JP2023514099A - 異性化糖の使用により洗浄剤組成物の起泡特性を増大させる方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、少なくとも1種の界面活性剤を含む洗浄剤組成物の起泡特性を、異性化糖を組み込むことによって増大させる方法に関する。【選択図】なし
Description
本発明は、少なくとも1種の界面活性剤を含む洗浄剤組成物の起泡特性を、上記洗浄剤組成物中に異性化糖を組み込むことによって増大させる方法に関する。
多くの洗浄剤用途において、消費者は高い起泡能力を求めている。例えば、シャンプーで洗う際に十分にクリーム状で安定した泡が生じないシャンプーは、市場で成功する見込みはない。食器手洗い用洗剤についても、多くの場合、起泡能力と洗浄性能との間に直接的関係が全く確認され得ないとしても、同じことが当てはまる。
したがって、洗浄性能及び皮膚化学的適合性などの性能要件に加えて、起泡挙動は、更なる重要な製品特徴である。しかしながら、満足に作用し、経済的に使用される全ての界面活性剤混合物が、必要とされる起泡挙動を示すわけではない。
したがって、洗浄剤組成物のクレンジング特性を損なうことなく、洗浄剤組成物の起泡特性を増大させることができる成分が引き続き必要とされている。
意外にも、異性化糖が洗浄剤組成物の起泡特性を著しく増大させることが見出された。
したがって、第1の態様では、本発明は、少なくとも1種の界面活性剤を含む洗浄剤組成物の起泡特性を増大させる方法であって、前記クレンジング組成物中に異性化糖を添加するステップ、及び任意選択でその効果を評価するステップを含む、方法に関する。
第2の態様では、本発明は、起泡増強剤又は起泡促進剤としての異性化糖の使用、特に、アニオン性、カチオン性、非イオン性、及び両性界面活性剤からなる群から選択される少なくとも1種の界面活性剤を含む洗浄剤組成物における使用に関する。
更なる実施形態では、本発明は、洗浄剤組成物中のアニオン性、カチオン性、非イオン性、及び/若しくは両性界面活性剤又はそれらの混合物の起泡特性を向上させるための方法であって、異性化糖を少なくとも1種の界面活性剤と組み合わせることを含む、方法に関する。
本明細書で使用される「起泡増強剤」という用語は、起泡能力、起泡安定性(一定時間静止後に残存する泡)、泡の量/体積(良好な洗浄効果に関連する)、泡のクリーム性(コンディショニング効果に関連する)、泡密度、泡の質感、及び/又は起泡速度(極めて短期間の後に生じる泡)に関して、洗浄剤組成物の泡特性に良好に影響する薬剤を指す。
異性化糖(CAS 100843-69-4)は、短期及び長期の保湿に使用される皮膚への独自の結合メカニズムを備えた周知の化粧用剤である。
本発明の全ての実施形態における最も好ましい異性化糖は、
a)1.5~5重量%、好ましくは2~4重量%のプシコース、
b)1~5重量%、好ましくは1.5~4.5重量%のマンノース、
c)10~30重量%、好ましくは15~30重量%のフルクトース、
d)20~60重量%、好ましくは25~60重量%のグルコース、及び
e)0~5重量%、好ましくは0~4重量%のガラクトース
から本質的になる異性化糖である。
a)1.5~5重量%、好ましくは2~4重量%のプシコース、
b)1~5重量%、好ましくは1.5~4.5重量%のマンノース、
c)10~30重量%、好ましくは15~30重量%のフルクトース、
d)20~60重量%、好ましくは25~60重量%のグルコース、及び
e)0~5重量%、好ましくは0~4重量%のガラクトース
から本質的になる異性化糖である。
本明細書で使用される「から本質的になる」という用語は、特定の更なる成分、即ち、化合物又は組成物の本質的な特徴に実質的に影響を与えない成分が存在し得ることを意味する。理論上は、列挙された成分の総量は合計で100重量%になる。しかしながら、異性化プロセスに由来する少量の未知の(糖)不純物が存在し得ること(但し、最大5重量%、好ましくは最大2.5重量%、最も好ましくは最大1.5重量%の量でのみ)は除外されるものではない。
本発明の全ての実施形態において、異性化糖は、a)2~3重量%のプシコース、b)1.5~2.5重量%のマンノース、c)15~25重量%のフルクトース、d)20~40重量%のグルコース、及びe)0~1重量%のガラクトースから本質的になることが最も好ましい。
成分a)~e)から本質的になる上記異性化糖は、植物由来のグルコースの異性化によって調製され、その水溶液(25~50重量%)として、DSMニュートリショナルプロダクツ社(DSM Nutritional products Ltd)から商品名ペンタバイティン(PENTAVITIN)(登録商標)で市販されている。上記異性化糖はまた、実施例においても使用されている。
本発明に従って使用される異性化糖の量は、洗浄剤組成物の総重量に基づいて、好ましくは0.01~10重量%の範囲、より好ましくは0.1~7.5重量%の範囲、最も好ましくは0.2~5重量%の範囲で選択される。更に適切な範囲は、0.25~2.5重量%及び0.5~2重量%である。本発明による特に好ましい範囲は、0.2~1重量%、より好ましくは0.25~0.75重量%、例えば0.3~0.6重量%である。
有利な一実施形態では、本発明による洗浄剤組成物は、好ましくは少なくとも1種のアニオン性界面活性剤及び/又は少なくとも1種の双性イオン性界面活性剤、例えば、特にラウレスサルフェート及び/又はアルキルアミドプロピルベタインを含み、最も特に、上記洗浄剤は、少なくともナトリウムラウレスサルフェート及び/又はコカミドプロピルベタインを界面活性剤として含み、更により好ましくは石鹸を含まない。そのようなアニオン性及び/又は双性イオン性界面活性剤の上記洗浄剤組成物中の総量は、好ましくは30~75重量%の範囲、最も好ましくは40~60重量%の範囲で選択される。最も好ましくは、上記洗浄剤組成物は、上記洗浄剤組成物の総重量に基づいて、少なくとも少なくとも40重量%の水、最も好ましくは少なくとも45重量%の水を更に含む。
別の特に有利な実施形態では、本発明による洗浄剤組成物中に存在する少なくとも1種の界面活性剤は、好ましくは少なくとも1種の石鹸を含む。
「石鹸」という用語は、本明細書中ではその一般的な意味で使用され、即ち、石鹸は、脂肪族モノカルボン酸、アルカンモノカルボン酸、又はアルケンモノカルボン酸のアルカリ金属塩又はアルカノールアンモニウム塩、及びそれらの混合物を指す。ナトリウム、カリウム、マグネシウム、モノ、ジ、及びトリエタノールアンモニウムカチオン、又はそれらの組み合わせは、本発明の目的に特に適しているが、好ましくはナトリウム又はカリウム石鹸が使用される。
本発明の目的に特に好ましい石鹸は、周知のアルカリ金属塩、例えば特に、約8個~22個の炭素原子、好ましくは約8個~約20個の炭素原子、最も好ましくは約10個~約18個の炭素原子を有する、天然又は合成脂肪酸(アルカン酸又はアルケン酸)のナトリウム塩及び/又はカリウム塩である。更により好ましいのは、それぞれの飽和酸(アルカン酸)の塩である。
本発明による洗浄剤組成物に使用される石鹸は、12~18個の炭素原子を有する脂肪酸を少なくとも85%含むことが更に好ましい。
本発明の洗浄剤組成物に使用される特に好ましい石鹸は、ステアリン酸、パルミチン酸、ラウリン酸、及び/又はミリスチン酸のナトリウム塩及び/又はカリウム塩である。
石鹸は、そのまま使用することができ、又はそれぞれの酸及びそれぞれの塩基を組成物に添加することによって洗浄剤組成物中で「その場」で形成することができることが十分に理解される。
本発明による洗浄剤組成物中の少なくとも1種の石鹸の量は、好ましくは3~95重量%の範囲で選択される。
本発明による洗浄剤組成物が(押出)固形石鹸である場合、本発明による洗浄剤組成物中の少なくとも1種の石鹸の量は、洗浄剤組成物の総重量に基づいて、好ましくは30~95重量%の範囲、より好ましくは40~80重量%の範囲、最も好ましくは45~65重量%の範囲で選択される。
組成物が液体石鹸、又はクリーム石鹸、又はMP(melt and pour)固形石鹸である場合、本発明による洗浄剤組成物中の少なくとも1種の石鹸の量は、好ましくは3~35重量%の範囲、より好ましくは5~30重量%の範囲、最も好ましくは7~20重量%の範囲で選択される。
本発明による洗浄剤組成物は、界面活性剤混合物を形成するために、更なるアニオン性、カチオン性、非イオン性、及び/又は両性界面活性剤を石鹸の次に含み得る。しかしながら、存在する場合、石鹸自体が界面活性剤混合物の合計の75重量%超、好ましくは80重量%超、より好ましくは85重量%超を構成することが好ましい。
本発明の全ての実施形態における上記液体石鹸、又はクリーム石鹸、又はMP固形石鹸中の含水量は、上記組成物の総重量に基づいて、好ましくは20~75重量%の範囲、最も好ましくは20~60重量%の範囲で選択される。
本発明による洗浄剤組成物に含まれる好適なアニオン性界面活性剤としては、脂肪族サルフェート、脂肪族スルホネート(例えば、C8~C22スルホネート又はジスルホネート)、芳香族スルホネート(例えば、アルキルベンゼンスルホネート)、アルキルスルホサクシネート、アルキル及びアシルタウレート、アルキル及びアシルサルコシネート、スルホアセテート、アルキルホルフェート、カルボキシレート、及びイセチオネート、並びにそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の目的のために使用される特に好適なアニオン性界面活性剤は、アルキルサルフェート、例えば、好ましくはナトリウム、トリエタノールアミン又はアンモニウムラウリルサルフェート;アルキルエーテルサルフェート(又はアルキルPEG-nサルフェート)、例えば、好ましくはナトリウムラウリルエーテルサルフェート又はアンモニウムラウリルエーテルサルフェート、ラウレスサルフェート、ナトリウムC2~15パレスサルフェート;アルキルアミドエーテルサルフェート;アルキルアリールポリエーテルサルフェート;モノグリセリドサルフェート;アシルイセチオネート塩、例えば、好ましくはナトリウムアシルイセチオネート;ナトリウムココイルイセチオネート;アルキルアリールスルホネート塩、例えば、好ましくはナトリウムアルキルベンゼンスルホネート及び/又はナトリウムドデシルベンゼンスルホネート;アルキルスルホネート塩、例えば、好ましくはナトリウムアルケニルスルホネート(ナトリウムC12~14オレフィンスルホネート)、ナトリウムアルキルグリセリドスルホネート(ナトリウムココモノグリセリドオレフィンスルホネート)、ナトリウムアルキルエーテルスルホネート(ナトリウムC12~15パレス-15スルホネート)及び/又はナトリウムラウリルスルホアセテート;(ジ)ナトリウムスルホサクシネート、例えば、好ましくはナトリウムジアルキルスルホサクシネート(ジオクチルナトリウムスルホサクシネート)、ジナトリウムアルキルPEG-nスルホサクシネート、ジナトリウムアルキルアミドPEG-nスルホサクシネート、(ジナトリウムオレアミドMEA-スルホサクシネート)、ジナトリウムアルキルスルホサクシネート;アルキルホスフェート(モノエステル)、例えば、好ましくはTEAモノラウリルホスフェート;PEG-nアルキルホスフェート、例えば、好ましくはDEAオレス-10ホスフェート;ジPEG-nアルキルホスフェート(ジエステル)、例えば、好ましくはジラウレス-4ホスフェート;リン脂質(トリエステル)、例えば、好ましくはレシチン;カルボン酸エステル、例えば、好ましくはジカルボン酸又はトリカルボン酸のモノエステル、例えば、ラクチレート(ナトリウムアシルラクチレート、カルシウムステアロイルラクチレート)、ラウレス-6シトレート、ジノノキシノール-9シトレート;エーテルカルボン酸、例えば、好ましくはナトリウムPEG-nアルキルカルボキシレート、ナトリウムトリデセス-13カルボキシレート、ノノイノル(nonoynol)-8カルボン酸、ポリオキシアルキレン化アルキルC6~C24エーテルカルボキシレート;アシルグルタメート、例えば、好ましくはジTEAパルミトイルアスパルテート及び水添タロウグルタミン酸ナトリウム;様々なアミノ酸側鎖を有するアシルペプチド、例えば、好ましくはパルミトイル加水分解乳タンパク質、ナトリウムココイル加水分解大豆タンパク質、TEA-ココイル加水分解コラーゲン又は他のアシル加水分解タンパク質の塩;サルコシネート又はアシルサルコシド(acyl sarcoside)、例えば、好ましくはミリストイルサルコシン、TEA-ラウロイルサルコシネート;並びにタウレート及びナトリウムメチルアシルタウレート、例えば、好ましくはナトリウムラウロイルタウレート、ナトリウムメチルココイルタウレートである。
本発明の目的のために使用される特に好適な非イオン性界面活性剤には、ポリオキシエチレン化(POE)鎖の末端OH基以外の官能基を有さない、脂肪族(C6~C18)第一級又は第二級の直鎖又は分枝鎖の酸、アルコール、又はフェノールを含むエーテル、並びにエトキシ化アルコール及びプロポキシル化POEエーテル、例えば、好ましくはPEGエーテル、PPGエーテル、プロピレングリコールアルキルPOE-nエーテル;一般式CnH2n+1O(C6H10O5)xH(xは1~4)のアルキルポリグルコシド、例えば、好ましくはデシルグルコシド、及びラウリルグルコース;アルカノールアミド、例えば、好ましくはモノエタノールアミン(MEA)及びジエタノールアミン(DEA)のエトキシ化又は非エトキシ化N-アシル誘導体;例えば、好ましくはPEG-nアシルアミド、ココモノエタノールアミド又はココジエタノールアミド、パームアミドMEA、アシルアミドDEA;エステル、例えば、好ましくはエトキシ化脂肪酸;脂肪酸とエチレンオキシド又はポリエチレングリコールとのモノエステル及びジエステル、PEG-nアシレート及びジアシレート、例えば、PEG-8ラウレート、PEG-8ジラウレート、PEG-150ジステアレート、エトキシ化グリセリド、例えば、好ましくはPEG-nグリセリルアシレート、PEG-4ヒマシ油、PEG-120グリセリルステアレート、トリオレインPEG-6エステル、グリコールエステル及び誘導体、エチレングリコール又はプロピレングリコールのいずれかのモノエステル、例えば、好ましくはグリコールアシレート又はプロピレングリコールアシレート、モノグリセリド、例えば、グリセリルミリステート又はグリセリルステアレート、グリセリルパルミテートラクテート、ポリグリセリルエステル、例えば、ポリグリセリル-nアシレート又はポリグリセリル-nアルキルエーテル、ソルビタン/ソルビトールエステル、例えば、好ましくはエトキシ化又は非エトキシ化アセチル化ソルビタン、ポリソルベート-n、ソルビタンセキイソステアレート(sorbitan sequiisostearate)、スクロースと脂肪酸メチルエステル又はトリグリセリドとのエステル交換反応から得られるアルキル炭水化物エステル又はスクロースエステル、例えば、好ましくはアルキル多糖;並びにアミンオキシド、例えば、好ましくはココアミドプロピル(cocoamidopropyl)アミンオキシド及びラウラミンオキシドが含まれる。
本発明による特に好適な双性イオン性及び両性界面活性剤には、少なくとも8~22個の炭素原子と、カルボキシレート、スルホネート、サルフェート、ホスフェート、又はホスホネートの群から選択される1つのアニオン性基とを含有する直鎖又は分枝鎖の脂肪族鎖を含む、第二級又は第三級脂肪族アミン誘導体;アシル/ジアルキルエチレンジアミン、例えば、好ましくはアシルアンホアセテート、ジナトリウムアシルアンホジプロピオネート、ナトリウムアシルアンホヒドロキシプロピルスルホネート、ジナトリウムアシルアンホジアセテート、ナトリウムアシルアンホプロピオネート(ここで、アシル基は、単不飽和又は多価不飽和であり得且つ5~29個の炭素原子を含有する、アルキル基又はアルケニル基のいずれかを表す);N-アルキルアミノ酸又はイミノ二酸、例えば、好ましくはアミノプロピルアルキルグルタミド、アルキルアミノプロピオン酸、ナトリウムアルキルイミノプロピオネート、アルキルグリシネート及びカルボキシグリシネート、ナトリウムココグリシネート;並びにベタイン、例えば、好ましくはアルキル(C8~C20)ベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン(コカミドプロピルベタイン)、アルキル(C8~C20)アミドアルキル(C1~C6)ベタイン、アルキルスルホベタイン、及びアルキル(C8~C20)アミドアルキル(C1~C6)スルホベタインが含まれる。
本発明による特に好適なカチオン性界面活性剤には、アルキルアミン、例えば、好ましくはジメチルアルキルアミン(ジメチルラウラミン)、ジヒドロキシエチルアルキルアミンジオレエート、アシルアミドプロピルジメチルアミンラクテート(コカミドプロピルジメチルアミンラクテート);アルキルイミダゾリン、例えば、好ましくはアルキルヒドロキシエチルイミダゾリン、エチルヒドロキシメチルオレイルオキサゾリン、アルキルアミノエチルイミダゾリン;エトキシ化アルキルアミン、例えば、好ましくはPEG-nアルキルアミン、PEG-nアルキルアミノプロピルアミン、ポロキサミン;四級化合物、例えば、好ましくはテトラアルキルアンモニウム塩;アルキルトリモニウムクロリド、PEG-nアルキルモニウムクロリド、ジアルキルジモニウムクロリド(ヒドロキシエチルセチルジモニウムクロリド)、アルキルアミドプロピルアルキルジモニウムトシレート(コカミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェート)、PEG-nアシルメチルジエトニウムメトサルフェート、ジアルキルヒドロキシプロピルモニウムメトサルフェート、及びアルキルジモニウムヒドロキシプロピルタンパク質加水分解物(ココジモニウムヒドロキシプロピル加水分解毛髪ケラチン)が含まれる。
好ましくは、界面活性剤は、ココアミドプロピルベタイン、ナトリウムラウレスサルフェート、ナトリウムラウリルサルフェート、ジナトリウムラウリルスルホサクシネート、グリセリルステアレート、PEG-100ステアレート、及びそれらの混合物からなる群から選択される。
更により好ましくは、本発明による洗浄剤組成物は、界面活性剤として、(a)石鹸単独、即ち、好ましくはステアリン酸、パルミチン酸、ラウリン酸、及びミリスチン酸のナトリウム塩若しくはカリウム塩、並びにそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種の石鹸(他のいずれの界面活性剤も含まない)、又は(b)ステアリン酸、ラウリン酸、プラミチン(plamitic)酸及びミリスチン酸のナトリウム塩若しくはカリウム塩、並びにそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種の石鹸からなる界面活性剤混合物のいずれかと、ココアミドプロピルベタイン、ナトリウムラウレスサルフェート、ナトリウムラウリルサルフェートジナトリウムラウリルスルホサクシネート、グリセリルステアレート、PEG-100ステアレート、及びラウリルグルコシドからなる群から選択される少なくとも1種の追加の界面活性剤とを含む。
最も好ましくは、本明細書中に与えられる全ての定義及び好ましさを有する石鹸及び追加の界面活性剤が存在する場合、上記界面活性剤/界面活性剤混合物に対する上記石鹸の重量比は、15:1~2:1、より好ましくは10:1~3:1、最も好ましくは7.5:1~4:1の範囲で選択される。
本発明の洗浄剤組成物はまた、1種以上の任意選択の成分、例えば、真珠光沢剤又は乳白剤、増粘剤、保湿剤、キレート剤、並びにそれらの外観、触感、及び芳香性を高める添加剤、例えば、着色剤、芳香剤、防腐剤、pH調整剤などを含み得る。本発明の洗浄剤組成物のpHは、好ましくは約4.5~約10.5、より好ましくは約5.0~約10.0の範囲に維持される。
非水溶性添加剤を懸濁可能である、及び/又は得られた生成物が洗浄剤組成物であることを消費者に示すのに役立つ市販の真珠光沢剤又は乳白剤は、本発明における使用に適している。真珠光沢剤又は乳白剤は、組成物の総重量に基づいて、約1重量%~約10重量%、好ましくは約1.5重量%~約7重量%、より好ましくは約2重量%~約5重量%の量で存在し得る。
好適な真珠光沢剤又は乳白剤の例としては、(a)約16個~約22個の炭素原子を有する脂肪酸のモノ又はジエステル、及び(b)(a)約16個~約22個の炭素原子を有する脂肪酸のエチレングリコール又はプロピレングリコールのモノ又はジエステルのいずれかのモノ又はジエステル、(b)式:HO-(JO)a-H(式中、Jは約2個~約3個の炭素原子を有するアルキレン基であり、aは2又は3である)のポリアルキレングリコールのモノ又はジエステル;約16個~約22個の炭素原子を含有する脂肪アルコール;式:KCOOCH2L(式中、K及びLは独立して、約15個~約21個の炭素原子を含有する)の脂肪エステル;洗浄剤組成物に不溶の無機固体、並びにそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
真珠光沢剤又は乳白剤は、ヘンケル社(Henkel Corporation)(ニュージャージー州ホーボーケン(Hoboken,New Jersey))から商品名「Euperlan PK-3000」で市販されているもののように、予め形成され安定化された水性分散液として、洗浄剤組成物に導入することができる。この物質は、グリコールジステアレート(エチレングリコールとステアリン酸とのジエステル)と、ラウレス-4(CH3(CH2)10CH2(OCH2CH2)4OH)と、コカミドプロピルベタインとの組み合わせであり、好ましくはそれぞれ、約25~約30:約3~約15:約20~約25の重量%比で存在する。
洗浄剤組成物に適切な粘度を付与することができる市販の増粘剤は、本発明における使用に適している。使用される場合、増粘剤は、組成物のブルックフィールド粘度を約500~約10,000センチポアズの値まで上昇させるのに十分な量で組成物中に存在すべきである。好適な増粘剤の例には、1)式:HO-(CH2CH2O)zH(式中、zは約3~約200の整数である)のポリエチレングリコールのモノ又はジエステル;及び2)約16個~約22個の炭素原子を含有する脂肪酸のモノ又はジエステル;エトキシ化ポリオールの脂肪酸エステル;脂肪酸とグリセリンとのモノ及びジエステルのエトキシ化誘導体;ヒドロキシアルキルセルロース;アルキルセルロース;ヒドロキシアルキルアルキルセルロース、並びにそれらの混合物が非排他的に含まれる。好ましい増粘剤としては、ポリエチレングリコールエステル、より好ましくはステパン社(Stepan Company)(イリノイ州ノースフィールド(Northfield,Illinois))又はComiel,S.p.A(イタリア、ボローニャ(Bologna,Italy))(商品名「PEG 6000 DS」で販売)から入手可能なPEG-150ジステアレートが挙げられる。洗浄剤組成物中の増粘剤の量は、洗浄剤組成物の総重量に基づいて、好ましくは0~7重量%、好ましくは1~5重量%、最も好ましくは2~4重量%の範囲で選択される。
洗浄剤組成物に保湿及びコンディショニング特性を与えることができる市販の保湿剤は、本発明における使用に適している。好適な保湿剤の例には、1)グリセロール、プロピレングリコール、1,3-プロパンジオール、ヘキシレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、及びそれらの混合物を含む群から選択される水溶性液体ポリオール;2)式:HO-(R’’O)b-H(式中、R’’は約2個~約3個の炭素原子を有するアルキレン基であり、bは約2~約10の整数である)のポリアルキレングリコール;3)式CH3-C6H10O5-(OCH2CH2)c-OH(式中、cは約5~約25の整数である)のメチルグルコースのポリエチレングリコールエーテル;4)尿素;並びに5)それらの混合物が非排他的に含まれ、グリセロールが好ましい保湿剤である。
好ましくは、全ての実施形態において、洗浄剤組成物は少なくとも1種の保湿剤を含む。洗浄剤組成物中に存在する場合、少なくとも1種の保湿剤、好ましくはグリセロールの量は、洗浄剤組成物の総重量に基づいて、好ましくは0~90重量%、好ましくは5~40重量%、最も好ましくは15~30重量%の範囲で選択される。
好適なキレート化剤の例としては、本発明の組成物を保護及び保存することができるものが挙げられる。好ましくは、キレート化剤は、エチレンジアミン四酢酸(「EDTA」)であり、より好ましくは、ダウ・ケミカル・カンパニー(Dow Chemical Company)(ミシガン州ミッドランド(Midland,Michigan))から「Versene 100XL」の商品名で市販されているEDTA四ナトリウム、又は更にはBASFから「EDETA BD」の商品名で市販されているEDTA二ナトリウムであり、組成物の総重量に基づいて、約0~約0.5パーセント、好ましくは約0.05パーセント~約0.25パーセントの量で存在する。
他の好適なキレート剤としては、フィチン酸及びそのナトリウム塩、グルコン酸及びそのナトリウム塩、並びにエジトロン酸(editronic acid)及びそのナトリウム塩が挙げられる。
洗浄剤組成物中のキレート剤の量は、洗浄剤組成物の総重量に基づいて、好ましくは0~0.5重量%、好ましくは0.02~0.3重量%、最も好ましくは0.05~0.20重量%の範囲で選択される。
好適な防腐剤としては、ダウ・ケミカル・コーポレーション(Dow Chemical Corporation)(ミシガン州ミッドランド)から「Dowicil 200」として市販されているクオタニウム-15(Quaternium-15)が挙げられ、組成物の総重量に基づいて、約0~約2.0パーセント、好ましくは約0.05パーセント~約0.10パーセントの量で組成物中に存在する。
洗浄剤組成物中の防腐剤の量は、洗浄剤組成物の総重量に基づいて、好ましくは0~5重量%、好ましくは0.05~2重量%、最も好ましくは0.1~1.5重量%の範囲で選択される。
本発明による好ましい洗浄剤組成物は、液体クレンジング組成物、洗浄ジェル、固形石鹸、ヘアシャンプー、ボディシャンプー、ヘアローション、フォームバス、シャワーバス、並びにシェービング用調製物である。
本発明の洗浄剤組成物は、ウォッシュクロス、メッシュ、又は有孔フィルム、プーフ、スポンジ、ブラシなどの当該技術分野で公知の任意のパーソナルクレンジング用具と併せて身体に使用することができる。組成物を、1種以上のそのような用具と共にキットで販売することができる。
本発明の組成物は更に、油又はシリコーンを「実質的に含まなく」てもよい。本明細書で使用される場合、「実質的に含まない」とは、保湿クレンザー組成物が、組成物の総重量に基づいて、約1パーセント未満、例えば、約0.5パーセント未満又は約0.2パーセント未満の油及び/又はシリコーンを含有することを意味するものとする。
好ましい一実施形態では、本発明による洗浄剤組成物は、少なくとも20重量%の水を含む水性クレンジング組成物である。
別の好ましい実施形態では、本発明による洗浄剤組成物は、(固体の)固形石鹸である。
以下の実施例は、本発明の組成物及び効果を更に例示するために提供するものである。これらの実施例は、例示に過ぎず、決して本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
[実施例]
[1.ペンタバイティン(登録商標)の起泡特性]
全ての泡試験は、SITA自動泡試験機R 2000を使用して行った。
試験パラメータ:
濃度:水道水中5g/l(約9.6°dH)
試料体積:250ml
試料温度:25℃±1.5K
測定シリーズの数:3
泡強化リングの使用:なし
混合条件:40℃で2時間
泡生成:
測定間隔/撹拌サイクルの数:60
撹拌時間/測定間隔:10秒
撹拌速度:1500U/分
[1.ペンタバイティン(登録商標)の起泡特性]
全ての泡試験は、SITA自動泡試験機R 2000を使用して行った。
試験パラメータ:
濃度:水道水中5g/l(約9.6°dH)
試料体積:250ml
試料温度:25℃±1.5K
測定シリーズの数:3
泡強化リングの使用:なし
混合条件:40℃で2時間
泡生成:
測定間隔/撹拌サイクルの数:60
撹拌時間/測定間隔:10秒
撹拌速度:1500U/分
[1.透明固体石鹸]
本実施例では、直ちに使用可能な透明MP固体石鹸素地を使用した。
本実施例では、直ちに使用可能な透明MP固体石鹸素地を使用した。
手順:
- 石鹸塊を小片に切断する。
- 小片をビーカーに入れ、65℃まで水浴で加熱する
- ゆっくり撹拌しながらペンタバイティン(登録商標)を添加し、3分間撹拌する
- 液体石鹸を耐熱性プラスチック型にゆっくりと注ぐ。
- 石鹸が完全に冷却したら、少なくとも24時間乾燥させる。
- 石鹸塊を小片に切断する。
- 小片をビーカーに入れ、65℃まで水浴で加熱する
- ゆっくり撹拌しながらペンタバイティン(登録商標)を添加し、3分間撹拌する
- 液体石鹸を耐熱性プラスチック型にゆっくりと注ぐ。
- 石鹸が完全に冷却したら、少なくとも24時間乾燥させる。
ペンタバイティン(登録商標)をそれぞれ0.2%、0.5%含有する本発明による試料Inv-1及びInv-2は、より速い泡形成にも関連する著しく大きな泡体積を示し、異性化糖の優れた起泡促進特性が浮き彫りとなった。
[2.不透明固体石鹸]
本実施例では、直ちに使用可能な不透明MP固体石鹸素地を使用した。
本実施例では、直ちに使用可能な不透明MP固体石鹸素地を使用した。
手順:
- 石鹸塊を小片に切断する。
- 小片をビーカーに入れ、65℃まで水浴で加熱する
- ゆっくり撹拌しながらペンタバイティン(登録商標)を添加し、3分間撹拌する
- 液体石鹸を耐熱性プラスチック型にゆっくりと注ぐ。
- 石鹸が完全に冷却したら、少なくとも24時間乾燥させる。
- 石鹸塊を小片に切断する。
- 小片をビーカーに入れ、65℃まで水浴で加熱する
- ゆっくり撹拌しながらペンタバイティン(登録商標)を添加し、3分間撹拌する
- 液体石鹸を耐熱性プラスチック型にゆっくりと注ぐ。
- 石鹸が完全に冷却したら、少なくとも24時間乾燥させる。
ペンタバイティン(登録商標)をそれぞれ0.2%、0.5%含有する本発明による試料Inv-3及びInv-4は、より速い泡形成にも関連するより大きな泡体積を示した。このことは、本発明の成分の起泡促進特性を浮き彫りにしている。この場合の効果は、より低い濃度で更に重要である。
[3.クリームクレンザー]
本実施例では、従来のクリームクレンザーを使用した。
本実施例では、従来のクリームクレンザーを使用した。
手順:
A相を混合し、撹拌しながら70~75℃まで加熱する
B相をゆっくりと(10分)70~75℃でA相に添加し、70~75℃で100分間撹拌する(200rpm)
加熱段階で失われた水の量を添加する(75℃)
撹拌しながら40℃まで冷却する
Cを添加して、均質になるまで撹拌する
撹拌しながらD相を添加する
A相を混合し、撹拌しながら70~75℃まで加熱する
B相をゆっくりと(10分)70~75℃でA相に添加し、70~75℃で100分間撹拌する(200rpm)
加熱段階で失われた水の量を添加する(75℃)
撹拌しながら40℃まで冷却する
Cを添加して、均質になるまで撹拌する
撹拌しながらD相を添加する
本発明の組成物は、起泡速度及び泡体積の両方において、対照と比較して起泡特性の向上を示す。
[4.インビボ評価]
以下の石鹸ベースのクレンザー(Ref-4、Inv-6)を、インビボ試験中に30名の志願者群の前腕で盲検的に試験した。
以下の石鹸ベースのクレンザー(Ref-4、Inv-6)を、インビボ試験中に30名の志願者群の前腕で盲検的に試験した。
塗布に関して、志願者に以下の指導を行った:塗布領域(前腕1本/製品)を湿らせ、20秒間穏やかにマッサージして製品を塗布し、続いて10秒間、より強いマッサージを行って泡を1分間放置する。噴霧器を使用した標準的なすすぎ(3回)及びティッシュのテープ留めによる標準的な乾燥(3回)。
初回塗布後の泡特性に関する2つの質問に回答するように志願者に依頼した。質問票の評価結果を表4bに概説する。
本発明による配合の泡密度は、参照配合のものよりも著しく高いと評価された。更に、本発明による配合の泡は、より絹状で滑らかであるだけでなく、粘着性がより低く、且つ水っぽさがより少ないと表現された。これは、全体的に泡の質感が良好であることを反映している。
[2.他の糖/糖混合物との比較実施例]
a)組成物A及びBを調製する
a)組成物A及びBを調製する
b.)溶液1~5を調製する
c.)起泡特性の評価
・溶液1A及び溶液1B 5.0gをそれぞれ試験管(高さ15cm、直径2.2cm)に入れる
・溶液2/3/4/若しくは5又は水(プラセボ)2.5gを添加する
・液体の高さに印を付ける
・溶液1Aを含む混合物について、VWR Analog Vortex Mixerで、速度10、持続時間1分で撹拌する
・溶液1Bを含む混合物について、1分間手で振って撹拌する
・泡の高さに印を付ける
・液体の表面(撹拌前)と泡の最大高さとの差(泡の高さ)を測定する。結果を、プラセボ(100%に設定)を基準として、mm及び%で表5dに示す。
・溶液1A及び溶液1B 5.0gをそれぞれ試験管(高さ15cm、直径2.2cm)に入れる
・溶液2/3/4/若しくは5又は水(プラセボ)2.5gを添加する
・液体の高さに印を付ける
・溶液1Aを含む混合物について、VWR Analog Vortex Mixerで、速度10、持続時間1分で撹拌する
・溶液1Bを含む混合物について、1分間手で振って撹拌する
・泡の高さに印を付ける
・液体の表面(撹拌前)と泡の最大高さとの差(泡の高さ)を測定する。結果を、プラセボ(100%に設定)を基準として、mm及び%で表5dに示す。
表5dに示される結果から読み取ることができるように、本発明による異性化糖(即ち、ペンタバイティン(登録商標))のみが、それぞれの組成物とは無関係に起泡特性を著しく増大させる。
Claims (15)
- 少なくとも1種の界面活性剤を含む洗浄剤組成物の起泡特性を増大させる方法であって、前記洗浄剤組成物中に異性化糖を添加するステップを含む、方法。
- 前記異性化糖が、a)1.5~5重量%のプシコース、b)1~5重量%のマンノース、c)10~30重量%のフルクトース、d)20~60重量%のグルコース、及びe)0~5重量%のガラクトースから本質的になる、請求項1に記載の方法。
- 前記異性化糖の量が、局所用組成物の総重量に基づいて、0.01~10重量%の範囲、より好ましくは0.1~7.5重量%の範囲、最も好ましくは0.2~5重量%の範囲で選択される、請求項1又は2に記載の方法。
- 前記少なくとも1種の界面活性剤が、少なくとも1種の石鹸を含む、請求項1又は3に記載の方法。
- 前記少なくとも1種の石鹸が、約8個~22個の炭素原子、好ましくは約8個~約20個の炭素原子、最も好ましくは約10個~約18個の炭素原子を有する、脂肪酸のナトリウム塩又はカリウム塩、及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項4に記載の方法。
- 前記少なくとも1種の石鹸が、ステアリン酸、ラウリン酸、及びミリスチン酸のナトリウム塩又はカリウム塩、及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項4又は5に記載の方法。
- 前記洗浄剤組成物が、押出固形石鹸であり、前記少なくとも1種の石鹸の量が、前記洗浄剤組成物の総重量に基づいて、30~95重量%の範囲、好ましくは40~80重量%の範囲、最も好ましくは45~65重量%の範囲で選択される、請求項4~6のいずれか一項に記載の方法。
- 前記洗浄剤組成物が、液体石鹸、クリーム石鹸、溶融又は注入固形石鹸であり、前記少なくとも1種の石鹸の量が、前記洗浄剤組成物の総重量に基づいて、3~35重量%の範囲、より好ましくは5~30重量%の範囲、最も好ましくは7~20重量%の範囲で選択される、請求項4~6のいずれか一項に記載の方法。
- 前記少なくとも1種の石鹸が、前記洗浄剤組成物中に存在する界面活性剤の総量の75重量%超、好ましくは80重量%超、より好ましくは85重量%超を構成する、請求項4~7のいずれか一項に記載の方法。
- 前記洗浄剤組成物が、ココアミドプロピルベタイン、ナトリウムラウレスサルフェート、ナトリウムラウリルサルフェート ジナトリウムラウリルスルホサクシネート、グリセリルステアレート、PEG-100ステアレート、ラウリルグルコシド、及びそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種の追加の界面活性剤を含む、請求項4~9のいずれか一項に記載の方法。
- 前記洗浄剤組成物が、少なくとも1種の保湿剤を更に含む、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
- 前記少なくとも1種の保湿剤が、グリセロールである、請求項11に記載の方法。
- 前記洗浄剤組成物が、液体クレンジング組成物、洗浄ジェル、固形石鹸、ヘアシャンプー、ボディシャンプー、フォームバス、シャワーバス、又はシェービング用調製物である、請求項1~12のいずれか一項に記載の方法。
- 起泡増強剤及び/又は起泡促進剤としての、異性化糖の使用。
- 泡体積を高めるための、請求項14に記載の使用。
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