JP2023172948A - 試験測定アクセサリ - Google Patents

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Abstract

【課題】シャントのインダクタンスを小さくする。【解決手段】試験測定アクセサリは、シャント300を有し、これは、バスバー310と電子モジュールのねじ留め式端子320との間の電流経路330中に配置される。シャント300には、貫通する開口部306と、電流経路300の一部を形成するように配置される抵抗部302がある。ボルト110は、シャント300の下側端部と電気的に結合され、その電圧を検出する第1センス・リードとして機能し、その頭部は、第1接点340として機能する。シャント300の上側端部の電圧は、例えば、バスバー310の位置360を第2接点360として利用して検出される。シャント300の抵抗値は既知なので、シャント300での電圧降下を第1接点340と第2接点360間の電圧を測定して求めれば、電流経路330に流れる電流を求めることができる。【選択図】図3

Description

本開示は、電流測定用の試験測定アクセサリに関し、より詳細には、インダクタンスを最小化して電流測定を可能にする高出力スイッチング・デバイス用のシャント抵抗を含む試験測定アクセサリに関する。
高出力スイッチング・デバイスは、多くの場合、大電流端子のバスバー(busbar:母線、ブスバーとも呼ぶ)に接続するためのねじ留め式端子を備えたモジュール形式で組み込まれている。スイッチング過渡時の急激な電流変化をサポートするために、通常、コンデンサ・バンク(capacitor bank:キャパシタ・バンク:通常、複数の大容量コンデンサから構成される)は、バスバーに取り付けられると共に、通常、直列インダクタンスを最小限に抑えるためにモジュールの近くに取り付けられる。これにより、コンデンサ・バンクとモジュールの間に電流測定デバイスを挿入してスイッチング過渡電流を測定することは、測定対象の過渡電流を変化させる大きなインダクタンスを導入する可能性があるため、なかなか難しい課題が生じることがある。
特開2004-257905号公報 特開2012-088318号公報 特開2022-054461号公報 特開平7-43387号公報
「Yttria Partially Stabilized Zirconia(イットリア部分安定化ジルコニア)」の紹介サイト、米国クアーズテック社、[online]、[2023年5月20日検索]、インターネット<https://www.coorstek.com/en/materials/technical-ceramics/zirconia/yttria-partially-stabilized-zirconia/> 「シャント抵抗器(電流検出抵抗器)とは?」、エレクトロニクス豆知識、ローム株式会社、[online]、[2023年5月22日検索]、インターネット<https://www.rohm.co.jp/electronics-basics/resistors/r_what14> 「Four-terminal sensing」の記事、ケルビン・センス(Kelvin sensing)とも呼ばれると記載、Wikipedia(英語版)、[online]、[2023年5月22日検索]、インターネット<https://en.wikipedia.org/wiki/Four-terminal_sensing> 「四端子測定法」の記事、Wikipedia(日本語版)、[online]、[2023年5月22日検索]、インターネット<https://ja.wikipedia.org/wiki/四端子測定法>
様々なアプローチにより、この問題に取り組んできているが、どれも夫々に欠点がある。例えば、ある解決手法では、バスバーの周りにロゴスキー・コイルでループを形成して電流測定に利用している。しかし、ロゴスキー・コイル自身にはDC機能がなく、帯域幅が制限されており、コイルの位置によっては精度の問題が生じる可能性がある。同様に、別の解決手法では、バスバーとモジュールの間の延長部分の周りに変流器を使用する。しかし、変流器は、DC機能がなく、通常、帯域幅が限られていることに加えて、インダクタンスを追加する可能性がある。即ち、インダクタンスLがあった場合、電流Iが時間Δtの間にΔIだけ変化すると、電圧VがV=-L(ΔI/Δt)に従って発生し、測定誤差を生む一つの大きな原因となり得る。
別のアプローチでは、同軸シャント抵抗器をバスバーのギャップ(隙間)に挿入する。通常、これらの同軸シャント抵抗器は、円筒形の3つの同心導体(外側のリターン・パス、中央の抵抗シャント材料及び同軸シャント抵抗器の最も内側部分を通るセンス・リード)を有している。このような同軸シャント抵抗器は、外側と中間の材料の間の磁場を抑制して、センス・リードに影響を与えるインダクタンスをキャンセルし、DC結合と広い測定帯域幅を可能にする。しかし、こうしたシャント抵抗器は、バスバーのギャップに挿入するのが難しく、そのため、電気経路を延長することがあるが、これにともって、電流経路に余分なインダクタンスを導入しがちであった。
開示された技術の構成は、従来技術における欠点に取り組むものである。
本願の実施形態は、バスバーとモジュールとの間に挿入されるように構成された電流検出用のシャント抵抗器(又は、単に「シャント」とも呼ぶ)を含む試験測定アクセサリ・デバイスを含む。このアクセサリ・デバイスは、シャント両端間の電圧降下の測定を可能とするもので、シャントの既知の抵抗値を使用して、バスバーとモジュールの間に流れる電流を測定できる。シャントのいくつかの実施形態は、シャントの内部部分又は開口部を通るセンス・リードを有するワッシャーとして構成される。以下で更に詳細に説明するように、シャントの実施形態は、従来のシャント抵抗器のDC能力及び広い測定帯域幅の利点を維持しながら、電気経路長を最小化し、その結果、電流経路に導入されるインダクタンスを最小化する。
図1Aは、スイッチング・デバイス・モジュールのねじ留め式端子を示す。 図1Bは、スイッチング・デバイス・モジュールのねじ留め式端子の別の例を示す。 図2は、従来の同軸シャントの一例を示す。 図3は、本願の一実施形態によるシャントをバスバー及び電子モジュール間に挿入して接続した状態の断面図を示す。 図4は、図3のバスバーと電子モジュールを接続した状態の上面図を示す。 図5は、図3のシャントの構成部品の断面図を示す。 図6は、シャントの他の実施形態の断面図を示す。 図7は、シャントの一実施形態の分解斜視図を示す。 図8は、図7のシャントの断面図を示す。 図9は、図7のシャントの図8と異なる方向からの断面図を示す。 図10Aは、シャントの更に別の実施形態を示す。 図10Bは、図10Aのシャントの分解斜視図を示す。 図11は、シャントの更に別の実施形態であって、一部の構成要素を省略した図を示す。 図12は、図11のシャントの実施形態を示す。
図1A及び図1Bは、高出力スイッチング・デバイス用のモジュールを示す。このモジュールには、ねじ留め式端子100があって、モジュールをバスバー(図1A及び図1Bでは図示せず)に接続するために利用される。ねじ留め式端子100には、バスバーをネジ式端子100に機械的に取り付け、モジュールとバスバーとの間の電流経路を提供するためのボルト110がある。
スイッチング過渡時の急激な電流変化をサポートするために、コンデンサ・バンクがバスバーに取り付けられるが、このとき、モジュールの近くに取り付ければ、直列インダクタンスを最小限に抑えることができる。しかし、コンデンサ・バンクとモジュールの間に電流測定デバイスを挿入してスイッチング過渡電流を測定すると、測定対象の過渡電流が変化してしまうほど大きなインダクタンスが導入される可能性があるという課題がある。
図2は、従来の同軸シャント200の一例の断面を示す。使用する際には、シャントの両端間の電圧降下が測定される。シャント200は、同軸状の複数の円筒(シリンダ)から構成される。外筒(outer cylinder)202は、典型的には銅から構成され、内筒(inner cylinder)204はマンガニン(manganin:銅を主成分とし、マンガン、ニッケルを含む合金)から形成される。ピン206及び208は、電流ピンであり、ピン210及び212は電圧ピンである。中心ピン(センス・リード)212は、同軸シャントの中心にある。
このタイプの構造では、その電流経路に問題ある。電流は、電流ピン206を通り、外筒202に沿って、214に示す線に沿って流れる。この比較的長い電流経路は、測定対象の回路又はデバイスの全体的な電気経路長に追加される。これにより、インダクタンスが経路に導入され、測定対象の過渡電流が変化する可能性がある。以下で説明するように、本願の実施形態は、追加される電流経路の長さを最小化できる。
図3は、図1A及び図1Bに示すモジュールのような電子モジュールのねじ留め式端子320と、バスバー310との間に挿入されるシャント300を有する試験測定アクセサリを示す。ねじ留め式端子320は、図1A及び図1Bに示すねじ留め式端子100の一例であるか又は同様のものであっても良いが、組み立てられたコンポーネントを通る電流経路をわかりやすく図示するため、図3では、引き伸ばして図示されている。
シャント300には、開口部306があり、これは、例えば、シャント300を貫通する穴である。シャント300の実施形態は、ワッシャーに似せた形状である。つまり、厚さがワッシャーのように薄い構造となっており、このため、シャント300の挿入で追加される電流経路も短くできる。シャント300は、そのワッシャーのような形状で、抵抗部302があり、いくつかの実施形態では、更に、絶縁部304を有していても良い。
いくつかの実施形態では、抵抗部302が、絶縁部304の周囲にあり、それぞれがシャント300の外層及び内層を形成する。言い換えると、開口部306の内面に絶縁部304が形成され、後述のように、開口部306を通るボルト110を抵抗部302から電気的に絶縁している。シャント300は、ねじ留め式端子320とバスバー310との間にあってもよく、シャント300を介してバスバー310と電子モジュールのねじ留め式端子320との間に電流経路330を提供する。具体的には、シャント300の抵抗部302は、電流経路330の一部を形成するように構成されている。次いで、ボルト110をバスバー310を通して、シャント300の開口部306を通して挿入して回転させれば、ねじ留め式端子320のねじ部322に係合させて固定できる。これにより、シャント300が、バスバー310とねじ留め式端子320との間に固定され、これらの構成要素間に良好な電気的結合が形成される。
シャント300の下側端部(第1端部)は、ねじ留め式端子320に接触しており、ボルト110は、シャント300のこの「下側」端部の電圧を検出できるようにするシャント用の第1接点340として機能できる。シャント300の上側端部(第2端部)は、バスバー310に接触しており、シャント300のこの「上側」端部における電圧を検出するための第2接点が、例えば、位置360において、バスバー310上に位置するか又はバスバー310に直接接続されてもよい。抵抗部302は、シャント300の両端間に電圧降下を生じさせ、これは、第1接点340及び第2接点360間の電圧を、オシロスコープ等の測定装置を利用することで測定できる。測定された電圧降下と、シャント300の既知の抵抗値とを用いることで、オームの法則に基づいて、シャント300を流れる電流の値、従って、バスバー310とモジュールのねじ留め式端子320との間に流れる電流の値を求めることができる。
ボルト110は、シャント300の開口部306を通って延び、センス・リードとしてうまく機能し、組み立てられたアクセサリ・デバイスの第2接点360と同じ「上面」に第1接点340を提供する。第1接点340及びボルト110は、開口部306内においては、シャント300の抵抗部302から電気的に絶縁される。なお、センス・リードは、ケルビン接続(Kelvin Connection:四端子測定法)における電流の流れる経路とは別に設けた、特に電圧を検出するための配線である(非特許文献3及び4参照)。センス・リードと電気的に結合された接点に、例えば、オシロスコープ等の測定装置の入力チャンネルに接続されたプローブや測定リードを接触させることで、電圧を測定することができる。このとき、測定装置の入力チャンネルは、高入力インピーダンスであるため、センス・リードに流れる電流は極めて小さく、よって、センス・リードが有する抵抗によって生じる電圧降下は、事実上、無視できるレベルとなる。
いくつかの実施形態では、シャント300の開口部306の内面に設けた絶縁部304が、第1接点340を抵抗部302から電気的に絶縁する。いくつかの実施形態では、エア・ギャップ(空隙)が、第1接点340を抵抗部302から電気的に絶縁する。ただし、もし絶縁層304がないと、シャント300を設置し、ボルト110を締め付けながら、ボルト110が抵抗部302に短絡するのを防ぐようにエア・ギャップを維持するのは、難しい作業となるかもしれない。いくつかの実施形態では、シャント300の絶縁部304とエア・ギャップ(空隙)の両方を用いる。
図4は、図3のアセンブリ(assembly:組立体)の上面図を示す。バスバー310は、電子モジュールのネジ留め式端子320に機械的に固定され、これらの間にシャント300が挿入される。上述のように、本開示技術の実施形態は、ボルト110をシャント300のための1つのセンス・リードとして利用し、バスバー310を、もう1つのセンス・リードとして利用する。これらは、測定を行うための接触面を提供し、例えば、ケーブル、試験プローブのリード、試験測定装置のその他の測定リード等が接続されても良い。これらの接点により、シャント300の両端間の電圧降下を測定でき、次いで、これが、既知の抵抗値とオームの法則を利用して、電流の測定値に変換される。
しかし、接触面に接触する測定リードは、バスバーを流れる電流で生じる磁束や、モジュール側での電流の集中(current crowding)によって生じる磁界ループがボルト110を通って影響を受けてしまうことがある。その結果、ボルト110及びバスバー310の接触面上の測定リード用の2つ以上の接点の位置では、ボルト110を通る磁界ループのために、測定値が変化してしまうことがある。
例えば、図4に示すように、ボルト110及びバスバー310に接触する測定リードは、A'及びB'で表される第1位置410と、A"及びB"で表される第2位置420とにおいて、磁束の影響を受けやすいループ領域を囲んでいる場合がある。なお、Aのバリエーションでラベルが付された位置は、ボルト上に存在し、Bのバリエーションでラベルが付された位置は、バスバー310上に存在する。磁気ピックアップの極性は、複数の測定位置の間で変化するので、A及びBで表される第3の測定位置430は、測定リードが最小の磁気ピックアップを被る中間位置として機能することになろう。この第3測定位置430の具体的な位置は、シャント300の厚さ(ボルト110の頭部とバスバー310の下にあるので、破線で示す)や、バスバー310及び電子モジュールのネジ留め式端子320中の電流経路などの要因に依存することがある。
しかし、概して、実施形態は、磁束の影響を低減する、測定リードを配置するための何らかの中間位置を利用可能にする十分な大きさの第1及び第2接点340及び360を利用できる。シャント300のワッシャー状の形状は、比較的平坦な外形を維持するので、従来のシャント構成要素と比較して、シャント300から追加で必要となる電流経路の長さを最小化できる。このように、シャント300の両端間の電流経路を最小化すると、電流経路に導入される余分なインダクタンスが減少する。従って、シャント300を利用し、測定リードを注意深く配線することで、高出力スイッチング・デバイスにおける測定誤差の2つの潜在的な原因を最小限に抑えることができる。
更に、図3に示すシャント300の実施形態では、絶縁ショルダー(shoulder:肩型)ワッシャー350が含まれていても良い。この絶縁ショルダー・ワッシャー350は、シャント300と共に存在しても良く、また、ボルト110とバスバー310との間に配置されるバスバー310と平行な部分を有しても良い。図5に示すように、絶縁ショルダー・ワッシャー350は、更に、図3のバスバー310及びボルト110に接触する導電部356及び358を有していても良い。
導電部356及び358は、図5においてA及びBで表されるピン352及び354を有していても良い。ピン352及び354は、点Aと点Bとの間の電圧を測定するための接続場所を提供することでき、この電圧は、シャント300の両端間の電圧降下と、シャント300の上側のバスバー310への接触抵抗と下側のねじ留め式端子320への接触抵抗とに起因する電圧降下を含む。ピン352及び354は、導電部356及び358並びにバスバー310及びボルト110と共に、組み立てられた構成要素間の電圧降下を測定するための少なくとも2つの接点を形成する。
図4に関連して説明した測定位置と同様に、ユーザは、ボルト110をねじ留め式端子320に完全に固定する前に、磁気ピックアップを最小化するために、ショルダー・ワッシャー350を回転させて、ピン352及び354の特定の位置を調整しても良い。図4及び図5の両方の例において、最適な回転位置は、測定電圧中の高周波成分を最小化することにより、実験的に見出されても良い。磁気ピックアップ(di/dtに比例)は、極性に関係なく、常に抵抗性の電圧降下に対して位相が直交しているため、高周波成分は、人為的には増加させることしかできない。従って、回転に応じて高周波成分が最小になれば、それは、磁気ピックアップがゼロになるのと一致している。
図6は、別の実施形態であるシャント600を示す。シャント600には、シャント300と同様に、抵抗部602及び絶縁部604があるが、更にシャント600自身に存在するセンス・リード610を使ったケルビン・センス構造を有する。センス・リード610は、シャント600の内側部分に存在し、例えば、絶縁部604を通ってシャント600の中心軸と平行に延びている。このようにして、シャント600自体がセンス・リード610を有することで、シャント600と図3に示すバスバーとモジュールとの間の接触抵抗の両端間の電圧降下が生じないようにしても良い。更に、センス・リード610をシャント600の内部部分に通すことで、磁束ピックアップを最小化できる。
本願のシャントの実施形態には、いずれも開口部があり、センス・リードが、この開口部を通って延びている。これは、上述したシャントの従来例に似ているが、図2に示した従来のシャントの長い電流経路とは対照的に、本願のセンス・リードは、電流経路の一部と並行になるように構成することで、電流経路の長さが最小となるようにしている。
図7は、別の実施形態であるシャント700を示す。この実施形態では、シャント700は、依然として抵抗部702及び絶縁部704を有していても良い。絶縁部704は、中心に開口部を有するセラミック・ワッシャーから構成されてもよく、そして、抵抗部702は、このセラミック・ワッシャーの表面上の抵抗性材料から構成されても良く、例えば、図示するように、セラミック・ワッシャーの開口部の内面に塗布された抵抗性材料から構成されても良い。セラミック・ワッシャーの材料の例としては、米国クアーズテック(CoorsTek)社製のイットリア部分安定化ジルコニア(Yttria Partially Stabilized Zirconia:YTZP)であっても良いが、他の多くの材料も、抵抗性材料のための構造的な部材を提供する実施形態で利用可能である。
実施形態には、更に、第1及び第2導電性要素720及び722があっても良く、第1導電性要素720は、絶縁部704を形成するセラミック・ワッシャーの上面に配置され、第2導電性要素722は底面に配置される。導電性要素720及び722は、例えば、金又は他の金属で形成されてもよく、例えば、はんだ付け又はろう付けによって抵抗部702に電気的に結合されても良い。
更に、センス・リードとして機能するのは、固定に利用するねじ留め式端子のボルト(図7では図示せず)ではなく、第1センス・リード710であり、これが、測定リード用の1つの接点を提供すると共に、図1A及び図1Bの電子モジュールに近接する底面上の第2導電性要素722から、バスバー(図3に示す)に近接するシャント700の上部まで延びている。このセンス・リード710の接点を形成する導電性材料は、シャント700の中心軸と平行に垂直方向に延びていても良いが、抵抗部702を形成する開口部内面の塗布回路からは絶縁されている。このように、第1センス・リード710は、シャント700の内部を通って延びる。第1センス・リード710は、概して、セラミック・ワッシャーの厚さ又は高さ方向に延びている。こうして、第1センス・リード710は、抵抗部702の一端部に電気的に結合された第2導電性要素722に生じる電圧を検出するための第1接点を提供する。
第2センス・リード712は、もう1つの接点を提供するもので、第1導電性要素720から、その上面上で導電性材料を延ばすことによって形成される。よって、第2センス・リード712は、抵抗部702の他端部に電気的に結合された第1導電性要素720に生じる電圧を検出するための第2接点を提供する。よって、第1センス・リード710と第2センス・リード712の間の電圧を、測定装置によって測定することによって、抵抗部702の両端間で生じる電圧降下を測定できる。絶縁部704を形成するセラミック・ワッシャーには、第1センス・リード710及び第2センス・リード712の夫々を受けるための第1スロット714及び第2スロット716があっても良い。図示するように、第1導電性要素720は、絶縁部704を形成するセラミック・ワッシャーの上面に配置される。このセラミック・ワッシャーの第1スロット714に第1センス・リード710を挿入すると、第1スロット714には、第1センス・リード710と第1導電性要素720との間に、これらの接触を防ぐギャップが生じるように構成されている。シャント700を回転させることによって、ユーザは、シャント700をループする磁場によって第1センス・リード710及び第2センス・リード712で生じる磁気ピックアップが最小になるように、第1センス・リード710及び第2センス・リード712を配置しても良い。
図7の実施形態は、更に、少なくとも1つの圧縮性導電性ガスケット730を有していても良い。例えば、圧縮性導電性ガスケット730は、シャント700とバスバー310との間の上部導電性要素720の上面に存在しても良い。追加の圧縮性導電性ガスケット732は、シャント700と電子モジュールのねじ留め式端子320の底部との間の底部導電性要素722の底面に存在しても良い。圧縮性導電性ガスケットは、上述の構成のいずれか又は両方に存在しても良く、ねじ留め式端子におけるボルト110の係合から生じるねじの力のような機械的取付具の圧縮力からシャント700を保護できる。
最後に、図7の実施形態は、少なくとも1つの導電性の座金(locking washer:止めワッシャー)740を有していても良い。図7では、シャント700の上部に配置された単一の座金740を示しているが、実施形態は、上部又は下部のいずれか又は両方に座金があっても良い。座金で、1つ又は複数の圧縮性導電性ガスケットを置き換えても良い。
図8は、シャント700の断面図を示す。図示するように、シャント700の実施形態は、絶縁部704を圧縮力から保護するために、シャント700の上面及び底面の両方に、オプションの圧縮性導電性ガスケット730及び732を用いて組み立てられても良い。更に、実施形態では、上部導電性要素720に接続された第2センス・リード712は、絶縁部704の第2スロット716を通ってシャント700の側面から出て外へと延びていても良い。第1センス・リード710は、図7及び図9からわかるように、下部導電性要素722から絶縁部704の第1スロット714を通って上方向へ延びており、更に、上部導電性要素720の高さに達する前に方向を90度変えて、シャント700の側面から出て外へと延びていても良い。このとき、シャント700の中心から見た第1センス・リード710が外へ延びる方向と、第2センス・リード712が外へ延びる方向とは異なっていても良い。図8に示す図では、第1センス・リード710は、図8の断面では隠れているシャント700の部分に存在し、この部分から外へ出ている。
図9に、シャント700を回転させた断面図を示す。この図では、第1センス・リード710は、絶縁部704内のスロット714を通って側面から外へ出ており、絶縁部704の一部によって上部導電性要素720から分離されている。
図10Aは、別の実施形態であるシャント900を示し、図10Bは、シャント900の主要部の分解斜視図を示す。シャント900は、フレキシブル回路930に並行な配置で実装された複数の抵抗器932から形成される抵抗部902と、絶縁部904とを有する。抵抗部902は、絶縁部904の周りを包む層として構成されても良い。この実施形態では、導電性要素920及び922が、シャント900の上面及び底面の両方に配置されても良い。各導電性要素は、機械的支持のために絶縁部904に接触しても良く、また、1つ以上のクリップを使用して抵抗部902に接触しても良い。例えば、第1クリップ924は、第1導電性要素920から、対向する第2導電性要素922の方向に延び、第2クリップ926は、第2導電性要素922から、対向する第1導電性要素920の方向に延びている。クリップ924及び926の夫々は、導電性要素(キャップとも呼ぶ)がフレキシブル回路930に接触し、抵抗部902を通ってシャント900を横断する電流経路を提供することを可能にする構造を有する。更に、導電性要素920及び922の夫々は、シャント900と中心軸を共有する構造を有しても良く、それぞれのクリップ924又は926が、フレキシブル回路930との接触を失うことなく、軸を中心に回転できても良い。
第1センス・リード接点910は、上部導電性要素924からシャント900の開口部の内側へと入り込んで下へ向かって延びて、図10Aでは、右下の図に示されているように、シャント900の底部近くのスロットから外に出るという構造で設けられても良い。これにより、図10Aに示す図の上下関係で言えば、第1センス・リード910には、抵抗部902の上側端部の電圧が現れる。この実施形態では、複数のセンス・リードが、フレキシブル回路に完全に組み込まれても良い。第2センス・リード912は、下部導電性要素922の近くの抵抗部902の底部から外へと延びている。よって、第2センス・リード912には、抵抗部902の下側端部の電圧が現れる。また、第1センス・リード910及び第2センス・リード912は、並行となるように配置されることで、インダクタンスをキャンセルする構造としても良い。また、シャント900を回転させることによって、ユーザは、シャント900をループする磁場から、測定リードが磁気ピックアップするのを最小とするように、第1センス・リード910及び第2センス・リード912を配置しても良い。
図11及び図12は、更に別の実施形態の例であるシャント1000を示す。図12では、シャント1000の構造基板となるセラミック絶縁部1004を示しているが、図11では、センス・リード及び抵抗器を見やすくするために省略している。この実施形態では、電流シャント回路1030が、セラミック絶縁部1004の表面への塗布によって形成され、この回路に抵抗器1032が実装されて、抵抗部1002が形成される。
導電性要素1020は、抵抗部1002の下側の端部と、図示しない内部において電気的に結合され、また、接点の1つとして第1センス・リード1012を有する。六角形の導電性要素1006は、抵抗部1002の上側の端部と電気的に結合され、また、第2センス・リード1008を有する。こうして、電流経路は、最初の半分が下向きの電流経路であり、残りの半分が絶縁部を挟んで並行に配置された上向きの電流経路から構成され、互いに逆に電流が流れるので、発生する磁束を互いに打ち消しあってインダクタンスを減少させる構造となる。上述と同様に、第1センス・リード1012及び第2センス・リード1008の夫々は、プローブや測定リード等によってオシロスコープ等の測定装置に電気的に結合され、第1及び第2センス・リード間の電圧を測定することで、抵抗部1002の両端間の電圧降下が測定される。
六角形の導電性要素1006は、シャント1000の開口部の上で広がって延びており、反対側の第1センス・リード1012の左右に出ている。図12は、セラミック・ワッシャーから構成される絶縁部1004と、絶縁部1004の表面に抵抗器1032及び回路1030から構成される抵抗部1002とから形成されるアセンブリを示す。シャント1000を回転させることによって、ユーザは、シャント1000をループする磁場からの磁気ピックアップが最小限となるように第1及び第2センス・リード1008及び1012を配置しても良い。開口部は、ボルト等を通して、シャント1000をバスバーと電子モジュール間に固定するために利用されても良い。
このようにして、実施形態は、バスバーとモジュールとの間に挿入して、これらに流れる電流を測定するための試験測定アクセサリを提供するもので、インダクタンスを小さくして、測定への影響を低減するように構成されている。アクセサリは、センス・リードの1つが延びる開口部を有するシャント抵抗を有する。シャント抵抗の抵抗値は、既知であって、このシャント抵抗により、シャント抵抗の両端間の電圧降下の測定値を電流測定値に変換でき、同時に、測定に影響を与える可能性のある余分な電気経路長を最小限に抑えることができる。
開示された本件の上述のバージョンは、記述したか又は当業者には明らかであろう多くの効果を有する。それでも、開示された装置、システム又は方法のすべてのバージョンにおいて、これらの効果又は特徴のすべてが要求されるわけではない。
加えて、本願の説明は、特定の特徴に言及している。本明細書における開示には、これらの特定の特徴の全ての可能な組み合わせが含まれると理解すべきである。ある特定の特徴が特定の態様又は実施例に関連して開示される場合、その特徴は、可能である限り、他の態様及び実施例との関連においても利用できる。
また、本願において、2つ以上の定義されたステップ又は工程を有する方法に言及する場合、これら定義されたステップ又は工程は、状況的にそれらの可能性を排除しない限り、任意の順序で又は同時に実行しても良い。
更に、用語「を具える(comprises)」及びその文法的に等価なものは、本願において、他のコンポーネント(components)、機能(features)、ステップ、処理(processes)、工程(operations)がオプションで存在することを示すのに使用される。例えば、コンポーネントA、B及びC「を具える(comprising)」又は「何かが」コンポーネントA、B及びC「を具える(which comprises)」という条件は、コンポーネントA、B及びCだけを含んでも良いし、又は、コンポーネントA、B及びCと共に1つ以上の他のコンポーネントを含んでいても良い。
また、「垂直」、「水平」、「右」、「左」などの方向は、便宜上、図で提供されている見え方を参照して使用されている。しかし、実際の使用では、シャントにはいくつかの向きがあり得る。従って、図の垂直、水平、右又は左にある機能又は特徴は、実際の使用では、同じ配置又は方向ではない場合がある。

実施例
以下では、本願で開示される技術の理解に有益な実施例が提示される。この技術の実施形態は、以下で記述する実施例の1つ以上及び任意の組み合わせを含んでいても良い。
実施例1は、試験測定アクセサリであって、バスバーと電子モジュールとの間の電流経路中に挿入され、該電流経路に付加する長さを最小にするように構成されたシャントと、該シャントの第1端部に電気的に結合される第1接点と、上記シャントの第2端部に電気的に結合される第2接点とを具え、上記シャントは、該シャントを貫通する開口部と、上記電流経路の一部を形成するように構成された抵抗部とを有し、上記第1及び第2接点は、上記抵抗部を介して互いに電気的に結合されて、上記シャントの上記第1及び第2端部間の電圧降下の測定を可能にすると共に、上記第1接点は、上記抵抗部と絶縁された状態で上記開口部を貫通して延びている。
実施例2は、実施例1の試験測定アクセサリであって、上記抵抗部が薄型の抵抗性ワッシャーから構成される。
実施例3は、実施例2の試験測定アクセサリであって、上記第1接点が上記抵抗性ワッシャーの第1端部に電気的に結合され、上記第2接点が上記抵抗性ワッシャーの第2端部に電気的に結合される。
実施例4は、実施例2又は3の試験測定アクセサリであって、上記抵抗性ワッシャーが上記開口部を有し、該開口部の内面に、上記第1接点から上記抵抗性ワッシャーを絶縁する絶縁部を有する。
実施例5は、実施例1乃至4のいずれかの試験測定用アクセサリであって、上記開口部を貫通する上記第1接点が、上記バスバーを上記電子モジュールに固定するためのボルトから構成される。
実施例6は、実施例1乃至5のいずれかの試験測定アクセサリであって、上記開口部を貫通する第1接点が、センス・リードを構成する。
実施例7は、実施例1~6のいずれかの試験測定アクセサリであって、上記第1接点が、測定を行うための第1接触面を有し、上記第2接点が、測定を行うための第2接触面を有し、上記第1及び第2接触面が互いに近接している。
実施例8は、実施例1~7のいずれかの試験測定アクセサリであって、上記第1接点の上記開口部を貫通する部分と、上記抵抗部との間にエア・ギャップを設ける。
実施例9は、試験測定アクセサリであって、バスバーと電子モジュールとの間の電流経路中に配置されるように構成されたシャントと、該シャントの第1端部に電気的に結合される第1接点と、上記シャントの第2端部に電気的に結合される第2接点とを具え、上記シャントは、該シャントを貫通する開口部を有する絶縁部と、該絶縁部の周囲を囲む抵抗部とを有し、上記第1及び第2接点は、上記抵抗部を介して互いに電気的に結合されて、上記シャントの上記第1及び第2端部間の電圧降下の測定を可能にする。
実施例10は、実施例9の試験測定アクセサリであって、上記シャントの第1端部に機械的に結合された第1導電要素と、上記シャントの第1端部に機械的に結合された第2導電要素とを更に有する。
実施例11は、実施例9又は10のいずれかの試験測定アクセサリであって、上記抵抗部が、複数の抵抗が取り付けられたフレキシブル回路を有する。
実施例12は、実施例11の試験測定アクセサリであって、上記開口部を貫通して上記第1接点と電気的に結合される第1センス・リードと、上記フレキシブル回路から延びて上記第2接点と電気的に結合される第2センス・リードとを具える。
実施例13は、実施例9乃至12の試験測定用アクセサリであって、上記絶縁部がセラミック・ワッシャーから構成される。
実施例14は、実施例13の試験測定アクセサリであって、上記セラミック・ワッシャーの外表面に回路を有し、上記複数の抵抗器への接続を提供するように構成されている。
実施例15は、試験測定アクセサリであって、バスバーと電子モジュールとの間の電流経路中に配置されるように構成され、該電流経路に付加される長さを最小にするように構成されたシャントと、該シャントの第1端部に電気的に結合される第1接点と、上記シャントの第2端部に電気的に結合される第2接点とを具え、上記シャントは、該シャントを貫通する開口部を有するワッシャーと、抵抗部とを有し、上記第1及び第2接点は、上記抵抗部を介して互いに電気的に結合されて、上記シャントの上記第1及び第2端部間の電圧降下の測定を可能にすると共に、上記第1接点は、上記開口部を貫通して延びている。
実施例16は、実施例15の試験測定アクセサリであって、上記シャントと上記バスバーの間又は上記シャントと上記電子モジュールの間の電流経路内に導電性ガスケット又は導電性座金のいずれか一方を更に有する。
実施例17は、実施例15又は16のいずれかの試験測定アクセサリであって、上記第1接点は、上記バスバーに電気的に結合される第1センス・リードを有し、上記第2接点は、上記電子モジュールに電気的に結合される第2センス・リードを有する。
実施例18は、実施例15~17のいずれかの試験測定アクセサリであって、上記抵抗部が、上記ワッシャーの表面に塗布された抵抗材料から構成される。
実施例19は、実施例15~17のいずれかの試験測定アクセサリであって、上記第1及び第2接点は、測定リード線が接触するため複数の領域を有する十分な表面積を有し、これら複数の領域において、測定リード線は、電流経路に流れる電流に基づく磁束に対して異なる磁気的感度を有する。
実施例20は、実施例19の試験測定アクセサリであって、上記複数の領域のうちの特定の1つは、第1及び第2接点と接触する測定リード線の磁気ピックアップを最小化する。
明細書、特許請求の範囲、要約書及び図面に開示される全ての機能、並びに開示される任意の方法又はプロセスにおける全てのステップは、そのような機能やステップの少なくとも一部が相互に排他的な組み合わせである場合を除いて、任意の組み合わせで組み合わせることができる。明細書、要約書、特許請求の範囲及び図面に開示される機能の夫々は、特に明記されない限り、同じ、等価、又は類似の目的を果たす代替の機能によって置き換えることができる。
説明の都合上、本開示技術の具体的な態様を図示し、説明してきたが、本発明の要旨と範囲から離れることなく、種々の変更が可能なことが理解できよう。従って、本開示技術は、添付の請求項以外では、限定されるべきではない。
110 ボルト
300 シャント
302 抵抗部
304 絶縁部
306 開口部
310 バスバー
320 ねじ留め式端子
322 ねじ部
330 電流経路
340 第1接点
350 絶縁ショルダー・ワッシャー
352 ピン
354 ピン
360 第2接点
600 シャント
602 抵抗部
604 絶縁部
700 シャント
702 抵抗部
704 絶縁部
710 第1センス・リード
712 第2センス・リード
714 第1スロット
716 第2スロット
720 第1導電性要素
722 第2導電性要素
730 第1圧縮性導電性ガスケット
732 第2圧縮性導電性ガスケット
740 座金
900 シャント
902 抵抗部
904 絶縁部
910 第1センス・リード
912 第2センス・リード
920 第1導電性要素
922 第2導電性要素
924 第1クリップ
926 第2クリップ
930 フレキシブル回路
932 抵抗器
1000 シャント
1002 抵抗部
1004 絶縁部
1006 六角形の導電性要素
1008 第2センス・リード
1012 第1センス・リード
1032 抵抗器

Claims (15)

  1. 試験測定アクセサリであって、
    バスバーと電子モジュールとの間の電流経路中に挿入され、該電流経路に付加する長さを最小にするように構成されたシャントと、
    該シャントの第1端部に電気的に結合される第1接点と、
    上記シャントの第2端部に電気的に結合される第2接点と
    を具え、上記シャントは、
    該シャントを貫通する開口部と、
    上記電流経路の一部を形成するように構成された抵抗部と
    を有し、
    上記第1及び第2接点は、上記抵抗部を介して互いに電気的に結合されて、上記シャントの上記第1及び第2端部間の電圧降下の測定を可能にすると共に、上記第1接点は、上記抵抗部と絶縁された状態で上記開口部を貫通して延びている試験測定アクセサリ。
  2. 上記抵抗部が薄型の抵抗性ワッシャーから構成され、上記第1接点が上記抵抗性ワッシャーの第1端部に電気的に結合され、上記第2接点が上記抵抗性ワッシャーの第2端部に電気的に結合される請求項1の試験測定アクセサリ。
  3. 上記開口部を貫通する上記第1接点が、上記バスバーを上記電子モジュールに固定するためのボルトから構成される請求項1の試験測定アクセサリ。
  4. 上記開口部を貫通する上記第1接点が、センス・リードを構成する請求項1の試験測定アクセサリ。
  5. 上記第1接点又は上記第2接点に電圧を測定するための測定リードを電気的に結合させたときに、上記電流経路に電流が流れることで生じる磁気を上記測定リードが磁気ピックアップするのを最小化するように、上記測定リードを上記第1接点又は上記第2接点と電気的に結合させる請求項1の試験測定アクセサリ。
  6. 試験測定アクセサリであって、
    バスバーと電子モジュールとの間の電流経路中に配置されるように構成されたシャントと、
    該シャントの第1端部に電気的に結合される第1接点と、
    上記シャントの第2端部に電気的に結合される第2接点と
    を具え、
    上記シャントは、該シャントを貫通する開口部を有する絶縁部と、
    該絶縁部の周囲を囲む抵抗部と
    を有し、
    上記第1及び第2接点は、上記抵抗部を介して互いに電気的に結合されて、上記シャントの上記第1及び第2端部間の電圧降下の測定を可能にする試験測定アクセサリ。
  7. 上記シャントの第1端部に機械的に結合された第1導電要素と、上記シャントの第1端部に機械的に結合された第2導電要素とを更に有する請求項6の試験測定アクセサリ。
  8. 上記抵抗部が、複数の抵抗が実装されたフレキシブル回路を有する請求項6の試験測定アクセサリ。
  9. 上記開口部を貫通して上記第1接点と電気的に結合される第1センス・リードと、上記フレキシブル回路から延びて上記第2接点と電気的に結合される第2センス・リードとを具える請求項6の試験測定アクセサリ。
  10. 試験測定アクセサリであって、
    バスバーと電子モジュールとの間の電流経路中に配置されるように構成されたシャントと、
    該シャントの第1端部に電気的に結合される第1接点と、
    上記シャントの第2端部に電気的に結合される第2接点と
    を具え、
    上記シャントは、該シャントを貫通する開口部を有するワッシャーと、抵抗部とを有し、
    上記第1及び第2接点は、上記抵抗部を介して互いに電気的に結合されて、上記シャントの上記第1及び第2端部間の電圧降下の測定を可能にすると共に、上記第1接点は、上記開口部を貫通して延びている試験測定アクセサリ。
  11. 上記シャントと上記バスバーの間又は上記シャントと上記電子モジュールの間の上記電流経路内に導電性ガスケット又は導電性座金のいずれか一方を更に有する請求項10の試験測定アクセサリ。
  12. 上記第1接点は、上記バスバーに電気的に結合される第1センス・リードを有し、上記第2接点は、上記電子モジュールに電気的に結合される第2センス・リードを有する請求項10の試験測定アクセサリ。
  13. 上記抵抗部が、上記ワッシャーの表面に塗布された抵抗材料から構成される請求項10の試験測定アクセサリ。
  14. 上記第1及び第2接点は、測定リード線が接触するため複数の領域を有する十分な表面積を有し、これら複数の領域において、測定リード線は、電流経路に流れる電流に基づく磁束に対して異なる磁気的感度を有する請求項10の試験測定アクセサリ。
  15. 上記複数の領域のうちの特定の1つは、上記第1接点又は上記第2接点と接触する測定リード線の磁気ピックアップを最小化する請求項14の試験測定アクセサリ。
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