JP2023172792A - 中子造形装置 - Google Patents

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【課題】造形される中子の品質低下を抑制する。【解決手段】原料中の水分量と相関関係のある、混練材が射出されたときのピストンの移動速度が取得されるので、原料の粘度評価をすることができ、混練槽内の水分量が低下していることを適時に知ることができる。そして、ピストンの移動速度が低い場合には、ピストンの移動速度が高い場合に比べて、混練槽への原料の供給量における水の量の割合が大きくされるので、原料中の水分量の低下が抑制される。よって、造形される中子の品質低下を抑制することができる。【選択図】図5

Description

本発明は、鋳造用の中子を造形する中子造形装置に関するものである。
少なくとも水を含む複数種類の原料が供給される混練槽と、前記混練槽内において前記原料が混ぜられて練られることによって作られた混練材が内部に形成された空洞内に充填されて中子を造形する金型と、前記混練材を前記混練槽から前記金型に射出して前記空洞内に充填するように移動させられるピストンと、前記混練槽への前記原料の供給量を制御する制御装置と、を備えた中子造形装置が良く知られている。例えば、特許文献1に記載された中子造形装置がそれである。この特許文献1には、射出完了時のピストンの位置とピストンの所定基準位置との差に基づいて原料の供給量を決定することが開示されている。
特開2018-69301号公報
ところで、例えば金型から熱を受け取ることにより混練槽内の水分が蒸発すること等に起因して、射出の回数が重なるにつれて原料中の水分量が低下し易くなる可能性があり、造形される中子の品質低下につながるおそれがある。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、造形される中子の品質低下を抑制することができる中子造形装置を提供することにある。
第1の発明の要旨とするところは、(a)少なくとも水を含む複数種類の原料が供給される混練槽と、前記混練槽内において前記原料が混ぜられて練られることによって作られた混練材が内部に形成された空洞内に充填されて中子を造形する金型と、前記混練材を前記混練槽から前記金型に射出して前記空洞内に充填するように移動させられるピストンと、前記混練槽への前記原料の供給量を制御する制御装置と、を備えた中子造形装置であって、(b)前記制御装置は、前記混練材が射出されたときの前記ピストンの移動速度を取得し、前記移動速度が低い場合には、前記移動速度が高い場合に比べて、前記混練槽への前記原料の供給量における前記水の量の割合を大きくすることにある。
前記第1の発明によれば、原料中の水分量と相関関係のある、混練材が射出されたときのピストンの移動速度が取得されるので、原料の粘度評価をすることができ、混練槽内の水分量が低下していることを適時に知ることができる。そして、ピストンの移動速度が低い場合には、ピストンの移動速度が高い場合に比べて、混練槽への原料の供給量における水の量の割合が大きくされるので、原料中の水分量の低下が抑制される。よって、造形される中子の品質低下を抑制することができる。
本発明が適用される中子造形装置の概略構成を説明する図であると共に、中子造形装置における各種制御の為の制御系統の要部を説明する図である。 混練槽内において中子の複数種類の原料が混練されるときの状態を示す図である。 混練材を収容した混練槽が金型上に移動させられた状態であって、混練材の金型への射出開始時の状態を示している。 混練材の金型への射出完了時の状態を示している。 制御装置の制御作動の要部を説明するフローチャートであり、造形される中子の品質低下を抑制する為の制御作動を説明するフローチャートである。 射出回数に対する、射出速度と中子重量との各々の推移の一例を示す図である。
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される中子造形装置10の概略構成を説明する図であると共に、中子造形装置10における各種制御の為の制御系統の要部を説明する図である。図1において、中子造形装置10は、原料供給装置20、混練槽30、台座40、金型50、ピストン60、シリンダ70、及び制御装置80などを備えている。中子造形装置10は、例えば鋳造用の中子90(後述する図4参照)を造形する為の装置である。
原料供給装置20は、ホッパ21、シャッタ22、秤量皿23、秤量計24、砂投入シュート25、第1ポンプ26、第2ポンプ27、及び第3ポンプ28などを備えている。
ホッパ21は、混練槽30に供給される砂92Sを貯蔵するものである。シャッタ22は、ホッパ21の排出口に開閉自在に取り付けられている。これにより、ホッパ21から秤量皿23へ投下される砂92Sの量が調整され得る。シャッタ22の開閉及び開度は、制御装置80から出力される制御信号Sstによって制御される。砂92Sは、中子90の複数種類の原料92のうちの一つである。
秤量皿23は、秤量計24上に載置されている。これにより、秤量皿23へ投下された砂92Sの質量が計測される。秤量計24は例えばロードセルを内蔵しており、秤量計24によって計測された砂92Sの質量は質量信号Smsとして制御装置80へ出力される。秤量皿23は、砂投入シュート25側に傾転可能に構成されている。これにより、秤量皿23に投下された砂92Sの質量が予め定められた所定の供給量に到達した場合には、秤量皿23上の砂92Sが砂投入シュート25を介して混練槽30に供給される。
第1ポンプ26は、水92Wを混練槽30に供給する為のダイアフラムポンプである。第2ポンプ27は、水ガラス92Gを混練槽30に供給する為のダイアフラムポンプである。第3ポンプ28は、界面活性剤92Kを混練槽30に供給する為のダイアフラムポンプである。水92W、水ガラス92G、界面活性剤92Kは、各々、中子90の複数種類の原料92のうちの一つであって、液状の添加剤である。水ガラス92Gは、バインダである。バインダは、水ガラス92Gに限定されない。第1ポンプ26から供給される水92Wの量は、制御装置80から出力される制御信号Swによって制御される。第2ポンプ27から供給される水ガラス92Gの量は、制御装置80から出力される制御信号Sgによって制御される。第3ポンプ28から供給される界面活性剤92Kの量は、制御装置80から出力される制御信号Skによって制御される。
混練槽30は、上部つまり鉛直方向上側が開口していると共に、底部30bを有する円筒状の部材である。混練槽30には、開口している上部から中子90の原料92(92S、92W、92G、92K)が供給される。混練槽30内において、原料92が混ぜられて練られることによってつまり混練されることによって混練材94(後述する図2-4参照)が作られる。
混練槽30の底部30bには、混練材94を射出する貫通孔30hが設けられている。貫通孔30hには、例えばゴム状の弁32が取り付けられている。これにより、混練槽30に供給された原料92や混練された後の混練材94が混練槽30から漏れることが抑制される。尚、弁32の中央部には貫通した切り込みが設けられている為、混練槽30内の混練材94を加圧して射出する際には、弁32が開口させられ得る。
混練槽30は、台座40の鉛直方向上側の水平面上に載置されている。台座40の水平面には、混練槽30の底部30bに設けられた貫通孔30hと嵌合する凸部40cが形成されている。貫通孔30hに凸部40cが嵌合した状態では、弁32が開口させられないように鉛直方向下側から支持される。これにより、混練中においても、混練材94が混練槽30から漏れることが抑制される。
図2は、混練槽30内において中子90の原料92が混練されるときの状態を示す図である。図2において、中子造形装置10は、更に、混練羽根34、回転ロッド36を備えている。混練羽根34は、鉛直方向に延設された回転ロッド36に固定された単数又は複数の板状部材である。回転ロッド36は、例えば不図示のモータなどに連結されている。混練羽根34は、モータが駆動させられることによって、回転ロッド36を軸として回転させられる。これにより、混練槽30に供給された中子90の原料92が混練されて混練材94が得られる。尚、混練羽根34は回転ロッド36と共に鉛直方向に移動可能に設けられている。図1には、混練羽根34が鉛直方向上側に退避している状態が示されている。図2には、混練羽根34が鉛直方向下側つまり混練槽30側に移動して、混練槽30に挿入され、回転している状態が示されている。
台座40上に載置された混練槽30内において中子90の原料92が混練された後、混練材94を収容した混練槽30は、台座40上から金型50上に移動させられる(図1の二点鎖線、後述する図3参照)。
図1に戻り、金型50は、上型52と下型54とを備えている。金型50の内部には、上型52と下型54との間に空洞つまりキャビティ56が形成されている。金型50は、混練材94がキャビティ56内に充填されて中子90を造形する(後述する図4参照)。
ピストン60は、シリンダ70によって鉛直方向に移動可能に設けられている。つまり、ピストン60は、混練材94を混練槽30から金型50に射出してキャビティ56内に充填するように移動させられる(後述する図3、4参照)。シリンダ70は、シリンダ本体72とシリンダロッド74とを備えている。ピストン60は、シリンダロッド74の先端に取り付けられている。シリンダ70には、例えばリニアエンコーダなどの位置センサ76が内蔵されている。これにより、シリンダ70からは、ピストン60の位置であるピストン位置Ppt(後述する図3参照)を示す位置信号Sppが制御装置80へ出力される。尚、位置センサ76は、シリンダ70に内蔵されている必要はない。
図3は、混練材94を収容した混練槽30が金型50上に移動させられた状態であって、混練材94の金型50への射出開始時の状態を示している。図4は、混練材94の金型50への射出完了時の状態を示している。図3、図4において、ピストン60がシリンダ70によって鉛直方向下側つまり金型50側に移動させられると、弁32が開口させられ、混練槽30内の混練材94が貫通孔30hから金型50に射出される。混練槽30から射出された混練材94がキャビティ56内に充填されて中子90が造形される。
制御装置80は、例えばCPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成された電子制御装置である。CPUはRAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより中子造形装置10の各種制御を実行する。
制御装置80は、混練槽30に中子90の原料92を供給する為の制御信号Sst、制御信号Sw、制御信号Sg、制御信号Skを出力する。つまり、制御装置80は、混練槽30への原料92の供給量を制御する。制御装置80は、原料92の供給後、原料92を混練する為の制御信号を出力し、混練材94を作る。
制御装置80は、混練材94を収容した混練槽30を台座40上から金型50上に移動させる制御信号を出力する。制御装置80は、混練槽30を金型50上に移動させた後、混練材94を混練槽30から金型50に射出してキャビティ56内に充填するように、ピストン60を移動させる為の制御信号を出力し、中子90を造形する。
制御装置80は、中子90を造形する際には、位置センサ76からの位置信号Sppに基づいて、混練材94の金型50への射出完了時におけるピストン位置Ppt、つまり混練材94の射出時にピストン60が停止したときのピストン位置Pptである射出停止位置Psp(図4参照)を取得する。制御装置80は、射出停止位置Pspと、予め定められた基準のピストン位置Pptである基準位置Psd(図3、4参照)と、の差であるピストン位置差ΔPpt(=Psp-Psd)に基づいて、今回の射出で使用された混練材94の量を取得する。制御装置80は、この混練材94の量に基づいて、次回に中子90を造形するときの原料92の供給量を算出する。制御装置80は、予め定められた計算式を用いて、次回の原料92の供給量として、砂92Sの供給量、水92Wの供給量、水ガラス92Gの供給量、及び界面活性剤92Kの供給量を算出する。尚、初回に中子90を造形するときの原料92の供給量は、例えば予め定められた値が用いられる。
ところで、ピストン60が混練材94に圧力を加えることで水分が絞られて失われる。又は、金型50から熱を受けることにより、混練材94の表面から水分が蒸発していく。そうすると、射出の回数が重なるにつれて混練材94中の水分量が低下し易くなり、中子90の品質低下につながるおそれがある。一方で、失われる水分を補給する為に、常時多めに水92Wを供給すると、混練槽30内の水分量が徐々に増加し、焼成不良が発生するおそれがある。他方で、外気温の変動、砂92Sの品質などによっても最適な水92Wの添加量が変化する。
これに対して、中子90の原料92の供給量における水92Wの供給量が低下することによって混練材94の粘度が増大し、混練材94が射出されたときのピストン60の移動速度、つまりピストン60の射出速度Vptが低下することに着目した。本実施例では、ピストン60の射出速度Vptに基づいて、原料92の供給量における水92Wの供給量を変化させる。
制御装置80は、中子90を造形する際には、位置センサ76からの位置信号Sppに基づいて、ピストン60の射出速度Vptを取得する。例えば、制御装置80は、位置センサ76からの位置信号Sppに基づいて、混練材94の金型50への射出開始時におけるピストン位置Pptである射出開始位置Pstを取得する。制御装置80は、射出開始位置Pstから射出停止位置Pspまでの距離と、その距離を移動するのに要した時間と、を取得し、それらの距離及び時間に基づいてピストン60の射出速度Vptを算出する。
制御装置80は、ピストン60の射出速度Vptが低い場合には、射出速度Vptが高い場合に比べて、混練槽30への中子90の原料92の供給量における水92Wの量の割合を大きくする。例えば、制御装置80は、射出速度Vptが基準値Vsd以下であるか否かを判定する。制御装置80は、射出速度Vptが基準値Vsdを超えていると判定した場合には、次回の原料92の供給量を、ピストン位置差ΔPptに基づく混練材94の量に基づいて算出した次回の原料92の供給量とする。制御装置80は、射出速度Vptが基準値Vsd以下であると判定した場合には、ピストン位置差ΔPptに基づく混練材94の量に基づいて算出した次回の原料92の供給量における水92Wの供給量を予め定められた一定量分だけ増加する。基準値Vsdは、例えば混練材94の水分量が不足しているか否かを判断する為の予め定められた閾値である。
制御装置80は、例えば必要な中子90の数が得られたか否かに基づいて、中子90の造形を終了するか否かを判定する。又は、制御装置80は、例えば人為的に終了操作が為されたか否かに基づいて、中子90の造形を終了するか否かを判定しても良い。制御装置80は、中子90の造形を終了しないと判定した場合には、算出した、次回の原料92の供給量を用いて原料92を混練槽30に供給し、混練する。
図5は、制御装置80の制御作動の要部を説明するフローチャートであって、造形される中子90の品質低下を抑制する為の制御作動を説明するフローチャートであり、例えば中子90の造形時に実行される。
図5において、フローチャートの各ステップは制御装置80の機能に対応している。ステップ(以下、ステップを省略する)S10において、混練槽30に中子90の原料92となる砂92S、水92W、水ガラス92G、界面活性剤92K等が供給され、原料92が混練される。次いで、S20において、混練して得られた混練材94を収容した混練槽30が台座40上から金型50上に移動させられた後、混練材94がピストン60によって混練槽30から金型50に射出され、キャビティ56内が充填させられて中子90が造形される。次いで、S30において、位置センサ76からの位置信号Sppに基づいて、ピストン60の射出停止位置Pspが取得される。次いで、S40において、射出停止位置Pspと基準位置Psdとの差であるピストン位置差ΔPptに基づいて、射出された混練材94の量が取得され、この混練材94の量に基づいて次回の原料92の供給量が算出される。次いで、S50において、同じ位置センサ76からの位置信号Sppに基づいて、ピストン60の射出速度Vptが算出される。次いで、S60において、射出速度Vptが基準値Vsd以下であるか否かが判定される。このS60の判断が肯定される場合はS70において、上記S40にて算出された次回の原料92の供給量における水92Wの供給量が予め定められた一定量分だけ増加される。上記S60の判断が否定される場合は、又は、上記S70に次いで、S80において、中子90の造形を終了するか否かが判定される。このS80の判断が否定される場合は上記S10に戻され、上記S40及び上記S70(実行された場合のみ)にて決定された原料92の供給量となるように混練槽30に原料92が供給され、原料92が混練される。上記S80の判断が肯定される場合は本ルーチンが終了させられる。
図6は、射出回数に対する、射出速度Vptと中子90の重量である中子重量Wmdとの各々の推移の一例を示す図である。図6において、横軸は中子90の造形を繰り返し行った際の射出回数であり、左側の縦軸はピストン60の射出速度Vptであり、右側の縦軸は中子重量Wmdである。又、射出速度Vptの基準値Vsdは、安定した品質の中子90が造形できることが確認された値に設定されている。又、実線で繋いだ各印(●、■)は射出速度Vptを示し、破線で繋いだ各印(○、□)は中子重量Wmdを示している。又、丸印(●、○)は、例えば図5のフローチャートに示す制御作動を実行した場合の本実施例の一例を示している。又、四角印(■、□)は、水分が不足する条件下で中子90の造形を続けた場合、例えば図5におけるS50~S70のステップが除かれたフローチャートを実行した場合の比較例の一例を示している。比較例では、射出回数が増えるにつれて混練槽30内の水分が奪われ易くなり、混練材94の粘度が増大することによって、射出速度Vptが徐々に低下している。その為、比較例では、射出速度Vptの減少に伴って中子重量Wmdは徐々に軽くなり、混練材94の充填不良に繋がるおそれがある。これに対して、本実施例では、射出速度Vptが基準値Vsd以下であった場合に原料92中の水92Wの割合を増やすことによって、射出速度Vptが基準値Vsdの近傍で安定した中子90の造形が行われる。これにより、本実施例では、射出回数が増えても中子重量Wmdが軽くならず、品質の安定した中子90の連続した造形が可能となる。加えて、本実施例では、水92Wを過剰に供給し過ぎることによる焼成不良も抑制又は防止することができる。
上述のように、本実施例によれば、原料92中の水分量と相関関係のある、ピストン60の射出速度Vptが取得されるので、原料92の粘度評価をすることができ、混練槽30内の水分量が低下していることを適時に知ることができる。そして、射出速度Vptが低い場合には、射出速度Vptが高い場合に比べて、混練槽30への原料92の供給量における水92Wの量の割合が大きくされるので、原料92中の水分量の低下が抑制される。例えば、射出速度Vptが低下した際に、原料92の供給量における水92Wの供給量が増加される。これにより、混練材94の充填不良を抑制又は防止することができる。よって、造形される中子90の品質低下を抑制することができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
例えば、前述の実施例では、基準値Vsd以下の射出速度Vptのときに一定量分だけ水92Wの供給量を増加したが、この態様に限らない。例えば、射出速度Vptが低い程、水92Wの供給量を増加しても良い。又は、水92Wの供給量を変化させるのではなく、水92W以外の原料92の供給量を変化させることで、原料92の供給量における水92Wの量の割合を変化させても良い。
また、前述の実施例では、位置センサ76を用いて射出速度Vptを取得したが、この態様に限らない。例えば、加速度センサ等からの信号を用いて射出速度Vptを取得するなど、射出速度Vptの取得方法は種々の方法が用いられ得る。
尚、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:中子造形装置
30:混練槽
50:金型
56:キャビティ(空洞)
60:ピストン
80:制御装置
90:中子
92:原料
92W:水
94:混練材

Claims (1)

  1. 少なくとも水を含む複数種類の原料が供給される混練槽と、前記混練槽内において前記原料が混ぜられて練られることによって作られた混練材が内部に形成された空洞内に充填されて中子を造形する金型と、前記混練材を前記混練槽から前記金型に射出して前記空洞内に充填するように移動させられるピストンと、前記混練槽への前記原料の供給量を制御する制御装置と、を備えた中子造形装置であって、
    前記制御装置は、前記混練材が射出されたときの前記ピストンの移動速度を取得し、前記移動速度が低い場合には、前記移動速度が高い場合に比べて、前記混練槽への前記原料の供給量における前記水の量の割合を大きくすることを特徴とする中子造形装置。
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