JP2023513130A - プロセスチャンバの入力信号導体からの高周波(rf)信号の分離 - Google Patents

プロセスチャンバの入力信号導体からの高周波(rf)信号の分離 Download PDF

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Abstract

プロセスチャンバの入力信号導体からRF信号を分離するための装置は、プロセスステーション内の能動素子からエネルギー貯蔵素子を分離するための少なくとも1つの第1のスイッチを含む。特定の実施形態では、第1のスイッチが開位置にある間、電流発生器とエネルギー貯蔵素子との間に位置する第2のスイッチは閉じられ、それによって電流発生器によりエネルギー貯蔵素子を充電することが可能になる。あらかじめ定められた電圧に到達するエネルギー貯蔵素子に応答して、第1のスイッチは閉じられてもよく、かつ第2のスイッチは開かれてもよく、それによって、エネルギー貯蔵素子から能動素子への電流の放電が可能になる。特定の実施形態において、第1及び第2のスイッチが同時に閉位置で動作することは許可されず、それによって、RFがプロセスステーションから電流発生器に結合されることが防止される。【選択図】図2A

Description

[関連出願の相互参照]
PCT願書が、本出願の一部として、本明細書と同時に提出されている。同時に提出されたPCT願書に特定されるように、本出願がその利益又は優先権を主張する各出願は、その全体がすべての目的のために、参照により本明細書に組み込まれる。
マルチステーション集積回路製造チャンバを利用した基板上に堆積した膜のエッチングなどのウェハ製造プロセスの間、1つ又は複数の高周波(RF)信号が、チャンバのプロセスステーションに結合される場合がある。十分なエネルギーのRF信号をプロセスステーションに結合することにより、電離プラズマ材料の形成をもたらす、又は促進することができる。電離プラズマ材料は、半導体ウェハの選択された位置から材料を除去又はエッチングするように作用し得る。しかしながら、特定の状況において、高エネルギー高周波信号は、製造チャンバの他のサブシステム及び/又は構成要素に侵入及び/又は干渉し得る。いくつかの例では、RFエネルギーのそのような侵入及び/又は干渉は、製造チャンバ又は製造チャンバに関連して利用される器具の動作を低下させる場合がある。他の例では、RFエネルギーの侵入は、RFエネルギーの寄生損失を表し得る。このような例では、RFエネルギーの寄生損失は、RF信号発生器によって生成されるエネルギー総量のわずかな割合でしかないかもしれないが、このような寄生損失は、RFエネルギーの非生産的な消費を表す。このため、RFエネルギーの寄生損失の低減に向けたアプローチは、活発な研究分野であり続けている。
ここで提供される背景技術の説明は、本開示の文脈を大まかに提示することを目的とする。この背景技術の項で説明される範囲内における、現時点で名前を挙げられている発明者らによる研究、並びに出願の時点で先行技術として別途みなされ得ない説明の態様は、明示又は暗示を問わず、本開示に対抗する先行技術として認められない。
本請求の一般的態様は、プロセスチャンバに信号を結合する装置を含み、装置は、少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスとプロセスチャンバの少なくとも1つの能動素子との間に位置し、少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスとプロセスチャンバの少なくとも1つの能動素子との間に伝導された第1の電流を制御するように動作する、又は構成される1つ又は複数の第1のスイッチを含む。装置は、少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスと1つ又は複数の電流発生器との間に位置し、1つ又は複数の電流発生器と少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスとの間の電流伝導を制御する1つ又は複数の第2のスイッチをさらに含む。
上記の装置は、1つ又は複数の高周波(RF)フィルタをさらに含むことができ、1つ又は複数のRFフィルタの各々は、1つ又は複数の第1のスイッチの対応する1つと直列関係で配置できる。1つ又は複数のRFフィルタは、約400kHz及び/又は約27.12MHzで少なくとも約20dBの信号減衰を提供できる。少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスはコンデンサを含むことができる。装置のコンデンサは、約1mFから約100mFの静電容量を含むことができる。少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスはインダクタを含むことができる。装置のインダクタは、約1mHから約100mHの範囲に及び得る。装置は、少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスからの電圧を上昇させるように構成された変圧器をさらに含むことができる。装置は、少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスに接続され、少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスの静電容量又はインダクタンスの値を修正するコントローラをさらに含むことができる。エネルギー貯蔵デバイスは、並列関係で配置された2つ以上のエネルギー貯蔵デバイスを含むことができる。プロセスチャンバの少なくとも1つの能動素子は、抵抗加熱素子を含むことができる。プロセスチャンバの少なくとも1つの能動素子は、マイクロ波信号発生器、紫外光源、赤外光源、又はそれらの任意の組み合わせを含むことができる。1つ又は複数の第1のスイッチと、高周波(RF)フィルタと、エネルギー貯蔵デバイスと、1つ又は複数の第2のスイッチとは、1つ又は複数の電流発生器と直列関係で配置できる。装置は、1つ又は複数の第1のスイッチ及び1つ又は複数の第2のスイッチが同時に閉じることを防ぐように構成されたコントローラをさらに含むことができる。
1つ又は複数の追加の態様において、コントローラは、1つ又は複数の第1のスイッチ及び1つ又は複数の第2のスイッチの切り替えを制御するように動作してもよく、コントローラは、メモリに接続され、少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスとプロセスチャンバの少なくとも1つの能動素子との間に位置する1つ又は複数の第1のスイッチの開放を指示するプロセッサを有してもよい。プロセッサは、さらに、1つ又は複数の第2のスイッチの開放に続いて、又は同時に、1つ又は複数の第1のスイッチの閉鎖を指示してもよく、1つ又は複数の第2のスイッチは少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスと1つ又は複数の電流発生器との間に位置する。
コントローラは、ある持続時間の後に、1つ又は複数の第2のスイッチの開放を指示できる。1つ又は複数の第2のスイッチの開放に続いて、又はこれと同時に、コントローラは、1つ又は複数の第1のスイッチの閉鎖を引き起こすことができる。コントローラは、さらに、少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスの静電容量又はインダクタンスの値を修正するように動作できる。コントローラは、さらに、少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスがあらかじめ定められた量のエネルギーを蓄積したという表示に応答して、1つ又は複数の第1のスイッチの閉鎖を指示できる。
1つ又は複数の追加の態様は、プロセスチャンバを含んでもよく、プロセスチャンバは、高周波(RF)信号を受信するための第1の入力ポートを含む。プロセスチャンバは、さらに、プロセスチャンバ内に少なくとも部分的に配置された抵抗加熱素子を含むことができる。プロセスチャンバは、さらに、エネルギー貯蔵デバイスに接続され、抵抗加熱素子に電流を供給する電流発生器を含むことができる。プロセスチャンバは、さらに、エネルギー貯蔵デバイスと抵抗加熱素子との間に設けられ、エネルギー貯蔵デバイスから抵抗加熱素子に結合される電流を遮断する第1のスイッチを含むことができる。プロセスチャンバは、さらに、電流発生器とエネルギー貯蔵デバイスとの間に設けられ、電流発生器とエネルギー貯蔵デバイスから結合される電流を遮断する第2のスイッチを含むことができる。
プロセスチャンバは、第1のスイッチの開放と、第2のスイッチの閉鎖を開始して、エネルギー貯蔵デバイスが電流発生器からの電荷を蓄積することを可能にするコントローラをさらに含むことができる。プロセスチャンバのコントローラは、さらに、あらかじめ定められた量の電荷を蓄積するエネルギー貯蔵デバイスに応答して、第1のスイッチを閉じ、かつ第2のスイッチを開くことができる。プロセスチャンバのコントローラは、さらに、第1のスイッチ及び第2のスイッチが同時に閉じないように動作できる。エネルギー貯蔵デバイスは、約1mFから約100mFの合計静電容量を有する1つ又は複数のコンデンサを含むことができ、又は約1mHから約100mHの合計インダクタンスを有する1つ又は複数のインダクタを含むことができる。第1の入力ポートによって受信されたRF信号は、約400kHzの信号及び/又は約27.12MHzの信号に相当し得る。プロセスチャンバは2つ以上のウェハ処理ステーションを含むことができる。
添付の図面の図において、本明細書に開示される様々な実装は例示であり、限定として示されるものではない。図面において、類似の参照符号は類似の要素を指す。
図1Aは、実施形態に係る、任意の数のプロセスを使用して基板の上又は上方に膜を堆積又はエッチングするための装置例を示す。
図1Bは、一実施形態に係る、能動部品を使用するマルチステーション集積回路製造チャンバの概略図である。
図2Aは、一実施形態に係る、マルチステーション集積回路製造チャンバのプロセスステーションの入力信号導体からRF信号を分離するための装置例の第1のスイッチ状態を示す概略図である。
図2Bは、一実施形態に係る、図2Aに示す装置例の第2のスイッチ状態を示す概略図である。
図2Cは、一実施形態に係る、図2A及び図2Bのエネルギー貯蔵デバイスの充電及び放電を描く波形例を示す。
図3Aは、一実施形態に係る、プロセスステーションの入力信号導体からRF信号を分離するための装置内に並列に配置されたエネルギー貯蔵デバイスを示す概略図である。
図3Bは、一実施形態に係る、図3Aの並列に接続されたエネルギー貯蔵デバイスの充電及び放電を描く波形例を示す。 3Cは、一実施形態に係る、図3Aの並列に接続されたエネルギー貯蔵デバイスの充電及び放電を描く波形例を示す。
図4は、一実施形態に係る、プロセスステーションの入力信号導体からRF信号を分離するための装置例においてエネルギー貯蔵デバイスに接続されたコントローラを示す概略図である。
図5は、一実施形態に係る、プロセスステーションの入力信号導体からRF信号を分離するための装置例においてエネルギー貯蔵デバイスに接続された昇圧変圧器を示す概略図である。
図6は、一実施形態に係る、プロセスチャンバの入力信号導体からRF信号を分離する方法例に関するフローチャートである。
ある種の集積回路製造チャンバでは、高周波(RF)電源が、製造チャンバ内で、電離気体状の化合物及び/又は元素を含み得るプラズマの形成を可能にする信号を提供するために利用されることがある。マルチステーション集積回路製造チャンバでは、単一のRF電源からの電力は、マルチステーション集積回路製造チャンバの各個別のステーションでプラズマの形成を可能にする信号を提供するように、ほぼ等しい割合に分割される場合もある。したがって、半導体ウェハは、単一のRF入力信号を利用して、材料の堆積又は除去(例えば、エッチング)プロセスを同時に受ける場合もある。特定のマルチステーション集積回路製造チャンバでは、RFエネルギーは、製造チャンバの各ステーション内に配置された構造体に伝送線を介して結合される場合もある。このような配置により、製造中の集積回路ウェハに近接して電離電場又は磁場を形成できる。このようにして、電離プラズマが生成されて、集積回路ウェハの露出面に直ちに展開され得る。
特定の適用では、製造チャンバの各ステーションへのRFエネルギーの結合に加えて、熱エネルギーがさらに各ステーションへと結合されることもある。いくつかの配置において、本明細書でさらに説明されるように、抵抗加熱器又は他の種類の能動素子が、製造中の集積回路ウェハの下に設置された台座に配置されてもよい。したがって、このような配置では、製造ステーションに結合されたRFエネルギー及び熱エネルギーは、材料堆積及び/又は材料除去(例えば、エッチング)プロセスを加速するために協調し得る。加えて、製造ステーションに結合されたRFエネルギー及び熱エネルギーを別々に制御することによって、堆積及び/又は材料除去プロセスが厳密に制御され得る。これにより、プロセスの最適化、プロセスの再現性などを向上させることができる。
特定の種類のマルチステーション製造チャンバでは、比較的高い通電能力を有する電気伝導体が、電流発生器からプロセスステーション内の能動(例えば、加熱)素子へと信号を伝達するために利用される場合がある。特定の状況下では、そのような電気伝導体は、製造チャンバ内の位置から電流発生器の方向へのRF信号の伝導を可能にする経路を提供することもある。したがって、製造チャンバ内に導入されたRF電力は、結合されたRF電力が製造プロセスの態様に有益ではない、又は前記態様を強化しない製造チャンバ内の位置に、意図せずして結合される場合がある。他の例では、製造チャンバに導入されたRF電力は、製造チャンバ外の位置に意図せずして引き込まれることがある。多くの例では、製造チャンバの内部又は外部の位置へのRF電力のこのような不要な結合は、RF電力の寄生損失を表し得る。いくつかの例では、RF電力のこのような寄生損失は、製造チャンバの特定のステーションに結合された全RF電力の約1%から5%を占めることもある。いくつかの例では、そのような寄生損失は、マルチステーション製造チャンバのステーション間で変動することもある。したがって、そのような変動は、マルチステーション製造チャンバの個々のステーションに結合されたRF電力の実際の量の判定に関連する計算の誤差の原因を表すこともある。
さらに、製造チャンバ外の位置へのRF電力の寄生結合は、製造チャンバ外に設置された高感度電子回路部品との干渉を引き起こすこともある。例えば、比較的低レベルの信号(例えば、電圧の大きさ)がパラメータを伝達するために利用されるような特定の種類の回路では、RF信号がそのような回路部品に結合すると、信号振幅に歪みが生じることもある。このような信号振幅の歪みは、制御システムに負の影響を及ぼすこともある。負の影響の例として、意図しないプロセスの変動、製造装置の損傷、又は他の望ましくない結果をあげることができる。ある特定の例では、熱電対から出力信号導体へのRFエネルギーの結合は、報告される温度に大きな変動をもたらすこともある。このような変動と報告された温度は、その結果、製造チャンバの個々のステーション内に設置された加熱素子に伝導される電流に大きな変動をもたらすこともある。
したがって、上記の理由及び潜在的に他の理由により、プロセスチャンバの入力信号導体からのRF信号の分離は、製造プロセスにおけるステーション間の変動の最小化に向けたアプローチを提供し得る。プロセスチャンバの入力信号導体からのRF信号の分離は、RFエネルギーを製造チャンバ内の位置に閉じ込めるように作用する。特定の実施形態において、RFエネルギーを製造チャンバ内の位置に閉じ込めることは、少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスとプロセスチャンバの少なくとも1つの能動素子との間に位置する1つ又は複数の第1のスイッチの使用を含んでもよい。1つ又は複数の第1のスイッチは、少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスとプロセスチャンバの少なくとも1つの能動素子との間に伝導される第1の電流を制御するように動作できる。プロセスチャンバの能動素子は、例えば、加熱器を含んでもよいが、マイクロ波信号発生器、紫外光源、赤外光源、又は、プロセスチャンバ内に存在する前駆体ガス、基板、若しくは他の素子にエネルギーを付与できる他のエネルギー源などの他の能動素子を含んでもよい。1つ又は複数の第2のスイッチは、少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスと1つ又は複数の電圧又は電流発生器との間に配置され、1つ又は複数の電流発生器と少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスとの間に伝導される電流を制御してもよい。
このようなスイッチと、このようなスイッチを制御するように構成されたコントローラとを使用することにより、1つ又は複数の第1のスイッチは、電圧又は電流発生器をプロセスチャンバから分離するために開かれてもよい。1つ又は複数の第1のスイッチの開放に続いて、1つ又は複数の第2のスイッチが閉じられてもよく、これにより(例えば)電流源によるエネルギー貯蔵デバイスの充電を可能にしてもよい。エネルギー貯蔵デバイスが充電された後、1つ又は複数の第2のスイッチは開かれてもよく、かつ1つ又は複数の第1のスイッチは閉じられてもよい。このように、エネルギー貯蔵デバイスから、マルチステーション集積回路製造チャンバのプロセスステーションなどのプロセスステーションに電荷を伝導可能にしてもよい。特定の実施形態において、コントローラは、1つ又は複数の第1のスイッチ及び1つ又は複数の第2のスイッチが同時に閉じることを防ぐように動作してもよい。第1のスイッチ及び第2のスイッチが同時に閉じられることを防ぐことによって、プロセスステーションからの寄生RF信号がプロセスチャンバから電流発生器に結合されることを不可能にしてもよい。プロセスステーションから電流発生器へのRFエネルギーの結合を不可能にした結果として、プロセスステーションによって示される負荷インピーダンスは、安定を保ち得る。したがって、プロセスステーションがRF発生器に対して安定した負荷インピーダンスを示すことに応答して、プロセスステーションに結合されたRF電力は、より少ない変動を受ける場合もある。これにより、プロセスステーションに結合されたRF電力は安定化され、製造プロセスに対するより大きな制御、プロセスの再現性の向上などをもたらし得る。
特定の実施形態及び実装が、様々なプラズマ励起原子層堆積(PEALD)プロセス(例えば、PEALD1、PEALD2)、様々なプラズマ励起化学気相成膜(例えば、PECVD1、PECVD2、PECVD3)プロセスなどの多くのウェハ製造プロセスと共に使用されてもよく、又は単一の成膜プロセス中にオンザフライで使用されてもよい。特定の実装において、多数の出力ポートを有するRF電力発生器は、400kHz、440kHz、1MHz、2MHz、13.56MHz、及び27.12MHzの周波数を含み得る、300kHzから60MHzの周波数などの任意の信号周波数で使用されてもよい。しかしながら、他の実装では、多数の出力ポートを有するRF電力発生器は、いかなる信号周波数で動作してもよい。信号周波数は、50kHzから300kHzなどの比較的低い周波数だけでなく、約60MHzから約100MHzなどのより高い周波数を、実質的に制限なく含んでもよい。
本明細書に記載される特定の実施形態は、4つのプロセスステーションを含むマルチステーション半導体製造チャンバを示し、及び/又は説明する場合もある。しかしながら、開示される実施形態は、任意の数のプロセスステーションを含むマルチステーション集積回路製造チャンバを包含することが意図されている。したがって、特定の実装において、RF電力発生器の出力信号が、製造チャンバの2つのプロセスステーション又は3つのプロセスステーション間で分配される場合もある。RF電力発生器からの出力信号は、5つのプロセスステーション、6つのプロセスステーション、8つのプロセスステーション、10のプロセスステーションなどの、実質的制限なしにより多くのプロセスステーション間で分配されてもよい。本明細書に記載される特定の実施形態は、約300kHzから約2MHzの周波数などの単一の比較的低い周波数のRF信号、並びに2MHzから100MHzの周波数などの単一の比較的高い周波数のRF信号の利用を示し、及び/又は説明する場合もある。開示される実施形態は、2MHz未満の周波数などの任意の数の無線周波数、並びに2MHzを超える任意の数の無線周波数の使用を包含することが意図されている。
半導体装置の製造は、集積化製造プロセスにおいて、平面又は非平面基板の上又は上方に1つ又は複数の薄膜を堆積又はエッチングすることを含む場合がある。集積回路製造プロセスのいくつかの態様において、固有の基板トポグラフィに適合する薄膜を堆積することが有用である場合もある。多くの場合に有用な反応の1つとして、化学気相成長(CVD)が挙げられる。ある種のCVDプロセスでは、反応チャンバのステーションに導入された気相反応物質が同時に気相反応を起こす。気相反応の生成物は、基板の表面に堆積する。この種の反応は、プラズマの存在によって駆動又は励起される場合があり、その場合、プロセスはプラズマ励起化学気相成膜(PECVD)反応と呼ばれることもある。本明細書で使用する場合、CVDという用語は、特に断りのない限り、PECVDを含むことが意図されている。CVDプロセスはある種の欠点を有し、いくつかの文脈ではあまり適切ではなくなる。例えば、CVD気相反応の物質移動の制限により、上面(例えば、ゲートスタックの上面)でより厚い堆積を示し、凹面(例えば、ゲートスタックの底部角)でより薄い堆積を示す堆積効果がもたらされることがある。さらに、デバイス密度の異なる領域を有するいくつかの半導体ダイに対応して、基板表面にわたる物質移動効果により、ダイ内及びウェハ内の厚さにばらつきが生じる場合がある。そのため、その後のエッチングプロセス中に、厚みのばらつきにより、結果としていくつかの領域はオーバーエッチングに、他の領域はアンダーエッチングになり、デバイス性能とダイ収率を低下させ得る。CVDプロセスに関する別の困難は、高アスペクト比のフィーチャにおいてしばしばコンフォーマルな膜を成膜できないことである。この問題は、デバイスの小型化が進むにつれて、ますます深刻になり得る。ウェハ製造プロセスの特定の態様のこれら及び他の欠点は、図1A及び図1Bに関連して議論される。
別の例では、いくつかの堆積プロセスは、多数の膜堆積サイクルを含み、各々が個別の膜厚を生成する。例えば、原子層堆積(ALD)では、堆積層の厚さは、膜形成化学反応自体の前に、吸着制限層を形成するために基板表面に吸着し得る1つ又は複数の膜前駆体反応物の量によって制限される場合がある。したがって、ALDのフィーチャは、単一の原子又は分子の幅を有する層などの薄膜の形成を含み、これらは繰り返しかつ連続的に使用される。デバイス及びフィーチャのサイズが縮小され続け、集積回路(IC)設計において3次元のデバイス及び構造がより普及するにつれて、薄いコンフォーマルな膜(例えば、下層構造の形状に対して均一な厚さを有する材料の膜)を成膜する能力は、重要性を増し続けている。したがって、ALDが、各堆積サイクルにより材料の単一の原子又は分子層を堆積する成膜技術であることを考慮すると、ALDはコンフォーマルな膜の成膜によく適していると思われる。いくつかの例では、ALDを含むデバイス製造プロセスは、数百又は数千の数に達する場合もある多数のALDサイクルを含むこともある。多数のALDサイクルを利用して、実質的に任意の望ましい厚さの膜が形成され得る。さらに、各層が薄くかつコンフォーマルであるという観点から、このようなプロセスから得られる膜は、任意の下層デバイス構造の形状に適合し得る。特定の実装において、ALDサイクルは、以下のステップを含んでもよい。
第1の前駆体への基板表面の曝露。
その内部に基板が配置された反応チャンバのパージ。
プラズマ及び/又は第2の前駆体への基板表面の曝露などによる、基板表面の反応の活性化。
その内部に基板が配置された反応チャンバのパージ。
各ALDサイクルの持続時間は、少なくとも特定の実施形態において、約25秒未満、又は約10秒未満、又は約5秒未満であってもよい。ALDサイクルの単一(又は複数)のプラズマ曝露ステップは、約1秒以下の持続時間などの短い持続時間であってもよい。
次に図面に目を向けると、図1Aは、様々な実施形態に係る、任意の数のプロセスを使用する基板の上又は上方への膜の堆積又はエッチングのための装置例を示す。図1Aの処理装置100は、内容積に単一の基板ホルダ108(例えば台座)を有するプロセスチャンバの単一のプロセスステーション102を描いており、これは、真空ポンプ118によって真空下に維持されてもよい。シャワーヘッド106及びガス送達システム130は、プロセスチャンバに流体接続されてもよい。シャワーヘッド106及びガス送達システム130は、膜前駆体、キャリアガス及び/又はパージガス及び/又はプロセスガス、二次反応物質などの送達を可能にしてもよい。プロセスチャンバ内のプラズマの生成に利用される装置もまた、図1Aに示されている。図1Aに概略的に例示された装置は、特にプラズマ励起CVDを実行するために適合されてもよい。
図1Aにおいて、ガス送達システム130は、シャワーヘッド106に送達するためのプロセスガスを混合及び/又は調整するための混合容器104を含む。1つ又は複数の混合容器吸気弁120は、混合容器104へのプロセスガスの導入を制御してもよい。特定の反応物質は、蒸発及びその後のプロセスチャンバのプロセスステーション102への送達の前に、液体状態で貯蔵されてもよい。図1Aの実施形態は、混合容器104に供給される液体反応物質を蒸発させるための蒸発ポイント103を含む。いくつかの実装では、蒸発ポイント103は、加熱された液体注入モジュールを含んでもよい。いくつかの他の実装では、蒸発ポイント103は加熱された蒸発器を含んでもよい。さらに他の実装では、蒸発ポイント103は、プロセスステーションから排除されてもよい。いくつかの実装では、蒸発ポイント103の上流の液体流量コントローラ(LFC)が、蒸発及びプロセスステーション102への送達のために、液体の質量流量を制御するために提供されてもよい。
シャワーヘッド106は、プロセスステーションにおいて、プロセスガス及び/又は反応物質(例えば、膜前駆体)を基板112に向けて分配するように動作してもよく、その流れは、シャワーヘッドから上流の1つ又は複数の弁(例えば、弁120、120A、105)により制御されてもよい。図1Aに描かれた実施形態では、基板112は、シャワーヘッド106の下に位置するように描かれ、台座108の上に載っているように示される。シャワーヘッド106は、任意の適切な形状であればよく、基板112にプロセスガスを分配するための任意の適切な数及び配置のポートを含んでもよい。2つ以上のステーションを含むいくつかの実装では、ガス送達システム130は、シャワーヘッドの上流に弁又は他の流量制御構造を含み、これは、1つのステーションへのガス流を許可する一方で第2のステーションへのガス流を禁止するために、各ステーションへのプロセスガス及び/又は反応物質の流れを独立して制御できる。さらに、ガス送達システム130は、異なるステーションに提供されるガス組成が異なるように(例えば、ガス成分の分圧が同時にステーション間で変化してもよい)、マルチステーション装置内の各ステーションに送達されるプロセスガス及び/又は反応物質を独立して制御するように構成されてもよい。
図1Aでは、容積107は、シャワーヘッド106の下に位置するように描かれている。いくつかの実装では、台座108は、基板112を容積107に曝露するために、及び/又は容積107の大きさを変化させるために、上昇又は下降させることができる。随意に、台座108は、容積107内のプロセス圧力、反応物質濃度などを調節するために、堆積プロセスの一部の間に下げられ及び/又は上げられてもよい。シャワーヘッド106及び台座108は、プラズマ生成構造体に信号を提供するために、RF電力発生器114及びマッチングネットワーク116に電気的に接続されているものとして描かれている。したがって、特定の実装では、シャワーヘッド106は、RF電力をプロセスステーション102に結合するための電極として機能してもよい。いくつかの実装では、プラズマエネルギーは、プロセスステーション圧力、ガス濃度、RF電力発生器によって生成される電力などのうちの1つ以上を制御することによって、(例えば、適切な機械可読命令及び/又は制御論理を有するシステムコントローラを介して)制御される。例えば、RF電力発生器114及びマッチングネットワーク116は、任意の適切なRF電力レベルで動作されてもよく、ラジカルガス種の所望の組成を有するプラズマの形成をもたらすように動作してもよい。加えて、RF電力発生器114は、低周波成分(例えば、2MHzより小さい)並びに高周波成分(例えば、2MHzより大きい)などの、2つ以上の周波数成分を有するRF電力を提供してもよい。
図1Aの実施形態では、能動素子161は、台座108の下に配置されてもよい。能動素子161は、基板112と同様に、台座108の加熱をもたらすために利用されてもよい。いくつかの実装では、能動素子161は、抵抗加熱コイルに相当してもよい。特定の実装では、シャワーヘッド106及び能動素子161は、プラズマの形成を強化するように協働してもよい。プラズマの形成の強化は、結果として、プロセスステーション102内で発生する材料堆積及び/又は材料除去(例えば、エッチング)プロセスを加速させる場合もある。電流発生器170は、導体109Aによって、電流を能動素子161に供給するものとして示されている。
いくつかの実装において、プラズマ生成及び維持条件は、適切なハードウェア、及び/又はシステムコントローラにアクセス可能な適切な機械可読命令を介して制御される。機械可読命令は、コンピュータ可読媒体上に符号化された入力/出力制御(IOC)命令の非一時的シーケンスを含んでもよい。一例において、プラズマを生成又は維持するための命令は、プロセスレシピのプラズマ活性化レシピの形態で提供される。いくつかの場合には、プロセスレシピは連続的に配列されてもよく、それによってプロセスのための少なくともいくつかの命令を同時に実行できる。いくつかの実装では、1つ又は複数のプラズマパラメータを設定するための命令が、プラズマ生成プロセスに先行するレシピに含まれてもよい。例えば、第1のレシピは、不活性ガス(例えば、ヘリウム)及び/又は反応ガスの流量を設定するための命令と、プラズマ発生器を電力設定ポイントに設定するための命令と、第1のレシピのための時間遅延命令とを含んでもよい。続く第2のレシピは、プラズマ発生器を有効にするための命令と、第2のレシピのための時間遅延命令とを含んでもよい。第3のレシピは、プラズマ発生器を無効にするための命令と、第3のレシピのための時間遅延命令とを含んでもよい。これらのレシピは、本開示の範囲内の任意の好適な方法でさらに細分化及び/又は反復されてもよいことが理解されよう。いくつかの堆積プロセスにおいて、プラズマストライクの持続時間は、例えば、約3秒から約15秒などの数秒の持続時間に対応してもよく、又は約30秒までの持続時間などのより長い持続時間を含んでもよい。本明細書に記載される特定の実装では、はるかに短いプラズマストライクが、処理サイクル中に適用されてもよい。そのようなプラズマストライク持続時間は、約50ミリ秒未満のオーダーであってもよく、約25ミリ秒が特定の実施例において利用される。
簡略化のために、処理装置100は、低圧環境を維持するためのプロセスチャンバの独立型ステーション(102)として、図1Aに描かれている。しかしながら、様々な実施形態に係る、マルチステーションプロセスツール例の概略図を描いた図1Bに示されるように、複数のプロセスステーションが、マルチステーションプロセスツール環境に含まれ得ることが理解されよう。プロセスツール101は、多数のプロセスステーションを含む集積回路製造チャンバ165を採用する。プロセスステーションは、特定のプロセスステーションにおいて、図1Aの台座108などのウェハホルダを介して保持された基板に対して処理動作を実行するために利用されてもよい。図1Bの例では、集積回路製造チャンバ165は、4つのプロセスステーション151、152、153、及び154を含むものとして示されている。他の同様のマルチステーション処理装置は、実装に応じて、例えば、並列ウェハ処理の所望のレベル、サイズ/スペースの制約、コストの制約などに応じて、より多くの又はより少ないプロセスステーションを含んでもよい。さらに図1Bに示されるのは、システムコントローラ190の制御下で動作可能な基板ハンドラロボット175である。基板ハンドラロボット175は、ウェハカセット(図1Bには示さず)から基板を移動させるように構成又は適合させることができる。ウェハカセットからの基板は、ローディングポート180から、マルチステーション集積回路製造チャンバ165内に、そしてプロセスステーション151、152、153、及び154のうちの1つの上へと移動されてもよい。
図1Bはまた、プロセスツール101のプロセス条件及びハードウェア状態を制御するために採用されるシステムコントローラ190の実施形態を示す。システムコントローラ190は、1つ又は複数のメモリデバイス、1つ又は複数の大容量記憶装置、及び1つ又は複数のプロセッサを含んでもよい。1つ又は複数のプロセッサは、中央処理装置、アナログ及び/又はデジタル入力/出力接続、ステッピングモータ制御ボードなどを含んでもよい。いくつかの実装では、システムコントローラ190は、プロセスツール101の全ての動作を制御する。システムコントローラ190は、大容量記憶装置に保存されたシステム制御ソフトウェアを実行し、システム制御ソフトウェアは、メモリデバイスにロードされ、システムコントローラのプロセッサによって実行されてもよい。システムコントローラ190のプロセッサによって実行されるソフトウェアは、タイミング、ガスの混合物、製造チャンバ及び/又はステーションの圧力、製造チャンバ及び/又はステーションの温度、ウェハ温度、基板の台座、チャック及び/又はサセプタの位置、1つ又は複数の基板に対して行われるサイクル数、及びプロセスツール101によって行われる特定のプロセスの他のパラメータを制御するための命令を含んでもよい。これらのプログラムされたプロセスは、限定されないが、チャンバ内部の表面上への蓄積量の判定に関連するプロセス、サイクル数を含む基板への膜の堆積に関連するプロセス、補償サイクル数の決定及び取得、及びチャンバの洗浄に関連するプロセスを含む、様々な種類のプロセスを含んでもよい。システムコントローラ190の1つ又は複数のプロセッサによって実行され得るシステム制御ソフトウェアは、任意の適切な方法で構成されてもよい。例えば、様々なツールプロセスを行うのに必要なプロセスツールコンポーネントの動作を制御するために、様々なプロセスツールコンポーネントのサブルーチン又は制御オブジェクトが書き込まれてもよい。
いくつかの実施形態では、システムコントローラ190のプロセッサによる実行のためのソフトウェアは、上述の様々なパラメータを制御するための入力/出力制御(IOC)順序付け命令を含んでもよい。例えば、基板の堆積の各段階及び堆積周期は、システムコントローラ190による実行のための1つ又は複数の命令を含んでもよい。ALDコンフォーマル膜堆積プロセス段階のプロセス条件を設定するための命令は、対応するALDコンフォーマル膜堆積レシピ段階に含まれてもよい。いくつかの実装では、レシピ段階は連続的に配列されてもよく、それによってプロセス段階に対する全ての命令がそのプロセス段階と同時に実行される。
システムコントローラ190の大容量記憶装置及び/又はシステムコントローラ190にアクセス可能な記憶装置に保存される他のコンピュータソフトウェア及び/又はプログラムが、いくつかの実施形態において採用されてもよい。この目的のためのプログラム又はプログラムのセクションの例として、基板位置決めプログラム、プロセスガス制御プログラム、圧力制御プログラム、加熱器制御プログラム、及びプラズマ制御プログラムが挙げられる。基板位置決めプログラムは、(図1Aの)台座108に基板を搭載するために、かつ基板とプロセスツール101の他の部分との間の間隔を制御するために用いられるプロセスツールコンポーネントのためのプログラムコードを含んでもよい。位置決めプログラムは、基板上に膜を堆積するために、かつチャンバを洗浄するために、必要に応じて反応チャンバ内外に基板を適切に移動させるための命令を含んでもよい。
プロセスガス制御プログラムは、ガス組成及び流量を制御するためのコードと、堆積前に1つ又は複数のプロセスステーションへのガスの流れを制御し、プロセスステーション内の圧力の安定化をもたらし得るコードとを含んでもよい。いくつかの実施形態では、プロセスガス制御プログラムは、反応チャンバでの基板上への膜の形成中にガスを導入するための命令を含む。これは、基板のバッチ内で1つ又は複数の基板ごとに異なるサイクル数でガスを導入することを含んでもよい。圧力制御プログラムは、例えば、プロセスステーションの排気システムの絞り弁、プロセスステーションへのガス流などを調節することにより、プロセスステーション内の圧力を制御するためのコードを含んでもよい。圧力制御プログラムは、バッチの処理中に1つ又は複数の基板に異なるサイクル数の堆積を行う間、同じ圧力を維持するための命令を含んでもよい。
加熱器制御プログラムは、基板を加熱するために使用される電流発生器170への電流を制御するためのコードを含んでもよい。したがって、特定の実施形態では、電流発生器170は、直流又は交流を供給するための電圧源などの電圧源に相当し得る。特定の実施形態において、電流発生器170は、直流又は交流を生成する電流源などの電流発生器に相当し得る。しかしながら、いずれの実施形態においても、電流発生器170は、プロセスステーション151、152、153、及び154の全てに存在する1つ又は複数のガスの温度の測定可能な変化をもたらすために十分な電圧及び/又は十分な電流を供給できることが熟慮される。温度のそのような変化は、電離気体状成分によって基板上に材料を堆積する又は基板から材料をエッチングするように作用するプラズマ生成プロセスをもたらす、又は強化するように作用し得る。図1Bの実施形態では、電流発生器170は、能動素子161、162、163、及び164に電流を供給する。しかしながら、他の実施形態では、電流発生器170は、4つ未満の能動素子などの、異なる数の加熱素子に電流を供給してもよい。他の実施形態では、電流発生器170は、実質的に制限なく、5つの能動素子、6つの能動素子、8つの能動素子、10の能動素子などの、より多くの加熱素子に電流を供給してもよい。
システムコントローラ190は、RF電力を生成して、RF電力入力ポート167A、167B、167C、及び167Dを介してマルチステーション集積回路製造チャンバ165に送信し得るRF電力発生器114の動作をさらに制御及び/又は管理してもよい。そのような動作は、集積回路製造チャンバ165に送達されるRF電力の上限及び下限閾値、RF電力の投入/停止時間、RF電力オン/オフ持続時間、デューティサイクル、動作周波数などの決定に関するものであってもよい。さらに、システムコントローラ190は、RF電力入力ポート167A、167B、167C、及び167Dによって集積回路製造チャンバ165に送達されるRF電力の通常動作パラメータの集合を決定してもよい。そのようなパラメータは、例えば、反射係数(例えば、散乱パラメータS11)又は電圧定在波比の観点からRF電力入力ポート167A、167B、167C、及び167Dから反射される電力の上限及び下限閾値を含んでもよい。このようなパラメータは、RF電力入力ポート167A~167Dに印加される電圧の上限及び下限閾値、RF電力入力ポート167A、167B、167C、及び167Dを通じて伝導される電流の上限及び下限閾値、並びにRF電力入力ポート167A、167B、167C、及び167Dを通じて伝導される電圧と電流との位相角度の大きさに関する上限閾値をさらに含んでもよい。このような閾値は、「範囲外」のRF信号特性を定義する際に利用されてもよい。例えば、上限閾値よりも大きい反射電力は、範囲外のRF電力パラメータを示し得る。同様に、下限閾値より低い、又は上限閾値より大きい値を有する印加電圧又は伝導電流は、範囲外のRF信号特性を示し得る。
特定の実装では、RF電力発生器114は、約400kHzの第1の周波数及び約27.12MHzの第2の周波数などの2つの周波数を生成するように動作してもよい。しかしながら、RF電力発生器は、約300kHzから約100MHzの周波数などの、さらなる周波数を生成可能であってもよく、実装はこの点で限定されないことに留意されたい。特定の実施形態では、RF電力発生器114によって生成される信号は、約300kHzから約2MHzの周波数として定義され得る少なくとも1つの低周波(LF)、及び約2MHzより大きく約100MHz未満の周波数として定義され得る少なくとも1つの高周波(HF)を含んでもよい。
特定の実施形態では、マルチステーション集積回路製造チャンバ165は、入力ポート167A~167Dに追加して、入力ポートを含んでもよい。特定の実施形態では、集積回路製造チャンバ165の各プロセスステーションは、第1及び第2の入力ポートを利用してもよく、ここで、第1の入力ポートは、第1の周波数を有する信号を伝達するために利用されてもよく、第2の入力ポートは、第2の周波数を有する信号を伝達してもよい。2つ以上の周波数の使用は、強化されたプラズマ特性をもたらし、特定の限度内の堆積速度又はエッチング速度及び/又はより容易に制御される堆積/エッチング速度をもたらす場合がある。2つ以上の周波数の使用は、他の望ましい結果をもたらす場合もあり、開示される実装は、これらの周波数に限定されるものではない。
いくつかの実施形態では、システムコントローラ190に関連づけられたユーザインタフェースが存在してもよい。ユーザインタフェースは、ディスプレイスクリーン、プロセスツール及び/又はプロセス条件のグラフィカルソフトウェアディスプレイ、並びにポインティングデバイス、キーボード、タッチスクリーン、マイクロフォンなどのユーザ入力デバイスを含んでもよい。
いくつかの実施形態では、システムコントローラ190によって調整されるパラメータは、プロセス条件に関するものであってもよい。非限定的な例として、プロセスガス組成及び流量、温度、圧力、プラズマ条件などが挙げられる。これらのパラメータは、レシピの形態でユーザに提供されてもよい。レシピは、ユーザインタフェースを利用して入力されてもよい。基板のバッチ全体に対するレシピは、バッチの処理過程における厚みの傾向を説明するために、バッチ内の1つ又は複数の基板の補償されたサイクルカウントを含んでもよい。
製造プロセスを監視するための信号は、様々なプロセスツールセンサからシステムコントローラ190のアナログ及び/又はデジタル入力接続によって提供されてもよい。プロセスを制御するための信号は、プロセスツール101のアナログ及び/又はデジタル出力接続によって送信されてもよい。監視され得るプロセスツールセンサの非限定的な例として、質量流量コントローラ、圧力センサ(マノメータなど)、熱電対などが挙げられる。センサはまた、チャンバの内部の1つ又は複数の表面上の蓄積及び/又はチャンバ内の基板上の材料層の厚さを監視し、かつ判定するために含まれ、使用されてもよい。適切にプログラムされたフィードバックと制御アルゴリズムが、プロセス条件を維持するためにこれらのセンサからのデータと共に使用されてもよい。
システムコントローラ190は、上述した堆積プロセスを実施するためのプログラム命令を提供してもよい。プログラム命令は、DC電力レベル、圧力、温度、基板に対するサイクル数、チャンバ内部の少なくとも1つの表面上の蓄積量などの、様々なプロセスパラメータを制御してもよい。命令は、本明細書に記載される実施形態に係る膜スタックのインサイチュ堆積を操作するためのパラメータを制御してもよい。
例えば、システムコントローラは、(a)堆積チャンバ内部の少なくとも1つの内部領域上に現在蓄積されている堆積材料の量を判定するなどの、本明細書に記載の技術を実行するための制御論理を含んでもよい。さらに、システムコントローラは、堆積チャンバの内部領域上に現在蓄積されている堆積材料の量を与えて目標堆積厚を作り出すためのALDサイクルの補償数を得るために、(a)において判定された蓄積された堆積材料の量、又はそれから導かれるパラメータを、(i)目標堆積厚を達成するために必要なALDサイクルの数と、(ii)蓄積された堆積材料の量を表す変数との間の関係に適用するための制御論理を含んでもよい。システムコントローラは、基板のバッチ内の1つ又は複数の基板に対する補償数のALDサイクルを実行するための制御論理を含んでもよい。システムは、チャンバ内の蓄積が蓄積限界に達したことを判定し、その判定に応答して基板のバッチの処理を停止し、チャンバ内部の洗浄動作を開始するための制御論理をさらに含んでもよい。
特定の実施形態では、RF電力発生器114からマルチステーション集積回路製造チャンバ165の入力ポート167A~167Dに最大電力が結合されることが望ましい場合がある。したがって、RF電力発生器114からの最大電力結合をもたらすために、マルチステーション集積回路製造チャンバ165の外部の位置へのRF信号の結合によって導入される寄生損失が低減される場合がある。図2Aは、実施形態200に係る、マルチステーション集積回路製造チャンバのプロセスステーションの入力信号導体からRF信号を分離するように動作する装置例における1つ又は複数の第1のスイッチの状態を示す概略図である。図2Aは単一のプロセスステーション(151)のみを示すが、少なくとも特定の実施形態では、図2Aと同様の装置が、マルチステーション集積回路製造チャンバの追加のプロセスステーション(例えば、152、153、及び154)と関連して使用されてもよい。
図2Aにおいて、電流発生器170は、任意の種類の交流又は直流発生器を表す。特定の実施形態では、電流発生器170は、出力電圧の振幅が変動し得る、予め定義された電流を生成するように構成される。他の実施形態では、電流発生器170は、出力電流の振幅が変化し得る、予め定義された電圧を生成する。開示された実施形態は、交流又は直流を生成するように動作するすべての種類の電圧及び電流発生器を包含するように意図されていることに留意されたい。スイッチ210及び225の閉鎖に応答して、電流は、電流発生器170から、エネルギー貯蔵デバイス215を通り、RFフィルタ220を通って伝導可能であり得ることが理解されよう。プロセスステーション151内の能動素子161に到達すると、伝導された電流は、プロセスステーション151内に抵抗加熱をもたらし得る。他の実施形態では、電流発生器170から伝導された電流は、紫外光源、赤外熱源などの追加の能動素子に結合されてもよく、開示された実施形態は、製造チャンバのプロセスステーションにエネルギーを付与するために利用される任意のそのような能動素子を包含することが意図されている。
また、スイッチ210及び225の閉鎖の結果として、ある量のRFエネルギーが能動素子161の導体に寄生的に結合され得ることが理解されよう。したがって、図2Aに示されるように、入力ポート167AからのRFエネルギーは、導体250に放射される(によって伝導される)場合がある。また、図2Aに示すように、正弦波形230は、電流発生器170の方向に伝搬することがある。特定の実施形態において、そのような寄生結合は、入力ポート167Aを介してステーションに結合されたRF信号電力の割合(例えば、約1%、又は約2%、又は約5%)を表し得る。このような寄生損失は、集積回路製造プロセスに寄与しない、又は集積回路製造プロセスを支援しないことが理解されよう。むしろ、このような寄生結合は、非生産的なRF電力を表す。さらに、そのような寄生結合は、時間の関数として変動する場合がある追加の負荷を表すことができる。プロセスステーション151と寄生結合の組み合わせによって示される負荷のこれらの変動は、RF電力発生器114とRF電力入力ポート167Aとの間のインピーダンス整合に悪影響を及ぼす場合がある。さらに、このような寄生信号は、電流発生器170とプロセスステーション151との間の経路に沿って配置された、又は電気的に接続された高感度電子回路部品に干渉し得るRFエネルギーを放射及び/又は伝導する場合がある。
したがって、プロセスステーション151からのRFエネルギーの寄生結合を防止するために、スイッチ225及びスイッチ210の切り替え状態は、能動素子161と電流発生器170との間の回路経路を開くように調整されてもよい。図2Aの実施形態において、スイッチ225は、時折又は周期的に開かれてもよく、これにより、プロセスステーション151から電流発生器170に向かうRF信号電流の伝導を防いでもよい。スイッチ225が開いている間、正弦波形230は、プロセスステーション151と電流発生器170との間を通過できない。したがって、図2Aに示されるように、スイッチ225の開放に応答して、正弦波形230は、静止波形235によって表されるように、振幅が低減される。特定の実施形態において、スイッチ225は、プロセスステーション151と近接して配置されてもよく、これにより、スイッチ225によって消される前に正弦波形230によって横断される物理的距離を制限する。特定の実施形態において、スイッチ225とプロセスステーション151との間の物理的距離を制限する方法によって、導体250の長さなどの導体長は、対応して短く保たれてもよい。少なくともRF電力発生器114によって生成されるRF信号の波長と比較して、導体250を比較的短い長さに制約する方法によって、導体250のアンテナとしての挙動が防止されてもよい。したがって、特定の実施形態において、導体250の長さ(例えば、プロセスステーション151とスイッチ225との間)は、λ/10未満の値に保たれてもよく、ここで、λは、RF電力発生器114によって生成される最高周波数信号の波長に対応する。
図2Aの実施形態において、スイッチ225が開いている間、第2のスイッチ210は閉じられてもよい。スイッチ210の閉鎖により、電流発生器215はエネルギー貯蔵デバイス215に電荷を印加できる。エネルギー貯蔵デバイス215は、電荷の形態でエネルギーを貯蔵し得る容量性デバイスを表してもよい。あるいは、エネルギー貯蔵デバイス215は、誘導性デバイスを表してもよく、電流の形態でエネルギーを貯蔵してもよい。エネルギー貯蔵デバイス215は、可逆的な化学反応を介したエネルギー貯蔵などの、他の現象を利用してエネルギーを貯蔵するように動作してもよい。開示された実施形態は、エネルギー貯蔵が可能な全てのデバイスを包含することを意図していることに留意されたい。
図2Bは、実施形態201に係る、図2Aに示された装置例の第2のスイッチ状態を示す概略図である。図2Bにおいて、エネルギー貯蔵デバイス215が完全に(又は少なくとも大幅に)充電されていることに応答して、スイッチ210が開かれ、それによって電流発生器170からの電荷の流れが遮断されてもよい。スイッチ210の開放に続いて、スイッチ225が閉じられてもよい。スイッチ225のこのような閉鎖は、エネルギー貯蔵デバイス215から能動素子161に電流が伝導されることを可能にし得る。さらに、スイッチ210が開かれたことに応答して、寄生RF信号の能動素子161から電流発生器170に向かう伝導が防がれてもよい。
簡潔に図2Aの実施形態に戻ると、RFフィルタ220は、第2のスイッチ225のケース又は筐体を通じての、又は任意の他の信号経路を通じてのRF信号伝導に応答して存在し得るRF信号のフィルタリング(又は減衰)を提供するように動作してもよい。特定の実施形態において、RFフィルタ220は、ローパスフィルタとして動作してもよく、RF電力発生器114によって生成される周波数を遮断し、又は著しく減衰させてもよい。したがって、一例では、RF電力発生器114が約400kHz及び約27.12MHzの合成信号を生成する場合、RFフィルタ220は、これらの周波数を拒絶するように設計されてもよい。実施形態例において、RFフィルタ220は、100kHz未満の周波数を通過させ、100kHzを超える周波数を減衰させるように設計又は構成されてもよい。したがって、RF電力発生器114によって生成されたごくわずかな量のRFエネルギー(例えば、400kHz、13.56MHz、27.12MHz)のみが、プロセスステーション151からRFフィルタ220を通過することが可能になる。特定の実施形態において、RFフィルタ220は、100kHzを超える周波数を少なくとも20dBだけ減衰させ得るが、開示された実施形態は、25dB、30dB、35dB、40dBなどの、異なる量だけ信号を減衰させるローパスフィルタを実質的に制限なく包含することが意図されている。
図2Cは、実施形態202に係る、図2A及び2Bのエネルギー貯蔵デバイスの充電及び放電を示す波形(275)例を示す。図2Cの第1の部分に示されるように、第1のスイッチ225が開かれ、スイッチ210が閉じられていることに応答して、エネルギー貯蔵デバイス215は充電されてもよい。したがって、例えば、エネルギー貯蔵デバイス215がコンデンサに相当する場合、デバイス215の両端電圧は、以下の式(1)に従って実質的に充電される。
Figure 2023513130000002
式(1)において、V170は電流発生器170によって生成される電圧に対応し、Cはエネルギー貯蔵デバイス215の静電容量に対応し、Rは能動素子161の1つ又は複数の抵抗加熱素子によって示される抵抗に対応する。したがって、図2Cに示されるように、スイッチ210が閉じられ、スイッチ225が開かれることに応答して、エネルギー貯蔵デバイス215は充電されているものとして示される。スイッチ210が開かれ、それによって電流発生器170からの電荷の流れが遮断されることに応答して、エネルギー貯蔵デバイス215は放電されるものとして示される。図2Cは、エネルギー貯蔵デバイス215の完全な(又はほぼ完全な)充電及び放電を示しているが、特定の実施形態では、エネルギー貯蔵デバイスは、部分的にのみ充電/放電されてもよいことに留意されたい。エネルギー貯蔵デバイスの充電/放電の量を制御するために、スイッチ210/225が開いた/閉じたままである期間が調整されてもよい。
図2Cの波形275は、エネルギー貯蔵デバイス215がコンデンサに相当し、電流発生器170がVMAXの電圧を生成する場合に観察され得る電圧プロファイルを表すことに留意されたい。ただし、エネルギー貯蔵デバイス215が異なる種類のエネルギー貯蔵デバイス(例えば、インダクタ、バッテリなど)に相当することに応じて、波形275は異なる充電/放電プロファイルを反映してもよく、開示される実施形態はこの点に関して限定されるものではない。また、エネルギー貯蔵デバイス215がコンデンサを含む場合、静電容量値の選択は、多くの要因に依存し得ることに留意されたい。これらの要因は、エネルギー貯蔵デバイス215によって貯蔵されるエネルギー量(例えば、ジュール単位)、スイッチ210/215が切り替わる速度、能動素子161の電流の流れなどを含んでもよい。特定の実施形態では、エネルギー貯蔵デバイス215は、約1mFから約100mFの値を有するコンデンサを含む。特定の実施形態では、エネルギー貯蔵デバイス215は、約1mHから約100mHの値を有するインダクタを含む。特定の他の実施形態では、エネルギー貯蔵デバイスは、約1ジュール(1ワット秒)から100ジュール(100ワット秒)の貯蔵のために構成されたバッテリを含む。
特定の他の実施形態では、エネルギー貯蔵デバイス215は、複数の能動素子161をおそらく10~15分間駆動するのに十分なエネルギーを提供する能力を含んでもよい。したがって、一例において、能動素子が、およそ50%のデューティサイクルを利用して2kWを供給する場合、4つの能動素子(例えば、図1Bのプロセスステーション151~154の各々につき1つの能動素子)は、4kW(2kW×0.5×4プロセスステーション)を消費する。さらに、各能動素子が1時間あたりおよそ10分の持続時間の間に電力を提供する場合、エネルギー貯蔵デバイスは、例えば、0.667kWh(4プロセスステーション×10/60)を貯蔵してもよい。50%以外のデューティサイクルを利用し、異なる量の入力電力を消費する能動素子を利用し得る他の実施形態では、エネルギー貯蔵デバイスは、0.2kWhから1.5kWhを貯蔵する能力を含んでもよい。
エネルギー貯蔵デバイス215の放電中(例えば、スイッチ210が開位置に維持されている間)、電流発生器170からほとんど又は全く電流が流れない場合があることが理解されよう。したがって、そのような場合、スイッチ210が再び閉じられ、かつスイッチ225が開かれるまで、電流発生器170は遊休状態でもよい。したがって、図3Aは、実施形態300に係る、プロセスステーションの入力信号導体からRF信号を分離するための装置において並列に配置されたエネルギー貯蔵デバイスを示す概略図である。図3Aにおいて、各エネルギー貯蔵デバイスと直列に配置されたRFフィルタ並びに第1及び第2のスイッチとともに、エネルギー貯蔵デバイスの並列配置は、第2のエネルギー貯蔵デバイス(例えば、215B)が放電されている間に第1のエネルギー貯蔵デバイス(例えば、215A)が充電されることを可能にする。このような配置の結果として、電流発生器170が遊休状態になることはほとんどない(又はおそらく全くない)ことが理解されよう。
例えば、第1の期間中、スイッチ210Aは閉じられ、一方でスイッチ225Aは開かれていてもよく、それによって、電流を能動素子161に伝導することを可能にすることなく、電流発生器170によりエネルギー貯蔵デバイス215Aを充電することが可能になる。あらかじめ定められたレベルまで充電するエネルギー貯蔵デバイス215Aに応答して、スイッチ225Aは閉じられ、かつスイッチ210Aは開かれてもよく、それによって、エネルギー貯蔵デバイス215Aから能動素子161への電荷の伝導が可能になる。さらに、電荷がエネルギー貯蔵デバイス215Aから能動素子161に伝導している間、スイッチ225Bが開かれてもよく、かつスイッチ210Bが閉じられてもよい。スイッチ210Bの閉鎖により、例えば、エネルギー貯蔵デバイス215Bがあらかじめ定められたレベルまで充電するまで、電流発生器170からエネルギー貯蔵デバイス215Bへの電荷の伝導を可能にしてもよい。あらかじめ定められたレベルまで充電するエネルギー貯蔵デバイス215Bに応答して、スイッチ225Bは閉じられてもよく、かつスイッチ210Bは開かれてもよく、それによって、エネルギー貯蔵デバイス215Bから能動素子161への電荷の伝導を可能にする。電荷がエネルギー貯蔵デバイス215Bから能動素子161に伝導する間、スイッチ225Aは開かれてもよく、かつスイッチ210Aは閉じられてもよく、それによって電荷が再び電流発生器170からエネルギー貯蔵デバイス215Aへ流れることを可能にする。
したがって、図3Aに描かれた実施形態は、第2のエネルギー貯蔵デバイスが放電されている間に、電流発生器170が第1のエネルギー貯蔵デバイスに電流を供給することを可能にする。第1のエネルギー貯蔵デバイスの充電及び第2のエネルギー貯蔵デバイスの放電に応答して、第1のエネルギー貯蔵デバイスは放電されてもよく、他方で第2のエネルギー貯蔵デバイスは充電されてもよい。このように、第1及び第2のエネルギー貯蔵デバイスは、電流発生器170を実質的に常に活動(電流供給)状態に維持する方法で、交互に充電及び放電されてもよい。
図3B(実施形態301)及び図3C(実施形態302)は、図3Aの並列接続されたエネルギー貯蔵デバイスの充電及び放電を描く波形の例を示す。図3B(波形375)は、エネルギー貯蔵デバイス215Aで測定された電圧を描き、図3C(波形376)は、エネルギー貯蔵デバイス215Bで測定された電圧を描いている。図3Bを参照すると、時間t0において、スイッチ210Aは閉じられ、かつスイッチ225Aは開かれ、それによって、エネルギー貯蔵デバイス215Aでの電荷の蓄積が可能になる。時間t1において、スイッチ210Aは開かれ、かつスイッチ225Aは閉じられ、それによって、エネルギー貯蔵デバイス215Aにおける電荷の蓄積を中断し、VMAXに対応する電圧から0Vに近づく値へのデバイス215Bの放電が可能になる。時間t2において、スイッチ210Aは再び閉じられ、かつスイッチ225Aは開かれ、したがって、VMAXの電圧を達成するようにエネルギー貯蔵デバイス215Aにおける電荷の再蓄積を可能にする。時間t3において、スイッチ210Aは再び開かれてもよく、かつスイッチ225Aは閉じられてもよく、それによって、エネルギー貯蔵デバイス215AがVMAXから放電することが可能になる。
ここで図3Cを参照すると、時間t0からt1の間などの、スイッチ210Aが閉じられ、かつスイッチ225Aが開かれている間、エネルギー貯蔵デバイス215Bで測定される電圧は、初期状態(例えば、約0ボルト)に維持される。t1において、スイッチ210Aが開かれ、かつスイッチ225Aが閉じられている間、スイッチ210Bは閉じられていてもよく、かつスイッチ225Bは開かれていてもよく、それによって、エネルギー貯蔵デバイス215Bへの電荷の蓄積が可能になる。エネルギー貯蔵デバイス215Aが、波形375によって示されるように、放電可能な間、エネルギー貯蔵デバイス215Bが、波形376によって示されるように、充電可能であることが理解されよう。このような相補的な配置は、電流発生器170が実質的に常に電流供給状態に留まることを可能にする。
図3A~3Cは、2つのエネルギー貯蔵デバイス(例えば、215A及び215B)の並列組合せを参照しているが、他の実施形態では、より多くのエネルギー貯蔵デバイスが利用されてもよいことに留意されたい。したがって、特定の実施形態では、3、4、又は5つのエネルギー貯蔵デバイスの並列組合せが利用されてもよい。さらに他の実施形態では、実質的に制限なく、6つのエネルギー貯蔵デバイス、8つのエネルギー貯蔵デバイスなどの、さらに多くのエネルギー貯蔵デバイスが利用されてもよい。また、図3B~3Cに描かれたスイッチ閉/スイッチ開の持続時間(例えば、t0~t1、t1~t2など)は、例えば、約10ミリ秒~約10分の持続時間に対応する場合もあることに留意されたい。図3B/3Cは、エネルギー貯蔵デバイスの完全な(又はほぼ完全な)充電及び放電を示しているが、特定の実施形態では、エネルギー貯蔵デバイスは部分的にのみ充電/放電されてもよいことに留意されたい。エネルギー貯蔵デバイスの充電/放電の量を制御するために、スイッチ210A/225A及び210B/225Bが開いた/閉じたままである期間が調整されてもよい。
図4は、実施形態400に係る、プロセスステーションの入力信号導体からRF信号を分離するための装置例においてエネルギー貯蔵デバイスに接続されたコントローラを示す概略図である。図4の実施形態において、コントローラ410は、エネルギー貯蔵デバイス215のエネルギー貯蔵能力を修正する(例えば、増やす又は減らす)ように動作してもよい。したがって、一例では、エネルギー貯蔵デバイス215が1つ又は複数の平行プレートを有するコンデンサに相当する場合、コントローラ410は、平行プレートコンデンサの他のプレート間に1つ又は複数のプレートを移動させるように動作してもよい。エネルギー貯蔵デバイス215用の容量素子の使用を含む別の実施形態では、コントローラ410は、エネルギー貯蔵デバイス215の静電容量を増加させるために、他の容量素子と並列に配置された追加の容量素子を切り替えるように動作してもよい。特定の実施形態では、容量素子のそのような切り替えは、以下の式(2)に従って、容量性デバイスのエネルギー貯蔵能力を実質的に調整し得る。
Figure 2023513130000003
式2は、コンデンサによって貯蔵されるエネルギー(E)を、静電容量(C)に印加電圧(V)を乗じた積として表したものである。
別の実施形態では、エネルギー貯蔵デバイス215が1つ又は複数の誘導性素子を含む場合、コントローラ410は、エネルギー貯蔵デバイス215の全インダクタンスを増加させるために、他の誘導性素子と直列に配置された追加の誘導性素子を切り替えるように動作してもよい。一実施形態において、誘導性素子のこのような切り替えは、以下の式(3)に従って、誘導性デバイスのエネルギー貯蔵能力を実質的に調整し得る。
Figure 2023513130000004
式3は、インダクタによって貯蔵されるエネルギー(E)を、インダクタを通じて伝導される電流(I)をインダクタンス(L)に乗じた積として表したものである。他の実施形態では、コントローラ410は、追加の化学貯蔵素子をエネルギー貯蔵デバイス215に電気的に接続するなどにより、化学貯蔵デバイス(例えば、バッテリ)の静電容量を調整するように動作してもよい。
図5は、実施形態500に係る、プロセスステーションの入力信号導体からRF信号を分離するための装置例においてエネルギー貯蔵デバイスに接続された昇圧変圧器を示す概略図である。図5の実施形態において、昇圧変圧器510は、エネルギー貯蔵デバイス215からの出力電圧を能動素子161の定格電圧まで増加させるように動作してもよい。
エネルギー貯蔵デバイスの異なる配置が、マルチステーション集積回路製造チャンバのプロセスステーションで利用されてもよいことに留意されたい。例えば、図3Aに示されるようなエネルギー貯蔵デバイスの並列配置は、図1Bの能動素子161に電流を供給するために利用されてもよい。一方、図2A/2Bに示されるような単一のエネルギー貯蔵デバイスは、図1Bの能動素子164に電流を提供するために利用されてもよい。特定の実施形態では、個々のプロセスステーションの特定の能動素子と共に利用されるエネルギー貯蔵デバイスの数の決定は、少なくとも部分的に、所望の充電/放電速度、エネルギー貯蔵デバイスのデューティサイクル、エネルギー貯蔵デバイスの静電容量、能動素子の電流要件、及び/又は他の制約に基づいてもよい。
図6は、実施形態600に係る、プロセスチャンバの入力信号導体からRF信号を分離する方法例に関するフローチャートである。開示された実施形態は、図6のものに追加の動作を含む方法、図6のものとは異なる順序で実行される動作を含む方法、並びに図6に示されるものよりも少ないステップを含む方法を含む、図6の変形を包含することが意図されていることに留意されたい。さらに、図1A、1B、2A、2B、3A、4、及び5の装置は、図6の方法を実行するのに適しているが、前記方法は、他の装置、システム、又は配置によって実行されてもよく、開示された実施形態は、この点に関して限定されるものではない。図6の方法は、1つ又は複数の第1のスイッチの開放を含む610で始まり、ここで1つ又は複数の第1のスイッチは、少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスとプロセスチャンバの少なくとも1つの能動素子との間に位置している。特定の実施形態では、少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスとプロセスチャンバの能動素子との間に位置する1つ又は複数の第1のスイッチの開放は、電流源又は電圧源によりエネルギー貯蔵デバイスをあらかじめ定められた電位に充電することを可能にし得る。
図6の方法は、1つ又は複数の第2のスイッチの開放に続いて、又はこれと同時に、1つ又は複数の第1のスイッチを閉じることを含む615において継続してもよい。1つ又は複数の第2のスイッチは、少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスと1つ又は複数の電流発生器との間に位置してもよい。特定の実施形態において、615は、マルチステーション集積回路製造チャンバのプロセスステーションの能動素子に電力を供給するために、エネルギー貯蔵デバイスの放電を可能にしてもよい。
図6の方法は、ある持続時間の後に、1つ又は複数の第2のスイッチの開放を指示し、1つ又は複数の第2のスイッチの開放に続いて、又はこれと同時に、1つ又は複数の第1のスイッチの閉鎖を開始するプロセッサの使用を含んでもよい。一例では、簡潔に図2Aに戻ると、プロセッサ(図示しない)は、電流発生器170によるエネルギー貯蔵デバイス215の充電を可能にする持続時間の後に、スイッチ210の開放を指示してもよい。スイッチ210の開放に続いて、又はこれと同時に、プロセッサは、エネルギー貯蔵デバイスから能動素子161に電流が流れることを可能にするために、スイッチ225の閉鎖を開始してもよい。図6の方法は、エネルギー貯蔵デバイスの静電容量又はインダクタンスの値を修正するようにさらに動作するプロセッサを追加で含んでもよい。例えば、簡潔に図4に戻ると、コントローラ410は、エネルギー貯蔵デバイス215の静電容量又はインダクタンスの値を修正するためにプロセッサの使用を含んでもよい。図6の方法は、少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスがあらかじめ定められた閾値のエネルギー量を蓄積したという表示に応答して、1つの第1のスイッチの閉鎖をさらに指示するプロセッサを追加で含んでもよい。例えば、簡潔に図2に戻ると、プロセッサ(図2には示さず)は、エネルギー貯蔵デバイスが最大電圧(VMAX)を達成したことを検出することに応答してスイッチ210を開き、かつスイッチ225を閉じ、それによってエネルギー貯蔵デバイス215から能動素子161に電流を流すことを可能にするように動作してもよい。
大まかに言えば、コントローラ190は、命令を受信し、命令を発行し、動作を制御し、洗浄動作を可能にし、エンドポイント測定を可能にするなどの、様々な集積回路、論理、メモリ、及び/又はソフトウェアを有する電子機器として定義され得る。集積回路は、プログラム命令を記憶するファームウェアの形態のチップ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)として定義されるチップ、及び/又はプログラム命令(例えば、ソフトウェア)を実行する1つ又は複数のマイクロプロセッサ、若しくはマイクロコントローラ、若しくはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、若しくはシステムオンチップ(SoC)を有するFPGAを含んでもよい。プログラム命令は、半導体ウェハに対して、半導体ウェハのために、又はシステムに対して特定のプロセスを実行するための動作パラメータを定義する、様々な個々の設定(又はプログラムファイル)の形態でコントローラに通信される命令であってもよい。動作パラメータは、いくつかの実施形態において、1つ又は複数の層、材料、金属、酸化物、シリコン、二酸化シリコン、表面、回路、及び/又はウェハのダイの製造中に、1つ又は複数の処理ステップを達成するためにプロセスエンジニアによって定義されるレシピの一部であってもよい。
いくつかの実装において、コントローラは、システムに統合された、接続された、そうでなければシステムへネットワーク接続された、又はそれらの組み合わせであるコンピュータの一部であってもよく、又はそのようなコンピュータに接続されていてもよい。例えば、コントローラは、「クラウド」、すなわちファブホストコンピュータシステムの全体又は一部の中にあってもよく、これによりウェハ処理の遠隔アクセスが可能になる。コンピュータは、製造動作の現在の進行状況を監視するために、過去の製造動作の履歴を調査するために、複数の製造動作の傾向又は性能基準を調査するために、現在の処理のパラメータを変更するために、処理ステップを設定して現在の処理を追跡するために、又は新たなプロセスを開始するために、システムへの遠隔アクセスを可能にしてもよい。いくつかの例では、遠隔コンピュータ(例えばサーバ)は、ネットワークを通じてシステムにプロセスレシピを提供でき、ネットワークはローカルネットワーク又はインターネットを含んでもよい。遠隔コンピュータは、パラメータ及び/又は設定の入力、又はプログラミングを可能にするユーザインタフェースを含んでもよく、これらのパラメータ及び/又は設定は次いで遠隔コンピュータからシステムへと伝達される。いくつかの例では、コントローラは、1つ又は複数の動作中に実施される各処理ステップに関するパラメータを指定する、データの形式の命令を受け取る。パラメータは、実施されるプロセスの種類に、及びコントローラがインタフェース接続する又は制御するように構成されたツールの種類に特有であってもよいことが理解されるべきである。したがって、上述のように、コントローラは、共にネットワーク化され、本明細書に記載のプロセス及び制御などの共通の目的にむけて動く1つ又は複数の個別のコントローラを含むことなどにより、分散されていてもよい。そのような目的のための分散型コントローラの一例は、遠隔に設置され(プラットフォームレベルで、又は遠隔コンピュータの一部としてなど)、チャンバでのプロセスを協同で制御する1つ又は複数の集積回路と通信するチャンバ上の1つ又は複数の集積回路である。
前述の詳細な説明では、提示された実施形態又は実装を徹底的に理解するために、多数の具体的な詳細が記載された。開示された実施形態又は実装は、これらの具体的な詳細の一部又は全部なしに実施されてもよい。他の例では、周知のプロセス動作が、開示された実施形態又は実装を不必要に曖昧にしないように、詳細には説明されていない。開示された実施形態又は実装が、特定の実施形態又は実装と併せて説明されているが、このような説明は、開示された実施形態又は実装を制限することを意図していないことが理解されよう。
前述の詳細な説明は、開示された態様を説明する目的で、特定の実施形態又は実装に向けられたものである。しかしながら、本明細書の教示は、多数の異なる方法で適用及び実施できる。前述の詳細な説明において、添付の図面が参照される。開示された実施形態又は実装は、当業者が実施形態又は実装を実施できるように十分詳細に説明されているが、これらの例は限定的なものではなく、他の実施形態又は実装が使用されてもよく、その精神及び範囲から逸脱することなく開示された実施形態又は実装に変更が加えられてもよいことが理解されよう。加えて、接続詞「又は(or)」は、特に指示されない限り、適切な場合には本明細書において包括的な意味で意図されていることを理解すべきである。例えば、「A、B、又はC」という表現は、「A」、「B」、「C」、「A及びB」、「B及びC」、「A及びC」、「A、B及びC」の可能性を含むことを意図している。
本願では、「半導体ウェハ」、「ウェハ」、「基板」、「ウェハ基板」、及び「部分的に製造された集積回路」という用語は、同じ意味で使用される。当業者であれば、「部分的に製造された集積回路」という用語が、シリコンウェハ上への集積回路製造の多くの段階のいずれかの間のシリコンウェハを指すことができることを理解するであろう。半導体デバイス産業で使用されるウェハ又は基板は、200mm、又は300mm、又は450mmの直径を含み得る。前述の詳細な説明は、実施形態又は実装が、ウェハ上で、又はウェハの形成若しくは製造に関連するプロセスに関連して、実装されることを想定している。しかしながら、開示された実施形態は、そのような実施形態/実装に限定されるものではない。ワークピースは、様々な形状、サイズ、及び材料のものであってもよい。半導体ウェハに加えて、請求された主題を利用し得る、かつプリント回路基板などの様々な品目を含み得る他のワークピース、又はプリント回路基板の製造など。
本開示の文脈上、明らかに他の意味に解すべき場合を除き、本明細書及び特許請求の範囲の全体を通して、「含む(comprise)」、「含んでいる(comprising)」などの語は、排他的又は網羅的な意味ではなく、包括的な意味で、すなわち、「限定されないが、含む(including,but not limited to)」の意味で解釈されるものとする。また、単数又は複数を用いる語は、概して、それぞれ複数又は単数を包含する。2つ以上の項目のリストに関して「又は(or)」という語が使用されている場合、その語は、リスト内の項目のいずれか、リスト内の項目のすべて、及びリスト内の項目の任意の組み合わせという、その語の解釈のすべてをカバーする。「実装」という用語は、本明細書に記載された技術及び方法の実装、並びに、本明細書に記載された構造を具現化し、及び/又は技術及び/又は方法を組み込んだ物理的オブジェクトを指す。
半導体装置の製造は、集積回路製造プロセスにおいて、平面又は非平面基板の上又は上方に1つ又は複数の薄膜を堆積又はエッチングすることを含む場合がある。集積回路製造プロセスのいくつかの態様において、固有の基板トポグラフィに適合する薄膜を堆積することが有用である場合もある。多くの場合に有用な反応の1つとして、化学気相成長(CVD)が挙げられる。ある種のCVDプロセスでは、反応チャンバのステーションに導入された気相反応物質が同時に気相反応を起こす。気相反応の生成物は、基板の表面に堆積する。この種の反応は、プラズマの存在によって駆動又は励起される場合があり、その場合、プロセスはプラズマ励起化学気相成膜(PECVD)反応と呼ばれることもある。本明細書で使用する場合、CVDという用語は、特に断りのない限り、PECVDを含むことが意図されている。CVDプロセスはある種の欠点を有し、いくつかの文脈ではあまり適切ではなくなる。例えば、CVD気相反応の物質移動の制限により、上面(例えば、ゲートスタックの上面)でより厚い堆積を示し、凹面(例えば、ゲートスタックの底部角)でより薄い堆積を示す堆積効果がもたらされることがある。さらに、デバイス密度の異なる領域を有するいくつかの半導体ダイに対応して、基板表面にわたる物質移動効果により、ダイ内及びウェハ内の厚さにばらつきが生じる場合がある。そのため、その後のエッチングプロセス中に、厚みのばらつきにより、結果としていくつかの領域はオーバーエッチングに、他の領域はアンダーエッチングになり、デバイス性能とダイ収率を低下させ得る。CVDプロセスに関する別の困難は、高アスペクト比のフィーチャにおいてしばしばコンフォーマルな膜を成膜できないことである。この問題は、デバイスの小型化が進むにつれて、ますます深刻になり得る。ウェハ製造プロセスの特定の態様のこれら及び他の欠点は、図1A及び図1Bに関連して議論される。
図2Aの実施形態において、スイッチ225が開いている間、第2のスイッチ210は閉じられてもよい。スイッチ210の閉鎖により、電流発生器170はエネルギー貯蔵デバイス215に電荷を印加できる。エネルギー貯蔵デバイス215は、電荷の形態でエネルギーを貯蔵し得る容量性デバイスを表してもよい。あるいは、エネルギー貯蔵デバイス215は、誘導性デバイスを表してもよく、電流の形態でエネルギーを貯蔵してもよい。エネルギー貯蔵デバイス215は、可逆的な化学反応を介したエネルギー貯蔵などの、他の現象を利用してエネルギーを貯蔵するように動作してもよい。開示された実施形態は、エネルギー貯蔵が可能な全てのデバイスを包含することを意図していることに留意されたい。
図2Cの波形275は、エネルギー貯蔵デバイス215がコンデンサに相当し、電流発生器170がVMAXの電圧を生成する場合に観察され得る電圧プロファイルを表すことに留意されたい。ただし、エネルギー貯蔵デバイス215が異なる種類のエネルギー貯蔵デバイス(例えば、インダクタ、バッテリなど)に相当することに応じて、波形275は異なる充電/放電プロファイルを反映してもよく、開示される実施形態はこの点に関して限定されるものではない。また、エネルギー貯蔵デバイス215がコンデンサを含む場合、静電容量値の選択は、多くの要因に依存し得ることに留意されたい。これらの要因は、エネルギー貯蔵デバイス215によって貯蔵されるエネルギー量(例えば、ジュール単位)、スイッチ210/225が切り替わる速度、能動素子161の電流の流れなどを含んでもよい。特定の実施形態では、エネルギー貯蔵デバイス215は、約1mFから約100mFの値を有するコンデンサを含む。特定の実施形態では、エネルギー貯蔵デバイス215は、約1mHから約100mHの値を有するインダクタを含む。特定の他の実施形態では、エネルギー貯蔵デバイスは、約1ジュール(1ワット秒)から100ジュール(100ワット秒)の貯蔵のために構成されたバッテリを含む。
本開示の文脈上、明らかに他の意味に解すべき場合を除き、本明細書及び特許請求の範囲の全体を通して、「含む(comprise)」、「含んでいる(comprising)」などの語は、排他的又は網羅的な意味ではなく、包括的な意味で、すなわち、「限定されないが、含む(including,but not limited to)」の意味で解釈されるものとする。また、単数又は複数を用いる語は、概して、それぞれ複数又は単数を包含する。2つ以上の項目のリストに関して「又は(or)」という語が使用されている場合、その語は、リスト内の項目のいずれか、リスト内の項目のすべて、及びリスト内の項目の任意の組み合わせという、その語の解釈のすべてをカバーする。「実装」という用語は、本明細書に記載された技術及び方法の実装、並びに、本明細書に記載された構造を具現化し、及び/又は技術及び/又は方法を組み込んだ物理的オブジェクトを指す。
本発明は、たとえば、以下のような態様で実現することもできる。
適用例1:
プロセスチャンバに信号を結合する装置であって、
前記プロセスチャンバに配置される場合に、少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスと前記プロセスチャンバの少なくとも1つの能動素子との間に位置し、前記少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスと前記プロセスチャンバの前記少なくとも1つの能動素子との間に伝導された第1の電流を制御するように構成された1つ又は複数の第1のスイッチと、
前記プロセスチャンバに配置される場合に、前記少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスと1つ又は複数の電流発生器との間に位置し、前記1つ又は複数の電流発生器と前記少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスとの間の電流伝導を制御するように構成された1つ又は複数の第2のスイッチと
を含む装置。
適用例2:
適用例1の装置であって、1つ又は複数の高周波(RF)フィルタをさらに含み、前記1つ又は複数のRFフィルタの各々が、前記1つ又は複数の第1のスイッチの対応する1つと直列関係にある、装置。
適用例3:
適用例2の装置であって、前記1つ又は複数のRFフィルタの少なくとも1つが、約400kHz又は約27.12MHzで少なくとも約20dBの信号減衰を提供する、装置。
適用例4:
適用例1の装置であって、前記少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスがコンデンサ又はインダクタを含む、装置。
適用例5:
適用例4の装置であって、前記コンデンサが、約1mFから約100mFの静電容量を含み、または、前記インダクタが、約1mHから約100mHのインダクタンスを含む、装置。
適用例6:
適用例1の装置であって、前記少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスからの電圧を上昇させるように構成された変圧器をさらに含む装置。
適用例7:
適用例1の装置であって、前記少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスに接続され、前記少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスの静電容量又はインダクタンスの値を修正するように構成されたコントローラをさらに含む装置。
適用例8:
適用例1の装置であって、前記少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスが、並列関係で配置された2つ以上のエネルギー貯蔵デバイスを含む、装置。
適用例9:
適用例1の装置であって、前記プロセスチャンバの前記少なくとも1つの能動素子が、抵抗加熱素子、マイクロ波信号発生器、紫外光源、赤外光源、又はそれらの組み合わせを含む、装置。
適用例10:
適用例1の装置であって、前記1つ又は複数の第1のスイッチと、高周波(RF)フィルタと、前記エネルギー貯蔵デバイスと、前記1つ又は複数の第2のスイッチとが、前記1つ又は複数の電流発生器と直列関係で配置されている、装置。
適用例11:
適用例10の装置であって、前記1つ又は複数の第1のスイッチ及び前記1つ又は複数の第2のスイッチが同時に閉じることを防ぐように構成されたコントローラをさらに含む装置。
適用例12:
1つ又は複数の第1のスイッチ及び1つ又は複数の第2のスイッチの切り替えを制御するコントローラであって、
メモリに接続され、少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスとプロセスチャンバの少なくとも1つの能動素子との間に位置する前記1つ又は複数の第1のスイッチの開放を指示するプロセッサを有し、
前記プロセッサが、さらに、前記少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスと1つ又は複数の電流発生器との間に位置する前記1つ又は複数の第2のスイッチの開放に続いて、又は同時に、前記1つ又は複数の第1のスイッチの閉鎖を指示するものである、
コントローラ。
適用例13:
適用例12のコントローラであって、前記プロセッサが、ある持続時間の後に、前記1つ又は複数の第2のスイッチの開放を指示し、及び前記1つ又は複数の第2のスイッチの開放に続いて、又は同時に、前記1つ又は複数の第1のスイッチの閉鎖を開始する、コントローラ。
適用例14:
適用例15のコントローラであって、前記プロセッサが、さらに、前記少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスの静電容量又はインダクタンスの値を修正するように動作する、コントローラ。
適用例15:
適用例12のコントローラであって、前記プロセッサが、さらに、前記少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスがあらかじめ定められた量のエネルギーを蓄積したという表示に応答して、前記1つ又は複数の第1のスイッチの閉鎖を指示する、コントローラ。
適用例16:
プロセスチャンバであって、
高周波(RF)信号を受信するための第1の入力ポートと、
前記プロセスチャンバ内に少なくとも部分的に配置された抵抗加熱素子と、
エネルギー貯蔵デバイスに接続され、前記抵抗加熱素子に電流を供給する電流発生器と、
前記エネルギー貯蔵デバイスと前記抵抗加熱素子との間に設けられ、前記エネルギー貯蔵デバイスから前記抵抗加熱素子に結合される電流を遮断する第1のスイッチと、
前記電流発生器と前記エネルギー貯蔵デバイスとの間に設けられ、前記電流発生器と前記エネルギー貯蔵デバイスから結合される電流を遮断する第2のスイッチと、
を含むプロセスチャンバ。
適用例17:
適用例16のプロセスチャンバであって、(i)前記第1のスイッチを開き、かつ前記第2のスイッチを閉じることにより、前記エネルギー貯蔵デバイスが前記電流発生器からの電荷を蓄積することを可能にし、又は(ii)あらかじめ定められた量の電荷を蓄積する前記エネルギー貯蔵デバイスに応答して、前記第1のスイッチを閉じ、かつ前記第2のスイッチを開くコントローラをさらに含む、プロセスチャンバ。
適用例18:
適用例17のプロセスチャンバであって、前記コントローラが、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチが同時に閉じないように動作する、プロセスチャンバ。
適用例19:
適用例16のプロセスチャンバであって、前記第1の入力ポートによって受信された前記RF信号が、約400kHzの信号及び/又は約27.12MHzの信号を含む、プロセスチャンバ。
適用例20:
適用例16のプロセスチャンバであって、前記プロセスチャンバが2つ以上のウェハ処理ステーションを含む、プロセスチャンバ。

Claims (20)

  1. プロセスチャンバに信号を結合する装置であって、
    前記プロセスチャンバに配置される場合に、少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスと前記プロセスチャンバの少なくとも1つの能動素子との間に位置し、前記少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスと前記プロセスチャンバの前記少なくとも1つの能動素子との間に伝導された第1の電流を制御するように構成された1つ又は複数の第1のスイッチと、
    前記プロセスチャンバに配置される場合に、前記少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスと1つ又は複数の電流発生器との間に位置し、前記1つ又は複数の電流発生器と前記少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスとの間の電流伝導を制御するように構成された1つ又は複数の第2のスイッチと
    を含む装置。
  2. 請求項1に記載の装置であって、1つ又は複数の高周波(RF)フィルタをさらに含み、前記1つ又は複数のRFフィルタの各々が、前記1つ又は複数の第1のスイッチの対応する1つと直列関係にある、装置。
  3. 請求項2に記載の装置であって、前記1つ又は複数のRFフィルタの少なくとも1つが、約400kHz又は約27.12MHzで少なくとも約20dBの信号減衰を提供する、装置。
  4. 請求項1に記載の装置であって、前記少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスがコンデンサ又はインダクタを含む、装置。
  5. 請求項4に記載の装置であって、前記コンデンサが、約1mFから約100mFの静電容量を含み、または、前記インダクタが、約1mHから約100mHのインダクタンスを含む、装置。
  6. 請求項1に記載の装置であって、前記少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスからの電圧を上昇させるように構成された変圧器をさらに含む装置。
  7. 請求項1に記載の装置であって、前記少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスに接続され、前記少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスの静電容量又はインダクタンスの値を修正するように構成されたコントローラをさらに含む装置。
  8. 請求項1に記載の装置であって、前記少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスが、並列関係で配置された2つ以上のエネルギー貯蔵デバイスを含む、装置。
  9. 請求項1に記載の装置であって、前記プロセスチャンバの前記少なくとも1つの能動素子が、抵抗加熱素子、マイクロ波信号発生器、紫外光源、赤外光源、又はそれらの組み合わせを含む、装置。
  10. 請求項1に記載の装置であって、前記1つ又は複数の第1のスイッチと、高周波(RF)フィルタと、前記エネルギー貯蔵デバイスと、前記1つ又は複数の第2のスイッチとが、前記1つ又は複数の電流発生器と直列関係で配置されている、装置。
  11. 請求項10に記載の装置であって、前記1つ又は複数の第1のスイッチ及び前記1つ又は複数の第2のスイッチが同時に閉じることを防ぐように構成されたコントローラをさらに含む装置。
  12. 1つ又は複数の第1のスイッチ及び1つ又は複数の第2のスイッチの切り替えを制御するコントローラであって、
    メモリに接続され、少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスとプロセスチャンバの少なくとも1つの能動素子との間に位置する前記1つ又は複数の第1のスイッチの開放を指示するプロセッサを有し、
    前記プロセッサが、さらに、前記少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスと1つ又は複数の電流発生器との間に位置する前記1つ又は複数の第2のスイッチの開放に続いて、又は同時に、前記1つ又は複数の第1のスイッチの閉鎖を指示するものである、
    コントローラ。
  13. 請求項12に記載のコントローラであって、前記プロセッサが、ある持続時間の後に、前記1つ又は複数の第2のスイッチの開放を指示し、及び前記1つ又は複数の第2のスイッチの開放に続いて、又は同時に、前記1つ又は複数の第1のスイッチの閉鎖を開始する、コントローラ。
  14. 請求項15に記載のコントローラであって、前記プロセッサが、さらに、前記少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスの静電容量又はインダクタンスの値を修正するように動作する、コントローラ。
  15. 請求項12に記載のコントローラであって、前記プロセッサが、さらに、前記少なくとも1つのエネルギー貯蔵デバイスがあらかじめ定められた量のエネルギーを蓄積したという表示に応答して、前記1つ又は複数の第1のスイッチの閉鎖を指示する、コントローラ。
  16. プロセスチャンバであって、
    高周波(RF)信号を受信するための第1の入力ポートと、
    前記プロセスチャンバ内に少なくとも部分的に配置された抵抗加熱素子と、
    エネルギー貯蔵デバイスに接続され、前記抵抗加熱素子に電流を供給する電流発生器と、
    前記エネルギー貯蔵デバイスと前記抵抗加熱素子との間に設けられ、前記エネルギー貯蔵デバイスから前記抵抗加熱素子に結合される電流を遮断する第1のスイッチと、
    前記電流発生器と前記エネルギー貯蔵デバイスとの間に設けられ、前記電流発生器と前記エネルギー貯蔵デバイスから結合される電流を遮断する第2のスイッチと、
    を含むプロセスチャンバ。
  17. 請求項16に記載のプロセスチャンバであって、(i)前記第1のスイッチを開き、かつ前記第2のスイッチを閉じることにより、前記エネルギー貯蔵デバイスが前記電流発生器からの電荷を蓄積することを可能にし、又は(ii)あらかじめ定められた量の電荷を蓄積する前記エネルギー貯蔵デバイスに応答して、前記第1のスイッチを閉じ、かつ前記第2のスイッチを開くコントローラをさらに含む、プロセスチャンバ。
  18. 請求項17に記載のプロセスチャンバであって、前記コントローラが、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチが同時に閉じないように動作する、プロセスチャンバ。
  19. 請求項16に記載のプロセスチャンバであって、前記第1の入力ポートによって受信された前記RF信号が、約400kHzの信号及び/又は約27.12MHzの信号を含む、プロセスチャンバ。
  20. 請求項16に記載のプロセスチャンバであって、前記プロセスチャンバが2つ以上のウェハ処理ステーションを含む、プロセスチャンバ。
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