JP2023173406A - リモコン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの利便性を向上可能なリモコン装置を提供する。【解決手段】リモコン装置は、本体の角度情報を検出する角度センサと、操作指示の音声を取得する音声入力部と、前記角度情報に基づいて決定された操作対象機器に対して、前記操作指示に基づく処理を実行させるためのリモコンコードを選択するリモコンコード選択部と、前記選択したリモコンコードを前記操作対象機器に送信する送信部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、リモコン装置に関する。
従来、複数の機器に対して操作を入力可能なリモコン装置において、リモコン装置を操作対象機器に向けることなく、操作対象機器を選択する方法が知られている。例えば、特許文献1には、角度センサによって検出されたリモコン装置の角度情報に基づいて、操作対象機器を選択するリモコン装置が記載されている。
特開2019-216391号公報
特許文献1に記載されたリモコン装置は、リモコン装置を操作対象機器に向けることなく操作対象機器を選択可能であるが、操作指示は、リモコン装置に設けられた押しボタンを操作することにより入力する必要があった。
本開示は、上述の問題に鑑みてなされたものである。本開示の目的は、ユーザの利便性を向上可能なリモコン装置を提供することである。
本開示の一形態のリモコン装置は、本体の角度情報を検出する角度センサと、操作指示の音声を取得する音声入力部と、前記角度情報に基づいて決定された操作対象機器に対して、前記操作指示に基づく処理 を実行させるためのリモコンコードを選択するリモコンコード選択部と、前記選択したリモコンコードを前記操作対象機器に送信する送信部と、を備える。
一実施形態に係るリモコンシステムの概略構成の一例を示す機能ブロック図である。 図1のリモコン装置が実行する第1処理例を示すフローチャートである。 図1のリモコン装置が実行する第2処理例を示すフローチャートである。 図1のリモコン装置が実行する第3処理例を示すフローチャートである。 図1のリモコン装置が実行する第4処理例を示すフローチャートである。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面において、同一又は同等の構成要素には同一の符号を付し、同一又は同等の構成要素に関する説明が重複する場合は適宜省略する。
[全体構成]
図1は、一実施形態に係るリモコンシステム1の概略構成の一例を示す機能ブロック図である。リモコンシステム1は、リモコン装置10と、複数の被制御機器とを備える。図1では、被制御機器として、第1機器30a及び第2機器30bという2台の機器が図示されている。しかしながら、リモコンシステム1が備える被制御機器の台数は、必ずしも2台でなくてもよい。リモコンシステム1は、1台以上の被制御機器を備えていればよい。なお、本明細書において、複数の被制御機器を区別しない場合には、これらをまとめて、単に「被制御機器30」と記載する。
リモコン装置10は、被制御機器30に所定の処理を実行させるための制御信号を、被制御機器30に送信する。リモコン装置10は、制御信号として、例えばリモコンコードを被制御機器30に送信する。リモコンコードは、被制御機器30を制御するための制御コードである。リモコンコードは、例えば各被制御機器30が実行可能な処理のそれぞれに対して、予め定められている。
リモコン装置10は、例えば、制御信号を被制御機器30に送信するというリモコン機能を専らの機能として有する、専用のリモコン装置として構成されることができる。あるいは、リモコン装置10は、他の機能を有する装置に対してリモコン機能を付与することによって構成されていてもよい。例えば、スマートフォンに対してリモコン機能を付与することにより、スマートフォンがリモコン装置10として構成されていてもよい。
被制御機器30は、リモコン装置10からの制御信号に基づいて所定の処理を実行可能な電気機器である。被制御機器30は、例えば、家庭で使用される電気機器、すなわち家電機器により構成される。具体的には、被制御機器30は、冷蔵庫、洗濯機、テレビジョン、エアコンディショナ又は空気清浄機などの空調家電、炊飯器又はオーブンレンジなどのキッチン家電、掃除機、オーディオなどのAV機器、照明器具などを含む。ただし、被制御機器30は、ここに列挙されたものに限られない。被制御機器30は、ここに列挙されていないその他の家電機器を含んでよい。さらに、被制御機器30は、必ずしも家電機器により構成されていなくてもよく、リモコン装置10からの制御信号に基づいて所定の処理を実行可能な任意の電気機器により構成されていてよい。
本実施形態では、リモコンシステム1のユーザが、被制御機器30に対して実行させる処理を発話することにより、被制御機器30に対して操作指示を行う。ユーザは、例えば、操作指示として「電源を入れて」と発話する。リモコン装置10は、ユーザの発話による操作指示に基づき、所定の被制御機器30に対して、電源をオンにする制御信号を送信する。所定の被制御機器30は、制御信号に基づいて電源をオンにする処理を実行する。このように、本実施形態では、ユーザの発話による操作指示に基づいて、被制御機器30の処理が実行される。
リモコン装置10は、図1に示すように、機能部として、角度センサ11と、角度判定部12と、機器選択部13と、音声入力部14と、音声認識部15と、コマンド選択部16と、調整部17と、リモコンコード選択部18と、送信部19と、記憶部20と、を備える。角度判定部12、機器選択部13、音声認識部15、コマンド選択部16、調整部17及びリモコンコード選択部18は、それぞれが独立した1つの制御デバイス(例えばCPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)など)により構成されていてもよく、あるいは1つの制御デバイスに、これらの機能部が実行する機能が集約されていてもよい。
角度センサ11は、リモコン装置10の本体(筐体)の角度情報を検出するセンサである。角度センサ11は、例えばリモコン装置10の本体が水平面から傾けられた角度情報を検出する。角度情報には、リモコン装置10の本体が水平面から傾けられた傾き方向と角度とが含まれる。傾き方向は、例えば、ロール、ピッチ、ヨーの区分をいう。角度は、傾きの角度である。従って、角度情報は、例えば、ロール角、ピッチ角、ヨー角により表される。角度センサ11は、検出した角度情報を角度判定部12に送信する。
角度判定部12は、リモコン装置10本体の角度情報を検出する。具体的には、角度判定部12は、角度センサ11から受信した角度情報に基づき、リモコン装置10本体の傾き方向及び角度を判定する。例えば、角度判定部12は、角度情報に基づいて、リモコン装置10本体のロール角、ピッチ角及びヨー角を判定する。角度判定部12は、判定の結果としての角度判定結果を、機器選択部13に送信する。
機器選択部13は、角度判定部12から受信した角度判定結果に基づき、操作対象機器を選択する。操作対象機器は、複数の被制御機器30のうち、操作指示に基づく処理を実行させる対象となる機器である。機器選択部13は、例えば記憶部20に記憶された操作対象機器選択用の情報を参照することによって、操作対象機器を選択する。
具体的には、操作対象機器選択用の情報として、記憶部20には、角度情報に関する複数の閾値と、各閾値に対応付けられた操作対象機器との関係を示すデータが記憶されている。例えば、ロール角について、鉛直上方向を0°とした場合、ロール角が+20°という閾値と、第1機器30aという操作対象機器との関係を示すデータが記憶されている。また、例えば、ロール角が-20°という閾値と、第2機器30bという操作対象機器との関係を示すデータが記憶されている。この状態で、角度判定結果が、ロール角が+20°以上であることを示している場合、機器選択部13は、記憶部20に記憶された情報を参照して、操作対象機器として第1機器30aを選択する。また、角度判定結果が、ロール角が-20°以下であることを示している場合、機器選択部13は、記憶部20に記憶された情報を参照して、操作対象機器として第2機器30bを選択する。このようにして、機器選択部13は、角度判定結果に基づいて操作対象機器を選択できる。機器選択部13は、選択した操作対象機器の情報を、調整部17に送信する。
なお、上述の例は一例にすぎず、機器選択部13は、多様な方法により、角度判定結果に基づいて操作対象機器を選択することができる。例えば、閾値は、必ずしもロール角に基づいて定められていなくてもよく、ピッチ角又はヨー角に基づいて定められていてもよい。また、閾値は、所定の範囲によって定められていてもよい。例えば、閾値は、ロール角が+20°から+40°の範囲のように定められていてもよい。
音声入力部14は、リモコン装置10の周囲の音を取得する。本実施形態では、音声入力部14は、ユーザの発話による操作指示の音声を取得する。音声入力部14は、例えばマイクにより構成されている。音声入力部14は、取得した周囲の音を音声データに変換して音声認識部15に送信する。
音声認識部15は、音声入力部14から受信した音声データを、テキストデータに変換する。音声認識部15は、公知の音声認識技術を用いて、音声データをテキストデータに変換することができる。音声認識部15は、生成したテキストデータを、コマンド選択部16に送信する。
コマンド選択部16は、音声認識部15から受信したテキストデータに基づき、操作指示が示すコマンドを選択する。例えば、コマンド選択部16は、テキストデータから、ユーザによる操作指示の内容を読み取る。一例として、ユーザが「電源を入れて」という操作指示を行っていた場合、コマンド選択部16は、当該操作指示をテキスト化したテキストデータから、「電源をオンにする」という内容を読み取る。コマンド選択部16は、読み取った内容から、被制御機器30に対して実行させる処理のコマンドを選択する。被制御機器30に対して実行させる処理のコマンドは、例えば記憶部20に記憶されている。コマンド選択部16は、記憶部20に記憶されたコマンドから、読み取った操作指示の内容に合致するコマンドを選択する。ここでの例では、コマンド選択部16は、電源をオンにすることを示すコマンドを選択する。コマンド選択部16は、選択したコマンドの情報を、調整部17に送信する。
調整部17は、操作対象機器と、当該操作対象機器に実行させる処理の内容とを同期させる。ここでの同期は、操作対象機器と、実行させる処理の内容とを対応付けることを意味する。例えば、調整部17は、機器選択部13から受信した操作対象機器の情報と、コマンド選択部16から受信したコマンドの情報とに基づき、操作対象機器とコマンドとを同期させる。これにより、操作対象機器と、コマンドにより示される処理の内容とが同期される。具体的には、調整部17は、例えば操作対象機器とコマンドとを対応付ける処理を行う。例えば、機器選択部13により、第1機器30aが選択されており、コマンド選択部16により、電源をオンにするためのコマンドが選択されているとする。この場合、調整部17は、操作対象機器とコマンドとを同期させることにより、第1機器30aに対して、電源をオンにするコマンドを実行させることを決定する。
調整部17は、角度情報に基づいて操作対象機器が決定され、且つ、操作指示に基づく処理の内容が決定された場合に、操作対象機器と処理の内容を示すコマンドとを同期する。言い換えれば、調整部17は、機器選択部13から操作対象機器の情報を受信し、且つ、コマンド選択部16からコマンドの情報を受信した場合に、操作対象機器とコマンドとを同期する。従って、調整部17は、操作対象機器の情報及びコマンドの情報の少なくとも一方を受信していない場合、操作対象機器とコマンドとを同期しない。調整部17は、操作対象機器の情報及びコマンドの情報のうち、一方の情報のみを受信している場合、他方の情報を受信するまで、当該一方の情報を保持していてよい。調整部17は、他方の情報を受信することによって操作対象機器の情報及びコマンドの情報の双方を受信した状態になった場合に、同期してよい。調整部17は、同期させた操作対象機器とコマンドとの情報(同期情報)を、リモコンコード選択部18に送信する。
また、調整部17は、操作対象機器登録を行うための、登録用同期情報を生成してもよい。操作対象機器登録は、リモコン装置10により操作可能な操作対象機器として登録するための処理である。調整部17は、生成した登録用同期情報を、記憶部20に送信する。記憶部20は、受信した登録用同期情報に基づいて、操作対象機器登録を行う。なお、操作対象機器登録の詳細については、後述する。
リモコンコード選択部18は、角度情報に基づいて決定された操作対象機器に対して操作指示に基づく処理を実行させるリモコンコードを選択する。例えば、リモコンコード選択部18は、調整部17から受信した情報に基づき、リモコンコードを選択する。具体的には、リモコンコード選択部18は、調整部17で受信した情報を実行させるためのリモコンコードを選択する。リモコンコードは、例えば記憶部20に記憶されている。具体的には、記憶部20には、各被制御機器30について、実行可能な処理のコマンドを示すリモコンコードが記憶されている。つまり、リモコンコードは、被制御機器30ごとに異なり、さらに処理内容(コマンド)ごとに異なる。リモコンコード選択部18は、記憶部20に記憶されたリモコンコードの情報のうち、調整部17で受信した操作対象機器に対する、調整部17で受信したコマンドを実行させるためのリモコンコードを選択する。ここでの例では、リモコンコード選択部18は記憶部20に記憶されたリモコンコードの情報のうち、第1機器30aについて、電源をオンにするためのリモコンコードを選択する。
送信部19は、リモコンコード選択部18が選択したリモコンコードを被制御機器30に送信する。送信部19は、公知の方式でリモコンコードを送信できる。例えば、送信部19は、赤外線を用いた赤外線方式、超音波を用いる超音波方式、又は赤外線よりも短波長の電波を用いる電波方式で、リモコンコードを送信する。
記憶部20は、プログラム及びデータを記憶可能な記憶媒体である。記憶部20は、例えば半導体メモリ又は磁気メモリなどで構成することができる。具体的には、記憶部20は、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)により構成することができる。記憶部20は、例えばリモコン装置10の各機能部を動作させるためのプログラムなどを記憶する。また、記憶部20は、例えばリモコン装置10がリモコンコードを選択するために必要な情報を記憶する。具体的には、記憶部20は、角度情報に関する複数の閾値と、各閾値に対応付けられた操作対象機器との関係を示すデータを記憶する。また、記憶部20は、コマンド及びリモコンコードを記憶する。さらに、記憶部20は、調整部17からリモコンコード選択部18に送信された同期情報を記憶する。
被制御機器30は、図1に示すように、機能部として、受信部31と、制御部32と、実行部33と、記憶部34と、を備える。
受信部31は、リモコン装置10が送信したリモコンコードを受信する。受信部31は、送信部19によるリモコンコードの送信方式に対応した受信方式で、リモコンコードを受信するように構成されている。従って、受信部31は、例えば赤外線方式、超音波方式又は電波方式でリモコンコードを受信可能に構成されている。受信部31は、受信したリモコンコードを制御部32に送信する。
制御部32は、被制御機器30の各機能部をはじめとして、被制御機器30の全体を制御及び管理する。制御部32は、例えば記憶部34に格納された制御プログラムを動作させるなどして、各種制御を行う。例えば、制御部32は、CPU又はMPUなどの制御デバイスにより構成することができる。本実施形態において、制御部32は、受信部31が受信したリモコンコードに基づき、実行部33に対して所定の処理を実行させる。
実行部33は、所定の処理を実行可能な機能部である。被制御機器30は、その機器の種類に応じて適宜の実行部33を備えている。例えば、被制御機器30は、テレビジョンである場合、実行部33として、映像を表示する表示部及び音を出力する音出力部を備える。この場合、制御部32は、リモコンコードに基づいて、表示部に表示される映像を切り替えたり、音出力部から出力される音の強度を調整したりする。例えば、被制御機器30は、空気清浄機である場合、実行部33として、ファンを備える。この場合、制御部32は、リモコンコードに基づいて、ファンの駆動及び停止を制御したり、ファンの回転数を制御したりする。実行部33は、ここで説明した例に限られず、被制御機器30の種類に応じて、適宜の機能を有していてよい。
記憶部34は、プログラム及びデータを記憶可能な記憶媒体である。記憶部34は、例えば半導体メモリ又は磁気メモリなどで構成することができる。具体的には、記憶部34は、例えばEEPROMにより構成することができる。記憶部34は、例えば制御部32を動作させるためのプログラムなどを記憶する。記憶部34は、例えば、リモコンコードと、実行部33に実行させる処理とを対応付けて記憶する。
[操作対象機器登録]
ユーザは、リモコン装置10を用いて被制御機器30への操作指示を行う前に、事前に被制御機器30をリモコン装置10に登録する。すなわち、ユーザは、事前に操作対象機器登録を行う。操作対象機器登録は、所定の登録操作によって行われる。
例えば、ユーザなどがリモコン装置10に向けて被制御機器30のリモコンによるリモコンコード送信を行うことにより、リモコン装置10は、被制御機器30が実行可能な処理のリモコンコードを、各処理と対応付けて記憶部20に記憶する。これにより、リモコン装置10と被制御機器30との間で、リモコンコードが共有される。これにより、操作対象機器登録が行われる。
また、例えば、ユーザなどが、リモコン装置10に登録させることを希望する被制御機器30に向けた状態で、登録操作としての所定の発話を行うことにより、操作対象機器登録が行われる。例えば、被制御機器30として、テレビを操作対象機器として登録するとする。この場合、ユーザなどがリモコン装置10を被制御機器30に向けて「テレビ」などと発音する。この発音が、登録操作に該当する。登録操作としての発音がされると、リモコン装置10は、その時点でのリモコン装置10の角度情報を閾値(角度情報閾値)として設定する。調整部17は、このようにして角度情報に基づいて角度情報閾値が決定され、且つ、登録操作が行われた場合に、角度情報閾値を被制御機器30と同期した登録用同期情報を生成し、記憶部20に送信する。記憶部20は、調整部17から受信した登録用同期情報に基づいて、被制御機器30を、リモコン装置10により操作可能な操作対象機器として登録する。なお、ここで説明した被制御機器30のリモコン装置10への登録方法は一例にすぎない。そのため、他の方法によって被制御機器30がリモコン装置10に登録されてもよい。例えば、登録操作は、発話に限られず、ボタン操作などであってもよい。
[処理例]
次に、図1のリモコン装置10が実行する処理例について説明する。本実施形態では、第1処理例から第4処理例の4つの処理例について説明する。
[第1処理例]
図2は、リモコン装置10が実行する第1処理例を示すフローチャートである。
まず、リモコン装置10は、操作指示を検出したか否かを判定する(ステップS11)。例えば、リモコン装置10は、音声入力部14で取得した音に、操作指示が含まれるか否かを判定することにより、操作指示を検出したか否かを判定する。具体的には、リモコン装置10は、音声入力部14で取得した音の音声データを、音声認識部15でテキストデータに変換する。リモコン装置10は、テキストデータに、操作指示に該当する内容が含まれるか否かを判定する。
リモコン装置10は、操作指示を検出していないと判定した場合(ステップS11のNo)、操作指示を検出したと判定するまでステップS11を繰り返す。
リモコン装置10は、操作指示を検出したと判定した場合(ステップS11のYes)、操作指示に基づき、コマンドを選択する(ステップS12)。例えば、リモコン装置10のコマンド選択部16は、音声認識部15で生成されたテキストデータに基づき、コマンドを選択する。選択したコマンドの情報は、調整部17に送信される。
また、リモコン装置10は、リモコン装置10の角度情報に基づき、操作対象機器を特定する(ステップS13)。例えば、リモコン装置10は、角度センサ11が検出した角度情報に基づき、機器選択部13が操作対象機器を選択することにより、操作対象機器を特定する。特定した操作対象機器(つまり機器選択部13により選択された操作対象機器)の情報は、調整部17に送信される。
そして、リモコン装置10は、コマンドの情報と操作対象機器の情報とに基づき、リモコンコードを選択する(ステップS14)。具体的には、調整部17により操作対象機器とコマンドとが同期され、同期情報が調整部17からリモコンコード選択部18に送信される。そして、リモコンコード選択部18により、同期情報に基づいて、当該操作対象機器に対する当該コマンドを実行させるためのリモコンコードが選択される。
リモコン装置10は、ステップS14で選択したリモコンコードを、送信部19から操作対象機器に送信する(ステップS15)。これにより、ユーザが発話した操作指示が、リモコン装置10の角度情報により指示された操作対象機器に対して、入力される。操作対象機器は、リモコンコードを受信すると、リモコンコードに基づく処理を実行する。これにより、ユーザが発話した操作指示が示す処理が、操作対象機器によって実行される。
このように、リモコン装置10は、角度情報に基づいて決定された操作対象機器に対して、操作指示に基づく処理を実行させるためのリモコンコードを選択し、選択したリモコンコードを操作対象機器に送信する。そのため、ユーザは、例えばリモコン装置の入力ボタンなどを操作することなく、所望の操作対象機器に対して、所望の処理を実行させることができる。
また、リモコン装置10は、角度情報に基づいて操作対象機器を決定することができるため、ユーザは、操作指示を発話する際に、発話内容に、操作対象機器を含める必要がない。例えば、ユーザは、第1機器30aに、電源をオンにするという処理を実行させる場合、「第1機器の電源を入れて」と発話する必要はなく、単に「電源を入れて」と発話するだけでよい。このように、ユーザは、発話内容に操作対象機器を含める必要がないため、音声による操作指示を簡略化することができる。そのため、ユーザの利便性が向上する。
なお、図2では、リモコン装置10が、ステップS12でコマンドを選択した後、ステップS13で操作対象機器を特定すると説明した。しかしながら、リモコン装置10は、必ずしも先にコマンドを選択しなくてもよい。例えば、リモコン装置10は、リモコン装置10の角度情報に基づいて操作対象機器を先に特定し、その後検出した操作指示に基づいてコマンドを選択してもよい。つまり、コマンドの選択と操作対象機器の特定は、どちらが先に実行されてもよい。コマンドの選択と操作対象機器の特定とは、どちらが先に実行されたとしても、調整部17が、コマンドと操作対象機器とを同期することにより、コマンドと操作対象機器とを対応付けることができる。つまり、調整部17は、コマンドと操作対象機器との双方が決定されるまで、既に決定されたいずれか一方の情報を一時的に保持しておくことができる。この場合、コマンドと操作対象機器との双方が決定されたとき、つまり調整部17がコマンドと操作対象機器との双方の情報を取得したとき、リモコン装置10は、直ちにリモコンコードを選択して、操作対象機器に送信することができる。
[第2処理例]
図3は、リモコン装置10が実行する第2処理例を示すフローチャートである。図3に示すフローチャートにおいて、図2に示す第1処理例と同様の処理については、同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
第2処理例においても、第1処理例と同様に、リモコン装置10は、操作指示を検出したか否かを判定し(ステップS11)、操作指示を検出したと判定した場合(ステップS11のYes)、操作指示に基づいてコマンドを選択する(ステップS12)。選択したコマンドの情報は、調整部17に送信される。
次に、リモコン装置10は、操作対象機器の入力を検出したか否かを判定する(ステップS21)。つまり、リモコン装置10は、ユーザにより、操作対象機器を指定するための入力が行われたか否かを判定する。具体的には、本実施形態では、操作対象機器の指定は、リモコン装置10の角度情報に基づいて行われる。そのため、リモコン装置10は、例えばリモコン装置10の傾き方向及び角度が、操作対象機器を選択できる範囲に含まれるか否かを判定する。例えば、リモコン装置10の角度が、所定の閾値未満である場合、リモコン装置10は、操作対象機器の入力を検出していないと判定する。一方、リモコン装置10の傾き方向が予め定められた所定の方向であり、且つ、リモコン装置10の角度が所定の閾値以上である場合、操作対象機器の入力を検出したと判定する。
リモコン装置10は、操作対象機器の入力を検出していないと判定した場合(ステップS21のNo)、操作対象機器の入力を検出したと判定するまでステップS21を繰り返す。
一方、リモコン装置10は、操作対象機器の入力を検出したと判定した場合(ステップS21のYes)、リモコン装置10の角度情報(例えば傾き方向及び角度)に基づき、操作対象機器を特定する(ステップS13)。
そして、リモコン装置10は、コマンドの情報と操作対象機器の情報とに基づき、リモコンコードを選択し(ステップS14)、選択したリモコンコードを、送信部19から操作対象機器に送信する(ステップS15)。これにより、ユーザが発話した操作指示が、リモコン装置10の傾き方向及び角度により指示された操作対象機器に対して、入力される。操作対象機器は、リモコンコードを受信すると、リモコンコードに基づく処理を実行する。これにより、ユーザが発話した操作指示が、操作対象機器において実行される。
第2処理例においても、第1処理例と同様の理由で、音声による操作指示を簡略化することができる。そのため、ユーザの利便性が向上する。
なお、第2処理例においても、第1処理例で説明したものと同様に、コマンドの選択と操作対象機器の特定は、どちらが先に実行されてもよい。コマンドの選択と操作対象機器の特定とは、どちらが先に実行されたとしても、調整部17が、コマンドと操作対象機器とを同期することにより、コマンドと操作対象機器とを対応付けることができる。
また、図3のフローにおいて、ステップS12でコマンドが選択された後、操作対象機器の入力が所定時間以上検出されない場合には、リモコン装置10は、タイムアウトして、図3のフローを終了してもよい。例えば、ユーザが操作指示をしていないにもかかわらず、リモコン装置10が誤って操作指示を検出したと判定していたり、ユーザが操作指示を発話した後、操作指示を中止しようと思って操作対象機器の入力をしなかったりした場合、操作対象機器の入力が所定時間以上検出されず、図3のフローが終了される。この場合、ステップS12で選択され、調整部17に送信されたコマンドの情報は、調整部17から削除される。先に操作対象機器が特定された後、操作指示が所定時間以上検出されない場合も、同様にタイムアウトしてよい。なお、タイムアウトの基準となる所定時間は、適宜定められてよい。
[第3処理例]
図4は、リモコン装置10が実行する第3処理例を示すフローチャートである。第3処理例は、複数の被制御機器30に対して同一の操作指示を入力する場合の例である。具体的には、第3処理例では、調整部17が、操作指示に基づく処理の内容が決定された後、角度情報に基づいて操作対象機器が決定されるたびに、決定された操作対象機器に対して、決定された処理を実行させるための同期情報をリモコンコード選択部18に送信する。リモコンコード選択部18は、調整部17から受信した同期情報に基づいて、リモコンコードを選択する。これにより、一度の操作指示によって、複数の被制御機器30に対して処理を実行させることができる。図4に示すフローチャートにおいて、図3に示す第2処理例と同様の処理については、同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
第3処理例においても、第2処理例と同様に、リモコン装置10は、操作指示を検出したか否かを判定し(ステップS11)、操作指示を検出したと判定した場合(ステップS11のYes)、操作指示に基づいてコマンドを選択する(ステップS12)。選択したコマンドの情報は、調整部17に送信される。このようにして、操作指示に基づく処理の内容が決定される。
その後、リモコン装置10は、操作対象機器の入力を検出したか否かを判定する(ステップS21)。リモコン装置10は、操作対象機器の入力を検出したと判定した場合(ステップS21のYes)、リモコン装置10の角度情報に基づき、操作対象機器を特定する(ステップS13)。ここでは、操作対象機器として、第1機器30aが特定されたとする。操作対象機器が特定されることにより、同期情報が生成される。そして、リモコン装置10は、コマンドの情報と操作対象機器の情報と(つまり同期情報)に基づき、リモコンコードを選択し(ステップS14)、選択したリモコンコードを、送信部19から操作対象機器(第1機器30a)に送信する(ステップS15)。これにより、ユーザが発話した操作指示が、第1機器30aに対して、入力される。
第3処理例では、リモコン装置10は、リモコンコードを送信済みの被制御機器30の情報を記録する(ステップS22)。リモコンコードを送信済みの被制御機器30は、ステップS15でリモコンコードを送信した先の操作対象機器である。つまり、ここでの例では、リモコンコードを送信済みの被制御機器30は、第1機器30aである。リモコン装置10は、例えば、記憶部20に、リモコンコードを送信した先の操作対象機器の情報を一時的に記憶させることにより、リモコンコードを送信済みの被制御機器30の情報を記録する。
リモコン装置10は、リモコンコードを送信済みの被制御機器30の情報を記録した後、ステップS21に移行して、操作対象機器の入力を検出したか否かを判定する(ステップS21)。ここで、ユーザは、第1機器30aとは異なる被制御機器30に対して、同一の操作指示を入力しようとしているとする。例えば、ユーザは、第2機器30bに対して、第1機器30aに入力した操作指示と同一の操作指示を入力しようとしているとする。この場合、ユーザは、リモコン装置10の傾き方向及び角度を、第2機器30bに対応付けられた傾き方向及び角度に向ける。
すると、リモコン装置10は、操作対象機器の入力を検出したと判定し(ステップS21のYes)、リモコン装置10の角度情報に基づいて操作対象機器を特定する(ステップS13)。ここでは、操作対象機器として、第2機器30bが特定される。そして、リモコン装置10は、コマンドの情報と操作対象機器の情報とに基づいてリモコンコードを選択し(ステップS14)、選択したリモコンコードを、送信部19から第2機器30bに送信する(ステップS15)。このようにして、リモコン装置10は、第1機器30aに入力した操作指示と同一の操作指示を、第2機器30bに入力することができる。
そして、リモコン装置10は、リモコンコードを送信済みの被制御機器30の情報を記録する(ステップS22)。ここでは、リモコン装置10は、第2機器30bの情報を記録する。その後、再びステップS21に移行する。このようにして、リモコン装置10は、角度情報に基づいて操作対象機器が決定されるたびに、決定された操作対象機器に対して、決定された処理を実行させるためのリモコンコードを選択し、選択したリモコンコードを送信する。
なお、リモコン装置10は、ステップS21で操作対象機器の入力を検出しても、ステップS22で特定された操作対象機器が、ステップS22で記録した、リモコンコードを送信済みの被制御機器30である場合には、リモコンコードの選択(ステップS14)及び送信(ステップS15)を実行しない。リモコンコードを送信済みの被制御機器30に対しては、ステップS12で選択したコマンドを実行させるためのリモコンコードが既に送信されているからである。
リモコン装置10は、操作対象機器の入力を検出していないと判定した場合(ステップS21のNo)、ステップS12でコマンドが選択された後、又は、ステップS15で最後にリモコンコードを送信した後、所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS23)。所定時間は、適宜定めることができ、例えば数秒から数十秒の範囲で定めることができる。
リモコン装置10は、所定時間が経過していないと判定した場合(ステップS23のNo)、ステップS21に移行する。従って、リモコン装置10は、所定時間が経過したと判定するまで、操作対象機器の入力を検出すると、検出した操作対象機器に対して、ステップS12で選択したコマンドを実行させるためのリモコンコードを送信することができる。つまり、リモコン装置10は、同一の操作指示を複数の被制御機器30に入力することができる。
リモコン装置10は、所定時間が経過したと判定した場合(ステップS23のYes)、このフローを終了する。このとき、リモコン装置10は、ステップS22で記録した、リモコンコードを送信済みの被制御機器30の情報を、削除してよい。
第3処理例では、リモコン装置10は、角度情報に基づいて操作対象機器が決定されるたびに、決定された操作対象機器に対して、決定された処理を実行させるためのリモコンコードを選択する。そのため、ユーザは、一度の操作指示を発話することにより、同一の処理を、複数の操作対象機器に対して実行させることができる。つまり、ユーザは、操作対象機器ごとに操作指示を発話する必要がない。そのため、リモコン装置10は利便性を向上可能である。
[第4処理例]
図5は、リモコン装置10が実行する第4処理例を示すフローチャートである。第4処理例も、複数の被制御機器30に対して同一の操作指示を入力する場合の例である。ただし、第3処理例と異なり、第4処理例では、操作指示の入力対象となる被制御機器30が先に登録され、その後、一度の操作指示により、登録した被制御機器30に対して処理を実行させる。つまり、第4実施例では、リモコン装置10の調整部17が、角度情報に基づいて複数の操作対象機器が決定された後、操作指示に基づく処理の内容が決定された場合、複数の操作対象機器のそれぞれについて、決定された処理を実行させるための同期情報をリモコンコード選択部18に送信する。リモコンコード選択部18は、調整部17から受信した同期情報に基づいてリモコンコードを選択し、選択したリモコンコードを送信部19から送信する。図5に示すフローチャートにおいて、図4に示す第3処理例と同様の処理については、同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
ユーザは、操作指示の入力対象となる被制御機器30を登録するための所定の動作を実行する。例えば、ユーザは、リモコン装置10の傾き方向及び角度を、操作対象機器として登録したい被制御機器30に対応する傾き方向及び角度にするとともに、「これ」という発話をする。リモコン装置10は、「これ」という発話がされたときに、リモコン装置10の傾き方向及び角度に対応する被制御機器30を、操作指示の入力対象となる被制御機器30として登録する。登録は、例えば記憶部20に、操作指示の入力対象となる被制御機器30の情報を記憶することにより行われてよい。
第4処理例では、リモコン装置10は、登録要求を検出したか否かを判定する(ステップS31)。ここでの登録要求は、操作指示を入力する被制御機器30を、操作対象機器として登録するための要求である。ここでは、ユーザによる「これ」という発話が、登録要求を示すとする。従って、リモコン装置10は、ステップS31において、音声入力部14で取得した音声を、音声認識部15でテキストデータに変換し、テキストデータ中に、登録要求を示す「これ」という発話が含まれているか否かを判定する。リモコン装置10は、「これ」という発話が含まれていれば、登録要求を検出したと判定する。
リモコン装置10は、登録要求を検出していないと判定した場合(ステップS31のNo)、ステップS31を繰り返す。
リモコン装置10は、登録要求を検出したと判定した場合(ステップS31のYes)、操作対象機器の入力を検出したか否かを判定する(ステップS21)。つまり、リモコン装置10は、リモコン装置10の傾き方向及び角度が、操作対象機器を選択できる範囲に含まれるか否かを判定する。
リモコン装置10は、操作対象機器の入力を検出していないと判定した場合(ステップS21のNo)、ステップS31に移行する。あるいは、リモコン装置10は、ステップS31で登録要求を検出したと判定した後、所定時間(例えば数秒)の間、ステップS21を繰り返し実行してもよい。
リモコン装置10は、操作対象機器の入力を検出したと判定した場合(ステップS21のYes)、リモコン装置10の傾き方向及び角度に基づき、操作対象機器を特定する(ステップS13)。
そして、リモコン装置10は、ステップS13で特定した操作対象機器を登録する(ステップS32)。リモコン装置10は、例えば、特定した操作対象機器の情報を記憶部20に記憶することにより、登録を行う。このようにして、ユーザが登録要求により指定した被制御機器30の情報が、操作対象機器として登録される。
次に、リモコン装置10は、操作指示を検出したか否かを判定する(ステップS11)。
リモコン装置10は、操作指示を検出していないと判定した場合(ステップS11のNo)、最後に操作対象機器を登録してから、所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS33)。所定時間は、適宜定めることができ、例えば数秒から数十秒の範囲で定めることができる。
リモコン装置10は、所定時間が経過していないと判定した場合(ステップS33のNo)、ステップS31に移行する。リモコン装置10は、ステップS31に移行した後、ユーザから、既に登録されている被制御機器30とは異なる他の被制御機器30の登録要求を検出した場合、図5に示すフローに従って処理を行い、ステップS32で他の被制御機器30を、操作対象機器として登録する。つまり、リモコン装置10は、ユーザから、異なる被制御機器30の登録要求を受け付けるたびに、操作対象機器を登録する。従って、ユーザは、「これ」という発話をするとともに、リモコン装置10の傾き方向及び角度を変えることで、次々に、別の被制御機器30を登録することができる。このようにして、ユーザが希望する、複数の被制御機器30が、操作対象機器として登録される。登録された操作対象機器の情報は、調整部17に送信される。このようにして、角度情報に基づいて複数の操作対象機器が決定される。
そして、ユーザは、希望する全ての被制御機器30を登録した後、操作指示を行う。例えば、ユーザは、「電源を入れて」と発話する。この発話に基づき、リモコン装置10は、操作指示を検出したと判定した場合(ステップS11のYes)、操作指示に基づいてコマンドを選択する(ステップS12)。選択したコマンドの情報は、調整部17に送信される。これにより、調整部17では、登録された全ての被制御機器30について、選択されたコマンドの情報と同期された同期情報が生成される。
リモコン装置10は、コマンドの情報と操作対象機器の情報と(つまり同期情報)に基づき、リモコンコードを選択する(ステップS14)。ここでは、登録された全ての操作対象機器について、ステップS12で選択されたコマンドに対応するリモコンコードをそれぞれ選択する。リモコンコードは、操作対象機器ごとにことなるため、ここでは、複数の操作対象機器のそれぞれについて、リモコンコードが選択される。
リモコン装置10は、ステップS14で選択したリモコンコードを、送信部19から操作対象機器に送信する(ステップS15)。ここでは、ステップS14で選択された全てのリモコンコードが送信される。リモコンコードを受信した操作対象機器は、リモコンコードに従って処理を実行する。ここでは、操作対象機器のそれぞれに対応したリモコンコードが送信されるため、操作対象機器のそれぞれは、リモコンコードに基づいて、ユーザが発話した操作指示に基づく処理を実行する。このようにして、第4実施形態では、一度の操作指示の発話により、複数の被制御機器30に対して操作指示を入力することができる。
なお、リモコン装置10は、ステップS33において、所定時間が経過したと判定した場合(ステップS33のYes)、図5のフローを終了してよい。この場合、リモコン装置10は、登録した操作対象機器の情報を削除してよい。
第4処理例では、リモコン装置10は、角度情報に基づいて複数の操作対象機器が決定された後、操作指示に基づく処理の内容が決定された場合、複数の操作対象機器のそれぞれについて、決定された処理を実行させるためのリモコンコードを選択し、選択したリモコンコードを送信する。そのため、ユーザは、複数の操作対象機器を登録した後、一度の操作指示を発話することにより、同一の処理を、登録した複数の操作対象機器に対して実行させることができる。つまり、ユーザは、操作対象機器ごとに操作指示を発話する必要がない。そのため、リモコン装置10は利便性を向上可能である。
上記実施形態で説明したリモコン装置10は、ユーザが入力操作を行うためのボタンを備えていてもよい。この場合、ユーザは、リモコン装置10のボタンから入力操作を行うことにより、操作指示を行ってもよい。
上記実施形態では、角度センサ11が検出した角度情報に基づいて操作対象機器が決定され、音声入力部14で取得した音声に基づいて操作対象機器に実行させる操作が決定される場合について説明した。しかしながら、リモコン装置10は、必ずしも、角度情報に基づいて操作対象機器を決定し、音声に基づいて処理を決定しなくてもよい。例えば、リモコン装置10は、音声に基づいて操作対象機器を決定し、角度情報に基づいて処理を決定してもよい。この場合、音声認識部15が認識した音声に基づいて、操作対象機器が決定される。また、角度情報に関する閾値は、操作対象機器に実行させる処理に対応付けられており、ユーザは、リモコン装置10本体の角度を変更することによって操作指示を入力する。この場合も、上記実施形態と同様の方法を用いて、操作対象機器に所望の処理を実行させることができる。
本開示を諸図面及び実施形態に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形及び修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形及び修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各機能部又は各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の機能部又はステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
1 リモコンシステム
10 リモコン装置
11 角度センサ
12 角度判定部
13 機器選択部
14 音声入力部
15 音声認識部
16 コマンド選択部
17 調整部
18 リモコンコード選択部
19 送信部
20 記憶部
30 被制御機器
30a 第1機器
30b 第2機器

Claims (7)

  1. 本体の角度情報を検出する角度センサと、
    操作指示の音声を取得する音声入力部と、
    前記角度情報に基づいて決定された操作対象機器に対して、前記操作指示に基づく処理を実行させるためのリモコンコードを選択するリモコンコード選択部と、
    前記選択したリモコンコードを前記操作対象機器に送信する送信部と、
    を備える、リモコン装置。
  2. 前記操作対象機器と、前記処理の内容とを同期させる、調整部をさらに備える、請求項1に記載のリモコン装置。
  3. 前記調整部は、前記角度情報に基づいて前記操作対象機器が決定され、且つ、前記操作指示に基づく処理の内容が決定された場合に、前記操作対象機器と前記処理の内容とを同期した同期情報を前記リモコンコード選択部に送信し、
    前記リモコンコード選択部は、前記同期情報に基づいて、前記リモコンコードを選択する、
    請求項2に記載のリモコン装置。
  4. 前記調整部からの同期情報を記憶する、記憶部をさらに備える、請求項3に記載のリモコン装置。
  5. 前記調整部は、前記操作指示に基づく処理の内容が決定された後、前記角度情報に基づいて操作対象機器が決定されるたびに、前記決定された操作対象機器に対して、前記決定された処理を実行させるための同期情報を前記リモコンコード選択部に送信し、
    前記リモコンコード選択部は、前記同期情報に基づいて、前記リモコンコードを選択する、
    請求項4に記載のリモコン装置。
  6. 前記調整部は、前記角度情報に基づいて複数の操作対象機器が決定された後、前記操作指示に基づく処理の内容が決定された場合、前記複数の操作対象機器のそれぞれについて、前記決定された処理を実行させるための同期情報を前記リモコンコード選択部に送信し、
    前記リモコンコード選択部は、前記同期情報に基づいて、前記リモコンコードを選択する、
    請求項4に記載のリモコン装置。
  7. 前記調整部は、前記角度情報に基づいて角度情報閾値が決定され、且つ、所定の被制御装置を登録するための登録操作が行われた場合に、前記角度情報閾値を前記所定の被制御装置と同期した登録用同期情報を前記記憶部に送信し、
    前記記憶部は、前記登録用同期情報に基づいて、前記所定の被制御装置を、前記リモコン装置により操作可能な前記操作対象機器として登録する、
    請求項4に記載のリモコン装置。
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