JP2023512683A - 操作されたロイシンデカルボキシラーゼ - Google Patents

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ケリン マクラスキー,
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Abstract

本発明は、操作されたロイシンデカルボキシラーゼ(LDC)ポリペプチドおよびその組成物、ならびに操作されたロイシンデカルボキシラーゼ(LDC)ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを提供する。一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、触媒活性の増強、ならびにタンパク質分解に対する感受性の低減および/または低pH環境に対する耐性の増加を提供するように最適化される。一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、貯蔵安定性の改善を提供するように最適化される。本発明は、治療目的および工業目的のための操作されたLDCポリペプチドを含む組成物の使用のための方法も提供する。

Description

本出願は、2020年2月4日に出願された米国仮出願第62/970,039号に対する優先権を主張し、すべての目的のために、その全体がこれにより参照により本明細書に組み込まれる。
発明の分野
本発明は、操作されたロイシンデカルボキシラーゼ(LDC)ポリペプチドおよびその組成物、ならびに操作されたロイシンデカルボキシラーゼ(LDC)ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを提供する。一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、触媒活性の増強、ならびにタンパク質分解に対する感受性の低減および/または低pH環境に対する耐性の増加を提供するように最適化される。一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、貯蔵安定性の改善を提供するように最適化される。本発明は、治療目的および工業目的のための操作されたLDCポリペプチドを含む組成物の使用のための方法も提供する。
ASCIIテキストファイルとして提出された「配列表」、表、またはコンピュータプログラムリスト付録に対する言及
サイズが2.06メガバイトの、マシンフォーマットIBM-PC、MS-Windows(登録商標)オペレーティングシステムで2021年2月3日に作成された、ファイルCX7-198WO2_ST25.TXTに書かれた配列表は、これにより参照により本明細書に組み込まれる。
発明の背景
「ロイシネウリア(leucineuria)」、「分岐鎖アルファ-ロイシンデヒドロゲナーゼ欠乏症」および「BCKD欠乏症」とも称されるメープルシロップ尿症(MSUD)は、ロイシン、イソロイシンおよびバリン(すなわち、分岐鎖アミノ酸)の異化経路に関与する分岐鎖ケト酸デヒドロゲナーゼ(BCKDH)複合体における機能障害に続発する稀な遺伝性アミノ酸代謝異常症である。これは、Menkes et al. (Menkes et al., Pediatrics 14:462-467 [1954])によって1954年に最初に記載され、罹患新生児の尿の独特の甘い匂いに起因して名付けられた。これは、食欲不振、嘔吐、倦怠感、異常な動き(例えば、筋緊張亢進または筋緊張低下)、および発育の遅延によっても特徴付けられる。処置しないと、疾患は、脳障害、けいれん、昏睡、永続的な神経損傷、および死亡に進行し得る。以後の人生で、発育遅延、学習上の問題、けいれん、および運動困難が一般的である。疾患の徴候および症状に基づいて分類される4つの一般的な形態がある。最も一般的で重度の型が、「古典」型であり、これは、出生後2週間以内に明らかになる。他の型は、中間MSUD、間欠MSUD、およびチアミン反応性MSUDである。古典形態では、疾患は、新生児がタンパク質を含有するミルクを摂取した後に明らかになる。これは、身体中でイソロイシン、ロイシンおよびバリンの増加をもたらし、脳に対して毒性になる。間欠形態では、脳損傷は、身体的ストレス(例えば、感染、発熱、または長期間にわたって食べない)の時間の間に起こり、代謝代償不全に至る。
新生児におけるMSUDについての診断検査は、それらの体液中のロイシン、イソロイシン、アロイソロイシンおよびバリンの濃度を決定する血液および尿のアミノ酸検査を含む。MSUDが同定されると、ケトーシスおよびアシドーシスの徴候が存在するだろう。診断の際および症候性エピソードの間、処置は、タンパク質不含飲食物を食べることを含み、代謝結果の是正はアミノ酸レベルの上昇に関連する。特別な静脈注射用溶液の使用は、ロイシンレベル(最も毒性が高い)を減少させ、エネルギー欠損を是正する。
現在の処置は、分岐鎖アミノ酸(BCAA)の食事制限を含む。BCKDH複合体酵素の不十分なレベルは、脳脊髄液、血液および組織中のBCAAおよびそれらの関連する代謝産物の有毒な付着をもたらす。処置または一定の集中したケアなしでは、これは、多数の深刻な副作用(例えば、神経学的機能障害、けいれん、および乳児死亡)をもたらす。一部のBCAAは腎クリアランス(罹患患者の尿の典型的な甘いメープルシロップの匂いをもたらす)を介して反転するが、身体中の毒性アミノ酸のレベルの蓄積から軽減を提供するには十分ではない(Schadewalt and Wendel, Eur. J. Pediatr., 156(Suppl. 1): S62-66 [1997];およびSkvorak, J. Inherit. Metab. Dis., 32(2):229-46 [2009]を参照されたい)。
Menkes et al., Pediatrics 14:462-467 [1954] Schadewalt and Wendel, Eur. J. Pediatr., 156(Suppl. 1): S62-66 [1997] Skvorak, J. Inherit. Metab. Dis., 32(2):229-46 [2009]
発明の概要
本発明は、操作されたロイシンデカルボキシラーゼ(LDC)ポリペプチドおよびその組成物、ならびに操作されたロイシンデカルボキシラーゼ(LDC)ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを提供する。一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、触媒活性の増強、ならびにタンパク質分解に対する感受性の低減および/または低pH環境に対する耐性の増加を提供するように最適化される。一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、貯蔵安定性の改善を提供するように最適化される。本発明は、治療目的および工業目的のための操作されたLDCポリペプチドを含む組成物の使用のための方法も提供する。
本発明は、本質的に同じ条件下で野生型LDC酵素または参照LDCポリペプチドと比較した場合に、改善された性質を有する操作されたLDCポリペプチドならびにその生物学的に活性な断片およびアナログを対象とする。本発明は、さらに、治療用組成物および/または工業用組成物において操作されたLDCポリペプチドならびにその生物学的に活性な断片およびアナログを使用する方法、ならびに治療目的および/または工業目的のためのそのような組成物を使用する方法を対象とする。
本発明は、配列番号2、4、6、8、10、12、14、38、234、284、484、594、686、688、および/または766の少なくとも1つに対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有するアミノ酸配列を含む操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドであって、前記アミノ酸配列のアミノ酸位置が、配列番号2、4、6、8、10、12、14、38、234、284、484、594、686、688、および/または766のアミノ酸配列を参照して番号付けられている、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドを提供する。
本発明は、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドであって、前記ポリペプチド配列が、配列番号2に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有する、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドも提供する。本発明は、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドであって、前記ポリペプチド配列が、配列番号4に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有する、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドをさらに提供する。本発明は、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドであって、前記ポリペプチド配列が、配列番号6に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有する、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドをさらに提供する。本発明は、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドであって、前記ポリペプチド配列が、配列番号8に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有する、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドをさらに提供する。本発明は、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドであって、前記ポリペプチド配列が、配列番号10に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有する、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドをさらに提供する。本発明は、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドであって、前記ポリペプチド配列が、配列番号14に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有する、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドをさらに提供する。
一部のさらなる実施形態では、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド配列は、配列番号12に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有し、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、5、14、14/34/38/39/102/267/275/350/357、14/39/102/127/245/267/275/349/350、34/38/39/102/127/275/357、34/38/39/102/275/357、34/38/39/127/245/349/350/357、34/38/39/127/245/350/357、34/39/102/127/264/275/357、34/39/102/127/275/349/357、34/39/102/264/275/350/357、34/39/275/349/350/357、38/39/102/127/264/267/350/357、38/39/102/127/267/275/349/350/357、38/39/102/127/349/350/357、38/39/102/127/350、38/39/102/127/350/357、38/39/127/245/267/357、38/39/127/264/275、38/39/127/264/350/357、38/39/127/350/357、38/39/127/357、38/39/245/275/357、38/39/264/267/275/350、38/39/264/275/357、38/39/275、38/39/275/350、39、39/102/127/264/275/357、39/102/264/275/357、39/102/267/275/357、39/127/245/264/267/275/350、39/127/245/264/275/350/357、39/127/245/357、39/127/267/275/350/357、39/127/267/350/357、39/127/357、39/245/264/267/275/357、39/264/267/275/350、39/275/350/357、48、139、164、196、255、299、318、324、339、343、350、353、357、364、365、379、381、386、389、391、393、394、395、397、398、および405から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号12を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、5M、14I、14T/34L/38V/39N/102S/267I/275S/350E/357V、14T/39N/102S/127S/245M/267I/275S/349T/350E、34L/38V/39N/102S/127S/275S/357V、34L/38V/39N/102S/275S/357V、34L/38V/39N/127S/245M/349T/350E/357V、34L/38V/39N/127S/245M/350E/357V、34L/39N/102S/127S/264V/275S/357V、34L/39N/102S/127S/275S/349T/357V、34L/39N/102S/264V/275S/350E/357V、34L/39N/275S/349T/350E/357V、38V/39N/102S/127S/264V/267I/350E/357V、38V/39N/102S/127S/267I/275S/349T/350E/357V、38V/39N/102S/127S/349T/350E/357V、38V/39N/102S/127S/350E、38V/39N/102S/127S/350E/357V、38V/39N/127S/245M/267I/357V、38V/39N/127S/264V/275S、38V/39N/127S/264V/350E/357V、38V/39N/127S/350E/357V、38V/39N/127S/357V、38V/39N/245M/275S/357V、38V/39N/264V/267I/275S/350E、38V/39N/264V/275S/357V、38V/39N/275S、38V/39N/275S/350E、39N/102S/127S/264V/275S/357V、39N/102S/264V/275S/357V、39N/102S/267I/275S/357V、39N/127S/245M/264V/267I/275S/350E、39N/127S/245M/264V/275S/350E/357V、39N/127S/245M/357V、39N/127S/267I/275S/350E/357V、39N/127S/267I/350E/357V、39N/127S/357V、39N/245M/264V/267I/275S/357V、39N/264V/267I/275S/350E、39N/275S/350E/357V、39S、48F、139G、164A、164C、196D、196R、255G、255N、255P、299A、299V、318K、324M、324S、324T、339A、339D、343A、343E、350S、353D、353E、353L、353N、353S、353W、357C、357M、364K、364R、365E、379D、379P、381D、381E、386*、389E、389G、389P、389Q、391*、391E、393T、394E、395A、395D、395G、395K、395S、397A、398*、405D、405E、405H、および405Lから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号12を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、K5M、H14I、H14T/I34L/C38V/T39N/T102S/V267I/T275S/N350E/I357V、H14T/T39N/T102S/T127S/I245M/V267I/T275S/V349T/N350E、I34L/C38V/T39N/T102S/T127S/T275S/I357V、I34L/C38V/T39N/T102S/T275S/I357V、I34L/C38V/T39N/T127S/I245M/V349T/N350E/I357V、I34L/C38V/T39N/T127S/I245M/N350E/I357V、I34L/T39N/T102S/T127S/I264V/T275S/I357V、I34L/T39N/T102S/T127S/T275S/V349T/I357V、I34L/T39N/T102S/I264V/T275S/N350E/I357V、I34L/T39N/T275S/V349T/N350E/I357V、C38V/T39N/T102S/T127S/I264V/V267I/N350E/I357V、C38V/T39N/T102S/T127S/V267I/T275S/V349T/N350E/I357V、C38V/T39N/T102S/T127S/V349T/N350E/I357V、C38V/T39N/T102S/T127S/N350E、C38V/T39N/T102S/T127S/N350E/I357V、C38V/T39N/T127S/I245M/V267I/I357V、C38V/T39N/T127S/I264V/T275S、C38V/T39N/T127S/I264V/N350E/I357V、C38V/T39N/T127S/N350E/I357V、C38V/T39N/T127S/I357V、C38V/T39N/I245M/T275S/I357V、C38V/T39N/I264V/V267I/T275S/N350E、C38V/T39N/I264V/T275S/I357V、C38V/T39N/T275S、C38V/T39N/T275S/N350E、T39N/T102S/T127S/I264V/T275S/I357V、T39N/T102S/I264V/T275S/I357V、T39N/T102S/V267I/T275S/I357V、T39N/T127S/I245M/I264V/V267I/T275S/N350E、T39N/T127S/I245M/I264V/T275S/N350E/I357V、T39N/T127S/I245M/I357V、T39N/T127S/V267I/T275S/N350E/I357V、T39N/T127S/V267I/N350E/I357V、T39N/T127S/I357V、T39N/I245M/I264V/V267I/T275S/I357V、T39N/I264V/V267I/T275S/N350E、T39N/T275S/N350E/I357V、T39S、L48F、N139G、I164A、I164C、K196D、K196R、H255G、H255N、H255P、K299A、K299V、R318K、R324M、R324S、R324T、Q339A、Q339D、H343A、H343E、N350S、R353D、R353E、R353L、R353N、R353S、R353W、I357C、I357M、L364K、L364R、Q365E、K379D、K379P、A381D、A381E、D386*、K389E、K389G、K389P、K389Q、A391*、A391E、K393T、K394E、R395A、R395D、R395G、R395K、R395S、T397A、P398*、T405D、T405E、T405H、およびT405Lから選択される1つまたは複数の位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号12を参照して番号付けられている。
一部のさらなる実施形態では、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド配列は、配列番号38に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有し、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、48/64/164/324/343/353/357/364、48/64/164/324/343/364、48/64/164/353/357/364、48/64/357/364、64/164/324/343/353/357/364、64/164/324/343/357/364、64/164/353/357、64/318/324/357/364、64/324/353/357/364、132/255/339/379/395、164/196/324/357/364、164/318/324/343/353/357、164/318/324/357/364、164/324/343/353/357/364、164/324/357/364、164/353/357/364、164/364、196/318/324/353/357/364、318/343/357、324/343/357/364、324/353/357/364、324/357/364、339/379/389/394/395、339/389/395、339/391、339/394/395/405、357/364、379/386、379/394/395/397/404/405、379/394/395/397/405、389/394/395/397/405、および394/397から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号38を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、48F/64E/164A/324M/343E/353E/357C/364K、48F/64E/164A/324M/343E/364R、48F/64E/164C/353N/357V/364R、48F/64E/357M/364K、64E/164A/324M/343E/353D/357V/364K、64E/164A/324M/343E/357C/364R、64E/164C/353D/357V、64E/318K/324S/357V/364R、64E/324M/353N/357C/364R、132F/255P/339A/379D/395D、164A/196D/324M/357C/364K、164A/318K/324M/343E/353E/357C、164A/324M/343E/353D/357C/364R、164A/324M/357C/364K、164A/353W/357C/364R、164A/364R、164C/318K/324S/357V/364R、164C/324M/343E/353D/357V/364R、164C/353D/357V/364K、164C/353D/357V/364R、164C/353W/357C/364R、196D/318K/324M/353N/357C/364K、318K/343E/357C、318K/343E/357M、324M/343E/357V/364K、324M/357M/364R、324N/353W/357C/364K、339A/379D/389G/394E/395D、339A/389G/395K、339A/391*、339A/394E/395K/405D、357V/364R、379D/386*、379D/394E/395D/397A/404I/405H、379D/394E/395K/397A/405D、389G/394E/395D/397A/405D、および394E/397Aから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号38を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、L48F/A64E/I164A/R324M/H343E/R353E/I357C/L364K、L48F/A64E/I164A/R324M/H343E/L364R、L48F/A64E/I164C/R353N/I357V/L364R、L48F/A64E/I357M/L364K、A64E/I164A/R324M/H343E/R353D/I357V/L364K、A64E/I164A/R324M/H343E/I357C/L364R、A64E/I164C/R353D/I357V、A64E/R318K/R324S/I357V/L364R、A64E/R324M/R353N/I357C/L364R、Y132F/H255P/Q339A/K379D/R395D、I164A/K196D/R324M/I357C/L364K、I164A/R318K/R324M/H343E/R353E/I357C、I164A/R324M/H343E/R353D/I357C/L364R、I164A/R324M/I357C/L364K、I164A/R353W/I357C/L364R、I164A/L364R、I164C/R318K/R324S/I357V/L364R、I164C/R324M/H343E/R353D/I357V/L364R、I164C/R353D/I357V/L364K、I164C/R353D/I357V/L364R、I164C/R353W/I357C/L364R、K196D/R318K/R324M/R353N/I357C/L364K、R318K/H343E/I357C、R318K/H343E/I357M、R324M/H343E/I357V/L364K、R324M/I357M/L364R、R324N/R353W/I357C/L364K、Q339A/K379D/K389G/K394E/R395D、Q339A/K389G/R395K、Q339A/A391*、Q339A/K394E/R395K/T405D、I357V/L364R、K379D/D386*、K379D/K394E/R395D/T397A/R404I/T405H、K379D/K394E/R395K/T397A/T405D、K389G/K394E/R395D/T397A/T405D、およびK394E/T397Aから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号38を参照して番号付けられている。
一部のさらなる実施形態では、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド配列は、配列番号234に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有し、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、2、3、33、48/64/255、48/255/339、48/255/379、64、64/255、69、161、193、255、255/318/379、259、263、318/339/379、324、324/389/394、324/389/394/395、324/389/394/397、324/394、324/394/395、324/394/395/397、324/395、339、340、380、382、389、389/394、389/394/395、389/394/395/397、389/394/397、389/395、389/397、390、394、394/395、394/395/397、395、395/397、397、401、および405から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号234を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、2E、3M、33L、48F/64E/255P、48F/255P/339A、48F/255P/379D、64E、64E/255P、64S、69I、161V、193I、255P、255P/318K/379D、259L、263T、263V、318K/339A/379D、324N、324N/394E/395K/397A、324N/395D、324S/389G/394E、324S/389G/394E/395D、324S/389G/394E/397A、324S/394E、324S/394E/395K、324S/394E/395K/397A、324S/395K、339A、340T、340V、380E、382S、389G、389G/394E、389G/394E/395D、389G/394E/395D/397A、389G/394E/395K、389G/394E/395K/397A、389G/394E/397A、389G/395D、389G/395K、389G/397A、390、390A、390E、390S、394E、394E/395D、394E/395K/397A、395D/397A、395K、397A、401、401Y、および405Hから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号234を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、G2E、N3M、F33L、L48F/A64E/H255P、L48F/H255P/Q339A、L48F/H255P/K379D、A64E、A64E/H255P、A64S、V69I、T161V、M193I、H255P、H255P/R318K/K379D、R259L、S263T、S263V、R318K/Q339A/K379D、M324N、M324N/K394E/R395K/T397A、M324N/R395D、M324S/K389G/K394E、M324S/K389G/K394E/R395D、M324S/K389G/K394E/T397A、M324S/K394E、M324S/K394E/R395K、M324S/K394E/R395K/T397A、M324S/R395K、Q339A、S340T、S340V、A380E、A382S、K389G、K389G/K394E、K389G/K394E/R395D、K389G/K394E/R395D/T397A、K389G/K394E/R395K、K389G/K394E/R395K/T397A、K389G/K394E/T397A、K389G/R395D、K389G/R395K、K389G/T397A、P390、P390A、P390E、P390S、K394E、K394E/R395D、K394E/R395K/T397A、R395D/T397A、R395K、T397A、A401、A401Y、およびT405Hから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号234を参照して番号付けられている。
一部のさらなる実施形態では、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド配列は、配列番号284に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有し、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、2/64/69/324/380/382/388/389、3/64/69/263/339/380/388、3/64/69/389、3/64/69/390、3/64/379/380/390、3/69/263/380、3/69/324、3/69/324/380/382/389/390、12/135/259/263、12/135/263/382、12/259/263/304、48/64/255、64/69、64/69/189/259/263/304、64/69/189/259/263/304/339/340/379、64/69/223/388、64/69/223/388/389/390、64/69/304/379/382、64/69/324、64/69/324/339/380/389/390、64/69/339、64/69/339/382/388/389、64/69/339/389/390、64/69/379/380、64/69/380/388/390、64/69/389、64/69/390、64/255/263、64/263、64/324/339/389/390、69/223/263/324/382/388/390、69/223/324/379/380/382/388/390、69/263、69/263/324、69/263/339、69/263/388、69/263/389/390、69/324/379/380/388、69/324/380、69/339/390、69/382/390、259/263/304、259/263/304/339/340/379、263/339/389/390、263/390、および304/340/379/380/382から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号284を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、2E/64S/69I/324S/380E/382S/388A/389G、3M/64S/69I/263T/339A/380E/388A、3M/64S/69I/389G、3M/64S/69I/390*、3M/64S/379D/380E/390*、3M/69I/263T/380E、3M/69I/324S、3M/69I/324S/380E/382S/389G/390*、12G/135V/259K/263T、12G/135V/263T/382G、12G/259K/263T/304R、48L/64A/255H、64A/255H/263T、64S/69I、64S/69I/189A/259Q/263T/304R/339A/340T/379N、64S/69I/189D/259K/263T/304R、64S/69I/223M/388A、64S/69I/223M/388A/389G/390*、64S/69I/304R/379E/382G、64S/69I/324S、64S/69I/324S/339A/380E/389G/390*、64S/69I/339A、64S/69I/339A/382S/388A/389G、64S/69I/339A/389G/390*、64S/69I/379D/380E、64S/69I/380E/388A/390*、64S/69I/389G、64S/69I/390*、64S/263T、64S/324S/339A/389G/390*、69I/223M/263T/324S/382S/388A/390*、69I/223M/324S/379D/380E/382S/388A/390*、69I/263T、69I/263T/324S、69I/263T/339A、69I/263T/388A、69I/263T/389G/390*、69I/324S/379D/380E/388A、69I/324S/380E、69I/339A/390*、69I/382S/390*、259K/263T/304R、259K/263T/304R/339A/340T/379N、263T/339A/389G/390、263T/390、および304R/340T/379D/380E/382Gから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号284を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、G2E/E64S/V69I/M324S/A380E/A382S/Q388A/K389G、N3M/E64S/V69I/S263T/Q339A/A380E/Q388A、N3M/E64S/V69I/K389G、N3M/E64S/V69I/P390*、N3M/E64S/K379D/A380E/P390*、N3M/V69I/S263T/A380E、N3M/V69I/M324S、N3M/V69I/M324S/A380E/A382S/K389G/P390*、S12G/L135V/R259K/S263T、S12G/L135V/S263T/A382G、S12G/R259K/S263T/A304R、F48L/E64A/P255H、E64A/P255H/S263T、E64S/V69I、E64S/V69I/T189A/R259Q/S263T/A304R/Q339A/S340T/K379N、E64S/V69I/T189D/R259K/S263T/A304R、E64S/V69I/A223M/Q388A、E64S/V69I/A223M/Q388A/K389G/P390*、E64S/V69I/A304R/K379E/A382G、E64S/V69I/M324S、E64S/V69I/M324S/Q339A/A380E/K389G/P390*、E64S/V69I/Q339A、E64S/V69I/Q339A/A382S/Q388A/K389G、E64S/V69I/Q339A/K389G/P390*、E64S/V69I/K379D/A380E、E64S/V69I/A380E/Q388A/P390*、E64S/V69I/K389G、E64S/V69I/P390*、E64S/S263T、E64S/M324S/Q339A/K389G/P390*、V69I/A223M/S263T/M324S/A382S/Q388A/P390*、V69I/A223M/M324S/K379D/A380E/A382S/Q388A/P390*、V69I/S263T、V69I/S263T/M324S、V69I/S263T/Q339A、V69I/S263T/Q388A、V69I/S263T/K389G/P390*、V69I/M324S/K379D/A380E/Q388A、V69I/M324S/A380E、V69I/Q339A/P390*、V69I/A382S/P390*、R259K/S263T/A304R、R259K/S263T/A304R/Q339A/S340T/K379N、S263T/Q339A/K389G/P390*、S263T/P390、およびA304R/S340T/K379D/A380E/A382Gから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号284を参照して番号付けられている。
一部のさらなる実施形態では、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド配列は、配列番号484に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有し、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、3/194/304、3/259/263/304、3/259/304、3/259/304/324/339、3/259/304/324/382、3/259/304/382、3/263/304/324、3/263/304/324/339、3/263/304/324/382、3/304、3/304/324、16、63、77、80、87/270、87/270/365、87/328/365、91、92、126、140、156、168/270/328/338、181、194、201、256、259、259/263、259/263/304、259/263/304/324、259/263/304/324/382、259/263/304/379、259/263/304/382、259/304、259/304/324、259/304/324/339、259/304/324/339/382、259/304/382、262、263/304、263/304/324、263/304/324/339、263/304/324/382、263/324、270、270/319、270/328/338、270/328/338/365、304、304/324、324、328、352、365、366、および382から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号484を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、3M/194L/304R、3M/259K/263T/304R、3M/259K/304R、3M/259K/304R/324S/339A、3M/259K/304R/324S/382S、3M/259K/304R/382S、3M/263T/304R/324S、3M/263T/304R/324S/339A、3M/263T/304R/324S/382S、3M/304R、3M/304R/324S、16Q、16V、63C、77L、80G、80K、87R/270R、87R/270R/365E、87R/328N/365E、91A、91Q、92K、126A、126T、140V、156A、156S、168K/270R/328N/338S、181K、181R、181V、194C、194L、201D、256W、259K、259K/263T、259K/263T/304R、259K/263T/304R/324S、259K/263T/304R/324S/382S、259K/263T/304R/379D、259K/263T/304R/382S、259K/304R、259K/304R/324S、259K/304R/324S/339A、259K/304R/324S/339A/382S、259K/304R/382S、262D、262G、262H、262I、262S、262T、263T/304R、263T/304R/324S、263T/304R/324S/339A、263T/304R/324S/382S、263T/324S、270R、270R/319A、270R/328N/338S、270R/328N/338S/365E、304R、304R/324S、324S、328N、352A、365E、366A、366L、366M、366Q、366T、366V、および382Sから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号484を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、N3M/F194L/A304R、N3M/R259K/S263T/A304R、N3M/R259K/A304R、N3M/R259K/A304R/M324S/Q339A、N3M/R259K/A304R/M324S/A382S、N3M/R259K/A304R/A382S、N3M/S263T/A304R/M324S、N3M/S263T/A304R/M324S/Q339A、N3M/S263T/A304R/M324S/A382S、N3M/A304R、N3M/A304R/M324S、R16Q、R16V、A63C、E77L、A80G、A80K、H87R/L270R、H87R/L270R/Q365E、H87R/C328N/Q365E、E91A、E91Q、E92K、D126A、D126T、M140V、G156A、G156S、C168K/L270R/C328N/P338S、T181K、T181R、T181V、F194C、F194L、E201D、Y256W、R259K、R259K/S263T、R259K/S263T/A304R、R259K/S263T/A304R/M324S、R259K/S263T/A304R/M324S/A382S、R259K/S263T/A304R/K379D、R259K/S263T/A304R/A382S、R259K/A304R、R259K/A304R/M324S、R259K/A304R/M324S/Q339A、R259K/A304R/M324S/Q339A/A382S、R259K/A304R/A382S、R262D、R262G、R262H、R262I、R262S、R262T、S263T/A304R、S263T/A304R/M324S、S263T/A304R/M324S/Q339A、S263T/A304R/M324S/A382S、S263T/M324S、L270R、L270R/I319A、L270R/C328N/P338S、L270R/C328N/P338S/Q365E、A304R、A304R/M324S、M324S、C328N、D352A、Q365E、H366A、H366L、H366M、H366Q、H366T、H366V、およびA382Sから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号484を参照して番号付けられている。
一部のさらなる実施形態では、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド配列は、配列番号594に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有し、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、16/63/80/126/168/366、16/63/80/126/181/194/259/324/328/366、16/63/126/168/270/328/366、16/80/126/324/366、16/80/126/366、16/80/168、16/80/168/270/366、16/80/168/324、16/80/168/366、16/80/324、16/91/126/168/324/366、16/126/168/366、16/168/259/366、16/168/270/324/366、16/168/324/328/366、16/168/324/366、16/168/366、16/259/263/328、16/324/328/366、16/328/366、80/126/168/270/366、80/126/168/366、80/126/181/270/324/366、80/168/270/366、および168/366から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号594を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、16Q/63C/80K/126T/168K/366M、16Q/63C/80K/126T/181R/194C/259K/324S/328N/366M、16Q/63C/126T/168K/270R/328N/366M、16Q/80K/126T/324S/366M、16Q/80K/126T/366M、16Q/80K/168K、16Q/80K/168K/270R/366M、16Q/80K/168K/324S、16Q/80K/168K/366M、16Q/80K/324S、16Q/91A/126T/168K/324S/366M、16Q/126T/168K/366M、16Q/168K/259K/366M、16Q/168K/270R/324S/366M、16Q/168K/324S/328N/366M、16Q/168K/324S/366M、16Q/168K/366M、16Q/259K/263T/328N、16Q/324S/328N/366M、16Q/328N/366M、80K/126T/168K/270R/366M、80K/126T/168K/366M、80K/126T/181R/270R/324S/366M、80K/168K/270R/366M、および168K/366Mから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号594を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、R16Q/A63C/A80K/D126T/C168K/H366M、R16Q/A63C/A80K/D126T/T181R/F194C/R259K/M324S/C328N/H366M、R16Q/A63C/D126T/C168K/L270R/C328N/H366M、R16Q/A80K/D126T/M324S/H366M、R16Q/A80K/D126T/H366M、R16Q/A80K/C168K、R16Q/A80K/C168K/L270R/H366M、R16Q/A80K/C168K/M324S、R16Q/A80K/C168K/H366M、R16Q/A80K/M324S、R16Q/E91A/D126T/C168K/M324S/H366M、R16Q/D126T/C168K/H366M、R16Q/C168K/R259K/H366M、R16Q/C168K/L270R/M324S/H366M、R16Q/C168K/M324S/C328N/H366M、R16Q/C168K/M324S/H366M、R16Q/C168K/H366M、R16Q/R259K/S263T/C328N、R16Q/M324S/C328N/H366M、R16Q/C328N/H366M、A80K/D126T/C168K/L270R/H366M、A80K/D126T/C168K/H366M、A80K/D126T/T181R/L270R/M324S/H366M、A80K/C168K/L270R/H366M、およびC168K/H366Mから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号594を参照して番号付けられている。
一部のさらなる実施形態では、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド配列は、配列番号686に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有し、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、66/76/118/141/201/300、66/76/198/200/296/303、66/76/198/200/300、66/118/200/296/303/317、66/118/296、66/118/296/300、66/200、76/118/141/200/296、76/141/198/200/201/300、80/201/270、80/270、80/270/324、89/118/200、106/270/324/352、118/141/200、126、126/201/270/324、126/270、141/144/198/200/300、156/270、156/270/324、201/270、201/270/352、270、および270/324から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号686を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、66N/76V/118D/141P/201R/300K、66N/76V/198G/200S/296E/303Q、66N/76V/198G/200S/300K、66N/118D/200S/296E/303Q/317Q、66N/118D/296E、66N/118D/296E/300K、66N/200S、76V/118D/141P/200S/296E、76V/141P/198G/200S/201R/300K、80K/201D/270R、80K/270R、80K/270R/324S、89P/118D/200S、106M/270R/324S/352A、118D/141P/200S、126T、126T/201D/270R/324S、126T/270R、141P/144V/198G/200S/300K、156A/270R、156A/270R/324S、201D/270R、201D/270R/352A、270R、および270R/324Sから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号686を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、S66N/R76V/T118D/R141P/E201R/R300K、S66N/R76V/A198G/H200S/D296E/A303Q、S66N/R76V/A198G/H200S/R300K、S66N/T118D/H200S/D296E/A303Q/K317Q、S66N/T118D/D296E、S66N/T118D/D296E/R300K、S66N/H200S、R76V/T118D/R141P/H200S/D296E、R76V/R141P/A198G/H200S/E201R/R300K、A80K/E201D/L270R、A80K/L270R、A80K/L270R/M324S、A89P/T118D/H200S、L106M/L270R/M324S/D352A、T118D/R141P/H200S、D126T、D126T/E201D/L270R/M324S、D126T/L270R、R141P/M144V/A198G/H200S/R300K、G156A/L270R、G156A/L270R/M324S、E201D/L270R、E201D/L270R/D352A、L270R、およびL270R/M324Sから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号686を参照して番号付けられている。
一部のさらなる実施形態では、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド配列は、配列番号686に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有し、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、19、109、123、134、170、173、187、211、および312から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号686を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、19I、109G、123F、123M、123V、134A、134S、170A、173A、173I、173T、187L、211S、および312Aから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号686を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、L19I、L109G、Y123F、Y123M、Y123V、N134A、N134S、P170A、F173A、F173I、F173T、V187L、A211S、およびT312Aから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号686を参照して番号付けられている。
一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、5、14、14/34/38/39/102/267/275/350/357、14/39/102/127/245/267/275/349/350、34/38/39/102/127/275/357、34/38/39/102/275/357、34/38/39/127/245/349/350/357、34/38/39/127/245/350/357、34/39/102/127/264/275/357、34/39/102/127/275/349/357、34/39/102/264/275/350/357、34/39/275/349/350/357、38/39/102/127/264/267/350/357、38/39/102/127/267/275/349/350/357、38/39/102/127/349/350/357、38/39/102/127/350、38/39/102/127/350/357、38/39/127/245/267/357、38/39/127/264/275、38/39/127/264/350/357、38/39/127/350/357、38/39/127/357、38/39/245/275/357、38/39/264/267/275/350、38/39/264/275/357、38/39/275、38/39/275/350、39、39/102/127/264/275/357、39/102/264/275/357、39/102/267/275/357、39/127/245/264/267/275/350、39/127/245/264/275/350/357、39/127/245/357、39/127/267/275/350/357、39/127/267/350/357、39/127/357、39/245/264/267/275/357、39/264/267/275/350、39/275/350/357、48、139、164、196、255、299、318、324、339、343、350、353、357、364、365、379、381、386、389、391、393、394、395、397、398、および405から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号12を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、5M、14I、14T/34L/38V/39N/102S/267I/275S/350E/357V、14T/39N/102S/127S/245M/267I/275S/349T/350E、34L/38V/39N/102S/127S/275S/357V、34L/38V/39N/102S/275S/357V、34L/38V/39N/127S/245M/349T/350E/357V、34L/38V/39N/127S/245M/350E/357V、34L/39N/102S/127S/264V/275S/357V、34L/39N/102S/127S/275S/349T/357V、34L/39N/102S/264V/275S/350E/357V、34L/39N/275S/349T/350E/357V、38V/39N/102S/127S/264V/267I/350E/357V、38V/39N/102S/127S/267I/275S/349T/350E/357V、38V/39N/102S/127S/349T/350E/357V、38V/39N/102S/127S/350E、38V/39N/102S/127S/350E/357V、38V/39N/127S/245M/267I/357V、38V/39N/127S/264V/275S、38V/39N/127S/264V/350E/357V、38V/39N/127S/350E/357V、38V/39N/127S/357V、38V/39N/245M/275S/357V、38V/39N/264V/267I/275S/350E、38V/39N/264V/275S/357V、38V/39N/275S、38V/39N/275S/350E、39N/102S/127S/264V/275S/357V、39N/102S/264V/275S/357V、39N/102S/267I/275S/357V、39N/127S/245M/264V/267I/275S/350E、39N/127S/245M/264V/275S/350E/357V、39N/127S/245M/357V、39N/127S/267I/275S/350E/357V、39N/127S/267I/350E/357V、39N/127S/357V、39N/245M/264V/267I/275S/357V、39N/264V/267I/275S/350E、39N/275S/350E/357V、39S、48F、139G、164A、164C、196D、196R、255G、255N、255P、299A、299V、318K、324M、324S、324T、339A、339D、343A、343E、350S、353D、353E、353L、353N、353S、353W、357C、357M、364K、364R、365E、379D、379P、381D、381E、386*、389E、389G、389P、389Q、391*、391E、393T、394E、395A、395D、395G、395K、395S、397A、398*、405D、405E、405H、および405Lから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号12を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、K5M、H14I、H14T/I34L/C38V/T39N/T102S/V267I/T275S/N350E/I357V、H14T/T39N/T102S/T127S/I245M/V267I/T275S/V349T/N350E、I34L/C38V/T39N/T102S/T127S/T275S/I357V、I34L/C38V/T39N/T102S/T275S/I357V、I34L/C38V/T39N/T127S/I245M/V349T/N350E/I357V、I34L/C38V/T39N/T127S/I245M/N350E/I357V、I34L/T39N/T102S/T127S/I264V/T275S/I357V、I34L/T39N/T102S/T127S/T275S/V349T/I357V、I34L/T39N/T102S/I264V/T275S/N350E/I357V、I34L/T39N/T275S/V349T/N350E/I357V、C38V/T39N/T102S/T127S/I264V/V267I/N350E/I357V、C38V/T39N/T102S/T127S/V267I/T275S/V349T/N350E/I357V、C38V/T39N/T102S/T127S/V349T/N350E/I357V、C38V/T39N/T102S/T127S/N350E、C38V/T39N/T102S/T127S/N350E/I357V、C38V/T39N/T127S/I245M/V267I/I357V、C38V/T39N/T127S/I264V/T275S、C38V/T39N/T127S/I264V/N350E/I357V、C38V/T39N/T127S/N350E/I357V、C38V/T39N/T127S/I357V、C38V/T39N/I245M/T275S/I357V、C38V/T39N/I264V/V267I/T275S/N350E、C38V/T39N/I264V/T275S/I357V、C38V/T39N/T275S、C38V/T39N/T275S/N350E、T39N/T102S/T127S/I264V/T275S/I357V、T39N/T102S/I264V/T275S/I357V、T39N/T102S/V267I/T275S/I357V、T39N/T127S/I245M/I264V/V267I/T275S/N350E、T39N/T127S/I245M/I264V/T275S/N350E/I357V、T39N/T127S/I245M/I357V、T39N/T127S/V267I/T275S/N350E/I357V、T39N/T127S/V267I/N350E/I357V、T39N/T127S/I357V、T39N/I245M/I264V/V267I/T275S/I357V、T39N/I264V/V267I/T275S/N350E、T39N/T275S/N350E/I357V、T39S、L48F、N139G、I164A、I164C、K196D、K196R、H255G、H255N、H255P、K299A、K299V、R318K、R324M、R324S、R324T、Q339A、Q339D、H343A、H343E、N350S、R353D、R353E、R353L、R353N、R353S、R353W、I357C、I357M、L364K、L364R、Q365E、K379D、K379P、A381D、A381E、D386*、K389E、K389G、K389P、K389Q、A391*、A391E、K393T、K394E、R395A、R395D、R395G、R395K、R395S、T397A、P398*、T405D、T405E、T405H、およびT405Lから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号12を参照して番号付けられている。
一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、48/64/164/324/343/353/357/364、48/64/164/324/343/364、48/64/164/353/357/364、48/64/357/364、64/164/324/343/353/357/364、64/164/324/343/357/364、64/164/353/357、64/318/324/357/364、64/324/353/357/364、132/255/339/379/395、164/196/324/357/364、164/318/324/343/353/357、164/318/324/357/364、164/324/343/353/357/364、164/324/357/364、164/353/357/364、164/364、196/318/324/353/357/364、318/343/357、324/343/357/364、324/353/357/364、324/357/364、339/379/389/394/395、339/389/395、339/391、339/394/395/405、357/364、379/386、379/394/395/397/404/405、379/394/395/397/405、389/394/395/397/405、および394/397から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号38を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、48F/64E/164A/324M/343E/353E/357C/364K、48F/64E/164A/324M/343E/364R、48F/64E/164C/353N/357V/364R、48F/64E/357M/364K、64E/164A/324M/343E/353D/357V/364K、64E/164A/324M/343E/357C/364R、64E/164C/353D/357V、64E/318K/324S/357V/364R、64E/324M/353N/357C/364R、132F/255P/339A/379D/395D、164A/196D/324M/357C/364K、164A/318K/324M/343E/353E/357C、164A/324M/343E/353D/357C/364R、164A/324M/357C/364K、164A/353W/357C/364R、164A/364R、164C/318K/324S/357V/364R、164C/324M/343E/353D/357V/364R、164C/353D/357V/364K、164C/353D/357V/364R、164C/353W/357C/364R、196D/318K/324M/353N/357C/364K、318K/343E/357C、318K/343E/357M、324M/343E/357V/364K、324M/357M/364R、324N/353W/357C/364K、339A/379D/389G/394E/395D、339A/389G/395K、339A/391*、339A/394E/395K/405D、357V/364R、379D/386*、379D/394E/395D/397A/404I/405H、379D/394E/395K/397A/405D、389G/394E/395D/397A/405D、および394E/397Aからの1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号38を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、L48F/A64E/I164A/R324M/H343E/R353E/I357C/L364K、L48F/A64E/I164A/R324M/H343E/L364R、L48F/A64E/I164C/R353N/I357V/L364R、L48F/A64E/I357M/L364K、A64E/I164A/R324M/H343E/R353D/I357V/L364K、A64E/I164A/R324M/H343E/I357C/L364R、A64E/I164C/R353D/I357V、A64E/R318K/R324S/I357V/L364R、A64E/R324M/R353N/I357C/L364R、Y132F/H255P/Q339A/K379D/R395D、I164A/K196D/R324M/I357C/L364K、I164A/R318K/R324M/H343E/R353E/I357C、I164A/R324M/H343E/R353D/I357C/L364R、I164A/R324M/I357C/L364K、I164A/R353W/I357C/L364R、I164A/L364R、I164C/R318K/R324S/I357V/L364R、I164C/R324M/H343E/R353D/I357V/L364R、I164C/R353D/I357V/L364K、I164C/R353D/I357V/L364R、I164C/R353W/I357C/L364R、K196D/R318K/R324M/R353N/I357C/L364K、R318K/H343E/I357C、R318K/H343E/I357M、R324M/H343E/I357V/L364K、R324M/I357M/L364R、R324N/R353W/I357C/L364K、Q339A/K379D/K389G/K394E/R395D、Q339A/K389G/R395K、Q339A/A391*、Q339A/K394E/R395K/T405D、I357V/L364R、K379D/D386*、K379D/K394E/R395D/T397A/R404I/T405H、K379D/K394E/R395K/T397A/T405D、K389G/K394E/R395D/T397A/T405D、およびK394E/T397Aからの1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号38を参照して番号付けられている。
一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、2、3、33、48/64/255、48/255/339、48/255/379、64、64/255、69、161、193、255、255/318/379、259、263、318/339/379、324、324/389/394、324/389/394/395、324/389/394/397、324/394、324/394/395、324/394/395/397、324/395、339、340、380、382、389、389/394、389/394/395、389/394/395/397、389/394/397、389/395、389/397、390、394、394/395、394/395/397、395、395/397、397、401、および405から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号234を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、2E、3M、33L、48F/64E/255P、48F/255P/339A、48F/255P/379D、64E、64E/255P、64S、69I、161V、193I、255P、255P/318K/379D、259L、263T、263V、318K/339A/379D、324N、324N/394E/395K/397A、324N/395D、324S/389G/394E、324S/389G/394E/395D、324S/389G/394E/397A、324S/394E、324S/394E/395K、324S/394E/395K/397A、324S/395K、339A、340T、340V、380E、382S、389G、389G/394E、389G/394E/395D、389G/394E/395D/397A、389G/394E/395K、389G/394E/395K/397A、389G/394E/397A、389G/395D、389G/395K、389G/397A、390、390A、390E、390S、394E、394E/395D、394E/395K/397A、395D/397A、395K、397A、401、401Y、および405Hから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号234を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、G2E、N3M、F33L、L48F/A64E/H255P、L48F/H255P/Q339A、L48F/H255P/K379D、A64E、A64E/H255P、A64S、V69I、T161V、M193I、H255P、H255P/R318K/K379D、R259L、S263T、S263V、R318K/Q339A/K379D、M324N、M324N/K394E/R395K/T397A、M324N/R395D、M324S/K389G/K394E、M324S/K389G/K394E/R395D、M324S/K389G/K394E/T397A、M324S/K394E、M324S/K394E/R395K、M324S/K394E/R395K/T397A、M324S/R395K、Q339A、S340T、S340V、A380E、A382S、K389G、K389G/K394E、K389G/K394E/R395D、K389G/K394E/R395D/T397A、K389G/K394E/R395K、K389G/K394E/R395K/T397A、K389G/K394E/T397A、K389G/R395D、K389G/R395K、K389G/T397A、P390、P390A、P390E、P390S、K394E、K394E/R395D、K394E/R395K/T397A、R395D/T397A、R395K、T397A、A401、A401Y、およびT405Hから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号234を参照して番号付けられている。
一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、2/64/69/324/380/382/388/389、3/64/69/263/339/380/388、3/64/69/389、3/64/69/390、3/64/379/380/390、3/69/263/380、3/69/324、3/69/324/380/382/389/390、12/135/259/263、12/135/263/382、12/259/263/304、48/64/255、64/69、64/69/189/259/263/304、64/69/189/259/263/304/339/340/379、64/69/223/388、64/69/223/388/389/390、64/69/304/379/382、64/69/324、64/69/324/339/380/389/390、64/69/339、64/69/339/382/388/389、64/69/339/389/390、64/69/379/380、64/69/380/388/390、64/69/389、64/69/390、64/255/263、64/263、64/324/339/389/390、69/223/263/324/382/388/390、69/223/324/379/380/382/388/390、69/263、69/263/324、69/263/339、69/263/388、69/263/389/390、69/324/379/380/388、69/324/380、69/339/390、69/382/390、259/263/304、259/263/304/339/340/379、263/339/389/390、263/390、および304/340/379/380/382から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号284を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、2E/64S/69I/324S/380E/382S/388A/389G、3M/64S/69I/263T/339A/380E/388A、3M/64S/69I/389G、3M/64S/69I/390*、3M/64S/379D/380E/390*、3M/69I/263T/380E、3M/69I/324S、3M/69I/324S/380E/382S/389G/390*、12G/135V/259K/263T、12G/135V/263T/382G、12G/259K/263T/304R、48L/64A/255H、64A/255H/263T、64S/69I、64S/69I/189A/259Q/263T/304R/339A/340T/379N、64S/69I/189D/259K/263T/304R、64S/69I/223M/388A、64S/69I/223M/388A/389G/390*、64S/69I/304R/379E/382G、64S/69I/324S、64S/69I/324S/339A/380E/389G/390*、64S/69I/339A、64S/69I/339A/382S/388A/389G、64S/69I/339A/389G/390*、64S/69I/379D/380E、64S/69I/380E/388A/390*、64S/69I/389G、64S/69I/390*、64S/263T、64S/324S/339A/389G/390*、69I/223M/263T/324S/382S/388A/390*、69I/223M/324S/379D/380E/382S/388A/390*、69I/263T、69I/263T/324S、69I/263T/339A、69I/263T/388A、69I/263T/389G/390*、69I/324S/379D/380E/388A、69I/324S/380E、69I/339A/390*、69I/382S/390*、259K/263T/304R、259K/263T/304R/339A/340T/379N、263T/339A/389G/390*、263T/390、および304R/340T/379D/380E/382Gから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号284を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、G2E/E64S/V69I/M324S/A380E/A382S/Q388A/K389G、N3M/E64S/V69I/S263T/Q339A/A380E/Q388A、N3M/E64S/V69I/K389G、N3M/E64S/V69I/P390*、N3M/E64S/K379D/A380E/P390*、N3M/V69I/S263T/A380E、N3M/V69I/M324S、N3M/V69I/M324S/A380E/A382S/K389G/P390*、S12G/L135V/R259K/S263T、S12G/L135V/S263T/A382G、S12G/R259K/S263T/A304R、F48L/E64A/P255H、E64A/P255H/S263T、E64S/V69I、E64S/V69I/T189A/R259Q/S263T/A304R/Q339A/S340T/K379N、E64S/V69I/T189D/R259K/S263T/A304R、E64S/V69I/A223M/Q388A、E64S/V69I/A223M/Q388A/K389G/P390*、E64S/V69I/A304R/K379E/A382G、E64S/V69I/M324S、E64S/V69I/M324S/Q339A/A380E/K389G/P390*、E64S/V69I/Q339A、E64S/V69I/Q339A/A382S/Q388A/K389G、E64S/V69I/Q339A/K389G/P390*、E64S/V69I/K379D/A380E、E64S/V69I/A380E/Q388A/P390*、E64S/V69I/K389G、E64S/V69I/P390*、E64S/S263T、E64S/M324S/Q339A/K389G/P390*、V69I/A223M/S263T/M324S/A382S/Q388A/P390*、V69I/A223M/M324S/K379D/A380E/A382S/Q388A/P390*、V69I/S263T、V69I/S263T/M324S、V69I/S263T/Q339A、V69I/S263T/Q388A、V69I/S263T/K389G/P390*、V69I/M324S/K379D/A380E/Q388A、V69I/M324S/A380E、V69I/Q339A/P390*、V69I/A382S/P390*、R259K/S263T/A304R、R259K/S263T/A304R/Q339A/S340T/K379N、S263T/Q339A/K389G/P390*、S263T/P390、およびA304R/S340T/K379D/A380E/A382Gから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号284を参照して番号付けられている。
一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、3/194/304、3/259/263/304、3/259/304、3/259/304/324/339、3/259/304/324/382、3/259/304/382、3/263/304/324、3/263/304/324/339、3/263/304/324/382、3/304、3/304/324、16、63、77、80、87/270、87/270/365、87/328/365、91、92、126、140、156、168/270/328/338、181、194、201、256、259、259/263、259/263/304、259/263/304/324、259/263/304/324/382、259/263/304/379、259/263/304/382、259/304、259/304/324、259/304/324/339、259/304/324/339/382、259/304/382、262、263/304、263/304/324、263/304/324/339、263/304/324/382、263/324、270、270/319、270/328/338、270/328/338/365、304、304/324、324、328、352、365、366、および382から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号484を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、3M/194L/304R、3M/259K/263T/304R、3M/259K/304R、3M/259K/304R/324S/339A、3M/259K/304R/324S/382S、3M/259K/304R/382S、3M/263T/304R/324S、3M/263T/304R/324S/339A、3M/263T/304R/324S/382S、3M/304R、3M/304R/324S、16Q、16V、63C、77L、80G、80K、87R/270R、87R/270R/365E、87R/328N/365E、91A、91Q、92K、126A、126T、140V、156A、156S、168K/270R/328N/338S、181K、181R、181V、194C、194L、201D、256W、259K、259K/263T、259K/263T/304R、259K/263T/304R/324S、259K/263T/304R/324S/382S、259K/263T/304R/379D、259K/263T/304R/382S、259K/304R、259K/304R/324S、259K/304R/324S/339A、259K/304R/324S/339A/382S、259K/304R/382S、262D、262G、262H、262I、262S、262T、263T/304R、263T/304R/324S、263T/304R/324S/339A、263T/304R/324S/382S、263T/324S、270R、270R/319A、270R/328N/338S、270R/328N/338S/365E、304R、304R/324S、324S、328N、352A、365E、366A、366L、366M、366Q、366T、366V、および382Sから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号484を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、N3M/F194L/A304R、N3M/R259K/S263T/A304R、N3M/R259K/A304R、N3M/R259K/A304R/M324S/Q339A、N3M/R259K/A304R/M324S/A382S、N3M/R259K/A304R/A382S、N3M/S263T/A304R/M324S、N3M/S263T/A304R/M324S/Q339A、N3M/S263T/A304R/M324S/A382S、N3M/A304R、N3M/A304R/M324S、R16Q、R16V、A63C、E77L、A80G、A80K、H87R/L270R、H87R/L270R/Q365E、H87R/C328N/Q365E、E91A、E91Q、E92K、D126A、D126T、M140V、G156A、G156S、C168K/L270R/C328N/P338S、T181K、T181R、T181V、F194C、F194L、E201D、Y256W、R259K、R259K/S263T、R259K/S263T/A304R、R259K/S263T/A304R/M324S、R259K/S263T/A304R/M324S/A382S、R259K/S263T/A304R/K379D、R259K/S263T/A304R/A382S、R259K/A304R、R259K/A304R/M324S、R259K/A304R/M324S/Q339A、R259K/A304R/M324S/Q339A/A382S、R259K/A304R/A382S、R262D、R262G、R262H、R262I、R262S、R262T、S263T/A304R、S263T/A304R/M324S、S263T/A304R/M324S/Q339A、S263T/A304R/M324S/A382S、S263T/M324S、L270R、L270R/I319A、L270R/C328N/P338S、L270R/C328N/P338S/Q365E、A304R、A304R/M324S、M324S、C328N、D352A、Q365E、H366A、H366L、H366M、H366Q、H366T、H366V、およびA382Sから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号484を参照して番号付けられている。
一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、16/63/80/126/168/366、16/63/80/126/181/194/259/324/328/366、16/63/126/168/270/328/366、16/80/126/324/366、16/80/126/366、16/80/168、16/80/168/270/366、16/80/168/324、16/80/168/366、16/80/324、16/91/126/168/324/366、16/126/168/366、16/168/259/366、16/168/270/324/366、16/168/324/328/366、16/168/324/366、16/168/366、16/259/263/328、16/324/328/366、16/328/366、80/126/168/270/366、80/126/168/366、80/126/181/270/324/366、80/168/270/366、および168/366から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号594を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、16Q/63C/80K/126T/168K/366M、16Q/63C/80K/126T/181R/194C/259K/324S/328N/366M、16Q/63C/126T/168K/270R/328N/366M、16Q/80K/126T/324S/366M、16Q/80K/126T/366M、16Q/80K/168K、16Q/80K/168K/270R/366M、16Q/80K/168K/324S、16Q/80K/168K/366M、16Q/80K/324S、16Q/91A/126T/168K/324S/366M、16Q/126T/168K/366M、16Q/168K/259K/366M、16Q/168K/270R/324S/366M、16Q/168K/324S/328N/366M、16Q/168K/324S/366M、16Q/168K/366M、16Q/259K/263T/328N、16Q/324S/328N/366M、16Q/328N/366M、80K/126T/168K/270R/366M、80K/126T/168K/366M、80K/126T/181R/270R/324S/366M、80K/168K/270R/366M、および168K/366Mから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号594を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、R16Q/A63C/A80K/D126T/C168K/H366M、R16Q/A63C/A80K/D126T/T181R/F194C/R259K/M324S/C328N/H366M、R16Q/A63C/D126T/C168K/L270R/C328N/H366M、R16Q/A80K/D126T/M324S/H366M、R16Q/A80K/D126T/H366M、R16Q/A80K/C168K、R16Q/A80K/C168K/L270R/H366M、R16Q/A80K/C168K/M324S、R16Q/A80K/C168K/H366M、R16Q/A80K/M324S、R16Q/E91A/D126T/C168K/M324S/H366M、R16Q/D126T/C168K/H366M、R16Q/C168K/R259K/H366M、R16Q/C168K/L270R/M324S/H366M、R16Q/C168K/M324S/C328N/H366M、R16Q/C168K/M324S/H366M、R16Q/C168K/H366M、R16Q/R259K/S263T/C328N、R16Q/M324S/C328N/H366M、R16Q/C328N/H366M、A80K/D126T/C168K/L270R/H366M、A80K/D126T/C168K/H366M、A80K/D126T/T181R/L270R/M324S/H366M、A80K/C168K/L270R/H366M、およびC168K/H366Mから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号594を参照して番号付けられている。
一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、66/76/118/141/201/300、66/76/198/200/296/303、66/76/198/200/300、66/118/200/296/303/317、66/118/296、66/118/296/300、66/200、76/118/141/200/296、76/141/198/200/201/300、80/201/270、80/270、80/270/324、89/118/200、106/270/324/352、118/141/200、126、126/201/270/324、126/270、141/144/198/200/300、156/270、156/270/324、201/270、201/270/352、270、および270/324から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号686を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、66N/76V/118D/141P/201R/300K、66N/76V/198G/200S/296E/303Q、66N/76V/198G/200S/300K、66N/118D/200S/296E/303Q/317Q、66N/118D/296E、66N/118D/296E/300K、66N/200S、76V/118D/141P/200S/296E、76V/141P/198G/200S/201R/300K、80K/201D/270R、80K/270R、80K/270R/324S、89P/118D/200S、106M/270R/324S/352A、118D/141P/200S、126T、126T/201D/270R/324S、126T/270R、141P/144V/198G/200S/300K、156A/270R、156A/270R/324S、201D/270R、201D/270R/352A、270R、および270R/324Sから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号686を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、S66N/R76V/T118D/R141P/E201R/R300K、S66N/R76V/A198G/H200S/D296E/A303Q、S66N/R76V/A198G/H200S/R300K、S66N/T118D/H200S/D296E/A303Q/K317Q、S66N/T118D/D296E、S66N/T118D/D296E/R300K、S66N/H200S、R76V/T118D/R141P/H200S/D296E、R76V/R141P/A198G/H200S/E201R/R300K、A80K/E201D/L270R、A80K/L270R、A80K/L270R/M324S、A89P/T118D/H200S、L106M/L270R/M324S/D352A、T118D/R141P/H200S、D126T、D126T/E201D/L270R/M324S、D126T/L270R、R141P/M144V/A198G/H200S/R300K、G156A/L270R、G156A/L270R/M324S、E201D/L270R、E201D/L270R/D352A、L270R、およびL270R/M324Sから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号686を参照して番号付けられている。
一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、19、109、123、134、170、173、187、211、および312から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号686を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、19I、109G、123F、123M、123V、134A、134S、170A、173A、173I、173T、187L、211S、および312Aから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号686を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、L19I、L109G、Y123F、Y123M、Y123V、N134A、N134S、P170A、F173A、F173I、F173T、V187L、A211S、およびT312Aから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号686を参照して番号付けられている。
一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、19/109/123/141/170/198/200/211/270/312、19/109/123/141/170/198/211、19/109/123/141/170/198/211/270/312、19/109/123/170/211/270/312、19/109/123/198/200/211/270/312、19/109/170/173/211/270/312、19/109/211/270/312、109/170/211/270/312、および109/211/270/312から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号688を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、19I/109G/123F/170A/211S/270R/312A、19I/109G/123F/198G/200S/211S/270R/312A、19I/109G/123V/141P/170A/198G/200S/211S/270R/312A、19I/109G/123V/141P/170A/198G/211S、19I/109G/123V/141P/170A/198G/211S/270R/312A、19I/109G/170A/173I/211S/270R/312A、19I/109G/211S/270R/312A、109G/170A/211S/270R/312A、および109G/211S/270R/312Aから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号688を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、L19I/L109G/Y123F/P170A/A211S/L270R/T312A、L19I/L109G/Y123F/A198G/H200S/A211S/L270R/T312A、L19I/L109G/Y123V/R141P/P170A/A198G/H200S/A211S/L270R/T312A、L19I/L109G/Y123V/R141P/P170A/A198G/A211S、L19I/L109G/Y123V/R141P/P170A/A198G/A211S/L270R/T312A、L19I/L109G/P170A/F173I/A211S/L270R/T312A、L19I/L109G/A211S/L270R/T312A、L109G/P170A/A211S/L270R/T312A、およびL109G/A211S/L270R/T312Aから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号688を参照して番号付けられている。
一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、5/41、5/41/228、33、41、47、51、55、64、126、265、267、270、331、353、357、および384から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号766を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、5V/41D、5V/41D/228D、33L、41D、47F、51E、51Q、55I、64N、126A、126T、265P、267L、270A、270T、331V、353E、353I、353L、357S、および384Wから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号766を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、K5V/H41D、K5V/H41D/T228D、F33L、H41D、L47F、L51E、L51Q、V55I、S64N、D126A、D126T、E265P、I267L、R270A、R270T、T331V、D353E、D353I、D353L、C357S、およびP384Wから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号766を参照して番号付けられている。
一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、66、66/118、66/118/296、66/118/296/300、66/118/300、66/296、66/296/300、66/300、118、118/296、118/296/300、118/300、296、296/300、および300から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号766を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、66S、66S/118T、66S/118T/296D、66S/118T/296D/300R、66S/118T/300R、66S/296D、66S/296D/300R、66S/300R、118T、118T/296D、118T/296D/300R、118T/300R、296D、296D/300R、および300Rから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号766を参照して番号付けられている。一部の追加の実施形態では、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドのポリペプチド配列は、N66S、N66S/D118T、N66S/D118T/E296D、N66S/D118T/E296D/K300R、N66S/D118T/K300R、N66S/E296D、N66S/E296D/K300R、N66S/K300R、D118T、D118T/E296D、D118T/E296D/K300R、D118T/K300R、E296D、E296D/K300R、およびK300Rから選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、アミノ酸位置は、配列番号766を参照して番号付けられている。
一部の追加の実施形態では、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドは、配列番号2、4、6、8、10、12、14、38、234、284、484、594、686、688、および/または766に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有するアミノ酸配列、あるいはその機能的断片を含む。一部の追加の実施形態では、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドは、配列番号2、4、6、8、10、12、14、38、234、284、484、594、686、688、および/または766に対して、少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列、あるいはその機能的断片を含む。一部の追加の実施形態では、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドは、配列番号2、4、6、8、10、12、14、38、234、284、484、594、686、688、および/または766に対して、少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列、あるいはその機能的断片を含む。一部の実施形態では、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドは、表1-2、2-1、3-2、4-1、5-1、6-1、7-1、8-1、8-2、10-1、11-1、および/または11-2のいずれかに提供されるバリアントロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドである。一部のさらなる実施形態では、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドは、Planctomycetaceae細菌種のバリアント酵素である。一部の実施形態では、ロイシンデカルボキシラーゼは、野生型Planctomycetaceae細菌種のロイシンデカルボキシラーゼと比較して、少なくとも1つの改善された性質を示す。一部の実施形態では、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドは、野生型Planctomycetaceae種のロイシンデカルボキシラーゼよりもロイシンに対してより高い活性を示す。さらに一部の追加の実施形態では、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドは、野生型Planctomycetaceae細菌種のロイシンデカルボキシラーゼよりも高い熱安定性である。さらに一部のさらなる実施形態では、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドは、野生型Planctomycetaceae細菌種のロイシンデカルボキシラーゼよりもタンパク質分解に対してより高い抵抗性である。一部の追加の実施形態では、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドは、野生型Planctomycetaceae細菌種のロイシンデカルボキシラーゼよりも免疫原性が低い。なお一部の追加の実施形態では、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドは、野生型Planctomycetaceae細菌種のロイシンデカルボキシラーゼよりも高い血清安定性である。一部の実施形態では、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドは、配列番号16~852の偶数の配列のいずれかに対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高く同一の配列を含む。一部の実施形態では、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドは、配列番号16~852の偶数の配列のいずれかに対して、少なくとも90%同一の配列を含む。一部のさらなる実施形態では、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドは、配列番号16~852の偶数の配列のいずれかを含む。一部の追加の実施形態では、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドは、精製されている。本発明は、本明細書に提供される少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドを含む組成物も提供する。本発明は、本明細書に提供される1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドを含む組成物も提供する。
本発明は、本明細書に提供される少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドをコードする操作されたポリヌクレオチド配列も提供する。一部の実施形態では、操作されたポリヌクレオチド配列は、本明細書に提供される操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドをコードする。一部の実施形態では、操作されたポリヌクレオチド配列は、配列番号15~851の奇数の配列のいずれかに対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高く同一の配列を含む。一部の追加の実施形態では、操作されたポリヌクレオチド配列は、配列番号15~851の奇数の配列のいずれかに対して、少なくとも90%またはそれよりも高く同一の配列を含む。一部のさらなる実施形態では、操作されたポリヌクレオチド配列は、配列番号15~851の奇数の配列のいずれかを含む。一部の追加の実施形態では、操作されたポリヌクレオチド配列は、制御配列に作動可能に連結されている。一部の実施形態では、操作されたポリヌクレオチド配列は、コドン最適化されている。
本発明は、本明細書に提供される少なくとも1つの操作されたポリヌクレオチド配列を含む発現ベクターも提供する。一部の実施形態では、発現ベクターは、少なくとも1つの制御配列をさらに含む。一部の実施形態では、制御配列は、プロモーターを含む。一部のさらなる実施形態では、プロモーターは、異種プロモーターである。
本発明は、本明細書に提供される少なくとも1つのポリヌクレオチド配列で形質転換された宿主細胞、および/または本明細書に提供される発現ベクターを含む宿主細胞も提供する。一部の実施形態では、宿主細胞は、本明細書に提供される少なくとも1つのポリヌクレオチド配列で形質転換されている。一部の実施形態では、宿主細胞は、本明細書に提供されるポリヌクレオチド配列で形質転換されている。一部の追加の実施形態では、宿主細胞は、本明細書に提供される少なくとも1つの発現ベクターを含む。一部のさらなる実施形態では、宿主細胞は、本明細書に提供される発現ベクターを含む。一部の実施形態では、宿主細胞は、E.coliである。
本発明は、宿主細胞において操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドを産生する方法であって、本明細書に提供される少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドをコードする少なくとも1つのポリヌクレオチド、および/または本明細書に提供される少なくとも1つのポリヌクレオチド配列、および/または本明細書に提供される少なくとも1つの発現ベクターを含む宿主細胞を、少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドが産生するような適切な培養条件下で培養するステップを含む、方法も提供する。一部の実施形態では、宿主細胞において操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドを産生する方法は、本明細書に提供される少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドをコードする少なくとも1つのポリヌクレオチドを含む宿主細胞を、少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドが産生するような適切な培養条件下で培養するステップを含む。一部の追加の実施形態では、宿主細胞において操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドを産生する方法は、本明細書に提供される少なくとも1つのポリヌクレオチド配列を含む宿主細胞を、少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドが産生するような適切な培養条件下で培養するステップを含む。一部の実施形態では、宿主細胞において操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドを産生する方法は、本明細書に提供される少なくとも1つの発現ベクターを含む宿主細胞を、少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドが産生するような適切な培養条件下で培養するステップを含む。一部の実施形態では、方法は、少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドを培養物および/または宿主細胞から回収するステップをさらに含む。一部の追加の実施形態では、方法は、前記少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドを精製するステップをさらに含む。
本発明は、本明細書に提供される少なくとも1つの操作されたポリヌクレオチドを含む組成物も提供する。一部の実施形態では、組成物は、本明細書に提供される少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリヌクレオチドを含む。一部の実施形態では、組成物は、本明細書に提供される少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドをコードする少なくとも1つの操作されたポリヌクレオチドを含む。一部の実施形態では、組成物は、医薬組成物である。一部の追加の実施形態では、組成物は、少なくとも1つの薬学的に許容される賦形剤および/または担体をさらに含む。一部の実施形態では、組成物は、メープルシロップ尿症の処置のために適切である。一部の追加の実施形態では、組成物は、遺伝子療法における使用のために適切である。なお一部のさらなる実施形態では、組成物は、メープルシロップ尿症、ならびに/またはイソロイシン、ロイシン、アロイソロイシンおよび/もしくはバリンの血中レベルの上昇を処置する遺伝子療法における使用のために適切である。一部の追加の実施形態では、組成物は、mRNA療法における使用のために適切である。さらに一部の追加の実施形態では、組成物は、ヒトへの経口投与のために適切である。一部の実施形態では、組成物は、丸剤、錠剤、カプセル剤、ジェルキャップ、液剤または乳剤の形態である。一部のさらなる実施形態では、丸剤、錠剤、カプセル剤、またはジェルキャップは、腸溶コーティングをさらに含む。さらに一部の追加の実施形態では、組成物は、動物への非経口注射のために適切である。さらに一部の追加の実施形態では、組成物は、ヒトへの非経口注射のために適切である。一部の実施形態では、注射は、毎日、毎週、または毎月の基準で投与される。一部の追加の実施形態では、組成物は、少なくとも1つの追加の治療的に有効な化合物とともに共投与される。一部の実施形態では、組成物は、少なくとも1つの追加の治療的に有効な化合物を含む。
本発明は、対象におけるメープルシロップ尿症の症状を処置および/または予防するための方法であって、メープルシロップ尿症を有する対象を提供するステップ、ならびに本明細書に提供される組成物を前記対象に提供するステップを含む方法も提供する。一部の実施形態では、メープルシロップ尿症の症状は、回復する。一部の追加の実施形態では、対象は、本明細書に提供される少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドおよび/またはポリヌクレオチドを含む少なくとも1つの組成物が提供されていない対象によって必要とされる飲食物よりも、イソロイシン、ロイシンおよび/またはバリン含有量が少なく制限されている飲食物を食べることが可能である。一部の実施形態では、対象は、本明細書に提供される少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドを含む少なくとも1つの組成物が提供されていない対象によって必要とされる飲食物よりも、イソロイシン、ロイシンおよび/またはバリン含有量が少なく制限されている飲食物を食べることが可能である。
一部の実施形態では、対象は、乳児、小児、若年成人または成人である。一部の実施形態では、対象は、乳児である。一部の実施形態では、対象は、小児である。
一部の実施形態では、対象は、若年成人である。一部の実施形態では、対象は、成人である。本発明は、本明細書に提供される組成物の使用も提供する。一部の実施形態では、組成物は、本明細書に提供される少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドおよび/またはポリヌクレオチドを含む。一部の実施形態では、組成物は、本明細書に提供される少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドを含む。一部の実施形態では、組成物は、本明細書に提供される操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドを含む。一部の実施形態では、組成物は、本明細書に提供される少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリヌクレオチドを含む。一部の実施形態では、組成物は、本明細書に提供される操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリヌクレオチドを含む。一部の実施形態では、組成物は、本明細書に提供される少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドをコードする少なくとも1つのポリヌクレオチドを含む。一部の実施形態では、組成物は、本明細書に提供される少なくとも2つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドをコードする少なくとも2つのポリヌクレオチドを含む。一部の実施形態では、組成物は、本明細書に提供される少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼをコードする少なくとも1つのポリヌクレオチドを含む。一部の実施形態では、組成物は、本明細書に提供される少なくとも2つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼをコードする少なくとも1つのポリヌクレオチドを含む。一部の実施形態では、組成物は、本明細書に提供される操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを含む。
発明の説明
本発明は、操作されたロイシンデカルボキシラーゼ(LDC)ポリペプチドおよびその組成物、ならびに操作されたロイシンデカルボキシラーゼ(LDC)ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを提供する。一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、触媒活性の増強、ならびにタンパク質分解に対する感受性の低減および/または低pH環境に対する耐性の増加を提供するように最適化される。一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、貯蔵安定性の改善を提供するように最適化される。本発明は、治療目的および工業目的のための操作されたLDCポリペプチドを含む組成物の使用のための方法も提供する。本発明は、操作されたLDCポリペプチド、その突然変異体、生物学的に活性な断片およびアナログ、ならびにそれを含む医薬組成物および工業用組成物を提供する。
略語および定義:
他に定義されない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、一般に、本発明が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。一般に、本明細書で使用される命名法、ならびに下記に記載される細胞培養、分子遺伝学、微生物学、有機化学、分析化学および核酸化学の実験手順は、周知のものであり、当技術分野で一般に用いられている。そのような技法は周知であり、当業者に周知の多数のテキストおよび参考文献に記載されている。標準的な技法、またはその変形が、化学合成および化学分析のために使用される。上記および下記の両方で、本明細書で言及されるすべての特許、特許出願、論文および刊行物は、これにより参照により本明細書に明示的に組み込まれる。
本明細書に記載されるものと類似または同等の任意の適切な方法および材料は、本発明の実施において使用されるが、一部の方法および材料は、本明細書に記載される。それらは当業者によって使用される文脈に応じて変わり得るので、本発明は、記載される特定の方法論、プロトコール、および試薬に限定されないことが理解されるべきである。したがって、直下に定義される用語は、本出願を全体として参照することにより、より完全に記載される。上記および下記の両方で、本明細書で言及されるすべての特許、特許出願、論文および刊行物は、これにより参照により本明細書に明示的に組み込まれる。
また、本明細書で使用される場合、単数形の「a」、「an」、および「the」は、文脈が他に明確に指示しない限り、複数の指示対象を含む。
数値範囲は、範囲を定義する数を含む。そのため、本明細書に開示されるすべての数値範囲は、そのようなより狭い数値範囲が本明細書にすべて明示的に書かれているかのように、そのようなより広い数値範囲内にあるすべてのより狭い数値範囲を包含することが意図される。本明細書に開示されるすべての最大(または最小)の数値限定は、そのようなより低い(またはより高い)数値限定が本明細書に明示的に書かれているかのように、すべてのより低い(またはより高い)数値限定を含むことも意図される。
「約」という用語は、特定の値に対する許容誤差を意味する。一部の例では、「約」は、所与の値の範囲の0.05%、0.5%、1.0%、または2.0%以内を意味する。一部の例では、「約」は、所与の値の1、2、3、または4標準偏差以内を意味する。
さらにまた、本明細書に提供される見出しは、本発明のさまざまな態様または実施形態の限定ではなく、これは、本出願を全体として参照することによって行われ得る。したがって、直下に定義される用語は、本出願を全体として参照することにより、より完全に定義される。それにもかかわらず、本発明の理解を容易にするために、いくつかの用語が下記に定義される。
他に指示されない限り、それぞれ、核酸は、5’から3’の方向に左から右に書かれ、アミノ酸配列は、アミノからカルボキシの方向に左から右に書かれる。
本明細書で使用される場合、「含む(comprising)」という用語およびその同語源語は、それらの包含的意味で使用される(すなわち、「含む(including)」という用語およびその対応する同語源語と同等)。
「EC」番号は、国際生化学分子生物学連合の命名委員会(NC-IUBMB)の酵素命名法を指す。IUBMB生化学分類は、酵素が触媒する化学反応に基づく酵素についての数値分類体系である。
「ATCC」は、アメリカ合衆国培養細胞系統保存機関を指し、そのバイオレポジトリーコレクションは、遺伝子および株を含む。
「NCBI」は、国立生物工学情報センター、およびそこで提供される配列データベースを指す。
本明細書で使用される場合、「ロイシンデカルボキシラーゼ(LDL)ポリペプチド」という用語は、バリンデカルボキシラーゼ酵素のクラスのメンバーを指す(EC4.1.1.14)。これらの酵素は、ピリドキサール(pyridoxial)5’-リン酸(PLP)補助因子を使用して、バリンおよびロイシンなどのアミノ酸から脱カルボキシル化し、二酸化炭素を放出する間に、それぞれ、2-メチルプロパンアミンおよびイソペンチルアミンをもたらす。
「タンパク質」、「ポリペプチド」、および「ペプチド」は、長さまたは翻訳後修飾(例えば、グリコシル化またはリン酸化)にかかわらず、アミド結合によって共有結合的に連結された少なくとも2つのアミノ酸のポリマーを表すために本明細書で互換的に使用される。
「ポリヌクレオチド」は、ヌクレオチドが、デオキシリボヌクレオチドまたはリボヌクレオチドのいずれかである少なくとも2つのヌクレオチドを含むポリマーを表すために本明細書で使用される。
「アミノ酸」は、それらの一般に公知の3文字記号、またはIUPAC-IUB生化学命名委員会によって推奨される1文字記号のいずれかによって、本明細書で言及される。同様に、ヌクレオチドは、示されるように、それらの一般に許容されている一文字コードによって言及され得る。遺伝的にコードされるアミノ酸のために使用される略語は、従来のものであり、以下の通りである:アラニン(AlaまたはA)、アルギニン(ArgまたはR)、アスパラギン(AsnまたはN)、アスパラギン酸(AspまたはD)、システイン(CysまたはC)、グルタミン酸(GluまたはE)、グルタミン(GlnまたはQ)、ヒスチジン(HisまたはH)、イソロイシン(IleまたはI)、ロイシン(LeuまたはL)、リシン(LysまたはK)、メチオニン(MetまたはM)、フェニルアラニン(PheまたはF)、プロリン(ProまたはP)、セリン(SerまたはS)、トレオニン(ThrまたはT)、トリプトファン(TrpまたはW)、チロシン(TyrまたはY)、およびバリン(ValまたはV)。
細胞、ポリヌクレオチドまたはポリペプチドに関して使用される場合、「操作された」、「組換え」、「天然に存在しない」、および「バリアント」という用語は、そうでなければ天然には存在しないであろう様式で改変されているか、あるいはこれらと同一であるが、合成材料からおよび/もしくは組換え技法を使用する操作によって生成されるか、またはそれに由来する、材料、または材料の天然もしくはネイティブ形態に対応する材料を指す。
本明細書で使用される場合、「野生型」および「天然に存在する」は、天然で見出される形態を指す。例えば、野生型ポリペプチドまたはポリヌクレオチド配列は、天然の供給源から単離することができ、ヒトの操作によって意図的に改変されていない、生物体中に存在する配列である。
「コード配列」は、タンパク質のアミノ酸配列をコードする核酸(例えば、遺伝子)の部分を指す。
「配列同一性パーセント(%)」という用語は、ポリヌクレオチドおよびポリペプチドの間の比較を指すために本明細書で使用され、比較ウィンドウにわたって2つの最適に整列された配列を比較することによって決定され、ここで、比較ウィンドウ中のポリヌクレオチドまたはポリペプチド配列の部分は、2つの配列の最適な整列のための参照配列と比較して、付加または欠失(すなわち、ギャップ)を含んでいてもよい。パーセンテージは、同一の核酸塩基またはアミノ酸残基が両方の配列中で生じる位置の数を決定して、一致した位置の数を得ること、一致した位置の数を比較のウィンドウ中の位置の合計数で割ること、および結果に100を掛けて配列同一性のパーセンテージを得ることによって計算されてもよい。あるいは、パーセンテージは、同一の核酸塩基またはアミノ酸残基が両方の配列で生じるか、または核酸塩基もしくはアミノ酸残基がギャップとともに整列される位置の数を決定して、一致した位置の数を得ること、一致した位置の数を比較のウィンドウ中の位置の合計数で割ること、および結果に100を掛けて配列同一性のパーセンテージを得ることによって計算されてもよい。当業者は、2つの配列を整列させるために利用可能な多くの確立されたアルゴリズムが存在することを理解している。比較のための最適な配列の整列は、例えば、Smith and Waterman (Smith and Waterman, Adv. Appl. Math., 2:482 [1981])の局所相同性アルゴリズムによって、Needleman and Wunsch (Needleman and Wunsch, J. Mol. Biol., 48:443 [1970])の相同性整列アルゴリズムによって、Pearson and Lipman (Pearson and Lipman, Proc. Natl. Acad. Sci. USA 85:2444 [1988])の類似性についての検索の方法によって、これらのアルゴリズムのコンピューター実装(例えば、GCG Wisconsin Software PackageにおけるGAP、BESTFIT、FASTA、およびTFASTA)によって、または当技術分野で公知の目視検査によって、実施することができる。配列同一性パーセントおよび配列類似性パーセントを決定するために適切なアルゴリズムの例としては、限定されるものではないが、BLASTおよびBLAST 2.0アルゴリズム(例えば、Altschul et al., J. Mol. Biol., 215: 403-410 [1990];およびAltschul et al., Nucleic Acids Res., 3389-3402 [1977]を参照されたい)が挙げられる。BLAST分析を行うためのソフトウェアは、国立バイオテクノロジー情報センターのウェブサイトを通じて公開されている。このアルゴリズムは、データベース配列中の同じ長さのワードと整列された場合に一致するか、またはある正の値の閾値スコア「T」を満たす、クエリー配列中の長さ「W」の短いワードを同定することによって、高スコア配列ペア(HSP)を最初に同定することを含む。Tは、近傍ワードスコア閾値と称される(Altschul et al.、上記を参照されたい)。これらの初期の近傍ワードヒットは、これらを含有するより長いHSPを見出す検索を開始するためのシードとしての役割を果たす。次いで、ワードヒットは、累積整列スコアが増加することができる限り、各配列に沿って両方向に伸長される。累積スコアは、ヌクレオチド配列については、パラメーター「M」(一対の一致する残基に対する報酬スコア;常に>0)および「N」(一致しない残基に対するペナルティスコア;常に<0)を使用して計算される。アミノ酸配列について、スコアリング行列を使用して、累積スコアが計算される。各方向におけるワードヒットの伸長は、累積整列スコアが、その最大到達値から量「X」だけ低下する場合;1つもしくは複数のマイナススコアの残基の整列の蓄積に起因して、累積スコアがゼロもしくはそれより下になる場合;またはいずれかの配列の末端に到達した場合、停止される。BLASTアルゴリズムパラメーターW、T、およびXは、整列の感度およびスピードを決定する。BLASTNプログラム(ヌクレオチド配列について)は、ワード長(W)11、予想(E)10、M=5、N=-4、および両鎖の比較をデフォルトとして使用する。アミノ酸配列について、BLASTPプログラムは、ワード長(W)3、予想(E)10、およびBLOSUM62スコアリング行列をデフォルトとして使用する(例えば、Henikoff and Henikoff, Proc. Natl. Acad. Sci. USA 89:10915 [1989]を参照されたい)。配列の整列および配列同一性%の例示的な決定は、提供されるデフォルトパラメーターを使用して、GCG Wisconsin Software package(Accelrys、Madison WI)におけるBESTFITまたはGAPプログラムを用いることができる。
「参照配列」は、配列の比較のための基準として使用される定義された配列を指す。参照配列は、より大きな配列のサブセット、例えば、全長の遺伝子またはポリペプチド配列のセグメントであってもよい。一般に、参照配列は、少なくとも20ヌクレオチド長もしくはアミノ酸残基長、少なくとも25残基長、少なくとも50残基長、少なくとも100残基長、または全長の核酸もしくはポリペプチドである。2つのポリヌクレオチドまたはポリペプチドは、それぞれ、(1)2つの配列間で類似する配列(すなわち、完全配列の一部)を含んでいてもよく、(2)2つの配列間で相違する配列をさらに含んでいてもよいので、2つの(またはそれよりも多くの)ポリヌクレオチドまたはポリペプチド間の配列比較は、典型的には、2つのポリヌクレオチドまたはポリペプチドの配列を「比較ウィンドウ」にわたって比較して、配列類似性の局所領域を同定および比較することによって行われる。一部の実施形態では、「参照配列」は、一次アミノ酸配列に基づくことができ、ここで、参照配列は、一次配列における1つまたは複数の変化を有し得る配列である。例えば、「X123に対応する残基にバリンを有する配列番号686に基づく参照配列」という語句は、配列番号686中のX123位の対応する残基(例えば、チロシン)が、バリンに変更されている参照配列を指す。
「比較ウィンドウ」は、配列が、少なくとも20個の連続するヌクレオチドまたはアミノ酸の参照配列と比較されてもよく、および比較ウィンドウ中の配列の部分が、2つの配列の最適な整列について、(付加または欠失を含まない)参照配列と比較して20パーセントまたはそれ未満の付加または欠失(すなわち、ギャップ)を含んでいてもよい、少なくとも約20個の連続するヌクレオチド位置またはアミノ酸残基の概念的セグメントを指す。比較ウィンドウは、20個の連続する残基より長くあり得、必要に応じて、30、40、50、100個、またはそれよりも長いウィンドウを含む。
「に対応する」、「を参照して」、および「と比べて」は、所与のアミノ酸またはポリヌクレオチド配列の番号付けの文脈で使用される場合、所与のアミノ酸またはポリヌクレオチド配列が参照配列と比較される場合に特定された参照配列の残基の番号付けを指す。言い換えれば、所与のポリマーの残基番号または残基位置は、所与のアミノ酸またはポリヌクレオチド配列内の残基の実際の数値位置によってよりはむしろ、参照配列に関して指定される。例えば、操作されたLDCのアミノ酸配列などの所与のアミノ酸配列は、ギャップを導入して2つの配列間の残基の一致を最適化することによって、参照配列に対して整列させることができる。これらの場合では、ギャップは存在するが、所与のアミノ酸またはポリヌクレオチド配列における残基の番号付けは、それが整列されている参照配列に関して行われる。
「アミノ酸の相違」および「残基の相違」は、参照配列における対応する位置のアミノ酸残基と比べた、ポリペプチド配列の位置におけるアミノ酸残基の相違を指す。アミノ酸の相違の位置は、一般に、本明細書では「Xn」(ここで、nは、残基の相違が基づく参照配列における対応する位置を指す)と称される。例えば、「配列番号686と比較したX123位の残基の相違」は、配列番号686の123位に対応するポリペプチド位置におけるアミノ酸残基の相違を指す。そのため、配列番号686の参照ポリペプチドが123位にチロシンを有する場合、その結果、「配列番号686と比較したX123位における残基の相違」は、配列番号686の123位に対応するポリペプチドの位置における、チロシン以外の任意の残基のアミノ酸置換を指す。本明細書のほとんどの例では、ある位置における特定のアミノ酸残基の相違は「XnY」(ここで、「Xn」は、参照ポリペプチドの対応する残基および位置を特定し(上記に記載の通り)、「Y」は、操作されたポリペプチドにおいて見出されるアミノ酸(すなわち、参照ポリペプチド中とは異なる残基)の一文字識別子である)として示される。一部の例では、元のアミノ酸は、示されない(例えば、109G)。一部の例では(例えば、表1-2、2-1、3-2、4-1、5-1、6-1、7-1、8-1、8-2、10-1、11-1、および/または11-2では)、本開示は、従来の表記「AnB」(ここで、Aは、参照配列中の残基の一文字識別子であり、「n」は、参照配列中の残基位置の番号であり、Bは、操作されたポリペプチドの配列における残基置換の一文字識別子である)によって表される特定のアミノ酸の相違も提供する。一部の例では、本開示のポリペプチドは、参照配列と比べて1つまたは複数のアミノ酸残基の相違を含むことができ、これは、参照配列と比べて残基の相違が存在する特定された位置のリストによって示される。一部の実施形態では、2個以上のアミノ酸がポリペプチドの特定の残基位置において使用され得る場合、使用され得るさまざまなアミノ酸残基は、「/」によって分離される(例えば、X123F/X123M/X123VまたはX123F/M/Vまたは123F/M/V)。本開示は、保存的アミノ酸置換および非保存的アミノ酸置換のいずれか/または両方を含む、1つまたは複数のアミノ酸の相違を含む操作されたポリペプチド配列を含む。
「アミノ酸置換セット」および「置換セット」という用語は、ポリペプチド配列内のアミノ酸置換の群を指す。一部の実施形態では、置換セットは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、またはそれよりも多くのアミノ酸置換を含む。一部の実施形態では、置換セットは、実施例における表(例えば、表1-2、2-1、3-2、4-1、5-1、6-1、7-1、8-1、8-2、10-1、11-1、および/または11-2)のいずれかに列挙されるバリアントLDCポリペプチドのいずれかに存在するアミノ酸置換セットを指す。
「保存的アミノ酸置換」は、残基の、類似する側鎖を有する異なる残基による置換を指し、そのため、典型的には、ポリペプチド中のアミノ酸の、アミノ酸の同じまたは類似するクラス内のアミノ酸による置換を含む。例として、かつ限定するものではなく、脂肪族側鎖を有するアミノ酸は、別の脂肪族アミノ酸(例えば、アラニン、バリン、ロイシン、およびイソロイシン)で置換されてもよく;ヒドロキシル側鎖を有するアミノ酸は、ヒドロキシル側鎖を有する別のアミノ酸(例えば、セリンおよびトレオニン)で置換され;芳香族側鎖を有するアミノ酸は、芳香族側鎖を有する別のアミノ酸(例えば、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、およびヒスチジン)で置換され;塩基性側鎖を有するアミノ酸は、塩基性側鎖を有する別のアミノ酸(例えば、リシンおよびアルギニン)で置換され;酸性側鎖を有するアミノ酸は、酸性側鎖を有する別のアミノ酸(例えば、アスパラギン酸またはグルタミン酸)で置換され;疎水性または親水性アミノ酸は、それぞれ、別の疎水性または親水性アミノ酸で置き換えられる。例示的な保存的置換としては、A、L、V、もしくはIの他の脂肪族残基(例えば、A、L、V、I)もしくは他の非極性残基(例えば、A、L、V、I、G、M)による置換;GもしくはMの他の非極性残基(例えば、A、L、V、I、G、M)による置換;DもしくはEの他の酸性残基(例えば、D、E)による置換;KもしくはRの他の塩基性残基(例えば、K、R)による置換;N、Q、S、もしくはTの他の極性残基(例えば、N、Q、S、T)による置換;H、Y、W、もしくはFの他の芳香族残基(例えば、H、Y、W、F)による置換;またはCもしくはPの他の非極性残基(例えば、C、P)による置換が挙げられる。
「非保存的置換」は、ポリペプチド中のアミノ酸の、著しく異なる側鎖の性質を有するアミノ酸による置換を指す。非保存的置換は、定義された群内ではなくむしろ群間のアミノ酸を使用してもよく、(a)置換(例えば、グリシンに対するプロリン)の領域におけるペプチド骨格の構造;(b)電荷もしくは疎水性;および/または(c)側鎖のかさ高さに影響を及ぼし得る。例として、かつ限定するものではなく、例示的な非保存的置換としては、塩基性または脂肪族アミノ酸で置換された酸性アミノ酸;小さなアミノ酸で置換された芳香族アミノ酸;および疎水性アミノ酸で置換された親水性アミノ酸が挙げられる。
「欠失」は、参照ポリペプチドからの1個または複数のアミノ酸の除去によるポリペプチドに対する改変を指す。欠失は、酵素活性を保持しながら、および/または操作されたロイシンデカルボキシラーゼ酵素の改善された性質を保持しながら、参照酵素を構成するアミノ酸の総数の最大で10%まで、またはアミノ酸の総数の最大20%まで、1個もしくはそれよりも多くのアミノ酸、2個もしくはそれよりも多くのアミノ酸、5個もしくはそれよりも多くのアミノ酸、10個もしくはそれよりも多くのアミノ酸、15個もしくはそれよりも多くのアミノ酸、または20個もしくはそれよりも多くのアミノ酸の除去を含み得る。欠失は、ポリペプチドの内部部分および/または末端部分に対してであり得る。さまざまな実施形態では、欠失は、連続するセグメントを含むことができ、または不連続であり得る。
「挿入」は、参照ポリペプチドからの1個または複数のアミノ酸の付加によるポリペプチドに対する改変を指す。挿入は、ポリペプチド内部部分において、またはカルボキシもしくはアミノ末端に対してであり得る。挿入は、本明細書で使用される場合、当技術分野において公知の融合タンパク質を含む。挿入は、天然に存在するポリペプチドにおけるアミノ酸の連続するセグメントであり得るか、または1つもしくは複数のアミノ酸によって分離され得る。
「機能的断片」および「生物学的に活性な断片」という用語は、本明細書で互換的に使用され、アミノ末端および/またはカルボキシ末端の欠失および/または内部欠失を有するが、残りのアミノ酸配列が、比較される配列(例えば、本発明の全長の操作されたLDC)における対応する位置と同一であり、全長ポリペプチドの活性のすべてを実質的に保持するポリペプチドを指す。
「単離されたポリペプチド」は、それに天然に付随する他の夾雑物(例えば、タンパク質、脂質、およびポリヌクレオチド)から実質的に分離されているポリペプチドを指す。この用語は、それらの天然に存在する環境または発現系(例えば、宿主細胞またはin vitro合成)から除去または精製されているポリペプチドを包含する。組換えLDCポリペプチドは、細胞内に存在していてもよく、細胞培地中に存在していてもよく、または溶解物もしくは単離された調製物などのさまざまな形態で調製されてもよい。そのため、一部の実施形態では、本明細書で提供される組換えLDCポリペプチドは、単離されたポリペプチドである。
「実質的に純粋なポリペプチド」は、ポリペプチド種が、存在する優勢な種である(すなわち、モルまたは重量基準で、それが組成物中の任意の他の個々の高分子種より豊富である)組成物を指し、一般には、目的の種が、モルまたは重量%で、存在する高分子種の少なくとも約50パーセントを含む場合、実質的に精製された組成物である。一般に、実質的に純粋なLDC組成物は、モルまたは重量%で、組成物中に存在するすべての高分子種の約60%またはそれよりも多く、約70%またはそれよりも多く、約80%またはそれよりも多く、約90%またはそれよりも多く、約95%またはそれよりも多く、および約98%またはそれよりも多くを含む。一部の実施形態では、目的の種は、本質的に均質であるように精製され(すなわち、夾雑物種が、従来の検出方法によって組成物中で検出することができない)、ここで、組成物は、単一の高分子種から本質的になる。溶媒種、小分子(<500ダルトン)、および元素イオン種は、高分子種と見なされない。一部の実施形態では、単離された組換えLDCポリペプチドは、実質的に純粋なポリペプチド組成物である。
「改善された酵素の性質」は、野生型LDCポリペプチド(例えば、配列番号2を有する野生型LDC)または別の操作されたLDCポリペプチドなどの参照LDCポリペプチドと比較して、任意の酵素の性質の改善を示す操作されたLDCポリペプチドを指す。改善された性質としては、限定されるものではないが、タンパク質産生の増加、血清安定性の増加、in vivoでの血清半減期の増加、熱活性の増加、熱安定性の増加、pH活性の増加、安定性の増加、酵素活性の増加、基質特異性および/または親和性の増加、比活性の増加、基質および/または最終産物阻害に対する抵抗性の増加、化学的安定性の増加、化学選択性の改善、溶媒の安定性の改善、酸性pHに対する耐性の増加、タンパク質分解活性に対する耐性の増加(すなわち、タンパク質分解に対する感受性の低減)、凝集の低減、溶解度の増加、免疫原性の低減(すなわち、免疫応答を誘導および/または誘発する能力の低減)、ならびに温度プロファイルの変更が挙げられる。
「酵素活性の増加」および「酵素活性の増強」は、操作されたLDCポリペプチドの改善された性質を指し、これは、参照LDC酵素(例えば、野生型LDCおよび/または別の操作されたLDC)と比較した、比活性(例えば、産生される産物/時間/タンパク質の重量)における増加、および/または基質の産物への変換パーセントの増加(例えば、特定量のLDCを使用して特定の時間における出発量の基質の産物への変換パーセント)によって表すことができる。酵素活性を決定する例示的な方法は、実施例に提供される。その変化が酵素活性の増加をもたらし得る、Km、Vmaxまたはkcatの古典的な酵素の性質を含む、酵素活性に関する任意の性質が影響を及ぼされ得る。酵素活性の改善は、対応する野生型酵素の約1.1倍の酵素活性から、LDCポリペプチドが由来した天然に存在するLDCまたは別の操作されたLDCより2倍、5倍、10倍、20倍、25倍、50倍、75倍、100倍、150倍、200倍、またはそれよりも高い酵素活性程度までであり得る。
一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、少なくとも0.01μmol/分-mg、少なくとも0.02/μmol/分-mg、少なくとも0.03/μmol/分-mg、少なくとも0.05/μmol/分-mg、少なくとも1.0/μmol/分-mgの比活性、一部の好ましい実施形態では2.0/μmol/分-mgより高い比活性を有する。一部の実施形態では、Kmは、約1μm~約5mMの範囲;約5μm~約2mMの範囲;約10μm~約2mMの範囲;または約10μm~約1mMの範囲である。一部の具体的な実施形態では、操作されたLDC酵素は、参照LDC酵素の酵素活性よりも1.5~10倍、1.5~25倍、1.5~50倍、1.5~100倍またはそれよりも高い範囲の酵素活性の改善を示す。LDC活性は、当技術分野において公知の任意の標準的なアッセイによって(例えば、反応物の枯渇または産物の形成をモニタリングすることによって)測定することができる。一部の実施形態では、産生する産物の量または消費された基質の量は、UV吸光度または質量スペクトル検出と組み合わされた、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)分離によって測定される。一部の実施形態では、酵素活性の比較は、本明細書に詳細にさらに記載されるように、酵素の定義された調製、設定条件下の定義されたアッセイ、および1つまたは複数の定義された基質を使用して行われる。一般に、溶解物が比較される場合、宿主細胞によって産生され、溶解物中に存在する酵素の量の変動を最小化するために、同一の発現系および同一の宿主細胞を使用するだけでなく、アッセイされる細胞の数およびタンパク質の量が決定される。
「貯蔵安定性の増加」という語句は、本発明による操作されたLDCポリペプチドが、乾燥形態で生成され(例えば、凍結乾燥または噴霧乾燥によって)、室温より上の温度(例えば、30℃、37℃、45℃、55℃など)で数日~数か月の範囲の期間貯蔵された後、標準的なアッセイ(例えば、実施例に記載される通り)において、参照LDCと比較してより高い活性を保持することを意味する。
「変換」は、基質の対応する産物への酵素的変換(または、生体内変換)を指す。「変換パーセント」は、特定の条件下で一定の期間内に産物に変換される基質のパーセントを指す。そのため、LDCポリペプチドの「酵素活性」または「活性」は、特定の期間における基質の産物への「変換パーセント」として表すことができる。
「ハイブリダイゼーションストリンジェンシー」は、核酸のハイブリダイゼーションにおける洗浄条件などのハイブリダイゼーション条件に関する。一般に、ハイブリダイゼーション反応は、より低いストリンジェンシー条件下で、それに続いて、異なるがより高いストリンジェンシーの洗浄が行われる。「中程度にストリンジェントなハイブリダイゼーション」という用語は、標的DNAが、標的DNAに対して約60%の同一性、好ましくは、約75%の同一性、約85%の同一性を有し、標的ポリヌクレオチドに対して約90%よりも高い同一性を有する相補的な核酸に結合することを可能にする条件を指す。例示的な中程度にストリンジェントな条件は、50%のホルムアミド、5×デンハルト溶液、5×SSPE、0.2%のSDS、42℃でのハイブリダイゼーション、それに続いて0.2×SSPE、0.2%のSDS、42℃での洗浄と同等の条件である。「高ストリンジェンシーハイブリダイゼーション」は、一般に、定義されたポリヌクレオチド配列についての溶液条件下で決定された熱融解温度Tmから約10℃またはそれ未満である条件を指す。一部の実施形態では、高ストリンジェンシー条件は、0.018MのNaCl、65℃で安定なハイブリッドを形成する核酸配列のみのハイブリダイゼーションを可能にする条件を指す(すなわち、ハイブリッドが、0.018MのNaCl、65℃で安定でない場合、本明細書で企図されるような高ストリンジェンシー条件下で安定ではない)。高ストリンジェンシー条件は、例えば、50%のホルムアミド、5×デンハルト溶液、5×SSPE、0.2%のSDS、42℃と同等の条件でのハイブリダイゼーション、それに続く0.1×SSPE、および0.1%のSDS、65℃での洗浄によって提供され得る。別の高ストリンジェンシー条件は、0.1%(w:v)のSDSを含有する5×SSC、65℃でのハイブリダイジングと同等の条件でのハイブリダイジング、および0.1%のSDSを含有する0.1×SSC、65℃での洗浄である。他の高ストリンジェンシーハイブリダイゼーション条件、および中程度にストリンジェントな条件は、上記で引用される参考文献に記載されている。
「コドン最適化された」は、コードされたタンパク質が特定の生物体においてより効率的に発現されるように、タンパク質をコードするポリヌクレオチドのコドンの、その生物体において優先的に使用されるコドンへの変化を指す。ほとんどのアミノ酸が、「同義」または「同義の」コドンと呼ばれるいくつかのコドンによって表されるという点で、遺伝コードは縮重するが、特定の生物体によるコドン使用頻度はランダムではなく、特定のコドントリプレットに偏っていることは周知である。このコドン使用頻度バイアスは、所与の遺伝子、共通の機能または先祖の遺伝子、高発現タンパク質対低コピー数タンパク質、および生物体のゲノムの凝集したタンパク質コード領域に関して、より高くあり得る。一部の実施形態では、LDC酵素をコードするポリヌクレオチドは、発現のために選択された宿主生物体からの最適な産生のためにコドン最適化される。「制御配列」は、本明細書では、本開示のポリヌクレオチドおよび/またはポリペプチドの発現のために必要または有利なすべての構成成分を含むことを指す。各制御配列は、ポリペプチドをコードする核酸配列に対してネイティブであってもよく、またはそれに対して外来性であってもよい。そのような制御配列としては、限定されるものではないが、リーダー、ポリアデニル化配列、プロペプチド配列、プロモーター配列、シグナルペプチド配列、開始配列、および転写ターミネーターが挙げられる。最小限でも、制御配列は、プロモーター、ならびに転写および翻訳停止シグナルを含む。一部の実施形態では、制御配列は、制御配列と、ポリペプチドをコードする核酸配列のコード領域とのライゲーションを容易にする特異的制限部位を導入する目的で、リンカーとともに提供される。
「作動可能に連結された」は、制御配列が、目的のポリペプチドをコードするポリヌクレオチドの発現を指示または調節するように、制御配列が、目的のポリヌクレオチドに対して相対的な位置に適当に置かれる(すなわち、機能的な関係で)立体配置として本明細書で定義される。
「プロモーター配列」は、目的のポリヌクレオチドの発現のために宿主細胞によって認識される核酸配列、例えば、コード配列を指す。プロモーター配列は、目的のポリヌクレオチドの発現を媒介する転写制御配列を含有する。プロモーターは、突然変異体プロモーター、切断プロモーター、およびハイブリッドプロモーターを含む、最適な宿主細胞における転写活性を示す任意の核酸配列であってもよく、宿主細胞に対して同種または異種のいずれかの細胞外ポリペプチドまたは細胞内ポリペプチドをコードする遺伝子から得てもよい。
酵素変換反応プロセスの文脈における「基質」は、LDCポリペプチドによって作用される化合物または分子を指す。酵素変換プロセスの文脈における「産物」は、基質に対するLDCポリペプチドの作用から生じる化合物または分子を指す。
本明細書で使用される場合、「培養する」という用語は、任意の適切な培地(例えば、液体、ゲル、または固体)を使用する適切な条件下での微生物細胞の集団の増殖を指す。
組換えポリペプチド(例えば、LDC酵素バリアント)は、当技術分野において公知の任意の適切な方法を使用して生成することができる。例えば、当業者に周知の多種多様な異なる突然変異誘発技法がある。加えて、突然変異誘発キットも多くの商業的分子生物学サプライヤーから入手可能である。定義されるアミノ酸における特異的置換(部位特異的)、遺伝子の局所領域における特異的もしくはランダム突然変異(領域特異的)、または遺伝子全体にわたるランダム突然変異誘発(例えば、飽和突然変異誘発)を行う方法が利用可能である。多数の適切な方法が、酵素バリアントを発生させるために当業者に公知であり、限定されるものではないが、PCRを使用する一本鎖DNAもしくは二本鎖DNAの部位特異的突然変異誘発、カセット突然変異誘発、遺伝子合成、エラープローンPCR、シャッフリング、および化学的飽和突然変異誘発、または当技術分野において公知の任意の他の適切な方法を含む。DNAおよびタンパク質操作のために使用される方法の非限定的な例は、以下の特許:米国特許第6,117,679号;米国特許第6,420,175号;米国特許第6,376,246号;米国特許第6,586,182号;米国特許第7,747,391号;米国特許第7,747,393号;米国特許第7,783,428号;および米国特許第8,383,346号に提供されている。バリアントが生成された後、バリアントは、任意の所望の性質(例えば、高活性もしくは活性の増加、または低活性もしくは活性の低減、熱活性の増加、熱安定性の増加、および/または酸性pH安定性など)についてスクリーニングすることができる。一部の実施形態では、「組換えLDCポリペプチド」(本明細書では「操作されたLDCポリペプチド」、「バリアントLDC酵素」、および「LDCバリアント」とも称される)が使用される。
本明細書で使用される場合、「ベクター」は、DNA配列を細胞に導入するためのDNA構築物である。一部の実施形態では、ベクターは、DNA配列にコードされるポリペプチドの適切な宿主中での発現をもたらすことができる適切な制御配列に作動可能に連結されている発現ベクターである。一部の実施形態では、「発現ベクター」は、宿主細胞での発現を駆動するためにDNA配列(例えば、導入遺伝子)に作動可能に連結されたプロモーター配列を有し、一部の実施形態では、転写ターミネーター配列も含む。
本明細書で使用される場合、「発現」という用語は、ポリペプチドの産生に関与する任意のステップを含み、限定されるものではないが、転写、転写後修飾、翻訳、および翻訳後修飾を含む。一部の実施形態では、この用語は、細胞からのポリペプチドの分泌も包含する。
本明細書で使用される場合、アミノ酸配列またはヌクレオチド配列(例えば、プロモーター配列、シグナルペプチド、ターミネーター配列など)は、2つの配列が天然には関連しない場合、作動可能に連結される別の配列に対して「異種」である。
本明細書で使用される場合、「宿主細胞」および「宿主株」という用語は、本明細書で提供されるDNA(例えば、少なくとも1つのLDCバリアントをコードするポリヌクレオチド配列)を含む発現ベクターのための適切な宿主を指す。一部の実施形態では、宿主細胞は、当技術分野において公知の組換えDNA技法を使用して構築されたベクターで形質転換またはトランスフェクトされている原核または真核細胞である。
「アナログ」という用語は、参照ポリペプチドと70%より高い配列同一性であるが、100%未満の配列同一性(例えば、75%、78%、80%、83%、85%、88%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%より高い配列同一性)を有するポリペプチドを意味する。一部の実施形態では、アナログは、天然に存在しないアミノ酸残基を指し、限定されるものではないが、ホモアルギニン、オルニチンおよびノルバリン、ならびに天然に存在するアミノ酸を含む。一部の実施形態では、アナログは、1個または複数のD-アミノ酸残基、および2個またはそれよりも多くアミノ酸残基間の非ペプチド連結も含む。
「治療薬」という用語は、有益なまたは望ましい医学的効果を有する、病態の徴候または症状を示す対象に投与される化合物を指す。
「医薬組成物」という用語は、本発明により包含される薬学的有効量の操作されたLDCポリペプチド、および許容される担体を含む、哺乳動物対象(例えば、ヒト)における薬学的使用のために適切な組成物を指す。
「遺伝子療法」という用語は、哺乳動物対象(例えば、ヒト)において疾患を処置および/または予防するための遺伝子(すなわち、遺伝物質)の使用に関して使用される。一部の実施形態では、遺伝物質は、哺乳動物対象の少なくとも一部の細胞に直接導入される。本発明が、遺伝子療法に有用な任意の特定の方法または組成物に限定されることを意図するものではない。
「mRNA療法」という用語は、哺乳動物対象(例えば、ヒト)において疾患を処置および/または予防するためのメッセンジャーRNA(mRNA)の使用に関して使用される。一部の実施形態では、遺伝物質は、哺乳動物対象の少なくとも一部の細胞に直接導入される。本発明が、mRNA療法に有用な任意の特定の方法または組成物に限定されることを意図するものではない。
「有効量」という用語は、所望の結果をもたらすのに十分な量を意味する。当業者は、日常的な実験を使用することによって有効量は何かを決定し得る。
「単離された」および「精製された」という用語は、天然で関連する少なくとも1つの他の構成成分から除去されている、分子(例えば、単離された核酸、ポリペプチドなど)または他の構成成分を指すために使用される。「精製された」という用語は、絶対的な純度を必要とせず、むしろ、相対的な定義として意図される。
「対象」という用語は、ヒト、非ヒト霊長類、家畜、コンパニオン動物、および実験動物(例えば、げっ歯類およびウサギ類)などの哺乳動物を包含する。この用語は、雌および雄を包含することが意図される。
本明細書で使用される場合、「患者」という用語は、疾患を評価されている、処置されている、または経験している任意の対象を意味する。
「乳児」という用語は、生後1か月からおよそ1歳までの期間の小児を指す。本明細書で使用される場合、「新生児」という用語は、出生から生後28日までの期間の小児を指す。「未熟児」という用語は、一般に、出生時に約500グラム~約2499グラムの体重の、妊娠満20週の後であるが、満期前に生まれた乳児を指す。「超低出生体重児」は、出生の際に1500g未満の体重の乳児である。
本明細書で使用される場合、「小児」という用語は、処置または研究の手順に対する同意を得るための法定年齢に達していない人を指す。一部の実施形態では、この用語は、出生および青年の期間の間の人を指す。
本明細書で使用される場合、「成人」という用語は、関連する管轄の法定年齢(例えば、米国では18歳)に達した人を指す。一部の実施形態では、この用語は、任意の完全に成長した成熟した生物体を指す。一部の実施形態では、「若年成人」という用語は、18歳未満であるが、性的成熟に達した人を指す。
本明細書で使用される場合、「組成物」および「製剤」は、任意の適切な使用(例えば、医薬組成物、食事/栄養サプリメント、飼料など)のために意図される本発明の少なくとも1つの操作されたLDCを含む生成物を包含する。
組成物の「投与」および組成物を「投与すること」という用語は、本発明の組成物を対象(例えば、MSUDの影響に苦しんでいる人)に提供することを意味する。
「担体」という用語は、医薬組成物に関して使用される場合、標準的な医薬担体、緩衝液および賦形剤のいずれか、例えば、安定剤、保存剤および補助剤を意味する。
「薬学的に許容される」という用語は、任意の望ましくない生物学的効果を引き起こすことなく、またはそれが含有する構成成分のいずれかと有害な様式で相互作用することなく、対象に投与することができ、かつ所望の生物学的活性を持つ材料を意味する。
本明細書で使用される場合、「賦形剤」という用語は、医薬品有効成分(API;例えば、本発明の操作されたLDCポリペプチド)以外の、任意の薬学的に許容される添加剤、担体、希釈剤、補助剤、または他の成分を指す。賦形剤は、典型的には、製剤化および/または投与の目的のために含まれる。
「治療有効量」という用語は、疾患/状態の症状に関して使用される場合、疾患/状態の1つもしくは複数の症状を回復させる、弱める、もしくは排除するか、または症状(例えば、MSUD)の開始を防止する、もしくは遅延させる、化合物(例えば、操作されたLDCポリペプチド)の量および/または濃度を指す。一部の実施形態では、この用語は、研究者、医師、獣医師、または他の臨床医によって求められる、組織、系、または動物対象による生物学的(例えば、医学的)応答を誘発する組成物の量に関して使用される。
「治療有効量」という用語は、疾患/状態に関して使用される場合、疾患/状態を回復する、弱める、または排除する組成物の量および/または濃度を指す。
「処置すること」、「処置する」および「処置」という用語は、予防(例えば、予防的)、および緩和的処置を包含することが意図される。
本明細書で使用される場合、「少なくとも1つ」という用語は、項目の任意の特定の数に本発明を限定することを意図するものではない。所望により、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、またはそれよりも多くの項目を包含することが意図される。
操作されたLDCポリペプチド:
本発明の操作されたLDCポリペプチドが由来する親LDCポリペプチドには、Planctomycetaceae科の細菌におけるものなどの細菌株が含まれる。
さらにまた、特定のLDCバリアント(すなわち、操作されたLDCポリペプチド)が野生型LDCまたは参照LDCの配列における特定のアミノ酸残基の改変への参照によって言及される場合、同等の位置(それぞれのアミノ酸配列間の必要に応じたアミノ酸配列整列から決定される通り)において改変された別のLDCのバリアントが、本明細書に包含されることが理解されるべきである。
一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、少なくとも1つの操作されたLDCポリペプチドをコードする少なくとも1つのポリヌクレオチド配列を含む微生物を、操作されたLDCポリペプチドの産生に貢献する条件下で培養することによって産生される。一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、その後、得られた培養培地および/または細胞から回収される。
本発明は、LDC活性を有する例示的な操作されたLDCポリペプチドを提供する。実施例は、特定のアミノ酸配列の特徴を操作されたLDCポリペプチドの機能活性と相関させる配列構造情報を示す表(すなわち、表1-2、2-1、3-2、4-1、5-1、6-1、7-1、8-1、8-2、10-1、11-1、および/または11-2)を提供する。この構造-機能相関情報は、配列番号2の参照の操作されたポリペプチドと比べた特定のアミノ酸残基の相違、および例示的な操作されたLDCポリペプチドについての関連する実験的に決定された活性データの形態で提供される。
一部の実施形態では、LDC活性を有する本発明の操作されたLDCポリペプチドは、a)参照配列の配列番号2に対して、少なくとも85%の配列同一性を有するアミノ酸配列;b)1つまたは複数のアミノ酸位置における、配列番号2と比較したアミノ酸残基の相違を含み、かつc)参照配列と比較して、i)触媒活性の増強、ii)タンパク質分解感受性の低減、iii)凝集の低減、iv)凍結乾燥調製物としての高温に対する安定性の増加、v)免疫原性の低減、またはi)、ii)、iii)、iv)、もしくはv)のいずれかの組合せから選択される改善された性質を示す。
一部の実施形態では、本発明は、操作されたLDCポリペプチドの機能的断片を提供する。一部の実施形態では、機能的断片は、それが由来した操作されたLDCポリペプチド(すなわち、親の操作されたLDC)の活性の少なくとも約90%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%を含む。一部の実施形態では、機能的断片は、操作されたLDCの親配列の少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、または少なくとも約99%を含む。一部の実施形態では、機能的断片は、5個未満、10個未満、15個未満、10個未満、25個未満、30個未満、35個未満、40個未満、45個未満、および50個未満のアミノ酸がトランケートされる。
一部の実施形態では、本発明は、操作されたLDCポリペプチドの機能的断片を提供する。一部の実施形態では、機能的断片は、それが由来した操作されたLDCポリペプチド(すなわち、親の操作されたLDC)の活性の少なくとも約95%、96%、97%、98%、または99%を含む。一部の実施形態では、機能的断片は、操作されたLDCの親配列の少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、または99%を含む。一部の実施形態では、機能的断片は、5個未満、10個未満、15個未満、10個未満、25個未満、30個未満、35個未満、40個未満、45個未満、50個未満、55個未満、60個未満、65個未満、または70個未満のアミノ酸がトランケートされる。
一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、配列番号2、4、6、8、10、12、14、38、234、284、484、594、686、688、および/もしくは766から選択される参照配列、または任意のバリアントのアミノ酸配列(例えば、実施例に提供されるもの)に対して、少なくとも約80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い同一性を有するアミノ酸配列を含む。一部の実施形態では、参照配列は、配列番号2、4、6、8、10、12、14、38、234、284、484、594、686、688、および/または766から選択される。
一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、参照配列の配列番号2、4、6、8、10、12、14、38、234、284、484、594、686、688、および/もしくは766に対して、少なくとも80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有するアミノ酸配列、ならびに配列番号2、4、6、8、10、12、14、38、234、284、484、594、686、688、および/または766と比較して1つまたは複数の残基の相違を含む。
操作されたポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、発現ベクターおよび宿主細胞:
本発明は、本明細書に記載される操作されたLDCポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを提供する。一部の実施形態では、ポリヌクレオチドは、ポリペプチドを発現することができる組換えポリヌクレオチドを作出するために、遺伝子発現を制御する1つまたは複数の異種調節配列に作動可能に連結されている。一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドをコードする少なくとも1つの異種ポリヌクレオチドを含有する発現構築物は、対応するLDCポリペプチドを発現するための適当な宿主細胞に導入される。
当業者に明らかであるように、タンパク質配列およびさまざまなアミノ酸に対応するコドンの知識の利用可能性は、対象ポリペプチドをコードすることができるすべてのポリヌクレオチドの記載を提供する。同じアミノ酸が、代替または同義のコドンによってコードされる遺伝コードの縮重は、そのすべてが操作されたLDCポリペプチドをコードする、極めて多数の核酸が作製されるのを可能にする。そのため、本発明は、可能性があるコドン選択に基づいて組合せを選択することによって、本明細書に記載されるLDCポリペプチドをコードする、作製され得るLDCポリヌクレオチドのありとあらゆる可能性があるバリエーションを生成するための方法および組成物を提供し、すべてのそのようなバリエーションは、実施例において(例えば、表1-2、2-1、3-2、4-1、5-1、6-1、7-1、8-1、8-2、10-1、11-1、および/または11-2において)提示されるアミノ酸配列を含む、本明細書に記載される任意のポリペプチドについて具体的に開示されていると見なされるべきである。
一部の実施形態では、コドンは、好ましくは、タンパク質産生のために選択された宿主細胞による利用のために最適化される。例えば、細菌において使用される好ましいコドンは、典型的には、細菌における発現のために使用される。その結果、操作されたLDCポリペプチドをコードするコドン最適化されたポリヌクレオチドは、全長コード領域のコドン位置の約40%、50%、60%、70%、80%、90%、または90%よりも多くに好ましいコドンを含有する。
一部の実施形態では、LDCポリヌクレオチドは、本明細書に開示される性質を有するLDC活性を有する操作されたポリペプチドをコードし、ここで、ポリペプチドは、配列番号2、4、6、8、10、12、14、38、234、284、484、594、686、688、および/もしくは766から選択される参照配列、または任意のバリアントのアミノ酸配列(例えば、実施例に提供されるもの)に対して、少なくとも80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い同一性を有するアミノ酸配列、ならびに配列番号1、3、5、7、9、11、13、37、233、283、483、593、685、687、および/もしくは765の参照ポリヌクレオチド、または実施例に開示される任意のバリアントのアミノ酸配列(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、またはそれよりも多くのアミノ酸残基位置)と比較して1つもしくは複数の残基の相違を含む。一部の実施形態では、参照配列は、配列番号2、4、6、8、10、12、14、38、234、284、484、594、686、688、および/または766から選択される。
一部の実施形態では、LDCポリヌクレオチドは、本明細書に開示される性質を有するLDC活性を有する操作されたポリペプチドをコードし、ポリペプチドは、参照配列の配列番号2、4、6、8、10、12、14、38、234、284、484、594、686、688、および/または766に対して、少なくとも80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有するアミノ酸配列、ならびに配列番号2、4、6、8、10、12、14、38、234、284、484、594、686、688、および/または766と比較して1つまたは複数の残基の相違を含む。
一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドをコードするポリヌクレオチドは、配列番号1、3、5、7、9、11、13、37、233、283、483、593、685、687、および/または765から選択されるポリヌクレオチド配列を含む。一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドをコードするポリヌクレオチドは、配列番号1、3、5、7、9、11、13、37、233、283、483、593、685、687、および/または765に対して、少なくとも80%、85%、90%、93%、95%、96%、97%、98%、99%のヌクレオチド残基同一性を有する。
一部の実施形態では、ポリヌクレオチドは、配列番号2、4、6、8、10、12、14、38、234、284、484、594、686、688、および/もしくは766から選択される参照ポリヌクレオチド配列、またはその相補体、または本明細書に提供されるバリアントLDCポリペプチドのいずれかをコードするポリヌクレオチド配列に、高度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズすることができる。一部の実施形態では、高度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズすることができるポリヌクレオチドは、配列番号2、4、6、8、10、12、14、38、234、284、484、594、686、688、および/または766と比較して1つまたは複数の残基の相違を有するアミノ酸配列を含むLDCポリペプチドをコードする。
一部の実施形態では、本明細書の操作されたLDCポリペプチドのいずれかをコードする単離されたポリヌクレオチドは、LDCポリペプチドの発現を容易にする各種の方法で操作される。一部の実施形態では、LDCポリペプチドをコードするポリヌクレオチドは、1つまたは複数の制御配列がLDCポリヌクレオチドおよび/またはポリペプチドの発現を調節するために存在する発現ベクターを含む。単離されたポリヌクレオチドのベクターへのその挿入前の操作は、利用される発現ベクターに応じて、望ましくあり得るか、または必要であり得る。組換えDNA法を利用してポリヌクレオチドおよび核酸配列を改変するための技法は、当技術分野において周知である。一部の実施形態では、制御配列としては、とりわけ、プロモーター、リーダー配列、ポリアデニル化配列、プロペプチド配列、シグナルペプチド配列、および転写ターミネーターが挙げられる。一部の実施形態では、適切なプロモーターは、宿主細胞の選択に基づいて選択される。細菌宿主細胞について、本開示の核酸構築物の転写を指示するための適切なプロモーターとしては、限定されるものではないが、E.coli lac オペロン、Streptomyces coelicolorアガラーゼ遺伝子(dagA)、Bacillus subtilisレバンスクラーゼ遺伝子(sacB)、Bacillus licheniformisアルファ-アミラーゼ遺伝子(amyL)、Bacillus stearothermophilusマルトジェニックアミラーゼ遺伝子(amyM)、Bacillus amyloliquefaciensアルファ-アミラーゼ遺伝子(amyQ)、Bacillus licheniformisペニシリナーゼ遺伝子(penP)、Bacillus subtilis xylAおよびxylB遺伝子、ならびに原核生物ベータ-ラクタマーゼ遺伝子(例えば、Villa-Kamaroff et al., Proc. Natl Acad. Sci. USA 75:3727-3731 [1978]を参照されたい)、ならびにtacプロモーター(例えば、DeBoer et al., Proc. Natl Acad. Sci. USA 80: 21-25 [1983]を参照されたい)から得られるプロモーターが挙げられる。糸状菌宿主細胞のための例示的なプロモーターとしては、限定されるものではないが、Aspergillus oryzae TAKAアミラーゼ、Rhizomucor mieheiアスパラギン酸プロテイナーゼ、Aspergillus niger中性アルファ-アミラーゼ、Aspergillus niger酸安定性アルファ-アミラーゼ、Aspergillus nigerまたはAspergillus awamoriグルコアミラーゼ(glaA)、Rhizomucor mieheiリパーゼ、Aspergillus oryzaeアルカリプロテアーゼ、Aspergillus oryzaeトリオースリン酸イソメラーゼ、Aspergillus nidulansアセトアミダーゼ、およびFusarium oxysporumトリプシン様プロテアーゼ(例えば、国際公開第96/00787号を参照されたい)の遺伝子から得られるプロモーター、ならびにNA2-tpiプロモーター(Aspergillus niger中性アルファ-アミラーゼおよびAspergillus oryzaeトリオースリン酸イソメラーゼの遺伝子由来のプロモーターのハイブリッド)、ならびにその突然変異体、切断型およびハイブリッドプロモーターが挙げられる。例示的な酵母細胞プロモーターは、Saccharomyces cerevisiaeエノラーゼ(ENO-1)、Saccharomyces cerevisiaeガラクトキナーゼ(GAL1)、Saccharomyces cerevisiaeアルコールデヒドロゲナーゼ/グリセルアルデヒド-3-リン酸デヒドロゲナーゼ(ADH2/GAP)、およびSaccharomyces cerevisiae3-ホスホグリセリン酸キナーゼの遺伝子由来であり得る。酵母宿主細胞のための他の有用なプロモーターは、当技術分野において公知である(例えば、Romanos et al., Yeast 8:423-488 [1992]を参照されたい)。
一部の実施形態では、制御配列は、適切な転写ターミネーター配列(すなわち、転写を終結させることが宿主細胞によって認識される配列)でもある。一部の実施形態では、ターミネーター配列は、LDCポリペプチドをコードする核酸配列の3’末端に作動可能に連結される。最適な宿主細胞において機能性である任意の適切なターミネーターが、本発明において使用される。糸状菌宿主細胞のための例示的な転写ターミネーターは、Aspergillus oryzae TAKAアミラーゼ、Aspergillus nigerグルコアミラーゼ、Aspergillus nidulansアントラニル酸シンターゼ、Aspergillus nigerアルファ-グルコシダーゼ、およびFusarium oxysporumトリプシン様プロテアーゼの遺伝子から得ることができる。酵母宿主細胞のための例示的なターミネーターは、Saccharomyces cerevisiaeエノラーゼ、Saccharomyces cerevisiaeチトクロムC(CYC1)、およびSaccharomyces cerevisiaeグリセルアルデヒド-3-リン酸デヒドロゲナーゼの遺伝子から得ることができる。酵母宿主細胞のための他の有用なターミネーターは、当技術分野において公知である(例えば、Romanos et al.、上記を参照されたい)。
一部の実施形態では、制御配列は、適切なリーダー配列(すなわち、宿主細胞による翻訳のために重要なmRNAの非翻訳領域)でもある。一部の実施形態では、リーダー配列は、LDCポリペプチドをコードする核酸配列の5’末端に作動可能に連結される。最適な宿主細胞において機能性である任意の適切なリーダー配列が、本発明において使用される。糸状菌宿主細胞のための例示的なリーダーは、Aspergillus oryzae TAKAアミラーゼ、およびAspergillus nidulansトリオースリン酸イソメラーゼの遺伝子から得られる。酵母宿主細胞のための適切なリーダーは、Saccharomyces cerevisiaeエノラーゼ(ENO-1)、Saccharomyces cerevisiae 3-ホスホグリセリン酸キナーゼ、Saccharomyces cerevisiaeアルファ因子、およびSaccharomyces cerevisiaeアルコールデヒドロゲナーゼ/グリセルアルデヒド-3-リン酸デヒドロゲナーゼ(ADH2/GAP)の遺伝子から得られる。
一部の実施形態では、制御配列は、ポリアデニル化配列(すなわち、核酸配列の3’末端に作動可能に連結される配列であって、転写されると、転写されたmRNAにポリアデノシン残基を付加するシグナルとして宿主細胞によって認識される配列)でもある。最適な宿主細胞において機能性である任意の適切なポリアデニル化配列が、本発明において使用される。糸状菌宿主細胞のための例示的なポリアデニル化配列としては、限定されるものではないが、Aspergillus oryzae TAKAアミラーゼ、Aspergillus nigerグルコアミラーゼ、Aspergillus nidulansアントラニル酸シンターゼ、Fusarium oxysporumトリプシン様プロテアーゼ、およびAspergillus nigerアルファ-グルコシダーゼの遺伝子が挙げられる。酵母宿主細胞のための有用なポリアデニル化配列は、公知である(例えば、Guo and Sherman, Mol. Cell. Bio., 15:5983-5990 [1995]を参照されたい)。
一部の実施形態では、制御配列は、シグナルペプチド(すなわち、ポリペプチドのアミノ末端に連結されたアミノ酸配列をコードし、コードされたポリペプチドを細胞の分泌経路に方向付けるコード領域)でもある。一部の実施形態では、核酸配列のコード配列の5’末端は、翻訳リーディングフレーム中で分泌ポリペプチドをコードするコード領域のセグメントと天然に連結されたシグナルペプチドコード領域を本質的に含有する。あるいは、一部の実施形態では、コード配列の5’末端は、コード配列に対して外来性のシグナルペプチドコード領域を含有する。発現されたポリペプチドを最適な宿主細胞の分泌経路に方向付ける任意の適切なシグナルペプチドコード領域が、操作されたポリペプチドの発現のために使用される。細菌宿主細胞のための有効なシグナルペプチドコード領域は、シグナルペプチドコード領域であり、限定されるものではないが、Bacillus NClB 11837マルトジェニックアミラーゼ、Bacillus stearothermophilusアルファ-アミラーゼ、Bacillus licheniformisサブチリシン、Bacillus licheniformisベータ-ラクタマーゼ、Bacillus stearothermophilus中性プロテアーゼ(nprT、nprS、nprM)、およびBacillus subtilis prsAの遺伝子から得られるものが挙げられる。さらなるシグナルペプチドが、当技術分野において公知である(例えば、Simonen and Palva, Microbiol. Rev., 57:109-137 [1993]を参照されたい)。一部の実施形態では、糸状菌宿主細胞のための有効なシグナルペプチドコード領域としては、限定されるものではないが、Aspergillus oryzae TAKAアミラーゼ、Aspergillus niger中性アミラーゼ、Aspergillus nigerグルコアミラーゼ、Rhizomucor mieheiアスパラギン酸プロテイナーゼ、Humicola insolensセルラーゼ、およびHumicola lanuginosaリパーゼの遺伝子から得られるシグナルペプチドコード領域が挙げられる。酵母宿主細胞のために有用なシグナルペプチドとしては、限定されるものではないが、Saccharomyces cerevisiaeアルファ因子、およびSaccharomyces cerevisiaeインベルターゼの遺伝子由来のものが挙げられる。
一部の実施形態では、制御配列は、ポリペプチドのアミノ末端に位置するアミノ酸配列をコードするプロペプチドコード領域でもある。得られるポリペプチドは、「プロ酵素」、「プロポリペプチド」、または「チモーゲン」と称される。プロポリペプチドは、プロポリペプチドからのプロペプチドの触媒的または自己触媒的切断によって、成熟活性ポリペプチドに変換され得る。プロペプチドコード領域としては、限定されるものではないが、Bacillus subtilisアルカリプロテアーゼ(aprE)、Bacillus subtilis中性プロテアーゼ(nprT)、Saccharomyces cerevisiaeアルファ因子、Rhizomucor mieheiアスパラギン酸プロテイナーゼ、およびMyceliophthora thermophilaラクターゼの遺伝子を含む任意の適切な起源から得てもよい(例えば、国際公開第95/33836号を参照されたい)。シグナルペプチドおよびプロペプチド領域の両方がポリペプチドのアミノ末端に存在する場合、プロペプチド領域は、ポリペプチドのアミノ末端の隣に位置し、シグナルペプチド領域は、プロペプチド領域のアミノ末端の隣に位置する。
一部の実施形態では、調節配列も利用される。これらの配列は、宿主細胞の増殖に対して、ポリペプチドの発現の調節を容易にする。調節系の例は、調節性化合物の存在を含む化学的または物理的刺激に応答して、遺伝子の発現のオンまたはオフを引き起こすものである。原核生物宿主細胞では、適切な調節配列としては、限定されるものではないが、lac、tac、およびtrpオペレーター系が挙げられる。酵母宿主細胞では、適切な調節系としては、限定されるものではないが、ADH2系またはGAL1系が挙げられる。糸状菌では、適切な調節配列としては、限定されるものではないが、TAKAアルファ-アミラーゼプロモーター、Aspergillus nigerグルコアミラーゼプロモーター、およびAspergillus oryzaeグルコアミラーゼプロモーターが挙げられる。
別の態様では、本発明は、操作されたLDCポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、ならびにプロモーターおよびターミネーター、複製起点などのような1つまたは複数の発現調節領域を、それらが導入される宿主の種類に応じて含む組換え発現ベクターを対象とする。一部の実施形態では、本明細書に記載されるさまざまな核酸および制御配列は、組換え発現ベクターを生成するように接合され、これは、そのような部位でのLDCポリペプチドをコードする核酸配列の挿入または置換を可能にする1つまたは複数の好都合な制限部位を含む。あるいは、一部の実施形態では、本発明の核酸配列は、配列を含む核酸配列または核酸構築物を発現のための適当なベクターに挿入することによって発現される。発現ベクターの作出を含む一部の実施形態では、コード配列が発現のための適当な制御配列と作動可能に連結されるように、コード配列はベクター中に位置する。
組換え発現ベクターは、組換えDNA手順に好都合に付され、LDCポリヌクレオチド配列の発現をもたらすことができる任意の適切なベクター(例えば、プラスミドまたはウイルス)であってもよい。ベクターの選択は、典型的には、ベクターと、ベクターが導入される宿主細胞との適合性に依存する。ベクターは、線状または閉環状プラスミドであってもよい。
一部の実施形態では、発現ベクターは、自己複製ベクター(すなわち、その複製が染色体の複製とは無関係である染色体外実体として存在するベクター、例えば、プラスミド、染色体外エレメント、ミニ染色体、または人工染色体)である。ベクターは、自己複製を確実にするための任意の手段を含有していてもよい。一部の代替の実施形態では、ベクターは、宿主細胞に導入されると、ゲノムに組み込まれ、それが組み込まれている染色体と一緒に複製されるものである。さらにまた、一部の実施形態では、宿主細胞のゲノムに導入される全DNAを一緒に含有する単一のベクターもしくはプラスミド、または2つもしくはそれよりも多くのベクターもしくはプラスミド、および/またはトランスポゾンが利用される。
一部の実施形態では、発現ベクターは、形質転換された細胞の容易な選択を可能にする1つまたは複数の選択マーカーを含有する。「選択マーカー」は、その産物が、殺生物剤またはウイルス抵抗性、重金属に対する抵抗性、栄養要求株に対する原栄養性などを提供する遺伝子である。細菌の選択マーカーの例としては、限定されるものではないが、Bacillus subtilisもしくはBacillus licheniformis由来のdal遺伝子、またはアンピシリン、カナマイシン、クロラムフェニコールもしくはテトラサイクリン抵抗性などの抗生物質抵抗性を付与するマーカーが挙げられる。酵母宿主細胞のための適切なマーカーとしては、限定されるものではないが、ADE2、HIS3、LEU2、LYS2、MET3、TRP1、およびURA3が挙げられる。糸状菌宿主細胞における使用のための選択マーカーとしては、限定されるものではないが、amdS(アセトアミダーゼ;例えば、A.nidulansまたはA.orzyae由来)、argB(オルニチンカルバモイルトランスフェラーゼ)、bar(ホスフィノトリシンアセチルトランスフェラーゼ;例えば、S.hygroscopicus由来)、hph(ハイグロマイシンホスホトランスフェラーゼ)、niaD(硝酸レダクターゼ)、pyrG(オロチジン-5’-リン酸デカルボキシラーゼ;例えば、A.nidulansまたはA.orzyae由来)、sC(硫酸アデニルトランスフェラーゼ)、およびtrpC(アントラニル酸シンターゼ)、ならびにそれらの等価物が挙げられる。別の態様では、本発明は、本発明の少なくとも1つの操作されたLDCポリペプチドをコードする少なくとも1つのポリヌクレオチドを含む宿主細胞を提供し、ポリヌクレオチドは、宿主細胞における操作されたLDC酵素の発現のための1つまたは複数の制御配列に作動可能に連結されている。本発明の発現ベクターによってコードされるポリペプチドの発現における使用のために適切な宿主細胞は、当技術分野において周知であり、限定されるものではないが、細菌細胞、例えば、E.coli、Vibrio fluvialis、StreptomycesおよびSalmonella typhimurium細胞;真菌細胞、例えば、酵母細胞(例えば、Saccharomyces cerevisiaeまたはPichia pastoris(ATCC受託番号201178));昆虫細胞、例えば、Drosophila S2およびSpodoptera Sf9細胞;動物細胞、例えば、CHO、COS、BHK、293、およびBowes黒色腫細胞;ならびに植物細胞が挙げられる。例示的な宿主細胞としては、さまざまなEscherichia coli株(例えば、W3110(ΔfhuA)およびBL21)も挙げられる。
したがって、別の態様では、本発明は、操作されたLDCポリペプチドを産生する方法であって、操作されたLDCポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを発現することができる宿主細胞を、ポリペプチドの発現のために適切な条件下で培養するステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、方法は、本明細書に記載されるように、LDCポリペプチドを単離および/または精製するステップをさらに含む。
宿主細胞のための適当な培養培地および増殖条件は、当技術分野において周知である。LDCポリペプチドの発現のためにポリヌクレオチドを細胞に導入するための任意の適切な方法が、本発明において使用されることが企図される。適切な技法としては、限定されるものではないが、電気穿孔、微粒子銃、リポソーム媒介トランスフェクション、塩化カルシウムトランスフェクション、およびプロトプラスト融合が挙げられる。
本明細書に開示される性質を有する操作されたLDCポリペプチドは、天然に存在するLDCポリペプチドまたは操作されたLDCポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを、当技術分野において公知のおよび/もしくは本明細書に記載される任意の適切な突然変異誘発ならびに/または定向進化法に付すことによって得ることができる。例示的な定向進化技法は、突然変異誘発および/またはDNAシャッフリングである(例えば、Stemmer, Proc. Natl. Acad. Sci. USA 91:10747-10751 [1994];国際公開第95/22625号;国際公開第97/0078号;国際公開第97/35966号;国際公開第98/27230号;国際公開第00/42651号;国際公開第01/75767号および米国特許第6,537,746号を参照されたい)。使用され得る他の定向進化手順は、とりわけ、ねじれ型伸長プロセス(StEP)、in vitro組換え(例えば、Zhao et al., Nat. Biotechnol., 16:258-261 [1998]を参照されたい)、変異原性PCR(例えば、Caldwell et al., PCR Methods Appl., 3:S136-S140 [1994]を参照されたい)、およびカセット突然変異誘発(例えば、Black et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA 93:3525-3529 [1996]を参照されたい)が挙げられる。
突然変異誘発および定向進化法は、発現され、スクリーニングされ、およびアッセイされ得るバリアントライブラリーを作成するために、LDCコードポリヌクレオチドに容易に適用することができる。任意の適切な突然変異誘発および定向進化法が、本発明において使用され、当技術分野において周知である(例えば、米国特許第5,605,793号、同第5,811,238号、同第5,830,721号、同第5,834,252号、同第5,837,458号、同第5,928,905号、同第6,096,548号、同第6,117,679号、同第6,132,970号、同第6,165,793号、同第6,180,406号、同第6,251,674号、同第6,265,201号、同第6,277,638号、同第6,287,861号、同第6,287,862号、同第6,291,242号、同第6,297,053号、同第6,303,344号、同第6,309,883号、同第6,319,713号、同第6,319,714号、同第6,323,030号、同第6,326,204号、同第6,335,160号、同第6,335,198号、同第6,344,356号、同第6,352,859号、同第6,355,484号、同第6,358,740号、同第6,358,742号、同第6,365,377号、同第6,365,408号、同第6,368,861号、同第6,372,497号、同第6,337,186号、同第6,376,246号、同第6,379,964号、同第6,387,702号、同第6,391,552号、同第6,391,640号、同第6,395,547号、同第6,406,855号、同第6,406,910号、同第6,413,745号、同第6,413,774号、同第6,420,175号、同第6,423,542号、同第6,426,224号、同第6,436,675号、同第6,444,468号、同第6,455,253号、同第6,479,652号、同第6,482,647号、同第6,483,011号、同第6,484,105号、同第6,489,146号、同第6,500,617号、同第6,500,639号、同第6,506,602号、同第6,506,603号、同第6,518,065号、同第6,519,065号、同第6,521,453号、同第6,528,311号、同第6,537,746号、同第6,573,098号、同第6,576,467号、同第6,579,678号、同第6,586,182号、同第6,602,986号、同第6,605,430号、同第6,613,514号、同第6,653,072号、同第6,686,515号、同第6,703,240号、同第6,716,631号、同第6,825,001号、同第6,902,922号、同第6,917,882号、同第6,946,296号、同第6,961,664号、同第6,995,017号、同第7,024,312号、同第7,058,515号、同第7,105,297号、同第7,148,054号、同第7,220,566号、同第7,288,375号、同第7,384,387号、同第7,421,347号、同第7,430,477号、同第7,462,469号、同第7,534,564号、同第7,620,500号、同第7,620,502号、同第7,629,170号、同第7,702,464号、同第7,747,391号、同第7,747,393号、同第7,751,986号、同第7,776,598号、同第7,783,428号、同第7,795,030号、同第7,853,410号、同第7,868,138号、同第7,783,428号、同第7,873,477号、同第7,873,499号、同第7,904,249号、同第7,957,912号、同第7,981,614号、同第8,014,961号、同第8,029,988号、同第8,048,674号、同第8,058,001号、同第8,076,138号、同第8,108,150号、同第8,170,806号、同第8,224,580号、同第8,377,681号、同第8,383,346号、同第8,457,903号、同第8,504,498号、同第8,589,085号、同第8,762,066号、同第8,768,871号、同第9,593,326号、同第9,665,694号、同第9,684,771号、ならびにすべての関連する米国および米国以外の対応物;Ling et al., Anal. Biochem., 254(2):157-78 [1997];Dale et al., Meth. Mol. Biol., 57:369-74 [1996];Smith, Ann. Rev. Genet., 19:423-462 [1985];Botstein et al., Science, 229:1193-1201 [1985];Carter, Biochem. J., 237:1-7 [1986];Kramer et al., Cell, 38:879-887 [1984];Wells et al., Gene, 34:315-323 [1985];Minshull et al., Curr. Op. Chem. Biol., 3:284-290 [1999];Christians et al., Nat. Biotechnol., 17:259-264 [1999];Crameri et al., Nature, 391:288-291 [1998];Crameri, et al., Nat. Biotechnol., 15:436-438 [1997];Zhang et al., Proc. Nat. Acad. Sci. U.S.A., 94:4504-4509 [1997];Crameri et al., Nat. Biotechnol., 14:315-319 [1996];Stemmer, Nature, 370:389-391 [1994];Stemmer, Proc. Nat. Acad. Sci. USA, 91:10747-10751 [1994];国際公開第95/22625号;国際公開第97/0078号;国際公開第97/35966号;国際公開第98/27230号;国際公開第00/42651号;国際公開第01/75767号;国際公開第2009/152336号;ならびに米国特許出願公開第2011/0082055号、同第2014/0005057号、同第2014/0214391号、同第2014/0221216号、同第2015/0133307号、同第2015/0134315号、および同第2015/0050658号を参照されたい;それらのすべては、参照により本明細書に組み込まれる)。
一部の実施形態では、突然変異誘発処理後に得られる酵素クローンは、酵素調製物を定義された温度(または、他のアッセイ条件)に付すこと、および熱処理または他の適切なアッセイ条件後に残っている酵素活性の量を測定することによって、スクリーニングされる。次いで、LDCポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するクローンは、遺伝子から単離され、ヌクレオチド配列変化(もしあれば)を同定するために配列決定され、宿主細胞において酵素を発現させるために使用される。発現ライブラリーからの酵素活性の測定は、当技術分野において公知の任意の適切な方法(例えば、HPLC分析などの標準的な生化学的技法)を使用して行うことができる。
公知の配列の操作されたポリペプチドについて、酵素をコードするポリヌクレオチドは、公知の合成方法に従って、標準的な固相法によって調製することができる。一部の実施形態では、最大で約100塩基の断片を、個々に合成し、次いで、任意の所望の連続配列を形成するように(例えば、酵素的もしくは化学的ライゲーション法、またはポリメラーゼ媒介法によって)接合することができる。例えば、本明細書に開示されるポリヌクレオチドおよびオリゴヌクレオチドは、典型的には自動合成法において実施されるように、古典的ホスホラミダイト法を使用する化学合成によって調製することができる(例えば、Beaucage et al., Tet. Lett., 22:1859-69 [1981]; and Matthes et al., EMBO J., 3:801-05 [1984]を参照されたい)。ホスホラミダイト法に従って、オリゴヌクレオチドが合成される(例えば、自動DNA合成装置において、精製され、アニーリングされ、ライゲートされ、適当なベクターにクローニングされる)。
したがって、一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドを調製するための方法は、(a)本明細書に記載される任意のバリアントのアミノ酸配列から選択されるアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを合成するステップ、および(b)ポリヌクレオチドによってコードされるLDCポリペプチドを発現させるステップを含み得る。方法の一部の実施形態では、ポリヌクレオチドによってコードされるアミノ酸配列は、必要に応じて、1つまたはいくつか(例えば、最大で3、4、5個、または最大で10個の)のアミノ酸残基の欠失、挿入および/または置換を有することができる。一部の実施形態では、アミノ酸配列は、必要に応じて、1~2、1~3、1~4、1~5、1~6、1~7、1~8、1~9、1~10、1~15、1~20、1~21、1~22、1~23、1~24、1~25、1~30、1~35、1~40、1~45、または1~50個のアミノ酸残基の欠失、挿入および/または置換を有する。一部の実施形態では、アミノ酸配列は、必要に応じて、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、30、30、35、40、45、または50個のアミノ酸残基の欠失、挿入および/または置換を有する。一部の実施形態では、アミノ酸配列は、必要に応じて、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、18、20、21、22、23、24、または25個のアミノ酸残基の欠失、挿入および/または置換を有する。一部の実施形態では、置換は、保存的置換または非保存的置換である。
発現された操作されたLDCポリペプチドは、任意の所望の改善された性質または性質の組合せ(例えば、活性、選択性、安定性など)について、本明細書に記載されるアッセイおよび条件を含むがこれらに限定されない、当技術分野において公知の任意の適切なアッセイを使用して評価することができる。
一部の実施形態では、宿主細胞において発現される操作されたLDCポリペプチドのいずれかは、とりわけ、リゾチーム処理、超音波処理、濾過、塩析、超遠心分離、およびクロマトグラフィーを含む、タンパク質精製のための周知の技法のいずれか1つまたは複数を使用して、細胞および/または培養培地から回収される。
LDCポリペプチドの単離のためのクロマトグラフィー法としては、とりわけ、逆相クロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィー、疎水性相互作用クロマトグラフィー、サイズ排除クロマトグラフィー、ゲル電気泳動、およびアフィニティークロマトグラフィーが挙げられる。特定の酵素を精製するための条件は、一部では、正味電荷、疎水性、親水性、分子量、分子形状などのような因子に依存し、当業者に明らかであろう。一部の実施形態では、アフィニティー技法が、改善されたLDC酵素を単離するために使用され得る。アフィニティークロマトグラフィー精製のために、目的のLDCポリペプチドに特異的に結合する任意の抗体を使用してもよい。抗体の産生のために、限定されるものではないが、ウサギ、マウス、ラットなどを含むさまざまな宿主動物が、LDCポリペプチドまたはその断片を含む注射によって免疫される。一部の実施形態では、LDCポリペプチドまたは断片は、側鎖官能基または側鎖官能基に結合したリンカーを用いて、BSAなどの適切な担体に結合される。
一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、本明細書に記載される操作されたLDCポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列を含む宿主細胞(例えば、E.coli株)を、操作されたLDCポリペプチドの産生につながる条件下で培養するステップ、ならびに操作されたLDCポリペプチドを細胞および/または培養培地から回収するステップを含む方法によって、宿主細胞において産生される。一部の実施形態では、宿主細胞は、2つ以上の操作されたLDCポリペプチドを産生する。
一部の実施形態では、本発明は、操作されたLDCポリペプチドを産生する方法であって、本明細書で提供される、参照配列の配列番号2、4、6、8、10、12、14、38、234、284、484、594、686、688、および/または766に対して、少なくとも85%、90%、95%、96%、97%、98%、または99%の配列同一性、ならびに配列番号2、4、6、8、10、12、14、38、234、284、484、594、686、688、および/または766と比較して1つまたは複数のアミノ酸残基の相違を有する操作されたLDCポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列を含む組換え細菌細胞を、操作されたLDCポリペプチドの産生を可能にする適切な培養条件下で培養するステップ、ならびに必要に応じて、操作されたLDCポリペプチドを培養物および/または培養された細菌細胞から回収するステップを含む、方法を提供する。一部の実施形態では、宿主細胞は、2つ以上の操作されたLDCポリペプチドを産生する。
一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、組換え宿主細胞および/または培養培地から回収されると、それらは、当技術分野において公知の任意の適切な方法によってさらに精製される。一部の追加の実施形態では、精製されたLDCポリペプチドは、他の成分および化合物と組み合わされて、必要に応じて異なる適用および使用(例えば、医薬組成物)のための操作されたLDCポリペプチドを含む組成物および製剤を提供する。
組成物:
本発明は、多数の組成物における使用のために適切な操作されたLDCポリペプチドを提供する。これらの組成物は、限定されるものではないが、医薬品、食事/栄養サプリメント、食品、飼料、および精密化学生産を含む多くの分野において使用される。例えば、一部の実施形態では、本発明は、少なくとも1つの操作されたLDCバリアントおよび/または少なくとも1つのLDCバリアントをコードする少なくとも1つのポリヌクレオチド配列を含む食品および/または飼料を提供する。一部の実施形態では、本発明は、少なくとも1つの操作されたLDCバリアントを含む飲料を提供する。
一部の実施形態では、食品、飼料、および/または栄養/栄養補助食品中の操作されたLDCバリアントは、グリコシル化されている。さらにまた、操作されたLDCバリアントは、任意の適切な食用酵素送達マトリックスにおいて使用される。一部の実施形態では、操作されたLDCバリアントは、バリアントの摂取の際に動物の消化管内でLDCバリアントの迅速な分散のために設計された食用酵素送達マトリックス中に存在する。
本発明は、精密化学製品および他の工業的に重要な化合物の生産における使用のために適切な操作されたLDCポリペプチドも提供する(例えば、米国特許出願公開第2013/0340119号、同第2013/0005012号および同第2005/0260724号、ならびに国際公開第2012/122333号を参照されたい)。
医薬組成物および他の組成物:
本発明は、食事/栄養サプリメントなどの医薬組成物および他の組成物における使用のために適切な操作されたLDCポリペプチドを提供する。
投与の様式に応じて、治療有効量の本発明による操作されたLDCを含むこれらの組成物は、固体、半固体、または液体の形態である。一部の実施形態では、組成物は、希釈剤、緩衝液、賦形剤、塩、乳化剤、保存剤、安定剤、フィラー、および他の成分などの他の薬学的に許容される構成成分を含む。製剤化および投与のための技法に対する詳細は、当技術分野において周知であり、文献に記載されている。
一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、経口医薬組成物における使用のために製剤化される。限定されるものではないが、丸剤、錠剤、ジェルタブ、カプセル剤、ロゼンジ、糖衣錠、散剤、ソフトゲル、ゾル-ゲル、ゲル、エマルジョン、インプラント、パッチ、噴霧剤、軟膏、リニメント剤、クリーム、ペースト、ゼリー、塗布剤、エアロゾル、チューインガム、粘滑剤、スティック、懸濁剤(限定されるものではないが、油系懸濁剤、水中油型エマルジョンなどを含む)、スラリー、シロップ剤、放出制御製剤、坐剤などを含む、操作されたLDCポリペプチドの送達における使用のための任意の適切なフォーマットが、本発明において使用される。一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、注射のために適切なフォーマット(すなわち、注射用製剤)で提供される。一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、シリカ系(例えば、オキシシラン)のゾル-ゲルを含む、ゾル-ゲルなどの生体適合性マトリックス中で提供される。一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、カプセル化される。一部の代替の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、ナノ構造(例えば、ナノチューブ、ナノチューブル、ナノカプセル、またはマイクロカプセル、ミクロスフェア、リポソームなど)でカプセル化される。実際に、本発明は、任意の特定の送達製剤および/または送達の手段に限定されることを意図するものではない。操作されたLDCポリペプチドは、限定されるものではないが、非経口、経口、局所、経皮、鼻腔内、眼内、髄腔内、インプラントを介してなどを含む、当技術分野において公知の任意の適切な手段によって投与されることが意図される。
一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、グリコシル化、ペグ化(すなわち、ポリエチレングリコール[PEG]または活性化PEGなどで修飾される)、または他の化合物によって化学的に修飾される(例えば、Ikeda, Amino Acids 29:283-287 [2005];米国特許第7,531,341号、同第7,534,595号、同第7,560,263号、および同第7,553,653号;米国特許出願公開第2013/0039898号、同第2012/0177722号などを参照されたい)。実際に、本発明は、任意の特定の送達方法および/または機構に限定されることを意図するものではない。
一部の追加の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、マトリックス安定化酵素結晶を含む製剤で提供される。一部の実施形態では、製剤は、架橋結晶性の操作されたLDC酵素、および酵素結晶に接着する反応性部分を有するポリマーを含む。本発明は、ポリマー中の操作されたLDCポリペプチドも提供する。
一部の実施形態では、本発明の操作されたLDCポリペプチドを含む組成物は、限定されるものではないが、糖(例えば、ラクトース、スクロース、マンニトール、および/またはソルビトール)、デンプン(例えば、トウモロコシ、コムギ、コメ、ジャガイモ、または他の植物性デンプン)、セルロース(例えば、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム)、ガム(例えば、アラビア、トラガカント、グアーなど)、および/またはタンパク質(例えば、ゼラチン、コラーゲンなど)を含む、1つまたは複数の一般に使用される担体化合物を含む。経口製剤における追加の構成成分としては、着色剤および/または甘味剤(例えば、グルコース、スクロース、およびマンニトール)および滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム)、ならびに腸溶コーティング(例えば、メタクリレートポリマー、ヒドロキシルプロピルメチルセルロースフタレート、および/または当技術分野において公知の任意の他の適切な腸溶コーティング)が挙げられ得る。一部の実施形態では、崩壊剤または可溶化剤が含まれる(例えば、架橋ポリビニルピロリドン、寒天、アルギン酸またはその塩、例えば、アルギン酸ナトリウム)。一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、特に、液体製剤において、限定されるものではないが、保存剤、懸濁化剤、増粘剤、湿潤剤、アルコール、脂肪酸、および/または乳化剤を含む、さまざまな追加の構成成分と組み合わされる。
一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、特に、液体製剤において、限定されるものではないが、保存剤、懸濁化剤、増粘剤、湿潤剤、アルコール、脂肪酸、および/または乳化剤を含む、さまざまな追加の構成成分と組み合わされる。一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、MSUDの処置において使用される他の化合物、および任意の他の適切な化合物と組み合わせて対象に投与される。
一部の実施形態では、本発明は、MSUDの徴候および/もしくは症状の減少、回復、または排除における使用のために適切な操作されたLDCポリペプチドを提供する。患者に投与される操作されたLDCポリペプチドの投薬量は、患者の遺伝子型、患者の全身状態、および当業者に公知の他の因子に依存する。一部の実施形態では、組成物は、患者への単回投与または反復投与が意図される。一部の実施形態では、患者に投与される組成物中の操作されたLDCポリペプチドの濃度は、疾患の症状を有効に処置、回復および/または予防するのに十分であることが企図される。一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、他の医薬および/または食事組成物と組み合わせて投与される。
工業用組成物:
本発明の操作されたLDCポリペプチドは、食品香味料(例えば、チーズ)などの領域を含む工業用組成物において使用されることが企図される。
一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、食品および/または飼料工業における使用のために製剤化される。一部の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、追加の酵素(例えば、セルラーゼ、ラッカーゼ、およびアミラーゼ)などの動物飼料構成成分と混合される顆粒化製品またはペレット化製品に製剤化される。一部の代替の実施形態では、操作されたLDCポリペプチドは、液体動物飼料組成物(例えば、水性または油系スラリー)において使用される。そのため、一部の実施形態では、本発明の操作されたLDCバリアントは、ペレットおよび他の加工飼料/食品を生産するために使用される処理に耐えるのに十分に熱耐性および熱安定性である。
本発明の前述のおよび他の態様は、以下の非限定的な実施例に関連してより良く理解され得る。実施例は、例示の目的のためにのみ提供され、本発明の範囲を限定することを決して意図するものではない。
実験
実験および達成された結果を含む以下の実施例は、例示の目的のためにのみ提供され、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。
下記の実験の開示では、以下の略語が適用される:ppm(百万分率);M(モル濃度);mM(ミリモル濃度)、uMおよびμM(μモル濃度);nM(ナノモル濃度);mol(モル);gmおよびg(グラム);mg(ミリグラム);ugおよびμg(マイクログラム);Lおよびl(リットル);mlおよびmL(ミリリットル);cm(センチメートル);mm(ミリメートル);umおよびμm(マイクロメートル);sec.(秒);min(s)(分);h(s)およびhr(s)(時間);U(単位);MW(分子量);rpm(毎分回転数);psiおよびPSI(ポンド/平方インチ);℃(摂氏温度);RTおよびrt(室温);CDS(コード配列);DNA(デオキシリボ核酸);RNA(リボ核酸);AUC(曲線下面積);E.coli W3110(Coli Genetic Stock Center[CGSC]、New Haven、CTから入手可能な一般に使用される実験室E.coli株);iMSUD(中間メープルシロップ尿症);HTP(ハイスループット);HPLC(高圧液体クロマトグラフィー);LC(液体クロマトグラフィー);MS(質量分析);LC-MS/MS(2回の質量分析を伴う液体クロマトグラフィー);SPE(固相抽出);KIC(ケトイソカプロエート);IPTG(イソプロピルβ-D-1-チオガラクトピラノシド);PLP(ピリドキサール5’-リン酸);BSA(ウシ血清アルブミン);BW(体重);MSUD(メープルシロップ尿症);FIOPC(陽性対照に対する倍数改善);LB(ルリアブロス);TB(テリフィックブロス);Innovative Research(Innovative Research、Novi、MI);Microfluidics(Microfluidics Corp.、Newton、MA);Thermotron(Thermotron、Holland、MI);Waters(Waters Corp.、Milford、MA);Infors(Infors AG、Bottmingen、Switzerland);Cambridge Isotope Laboratories(Cambridge Isotope Laboratories,Inc.、Tewksbury、MA);Sigma-Aldrich(Sigma-Aldrich、St.Louis、MO);Applied Biosystems(Applied Biosystems、Life Technologies、Corp.、Grand Island、NYの一部)、Agilent(Agilent Technologies,Inc.、Santa Clara、CA);Thermo Scientific(Thermo Fisher Scientific、Waltham、MAの一部);Gibco(Thermo Fisher Scientific、Waltham、MAのGibco部門);Khuner(Khuner Shaker,Inc.、Santa Clara、CA);BN Labs(British Nutritions,LLC、Irvine、CA);GraphPad Software(GraphPad Software、San Diego、CA);ならびにCorning(Corning,Inc.、Palo Alto、CA)。
(実施例1)
ロイシンデカルボキシラーゼ活性を有するアミノ酸デカルボキシラーゼ酵素の合成およびアッセイ
この実施例では、ロイシンデカルボキシラーゼ(LDC)活性のためのアミノ酸デカルボキシラーゼ酵素の合成およびアッセイにおいて使用される方法が記載される。
アミノ酸デカルボキシラーゼ遺伝子の取得および発現ベクターの構築
Streptomyces sp.GP55(配列番号2;Acc番号WP_101384472.1)、Saccharothrix sp.ST-888(配列番号4;Acc番号WP_052681825.1)、およびKitasatospora sp.MBT63(配列番号6;Acc番号WP_051812394.1)、Kitasatospora sp.MMS61-BH015(配列番号8;Acc番号WP_104818078.1)、Streptomyces sp.NRRL F-6131(配列番号10;Acc番号WP_051769113.1)、Planctomycetaceae細菌(配列番号12;Acc番号RPI63066.1)、ならびにLarkinella arboricola(配列番号14;Acc番号A0A327WPB0)由来のアミノ酸デカルボキシラーゼをコードするポリヌクレオチド配列を、それぞれ、配列番号1、3、5、7、9、11、および13の遺伝子として合成した。これらの合成遺伝子を、pCK110900ベクター系(例えば、米国特許第7,629,157号および米国特許出願公開第2016/0244787号を参照されたい、それらの両方とも、これにより参照により本明細書に組み込まれる)にクローニングし、その後、W3110に由来するE.coli株において発現させた。一部の実施形態では、抗菌剤抵抗性マーカーを欠く発現ベクターを使用する。
振とうフラスコ粉末(SFP)の生成
アミノ酸デカルボキシラーゼを含有するプラスミドで形質転換されたE.coli培養物を、1%のグルコース、および一部の例では30μg/mLのクロラムフェニコールを有するルリアブロス-寒天プレート上に蒔き、37℃で終夜増殖させた。各培養物由来の単一のコロニーを、適切な場合、1%のグルコースおよび30μg/mLのクロラムフェニコールを有する5mLのルリアブロス(LB)に移した。培養物を、30℃、250rpmで18時間増殖させ、30μg/mLのクロラムフェニコールを有する250mlのテリフィックブロス(TB)に、およそ1:50で継代培養した。培養物を、0.6~0.8のOD600まで、30℃、250rpmでおよそ3~4時間増殖させ、1mMのIPTGで誘導した。培養物を、30℃、250rpmで20時間増殖させた。細胞を、遠心分離(7000rpm×10分、4℃)によって収集し、上清を廃棄した。ペレットを、30mLの1mMのPLPを有する50mMのリン酸ナトリウム、pH7.0に再懸濁させ、110psiでのマイクロフルイダイザー(Microfluidics)の単回通過を使用して溶解させた。溶解物をペレット化し(10,000×rpm、30分、4℃)、得られた上清を凍結および凍結乾燥して、発現した酵素を含有する粉末を作成した。
異なるpHでのロイシンに対するデカルボキシラーゼ活性についてのSFP特性評価アッセイ
振とうフラスコ粉末を再構成して、40g/L粉末を準備し、2.5~40g/Lに連続希釈した。次いで、これらのストックの25μLを、50mMのリン酸ナトリウム、pH7.0、またはマッキルベイン緩衝液、pH4.6中の10mMのロイシンおよび0.1mMのPLPの最終濃度のために、75μLの反応ミックスに添加した。反応物を、THERMOTRON(登録商標)タイタープレートシェーカー中、37℃、250rpmで3~4時間インキュベートした後、0.1%のギ酸を有する3体積のアセトニトリルでクエンチした。得られた試料を、4℃、4000rpmで10分間遠心分離した後、上清を、ロイシンの脱カルボキシル化産物であるイソペンチルアミンについてLC-MS/MSによって分析した。LC-MS/MS装置およびパラメーターの例を表1-1に示し、配列番号2~14についての結果を表1-2に示す。
Figure 2023512683000001
pH耐性についてのSFP特性評価アッセイ
酸性pHに対する酵素の相対的耐性を評価するために、SFPを再構成して、20g/L粉末を準備し、マッキルベイン緩衝液、pH2.8~8.0に2倍希釈した。混合物を、THERMOTRON(登録商標)タイタープレートシェーカー中、37℃、250rpmで1.5時間インキュベートした。インキュベーション後、20μLの酵素溶液を、50mMのリン酸ナトリウム、pH7.0中の5mMのロイシンの最終濃度のために、90μLの反応ミックスに添加した。反応物を、THERMOTRON(登録商標)タイタープレートシェーカー中、37℃、250rpmで2時間インキュベートした後、水に2倍希釈し、0.1%のギ酸を有する3体積のアセトニトリルでクエンチした。得られた試料を上記に記載されるようにして処理し、上清をイソペンチルアミンについてLC-MS/MSによって分析した。配列番号2~14について得られた結果を表1-2に示す。
熱安定性についてのSFP特性評価アッセイ
改善された熱安定性は、酵素治療薬の製造および貯蔵において有用な価値のある形質であり、多くの場合、他の安定化の試みの副産物として生じる。本発明の開発の間に生成したバリアントの相対的安定性を評価するために、酵素の熱安定性を以下の通り評価した:100μLの10g/Lのアミノ酸デカルボキシラーゼSFPを、サーモサイクラー中、30~70℃で1.5時間インキュベートした。インキュベーション後、試料を短時間遠心分離し、10μLの熱処理されたSFPを、50mMのリン酸ナトリウム、pH7.0中の5mMのロイシンの最終濃度のために、90μLの反応ミックスに添加した。反応物を、THERMOTRON(登録商標)タイタープレート中、37℃、250rpmで2時間インキュベートし、処理し、上記に記載されるようにしてLC-MS/MSによって分析した。配列番号2~14についての結果を表1-2に示す。
プロテアーゼに対する抵抗性についてのSFP特性評価アッセイ
代表的な腸プロテアーゼに対する酵素の相対的安定性を評価するために、ブタトリプシン(Sigma Aldrich)およびウシキモトリプシン(Sigma Aldrich)のミックスを、それぞれ3g/Lの濃度に、50mMのリン酸ナトリウム、pH7.0に溶解し、2倍連続希釈した。次いで、10g/Lのアミノ酸デカルボキシラーゼSFPを、0~1.5g/Lのトリプシン/キモトリプシンとともに、THERMOTRON(登録商標)タイタープレートシェーカー中、37℃、250rpmで1時間インキュベートした。インキュベーション後、10μLのプロテアーゼ処理されたSFPを、50mMのリン酸ナトリウム、pH7.0中の3mMのロイシンの最終濃度のために、90μLの反応ミックスに添加した。反応物を、THERMOTRON(登録商標)タイタープレート中、37℃、250rpmで1時間インキュベートした後、水に5倍希釈し、0.1%のギ酸を有する3体積のアセトニトリルでクエンチした。得られた試料を、上記に記載されるようにして処理し、上清を、上記に記載されるようにしてLC-MS/MSによって分析した。配列番号2および12についての結果を表1-2に示す。
Figure 2023512683000002
(実施例2)
配列番号12のLDCバリアント
この実施例では、ロイシン活性の改善、低pH耐性、およびプロテアーゼ抵抗性について、配列番号12に由来するLDCバリアントの進化およびスクリーニングのための実験を記載する。配列番号11によってコードされるLDCの定向進化を、バリアント遺伝子のライブラリーを構築することによって行った。次いで、これらのライブラリーを、下記に記載される方法を使用して、蒔き、増殖させ、スクリーニングした。
LDC酵素を発現する培養物のハイスループット(HTP)増殖
形質転換したE.coli細胞を、1%のグルコースを含有するLB寒天プレート上に蒔くことによって選択した。37℃での終夜インキュベーション後、コロニーを、1%のグルコースが補充された180μL/ウェルのLB培地で満たされたNUNC(商標)(Thermo-Scientific)96ウェルシャロー平底プレートにおいて選んだ。培養物を、Kuhnerシェーカー(200rpm、30℃、および85%相対湿度)中、終夜、18~20時間増殖させた。終夜増殖させた試料(20μL)を、380μLのTBで満たされたCOSTAR(登録商標)96ウェルディーププレート(Corning)に移した。培養物を、Kuhnerシェーカー(250rpm、30℃、および85%相対湿度)中、2~3時間インキュベートし、次いで、滅菌水中40μLの10mMのIPTGで誘導し、Kuhnerシェーカー(250rpm、30℃、および85%相対湿度)中、終夜、20~24時間インキュベートした。細胞をペレット化し(4000rpm×10分)、上清を廃棄し、細胞を分析の前に-80℃で凍結した。
HTP細胞ペレットの溶解
E.coli細胞ペレットを、400μLの溶解緩衝液(50mMのリン酸ナトリウムpH7中の1mg/mlのリゾチーム+0.5g/LのPMBS)で溶解した。混合物を、室温で1.5時間撹拌し、ペレット化し(4000rpm×10分)、その後、清澄化溶解物を、THERMOTRON(登録商標)タイタープレートシェーカー(400rpm)中、60℃で1時間プレインキュベートした。熱処理された溶解物をペレット化し(4000rpm×10分)、上清をHTPアッセイにおいて使用した。
酸性緩衝液およびプロテアーゼで前処理された清澄化溶解物のHTP活性分析
LDCバリアントを含有する熱処理された溶解物を、胃の環境をシミュレーションする酸性緩衝液でチャレンジした。最初に、熱処理された清澄化溶解物を、COSTAR(登録商標)96ウェル丸底プレート(Corning)中、マッキルベイン緩衝液、pH3.6とともに、1:1で、プレインキュベートした。プレートを、密封し、THERMOTRON(登録商標)タイタープレートシェーカー(250rpm)中、37℃で1時間インキュベートした。その後、得られた酸性緩衝液で処理された溶解物を、0.02g/Lのトリプシンおよびキモトリプシン(1:1)の最終濃度で、1:1で、振とうしながら37℃で1時間プレインキュベートした。インキュベーション後、得られた試料を遠心分離し、50μLの試料を、50mMのリン酸ナトリウム、pH7.0中の3mMのロイシンおよび10μMのPLPの最終濃度のために、50μLの反応ミックスに添加した。一部の実験では、50mMのリン酸ナトリウム、pH7.0中のイソロイシンの代わりに、イソロイシン-d10を有する0.6~3mMの全20アミノ酸(Cambridge Isotope Laboratories)および10μMのPLPの最終濃度をもたらす反応ミックスを使用した。反応物を、THERMOTRON(登録商標)タイタープレート中、37℃、250rpmで1時間インキュベートした後、0.1%のギ酸を有する3体積のアセトニトリルでクエンチし、4000rpm、4℃で10分間遠心分離し、水に50倍希釈した。得られた試料を、実施例1に記載されるようにしてLC-MS/MSによって分析した。これらのアッセイの結果を表2-1に示す。
Figure 2023512683000003
Figure 2023512683000004
Figure 2023512683000005
(実施例3)
配列番号38のLDCバリアント
この実施例では、ロイシン活性の改善、低pH耐性、およびプロテアーゼ抵抗性について、配列番号38に由来するLDCバリアントの進化およびスクリーニングのための実験を記載する。配列番号38によってコードされるLDCの定向進化を、バリアント遺伝子のライブラリーを構築することによって行った。次いで、これらのライブラリーを、下記に記載される方法を使用して、蒔き、増殖させ、スクリーニングした。
酸性緩衝液およびプロテアーゼで前処理された清澄化溶解物のHTP活性分析
HTP増殖、およびLDCバリアントを発現するE.coli細胞の溶解を、実施例2に記載されるようにして行った。LDCバリアントを含有する熱処理された溶解物を、実施例2に記載されるようにして酸性緩衝液でチャレンジした。その後、酸性緩衝液で処理された溶解物を、0.1g/Lのトリプシンおよびキモトリプシン(1:1)の最終濃度で、1:1で、振とうしながら37℃で1時間プレインキュベートした。インキュベーション後、試料を遠心分離し、50μLの試料を、50mMのリン酸ナトリウム、pH7.0中の3mMのロイシンおよび10μMのPLPの最終濃度のために、50μLの反応ミックスに添加した。一部の実験では、50mMのリン酸ナトリウム、pH7.0中のイソロイシンの代わりに、イソロイシン-d10を有する0.6~3mMの全20アミノ酸(Cambridge Isotope Laboratories)および10μMのPLPの最終濃度をもたらす反応ミックスを使用した。反応物を、THERMOTRON(登録商標)タイタープレート中、37℃、250rpmで1時間インキュベートした後、0.1%のギ酸を有する3体積のアセトニトリルでクエンチし、4000rpm、4℃で10分間遠心分離し、水に50倍希釈した。得られた試料を、実施例1に記載されるようにLC-MS/MSによって、または表3-1に示されるパラメーターを使用してRAPIDFIRE(登録商標)質量分析(Agilent)によって分析した。これらのアッセイの結果を表3-2に示す。
Figure 2023512683000006
Figure 2023512683000007
Figure 2023512683000008
(実施例4)
配列番号234のLDCバリアント
この実施例では、ロイシン活性の改善、低pH耐性、およびプロテアーゼ抵抗性について、配列番号234に由来するLDCバリアントの進化およびスクリーニングのための実験を記載する。配列番号234によってコードされるLDCの定向進化を、バリアント遺伝子のライブラリーを構築することによって行った。次いで、これらのライブラリーを、下記に記載される方法を使用して、蒔き、増殖させ、スクリーニングした。
酸性緩衝液およびプロテアーゼで前処理された清澄化溶解物のHTP活性分析
HTP増殖、およびLDCバリアントを発現するE.coli細胞の溶解を、実施例2に記載されるようにして行った。LDCバリアントを含有する熱処理された溶解物を、以下の条件で、実施例2に記載されるようにして酸性緩衝液でチャレンジした:熱処理された清澄化溶解物を、マッキルベイン緩衝液、pH3.3とともに、1:1で、プレインキュベートした。次いで、得られた酸性で緩衝液処理された溶解物を、0.5g/Lのトリプシンおよびキモトリプシン(1:1)の最終濃度で、1:1で、振とうしながら37℃で1時間プレインキュベートした。インキュベーション後、試料を遠心分離し、40μLの試料を、50mMのリン酸ナトリウム、pH7.0中の3mMのロイシンおよび10μMのPLPの最終濃度のために、60μLの反応ミックスに添加した。一部の実験では、50mMのリン酸ナトリウム、pH7.0中のイソロイシンの代わりに、イソロイシン-d10を有する0.6~3mMの全20アミノ酸(Cambridge Isotope Laboratories)および10μMのPLPの最終濃度をもたらす反応ミックスを使用した。反応物を、THERMOTRON(登録商標)タイタープレート中、37℃、250rpmで1時間インキュベートした後、0.1%のギ酸を有する3体積のアセトニトリルでクエンチし、4000rpm、4℃で10分間遠心分離し、水に10または500倍希釈した。得られた試料を、実施例1に記載されるようにしてLC-MS/MSによって、または実施例3に記載されるようにしてRAPIDFIRE(登録商標)-MSによって分析した。
Figure 2023512683000009
Figure 2023512683000010
(実施例5)
配列番号284のLDCバリアント
この実施例では、ロイシン活性の改善、低pH耐性、およびプロテアーゼ抵抗性について、配列番号284に由来するLDCバリアントの進化およびスクリーニングのための実験を記載する。配列番号284によってコードされるLDCの定向進化を、バリアント遺伝子のライブラリーを構築することによって行った。次いで、これらのライブラリーを、下記に記載される方法を使用して、蒔き、増殖させ、スクリーニングした。
酸性緩衝液、ペプシンおよびプロテアーゼで前処理された清澄化溶解物のHTP活性分析
HTP増殖、およびLDCバリアントを発現するE.coli細胞の溶解を、実施例2に記載されるようにして行った。LDCバリアントを含有する熱処理された溶解物を、胃の環境をシミュレーションするペプシンを含有する酸性緩衝液でチャレンジした。最初に、熱処理された清澄化溶解物を、COSTAR(登録商標)96ウェル丸底プレート(Corning)中、1:1で、0.05g/Lのブタ胃粘膜由来ペプシン(Sigma)を含有するマッキルベイン緩衝液、pH3.2とともにプレインキュベートした。プレートを、密封し、THERMOTRON(登録商標)タイタープレートシェーカー(250rpm)中、37℃で1時間インキュベートした。その後、試料を短時間遠心分離し、得られた上清を、1:1で、0.5g/Lのトリプシンおよびキモトリプシン(1:1)の最終濃度で、振とうしながら37℃で1時間プレインキュベートした。インキュベーション後、40μLの試料を、50mMのリン酸ナトリウム、pH7.0中の3mMのロイシンおよび10μMのPLPの最終濃度のために、60μLの反応ミックスに添加した。反応物を、THERMOTRON(登録商標)タイタープレート中、37℃、250rpmで1時間インキュベートした後、0.1%のギ酸を有する3体積のアセトニトリルでクエンチし、4000rpm、4℃で10分間遠心分離し、水に500倍希釈した。得られた試料を、実施例3に記載されるようにしてRAPIDFIRE(登録商標)-MSによって分析した。
Figure 2023512683000011
Figure 2023512683000012
(実施例6)
配列番号484のLDCバリアント
この実施例では、ロイシン活性の改善、低pH耐性、およびプロテアーゼ抵抗性について、配列番号484に由来するLDCバリアントの進化およびスクリーニングのための実験を記載する。配列番号484によってコードされるLDCの定向進化を、バリアント遺伝子のライブラリーを構築することによって行った。次いで、これらのライブラリーを、下記に記載される方法を使用して、蒔き、増殖させ、スクリーニングした。
酸性緩衝液およびプロテアーゼで前処理された清澄化溶解物のHTP活性分析
HTP増殖、およびLDCバリアントを発現するE.coli細胞の溶解を、溶解緩衝液が40μMのPLPを含有した以外は、実施例2に記載されるようにして行った。LDCバリアントを含有する熱処理された溶解物を、実施例5に記載されるようにして、ペプシンを含有する酸性緩衝液でチャレンジし、その後、プロテアーゼでチャレンジした。具体的には、熱処理された清澄化溶解物を、マッキルベイン緩衝液、pH3中の0.375g/Lのペプシンの最終濃度で、1:1で、37℃で1時間プレインキュベートし、得られた上清を、200mMのリン酸ナトリウム、pH8に溶解された0.75g/Lのトリプシンおよびキモトリプシン(1:1)の最終濃度で、1:1で、37℃で1時間プレインキュベートした。インキュベーション後、40μLの試料を、50mMのリン酸ナトリウム、pH7.0中の3mMのロイシンの最終濃度のために、60μLの反応ミックスに添加した。RAPIDFIRE(登録商標)-MSによる分析の前に試料を水に50倍希釈した以外は、反応物を、実施例5に記載されるようにして、インキュベートし、クエンチし、分析した。これらのアッセイの結果を表6-1に示す。
Figure 2023512683000013
Figure 2023512683000014
Figure 2023512683000015
(実施例7)
配列番号594のLDCバリアント
この実施例では、ロイシン活性の改善、低pH耐性、およびプロテアーゼ抵抗性について、配列番号594に由来するLDCバリアントの進化およびスクリーニングのための実験を記載する。配列番号594によってコードされるLDCの定向進化を、バリアント遺伝子のライブラリーを構築することによって行った。次いで、これらのライブラリーを、下記に記載される方法を使用して、蒔き、増殖させ、スクリーニングした。
酸性緩衝液およびプロテアーゼで前処理された清澄化溶解物のHTP活性分析
HTP増殖、およびLDCバリアントを発現するE.coli細胞の溶解を、溶解緩衝液が40μMのPLPを含有した以外は、実施例2に記載されるようにして行った。LDCバリアントを含有する熱処理された溶解物を、実施例5に記載されるようにして、ペプシンを含有する酸性緩衝液でチャレンジし、その後、プロテアーゼでチャレンジした。具体的には、熱処理された清澄化溶解物を、マッキルベイン緩衝液、pH2.8中の0.2g/Lのペプシンの最終濃度で、1:1で、37℃で1時間プレインキュベートし、得られた上清を、400mMのリン酸ナトリウム、pH8に溶解された1.5g/Lのトリプシンおよびキモトリプシン(1:1)の最終濃度で、1:1で、37℃で1時間プレインキュベートした。インキュベーション後、40μLの試料を、50mMのリン酸ナトリウム、pH7.0中の2.5mMのロイシンの最終濃度のために、60μLの反応ミックスに添加した。反応物を、実施例6に記載されるようにして、インキュベートし、クエンチし、希釈し、分析した。これらのアッセイの結果を表7-1に示す。
Figure 2023512683000016
(実施例8)
配列番号686のLDCバリアント
この実施例では、ロイシン活性の改善、低pH耐性、およびプロテアーゼ抵抗性について、配列番号686に由来するLDCバリアントの進化およびスクリーニングのための実験を記載する。配列番号686によってコードされるLDCの定向進化を、バリアント遺伝子のライブラリーを構築することによって行った。次いで、これらのライブラリーを、下記に記載される方法を使用して、蒔き、増殖させ、スクリーニングした。
酸性緩衝液およびプロテアーゼで前処理された清澄化溶解物のHTP活性分析
HTP増殖、およびLDCバリアントを発現するE.coli細胞の溶解を、溶解緩衝液が40μMのPLPを含有した以外は、実施例2に記載されるようにして行った。LDCバリアントを含有する熱処理された溶解物を、実施例5に記載されるようにして、ペプシンを含有する酸性緩衝液でチャレンジし、その後、プロテアーゼでチャレンジした。具体的には、熱処理された清澄化溶解物を、マッキルベイン緩衝液、pH2.8中の0.4g/Lのペプシンの最終濃度で、1:1で、37℃で1~1.5時間プレインキュベートし、得られた上清を、400mMのリン酸ナトリウム、pH8に溶解された2~4g/Lのトリプシンおよび1.5g/Lのキモトリプシンの最終濃度で、1:1で、37℃で1~2時間プレインキュベートした。インキュベーション後、40μLの試料を、50mMのリン酸ナトリウム、pH7.0中の2.5mMのロイシンの最終濃度のために、60μLの反応ミックスに添加した。一部の実験では、50mMのリン酸ナトリウム、pH7.0中の2.5mMのロイシン、イソロイシン-d10、バリン、アスパラギン、メチオニン、およびシステインの最終濃度をもたらす反応ミックスを使用した。反応物を、実施例6に記載されるようにして、インキュベートし、クエンチし、希釈し、分析した。これらのアッセイの結果を表8-1および8-2に提供する。
Figure 2023512683000017
Figure 2023512683000018
(実施例9)
LDCバリアントのアミノ酸活性分析
この実施例では、全20アミノ酸に対する配列番号12および594の活性を評価するための実験を記載する。
振とうフラスコ粉末(SFP)の生成
LDCバリアントの振とうフラスコ粉末を、以下の変更を用いて、実施例1に記載されるようにして調製した:細胞ペレットを、200μMのPLPを有する30mLの50mMのリン酸ナトリウム、pH7.0に再懸濁させた。110psiでのマイクロフルイダイザー(Microfluidics)の単回通過を使用する溶解の後、溶解物をペレット化し(10,000×rpm、30分、4℃)、得られた上清を、水浴中、60℃で1時間熱処理した。次いで、試料を遠心分離した(10,000×rpm、1時間、4℃)後、得られた上清を凍結および凍結乾燥して、発現した酵素を含有する粉末を作成した。
異なるアミノ酸に対するデカルボキシラーゼ活性についてのSFP特性評価アッセイ
振とうフラスコ粉末をリン酸緩衝食塩水、pH7.4中で再構成して、10g/L粉末のストック溶液を準備した。次いで、20μLのこれらのSFP溶液を、50mMのリン酸ナトリウム緩衝液、pH7.0に溶解された、イソロイシンの代わりにイソロイシンd-10を有する2mMの全20アミノ酸(Cambridge Isotope Laboratories)を含有する180μLの反応ミックスに添加した。反応物を、THERMOTRON(登録商標)タイタープレートシェーカー中、37℃、400rpmで1.5~2時間インキュベートした後、0.1%のギ酸を有する2体積のアセトニトリルでクエンチした。得られた試料を、4℃、4000rpmで10分間遠心分離し、上清を、0.1%のギ酸を有するアセトニトリルに最高で6倍希釈した。試料を、LC-MS/MSによって、全20アミノ酸について分析し、LC-MS/MS装置およびパラメーターの例を表9-1および9-2に示す。それぞれのアミノ酸の変換(すなわち、枯渇)を陰性対照に対して計算し、配列番号12および594についての結果を表9-2に示す。
Figure 2023512683000019
Figure 2023512683000020
Figure 2023512683000021
(実施例10)
配列番号688のLDCバリアント
この実施例では、ロイシン活性の改善、低pH耐性、およびプロテアーゼ抵抗性について、配列番号688に由来するLDCバリアントの進化およびスクリーニングのための実験を記載する。配列番号688によってコードされるLDCの定向進化を、バリアント遺伝子のライブラリーを構築することによって行った。次いで、これらのライブラリーを、下記に記載される方法を使用して、蒔き、増殖させ、スクリーニングした。
酸性緩衝液およびプロテアーゼで前処理された清澄化溶解物のHTP活性分析
HTP増殖、およびLDCバリアントを発現するE.coli細胞の溶解を、溶解緩衝液が20mMのリン酸ナトリウムおよび40μMのPLPを含有した以外は、実施例2に記載されるようにして行った。LDCバリアントを含有する熱処理された溶解物を、実施例5に記載されるようにして、ペプシンを含有する酸性緩衝液でチャレンジし、その後、プロテアーゼでチャレンジした。具体的には、熱処理された清澄化溶解物を、マッキルベイン緩衝液、pH3中の0.4g/Lのペプシンの最終濃度で、1:1で、37℃で1.5時間プレインキュベートし、得られた上清を、400mMのリン酸ナトリウム、pH8に溶解された4g/Lのトリプシンおよび1.5g/Lのキモトリプシンの最終濃度で、1:1で、37℃で2時間プレインキュベートした。インキュベーション後、40μLの試料を、60μLの反応ミックスに添加して、模擬腸液中の2.5mMのロイシン、イソロイシン-d10、バリン、アスパラギン、メチオニン、およびシステインの最終濃度を得た。反応物を、実施例6に記載されるようにして、インキュベートし、クエンチし、希釈し、分析した。これらのアッセイの結果を表10-1に提供する。
Figure 2023512683000022
(実施例11)
配列番号766のLDCバリアント
この実施例では、ロイシン活性の改善、低pH耐性、およびプロテアーゼ抵抗性について、配列番号766に由来するLDCバリアントの進化およびスクリーニングのための実験を記載する。配列番号766によってコードされるLDCの定向進化を、バリアント遺伝子のライブラリーを構築することによって行った。次いで、これらのライブラリーを、下記に記載される方法を使用して、蒔き、増殖させ、スクリーニングした。
酸性緩衝液およびプロテアーゼで前処理された清澄化溶解物のHTP活性分析
HTP増殖、およびLDCバリアントを発現するE.coli細胞の溶解を、実施例10に記載されるようにして行った。LDCバリアントを含有する熱処理された溶解物を、実施例5に記載されるようにして、ペプシンを含有する酸性緩衝液でチャレンジし、その後、プロテアーゼでチャレンジした。具体的には、熱処理された清澄化溶解物を、マッキルベイン緩衝液、pH2.6~2.8中の0.8g/Lのペプシンの最終濃度で、1:1で、37℃で2時間プレインキュベートし、得られた上清を、400mMのリン酸ナトリウム、pH8に溶解された4g/Lのトリプシンおよび1.5g/Lのキモトリプシンの最終濃度で、1:1で、37℃で2時間プレインキュベートした。インキュベーション後、40μLの試料を、60μLの反応ミックスに添加して、模擬腸液中の2~3mMのロイシン、イソロイシン-d10、バリン、アスパラギン、メチオニン、およびシステインの最終濃度を得た。反応物を、実施例6に記載されるようにして、インキュベートし、クエンチし、希釈し、分析した。これらのアッセイの結果を表11-1および11-2に提供する。
ロイシンに対する清澄化溶解物のHTP活性分析
HTP増殖、およびLDCバリアントを発現するE.coli細胞の溶解を、実施例10に記載されるようにして行った。熱処理された溶解物を、水に20倍希釈し、20μLの試料を、80μLの反応ミックスに添加して、50mMのリン酸ナトリウム、pH7中の3mMのロイシンの最終濃度を得た。反応物を、実施例6に記載されるようにして、インキュベートし、クエンチし、希釈し、分析した。ロイシンに対する活性を、SDS-PAGEおよびサイズ排除クロマトグラフィーによって決定された熱処理された清澄化溶解物中のロイシンデカルボキシラーゼの濃度によって正規化した。これらのアッセイの結果を表11-2に提供する。
Figure 2023512683000023
Figure 2023512683000024
(実施例12)
健康なカニクイザルにおけるLDCバリアントのin vivo特性評価
in vivo薬力学研究を、健康なカニクイザル(n=12、雄、BW3~4kg)において実施して、3つのLDCバリアント(配列番号484;配列番号686;および配列番号766)を特性評価した。それぞれのバリアントを、25、50、または100mg/kgのいずれかで投薬した。1週間の休薬期間によってそれぞれ分けられた4回の投薬日からなる研究を4週間にわたって行った。動物が同じ用量を2回受けないように、投薬群をローテーションした。投薬の1日前に、動物を、個々のケージに分け、終夜絶食させた。それぞれの投薬日に、20mL/動物の最終体積のために水で製剤化された10gのホエイタンパク質粉末(BN Labs Grass Fed Whey Protein;9.14%ロイシン)を、強制経口によって与えた。ホエイタンパク質懸濁液の直後に、媒体(20mMのリン酸ナトリウム、0.4mMのピリドキサールリン酸、pH7.2)または適当な用量のLDCのいずれかを、2.5mL/kgで与え、続いて、4mLの水のすすぎを行って、同じ経管栄養管を使用するすべての材料の効率的な送達を確実にした。投薬日において、動物に、血液採取の直後に、8時間でそれらの通常の食事を提供した。血液試料を、摂食の90分前および30分前、ならびに摂食の5分後、15分後、30分後、1時間後、2時間後、4時間後、8時間後、12時間後、および24時間後に得た(24時間の時点は、翌日、給餌前に、採取した)。試料を、抗凝固剤のKEDTAを含有する管に移し、処理を待つ間、湿った氷上に置き、2500rpm、およそ4℃で10分間遠心分離した。得られた血漿を回収し、分析まで凍結保存した(≦-60℃)。血漿ロイシン、フェニルアラニン、チロシンおよびメチオニンを、LC-MS/MSを使用して定量化して、有効性を評価した。血漿ロイシンの著しい増加が、摂取前のベースラインと比較して、食事チャレンジ単独で観察された。すべての用量のすべてのLDCバリアントは、ホエイタンパク質食事チャレンジに応答して、血漿ロイシンの著しい抑制をもたらした。配列番号484および配列番号686は、用量応答性の様式で、有効性を実証した。配列番号766のすべての用量は、類似の有効性を示し、これは、配列番号484および配列番号686の両方よりも優れていた。LDCは、血漿フェニルアラニン、チロシンまたはメチオニンに対する効果を有さなかった。表12-1は、媒体と比較した処置による血漿ロイシンの上昇曲線下面積(iAUC)の低減パーセントをまとめる。iAUCは、それぞれの動物についてのそれぞれの摂食後の時点から摂食前のロイシン値(絶食バックグラウンド)を最初に減算し、次いで、AUC計算を行うことによって報告した。統計的計算および有意性をGraphPad Prism 7(GraphPad Software)を使用して決定した。
Figure 2023512683000025
(実施例13)
疾患のマウスモデルにおけるLDCバリアントのin vivo特性評価
in vivo薬力学研究を、中間メープルシロップ尿症のマウスモデル(iMSUD;(Dbttm1Geh Tg(Cebpb-tTA)5Bjd Tg(tetO-DBT)A1Geh/J;JAX ストック番号6999))において実施して、3つのLDCバリアント(配列番号484;配列番号686;および配列番号766)を特性評価した。それぞれのバリアントを、200mg/kgで投薬した。投薬および離乳の開始前に、iMSUDマウスを、成長をサポートし、生存を延長するために、ロイシン不含マウス固形飼料と飲料水に補充されたロイシン(5.75gロイシン/L)とで維持した。少なくとも2月齢でBW20gの動物を実験のために使用した。動物を、投薬前に終夜絶食させた(約15時間)。それぞれの投薬日に、100mL/動物の総体積のために水で製剤化された45mgのホエイタンパク質粉末(BN Labs Grass Fed Whey Protein;9.14%ロイシン)を、強制経口によって与えた。ホエイタンパク質懸濁液の直後に、媒体(20mMのリン酸ナトリウム、0.4mMのピリドキサールリン酸、pH7.2)または適当なLDCバリアントのいずれかを、5mL/kgで与えた。血液試料を、摂食の15分前、ならびに摂食の15分後、30分後、60分後、120分後、および240分後に得た。試料を、抗凝固剤のKEDTAを含有する管に移し、処理を待つ間、湿った氷上に置き、2500rpm、およそ4℃で10分間遠心分離した。得られた血漿を回収し、分析まで凍結保存した(≦-60℃)。血漿ロイシンを、LC-MS/MSを使用して定量化して、有効性を評価した。血漿ロイシンの著しい増加が、摂取前のベースラインと比較して、食事チャレンジ単独で観察された。すべてのLDCバリアントは、ホエイタンパク質食事チャレンジに応答して、血漿ロイシンの著しい抑制をもたらした。配列番号484および配列番号686は、類似の有効性を実証したが、配列番号766は、優れた有効性をもたらした。表13-1は、媒体と比較した処置によるiAUC血漿ロイシンの低減パーセントをまとめる。iAUCは、それぞれの動物についてのそれぞれの摂食後の時点から摂食前のロイシン値(絶食バックグラウンド)を最初に減算し、次いで、AUC計算を行うことによって報告した。統計的計算および有意性をGraphPad Prism 7(GraphPad Software)を使用して決定した。
Figure 2023512683000026
本発明を、具体的な実施形態を参照して記載したが、特定の状況、材料、物質の組成、プロセス、プロセスの1つまたは複数のステップに適合するように、さまざまな変更を行うことができ、等価物を置換することができ、それによって、特許請求の範囲に記載された範囲から逸脱することなく、本発明の利益を達成することができる。
米国におけるすべての目的のために、本開示に引用されたありとあらゆる刊行物および特許文献は、そのような刊行物または文献のそれぞれが、参照により本明細書に組み込まれることが具体的および個々に示されているかのように、参照により本明細書に組み込まれる。刊行物および特許文献の引用は、任意のそのような文献が関連する先行技術であることを示すものとしても、またはその内容もしくは日付に関する自白を構成するものとしても、意図するものはない。

Claims (62)

  1. 配列番号2、4、6、8、10、12、14、38、234、284、484、594、686、688、および/または766の少なくとも1つに対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有するアミノ酸配列を含む操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドであって、前記アミノ酸配列のアミノ酸位置が、配列番号2、4、6、8、10、12、14、38、234、284、484、594、686、688、および/または766のアミノ酸配列を参照して番号付けられている、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  2. 前記ポリペプチド配列が、配列番号2に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有する、請求項1に記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  3. 前記ポリペプチド配列が、配列番号4に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有する、請求項1に記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  4. 前記ポリペプチド配列が、配列番号6に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有する、請求項1に記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  5. 前記ポリペプチド配列が、配列番号8に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有する、請求項1に記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  6. 前記ポリペプチド配列が、配列番号10に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有する、請求項1に記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  7. 前記ポリペプチド配列が、配列番号14に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有する、請求項1に記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  8. 前記ポリペプチド配列が、配列番号12に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有し、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドの前記ポリペプチド配列が、5、14、14/34/38/39/102/267/275/350/357、14/39/102/127/245/267/275/349/350、34/38/39/102/127/275/357、34/38/39/102/275/357、34/38/39/127/245/349/350/357、34/38/39/127/245/350/357、34/39/102/127/264/275/357、34/39/102/127/275/349/357、34/39/102/264/275/350/357、34/39/275/349/350/357、38/39/102/127/264/267/350/357、38/39/102/127/267/275/349/350/357、38/39/102/127/349/350/357、38/39/102/127/350、38/39/102/127/350/357、38/39/127/245/267/357、38/39/127/264/275、38/39/127/264/350/357、38/39/127/350/357、38/39/127/357、38/39/245/275/357、38/39/264/267/275/350、38/39/264/275/357、38/39/275、38/39/275/350、39、39/102/127/264/275/357、39/102/264/275/357、39/102/267/275/357、39/127/245/264/267/275/350、39/127/245/264/275/350/357、39/127/245/357、39/127/267/275/350/357、39/127/267/350/357、39/127/357、39/245/264/267/275/357、39/264/267/275/350、39/275/350/357、48、139、164、196、255、299、318、324、339、343、350、353、357、364、365、379、381、386、389、391、393、394、395、397、398、および405位から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、前記アミノ酸位置が、配列番号12を参照して番号付けられている、請求項1に記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  9. 前記ポリペプチド配列が、配列番号38に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有し、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドの前記ポリペプチド配列が、48/64/164/324/343/353/357/364、48/64/164/324/343/364、48/64/164/353/357/364、48/64/357/364、64/164/324/343/353/357/364、64/164/324/343/357/364、64/164/353/357、64/318/324/357/364、64/324/353/357/364、132/255/339/379/395、164/196/324/357/364、164/318/324/343/353/357、164/318/324/357/364、164/324/343/353/357/364、164/324/357/364、164/353/357/364、164/364、196/318/324/353/357/364、318/343/357、324/343/357/364、324/353/357/364、324/357/364、339/379/389/394/395、339/389/395、339/391、339/394/395/405、357/364、379/386、379/394/395/397/404/405、379/394/395/397/405、389/394/395/397/405、および394/397位から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、前記アミノ酸位置が、配列番号38を参照して番号付けられている、請求項1に記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  10. 前記ポリペプチド配列が、配列番号234に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有し、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドの前記ポリペプチド配列が、2、3、33、48/64/255、48/255/339、48/255/379、64、64/255、69、161、193、255、255/318/379、259、263、318/339/379、324、324/389/394、324/389/394/395、324/389/394/397、324/394、324/394/395、324/394/395/397、324/395、339、340、380、382、389、389/394、389/394/395、389/394/395/397、389/394/397、389/395、389/397、390、394、394/395、394/395/397、395、395/397、397、401、および405位から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、前記アミノ酸位置が、配列番号234を参照して番号付けられている、請求項1に記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  11. 前記ポリペプチド配列が、配列番号284に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有し、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドの前記ポリペプチド配列が、2/64/69/324/380/382/388/389、3/64/69/263/339/380/388、3/64/69/389、3/64/69/390、3/64/379/380/390、3/69/263/380、3/69/324、3/69/324/380/382/389/390、12/135/259/263、12/135/263/382、12/259/263/304、48/64/255、64/69、64/69/189/259/263/304、64/69/189/259/263/304/339/340/379、64/69/223/388、64/69/223/388/389/390、64/69/304/379/382、64/69/324、64/69/324/339/380/389/390、64/69/339、64/69/339/382/388/389、64/69/339/389/390、64/69/379/380、64/69/380/388/390、64/69/389、64/69/390、64/255/263、64/263、64/324/339/389/390、69/223/263/324/382/388/390、69/223/324/379/380/382/388/390、69/263、69/263/324、69/263/339、69/263/388、69/263/389/390、69/324/379/380/388、69/324/380、69/339/390、69/382/390、259/263/304、259/263/304/339/340/379、263/339/389/390、263/390、および304/340/379/380/382位から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、前記アミノ酸位置が、配列番号284を参照して番号付けられている、請求項1に記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  12. 前記ポリペプチド配列が、配列番号484に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有し、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドの前記ポリペプチド配列が、3/194/304、3/259/263/304、3/259/304、3/259/304/324/339、3/259/304/324/382、3/259/304/382、3/263/304/324、3/263/304/324/339、3/263/304/324/382、3/304、3/304/324、16、63、77、80、87/270、87/270/365、87/328/365、91、92、126、140、156、168/270/328/338、181、194、201、256、259、259/263、259/263/304、259/263/304/324、259/263/304/324/382、259/263/304/379、259/263/304/382、259/304、259/304/324、259/304/324/339、259/304/324/339/382、259/304/382、262、263/304、263/304/324、263/304/324/339、263/304/324/382、263/324、270、270/319、270/328/338、270/328/338/365、304、304/324、324、328、352、365、366、および382位から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、前記アミノ酸位置が、配列番号484を参照して番号付けられている、請求項1に記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  13. 前記ポリペプチド配列が、配列番号594に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有し、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドの前記ポリペプチド配列が、16/63/80/126/168/366、16/63/80/126/181/194/259/324/328/366、16/63/126/168/270/328/366、16/80/126/324/366、16/80/126/366、16/80/168、16/80/168/270/366、16/80/168/324、16/80/168/366、16/80/324、16/91/126/168/324/366、16/126/168/366、16/168/259/366、16/168/270/324/366、16/168/324/328/366、16/168/324/366、16/168/366、16/259/263/328、16/324/328/366、16/328/366、80/126/168/270/366、80/126/168/366、80/126/181/270/324/366、80/168/270/366、および168/366位から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、前記アミノ酸位置が、配列番号594を参照して番号付けられている、請求項1に記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  14. 前記ポリペプチド配列が、配列番号686に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有し、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドの前記ポリペプチド配列が、66/76/118/141/201/300、66/76/198/200/296/303、66/76/198/200/300、66/118/200/296/303/317、66/118/296、66/118/296/300、66/200、76/118/141/200/296、76/141/198/200/201/300、80/201/270、80/270、80/270/324、89/118/200、106/270/324/352、118/141/200、126、126/201/270/324、126/270、141/144/198/200/300、156/270、156/270/324、201/270、201/270/352、270、および270/324位から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、前記アミノ酸位置が、配列番号686を参照して番号付けられている、請求項1に記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  15. 前記ポリペプチド配列が、配列番号686に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有し、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドの前記ポリペプチド配列が、19、109、123、134、170、173、187、211、および312位から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、前記アミノ酸位置が、配列番号686を参照して番号付けられている、請求項1に記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  16. 前記ポリペプチド配列が、配列番号688に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有し、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドの前記ポリペプチド配列が、19/109/123/141/170/198/200/211/270/312、19/109/123/141/170/198/211、19/109/123/141/170/198/211/270/312、19/109/123/170/211/270/312、19/109/123/198/200/211/270/312、19/109/170/173/211/270/312、19/109/211/270/312、109/170/211/270/312、および109/211/270/312位から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、前記アミノ酸位置が、配列番号688を参照して番号付けられている、請求項1に記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  17. 前記ポリペプチド配列が、配列番号766に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有し、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドの前記ポリペプチド配列が、5/41、5/41/228、33、41、47、51、55、64、126、265、267、270、331、353、357、および384位から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、前記アミノ酸位置が、配列番号766を参照して番号付けられている、請求項1に記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  18. 前記ポリペプチド配列が、配列番号766に対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高い配列同一性を有し、前記操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドの前記ポリペプチド配列が、66、66/118、66/118/296、66/118/296/300、66/118/300、66/296、66/296/300、66/300、118、118/296、118/296/300、118/300、296、296/300、および300位から選択される1つまたは複数のアミノ酸位置に少なくとも1つの置換または置換セットを含み、前記アミノ酸位置が、配列番号766を参照して番号付けられている、請求項1に記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  19. 配列番号2、4、6、8、10、12、14、38、234、284、484、594、686、688、および/または766に対して、少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  20. 請求項1~19のいずれかに提供される操作されたポリペプチドを含む、操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  21. 配列番号2、4、6、8、10、12、14、38、234、284、484、594、686、688、および/または766に対して、少なくとも約95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む、請求項20に記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  22. 表1-2、2-1、3-2、4-1、5-1、6-1、7-1、8-1、8-2、10-1、11-1、および/または11-2のいずれかに提供されるバリアントロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドである、請求項1~18のいずれかに記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  23. Planctomycetaceaeのバリアント酵素である、請求項1~22のいずれかに記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  24. 野生型Planctomycetaceae種のロイシンデカルボキシラーゼよりもロイシンに対してより高い活性を示す、請求項1~23のいずれかに記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  25. 野生型Planctomycetaceae種のロイシンデカルボキシラーゼよりもタンパク質分解に対してより高い抵抗性である、請求項1~24のいずれかに記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  26. 野生型Planctomycetaceae種のロイシンデカルボキシラーゼよりも高い熱安定性である、請求項1~25のいずれかに記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  27. 配列番号16~852の偶数の配列のいずれかに対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高く同一の配列を含む、請求項1~26のいずれかに記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  28. 配列番号16~852の偶数の配列のいずれかに対して、少なくとも90%同一の配列を含む、請求項27に記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  29. 配列番号16~852の偶数の配列のいずれかを含む、請求項28に記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  30. 精製されている、請求項1~29のいずれかに記載の操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチド。
  31. 請求項1~30のいずれかに提供される少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドを含む組成物。
  32. 請求項1~31のいずれかに記載の少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドをコードする操作されたポリヌクレオチド配列。
  33. 配列番号15~851の奇数の配列のいずれかに対して、少なくとも85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、またはそれよりも高く同一の配列を含む、請求項32に記載の操作されたポリヌクレオチド配列。
  34. 配列番号15~851の奇数の配列のいずれかに対して、少なくとも90%またはそれよりも高く同一の配列を含む、請求項32に記載の操作されたポリヌクレオチド配列。
  35. 配列番号15~851の奇数の配列のいずれかを含む、請求項32に記載の操作されたポリヌクレオチド配列。
  36. 制御配列に作動可能に連結されている、請求項32~35のいずれかに記載の操作されたポリヌクレオチド配列。
  37. 前記ポリヌクレオチドが、コドン最適化されている、請求項32~36のいずれかに記載の操作されたポリヌクレオチド配列。
  38. 請求項32~37のいずれかに記載の少なくとも1つの操作されたポリヌクレオチド配列、および少なくとも1つの制御配列を含む発現ベクター。
  39. 前記制御配列が、プロモーターを含む、請求項38に記載の発現ベクター。
  40. 前記プロモーターが、異種プロモーターである、請求項39に記載の発現ベクター。
  41. 請求項32~37のいずれかに記載の少なくとも1つのポリヌクレオチド配列で形質転換された宿主細胞、および/または請求項38~40のいずれかに記載の発現ベクターを含む宿主細胞。
  42. E.coliである、請求項41に記載の宿主細胞。
  43. 宿主細胞において操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドを産生する方法であって、請求項1~30のいずれかに記載の少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドをコードする少なくとも1つのポリヌクレオチド、および/または請求項32~37のいずれかに記載の少なくとも1つのポリヌクレオチド配列、および/または請求項38~40のいずれかに記載の少なくとも1つの発現ベクターを含む宿主細胞を、少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドが産生するような適切な培養条件下で培養するステップを含む、方法。
  44. 請求項1~30のいずれかに記載の少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドをコードする少なくとも1つのポリヌクレオチドを含む宿主細胞を、少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドが産生するような適切な培養条件下で培養するステップを含む、請求項43に記載の方法。
  45. 少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドを培養物および/または宿主細胞から回収するステップをさらに含む、請求項43および/または44に記載の方法。
  46. 前記少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドを精製するステップをさらに含む、請求項43~45のいずれかに記載の方法。
  47. 請求項32~37のいずれかに記載の少なくとも1つの操作されたポリヌクレオチドを含む組成物。
  48. 医薬組成物である、請求項47に記載の組成物。
  49. 少なくとも1つの薬学的に許容される賦形剤および/または担体をさらに含む、請求項48に記載の組成物。
  50. メープルシロップ尿症の処置のために適切である、請求項31、48および49のいずれかに記載の組成物。
  51. ヒトへの経口投与のために適切である、請求項31および47~50のいずれかに記載の組成物。
  52. 丸剤、錠剤、カプセル剤、ジェルキャップ、液剤または乳剤の形態である、請求項31および47~51のいずれかに記載の組成物。
  53. 前記丸剤、錠剤、カプセル剤、またはジェルキャップが、腸溶コーティングをさらに含む、請求項52に記載の組成物。
  54. ヒトへの非経口注射のために適切である、請求項31および47~52のいずれかに記載の組成物。
  55. 少なくとも1つの追加の治療的に有効な化合物と共投与される、請求項31および47~54のいずれかに記載の組成物。
  56. 少なくとも1つの追加の治療的に有効な化合物を含む、請求項55に記載の組成物。
  57. 対象におけるメープルシロップ尿症の症状を処置および/または予防するための方法であって、メープルシロップ尿症を有する対象を提供するステップ、ならびに請求項31および47~56のいずれかに記載の組成物を前記対象に提供するステップを含む方法。
  58. メープルシロップ尿症の前記症状が、回復する、請求項57に記載の方法。
  59. 前記対象が、請求項1~30に記載される少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドを含む少なくとも1つの組成物が提供されていない対象によって必要とされる飲食物よりも、イソロイシン、ロイシンおよび/またはバリン含有量が少なく制限されている飲食物を食べることが可能である、請求項57および/または58に記載の方法。
  60. 前記対象が、請求項43~46に記載される方法を使用して産生される少なくとも1つの操作されたロイシンデカルボキシラーゼポリペプチドを含む少なくとも1つの組成物が提供されていない対象によって必要とされる飲食物よりも、イソロイシン、ロイシンおよび/またはバリン含有量が少なく制限されている飲食物を食べることが可能である、請求項57~59のいずれかに記載の方法。
  61. 前記対象が、乳児、小児、若年成人または成人である、請求項57~60のいずれかに記載の方法。
  62. 請求項31および/または47~56のいずれかに提供される組成物の使用。

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