JP2023515107A - 情報受信方法、情報送信方法及び機器 - Google Patents

Abstract

本発明は、情報受信方法、情報送信方法及び機器を開示している。前記情報受信方法は、前記端末用に複数の準静的物理下りリンク共有チャネル（ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ）が構成されており、且つ複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置の重複が第一スロットに存在する場合、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定することと、前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨについて、端末がその中の前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみをデコードすることとを含む。【選択図】 図３

Description

関連出願の相互参照
本願は、２０２０年２月２０日に中国で出願された中国特許出願第２０２０１０１０５０６８．１号の優先権及び２０２０年４月１０日に中国で出願された中国特許出願第２０２０１０２７８９４６．Ｘ号の優先権を主張し、それらの内容の全ては、参照により本願に組み込まれる。
本開示は、通信の技術分野に関し、特に、情報受信方法、情報送信方法及び機器に関する。

現行のＮＲ通信システムでは、ハイブリッド自動再送要求確認（ＨＡＲＱ－ＡＣＫ、Ｈｙｂｒｉｄ Ａｕｔｏｍａｔｉｃ Ｒｅｐｅａｔ ｒｅｑｕｅｓｔ ａｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅｍｅｎｔ）フィードバックに準静的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブック及び動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを使用する態様がサポートされている。

端末（ＵＥ）は、準静的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを使用するように構成された場合、先ず、ＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックタイムシーケンス（Ｋ１）、準静的なスロット構造（もし構成されていれば）、及び物理下りリンク共有チャネル（ＰＤＳＣＨ、Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｓｈａｒｅｄ ＣＨａｎｎｅｌ）候補時間領域リソース割り当て情報に従って、各々のキャリアｃ上における同一スロットｎ内に対応してＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックが行われるＰＤＳＣＨ位置集合Ｍ_Ａ，ｃを確定する。次に、Ｍ_Ａ，ｃに従って、ＰＤＳＣＨ位置集合内で受信されたＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫをＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックシーケンス内の対応する位置にマッピングすることで、スロットｎ内で伝送されたＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを得る。具体的に、端末は、先ず、上位層シグナリングによって構成されたＨＡＲＱフィードバックタイムシーケンスに基づいて、キャリア上における１つのスロット内でフィードバックする必要のあるスロットの数を確定し、次にこれらのスロットにおいて、ＰＤＳＣＨ候補時間領域リソース割り当て情報に従って、各々のスロットで伝送可能となるＰＤＳＣＨの最大数を確定する。もし準静的なスロット構造が構成されていれば、当該スロット構造に基づいて、ＰＤＳＣＨ伝送条件を満たさない候補ＰＤＳＣＨを取り除く必要がある。キャリアアグリゲーションが存在する場合、各々のキャリア上におけるＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、それぞれ上記手順通りに確定される必要があり、最後に、異なるキャリアのＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックをキャリアの順序でカスケード接続すれば、最終的なＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックが得られる。

端末は、動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを使用するように構成された場合、下りリンク制御情報（ＤＣＩ、Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）によって指示されたカウンタデータ割り当て指示（Ｃ－ＤＡＩ、Ｃｏｕｎｔｅｒ－Ｄａｔａ Ａｓｓｉｇｎｍｅｎｔ Ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎ）及びトータルＤＡＩ（Ｔ－ＤＡＩ、Ｔｏｔａｌ ＤＡＩ）に基づいて、フィードバックのビット順序及び総ビット数を確定する。端末は、予め構成されたＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックタイムシーケンス候補集合及びスケジューリングタイムシーケンス候補集合に従って、ＰＤＣＣＨ検出位置集合を１つ確定するとともに、ＤＣＩにおけるＣ－ＤＡＩ及びＴ－ＤＡＩがこの物理下りリンク制御チャネル（ＰＤＣＣＨ、Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｃｈａｎｎｅｌ）検出位置集合に基づいて設定されたものであると仮定する。Ｃ－ＤＡＩは、現在のキャリア上における現在のＰＤＣＣＨ検出位置まで伝送された、ＰＤＳＣＨをスケジューリングするため又は準静的スケジューリング（ＳＰＳ、Ｓｅｍｉ－Ｐｅｒｓｉｓｔｅｎｔ Ｓｃｈｅｄｕｌｉｎｇ）ＰＤＳＣＨリリースを指示するためのＰＤＣＣＨインデックスを、周波数領域が先となって時間領域が後となる順序で指示するものである。Ｔ－ＤＡＩは、現在のＰＤＣＣＨ検出位置集合まで伝送された、ＰＤＳＣＨをスケジューリングするため又はＳＰＳ ＰＤＳＣＨリリースを指示するためのＰＤＣＣＨの総数を指示するものである。複数のキャリア上における同一ＰＤＣＣＨ検出位置でのＴ－ＤＡＩは、同じとなる。何れか１つのキャリアがコードブロックグループ（ＣＢＧ、Ｃｏｄｅ Ｂｌｏｃｋ Ｇｒｏｕｐ）ベースのデータ伝送を使用するように構成されていれば、２つのサブコードブックが生成され、１つ目のサブコードブックは、伝送ブロック（ＴＢ、Ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ Ｂｌｏｃｋ）ベースのＰＤＳＣＨ伝送に対するもの又はＳＰＳ ＰＤＳＣＨリリースを指示するＴＢベースのＰＤＣＣＨに対するものであり、２つ目のサブコードブックは、ＣＢＧベースのＰＤＳＣＨ伝送に対するものであり、２つのサブコードブックをＴＢサブコードブック及びＣＢＧサブコードブックの順序でカスケード接続すれば、最終的なＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックとなる。もし複数のキャリアが何れもＣＢＧベースの伝送を使用するように構成され、且つ構成されたＣＢＧの数が異なる場合は、ＣＢＧの最大数に基づいて、ＣＢＧのサブコードブックが生成される。

Ｒｅｌ－１６段階では、１つのキャリアグループ内に複数のＳＰＳ構成が同時に構成されることをサポートしており、１つのキャリア上において複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨが重複する場合が生じる可能性あり、プロトコルでは、端末がＳＰＳ構成インデックス番号の最も小さいＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみを復調することが規定されている。ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックの生成時には、
１）もしＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックにＳＰＳ ＰＤＳＣＨのフィードバック情報のみが含まれている場合、端末は、先ず、ＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックタイムシーケンス（Ｋ１）に従って、物理上りリンク制御チャネル（ＰＵＣＣＨ、Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｕｐｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｃｈａｎｎｅｌ）に対応するスロットのうち、ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ伝送が存在し、且つ現在のＰＵＣＣＨでフィードバックする必要のあるスロットを全て見出し、各々のＳＰＳ構成について、上記見出した全てのスロットにおいて、もしＳＰＳ ＰＤＳＣＨ伝送を受信すれば、それに対しては、１ビットの対応するフィードバック情報が生成される。複数のＳＰＳ構成が存在する場合、各々のＳＰＳ構成に対応するフィードバック情報をＳＰＳ構成番号の順序でカスケード接続すれば、１つのキャリア上におけるＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックが得られる。キャリアアグリゲーションが存在する場合、各々のキャリア上におけるＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、それぞれ上記手順通りに確定される必要があり、最後に、異なるキャリアのＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックをキャリアの順序でカスケード接続すれば、最終的なＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックが得られる。
２）もしＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックには、ＳＰＳ ＰＤＳＣＨフィードバック情報に加えて、動的スケジューリングのＰＤＳＣＨ、又はＳＰＳ ＰＤＳＣＨリリースを指示するＤＣＩに対応するフィードバック情報も含まれている場合、準静的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを構成する際、上記準静的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックの確定手順通りにＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックが生成され、動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを構成する際、上記動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブック通りに、動的スケジューリングのＰＤＳＣＨに対してフィードバック情報が生成され、上記のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのフィードバック情報のみが含まれている場合通りに、ＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバック情報が生成され、両方のフィードバック情報をカスケード接続すれば、ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックが得られる。

関連技術では、複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨが重複する場合について、現行のプロトコルでは、端末がＳＰＳ構成番号の最も小さいＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみを復調することが規定されている。もし複数の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨには、ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ伝送の間に直接的な重複関係のないものが一部存在する場合、複数の重複しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを伝送可能であるかどうかは、未だに不明であり、複数の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、どれらのＳＰＳ ＰＤＳＣＨを伝送可能であるかを確定する具体的な態様もない。

第一局面によれば、本開示は、端末に適用される情報受信方法であって、
前記端末用に複数の準静的物理下りリンク共有チャネル（ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ）が構成されており、且つ複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置の重複が第一スロットに存在する場合、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定することと、
前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨについて、端末がその中の前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみをデコードすることとを含む、情報受信方法を提供している。

第一局面と合わせて、第一局面に係るいくつかの実現形態において、前記端末が動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを使用するように構成されるか、又は、前記端末のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックにＳＰＳ ＰＤＳＣＨフィードバック情報のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのみが含まれる場合、前記方法は、
前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを行うことを確定すると、前記第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに従って、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を生成することと、
前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報が含まれるＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを前記フィードバックスロットで送信することとを更に含む。

第一局面と合わせて、第一局面に係るいくつかの実現形態において、前記第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに従って、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を生成することは、
前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、各々のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対して、ＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を生成すること、
又は、
前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対応するＰＤＳＣＨとＨＡＲＱ－ＡＣＫとの間のフィードバックスロット間隔（Ｋ１）に従って、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの中から、前記フィードバックスロットでのフィードバックを必要とされるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定し、確定された各々のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対して、ＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を生成することを含む。

第一局面と合わせて、第一局面に係るいくつかの実現形態において、前記端末は、前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを行うかどうかを以下の方式で確定し、当該方式は、
前記端末用に構成されたＰＤＳＣＨとＨＡＲＱ－ＡＣＫとの間のフィードバックスロット間隔集合（Ｋ１ ｓｅｔ）に従って、前記フィードバックスロットに対応する候補スロットを確定し、
前記フィードバックスロットでのフィードバックを必要とされるＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記候補スロットに少なくとも１つ存在するかどうかに従って、前記候補スロットの中から、フィードバックスロットでのＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを必要とされるターゲットスロットを選択し、
前記第一スロットが前記ターゲットスロットに属するかどうかに従って、前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを行うかどうかを確定することである。

第一局面と合わせて、第一局面に係るいくつかの実現形態において、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨには、前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、ＳＰＳ構成番号の最も小さいＳＰＳ ＰＤＳＣＨが少なくとも含まれる。

第一局面と合わせて、第一局面に係るいくつかの実現形態において、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定することは、
前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするか、又は前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、準静的に構成された上りリンクシンボルと衝突しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするとともに、空の第二集合を１つ初期化することと、
前記第一集合の中からＳＰＳ構成番号の最も小さい第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定して前記第二集合に追加し、前記第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除するとともに、前記第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置と重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除して、更新後の前記第一集合を得るということを、時間領域位置の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記第一集合に存在しなくなるまで繰り返して実行することと、
前記第一集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第二集合に追加して、前記第二集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとすることとを含む。

第一局面と合わせて、第一局面に係るいくつかの実現形態において、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定することは、
前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするか、又は前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、準静的に構成された上りリンクシンボルと衝突しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするとともに、空の第三集合を１つ初期化することと、
前記第一集合の中から終了シンボル位置の最も早い第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定し、前記第一集合における開始シンボル位置が前記第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの終了シンボル位置よりも早いＳＰＳ ＰＤＳＣＨを１つのグループに分けるとともに、当該グループにおけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除して、更新後の前記第一集合を得るということを、時間領域位置の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記第一集合に存在しなくなるまで繰り返して実行することと、
前記第一集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを１つのグループに分けるとともに、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さいものの昇順で、各々のグループをソートすることと、
各々のグループのソート順通りに、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さい候補ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを順次に前記第三集合に追加し、前記候補ＳＰＳ ＰＤＳＣＨが、前記第三集合における現在のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの何れとも時間領域位置の重複が存在しない前記グループにおけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨであることと、
前記第三集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとすることとを含む。

第一局面と合わせて、第一局面に係るいくつかの実現形態において、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置は、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの開始シンボル及びシンボル長指示値（ＳＬＩＶ）に従って確定されたものである。

第二局面によれば、本開示は、基地局に適用される情報送信方法であって、
端末用に複数の準静的物理下りリンク共有チャネル（ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ）を構成しており、且つ複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置の重複が第一スロットに存在する場合、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定することと、
前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨについて、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみを前記端末に送信することとを含む、情報送信方法を提供している。

第二局面と合わせて、第二局面に係るいくつかの実現形態において、前記端末が動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを使用するように構成されるか、又は、前記端末のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックにＳＰＳ ＰＤＳＣＨフィードバック情報のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのみが含まれる場合、前記方法は、
前記端末から前記第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックが行われることを確定すると、前記第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに従って、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を確定することと、
前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報に従って、前記端末から前記フィードバックスロットで送信されたＨＡＲＱコードブックを受信することとを更に含む。

第二局面と合わせて、第二局面に係るいくつかの実現形態において、前記第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに従って、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を確定することは、
前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、各々のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのフィードバック情報を、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報として確定することと、
又は、
前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対応するＰＤＳＣＨとＨＡＲＱ－ＡＣＫとの間のフィードバックスロット間隔（Ｋ１）に従って、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの中から、前記フィードバックスロットでのフィードバックを必要とされるターゲットＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定し、前記ターゲットＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、各々のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのフィードバック情報を、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報として確定することを含む。

第二局面と合わせて、第二局面に係るいくつかの実現形態において、前記基地局は、前記端末から前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックが行われるかどうかを以下の方式で確定し、当該方式は、
前記端末用に構成されたＰＤＳＣＨとＨＡＲＱ－ＡＣＫとの間のフィードバックスロット間隔集合（Ｋ１ ｓｅｔ）に従って、前記フィードバックスロットに対応する候補スロットを確定し、
前記フィードバックスロットでのフィードバックを必要とされるＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記候補スロットに少なくとも１つ存在するかどうかに従って、前記候補スロットの中から、フィードバックスロットでのＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを必要とされるターゲットスロットを選択し、
前記第一スロットが前記ターゲットスロットに属するかどうかに従って、前記端末から前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックが行われるかどうかを確定することである。

第二局面と合わせて、第二局面に係るいくつかの実現形態において、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨには、前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、ＳＰＳ構成番号の最も小さいＳＰＳ ＰＤＳＣＨが少なくとも含まれる。

第二局面と合わせて、第二局面に係るいくつかの実現形態において、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定することは、
前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするか、又は前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、準静的に構成された上りリンクシンボルと衝突しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするとともに、空の第二集合を１つ初期化することと、
前記第一集合の中からＳＰＳ構成番号の最も小さい第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定して前記第二集合に追加し、前記第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除するとともに、前記第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置と重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除して、更新後の前記第一集合を得るということを、時間領域位置の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記第一集合に存在しなくなるまで繰り返して実行することと、
前記第一集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第二集合に追加して、前記第二集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとすることとを含む。

第二局面と合わせて、第二局面に係るいくつかの実現形態において、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定することは、
前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするか、又は前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、準静的に構成された上りリンクシンボルと衝突しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするとともに、空の第三集合を１つ初期化することと、
前記第一集合の中から終了シンボル位置の最も早い第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定し、前記第一集合における開始シンボル位置が前記第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの終了シンボル位置よりも早いＳＰＳ ＰＤＳＣＨを１つのグループに分けるとともに、当該グループにおけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除して、更新後の前記第一集合を得るということを、時間領域位置の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記第一集合に存在しなくなるまで繰り返して実行することと、
前記第一集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを１つのグループに分けるとともに、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さいものの昇順で、各々のグループをソートすることと、
各々のグループのソート順通りに、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さい候補ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを順次に前記第三集合に追加し、前記候補ＳＰＳ ＰＤＳＣＨが、前記第三集合における現在のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの何れとも時間領域位置の重複が存在しない前記グループにおけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨであることと、
前記第三集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとすることとを含む。

第二局面と合わせて、第二局面に係るいくつかの実現形態において、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置は、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの開始シンボル及びシンボル長指示値（ＳＬＩＶ）に従って確定されたものである。

第三局面によれば、本開示は、端末に適用される情報受信装置であって、
前記端末用に複数の準静的物理下りリンク共有チャネル（ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ）が構成されており、且つ複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置の重複が第一スロットに存在する場合、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定するための確定モジュールと、
前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨについて、端末がその中の前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみをデコードするための受信モジュールとを含む、情報受信装置を提供している。

第三局面と合わせて、第三局面に係るいくつかの実現形態において、前記装置は、
前記端末が動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを使用するように構成されるか、又は、前記端末のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックにＳＰＳ ＰＤＳＣＨフィードバック情報のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのみが含まれる場合、前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを行うことを確定すると、前記第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに従って、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を生成するための生成モジュールと、
前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報が含まれるＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを前記フィードバックスロットで送信するための送信モジュールとを更に含む。

第四局面によれば、本開示は、メモリと、プロセッサと、送受信機と、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作可能なプログラムとを含む端末であって、
前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、
前記端末用に複数の準静的物理下りリンク共有チャネル（ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ）が構成されており、且つ複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置の重複が第一スロットに存在する場合、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定することと、
前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨについて、端末がその中の前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみをデコードすることとが実現される、端末を提供している。

第四局面と合わせて、第四局面に係るいくつかの実現形態において、前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、
前記端末が動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを使用するように構成されるか、又は、前記端末のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックにＳＰＳ ＰＤＳＣＨフィードバック情報のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのみが含まれる場合、
前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを行うことを確定すると、前記第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに従って、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を生成することと、
前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報が含まれるＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを前記フィードバックスロットで送信することとが更に実現される。

第四局面と合わせて、第四局面に係るいくつかの実現形態において、前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、
前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定する場合、
前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするか、又は前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、準静的に構成された上りリンクシンボルと衝突しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするとともに、空の第二集合を１つ初期化することと、
前記第一集合の中からＳＰＳ構成番号の最も小さい第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定して前記第二集合に追加し、前記第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除するとともに、前記第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置と重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除して、更新後の前記第一集合を得るということを、時間領域位置の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記第一集合に存在しなくなるまで繰り返して実行することと、
前記第一集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第二集合に追加して、前記第二集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとすることとが更に実現される。

第四局面と合わせて、第四局面に係るいくつかの実現形態において、前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、
前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定する場合、
前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするか、又は前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、準静的に構成された上りリンクシンボルと衝突しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするとともに、空の第三集合を１つ初期化することと、
前記第一集合の中から終了シンボル位置の最も早い第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定し、前記第一集合における開始シンボル位置が前記第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの終了シンボル位置よりも早いＳＰＳ ＰＤＳＣＨを１つのグループに分けるとともに、当該グループにおけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除して、更新後の前記第一集合を得るということを、時間領域位置の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記第一集合に存在しなくなるまで繰り返して実行することと、
前記第一集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを１つのグループに分けるとともに、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さいものの昇順で、各々のグループをソートすることと、
各々のグループのソート順通りに、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さい候補ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを順次に前記第三集合に追加し、前記候補ＳＰＳ ＰＤＳＣＨが、前記第三集合における現在のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの何れとも時間領域位置の重複が存在しない前記グループにおけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨであることと、
前記第三集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとすることとが更に実現される。

第五局面によれば、本開示は、基地局に適用される情報送信装置であって、
端末用に複数の準静的物理下りリンク共有チャネル（ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ）を構成しており、且つ複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置の重複が第一スロットに存在する場合、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定するための第一確定モジュールと、
前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨについて、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみを前記端末に送信するための送信モジュールとを含む、情報送信装置を提供している。

第五局面と合わせて、第五局面に係るいくつかの実現形態において、前記装置は、
前記端末が動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを使用するように構成されるか、又は、前記端末のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックにＳＰＳ ＰＤＳＣＨフィードバック情報のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのみが含まれる場合、前記端末から前記第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックが行われることを確定すると、前記第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに従って、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を確定するための第二確定モジュールと、
前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報に従って、前記端末から前記フィードバックスロットで送信されたＨＡＲＱコードブックを受信するための受信モジュールとを更に含む。

第六局面によれば、本開示は、メモリと、プロセッサと、送受信機と、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作可能なプログラムとを含む基地局であって、
前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、
端末用に複数の準静的物理下りリンク共有チャネル（ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ）を構成しており、且つ複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置の重複が第一スロットに存在する場合、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定することと、
前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨについて、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみを前記端末に送信することとが実現される、基地局を提供している。

第六局面と合わせて、第六局面に係るいくつかの実現形態において、前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、
前記端末が動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを使用するように構成されるか、又は、前記端末のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックにＳＰＳ ＰＤＳＣＨフィードバック情報のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのみが含まれる場合、前記端末から前記第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックが行われることを確定すると、前記第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに従って、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を確定することと、
前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報に従って、前記端末から前記フィードバックスロットで送信されたＨＡＲＱコードブックを受信することとが更に実現される。

第七局面によれば、本開示は、命令を含むコンピュータ記憶媒体であって、前記命令がコンピュータで動作されると、第一局面に記載の情報受信方法、又は第二局面に記載の情報送信方法がコンピュータによって実行される、コンピュータ記憶媒体を提供している。

以下の選択的な実施形態の詳細な説明を読むことで、当業者にとって、様々な他の利点及びメリットが明らかになるであろう。図面は、選択的な実施形態を示すためのものに過ぎず、本開示に対する制限と見なされるべきではない。更に、図面全体において、同じ部材は、同じ参照符号で示される。

本開示の実施例に適した無線通信システムの模式図である。 本開示の一実施例による複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨが重複する例示図である。 本開示の一実施例による情報受信方法のフローチャートである。 本開示の一実施例による情報受信方法の別のフローチャートである。 本開示の一実施例による情報送信方法のフローチャートである。 本開示の一実施例による情報送信方法の別のフローチャートである。 本開示の一実施例によるＳＰＳ ＰＤＳＣＨ伝送の例示図である。 本開示の一実施例によるＳＰＳ ＰＤＳＣＨ伝送の別の例示図である。 本開示の一実施例によるＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックの例示図である。 本開示の一実施例による情報受信装置の構造図である。 本開示の実施例に係る端末の構造図である。 本開示の実施例に係る情報送信装置の構造図である。 本開示の実施例に係る基地局の構造図である。

以下、図面を参照しながら、本開示の例示的な実施例をより詳しく説明する。本開示の例示的な実施例が図面に示されているが、本開示が、様々な形態で実現可能であり、本明細書に記載の実施例によって制限されないことは理解されるべきである。むしろ、これらの実施例は、本開示をより徹底的に理解可能にするとともに、本開示の範囲を当業者に完全に伝えることを可能にするために提供されている。

本開示の明細書及び特許請求の範囲における「第一」、「第二」などの用語は、類似しているオブジェクトを区別するために使用されるものであり、必ずしも特定の順序や前後順番を記述するために使用されるとは限らない。そのように使用されるデータは、適切な状況において互いに交換可能で、それによって、本明細書において記述される本開示の実施例は、例えば、本明細書において図示又は記述される順序以外の順序で実施可能であることは理解されるべきである。また、用語「含む」及び「有する」、並びにそれらのあらゆる変体は、非排他的な包含をカバーするものであり、例えば、一連のステップやユニットを含む手順、方法、システム、製品や機器は、明示的に列挙されているこれらのステップやユニットのみを含むことに限定されず、明示的に列挙されていない他のステップやユニット、或いは、これらの手順、方法、製品や機器に固有の他のステップやユニットを含んでもよい。なお、明細書及び特許請求の範囲における「及び／又は」とは、接続対象のうち、少なくとも１つを表すものである。

本明細書に記載の技術は、長期進化型（Ｌｏｎｇ Ｔｉｍｅ Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ、ＬＴＥ）、ＬＴＥの進化（ＬＴＥ－Ａｄｖａｎｃｅｄ、ＬＴＥ－Ａ）システム及び５Ｇ ＮＲシステムに限定されず、他の様々な無線通信システム、例えば符号分割多元接続（Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＣＤＭＡ）、時間分割多元接続（Ｔｉｍｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＴＤＭＡ）、周波数分割多元接続（Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＦＤＭＡ）、直交周波数分割多元接続（Ｏｒｔｈｏｇｏｎａｌ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＯＦＤＭＡ）、シングルキャリア周波数分割多元接続（Ｓｉｎｇｌｅ－ｃａｒｒｉｅｒ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ－Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＳＣ－ＦＤＭＡ）及び将来登場する新しい通信システムにも使用可能である。用語「システム」と「ネットワーク」とは、互換的に用いられることが多い。ＣＤＭＡシステムは、例えばＣＤＭＡ２０００、ユニバーサル地上無線アクセス（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｔｅｒｒｅｓｔｒｉａｌ Ｒａｄｉｏ Ａｃｃｅｓｓ、ＵＴＲＡ）等の無線技術を実現できる。ＵＴＲＡは、広帯域ＣＤＭＡ（Ｗｉｄｅｂａｎｄ Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ、ＷＣＤＭＡ（登録商標））及び他のＣＤＭＡ変形態を含む。ＴＤＭＡシステムは、例えばグローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション（Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ、ＧＳＭ）などの無線技術を実現できる。ＯＦＤＭＡシステムは、例えばウルトラモバイルブロードバンド（ＵｌｔｒａＭｏｂｉｌｅ Ｂｒｏａｄｂａｎｄ、ＵＭＢ）、進化型ＵＴＲＡ（Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ－ＵＴＲＡ、Ｅ－ＵＴＲＡ）、ＩＥＥＥ ８０２．２１（Ｗｉ－Ｆｉ）、ＩＥＥＥ ８０２．１６（ＷｉＭＡＸ）、ＩＥＥＥ ８０２．２０、Ｆｌａｓｈ－ＯＦＤＭ等の無線技術を実現できる。ＵＴＲＡ及びＥ－ＵＴＲＡは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｍｏｂｉｌｅ Ｔｅｌｅｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ Ｓｙｓｔｅｍ、ＵＭＴＳ）の一部である。ＬＴＥ及びより高度なＬＴＥ（例えば、ＬＴＥ－Ａ）は、Ｅ－ＵＴＲＡを用いた新しいＵＭＴＳバージョンである。ＵＴＲＡ、Ｅ－ＵＴＲＡ、ＵＭＴＳ、ＬＴＥ、ＬＴＥ－Ａ及びＧＳＭは、「第３世代パートナーシッププロジェクト」（３ｒｄ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ Ｐａｒｔｎｅｒｓｈｉｐ Ｐｒｏｊｅｃｔ、３ＧＰＰ（登録商標））とい名前の組織からの文献に記載されている。ＣＤＭＡ２０００及びＵＭＢは、「第３世代パートナーシッププロジェクト２」（３ＧＰＰ２）という名前の組織からの文献に記載されている。本明細書に記載の技術は、上記で言及されたシステム及び無線技術に使用可能であるし、他のシステム及び無線技術にも使用可能である。ところで、以下の説明では、例示的な目のでＮＲシステムを説明し、以下の説明の大部分では、ＮＲ用語を使用しているが、これらの技術は、ＮＲシステム以外にも適用可能である。

以下の説明は、例を掲げるものであり、請求項において説明される範囲、適用性又は構成を限定するものではない。本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、説明される要素の機能及び配置について変更がなされ得る。様々な例は、必要に応じて、様々なプロシージャ又は構成要素を省略、置換、又は追加し得る。例えば、説明される方法は、説明されるものとは異なる順序で実行可能であるとともに、様々なステップの追加、省略、又は組み合わせも可能である。さらに、特定の例に関連して説明される特徴は、他の例において組み合わされ得る。

図１を参照して、図１は、本開示の実施例に適用可能な無線通信システムを示すブロック図である。無線通信システムは、端末１１及びネットワーク機器１２を含む。端末１１は、ユーザ端末又はユーザ機器（ＵＥ、Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ）と称されてもよい。端末１１は、携帯電話、タブレットＰＣ（Ｔａｂｌｅｔ Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）、ラップトップコンピュータ（Ｌａｐｔｏｐ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）、パーソナルデジタルアシスタント（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ、ＰＤＡ）、モバイルインターネット装置（Ｍｏｂｉｌｅ Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｄｅｖｉｃｅ、ＭＩＤ）、ウェアラブルデバイス（Ｗｅａｒａｂｌｅ Ｄｅｖｉｃｅ）又は車載機器等の端末側機器であってもよいが、説明すべきなのは、本開示の実施例では、端末１１の具体的なタイプが限定されない。ネットワーク機器１２は、基地局及び／又はコアネットワークネットワーク要素であってもよい。そのうち、上記基地局は、５Ｇ及びそれ以降のバージョンの基地局（例えば、ｇＮＢ、５Ｇ ＮＲ ＮＢ等）、又は他の通信システムにおける基地局（例えば、ｅＮＢ、ＷＬＡＮアクセスポイント、又は他のアクセスポイント等）であってもよく、基地局は、ノードＢ、進化ノードＢ、アクセスポイント、基地送受信局（Ｂａｓｅ Ｔｒａｎｓｃｅｉｖｅｒ Ｓｔａｔｉｏｎ、ＢＴＳ）、無線基地局、無線送受信機、基本サービスセット（Ｂａｓｉｃ Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｓｅｔ、ＢＳＳ）、拡張サービスセット（Ｅｘｔｅｎｄｅｄ Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｓｅｔ、ＥＳＳ）、Ｂノード、進化型Ｂノード（ｅＮＢ）、ホームＢノード、ホーム進化型Ｂノード、ＷＬＡＮアクセスポイント、ＷｉＦｉノード又は前記分野における他の適切な用語で称されてもよいが、同じ技術的効果が達成される限り、前記基地局は、特定の技術用語に限定されない。なお、本開示の実施例では、ＮＲシステムにおける基地局のみが例として取り上げられているが、基地局の具体的なタイプが限定されない。

基地局は、基地局コントローラの制御の下で端末１１と通信可能であり、様々な例では、基地局コントローラは、コアネットワーク又はいくつかの基地局の一部であってもよい。いくつかの基地局は、バックホールを介して制御情報又はユーザデータをコアネットワークと通信可能である。いくつかの例では、これらの基地局のうちのいくつかは、バックホールリンクを介して直接的又は間接的に相互通信可能であり、バックホールリンクは、有線又は無線通信リンクであってもよい。無線通信システムは、複数のキャリア（異なる周波数の波形信号）での操作をサポート可能である。マルチキャリア発信機は、これら複数のキャリアで被変調信号を同時に送ることができる。例えば、通信リンクの各々は、様々な無線技術によって変調されたマルチキャリア信号とされてもよい。被変調信号の各々は、異なるキャリアで送信可能であるとともに、制御情報（例えば、参照信号、制御チャネル等）、オーバーヘッド情報、データ等をキャリー可能である。

基地局は、１つ又は複数のアクセスポイントアンテナを介して、端末１１と無線通信可能である。基地局の各々は、それに応じたカバレージエリアに通信カバレージを提供できる。アクセスポイントのカバレージエリアは、当該カバレージエリアの一部のみを構成するセクタに分割可能である。無線通信システムは、異なるタイプの基地局（例えば、マクロ基地局、マイクロ基地局、又はピコ基地局）を含み得る。基地局は、例えばセルラー又はＷＬＡＮ無線アクセス技術など、異なる無線技術を利用することも可能である。基地局は、同じ又は異なるアクセスネットワーク又は事業者展開に関連付けられてもよい。異なる基地局のカバレージエリア（同じ又は異なるタイプの基地局のカバレージエリア、同じ又は異なる無線技術を利用したカバレージエリア、若しくは、同じ又は異なるアクセスネットワークに属するカバレージエリアを含む）は、オーバーラップしてもよい。

無線通信システムにおける通信リンクは、上りリンク（Ｕｐｌｉｎｋ、ＵＬ）伝送（例えば、端末１１からネットワーク機器１２への伝送）を搬送するための上りリンク、又は、下りリンク（Ｄｏｗｎｌｉｎｋ、ＤＬ）伝送（例えば、ネットワーク機器１２から端末１１への伝送）を搬送するための下りリンクを含み得る。ＵＬ伝送は、リバースリンク伝送とも呼称可能である。その一方、ＤＬ伝送は、フォワードリンク伝送とも呼称可能である。下りリンク伝送は、ライセンス周波数帯域、アンライセンス周波数帯域、又はその両方を用いて行われてもよい。同様に、上りリンク伝送は、ライセンス周波数帯域、アンライセンス周波数帯域、又はその両方を用いて行われてもよい。

背景技術欄に記載されているように、ＮＲシステムは、１つのキャリアグループ内に複数のＳＰＳ構成が同時に構成されることをサポートしており、複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨが重複する場合が生じる可能性あり、現行のプロトコルでは、端末がＳＰＳ構成番号の最も小さいＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみを復調することが規定されている。もし複数の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨには、ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ伝送の間に重複のないものが一部存在する場合、複数の重複しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを伝送可能であるかどうかは、未だに不明であり、複数の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、どれらのＳＰＳ ＰＤＳＣＨを伝送可能であるかを確定する具体的な態様もない。

図２に示すように、長方形の小四角の各々は、１つのＳＰＳ ＰＤＳＣＨを表すものであり、小四角内の数字ｘは、当該ＳＰＳ ＰＤＳＣＨがＳＰＳ構成番号ｘのＳＰＳ ＰＤＳＣＨであることを指示するためのものである。図２では、１つのスロットに４つの重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが存在しており、端末は、その中のＳＰＳ構成１のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを復調可能であるが、ＳＰＳ構成３のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとＳＰＳ構成１のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとの間に重複が存在し、ＳＰＳ構成４のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとＳＰＳ構成１のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとの間にも重複が存在せず、この場合、端末がＳＰＳ構成３又はＳＰＳ構成４のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを復調可能であるかは不明である。

以上の問題の少なくとも１つを解決するために、本開示の少なくとも１つの実施例は、端末に適用される情報受信方法を提供しており、当該方法は、複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの中に重複するものが存在する場合、複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの構成番号及び時間領域位置に基づいて、複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、伝送可能な一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定することで、複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、直接的な重複関係のないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを同時に伝送可能にしている。ここで、前記直接的な重複関係とは、２つのＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置の間に重複が存在することを指す。また、本明細書は、間接的な重複関係の概念に触れる可能性があり、前記間接的な重複関係とは、２つのＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置が共に別の１つのＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置と重複することを指す。例えば、第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨと第三ＳＰＳ ＰＤＳＣＨとの時間領域位置に重複が存在し、第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨと第三ＳＰＳ ＰＤＳＣＨとの時間領域位置に重複が存在する場合は、第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨと第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨとによって間接的な重複関係が形成される。

図３に示すように、本開示の実施例による情報受信方法は、端末側に適用される場合、以下のステップ３１～３２を含む。

ステップ３１は、前記端末用に複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨが構成されており、且つ複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置の重複が第一スロットに存在する場合、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定することである。

ここで、前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとは、前記端末の全てのアクティブなＳＰＳ構成の中で、前記第一スロット内に構成されたＳＰＳ ＰＤＳＣＨであり、且つこれらのＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置の間に重複が存在する。具体的に、その中の何れか２つのＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置は、第一スロットに重複が存在してもよい。

本開示の少なくとも１つの実施例によれば、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨには、前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、ＳＰＳ構成番号の最も小さいＳＰＳ ＰＤＳＣＨが少なくとも含まれてもよい。こうして、前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、ＳＰＳ構成番号の最も小さいＳＰＳ ＰＤＳＣＨが優先して伝送に使用可能であることを保証できる。

また、ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置は、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの開始シンボル及びシンボル長指示値（ＳＬＩＶ、Ｓｔａｒｔ ａｎｄ Ｌｅｎｇｔｈ Ｉｎｄｉｃａｔｉｏｎ Ｖａｌｕｅ）に従って確定され、ＳＬＩＶは、ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの具体的な開始シンボル、及び、前記開始シンボルから始まるいくつかのシンボル長分の複数のシンボルを指示しており、これらのシンボルは、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対応する時間領域位置である。

ステップ３２は、前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨについて、端末がその中の前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみをデコードすることである。

ここで、端末は、前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの全てを受信する代わりに、第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを選択的に受信することが可能であるため、伝送性能を保証しつつ、受信効率を向上させることができる。

以上のステップにより、本開示の実施例は、複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨが重複する際の伝送態様を明確にして、複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨが重複する際の通信システムの伝送及びフィードバック性能を保証している。

以下、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定する２つの確定方式を掲げる。

１つ目の確定方式：
ａ１）前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするか、又は前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、準静的に構成された上りリンクシンボルと衝突しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするとともに、空の第二集合を１つ初期化する。
ａ２）前記第一集合の中からＳＰＳ構成番号の最も小さい第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定して前記第二集合に追加し、前記第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除するとともに、前記第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置と重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除して、更新後の前記第一集合を得るというステップを、時間領域位置の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記第一集合に存在しなくなるまで繰り返して実行する。
ａ３）前記第一集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第二集合に追加して、前記第二集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとする。

２つ目の確定方式：
ｂ１）前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするか、又は前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、準静的に構成された上りリンクシンボルと衝突しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするとともに、空の第三集合を１つ初期化する。
ｂ２）前記第一集合の中から終了シンボル位置の最も早い第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定し、前記第一集合における開始シンボル位置が前記第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの終了シンボル位置よりも早いＳＰＳ ＰＤＳＣＨ（前記第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを含む）を１つのグループに分けるとともに、当該グループにおけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除して、更新後の前記第一集合を得るというステップを、時間領域位置の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記第一集合に存在しなくなるまで繰り返して実行する。
ｂ３）前記第一集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを１つのグループに分けるとともに、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さいものの昇順で、各々のグループをソートする。
ｂ４）各々のグループのソート順通りに、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さい候補ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを順次に前記第三集合に追加し、前記候補ＳＰＳ ＰＤＳＣＨが、前記第三集合における現在のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの何れとも時間領域位置の重複が存在しない前記グループにおけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨである。
ｂ５）前記第三集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとする。

以上の方式により、本開示の実施例は、第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの中から一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨ（１つ又はそれ以上であり得る）を選択し、次に前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみをデコードすることができる。

本開示の少なくとも１つの実施例によれば、以上の方式において、前記準静的に構成された上りリンクシンボルと衝突しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨとは、もし１つのＳＰＳ ＰＤＳＣＨの全てのシンボルが、シグナリングｔｄｄ－ＵＬ－ＤＬ－ＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＣｏｍｍｏｎ及びｔｄｄ－ＵＬ－ＤＬ－ＣｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＤｅｄｉｃａｔｅｄによって指示された上りリンクシンボルと重複していない場合、このＳＰＳ ＰＤＳＣＨは、準静的に構成された上りリンクシンボルと衝突しないと見なされる。

また、本開示の少なくとも１つの実施例によれば、以上の方式において、もし選択された前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの数がＵＥの最大受信能力を超えた場合、ＵＥの最大受信能力に基づいて、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの中から、ＳＰＳ構成番号の最も小さいＮ個のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを選択して伝送してもよく、前記Ｎは、ＵＥが１つのスロットで受信するユニキャストＰＤＳＣＨ伝送の最大数であり、Ｎの値は、ＵＥの能力に基づいて確定されてもよい。

本開示の少なくとも１つの実施例によれば、端末は、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを受信した後、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を生成してもよい。具体的に、図４に示すように、上記ステップ３２の後に、上記方法は、以下のステップ３３～３４を更に含む。

ステップ３３は、前記端末が動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを使用するように構成されるか、又は、前記端末のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックにＳＰＳ ＰＤＳＣＨフィードバック情報のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのみが含まれる場合、前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを行うことを確定すると、前記端末が、前記第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに従って、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を生成可能であることである。

ここで、動的コードブックを使用する場合、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報には、前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのフィードバック情報が含まれ、更に、前記第一スロットにおける動的ＰＤＳＣＨのフィードバック情報が含まれてもよいが、ここでは、第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックのみについて限定する。前記第一スロットにおける動的ＰＤＳＣＨのフィードバック情報について、本開示の実施例は、具体的に限定しない。

ここで、前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを行う必要があるかどうかについては、以下の方式で確定してもよく、当該方式は、以下のｃ１～ｃ３の通りである。
ｃ１）前記端末用に構成されたＰＤＳＣＨとＨＡＲＱ－ＡＣＫとの間のフィードバックスロット間隔集合（Ｋ１ ｓｅｔ）に従って、前記フィードバックスロットに対応する候補スロットを確定する。
ｃ２）前記フィードバックスロットでのフィードバックを必要とされるＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記候補スロットに少なくとも１つ存在するかどうかに従って、前記候補スロットの中から、フィードバックスロットでのＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを必要とされるターゲットスロットを選択する。例えば、各々の候補スロットをポーリングし、現在ポーリングされている候補スロットには、前記フィードバックスロットでのフィードバックを必要とされるＳＰＳ ＰＤＳＣＨが少なくとも１つ存在する場合、当該候補スロットを前記ターゲットスロットとして選択し、こういったことを全ての候補スロットがポーリングされるまで続ける。
ｃ３）前記第一スロットが前記ターゲットスロットに属するかどうかに従って、前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを行うかどうかを確定することである。例えば、もし前記第一スロットが前記ターゲットスロットに属するものであれば、前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを行う必要があると確定され、逆に、もし前記第一スロットが前記ターゲットスロットに属しないものであれば、前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを行う必要がないと確定される。

ステップ３４は、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報が含まれるＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを前記フィードバックスロットで送信することである。

ここで、前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックには、第一スロットを除く他のスロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報が含まれてもよいが、本開示の実施例は、これについて具体的に限定しない。

また、本開示のいくつかの実施例によれば、上記ステップ３３において、前記第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに従って、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を生成する場合、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、各々のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対して、ＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を生成してもよく、この際、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの何れに対しても、フィードバック情報が生成される。

本開示の別のいくつかの実施例によれば、上記ステップ３３において、前記第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに従って、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を生成する場合、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対応するＰＤＳＣＨとＨＡＲＱ－ＡＣＫとの間のフィードバックスロット間隔（Ｋ１）に従って、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの中から、前記フィードバックスロットでのフィードバックを必要とされるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定し、確定された各々のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対して、ＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を生成してもよい。この際、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、何れか１つ（複数）のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対しては、フィードバック情報が生成され得る。

以上のステップにより、本開示の実施例は、複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨが重複する際のフィードバック態様を提供しており、当該フィードバック態様は、図３に示す情報受信方法と同じ方式を使用して、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定すること可能であるが、無論、上記で確定された前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨをそのまま使用し、次にこれらのＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを行うことも可能である。こうして、本開示の実施例は、複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨが重複する際のフィードバック態様を明確にして、複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨが重複する際の通信システムのフィードバック性能を保証している。

以下、本開示のいくつかの実施例における端末側の挙動について説明する。

１つのスロットに複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置の重複が存在する場合、複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの構成番号及び現在のスロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの伝送位置に基づいて、複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、伝送可能な一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定することは、具体的に、以下の２つの方式を含む。
方式一：原則として、構成番号の小さいＳＰＳ ＰＤＳＣＨを、伝送可能なものであると優先して確定し、構成番号の小さいＳＰＳ ＰＤＳＣＨと重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨを除外する。具体的なステップは、以下の通りである。
ステップｓ０：集合Ｙが空のセットであると仮定する。
ステップｓ１：１つのスロットでは、アクティブであるとともに現在のスロットで伝送されるように構成された全てのＳＰＳ構成に対応するＳＬＩＶ集合Ｑを見出す。
ステップｓ２：ＱにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さいＳＬＩＶをリソースＡとして選択し、リソースＡのＳＬＩＶを集合Ｙに追加する。
ステップｓ３：ＱにおけるリソースＡと重複するＳＬＩＶ及びリソースＡに対応するＳＬＩＶを全て除去する。
ステップｓ４：残りのリソースをＱとし、もし重複するリソースがＱに存在しなければ、ステップｓ５に進み、そうでなければ、ステップｓ２に戻る。
ステップｓ５：Ｑにおける残りのＳＬＩＶを集合Ｙに追加し、ＹにおけるＳＬＩＶに対応するＳＰＳ構成を、現在のスロットで伝送可能なＳＰＳ構成として確定する。

方式二：原則として、全ての複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＬＩＶをグループ分けし、各々のグループから、伝送可能な構成番号の小さいＳＰＳ ＰＤＳＣＨを最大１つずつ選択し、具体的なステップは、以下の通りである。
ステップＳ１：１つのスロットでは、アクティブであるとともに現在のスロットで伝送されるように構成された全てのＳＰＳ構成に対応するＳＬＩＶ集合Ｑを見出す。
ステップＳ２：ＱにおけるＳＬＩＶを複数のグループに分け、その具体的な手順は、以下の通りである。
ステップＳ２－１：Ｑにおける終了シンボル位置の最も早いＳＬＩＶをリソースＡとして見出し、Ｑにおける開始シンボル位置がリソースＡの終了位置よりも早い全てのＳＬＩＶを１つのグループに分けてグループＸとする。
ステップＳ２－２：ＱにおけるグループＸのＳＬＩＶを除外し、残りのリソースをＱとする。
ステップＳ２－３：もし重複するＳＬＩＶがＱに存在しなければ、グループ化が完了し、ステップＳ３に進み、そうでなければ、ステップＳ２－１に戻る。
ステップＳ３：各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さいＳＬＩＶを見出し、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さいＳＬＩＶのＳＰＳ構成番号のソート順に基づいて、これらのグループをソートする。
ステップＳ４：最初のグループから、ＳＰＳ構成番号の最も小さいＳＬＩＶに対応するＳＰＳ構成を、確定された現在のスロットで伝送可能なＳＰＳ構成として選択する。
ステップＳ５：グループのソート順通りに、各々のグループには、既に伝送可能であると確定されたＳＰＳ構成に対応するＳＬＩＶと重複しないＳＬＩＶが存在するかどうかを順次に判断し、もし存在すれば、ステップＳ６に進み、そうでなければ、現在のグループにおける全てのＳＬＩＶに対応するＳＰＳ構成が現在のスロットで伝送不能なものであると見なす。
ステップＳ６：現在のグループにおける既に伝送可能であると確定されたＳＰＳ構成に対応するＳＬＩＶと重複しないＳＬＩＶに対応するＳＰＳのうち、ｉｎｄｅｘの最も小さいＳＰＳ構成を、確定された現在のスロットで伝送可能なＳＰＳ構成として選択し、ステップＳ５に戻り、全てのグループの判断が完了するまで続けると、現在のスロットにおける全ての伝送可能なＳＰＳ構成が得られる。

また、ＳＰＳ ＰＤＳＣＨフィードバック情報のみが含まれるＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブック又は動的コードブックについては、もし構成されたＰＤＳＣＨとＨＡＲＱ－ＡＣＫとの間のフィードバックスロット間隔（Ｋ１）に基づいて、対応するＰＤＳＣＨ伝送スロットに複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの重複が存在し、且つ何れか１つのＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＫ１が現在のコードブックでのフィードバックを指示していることを確定した場合、前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの重複が存在するスロットについて、次に挙げられる方式でＳＰＳ ＰＤＳＣＨ伝送に対してフィードバック情報を生成する。
方式ａ：複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、伝送可能であると確定された一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバック情報を生成する。具体的に、複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、伝送可能な一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定する方法は、上記方式と同じであり、ここで繰り返して述べない。
方式ｂ：複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、伝送可能であると確定された一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨであって、Ｋ１の指示に基づいて現在のコードブックでのフィードバックを確定されたＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対して、フィードバック情報を生成する。具体的に、複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、伝送可能な一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定する方法は、上記と同じであり、ここで繰り返して述べない。

以上、端末側から本開示ついて説明した。以下、ネットワーク側から更に説明する。

図５を参照して、本開示の実施例による情報送信方法は、基地局に適用される場合、以下のステップ５１～５２を含む。

ステップ５１は、端末用に複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを構成しており、且つ複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置の重複が第一スロットに存在する場合、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定することである。

ここで、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨには、前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、ＳＰＳ構成番号の最も小さいＳＰＳ ＰＤＳＣＨが少なくとも含まれてもよい。前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置は、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＬＩＶに従って確定されてもよい。

ステップ５２は、前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨについて、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみを前記端末に送信することである。

以上のステップにより、本開示の実施例は、基地局側及び端末側の何れでも、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの中から、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定し、次に前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨをそれぞれ送信又は受信することができるため、ＳＰＳ ＰＤＳＣＨが重複する際の伝送性能を保証できる。

類似的に、基地局側でも、基地局は、以下の２つの確定方式で、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定してもよい。

１つ目の確定方式：
Ａ１）前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするか、又は前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、準静的に構成された上りリンクシンボルと衝突しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするとともに、空の第二集合を１つ初期化する。
Ａ２）前記第一集合の中からＳＰＳ構成番号の最も小さい第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定して前記第二集合に追加し、前記第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除するとともに、前記第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置と重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除して、更新後の前記第一集合を得るというステップを、時間領域位置の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記第一集合に存在しなくなるまで繰り返して実行する。
Ａ３）前記第一集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第二集合に追加して、前記第二集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとする。

２つ目の確定方式：
Ｂ１）前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするか、又は前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、準静的に構成された上りリンクシンボルと衝突しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするとともに、空の第三集合を１つ初期化する。
Ｂ２）前記第一集合の中から終了シンボル位置の最も早い第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定し、前記第一集合における開始シンボル位置が前記第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの終了シンボル位置よりも早いＳＰＳ ＰＤＳＣＨを１つのグループに分けるとともに、当該グループにおけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除して、更新後の前記第一集合を得るというステップを、時間領域位置の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記第一集合に存在しなくなるまで繰り返して実行する。
Ｂ３）前記第一集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを１つのグループに分けるとともに、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さいものの昇順で、各々のグループをソートする。
Ｂ４）各々のグループのソート順通りに、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さい候補ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを順次に前記第三集合に追加し、前記候補ＳＰＳ ＰＤＳＣＨが、前記第三集合における現在のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの何れとも時間領域位置の重複が存在しない前記グループにおけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨである。
Ｂ５）前記第三集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとする。

本開示の少なくとも１つの実施例によれば、基地局は、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを送信した後、前記端末から前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対して送信されたＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を受信してもよい。具体的に、図６に示すように、上記ステップ５２の後に、上記方法は、以下のステップ５３～５４を更に含む。

ステップ５３は、前記基地局が、前記端末からフィードバックスロットで前記第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックが行われることを確定すると、前記第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに従って、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を確定することである。

ここで、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を確定するとは、前記端末から第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報内でどれらのＳＰＳ ＰＤＳＣＨのフィードバック情報がフィードバックされるかを確定することを指す。

また、前記基地局は、前記端末から前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックが行われるかどうかを以下の方式で確定してもよく、当該方式は、以下のＣ１～Ｃ３の通りである。
Ｃ１）前記端末用に構成されたＰＤＳＣＨとＨＡＲＱ－ＡＣＫとの間のフィードバックスロット間隔集合（Ｋ１ ｓｅｔ）に従って、前記フィードバックスロットに対応する候補スロットを確定する。
Ｃ２）前記フィードバックスロットでのフィードバックを必要とされるＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記候補スロットに少なくとも１つ存在するかどうかに従って、前記候補スロットの中から、フィードバックスロットでのＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを必要とされるターゲットスロットを選択する。例えば、各々の候補スロットをポーリングし、現在ポーリングされている候補スロットには、前記フィードバックスロットでのフィードバックを必要とされるＳＰＳ ＰＤＳＣＨが少なくとも１つ存在する場合、当該候補スロットを前記ターゲットスロットとして選択し、こういったことを全ての候補スロットがポーリングされるまで続ける。
Ｃ３）前記第一スロットが前記ターゲットスロットに属するかどうかに従って、前記端末から前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックが行われるかどうかを確定することである。例えば、もし前記第一スロットが前記ターゲットスロットに属するものであれば、前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを行う必要があると確定され、逆に、もし前記第一スロットが前記ターゲットスロットに属しないものであれば、前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを行う必要がないと確定される。

ステップ５４は、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報に従って、前記端末から前記フィードバックスロットで送信されたＨＡＲＱコードブックを受信することである。

以上の方式により、本開示の実施例は、基地局側及び端末側の何れでも、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの中から、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定し、次に前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに従ってＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報をそれぞれ送信又は受信することができるため、ＳＰＳ ＰＤＳＣＨが重複する際のフィードバック性能を保証できる。

本開示のいくつかの実施例によれば、上記ステップ５３において、前記第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに従って、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を確定することは、具体的に、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、各々のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのフィードバック情報を、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報として確定することであってもよい。

本開示の別のいくつかの実施例によれば、上記ステップ５３において、前記第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに従って、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を確定することは、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対応するＰＤＳＣＨとＨＡＲＱ－ＡＣＫとの間のフィードバックスロット間隔（Ｋ１）に従って、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの中から、前記フィードバックスロットでのフィードバックを必要とされるターゲットＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定し、前記ターゲットＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、各々のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのフィードバック情報を、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報として確定することであってもよい。

また、前記第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの確定方式については、上記の記載を参照でき、ここで繰り返して述べない。無論、上記で確定された前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨをそのまま使用してもよい。

以上、本開示の実施例に係る情報受信又は送信方法について、端末側及びネットワーク側の両方での実現を説明した。本開示に対する理解を助けるためには、以下、図面を参照して、本開示の実施例に係る情報受信又は送信方法を適用したいくつかの例を掲げる。

例１：
図７及び図８は、１つのスロットにそれぞれＳＰＳ構成１～４のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとなる４つのアクティブなＳＰＳ ＰＤＳＣＨ伝送が存在する例を与えており、これら４つのＳＰＳ ＰＤＳＣＨには、時間領域での重複が存在する。例えば、図７において、ＳＰＳ構成１のＳＰＳ ＰＤＳＣＨは、ＳＰＳ構成２～３のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの何れとも時間領域での重複が存在し、ＳＰＳ構成３のＳＰＳ ＰＤＳＣＨは、ＳＰＳ構成４のＳＰＳ ＰＤＳＣＨと時間領域での重複が存在する。図８において、ＳＰＳ構成２のＳＰＳ ＰＤＳＣＨは、ＳＰＳ構成１、３及び４のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの何れとも時間領域での重複が存在し、ＳＰＳ構成４のＳＰＳ ＰＤＳＣＨは、ＳＰＳ構成１のＳＰＳ ＰＤＳＣＨと時間領域での重複が存在する。

図７及び図８に対して、複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、伝送可能な一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定する手順は、以下の通りである。
方式一：
図７における重複の場合については、４つのＳＰＳ ＰＤＳＣＨ構成に対応するＳＬＩＶを集合Ｑとし、ＳＰＳ構成１に対応するＳＬＩＶと重複するＳＬＩＶが、ＳＰＳ構成２及びＳＰＳ構成３に対応するＳＬＩＶであると確定し、ＳＰＳ構成１に対応するＳＬＩＶを集合Ｙに追加し、ＳＰＳ構成１、ＳＰＳ構成２及びＳＰＳ構成３に対応するＳＬＩＶをＱから除外し、すると、Ｑには、ＳＰＳ構成４に対応するＳＬＩＶが残されるため、重複するＳＰＳ構成がなくなる。次に、ＱにおけるＳＰＳ構成４に対応するＳＬＩＶを集合Ｙに追加すると、得られたＹには、ＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成４に対応するＳＬＩＶが含まれるため、当該スロットでは、ＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成４に対応するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが伝送可能であると確定される。
図８における重複の場合については、４つのＳＰＳ ＰＤＳＣＨ構成に対応するＳＬＩＶを集合Ｑとし、ＳＰＳ構成１に対応するＳＬＩＶと重複するＳＬＩＶが、ＳＰＳ構成２及びＳＰＳ構成４に対応するＳＬＩＶであると確定し、ＳＰＳ構成１に対応するＳＬＩＶを集合Ｙに追加し、ＳＰＳ構成１、ＳＰＳ構成２及びＳＰＳ構成４に対応するＳＬＩＶをＱから除外し、すると、Ｑには、ＳＰＳ構成３に対応するＳＬＩＶが残され、重複するＳＰＳ構成がなくなり、ＳＰＳ構成３に対応するＳＬＩＶを集合Ｙに追加すると、得られたＹには、ＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成３に対応するＳＬＩＶが含まれるため、当該スロットでは、ＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成３に対応するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが伝送であると確定される。

方式二：
図７における重複の場合については、４つのＳＰＳ ＰＤＳＣＨ構成に対応するＳＬＩＶを集合Ｑとし、ＱにおけるＳＬＩＶを複数のグループに分ける。そのうち、終了シンボル位置の最も早いＳＬＩＶであるＳＰＳ構成２のＳＬＩＶをリソースＡとし、開始シンボル位置がリソースＡの終了位置よりも早いＳＬＩＶにＳＰＳ構成２及びＳＰＳ構成１のＳＬＩＶが含まれるため、ＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成２のＳＬＩＶが１つのグループとされ、ＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成２のＳＬＩＶをＱから除外すると、Ｑにおける残りのＳＬＩＶがＳＰＳ構成３及びＳＰＳ構成４のＳＬＩＶとなり、その中から終了シンボル位置の最も早いＳＬＩＶであるＳＰＳ構成３のＳＬＩＶをリソースＡとして選択すると、開始シンボル位置がリソースＡの終了位置よりも早いＳＬＩＶにＳＰＳ構成３及びＳＰＳ構成４のＳＬＩＶが含まれるため、ＳＰＳ構成３及びＳＰＳ構成４のＳＬＩＶが１つのグループとされる。こうして、２つのＳＬＩＶグループが得られ、一方のグループには、ＳＰＳ構成１及び２のＳＬＩＶが含まれ、他方のグループには、ＳＰＳ構成３及び４のＳＬＩＶが含まれ、次に、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さいＳＬＩＶのＳＰＳ構成番号のソート順に基づいてこれらのグループをソートすると、第１グループは、ＳＰＳ構成１及び２のＳＬＩＶを含むものとなり、第２グループは、ＳＰＳ構成３及び４のＳＬＩＶを含むものとなる。次に、第１グループでは、ＳＰＳ構成１が伝送可能であると確定されるのに対して、第２グループでは、ＳＰＳ構成３のＳＬＩＶがＳＰＳ構成１のＳＬＩＶと重複し、ＳＰＳ構成４のＳＬＩＶがＳＰＳ構成１のＳＬＩＶと重複しないことで、第２グループでは、ＳＰＳ構成４が伝送可能であると確定され、最終的に、現在のスロットでは、ＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成４に対応するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが、伝送可能なものとして得られる。
図８における重複の場合については、４つのＳＰＳ ＰＤＳＣＨ構成に対応するＳＬＩＶを集合Ｑとし、ＱにおけるＳＬＩＶを複数のグループに分ける。そのうち、終了シンボル位置の最も早いＳＬＩＶであるＳＰＳ構成３のＳＬＩＶをリソースＡとし、開始シンボル位置がリソースＡの終了位置よりも早いＳＬＩＶにＳＰＳ構成３及びＳＰＳ構成２のＳＬＩＶが含まれるため、ＳＰＳ構成３及びＳＰＳ構成２のＳＬＩＶが１つのグループとされ、ＳＰＳ構成３及びＳＰＳ構成２のＳＬＩＶをＱから除外すると、Ｑにおける残りのＳＬＩＶがＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成４のＳＬＩＶとなり、その中から終了シンボル位置の最も早いＳＬＩＶであるＳＰＳ構成１のＳＬＩＶをリソースＡとし、開始シンボル位置がリソースＡの終了位置よりも早いＳＬＩＶにＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成４のＳＬＩＶが含まれるため、ＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成４のＳＬＩＶが１つのグループとされる。こうして、２つのＳＬＩＶグループが得られ、一方のグループには、ＳＰＳ構成３及び２のＳＬＩＶが含まれ、他方のグループには、ＳＰＳ構成１及び４のＳＬＩＶが含まれ、次に、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さいＳＬＩＶのＳＰＳ構成番号のソート順に基づいてこれらのグループをソートすると、第１グループは、ＳＰＳ構成１及び４のＳＬＩＶを含むものとなり、第２グループは、ＳＰＳ構成２及び３のＳＬＩＶを含むものとなる。第１グループでは、ＳＰＳ構成１が伝送可能であると確定されるのに対して、第２グループでは、ＳＰＳ構成２のＳＬＩＶがＳＰＳ構成１のＳＬＩＶと重複し、ＳＰＳ構成３のＳＬＩＶがＳＰＳ構成１のＳＬＩＶと重複しないことで、第２グループでは、ＳＰＳ構成３が伝送可能であると確定され、最終的に、現在のスロットでは、ＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成３に対応するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが、伝送可能なものとして得られる。

例２：
図９に示すように、スロットｎには、異なるＳＰＳ構成に対応する４つの重複のＳＰＳ ＰＤＳＣＨ伝送が存在する。そのうち、ＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成２に対応するＫ１値が２であり、ＳＰＳ構成３及びＳＰＳ構成４に対応するＫ１値が３であり、現在構成されているＫ１集合（Ｋ１ ｓｅｔ）に２及び３が含まれると仮定すると、スロットｎ＋２及びスロットｎ＋３について、ＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを生成する手順は、以下の通りとなる。

１）スロットｎ＋２で伝送されるＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックについて
ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ伝送のフィードバック情報のみが存在すると仮定し、ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを確定する際、先ず、構成されたＫ１集合に対応するＰＤＳＣＨ伝送スロットには、Ｋ１の指示に基づいて現在のスロットでのフィードバックを必要とされるＳＰＳ ＰＤＳＣＨが存在するかどうかを判断する必要があり、Ｋ１集合に２及び３が含まれ、即ちスロットｎ＋２に対応するＰＤＳＣＨ伝送スロットがスロットｎ－１及びスロットｎとなり、スロットｎ－１には、スロットｎ＋２でのフィードバックを必要とされるＳＰＳ ＰＤＳＣＨが存在せず、スロットｎに複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨがあり、その中のＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成２のＳＰＳ ＰＤＳＣＨがスロットｎ＋２でのフィードバックを必要とされるため、スロットｎ＋２で伝送されるＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックコードブック内で如何にスロットｎに対してフィードバック情報を生成するかを考慮する必要がある。
Ａ）１つの方式としては、複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、伝送可能であると確定された一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対して、フィードバック情報を生成することであり、実施例１における場合（ｂ）についての分析に基づいて分かるように、伝送可能なＳＰＳ ＰＤＳＣＨ伝送は、ＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成３となり、そのため、スロットｎ＋２で伝送されるＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックコードブック内では、スロットｎにおけるＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成３のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの両方に対してフィードバックが行われ、即ち２ビットのフィードバック情報が生成される。
Ｂ）別の１つの方式としては、複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、伝送可能であると確定された一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨであって、Ｋ１の指示に基づいて現在のコードブックでのフィードバックを確定されたＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対して、フィードバック情報を生成することであり、実施例１における場合（ｂ）についての分析に基づいて分かるように、伝送可能なＳＰＳ ＰＤＳＣＨ伝送は、ＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成３となるが、ＳＰＳ構成３のＫ１がスロットｎ＋３でのフィードバックを指示しており、ＳＰＳ構成１のＫ１がスロットｎ＋２でのフィードバックを指示しており、そのため、スロットｎ＋２で伝送されるＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックコードブック内で、スロットｎにおけるＳＰＳ構成１のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみに対してフィードバックが行われ、即ち１ビットのフィードバック情報が生成される。

２）スロットｎ＋３で伝送されるＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックについて
ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ伝送のフィードバック情報のみが存在すると仮定し、ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを確定する際、先ず、構成されたＫ１集合に対応するＰＤＳＣＨ伝送スロットには、Ｋ１の指示に基づいて現在のスロットでのフィードバックを必要とされるＳＰＳ ＰＤＳＣＨが存在するかどうかを判断する必要があり、Ｋ１集合に２及び３が含まれ、即ちスロットｎ＋３に対応するＰＤＳＣＨ伝送スロットがスロットｎ及びスロットｎ＋１となり、スロットｎに複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨがあり、その中のＳＰＳ構成３及びＳＰＳ構成４のＳＰＳ ＰＤＳＣＨがスロットｎ＋３でのフィードバックを必要とされ、スロットｎ＋１におけるＳＰＳ構成２及びＳＰＳ構成５のＳＰＳ ＰＤＳＣＨがスロットｎ＋３でのフィードバックを必要とされるため、スロットｎ＋３で伝送されるＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックコードブック内で如何にスロットｎ及びスロットｎ＋１に対してフィードバック情報を生成するかを考慮する必要がある。
Ａ）１つの方式としては、複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、伝送可能であると確定された一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対して、フィードバック情報を生成することであり、実施例１における場合（ｂ）についての分析に基づいて分かるように、スロットｎで伝送可能なＳＰＳ ＰＤＳＣＨ伝送は、ＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成３となり、そのため、スロットｎ＋３で伝送されるＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックコードブック内では、スロットｎにおけるＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成３のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの両方に対してフィードバックが行われ、即ち２ビットのフィードバック情報が生成される。スロットｎ＋１で伝送可能なＳＰＳ ＰＤＳＣＨ伝送は、ＳＰＳ構成５及びＳＰＳ構成１となるため、スロットｎ＋３で伝送されるＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックコードブック内では、スロットｎ＋１におけるＳＰＳ構成５及びＳＰＳ構成１のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの両方に対してフィードバックが行われ、即ち２ビットのフィードバック情報が生成される。スロットｎ＋３のＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックコードブックには、合計として４ビットのフィードバック情報が含まれる。
Ｂ）別の１つの方式としては、複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、伝送可能であると確定された一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨであって、Ｋ１の指示に基づいて現在のコードブックでのフィードバックを確定されたＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対して、フィードバック情報を生成することであり、実施例１における場合（ｂ）についての分析に基づいて分かるように、スロットｎで伝送可能なＳＰＳ ＰＤＳＣＨ伝送は、ＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成３となるが、ＳＰＳ構成３のＫ１がスロットｎ＋３でのフィードバックを指示しており、ＳＰＳ構成１のＫ１がスロットｎ＋２でのフィードバックを指示しており、そのため、スロットｎ＋３で伝送されるＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックコードブック内では、スロットｎにおけるＳＰＳ構成３のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみに対してフィードバックが行われ、即ち１ビットのフィードバック情報が生成される。スロットｎ＋１で伝送可能なＳＰＳ ＰＤＳＣＨ伝送は、ＳＰＳ構成５及びＳＰＳ構成２となり、且つ何れもスロットｎ＋３でのフィードバックとされており、そのため、スロットｎ＋３で伝送されるＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックコードブック内では、スロットｎ＋１におけるＳＰＳ構成５及びＳＰＳ構成２のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの両方に対してフィードバックが行われ、即ち２ビットのフィードバック情報が生成される。スロットｎ＋３のＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックコードブックには、合計として３ビットのフィードバック情報が含まれる。

以上、本開示の実施例に係る様々な方法を紹介した。以下、上記方法を実施する装置を更に掲げる。

図１０を参照して、本開示の実施例は、端末に適用可能な情報受信装置１００を提供しており、図１０に示すように、当該情報受信装置１００は、
前記端末用に複数の準静的物理下りリンク共有チャネル（ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ）が構成されており、且つ複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置の重複が第一スロットに存在する場合、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定するための確定モジュール１０１と、
前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨについて、端末がその中の前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみをデコードするための受信モジュール１０２とを含む。

選択的に、上記情報受信装置は、図示していないモジュールとして、
前記端末が動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを使用するように構成されるか、又は、前記端末のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックにＳＰＳ ＰＤＳＣＨフィードバック情報のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのみが含まれる場合、前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを行うことを確定すると、前記第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに従って、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を生成するための生成モジュールと、
前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報が含まれるＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを前記フィードバックスロットで送信するための送信モジュールとを更に含む。

選択的に、前記生成モジュールは、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、各々のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対して、ＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を生成すること、又は、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対応するＰＤＳＣＨとＨＡＲＱ－ＡＣＫとの間のフィードバックスロット間隔（Ｋ１）に従って、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの中から、前記フィードバックスロットでのフィードバックを必要とされるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定し、確定された各々のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対して、ＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を生成することに更に用いられる。

選択的に、上記情報受信装置は、図示していないモジュールとして、
前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを行うかどうかを以下の方式で確定するためのフィードバック確定モジュールであって、当該方式は、
前記端末用に構成されたＰＤＳＣＨとＨＡＲＱ－ＡＣＫとの間のフィードバックスロット間隔集合（Ｋ１ ｓｅｔ）に従って、前記フィードバックスロットに対応する候補スロットを確定し、
前記フィードバックスロットでのフィードバックを必要とされるＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記候補スロットに少なくとも１つ存在するかどうかに従って、前記候補スロットの中から、フィードバックスロットでのＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを必要とされるターゲットスロットを選択し、
前記第一スロットが前記ターゲットスロットに属するかどうかに従って、前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを行うかどうかを確定することであるフィードバック確定モジュールを更に含む。

選択的に、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨには、前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、ＳＰＳ構成番号の最も小さいＳＰＳ ＰＤＳＣＨが少なくとも含まれる。

選択的に、前記確定モジュール１０１は、
前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするか、又は前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、準静的に構成された上りリンクシンボルと衝突しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするとともに、空の第二集合を１つ初期化することと、
前記第一集合の中からＳＰＳ構成番号の最も小さい第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定して前記第二集合に追加し、前記第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除するとともに、前記第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置と重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除して、更新後の前記第一集合を得るというステップを、時間領域位置の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記第一集合に存在しなくなるまで繰り返して実行することと、
前記第一集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第二集合に追加して、前記第二集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとすることとに更に用いられる。

選択的に、前記確定モジュール１０１は、
前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするか、又は前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、準静的に構成された上りリンクシンボルと衝突しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするとともに、空の第三集合を１つ初期化することと、
前記第一集合の中から終了シンボル位置の最も早い第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定し、前記第一集合における開始シンボル位置が前記第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの終了シンボル位置よりも早いＳＰＳ ＰＤＳＣＨを１つのグループに分けるとともに、当該グループにおけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除して、更新後の前記第一集合を得るというステップを、時間領域位置の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記第一集合に存在しなくなるまで繰り返して実行することと、
前記第一集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを１つのグループに分けるとともに、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さいものの昇順で、各々のグループをソートすることと、
各々のグループのソート順通りに、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さい候補ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを順次に前記第三集合に追加し、前記候補ＳＰＳ ＰＤＳＣＨが、前記第三集合における現在のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの何れとも時間領域位置の重複が存在しない前記グループにおけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨであることと、
前記第三集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとすることとに更に用いられる。

選択的に、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置は、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの開始シンボル及びシンボル長指示値（ＳＬＩＶ）に従って確定されたものである。

図１１を参照して、同図は、本開示の実施例による端末の構造模式図であり、当該端末１１００は、プロセッサ１１０１と、送受信機１１０２と、メモリ１１０３と、ユーザインターフェース１１０４と、バスインターフェースとを含む。

本開示の実施例において、端末１１００は、メモリ１１０３に記憶されてプロセッサ１１０１上で動作可能なプログラムを更に含む。

前記プロセッサ１１０１によって前記プログラムが実行されると、
前記端末用に複数の準静的物理下りリンク共有チャネル（ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ）が構成されており、且つ複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置の重複が第一スロットに存在する場合、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定するステップと、
前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨについて、端末がその中の前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみをデコードするステップとが実現される。

理解できるように、本開示の実施例では、前記プログラムがプロセッサ１１０１によって実行されると、上記図３又は図４に示す情報受信方法の実施例の各手順を実現可能となるとともに、同じ技術的効果も達成できるが、重複を回避するために、ここで繰り返して述べない。

図１１において、バスアーキテクチャは、任意数量の相互接続されたバス及びブリッジを含んでもよく、具体的には、プロセッサ１１０１を代表とした１つ又は複数のプロセッサと、メモリ１１０３を代表としたメモリとの各種回路が繋げられている。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧レギュレータや電力管理回路等の様々な他の回路を互いに繋げることも可能であるが、これらは、当分野において公知されているため、本明細書において、さらなる説明をしない。バスインターフェースは、インターフェースを提供するものである。送受信機１１０２は、複数の素子であってもよく、即ち送信機及び受信機を含んでもよく、伝送媒体にて様々な他の装置と通信するための手段を提供するものである。様々なユーザ機器に対して、ユーザインターフェース１１０４は、必要なデバイスを外部又は内部で接続可能なインターフェースであってもよく、接続されるデバイスは、小型キーボード、ディスプレイ、スピーカ、マイク、ジョイスティック等を含むが、これらに限定されない。

プロセッサ１１０１は、バスアーキテクチャ及び一般的な処理の管理を担っており、メモリ１１０３は、プロセッサ１１０１の操作実行時に使用されるデータを記憶可能である。

説明すべきなのは、当該端末の実施例は、上記端末に適用される方法の実施例に１対１で対応する端末であり、上記方法の実施例における全ての実現形態は、当該端末の実施例に適用可能で、同一又は類似な技術的効果を達成することもできる。

本開示のいくつかの実施例では、プログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、当該プログラムがプロセッサによって実行されると、
前記端末用に複数の準静的物理下りリンク共有チャネル（ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ）が構成されており、且つ複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置の重複が第一スロットに存在する場合、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定するステップと、
前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨについて、端末がその中の前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみをデコードするステップとが実現される、コンピュータ読取可能な記憶媒体を更に提供している。

当該プログラムがプロセッサによって実行されると、上記端末側に適用される情報受信方法における全ての実現形態を実現可能となるとともに、同じ技術的効果も達成できるが、重複を回避するために、ここで繰り返して述べない。

本開示の実施例は、図１２に示すように、基地局に適用可能な情報送信装置を提供している。図１２を参照して、本開示の実施例による情報送信装置１２０は、
端末用に複数の準静的物理下りリンク共有チャネル（ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ）を構成しており、且つ複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置の重複が第一スロットに存在する場合、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定するための第一確定モジュール１２１と、
前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨについて、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみを前記端末に送信するための送信モジュール１２２とを含む。

選択的に、上記情報送信装置は、図示していないモジュールとして、
前記端末が動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを使用するように構成されるか、又は、前記端末のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックにＳＰＳ ＰＤＳＣＨフィードバック情報のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのみが含まれる場合、前記端末から前記第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックが行われることを確定すると、前記第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに従って、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を確定するための第二確定モジュールと、
前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報に従って、前記端末から前記フィードバックスロットで送信されたＨＡＲＱコードブックを受信するための受信モジュールとを更に含む。

選択的に、前記第二確定モジュールは、
前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、各々のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのフィードバック情報を、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報として確定することと、
又は、
前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対応するＰＤＳＣＨとＨＡＲＱ－ＡＣＫとの間のフィードバックスロット間隔（Ｋ１）に従って、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの中から、前記フィードバックスロットでのフィードバックを必要とされるターゲットＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定し、前記ターゲットＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、各々のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのフィードバック情報を、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報として確定することに更に用いられる。

選択的に、上記情報送信装置は、図示していないモジュールとして、
前記端末から前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックが行われるかどうかを以下の方式で確定するためのフィードバック確定モジュールであって、当該方式は、
前記端末用に構成されたＰＤＳＣＨとＨＡＲＱ－ＡＣＫとの間のフィードバックスロット間隔集合（Ｋ１ ｓｅｔ）に従って、前記フィードバックスロットに対応する候補スロットを確定し、
前記フィードバックスロットでのフィードバックを必要とされるＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記候補スロットに少なくとも１つ存在するかどうかに従って、前記候補スロットの中から、フィードバックスロットでのＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを必要とされるターゲットスロットを選択し、
前記第一スロットが前記ターゲットスロットに属するかどうかに従って、前記端末から前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックが行われるかどうかを確定することであるフィードバック確定モジュールを更に含む。

選択的に、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨには、前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、ＳＰＳ構成番号の最も小さいＳＰＳ ＰＤＳＣＨが少なくとも含まれる。

選択的に、前記第一確定モジュール１２１は、
前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするか、又は前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、準静的に構成された上りリンクシンボルと衝突しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするとともに、空の第二集合を１つ初期化することと、
前記第一集合の中からＳＰＳ構成番号の最も小さい第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定して前記第二集合に追加し、前記第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除するとともに、前記第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置と重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除して、更新後の前記第一集合を得るというステップを、時間領域位置の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記第一集合に存在しなくなるまで繰り返して実行することと、
前記第一集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第二集合に追加して、前記第二集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとすることとに更に用いられる。

選択的に、前記第一確定モジュール１２１は、
前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするか、又は前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、準静的に構成された上りリンクシンボルと衝突しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするとともに、空の第三集合を１つ初期化することと、
前記第一集合の中から終了シンボル位置の最も早い第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定し、前記第一集合における開始シンボル位置が前記第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの終了シンボル位置よりも早いＳＰＳ ＰＤＳＣＨを１つのグループに分けるとともに、当該グループにおけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除して、更新後の前記第一集合を得るというステップを、時間領域位置の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記第一集合に存在しなくなるまで繰り返して実行することと、
前記第一集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを１つのグループに分けるとともに、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さいものの昇順で、各々のグループをソートすることと、
各々のグループのソート順通りに、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さい候補ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを順次に前記第三集合に追加し、前記候補ＳＰＳ ＰＤＳＣＨが、前記第三集合における現在のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの何れとも時間領域位置の重複が存在しない前記グループにおけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨであることと、
前記第三集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとすることとに更に用いられる。

選択的に、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置は、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの開始シンボル及びシンボル長指示値（ＳＬＩＶ）に従って確定されたものである。

図１３の構造模式図を参照して、本開示の実施例は、プロセッサ１３０１と、送受信機１３０２と、メモリ１３０３と、バスインターフェースとを含む基地局１３００を提供しており、
本開示の実施例において、基地局１３００は、メモリ１３０３に記憶されてプロセッサ１３０１上で動作可能なプログラムを更に含み、前記プログラムがプロセッサ１３０１によって実行されると、
端末用に複数の準静的物理下りリンク共有チャネル（ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ）を構成しており、且つ複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置の重複が第一スロットに存在する場合、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定するステップと、
前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨについて、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみを前記端末に送信するステップとが実現される。

理解できるように、本開示の実施例では、前記プログラムがプロセッサ１３０１によって実行されると、上記図５又は図６に示す情報送信方法の実施例の各手順を実現可能となるとともに、同じ技術的効果も達成できるが、重複を回避するために、ここで繰り返して述べない。

図１３において、バスアーキテクチャは、任意数量の相互接続されたバス及びブリッジを含んでもよく、具体的には、プロセッサ１３０１を代表とした１つ又は複数のプロセッサと、メモリ１３０３を代表としたメモリとの各種回路が繋げられている。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧レギュレータや電力管理回路等の様々な他の回路を互いに繋げることも可能であるが、これらは、当分野において公知されているため、本明細書において、さらなる説明をしない。バスインターフェースは、インターフェースを提供するものである。送受信機１３０２は、複数の素子であってもよく、即ち送信機及び受信機を含んでもよく、伝送媒体にて様々な他の装置と通信するための手段を提供するものである。

プロセッサ１３０１は、バスアーキテクチャ及び一般的な処理の管理を担っており、メモリ１３０３は、プロセッサ１３０１の操作実行時に使用されるデータを記憶可能である。

説明すべきなのは、当該基地局の実施例は、上記基地局に適用される方法の実施例に１対１で対応する機器であり、上記方法の実施例における全ての実現形態は、当該基地局の実施例に適用可能で、同一又は類似な技術的効果を達成することもできる。

本開示のいくつかの実施例では、プログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、当該プログラムがプロセッサによって実行されると、
端末用に複数の準静的物理下りリンク共有チャネル（ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ）を構成しており、且つ複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置の重複が第一スロットに存在する場合、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定するステップと、
前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨについて、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみを前記端末に送信するステップとが実現される、コンピュータ読取可能な記憶媒体を更に提供している。

当該プログラムがプロセッサによって実行されると、上記基地局に適用される情報送信方法における全ての実現形態を実現可能となるとともに、同じ技術的効果も達成できるが、重複を回避するために、ここで繰り返して述べない。

当業者であれば、本明細書に開示の実施例と併せて説明した各例におけるユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせによって実装できることに気づき得る。これらの機能がハードウェアによって実装されるか、それともソフトウェアによって実装されるかは、技術案の特定適用及び設計制約要件に依存する。当業者は、特定の適用ごとに、説明した機能を実装するために異なる方法を使用し得るが、このような実装形態は、本開示の範囲外と見なされるべきではない。

説明の便宜及び簡潔のために、上記で説明されたシステム、装置及びユニットの具体的な作業手順については、上記方法の実施例における対応する手順を参照でき、ここでは、繰り返して述べないことを当業者には明確に理解されよう。

本開示による実施例において、開示された装置及び方法が他の方式で実装され得ることを理解されたい。例えば、上記で説明した装置の実施例は、例示的なものに過ぎない。例えば、前記ユニットの分割は、論理機能での分割に過ぎず、実際の実現のとき、他の分割方式もあり得る。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、別のシステムに組み合わされるか、或いは統合されてもよいし、いくつかの特徴が無視されるか、或いは実装されなくてもよい。さらに、掲示又は説明した相互結合、直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェースを用いて実装されてもよい。装置間又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電子的な形態、機械的な形態、又は他の形態であってもよい。

別個の部品として説明したユニットは、物理的に分離されていても、そうでなくてもよく、ユニットとして掲示した部品は、物理的なユニットであっても、そうでなくてもよく、同じ場所に位置してもよいし、複数のネットワークユニットに分散されてもよい。本実施例に係る技術案の目的を達成するために、実際のニーズに応じて、一部又は全てのユニットを選択すればよい。

また、本開示の各実施例における各機能ユニットは、１つの処理ユニットに統合されてもよいし、各ユニットは、物理的に単独で存在してもよく、更に、２つ以上のユニットは、１つのユニットに統合されてもよい。

上記機能は、ソフトウェア機能ユニットの形で実装され、独立した製品として販売又は使用される場合、コンピュータ読取可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本開示の技術案の本質的部分、又は関連技術に対する貢献をもたらす部分は、ソフトウェア製品の形で具現化することができる。当該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本開示の各実施例に記載の方法における全て又は一部のステップを、コンピュータ機器（パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器であり得る）に実行させるためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、ＵＳＢフラッシュドライブ、ポータブルハードディスク、ＲＯＭ、ＲＡＭ、磁気ディスク、又は光ディスクなどのプログラムコードを記憶できるあらゆる媒体を含む。

上述したのは、本開示の具体的な実施形態に過ぎず、本開示の保護範囲は、これに限定されない。当業者であれば、本開示に記載の技術的範囲内で、変形や置換を容易に想到できるが、これらの変形や置換は、全て本開示の保護範囲内とされるべきである。したがって、本開示の保護範囲は、添付された特許請求の範囲に準じるべきである。

端末（ＵＥ）は、準静的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを使用するように構成された場合、先ず、ＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックタイムシーケンス（Ｋ１）、準静的なスロット構造（もし構成されていれば）、及び物理下りリンク共有チャネル（ＰＤＳＣＨ、Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｓｈａｒｅｄ ＣＨａｎｎｅｌ）候補時間領域リソース割り当て情報に従って、各々のキャリアｃ上における同一スロットｎ内に対応してＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックが行われるＰＤＳＣＨ位置集合Ｍ_Ａ，ｃを確定する。次に、Ｍ_Ａ，ｃに従って、ＰＤＳＣＨ位置集合内で受信されたＰＤＳＣＨのＨＡＲＱ－ＡＣＫをＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックシーケンス内の対応する位置にマッピングすることで、スロットｎ内で伝送されたＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを得る。具体的に、端末は、先ず、上位層シグナリングによって構成されたＨＡＲＱフィードバックタイムシーケンスに基づいて、キャリア上における１つの上りリンクスロット内でフィードバックする必要のある下りリンクスロットの数を確定し、次にこれらの下りリンクスロットにおいて、ＰＤＳＣＨ候補時間領域リソース割り当て情報に従って、各々の下りリンクスロットで伝送可能となるＰＤＳＣＨの最大数を確定する。もし準静的なスロット構造が構成されていれば、当該スロット構造に基づいて、ＰＤＳＣＨ伝送条件を満たさない候補ＰＤＳＣＨを取り除く必要がある。キャリアアグリゲーションが存在する場合、各々のキャリア上におけるＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、それぞれ上記手順通りに確定される必要があり、最後に、異なるキャリアのＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックをキャリアの順序でカスケード接続すれば、最終的なＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックが得られる。

関連技術では、複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨが重複する場合について、現行のプロトコルでは、端末がＳＰＳ構成番号の最も小さいＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみを復調することが規定されている。もし複数の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨには、ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの間に直接的な重複関係のないものが一部存在する場合、複数の重複しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを伝送可能であるかどうかは、未だに不明であり、複数の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、番号の最も小さいＳＰＳ ＰＤＳＣＨ以外の他の重複しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを如何にして処理するかを確定する具体的な態様もない。

２つ目の確定方式：
ｂ１）前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするか、又は前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、準静的に構成された上りリンクシンボルと衝突しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするとともに、空の第三集合を１つ初期化する。
ｂ２）前記第一集合の中から終了シンボル位置の最も早い第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定し、前記第一集合における開始シンボル位置が前記第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの終了シンボル位置よりも早いＳＰＳ ＰＤＳＣＨ（前記第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを含む）を１つのグループに分けるとともに、当該グループにおけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除して、更新後の前記第一集合を得るというステップを、時間領域位置の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記第一集合に存在しなくなるまで繰り返して実行する。
ｂ３）更新後の前記第一集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを１つのグループに分けるとともに、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さいものの昇順で、各々のグループをソートする。
ｂ４）各々のグループのソート順通りに、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さい候補ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを順次に前記第三集合に追加し、前記候補ＳＰＳ ＰＤＳＣＨが、前記第三集合における現在のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの何れとも時間領域位置の重複が存在しない前記グループにおけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨである。
ｂ５）前記第三集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとする。

２つ目の確定方式：
Ｂ１）前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするか、又は前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、準静的に構成された上りリンクシンボルと衝突しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするとともに、空の第三集合を１つ初期化する。
Ｂ２）前記第一集合の中から終了シンボル位置の最も早い第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定し、前記第一集合における開始シンボル位置が前記第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの終了シンボル位置よりも早いＳＰＳ ＰＤＳＣＨを１つのグループに分けるとともに、当該グループにおけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除して、更新後の前記第一集合を得るというステップを、時間領域位置の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記第一集合に存在しなくなるまで繰り返して実行する。
Ｂ３）前記更新後の第一集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを１つのグループに分けるとともに、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さいものの昇順で、各々のグループをソートする。
Ｂ４）各々のグループのソート順通りに、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さい候補ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを順次に前記第三集合に追加し、前記候補ＳＰＳ ＰＤＳＣＨが、前記第三集合における現在のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの何れとも時間領域位置の重複が存在しない前記グループにおけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨである。
Ｂ５）前記第三集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとする。

１）スロットｎ＋２で伝送されるＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックについて
ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ伝送のフィードバック情報のみが存在すると仮定し、ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを確定する際、先ず、構成されたＫ１集合に対応するＰＤＳＣＨ伝送スロットには、Ｋ１の指示に基づいて現在のスロットでのフィードバックを必要とされるＳＰＳ ＰＤＳＣＨが存在するかどうかを判断する必要があり、Ｋ１集合に２及び３が含まれ、即ちスロットｎ＋２に対応するＰＤＳＣＨ伝送スロットがスロットｎ－１及びスロットｎとなり、スロットｎ－１には、スロットｎ＋２でのフィードバックを必要とされるＳＰＳ ＰＤＳＣＨが存在せず、スロットｎに複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨがあり、その中のＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成２のＳＰＳ ＰＤＳＣＨがスロットｎ＋２でのフィードバックを必要とされるため、スロットｎ＋２で伝送されるＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックコードブック内で如何にスロットｎに対してフィードバック情報を生成するかを考慮する必要がある。
Ａ）１つの方式としては、複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、伝送可能であると確定された一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対して、フィードバック情報を生成することであり、例１における、図８の重複の場合についての分析に基づいて分かるように、伝送可能なＳＰＳ ＰＤＳＣＨ伝送は、ＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成３となり、そのため、スロットｎ＋２で伝送されるＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックコードブック内では、スロットｎにおけるＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成３のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの両方に対してフィードバックが行われ、即ち２ビットのフィードバック情報が生成される。
Ｂ）別の１つの方式としては、複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、伝送可能であると確定された一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨであって、Ｋ１の指示に基づいて現在のコードブックでのフィードバックを確定されたＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対して、フィードバック情報を生成することであり、例１における、図８の重複の場合についての分析に基づいて分かるように、伝送可能なＳＰＳ ＰＤＳＣＨ伝送は、ＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成３となるが、ＳＰＳ構成３のＫ１がスロットｎ＋３でのフィードバックを指示しており、ＳＰＳ構成１のＫ１がスロットｎ＋２でのフィードバックを指示しており、そのため、スロットｎ＋２で伝送されるＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックコードブック内で、スロットｎにおけるＳＰＳ構成１のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみに対してフィードバックが行われ、即ち１ビットのフィードバック情報が生成される。

２）スロットｎ＋３で伝送されるＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックについて
ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ伝送のフィードバック情報のみが存在すると仮定し、ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを確定する際、先ず、構成されたＫ１集合に対応するＰＤＳＣＨ伝送スロットには、Ｋ１の指示に基づいて現在のスロットでのフィードバックを必要とされるＳＰＳ ＰＤＳＣＨが存在するかどうかを判断する必要があり、Ｋ１集合に２及び３が含まれ、即ちスロットｎ＋３に対応するＰＤＳＣＨ伝送スロットがスロットｎ及びスロットｎ＋１となり、スロットｎに複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨがあり、その中のＳＰＳ構成３及びＳＰＳ構成４のＳＰＳ ＰＤＳＣＨがスロットｎ＋３でのフィードバックを必要とされ、スロットｎ＋１におけるＳＰＳ構成２及びＳＰＳ構成５のＳＰＳ ＰＤＳＣＨがスロットｎ＋３でのフィードバックを必要とされるため、スロットｎ＋３で伝送されるＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックコードブック内で如何にスロットｎ及びスロットｎ＋１に対してフィードバック情報を生成するかを考慮する必要がある。
Ａ）１つの方式としては、複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、伝送可能であると確定された一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対して、フィードバック情報を生成することであり、例１における、図８の重複の場合についての分析に基づいて分かるように、スロットｎで伝送可能なＳＰＳ ＰＤＳＣＨ伝送は、ＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成３となり、そのため、スロットｎ＋３で伝送されるＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックコードブック内では、スロットｎにおけるＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成３のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの両方に対してフィードバックが行われ、即ち２ビットのフィードバック情報が生成される。スロットｎ＋１で伝送可能なＳＰＳ ＰＤＳＣＨ伝送は、ＳＰＳ構成５及びＳＰＳ構成１となるため、スロットｎ＋３で伝送されるＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックコードブック内では、スロットｎ＋１におけるＳＰＳ構成５及びＳＰＳ構成１のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの両方に対してフィードバックが行われ、即ち２ビットのフィードバック情報が生成される。スロットｎ＋３のＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックコードブックには、合計として４ビットのフィードバック情報が含まれる。
Ｂ）別の１つの方式としては、複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、伝送可能であると確定された一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨであって、Ｋ１の指示に基づいて現在のコードブックでのフィードバックを確定されたＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対して、フィードバック情報を生成することであり、例１における、図８の重複の場合についての分析に基づいて分かるように、スロットｎで伝送可能なＳＰＳ ＰＤＳＣＨ伝送は、ＳＰＳ構成１及びＳＰＳ構成３となるが、ＳＰＳ構成３のＫ１がスロットｎ＋３でのフィードバックを指示しており、ＳＰＳ構成１のＫ１がスロットｎ＋２でのフィードバックを指示しており、そのため、スロットｎ＋３で伝送されるＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックコードブック内では、スロットｎにおけるＳＰＳ構成３のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみに対してフィードバックが行われ、即ち１ビットのフィードバック情報が生成される。スロットｎ＋１で伝送可能なＳＰＳ ＰＤＳＣＨ伝送は、ＳＰＳ構成５及びＳＰＳ構成２となり、且つ何れもスロットｎ＋３でのフィードバックとされており、そのため、スロットｎ＋３で伝送されるＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックコードブック内では、スロットｎ＋１におけるＳＰＳ構成５及びＳＰＳ構成２のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの両方に対してフィードバックが行われ、即ち２ビットのフィードバック情報が生成される。スロットｎ＋３のＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックコードブックには、合計として３ビットのフィードバック情報が含まれる。

Claims (27)

1. 端末に適用される情報受信方法であって、
   前記端末用に複数の準静的物理下りリンク共有チャネル（ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ）が構成されており、且つ複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置の重複が第一スロットに存在する場合、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定することと、
   前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨについて、端末がその中の前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみをデコードすることとを含む、情報受信方法。
2. 前記端末が動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを使用するように構成されるか、又は、前記端末のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックにＳＰＳ ＰＤＳＣＨフィードバック情報のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのみが含まれる場合、前記方法は、
   前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを行うことを確定すると、前記第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに従って、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を生成することと、
   前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報が含まれるＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを前記フィードバックスロットで送信することとを更に含む、請求項１に記載の方法。
3. 前記第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに従って、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を生成することは、
   前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、各々のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対して、ＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を生成すること、
   又は、
   前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対応するＰＤＳＣＨとＨＡＲＱ－ＡＣＫとの間のフィードバックスロット間隔（Ｋ１）に従って、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの中から、前記フィードバックスロットでのフィードバックを必要とされるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定し、確定された各々のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対して、ＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を生成することを含む、請求項２に記載の方法。
4. 前記端末は、前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを行うかどうかを以下の方式で確定し、当該方式は、
   前記端末用に構成されたＰＤＳＣＨとＨＡＲＱ－ＡＣＫとの間のフィードバックスロット間隔集合（Ｋ１ ｓｅｔ）に従って、前記フィードバックスロットに対応する候補スロットを確定し、
   前記フィードバックスロットでのフィードバックを必要とされるＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記候補スロットに少なくとも１つ存在するかどうかに従って、前記候補スロットの中から、フィードバックスロットでのＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを必要とされるターゲットスロットを選択し、
   前記第一スロットが前記ターゲットスロットに属するかどうかに従って、前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを行うかどうかを確定することである、請求項２に記載の方法。
5. 前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨには、前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、ＳＰＳ構成番号の最も小さいＳＰＳ ＰＤＳＣＨが少なくとも含まれる、請求項１～４の何れか一項に記載の方法。
6. 前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定することは、
   前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするか、又は前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、準静的に構成された上りリンクシンボルと衝突しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするとともに、空の第二集合を１つ初期化することと、
   前記第一集合の中からＳＰＳ構成番号の最も小さい第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定して前記第二集合に追加し、前記第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除するとともに、前記第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置と重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除して、更新後の前記第一集合を得るということを、時間領域位置の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記第一集合に存在しなくなるまで繰り返して実行することと、
   前記第一集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第二集合に追加して、前記第二集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとすることとを含む、請求項５に記載の方法。
7. 前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定することは、
   前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするか、又は前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、準静的に構成された上りリンクシンボルと衝突しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするとともに、空の第三集合を１つ初期化することと、
   前記第一集合の中から終了シンボル位置の最も早い第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定し、前記第一集合における開始シンボル位置が前記第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの終了シンボル位置よりも早いＳＰＳ ＰＤＳＣＨを１つのグループに分けるとともに、当該グループにおけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除して、更新後の前記第一集合を得るということを、時間領域位置の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記第一集合に存在しなくなるまで繰り返して実行することと、
   前記第一集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを１つのグループに分けるとともに、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さいものの昇順で、各々のグループをソートすることと、
   各々のグループのソート順通りに、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さい候補ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを順次に前記第三集合に追加し、前記候補ＳＰＳ ＰＤＳＣＨが、前記第三集合における現在のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの何れとも時間領域位置の重複が存在しない前記グループにおけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨであることと、
   前記第三集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとすることとを含む、請求項５に記載の方法。
8. 前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置は、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの開始シンボル及びシンボル長指示値（ＳＬＩＶ）に従って確定されたものである、請求項１～４の何れか一項に記載の方法。
9. 基地局に適用される情報送信方法であって、
   端末用に複数の準静的物理下りリンク共有チャネル（ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ）を構成しており、且つ複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置の重複が第一スロットに存在する場合、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定することと、
   前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨについて、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみを前記端末に送信することとを含む、情報送信方法。
10. 前記端末が動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを使用するように構成されるか、又は、前記端末のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックにＳＰＳ ＰＤＳＣＨフィードバック情報のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのみが含まれる場合、前記方法は、
    前記端末から前記第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックが行われることを確定すると、前記第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに従って、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を確定することと、
    前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報に従って、前記端末から前記フィードバックスロットで送信されたＨＡＲＱコードブックを受信することとを更に含む、請求項９に記載の方法。
11. 前記第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに従って、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を確定することは、
    前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、各々のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのフィードバック情報を、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報として確定することと、
    又は、
    前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対応するＰＤＳＣＨとＨＡＲＱ－ＡＣＫとの間のフィードバックスロット間隔（Ｋ１）に従って、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの中から、前記フィードバックスロットでのフィードバックを必要とされるターゲットＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定し、前記ターゲットＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、各々のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのフィードバック情報を、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報として確定することを含む、請求項１０に記載の方法。
12. 前記基地局は、前記端末から前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックが行われるかどうかを以下の方式で確定し、当該方式は、
    前記端末用に構成されたＰＤＳＣＨとＨＡＲＱ－ＡＣＫとの間のフィードバックスロット間隔集合（Ｋ１ ｓｅｔ）に従って、前記フィードバックスロットに対応する候補スロットを確定し、
    前記フィードバックスロットでのフィードバックを必要とされるＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記候補スロットに少なくとも１つ存在するかどうかに従って、前記候補スロットの中から、フィードバックスロットでのＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを必要とされるターゲットスロットを選択し、
    前記第一スロットが前記ターゲットスロットに属するかどうかに従って、前記端末から前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックが行われるかどうかを確定することである、請求項１０に記載の方法。
13. 前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨには、前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、ＳＰＳ構成番号の最も小さいＳＰＳ ＰＤＳＣＨが少なくとも含まれる、請求項９～１２の何れか一項に記載の方法。
14. 前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定することは、
    前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするか、又は前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、準静的に構成された上りリンクシンボルと衝突しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするとともに、空の第二集合を１つ初期化することと、
    前記第一集合の中からＳＰＳ構成番号の最も小さい第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定して前記第二集合に追加し、前記第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除するとともに、前記第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置と重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除して、更新後の前記第一集合を得るということを、時間領域位置の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記第一集合に存在しなくなるまで繰り返して実行することと、
    前記第一集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第二集合に追加して、前記第二集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとすることとを含む、請求項５に記載の方法。
15. 前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定することは、
    前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするか、又は前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、準静的に構成された上りリンクシンボルと衝突しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするとともに、空の第三集合を１つ初期化することと、
    前記第一集合の中から終了シンボル位置の最も早い第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定し、前記第一集合における開始シンボル位置が前記第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの終了シンボル位置よりも早いＳＰＳ ＰＤＳＣＨを１つのグループに分けるとともに、当該グループにおけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除して、更新後の前記第一集合を得るということを、時間領域位置の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記第一集合に存在しなくなるまで繰り返して実行することと、
    前記第一集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを１つのグループに分けるとともに、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さいものの昇順で、各々のグループをソートすることと、
    各々のグループのソート順通りに、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さい候補ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを順次に前記第三集合に追加し、前記候補ＳＰＳ ＰＤＳＣＨが、前記第三集合における現在のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの何れとも時間領域位置の重複が存在しない前記グループにおけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨであることと、
    前記第三集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとすることとを含む、請求項１３に記載の方法。
16. 前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置は、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの開始シンボル及びシンボル長指示値（ＳＬＩＶ）に従って確定されたものである、請求項９～１２の何れか一項に記載の方法。
17. 端末に適用される情報受信装置であって、
    前記端末用に複数の準静的物理下りリンク共有チャネル（ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ）が構成されており、且つ複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置の重複が第一スロットに存在する場合、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定するための確定モジュールと、
    前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨについて、端末がその中の前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみをデコードするための受信モジュールとを含む、情報受信装置。
18. 前記端末が動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを使用するように構成されるか、又は、前記端末のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックにＳＰＳ ＰＤＳＣＨフィードバック情報のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのみが含まれる場合、前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを行うことを確定すると、前記第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに従って、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を生成するための生成モジュールと、
    前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報が含まれるＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを前記フィードバックスロットで送信するための送信モジュールとを更に含む、請求項１７に記載の装置。
19. メモリと、プロセッサと、送受信機と、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作可能なプログラムとを含む端末であって、
    前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、
    前記端末用に複数の準静的物理下りリンク共有チャネル（ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ）が構成されており、且つ複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置の重複が第一スロットに存在する場合、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定することと、
    前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨについて、端末がその中の前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみをデコードすることとが実現される、端末。
20. 前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、
    前記端末が動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを使用するように構成されるか、又は、前記端末のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックにＳＰＳ ＰＤＳＣＨフィードバック情報のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのみが含まれる場合、
    前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを行うことを確定すると、前記第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに従って、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を生成することと、
    前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報が含まれるＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを前記フィードバックスロットで送信することとが更に実現される、請求項１９に記載の端末。
21. 前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、
    前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定する場合、
    前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするか、又は前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、準静的に構成された上りリンクシンボルと衝突しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするとともに、空の第二集合を１つ初期化することと、
    前記第一集合の中からＳＰＳ構成番号の最も小さい第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定して前記第二集合に追加し、前記第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除するとともに、前記第一ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置と重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除して、更新後の前記第一集合を得るということを、時間領域位置の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記第一集合に存在しなくなるまで繰り返して実行することと、
    前記第一集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第二集合に追加して、前記第二集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとすることとが更に実現される、請求項１９又は２０に記載の端末。
22. 前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、
    前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定する場合、
    前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするか、又は前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、準静的に構成された上りリンクシンボルと衝突しないＳＰＳ ＰＤＳＣＨを第一集合とするとともに、空の第三集合を１つ初期化することと、
    前記第一集合の中から終了シンボル位置の最も早い第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定し、前記第一集合における開始シンボル位置が前記第二ＳＰＳ ＰＤＳＣＨの終了シンボル位置よりも早いＳＰＳ ＰＤＳＣＨを１つのグループに分けるとともに、当該グループにおけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記第一集合から削除して、更新後の前記第一集合を得るということを、時間領域位置の重複するＳＰＳ ＰＤＳＣＨが前記第一集合に存在しなくなるまで繰り返して実行することと、
    前記第一集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを１つのグループに分けるとともに、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さいものの昇順で、各々のグループをソートすることと、
    各々のグループのソート順通りに、各々のグループにおけるＳＰＳ構成番号の最も小さい候補ＳＰＳ ＰＤＳＣＨを順次に前記第三集合に追加し、前記候補ＳＰＳ ＰＤＳＣＨが、前記第三集合における現在のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの何れとも時間領域位置の重複が存在しない前記グループにおけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨであることと、
    前記第三集合におけるＳＰＳ ＰＤＳＣＨを前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨとすることとが更に実現される、請求項１９又は２０に記載の端末。
23. 基地局に適用される情報送信装置であって、
    端末用に複数の準静的物理下りリンク共有チャネル（ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ）を構成しており、且つ複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置の重複が第一スロットに存在する場合、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定するための第一確定モジュールと、
    前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨについて、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみを前記端末に送信するための送信モジュールとを含む、情報送信装置。
24. 前記端末が動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを使用するように構成されるか、又は、前記端末のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックにＳＰＳ ＰＤＳＣＨフィードバック情報のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのみが含まれる場合、前記端末から前記第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックが行われることを確定すると、前記第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに従って、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を確定するための第二確定モジュールと、
    前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報に従って、前記端末から前記フィードバックスロットで送信されたＨＡＲＱコードブックを受信するための受信モジュールとを更に含む、請求項２３に記載の装置。
25. メモリと、プロセッサと、送受信機と、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作可能なプログラムとを含む基地局であって、
    前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、
    端末用に複数の準静的物理下りリンク共有チャネル（ＳＰＳ ＰＤＳＣＨ）を構成しており、且つ複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置の重複が第一スロットに存在する場合、前記ＳＰＳ ＰＤＳＣＨのＳＰＳ構成番号及びＳＰＳ ＰＤＳＣＨの時間領域位置に従って、第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのうち、時間領域位置の重複が存在しない一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨを確定することと、
    前記第一スロットにおける複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨについて、前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨのみを前記端末に送信することとが実現される、基地局。
26. 前記プロセッサによって前記プログラムが実行されると、
    前記端末が動的ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを使用するように構成されるか、又は、前記端末のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックにＳＰＳ ＰＤＳＣＨフィードバック情報のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのみが含まれる場合、前記端末から前記第一スロットにおける前記複数のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに対してフィードバックスロットでＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックが行われることを確定すると、前記第一スロットにおける前記一部のＳＰＳ ＰＤＳＣＨに従って、前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を確定することと、
    前記第一スロットに対応するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報に従って、前記端末から前記フィードバックスロットで送信されたＨＡＲＱコードブックを受信することとが更に実現される、請求項２５に記載の基地局。
27. 命令を含むコンピュータ記憶媒体であって、前記命令がコンピュータで動作されると、請求項１～８の何れか一項に記載の情報受信方法、又は請求項９～１６の何れか一項に記載の情報送信方法がコンピュータによって実行される、コンピュータ記憶媒体。
    

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