JP2023511866A - 視覚的表示システムを備えたディスペンサ - Google Patents

Abstract

流動性媒体ディスペンサ用のライトリングは、環状形状を含み、ディスペンサの本体に結合される。【選択図】図１

Description

本出願は、２０２０年１月１５日に出願された米国特許出願第１６／７４３，９３３号に対する優先権を主張し、その全体の内容は、任意の及び全ての目的のために参照として本明細書に含まれる。

本開示は、一般に組成物を分配するためのシステムに関し、より具体的には、表示システムを使用して、用途及び有効性のインジケータを生成するディスペンサに関する。

消費者製品のユーザは、一般に特定の家事を行うために組成物を購入する。例えば、ユーザは、害虫を防除するために、家の内外で害虫駆除剤を噴霧することを所望し得る。あるいは、ユーザは、家の芳香及び／又は脱臭のために空気清浄装置を購入してもよい。場合によっては、組成物を直ちに分配すること、例えば、害虫を駆除、撃退、又は排除するために、害虫の領域上又は領域内に害虫駆除組成物を分配することが望ましい。他の例では、所望の結果を達成するために、長期間にわたって組成物を分配すること、例えば、心地よい匂いを継続的に提供するか、又は臭いを除去するために、家の部屋に芳香剤組成物、又は脱臭剤、又は臭気中和剤を分配することが望ましい。さらに他の例では、即時の結果とそれに続く同じ又は別の組成物の延長した作用の両方を提供し、長期的な結果を達成する組成物を分配することが望ましい。

従来のディスペンスシステムに関する１つの特定の障害は、組成物が最初の放出（例えば、受動的放出）後の一定の期間、所望の効果を続けて提供するという通知と併せて、組成物が能動的に放出されたことをユーザに通知することである。また、従来のディスペンスシステムは、一般に組成物が低レベルであることの表示を行わないので、ユーザは、ディスペンスシステムが空になったことが分からない可能性がある。いくつかの従来技術のシステムは、システムが最初にオンにされたとき、設定されたとき、又は最初の使用段階でユーザに提供されたときに、組成物が使用中であるという最初のインジケータを提供する。場合によっては、聴覚的インジケータを介して通知がユーザに提供される。他の例では、視覚的インジケータを介してユーザに通知が提供される。

しかし、いくつかの視覚的及び聴覚的インジケータを使用すると、問題が発生する。例えば、場合によっては、聴覚的及び視覚的インジケータは一時的なものであり、一般的にユーザに継続的な有効性に対する表示を提供しない。他の例では、視覚的インジケータは電子的であり、ＬＥＤ又は他のライトの形態で提供される。これらのシステムでは、ＬＥＤは通常、使用を表示するために、すばやく点滅する非常に小さな電球として提供される。電球のサイズの制限により、一部の人にとっては、電球は見づらい場合もある。さらに、電球はより高価であり、システムの製造工程にさらなる複雑さと費用を追加する。

他のシステムでは、作動中にスプレーが生成され得る。スプレーは、システムの能動的な放出状態の視覚的インジケータを提供してもよい。残念ながら、多くのシステムは、スプレーを覆うハウジング内にスプレーするため、視覚的インジケータは隠されている。

従って、ユーザに効果的な表示を提供するシステムが必要とされる。より好ましくは、システムの放出状態をユーザに通知するシステムが必要である。システムは、視覚的インジケータを使用してシステムの作動及び効果をユーザに伝えることが望ましい。

一実施形態によれば、流動性媒体ディスペンサ用のライトリングは、環状形状を含み、ディスペンサの本体に結合されている。

他の実施形態によれば、ディスペンサは、流動性媒体を保持するように構成された容器と、流動性媒体を排出するためのメカニズムとを含む。ディスペンサは、第１作動状態又は第２作動状態にあるように構成される。ライトリングは、ディスペンサが第１作動状態にあるときに第１視覚的表示を発し、ディスペンサが第２作動状態にあるときに第２視覚的表示を発するように構成される。

また他の実施形態によれば、流動性媒体ディスペンサ用の視覚的インジケータは、流動性媒体ディスペンサの本体の全周に沿って延びるライトである。また、視覚的インジケータは、少なくとも２つの異なる視覚的表示を発するように構成される。

他の実施形態によれば、流動性媒体ディスペンサを作動させる方法は、視覚的インジケータを含む流動性媒体ディスペンサに電源を提供するステップと、流動性媒体を分配するステップとを含む。視覚的インジケータは、流動性媒体ディスペンサの円周に沿って延びるように構成されたライトリングである。また、視覚的インジケータは、少なくとも２つの異なる視覚的表示を発するように構成される。

本開示の一実施形態による、ディスペンサ及び容器を含むディスペンスシステムの正面等角図である。 図１のディスペンスシステムの分解された正面等角図である。 図１のディスペンスシステムの分解された背面等角図である。 図１のディスペンサのハウジングの上部の正面等角図である。 図４の上部の他の正面等角図である。 図１のディスペンサのハウジングの下部の正面等角図である。 図６の下部の背面等角図である。 上部カバー、制御リング、及び視覚的インジケータを含む図１のディスペンサの背面等角図である。 上部カバーと制御リングが取り外された、図８のディスペンサの部分等角図である。 本開示の一実施形態による、視覚的インジケータの概略図である。 本開示の他の実施形態による、視覚的インジケータの概略図である。 本開示のまた他の実施形態による、視覚的インジケータの概略図である。 図８の視覚的インジケータの正面等角図である。 本開示の一実施形態による、ディスペンサ及び視覚的インジケータの概略図である。 本開示の他の実施形態による、ディスペンサ及び視覚的インジケータの概略図である。 本開示のまた他の実施形態による、ディスペンサ及び視覚的インジケータの概略図である。 本開示のまた他の実施形態による、ディスペンサ及び視覚的インジケータの概略図である。 本開示の他の実施形態による、ディスペンサ及び視覚的インジケータの概略図である。 本開示のまた他の実施形態による、ディスペンサ及び視覚的インジケータの概略図である。 上部カバーが取り外された、図８のディスペンサの正面等角図である。 図８の制御リングの正面等角図である。 図２１の制御リングの上面図である。 図２１の制御リングの左側面図である。 図２１の制御リングの背面図である。 図８の上部カバーの正面等角図である。 図２５の上部カバーの上面図である。 図２６の２７－２７線に沿った上部カバーの断面図である。 図１のディスペンスシステムの左側面図である。 図１のディスペンスシステムの上面図である。 図２９の３０－３０線に沿ったディスペンスシステムの断面図である。 本開示の一実施形態による、ディスペンスシステムの概略図である。 本開示の一実施形態による、ディスペンサがオン状態に入るときのディスペンスシステムの視覚的インジケータからの視覚的フィードバックを示するグラフである。 本開示の一実施形態による、分配強度の変化に応じたディスペンスシステムの視覚的インジケータからの視覚的フィードバックを示すグラフである。 本開示の一実施形態による、ディスペンスシステムがスリープ状態に入るときのディスペンスシステムの視覚的インジケータからの視覚的フィードバックを示すグラフである。 本開示の一実施形態による、ディスペンスシステムの容器が低状態に入るときのディスペンスシステムの視覚的インジケータからの視覚的フィードバックを示すグラフである。

本開示は、一般に流動性媒体を分配するためのディスペンサに関する。本明細書における議論の目的のために、エアゾールベースの揮発性活性剤含有組成物を使用する特定の例示的な実施形態について説明する。しかしながら、開示されたシステムは、エアゾール、揮発性物質、組成物などに関連して記載されているか否かに関係なく、それらに拘束されずに、エアゾールシステム、圧縮ガスシステム、ポンプ型噴霧器システム、又は当業者に周知の他の任意の手段のうちの１つ以上によって放出され得る、任意の数の液体又は流体と共に使用され得ることを理解されたい。

本明細書に記載のディスペンサは、電力が供給されるコンセントに挿入されるように構成されたプラグイン装置として使用され得る。あるいは、本明細書に開示される態様は、電池によって電力が供給されるスタンドアロン装置又はハンドヘルド装置であるディスペンサなどの代替的なディスペンサで使用されてもよい。図１～図３０は、本開示によるディスペンサアセンブリ１００の１つの特定の実施形態を示す。図１を参照すると、ディスペンサアセンブリ１００は、一般に流動性媒体容器１０８を受容するための内部空洞１０６、及びハウジング１０４内に配置された拡散要素１１０（例えば、図９を参照）を有するハウジング１０４を含むディスペンサ１０２を備える。容器１０８は、構造及び機能が、２０１８年７月２５日に出願された米国特許出願第１６／０４５，１６５号に開示された容器と類似することができ、その開示は、参照としてその全体が組み込まれる。あるいは、容器１０８は、詰め替え可能、又は容器を取り外し及び交換することなく充填することができる。また、拡散要素は、加熱器、ファン、圧電素子、又は、当技術分野で周知の任意の他の拡散要素であってもよい。拡散要素は、構造及び機能の面で、本開示と同一の譲受人によって同じ日に出願され、その全体が参照として本明細書に含まれた「改善された加熱器配置を有するディスペンサ」と題する米国特許出願に開示された加熱器配置と類似し得る。ディスペンサ１０２は、上部カバー１１２、視覚的インジケータ１１４、制御ダイヤル１１６、及び選択的なスイッチ１１８をさらに含む。図２の分解図に示されるように、上部カバー１１２、制御ダイヤル１１６、視覚的インジケータ１１４、及びハウジング１０４のそれぞれは、共に組み立てられるように構成される。組み立てられるとき、ディスペンサ１０２は、縦軸１２０を画定する。

ここで図３を参照すると、ディスペンサ１０２のハウジング１０４は、内部空洞１０６を画定する、一般に互いに取り付けるように構成された上部ケーシング１２４及び下部ケーシング１２６を含む。上部ケーシング１２４及び下部ケーシング１２６は、薄壁のプラスチック材料で形成されてもよく、熱成形又は射出成形などの既知の製造方法を使用して形成されてもよい。また、本実施形態によるハウジング１０４は、上部ケーシング１２４及び下部ケーシング１２６の２つの構成要素を含むが、代替の実施形態によるディスペンサは、より多くの又はより少ない構成要素を含むハウジングを備え得ることを理解されたい。

図４及び図５は、上部ケーシング１２４の等角図を示す。特に図５を参照すると、上部ケーシング１２４は、第２壁１３０を有する第１壁１２８及びその対向する縁部から延びる第３壁１３２を含む。第１壁１２８、第２壁１３０、及び第３壁１３２のそれぞれは、実質的に平面であり、第２壁１３０及び第３壁１３２は、第１壁１２８から実質的に垂直に延びる。第４壁１３８は、第１壁１２８に対向し、第２壁１３０から第３壁１３２まで延びる。第４壁１３８は、実質的に半円筒形であり、それにより、第１壁１２８によって画定される平面の背面１４４の反対に湾曲した前面１４２を画定する。第１壁１２８、第２壁１３０、第３壁１３２、及び第４壁１３８のそれぞれは、内部空洞１０６を画定するために一体に形成される。

ここで図４を参照すると、ハウジング１０４の上部ケーシング１２４は、その第１上端部１４８に配置された円形受容孔１４６をさらに含む。内向きに延びるリップ１５２は、第１上端部１４８で上部ケーシング１２４から延びて、円形受容孔１４６を画定する。さらに、上向きに延びるリップ１５４は、平面の背面１４４に隣接した第１上端部１４８から延びる。上部ケーシング１２４は、下縁部１５８を画定する第２上端部１５６をさらに含む。図５に最もよく見られるように、下縁部１５８は、半円形縁部１６０、及び半円形縁部１６０の両端から延びる第１直線縁部１６２と第２直線縁部１６４、及び第１直線縁部１６２と第２直線縁部１６４との間に延びる湾曲縁部１６６を含む。第１半円筒形延長部１６８は、半円形縁部１６０から延びて第１半円筒形チャンバ１７０を画定する。第１直線縁部１６２及び第２直線縁部１６４は、半円形縁部１６０から延びて、それぞれ第１ラッチ１７２及び第２ラッチ１７４を含む。第１ラッチ１７２及び第２ラッチ１７４は、それぞれ第１直線縁部１６２及び第２直線縁部１６４から実質的に垂直に延びて、それぞれ第２壁１３０及び第３壁１３２と実質的に同一平面上にある。さらに、第１ラッチ１７２及び第２ラッチ１７４は、それぞれハウジング１０４の下部ケーシング１２６の第１ラッチ受容構造１７６及び第２ラッチ受容構造１７８と嵌合するように構成され（例えば、図７参照）、これらは以下にて説明される。

特に図４を参照すると、図示の実施形態による上部ケーシング１２４は、スイッチ開口部１８４を画定するために、その第２壁１３０から延びる隆起したフレーム１８２をさらに含み得る。いくつかの実施形態では、図５に示すように、選択的なスイッチカバー１８６は、隆起したフレーム１８２内に提供されてもよく、拡散要素１１０（例えば、図９を参照）の第１スイッチアーム（図示せず）に接続するように構成され、ディスペンサを自動的にオン又はオフするタイマーなど、特定の制御を提供するように構成してもよい。例えば、ユーザは、スイッチをオンにして、ディスペンサ１０２が設定された時間（例えば、１６時間）後に自動的にオン状態からスリープ状態に切り替わり得るスリープ状態期間を実施することができ、これについては、本明細書でより詳細に説明する。ディスペンサ１０２は、ディスペンサ１０２がオン状態に戻る前に、流動性媒体を能動的に分配しないか、又は流動性媒体の非常に少量を一定時間（例えば、８時間）に分配するスリープ状態に保持されてもよい。

図６及び図７は、それぞれ下部ケーシング１２６の正面等角図及び背面等角図を示す。下部ケーシング１２６は、下方に延びる固定部１９８（例えば、図３０を参照）を有する下部第１端部１９６にチャネル１９４を画定する円筒形中央部１９２を含む。２つの延長ガイドポスト２０２は、下部ケーシング１２６の下部第１端部１９６から外向きに延び、一般に縦軸１２０に平行である。壁２０４は、その下部第２端部２０６から半円形縁部２０８まで延び、第２半円筒形延長部２１０は、半円形縁部２０８から延びて、第２半円筒形チャンバ２１２を画定する。さらに、特に図７を参照すると、下部ケーシング１２６の第２半円筒形延長部２１０は、上部ケーシング１２４の第１ラッチ１７２及び第２ラッチ１７４をそれぞれ受容して固定するように構成された第１ラッチ受容構造１７６及び第２ラッチ受容構造１７８を含む（例えば、図４参照）。

図３に戻ると、上部ケーシング１２４及び下部ケーシング１２６は、互いに取り付けられるように構成される。より具体的には、上部ケーシング１２４は、下部ケーシング１２６の延長ガイドポスト２０２を受容するように構成され、上部ケーシング１２４の第１ラッチ１７２及び第２ラッチ１７４は、それぞれ下部ケーシング１２６の第１ラッチ受容構造１７６及び第２ラッチ受容構造１７８に固定されるように構成される。その結果、第１半円筒形延長部１６８及び第２半円筒形延長部２１０は、円筒形延長部２１６を生成し、それにより、内部にプラグアセンブリ２２０を受容して保持するように構成された円筒形受容チャンバ２１８を画定する。図８に最もよく見られるように、プラグアセンブリ２２０は、ハウジング１０４の上部ケーシング１２４及び下部ケーシング１２６によって画定された円筒形受容チャンバ２１８から延びる。プラグアセンブリ２２０は、従来のコンセントに挿入されるように構成された２つの電気プロング２２２を含む。プラグアセンブリ２２０が米国の一般的なプラグアセンブリであると示されているが、他の国での使用に適したプラグアセンブリが使用されてもよい。また、プラグアセンブリ２２０は、当技術分野で周知の任意の特徴を含んでもよく、例えば、プラグアセンブリ２２０は、その開示全体が参照として含まれた２０１１年９月２２日付で出願された米国特許第８，８２１，１７１号、及び第２０１１年１０月２８日付で出願された米国特許第８，８５８，２３６号に開示されているプラグアセンブリと同様に、部分的又は完全に回転可能になり得る。

図９を参照すると、ハウジング１０４の上部ケーシング１２４は、ハウジングの第１上端部１４８で視覚的インジケータ１１４を受容、結合、又は隣接するように構成されてもよい。図示の実施形態では、視覚的インジケータ１１４は、ユーザに３６０度の視覚的表示を提供できるライトリング（ｌｉｇｈｔ ｒｉｎｇ）２２４である。一般にライトリング２２４は、環状本体２２６を含み、それを介して光源からの光を伝達するように提供される。例えば、図示の実施形態に示されるように、ライトリング２２４は、好ましくは１つ以上のＬＥＤ２２８からの光を透過するように構成された、例えば、アクリル又はポリカーボネートなどの半透明の材料で製造された中実リングであってもよい。図示の実施形態では、ＬＥＤ２２８は、ハウジング１０４の上部ケーシング１２４の第１上端部１４８に配置され、ライトリング２２４は、その発光部分の上端に置かれるように構成される。従って、ライトリング２２４は、ハウジング１０４から分離可能であり、ＬＥＤ２２８からの光を透過又は拡散するように構成される。

図１０～図１２は、本開示の実施形態によるライトリング２２４の概略的な断面図を示す。図１０を参照すると、ＬＥＤ２２８の上に配置された中実環状本体２２６を有する図９と関連して、上記のようにライトリング２２４が示されている。ここで図１１を参照すると、いくつかの実施形態では、ライトリング２２４の環状本体２２６は、上部ケーシング１２４の第１上端部１４８に配置されたＬＥＤ２２８を部分的に囲むように構成され得る（例えば、図９を参照）。即ち、ライトリング２２４の環状本体２２６は、ＬＥＤ２２８の発光部分を少なくとも部分的に受容、被覆、囲むように構成された、その長さに沿って提供される環状チャネル２３０ａを含み得る。この場合、ライトリング２２４は、ハウジング１０４にスナップ（ｓｎａｐ）するように構成し得る（例えば、図９を参照）。また、代替の実施形態では、図１２を参照すると、ライトリング２２４の環状本体２２６は、内部にＬＥＤ２２８を少なくとも部分的に受容するように構成される環状空洞２３０ｂを画定するように空洞であり得る。従って、ライトリング２２４は、ＬＥＤ２２８の発光部分を実質的に囲み得る。上述の例のいずれかにおいて、環状本体２２６は、一体に形成された構成要素であってもよく、分離可能な２つ以上の構成要素を含んでもよい。上述した実施形態による視覚的インジケータ１１４は、ＬＥＤライトリングであるが、他の実施形態によるディスペンサは、ＬＥＤライトストリップ、個別に受容された複数のＬＥＤライト、又は単一のＬＥＤなどの異なる視覚的インジケータを使用してもよい。さらに、追加の実施形態による視覚的インジケータは、白熱電球、ハロゲン電球、蛍光灯電球、又は白熱電球、蛍光灯電球、及びＬＥＤ電球の任意の組み合わせを含んでもよい。また、環状本体２２６は、テープ、塗料、又は他の人工発光物品などの発光構造を収容できることも企図される。他の実施形態では、自然の発光構造又は有機体が環状本体２２６内に提供され得る。

図１３に最もよく見られるように、本実施形態では、視覚的インジケータ１１４は、縦軸１２０に実質的に平行な対向する側面から延びる２つの固定脚２３２を有する環状本体２２６を含む。環状本体２２６は、それに隣接して配置されたＬＥＤ２２８から光を増幅、投射、又は拡散するように、透明又は半透明であり得る。後述するように、固定脚２３２は、固定の目的のために上部ケーシング１２４の一部によって受容されるように構成されるが、ライトリング２２４は、他の方法でハウジング１０４に取り付けられるか、又はそれに結合され得る。例えば、いくつかの実施形態では、ライトリング２２４は、第１上端部１４８で上部ケーシング１２４上に配置された雄ねじに係合及び結合するように構成された、その表面に配置された雌ねじを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ライトリング２２４は、上部ケーシング１２６によって画定された凹部によって受容されるように、及び／又は留め具で所定の位置に固定されるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、ライトリングは、上部ケーシング１２６の開口部によって受容されるように構成され、所定の位置にスナップするように構成される延長部を含んでもよい。いくつかの実施形態では、１つ以上のラッチを使用して、ライトリング２２４を上部ケーシング１２６に固定してもよい。さらに、いくつかの実施形態では、ライトリング２２４は、ハウジング１０４と一体に形成されるか、又は接着剤を使用してハウジング１０４に接合してもよい。図示の実施形態は、２つの固定脚２３２を備えた視覚的インジケータ１１４を示しているが、追加の実施形態は、固定脚２３２をより多く、より少なく、又は全く使用しないこともあり得る。固定脚２３２は、ライトリング２２４に電力を提供する電源に接触するように構成し得る。あるいは、ライトリング２２４の環状本体２２６は、電源に直接接触してライトリング２２４に電力を供給するように構成してもよい。さらに、図示されたよりも多くの固定脚２３２を、保持の目的又は電力供給の目的で使用してもよい。即ち、いくつかの実施形態では、ライトリング２２４は、ライトリング２２４を保持するように構成された１つ以上の固定脚２３２及び／又は電源に接触するように構成された１つ以上の固定脚２３２を含み得る。

上述したように、図示の実施形態のライトリング２２４は、ユーザに３６０度の視覚的表示を提供するように構成し得る。即ち、ライトリング２２４は、ディスペンサ１０２（又は軸１２０）周りの全ての角度から見えるように設計されてもよく、それにより、３６０度の有効視野角を提供する。既存のディスペンサには、一般に視覚的インジケータがほとんど又は全く含まれていないため、この機能は、ユーザ経験を向上させるのに特に有用である。既存のディスペンサの視覚的インジケータは、通常、特定の又は限定された有効な視野角（例えば、正面）からのみ見えるように設計されている。従って、ユーザがディスペンサの作動状態を把握することは困難である。この問題を改善するために、本開示の実施形態によるライトリング２２４は、広い有効視野角を提供し得る。いくつかの実施形態では、ＬＥＤは、その全周に沿ってライトリング２２４に隣接して配置されてもよいが、他の実施形態では、ＬＥＤは、環状本体２２６の一部のみに沿ってライトリング２２４に隣接して配置されてもよい。例えば、ＬＥＤは、２７０度だけ環状本体２２６に隣接していてもよい。好ましくは、ＬＥＤは、環状本体２２６の少なくとも１８０度を占めるが、ＬＥＤは、代替の実施形態では、環状本体２２６の２５０、２１０、１８０、１４０、１１０、９０、７５、又は４０度を占めてもよい。

図９に戻ると、視覚的インジケータ１１４は、上部ケーシング１２４の第１上端部１４８に固定されるように構成される。より具体的には、固定脚２３２（例えば、図１３を参照）は、上部ケーシング１２４（例えば、図４を参照）の内向きに延びるリップ１５２によって画定される受容開口部２３４内に保持されるように構成される。視覚的インジケータ１１４は、上部ケーシング１２４の円形受容孔１４６の円周に沿って延びるように構成され、それにより、ディスペンサ１０２の約３６０度に延びる。視覚的インジケータ１１４は、上部ケーシング１２４の第１上端部１４８に配置されているが、図１４～図１７に示すように、代替の実施形態は、異なる位置に提供される視覚的インジケータを有するディスペンサを提供し得る。例えば、図１４を参照すると、本発明の一実施形態によれば、視覚的インジケータ１１４は、上部ケーシング１２４の第１上端部１４８のすぐ下に配置されてもよい。図１５及び図１６を参照すると、代替的に、視覚的インジケータ１１４は、上部ケーシング１２４の第１上端部１４８と第２上端部１５６との間に配置されてもよい。図１７を参照すると、視覚的インジケータ１１４は、上部ケーシング１２４の第２上端部１５６に、又は隣接して配置されてもよい。また、図１８及び図１９に示すように、いくつかの実施形態では、視覚的インジケータ１１４は、上部ケーシング１２４の円形受容孔１４６の円周の一部に沿って延びてもよい。むしろ、いくつかの実施形態では、視覚的インジケータ１１４は、例えば、２７０、２５０、２１０、１８０、１４０、１１０、９０、７５、又は４０度などの円形受容孔１４６の一部に沿って延びる湾曲した本体を含んでもよい。従って、視覚的インジケータは、特定の有効な視野角を提供するサイズにしてもよい。

図２０に示すように、制御ダイヤル１１６は、視覚的インジケータ１１４に隣接して固定されている。即ち、視覚的インジケータ１１４は、制御ダイヤル１１６とハウジング１０４の上部ケーシング１２４との間に固定されるように構成される。図２１～図２４は、制御ダイヤル１１６の様々な図を示す。特に図２１を参照すると、制御ダイヤル１１６は、中空中心部２４０を画定する上部２３６及び下部２３８を含む実質的に円筒形の構成要素である。上部２３６は、第１外縁部２４２及び第１外壁２４４を画定し、一方、下部２３８は、第２外縁部２４６及び第２外壁２４８を画定する。制御ダイヤル１１６の上面図を示す図２２に最もよく見られるように、第１外壁２４４は、第２外壁２４８の直径よりも大きい直径を有する。さらに、上部２３６は、それらの間に延びる複数の半径方向に延びるリブ２５０によって、下部２３８に一体に固定される。

図２３及び図２４を参照すると、制御ダイヤル１１６は、螺旋形に延びるスロット２５２、第３ラッチ２５４、及び第４ラッチ２５６をさらに含む。第３ラッチ２５４及び第４ラッチ２５６は、ハウジング１０４に制御ダイヤル１１６を固定するように設けられる（例えば、図２０参照）。図示の実施形態は、対称的に配置された第３ラッチ２５４及び第４ラッチ２５６を有する制御ダイヤル１１６を示しているが、追加の実施形態は、様々な方向により多くの又はより少ないラッチを有してもよい。スロット２５２は、下部２３８内に配置され、第２外壁２４８を介して螺旋形に延びる。即ち、スロット２５２の第１スロット端部２５８は、第２外縁部２４６に近接するように配置され、スロット２５２は、第１外縁部２４２及び第２スロット端部２６０に向かって螺旋形に延びる。場合によっては、スロット２５２は、軸１２０を中心に９０度を超えて延びる。また、場合によっては、スロット２５２は、軸１２０を中心に１００度を超えて延び得る。好ましくは、スロット２５２は、軸１２０を中心に９０度から１８０度の間で延びる。図示の実施形態では、スロット２５２は、軸１２０を中心に約１３０度延びる。

図２５～図２７は、上部カバー１１２の様々な図を示す。特に図２５を参照すると、上部カバー１１２は、その周縁部２６８から延びる環状リム２６６を有する円形壁２６４を含む。環状リム２６６は、制御ダイヤル１１６の受容部２７２によって受容及び固定されるように構成された複数のラッチ２７０を含む（例えば、図２１参照）。図示の実施形態では、上部カバー１１２は、３つのラッチ２７０を含むが、代替の実施形態は、より多くの又はより少ないラッチを含み得る。

さらに図２５～図２７を参照すると、上部カバー１１２の円形壁２６４は、周縁部２６８から内側に配置された内縁部２７４を含む。図２７に最もよく見られるように、周縁部２６８及び内縁部２７４は、内縁部２７４が上部カバー１１２の最上部の部分を画定するように、異なる平面上に配向される。図示の実施形態では、内縁部２７４及び周縁部２６８は、距離ｈだけ離れて配置される。場合によっては、距離ｈは２ミリメートル（「ｍｍ」）より大きくてもよい。場合によっては、距離ｈは８ｍｍより大きくてもよい。さらに、円形壁２６４は、周縁部２６８から内縁部２７４に向かって凹状に延びる。より具体的には、円形壁２６４は、トラフ（ｔｒｏｕｇｈ）２７６に向かって第１の方向に下向き、例えば、凹状に下向きに延びる。トラフ２７６から、円形壁２６４は、内縁部２７４に合うまで第２の方向に、例えば、凹状に上向きに湾曲する。従って、円形壁２６４は、湾曲した壁を画定し、内縁部２７４は、中央孔２７８を画定する。

ここで図２６を参照すると、円形壁２６４は、中央孔２７８の周りに配列された複数の孔２８０をさらに画定する。図示の実施形態では、複数の孔２８０は、中央孔２７８からより遠くに配置されるにつれて、サイズが減少する。即ち、周縁部２６８に近接する複数の孔２８０は、内縁部２７４に近接する複数の孔２８０よりも小さい。複数の孔２８０は、通気機能を提供するために統合されてもよい。本開示の追加の実施形態は、様々な設計及び構成において、より多く、より少ない、又は全く孔を有さない上部カバーを含み得る。

図２８及び図２９は、それぞれディスペンサアセンブリ１００の側面図及び上面図を提供する。図３０は、図２９の線３０－３０に沿ったディスペンサアセンブリ１００の断面図を示す。図３０に示すように、下部ケーシング１２６のチャネル１９４は、内部に容器１０８の芯２８６を受容するように構成され、固定部１９８は、容器１０８の一部を把持して、内部に容器１０８を固定するように構成される。また、制御ダイヤル１１６のスロット２５２は、内部に拡散要素１１０の構成要素であり得る強度スイッチアーム２８８を受容するように構成される。従って、制御ダイヤル１１６の回転運動は、軸１２０によって画定される軸方向に強度スイッチアーム２８８の並進をもたらし、これは、容器１０８内に保持された流動性媒体の分配強度を制御するように構成された電子制御の活性化又は非活性化を招く。より具体的には、拡散要素１１０が加熱器配置を含む場合、強度スイッチアーム２８８は、加熱器の温度を変更するためにコントローラ（例えば、図３１のコントローラ２９２など）と通信するように構成される。追加的又は代替的に、拡散要素１１０がファン装置を含む場合、強度スイッチアーム２８８は、ファン装置の強度を変更するためにコントローラ（例えば、図３１のコントローラ２９２など）と通信するように構成される。また、他の実施形態では、強度スイッチアーム２８８は、流動性媒体の分配強度に影響を及ぼし得る拡散要素１１０又は芯２８６のうちの１つ以上を移動することによって、拡散要素１１０への芯２８６の近接を制御し得る。

図示の実施形態では、例えば、制御ダイヤル１１６が時計回りに完全に回転すると、拡散要素１１０は、より低い強度で作動してもよく（例えば、加熱器は、より低い温度で作動してもよい）、ディスペンサ１０２は、制御ダイヤル１１６が反時計回りに完全に回転した場合より少ない流動性媒体を分配してもよい。代替の実施形態では、制御ダイヤル１１６が完全に反時計回りに回転すると、拡散要素１１０は、より低い強度で作動してもよく（例えば、加熱器は、より低い温度で作動してもよい）、ディスペンサ１０２は、制御ダイヤル１１６が時計回りに完全に回転した場合より少ない流動性媒体を分配してもよい。また、ディスペンサアセンブリ１００は、強度スイッチアーム２８８が達成するように構成される複数の事前設定された分配強度を有するように構成してもよい。例えば、拡散要素１１０は、３つの事前設定された強度の低、中、及び高で作動するように構成してもよい。拡散要素１１０が加熱器を含む実施形態では、加熱器は、事前設定された強度に伴う温度で作動し得る。制御ダイヤル１１６が完全に時計回りに回転して強度スイッチアーム２８８が第２スロット端部２６０（例えば、図２４参照）に配置されると、拡散要素１１０（例えば、加熱器）は、低い強度（例えば、低い温度）で作動し得る。強度スイッチアーム２８８が第１スロット端部２５８と第２スロット端部２６０との間のスロット２５２の長さに沿って配置されるように制御ダイヤル１１６が回転すると（例えば、図２４参照）、拡散要素１１０（例えば、加熱器）は、中間強度（例えば、中間温度）で作動し得る。また、制御ダイヤル１１６が完全に反時計回りに回転して強度スイッチアーム２８８が第１スロット端部２５８に配置されると（例えば、図２４参照）、拡散要素１１０（例えば、加熱器）は、高い強度（例えば、高い温度）で作動し得る。制御ダイヤル１１６が時計回り及び／又は反時計回りに回転するにつれて、拡散要素１１０の強度が徐々に増加又は減少することができ、これは、強度の変化においてより多くの又はより少ない不連続（ｄｉｓｃｒｅｔｅ）なステップを含み得ることが考慮される。いくつかの実施形態では、制御ダイヤル１１６は、ユーザが比較的認知しにくいものの、オフ強度とフル強度との間のスペクトルを提供するものと見られ、強度の不連続的な変化を含む強度の連続的な変化を提供し得ることが企図される。

本実施形態によるディスペンサ１０２は、容器１０８の充填レベルを監視するように構成されたセンサ２９０をさらに含み得る。図示の実施形態では、センサ２９０は、静電容量センサであるが、センサ２９０は、磁気又は機械的フロート、圧力センサ、又は光学センサなどの流体レベルを測定するために当技術分野で一般に使用される任意のタイプのセンサであり得る。センサ２９０は、容器１０８内の流動性媒体の充填レベルを監視及び伝達するように構成される。即ち、図３１を参照すると、センサ２９０は、容器１０８の充填レベルをコントローラ２９２に伝達することができ、コントローラ２９２は、明るさ強度、パルス（又は点滅）頻度、及び／又はディスペンサ１０２上の視覚的インジケータ１１４の色を調整してディスペンサの充填レベルを視覚的に表示する。追加的又は代替的に、いくつかの実施形態では、ディスペンサ１０２は、様々なパラメータを監視するように構成された１つ以上のセンサを含み得る。例えば、いくつかの実施形態では、センサは、視覚的インジケータ１１４を調整し得るコントローラに、分配強度の変化を伝達するのに使用してもよい。さらに、いくつかの実施形態では、センサは、ディスペンサの電力状態を監視及び伝達するのに使用してもよい。

上述したように、本開示の実施形態によるディスペンスシステムは、ユーザに相互作用的及び直観的な表示を提供するように意図されている。従って、本開示の実施形態によるディスペンサは、ユーザに視覚的フィードバックを提供するために、図１～図３０に示された視覚的インジケータ１１４のような視覚的インジケータを統合し得る。一般に、本開示の実施形態による視覚的インジケータは、例えば、色、明るさ、パルス、及び点滅などの特定のパラメータによって画定される視覚的表示又はフィードバックシーケンスを提供するように構成される。従って、本開示の実施形態による視覚的インジケータは、一般に、少なくとも１つの色、明るさ、パルスシーケンス、及び／又はフラッシュシーケンスを提供するように構成される。いくつかの実施形態では、視覚的インジケータは、少なくとも２つの色を発するように構成してもよい。即ち、視覚的インジケータは、２つの色の間で切り替わるように構成してもよい。いくつかの実施形態では、視覚的インジケータは、少なくとも２つの明るさ強度を発するように構成してもよい。また、いくつかの実施形態では、視覚的インジケータは、少なくとも２つのパルス（又は点滅）シーケンスを発するように構成してもよい。

図３２～図３５は、本開示の実施形態による視覚的表示又はフィードバックシーケンスの例を示す。説明のために、ディスペンサに電力が供給されている場合、ディスペンサは、オン状態であると見なされる。即ち、ディスペンサが、例えば、ファン又は加熱器などの動力式構成要素を含む拡散要素を有する場合、動力式構成要素は、ディスペンサがオン状態にあるときに、意図された使用のために電力を供給されるか、又は作動可能である。逆に、ディスペンサ、及びそれによる動力式構成要素に電力が供給されない、又は意図された用途で作動しない場合、ディスペンサはオフ状態と見なされる。また、ディスペンサが視覚的インジケータを含む場合、一般にディスペンサがオフ状態にあるとき、視覚的インジケータに電源が供給されない。動力式構成要素が意図された用途のために作動していないとき、ディスペンサはスリープ状態であってもよいが、依然として視覚的表示を提供する。例えば、拡散要素が加熱器を含む実施形態では、ディスペンサがスリープ状態にあるとき、加熱器は、電力が供給されないか、又は低電力モードになり得る。一般に、スリープ状態にあるとき、動力式構成要素は、一時的にその意図する用途のために作動しない、又は少量の流動性媒体を分配するが、視覚的インジケータは、依然として視覚的表示を能動的に提供してもよい。即ち、視覚的インジケータは、スリープ状態であっても電力が供給される。上述したように、本開示の実施形態によるディスペンサは、自動的にスリープ状態期間に切り替わる機能を含み得る。例えば、ディスペンサが、１日のうち１６時間オン状態になり、８時間スリープ状態に自動的に切り替わる、スリープ状態期間を開始するスイッチが活性化されてもよい。スリープ状態を８時間保持した後、ディスペンサは、自動的にオン状態に戻り得る。本開示の実施形態によるディスペンサが上述した状態の間で切り替わるとき、視覚的インジケータは、視覚的表示又はフィードバックシーケンスを発し得る。さらに、オン状態、オフ状態、及びスリープ状態のそれぞれの間に、視覚的インジケータは、異なる視覚的表示又はフィードバックシーケンスを発してもよく、これについては、以下にて詳細に説明する。

また、ここでも説明の目的のために、図１に示した容器１０８のようなディスペンサに取り付けられて流動性媒体を保持する容器は、内部に保持された流動性媒体が事前設定された最小量以上を有する場合、充填状態にある。場合によっては、事前設定された最小値は、容器１０８の内部容積の２５％であり得る。例えば、事前設定された最小値は、内部容積の１０％であってもよい。この事前設定された最小値は、内部ボリュームの０％から９９％まで様々であり得る。場合によっては、事前設定された最小値は、容器１０８に保持されている流動性媒体の体積のパーセンテージ減少であってもよい。例えば、事前設定された最小値は、流動性媒体の７５％、８０％、又は８５％が容器１０８の内部容積から分配されたときであってもよい。容器がその中に保持されている流動性媒体の事前設定された最小量未満の場合、容器は低状態にある。例えば、ディスペンサが容器の内部容積の１５％である事前設定された最小値を有する場合に、流動性媒体が内部容積の少なくとも１５％を占める場合、容器は充填状態にあり、流動性媒体が内部容積の１５％未満を占める場合、容器は低状態にある。また別の例として、ディスペンサが、容器に保持されている流動性媒体の体積の事前設定された最小値である９０％減少の値を有する場合、流動性媒体の体積減少が９０％以下である場合、容器は充填状態にあり、流動性媒体の体積が９０％を超えて減少した場合、容器は低状態にある。上記のオン、オフ、及びスリープ状態と同様に、本開示の実施形態によるディスペンサの容器が、前述の状態の間で切り替わるとき、又は同様にして、視覚的インジケータは、視覚的表示又はフィードバックシーケンスを発し得る。また、容器が充填状態及び低状態のいずれかにあるとき、視覚的インジケータは、異なる視覚的表示又はフィードバックシーケンスを発してもよく、これについては、以下でより詳細に説明する。

図３２は、本開示の一実施形態による、ディスペンサがオフ状態からオン状態に切り替わるときの視覚的インジケータの例示的な視覚的表示又はフィードバックシーケンスを示す。オフ状態の場合、視覚的インジケータには電力が供給されないため、視覚的表示は提供されない。ディスペンサが接続されている（又は電源がオンになっている）とき、視覚的インジケータは、第１視覚的表示を発し得る。第１視覚的表示は、フィードバックフラッシュであってもよい。例えば、視覚的インジケータは、視覚的インジケータが「Ｗ」ルクスの明るさを有し得る２つの連続した０．２５秒の点滅（ａ－ｂ秒及びｃ－ｄ秒）を提供してもよい。しかし、点滅の持続時間は、変わり得ることが企図される。フィードバックフラッシュを完了した後、視覚的インジケータは第２視覚的表示を発してもよい（ｄ秒）。第２視覚的表示は、視覚的インジケータが「Ｘ」ルクスの特定の明るさを発する定常状態の明るさであってもよい。図示の実施形態では、「Ｘ」ルクスの定常状態の明るさは、「Ｗ」ルクスのフィードバックフラッシュよりも小さいが、代替の実施形態では、「Ｘ」ルクスは「Ｗ」ルクス以上であり得る。また、定常状態の明るさとフィードバックフラッシュは、ユーザの好みに合わせて調整されてもよい。図３２に示される視覚的表示シーケンスは、ディスペンサがオフ状態からオン状態に切り替わるときの明るさ（又はルクス）の変化に関するが、本開示の他の実施形態によるディスペンサは、オフ状態からオン状態に切り替わるときの点滅、パルス、色の変化、又は様々な光のパターンなどの異なるタイプの視覚的表示を使用してもよい。同様に、図３２は、ディスペンサがオン状態にあるときの一定の明るさ（又はルクス）を示しているが、代替の実施形態によるディスペンサは、オン状態にあるときにパルス、点滅、色の変化、又は様々な光のパターンを生成してもよい。

図３３は、図２１～図２４の制御ダイヤル１１６のような制御ダイヤルが調整されるとき（又は調整されると）、視覚的インジケータの他の例示的な視覚的表示又はフィードバックシーケンスを示す。第一に、ディスペンサがオン状態であるため、視覚的インジケータが「Ｘ」ルクスの定常状態の明るさを発し得る。制御ダイヤルを反時計回りに回転するとき（又は回転すると）、即ち、分配強度を上げるために制御ダイヤルを回転するとき（又は回転すると）、ダイヤルの回転を停止するまで（ｅ－ｆ秒）視覚的インジケータは明るさが同期して増加し得る。図示の実施形態では、明るさは、「Ｘ」ルクスから「Ｙ」ルクスまで徐々に、そして連続的に増加する。追加的又は代替的に、視覚的インジケータの明るさは、連続しているように見えるように、「Ｘ」ルクスから「Ｙ」ルクスまで段階的に増加するか、又はユーザが別の不連続（ｄｉｓｃｒｅｔｅ）な明るさレベルに切り替えることが明らかな段階方式によって増加してもよい。ダイヤルの回転後、視覚的インジケータは、上述したように「Ｗ」ルクスのフィードバックフラッシュを提供する前にｆ－ｇ秒、例えば、０．９５秒間「Ｙ」ルクスの明るさを保持することができる（ｇ－ｈ及びｉ－ｊ秒）。その後、視覚的インジケータは、「Ｘ」ルクス（ｋ秒）の定常状態の明るさに戻り得る。図３３に示される視覚的表示シーケンスは、ディスペンサの分配強度が変化するときの明るさ（又はルクス）の変化に関するものであるが、本開示の他の実施形態によるディスペンサは、分配強度が変化するとき（又は変化すると）、点滅、パルス、色の変化、又は様々な光のパターンなどの異なるタイプの視覚的表示を使用し得る。また、図３３は、ディスペンサの分配強度が増加するときの視覚的表示を示しているが、この例示的な視覚的表示は、ディスペンサの分配強度が同一又は関連する方式で減少するときにも適用できることを理解されたい。例えば、ディスペンサの分配強度が減少すると、視覚的インジケータは、ｅ－ｆ期間の間は明るさを減少させ、ｆ－ｇ期間の間は明るさを一定に保持し、ｇ－ｈ期間及びｉ－ｊ期間の間はフィードバックフラッシュを提供し、その後ｋ秒で「Ｘ」ルクスの定常状態の明るさに戻ってもよい（図３３参照）。

図３４は、ディスペンサがスリープ状態に入るとき（又は入ると）、視覚的インジケータのさらに別の例示的な視覚的表示又はフィードバックシーケンスを示す。上述したように、ディスペンサは、設定された時間が経過した後に自動的にスリープ状態に入るように構成され得る。ディスペンサがスリープ状態に入るとき（又は入ると）、視覚的インジケータがフィードバックフラッシュを提供してもよい。さらに具体的には、視覚的インジケータは、ｍ－１秒及びｏ－ｎ秒、又は約０．２５秒の持続時間の間、「Ｘ」ルクスの定常状態の明るさで２回点滅することができる。フィードバックフラッシュを提供した後、視覚的インジケータは、スリープ状態の持続時間の間、ゆっくりとパルスし得る。即ち、視覚的インジケータは、光を発しなくなるまで（ｏ－ｐ秒）「Ｘ」ルクスから徐々に明るさを下げ、次に「Ｚ」ルクス（ｑ－ｒ秒）に達するまで徐々に明るさを上げることができる。視覚的インジケータは、スリープ状態全体を通してこの工程を繰り返し得る。図示の実施形態では、視覚的インジケータの明るさを低下させるのに約８秒かかり得る（ｏ－ｐ秒）。次に、視覚的インジケータは、約ｑ－ｐ秒（例えば、３秒）の間光を発しない状態で進み、その後、８秒（ｑ－ｒ秒）かけて「Ｚ」ルクスに徐々に増加し得る。図示の実施形態では、「Ｚ」ルクスは、「Ｘ」ルクスよりも小さく、しかし、他の実施形態では、「Ｚ」ルクスは、「Ｘ」ルクス以上であってもよい。また、いくつかの実施形態では、「Ｚ」ルクスは、「Ｘ」ルクスの約５０％であってもよい。また、「Ｚ」ルクスは、「Ｘ」ルクスの４０％、６０％、又は７０％未満であってもよい。その後、視覚的インジケータは、ディスペンサがオン状態に転換されるまでこの工程を繰り返す。さらに、図３４に示される視覚的表示シーケンスは、ディスペンサがスリープ状態に入るときの明るさ（又はルクス）の変化に関するものであるが、本開示の他の実施形態によるディスペンサは、スリープ状態に切り替わって保たれるとき（又は保たれると）、点滅、パルス、色の変化、又は様々な光のパターンなどの異なるタイプの視覚的表示を使用し得る。

また、本発明の実施形態によるディスペンサは、容器が低状態に入るときに視覚的表示を提供するように構成され得る。特に図３５を参照すると、視覚的インジケータは、容器が充填状態にあるときに第１視覚的表示を発し、容器が低状態にあるときに第２視覚的表示を発し得る。例えば、第１視覚的表示及び第２視覚的表示は、異なる色、異なる明るさ、又は異なるパルス／フラッシュシーケンスであってもよい。追加的又は代替的に、視覚的インジケータは、容器が低状態にある、又は低状態に入ると、急速にパルス又は点滅してもよい。また、容器の充填状態に関連する視覚的インジケータは、容器が低状態に入るときのみ提供され、他の作動パラメータに対して、以前に議論されたものを超える追加の視覚的インジケータは提供されないことも企図される。また、ディスペンサは、容器が一定の時間低状態を保っているとき、自動的にオフになるように構成してもよい。即ち、一定の時間（例えば、１時間）低状態になった後、拡散要素の動力式構成要素及び視覚的インジケータを含むディスペンサ全体は、容器が詰め替え容器に交換されるまで、容器が充填されているまで、又はディスペンサがリセットされるまで（例えば、プラグが抜かれるまで）、電力が供給されない。

本発明に対する多数の変形は、上述の説明を考慮して当業者には明らかであろう。従って、この説明は、単に例示として解釈されるべきであり、当業者が本発明を作成及び使用することを可能にし、それを実行する最良の方法を教示することを目的として提供される。添付の特許請求の範囲内にある全ての変更に対する排他的権利は留保される。

Claims (42)

1. 流動性媒体ディスペンサ用のライトリングであって、
   前記ライトリングは環状であり、ディスペンサの本体に結合される、ライトリング。
2. 前記ライトリングは、それに隣接して配置された複数のＬＥＤライトを有する環状本体を含み、前記ライトリングは、それを介してＬＥＤからの光を透過するように構成される、請求項１に記載のライトリング。
3. 前記ライトリングから発せられる光は、前記ディスペンサの円周の周りに３６０度見ることができる、請求項１に記載のライトリング。
4. 前記ライトリングから発せられる光は、前記ディスペンサの円周の周りで少なくとも１８０度見ることができる、請求項１に記載のライトリング。
5. 前記ライトリングは、少なくとも２つの異なる光強度を発するように構成される、請求項１に記載のライトリング。
6. 前記ライトリングは、少なくとも２つの異なるパルスパターンを提供するように構成される、請求項１に記載のライトリング。
7. 前記ディスペンサは、第１状態又は第２状態であることができ、前記ライトリングは、前記第１状態で第１視覚的表示を提供し、前記第２状態で第２視覚的表示を提供するように構成され、前記第１視覚的表示と前記第２視覚的表示は異なる、請求項１に記載のライトリング。
8. 前記ディスペンサは、流動性媒体を保持するように構成された容器を含み、前記ディスペンサは、少なくとも第１排出強度又は第２排出強度で前記流動性媒体を排出するように構成される、請求項７に記載のライトリング。
9. 前記排出強度は、手動で変更することができる、請求項８に記載のライトリング。
10. 前記ライトリングは、排出強度の変化に応答して第３視覚的表示を提供するように構成され、前記第３視覚的表示は、前記第１及び第２視覚的表示とは異なる、請求項８に記載のライトリング。
11. 前記第２視覚的表示は、パルスを含む、請求項７に記載のライトリング。
12. 前記ディスペンサは、コンセントに挿入するように構成された２つの電気プロングを含むプラグアセンブリをさらに含む、請求項１１に記載のライトリング。
13. ディスペンサであって、
    流動性媒体を保持するように構成された容器と、
    前記流動性媒体を排出するためのメカニズムと、
    を含み、
    前記ディスペンサは、第１作動状態又は第２作動状態にあるように構成され、ライトリングは、前記ディスペンサが前記第１作動状態にあるときに第１視覚的表示を発し、ディスペンサが前記第２作動状態にあるときに第２視覚的表示を発するように構成される、ディスペンサ。
14. 前記第１視覚的表示は、前記第２視覚的表示の明るさとは異なる明るさを含む、請求項１３に記載のディスペンサ。
15. 前記流動性媒体ディスペンサは、電源によって電力が供給されるように構成された拡散要素をさらに含み、前記第１作動状態では前記拡散要素に電力が供給されず、前記第２作動状態では前記拡散要素に電力が供給される、請求項１３に記載のディスペンサ。
16. 前記容器は、第３状態又は第４状態にあり、前記ライトリングは、前記容器が前記第３状態にあるときに第３視覚的表示を発し、前記容器が前記第４状態にあるときに第４視覚的表示を発するように構成される、請求項１３に記載のディスペンサ。
17. 前記第３視覚的表示及び前記第４視覚的表示は異なる色である、請求項１６に記載のディスペンサ。
18. 前記ライトリングは、それに隣接して配置されたＬＥＤライトを有し、第１軸を画定する環状本体を含む、請求項１３に記載のディスペンサ。
19. 前記ＬＥＤライトは、前記第１軸を中心に前記環状本体の少なくとも９０度を占める、請求項１８に記載のディスペンサ。
20. 前記流動性媒体ディスペンサは、その第１端部に円形開口部を画定するハウジングを含み、前記ライトリングは、前記円形開口部の周りの前記ハウジングの第１端部に結合するように構成される、請求項１３に記載のディスペンサ。
21. 流動性媒体ディスペンサ用の視覚的インジケータであって、
    前記視覚的インジケータは、前記流動性媒体ディスペンサの本体の全周に沿って延びるライトであり、少なくとも２つの異なる視覚的表示を発するように構成される、視覚的インジケータ。
22. 前記流動性媒体ディスペンサは、第１作動状態又は第２作動状態にあるように構成され、前記ライトは、前記ディスペンサが前記第１作動状態にあるときに第１視覚的表示を発し、前記ディスペンサが前記第２作動状態にあるときに第２視覚的表示を発するように構成される、請求項２１に記載の視覚的インジケータ。
23. 前記第１視覚的表示及び前記第２視覚的表示は異なる、請求項２２に記載の視覚的インジケータ。
24. 前記ライトは、複数のＬＥＤライトを含む、請求項２１に記載の視覚的インジケータ。
25. 前記ライトは、それに隣接して配置された複数のＬＥＤライトを有する本体を含む、請求項２１に記載の視覚的インジケータ。
26. 前記ライトは、環状本体を含む、請求項２１に記載の視覚的インジケータ。
27. 前記環状本体は、前記ディスペンサの前記本体を介して延びる縦軸に直交する、請求項２６に記載の視覚的インジケータ。
28. 前記ライトは、少なくとも２つの異なる光強度を発するように構成される、請求項２１に記載の視覚的インジケータ。
29. 前記ライトは、少なくとも２つの異なるパルスパターンを提供するように構成される、請求項２１に記載の視覚的インジケータ。
30. 前記ライトは、少なくとも２つの異なる色を提供するように構成される、請求項２１に記載の視覚的インジケータ。
31. 流動性媒体ディスペンサを作動させる方法であって、
    視覚的インジケータを含む流動性媒体ディスペンサに電源を提供するステップと、
    流動性媒体を分配するステップと、
    を含み、
    前記視覚的インジケータは、前記流動性媒体ディスペンサの円周に沿って延びるように構成されたライトリングであり、少なくとも２つの異なる視覚的表示を発するように構成される、方法。
32. 前記ディスペンサは、拡散要素をさらに含み、前記拡散要素は、電源によって電力を供給されるように構成され、前記ライトリングは、前記拡散要素に電力が供給されるときに第１視覚的表示を発するように構成される、請求項３１に記載の方法。
33. 前記ライトリングは、前記拡散要素に電力が供給されないときに第２視覚的表示を発するように構成される、請求項３２に記載の方法。
34. 前記第１視覚的表示は、前記第２視覚的表示とは異なる、請求項３３に記載の方法。
35. スリープ状態期間を提供するステップをさらに含み、前記ライトリングは、前記スリープ状態期間の間に第３視覚的表示を発するように構成される、請求項３３に記載の方法。
36. 前記第３視覚的表示は、前記第１視覚的表示及び前記第２視覚的表示とは異なる、請求項３５に記載の方法。
37. 前記流動性媒体の低充填状態を検出するステップをさらに含み、前記ライトリングは、低充填状態が検出されるときに第４視覚的表示を提供するように構成される、請求項３６に記載の方法。
38. 前記第４視覚的表示は、前記第１視覚的表示、前記第２視覚的表示、及び前記第３視覚的表示とは異なる、請求項３７に記載の方法。
39. 前記ライトリングは、前記流動性媒体ディスペンサの円周の少なくとも１８０度にわたって少なくとも２つの異なる視覚的表示を発するように構成される、請求項３１に記載の方法。
40. 前記ライトリングは、それに隣接して配置されたＬＥＤライトを有し、第１軸を画定する環状本体を含む、請求項３１に記載の方法。
41. 前記ＬＥＤは、前記第１軸を中心に前記環状本体の少なくとも９０度に沿って配置される、請求項４０に記載の方法。
42. 前記流動性媒体ディスペンサは、その第１端部に円形開口部を画定するハウジングを含み、前記ライトリングは、前記円形開口部の周りの前記ハウジングの第１端部に結合するように構成される、請求項３１に記載の方法。

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