JP2023183300A - 鍔付き容器の処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】鍔付き容器の向きを揃えて、集合状態のサイズを小さくし得る鍔付き容器の処理装置を提供する。【解決手段】容器本体13の上部に方向性を有する鍔14を設けたポーションパック10を搬送する搬送コンベヤ15に、鍔14が嵌り込む溝部が形成されてポーションパック10を所定間隔で支持する複数の支持部24が設けられる。搬送コンベヤ15の支持部24で支持されて搬送されるポーションパック10を上方から撮像する撮像手段と、撮像手段で撮像して得た画像情報に基づいて鍔14の向きを検出する検出部と、各支持部24で支持されたポーションパック10の下面を吸着して垂直軸回りに回転する複数の向き修正手段18と、を備える。各向き修正手段18は、検出部で検出した鍔14の向きに基づいてポーションパック10を回転し、鍔14を支持部24の溝部の向きに揃える。【選択図】図2

Description

本発明は、ポーションパックのように、容器本体の上部に鍔を備えた鍔付き容器の向きを揃えることができる鍔付き容器の処理装置に関する。
ジャム、マーマレード、コーヒ用ミルク、ガムシロップ、ゼリー、ドレッシングなどの飲食物を1食分、1パックの包装形態とした、所謂ポーションパックなどの食品容器からなる鍔付き容器をトレーに詰めるトレー詰め機などに用いる物品の分割供給装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示の分割供給装置で扱われるトレーには、ポーションパックの鍔が相互に干渉しない間隔で、ポーションパックの容器本体を収容する凹部があらかじめ成形されており、コンベアにより搬送されてくる押せ押せ状態のポーションパックを、所定個数毎に分割し、分割した複数のポーションパックの間隔を凹部の間隔に対応するように拡げてからトレーに収容するようにしている。
実公昭60-40404号公報
特許文献1に開示の分割供給装置では、トレーへのポーションパックの収容間隔が、鍔が相互に干渉しないように広く設定されているので、収容に必要なトレーサイズが大きくなって嵩張る問題がある。このため、トレーを複数個ずつ纏めてケース詰めする場合などでは外装箱のサイズも、それに対応した大きなサイズのものを選定しなければならず、資材コストや運送コストが高くなる問題を招く。また、鍔の一部が突出しているポーションパックをトレーなどの収納容器に複数個ずつ並べて収容し、該収納容器を搬送する過程で、収納容器の外側へ鍔がはみ出して後工程へ送り出されてしまうと、その後の各種処理機での取り扱い時に外側にはみ出た突出部が邪魔になって適正な処理を行うことができなかったり、あるいは、その処理機を通過する時に処理機の構造物などに接触干渉して、容器内に収容されているポーションパックが飛び出してしまったりするなどの問題が指摘される。
本発明の目的は、鍔付き容器の向きを揃えて、集合状態のサイズを小さくし得る鍔付き容器の処理装置を提供することを目的とする。
本願の請求項1に係る発明の鍔付き容器の処理装置は、
容器本体(13)の上部に、平面視において容器の向きを特定可能な形状で鍔(14)が設けられた鍔付き容器の処理装置であって、
所定の向きで前記鍔付き容器(10)の鍔(14)が嵌り込む溝部(26)が形成された複数の支持部(24)が所定間隔で設けられ、各支持部(24)に鍔付き容器(10)を支持して搬送可能な搬送コンベヤ(15)と、
該搬送コンベヤ(15)の前記支持部(24)で支持されて搬送される鍔付き容器(10)の鍔(14)を撮像する撮像手段(16)と、
該撮像手段(16)で撮像して得た鍔(14)の画像情報に基づいて鍔付き容器(10)の鍔(14)の向きを検出する検出手段(22)と、
前記鍔付き容器(10)を前記複数の支持部(24)から持ち上げて垂直軸回りに回転した後に支持部(24)まで下降する複数の向き修正手段(18)と、を備え、
前記検出手段(22)で検出した鍔(14)の向きに基づき、前記向き修正手段(18)によって各鍔付き容器(10)の鍔(14)を前記支持部(24)の各溝部(26)の形状と合致するよう向きを揃えて嵌め込むよう構成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、搬送コンベヤに設けた支持部の溝部に、検出手段で検出した鍔付き容器の鍔の向きを揃えて嵌め込むようにしたので、複数の鍔付き容器の向きを揃えて集合した場合に、外縁サイズが小さくなるように向き揃えすることができる。これにより、方向性を持つ鍔付き容器をトレーなどの収納容器への詰め合わせに際して、収容量の小さいトレーなどの収納容器サイズを選定することができる。また、トレー詰品などの収納容器を複数個纏めて箱詰めする場合の外装箱サイズも小さくすることができるので、包装資材コストに加えて輸送コストも低減することができる。更に、鍔付き容器の鍔の向きを揃えて次工程に受け渡しできるので、鍔付き容器の鍔が収納容器の外側へはみ出さないように揃えて収容することにより、後処理機の通過時に処理機の構造物などに鍔が接触して収納容器から鍔付き容器が飛び出してしまったり、後処理機による適正な処理が阻害されてしまったりするなどの問題が生ずるのを防ぐことができる。
請求項2に係る発明では、前記鍔付き容器(10)の鍔(14)の一部が外側に突出する突出部(14a)を有しており、
前記搬送コンベヤ(15)における支持部(24)は、複数列で形成され、該支持部(24)の溝部(26)は、前記突出部(14a)が嵌り込む延出部(26a)を有し、該延出部(26a)は、延出部(26a)に嵌め込まれた前記突出部(14a)が、該突出部(14a)を除く鍔(14)に接して列方向に延びる仮想接線(N,N)の範囲内となる突出向きで形成されることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、鍔に突出部が設けられた形態であっても、複数の鍔付き容器の集合サイズを小さくできる。
請求項3に係る発明では、前記搬送コンベヤ(15)における溝部(26)と合致して嵌め込まれた鍔付き容器(10)を取り出し、その配列間隔を狭めて集合した鍔付き容器(10)としてトレー(12)に移載するよう構成したことを特徴とする。
請求項3の発明によれば、鍔の向きを揃えた複数列の鍔付き容器の行方向および列方向の集合サイズを小さくすることができ、トレーサイズもより小さな収容量のものを選定することができる。
請求項4に係る発明では、前記搬送コンベヤ(15)における支持部(24)は、複数列で形成され、
該支持部(24)において鍔(14)の向きを揃えて支持された鍔付き容器(10)を取り出すと共に、各列にて隣り合う鍔付き容器(10)相互の鍔(14)が上下に重なるように容器間隔を狭めて載置台(20)へ移載する第1ハンドリング手段(19)と、
該第1ハンドリング手段(19)により容器間隔を狭めた複数列の鍔付き容器(10)を複数行に区画して載置可能で、隣り合う各列の鍔付き容器(10)に高低の段差が付く載置面(51,52)を設けた前記載置台(20)と、
前記載置面(51,52)に載置されて高低差を付けて隣り合う列の鍔付き容器(10)相互の鍔(14)が上下に重なるように鍔付き容器(10)の配列間隔を狭める間隔変更手段(47)と、
該間隔変更手段(47)で鍔付き容器(10)の配列間隔を狭めて集合した鍔付き容器(10)を、前記載置台(20)からトレー(12)へ移載する第2ハンドリング手段(23)と、を備えたことを特徴とする。
請求項4の発明によれば、鍔の向きを揃えて複数列で並べた鍔付き容器の行間隔を第1ハンドリング手段で狭めると共に、載置台に移載された複数列で並ぶ鍔付き容器の配列間隔を間隔変更手段で狭め、行間隔および配列間隔を狭めて集合した鍔付き容器を第2ハンドリング手段によってトレーに移載するようにしたので、各処理を分散して行うことで処理能率を向上し得ると共に、集合した鍔付き容器をトレーに効率的に移載することができる。
請求項5に係る発明では、前記載置台(20)は、前記第1ハンドリング手段(19)から鍔付き容器(10)を受け取る搬送コンベヤ(15)上方の受取り位置(S4)と、該受取り位置(S4)から離間した退避位置(S5)との間を横移動するよう構成したことを特徴とする。
請求項5の発明によれば、第1ハンドリング手段から鍔付き容器が移載された載置台を受取り位置から第1ハンドリング手段の可動域外となる退避位置まで横移動することで、第1ハンドリング手段で次の鍔付き容器を取り上げることができ、処理能率を向上することができる。
請求項6に係る発明では、前記間隔変更手段(47)は、列毎で載置台(20)に高低差を付けて載置した鍔付き容器(10)の配列間隔を狭めて集合するよう構成され、
前記間隔変更手段(47)で集合した鍔付き容器(10)を前記第2ハンドリング手段(23)でトレー(12)に段積みするよう移載する構成としたことを特徴とする。
請求項6の発明によれば、複数列の鍔付き容器の配列間隔を簡単な構成で狭めることができると共に、一段分で纏めて集合した鍔付き容器を第2ハンドリング手段によってトレーに段積みにして収容するので、移載作業を効率的に行うことができる。
請求項7に係る発明では、前記搬送コンベヤ(15)における支持部(24)は、複数列で形成され、
該支持部(24)において鍔(14)の向きを揃えて支持された鍔付き容器(10)を取り出すと共に、各列にて隣り合う鍔付き容器(10)相互の鍔(14)が上下に重なるように容器間隔を狭めて載置台(20)へ移載する第1ハンドリング手段(19)と、
該第1ハンドリング手段(19)から容器間隔を狭めた複数列の鍔付き容器(10)を受け取る搬送コンベヤ(15)上方の受取り位置(S4)と、該受取り位置(S4)から離間した退避位置(S5)とに横移動する前記載置台(20)と、
該載置台(20)の退避位置において載置台(20)上の配列間隔を狭めて複数列で集合した鍔付き容器(10)を前記載置台(20)からトレー(12)に移載する第2ハンドリング手段(23)と、を備えたことを特徴とする。
請求項7の発明によれば、鍔の向きを揃えた複数列の鍔付き容器の行間隔を第1ハンドリング手段で狭めると共に、載置台に移載されて配列間隔を狭めて集合した鍔付き容器を第2ハンドリング手段によってトレーに移載するようにしたので、各処理を分散して行うことで処理能率を向上し得ると共に、集合した鍔付き容器をトレーに効率的に移載することができる。また、第1ハンドリング手段から鍔付き容器を受け取った載置台を第1ハンドリング手段の可動領域外となる退避位置に横移動することで、第1ハンドリング手段により次の鍔付き容器の取り上げ作業を行うことができ、サイクルタイムが短縮されて処理能力を向上することができる。
請求項8に係る発明では、前記向き修正手段(18)は、鍔付き容器(10)の上面または下面を吸着する吸着部(28)を備えた回転部材(28)と、該回転部材(28)を垂直軸回りに回転するモータ(30)と、を備え、
前記向き修正手段(30)は、前記検出手段(22)で検出された鍔付き容器(10)の鍔(14)の向きと前記搬送コンベヤ(15)における溝部(26)の向きとを合致させるために、ずれ量が少ない方向へ、前記吸着部(28)で吸着した鍔付き容器(10)を回転するよう前記モータ(30)を作動制御して、鍔付き容器(10)の鍔(14)の向きを溝部(26)の向きに合致させるよう構成したことを特徴とする。
請求項8の発明によれば、溝部に対する鍔の向きのずれ量が少ない方向へ鍔付き容器を回転して向きを揃えるようにしたので、向き揃え作業を最短時間で行うことができる。
本発明によれば、複数の鍔付き容器を、集合サイズを小さくできるように向きを揃えることができる。
処理装置の概略正面図である。 向き修正手段の概略正面図である。 向き修正手段を下流側から視た概略図である。 向き修正手段により搬送コンベヤの支持部からポーションパックを持ち上げた状態を示す概略正面図である。 ハンドリング手段および仮置き装置の概略正面図である。 ハンドリング手段の要部概略平面図であって、(a)はスライド部材の離間位置を示し、(b)はスライド部材の接近位置を示している。 処理装置を下流側から視た概略図である。 処理装置の要部概略平面図である。 列間変更手段を示す概略図である。 処理装置の制御ブロック図である。 搬送コンベヤの支持部を示す概略平面図であって、(a)は、支持部にポーションパックが支持されていない状態を示し、(b)は、支持部にポーションパックがランダムな向きで支持されている状態を示し、(c)は、支持部にポーションパックが向きを揃えた状態で支持されている状態を示している。
次に、本発明に係る鍔付き容器の処理装置の好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
図1、図8に示す実施例の鍔付き容器の処理装置は、製造機などの前工程から搬送されてきた複数の鍔付き容器10を、向きを揃えて集合した集合容器11(複数列で集合した鍔付き容器10)としてトレー12に移載する装置である。鍔付き容器10としては、飲食物などを収容した容器本体13の上部に容器本体13より延出する鍔14が設けられ、該鍔14に蓋体がシールされると共に、鍔14は、平面視において鍔付き容器10の向きを特定可能な形状で形成された形態のポーションパック10を例示する。実施例では、鍔14は、一部が外側に突出した開封用ツマミ部となる突出部14aを備えた方向性を有する形態を例示している。処理装置は、ポーションパック10を、所定間隔離間した複数行および複数列で並ぶ複数列で搬送する搬送コンベヤ15と、該搬送コンベヤ15で搬送される複数行および複数列のポーションパック10の鍔14を撮像する撮像手段16と、該撮像手段16で撮像したデータを画像処理して得た画像情報に基づいてポーションパック10における鍔14の向き(突出部14aの突出方向)を検出する検出手段としての検出部22と、該検出部22で検出した鍔14の向きに基づき、搬送コンベヤ15で搬送される各ポーションパック10の鍔14の向きを、搬送コンベヤ15の後述する支持部24に形成された溝部26の形状に合致した向きに揃えるように修正する向き修正手段18と、を備える。また処理装置は、向き修正手段18で鍔14の向きが揃えられて、搬送コンベヤ15により搬送されてきた複数行および複数列のポーションパック10を吸着して搬送コンベヤ15から取り上げるハンドリング手段(第1ハンドリング手段)19と、該ハンドリング手段19で取り上げた複数行および複数列のポーションパック10が移載される載置台20と、該載置台20に載置された複数行および複数列のポーションパック10を吸着して取り上げ、トレーコンベヤ21上のトレー12に移載するロボットハンド(第2ハンドリング手段)23と、を備える。
図1~図4に示す如く、前記搬送コンベヤ15は、ポーションパック10を1個ずつ支持可能な支持部24を、物品搬送方向(列方向)の前後および物品搬送方向と交差する幅方向(行方向)の左右に所定間隔ごとに設けたキャリア25を循環走行するコンベヤであって、ポーションパック10を複数列(実施例では4列)で支持して搬送するよう構成される。キャリア25の支持部24は、ポーションパック10における鍔14より下部の容器本体13が通過可能な貫通孔24aが設けられると共に、該貫通孔24aの上端には、キャリア表面側に形成されてポーションパック10の鍔14が嵌り込み可能な溝部26が設けられており、ポーションパック10は、溝部26に鍔14が嵌り込んで容器本体13が貫通孔24a内に吊り下げられた状態で支持部24に支持可能に構成される。溝部26は、鍔14の外形形状に合致する形状に形成されており、鍔14の前記突出部14aが嵌り込む延出部26aが貫通孔24aから離間する方向に延出するよう形成されて、該延出部26aに突出部14aが嵌り込むことでポーションパック10の回転が規制される(図11(c)参照)。溝部26の延出部26aは、図11(c)に示す如く、該延出部26aに嵌り込んだ突出部14aが、該突出部14aを除く鍔14の外周に接して列方向に延びる仮想接線N,Nの範囲内となる突出向きで形成される。
実施例では、支持部24は、搬送コンベヤ15の幅方向の一方側から数えて1列目と2列目とが、延出部26aの向きが対となるように形成されると共に、3列目と4列目とが、延出部26aの向きが対となるように形成されている。1列目の溝部26の延出部26aおよび2列目の溝部26の延出部26aは、対となる他方の支持部側で延出するように形成されると共に、3列目の溝部26の延出部26aおよび4列目の溝部26の延出部26aは、対となる他方の支持部側で延出するように形成される。実施例では、1列目および3列目の溝部26の延出部26aは、物品搬送方向の上流側に向けて斜めに延出するのに対し、2列目および4列目の溝部26の延出部26aは、物品搬送方向の下流側に向けて斜めに延出しており、溝部26に鍔14が嵌り込む向きに揃えられたポーションパック10の行間隔(同じ列で隣り合う鍔付き容器の間隔)および列間隔(同じ行で隣り合う鍔付き容器の間隔である配列間隔)を狭めることで、行方向および列方向に隣り合う一方のポーションパック10の鍔14の突出部14aと、他方のポーションパック10の鍔14の一部とが上下に重なり得るよう構成される。なお、搬送コンベヤ15は、前記ハンドリング手段19により吸着して一括で取り上げられる複数列および複数行(実施例では5行)分のポーションパック10を、前記撮像手段16による撮像位置S1、前記向き修正手段18による向き揃え位置S2および前記ハンドリング手段19による取り上げ位置S3において、キャリア25が間欠停止するよう走行駆動される。
図1に示す如く、前記搬送コンベヤ15の搬送途上には、キャリア上のポーションパック10の鍔14を上方から撮像可能な複数のレンズを備えたCCDカメラなど、その他のイメージセンサを備えた前記撮像手段16が設けられる。該撮像手段16は、搬送コンベヤ15が間欠停止した際に、前記撮像位置S1に位置して前記ハンドリング手段19によって一括で取り上げられる複数行および複数列(実施例では5行および4列)のポーションパック10を一度に撮像し、撮像手段16により撮像して得た画像情報は、処理装置の制御手段17に信号入力されて画像処理され、該制御手段17の検出部22において、各ポーションパック10の鍔14の向き(突出部14aの突出向き)が夫々検出される。また、撮像手段16は、撮像位置S1に間欠停止した5行および4列分のポーションパック10を撮像するカメラレンズの周囲には、撮像に適した所定の照度を与える照明手段27が配設される。
図1に示す如く、前記撮像手段16の配設位置より搬送下流には、前記搬送コンベヤ15のキャリア25における上側走行部の下方に、前記向き修正手段18が配設される。向き修正手段18は、図2~図4に示す如く、上端に吸着部としての吸着カップ28を備えて上下方向(垂直方向)に延在する回転パイプ(回転部材)29と、該回転パイプ29を上下方向の軸回り(垂直軸回り)に正、逆回転するサーボモータからなる向き修正モータ(モータ)30と、を備え、向き修正手段18は、前記向き揃え位置S2に間欠停止する5行および4列分の支持部24の夫々に対応する位置に配置される。各回転パイプ29の下端には、吸引源に接続されて、各吸着カップ28に生ずる負圧によって支持部24に吊り下げ支持されているポーションパック10の下面を吸着し得るよう構成される。また、向き修正手段18は、回転パイプ29を昇降する移動機構31を備え、該移動機構31によって吸着カップ28を、支持部24に吊り下げ支持されているポーションパック10の下面より下方に退避する退避位置(図2、図3参照)と、下面を吸着したポーションパック10の鍔14が溝部26より上方に臨む修正位置(図4参照)との間を昇降する。
図2~図4に示す如く、実施例では、1行分の支持部24の数(実施例では4つ)に対応して横並びで向き修正手段18が配設されて、その1行分単位の向き修正手段18の回転パイプ29を移動機構31によって一体で昇降するよう構成された修正ユニット32が、物品搬送方向に複数(実施例では5つ)配設されている。移動機構31は、4つの回転パイプ29が夫々回転可能に支持された支持部材33と、該支持部材33を昇降するよう装置機枠34に配設された1基のエアシリンダ35と、を備え、該エアシリンダ35によって修正ユニット32の吸着カップ28を退避位置と修正位置との間で昇降する。各支持部材33には、回転パイプ29にギヤ伝達機構36によって連繋された前記向き修正モータ30が、回転パイプ29の配設数に対応して配設されており、各回転パイプ29を個別に正、逆方向に回転し得るよう構成される。そして、制御手段17は、前記検出部22で検出された鍔14の向きに応じて、向き修正モータ30を回転制御して回転パイプ29を回転して前記吸着カップ28で吸着されたポーションパック10を回転することで、鍔14の向きが前記溝部26の向きに合致した向きに揃えることができる。なお、実施例では、物品搬送方向に隣り合う各行の修正ユニット32は、支持部材33が相互に干渉することなく昇降し得るように、昇降駆動部が上下方向に位置をずらして(互い違いに)配置されて、それら昇降駆動部が接触干渉し合うことなく、複数の向き修正手段18の物品搬送方向の配置スペースを小さくし得るよう構成される。
図1、図5、図6に示す如く、前記向き修正手段18の配設位置より搬送下流において、前記向き修正手段18により向き揃えされて搬送コンベヤ15で搬送されてきた複数行および複数列(5行および4列)分のポーションパック10を、キャリア25から一括して取り上げる前記ハンドリング手段19が配設される。ハンドリング手段19は、装置機枠34に上下方向に移動可能に支持された昇降部材37と、該昇降部材37に配設された基準支持部材39aおよび該基準支持部材39aを挟んで物品搬送方向の前後に配置されて物品搬送方向の前後に移動自在な複数(実施例では前後で4つ)のスライド部材39bと、基準支持部材39aに対して各スライド部材39bを物品搬送方向の前後に移動する行間変更手段40と、を備える。基準支持部材39aおよびスライド部材39bには、吸着部としての吸着カップ38が夫々4列分設けられており、行間変更手段40によって基準支持部材39aに対して各スライド部材39bを物品搬送方向の前後に移動することで、基準支持部材39aおよびスライド部材39bに配設されている吸着カップ38の相互間隔(行間隔)を変更するよう構成される。また、ハンドリング手段19は、昇降部材37を昇降移動する昇降機構41を備える。昇降機構41は、電動アクチュエータ41aをサーボ制御するリニア作動機構が採用され、昇降部材37を昇降移動して吸着カップ38を、搬送コンベヤ15におけるキャリア25の支持部24に支持されているポーションパック10の天面(上面)を吸着可能な吸着位置と、該吸着位置より上方で後述する受取り位置(図5の二点鎖線位置)S4に位置付けられた前記載置台20にポーションパック10を受け渡し得る受渡し位置と、該受渡し位置より上方の退避位置とに位置付けるよう構成される。ハンドリング手段19は、搬送コンベヤ15により搬送されてくる5行および4列分のポーションパック10が、前記取り上げ位置S3まで搬送されて間欠停止したタイミングで、昇降部材37を退避位置から吸着位置まで下降し、各吸着カップ38で対応するポーションパック10の天面(上面)を吸着した後に前記退避位置まで上昇することで、5行および4列分のポーションパック10を一括で搬送コンベヤ15から取り上げる。
図6に示す如く、前記ハンドリング手段19に設けられた前記行間変更手段40は、物品搬送方向に沿って延在する複数のスライドシャフト42が前記昇降部材37に配設され、該スライドシャフト42の長手中央部に、前記基準支持部材39aが位置固定されると共に、該基準支持部材39aを挟む前後には、2つずつのスライド部材39bがスライドシャフト42に沿って移動自在に支持されており、行間変更手段40は、4つのスライド部材39bに連繋されたリンク機構43と、該リンク機構43を作動する作動手段としてのサーボモータ44と、を備える。行間変更手段40は、サーボモータ44でリンク機構43を作動することで、基準支持部材39aに対して4つのスライド部材39bを相互に離間した基準支持部材39aおよび各スライド部材39bの吸着カップ38の物品搬送方向の間隔が、搬送コンベヤ15における支持部24の行間隔に対応する間隔となる離間位置(図6(a)参照)と、基準支持部材39aおよび各スライド部材39bの吸着カップ38の物品搬送方向の間隔が狭まる接近位置(図6(b)参照)とに移動するよう構成される。
図5に示す如く、前記基準支持部材39aおよび4つのスライド部材39bに配設される吸着カップ38における吸着面は、行毎に高さ位置が異なるよう構成されて、スライド部材39bを接近位置に移動した際に、吸着カップ38に吸着された物品搬送方向の前後に隣り合う(同じ列で隣り合う)一方のポーションパック10の鍔14と、他方のポーションパック10の鍔14とが上下に重なるよう構成される。実施例では、基準支持部材39aおよび搬送方向最上流および最下流のスライド部材39の吸着カップ38における吸着面に対し、基準支持部材39aに隣り合う前後のスライド部材39の吸着カップ38における吸着面が高い位置に設定されて、スライド部材39を接近位置に移動した際には、基準支持部材39aに隣り合う前後のスライド部材39の吸着カップ38で吸着しているポーションパック10の鍔14の下に、基準支持部材39aおよび搬送方向最上流および最下流のスライド部材39の吸着カップ38で吸着しているポーションパック10の鍔14が重なるよう構成される。
図1、図8に示す如く、前記搬送コンベヤ15の搬送下流における上方に、前記ハンドリング手段19で搬送コンベヤ15から取り上げられた複数行および複数列のポーションパック10を移載可能な前記載置台20を備えた仮置き装置45が配設されている。仮置き装置45は、載置台20を、ハンドリング手段19で取り上げられたポーションパック10の下方に臨む受取り位置S4と、該受取り位置S4から搬送下流に離間する退避位置S5との間を水平に横移動する進退機構46と、載置台20に載置されたポーションパック10の列間隔(配列間隔)を狭める列間変更手段(間隔変更手段)47と、を備える。進退機構46は、搬送コンベヤ15を挟む幅方向の両側に配設されて物品搬送方向に延在し、載置台20が移動自在に支持されたガイドレール48と、サーボモータからなる駆動モータ49と、該駆動モータ49により走行駆動されるタイミングベルト50と、を備え、該タイミングベルト50が載置台20に連結されている。そして、駆動モータ49でタイミングベルト50を物品搬送方向の前後に往復走行することで載置台20は、前記受取り位置S4と退避位置S5との間を進退移動する。
図7~図9に示す如く、前記載置台20には、幅方向の中央を挟む左右両側に、中央から離間する方向に低くなる高低差を付けた段差がある複数の載置面51,52を備えた集合部61が、行間に設けた仕切62により区画された各行区画部63として対称に形成されており、各集合部61の載置面51,52には、列単位で並んだポーションパック10が、第1列目は低い載置面52に、第2列目は高い載置面51に、第3列目は高い載置面51に、第4列目は低い載置面52に夫々載置される。すなわち、載置台20の各集合部61は、隣り合う各列のポーションパック10に高低差を付けると共に、複数列のポーションパック10を複数行に区画して載置可能に構成される。実施例では、各集合部61は、載置台20の中央側に、前記2列目および3列目の各5個のポーションパック10を1列で並べて載置可能な第1載置面51,51が形成されると共に、該第1載置面51,51より外側で第1載置面51より低く設定されて前記1列目および4列目の各5個のポーションパック10を1列で並べて載置可能な第2載置面52,52が形成される。載置面51,52は、第1載置面51に載置されたポーションパック10の鍔14の下面高さに対して、第2載置面52に載置されたポーションパック10の鍔14の上面が下位に位置する高低差のある段差を持つ。また、載置台20の中央には、第1載置面51より突出して、第1載置面51に載置されたポーションパック10の中央側への移動を規制する規制部53が設けられている。
図7~図9に示す如く、前記列間変更手段47は、前記載置台20を挟む幅方向の両側に配設されたプッシャ54と、各プッシャ54を進退移動する作動手段としてのエアシリンダ55と、を備える。プッシャ54は、第2載置面52に載置されて物品搬送方向に並ぶ複数(実施例では5個)のポーションパック10の鍔14の直下位置において容器本体13を押すことが可能な薄肉厚の平板で形成される。プッシャ54は、第2載置面52に載置されて物品搬送方向に並べたポーションパック10に対して、その外側に離間した退避位置(図9の二点鎖線位置)と、該退避位置より幅方向の中央側へ向けて移動した幅寄せ位置(図9の実線位置)との間を進退移動するよう構成され、プッシャ54を退避位置から幅寄せ位置に移動することで、前記載置台20の第2載置面52に載置されて1列毎に並ぶ5個のポーションパック10の容器本体13を押して、第1載置面51に並んで載置された5個のポーションパック10の鍔14の下面に、第2載置面52上を押された5個のポーションパック10の鍔14の上面が上下関係で重なる位置まで接近させるよう構成される。すなわち、列間変更手段47は、各集合部61の第1および第2載置面51,52に載置されて同じ行で隣り合うポーションパック10,10の間隔を狭めて集合することで、載置台20に載置されて行間隔が既に狭められている複数列のポーションパック10の列間隔を狭める。
図7、図8に示す如く、前記トレーコンベヤ21は、前記搬送コンベヤ15の一側方に平行に配置されており、搬送コンベヤ15の物品搬送方向と逆方向にトレー12を搬送するように配置されて、トレー12を搬送停止する移載位置が、搬送コンベヤ15の搬送終端側に対応して設定されている。実施例のトレー12は、5行および2列分のポーションパック10の行間隔および列間隔を狭めて集合された集合容器11を、2段で段積みして収容可能なサイズに設定されている。
図1、図7に示す如く、退避位置の前記載置台20より上方に、ロボットアーム56の端部に保持手段57を有するロボットハンド23を備えた、パラレルリンクロボットが配設される。保持手段57は、幅方に離間する2つの支え部材58,58の夫々に、5行および2列分の各ポーションパック10を吸着可能な吸着部としての吸着カップ59が配設される。各支え部材58に配設される複数の吸着カップ59の相互間隔は、行間隔および列間隔を狭めて集合した集合容器11の夫々のポーションパック10の上面を吸着可能な間隔に設定される。また、2つの支え部材58,58の相互間隔は、一方の支え部材58でポーションパック10を吸着してトレー詰めしてから他方の支え部材58で吸着しているポーションパック10をトレー詰めする処理において、トレー12に干渉することなく吸着カップ59で吸着したポーションパック10を2段積みになるように移載したり、あるいは順次搬送されて来る個々のトレー12に支障なく移載し得る間隔に設定される。
前記ロボットハンド23は、保持手段57を上下・左右に移動して、前記載置台20に載置されている行間隔および列間隔を狭めた2つの集合容器11,11を吸着して一括で取り上げ、両支え部材58,58の吸着カップ59で吸着している内の一方の支え部材58で吸着した集合容器11を、移載位置に位置付けられた前記トレー12に1段目として移載した後に、他方の支え部材58で吸着した集合容器11を同じトレー12の2段目として段積みされるように移載して詰め込むよう構成される。実施例では、トレーコンベヤ21に近接する側から離間する側の順で別々に支え部材58で吸着した集合容器11をトレー12に移載するよう構成される。
図10に示す如く、処理装置の制御手段17には、前記向き修正手段18の各向き修正モータ30および各エアシリンダ35、ハンドリング手段19の電動アクチュエータ41a、行間変更手段40のサーボモータ44、仮置き装置45の駆動モータ49、列間変更手段47のエアシリンダ55,55およびロボットハンド23のロボット制御部60が電気的に接続される。また、制御手段17には、前記撮像手段16が接続される。そして、制御手段17は、撮像手段16で得た画像情報に基づいて検出部22で各ポーションパック10における鍔14の向き(突出部14aの突出向き)を検出し、前記溝部26の向きに鍔14の向きが合致するように揃っていないポーションパック10の夫々について、鍔14の突出部14aを溝部26における延出部26aの延出向きに揃えるために回転パイプ29と一体の吸着カップ28を回転する夫々の向き修正モータ30の回転量(回転角度)および回転方向を決定する。回転方向は、延出部26aと突出部14aとの周方向のずれ量(ずれ角度)が少ない方向に決定される。すなわち、制御手段17は、延出部26aに対して突出部14aの時計方向のずれ量が180°未満であれば、回転パイプ29および吸着カップ28を反時計方向に回転するよう向き修正モータ30を回転制御し、延出部26aに対して突出部14aの反時計方向のずれ量が180°未満であれば、回転パイプ29および吸着カップ28を時計方向に回転するよう向き修正モータ30を回転制御する。なお、延出部26aに対する突出部14aのずれ量が180°の場合は、時計方向および反時計方向の何れの方向でもよいが、実施例では時計方向に回転するよう設定される。
次に、実施例に係る鍔付き容器の処理装置の作用について説明する。
前記搬送コンベヤ15には、前工程からポーションパック10が、図11(b)に示す如く、鍔14の向きが定まっていないランダムな状態で、各支持部24の貫通孔24aに容器本体13が挿通するように移載される。すなわち、搬送コンベヤ15のキャリア上には、鍔14が溝部26に嵌り込んだ状態で支持部24に吊り下げ支持されたポーションパック10と、鍔14が溝部26に嵌り込むことなくキャリア上面に引っ掛かった状態で支持部24に吊り下げ支持されたポーションパック10とが混在している。
ポーションパック10の撮像領域まで至って、前記搬送コンベヤ15が間欠停止すると、前記撮像位置S1で停止している5行および4列分のポーションパック10が前記撮像手段16により上方から撮像され、該撮像手段16で撮像した画像情報が制御手段17によって画像処理され、該制御手段17の検出部22において、各ポーションパック10の鍔14の向きが夫々検出される。制御手段17は、各ポーションパック10の内で鍔14の向きが揃っていないことが検出されたポーションパック10のみについて、検出した鍔14の向きに基づいて、該鍔14が支持部24の溝部26に嵌り込んでいない、向きがずれている各ポーションパック10の向きを修正するための回転方向を決定すると共に回転量を求める。
前記撮像手段16によって撮像された5行および4列分のポーションパック10が、前記搬送コンベヤ15によって搬送されて前記向き揃え位置S2に間欠停止すると、図4に示す如く、前記向き修正手段18の移動機構31によって吸着カップ28が退避位置から上昇され、各支持部24に吊り下げ支持されているポーションパック10の下面を吸着カップ28で吸着して、鍔14が溝部26より上方に臨む修正位置までポーションパック10を持ち上げる。そして、前記支持部24の溝部26に対して鍔14の向きがずれていることが検出されたポーションパック10を吸着する吸着カップ28の回転パイプ29に対応する向き修正モータ30の夫々は、前記制御手段17で決定された回転方向に、算出された回転量だけ回転パイプ29と共に吸着カップ28を回転するよう回転制御される。ポーションパック10の向きが修正されると、吸着カップ28は、移動機構31によって溝部26から鍔14が持ち上がった修正位置から溝部26の下方まで鍔14が下降した退避位置まで移動され、吸着カップ28の吸着力が解除される。そして、向きが修正された各ポーションパック10は、鍔14が対応する溝部26に合致して嵌り込み、向きが揃った状態で各支持部24に吊り下げ支持される(図11(c)参照)。なお、鍔14の向きがずれていないポーションパック10については、修正モータ30による回転パイプ29の回転はなされない。また、ポーションパック10は吸着カップ28に吸着された状態で昇降移動して吸着が解除されることで再び鍔14が溝部26に嵌り込む。
前記向き修正手段18によって向きが揃えられた5行および4列分のポーションパック10が、前記搬送コンベヤ15によって前記取り上げ位置S3まで搬送されて間欠停止すると、前記ハンドリング手段19は、前記昇降機構41によって退避位置において離間位置に位置付けられている基準支持部材39aおよびスライド部材39bの吸着カップ38を吸着位置まで下降し、前記キャリア25上で各支持部24に支持されているポーションパック10の天面(上面)を吸着する。そして、ハンドリング手段19は、昇降機構41によって吸着カップ38を退避位置まで上昇する間に、前記行間変更手段40によって4つのスライド部材39を接近位置に移動することで、吸着カップ38に吸着されている物品搬送方向(列方向)の前後で隣り合うポーションパック10の間隔が狭められ、これにより5行のポーションパック10の行間隔は、相互の鍔14,14が上下方向に重なるまで狭められる(図5の実線参照)。
前記ハンドリング手段19の吸着カップ38が退避位置まで上昇すると、前記仮置き装置45は、図5、図8に示す如く、前記進退機構46によって載置台20を退避位置S5から受取り位置S4まで移動する。また、ハンドリング手段19は、接近位置に位置付けられているスライド部材39bの吸着カップ38および基準支持部材39aの吸着カップ38を受渡し位置まで下降すると共に、吸着カップ38の吸着を解放し、行間隔を狭めた5行および4列分のポーションパック10を載置台20に移載する。このとき、載置台20における中央側の第1載置面51,51に2列目および3列目のポーションパック10が夫々移載されると共に、中央から離間する第2載置面52,52に1列目および4列目のポーションパック10が夫々移載される。吸着カップ38の吸着を解放したハンドリング手段19は、行間変更手段40によってスライド部材39bを離間位置まで移動すると共に、吸着カップ38を退避位置まで上昇し、次のポーションパック10の取り上げを待機する。
前記ハンドリング手段19から載置台20にポーションパック10が移載された仮置き装置45は、前記進退機構46によって載置台20を退避位置S5まで移動すると共に、前記列間変更手段47の各プッシャ54を退避位置から幅寄せ位置に移動する。これにより、図9に示す如く、載置台20における各第2載置面52に載置されている1列分のポーションパック10が、プッシャ54に押されて高低差のある第1載置面51に載置されている1列分のポーションパック10に接近し、前記集合部61において行方向で隣り合うポーションパック10の間隔が狭められて、両ポーションパック10,10の鍔14,14が上下方向に重なる集合状態となる。すなわち、載置台上には、2列分のポーションパック10の行間隔および列間隔が狭められるように集合した2つの集合容器11,11が、中央を挟む左右両側の集合部61において形成される。なお、各集合部61において第2載置面52に載置されている5個のポーションパック10は、プッシャ54で押される際に前記仕切62で案内されて2列分のポーションパック10は整列した状態で集合される。また、第1載置面51に載置されているポーションパック10は、前記規制部53によって中央側への移動が規制されて、2つの集合容器11,11は所定間隔離間した位置に位置決めされる。
前記列間変更手段47によって2つの集合容器11,11が形成されると、前記ロボットハンド23は、前記載置台20の上方において保持手段57の支え部材58,58を下降し、各支え部材58の吸着カップ59の夫々で5行および2列分のポーションパック10からなる集合容器11を吸着し、吸着カップ59を上昇することで2つの集合容器11,11を一括で載置台20から取り上げる。集合容器11,11を取り上げたロボットハンド23は、保持手段57における一方(実施例ではトレーコンベヤ21に近接する側)の支え部材58の吸着カップ59で吸着している一方の集合容器11を、前記移載位置に停止しているトレー12の上方まで移動して下降することで、一方の集合容器11をトレー12の1段目に詰め込まれるように移載する。その後、保持手段57を上昇すると共に幅方向に移動し、他方の支え部材58の吸着カップ59で吸着している他方の集合容器11を、同じトレー12の2段目に詰め込まれるように移載する。そして、該トレー12には上下2段で集合容器11が段積みされる(図7参照)。2つの集合容器11,11をトレー12に移載したロボットハンド23は、保持手段57を載置台20の上方に戻して、次の集合容器11の取り上げを待機する。なお、列間変更手段47は、ロボットハンド23により集合容器11が取り上げられるまでプッシャ54を幅寄せ位置に維持してポーションパック10を支持し、その後にプッシャ54を退避位置に移動する。
実施例の鍔付き容器の処理装置では、前記搬送コンベヤ15に設けた支持部24の溝部26に、ポーションパック10の鍔14の向きを揃えて嵌め込むようにしたので、複数列で並ぶポーションパック10の配列間隔を狭めて整列したポーションパック10の集合サイズ(外縁サイズ)を小さくすることができる。これにより、方向性を持つポーションパック10をトレー12に詰め合わせるに際して、収容量の小さいトレーサイズを選定することができる。また、トレー詰品などの収納容器を複数個纏めて箱詰めする場合の外装箱サイズも小さくすることができるので、包装資材コストや輸送コストの低減だけでなく、環境負荷低減にも貢献する。更に、ポーションパック10の鍔14の向きを揃えて次工程に受け渡しできるので、ポーションパック10の鍔14がトレー12の外側へはみ出さないように揃えて収容することにより、後処理機の通過時に処理機の構造物などに鍔14が接触してトレー12からポーションパック10が飛び出してしまったり、後処理機による適正な処理が阻害されてしまったりするなどの問題が生ずるのを防ぐことができる。
各行の前記溝部26の延出部26aは、該延出部26aに嵌り込む鍔14に設けた突出部14aが、隣り合う列のポーションパック側に向くように設けたので、隣り合う列のポーションパック10を整列して集合させることで、ポーションパック10,10が向き合う側と反対側に突出部14aを向けた状態での集合品とならないので、集合状態での行方向(幅方向)のサイズを小さくすることができる。また、各列の溝部26の延出部26aは、該延出部26aに嵌り込む鍔14に設けた突出部14aが、同じ列で隣り合う一方のポーションパック側に向くように設けたので、隣り合う行のポーションパック10を整列して集合させることで、ポーションパック10,10が向き合う側とは反対の両側に突出部14aを向けた状態での集合品とならないので、集合状態での列方向(物品搬送方向)のサイズを小さくすることができる。また、複数行および複数列のポーションパック10の行間隔および列間隔を狭める際に、隣り合うポーションパック10の鍔同士が上下に重なるように集合するので、トレー12の行方向および列方向のサイズをより小さくでき、トレー詰品を纏めて箱詰めする場合の外装箱サイズも小さくすることができるので、包装資材コストや輸送コストをより低減することができる。
実施例の鍔付き容器の処理装置では、前記向き修正手段18によるポーションパック10の向き修正は、溝部26の延出部26aと鍔14の突出部14aとのずれ量が少ない方向にポーションパック10を回転して行うので、ポーションパック10の向き揃え作業を最短時間で行うことができる。また、載置台20を受取り位置S4と退避位置S5とに移動するので、受取り位置S4でハンドリング手段19からポーションパック10が移載された載置台20を退避位置S5に移動することで、ハンドリング手段19で次のポーションパック10を取り上げることができ、処理能率を向上することができる。更に、載置台20上で2つの集合容器11,11を所定間隔離間して並ぶように集合したので、ロボットハンド23で取り上げた2つの集合容器11を、トレー12に段積み状態で良好に移載することができる。また、列間変更手段47は、載置台20に形成されて高低で段差を設けた低い方の第2載置面52に載置されている複数のポーションパック10を、高い方の第1載置面51に載置されている複数のポーションパック10にプッシャ54によって接近するよう押して2列のポーションパック10を集合するようにしたので、複数列のポーションパック10の列間隔を簡単な構成で狭めることができる。また、載置台20の第2載置面52には、仕切62で区画された各行区画部63に各行のポーションパック10が載置されるので、プッシャ54で押される際に各行のポーションパック10は仕切62で案内されて2列分のポーションパック10は整列した状態で集合され、鍔14がトレー12の開口縁に干渉することなく集合容器11をトレー12にスムーズに詰め込むことができる。更に、集合した複数の集合容器11をロボットハンド23によって一括で取り上げて各集合容器11をトレー12に段積み状態で移載するので、移載作業を効率的に行うことができる。
実施例の鍔付き容器の処理装置では、前記搬送コンベヤ15から取り上げた複数行および複数列のポーションパック10の行間隔をハンドリング手段19の行間変更手段40で狭めると共に、載置台20に移載された複数行および複数列のポーションパック10の列間隔を列間変更手段47で狭め、行間隔および列間隔を狭めて集合した集合容器11をロボットハンド23によってトレー12に移載するようにしたので、各処理を分散して行うことでサイクルタイムが短縮されて処理能率を向上し得ると共に、集合容器11をトレー12に効率的に移載することができる。
(変更例)
本発明は実施例の構成に限定されるものではなく、例えば、以下のようにも変更実施可能である。また、以下の変更例に限らず、実施例に記載した構成については、本発明の主旨の範囲内において種々の実施形態を採用し得る。
(1) 搬送コンベヤ15のキャリア25に設けた支持部24は、実施例では上下方向に貫通する孔としたが、有底孔であってもよい。そして、支持部24を有底孔とした場合は、向き修正手段18を搬送コンベヤ15の上方に配置し、吸着カップ28でポーションパック10の上面を吸着して持ち上げて回転することで、向きを修正する構成を採用すればよい。
(2) 実施例の向き修正手段18は、1行分単位で回転パイプ29を昇降するよう構成したが、複数行分単位や、1列分単位あるいは複数列分単位など、昇降する回転パイプ29の数は任意に設定することができる。また、回転パイプ29を個々に昇降する構成を採用することができ、この構成では、向きの修正を要するポーションパック10に対応する回転パイプ29だけを昇降することで対応できる。
(3) 向き修正手段18の回転部材29は、回転パイプ29に限らず、中実の軸部材であってもよく、端部に設けた吸着カップ28が吸着作用を奏する構成であればよい。
(4) 載置台20に移載した複数列のポーションパック10の列間を、列間変更手段47で狭めるよう構成したが、該列間変更手段47は必要に応じて採用すればよい。
(5) 第1ハンドリング手段19から載置台20へのポーションパック10の受け渡しに際し、実施例では載置台20を受取り位置S4と退避位置S5との間を前後動するよう構成したが、例えばロボットハンドからなるハンドリング手段19を採用して、搬送コンベヤ15からポーションパック10を取り出して位置固定された載置台20へ移載する構成を採用することができる。
(6) 実施例では、トレー12に複数の集合容器11を段積みするように移載する構成としたが、集合容器11をトレー12に平積みする構成であってもよい。
(7) 実施例の処理装置では、向き修正手段18およびハンドリング手段19において、5行および4列分のポーションパック10の向き修正処理および取り上げ処理を行うよう構成したが、向き修正処理および取り上げ処理を行うポーションパック10の数は、5行および4列分に限られるものではなく、トレー12に移載する集合容器11の集合形態に応じた数とすればよい。
(8) 第1ハンドリング手段19に行間変更手段40を設けて複数行および複数列のポーションパック10の行間隔を狭めるようにしたが、載置台20に、行区画部63を相互に接近・離間移動する行間変更手段を設ける等、各種の形態の行間変更手段を採用することができる。
(9) 実施例の処理装置では、載置台20上の集合容器11の向きを変更することなくトレー12に移載するようにしたが、トレー12の向きとの関係で、第2ハンドリング手段23で載置台20から集合容器11を取り上げてから90度向きを変えてトレー12に移載する構成を採用することができる。
10 ポーションパック(鍔付き容器),12 トレー,13 容器本体,14 鍔
14a 突出部,15 搬送コンベヤ,16 撮像手段,18 向き修正手段
19 ハンドリング手段(第1ハンドリング手段),20 載置台
22 検出部(検出手段),23 ロボットハンド(第2ハンドリング手段)
24 支持部,26 溝部,26a 延出部,28 吸着カップ(吸着部)
29 回転パイプ(回転部材),30 向き修正モータ(モータ)
47 列間変更手段(間隔変更手段),51 第1載置面(載置面)
52 第2載置面(載置面),S4 受取り位置,S5 退避位置

Claims (8)

  1. 容器本体の上部に、平面視において容器の向きを特定可能な形状で鍔が設けられた鍔付き容器の処理装置であって、
    所定の向きで前記鍔付き容器の鍔が嵌り込む溝部が形成された複数の支持部が所定間隔で設けられ、各支持部に鍔付き容器を支持して搬送可能な搬送コンベヤと、
    該搬送コンベヤの前記支持部で支持されて搬送される鍔付き容器の鍔を撮像する撮像手段と、
    該撮像手段で撮像して得た鍔の画像情報に基づいて鍔付き容器の鍔の向きを検出する検出手段と、
    前記鍔付き容器を前記複数の支持部から持ち上げて垂直軸回りに回転した後に支持部まで下降する複数の向き修正手段と、を備え、
    前記検出手段で検出した鍔の向きに基づき、前記向き修正手段によって各鍔付き容器の鍔を前記支持部の各溝部の形状と合致するよう向きを揃えて嵌め込むよう構成した
    ことを特徴とする鍔付き容器の処理装置。
  2. 前記鍔付き容器の鍔の一部が外側に突出する突出部を有しており、
    前記搬送コンベヤにおける支持部は、複数列で形成され、該支持部の溝部は、前記突出部が嵌り込む延出部を有し、該延出部は、延出部に嵌め込まれた前記突出部が、該突出部を除く鍔に接して列方向に延びる仮想接線の範囲内となる突出向きで形成されることを特徴とする請求項1記載の鍔付き容器の処理装置。
  3. 前記搬送コンベヤにおける溝部と合致して嵌め込まれた鍔付き容器を取り出し、その配列間隔を狭めて集合した鍔付き容器としてトレーに移載するよう構成したことを特徴とする請求項1記載の鍔付き容器の処理装置。
  4. 前記搬送コンベヤにおける支持部は、複数列で形成され、
    該支持部において鍔の向きを揃えて支持された鍔付き容器を取り出すと共に、各列にて隣り合う鍔付き容器相互の鍔が上下に重なるように容器間隔を狭めて載置台へ移載する第1ハンドリング手段と、
    該第1ハンドリング手段により容器間隔を狭めた複数列の鍔付き容器を複数行に区画して載置可能で、隣り合う各列の鍔付き容器に高低の段差が付く載置面を設けた前記載置台と、
    前記載置面に載置されて高低差を付けて隣り合う列の鍔付き容器相互の鍔が上下に重なるように鍔付き容器の配列間隔を狭める間隔変更手段と、
    該間隔変更手段で鍔付き容器の配列間隔を狭めて集合した鍔付き容器を、前記載置台からトレーへ移載する第2ハンドリング手段と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の鍔付き容器の処理装置。
  5. 前記載置台は、前記第1ハンドリング手段から鍔付き容器を受け取る搬送コンベヤ上方の受取り位置と、該受取り位置から離間した退避位置との間を横移動するよう構成したことを特徴とする請求項4記載の鍔付き容器の処理装置。
  6. 前記間隔変更手段は、列毎で載置台に高低差を付けて載置した鍔付き容器の配列間隔を狭めて集合するよう構成され、
    前記間隔変更手段で集合した鍔付き容器を前記第2ハンドリング手段でトレーに段積みするよう移載する構成としたことを特徴とする請求項4記載の鍔付き容器の処理装置。
  7. 前記搬送コンベヤにおける支持部は、複数列で形成され、
    該支持部において鍔の向きを揃えて支持された鍔付き容器を取り出すと共に、各列にて隣り合う鍔付き容器相互の鍔が上下に重なるように容器間隔を狭めて載置台へ移載する第1ハンドリング手段と、
    該第1ハンドリング手段から容器間隔を狭めた複数列の鍔付き容器を受け取る搬送コンベヤ上方の受取り位置と、該受取り位置から離間した退避位置とに横移動する前記載置台と、
    該載置台の退避位置において載置台上の配列間隔を狭めて複数列で集合した鍔付き容器を前記載置台からトレーに移載する第2ハンドリング手段と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の鍔付き容器の処理装置。
  8. 前記向き修正手段は、鍔付き容器の上面または下面を吸着する吸着部を備えた回転部材と、該回転部材を垂直軸回りに回転するモータと、を備え、
    前記向き修正手段は、前記検出手段で検出された鍔付き容器の鍔の向きと前記搬送コンベヤにおける溝部の向きとを合致させるために、ずれ量が少ない方向へ、前記吸着部で吸着した鍔付き容器を回転するよう前記モータを作動制御して、鍔付き容器の鍔の向きを溝部の向きに合致させるよう構成したことを特徴とする請求項1~7の何れか一項に記載の鍔付き容器の処理装置。
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