JP2023183256A - 照明装置および収容庫 - Google Patents

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勝 三角
Masaru Misumi
ゆい 公文
Yui KUMON
紘平 山内
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Abstract

【課題】庫内の明るさが不足するおそれを低減させる。【解決手段】冷蔵庫は開口を備える冷蔵室を備え、冷蔵室の内部に照明装置(10)を備える。照明装置(10)は、光源(11)と、光源(11)を覆うカバー(12)と、を備える。カバー(12)は、開口側に向いて設けられ、光源(11)が発した光を拡散させる拡散部(13)と、拡散部(13)とは異なる位置に設けられ、光源(11)が発した光を透過させる透過部(14)と、を有する。【選択図】図3

Description

本開示は、照明装置および収容庫に関する。
近年、生物のもつ多彩な機能を模倣して利用する技術、いわゆるバイオミメティクス(biomimetics)に注目が集まっている。そして、そのような生体模倣技術を電気製品等に採用するモノづくりの一例としてネイチャーテクノロジー(登録商標)が知られている。
従来、冷蔵庫等の収容庫の照明装置としては、LED(発光ダイオード)等の光源と、光源を覆うランプカバーとを備える構成が知られている(例えば、特許文献1)。このような照明装置は、庫内の側壁等の壁面に配設されており、光源から発せられた光がランプカバーを介して庫内に照射される。
特開2008-39354号公報
しかしながら、従来の技術は、庫内の明るさが不足するおそれがある。
本開示の一態様は、庫内の明るさが不足するおそれを低減することができる照明装置および収容庫を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係る照明装置は、開口を有する収容部の内部に設けられる照明装置であって、光源と、前記光源を覆うカバーと、を備え、前記カバーは、前記開口側に向いて設けられ、前記光源が発した光を拡散させる拡散部と、前記拡散部とは異なる位置に設けられ、前記光源が発した光を透過させる透過部と、を有する。
上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係る収容庫は、前記照明装置と、開口を有し、前記照明装置が内部に設けられた収容部と、を備え、前記収容部は前記透過部を透過した光を反射する反射部を有する。
本開示の一態様によれば、庫内の明るさが不足するおそれを低減することができる。
本開示の実施形態の冷蔵庫の庫内の一部分を正面から見た図である。 図1の冷蔵庫を斜めから見た図である。 図2のA-A’線断面を示す図である。 図1の冷蔵庫に備えられる照明装置の一例のカバーを短手方向に切った断面図である。 図4のカバーの第1面を示す一部分の斜視図である。 図4のカバーの第2面を示す一部分の斜視図である。 図1の冷蔵庫に備えられる照明装置の他の例のカバーを短手方向に切った断面図である。 図7のカバーの第1面を示す一部分の斜視図である。 図7のカバーの第2面を示す一部分の斜視図である。 カバーの拡散部が複数の凸形状を有している場合の光の進路を説明する図である。 カバーの拡散部が複数の凹形状を有している場合の光の進路を説明する図である。 光源から発せられ、拡散部に進行した光の進路を示す図である。 拡散部に形成された筋状の凸部が光源の配列方向と直交する方向に延在している場合の配光を説明する図である。 拡散部に形成された筋状の凸部が光源の配列方向と平行な方向に延在している場合の光の配光を説明する図である。 透過部にレンズ機能を付与した場合の光進路を説明する図である。 透過部に凹レンズを設けたカバーを短手方向に切った断面図である。 透過部に凸レンズを設けたカバーを短手方向に切った断面図である。 光源から発せられ拡散部を経て出射される光の照射範囲を示す図である。 光源から発せられ透過部を経て出射される光の照射範囲を示す図である。 図1の冷蔵庫の内部の照光のイメージを示す図である。
〔実施形態〕
以下、本開示の一実施形態について詳細に説明する。本実施形態では、本開示の収容庫の一態様として冷蔵庫を例示し、冷蔵庫に設置された照明装置を例示する。なお、ここで開示する実施形態は一例に過ぎない。
(冷蔵庫の概要)
図1は、本実施形態の冷蔵庫1の庫内の一部分を正面から見た図である。図2は、図1の冷蔵庫1を斜めから見た図である。図3は、図2のA-A’線断面を示す図である。
図1、図2に示すように、冷蔵庫1は、前面が開放された箱形状の断熱箱体2を有している。断熱箱体2には、図示を省略してある断熱材が充填されている。前面は正面と言い換えることができる。断熱箱体2は、内部が区画されることで、上部に冷蔵室3が設けられ、図示を省略しているが、下部に冷凍室および野菜室等が設けられている。冷蔵室3の前面には、冷蔵室3の開口3Cを覆う扉4(図20参照)が設けられている。なお、図1、図2では、扉4の図示を省略している。冷蔵庫1は、図示を省略しているが、冷蔵室3等の断熱箱体2の内部の区画された空間を冷却する冷却部を備えている。冷却部は蒸発器等からなる。
(冷蔵室)
冷蔵室3の奥壁3Aには、前述した冷却部で冷却された空気が流れる冷気通路が設けられたダクト5が、左右方向の中央部に設けられている。図3に示すように、ダクト5は、奥壁3Aより前方に突き出るように設けられている。ダクト5を流れる冷気は、図示を省略している吐出口を介して冷蔵室3に吐出される。
図1、図2に示すように、冷蔵室3の内部には、収容物である載置物を載置する載置台9が備えられている。載置台9は、左右の側壁3B,3Bに支持されている。奥壁3Aと載置台9との間には、空隙Sが設けられている。
また、冷蔵室3の内部には、冷蔵室3の内部を照らす照明装置10が設けられている。本実施形態では、照明装置10は、奥壁3Aと左右の側壁3Bとが成す一対のコーナー部のそれぞれに配設されている。照明装置10は、冷蔵室3の正面より見て、上下方向に長く、左右方向に短い長尺形状を有している。
奥壁3Aには、奥壁3Aを覆うようにフードライナー6が配設されている。フードライナー6は、奥面6bと奥面6bの外周部(外縁部)から前方に突き出た枠状の突出形状部6aと、を有している。照明装置10は、より詳細には、突出形状部6aの左右の内側面6aaと奥面6bとが成す左右のコーナー部のそれぞれに設置されている。
図3に示すように、フードライナー6におけるダクト5と干渉する部分は切り欠かれており、ダクト5が露出している。ダクト5の表面は金属で形成されている。具体的には、ダクト5の露出している部分を覆うように、SUS等からなる金属製の意匠パネル7が配設されている。
<反射部>
冷蔵室3には、照明装置10の後述する透過部14を透過した光を反射する反射部15が設けられている。反射部15は、開口3Cに向いて設けられていてもよい。反射部15は、冷蔵室3の奥の奥壁3Aに設けられていてもよい。反射部15は、光源11から遠ざかるにつれて開口3Cに近づく傾斜面に形成されていてもよい。
本実施形態では、反射部15は、第1傾斜面15aと第1傾斜面15aよりも光源11の近くに設けられると共に、第1傾斜面15aよりも傾斜が小さい第2傾斜面15bとを有している。
具体的には、図3に示すように、第1傾斜面15aが、ダクト5の側部5aに形成されており、ダクト5を覆う意匠パネル7の第1傾斜面15aに位置する部分にて透過光を反射するようになっている。意匠パネル7の第1傾斜面15aに位置する部分は、鏡面のような像が映り込む構成とするとよい。
第2傾斜面15bは、フードライナー6の奥面6bに形成されている。フードライナー6は、例えば白色等の、照明装置10の光源11から発せられた光を反射する色の樹脂より構成されている。フードライナー6は、高反射樹脂を用いて構成されていてもよい。
(照明装置)
図3に示すように、照明装置10は、光源11と、光源11を覆うカバー12と、を備える。光源11は、例えばLEDを含んで構成されている。光源11は、冷蔵室3内部を照らす光を発する。冷蔵室3内部を庫内と称する場合もある。
光源11は、長尺形状の実装基板16(図13、図14参照)に長さ方向に並んで複数配置されている。実装基板16は、フードライナー6における突出形状部6aの内側面6aaに、上下方向に配置されている。具体的には、実装基板16は、内側面6aaに形成されたスリット状のスリット開口6abに、フードライナー6の裏面側から取り付けられている。
本実施形態では、実装基板16は、光源11の光軸Lが、カバー12の後述する拡散部13を向くように取り付けられている。光源11は、光軸Lと、第2部位12cの第1面12dとが成す角度θ(図3参照)が45度より浅い構成となっている。本実施形態では、26.6°程度に設定されている。また、実装基板16の基板搭載面は、冷蔵庫1の前後方向に対して8°~20°前面側に向くように傾斜して配置されている。
<カバー>
カバー12は、例えば、アクリル樹脂、ガラス、ポリスチレン樹脂等の透明部材からなる。カバー12は、光源11が発した光を拡散させる拡散部13と、光源11が発した光を透過させる透過部14と、を有している。拡散部13は、開口3C側に向いて設けられ、透過部14は、拡散部13とは異なる位置に設けられている。拡散部は前記透過部よりも光を拡散させる。
具体的には、本実施形態では、カバー12は、長手方向に沿って曲げられた曲げ形状を有する。換言すると、カバー12は、長手方向に沿って折り曲げられた曲げ形状を有する。カバー12は、長手方向に沿って延在する曲げ部位12aを有する。カバー12は、該曲げ部位12aを挟んで、拡散部13を有する第1部位12bが一方に位置し、透過部14を有する第2部位12cが反対側に位置する。第1部位12bおよび第2部位12cは長手方向に沿って延在している。つまり、拡散部13および透過部14は長手方向に沿って延在している。
カバー12は、フードライナー6における突出形状部6aの内側面6aaと奥面6bとが成す左右のコーナー部に取り付けられている。カバー12は、拡散部13を有する第1部位12bが開口3Cを向き、かつ、透過部14を有する第2部位12cがダクト5の側部5aを向くように取り付けられている。
図4は、図1の冷蔵庫に備えられる照明装置の一例のカバーを短手方向に切った断面図である。図5は、図4のカバーの第1面を示す一部分の斜視図である。図6は、図4のカバーの第2面を示す一部分の斜視図である。図7は、図1の冷蔵庫に備えられる照明装置の別の例のカバーを短手方向に切った断面図である。図8は、図7のカバーの第1面を示す一部分の斜視図である。図9は、図7のカバーの第2面を示す一部分の斜視図である。第2面12eは、第1面12dの裏側である。
図5、図8に示すように、カバー12における拡散部13は、第1面12dに、外周面を有する複数の凸形状20又は内周面を有する複数の凹形状21を有している。図5の構成例では、大きさの異なるドーム状の凸形状20がランダムに配置されている。図8の構成例では、大きさの異なるドーム状の凹部を有する凹形状21がランダムに配置されている。
また、図6、図9に示すように、カバー12における拡散部13は、第2面12eに、複数の筋状の凸部22を有している。筋状の凸部22に代えて筋状の凹部が形成されていてもよい。図6の構成例では、複数の筋状の凸部22が短手方向に沿って形成されている。図9の構成例では、複数の筋状の凸部22が長手方向に沿って形成されている。長手方向は光源11の配列方向である。
<拡散部>
図10は、カバーの拡散部が複数の凸形状を有している場合の光の進路を説明する図である。図11は、カバーの拡散部が複数の凹形状を有している場合の光の進路を説明する図である。
図10に示すように、複数の凸形状20を設けた構成では、光源11が位置する斜め左奥から進行してくる光は、入射角が小さくなる凸形状20の側面においてカバー12内部に取り込まれる。第1面12dの凸形状20と凸形状20との間の平面部分で反射して光についても、凸形状20の側面からカバー12内部に取り込まれる。カバー12内部に取り込まれた光は、カバー12内部を導光し、凸形状20の側面等で反射・屈折して拡散され、拡散光となって第2面12eから冷蔵室3の内部へと出射される。
凸形状20の天面等で反射してカバー12内部に取り込まれなかった光は、光源11から遠ざかる斜め右奥に向かって進む。
また、図11に示すように、複数の凹形状21を設けた構成では、光源11が位置する斜め左奥から進行してくる光は、入射角が小さくなる凹形状21の側面においてカバー12内部に取り込まれる。凹形状21の内側で反射した光についても、一旦奥側に向かうが、フードライナー6で反射される。反射された光は、小さい入射角で再びカバー12に当たるため、カバー12内部に取り込まれる。カバー12内部に取り込まれた光は、カバー12内部を導光し、凹形状21の側面等で反射・屈折して拡散され、拡散光となって第2面12eから冷蔵室3の内部へと出射される。
凹形状21と凹形状21との間の平面部分で反射して取り込まれなかった光は、光源11から遠ざかる斜め右奥に向かって進む。
図12は、光源11から発せられ、拡散部13に進行した光の進路を示す図である。図中、拡散部13に入射し、拡散されて出射する光を点線にて示し、拡散部13にて奥側へ反射された光を実線にて示す。
複数のドーム状の凸形状20がランダムに配置された場合、カバー12内部に導光された光は3次元的に拡散され、冷蔵室3の高さ方向(上下方向)において照度が増える。凹形状21よりも凸形状20とした方がより光をカバー12内部へと導き、内部を通過する光が増える。これにより、載置台9上、冷蔵室3内部の側方の視認性を上げることができる。
一方、凹部がドーム状をなす複数の凹形状21がランダムに配置された場合、カバー12内部に導光された光は3次元的に拡散され、第1面12dで反射した光はフードライナー6でさらに反射され、カバー12内部に導光される。これにより、凸形状20よりも、冷蔵室3の開口3Cにおいて照度が増え、例えば、正面から見た冷蔵室3の内部に視認性が向上する。
本実施形態の照明装置10のように、光源11の光軸Lと、第2部位12cの第1面12dとが成す角度θ(図3参照)が浅い構成では、光源11から発せられた光の第1面12dに対する入射角が大きくなる。そのため、第2部位12cの第1面12dで全反射が起き、光源11からの光はカバー12内部に取り込まれ難い。しかしながら、このように複数の凸形状20又は複数の凹形状21を設けることで、カバー12内部へと導光させることができる。なお、光源11の光軸Lと、第2部位12cの第1面12dとが成す角度θ(図3参照)が浅い構成では、第1面12dの凸形状20と凸形状20との間の平面部分で反射した光を取り込むことができる凸形状20が、凹形状21よりも適している。
凸形状20は、ドーム状に限らず、半球状、円柱状、角柱状等であってもよい。同様に、凹形状21の凹みの形状も、ドーム状形状に限らず、半球状、円柱状、角柱状等であってもよい。凹みは空洞と表現することもできる。
凸形状20と凸形状20との間は、1つの凸形状20の直径よりも小さい間隔で配置されてもよい。同様に、凹形状21と凹形状21との間は、1つの凹形状21の直径よりも小さい間隔で配置されてもよい。このような構成にすることで、凸形状20および凹形状21の配置が密となり、カバー12内部に取り込み、拡散させて開口3Cに向かわせる光を増やすことができる。
複数の凸形状20は凸形状20の大きさが異なるものを含んでいてもよい。同様に、複数の凹形状21は凹みの大きさ、つまり空洞の内径が異なるものを含んでいてもよい。凸形状20および凹形状21の大きさを異ならせることで、大きさが同じ場合よりも、第1部位12bの面方向における光の反射位置が様々になり、光の拡散度合いが大きくなる。これにより、凸形状20および凹形状21の大きさが揃っている構成に比べて、立体的に拡散することができる。
複数の凸形状20は凸形状20の高さが異なるものを含んでいてもよい。同様に、複数の凹形状21は凹みの深さが異なるものを含んでいてもよい。凸形状20の高さ又は凹形状21の深さを異ならせることで、高さ又は深さが同じ場合よりも、第1部位12bの面方向における光の反射位置が様々になり、光の拡散度合いが大きくなる。これにより、凸形状20高さ又は凹形状21の深さが揃っている構成に比べて、立体的に拡散することができる。
図13は、拡散部13に形成された筋状の凸部22が光源11の配列方向と直交する方向に延在している場合の配光を説明する図である。図14は、拡散部13に形成された筋状の凸部22が光源11の配列方向と平行な方向に延在している場合の光の配光を説明する図である。
図13に示すように、筋状の凸部22を、光源11の配列方向と直交する方向とした場合、カバー12の第2面12eの法線方向への照度が増える。つまり、筋状の凸部22を、左右方向に延びる横筋状とした場合、冷蔵室3の開口3C(図1参照)方向への照度が増える。
図14に示すように、筋状の凸部22を、光源11の配列方向と平行な方向とした場合、筋状の凸部22の延在する方向への照度が増える。つまり、筋状の凸部22を、上下方向に延びる縦筋状とした場合、冷蔵室3の冷蔵室3の高さ方向への照度が増える。
<透過部>
図3に戻り、カバー12における透過部14は、光源11が発した光を透過させる。透過部14は、光透過性に優れた透明であることが好ましい。透過部14を透過した光は、反射部15を構成する第1傾斜面15aおよび第2傾斜面15bにて反射され、開口3Cより視認可能となる。透過部14に透過光の進路を制御するレンズ機能を持たせてもよい。
図15は、透過部14にレンズ機能を付与した場合の光進路を説明する図である。図15に示す例では、透過部14は、第1傾斜面15aに向かう光が多くなるように設計されている。このような構成とすることで、第1傾斜面15aで反射される光量を増やすことができ、第1傾斜面15aでの反射を目立たせることができる。
図16は、透過部14に凹レンズ24を設けたカバーを短手方向に切った断面図である。図17は、透過部14に凸レンズ25を設けたカバーを短手方向に切った断面図である。
図16に示すように、カバー12における第2部位12cの、第1面12dに凹レンズ24を配置することで、第1傾斜面15aに向かう光を多くすることができる。また、図17に示すように、カバー12における第2部位12cの、第2面12eに凸レンズ25を配置することでも、第1傾斜面15aに向かう光を多くすることができる。図16、図17では、カバー12とは別体からなる凹レンズ24および凸レンズ25を用いているが、カバー12を形成する樹脂の厚みを制御して、第2部位12cに凹レンズ24又は凸レンズ25をカバー12と一体に作り込むこともできる。
(冷蔵室内部の見え方、および効果)
図18は、光源11から発せられ拡散部13を経て出射される光の照射範囲を示す図である。図18に示すように、光源11から発せられ、開口3C側に向かって進む光R1は、カバー12の拡散部13に入射する。カバー12内部に導光された光は、拡散部13にて拡散光となり、カバー12から出射される。
このように、カバー12に拡散部13を設けることで、光R1が直接目に入ることを防ぐことができる。また、光を拡散することで、光源11の配光角にて決まる光R1の照射範囲(図中の網掛け領域)を、点線Q1,Q2で示す範囲にまで広げることができる。これにより、冷蔵室3内部の照度ムラを低減させることができる。つまり、拡散部13を設けることで、拡散部13で拡散された光が開口3Cに向かうため、眩しさを抑制しつつ、庫内である冷蔵室3内部を広く明るく照らすことができる。
前述したように、拡散部13に設ける複数の凸形状20又は複数の凹形状21をランダムに配置させることで、3次元的に拡散させて、照射範囲を効果的に広げることができる。
また、本実施形態では、光源11の光軸Lが拡散部13を向いているので、光源11から発せられた光を、透過部14よりも多く拡散部13に向かわせて、透過光よりも拡散光の光量を多くすることができる。拡散光は冷蔵室3の内部の収容物を照らすため、拡散光が増えることで収容物の視認性が向上する。
図19は、光源11から発せられ透過部14を経て出射される光の照射範囲を示す図である。図19に示すように、光源11から発せられ、ダクト5の側部5aに向かって進む光R2は、カバー12の透過部14を通過する。また、光源11から発せられ、奥壁3Aに設けられたフードライナー6に向かって進む光R3も、透過部14を透過する。透過部14は、光を拡散させずに透過するよう設けられているので、光R2,R3は指向性を保持した状態で透過する。
このうち、光R2は、ダクト5の側部5aに位置する第1傾斜面15aにて反射される。第1傾斜面15aは、光源11から遠ざかるにつれて開口3Cに近づく傾斜面に形成されているので、反射光は開口3Cに向かって照射され、開口3Cより視認できる。第1傾斜面15aは、金属面となっているので、光源11の並びが映り込むような照明となり、他の樹脂部分の反射よりも目立たせることができる。
また、前述したように、奥壁3Aと載置台9との間には、空隙Sが設けられているので、透過光が載置台9に搭載された収容物にて遮られることを効果的に防ぐことができる。また、隙間Sにて冷気を好適に循環させることもできる。
光R3は、フードライナー6における奥面6bの第2傾斜面15bにて反射される。第2傾斜面15bも、光源11から遠ざかるにつれて開口3Cに近づく傾斜面に形成されているので、反射光は開口3Cに向かって照射され、開口3Cより視認できる。また、白色の樹脂等からなるフードライナー6で反射されることで反射と同時に拡散され、柔らかい光となる。
拡散部13と異なる位置に設けられた透過部14を透過した光が、拡散部13で拡散された光とは異なる領域を照らすため、庫内の明るさが不足するおそれを低減することができる。また、このような、反射部15で反射された光は、間接的に冷蔵室3の内部を照らす間接照明となる。透過光は、拡散部13で拡散された拡散光とは異なる質感を有しているので、拡散光だけの照明よりも冷蔵室3の内部の意匠性が向上する。
図20は、図1の冷蔵庫1の内部の照光のイメージを示す図である。図20に示すように、上記構成とすることで、照明装置10は、冷蔵室3の奥の左右のコーナー部に一対配置されているのみであるが、あたかも、ダクト5の左右の側部5aにもそれぞれ別の照明装置が配置されているかのように見せることができる。これにより、庫内の明るさが不足するおそれを低減することができる。また、光源11を増やすことなく、冷蔵室3内部の意匠性および収容物の視認性を共に向上させることもできる。
〔変形例〕
本実施形態では、照明装置10が、冷蔵庫1の冷蔵室3における側壁3Bと奥壁3Aとが成すコーナー部に配設された構成を例示した。しかしながら、照明装置10が収容部の壁面に設けられ、拡散部で拡散された光が開口に向かい、拡散部と異なる位置に設けられた透過部を透過した光が、拡散部で拡散された光とは異なる領域を照らす構成であればよい。また、冷蔵室3の内部に設ける照明装置10の数および配置位置も何ら上記構成に限定されるものではない。例えば、冷蔵室3の側壁3Bに反射部15を設け、冷蔵室3の左右方向の中央部側に照明装置10を配置してもよい。
但し、照明装置10を側壁3B側に設けることで、拡散部13で拡散され、開口3Cまで届く光が増える。これに対し、照明装置10を左右方向の中央部に設けた場合は、拡散部13で拡散された光は側壁3Bに当たるため、開口3Cに届く光は少なくなる。
また、冷蔵庫1を例示したが、例えば、電子レンジやオーブンレンジ等の収容部を有する加熱調理器や、収容部を有する各種の保管庫等にも本開示を適用することができる。
また、本実施形態では、ダクト5に意匠パネル7を配置してダクト5の側部5aを反射部15としてが、意匠パネル7はダクト5以外の部分に配置されていてもよい。
また、本実施形態では、フードライナー6の奥面6bにも反射部15となる第2傾斜面15bを設けていたが、第1傾斜面15aのみであってもよい。但し、傾斜が穏やかな第2傾斜面15bは、透過光を受けて奥壁がグラデーションを有するように光り、意匠性が向上する。
また、図4~図6および図7~図9において、カバー12の構成例として、凸形状20と横筋状の凸部22との組み合わせ、および凹形状21と縦筋状の凸部22との組み合わせを挙げた。しかしながら、もちろん、凸形状20と縦筋状の凸部22との組み合わせ、および凹形状21と横筋状の凸部22との組み合わせであってもよい。
〔まとめ〕
本開示に係る照明装置は、開口を有する収容部の内部に設けられる照明装置であって、光源と、前記光源を覆うカバーと、を備え、前記カバーは、前記開口側に向いて設けられ、前記光源が発した光を拡散させる拡散部と、前記拡散部とは異なる位置に設けられ、前記光源が発した光を透過させる透過部と、を有する。
このような構成では、拡散部で拡散された光が開口に向かうため、眩しさを抑制しつつ、庫内を広く明るく照らすことができる。さらに、拡散部と異なる位置に設けられた透過部を透過した光が、拡散部で拡散された光とは異なる領域を照らすことで、庫内の明るさが不足するおそれを低減することができる。
例えば、前記拡散部は、前記光源側の第1面に、内周面を有する複数の凹形状又は外周面を有する複数の凸形状を有する構成とするとよい。
また例えば、前記光源は、その光軸が前記拡散部を向いて設けられるとよい。
また例えば、前記拡散部は、前記第1面の裏側の第2面に、複数の筋状の凹部又は凸部を有するとよい。
本開示に係る収容庫は、本開示に係る照明装置と、開口を有し、前記照明装置が内部に設けられた収容部と、を備え、前記収容部は前記透過部を透過した光を反射する反射部を有する。
例えば、前記反射部は、前記開口に向いて設けられるとよい。
また例えば、前記反射部は、前記収容部の奥の奥壁に設けられるとよい。
また例えば、前記反射部は、前記奥壁の前記光源から遠ざかるにつれて前記開口に近づく傾斜面に形成されるとよい。
また例えば、前記傾斜面は、第1傾斜面と、前記第1傾斜面よりも前記光源の近くに設けられ且つ前記第1傾斜面よりも傾斜が小さい第2傾斜面とを有するとよい。
また例えば、前記収容部の内部に設けられ、載置物を載置する載置台を備え、前記載置台と前記奥壁との間に空隙が設けられるとよい。
また例えば、前記照明装置は、前記収容部の側壁と前記奥壁とが成すコーナー部に設けられるとよい。
また例えば、本開示に係る収容庫と、前記収容部の内部を冷却する冷却部と、前記奥壁から突出し、前記冷却部で冷却された空気が流れる冷気通路が設けられたダクトと、を備え、前記第1傾斜面が、前記ダクトに形成されるとよい。
また例えば、前記ダクトの表面が金属で形成されるとよい。
なお、本開示はホッキョクグマの毛の中空構造に着目した技術的思想を含んでいる。つまり、本開示は、バイオミメティクスに関係するものである。
本開示は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本開示の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 冷蔵庫(収容庫)
2 断熱箱体
3 冷蔵室(収容部)
3A 奥壁
3B 側壁
3C 開口
5 ダクト
5a 側部
6 フードライナー
6a 突出形状部
6aa 内側面
6b 奥面
7 意匠パネル
9 載置台
10 照明装置
11 光源
12 カバー
12a 曲げ部位
12b 第1部位
12c 第2部位
12d 第1面
12e 第2面
13 拡散部
14 透過部
15 反射部
15a 第1傾斜面
15b 第2傾斜面
16 実装基板
20 凸形状
21 凹形状
22 凸部
24 凹レンズ
25 凸レンズ

Claims (13)

  1. 開口を有する収容部の内部に設けられる照明装置であって、
    光源と、
    前記光源を覆うカバーと、を備え、
    前記カバーは、
    前記開口側に向いて設けられ、前記光源が発した光を拡散させる拡散部と、
    前記拡散部とは異なる位置に設けられ、前記光源が発した光を透過させる透過部と、を有する照明装置。
  2. 前記拡散部は、前記光源側の第1面に、内周面を有する複数の凹形状又は外周面を有する複数の凸形状を有する請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記光源は、その光軸が前記拡散部を向いて設けられた請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記拡散部は、前記第1面の裏側の第2面に、複数の筋状の凹部又は凸部を有する請求項3に記載の照明装置。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載の照明装置と、
    開口を有し、前記照明装置が内部に設けられた収容部と、を備え、
    前記収容部は前記透過部を透過した光を反射する反射部を有する収容庫。
  6. 前記反射部は、前記開口に向いて設けられた請求項5に記載の収容庫。
  7. 前記反射部は、前記収容部の奥の奥壁に設けられた請求項6に記載の収容庫。
  8. 前記反射部は、前記奥壁の前記光源から遠ざかるにつれて前記開口に近づく傾斜面に形成された請求項7に記載の収容庫。
  9. 前記傾斜面は、第1傾斜面と、前記第1傾斜面よりも前記光源の近くに設けられ且つ前記第1傾斜面よりも傾斜が小さい第2傾斜面とを有する請求項8に記載の収容庫。
  10. 前記収容部の内部に設けられ、載置物を載置する載置台を備え、
    前記載置台と前記奥壁との間に空隙が設けられた請求項9に記載の収容庫。
  11. 前記照明装置は、前記収容部の側壁と前記奥壁とが成すコーナー部に設けられた請求項10に記載の収容庫。
  12. 請求項10に記載の収容庫と、
    前記収容部の内部を冷却する冷却部と、
    前記奥壁から突出し、前記冷却部で冷却された空気が流れる冷気通路が設けられたダクトと、を備え、
    前記第1傾斜面が、前記ダクトに形成された冷蔵庫。
  13. 前記ダクトの表面が金属で形成された請求項12に記載の冷蔵庫。
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