JP2023512710A - Ｗｌａｎでの電力効率的なブロードキャスト - Google Patents

Abstract

無線ローカルエリアネットワーク（wireless local area network、ＷＬＡＮ）においてブロードキャストするためのデバイス、方法、及び／又はシステム。ＳＴＡは、無線アクセスポイント（access point、ＡＰ）から、エンハンスドブロードキャストサービス（enhanced broadcast service、ｅＢＣＳ）サービスが終了するという指標を含むフレームを受信する。フレームは、ブロードキャストサービスアナウンスメント情報要素の終わり、及び／又はｅＢＣＳサービスが終了する時間の指標を含み得る。ＳＴＡがｅＢＣＳサービスが終了する時間を超えてｅＢＣＳサービスを受信することを継続することを所望する場合、ＳＴＡは、ブロードキャストサービスの継続のためにＡＰとネゴシエートし得る。ＳＴＡは、ＡＰから、ＳＴＡがｅＢＣＳサービスが終了する時間を超えてｅＢＣＳサービスの受信を継続することを所望することを示すＳＴＡからの応答をトリガするトリガフレームを受信し得る。【選択図】図１７

Description

（関連出願の相互参照）
本出願は、２０２０年２月７日に出願された米国仮特許出願第６２／９７１，６２１号及び２０２０年６月２２日に出願された米国仮特許出願第６３／０４２，０５９号の利益を主張するものであり、その内容は、参照により本明細書に組み込まれる。

インフラストラクチャ基本サービスセット（Basic Service Set、ＢＳＳ）モードのＷＬＡＮは、ＢＳＳのためのアクセスポイント（Access Point、ＡＰ）及びＡＰと関連付けられた１つ以上のステーション（station、ＳＴＡ）を含み得る。エンハンスドブロードキャストサービス（enhanced broadcast service、ｅＢＣＳ）は、ＡＰから非ＡＰ ＳＴＡへのダウンリンクを含み得るか、又はセンサ非ＡＰ ＳＴＡからのアップリンクを含み得る。エンハンスドブロードキャストサービスは、特定のＡＰに関連付けられているか、又は関連付けられていない両方のＳＴＡに提供され得る。ｅＢＣＳのためのいくつかの例示的な使用事例としては、スタジアムビデオブロードキャスティング、自動車ブロードキャスティング、アップリンクセンサデータブロードキャスティング、博物館情報及び多言語ブロードキャスティング、並びに／又はイベントプロデューサ情報及びコンテンツブロードキャスティングが挙げられ得る。

無線ローカルエリアネットワーク（wireless local area network、ＷＬＡＮ）においてブロードキャストするためのデバイス、方法、及び／又はシステム。ＳＴＡは、無線アクセスポイント（ＡＰ）から、エンハンスドブロードキャストサービス（ｅＢＣＳ）サービスが終了するという指標を含むフレームを受信する。フレームは、ブロードキャストサービスアナウンスメント情報要素の終わり、及び／又はｅＢＣＳサービスが終了する時間の指標を含み得る。ＳＴＡがｅＢＣＳサービスが終了する時間を超えてｅＢＣＳサービスを受信することを継続することを所望する場合、ＳＴＡは、ブロードキャストサービスの継続のためにＡＰとネゴシエートし得る。ＳＴＡは、ＡＰから、ＳＴＡがｅＢＣＳサービスが終了する時間を超えてｅＢＣＳサービスの受信を継続することを所望することを示すＳＴＡからの応答をトリガするトリガフレームを受信し得る。

より詳細な理解は、添付の図面と併せて例として与えられる以下の説明から得ることができ、図中の同様の参照番号は同様の要素を示す。
１つ以上の開示された実施形態が実装され得る例示的な通信システムを例解するシステム図である。 一実施形態による、図１Ａに例解される通信システム内で使用され得る例示的な無線送／受信ユニット（wireless transmit/receive unit、ＷＴＲＵ）を例解するシステム図である。 一実施形態による、図１Ａに例解される通信システム内で使用され得る例示的な無線アクセスネットワーク（radio access network、ＲＡＮ）及び例示的なコアネットワーク（core network、ＣＮ）を例解するシステム図である。 一実施形態による、図１Ａに例解される通信システム内で使用され得る更なる例示的なＲＡＮ及び更なる例示的なＣＮを例解するシステム図である。 ブロードキャストサービスアナウンスメント（Broadcast Service Announcement）情報要素の終わりの例示的なフォーマットを例解する図である。 ブロードキャストサービス情報制御フィールドの例示的なフォーマットを例解する図である。 ｅＢＣＳ終了通知フレームアクションフィールドの例示的なフォーマットを例解する図である。 ｅＢＣＳサービス終了情報サブフィールドの例示的なフォーマットを例解する図である。 ｅＢＣＳサービス終了情報制御サブフィールドの例示的なフォーマットを例解する図である。 ネゴシエーションアドレスサブフィールドの例示的なフォーマットを例解する図である。 ネゴシエーションアドレスサブフィールドの例示的なフォーマットを例解する図である。 ネゴシエーションアドレスサブフィールドの例示的なフォーマットを例解する図である。 ネゴシエーションアドレスサブフィールドの例示的なフォーマットを例解する図である。 例示的な多重アクセス手順を例解する信号図である。 ｅＢＣＳサービス能力要素の例示的なフォーマットを例解する図である。 ｅＢＣＳサービス要求要素の例示的なフォーマットを例解する図である。 ブロードキャストサービス情報制御フィールドの例示的なフォーマットを例解する図である。 ｅＢＣＳサービス応答要素の例示的なフォーマットを例解する図である。 ｅＢＣＳサービス応答要素におけるブロードキャストサービス情報制御フィールドの例示的なフォーマットを例解する図である。 ｅＮＣＳサービスの継続を要求するＳＴＡの例示的な方法を例解する。

図１Ａは、１つ以上の開示された実施形態が実装され得る例示的な通信システム１００を例解する図である。通信システム１００は、音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャストなどのコンテンツを複数の無線ユーザに提供する複数のアクセスシステムであり得る。通信システム１００は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じて、そのようなコンテンツにアクセスすることを可能にし得る。例えば、通信システム１００は、符号分割多重アクセス（code division multiple access、ＣＤＭＡ）、時分割多重アクセス（time division multiple access、ＴＤＭＡ）、周波数分割多重アクセス（frequency division multiple、ＦＤＭＡ）、直交ＦＤＭＡ（orthogonal FDMA、ＯＦＤＭＡ）、シングルキャリアＦＤＭＡ（single-carrier FDMA、ＳＣ－ＦＤＭＡ）、ゼロテールユニークワード離散フーリエ変換拡散ＯＦＤＭ（zero-tail unique-word discrete Fourier transform Spread OFDM、ＺＴ－ＵＷ－ＤＦＴ－Ｓ－ＯＦＤＭ）、ユニークワードＯＦＤＭ（unique word OFDM、ＵＷ－ＯＦＤＭ）、リソースブロックフィルタ型ＯＦＤＭ、フィルタバンクマルチキャリア（filter bank multicarrier、ＦＢＭＣ）などの１つ以上のチャネルアクセス方法を用い得る。

図１Ａに示すように、通信システム１００は、無線送／受信ユニット（ＷＴＲＵ）１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄ、無線アクセスネットワーク（ＲＡＮ）１０４、コアネットワーク（ＣＮ）１０６、公衆交換電話ネットワーク（public switched telephone network、ＰＳＴＮ）１０８、インターネット１１０、及び他のネットワーク１１２を含み得るが、開示された実施形態は、任意の数のＷＴＲＵ、基地局、ネットワーク、及び／又はネットワーク要素を企図することが理解されるであろう。ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄの各々は、無線環境において動作し、かつ／又は通信するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。例として、いずれもステーション（ＳＴＡ）と称され得るＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄは、無線信号を送信及び／又は受信するように構成され得、ユーザ機器（user equipment、ＵＥ）、モバイルステーション、固定又はモバイル加入者ユニット、加入ベースのユニット、ポケットベル、携帯電話、携帯情報端末（personal digital assistant、ＰＤＡ）、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、ホットスポット又はＭｉ－Ｆｉデバイス、モノのインターネット（Internet of Things、ＩｏＴ）デバイス、時計又は他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ（head-mounted display、ＨＭＤ）、車両、ドローン、医療デバイス及び用途（例えば、遠隔手術）、産業デバイス及び用途（例えば、産業及び／又は自動処理チェーンコンテキストで動作するロボット及び／又は他の無線デバイス）、消費者電子デバイス、商業及び／又は産業無線ネットワークで動作するデバイスなどを含み得る。ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、及び１０２ｄのいずれも、互換的にＵＥと称され得る。

通信システム１００はまた、基地局１１４ａ、及び／又は基地局１１４ｂを含み得る。基地局１１４ａ、１１４ｂの各々は、ＣＮ１０６、インターネット１１０、及び／又は他のネットワーク１１２などの１つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄのうちの少なくとも１つと無線でインターフェース接続するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。例として、基地局１１４ａ、１１４ｂは、基地トランシーバ局（base transceiver station、ＢＴＳ）、ＮｏｄｅＢ、ｅＮｏｄｅ Ｂ（eNode B、ｅＮＢ）、ホームノードＢ、ホームｅＮｏｄｅ Ｂ、ｇＮｏｄｅ Ｂ（gNode B、ｇＮＢ）、新無線（new radio、ＮＲ）ＮｏｄｅＢ、サイトコントローラ、アクセスポイント（ＡＰ）、無線ルータなどの次世代ＮｏｄｅＢであり得る。基地局１１４ａ、１１４ｂは各々単一の要素として示されているが、基地局１１４ａ、１１４ｂは、任意の数の相互接続された基地局及び／又はネットワーク要素を含み得ることが理解されるであろう。

基地局１１４ａは、ＲＡＮ１０４の一部であり得、これはまた、基地局コントローラ（base station controller、ＢＳＣ）、無線ネットワークコントローラ（radio network controller、ＲＮＣ）、リレーノードなどの他の基地局、及び／又はネットワーク要素（図示せず）を含み得る。基地局１１４ａ及び／又は基地局１１４ｂは、セル（図示せず）と称され得る１つ以上のキャリア周波数で無線信号を送信及び／又は受信するように構成され得る。これらの周波数は、認可スペクトル、未認可スペクトル、又はライセンス及び未認可スペクトルの組み合わせであり得る。セルは、比較的固定され得るか又は経時的に変化し得る特定の地理的エリアに無線サービスのカバレッジを提供し得る。セルは更にセルセクタに分割され得る。例えば、基地局１１４ａと関連付けられたセルは、３つのセクタに分割され得る。したがって、一実施形態では、基地局１１４ａは、３つのトランシーバ、すなわち、セルのセクタごとに１つを含み得る。一実施形態では、基地局１１４ａは、多重入力多重出力（multiple-input multiple output、ＭＩＭＯ）技術を用い得、セルのセクタごとに複数のトランシーバを利用し得る。例えば、ビームフォーミングを使用して、所望の空間方向に信号を送信及び／又は受信し得る。

基地局１１４ａ、１１４ｂは、エアインターフェース１１６を介してＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄのうちの１つ以上と通信し得、これは、任意の好適な無線通信リンク（例えば、無線周波数（radio frequency、ＲＦ）、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線（infrared、ＩＲ）、紫外線（ultraviolet、ＵＶ）、可視光など）であり得る。エアインターフェース１１６は、任意の好適な無線アクセス技術（radio access technology、ＲＡＴ）を使用して確立され得る。

より具体的には、上記のように、通信システム１００は、多重アクセスシステムであり得、ＣＤＭＡ、ＴＤＭＡ、ＦＤＭＡ、ＯＦＤＭＡ、ＳＣ－ＦＤＭＡなどの１つ以上のチャネルアクセススキームを採用し得る。例えば、ＲＡＮ１０４及びＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃの基地局１１４ａは、広帯域ＣＤＭＡ（wideband CDMA、ＷＣＤＭＡ）を使用してエアインターフェース１１６を確立し得る、ユニバーサル移動体通信システム（Universal Mobile Telecommunications System、ＵＭＴＳ）地上無線アクセス（Terrestrial Radio Access、ＵＴＲＡ）などの無線技術を実装し得る。ＷＣＤＭＡは、高速パケットアクセス（High-Speed Packet Access、ＨＳＰＡ）及び／又は進化型ＨＳＰＡ（ＨＳＰＡ＋）などの通信プロトコルを含み得る。ＨＳＰＡは、高速ダウンリンク（Downlink、ＤＬ）パケットアクセス（High-Speed Downlink（ＤＬ）Packet Access、ＨＳＤＰＡ）及び／又は高速アップリンク（Uplink、ＵＬ）パケットアクセス（High-Speed Uplink（ＵＬ）Packet Access、ＨＳＵＰＡ）を含み得る。

一実施形態では、基地局１１４ａ及びＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、進化型ＵＭＴＳ地上無線アクセス（Evolved UMTS Terrestrial Radio Access、Ｅ－ＵＴＲＡ）などの無線技術を実装し得、これは、ロングタームエボリューション（ＬＴＥ）及び／又はＬＴＥ－Ａｄｖａｎｃｅｄ（ＬＴＥ－Ａ）及び／又はＬＴＥ－Ａｄｖａｎｃｅｄ Ｐｒｏ（ＬＴＥ－ＡＰｒｏ）を使用してエアインターフェース１１６を確立し得る。

一実施形態では、基地局１１４ａ及びＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、ＮＲ無線アクセスなどの無線技術を実装し得、これは、ＮＲを使用してエアインターフェース１１６を確立し得る。

一実施形態では、基地局１１４ａ及びＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、複数の無線アクセス技術を実装し得る。例えば、基地局１１４ａ及びＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、例えば、デュアル接続性（dual connectivity、ＤＣ）原理を使用して、ＬＴＥ無線アクセス及びＮＲ無線アクセスを一緒に実装し得る。したがって、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃによって利用されるエアインターフェースは、複数のタイプの基地局（例えば、ｅＮＢ及びｇＮＢ）に／から送信される複数のタイプの無線アクセス技術及び／又は送信によって特徴付けられ得る。

他の実施形態では、基地局１１４ａ及びＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、ＩＥＥＥ８０２．１１（すなわち、無線フィデリティ（Wireless Fidelity、ＷｉＦｉ）、ＩＥＥＥ８０２．１６（すなわち、Ｗｏｒｌｄｗｉｄｅ Ｉｎｔｅｒｏｐｅｒａｂｉｌｉｔｙ ｆｏｒ Ｍｉｃｒｏｗａｖｅ Ａｃｃｅｓｓ（ＷｉＭＡＸ））、ＣＤＭＡ２０００、ＣＤＭＡ２０００ １Ｘ、ＣＤＭＡ２０００ ＥＶ－ＤＯ、暫定規格２０００（ＩＳ－２０００）、暫定規格９５（ＩＳ－９５）、暫定規格８５６（ＩＳ－８５６）、汎欧州デジタル移動電話方式（Global System for Mobile communications、ＧＳＭ）、ＧＳＭ Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ（Enhanced Data rates for GSM Evolution、ＥＤＧＥ）、ＧＳＭ ＥＤＧＥ（ＧＥＲＡＮ）などの無線技術を実装し得る。

図１Ａの基地局１１４ｂは、例えば、無線ルータ、ホームノードＢ、ホームｅＮｏｄｅ Ｂ又はアクセスポイントであってもよく、事業所、家庭、車両、キャンパス、工業施設、（例えば、ドローンによる使用のための）空中回廊、道路などの場所などの局所的エリアにおける無線接続を容易にするために、任意の好適なＲＡＴを利用し得る。一実施形態では、基地局１１４ｂ及びＷＴＲＵ１０２ｃ、１０２ｄは、ＩＥＥＥ８０２．１１などの無線技術を実装して、無線ローカルエリアネットワーク（ＷＬＡＮ）を確立し得る。一実施形態では、基地局１１４ｂ及びＷＴＲＵ１０２ｃ、１０２ｄは、ＩＥＥＥ８０２．１５などの無線技術を実装して、無線パーソナルエリアネットワーク（wireless personal area network、ＷＰＡＮ）を確立し得る。更に別の実施形態では、基地局１１４ｂ及びＷＴＲＵ１０２ｃ、１０２ｄは、セルラベースのＲＡＴ（例えば、ＷＣＤＭＡ、ＣＤＭＡ２０００、ＧＳＭ、ＬＴＥ、ＬＴＥ－Ａ、ＬＴＥ－Ａ Ｐｒｏ、ＮＲなど）を利用して、ピコセル又はフェムトセルを確立し得る。図１Ａに示すように、基地局１１４ｂは、インターネット１１０への直接接続を有し得る。したがって、基地局１１４ｂは、ＣＮ１０６を介してインターネット１１０にアクセスする必要がない場合がある。

ＲＡＮ１０４は、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄのうちの１つ以上に、音声、データ、アプリケーション、及び／又はボイスオーバインターネットプロトコル（voice over internet protocol、ＶｏＩＰ）サービスを提供するように構成された任意のタイプのネットワークであってもよいＣＮ１０６と通信し得る。データは、異なるスループット要件、待ち時間要件、エラー許容要件、信頼性要件、データスループット要件、モビリティ要件などの様々なサービス品質（quality of service、ＱｏＳ）要件を有し得る。ＣＮ１０６は、通話制御、ビリングサービス、モバイルロケーションベースのサービス、プリペイド通話、インターネット接続性、映像配信などを提供し、かつ／又はユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実行し得る。図１Ａには示されていないが、ＲＡＮ１０４及び／又はＣＮ１０６は、ＲＡＮ１０４と同じＲＡＴ又は異なるＲＡＴを用いる他のＲＡＮと直接又は間接的に通信し得ることが理解されよう。例えば、ＮＲ無線技術を利用し得るＲＡＮ１０４に接続されることに加えて、ＣＮ１０６はまた、ＧＳＭ、ＵＭＴＳ、ＣＤＭＡ２０００、ＷｉＭＡＸ、Ｅ－ＵＴＲＡ又はＷｉＦｉ無線技術を用いて別のＲＡＮ（図示せず）と通信し得る。

ＣＮ１０６はまた、ＰＳＴＮ１０８、インターネット１１０、及び／又は他のネットワーク１１２にアクセスするために、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄのゲートウェイとして機能し得る。ＰＳＴＮ１０８は、基本電話サービス（plain old telephone service、ＰＯＴＳ）を提供する公衆交換電話網を含み得る。インターネット１１０は、相互接続されたコンピュータネットワーク及びデバイスのグローバルシステムを含み得、これらは、送信制御プロトコル（transmission control protocol、ＴＣＰ）、ユーザデータグラムプロトコル（datagram protocol、ＵＤＰ）及び／又はＴＣＰ／ＩＰインターネットプロトコルスイートのインターネットプロトコル（internet protocol、ＩＰ）などの、共通通信プロトコルを使用する。ネットワーク１１２は、他のサービスプロバイダによって所有及び／又は操作される、有線及び／又は無線通信ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク１１２は、ＲＡＮ１０４と同じＲＡＴ又は異なるＲＡＴを用い得る１つ以上のＲＡＮに接続された別のＣＮを含み得る。

通信システム１００におけるＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄのいくつか又は全ては、マルチモード能力を含み得る（例えば、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含み得る）。例えば、図１Ａに示されるＷＴＲＵ１０２ｃは、セルラベースの無線技術を用い得る基地局１１４ａ、及びＩＥＥＥ８０２無線技術を用い得る基地局１１４ｂと通信するように構成され得る。

図１Ｂは、例示的なＷＴＲＵ１０２を例解するシステム図である。図１Ｂに示すように、ＷＴＲＵ１０２は、とりわけ、プロセッサ１１８、トランシーバ１２０、送／受信要素１２２、スピーカ／マイクロフォン１２４、キーパッド１２６、ディスプレイ／タッチパッド１２８、非リムーバブルメモリ１３０、リムーバブルメモリ１３２、電源１３４、全地球測位システム（global positioning system、ＧＰＳ）チップセット１３６、及び／又は他の周辺機器１３８を含み得る。ＷＴＲＵ１０２は、一実施形態との一貫性を有しながら、前述の要素の任意の部分的組み合わせを含み得ることが理解されよう。

プロセッサ１１８は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ（digital signal processor、ＤＳＰ）、複数のマイクロプロセッサ、ＤＳＰコアと関連付けられた１つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路（Application Specific Integrated Circuit、ＡＳＩＣ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（Field Programmable Gate Array、ＦＰＧＡ）、任意の他のタイプの集積回路（integrated circuit、ＩＣ）、状態機械などであり得る。プロセッサ１１８は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力／出力処理、及び／又はＷＴＲＵ１０２が無線環境で動作することを可能にする任意の他の機能を実施し得る。プロセッサ１１８は、送／受信要素１２２に結合され得るトランシーバ１２０に結合され得る。図１Ｂは、プロセッサ１１８及びトランシーバ１２０を別個のコンポーネントとして示すが、プロセッサ１１８及びトランシーバ１２０は、電子パッケージ又はチップにおいて一緒に統合され得ることが理解されよう。

送／受信要素１２２は、エアインターフェース１１６を介して基地局（例えば、基地局１１４ａ）に信号を送信するか又は基地局（例えば、基地局１１４ａ）から信号を受信するように構成され得る。例えば、一実施形態では、送／受信要素１２２は、ＲＦ信号を送信及び／又は受信するように構成されたアンテナであり得る。一実施形態では、送／受信要素１２２は、例えば、ＩＲ、ＵＶ又は可視光信号を送信及び／又は受信するように構成されたエミッタ／検出器であり得る。更に別の実施形態では、送／受信要素１２２は、ＲＦ信号及び光信号の両方を送信及び／又は受信するように構成され得る。送／受信要素１２２は、無線信号の任意の組み合わせを送信及び／又は受信するように構成され得ることが理解されよう。

送／受信要素１２２は、単一の要素として図１Ｂに示されているが、ＷＴＲＵ１０２は、任意の数の送／受信要素１２２を含み得る。より具体的には、ＷＴＲＵ１０２は、ＭＩＭＯ技術を採用し得る。したがって、一実施形態では、ＷＴＲＵ１０２は、エアインターフェース１１６を介して無線信号を送受信するための２つ以上の送／受信要素１２２（例えば、複数のアンテナ）を含み得る。

トランシーバ１２０は、送／受信要素１２２によって送信される信号を変調し、送／受信要素１２２によって受信される信号を復調するように構成され得る。上記のように、ＷＴＲＵ１０２は、マルチモード能力を有し得る。したがって、トランシーバ１２０は、例えばＮＲ及びＩＥＥＥ８０２．１１などの複数のＲＡＴを介してＷＴＲＵ１０２が通信することを可能にするための複数のトランシーバを含み得る。

ＷＴＲＵ１０２のプロセッサ１１８は、スピーカ／マイクロフォン１２４、キーパッド１２６、及び／又はディスプレイ／タッチパッド１２８（例えば、液晶ディスプレイ（liquid crystal display、ＬＣＤ）表示ユニット若しくは有機発光ダイオード（organic light-emitting diode、ＯＬＥＤ）表示ユニット）に結合され得、これらからユーザ入力データを受信し得る。プロセッサ１１８はまた、ユーザデータをスピーカ／マイクロフォン１２４、キーパッド１２６、及び／又はディスプレイ／タッチパッド１２８に出力し得る。更に、プロセッサ１１８は、非リムーバブルメモリ１３０及び／又はリムーバブルメモリ１３２などの任意のタイプの好適なメモリから情報にアクセスし、当該メモリにデータを記憶し得る。非リムーバブルメモリ１３０は、ランダムアクセスメモリ（random-access memory、ＲＡＭ）、読み取り専用メモリ（read-only memory、ＲＯＭ）、ハードディスク又は任意の他のタイプのメモリ記憶デバイスを含み得る。リムーバブルメモリ１３２は、加入者識別モジュール（subscriber identity module、ＳＩＭ）カード、メモリスティック、セキュアデジタル（secure digital、ＳＤ）メモリカードなどを含み得る。他の実施形態では、プロセッサ１１８は、サーバ又はホームコンピュータ（図示せず）上など、ＷＴＲＵ１０２上に物理的に配置されていないメモリから情報にアクセスし、当該メモリにデータを記憶し得る。

プロセッサ１１８は、電源１３４から電力を受信し得、ＷＴＲＵ１０２における他のコンポーネントに電力を分配し、かつ／又は制御するように構成され得る。電源１３４は、ＷＴＲＵ１０２に電力を供給するための任意の好適なデバイスであり得る。例えば、電源１３４は、１つ以上の乾電池（例えば、ニッケルカドミウム（nickel-cadmium、ＮｉＣｄ）、ニッケル亜鉛（nickel-zinc、ＮｉＺｎ）、ニッケル金属水素化物（nickel metal hydride、ＮｉＭＨ）、リチウムイオン（lithium-ion、Ｌｉ－ｉｏｎ）など）、太陽電池、燃料電池などを含み得る。

プロセッサ１１８はまた、ＧＰＳチップセット１３６に結合され得、これは、ＷＴＲＵ１０２の現在の場所に関する場所情報（例えば、経度及び緯度）を提供するように構成され得る。ＧＰＳチップセット１３６からの情報に加えて又はその代わりに、ＷＴＲＵ１０２は、基地局（例えば、基地局１１４ａ、１１４ｂ）からエアインターフェース１１６を介して場所情報を受信し、かつ／又は２つ以上の近くの基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、その場所を決定し得る。ＷＴＲＵ１０２は、一実施形態との一貫性を有しながら、任意の好適な場所決定方法によって場所情報を取得し得ることが理解されよう。

プロセッサ１１８は、他の周辺機器１３８に更に結合され得、他の周辺機器１３８には、追加の特徴、機能、及び／又は有線若しくは無線接続を提供する１つ以上のソフトウェアモジュール及び／又はハードウェアモジュールが含まれ得る。例えば、周辺機器１３８には、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、（写真及び／又はビデオのための）デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス（universal serial bus、ＵＳＢ）ポート、振動デバイス、テレビジョントランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）モジュール、周波数変調（frequency modulated、ＦＭ）無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実及び／又は拡張現実（Virtual Reality/Augmented Reality、ＶＲ／ＡＲ）デバイス、アクティビティトラッカなどが含まれ得る。周辺機器１３８は、１つ以上のセンサを含み得る。センサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁力計、配向センサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、地理場所センサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、気圧計、ジェスチャセンサ、生体認証センサ、湿度センサなどのうちの１つ以上であり得る。

ＷＴＲＵ１０２は、（例えば、（例えば、送信のための）ＵＬ及び（例えば、受信のための）ＤＬの両方の特定のサブフレームと関連付けられた）信号の一部又は全部の送受信が、同時及び／又は一緒であり得る、全二重無線機を含み得る。全二重無線機は、ハードウェア（例えば、チョーク）又はプロセッサを介した信号処理（例えば、別個のプロセッサ（図示せず）又はプロセッサ１１８を介して）を介して自己干渉を低減し、かつ又は実質的に排除するための干渉管理ユニットを含み得る。一実施形態では、ＷＴＲＵ１０２は、（例えば、（例えば、送信のための）ＵＬ又は（例えば、受信のための）ＤＬのいずれかの特定のサブフレームと関連付けられた）信号の一部又は全部の送受信の半二重無線機を含み得る。

図１Ｃは、一実施形態によるＲＡＮ１０４及びＣＮ１０６を例解するシステム図である。上記のように、ＲＡＮ１０４は、Ｅ－ＵＴＲＡ無線技術を用いて、エアインターフェース１１６を介してＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃと通信し得る。ＲＡＮ１０４はまた、ＣＮ１０６と通信し得る。

ＲＡＮ１０４は、ｅＮｏｄｅ－Ｂ１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃを含み得るが、ＲＡＮ１０４は、一実施形態との一貫性を有しながら、任意の数のｅＮｏｄｅ－Ｂを含み得ることが理解されよう。ｅＮｏｄｅ－Ｂ１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃは各々、エアインターフェース１１６を介してＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃと通信するための１つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、ｅＮｏｄｅ－Ｂ１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃは、ＭＩＭＯ技術を実装し得る。したがって、ｅＮｏｄｅ－Ｂ１６０ａは、例えば、複数のアンテナを使用して、ＷＴＲＵ１０２ａに無線信号を送信し、かつ／又はＷＴＲＵ１０２ａから無線信号を受信し得る。

ｅＮｏｄｅ－Ｂ１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃの各々は、特定のセル（図示せず）と関連付けられ得、ＵＬ及び／又はＤＬにおいて、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ユーザのスケジューリングなどを処理するように構成され得る。図１Ｃに示すように、ｅＮｏｄｅ－Ｂ１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃは、Ｘ２インターフェースを介して互いに通信し得る。

図１Ｃに示されるＣＮ１０６は、モビリティ管理エンティティ（mobility management entity、ＭＭＥ）１６２、サービングゲートウェイ（serving gateway、ＳＧＷ）１６４、及びパケットデータネットワーク（packet data network、ＰＤＮ）ゲートウェイ（packet data gateway、ＰＧＷ）１６６を含み得る。前述の要素は、ＣＮ１０６の一部として示されているが、これらの要素のいずれかは、ＣＮオペレータ以外のエンティティによって所有及び／又は操作され得ることが理解されよう。

ＭＭＥ１６２は、Ｓ１インターフェースを介して、ＲＡＮ１０４におけるｅＮｏｄｅ－Ｂ１６２ａ、１６２ｂ、１６２ｃの各々に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、ＭＭＥ１６２は、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、ベアラアクティブ化／非アクティブ化のユーザを認証し、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃの初期アタッチ中に特定のサービングゲートウェイを選択する役割を果たし得る。ＭＭＥ１６２は、ＲＡＮ１０４と、ＧＳＭ及び／又はＷＣＤＭＡなどの他の無線技術を採用する他のＲＡＮ（図示せず）との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供し得る。

ＳＧＷ１６４は、Ｓ１インターフェースを介してＲＡＮ１０４におけるｅＮｏｄｅ Ｂ１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃの各々に接続され得る。ＳＧＷ１６４は、概して、ユーザデータパケットをＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃに／からルーティング及び転送し得る。ＳＧＷ１６４は、ｅＮｏｄｅ Ｂ間ハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカする機能、ＤＬデータがＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃに利用可能であるときにページングをトリガする機能、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃのコンテキストを管理及び記憶する機能などの他の機能を実行し得る。

ＳＧＷ１６４は、ＰＧＷ１６６に接続され得、ＰＧＷ１６６は、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃとＩＰ対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット１１０などのパケット交換ネットワークへのアクセスをＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃに提供し得る。

ＣＮ１０６は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、ＣＮ１０６は、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃと従来の地上回線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、ＰＳＴＮ１０８などの回路交換ネットワークへのアクセスをＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃに提供し得る。例えば、ＣＮ１０６は、ＣＮ１０６とＰＳＴＮ１０８との間のインターフェースとして機能するＩＰゲートウェイ（例えば、ＩＰマルチメディアサブシステム（IP multimedia subsystem、ＩＭＳ）サーバ）を含むか、又はそれと通信し得る。更に、ＣＮ１０６は、他のサービスプロバイダによって所有及び／又は操作される他の有線及び／又は無線ネットワークを含み得る他のネットワーク１１２へのアクセスをＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃに提供し得る。

ＷＴＲＵは、無線端末として図１Ａ～図１Ｄに説明されているが、特定の代表的な実施形態では、そのような端末は、通信ネットワークとの（例えば、一時的又は永久的に）有線通信インターフェースを使用し得ることが企図される。

代表的な実施形態では、他のネットワーク１１２は、ＷＬＡＮであり得る。

インフラストラクチャ基本サービスセット（ＢＳＳ）モードのＷＬＡＮは、ＢＳＳのアクセスポイント（ＡＰ）及びＡＰと関連付けられた１つ以上のステーション（ＳＴＡ）を有し得る。ＡＰは、ＢＳＳ内に、かつ／又はＢＳＳ外にトラフィックを搬送する配信システム（Distribution System、ＤＳ）又は別のタイプの有線／無線ネットワークへのアクセス又はインターフェースを有し得る。ＢＳＳ外から生じるＳＴＡへのトラフィックは、ＡＰを通って到達し得、ＳＴＡに配信され得る。ＳＴＡから生じるＢＳＳ外の宛先へのトラフィックは、ＡＰに送信されて、それぞれの宛先に送信され得る。ＢＳＳ内のＳＴＡ間のトラフィックは、例えば、ＡＰを介して送信され得、ソースＳＴＡは、ＡＰにトラフィックを送信し得、ＡＰは、トラフィックを宛先ＳＴＡに配信し得る。ＢＳＳ内のＳＴＡ間のトラフィックは、ピアツーピアトラフィックとして見なされ、かつ／又は参照され得る。ピアツーピアトラフィックは、ソースＳＴＡと宛先ＳＴＡとの間で（例えば、間で直接的に）、直接リンクセットアップ（direct link setup、ＤＬＳ）で送信され得る。特定の代表的な実施形態では、ＤＬＳは、８０２．１１ｅ ＤＬＳ又は８０２．１１ｚトンネル化ＤＬＳ（tunneled DLS、ＴＤＬＳ）を使用し得る。独立ＢＳＳ（Independent BSS、ＩＢＳＳ）モードを使用するＷＬＡＮは、ＡＰを有さない場合があり、ＩＢＳＳ内又はそれを使用するＳＴＡ（例えば、ＳＴＡの全部）は互いに直接通信し得る。通信のＩＢＳＳモードは、本明細書では、「アドホック」通信モードと称され得る。

８０２．１１ａｃインフラストラクチャ動作モード又は同様の動作モードを使用するときに、ＡＰは、一次チャネルなどの固定チャネル上にビーコンを送信し得る。一次チャネルは、固定幅（例えば、２０ＭＨｚ幅の帯域幅）又は動的に設定された幅であり得る。一次チャネルは、ＢＳＳの動作チャネルであり得、ＡＰとの接続を確立するためにＳＴＡによって使用され得る。特定の代表的な実施形態では、衝突回避を用いるキャリア感知多重アクセス（Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance、ＣＳＭＡ／ＣＡ）は、例えば、８０２．１１システムにおいて実装され得る。ＣＳＭＡ／ＣＡの場合、ＡＰを含むＳＴＡ（例えば、全てのＳＴＡ）は、一次チャネルを感知し得る。一次チャネルが特定のＳＴＡによってビジーであると感知され／検出され、かつ／又は判定される場合、特定のＳＴＡはバックオフされ得る。１つのＳＴＡ（例えば、１つのステーションのみ）は、所与のＢＳＳにおける任意の所与の時間に送信し得る。

高スループット（High Throughput、ＨＴ）ＳＴＡは、例えば、一次２０ＭＨｚチャネルと隣接又は非隣接２０ＭＨｚチャネルとの組み合わせを介して、通信のための４０ＭＨｚ幅のチャネルを使用して、４０ＭＨｚ幅のチャネルを形成し得る。

非常に高いスループット（Very High Throughput、ＶＨＴ）ＳＴＡは、２０ＭＨｚ、４０ＭＨｚ、８０ＭＨｚ、及び／又は１６０ＭＨｚ幅のチャネルをサポートし得る。４０ＭＨｚ及び／又は８０ＭＨｚは、連続する２０ＭＨｚチャネルを組み合わせることによって形成され得る。１６０ＭＨｚチャネルは、８つの連続する２０ＭＨｚチャネルを組み合わせることによって又は８０＋８０構成と称され得る２つの連続していない８０ＭＨｚチャネルを組み合わせることによって、形成され得る。８０＋８０構成の場合、チャネル符号化後、データは、データを２つのストリームに分割し得るセグメントパーサを通過し得る。逆高速フーリエ変換（Inverse Fast Fourier Transform、ＩＦＦＴ）処理及び時間ドメイン処理は、各ストリームで別々に行われ得る。ストリームは、２つの８０ＭＨｚチャネルにマッピングされ得、データは、送信ＳＴＡによって送信され得る。受信ＳＴＡの受信機では、８０＋８０構成に対する上記で説明される動作を逆にされ得、組み合わされたデータを媒体アクセス制御（Medium Access Control、ＭＡＣ）に送信され得る。

サブ１ＧＨｚの動作モードは、８０２．１１ａｆ及び８０２．１１ａｈによってサポートされる。チャネル動作帯域幅及びキャリアは、８０２．１１ｎ及び８０２．１１ａｃで使用されるものと比較して、８０２．１１ａｆ及び８０２．１１ａｈで低減される。８０２．１１ａｆは、ＴＶホワイトスペース（TV White Space、ＴＶＷＳ）スペクトルで５ＭＨｚ、１０ＭＨｚ、及び２０ＭＨｚの帯域幅をサポートし、８０２．１１ａｈは、非ＴＶＷＳスペクトルを使用して、１ＭＨｚ、２ＭＨｚ、４ＭＨｚ、８ＭＨｚ、及び１６ＭＨｚの帯域幅をサポートする。代表的な実施形態によれば、８０２．１１ａｈは、マクロカバレッジエリアにおけるＭＴＣデバイスなどのメータタイプの制御／マシンタイプ通信（Machine-Type Communications、ＭＴＣ）をサポートし得る。ＭＴＣデバイスは、例えば、特定の、かつ／又は限定された帯域幅のためのサポート（例えば、そのためのみのサポート）を含む限定された能力を有し得る。ＭＴＣデバイスは、（例えば、非常に長いバッテリ寿命を維持するために）閾値を超えるバッテリ寿命を有するバッテリを含み得る。

複数のチャネル、並びに８０２．１１ｎ、８０２．１１ａｃ、８０２．１１ａｆ、及び８０２．１１ａｈなどのチャネル帯域幅をサポートし得るＷＬＡＮシステムは、一次チャネルとして指定され得るチャネルを含む。一次チャネルは、ＢＳＳにおける全てのＳＴＡによってサポートされる最大共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有し得る。一次チャネルの帯域幅は、最小帯域幅動作モードをサポートするＢＳＳで動作する全てのＳＴＡの中から、ＳＴＡによって設定され、かつ／又は制限され得る。８０２．１１ａｈの例では、一次チャネルは、ＡＰ及びＢＳＳにおける他のＳＴＡが２ＭＨｚ、４ＭＨｚ、８ＭＨｚ、１６ＭＨｚ、及び／又は他のチャネル帯域幅動作モードをサポートする場合であっても、１ＭＨｚモードをサポートする（例えば、それのみをサポートする）ＳＴＡ（例えば、ＭＴＣタイプデバイス）に対して１ＭＨｚ幅であり得る。キャリア感知及び／又はネットワーク割り当てベクトル（Network Allocation Vector、ＮＡＶ）設定は、一次チャネルの状態に依存し得る。例えば、一次チャネルがビジーである場合、ＡＰに送信する（１ＭＨｚ動作モードのみをサポートする）ＳＴＡにより、利用可能な周波数帯域の大部分がアイドル状態になったとしても、利用可能な周波数帯域の全てがビジーであると見なされ得る。

米国では、８０２．１１ａｈにより使用され得る利用可能な周波数帯域は、９０２ＭＨｚ～９２８ＭＨｚである。韓国では、利用可能な周波数帯域は、９１７．５ＭＨｚ～９２３．５ＭＨｚである。日本では、利用可能な周波数帯域は、９１６．５ＭＨｚ～９２７．５ＭＨｚである。８０２．１１ａｈに利用可能な総帯域幅は、国のコードに応じて６ＭＨｚ～２６ＭＨｚである。

図１Ｄは、一実施形態によるＲＡＮ１０４及びＣＮ１０６を例解するシステム図である。上記のように、ＲＡＮ１０４は、ＮＲ無線技術を用いて、エアインターフェース１１６を介してＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃと通信し得る。ＲＡＮ１０４はまた、ＣＮ１０６と通信し得る。

ＲＡＮ１０４は、ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃを含み得るが、ＲＡＮ１０４は、一実施形態との一貫性を有しながら、任意の数のｇＮＢを含み得ることが理解されよう。ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃは各々、エアインターフェース１１６を介してＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃと通信するための１つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃは、ＭＩＭＯ技術を実装し得る。例えば、ｇＮＢ１８０ａ、１０８ｂは、ビームフォーミングを利用して、ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃに信号を送信及び／又は受信し得る。したがって、ｇＮＢ１８０ａは、例えば、複数のアンテナを使用して、ＷＴＲＵ１０２ａに無線信号を送信し、かつ／又はＷＴＲＵ１０２ａから無線信号を受信し得る。一実施形態では、ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃは、キャリアアグリゲーション技術を実装し得る。例えば、ｇＮＢ１８０ａは、複数のコンポーネントキャリアをＷＴＲＵ１０２ａ（図示せず）に送信し得る。これらのコンポーネントキャリアのサブセットは、未認可スペクトル上にあり得、残りのコンポーネントキャリアは、認可スペクトル上にあり得る。一実施形態では、ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃは、多地点協調（Coordinated Multi-Point、ＣｏＭＰ）技術を実装し得る。例えば、ＷＴＲＵ１０２ａは、ｇＮＢ１８０ａ及びｇＮＢ１８０ｂ（及び／又はｇＮＢ１８０ｃ）からの協調送信を受信し得る。

ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、拡張可能なヌメロロジと関連付けられた送信を使用して、ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃと通信し得る。例えば、ＯＦＤＭシンボル間隔及び／又はＯＦＤＭサブキャリア間隔は、無線送信スペクトルの異なる送信、異なるセル、及び／又は異なる部分に対して変化し得る。ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、様々な若しくは拡張可能な長さのサブフレーム又は送信時間間隔（transmission time interval、ＴＴＩ）を使用して（例えば、様々な数のＯＦＤＭシンボル及び／又は様々な長さの絶対時間の持続し変化する時間を含む）、ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃと通信し得る。

ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃは、スタンドアロン構成及び／又は非スタンドアロン構成でＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃと通信するように構成され得る。スタンドアロン構成では、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、他のＲＡＮ（例えば、ｅＮｏｄｅ－Ｂ１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃなど）にアクセスすることなく、ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃと通信し得る。スタンドアロン構成では、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、モビリティアンカポイントとしてｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃのうちの１つ以上を利用し得る。スタンドアロン構成では、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、未認可バンドにおける信号を使用して、ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃと通信し得る。非スタンドアロン構成ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃと通信し、これらに接続する一方で、ｅＮｏｄｅ－Ｂ１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃなどの別のＲＡＮとも通信し、これらに接続し得る。例えば、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、１つ以上のｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃ及び１つ以上のｅＮｏｄｅ－Ｂ１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃと実質的に同時に通信するためのＤＣ原理を実装し得る。非スタンドアロン構成では、ｅＮｏｄｅ－Ｂ１６０ａ、１６０ｂ、１６０ｃは、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃのモビリティアンカとして機能し得、ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃは、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃをサービスするための追加のカバレッジ及び／又はスループットを提供し得る。

ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃの各々は、特定のセル（図示せず）と関連付けられ得、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ＵＬ及び／又はＤＬにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライスのサポート、ＤＣ、ＮＲとＥ－ＵＴＲＡとの間の相互作用、ユーザプレーン機能（User Plane Function、ＵＰＦ）１８４ａ、１８４ｂに対するユーザプレーンデータのルーティング、アクセス及びモビリティ管理機能（Access and Mobility Management Function、ＡＭＦ）１８２ａ、１８２ｂに対する制御プレーン情報のルーティングなどを処理するように構成され得る。図１Ｄに示すように、ｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃは、Ｘｎインターフェースを介して互いに通信し得る。

図１Ｄに示されるＣＮ１０６は、少なくとも１つのＡＭＦ１８２ａ、１８２ｂ、少なくとも１つのＵＰＦ１８４ａ、１８４ｂ、少なくとも１つのセッション管理機能（Session Management Function、ＳＭＦ）１８３ａ、１８３ｂ及び場合によってはデータネットワーク（Data Network、ＤＮ）１８５ａ、１８５ｂを含み得る。前述の要素は、ＣＮ１０６の一部として示されているが、これらの要素のいずれかは、ＣＮオペレータ以外のエンティティによって所有及び／又は操作され得ることが理解されよう。

ＡＭＦ１８２ａ、１８２ｂは、Ｎ２インターフェースを介してＲＡＮ１０４におけるｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃのうちの１つ以上に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、ＡＭＦ１８２ａ、１８２ｂは、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃのユーザ認証、ネットワークスライスのためのサポート（例えば、異なる要件を有する異なるプロトコルデータユニット（protocol data unit、ＰＤＵ）セッションの処理）、登録のＳＭＦ１８３ａ、１８３ｂの選択、登録エリアの管理、非アクセス層（non-access stratum、ＮＡＳ）シグナル伝達の終了、モビリティ管理などの役割を果たし得る。ネットワークスライスは、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃを利用しているサービスのタイプに基づいて、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃのＣＮサポートをカスタマイズするために、ＡＭＦ１８２ａ、１８２ｂによって使用され得る。例えば、異なるネットワークスライスは、超高信頼低待ち時間（ultra-reliable low latency、ＵＲＬＬＣ）アクセスに依存するサービス、拡張大規模モバイルブロードバンド（enhanced massive mobile broadband、ｅＭＢＢ）アクセスに依存するサービス、ＭＴＣアクセスのためのサービスなどのような、異なる使用事例に対して確立され得る。ＡＭＦ１８２ａ、１８２ｂは、ＲＡＮ１０４と、ＬＴＥ、ＬＴＥ－Ａ、ＬＴＥ－Ａ Ｐｒｏ、及び／又はＷｉＦｉなどの非－３ＧＰＰアクセス技術などの他の無線技術を用いる他のＲＡＮ（図示せず）との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供し得る。

ＳＭＦ１８３ａ、１８３ｂは、Ｎ１１インターフェースを介して、ＣＮ１０６におけるＡＭＦ１８２ａ、１８２ｂに接続され得る。ＳＭＦ１８３ａ、１８３ｂはまた、Ｎ４インターフェースを介して、ＣＮ１０６におけるＵＰＦ１８４ａ、１８４ｂに接続され得る。ＳＭＦ１８３ａ、１８３ｂは、ＵＰＦ１８４ａ、１８４ｂを選択及び制御し、ＵＰＦ１８４ａ、１８４ｂを通るトラフィックのルーティングを構成し得る。ＳＭＦ１８３ａ、１８３ｂは、ＵＥ ＩＰアドレスを管理及び割り当てる機能、ＰＤＵセッションを管理する機能、ポリシー実施及びＱｏＳを制御する機能、ＤＬデータ通知を提供する機能などのような、他の機能を実行し得る。ＰＤＵセッションタイプは、ＩＰベース、非ＩＰベース、イーサネットベースなどであり得る。

ＵＰＦ１８４ａ、１８４ｂは、Ｎ３インターフェースを介して、ＲＡＮ１０４におけるｇＮＢ１８０ａ、１８０ｂ、１８０ｃのうちの１つ以上に接続され得、これは、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃとＩＰ対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット１１０などのパケット交換ネットワークへのアクセスをＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃに提供し得る。ＵＰＦ１８４、１８４ｂは、パケットのルーティング及び転送、ユーザプレーンポリシーの実施、マルチホームＰＤＵセッションのサポート、ユーザプレーンＱｏＳの処理、ＤＬパケットのバッファリング、モビリティアンカリングなどの他の機能を実行し得る。

ＣＮ１０６は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、ＣＮ１０６は、ＣＮ１０６とＰＳＴＮ１０８との間のインターフェースとして機能するＩＰゲートウェイ（例えば、ＩＰマルチメディアサブシステム（ＩＭＳ）サーバ）を含むか、又はそれと通信し得る。更に、ＣＮ１０６は、他のサービスプロバイダによって所有及び／又は操作される他の有線及び／又は無線ネットワークを含み得る他のネットワーク１１２へのアクセスをＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃに提供し得る。一実施形態では、ＷＴＲＵ１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃは、ＵＰＦ１８４ａ、１８４ｂへのＮ３インターフェース及びＵＰＦ１８４ａ、１８４ｂとＤＮ１８５ａ、１８５ｂとの間のＮ６インターフェースを介して、ＵＰＦ１８４ａ、１８４ｂを通じて、ローカルＤＮ１８５ａ、１８５ｂに接続され得る。

図１Ａ～図１Ｄ及び図１Ａ～図１Ｄの対応する説明を考慮して、ＷＴＲＵ１０２ａ～ｄ、基地局１１４ａ～ｂ、ｅＮｏｄｅ－Ｂ１６０ａ～ｃ、ＭＭＥ１６２、ＳＧＷ１６４、ＰＧＷ１６６、ｇＮＢ１８０ａ～ｃ、ＡＭＦ１８２ａ～ｂ、ＵＰＦ１８４ａ～ｂ、ＳＭＦ１８３ａ～ｂ、ＤＮ１８５ａ～ｂ、及び／又は本明細書に説明される任意の他のデバイスの１つ以上に関して本明細書に説明される機能のうちの１つ以上又は全部は、１つ以上のエミュレーションデバイス（図示せず）によって実行され得る（図示せず）。エミュレーションデバイスは、本明細書に説明される機能の１つ以上又は全てをエミュレートするように構成された１つ以上のデバイスであり得る。例えば、エミュレーションデバイスを使用して、他のデバイスを試験し、かつ／又はネットワーク及び／若しくはＷＴＲＵ機能をシミュレートし得る。

エミュレーションデバイスは、ラボ環境及び／又はオペレータネットワーク環境における他のデバイスの１つ以上の試験を実装するように設計され得る。例えば、１つ以上のエミュレーションデバイスは、通信ネットワーク内の他のデバイスを試験するために、有線及び／又は無線通信ネットワークの一部として完全に若しくは部分的に実装され、かつ／又は展開されている間、１つ以上若しくは全ての機能を実行し得る。１つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び／又は無線通信ネットワークの一部として一時的に実装／展開されている間、１つ以上若しくは全ての機能を実行し得る。エミュレーションデバイスは、オーバザエアの無線通信を使用して、試験し、かつ／又は試験を実行する目的で、別のデバイスに直接結合され得る。

１つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び／又は無線通信ネットワークの一部として実装／展開されていない間、全てを含む１つ以上の機能を実行し得る。例えば、エミュレーションデバイスは、１つ以上のコンポーネントの試験を実装するために、試験実験室での試験シナリオ、並びに／又は展開されていない（例えば、試験用の）有線及び／若しくは無線通信ネットワークにおいて利用され得る。１つ以上のエミュレーションデバイスは、試験機器であり得る。ＲＦ回路（例えば、１つ以上のアンテナを含み得る）を介した直接ＲＦ結合及び／又は無線通信は、データを送信及び／又は受信するように、エミュレーションデバイスによって使用され得る。

インフラストラクチャ基本サービスセット（ＢＳＳ）モードのＷＬＡＮは、ＢＳＳのアクセスポイント（ＡＰ）及びＡＰと関連付けられた１つ以上のステーション（ＳＴＡ）を含み得る。ＡＰは通常、トラフィックをＢＳＳ内及び／又はＢＳＳ外に搬送する、配信システム（ＤＳ）又は別のタイプの有線／無線ネットワークへのアクセス又はインターフェースを有する。ＢＳＳ外から生じるＳＴＡへのトラフィックは、ＡＰを通って到達し得、ＳＴＡに配信される。ＳＴＡからＢＳＳ外の宛先への生じるトラフィックは、ＡＰに送信されて、それぞれの宛先に送信され得る。ＢＳＳ内のＳＴＡ間のトラフィックは、ＡＰを介して送信され得、ソースＳＴＡは、ＡＰにトラフィックを送信し、ＡＰは、トラフィックを宛先ＳＴＡに配信する。ＢＳＳ内のＳＴＡ間のそのようなトラフィックは、ピアツーピアトラフィックとして見なされ得る。そのようなピアツーピアトラフィックはまた、例えば、８０２．１１ｅ ＤＬＳ又は８０２．１１ｚトンネルＤＬＳ（ＴＤＬＳ）を使用して、ソースＳＴＡと宛先ＳＴＡとの間で直接的に、直接リンクセットアップ（ＤＬＳ）で送信され得る。独立ＢＳＳ（ＩＢＳＳ）モードを使用するＷＬＡＮは、ＡＰを有しない場合があり、及び／又は互いに直接通信するＳＴＡを含む場合がある。この通信モードは、「アドホック」通信モードと称される。

８０２．１１ａｃインフラストラクチャモードの動作を使用して、ＡＰは、例えば一次チャネルなどの固定チャネル上にビーコンを送信し得る。このチャネルは、２０ＭＨｚ幅であり得、ＢＳＳの動作チャネルであり得る。このチャネルはまた、ＡＰとの接続を確立するためにＳＴＡによって使用され得る。８０２．１１システムにおけるチャネルアクセスは、衝突回避を用いるキャリア感知多重アクセス（ＣＳＭＡ／ＣＡ）を含み得る。この動作モードでは、ＡＰを含む全てのＳＴＡは、一次チャネルを感知し得る。チャネルがビジーであると検出された場合、ＳＴＡは「バックオフ」され得る。したがって、１つのみのＳＴＡは、所与のＢＳＳにおける任意の所与の時間に送信し得る。

８０２．１１ｎでは、高スループット（ＨＴ）ＳＴＡはまた、通信のために４０ＭＨｚ幅のチャネルを使用し得る。これは、一次２０ＭＨｚチャネルを、隣接する２０ＭＨｚチャネルと組み合わせて、４０ＭＨｚ幅の連続するチャネルを形成することによって達成され得る。

８０２．１１ａｃでは、非常に高いスループット（ＶＨＴ）ＳＴＡは、２０ＭＨｚ、４０ＭＨｚ、８０ＭＨｚ、及び１６０ＭＨｚ幅のチャネルをサポートし得る。４０ＭＨｚ及び８０ＭＨｚのチャネルは、上記の８０２．１１ｎと同様の連続する２０ＭＨｚチャネルを組み合わせることによって形成され得る。１６０ＭＨｚチャネルは、８つの連続する２０ＭＨｚチャネルを組み合わせることによって又は８０＋８０構成とも称され得る２つの連続していない８０ＭＨｚチャネルを組み合わせることによって、形成され得る。８０＋８０構成の場合、チャネル符号化後、データは、データを２つのストリームに分割するセグメントパーサを通過し得る。ＩＦＦＴ及び時間ドメイン処理は、各ストリームで別々に行われ得、その後、ストリームは、２つのチャネルにマッピングされ得、データは、送信され得る。受信機では、この機構は逆になり、合わせたデータはＭＡＣに送信される。

サブ１ＧＨｚの動作モードは、８０２．１１ａｆ及び８０２．１１ａｈによってサポートされ得る。これらの仕様では、チャネル動作帯域幅及びキャリアは、８０２．１１ｎ、及び８０２．１１ａｃで使用されるものと比較して低減され得る。８０２．１１ａｆは、ＴＶホワイトスペース（ＴＶＷＳ）スペクトルにおいて、５ＭＨｚ、１０ＭＨｚ及び２０ＭＨｚ帯域幅をサポートし得、８０２．１１ａｈは、非ＴＶＷＳスペクトルを使用して、１ＭＨｚ、２ＭＨｚ、４ＭＨｚ、８ＭＨｚ、及び１６ＭＨｚ帯域幅をサポートし得る。８０２．１１ａｈのための可能な使用事例は、マクロカバレッジエリアにおけるメータタイプの制御（ＭＴＣ）デバイスのサポートである。ＭＴＣデバイスは、限定された帯域幅のためのサポートのみを含む限定された能力を有し得るが、非常に長いバッテリ寿命の要件も含み得る。

複数のチャネル、並びに８０２．１１ｎ、８０２．１１ａｃ、８０２．１１ａｆ、及び８０２．１１ａｈなどのチャネル帯域幅をサポートし得るＷＬＡＮシステムは、一次チャネルとして指定されるチャネルを含み得る。一次チャネルは、ＢＳＳにおける全てのＳＴＡによってサポートされる最大共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有し得るが、必ずしも有するわけではない。一次チャネルの帯域幅は、したがって、最小帯域幅動作モードをサポートするＢＳＳで動作する全てのＳＴＡの中のＳＴＡによって制限され得る。８０２．１１ａｈの例では、一次チャネルは、ＡＰ及びＢＳＳにおける他のＳＴＡが２ＭＨｚ、４ＭＨｚ、８ＭＨｚ、１６ＭＨｚ、又は他のチャネル帯域幅動作モードをサポートする場合であっても、１ＭＨｚモードのみをサポートするＳＴＡ（例えば、ＭＴＣタイプデバイス）が存在する場合は、１ＭＨｚ幅であり得る。全てのキャリア感知、及びＮＡＶ設定は、一次チャネルのステータスに依存し得る。すなわち、例えば、１ＭＨｚ動作モードのみをサポートするＳＴＡがＡＰに送信していることに起因して一次チャネルがビジーである場合、利用可能な周波数帯域全体は、その大部分がアイドルのままであり、利用可能であり得るとしても、ビジーであると見なされ得る。

米国では、現在、８０２．１１ａｈにより使用され得る利用可能な周波数帯域は、９０２ＭＨｚ～９２８ＭＨｚであり得る。韓国では、現在、８０２．１１ａｈにより使用され得る利用可能な周波数帯域は、９１７．５ＭＨｚ～９２３．５ＭＨｚであり得、日本では、８０２．１１ａｈにより使用され得る利用可能な周波数帯域は、９１６．５ＭＨｚ～９２７．５ＭＨｚであり得る。８０２．１１ａｈに利用可能な総帯域幅は、国のコードに応じて６ＭＨｚ～２６ＭＨｚであり得る。

ＩＥＥＥ８０２．１１（商標）高効率ＷＬＡＮ（High Efficiency WLAN、ＨＥＷ）は、２．４ＧＨｚ、５ＧＨｚ、及び６ＧＨｚ帯域の高密度シナリオを含む多くの使用シナリオにおける広域スペクトルの無線ユーザについて、全てのユーザが経験するサービスの品質を高めるための補正を含み得る。ＡＰ及びＳＴＡの高密度配置をサポートする新しい使用事例、並びに関連する無線リソース管理（Radio Resource Management、ＲＲＭ）技術が考慮され得る。

ＨＥＷの潜在的な用途には、スタジアムイベントのデータ配信などの新たな使用シナリオ、鉄道の駅、又は企業／小売環境、また、ビデオ配信への依存が高まる証拠物などの高ユーザ密度シナリオ、及び医療用途のための無線サービス、が含まれ得る。

様々なアプリケーションのための測定されたトラフィックは、短いパケットの可能性が大きく、ネットワークアプリケーションも短いパケットを生成し得る。そのような用途としては、仮想オフィス、送信電力制御（transmit power control、ＴＰＣ）肯定応答（acknowledgement、ＡＣＫ）、ビデオストリーミングＡＣＫ、デバイス／コントローラ（マウス、キーボード、ゲーム制御など）、アクセス－プローブ要求／応答、ネットワーク選択－プローブ要求、アクセスネットワーククエリプロトコル（Access Network Query Protocol、ＡＮＱＰ）、及び／又はネットワーク管理－制御フレーム用途が挙げられ得る。

８０２．１１ａｘは、ＵＬ ＯＦＤＭＡ及びＤＬ ＯＦＤＭＡ並びにＵＬマルチユーザＭＩＭＯ（multi-user MIMO、ＭＵ－ＭＩＭＯ）及びＤＬマルチユーザＭＩＭＯを含むＭＵ特徴を含み得る。異なる目的のためにＵＬランダムアクセスを多重化するための機構を設計及び定義することは、仕様において考慮され得る。

８０２．１１ａｘは、６ＧＨｚ帯域にのみトリガ又はスケジュールされた媒体アクセスを使用すること、及び／又は６ＧＨｚ帯域にスケジュールされた拡張分散チャネルアクセス（Enhanced Distributed Channel Access、ＥＤＣＡ）媒体アクセスをアクティブにスキャンすること及び用いることを制限することなどによって、６ＧＨｚ帯域での媒体アクセス問題に対処し得る。

ＩＥＥＥ８０２．１１ｂｃは、８０２．１１デバイスのためのエンハンスドブロードキャストサービス（ｅＢＣＳ）に対するＭＡＣ改定を含み得る。ＩＥＥＥ８０２．１１ｂｃ改定は、現在のＩＥＥＥ８０２．１１ ＰＨＹ仕様に影響を与えない場合がある。

ｅＢＣＳサービスは、ＡＰから非ＡＰ ＳＴＡへのダウンリンクを含み得るか、又はセンサ非ＡＰ ＳＴＡからのアップリンクを含み得る。エンハンスドブロードキャストサービスは、特定のＡＰに関連付けられているか、又は関連付けられていない両方のＳＴＡに提供され得る。ＡＰは、ｅＢＣＳサービスを用いて最大３０００個の非ＡＰ ＳＴＡをサポートし得る。更に、ＡＰに直接送信することが可能ではない場合があるｅＢＣＳサービスを消費する低コストの非ＡＰ ＳＴＡのクラスが存在し得る。

ｅＢＣＳのためのいくつかの例示的な使用事例としては、スタジアムビデオブロードキャスティング、自動車ブロードキャスティング、アップリンクセンサデータブロードキャスティング、博物館情報及び多言語ブロードキャスティング、並びに／又はイベントプロデューサ情報及びコンテンツブロードキャスティングが挙げられ得る。

ダウンリンクブロードキャスト使用事例では、ｅＢＣＳ ＡＰは、当該ＡＰに関連付けられているか、又は関連付けられていないＳＴＡに、ブロードキャストサービスを提供し得る。ブロードキャストフレームは肯定応答されない可能性があるため、ブロードキャストサービスを利用し、ブロードキャストデータを受信するＳＴＡがあるかどうかは常に明らかであるわけではない。ブロードキャストデータが受信されていない場合、ＡＰは、電力及び無線媒体リソースの両方を消耗させる。いくつかの実装態様は、電力効率的であるブロードキャストサービスを容易にするブロードキャストサービスメカニズムを提供し、かつサービスが活発に消費されているとき及び／又は場合は、ブロードキャストサービスを提供するのみであり得る。

１つ以上のＡＰによって提供されるダウンリンクブロードキャストサービスを利用することを望むＳＴＡの場合、ＳＴＡは、ブロードキャストサービスを提供するＡＰと関連付けられるか、又は関連付けられていない場合がある。そのようなＳＴＡ及びＡＰは、ブロードキャストサービスを要求し、要求されたブロードキャストサービスのパラメータをネゴシエートする必要があり得る。いくつかの実装態様は、ブロードキャストサービスディスカバリィ及びパラメータネゴシエーションをサポートするための指標及びネゴシエーション手順を含む。

いくつかの実装態様は、ブロードキャストサービスアナウンスメント情報要素の終わりを提供する。いくつかの実装態様では、ＡＰは、１つ以上のｅＢＣＳサービスが終了していることを告知するために、ブロードキャストサービスアナウンスメントフレームの終わり、又はブロードキャストサービスアナウンスメント情報要素の終わりを含むフレームを送信し得る。

本明細書で考察される様々なフィールド及びサブフィールドの例示的な値は、例解のみのために提供され、他の実装態様では、任意の他の好適な値を使用して、同じ情報、又は異なる情報を示し得ることに留意されたい。例えば、いくつかの実装態様では、フィールド内の１であるビット値は、特定の情報を示し得るが、フィールド内の０であるビット値は、この同じ情報を示し得る。

図２は、ブロードキャストサービスアナウンスメント情報要素の終わりの例示的なフォーマットを例解するビットマップ図である。ブロードキャストサービスアナウンスメント情報要素の終わりは、要素識別子（identifier、ＩＤ）２０２、長さ２０４、及び要素ＩＤ拡張部２０６のフィールドのうちの１つ以上、ブロードキャストサービスフィールド数２０８、及び１つ以上のブロードキャストサービスフィールド２１０を含み得る。要素識別子（ＩＤ）フィールド２０２、長さフィールド２０４、及び要素ＩＤ拡張フィールド２０６は、この現在要素がブロードキャストサービスアナウンスメント情報要素の終わりであることを示し得、かつ現在要素の長さを示し得る。ブロードキャストサービスフィールド数２０８は、要素が含むブロードキャストサービスフィールドの数を示し得る。１つ以上のブロードキャストサービスフィールド２１０のそれぞれは、各ブロードキャストサービスについて以下に説明されるフィールドの一部又は全てを含む、特定のブロードキャストサービスの情報を含み得る。

１つ以上のブロードキャストサービスフィールド２１０は、図２に示すようなフォーマットを有し得、以下のフィールドのうちの１つ以上を含み得る：ブロードキャストサービス情報制御フィールド２１２、ブロードキャストサービスＩＤフィールド２１４、上位層宛先アドレスフィールド２１６、タイトル長フィールド２１８、タイトルフィールド２２０、終了までの時間フィールド２２２、及び／又はネゴシエーション方法フィールド２２４。ブロードキャストサービス情報制御フィールド２１２、ブロードキャストサービスＩＤフィールド２１４、タイトル長フィールド２１８、終了までの時間フィールド２２２、及びネゴシエーション方法フィールド２２４は、１バイト長であり得、上位層宛先アドレスフィールド２１６及びタイトルフィールドは、可変バイト長であり得る。

図３は、ブロードキャストサービス情報制御フィールド２１２の例示的なフォーマットを例解するビットマップ図である。ブロードキャストサービス情報制御フィールド２１２は、１バイト長であり得、特定のブロードキャスト情報がブロードキャストサービスフィールド２１０に含まれるかどうかの指示を含み得る。ブロードキャストサービス情報制御フィールド２１２は、以下のサブフィールド：ブロードキャストサービスＩＤ存在サブフィールド３０２、上位層プロトコルサブフィールド３０４、タイトル存在サブフィールド３０６、ネゴシエーション方法存在サブフィールド３０８、関連付け要求サブフィールド３１０、及び予約サブフィールド３１２のうちの１つを含み得る。

ブロードキャストサービスＩＤ存在サブフィールド３０２は、１ビット長であり得、ブロードキャストサービスＩＤがブロードキャストサービスフィールドに含まれるかどうかを示し得る。上位層プロトコルサブフィールド３０４は、３ビット長であり得、上位層宛先アドレスが存在しないか、又は上位層宛先アドレスがブロードキャストサービスフィールド２１０内に存在するかを示す値を含み得、ブロードキャストサービスフィールド２０１０に存在する上位層宛先アドレスが、上位層プロトコルＵＤＰ／ＩＰｖ４、ＵＤＰ／ＩＰｖ６、ＵＤＰ／ホスト名；ＭＰＥＧトランスポートストリーム識別子、ＭＡＣアドレス、又は予約のうちの１つと関連付けられたアドレスであり得ることを示す値を含み得る。

タイトル存在サブフィールド３０６は、１ビット長であり得、ユーザ可読タイトルがブロードキャストサービスフィールド２１０に存在するかどうかを示し得る。タイトル存在サブフィールド３０６ビットが１に設定されている場合、タイトル長サブフィールド２１８及びタイトルサブフィールド２２０が、ブロードキャストサービスフィールド２１０に含まれ得る。ネゴシエーション方法の存在サブフィールド３０８は、１ビット長であり得、ネゴシエーション方法サブフィールド２２４がブロードキャストサービスフィールド２１０に含まれるかどうかを示し得る。関連付け要求サブフィールド３１０は、１ビット長であり得、現在のブロードキャストサービスフィールド２１０によって記載されるブロードキャストサービスが、他のＳＴＡによって利用されることが可能となる前に関連付けを必要とするかどうかを示し得る。

図２に戻って参照すると、ブロードキャストサービスＩＤサブフィールド２１４は、１バイト長であり得、ブロードキャストサービスの識別子を示し得る。上位層宛先アドレスサブフィールド２１６は、例えば、ブロードキャストサービス情報制御サブフィールドの上位層プロトコルフィールドに示される値に応じて、異なる長さを採り得る。ＩＰｖ４／ＵＤＰ又はＩＰｖ６／ＵＤＰが上位層プロトコルサブフィールド３０４に示されている場合、上位層宛先アドレスサブフィールド２１６は、ＩＰアドレス及びＵＤＰポートを含み得る。

上位層宛先アドレスサブフィールド２１６は、ＭＡＣアドレスが上位層プロトコルサブフィールド３０４に示されている場合、６バイトのＭＡＣアドレスを含み得る。上位層プロトコルサブフィールド３０４が、上位層宛先アドレスフィールドが存在しないことを示す場合、上位層宛先アドレスは、ブロードキャストサービスフィールド２１０に含まれない場合がある。

ブロードキャストサービス情報制御サブフィールド２１２内のタイトル存在サブフィールド３０６が１に設定されている場合、タイトル長サブフィールド２１８は、ブロードキャストサービスフィールド２１０に含まれ得、そうでなければ、存在しない場合がある。タイトル長サブフィールド２１８は、１バイト長であり得、タイトルサブフィールド２２０の長さを示し得る。

ブロードキャストサービス情報制御サブフィールド２１２内のタイトル存在サブフィールド３０６が１に設定されている場合、タイトルサブフィールド２２０は、ブロードキャストサービスフィールド２１０に含まれ得、そうでなければ、存在しない場合がある。タイトル長サブフィールド２１８は、１バイト長であり得、タイトルサブフィールド２２０の長さを示し得る。

終了までの時間サブフィールド２２２は、追加のネゴシエーションが、当該ブロードキャストサービスを消費し得る１つ以上のＳＴＡによって行われない限り、このブロードキャストサービスフィールド２１０に記載されたブロードキャストサービスが終了する残りの時間を示すために使用され得る。別の例では、終了までの時間サブフィールド２２２は、時間、例えば、タイミング同期機能（timing synchronization function、ＴＳＦ）時間値、又は他のタイプの時間を含み得、当該時間において、当該ブロードキャストサービスは、追加のネゴシエーションが、ブロードキャストサービスのイニシエータ（initiator）によって、又は当該ブロードキャストサービスの他のユーザによって行われない限り、終了する。追加的又は代替的に、ＴＳＦタイマの現在の値などの現在の時間のタイムスタンプが含まれ得る。

ネゴシエーション方法サブフィールド２２４は、ネゴシエーション方法存在サブフィールド３０８が１（又は別の好適な指標）に設定されている場合、ブロードキャストサービスフィールド２１０に含まれ得る。ネゴシエーション方法サブフィールドは、終了時間を超えてブロードキャストサービスの継続についてネゴシエートするために使用されるべきネゴシエーション方法を示すために使用され得る。ネゴシエーション方法サブフィールドは、ブロードキャストサービス要求フレームを介して、ＡＮＱＰ／ＧＡＳブロードキャストサービス要求フレームを介して、及び／又はＩＰ要求を介して（この場合、ネゴシエーションに必要なＩＰバージョン及びＩＰアドレスが含まれ得る）、以下の値のうちの１つ以上を含み得る。

いくつかの実装態様では、ブロードキャストサービスアナウンスメント要素の終わり２００のフィールド又はサブフィールドの任意のサブセットは、既存若しくは新たに設計された要素若しくはフレーム、又は任意の管理、制御、データフレームのＰＨＹ及び／若しくはＭＡＣヘッダ、又は他のヘッダ、又は他のフレーム、の任意のフィールド又はサブフィールド又はフィールドのセット若しくはサブセットに実装され得る。

いくつかの実装態様は、ｅＢＣＳサービス終了通知フレームフォーマットを提供する。いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳサービス終了通知フレームは、ｅＢＣＳサービスの送信機であるＳＴＡによって送信され、当該ＳＴＡ、例えばＡＰ又は他のＳＴＡによって送信されたｅＢＣＳサービスのうちの１つ以上の終了をアナウンスする。

図４は、ｅＢＣＳ終了通知フレームアクションフィールド４００の例示的なフォーマットを例解する図である。図４に例解するように、ｅＢＣＳ終了通知フレームアクションフィールド４００は、カテゴリフィールド４０２、パブリックアクションフィールド４０４、及び／又はｅＢＣＳサービス終了情報セットフィールド４０６を含み得る。カテゴリフィールド４０２及びパブリックアクションフィールド４０４は、１オクテット長であり得、ｅＢＣＳサービス終了情報セットフィールド４０６は、可変長であり得る。いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳサービス終了情報セットフィールド４０６は、ｅＢＣＳサービス終了情報サブフィールド５００のうちの１つ以上を含む。

図５は、ｅＢＣＳサービス終了情報サブフィールド５００の例示的なフォーマットを例解する図である。図５に示すように、ｅＢＣＳサービス終了情報セットフィールド４０６は、ｅＢＣＳサービス終了情報制御サブフィールド５０２、ｅＢＣＳサービスＩＤサブフィールド５０４、タイトル長サブフィールド５０６、タイトルサブフィールド５０８、終了までの時間サブフィールド５１０、ネゴシエーション方法サブフィールド５１２、ネゴシエーションアドレスタイプサブフィールド５１４、及び／又はネゴシエーションアドレスサブフィールド５１６のうちの１つ以上を含み得る。

ｅＢＣＳサービス終了情報制御サブフィールド５０２、ｅＢＣＳサービスＩＤサブフィールド５０４、及びネゴシエーション方法サブフィールド５１２は、１オクテット長を有し得、一方、タイトル長サブフィールド５０６及びネゴシエーション方法サブフィールド５１４は、０又は１オクテット長を有し得る。終了までの時間サブフィールド５１０は、２オクテット長を有し得る。タイトルサブフィールド５０８及びネゴシエーションアドレスサブフィールド５１６は、可変オクテット長であり得る。

図６は、ｅＢＣＳサービス終了情報制御サブフィールド５０２の例示的なフォーマットを例解する図である。図６に示すように、ｅＢＣＳサービス終了情報制御サブフィールド５０２は、タイトル存在インジケータサブフィールド６０２、ネゴシエーションアドレス存在インジケータサブフィールド６０４、関連付け要求サブフィールド６０６、及び／又は予約サブフィールド６０８を含み得る。

一例では、タイトル存在インジケータサブフィールド６０２の１の値は、タイトル長サブフィールド５０６及びタイトルサブフィールド５０８が同じｅＢＣＳサービス終了情報サブフィールドに存在することを示す。一例では、タイトル存在インジケータサブフィールド６０２の０の値は、タイトル長サブフィールド５０６及びタイトルサブフィールド５０８が同じｅＢＣＳサービス終了情報サブフィールドに存在しないことを示す。一例では、ネゴシエーションアドレス存在インジケータサブフィールド６０４の１の値は、ネゴシエーションアドレスタイプサブフィールド５１４及びネゴシエーションアドレスサブフィールド５１６が同じｅＢＣＳサービス終了情報サブフィールドに存在することを示す。一例では、０の値は、ネゴシエーションアドレスタイプサブフィールド５１４及びネゴシエーションアドレスサブフィールド５１６が同じｅＢＣＳサービス終了情報サブフィールドに存在しないことを示す。一例では、関連付け要求サブフィールド６０６の１の値は、ｅＢＣＳサービスＩＤサブフィールド５０４に含まれるｅＢＣＳサービスＩＤによって識別されたｅＢＣＳサービスを消費するために関連付けが必要とされることを示す。一例では、０の値は、ｅＢＣＳサービスＩＤサブフィールド５０４に含まれるｅＢＣＳサービスＩＤによって識別されたｅＢＣＳサービスを消費するために関連付が必要とされないことを示す。

図５に戻って参照すると、いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳサービスＩＤサブフィールド５０４は、１オクテット長である。いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳサービスＩＤサブフィールド５０４は、終了するｅＢＣＳサービスのＩＤを示す。いくつかの実装態様では、タイトル長サブフィールド５０６は、１オクテット長である。いくつかの実装態様では、タイトル長サブフィールド５０６は、タイトルサブフィールド５０８の長さをオクテットで示す。いくつかの実装態様では、タイトルサブフィールド５０８は、ｅＢＣＳサービスＩＤサブフィールド５０４に含まれるｅＢＣＳサービスＩＤによって識別されたｅＢＣＳサービスのタイトルを示す。いくつかの実装態様では、タイトルサブフィールド５０８は、８ビットユニコード変換フォーマット（ＵＴＦ－８）フォーマットでタイトルを示す。いくつかの実装態様では、終了までの時間サブフィールド５１０は、２オクテット長である。いくつかの実装態様では、終了までの時間サブフィールド５１０は、ｅＢＣＳサービスＩＤサブフィールド５０４に含まれるｅＢＣＳサービスＩＤによって識別されるｅＢＣＳサービスが終了するまでのＴＢＴＴの数を示す。いくつかの実装態様では、終了までの時間サブフィールド５１０は、ミリ秒（millisecond、ｍｓ）、マイクロ秒（microsecond、ｕｓ）、タイムユニット（Time Unit、ＴＵ）、又は任意の他のタイプの時間単位などの他の時間形式で示され得る。いくつかの実装態様では、値０は、同じｅＢＣＳサービスＩＤサブフィールド５０４内のｅＢＣＳサービスＩＤによって識別されたｅＢＣＳサービスが特定の終了時間を有しないことを示す。いくつかの実装態様では、いくつかの他の値、例えば、終了までの時間サブフィールドの最大値は、同じｅＢＣＳサービスＩＤサブフィールド５０４内のｅＢＣＳサービスＩＤによって識別されたｅＢＣＳサービスが、特定の終了時間を有さないことを示すか、又は同じｅＢＣＳサービスＩＤサブフィールド５０４内のｅＢＣＳサービスＩＤによって識別されたｅＢＣＳサービスが、終了までの時間サブフィールド５１０に含まれ得る最大値よりも大きい終了時間を有することを示す。

いくつかの実装態様では、ネゴシエーション方法サブフィールド５１２は、１オクテット長である。いくつかの実装態様では、ネゴシエーション方法サブフィールド５１２は、ｅＢＣＳサービスＩＤサブフィールド５０４に含まれるｅＢＣＳサービスＩＤによって識別されたｅＢＣＳサービスの拡張をネゴシエートするネゴシエーション方法を示す。ネゴシエーション方法サブフィールド５１２の例示的な符号化は、以下の表１に定義される。他の値を使用して、表１に詳述されるものと同じネゴシエーション方法を示し得る。

いくつかの実装態様では、ネゴシエーションアドレスタイプサブフィールド５１４は、１オクテット長である。いくつかの実装態様では、ネゴシエーションアドレスタイプサブフィールド５１４は、ネゴシエーションアドレスサブフィールド５１６に含まれるアドレスのタイプを示す。ネゴシエーションアドレスタイプサブフィールド５１４の例示的な符号化は、表２に定義される。

いくつかの実装態様では、ネゴシエーションアドレスサブフィールド５１６は、ｅＢＣＳサービスＩＤサブフィールド５０４に含まれるｅＢＣＳサービスＩＤによって識別されたｅＢＣＳサービスの拡張についてネゴシエートするために使用されるアドレスを示す。いくつかの実装態様では、ネゴシエーションアドレスサブフィールド５１６のフォーマット及び長さは、ネゴシエーションアドレスタイプサブフィールド５１４に含まれる値に依存する。いくつかの実装態様では、ネゴシエーションアドレスサブフィールド５１６は、例えば、ネゴシエーションアドレスタイプが０に等しい場合、ＭＡＣアドレスを含む。

図７は、例えば、ネゴシエーションアドレスタイプが１に等しい（又はこれを示す別の好適な値である）場合の、ネゴシエーションアドレスサブフィールド５１６の例示的なフォーマットを例解する図である。いくつかの実装態様では、ＩＰｖ４アドレスサブフィールド７０２は、ｅＢＣＳサービスの拡張をネゴシエートするために使用されるＩＰｖ４アドレスを示す。いくつかの実装態様では、宛先ＵＤＰポートサブフィールド７０４は、ＩＰｖ４アドレスサブフィールド７０２に示されるＩＰｖ４アドレスに関連付けられたＵＤＰポートをリトルエンディアンフォーマットで示す。

図８は、例えば、ネゴシエーションアドレスタイプが２に等しい（又はこれを示す別の好適な値である）場合の、ネゴシエーションアドレスサブフィールド５１６の例示的なフォーマットを例解する図である。いくつかの実装態様では、ＩＰｖ６アドレスサブフィールド８０２は、ｅＢＣＳサービスの拡張をネゴシエートするために使用されるＩＰｖ６アドレスを示す。いくつかの実装態様では、宛先ＵＤＰポートサブフィールド８０４は、ＩＰｖ６アドレスサブフィールド８０２に示されるＩＰｖ６アドレスに関連付けられたＵＤＰポートをリトルエンディアンフォーマットで示す。

図９は、例えば、ネゴシエーションアドレスタイプが３に等しい（又はこれを示す別の好適な値である）場合の、ネゴシエーションアドレスサブフィールド５１６の例示的なフォーマットを例解する図である。いくつかの実装態様では、ホスト名長サブフィールド９０２は、例えば、ホスト名サブフィールドの長さをオクテットで示す。いくつかの実装態様では、ホスト名サブフィールド９０４は、ｅＢＣＳサービスの拡張をネゴシエートするためのホスト名を、例えば、ＵＴＦ－８フォーマットで示す。いくつかの実装態様では、宛先ＵＤＰポートサブフィールド９０６は、ホスト名サブフィールドに示されるホスト名に関連付けられたＵＤＰポートを、例えば、リトルエンディアンフォーマットで示す。

図１０は、例えば、ネゴシエーションアドレスタイプが４に等しい（又はこれを示す別の好適な値である）場合の、ネゴシエーションアドレスサブフィールド５１６の例示的なフォーマットを例解する図である。いくつかの実装態様では、ＭＰＥＧトランスポートストリーム長サブフィールド１００２は、ＭＰＥＧトランスポートストリームＩＤサブフィールド１００４の長さを、例えば、オクテットで示す。いくつかの実装態様では、ＭＰＥＧトランスポートストリームＩＤサブフィールド１００４は、ＭＰＥＧトランスポートストリームＩＤを、例えば、ＵＴＦ－８フォーマットを示す。

いくつかの実装態様は、ブロードキャストサービスアナウンスメント指標手順の終わりを含む。いくつかの実装態様では、ＤＬブロードキャストサービスのブロードキャストサービスアナウンスメント指標手順の終わりは、以下の通りであり得る。

ＡＰは、ビーコン、プローブ応答、ｅＢＣＳサービスアドバタイズメントフレーム、及び／又はｅＢＣＳ情報フレームなどで、ブロードキャストサービス要素を使用してブロードキャストサービスをアドバタイズし得る。いくつかのブロードキャストサービスは、割り当てられた特定の時間及び／又は周波数リソースであり得る。これらの時間及び周波数リソースは、特定の周期でブロードキャストされ得る。

ブロードキャストサービスは、ＡＰに関連付けられ得るか、又はＡＰと関連付けられていない場合があるＳＴＡによって、又はＩＰプロトコルを介するなど、他の手段を介してブロードキャストサービスを要求し得るＳＴＡによって要求され得る。ブロードキャストサービスが要求されている場合、ＳＴＡは、特定の期間にわたって、ブロードキャストサービスを要求し得る。例えば、ＳＴＡは、１０分間ビデオ再生を要求し得る。同じ又は同様のサービスを要求するＳＴＡは、ＡＰによってグループ化され得る。ブロードキャストサービスの周期は、明示的又は黙示的なＳＴＡ又はＳＴＡグループの要望に基づいて、ＡＰによって修正され得る。

ＡＰは、（例えば、ビーコンフレーム、プローブ応答フレーム、ｅＢＣＳデータフレーム、ブロードキャストサービス要求フレーム、ｅＢＣＳサービスアドバタイズメントフレーム、及び／又はｅＢＣＳ情報フレームなどで）送信しているフレームのうちの１つ以上に、ブロードキャストサービスアナウンスメント要素の終わりを（例えば、周期的に）含めることによって提供しているブロードキャストサービスの残りの時間を示し得る。

ＡＰは、例えば、１つ以上のブロードキャストサービスアナウンスメント要素の終わりを、（例えば、ビーコンフレーム、プローブ応答フレーム、ｅＢＣＳデータフレーム、ブロードキャストサービス要求フレーム、ｅＢＣＳサービスアドバタイズメントフレーム、又はｅＢＣＳ情報フレームなどで）送信しているフレームのうちの１つ以上に含めることによって、提供している１つ以上のブロードキャストサービスが所与の時間に終了していることを示し得る。ＡＰは、示された終了時間を超えてブロードキャストサービスのネゴシエーションを実行するために終了時間を超えたブロードキャストの継続に関心がある任意のＳＴＡに必要なネゴシエーション方法を含み得る。ＡＰは、提供している１つ以上のブロードキャストサービスが、終了する前に特定の周期でブロードキャストされることを示し得る。

ブロードキャストサービスを利用しているか、又はブロードキャストサービスを利用することを計画するＳＴＡは、ブロードキャストサービスのためのブロードキャストサービスアナウンスメント情報、又は要素の終わりを含み得る１つ以上のフレームを受信し得る。ＳＴＡが、示された終了時間を超えてブロードキャストサービスを利用することを所望する場合、ＳＴＡは、ＡＰによって示されるネゴシエーション方法に従い、ブロードキャストサービスの継続についてＡＰとネゴシエーションを実行し得る。

ブロードキャストサービスが（例えば、関連付け要求サブフィールドに示されるように）関連付けを必要とし、ネゴシエーションがブロードキャストサービス要求フレームを介している場合、ＳＴＡは、ＡＰとの関連付け手順を実行し得る。ＳＴＡがすでにＡＰに関連付けられている場合、ＳＴＡは、１つ以上のブロードキャストサービスを所望することを示すブロードキャストサービス要求フレームを送信し得る。ＳＴＡは、特定の期間にわたって又は特定の周期で１つ以上のブロードキャストサービスを所望することを示し得る。ＡＰは、ブロードキャストサービスが、より長い期間及び／又は周期で継続されることを示すブロードキャストサービス応答フレームを用いて応答し得る。第２のＳＴＡが同じブロードキャストサービスを所望し、かつ、第２のＳＴＡが、ブロードキャストサービスが拡張されたことを示すブロードキャストサービスアナウンスメント要素又は情報の終わりを含むフレームを受信する場合、第２のＳＴＡは、ＡＰに送信することを計画している任意の保留中のブロードキャストサービス要求フレームをキャンセルし得る。

ブロードキャストサービスが（例えば、関連付け要求サブフィールドに示されるように）関連付けを必要とせず、ネゴシエーションが、ＡＮＱＰ／ＧＡＳブロードキャストサービス要求フレームを介する場合、ＳＴＡは、１つ以上のブロードキャストサービスを所望すること、又は１つ以上のブロードキャストサービスを登録することを示すＡＮＱＰ／汎用アドバタイズメントサービス（generic advertisement service、ＧＡＳ）ブロードキャストサービス要求フレームを送信し得る。ＳＴＡは、特定の期間にわたって１つ以上のブロードキャストサービスを所望することを示し得るか、又は登録し得る。ＡＰは、ブロードキャストサービスがより長い期間継続されることを示すＡＮＱＰ／ＧＡＳブロードキャストサービス応答フレームを用いて応答し得る。第２のＳＴＡが同じブロードキャストサービスを所望し、かつ、第２のＳＴＡが、ブロードキャストサービスが拡張されたことを示すブロードキャストサービスアナウンスメント要素又は情報の終わりを含むフレームを受信した場合、第２のＳＴＡは、ＡＰに送信することを計画している任意の保留中のＡＮＱＰ／ＧＡＳブロードキャストサービス要求フレームをキャンセルし得る。

ブロードキャストサービスが（例えば、関連付け要求サブフィールドに示されるように）関連付けを必要とせず、ネゴシエーションが、ＩＰプロトコル（例えば、ＩＰｖ４及びＩＰｖ６、並びに適切なＩＰアドレスを用いて）を介する場合、ＳＴＡは、可能であれば、１つ以上のブロードキャストサービスを所望すること、又は１つ以上のブロードキャストサービスを登録することを示す別のインターフェースを介して、ＩＰパケットを送信し得る。ＳＴＡは、特定の期間にわたって１つ以上のブロードキャストサービスを所望することを示し得るか、又は登録し得る。ＡＰは、ブロードキャストサービスがより長い期間継続されることを示す、ＡＮＱＰ／ＧＡＳブロードキャストサービス応答フレーム、又はｅＢＣＳ情報フレーム、又はビーコンフレーム若しくはｅＢＣＳサービスアドバタイズメントフレーム若しくはブロードキャストサービスアナウンスメントフレームの終わりを伴う任意の他のフレームを送信し得る。第２のＳＴＡが同じブロードキャストサービスを所望し、かつ、第２のＳＴＡが、ブロードキャストサービスが拡張されたことを示すブロードキャストサービスアナウンスメント要素又は情報の終わりを含むフレームを受信した場合、第２のＳＴＡは、ブロードキャストサービスが継続されることを要求する任意の保留中のＩＰパケットをキャンセルし得る。

いくつかの実装態様は、ｅＢＣＳサービス終了通知手順を提供する。いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳサービス終了通知手順は、ｅＢＣＳサービスのブロードキャスタであるＳＴＡが、ブロードキャストしている１つ以上のｅＢＣＳサービスが終了することを示すことを可能にする。いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳサービス終了通知手順は、ｅＢＣＳサービスのブロードキャスタであるＳＴＡが、ブロードキャストしている１つ以上のｅＢＣＳサービスが終了することを示すことを可能にする。いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳサービス終了通知手順は、ＳＴＡが、１つ以上の他のＳＴＡがブロードキャストしている１つ以上のｅＢＣＳサービスが終了することを示すことを可能にする。

いくつかの実装態様では、１つ以上のｅＢＣＳサービスのブロードキャスタであるｅＢＣＳ ＳＴＡは、送信している１つ以上のｅＢＣＳサービスが、例えば、ｄｏｔ１１ｅＢＣＳＴｅｒｍｉｎａｔｉｏｎＮｏｔｉｃｅＴｉｍｅなどの時間以下の間隔内で終了する場合、ＳＴＡが、終了するｅＢＣＳサービスのスケジュールを周期的に送信していない場合、ｅＢＣＳサービス終了通知フレームを送信することを開始するものとする。いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳ ＳＴＡは、１つ以上のｅＢＣＳサービスが、例えば、ｄｏｔ１１ｅＢＣＳＴｅｒｍｉｎａｔｉｏｎＮｏｔｉｃｅＴｉｍｅなどの時間以下の間隔内で終了する場合、ＳＴＡが、終了するｅＢＣＳサービスのスケジュールを周期的に送信していない場合、ｅＢＣＳサービス終了通知フレームを送信することを開始するものとする。いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳ ＳＴＡは、１つ以上のｅＢＣＳサービスが、例えば、ｄｏｔ１１ｅＢＣＳＴｅｒｍｉｎａｔｉｏｎＮｏｔｉｃｅＴｉｍｅなどの時間以下の間隔内で終了する場合、ｅＢＣＳサービス終了通知フレームを送信することを開始するものとする。いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳ ＳＴＡがｅＢＣＳサービス終了通知フレームを送信することを開始する場合、ＳＴＡは、ｅＢＣＳサービス終了通知フレームを、例えば、ｄｏｔ１１ｅＢＣＳＴｅｒｍｉｎａｔｉｏｎＮｏｔｉｃｅＭｉｎｉｍｕｍＩｎｔｅｒｖａｌなどの最小間隔よりも大きく、ｄｏｔ１１ｅＢＣＳＴｅｒｍｉｎａｔｉｏｎＮｏｔｉｃｅＭａｘｉｍｕｍＩｎｔｅｒｖａｌなどの最大間隔よりも小さい期間内で、ｅＢＣＳサービス終了通知フレームを送信するものとする。

いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳサービス終了通知フレームを送信するｅＢＣＳ ＳＴＡは、同じｅＢＣＳサービス終了情報サブフィールド内のｅＢＣＳサービスＩＤサブフィールドに含まれるｅＢＣＳサービスＩＤによって識別されるｅＢＣＳサービスが終了する前に、ｅＢＣＳサービス終了情報サブフィールド内の終了までの時間サブフィールドに、ＴＢＴＴの数を示す。いくつかの実装態様では、終了までの時間サブフィールドは、ｍｓ、ｕｓ、タイムユニット（ＴＵ）、又は任意の他のタイプの時間単位などの他の時間形式で示され得る。

いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳサービス終了通知フレームを送信するｅＢＣＳ ＳＴＡは、ｅＢＣＳサービス終了情報サブフィールド内のネゴシエーション方法サブフィールドに、同じｅＢＣＳサービス終了情報サブフィールド内のｅＢＣＳサービスＩＤサブフィールドに含まれるｅＢＣＳサービスＩＤによって識別されるｅＢＣＳサービスの拡張についてネゴシエートするためにＳＴＡが使用するべきネゴシエーション方法を示すものとする。いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳ ＳＴＡは、ネゴシエーションが利用可能でないことを示し得る。

いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳサービス終了通知フレームを送信するｅＢＣＳ ＳＴＡは、ｅＢＣＳサービス終了情報サブフィールド内のネゴシエーションアドレスサブフィールドに、同じｅＢＣＳサービス終了情報サブフィールド内のｅＢＣＳサービスＩＤサブフィールドに含まれるｅＢＣＳサービスＩＤによって識別されるｅＢＣＳサービスの拡張についてネゴシエートするためにＳＴＡが使用するべき、同じｅＢＣＳサービス終了情報サブフィールド内のネゴシエーション方法サブフィールドに示されるネゴシエーション方法に関連付けられたアドレスを、示し得る。

いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳサービス終了通知フレームを送信した後、同じｅＢＣＳサービス終了情報サブフィールド内のｅＢＣＳサービスＩＤサブフィールド内のｅＢＣＳサービスＩＤによって識別されたｅＢＣＳサービスが、別のデュレーション又は新しい終了までの時間値とネゴシエートされた場合、ｅＢＣＳ ＳＴＡは、ｅＢＣＳサービス終了情報サブフィールド内の終了までの時間サブフィールドの値が更新されたｅＢＣＳサービス終了通知フレームを送信するものとする。いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳサービスについてネゴシエートされたデュレーションが、終了までの時間サブフィールド最大値よりも長い場合、送信ＳＴＡは、終了までの時間サブフィールドを０に設定するものとする。いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳサービスについてネゴシエートされたデュレーションが、終了までの時間サブフィールド最大値よりも長い場合、送信ＳＴＡは、終了までの時間を、終了までの時間サブフィールドの最大値に設定するものとする。いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳサービスについてネゴシエートされたデュレーションが、終了までの時間サブフィールド最大値よりも長い場合、送信ＳＴＡは、終了までの時間サブフィールドをいくつかの特定の値Ｎに設定するものとする。

いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳサービス終了通知フレームを送信した後、ｅＢＣＳが別のデュレーション又は新しい終了までの時間値とネゴシエートされた場合、ｅＢＣＳ ＳＴＡは、終了までの時間サブフィールド又はｅＢＣＳサービスデュレーションサブフィールドの値が更新されたｅＢＣＳサービス情報フレーム又は他のタイプのフレームを送信するものとする。

いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳサービス終了通知フレームを受信するｅＢＣＳ ＳＴＡは、例えば、ｅＢＣＳサービス終了情報サブフィールドのうちの１つに示されるｅＢＣＳサービスが所望より早く終了する場合、ｅＢＣＳサービスの拡張についてネゴシエートし得る。いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳ ＳＴＡは、例えば、ｅＢＣＳサービス終了情報サブフィールド内のネゴシエーション方法に示されるようなネゴシエーション方法を使用して、ｅＢＣＳサービスの拡張についてネゴシエートし得、いくつかの実装態様では、例えば、８０２．１１仕様、例えば、１１．２２．６．ｘ（関連付けられたＳＴＡ用ｅＢＣＳサービスネゴシエーション手順）及び１１．２３．３．３（ＡＮＱＰ手順）に定義された手順に従い得る。

いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳサービス情報フレーム又は任意の他のフレーム時間を受信するｅＢＣＳ ＳＴＡは、例えば、ｅＢＣＳサービスが所望より早く終了する場合、ｅＢＣＳサービスの拡張についてネゴシエートし得る。いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳ ＳＴＡは、例えば、ｅＢＣＳサービス終了情報サブフィールド内のネゴシエーション方法に示されるようなネゴシエーション方法を使用して、ｅＢＣＳサービスの拡張についてネゴシエートし得、いくつかの実装態様では、例えば、８０２．１１仕様、例えば、１１．２２．６．ｘ（関連付けられたＳＴＡ用ｅＢＣＳサービスネゴシエーション手順）及び１１．２３．３．３（ＡＮＱＰ手順）に定義された手順に従い得る。

いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳ ＳＴＡは、当該ＳＴＡがｅＢＣＳサービスのｅＢＣＳサービスＩＤを含むｅＢＣＳサービス終了情報サブフィールドに含まれる、又はｅＢＣＳサービス情報フレーム若しくは同じｅＢＣＳサービスのための他のタイプのフレームに含まれる、終了までの時間値若しくはデュレーション値が許容可能であるｅＢＣＳサービス終了通知フレームを受信する場合、任意のｅＢＣＳサービス要求フレーム、又はエンハンスドブロードキャスト要求ＡＮＱＰ要素を含むフレーム、又はｅＢＣＳサービスを要求するＩＰフレームを含む任意のフレームの送信をスキップするものとする。

いくつかの実装態様は、トリガ機構を有するブロードキャストサービスアナウンスメント指標手順の終わりを含む。いくつかの実装態様では、ブロードキャストサービスアナウンスメント指標の終わり（end of broadcast service announcement indication、ＥＢＳＡＩ）が、管理又は制御フレームを介してＡＰにより送信された後、又は任意のタイプのフレームとアグリゲートされた後、現在のサービスを保持すること、又は新しいブロードキャストサービスをネゴシエートすること意図し得るＳＴＡは、応答し得る。２つ以上のＳＴＡは、ＥＢＳＡＩへの応答を送信する必要があり得る。

図１１は、例示的な多重アクセス手順を例解する信号図である。図１１に示すように、ＡＰは、ＥＢＳＡＩを有するフレームを送信し得る。詳細なフレームフォーマットは、例えば、ブロードキャストサービスアナウンスメント情報要素の終わり及び／又はブロードキャストサービスアナウンスメント指標手順の終わりに関して、本明細書に説明されるようなものであり得る。

ＡＰは、１つ以上のＳＴＡが応答フレームを送信することを予期し得る。ＡＰは、トリガフレームを送信して、多重アクセス応答送信をトリガし得る。いくつかの実装態様では、トリガフレームは、ＥＢＳＡＩを有するフレームの後に、フレーム間空間（ｘＩＦＳ）時間を送信され得る。ここで、ｘＩＦＳは、任意の既存のフレーム間空間又は新たに定義されたフレーム間空間を指し得る。いくつかの実装態様では、トリガフレームは、ＥＢＳＡＩを有するフレームとアグリゲートされ得る。トリガフレームは、トリガタイプフィールド内のトリガタイプを示し得る。トリガタイプフィールドは、新たに定義されたタイプ、例えば、ＥＢＳＡＩ、ＮＤＰ、又はプローブ要求管理フレームトリガなどを示し得る。代替的に、トリガタイプフィールドは、既存のトリガタイプ、例えば、基本トリガなどを示し得る。

１つ以上のＳＴＡは、ＥＢＳＡＩへの応答を送信し得、そのため、ＳＴＡが、最初にネゴシエートされたブロードキャストサービスを保持し得、最初にネゴシエートされたブロードキャストサービスを修正して、例えば、終了時刻を超えてサービスを継続し得、及び／又は特定の期間及び周期で新しいブロードキャストネゴシエーションを開始することを要求し得る。

ＳＴＡは、同一の応答方法、トリガベースのランダムアクセス方法、及び／又はトリガベースのプローブ要求方法のうちの１つ以上を使用して、ＥＢＳＡＩ応答を送信し得る。

例示的な同一の応答方法では、ブロードキャスト応答フレーム／フィールド／要素／ＰＰＤＵの共通の終わりは、応答することを意図し得るＳＴＡが、同時に同一の物理層パケットを送信し得るように、定義され得る。ＡＰは、ＳＴＡからの同時送信を、例えば、それらが同一であるため、検出することが可能であり得る。

例えば、同一の応答方法のいくつかの実装態様では、ＳＴＡは、単一のメッセージを示すことが可能であり得る（例えば、ＳＴＡは、最初にネゴシエートされたブロードキャストサービスを保持することを優先する）。いくつかの実装態様では、ヌルデータパケット（null data packet、ＮＤＰ）ＥＢＳＡＩ応答ＰＰＤＵは、この種のＥＢＳＡＩ応答に使用され得る。ＮＤＰ ＥＢＳＡＩ応答ＰＰＤＵは、ショートトレーニングフィールド（short training field、ＳＴＦ）及びロングトレーニングフィールド（long training field、ＬＴＦ）及び信号トレーニングフィールド（signal training field、ＳＩＧ）フィールドを搬送し得る（加えて、レガシープリアンブルフィールドは、後方互換性のためにプリペンドされ得る）。ＳＩＧフィールドは、ＳＴＡが最初のネゴシエーションを保持することを優先し得ることを示すように修正され得る。代替的に、ＳＩＧフィールドは省略され得、現行のＮＤＰ送信が、ＳＴＡが最初の設定を保持することを優先することを示し得る。ＰＰＤＵは、１つ以上のＳＴＡによるトリガフレームの後の送信されたｘＩＦＳであり得る。この方法では、ブロードキャストサービスを終了することを好み得るＳＴＡは、応答する必要がない場合があり、ブロードキャストサービスを継続することを好み得るＳＴＡは、応答し得る。

例えば、同一の応答方法のいくつかの実装態様では、ＳＴＡは、いくつかのメッセージ（例えば、Ｍ個のメッセージ）を搬送することが可能であり得る。そのようなメッセージの例には、最初のネゴシエーションを保持すること、最初のネゴシエーションを修正すること、新しいネゴシエーションを開始することなどが含まれ得る。１つの設計では、ＮＤＰ ＥＢＳＡＩ応答ＰＰＤＵは、この種のＥＢＳＡＩ応答に使用され得る。ＮＤＰ ＥＢＳＡＩ応答ＰＰＤＵは、ＳＴＦ及びＬＴＦ及びＳＩＧフィールドを搬送し得る（レガシープリアンブルフィールドは、後方互換性のためにプリペンドされ得る）。上述のフィールドのいくつかは、部分帯域幅で送信され得る。送信の位置は、搬送し得るメッセージを示し得る。例えば、全帯域幅は、Ｍ個のチャンクに分割され得る。ＳＴＦ及び／又はＬＴＦ及び／又はＳＩＧフィールドが第１の周波数チャンク上を送信され得る場合、それは第１のメッセージを示し得る。ＳＴＦ及び／又はＬＴＦ及び／又はＳＩＧフィールドが第２の周波数チャンク上を送信され得る場合、それは、第２のメッセージを示し得る、などである。ＰＰＤＵは、トリガフレームの直後の送信されたｘＳＩＦであり得る。１つの方法では、周波数リソース及びメッセージのマッピングは事前定義され得、シグナリングは必要ない。１つの方法では、周波数リソース及びメッセージのマッピングは、トリガフレームで搬送され得る。

例示的なトリガベースのランダムアクセス方法では、リソースユニットのうちの１つ以上が応答送信のために割り当てられ得る。リソース割り当ては、トリガフレームに含まれ得る。ＳＴＡは、ＯＦＤＭＡランダムアクセス手順を開始して、１つ以上のリソースユニットを選択して、それ自体の応答フレームを送信し得る。応答フレームは、通常のＭＡＣフレームであり得、通常のＭＡＣフレームは、送信（Ｔｘ）及び／又は受信（Ｒｘ）アドレス、並びにＭＡＣヘッダ内で通常定義された他のフィールドであり得る。更に、ＥＢＳＡＩ応答関連情報を搬送し得る。

例示的なトリガベースのプローブ要求方法では、リソースユニットのうちの１つ以上が、この応答送信のために割り当てられ得る。リソース割り当ては、トリガフレームに含まれ得る。関連付けられていないＳＴＡは、プローブ要求管理フレームを使用して、フレームを送信するために１つ以上のリソースユニットを選択し得る。この応答フレームは、これらの管理フレーム内に現在利用可能なものを超える追加情報を含んで、ブロードキャストサービスをネゴシエート／再ネゴシエートし得る。

いくつかの実装態様は、ｅＢＣＳサービス能力指標を提供する。いくつかの実装態様では、ＡＰは、送信する任意のフレーム内に、プローブ応答、ビーコンフレーム、ｅＢＣＳサービスアドバタイズメントフレーム、ｅＢＣＳ情報フレーム、ＦＩＬＳディスカバリィ及フレームなどのｅＢＣＳサービス能力要素を含み得る。

図１２は、ｅＢＣＳサービス能力要素の例示的なフォーマットを例解するビットマップ図である。ｅＢＣＳサービス能力要素は、例えば、図１２に配置されるなどのように、１つ以上の以下のサブフィールドを含み得る：要素ＩＤサブフィールド１２０２、長さサブフィールド１２０４、要素ＩＤ拡張サブフィールド１２０６、シーケンス番号サブフィールド１２０８、フラグメント数サブフィールド１２１０、フラグメントインデックスサブフィールド１２１２、ＤＬブロードキャスト能力サブフレーム１２１４、ブロードキャストサービス数サブフレーム１２１６、ｅＢＣＳ１－Ｎサブフィールド１２１８、ブロードキャスト情報制御サブフィールド１２２０、ブロードキャストＩＤサブフィールド１２２２、ｅＢＣＳサブフィールド１２２４、関連付け要求サブフィールド１２２６、ＵＬ送信要求サブフィールド１２２８、ブロードキャストパラメータサブフィールド１２３０、ブロードキャストセキュリティサブフィールド１２３２、上位層宛先アドレスサブフィールド１２３４、タイトル存在サブフィールド１２３６、タイトル長サブフィールド１２２８、タイトルサブフィールド１２４０、終了までの時間サブフィールド１２４２、ブロードキャスト制御サブフィールド１２４４、及び／又は他のサブフィールド。そのようなサブフィールドの例の説明は、以下の通りである。

要素ＩＤサブフィールド１２０２、長さサブフィールド１２０４、及び要素ＩＤ拡張サブフィールド１２０６については、要素ＩＤ及び要素ＩＤ拡張の組み合わせは、ＤＬブロードキャスト能力要素として、又はＤＬ ｅＢＣＳ要素として現在要素を識別し得る。長さサブフィールド１２０４は、要素の長さを示し得る。

シーケンス番号サブフィールド１２０８は、ｅＢＣＳサービス能力要素のシーケンス番号を示し得る。

フラグメント数サブフィールド１２１０は、シーケンス番号によって特定されたｅＢＣＳ能力要素が分割され得るフラグメントの数を示し得る。

フラグメントインデックスサブフィールド１２１２は、現在のｅＢＣＳ能力要素に含まれるｅＢＣＳ能力要素のフラグメントのインデックスを示し得る。

ｅＢＣＳ１－Ｎサブフィールド１２１８は、ブロードキャスト要素に含まれ得るＮ個のサブフィールドを含み得、各フィールドは、送信ＳＴＡ、例えば、送信ＡＰ、によって提供される特定のブロードキャストサービスを指定するために使用され得る。各ｅＢＣＳフィールドは、以下のサブフィールドのうちの１つ以上を含み得る：ブロードキャスト情報制御サブフィールド１２２０、ブロードキャストＩＤサブフィールド１２２２、ｅＢＣＳタイプサブフィールド１２２４、関連付け要求サブフィールド１２２６、ＵＬ送信要求サブフィールド１２２８、ブロードキャストパラメータサブフィールド１２３０、及び／又はブロードキャストセキュリティサブフィールド１２３２。

ブロードキャスト情報制御サブフィールド１２２０は、１バイト長であり得、特定のブロードキャスト情報がｅＢＣＳ Ｎフィールドに含まれるかどうかの指標を含み得る。ブロードキャストＩＤサブフィールド１２２２は、１ビット長であり得、ブロードキャストＩＤがｅＢＣＳ Ｎフィールドに含まれるかどうかを示し得る。

上位層宛先アドレスサブフィールド１２３４は、３ビット長であり得、以下の値のうちの１つを示し得る：上位層宛先アドレスが存在しないこと、上位層宛先アドレスがｅＢＣＳ Ｎフィールドに存在すること、及び上位層プロトコルが、ＵＤＰ／ＩＰｖ４、ＵＤＰ／ＩＰｖ６、ＵＤＰ／ホスト名、ＭＰＥＧトランスポートストリーム識別子、ＭＡＣアドレス、及び／又は予約済み、を含み得ること。タイトル存在サブフィールド１２３６は、１ビット長であり得、ユーザ可読タイトルブｅＢＣＳ Ｎフィールドに存在するかどうかを示し得る。タイトル存在ビットが１に設定されている場合、タイトル長サブフィールド１２３８及びタイトルサブフィールド１２４０が、ｅＢＣＳ Ｎフィールドに含まれ得る。ブロードキャスト制御存在サブフィールドは、１ビット長であり得、ネゴシエーション方法サブフィールドがｅＢＣＳ Ｎフィールドに含まれるかどうかを示し得る。

ブロードキャストＩＤサブフィールド１２２２は、ブロードキャストサービスのＩＤを示し得る。ｅＢＣＳタイプサブフィールド１２２４は、ブロードキャストサービスのタイプ、例えば、ｅＢＣＳがＵＬ又はＤＬであるかどうか、又はブロードキャストサービスが自動車、方向、緊急、サポート、情報、イベント＿サポートのカテゴリであるかどうかを含み得る。いくつかの実装態様では、ビットマップがＤＬブロードキャスト要素に含まれて、送信ＳＴＡによってどのタイプのブロードキャストサービスが提供されるかを示し得る。タイプはまた、マルチＡＰブロードキャストであり得る。いくつかの実装態様では、ブロードキャストタイプは、組織固有識別子（organizationally unique identifier、ＯＵＩ）によって識別され得る。

関連付け要求サブフィールド１２２６は、１つ以上のブロードキャストサービス、例えば、ブロードキャストＩＤによって識別されたブロードキャストサービスを消費するために関連付けが必要であるかどうかを示し得る。ＵＬ送信要求サブフィールド１２２８は、ＵＬ送信が１つ以上のブロードキャストサービス、例えば、ブロードキャストＩＤによって識別されたブロードキャストサービスを消費するために必要とされるかどうかを示し得る。

ブロードキャスト制御サブフィールド１２４４は、ブロードキャストサービスをどのように制御するかを示し得る。例えば、ＳＴＡが特定のブロードキャストサービスを所望する場合、ＳＴＡが、例えば、ブロードキャスト要求フレームを使用することにより、送信ＳＴＡ、例えば送信ＡＰと直接ネゴシエートする必要があることを示し得る。別の例では、サブフィールドは、サーバアドレス、例えば、サーバのＩＰアドレス、又はコントローラアドレス、例えば、別のＡＰのＭＡＣアドレス又はＢＳＳＩＤを示し得る。そのようなコントローラＡＰは、マルチＡＰセットのマスタＡＰであり得る。ＳＴＡはまた、コントローラ又はサーバと通信して、ブロードキャストサービスのフィードバック又はネゴシエーション速度、又は符号化を提供し得る。制御のための方法は、ＷＬＡＮ、ＴＣＰ／ＩＰ、ブロードキャスト要求ネゴシエーション、ＡＮＱＰ又はＧＡＳフレーム交換などを介し得る。ブロードキャストパラメータサブフィールドは、例えば、オフセット及び／又はチャネルを含む１つ以上のブロードキャストパラメータを含み得る。例えば、次のブロードキャストパケット又はブロードキャストバーストの開始のオフセットは、現在の送信の終わりから、又はターゲットビーコン送信時間（target beacon transmission time、ＴＢＴＴ）又は他の基準点からであり得る。チャネルは、ブロードキャストサービスパケットが利用可能であり得るチャネル又はＯＦＤＭＡサブチャネル又はリソースユニット（resource unit、ＲＵ）を含み得る。

上位層宛先アドレスサブフィールド１２３４は、ブロードキャストサービス情報制御サブフィールド１２２０の上位層プロトコルフィールドに示される値に応じて、異なる長さを採り得る。ＩＰｖ４／ＵＤＰ又はＩＰｖ６／ＵＤＰが上位層プロトコルサブフィールドに示されている場合、上位層宛先アドレスサブフィールド１２３４は、ＩＰアドレス及びＵＤＰポートを含み得る。上位層宛先アドレスサブフィールド１２３４は、例えば、ＭＡＣアドレスが上位層プロトコルサブフィールドに示されている場合、６バイトのＭＡＣアドレスを含み得る。上位層プロトコルサブフィールドが、上位層宛先アドレスフィールドが存在しないことを示す場合、上位層宛先アドレスは、ブロードキャストサービスフィールドに含まれない場合がある。

例えば、ブロードキャストサービス情報制御サブフィールド内のタイトル存在サブフィールド１２３６が１に設定されている場合、タイトル長サブフィールド１２３８は、ブロードキャストサービスフィールドに含まれ得、そうでなければ、存在しない。タイトル長フィールドは、１バイト長であり得、タイトルサブフィールド１２４０の長さを示し得る。

例えば、ブロードキャストサービス情報制御サブフィールド内のタイトル存在サブフィールド１２３６が１に設定されている場合、タイトルサブフィールド１２４０は、ブロードキャストサービスフィールドに含まれ得、そうでなければ、存在しない場合がある。タイトル長フィールドは、１バイト長であり得、タイトルサブフィールド１２４０の長さを示し得る。

終了までの時間サブフィールド１２４２は、追加のネゴシエーションが、ブロードキャストサービスのイニシエータによって、又は当該ブロードキャストサービスの他のユーザによって行われない限り、このブロードキャストサービスフィールドに記載されたブロードキャストサービスが終了する残りの時間を示すために使用され得る。いくつかの実装態様では、サブフィールドは、時間（例えば、ＴＳＦ時間値、又は他のタイプの時間）を含み得、当該時間において、当該ブロードキャストサービスは、追加のネゴシエーションが、ブロードキャストサービスのイニシエータによって、又は当該ブロードキャストサービスの他のユーザによって行われない限り、終了する。追加的又は代替的に、ＴＳＦタイマの現在の値などの現在の時間のタイムスタンプが含まれ得る。

ブロードキャスト制御サブフィールド１２４４は、例えば、ブロードキャスト制御存在サブフィールドがブロードキャスト情報制御サブフィールド１２２０内で１に設定されている場合、ｅＢＣＳ Ｎフィールドに含まれ得る。ブロードキャスト制御サブフィールド１２４４は、ブロードキャストサービスの初期化、制御、又は停止についてネゴシエートするために使用されるべきネゴシエーション方法を示すために使用され得る。ブロードキャスト制御サブフィールド１２４４は、以下の値のうちの１つ以上を含み得る：ブロードキャストサービス要求フレームを介した値、ＡＮＱＰ／ＧＡＳブロードキャストサービス要求フレームを介した値、及び／又はＩＰ要求を介した値（この場合、ネゴシエーションに必要なＩＰバージョン及びＩＰアドレスが含まれ得る）。

いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳサービス能力要素又はｅＢＣＳサービスアドバタイズメントフレームのフィールド又はサブフィールドの任意のサブセットは、既存若しくは新たに設計された要素若しくはフレーム、又は任意の管理、制御、及びデータフレームのＰＨＹ及び／若しくはＭＡＣヘッダ、又は他のヘッダ、又は他のフレーム、の任意のフィールド又はサブフィールド又はフィールドのセット若しくはサブセットに実装され得る。

いくつかの実装態様は、ｅＢＣＳサービス要求フレームフォーマットを含む。いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳサービス要求フレームフォーマットは、以下のように定義され得る。ｅＢＣＳサービス要求フレームは、ｅＢＣＳサービス要求要素を含み得る。そのようなｅＢＣＳサービス要求要素はまた、例えば、１つ以上のｅＢＣＳサービスを要求するために、プローブ要求フレーム、関連付け要求フレーム、ＡＮＱＰ／ＧＡＳ ｅＢＣＳサービス要求フレーム、又は任意の他のタイプのフレームなどの他のフレームに含まれ得る。

図１３は、ｅＢＣＳサービス要求要素の例示的なフォーマットを例解するビットマップ図である。図１３に示すように、いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳサービス要求要素は、要素ＩＤ１３０２、長さ１３０４、要素ＩＤ拡張１３０６、ブロードキャストサービスフィールド数１３０８のうちの１つ以上のフィールド、及び／又はブロードキャストサービスフィールド１３１０のうちの１つ以上を含み得る。

要素ＩＤフィールド１３０２、長さフィールド１３０４、及び要素ＩＤ拡張フィールド１３０６は、現在要素がｅＢＣＳサービス要求要素であること、及び現在要素の長さを示すために使用され得る。

ブロードキャストサービスフィールド数フィールド１３０８は、要素が含むブロードキャストサービスフィールドの数を示し得る。

ブロードキャストサービスフィールド１３１０のうちの１つ以上において、ブロードキャストサービスフィールド１３１０の各々は、要求されている特定のブロードキャストサービスの情報を含み、ブロードキャストサービス情報制御フィールドサブフィールド１３１２、ブロードキャストサービスＩＤサブフィールド１３１４、上位層宛先アドレスサブフィールド１３１６、タイトル長サブフィールド１３１８、タイトルサブフィールド１３２０、要求されたデュレーション期間サブフィールド１３２２、及び／又は要求されたパラメータサブフィールド１３２４を含み得る。

ブロードキャストサービス情報制御フィールド１３１２は、１バイト長であり得、特定のブロードキャスト情報がブロードキャストサービスフィールド１３１０に含まれるかどうかの指標を含み得る。ブロードキャストサービスＩＤサブフィールド１３１４は、１バイト長であり得、ブロードキャストサービスの識別子を示すために使用され得る。上位層宛先アドレスサブフィールド１３１６は、ブロードキャストサービス情報制御サブフィールド１３１２の上位層プロトコルフィールドに示される値に応じて、可変ビット長であり得る。ＩＰｖ４／ＵＤＰ又はＩＰｖ６／ＵＤＰが上位層プロトコルサブフィールドに示されている場合、上位層宛先アドレスサブフィールド１３１６は、ＩＰアドレス及びＵＤＰポートを含み得る。ＭＡＣアドレスが上位層プロトコルサブフィールドに示されている場合、６バイトのＭＡＣアドレスを含み得る。上位層プロトコルサブフィールド１３１６が、上位層宛先アドレスフィールドが存在しないことを示す場合、上位層宛先アドレスは、ブロードキャストサービスフィールドに含まれない。

ブロードキャストサービス情報制御サブフィールド内のタイトル存在サブフィールドが１に設定されている場合、タイトル長サブフィールド１３１８は、ブロードキャストサービスフィールド１３１０に含まれ得、そうでなければ、存在しない。タイトル長フィールド１３１８は、１バイト長であり得、タイトルフィールドの長さを示す。ブロードキャストサービス情報制御サブフィールド１３１２内のタイトル存在サブフィールド１４０６が１に設定されている場合、タイトルサブフィールド１３２０は、ブロードキャストサービスフィールドに含まれ得、そうでなければ、存在しない。タイトル長サブフィールド１３１８は、１バイト長であり得、タイトルサブフィールド１３２０の長さを示す。タイトルサブフィールドは、可変バイト長であり得る。

要求されたデュレーションサブフィールド１３２２は、１バイト長であり得、要求されたブロードキャストサービスの要求されたデュレーションを示すために使用され得る。要求されたパラメータサブフィールド１３２４は、１バイト長であり得、固定の時間基準点（例えば、ＴＢＴＴ）、チャネル、ＲＵリソース、バンド、ブロードキャストレートなどと比較した時間オフセットなど、要求されたブロードキャストサービスの要求されたパラメータを示し得る。

図１４は、ブロードキャストサービス情報制御フィールドサブフィールド１３１２の例示的なフォーマットを例解する図である。ブロードキャストサービス情報制御フィールドサブフィールド１３１２は、ブロードキャストサービスＩＤ存在サブフィールド１４０２、上位層プロトコル１４０４サブフィールド、タイトル存在サブフィールド１４０６、要求されたデュレーション存在サブフィールド１４０８、及び要求されたパラメータ存在サブフィールド１４１０を含み得る。ブロードキャストサービス情報制御フィールドサブフィールド１３１２はまた、予約サブフィールド１４１２を有し得る。

ブロードキャストサービスＩＤ存在サブフィールド１４０２は、１ビット長であり得、ブロードキャストサービスＩＤがブロードキャストサービスフィールド１３１０に含まれるかどうかを示し得る。上位層プロトコルサブフィールド１４０４は、３ビット長であり得、以下の値のうちの１つを示し得る：上位層宛先アドレスが存在しないこと、上位層宛先アドレスが存在しないこと、及び／又は上位層宛先アドレスがブロードキャストサービスフィールド１３１０内に存在すること。上位層プロトコルサブフィールド１４０４は、ＵＤＰ／ＩＰｖ４、ＵＤＰ／ＩＰｖ６、ＵＤＰ／ホスト名、ＭＰＥＧトランスポートストリーム識別子、及び／又はＭＡＣアドレスを含み得る。タイトル存在サブフィールド１４０６は、１ビット長であり得、ユーザ可読タイトルがブロードキャストサービスフィールド１３１０に存在するかどうかを示すために使用される。タイトル存在ビットが１に設定されている場合、タイトル長サブフィールド及びタイトルサブフィールドが、ブロードキャストサービスフィールド１３１０に含まれ得る。ネゴシエーション方法存在サブフィールド：このサブフィールドは、１ビット長であり得、ネゴシエーション方法サブフィールドがブロードキャストサービスフィールドに含まれるかどうかを示すために使用され得る。

要求されたデュレーション存在サブフィールド１４０８は、１ビット長であり得、要求されたブロードキャストサービスの要求されたデュレーションが、ブロードキャストサービスフィールド１３１０に存在するかどうかを示し得る。要求されたパラメータ存在サブフィールド１４１０は、１ビット長であり得、要求されたブロードキャストサービスの要求されたパラメータがブロードキャストサービスフィールド１３１０に存在するかどうかを示し得る。

いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳサービス要求要素のフィールド又はサブフィールドの任意のサブセットは、既存若しくは新たに設計された要素若しくはフレーム、又は任意の管理、制御、及びデータフレームのＰＨＹ及び／若しくはＭＡＣヘッダ、又は他のヘッダ、又はＥＢＣＳ要求フレームなどの他のフレーム、の任意のフィールド又はサブフィールド又はフィールドのセット若しくはサブセットに実装され得る。

いくつかの実装態様は、ｅＢＣＳサービス応答フレームフォーマットを含む。いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳサービス応答フレームフォーマットは、以下の通りであり得る。ｅＢＣＳサービス応答フレームは、ｅＢＣＳサービス応答要素を含み得る。そのようなｅＢＣＳサービス応答要素はまた、プローブ応答フレーム、関連付け応答フレーム、ＡＮＱＰ／ＧＡＳ ｅＢＣＳサービス応答フレーム、又は１つ以上のｅＢＣＳサービス要求に応答する任意の他のタイプのフレームなどの他のフレームに含まれ得る。

図１５は、ｅＢＣＳサービス応答要素の例示的なフォーマットを例解するビットマップ図である。いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳサービス応答要素は、要素ＩＤフィールド１５０２、長さフィールド１５０４、要素ＩＤ拡張フィールド１５０６、ブロードキャストサービスフィールド数フィールド１５０８のうちの１つ以上のフィールド、及び／又は１つ以上のブロードキャストサービスフィールドフィールド１５１０を含み得る。

要素ＩＤフィールド１５０２、長さフィールド１５０４、及び要素ＩＤ拡張フィールド１５０６は、現在要素がｅＢＣＳサービス応答要素であること、及び現在要素の長さを示し得る。ブロードキャストサービスフィールド数１５１０は、要素が含むブロードキャストサービスフィールドの数を示し得る。

ブロードキャストサービスフィールド１５１０のうちの１つ以上の各々は、要求されている特定のブロードキャストサービスの応答情報を含み得、ブロードキャストサービス情報制御フィールド１５１２、ブロードキャストサービスＩＤフィールド１５１４、上位層宛先アドレスサブフィールド１５１６、タイトル長フィールド１５１８、タイトルフィールド１５２０、ステータスフィールド１５２２、ブロードキャストサービスデュレーションフィールド１５２４、及び／又はブロードキャストサービスパラメータフィールド１５２６のうちの１つ以上を含み得る。

ブロードキャストサービス情報制御フィールド１５１２は、１バイト長であり得、特定のブロードキャスト情報がブロードキャストサービスフィールドフィールド１５１０に含まれるかどうかの指標を含み得る。

図１６は、ブロードキャストサービス情報制御サブフィールド１５１２の例示的なフォーマットを例解する。図１６に示されるように、ブロードキャストサービス情報制御フィールド１５１２は、ブロードキャストサービスＩＤ存在サブフィールド１６０２、上位層プロトコルサブフィールド１６０４、タイトル存在サブフィールド１６０６、ブロードキャストサービスデュレーション存在サブフィールド１６０８、ブロードキャストサービスパラメータ存在サブフィールド１６１０、及び／又は予約サブフィールド１６１２を含み得る。

ブロードキャストサービスＩＤ存在サブフィールド１６０２は、１ビット長であり得、ブロードキャストサービスＩＤがブロードキャストサービスフィールドに含まれるかどうかを示し得る。上位層プロトコルサブフィールド１６０４は、３ビット長であり得、例えば、以下の値のうちの１つを示し得る：上位層宛先アドレスが存在しないこと、上位層宛先アドレスがブロードキャストサービスフィールドに存在すること（上位層プロトコルは、ＵＤＰ／ＩＰｖ４、ＵＤＰ／ＩＰｖ６、ＵＤＰ／ホスト名、ＭＰＥＧトランスポートストリーム識別子、ＭＡＣアドレス、及び／又は予約済みであり得、及び／又はこのように示され得る）。

タイトル存在サブフィールド１６０６は、１ビット長であり得、ユーザ可読タイトルがブロードキャストサービスフィールド１５１０に存在するかどうかを示し得る。タイトル存在ビットが１に設定されている場合、タイトル長サブフィールド１５１８及びタイトルフィールド１５２０が、ブロードキャストサービスフィールド１５１０に含まれ得る。

ブロードキャストサービスデュレーション存在サブフィールド１６０８は、１ビット長であり得、提供されるブロードキャストサービス用のブロードキャストサービスデュレーションが、ブロードキャストサービスフィールド１５１０に存在するかどうかを示し得る。ブロードキャストサービスパラメータ存在サブフィールド１６１０は、１ビット長であり得、要求されたブロードキャストサービスのブロードキャストサービスパラメータがブロードキャストサービスフィールド１５１０に存在するかどうかを示し得る。

図１５に戻って参照すると、ブロードキャストサービスＩＤフィールド１５１４は、ブロードキャストサービスの識別子を示し得、１バイト長であり得る。上位層宛先アドレスサブフィールド１５１６は、例えば、ブロードキャストサービス情報制御サブフィールドの上位層プロトコルフィールドに示される値に応じて、異なる長さを有し得る。ＩＰｖ４／ＵＤＰ又はＩＰｖ６／ＵＤＰが上位層プロトコルサブフィールド１６０４に示されている場合、上位層宛先アドレスサブフィールド１５１６は、ＩＰアドレス及びＵＤＰポートを含み得る。上位層宛先アドレスサブフィールド１５１６は、例えば、ＭＡＣアドレスが上位層プロトコルサブフィールド１６０４に示されている場合、例えば、６バイトのＭＡＣアドレスを含み得る。例えば、上位層プロトコルサブフィールドが、上位層宛先アドレスフィールドが存在しないことを示す場合、上位層宛先アドレスは、ブロードキャストサービスフィールド１５１０に含まれない場合がある。ブロードキャストサービス情報制御サブフィールド１５１２内のタイトル存在サブフィールド１６０６が１に設定されている場合、タイトル長サブフィールド１５１８は、ブロードキャストサービスフィールド１５１０に含まれ得、そうでなければ、存在しない場合がある。タイトル長フィールド１５１８は、１バイト長であり得、タイトルサブフィールド１５２０の長さを示し得る。例えば、ブロードキャストサービス情報制御サブフィールド１５１２内のタイトル存在サブフィールドが１に設定されている場合、タイトルサブフィールド１５２０は、ブロードキャストサービスフィールド１５１０に含まれ得、そうでなければ、存在しない場合がある。

ステータスサブフィールド１５２２は、ブロードキャストサービスの要求が成功したかどうかを示し得る。ステータスサブフィールドはまた、要求が拒否された場合、拒否の理由も含み得る。ブロードキャストサービスデュレーションサブフィールドは、提供されたブロードキャストサービスのデュレーションを示し得る。ブロードキャストサービスパラメータサブフィールドは、固定の時間基準点（例えば、ＴＢＴＴ）、チャネル、ＲＵリソース、バンド、ブロードキャストレートなどと比較した時間オフセットなど、提供されたブロードキャストサービスのパラメータを示し得る。

いくつかの実装態様では、ｅＢＣＳサービス応答要素のフィールド又はサブフィールドの任意のサブセットは、既存若しくは新たに設計された要素若しくはフレーム、又は任意の管理、制御、及びデータフレームのＰＨＹ及び／若しくはＭＡＣヘッダ、又は他のヘッダ、又はＥＢＣＳ要求フレームなどの他のフレーム、の任意のフィールド又はサブフィールド又はフィールドのセット若しくはサブセットに実装され得る

いくつかの実装態様は、ｅＢＣＳサービス要求／応答手順を含む。いくつかの実装態様は、関連付けられていないＳＴＡ用のｅＢＣＳサービス要求／応答手順を含む。いくつかの実装態様では、関連付けられていないＳＴＡ用のｅＢＣＳサービスネゴシエーション手順は、以下の通りであり得る。

いくつかの実装態様では、ＡＰは、例えば、ビーコン、プローブ応答、ｅＢＣＳサービスアドバタイズメントフレーム、ｅＢＣＳ情報フレームなどで、ブロードキャストサービス要素を使用して、及び／又は単にプローブ応答、ｅＢＣＳサービスアドバタイズメントフレーム、ｅＢＣＳ情報フレーム、若しくはＥＢＣＳ終了通知フレームなどを使用して、１つ以上のブロードキャストサービスをアドバタイズし得る。ＡＰは、ＡＮＱＰ／ＧＡＳフレーム交換を介して、プローブ要求フレーム交換を介して、ｅＢＣＳサービス要求／応答フレームを介して、又はＩＰパケットを介するなどして、１つ以上のｅＢＣＳサービスについてのネゴシエーション方法を示し得る。

関連付けされていないＳＴＡは、ＥＢＣＳ情報フレーム、ＥＢＣＳ終了通知フレーム、又はＥＢＣＳ ＡＮＱＰサービスフレームなどのフレームをＡＰから受信した後、又は事前取得された知識から、又は１つ以上のＡＰからのＡＮＱＰ／ＧＡＳフレーム交換を介して、所望のブロードキャストサービスを発見し得る。ＡＰが提供することができるが現在提供していない、関連付けを必要としない、１つ以上のブロードキャストサービスは、ＳＴＡによって要求され得る。ＳＴＡは、例えば、そのｅＢＣＳサービスについてＡＰによって示されるような、ネゴシエーション方法に従い得、例えば、ＡＮＱＰ／ＧＡＳブロードキャストサービス要求フレーム、又はｅＢＣＳサービス要求要素若しくは情報を含むパブリックアクションフレームなどのフレームをＡＰに送信し得る。要求されたブロードキャストサービスは、ブロードキャストサービスＩＤ、上位層宛先アドレス、ＭＡＣアドレス、タイトルなどの特定のＩＤによって示され得る。ブロードキャストサービスが要求されている場合、ＳＴＡは、特定の期間にわたってブロードキャストサービスを要求し得、例えば、ＳＴＡはビデオ再生を１０分間要求し得る。ＳＴＡはまた、ブロードキャスト周波数、使用されるデータレートなどの、特定のチャネル又はＲＵ上の、ブロードキャストサービスの特定のパラメータを要求し得る。

ＡＰは、ｅＢＣＳ応答フレーム、又はＡＮＱＰ／ＧＡＳ ｅＢＣＳサービス応答フレーム、又はｅＢＣＳサービス応答フレーム若しくは情報を含むフレームを送信することによって、ｅＢＣＳサービス要求に応答し得る。ＡＰは、成功又は拒否など、１つ以上のｅＢＣＳサービスの要求のステータスを示し得、要求が拒否された場合、拒否の理由を含み得る。ＡＰは、提供しているブロードキャストサービスの残りの時間を示し得る。例えば、ＡＰは、ｅＢＣＳサービス応答要素にブロードキャストサービスデュレーションを含み得るか、又は例えば、ビーコンフレーム、プローブ応答フレーム、ｅＢＣＳデータフレーム、ブロードキャストサービス要求フレーム、ｅＢＣＳサービスアドバタイズメントフレーム、若しくはｅＢＣＳ情報フレームなどで送信しているフレームのうちの１つ以上に、例えば、周期的にブロードキャストサービスアナウンスメント要素の終わりを含み得る。ＡＰはまた、ｅＢＣＳサービスの要求が成功した場合に、ブロードキャスト周波数、使用されるデータレートなどの、特定のチャネル又はＲＵ上の、ブロードキャストサービスパラメータを含み得る。その後、ＡＰは、それに応じて、要求されたｅＢＣＳサービスを提供することを開始し得る。

いくつかの実装態様は、関連付けられたＳＴＡ用のｅＢＣＳサービス要求／応答手順を含む。いくつかの実装態様では、関連付けられたＳＴＡ用のｅＢＣＳサービスネゴシエーション手順は、以下の通りであり得る。ＡＰは、例えば、ビーコン、プローブ応答、ｅＢＣＳサービスアドバタイズメントフレーム、ｅＢＣＳ情報フレームなどで、ブロードキャストサービス要素を使用して、及び／又は単にプローブ応答、ｅＢＣＳサービスアドバタイズメントフレーム、ｅＢＣＳ情報フレーム、ＥＢＣＳ終了通知フレームなどを使用して、１つ以上のブロードキャストサービスをアドバタイズし得る。ＡＰは、例えば、ＡＮＱＰ／ＧＡＳフレーム交換を介して、プローブ要求フレーム交換を介して、ｅＢＣＳサービス要求／応答フレームを介して、及び／又はＩＰパケットを介して、１つ以上のｅＢＣＳサービスについてのネゴシエーション方法を示し得る。ＡＰは、それらのｅＢＣＳサービスを利用するために関連付が必要であることを、１つ以上のｅＢＣＳサービスについて示し得る。

ＳＴＡは、ＥＢＣＳ情報フレーム、ＥＢＣＳ終了通知フレーム、又はＥＢＣＳ ＡＮＱＰサービスフレームなどのフレームをＡＰから受信した後、又は事前取得された知識から、及び／又は１つ以上のＡＰからのＡＮＱＰ／ＧＡＳフレーム交換を介して、所望のブロードキャストサービスを発見し得る。ＡＰが提供することができるが現在提供していない、関連付けを必要とする、１つ以上のブロードキャストサービスは、ＳＴＡによって要求され得る。ＳＴＡが現在ＡＰと関連付けられていない場合、ＳＴＡは、認証及びＡＰと関連付けを実行し得る。ＳＴＡは、そのｅＢＣＳサービスについてＡＰによって示されるネゴシエーション方法に従い得、ｅＢＣＳサービス要求フレーム、又はｅＢＣＳサービス要求要素若しくは情報を含むフレームなどのフレームをＡＰに送信し得、それらのフレームはプローブ要求フレーム及び／又は関連付け要求フレームにも含まれ得る。要求されたブロードキャストサービスは、ブロードキャストサービスＩＤ、上位層宛先アドレス、ＭＡＣアドレス、タイトルなどの特定のＩＤによって示され得る。ブロードキャストサービスが要求されている場合、ＳＴＡは、特定の期間にわたって、ブロードキャストサービスを要求し得る。例えば、ＳＴＡは、１０分間ビデオ再生を要求し得る。ＳＴＡはまた、ブロードキャスト周波数、使用されるデータレートなどの、特定のチャネル又はＲＵ上の、ブロードキャストサービスの特定のパラメータを要求し得る。

ＡＰは、ｅＢＣＳ応答フレーム、又はプローブ応答及び関連付け応答フレームを含むｅＢＣＳ応答フレーム又は情報を含むフレームを送信することによって、ｅＢＣＳサービス要求に応答し得る。ｅＢＣＳサービスが関連付けを必要とする場合、ＡＰは、ＳＴＡがＡＰと完全に関連付けられる前にｅＢＣＳ（エンハンスドブロードキャストサービス）サービスを開始しない場合がある。ＡＰは、例えば、成功した、拒否されたなどの１つ以上のｅＢＣＳサービスの要求のステータスを示し得、拒否の理由を含み得る。ＡＰは、提供しているブロードキャストサービスの残りの時間を示し得る。例えば、ＡＰは、ｅＢＣＳサービス応答要素にブロードキャストサービスデュレーションを含み得るか、又は例えば、ビーコンフレーム、プローブ応答フレーム、ｅＢＣＳデータフレーム、ブロードキャストサービス要求フレーム、ｅＢＣＳサービスアドバタイズメントフレーム、若しくはｅＢＣＳ情報フレーム、ＥＢＣＳ終了通知フレームなどで送信しているフレームのうちの１つ以上に、例えば、周期的にブロードキャストサービスアナウンスメント要素の終わりを含み得る。ＡＰはまた、ｅＢＣＳサービスの要求が成功した場合に、ブロードキャスト周波数、ブロードキャスト周期デュレーション、使用されるデータレートなどの、特定のチャネル又はＲＵ上の、ブロードキャストサービスパラメータを含み得る。その後、ＡＰは、それに応じて、要求されたｅＢＣＳサービスを提供することを開始し得る。

いくつかの実装態様は、受信専用ＳＴＡ用のｅＢＣＳサービス要求／応答手順を含む。いくつかの実装態様では、受信専用ＳＴＡのｅＢＣＳサービスネゴシエーション手順は、以下の通りである。いくつかの実装態様では、ＡＰは、ビーコン、プローブ応答、ｅＢＣＳサービスアドバタイズメントフレーム、ｅＢＣＳ情報フレームなどで、ブロードキャストサービス要素を使用して、及び／又は単にプローブ応答、ｅＢＣＳサービスアドバタイズメントフレーム、ｅＢＣＳ情報フレームなどを使用して、１つ以上のブロードキャストサービスをアドバタイズし得る。ＡＰは、ＡＮＱＰ／ＧＡＳフレーム交換を介して、プローブ要求フレーム交換を介して、ｅＢＣＳサービス要求／応答フレームを介して、及び／又はＩＰパケットを介するなどして、１つ以上のｅＢＣＳサービスについてのネゴシエーション方法を示し得る。ＡＰは、それらのｅＢＣＳサービスを利用するために関連付が必要であることを、１つ以上のｅＢＣＳサービスについて示し得る。

ＳＴＡは、ＥＢＣＳ情報フレーム、ＥＢＣＳ終了通知フレーム、又はＥＢＣＳ ＡＮＱＰサービスフレームなどのフレームをＡＰから受信した後、又は事前取得された知識から、及び／又は１つ以上のＡＰからのＡＮＱＰ／ＧＡＳフレーム交換オーバーヒアリングすることによって、所望のブロードキャストサービスを発見し得る。アップリンク送信又は関連付けを必要とする１つ以上のブロードキャストサービスは、受信専用ＳＴＡによって要求されない場合がある。受信専用ＳＴＡは、そのｅＢＣＳサービスについてＡＰによって示されるような、ネゴシエーション方法に従い得、例えば、異なるネットワークインターフェースを介して、ｅＢＣＳサービス要求要素又は情報を含むアドバタイズされたＩＰアドレスに、ＩＰパケットを送信し得る。

要求が成功した場合、ＡＰは、それに応じて、要求されたｅＢＣＳサービスを提供することを開始し得る。ＡＰは、提供しているブロードキャストサービスの残りの時間を示し得る。例えば、ＡＰは、例えば、周期的に、（例えば、ビーコンフレーム、プローブ応答フレーム、ｅＢＣＳデータフレーム、ブロードキャストサービス要求フレーム、ｅＢＣＳサービスアドバタイズメントフレーム、ＥＢＣＳ終了通知フレーム、及び／又はｅＢＣＳ情報フレームなどで）送信しているフレームのうちの１つ以上に、ブロードキャストサービスアナウンスメント要素の終わりを含み得る。

上記の様々な実施例の特徴及び要素は、特定の組み合わせで説明されているが、各特徴又は要素は、好ましい実施形態の他の特徴及び要素を伴わずに単独で使用することができるか、又は本発明の他の特徴及び要素を伴って若しくは伴わずに、様々な組み合わせで使用することができる。本明細書に説明される解決策は、８０２．１１仕様のプロトコルを考慮したものであるが、本明細書に記載の解決策は、このシナリオに限定されず、他の無線システムにも更に適用可能であることが理解される。

ｘＩＦＳ及び／又はＳＩＦＳは、設計及び手順の実施例における様々なフレーム間スペーシングを示すために使用されているが、ＲＩＦＳ、ＡＩＦＳ、ＤＩＦＳ、又は他の合意された時間間隔などの他の全てのフレーム間スペーシングが、同じ解決策に適用され得る。トリガされたＴＸＯＰ当たり４つのＲＢが、いくつかの図に例として示されているが、利用されるＲＢ／チャネル／帯域幅の実際の数は変化し得る。

図１７は、ｅＮＣＳサービスの継続を要求するＳＴＡの例示的な方法１７００を例解する。ステップ１７０２において、ＳＴＡは、まず、アクセスポイント（ＡＰ）から、ＳＴＡが消費しているｅＢＣＳサービスが終了することを示すｅＢＣＳ終了通知フレームを受信し得る。ステップ１７０４において、ＳＴＡは、終了が許容されないという条件で、ｅＢＣＳサービスの継続についてネゴシエートし得る。次に、ステップ１７０６において、ｅＢＣＳサービスの継続について正常にネゴシエートすると、ＳＴＡは、ｅＢＣＳサービスの受信を継続し得る。方法１７００に関して説明される様々なステップは、単なる例であり、他の実装態様は、これらのステップのいくつかを省略するか、追加のステップを含むか、又はこれらのステップを異なる順序で実行することに留意されたい。

特徴及び要素は、特定の組み合わせにおいて上で説明されているが、当業者は、各特徴又は要素が単独で又は他の特徴及び要素との任意の組み合わせで使用され得ることを理解されよう。更に、本明細書に説明される方法は、コンピュータ又はプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア又はファームウェアに実装され得る。コンピュータ可読媒体の例には、電子信号（有線又は無線接続を介して送信される）及びコンピュータ可読記憶媒体が含まれる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、読み取り専用メモリ（ＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスク及びリムーバブルディスクなどの磁気媒体、磁気光学媒体及びＣＤ－ＲＯＭディスク及びデジタル多用途ディスク（digital versatile disk、ＤＶＤ）などの光学媒体が挙げられるが、これらに限定されない。ソフトウェアと関連付けられたプロセッサを使用して、ＷＴＲＵ、ＵＥ、端末、基地局、ＲＮＣ又は任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実装し得る。

Claims (18)

1. ステーション（ＳＴＡ）において実装される方法であって、
   アクセスポイント（ＡＰ）からエンハンスドブロードキャストサービス（ｅＢＣＳ）終了通知フレームを受信することであって、前記ｅＢＣＳ終了通知フレームが、前記ＳＴＡが消費しているｅＢＣＳサービスが終了することを示す、受信することと、
   前記ＳＴＡが消費している前記ｅＢＣＳサービスの前記終了が許容可能ではないという条件で、前記ＳＴＡが消費している前記ｅＢＣＳサービスの継続について、前記ＡＰとネゴシエートすることと、
   前記ＳＴＡが消費している前記ｅＢＣＳサービスの継続について正常にネゴシエートすると、前記ＳＴＡが消費している前記ｅＢＣＳサービスを受信することを継続することと、を含む、方法。
2. 前記エンハンスドブロードキャストサービス（ｅＢＣＳ）終了フレームが、前記ＳＴＡが消費している前記ｅＢＣＳサービスが終了する時間の指標を更に含む、請求項１に記載の方法。
3. 前記第１のエンハンスドブロードキャストサービス（ｅＢＣＳ）終了フレームが、カテゴリフィールド、パブリックアクションフィールド、及びｅＢＣＳ終了情報セットフィールドを含む、請求項１に記載の方法。
4. 前記ＡＰから、前記ＳＴＡが消費している前記ｅＢＣＳサービスの拡張をネゴシエートするためのネゴシエーション方法の指標を受信することを更に含む、請求項１に記載の方法。
5. 前記ネゴシエーション方法の前記指標が、１オクテット長であるネゴシエーション方法サブフィールド値に含まれる、請求項４に記載の方法。
6. 前記ネゴシエーション方法サブフィールド値が、ネゴシエーションが利用可能ではないことを示す、請求項５に記載の方法。
7. 前記ネゴシエーション方法サブフィールド値が、前記ＳＴＡが、１つ以上のｅＢＣＳサービス要求フレームを介してネゴシエートすることを示す、請求項５に記載の方法。
8. 前記ネゴシエーション方法サブフィールド値が、前記ＳＴＡが、１つ以上のアクセスネットワーククエリプロトコル（ＡＮＱＰ）ｅＢＣＳサービス要求フレームを介してネゴシエートすることを示す、請求項５に記載の方法。
9. 前記ネゴシエーション方法サブフィールド値が、前記ＳＴＡが、ＩＰ要求を介してネゴシエートすることを示す、請求項５に記載の方法。
10. ステーション（ＳＴＡ）であって、
    アクセスポイント（ＡＰ）からエンハンスドブロードキャストサービス（ｅＢＣＳ）終了フレームを受信するように構成された受信機であって、前記ｅＢＣＳ終了フレームが、前記ＳＴＡが消費しているｅＢＣＳサービスが終了することを示す、受信機と、
    前記ＳＴＡが消費している前記ｅＢＣＳサービスの前記終了が許容可能ではないという条件で、前記ＳＴＡが消費している前記ｅＢＣＳサービスの継続について、前記ＡＰとネゴシエートするように構成されたプロセッサ及び送信機と、を備え、
    前記受信機が、前記プロセッサ及び送信機が、前記ＳＴＡが消費している前記ｅＢＣＳサービスの継続について正常にネゴシエートすると、前記ＳＴＡが消費している前記ｅＢＣＳサービスを受信することを継続するように更に構成されている、ステーション（ＳＴＡ）。
11. 前記エンハンスドブロードキャストサービス（ｅＢＣＳ）終了フレームが、前記ＳＴＡが消費している前記ｅＢＣＳサービスが終了する時間の指標を更に含む、請求項１０に記載のＳＴＡ。
12. 前記第１のエンハンスドブロードキャストサービス（ｅＢＣＳ）終了フレームが、カテゴリフィールド、パブリックアクションフィールド、及びｅＢＣＳ終了情報セットフィールドを含む、請求項１０に記載のＳＴＡ。
13. 前記受信機が、前記ＡＰから、前記ＳＴＡが消費している前記ｅＢＣＳサービスの拡張をネゴシエートするためのネゴシエーション方法の指標を受信するように更に構成されている、請求項１０に記載のＳＴＡ。
14. 前記ネゴシエーション方法の前記指標が、１オクテット長であるネゴシエーション方法サブフィールド値に含まれる、請求項１３に記載のＳＴＡ。
15. 前記ネゴシエーション方法サブフィールド値が、ネゴシエーションが利用可能ではないことを示す、請求項１４に記載のＳＴＡ。
16. 前記ネゴシエーション方法サブフィールド値が、前記ＳＴＡが１つ以上のｅＢＣＳサービス要求フレームを介してネゴシエートすることを示す、請求項１４に記載のＳＴＡ。
17. 前記ネゴシエーション方法サブフィールド値が、前記ＳＴＡがより多くのアクセスネットワーククエリプロトコル（ＡＮＱＰ）ｅＢＣＳサービス要求フレームのうちの１つを介してネゴシエートすることを示す、請求項１４に記載のＳＴＡ。
18. 前記ネゴシエーション方法サブフィールド値が、前記ＳＴＡが、ＩＰ要求を介してネゴシエートすることを示す、請求項１４に記載のＳＴＡ。
    

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