JP2023509791A - 紙ベースまたは板紙ベースの容器および関連する方法 - Google Patents

Abstract

傾注可能な食料品を保持するための紙ベースまたは板紙ベースの容器（１００）が、説明され、容器は、略平面状の底部部分と、底部部分の反対に配列され、上部パネルと、容器の上部シールを形成する、上部シール領域（１２６）とを備える、上部部分と、底部部分と上部部分との間に延在し、上部パネルに接する複数の壁区分（１０８ｂ、１０８ｃ）と、壁区分のうちの少なくとも１つにわたって底部部分と上部部分との間に延在する、長手方向シール帯（１４）とを備える、壁部分とを備え、上部シール領域は、長手方向シール帯（１４）を備え、それに付着される壁区分のうちの該少なくとも１つの上に折曲される。容器を生産するためのブランクおよびスリーブもまた、容器を生産するための方法と同様に説明される。

Description

本発明は、紙ベースまたは板紙ベースの積層シート材料を含む、傾注可能な食料品を保持するための容器に関する。具体的には、本発明は、食料品を分注する、および／またはそれにアクセスするための開放デバイスまたは閉鎖部を備える、そのような容器に関する。本発明はまた、そのような容器を生産するための方法およびそのような容器のための容器前駆体に関する。

板紙ベースのパッケージングの技術分野では、容器を生産するために、ブランクを生産し、ブランクを折曲し、組み立てることが、公知である。容器は、次いで、傾注可能な食料品、例えば、牛乳またはヨーグルト等の乳製品またはジュース等の液体を保持するために利用され得る。

ブランクは、典型的には、食料品を保持する、および／または板紙を通した空気および風味の移染を防止するための、１つまたは複数の障壁層が積層される多層板紙シートを含む、積層パッケージング材料から典型的には生産される。障壁層は、典型的には、ポリエチレン層またはアルミニウム層を含み得る。

積層パッケージング材料からブランクを生産する方法は、典型的には、積層パッケージング材料を所定の形状に切断する方法を含み、ブランクから容器を生産する方法は、典型的には、容器を生産するための所定の折曲線に沿ってブランクを折曲するステップを含む。

ブランクは、折曲線に沿ったブランクの折曲を補助するために、積層パッケージング材料内に折り目線を具備してもよい。折り目線または折り目は、積層パッケージング材料の片側において、ビーズとも称される、対応する隆起された山部またはウェルトを伴い、他側において、それに沿って積層パッケージング材料が構造的に脆弱であり、圧力が印加されるとそれに沿って積層パッケージング材料が屈曲または折曲するであろう、線を形成する、エンボス加工または打刻されたくぼみとして定義され得る。

ブランクは、ブランクが、略平行かつ直線的な側方境界縁を有する積層材料から成るウェブから切断される、転換プロセスにおいて生産され得る。転換プロセスは、典型的には、一対の切断ローラまたは折り目付けローラ間に形成される、１つまたは複数の挟込を通して積層材料のウェブを給送し、ウェブから切断され、例えば、容器がそれから生産されたときに閉鎖部をブランク材料に嵌入させるための後続の折曲のための折り目線を伴って、および／または切欠を伴って、および／または孔を伴って形成されるブランクを生産するステップを含む。

ウェブ上のブランクパターンのレイアウトは、「入れ子パターン」として公知である。入れ子パターンは、ウェブ上で可視である物理的パターンではないが、ブランクがウェブから切断されようとしている方法および／またはブランクが打刻される方法を図示するパターンである。言い換えると、入れ子パターンは、ウェブ上のブランクのレイアウト、その結果、利用可能なウェブ材料が利用される方法を図示する。

容器は、消費者が容器を開放し、食料品にアクセスすることを可能にする、開放デバイスまたは閉鎖部を具備してもよい。開放デバイスは、再閉鎖可能であり、いったん容器が開放されると、消費者が容器を密閉状態または非密閉状態で再度閉鎖することを可能にしてもよい。代替として、開放デバイスは、いったん開放されると再度閉鎖され得ない。一般的に使用される開放デバイスは、パッケージング材料内の孔を被覆する、パッケージング材料の内側表面に対してヒートシールされる、ヒートシールプラスチック材料の小さいシートによって画定される、パッチと、パッケージング材料の反対側に適用され、パッチに対してヒートシールされる、プルオフタブとを備える。タブおよびパッチは、タブが引いて除去されると、それに対してヒートシールされたパッチの部分もまた、除去され、孔を被覆解除するように、相互に接着している。本構成は、多くの場合、事前積層孔（ＰＬＨ）と称される。本構成は、許容可能な開放デバイスを提供し得るが、特に、直接容器から飲用するとき、より享受可能な飲用体験を提供することを目的として、公知の開放デバイスまたは閉鎖部に対して改良するような、一般的必要性が存在する。

板紙ベースの容器の技術分野では、心外位置において上部フィンを上部パネル上に下向きに折曲することによって容器の拡張された上部パネル面積を提供することが、公知である。そのように取得された拡張された上部パネル面積が、拡大された開放デバイスまたは閉鎖部を伴う容器を提供するために使用されることができる。そのような容器は、例えば、第ＥＰ２３９２５１７Ａ１号および第ＵＳ２０１９０１０６２３９Ａ１号から公知である。心外に位置付けられているが、上部パネルを横断して延在する、下方に折曲された上部フィンが、依然として、上部パネルの使用を制限するであろう。

第ＵＳ６１８２８８７Ｂ１号は、上部フィンと同一の広がりを持つシール領域において、容器の上部パネルおよび背面壁を相互に対してシールすることによって生産される延在された上部パネルを有する、容器を示す。その結果、上部フィンは、背面壁の平面内の上部パネルから延在し、したがって、上部パネル全体を、本質的に、使用、例えば、開放デバイスまたは閉鎖部の位置付けのために利用可能にする。しかしながら、延在する上部フィンは、依然として、上部パネルへのアクセスを制限し得る。例えば、背面壁の平面内の上部パネルから延在する上部フィンは、消費者が容器から直接飲用することを困難にし得る。

米国特許第６１８２８８７号明細書

上記に述べられる課題および公知の解決策を念頭において、第１の例示的側面によると、本開示は、傾注可能な食料品を保持するための紙ベースまたは板紙ベースの容器であって、
－平面状または略平面状の底部部分と、
－底部部分の反対に配列され、上部パネルと、容器の上部シールを形成する、上部シール領域とを備える、上部部分と、
－底部部分と上部部分との間に延在し、上部パネルに接する複数の壁区分と、壁区分のうちの少なくとも１つにわたって底部部分と上部部分との間に延在する、長手方向シール帯とを備える、壁部分と、
を備え、
上部シール領域は、長手方向シール帯を備える壁区分のうちの少なくとも１つの上に折曲されており、それに付着されている、
紙ベースまたは板紙ベースの容器を提供する。

その結果、上部シール領域または上部フィンが、先行技術容器において一般的であるように、容器の上部パネル上に折曲され、それに取り付けられる代わりに、上部フィンまたは上部シール領域は、長手方向シール帯、すなわち、容器の底部から上部まで延設される、長手方向継目を備える、壁部分上に折曲される。上部シール領域の中に延在する長手方向シール帯の区分もまた、壁部分上に折曲され、その結果、上部パネル上に延在しないであろうため、これは、上部パネルをシール構造がない、または実質的にそれがない状態のままにする。そのようなシール構造は、積層シート材料のパネルが恒久的に相互に継合される、溶接、糊着、または別様に恒久的に継合される継目等、恒久的なシール構造を備えてもよい。これは、上部パネルが効率的な様式において利用されることを可能にする。例えば、開放デバイスまたは上部閉鎖部が、考慮すべきいかなるシート構造も存在しないであろうため、上部パネル上の任意の場所に位置付けられることができる。また、長手方向シール帯を備える側壁部分上に上部シール領域を折り返し、シール領域をそれに付着するステップは、消費者に、容易な様式において食料品にアクセスする、またはそれを分注するための開放デバイスまたは閉鎖部への制限されないアクセスを与えるであろう。

容器は、有利には、容器が形成されると、上部パネルの真下で相互の上に折曲される、ガセットパネルを備え、その全体として、上部シール領域が長手方向シール帯を備える壁区分上に下方に折曲され、それに付着されることを可能にし得る。言い換えると、上部シール領域全体が、有利には、長手方向シール帯を備える壁区分のうちの該少なくとも１つの上に折曲され、それに付着されてもよい。上部シール領域は、典型的には、上部シール帯によって形成されてもよく、上部シール帯全体が、長手方向シール帯を備える壁区分上に下方に折曲され、それに付着されてもよい。

容器は、上部パネル内に配列されている、食料品を分注する、および／またはそれへのアクセスを可能にするための開放デバイスまたは閉鎖部を備えてもよい。開放デバイスは、再閉鎖可能であり、容器が、第１の開放するステップの後、再度閉鎖されることを可能にしてもよい。

容器は、その上に食料品を保持する、および／または板紙シートを通した空気および風味の移染を防止するための、１つまたは複数の障壁層が積層される多層板紙シートを含む、紙ベースまたは板紙ベースの積層シート材料から作製されてもよい。

上部シール領域は、平面状または略平面状であり、長手方向シール帯を備える壁区分のうちの該少なくとも１つに対して平行または略平行に配列されてもよい。

上部パネルおよび上部シール領域は、容器の上縁を形成する、共通の境界を共有してもよい。

上縁は、直線的または略直線的であり、底部部分に対して平行または略平行に配列されてもよい。

食料品を分注する、および／またはそれにアクセスするための開放デバイスまたは閉鎖部が、上部パネル内に配列されてもよい。上記に述べられるシール構造と対照的に、上部シール領域と、長手方向シール帯とを含む、開放デバイスまたは閉鎖部は、容器を恒久的にシールするように配列されるが、消費者が、食料品を分注する、またはそれにアクセスすることを可能にするように、消費者によって開放され得る。

開放デバイスまたは閉鎖部は、該上縁に隣接して配列されている、開口部を備えてもよい。

開口部は、上縁から１ｍｍ～１０ｍｍの直交距離に配列されてもよい。

上部パネルは、平面状または略平面状であってもよい。長手方向シール帯を備える壁区分または複数の壁区分もまた、平面状または略平面状であってもよく、上部パネルは、１０度～９０度の範囲内、３０度～８０度の範囲内、４５度～７５度の範囲内、および６０度のうちのいずれか１つである、該壁区分または複数の壁区分に対してある角度を形成してもよい。

上部シール領域は、その全てが容器内に、平行または略平行および／または共面または略共面に配列され得る、複数のシールされたシール帯パネルを備えてもよい。

シール帯パネルは、長手方向シール帯を備える壁区分または複数の壁区分にわたって延在する、中心シール帯パネルを備え、少なくとも１５ｍｍ、少なくとも２０ｍｍ、および少なくとも３０ｍｍのうちのいずれか１つである長手方向の広がりを有してもよい。

第２の例示的側面によると、本開示は、第１の例示的側面に従って容器を生産するための紙ベースまたは板紙ベースのスリーブを提供する。

第３の例示的側面によると、本開示は、第２の例示的側面に従ってスリーブを生産するための紙ベースまたは板紙ベースのブランクを提供する。

ブランクは、ブランクの長手方向中心軸を中心として鏡面対称であってもよい。

ブランクは、ブランクの側方境界縁または長手方向境界縁を形成する、第１および第２の直線的または略直線的かつ平行または略平行の境界縁を備えてもよい。ブランクはまた、側方境界縁間で直交性または略直交性に延在し、ブランクの底部境界縁を形成する、第３の直線的または略直線的境界縁を備えてもよい。さらに、ブランクは、側方境界縁間に延在し、ブランクの上部境界縁を形成する、第４の非直線的境界縁を備えてもよい。

ブランクは、上部折り目線パターンを有し、容器の該上部部分を形成するように構成されている、上部領域を備えてもよい。上部領域は、上部パネルと、容器がブランクから形成されるとき、上部パネルの真下で相互の上に折曲されるように構成される、ガセットパネルとを備えてもよい。

上部境界縁は、ブランクの長手方向中心軸を中心として鏡面対称であってもよい。

上部境界縁は、複数の個々に直線的な上部境界縁区分を備えてもよい。

第４の例示的側面によると、本開示は、傾注可能な食料品を保持するための紙ベースまたは板紙ベースの容器を生産する方法であって、
－管状のプロト容器を形成する長手方向シール帯に沿って、紙ベースまたは板紙ベースの積層シート材料をシールするステップと、
－上部シール領域においてプロト容器を上部シールするステップと、
－長手方向シール帯を備えるプロト容器の少なくとも１つの壁区分上に上部シール領域を折曲し、上部シール領域を該少なくとも１つの壁区分に付着するステップと、
を含む、方法を提供する。

本方法は、積層シート材料のガセットパネルを積層シート材料の上部パネルの真下で相互の上に折曲することによって容器の上部部分を形成するステップを含んでもよい。本方法はさらに、上部部分内に、食料品を分注する、またはそれにアクセスするための開放デバイスまたは閉鎖部を配列するステップを含んでもよい。開放デバイスは、再閉鎖可能であり、したがって、容器が、第１の開放するステップの後再度閉鎖されることを可能にしてもよい。

本方法は、
－積層シート材料を底部シールし、底部シールされた開放上部プロト容器を形成するステップと、
－傾注可能な食料品で底部シールされた開放上部プロト容器を充填するステップと、
を含んでもよく、該積層シート材料を上部シールするステップは、該傾注可能な食料品で底部シールされた開放上部プロト容器を充填するステップの後に実施される。言い換えると、本方法は、上部側面からプロト容器を充填するステップを含んでもよい。

代替として、上部シール領域においてプロト容器を上部シールするステップは、上部シールされているが、底部が開放されている、プロト容器を生産してもよく、本方法は、
－傾注可能な食料品で上部シールされた開放底部プロト容器を充填するステップと、
－積層シート材料を底部シールするステップと、
を含んでもよい。

その結果、プロト容器を上部側面から充填する代わりに、本方法は、プロト容器を底部側面から充填するステップを含んでもよい。

本方法は、シール構造がない容器の上部パネルを提供するステップを含んでもよい。そのようなシール構造は、積層シート材料のパネルが恒久的に相互に継合される、溶接、糊着、または別様に恒久的に継合される継目等、恒久的なシール構造を備えてもよい。

本方法は、平面状または略平面状である上部シール領域を、長手方向シール帯を備える壁区分のうちの該少なくとも１つに対して平行または略平行に配列するステップを含んでもよい。

本方法は、容器の上縁を形成する共通の境界を共有するように、上部パネルおよび上部シール領域を配列するステップを含んでもよい。

本方法は、上縁を直線的または略直線的に配列するステップと、上縁を容器の平面状または略平面状の底部部分に対して平行または略平行に配列するステップとを含んでもよい。

本方法は、容器の上部パネル内に、食料品を分注する、またはそれにアクセスするための開放デバイスまたは閉鎖部を配列するステップを含んでもよい。

本方法は、開放デバイスまたは閉鎖部の開口部を、上部パネルと上部シール領域との間に境界を形成する該上縁に隣接して配列するステップを含んでもよい。

本方法は、開口部を上縁から１ｍｍ～１０ｍｍの直交距離に配列するステップを含んでもよい。

本方法は、平面状または略平面状の上部パネルを配列するステップを含んでもよい。本方法はまた、平面状または略平面状の長手方向シール帯を備える壁区分または複数の壁区分を配列するステップと、上部パネルを１０度～９０度の範囲内、３０度～８０度の範囲内、４５度～７５度の範囲内、および６０度のうちのいずれか１つである、該壁区分または複数の壁区分に対してある角度で配列するステップとを含んでもよい。

上部シール領域においてプロト容器を上部シールするステップは、複数のシール帯パネルを相互に対してシールするサブステップを含んでもよい。本サブステップは、シールされたシール帯パネルを容器内に平行または略平行に、および／または共面または略共面に配列するステップを含んでもよい。本サブステップは、該シール帯パネルの中心シール帯パネルを、長手方向シール帯を備える壁区分または複数の壁区分にわたって延在し、少なくとも１５ｍｍ、少なくとも２０ｍｍ、および少なくとも３０ｍｍのうちのいずれか１つである長手方向の広がりを有するように配列するステップを含んでもよい。

第５の例示的側面によると、本開示は、
－略平面状の底部部分と、
－底部部分の反対に配列され、上部パネルと、容器の上部シールを形成する、上部シール領域とを備える、上部部分と、
－底部部分と上部部分との間に延在し、上部パネルに接する複数の壁区分と、壁区分のうちの少なくとも１つにわたって底部部分と上部部分との間に延在する、長手方向シール帯とを備える、壁部分と、
を形成する、紙ベースまたは板紙ベースの積層シート材料を含む、傾注可能な食料品を保持するための容器を提供する。

容器は、上部パネル内に配列される、上部パネル内の開口部内にシールを提供するための障壁と、容器の第１の開放するステップ、および食料品を分注する、および／またはそれにアクセスするステップの間にシールを破断するために配列されている、開放デバイスまたは閉鎖部とを備えてもよい。上部シール領域は、壁区分のうちの少なくとも１つの上に折曲され、それに付着される。

開放デバイスまたは閉鎖部は、
－上部パネルの少なくとも一部の区分にわたって延在し、それに付着される、第１のシートであって、障壁と整合される貫通開口部を備える、第１のシートと、
－その外側表面において第１のシートの少なくとも一部の区分に解放可能に付着される、第２のシートであって、第１の開放するステップに先立って貫通開口部を介して障壁に付着され、第１の開放するステップの間に障壁を引裂開放するように構成される、第２のシートと、
を備えてもよい。

第２のシートは、第２のシートが貫通開口部を被覆する、閉鎖位置から、第２のシートが貫通開口部を暴露し、傾注可能な食料品が貫通開口部を通して分注される、またはそれを介してアクセスされることを可能にする、開放位置まで手動で動作可能であってもよい。

その結果、上部シール領域が、先行技術容器において当てはまるように、容器の上部パネル上に折曲される、または上部フィンを形成する上部パネルから延在する代わりに、本上部シール領域は、その全体として、１つまたは複数の壁部分上に下向きに折曲される。これは、上部パネルを上部シール構造がない状態のままにし、分注器シール構造および開放デバイスまたは閉鎖部の自由な位置付けを可能にする。また、上部シール領域の中に延在する長手方向シール帯の区分もまた、壁部分または複数の部分の上に折曲されるであろうため、長手方向シール帯もまた、上部パネルの上に延在しないであろう。

第１の開放するステップの後、第２のシートは、貫通開口部を再度閉鎖するために開放位置から閉鎖位置まで手動で動作可能であってもよい。

第１のシートは、上部シール領域の少なくとも一部の区分にわたって延在し、それに付着されてもよい。

第１のシートは、貫通開口部から、貫通開口部から少なくとも２０ｍｍ、少なくとも２５ｍｍ、および少なくとも３０ｍｍのうちのいずれか１つの距離まで延在する、飲用表面を備えてもよい。飲用表面は、上部シール領域にわたって、その中に延在してもよい。

上部パネルおよび上部シール領域は、上部パネルの最上境界および容器の上縁を形成する、共通の境界を共有してもよく、第１のシートは、該上縁にわたって延在してもよい。

貫通開口部は、上部パネルの該最上境界から２～１０ｍｍ内に位置付けられてもよい。

第１のシートおよび第２のシートは、それぞれが、上部パネルの最下境界またはそれに隣接して位置付けられる、第１の横方向縁を備えてもよい。

第１のシートは、上部シール領域の最下境界またはそれに隣接して位置付けられる、第２の横方向縁を備えてもよい。

第１のシートの外側表面および／または第２のシートの内側表面は、接着剤を備えてもよい。第２のシートの内側表面は、第２のシートが閉鎖位置にあるとき、貫通開口部に面する領域内に、低減された接着性の領域を備えてもよい。

障壁は、
－事前積層孔と、
－上部パネルの外側表面から上部パネルを部分的に通して作製される、切欠部によって境界を定められている、上部パネルの積層シート材料の除去可能区分であって、切欠部は、積層されるシート材料の１つまたは複数の内側層を未損傷の状態に残し、第１の開放するステップに先立って、提供する、除去可能区分と、
のうちのいずれか１つを備えてもよい。

第６の例示的側面によると、本開示は、傾注可能な食料品を保持するための容器を生産するための紙ベースまたは板紙ベースのブランクを生産する方法であって、各ブランクは、
－それぞれが、第１の終点と第２の終点との間のブランクの第１の長手方向に対して略平行に延在する、第１の略直線的境界縁および第２の略直線的境界縁と、
－第１の境界縁の第１の終点と第２の境界縁の第１の終点との間のブランクの第２の横方向に対して略平行に延在する、第３の境界縁と、
－第１の境界縁の第２の終点と第２の境界縁の第２の終点との間に延在する、第４の非直線的境界縁と、
を備え、
－積層材料のウェブ上に、ブランクパターンの第１の列および第２の列を展開するステップであって、各列は、１つのブランクパターンの第１の境界縁が近隣ブランクパターンの第２の境界縁に隣り合い、第１の列のブランクパターンの第４の境界縁が第２の列のブランクパターンの第４の境界縁に隣り合う状態で横並びに配列される、複数のブランクパターンを備える、ステップと、
－展開された第１の境界縁、第２の境界縁、第３の境界縁、および第４の境界縁に沿ってウェブを切断し、該ブランクを形成するステップと、
を含む、方法を提供する。

第７の例示的側面によると、本開示は、積層材料のウェブから紙ベースまたは板紙ベースのブランクを生産するための入れ子パターンであって、各ブランクは、
－それぞれが、第１の終点と第２の終点との間のブランクの第１の長手方向に対して略平行に延在する、第１の略直線的境界縁および第２の略直線的境界縁と、
－第１の境界縁の第１の終点と第２の境界縁の第１の終点との間のブランクの第２の横方向に対して略平行に延在する、第３の境界縁と、
－第１の境界縁の第２の終点と第２の境界縁の第２の終点との間に延在する、第４の非直線的境界縁と、
を備える、入れ子パターンを提供する。

入れ子パターンは、１つのブランクパターンの第１の境界縁が近隣ブランクパターンの第２の境界縁に隣り合い、第１の列のブランクパターンの第４の境界縁が第２の列のブランクパターンの第４の境界縁に隣り合う状態で横並びに配列される、ブランクパターンの第１の列と、第２の列とを備える。

第４の境界縁は、該線上に位置する中心に対して２回回転対称性を呈する非直線的な線を形成してもよい。

本発明の各側面の上記に議論される好ましい、および／または随意の特徴は、単独で、または本発明の他の側面との適切な組み合わせにおいて使用され得る。

以下の図面が、本発明の理解を促進するために添付される。

図１は、ブランクのある実施形態を示す。 図２および３は、スリーブを形成するように折曲およびシールされる、図１による、ブランクを示す。 図２および３は、スリーブを形成するように折曲およびシールされる、図１による、ブランクを示す。 図４は、管状形態に立設された後の、図２および３による、スリーブの斜視図である。 図５は、底部シールされた後の、図４による、スリーブの底面図を示す。 図６は、底部シールされた後の、図４による、スリーブの斜視図である。 図７および８は、図４による、スリーブの上部シールを図示する。 図７および８は、図４による、スリーブの上部シールを図示する。 図９は、図１による、ブランクから生産された容器の正面図である。 図１０は、図１による、ブランクから生産された容器の斜視図である。 図１１および１２は、図１による、ブランクから生産された容器の側面図である。 図１１および１２は、図１による、ブランクから生産された容器の側面図である。 図１３は、開放位置にある、図１による、ブランクから生産された容器の正面図である。 図１４ａおよび１４ｂは、図１による、ブランクから生産された容器の断面を図示する。 図１５は、ブランクの代替実施形態である。 図１６および１７は、スリーブを形成するために折曲およびシールされた、図１５による、ブランクを示す。 図１６および１７は、スリーブを形成するために折曲およびシールされた、図１５による、ブランクを示す。 図１８－２１は、図１５による、ブランクから生産された容器の正面図、側面図、および背面図である。 図１８－２１は、図１５による、ブランクから生産された容器の正面図、側面図、および背面図である。 図１８－２１は、図１５による、ブランクから生産された容器の正面図、側面図、および背面図である。 図１８－２１は、図１５による、ブランクから生産された容器の正面図、側面図、および背面図である。 図２２は、ブランクのある実施形態を示す。 図２３－２５は、図２２による、ブランクから形成された容器を示す。 図２３－２５は、図２２による、ブランクから形成された容器を示す。 図２３－２５は、図２２による、ブランクから形成された容器を示す。 図２６および２７は、開放位置にある、図２３－２５による、容器を示す。 図２６および２７は、開放位置にある、図２３－２５による、容器を示す。 図２８および２９は、図２３－２７による、容器の開放デバイスまたは閉鎖部を図示する。 図２８および２９は、図２３－２７による、容器の開放デバイスまたは閉鎖部を図示する。 図３０は、図１による、ブランクの入れ子パターンのある実施形態を示す。 図３１は、図３０による、入れ子パターンの詳細図である。 図３２は、図１による、ブランクの入れ子パターンの第２の実施形態を示す。 図３３は、図３０および３１のいずれか一方の入れ子パターンから生産された、ブランクを示す。 図３４は、ブランクの入れ子パターンのある実施形態を示す。 図３５は、図３４の入れ子パターンから生産されたブランクを示す。 図３６は、図３５による、ブランクから生産された容器を示す。

図面が、本発明を図面に描写される主題に限定することを意図していないことを理解されたい。

図面では、同様の参照番号が、文脈によって別様に明示的に記載されるか、または暗黙的に理解されない限り、共通の部分、要素、または特徴を示すために使用されている。

詳細な説明
以下において、ブランクおよびそれから生産される容器の具体的な形態が、図面を参照してより詳細に説明されるであろう。しかしながら、以下の請求項において定義されるような発明が、本明細書に含有される実施形態および図に限定されるものではないが、本請求項の範囲内に該当するような実施形態の一部と、異なる実施形態の要素の組み合わせとを含む、実施形態の修正された形態を含むことが、具体的に意図される。

図１は、スリーブを生産するためのブランク１０、続いて、傾注可能な食料品を保持するための容器の第１の実施形態を示す。

ブランク１０は、異なる材料、例えば、紙、板紙、プラスチック、または金属、特に、アルミニウムのいくつかの層を備えることができる。典型的には、ブランク１０は、食料品を保持する、および／または板紙シートを通した空気および風味の移染を防止するための、１つまたは複数の障壁層が積層される多層板紙シートを含む、紙ベースまたは板紙ベースの積層シート材料から作製され得る。

ブランク１０は、容器を形成するために生産されるときにブランク１０の折曲を促進することが意図され、ブランク１０をいくつかの領域および小領域に分割する、いくつかの折り目または折曲線を有する。

ブランク１０は、ブランク１０の長手方向Ｌに対して平行または略平行である、直線的または略直線的な第１の境界縁１２と、第２の境界縁１４とを備える。境界縁１２および１４は、平行または略平行であり、等しいまたは実質的に等しい長さであり、ブランク１０の側方境界縁を形成する。

ブランク１０の中心軸Ｃ_ａは、側方境界縁１２および１４から等距離で、長手方向Ｌに対して平行に延在する。

ブランク１０はまた、長手方向Ｌに対して直角に延在するブランク１０の横方向Ｔに対して平行または略平行である、直線的または略直線的な第３の境界縁１６を備える。境界縁１６は、側方境界縁１２、１４の第１の底部終点１８、２０間に延在し、ブランク１０の底部境界縁を形成する。

ブランク１０はさらに、側方境界縁１２、１４の第２の上部終点２４、２６間に延在し、ブランク１０の上部境界縁を形成する、第４の境界縁２２を備える。

底部終点１８および２０は、ブランク１０の底部隅角点を形成し、上部終点２４および２６は、上部隅角点を形成する。側方境界縁１２および１４は、平行または略平行であるため、かつ底部境界縁１６は、側方境界縁１２、１４に対して直角または略直角であるため、隅角点１８、２０、２４、２６は、長方形または略長方形形状を画定する。しかしながら、底部境界縁１６と対照的に、上部境界縁２２は、非直線的であり、隅角点１８、２０、２４、２６によって画定される長方形形状を越えて延在する。

上部境界縁２２は、複数の個々に直線的または略直線的な区分２２ａ－２２ｉを備える。

上部境界縁区分２２ａおよび２２ｉは、共線的または略共線的であり、それぞれ、上部隅角点２４および２６から開始し、横方向Ｔに対して平行または略平行に、すなわち、底部境界縁１６に対して平行または略平行に延在する。縁区分２２ａおよび２２ｉは、等しいまたは実質的に等しい長さである。縁区分２２ｂおよび２２ｈは、それぞれ、縁区分２２ａおよび２２ｉから延在し、底部境界縁１６から離れるように角度を成す。縁区分２２ｂおよび２２ｈは、横方向Ｔに対しておよそ４５度の角度を形成する。縁区分２２ｃおよび２２ｇは、それぞれ、縁区分２２ｂおよび２２ｉから延在し、横方向Ｔに対しておよそ２０度の角度を形成する。縁区分２２ｄおよび２２ｆは、それぞれ、縁区分２２ｃおよび２２ｇから延在し、横方向Ｔに対しておよそ４５度の角度を形成する。縁区分２２ｅは、最後に、縁区分２２ｄおよび２２ｆ間に、横方向Ｔに対して平行または略平行に、すなわち、底部境界縁１６に対して平行または略平行に延在する。しかしながら、縁区分２２ｂ－２２ｄおよび２２ｆ－２２ｈの傾斜した配向に起因して、縁区分２２ｅは、縁区分２２ａおよび２２ｉよりも底部境界縁１６から遠くに配列される。

上部境界縁２２は、中心軸Ｃ_ａを中心として反射対称である。言い換えると、中心軸Ｃ_ａを対称軸として使用して、中心軸Ｃ_ａの片側に位置する上部境界縁２２の区分は、他側に位置する対応する区分によって鏡像化される。その結果、縁区分２２ａ、２２ｂ、２２ｃ、および２２ｄが、それぞれ、縁区分２２ｉ、２２ｈ、２２ｇ、および２２ｆによって鏡像化され、中心軸Ｃ_ａが、縁区分２２ｅを通して中心に延設される。

ブランク１０は、それぞれが、ブランク１０を横断して、すなわち、側方境界縁１２、１４間に延在する、第１の折り目線２８と、第２の折り目線３０とを備える。折り目線２８および３０は、ブランク１０を、
－底部折り目線パターンを有し、ブランク１０から形成される容器の底部部分を形成するように構成されている、底部領域３２と、
－上部折り目線パターンを有し、容器の上部部分を形成するように構成されている、上部領域３４と、
－該第１の折り目線２８と第２の折り目線３０との間に含有され、底部領域３２と上部領域３４との間に介在され、容器の中間壁部分を形成するように構成されている、中間領域３６と、
に分割する。

折り目線２８は、直線的または略直線的であり、パネル１０を横断して横方向Ｔに対して平行または略平行に延在する。

折り目線２８によって中間領域３６からパーティション化された状態で、底部領域３２は、複数の長方形または略長方形の底部パネル４０ａ、４０ｆ、および４０ｋと、複数の三角形または略三角形のガセットパネル４０ｂ－４０ｅおよび４０ｇ－４０ｊとを備える。ガセットパネル４０ｂ－４０ｅおよび４０ｇ－４０ｊは、底部パネル４０ａ、４０ｆ、および４０ｋとともに列状に配列される、２つの長方形または略長方形の小領域内に配列される。容器が、ブランク１０から生産されるとき、底部およびガセットパネル４０ａ－４０ｋは、したがって、当技術分野において公知である様式において折曲され、容器の略平面状の底部を形成するように構成される。

底部領域３２はまた、側方境界縁１２、１４間に延在する、複数の長方形または略長方形の底部シール帯パネル３８ａ－３８ｇを備える。シール帯パネル３８ａ－３８ｇは、長手方向または略長手方向の折り目線によって横方向Ｔにおいてパーティション化される。シール帯パネル３８ａ－３８ｇは、底部境界縁１６に沿って延在し、横方向Ｔに対して平行または略平行であるブランク１０を横断して延在する直線的または略直線的な折り目線４２によって、底部およびガセットパネル４０ａ－４０ｋからパーティション化される、底部シール帯３８を形成する。容器が、ブランク１０から生産されるとき、シール帯パネル３８ａ－３８ｇは、したがって、当技術分野において公知である様式において容器の底部シールを形成するように、相互に対してシールされるように構成される。

ここでブランク１０の上部領域３４に目を向けると、折り目線３０は、複数の折り目線区分３０ａ－３０ｅを備え、その折り目線区分３０ａ、３０ｂ、２０ｄ、および３０ｅは、個々に直線的または略直線的であり、折り目線区分３０ｃは、曲線状である。折り目線区分３０ａおよび３０ｅは、共線的または略共線的であり、それぞれ、側方境界縁１２および１４から開始し、横方向Ｔに対して平行または略平行に、すなわち、縁区分２２ａおよび２２ｉに対して平行または略平行に延在する。折り目線区分３０ａおよび３０ｅは、等しいまたは実質的に等しい長さである。折り目線区分３０ｂおよび３０ｄは、それぞれ、折り目線区分３０ａおよび３０ｅから延在し、底部境界縁１６に向かって角度を成す。折り目線区分３０ｂおよび３０ｄは、横方向Ｔに対しておよそ３０度の角度を形成する。折り目線区分３０ｂおよび３０ｄは、等しいまたは実質的に等しい長さである。最後に、折り目線区分３０ｃは、折り目線区分３０ｂおよび３０ｄ間に延在し、中間領域３６に面する凸面形の側面を有する。

上部境界縁２２と同様に、折り目線３０は、中心軸Ｃ_ａを中心として反射対称である。言い換えると、中心軸Ｃ_ａを対称軸として使用して、中心軸Ｃ_ａの片側に位置する折り目線３０の区分は、他側に位置する対応する区分によって鏡像化される。その結果、折り目線区分３０ａおよび３０ｂが、それぞれ、折り目線区分３０ｅおよび３０ｄによって鏡像化され、中心軸Ｃ_ａが、折り目線区分３０ｃを通して中心に延設される。

折り目線３０によって中間領域３６からパーティション化された状態で、上部領域３４は、中心軸Ｃ_ａの片側に配列される、三角形または略三角形のガセットパネル４４ａおよび４４ｂと、他側に配列される、直線的または略直線的な折り目線４８によってパーティション化される、対応する三角形または略三角形のガセットパネル４４ｃおよび４４ｄとを備える。ガセットパネル４４ａおよび４４ｂは、直線的または略直線的な折り目線４６によってパーティション化される。ガセットパネル４４ｃおよび４４ｄは、直線的または略直線的な折り目線４８によってパーティション化される。折り目線４６は、折り目線区分３０ｂおよび３０ｃの交点において折り目線３０に接続し、折り目線４８は、折り目線区分３０ｄおよび３０ｅの交点において折り目線３０に接続する。ガセットパネル４４ａおよび４４ｂは、等辺であり、ブランク１０が折曲され、容器を形成するときに相互の上に折曲されるように構成される。その結果、ガセットパネル４４ａおよび４４ｂは、折り目線４６に対して反射対称であり、すなわち、折り目線４６を対称軸として使用している。同様に、ガセットパネル４４ｃおよび４４ｄは、等辺であり、折り目線４８に対して反射対称であり、したがって、容器が形成されるときにガセットパネル４４ｃおよび４４ｄが相互の上に折曲されることを可能にする。

ガセットパネル４４ａおよび４４ｃは、それぞれ、折り目線区分３０ｂおよび３０ｅによって中間領域３６からパーティション化される。

上部領域３４はまた、ガセットパネル４４ｂと４４ｄとの間に配列される、上部パネル５０を備える。上部パネル５０は、直線的または略直線的な折り目線５２によってガセットパネル４４ｂから、および直線的または略直線的な折り目線５４によってガセットパネル４４ｄからパーティション化される。折り目線５２は、折り目線区分３０ｂおよび３０ｃの交点において折り目線３０に接続し、折り目線５４は、折り目線区分３０ｄおよび３０ｅの交点において折り目線３０に接続する。折り目線５２および５４は、中心軸Ｃ_ａに対して完全に平行ではないが、折り目線５２および５４に沿って中間領域３６に向かって移動するとき、わずかに収束する。折り目線５２および５４は、およそ３度の中心軸Ｃ_ａに対する角度を形成する。

上部パネル５０は、折り目線３０ｃによって中間領域３６からパーティション化される。その結果上部パネル５０の底部境界、すなわち、中間領域３６に面する上部パネル５０の境界が、凸面形になる。

ガセットパネル４４ａ－４４ｄおよび上部パネル５０は、中心軸Ｃ_ａを中心として反射対称または略反射対称に配列される。言い換えると、中心軸Ｃ_ａを対称軸として使用して、ガセットパネル４４ａおよび４４ｂは、それぞれ、ガセットパネル４４ｃおよび４４ｄによって鏡像化され、中心軸Ｃ_ａが、上部パネル５０を通して中心に延設される。

上部領域３４はさらに、ブランク１０の上部境界縁２２に沿って延在する上部シール帯５６を形成する、上部シール帯パネル５６ａ－５６ｇを備える。容器が、ブランク１０から形成されるとき、上部シール帯パネル５６ａ－５６ｇは、本開示内の以降においてより詳細に議論されるであろうように、相互に対してシールされ、容器の上部シールを形成するように構成される。

シール帯パネル５６ａは、側方境界縁１２から延在し、折り目線区分３０ａと境界縁区分２２ａとの間に延設される。対応する様式において、シール帯パネル５６ｇは、側方境界縁１４から延在し、折り目線区分３０ｅと境界縁区分２２ｉとの間に延設される。

シール帯パネル５６ｂは、シール帯パネル５６ａから延在し、ガセットパネル４４ａと境界縁区分２２ｂとの間に延設される。対応する様式において、シール帯パネル５６ｆは、シール帯パネル５６ｇから延在し、ガセットパネル４４ｃと境界縁区分２２ｈとの間に延設される。シール帯パネル５６ｂは、直線的または略直線的な折り目線区分５８ａによってガセットパネル４４ａから、および直線的または略直線的な折り目線６０によって近隣シール帯パネル５６ａからパーティション化される。折り目線６０は、境界縁区分２２ａおよび２２ｂの交点と折り目線区分３０ａおよび３０ｂの交点との間に延在する。折り目線６０は、長手方向Ｌに対しておよそ１５度の角度を形成する。折り目線区分５８ａは、長手方向Ｌに対しておよそ３０度の角度を形成する。シール帯パネル５６ｆは、直線的または略直線的な折り目線区分５８ｅによってガセットパネル４４ｃから、および直線的または略直線的な折り目線７０によって近隣シール帯パネル５６ｇからからパーティション化される。折り目線７０は、境界縁区分２２ｉおよび２２ｈの交点と折り目線区分３０ｅおよび３０ｄの交点との間に延在する。折り目線６０のように、折り目線７０は、長手方向Ｌに対しておよそ１５度の角度を形成するが、折り目線６０と比較して反対方向において角度付けられる。折り目線区分５８ｅは、長手方向Ｌに対しておよそ３０度の角度を形成するが、折り目線区分５８ａと比較して反対方向において角度付けられる。

シール帯パネル５６ｃは、シール帯パネル５６ｂから延在し、ガセットパネル４４ｂと境界縁区分２２ｃおよび２２ｄの組み合わせられた広がりとの間に延設される。対応する様式において、シール帯パネル５６ｅは、シール帯パネル５６ｆから延在し、ガセットパネル４４ｄと境界縁区分２２ｇおよび２２ｆの組み合わせられた広がりとの間に延設される。シール帯パネル５６ｃは、直線的または略直線的な折り目線区分５８ｂによってガセットパネル４４ｂから、および直線的または略直線的な折り目線６２によって近隣シール帯パネル５６ｂからパーティション化される。折り目線６２は、境界縁区分２２ｂおよび２２ｃの交点と折り目線区分５８ａおよび５８ｂの交点との間に延在する。折り目線６２および４６は、共線的または略共線的であり、長手方向Ｌに対しておよそ２５度の角度を形成する。折り目線区分５８ｂは、長手方向Ｌに対しておよそ８５度の角度を形成する。シール帯パネル５６ｅは、直線的または略直線的な折り目線区分５８ｄによってガセットパネル４４ｄから、および直線的または略直線的な折り目線６８によって近隣シール帯パネル５６ｆからパーティション化される。折り目線６８は、境界縁区分２２ｈおよび２２ｇの交点と折り目線区分５８ｅおよび５８ｄの交点との間に延在する。折り目線６８および４８は、共線的または略共線的であり、長手方向Ｌに対しておよそ２５度の角度を形成するが、折り目線６２および４６と比較して反対方向において角度付けられる。折り目線区分５８ｄは、長手方向Ｌに対しておよそ８５度の角度を形成するが、折り目線区分５８ｂと比較して反対方向において角度付けられる。

最後に、シール帯パネル５６ｄは、シール帯パネル５６ｃおよび５６ｅ間に延在し、上部パネル５０と境界縁区分２２ｅとの間に延設される。シール帯パネル５６ｄは、それぞれ、直線的または略直線的な折り目線区分５８ｃによって上部パネル５０から、および直線的または略直線的な折り目線６４および６６によって近隣シール帯パネル５６ｃおよび５６ｅからパーティション化される。折り目線６４は、長手方向Ｌに対して平行または略平行であり、境界縁区分２２ｄおよび２２ｅの交点と折り目線区分５８ｂおよび５８ｃの交点との間に延在する。折り目線６６はまた、長手方向Ｌに対して平行または略平行であるが、境界縁区分２２ｆおよび２２ｅの交点と折り目線区分５８ｄおよび５８ｃの交点との間に延在する。折り目線区分５８ｃおよび境界縁区分２２ｅは、平行または略平行である。

シール帯５６は、中心軸Ｃ_ａを中心として反射対称である。言い換えると、中心軸Ｃ_ａを対称軸として使用して、シール帯パネル５６ａ、５６ｂ、５６ｃは、それぞれ、シール帯パネル５６ｇ、５６ｆ、５６ｅによって鏡像化され、中心軸Ｃ_ａは、シール帯パネル５６ｄを通して中心に延設される。

上部パネル５０は、容器が最初に開放されるとき、区分７２がブランク１０から形成された容器から除去されることを可能にする、脆弱部のループ７４によって境界を定められる、除去可能区分７２を備える。本開放アクションは、本開示内の以降においてより詳細に議論されるであろう。脆弱部のループ７４は、例えば、いわゆる、「半切欠部」、すなわち、積層された基材の１つまたは複数の内側層を未損傷の状態に残し、ブランク１０から生産される容器の第１の開放するステップに先立って、容器内に含有されるべき食料品に対する中断のない障壁を提供する、ブランク１０の積層された基材の外側表面からブランク１０の積層された基材を部分的に通して作製された、切欠部であってもよい。

ここでブランク１０の中間領域３６に目を向けると、本領域は、折り目線８２ａ－８２ｄによってパーティション化される、パネル７６ａ－７６ｅを備える。

パネル７６ｃは、ブランク１０から生産される容器の正面壁パネルを形成するように構成される。パネル７６ｃに近隣して、中間領域３６は、生産される容器の側壁パネルを形成するように構成される、パネル７６ｂおよび７６ｄを備える。パネル７６ｃは、直線的または略直線的な折り目線８２ｃによって、パネル７６ｄから、および直線的または略直線的な折り目線８２ｂによって、パネル７６ｂからパーティション化される。

中間領域３６はさらに、パネル７６ｂに近隣するパネル７６ａと、パネル７６ｄに近隣する第５のパネル７６ｅとを備える。パネル７６ａおよび７６ｅは、生産される容器の背面壁パネル区分を形成するように構成される。パネル７６ａは、直線的または略直線的な折り目線８２ａによってパネル７６ｂからパーティション化され、パネル７６ｅは、直線的または略直線的な折り目線８２ｄによってパネル７６ｄからパーティション化される。

折り目線８２ｃは、折り目線２８と折り目線区分３０ｃおよび３０ｄの交点との間に延在する。折り目線８２ｂは、折り目線２８と折り目線区分３０ｂおよび３０ｃの交点との間に延在する。上部領域３４から開始し、底部領域３２に向かって移動すると、折り目線８２ｂおよび８３ｃは、収束する。その結果、パネル７６ｃの幅、すなわち、横方向Ｔにおける折り目線７６ｃおよび７６ｄ間の距離は、上部領域３４から底部領域３２まで移動するとき、連続的に減少する。中心軸Ｃ_ａを対称軸として使用して、折り目線８２ｂは、折り目線８２ｃによって鏡像化され、折り目線８２ｂおよび８２ｃは両方とも、およそ２度の中心軸Ｃ_ａに対する角度を形成するが、中心軸Ｃ_ａから反対方向において分岐する。

折り目線８２ａは、折り目線２８と折り目線区分３０ａおよび３０ｂの交点との間に延在する。上部領域３４から開始し、底部領域３２に向かって移動すると、折り目線８２ａおよび８２ｂは、分岐する。その結果、パネル７６ｂの幅は、上部領域３４から底部領域３２まで移動するとき、連続的に拡大する。折り目線８２ｄは、折り目線２８と折り目線区分３０ｄおよび３０ｅの交点との間に延在する。上部領域３４から開始し、底部領域３２に向かって移動すると、折り目線８２ｄおよび８２ｃは、分岐する。その結果、パネル７６ｂと同様に、パネル７６ｄの幅は、上部領域３４から底部領域３２まで移動するとき、連続的に拡大する。折り目線８２ａおよび８２ｄは両方とも、およそ３度の中心軸Ｃ_ａに対する角度を形成するが、中心軸Ｃ_ａから反対方向において分岐する。その結果、中心軸Ｃ_ａを対称軸として使用して、パネル７６ｂは、パネル７６ｄによって鏡像化される。

ブランク１０はまた、ブランク１０の全長にわたって、すなわち、中心軸Ｃ_ａに対して平行または略平行である底部境界縁１６と上部境界縁２２との間に延在する、２つの直線的または略直線的な折り目線９２および９４を備える。折り目線９２および９４は、それぞれ、パネル７６ｂおよび７６ｄ内で中心または略中心に延在し、その結果、パネル７６ｂおよび７６ｄを、それぞれ、２つのパネル区分７６ｂ－Ｉ、７６ｂ－ＩＩ、および７６ｄ－Ｉ、７６ｄ－ＩＩに分割する。また、底部領域３２では、折り目線９２および９４は、それぞれ、ガセットパネル４０ｂ－４０ｅおよび４０ｇ－４０ｊによって形成される、ガセットパネル小領域内で中心または略中心に延在する。

図２は、背面図において、図１のブランク１０から生産されるスリーブ９６を示し、図３は、正面図において、スリーブ９６を示す。図１を参照してすでに説明されたスリーブの特徴は、図２および３において対応する参照番号を提供されている。

スリーブ６３は、ブランク１０を２つの折り目線９２および９４に沿って折曲し、パネル７６ｅをパネル７６ａに重複させることによって、ブランク１０から生成される。重複領域内で、パネル７６ａおよび７６ｅは、次いで、相互に対してシールされ、例えば、ともに溶接され、平面状または略平面状の背面壁区分を形成する、長手方向シール帯１４を形成する。スリーブ９６は、したがって、円周方向において閉鎖され、底部境界縁１６の領域内に開口部を伴い、上部境界縁２２の領域内に開口部を伴う、円周方向構造を取得する。スリーブの内側において終了する、側方境界縁、すなわち、本場合では、境界縁１２が、折り目線９２および９４に沿ってブランク１０を折曲するステップに先立って、またはパネル７６ａおよび７６ｅの重複領域が相互に接続された後のいずれかにおいて被覆される。複合材料の開放切断縁の被覆は、容器の内容物と本層、特に、その中に含有される紙層または板紙層との間のいかなる接触も防止する目的を有する。当技術分野において公知であるように、切断縁の被覆は、縁から複合層を剥離し、縁にわたって残存する不浸透性層を折曲することによって達成されることができる。代替として、当技術分野においても公知であるように、シール材料の細片（図示せず）が、スリーブの内側において終了する側方境界縁にわたって適用されることができる。

正面図（図３）では、パネル７６ｃが、パネル区分７６ｂ－ＩＩおよび７６ｄ－Ｉと同様に可視である。上部パネル５０の除去可能区分７２を取り囲む脆弱部のループ７４もまた、正面図において可視である。しかしながら、上部パネル５０の積層された材料の内側層が、破断されておらず、該中断のない障壁を提供しているため、脆弱部のループは、背面図（図２）では可視ではない。背面図（図２）では、パネル７６ａおよび７６ｅが、パネル区分７６ｂ－Ｉおよび７６ｄ－ＩＩと同様に可視である。

図４は、立設状態における、図２および３からのスリーブ９６を示す。立設状態は、折り目線９２および９４に沿って以前の折曲部を反転させ、スリーブ９６を折り目線９２および９４に沿って、およそ１８０度折り返すことによって到達される。折り目線９２に沿って折り返すステップは、２つのパネル区分７６ｂ－Ｉおよび７６ｂ－ＩＩがもはや相互の上にある状態ではなくなるが、同一または実質的に同一の平面内に配列された状態になるという結果を有する。対応する様式において、折り目線９４に沿って折り返すステップは、２つのパネル区分７６ｄ－Ｉおよび７６ｄ－ＩＩがもはや相互の上にある状態ではなくなるが、同一または実質的に同一の平面内に配列された状態になるという結果を有する。折り返すアクションはまた、スリーブ９６を折り目線８２ａ、８２ｂ、８２ｃ、および８２ｄに沿っておよそ９０度折曲し、したがって、容器になる部分の側縁を形成するステップを伴う。

次いで、立設されたスリーブの底部領域が、折曲され、シールされる。これは、底部シール帯パネル３８ｆおよび３８ｂを、それぞれ、シール帯パネル３８ｅおよび３８ｃとシール係合した状態にし、底部シール帯パネル３８ｇおよび３８ｓをシール帯パネル３８ｄとシール係合した状態にすることを伴う。シール係合は、したがって、当技術分野において公知である様式において溶接することによって果たされ得る。底部領域を折曲およびシールするステップはまた、ガセットパネル４０ｊおよび４０ｇを、それぞれ、ガセットパネル４０ｉおよび４０ｈ上で内向きに折曲するステップと、対応するガセットパネル４０ｂおよび４０ｅを、それぞれ、ガセットパネル４０ｄおよび４０ｃ上で内向きに折曲するステップとを伴う。これはさらに、ここでシールされたシール帯を底部パネル４０ｆおよびガセットパネル４０ｅおよび４０ｇ上に下向きに折曲するステップと、例えば、溶接によって、シール帯をそれに接続するステップと、最後に、以前に折曲されたガセットパネルによって形成されたラグ内に折曲し、したがって、図５に図示される、シールされた略平面構成に到達させるステップとを伴う。しかしながら、シールされた平面状の底部領域の他の構成も、当技術分野において公知であり、上記に説明されるものの代わりに使用され得ることを理解されたい。

スリーブを立設し、底部シールするステップが、スリーブ９６がマガジンから供給され、マンドレル上で立設され得る、パッケージング機械（図示せず）内で果たされ得る。底部領域は、マンドレル上で形成およびシールされ得、プロト容器、すなわち、図６に示されるような部分的に形成された容器が、次いで、マンドレルからコンベヤに放出され得る。コンベヤは、部分的に形成された容器を滅菌ステーションに、次いで、充填ステーションに輸送し得る。充填ステーションでは、食料品が、開放上部を通して部分的に形成された容器の中に分注され得る。

充填され、部分的に形成された容器は、次いで、上部領域を折曲し、シールするための上部折曲およびシールステーションに搬送され得る。

上部領域を折曲すると、傾斜した上部パネル４４ｃおよび４４ｄが、折り目線４８において内向きに押込され、パネル４４ｄをパネル４４ｃにわたって折曲し、パネル５６ｅを５６ｆにわたって折曲する（図６参照）。類似の動作が、パネル４４ａ、４４ｂおよび５６ｃ、５６ｂ上で行われる（図１も参照）。本折曲動作の終了時に、上部パネル５０は、図７に示されるように、傾斜した配向を呈しているであろう。本位置において、ガセットパネル４４ａ－４４ｄは、上部パネル５０の真下で相互の上に折曲され、シール帯５６のパネルは、例えば、溶接動作において、相互に対してシールされ、それによって、上部領域をシールしてもよい。折曲され、シールされたシール帯５６は、次いで、図８に示されるように、背面壁パネル７６ａおよび７６ｅ上に下向きに折曲され、それに付着される。

上部シール帯パネル５６ｂ、５６ｃ、５６ｅ、および５６ｆは、上部シールが形成されると、内向きに押込されるため、上部シール帯パネル５６ｂ、５６ｃ、５６ｅ、および５６ｆは、上部シール帯パネル５６ｄと継合された上部シール帯パネル５６ｇおよび５６ａとの間に含有されるであろう。その結果、折曲され、シールされたシール帯５６は、上部シール帯パネル５６ｄの側方の広がりに対応する側方の広がりを有し、したがって、シール帯５６全体が背面壁パネル７６ａおよび７６ｅ上に下向きに折曲され、それに付着されることを可能にするであろう。

その結果、折曲され、シールされたシール帯５６は、背面壁パネル７６ａおよび７６ｅ、すなわち、長手方向シール帯１４を含有する壁区分から形成される容器の背面壁区分上に折曲され、それに付着される、上部シール領域を形成する。本配列の結果は、以降においてより詳細に議論されるであろうように、パネル５０（図３参照）から形成される、容器１２４の上部パネル（図１３参照）が、積層シート材料のパネルが相互に対して恒久的に継合される、溶接、糊着、または別様に恒久的に継合される継目等のシール構造がない状態であろうということである。これは、上部パネルが効率的な様式において利用されることを可能にする。

引裂フラップが、上部パネル５０の除去可能区分７２（図３参照）にわたって配列され、それに付着され、除去可能区分の容易な除去を可能にし得る。

図９－１２は、上記に開示されるブランク１０から生産される、容器１００を示す。容器１００は、略平面状の底部部分１０２と、上部部分１０４と、壁部分１０６とを備える。壁部分１０６は、パネル７６ｃから形成される、正面壁区分１０８ａと、パネル７６ａおよび７６ｅから形成される、背面壁区分１０８ｃとを備える。さらに、壁部分１０６は、それぞれ、パネル７６ｄおよび７６ｂから形成される、側壁区分１０８ｂおよび１０８ｄを備える。折り目線８２ｂによって形成される、縁１１６が、正面壁区分１０８ａおよび側壁区分１０８ｄの交点を画定し、折り目線８２ｃによって画定される、縁１１８が、正面壁区分１０８ａおよび側壁区分１０８ｂの交点を画定する。さらに、折り目線８２ａによって形成される、縁１２０が、背面壁区分１０８ｃおよび側壁区分１０８ｄの交点を画定し、折り目線８２ｄによって形成される、縁１２２が、背面壁区分１０８ｃおよび側壁区分１０８ｂの交点を画定する。

上部部分１０４は、パネル５０から形成される、上部パネル１２４と、シールされるシール帯５６、すなわち、容器１００の上部シールを形成する、折曲およびシールされる上部シール帯パネル５６ａ－５６ｇから形成される、シール領域１２６とを備える。折り目線５２によって形成される、傾斜した側縁１２８が、上部パネル１２４および側壁区分１０８ｄの交点を画定し、折り目線５４によって形成される、傾斜した側縁１３０が、上部パネル１２４および側壁区分１０８ｂの交点を画定する。折り目線区分３０ｃによって形成される、正面縁１３２が、上部パネル１２４および正面壁区分１０８ａの交点を画定する。容器１００はまた、上部パネル１２４およびシール領域１２６の交点に対応する折り目線区分５８ｃによって形成される、背面縁１３４を備える。その結果、上部パネル１２４は、上縁１２８、１３０、１３２、および１３４間に延在する。

前述に議論されるように、シール領域１２６は、背面壁区分１０８ｃ、すなわち、パネル７６ａおよび７６ｅによって形成され、長手方向シール帯１４を含有する、壁区分上に下向きに折曲され、それに付着される。

パネル７６ｃは、中心軸Ｃ_ａに沿って長さＬ_Ｆを有する（図１参照）。パネル７６ａおよび７６ｅは、中心軸Ｃ_ａの方向において、Ｌ_Ｆ未満である、長さＬ_Ｂを有する。その結果、正面壁区分１０８ａは、（箱１００の長手方向において視認されるとき）背面壁区分１０８ｃの長さ未満である、長さを有する。長さの本差異、すなわち、Ｌ_Ｆ＜Ｌ_Ｂは、上部パネル１２４の伸長構成を生成する。したがって、正面縁１３２は、容器１００が、示されるように、直立状態位置にあるとき、背面縁１３４より低い。上部パネル１２４は、背面壁区分１０８ｃに対して所定の角度αにある（図１１および１２参照）。角度αは、約１０度～約９０度、好ましくは、約３０度～約８０度であることができる。最も好ましくは、角度αは、約４５度～約７５度である。本実施形態では、角度は、それぞれ、折り目線区分３０ｂおよび３０ｄと折り目線８２ａおよび８２ｄとの間の角度によって指示されるように、およそ６０度である（図１参照）。

ここで図１４ａおよび１４ｂを参照すると、平面状の底部部分１０２は、図１４ａに図示されるように、略正方形形状であり、すなわち、これは、実質的に等しい長さの幅と、幅員とを有する（図５も参照）。しかしながら、上部部分１０４において、底部部分１０２の平面に対して平行な平面において視認されると、容器１００の断面は、長方形である。言い換えると、底部部分１０２にわたって、容器１００の幅は、図１４ｂに図示されるように、容器１００の幅員より広い。本非対称性は、底部部分１０２から上部部分１０４に向かって移動するとき、増加する。

ここで図９、１０、および１３を参照すると、容器１００は、上部パネル５０の除去可能区分７２を被覆し、それに付着される引裂フラップ１３８を有する、開放デバイスまたは閉鎖部１３６を備える（図１も参照）。前述に議論されるように、除去可能区分７２は、容器が最初に開放されるとき、区分７２が引裂フラップ１３８とともに容器１００から除去されることを可能にする、脆弱部のライン７４によって境界を定められる。しかしながら、本第１の開放するステップまで、区分７２は、上部パネル１２４の残部とともに、パッケージ内に含有される食料品のための中断のない障壁を形成する。脆弱部のライン７４は、例えば、いわゆる、「半切欠部」、すなわち、含有される食料品に対して中断のない障壁を提供するために、積層される基材の１つまたは複数の内側層を未損傷の状態に残し、ブランクの積層される基材の外側表面からブランクの積層される基材を部分的に通して作製される、切欠部であってもよい。引裂フラップおよび付着された区分７２が、容器１００から除去されると、それを通して容器１００内の食料品が分注またはアクセスされ得る、開口部１４０（図１３参照）が、上部パネル１２４内に露見されるであろう。引裂フラップ１３８は、シール領域１２６に交差して背面壁区分１０８ｃ上に下方に延在してもよい。引裂フラップ１３８は、容器１００が充填され、上部シールされた後、容器１００に付着されてもよい。代替として、引裂フラップ１３８は、充填ステーションの上流において、プロト容器に付着されてもよい。

しかしながら、容器が、原理上、当技術分野において公知である、任意のタイプの開放デバイスまたは閉鎖部、例えば、注ぎ口と、注ぎ口上に再シール可能に配列される、キャップとを備える、開放デバイスまたは閉鎖部を装備し得ることを理解されたい。代替として、開放デバイスまたは閉鎖部は、中断のない障壁を提供するために、いわゆる、事前積層孔（ＰＬＨ）技術を使用して実装されてもよい。当技術分野において公知であるように、そのような技術は、ブランク内に、すなわち、容器の紙ベースまたは板紙ベースの積層シート材料内に貫通孔を作製するステップと、好ましくは、好適な障壁層、例えば、その障壁層が、第１の開放するステップにおいて引裂フラップとともに孔から除去されるように引裂フラップに付着される、ポリマーフィルムで容器の内側表面から孔を被覆するステップとを伴う。

開口部１４０は、傾斜した縁１２８および１３０から実質的に等距離において、背面縁１３４に近接して位置付けられる。開口部１４０は、第４の上縁１３４から１ｍｍ～１０ｍｍの直交距離Ｄに配列されてもよい。言い換えると、図１を参照すると、除去可能区分７２は、折り目線区分５８ｃから１ｍｍ～１０ｍｍの直交距離Ｄに配列されてもよい。シール領域１２６は、長手方向シール帯１４を含有し、それに付着される、背面壁上に下向きに折曲されるため、上部パネル１２４は、シール構造がなく、上部パネル１２４の表面の上方に延在する、いかなる障害物も、存在しないであろう。特に、長手方向シール帯１４および上部シール領域１２６は、容器の背面壁区分１０８ｃに限局されるであろう。したがって、引裂フラップ１３８および区分７２が、除去されると、露見される開口部１４０が、特に、容器１００の背面壁区分１０８ｃ側から容易にアクセス可能な状態になり、消費者がその下唇をシール領域１２６上に、および上唇を開口部１４０にわたって位置付けることを可能にするであろう。シール帯パネル５６ｄの長手方向の広がり、すなわち、容器１００の長手方向におけるシール領域１２６の長さを画定する、折り目線区分５８ｃと上部境界区分２２ｅとの間の距離Ａ（図１参照）は、少なくとも１５ｍｍ、またはより好ましくは、少なくとも２０ｍｍ、またはさらにより好ましくは、少なくとも３０ｍｍであり、消費者の下唇に快適に適合し、それによって、享受可能な飲用体験を供し得る。引裂フラップ１３８をシール領域１２６に交差して背面壁区分１０８ｃ上に下方に延在させることによって、消費者の口と接触することが意図されるシール領域１２６の外側表面は、容器１００が開放されるまで、保護されるであろう。傾斜した上部パネル１２４および背面縁１３４に近接する開口部１４０の位置は、したがって、消費者が容器１００から直接飲用することを容易にする、人間工学的に有利な飲用位置を可能にする。その結果、開示される容器１００は、いわゆる、ポーションパック、すなわち、容器が、必然的に、一度開放された後に再度閉鎖される必要なく、外出先で消費されることが意図される液体を保持するように構成される、あるタイプの容器として使用されるために好適であり得る。

ガセットパネル４４ａ、４４ｂ、４４ｃ、４４ｄは、容器の上部シールの間に内向きに折曲されるため（図６参照）、ガセットパネル４４ａ、４４ｂ、４４ｃ、４４ｄは、充填およびシールされる容器内で、上部パネル５０の真下で終了するであろう（例えば、図３参照）。その結果、開口部を設計するとき、ガセットパネル４４ａ、４４ｂ、４４ｃ、４４ｄが、十分に考慮されなければならない。本実施形態では、開口部１４０は、ガセットパネル４４ａ、４４ｂ、４４ｃ、４４ｄが容器からの飲用または分注に干渉しないように位置付けられる。

図１５は、本発明による、ブランク１０’の別の実施形態を示す。図１６および１７は、ブランク１０’から生産される、スリーブ９６’を示し、図１８－２１は、スリーブ９６’から生産される、容器１００’を図示する。

ブランク１０’は、ブランク１０’がブランク１０の曲線状の折り目線３０ｃの代わりに、２つの直線的または略直線的な折り目線区分３０ｃ’－Ｉおよび３０ｃ’－ＩＩを備える点で、前述に開示されるブランク１０と異なる。

さらに、ブランク１０’は、ブランク１０の脆弱部のループ７４の代わりに、半円形の脆弱部のライン７４’を備え、その半円形の脆弱部のライン７４’は、第１の開放するステップの間にパネル５０’の平面から外に折曲されるように配列される、パネル区分７２’を画定する。また、脆弱部のライン７４’は、折り目線区分５８ｃ’から、折り目線区分５８ｃからの脆弱部のループ７４よりも遠くに位置付けられる。ブランク１０の脆弱部のループ７４と同様に、半円形の脆弱部のライン７４’は、いわゆる、「半切欠部」、すなわち、含有される食料品に対して中断のない障壁を提供するために、積層される基材の１つまたは複数の内側層を未損傷の状態に残し、ブランクの積層される基材の外側表面からブランクの積層される基材を部分的に通して作製される、切欠部であってもよい。

ブランク１０’はまた、ブランク１０’の中間領域がブランク１０の略長手方向に延在する折り目線８２ａ－８２ｄの代わりに、傾斜した折り目線８２ａ’－８２ｇ’を備える点で、ブランク１０と異なる。傾斜した折り目線８２ａ’－８２ｈ’は、傾斜したパネル７６ａ’－７６ｉ’をパーティション化する。

ブランク１０’は、そうでなければブランク１０と同じであり、スリーブ９６’（図１６および１７参照）は、スリーブ９６と実質的に同一の様式において生産される。容器１００’は、スリーブ９６からの容器１００と実質的に同一の様式において、スリーブ９６’から生産される。しかしながら、スリーブ９６’が、立設および折曲されると、傾斜したパネル７６ａ’－７６ｉ’は、容器１００’の壁部分１０６’内に傾斜し、わずかに歪ませられた壁区分１０８ａ’－１０８ｈ’のパターンを形成するであろう。壁区分１０８ａ’、１０８ｇ’、１０８ｅ’、および１０８ｃ’は、それぞれ、容器１００’の正面壁、第１の側壁、背面壁、および第２の側壁を横断して対角線的に延在する。箱１００’が、生産されるとき、シール領域１２６’は、壁区分１０８ｄ’および壁区分１０８ｅ’（すなわち、長手方向シール帯１４’を含有する壁区分）上に下向きに折曲され、それに付着される。その結果、前述に議論される容器１００のように、容器１００’は、シール構造がない上部パネル１２４’を備える。

また、引裂フラップを具備することの代わりに、箱１００’は、キャップ１４２’と、脆弱部のライン７４’の上方の上部パネル１２４’に取り付けられるフランジ１４４’を有する、注ぎ口とを備える、開放デバイスまたは閉鎖部１３６’を具備する。開放デバイスまたは閉鎖部１３６’は、容器１００’の第１の開放するステップの間に、したがって、当技術分野において公知である様式において脆弱部のライン７４’を破断するように構成される。例えば、開放デバイスまたは閉鎖部１３６’は、上部パネル基材内に開口部が生成されるように、第１の開放するステップの間にアクティブ化され、パネル区分７２’上に下方に押動し、パネル区分７２’を容器の中に押進させる、注ぎ口の内側において配列される、シール破断部材（図示せず）を備えてもよい。しかしながら、区分７２’は、上部パネル基材の残部から分離しないであろうが、脆弱部のライン７４’の終点間に位置する未切欠基材領域を介してそれに付着されたままであろう。

図２２は、上部境界縁区分２２ａ''、２２ｅ''、および２２ｉ''が、曲線状であり、上部パネル５０''が、ブランク１０''の紙ベースまたは板紙ベースの積層シート材料内に円形の事前切欠された開口部１４０''を具備することを除いて、図１に示されるブランク１０に実質的に同じである、ブランク１０''を示す。開口部１４０''は、折り目線区分５８ｃ''に隣接して位置付けられ、図１の除去可能区分７２と同様に、折り目線区分５８ｃ''から１ｍｍ～１０ｍｍの直交距離Ｄに配列されてもよい。また、図１に示されるブランク１０と比較して、パネル７６ａ''は、パネル７６ｅ''より若干広く、境界縁１４''が、ブランク１０''から生産される容器１００''内で縁１２０''および１２２''から実質的に等距離に位置付けられた状態になることを可能にする（図２３－２７参照）。

開口部１４０''の領域では、ブランク１０’の内側表面は、開口部１４０''を被覆するシート膜（図示せず）を具備し、したがって、容器の第１の開放するステップに先立って食料品から開口部１４０''を分離する障壁を形成する、事前積層孔（ＰＬＨ）構成を提供する。しかしながら、障壁が、事前積層孔（ＰＬＨ）構成によって形成される代わりに、図１－１３に開示される実施形態におけるように、半切欠部、すなわち、該障壁を提供するために、積層される基材またはシート材料の１つまたは複数の内側層を未損傷の状態に残し、上部パネルの外側表面から上部パネルを部分的に通して作製される切欠部によって境界を定められる、除去可能区分を備え得ることを理解されたい。

図２３－２７は、ブランク１０''から生産される、容器１００''を示す。容器１００''は、図２－８を参照して上記に説明されているものと実質的に同一の方法において生産される。上部境界縁区分２２ａ''、２２ｅ''、および２２ｉ''の曲線状の性質に起因して、シール領域１２６''は、本実施形態では、容器の曲線状の縁１２７''を呈する。

容器１００''は、開口部１４０''にわたって配列され、消費者がＰＬＨ障壁を破断し、容器を開放し、食料品を分注する、またはそれにアクセスすることを可能にする、開放デバイスまたは閉鎖部１３６''を備える。

開放デバイスまたは閉鎖部１３６''は、第１のシート１５０と、第２のシート１６０とを備える。第１のシート１５０は、容器１００''の紙ベースまたは板紙ベースの積層シート材料の外側表面に付着される。第２のシート１６０は、第１のシート１５０の外側表面に解放可能に付着され、第２のシート１６０が、開放デバイスまたは閉鎖部１３６''が閉鎖される、第１の位置（図２３－２５参照）から、開放デバイスまたは閉鎖部１３６''が開放している、第２の位置（図２６および２７参照）までもたらされる。

第１のシート１５０は、略長方形であり、長手方向縁１５１、１５２と横方向縁１５３、１５４との間に延在する（積層シート材料に搭載されるステップに先立った、第１のシート１５０を示す、図２８参照）。第１のシート１５０は、開口部１４０''（図２２参照）と実質的に同一のサイズと、形状とを有する、貫通開口部１５５を呈する。言い換えると、開口部１４０''および貫通開口部１５２は、合同である。第１のシート１５０は、貫通開口部１５５が開口部１４０''と整合されるように、容器１００''の積層シート材料の外側表面に付着される。その結果、開口部１４０''および貫通開口部１５５が円形である、本実施形態では、開口部１４０''および貫通開口部１５５は、同軸に配列される。

第１のシート１５０は、容器１００''の上縁１３４''と縁１３２’に近接する領域との間で上部パネル１２４''にわたって延在する、第１のシート区分１５０ａを備える’（図２６参照）。開示される実施形態では、第１のシート１５０はまた、上縁１３４''からシール領域１２６''上を辿って縁１２７''に近接する領域まで延在する、第２のシート区分１５０ｂを備える（図２７参照）。その結果、縁１３２''に隣接して配列されている第１のシート１５０の横方向縁１５３、および縁１２７''に隣接して配列されている横方向縁１５４に起因して、第１のシート１５０は、それぞれ、容器１００''の最上縁１３４''にわたって、および上部パネル１２４''およびシール領域１２６''の実質的に全長にわたって延在する。

本実施形態では、第１のシート１５０の幅は、上部パネル１２４''の幅より若干狭い。言い換えると、シート１５０は、縁１２８''および１３０''まで延々と延在しない（図２６参照）。代替実施形態では、第１のシート１５０は、上部パネル１２４''の幅に実質的に等しい幅を有してもよい。しかしながら、第１のシート１５０の広がりは、開口部１４０''を取り囲むために十分であるべきである。

第２のシート１６０もまた、略長方形であり、長手方向縁１６１、１６２と横方向縁１６３、１６４との間に延在する（開放デバイスまたは閉鎖部１３６''から搭載されるステップに先立った、第２のシート１６０を示す、図２９参照）。第２のシート１６０は、第１のシート１５０と実質的に同一の幅を有する。しかしながら、第２のシート１６０の長さは、第１のシート１５０の長さの実質的に２倍である。

第２のシート１６０は、容器１００''の第１の開放するステップに先立って、第１のシート１５０にわたって、容器１００''の上縁１３４''と縁１３２''に近接する領域との間に延在する、第１のシート区分１６０ａを備える（図２４および２９参照）。第２のシート１６０の横方向縁１６３は、実質的に第１のシート１５０の横方向縁１５３と整合される。第２のシート１６０はまた、容器１００''の第１の開放するステップに先立って、上縁１３４''から第１のシート１５０の第２のシート区分１５０ｂ上を辿って、シール領域１２６''の縁１２７''にわたって、容器１００''の壁区分１０８ｃ''上を辿って延在する、第２のシート区分１６０ｂを備える（図２５参照）。

第１のシート１５０の外側表面は、（図２８に点パターンによって示される）接着剤を備えてもよい。第２のシート１６０の内側表面、すなわち、第１の開放するステップに先立って側壁区分１０８ｃ''において容器１００''の第１のシート１５０および積層シート材料に接触するように構成される表面もまた、接着剤を備えてもよい。しかしながら、一実施形態では、シート１６０の内側表面は、その中の接着性が、周囲の区分１６６および１６７と比較して低減される、第１のシート１５０の貫通開口部１５５を被覆するように配列される、領域１６５を備えてもよい（図２９参照）。

容器１００''の第１の開放するステップに先立って、第２のシート１６０は、第１のシート１５０の外側表面に付着される。また、第２のシート１６０が、第１の開放するステップに先立って容器１００''に対して同一平面に保たれることを確実にするために、第２のシート１６０は、側壁区分１０８ｃ''に付着されてもよい。上記に記載されるように、ブランク１０’の内側表面は、第１の開放するステップに先立って、開口部１４０''を被覆し、障壁を形成する、シート膜（図示せず）を具備する。開口部１４０''および貫通開口部１５５を介して暴露される、シート膜の外側表面は、第２のシート１６０の内側表面に付着される。しかしながら、障壁が、ＰＬＨ構成によって形成される代わりに、半切欠部によって境界を定められる除去可能区分を備える場合、第２のシート材料１６０の内側表面は、代わりに、ＰＬＨ膜に類似する様式において貫通開口部１５５を介して暴露される、除去可能区分の外側表面に付着されるであろう。

第１の開放するステップを実施するために、消費者が、第２のシート１６０の横方向縁１６４を手動で把持し、第２のシート１６０を上縁１３４''にわたって上向きに、次いで、縁１３２''に向かって下向きに引動し、それによって、第２のシート１６０を図２６に示される位置にもたらす。下向きの引動アクションは、貫通開口部１５５を露見させ、開口部１４０''を被覆するシート膜を破断するであろう。障壁が、上記に議論されるような半切欠部によって境界を定められる除去可能区分を備える場合、下向きの引動アクションは、半切欠部を破断し、除去可能区分を持上し、開口部１４０''に類似する開口部を露見させるであろう。第２のシート１６０が、図２６に示される位置にもたらされると、消費者は、開口部１４０''および貫通開口部１５５を通して食料品を分注する、またはそれにアクセスすることが可能になるであろう。

貫通開口部１５５から、上縁１３４''にわたって、シール領域１２６''上を辿って、縁１２７''（図２７参照）に近接する領域まで延在する、第１のシート１５０に起因して、第１の開放するステップに先立って、第２のシート１６０によって被覆された、飲用表面が、消費者が、容器１００''から、壁区分１０８ｃ''の側面から飲用することを選定した場合、それに対して利用可能になるであろう。消費者の口がそのような飲用動作の間に容器の積層シート材料の外側表面と接触することを防止し、それによって、享受可能な飲用体験を提供するために、第１のシート１５０は、好ましくは、貫通開口部１５５から、貫通開口部１５５から少なくとも２０ｍｍ、より好ましくは、少なくとも２５ｍｍ、さらにより好ましくは、少なくとも３０ｍｍの距離Ａまで延在するべきである（図２８参照）。

一実施形態によると、第２のシート１６０は、消費者が、第１の開放するステップの後、開放デバイスまたは閉鎖部１３６''を再度閉鎖することを可能にするように構成されてもよい。これは、消費者が、第２のシート１６０をその元の第１の位置まで戻すようにもたらし、第２のシート１６０がシール領域１２６''内の第１のシート１５０の第１のシート領域１５０ａに接着することを可能にすることによって果たされ得る。これは、必ずしも液密シールを提供するために十分ではない場合があるが、異物が貫通開口部１５５から進入することを防止するために十分であり得る。

縁１５３および１６３の領域において、第１および第２のシート１５０、１６０は、相互に恒久的に継合される、例えば、ヒートシールされ、それによって、第２のシート１６０が第１の開放するステップの後にも第１のシート１５０に付着されたままであることを確実にし得る。

第１のシート１５０は、容器１００''の外側表面にヒートシールされてもよい。代替として、第１のシート１５０は、他の手段によって、例えば、好適な接着剤を使用して、容器１００''の外側表面に恒久的に付着されてもよい。

第１および第２のシート１５０、１６０は、ポリマーシート、例えば、ポリエチレン層またはポリプロピレン層または両方を含むシートを含んでもよい。少なくとも第２のシート１６０は、例えば、複数のポリマー層および／またはセルロース繊維を含む層、例えば、紙の層を含む、積層シートであってもよい。一実施形態では、第２のシート１６０は、アルミニウム層を含んでもよい。

容器１００''の生産の間、第１および第２のシート１５０および１６０は、相互に付着され、シート集合体を形成してもよい。シート集合体は、続いて、容器の積層シート材料の外側表面に付着されてもよい。代替として、第１のシート１５０は、第１のステップにおいて容器の積層シート材料の外側表面に付着されてもよく、第２のシート１６０は、第２の後続のステップにおいて第１のシート１５０に付着されてもよい。シート集合体、すなわち、第１のシート１５０、続いて、第２のシート１６０は、容器が、折曲、充填、および上部シールされた後、容器の積層シート材料に付着されてもよい。容器１００''を生産する代替実施形態では、第１のシート１５０は、ブランク１０''が折曲され、スリーブを形成することに先立って、ブランク１０''に付着されてもよい。

前述に記載されるように、ブランクは、ブランクが略平行および直線的な側方境界縁を有する積層材料のウェブから切断される、転換プロセスにおいて生産される。転換プロセスは、典型的には、一対の切断ローラおよび／または折り目付けローラ間に形成される、１つまたは複数の挟込を通して積層材料のウェブを給送し、ウェブから切断され、例えば、容器がそれから生産されたときに閉鎖部をブランク材料に嵌入させるための後続の折曲のための折り目線を伴って、および／または切欠を伴って、および／または孔を伴って形成されるブランクを生産するステップを含む。

図３０は、積層材料のウェブ２０４上に展開される、ブランクの入れ子パターンのある実施形態を示す。そのようなパターンは、時として、入れ子パターンと称される。ブランクは、図１を参照して前述に議論されるものと同じであり、図３１は、図１を参照して前述に議論される折り目線および脆弱部のループのいくつかを示す、図３０の入れ子パターンの詳細図である。

当技術分野において公知であるように、入れ子パターンは、ウェブ上で可視である物理的パターンではないが、ブランクがウェブから切断されようとしている方法および／またはブランクが打刻される方法を図示するパターンである。言い換えると、入れ子パターンは、ウェブ上のブランクのレイアウト、その結果、利用可能なウェブ材料が利用される方法を図示する。

図３０に示される入れ子パターン２００は、合同のブランク１０ａ、１０ｂの２つの列２０２ａ、２０２ｂを備え、各列は、第１の側方境界縁１２が近隣するブランクの第２の側方境界縁１４に隣り合う状態（逆も同様）で横並びに配列される、ブランクを備える。その結果、切断ローラ（図示せず）の挟込において、各列内の隣り合う側方境界縁１２および１４は、単一の切断縁を利用する、同一の切断道具を使用して、同時に生産されることができる。

第１の列２０２ａのブランク１０ａは、第１の列２０２ａのブランクの上部境界縁２２が第２の列２０２ｂのブランクの上部境界縁２２に隣り合うように、第２の列２０２ｂのブランク１０ｂに面して配列される。積層材料２０４のウェブの長手方向Ｌ_Ｗにおいて、列２０２ａ、２０２ｂは、第１の列２０２ａのブランクの上部境界縁区分２２ｅが、第２の列２０２ｂのブランクの上部境界縁区分２２ａおよび２２ｉに隣り合うようにオフセットされ、逆もまた同様である（図３１参照）。その結果、切断ローラ（図示せず）の挟込において、反対に配列されたブランクの隣り合う上部境界縁２２もまた、単一の切断縁を利用する、同一の切断道具を使用して、同時に生産されることができる。

各列２０２ａ、２０２ｂ内では、底部境界縁１６が、ウェブ２０４の側方境界縁に略共線的に、またはウェブ２０４の側方境界縁からわずかな距離内、例えば、側方境界縁２０４ａ、２０４ｂから１ｍｍ～５ｍｍ以内のいずれかにおいて、ウェブ２０４の側方境界縁２０４ａ、２０４ｂに対して略平行に配列される。これは、ウェブ２０４の面積の実質的に全体が、いかなる廃棄されるウェブ材料も用いることなく、または非常に少ない廃棄されるウェブ材料を用いてカバーされることを可能にする、入れ子パターンを提供するであろう。その結果、開示される入れ子パターンは、実質的に全ての利用可能なウェブ材料が、ブランクを形成するために利用される点で、非常に効果的である。

入れ子パターン２００では、第４の境界縁２２が、ウェブ２０４の長手方向Ｌ_Ｗにおいて略中心に延在する、非直線的な線２２２を形成する。線２２は、線２２２上に位置する複数の中心２２０に対して２回回転対称性を呈する。言い換えると、線２２２は、中心２２０のうちのいずれか１つを中心として１８０度回転されると、回転の前と同一の配向をとるであろう。本対称性は、列２０２ａおよび２０２ｂが、いかなる介在間隙も伴わず、相互に隣接して配列され、したがって、効率的な入れ子を提供することを可能にする。

効率的な入れ子はまた、例えば、そのような構成内の２つの列の対を示す、図３２に開示されるように、複数のそのような列の対を相互に隣接して配列することによって、達成されることができる。

図３３は、上記に議論される効率的な入れ子パターンを可能にする、ブランクの幾何学形状を図示する。ブランク１０は、図１に前述に示されるものと同一のブランクである。上部境界縁２２は、中心軸Ｃ_ａに対して反射対称である。言い換えると、中心軸Ｃ_ａを対称軸として使用して、中心軸Ｃ_ａの片側における上部境界縁２２は、軸Ｃａの他側における上部境界縁２２によって鏡像化される。

上部境界縁２２は、直長方形２０６内に内接する。言い換えると、上部境界縁２２は、長方形２０６の内側に「ぴったりと嵌合」することによって封入される。長方形２０６は、ブランクの長手方向Ｌに対して平行である、側面２０８、２１０の第１の対と、横方向Ｔに対して平行である、側面２１２、２１４の第２の対とを有する。中心軸Ｃ_ａは、長方形２０６を２つの合同の直サブ長方形２１６および２１８に分割する。言い換えると、サブ長方形２１６および２１８は、サイズおよび形状が同じである。

サブ長方形２１６は、中心２２０、すなわち、サブ長方形２１６の対角線が交差する位置を有する。サブ長方形２１６内では、上部境界縁２２は、中心２２０を通して延設され、ブランク１０の平面に対して直交する、軸に対して２回回転対称性を呈する。言い換えると、サブ長方形２１６内に内接する上部境界縁２２の部分が、中心２２０を中心とした１８０度（３６０／２度）の回転の後、同一の配向をとる。

上記は、サブ長方形２１８内に内接する上部境界縁２２の部分にとっても等しく当てはまり、サブ長方形２１８内では、上部境界縁２２は、サブ長方形２１８の中心２２２を通して延設される直交軸に対して２回回転対称性を呈する。これは、上部境界縁２２が中心軸Ｃ_ａに対して反射対称であるという事実を直接受けたものであって、そのような反射対称性は、サブ長方形２１６および２１８内の個別の中心を中心とした等しい回転対称性を含意する。言い換えると、上部境界縁２２が、中心軸Ｃ_ａに対して反射対称である場合、およびサブ長方形のうちの１つの中に内接する上部境界縁２２の部分が、そのサブ長方形の中心に対して２回回転対称性を呈する場合、他のサブ長方形内に内接する上部境界縁２２の部分もまた、その他のサブ長方形の中心に対して２回回転対称性を呈するであろう。

ブランク１０の上部境界縁２２を中心軸Ｃａに対して反射対称的に配列するステップ、および個別のサブ長方形内に内接する上部境界縁２２の部分が、サブ長方形の中心に対して２回回転対称であることは、上記に説明されるように、図３０に開示される効果的な入れ子パターンを可能にするであろう。特に、これは、ブランク２０２ａの列の上部境界縁２２がブランク２０２ｂの列の上部境界縁２２と一致するように、ウェブ２０４上にブランクのパターンを展開することを可能にし、したがって、列２０２ａおよび２０２ｂ間に使用されないウェブ材料が存在しないであろうことをもたらすであろう。

図３１では、上部境界縁区分２２ａおよび２２ｉが、等しく長く、上部境界縁区分２２ｅは、縁区分２２ａおよび２２ｉのいずれか１つの２倍の長さである。しかしながら、効率的な入れ子パターンがまた、他の幾何学形状を伴って達成され得ることを理解されたい。図３４はさらに、積層材料のウェブ上に展開されるブランクの入れ子パターンのさらなる実施形態を示し、図３５は、図３４に示される入れ子パターンに従って切断およびエンボス加工されるブランク１０''を示す。本実施形態では、上部境界縁２２''は、入れ子パターンが、図３４に図示されるような介在間隙を伴うことなく、相互に隣り合うブランクの上部境界縁を伴って展開されることを可能にする、延在部と、曲率とを有する、曲線状の縁区分２２ａ''および２２ｅ''および２２ｉ''を備える。いったん積層材料がウェブから切断されると、ブランク１０''は、図１に開示されるブランク１０に類似の様式で折曲、充填、およびシールされることができる。図３６は、図３５による、ブランク１０''から生産される容器１００''を示す。

明確化のために、別個の実施形態の文脈において上記に説明されている、本発明のある特徴がまた、単一実施形態において、組み合わせにおいて提供され得ることを理解されたい。逆に、簡潔にするために、単一の実施形態の文脈において説明されている、本発明の種々の特徴もまた、別個に、または任意の好適な副次的組み合わせにおいて提供され得る。

前述の説明では、本発明による、ブランクおよび容器の種々の側面が、例証的実施形態を参照して説明されている。解説の目的のために、具体的な数値、システム、および構成が、本装置およびその作用の徹底的な理解を提供するために記載された。しかしながら、本説明は、限定的意味で解釈されることを意図していない。開示される主題が関連する当業者に明白である、本装置の例証的実施形態の種々の修正および変形例、および他の実施形態が、以下の請求項によって定義されるような、本発明の範囲内に存在し得る。

容器は、消費者が容器を開放し、食料品にアクセスすることを可能にする、開放デバイスまたは閉鎖部を具備してもよい。開放デバイスは、再閉鎖可能であり、いったん容器が開放されると、消費者が容器を密閉状態または非密閉状態で再度閉鎖することを可能にしてもよい。代替として、開放デバイスは、いったん開放されると再度閉鎖され得ない。一般的に使用される開放デバイスは、パッケージング材料内の孔を被覆する、パッケージング材料の内側表面に対してヒートシールされる、ヒートシールプラスチック材料の小さいシートによって画定される、パッチと、パッケージング材料の反対側に適用され、パッチに対してヒートシールされる、プルオフタブとを備える。タブおよびパッチは、タブが引いて除去されると、それに対してヒートシールされたパッチの部分もまた、除去され、孔を被覆解除するように、相互に接着している。本構成は、多くの場合、事前積層孔（ＰＬＨ）と称される。本構成は、許容可能な開放デバイスを提供し得るが、特に、直接容器から飲用するとき、より享受可能な飲用体験を提供することを目的として、公知の開放デバイスまたは閉鎖部に対して改良するような、一般的必要性が存在する。
ＤＥ６９８１７４８６Ｔ２号は、パッケージング材料が内側から内側にシールされたシーリングフィン、そして突出した二重壁コーナーフラップも有するパッケージング容器を形成する方法を議論している。コーナーフラップは、下向きに折曲され、パッケージング容器の外側にシールされる。
ＷＯ２０１３／０１０８１５Ａ１号は、葉茶製品を包装するための箱を示している。箱は、二重に折り畳まれ、フィンシールされた単一の複合材から形成される。
ＵＳ３１０９５７４Ａ号は、折曲可能シート材料から容器を製造するためのプロセスを議論している。方法は、４以外の辺数を有する多角形の断面の管状部材をシート材料から形成するステップと、容器の端壁を形成し、端壁と一体で端壁から延在するエンドレス閉鎖細片を形成するように、管状部材の端部を一緒に折曲するステップとを含む。

第ＵＳ６１８２８８７Ｂ１号およびＷＯ００／６３０８１Ａ２号は、上部フィンと同一の広がりを持つシール領域において、容器の上部パネルおよび背面壁を相互に対してシールすることによって生産される延在された上部パネルを有する、容器を示す。その結果、上部フィンは、背面壁の平面内の上部パネルから延在し、したがって、上部パネル全体を、本質的に、使用、例えば、開放デバイスまたは閉鎖部の位置付けのために利用可能にする。しかしながら、延在する上部フィンは、依然として、上部パネルへのアクセスを制限し得る。例えば、背面壁の平面内の上部パネルから延在する上部フィンは、消費者が容器から直接飲用することを困難にし得る。

本発明の各側面の上記に議論される好ましい、および／または随意の特徴は、単独で、または本発明の他の側面との適切な組み合わせにおいて使用され得る。
本発明は、例えば、以下を提供する。
（項目１）
傾注可能な食料品を保持するための紙ベースまたは板紙ベースの容器（１００、１００’）であって、
略平面状の底部部分（１０２）と、
上部部分（１０４）であって、上記上部部分（１０４）は、上記底部部分（１０２）の反対に配列され、上部パネル（１２４、１２４’）と、上記容器（１００、１００’）の上部シールを形成する上部シール領域（１２６、１２６’）とを備える、上部部分（１０４）と、
壁部分（１０６）であって、上記壁部分（１０６）は、上記底部部分（１０２）と上記上部部分（１０４）との間に延在し、上記上部パネル（１２４、１２４’）に接する複数の壁区分（１０８ａ－１０８ｄ、１０８ａ’－１０８ｈ’）と、上記壁区分（１０８ｃ、１０８ｄ’、１０８ｅ’）のうちの少なくとも１つにわたって上記底部部分（１０２）と上記上部部分（１０４）との間に延在する長手方向シール帯（１４、１４’）とを備える、壁部分（１０６）と
を備え、
上記上部シール領域（１２６、１２６’）が、上記長手方向シール帯（１４、１４’）を備える上記壁区分（１０８ｃ、１０８ｄ’、１０８ｅ’）のうちの少なくとも１つの上に折曲されており、それに付着されていることによって特徴付けられる、容器（１００、１００’）。
（項目２）
上記容器（１００、１００’）が、上記上部パネル（１２４、１２４’）の真下で相互の上に折曲されているガセットパネル（４４ａ－４４ｄ、４４ａ’－４４ｄ’）を備えることによって特徴付けられる、項目１に記載の容器（１００、１００’）。
（項目３）
上記上部パネル（１２４、１２４’）が、シール構造がないことによって特徴付けられる、項目１および２のいずれか１項に記載の容器（１００、１００’）。
（項目４）
上記上部シール領域（１２６、１２６’）が、略平面状であり、上記長手方向シール帯（１４）を備える上記壁区分（１０８ｃ、１０８ｄ’、１０８ｅ’）のうちの少なくとも１つに対して略平行に配列されることによって特徴付けられる、上記項目のいずれか１項に記載の容器（１００、１００’）。
（項目５）
上記上部パネル（１２４、１２４’）および上記上部シール領域（１２６、１２６’）が、上記容器（１００、１００’）の上縁（１３４）を形成する共通の境界（５８ｃ）を共有することによって特徴付けられる、上記項目のいずれか１項に記載の容器（１００、１００’）。
（項目６）
上記上縁（１３４）が、略直線的であり、上記底部部分（１０２）に平行に配列されることによって特徴付けられる、項目５に記載の容器（１００、１００’）。
（項目７）
開放デバイスまたは閉鎖部（１３６、１３６’）が、上記食料品を分注するために、および／または、それにアクセスするために、上記上部パネル（１２４、１２４’）内に配列されていることによって特徴付けられる、上記項目のいずれか１項に記載の容器（１００、１００’）。
（項目８）
開放デバイスまたは閉鎖部（１３６）が、上記食料品を分注するために、および／または、それにアクセスするために、上記上部パネル（１２４、１２４’）内に配列されていることと、上記開放デバイスまたは閉鎖部（１３６）が、上記上縁（１３４）に隣接して配列されている開口部（１４０）を備えることとによって特徴付けられる、項目５および６のいずれか１項に記載の容器（１００、１００’）。
（項目９）
上記開口部（１４０）が、上記上縁（１３４）から１ｍｍ～１０ｍｍの直交距離に配列されていることによって特徴付けられる、項目８に記載の容器（１００、１００’）。
（項目１０）
上記上部パネル（１２４、１２４’）と、上記長手方向シール帯（１４）を備える上記壁区分（１０８ｃ、１０８ｅ’）のうちの少なくとも一方とが、略平面状であることと、上記上部パネル（１２４、１２４’）が、１０度～９０度の範囲内、３０度～８０度の範囲内、４５度～７５度の範囲内、および６０度のうちのいずれか１つである上記長手方向シール帯（１４）を備える上記壁区分（１０８ｃ、１０８ｅ’）のうちの少なくとも一方に対する角度（α）を形成することとによって特徴付けられる、上記項目のいずれか１項に記載の容器（１００、１００’）。
（項目１１）
上記上部シール領域（１２６、１２６’）が、複数のシールされたシール帯パネル（５６ａ－５６ｇ）を備え、上記上部シール領域（１２６、１２６’）のシールされたシール帯パネル（５６ａ－５６ｇ）の全てが、略平行および／または略共面に配列されていることによって特徴付けられる、上記項目のいずれか１項に記載の容器（１００、１００’）。
（項目１２）
上記シール帯パネル（５６ａ－５６ｇ）が、少なくとも１５ｍｍ、少なくとも２０ｍｍ、および少なくとも３０ｍｍのうちのいずれか１つである長手方向の広がり（Ａ）を有する中心シール帯パネル（５６ｄ）を備えることによって特徴付けられる、項目１１に記載の容器（１００、１００’）。
（項目１３）
紙ベースまたは板紙ベースのスリーブ（９６、９６’）であって、上記項目のいずれか１項に記載の容器（１００、１００’）を生産するための、紙ベースまたは板紙ベースのスリーブ（９６、９６’）。
（項目１４）
紙ベースまたは板紙ベースのブランク（１０、１０’）であって、項目１３に記載のスリーブ（９６、９６’）を生産するための、紙ベースまたは板紙ベースのブランク（１０、１０’）。
（項目１５）
上部領域（３４）が、上部パネル（５０、５０’）と、上記上部パネル（５０）の真下で相互の上に折曲されるように構成されるガセットパネル（４４ａ－４４ｄ、４４ａ’－４４ｄ’）とを備えることによって特徴付けられる、項目１４に記載のブランク（１０、１０’）。
（項目１６）
上記ブランク（１０、１０’）が、上記ブランク（１０、１０’）の長手方向中心軸（Ｃ _ａ ）を中心として鏡面対称であることによって特徴付けられる、項目１４および１５のいずれか１項に記載のブランク（１０、１０’）。
（項目１７）
傾注可能な食料品を保持するための紙ベースまたは板紙ベースの容器（１００、１００’）を生産する方法であって、
管状のプロト容器（９６、９６’）を形成する長手方向シール帯（１４）に沿って、紙ベースまたは板紙ベースの積層シート材料をシールするステップと、
上部シール領域（１２６、１２６’）において上記プロト容器を上部シールするステップと、
上記長手方向シール帯（１４）を備える上記プロト容器の少なくとも１つの壁区分（１０８ｃ、１０８ｄ’、１０８ｅ’）上に上記上部シール領域（１２６、１２６’）を折曲し、上記上部シール領域（１２６、１２６’）を上記少なくとも１つの壁区分（１０８ｃ、１０８ｄ’、１０８ｅ’）に付着するステップと
を含む、方法。
（項目１８）
上記積層シート材料のガセットパネル（４４ａ－４４ｄ、４４ａ’－４４ｄ’）を上記積層シート材料の上部パネル（５０、５０’）の真下で相互の上に折曲することによって、上記容器の上部部分（１０４）を形成するステップを含む、項目１７に記載の方法。
（項目１９）
上記上部部分（１０４）内に、上記食料品を分注するかまたはそれにアクセスするための開放デバイスまたは閉鎖部（１３６、１３６’）を配列するステップを含む、項目１８に記載の方法。
（項目２０）
上記積層シート材料を底部シールし、底部シールされた開放上部プロト容器を形成するステップと、
上記傾注可能な食料品で上記底部シールされた開放上部プロト容器を充填するステップと
を含み、
上記積層シート材料を上部シールするステップは、上記傾注可能な食料品で上記底部シールされた開放上部プロト容器を充填するステップの後に実施される、項目１７－１９のいずれか１項に記載の方法。
（項目２１）
上記プロト容器を上部シールするステップは、上部シールされた開放底部プロト容器を生産し、上記方法は、
上記傾注可能な食料品で上記上部シールされた開放底部プロト容器を充填するステップと、
上記積層シート材料を底部シールするステップと
をさらに含む、項目１７－１９に記載の方法。
（項目２２）
傾注可能な食料品を保持するための容器（１００''）であって、
紙ベースまたは板紙ベースの積層シート材料であって、
略平面状の底部部分（１０２）と、
上部部分（１０４）であって、上記上部部分（１０４）は、上記底部部分（１０２）の反対に配列され、上部パネル（１２４''）と、上記容器（１００''）の上部シールを形成する上部シール領域（１２６''）とを備える、上部部分（１０４）と、
壁部分（１０６）であって、上記壁部分（１０６）は、上記底部部分（１０２）と上記上部部分（１０４）との間に延在し、上記上部パネル（１２４''）に接する複数の壁区分（１０８ａ''－１０８ｄ''）と、上記壁区分（１０８ｃ''）のうちの少なくとも１つにわたって上記底部部分（１０２）と上記上部部分（１０４）との間に延在する長手方向シール帯（１４''）とを備える、壁部分（１０６）と
を形成する紙ベースまたは板紙ベースの積層シート材料
を備え、
上記容器（１００''）は、上記上部パネル（１２４''）内の開口（１４０''）内にシールを提供するために、上記上部パネル（１２４''）内に配列される障壁と、上記容器（１００''）の第１の開放、および上記食料品の分注、および／またはそれへのアクセスの間に上記シールを破断するために配列されている開放デバイスまたは閉鎖部（１３６''）とを備え、
上記上部シール領域（１２６''）が、上記壁区分（１０８ｃ''）のうちの少なくとも１つの上に折曲され、それに付着されていることと、
上記開放デバイスまたは閉鎖部（１３６''）が、
第１のシート（１５０）であって、上記第１のシート（１５０）は、上記上部パネル（１２４''）の少なくとも一部の区分にわたって延在し、それに付着されており、上記第１のシート（１５０）は、障壁と整合されている貫通開口部（１５５）を備える、第１のシート（１５０）と、
第２のシート（１６０）であって、上記第２のシート（１６０）は、その外側表面において上記第１のシート（１５０）の少なくとも一部の区分に解放可能に付着されており、上記第２のシート（１６０）は、上記第１の開放に先立って上記貫通開口部（１５５）を介して障壁に付着されており、上記第２のシート（１６０）は、上記第１の開放の間に上記障壁を引裂開放するように構成されている、第２のシート（１６０）と
を備えることと
によって特徴付けられ、
上記第２のシート（１６０）は、上記第２のシート（１６０）が上記貫通開口部（１５５）を被覆する閉鎖位置から、上記第２のシート（１６０）が上記貫通開口部（１５５）を暴露し、上記傾注可能な食料品が上記貫通開口部（１５５）を通して分注されるかまたはそれを介してアクセスされることを可能にする開放位置まで手動で動作可能である、容器（１００''）。
（項目２３）
上記第２のシート（１６０）が、上記第１の開放の後、上記貫通開口部（１５５）を再度閉鎖するために上記開放位置から上記閉鎖位置まで手動で動作可能であることによって特徴付けられる、項目２２に記載の容器（１００''）。
（項目２４）
上記第１のシート（１５０）が、上記上部シール領域（１２６''）の少なくとも一部の区分にわたって延在し、それに付着されていることによって特徴付けられる、項目２２および２３のいずれか１項に記載の容器（１００''）。
（項目２５）
上記第１のシート（１５０）が、上記貫通開口部（１５５）から、上記貫通開口部（１５５）から少なくとも２０ｍｍ、少なくとも２５ｍｍ、および少なくとも３０ｍｍのうちのいずれか１つの距離（Ａ）まで延在する飲用表面を備えることによって特徴付けられる、項目２２－２４のいずれか１項に記載の容器（１００''）。
（項目２６）
上記飲用表面が、上記上部シール領域（１２６''）の中に延在することによって特徴付けられる、項目２５に記載の容器（１００''）。
（項目２７）
上記上部パネル（１２４''）および上記上部シール領域（１２６''）が、上記上部パネル（１２４''）の最上境界および上記容器（１００''）の上縁（１３４''）を形成する共通の境界（５８ｃ''）を共有することと、上記第１のシート（１５０）が、上記上縁（１３４''）にわたって延在することとによって特徴付けられる、項目２２－２６のいずれか１項に記載の容器（１００''）。
（項目２８）
上記貫通開口部（１５５）が、上記上部パネル（１２４''）の最上境界から２～１０ｍｍ内に位置付けられていることによって特徴付けられる、項目２７に記載の容器（１００''）。
（項目２９）
上記第１のシート（１５０）および上記第２のシート（１６０）のそれぞれが、上記上部パネル（１２４''）の最下境界（１３２''）またはそれに隣接して位置付けられている第１の横方向縁（１５３、１６３）を備えることによって特徴付けられる、項目２２－２８のいずれか１項に記載の容器（１００''）。
（項目３０）
上記第１のシート（１５０）が、上記上部シール領域（１２６''）の最下境界（１２７''）またはそれに隣接して位置付けられている第２の横方向縁（１５４）を備えることによって特徴付けられる、項目２９に記載の容器（１００''）。
（項目３１）
上記第１のシート（１５０）の外側表面および／または上記第２のシート（１６０）の内側表面が、接着剤を備えることによって特徴付けられる、項目２２－３０のいずれか１項に記載の容器（１００''）。
（項目３２）
上記第２のシート（１６０）の内側表面が、上記第２のシート（１６０）が上記閉鎖位置にあるとき、上記貫通開口部（１５５）に面する領域内に低減された接着性の領域（１６５）を備えることによって特徴付けられる、項目３１に記載の容器（１００''）。
（項目３３）
上記障壁が、
事前積層孔（１４０''）と、
上部パネルの外側表面から上記上部パネルを部分的に通して作製される切欠部（７４）によって境界を定められている上記上部パネル（１２４''）の積層シート材料の除去可能区分（７２）と
のうちのいずれか１つを備えることによって特徴付けられる、項目２２－３２のいずれか１項に記載の容器（１００''）。
（項目３４）
傾注可能な食料品を保持するための容器（１００）を生産するための紙ベースまたは板紙ベースのブランク（１０、１０’）を生産する方法であって、各ブランク（１０、１０’）は、
第１の略直線的境界縁（１２）および第２の略直線的境界縁（１４）であって、それぞれが、第１の終点（１８、２０）と第２の終点（２４、２６）との間の上記ブランク（１０、１０’）の第１の長手方向（Ｌ）に対して略平行に延在する、第１の略直線的境界縁（１２）および第２の略直線的境界縁（１４）と、
第３の境界縁（１６）であって、上記第３の境界縁（１６）は、上記第１の境界縁（１２）の第１の終点（１８）と上記第２の境界縁（１４）の第１の終点（２０）との間の上記ブランク（１０、１０’）の第２の横方向（Ｔ）に対して略平行に延在する、第３の境界縁（１６）と、
第４の非直線的境界縁（２２）であって、上記第４の非直線的境界縁（２２）は、上記第１の境界縁（１２）の第２の終点（２４）と上記第２の境界縁（１４）の第２の終点（２６）との間に延在する、第４の非直線的境界縁（２２）と
を備え、
上記方法は、
積層材料のウェブ（２０４）上に、ブランクパターン（２００）の第１の列（２０２ａ）および第２の列（２０２ｂ）を展開するステップであって、各列（２０２ａ、２０２ｂ）は、１つのブランクパターンの第１の境界縁（１２）が近隣ブランクパターンの上記第２の境界縁（１４）に隣り合い、上記第１の列（２０２ａ）のブランクパターンの第４の境界縁（２２）が上記第２の列（２０２ｂ）のブランクパターンの第４の境界縁（２２）に隣り合う状態で横並びに配列される複数のブランクパターンを備える、ステップと、
上記展開された第１の境界縁（１２）、第２の境界縁（１４）、第３の境界縁（１６）、および第４の境界縁（２２）に沿って上記ウェブを切断し、上記ブランク（１０、１０’）を形成するステップと
によって特徴付けられる、方法。
（項目３５）
積層材料のウェブ（２０４）から紙ベースまたは板紙ベースのブランク（１０、１０’）を生産するための入れ子パターン（２００）であって、各ブランク（１０、１０’）は、
第１の略直線的境界縁（１２）および第２の略直線的境界縁（１４）であって、それぞれが、第１の終点（１８、２０）と第２の終点（２４、２６）との間の上記ブランク（１０、１０’）の第１の長手方向（Ｌ）に対して略平行に延在する、第１の略直線的境界縁（１２）および第２の略直線的境界縁（１４）と、
第３の境界縁（１６）であって、上記第３の境界縁（１６）は、上記第１の境界縁（１２）の第１の終点（１８）と上記第２の境界縁（１４）の第１の終点（２０）との間の上記ブランク（１０、１０’）の第２の横方向（Ｔ）に対して略平行に延在する、第３の境界縁（１６）と、
第４の非直線的境界縁（２２）であって、上記第４の非直線的境界縁（２２）は、上記第１の境界縁（１２）の第２の終点（２４）と上記第２の境界縁（１４）の第２の終点（２６）との間に延在する、第４の非直線的境界縁（２２）と
を備え、
上記入れ子パターン（２００）が、１つのブランクパターンの上記第１の境界縁（１２）が近隣ブランクパターンの上記第２の境界縁（１４）に隣り合い、上記第１の列（２０２ａ）のブランクパターンの第４の境界縁（２２）が上記第２の列（２０２ｂ）のブランクパターンの第４の境界縁（２２）に隣り合う状態で横並びに配列されるブランクパターン（２００）の第１の列（２０２ａ）と、第２の列（２０２ｂ）とを備えることによって特徴付けられる、入れ子パターン（２００）。
（項目３６）
上記第４の境界縁（２２）が、線（２２２）上に位置する中心（２２０）に対して２回回転対称性を呈する非直線的な線（２２２）を形成することによって特徴付けられる、項目３５に記載の入れ子パターン（４００）。

Claims (36)

1. 傾注可能な食料品を保持するための紙ベースまたは板紙ベースの容器（１００、１００’）であって、
   略平面状の底部部分（１０２）と、
   上部部分（１０４）であって、前記上部部分（１０４）は、前記底部部分（１０２）の反対に配列され、上部パネル（１２４、１２４’）と、前記容器（１００、１００’）の上部シールを形成する上部シール領域（１２６、１２６’）とを備える、上部部分（１０４）と、
   壁部分（１０６）であって、前記壁部分（１０６）は、前記底部部分（１０２）と前記上部部分（１０４）との間に延在し、前記上部パネル（１２４、１２４’）に接する複数の壁区分（１０８ａ－１０８ｄ、１０８ａ’－１０８ｈ’）と、前記壁区分（１０８ｃ、１０８ｄ’、１０８ｅ’）のうちの少なくとも１つにわたって前記底部部分（１０２）と前記上部部分（１０４）との間に延在する長手方向シール帯（１４、１４’）とを備える、壁部分（１０６）と
   を備え、
   前記上部シール領域（１２６、１２６’）が、前記長手方向シール帯（１４、１４’）を備える前記壁区分（１０８ｃ、１０８ｄ’、１０８ｅ’）のうちの少なくとも１つの上に折曲されており、それに付着されていることによって特徴付けられる、容器（１００、１００’）。
2. 前記容器（１００、１００’）が、前記上部パネル（１２４、１２４’）の真下で相互の上に折曲されているガセットパネル（４４ａ－４４ｄ、４４ａ’－４４ｄ’）を備えることによって特徴付けられる、請求項１に記載の容器（１００、１００’）。
3. 前記上部パネル（１２４、１２４’）が、シール構造がないことによって特徴付けられる、請求項１および２のいずれか１項に記載の容器（１００、１００’）。
4. 前記上部シール領域（１２６、１２６’）が、略平面状であり、前記長手方向シール帯（１４）を備える前記壁区分（１０８ｃ、１０８ｄ’、１０８ｅ’）のうちの少なくとも１つに対して略平行に配列されることによって特徴付けられる、前記請求項のいずれか１項に記載の容器（１００、１００’）。
5. 前記上部パネル（１２４、１２４’）および前記上部シール領域（１２６、１２６’）が、前記容器（１００、１００’）の上縁（１３４）を形成する共通の境界（５８ｃ）を共有することによって特徴付けられる、前記請求項のいずれか１項に記載の容器（１００、１００’）。
6. 前記上縁（１３４）が、略直線的であり、前記底部部分（１０２）に平行に配列されることによって特徴付けられる、請求項５に記載の容器（１００、１００’）。
7. 開放デバイスまたは閉鎖部（１３６、１３６’）が、前記食料品を分注するために、および／または、それにアクセスするために、前記上部パネル（１２４、１２４’）内に配列されていることによって特徴付けられる、前記請求項のいずれか１項に記載の容器（１００、１００’）。
8. 開放デバイスまたは閉鎖部（１３６）が、前記食料品を分注するために、および／または、それにアクセスするために、前記上部パネル（１２４、１２４’）内に配列されていることと、前記開放デバイスまたは閉鎖部（１３６）が、前記上縁（１３４）に隣接して配列されている開口部（１４０）を備えることとによって特徴付けられる、請求項５および６のいずれか１項に記載の容器（１００、１００’）。
9. 前記開口部（１４０）が、前記上縁（１３４）から１ｍｍ～１０ｍｍの直交距離に配列されていることによって特徴付けられる、請求項８に記載の容器（１００、１００’）。
10. 前記上部パネル（１２４、１２４’）と、前記長手方向シール帯（１４）を備える前記壁区分（１０８ｃ、１０８ｅ’）のうちの少なくとも一方とが、略平面状であることと、前記上部パネル（１２４、１２４’）が、１０度～９０度の範囲内、３０度～８０度の範囲内、４５度～７５度の範囲内、および６０度のうちのいずれか１つである前記長手方向シール帯（１４）を備える前記壁区分（１０８ｃ、１０８ｅ’）のうちの少なくとも一方に対する角度（α）を形成することとによって特徴付けられる、前記請求項のいずれか１項に記載の容器（１００、１００’）。
11. 前記上部シール領域（１２６、１２６’）が、複数のシールされたシール帯パネル（５６ａ－５６ｇ）を備え、前記上部シール領域（１２６、１２６’）のシールされたシール帯パネル（５６ａ－５６ｇ）の全てが、略平行および／または略共面に配列されていることによって特徴付けられる、前記請求項のいずれか１項に記載の容器（１００、１００’）。
12. 前記シール帯パネル（５６ａ－５６ｇ）が、少なくとも１５ｍｍ、少なくとも２０ｍｍ、および少なくとも３０ｍｍのうちのいずれか１つである長手方向の広がり（Ａ）を有する中心シール帯パネル（５６ｄ）を備えることによって特徴付けられる、請求項１１に記載の容器（１００、１００’）。
13. 紙ベースまたは板紙ベースのスリーブ（９６、９６’）であって、前記請求項のいずれか１項に記載の容器（１００、１００’）を生産するための、紙ベースまたは板紙ベースのスリーブ（９６、９６’）。
14. 紙ベースまたは板紙ベースのブランク（１０、１０’）であって、請求項１３に記載のスリーブ（９６、９６’）を生産するための、紙ベースまたは板紙ベースのブランク（１０、１０’）。
15. 上部領域（３４）が、上部パネル（５０、５０’）と、前記上部パネル（５０）の真下で相互の上に折曲されるように構成されるガセットパネル（４４ａ－４４ｄ、４４ａ’－４４ｄ’）とを備えることによって特徴付けられる、請求項１４に記載のブランク（１０、１０’）。
16. 前記ブランク（１０、１０’）が、前記ブランク（１０、１０’）の長手方向中心軸（Ｃ_ａ）を中心として鏡面対称であることによって特徴付けられる、請求項１４および１５のいずれか１項に記載のブランク（１０、１０’）。
17. 傾注可能な食料品を保持するための紙ベースまたは板紙ベースの容器（１００、１００’）を生産する方法であって、
    管状のプロト容器（９６、９６’）を形成する長手方向シール帯（１４）に沿って、紙ベースまたは板紙ベースの積層シート材料をシールするステップと、
    上部シール領域（１２６、１２６’）において前記プロト容器を上部シールするステップと、
    前記長手方向シール帯（１４）を備える前記プロト容器の少なくとも１つの壁区分（１０８ｃ、１０８ｄ’、１０８ｅ’）上に前記上部シール領域（１２６、１２６’）を折曲し、前記上部シール領域（１２６、１２６’）を前記少なくとも１つの壁区分（１０８ｃ、１０８ｄ’、１０８ｅ’）に付着するステップと
    を含む、方法。
18. 前記積層シート材料のガセットパネル（４４ａ－４４ｄ、４４ａ’－４４ｄ’）を前記積層シート材料の上部パネル（５０、５０’）の真下で相互の上に折曲することによって、前記容器の上部部分（１０４）を形成するステップを含む、請求項１７に記載の方法。
19. 前記上部部分（１０４）内に、前記食料品を分注するかまたはそれにアクセスするための開放デバイスまたは閉鎖部（１３６、１３６’）を配列するステップを含む、請求項１８に記載の方法。
20. 前記積層シート材料を底部シールし、底部シールされた開放上部プロト容器を形成するステップと、
    前記傾注可能な食料品で前記底部シールされた開放上部プロト容器を充填するステップと
    を含み、
    前記積層シート材料を上部シールするステップは、前記傾注可能な食料品で前記底部シールされた開放上部プロト容器を充填するステップの後に実施される、請求項１７－１９のいずれか１項に記載の方法。
21. 前記プロト容器を上部シールするステップは、上部シールされた開放底部プロト容器を生産し、前記方法は、
    前記傾注可能な食料品で前記上部シールされた開放底部プロト容器を充填するステップと、
    前記積層シート材料を底部シールするステップと
    をさらに含む、請求項１７－１９に記載の方法。
22. 傾注可能な食料品を保持するための容器（１００''）であって、
    紙ベースまたは板紙ベースの積層シート材料であって、
    略平面状の底部部分（１０２）と、
    上部部分（１０４）であって、前記上部部分（１０４）は、前記底部部分（１０２）の反対に配列され、上部パネル（１２４''）と、前記容器（１００''）の上部シールを形成する上部シール領域（１２６''）とを備える、上部部分（１０４）と、
    壁部分（１０６）であって、前記壁部分（１０６）は、前記底部部分（１０２）と前記上部部分（１０４）との間に延在し、前記上部パネル（１２４''）に接する複数の壁区分（１０８ａ''－１０８ｄ''）と、前記壁区分（１０８ｃ''）のうちの少なくとも１つにわたって前記底部部分（１０２）と前記上部部分（１０４）との間に延在する長手方向シール帯（１４''）とを備える、壁部分（１０６）と
    を形成する紙ベースまたは板紙ベースの積層シート材料
    を備え、
    前記容器（１００''）は、前記上部パネル（１２４''）内の開口（１４０''）内にシールを提供するために、前記上部パネル（１２４''）内に配列される障壁と、前記容器（１００''）の第１の開放、および前記食料品の分注、および／またはそれへのアクセスの間に前記シールを破断するために配列されている開放デバイスまたは閉鎖部（１３６''）とを備え、
    前記上部シール領域（１２６''）が、前記壁区分（１０８ｃ''）のうちの少なくとも１つの上に折曲され、それに付着されていることと、
    前記開放デバイスまたは閉鎖部（１３６''）が、
    第１のシート（１５０）であって、前記第１のシート（１５０）は、前記上部パネル（１２４''）の少なくとも一部の区分にわたって延在し、それに付着されており、前記第１のシート（１５０）は、障壁と整合されている貫通開口部（１５５）を備える、第１のシート（１５０）と、
    第２のシート（１６０）であって、前記第２のシート（１６０）は、その外側表面において前記第１のシート（１５０）の少なくとも一部の区分に解放可能に付着されており、前記第２のシート（１６０）は、前記第１の開放に先立って前記貫通開口部（１５５）を介して障壁に付着されており、前記第２のシート（１６０）は、前記第１の開放の間に前記障壁を引裂開放するように構成されている、第２のシート（１６０）と
    を備えることと
    によって特徴付けられ、
    前記第２のシート（１６０）は、前記第２のシート（１６０）が前記貫通開口部（１５５）を被覆する閉鎖位置から、前記第２のシート（１６０）が前記貫通開口部（１５５）を暴露し、前記傾注可能な食料品が前記貫通開口部（１５５）を通して分注されるかまたはそれを介してアクセスされることを可能にする開放位置まで手動で動作可能である、容器（１００''）。
23. 前記第２のシート（１６０）が、前記第１の開放の後、前記貫通開口部（１５５）を再度閉鎖するために前記開放位置から前記閉鎖位置まで手動で動作可能であることによって特徴付けられる、請求項２２に記載の容器（１００''）。
24. 前記第１のシート（１５０）が、前記上部シール領域（１２６''）の少なくとも一部の区分にわたって延在し、それに付着されていることによって特徴付けられる、請求項２２および２３のいずれか１項に記載の容器（１００''）。
25. 前記第１のシート（１５０）が、前記貫通開口部（１５５）から、前記貫通開口部（１５５）から少なくとも２０ｍｍ、少なくとも２５ｍｍ、および少なくとも３０ｍｍのうちのいずれか１つの距離（Ａ）まで延在する飲用表面を備えることによって特徴付けられる、請求項２２－２４のいずれか１項に記載の容器（１００''）。
26. 前記飲用表面が、前記上部シール領域（１２６''）の中に延在することによって特徴付けられる、請求項２５に記載の容器（１００''）。
27. 前記上部パネル（１２４''）および前記上部シール領域（１２６''）が、前記上部パネル（１２４''）の最上境界および前記容器（１００''）の上縁（１３４''）を形成する共通の境界（５８ｃ''）を共有することと、前記第１のシート（１５０）が、前記上縁（１３４''）にわたって延在することとによって特徴付けられる、請求項２２－２６のいずれか１項に記載の容器（１００''）。
28. 前記貫通開口部（１５５）が、前記上部パネル（１２４''）の最上境界から２～１０ｍｍ内に位置付けられていることによって特徴付けられる、請求項２７に記載の容器（１００''）。
29. 前記第１のシート（１５０）および前記第２のシート（１６０）のそれぞれが、前記上部パネル（１２４''）の最下境界（１３２''）またはそれに隣接して位置付けられている第１の横方向縁（１５３、１６３）を備えることによって特徴付けられる、請求項２２－２８のいずれか１項に記載の容器（１００''）。
30. 前記第１のシート（１５０）が、前記上部シール領域（１２６''）の最下境界（１２７''）またはそれに隣接して位置付けられている第２の横方向縁（１５４）を備えることによって特徴付けられる、請求項２９に記載の容器（１００''）。
31. 前記第１のシート（１５０）の外側表面および／または前記第２のシート（１６０）の内側表面が、接着剤を備えることによって特徴付けられる、請求項２２－３０のいずれか１項に記載の容器（１００''）。
32. 前記第２のシート（１６０）の内側表面が、前記第２のシート（１６０）が前記閉鎖位置にあるとき、前記貫通開口部（１５５）に面する領域内に低減された接着性の領域（１６５）を備えることによって特徴付けられる、請求項３１に記載の容器（１００''）。
33. 前記障壁が、
    事前積層孔（１４０''）と、
    上部パネルの外側表面から前記上部パネルを部分的に通して作製される切欠部（７４）によって境界を定められている前記上部パネル（１２４''）の積層シート材料の除去可能区分（７２）と
    のうちのいずれか１つを備えることによって特徴付けられる、請求項２２－３２のいずれか１項に記載の容器（１００''）。
34. 傾注可能な食料品を保持するための容器（１００）を生産するための紙ベースまたは板紙ベースのブランク（１０、１０’）を生産する方法であって、各ブランク（１０、１０’）は、
    第１の略直線的境界縁（１２）および第２の略直線的境界縁（１４）であって、それぞれが、第１の終点（１８、２０）と第２の終点（２４、２６）との間の前記ブランク（１０、１０’）の第１の長手方向（Ｌ）に対して略平行に延在する、第１の略直線的境界縁（１２）および第２の略直線的境界縁（１４）と、
    第３の境界縁（１６）であって、前記第３の境界縁（１６）は、前記第１の境界縁（１２）の第１の終点（１８）と前記第２の境界縁（１４）の第１の終点（２０）との間の前記ブランク（１０、１０’）の第２の横方向（Ｔ）に対して略平行に延在する、第３の境界縁（１６）と、
    第４の非直線的境界縁（２２）であって、前記第４の非直線的境界縁（２２）は、前記第１の境界縁（１２）の第２の終点（２４）と前記第２の境界縁（１４）の第２の終点（２６）との間に延在する、第４の非直線的境界縁（２２）と
    を備え、
    前記方法は、
    積層材料のウェブ（２０４）上に、ブランクパターン（２００）の第１の列（２０２ａ）および第２の列（２０２ｂ）を展開するステップであって、各列（２０２ａ、２０２ｂ）は、１つのブランクパターンの第１の境界縁（１２）が近隣ブランクパターンの前記第２の境界縁（１４）に隣り合い、前記第１の列（２０２ａ）のブランクパターンの第４の境界縁（２２）が前記第２の列（２０２ｂ）のブランクパターンの第４の境界縁（２２）に隣り合う状態で横並びに配列される複数のブランクパターンを備える、ステップと、
    前記展開された第１の境界縁（１２）、第２の境界縁（１４）、第３の境界縁（１６）、および第４の境界縁（２２）に沿って前記ウェブを切断し、前記ブランク（１０、１０’）を形成するステップと
    によって特徴付けられる、方法。
35. 積層材料のウェブ（２０４）から紙ベースまたは板紙ベースのブランク（１０、１０’）を生産するための入れ子パターン（２００）であって、各ブランク（１０、１０’）は、
    第１の略直線的境界縁（１２）および第２の略直線的境界縁（１４）であって、それぞれが、第１の終点（１８、２０）と第２の終点（２４、２６）との間の前記ブランク（１０、１０’）の第１の長手方向（Ｌ）に対して略平行に延在する、第１の略直線的境界縁（１２）および第２の略直線的境界縁（１４）と、
    第３の境界縁（１６）であって、前記第３の境界縁（１６）は、前記第１の境界縁（１２）の第１の終点（１８）と前記第２の境界縁（１４）の第１の終点（２０）との間の前記ブランク（１０、１０’）の第２の横方向（Ｔ）に対して略平行に延在する、第３の境界縁（１６）と、
    第４の非直線的境界縁（２２）であって、前記第４の非直線的境界縁（２２）は、前記第１の境界縁（１２）の第２の終点（２４）と前記第２の境界縁（１４）の第２の終点（２６）との間に延在する、第４の非直線的境界縁（２２）と
    を備え、
    前記入れ子パターン（２００）が、１つのブランクパターンの前記第１の境界縁（１２）が近隣ブランクパターンの前記第２の境界縁（１４）に隣り合い、前記第１の列（２０２ａ）のブランクパターンの第４の境界縁（２２）が前記第２の列（２０２ｂ）のブランクパターンの第４の境界縁（２２）に隣り合う状態で横並びに配列されるブランクパターン（２００）の第１の列（２０２ａ）と、第２の列（２０２ｂ）とを備えることによって特徴付けられる、入れ子パターン（２００）。
36. 前記第４の境界縁（２２）が、線（２２２）上に位置する中心（２２０）に対して２回回転対称性を呈する非直線的な線（２２２）を形成することによって特徴付けられる、請求項３５に記載の入れ子パターン（４００）。

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