JP2023515930A - 反射係数を有するブリッジング要素を有するエアロゾル発生物品 - Google Patents

反射係数を有するブリッジング要素を有するエアロゾル発生物品 Download PDF

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Abstract

エアロゾル発生物品(10)は、エアロゾル発生基体(22)を備えるロッド(20)と、ロッド(20)と軸方向で整列したフィルター(30)と、第一のラッパー(42)を備えるブリッジング要素(40)であって、第一のラッパーが、ロッド(20)およびフィルターを囲み、かつフィルターをロッドへと固定する、ブリッジング要素(40)と、ロッドとフィルターの間に位置する空洞(44)とを備え、空洞(44)は、前記ブリッジング要素(40)の第一の部分において第一のラッパー(42)の内表面によって部分的に区切られ、ブリッジング要素の第一の部分は、85パーセント以上の反射係数を有する。【選択図】図4

Description

本開示は、例えば、紙巻たばこまたは加熱式エアロゾル発生物品などのエアロゾル発生物品に関する。
フィルター付き紙巻たばこは典型的に、紙ラッパーによって包囲されたたばこカットフィラーの形態のエアロゾル発生基体のロッドと、巻かれたたばこロッドと端と端を接した関係で整列され、フィルターがチッピングペーパーによってたばこロッドに取り付けられた円筒状フィルターとを備える。従来のフィルター付き紙巻たばこでは、フィルターは、多孔性のプラグラップ内に巻かれたセルロースアセテートトウのプラグから成る場合がある。主流煙の粒子状構成成分および気体状構成成分を除去するために濾過材料の二つ以上のセグメントを備える複数構成要素フィルターを有するフィルター付き紙巻たばこも知られている。
一般的に、消費者はたばこロッドの燃焼区域(点火端)がチッピングペーパーの端に達するまで紙巻たばこを喫煙する。この時点で、フィルターへの燃焼区域の近接は、フィルターの燃焼または過度の加熱をもたらし、これは、紙巻たばこによって生成される主流煙の味覚および風味に悪影響を及ぼす可能性がある。
燃焼ではなく加熱によるエアロゾルの発生のための加熱式エアロゾル発生物品が、当業界で知られている。こうしたエアロゾル発生物品の一つの例は、エアロゾル発生装置の発熱体によって貫通可能なエアロゾル発生基体を含む。エアロゾル発生基体は、固体基体であり、かつたばこを含むことが好ましい。発熱体は、エアロゾル発生基体を加熱して、ユーザーがエアロゾル発生物品の口側端でフィルターを通して吸うことができるエアロゾルを生成する。別の方法としてまたは追加的に、エアロゾル発生基体は、サセプタによって加熱可能であってもよい。こうした事例では、エアロゾル発生装置は、交流電流がこれを通過して、交番磁界を発生するインダクタコイルを備えてもよい。これは、サセプタ内に電圧を誘発し、これによりサセプタが加熱され、結果としてエアロゾル発生基体を加熱する。サセプタは、エアロゾル発生物品の一部またはエアロゾル発生装置の一部であってもよい。これらの配設の各々では、エアロゾル発生基体は、おおよそ摂氏300度以上の温度に加熱されてもよい。結果として、こうした配設では、フィルターの過度の加熱を回避することも望ましい場合がある。
したがって、エアロゾル発生基体の下流のエアロゾル発生物品の要素の望ましくない加熱または燃焼を回避する、エアロゾル発生物品を提供することが望ましいことになる。
本開示では、エアロゾル発生物品が提供される。エアロゾル発生物品は、ロッドを備えてもよい。ロッドはエアロゾル発生基体を備えてもよい。エアロゾル発生物品はフィルターも備えてもよい。フィルターは、ロッドと軸方向で整列してもよい。エアロゾル発生物品は、ブリッジング要素も備えてもよい。ブリッジング要素は、第一のラッパーを備えてもよい。第一のラッパーは、ロッドを囲んでもよい。第一のラッパーは、フィルターを囲んでもよい。第一のラッパーは、ロッドおよびフィルターを囲んでもよい。第一のラッパーは、フィルターをロッドに固定してもよい。第一のラッパーは、フィルターをロッドへと恒久的に固定してもよい。エアロゾル発生物品は、空洞を含んでもよい。空洞は、ロッドとフィルターとの間に位置してもよい。空洞は、ブリッジング要素の第一の部分において、第一のラッパーの内表面によって部分的に区切られてもよい。ブリッジング要素の第一の部分は、85パーセント以上の反射係数を有してもよい。
一実施例では、エアロゾル発生物品は、エアロゾル発生基体を含むロッドと、ロッドと軸方向で整列したフィルターと、第一のラッパーを含むブリッジング要素であって、第一のラッパーが、ロッドおよびフィルターを囲み、かつフィルターをロッドへと固定する、ブリッジング要素と、ロッドとフィルターとの間に位置する空洞であって、ブリッジング要素の第一の部分において第一のラッパーの内表面によって部分的に区切られる空洞と、を含み、ブリッジング要素の第一の部分は、85パーセント以上の反射係数を有する。
ロッドとフィルターとの間の空洞の提供は、有利なことに、エアロゾル発生物品が消費された時に、フィルターの過度の加熱または燃焼のリスクを低減する。
エアロゾル発生物品は、エアロゾル発生基体の点火の結果として消費される場合がある。エアロゾル発生基体を含むロッドとフィルターとの間の空洞の提供は、燃焼区域がロッドの端に到達した時でさえ、エアロゾル発生基体の燃焼区域のフィルターへの近接を低減する。
エアロゾル発生物品は、エアロゾル発生基体を燃焼することではなく加熱することによって消費されてもよい。エアロゾル発生基体を含むロッドとフィルターとの間の空洞の提供は、フィルターが過度に加熱されないことを確実にする。
フィルターおよびロッドを固定し、かつ空洞を部分的に区切る内表面を有する第一のラッパーを備えるブリッジング要素の提供は、製造が単純でかつ安価なエアロゾル発生物品をもたらす場合がある。
ブリッジング要素の第一の部分は、85パーセント以上の反射率を有する部分である。ブリッジング要素は、第一のラッパーを備えてもよい。一部の実施形態では、第一のラッパーは、85パーセント以上の反射率を有する部分を有してもよい。第一のラッパーのこの部分は、ラッパーの第一の部分に対応してもよい。一部の実施形態では、ブリッジング要素は、二つ以上のラッパーを備えてもよい。例えば、ブリッジング要素は、第一のラッパーの部分および第二のラッパーの部分を備えてもよい。第二のラッパーは、第一のラッパーを囲んでもよい。その場合、85パーセント以上の反射率を有する部分は、二つ以上の層の組み合わされた反射係数の結果であってもよい。いずれの場合でも、空洞は、ブリッジング要素の第一の部分において第一のラッパーの内表面によって部分的に区切られてもよい。
空洞を部分的に区切り、かつ85パーセント以上の反射係数を有するブリッジング要素の第一の部分を提供することは、エアロゾル発生物品を外側から、かつ通常の照明条件で見た時、ブリッジング要素を通して視覚的に識別できない空洞をもたらす場合がある。エアロゾル発生物品のユーザーは、目に見える空洞を有するエアロゾル発生物品を欠陥品と考える場合がある。好ましくは、ブリッジング要素の第一の部分における第一のラッパーの内表面は、空洞の周囲の一部またはすべての周りに延びてもよい。
空洞を区切るブリッジング要素の部分は、ブリッジング要素の外表面に入射する光に対して、85パーセント以上の反射係数を有してもよい。ブリッジング要素の外表面に入射する光を測定した時、第一のラッパーの内表面も入射する光と比較して、反射係数は同じではない場合がある。周辺からの光がブリッジング要素を通して、第一のラッパーの外表面から内表面へ透過する場合、空洞は目に見える。したがって、外表面に入射する光に対する85パーセント以上の反射係数は、空洞の可視性を低減するのに有利である。
ブリッジング要素の第一の部分は、90パーセント以上の反射係数を有することが好ましい。空洞を区切るブリッジング要素の部分は、95パーセント以上の反射係数を有することがなおより好ましい。
85パーセント以上の反射係数を有する空洞を区切るブリッジング要素の部分は、組み立てられたエアロゾル発生物品上のブリッジング要素の反射係数ではなく、エアロゾル発生物品とブリッジング要素が分離された時の、ブリッジング要素の反射係数を指す。組み立てられたエアロゾル発生物品では、空洞の領域におけるブリッジング要素の反射係数は、85パーセント以上であってもよい。さらに、組み立てられたエアロゾル発生物品では、フィルターの領域におけるブリッジング要素の反射係数は、空洞の領域におけるブリッジング要素の反射係数以上であってもよい。
第一のラッパーは、ロッドをフィルターへと恒久的に固定してもよい。ブリッジング要素の第一のラッパーは、フィルターをロッドへと恒久的に固定するために、接着剤を備えてもよい。特に、ブリッジング要素の第一のラッパーの内表面は、第一のラッパーをフィルターへと恒久的に固定するための接着剤を備えてもよい。別の方法としてまたは追加的に、ブリッジング要素の第一のラッパーの内表面は、第一のラッパーをロッドへと恒久的に固定するための接着剤を含んでもよい。第一のラッパーは、ロッドへと糊付けされてもよい。第一のラッパーは、フィルターへと糊付けされてもよい。
本明細書で使用される場合、「反射係数」という用語は、試料の不透明性の尺度である。言い換えれば、「反射係数」は、光の通過を遮る試料の能力の尺度である。反射係数は、黒色裏地に対する単一の試料の視感反射係数と、試料の固有視感反射係数との比として算出される。反射係数が高いほど、試料を通過する光の量はより少ない。
本明細書で使用される場合、「視感反射係数」という用語は、試料によって反射される(すなわち、物体の入射表面によって反射される)ルミナスパワーと入射ルミナスパワーとの比である。ルミナスパワーは、反射率計、例えば、分光光度計Datacolor 800Vを使用して測定することができる。
本明細書で使用される場合、「固有視感反射係数」という用語は、不透明とみなされるほど十分に厚い同一の試料の積み重ねの視感反射係数である。積み重ねの中の試料の数を二倍にすることで積み重ねの厚さを増加しても結果として測定された反射係数に変化を生じさせない時に、積み重ねは不透明であると考えられる。
本明細書で使用される場合、「黒色裏地」という用語は、すべての波長においてその名目上の値と0.2パーセントより大きく変わらない反射係数を有する裏地を指す。黒色裏地は、分光光度計Datacolor 800Vで提供されるようなブラックトラップであってもよい。
ブリッジング要素の第一の部分の反射係数を測定するために、以下の方法を使用することができる。方法は、ISO2471:2008に基づく。
最初に、試料の積み重ねを形成するために、ブリッジング要素の第一の部分の複数の試料を調製する必要がある。各試料は同一とするべきである。試料を取り扱う時、試料の損傷または劣化を最小限に抑えることが重要である。試料を大きい封筒内、または二枚の大きい厚紙片の間に平らに置くことは、輸送中の汚染から試料を保護する場合がある。試料の直射日光、極端な温度、および極端な湿度への曝露も回避するべきである。
上述のように、積み重ね内の試料の数は、数を二倍にしても反射係数を変化させないようなものであるべきである。各試料の第一の部分は、エアロゾル発生物品から分離し、または分離され、そして平らに、かつ単一の面で(すなわち、二つに折り曲げないで)置かれるべきである。各試料は、組み立てられたエアロゾル発生物品の外表面を形成することになる試料の側が、上を向くように、同じように上にするべきである。
積み重ねの固有視感反射係数は、積み重ねの上側から測定される。これは、0.01パーセントの精度まで測定されるべきである。
次いで、第一の試料を試料の積み重ねの一番上から取り出し、そして第一の試料の後方に黒色裏地を用いて、試料の輝度係数を測定する。試料が積み重ねの一部である時、そして試料が積み重ねから取り出された時は、試料上の同じスポットを測定するべきである。
ブリッジング要素の第一の部分の試料の反射係数は、試料の視感反射係数を固有視感反射係数で割った値に100を乗じた値として算出される。
試料の積み重ねにおける試料の反射係数を測定することができる。この場合、第一の試料を積み重ねの底部に移動させ、そして視感反射係数および固有視感反射係数の測定を、第二の試料に対して、また任意の後続の試料に対して、繰り返す。このプロセスは5回繰り返され、平均反射係数が算出されることが好ましい。
ISO2471:2008は、積み重ねを上下逆にし、そして測定を下側に対して繰り返すことを記述している。しかしながら、これは、ブリッジング要素の反射係数を測定する時には、適切でない、または必要ない。上述のように、85パーセントより大きい反射係数を有するブリッジング要素の部分は、エアロゾル発生物品が外側から、かつ通常の照明条件で見られる時に、空洞の可視性を有利なことに低減する。したがって、内側表面の反射係数の測定は重要ではない。
ブリッジング要素は、少なくとも一つのラッパーを備える。ブリッジング要素が二つ以上のラッパーを備える場合、積み重ね内のブリッジング要素の第一の部分の各個々の試料は、二つ以上のラッパーを備える。複数のラッパーは、単一の試料として扱われるべきである。例えば、ブリッジング要素が三つのラッパーを備える場合、単一の試料も三つのラッパーを備える。したがって、10個のブリッジング要素の積み重ねは、例えば、20個のラッパーを備えてもよい。視感反射係数の測定は、ラッパーを個別に行うのではなく、複数のラッパーを一緒に行うべきである。
一部の事例では、第一の部分の反射係数は、第一の部分の反射係数を直接測定するのではなく、既知の反射係数を有する参照試料と第一の部分との間の視覚的な比較を実施することによって決定されてもよい。例えば、この方法は、ブリッジング要素が小さい時に有用である場合がある。別の方法として、または追加的に、視覚的な比較は、比較的素早く反射係数を決定または推定することを可能にする場合がある。視覚的な比較方法では、既知の反射係数の参照試料が提供される。例えば、参照試料は、標準的な、または以前に測定された反射係数を有してもよい。
視覚的な比較は、ブリッジング要素の第一の部分と参照試料との両方を、黒色裏地の上に置き、そして均一な光で反射係数を比較することを含んでもよい。参照試料は、第一の部分と類似の特性を有してもよい。例えば、参照試料および第一の部分の色は、類似であってもよく、または同じであってもよい。特に、参照試料および第一の部分の両方は、白色であってもよい。視覚的な比較では、より低い反射係数を有する構成成分は、より暗く見える。したがって、ブリッジング要素の第一の部分が参照試料と同じか、またはより暗くないように見える場合、ブリッジング要素の第一の部分は、少なくとも参照試料の反射係数である反射係数を有すると決定されうる。視覚的な比較は、第一の部分の反射係数を正確に検証するために、複数の技術者によって確認されてもよい。少なくとも85パーセントの反射係数を有する参照試料が使用されてもよい。
本明細書で使用される場合、「上流」および「下流」という用語は、エアロゾル発生物品の使用中にエアロゾル発生物品をユーザーが吸う方向に対する、エアロゾル発生物品の要素または要素の部分の相対的な位置を記述するために使用される。
本明細書で使用される場合、「ブリッジング要素の内表面」という用語は、エアロゾル発生物品の内側の方を向くブリッジング要素の表面を記述するために使用される。
空洞の下流端は、ロッドによって区切られてもよい。空洞の上流端部は、フィルターによって区切られてもよい。空洞は、少なくとも1ミリメートルの長さを有してもよい。こうした空洞の長さは、こうした熱が、点火されたエアロゾル発生基体によって、またはエアロゾル発生装置のヒーターによって生成されるかどうかにかかわらず、空洞の上流で生成された熱のフィルターへの伝達を低減することができる。空洞は、フィルターの過度の加熱が回避されるように、熱伝達を低減する場合がある。空洞は、1ミリメートル~7ミリメートルの長さを有してもよい。好ましくは、空洞は、2ミリメートル~5ミリメートルの長さを有してもよい。なおより好ましくは、空洞は3ミリメートルの長さを有してもよい。
ブリッジング要素は、25ミリメートルより大きい長さを有してもよい。こうしたブリッジング要素は、空洞にわたり、かつロッドとフィルターとの両方を囲むのに十分長くてもよい。ブリッジング要素は、フィルターの全長に沿ってフィルターを囲んでもよい。ブリッジング要素は、約25ミリメートル~約36ミリメートルの長さを有してもよい。
ブリッジング要素の第一の部分は、ブリッジング要素の長さに沿って、空洞の長さの少なくとも1.2倍の距離だけ延びてもよい。ブリッジング要素の第一の部分は、ブリッジング要素の長さに沿って、空洞の長さの少なくとも1.5倍の距離だけ延びてもよい。空洞に対するブリッジング要素の第一の部分の位置には、いくらかの変動性があってもよい。この変動性は、製造公差から生じる場合がある。ブリッジング要素の第一の部分を、空洞の長さの少なくとも1.2倍または1.5倍の距離だけブリッジング要素の長さに沿って延ばすことは、この変動性を考慮する上で役立つ可能性がある。第一のラッパーの内表面は、空洞に対する第一の部分の位置にかかわらず、空洞を部分的に区切る。
ブリッジング要素の第一の部分は、ブリッジング要素の長さに沿って4ミリメートル~10ミリメートルの距離だけ延びてもよい。
フィルターは、ブリッジング要素の第一の部分によって囲まれてもよい。言い換えれば、ブリッジング要素の第一の部分は、エアロゾル発生物品の長さに沿って空洞を越えて延びて、フィルターを囲む。ブリッジング要素の第一の部分は、フィルターの少なくとも1ミリメートルの長さに沿って延びてもよい。
ロッドは、ブリッジング要素の第一の部分によって囲まれてもよい。言い換えれば、ブリッジング要素の第一の部分は、エアロゾル発生物品の長さに沿って空洞を越えて延びて、ロッドを囲んでもよい。ブリッジング要素の第一の部分は、ロッドの少なくとも2ミリメートルの長さに沿って延びてもよい。ブリッジング要素の第一の部分は、ロッドの2ミリメートル~7ミリメートルの長さに沿って延びてもよい。ブリッジング要素の第一の部分は、ロッドの全長に沿って延びてもよい。
第一のラッパーは、セルロース系材料、紙、厚紙、再構成たばこ、またはセルロース系フィルムのうちの少なくとも一つを含んでもよい。第一のラッパーは、チッピングペーパーであってもよい。
ブリッジング要素は、単一のラッパーを含んでもよい。言い換えれば、第一のラッパーは、ブリッジング要素を形成する唯一のラッパーであってもよい。
別の方法として、ブリッジング要素は、第一のラッパーを囲む第二のラッパーを含んでもよい。ブリッジングの第一の部分の反射係数は、第一のラッパーと第二のラッパーの両方の反射係数の組み合わせであってもよい。二つのラッパーを提供することによって、第一の部分の一部として第一のラッパーの反射係数は、85パーセントよりはるかに低くすることができる。
第二のラッパーは、セルロース系材料、紙、厚紙、再構成たばこ、またはセルロース系フィルムのうちの少なくとも一つを含んでもよい。第二のラッパーは、チッピングペーパーであってもよい。
ブリッジング要素の第一の部分における第一のラッパーの内表面は、5ミリメートルより大きい距離だけ空洞の周りで円周方向に延びてもよい。ブリッジング要素の第一の部分における第一のラッパーの内表面は、10ミリメートルより大きい距離だけ空洞の周りで円周方向に延びてもよい。ブリッジング要素の第一の部分における第一のラッパーの内表面は、15ミリメートルより大きい距離だけ空洞の周りで円周方向に延びてもよい。好ましくは、ブリッジング要素の第一の部分における第一のラッパーの内表面は、空洞の周囲全体の周りに円周方向に延びてもよい。同様に、ブリッジング要素の第一の部分は、5ミリメートルより大きい、10ミリメートルより大きい、または15ミリメートルより大きい距離だけ、空洞の周りに円周方向に延びてもよい。好ましくは、ブリッジング要素の第一の部分は、空洞の周囲全体の周りに延びてもよい。
ブリッジング要素の第一の部分における第一のラッパーの内表面は、45度より大きい角度に対する円弧を画定するように湾曲してもよい。ブリッジング要素の第一の部分における第一のラッパーの内表面は、90度より大きい角度に対する円弧を画定するように湾曲してもよい。ブリッジング要素の第一の部分における第一のラッパーの内表面は、180度より大きい角度に対する円弧を画定するように湾曲してもよい。ブリッジング要素の第一の部分における第一のラッパーの内表面は、270度より大きい角度に対する円弧を画定するように湾曲してもよい。同様に、ブリッジング要素の第一の部分は、45度より大きい、90度より大きい、180度より大きい、または270度より大きい角度に対する円弧を画定するように湾曲してもよい。
ブリッジング要素の第一の部分の第一のラッパーの内表面は、25平方ミリメートルより大きい表面積を有してもよい。ブリッジング要素の第一の部分における第一のラッパーの内表面は、50平方ミリメートルより大きい表面積を有してもよい。同様に、ブリッジング要素の第一の部分は、25平方ミリメートルより大きい、または50平方ミリメートルより大きい表面積を有してもよい。
ブリッジング要素の第一の部分における第一のラッパーの内表面は、コーティングを備えてもよい。コーティングは、ブリッジング要素の第一の部分におけるブリッジング要素の反射係数の増加に寄与する場合がある。コーティングの提供は、ブリッジング要素が単一のラッパーを含む時、特に好ましい場合がある。こうした実施形態では、単一のラッパーの第一の部分の反射係数は、単一のラッパーがコーティングを含む時に、空洞が目立たないようにするのに十分高いだけであってもよい。
内表面上にコーティングを提供することによって、ブリッジング要素の第一の部分の外表面上のテクスチャなどの特徴は、コーティングによって影響を受けない。ブリッジング要素が第一の部分とは異なる少なくとも第二の部分を備える実施形態では、これは有利なことに、ブリッジング要素の連続的な外観を確保する場合がある。
コーティングは、第一のラッパーの内表面の上へと印刷されてもよい。コーティングは、グラビア印刷技法を使用して、第一のラッパーの内表面の上へと印刷されてもよい。
コーティングの被覆密度は、1グラム/平方センチメートル~5グラム/平方センチメートルであってもよい。こうしたコーティング密度のコーティングは、有利なことに、空洞がコーティングを備える第一の部分を通して識別できないように、第一の部分の反射係数に十分に寄与してもよい。コーティングは、1~5マイクロメートルの厚さを有してもよい。
コーティングは、不透明な顔料を含んでもよい。本明細書で使用される場合、「不透明な顔料」という用語は、光に対して不透過性である顔料を記述するために使用される。不透明な顔料に入射する光は、その代わりに、不透明な顔料によって吸収または反射されてもよい。不透明な顔料は光に対して不透過性であるため、コーティングにおける不透明な顔料の提供は、コーティングを有するラッパーの第一の部分を通過する光の量を低減する。したがって、不透明な顔料を含むコーティングの提供は、有利なことに、ブリッジング要素の第一の部分の反射係数を増加させる場合がある。
コーティングは、白色顔料を含んでもよい。白色顔料上に入射する光は反射される。白色顔料によって反射された光は、白色顔料を通過しない。白色顔料は、二酸化チタン、水酸化カルシウム、または酸化亜鉛のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
コーティングは、黒色顔料を含んでもよい。黒色顔料上の光入射は、有利なことに吸収されてもよい。黒色顔料によって吸収された光は、黒色顔料を通過しない。黒色顔料は、植物性黒色炭素または黒色酸化鉄のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
コーティングは、白色顔料および黒色顔料の両方を含んでもよい。第一の部分の色は、コーティング中の黒色顔料に対する白色顔料の比に依存する場合がある。例えば、黒色顔料の割合がより高いほど、コーティングはより暗い外観を有し、そのためブリッジング要素の第一の部分の色が暗くなる。コーティングは、10重量パーセント~30重量パーセントの黒色顔料を含んでもよい。コーティングは、70重量パーセント~90重量パーセントの白色顔料を含んでもよい。好ましくは、コーティングは、80パーセントの白色顔料対20パーセントの黒色顔料の比で、白色顔料および黒色顔料を含んでもよい。ブリッジング要素が第一の部分とは異なる少なくとも第二の部分を備える実施形態では、これは有利なことに、ブリッジング要素の連続的な外観を確保する場合がある。
コーティングは、ニトロセルロースを含んでもよい。コーティングは、エタノールまたは酢酸エチルなどの溶媒を含んでもよい。
少なくとも一つの実施例では、エアロゾル発生基体を備えるロッドと、ロッドと軸方向で整列したフィルターと、第一のラッパーを備えるブリッジング要素であって、第一のラッパーが、ロッドおよびフィルターを囲み、かつフィルターをロッドへと固定する、ブリッジング要素と、ロッドとフィルターとの間に位置する空洞であって、ブリッジング要素の第一の部分において第一のラッパーの内表面によって部分的に区切られる空洞と、を備えるエアロゾル発生物品が提供され、ブリッジング要素の第一の部分において第一のラッパーの内表面は、コーティングを備える。コーティングは、先行する一節で参照される特徴のうちのいずれかを有してもよい。
エアロゾル発生基体を含むロッドはさらに、エアロゾル発生基体を囲むラッパーを含んでもよい。
本明細書で使用される場合、「エアロゾル発生基体」という用語は、エアロゾルを形成することができる揮発性化合物の加熱または燃焼に伴い放出する能力を有する基体を記述するために使用される。本明細書に記述されるエアロゾル発生物品のエアロゾル発生基体から発生したエアロゾルは、可視であっても、または不可視であってもよく、またベイパー(例えば、室温では通常、液体または固体である物質の、気体状態になっている微細粒子)だけでなく、気体および凝縮されたベイパーの液滴も含んでもよい。
エアロゾル発生物品は、ロッドおよびエアロゾル発生基体の点火によって消費されるタイプの物品であってもよい。エアロゾル発生物品は喫煙物品であってもよい。エアロゾル発生物品は紙巻たばこであってもよい。点火によって消費されるエアロゾル発生物品では、エアロゾル発生基体は、任意の適切なたばこ材料を含んでもよい。例えば、たばこ材料は、たばこカットフィラーを含んでもよい。
エアロゾル発生物品は、エアロゾル発生基体の燃焼ではなく、加熱によってエアロゾルが生成されるタイプの物品であってもよい。消費中、揮発性化合物は、熱源からの熱伝達によってエアロゾル発生基体から放出され、かつエアロゾル発生物品を通して引き出される空気中に同伴される。放出された化合物は冷却されるにつれて凝縮してエアロゾルを形成し、これが消費者によって吸い込まれる。熱源は、エアロゾル発生物品を加熱するためのヒーターを有するエアロゾル発生装置によって提供されてもよい。エアロゾル発生物品は、加熱式エアロゾル発生物品であってもよい。
本明細書で使用される場合、「エアロゾル発生装置」という用語は、エアロゾル発生物品のエアロゾル発生基体と相互作用してエアロゾルを発生する装置を記述するために使用される。エアロゾル発生装置は、エアロゾル発生物品のエアロゾル発生基体と相互作用して、ユーザーの口を通してユーザーの肺の中へと直接吸入可能なエアロゾルを発生する喫煙装置であることが好ましい。
エアロゾル発生基体の加熱によって消費されるエアロゾル発生物品において、エアロゾル発生基体は、固体エアロゾル発生基体であることが好ましい。エアロゾル発生基体は固体構成成分と液体構成成分との両方を含んでもよい。エアロゾル発生基体はたばこ材料を含んでもよい。
別の方法として、または追加的に、エアロゾル発生基体は非たばこ含有エアロゾル発生材料を含んでもよい。
エアロゾル発生基体が固体エアロゾル発生基体である場合、固体エアロゾル発生基体は、薬草の葉、たばこ葉、たばこの茎、膨化たばこ、および均質化したたばこのうちの一つ以上を含有する、例えば、粉末、顆粒、ペレット、断片、撚糸、細片、またはシートのうちの一つ以上を含んでもよい。
随意に、固体エアロゾル発生基体は、たばこまたは非たばこ揮発性風味化合物を含んでもよく、これは固体エアロゾル発生基体の加熱に伴い放出される。固体エアロゾル発生基体はまた、例えば、追加的なたばこ揮発性風味化合物または非たばこ揮発性風味化合物を含む一つ以上のカプセルも含有してもよく、こうしたカプセルは固体エアロゾル発生基体の加熱中に溶融してもよい。
随意に、固体エアロゾル発生基体は、熱的に安定した担体上に提供されてもよく、またはその中に包埋されてもよい。担体は、粉末、顆粒、ペレット、断片、撚糸、細片またはシートの形態を取ってもよい。固体エアロゾル発生基体は、例えば、シート、発泡体、ゲル、またはスラリーの形態で担体の表面上に堆積されてもよい。固体エアロゾル発生基体は担体の表面全体上に堆積されてもよく、または別の方法として、使用中に不均一な風味送達を提供するためにパターンで堆積されてもよい。
好ましい実施形態では、エアロゾル発生基体は均質化したたばこ材料を含む。
本明細書で使用される場合、「均質化したたばこ材料」という用語は、粒子状たばこを凝集することによって形成される材料を意味する。
エアロゾル発生基体は、均質化したたばこ材料のシートの集合体を含むことが好ましい。
本明細書で使用される場合、「シート」という用語は、その厚さより実質的に大きい幅および長さを有する層状の要素を意味する。
本明細書で使用される場合、「集合した」という用語は、エアロゾル発生物品の長軸方向軸に対して実質的に横断方向で巻き込まれ、折り畳まれ、または別の方法で圧縮もしくは締め付けられたシートを記述するために使用される。
均質化したたばこ材料のシートの集合体を含むエアロゾル発生基体の使用は有利なことに、たばこ材料の断片を含むエアロゾル発生基体と比較して「まとめられていない端」のリスク(すなわち、ロッドの端からのたばこ材料の断片の損失)を著しく低減する。まとめられていない端は、不都合なことに、エアロゾル発生物品とともに使用するためのエアロゾル発生装置および製造機器のより頻繁なクリーニングの必要性につながる場合がある。
フィルターは、空洞の一方の側面を区切ってもよい。フィルターは、濾過材料のセグメントを含んでもよい。フィルターはまた、濾過材料のセグメントを囲むフィルターラッパーも備えてもよい。濾過材料のセグメントは、フィルターの長さ全体に沿って延びてもよい。濾過材料は、セルロースアセテート、セルロース、再構成セルロース、ポリ乳酸、ポリビニルアルコール、ナイロン、ポリヒドロキシ酪酸、熱可塑性材料、デンプン、不織材料、長軸方向の向きにされた繊維、および無作為な向きにされた繊維、クレープ、PLA繊維、およびそれらの組み合わせのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
加熱式エアロゾル発生物品のフィルターは、濾過材料のセグメントに加えて、構成要素を含んでもよい。これらの構成要素の各々は、フィルターラッパー内に組み立てられてもよい。構成要素の各々は、軸方向で整列されてもよい。
加熱式エアロゾル発生物品のフィルターは、濾過材料のセグメントの上流に位置するエアロゾル冷却要素を備えてもよい。エアロゾル発生物品の空洞は、エアロゾル冷却要素のすぐ上流に位置してもよい。
加熱式エアロゾル発生物品のフィルターは、濾過材料のセグメントの上流に位置するエアロゾル冷却要素を備えてもよい。エアロゾル発生物品の空洞は、エアロゾル冷却要素のすぐ上流に位置してもよい。
本明細書で使用される場合、「エアロゾル冷却要素」という用語は、大きい表面積および低い引き出し抵抗を有する要素を記述するために使用される。使用時に、エアロゾル発生基体から放出された揮発性化合物によって形成されたエアロゾルは、ユーザーによって吸入される前にエアロゾル冷却要素を通り過ぎ、かつエアロゾル冷却要素によって冷却される。
エアロゾル冷却要素は、長さ1ミリメートル当たりおよそ300平方ミリメートル~およそ1000平方ミリメートルの総表面積を有してもよい。好ましい実施形態では、エアロゾル冷却要素は、長さ1ミリメートル当たりおよそ500平方ミリメートルの総表面積を有する。
本開示では、複数のエアロゾル発生物品を含む容器も提供され、エアロゾル発生物品の少なくとも50パーセントは、エアロゾル発生基体を含むロッドと、ロッドと軸方向で整列したフィルターと、第一のラッパーを含むブリッジング要素であって、第一のラッパーが、ロッドおよびフィルターを囲み、かつフィルターをロッドへと固定する、ブリッジング要素と、ロッドとフィルターとの間に位置する空洞であって、ブリッジング要素の第一の部分において第一のラッパーの内表面によって部分的に区切られる空洞と、を含み、ブリッジング要素の第一の部分は、85パーセント以上の反射係数を有する。当該エアロゾル発生物品は、上述の特徴のうちのいずれかを有してもよい。当該エアロゾル発生物品は、エアロゾル発生物品の少なくとも60パーセント、複数のエアロゾル発生物品の少なくとも70パーセント、少なくとも80パーセント、または少なくとも90パーセントを占めてもよい。
容器は、少なくとも5個のエアロゾル発生物品を備えてもよい。容器は、少なくとも10個のエアロゾル発生物品を備えてもよい。
容器はボックスであってもよい。容器はリッド付きボックスであってもよい。リッドはヒンジ付きリッドであってもよい。
本開示では、エアロゾル発生物品を製造するための方法も提供される。方法は、ロッドを提供することを含んでもよい。ロッドはエアロゾル発生基体を備えてもよい。方法はまた、フィルターを提供することも含んでもよい。方法はまた、ブリッジング要素を提供することを含んでもよい。ブリッジング要素は、第一のラッパーを備えてもよい。方法はまた、ブリッジング要素を使用してフィルターをロッドへと固定することも含んでもよく、これにより第一のラッパーはロッドおよびフィルターを離隔した関係で囲んで、ロッドとフィルターとの間に空洞を形成する。空洞は、ブリッジング要素の第一の部分において、第一のラッパーの内表面によって部分的に区切られてもよい。ブリッジング要素の第一の部分は、85パーセント以上の反射係数を有してもよい。
一実施例では、エアロゾル発生物品の製造方法は、エアロゾル発生基体を備えるロッドを提供することと、フィルターを提供することと、第一のラッパーを備えるブリッジング要素を提供することと、ブリッジング要素を使用してフィルターをロッドへと固定することであって、これにより、第一のラッパーがロッドおよびフィルターを離隔した関係で囲んで、ロッドとフィルターとの間に空洞を形成し、空洞がブリッジング要素の第一の位置において第一のラッパーの内表面によって部分的に区切られることと、を含み、ブリッジング要素の第一の部分は、85パーセント以上の反射係数を有する。
フィルターをロッドへと固定する工程は、ブリッジング要素をロッドの周りに巻くことを含んでもよい。フィルターをロッドへと固定する工程は、ブリッジング要素をフィルターの周りに巻くことを含んでもよい。フィルターをロッドへと固定する工程は、フィルターをロッドへと恒久的に固定することを含んでもよい。フィルターをロッドへと固定する工程は、ラッパーの内表面をロッドへと糊付けすることを含んでもよい。フィルターをロッドへと固定する工程は、ラッパーの内表面をフィルターへと糊付けすることを含んでもよい。ブリッジング要素の第一のラッパーの内表面は、接着剤を備えてもよい。接着剤は、ブリッジング要素をロッドへと恒久的に固定してもよい。接着剤は、ブリッジング要素をフィルターへと恒久的に固定してもよい。
下記に非限定的な実施例の非網羅的なリストが提供される。これらの実施例の特徴のうちの任意の一つ以上は、本明細書に記述される別の実施例、実施形態、または態様の任意の一つ以上の特徴と組み合わされてもよい。
実施例1。エアロゾル発生物品であって、
エアロゾル発生基体を備えるロッドと、
ロッドと軸方向で整列したフィルターと、
第一のラッパーを備えるブリッジング要素であって、第一のラッパーが、ロッドおよびフィルターを囲み、かつフィルターをロッドへと固定する、ブリッジング要素と、
ロッドとフィルターとの間に位置する空洞であって、ブリッジング要素の第一の部分において第一のラッパーの内表面によって部分的に区切られる、空洞と、を備え、
ブリッジング要素の第一の部分が、85パーセント以上の反射係数を有する、エアロゾル発生物品。
実施例2。空洞を区切るブリッジング要素の部分が、90パーセント以上の反射係数を有する、実施例1によるエアロゾル発生物品。
実施例3。空洞を区切るブリッジング要素の部分が、95パーセント以上の反射係数を有する、実施例1または2によるエアロゾル発生物品。
実施例4。空洞が、少なくとも1ミリメートルの長さを有する、実施例1~3のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例5。空洞が、1ミリメートル~7ミリメートルの長さを有する、実施例1~4のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例6。空洞が、2ミリメートル~5ミリメートルの長さを有する、実施例1~5のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例7。空洞が、3ミリメートルの長さを有する、実施例1~6のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例8。ブリッジング要素が、25ミリメートルより大きい長さを有する、実施例1~7のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例9。ブリッジング要素が、25ミリメートル~36ミリメートルの長さを有する、実施例1~8のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例10。ブリッジング要素の第一のラッパーの第一の部分が、ブリッジング要素の長さに沿って、空洞の長さの1.2倍の距離だけ延びる、実施例1~9のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例11。ブリッジング要素の第一のラッパーの第一の部分が、ブリッジング要素の長さに沿って、4ミリメートル~10ミリメートルの距離だけ延びる、実施例1~10のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例12。フィルターが、ブリッジング要素の第一の部分によって囲まれる、実施例1~11のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例13。ブリッジング要素の第一の部分が、少なくとも1ミリメートルの長さのフィルターに沿って延びる、実施例1~12のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例14。ブリッジング要素の第一の部分が、フィルターの全長に沿って延びる、実施例1~13のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例15。ロッドが、ブリッジング要素の第一の部分によって囲まれる、実施例1~14のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例16。ブリッジング要素の第一の部分が、少なくとも2ミリメートルのロッドの長さに沿って延びる、実施例1~15のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例17。ブリッジング要素の第一の部分が、2ミリメートル~7ミリメートルのロッドの長さに沿って延びる、実施例1~16のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例18。ブリッジング要素の第一の部分が、ロッドの全長に沿って延びる、実施例1~17のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例19。第一のラッパーが、セルロース系材料、紙、厚紙、再構成たばこ、またはセルロース系フィルムのうちの少なくとも一つを含む、実施例1~18のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例20。ブリッジング要素が単一のラッパーを備える、実施例1~19のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例21。ブリッジング要素が、第一のラッパーを囲む第二のラッパーを備える、実施例1~20のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例22。第二のラッパーが、セルロース系材料、紙、厚紙、再構成たばこ、またはセルロース系フィルムのうちの少なくとも一つを含む、実施例1~21のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例23。ブリッジング要素の第一の部分において第一のラッパーの内表面が、5ミリメートルより大きい距離だけ空洞の周りで円周方向に延びる、実施例1~22のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例24。ブリッジング要素の第一の部分において第一のラッパーの内表面が、10ミリメートルより大きい距離だけ空洞の周りで円周方向に延びる、実施例1~23のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例25。ブリッジング要素の第一の部分において第一のラッパーの内表面が、15ミリメートルより大きい距離だけ空洞の周りで円周方向に延びる、実施例1~24のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例26。ブリッジング要素の第一の部分において第一のラッパーの内表面が、空洞の周囲全体の周りに延びる、実施例1~25のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例27。ブリッジング要素の第一の部分の第一のラッパーの内表面が湾曲して、45度より大きい角度に対する円弧を画定する、実施例1~26のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例28。ブリッジング要素の第一の部分の第一のラッパーの内表面が湾曲して、90度より大きい角度に対する円弧を画定する、実施例1~27のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例29。ブリッジング要素の第一の部分の第一のラッパーの内表面が湾曲して、180度より大きい角度に対する円弧を画定する、実施例1~28のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例30。ブリッジング要素の第一の部分の第一のラッパーの内表面が湾曲して、270度より大きい角度に対する円弧を画定する、実施例1~29のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例31。ブリッジング要素の第一の部分の第一のラッパーの内表面が、25平方ミリメートルより大きい表面積を有する、実施例1~30のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例32。ブリッジング要素の第一の部分が、5ミリメートルより大きい距離だけ空洞の周りで円周方向に延びる、実施例1~31のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例33。ブリッジング要素の第一の部分が、10ミリメートルより大きい距離だけ空洞の周りで円周方向に延びる、実施例1~32のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例34。ブリッジング要素の第一の部分が、15ミリメートルより大きい距離だけ空洞の周りで円周方向に延びる、実施例1~33のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例35。ブリッジング要素の第一の部分が、空洞の周囲全体の周りに延びる、実施例1~34のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例36。ブリッジング要素の第一の部分が湾曲して45度より大きい角度に対する円弧を画定する、実施例1~35のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例37。ブリッジング要素の第一の部分が湾曲して90度より大きい角度に対する円弧を画定する、実施例1~36のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例38。ブリッジング要素の第一の部分が湾曲して180度より大きい角度に対する円弧を画定する、実施例1~37のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例39。ブリッジング要素の第一の部分が湾曲して270度より大きい角度に対する円弧を画定する、実施例1~38のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例40。ブリッジング要素の第一の部分が、25平方ミリメートルより大きい表面積を有する、実施例1~39のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例41。ブリッジング要素の第一の部分において第一のラッパーの内表面が、コーティングを備えてもよい、実施例1~40のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例42。コーティングの被覆密度が、1グラム/平方センチメートル~5グラム/平方センチメートルの間である、実施例1~41のいずれかによるエアロゾル発生物品。
実施例43。コーティングが1~5マイクロメートルの厚さを有する、実施例41または42によるエアロゾル発生物品。
実施例44。コーティングが不透明な顔料を含む、実施例41~43のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例45。コーティングが白色顔料を含む、実施例41~44のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例46。白色顔料が、二酸化チタン、水酸化カルシウム、または酸化亜鉛のうちの少なくとも一つを含む、実施例45によるエアロゾル発生物品。
実施例47。コーティングが黒色顔料を含む、実施例41~46のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例48。黒色顔料が、植物性黒色炭素または黒色酸化鉄のうちの少なくとも一つを含む、実施例47によるエアロゾル発生物品。
実施例49。コーティングが10重量パーセント~30重量パーセントの黒色顔料を含む、実施例41~48のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例50。コーティングが70重量パーセント~90重量パーセントの白色顔料を含む、実施例41~49のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例51。コーティングが、白色顔料および黒色顔料を、80%の白色顔料対20%の黒色顔料の比で含む、実施例41~50のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例52。コーティングがニトロセルロースを含む、実施例41~51のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例53。コーティングがエタノールまたは酢酸エチルなどの溶媒を含む、実施例41~52のいずれか一つによるエアロゾル発生物品。
実施例54。複数のエアロゾル発生物品を含む容器であって、複数のエアロゾル発生物品の少なくとも半分が、実施例1~53のいずれか一つによるエアロゾル発生物品である、容器。
実施例55。少なくとも5個のエアロゾル発生物品を含む、実施例54による容器。
実施例56。容器が、少なくとも10個のエアロゾル発生物品を含む、実施例54または55による容器。
実施例57。エアロゾル発生物品の少なくとも90パーセントが、実施例1~43によるエアロゾル発生物品であってもよい、実施例54~56のいずれか一つによる容器。
実施例58。容器がボックスである、実施例54~57のいずれか一つによる容器。
実施例59。容器がリッド付きボックスである、実施例54~58のいずれか一つによる容器。
実施例60。リッドがヒンジ付きリッドであってもよい、実施例59による容器。
実施例61。エアロゾル発生物品を製造する方法であって、
エアロゾル発生基体を備えるロッドを提供することと、
フィルターを提供することと、
第一のラッパーを備えるブリッジング要素を提供することと、
ブリッジング要素を使用して、フィルターをロッドへと恒久的に固定し、これにより第一のラッパーがロッドおよびフィルターを離隔した関係で囲んでロッドとフィルターとの間に空洞を形成し、空洞がブリッジング要素の第一の部分において第一のラッパーの内表面によって部分的に区切られることと、を含み、
ブリッジング要素の第一の部分が、85パーセント以上の反射係数を有する、方法。
実施例62。フィルターをロッドへと恒久的に固定する工程が、ブリッジング要素をロッドの周りに巻くことを含む、実施例61によるエアロゾル発生物品を製造する方法。
実施例63。フィルターをロッドへと恒久的に固定する工程が、ブリッジング要素をフィルターの周りに巻くことを含む、実施例61または62によるエアロゾル発生物品を製造する方法。
実施例64。フィルターをロッドへと固定する工程が、フィルターをロッドへと恒久的に固定することを含む、実施例61~63のいずれか一つによるエアロゾル発生物品を製造する方法。
実施例65。フィルターをロッドへと固定する工程が、ラッパーの内表面をロッドへと糊付けすることを含む、実施例61~64のいずれか一つによるエアロゾル発生物品を製造する方法。
実施例66。フィルターをロッドへと固定する工程が、ラッパーの内表面をフィルターへと糊付けすることを含む、実施例61~65のいずれか一つによるエアロゾル発生物品を製造する方法。
実施例67。ブリッジング要素の第一のラッパーの内表面が、接着剤を含む、実施例61~66のいずれか一つによるエアロゾル発生物品を製造する方法。
実施例68。接着剤がブリッジング要素をロッドへと恒久的に固定する、実施例67によるエアロゾル発生物品を製造する方法。
実施例69。接着剤がブリッジング要素をフィルターへと恒久的に固定する、実施例67または68によるエアロゾル発生物品を製造する方法。
一実施例または一実施形態に関して記述される特徴はまた、その他の実施例および実施形態に対しても適用可能であってもよい。特に、エアロゾル発生物品に関して記述されるロッド、フィルター、ブリッジング要素、および空洞の特徴は、エアロゾル発生物品を製造する方法に関して記述されるロッド、フィルター、ブリッジング要素、および空洞にも適用可能でありうる。
ここで、図を参照しながら実施例をさらに記述する。
図1は、本開示によるエアロゾル発生物品を示し、エアロゾル発生物品は、単一のラッパーを含むブリッジング要素を備える。 図2は、本開示による別のエアロゾル発生物品を示し、エアロゾル発生物品は、第一のラッパーおよび第二のラッパーを備えるブリッジング要素を備える。 図3は、巻かれていない状態のブリッジング要素の内表面を示す。 図4は、本開示によるエアロゾル発生物品の一部としてのブリッジング要素を示すが、ブリッジング要素は、エアロゾル発生物品のもう一つの特徴に関してブリッジング要素の内表面を示すために巻かれていない。 図5は、エアロゾル発生基体を燃焼するのではなく加熱することによってエアロゾルを発生するように構成される、本発明によるエアロゾル発生物品300を示す。
図1は、上流端および下流端を有し、かつその下流端において軸方向に整列したフィルター30へと取り付けられたたばこロッド20を備えるエアロゾル発生物品10を示す。エアロゾル発生物品10は、たばこロッド20の点火によって消費されるように構成された紙巻たばこである。
たばこロッド20は、たばこロッドラッパー24によって囲まれた一回分のカットフィラー22を含む。フィルター30は、フィルターラッパー34によって囲まれたセルロースアセテートトウ32の単一セグメントを備える。
エアロゾル発生物品10はまた、単一のラッパー42を備えるブリッジング要素40も備える。単一のラッパー42は、たばこロッド20およびフィルター30を囲む。単一のラッパーは、フィルター30をたばこロッド20へと恒久的に固定するための接着剤(図1には図示せず)を備える。ブリッジング要素40は、85パーセント以上の反射係数を有する。
空洞44は、たばこロッド20とフィルター30との間に位置する。空洞44は、たばこロッド20の端およびフィルター30の端によって、およびブリッジング要素40の単一のラッパー42の内表面によって区切られる。単一のラッパーの内表面は、空洞44の周りに円周方向に延び、空洞44の全円周の周りに延びる。85パーセント以上の反射率を有するブリッジング要素40の単一のラッパー42によって部分的に区切られた空洞44は、エアロゾル発生物品を外側から、かつ通常の照明条件で見た時、ブリッジング要素を通して空洞を視覚的に識別できないという結果をもたらす。空洞44は、3ミリメートルの長さを有する。言い換えれば、たばこロッド20とフィルター30との間の分離は、3ミリメートルである。
図2は、エアロゾル発生物品100を示す。エアロゾル発生物品100は、第一のラッパー52および第二のラッパー53を備えるブリッジング要素50を備える。他のあらゆる点において、エアロゾル発生物品100は、図1のエアロゾル発生物品10と同じである。
ブリッジング要素50の第一のラッパー52は、たばこロッド20およびフィルター30を囲む。第一のラッパー52は、フィルター30をたばこロッド20へと恒久的に固定するための接着剤(図2には図示せず)を備える。第二のラッパー53は、第一のラッパー52を囲む。
ブリッジング要素50は、85パーセント以上の反射係数を有する。第一のラッパー52および第二のラッパー53の両方は、ブリッジング要素50の反射係数に寄与する。たばこロッド20とフィルター30との間に位置する空洞は、たばこロッド20の端およびフィルター30の端によって、ならびに第一のラッパー52の内表面によって区切られる。
図1および図2にそれぞれ示されるエアロゾル発生物品の各ブリッジング要素40、50の全長は、85パーセントより高い反射係数を有する必要はない。図3は、85パーセント以上の反射率を有するブリッジング要素の一部分が、ブリッジング要素の全長に沿って延びていない、ブリッジング要素の実施例を示す。
図3は、単一のラッパー62を備えるブリッジング要素60を示す。ブリッジング要素60が、任意のエアロゾル発生物品に対して、また単一のラッパー62の内表面の観点から、別個に示されている。ブリッジング要素60は、85パーセント以上の反射係数を有する第一の部分64を備える。
単一のラッパー62は、第一の部分64を区別する内表面上にコーティングを備える。コーティングは、1~5グラム/平方センチメートルの被覆密度で、単一のラッパーの内表面の上へと印刷される。コーティングは不透明な顔料を含む。不透明な顔料は、80パーセントの白色顔料対20パーセントの黒色顔料の比で白色顔料および黒色顔料を含む。コーティングはまた、ニトロセルロース、およびエタノールまたは酢酸エチル溶媒も含む。コーティングは、第一の部分64の反射係数を85パーセント以上にすることに寄与する。
単一のラッパー62はまた、接着剤の線66も含む。これらの接着剤の線66は、ブリッジング要素60をたばこロッド20およびフィルター30に恒久的に固定するために使用される。
図4は、エアロゾル発生物品200の一部としてのブリッジング要素60を示すが、エアロゾル発生物品200のもう一つの特徴に関して単一のラッパー62の内表面を示すために巻かれていない。図4は、エアロゾル発生物品200が完全に組み立てられた時に空洞44が第一の部分64によって区切られるように、単一のラッパー62の内表面上のコーティングによって区別されるような第一の部分64が空洞と整列する方法を示す。
空洞44は、3ミリメートルの長さを有する。第一の部分64は、単一のラッパー62の長さに沿って7ミリメートルの距離だけ延びる。したがって、第一の部分は、空洞44の長さより大きい距離だけブリッジング要素60に沿って延びる。これは、たとえ製造公差によってブリッジング要素60および空洞44が中央に整列しない場合でさえも、空洞44が、ブリッジング要素60の第一の部分64によって空洞44の全長に沿って確実に区切られるようにする。結果として、ブリッジング要素60の第一の部分64は、たばこロッド20の一部分およびフィルター30の一部分を囲む。適切に整列されたエアロゾル発生物品では、ブリッジング要素60の第一の部分64は、フィルターの長さに沿って2ミリメートル、ロッドの長さに沿って2ミリメートルの距離だけ延びる。
図5は、エアロゾル発生基体を燃焼するのではなく加熱することによってエアロゾルを発生するように構成されるエアロゾル発生物品300を示す。エアロゾル発生物品300は、上流端にロッド70を備える。ロッド70は、エアロゾル発生基体72を備える。エアロゾル発生物品300は、下流端にフィルター80も備える。フィルター80は、エアロゾル冷却要素76と、エアロゾル冷却要素76の下流にある濾過材料78のセグメントとを備える。フィルター80およびロッド70は、互いに軸方向で整列し、またフィルター70の構成要素の各々は、軸方向で整列する。
エアロゾル発生物品300はまた、単一のラッパーを備えるブリッジング要素82も備える。単一のラッパーは、フィルター80をロッド70へと恒久的に固定するための接着剤(図5には図示せず)を備える。ブリッジング要素82は、85パーセント以上の反射係数を有する。
空洞84は、ロッド70とフィルター80との間に位置する。空洞84は、ロッド70の端およびフィルター80の端によって、およびブリッジング要素80の単一のラッパーの内表面によって区切られる。単一のラッパーの内表面は、空洞84の周りに円周方向に延び、空洞84の全円周の周りに延びる。85パーセント以上の反射率を有するブリッジング要素82の単一のラッパーによって部分的に区切られた空洞84は、エアロゾル発生物品300を外側から、かつ通常の照明条件で見た時、ブリッジング要素82を通して空洞を視覚的に識別できないという結果をもたらす。
図1、図2、および図4に関連して上述したようなブリッジング要素40、50、および60を、図5の加熱式エアロゾル発生物品に適用できることが、当業者には明確であるべきである。

Claims (15)

  1. エアロゾル発生物品であって、
    エアロゾル発生基体を備えるロッドと、
    前記ロッドと軸方向で整列したフィルターと、
    第一のラッパーを備えるブリッジング要素であって、前記第一のラッパーが、前記ロッドおよび前記フィルターを囲み、かつ前記フィルターを前記ロッドへと固定する、ブリッジング要素と、
    前記ロッドと前記フィルターとの間に位置する空洞であって、前記ブリッジング要素の第一の部分において前記第一のラッパーの前記内表面によって部分的に区切られる、空洞と、を備え、
    前記ブリッジング要素の前記第一の部分が、95パーセント以上の反射係数を有する、エアロゾル発生物品。
  2. 前記空洞の前記下流端がロッドによって区切られ、かつ前記空洞の前記上流端がフィルターによって区切られる、請求項1に記載のエアロゾル発生物品。
  3. 前記空洞が、少なくとも1ミリメートルの長さを有する、請求項1または2に記載のエアロゾル発生物品。
  4. 前記ブリッジング要素の前記第一の部分が、前記ブリッジング要素の前記長さに沿って、前記空洞の前記長さの少なくとも1.2倍の距離だけ延びる、請求項1~3のいずれか一項に記載のエアロゾル発生物品。
  5. 前記ブリッジング要素の前記第一の部分が、前記ブリッジング要素の前記長さに沿って4ミリメートル~10ミリメートルの距離だけ延びる、請求項1~4のいずれか一項に記載のエアロゾル発生物品。
  6. 前記フィルターが、前記ブリッジング要素の前記第一の部分によって囲まれる、請求項1~5のいずれか一項に記載のエアロゾル発生物品。
  7. 前記ブリッジング要素の第一の部分が、前記フィルターの少なくとも1ミリメートルの前記長さに沿って延びる、請求項6に記載のエアロゾル発生物品。
  8. 前記ブリッジング要素が単一のラッパーを備える、請求項1~7のいずれか一項に記載のエアロゾル発生物品。
  9. 前記ブリッジング要素が、前記第一のラッパーを囲む第二のラッパーを備える、請求項1~7のいずれか一項に記載のエアロゾル発生物品。
  10. 前記ブリッジング要素の前記第一の部分において前記第一のラッパーの前記内表面が、5ミリメートルより大きい距離だけ前記空洞の周りで円周方向に延びる、請求項1~9のいずれか一項に記載のエアロゾル発生物品。
  11. 前記ブリッジング要素の前記第一の部分の前記第一のラッパーの前記内表面が、25平方ミリメートルより大きい表面積を有する、請求項1~10のいずれか一項に記載のエアロゾル発生物品。
  12. 前記ブリッジング要素の前記第一の部分において前記第一のラッパーの前記内表面が、コーティングを備える、請求項1~11のいずれか一項に記載のエアロゾル発生物品。
  13. 複数のエアロゾル発生物品を含む容器であって、前記容器中の前記エアロゾル発生物品の少なくとも50パーセントが、請求項1~12に記載のエアロゾル発生物品である、容器。
  14. エアロゾル発生物品であって、
    エアロゾル発生基体を備えるロッドと、
    前記ロッドと軸方向で整列したフィルターと、
    第一のラッパーを備えるブリッジング要素であって、前記第一のラッパーが、前記ロッドおよび前記フィルターを囲み、かつ前記フィルターを前記ロッドへと固定する、ブリッジング要素と、
    前記ロッドと前記フィルターとの間に位置する空洞であって、前記ブリッジング要素の第一の部分において前記第一のラッパーの前記内表面によって部分的に区切られる、空洞と、を備え、
    前記ブリッジング要素の前記第一の部分において前記第一のラッパーの前記内表面が、コーティングを備える、エアロゾル発生物品。
  15. エアロゾル発生物品を製造する方法であって、
    エアロゾル発生基体を備えるロッドを提供することと、
    フィルターを提供することと、
    第一のラッパーを備えるブリッジング要素を提供することと、
    前記ブリッジング要素を使用して、前記フィルターを前記ロッドへと固定し、これにより前記第一のラッパーが前記ロッドおよび前記フィルターを離隔した関係で囲んで前記ロッドと前記フィルターとの間に空洞を形成し、前記空洞が前記ブリッジング要素の第一の部分において前記第一のラッパーの前記内表面によって部分的に区切られることと、を含み、
    前記ブリッジング要素の前記第一の部分が、95パーセント以上の反射係数を有する、方法。
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