JP2023503727A - 収納可能なファン - Google Patents

Abstract

【課題】ファンの収納が煩雑且つ複雑であり、占有面積が大きいという従来技術の技術的課題を解決するために、収納しやすいファン構造を提供することである。【解決手段】収納可能なファンは、取り外し可能に接続されたヘッド部、支柱部及びベースを備え、ベースに第１収容溝と第２収容溝が設けられ、収納可能なファンは使用状態と収納状態を有し、使用状態である場合、ヘッド部、支柱部及びベースが順次接続され、収納状態である場合、ヘッド部が第１収容溝内に収納され、支柱部が第２収容溝内に収納される。ヘッド部、支柱部及びベースが取り外し可能に接続されるので、簡便に取り外すことができ、且つネジやナットなどの締め付け部材を取り外することなく、又は少ない締め付け部材を使用するだけでヘッド部と支柱部をベースに収納することができ、このため、収納過程は簡単且つ迅速であり収納後の占有面積が小さい。【選択図】図７

Description

関連出願の相互参照
本願は、２０２０年１０月２９日に中国国家知的財産局の特許局に提出された、出願番号が２０２０２２４５６９２８．４であり、発明の名称が「収納可能なファン」である中国特許出願の優先権を主張し、その内容全体は援用によって本出願に組み合わせられる。

本発明は家庭用電化製品の技術分野に関し、具体的には、収納可能なファンに関する。

家庭用電化製品として一般的に使用されている電動ファンは、使用率が高いが、ほとんどのファンは夏に使用され、他の季節には保管する必要があり、また、従来のファンは不規則な形状であるため、季節が変わるときに保管が難しく、且つ屋内スペースを多く占有し、既存のファンを収納する場合、外部カバーで包んでコーナーに置いたり、ファンを解体して多くのパーツにしてカバン内に保管したりすることが多く、一般的に、ベース、支持アーム及びファン本体を分離するために、多数のネジやナットなどを取り外す必要があり、収納過程は煩雑且つ複雑であり、占有面積が依然として大きい。このため、従来技術のファンは人々のニーズを満たすことができない。

本願は、ファンの収納が煩雑且つ複雑であり、占有面積が大きいという従来技術の技術的課題を解決するために、収納しやすいファン構造を提供することを目的とする。

（一）技術案
上記の目的を達成するために、本発明の実施例は、
取り外し可能に接続されたヘッド部、支柱部及びベースを備え、前記ベースに第１収容溝と第２収容溝が設けられ、
使用状態と収納状態を有し、
使用状態である場合、前記ヘッド部、支柱部及びベースが順次接続され、
収納状態である場合、前記ヘッド部が前記第１収容溝内に収納され、前記支柱部が前記第２収容溝内に収納される収納可能なファンを提供する。

さらに、収納可能なファンでは、前記ヘッド部はガード部と前記ガード部に回転可能に接続された接続部を含み、前記ベースに固定穴が開けられ、
前記収納可能なファンが使用状態である場合、前記支柱部の両端はそれぞれ前記接続部と前記固定穴に接続され、
収納状態である場合、前記接続部は前記第１収容溝内に固定される。

さらに、収納可能なファンでは、前記固定穴と前記第１収容溝は前記ベースの同じ側に開けられ、前記第２収容溝は前記ベースの反対する他方側に開けられる。

さらに、収納可能なファンでは、前記支柱部は伸縮ロッドである。

さらに、収納可能なファンでは、前記収納状態では、前記支柱部は収縮状態にある。

さらに、収納可能なファンでは、前記支柱部の前記ヘッド部に接続するための第１端に第１押圧プレートが設けられ、前記第１押圧プレートに第１係合ブロックと第１ボタンが設けられ、前記ヘッド部に前記第１係合ブロックと嵌合する第１係合部が設けられ、および／または前記支柱部の前記ベースに接続するための第２端に第２押圧プレートが設けられ、前記第２押圧プレートに第２係合ブロックと第２ボタンが設けられ、前記ベースに前記第２係合ブロックと嵌合する第２係合部が設けられる。

さらに、収納可能なファンでは、前記第１係合ブロックの前記支柱部の第２端から離れる一端に外側向きのウェッジ面が形成され、および／または前記第２係合ブロックの前記支柱部の第１端から離れる一端に外側向きのウェッジ面が形成される。

さらに、収納可能なファンでは、前記ヘッド部に第１ロック部材が設けられ、前記ベースに第２ロック部材が設けられ、前記収納状態では、前記第１ロック部材は前記第２ロック部材にマッチングしてロックされる。

さらに、収納可能なファンでは、前記第１ロック部材はロックロッドであり、前記ロックロッドの表面に固定障壁部がその径方向に沿って形成され、前記第２ロック部材は前記ベースに開けられるロック穴であり、前記ロック穴の内側壁に可動障壁部が設けられ、前記可動障壁部は弾力の作用により前記ロック穴内に伸びる。

さらに、収納可能なファンでは、前記第１収容溝内に第３ロック部材が設けられ、前記収納状態では、前記接続部は前記第３ロック部材にマッチングしてロックされる。

さらに、収納可能なファンでは、前記支柱部は互いに接続された第１ロッドと第２ロッドを含み、前記第１ロッドは前記第２ロッドの内部に套設され、前記第１ロッドの外壁に複数の第１凹溝が軸方向に沿って形成され、前記第２ロッドに制御アセンブリ、リミット穴及び位置決めピンが設けられ、前記位置決めピンは前記リミット穴内に位置し、前記制御アセンブリは、前記位置決めピンが前記第１凹溝とリミット穴に同時に係合されたロック状態にあるように制御するか、または前記位置決めピンのロック状態を解除する。

さらに、収納可能なファンでは、第２ロッドは第１壁と第２壁を含み、前記第２壁は前記第１ロッドに被装され、前記制御アセンブリは、スライダーと弾性部材を含み、前記スライダーは前記第１壁と第２壁との間に摺動設置され、前記スライダーの前記第２壁に向かう一方側に第２凹溝が形成され、前記リミット穴が前記第１凹溝に正対する場合、前記弾性部材の弾力の作用により、前記スライダーは前記位置決めピンを前記リミット穴と第１凹溝の両方にリミットする。

（二）有益な効果
本発明は従来の技術と比べて、以下の有益な効果を有する。
本発明は、収納可能なファンを提供し、ヘッド部、支柱部及びベースが取り外し可能に接続されているので、簡便に取り外すことができ、且つネジやナットなどの締め付け部材を取り外することなく、又は少ない締め付け部材を使用するだけでヘッド部と支柱部をベースに収納することができ、このため、収納過程は簡単且つ迅速であり、収納後の占有面積が小さい。

本願の一部となる図面は、本願をさらに理解するために提供され、本願の他の特徴、目的及び利点をより明らかにする。本願の例示的な実施例の図面及びその説明は本願を解釈するためのものであり、本願を不適切に制限するものではない。図面では、
本願の実施例による収納可能なファンの使用状態の構造模式図である。 本願の実施例による収納可能なファンの分解構造図である。 本願の実施例による収納可能なファンのヘッド部の構造模式図である。 図３におけるＤ部の部分拡大図である。 本願の実施例による収納可能なファンのベースの上面構造模式図である。 本願の実施例による収納可能なファンのベースの底面構造模式図である。 本願の実施例による収納可能なファンのヘッド部とベースの収納過程の模式図である。 本願の実施例による収納可能なファンの収納状態にあるヘッド部とベースの構造模式図である。 本願の実施例による収納可能なファンの収納状態にある支柱部とベースの構造模式図である。 本願の実施例による収納可能なファンの使用状態での構造模式図である。 本願の実施例による収納可能なファンの支柱部の伸長状態での側面図である。 図１１におけるＡ－Ａ断面図である。 図１２におけるＥ部の部分拡大図である。 本願の実施例による収納可能なファンの支柱部の伸長状態での正面図である。 図１４におけるＢ－Ｂ断面図である。 図１５におけるＦ部の部分拡大図である。 図１５におけるＧ部の部分拡大図である。 本願の実施例による収納可能なファンの支柱部の伸縮状態での正面図である。 図６におけるＣ－Ｃ断面図である。 図１８におけるＧ部の部分拡大図である。 本願の実施例による収縮ロッドの位置決め構造の一例の具体的な実施形態の非ロック状態での構造模式図である。 本願の実施例による収縮ロッドの位置決め構造の一例の具体的な実施形態のロック状態での構造模式図である。

当業者が本願の技術案をよりよく理解してもらうために、以下、本願の実施例における図面を参照して、本願の実施例の技術案を明瞭に、且つ完全に叙述する。勿論、叙述した実施例は全部ではなく、本願に関わる一部の実施例のみである。本願における実施例に基づき、当業者が創造的な努力をせずに得るすべてのその他の実施例は本願の保護範囲に属する。

なお、本願の明細書、特許請求及び上記の図面における「第１」、「第２」などの用語は、類似の物体を区別するために使用され、特定の順序または優先順位を説明するために使用されるわけではない。ここで説明する本願の実施例を容易に理解してもらうため、このように使用されるデータは場合に応じ交換できると理解すべきである。さらに、「含む」及び「有する」という用語及びそれらの任意の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図し、例えば、一連のステップまたはユニットを含む過程、方法、システム、製品または装置は、必ずしも明確にリスクされたものに限定されず、明確にリストされていなく、これらの過程、方法、製品または装置固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。

本願において、「上」、「下」、「内」、「中」、「外」、「前」、及び「後」という用語などによって示される方位または位置関係は、図面に示される方位または位置関係に基づくものである。これらの用語は、主に本願及びその実施例をより良く説明するために使用され、示される装置、素子または構成部分が特定の方位を有したり、特定の方位で構造・操作されたりするように限定するために使用されない。

さらに、上記の用語の一部は、方位または位置関係を示すことに加え、他の意味を示すために使用される可能性もあり、例えば、「上」という用語は、場合によって、ある依存関係または接続関係を示すために使用されることもある。当業者にとって、具体的な状況に応じて本願におけるこれらの用語の具体的な意味を理解することができる。

さらに、「設定」、「接続」、「固定」という用語は、広義に理解されるべきである。例えば、「接続」は、固定して接続されてもよく、取り外し可能に接続されてもよく、一体構造としてもよい。機械的に接続されてもよく、電気的に接続されてもよい。直接連結されてもよく、中間媒体を介して間接的に連結されてもよく、または２つの装置、素子または構成部分の間の内部が連通してもよい。当業者にとって、具体的な状況に応じて本願におけるこれらの用語の具体的な意味を理解することができる。

なお、矛盾しない場合に、本願の実施例及び実施例の特徴を互いに組み合わせることができる。以下、図１～２１を参照して実施例と組み合わせて本願を詳細に説明する。

図１及び図２に示すように、本発明の実施例による収納可能なファンは、ヘッド部１、支柱部２、及びベース３を備え、且つヘッド部１、支柱部２及びベース３が取り外し可能に接続され、前記ベース３に第１収容溝３０１と第２収容溝３０２が設けられ、前記収納可能なファンは使用状態と収納状態を有する。使用状態は、ファンの各部分の組立が完了した後、送風作業を行う状態、又は送風作業を行うための状態であり、前記収納可能なファンが使用状態である場合、前記ヘッド部１、支柱部２及びベース３が順次接続され、収納状態は、ファンの各部分を片づけて収納する時の状態であり、前記収納可能なファンが収納状態である場合、前記ヘッド部１が前記第１収容溝３０１内に収納され、前記支柱部２が前記第２収容溝３０２内に収納される。

以上の実施例における収納可能なファンでは、ヘッド部１、支柱部２及びベース３は取り外し可能に接続されるので、簡便に取り外すことができ、且つネジやナットなどの締め付け部材を取り外すことなく、ヘッド部１と支柱部２をベース３に収納することができ、このため、収納過程は簡単且つ迅速であり、収納後の占有面積が小さい。

好ましくは、前記第１収容溝３０１は前記ベース３の一方側に開けられ、前記第２収容溝３０２は前記ベース３の反対する他方側に開けられる。例えば、図５～７では、第１収容溝３０１はベース３の頂部に開けられ、第２収容溝３０２はベース３の底部に開けられ、このように、ヘッド部１と支柱部２をそれぞれベース３の両側に収納することができ、ベース３のスペースを十分に利用し、ヘッド部１と支柱部２との間の相互干渉や影響を避ける。

本発明の実施例による収納ファンでは、ヘッド部１、支柱部２及びベース３を取り外し可能に接続する具体的な手段は、好ましくは、簡単且つ迅速に操作でき、実現しやすい挿接である。具体的には、図１１～１７に示すように、支柱部２の両端にそれぞれ第１挿接部２１８と第２挿接部２１９が設けられ、前記ヘッド部１はガード部１０１と前記ガード部１０１に回転可能に接続された接続部１０２を含み、前記ベース３に固定穴３０３が開けられ、前記収納可能なファンが使用状態である場合、前記支柱部２の両端はそれぞれ前記接続部１０２と前記固定穴３０３に接続され、支柱部２の第１挿接部２１８は接続部と挿接嵌合し、支柱部２の第２挿接部２１９は固定穴３０３と挿接嵌合し、前記収納可能なファンが収納状態である場合、前記接続部１０２は前記第１収容溝３０１内に固定され、第１収容溝３０１の形状は接続端の輪郭とマッチングする。

支柱部２の両端とヘッド部１及びベース３のブラケットとを安定して接続したり、容易に取り外したりすることは、支柱部２の両端に対応する構造部材を設置することによって実現することができる。

選択可能に、図１５及び図１６に示すように、前記支柱部２の前記ヘッド部１に接続するための第１端、即ち第１挿接部２１８に第１押圧プレート２０１が設けられ、前記第１押圧プレート２０１に第１係合ブロック２０２と第１ボタン２０３が設けられ、前記ヘッド部１に前記第１係合ブロック２０２と嵌合する第１係合部が設けられ、第１ボタン２０３を押すことにより、第１押圧プレート２０１が第１係合部を駆動して内側へ変位させ、変位過程において変位方向と反対の力が発生し、第１ボタン２０３に対する押圧を解除すると、第１押圧プレート２０１と第１ボタン２０３は該作用力の作用によりリセットし、該作用力は、第１押圧プレート２０１と支柱部２に設けられた第４弾性部材２２０によって生成してもよいし、第１押圧プレート２０１を、支柱部２に一体に接続されたカンチレバー構造として、第１押圧プレート２０１そのものの変形により生成してもよい。使用する際に、支柱部２の端部の第１ボタン２０３を押すことによって、第１押圧プレート２０１と第１係合ブロック２０２を内へ変位させ、支柱部２の端部の第１挿接部２１８をヘッド部１の接続部１０２内に挿入し、第１ボタン２０３を放すと、第１押圧プレート２０１と第１係合ブロック２０２が逆方向にリセットし、第１係合ブロック２０２がヘッド部１の接続部１０２に設けられた第１係合部と係合嵌合する。このように、ヘッド部１と支柱部２との固定した取り付けを実現する。ヘッド部１と支柱部２を解体する際に、支柱部２の端部の第１ボタン２０３を押して、第１押圧プレート２０１と第１係合ブロック２０２を内へ変位させ、第１係合ブロック２０２と第１係合部を分離し、次に、支柱部２の端部の第１挿接部２１８をヘッド部１の接続部１０２外に移動させ、第１ボタン２０３を放すと、第１押圧プレート２０１と第１係合ブロック２０２が逆方向にリセットし、このように、ヘッド部１と支柱部２の取り外しを実現する。

同様に、図１５及び図１７に示すように、前記支柱部２の前記ベース３に接続するための第２端、即ち第２挿接部２１９に第２押圧プレート２０４が設けられ、前記第２押圧プレート２０４に第２係合ブロック２０５と第２ボタン２０６が設けられ、前記ベース３の固定穴３０３内に前記第２係合ブロック２０５と嵌合する第２係合部が設けられ、第２ボタン２０６を押すことにより、第２押圧プレート２０４が第２係合部を駆動して内へ変位させ、変位過程において変位方向と反対の力が発生し、第２ボタン２０６に対する押圧を解除すると、第２押圧プレート２０４と第２ボタン２０６は該作用力の作用によりリセットし、該作用力は、第２押圧プレート２０４と支柱部２との間に設けられた第５弾性部材２２１によって生成してもよいし、第２押圧プレート２０４を、支柱部２に一体に接続されたカンチレバー構造として、第２押圧プレート２０４そのものの変形により生成してもよい。使用する際に、支柱部２の端部の第２ボタン２０６を押し、第２押圧プレート２０４と第２係合ブロック２０５を内へ変位させ、次に、支柱部２の端部の第２挿接部２１９をベース３の固定穴３０３内に挿入し、第２ボタン２０６を放すと、第２押圧プレート２０４と第２係合ブロック２０５が逆方向にリセットし、第２係合ブロック２０５がベース３の固定穴３０３内に設けられた第２係合部と係合嵌合し、このように、ベース３と支柱部２の固定した取り付けを実現する。ベース３と支柱部２を解体する際に、支柱部２の端部の第２ボタン２０６を押し、第２押圧プレート２０４と第２係合ブロック２０５を内へ変位させ、第２係合ブロック２０５と第２係合部を分離し、支柱部２の端部の第２挿接部２１９をベース３の固定穴３０３外に移出させ、第２ボタン２０６を放すと、第２押圧プレート２０４と第２係合ブロック２０５が逆方向にリセットし、このように、ベース３と支柱部２の取り外しを実現する。

上記の実施形態に基き、より簡単且つ迅速な取付操作を実現するために、図１６及び図１７に示すように、前記第１係合ブロック２０２の前記支柱部２の第２端（第２挿接部２１９）から離れる一端に外側向きのウェッジ面が形成され、該ウェッジ面を設置することにより、支柱部２の第１挿接部２１８をヘッド部１の接続部１０２に挿入する際に、第１ボタン２０３を再度押す必要がなくなり、挿入中、接続部１０２と第１係合ブロック２０２のウェッジ面が互いに干渉し、第１係合ブロック２０２と第１押圧プレート２０１を内へ変位させられ、挿入動作が完了する。所望の位置に挿入されると、第１係合ブロック２０２のウェッジ面が接続部１０２から離れ、第１係合ブロックは逆方向に変位し、第１係合部と係合する。同様に、前記第２係合ブロック２０５の前記支柱部２の第１端（第１挿接部２１８）から離れる一端に外側向きのウェッジ面が形成され、該ウェッジ面を設置することにより、支柱部２の第２挿接部２１９をベース３の固定穴３０３に挿入する際に、第２ボタン２０６を再度押す必要がなくなり、挿入中、固定穴３０３の内側壁と第２係合ブロック２０５のウェッジ面が互いに干渉し、第２係合ブロック２０５と第２押圧プレート２０４を内へ変位させられ、挿入動作が完了する。所望の位置に挿入されると、第２係合ブロック２０５のウェッジ面が固定穴３０３内側壁から離れ、第２係合ブロック２０５は逆方向に変位し、第２係合部と係合する。第１係合ブロック２０２と第２係合ブロック２０５にウェッジ面を設置することにより、ファンを組み立てる際に、押圧などの操作をせずに各構造部材同士を固定して接続することができ、取り外す時に押圧操作だけで各構造部材を解体することができ、ワンボタン操作を実現する。

ヘッド部１がベース３の第１収容溝３０１に収納される場合、ヘッド部１の接続部１０２を回転してからガード部１０１に貼り合せ、次に、接続部１０２を第１収容溝３０１に置き、ヘッド部１の収納を完了する。しかしながら、この場合、ガード部１０１は接続部１０２に対して回転可能であるため、ヘッド部１とベース３の一体構造が不安定になる。この問題を解決するために、図３、図４及び図７に示すように、前記ヘッド部１に第１ロック部材が設けられ、前記ベース３に第２ロック部材が設けられ、図８に示すような収納状態では、前記第１ロック部材は前記第２ロック部材にマッチングしてロックされ、具体的には、第１ロック部材がガード部１０１に設けられる。第１ロック部材と第２ロック部材との嵌合によって、ヘッド部１とベース３の更なる位置限定を実現することができ、ベース３に対するガード部１０１の移動により収納構造が不安定になることが回避される。好ましくは、図４及び図５に示すように、前記第１ロック部材はロックロッド１０３であり、前記ロックロッド１０３の表面に固定障壁部１０４がその径方向に沿って形成され、前記第２ロック部材は前記ベース３に開けられるロック穴３１１であり、前記ロック穴３１１の内側壁に可動障壁部３０４が設けられ、前記可動障壁部３０４は弾力の作用により前記ロック穴３１１内に伸び、ロックロッド１０３がロック穴３１１に挿入される過程において、固定障壁部１０４は可動障壁部３０４を押し分けてその下方に挿入され、障壁部は弾力の作用によりリセットし、可動障壁部３０４と固定障壁部１０４とが係合され、それにより、ロックロッド１０３とロック穴３１１とがロックされ、ロックロッド１０３をロック穴３１１外に移出させる必要がある場合、外力で外へロックロッド１０３を移動すればよく、固定障壁部１０４が外力により可動障壁部３０４を押圧させられ、ロックロッド１０３とロック穴３１１の分離を実現する。より好ましくは、図１９及び図２０に示すように、前記可動障壁部３０４はベース３に回転可能に接続されたリンク３０６を介して第４ボタン３０７に接続され、第４ボタン３０７はベース３の側面に設けられ、第４ボタン３０７とベース３との間に第１弾性部材３０８が設けられ、第４ボタン３０７を押すことによって第１弾性部材３０８の弾性回復力に抗し、リンク３０６を回転させ、可動障壁部３０４をロック穴３１１の中心から離れる方向へ移動させ、それにより、可動障壁部３０４と固定障壁部１０４との間のリミットが解除され、第４ボタン３０７を放すと、第１弾性部材３０８の作用により第４ボタン３０７がリセットする。また、ロック穴３１１の底部には、第２弾性部材３１０を介してベース３に接続された突き当てブロック３０９が設けられ、ロックロッド１０３をロック穴３１１に組み立てる過程中、第２弾性部材３１０の弾性回復力に抗するのに突き当てブロック３０９に当接する必要があり、第４ボタン３０７を押すことによってロックを解除した後、第２弾性部材３１０は弾性回復力を通じヘッド部１を自動的にポップアップさせることができ、これにより、操作がより簡便になる。

いくつかの実施形態において、図５及び図７に示すように、前記第１収容溝３０１内に第３ロック部材３０５が設けられ、前記収納状態では、前記接続部１０２は前記第３ロック部材３０５にマッチングしてロックされ、それにより、ベース３と接続部１０２との間の接続強度が確保され得る。第３ロック部材３０５は、好ましくは弾性クランプ構造であり、弾性クランプ構造の内側壁が接続部１０２の外輪郭に合わせ、弾性クランプ構造は第１収容溝３０１の一端に設置することができ、収納する際に、まず、接続部１０２の一端を弾性クランプ構造に挿入し、次に、第１ロック部材と第２ロック部材をマッチングして接続することができる。

いくつかの実施形態において、前記支柱部２は、図１１～１８に示すような伸縮ロッドである。使用状態では、図１０に示すように、伸縮ロッドによってファンの高さを調整し、ヘッド部１が異なる高さで動作できるようにし、ユーザーの実際の使用ニーズを満たす一方で、前記収納状態では、前記支柱部２は図１８に示すような収縮状態であり、支柱部２の収納により有利であり、図９に示すように、ベース３に設けられた第２収容溝３０２が収縮状態での支柱部２の輪郭に合わせる。

上記の実施形態に基づいて、支柱部２の具体的な構造には、従来技術における異なる形態の伸縮ロッドが使用可能であり、本発明の発明目的を実現すればよい。

選択可能に、図２１及び図２２に示すように、前記支柱部２は、互いに接続された第１ロッド２０７と第２ロッド２０８を含み、前記第１ロッド２０７は前記第２ロッド２０８の内部に套設され、前記第１ロッド２０７の外壁には複数の第１凹溝２０９が軸方向に沿って形成され、前記第２ロッド２０８に制御アセンブリ、リミット穴２１０及び位置決めピン２１１が設けられ、前記位置決めピン２１１は前記リミット穴２１０内に位置し、前記制御アセンブリは、前記位置決めピン２１１を前記第１凹溝２０９とリミット穴２１０の両方に係合されたロック状態に制限するために使用され、前記制御アセンブリはまた、前記位置決めピン２１１のロック状態を解除するために使用される。具体的には、第２ロッド２０８は第１壁２１２と第２壁２１３を含み、前記第２壁２１３が前記第１ロッド２０７に被装され、前記制御アセンブリはスライダー２１４と第３弾性部材２１６を含み、前記スライダー２１４は前記第１壁２１２と第２壁２１３との間に摺動設置され、前記スライダー２１４の前記第２壁２１３に向かう一方側に第２凹溝２１５が形成され、前記リミット穴２１０が前記第１凹溝２０９に正対する場合、前記第３弾性部材２１６の弾力の作用により、前記スライダー２１４は前記位置決めピン２１１を前記リミット穴２１０と第１凹溝２０９の両方にリミットする。使用する際に、スライダー２１４を押し、第３弾性部材２１６の弾性回復力に抗して第１壁２１２と第２壁２１３との間に形成された取付溝２２６内を摺動させ、限界位置に達したときに、図２１に示すように、スライダー２１４の第２凹溝２１５が第２壁２１３のリミット穴２１０に正対するようにし、この時、第１ロッド２０７を移動すると、第１ロッド２０７の外壁が位置決めピン２１１を押し、スライダー２１４の第２凹溝２１５に移動させ、この時、第１ロッド２０７と第２ロッド２０８のロックができず、第１ロッド２０７のある第１凹溝２０９がリミット穴２１０に正対する場合、位置決めピン２１１はリミット穴２１０と第１凹溝２０９の両方に位置することもできる。この時、スライダー２１４に対する押しを解除すると、スライダー２１４は第３弾性部材２１６の作用によりリセットし、図２２に示すように、この時、スライダー２１４の底面が位置決めピン２１１に当接し、且つ位置決めピン２１１が第１凹溝２０９内から完全に脱離できないようにし、それにより、位置決めピン２１１によって第１ロッド２０７と第２ロッド２０８がロックされ、ロックを解除する必要がある場合、スライダー２１４を押して第２凹溝２１５がリミット穴２１０に正対するようにすればよく、この時、図２１に示すように、第２ロッド２０８に対し第１ロッド２０７を軸方向に移動させれば、位置決めピン２１１を第１凹溝２０９から脱離させ、第２凹溝２１５内に入らせることができる。以上の動作過程を実現するために、スライダー２１４の厚さと位置決めピン２１１の直径との合計値が第１壁２１２の内側壁と第２壁２１３の内側壁との間の距離より大きく、且つスライダー２１４が第１壁２１２に密着したときに、第１凹溝２０９の溝底と第２壁２１３の内側壁との間の距離が位置決めピン２１１の直径以上である。スライダー２１４をより容易に押すために、第２ロッド２０８に第３ボタン２１７を設置することができ、第３ボタン２１７とスライダー２１４は傾斜面を通じて滑り嵌めし、第３ボタン２１７を押すことによって、スライダー２１４を摺動させることができ、第３ボタン２１７を放すと、第３弾性部材２１６はスライダー２１４を押して逆方向に移動させ、さらに第３ボタン２１７をリセットさせる。上記の構造によれば、伸縮ロッドの長さを容易に調整することができ、且つロック状態での伸縮ロッドを安定化させ、人間のニーズによく応えた操作を実現することができる。

選択可能に、図示するように、前記支柱部２は、互いに接続された第１ロッド２０７と第２ロッド２０８を含み、前記第１ロッド２０７は前記第２ロッド２０８の内部に套設され、前記第２ロッド２０８のロッド壁に位置決め孔２２２が開けられ、前記第１ロッド２０７のロッド壁には収容溝２２３が凹設され、収容溝２２３内にトップビーズ２２４と第６弾性部材２２５が設けられ、示される第６弾性部材２２５はトップビーズ２２４と収容溝２２３の溝底との間に設けられ、前記第６弾性部材２２５はトップビーズ２２４を第２ロッド２０８の内側壁または位置決め孔２２２内に押し当て、前記位置決め孔２２２はトップビーズ２２４よりも小径である。

上記の実施例による収納可能なファンは、他の必要な部材または構造を含んでもよく、且つ対応する配列位置や接続関係はすべて従来技術における関連装置の構造を参照することができ、言及されていない各構造の接続関係、操作や動作原理は当業者にとって既知であり、ここで詳細に説明しない。

本明細書のいくつかの実施例は、漸進的または並行して説明されており、各実施例では、他の実施例との違いを重点として説明し、各実施例間の同様および類似の部分については、互いに参照すればよい。

以上は、当業者が本発明を理解または実現できるようにするための本発明の具体的な実施形態に過ぎない。当業者にとっては、これらの実施例のさまざまな修正が明らかであり、ここで定義された一般的な原理は、本発明の精神や範囲を逸脱しない限り、他の実施例において実現することもできる。したがって、本発明は、ここに示されたこれらの実施例に制限せず、ここで出願された原理及び新規特徴と一致する最も広い範囲と合致する。

１、ヘッド部 １０１、ガード部 １０２、接続部 １０３、ロックロッド １０４、固定障壁部
２、支柱部 ２０１、第１押圧プレート ２０２、第１係合ブロック ２０３、第１ボタン ２０４、第２押圧プレート ２０５、第２係合ブロック ２０６、第２ボタン ２０７、第１ロッド ２０８、第２ロッド ２０９、第１凹溝 ２１０、リミット穴 ２１１、位置決めピン ２１２、第１壁 ２１３、第２壁 ２１４、スライダー ２１５、第２凹溝 ２１６、第３弾性部材 ２１７、第３ボタン ２１８、第１挿接部 ２１９、第２挿接部 ２２０、第４弾性部材 ２２１、第５弾性部材 ２２２、位置決め孔 ２２３、収容溝 ２２４、トップビーズ ２２５、第６弾性部材 ２２６、取付溝
３、ベース ３０１、第１収容溝 ３０２、第２収容溝 ３０３、固定穴 ３０４、可動障壁部 ３０５、第３ロック部材 ３０６、リンク ３０７、第４ボタン ３０８、第１弾性部材 ３０９、突き当てブロック ３１０、第２弾性部材 ３１１、ロック穴。

Claims (12)

1. 収納可能なファンであって、
   取り外し可能に接続されたヘッド部（１）、支柱部（２）及びベース（３）を備え、前記ベース（３）に第１収容溝（３０１）と第２収容溝（３０２）が設けられ、
   使用状態と収納状態を有し、
   使用状態である場合、前記ヘッド部（１）、支柱部（２）及びベース（３）が順次接続され、
   収納状態である場合、前記ヘッド部（１）が前記第１収容溝（３０１）内に収納され、前記支柱部（２）が前記第２収容溝（３０２）内に収納されることを特徴とする収納可能なファン。
2. 前記ヘッド部（１）はガード部（１０１）と前記ガード部（１０１）に回転可能に接続された接続部（１０２）を含み、前記ベース（３）に固定穴（３０３）が開けられ、
   使用状態である場合、前記支柱部（２）の両端はそれぞれ前記接続部（１０２）と前記固定穴（３０３）に接続され、
   収納状態である場合、前記接続部（１０２）は前記第１収容溝（３０１）内に固定されることを特徴とする請求項１に記載の収納可能なファン。
3. 前記固定穴（３０３）と前記第１収容溝（３０１）は前記ベース（３）の同じ側に開けられ、前記第２収容溝（３０２）は前記ベース（３）の反対する他方側に開けられることを特徴とする請求項２に記載の収納可能なファン。
4. 前記支柱部（２）は伸縮ロッドであることを特徴とする請求項１に記載の収納可能なファン。
5. 前記収納状態では、前記支柱部（２）は収縮状態にあることを特徴とする請求項４に記載の収納可能なファン。
6. 前記支柱部（２）の前記ヘッド部（１）に接続するための第１端に第１押圧プレート（２０１）が設けられ、前記第１押圧プレート（２０１）に第１係合ブロック（２０２）と第１ボタン（２０３）が設けられ、前記ヘッド部（１）に前記第１係合ブロック（２０２）と嵌合する第１係合部が設けられ、および／または
   前記支柱部（２）の前記ベース（３）に接続するための第２端に第２押圧プレート（２０４）が設けられ、前記第２押圧プレート（２０４）に第２係合ブロック（２０５）と第２ボタン（２０６）が設けられ、前記ベース（３）に前記第２係合ブロック（２０５）と嵌合する第２係合部が設けられることを特徴とする請求項１に記載の収納可能なファン。
7. 前記第１係合ブロック（２０２）の前記支柱部（２）第２端から離れる一端に外側向きのウェッジ面が形成され、および／または
   前記第２係合ブロック（２０５）の前記支柱部（２）第１端から離れる一端に外側向きのウェッジ面が形成されることを特徴とする請求項６に記載の収納可能なファン。
8. 前記ヘッド部（１）に第１ロック部材が設けられ、前記ベース（３）に第２ロック部材が設けられ、前記収納状態では、前記第１ロック部材は前記第２ロック部材にマッチングしてロックされることを特徴とする請求項１に記載の収納可能なファン。
9. 前記第１ロック部材はロックロッド（１０３）であり、前記ロックロッド（１０３）の表面に固定障壁部（１０４）が径方向に沿って形成され、前記第２ロック部材は前記ベース（３）に開けられるロック穴（３１１）であり、前記ロック穴（３１１）の内側壁に可動障壁部（３０４）が設けられ、前記可動障壁部（３０４）は弾力の作用により前記ロック穴（３１１）内に伸びることを特徴とする請求項８に記載の収納可能なファン。
10. 前記第１収容溝（３０１）内に第３ロック部材（３０５）が設けられ、前記収納状態では、前記接続部（１０２）は前記第３ロック部材（３０５）にマッチングしてロックされることを特徴とする請求項２に記載の収納可能なファン。
11. 前記支柱部（２）は互いに接続された第１ロッド（２０７）と第２ロッド（２０８）を含み、前記第１ロッド（２０７）は前記第２ロッド（２０８）の内部に套設され、前記第１ロッド（２０７）の外壁に複数の第１凹溝（２０９）が軸方向に沿って形成され、前記第２ロッド（２０８）に制御アセンブリ、リミット穴（２１０）及び位置決めピン（２１１）が設けられ、前記位置決めピン（２１１）は前記リミット穴（２１０）内に位置し、前記制御アセンブリは、前記位置決めピン（２１１）が前記第１凹溝（２０９）とリミット穴（２１０）に同時に係合されたロック状態にあるように制御するか、または前記位置決めピン（２１１）のロック状態を解除することを特徴とする請求項４に記載の収納可能なファン。
12. 前記第２ロッド（２０８）は第１壁（２１２）と第２壁（２１３）を含み、前記第２壁（２１３）は前記第１ロッド（２０７）に被装され、前記制御アセンブリはスライダー（２１４）と第３弾性部材（２１６）を含み、前記スライダー（２１４）は前記第１壁（２１２）と第２壁（２１３）との間に摺動設置され、前記スライダー（２１４）の前記第２壁（２１３）に向かう一方側に第２凹溝（２１５）が形成され、前記リミット穴（２１０）が前記第１凹溝（２０９）に正対する場合、前記第３弾性部材（２１６）の弾力の作用により、前記スライダー（２１４）は前記位置決めピン（２１１）を前記リミット穴（２１０）と第１凹溝（２０９）の両方にリミットすることを特徴とする請求項１１に記載の収納可能なファン。

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