってセル内の端末に示し、これにより、端末は、ネットワークデバイスの指示、および端末の特性情報に基づいて、端末がセルにアクセスできるか否かを決定する。端末が、セルにアクセスすることを拒否された後、端末は、端末が近傍セルのSSBを探す特定の周波数を知り、さらにセルにアクセスする。このようにして、ネットワークデバイスは、セルにアクセスすることを許可/禁止された端末の特性を示し、これにより、ネットワーク側によるセルアクセスを制御する柔軟性が改善され、ネットワーク側は、サービス制御およびトラフィック制御を良好に実施することができる。加えて、図6bに示された方法によれば、DCIを読み取った後、端末は、可能な限り早く、端末のアクセスが拒否されることを見つけ得る。この場合、端末は、追加情報を読み取る必要がなく、後続のランダムアクセス手順を実施する必要がなく、これにより端末の電力消費が、低減され、シグナリングオーバーヘッドが、低減される。加えて、図6bに示された方法では、近傍セルにアクセスすることを許可された端末の特性情報が、DCIで示され、これにより、SSB周波数領域探索、および端末のアクセス試行の電力消費が、低減される。
図3に示された通信システムを参照して、以下では、第1のセルの近傍セルが、第2のセルであり、第1のセルをカバーするネットワークデバイスが、第1のネットワークデバイスであり、第2のセルをカバーするネットワークデバイスが、第2のネットワークデバイスであり、図5の第1の情報および第2の情報が、ページングメッセージで運ばれ、端末に送信される、といった例を使用することによって、図5に示された方法を詳細に説明する。
図6cは、本出願の一実施形態によるアクセス方法のフローチャートである。図6cに示されたように、方法は以下のステップを含む。
ステップ601c:第2のネットワークデバイスは、第2のセルの関連情報を第1のネットワークデバイスに送信し、第1のネットワークデバイスは、第2のセルの関連情報を受信する。
ステップ601cの実行プロセスについては、ステップ601aの説明を参照されたい。詳細は、再度説明されない。
ステップ602c:第1のネットワークデバイスは、ページングメッセージを第1のセル内の端末に送信し、端末は、ページングメッセージを受信する。
ページングメッセージは、端末をウェイクアップ/ページングするために使用され得る。ページングメッセージは、第1の情報および第2の情報を含み得る。第1の情報および第2の情報の関連する説明については、図5の説明を参照されたい。詳細は、再度説明されない。
ステップ603c:端末は、ページングメッセージに含まれた第1の情報に基づいて、第1のセルにアクセスするか否かを決定する。
ステップ603cについては、ステップ503を参照されたい。詳細は、再度説明されない。
端末が、第1のセルにアクセスすることを決定するとき、端末は、ウェイクアップされ、接続モードに切り替わる準備をし、第1のネットワークデバイスへのランダムアクセス手順を開始し、そうでない場合、端末は、ステップ604cおよびステップ605cを実施する。
ステップ604c:端末が、第1のセルにアクセスすることを拒否されるとき、端末は、第1のセルにアクセスすることを停止し、第2の情報に基づいて、第2のセルにアクセスすることを決定する。
端末が第1のセルにアクセスすることを停止することは、端末が、ウェイクアップされず、端末がアイドルモードまたは非アクティブモードにあること、を含み得る。端末が、第2の情報に基づいて、第2のセルにアクセスすることを決定する手順については、図5に示された方法の可能な実装形態の説明を参照されたい。詳細は、再度説明されない。
ステップ605c:端末は、第2のセルへのアクセス手順を開始する。
ステップ605cについては、ステップ610aを参照されたい。詳細は、再度説明されない。
図6cに示された方法に基づいて、ネットワークデバイスは、セルにアクセスすることを許可された端末の特性情報、およびセルの近傍セルに関する情報を、ページングメッセージを使用することによってセル内の端末に示し、これにより、端末は、ネットワークデバイスの指示、および端末の特性情報に基づいて、端末がセルにアクセスできるか否かを決定する。端末が、セルにアクセスすることを拒否された後、端末は、端末が近傍セルのSSBを探す特定の周波数を知り、さらに近傍セルにアクセスする。このようにして、ネットワークデバイスは、セルにアクセスすることを許可/禁止された端末の特性を示し、これにより、ネットワーク側によるセルアクセスを制御する柔軟性が改善され、ネットワーク側は、サービス制御およびトラフィック制御を良好に実施することができる。加えて、図6cに示された方法によれば、端末は、ページングフェーズにおいて可能な限り早く、端末のアクセスが拒否されることを見つけることができ、ランダムアクセス手順を開始するために接続モードに切り替える必要がなく、これにより、端末の電力消費が、低減され、シグナリングオーバーヘッドが、低減される。加えて、図6cに示された方法では、近傍セルにアクセスすることを許可された端末の特性情報が示され、これにより、SSB周波数領域探索および端末のアクセス試行の電力消費が、低減される。
図5~図6cでは、本出願の実施形態で提供されたアクセス方法は、セルにアクセスすることを許可された端末の特性情報を、SIB、DCI、またはページングメッセージを使用することによって、ネットワークデバイスが、セル内の端末に示し、端末が、ネットワークデバイスの指示に基づいて、セルにアクセスするか否かを決定する、といった例を使用することによって説明される。あるいは、端末の特性情報を識別した後、ネットワークデバイスは、アクセス拒否情報を端末に送信してもよい。具体的には、図7~図8b-1および図8b-2を参照されたい。
図7は、本出願の一実施形態による他のアクセス方法のフローチャートである。図7に示されたように、方法は以下のステップを含む。
ステップ701:端末が、第3の情報を、第1のセルにおいて第1のネットワークデバイスに送信する。
第3の情報は、端末の特性情報を示し得る。端末の特性情報の関連説明については、前述の用語説明部分を参照されたい。詳細は、再度説明されない。
具体的には、第3の情報は、端末の特性情報を含んでもよく、あるいは端末の特性情報に対応するタイプおよび/またはサブタイプを含んでもよく、例えば、タイプのインデックス番号、および/またはサブタイプのインデックス番号を含んでもよい。第3の情報が、端末の特性情報に対応するタイプおよび/またはサブタイプを含むとき、端末の特性情報とタイプおよび/またはサブタイプとの間に対応関係があり、対応関係は、プロトコルで事前に指定され得ることに留意されたい。この場合、端末が、プロトコルで指定され、タイプおよび/またはサブタイプに対応する、特性情報に加えて、他の特性情報をさらに有する場合、端末は、タイプおよび/またはサブタイプ、ならびに第3の情報内の他の特性情報をさらに含み、第3の情報をネットワークデバイスに送信し得る。
一例では、端末は、第3の情報をMsg3に含め、Msg3を第1のネットワークデバイスに送信してもよい。
具体的には、送信方法については、図8a-1および図8a-2に示された方法に対応する実施形態の説明を参照されたい。
他の例では、端末は、第3の情報をMsgAに含め、MsgAを第1のネットワークデバイスに送信してもよい。
具体的には、送信方法については、図8b-1および図8b-2に示された方法に対応する実施形態の説明を参照されたい。
さらに他の例では、端末は、アクセスプリアンブルを使用することによって、端末の第3の情報をネットワークデバイスに示してもよい。
例えば、端末は、特定の送信リソース上で、プリアンブル(preamble)をネットワークデバイスに送信してもよい。送信リソースは、端末の特性情報に対応する、または送信リソースは、端末のタイプ/サブタイプに対応する。ネットワークデバイスが、プリアンブルを受信した後、ネットワークデバイスは、プリアンブルを運ぶ送信リソースに基づいて、端末の特性情報を決定し得、次いで、端末の特性情報に基づいて、端末に、第1のセルにアクセスすることを許可するか否かを決定し得る。
具体的には、送信リソースが、端末の特性情報に対応するとき、ネットワークデバイスは、送信リソースに基づいて、端末の特性情報を直接決定してもよい。送信リソースが、端末のタイプ/サブタイプに対応するとき、端末は、送信リソースに基づいて、端末のタイプ/サブタイプを決定し得、次いで、表1に示された端末のタイプ/サブタイプと端末の特性情報との対応関係に基づいて、端末の特性情報を決定し得る。
送信リソースは、周波数領域リソースおよび/または時間領域リソースを含み得る。周波数領域リソースは、アップリンク帯域幅部分(UP BWP)を含み得るが、これに限定されず、時間領域リソースは、ランダムアクセス機会(RACH occasion、RO)を含み得るが、これに限定されない。送信リソースと端末の特性情報との間の対応関係は、端末またはネットワークデバイスのために事前構成されてもよい。対応関係は、表形式、配列形式、または他の形式で、端末またはネットワークデバイスに事前に記憶されてもよい。
例えば、送信リソースは、端末の特性情報に対応する。以下の表8は、送信リソースと端末の特性情報との間の対応関係を示す。端末1が、UP BWP 1を使用することによって、プリアンブルをネットワークデバイスに送信すると仮定される。ネットワークデバイスは、以下の表8に示された対応関係、および送信リソースUP BWP 1に基づいて、端末1の特性情報が、{MAX BW=5MHz、MAX QAM=16、IWSN}を含むと決定し、端末1の特性情報が第1のセルにアクセスすることを許可された端末の特性情報に含まれるか否かを、さらにチェックし得る。そうである場合、端末1は、第1のセルにアクセスすることを許可され、そうでない場合、端末1は、第1のセルにアクセスすることを禁止される。
表8は、説明のための単なる例であることを理解されたい。表8に示された内容に加えて、端末の他の特性情報、送信リソースなどがさらに含まれてもよい。これは、本出願では限定されない。
他の例では、端末は、プリアンブルをネットワークデバイスに送信し、プリアンブルは、特定のプリアンブルセットに属し、プリアンブルセットは、端末の特性情報に対応する、またはプリアンブルセットは、端末のタイプ/サブタイプに対応する。ネットワークデバイスは、プリアンブルが属するプリアンブルセットに基づいて、端末の特性情報を決定し得、端末の特性情報に基づいて、端末に、第1のセルにアクセスすることを許可するか否かを決定し得る。
任意選択で、プリアンブルセットは、1つまたは複数のプリアンブルを含み、プリアンブルセットは、少なくとも1つのプリアンブル、あるいは1つまたは複数のプリアンブルとも呼ばれる場合がある。プリアンブルセットに含まれるプリアンブルの数は、本出願では限定されない。異なるプリアンブルセットに含まれるプリアンブルは、異なる端末のタイプによって使用され得る。各プリアンブルセットに含まれるプリアンブル、およびプリアンブルセットと端末の特性情報との間の対応関係、またはプリアンブルセットと端末のタイプ/サブタイプとの間の対応関係は、端末またはネットワークデバイスのために事前構成され得る。対応関係は、表形式、配列形式、または他の形式で、端末またはネットワークデバイスに事前に記憶されてもよい。
例えば、プリアンブルセットは、端末のタイプ/サブタイプに対応する。以下の表9は、プリアンブルセットと端末のタイプ/サブタイプとの間の対応関係を示す。端末1が、プリアンブルセット1のプリアンブルを使用すると仮定すると、ネットワークデバイスが、端末1によって送信されたプリアンブルを受信した後、以下の表9に示された対応関係に基づいて、端末1が、そのタイプが1であり、そのサブタイプが1である端末であると、ネットワークデバイスは、決定し、表1に基づいて、端末の特性情報が{MAX BW=5MHz、MAX QAM=16、IWSN}であると決定し、端末1の特性情報が、第1のセルにアクセスすることを許可された端末の特性情報に含まれているか否かを、さらにチェックし得る。そうである場合、端末1は、第1のセルにアクセスすることを許可され、そうでない場合、端末1は、第1のセルにアクセスすることを禁止される。
表9は、説明のための単なる例であることを理解されたい。表9に示された内容に加えて、端末の他のタイプ/サブタイプ、プリアンブルセットなどがさらに含まれてもよい。これは、本出願では限定されない。
具体的には、さらに他の例では、本方法については、図8c-1および図8c-2に示された方法に対応する実施形態の説明を参照されたい。
ステップ702:ネットワークデバイスは、第3の情報を受信し、応答メッセージを、第1のセルにおいて端末に送信する。
ネットワークデバイスは、第3の情報を受信し、第3の情報に基づいて、端末が第1のセルにアクセスすることを許可されているか否かを決定し、端末が第1のセルにアクセスすることを許可されているか否かを示す指示を応答メッセージに含め、応答メッセージを端末に送信する。
第3の情報に基づいて、端末に、第1のセルにアクセスすることを許可するか否かを決定するとき、ネットワークデバイスは、第1のセルのサービス量、ユーザ数などを考慮し得る。これは、ネットワークデバイス側の具体的な実装形態に依存する。詳細は、説明されない。応答メッセージは、端末が第1のセルにアクセスすることを許可されているか否かを示す識別子を含み得る。例えば、応答メッセージは、バイナリビットを含んでもよい。バイナリビット「0」は、端末が第1のセルにアクセスすることを許可されていることを示してもよく、バイナリビット「1」は、端末が第1のセルにアクセスすることを禁止されていることを示してもよい。あるいは、バイナリビット「1」は、端末が第1のセルにアクセスすることを許可されていることを示してもよく、バイナリビット「0」は、端末が第1のセルにアクセスすることを禁止されていることを示してもよい。
一例では、ネットワークデバイスは、応答メッセージをMsg4に含め、Msg4を端末に送信する。あるいは、ネットワークデバイスは、応答メッセージを、Msg4をスケジューリングするためのDCIに含め、DCIを端末に送信する。例えば、Msg4を使用することによって、またはMsg4をスケジューリングするためのDCI内の予約(reserved)ビット内の1ビットを使用することによって、ネットワークデバイスは、端末が第1のセルにアクセスすることを許可または拒否することを示してもよい。
具体的には、送信方法については、図8a-1および図8a-2に示された方法に対応する実施形態の説明を参照されたい。
他の例では、ネットワークデバイスは、応答メッセージをMsgBに含め、MsgBを端末に送信する。あるいは、ネットワークデバイスは、応答メッセージを、MsgBをスケジューリングするためのDCIに含め、DCIを端末に送信する。例えば、ネットワークデバイスは、MsgBを、またはMsgBをスケジューリングするためのDCI内のreservedビット内の1ビットを、使用することによって、端末が第1のセルにアクセスすることを許可または拒否されていることを示し得る。
具体的には、送信方法については、図8b-1および図8b-2に示された方法に対応する実施形態の説明を参照されたい。
さらに他の例では、端末が、特定の送信リソース上で、プリアンブルをネットワークデバイスに送信し、さらに送信リソースが、端末の特性情報に対応するか、または送信リソースが、端末のタイプ/サブタイプに対応するとき、あるいは端末が、特定のプリアンブルセットに属するプリアンブルをネットワークデバイスに送信し、さらにプリアンブルセットが、端末の特性情報に対応するか、またはプリアンブルセットが、端末のタイプ/サブタイプに対応するとき、ネットワークデバイスは、応答メッセージをMsg2に含め、Msg2を端末に送信するか、またはネットワークデバイスは、応答メッセージを、Msg2をスケジューリングするためのDCIに含め、DCIを端末に送信する。例えば、Msg2を使用することによって、またはMsg2をスケジューリングするためのDCI内のreservedビット内の1ビットを使用することによって、ネットワークデバイスは、端末が第1のセルにアクセスすることを許可または拒否することを示してもよい。
本出願の本実施形態では、応答メッセージは、Msg4、MsgB、Msg2、またはDCIで運ばれ、端末に送信されることに、限定されないことを理解されたい。あるいは、応答メッセージは、他のランダムアクセス応答(random access response、RAR)で運ばれ、端末に送信されてもよい。これは限定されない。
ステップ703:端末がネットワークデバイスからの応答メッセージを受信する。
さらに、図7に示されたように、本方法は、以下のステップをさらに含む。
ステップ704:端末は、応答メッセージに基づいて、第1のセルにアクセスするか否かを決定する。
例えば、端末が第1のセルにアクセスすることを許可されていることを、応答メッセージが示すとき、端末は、第1のセルにアクセスすることを決定し、RRC接続要求を第1のネットワークデバイスに送信し、RRC接続を第1のネットワークデバイスにセットアップする。
端末が第1のセルにアクセスすることを禁止されていることを、応答メッセージが示すとき、端末は、第1のセルにアクセスしないことを決定し、第1のネットワークデバイスへのRRC接続要求の開始を停止し、第1のセルの近傍セル、例えば第2のセルを探し、第2のセルにアクセスする。
図7で提供された方法に基づいて、端末は、端末の特性情報をネットワークデバイスに送信し得、これにより、ネットワークデバイスは、端末の特性を識別し、端末の特性に基づいて、セルにアクセスすることを許可するか否かを決定し、さらに、セルにアクセスすることが許可されるか、または拒否されるかに関する情報を、端末に送信する。この場合、セルにアクセスする端末は柔軟に制御され、ネットワーク側は、サービス制御およびトラフィック制御を良好に実施することができる。
図7に示された方法の実現可能な実装形態では、ステップ701の前に、第1のネットワークデバイスは、端末が送信する端末の特性情報内の特定のパラメータまたは特定のパラメータの値を示すために、指示情報を端末に送信してもよい。具体的には、本方法は、第1のネットワークデバイスが指示情報を端末に送信し、端末が指示情報を受信すること、を含み、指示情報は、特性情報に含まれるパラメータのタイプを示し得る。
端末がステップ701で第3の情報を第1のネットワークデバイスに送信することは、端末が指示情報に基づいて第3の情報を第1のネットワークデバイスに送信すること、を含む。
第3の情報がMsg3で運ばれるとき、指示情報は、Msg2、MIB、DCI、またはSIBで運ばれ得る。DCIは、SIBをスケジューリングするために使用される。
第3の情報がMsgAで運ばれるとき、指示情報は、MIB、DCI、またはSIBで運ばれ得る。DCIは、SIBをスケジューリングするために使用される。SIBは、MsgAの構成情報を含み得る。
さらに、図7に示された一可能な実装形態では、端末が第1のセルにアクセスすることを拒否されたときに、アクセス可能な近傍セルを探すことによって引き起こされる、端末による電力消費を低減するために、図7に示された方法は、以下のステップ、すなわち、第1のネットワークデバイスが、第2の情報を第1のセルにおいて端末に送信し、端末が、第1のネットワークデバイスからの第2の情報を受信することを、さらに含み得る。
第2の情報は、Msg4またはMsgBで運ばれ、端末に送信され得る。第2の情報の関連する説明については、図5に示された方法の実装形態の説明を参照されたい。例えば、第2の情報は、図5の表5~表7に示されたようなものであってもよい。詳細は、再度説明されない。
このようにして、端末が第1のセルにアクセスすることを拒否されるとき、端末は、端末の特性情報、および第2のセルの関連情報に基づいて、端末がアクセスすることを許可される近傍セルを、決定し、近傍セルにアクセスする。これは、端末が第1のセルにアクセスすることを拒否されたときに、第1のセル周辺のアクセス可能な近傍セルを、端末によって何度もブラインド探索することによって引き起こされる大きな電力消費の問題を解決し、さらに端末の電力消費を低減する。
さらに、図7に示された他の可能な実装形態では、端末によってアクセスされたネットワークデバイスの真正性を識別するために、端末が第1のセルにアクセスすることを、第1のネットワークデバイスが拒否したとき、第1のネットワークデバイスが、端末の識別子、および第1のセルのセル情報を、第2のネットワークデバイスに送信することを、図7に示された方法は、さらに含んでもよい。
それに対応して、端末が第2のセルにアクセスするとき、端末は、端末の識別子、および第1のセルのセル情報を第2のネットワークデバイスに送信し、これにより、第2のネットワークデバイスは、端末によって送信された情報に基づいて、端末が第2のセルにアクセスする前に、端末によってアクセスされたネットワークデバイスの真正性を決定する。ネットワークデバイスが疑わしいデバイスであるとき、ネットワーク内のデータ送信のセキュリティを保証するために、時間内にとられる対応する改善策。例えば、第1のネットワークデバイスから、第2のネットワークデバイスによって受信された第1のセルのセル情報が、端末から、第2のネットワークデバイスによって受信された第1のセルのセル情報と異なる場合、第2のネットワークデバイスは、端末によってアクセスされた第1のセルに対応する第1のネットワークデバイスが疑わしいデバイスであると、決定し、第1のネットワークデバイスが疑わしいデバイスであることを通知するために、通知メッセージを、第1のネットワークデバイスを管理する管理者またはサーバに送信する。
端末の識別子は、端末を一意に識別するために使用され得る。第1のセルのセル情報は、第1のセルを一意に識別し得、さらに第1のセルのセル情報は、第1のセルのセルIDとし得る。
例えば、端末は、端末の識別子、および第1のセルのセル情報を、Msg1に含め、4ステップ・ランダム・アクセス手順を使用することによって、Msg1を第2のネットワークデバイスに送信してもよく、または、端末の識別子、および第1のセルのセル識別子を、MsgAに含め、2ステップ・ランダム・アクセス手順を使用することによって、MsgAを第2のネットワークデバイスに送信してもよい。
図7に示された方法では、端末が最後にキャンプオンしたセル、または端末が第2のセルにアクセスする前の最後のサービングセル(last serving cell)と、第1のセルは、呼ばれる場合があることに留意されたい。
図3に示されたシステムを参照して、以下では、第3の情報がMsg3で運ばれ、応答メッセージがMsg4で運ばれる、といった例を使用することによって、図7に示された方法を詳細に説明し、すなわち、図7に示された方法は、4ステップ・ランダム・アクセス手順を使用することによって実施される。
図8a-1および図8a-2は、本出願の一実施形態による他のアクセス方法のフローチャートである。図8a-1および図8a-2に示されたように、方法は以下のステップを含む。
ステップ801a:第2のネットワークデバイスは、第2のセルの関連情報を第1のネットワークデバイスに送信し、第1のネットワークデバイスは、第2のセルの関連情報を受信する。
ステップ801aの実行プロセスについては、ステップ601aの説明を参照されたい。詳細は、再度説明されない。
ステップ802a:端末は、Msg1を第1のネットワークデバイスに送信する。
端末がMsg1を第1のネットワークデバイスに送信する前に、端末が最後にキャンプオンしたセルが存在する場合、Msg1は、端末が最後にキャンプオンしたセルのセル情報、例えば、セル識別子を、さらに含み得る。
ステップ803a:第1のネットワークデバイスは、Msg1を受信し、Msg2を端末に送信する。
Msg2は、指示情報を運び得、指示情報は、特性情報に含まれるパラメータのタイプを示し得、これにより、端末は、指示情報によって示された特性情報を、第1のネットワークデバイスに報告する。
ステップ804a:端末は、Msg2を受信し、指示情報に基づいて、Msg3を第1のネットワークデバイスに送信する。
Msg3は、第3の情報を含み得る。
第3の情報は、端末の特性情報を示し得る。
具体的には、第3の情報の関連する説明については、図7の説明を参照されたい。詳細は、再度説明されない。
Msg3を受信した後、第1のネットワークデバイスは、端末の特性情報に基づいて、端末に、第1のセルにアクセスすることを許可するか否かを決定し得る。端末に、第1のセルにアクセスすることを許可する場合、第1のネットワークデバイスは、ステップ805aおよびステップ806aを実施する。端末に、第1のセルにアクセスすることを許可しない場合、第1のネットワークデバイスは、ステップ807a~ステップ815aを実施する。
ステップ805a:第1のネットワークデバイスは、Msg3を受信し、Msg4を端末に送信し、Msg4は、端末に、第1のセルにアクセスすることを示す。
ステップ806a:端末は、Msg4を受信し、Msg4の指示に基づいて、第1のセルにアクセスする。
端末がMsg4の指示に基づいて第1のセルにアクセスすることは、端末が、第1のネットワークデバイスへのRRC接続をセットアップするために、RRC接続セットアップ要求を第1のネットワークデバイスに送信すること、を含み得る。
あるいは、ステップ805aおよびステップ806aは、Msg3を受信した後、第1のネットワークデバイスが、Msg4をスケジューリングするためのDCIを端末に送信することであってよく、DCIは、端末が第1のセルにアクセスすることを示すための応答メッセージを運び得る。さらに、第1のネットワークデバイスは、DCIによって示された時間周波数位置で、Msg4を端末に送信する。端末は、Msg4をスケジューリングするためのDCIを受信し、DCIに基づいて、端末が第1のセルにアクセスすることを許可されている、と決定し、DCIによって示された時間周波数位置でMsg4を受信し、さらにMsg4に基づいて第1のセルにアクセスする。
ステップ807a:第1のネットワークデバイスは、Msg4を端末に送信する。
Msg4は、端末が第1のセルにアクセスすることを禁止されていることを示し得る。Msg4は、第2の情報を含み得る。第2の情報の関連する説明については、前述の説明を参照されたい。詳細は、再度説明されない。
あるいは、ステップ807aは、Msg3を受信した後、第1のネットワークデバイスが、Msg4をスケジューリングするためのDCIを端末に送信することであってよく、DCIは、端末が第1のセルにアクセスすることを禁止されていることを示すための応答メッセージを運び得る。さらに、任意選択で、第1のネットワークデバイスは、Msg4を運ぶPDSCHを端末に送信しない。
ステップ808a:第1のネットワークデバイスは、端末の識別子、および第1のセルのセル情報を、第2のネットワークデバイスに送信し、第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスから、端末の識別子、および第1のセルのセル情報を受信する。
例えば、第1のネットワークデバイスは、端末の識別子、および第1のセルのセル情報を、Xnインターフェースを介して第2のネットワークデバイスに送信してもよい。端末の識別子、および第1のセルのセル情報の関連説明については、前述の説明を参照されたい。詳細は、再度説明されない。
ステップ809a:端末は、Msg4を受信し、Msg4の指示に基づいて第1のセルにアクセスすることを停止し、第2の情報に基づいて、第1のセルの近傍セル、例えば第2のセルにアクセスすることを決定する。
例えば、端末は、第1のネットワークデバイスへのRRC接続のセットアップを停止し、第2の情報に基づいて、アクセスを許可された第2のセルを選択し、第2のセルのアクセス周波数情報に基づいて、第2のセル内の第2のネットワークデバイスによって送信されたSSBを探し、見つかったSSBに基づいて初期アクセスを実施し、初期アクセスが成功した後で、ランダムアクセスを実施するために、第2のネットワークデバイスへのランダムアクセス要求を開始し、第2のネットワークデバイスへのRRC接続をセットアップするなどしてもよい。
ステップ810a:端末は、Msg1を、第2のセルにおいて、第2のネットワークデバイスに送信する。
Msg1は、端末の識別子、および第1のセルのセル情報を含み得る。
ステップ811a:第2のネットワークデバイスは、Msg1を受信し、Msg1に含まれる第1のセルのセル情報、およびステップ808aで受信した第1のセルのセル情報に基づいて、端末によってアクセスされた第1のネットワークデバイスの真正性を決定する。
さらに、任意選択で、第1のネットワークデバイスが疑わしいデバイスである場合、第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスが疑わしいデバイスであることを、ネットワーク管理者に報告する。
ステップ812a:第2のネットワークデバイスは、Msg2を端末に送信する。
Msg2は、指示情報を運び得、指示情報は、特性情報に含まれるパラメータのタイプを示し得、これにより、端末は、指示情報によって示された特性情報を報告する。
ステップ813a:端末は、Msg2を受信し、Msg3を第2のネットワークデバイスに送信する。
Msg3は、第3の情報を含み得る。第3の情報は、端末の特性情報を示し得る。
ステップ814a:第2のネットワークデバイスは、Msg4を端末に送信し、Msg4は、端末に、第2のセルにアクセスすることを示す。
ステップ815a:端末は、Msg4を受信し、第2のネットワークデバイスへの接続をセットアップする。
端末が第2のネットワークデバイスへの接続をセットアップすることは、端末が、第2のネットワークデバイスへのRRC接続をセットアップするために、RRC接続セットアップ要求を第2のネットワークデバイスに送信すること、を含み得る。
図8a-1および図8a-2で提供された方法に基づいて、端末は、端末の特性情報をMsg3に含め、Msg3をネットワークデバイスに送信し得、これにより、ネットワークデバイスは、端末の特性を識別し、端末の特性に基づいて、セルにアクセスすることを許可するか否かを決定し、セルにアクセスすることが許可されるか、または拒否されるかに関する情報を、端末に送信する。この場合、セルにアクセスする端末は柔軟に制御され、ネットワーク側は、サービス制御およびトラフィック制御を良好に実施することができる。加えて、ネットワークデバイスは、近傍セルに関する情報を端末に送信し得、これにより、端末がセルにアクセスすることを拒否されたとき、端末は、端末が近傍セルのSSBを探す周波数を知り、近傍セルにアクセスし、それによって、近傍セルをブラインド探索することによって引き起こされる、端末による電力消費を低減する。加えて、端末によって最後にキャンプされたセルのものであり、端末によって報告されたセル情報と、セルのものであり、最後にキャンプしたセル内のネットワークデバイスによって送信されたセル情報とに基づいて、ネットワーク側は、最後にキャンプしたセル内のネットワークデバイスの真正性を決定することができ、これにより、ネットワークセキュリティが改善される。
図3に示されたシステムを参照して、以下では、第3の情報が、MsgAで運ばれ、応答メッセージが、MsgBで運ばれる、といった例を使用することによって図7に示された方法を詳細に説明し、すなわち、図7に示された方法は、2ステップ・ランダム・アクセス手順を使用することによって実施される。
図8b-1および図8b-2は、本出願の一実施形態によるアクセス方法のフローチャートである。図8b-1および図8b-2に示されたように、方法は以下のステップを含む。
ステップ801b:第2のネットワークデバイスは、第2のセルの関連情報を第1のネットワークデバイスに送信し、第1のネットワークデバイスは、第2のセルの関連情報を受信する。
ステップ802b:端末は、MsgAを第1のネットワークデバイスに送信する。
MsgAは、第3の情報を含み得る。第3の情報の関連する説明については、図7の説明を参照されたい。詳細は、再度説明されない。端末がMsgAを第1のネットワークデバイスに送信する前に、端末が最後にキャンプオンしたセルが存在する場合、MsgAは、端末が最後にキャンプオンしたセルのセル情報、例えば、セル識別子をさらに含み得る。
MsgAを受信した後、第1のネットワークデバイスは、端末の特性情報に基づいて、端末に、第1のセルにアクセスすることを許可するか否かを決定し得る。端末に、第1のセルにアクセスすることを許可する場合、第1のネットワークデバイスは、ステップ803bおよびステップ804bを実施する。端末に、第1のセルにアクセスすることを許可しない場合、第1のネットワークデバイスは、ステップ805b~ステップ811bを実施する。
ステップ803b:第1のネットワークデバイスは、MsgAを受信し、MsgBを端末に送信し、MsgBは、端末に、第1のセルにアクセスすることを示す。
ステップ804b:端末は、MsgBを受信し、MsgBの指示に基づいて第1のセルにアクセスする。
端末がMsgBの指示に基づいて第1のセルにアクセスすることは、端末が、第1のネットワークデバイスへのRRC接続をセットアップするために、RRC接続セットアップ要求を第1のネットワークデバイスに送信すること、を含み得る。
あるいは、ステップ803bおよびステップ804bは、MsgAを受信した後、第1のネットワークデバイスが、MsgBをスケジューリングするためのDCIを、端末に送信することであってもよく、DCIは、端末が第1のセルにアクセスすることを示すための応答メッセージを運び得る。さらに、第1のネットワークデバイスは、DCIによって示された時間周波数位置で、MsgBを端末に送信する。端末は、MsgBをスケジューリングするためのDCIを受信し、DCIに基づいて、端末が第1のセルにアクセスすることを許可されていると決定し、DCIによって示された時間周波数位置でMsgBを受信し、さらにMsgBに基づいて第1のセルにアクセスする。
ステップ805b:第1のネットワークデバイスは、MsgBを端末に送信する。
MsgBは、端末が第1のセルにアクセスすることを禁止されていることを指示し得る。MsgBは、第2の情報を含み得る。第2の情報の関連する説明については、前述の説明を参照されたい。詳細は、再度説明されない。
あるいは、ステップ805bは、MsgAを受信した後、第1のネットワークデバイスが、MsgBをスケジューリングするためのDCIを、端末に送信することであってもよく、DCIは、端末が第1のセルにアクセスすることを禁止されていることを示すための応答メッセージを運び得る。さらに、任意選択で、第1のネットワークデバイスは、MsgBを運ぶPDSCHを、端末に送信しない。
ステップ806b:第1のネットワークデバイスは、端末の識別子、および第1のセルのセル情報を、第2のネットワークデバイスに送信し、第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスから、端末の識別子、および第1のセルのセル情報を受信する。
例えば、第1のネットワークデバイスは、端末の識別子、および第1のセルのセル情報を、Xnインターフェースを介して第2のネットワークデバイスに送信してもよい。端末の識別子、および第1のセルのセル情報の関連説明については、前述の説明を参照されたい。詳細は、再度説明されない。
ステップ807b:端末は、MsgBを受信し、MsgBの指示に基づいて第1のセルにアクセスすることを停止し、第2の情報に基づいて、第1のセルの近傍セル、例えば第2のセルにアクセスすることを決定する。
例えば、ステップ807bについては、ステップ809aを参照されたい。詳細は、再度説明されない。
ステップ808b:端末は、MsgAを、第2のセルにおいて、第2のネットワークデバイスに送信する。
MsgAは、第3の情報を含み得、第3の情報は、端末の特性情報を示し得る。MsgAは、端末の識別子、および第1のセルのセル情報を、さらに含み得る。
具体的には、ステップ808bの送信プロセスについては、現在の技術を参照されたい。詳細は、再度説明されない。
ステップ809b:第2のネットワークデバイスは、MsgAを受信し、MsgAに含まれる第1のセルのセル情報、およびステップ806bで受信した第1のセルのセル情報に基づいて、端末によってアクセスされた第1のネットワークデバイスの真正性を決定する。
さらに、任意選択で、第1のネットワークデバイスが疑わしいデバイスである場合、第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスが疑わしいデバイスであることを、ネットワーク管理者に報告する。
ステップ810b:第2のネットワークデバイスは、MsgBを端末に送信し、MsgBは、端末に、第2のセルにアクセスすることを示す。
ステップ811b:端末は、MsgBを受信し、第2のネットワークデバイスへの接続をセットアップする。
ステップ811bについては、ステップ815aを参照されたい。詳細は、再度説明されない。
図8b-1および図8b-2で提供された方法に基づいて、端末は、端末の特性情報をMsgAに含め、MsgAをネットワークデバイスに送信し得、これにより、ネットワークデバイスは、端末の特性を識別し、端末の特性に基づいて、セルにアクセスすることを許可するか否かを決定し、さらに、セルにアクセスすることが許可されるか、または拒否されるかに関する情報を、端末に送信する。この場合、セルにアクセスする端末は柔軟に制御され、ネットワーク側は、サービス制御およびトラフィック制御を良好に実施することができる。加えて、ネットワークデバイスは、近傍セルに関する情報をMsgBに含め、MsgBを端末に送信し得、これにより、端末がセルにアクセスすることを拒否されたとき、端末は、端末が近傍セルのSSBを探す周波数を知り、近傍セルにアクセスし、それによって、近傍セルをブラインド探索することによって引き起こされる、端末による電力消費を低減する。加えて、端末によって最後にキャンプされたセルのものであり、端末によって報告されたセル情報と、セルのものであり、最後にキャンプしたセル内のネットワークデバイスによって送信されたセル情報とに基づいて、ネットワーク側は、最後にキャンプしたセル内のネットワークデバイスの真正性を決定することができ、これにより、ネットワークセキュリティが改善される。
図8c-1および図8c-2は、本出願の一実施形態による他のアクセス方法のフローチャートである。図8c-1および図8c-2に示されたように、方法は以下のステップを含む。
ステップ801c:第2のネットワークデバイスは、第2のセルの関連情報を第1のネットワークデバイスに送信し、第1のネットワークデバイスは、第2のセルの関連情報を受信する。
第2のセルの関連情報は、第2のセルにアクセスすることを許可された端末の特性情報を含み得る。ステップ801cの実行プロセスについては、ステップ601aの説明を参照されたい。詳細は、再度説明されない。
ステップ801cは、任意選択のステップであり、実施されなくてもよいことに留意されたい。
ステップ802c:端末は、送信リソースを使用することによって、プリアンブルを運ぶMsg1を、第1のネットワークデバイスに送信する。
プリアンブルは、端末の特性情報、または端末のタイプ/サブタイプに対応するプリアンブルセットに属する、あるいは送信リソースは、端末の特性情報、または端末のタイプ/サブタイプに対応する。
ステップ803c:第1のネットワークデバイスは、Msg1を受信し、端末の特性情報を決定し、さらに端末の特性情報に基づいて、端末に、第1のセルにアクセスすることを許可するか否かを決定する。端末に、第1のセルにアクセスすることを許可する場合、第1のネットワークデバイスは、ステップ804cおよびステップ805cを実施する。端末に、第1のセルにアクセスすることを許可しない場合、第1のネットワークデバイスは、ステップ806c~ステップ814cを実施する。
一例では、Msg1で運ばれたプリアンブルが、端末の特性情報または端末のタイプ/サブタイプに対応するプリアンブルセットに属するとき、第1のネットワークデバイスは、受信されたプリアンブルが属するプリアンブルセットに基づいて、端末の特性情報を決定する。
他の例では、Msg1のための送信リソースが、端末の特性情報、または端末のタイプ/サブタイプに対応するとき、第1のネットワークデバイスは、プリアンブルを運ぶMsg1を送信するための送信リソースに基づいて、端末の特性情報を決定する。
ステップ804c:第1のネットワークデバイスは、Msg2を端末に送信し、Msg2は、端末が、第1のセルにアクセスすることを許可されていることを示し得る。
ステップ805c:端末は、Msg2を受信し、Msg3を第1のネットワークデバイスに送信し、第1のネットワークデバイスからMsg4を受信し、さらにMsg4に基づいて、第1のセルにアクセスする。
端末がMsg4に基づいて第1のセルにアクセスすることは、端末が、Msg4に基づいて、第1のネットワークデバイスへのRRC接続をセットアップするために、RRC接続セットアップ要求を第1のネットワークデバイスに送信すること、を含み得る。
あるいは、ステップ804cおよびステップ805cは、Msg1を受信した後、第1のネットワークデバイスが、Msg2をスケジューリングするためのDCIを端末に送信することであってよく、DCIは、端末が第1のセルにアクセスすることを許可されていることを示すための応答メッセージを運び得る。さらに、第1のネットワークデバイスは、DCIによって示された時間周波数位置で、Msg2を端末に送信する。端末は、Msg2をスケジューリングするためのDCIを受信し、DCIに基づいて、端末が第1のセルにアクセスすることを許可されていると決定し、さらにDCIによって示された時間周波数位置でMsg2を受信する。
ステップ806c:第1のネットワークデバイスは、Msg2、またはMsg2をスケジューリングするためのDCIを、端末に送信する。
Msg2は、端末が第1のセルにアクセスすることを禁止されていることを示してもよく、またはMsg2をスケジューリングするためのDCIは、端末が第1のセルにアクセスすることを禁止されていることを示す。
さらに、ステップ801cが実施され、第1のネットワークデバイスが、第2のネットワークデバイスから、第2のセルの関連情報を取得するとき、Msg2、またはMsg2をスケジューリングするためのDCIは、第2の情報をさらに含み得る。第2の情報は、第2のセルの関連情報を示し得る。第2の情報の関連説明は、上述した通りである。詳細は、再度説明されない。
ステップ807c:第1のネットワークデバイスは、端末の識別子、および第1のセルのセル情報を、第2のネットワークデバイスに送信し、第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスから、端末の識別子、および第1のセルのセル情報を受信する。
例えば、第1のネットワークデバイスは、端末の識別子、および第1のセルのセル情報を、Xnインターフェースを介して第2のネットワークデバイスに送信してもよい。端末の識別子、および第1のセルのセル情報の関連説明については、前述の説明を参照されたい。詳細は、再度説明されない。
ステップ807cは、任意選択のステップであり、実施されなくてもよいことに留意されたい。
ステップ808c:端末が、Msg2、またはMsg2をスケジューリングするためのDCIを受信し、Msg2、またはMsg2をスケジューリングするためのDCIに基づいて、端末が第1のセルにアクセスすることを禁止されていると決定した場合、端末は、第1のセルにアクセスすることを停止する。
例えば、端末は、第1のネットワークデバイスへのRRC接続のセッティングを停止してもよい。
さらに、端末は、第2のセルを探し、第2のセルにアクセスし得る。例えば、端末が第2のセルにアクセスするプロセスは、ステップ806cにおいて、Msg2、またはMsg2をスケジューリングするためのDCIが、第2の情報を含むこと、を含んでもよい。端末は、第2の情報に基づいて、アクセスが許可される第2のセルを選択し、第2のセルのアクセス周波数情報に基づいて、第2のセル内の第2のネットワークデバイスによって送信されたSSBを探し、さらに、見つけられたSSBに基づいて第2のセルに最初にアクセスする。あるいは、ステップ801cが実施されず、第1のネットワークデバイスが、第2の情報を端末に送信しないとき、端末は、現在の技術にしたがってセル探索を能動的に実施し、第2のセルを見つけた後に、第2のセルにアクセスする。
さらに、端末が、最初に第2のセルにアクセスした後に、端末は、ランダムアクセスを実施して、第2のネットワークデバイスへのRRC接続をセットアップするなどのために、以下のステップ809c~ステップ814cに示されたランダムアクセス要求を実施する。
ステップ809c:端末は、Msg1を、第2のセルにおいて第2のネットワークデバイスに送信する。
Msg1は、端末の識別子、および第1のセルのセル情報を含み得る。
ステップ810c:第2のネットワークデバイスは、Msg1を受信する。
さらに、Msg1に含まれる端末の識別情報および第1のセルのセル情報、ならびにステップ807cで受信された端末の識別子および第1のセルのセル情報に基づいて、ステップ807cが、実施されたとき、第2のネットワークデバイスは、端末によってアクセスされた第1のネットワークデバイスの真正性を決定する。
さらに、任意選択で、第1のネットワークデバイスが疑わしいデバイスである場合、第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスが疑わしいデバイスであることを、ネットワーク管理者に報告する。
ステップ811c:第2のネットワークデバイスは、Msg2を端末に送信する。
Msg2は、指示情報を運び得、指示情報は、特性情報に含まれるパラメータのタイプを示し得、これにより、端末は、指示情報によって示された特性情報を報告する。
ステップ812c:端末は、Msg2を受信し、Msg3を第2のネットワークデバイスに送信する。
Msg3は、第3の情報を含み得る。第3の情報は、端末の特性情報を示し得る。
ステップ813c:第2のネットワークデバイスは、Msg4を端末に送信し、Msg4は、端末に、第2のセルにアクセスすることを示す。
ステップ814c:端末は、Msg4を受信し、第2のネットワークデバイスへの接続をセットアップする。
端末が第2のネットワークデバイスへの接続をセットアップすることは、端末が、第2のネットワークデバイスへのRRC接続をセットアップするために、RRC接続セットアップ要求を第2のネットワークデバイスに送信すること、を含み得る。
図8c-1および図8c-2で提供された方法に基づいて、端末の特性情報は、Msg1を送信するためのプリアンブルセットまたは送信リソースに対応し、これにより、Msg1を受信した後に、ネットワークデバイスは、端末の特性を識別し、端末の特性に基づいて、端末に、セルにアクセスすることを許可するか否かを決定し、アクセスを許可された、または拒否されたセルに関する情報を、端末に事前に送信することができる。この場合、ランダムアクセス手順は、端末がセルにアクセスすることを拒否されたときに、可能な限り早く停止され、第1のセルにアクセスすることによって引き起こされる、端末による電力消費が、低減され、セルにアクセスする端末は、柔軟に制御され、ネットワーク側は、サービス制御およびトラフィック制御を良好に実施することができる。加えて、ネットワークデバイスは、近傍セルに関する情報を端末に送信し得、これにより、端末がセルにアクセスすることを拒否されたとき、端末は、端末が近傍セルのSSBを探す周波数を知り、近傍セルにアクセスし、それによって、近傍セルをブラインド探索することによって引き起こされる、端末による電力消費を低減する。加えて、端末によって最後にキャンプされたセルのものであり、端末によって報告されたセル情報と、セルのものであり、最後にキャンプしたセル内のネットワークデバイスによって送信されたセル情報とに基づいて、ネットワーク側は、最後にキャンプしたセル内のネットワークデバイスの真正性を決定することができ、これにより、ネットワークセキュリティが改善される。
上記は、ノード間の相互作用の観点から、本出願の実施形態で提供された解決策を主に説明している。前述の機能を実装するために、ネットワークデバイスおよび端末などのノードは、機能を実行するための対応するハードウェア構造および/またはソフトウェアモジュールを含むことが、理解されることができる。本明細書で開示された実施形態で説明された例と組み合わせて、アルゴリズムステップが、本出願の実施形態のハードウェア、またはソフトウェア、または方法におけるハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組合せによって実施されてもよいことに、当業者は当然容易に想到する。機能が、ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアのどちらによって実施されるかは、技術的解決策の特定の用途および設計制約に依存する。当業者であれば、特定の用途ごとに異なる方法を使用して、説明した機能を実施し得るが、その実装形態が、本出願の範囲を超えるものと見なされるべきではない。
本出願の実施形態では、ネットワークデバイスまたは端末の機能モジュールは、前述の方法例に基づく分割を介して取得され得る。例えば、各機能モジュールが、対応する機能に基づいて分割を介して取得されてよく、または2つ以上の機能が、1つの処理モジュールに統合されてもよい。その統合されたモジュールは、ハードウェアの形態で実装されてもよく、またはソフトウェア機能モジュールの形態で実装されてもよい。本出願の実施形態では、モジュール分割は一例であり、単なる論理的機能分割にすぎないことに留意されたい。実際の実装形態では、他の分割方法が使用されてもよい。
図9は、通信装置90の構成図である。通信装置90は、端末、端末内のチップ、システムオンチップ、上記の方法で端末の機能を実装することができる他の装置などであってもよい。通信装置90は、前述の方法の実施形態における端末の機能を実施するように構成されてもよい。実現可能な実装形態では、図9に示された通信装置90は、受信ユニット901と、処理ユニット902と、送信ユニット903と、を含む。
一可能な設計では、受信ユニット901は、ネットワークデバイスからであり、第1のセルにアクセスすることを許可された端末の特性情報を示す第1の情報を、第1のセルにおいて受信するように構成されている。例えば、受信ユニット901は、ステップ502、ステップ607a、ステップ605b、およびステップ602cを実施する際に、通信装置90をサポートするように構成される。
処理ユニット902は、第1の情報に基づいて、第1のセルにアクセスするか否かを決定するように構成される。例えば、処理ユニット902は、ステップ503、ステップ608a、ステップ606b、およびステップ603cを実施する際に、通信装置90をサポートするように構成される。
具体的には、図5~図6cに示された方法実施形態におけるステップのすべての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能説明において引用され得る。詳細は、ここでは再度説明されない。通信装置90は、図5~図6cに示されたアクセス方法において端末の機能を実施するように構成され、したがって、前述のアクセス方法と同じ効果を達成することができる。
他の可能な設計では、送信ユニット903は、端末の特性情報を示す第3の情報を、第1のセルにおいて、第1のネットワークデバイスに送信するように構成される。例えば、送信ユニット903は、ステップ701、ステップ804a、およびステップ802bを実施する際に、通信装置90をサポートするように構成される。
受信ユニット901は、第1のネットワークデバイスからであり、端末が第1のセルにアクセスすることを許可されるか否かを示す応答メッセージを、第1のセルにおいて受信するように構成される。例えば、受信ユニット901は、ステップ703、ステップ806a、およびステップ804bを実施する際に、通信装置90をサポートするように構成される。
具体的には、図7~図8b-1および図8b-2に示された方法実施形態におけるステップのすべての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能説明において引用され得る。詳細は、ここでは再度説明されない。通信装置90は、図7~図8b-1および図8b-2に示されたアクセス方法において端末の機能を実施するように構成され、したがって、前述のアクセス方法と同じ効果を達成することができる。
他の実現可能な実装形態では、図9に示された通信装置90は、処理モジュールと、通信モジュールと、を含む。処理モジュールは、通信装置90の動作を制御し、および管理するように構成される。例えば、処理モジュールは、処理ユニット902の機能を統合してもよく、ステップ503、ステップ608a、ステップ606b、ステップ602c、および本明細書に説明された技術の他のプロセスを実施する際に、通信装置90をサポートするように構成されてもよい。通信モジュールは、送信ユニット901および受信ユニット903の機能を統合し得、さらにステップ502、ステップ701、およびステップ703などのステップを実施し、他のネットワークエンティティと通信する際に、例えば、図3に示された機能モジュールまたはネットワークエンティティと通信する際に、通信装置90をサポートするように構成され得る。通信装置90は、命令および/またはデータを記憶するように構成されるストレージモジュールをさらに含み得る。命令が処理モジュールによって実行されるとき、処理モジュールは、端末側で前述の方法を実施できるようにされ得る。
処理モジュールは、プロセッサ、コントローラ、モジュール、または回路であってもよい。処理モジュールは、本出願に開示された内容を参照して説明された様々な例示的な論理ブロックを実装または実行し得る。通信モジュールは、トランシーバ回路、ピン、インターフェース回路、バスインターフェース、通信インターフェースなどであってもよい。記憶モジュールは、メモリであってもよい。処理モジュールが、プロセッサであり、通信モジュールが、通信インターフェースであり、さらにストレージモジュールが、メモリであるとき、本出願の本実施形態における通信装置90は、図4に示された通信装置であってもよい。
本出願の実施形態において、プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ、または他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理デバイス、あるいは個別のハードウェア構成要素であってもよく、また、本出願の実施形態で開示される方法、ステップ、および論理ブロック図を実施または実行し得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサまたは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本出願の実施形態を参照して開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実施されてもよく、またはプロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組合せを使用することによって実施されてもよい。
本出願の実施形態では、メモリは、ハード・ディスク・ドライブ(hard disk drive、HDD)またはソリッドステートドライブ(solid-state drive、SSD)などの非一時的メモリであってもよく、あるいはランダム・アクセス・メモリ(random access memory、RAM)などの一時的メモリ(transitory memory)であってもよい。メモリは、命令またはデータ構造の形態である予期されるプログラムコードを伝えるまたは記憶することができ、さらにコンピュータによってアクセスされることができる任意の他の媒体であるが、これに限定されない。本出願の本実施形態におけるメモリは、あるいは、ストレージ機能を実装することができる回路または任意の他の装置であってもよく、命令および/またはデータを記憶するように構成される。
図10は、通信装置100の構成図である。通信装置100は、ネットワークデバイス、ネットワークデバイス内のチップ、システムオンチップ、上記の方法におけるネットワークデバイスの機能を実装することができる他の装置などであってもよい。通信装置100は、前述の方法実施形態におけるネットワークデバイスの機能を実施するように構成され得る。実現可能な実装形態では、図10に示された通信装置100は、受信ユニット1001と、送信ユニット1002と、を含む。
一可能な設計では、送信ユニット1002は、第1のセルにアクセスすることを許可された端末の特性情報を示す第1の情報を、第1のセルにおいて端末に送信するように構成される。例えば、送信ユニット1002は、ステップ501、ステップ606a、ステップ604b、およびステップ602cを実施する際に、通信装置100をサポートするように構成される。
具体的には、図5~図6cに示された方法実施形態におけるステップのすべての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能説明において引用され得る。詳細は、ここでは再度説明されない。通信装置100は、図5~図6cに示されたアクセス方法においてネットワークデバイスの機能を実施するように構成され、したがって、前述のアクセス方法と同じ効果を達成することができる。
他の可能な設計では、受信ユニット1001は、端末からであり、端末の特性情報を示す第3の情報を、第1のセルにおいて受信するように構成される。例えば、受信ユニット1001は、ステップ702、ステップ805a、およびステップ803bにおいて第3の情報を受信する動作を実施する際に、通信装置100をサポートするように構成される。
送信ユニット1002は、端末が第1のセルにアクセスすることを許可されているか否かを示す応答メッセージを、第1のセルにおいて端末に送信するように構成される。例えば、送信ユニット1002は、ステップ702、ステップ805a、およびステップ803bで応答メッセージを送信する動作を実施する際に、通信装置100をサポートするように構成される。
装置から受信した情報を処理するように構成される、および/または他の装置に送信される情報を生成するように構成される、処理ユニットを、通信装置100は、さらに含んでもよい。
具体的には、図7~図8b-1および図8b-2に示された方法実施形態におけるステップのすべての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能説明において引用され得る。詳細は、ここでは再度説明されない。通信装置100は、図7~図8b-1および図8b-2に示されたアクセス方法においてネットワークデバイスの機能を実施するように構成され、したがって、前述のアクセス方法と同じ効果を達成することができる。
他の実現可能な実装形態では、図10に示された通信装置100は、処理モジュールと、通信モジュールと、を含む。処理モジュールは、通信装置100の動作を制御し、および管理するように構成される。例えば、処理モジュールは、処理ユニットの機能を統合してもよく、受信または送信動作以外の本明細書で説明されたネットワークデバイスの動作を実施する際に、通信装置100をサポートするように構成されてもよい。通信モジュールは、受信ユニット1001および送信ユニット1002の機能を統合し得、さらにステップ702、ステップ805a、およびステップ803bを実施し、他のネットワークエンティティと通信する際に、例えば、図3に示された機能モジュールまたはネットワークエンティティと通信する際に、通信装置100をサポートするように構成され得る。通信装置100は、通信装置100の命令および/またはデータを記憶するように構成されるストレージモジュールをさらに含んでもよい。命令が処理モジュールによって実行されるとき、処理モジュールは、端末側で前述の方法を実施できるようにされ得る。
処理モジュールは、プロセッサ、コントローラ、モジュール、または回路であってもよい。処理モジュールは、本出願に開示された内容を参照して説明された様々な例示的な論理ブロックを実装または実行し得る。あるいは、プロセッサは、計算機能を実施するプロセッサの組合せ、例えば、1つまたは複数のマイクロプロセッサの組合せ、またはDSPとマイクロプロセッサとの組合せであってもよい。通信モジュールは、トランシーバ回路、ピン、インターフェース回路、バスインターフェース、通信インターフェースなどであってもよい。記憶モジュールは、メモリであってもよい。処理モジュールが、プロセッサであり、通信モジュールが、通信インターフェースであり、記憶モジュールが、メモリであるとき、本出願の本実施形態における通信装置100は、図4に示された通信装置であってもよい。
図11は、本出願の一実施形態による通信システムの概略図である。図11に示されたように、通信システムは、複数の端末110と、複数のネットワークデバイス111と、を含み得る。
端末110は、通信装置90の機能を有し得る。ネットワークデバイス111は、通信装置100の機能を有し得る。
例えば、ネットワークデバイス111は、第1のセルにアクセスすることを許可された端末の特性情報を示す第1の情報を、第1のセルにおいて端末110に送信するように構成される。
端末110は、ネットワークデバイス111からの第1の情報を、第1のセルにおいて受信し、第1の情報に基づいて、第1のセルにアクセスするか否かを決定するように構成される。端末110が、第1のセルにアクセスすることを許可されていると決定するとき、端末110は、アクセス手順を開始し、第1のセルにアクセスする。あるいは、端末110が、第1のセルにアクセスすることを禁止されていると決定するとき、端末110は、第1のセルにアクセスすることを停止し、第1のセルの近傍セル、例えば第2のセルにアクセスする。
他の例では、端末110は、端末110の特性情報を示す第3の情報を、第1のセルにおいて、第1のネットワークデバイス111に送信するように構成される。
ネットワークデバイス111は、端末110からの第3の情報を、第1のセルにおいて受信し、第3の情報に基づいて、端末110が第1のセルにアクセスすることを許可されているか否かを示す応答メッセージを、第1のセルにおいて端末110に送信するように構成される。
端末110は、第1のネットワークデバイス111からの応答メッセージを、第1のセルにおいて受信するようにさらに構成される。端末110が、第1のセルにアクセスすることを許可されているとき、端末110は、アクセス手順を開始し、さらに第1のセルにアクセスする。あるいは、端末110が、第1のセルにアクセスすることを禁止されているとき、端末110は、第1のセルにアクセスすることを停止し、第1のセルの近傍セル、例えば第2のセルにアクセスする。
具体的には、端末110の具体的な実施プロセスについては、図5~図8b-1および図8b-2の方法実施形態における端末の実行プロセスを参照されたい。詳細は、ここでは再度説明されない。ネットワークデバイス111の具体的な実施プロセスについては、図5~図8b-1および図8b-2の方法実施形態におけるネットワークデバイス111の実行プロセスを参照されたい。詳細は、ここでは再度説明されない。
本出願の実施形態は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体をさらに提供する。前述の方法実施形態のプロセスの全部または一部は、関連するハードウェアに命令するコンピュータプログラムによって完了され得る。プログラムは、前述のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶され得る。プログラムが実行されるとき、前述の方法実施形態のプロセスが、実施され得る。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前述の実施形態のいずれか1つにおける端末装置(例えば、データ送信側および/またはデータ受信側を含む)の内部ストレージユニット、例えば端末装置のハードディスクまたはメモリであってもよい。あるいは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、端末装置の外部ストレージデバイス、例えば、端末装置に構成された、プラグイン・ハード・ディスク、スマート・メディア・カード(smart media card、SMC)、セキュア・デジタル(secure digital、SD)・カード、フラッシュカード(flash card)などであってもよい。さらに、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、端末装置の内部ストレージユニットと、外部ストレージデバイスとの両方を含んでよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、端末装置によって必要とされる、コンピュータプログラム、ならびに他のプログラムおよびデータを記憶するように構成される。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、出力されたデータ、または出力されるべきデータを一時的に記憶するように、さらに構成され得る。
本出願の一実施形態は、コンピュータ命令をさらに提供する。前述の方法実施形態における手順の全部または一部は、コンピュータ命令によって命令される関連ハードウェア(コンピュータ、プロセッサ、ネットワークデバイス、および端末など)によって実施されてもよい。プログラムは、前述のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶され得る。
本出願の明細書、特許請求の範囲、および添付図面において、「第1」、「第2」などの用語は、異なる対象間を区別するように意図され、特定の順序を示さないことに留意されたい。加えて、「含む(including)」および「有する(having)」およびそれらの任意の他の変形の用語は、非排他的包含をカバーすることを意図されている。例えば、一連のステップまたはユニットを含むプロセス、方法、システム、製品、または、デバイスは、列挙されたステップまたはユニットに限定されず、任意選択で、列挙されないステップまたはユニットをさらに含み、あるいは任意選択で、プロセス、方法、製品、または、デバイスの他の固有のステップまたはユニットをさらに含む。
本出願では、「少なくとも1つの(項目)」は、1つまたは複数を意味し、「複数の」は、2つ以上を意味し、「少なくとも2つの(項目)」は、2つ、3つ、またはそれ以上を意味し、さらに、「および/または」は、関連する対象間の関連関係を説明するために使用され、3つの関係があり得ることを示すことを、理解されるべきである。例えば、「Aおよび/またはB」は、Aのみが存在すること、Bのみが存在すること、およびAとBの両方が存在することを示す場合があり、AおよびBは、単数形または複数形であってよい。文字「/」は通常、関連付けられた対象間の「または」の関係を表す。「以下のアイテム(部品)のうちの少なくとも1つ」、またはその同様の表現は、単一のアイテム(部品)または複数のアイテム(部品)の任意の組合せを含む、これらのアイテムの任意の組合せを指す。例えば、a、b、またはcのうちの少なくとも1つは、a、b、c、aおよびb、aおよびc、bおよびc、またはa、b、およびcを示す場合があり、a、b、およびcは、単数または複数であってもよい。
本出願の実施形態では、「Aに対応するB」は、BがAと関連付けられることを示すことが理解されるべきである。例えば、Bは、Aに基づいて決定されてもよい。しかしながら、Aに基づいてBを決定することは、BがAのみに基づいて決定されることを意味しないことが、さらに理解されるべきである。あるいは、Bは、Aおよび/または他の情報に基づいて決定されてもよい。加えて、本出願の実施形態では、「接続」は、デバイス間の通信を実施するために、直接接続または間接接続などの様々な接続方法を意味する。これは、本出願の実施形態では限定されない。
別段の指定がない限り、本出願の実施形態における「送信する/送信」(transmit/transmission)は、双方向送信を指し、送信動作および/または受信動作を含む。具体的には、本出願の実施形態における「送信する/送信」は、データ送信、データ受信、またはデータ送信およびデータ受信を含む。言い換えれば、本明細書のデータ送信は、アップリンクおよび/またはダウンリンクデータ送信を含む。データは、チャネルおよび/または信号を含み得る。アップリンクデータ送信は、アップリンクチャネル送信および/またはアップリンク信号送信であり、ダウンリンクデータ送信は、ダウンリンクチャネル送信および/またはダウンリンク信号送信である。本出願の実施形態では、「ネットワーク」および「システム」は、同じ概念を伝え、通信システムは、通信ネットワークである。
実装形態に関する前述の説明により、当業者は、便利で簡潔な説明のために、前述の機能モジュールの分割が、説明のための例と見なされることを理解することができる。実際の用途では、前述の機能は、様々なモジュールに割り当てられ、要件に応じて実装されることができ、すなわち、装置の内部構造は、様々な機能モジュールに分割され、上述の機能の全部または一部を実装する。
本出願で提供された、いくつかの実施形態において、開示されている装置および方法が、他の方法で実装され得ることを理解されたい。例えば、説明された装置実施形態は一例にすぎない。例えば、モジュール、またはユニットへの分割は、単に論理的な機能分割にすぎず、実際の実装形態においては他の分割であってもよい。例えば、複数のユニットまたは構成要素が組み合わされ、または統合されて他の装置になる場合もあり、いくつかの機能は、無視されてもよく、または実施されなくてもよい。加えて、表示または説明された、相互結合または直接結合、あるいは通信接続は、いくつかのインターフェースを使用することによって実装されてもよい。装置間またはユニット間の間接結合または通信接続は、電子的形態、機械的形態、または他の形態で実装されてもよい。
別個の部分として説明されたユニットは、物理的に別個であっても、なくてもよく、ユニットとして表示された部分は、1つまたは複数の物理ユニットであってもよく、1つの場所に位置されてもよく、または異なる場所に分散されてもよい。ユニットの一部または全部は、実施形態の解決手段の目的を達成するために、実際の要求に基づいて選択され得る。
加えて、本出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されていてもよく、そのユニットの各々は、物理的に単独で存在してもよく、または2つ以上のユニットが、1つのユニットに統合されてもよい。統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよく、またはソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてもよい。
統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売または使用されるとき、統合されたユニットは、読み取り可能な記録媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本質的に本出願の実施形態の技術的解決策、または従来技術に寄与する部分、または技術的解決策の全部もしくは一部は、ソフトウェア製品の形態で実装されてもよい。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、デバイスに命令するいくつかの命令を含み、例えば、デバイスは、本出願の実施形態の方法のステップの全部または一部を実施する、シングルチップマイクロコンピュータまたは1つのチップ、あるいはプロセッサ(processor)であってもよい。前述の記憶媒体は、例えば、USBフラッシュドライブ、リムーバブル・ハード・ディスク、ROM、RAM、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
前述の説明は、本出願の具体的な実施にすぎず、本出願の保護範囲を限定することを意図するものではない。本出願で開示されている技術的範囲内のいかなる変更または置換も、本出願の保護範囲内にあるものとする。したがって、本出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。