JP2023500346A - 上りリンクキャンセルインディケーションの方法及びユーザ機器 - Google Patents

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Abstract

開示された実施形態は、セルラーネットワークを使用して、改善された効率のためのトラフィックを再スケジューリングするフレームワークを提供する。方法は、上りリンク(UL)グラントを受信するステップであって、ULグラントは物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)をスケジュールする、ステップを含む。PUSCHのための周波数リソースは、ユーザ機器(UE)のアクティブUL帯域幅部分(BWP)内に割り当てられることができる。周波数リソースは、アクティブUL BWPの物理リソースブロック(PRB)インデックスを用いて割り当てられる。本方法は、ULキャンセルインディケーション(CI)を受信するステップを含み、UL CIは参照ULリソース内のULリソースを示し、参照ULリソースは、少なくともアクティブUL BWPを含むキャリア内に割り当てられる。周波数リソースは、キャリアの共通リソースブロック(CRB)インデックスを使用して割り当てられる。本方法は、ULリソースがPUSCHと重複するかどうかを決定するステップと、ULリソースがPUSCHと重複する結果としてPUSCHをキャンセルするステップとを更に含む。

Description

〔関連出願の相互参照〕
本開示は、“Method and Apparatus for Uplink Cancellation Indication”と題する、2019年11月8日に出願された、米国仮特許出願第62/932,881号(「‘881仮特許」)の利益及び優先権を主張し、‘881仮特許の内容は、全ての目的のために参照により本明細書に完全に組み込まれる。
ニューラジオ(NR:New Radio)システムにおいて、セル内で多数のタイプのサービスをサポートすることができ、各々のサービスは、異なる遅延時間及び信頼性要件を有する。拡張モバイルブロードバンド(eMBB:enhanced Mobile Broadband)サービス及び超信頼性及び低遅延性通信(URLLC:Ultra-Reliable Low-Latency Communication)サービスが同じセル内に共存するとき、URLLCトラフィックが発生するときにeMBBトラフィックの送信のためにリソースが既にスケジュールされている可能性がある。このスケジューリング問題は、URLLCトラフィックよりもeMBBトラフィックに優先順位を付けることができ、したがって、URLLCトラフィックの遅延性を増加させる。この状況において、URLLCサービスの遅延性要件が満たされることを保証するために、eMBBトラフィックのためにスケジュールされたリソースをURLLCトラフィックのために再割り当てする必要がある。Rel-15 NRにおいて、この目的のために、下りリンクプリエンプションインディケーション(PI:Pre-emption Indication)が指定された。下りリンク(DL:Downlink)PIは、eMBBユーザ機器(UE:User Equipment)に送信され、スケジュールされたトランスポートブロック(TB:Transport Block)のリソースの一部がURLLCのためのもう1つのTBの送信のために使用されることを示し、その結果、eMBB UEは、TBをデコードするために「破損した」ビットを使用することを回避することができる。
本開示の様々な実施形態は、以下に詳細に説明される。特定の実装形態が議論されているが、これは、説明の目的のみのために行われることが理解されるべきである。当業者は、本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、他の部品及び設定を使用することができることを理解するであろう。したがって、以下の説明及び図面は、例示的なものであり、限定として解釈されるべきではない。本開示の完全な理解を提供するために、多数の特定の詳細事項は、記載される。しかしながら、場合によっては、説明を曖昧にすることを避けるために、周知の又は従来の詳細事項は、説明されない。本開示における1つ又は1つの実施形態への参照は、同じ実施形態又は任意の実施形態への参照であり得、そのような参照は、実施形態の内の少なくとも1つを意味する。
「1つの実施形態」又は「一実施形態」への参照は、実施形態に関連して記載された特定の特性、構造、又は特徴は、本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。明細書のさまざまな箇所における「1つの実施形態において」という語句の出現は、同じ実施形態又は他の実施形態の相互に排他的な別の又は代替の実施形態を、必ずしも全てが参照しているわけではない。更に、いくつかの実施形態によって示されることができ、他の実施形態によって示されることができない様々な特徴が説明される。
本明細書に使用される用語は一般に、本開示の文脈内で、及びそれぞれの用語が使用される具体的な文脈内で、当技術分野における、それらの通常の意味を有する。代替言語及び同義語は、本明細書で論じられる用語のうちの任意の1つ又は複数のために使用することができ、用語が本明細書で詳述される又は論じられるかどうかには、特別な意味が置かれるべきではない。いくつかのケースにおいて、特定の用語の同義語は、提供される。1つ又は複数の同義語の列挙は、他の同義語の使用を排除しない。本明細書で論じられる任意の用語の実施例を含んでいる本明細書の任意の場所の実施例の使用は、説明にすぎず、本開示又は任意の実施例の用語の範囲及び意味を更に限定することを意図しない。同様に、本開示は、本明細書で与えられる様々な実施形態に限定されない。
本開示の範囲を限定する意図はないが、本開示の実施形態による器具、装置、方法、及びそれらに関連する結果の実施例を以下に示す。なお、読者の便宜上、タイトルやサブタイトルを実施例中で用いることができるが、本開示の範囲は、これに限定されるものではない。別段の定義がない限り、本明細書で使用される技術用語及び科学用語は、本開示が関係する当業者によって一般に理解される意味を有する。矛盾するケースにおいて、定義を含む本明細書は、支配する。
本開示の更なる特徴及び利点は、以下の説明に記載され、一部は、この説明から明らかであり、又は本明細書に開示される原理の演習によって学習され得る。本発明の特徴及び利点は、添付の特許請求の範囲で特に指摘された命令及び組み合わせを用いて実現され、得られる。本開示のこれら及び他の特徴は、以下の説明及び添付の特許請求の範囲からより完全に明らかになる、又は本明細書に記載される原理の演習によって学習され得る。
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る方法は、上りリンク(UL:uplink)グラントを受信するステップであって、前記ULグラントは物理上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)をスケジューリングし、前記PUSCHのための周波数リソースはユーザ機器(UE:user equipment)のアクティブUL帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)内に割り当てられ、前記周波数リソースは前記アクティブUL BWPの物理リソースブロック(PRB:physical resource block)インデックスを使用して割り当てられる、ステップ、ULキャンセルインディケーション(CI:cancellation indication)を受信するステップであって、前記UL CIは参照ULリソース内のULリソースを示し、前記参照ULリソースは少なくとも前記アクティブUL BWPを含むキャリア内に割り当てられ、前記周波数リソースは前記キャリアの共通リソースブロック(CRB:common resource block)インデックスを使用して割り当てられる、ステップ、前記ULリソースが前記PUSCHと重複するかどうかを判定するステップ、及び前記ULリソースが前記PUSCHと重複すると判定されたとき、前記PUSCHをキャンセルするステップ、を含む。
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る非一時的なコンピュータ読取可能記憶媒体は、コンピュータシステムの1つ又は複数のプロセッサによって実行される結果として、前記コンピュータシステムに、上りリンク(UL:uplink)グラントを受信する処理であって、前記ULグラントは物理上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)をスケジューリングし、前記PUSCHのための周波数リソースは前記コンピュータシステムのアクティブUL帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)内に割り当てられ、前記周波数リソースはアクティブUL BWPの物理リソースブロック(PRB:physical resource block)インデックスを使用して割り当てられる、処理、ULキャンセルインディケーション(CI:cancellation indication)を受信する処理であって、前記UL CIは参照ULリソース内のULリソースを示し、前記参照ULリソースは少なくとも前記アクティブUL BWPを含むキャリア内に割り当てられ、前記周波数リソースは前記キャリアの共通リソースブロック(CRB:common resource block)インデックスを使用して割り当てられる、処理、前記ULリソースが前記PUSCHと重複しているかどうかを判定する処理、及び前記ULリソースが前記PUSCHと重複すると判定されたとき、前記PUSCHをキャンセルする処理、を実行させる実行可能命令を記憶する。
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るシステムは、1つ又は複数のプロセッサ、及び前記1つ又は複数のプロセッサによって実行される結果として、前記システムに実行させる命令を記憶するメモリを含み、前記命令は、前記システムに、上りリンク(UL:uplink)グラントを受信する処理であって、前記ULグラントは物理上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)をスケジュールし、前記PUSCHのための周波数リソースは、前記システムのアクティブUL帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)内に割り当てられ、前記周波数リソースはアクティブUL BWPの物理リソースブロック(PRB:physical resource block)インデックスを使用して割り当てられる、処理、ULキャンセルインディケーション(CI:cancellation indication)を受信する処理であって、前記UL CIは参照ULリソース内のULリソースを示し、前記参照ULリソースは少なくとも前記アクティブUL BWPを含むキャリア内に割り当てられ、前記周波数リソースは前記キャリアの共通リソースブロック(CRB:common resource block)インデックスを使用して割り当てられる、処理、前記ULリソースが前記PUSCHと重複しているかどうかを判定する処理、及び前記ULリソースが前記PUSCHと重複すると判定されたとき、前記PUSCHをキャンセルする処理、
を、実行させる。
本開示は、添付の図面に関連して説明される。
図1は、様々な実施形態による、PUSCHが既に送信された結果として、RUR内の開始シンボルがUEによってキャンセルされない環境の例示的な実施例を示す。 図2は、様々な実施形態による、複数のUEのタイミングアドバンス(TA)が異なっている結果として、参照時間領域が複数のUEの間で整列されない環境の例示的な実施例を示す。 図3は、様々な実施形態による、UL CIの終わりから重複するPUSCHの最も早いシンボルまでの所定時間の結果として物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)上でUCIが送信され、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)が
Figure 2023500346000002
と等しい、又はそれよりも大きい環境の例示的な実施例を示す。
図4は、様々な実施形態による、PDCCHデコーディング時間がサブキャリア間隔(SCS)のシンボルとして定義される環境の例示的な実施例を示す。 図5Aは、本出願の様々な態様による、無線通信のためのノードのブロック図を示す。 図5Bは、UE及びgNBを含む基本ネットワークのブロック図を示す。 図6は、本開示の態様による実施例の方法を示す。
添付の図面において、同様の部品及び/又は特徴は、同じ参照ラベルを有することができる。更に、同じタイプの様々な部品は、参照ラベルをダッシュで追跡し、同様の部品を区別する第2のラベルを追跡することによって区別することができる。第1の参照ラベルのみが明細書に使用される場合、説明は、第2の参照ラベルに関係なく、同じ第1の参照ラベルを有する類似の部品のいずれにも適用可能である。
以下の説明は、実施形態の好ましい実施例のみを提供し、本開示の範囲、適用性、又は設定を限定することを意図しない。むしろ、実施形態の好ましい実施例の以下の説明は、実施形態の好ましい実施例を実装するための可能な説明を当業者に提供するのであろう。添付の特許請求の範囲に記載された精神及び範囲から逸脱することなく、要素の機能及び処理に様々な変更を加えることができることを理解されたい。
〔一般的特徴〕
特に、eMBBトラフィックのためにスケジュールされたリソースがURLLCトラフィックのために再割り当てされる必要があるとき、URLLCサービスのための遅延性要件が満たされることを保証するためのアプローチが、当技術分野において必要とされている。Rel-15 NRにおいて、本目的のために、下りリンクプリエンプションインディケーション(PI:Pre-emption Indication)が指定された。上述したように、下りリンク(DL)プリエンプションインディケーション(PI)は、スケジュールされたトランスポートブロック(TB:Transport Block)のリソースの一部がURLLCのためのもう1つのTBの送信のために使用されるべきであることを示すために、eMBBユーザ機器(UE)に送信される。
下りリンクに関して上記したような同じ問題は、上りリンクでも発生することがあり、gNodeB(gNB)は、使用可能な全てのリソースが既にeMBBトラフィックのためにスケジュールされているとき、短い遅延性バウンドでURLCトラフィックをスケジュールする必要がある。原則として、上りリンク(UL:Uplink)PI又は上りリンクキャンセルインディケーション(CI:Cancellation Indication)は、eMBB UEに送信されうる。その後、eMBB UEは、上りリンクCIに従ってスケジュールされた送信をキャンセルできる。DLのケースとULのケースとの間の基本的な違いは、DLのケースにおいて、URLLCトラフィックを先取されたeMBBリソースにマッピングすることを担当するのがgNBであるため、eMBBリソースの先取が起こった後にDL PIは送信されることである。しかしながら、ULのケースにおいて、上りリンク送信をキャンセルするのはeMBB UEの仕事であるため、先取が起こる前にキャンセルインディケーション(CI)を送信する必要がある。したがって、UL CIを監視するためのUEの振舞い、基準時間の決定、及び周波数リソースに関する問題を考慮する必要がある。例えば、改善された処理は、上りリンクキャンセルの性質を考慮に入れるべきである。すなわち、UEは、上りリンク送信のキャンセルが発生する前に、上りリンクCIを正常にデコードする必要がある。その上、下りリンクのケースにおいて、発生しないいくつかの問題がある。例えば、上りリンク制御チャネル(UCI:Uplink Control Information)が上りリンクCIによってキャンセルされる物理上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)に多重化され、上りリンクCIによってUCIの物理上りリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)がキャンセルされない場合、PUCCHのためのUEの振舞いを定義する必要がある。
〔問題〕
〔UL CI監視〕
UL CIを監視するためのeMBB UEの負担を低減するために、eMBB UEは、eMBB UEにアドレス指定されたULグラントをデコードした後にのみUL CIを監視してもよい。解決しなければならない3つの問題が、存在する。第1の問題は、UEがeMBB及びURLLCトラフィックの両方を有するとき、UL CIがeMBBトラフィックのためにスケジュールされたリソースのみをキャンセルするように、監視の振舞いを定義する必要があることである。第2の問題は、eMBB UEがそれにアドレス指定されたULグラントをデコードした後にUL CIを監視し始める場合、ULグラント及びスケジュールされた送信からの時間オフセットが比較的小さい場合、gNBは、スケジュールされた送信を先取することができないことがある。第3の問題は、UL CIを監視するための停止条件に関する。一例を挙げれば、UL CIをもはや監視する必要がないとき、UEは、UL CIの監視を停止するための要件又は規則は現在、存在しない。例えば、UL CIによって潜在的に先取されるリソースがUEのためのスケジュールされたULリソースと重複しない場合、UEは、UL CIのための検索空間を監視すべきではない。
〔ULリソースの参照〕
UL CIにおける先取されたリソースのインディケーションは、設定された参照ULリソース(RUR:Reference UL Resource)に基づく。UL CI内のビットは、RUR内のリソースのどの部分が先取されるべきかを示す。RURの参照時間領域について、開始シンボルは、UL CIを受信した後にUEがその送信をキャンセルすることができる最も早いシンボルとして定義され得る。最も早いシンボルを定義するとき、UL CI及びタイミングアドバンス(TA:Timing Advance)のUE処理時間の影響が考慮されるべきである。対処すべきもう1つの問題は、どの種類のシンボルがRURの有効シンボルと見なされるかである。参照時間領域の所定時間を決定するために、明示的に無線リソース制御(RRC)パラメータ、例えば、2シンボル、4シンボルなどによって設定されてもよい。システムは、設定されたシンボル数がULシンボルのみを考慮するか、又は他の種類のシンボルも考慮するかを対処する必要がある。システムは、RURの参照周波数領域について、DL PIのためのRel-15の方法に従うべきかどうか、すなわち、参照周波数領域がアクティブ帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)であるかどうかを決定することができる。同じ方法を再使用することは、簡単である。他の方法も同様に適用することができる。DLとULとの間の基本的な差異を考慮することができる。
〔先取されたPUSCH上のUCIの取り扱い〕
いくつかのシナリオにおいて、PUSCHは、PUCCHに合わせて重複するようにスケジュールされることができ、現行の規格、例えば、TS 38.213v.15.7.0によれば、PUCCHのUCIは、PUSCHにおいて多重化されることになる。ここで、PUSCHがUL CIに従ってUEによってキャンセルされるべきである場合、UEは、UCIがPUCCH上で送信されることができるかどうかを決定する必要がある。UL CI、PUSCH、及びPUCCHのタイムライン状態に従って、UEがPUCCHを送信又はドロップするためのルールが定義されなければならず、これにより、UEの複雑さを増加させることなくUCIを送信することができる。
〔実装形態のサマリー〕
上記した問題を扱うために、以下のような実装形態は、提案される。開示された実施形態は、セルラーネットワークを使用して効率を改善するためにトラフィックを再スケジューリングするフレームワークを提供する。例としての方法は、ユーザ機器(UE)で、上りリンク(UL)グラントを受信するステップを含み、ULグラントは、物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)をスケジュールする。PUSCHのための周波数リソースは、UEのアクティブUL帯域幅部分(BWP)内に割り当てられることができる。周波数リソースは、アクティブUL BWPの物理リソースブロック(PRB)インデックスを用いて割り当てられる。本方法は、ULキャンセルインディケーション(CI)を受信するステップを含み、UL CIは参照ULリソース内のULリソースを示し、参照ULリソースは、少なくともアクティブUL BWPを含むキャリア内に割り当てられる。周波数リソースは、キャリアの共通リソースブロック(CRB)インデックスを使用して割り当てられる。本方法は、ULリソースがPUSCHと重複しているかどうかを判定し、判定を生じさせるステップ、ULリソースがPUSCHと重複していることを判定が示すとき、PUSCHをキャンセルするステップとを更に含む。一態様におけるこれらのプロセスは、UE上で実行されることができ、別の態様において、1つ又は複数のプロセスは、UE又はgNBの内の1つ又は複数上で実行されることができる。
gNBの観点からの別の態様は、上りリンク(UL)グラントをユーザ機器(UE)に送信することを含むことができ、ULグラントは、物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)をスケジュールする。PUSCHのための周波数リソースは、UEのアクティブUL帯域幅部分(BWP)内に割り当てられることができる。周波数リソースは、アクティブUL BWPの物理リソースブロック(PRB)インデックスを用いて割り当てられる。本方法は、ULキャンセルインディケーション(CI)をUEに送信することを含むことができ、UL CIは、参照ULリソース内のULリソースを示し、参照ULリソースは、少なくともアクティブUL BWPを含むキャリア内で割り当てられる。周波数リソースは、キャリアの共通リソースブロック(CRB)インデックスを使用して割り当てられる。本方法は、UEから、ULリソースがPUSCHと重複しているかどうかを判定し、判定を生じるデータを受信し、ULリソースがPUSCHと重複していることを判定が示すとき、PUSCHをキャンセルすることを更に含む。gNBで受信されたデータは、PUSCHのキャンセルの観点から、UEから送信されたデータ(仮にあったとしても)を表すことができる。
〔UL CI監視〕
上述したUL CI監視に関する第1の問題のために、以下の方法が提案される。UEは、「低優先度」インディケーションを用いてULグラントをデコードした後、UL CIの監視を開始する。設定されたグラント(CG)のために、UEは、CGリソースと重複する関連付けられたRURを有するUL CIの検索空間の監視機会のみを監視する。
上述したUL CI監視に関する第2の問題のために、以下の方法が提案される。UEは、関連付けられたRURがUEのための潜在的にスケジュールされたPUSCHと重複する場合、UL CIのための検索空間を監視する。本方法のために、UEは、UEによって使用される時間領域リソース割り当て表に基づいて、RURと重複するPUSCHが存在するかどうかを判定することができる。UL CIの検索空間の関連付けられたRURが、潜在的にスケジュールされたPUSCHと重複すると判定された場合、ULグラントをデコードする前に監視される。
上述したUL CI監視に関する第3の問題のために、以下の方法が提案される。UEは、「高優先度」インディケーションを用いてULグラントを受信した場合、UL CIの監視を停止する。CGのために、UEは、RRCパラメータによって高優先度として設定されたUL CGを選択した後、UL CIの監視を停止する。
〔ULリソース参照〕
RURの開始シンボルを判定するために、図1に示されるフレームワーク100を参照して以下の方法が提案される。UL CIのRURの開始シンボルは、対応するUL CIの検索空間の終わりから数えて、UL CIの最小のプロセッシング時間(図2のフレームワーク200に示されるようにXで示される)及びタイミングアドバンス(TA、図2にも示される)の所定時間の後の最初のシンボルである。最小のプロセッシング時間は、UL CIをデコードし、UL送信をキャンセルする準備をするためにUEが必要とする所定時間である。タイミングアドバンス(TA)は、RUR内のすべてのリソースがUEによってキャンセルされ得ることをRURが確実にし得ることを決定するために、考慮され得る。TAが考慮されない場合、UEがUL CIのデコーディングを終了し、ULキャンセルのために準備されるまでの時間に、PUSCHが既に送信されている可能性があるため、RUR内の開始シンボルは、UEによってキャンセルされないことがある(図1を参照)。UL CIにおいて同じビットで設定された複数のUEが存在し得るため、RURの開始シンボルを決定するときにTAの影響がUEによって暗黙的に考慮される場合、複数のUEのTAが異なっている場合、参照時間領域は、複数のUE間で整列され得ない(図2を参照し、UE1のRURは、最も左の白色領域及び中間の灰色領域であり、UE2のRURは、中間の灰色領域及び最も右の暗い灰色領域である)。この問題を解決するために、RURの開始シンボルを決定するために、複数のUEに対して参照TAが設定されてもよい。参照TAは、RURが複数のUEのために整列されるように、複数のUEのTAよりも大きくなるように設定される。
RURの参照時間領域を決定するために、以下の方法が提案される。参照時間領域は、RURの開始シンボルから始まる、例えば2シンボル、4シンボルなど、設定された所定時間内のULシンボル及び半静的フレキシブルシンボルとして定義される。半静的下りリンクシンボルは、実際の参照時間領域が参照時間領域のRRC設定所定時間よりも小さくなるように、RURから除外される。UL CIにおけるビット数をより良く利用するために、UL CIのより細かい粒度を以下のように達成することができる。UL CIにおいて時間領域リソースを示すために設定されたビット数は、2つの部分に分割でき、最初の部分の各ビットは、RRC設定シンボル数よりも少ないシンボル数を示す場合があり、一方で、2番目の部分の各ビットは、RRC設定シンボル数を示す場合がある。各部分におけるビット数を決定するための方法は、UL CIにおける時間領域リソースを示すためのビット数と、半静的下りリンクシンボルを除外した後のRURにおけるシンボル数とに基づいてもよい。例えば、RRC設定粒度が2シンボルであり、UL CIにおける時間リソースインディケーションのためのビット数が7ビットであり、半静的DLシンボルを除外した後のRURにおけるシンボル数が10(
Figure 2023500346000003
として示される)である場合、第1の
Figure 2023500346000004
ビットは、
Figure 2023500346000005
シンボルを示すそれぞれのビットを用いて、第1の部分に分割される。最後の
Figure 2023500346000006
ビットは、2番目の部分に分割され、各ビットは、
Figure 2023500346000007
シンボルを示す。より細かい粒度は、不必要な先取を回避することができるため、リソース利用にとって有益であり得る。gNBはより最近のシンボル上でどのようにスケジューリングを実行するかについてより良く把握することができるため、より細かい粒度を有するビットは、UL CIにより近いシンボルを示すために使用され、一方で、より粗い粒度を有するビットは、UL CIからより遠いシンボルを示すために使用される。
半静的下りリンク、フレキシブル、及び上りリンクシンボルは、gNBによって提供される場合、TDD-UL-DL-ConfigurationCommon又はTDD-UL-DL-ConfigurationDedicatedにおいて、それぞれ下りリンク、フレキシブル、及び上りリンクとして設定されるシンボルであることに留意されたい。
RURの参照周波数領域を決定するために、以下の方法が提案される。RURの参照周波数領域は、UEのアクティブUL BWPとして決定される。本方法のために、gNBは、UL CI内のサービングセルのために同じビットを用いて設定されたUEのために、同じサイズのUL BWPを設定する必要があり得る。本方法には解決すべき問題が1つある。対になったスペクトルにある場合、及び、gNBがUL BWPを切り替えるようにUEに示す場合、UEは、DL BWPを切り替えない。したがって、UEがUL BWPを切り替えた後、同じUL CI検索空間が監視される。UEは、参照周波数領域をアクティブUL BWPとして決定するため、gNBは、UL CI内のサービングセルのために同じビットを用いて設定された全てのUEを同じBWPに切り替える必要がある。そうでなければ、UEは、gNBが他のUEのアクティブUL BWPに基づいてUL CIをセットする場合、UL CIを誤って解釈する。この問題を解決するために、UL CIは、異なるUL BWPのための特定のビットで設定されることができるべきである。すなわち、BWP-Idは、UL CI設定において、対応するpositionInDCIを用いて設定されてもよい。本方法を用いると、UEは、UL BWP切り替え後に同じUL CI検索空間を監視することができ、UEは、UL CI解釈のために新しいUL BWPのために設定されたビットを使用することができ、参照周波数領域は、新しいアクティブUL BWPである。UEがUL CI内の対応するビットを用いずにUL BWPに切り替わる場合、UEは、UL CI解釈のためにBWP切り替え前にUL BWPのために設定されたビットを依然として使用し、参照周波数領域は、BWP切り替え前のUL BWPである。周波数リソースインディケーションの粒度のために、周波数リソースインディケーションのための設定されたビット数及び参照周波数領域のサイズに基づいて決定され得る。
〔先取されたPUSCH上のUCIの処理〕
PUSCHがPUCCHと重複しており、PUSCHがUL CIによって先取される場合、以下の方法が提案される。PUCCHの不必要なドロップを回避するために、UEがPUCCHをドロップするか、又はPUCCHを送信するかを決定するためのタイムライン条件を定義することができる。eMBB UEの複雑さを増加させることなく目的を達成するために、UCI多重化のためのRel-15タイムライン要件が使用されてもよい。図3に示される実施例としてのフレームワーク300に示されるように、UL CIの終わりから、重複するPUSCH及びPUCCHの最も早いシンボルまでの所定時間が等しいか、又は
Figure 2023500346000008
より大きい場合、次にUCIは、PUCCH上で送信されることができる。
Figure 2023500346000009
は、UEが重複するPUSCH及びPUCCHについて多重化決定を行うための最小処理時間を定義するため、UEがPUSCHを送信しないことを決定し、代わりにPUCCHを送信するこのシナリオでは、同じ時間の量が適用され得ることが合理的である。一方で、UL CIの終わりから、重複しているPUSCH及びPUCCHの最も早いシンボルまでの所定時間が、
Figure 2023500346000010
より短い場合、PUCCHは送信されるべきではない。
〔詳細な実装形態〕
〔UL CI監視〕
eMBB及びURLLCトラフィックの両方を有するUEの場合、UEは、URLLCトラフィックのためのスケジュールされたPUSCHが先取されることを期待すべきではない。不必要なUL CI監視を回避するために、以下の方法を使用することができる。この第1の方法のために、UEは、「低優先度」インディケーションを用いるULグラントをデコードした後に、UL CIを監視し始めるべきである。動的グラント(DG)PUSCHの優先度インディケーションは、以下のオプションの形式であってもよい。
オプション1:下りリンク制御情報(DCI)フォーマットによる
オプション2:無線ネットワーク一時識別子(RNTI)による
オプション3:DCI(新規フィールド又は既存フィールドの再利用)内の明示的なインディケーションによる
オプション4:CORESET/検索空間による。
設定されたグラント(CG)のために、UEは、低い優先度のCG設定を有するCGリソースと重複している関連付けられたRURを有するUL CIの検索空間の監視機会のみを監視する。設定されたグラントタイプ1、上りリンク許可は、RRCによって提供され、設定された上りリンクグラントとして保存される。設定されたグラントタイプ2は、上りリンクグラントが物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)によって提供され、設定されたグラントのアクティブ化又はディアクティブ化を示す物理レイヤシグナリングに基づいて、設定された上りリンクグラントとして保存又はクリアされる。タイプ1CGのために、優先度は、明示的なRRC情報要素(IE)によって設定され得る。タイプ2CGのために、優先度は、明示的なRRC IEによって設定され得る。1つの代替において、タイプ2CGの優先度は、タイプ2CGのアクティブ化DCIによっても示され得る。1つの代替において、タイプ2CGの優先度は、明示的なRRC IEによって設定され得、アクティブ化DCIの優先度インディケーションは、RRC IEによって設定された優先度を上書きし得る。
一実施形態において、CGリソースが新しいTBの送信のために使用されることを許可されないとき、すなわち、リソースの対応するハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスのconfiguredGrantTimerが実行されているとき、UEは、CGリソースの優先度にかかわらず、CGリソースと重複しているRURに関連付けられたUL CIのための検索空間を監視しない。
eMBB PUSCHがULグラントを含むPDCCHの終了からPUSCHの開始までの間の短い所定時間でスケジュールされる状況において、UEがULグラントをデコードした後のみにUL CIを監視し始める場合、gNBは、スケジュールされたPUSCHを先取することができないことがある。この問題を解決するために、以下の方法を使用することができる。
UEは、関連付けられたRURがUEのための潜在的にスケジュールされたPUSCHと重複する場合、UL CIのための検索空間の監視機会を監視する。本方法のために、UEによって使用される時間領域リソース割当(TDRA)表、PUSCH-ServingCellConfig内のprocessingType2Enabled、及び最小適用可能K2の内の1つ又は複数に基づいて、RURと重複しているPUSCHが存在し得るかどうかを判定し得る。K2は、時間領域リソース割当であり、表1に各種の値を示す。UL CIの検索空間の関連付けられたRURが、潜在的にスケジュールされたPUSCHと重複すると判定された場合、ULグラントをデコードする前に監視される。
TDRA表は、pusch-TimeDomainAllocationListによって設定できる。pusch-TimeDomainAllocationListがpusch-ConfigCommonでもpusch-Configでも設定されていない場合、UEは、デフォルトのTDRA表を使用する。pusch-ConfigCommonとpusch-Configの両方でpusch-TimeDomainAllocationListが設定されている場合、pusch-Config内のpusch-TimeDomainAllocationListは、使用される。
以下の実施例において、以下の表1に示すように、TDRA表は、pusch-Configで設定され、PUSCH-ServingCellConfig内のprocessingType2Enabledは、設定され、SCSは、30kHzであり、最小適用可能なK2は、0であると仮定する。ULグラントの検索空間は、2シンボルのCORESETと1つのスロットの周期性に関連付けられるように設定されている。UL CIの検索空間の設定は、2シンボルのCORESET、1スロットの周期性、及び1スロット内の7つの監視機会に関連付けられるように設定されている。RURの所定時間は、4シンボルであると仮定される。PUSCH-ServingCellConfig内のProcessingType2Enabledが設定されているため、PUSCH準備の最小処理時間は、5.5シンボルである。したがって、TAが無視できると仮定すると、PUSCHは、ULグラントと同じスロット内のシンボル8で開始するようにスケジュールされ得る。
Figure 2023500346000011
上記の設定のために、TDRA表内の全ての行がPUSCHをスケジューリングするために使用され得る。ULグラントの処理時間はN2シンボル(能力2)よりも大きくないと仮定され得るため、スロット内のUL CIのための検索空間の第5、第6、及び第7の監視機会を監視するかどうかは、スロット内にULグラントがあるかどうかを決定した後に、関連付けられたRURがスケジュールされたPUSCHと重複するかどうかに基づくことができる。すなわち、UEが検索空間にULグラントがないと判定するか、又はULグラントがデコードされ、UL CIのための検索空間の監視機会の関連付けられたRURがULグラントによってスケジュールされたPUSCHと重複しない場合、UEは、ULグラントのための検索空間の次の監視機会まで、ULグラントのための検索空間の以下の監視機会をスキップすることができる。UL CIのための検索空間の他の監視機会のために、監視を行うべきかどうかは、関連付けられたRURと重複している潜在的なPUSCHが存在し得るかどうかに基づいてもよい。
表1を更に参照すると、スロット内のUL CIの検索空間の第1の監視機会は、行1、行2、及び行3のいずれかを使用して、スロット内のULグラントによってスケジュールされたPUSCHと重複している関連付けられたRURを有することができる。スロット内のUL CIの検索空間の第2の監視機会は、行1、行2、及び行3のいずれかを使用して、スロット内のULグラントによってスケジュールされたPUSCHと重複しているRURを関連付けている。スロット内のUL CIの検索空間の第3の監視機会は、行2、行3、行4、行5、及び行6のいずれかを使用して、スロット内のULグラントによってスケジュールされたPUSCHと重複しているRURを関連付けている。スロット内のUL CIの検索空間の第4の監視機会は、行4、行5、及び行6のいずれかを使用して、スロット内のULグラントによってスケジュールされたPUSCHと重複しているRURを関連付けている。したがって、UEがスロット内のULグラントのための検索空間を監視しようと試みる場合、スロット内のUL CIのための検索空間の最初の4つの監視機会は、監視されるべきである。
なお、本実施例において、ULグラントの検索空間と同時に、スロット内のUL CIの検索空間の最初の監視機会は、開始する。gNBがPUSCHをスケジュールし、同時にPUSCHを先取することは意味がないため、UEは、UL CIのための検索空間の最初の監視機会を監視する必要がないことがある。したがって、UEは、ULグラントのための検索空間と同じ開始シンボルを有する場合、UL CIのための検索空間の監視機会を監視しなくてもよい。
一実施形態において、PUSCH-ServingCellConfig内のprocessingType2Enabledが設定される場合、UEは、ULグラントをデコードしようと試みると、UL CI監視を開始する。そうでない場合、UEは、「低優先度」インディケーションを用いてULグラントをデコードした後に、UL CI監視を開始する。
一実施形態において、PDCCHデコーディングの所定時間は、定義される。UL CIのための検索空間がULグラントのための検索空間の開始シンボルの後の開始シンボルであり、ULグラントのための検索空間の終わりからカウントするPDCCHデコーディングの所定時間内で開始する開始シンボルである場合、UL CIのための検索空間は、UEによって監視されることができる。PDCCHデコーディング時間は、シンボルの数で定義されてもよく、例えば、PDCCHデコーディング時間、それぞれ、15kHz、30kHz、及び60kHzのSCSに対して、2、4、8シンボルとして定義されてもよい。図4のフレームワーク400に、UL CIのための検索空間の監視機会0及びUL CIの検索空間の監視機会1がPDCCHデコーディング時刻内であるため、UEによって監視される実施例が示されている。そうでなければ、eMBB PUSCHは、gNBによって先取されることができないことがある。
一実施形態において、UEは、PDCCHデコーディング時間内に開始するUL CIのための検索空間の監視機会を監視しない。別の実施形態において、UEがPDCCHデコーディング時間内に開始するUL CIのための検索空間の監視機会を監視するかどうかは、報告されたUE能力に基づく。UE能力は、ULグラントのPDCCHデコーディング時間内にUL CIの検索空間の監視機会をUEが監視できるかどうかを明示的に示すことができる。UEがPDCCHデコーディング時間内に開始するUL CIの検索空間の監視機会を監視するかどうかの判定は、1つ又は複数の他の要因に基づいても判定することができる。
上述した方法に基づいてUL CIを監視し始めた後、UEは、1つ又は複数の条件が満たされる場合、UL CIを監視し続ける必要がないことがある。以下の方法を使用して、UL CIの監視を維持するか停止するかを判定することができる。UEがUL CIを受信した後、UL CI内で示された先取されたリソースが、ULグラントによってスケジュールされたPUSCHと重複するかどうかを判定する。PUSCHが示されたリソースと重複する場合、PUSCHはUEによってキャンセルされるため、UEは、UL CIの監視を停止することができる。1つの代替において、UL CI内の示されたリソースは、PUSCHの反復の一部と重複し、先取されていないPUSCHの他の反復と重複する、関連付けられたRURを用いるUL CIのための検索空間の監視機会が存在する場合、UEは、UL CIを監視し続けることができる。1つの代替において、UL CI内の示されたリソースがサウンディング参照信号(SRS)送信のシンボルの一部と重複し、先取されていないSRS送信の他のシンボルと重複する、関連付けられたRURを用いるUL CIのための検索空間の監視機会が存在する場合、UEは、UL CIを監視し続ける。
UL CI監視の停止条件のために、以下の条件は、適用することができる。一実施形態において、「高優先度」インディケーションを用いるULグラントを受信した場合、UEは、UL CIの監視を停止する。代替的に、一実施形態において、UEがUL許可の開始シンボルよりも早い開始シンボルを用いる別のULグラントによってスケジュールされた別のPUSCHの開始シンボルよりも早い開始シンボルを用いるPUSCHをスケジュールするULグラントを受信する場合、UEは、UL CIの監視を停止する。一代替実施形態において、UEが「高優先度」インディケーションを用いるULグラントを受信する場合、UEは、UL CIの監視を停止する。一代替実施形態において、ランダムアクセス手順が開始された場合、UEは、UL CIの監視を停止する。CGのために、RRCパラメータによって高優先度として設定されたUL CGを選択した後、UEは、UL CIの監視を停止する。
上記の方法の組み合わせを使用して、UL CI監視を開始するか、又はUL CI監視を停止するかを決定することができる。いくつかのケースにおいて、「高優先度」を有するPUSCHは、スケジュールされ、UL CIは、受信され、PUSCHリソースの一部の先取を示す。UL CIを適用するかどうかを決定するために、以下の方法を使用することができる。一実施形態において、UL CIは、「低優先度」インディケーション、又は何らかの他のインジケータ又はラベルを有するPUSCHにのみ適用される。代替的に、一実施形態において、UL CIは、UL CIの開始シンボルよりも早い開始シンボルを有するULグラントによってスケジュールされたPUSCHに適用される。CG選択のために、UL CIが受信され、CGと重複する先取されたリソースを示す場合、UEは、CGを選択しない。物理層は、UL CIのデコーディング後、UL CIをMAC層に渡すことができる。MAC層は、CGを選択するときにUL CIを考慮に入れることができる。
〔ULリソース参照〕
上述したように、RURの開始シンボルを決定するときにTAが考慮されない場合、UEは、RURの開始シンボルをキャンセルすることができないことがある。RURの開始シンボルを決定するために、以下の方法が提案される。UL CIのRURの開始シンボルは、対応するUL CIの検索空間の終わりから数えて、UL CIの最小プロセス時間及びタイミングアドバンスの所定時間の後の最初のシンボルとすることができる。最小プロセス時間は、UL CIをデコードし、UL送信をキャンセルする準備をするためにUEが必要とする所定時間である。最小プロセス時間の所定時間は、TS 38.214 V15.7.0において
Figure 2023500346000012
と定義され、N2は、UE処理能力2のための表6.4-2のμに基づいており、μは最大
Figure 2023500346000013
で得られる(μDL、μUL)の内の1つに対応し、μDLは、UL CIを搬送するPDCCHが送信された下りリンクのサブキャリア間隔に対応し、μULは、UL CIにおけるpositionInDCIから開始するビット数が適用される上りリンクチャネルのサブキャリア間隔に対応し、
Figure 2023500346000014
は、TS 38.211 V15.7.0のサブ条項4.1において定義される。これらの規格文書は、参照により本明細書に組み込まれる。
一実施形態において、UL CIのRURの開始シンボルは、対応するUL CIの検索空間の終わりから数えて、UL CIの最小プロセス時間及びタイミングアドバンスの所定時間の後の最初のシンボルである。最小プロセス時間は、UL CIをデコーディングし、UL送信をキャンセルする準備のためにUEが必要とする所定時間である。最小プロセス時間の所定時間は、例えば、ULグラントをデコーディングし、対応するPUSCHを準備するための最小処理時間であり、すなわち、TS 38.214 V15.7.0において
Figure 2023500346000015
と定義され、N2は、UE処理能力2のための表6.4-2のμに基づいており、μは、(μDL、μUL)からの最小μであり、μDLは、UL CIを搬送するPDCCHのサブキャリア間隔に対応し、μULは、UL CIにおけるpositionInDCIから開始するビット数が適用される上りリンクチャネルのサブキャリア間隔に対応し、
Figure 2023500346000016
は、TS 38.211 V15.7.0のサブ条項4.1において定義される。最小プロセス時間の所定時間は、他の値であってもよい。
RURの開始シンボルは、PUSCHをキャンセルするUL CIを搬送するPDCCHの最後のシンボルの受信の終了後に
Figure 2023500346000017
で始まるサイクリックプレフィックス(CP)を有する次のシンボルとして決定される。なお、シンボルタイミングは、TAの適用前である。なお、RURの開始シンボルを決定するために、シンボルタイミング決定のためのサブキャリア間隔(SCS)は、以下の方法に基づいてもよい。一実施形態において、シンボルタイミング決定のためのSCSは、アクティブBWPのSCSに基づく。
上記実施形態におけるUL BWPスイッチのケースにおいて、ULキャリア上のアクティブUL BWPを決定するために、以下の方法を使用することができる。一実施形態において、UL CIのためのアクティブUL BWPは、UL CIの開始シンボルよりも早い開始シンボルを有するULグラントで示されるUL BWPである。代替的に、一実施形態において、UL CIのアクティブUL BWPは、最後のPUSCHが送信されるUL BWP、又は受信されたRRCメッセージによって示されるUL BWP、又はBWPInactivityTimerが満了した後にUEが切り替わるUL BWPであり、いずれか最後に起こる。PUSCH又はRRCメッセージは、UL CIの開始前に終了することができる。一実施形態において、シンボルタイミング決定のためのSCSを決定するために、ULキャリアのためのSCSは、RUR設定と共に設定され得る特定の設定されたSCSとして決定される。代替的に、一実施形態において、シンボルタイミング決定のためのSCSを決定するために、SCSは、UEがUL CIを受信する場合、DL BWPと同じBWP-Idを有するUL BWPのSCSとして決定される。
所定時間
Figure 2023500346000018
の決定のために、以下の実施形態を使用することができる。例えば、一実施形態において、UEは、最後に受信されたTAコマンドに基づいて調整された最新のTAを使用する。この代替のために、UL CIの同じビットで設定されたUEがRURの同じ開始シンボルを持つよう保証するのは、gNB次第である。別の実施例として、一実施形態において、UEは、
Figure 2023500346000019
が0であると仮定する。このケースにおいて、UL CIがUEによってキャンセルできないULシンボルを示す場合、他のUEのURLLC PUSCHの信頼性を保証するのは、gNB次第である。例えば、PUSCHを先取するために使用することができる適切なUL CI監視機会がない場合、大きなTAを用いてUEのためにeMBB PUSCHをスケジューリングしないことを、システムは、決定することができる。UEは、PUSCHが既に送信されているULシンボルを示すUL CIを受信する場合、UEは、それらのシンボルをキャンセルせず、キャンセルされることが示されたULシンボルの内、まだ送信されていないPUSCHをキャンセルする。
一実施形態において、gNBは、UEのために
Figure 2023500346000020
を設定する。
Figure 2023500346000021
は、UL CI設定で設定される。gNBは同様の範囲のTAを有するUEを、UL CI内の同じビットに、同じ
Figure 2023500346000022
を用いてグループ化することができる。代替的に、一実施形態において、gNBは、各タイミングアドバンスグループ(TAG)のための
Figure 2023500346000023
を設定する。
Figure 2023500346000024
は、UL CI設定で設定される。ULキャリアのために、UEは、ULキャリアを含むTAGのために設定された
Figure 2023500346000025
を使用する。代替的に、UEは、UL CI内の関連付けられたビットを用いて設定されたULキャリアを含むTAGのために設定された最大の
Figure 2023500346000026
を使用する。
一実施形態において、
Figure 2023500346000027
は、例えば2つのシンボル、4つのシンボルなどの値のセットから決定され、UEは、そのTAに基づいて値のセットから値を決定する。例えば、UEは、そのTAが0から2つのシンボルの範囲内であれば
Figure 2023500346000028
=2つのシンボルを決定し、UEは、そのTAが2から4つのシンボルの範囲内であれば
Figure 2023500346000029
=4つのシンボルを決定する。gNBは、UL CIにおいて、UEを同じ
Figure 2023500346000030
から同じビットにグループ化することができる。
一実施形態において、gNBは、UL CI設定における特定のpositionInDCIに関連付けられる特定の値
Figure 2023500346000031
を設定することができる。
Figure 2023500346000032
は、そのTAに基づいて暗黙的に決定することができる。UEは、決定された
Figure 2023500346000033
に関連付けられたpositionInDCIから始まるビットのみを適用する。なお、
Figure 2023500346000034
は、RURの開始シンボルを決定する目的だけのためであり、上りリンクの送信のためには用いられない。
クロスキャリアインディケーションは、UL CIのために使用されることがある。UL CIの内容は、複数のキャリア上で先取されたリソースのインディケーションを含むことができ、各上りリンクキャリアは、上りリンクキャリアのservingCellId、及び同じIE、例えばCI-ConfigurationPerServingCellのUL CI内のキャリアのビットの開始位置(positionInDCIによる)を設定することによって、関連付けられたビットで設定される。一実施形態において、CI-ConfigurationPerServingCellは、同じサービングセルのための2つのpositionInDCIを含むことができ、1つは通常のUL(NUL)キャリアのためであり、1つは補助UL(SUL)キャリアのためである。
UL CIが複数のULキャリアのための情報ビットを含む場合、ULキャリアは、アクティブUL BWP又は設定されたUL BWPのための異なるSCSを有することが可能である。ULキャリアのためにUL CIの最小プロセス時間を決定するために、以下の方法を使用することができる。一実施形態において、ULキャリアのための最小プロセス時間は、最大の
Figure 2023500346000035
を結果とする(μDL、μUL)の内の1つに対応するμから決定され、μDLは、UL CIを搬送するPDCCHが送信された下りリンクのサブキャリア間隔に対応し、μULは、UL CI内のpositionInDCIから始まるビット数が適用される上りリンクキャリアのアクティブUL BWPのサブキャリア間隔に対応する。代替的に、一実施形態において、ULキャリアの最小プロセス時間は、(μDL、μUL)からの最小μに基づいて決定される。
一実施形態において、ULキャリアのための最小プロセス時間は、最大の
Figure 2023500346000036
を生じる(μDL、μUL)の内の1つに対応するμから決定され、μDLは、UL CIを搬送するPDCCHが送信された下りリンクのサブキャリア間隔に対応し、μULは、UL CIにおけるpositionInDCIから始まるビット数が適用される上りリンクキャリアの設定されたUL BWPの最小サブキャリア間隔に対応する。代替的には、一実施形態において、ULキャリアの最小プロセス時間は、(μDL、μUL)からの最小μに基づいて決定される。
1つの代替において、ULキャリアのための最小プロセス時間は、最大の
Figure 2023500346000037
を生じる(μDL,μUL)の内の1つに対応するμから決定され、μDLは、UL CIを搬送するPDCCHが送信された下りリンクのサブキャリア間隔に対応し、μULは、UEのためのUL CI内の関連付けられたビットで設定されたULキャリアのアクティブUL BWPの最小サブキャリア間隔に対応する。代替的に、一実施形態において、ULキャリアの最小プロセス時間は、(μDL、μUL)からの最小のμに基づいて決定される。
1つの代替において、ULキャリアのための最小プロセス時間は、最大の
Figure 2023500346000038
を生じる(μDL、μUL)の内の1つに対応するμから決定され、μDLは、UL CIを搬送するPDCCHが送信された下りリンクのサブキャリア間隔に対応し、μULは、UEのためのUL CI内の関連付けられたビットで設定されたULキャリアの設定されたUL BWPの最小サブキャリア間隔に対応する。代替的に、一実施形態において、ULキャリアの最小プロセス時間は、(μDL、μUL)からの最小のμに基づいて決定される。
上記の代替におけるUL BWPスイッチングのケースにおいて、ULキャリア上のアクティブUL BWPを決定するために、以下の方法は、使用されてもよい。一実施形態において、UL CIのためのアクティブUL BWPは、UL CIの開始シンボルよりも早い開始シンボルを有するULグラントで示されるUL BWPである。代替的に、一実施形態において、UL CIのためのアクティブUL BWPは、最後のPUSCHが送信されるUL BWPの最後の発生であり、UL BWPスイッチングを示す受信されたRRCメッセージによって示されるUL BWPであり、UL BWP UEは、BWPInactivityTimerが満了した後にスイッチする。更に、PUSCH、又はRRCメッセージは、UL CIの開始前に終了する。
一実施形態において、
Figure 2023500346000039
を決定するために、ULキャリアのためのSCSは、RUR設定と共に設定され得る特定の設定されたSCSとして決定される。代替的に、一実施形態において、
Figure 2023500346000040
を決定するために、ULキャリアのためのSCSは、UL CIが送信されるDL BWPのSCSとして決定される。更に別の代替において、一実施形態において、
Figure 2023500346000041
を決定するために、SCSは、UEがUL CIを受信するDL BWPと同じBWP-Idを有するUL BWPのSCSとして決定される。
RURの参照時間領域を決定するために、以下の方法は、提案される。ULキャリアのための時間領域リソースのためのキャンセルインディケーションのためのビット数は、CI-ConfigurationPerServingCell内のpositionInDCIと共にRRCパラメータによって設定される。参照時間領域は、RURの開始シンボルから数えて、ULシンボル及び設定された所定時間内の半静的フレキシブルシンボル、例えば、2シンボル、4シンボルなどとして定義される。半静的下りリンクシンボルは、RUR内のシンボルの実際の数がRURのためのシンボルのRRC設定された数よりも小さくなり得るように、RURから除外される。UL CI内の時間領域インディケーションのための各ビットの粒度は、RRCパラメータ(例えば、1シンボル、2シンボル、4シンボルなど)によって設定される。一実施形態において、シンボルのSCSは、アクティブUL BWPのSCSとして決定される。
上記の代替において、UL BWPスイッチングのケースにおけるULキャリア上のアクティブUL BWPを決定するために、以下の方法は、使用されてもよい。一実施形態において、UL CIのためのアクティブUL BWPは、UL CIの開始シンボルよりも早い開始シンボルを有するULグラントで示されるUL BWPである。代替的に、一実施形態において、UL CIのアクティブUL BWPは、何れかが最後に起こる、最後のPUSCHが送信されるUL BWP、又はUL BWPスイッチングを示している受信されたRRCメッセージによって示されるUL BWP、又はBWPInactivityTimerが満了した後にスイッチするUL BWP UEである。更に、PUSCH、又はRRCメッセージは、UL CIの開始前に終了する。
一実施形態において、時間領域インディケーションの粒度を決定するために、ULキャリアの参照ULリソース内のシンボルのシンボル期間を決定するためのSCSは、RUR設定と共に設定され得る特定の設定されたSCSとして決定される。代替的に、一実施形態において、時間領域インディケーションのための粒度を決定するために、ULキャリアのためのSCSは、UL CIが送信されるDL BWPのSCSとして決定される。別の代替として、一実施形態において、時間領域インディケーションの粒度を決定するために、SCSは、UEがUL CIを受信するDL BWPと同じBWP-Idを有するUL BWPのSCSとして決定される。
UL CIにおけるビット数をより良く利用するために、UL CIのより細かい粒度は、以下のアプローチによって達成され得る。UL CI内の時間領域リソースを示すための設定されたビット数は、2つの部分に分割され、最初の部分の各ビットは、RRCで設定されたシンボル数よりも少ないシンボル数を示すことがあり、一方で、2番目の部分の各ビットは、RRCで設定されたシンボル数を示すことがある。各部分におけるビット数を決定するための方法は、UL CIにおける時間領域リソースを示すためのビット数と、半静的下りリンクシンボルを除外した後のRURにおけるシンボル数とに基づいてもよい。例えば、RRC設定粒度が2シンボルであり、ULキャリアのためのUL CIにおける時間領域リソースインディケーションのために設定されたビット数が7ビットであり、半静的DLシンボルを除外した後のRURにおけるシンボル数が10(
Figure 2023500346000042
として示される)である場合、最初の
Figure 2023500346000043
はビットは最初の部分に分割され、各ビットは、
Figure 2023500346000044
シンボルを示す。最後の
Figure 2023500346000045
ビットは、2番目の部分に分割され、各ビットは、
Figure 2023500346000046
シンボルを示す。最初の部分は、設定された粒度よりも細かい粒度で示すことができることに注意する。
より細かい粒度は、不必要な先取を回避することができるため、リソース利用にとって有益であり得る。より細かい粒度を有するビットは、UL CIにより近いシンボルを示すために使用され、一方で、より粗い粒度を有するビットは、より最近のシンボルに対してどのようにスケジューリングを実行するかについてgNBがより良く把握できるため、UL CIからより遠いシンボルを示すために使用される。半静的下りリンク、フレキシブル、及び上りリンクシンボルは、gNBによって提供される場合、TDD-UL-DL-ConfigurationCommon又はTDD-UL-DL-ConfigurationDedicated内で、それぞれ下りリンク、フレキシブル、及び上りリンクとして設定されるシンボルであることに留意されたい。
いくつかの設定において、RURの所定時間は、監視周期性よりも長くてもよく、又はUL CIの検索空間の2つの連続する監視機会の開始時間の間の時間オフセットよりも長くてもよい。このケースにおいて、UEは、PUSCHと重複する、関連付けられたRURを有する2つ以上のUL CIを受信することができる。シンボルが2つ以上のUL CIによって示される場合、UEが2つ以上のUL CIをどのように解釈するかを定義する必要がある。以下の実施形態は、使用されてもよい。一実施形態において、リソース要素が2つ以上のUL CIによって示される場合、UEは、リソース要素がキャンセルされるべきか否かを決定するために、最後のUL CIに従う。この代替のために、より早いUL CIによって先取されないリソース要素がより遅いUL CIによって先取されることが、可能である。一実施形態において、UEは、リソース要素のための複数のCIにおける一貫したインディケーションを期待し、UEは、複数のCIによって示される先取されたリソースの合併に基づいてPUSCHをキャンセルするかどうかを決定する。一実施形態において、リソース要素が2つ以上のUL CIによって示される場合、UEは、リソース要素がキャンセルされるべきか否かを決定するために、より細かい粒度でUL CIに従う。
上記のいくつかの方法又は方法の組み合わせのために、時間領域インディケーションの粒度は、表示されたリソースがスケジュールされたUL送信のシンボルの一部と重複することを結果として生じる。このケースにおいて、シンボルはキャンセルされ、PUSCHのケースにおいてUL送信全体がキャンセルされ、SRSのケースにおいてシンボル上のUL送信がキャンセルされることを結果として生じる。
RURの参照周波数領域を決定するために、以下の方法が提案される。一実施形態において、参照周波数領域は、RRCパラメータによって明示的に設定される。開始リソースブロック(RB)は、共通リソースブロックインデックスに基づいて設定され、特定のSCSとCPのタイプで設定される。一実施形態において、参照周波数領域は、初期UL BWPとして決定される。別の実施形態において、参照周波数領域は、特定のUL BWPとして設定される。代替的に、一実施形態において、参照周波数領域は、UEがUL CIを受信するDL BWPと同じBWP-Idを有するUL BWPである。
一実施形態において、参照周波数領域は、アクティブUL BWPとして決定される。UL BWPのスイッチングのケースにおけるULキャリア上でアクティブUL BWPを決定するために、以下の方法を使用できる。一実施形態において、UL CIのためのアクティブUL BWPは、UL CIの開始シンボルよりも早い開始シンボルを有するULグラントで示されるUL BWPである。この実施形態のために、UL CIのためのアクティブUL BWPは、スケジュールされたPUSCHの前のULグラントで示される新しいUL BWPであると決定され得る。したがって、BWPがULグラントをスイッチングすることによってスケジュールされたPUSCHは、先取され得る。
一実施形態において、UL CIのためのアクティブUL BWPは、いずれか最後に起こる、最後のPUSCHが送信されるUL BWP、又はUL BWPスイッチングを示す受信されたRRCメッセージによって示されるUL BWP、又はBWPInactivityTimerが満了した後に切り替わるUL BWP UEである。更に、PUSCH又はRRCメッセージは、UL CIの開始前に終了する。この代替において、RURは、PUSCHの終了前に受信されたUL CIのためのBWPスイッチング前のUL BWPに基づいて決定される。したがって、BWPがULグラントをスイッチングすることによってスケジュールされたPUSCHは、BWPスイッチング前にPUSCHがUL BWPと重複しない場合、先取されないことがある。
上記の方法のいくつかの組み合わせのために、UL CIは、異なるUL BWPのための特定の数のビットで設定され得る。すなわち、BWP-Idは、UL CI設定において、対応するpositionInDCIを用いて設定されてもよい。UL BWPスイッチングのケースにおいて、UEは、UL BWPスイッチング後に同じUL CI検索空間を監視することができ、UEは、UL CI解釈のために新しいUL BWPのために設定されたビットを使用し、参照周波数領域は、新しいアクティブUL BWPである。UEがUL CI内の対応するビットを用いずにUL BWPにスイッチするケースにおいて、UEは、UL CI解釈のためにBWPスイッチング前にUL BWPのために設定されたビットを依然として使用し、参照周波数領域は、BWPスイッチング前のUL BWPである。上記のいくつかの方法又は方法の組み合わせのために、周波数領域インディケーションの粒度は、示されたリソースがスケジュールされたUL送信のサブキャリアの一部と重複することを結果として生じる。このケースにおいて、UL送信は、UEによってキャンセルされる。
周波数領域リソースのインディケーションのために、ULキャリアのための周波数領域リソースのためのキャンセルインディケーションのためのビット数は、CI-ConfigurationPerServingCell内のpositionInDCIと共にRRCパラメータによって設定され得る。一実施形態において、周波数領域リソースインディケーションの粒度は、周波数領域リソースインディケーションのために設定されたビット数によって決定される。例えば、ULキャリアのためのUL CIにおける周波数領域リソースインディケーションのために設定されたビット数が7ビットであり、RURにおけるPRBの数が51(
Figure 2023500346000047
として示される)であると仮定すると、最初の
Figure 2023500346000048
は、
Figure 2023500346000049
PRBの粒度を有する。最後の
Figure 2023500346000050
ビットは、
Figure 2023500346000051
の粒度を有する。
1つの代替において、ULキャリアのための時間領域リソース及び周波数領域リソースのためのキャンセルインディケーションのためのビット数は、CI-ConfigurationPerServingCell内のpositionInDCIと共にRRCパラメータによって設定される。UL CIにおける時間領域インディケーションのための各ビットの粒度は、RRCパラメータによって設定される。時間領域リソースを示すために使用されるビットの数を決定するために、半静的DLシンボルを除外した後のRURの設定された所定時間内のシンボルの数(
Figure 2023500346000052
として示される)及び時間領域リソースインディケーションの粒度(例えば、
Figure 2023500346000053
)に基づいて計算されることができる。次に、最初の
Figure 2023500346000054
ビットの各ビットは、
Figure 2023500346000055
シンボルを示し、最後の
Figure 2023500346000056
ビットの各ビットは、
Figure 2023500346000057
シンボルを示す。残りのビットは、周波数領域リソース、すなわち、
Figure 2023500346000058
を示すために使用される。最初の
Figure 2023500346000059
ビットの各ビットは、
Figure 2023500346000060
PRBの粒度を持ち、最後の
Figure 2023500346000061
ビットの各ビットは、
Figure 2023500346000062
PRBの粒度を持つ。
Figure 2023500346000063
である場合、RURの全周波数領域は、先取されたものとして示される。上記の方法及び方法の組合せにおいて、先取されたリソースは、示された時間領域リソースと示された周波数領域リソースとの結合である。
一実施形態において、ULキャリアのための時間領域リソース及び周波数領域リソースのためのキャンセルインディケーションのためのビット数は、CI-ConfigurationPerServingCell内のpositionInDCIと共にRRCパラメータによって設定される。UL CIにおける時間領域インディケーションのための各ビットの粒度は、RRCパラメータによって設定される。時間領域リソースを示すために使用されるビットの数を決定するために、半静的DLシンボルを除外した後のRURの設定された所定時間内のシンボルの数(
Figure 2023500346000064
として示される)および時間領域リソースインディケーションの粒度(例えば、
Figure 2023500346000065
)に基づいて計算されることができる。次に、最初の
Figure 2023500346000066
ビットの各ビットは、
Figure 2023500346000067
シンボルを示し、最後の
Figure 2023500346000068
ビットの各ビットは、
Figure 2023500346000069
シンボルを示す。残りのビットは、周波数領域リソースを示すために使用されてもよく、周波数領域リソースを示すために使用されるビットの数は、時間領域リソースを示すために使用される数の整数倍、すなわち、
Figure 2023500346000070
である。
Figure 2023500346000071
内の各ビットのために、
Figure 2023500346000072
ビットは、示された時間領域リソースに対応する先取されたリソースを示すために使用される。周波数領域リソースのインディケーションは、上記の方法と同様に、
Figure 2023500346000073
を、
Figure 2023500346000074
に置き換えて、行うことができる。
一実施形態において、ULキャリアのための時間領域リソース及び周波数領域リソースのためのキャンセルインディケーションのためのビット数は、CI-ConfigurationPerServingCell内のRRCパラメータによって設定される。1つの代替において、同じ数のビットは、全てのキャリアに適用される。UL CIにおける時間領域インディケーションのための各ビットの粒度は、RRCパラメータ及び参照SCSによって設定される。各キャリアのためのRURの設定された所定時間は、同じである。例えば、所定時間は、参照SCSに基づくシンボルの数として設定され、次に、各キャリアのためのRURの設定された所定時間は、参照SCSにおけるシンボルの数を、
Figure 2023500346000075
によってスケールすることに基づいて決定される。時間領域インディケーションの粒度の決定のために、同じ数のシンボルは、異なるSCSを有する各キャリアのために使用され得る。代替的に、シンボルの数は、キャリアのSCSと参照SCSとの比率によってスケーリングされてもよい。時間領域リソース割り当てのために使用されるビット数、各キャリアの周波数リソースインディケーションのための粒度及びビット数は、上記の方法と同じ方法で決定されてもよい。各キャリアに対する基準周波数リソースのPRBの数は、RRCパラメータによって明示的に設定されてもよい。
〔先取されたPUSCHでのUCIの処理〕
PUSCHがPUCCHと重複し、PUSCHがUL CIによって先取されるケースのために、以下の方法が提案される。PUCCHの不必要なドロッピングを回避するために、UEがPUCCHをドロップするか、又はPUCCHを送信するかを決定するためのタイムライン状態が定義される。一実施形態において、UCI多重化のためのTS 38.213 V15.7.0(https://portal.3gpp.org/desktopmodules/Specifications/SpecificationDetails.aspx?specificationId=3215で入手可能であり、その全体が参考として本明細書に援用される)で定義されるRel-15タイムライン要件は、以下のように、eMBB UEの複雑さを増大させることなく、その目的を達成するための基準として使用される。
UEが1つのスロットで複数の重複するPUCCH、又は1つのスロットで重複するPUCCH及びPUSCHを送信する場合、UEは(適用可能な場合、TS 38.214 V15.7.0のサブクローズ9.2.5.1及び9.2.5.2に記載されるように)1つのPUCCHにおいて異なるUCIタイプを多重化するように設定され、複数の重複するPUCCH又はPUSCHの内の少なくとも1つは、UEによるDCIフォーマット検出に応答し、UEは、以下の条件が満たされる場合、全ての対応するUCIタイプを多重化する。
以下の条件を満たすPUSCHを考慮する。スロット内のPUCCHとPUSCHとが重なり合うグループのうち、最も早いPUCCH又はPUSCHの最初のシンボル
Figure 2023500346000076
は、以下のタイムライン条件を満たす。PUCCH及びPUSCHの重複するグループ内のPUSCHと重複する示されたリソースを有するUL CIを搬送するPDCCHが存在する場合、
Figure 2023500346000077
が、UL CIを搬送するPDCCHの最後のシンボルの後に、
Figure 2023500346000078
の後に開始するサイクリックプレフィックス(CP)を有するシンボルの前であるかどうかは、決定される。
Figure 2023500346000079
は、
Figure 2023500346000080
の最大によって、与えられ、ここで、重複しているPUCCHとPUSCHのグループの中のi番目のPUSCHの場合、
Figure 2023500346000081
であり、
Figure 2023500346000082
及び
Figure 2023500346000083
は、[6、TS 38.214]に従ってi番目のPUSCHのために選択され、
Figure 2023500346000084
は、UE PUSCHプロセス能力2及びSCS設定μに基づいて選択され、ここで、μは、UL CIを搬送するPDCCH、i番目のPUSCHをスケジューリングするPDCCH、重複するPUCCH/PUSCHのグループ内にあるPUCCH上の対応するHARQ-ACK送信を用いてPDSCHをスケジューリングするPDCCH、及び重複するPUCCH及びPUSCHのグループ内の全てのPUSCHに使用されるSCS設定の間の最小のSCS設定に対応する。
Figure 2023500346000085
が、UL CIを搬送するPDCCHの最後のシンボルの後に、
Figure 2023500346000086
の後に開始するCPを有するシンボルの前である場合、PUSCH及びPUCCHの重複するグループ内のすべてのPUSCHは、多重化のために考慮される。しかしながら、
Figure 2023500346000087
が、UL CIを搬送するPDCCHの最後のシンボルの後に、
Figure 2023500346000088
の後に開始するCPを有するシンボルの前でない場合、UL CIによって示されたリソースと重複するPUSCHは、多重化のために考慮されない。PUCCH及びPUSCHの重複しているグループ内のPUSCHと重複する示されたリソースを有するUL CIを搬送するPDCCHが存在しない場合、PUSCH及びPUCCHの重複しているグループ内の全てのPUSCHは、多重化のために考慮される。
PUCCH送信又はPUSCH送信の内の1つが、UEによるDCIフォーマット検出に応答している場合、UEは、スロット内のPUCCH及びPUSCHに重複するグループの中で、最も早いPUCCH又はPUSCHの最初のシンボル
Figure 2023500346000089
が以下のタイムライン条件を満たすことを期待する。
Figure 2023500346000090
は、任意の対応するPDSCHの最後のシンボルの後の
Figure 2023500346000091
の後に開始するCPを有するシンボルの前でなく、
Figure 2023500346000092
は、
Figure 2023500346000093
の最大値によって、与えられ、ここで、
Figure 2023500346000094
である、PUCCHとPUSCHが重複するグループ内である、PUCCH上の関連するHARQ-ACK送信を有するi番目のPDSCHのためであり、
Figure 2023500346000095
は、[6、TS 38.214]に続くi番目のPDSCHのために選択され、
Figure 2023500346000096
は、i番目のPDSCHのUE PDSCHの処理能力及びSCS設定μに基づいて選択され、ここで、μは、(もしあれば)i番目のPDSCHをスケジューリングするPDCCHのために使用されたSCS設定の間の最小のSCS設定、i番目のPDSCH、i番目のPDSCHのためのHARQ-ACK送信に関連するPUCCH、及び重複しているPUCCH及びPUSCHのグループ内の全てのPUSCHに関連する。
Figure 2023500346000097
は、任意の対応するSPS PDSCHリリースの最後のシンボルの後の
Figure 2023500346000098
の後に開始するCPを有するシンボルの前ではない。
Figure 2023500346000099
は、
Figure 2023500346000100
である、PUCCHとPUSCHが重複するグループ内である、PUCCH上の対応するHARQ-ACK送信を提供するi番目のPDCCHのためであり、
Figure 2023500346000101
は、TS 38.213 V15.7.0のサブ条項10.2に記載され、i番目のSPS PDSCHリリース及びSCS設定μのUE PDSCHプロセス能力に基づいて選択され、ここで、μは、i番目のSPS PDSCHリリースを提供するPDCCHのために使用されるSCS設定、i番目のSPS PDSCHリリースのための対応するHARQ-ACK送信を用いるPUCCH、及びPUCCH及びPUSCHが重複するグループ内の全てのPUSCHの間の最小のSCS設定に対応する。
重複するPUCCH及びPUSCHのグループにおけるPUSCHにおいて多重化された非周期的チャネル状態情報(CSI)報告が存在しない場合、
Figure 2023500346000102
は、重複するPUSCHをスケジューリングするDCIフォーマットを有する任意のPDCCHの最後のシンボルの後の
Figure 2023500346000103
の後に始まるCPを有するシンボルの前ではなく、スロットにおいて重複するPUCCHにおいて対応するHARQ-ACK情報を有するPDSCH又はSPS PDSCHリリースをスケジューリングする任意のPDCCHが存在する。
PUCCHとPUSCHが重複するグループ内に少なくとも1つのPUSCHがある場合、
Figure 2023500346000104
は、
Figure 2023500346000105
の最大値によって与えられ、ここで、
Figure 2023500346000106
である、PUCCHとPUSCHが重複するグループ内にあるi番目のPUSCHであり、
Figure 2023500346000107
及び
Figure 2023500346000108
は、[6、TS 38.214]に従ってi番目のPUSCHのために選択され、
Figure 2023500346000109
は、i番目のPUSCHのUE PUSCHプロセス能力、及びSCS設定μに基づいて選択され、ここで、μは、(もしあれば)i番目のPUSCHをスケジューリングするPDCCHのために使用されるSCS設定、PUCCH/PUSCHが重複するグループ内のPUCCH上での対応するHARQ-ACK送信を用いるPDSCHをスケジューリングするPDCCH、及びPUCCHとPUSCHが重複するグループ内の全てのPUSCHの間のSCS設定の間の最小のSCS設定に対応する。
PUCCHとPUSCHが重複しているグループ内にPUSCHが存在しない場合、
Figure 2023500346000110
は、
Figure 2023500346000111
の最大値によって与えられ、ここで
重複しているPUCCHのグループ内のPUCCH上の対応するHARQ-ACK送信を用いるi番目のPDSCHのために、
Figure 2023500346000112
が与えられ、
Figure 2023500346000113
は、設定された場合、PUCCHサービングセルのUE PUSCHプロセス能力に基づいて選択される。
PUSCHプロセス能力がPUCCHサービングセルのために設定されていない場合、
Figure 2023500346000114
は、UE PUSCHプロセス能力1に基づいて選択される。μは、(もしあれば)重複するPUCCHのグループ内であるPUCCH上で対応するHARQ-ACK送信を用いるi番目のPDSCHをスケジューリングするPDCCHのために使用されるSCS設定とPUCCHサービングセルのためのSCS設定との間の最小のSCS設定に基づいて選択される。
PUCCHとPUSCHが重複するグループ内にPUSCHで多重化された非周期的CSIレポートがある場合、
Figure 2023500346000115
は、重複しているPUSCHと、スロット内の重複しているPUCCH内の対応するHARQ-ACK情報を用いてリリースするPDSCH又はSPS PDSCHをスケジューリングする任意のPDCCHと、をスケジューリングするDCIフォーマットを用いる任意のPDCCHの最後のシンボルの後の、
Figure 2023500346000116
の後に開始するCPを有するシンボルの前でなく、ここで、μは、PDCCHのSCS設定、重複しているPUSCHのグループのための最小のSCS設定、及び多重化された非周期的CSIレポートを用いるPUSCHをスケジュールするDCIフォーマットに関連付けられたCSI-RSの最小のSCS設定の間の最小のSCS設定に対応し、μ=0、1のためにd=2であり、μ=2のためにd=3であり、μ=3のためにd=4である。
Figure 2023500346000117
は、[6、TS 38.214]内で定義され、
Figure 2023500346000118
及び
Figure 2023500346000119
は、[4、TS 38.211]内で定義される。リストされた各条項は、参照により本明細書に組み込まれる。
上記の方法に基づいて、PUCCHが複数のPUSCHと重複するケースにおいて、PUCCHが多重化されることになっていたPUSCHがキャンセルされる場合、タイムライン要件が満たされる場合、PUCCHは、もう一つのPUSCH上で多重化され得ることに留意されたい。一実施形態において、PUSCHの開始がUL CIによって示されるリソースと重複するケースにおいて、UEは、PUSCH全体をキャンセルする。gNBは、キャンセルされたPUSCH内のUL CIによって示されていないリソース上でもう一つのPUSCHをスケジュールすることができる。UEは、UL CIが受信されるとき、drx-RetransmissionTimerULを再開する。
本開示における説明は、本開示における例示的な実装形態に関連する特定の情報を含む。本開示における図面及びそれらに付随する詳細な説明は、単に例示的な実装形態に向けられている。しかしながら、本開示は、単にこれらの例示的な実装形態に限定されるものではない。本開示の他の変形例及び実装形態は、当業者には想起されるであろう。特に断らない限り、図中の同様の又は対応する要素は、同様の又は対応する参照番号によって示され得る。更に、本開示における図面及び例示は、概して縮尺通りではなく、実際の相対的寸法に対応することを意図していない。
〔選択した用語の説明〕
〔タイマー〕:媒体アクセス制御(MAC)エンティティは、例えば、いくつかの上りリンクシグナリング再送信をトリガーしたり、又はいくつかの上りリンクシグナリング再送信期間を制限したりするために、1つ又は複数のタイマーを個々にセットアップできる。タイマーは、いったん始動されると、停止されるまで、又は満了するまで動作し、そうでなければ、動作しない。タイマーは、タイマーが動作していない場合に開始することができ、又はタイマーが動作している場合に再開始することができる。タイマーは、常に初期値から開始又は再開始される。初期値は、下りリンクRRCシグナリングを介してgNBによって設定され得るが、これに限定されない。
〔BWP〕:セルの全セル帯域幅のサブセットは、帯域幅部分(BWP)と呼ばれ、ビーム幅部分適応はUEをBWPで設定し、設定されたBWPの内のどれが現在アクティブであるかをUEに知らせることによって達成される。プライマリセル(PCell)上で帯域幅適応(BA)を可能にするために、gNBは、UL及びDL BWPを用いてUEを設定する。CAのケースにおけるセカンダリセル(SCell)上のBAを可能にするために、gNBは、少なくともDL BWPを用いてUEを設定する(すなわち、UL内に何も存在しないことがある)。PCellのために、初期BWPは、初期アクセスに使用されるBWPである。SCelのために、初期BWPは、UEがSCellアクティブ化で最初に動作するように設定されたBWPである。UEは、firstActiveUplinkBWP IEによって最初のアクティブ上りリンクBWPで設定され得る。第1のアクティブ上りリンクBWPが特殊セル(SpCell)のために設定される場合、firstActiveUplinkBWP IEフィールドは、RRC(再)設定を実行する際にアクティブ化されるUL BWPのIDを含む。フィールドが存在しない場合、RRC(再)設定は、BWPスイッチを課さない。第1のアクティブ上りリンクBWPがSCellのために設定されている場合、firstActiveUplinkBWP IEフィールドは、SCellのMACアクティブ化時に使用される上りリンク帯域幅部分のIDを含む。
〔UCI多重化のためのRel-15タイムライン要件〕:UEがスロット内の複数の重複するPUCCH又はスロット内の重複するPUCCH及びPUSCHを送信する場合、及びTS 38.214 V15.7.0のサブ条項9.2.5.1及び9.2.5.2に記載されるように適用可能なとき、UEは、1つのPUCCH内で異なるUCIタイプを多重化するように設定され、複数の重複するPUCCH又はPUSCHの内の少なくとも1つがUEによるDCIフォーマット検出に応答しているとき、UEは以下の条件が満たされる場合、UEは、全ての対応するUCIタイプを多重化する。PUCCH送信又はPUSCH送信の内の1つが、UEによるDCIフォーマット検出に応答している場合、UEは、スロット内のPUCCH及びPUSCHに重複するグループの中で、最も早いPUCCH又はPUSCHの最初のシンボル
Figure 2023500346000120
が以下のタイムライン状態を満たすことを期待する。
Figure 2023500346000121
は、任意の対応するPDSCHの最後のシンボルの後の
Figure 2023500346000122
の後に開始するCPをも有するシンボルの前になく、
Figure 2023500346000123
は、
Figure 2023500346000124
の最大値によって与えられ、ここで、
PUCCHとPUSCHが重複しているグループ内であるPUCCH上の対応するHARQ-ACK送信を用いるi番目のPDSCHのためには、
Figure 2023500346000125
が与えられ、
Figure 2023500346000126
は、[6、TS 38.214]に従ってi番目のPDSCHのために選択され、
Figure 2023500346000127
は、i番目のPDSCHのUE PDSCHプロセス能力及びSCS設定μに基づいて選択され、ここでμは、(もしあれば)i番目のPDSCHをスケジューリングするPDCCHのために使用されるSCS設定、i番目のPDSCH、i番目のPDSCHのための対応するHARQ-ACK送信を用いるPUCCH、及びPUCCHとPUSCHとが重複するグループ内の全てのPUSCHの間の最小のSCS設定に対応する。
Figure 2023500346000128
は、任意の対応するSPS PDSCHリリースの最後のシンボルの後の
Figure 2023500346000129
の後に開始するCPを有するシンボルの前ではない。
Figure 2023500346000130
は、
Figure 2023500346000131
の最大数によって与えられ、ここで
PUCCHとPUSCHが重複するグループ内であるPUCCH上の対応するHARQ-ACK送信をリリースするSPS PDSCHを提供するi番目のPDCCHには、
Figure 2023500346000132
が与えられ、
Figure 2023500346000133
は、TS 38.213 V15.7.0のサブ条項10.2内で記載され、i番目のSPS PDSCHリリースのUE PDSCHプロセス能力及びSCS設定μに基づいて選択され、ここで、μは、i番目のSPS PDSCHリリースを提供するPDCCHのために使用されるSCS設定、i番目のSPS PDSCHリリースのための対応するHARQ-ACK送信を用いるPUCCH及びPUCCHとPUSCHが重複するグループ内の全てのPUSCHの間の最小のSCS設定に対応する。
PUCCHとPUSCHが重複するグループ内のPUSCHにおいて多重化された非周期的CSIレポートが存在しない場合、
Figure 2023500346000134
は、PUSCH、及びPDSCH又はスロット内の重複するPUCCH内の対応するHARQ-ACK情報を用いるSPS PDSCHリリースをスケジューリングする任意のPDCCHの重複をスケジューリングするDCIフォーマットを用いる任意のPDCCHの最後のシンボルの後の
Figure 2023500346000135
の後に開始するCPを有するシンボルの前でない。
PUCCH及びPUSCHが重複するグループ内に少なくとも1つのPUSCHが存在する場合、
Figure 2023500346000136
は、
Figure 2023500346000137
の最大値によって与えられ、ここで、
Figure 2023500346000138
である、PUCCH及びPUSCHが重複するグループ内であるi番目のPUSCHのためであり、
Figure 2023500346000139
及び
Figure 2023500346000140
は、[6、 TS 38.214]に続くi番目のPUSCHのために選択され、
Figure 2023500346000141
は、i番目のPUSCHのUE PUSCHプロセス能力及びSCS設定μに基づいて選択され、ここでμは、(もしあれば)i番目のPUSCHをスケジューリングするPDCCHのために使用されるSCS設定、PUCCH/PUSCHが重複するグループ内であるPUCCH上の対応するHARQ-ACK送信を用いるPDSCHをスケジューリングするPDCCH、及びPUCCHとPUSCHが重複するグループの全てのPUSCHの間の最小のSCS設定に対応する。
PUCCHとPUSCHが重複するグループ内にPUSCHが存在しない場合、
Figure 2023500346000142
は、
Figure 2023500346000143
の最大値によって与えられ、ここで、
Figure 2023500346000144
である、重複しているPUCCHのグループ内であるPUCCH上の対応するHARQ-ACK送信を用いるi番目のPDSCHのためであり、
Figure 2023500346000145
は、設定された場合、PUCCHサービングセルのUE PUSCHプロセス能力に基づいて選択される。
Figure 2023500346000146
は、PUCCHサービングセルのためにPUSCHプロセル能力が設定されていない場合、UE PUSCHプロセス能力1に基づいて選択される。μは、重複するPUCCHのグループであるPUCCH上の対応するHARQ-ACK送信を用いる(もしあれば)i番目のPDSCHをスケジューリングするPDCCHのために使用されるSCS設定、及びPUCCHサービングセルのためのSCS設定の間の最小のSCS設定に基づいて選択される。
重複するPUCCH及びPUSCHのグループ内にPUSCHで多重化された非周期的CSIレポートが存在する場合、
Figure 2023500346000147
は、PUSCHと、スロット内の重複するPUCCH内の対応するHARQ-ACK情報を用いるPDSCH又はSPS PDSCHリリースをスケジューリングする任意のPDCCHとが重複することをスケジューリングするDCIフォーマットを有する任意のPDCCHの最後のシンボルの後の
Figure 2023500346000148
の後に開始するCPを有するシンボルの前にはなく、ここで、μは、PDCCHのSCS設定、重複するPUSCHのグループのための最小のSCS設定、及び多重化された非周期的CSIレポートを用いるPUSCHをスケジューリングするDCIフォーマットに関連付けられたCSI-RSの最小のSCS設定、の間の最小のSCS設定に対応し、μ=0,1のためにd=2であり、μ=2のためにd=3であり、及びμ=3のためにd=4である。
Figure 2023500346000149
は、[6, TS 38.214]内で定義され、
Figure 2023500346000150
及び
Figure 2023500346000151
は、[4, TS 38.211]内で定義される。
Figure 2023500346000152
である。
Figure 2023500346000153
は、それぞれのUEプロセス能力1及び2のために、TS 38.214の表6.4-1及び表6.4-2のμに基づいており、ここで、μは最大の
Figure 2023500346000154
を用いて生じる(μDL、μUL)の内の1つに対応し、ここで、μDLは、PUSCHをスケジューリングするDCIを搬送するPDCCHを送信された下りリンクのサブキャリア間隔に対応し、μULは、PUSCHが送信される上りリンクチャネルのサブキャリア間隔に対応し、
Figure 2023500346000155
は、[4、TS 38.211]の条項4.1に定義される。PUSCH割り当ての最初のシンボルがDM-RSのみで構成されている場合、次に
Figure 2023500346000156
であり、そうでなければ、
Figure 2023500346000157
である。UEが複数のアクティブコンポーネントキャリアを用いて設定される場合、PUSCH割り当て内の第1の上りリンクシンボルは、[11, TS 38.133]内で与えられる、コンポーネントキャリアの間の異なるタイミング効果を更に含む。スケジューリングするDCIがBWPのスイッチをトリガーした場合、
Figure 2023500346000158
は、[11,TS 38.133]内で定義されるスイッチングタイムと同じであり、そうでない場合は、
Figure 2023500346000159
である。
〔重複しない制御チャネル要素(CCE)及びPDCCH候補の予約超過の処理〕:スロットn内の全ての検索空間セットのために、
Figure 2023500346000160
によって
Figure 2023500346000161
の濃度を有するCSSのセット、及び
Figure 2023500346000162
によって、
Figure 2023500346000163
の濃度を用いてセットするUE固有のSS(USS)のセットを示す。USSのロケーションは、
Figure 2023500346000164
内の
Figure 2023500346000165
をセットし、検索空間セットインデックスの昇順に従う。
Figure 2023500346000166
によって、CSSセットの
Figure 2023500346000167
監視のためのカウントされたPDCCH候補の数及び、
Figure 2023500346000168
によって、USSセットの
Figure 2023500346000169
のために監視するためのカウントされたPDCCH候補の数を示す。CSSセットのために、UEは、
Figure 2023500346000170
、スロット内の合計の
Figure 2023500346000171
重複しないCCEを必要とするPDCCH候補を監視する。
UEは、以下の擬似コードに従って、スロットnにおけるSCS設定μを有するアクティブDL BWPを有するプライマリセルのために、監視のためのPDCCH候補をUSSセットに割当てる。UEは、監視のためにPDCCH候補を割り当てずに、USSセットのPDCCHを監視することを期待しない。
Figure 2023500346000172
によって、検索空間セット
Figure 2023500346000173
のために重複しないCCEのセットと、
Figure 2023500346000174
によって、
Figure 2023500346000175
の濃度を示し、ここで、検索空間セット
Figure 2023500346000176
のための重複しないCCEは、CSSセットのための監視のための割り当てられたPDCCH候補、及び全ての検索空間セット
Figure 2023500346000177
のための監視のための割り当てられたPDCCH候補を考慮することを決定される。
Figure 2023500346000178
Figure 2023500346000179
Figure 2023500346000180
Figure 2023500346000181
Figure 2023500346000182
Figure 2023500346000183
Figure 2023500346000184
Figure 2023500346000185
Figure 2023500346000186
一貫性の目的及び理解の容易性のために、同様の特徴は、実施例の図面において数字によって識別される(ただし、いくつかの実施例において、図示されていない)。しかしながら、異なる実装形態における特徴は、他の点で異なってもよく、したがって、図面に示されるものに狭く限定されるべきではない。
「1つの実装形態」、「一実装形態」、「例としての実装形態」、「様々な実装形態」、「いくつかの実装形態」、「本出願の実装形態」などへの参照は、そのように説明された本出願の実装形態が特定の特徴、構造、又は特性を含むことができるが、本出願の全ての考えられる実装形態が必ずしも特定の特徴、構造、又は特性を含むわけではないことを示し得る。更に、「1つの実装形態において」又は「一例としての実装形態において」、「一実装形態」という語句の繰り返しの使用は、同じ実装形態を必ずしも参照しないが、それらは同じ実装形態を参照してもよい。更に、「本出願」に関連する「実装形態」のような語句のあらゆる使用は、本出願の全ての実装形態が特定の特徴、構造、又は特性を含まなければならず、代わりに、「本出願の少なくともいくつかの実装形態」が、述べられた特定の特徴、構造、又は特性を含むことを意味すると理解されるべきであることを特徴付けることは、決して意図されない。用語「結合された」は、介在する部品を介して直接的又は間接的に接続されたものとして定義され、必ずしも物理的接続に限定されない。用語「含む(comprising)」は、利用されるとき、「含むが、必ずしもこれに限定されない」を意味し、それは特に、そのように記載された組み合わせ、群、グループ、シリーズ及び等価物におけるオープンエンドの包含又はメンバーシップを示す。
その上、説明及び非限定の目的のために、機能エンティティ、技法、プロトコル、標準などの特定の詳細が、記載された技術の理解を提供するために記載される。他の実施例において、既知の方法、技術、システム、アーキテクチャなどの詳細な説明は、不必要な詳細で説明を不明瞭にしないように省略されている。
当業者は、本開示で説明される任意のネットワーク機能又はアルゴリズムがハードウェア、ソフトウェア、又はソフトウェアとハードウェアの組合せによって実装され得ることを直ちに認識するのであろう。説明された機能は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせであり得るモジュールに対応し得る。ソフトウェア実装形態は、メモリ又は他のタイプの記憶装置のようなコンピュータ可読媒体上に記憶されたコンピュータ実行可能命令を含むことができる。例えば、通信処理能力を有する1つ又は複数のマイクロプロセッサ又は汎用コンピュータは、対応する実行可能命令を用いてプログラムされ、説明されたネットワーク機能又はアルゴリズムを実行することができる。マイクロプロセッサ又は汎用コンピュータは、特定用途向け集積回路(ASIC:Applications Specific Integrated Circuitry)、プログラマブルロジックアレイ、及び/又は1つ又は複数のデジタルシグナルプロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)を使用して形成されてもよい。本明細書に記載されている例としての実装形態のいくつかは、コンピュータハードウェア上にインストールされ実行されるソフトウェアを指向しているが、それにもかかわらず、ファームウェアとして、又はハードウェアとして、又はハードウェアとソフトウェアの組合せとして実装される代替の例としての実装形態は、本開示の範囲内に十分にある。
コンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、読取り専用メモリ(ROM:Read Only Memory)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM:Erasable Programmable Read-Only Memory)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク読取り専用メモリ(CD-ROM:Compact Disc Read Only Memory)、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶、又はコンピュータ可読命令を記憶可能な他の任意の同等の媒体を含むが、これらに限定されない。
無線通信ネットワークアーキテクチャ(例えば、LTE(Long Term Evolution)システム、LTE-Advanced(LTE-A)システム、又はLTE-Advanced Proシステム)は、通常、少なくとも1つの基地局と、少なくとも1つのユーザ機器(UE)と、ネットワークへの接続を提供する1つ又は複数のオプションのネットワーク要素とを含む。UEは、基地局によって確立された無線アクセスネットワーク(RAN)を介してネットワーク(例えば、コアネットワーク(CN)、進化型パケットコア(EPC)ネットワーク、進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)、次世代コア(NGC)、又はインターネット)と通信する。
なお、本出願において、UEは、移動局、移動端末又は装置、ユーザ通信無線端末などを含むことができるが、これらに限定されない。例えば、UEは、携帯無線機器であってよく、携帯電話機、タブレット、ウェアラブルデバイス、センサ、又はワイヤレス通信機能を有するパーソナルデジタルアシスタント(PDA)を含むが、これらに限定されない。UEは、無線アクセスネットワーク内の1つ又は複数のセルから/へ、エアーインターフェースを介して信号を受信/送信するように設定される。
基地局は、UMTSにおけるようなノードB(NB)、LTE-Aにおけるような進化型ノードB(eNB)、UMTSにおけるような無線ネットワークコントローラ(RNC)、GSM/GERANにおけるような基地局コントローラ(BSC)、5GCに関連するE-UTRA基地局におけるようなNG-eNB、5G-ANにおけるような次世代ノードB(gNB)、及びセル内の無線通信を制御し、無線リソースを管理することができる任意の他の装置を含むことができるが、これらに限定されない。基地局は、無線インタフェースを介してネットワークに1つ又は複数のUEを供給するために接続することができる。
基地局は、マイクロ波アクセスのための世界相互運用(WiMAX)、移動通信のためのグローバルシステム(GSM、しばしば2Gと呼ばれるGSM)、GSM EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN)、汎用パケット無線サービス(GPRS)、汎用移動通信システム(UMTS、しばしば3Gと呼ばれるUMTS)、ベーシック広帯域符号分割多元接続(W-CDMA)、高速パケットアクセス(HSPA)、LTE、LTE-A、eLTE(発展型LTE)、ニューラジオ(NR、しばしば5Gと呼ばれる)、及び/又はLTE-A Proに基づく、無線アクセス技術(RAT)のうちの少なくとも1つに従って通信サービスを提供するように設定することができる。しかしながら、本出願の範囲は、上述のプロトコルに限定されるべきではない。
基地局は、無線アクセスネットワークを形成する複数のセルを使用して、特定の地理的エリアに無線カバレッジを提供するように動作可能である。基地局は、セルの動作をサポートする。各セルは、その無線カバレッジ内の少なくとも1つのUEにサービスを提供するように動作可能である。より具体的に、各セル(しばしばサービングセルと呼ばれる)は、その無線カバレッジ内の1つ又は複数のUEを提供するサービスを提供する(例えば、各セルが下りリンク及び任意で上りリンクパケット送信のために、その無線カバレッジ内の少なくとも1つのUEへの下りリンク及び任意で上りリンクリソースをスケジューリングする)。基地局は、複数のセルを介して無線通信システム内の1つ又は複数のUEと通信することができる。セルは、近接サービス(ProSe)をサポートするためにサイドリンク(SL)リソースを割り当てることができる。各セルは、他のセルと重複したカバレージエリアを有することができる。
上述したように、NRのためのフレーム構造は、高信頼性、高データ速度、及び低遅延性要件を満たしながら、拡張移動ブロードバンド(eMBB)、大規模マシンタイプ通信(mMTC)、超高信頼性通信、及び低遅延性通信(URLLC)などの様々な次世代(例えば、5G)通信要件に適応するための柔軟な構成を支援することである。3GPPで合意されたような直交周波数分割多重(OFDM)技術は、NR波形のベースラインとしてサーブすることができる。適応副搬送波間隔、チャネル帯域幅、及びサイクリックプレフィックス(CP)のようなスケーラブルなOFDMニューメロロジーも使用することができる。加えて、2つの符号化方式をNRのために検討した:(1)低密度パリティ検査(LDPC)符号と(2)ポーラ符号である。符号化方式適応は、チャネル条件及び/又はサービスアプリケーションに基づいて設定され得る。
なお、1つのNRフレームの送信時間隔TXは、少なくとも下りリンク(DL)送信データ、ガード期間、上りリンク(UL)送信データが含まれていればよい。その上、DL送信データ、ガード期間、及びUL送信データのそれぞれの部分は、例えば、NRのネットワークダイナミクスに基づいて設定可能であるべきである。その上、SLリソースは、ProSeサービスをサポートするために、NRフレーム内に提供されてもよい。
その上、本明細書における用語「システム」及び「ネットワーク」は、互換的に使用されてもよい。本明細書における用語「及び/又は」は、関連付けられたオブジェクトを記述するための関連付けの関係に過ぎず、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在し、A及びBが同時に存在し、Bが単独で存在することを示すことができる。その上、本明細書における文字「/」は一般に、前者及び後者の関連付けられたオブジェクトが「又は」関係にあることを表す。
〔本開示に適用されるハードウェア実施例〕
図5は、本出願の様々な態様による、無線通信のためのノードのブロック図を示す。図5に示すように、ノード500は、トランシーバ520、プロセッサ528、メモリ534、1つ又は複数のプレゼンテーション部品538、及び少なくとも1つのアンテナ536を含むことができる。ノード500はまた、RFスペクトル帯域モジュール、基地局通信モジュール、ネットワーク通信モジュール、及びシステム通信管理モジュール、入力/出力(I/O)ポート、I/O部品、及び電源(図5には明示的に示されていない)を含んでもよい。これらの部品の各々は、1つ又は複数のバス540を介して、直接的又は間接的に互いに通信することができる。一実装形態において、ノード500は、図1~図4に関連して、例えば、本明細書で説明される様々な機能を実行するUE又は基地局であってもよい。
送信機522(例えば、送信/送信回路)及び受信機524(例えば、受信/受信回路)を有するトランシーバ520は、時間及び/又は周波数リソース分割情報を送信及び/又は受信するように設定されてもよい。いくつかの実装形態において、トランシーバ520は、使用可能、使用不可能、及び柔軟に使用可能なサブフレーム及びスロットフォーマットを含むが、これらに限定されない、異なるタイプのサブフレーム及びスロットで送信するように設定され得る。トランシーバ520は、データ及び制御チャネルを受信するように設定され得る。
ノード500は、様々なコンピュータ可読媒体を含んでもよい。コンピュータ可読媒体は、ノード500によってアクセス可能であり、揮発性及び不揮発性媒体、着脱可能及び非着脱可能媒体の両方を含む任意の利用可能な媒体とすることができる。実施例として、限定ではなく、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含むことができる。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能などの情報を記憶するための任意の方法又は技術で実装される揮発性及び不揮発性メモリ、取り外し可能及び非取り外し可能媒体の両方を含む。
コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ又は他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル汎用ディスク(DVD)又は他の光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置又は他の磁気記憶装置を含む。コンピュータ記憶媒体は、伝搬データ信号を含まない。通信媒体は、典型的にコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータを、搬送波又は他の送信メカニズムなどの変調されたデータ信号で具現化し、任意の情報配信媒体を含む。用語「変調されたデータ信号」は、その特性のうちの1つ又は複数が信号内に符号化されるように設定又は変更された信号を意味する。限定ではなく実施例として、通信媒体は、有線ネットワーク又は直接有線接続などの有線媒体と、音響、高周波、赤外線、及び他の無線媒体などの無線媒体とを含む。上記のいずれかの組み合わせは、コンピュータ可読媒体の範囲内にも含まれるべきである。
メモリ534は、揮発性及び/又は不揮発性メモリの形態のコンピュータ記憶媒体を含んでもよい。メモリ534は、取り外し可能、取り外し不可能、又はそれらの組み合わせであってもよい。例としてのメモリは、ソリッドステートメモリ、ハードドライブ、光ディスクドライブなどを含む。図5に示すように、メモリ534は、図1から図4を参照して、本明細書に記載するさまざまな機能をプロセッサ528に実行させるように設定された、コンピュータ可読、コンピュータ実行可能命令532(例えば、ソフトウェアコード)を記憶することができる。あるいは、命令532は、プロセッサ528によって直接的に実行可能ではなく、(例えば、コンパイル及び実行されたとき、)ノード500に本明細書に記載する様々な機能を実行させるように設定してもよい。
プロセッサ528(例えば、処理回路を有する)は例えば、インテリジェントハードウェアデバイス、中央処理装置(CPU)、マイクロコントローラー、ASICなどを含んでもよい。プロセッサ528は、メモリを含んでもよい。プロセッサ528は、メモリ534から受信したデータ530及び命令532、並びにトランシーバ520、ベースバンド通信モジュール、及び/又はネットワーク通信モジュールを介した情報を処理することができる。プロセッサ528はまた、コアネットワークへの送信のために、アンテナ536を介してネットワーク通信モジュールに送信するためにトランシーバ520に送信される情報を処理することができる。
1つ又は複数のプレゼンテーション部品538は、人又は他のデバイスにデータ指示を提示する。例としてのプレゼンテーション部品538は、表示デバイス、スピーカー、印刷部品、振動部品などを含む。
図5Bは、ネットワーク又はエアーインターフェース556を介して、gNB554などのセルラーノードと通信するUE552などのデバイスを含むネットワーク550を示す。図5Bは、UE552がgNB554から送信されたULグラント及びUL CIを受信することを示す。一態様において、ULリソースがPUSCHと重複するかどうかを判定し、判定をもたらし、ULリソースがPUSCHと重複することを判定が示すとき、PUSCHをキャンセルするステップは、UE552上で実施され得る。別の態様において、本明細書で開示される任意の1つ又は複数のステップは、UE552及び/又はgNB又はセルラーノード554の内の1つ又は複数によって実行され得る。
図6は、本開示の方法としての実施形態600を示す。本方法は、上りリンク(UL)グラントを受信するステップを含むステップの内の1つ又は複数を含み、ULグラントは物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)をスケジュールし、PUSCHのための周波数リソースはユーザ機器(UE)のアクティブUL帯域幅部分(BWP)内で割り当てられ、周波数リソースはアクティブUL BWPの物理リソースブロック(PRB)インデックスを使用して割り当てられる(602)。本方法は、ULキャンセルインディケーション(CI)を受信するステップであって、UL CIは参照ULリソース内のULリソースを示し、参照ULリソースは少なくともアクティブUL BWPを含むキャリア内に割り当てられ、周波数リソースはキャリアの共通リソースブロック(CRB)インデックスを使用して割り当てられる、ステップ(604)、ULリソースがPUSCHと重複するかどうかを判定するステップ(606)、ULリソースがPUSCHと重複すると判定されたとき、PUSCHをキャンセルするステップ(608)を、更に含む。
本方法は、参照ULリソースの開始シンボルを定義するステップを更に含むことができる。開始シンボルは、UL CIの終了から所定時間後の最初のシンボルとして定義されることができ、所定時間は、ULグラントをデコードし、PUSCHを準備するための最小プロセスの第1の所定時間と、gNBによって構成された第2の所定時間とに基づいて定義されることができる。第1の所定時間は、UL CIを搬送する物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)が送信された下りリンクのSCSの最小サブキャリア間隔(SCS)と、キャリアの設定されたUL BWPの最小SCSとに基づいて決定することができる。本方法は、ULリソースの1つ又は複数のシンボルのシンボル期間を決定するステップを更に含むことができ、シンボル期間は、UL CIが受信された下りリンク(DL)BWPのサブキャリア間隔(SCS)に基づく。
方法、システム、又はコンピュータ可読記憶媒体又は装置は、本明細書で説明される任意の装置又は部品、及び装置によって実行されるステップ又は動作をカバーすることができる。例えば、実施形態は信号(ULグラント/UL CI)を受信し、特定のステップを実行することができる、本明細書で説明されるユーザ機器(UE)の観点から主張されることができる。別の態様において、動作は、UEと通信するgNB又は他のセルラー(又は他のネットワークプロトコル)ワイヤレス部品などのセルラーノードの観点から主張され得る。そのような実施例において、ステップは、ULグラント信号を送信すること、及びPUSCHを取り消すか、又は何らかの他のアクションを実行するかを決定する際にUEによって使用されるUL CI信号を送信することなど、gNBによって実行される機能を含むことができる。
上記の説明から、本出願に記載された概念を実装するために、それらの概念の範囲から逸脱することなく、様々な技法を使用することができることが明らかである。更に、概念は、特定の実装形態を特に参照して説明されてきたが、当業者はそれらの概念の範囲から逸脱することなく、形態及び詳細において変更がなされ得ることを認識するのであろう。したがって、説明された実装形態は全ての点で、例示的なものと見なされるべきであり、限定的なものと見なされるべきではない。また、本出願は、上述の特定の実施形態に限定されるものではなく、本開示の範囲から逸脱することなく、多くの再構成、修正、及び置換が可能であることを理解されたい。
〔関連出願の相互参照〕
本開示は、“Method and Apparatus for Uplink Cancellation Indication”と題する、2019年11月8日に出願された、米国仮特許出願第62/932,881号(「‘881仮特許」)の利益及び優先権を主張し、‘881仮特許の内容は、全ての目的のために参照により本明細書に完全に組み込まれる。
ニューラジオ(NR:New Radio)システムにおいて、セル内で多数のタイプのサービスをサポートすることができ、各々のサービスは、異なる遅延時間及び信頼性要件を有する。拡張モバイルブロードバンド(eMBB:enhanced Mobile Broadband)サービス及び超信頼性及び低遅延性通信(URLLC:Ultra-Reliable Low-Latency Communication)サービスが同じセル内に共存するとき、URLLCトラフィックが発生するときにeMBBトラフィックの送信のためにリソースが既にスケジュールされている可能性がある。このスケジューリング問題は、URLLCトラフィックよりもeMBBトラフィックに優先順位を付けることができ、したがって、URLLCトラフィックの遅延性を増加させる。この状況において、URLLCサービスの遅延性要件が満たされることを保証するために、eMBBトラフィックのためにスケジュールされたリソースをURLLCトラフィックのために再割り当てする必要がある。Rel-15 NRにおいて、この目的のために、下りリンクプリエンプションインディケーション(PI:Pre-emption Indication)が指定された。下りリンク(DL:Downlink)PIは、eMBBユーザ機器(UE:User Equipment)に送信され、スケジュールされたトランスポートブロック(TB:Transport Block)のリソースの一部がURLLCのためのもう1つのTBの送信のために使用されることを示し、その結果、eMBB UEは、TBをデコードするために「破損した」ビットを使用することを回避することができる。
本開示の様々な実施形態は、以下に詳細に説明される。特定の実施形態が議論されているが、これは、説明の目的のみのために行われることが理解されるべきである。当業者は、本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、他の部品及び設定を使用することができることを理解するであろう。したがって、以下の説明及び図面は、例示的なものであり、限定として解釈されるべきではない。本開示の完全な理解を提供するために、多数の特定の詳細事項は、記載される。しかしながら、場合によっては、説明を曖昧にすることを避けるために、周知の又は従来の詳細事項は、説明されない。本開示における1つ又は1つの実施形態への参照は、同じ実施形態又は任意の実施形態への参照であり得、そのような参照は、実施形態の内の少なくとも1つを意味する。
「1つの実施形態」又は「一実施形態」への参照は、実施形態に関連して記載された特定の特性、構造、又は特徴は、本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。明細書のさまざまな箇所における「1つの実施形態において」という語句の出現は、同じ実施形態又は他の実施形態の相互に排他的な別の又は代替の実施形態を、必ずしも全てが参照しているわけではない。更に、いくつかの実施形態によって示されることができ、他の実施形態によって示されることができない様々な特徴が説明される。
本明細書に使用される用語は一般に、本開示の文脈内で、及びそれぞれの用語が使用される具体的な文脈内で、当技術分野における、それらの通常の意味を有する。代替言語及び同義語は、本明細書で論じられる用語のうちの任意の1つ又は複数のために使用することができ、用語が本明細書で詳述される又は論じられるかどうかには、特別な意味が置かれるべきではない。いくつかのケースにおいて、特定の用語の同義語は、提供される。1つ又は複数の同義語の列挙は、他の同義語の使用を排除しない。本明細書で論じられる任意の用語の実施例を含んでいる本明細書の任意の場所の実施例の使用は、説明にすぎず、本開示又は任意の実施例の用語の範囲及び意味を更に限定することを意図しない。同様に、本開示は、本明細書で与えられる様々な実施形態に限定されない。
本開示の範囲を限定する意図はないが、本開示の実施形態による器具、装置、方法、及びそれらに関連する結果の実施例を以下に示す。なお、読者の便宜上、タイトルやサブタイトルを実施例中で用いることができるが、本開示の範囲は、これに限定されるものではない。別段の定義がない限り、本明細書で使用される技術用語及び科学用語は、本開示が関係する当業者によって一般に理解される意味を有する。矛盾するケースにおいて、定義を含む本明細書は、支配する。
本開示の更なる特徴及び利点は、以下の説明に記載され、一部は、この説明から明らかであり、又は本明細書に開示される原理の演習によって学習され得る。本発明の特徴及び利点は、添付の特許請求の範囲で特に指摘された命令及び組み合わせを用いて実現され、得られる。本開示のこれら及び他の特徴は、以下の説明及び添付の特許請求の範囲からより完全に明らかになる、又は本明細書に記載される原理の演習によって学習され得る。
本開示の第1の態様において、上りリンクキャンセルインディケーションのためのユーザ機器(UE)によって実行される方法は、提供される。本方法は、上りリンク(UL)グラントを受信するステップであって、ULグラントは物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)をスケジューリングし、PUSCHのための周波数リソースはUEのアクティブUL帯域幅部分(BWP)内に割り当てられ、周波数リソースはアクティブUL BWPの物理リソースブロック(PRB)インデックスを使用して割り当てられる、ステップ、ULキャンセルインディケーション(CI)を受信するステップであって、UL CIは参照ULリソース内のULリソースを示し、参照ULリソースは少なくともアクティブUL BWPを含むキャリア内に割り当てられ、周波数リソースはキャリアの共通リソースブロック(CRB)インデックスを使用して割り当てられる、ステップ、参照ULリソースの開始シンボルを判定するステップであって、開始シンボルは、UL CIの終了から所定時間後の最初のシンボルとして決定され、所定時間は、ULグラントをデコーディングし及びPUSCHを準備するための最小プロセスの第1の所定時間、並びにgNBによって設定された第2の所定時間の合計として決定されるステップ、ULリソースがPUSCHと重複するかどうかを判定するステップ、及びULリソースがPUSCHと重複すると判定された場合、PUSCHをキャンセルするステップ、を含む。
本開示の第2の態様において、上りリンクキャンセルインディケーションのための、基地局(BS)によって実行される方法は、提供される。本方法は、上りリンク(UL)グラントを送信するステップであって、ULグラントは物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)をスケジューリングし、PUSCHのための周波数リソースはユーザ機器(UE)のアクティブUL帯域幅部分(BWP)内に割り当てられ、周波数リソースはアクティブUL BWPの物理リソースブロック(PRB)インデックスを使用して割り当てられる、ステップ、ULキャンセルインディケーション(CI)を送信するステップであって、UL CIは参照ULリソース内のULリソースを示し、参照ULリソースは少なくともアクティブUL BWPを含むキャリア内に割り当てられ、周波数リソースはキャリアの共通リソースブロック(CRB)インデックスを使用して割り当てられる、ステップ、及びUEのタイミングアドバンスに基づいて第2の所定時間を決定するステップであって、参照ULリソースの開始シンボルは、UL CIの終了から所定時間後の第1のシンボルとして決定され、且つ所定時間は、ULグラントをデコーディングし、PUSCHを準備するための最小プロセスの第1の所定時間及び第2の所定時間の合計として決定される、ステップを含む。
本開示の第3の態様において、上りリンクキャンセルインディケーションのための、ユーザ機器(UE)は、提供される。UEは、1つ又は複数のプロセッサ、及び1つ又は複数のプロセッサによって実行される結果として、UEに実行させる命令を記憶するメモリを含み、命令は、UEに、上りリンク(UL)グラントを受信する処理であって、ULグラントは物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)をスケジューリングし、PUSCHのための周波数リソースは、UEのアクティブUL帯域幅部分(BWP)内に割り当てられ、周波数リソースはアクティブUL BWPの物理リソースブロック(PRB)インデックスを使用して割り当てられる、処理、ULキャンセルインディケーション(CI)を受信する処理であって、UL CIは参照ULリソース内のULリソースを示し、参照ULリソースは少なくともアクティブUL BWPを含むキャリア内に割り当てられ、周波数リソースはキャリアの共通リソースブロック(CRB)インデックスを使用して割り当てられる、処理、参照ULリソースの開始シンボルを決定する処理であって、開始シンボルは、UL CIの終了から所定時間後の最初のシンボルとして決定され、所定時間は、ULグラントをデコーディングし及びPUSCHを準備するための最小プロセスの第1の所定時間、並びにgNBによって設定された第2の所定時間の合計として決定される処理である、処理、判定を生じるために、ULリソースがPUSCHと重複しているかどうかを判定する処理、及びULリソースがPUSCHと重複すると判定された場合、PUSCHをキャンセルする処理を、実行させる。
本開示は、添付の図面に関連して説明される。
図1は、様々な実施形態による、PUSCHが既に送信された結果として、RUR内の開始シンボルがUEによってキャンセルされない環境の例示的な実施例を示す。 図2は、様々な実施形態による、複数のUEのタイミングアドバンス(TA)が異なっている結果として、参照時間領域が複数のUEの間で整列されない環境の例示的な実施例を示す。 図3は、様々な実施形態による、UL CIの終わりから重複するPUSCHの最も早いシンボルまでの所定時間の結果として物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)上でUCIが送信され、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)が
Figure 2023500346000194
と等しい、又はそれよりも大きい環境の例示的な実施例を示す。
図4は、様々な実施形態による、PDCCHデコーディング時間がサブキャリア間隔(SCS)のシンボルとして定義される環境の例示的な実施例を示す。 図5Aは、本出願の様々な態様による、無線通信のためのノードのブロック図を示す。 図5Bは、UE及びgNBを含む基本ネットワークのブロック図を示す。 図6は、本開示の態様による実施例の方法を示す。
添付の図面において、同様の部品及び/又は特徴は、同じ参照ラベルを有することができる。更に、同じタイプの様々な部品は、参照ラベルをダッシュで追跡し、同様の部品を区別する第2のラベルを追跡することによって区別することができる。第1の参照ラベルのみが明細書に使用される場合、説明は、第2の参照ラベルに関係なく、同じ第1の参照ラベルを有する類似の部品のいずれにも適用可能である。
以下の説明は、実施形態の好ましい実施例のみを提供し、本開示の範囲、適用性、又は設定を限定することを意図しない。むしろ、実施形態の好ましい実施例の以下の説明は、実施形態の好ましい実施例を実装するための可能な説明を当業者に提供するのであろう。添付の特許請求の範囲に記載された精神及び範囲から逸脱することなく、要素の機能及び処理に様々な変更を加えることができることを理解されたい。
〔一般的特徴〕
特に、eMBBトラフィックのためにスケジュールされたリソースがURLLCトラフィックのために再割り当てされる必要があるとき、URLLCサービスのための遅延性要件が満たされることを保証するためのアプローチが、当技術分野において必要とされている。Rel-15 NRにおいて、本目的のために、下りリンクプリエンプションインディケーション(PI:Pre-emption Indication)が指定された。上述したように、下りリンク(DL)プリエンプションインディケーション(PI)は、スケジュールされたトランスポートブロック(TB:Transport Block)のリソースの一部がURLLCのためのもう1つのTBの送信のために使用されるべきであることを示すために、eMBBユーザ機器(UE)に送信される。
下りリンクに関して上記したような同じ問題は、上りリンクでも発生することがあり、gNodeB(gNB)は、使用可能な全てのリソースが既にeMBBトラフィックのためにスケジュールされているとき、短い遅延性バウンドでURLCトラフィックをスケジュールする必要がある。原則として、上りリンク(UL:Uplink)PI又は上りリンクキャンセルインディケーション(CI:Cancellation Indication)は、eMBB UEに送信されうる。その後、eMBB UEは、上りリンクCIに従ってスケジュールされた送信をキャンセルできる。DLのケースとULのケースとの間の基本的な違いは、DLのケースにおいて、URLLCトラフィックを先取されたeMBBリソースにマッピングすることを担当するのがgNBであるため、eMBBリソースの先取が起こった後にDL PIは送信されることである。しかしながら、ULのケースにおいて、上りリンク送信をキャンセルするのはeMBB UEの仕事であるため、先取が起こる前にキャンセルインディケーション(CI)を送信する必要がある。したがって、UL CIを監視するためのUEの振舞い、基準時間の決定、及び周波数リソースに関する問題を考慮する必要がある。例えば、改善された処理は、上りリンクキャンセルの性質を考慮に入れるべきである。すなわち、UEは、上りリンク送信のキャンセルが発生する前に、上りリンクCIを正常にデコードする必要がある。その上、下りリンクのケースにおいて、発生しないいくつかの問題がある。例えば、上りリンク制御チャネル(UCI:Uplink Control Information)が上りリンクCIによってキャンセルされる物理上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)に多重化され、上りリンクCIによってUCIの物理上りリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)がキャンセルされない場合、PUCCHのためのUEの振舞いを定義する必要がある。
〔問題〕
〔UL CI監視〕
UL CIを監視するためのeMBB UEの負担を低減するために、eMBB UEは、eMBB UEにアドレス指定されたULグラントをデコードした後にのみUL CIを監視してもよい。解決しなければならない3つの問題が、存在する。第1の問題は、UEがeMBB及びURLLCトラフィックの両方を有するとき、UL CIがeMBBトラフィックのためにスケジュールされたリソースのみをキャンセルするように、監視の振舞いを定義する必要があることである。第2の問題は、eMBB UEがそれにアドレス指定されたULグラントをデコードした後にUL CIを監視し始める場合、ULグラント及びスケジュールされた送信からの時間オフセットが比較的小さい場合、gNBは、スケジュールされた送信を先取することができないことがある。第3の問題は、UL CIを監視するための停止条件に関する。一例を挙げれば、UL CIをもはや監視する必要がないとき、UEは、UL CIの監視を停止するための要件又は規則は現在、存在しない。例えば、UL CIによって潜在的に先取されるリソースがUEのためのスケジュールされたULリソースと重複しない場合、UEは、UL CIのための検索空間を監視すべきではない。
〔ULリソースの参照〕
UL CIにおける先取されたリソースのインディケーションは、設定された参照ULリソース(RUR:Reference UL Resource)に基づく。UL CI内のビットは、RUR内のリソースのどの部分が先取されるべきかを示す。RURの参照時間領域について、開始シンボルは、UL CIを受信した後にUEがその送信をキャンセルすることができる最も早いシンボルとして定義され得る。最も早いシンボルを定義するとき、UL CI及びタイミングアドバンス(TA:Timing Advance)のUE処理時間の影響が考慮されるべきである。対処すべきもう1つの問題は、どの種類のシンボルがRURの有効シンボルと見なされるかである。参照時間領域の所定時間を決定するために、明示的に無線リソース制御(RRC)パラメータ、例えば、2シンボル、4シンボルなどによって設定されてもよい。システムは、設定されたシンボル数がULシンボルのみを考慮するか、又は他の種類のシンボルも考慮するかを対処する必要がある。システムは、RURの参照周波数領域について、DL PIのためのRel-15の方法に従うべきかどうか、すなわち、参照周波数領域がアクティブ帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)であるかどうかを決定することができる。同じ方法を再使用することは、簡単である。他の方法も同様に適用することができる。DLとULとの間の基本的な差異を考慮することができる。
〔先取されたPUSCH上のUCIの取り扱い〕
いくつかのシナリオにおいて、PUSCHは、PUCCHに合わせて重複するようにスケジュールされることができ、現行の規格、例えば、TS 38.213v.15.7.0によれば、PUCCHのUCIは、PUSCHにおいて多重化されることになる。ここで、PUSCHがUL CIに従ってUEによってキャンセルされるべきである場合、UEは、UCIがPUCCH上で送信されることができるかどうかを決定する必要がある。UL CI、PUSCH、及びPUCCHのタイムライン状態に従って、UEがPUCCHを送信又はドロップするためのルールが定義されなければならず、これにより、UEの複雑さを増加させることなくUCIを送信することができる。
実施形態のサマリー〕
上記した問題を扱うために、以下のような実施形態は、提案される。開示された実施形態は、セルラーネットワークを使用して効率を改善するためにトラフィックを再スケジューリングするフレームワークを提供する。例としての方法は、ユーザ機器(UE)で、上りリンク(UL)グラントを受信するステップを含み、ULグラントは、物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)をスケジュールする。PUSCHのための周波数リソースは、UEのアクティブUL帯域幅部分(BWP)内に割り当てられることができる。周波数リソースは、アクティブUL BWPの物理リソースブロック(PRB)インデックスを用いて割り当てられる。本方法は、ULキャンセルインディケーション(CI)を受信するステップを含み、UL CIは参照ULリソース内のULリソースを示し、参照ULリソースは、少なくともアクティブUL BWPを含むキャリア内に割り当てられる。周波数リソースは、キャリアの共通リソースブロック(CRB)インデックスを使用して割り当てられる。本方法は、ULリソースがPUSCHと重複しているかどうかを判定し、判定を生じさせるステップ、ULリソースがPUSCHと重複していることを判定が示すとき、PUSCHをキャンセルするステップとを更に含む。一態様におけるこれらのプロセスは、UE上で実行されることができ、別の態様において、1つ又は複数のプロセスは、UE又はgNBの内の1つ又は複数上で実行されることができる。
gNBの観点からの別の態様は、上りリンク(UL)グラントをユーザ機器(UE)に送信することを含むことができ、ULグラントは、物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)をスケジュールする。PUSCHのための周波数リソースは、UEのアクティブUL帯域幅部分(BWP)内に割り当てられることができる。周波数リソースは、アクティブUL BWPの物理リソースブロック(PRB)インデックスを用いて割り当てられる。本方法は、ULキャンセルインディケーション(CI)をUEに送信することを含むことができ、UL CIは、参照ULリソース内のULリソースを示し、参照ULリソースは、少なくともアクティブUL BWPを含むキャリア内で割り当てられる。周波数リソースは、キャリアの共通リソースブロック(CRB)インデックスを使用して割り当てられる。本方法は、UEから、ULリソースがPUSCHと重複しているかどうかを判定し、判定を生じるデータを受信し、ULリソースがPUSCHと重複していることを判定が示すとき、PUSCHをキャンセルすることを更に含む。gNBで受信されたデータは、PUSCHのキャンセルの観点から、UEから送信されたデータ(仮にあったとしても)を表すことができる。
〔UL CI監視〕
上述したUL CI監視に関する第1の問題のために、以下の方法が提案される。UEは、「低優先度」インディケーションを用いてULグラントをデコードした後、UL CIの監視を開始する。設定されたグラント(CG)のために、UEは、CGリソースと重複する関連付けられたRURを有するUL CIの検索空間の監視機会のみを監視する。
上述したUL CI監視に関する第2の問題のために、以下の方法が提案される。UEは、関連付けられたRURがUEのための潜在的にスケジュールされたPUSCHと重複する場合、UL CIのための検索空間を監視する。本方法のために、UEは、UEによって使用される時間領域リソース割り当て表に基づいて、RURと重複するPUSCHが存在するかどうかを判定することができる。UL CIの検索空間の関連付けられたRURが、潜在的にスケジュールされたPUSCHと重複すると判定された場合、ULグラントをデコードする前に監視される。
上述したUL CI監視に関する第3の問題のために、以下の方法が提案される。UEは、「高優先度」インディケーションを用いてULグラントを受信した場合、UL CIの監視を停止する。CGのために、UEは、RRCパラメータによって高優先度として設定されたUL CGを選択した後、UL CIの監視を停止する。
〔ULリソース参照〕
RURの開始シンボルを判定するために、図1に示されるフレームワーク100を参照して以下の方法が提案される。UL CIのRURの開始シンボルは、対応するUL CIの検索空間の終わりから数えて、UL CIの最小のプロセッシング時間(図2のフレームワーク200に示されるようにXで示される)及びタイミングアドバンス(TA、図2にも示される)の所定時間の後の最初のシンボルである。最小のプロセッシング時間は、UL CIをデコードし、UL送信をキャンセルする準備をするためにUEが必要とする所定時間である。タイミングアドバンス(TA)は、RUR内のすべてのリソースがUEによってキャンセルされ得ることをRURが確実にし得ることを決定するために、考慮され得る。TAが考慮されない場合、UEがUL CIのデコーディングを終了し、ULキャンセルのために準備されるまでの時間に、PUSCHが既に送信されている可能性があるため、RUR内の開始シンボルは、UEによってキャンセルされないことがある(図1を参照)。UL CIにおいて同じビットで設定された複数のUEが存在し得るため、RURの開始シンボルを決定するときにTAの影響がUEによって暗黙的に考慮される場合、複数のUEのTAが異なっている場合、参照時間領域は、複数のUE間で整列され得ない(図2を参照し、UE1のRURは、最も左の白色領域及び中間の灰色領域であり、UE2のRURは、中間の灰色領域及び最も右の暗い灰色領域である)。この問題を解決するために、RURの開始シンボルを決定するために、複数のUEに対して参照TAが設定されてもよい。参照TAは、RURが複数のUEのために整列されるように、複数のUEのTAよりも大きくなるように設定される。
RURの参照時間領域を決定するために、以下の方法が提案される。参照時間領域は、RURの開始シンボルから始まる、例えば2シンボル、4シンボルなど、設定された所定時間内のULシンボル及び半静的フレキシブルシンボルとして定義される。半静的下りリンクシンボルは、実際の参照時間領域が参照時間領域のRRC設定所定時間よりも小さくなるように、RURから除外される。UL CIにおけるビット数をより良く利用するために、UL CIのより細かい粒度を以下のように達成することができる。UL CIにおいて時間領域リソースを示すために設定されたビット数は、2つの部分に分割でき、最初の部分の各ビットは、RRC設定シンボル数よりも少ないシンボル数を示す場合があり、一方で、2番目の部分の各ビットは、RRC設定シンボル数を示す場合がある。各部分におけるビット数を決定するための方法は、UL CIにおける時間領域リソースを示すためのビット数と、半静的下りリンクシンボルを除外した後のRURにおけるシンボル数とに基づいてもよい。例えば、RRC設定粒度が2シンボルであり、UL CIにおける時間リソースインディケーションのためのビット数が7ビットであり、半静的DLシンボルを除外した後のRURにおけるシンボル数が10(
Figure 2023500346000195
として示される)である場合、第1の
Figure 2023500346000196
ビットは、
Figure 2023500346000197
シンボルを示すそれぞれのビットを用いて、第1の部分に分割される。最後の
Figure 2023500346000198
ビットは、2番目の部分に分割され、各ビットは、
Figure 2023500346000199
シンボルを示す。より細かい粒度は、不必要な先取を回避することができるため、リソース利用にとって有益であり得る。gNBはより最近のシンボル上でどのようにスケジューリングを実行するかについてより良く把握することができるため、より細かい粒度を有するビットは、UL CIにより近いシンボルを示すために使用され、一方で、より粗い粒度を有するビットは、UL CIからより遠いシンボルを示すために使用される。
半静的下りリンク、フレキシブル、及び上りリンクシンボルは、gNBによって提供される場合、TDD-UL-DL-ConfigurationCommon又はTDD-UL-DL-ConfigurationDedicatedにおいて、それぞれ下りリンク、フレキシブル、及び上りリンクとして設定されるシンボルであることに留意されたい。
RURの参照周波数領域を決定するために、以下の方法が提案される。RURの参照周波数領域は、UEのアクティブUL BWPとして決定される。本方法のために、gNBは、UL CI内のサービングセルのために同じビットを用いて設定されたUEのために、同じサイズのUL BWPを設定する必要があり得る。本方法には解決すべき問題が1つある。対になったスペクトルにある場合、及び、gNBがUL BWPを切り替えるようにUEに示す場合、UEは、DL BWPを切り替えない。したがって、UEがUL BWPを切り替えた後、同じUL CI検索空間が監視される。UEは、参照周波数領域をアクティブUL BWPとして決定するため、gNBは、UL CI内のサービングセルのために同じビットを用いて設定された全てのUEを同じBWPに切り替える必要がある。そうでなければ、UEは、gNBが他のUEのアクティブUL BWPに基づいてUL CIをセットする場合、UL CIを誤って解釈する。この問題を解決するために、UL CIは、異なるUL BWPのための特定のビットで設定されることができるべきである。すなわち、BWP-Idは、UL CI設定において、対応するpositionInDCIを用いて設定されてもよい。本方法を用いると、UEは、UL BWP切り替え後に同じUL CI検索空間を監視することができ、UEは、UL CI解釈のために新しいUL BWPのために設定されたビットを使用することができ、参照周波数領域は、新しいアクティブUL BWPである。UEがUL CI内の対応するビットを用いずにUL BWPに切り替わる場合、UEは、UL CI解釈のためにBWP切り替え前にUL BWPのために設定されたビットを依然として使用し、参照周波数領域は、BWP切り替え前のUL BWPである。周波数リソースインディケーションの粒度のために、周波数リソースインディケーションのための設定されたビット数及び参照周波数領域のサイズに基づいて決定され得る。
〔先取されたPUSCH上のUCIの処理〕
PUSCHがPUCCHと重複しており、PUSCHがUL CIによって先取される場合、以下の方法が提案される。PUCCHの不必要なドロップを回避するために、UEがPUCCHをドロップするか、又はPUCCHを送信するかを決定するためのタイムライン条件を定義することができる。eMBB UEの複雑さを増加させることなく目的を達成するために、UCI多重化のためのRel-15タイムライン要件が使用されてもよい。図3に示される実施例としてのフレームワーク300に示されるように、UL CIの終わりから、重複するPUSCH及びPUCCHの最も早いシンボルまでの所定時間が等しいか、又は
Figure 2023500346000200
より大きい場合、次にUCIは、PUCCH上で送信されることができる。
Figure 2023500346000201
は、UEが重複するPUSCH及びPUCCHについて多重化決定を行うための最小処理時間を定義するため、UEがPUSCHを送信しないことを決定し、代わりにPUCCHを送信するこのシナリオでは、同じ時間の量が適用され得ることが合理的である。一方で、UL CIの終わりから、重複しているPUSCH及びPUCCHの最も早いシンボルまでの所定時間が、
Figure 2023500346000202
より短い場合、PUCCHは送信されるべきではない。
〔詳細な実施形態
〔UL CI監視〕
eMBB及びURLLCトラフィックの両方を有するUEの場合、UEは、URLLCトラフィックのためのスケジュールされたPUSCHが先取されることを期待すべきではない。不必要なUL CI監視を回避するために、以下の方法を使用することができる。この第1の方法のために、UEは、「低優先度」インディケーションを用いるULグラントをデコードした後に、UL CIを監視し始めるべきである。動的グラント(DG)PUSCHの優先度インディケーションは、以下のオプションの形式であってもよい。
オプション1:下りリンク制御情報(DCI)フォーマットによる
オプション2:無線ネットワーク一時識別子(RNTI)による
オプション3:DCI(新規フィールド又は既存フィールドの再利用)内の明示的なインディケーションによる
オプション4:CORESET/検索空間による。
設定されたグラント(CG)のために、UEは、低い優先度のCG設定を有するCGリソースと重複している関連付けられたRURを有するUL CIの検索空間の監視機会のみを監視する。設定されたグラントタイプ1、上りリンク許可は、RRCによって提供され、設定された上りリンクグラントとして保存される。設定されたグラントタイプ2は、上りリンクグラントが物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)によって提供され、設定されたグラントのアクティブ化又はディアクティブ化を示す物理レイヤシグナリングに基づいて、設定された上りリンクグラントとして保存又はクリアされる。タイプ1CGのために、優先度は、明示的なRRC情報要素(IE)によって設定され得る。タイプ2CGのために、優先度は、明示的なRRC IEによって設定され得る。1つの代替において、タイプ2CGの優先度は、タイプ2CGのアクティブ化DCIによっても示され得る。1つの代替において、タイプ2CGの優先度は、明示的なRRC IEによって設定され得、アクティブ化DCIの優先度インディケーションは、RRC IEによって設定された優先度を上書きし得る。
一実施形態において、CGリソースが新しいTBの送信のために使用されることを許可されないとき、すなわち、リソースの対応するハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスのconfiguredGrantTimerが実行されているとき、UEは、CGリソースの優先度にかかわらず、CGリソースと重複しているRURに関連付けられたUL CIのための検索空間を監視しない。
eMBB PUSCHがULグラントを含むPDCCHの終了からPUSCHの開始までの間の短い所定時間でスケジュールされる状況において、UEがULグラントをデコードした後のみにUL CIを監視し始める場合、gNBは、スケジュールされたPUSCHを先取することができないことがある。この問題を解決するために、以下の方法を使用することができる。
UEは、関連付けられたRURがUEのための潜在的にスケジュールされたPUSCHと重複する場合、UL CIのための検索空間の監視機会を監視する。本方法のために、UEによって使用される時間領域リソース割当(TDRA)表、PUSCH-ServingCellConfig内のprocessingType2Enabled、及び最小適用可能K2の内の1つ又は複数に基づいて、RURと重複しているPUSCHが存在し得るかどうかを判定し得る。K2は、時間領域リソース割当であり、表1に各種の値を示す。UL CIの検索空間の関連付けられたRURが、潜在的にスケジュールされたPUSCHと重複すると判定された場合、ULグラントをデコードする前に監視される。
TDRA表は、pusch-TimeDomainAllocationListによって設定できる。pusch-TimeDomainAllocationListがpusch-ConfigCommonでもpusch-Configでも設定されていない場合、UEは、デフォルトのTDRA表を使用する。pusch-ConfigCommonとpusch-Configの両方でpusch-TimeDomainAllocationListが設定されている場合、pusch-Config内のpusch-TimeDomainAllocationListは、使用される。
以下の実施例において、以下の表1に示すように、TDRA表は、pusch-Configで設定され、PUSCH-ServingCellConfig内のprocessingType2Enabledは、設定され、SCSは、30kHzであり、最小適用可能なK2は、0であると仮定する。ULグラントの検索空間は、2シンボルのCORESETと1つのスロットの周期性に関連付けられるように設定されている。UL CIの検索空間の設定は、2シンボルのCORESET、1スロットの周期性、及び1スロット内の7つの監視機会に関連付けられるように設定されている。RURの所定時間は、4シンボルであると仮定される。PUSCH-ServingCellConfig内のProcessingType2Enabledが設定されているため、PUSCH準備の最小処理時間は、5.5シンボルである。したがって、TAが無視できると仮定すると、PUSCHは、ULグラントと同じスロット内のシンボル8で開始するようにスケジュールされ得る。
Figure 2023500346000203
上記の設定のために、TDRA表内の全ての行がPUSCHをスケジューリングするために使用され得る。ULグラントの処理時間はN2シンボル(能力2)よりも大きくないと仮定され得るため、スロット内のUL CIのための検索空間の第5、第6、及び第7の監視機会を監視するかどうかは、スロット内にULグラントがあるかどうかを決定した後に、関連付けられたRURがスケジュールされたPUSCHと重複するかどうかに基づくことができる。すなわち、UEが検索空間にULグラントがないと判定するか、又はULグラントがデコードされ、UL CIのための検索空間の監視機会の関連付けられたRURがULグラントによってスケジュールされたPUSCHと重複しない場合、UEは、ULグラントのための検索空間の次の監視機会まで、UL CIのための検索空間の以下の監視機会をスキップすることができる。UL CIのための検索空間の他の監視機会のために、監視を行うべきかどうかは、関連付けられたRURと重複している潜在的なPUSCHが存在し得るかどうかに基づいてもよい。
表1を更に参照すると、スロット内のUL CIの検索空間の第1の監視機会は、行1、行2、及び行3のいずれかを使用して、スロット内のULグラントによってスケジュールされたPUSCHと重複している関連付けられたRURを有することができる。スロット内のUL CIの検索空間の第2の監視機会は、行1、行2、及び行3のいずれかを使用して、スロット内のULグラントによってスケジュールされたPUSCHと重複しているRURを関連付けている。スロット内のUL CIの検索空間の第3の監視機会は、行2、行3、行4、行5、及び行6のいずれかを使用して、スロット内のULグラントによってスケジュールされたPUSCHと重複しているRURを関連付けている。スロット内のUL CIの検索空間の第4の監視機会は、行4、行5、及び行6のいずれかを使用して、スロット内のULグラントによってスケジュールされたPUSCHと重複しているRURを関連付けている。したがって、UEがスロット内のULグラントのための検索空間を監視しようと試みる場合、スロット内のUL CIのための検索空間の最初の4つの監視機会は、監視されるべきである。
なお、本実施例において、ULグラントの検索空間と同時に、スロット内のUL CIの検索空間の最初の監視機会は、開始する。gNBがPUSCHをスケジュールし、同時にPUSCHを先取することは意味がないため、UEは、UL CIのための検索空間の最初の監視機会を監視する必要がないことがある。したがって、UEは、ULグラントのための検索空間と同じ開始シンボルを有する場合、UL CIのための検索空間の監視機会を監視しなくてもよい。
一実施形態において、PUSCH-ServingCellConfig内のprocessingType2Enabledが設定される場合、UEは、ULグラントをデコードしようと試みると、UL CI監視を開始する。そうでない場合、UEは、「低優先度」インディケーションを用いてULグラントをデコードした後に、UL CI監視を開始する。
一実施形態において、PDCCHデコーディングの所定時間は、定義される。UL CIのための検索空間がULグラントのための検索空間の開始シンボルの後の開始シンボルであり、ULグラントのための検索空間の終わりからカウントするPDCCHデコーディングの所定時間内で開始する開始シンボルである場合、UL CIのための検索空間は、UEによって監視されることができる。PDCCHデコーディング時間は、シンボルの数で定義されてもよく、例えば、PDCCHデコーディング時間、それぞれ、15kHz、30kHz、及び60kHzのSCSに対して、2、4、8シンボルとして定義されてもよい。図4のフレームワーク400に、UL CIのための検索空間の監視機会0及びUL CIの検索空間の監視機会1がPDCCHデコーディング時刻内であるため、UEによって監視される実施例が示されている。そうでなければ、eMBB PUSCHは、gNBによって先取されることができないことがある。
一実施形態において、UEは、PDCCHデコーディング時間内に開始するUL CIのための検索空間の監視機会を監視しない。別の実施形態において、UEがPDCCHデコーディング時間内に開始するUL CIのための検索空間の監視機会を監視するかどうかは、報告されたUE能力に基づく。UE能力は、ULグラントのPDCCHデコーディング時間内にUL CIの検索空間の監視機会をUEが監視できるかどうかを明示的に示すことができる。UEがPDCCHデコーディング時間内に開始するUL CIの検索空間の監視機会を監視するかどうかの判定は、1つ又は複数の他の要因に基づいても判定することができる。
上述した方法に基づいてUL CIを監視し始めた後、UEは、1つ又は複数の条件が満たされる場合、UL CIを監視し続ける必要がないことがある。以下の方法を使用して、UL CIの監視を維持するか停止するかを判定することができる。UEがUL CIを受信した後、UL CI内で示された先取されたリソースが、ULグラントによってスケジュールされたPUSCHと重複するかどうかを判定する。PUSCHが示されたリソースと重複する場合、PUSCHはUEによってキャンセルされるため、UEは、UL
CIの監視を停止することができる。1つの代替において、UL CI内の示されたリソースは、PUSCHの反復の一部と重複し、先取されていないPUSCHの他の反復と重複する、関連付けられたRURを用いるUL CIのための検索空間の監視機会が存在する場合、UEは、UL CIを監視し続けることができる。1つの代替において、UL
CI内の示されたリソースがサウンディング参照信号(SRS)送信のシンボルの一部と重複し、先取されていないSRS送信の他のシンボルと重複する、関連付けられたRURを用いるUL CIのための検索空間の監視機会が存在する場合、UEは、UL CIを監視し続ける。
UL CI監視の停止条件のために、以下の条件は、適用することができる。一実施形態において、「高優先度」インディケーションを用いるULグラントを受信した場合、UEは、UL CIの監視を停止する。代替的に、一実施形態において、UEがUL許可の開始シンボルよりも早い開始シンボルを用いる別のULグラントによってスケジュールされた別のPUSCHの開始シンボルよりも早い開始シンボルを用いるPUSCHをスケジュールするULグラントを受信する場合、UEは、UL CIの監視を停止する。一代替実施形態において、UEが「高優先度」インディケーションを用いるULグラントを受信する場合、UEは、UL CIの監視を停止する。一代替実施形態において、ランダムアクセス手順が開始された場合、UEは、UL CIの監視を停止する。CGのために、RRCパラメータによって高優先度として設定されたUL CGを選択した後、UEは、UL CIの監視を停止する。
上記の方法の組み合わせを使用して、UL CI監視を開始するか、又はUL CI監視を停止するかを決定することができる。いくつかのケースにおいて、「高優先度」を有するPUSCHは、スケジュールされ、UL CIは、受信され、PUSCHリソースの一部の先取を示す。UL CIを適用するかどうかを決定するために、以下の方法を使用することができる。一実施形態において、UL CIは、「低優先度」インディケーション、又は何らかの他のインジケータ又はラベルを有するPUSCHにのみ適用される。代替的に、一実施形態において、UL CIは、UL CIの開始シンボルよりも早い開始シンボルを有するULグラントによってスケジュールされたPUSCHに適用される。CG選択のために、UL CIが受信され、CGと重複する先取されたリソースを示す場合、UEは、CGを選択しない。物理層は、UL CIのデコーディング後、UL CIをMAC層に渡すことができる。MAC層は、CGを選択するときにUL CIを考慮に入れることができる。
参照ULリソース〕
上述したように、RURの開始シンボルを決定するときにTAが考慮されない場合、UEは、RURの開始シンボルをキャンセルすることができないことがある。RURの開始シンボルを決定するために、以下の方法が提案される。UL CIのRURの開始シンボルは、対応するUL CIの検索空間の終わりから数えて、UL CIの最小プロセス時間及びタイミングアドバンスの所定時間の後の最初のシンボルとすることができる。最小プロセス時間は、UL CIをデコードし、UL送信をキャンセルする準備をするためにUEが必要とする所定時間である。最小プロセス時間の所定時間は、TS 38.214
V15.7.0において
Figure 2023500346000204
と定義され、N2は、UE処理能力2のための表6.4-2のμに基づいており、μは最大
Figure 2023500346000205
で得られる(μDL、μUL)の内の1つに対応し、μDLは、UL CIを搬送するPDCCHが送信された下りリンクのサブキャリア間隔に対応し、μULは、UL CIにおけるpositionInDCIから開始するビット数が適用される上りリンクチャネルのサブキャリア間隔に対応し、
Figure 2023500346000206
は、TS 38.211 V15.7.0のサブ条項4.1において定義される。これらの規格文書は、参照により本明細書に組み込まれる。
一実施形態において、UL CIのRURの開始シンボルは、対応するUL CIの検索空間の終わりから数えて、UL CIの最小プロセス時間及びタイミングアドバンスの所定時間の後の最初のシンボルである。最小プロセス時間は、UL CIをデコーディングし、UL送信をキャンセルする準備のためにUEが必要とする所定時間である。最小プロセス時間の所定時間は、例えば、ULグラントをデコーディングし、対応するPUSCHを準備するための最小処理時間であり、すなわち、TS 38.214 V15.7.0において
Figure 2023500346000207
と定義され、N2は、UE処理能力2のための表6.4-2のμに基づいており、μは、(μDL、μUL)からの最小μであり、μDLは、UL CIを搬送するPDCCHの下りリンクのサブキャリア間隔に対応し、μULは、UL CIにおけるpositionInDCIから開始するビット数が適用される上りリンクチャネルのサブキャリア間隔に対応し、
Figure 2023500346000208
は、TS 38.211 V15.7.0のサブ条項4.1において定義される。最小プロセス時間の所定時間は、他の値であってもよい。
RURの開始シンボルは、PUSCHをキャンセルするUL CIを搬送するPDCCHの最後のシンボルの受信の終了後に
Figure 2023500346000209
で始まるサイクリックプレフィックス(CP)を有する次のシンボルとして決定される。なお、シンボルタイミングは、TAの適用前である。なお、RURの開始シンボルを決定するために、シンボルタイミング決定のためのサブキャリア間隔(SCS)は、以下の方法に基づいてもよい。一実施形態において、シンボルタイミング決定のためのSCSは、アクティブBWPのSCSに基づく。
上記実施形態におけるUL BWPスイッチのケースにおいて、ULキャリア上のアクティブUL BWPを決定するために、以下の方法を使用することができる。一実施形態において、UL CIのためのアクティブUL BWPは、UL CIの開始シンボルよりも早い開始シンボルを有するULグラントで示されるUL BWPである。代替的に、一実施形態において、UL CIのアクティブUL BWPは、最後のPUSCHが送信されるUL BWP、又は受信されたRRCメッセージによって示されるUL BWP、又はBWPInactivityTimerが満了した後にUEが切り替わるUL BWPであり、いずれか最後に起こる。PUSCH又はRRCメッセージは、UL CIの開始前に終了することができる。一実施形態において、シンボルタイミング決定のためのSCSを決定するために、ULキャリアのためのSCSは、RUR設定と共に設定され得る特定の設定されたSCSとして決定される。代替的に、一実施形態において、シンボルタイミング決定のためのSCSを決定するために、SCSは、UEがUL CIを受信する場合、DL BWPと同じBWP-Idを有するUL BWPのSCSとして決定される。
所定時間
Figure 2023500346000210
の決定のために、以下の実施形態を使用することができる。例えば、一実施形態において、UEは、最後に受信されたTAコマンドに基づいて調整された最新のTAを使用する。この代替のために、UL CIの同じビットで設定されたUEがRURの同じ開始シンボルを持つよう保証するのは、gNB次第である。別の実施例として、一実施形態において、UEは、
Figure 2023500346000211
が0であると仮定する。このケースにおいて、UL CIがUEによってキャンセルできないULシンボルを示す場合、他のUEのURLLC PUSCHの信頼性を保証するのは、gNB次第である。例えば、PUSCHを先取するために使用することができる適切なUL CI監視機会がない場合、大きなTAを用いてUEのためにeMBB PUSCHをスケジューリングしないことを、システムは、決定することができる。UEは、PUSCHが既に送信されているULシンボルを示すUL CIを受信する場合、UEは、それらのシンボルをキャンセルせず、キャンセルされることが示されたULシンボルの内、まだ送信されていないPUSCHをキャンセルする。
一実施形態において、gNBは、UEのために
Figure 2023500346000212
を設定する。
Figure 2023500346000213
は、UL CI設定で設定される。gNBは同様の範囲のTAを有するUEを、UL CI内の同じビットに、同じ
Figure 2023500346000214
を用いてグループ化することができる。代替的に、一実施形態において、gNBは、各タイミングアドバンスグループ(TAG)のための
Figure 2023500346000215
を設定する。
Figure 2023500346000216
は、UL CI設定で設定される。ULキャリアのために、UEは、ULキャリアを含むTAGのために設定された
Figure 2023500346000217
を使用する。代替的に、UEは、UL CI内の関連付けられたビットを用いて設定されたULキャリアを含むTAGのために設定された最大の
Figure 2023500346000218
を使用する。
一実施形態において、
Figure 2023500346000219
は、例えば2つのシンボル、4つのシンボルなどの値のセットから決定され、UEは、そのTAに基づいて値のセットから値を決定する。例えば、UEは、そのTAが0から2つのシンボルの範囲内であれば
Figure 2023500346000220
=2つのシンボルを決定し、UEは、そのTAが2から4つのシンボルの範囲内であれば
Figure 2023500346000221
=4つのシンボルを決定する。gNBは、UL CIにおいて、UEを同じ
Figure 2023500346000222
から同じビットにグループ化することができる。
一実施形態において、gNBは、UL CI設定における特定のpositionInDCIに関連付けられる特定の値
Figure 2023500346000223
を設定することができる。
Figure 2023500346000224
は、そのTAに基づいて暗黙的に決定することができる。UEは、決定された
Figure 2023500346000225
に関連付けられたpositionInDCIから始まるビットのみを適用する。なお、
Figure 2023500346000226
は、RURの開始シンボルを決定する目的だけのためであり、上りリンクの送信のためには用いられない。
クロスキャリアインディケーションは、UL CIのために使用されることがある。UL CIの内容は、複数のキャリア上で先取されたリソースのインディケーションを含むことができ、各上りリンクキャリアは、上りリンクキャリアのservingCellId、及び同じIE、例えばCI-ConfigurationPerServingCellのUL CI内のキャリアのビットの開始位置(positionInDCIによる)を設定することによって、関連付けられたビットで設定される。一実施形態において、CI-ConfigurationPerServingCellは、同じサービングセルのための2つのpositionInDCIを含むことができ、1つは通常のUL(NUL)キャリアのためであり、1つは補助UL(SUL)キャリアのためである。
UL CIが複数のULキャリアのための情報ビットを含む場合、ULキャリアは、アクティブUL BWP又は設定されたUL BWPのための異なるSCSを有することが可能である。ULキャリアのためにUL CIの最小プロセス時間を決定するために、以下の方法を使用することができる。一実施形態において、ULキャリアのための最小プロセス時間は、最大の
Figure 2023500346000227
を結果とする(μDL、μUL)の内の1つに対応するμから決定され、μDLは、UL
CIを搬送するPDCCHが送信された下りリンクのサブキャリア間隔に対応し、μULは、UL CI内のpositionInDCIから始まるビット数が適用される上りリンクキャリアのアクティブUL BWPのサブキャリア間隔に対応する。代替的に、一実施形態において、ULキャリアの最小プロセス時間は、(μDL、μUL)からの最小μに基づいて決定される。
一実施形態において、ULキャリアのための最小プロセス時間は、最大の
Figure 2023500346000228
を生じる(μDL、μUL)の内の1つに対応するμから決定され、μDLは、UL CIを搬送するPDCCHが送信された下りリンクのサブキャリア間隔に対応し、μULは、UL CIにおけるpositionInDCIから始まるビット数が適用される上りリンクキャリアの設定されたUL BWPの最小サブキャリア間隔に対応する。代替的には、一実施形態において、ULキャリアの最小プロセス時間は、(μDL、μUL)からの最小μに基づいて決定される。
1つの代替において、ULキャリアのための最小プロセス時間は、最大の
Figure 2023500346000229
を生じる(μDL,μUL)の内の1つに対応するμから決定され、μDLは、UL CIを搬送するPDCCHが送信された下りリンクのサブキャリア間隔に対応し、μULは、UEのためのUL CI内の関連付けられたビットで設定されたULキャリアのアクティブUL BWPの最小サブキャリア間隔に対応する。代替的に、一実施形態において、ULキャリアの最小プロセス時間は、(μDL、μUL)からの最小のμに基づいて決定される。
1つの代替において、ULキャリアのための最小プロセス時間は、最大の
Figure 2023500346000230
を生じる(μDL、μUL)の内の1つに対応するμから決定され、μDLは、UL CIを搬送するPDCCHが送信された下りリンクのサブキャリア間隔に対応し、μULは、UEのためのUL CI内の関連付けられたビットで設定されたULキャリアの設定されたUL BWPの最小サブキャリア間隔に対応する。代替的に、一実施形態において、ULキャリアの最小プロセス時間は、(μDL、μUL)からの最小のμに基づいて決定される。
上記の代替におけるUL BWPスイッチングのケースにおいて、ULキャリア上のアクティブUL BWPを決定するために、以下の方法は、使用されてもよい。一実施形態において、UL CIのためのアクティブUL BWPは、UL CIの開始シンボルよりも早い開始シンボルを有するULグラントで示されるUL BWPである。代替的に、一実施形態において、UL CIのためのアクティブUL BWPは、最後のPUSCHが送信されるUL BWPの最後の発生であり、UL BWPスイッチングを示す受信されたRRCメッセージによって示されるUL BWPであり、UL BWP UEは、BWPInactivityTimerが満了した後にスイッチする。更に、PUSCH、又はRRCメッセージは、UL CIの開始前に終了する。
一実施形態において、
Figure 2023500346000231
を決定するために、ULキャリアのためのSCSは、RUR設定と共に設定され得る特定の設定されたSCSとして決定される。代替的に、一実施形態において、
Figure 2023500346000232
を決定するために、ULキャリアのためのSCSは、UL CIが送信されるDL BWPのSCSとして決定される。更に別の代替において、一実施形態において、
Figure 2023500346000233
を決定するために、SCSは、UEがUL CIを受信するDL BWPと同じBWP-Idを有するUL BWPのSCSとして決定される。
RURの参照時間領域を決定するために、以下の方法は、提案される。ULキャリアのための時間領域リソースのためのキャンセルインディケーションのためのビット数は、CI-ConfigurationPerServingCell内のpositionInDCIと共にRRCパラメータによって設定される。参照時間領域は、RURの開始シンボルから数えて、ULシンボル及び設定された所定時間内の半静的フレキシブルシンボル、例えば、2シンボル、4シンボルなどとして定義される。半静的下りリンクシンボルは、RUR内のシンボルの実際の数がRURのためのシンボルのRRC設定された数よりも小さくなり得るように、RURから除外される。UL CI内の時間領域インディケーションのための各ビットの粒度は、RRCパラメータ(例えば、1シンボル、2シンボル、4シンボルなど)によって設定される。一実施形態において、シンボルのSCSは、アクティブUL BWPのSCSとして決定される。
上記の代替において、UL BWPスイッチングのケースにおけるULキャリア上のアクティブUL BWPを決定するために、以下の方法は、使用されてもよい。一実施形態において、UL CIのためのアクティブUL BWPは、UL CIの開始シンボルよりも早い開始シンボルを有するULグラントで示されるUL BWPである。代替的に、一実施形態において、UL CIのアクティブUL BWPは、何れかが最後に起こる、最後のPUSCHが送信されるUL BWP、又はUL BWPスイッチングを示している受信されたRRCメッセージによって示されるUL BWP、又はBWPInactivityTimerが満了した後にスイッチするUL BWP UEである。更に、PUSCH、又はRRCメッセージは、UL CIの開始前に終了する。
一実施形態において、時間領域インディケーションの粒度を決定するために、ULキャリアの参照ULリソース内のシンボルのシンボル期間を決定するためのSCSは、RUR設定と共に設定され得る特定の設定されたSCSとして決定される。代替的に、一実施形態において、時間領域インディケーションのための粒度を決定するために、ULキャリアのためのSCSは、UL CIが送信されるDL BWPのSCSとして決定される。別の代替として、一実施形態において、時間領域インディケーションの粒度を決定するために、SCSは、UEがUL CIを受信するDL BWPと同じBWP-Idを有するUL BWPのSCSとして決定される。
UL CIにおけるビット数をより良く利用するために、UL CIのより細かい粒度は、以下のアプローチによって達成され得る。UL CI内の時間領域リソースを示すための設定されたビット数は、2つの部分に分割され、最初の部分の各ビットは、RRCで設定されたシンボル数よりも少ないシンボル数を示すことがあり、一方で、2番目の部分の各ビットは、RRCで設定されたシンボル数を示すことがある。各部分におけるビット数を決定するための方法は、UL CIにおける時間領域リソースを示すためのビット数と、半静的下りリンクシンボルを除外した後のRURにおけるシンボル数とに基づいてもよい。例えば、RRC設定粒度が2シンボルであり、ULキャリアのためのUL CIにおける時間領域リソースインディケーションのために設定されたビット数が7ビットであり、半静的DLシンボルを除外した後のRURにおけるシンボル数が10(
Figure 2023500346000234
として示される)である場合、最初の
Figure 2023500346000235
はビットは最初の部分に分割され、各ビットは、
Figure 2023500346000236
シンボルを示す。最後の
Figure 2023500346000237
ビットは、2番目の部分に分割され、各ビットは、
Figure 2023500346000238
シンボルを示す。最初の部分は、設定された粒度よりも細かい粒度で示すことができることに注意する。
より細かい粒度は、不必要な先取を回避することができるため、リソース利用にとって有益であり得る。より細かい粒度を有するビットは、UL CIにより近いシンボルを示すために使用され、一方で、より粗い粒度を有するビットは、より最近のシンボルに対してどのようにスケジューリングを実行するかについてgNBがより良く把握できるため、UL CIからより遠いシンボルを示すために使用される。半静的下りリンク、フレキシブル、及び上りリンクシンボルは、gNBによって提供される場合、TDD-UL-DL-ConfigurationCommon又はTDD-UL-DL-ConfigurationDedicated内で、それぞれ下りリンク、フレキシブル、及び上りリンクとして設定されるシンボルであることに留意されたい。
いくつかの設定において、RURの所定時間は、監視周期性よりも長くてもよく、又はUL CIの検索空間の2つの連続する監視機会の開始時間の間の時間オフセットよりも長くてもよい。このケースにおいて、UEは、PUSCHと重複する、関連付けられたRURを有する2つ以上のUL CIを受信することができる。シンボルが2つ以上のUL
CIによって示される場合、UEが2つ以上のUL CIをどのように解釈するかを定義する必要がある。以下の実施形態は、使用されてもよい。一実施形態において、リソース要素が2つ以上のUL CIによって示される場合、UEは、リソース要素がキャンセルされるべきか否かを決定するために、最後のUL CIに従う。この代替のために、より早いUL CIによって先取されないリソース要素がより遅いUL CIによって先取されることが、可能である。一実施形態において、UEは、リソース要素のための複数のCIにおける一貫したインディケーションを期待し、UEは、複数のCIによって示される先取されたリソースの合併に基づいてPUSCHをキャンセルするかどうかを決定する。一実施形態において、リソース要素が2つ以上のUL CIによって示される場合、UEは、リソース要素がキャンセルされるべきか否かを決定するために、より細かい粒度でUL CIに従う。
上記のいくつかの方法又は方法の組み合わせのために、時間領域インディケーションの粒度は、表示されたリソースがスケジュールされたUL送信のシンボルの一部と重複することを結果として生じる。このケースにおいて、シンボルはキャンセルされ、PUSCHのケースにおいてUL送信全体がキャンセルされ、SRSのケースにおいてシンボル上のUL送信がキャンセルされることを結果として生じる。
RURの参照周波数領域を決定するために、以下の方法が提案される。一実施形態において、参照周波数領域は、RRCパラメータによって明示的に設定される。開始リソースブロック(RB)は、共通リソースブロックインデックスに基づいて設定され、特定のSCSとCPのタイプで設定される。一実施形態において、参照周波数領域は、初期UL BWPとして決定される。別の実施形態において、参照周波数領域は、特定のUL BWPとして設定される。代替的に、一実施形態において、参照周波数領域は、UEがUL CIを受信するDL BWPと同じBWP-Idを有するUL BWPである。
一実施形態において、参照周波数領域は、アクティブUL BWPとして決定される。UL BWPのスイッチングのケースにおけるULキャリア上でアクティブUL BWPを決定するために、以下の方法を使用できる。一実施形態において、UL CIのためのアクティブUL BWPは、UL CIの開始シンボルよりも早い開始シンボルを有するULグラントで示されるUL BWPである。この実施形態のために、UL CIのためのアクティブUL BWPは、スケジュールされたPUSCHの前のULグラントで示される新しいUL BWPであると決定され得る。したがって、BWPがULグラントをスイッチングすることによってスケジュールされたPUSCHは、先取され得る。
一実施形態において、UL CIのためのアクティブUL BWPは、いずれか最後に起こる、最後のPUSCHが送信されるUL BWP、又はUL BWPスイッチングを示す受信されたRRCメッセージによって示されるUL BWP、又はBWPInactivityTimerが満了した後に切り替わるUL BWP UEである。更に、PUSCH又はRRCメッセージは、UL CIの開始前に終了する。この代替において、RURは、PUSCHの終了前に受信されたUL CIのためのBWPスイッチング前のUL BWPに基づいて決定される。したがって、BWPがULグラントをスイッチングすることによってスケジュールされたPUSCHは、BWPスイッチング前にPUSCHがUL BWPと重複しない場合、先取されないことがある。
上記の方法のいくつかの組み合わせのために、UL CIは、異なるUL BWPのための特定の数のビットで設定され得る。すなわち、BWP-Idは、UL CI設定において、対応するpositionInDCIを用いて設定されてもよい。UL BWPスイッチングのケースにおいて、UEは、UL BWPスイッチング後に同じUL CI検索空間を監視することができ、UEは、UL CI解釈のために新しいUL BWPのために設定されたビットを使用し、参照周波数領域は、新しいアクティブUL BWPである。UEがUL CI内の対応するビットを用いずにUL BWPにスイッチするケースにおいて、UEは、UL CI解釈のためにBWPスイッチング前にUL BWPのために設定されたビットを依然として使用し、参照周波数領域は、BWPスイッチング前のUL BWPである。上記のいくつかの方法又は方法の組み合わせのために、周波数領域インディケーションの粒度は、示されたリソースがスケジュールされたUL送信のサブキャリアの一部と重複することを結果として生じる。このケースにおいて、UL送信は、UEによってキャンセルされる。
周波数領域リソースのインディケーションのために、ULキャリアのための周波数領域リソースのためのキャンセルインディケーションのためのビット数は、CI-ConfigurationPerServingCell内のpositionInDCIと共にRRCパラメータによって設定され得る。一実施形態において、周波数領域リソースインディケーションの粒度は、周波数領域リソースインディケーションのために設定されたビット数によって決定される。例えば、ULキャリアのためのUL CIにおける周波数領域リソースインディケーションのために設定されたビット数が7ビットであり、RURにおけるPRBの数が51(
Figure 2023500346000239
として示される)であると仮定すると、最初の
Figure 2023500346000240
ビットは、
Figure 2023500346000241
PRBの粒度を有する。最後の
Figure 2023500346000242
ビットは、
Figure 2023500346000243
の粒度を有する。
1つの代替において、ULキャリアのための時間領域リソース及び周波数領域リソースのためのキャンセルインディケーションのためのビット数は、CI-ConfigurationPerServingCell内のpositionInDCIと共にRRCパラメータによって設定される。UL CIにおける時間領域インディケーションのための各ビットの粒度は、RRCパラメータによって設定される。時間領域リソースを示すために使用されるビットの数を決定するために、半静的DLシンボルを除外した後のRURの設定された所定時間内のシンボルの数(
Figure 2023500346000244
として示される)及び時間領域リソースインディケーションの粒度(例えば、
Figure 2023500346000245
)に基づいて計算されることができる。次に、最初の
Figure 2023500346000246
ビットの各ビットは、
Figure 2023500346000247
シンボルを示し、最後の
Figure 2023500346000248
ビットの各ビットは、
Figure 2023500346000249
シンボルを示す。残りのビットは、周波数領域リソース、すなわち、
Figure 2023500346000250
を示すために使用される。最初の
Figure 2023500346000251
ビットの各ビットは、
Figure 2023500346000252
PRBの粒度を持ち、最後の
Figure 2023500346000253
ビットの各ビットは、
Figure 2023500346000254
PRBの粒度を持つ。
Figure 2023500346000255
である場合、RURの全周波数領域は、先取されたものとして示される。上記の方法及び方法の組合せにおいて、先取されたリソースは、示された時間領域リソースと示された周波数領域リソースとの結合である。
一実施形態において、ULキャリアのための時間領域リソース及び周波数領域リソースのためのキャンセルインディケーションのためのビット数は、CI-ConfigurationPerServingCell内のpositionInDCIと共にRRCパラメータによって設定される。UL CIにおける時間領域インディケーションのための各ビットの粒度は、RRCパラメータによって設定される。時間領域リソースを示すために使用されるビットの数を決定するために、半静的DLシンボルを除外した後のRURの設定された所定時間内のシンボルの数(
Figure 2023500346000256
として示される)および時間領域リソースインディケーションの粒度(例えば、
Figure 2023500346000257
)に基づいて計算されることができる。次に、最初の
Figure 2023500346000258
ビットの各ビットは、
Figure 2023500346000259
シンボルを示し、最後の
Figure 2023500346000260
ビットの各ビットは、
Figure 2023500346000261
シンボルを示す。残りのビットは、周波数領域リソースを示すために使用されてもよく、周波数領域リソースを示すために使用されるビットの数は、時間領域リソースを示すために使用される数の整数倍、すなわち、
Figure 2023500346000262
である。
Figure 2023500346000263
内の各ビットのために、
Figure 2023500346000264
ビットは、示された時間領域リソースに対応する先取されたリソースを示すために使用される。周波数領域リソースのインディケーションは、上記の方法と同様に、
Figure 2023500346000265
を、
Figure 2023500346000266
に置き換えて、行うことができる。
一実施形態において、ULキャリアのための時間領域リソース及び周波数領域リソースのためのキャンセルインディケーションのためのビット数は、CI-ConfigurationPerServingCell内のRRCパラメータによって設定される。1つの代替において、同じ数のビットは、全てのキャリアに適用される。UL CIにおける時間領域インディケーションのための各ビットの粒度は、RRCパラメータ及び参照SCSによって設定される。各キャリアのためのRURの設定された所定時間は、同じである。例えば、所定時間は、参照SCSに基づくシンボルの数として設定され、次に、各キャリアのためのRURの設定された所定時間は、参照SCSにおけるシンボルの数を、
Figure 2023500346000267
によってスケールすることに基づいて決定される。時間領域インディケーションの粒度の決定のために、同じ数のシンボルは、異なるSCSを有する各キャリアのために使用され得る。代替的に、シンボルの数は、キャリアのSCSと参照SCSとの比率によってスケーリングされてもよい。時間領域リソース割り当てのために使用されるビット数、各キャリアの周波数リソースインディケーションのための粒度及びビット数は、上記の方法と同じ方法で決定されてもよい。各キャリアに対する基準周波数リソースのPRBの数は、RRCパラメータによって明示的に設定されてもよい。
〔先取されたPUSCHでのUCIの処理〕
PUSCHがPUCCHと重複し、PUSCHがUL CIによって先取されるケースのために、以下の方法が提案される。PUCCHの不必要なドロッピングを回避するために、UEがPUCCHをドロップするか、又はPUCCHを送信するかを決定するためのタイムライン状態が定義される。一実施形態において、UCI多重化のためのTS 38.213 V15.7.0(https://portal.3gpp.org/desktopmodules/Specifications/SpecificationDetails.aspx?specificationId=3215で入手可能であり、その全体が参考として本明細書に援用される)で定義されるRel-15タイムライン要件は、以下のように、eMBB UEの複雑さを増大させることなく、その目的を達成するための基準として使用される。
UEが1つのスロットで複数の重複するPUCCH、又は1つのスロットで重複するPUCCH及びPUSCHを送信する場合、UEは(適用可能な場合、TS 38.214
V15.7.0のサブクローズ9.2.5.1及び9.2.5.2に記載されるように)1つのPUCCHにおいて異なるUCIタイプを多重化するように設定され、複数の重複するPUCCH又はPUSCHの内の少なくとも1つは、UEによるDCIフォーマット検出に応答し、UEは、以下の条件が満たされる場合、全ての対応するUCIタイプを多重化する。
以下の条件を満たすPUSCHを考慮する。スロット内のPUCCHとPUSCHとが重なり合うグループのうち、最も早いPUCCH又はPUSCHの最初のシンボル
Figure 2023500346000268
は、以下のタイムライン条件を満たす。PUCCH及びPUSCHの重複するグループ内のPUSCHと重複する示されたリソースを有するUL CIを搬送するPDCCHが存在する場合、
Figure 2023500346000269
が、UL CIを搬送するPDCCHの最後のシンボルの後に、
Figure 2023500346000270
の後に開始するサイクリックプレフィックス(CP)を有するシンボルの前であるかどうかは、決定される。
Figure 2023500346000271
は、
Figure 2023500346000272
の最大によって、与えられ、ここで、重複しているPUCCHとPUSCHのグループの中のi番目のPUSCHの場合、
Figure 2023500346000273
であり、
Figure 2023500346000274
及び
Figure 2023500346000275
は、[6、TS 38.214]に従ってi番目のPUSCHのために選択され、
Figure 2023500346000276
は、UE PUSCHプロセス能力2及びSCS設定μに基づいて選択され、ここで、μは、UL CIを搬送するPDCCH、i番目のPUSCHをスケジューリングするPDCCH、重複するPUCCH/PUSCHのグループ内にあるPUCCH上の対応するHARQ-ACK送信を用いてPDSCHをスケジューリングするPDCCH、及び重複するPUCCH及びPUSCHのグループ内の全てのPUSCHに使用されるSCS設定の間の最小のSCS設定に対応する。
Figure 2023500346000277
が、UL CIを搬送するPDCCHの最後のシンボルの後に、
Figure 2023500346000278
の後に開始するCPを有するシンボルの前である場合、PUSCH及びPUCCHの重複するグループ内のすべてのPUSCHは、多重化のために考慮される。しかしながら、
Figure 2023500346000279
が、UL CIを搬送するPDCCHの最後のシンボルの後に、
Figure 2023500346000280
の後に開始するCPを有するシンボルの前でない場合、UL CIによって示されたリソースと重複するPUSCHは、多重化のために考慮されない。PUCCH及びPUSCHの重複しているグループ内のPUSCHと重複する示されたリソースを有するUL CIを搬送するPDCCHが存在しない場合、PUSCH及びPUCCHの重複しているグループ内の全てのPUSCHは、多重化のために考慮される。
PUCCH送信又はPUSCH送信の内の1つが、UEによるDCIフォーマット検出に応答している場合、UEは、スロット内のPUCCH及びPUSCHに重複するグループの中で、最も早いPUCCH又はPUSCHの最初のシンボル
Figure 2023500346000281
が以下のタイムライン条件を満たすことを期待する。
Figure 2023500346000282
は、任意の対応するPDSCHの最後のシンボルの後の
Figure 2023500346000283
の後に開始するCPを有するシンボルの前でなく、
Figure 2023500346000284
は、
Figure 2023500346000285
の最大値によって、与えられ、ここで、
Figure 2023500346000286
である、PUCCHとPUSCHが重複するグループ内である、PUCCH上の関連するHARQ-ACK送信を有するi番目のPDSCHのためであり、
Figure 2023500346000287
は、[6、TS 38.214]に続くi番目のPDSCHのために選択され、
Figure 2023500346000288
は、i番目のPDSCHのUE PDSCHの処理能力及びSCS設定μに基づいて選択され、ここで、μは、(もしあれば)i番目のPDSCHをスケジューリングするPDCCHのために使用されたSCS設定の間の最小のSCS設定、i番目のPDSCH、i番目のPDSCHのためのHARQ-ACK送信に関連するPUCCH、及び重複しているPUCCH及びPUSCHのグループ内の全てのPUSCHに関連する。
Figure 2023500346000289
は、任意の対応するSPS PDSCHリリースの最後のシンボルの後の
Figure 2023500346000290
の後に開始するCPを有するシンボルの前ではない。
Figure 2023500346000291
は、
Figure 2023500346000292
である、PUCCHとPUSCHが重複するグループ内である、PUCCH上の対応するHARQ-ACK送信を提供するi番目のPDCCHのためであり、
Figure 2023500346000293
は、TS 38.213 V15.7.0のサブ条項10.2に記載され、i番目のSPS PDSCHリリース及びSCS設定μのUE PDSCHプロセス能力に基づいて選択され、ここで、μは、i番目のSPS PDSCHリリースを提供するPDCCHのために使用されるSCS設定、i番目のSPS PDSCHリリースのための対応するHARQ-ACK送信を用いるPUCCH、及びPUCCH及びPUSCHが重複するグループ内の全てのPUSCHの間の最小のSCS設定に対応する。
重複するPUCCH及びPUSCHのグループにおけるPUSCHにおいて多重化された非周期的チャネル状態情報(CSI)報告が存在しない場合、
Figure 2023500346000294
は、重複するPUSCHをスケジューリングするDCIフォーマットを有する任意のPDCCHの最後のシンボルの後の
Figure 2023500346000295
の後に始まるCPを有するシンボルの前ではなく、スロットにおいて重複するPUCCHにおいて対応するHARQ-ACK情報を有するPDSCH又はSPS PDSCHリリースをスケジューリングする任意のPDCCHが存在する。
PUCCHとPUSCHが重複するグループ内に少なくとも1つのPUSCHがある場合、
Figure 2023500346000296
は、
Figure 2023500346000297
の最大値によって与えられ、ここで、
Figure 2023500346000298
である、PUCCHとPUSCHが重複するグループ内にあるi番目のPUSCHであり、
Figure 2023500346000299
及び
Figure 2023500346000300
は、[6、TS 38.214]に従ってi番目のPUSCHのために選択され、
Figure 2023500346000301
は、i番目のPUSCHのUE PUSCHプロセス能力、及びSCS設定μに基づいて選択され、ここで、μは、(もしあれば)i番目のPUSCHをスケジューリングするPDCCHのために使用されるSCS設定、PUCCH/PUSCHが重複するグループ内のPUCCH上での対応するHARQ-ACK送信を用いるPDSCHをスケジューリングするPDCCH、及びPUCCHとPUSCHが重複するグループ内の全てのPUSCHの間のSCS設定の間の最小のSCS設定に対応する。
PUCCHとPUSCHが重複しているグループ内にPUSCHが存在しない場合、
Figure 2023500346000302
は、
Figure 2023500346000303
の最大値によって与えられ、ここで
重複しているPUCCHのグループ内のPUCCH上の対応するHARQ-ACK送信を用いるi番目のPDSCHのために、
Figure 2023500346000304
が与えられ、
Figure 2023500346000305
は、設定された場合、PUCCHサービングセルのUE PUSCHプロセス能力に基づいて選択される。
PUSCHプロセス能力がPUCCHサービングセルのために設定されていない場合、
Figure 2023500346000306
は、UE PUSCHプロセス能力1に基づいて選択される。μは、(もしあれば)重複するPUCCHのグループ内であるPUCCH上で対応するHARQ-ACK送信を用いるi番目のPDSCHをスケジューリングするPDCCHのために使用されるSCS設定とPUCCHサービングセルのためのSCS設定との間の最小のSCS設定に基づいて選択される。
PUCCHとPUSCHが重複するグループ内にPUSCHで多重化された非周期的CSIレポートがある場合、
Figure 2023500346000307
は、重複しているPUSCHと、スロット内の重複しているPUCCH内の対応するHARQ-ACK情報を用いてリリースするPDSCH又はSPS PDSCHをスケジューリングする任意のPDCCHと、をスケジューリングするDCIフォーマットを用いる任意のPDCCHの最後のシンボルの後の、
Figure 2023500346000308
の後に開始するCPを有するシンボルの前でなく、ここで、μは、PDCCHのSCS設定、重複しているPUSCHのグループのための最小のSCS設定、及び多重化された非周期的CSIレポートを用いるPUSCHをスケジュールするDCIフォーマットに関連付けられたCSI-RSの最小のSCS設定の間の最小のSCS設定に対応し、μ=0、1のためにd=2であり、μ=2のためにd=3であり、μ=3のためにd=4である。
Figure 2023500346000309
は、[6、TS 38.214]内で定義され、
Figure 2023500346000310
及び
Figure 2023500346000311
は、[4、TS 38.211]内で定義される。リストされた各条項は、参照により本明細書に組み込まれる。
上記の方法に基づいて、PUCCHが複数のPUSCHと重複するケースにおいて、PUCCHが多重化されることになっていたPUSCHがキャンセルされる場合、タイムライン要件が満たされる場合、PUCCHは、もう一つのPUSCH上で多重化され得ることに留意されたい。一実施形態において、PUSCHの開始がUL CIによって示されるリソースと重複するケースにおいて、UEは、PUSCH全体をキャンセルする。gNBは、キャンセルされたPUSCH内のUL CIによって示されていないリソース上でもう一つのPUSCHをスケジュールすることができる。UEは、UL CIが受信されるとき、drx-RetransmissionTimerULを再開する。
本開示における説明は、本開示における例示的な実施形態に関連する特定の情報を含む。本開示における図面及びそれらに付随する詳細な説明は、単に例示的な実施形態に向けられている。しかしながら、本開示は、単にこれらの例示的な実施形態に限定されるものではない。本開示の他の変形例及び実施形態は、当業者には想起されるであろう。特に断らない限り、図中の同様の又は対応する要素は、同様の又は対応する参照番号によって示され得る。更に、本開示における図面及び例示は、概して縮尺通りではなく、実際の相対的寸法に対応することを意図していない。
〔選択した用語の説明〕
〔タイマー〕:媒体アクセス制御(MAC)エンティティは、例えば、いくつかの上りリンクシグナリング再送信をトリガーしたり、又はいくつかの上りリンクシグナリング再送信期間を制限したりするために、1つ又は複数のタイマーを個々にセットアップできる。タイマーは、いったん始動されると、停止されるまで、又は満了するまで動作し、そうでなければ、動作しない。タイマーは、タイマーが動作していない場合に開始することができ、又はタイマーが動作している場合に再開始することができる。タイマーは、常に初期値から開始又は再開始される。初期値は、下りリンクRRCシグナリングを介してgNBによって設定され得るが、これに限定されない。
〔BWP〕:セルの全セル帯域幅のサブセットは、帯域幅部分(BWP)と呼ばれ、ビーム幅部分適応はUEをBWPで設定し、設定されたBWPの内のどれが現在アクティブであるかをUEに知らせることによって達成される。プライマリセル(PCell)上で帯域幅適応(BA)を可能にするために、gNBは、UL及びDL BWPを用いてUEを設定する。CAのケースにおけるセカンダリセル(SCell)上のBAを可能にするために、gNBは、少なくともDL BWPを用いてUEを設定する(すなわち、UL内に何も存在しないことがある)。PCellのために、初期BWPは、初期アクセスに使用されるBWPである。SCelのために、初期BWPは、UEがSCellアクティブ化で最初に動作するように設定されたBWPである。UEは、firstActiveUplinkBWP IEによって最初のアクティブ上りリンクBWPで設定され得る。第1のアクティブ上りリンクBWPが特殊セル(SpCell)のために設定される場合、firstActiveUplinkBWP IEフィールドは、RRC(再)設定を実行する際にアクティブ化されるUL BWPのIDを含む。フィールドが存在しない場合、RRC(再)設定は、BWPスイッチを課さない。第1のアクティブ上りリンクBWPがSCellのために設定されている場合、firstActiveUplinkBWP IEフィールドは、SCellのMACアクティブ化時に使用される上りリンク帯域幅部分のIDを含む。
〔UCI多重化のためのRel-15タイムライン要件〕:UEがスロット内の複数の重複するPUCCH又はスロット内の重複するPUCCH及びPUSCHを送信する場合、及びTS 38.214 V15.7.0のサブ条項9.2.5.1及び9.2.5.2に記載されるように適用可能なとき、UEは、1つのPUCCH内で異なるUCIタイプを多重化するように設定され、複数の重複するPUCCH又はPUSCHの内の少なくとも1つがUEによるDCIフォーマット検出に応答しているとき、UEは以下の条件が満たされる場合、UEは、全ての対応するUCIタイプを多重化する。PUCCH送信又はPUSCH送信の内の1つが、UEによるDCIフォーマット検出に応答している場合、UEは、スロット内のPUCCH及びPUSCHに重複するグループの中で、最も早いPUCCH又はPUSCHの最初のシンボル
Figure 2023500346000312
が以下のタイムライン状態を満たすことを期待する。
Figure 2023500346000313
は、任意の対応するPDSCHの最後のシンボルの後の
Figure 2023500346000314
の後に開始するCPをも有するシンボルの前になく、
Figure 2023500346000315
は、
Figure 2023500346000316
の最大値によって与えられ、ここで、
PUCCHとPUSCHが重複しているグループ内であるPUCCH上の対応するHARQ-ACK送信を用いるi番目のPDSCHのためには、
Figure 2023500346000317
が与えられ、
Figure 2023500346000318
は、[6、TS 38.214]に従ってi番目のPDSCHのために選択され、
Figure 2023500346000319
は、i番目のPDSCHのUE PDSCHプロセス能力及びSCS設定μに基づいて選択され、ここでμは、(もしあれば)i番目のPDSCHをスケジューリングするPDCCHのために使用されるSCS設定、i番目のPDSCH、i番目のPDSCHのための対応するHARQ-ACK送信を用いるPUCCH、及びPUCCHとPUSCHとが重複するグループ内の全てのPUSCHの間の最小のSCS設定に対応する。
Figure 2023500346000320
は、任意の対応するSPS PDSCHリリースの最後のシンボルの後の
Figure 2023500346000321
の後に開始するCPを有するシンボルの前ではない。
Figure 2023500346000322
は、
Figure 2023500346000323
の最大数によって与えられ、ここで
PUCCHとPUSCHが重複するグループ内であるPUCCH上の対応するHARQ-ACK送信をリリースするSPS PDSCHを提供するi番目のPDCCHには、
Figure 2023500346000324
が与えられ、
Figure 2023500346000325
は、TS 38.213 V15.7.0のサブ条項10.2内で記載され、i番目のSPS PDSCHリリースのUE PDSCHプロセス能力及びSCS設定μに基づいて選択され、ここで、μは、i番目のSPS PDSCHリリースを提供するPDCCHのために使用されるSCS設定、i番目のSPS PDSCHリリースのための対応するHARQ-ACK送信を用いるPUCCH及びPUCCHとPUSCHが重複するグループ内の全てのPUSCHの間の最小のSCS設定に対応する。
PUCCHとPUSCHが重複するグループ内のPUSCHにおいて多重化された非周期的CSIレポートが存在しない場合、
Figure 2023500346000326
は、PUSCH、及びPDSCH又はスロット内の重複するPUCCH内の対応するHARQ-ACK情報を用いるSPS PDSCHリリースをスケジューリングする任意のPDCCHの重複をスケジューリングするDCIフォーマットを用いる任意のPDCCHの最後のシンボルの後の
Figure 2023500346000327
の後に開始するCPを有するシンボルの前でない。
PUCCH及びPUSCHが重複するグループ内に少なくとも1つのPUSCHが存在する場合、
Figure 2023500346000328
は、
Figure 2023500346000329
の最大値によって与えられ、ここで、
Figure 2023500346000330
である、PUCCH及びPUSCHが重複するグループ内であるi番目のPUSCHのためであり、
Figure 2023500346000331
及び
Figure 2023500346000332
は、[6、 TS 38.214]に続くi番目のPUSCHのために選択され、
Figure 2023500346000333
は、i番目のPUSCHのUE PUSCHプロセス能力及びSCS設定μに基づいて選択され、ここでμは、(もしあれば)i番目のPUSCHをスケジューリングするPDCCHのために使用されるSCS設定、PUCCH/PUSCHが重複するグループ内であるPUCCH上の対応するHARQ-ACK送信を用いるPDSCHをスケジューリングするPDCCH、及びPUCCHとPUSCHが重複するグループの全てのPUSCHの間の最小のSCS設定に対応する。
PUCCHとPUSCHが重複するグループ内にPUSCHが存在しない場合、
Figure 2023500346000334
は、
Figure 2023500346000335
の最大値によって与えられ、ここで、
Figure 2023500346000336
である、重複しているPUCCHのグループ内であるPUCCH上の対応するHARQ-ACK送信を用いるi番目のPDSCHのためであり、
Figure 2023500346000337
は、設定された場合、PUCCHサービングセルのUE PUSCHプロセス能力に基づいて選択される。
Figure 2023500346000338
は、PUCCHサービングセルのためにPUSCHプロセル能力が設定されていない場合、UE PUSCHプロセス能力1に基づいて選択される。μは、重複するPUCCHのグループであるPUCCH上の対応するHARQ-ACK送信を用いる(もしあれば)i番目のPDSCHをスケジューリングするPDCCHのために使用されるSCS設定、及びPUCCHサービングセルのためのSCS設定の間の最小のSCS設定に基づいて選択される。
重複するPUCCH及びPUSCHのグループ内にPUSCHで多重化された非周期的CSIレポートが存在する場合、
Figure 2023500346000339
は、PUSCHと、スロット内の重複するPUCCH内の対応するHARQ-ACK情報を用いるPDSCH又はSPS PDSCHリリースをスケジューリングする任意のPDCCHとが重複することをスケジューリングするDCIフォーマットを有する任意のPDCCHの最後のシンボルの後の
Figure 2023500346000340
の後に開始するCPを有するシンボルの前にはなく、ここで、μは、PDCCHのSCS設定、重複するPUSCHのグループのための最小のSCS設定、及び多重化された非周期的CSIレポートを用いるPUSCHをスケジューリングするDCIフォーマットに関連付けられたCSI-RSの最小のSCS設定、の間の最小のSCS設定に対応し、μ=0,1のためにd=2であり、μ=2のためにd=3であり、及びμ=3のためにd=4である。
Figure 2023500346000341
は、[6, TS 38.214]内で定義され、
Figure 2023500346000342
及び
Figure 2023500346000343
は、[4, TS 38.211]内で定義される。
Figure 2023500346000344
である。
Figure 2023500346000345
は、それぞれのUEプロセス能力1及び2のために、TS 38.214の表6.4-1及び表6.4-2のμに基づいており、ここで、μは最大の
Figure 2023500346000346
を用いて生じる(μDL、μUL)の内の1つに対応し、ここで、μDLは、PUSCHをスケジューリングするDCIを搬送するPDCCHを送信された下りリンクのサブキャリア間隔に対応し、μULは、PUSCHが送信される上りリンクチャネルのサブキャリア間隔に対応し、
Figure 2023500346000347
は、[4、TS 38.211]の条項4.1に定義される。PUSCH割り当ての最初のシンボルがDM-RSのみで構成されている場合、次に
Figure 2023500346000348
であり、そうでなければ、
Figure 2023500346000349
である。UEが複数のアクティブコンポーネントキャリアを用いて設定される場合、PUSCH割り当て内の第1の上りリンクシンボルは、[11, TS 38.133]内で与えられる、コンポーネントキャリアの間の異なるタイミング効果を更に含む。スケジューリングするDCIがBWPのスイッチをトリガーした場合、
Figure 2023500346000350
は、[11,TS 38.133]内で定義されるスイッチングタイムと同じであり、そうでない場合は、
Figure 2023500346000351
である。
〔重複しない制御チャネル要素(CCE)及びPDCCH候補の予約超過の処理〕:スロットn内の全ての検索空間セットのために、
Figure 2023500346000352
によって
Figure 2023500346000353
の濃度を有するCSSのセット、及び
Figure 2023500346000354
によって、
Figure 2023500346000355
の濃度を用いてセットするUE固有のSS(USS)のセットを示す。USSのロケーションは、
Figure 2023500346000356
内の
Figure 2023500346000357
をセットし、検索空間セットインデックスの昇順に従う。
Figure 2023500346000358
によって、CSSセットの
Figure 2023500346000359
監視のためのカウントされたPDCCH候補の数及び、
Figure 2023500346000360
によって、USSセットの
Figure 2023500346000361
のために監視するためのカウントされたPDCCH候補の数を示す。CSSセットのために、UEは、
Figure 2023500346000362
、スロット内の合計の
Figure 2023500346000363
重複しないCCEを必要とするPDCCH候補を監視する。
UEは、以下の擬似コードに従って、スロットnにおけるSCS設定μを有するアクティブDL BWPを有するプライマリセルのために、監視のためのPDCCH候補をUSSセットに割当てる。UEは、監視のためにPDCCH候補を割り当てずに、USSセットのPDCCHを監視することを期待しない。
Figure 2023500346000364
によって、検索空間セット
Figure 2023500346000365
のために重複しないCCEのセットと、
Figure 2023500346000366
によって、
Figure 2023500346000367
の濃度を示し、ここで、検索空間セット
Figure 2023500346000368
のための重複しないCCEは、CSSセットのための監視のための割り当てられたPDCCH候補、及び全ての検索空間セット
Figure 2023500346000369
のための監視のための割り当てられたPDCCH候補を考慮することを決定される。
Figure 2023500346000370
Figure 2023500346000371
Figure 2023500346000372
Figure 2023500346000373
Figure 2023500346000374
Figure 2023500346000375
Figure 2023500346000376
Figure 2023500346000377
Figure 2023500346000378
一貫性の目的及び理解の容易性のために、同様の特徴は、実施例の図面において数字によって識別される(ただし、いくつかの実施例において、図示されていない)。しかしながら、異なる実施形態における特徴は、他の点で異なってもよく、したがって、図面に示されるものに狭く限定されるべきではない。
「1つの実施形態」、「一実施形態」、「例としての実施形態」、「様々な実施形態」、「いくつかの実施形態」、「本出願の実施形態」などへの参照は、そのように説明された本出願の実施形態が特定の特徴、構造、又は特性を含むことができるが、本出願の全ての考えられる実施形態が必ずしも特定の特徴、構造、又は特性を含むわけではないことを示し得る。更に、「1つの実施形態において」又は「一例としての実施形態において」、「一実施形態」という語句の繰り返しの使用は、同じ実施形態を必ずしも参照しないが、それらは同じ実施形態を参照してもよい。更に、「本出願」に関連する「実施形態」のような語句のあらゆる使用は、本出願の全ての実施形態が特定の特徴、構造、又は特性を含まなければならず、代わりに、「本出願の少なくともいくつかの実施形態」が、述べられた特定の特徴、構造、又は特性を含むことを意味すると理解されるべきであることを特徴付けることは、決して意図されない。用語「結合された」は、介在する部品を介して直接的又は間接的に接続されたものとして定義され、必ずしも物理的接続に限定されない。用語「含む(comprising)」は、利用されるとき、「含むが、必ずしもこれに限定されない」を意味し、それは特に、そのように記載された組み合わせ、群、グループ、シリーズ及び等価物におけるオープンエンドの包含又はメンバーシップを示す。
その上、説明及び非限定の目的のために、機能エンティティ、技法、プロトコル、標準などの特定の詳細が、記載された技術の理解を提供するために記載される。他の実施例において、既知の方法、技術、システム、アーキテクチャなどの詳細な説明は、不必要な詳細で説明を不明瞭にしないように省略されている。
当業者は、本開示で説明される任意のネットワーク機能又はアルゴリズムがハードウェア、ソフトウェア、又はソフトウェアとハードウェアの組合せによって実装され得ることを直ちに認識するのであろう。説明された機能は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせであり得るモジュールに対応し得る。ソフトウェア実施形態は、メモリ又は他のタイプの記憶装置のようなコンピュータ可読媒体上に記憶されたコンピュータ実行可能命令を含むことができる。例えば、通信処理能力を有する1つ又は複数のマイクロプロセッサ又は汎用コンピュータは、対応する実行可能命令を用いてプログラムされ、説明されたネットワーク機能又はアルゴリズムを実行することができる。マイクロプロセッサ又は汎用コンピュータは、特定用途向け集積回路(ASIC: Applications Specific Integrated Circuitry)、プログラマブルロジックアレイ、及び
/又は1つ又は複数のデジタルシグナルプロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)を使用して形成されてもよい。本明細書に記載されている例としての実施形態のいくつかは、コンピュータハードウェア上にインストールされ実行されるソフトウェアを指向しているが、それにもかかわらず、ファームウェアとして、又はハードウェアとして、又はハードウェアとソフトウェアの組合せとして実装される代替の例としての実施形態は、本開示の範囲内に十分にある。
コンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、読取り専用メモリ(ROM:Read Only Memory)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM:Erasable Programmable Read-Only Memory)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク読取り専用メモリ(CD-ROM:Compact Disc Read Only Memory)、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶、又はコンピュータ可読命令を記憶可能な他の任意の同等の媒体を含むが、これらに限定されない。
無線通信ネットワークアーキテクチャ(例えば、LTE(Long Term Evolution)システム、LTE-Advanced(LTE-A)システム、又はLTE-Advanced Proシステム)は、通常、少なくとも1つの基地局と、少なくとも1つのユーザ機器(UE)と、ネットワークへの接続を提供する1つ又は複数のオプションのネットワーク要素とを含む。UEは、基地局によって確立された無線アクセスネットワーク(RAN)を介してネットワーク(例えば、コアネットワーク(CN)、進化型パケットコア(EPC)ネットワーク、進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)、次世代コア(NGC)、又はインターネット)と通信する。
なお、本出願において、UEは、移動局、移動端末又は装置、ユーザ通信無線端末などを含むことができるが、これらに限定されない。例えば、UEは、携帯無線機器であってよく、携帯電話機、タブレット、ウェアラブルデバイス、センサ、又はワイヤレス通信機能を有するパーソナルデジタルアシスタント(PDA)を含むが、これらに限定されない。UEは、無線アクセスネットワーク内の1つ又は複数のセルから/へ、エアーインターフェースを介して信号を受信/送信するように設定される。
基地局は、UMTSにおけるようなノードB(NB)、LTE-Aにおけるような進化型ノードB(eNB)、UMTSにおけるような無線ネットワークコントローラ(RNC)、GSM/GERANにおけるような基地局コントローラ(BSC)、5GCに関連するE-UTRA基地局におけるようなNG-eNB、5G-ANにおけるような次世代ノードB(gNB)、及びセル内の無線通信を制御し、無線リソースを管理することができる任意の他の装置を含むことができるが、これらに限定されない。基地局は、無線インタフェースを介してネットワークに1つ又は複数のUEを供給するために接続することができる。
基地局は、マイクロ波アクセスのための世界相互運用(WiMAX)、移動通信のためのグローバルシステム(GSM、しばしば2Gと呼ばれるGSM)、GSM EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN)、汎用パケット無線サービス(GPRS)、汎用移動通信システム(UMTS、しばしば3Gと呼ばれるUMTS)、ベーシック広帯域符号分割多元接続(W-CDMA)、高速パケットアクセス(HSPA)、LTE、LTE-A、eLTE(発展型LTE)、ニューラジオ(NR、しばしば5Gと呼ばれる)、及び/又はLTE-A Proに基づく、無線アクセス技術(RAT)のうちの少なくとも1つに従って通信サービスを提供するように設定することができる。しかしながら、本出願の範囲は、上述のプロトコルに限定されるべきではない。
基地局は、無線アクセスネットワークを形成する複数のセルを使用して、特定の地理的エリアに無線カバレッジを提供するように動作可能である。基地局は、セルの動作をサポートする。各セルは、その無線カバレッジ内の少なくとも1つのUEにサービスを提供するように動作可能である。より具体的に、各セル(しばしばサービングセルと呼ばれる)は、その無線カバレッジ内の1つ又は複数のUEを提供するサービスを提供する(例えば、各セルが下りリンク及び任意で上りリンクパケット送信のために、その無線カバレッジ内の少なくとも1つのUEへの下りリンク及び任意で上りリンクリソースをスケジューリングする)。基地局は、複数のセルを介して無線通信システム内の1つ又は複数のUEと通信することができる。セルは、近接サービス(ProSe)をサポートするためにサイドリンク(SL)リソースを割り当てることができる。各セルは、他のセルと重複したカバレージエリアを有することができる。
上述したように、NRのためのフレーム構造は、高信頼性、高データ速度、及び低遅延性要件を満たしながら、拡張移動ブロードバンド(eMBB)、大規模マシンタイプ通信(mMTC)、超高信頼性通信、及び低遅延性通信(URLLC)などの様々な次世代(例えば、5G)通信要件に適応するための柔軟な構成を支援することである。3GPPで合意されたような直交周波数分割多重(OFDM)技術は、NR波形のベースラインとしてサーブすることができる。適応副搬送波間隔、チャネル帯域幅、及びサイクリックプレフィックス(CP)のようなスケーラブルなOFDMニューメロロジーも使用することができる。加えて、2つの符号化方式をNRのために検討した:(1)低密度パリティ検査(LDPC)符号と(2)ポーラ符号である。符号化方式適応は、チャネル条件及び/又はサービスアプリケーションに基づいて設定され得る。
なお、1つのNRフレームの送信時間隔TXは、少なくとも下りリンク(DL)送信データ、ガード期間、上りリンク(UL)送信データが含まれていればよい。その上、DL送信データ、ガード期間、及びUL送信データのそれぞれの部分は、例えば、NRのネットワークダイナミクスに基づいて設定可能であるべきである。その上、SLリソースは、ProSeサービスをサポートするために、NRフレーム内に提供されてもよい。
その上、本明細書における用語「システム」及び「ネットワーク」は、互換的に使用されてもよい。本明細書における用語「及び/又は」は、関連付けられたオブジェクトを記述するための関連付けの関係に過ぎず、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在し、A及びBが同時に存在し、Bが単独で存在することを示すことができる。その上、本明細書における文字「/」は一般に、前者及び後者の関連付けられたオブジェクトが「又は」関係にあることを表す。
〔本開示に適用されるハードウェア実施例〕
図5は、本出願の様々な態様による、無線通信のためのノードのブロック図を示す。図5に示すように、ノード500は、トランシーバ520、プロセッサ528、メモリ534、1つ又は複数のプレゼンテーション部品538、及び少なくとも1つのアンテナ536を含むことができる。ノード500はまた、RFスペクトル帯域モジュール、基地局通信モジュール、ネットワーク通信モジュール、及びシステム通信管理モジュール、入力/出力(I/O)ポート、I/O部品、及び電源(図5には明示的に示されていない)を含んでもよい。これらの部品の各々は、1つ又は複数のバス540を介して、直接的又は間接的に互いに通信することができる。一実施形態において、ノード500は、図1~図4に関連して、例えば、本明細書で説明される様々な機能を実行するUE又は基地局であってもよい。
送信機522(例えば、送信/送信回路)及び受信機524(例えば、受信/受信回路)を有するトランシーバ520は、時間及び/又は周波数リソース分割情報を送信及び/又は受信するように設定されてもよい。いくつかの実施形態において、トランシーバ520は、使用可能、使用不可能、及び柔軟に使用可能なサブフレーム及びスロットフォーマットを含むが、これらに限定されない、異なるタイプのサブフレーム及びスロットで送信するように設定され得る。トランシーバ520は、データ及び制御チャネルを受信するように設定され得る。
ノード500は、様々なコンピュータ可読媒体を含んでもよい。コンピュータ可読媒体は、ノード500によってアクセス可能であり、揮発性及び不揮発性媒体、着脱可能及び非着脱可能媒体の両方を含む任意の利用可能な媒体とすることができる。実施例として、限定ではなく、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含むことができる。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能などの情報を記憶するための任意の方法又は技術で実装される揮発性及び不揮発性メモリ、取り外し可能及び非取り外し可能媒体の両方を含む。
コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ又は他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル汎用ディスク(DVD)又は他の光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置又は他の磁気記憶装置を含む。コンピュータ記憶媒体は、伝搬データ信号を含まない。通信媒体は、典型的にコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータを、搬送波又は他の送信メカニズムなどの変調されたデータ信号で具現化し、任意の情報配信媒体を含む。用語「変調されたデータ信号」は、その特性のうちの1つ又は複数が信号内に符号化されるように設定又は変更された信号を意味する。限定ではなく実施例として、通信媒体は、有線ネットワーク又は直接有線接続などの有線媒体と、音響、高周波、赤外線、及び他の無線媒体などの無線媒体とを含む。上記のいずれかの組み合わせは、コンピュータ可読媒体の範囲内にも含まれるべきである。
メモリ534は、揮発性及び/又は不揮発性メモリの形態のコンピュータ記憶媒体を含んでもよい。メモリ534は、取り外し可能、取り外し不可能、又はそれらの組み合わせであってもよい。例としてのメモリは、ソリッドステートメモリ、ハードドライブ、光ディスクドライブなどを含む。図5に示すように、メモリ534は、図1から図4を参照して、本明細書に記載するさまざまな機能をプロセッサ528に実行させるように設定された、コンピュータ可読、コンピュータ実行可能命令532(例えば、ソフトウェアコード)を記憶することができる。あるいは、命令532は、プロセッサ528によって直接的に実行可能ではなく、(例えば、コンパイル及び実行されたとき、)ノード500に本明細書に記載する様々な機能を実行させるように設定してもよい。
プロセッサ528(例えば、処理回路を有する)は例えば、インテリジェントハードウェアデバイス、中央処理装置(CPU)、マイクロコントローラー、ASICなどを含んでもよい。プロセッサ528は、メモリを含んでもよい。プロセッサ528は、メモリ534から受信したデータ530及び命令532、並びにトランシーバ520、ベースバンド通信モジュール、及び/又はネットワーク通信モジュールを介した情報を処理することができる。プロセッサ528はまた、コアネットワークへの送信のために、アンテナ536を介してネットワーク通信モジュールに送信するためにトランシーバ520に送信される情報を処理することができる。
1つ又は複数のプレゼンテーション部品538は、人又は他のデバイスにデータ指示を提示する。例としてのプレゼンテーション部品538は、表示デバイス、スピーカー、印刷部品、振動部品などを含む。
図5Bは、ネットワーク又はエアーインターフェース556を介して、gNB554などのセルラーノードと通信するUE552などのデバイスを含むネットワーク550を示す。図5Bは、UE552がgNB554から送信されたULグラント及びUL CIを受信することを示す。一態様において、ULリソースがPUSCHと重複するかどうかを判定し、判定をもたらし、ULリソースがPUSCHと重複することを判定が示すとき、PUSCHをキャンセルするステップは、UE552上で実施され得る。別の態様において、本明細書で開示される任意の1つ又は複数のステップは、UE552及び/又はgNB又はセルラーノード554の内の1つ又は複数によって実行され得る。
図6は、本開示の方法としての実施形態600を示す。本方法は、上りリンク(UL)グラントを受信するステップを含むステップの内の1つ又は複数を含み、ULグラントは物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)をスケジュールし、PUSCHのための周波数リソースはユーザ機器(UE)のアクティブUL帯域幅部分(BWP)内で割り当てられ、周波数リソースはアクティブUL BWPの物理リソースブロック(PRB)インデックスを使用して割り当てられる(602)。本方法は、ULキャンセルインディケーション(CI)を受信するステップであって、UL CIは参照ULリソース内のULリソースを示し、参照ULリソースは少なくともアクティブUL BWPを含むキャリア内に割り当てられ、周波数リソースはキャリアの共通リソースブロック(CRB)インデックスを使用して割り当てられる、ステップ(604)、ULリソースがPUSCHと重複するかどうかを判定するステップ(606)、ULリソースがPUSCHと重複すると判定されたとき、PUSCHをキャンセルするステップ(608)を、更に含む。
本方法は、参照ULリソースの開始シンボルを定義するステップを更に含むことができる。開始シンボルは、UL CIの終了から所定時間後の最初のシンボルとして定義されることができ、所定時間は、ULグラントをデコードし、PUSCHを準備するための最小プロセスの第1の所定時間と、gNBによって構成された第2の所定時間とに基づいて定義されることができる。第1の所定時間は、UL CIを搬送する物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)が送信された下りリンクのSCSの最小サブキャリア間隔(SCS)と、キャリアの設定されたUL BWPの最小SCSとに基づいて決定することができる。本方法は、ULリソースの1つ又は複数のシンボルのシンボル期間を決定するステップを更に含むことができ、シンボル期間は、UL CIが受信された下りリンク(DL)BWPのサブキャリア間隔(SCS)に基づく。
UL CIの参照ULリソースの周波数リソースを定義するために、CRBインデックスを使用することにより、UEのグループのためにアクティブUL BWPの設定が異なるとき、参照ULリソースの定義は、同じUL CIを受信するために設定されたUEのグループのために整えられる。参照ULリソースの開始シンボルを決定するために、ULグラントをデコーディングし、PUSCHを準備するための最小プロセスの第1の所定時間を使用することは、UEは短い遅延でPUSCHをキャンセルすることができ、且つUEのグループのタイミングアドバンスが異なるとき、参照ULリソースの開始シンボルを決定するためにgNBによって設定された第2の所定時間を使用することは、同じUL CIを受信するために設定されたUEのグループのための参照ULリソースの定義を整えることができる。
方法、システム、又はコンピュータ可読記憶媒体又は装置は、本明細書で説明される任意の装置又は部品、及び装置によって実行されるステップ又は動作をカバーすることができる。例えば、実施形態は信号(ULグラント/UL CI)を受信し、特定のステップを実行することができる、本明細書で説明されるユーザ機器(UE)の観点から主張されることができる。別の態様において、動作は、UEと通信するgNB又は他のセルラー(又は他のネットワークプロトコル)ワイヤレス部品などのセルラーノードの観点から主張され得る。そのような実施例において、ステップは、ULグラント信号を送信すること、及びPUSCHを取り消すか、又は何らかの他のアクションを実行するかを決定する際にUEによって使用されるUL CI信号を送信することなど、gNBによって実行される機能を含むことができる。
上記の説明から、本出願に記載された概念を実装するために、それらの概念の範囲から逸脱することなく、様々な技法を使用することができることが明らかである。更に、概念は、特定の実施形態を特に参照して説明されてきたが、当業者はそれらの概念の範囲から逸脱することなく、形態及び詳細において変更がなされ得ることを認識するのであろう。したがって、説明された実施形態は全ての点で、例示的なものと見なされるべきであり、限定的なものと見なされるべきではない。また、本出願は、上述の特定の実施形態に限定されるものではなく、本開示の範囲から逸脱することなく、多くの再構成、修正、及び置換が可能であることを理解されたい。

Claims (12)

  1. 上りリンク(UL:uplink)グラントを受信するステップであって、前記ULグラントは物理上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)をスケジューリングし、前記PUSCHのための周波数リソースはユーザ機器(UE:user equipment)のアクティブUL帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)内に割り当てられ、前記周波数リソースは前記アクティブUL BWPの物理リソースブロック(PRB:physical resource block)インデックスを使用して割り当てられる、ステップ、
    ULキャンセルインディケーション(CI:cancellation indication)を受信するステップであって、前記UL CIは参照ULリソース内のULリソースを示し、前記参照ULリソースは少なくとも前記アクティブUL BWPを含むキャリア内に割り当てられ、前記周波数リソースは前記キャリアの共通リソースブロック(CRB:common resource block)インデックスを使用して割り当てられる、ステップ、
    前記ULリソースが前記PUSCHと重複するかどうかを判定するステップ、及び
    前記ULリソースが前記PUSCHと重複すると判定されたとき、前記PUSCHをキャンセルするステップ、
    を含む、方法。
  2. 前記参照ULリソースの開始シンボルを定義するステップを更に含み、
    前記開始シンボルは、前記UL CIの終了から所定時間後の最初のシンボルとして定義され、
    前記所定時間は、前記ULグラントをデコードし、前記PUSCHを準備するための最小プロセスの第1の所定時間と、gNBによって設定される第2の所定時間とに基づいて定義される、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の所定時間は、前記UL CIを搬送する物理下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)が送信された下りリンクのSCSの最小サブキャリア間隔(SCS:subcarrier spacing)と、前記キャリアの設定されたUL BWPの最小SCSとに基づいて決定される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記ULリソースの1つ又は複数のシンボルのシンボル期間を決定するステップを更に含み、前記シンボル期間は、前記UL CIが受信された下りリンク(DL:downlink)BWPのサブキャリア間隔(SCS)に基づく、請求項1に記載の方法。
  5. コンピュータシステムの1つ又は複数のプロセッサによって実行される結果として、前記コンピュータシステムに、
    上りリンク(UL:uplink)グラントを受信する処理であって、前記ULグラントは物理上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)をスケジューリングし、前記PUSCHのための周波数リソースは前記コンピュータシステムのアクティブUL帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)内に割り当てられ、前記周波数リソースはアクティブUL BWPの物理リソースブロック(PRB:physical resource block)インデックスを使用して割り当てられる、処理、
    ULキャンセルインディケーション(CI:cancellation indication)を受信する処理であって、前記UL CIは参照ULリソース内のULリソースを示し、前記参照ULリソースは少なくとも前記アクティブUL BWPを含むキャリア内に割り当てられ、前記周波数リソースは前記キャリアの共通リソースブロック(CRB:common resource block)インデックスを使用して割り当てられる、処理、
    前記ULリソースが前記PUSCHと重複しているかどうかを判定する処理、及び
    前記ULリソースが前記PUSCHと重複すると判定されたとき、前記PUSCHをキャンセルする処理、
    を実行させる実行可能命令を記憶する、非一時的なコンピュータ読取可能記憶媒体。
  6. 前記実行可能命令は、前記コンピュータシステムに、
    前記参照ULリソースの開始シンボルを定義することを更に実行させ、
    前記開始シンボルは、前記UL CIの終了から所定時間後の最初のシンボルとして定義され、
    前記所定時間は、前記ULグラントをデコードし、前記PUSCHを準備するための最小プロセスの第1の所定時間と、gNBによって設定される第2の所定時間とに基づいて定義される、
    請求項5に記載の非一時的なコンピュータ読取可能記憶媒体。
  7. 前記第1の所定時間は、前記UL CIを搬送する物理下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)が送信された下りリンクのSCSの最小サブキャリア間隔(SCS:subcarrier spacing)と、前記キャリアの設定されたUL BWPの最小SCSとに基づいて決定される、請求項6に記載の非一時的なコンピュータ読取可能記憶媒体。
  8. 前記実行可能命令は、前記コンピュータシステムに、前記ULリソースの1つ又は複数のシンボルのシンボル期間を決定することを更に実行させ、前記シンボル期間は、前記UL CIが受信された下りリンク(DL:downlink)BWPのサブキャリア間隔(SCS)に基づく、請求項5に記載の非一時的なコンピュータ読取可能記憶媒体。
  9. システムは、
    1つ又は複数のプロセッサ、及び
    前記1つ又は複数のプロセッサによって実行される結果として、前記システムに実行させる命令を記憶するメモリを含み、
    前記命令は、前記システムに、
    上りリンク(UL:uplink)グラントを受信する処理であって、前記ULグラントは物理上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)をスケジュールし、前記PUSCHのための周波数リソースは、前記システムのアクティブUL帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)内に割り当てられ、前記周波数リソースはアクティブUL BWPの物理リソースブロック(PRB:physical resource block)インデックスを使用して割り当てられる、処理、
    ULキャンセルインディケーション(CI:cancellation indication)を受信する処理であって、前記UL CIは参照ULリソース内のULリソースを示し、前記参照ULリソースは少なくとも前記アクティブUL BWPを含むキャリア内に割り当てられ、前記周波数リソースは前記キャリアの共通リソースブロック(CRB:common resource block)インデックスを使用して割り当てられる、処理、
    前記ULリソースが前記PUSCHと重複しているかどうかを判定する処理、及び
    前記ULリソースが前記PUSCHと重複すると判定されたとき、前記PUSCHをキャンセルする処理、
    を、実行させる、システム。
  10. 前記命令は、前記システムに、前記ULリソースの1つ又は複数のシンボルのシンボル期間を決定することを更に実行させ、
    前記シンボル期間は、前記UL CIが受信された下りリンク(DL:downlink)BWPのサブキャリア間隔(SCS:subcarrier spacing)に基づいている、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記命令は、前記システムに、前記参照ULリソースの開始シンボルを定義することを更に実行させ、
    前記開始シンボルは、前記UL CIの終了から所定時間後の最初のシンボルとして定義され、及び
    前記所定時間は、前記ULグラントをデコードし、前記PUSCHを準備するための最小プロセスの第1の所定時間と、gNBによって設定される第2の所定時間とに基づいて定義される、
    請求項9に記載のシステム。
  12. 前記第1の所定時間は、前記UL CIを搬送する物理下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)が送信された下りリンクのSCSの最小サブキャリア間隔(SCS:subcarrier spacing)と、前記キャリアの設定されたUL BWPの最小SCSとに基づいて決定される、請求項11に記載のシステム。
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