JP2023170503A - Cpa取付け構造、cpa付きコネクタ、及びワイヤーハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタ寸法の増大を抑えることができるCPA取付け構造、CPA付きコネクタ、及びワイヤーハーネスを提供する。【解決手段】CPA取付け構造3のCPA側係止構造31が、ハウジング外面の面内方向に撓み変形可能に設けられた一対のアーム122と、コネクタ側係止構造32に仮係止するとともに嵌合時には仮係止が解除され本係止するCPA側係止部123と、を備え、コネクタ側係止構造32が、一対のアームの配列間隔に応じて立設された一対のリブ113と、CPA側係止部123が仮係止する仮係止部116と、本係止する本係止部117と、を備えたことを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、CPA(Connector Position Assurance)部材をコネクタハウジングに取り付けるためのCPA取付け構造、当該構造によって取付け可能なCPA部材をオプション品として備えるCPA付きコネクタに関するものである。更に、本発明は、上記のCPA付きコネクタを端部に有するワイヤーハーネスに関するものともなっている。
従来、相手方コネクタハウジングとの嵌合を保証するCPA部材がコネクタハウジングに取り付けられたCPA付きコネクタが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に記載のCPA付きコネクタは、コネクタハウジングの外面に対して面外方向に撓み変形可能な片持ち梁状のアームを有するCPA部材がコネクタハウジングに取り付けられた構造を有している。CPA部材のアームの自由端側に係止用の突部が設けられ、相手方コネクタハウジングとの嵌合前には、この突部がコネクタハウジングの一部と干渉してスライドが不可の仮係止状態となっている。そして、相手方コネクタハウジングとの嵌合時に、この相手方コネクタハウジングによって係止用の突部が上方から押されることで干渉が解除されてスライド可能となる。その結果、CPA部材は、更にスライドされてコネクタハウジングに本係止することとなり、この本係止によって、相手方コネクタハウジングとの嵌合が保障される。
特許第6213592号明細書
ここで、近年では、基板搭載型等の小型コネクタにCPA部材が取り付けられる等といった運用がなされることがある。ここで、上述の特許文献1に記載されたCPA付きコネクタで採用されているようなCPA取付け構造では、CPA部材のアームがコネクタハウジングの外面に対する面外方向に撓むことで仮係止から本係止への移行がなされる。このような構造では、上記の面外方向についてCPA付きコネクタの寸法が大きくなりがちである。他方で、基板搭載型等の小型コネクタについては、このようなコネクタ寸法の増大は望ましいものでない。
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、コネクタ寸法の増大を抑えることができるCPA取付け構造、CPA付きコネクタ、及びワイヤーハーネスを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、CPA取付け構造は、コネクタハウジングに仮係止し、相手方コネクタハウジングとの嵌合時に本係止することで嵌合を保証するCPA部材に設けられ、当該CPA部材を前記コネクタハウジングに仮係止させ、前記嵌合時に本係止させるためのCPA側係止構造と、前記コネクタハウジングに設けられ、前記CPA部材を仮係止させ、前記嵌合時に本係止させるためのコネクタ側係止構造と、を備え、前記CPA側係止構造が、前記CPA部材の前記コネクタハウジングへの仮係止時に嵌合方向と一致する方向に各々が延びてハウジング外面の面内方向に並ぶとともに、前記面内方向に撓み変形可能に設けられた一対のアームと、前記一対のアームそれぞれに設けられ、前記コネクタ側係止構造に仮係止するとともに、前記嵌合時には前記相手方コネクタハウジングによって前記一対のアームが前記面内方向に撓められることで仮係止が解除され、前記嵌合方向への前記CPA部材の押込みによって前記コネクタ側係止構造に本係止するCPA側係止部と、を備え、前記コネクタ側係止構造が、前記ハウジング外面に、前記嵌合方向に各々が延びて前記一対のアームの配列間隔に応じた間隔を開けて立設された一対のリブと、前記一対のリブそれぞれに設けられ、前記CPA側係止部が仮係止する仮係止部と、前記一対のリブそれぞれにおいて、前記仮係止部よりも前記嵌合方向の前方側に設けられて前記CPA側係止部が本係止する本係止部と、を備えたことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、CPA付きコネクタは、コネクタハウジングと、前記コネクタハウジングに仮係止し、相手方コネクタハウジングとの嵌合時に本係止することで嵌合を保証するCPA部材と、前記CPA部材を、前記コネクタハウジングにオプション品として取付け可能な上述のCPA取付け構造と、を備えたことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、ワイヤーハーネスは、ハーネス本体と、前記ハーネス本体の少なくとも一端に設けられた上述のCPA付きコネクタと、を備えたことを特徴とする。
上述のCPA取付け構造、CPA付きコネクタ、及びワイヤーハーネスによれば、コネクタ寸法の増大を抑えることができる。
端部にCPA付きコネクタを備えるワイヤーハーネスの一実施形態を、相手方コネクタとの嵌合側から見た斜視図である。 図1に示されているワイヤーハーネスを電線の延出側から見た斜視図である。 図1及び図2に示されているCPA付きコネクタを、コネクタハウジングとCPA部材とが分離した状態で示す斜視図である。 図3に示されているコネクタハウジングの上面図、背面図、及び図中のV11-V11断面を示す断面図である。 CPA部材がコネクタハウジングに、CPA取付け構造を介して仮係止された様子を、図2中のV12-V12線及びV13-V13線それぞれに沿った断面で示す断面図である。 仮係止状態のCPA付きコネクタが相手方コネクタと嵌合し、その後、CPA部材が本係止される様子を示す斜視図である。 仮係止状態のCPA付きコネクタが相手方コネクタと嵌合したときにCPA部材の仮係止が解除される様子を、図5と同様の断面で示す図である。 図7に示されている仮係止の解除状態に続いてCPA部材の本係止が行われる様子を、図5と同様の断面で示す図である。
以下、CPA取付け構造、コネクタハウジング、CPA付きコネクタ、及びワイヤーハーネスの一実施形態について説明する。
図1は、端部にCPA付きコネクタを備えるワイヤーハーネスの一実施形態を、相手方コネクタとの嵌合側から見た斜視図であり、図2は、図1に示されているワイヤーハーネスを電線の延出側から見た斜視図である。
図1及び図2に示されているワイヤーハーネスW1は、複数本の電線が束ねられたハーネス本体W11と、このハーネス本体W11の一端に設けられたCPA付きコネクタ1と、を備えている。端部のCPA付きコネクタ1は、基板搭載型の相手方コネクタ2と嵌合する。本実施形態では、相手方コネクタ2は、樹脂製で扁平な矩形筒状の相手方コネクタハウジング21に、凡そ0.5mm幅で基板にはんだ付け固定される複数の雄型コネクタ端子22が収容された小型コネクタとなっている。そして、CPA付きコネクタ1は、この小型の雄型コネクタである相手方コネクタ2に嵌合する小型の雌型コネクタとなっている。このCPA付きコネクタ1は、各々が電線の端部に圧着された複数の雌型コネクタ端子を収容するコネクタハウジング11と、それら複数の雌型コネクタ端子と、CPA部材12と、を備えている。CPA部材12は、コネクタハウジング11にオプション品として取付け可能な部材であり、コネクタハウジング11に仮係止し、相手方コネクタハウジング21との嵌合時に本係止することで嵌合を保証するものとなっている。図1及び図2には、CPA部材12がコネクタハウジング11に仮係止した状態のCPA付きコネクタ1が示されている。
図3は、図1及び図2に示されているCPA付きコネクタを、コネクタハウジングとCPA部材とが分離した状態で示す斜視図であり、図4は、図3に示されているコネクタハウジングの上面図、背面図、及び図中のV11-V11断面を示す断面図である。尚、ここにいう上面とは、コネクタハウジング11においてCPA部材12が取り付けられる図中上側の面である。また、背面とは、コネクタハウジング11において図1及び図2に示されているハーネス本体W11をなす電線が延出される面である。
図3及び図4に示されているコネクタハウジング11は、コネクタハウジング本体111と、嵌合係止部112と、一対のリブ113と、一対の側壁リブ114と、背面壁115と、が樹脂で一体的に成型されたものである。
コネクタハウジング本体111は、図1及び図2に示されている矩形筒状の相手方コネクタハウジング21の内側に挿入されて嵌合される。本実施形態では、相手方コネクタハウジング21には、嵌合時にコネクタハウジング本体111が挿入される矩形状の挿入開口211が設けられており、その内側に複数の雄型コネクタ端子22がピン状に突出している。コネクタハウジング本体111がこの挿入開口211に挿入され、自身に収容されている複数の雌型コネクタ端子と複数の雄型コネクタ端子22とが嵌合することでコネクタ嵌合が行われる。
嵌合係止部112は、コネクタハウジング本体111のハウジング外面111aに設けられ、嵌合時に相手方コネクタハウジング21の内周面に係止する部位である。この嵌合係止部112は、嵌合方向D11の前方側の端部がハウジング外面111aに固定され、当該ハウジング外面111aとの間に間隔を開けつつ嵌合方向D11の後方側へと片持ち梁状に延出している。このとき、図2に示されているように、相手方コネクタハウジング21には、嵌合時にコネクタハウジング本体111が挿入される挿入開口211の内縁のうちの上縁に被係止部212が設けられている。他方、嵌合係止部112には、その延出方向D111の中途部位に相手方コネクタハウジング21の被係止部212に係止する係止突起112aが突出して設けられている。コネクタハウジング本体111が挿入開口211に挿入されると、片持ち梁状の嵌合係止部112が撓むことで係止突起112aが相手方コネクタハウジング21の被係止部212を乗り越えて係止する。
また、嵌合係止部112では、嵌合方向D11の後方側に嵌合解除時に操作される操作部112bが設けられている。嵌合解除時には、この操作部112bがハウジング外面111aへと向かう押圧方向D12に押圧されることで当該ハウジング外面111aに向かって嵌合係止部112が撓ませられる。この撓み変形によって相手方コネクタハウジング21の被係止部212から係止突起112aが外され、相手方コネクタハウジング21からのコネクタハウジング本体111の引き抜きによる嵌合解除が可能となる。
一対のリブ113は、CPA部材12のコネクタハウジング本体111への取付け、及び嵌合時におけるCPA部材12の本係止を案内するためにハウジング外面111aに設けられている。これら一対のリブ113は、嵌合方向D11に各々が延びて嵌合係止部112を相互間に挟んで立設されている。図2に示すように、相手方コネクタハウジング21の挿入開口211の内縁における上縁には、コネクタハウジング11の嵌合時に一対のリブ113が嵌入する一対の第1嵌入溝213が、被係止部212を相互間に挟むように設けられている。
本実施形態では、一対のリブ113は、CPA付きコネクタ1と相手方コネクタ2と、の間で授受される電気信号の信号種類及び信号数のうち少なくとも一方を含む送受信形態に応じた配列間隔で設けられている。そして、上記の一対の第1嵌入溝213が、CPA付きコネクタ1の嵌合時に一対のリブ113が嵌入可能となるように上記の送受信形態に応じた配列間隔の嵌入溝となっている。
また、図3及び図4に示すように、一対のリブ113それぞれには、CPA部材12が仮係止する仮係止部116と本係止する本係止部117が設けられている。
一対の側壁リブ114は、矩形状のハウジング外面111aの嵌合方向D11に沿った一対の側辺に立設された部位である。図2に示すように、相手方コネクタハウジング21の挿入開口211の内縁における上縁の両端部には、コネクタハウジング11の嵌合時に一対の側壁リブ114が嵌入する一対の第2嵌入溝214が、一対の第1嵌入溝213を相互間に挟むように設けられている。
背面壁115は、コネクタハウジング本体111における嵌合方向D11の後方側の背面端部を、コネクタハウジング本体111からの電線の延出口115aが開口した状態で覆う壁である。この背面壁115は、まず、コネクタハウジング本体111の背面端部において、嵌合係止部112、一対のリブ113、及び一対の側壁リブ114の設置側、即ち上面側から庇状に張り出し、更に、反対側の下面側についても庇状に張り出している。そして、この背面壁115には、嵌合解除時における操作部112bに対する操作、及びCPA部材12の取付け、が可能となるように操作部112b及び一対のリブ113を露出させる露出窓115bが設けられている。
ここで、背面壁115における嵌合係止部112、一対のリブ113、及び一対の側壁リブ114の設置側(上面側)の張出部には、次のような凹状壁115cが設けられている。この凹状壁115cは、上記の上面側の張出部において嵌合係止部112及び一対のリブ113の設置位置に対応する中央の部分が嵌合方向D11の前方側に凹んだ壁部分である。上記の露出窓115bは、背面壁115における凹状壁115cを貫通して形成されている。そして、嵌合係止部112の操作部112bが、露出窓115bを嵌合方向D11の後方側に潜り抜け、凹状壁115cの内側に収まった状態で露出している。背面壁115において凹状壁115cとは反対側の下面側は略一枚板状に張り出しており、操作部に112対する操作時には操作者が指を掛ける部位となっている。また、露出窓115bは、下面側の第1窓部分115b-1と上面側の第2窓部分115b-2とで構成されている。第1窓部分115b-1は、ハウジング外面111aに沿って帯状に開口して両端部で一対のリブ113を露出させる窓部位である。また、第2窓部分115b-2は、第1窓部分115b-1の中央部からハウジング外面111aから離れる上方向に突出して開口し操作部112bを露出させる、第1窓部分115b-1よりも幅狭の窓部位となっている。
以上に説明したコネクタハウジング11に取り付けられるCPA部材12は、基部121、一対のアーム122、CPA側係止部123、一対のガイドレール124、規制舌片125、及び規制ブリッジ126、が樹脂で一体成形された部材となっている。
基部121は、矩形ブロック状の部位である。
一対のアーム122は、CPA部材12のコネクタハウジング11への仮係止時に嵌合方向D11と一致する方向に各々が基部121から延びたアーム部位となっている。これら一対のアーム122は、ハウジング外面111aの面内方向に並ぶとともに、当該面内方向に撓み変形可能に設けられている。
CPA側係止部123は、一対のアーム122それぞれに設けられ、コネクタハウジング11における仮係止部116に仮係止する。相手方コネクタハウジング21との嵌合時には一対のアーム122が撓められることで仮係止が解除され、嵌合方向D11へのCPA部材12の押込みによって本係止部117に本係止する。このCPA側係止部123は、一対のアーム122それぞれの先端部に設けられた突起状の部位となっている。
また、上記の一対のリブ113は、一対のアーム122を相互間に挟むような間隔を開けて立設され、仮係止部116及び本係止部117は、各々、一対のリブ113それぞれにおける、向かい側のリブ113との対向面に設けられている。そして、各アーム122のCPA側係止部123は、仮係止部116及び本係止部117それぞれに、各リブ113における対向面の側から係止する。
一対のガイドレール124は、一対のアーム122の外側に並列するように設けられ、CPA部材12が仮係止される際、及び本係止される際に、一対のリブ113に沿ったCPA部材12の嵌合方向D11の移動をガイドする。一対のガイドレール124は、一対のリブ113それぞれにおける仮係止部116及び本係止部117の非設置側を覆うことでCPA部材12の移動をガイドする。
規制舌片125は、一対のアーム122の相互間を当該一対のアーム122に沿って基部121から舌片状に延出した部位であり、延出方向に厚みが減少したテーパ形状に形成されている。この規制舌片125は、本係止時に嵌合係止部112の撓みによる嵌合解除を規制する。
規制ブリッジ126は、一対のアーム122の根本側を、基部121との間に嵌合係止部112の操作部112bが進入可能な間隔を開けてブリッジ状に繋いで設けられた部位である。規制ブリッジ126は、本係止時に操作部112bに対する押圧操作を規制する。
以上に説明したCPA部材12が、上述のコネクタハウジング11に、以下に説明するCPA取付け構造3を介して仮係止され本係止されるように取り付けられてCPA付きコネクタ1が構成される。
図5は、CPA部材がコネクタハウジングに、CPA取付け構造を介して仮係止された様子を、図2中のV12-V12線及びV13-V13線それぞれに沿った断面で示す断面図である。
CPA部材12をコネクタハウジング11に取り付けるためのCPA取付け構造3は、CPA側係止構造31と、コネクタ側係止構造32と、を備えている。
CPA側係止構造31は、CPA部材12に設けられ、当該CPA部材12をコネクタハウジング11に仮係止させ、嵌合時に本係止させるための構造である。このCPA側係止構造31は、上述したCPA部材12における一対のアーム122、CPA側係止部123、一対のガイドレール124、規制舌片125、及び規制ブリッジ126を備えている。
他方、コネクタ側係止構造32は、コネクタハウジング11に設けられ、CPA部材12を仮係止させ、嵌合時に本係止させるための構造である。このコネクタ側係止構造32は、上述したコネクタハウジング11における一対のリブ113、仮係止部116、及び本係止部117を備えている。
仮係止部116は、一対のリブ113それぞれの対向面における嵌合方向D11の後方側に設けられた突部となっている。この仮係止部116は、嵌合方向D11の前方側の端面が、嵌合方向D11に対する直交面となっており、仮係止時には、CPA側係止部123における嵌合方向D11の後方側が当接する。
また、各CPA側係止部123における嵌合方向D11の前方側には、嵌合方向D11について前方側から後方側に向かうにつれて各アーム122から離れる斜面123aが形成されている。また、仮係止部116における嵌合方向D11の後方側には、嵌合方向D11について後方側から前方側に向かうにつれて各アーム122から離れる斜面116aが形成されている。
CPA部材12がコネクタハウジング11に仮係止される際には、CPA部材12は、コネクタハウジング11の背面壁115の露出窓115bから、一対のガイドレール124が一対のリブ113に沿うように嵌合方向D11に挿入されて取り付けられる。このとき、CPA側係止部123の前方側の斜面123aが、仮係止部116の後方側の斜面116aに当接し、更に挿入されると、一対のアーム122が互いに近づく方向に撓められる。この撓みによって、CPA側係止部123が仮係止部116を嵌合方向D11に乗り上げた状態で進む。やがて仮係止部116を乗り越えた段階でアーム122が復位し、CPA側係止部123の後方側の端面が仮係止部116の前方側の端面に係止する。
ここで、CPA側係止部123の前方側の斜面123aには、仮係止時に次のようなストッパ部118が嵌りこむ凹部123bが形成されている。ストッパ部118は、本係止部117と仮係止部116との間に位置するように設けられている。具体的には、本係止部117を嵌合方向D11の前方側の端面として有する直方体状の突部における嵌合方向D11の後方側の端面がストッパ部118となっている。このストッパ部118は、仮係止状態のCPA側係止部123における嵌合方向D11の前方側の凹部123bが当接することで、CPA側係止部123の仮係止状態を一対のアーム122が撓められるまで維持する。
本実施形態では、CPA部材12はオプション品として後付け可能となっているが、CPA部材12を用いる場合には、CPA部材12がコネクタハウジング11にCPA取付け構造3を介して仮係止された状態でCPA付きコネクタ1が扱われる。その後、このCPA付きコネクタ1が相手方コネクタ2と嵌合すると、CPA部材12の本係止が行われ、その本係止の完了を以て、コネクタ嵌合が保障される。
図6は、仮係止状態のCPA付きコネクタが相手方コネクタと嵌合し、その後、CPA部材が本係止される様子を示す斜視図である。
この図6に示すように、本実施形態では、仮係止状態のCPA付きコネクタ1が相手方コネクタ2における挿入開口211へと挿入されて嵌合される。この嵌合によって、相手方コネクタハウジング21によって、後述のように、CPA部材12の上述した仮係止が解除される。その結果、CPA部材12の嵌合方向D11についての更なる押込みが可能となりコネクタハウジング11に対する本係止が行われる。
図7は、仮係止状態のCPA付きコネクタが相手方コネクタと嵌合したときにCPA部材の仮係止が解除される様子を、図5と同様の断面で示す図である。
相手方コネクタ2における挿入開口211の上縁には、CPA付きコネクタ1との嵌合時にコネクタハウジング11の仮係止部116とCPA側係止部123との間に進入して仮係止を解除する一対の仮係止解除リブ215が設けられている。
コネクタ嵌合時には、コネクタハウジング11の嵌合係止部112の係止突起112aが相手方コネクタ2の被係止部212に係止するまで相手方コネクタ2とCPA付きコネクタ1を嵌合方向D11に嵌合させる。ここまで嵌合が進むと、上述のように仮係止解除リブ215が仮係止部116及びストッパ部118とCPA側係止部123との間に進入する。その結果、一対のアーム122が互いに近づく撓み方向D13に撓む。この撓みによって仮係止部116及びストッパ部118からCPA側係止部123が離されて仮係止が解除されることとなる。この仮係止の解除に続いてCPA部材12の本係止が行われる。
図8は、図7に示されている仮係止の解除状態に続いてCPA部材の本係止が行われる様子を、図5と同様の断面で示す図である。
上述した仮係止の解除により、CPA部材12は嵌合方向D11に更に移動可能となっている。このような状態でCPA部材12が嵌合方向D11に押し込まれると、CPA側係止部123が仮係止解除リブ215に乗り上げた状態でCPA部材12が嵌合方向D11に進む。やがて、仮係止解除リブ215及びその先の本係止部117をCPA側係止部123が超えると、一対のアーム122が復位し、CPA側係止部123の後方側が本係止部117に係止することとなる。このようなCPA部材12の本係止は、相手方コネクタ2とCPA付きコネクタ1のコネクタハウジング11が図5に示されているように十分に嵌合して仮係止が解除されてはじめて可能となる。つまり、このCPA部材12の本係止の完了を以て、コネクタ嵌合が保障されることとなる。
また、この本係止時には、CPA部材12の規制舌片125が、コネクタハウジング11における嵌合係止部112とハウジング外面111aとの間に挿入されることで、嵌合係止部112の撓みによる嵌合解除が規制される。更に、このときには、CPA部材12の規制ブリッジ126が、嵌合係止部112の操作部112bにおけるハウジング外面111aとは反対側を覆うことで、この操作部112bに対する押圧操作を規制する。
以上に説明した実施形態のCPA取付け構造3、CPA付きコネクタ1、及びワイヤーハーネスW1によれば、次のような効果を得ることができる。即ち、本実施形態では、CPA側係止構造31に、ハウジング外面111aの面内方向に撓み変形可能な一対のアーム122と、各アーム122に形成されたCPA側係止部123と、が設けられている。他方、コネクタ側係止構造32には、一対のアーム122の配列間隔に応じた間隔を開けて立設された一対のリブ113と、各リブ113に形成された仮係止部116及び本係止部117と、が設けられている。このCPA取付け構造3によれば、CPA側係止部123を仮係止部116から本係止部117へと移動させるためのアーム122の変形がハウジング外面111aの面内方向の撓み変形となっている。また、仮係止部116及び本係止部117もハウジング外面111aに配列されたリブ113に設けられている。従って、例えばハウジング外面111aの面外方向に変形するアームを採用し、このようなアームにおける係止部の係止先をハウジング外面111aから離れた位置に設ける構造等と比較すると、面外方向を含むコネクタ寸法の増大を抑えることができる。
ここで、本実施形態では、仮係止部116及び本係止部117が一対のリブ113それぞれの対向面に設けられている。そして、CPA側係止部123は、嵌合時には相手方コネクタハウジング21によって一対のアーム122が互いに近づく方向へと撓められることで仮係止が解除される。この構成によれば、アーム122変形が一対のリブ113の相互間に収められるので、コネクタ寸法の増大を一層抑えることができる。
また、本実施形態では、CPA側係止部123は突起状の部位であり、仮係止部116及び本係止部117は、各々、CPA側係止部123における嵌合方向D11の後方側が当接する部位となっている。そして、仮係止部116と本係止部117との間には、仮係止状態のCPA側係止部123の前方側が当接することで、仮係止状態を維持するストッパ部118が設けられている。この構成によれば、CPA側係止部123の一対のアーム122が撓められるまで、つまりは相手方コネクタハウジング21と嵌合するまでは、ストッパ部118によってCPA側係止部123の仮係止状態が維持される。この維持により、相手方コネクタハウジング21との嵌合前に、CPA部材12が意図せずに本係止してしまう等といった事態の発生を効果的に抑えることができる。
また、本実施形態では、一対のアーム122それぞれのCPA側係止部123における嵌合方向D11の前方側に斜面123aが形成されている。この構成によれば、例えば、CPA部材12の仮係止時に上記の斜面123aを仮係止部116の後方側に当接させて摺擦させることで、効果的に仮係止部116を乗り越えさせてCPA側係止部123を仮係止部116に係止させることができる。
また、本実施形態では、CPA側係止構造31が、一対のガイドレール124を備えている。この構成によれば、コネクタ側係止構造32における一対のリブ113にCPA側係止構造31における一対のガイドレール124を沿わせることで、CPA部材12を嵌合方向D11にスムーズに移動させることができる。
また、本実施形態では、コネクタハウジング11には片持ち梁状の嵌合係止部112が設けられている。他方、CPA側係止構造31は、本係止時に嵌合係止部112とハウジング外面111aとの間に挿入されることで、嵌合係止部112の撓みによる嵌合解除を規制する規制舌片125を備えている。この構成によれば、相手方コネクタハウジング21との嵌合後にCPA部材12が本係止すると、CPA部材12の規制舌片125によってコネクタハウジング11における上記の嵌合解除が規制される。この規制により、相手方コネクタハウジング21との嵌合を効果的に維持することができる。
また、本実施形態では、コネクタハウジング11に嵌合係止部112が設けられ、CPA側係止構造31が、本係止時に嵌合係止部112の操作部112bを覆うことで操作部112bに対する押圧操作を規制する規制ブリッジ126を備えている。この構成によれば、相手方コネクタハウジング21との嵌合後にCPA部材12が本係止すると、CPA部材12の規制ブリッジ126によって嵌合係止部112の操作部112bが覆われて押圧操作が規制される。この規制により、相手方コネクタハウジング21との嵌合を効果的に維持することができる。
また、本実施形態では、一対のリブ113が、コネクタ相互間における信号の送受信形態に応じた配列間隔で設けられている。そして、相手方コネクタ2には、コネクタハウジング11の嵌合時に一対のリブ113が嵌入する一対の第1嵌入溝213が設けられている。例えば、コネクタ端子の数や配列形態が互いに同じだが相手方コネクタ2との間で授受される電気信号の信号種類や信号数等の送受信形態が異なる複数のコネクタが存在する場合がある。このような場合であっても、上記の構成によれば、送受信形態に応じた配列間隔のリブ113と第1嵌入溝213との対応関係により、送受信形態が異なるコネクタの誤接続を抑えることができる。
また、以上に説明した実施形態のコネクタハウジング11、CPA付きコネクタ1、及びワイヤーハーネスW1によれば、次のような効果を得ることができる。即ち、本実施形態によれば、CPA部材12の取付け箇所としての一対のリブ113が、相手方コネクタハウジング21に対する嵌合係止部112を相互間に挟んでコネクタハウジング本体111におけるハウジング外面111aに立設されている。つまり、CPA部材12の取付け箇所が、嵌合方向D11について嵌合係止部112と略一致するように形成されている。また、コネクタハウジング本体111の背面端部を覆う背面壁115に、嵌合係止部112の操作部112bと一対のリブ113を露出させる露出窓115bが設けられている。そして、この露出窓115bから、嵌合解除時における操作部112bに対する操作、及びCPA部材12の取付け、が可能となっている。このように、上記のコネクタハウジング11によれば、背面壁115の露出窓115bからCPA部材12が取付け可能となっている。そして、CPA部材12の取付け箇所が、嵌合方向D11について嵌合係止部112と略一致することから、コネクタ寸法の増大を抑えることができる。
ここで、本実施形態では、背面壁115は、嵌合係止部112及び一対のリブ113の設置側とは反対側についても庇状に張り出している。この反対側の張出部は、操作部112bに対する操作時に操作者が指を掛ける部位となっている。この構成によれば、上記の反対側の張出部に指を掛けることで、露出窓115bから露出した操作部112bを、良好な操作性の下で押圧して、嵌合係止部112を相手方コネクタハウジング21から外すことができる。
また、本実施形態では、背面壁115における嵌合係止部112及び一対のリブ113の設置側の張出部が凹状壁115cとなっており、露出窓115bは、この凹状壁115cを貫通して形成されている。そして、操作部112bは、露出窓115bを嵌合方向D11の後方側に潜り抜け、凹状壁115cの内側に収まった状態で露出している。この構成によれば、嵌合係止部112の操作部112bが背面壁115における凹状壁115cに収まった状態となっているので、コネクタ寸法の増大を一層抑えることができる。
また、本実施形態では、本係止時には、CPA部材12の一部が凹状壁115cの内側で操作部112bを覆うことで、操作部112bに対する押圧操作が規制される。この構成によれば、本係止時にCPA部材12の一部によって嵌合係止部112の操作部112bに対する押圧操作が規制されるので、相手方コネクタハウジング21との嵌合を効果的に維持することができる。
また、本実施形態では、嵌合係止部112に係止突起112aが設けられ、相手方コネクタハウジング21に被係止部212が設けられている。この構成によれば、係止突起112aが片持ち梁状の嵌合係止部112の中途位置に設けられているので、嵌合解除時には、先端側の操作部112bに対する押圧操作によって効果的に被係止部212から係止突起112aを外すことができる。
また、本実施形態では、露出窓115bが、一対のリブ113を露出させる第1窓部分115b-1と、操作部112bを露出させる第2窓部分115b-2と、で構成されている。この構成によれば、第1窓部分115b-1から第2窓部分115b-2を突出させた露出窓115bを設けることで、一対のリブ113と嵌合係止部112の操作部112bとをコンパクトに配置して露出させることができる。
尚、以上に説明した実施形態はCPA取付け構造、コネクタハウジング、CPA付きコネクタ、及びワイヤーハーネスの代表的な形態を示したに過ぎない。CPA取付け構造、コネクタハウジング、CPA付きコネクタ、及びワイヤーハーネスは、これに限定されるものではなく種々変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態では、コネクタハウジングの一例として矩形筒状のコネクタハウジング11が例示されている。しかしながら、コネクタハウジングは、これに限るものではなく、円筒状や楕円筒状等というように、その具体的なコネクタ形状は任意の形状を採用し得るものである。
また、上述した実施形態では、CPA付きコネクタの一例として、基板搭載型で雄型の相手方コネクタ2に嵌合する雌型のCPA付きコネクタ1が例示されている。しかしながら、CPA付きコネクタは、これに限るものではなく、雌型の相手方コネクタに嵌合する雄型のコネクタであってもよい。また、相手方コネクタも、基板搭載型に限るものではなく、ワイヤーハーネスの端部コネクタ等であってよい。
また、上述した実施形態では、CPA取付け構造の一例として、嵌合時に一対のアーム122が互いに近づく方向へと撓められることで仮係止が解除されるCPA取付け構造3が例示されている。しかしながら、CPA取付け構造は、これに限るものではなく、嵌合時に仮係止が解除されるのであれば、一対のアームの撓み方向は、上述の実施形態とは逆に互いに離れる方向であってもよい。ただし、一対のアーム122が互いに近づく方向へと撓められるCPA取付け構造3によれば、アーム122変形が一対のリブ113の相互間に収められるので、コネクタ寸法の増大を一層抑えることができる点は上述した通りである。
また、上述した実施形態では、CPA取付け構造の一例として、CPA側係止部123は突起状の部位であり、仮係止部116と本係止部117との間にストッパ部118が設けられたCPA取付け構造3が例示されている。しかしながら、CPA取付け構造は、これに限るものではなく、CPA側係止部が、仮係止部や本係止部が嵌入係止する係止孔や係止凹部等であってもよく、ストッパ部を設けないこととしてもよい。ただし、突起状のCPA側係止部123を採用し、ストッパ部118を設けることで、意図せずに本係止してしまう等といった事態の発生を効果的に抑えることができる点は上述した通りである。
また、上述した実施形態では、CPA取付け構造の一例として、CPA側係止部123における前方側に斜面123aが形成されたCPA取付け構造3が例示されている。しかしながら、CPA取付け構造は、これに限るものではなく、CPA側係止部の前方側の端面は平面や凹曲面あるいは突曲面等であってもよい。ただし、CPA側係止部123の前方側を斜面123aとすることで、仮係止時に効果的に仮係止部116を乗り越えさせてCPA側係止部123を係止させることができる点は上述した通りである。
また、上述した実施形態では、CPA取付け構造の一例として、一対のガイドレール124が設けられたCPA取付け構造3が例示されている。しかしながら、CPA取付け構造は、これに限るものではなく、上記のようなガイドレールを設けないこととしてもよい。ただし、一対のガイドレール124を設けることで、CPA部材12を嵌合方向D11にスムーズに移動させることができる点は上述した通りである。
また、上述した実施形態では、CPA取付け構造の一例として、本係止時に嵌合係止部112の撓みによる嵌合解除を規制する規制舌片125が設けられたCPA取付け構造3が例示されている。しかしながら、CPA取付け構造は、これに限るものではなく、上記のような規制舌片を設けないこととしてもよい。ただし、規制舌片125を設けることで、相手方コネクタハウジング21との嵌合を効果的に維持することができる点は上述した通りである。
また、上述した実施形態では、CPA取付け構造の一例として、本係止時に嵌合係止部112の操作部112bに対する押圧操作を規制する規制ブリッジ126が設けられたCPA取付け構造3が例示されている。しかしながら、CPA取付け構造は、これに限るものではなく、上記のような規制ブリッジを設けないこととしてもよい。ただし、規制ブリッジ126を設けることで、相手方コネクタハウジング21との嵌合を効果的に維持することができる点は上述した通りである。
また、上述した実施形態では、CPA取付け構造の一例として、一対のリブ113が、信号の送受信形態に応じた配列間隔で設けられたCPA取付け構造3が例示されている。しかしながら、CPA取付け構造は、これに限るものではなく、信号の送受信形態とは関係なく一意的な配列間隔で一対のリブを設けることとしてもよい。ただし、送受信形態に応じた配列間隔で一対のリブ113を設けることで、端子配列等が同じでも信号の送受信形態が異なるコネクタの誤接続を抑えることができる点は上述した通りである。
また、上述した実施形態では、コネクタハウジングの一例として、嵌合係止部112及び一対のリブ113の設置側とは反対側についても庇状に張り出した背面壁115を備えるコネクタハウジング11が例示されている。しかしながら、コネクタハウジングは、これに限るものではなく、背面壁における上記の反対側については張り出させない構造としてもよい。ただし、上記の反対側についても張り出した背面壁115を採用することで、良好な操作性の下で嵌合係止部112を相手方コネクタハウジング21から外すことができる点は上述した通りである。
また、上述した実施形態では、コネクタハウジングの一例として、背面壁115に凹状壁115cが設けられ、露出窓115bが凹状壁115cを貫通して形成されたコネクタハウジング11が例示されている。しかしながら、コネクタハウジングは、これに限るものではなく、背面壁を単純な平板形状として露出窓を貫通形成することとしてもよい。ただし、露出窓115bを背面壁115の凹状壁115cを貫通させて設けることで、コネクタ寸法の増大を一層抑えることができる点は上述した通りである。
また、上述した実施形態では、コネクタハウジングの一例として、本係止時にCPA部材12の一部によって嵌合係止部112の操作部112bに対する押圧操作が規制されるコネクタハウジング11が例示されている。しかしながら、コネクタハウジングは、これに限るものではなく、CPA部材と操作部とが互いに離れて配置されたもの等であってもよい。ただし、CPA部材12の一部による操作部112bに対する規制構造を採用することで、相手方コネクタハウジング21との嵌合を効果的に維持することができる点は上述した通りである。
また、上述した実施形態では、コネクタハウジングの一例として、先端に操作部112bを有する嵌合係止部112の中途に係止突起112aを設けたコネクタハウジング11が例示されている。しかしながら、コネクタハウジングは、これに限るものではなく、係止突起の形成位置は、嵌合係止部における任意の位置であってもよい。ただし、中途に係止突起112aを設けることで、先端の操作部112bに対する押圧操作によって効果的に被係止部212から係止突起112aを外すことができる点は上述した通りである。
また、上述した実施形態では、コネクタハウジングの一例として、リブ113用の第1窓部分115b-1と操作部112b用の第2窓部分115b-2とで露出窓115bが構成されたコネクタハウジング11が例示されている。しかしながら、コネクタハウジングは、これに限るものではなく、露出窓の形状は任意の形状であってもよい。ただし、第1窓部分115b-1及び第2窓部分115b-2で構成された露出窓115bを採用することで、一対のリブ113と操作部112bとをコンパクトに配置して露出させることができる点は上述した通りである。
1 CPA付きコネクタ
2 相手方コネクタ
3 CPA取付け構造
11 コネクタハウジング
12 CPA部材
21 相手方コネクタハウジング
22 雄型コネクタ端子
31 CPA側係止構造
32 コネクタ側係止構造
111 コネクタハウジング本体
111a ハウジング外面
112 嵌合係止部
112a 係止突起
112b 操作部
113 リブ
114 側壁リブ
115 背面壁
115a 電線の延出口
115b 露出窓
115b-1 第1窓部分
115b-2 第2窓部分
115c 凹状壁
116 仮係止部
117 本係止部
118 ストッパ部
121 基部
122 アーム
123 CPA側係止部
123a 斜面
123b 凹部
124 ガイドレール
125 規制舌片
126 規制ブリッジ
211 挿入開口
212 被係止部
213 第1嵌入溝
214 第2嵌入溝
215 仮係止解除リブ
D11 嵌合方向
D12 押圧方向
D13 撓み方向
D111 延出方向
W1 ワイヤーハーネス
W11 ハーネス本体

Claims (10)

  1. コネクタハウジングに仮係止し、相手方コネクタハウジングとの嵌合時に本係止することで嵌合を保証するCPA部材に設けられ、当該CPA部材を前記コネクタハウジングに仮係止させ、前記嵌合時に本係止させるためのCPA側係止構造と、
    前記コネクタハウジングに設けられ、前記CPA部材を仮係止させ、前記嵌合時に本係止させるためのコネクタ側係止構造と、を備え、
    前記CPA側係止構造が、
    前記CPA部材の前記コネクタハウジングへの仮係止時に嵌合方向と一致する方向に各々が延びてハウジング外面の面内方向に並ぶとともに、前記面内方向に撓み変形可能に設けられた一対のアームと、
    前記一対のアームそれぞれに設けられ、前記コネクタ側係止構造に仮係止するとともに、前記嵌合時には前記相手方コネクタハウジングによって前記一対のアームが前記面内方向に撓められることで仮係止が解除され、前記嵌合方向への前記CPA部材の押込みによって前記コネクタ側係止構造に本係止するCPA側係止部と、を備え、
    前記コネクタ側係止構造が、
    前記ハウジング外面に、前記嵌合方向に各々が延びて前記一対のアームの配列間隔に応じた間隔を開けて立設された一対のリブと、
    前記一対のリブそれぞれに設けられ、前記CPA側係止部が仮係止する仮係止部と、
    前記一対のリブそれぞれにおいて、前記仮係止部よりも前記嵌合方向の前方側に設けられて前記CPA側係止部が本係止する本係止部と、を備えたことを特徴とするCPA取付け構造。
  2. 前記一対のリブは、前記一対のアームを相互間に挟むように立設され、
    前記仮係止部及び前記本係止部は、各々、前記一対のリブそれぞれにおける、向かい側のリブとの対向面に設けられ、
    前記CPA側係止部は、前記嵌合時には前記相手方コネクタハウジングによって前記一対のアームが互いに近づく方向へと撓められることで仮係止が解除されることを特徴とする請求項1に記載のCPA取付け構造。
  3. 前記CPA側係止部は、前記一対のアームそれぞれに設けられた突起状の部位であり、
    前記仮係止部及び前記本係止部は、各々、前記CPA側係止部における前記嵌合方向の後方側が当接する部位であり、
    前記一対のリブそれぞれにおける前記仮係止部と前記本係止部との間には、仮係止状態の前記CPA側係止部における前記嵌合方向の前方側が当接することで、前記CPA側係止部の仮係止状態を前記一対のアームが撓められるまで維持するストッパ部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のCPA取付け構造。
  4. 前記一対のアームそれぞれの前記CPA側係止部における前記嵌合方向の前方側には、前記嵌合方向について前方側から後方側に向かうにつれて各アームから離れる斜面が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のCPA取付け構造。
  5. 前記CPA側係止構造が、前記CPA部材に設けられて、前記一対のアームに並列するように設けられ、前記CPA部材が仮係止される際、及び本係止される際に、前記一対のリブそれぞれにおける前記仮係止部及び前記本係止部の非設置側を覆うことで、前記一対のリブに沿った前記CPA部材の前記嵌合方向の移動をガイドする一対のガイドレールを更に備えていることを特徴とする請求項1に記載のCPA取付け構造。
  6. 前記コネクタハウジングは、筒状の前記相手方コネクタハウジングの内側に挿入されて嵌合されるものであり、
    前記コネクタハウジングの前記ハウジング外面における前記一対のリブの相互間には、前記嵌合方向の前方側の端部が前記ハウジング外面に固定され、当該ハウジング外面との間に間隔を開けつつ前記嵌合方向の後方側へと片持ち梁状に延出し、前記嵌合時に前記相手方コネクタハウジングの内周面に係止し、嵌合解除時には前記ハウジング外面に向かって撓ませることで前記内周面から係止が外される嵌合係止部が設けられており、
    前記CPA側係止構造が、前記CPA部材に設けられて、前記一対のアームの相互間を当該一対のアームに沿って舌片状に延出し、本係止時に前記嵌合係止部と前記ハウジング外面との間に挿入されることで、前記嵌合係止部の撓みによる嵌合解除を規制する規制舌片を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載のCPA取付け構造。
  7. 前記コネクタハウジングは、筒状の前記相手方コネクタハウジングの内側に挿入されて嵌合されるものであり、
    前記コネクタハウジングの前記ハウジング外面における前記一対のリブの相互間には、前記嵌合方向の前方側の端部が前記ハウジング外面に固定され、当該ハウジング外面との間に間隔を開けつつ前記嵌合方向の後方側へと片持ち梁状に延出し、前記嵌合時に前記相手方コネクタハウジングの内周面に係止し、嵌合解除時には、前記嵌合方向の後方側に設けられた操作部が前記ハウジング外面へと押圧されることで当該ハウジング外面に向かって撓ませられて前記内周面から係止が外される嵌合係止部が設けられており、
    前記CPA側係止構造が、前記CPA部材に設けられ、本係止時に前記嵌合係止部の前記操作部における前記ハウジング外面とは反対側を覆うように前記一対のアームの根本側をブリッジ状に繋ぎ、前記操作部に対する押圧操作を規制する規制ブリッジを更に備えていることを特徴とする請求項1に記載のCPA取付け構造。
  8. 前記一対のリブが、前記コネクタハウジングを有するコネクタと、前記相手方コネクタハウジングを有する相手方コネクタと、の間で授受される電気信号の信号種類及び信号数のうち少なくとも一方を含む送受信形態に応じた配列間隔で設けられており、
    前記相手方コネクタには、前記コネクタハウジングの前記嵌合時に前記一対のリブが嵌入する一対の嵌入溝が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のCPA取付け構造。
  9. コネクタハウジングと、
    前記コネクタハウジングに仮係止し、相手方コネクタハウジングとの嵌合時に本係止することで嵌合を保証するCPA部材と、
    前記CPA部材を、前記コネクタハウジングにオプション品として取付け可能な請求項1に記載のCPA取付け構造と、
    を備えたことを特徴とするCPA付きコネクタ。
  10. ハーネス本体と、
    前記ハーネス本体の少なくとも一端に設けられた請求項9に記載のCPA付きコネクタと、
    を備えたことを特徴とするワイヤーハーネス。
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