JP2023168424A - 診断可能化データを識別するためのシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】医療検査に関連するフィードバックを提供するための新規なシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品を提供する。【解決手段】医療実務者ではないユーザによってセンサを用いて行われている患者の身体の医療検査中に取得された生理学的データを取得し、診断エンティティが後に患者の病状を診断することを可能にする診断可能化データの存在を決定するために取得された生理学的データを分析し、かつ存在する場合に少なくとも診断可能化データを診断エンティティに提供し、それによって診断エンティティが患者の病状を診断することを可能にするように構成されたプロセッサを含むシステム。【選択図】図3A

Description

本発明は、医療検査に関連するフィードバックを提供するためのシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品に関する。
米国ミネソタ州メープルウッド所在の3Mは、「Littmann」という商標名の下にモデル3100及び3200のような一連のデジタル聴診器を販売している。3100及び3200は、心拍数の測定が失敗した場合に特殊記号(2本のダッシュ(--))をディスプレイ上に表示する。これらのモデルのユーザマニュアルは、心拍数の決定の失敗に関するいくつかの可能な原因を示しており、これは、心拍数が一定から不定に変化する場合又は聴診中に過度の周囲ノイズ、患者の動き、又は肺音がある場合を含む。しかし、取り分け、Littmannの心臓の録音は、その心拍数の決定とは関連がなく、かつ録音データの品質は全く決定されない。
Nonin Medical,Inc.は、患者の指において行われる測定に基づいて酸素飽和度の表示を与える指パルスオキシメータを「GO2」の名称で販売している。GO2のユーザインタフェースの一部は、「脈拍品質インジケータ」と呼ばれ、これは、このデバイスによって検出された脈拍数信号の強度を表示する。「脈拍品質インジケータ」は、脈拍信号強度の強度を示す視覚インジケータ(ディスプレイ内のバーの数)を提供する。
2012年2月16日出願の「自動かつ自己誘導式医療検査を行うためのシステム及び方法(System and Method for Performing an Automatic and Self-Guided Medical Examina [特許文献1]は、診断デバイスを用いて患者の1又は2以上の医療検査を行う方法を開示しており、医療検査のうちの少なくとも1つの医療検査に関して、この方法は、a.医療検査を行うための患者の身体に対するデバイスの望ましい空間配置を示す基準データを提供する段階、ナビゲーション可能化データを取得するようにデバイスを作動させる段階、b.取得されたナビゲーション可能化データ及び基準データを利用して望ましい空間配置に対するデバイスの空間配置を決定する段階、c.少なくとも1つの医療検査に従って患者の医療データを取得するために、決定された空間配置から望ましい空間配置までに必要とされる移動補正を計算する段階、d.計算された経路に従ってデバイスを望ましい空間配置までナビゲートする操作命令をユーザに提供する段階、及びe.望ましい空間配置への到着時に医療データを取得する段階を含む。
米国特許第8,953,837号明細書
SOHN著「統計モデルベースの音声活動検出(A statistical model-based voice activity detection)」、IEEE Signal Processing Letters(第6巻、1999年1月1日発行)
本発明に開示する主題の第1の態様により、医療実務者ではないユーザによってセンサを用いて行われている患者の身体の医療検査中に取得された生理学的データを取得し、取得された生理学的データを分析して診断エンティティが後に患者の病状を診断することを可能にする診断可能化データの存在を決定し、かつ存在する場合に少なくとも診断可能化データを診断エンティティに提供し、それによって診断エンティティが患者の病状を診断することを可能にするように構成されたプロセッサを含むシステムを提供する。
一部の場合に、診断エンティティは、医療実務者である。
一部の場合に、システムは、ネットワークインタフェースを更に含み、提供することは、ネットワークインタフェースを通じて少なくとも診断可能化データを医療実務者によって作動される個別のデバイスに送信することを含む。
一部の場合に、ネットワークインタフェースは、無線である。
一部の場合に、システム及びセンサは、ユーザによって作動される手持ち式デバイス内に含まれる。
一部の場合に、センサは、ユーザによって作動される手持ち式デバイス内に含まれ、システムは、手持ち式デバイスに対して外部である。
一部の場合に、取得すること及び分析することは、医療検査中に実時間で行われ、プロセッサは、分析が生理学的データ内に診断可能化データが存在することを示す場合に診断可能化データの存在の表示をユーザに提供するように更に構成される。
一部の場合に、表示は、(a)ユーザによって作動されるデバイスのユーザインタフェースを通じて提供される視覚表示、(b)ユーザによって作動されるデバイスのスピーカを通じて提供される音声表示、(c)ユーザによって作動されるデバイス内の振動要素を通じて提供される振動表示のうちの1又は2以上である。
一部の場合に、デバイスは、センサを含む手持ち式デバイスである。
一部の場合に、医療検査は、連続期間にわたって行われる非瞬間生理学的測定であり、プロセッサは、非瞬間生理学的測定中の複数の時点で、診断エンティティによる診断に対する現在取得された生理学的データの適合性を示す多値品質スコアを決定し、かつ対応する決定された多値品質スコアに基づくものである実時間多値品質フィードバック情報をユーザに提供するように更に構成される。
一部の場合に、多値品質フィードバック情報は、ユーザによって作動されるデバイスのユーザインタフェースを通じて提供される。
一部の場合に、プロセッサは、多値品質スコアが予め定められた閾値よりも低い時に生理学的データ取得を改善するための命令をユーザに提供するように更に構成される。
一部の場合に、命令は、センサを患者の身体に対して空間的に再位置決めするための命令である。
一部の場合に、生理学的データは、センサによって取得された生データである。
一部の場合に、センサは、音声センサであり、生理学的データは、音声記録である。
一部の場合に、センサは、カメラであり、生理学的データは、画像又は映像記録である。
一部の場合に、プロセッサは、診断可能化データの不在が決定された場合にユーザに命令してセンサを用いて生理学的データを再取得するように更に構成される。
一部の場合に、プロセッサは、決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して生理学的測定に関する成功表示を選択的に提供するように構成される。
一部の場合に、プロセッサは、決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して生理学的測定を停止するように構成される。
一部の場合に、生理学的データは、(a)生理学的過程からもたらされる第1のデータ及び(b)追加ソースからもたらされる第2のデータを含む。
一部の場合に、追加ソースは、周囲信号を含み、分析することは、周囲信号を識別し、かつ周囲信号が閾値を超える場合にユーザに警告することを含む。
一部の場合に、プロセッサは、周囲信号の原因を決定し、かつ決定された原因の表示をユーザに提供するように更に構成される。
一部の場合に、分析することは、生理学的過程からもたらされる第1のデータを識別することを含む。
一部の場合に、分析することは、第1のデータ内の診断可能化データの存在を決定することを更に含む。
一部の場合に、提供することは、診断可能化データと追加データとを含む取得された生理学的データの少なくとも一部を提供することを含み、プロセッサは、取得された生理学的データ内の診断可能化データの場所を示す情報を提供するように更に構成される。
一部の場合に、プロセッサは、診断可能化データの不在が決定された場合にユーザに命令してセンサを用いて生理学的データを再取得するように更に構成される。
一部の場合に、取得すること及び分析することは、医療検査中に実時間で行われ、プロセッサは、医療検査に従って又は患者の予め定められた検査計画によって定められたその後の医療検査に従ってセンサを患者の身体に対して空間的に再位置決めする命令をユーザに提供するように更に構成される。
一部の場合に、プロセッサは、生理学的データを取得する前に周囲信号を識別し、かつ周囲信号が閾値を超える場合にユーザに警告するように更に構成される。
一部の場合に、診断エンティティは、ユーザから及び患者から遠隔に位置付けられる。
本発明に開示する主題の第2の態様により、医療実務者ではないユーザによってセンサを用いて行われている患者の身体の医療検査中に取得された生理学的データをプロセッサによって取得する段階と、取得された生理学的データをプロセッサによって分析して診断エンティティが後に患者の病状を診断することを可能にする診断可能化データの存在を決定する段階と、存在する場合に少なくとも診断可能化データを診断エンティティにプロセッサによって提供し、それによって診断エンティティが患者の病状を診断することを可能にする段階とを含む方法を提供する。
一部の場合に、診断エンティティは、医療実務者である。
一部の場合に、提供する段階は、医療実務者によって作動される個別のデバイスに少なくとも診断可能化データをネットワークインタフェースを通じて送信する段階を含む。
一部の場合に、ネットワークインタフェースは、無線である。
一部の場合に、プロセッサ及びセンサは、ユーザによって作動される手持ち式デバイス内に含まれる。
一部の場合に、センサは、ユーザによって作動される手持ち式デバイス内に含まれ、プロセッサは、手持ち式デバイスに対して外部である。
一部の場合に、取得する段階及び分析する段階は、医療検査中に実時間で行われ、本方法は、分析する段階が生理学的データ内に診断可能化データが存在することを示す場合に診断可能化データの存在の表示をユーザに提供する段階を更に含む。
一部の場合に、表示は、(a)ユーザによって作動されるデバイスのユーザインタフェースを通じて提供される視覚表示、(b)ユーザによって作動されるデバイスのスピーカを通じて提供される音声表示、(c)ユーザによって作動されるデバイス内の振動要素を通じて提供される振動表示のうちの1又は2以上である。
一部の場合に、デバイスは、センサを含む手持ち式デバイスである。
一部の場合に、医療検査は、連続期間にわたって行われる非瞬間生理学的測定であり、本方法は、非瞬間生理学的測定中の複数の時点で、診断エンティティによる診断に対する現在取得された生理学的データの適合性を示す多値品質スコアをプロセッサによって決定する段階と、対応する決定された多値品質スコアに基づくものである実時間多値品質フィードバック情報をユーザに提供する段階とを更に含む。
一部の場合に、多値品質フィードバック情報は、ユーザによって作動されるデバイスのユーザインタフェースを通じて提供される。
一部の場合に、本方法は、多値品質スコアが予め定められた閾値よりも低い時に生理学的データ取得を改善するための命令をユーザに提供する段階を更に含む。
一部の場合に、命令は、センサを患者の身体に対して空間的に再位置決めするための命令である。
一部の場合に、生理学的データは、センサによって取得された生データである。
一部の場合に、センサは、音声センサであり、生理学的データは、音声記録である。
一部の場合に、センサは、カメラであり、生理学的データは、画像又は映像記録である。
一部の場合に、本方法は、診断可能化データの不在が決定された場合にセンサを用いて生理学的データを再取得するようにユーザに命令する段階を更に含む。
一部の場合に、本方法は、決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して生理学的測定に関する成功表示を選択的に提供する段階を更に含む。
一部の場合に、本方法は、決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して生理学的測定を停止する段階を更に含む。
一部の場合に、生理学的データは、(a)生理学的過程からもたらされる第1のデータ及び(b)追加ソースからもたらされる第2のデータを含む。
一部の場合に、追加ソースは、周囲信号を含み、分析する段階は、周囲信号を識別する段階と周囲信号が閾値を超える場合にユーザに警告する段階とを含む。
一部の場合に、プロセッサは、周囲信号の原因を決定し、かつ決定された原因の表示をユーザに提供するように更に構成される。
一部の場合に、分析する段階は、生理学的過程からもたらされる第1のデータを識別する段階を含む。
一部の場合に、分析する段階は、第1のデータ内の診断可能化データの存在を決定する段階を更に含む。
一部の場合に、提供する段階は、診断可能化データと追加データとを含む取得された生理学的データの少なくとも一部を提供する段階を含み、本方法は、取得された生理学的データ内の診断可能化データの場所を示す情報を提供する段階を更に含む。
一部の場合に、本方法は、診断可能化データの不在が決定された場合にセンサを用いて生理学的データを再取得するようにユーザに命令する段階を更に含む。
一部の場合に、取得する段階及び分析する段階は、医療検査中に実時間で行われ、本方法は、医療検査に従って又は患者の予め定められた検査計画によって定められたその後の医療検査に従ってセンサを患者の身体に対して空間的に再位置決めする命令をユーザに提供する段階を更に含む。
一部の場合に、本方法は、生理学的データを取得する前に周囲信号を識別し、かつ周囲信号が閾値を超える場合にユーザに警告する段階を更に含む。
一部の場合に、診断エンティティは、ユーザから及び患者から遠隔に位置付けられる。
本発明に開示する主題の第3の態様により、医療実務者ではないユーザによってセンサを用いて行われている患者の身体の医療検査中に取得された生理学的データをプロセッサによって取得する段階と、取得された生理学的データをプロセッサによって分析して診断エンティティが後に患者の病状を診断することを可能にする診断可能化データの存在を決定する段階と、存在する場合に少なくとも診断可能化データを診断エンティティにプロセッサによって提供し、それによって診断エンティティが患者の病状を診断することを可能にする段階とを含む方法を実施するように少なくとも1つのプロセッサによって実行可能なコンピュータ可読プログラムコードが具現化された非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体を提供する。
本発明に開示する主題の第4の態様により、患者の身体の生理学的過程の生理学的測定のためのシステムを提供し、システムは、(a)生理学的過程から及び(b)追加ソースからもたらされる生理学的データを患者の身体から生理学的測定中に複数回収集するように作動可能な少なくとも1つの生理学的センサと、生理学的過程からもたらされる生理学的データの各部分を識別する段階、生理学的データに及び識別の結果に基づいて、生理学的過程の分析に対する生理学的データの適合性を示す多値品質スコアを生理学的データに対して決定する段階、及び多値品質スコアに基づくものである多値品質フィードバック情報を有形ユーザインタフェースによって提供する段階を生理学的測定中の複数の異なる時間に実行するように作動可能なプロセッサとを含む。
一部の場合に、プロセッサは、生理学的センサによって収集された生理学的データにかつ多値品質スコアのうちの少なくとも1つに基づいて分析のための分析ソースデータを発生させるように更に作動可能である。
一部の場合に、品質スコアは、分析ソースデータに含まれたいずれの値とも異なっている。
一部の場合に、プロセッサは、生理学的過程からもたらされる生理学的データの各部分を生理学的データに対する複数の異なる生理学的過程の効果の識別に基づいて識別するように作動可能である。
一部の場合に、ユーザインタフェースは、生理学的測定を実施するための命令をユーザに提示するように作動可能であり、プロセッサは、多値品質スコアのうちの少なくとも1つに基づいて命令を決定する。
一部の場合に、プロセッサは、生理学的データを分析するための予め定められた有限の複数の分析手順から選択された分析手順のパラメータに更に基づいて多値品質スコアのうちの少なくとも1つを決定する。
一部の場合に、システムは、可搬手持ち式生理学的モニタデバイスである。
一部の場合に、生理学的センサは、品質スコアのうちの少なくとも1つに基づくものである取得パラメータを測定のうちの少なくとも1つに対して利用する。
一部の場合に、取得パラメータは、医療専門家によって患者に対して選択された品質判断基準に応答して更に決定される。
一部の場合に、取得パラメータは、患者の病状に応答して更に決定される。
一部の場合に、取得パラメータは、以前の日付に行われた少なくとも1つの以前の生理学的測定に関して決定された品質スコアに応答して更に決定される。
一部の場合に、多値品質スコアは、患者が身体活動に関する命令に従う程度を示している。
一部の場合に、プロセッサは、複数の予め定められた採点スキームからの採点スキームの選択に基づいて多値品質スコアを決定し、各採点スキームは、生理学的過程に対する分析処理に関連付けられている。
一部の場合に、プロセッサは、生理学的データの異なる部分をその異なる部分に対して決定された異なる多値品質スコアに基づいて分析ソースデータに対して圧縮するように構成される。
一部の場合に、システムは、少なくとも1つの非生理学的センサを更に含み、プロセッサは、少なくとも1つの非生理学的センサによって収集されたデータに更に基づいて少なくとも1つの生理学的データに対する多値品質スコアを決定するように構成される。
一部の場合に、プロセッサは、決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して、生理学的測定に関する成功表示を選択的に提供するように構成される。
一部の場合に、プロセッサは、決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して、生理学的測定を停止するように構成される。
一部の場合に、追加ソースは、周囲信号を含み、分析することは、周囲信号を識別すること、及び周囲信号が閾値を超える場合にユーザに警告することを含む。
一部の場合に、プロセッサは、周囲信号の原因を決定し、かつ決定された原因の表示をユーザに提供するように更に構成される。
本発明に開示する主題の第5の態様により、患者の身体の生理学的過程の分析のための生理学的測定中に収集されたデータの適合性を示すフィードバックを提供するためのコンピュータ実装方法を提供し、本方法は、(a)生理学的過程から及び(b)追加ソースからもたらされる患者の身体から収集された生理学的データを取得する段階と、生理学的過程からもたらされる生理学的データの各部分を識別する段階と、生理学的データに及び識別の結果に基づいて、生理学的過程の分析に対する生理学的データの適合性を示す多値品質スコアを生理学的データに対して決定する段階と、品質スコアに基づくものである多値品質フィードバック情報を有形ユーザインタフェースによって提供する段階とを生理学的測定中の複数の異なる時間にプロセッサ上で実行する段階を含む。
一部の場合に、本方法は、多値品質スコアのうちの少なくとも1つに基づいてかつ複数の異なる時間のうちの1つで取得された生理学的データに基づいて、生理学的過程の分析のための分析ソースデータを発生させる段階を更に含む。
一部の場合に、品質スコアは、分析ソースデータに含まれるいずれの値とも異なっている。
一部の場合に、識別する段階は、生理学的データに対する複数の異なる生理学的過程の効果の識別に基づくものである。
一部の場合に、複数の異なる時間は、少なくとも第1の時間と第1の時間よりも後の第2の時間とを含み、第2の時間に生理学的データを取得する段階は、第1の時間に取得された生理学的データに対して決定された多値からもたらされる多値品質フィードバック情報の有形ユーザインタフェースによる提供からの結果としてのユーザによる生理学的測定の変更によって影響される。
一部の場合に、生理学的データは、生理学的測定デバイスによって収集され、生理学的データの適合性は、有形ユーザインタフェースによって提供された品質フィードバック情報を知覚するユーザによる生理学的測定デバイスの作動の変更の結果として変化する。
一部の場合に、本方法は、生理学的測定を実施するための命令を有形ユーザインタフェースによってユーザに提示する段階を更に含む。
一部の場合に、多値品質スコアを決定する段階は、生理学的データを分析するための予め定められた有限の複数の分析手順から選択された分析手順のパラメータに更に基づいている。
一部の場合に、取得する段階、識別する段階、及び決定する段階は、可搬手持ち式生理学的モニタデバイスによって実行され、取得する段階は、可搬手持ち式生理学的モニタデバイスの少なくとも1つの生理学的センサによって生理学的測定値を測定する段階を含む。
一部の場合に、本方法は、生理学的測定中に収集された生理学的データの適正部分を品質スコアに基づいて選択する段階と、有形ユーザインタフェースによって提供するために適正部分に基づいて生理学的測定値プレビューを発生させる段階とを更に含む。
一部の場合に、本方法は、品質スコアのうちの少なくとも1つに基づいて測定データの少なくとも一部を収集する生理学的センサの取得パラメータを修正する段階を更に含む。
一部の場合に、取得パラメータを修正する段階は、更に、医療専門家によって患者に対して選択された品質判断基準に応答して実行される。
一部の場合に、取得パラメータを修正する段階は、更に、患者の病状に応答して実行される。
一部の場合に、取得パラメータを修正する段階は、更に、以前の日付に行われた少なくとも1つの以前の生理学的測定に関して決定された品質スコアに応答して実行される。
一部の場合に、多値品質スコアは、患者が身体活動に関する命令に従う程度を示している。
一部の場合に、多値品質スコアを決定する段階は、複数の予め定められた採点スキームからの採点スキームの選択に基づくものであり、各採点スキームは、生理学的過程に対する分析処理に関連付けられる。
一部の場合に、分析ソースデータを発生させる段階は、生理学的データの異なる部分をこの異なる部分に対して決定された異なる多値品質スコアに基づいて圧縮する段階を含む。
一部の場合に、少なくとも1つの生理学的データに対する多値品質スコアを決定する段階は、生理学的データを収集した生理学的測定システムの非生理学的センサによって収集されたデータに更に基づいている。
一部の場合に、本方法は、決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して生理学的測定に関する成功表示を提供する段階を更に含む。
一部の場合に、本方法は、決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して生理学的測定を停止する段階を更に含む。
一部の場合に、追加ソースは、周囲信号を含み、本方法は、周囲信号を識別する段階と、周囲信号が閾値を超える場合にユーザに警告する段階とを更に含む。
一部の場合に、本方法は、周囲信号の原因を決定する段階と、決定された原因の表示をユーザに提供する段階とを更に含む。
本発明に開示する主題の第6の態様により、プロセッサ上で実行された時に、患者の身体から収集されて(a)生理学的過程からかつ(b)追加ソースからもたらされる生理学的データを取得する段階と、生理学的過程からもたらされる生理学的データの各部分を識別する段階と、生理学的データにかつ識別の結果に基づいて、生理学的過程の分析に対する生理学的データの適合性を示す多値品質スコアを生理学的データに関して決定する段階と、品質スコアに基づくものである多値品質フィードバック情報を有形ユーザインタフェースによって提供する段階とを生理学的測定中の複数の異なる時間にプロセッサ上で実施する命令を格納した患者の身体の生理学的過程の分析のための生理学的測定中に収集されたデータの適合性を示すフィードバックを提供するための非一時的コンピュータ可読媒体を提供する。
一部の場合に、非一時的コンピュータ可読媒体は、プロセッサ上で実行された時に、多値品質スコアのうちの少なくとも1つにかつ複数の異なる時間のうちの1つに取得された生理学的データに基づいて生理学的過程の分析のための分析ソースデータを発生させる段階を実施する命令を更に格納する。
一部の場合に、品質スコアは、分析ソースデータに含まれたいずれの値とも異なっている。
一部の場合に、識別する段階は、生理学的データに対する複数の異なる生理学的過程の効果の識別に基づくものである。
一部の場合に、複数の異なる時間は、少なくとも第1の時間と、第1の時間よりも後である第2の時間とを含み、第2の時間に生理学的データを取得する段階は、第1の時間に取得された生理学的データに対して決定された多値からもたらされる多値品質フィードバック情報の有形ユーザインタフェースによる提供からの結果としてのユーザによる生理学的測定の変更によって影響される。
一部の場合に、生理学的データは、生理学的測定デバイスによって収集され、生理学的データの適合性は、有形ユーザインタフェースによって提供された品質フィードバック情報を知覚するユーザによる生理学的測定デバイスの作動の変更の結果として変化する。
一部の場合に、非一時的コンピュータ可読媒体は、プロセッサ上で実行された時に、生理学的測定を実施するための命令を有形ユーザインタフェースによってユーザに提示する段階を実施する命令を更に格納する。
一部の場合に、多値品質スコアを決定する段階は、生理学的データを分析するための予め定められた有限の複数の分析手順から選択された分析手順のパラメータに更に基づいている。
一部の場合に、取得する段階、識別する段階、及び決定する段階は、可搬手持ち式生理学的モニタデバイスによって実行され、取得する段階は、可搬手持ち式生理学的モニタデバイスの少なくとも1つの生理学的センサによって生理学的測定値を測定する段階を含む。
一部の場合に、非一時的コンピュータ可読媒体は、プロセッサ上で実行された時に、生理学的測定中に収集された生理学的データの適正部分を品質スコアに基づいて選択する段階と、有形ユーザインタフェースによって提供するために適正部分に基づいて生理学的測定値プレビューを発生させる段階とを実施する命令を更に格納する。
一部の場合に、非一時的コンピュータ可読媒体は、プロセッサ上で実行された時に、品質スコアのうちの少なくとも1つに基づいて測定データの少なくとも一部を収集する生理学的センサの取得パラメータを修正する段階を実施する命令を更に格納する。
一部の場合に、取得パラメータを修正する段階は、更に、医療専門家によって患者に対して選択された品質判断基準に応答して実行される。
一部の場合に、取得パラメータを修正する段階は、更に、患者の病状に応答して実行される。
一部の場合に、取得パラメータを修正する段階は、更に、以前の日付に行われた少なくとも1つの以前の生理学的測定に関して決定された品質スコアに応答して実行される。
一部の場合に、多値品質スコアは、患者が身体活動に関する命令に従う程度を示している。
一部の場合に、多値品質スコアを決定する段階は、複数の予め定められた採点スキームからの採点スキームの選択に基づいており、各採点スキームは、生理学的過程に対する分析処理に関連付けられる。
一部の場合に、分析ソースデータを発生させる段階は、生理学的データの異なる部分をその異なる部分に対して決定された異なる多値品質スコアに基づいて圧縮する段階を含む。
一部の場合に、少なくとも1つの生理学的データに対する多値品質スコアを決定する段階は、生理学的データを収集した生理学的測定システムの非生理学的センサによって収集されたデータに更に基づいている。
一部の場合に、追加ソースは、周囲信号を含み、プロセッサ上で実行された時に、周囲信号を識別する段階と周囲信号が閾値を超える場合にユーザに警告する段階とを実施する命令を更に格納する。
一部の場合に、非一時的コンピュータ可読媒体は、プロセッサ上で実行された時に、周囲信号の原因を決定する段階と、決定された原因の表示をユーザに提供する段階とを実施する命令を更に格納する。
本発明に開示する主題の第7の態様により、患者の身体の生理学的過程の生理学的測定のためのシステムを提供し、システムは、生理学的測定中の複数の異なる時間に少なくとも生理学的過程からもたらされる生理学的データを患者の身体から収集するように作動可能な少なくとも1つの生理学的センサと、(a)複数の異なる時間に収集された生理学的データに対する多値品質スコアを決定し、かつ(b)決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して生理学的測定に関する成功表示を選択的に提供するように作動可能なプロセッサとを含む。
本発明に開示する主題の第8の態様により、患者の身体の生理学的過程の分析のための生理学的測定中に収集されたデータの適合性を示すフィードバックを提供するためのコンピュータ実装方法を提供し、本方法は、生理学的測定中の複数の異なる時間に患者の身体から収集されて少なくとも生理学的過程からもたらされる生理学的データを取得する段階と、複数の異なる時間に収集された生理学的データに対する多値品質スコアを決定する段階と、決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して生理学的測定に関する成功表示を選択的に提供する段階とをプロセッサ上で実行する段階を含む。
本発明に開示する主題の第9の態様により、プロセッサ上で実行された時に、生理学的測定中の複数の異なる時間に患者の身体から収集されて少なくとも生理学的過程からもたらされる生理学的データを取得する段階と、複数の異なる時間に収集された生理学的データに対する多値品質スコアを決定する段階と、決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して生理学的測定に関する成功表示を選択的に提供する段階とを生理学的測定中の複数の異なる時間にプロセッサ上で実施する命令を格納した患者の身体の生理学的過程の分析のための生理学的測定中に収集されたデータの適合性を示すフィードバックを提供するための非一時的コンピュータ可読媒体を提供する。
本発明に開示する主題の第10の態様により、プロセッサとディスプレイとを含むシステムを提供し、プロセッサは、患者の非瞬間生理学的測定中に取得されて、診断可能化データとして識別されている1又は2以上の第1の部分と診断可能化データとして識別されていない少なくとも1つの第2の部分とを含む生理学的データを取得するように、かつ取得された生理学的データ内で医療実務者が生理学的データを通してナビゲートすることを可能にし、第1の部分のうちの少なくとも1つの対応する第1の部分の場所の少なくとも1つの表示を含み、ユーザがこの場所を識別することを可能にするユーザインタフェースをディスプレイ上に表示するように構成される。
一部の場合に、生理学的データは、音声又は映像記録であり、表示は、少なくとも1つの対応する第1の部分の開始場所のユーザインタフェース上に表示されて生理学的データに関連付けられた映像又は音声プログレスバー上の第1のマーキングを含む。
一部の場合に、表示は、少なくとも1つの対応する第1の部分の終了場所の映像又は音声プログレスバー上の第2のマーキングを含む。
一部の場合に、表示は、非瞬間生理学的測定中の対応する時点に対して各々が計算され、かつ医療実務者による診断に対する対応する時点での生理学的データの適合性を各々が示す複数の多値品質スコアを表すグラフを含む。
一部の場合に、映像又は音声記録の長さは、少なくとも10秒である。
一部の場合に、生理学的測定は、医療実務者ではないユーザによって手持ち式診断デバイス内に含まれたセンサを用いて行われる。
一部の場合に、生理学的データは、第1の地理的場所で行われる生理学的測定中に取得され、かつ第1の地理的場所から遠隔である医療実務者の第2の地理的場所に送信される。
一部の場合に、プロセッサは、生理学的データ内の関心領域の表示を医療実務者から受信し、かつ生理学的データと関心領域の表示とを第2の医療実務者によって作動される遠隔ワークステーションに送り、それによって遠隔ワークステーションが生理学的データと関心領域の表示とを分析目的で第2の医療実務者に提示することを可能にするように更に構成される。
一部の場合に、プロセッサは、ディスプレイ上にナビゲーションユーザインタフェース(UI)要素を表示するように更に構成され、ナビゲーションUI要素の起動時に、システムは、第1の位置のうちの次の又は以前の第1の位置まで自動的にナビゲートし、それによって第2の部分を飛び越すことを可能にする。
一部の場合に、プロセッサは、生理学的データ内の関心領域の表示を医療実務者から受信し、かつ患者に関連付けられた電子カルテ(EHR)に表示を格納するように更に構成される。
本発明に開示する主題の第11の態様により、患者の非瞬間生理学的測定中に取得されて、診断可能化データとして識別されている1又は2以上の第1の部分と診断可能化データとして識別されていない少なくとも1つの第2の部分とを含む生理学的データをプロセッサによって取得する段階と、取得された生理学的データ内で医療実務者が生理学的データを通してナビゲートすることを可能にし、第1の部分のうちの少なくとも1つの対応する第1の部分の場所の少なくとも1つの表示を含み、ユーザがこの場所を識別することを可能にするユーザインタフェースをプロセッサによってディスプレイ上に表示する段階とを含む方法を提供する。
一部の場合に、生理学的データは、音声又は映像記録であり、表示は、少なくとも1つの対応する第1の部分の開始場所のユーザインタフェース上に表示されて生理学的データに関連付けられた映像又は音声プログレスバー上の第1のマーキングを含む。
一部の場合に、表示は、少なくとも1つの対応する第1の部分の終了場所の映像又は音声プログレスバー上の第2のマーキングを含む。
一部の場合に、表示は、非瞬間生理学的測定中の対応する時点に対して各々が計算され、かつ医療実務者による診断に対する対応する時点での生理学的データの適合性を各々が示す複数の多値品質スコアを表すグラフを含む。
一部の場合に、映像又は音声記録の長さは、少なくとも10秒である。
一部の場合に、生理学的測定は、医療実務者ではないユーザによって手持ち式診断デバイス内に含まれたセンサを用いて行われる。
一部の場合に、生理学的データは、第1の地理的場所で行われる生理学的測定中に取得され、かつ第1の地理的場所から遠隔である医療実務者の第2の地理的場所に送信される。
一部の場合に、本方法は、生理学的データ内の関心領域の表示を医療実務者からプロセッサによって受信する段階と、生理学的データと関心領域の表示とを第2の医療実務者によって作動される遠隔ワークステーションにプロセッサによって送り、それによって遠隔ワークステーションが生理学的データと関心領域の表示とを分析目的で第2の医療実務者に提示することを可能にする段階とを更に含む。
一部の場合に、本方法は、ディスプレイ上にナビゲーションユーザインタフェース(UI)要素を表示する段階を更に含み、ナビゲーションUI要素の起動時に、プロセッサは、第1の位置のうちの次の又は以前の第1の位置に自動的にナビゲートし、それによって第2の部分を飛び越すことを可能にする。
一部の場合に、本方法は、生理学的データ内の関心領域の表示を医療実務者からプロセッサによって受信する段階と、患者に関連付けられた電子カルテ(EHR)に表示をプロセッサによって格納する段階とを更に含む。
本発明に開示する主題の第12の態様により、コンピュータ可読プログラムコードが具現化された非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体を提供し、コンピュータ可読プログラムコードは、患者の非瞬間生理学的測定中に取得されて診断可能化データとして識別されている1又は2以上の第1の部分と診断可能化データとして識別されていない少なくとも1つの第2の部分とを含む生理学的データを取得する段階と、取得された生理学的データ内で医療実務者が生理学的データを通してナビゲートすることを可能にし、第1の部分のうちの少なくとも1つの対応する第1の部分の場所の少なくとも1つの表示を含み、ユーザがこの場所を識別することを可能にするユーザインタフェースをディスプレイ上に表示する段階とを含む方法を実施するように少なくとも1つのプロセッサによって実行可能である。
本発明に開示する主題の第13の態様により、プロセッサとディスプレイとを含むシステムを提供し、プロセッサは、対応する患者の身体の生理学的過程の分析に向けて対応する非瞬間生理学的測定中に各ファイルが取得され、かつ医療実務者による診断のためにファイルに含まれた生理学的データの適合性を示す品質スコアを各ファイルが有する患者に関連付けられた1又は2以上のファイルを複数の患者のうちの各患者に対して取得し、かつ(a)患者のリストと(b)患者のうちの少なくとも1人に関する患者医療検査品質スコアの少なくとも1つの表示とをディスプレイ上に表示するように構成される。
一部の場合に、患者医療検査品質スコアは、対応する患者に関連付けられたファイルの最大品質スコアであり、リストは、少なくとも最大品質スコアによって順序付けられる。
一部の場合に、プロセッサは、患者のうちの所与の患者の選択時に、所与の患者に関連付けられたファイルの第2のリストと、ファイルの各々に対してその品質スコアとをディスプレイ上に表示するように更に構成される。
一部の場合に、ファイルのうちの各ファイルの品質スコアは、対応する非瞬間生理学的測定中の対応する時点に対して計算された複数の多値品質スコアからの最大スコアであり、多値品質スコアの各々は、医療実務者による診断に対する対応する時点での生理学的データの適合性を示している。
一部の場合に、生理学的データは、診断可能化データとして識別されている1又は2以上の第1の部分と、診断可能化データとして識別されていない少なくとも1つの第2の部分とを含み、プロセッサは、ディスプレイ上に表示されたファイルのうちの所与のファイルの選択時に、医療実務者が生理学的データを通してナビゲートすることを可能にするユーザインタフェースを表示するように更に構成され、ユーザインタフェースは、取得された生理学的データ内の診断可能化データとして識別されている少なくとも1つの対応する第1の部分の場所の少なくとも1つの表示を含み、ユーザがこの場所を識別することを可能にする。
一部の場合に、生理学的データは、音声又は映像記録であり、表示は、少なくとも1つの対応する第1の部分の開始場所のユーザインタフェース上に表示されて生理学的データに関連付けられた映像又は音声プログレスバー上の第1のマーキングを含む。
一部の場合に、表示は、少なくとも1つの対応する第1の部分の終了場所の映像又は音声プログレスバー上の第2のマーキングを含む。
一部の場合に、表示は、非瞬間生理学的測定中の対応する時点に対して各々が計算され、かつ医療実務者による診断に対する対応する時点での生理学的データの適合性を各々が示す複数の多値品質スコアを表すグラフを含む。
一部の場合に、映像又は音声記録の長さは、少なくとも10秒である。
一部の場合に、生理学的測定は、医療実務者ではないユーザによって手持ち式診断デバイス内に含まれたセンサを用いて行われる。
一部の場合に、生理学的データは、第1の地理的場所で行われる生理学的測定中に取得され、かつ第1の地理的場所から遠隔である医療実務者の第2の地理的場所に送信される。
一部の場合に、プロセッサは、生理学的データ内の関心領域の表示を医療実務者から受信し、かつ生理学的データと関心領域の表示とを第2の医療実務者によって作動される遠隔ワークステーションに送り、それによって遠隔ワークステーションが生理学的データと関心領域の表示とを分析目的で第2の医療実務者に提示することを可能にするように更に構成される。
一部の場合に、リストは、最大品質スコアの降順で順序付けられる。
本発明に開示する主題の第14の態様により、対応する患者の身体の生理学的過程の分析に向けて対応する非瞬間生理学的測定中に各ファイルが取得され、かつ医療実務者による診断に対するファイルに含まれた生理学的データの適合性を示す品質スコアを各ファイルが有する患者に関連付けられた1又は2以上のファイルを複数の患者のうちの各患者に対してプロセッサによって取得する段階と、(a)患者のリストと(b)患者のうちの少なくとも1人に関する患者医療検査品質スコアの少なくとも1つの表示とをプロセッサによってディスプレイ上に表示する段階とを含む方法を提供する。
一部の場合に、患者医療検査品質スコアは、対応する患者に関連付けられたファイルの最大品質スコアであり、リストは、少なくとも最大品質スコアによって順序付けられる。
一部の場合に、本方法は、患者のうちの所与の患者の選択時に、所与の患者に関連付けられたファイルの第2のリストと、ファイルの各々に対してその品質スコアとをディスプレイ上に表示する段階を更に含む。
一部の場合に、ファイルのうちの各ファイルの品質スコアは、対応する非瞬間生理学的測定中の対応する時点に対して計算された複数の多値品質スコアからの最大スコアであり、多値品質スコアの各々は、医療実務者による診断に対する対応する時点での生理学的データの適合性を示している。
一部の場合に、生理学的データは、診断可能化データとして識別されている1又は2以上の第1の部分と、診断可能化データとして識別されていない少なくとも1つの第2の部分とを含み、本方法は、ディスプレイ上に表示されたファイルのうちの所与のファイルの選択時に、医療実務者が生理学的データを通してナビゲートすることを可能にするユーザインタフェースをプロセッサによって表示する段階を更に含み、ユーザインタフェースは、取得された生理学的データ内の診断可能化データとして識別されている少なくとも1つの対応する第1の部分の場所の少なくとも1つの表示を含み、ユーザがこの場所を識別することを可能にする。
一部の場合に、生理学的データは、音声又は映像記録であり、表示は、少なくとも1つの対応する第1の部分の開始場所のユーザインタフェース上に表示されて生理学的データに関連付けられた映像又は音声プログレスバー上の第1のマーキングを含む。
一部の場合に、表示は、少なくとも1つの対応する第1の部分の終了場所の映像又は音声プログレスバー上の第2のマーキングを含む。
一部の場合に、表示は、非瞬間生理学的測定中の対応する時点に対して各々が計算され、かつ医療実務者による診断に対する対応する時点での生理学的データの適合性を各々が示す複数の多値品質スコアを表すグラフを含む。
一部の場合に、映像又は音声記録の長さは、少なくとも10秒である。
一部の場合に、生理学的測定は、医療実務者ではないユーザによって手持ち式診断デバイス内に含まれたセンサを用いて行われる。
一部の場合に、生理学的データは、第1の地理的場所で行われる生理学的測定中に取得され、かつ第1の地理的場所から遠隔である医療実務者の第2の地理的場所に送信される。
一部の場合に、本方法は、生理学的データ内の関心領域の表示を医療実務者からプロセッサによって受信する段階と、生理学的データと関心領域の表示とを第2の医療実務者によって作動される遠隔ワークステーションにプロセッサによって送り、それによって遠隔ワークステーションが生理学的データと関心領域の表示とを分析目的で第2の医療実務者に提示することを可能にする段階とを更に含む。
一部の場合に、リストは、最大品質スコアの降順で順序付けられる。
本発明に開示する主題の第15の態様により、コンピュータ可読プログラムコードが具現化された非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体を提供し、コンピュータ可読プログラムコードは、対応する患者の身体の生理学的過程の分析に向けて対応する非瞬間生理学的測定中に各ファイルが取得され、かつ医療実務者による診断に対するファイルに含まれた生理学的データの適合性を示す品質スコアを各ファイルが有する患者に関連付けられた1又は2以上のファイルを複数の患者のうちの各患者に対して取得する段階と、(a)患者のリストと(b)患者のうちの少なくとも1人に関する患者医療検査品質スコアの少なくとも1つの表示とをディスプレイ上に表示する段階とを含む方法を実施するように少なくとも1つのプロセッサによって実行可能である。
本発明を理解し、それを実際にどのように実施することができるかを見るために、ここで添付図面を参照して単なる非限定例として実施形態を以下に説明する。
本発明に開示する主題によるシステムの例を示す機能ブロック図である。 本発明に開示する主題によるシステムの例を示す機能ブロック図である。 本発明に開示する主題による患者の身体の生理学的過程の分析に向けて生理学的測定中に収集されたデータの適合性を示すフィードバックを提供する方法の例を示す流れ図である。 本発明に開示する主題による患者の身体の生理学的過程の分析に向けて分析ソースデータを準備するように適応された図3Aの方法の例を示す流れ図である。 本発明に開示する主題による患者の身体の生理学的過程の分析に向けて生理学的測定中に収集されたデータの適合性を示すフィードバックを提供する方法の例を示す流れ図である。 本発明に開示する主題による患者の身体の生理学的過程の分析に向けて生理学的測定中に収集されたデータの適合性を示すフィードバックを提供する方法の例を示す流れ図である。 本発明に開示する主題による図3、図4、及び図6の方法のステージを実施する任意的な方式を示す図である。 本発明に開示する主題による患者の身体の生理学的過程の分析に向けて生理学的測定中に収集されたデータの適合性を示すフィードバックを提供する方法の例を示す流れ図である。 本発明に開示する主題の例による図3、図4、及び図6の方法の任意的ステージを示す図である。 本発明に開示する主題による患者の肺分析に対する肺聴診中に収集されたデータの適合性を示すフィードバックを提供する方法の例を示す流れ図である。 本発明に開示する主題によるシステムのユーザのための方法の例を示す流れ図である。 本発明に開示する主題による患者の身体から収集された生理学的データ内の診断可能化データの存在/不在を示すフィードバックを提供する方法の例を示す流れ図である。 本発明に開示する主題による医療実務者システムのディスプレイ上に示され、かつ非瞬間生理学的測定中に取得された生理学的データ内の関心点(POI)へのナビゲーションを可能にするユーザインタフェースの図である。 本発明に開示する主題による例示的医療実務者システムを示す機能ブロック図である。 本発明に開示する主題による非瞬間生理学的測定中に取得された生理学的データ内の関心点/領域(POI)へのナビゲーションを可能にするために実施される作動シーケンスの例を示す流れ図である。 本発明に開示する主題による生理学的データと考慮するための関心領域の表示とを第2の医療実務者に提供するために実施される作動シーケンスの例を示す流れ図である。 本発明に開示する主題による医療実務者システムのディスプレイ上に示され、かつ医療実務者が複数の患者の仮想受診を管理することを可能にする別のユーザインタフェースの図である。 本発明に開示する主題による医療実務者が複数の患者の仮想受診を管理することを可能にするために実施される作動シーケンスの例を示す流れ図である。
例示の容易化及び明瞭化の理由から、図に示す要素は必ずしも正確な縮尺に示していないことは認められるであろう。例えば、明瞭化の理由から要素のうちの一部のものの寸法は、他の要素に対して誇張している場合がある。更に、適切であると考えられる場合に、対応する又は類似の要素を示すために図の間で参照番号を繰り返す場合がある。
以下の詳細説明では、本発明の完全な理解をもたらすために多くの具体的な詳細を示している。しかし、当業者は、本発明をこれらの具体的な詳細なしで実施することができることを理解するであろう。この他の点として、本発明を不明瞭にしないように、公知の方法、手順、及び構成要素は詳細に説明しない。
説明する図面及び説明では、同一の参照番号は、異なる実施形態又は構成に共通の構成要素を示している。
明確に特に断らない限り、以下の解説から明らかであるように、本明細書を通して「処理する」、「決定する」、又は「発生させる」などのような用語を利用した解説は、例えば、電子量のような物理量として表される及び/又は物理的物体を表すデータを他のデータに操作及び/又は変換するコンピュータのアクション及び/又はプロセスを含むと理解しなければならない。「コンピュータ」、「プロセッサ」、及び「コントローラ」という用語は、非限定例として、パーソナルコンピュータ、サーバ、コンピュータシステム、通信デバイス、プロセッサ(例えば、デジタル信号プロセッサ(DSP)、マイクロコントローラ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)のような)、いずれかの他の電子コンピュータデバイス、及び/又はこれらのあらゆる組合せを含むデータ処理機能を有するあらゆるタイプの電子デバイスを網羅すると広義に解釈しなければならない。
本明細書の教示による作動は、望ましい目的に対して特別に構成されたコンピュータ、又はコンピュータ可読ストレージ媒体に格納されたコンピュータプログラムによって望ましい目的に対して特別に構成された汎用コンピュータによって実施することができる。
本明細書に使用する場合に、語句「例えば」、「のような」、「例として」、及びその変形は、本発明に開示する主題の非限定的な実施形態を表している。本明細書での「1つの場合」、「一部の場合」、「他の場合」、又はこれらの変形への参照は、実施形態に関して説明する特定の特徴、構造、又は特性が、本発明に開示する主題の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。従って、「1つの場合」、「一部の場合」、「他の場合」、又はこれらの変形の出現は、必ずしも同じ実施形態を指しているとは限らない。
明瞭化の理由から個別の実施形態の状況で説明する本発明に開示する主題のある一定の特徴は、単一実施形態に組み合わせて提供することができることが認められる。それとは逆に、簡潔化の理由から単一実施形態の状況で説明する本発明に開示する主題の様々な特徴は、別々に又はあらゆる適切な部分結合で提供することができる。
本発明に開示する主題の実施形態では、図に例示する1又は2以上のステージは、異なる順序で実行することができ、及び/又はステージの1又は2以上の群を同時に実行することができ、かつその逆も同様である。図は、本発明に開示する主題の実施形態によるシステムアーキテクチャの概略図を示している。図内の各モジュールは、本明細書で定めて説明する機能を実施するソフトウエア、ハードウエア、及び/又はファームウエアのあらゆる組合せで構成することができる。図内のモジュールは、1つの場所に集中させるか、又は1よりも多い場所にわたって分散させることができる。
本明細書内の方法に関するいずれの参照も、必要な変更を加えた上で本方法を実行することができるシステムに適用されるものとし、かつ必要な変更を加えた上でコンピュータによって実行されると本方法の実行をもたらす命令を格納する非一時的コンピュータ可読媒体に適用されるものとする。
本明細書内のシステムに関するいずれの参照も、必要な変更を加えた上でシステムによって実行することができる方法に適用されるものとし、かつ必要な変更を加えた上でシステムによって実行することができる命令を格納する非一時的コンピュータ可読媒体に適用されるものとする。
本明細書内の非一時的コンピュータ可読媒体に関するいずれの参照も、必要な変更を加えた上で非一時的コンピュータ可読媒体に格納された命令を実行することができるシステムに適用されるものとし、かつ必要な変更を加えた上で非一時的コンピュータ可読媒体に格納された命令を読み取るコンピュータによって実行することができる方法に適用されるものとする。
図1は、本発明に開示する主題によるシステム200の例を示す機能ブロック図である。
必ずしもそうであるとは限らないが、システム200は、携帯ユニット、モバイルユニット、手持ち式ユニット等とすることができる。システム200は、医療訓練を受けていないユーザ(本明細書では「非医療実務者」とも呼ぶ)によって作動されるように設計されたユーザ起動式モバイルデバイスとすることができる。任意的に、システム200は、1又は2以上の異なるタイプのセンサを任意的に含むスマート電話又は別のコンピュータとすることができる。任意的に、システム200は、イスラエル国ネタニヤ所在のTytocare LTD.によって生産されている手持ち式医療デバイスのような1又は2以上のセンサとプロセッサとを含む専用可搬手持ち式デバイスとすることができる。任意的に、システム200は、手持ち式生理学的モニタデバイス、又は患者の医療検査中に生理学的データを取得することができるいずれかのデバイス、又は例えば有線/無線通信チャネルを通して取得された(このデバイス又は任意的にシステム200以外の別のデバイスにより)生理学的データを取得することができるいずれかのデバイスとすることができる。
当業技術で十分に受け入れられている「生理学的測定」という用語は、任意に経時変化する生理学的過程をある一定期間にわたってモニタする処理(心臓、呼吸、肺、血中酸素飽和度、体温、鼓膜像、身体場所の観察(観察は、身体場所の非瞬間像を意味する)、扁桃観察)を非限定的に含むと解釈しなければならない。本発明の開示の範囲では、「生理学的測定」という用語は瞬間測定ではなく、長い期間(例えば、1秒よりも長く、更に数分及びそれよりも長い場合もある)にわたって継続する測定を意味する。生理学的測定は、患者の1又は2以上の医療検査に関連するもの(例えば、患者の肺/心臓/喉/皮膚の医療検査又は患者のいずれかの他の医療検査)とすることができる。
そのように言及したが、「生理学的データ」という用語は、患者の医療検査中に非瞬間的又は瞬間的に取得されたデータを非限定的に含むと解釈されることに注意されたい。生理学的データの一部の例は、患者又はその関連身体場所の画像又は映像、患者の血液の血液サンプル、又は患者の生理学的特性を表すいずれかの他のパラメータを含む。生理学的データは、システム200によって収集又は取得され(例えば、少なくとも1つの生理学的センサ210を利用して)、「生理学的読取値」と呼ぶ場合もある。患者は、医療用途に関するか又はいずれかの他の用途(例えば、身体訓練の有効性を推定することなど)に関するかに関わらず、生理学的パラメータを測定されるいずれかの人(又は動物)とすることができる。生理学的データは、少なくとも1つの生理学的センサ210を利用して取得された生読取値とすることができることに注意されたい。
システム200は、生理学的データを処理及び/又は分析することができるプロセッサ220を含む。生理学的データは、患者の身体から少なくとも1つの生理学的センサ210によって取得することができる。少なくとも1つの生理学的センサ210は、任意的にシステム200内に含むことができる。他の場合に、少なくとも1つの生理学的センサ210は、システム200に対して外部であるとすることができ、システム200は、少なくとも1つの生理学的センサ210によって取得された生理学的データを有線/無線通信チャネルを通して取得することができる。
一部の場合に、プロセッサ220は、生理学的データ(患者の身体の医療検査中に少なくとも1つの生理学的センサ210によって取得された)を取得してそれを分析し、データ内の診断可能化データの存在を決定するように構成することができる。診断可能化データは、医療実務者(例えば、医師、技師)のような診断エンティティ又は生理学的データに基づいて病状を診断するように構成されたコンピュータ処理システムが患者の病状の診断を実施することを可能にするデータと考えられる。診断エンティティが診断可能化データに基づいて診断を行うことができるためには、そのような診断を可能にするある一定の最低限の品質のものであることが診断可能化データに必要とされることに注意されたい。分析が、取得された生理学的データ内に診断可能化データが存在することを示す場合に、少なくともこの診断可能化データを診断エンティティに提供し、それによって診断エンティティが患者の病状を診断することを可能にするようにプロセッサ220を更に構成することができる。
システム200を作動させるユーザは、必ずしも医療実務者であるとは限らず、又は生理学的データを診断する権限が付与されていないか又は診断することができない医療実務者(例えば、看護師)であり、少なくとも一部の場合に、ユーザは、生理学的データを診断する権限が付与された又は診断することができる医療実務者ではないことに注意されたい。システム200を作動させるユーザは、生理学的データが取得される患者、又は患者の親族のような別の非医療実務者、又は生理学的データを診断する権限が付与されていないか又は診断することができない医療実務者(例えば、看護師)である場合がある。そのようなユーザ(非医療実務者又は生理学的データを診断する権限が付与されていないか又は診断することができない医療実務者)は、多くの場合に、患者の身体から取得された生理学的データが診断可能化データを含むか否かを決定する能力を持たない。多くの場合に、生理学的データは、それを診断する権限が付与された又は診断することができる医療実務者からのいかなる手助けもなく、より特定の場合では実時間の手助けなく取得される。従って、システム200は、そのようなユーザが分析(任意的に生理学的データ取得が完了した後でしばらくした時間での)に向けて医療実務者(患者から離れて所在する)に送られる診断可能化データをもたらすことになる方式でシステム200を作動させることを可能にするフィードバックをユーザに提供しなければならない。そうでなければ、患者の身体から新しいか又は追加の生理学的データを取得するために、患者の医療検査(その間に生理学的データが収集される)を繰り返さなければならなくなる。この繰り返しは、必然的に患者、任意的に患者が自分でセンサを操作しない場合はシステム200を作動させるユーザの空き時間を必要とする。医療検査を繰り返す必要性に加えて、生理学的データが診断可能化データを含まない場合に、診断エンティティは、診断可能化データを含まないデータに基づいて患者の病状を診断しようと試みることになり、従って、失敗するか又は粗悪な又は誤差の多い診断しか提供しないことになることで診断エンティティのリソースが無駄になる。
一部の場合に、プロセッサ220は、取得された生理学的データ内の診断可能化データの存在/不在の表示、生理学的データが診断可能化データを含むことを分析が示すか否か、及びいつ示すかを例えばユーザインタフェース230を用いてシステム200を作動させるユーザ(例えば、患者又は別の非医療実務者、例えば、患者の親族)に提供するように更に構成することができる。一部の場合に、表示は、取得された生理学的データ内に診断可能化データが存在する場合はVマークとし、診断可能化データが不在の場合はXマークとすることができる。
一部の場合に、生理学的データは、取得されて実時間で(例えば、少なくとも1つの生理学的センサ210によって取得された直後又は実質的に直後に)分析される。一部の場合に、取得された生理学的データ内の診断可能化データの存在の表示も、実時間で(例えば、診断可能化データが取得された生理学的データに存在すると決定した直後又は実質的に直後に)提供され、それによってシステム200を作動させるユーザが患者の生理学的検査の実施をいつ停止するかを決定することが可能になる。一部の場合に、取得された生理学的データ内の診断可能化データの存在の表示は、診断可能化データが取得された生理学的データに存在するとプロセッサ220が決定した後のある一定の時点で(例えば、最大で数秒又は数分後)提供することができることに注意されたい。
一部の場合に、プロセッサ220は、多値品質フィードバック情報を発生させるために生理学的データを利用するように更に構成することができ、発生された情報は、ユーザインタフェース230を用いてユーザに任意的に実時間で(例えば、多値品質フィードバック情報を生成した直後又は実質的に直後に)提供される。任意的に、プロセッサ220は、患者の身体の生理学的過程の分析に向けて分析ソースデータを発生させるために生理学的データを処理するように構成することができる。分析ソースデータは、少なくとも診断可能化データを含むことに注意されたい。
プロセッサ220は、任意的に、異なる時間にセンサ210によって収集された生理学的データにプロセッサ220が割り当てた多値品質スコアのうちの1又は2以上に照らして生理学的データから分析ソースデータを発生させることができる(そのように構成されている場合に)。これらの品質スコアは、特定の生理学的過程の分析に対する生理学的データの適合性を示し、生理学的過程からもたらされる生理学的データの各部分の識別に基づくものである(生理学的データの一部は、ノイズ、周囲状態、又は生理学的センサによって同じくサンプリングされる他の生理学的過程のような他のソースからもたらされるので)。
「特定の生理学的過程の分析に対する生理学的データの適合性」は、生理学的データ又はその処理されたものを特定の生理学的過程の分析に向けて公知のシステム又は処理を使用することができる(すなわち、この分析に対して有利である)程度を非限定的に含むと解釈しなければならない。意図する分析は、コンピュータ又は別の機械、及び/又は1又は2以上の人(例えば、医師、技師、看護師のような医療実務者)によって実行することができる。
生理学的過程の分析は、例えば、生理学的過程の状態又は性質を決定する段階、生理学的過程に関する病状の予想段階、生理学的過程又は関連の生理学的過程の診断段階、生理学的過程の分類段階、及び類似の段階のうちのいずれか1又は2以上を含むことができる。異なる生理学的過程の分析に大なり小なり有効な生理学的データの一部の例を以下に提供する。
生理学的過程は、1又は2以上の臓器が関わる可能性がある(例えば、呼吸、心拍、瞬きのような)。システム200によって収集された生理学的データを用いて分析することができる生理学的過程の他の例は、1又は2以上の臓器の体温、心電図(ECG)測定結果、音信号(例えば、心臓動作の又は肺の)、超音波信号(例えば、心臓、腸のような)、体組織電気抵抗、及び体組織の硬度などを含む。
生理学的過程は、音声捕捉生理学的センサ(例えば、マイクロフォン)を用いて測定することができる。例えば、システム200は、心臓の聴診に使用することができる。この例ではマイクロフォンである生理学的センサは、心臓の音だけではなく、肺から到着する音(呼吸の生理学的過程からもたらされる)のような他の音もサンプリングすることができる。そのような場合に、簡易検査(例えば、マイクロフォン信号の音量レベルを測定する)では音のソースを見極めることができないので、心臓の分析に向けて収集される音信号の適合性を決定するのにそのような簡易検査は不十分である。
生理学的過程は、画像/映像捕捉生理学的センサ(例えば、カメラ)を用いて測定することができる。例えば、生理学的センサ210は、胸の動きによる患者の呼吸をモニタすることを目的としたカメラとすることができる。カメラは、患者の身体の動き、筋肉の動き、及び類似の動きのような様々なソースを有する胸の動きを収集することもできる。患者の呼吸を分析するためにカメラによって収集される映像の適合性は、映像が反映する胸の動きが呼吸には無関連である可能性もあることでこの動きの大きさだけに依存するとは限らない。
従って、プロセッサ220は、生理学的過程(例えば、心拍及び上述の例の呼吸)からもたらされる生理学的データの部分を識別し、生理学的過程の分析に対する生理学的データの適合性を示す品質スコアを収集データに関して決定するように構成することができる。プロセッサ220は、生理学的データ及び識別の結果に基づいて品質スコアを決定するように構成することができる。従って、収集データに割り当てられる品質スコアは単純にその全体が収集信号に基づくわけではなく、生理学的過程からもたらされるものであると識別される収集された生理学的データの部分と生理学的データの他の部分との間の差別化にも基づいている。以下で解説するように、システム200は、収集された生理学的データ及び品質スコアを様々な方式で使用することができる。
例えば、品質スコアは、ユーザが生理学的データの収集を適応させ、従って、改善することができるように、医療検査の実施中にシステム200のユーザにフィードバックとして、任意的に実時間で(又は近実時間、例えば、最大でも1秒の遅延又は数秒の遅延しか伴わずに)提供することができる。任意的に、システム200は、特定の生理学的過程に関する生理学的データ収集の品質を改善するために測定処理を変更する方式に関する命令を提供することができる。任意的に、プロセッサ220は、十分なデータが収集されたこと(すなわち、取得された生理学的データが診断可能化データを含むこと)を決定するために品質スコアを使用することができる。そのような決定の結果に基づいて、システム200は、測定又は測定処理の一部の終了をユーザに示すことができる。例えば、システムは、ユーザにそれ自体を身体上の別の場所に移動して測定を続けるように命令することができる。
システム200によって提供されるフィードバック及び/又は命令は、収集された生理学的データの干渉又は劣化に関して考えられる原因に関する情報を任意的に含むことができる。システム200によって提供されるフィードバック及び/又は命令は、収集された生理学的データのそのような干渉又は劣化に関して考えられる原因を解消するためにシステムのユーザが講じることができるアクションに関する情報を任意的に含むことができる。
別の例では、プロセッサ220は、品質スコアを用いて収集された生理学的データを処理し、生理学的過程の分析により適する分析ソースデータを発生させることができる。例えば、分析ソースデータは、特定の生理学的過程(例えば、心拍、呼吸)の分析にそれ程適さない収集された生理学的データの部分を省くことができる。別の例として、分析ソースデータは、収集された生理学的データへの他の寄与のような相対効果を低減するように処理することができる。分析ソースデータは、生理学的過程の診断を可能にするデータ(診断可能化データ)とすることができることに注意されたい。
必ずしもそうではないが、プロセッサ220は、分析ソースデータに基づいて生理学的過程を自動的に分析するように構成することができる。そのような分析の結果は、ユーザに対して表示する、システム200のメモリに格納する、及び/又は遠隔システム(例えば、サーバ、ドクターステーションのような)に送信することができる。
必ずしもそうではないが、システム200は、患者自身、患者の親族、又はシステムによって提供されるそれぞれの1又は2以上の生理学的測定をもたらすように特別に訓練されていない別のオペレータのような非医療実務者又は非専門的オペレータ(又は準専門的オペレータ)によって作動されるように設計することができる。
必ずしもそうではないが、システム200は、プロセッサ220、電力アセンブリ250、及び他の構成要素が内部に含められた硬質ケーシング260を含む独立型ユニットとすることができる。独立型ユニットは(そのように実施された場合に)、ケーシングの外側に存在する(部分的又は全体的に)例えばケーブル、電極、コネクタのような要素を含むことができる。
硬質ケーシング260は、1又は2以上の生理学的センサ210を包含することができるが、1又は2以上の生理学的センサ210は、ケーシング260の外部に存在することもできる。システム200は、プロセッサ220に物理的に接続されていない1又は2以上の外部生理学的センサ210を利用することができることに注意されたい。そのような生理学的センサ210は、別のシステムの一部とすることさえ可能である。例えば、システム200が通信チャネルを確立した相手であるスマート電話のマイクロフォンは、生理学的センサ210として機能することができる。しかし、任意的に、システム200によって利用される1又は2以上のセンサ210の全ては、単一ユニットの一部である。
システム200は、患者から生理学的データを収集するように各々が作動可能な1又は2以上の生理学的センサ210を含むことができる。生理学的データは、患者の身体から直接収集することができるが、収集処理中に処理することもできる。例えば、音声信号は、ローパスフィルタ、帯域通過フィルタ、又はハイパスフィルタを通過することができる。別の例では、写真信号又は映像信号を照明又はコントラストレベルに関して補正することができる。
システム200が1よりも多い生理学的センサ210を含む場合に、複数の生理学的センサ210は、全て同じタイプのもの(例えば、マイクロフォン)とするか又は2又は3以上のタイプのもの(例えば、マイクロフォン、温度センサ、及びカメラ)とすることができることに注意されたい。異なる生理学的センサ210は、単一生理学的過程に関するデータを収集する(例えば、外耳道に関して映像と測定温度の両方を収集するか又は2つのマイクロフォンによって音信号を測定する)ために互いに調和して作動させることができる。
生理学的データは、生理学的センサのタイプ(例えば、カメラ、マイクロフォン、EEG、体温計のような)、生理学的検査の目的(例えば、病状の診断、心臓聴診、肺聴診、経時的母斑進行モニタのような)等に依存して患者の身体の異なる場所から生理学的センサ210が収集することができることに注意されたい。検査される身体場所は、患者の身体上の表面場所(すなわち、皮膚、又は他に眼、指爪のような身体の1又は2以上の特徴部)又は体内(例えば、心臓、肺、膀胱のような)とすることができる。
生理学的センサ210は、任意的に、生理学的データを取得する時に患者の身体の完全に外側に設置することができる。他の状況又は実施では、生理学的センサ210の一部又は全ては、患者の身体に任意的に進入すること(例えば、針が皮膚及び/又は血管に貫入すること、及びセンサが耳又は口のような身体開口部に進入することなど)ができる。
必ずしもそうではないが、一部の場合に、システム200の少なくとも1つの生理学的センサ210は、患者の身体から生理学的データを収集するための1回の生理学的測定中の異なる時間に使用される。生理学的データは、1又は2以上のセンサが収集することができる。複数のセンサ(実施されている場合)による収集は、調和して実行することができ(例えば、複数のEEG電極が心電図に関する情報を提供することができ)、更に連携しないセンサによって実行する(例えば、外耳道の内側の温度と映像データの両方を測定する)ことができる。
収集される生理学的データは、生理学的過程(例えば、心拍、肺の吸気及び排気)からもたらされる可能性があるが、追加のソースからもたらされる場合もある。例えば、追加のソースは、他の生理学的過程(例えば、血管中の血流、消化、呼吸、心拍のような)、及び周囲信号(例えば、周囲の音、光、温度のような)などである場合がある。周囲音は、会話する人々、吹く風、出入りする自動車の騒音、空調騒音、犬の鳴き声、システム200の作動(例えば、患者の身体又は衣服の上でのシステム200の摩擦)からもたらされる騒音、又は生理学的過程から発するものではないいずれかの他の騒音のうちの1又は2以上から発する音である場合がある。
システム200によって収集される生理学的データは、生理学的過程の分析に使用されることを目的としたものであるので(例えば、患者の病状の診断のための)、殆どの場合に、生理学的過程からもたらされるデータは、追加ソースからもたらされるデータよりも重要である。収集された生理学的データ内の生理学的過程からもたらされるデータと他のソースからもたらされるデータとの相対的な割合は変化することができ、一部の状況では、収集データ信号に対する追加ソースの効果が生理学的過程のものよりも大きい場合がある。この状況は、下記で解説するように、システム200を用いて、特にプロセッサ220によって対処される。
生理学的過程を分析する時には、生理学的データの収集中に1又は2以上の生理学的センサ210によって収集された生理学的データがプロセッサ220に通信される(すなわち、生理学的データの最後が収集される前に生理学的データの一部がプロセッサ220に伝達され、プロセッサ220によって処理される)。そのような場合に、生理学的測定中の複数の異なる時間に(すなわち、収集と並行して実時間又は近実時間で)以下の段階を実施するようにプロセッサ220を構成することができる。
a.生理学的過程からもたらされる生理学的データの各部分を識別する段階。
b.生理学的データ及び識別の結果に基づいて、生理学的データに関して生理学的過程の分析に対する生理学的データの適合性を示す多値品質スコアを決定する段階。
c.それに続いて、多値品質スコアに基づくものである多値品質フィードバック情報を有形ユーザインタフェースによって提供する段階。
測定の終了後に(又は任意的に測定の終了前に)、プロセッサ220は、多値品質スコア及び複数の異なる時間のうちの少なくとも1つで取得された生理学的データのうちの少なくとも1つに基づいて分析ソースデータを任意的に発生させることができる。以下の段落において、プロセッサ220が作動可能であって実行するように構成することができる作動(直前の段落及び本段落において解説した)のうちのいずれか1つに関する更なる詳細を提供する。
上述のように、プロセッサ220は、生理学的過程からもたらされる生理学的データの各部分を識別する。この識別は、異なるタイプのアルゴリズム及び/又は電気回路(デジタル信号処理及び/又はアナログ信号処理を含む)が行うことができる。生理学的過程からもたらされる生理学的データの各部分の識別は、生理学的過程(例えば、心拍)を識別する段階を含むが、これに加えて又はこれに代えて、生理学的データの他の部分(例えば、呼吸のような他の生理学的過程、周囲信号(例えば、周囲騒音のような)のような)を識別する段階を(それに加えて又はその代わりに)含むことができることに注意されたい。生理学的データの他の部分(生理学的過程からはもたらされない)の識別は、そのような部分を排除するために及び/又は生理学的過程からもたらされる生理学的データの各部分を識別するのを助けるために使用することができる。生理学的データの他の部分(生理学的過程からはもたらされない)の識別は、これに加えて又はこれに代えて、干渉(例えば、生理学的データの他の部分のソース)を識別するために、及び本明細書において更に詳述するようにそのような干渉を低減又は排除するための命令をユーザに提供するために使用することができることに注意されたい。
生理学的データの部分に関する「部分」という用語は、本発明に開示する主題の異なる実施において異なるタイプの部分を意味することができることに注意されたい。例えば、生理学的データの異なる部分は、時間、周波数、時間パターン及び/又は周波数パターンなどのうちのいずれか1又は2以上のあらゆる組合せを用いて互いに区別することができる。
プロセッサ220は、生理学的測定中の異なる時間に生理学的データ及び識別の結果に基づいて生理学的過程の分析に対する生理学的データの適合性を示す多値品質スコアを決定するように作動させることができる。
「多値スコア」(例えば、「多値品質スコア」)という用語は、スコアの数値が2よりも多いオプションを有する(すなわち、この値は一定ではなく二進値でもない)ことを意味する。多値スコアは、2つの状態(例えば、1又は0、可又は不可のような)よりも多い状態を表している。多値品質スコアは個別的又は連続的なものとすることができ、定められた任意値セットを有することができるが、必ずしもそうとは限らないことに注意されたい。例えば、プロセッサ220によって決定される多値品質スコアは、1と5の間の整数、1と10の間の整数、0と100の間の十進数、及び一部の記述的単語/句(例えば、「良」、「中」、「低」、及び「不良」)などとすることができる。
「識別の結果」(それに基づいてプロセッサ220が多値品質スコアを決定する)は、生理学的過程からもたらされる生理学的データの各部分の識別中にプロセッサ220によって発生される情報を意味する。「識別の結果」は、生理学的データのどの部分が生理学的過程からもたらされるか(更に、時に生理学的データのうちでどの部分が生理学的過程からもたらされないかも)を示している。
重要な点として、プロセッサ220によって決定される多値品質スコアは、特定の生理学的過程の分析(例えば、患者の特定の病状を診断するための)に対する生理学的データの適合性を示すものである。信号の一般品質(例えば、音量レベル、写真の全体的な輝度、SN比)を表すために信号の一般品質スコアを使用することができる。しかし、そのような一般品質スコアは、特定の生理学的過程の分析(例えば、患者のいずれかを特定の病状に関して診断するための)に対する生理学的データの適合性を評価するための十分な情報を提供しない。
例えば、カメラによって収集される画像は、非常に詳細で良好に照明及びフォーカスされたものである場合があるが、扁桃の明瞭な像を捕捉していない場合に、この画像を扁桃の状態を評価する(例えば、喉の疾病を識別)ために使用することはできない。そのような場合にプロセッサ220によって決定される多値品質スコアは、例えば、画像内に示す扁桃の相対的な部分(画像の画像処理に基づく)、扁桃上のフォーカス(それぞれの画像処理に基づく)、及び扁桃区域の色の正当性などに更に依存する場合がある。
画像又は映像に対する多値品質スコアは、例えば、生理学的過程に関する被写体(例えば、扁桃、母斑、又は鼓膜)が視野(FOV)範囲に所在する程度(例えば、扁桃/母斑/鼓膜/その他のうちのどれ程の部分が画像/映像内で視認可能であるか)及び被写体がフォーカス状態にある程度を考慮することができる。追加のファクタは、例えば、被写体の画像/映像が十分に安定していること、良好に照明されていること、正しい距離にあること、十分な持続時間にわたって視認可能であることなどを含むことができる。
別の例では、デジタル聴診器によって収集される音サンプルが大音量低ノイズ信号を収集することができるが、この信号は、別の生理学的過程の良質の信号であるか又は周囲音(例えば、室内で話している他の人々、又は話しているのが患者自身でさえある場合に、患者の身体又は衣服の上でのシステム200の摩擦のような)でさえある場合がある。そのような信号は、例えば、呼吸及び肺の状態の分析に対して有利ではない場合がある。そのような場合にプロセッサ220によって決定される多値品質スコアは、例えば、律動的(又は非律動的)呼吸パターンの識別、及び生理学的データの信号からかなりの心拍音を除去することなどに更に依存する場合がある。音声信号に対する多値品質スコアは、例えば、信号の関連部分(すなわち、生理学的過程を捕捉したもの)が十分な持続時間のものでること、及び信号の他の部分(例えば、ノイズ又は他のソース)に対して十分な振幅比を有することなどを識別するものを含むことができる。
プロセッサ220は、生理学的データ及び識別の結果に基づいて多値品質スコアを決定するように異なる方式で構成することができる。特にプロセッサ220は、プロセッサが生理学的過程からもたらされるものとして識別した生理学的データの部分(これらの部分のうちの1又は2以上)に基づいて、更に任意的に生理学的データの他の部分(例えば、生理学的データのうちでプロセッサ220が他の処理から、周囲信号から、又は一般的に他のソースからもたらされるものとして識別した部分)にも基づいて多値品質スコアを決定するように構成することができる。
多値品質スコアの決定に向けてプロセッサ220が識別の結果及び生理学的データ自体を使用することができる方式の一部の例は以下の通りである。
a.多値品質スコアは、生理学的データのうちで生理学的過程からもたらされると決定された部分の大きさ(例えば、振幅)に基づいて決定することができる。
b.多値品質スコアは、生理学的過程からもたらされると決定された生理学的データの部分と生理学的データの他の部分の間の比に基づいて決定することができる。
c.多値品質スコアは、生理学的過程からもたらされると決定された生理学的データの部分の大きさと生理学的データの他の部分の大きさの間の比に基づいて決定することができる。
d.多値品質スコアは、生理学的過程からもたらされると決定された生理学的データの部分の累積量(例えば、生理学的過程からもたらされるデータが十分な品質のものである十分な回数)に基づいて決定することができる。
e.生理学的データが画像又は映像ストリームである場合に、多値品質スコアは、生理学的データ内のある一定の臓器の視認性、又は生理学的データ内のそのような臓器の相対部分(例えば、生理学的データ内でそのような臓器の視認性が高い程、等級が高い)、又は生理学的データ内の1又は2以上の特定のマーカ(自然及び/又は人工)の存在等に基づいて決定することができる。
f.その他。
プロセッサ220は、異なる生理学的過程の分析又は異なるエンティティによる分析のいずれかに向けて1よりも多いタイプの多値品質スコアを決定するように作動させることができることに注意されたい。例えば、分析が人間の医師によって実行されることが意図される場合に1つのタイプの品質スコアを使用することができ、それに対して信号(生理学的データ又はその一部)が専用コンピュータ処理システムによって分析されることが意図される場合に別のタイプの品質スコアを使用することができる。例えば、特定の分析エンティティ又は診断エンティティによる分析、及び/又は事前選択された生理学的過程の分析又は診断に有利なデータの収集を可能にするために、生理学的データを測定する時間にわたって異なるタイプの品質スコアが使用される(従って事中又は事前に選択もされる)ことに注意されたい。一部の程度の品質レベル又は品質スケールをプロセッサ220及びシステム200の他の構成要素を使用することができる。
プロセッサ220は、品質スコアに基づくものである多値品質フィードバック情報を提供する(生理学的測定中の異なる時間に)ように更に構成することができる。多値品質フィードバック情報は多値品質スコアに基づくので、多値品質フィードバック情報は、生理学的過程の分析に対する生理学的データの適合性も示している。
多値品質フィードバック情報は、プロセッサ220によって決定される多値品質スコアに同一であるか又はそのような値(多値品質スコア)に基づく場合がある。例えば、プロセッサ220は、1つの時点で多値品質スコアとして0.01と100.00の間の十進値を決定することができるが、多値品質フィードバック情報は、7つのLED(発光ダイオード)スケールによって提供することができ、この場合に、点灯LEDの個数は、多値品質スコアが決定された取得された生理学的データの品質レベル(すなわち、生理学的過程の分析に向けて収集されたデータの適合性)を示している。
プロセッサ220は、システム200の有形ユーザインタフェース230(UI230とも呼ぶ)を用いて多値品質フィードバック情報を提供する。多値品質フィードバック情報の提供には異なるタイプのユーザインタフェース230を使用することができる。一部の場合に、ユーザインタフェース230は、ユーザによって作動される手持ち式医療デバイスの一部(例えば、ディスプレイ、スピーカ、1又は2以上の振動要素、LED群のような)とすることができる。これに加えて又はこれに代えて、ユーザインタフェース230は、ユーザによって作動される手持ち式医療デバイスに対して外部であるもの、例えば、外部ディスプレイ、スマート電話の出力手段(スマート電話のディスプレイ、スピーカ、振動要素のような)又は別のコンピュータ(この場合に、コンピュータのユーザインタフェース上で情報を提供することができる)、及びその他(そのような場合に、有線/無線接続を通してそのような外部ユーザインタフェースに多値品質フィードバック情報を提供することができる)とすることができる。任意的に、UI230は、プロセッサ220に由来するものであるか否かに関わらず、追加情報をシステム200のユーザに提供するために使用することができることに注意されたい。例えば、任意的に、UI230は、測定品質を改善するために測定をどのように変更するかに関する命令、及び測定(又は測定の一部、例えば、身体上の別の場所に移って測定を続ける)の終了を示すための命令などのための命令をこれに加えて提供することができる。そのような追加情報は、任意的に、検査が完了した後だけではなく検査中にもUI230によって提供することができる。しかし、いずれかの情報が(多値品質フィードバック情報又はUI230によって提供されるいずれかの他の情報のいずれであるかに関わらず)検査を通して全ての時間(又はいずれかを特定の時間)で提供されることになる必要はない。
任意的に、プロセッサ220は、多値品質スコアのうちの少なくとも1つと、複数の異なる時間のうちの少なくとも1つで取得された生理学的データとに基づいて分析ソースデータを発生させるように構成することができる。例えば、プロセッサ220は、分析ソースデータ内に測定時点のうちの一部(例えば、品質スコアが高品質を示す時)からの情報だけを含み、他の時間からを含めないことを選択することができる。例えば、プロセッサ220は、他の生理学的過程から、周囲信号から、又は分析のための意図する生理学的過程を除くいずれかの他のソースからもたらされるデータを除去(又は低減)するように収集データを処理することができる。特定の生理学的過程の分析により適切な分析ソースデータを発生させるために品質スコアのうちの1又は2以上と生理学的データとに基づいて分析ソースデータを発生させる他の方式を使用することができる。別の生理学的過程の分析に向けて分析ソースデータを発生させるために、プロセッサ220によって同じ生理学的データの他の処理が実施されることになることに注意されたい。分析ソースデータは、生理学的データとは異なるとすることができる(例えば、分析ソースデータは、生理学的データよりも少ない/それ以外/それに追加のデータなどを任意的に含む)ことに注意されたい。
生理学的過程の分析を参照したが、システム200は、患者又はその身体場所の画像、患者の血液サンプルのような瞬間取得生理学的データ、又はいずれかの他の瞬間取得生理学的データに基づいて作動するように構成することができることに注意されたい。そのような場合に、プロセッサ220は、本明細書で更に詳述する診断可能化データの存在を決定するために瞬間取得身体データを分析するように構成することができる。診断可能化データは、診断エンティティ(例えば、医療実務者、コンピュータ処理診断システムのような)が、瞬間取得身体データが由来する患者の病状を後に診断することを可能にするデータである。プロセッサ220は、フィードバックを例えば瞬間取得生理学的データ内の診断可能化データの存在/不在の表示の形態でシステム200のユーザに提供するように構成することができる。
図2は、本発明に開示する主題によるシステム200の例を示す機能ブロック図である。システム200は、1又は2以上の生理学的測定センサ210に加えて、通信モジュール240(外部デバイスとの有線及び/又は無線の通信を可能にする)、電源250、及びケーシング260などのような追加構成要素を含むことができることに注意されたい。
図2には、生理学的センサ210の少数の例、すなわち、カメラ211(CAM211と表示している)、2つのマイクロフォン212(MIC212と表示している)、体温計213(TMP213と表示している)を示している。任意的に、カメラ211は、可視光を捕捉し、捕捉した光に基づいて画像を発生させるように作動させることができる。カメラ211は、可視スペクトルに近い他の電磁スペクトルの部分(例えば、近IR放射線のような赤外線放射線)に敏感である場合があるが、必ずしもそうとは限らない。それにも関わらず、例えば、上記でより詳細に解説したように、他のタイプのセンサ210及びこれらのセンサ210の他の組合せを実施することができることに注意されたい。例えば、生理学的センサ210は、例えば、患者の血圧を測定するための血圧センサ、システム200の移動を測定するための1又は2以上の加速度計、患者の身体に対してシステム200が作用する圧力量を決定するための圧力センサなどを含むことができる。
図3Aは、本発明に開示する主題による方法500の例を示す流れ図である。方法500は、患者の身体の生理学的過程の分析に向けて生理学的測定中に収集されたデータの適合性を示すフィードバックを提供する方法である。前の図面に対して示した例に関して、方法500は、システム200によって実行することができる。システム200に関して解説したあらゆる変形、組合せ、又は任意的な実施は、方法500に関しても必要な変更を加えた上で実施することができる。方法500に関して解説するあらゆる変形、組合せ、又は任意的実施は、システム200に関しても必要な変更を加えた上で実施することができる。下記で詳細に説明するように、方法500は、患者の身体の生理学的過程の分析に向けて分析ソースデータを提供するために使用することができる。
患者及び/又はいずれかの他の人又は測定の指導者に対して、測定のターゲット又は更に別の分析/診断に向けてどの特定のパラメータを測定することが意図されているかに関して必ずしも通知しなくてもよいことに注意されたい。
方法500のステージ510は、生理学的測定中に実行され、プロセッサ上で生理学的測定中の複数の異なる時間に方法500のステージ520,530,540、及び550を実行する段階を含む。前の図面に対して示した例に関して、ステージ510(又はステージ520、530、540、更に任意的に550のあらゆる組合せを含むステージ510の1又は2以上のサブステージ)は、プロセッサ220によって実行することができる。
ステージ520は、(a)生理学的過程及び(b)追加ソースからもたらされる患者の身体から収集された生理学的データを取得する段階を含む。システム200に関して解説したように、ステージ520で収集される生理学的データは、1又は2以上のセンサによって収集することができる。
任意的に、ステージ520は、ステージ520を実行するユニットに直接に接続されていない生理学的センサによって収集される生理学的データを取得する段階を含むことができることに注意されたい。例えば、ステージ520は(任意的にステージ510全体は)、スマート電話、別の多用途コンピュータ、又は専用コンピュータ(例えば、ラップトップコンピュータ、サーバ、及び医療用途コンピュータなど)のプロセッサが任意的に実行することができ、それに対して生理学的データの収集は、患者又は患者の周りにいる何者か(例えば、そのような個人が生理学的データを取得するために携帯ユニットを手動作動させることを可能にする距離範囲にいる人)によって作動される携帯(任意的に手持ち式)ユニットによって実行される。
それにも関わらず、生理学的データの収集は、ステージ520を実行するプロセッサに機械接続、有線接続、及び無線接続などを通して接続した1又は2以上の生理学的センサが任意的に実行することができる。任意的に、方法500は、患者の身体から生理学的データを収集するステージ505を含むことができる。ステージ505は、実施された場合に、同じく生理学的測定の異なる時間に実行される。前の図面に対して示した例に関して、ステージ505は、1又は2以上のセンサ210、及び/又は1又は2以上の外部センサによって実行することができる。
ステージ530は、生理学的過程からもたらされる生理学的データの各部分を識別する段階を含む。どのように識別をもたらすことができるかに関する追加情報に関しては、上記でプロセッサ220に関して解説した。
ステージ530は、異なるタイプのアルゴリズム及び/又は電気回路(デジタル信号処理及び/又はアナログ信号処理を含む)を用いて実行することができる。生理学的過程からもたらされる生理学的データの各部分の識別は、生理学的過程(例えば、心拍)を識別する段階を含むことができるが、更に生理学的データの他の部分(例えば、呼吸、周囲信号のような他の生理学的過程)を識別する段階を(これに加えて又はこれに代えて、)含むことができることに注意されたい。生理学的データの他の部分(生理学的過程からはもたらされない)の識別は、そのような部分を排除するために、及び/又は生理学的過程からもたらされる生理学的データの各部分を識別するのを助けるために使用することができる。
ステージ530は、生理学的データに対する複数の異なる生理学的過程の効果の識別に基づく場合があることに注意されたい。例えば、ステージ530は、生理学的データの音サンプル内で心拍と呼吸音の両方を識別する段階を含むことができる。
本明細書に示すように、一部の場合に、ステージ520で取得される生理学的データは、生理学的過程及び追加ソースからもたらされる場合がある。一部の場合に、追加ソースは、周囲信号を含むことができる。そのような場合に、周囲信号が閾値を超えているか否かを決定するために生理学的データを分析することができ、超えている場合に、ユーザに警告を提供することができる。一部の場合に、プロセッサ220は、更に周囲音の原因の表示(例えば、周囲音が、話している人々、騒音を出している空調機器、患者の身体又は衣服の上でのシステム200の摩擦等であるという表示)をユーザに提供することができる。周囲音の原因は、例えば、フィルタ、メル周波数ケプストラム(MFC)、短時間フーリエ変換(STFT)、又は他の公知の統計手法、例えば、周波数領域と時間領域の両方での分散を比較すること、音声及び非音声に関するガウス混合モデルを発生させること、又は当業技術で公知の他の方法及び/又は技術(例えば、[非特許文献1]又は「VOICEBOX」(MATLABのための発話加工ツールボックス)及び/又は他の標準の機械学習モデル(サポートベクトル機械(SVM)又は他の技術のような)を用いて決定することができる。一部の場合に、プロセッサ220は、閾値よりも大きい周囲信号を識別し、ステージ520で生理学的データを取得する前にユーザに警告するように構成することができる。
図5は、本発明に開示する主題の例によるステージ530を実施する任意的な方式を示している。ステージ530は、ステージ531から538のうちの1又は2以上のあらゆる組合せを含むことができる。
ステージ531は、生理学的データが生理学的過程の周波数挙動に適合する周波数パターンを有する信号を含むことを決定する段階を含む。ステージ531は、生理学的過程の周波数挙動を特徴付ける予め決められたパラメータに基づいて実行することができる。周波数は、時間周波数(例えば、サイクル毎秒)、空間周波数(例えば、サイクル毎ミリメートル)、又はこれら両方の組合せとすることができる。例えば、生理学的過程によって収集された生理学的データ内に発生する反復パターンを検索することができ、例えば、収集された生理学的データが診断可能化データを含むことを検出するために典型的な反復性を有する心臓拍動を検出する(S1、S2として)。この現象の検出は、例えば、S1及びS2を検出するように分類器を訓練することによって行うことができる(ポジティブ及びネガティブな例に基づいて)。入力信号を所与として、分類器を用いて分類することができるサンプルをこの信号から取得するために、スライド窓を使用することができる。最後に、分類器によって分類されたK個の最高スコアをもたらしたサンプルが(これらのサンプルが特定の閾値を上回った場合に)全体信号と相互相関される。相互相関でのピークは、心臓信号の品質を示している。
ステージ532は、生理学的データが生理学的過程の振幅挙動に適合する振幅パターンを有する信号を含むことを決定する段階を含む。ステージ532は、生理学的過程の振幅挙動を特徴付ける予め決められたパラメータに基づいて実行することができる。振幅パターンは、時間に依存するもの又はしないもの、周波数に依存するもの又はしないものなどとすることができる。
ステージ533は、生理学的データが生理学的過程の視覚特性に適合する信号を含むことを決定する段階を含む。ステージ533は、生理学的過程の視覚特性を特徴付ける予め決められたパラメータに基づいて実行することができる。視覚特性は、例えば、視覚類似性、特徴的照明パターン、特徴的色パターン、及び部分の間の特徴的コントラストなどに関連する場合がある。視覚特性は、可視スペクトル又は他の電磁スペクトルの部分に関連する場合があることに注意されたい。視覚特性は、人工的なシステムによって供給される能動的照明下又は標準の光の下での患者の生理学的身体要素の挙動に関連する場合があることに注意されたい。
ステージ534は、生理学的データが誘導エネルギ(例えば、超音波、機械的圧力、及び電流など)に対する生理学的過程の特徴的反応に適合する信号を含むことを決定する段階を含む。ステージ534は、生理学的過程のそのような特徴的反応を特徴付ける予め決められたパラメータに基づいて実行することができる。
ステージ535は、生理学的データが既知の干渉の周波数挙動に適合する周波数パターンを有する信号を含むことを決定する段階を含む。「既知の干渉」という用語は、別の生理学的過程、既知の周囲音(例えば、センサ、周囲環境、患者の音声、患者の身体又は衣服の上でのシステム200の摩擦のような特徴的ノイズ)、又は別の既知の信号ソース(例えば、測定システムによって発せられるもの以外の照明を補償する)に関連する。ステージ535は、既知の干渉の周波数挙動を特徴付ける予め決められたパラメータに基づいて実行することができる。周波数は、時間周波数(例えば、サイクル毎秒)、空間周波数(例えば、サイクル毎ミリメートル)、又はこれら両方の組合せとすることができる。
ステージ536は、生理学的データが既知の干渉の振幅挙動に適合する振幅パターンを有する信号を含むことを決定する段階を含む。ステージ536は、既知の干渉の振幅挙動を特徴付ける予め決められたパラメータに基づいて実行することができる。振幅パターンは、時間に依存するもの又はしないもの、周波数に依存するもの又はしないものなどとすることができる。
ステージ537は、生理学的データが既知の干渉の視覚特性に適合する信号を含むことを決定する段階を含む。ステージ537は、既知の干渉の視覚特性を特徴付ける予め決められたパラメータに基づいて実行することができる。視覚特性は、例えば、視覚類似性、特徴的照明パターン、特徴的色パターン、及び部分の間の特徴的コントラストなどに関連する場合がある。視覚特性は、可視スペクトル又は他の電磁スペクトルの部分に関連する場合があることに注意されたい。視覚特性は、人工的なシステムによって供給される能動的照明下又は標準の光の下での視覚挙動に関連する場合があることに注意されたい。
段階538は、生理学的データが誘導エネルギ(例えば、超音波、機械的圧力、及び電流など)に対する既知の干渉の特徴的反応に適合する信号を含むことを決定する段階を含む。ステージ538は、既知の干渉のそのような特徴的反応を特徴付ける予め決められたパラメータに基づいて実行することができる。
一部の場合に、生理学的データ内の診断可能化データの存在(例えば、画像内の特定の形態(例えば、扁桃、鼓膜、身体場所)の存在)又は特定の音声セグメント(例えば、心臓内のS1、S2)の存在を決定するために異なる機械学習モデル(サポートベクトル機械(SVM)又は他の技術のような)を使用することができることに注意されたい。
これらのステージは例に過ぎず、ステージ530を実施する多くの他の方式が同じく考えられることに注意されたい。
図3Aに戻ると、ステージ540は、生理学的データ及び識別の結果に基づいて生理学的過程の分析に対する生理学的データの適合性を示す多値品質スコアを生理学的データに関して決定する段階を含む。多値品質スコアをどのように決定することができるかに関する追加情報に関してはプロセッサ220に関して上記で解説した。
「識別の結果」(それに基づいて多値品質スコアがステージ540で決定される)は、ステージ530で発生され、生理学的データのどの部分が生理学的過程からもたらされるか(更に、時に生理学的データのどの部分が生理学的過程からもたらされないか)を示す情報を意味する。
任意的に、ステージ540で生理学的データに対して決定される品質スコア(すなわち、多値品質スコア)は、分析ソースデータに含まれたいかなる対応する値とも異なることが可能である(すなわち、品質スコアがそれに対して決定される生理学的データの部分での振幅、音量等と異なることが可能である)。任意的に、ステージ540で生理学的データに対して決定される品質スコア(すなわち、多値品質スコア)は、分析ソースデータに含まれたいずれの値とも異なることが可能である。
異なるタイプの品質スコア、例えば、スカラー、ベクトルなどを決定することができることに注意されたい。任意的に、いずれか1又は2以上の時間に収集された生理学的データに対して1よりも多い多値品質スコアを決定することができる。複数の多値品質スコアは、そのように決定される場合にベクトル、複数の変数、又はいずれかの他の適切な方式で格納することができる。任意的に、ステージ540での決定する段階は、2又は3以上の多値品質スコアを決定する段階を含む(この場合に、スコアの各々は多値であり、すなわち、可/不可又は他の二進表現だけではない)。複数の品質スコアを決定する段階は、実施される場合に生理学的測定を通して収集された生理学的データの全てに対して実行することができるが、必ずしもそうとは限らない。
ステージ540での多値品質スコアを決定する段階は、異なる方式で生理学的データ及び識別の結果に基づく場合がある。特に、ステージ540で決定される多値品質スコアは、ステージ530で識別された生理学的過程からもたらされる生理学的データの各部分(これらの部分のうちの1又は2以上)に基づく場合があり、任意的に、更に生理学的データの他の部分(例えば、ステージ530で他の処理、周囲信号、又は一般的に他のソースからもたらされるものとして識別された部分)に基づく場合がある。
ステージ540で識別の結果と生理学的データ自体とを使用することができる方式のうちの一部の例は以下の通りである。
a.多値品質スコアは、生理学的過程からもたらされると決定された生理学的データの部分の大きさ(例えば、振幅)に基づいて決定することができる。
b.多値品質スコアは、生理学的過程からもたらされると決定された生理学的データの部分と生理学的データの他の部分の間の比に基づいて決定することができる。
c.多値品質スコアは、生理学的過程からもたらされると決定された生理学的データの部分の大きさと生理学的データの他の部分の大きさの間の比に基づいて決定することができる。
d.多値品質スコアは、生理学的過程からもたらされると決定された生理学的データの部分の累積量(例えば、生理学的過程からもたらされるデータが十分な品質のものである十分な回数)に基づいて決定することができる。
e.生理学的データが画像又は映像ストリームである場合に、多値品質スコアは、生理学的データ内のある一定の臓器の視認性、又は生理学的データ内のそのような臓器の相対部分(例えば、生理学的データ内でそのような臓器の視認性が高い程、等級が高い)、又は生理学的データ内の1又は2以上の特定のマーカ(自然及び/又は人工)の存在等に基づいて決定することができる。
f.その他。
多値品質スコアを決定する段階は、各々が生理学的過程に対する分析処理に関連付けられた複数の予め定められた採点スキームからの採点スキームの選択に任意的に基づく場合がある。例えば、ある一定のサンプル(生理学的データ、例えば、外耳道の映像)は、予備分析(例えば、外耳道の色又は鼓膜の破裂を決定する段階)に対しては十分なものとすることができるが、詳細分析(例えば、耳真菌の状態を分析する段階)には十分ではない場合がある。同じサンプルに対して、採点スキームに基づく異なる品質スコアを与えることができる。例えば、収集された生理学的データが人(例えば、医師)又はコンピュータ処理システムによって使用される(例えば、分析/診断に向けて)場合に異なる採点スキームを使用することができる。採点スキームの選択は、生理学的検査中又はその前に行うことができる。
多値品質スコアは、患者が身体活動に関する命令に従う程度を示すことができることに注意されたい。例えば、肺の聴診中に、患者は、異なる方式で呼吸するか(吸気、排気、停止、深呼吸のような)、又は後に多値品質スコアが決定される時(例えば、ユーザに提供される命令を実施することによって読取を改善する可能性を示す多値品質スコアが決定された第1の時間よりも後であり、患者が命令に従って行動し始めた後の第2の時間)に多値品質スコアを高めようと試みるために測定中にセンサを患者の皮膚の上の安定した位置に保持するように命令される場合がある。生理学的データに関して患者が命令に従った程度の評価としての多値品質スコアを決定することができる。
多値品質スコアは、1又は2以上のセンサによって収集された生理学的データに関して1又は2以上の他のセンサによって収集された生理学的(又は他の)データに部分的に基づいて決定することができる。例えば、血圧測定には、聴診によって決定することができる呼吸パターン命令に従う患者の評価にも基づく多値品質スコアを割り当てることができる。
任意的に、ステージ540での多値品質スコアを決定する段階は、生理学的データを収集した生理学的測定システムの非生理学的センサによって収集されたデータに更に基づく場合があることに注意されたい。非生理学的センサは、環境に関するデータを任意的に収集することができる(例えば、周囲音をサンプリングするマイクロフォン、周囲環境の光レベルを測定する光センサ、周囲温度の温度計、及び周囲湿度レベルセンサなど)。非生理学的センサは、生理学的データを収集する生理学的センサを含む測定システムの状態に関するデータを任意的に収集することができる。例えば、そのような非生理学的センサは、1又は2以上の次元のセンサの移動を(システムの平行移動及び/又は回転のいずれであるかに関わらず)測定する慣性測定ユニット(IMU)とすることができる。例えば、そのような非生理学的センサは、測定システム(又はその1又は複数の特定の部分)の温度、サブシステムの状態などを測定することができる。
ステージ540での多値品質スコアを決定する段階は、いかなる追加データも用いずに生理学的データ及び識別の結果だけに基づいて実施することができることに注意されたい。ステージ540での多値品質スコアを決定する段階は、いかなる追加の測定データも用いずに(しかし、時にクロックデータのような一部の他の形態のデータを用いて)生理学的データ及び識別の結果に基づいて実施することができることに注意されたい。
任意的に、ステージ540は、遠隔地にいる専門家(例えば、医師、技師)によって決定された判断基準に基づいて多値品質スコアを決定する段階を含むことができる。任意的に、判断基準は、時に以前に生理学的測定の早い時間に収集されたデータに基づいて生理学的測定中に専門家(例えば、医師、技師)が決定することができる。例えば、専門家は、体内の特定の場所及び特定の音響測定データ範囲などのような関心点(POI)を示すことができる。
ステージ550は、品質スコア(上述の多値品質スコア)に基づく多値品質フィードバック情報を有形ユーザインタフェースによって提供する段階を含む。前の図面に対して示した例に関して、ステージ550は、プロセッサ220、UI2230、又はこれら両方の組合せによって実行することができる。ステージ550の有形ユーザインタフェースは、ステージ550を実行するプロセッサが属するものと同じシステムの一部とすることができるが、必ずしもそうとは限らないことに注意されたい。例えば、可搬手持ち式生理学的モニタユニットが生理学的データを収集して処理し、次いで、別のシステム(例えば、患者のスマート電話のUI、室内の別のコンピュータのUI、無線スピーカのような)によって提供されることになるフィードバック情報を送ることができる。
ステージ550で提供される品質フィードバック情報は、ステージ540で決定される品質スコアのうちの1又は2以上、又はそのような1又は2以上の品質スコアに基づく別の情報に同一であるとすることができる。任意的に、ステージ550で提供される品質フィードバック情報は、分析ソースデータに含まれたいかなる対応する値とも異なることが可能である(すなわち、品質スコアがそれに対して決定される生理学的データの部分での振幅、音量等と異なることが可能である)。任意的に、ステージ550で提供される品質フィードバック情報は、分析ソースデータに含まれたいずれの値とも異なることが可能である。
任意的に、生理学的データは、生理学的測定デバイス(例えば、システム200)によって収集され、生理学的データの適合性は、有形ユーザインタフェースによって提供された品質フィードバック情報を知覚するユーザによる生理学的測定デバイスの作動の変更の結果として変化することに注意されたい。生理学的測定の品質は、フィードバックを受信し、それに基づいて行動するユーザ(例えば、患者又は患者の周りにいる人)が発現させる処理への変更によって影響される場合がある。ユーザによる生理学的測定デバイスの作動変更は、測定ユニット(例えば、生理学的データを取得するのに使用されるセンサ又はセンサを含むユニット)の位置/向きを移動するか又は再調節する段階、患者の身体に1又は複数のセンサによってより多くの圧力を印加する段階、1又は2以上の測定パラメータを変更する段階、患者の身体位置を再調節する段階、別様に呼吸する段階、測定ユニットのモジュール(例えば、耳鏡)を交換する段階、又は本明細書で解説するいずれかの方法のうちの1又は2以上を含むことができる。既に収集されたデータと特定の生理学的過程の分析に対するこれらのデータの適合性とに基づいて測定処理を改善するために、多値品質フィードバック情報に加えて、ユーザに追加情報を提供することができることに注意されたい。
方法500は、UIを用いた患者及び/又は検査を制御する人/システム(制御する個人が患者と同じ人ではない場合)への追加情報の提供段階を含むことができることに注意されたい。
図4(本発明に開示する主題による方法500の例を示す流れ図である)の例を参照して、ステージ510は、生理学的測定を実施するための命令を有形ユーザインタフェースによってユーザに提示する段階560を更に含むことができることに注意されたい。例えば、ステージ560は、多値品質スコアのうちの1又は2以上に基づいて方法500の一部として決定された生理学的検査の手順を修正するための命令を有形UIによって提供する段階を含むことができる。
方法500の実行中に提供されるフィードバック及び/又は命令は、収集された生理学的データの干渉又は劣化に関して考えられる原因に関する情報を任意的に含むことができる。方法500の実行中に提供されるフィードバック及び/又は命令は、収集された生理学的データのそのような干渉又は劣化に関して考えられる原因を解消するためにシステムのユーザが講じることができるアクションに関する情報を任意的に含むことができる。
ステージ560には、個人が生理学的検査の処理を修正するための命令を決定するために多値品質スコアのうちの1又は2以上を処理するステージ558が先行することができる。前の図面に対して示した例に関して、ステージ558はプロセッサ220によって実行することができる。
例えば(ステージ558及び/又は560を参照すると)、命令は、生理学的データを収集する生理学的センサの位置決め、測定デバイス(例えば、システム200)及び/又は生理学的センサの作動パラメータ、患者が行うべき行動(例えば、呼吸を停止する、咳をする、立ち上がって向きを変えるなど)、及び環境(例えば、周囲信号/周囲光を低減する)などに関連する場合がある。UIは、測定又は測定のステージ又は部分の終了(例えば、医療検査又は医療検査がいくつかの部分を有する場合は医療検査の特定の部分の終了のような)を示す方法500の一部として使用することができる。
ステージ558及び/又は560は、生理学的測定全体中に1回又はそれよりも多い回数実施することができることに注意されたい。例えば、多値品質スコアが予め決められた閾値よりも小さいか又は予め決められた閾値を予め決められた時間量にわたって下回る時にのみ命令を発生させることができる。
ステージ510を全体的に参照すると、ステージ510のサブステージの各々が生理学的測定中の異なる時間に実行されるが、サブステージの各々の回数は必ずしも同一とは限らないことに注意されたい。例えば、ステージ520は、事実上連続的に実行することができ(例えば、毎秒400個のサンプルを収集する)、ステージ530は、それよりも低い速度(例えば、1秒毎に25個のサンプルのような)で実行することができ、ステージ540は更に別の速度(例えば、2分の1秒毎に1回)で行うことができる等々である。ステージ510の各サブステージ(例えば、ステージ530、560のような)は、直前のサブステージの1回の反復又は1回よりも多い回数の反復に基づく場合がある。ステージ510の異なるサブステージは、同時に実行することができるが、必ずしもそうとは限らないことに注意されたい。例えば、特定の時間に、新しい生理学的データを収集しながら、直前に収集された生理学的データに対する品質スコアを同時に決定することができる。
システム200及び方法500に関して解説したように、一部のアクションは、生理学的測定にわたって複数の時間に実行される。任意的に、この複数の時間は、少なくとも第1の時間(例えば、第1の時点又は第1の期間)及び第2の時間(例えば、第1の時点以外の第2の時点又は第1の期間以外の第2の期間)を含むことができる。第2の時間は第1の時間よりも後であるが、第1及び第2の期間の場合に第1の期間と第2の期間は任意的に部分的に重複する場合がある。任意的に、第2の時間での(例えば、ステージ520での)生理学的データを取得する段階は、第1の時間に取得された生理学的データに対して決定された多値からもたらされた多値品質フィードバック情報の有形ユーザインタフェースによる提供段階からの結果としてユーザによる生理学的測定の変更によって影響される。生理学的測定の変更は、測定ユニット(例えば、生理学的データを取得するのに使用されるセンサ又はセンサを含むユニット)の位置/向きを移動するか又は再調節する段階、患者の身体に1又は複数のセンサによってより多くの圧力を印加する段階、1又は2以上の測定パラメータを変更する段階、患者の身体位置を再調節する段階、別様に呼吸する段階、患者の身体又は衣服の上でのシステム200の摩擦を回避する段階、測定ユニットのモジュール(例えば、耳鏡)を交換する段階、又は本明細書で解説するいずれかの方法のうちの1又は2以上を含むことができる。
図3Bは、本発明に開示する主題による患者の身体の生理学的過程の分析に向けて分析ソースデータを準備するように適応された方法500の例を示す流れ図である。方法500は、多値品質スコアのうちの少なくとも1つに基づいて、更に複数の異なる時間のうちの少なくとも1つで取得された生理学的データに基づいて分析ソースデータ(少なくとも診断可能化データを含む)を発生させる段階を含むステージ590を更に含むことができる。前の図面に対して示した例に関して、ステージ590はプロセッサ220によって実行することができる。ステージ590は、個別のシステムのプロセッサによって実行することができることに注意されたい。ステージ590は、ステージ510が完全に実行された後で又はステージ510と部分的に同時に実行することができる。すなわち、分析ソースデータの一部は、ステージ510での生理学的データの収集及び/又は処理が完了する前に発生させることができるが、必ずしもそうとは限らない。分析ソースデータの発生をどのようにしてもたらすことができるかに関する追加情報に関しては、上記でプロセッサ220に関して解説した。
ステージ590に関して、任意的に分析ソースデータを発生させる段階は、生理学的データの異なる部分をその異なる部分に対して決定された異なる多値品質スコアに基づいて圧縮する段階を含むことができることに注意されたい。一部の場合に、低品質スコアが割り当てられた生理学的データの部分は、高い品質スコアを受けた部分に対して高い圧縮レベル(及び/又は低い圧縮保存率)を用いて圧縮することができる。いくつかの部分は、分析ソースデータから完全に省くことができる(例えば、信号が低品質のものであること、関連身体場所の情報を含まないことに起因して、これらの部分の多値品質スコアが分析に対する無関連性又は不適合性を示す場合に)ことに注意されたい。
ステージ590は、高品質の測定結果が取得された生理学的測定中の時間を示すメタデータを含む分析ソースデータを発生させる段階を含むことができる。高品質の例は、少ないノイズ、測定結果内の他の信号に対する生理学的過程の高い信号比などを含む。そのようなメタデータは、異なる時点に関するランク付けを含むことができ、最高品質の測定結果が取得された持続時間(例えば、測定中の5.51秒から9.54秒の間)の表示などを含むことができる。
分析ソースデータに対するメタデータを発生させる段階は、時間累積されるパラメータを使用することができることに注意されたい。例えば、少なくとも予め決められた持続時間にわたって(例えば、連続的な少なくとも3続秒間にわたって)ある一定の状態(例えば、鼓膜が視認可能である)を適性化する連続測定結果がある場合に、生理学的測定中の時間に高品質であるというマークを付けることができる。例えば、少なくとも予め決められた累積持続時間にわたって(例えば、必ずしも連続するとは限らない少なくとも10秒にわたって)ある一定の状態(例えば、心音を聞くことができる)を適性化する累積測定結果がある場合に、生理学的測定中の時間に高品質であるというマークを付けることができる。
方法500は、分析ソースデータ(少なくとも診断可能化データを含む)を外部システムに送信する任意的ステージ5100を更に含むことができる。送信段階は、分析ソースデータを分析することになるシステム又はいずれかの他のシステムに(例えば、後の使用に向けて格納サーバに)分析ソースデータを送信する段階を含むことができる。ステージ5100の送信段階は、無線で、ケーブル接続を通して、又はいずれかの他の方式で情報を送信する段階を含むことができる。
任意的に、ステージ5100は、圧縮された生理学的データを含む分析ソースデータを外部システムに送信する段階を含むことができる。
任意的に、方法500は、分析ソースデータに基づいて生理学的過程を分析する段階(例えば、生理学的過程に関する生理学的データに基づいて患者の病状を診断する段階)を含むことができる。前の図面に対して示した例に関して、ステージ5110はプロセッサ220によって実行することができる。
上述のように、時には生理学的データを収集する装置は、異なる生理学的過程の分析に向けて、又は単一生理学的過程の異なるタイプの分析にさえ向けて使用されることが意図される生理学的データを収集することができる。同様に、時には生理学的データを収集する装置は(上記と同じ装置であるか否かに関わらず)、収集データを用いて異なる生理学的過程を分析することができ、又は異なる形態の分析を単一生理学的過程に適用することさえ可能である。
一部の場合に、収集された生理学的データに対する多値品質スコアを決定する段階は、どの分析を実行するように意図するかに関する選択に基づく場合がある。任意的に、多値品質スコアを決定する段階は、生理学的データを分析するための予め定められた有限の複数の分析手順から選択された分析手順のパラメータに更に基づく場合がある。
どの分析処理をデータ収集及び/又はパラメータ選択のターゲットにするかに関する選択は、機械を作動させる個人が行う、自動的に行う(例えば、センサのデータに基づいて、例えば、カメラデータを用いて、選択の根拠とすることができる特定の臓器への近接度を決定することができる)、又は外部システム(例えば、サーバ及び医師のステーションなど)から受信することができる。
従って、装置は、他の測定及び/又は分析処理にも有利とすることができる生理学的データを収集することができるが、スコア付け(多値品質スコアの決定)は、特定の測定のターゲットに基づいて決定することができる。
例えば、方法500に使用される装置(例えば、システム200)は、1つの時間に心臓の聴診(患者の心臓から発する音を録音し、この場合に、心臓の作動がモニタされる生理学的過程である)に用い、別の時間に肺の聴診(患者の肺から発する音を録音し、この場合に、肺の作動がモニタされる生理学的過程である)に使用することができる。生理学的過程が何であるか及び/又はどのタイプの分析に向けて収集された生理学的データが使用されることになるかに関する選択は、ユーザが行う、自動的に行う、又は遠隔システムが行うことができる。この選択は、異なる時間に変化することが可能であることに注意されたい。
ステージ590は、少なくとも、特定の生理学的過程の分析のための高品質データの準備に独特のものである点で汎用ノイズ低減とは異なることに注意されたい。上記で例証したように、非常にクリーンな信号は、特定の生理学的過程の分析に有意な情報を十分に含んでいない場合がある。それとは対照的に、方法500は、特定の処理の分析に対する収集データの適合性をモニタし、更に収集データに基づく分析ソースデータがこの特定の目的に適する、すなわち、診断可能化データを含むことを確実にするのに必要な調節を加えながら分析ソースデータの発生を可能にする。
全体的に方法500を参照すると、任意的に、取得する段階(ステージ520)、識別する段階(ステージ530)、及び決定する段階(ステージ540)は、可搬手持ち式生理学的モニタデバイスによって実行されることに注意されたい。そのような場合に、取得する段階(ステージ520)は、可搬手持ち式生理学的モニタデバイスの少なくとも1つの生理学的センサによって生理学的測定値を測定する段階(便宜上個別の過程として示すステージ505)を含むことができる。これらのステージの全ては、データを収集する生理学的測定デバイスによって(携帯のものであるか否かに関わらず)実行することができるが、必ずしもそうとは限らず、これらのステージの一部又は全ては、別のシステム、例えば、パーソナルコンピュータ、スマート電話、サーバ、遠隔コンピュータ(例えば、医師のステーション)などの上で実行することができることに注意されたい。
任意的に、取得する段階(520)、処理する段階(530)、決定する段階(540)、及び提供する段階(550)は、複数の上首尾の生理学的測定結果にわたって繰り返され、その間に決定する段階は、異なる上首尾の生理学的測定結果に対して異なる多値品質スコア(すなわち、異なる品質評価)を含むことに注意されたい。本解説の状況では、上首尾の生理学的測定結果は、医療分析/診断に十分であり(すなわち、測定結果が診断可能化データを含む)、保存され、ユーザ(例えば、医師)に対して表示される予め決められた状態を適性化する測定結果を意味する。異なる上首尾の測定結果に対して異なるスコアを与えることにより、測定のオペレータは、測定品質を改善すること及びより効率的に(例えば、より短く)することなどを行う可能性を有する。成功/失敗だけではなく品質に関するフィードバックを与えることにより、患者/オペレータを教育することが可能になる。
図6は、本発明に開示する主題による質量数品質スコアの決定を生理学的データの取得に使用される取得パラメータを自動的に修正するために使用する方法500の例を示す流れ図である。
従って、方法500は、測定データの少なくとも一部を収集する生理学的センサの1又は2以上の取得パラメータを品質スコアのうちの少なくとも1つに基づいて修正するステージ570を更に含むことができる。前の図面に対して示した例に関して、ステージ570は、プロセッサ220が実行又は少なくとも制御することができる。前の図面に対して示した例に関して、取得パラメータは、センサ210の(更に一部の場合にプロセッサ220又はシステム200の他の構成要素の)パラメータとすることができる。
ステージ570で修正することができる取得パラメータの一部の非限定例は以下を含む。
a.時間パラメータ(例えば、取得頻度、サンプリング速度、持続時間、タイミングのような)、
b.電気パラメータ(抵抗、印加電流、電圧のような)、
c.物理パラメータ(例えば、サンプリング温度のような)、
d.カメラパラメータ(例えば、照明閾値、ホワイトバランス、コントラスト、フォーカス、フォーカスのような)、
e.マイクロフォンパラメータ(例えば、高域通過、低域通過、帯域通過、帯域停止のような周波数に基づくフィルタリング、サンプリング音量、サンプリング感度のような)、
f.位置決めパラメータ(可能な場合は身体に対する移動)、
g.センサ選択(例えば、2又は3以上の類似のセンサが使用される場合)、
h.前処理パラメータ(例えば、ノイズ低減感度パラメータのような)、
i.その他。
ステージ570は、全体の生理学的測定中に1回又はそれよりも多い回数実施することができることに注意されたい。例えば、取得パラメータの修正は、多値品質スコアが予め決められた閾値よりも小さいか又は予め決められた閾値を予め決められた時間量にわたって連続して又は累積的に下回る時にのみ必要とされる場合がある。任意的に、ステージ560と570は、相乗的に実施することができる。例えば、取得パラメータの修正は、ユーザがセンサを移動する場合に最も有効に利用することができ、ユーザによる他の変更(命令によるか又はよらない)は、取得パラメータの修正を必要とする場合がある。
1つの多値品質スコア(又は複数のスコア)に加えて、取得パラメータは、ステージ570で例えば患者パラメータ、センサパラメータ、環境パラメータのような付加的ファクタに基づいて修正することができる。新しい取得パラメータ(例えば、新しいサンプリング頻度)の決定及び/又は取得パラメータの修正がいつ必要とされるかに関する品質スコア閾値(又は他の基準)の決定に向けて他のパラメータを使用することができる。
任意的に、取得パラメータを修正する段階は、更に、患者の病状に応答して実行される。病状(又はより一般的に、は患者の生理学的状態)は、長期状態(体重、糖尿病、正常血圧のような)又はより一過性の病状(例えば、喉の痛み、発熱のような疾患)とすることができる。例えば、聴診に最適な音質は、患者内の脂肪濃度に依存する場合がある。
任意的に、取得パラメータを修正する段階は、更に、以前の日付(すなわち、異なる日)に行われた患者の少なくとも1つの以前の生理学的測定に関して決定された品質スコアである基準品質スコアに基づいて実行される。例えば、以前の日付での特定の患者に対する同じ生理学的検査が10のうちの7の品質スコアを獲得した場合に、少なくとも類似の品質の測定をもたらすために取得パラメータを修正することができる。過去に獲得された最良の品質が10のうちの5であった(例えば、体重、体脂肪、又は不安に起因して)別の患者に対しては、より高い測定品質レベルを獲得しようと試みるのは無益である場合がある。基準としての以前の品質スコアの使用は、システムがそれ自体の測定品質を適応可能な基準を使用することによって改善し続けることを可能にする。
異なる患者に対して異なる取得パラメータ(及び/又は修正に対する必要性に対する異なる判断基準)を使用することができる。任意的に、取得パラメータを修正する段階は、更に、医療専門家によって患者に対して選択された品質判断基準に応答して実行される。例えば、異なる患者に対して異なる品質の画像は、デバイスは言うまでもなく医者でさえも獲得することができる。例えば、聴取検査及び/又は聴診に最適な音質は、患者内の脂肪濃度に依存する場合がある。例えば、既知の心臓病を有する患者は、ある一定の態様では、心臓病歴がない患者と比較して高い品質の測定を必要とする場合がある。
ステージ570に関して上記で解説したものと類似の判断基準及び要件をステージ560での命令を発する段階に使用することができることに注意されたい。
図7は、本発明に開示する主題の例による方法500の任意的ステージ580を示している。ステージ580は、生理学的測定中に収集された生理学的データの適正部分を品質スコアに基づいて選択する段階と、有形ユーザインタフェース(例えば、医療実務者によって作動されるデバイスの)による提示段階に向けて適正部分に基づいて生理学的測定値プレビューを発生させる段階とを含む。生理学的測定値プレビューは、分析ソースデータの一部とすることができる(この場合に、ステージ580はステージ590の一部とすることができる)が、必ずしもそうとは限らない(この場合に、ステージ580は、ステージ540のインスタンスの一部又は全ての後に実行される)。一部の場合に、生理学的測定値プレビューは、診断可能化データとして識別された生理学的データの所与の部分に少なくとも部分的に重複する場合がある。生理学的測定値プレビューは、例えば、1つ又はいくつかの画像、短い映像クリップ、サムネイル(静的又は動的)、及び短い音サンプルなどを含むことができる。適正部分は、一部であり、全てではない(AはBの一部であるがBはAの一部ではない場合に、AはBの適正部分である)ことを意味することに注意されたい。方法500は、生理学的測定値プレビューを提示する段階を更に含むことができるが、必ずしもそうとは限らない。ステージ580は、方法500の他のステージを実行するものとは別のシステム、例えば、遠隔サーバ上で実行することができることに注意されたい。
図3Cは、本発明に開示する主題による方法500の例を示す流れ図である。図3Cの例では、一部の多値品質スコアが互いに累積方式に使用される。ステージ520,530,540、及び550が複数回実行された後に、任意的ステージ5120及び5130の各々を実行することができる。
任意的ステージ5120は、決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して生理学的測定に関する成功表示を提供する段階を含む。前の図面に対して示した例に関して、ステージ5120はプロセッサ220及び/又はUI230によって実行することができる。
プロセッサ220を参照すると、任意的にプロセッサ220は、決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して生理学的測定に関する成功表示を選択的に提供するように構成することができることに注意されたい。
成功表示は、ユーザインタフェース(例えば、上記で提示したUI例のうちのいずれかによる)を用いてユーザに、プロセッサに、及び/又はいずれかの他のシステムに提供することができる。成功表示は、生理学的測定が成功した(すなわち、診断可能化データが取得された)ことを示すことができる。任意的に、生理学的測定の失敗を示す他の表示を使用することができる。
例えば、成功表示は、異なる連続時間に対して決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をある連続時間にわたって満足した(例えば、閾値を超えた)(例えば、品質スコアが10のうちの6のスコアを連続的な少なくとも5秒間にわたって超えた)場合に提供することができる。例えば、成功表示は、異なる時間に対して決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準を予め決められた累積持続時間にわたって満足した(例えば、閾値を超えた)(例えば、品質スコアが10のうちの6のスコアを必ずしも連続的でなくてもよい少なくとも15秒間にわたって超えた)場合に提供することができる。例えば、成功表示は、異なる時間に対して決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準を連続して、任意的に重複しない予め決められた回数の持続時間にわたって満足した(例えば、閾値を超えた)(例えば、品質スコアが10のうちの6のスコアを連続的な少なくとも5秒間にわたって少なくとも3回超えた)場合に提供することができる。
任意的ステージ5130は、決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して生理学的測定を停止する段階を含む。前の図面に対して示した例に関して、ステージ5120はプロセッサ220及び/又はUI230によって実行することができる。前の図面に対して示した例に関して、ステージ5130はプロセッサ220によって実行することができる(プロセッサ220に関して、任意的にプロセッサ220は、決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して生理学的測定を停止するように構成することができることに注意されたい)。
例えば、生理学的測定は、異なる連続時間に対して決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をある連続時間にわたって満足した(例えば、閾値を超えた)場合に、異なる時間に対して決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準を予め決められた累積持続時間にわたって満足した(例えば、閾値を超えた)場合に、又は異なる時間に対して決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準を連続して、任意的に重複しない予め決められた回数の持続時間にわたって満足した(例えば、閾値を超えた)場合に停止することができる。
分析される生理学的過程に由来する収集された生理学的データの部分を必ずしも識別しなくても、生理学的測定結果に対して決定された多値品質スコアの類似の利用を有利とすることができることに注意されたい。
例えば、別の方法、すなわち、(a)生理学的測定中の複数の異なる時間に患者の身体から収集され、少なくとも生理学的過程からもたらされる生理学的データを取得する段階と、(b)複数の異なる時間に収集された生理学的データに対する多値品質スコアを決定する段階と、(c)決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して生理学的測定に関する成功表示を選択的に提供する段階とをプロセッサ上で実行する段階を含む患者の身体の生理学的過程の分析のための生理学的測定中に収集されたデータの適合性を示すフィードバックを提供するためのコンピュータ実装方法を本明細書によって開示する。
ステージ(c)は、決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して生理学的測定を選択的に停止するステージと交換する(又は組み合わせる)ことができる。
この方法は、方法500に関して解説したあらゆる変形を必要な変更を加えた上で含むことができるが、生理学的過程からもたらされる生理学的データの各部分を識別する段階を必要としない。
同様に、生理学的過程からもたらされる生理学的データの各部分のそのような識別を必要としない同等なシステムを開示することができる。生理学的測定中の複数の異なる時間に少なくとも生理学的過程からもたらされる生理学的データを患者の身体から収集するように作動可能な少なくとも1つの生理学的センサと、(a)複数の異なる時間に収集された生理学的データに対する多値品質スコアを決定し、かつ(b)決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して生理学的測定に関する成功表示を選択的に提供するように作動可能なプロセッサとを含む患者の身体の生理学的過程の生理学的測定のためのそのようなシステムを本明細書によって開示する。
これに代えて(又はこれに加えて)プロセッサは、(a)複数の異なる時間に収集された生理学的データに対する多値品質スコアを決定し、かつ(b)決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して生理学的測定を選択的に停止するように作動させることができる。
このシステムは、システム200に関して解説したあらゆる変形を必要な変更を加えた上で含むことができるが、生理学的過程からもたらされる生理学的データの各部分を識別することが必ずしも可能である必要はない。
同様に、プロセッサ上で実行された時に(a)生理学的測定中の複数の異なる時間に患者の身体から収集され、少なくとも生理学的過程からもたらされる生理学的データを取得する段階と、(b)複数の異なる時間に収集された生理学的データに対する多値品質スコアを決定し、決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して生理学的測定に関する成功表示を選択的に提供する段階とを生理学的測定中の複数の異なる時間にプロセッサ上で実施する命令が格納された患者の身体の生理学的過程の分析のための生理学的測定中に収集されたデータの適合性を示すフィードバックを提供するための非一時的コンピュータ可読媒体を本明細書によって説明する。
ステージ(c)は、決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して生理学的測定を選択的に停止するステージと交換する(又は組み合わせる)ことができる。
この非一時的コンピュータ可読媒体は、下記で解説するいずれかの非一時的コンピュータ可読媒体に関して解説するあらゆる変形を必要な変更を加えた上で含むことができるが、生理学的過程からもたらされる生理学的データの各部分を識別する段階を必要としない。
図8は、本発明に開示する主題による方法800の例を示す流れ図である。方法800は、患者の肺分析(すなわち、肺に関する)に対する肺聴診(すなわち、肺からの音の録音)中に収集されたデータの適合性を示すフィードバックを提供する方法500の変形である。肺分析は、例えば、患者の肺の状態、呼吸機能、呼吸パターンなどを診断/評価することを目的とする場合がある。前の図面に対して示した例に関して、方法800は、システム200によって実行することができる。任意的ステージ890が実施される場合に、方法800を患者の肺分析(患者の肺に関する病状を診断するための)に向けて聴診ソースデータを提供するために使用することができる。
方法800は、方法500の実施であり、ステージ510に関して上記で解説した詳細は、必要な変更を加えた上でステージ810に適用することができ、ステージ520に関して上記で解説した詳細は、必要な変更を加えた上でステージ820に適用することができ、他の場合も同じく適用することができる。
方法800では、生理学的データは、患者の胸又は背中から録音される音サンプルである。例えば、音サンプルは、イスラエル国ネタニヤ所在のTytocare LTD.によって生産されている手持ち式医療デバイスのようなマイクロフォンとプロセッサとを含む可搬手持ち式デバイスによって収集することができる。
任意的ステージ805は、肺場所から音サンプルを収集する段階を含む。
ステージ820は、呼吸処理からもたらされるが、例えば、任意的に、心拍、周囲音、サンプリングノイズのような他のソースからももたらされる音サンプルを肺場所から取得する段階を含む。
ステージ830は、呼吸からもたらされる音サンプルの部分を識別する段階を含む。呼吸からもたらされる音と他のソースからもたらされる音とを区別するために識別を使用することができる方式に対しては上記で解説した。
ステージ840は、音サンプルのうちの1又は2以上と識別の結果とに基づいて肺分析に対する音サンプルの適合性を示す多値品質スコアを音サンプルのうちの1又は2以上に関して決定する段階を含む。
ステージ850は、多値品質スコアのうちの少なくとも1つに基づく多値品質フィードバック情報を有形ユーザインタフェースによって提供する段階を含む。
任意的ステージ890は、音サンプルのうちの1又は2以上と多値品質スコアのうちの少なくとも1つとに基づいて肺分析のための聴診ソースデータを発生させる段階を含む。聴診ソースデータは、少なくとも、患者の肺に関する病状を診断することを可能にする診断可能化データを含む。
任意的ステージ860は、聴診サンプリング処理を実施するための命令をUIによってユーザに提示する段階を含む。
任意的ステージ858は、個人が聴診サンプリング処理を修正するための命令を決定するために多値品質スコアのうちの1又は2以上を処理する段階を含む。
任意的ステージ870は、音サンプルを収集するマイクロフォンの1又は2以上の取得パラメータを多値品質スコアのうちの少なくとも1つに基づいて修正する段階を含む。
上述の方法800は、他の聴診タイプ(例えば、心音、腸音等に関する)に対しても実施することができることに注意されたい。
図9は、本発明に開示する主題による方法900の例を示す流れ図である。方法900は、方法500の生理学的測定に向けて使用される生理学的センサ/測定デバイスを作動させるユーザ、及び/又はシステム200を作動させるユーザが任意的に実施することができる方法である。方法500及び/又はシステム200に関して上記で解説したあらゆる詳細は、対応する場合に必要な変更を加えた上で方法900に適用することができる。方法900は、身体を検査する患者又は患者の周りにいる別の人(任意的に非医療実務者)によって実行することができる。
ステージ910は、生理学的測定ユニットを用いて生理学的過程の生理学的測定を開始する段階を含む。生理学的測定ユニットは、手持ち式携帯デバイス又はそれよりも大きいデバイスとすることができる。生理学的測定、検査される生理学的過程などの選択は、患者、オペレータ、測定ユニット、別のコンピュータ、又は遠隔地にいる人(例えば、遠隔センターに所在の医師)が行うことができる。ステージ910は、測定に向けてパラメータを設定する段階を含むことができるが、必ずしもそうとは限らない。
生理学的測定(920と表示している)の複数の異なる時間に、ユーザは、ステージ930に続いてステージ940及び/又はステージ950を実行し、それに続いてステージ960を実行する。
ステージ930は、生理学的測定ユニットによって収集された生理学的過程からもたらされる生理学的データの各部分に基づいて、生理学的過程以外のソースからもたらされる生理学的データの部分をそれ程又は全く考慮しない多値品質フィードバック情報を有形ユーザインタフェースを通して受信する段階を含む。
多値品質フィードバック情報は、異なる方式のうちの1又は2以上で提示することができ、例えば、上記で解説したように、デジタル数字表示として、LED表示として、音声言語で、非発話音声により、振動又は他の触覚情報を用いて、及び他の類似の方式で提示することができる。
ステージ940は、多値品質フィードバック情報に基づいて生理学的測定ユニットが作動する方式を修正する段階を含む。ユーザは、測定ユニットの位置/向きを移動する又は再調節すること、測定ユニットの測定パラメータを変更すること、ユーザ自身の身体位置を再調節すること、別様に呼吸すること、測定ユニットのモジュール(例えば、耳鏡)を交換すること、又は上記で解説したいずれかの他の方式のような異なる方式で測定を修正することができる。
ステージ950は、有形ユーザインタフェースを通して生理学的測定を実施するための命令を受信する段階を含む。命令は、生理学的測定ユニットによって収集された生理学的過程からもたらされる生理学的データの各部分に基づいて、任意的に生理学的過程以外のソースからもたらされる生理学的データの部分をそれ程又は全く考慮しない。命令は、異なる方式のうちの1又は2以上で提示することができ、例えば、上記で解説したように、デジタル数字表示として、LED表示として、音声言語で、非発話音声により、振動又は他の触覚情報を用いて、及び他の類似の方式でユーザに提示することができる
ステージ960は、生理学的測定ユニットが作動する方式を命令に基づいて修正する段階を含む。ユーザは、ステージ940に関して上記で解説したように、異なる方式で測定を修正することができる。
任意的ステージ970は、生理学的測定の品質及び時には更にユーザによって測定が実行された方式の品質に関するフィードバック情報を受信する段階を含む。
方法900を実施することにより、ユーザは、生理学的過程の分析により適するように生理学的測定の品質を改善し、更に測定ユニットを作動させる方式をより的確に習得することができ、それによってその後の生理学的測定(いずれかがある場合に)に向けてユーザの技能も改善される。
同じく、測定結果の品質及び生理学的過程の分析に対する適合性に関するフィードバックを受信する(測定中及び/又は測定完了後に)ことにより、ユーザは、訓練を受けた専門家の介入なく分析に適する高品質測定結果を発生させることができる。
それにより、分析ソースデータ(生理学的測定結果に基づく)が最終的に分析される時に(長い時間、例えば、数時間を消費するか又は数日及び数週間をさえも要する可能性がある)、データが分析に対して十分な品質のものではなくなる(すなわち、分析ソースデータが診断可能化データを含まないことになる)可能性が有意に低減される。
図1及び図2の例に戻ると、システム200は、方法500及び800に関して上記で解説した変形のうちのいずれかを必要な変更を加えた上で実施することができることに注意されたい。下記のシステム200の説明は方法500の実行に限定されないが、これが方法500の詳細解説の後により明確になることが望ましい。
システム200は、患者の身体の生理学的過程の分析に向けて分析ソースデータを提供するためのシステムである。システム200は、生理学的測定中に複数回(a)生理学的過程及び(b)追加ソースからもたらされる生理学的データを患者の身体から収集するように作動可能な少なくとも1つの生理学的センサ210を含む。
プロセッサ220は、生理学的測定中の複数の異なる時間に(a)生理学的過程からもたらされる生理学的データの各部分を識別する段階と、(b)生理学的データ及び識別の結果に基づいて、生理学的データに関して生理学的過程の分析に対する生理学的データの適合性を示す多値品質スコア(すなわち、2よりも多いオプション)を決定する段階と、(c)品質スコアに基づくものである多値品質フィードバック情報を有形ユーザインタフェースによって提供する段階とを実行するように作動可能である。
プロセッサ220は、生理学的センサによって収集された生理学的データと多値品質スコアのうちの少なくとも1つとに基づいて分析ソースデータを発生させるように更に作動可能である。
必ずしもそうとは限らないが、プロセッサ220によって決定される品質スコアは、分析ソースデータに含まれたいずれの値とも異なることが可能である。
任意的に、プロセッサ220は、生理学的過程からもたらされる生理学的データの各部分を生理学的データに対する複数の異なる生理学的過程の効果の識別に基づいて識別するように作動させることができる。
システム2000は、生理学的測定を実施するための命令をユーザに提示するように作動させることができるUI230を含むことができる。そのような場合に、プロセッサ220は、これらの命令を多値品質スコアのうちの少なくとも1つに基づいて任意的に決定する(更に時に修正する)ことができる。
任意的に、プロセッサ220は、多値品質スコアのうちの少なくとも1つを生理学的データを分析するための予め定められた有限の複数の分析手順から選択された分析手順のパラメータに更に基づいて決定するように構成される。
例えば、システム200は、1つの時間に心臓の聴診に向けて用いて、別の時間に肺の聴診に向けて使用することができる。そのような場合のプロセッサ220は、多値品質スコアのうちの少なくとも1つを聴診のタイプに基づいて決定するように構成することができる。生理学的過程が何であるか及び/又はどのタイプの分析に向けて収集された生理学的データが使用されることになるかに関する選択は、ユーザが行う、自動的に行う、又は遠隔システムが行うことができる。この選択は、異なる時間に切り換わることが可能であることに注意されたい。
任意的に、プロセッサ220は、生理学的測定中に収集された生理学的データの適正部分を品質スコアに基づいて選択し、かつ有形ユーザインタフェースによって提供するために適正部分に基づいて生理学的測定値プレビューを発生させるように更に作動可能である。
プロセッサ220は、複数の異なる上首尾の生理学的測定結果に対して異なる多値品質スコアを決定することができる(「上首尾の」という用語の意味に関する例を方法500に関して上記で解説した)ことに注意されたい。
任意的に、少なくとも1つの生理学的センサ210の中からの生理学的センサ210は、測定のうちの少なくとも1つに対して品質スコアのうちの少なくとも1つに基づくものである取得パラメータを利用することができる。品質スコアのうちのこの少なくとも1つは、同じ生理学的測定中に生理学的センサ210によって収集された生理学的データに対して以前に決定された多値品質スコアである。
任意的に、上述の取得パラメータは、更に、医療専門家によって患者に対して選択された品質判断基準に応答して決定される。
任意的に、上述の取得パラメータは、更に、患者の病状に応答して決定される。
任意的に、上述の取得パラメータは、更に、以前の時間/日付に行われた少なくとも1つの以前の生理学的測定に関して決定された品質スコアに応答して決定される。
任意的に、多値品質スコアは、患者が身体活動に関する命令に従う程度を示している。
任意的に、プロセッサ220は、生理学的過程に対する分析処理に各々が関連付けられた複数の予め定められた採点スキームからの採点スキームの選択に基づいて多値品質スコアを決定するように構成することができる。
任意的に、プロセッサ220は、分析ソースデータに向けて生理学的データの異なる部分をその異なる部分に対して決定された異なる多値品質スコアに基づいて圧縮するように構成することができる。任意的に、通信モジュール240は、圧縮された生理学的データを含む分析ソースデータを外部システムに送信するように作動させることができる。
一部の場合に、低品質スコアが割り当てられた生理学的データの部分を高い品質スコアを受けた部分に対して高い圧縮レベル(及び/又は低い圧縮保存率)を用いて圧縮することができる。いくつかの部分は、分析ソースデータから完全に省くことができる(例えば、信号が低品質のものであること、関連身体場所の情報を含まないことに起因して、これらの部分の多値品質スコアが分析に対する無関連性又は不適合性を示す場合に)ことに注意されたい。
任意的に、プロセッサ220は、遠隔地にいる専門家によって決定された判断基準に基づいて多値品質スコアを決定するように構成することができる。任意的に、判断基準は、時に以前に生理学的測定の早期の時点で収集されたデータに基づいて生理学的測定中に専門家(例えば、医師、技師)が決定することができる。例えば、専門家は、身体上の特定の場所及び特定の音響測定データ範囲などのような関心点(POI)を示すことができる。
システム200は、1又は2以上の非生理学的センサ(例えば、IMU、マイクロフォン、又は方法500で非生理学的センサに関して上記で解説した他の例)を任意的に含むことができることに注意されたい。そのような場合のプロセッサ220は、少なくとも1つの生理学的データに対する多値品質スコアを少なくとも1つの非生理学的センサによって収集されたデータに更に基づいて決定するように構成することができる。
プロセッサ220により多値品質スコアを決定する段階は、いかなる追加データも用いずに生理学的データ及び識別の結果だけに基づく場合があることに注意されたい。プロセッサ220により多値品質スコアを決定する段階は、いかなる追加の測定データも用いずに(しかし、時にクロックデータのような一部の他の形態のデータを用いて)生理学的データ及び識別の結果に基づいて実施することができることに注意されたい。
本明細書での方法500又は800に関するいずれの参照も、必要な変更を加えた上でそれぞれの方法を実行することができるシステムに適用されるものとし、更に必要な変更を加えた上で、コンピュータによって実行されると本方法の実行をもたらす命令を格納する非一時的コンピュータ可読媒体に適用されるものとする。
例えば、生理学的測定中に収集されたデータの適合性を示すフィードバックを提供するための非一時的コンピュータ可読媒体を開示する。非一時的コンピュータ可読媒体は、プロセッサ上で実行された時に、
a.生理学的測定中の複数の異なる時間に、
i.(a)生理学的過程及び(b)追加ソースからもたらされる患者の身体から収集された生理学的データを取得する段階と、
ii.生理学的測定中の複数の異なる時間に(a)生理学的過程からもたらされる生理学的データの各部分を識別する段階と、
iii.生理学的データ及び識別の結果に基づいて、生理学的過程の分析に対する生理学的データの適合性を示す多値品質スコアを生理学的データに関して決定する段階と、
iv.品質スコアに基づくものである多値品質フィードバック情報を有形ユーザインタフェースによって提供する段階と、
を実行する段階、
を実施する命令を格納する。
任意的に、非一時的コンピュータ可読媒体は、更に、プロセッサ上で実行された時に、多値品質スコアのうちの少なくとも1つに基づいて、更に複数の異なる時間に取得された生理学的データに基づいて分析ソースデータを発生させる段階を実施する命令を格納することができる。
任意的に、品質スコアは、分析ソースデータに含まれたいずれの値とも異なることが可能である。
任意的に、識別する段階は、生理学的データに対する複数の異なる生理学的過程の効果の識別に基づく場合がある。
任意的に、複数の異なる時間は、少なくとも第1の時間と、第1の時間よりも後である第2の時間とを含むことができ、第2の時間に生理学的データを取得する段階は、第1の時間に取得された生理学的データに対して決定された多値からもたらされる多値品質フィードバック情報の有形ユーザインタフェースによる提供からの結果としてのユーザによる生理学的測定の変更によって影響される。
任意的に、生理学的データは、生理学的測定デバイスが収集することができ、生理学的データの適合性は、有形ユーザインタフェースによって提供された品質フィードバック情報を知覚するユーザによる生理学的測定デバイスの作動の変更の結果として変化する。
任意的に、非一時的コンピュータ可読媒体は、更に、プロセッサ上で実行された時に、生理学的測定を実施するための命令を有形ユーザインタフェースによってユーザに提示する段階を実施する命令を格納することができる。
任意的に、多値品質スコアを決定する段階は、生理学的データを分析するための予め定められた有限の複数の分析手順から選択される分析手順の1又は2以上のパラメータに更に基づく場合がある。
任意的に、取得する段階、識別する段階、及び決定する段階は、可搬手持ち式生理学的モニタデバイスによって実行することができ、取得する段階は、可搬手持ち式生理学的モニタデバイスの少なくとも1つの生理学的センサによって生理学的測定値を測定する段階を含む。
任意的に、非一時的コンピュータ可読媒体は、更に、プロセッサ上で実行された時に、
a.生理学的測定中に収集された生理学的データの適正部分を品質スコアに基づいて選択する段階と、
b.有形ユーザインタフェースによって提供するために適正部分に基づいて生理学的測定値プレビューを発生させる段階と、
を実施する命令を格納することができる。
任意的に、非一時的コンピュータ可読媒体は、更に、プロセッサ上で実行された時に、測定データの少なくとも一部分を収集する生理学的センサの取得パラメータを品質スコアのうちの少なくとも1つに基づいて修正する段階を実施する命令を格納することができる。
任意的に、取得パラメータを修正する段階は、更に、医療専門家によって患者に対して選択された品質判断基準に応答して実行することができる。
任意的に、取得パラメータを修正する段階は、更に、患者の病状に応答して実行することができる。
任意的に、取得パラメータを修正する段階は、更に、以前の日付に行われた少なくとも1つの以前の生理学的測定に関して決定された品質スコアに応答して実行することができる。
任意的に、多値品質スコアは、患者が身体活動に関する命令に従う程度を示すことができる。
任意的に、多値品質スコアを決定する段階は、生理学的過程に対する分析処理に各々が関連付けられた複数の予め定められた採点スキームからの採点スキームの選択に基づく場合がある。
任意的に、分析ソースデータを発生させる段階は、生理学的データの異なる部分をその異なる部分に対して決定された異なる多値品質スコアに基づいて圧縮する段階を含むことができる。
任意的に、少なくとも1つの生理学的データに対する多値品質スコアを決定する段階は、更に、生理学的データを収集した生理学的測定システムの非生理学的センサによって収集されたデータに基づく場合がある。
ここで図10に注目すると、流れ図は、本発明に開示する主題による方法600の例を示している。方法600は、患者の身体から収集された生理学的データ内の診断可能化データの存在/不在を示すフィードバックを提供する方法である。前の図面に対して示した例に関して、方法600は、システム200によって実行することができる。システム200に関して解説したあらゆる変形、組合せ、又は任意的実施は、必要な変更を加えた上で方法600に関しても実施することができる。方法600に関して解説するあらゆる変形、組合せ、又は任意的実施は、必要な変更を加えた上でシステム200に関しても実施することができる。方法600は、方法500に加えて又はその代わりにプロセッサ220によって実行することができる。一部の場合に、方法600は、方法600の一部として実行することができる。
方法600は、生理学的測定中に実行され、かつプロセッサ上で生理学的測定中に1回又は複数の異なる時間にステージ610及び620、並びに任意的にステージ630及び640の一方又は両方を実行する段階を含む。ステージ610,620,630、及び640のうちのいずれか1又は2以上(及び任意的に全て)は、プロセッサ220によって実行することができることに注意されたい。
ステージ610は、患者の医療検査中に患者の身体から収集された生理学的データを取得する段階を含む。生理学的データは、瞬間測定によって取得されたデータ、又は瞬間ではなくある期間にわたって取得されたデータとすることができる。一部の場合に、生理学的データは、(a)生理学的過程及び(b)追加ソースからもたらされるデータとすることができる。システム200に関して解説したように、ステージ610において収集された生理学的データは、1又は2以上のセンサが収集することができる。医療検査は、ユーザが1又は2以上のセンサを用いて行うことができる。医療検査を行うユーザは、必ずしも公式の医療訓練を有する医療実務者であるとは限らず、一部の場合にユーザは医療実務者ではない。
ステージ620は、診断可能化データの存在を決定するために取得された生理学的データを分析する段階を含む。診断可能化データは、診断エンティティ(医療実務者、コンピュータ処理診断システムのような)が患者の病状を診断することを可能にするデータである。診断エンティティが診断可能化データに基づいて診断を行うことができるためには、診断可能化データは、そのような診断を可能にするある最低限の品質のものであることを必要とすることに注意されたい。
一部の場合に、診断エンティティは、方法600の実行後しばらくした時間に診断可能化データに基づいて診断を実施することに注意されたい。従って、診断エンティティが診断を実施した状態で診断可能化データへのアクセスを有するように、取得された生理学的データが診断可能化データを含むことを検証することが望ましい。そうでなければ、患者の身体から新しいか又は追加の生理学的データを取得するために患者の医療検査(その間に生理学的データが収集される)を繰り返さなければならなくなる。この繰り返しは、必然的に患者の、任意的に患者が自分でセンサを操作しない場合はセンサを作動させるユーザの空き時間を必要とする。医療検査を繰り返す必要性に加えて、生理学的データが診断可能化データを含まない場合に、診断エンティティは、診断可能化データを含まないデータに基づいて患者の病状を診断しようと試みることになり、従って、失敗するか又は粗悪な又は誤差の多い診断しか提供しないことになるので診断エンティティのリソースが無駄になる。
生理学的データが診断可能化データを含むか否かの決定は、ステージ530のサブステージのうちのいずれか1又は2以上、すなわち、上記で詳述したステージ531から538のうちの1又は2以上を利用して実施することができることに注意されたい。一部の場合に、取得された生理学的データ内の診断可能化データの存在を決定するために追加の/代わりの方法を使用することができる。より特定の場合に、決定は、ステージ540に関して上記で詳述したステージ530の1又は2以上のサブステージの実施の結果に基づいて決定された多値品質スコアに基づいて行うことができる。そのような場合に、計算されたスコアが、患者に対して行われた特定の医療検査及び/又は上記で詳述した特定の患者の特性等に任意的に基づくことができるある閾値よりも大きいことを要求することができる。一部の場合に、生理学的過程に由来するものと識別された生理学的データの部分に対して診断可能化データの存在を決定するための分析が実施される。
生理学的データが音声データである特定の例では、生理学的データが診断可能化データを含むか否かの決定は以下の通りに実施することができる。生理学的データを周波数領域に変換することができる。次いで、それは、周波数により、例えば、等ラウドネス曲線を用いて重み付けられる。更に、重み付き信号のエネルギを計算し、対数スケールに変換し、その後に、多値品質スコアに対するオプションの数に適合するように再度スケーリングすることができる。
ステージ630は、取得された生理学的データ内に診断可能化データが存在することを分析が示す場合に、少なくとも診断可能化データを診断エンティティに提供し(例えば、プロセッサ220により)、それによって診断エンティティが患者の病状を診断することを可能にする段階を含む。診断可能化データを診断エンティティに提供する段階は、ネットワークインタフェースを通して(有線又は無線に関わらず)診断可能化データを医療実務者によって作動されるシステム200以外の個別のデバイス(例えば、コンピュータ処理ワークステーション、スマート電話、タブレットのような)に送信する段階を含むことができる。
一部の場合に、ステージ630で提供されるデータは、診断可能化データ及び追加データを含む。一部の場合に、ステージ630で提供されるデータ内の診断可能化データの場所の表示を提供することができる。例えば、診断エンティティが提供データ内で診断可能化データを探し出すことができるように(例えば、診断可能化データに関してデータを求める手間を省くために)、診断可能化データと診断を可能にしない追加データ(例えば、低い品質のみを有するデータ)とを含むステージ610で取得された生理学的データの全てをステージ630で提供することができ、更に取得された生理学的データ内の診断可能化データの1つの場所(又は複数の場所)に関する表示を提供することができる。
ステージ640は、生理学的データが診断可能化データを含むことをステージ620の分析が示す場合に、システム200を作動させるユーザ(例えば、患者又は別の非医療実務者、例えば、患者の親族)に取得された生理学的データ内の診断可能化データの存在/不在の表示を提供する(例えば、プロセッサ220により)段階を含む。一部の場合に、表示は、取得された生理学的データ内に診断可能化データ(又はその十分な量)が存在する場合はVマークとし、診断可能化データが不在の場合はXマークとすることができる。
本明細書に示すように、一部の場合に、ユーザインタフェース230は、ユーザによって作動される手持ち式医療デバイスの一部(例えば、ディスプレイ、スピーカ、1又は2以上の振動要素、LED群のような)とすることができる。これに加えて又はこれに代えて、ユーザインタフェース230は、ユーザによって作動される手持ち式医療デバイスに対して外部であるもの、例えば、外部ディスプレイ、スマート電話の出力手段(スマート電話のディスプレイ、スピーカ、振動要素のような)、又は他のコンピュータ(この場合に、情報は、対応するコンピュータのユーザインタフェース上で提供することができる)、及び他の類似のもの(そのような場合に、取得された生理学的データ内の診断可能化データの存在/不在の表示は、有線/無線接続を通してそのような外部ユーザインタフェースに提供することができる)とすることができる。
プロセッサ220に由来するものであるか否かに関わらず、追加情報をシステム200のユーザに提供するために、任意的にUI230を使用することができることに注意されたい。例えば、UI230は、測定の品質を改善するために、測定(又は測定の一部、例えば、身体の別の場所に移動して測定を続ける)の終了を示すために、及び他の類似のことを行うために測定を変更する方式に関する命令を任意的にこれに加えて提供することができる。そのような追加情報は、検査が完了した後だけではなく任意的に検査中にUI230によって提供することができる。しかし、いずれの情報も(多値品質フィードバック情報又はUI230によって提供するいずれかの他の情報のいずれであるかに関わらず)検査を通して常時(又はいずれかを特定の時間に)提供する必要はない。
一部の場合に、生理学的データは、取得されて実時間で(例えば、少なくとも1つの生理学的センサ210によって取得された直後又は実質的に直後に(非限定例であるが、例えば遅くとも5秒以内に))分析される。一部の場合に、取得された生理学的データ内の診断可能化データの存在の表示も実時間で(例えば、取得された生理学的データ内に診断可能化データが存在すると決定した直後又は実質的に直後に(非限定例であるが、例えば遅くとも5秒以内に))提供され、それによってシステム200を作動させるユーザが患者の生理学的検査の実施を停止する時点を決定することが可能になる。一部の場合に、取得された生理学的データ内の診断可能化データの存在の表示は、取得された生理学的データ内に診断可能化データが存在するとプロセッサ220が決定した後のある一定の時点(例えば、最大で数秒又は数分後)に提供することができることに注意されたい。
生理学的データが取得されて実時間で(例えば、少なくとも1つの生理学的センサ210によって取得された直後又は実質的に直後に)分析される場合に、プロセッサ220は、取得された生理学的データが診断可能化データを含むと決定した後に医療検査に従って又は患者の予め定められた検査計画(例えば、1又は2以上の医療検査のある順序を定める)によって定められたその後の医療検査に従ってセンサを患者の身体に対して空間的に再位置決めする命令をユーザに提供するように構成することができる。
本発明に開示する主題により医療実務者システムのディスプレイ上に示されて非瞬間生理学的測定中に取得された生理学的データ内の関心点(POI)へのナビゲーションを可能にするユーザインタフェースの図11に注意されたい。
本明細書に示すように(例えば、ステージ590に関して)、一部の場合に、遠隔である(例えば、生理学的測定は、第1の地理的場所で行い、測定結果を医療実務者の第2の地理的場所に送信することができ、第2の地理的場所は第1の地理的場所から遠隔である場所、例えば、異なる町/市/州/国/等とすることができる)医療実務者(例えば、医師、技師、又は例えば診断目的で取得された生理学的データを閲覧することが許可されたいずれかの他のエンティティ)に提供される生理学的データには、診断可能化データとして識別される(例えば、診断を提供する目的のための分析に適するので、例えば、診断可能化データとして識別されない生理学的データの他の部分よりも高い品質のものであるので)生理学的データの特定の部分を示すメタデータを添付することができる。そのようなメタデータは、診断可能化データとして識別される生理学的データの部分にナビゲートする機能を医療実務者に提供するために使用することができる。この点に関して、生理学的データをナビゲートする必要性は、生理学的データが非瞬間生理学的測定中に取得され、すなわち、生理学的測定結果が特定の瞬間的な時点ではなく非瞬間的な期間にわたって取得される場合にもたらされることに注意されたい。一部の場合に、期間は、10秒よりも長い間隔、1分よりも長い間隔等である場合がある。
一部の場合に、生理学的データ(映像ファイル及び/又は音声ファイルのような1又は2以上のファイル内に含まれる)は、長い期間にわたって取得されたデータを含む場合があり、この場合に、ある僅かな量のデータだけが診断可能化データであることに注意されたい。診断可能化データとして識別された生理学的データの特定の部分を示すメタデータを使用することにより、医療実務者が診断可能化データとして識別された生理学的データの部分だけに関わることを可能にすることによってデータを分析する医療実務者の手間を省くことが可能になる。一部の場合に、診断可能化データとして識別された生理学的データの部分は、生理学的データの50%よりも少ないか又は非常に少ない場合がある。従って、医療実務者の手間を省くのは間違いない。
図示の例では、例示的医療実務者システムディスプレイ110が示されている。ディスプレイ110は、コンピュータディスプレイ又はいずれかの他のディスプレイ(スマート電話、タブレットコンピュータ、又は医療実務者によって作動されるいずれかの他のデバイスのディスプレイ)とすることができる。
生理学的データは、音声ストリーム又は映像ストリームとすることができる。そのような場合に、ディスプレイ110上に映像/音声プレーヤ120を生理学的データである映像/音声ストリームに関連付けられたプログレスバー130と共に表示することができる。プログレスバー130は、映像/音声ストリームの特定の時点に映像/音声ストリームをナビゲートすることを可能にする。診断可能化データとして識別された生理学的データの特定の部分を示すメタデータは、プログレスバー130にわたってそれぞれの表示を設けるために使用することができる。
図示の例では、生理学的データの3つの部分が診断可能化データとして識別される。そのような部分には、診断可能化データとして識別された生理学的データの部分に関連付けられたプログレスバー130のセクションにある一定の色を割り当てることによってマーク付けすることができる。これに加えて又はこれに代えて、診断可能化データとして識別された生理学的データに関連付けられたプログレスバー130のそれぞれのプログレスバー部分を指向するフラグ(例えば、図に示すPOI1,POI2,POI3)をディスプレイ110上に設けることができる。そのような場合に、フラグは、プログレスバー130内のそれぞれの部分の開始場所を指向することができ、任意的にそれぞれの部分の終了場所を指向することができる。
プログレスバーの特定の部分のマーキングに加えて又はその代わりに、経時的な生理学的データの相対品質を示すグラフ(例えば、図に示すグラフ132)をディスプレイ110上に表示することができる。そのような場合に、生理学的データに関連付けられたメタデータは、生理学的測定(その間に生理学的データが得られる)中の複数の異なる時間に計算された複数の品質スコア(任意的に多値品質スコア)を含むことができる。各品質スコアは、医療実務者による診断に対する対応する時点での生理学的データの適合性を示すことができる。グラフ132は、複数の品質スコアに基づいて発生させることができ、このグラフを医療実務者に対して提示することにより、医療実務者が生理学的データの診断可能化データを含む(又は少なくとも生理学的データの他の部分と比較して高い品質を有する)部分にナビゲートすることを可能にすることができる。
一部の場合に、プログレスバー130に加えて、異なるナビゲーションユーザインタフェース(UI)要素135をディスプレイ上に表示することができる。そのようなナビゲーションUI要素135は、システムのユーザが診断可能化データとして識別された生理学的データの部分(例えば、図に示すPOI1,POI2,POI3)の間を迅速にナビゲートすることを可能にすることができる。一部の場合に、ナビゲーションUI要素135は、生理学的データ内のいずれかの現在場所から次の又は前のPOI(生理学的データのうちで診断可能化データとして識別された部分である)に飛ぶことを可能にするボタンとすることができる。
一部の場合に、医療実務者システム(図示せず)は、医療実務者が別の医療実務者(例えば、ある一定のタイプの疾病の専門家のような)から情報を取得するためにこの別の医療実務者と通信することを可能にすることができる。この目的のために、ディスプレイ110上で医療実務者に提供されるユーザインタフェースは、医療実務者が自分で識別した1又は2以上の特定の関心領域(生理学的データのある一定の部分である)の表示を提供することを可能にすることができ、医療実務者システムは、生理学的データを医療実務者によって識別された関心領域を示すメタデータと共に第2の医療実務者の第2の医療実務者システムに送るように構成することができる。それにより、第2の医療実務者システムが、第2の医療実務者が生理学的データ内でマーク付けされた関心領域にナビゲートする(生理学的データのうちで診断可能化データを含む部分への上記医療実務者によるナビゲートと類似の方式で)ことを可能にするために上記医療実務者によってマーク付けされた特定の関心領域に第2の医療実務者システムのディスプレイ上(例えば、その中に示されているプログレスバー上)でマーク付けすることを可能にすることができる。
一部の場合に、医療実務者システム(図示せず)は、医療実務者が、自分が生成した異なるメタデータを自分がそのようなメタデータを生成したという表示と共に格納することを可能にすることができる。そのようなメタデータは、例えば、生理学的データが由来する患者に関連付けられた電子カルテ(EHR)上に格納することができる。ディスプレイ110上で医療実務者に提供されるユーザインタフェースは、医療実務者が、自分で識別した1又は2以上の特定の関心領域(生理学的データのある一定の部分である)の表示を提供することを可能にすることができ、医療実務者システムは、そのような表示を医療実務者に対して表示されている生理学的データに関連付けられたメタデータとして格納するように構成することができる。
図12は、本発明に開示する主題による例示的医療実務者システムを示す機能ブロック図を示している。医療実務者システム100は、プロセッサ140と医療実務者システムディスプレイ110とを含むことができる。医療実務者システム100は、ワークステーション、スマート電話、タブレットコンピュータ、又は医療実務者によって作動されるいずれかの他のデバイスとすることができ、かつディスプレイ110を有する。医療実務者システム100は、関連の医療実務者システム100のリソースを制御し、医療実務者システム100に関する作動を可能にするように構成することができる。
本発明に開示する主題による非瞬間生理学的測定中に取得された生理学的データ内の関心領域/区域(POI)へのナビゲーションを可能にするために実施される作動シーケンスの例を示す流れ図13に注意されたい。
ブロック710は、非瞬間生理学的測定中に取得された生理学的データ内の関心領域/区域(POI)へのナビゲーションを可能にするユーザインタフェースをディスプレイ110上に表示する方法である。ブロック710の方法は、段階720及び730を実行するプロセッサ140によって実行することができる。
段階720は、診断可能化データとして識別されている1又は2以上の第1の部分と、診断可能化データとして識別されていない少なくとも1つの第2の部分とを含む非瞬間生理学的測定中に取得された生理学的データを取得する段階を含む。
段階730は、取得された生理学的データ内で医療実務者が生理学的データを通してナビゲートすることを可能にし、第1の部分のうちの少なくとも1つの対応する第1の部分の場所の少なくとも1つの表示を含み、ユーザがこの場所を識別することを可能にするユーザインタフェースをディスプレイ110上に表示する段階を含む。
ユーザインタフェースに関する図示の及び詳しい説明は、図11に関して提供している。
図14に移ると、本発明に開示する主題による生理学的データと考慮するための関心領域の表示とを第2の医療実務者に提供するために実施される作動シーケンスの例を示す流れ図が示されている。
ブロック410は、生理学的データと生理学的データ内で考慮するための関心領域の表示とを第2の医療実務者に提供する方法である。ブロック410の方法は、段階420及び430を実行するプロセッサ140によって実行することができる。
段階420は、医療実務者から生理学的データ内の関心領域の表示を受信する段階を含む。
段階430は、生理学的データと関心領域の表示とを第2の医療実務者によって作動される遠隔ワークステーションに送り、それによって遠隔ワークステーションが生理学的データと関心領域の表示とを分析目的で第2の医療実務者に提示することを可能にする段階を含む。一部の場合に、POIは、その出所を決定することを可能にする方式で表示される(例えば、システム200によって発生されたPOIは第1の色で表示され、第1の医療実務者によって発生されたPOIは、第1の色以外の第2の色で表示され、第3の医療実務者によって発生されたPOIは、第1の色及び第2の色以外の第3の色で表示され、以降同じく続く)。一部の場合に、第2の医療実務者に対して生理学的データに関する一部のPOIが表示され、一方、生理学的データに関する一部のPOIが表示されないように、1又は2以上の選択される出所(例えば、システム200、1又は2以上の選択される医療実務者)によって発生されたPOIを示すことを可能にする方式でPOIを表示することができる。
ブロック410の方法に関する詳しい説明は、図11に関して提供している。
図15に移ると、本発明に開示する主題により医療実務者システムのディスプレイ上に示され、医療実務者が複数の患者の仮想受診を管理することを可能にする別のユーザインタフェースの図が示されている。
本発明に開示する主題により、1又は2以上の医療実務者の各々に1又は2以上の仮想患者診察を提供することができる。仮想患者診察は、生理学的測定中に取得された生理学的データを含む患者に関連付けられた情報を医療実務者に提供する段階を含む。生理学的測定は、システム200を利用して実施することができる。本明細書に示すように、診断エンティティ(例えば、医療実務者)は、患者から遠隔に位置付けられることが可能である(例えば、生理学的測定を第1の地理的場所で行い、測定結果を医療実務者の第2の地理的場所に送信することができ、第2の地理的場所は第1の地理的場所から遠隔である場所、例えば、異なる町/市/州/国/等とすることができる)。2又は3以上の医療実務者が存在する場合に、医療実務者(及び医療実務者によって作動されるそれぞれの医療実務者システム100)は、互いから遠隔に(例えば、異なる町/市/州/国/等に)所在することが可能である。
図示の例では、例示的医療実務者システムディスプレイ110が示されている。ディスプレイ110は、コンピュータディスプレイ又はいずれかの他のディスプレイ(スマート電話、タブレットコンピュータ、又は医療実務者によって作動されるいずれかの他のデバイスのディスプレイ)とすることができる。
医療実務者システム100は、医療実務者システムディスプレイ110上にユーザインタフェースを発生させることができ、ユーザインタフェースは、患者診察の待ち行列リストである患者リスト150を含むことができる。各患者診察は、例えば、システム200を用いて対応する患者の身体から採取が行われる生理学的測定中に取得された生理学的データに基づいて、医療診断サービスを要求する対応する患者に関連付けられる。
一部の場合に、患者リスト150は、任意的に、各患者診察に対して決定された品質スコアの降順で順序付けることができる。患者診察に対する品質スコアは、患者診察に向けて取得が行われる(例えば、システム200を用いて)生理学的測定中に患者の身体から取得された生理学的データを含む1又は2以上のファイルの最大品質スコアとすることができる。
患者リスト150からのある一定の患者診察の選択時に、ユーザインタフェースは、患者診察に向けて取得が行われる(例えば、システム200を用いて)生理学的測定中に患者の身体から取得された生理学的データを各々が含む1又は2以上のファイルを含むファイルリスト160を医療実務者システム100を作動させる医療実務者に提供することができる。
一部の場合に、ファイルリスト160は、任意的に、各ファイルに対して決定された品質スコアの降順で順序付けることができる。本明細書に示すように、品質スコア(任意的に多値とすることができる)は、特定の生理学的過程の分析に対する生理学的データ(ファイル内の)の適合性を示し、測定されている対応する生理学的過程からもたらされる生理学的データの部分の識別に少なくとも基づいて計算することができる。品質スコアは生理学的測定中に複数回計算されるので、各ファイルの品質スコアは、これらの品質スコアが計算された生理学的データが取得された測定中に計算された最大品質スコアとすることができる。
医療実務者によるファイルリストからの特定のファイルの選択時に、映像/音声プレーヤ120を特定の選択ファイル内に含まれる生理学的データである映像/音声ストリーム(音声ストリーム又は映像ストリームとすることができる)に関連付けられたプログレスバー130と共にディスプレイ110上に表示することができる。図15に示すユーザインタフェースは、医療実務者が、図11に関して本明細書で詳述したいずれかのアクションを選択ファイルに対して実施することを可能にすることができる。これは、医療実務者が選択ファイル内に含まれる生理学的データに関するメタデータに従って決定されたユーザインタフェースマーキング/グラフを用いて生理学的データをナビゲートすることを可能にする段階を含む。更に、これは、医療実務者が別の医療実務者(例えば、ある一定のタイプの疾病の専門家のような)から情報を取得し、一方、この他方の医療実務者に精査するための1又は2以上の特定の関心領域の表示を提供するためにこの別の医療実務者と通信することを可能にする段階を含む。
図16に移ると、本発明に開示する主題により医療実務者が複数の患者の仮想受診を管理することを可能にするために実施される作動シーケンスの例を示す流れ図が示されている。
ブロック161は、医療実務者が複数の患者の仮想受診を管理することを可能にする方法である。ブロック1610の方法は、段階1620,1630,1640、及び1650を実行するプロセッサ140によって実行することができる。
段階1620は、対応する患者の身体の生理学的過程の分析に向けて対応する非瞬間生理学的測定中に各ファイルが取得され、医療実務者による診断に対するファイルに含まれた生理学的データの適合性を示す品質スコアを各ファイルが有する患者に関連付けられた1又は2以上のファイルを複数の患者のうちの各患者に関して取得する段階を含む。
段階1630は、少なくとも、対応する患者に関連付けられたファイルの最大品質スコアによって順序付けられた患者のリストである患者リスト150をディスプレイ110上に表示する段階を含む。
段階1640は、患者リスト150内の所与の患者の選択時に、ディスプレイ110上にこの所与の患者に関連付けられたファイルの第2のリスト(ファイルリスト160)を表示し、更にこれらのファイルの各々に関して対応するファイルの品質スコアを表示する段階を含む。
段階1650は、ディスプレイ110上に表示されたファイルリスト160内の所与のファイルの選択時に、取得された生理学的データ内で医療実務者が生理学的データを通してナビゲートすることを可能にし、診断可能化データとして識別されている少なくとも1つの対応する第1の部分の場所の少なくとも1つの表示を含み、ユーザがこの場所を識別することを可能にするユーザインタフェースを表示する段階を含む。
ブロック1610の方法に関する詳しい説明は、図15に関して提供している。ブロック1610の方法は、更に、医療実務者がブロック410の方法を実施することを可能にすることができることに更に注意されたい。
本発明に開示する主題は、コンピュータシステムのようなプログラマブル装置上で稼働する時に本発明による方法の段階を実施するための又はプログラマブル装置が本発明によるデバイス又はシステムの機能を実施することを可能にするためのコード部分を少なくとも含むコンピュータシステム上で稼働するためのコンピュータプログラムによって実施することができる。
コンピュータプログラムは、特定のアプリケーションプログラム及び/又はオペレーティングシステムのような命令のリストである。コンピュータプログラムは、例えば、サブルーチン、機能、手順、方法、実施、実行可能アプリケーション、アプレット、サーブレット、ソースコード、コード、共有ライブラリ/動的ロードライブラリ、及び/又はコンピュータシステム上での実行に向けて設計された他の命令シーケンスのうちの1又は2以上を含むことができる。
コンピュータプログラムは、非一時的コンピュータ可読媒体上に内部的に格納することができる。コンピュータプログラムの全て又は一部は、情報処理システムに恒久的に、着脱可能に、又は遠隔的に結合されたコンピュータ可読媒体上に提供することができる。コンピュータ可読媒体は、限定ではなく例として、ディスク及びテープのストレージ媒体を含む磁気ストレージ媒体、コンパクトディスク媒体(例えば、CD ROM、CD Rのような)及びデジタルビデオディスクストレージ媒体のような光ストレージ媒体、FLASHメモリ、EEPROM、EPROM、ROMのような半導体ベースのメモリユニットを含む不揮発性メモリストレージ媒体、強磁性デジタルメモリ、MRAM、レジスタ、バッファ又はキャッシュ、メインメモリ、RAMなどを含む揮発性ストレージ媒体をあらゆる個数で含むことができる。
コンピュータ処理は、典型的には、実行(稼働)プログラム又はプログラムの一部分と、現プログラム値及び状態情報と、処理の実行を管理するためにオペレーティングシステムによって使用されるリソースとを含む。オペレーティングシステム(OS)は、コンピュータのリソースの共有を管理し、これらのリソースにアクセスするのに使用されるインタフェースをプログラミング者に提供するソフトウエアである。オペレーティングシステムは、システムデータ及びユーザ入力を処理し、タスク及び内部システムリソースをシステムのユーザ及びプログラムへのサービスとして割り当てて管理することによって応答する。
コンピュータシステムは、例えば、少なくとも1つの処理ユニットと、関連のメモリと、いくつかの入力/出力(I/O)デバイスとを含むことができる。コンピュータプログラムを実行する時に、コンピュータシステムは、コンピュータプログラムに従って情報を処理し、得られる出力情報をI/Oデバイスを通して生成する。
以上の明細書では、本発明に開示する主題を特定の例示的実施形態に関して説明した。しかし、特許請求の範囲に示す本発明に開示する主題の広義の精神及び範囲から逸脱することなく、これらの実施形態に様々な修正及び変更を加えることができることは明らかであろう。
本明細書に解説する接続は、それぞれのノード、ユニット、又はデバイスから又はこれらのものに例えば中間デバイスを通して信号を伝達するのに適するあらゆるタイプの接続とすることができる。従って、別途示唆又は記載しない限り、接続は、例えば、直接接続又は間接接続とすることができる。これらの接続は、単一接続、複数の接続、一方向接続、又は双方向接続であるものに関して例示又は説明することができる。しかし、異なる実施形態は、これらの接続の実施を変更することができる。例えば、双方向接続ではなく個別の一方向接続を使用することができ、その逆も同様である。同様に、複数の接続は、複数の信号を連続的に又は時間多重方式で伝達する単一接続で置換することができる。同様に、複数の信号を伝達する単一接続は、これらの信号の部分集合を伝達する様々な異なる接続に分離することができる。従って、信号を伝達することに関して多くのオプションが存在する。
しかし、他の修正、変形、及び代替も可能である。従って、本明細書及び図面は、限定的な意味ではなく例示的な意味で捉えるものとする。
本明細書では本発明に開示する主題のある一定の特徴を図示して説明したが、ここで当業者は多くの修正、代替、変形、及び均等物を想起されるであろう。従って、添付の特許請求の範囲は、本発明に開示する主題の真の精神の範囲に収まる全てのそのような修正及び変形を網羅するように意図していることを理解しなければならない。
以上の実施形態は、一例として挙げたものであり、その様々な特徴及びこれらの特徴の組合せを変形及び修正することができることは認められるであろう。
様々な実施形態を図示して説明したが、そのような開示によって本発明に開示する主題を限定する意図はなく、むしろ添付の特許請求の範囲に定める本発明に開示する主題の範囲に収まる全ての修正及び別の構造を網羅するように意図していることは認められるであろう。
500 本発明に開示する主題による方法
520 患者の身体から収集された生理学的データを取得するステージ
530 生理学的過程からもたらされる生理学的データの各部分を識別するステージ
540 生理学的データと識別結果とに基づいて生理学的過程の分析に対する生理学的データの適合性を示す多値品質スコアを生理学的データに関して決定するステージ
550 品質スコアに基づくものである多値品質フィードバック情報を有形ユーザインタフェースによって提供するステージ

Claims (171)

  1. 医療実務者ではないユーザによってセンサを用いて行われている患者の身体の医療検査中に取得された生理学的データを取得し、
    診断エンティティが後に前記患者の病状を診断することを可能にする診断可能化データの存在を決定するために前記取得された生理学的データを分析し、かつ
    存在する場合に少なくとも前記診断可能化データを前記診断エンティティに提供し、それによって該診断エンティティが前記患者の前記病状を診断することを可能にする、
    ように構成されたプロセッサ、
    を含むことを特徴とするシステム。
  2. 前記診断エンティティは、医療実務者であることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. システムが、ネットワークインタフェースを更に含み、
    前記提供することは、前記ネットワークインタフェースを通じて、少なくとも前記診断可能化データを前記医療実務者によって作動される個別のデバイスに送信することを含む、
    ことを特徴とする請求項2に記載のシステム。
  4. 前記ネットワークインタフェースは、無線であることを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  5. システム及び前記センサが、前記ユーザによって作動される手持ち式デバイス内に含まれることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  6. 前記センサは、前記ユーザによって作動される手持ち式デバイス内に含まれ、システムが、該手持ち式デバイスに対して外部であることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  7. 前記取得すること及び前記分析することは、前記医療検査中に実時間で行われ、
    前記プロセッサは、前記分析が、前記診断可能化データが前記生理学的データ内に存在することを示す場合に、該診断可能化データの存在の表示を前記ユーザに提供するように更に構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  8. 前記表示は、(a)前記ユーザによって作動されるデバイスのユーザインタフェースを通じて提供される視覚表示、(b)該ユーザによって作動される該デバイスのスピーカを通じて提供される音声表示、(c)該ユーザによって作動される該デバイス内の振動要素を通じて提供される振動表示のうちの1又は2以上であることを特徴とする請求項7に記載のシステム。
  9. 前記デバイスは、前記センサを含む手持ち式デバイスであることを特徴とする請求項8に記載のシステム。
  10. 前記医療検査は、連続期間にわたって行われる非瞬間生理学的測定であり、
    前記プロセッサは、
    前記非瞬間生理学的測定中の複数の時点で、前記診断エンティティによる診断のための現在取得された前記生理学的データの適合性を示す多値品質スコアを決定し、かつ
    対応する前記決定された多値品質スコアに基づくものである実時間多値品質フィードバック情報を前記ユーザに提供する、
    ように更に構成される、
    ことを特徴とする請求項7に記載のシステム。
  11. 前記多値品質フィードバック情報は、前記ユーザによって作動されるデバイスのユーザインタフェースを通じて提供されることを特徴とする請求項10に記載のシステム。
  12. 前記プロセッサは、前記多値品質スコアが予め定められた閾値よりも低い時に前記生理学的データ取得を改善するための命令を前記ユーザに提供するように更に構成されることを特徴とする請求項10に記載のシステム。
  13. 前記命令は、前記患者の身体に対して前記センサを空間的に再位置決めするための命令であることを特徴とする請求項12に記載のシステム。
  14. 前記生理学的データは、前記センサによって取得された生データであることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  15. 前記センサは、音声センサであり、前記生理学的データは、音声記録であることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  16. 前記センサは、カメラであり、前記生理学的データは、画像又は映像記録であることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  17. 前記プロセッサは、診断可能化データの不在が決定された場合に前記センサを用いて前記生理学的データを再取得するように前記ユーザに命令するように更に構成されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  18. 前記プロセッサは、前記決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して前記生理学的測定に関する成功表示を選択的に提供するように構成されることを特徴とする請求項7に記載のシステム。
  19. 前記プロセッサは、前記決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して前記生理学的測定を停止するように構成されることを特徴とする請求項7に記載のシステム。
  20. 前記生理学的データは、(a)生理学的過程からもたらされる第1のデータ、及び(b)追加ソースからもたらされる第2のデータを含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  21. 前記追加ソースは、周囲信号を含み、
    前記分析することは、周囲信号を識別すること、及び該周囲信号が閾値を超える場合に前記ユーザに警告することを含む、
    ことを特徴とする請求項20に記載のシステム。
  22. 前記プロセッサは、前記周囲信号の原因を決定し、かつ該決定された原因の表示を前記ユーザに提供するように更に構成されることを特徴とする請求項21に記載のシステム。
  23. 前記分析することは、前記生理学的過程からもたらされる前記第1のデータを識別することを含むことを特徴とする請求項20に記載のシステム。
  24. 前記分析することは、前記第1のデータ内の診断可能化データの存在を決定することを更に含むことを特徴とする請求項21に記載のシステム。
  25. 前記提供することは、前記診断可能化データと追加データとを含む前記取得された生理学的データの少なくとも一部を提供することを含み、
    前記プロセッサは、前記取得された生理学的データ内の前記診断可能化データの場所を示す情報を提供するように更に構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  26. 前記プロセッサは、診断可能化データの不在が決定された場合に前記センサを用いて前記生理学的データを再取得するように前記ユーザに命令するように更に構成されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  27. 前記取得すること及び前記分析することは、前記医療検査中に実時間で行われ、
    前記プロセッサは、前記医療検査に従って又は前記患者の予め定められた検査計画によって定められたその後の医療検査に従って該患者の身体に対して前記センサを空間的に再位置決めする命令を前記ユーザに提供するように更に構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  28. 前記プロセッサは、前記生理学的データを取得する前に周囲信号を識別し、かつ該周囲信号が閾値を超える場合に前記ユーザに警告するように更に構成されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  29. 前記診断エンティティは、前記ユーザから及び前記患者から遠隔に位置付けられることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  30. 医療実務者ではないユーザによってセンサを用いて行われている患者の身体の医療検査中に取得された生理学的データをプロセッサによって取得する段階と、
    前記取得された生理学的データを前記プロセッサによって分析し、診断エンティティが後に前記患者の病状を診断することを可能にする診断可能化データの存在を決定する段階と、
    存在する場合に少なくとも前記診断可能化データを前記診断エンティティに前記プロセッサによって提供し、それによって該診断エンティティが前記患者の前記病状を診断することを可能にする段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
  31. 前記診断エンティティは、医療実務者であることを特徴とする請求項30に記載の方法。
  32. 前記提供する段階は、ネットワークインタフェースを通じて少なくとも前記診断可能化データを前記医療実務者によって作動される個別のデバイスに送信する段階を含むことを特徴とする請求項31に記載の方法。
  33. 前記ネットワークインタフェースは、無線であることを特徴とする請求項32に記載の方法。
  34. 前記プロセッサ及び前記センサは、前記ユーザによって作動される手持ち式デバイス内に含まれることを特徴とする請求項30に記載の方法。
  35. 前記センサは、前記ユーザによって作動される手持ち式デバイス内に含まれ、前記プロセッサは、該手持ち式デバイスに対して外部であることを特徴とする請求項30に記載の方法。
  36. 前記取得する段階及び前記分析する段階は、前記医療検査中に実時間で行われ、
    方法が、
    前記分析する段階が、前記診断可能化データが前記生理学的データ内に存在することを示す場合に、該診断可能化データの存在の表示を前記ユーザに提供する段階、
    を更に含む、
    ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  37. 前記表示は、(a)前記ユーザによって作動されるデバイスのユーザインタフェースを通じて提供される視覚表示、(b)該ユーザによって作動される該デバイスのスピーカを通じて提供される音声表示、(c)該ユーザによって作動される該デバイス内の振動要素を通じて提供される振動表示のうちの1又は2以上であることを特徴とする請求項36に記載の方法。
  38. 前記デバイスは、前記センサを含む手持ち式デバイスであることを特徴とする請求項37に記載の方法。
  39. 前記医療検査は、連続期間にわたって行われる非瞬間生理学的測定であり、
    方法が、
    前記非瞬間生理学的測定中の複数の時点で、前記診断エンティティによる診断のための現在の前記取得された生理学的データの適合性を示す多値品質スコアを前記プロセッサによって決定する段階と、
    対応する前記決定された多値品質スコアに基づくものである実時間多値品質フィードバック情報を前記ユーザに提供する段階と、
    を更に含む、
    ことを特徴とする請求項36に記載の方法。
  40. 前記多値品質フィードバック情報は、前記ユーザによって作動されるデバイスのユーザインタフェースを通じて提供されることを特徴とする請求項39に記載の方法。
  41. 前記多値品質スコアが予め定められた閾値よりも低い時に前記生理学的データ取得を改善するための命令を前記ユーザに提供する段階を更に含むことを特徴とする請求項39に記載の方法。
  42. 前記命令は、前記患者の身体に対して前記センサを空間的に再位置決めするための命令であることを特徴とする請求項41に記載の方法。
  43. 前記生理学的データは、前記センサによって取得された生データであることを特徴とする請求項30に記載の方法。
  44. 前記センサは、音声センサであり、前記生理学的データは、音声記録であることを特徴とする請求項30に記載の方法。
  45. 前記センサは、カメラであり、前記生理学的データは、画像又は映像記録であることを特徴とする請求項30に記載の方法。
  46. 診断可能化データの不在が決定された場合に前記センサを用いて前記生理学的データを再取得するように前記ユーザに命令する段階を更に含むことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  47. 前記決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して前記生理学的測定に関する成功表示を選択的に提供する段階を更に含むことを特徴とする請求項39に記載の方法。
  48. 前記決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して前記生理学的測定を停止する段階を更に含むことを特徴とする請求項39に記載の方法。
  49. 前記生理学的データは、(a)生理学的過程からもたらされる第1のデータ、及び(b)追加ソースからもたらされる第2のデータを含むことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  50. 前記追加ソースは、周囲信号を含み、
    前記分析する段階は、前記周囲信号を識別する段階と、該周囲信号が閾値を超える場合に前記ユーザに警告する段階とを含む、
    ことを特徴とする請求項49に記載のシステム。
  51. 前記プロセッサは、前記周囲信号の原因を決定し、かつ該決定された原因の表示を前記ユーザに提供するように更に構成されることを特徴とする請求項50に記載のシステム。
  52. 前記分析する段階は、前記生理学的過程からもたらされる前記第1のデータを識別する段階を含むことを特徴とする請求項49に記載の方法。
  53. 前記分析する段階は、前記第1のデータ内の診断可能化データの存在を決定する段階を更に含むことを特徴とする請求項52に記載の方法。
  54. 前記提供する段階は、前記診断可能化データと追加データとを含む前記取得された生理学的データの少なくとも一部を提供する段階を含み、
    方法が、
    前記取得された生理学的データ内の前記診断可能化データの場所を示す情報を提供する段階、
    を更に含む、
    ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  55. 診断可能化データの不在が決定された場合に前記センサを用いて前記生理学的データを再取得するように前記ユーザに命令する段階を更に含むことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  56. 前記取得する段階及び前記分析する段階は、前記医療検査中に実時間で行われ、
    方法が、
    前記医療検査に従って又は前記患者の予め定められた検査計画によって定められたその後の医療検査に従って該患者の身体に対して前記センサを空間的に再位置決めする命令を前記ユーザに提供する段階、
    を更に含む、
    ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  57. 前記生理学的データを取得する前に周囲信号を識別する段階と、該周囲信号が閾値を超える場合に前記ユーザに警告する段階とを更に含むことを特徴とする請求項30に記載の方法。
  58. 前記診断エンティティは、前記ユーザから及び前記患者から遠隔に位置付けられることを特徴とする請求項30に記載の方法。
  59. 少なくとも1つのプロセッサにより、
    医療実務者ではないユーザによってセンサを用いて行われている患者の身体の医療検査中に取得された生理学的データを前記プロセッサによって取得する段階と、
    前記取得された生理学的データを前記プロセッサによって分析し、診断エンティティが後に前記患者の病状を診断することを可能にする診断可能化データの存在を決定する段階と、
    存在する場合に少なくとも前記診断可能化データを前記診断エンティティに前記プロセッサによって提供し、それによって該診断エンティティが前記患者の前記病状を診断することを可能にする段階と、
    を含む方法を実施するように実行可能なコンピュータ可読プログラムコードが具現化された非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体。
  60. 患者の身体の生理学的過程の生理学的測定のためのシステムであって、
    (a)前記生理学的過程から及び(b)追加ソースからもたらされる生理学的データを前記患者の前記身体から生理学的測定中に複数回収集するように作動可能な少なくとも1つの生理学的センサと、
    前記生理学的過程からもたらされる前記生理学的データの各部分を識別する段階、
    前記生理学的データに及び前記識別の結果に基づいて、前記生理学的過程の分析に対する該生理学的データの適合性を示す多値品質スコアを該生理学的データに関して決定する段階、及び
    有形ユーザインタフェースにより、前記多値品質スコアに基づくものである多値品質フィードバック情報を提供する段階、
    を生理学的測定中の複数の異なる時間に実行するように作動可能なプロセッサと、
    を含むことを特徴とするシステム。
  61. 前記プロセッサは、前記生理学的センサによって収集された生理学的データに及び前記多値品質スコアのうちの少なくとも1つに基づいて前記分析のための分析ソースデータを発生させるように更に作動可能であることを特徴とする請求項60に記載のシステム。
  62. 前記品質スコアは、前記分析ソースデータに含まれたいずれの値とも異なることを特徴とする請求項61に記載のシステム。
  63. 前記プロセッサは、前記生理学的過程からもたらされる前記生理学的データの前記部分を該生理学的データに対する複数の異なる生理学的過程の効果の識別に基づいて識別するように作動可能であることを特徴とする請求項60に記載のシステム。
  64. 前記ユーザインタフェースは、前記生理学的測定を実施するための命令をユーザに提示するように作動可能であり、
    前記プロセッサは、前記命令を前記多値品質スコアのうちの少なくとも1つに基づいて決定する、
    ことを特徴とする請求項60に記載のシステム。
  65. 前記プロセッサは、前記生理学的データを分析するための予め定められた有限の複数の分析手順から選択された分析手順のパラメータに更に基づいて前記多値品質スコアのうちの少なくとも1つを決定することを特徴とする請求項60に記載のシステム。
  66. 可搬手持ち式生理学的モニタデバイスであることを特徴とする請求項60に記載のシステム。
  67. 前記生理学的センサは、前記品質スコアのうちの少なくとも1つに基づくものである取得パラメータを前記測定のうちの少なくとも1つに対して利用することを特徴とする請求項60に記載のシステム。
  68. 前記取得パラメータは、医療専門家によって前記患者に対して選択された品質判断基準に更に応答して決定されることを特徴とする請求項67に記載のシステム。
  69. 前記取得パラメータは、前記患者の病状に更に応答して決定されることを特徴とする請求項67に記載のシステム。
  70. 前記取得パラメータは、以前の日付に行われた少なくとも1つの以前の生理学的測定に対して決定された品質スコアに更に応答して決定されることを特徴とする請求項67に記載のシステム。
  71. 前記多値品質スコアは、前記患者が身体活動に関する命令に従う程度を示すことを特徴とする請求項60に記載のシステム。
  72. 前記プロセッサは、複数の予め定められた採点スキームからの採点スキームの選択に基づいて前記多値品質スコアを決定し、
    各採点スキームが、前記生理学的過程に対する分析処理に関連付けられている、
    ことを特徴とする請求項60に記載のシステム。
  73. 前記プロセッサは、前記生理学的データの異なる部分を該異なる部分に対して決定された異なる多値品質スコアに基づいて前記分析ソースデータに関して圧縮するように構成されることを特徴とする請求項60に記載のシステム。
  74. 少なくとも1つの非生理学的センサを更に含み、
    前記プロセッサは、前記少なくとも1つの非生理学的センサによって収集されたデータに更に基づいて少なくとも1つの生理学的データに対する前記多値品質スコアを決定するように構成される、
    ことを特徴とする請求項60に記載のシステム。
  75. 前記プロセッサは、前記決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して前記生理学的測定に関する成功表示を選択的に提供するように構成されることを特徴とする請求項60に記載のシステム。
  76. 前記プロセッサは、前記決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して前記生理学的測定を停止するように構成されることを特徴とする請求項60に記載のシステム。
  77. 前記追加ソースは、周囲信号を含み、
    前記分析する段階は、前記周囲信号を識別する段階と、該周囲信号が閾値を超える場合に前記ユーザに警告する段階とを含む、
    ことを特徴とする請求項60に記載のシステム。
  78. 前記プロセッサは、前記周囲信号の原因を決定し、かつ該決定された原因の表示を前記ユーザに提供するように更に構成されることを特徴とする請求項77に記載のシステム。
  79. 患者の身体の生理学的過程の分析のための生理学的測定中に収集されたデータの適合性を示すフィードバックを提供するためのコンピュータ実装方法であって、
    (a)前記生理学的過程から及び(b)追加ソースからもたらされる前記患者の前記身体から収集された生理学的データを取得する段階と、
    前記生理学的過程からもたらされる前記生理学的データの各部分を識別する段階と、
    前記生理学的データに及び前記識別の結果に基づいて、前記生理学的過程の前記分析に対する該生理学的データの適合性を示す多値品質スコアを該生理学的データに関して決定する段階と、
    有形ユーザインタフェースにより、前記品質スコアに基づくものである多値品質フィードバック情報を提供する段階と、
    を生理学的測定中の複数の異なる時間にプロセッサ上で実行する段階、
    を含むことを特徴とする方法。
  80. 前記多値品質スコアのうちの少なくとも1つに及び前記複数の異なる時間のうちの少なくとも1つで取得された前記生理学的データに基づいて、前記生理学的過程の前記分析のための分析ソースデータを発生させる段階を更に含むことを特徴とする請求項79に記載の方法。
  81. 前記品質スコアは、前記分析ソースデータに含まれたいずれの値とも異なることを特徴とする請求項79に記載の方法。
  82. 前記識別する段階は、前記生理学的データに対する複数の異なる生理学的過程の効果の識別に基づいていることを特徴とする請求項79に記載の方法。
  83. 前記複数の異なる時間は、少なくとも第1の時間と、該第1の時間よりも後である第2の時間とを含み、
    前記第2の時間で前記生理学的データを取得する前記段階は、前記第1の時間に取得された生理学的データに対して決定された多値からもたらされる前記多値品質フィードバック情報の前記有形ユーザインタフェースによる提供からの結果としての前記ユーザによる前記生理学的測定の変更によって影響される、
    ことを特徴とする請求項79に記載の方法。
  84. 前記生理学的データは、生理学的測定デバイスによって収集され、
    前記生理学的データの前記適合性は、前記有形ユーザインタフェースによって提示された前記品質フィードバック情報を知覚するユーザによる前記生理学的測定デバイスの作動の変更の結果として変化する、
    ことを特徴とする請求項79に記載の方法。
  85. 前記生理学的測定を実施するための命令を前記有形ユーザインタフェースによってユーザに提示する段階を更に含むことを特徴とする請求項79に記載の方法。
  86. 前記多値品質スコアを決定する前記段階は、前記生理学的データを分析するための予め定められた有限の複数の分析手順から選択された分析手順のパラメータに更に基づいていることを特徴とする請求項79に記載の方法。
  87. 前記取得する段階、識別する段階、及び決定する段階は、可搬手持ち式生理学的モニタデバイスによって実行され、
    前記取得する段階は、前記可搬手持ち式生理学的モニタデバイスの少なくとも1つの生理学的センサによって前記生理学的測定値を測定する段階を含む、
    ことを特徴とする請求項79に記載の方法。
  88. 前記生理学的測定中に収集された前記生理学的データの適正部分を前記品質スコアに基づいて選択する段階と、有形ユーザインタフェースによって提示するために該適正部分に基づいて生理学的測定値プレビューを発生させる段階とを更に含むことを特徴とする請求項79に記載の方法。
  89. 前記測定データの少なくとも一部を収集する生理学的センサの取得パラメータを前記品質スコアのうちの少なくとも1つに基づいて修正する段階を更に含むことを特徴とする請求項79に記載の方法。
  90. 前記取得パラメータを修正する前記段階は、医療専門家によって前記患者に対して選択された品質判断基準に更に応答して実行されることを特徴とする請求項89に記載の方法。
  91. 前記取得パラメータを修正する前記段階は、前記患者の病状に更に応答して実行されることを特徴とする請求項89に記載の方法。
  92. 前記取得パラメータを修正する前記段階は、以前の日付に行われた少なくとも1つの以前の生理学的測定に関して決定された品質スコアに更に応答して実行されることを特徴とする請求項89に記載の方法。
  93. 前記多値品質スコアは、前記患者が身体活動に関する命令に従う程度を示すことを特徴とする請求項79に記載の方法。
  94. 前記多値品質スコアを決定する前記段階は、複数の予め定められた採点スキームからの採点スキームの選択に基づいており、
    各採点スキームが、前記生理学的過程に対する分析処理に関連付けられている、
    ことを特徴とする請求項79に記載の方法。
  95. 前記分析ソースデータを発生させる前記段階は、前記生理学的データの異なる部分を該異なる部分に対して決定された異なる多値品質スコアに基づいて圧縮する段階を含むことを特徴とする請求項79に記載の方法。
  96. 少なくとも1つの生理学的データに対する前記多値品質スコアを決定する前記段階は、該生理学的データを収集した生理学的測定システムの非生理学的センサによって収集されたデータに更に基づいていることを特徴とする請求項79に記載の方法。
  97. 前記決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して前記生理学的測定に関する成功表示を提供する段階を更に含むことを特徴とする請求項79に記載の方法。
  98. 前記決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して前記生理学的測定を停止する段階を更に含むことを特徴とする請求項79に記載の方法。
  99. 前記追加ソースは、周囲信号を含み、
    方法が、
    前記周囲信号を識別する段階と、
    前記周囲信号が閾値を超える場合に前記ユーザに警告する段階と、
    を更に含む、
    ことを特徴とする請求項79に記載の方法。
  100. 前記周囲信号の原因を決定する段階と、該決定された原因の表示を前記ユーザに提供する段階とを更に含むことを特徴とする請求項99に記載の方法。
  101. 患者の身体の生理学的過程の分析のための生理学的測定中に収集されたデータの適合性を示すフィードバックを提供するための非一時的コンピュータ可読媒体であって、
    プロセッサ上で実行された時に、
    (a)前記生理学的過程から及び(b)追加ソースからもたらされる前記患者の前記身体から収集された生理学的データを取得する段階と、
    前記生理学的過程からもたらされる前記生理学的データの各部分を識別する段階と、
    前記生理学的データに及び前記識別の結果に基づいて、前記生理学的過程の前記分析に対する該生理学的データの適合性を示す多値品質スコアを該生理学的データに関して決定する段階と、
    有形ユーザインタフェースにより、前記品質スコアに基づくものである多値品質フィードバック情報を提供する段階と、
    を生理学的測定中の複数の異なる時間に該プロセッサ上で実施する命令が格納されている、
    ことを特徴とする媒体。
  102. 前記プロセッサ上で実行された時に、
    前記多値品質スコアのうちの少なくとも1つに及び前記複数の異なる時間のうちの1つで取得された前記生理学的データに基づいて、前記生理学的過程の前記分析のための分析ソースデータを発生させる段階、
    を実施する命令が更に格納されている、
    ことを特徴とする請求項101に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  103. 前記品質スコアは、前記分析ソースデータに含まれたいずれの値とも異なることを特徴とする請求項101に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  104. 前記識別する段階は、前記生理学的データに対する複数の異なる生理学的過程の効果の識別に基づいていることを特徴とする請求項101に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  105. 前記複数の異なる時間は、少なくとも第1の時間と、該第1の時間よりも後である第2の時間とを含み、
    前記第2の時間で前記生理学的データを取得する前記段階は、前記第1の時間に取得された生理学的データに対して決定された多値からもたらされる前記多値品質フィードバック情報の前記有形ユーザインタフェースによる提供からの結果としての前記ユーザによる前記生理学的測定の変更によって影響される、
    ことを特徴とする請求項101に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  106. 前記生理学的データは、生理学的測定デバイスによって収集され、
    前記生理学的データの前記適合性は、前記有形ユーザインタフェースによって提示された前記品質フィードバック情報を知覚するユーザによる前記生理学的測定デバイスの作動の変更の結果として変化する、
    ことを特徴とする請求項101に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  107. 前記プロセッサ上で実行された時に、前記生理学的測定を実施するための命令を前記有形ユーザインタフェースによってユーザに提示する段階を実施する命令が更に格納されていることを特徴とする請求項101に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  108. 前記多値品質スコアを決定する前記段階は、前記生理学的データを分析するための予め定められた有限の複数の分析手順から選択された分析手順のパラメータに更に基づいていることを特徴とする請求項101に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  109. 前記取得する段階、識別する段階、及び決定する段階は、可搬手持ち式生理学的モニタデバイスによって実行され、
    前記取得する段階は、前記可搬手持ち式生理学的モニタデバイスの少なくとも1つの生理学的センサによって前記生理学的測定値を測定する段階を含む、
    ことを特徴とする請求項101に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  110. 前記プロセッサ上で実行された時に、
    前記生理学的測定中に収集された前記生理学的データの適正部分を前記品質スコアに基づいて選択する段階と、
    有形ユーザインタフェースによって提示するために前記適正部分に基づいて生理学的測定値プレビューを発生させる段階と、
    を実施する命令が更に格納されている、
    ことを特徴とする請求項101に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  111. 前記プロセッサ上で実行された時に、前記測定データの少なくとも一部を収集する生理学的センサの取得パラメータを前記品質スコアのうちの少なくとも1つに基づいて修正する段階を実施する命令が更に格納されていることを特徴とする請求項101に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  112. 前記取得パラメータを修正する前記段階は、医療専門家によって前記患者に対して選択された品質判断基準に更に応答して実行されることを特徴とする請求項111に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  113. 前記取得パラメータを修正する前記段階は、前記患者の病状に更に応答して実行されることを特徴とする請求項111に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  114. 前記取得パラメータを修正する前記段階は、以前の日付に行われた少なくとも1つの以前の生理学的測定に関して決定された品質スコアに更に応答して実行されることを特徴とする請求項111に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  115. 前記多値品質スコアは、前記患者が身体活動に関する命令に従う程度を示すことを特徴とする請求項101に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  116. 前記多値品質スコアを決定する前記段階は、複数の予め定められた採点スキームからの採点スキームの選択に基づいており、
    各採点スキームが、前記生理学的過程に対する分析処理に関連付けられている、
    ことを特徴とする請求項101に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  117. 前記分析ソースデータを発生させる前記段階は、前記生理学的データの異なる部分を該異なる部分に対して決定された異なる多値品質スコアに基づいて圧縮する段階を含むことを特徴とする請求項101に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  118. 少なくとも1つの生理学的データに対する前記多値品質スコアを決定する前記段階は、該生理学的データを収集した生理学的測定システムの非生理学的センサによって収集されたデータに更に基づいていることを特徴とする請求項101に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  119. 前記追加ソースは、周囲信号を含み、
    前記プロセッサ上で実行された時に、前記周囲信号を識別する段階と該周囲信号が閾値を超える場合に前記ユーザに警告する段階とを実施する命令が更に格納されている、
    ことを特徴とする請求項101に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  120. 前記プロセッサ上で実行された時に、前記周囲信号の原因を決定する段階と該決定された原因の表示を前記ユーザに提供する段階とを実施する命令が更に格納されていることを特徴とする請求項119に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  121. 患者の身体の生理学的過程の生理学的測定のためのシステムであって、
    少なくとも前記生理学的過程からもたらされる生理学的データを前記患者の前記身体から生理学的測定中の複数の異なる時間に収集するように作動可能な少なくとも1つの生理学的センサと、
    (a)前記複数の異なる時間に収集された前記生理学的データに対する多値品質スコアを決定し、かつ(b)該決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した前記複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して前記生理学的測定に関する成功表示を選択的に提供するように作動可能なプロセッサと、
    を含むことを特徴とするシステム。
  122. 患者の身体の生理学的過程の分析のための生理学的測定中に収集されたデータの適合性を示すフィードバックを提供するためのコンピュータ実装方法であって、
    生理学的測定中の複数の異なる時間に前記患者の前記身体から収集され、少なくとも前記生理学的過程からもたらされる生理学的データを取得する段階と、
    前記複数の異なる時間に収集された前記生理学的データに対する多値品質スコアを決定する段階と、
    前記決定された多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した前記複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して前記生理学的測定に関する成功表示を選択的に提供する段階と、
    をプロセッサ上で実行する段階、
    を含むことを特徴とする方法。
  123. 患者の身体の生理学的過程の分析のための生理学的測定中に収集されたデータの適合性を示すフィードバックを提供するための非一時的コンピュータ可読媒体であって、
    プロセッサ上で実行された時に、
    生理学的測定中の複数の異なる時間に前記患者の前記身体から収集され、少なくとも前記生理学的過程からもたらされる生理学的データを取得する段階と、
    前記複数の異なる時間に収集された前記生理学的データに対する多値品質スコアを決定する段階と、
    前記決定された前記多値品質スコアが予め決められた判断基準をそれにわたって満足した前記複数の異なる時間からの時間の累積量が予め決められた量を超えたと決定するのに応答して前記生理学的測定に関する成功表示を選択的に提供する段階と、
    を生理学的測定中の複数の異なる時間に前記プロセッサ上で実施する命令が格納されている、
    ことを特徴とする媒体。
  124. システムであって、
    プロセッサと、
    ディスプレイと、
    を含み、
    前記プロセッサは、
    患者の非瞬間生理学的測定中に取得され、診断可能化データとして識別されている1又は2以上の第1の部分と診断可能化データとして識別されていない少なくとも1つの第2の部分とを含む生理学的データを取得し、かつ
    前記取得された生理学的データ内で医療実務者が該生理学的データを通してナビゲートすることを可能にし、前記第1の部分のうちの少なくとも1つの対応する第1の部分の場所の少なくとも1つの表示を含み、該ユーザが該場所を識別することを可能にするユーザインタフェースを前記ディスプレイ上に表示する、
    ように構成される、
    ことを特徴とするシステム。
  125. 前記生理学的データは、音声又は映像記録であり、前記表示は、前記少なくとも1つの対応する第1の部分の開始場所の前記ユーザインタフェース上に表示されて該生理学的データに関連付けられた映像又は音声プログレスバー上の第1のマーキングを含むことを特徴とする請求項124に記載のシステム。
  126. 前記表示は、前記少なくとも1つの対応する第1の部分の終了場所の前記映像又は音声プログレスバー上の第2のマーキングを含むことを特徴とする請求項125に記載のシステム。
  127. 前記表示は、前記非瞬間生理学的測定中の対応する時点に対して各々が計算され、かつ医療実務者による診断に対する該対応する時点での前記生理学的データの適合性を各々が示す複数の多値品質スコアを表すグラフを含むことを特徴とする請求項124に記載のシステム。
  128. 前記映像又は音声記録の長さが、少なくとも10秒であることを特徴とする請求項125に記載のシステム。
  129. 前記生理学的測定は、前記医療実務者ではないユーザによって手持ち式診断デバイス内に含まれたセンサを用いて行われることを特徴とする請求項125に記載のシステム。
  130. 前記生理学的データは、第1の地理的場所で行われる前記生理学的測定中に取得され、かつ該第1の地理的場所から遠隔である前記医療実務者の第2の地理的場所に送信されることを特徴とする請求項129に記載のシステム。
  131. 前記プロセッサは、
    前記生理学的データ内の関心領域の表示を前記医療実務者から受信し、かつ
    前記生理学的データと前記関心領域の前記表示とを第2の医療実務者によって作動される遠隔ワークステーションに送り、それによって該遠隔ワークステーションが該生理学的データと該関心領域の該表示とを分析目的で該第2の医療実務者に提示することを可能にする、
    ように更に構成される、
    ことを特徴とする請求項124に記載のシステム。
  132. 前記プロセッサは、ナビゲーションユーザインタフェース(UI)要素を前記ディスプレイ上に表示するように更に構成され、
    前記ナビゲーションUI要素の起動時に、システムが、前記第1の位置のうちの次の又は以前の第1の位置まで自動的にナビゲートし、それによって前記第2の部分を飛び越すことを可能にする、
    ことを特徴とする請求項124に記載のシステム。
  133. 前記プロセッサは、
    前記生理学的データ内の関心領域の表示を前記医療実務者から受信し、かつ
    前記患者に関連付けられた電子カルテ(EHR)に前記表示を格納する、
    ように更に構成される、
    ことを特徴とする請求項124に記載のシステム。
  134. 患者の非瞬間生理学的測定中に取得され、診断可能化データとして識別されている1又は2以上の第1の部分と診断可能化データとして識別されていない少なくとも1つの第2の部分とを含む生理学的データをプロセッサによって取得する段階と、
    前記取得された生理学的データ内で医療実務者が該生理学的データを通してナビゲートすることを可能にし、前記第1の部分のうちの少なくとも1つの対応する第1の部分の場所の少なくとも1つの表示を含み、該ユーザが該場所を識別することを可能にするユーザインタフェースを前記プロセッサによってディスプレイ上に表示する段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
  135. 前記生理学的データは、音声又は映像記録であり、前記表示は、前記少なくとも1つの対応する第1の部分の開始場所の前記ユーザインタフェース上に表示されて該生理学的データに関連付けられた映像又は音声プログレスバー上の第1のマーキングを含むことを特徴とする請求項134に記載の方法。
  136. 前記表示は、前記少なくとも1つの対応する第1の部分の終了場所の前記映像又は音声プログレスバー上の第2のマーキングを含むことを特徴とする請求項135に記載の方法。
  137. 前記表示は、前記非瞬間生理学的測定中の対応する時点に対して各々が計算され、かつ医療実務者による診断に対する該対応する時点での前記生理学的データの適合性を各々が示す複数の多値品質スコアを表すグラフを含むことを特徴とする請求項134に記載の方法。
  138. 前記映像又は音声記録の長さが、少なくとも10秒であることを特徴とする請求項135に記載の方法。
  139. 前記生理学的測定は、前記医療実務者ではないユーザによって手持ち式診断デバイス内に含まれたセンサを用いて行われることを特徴とする請求項134に記載の方法。
  140. 前記生理学的データは、第1の地理的場所で行われる前記生理学的測定中に取得され、かつ該第1の地理的場所から遠隔である前記医療実務者の第2の地理的場所に送信されることを特徴とする請求項139に記載の方法。
  141. 前記生理学的データ内の関心領域の表示を前記医療実務者から前記プロセッサによって受信する段階と、
    前記生理学的データと前記関心領域の前記表示とを第2の医療実務者によって作動される遠隔ワークステーションに前記プロセッサによって送り、それによって該遠隔ワークステーションが該生理学的データと該関心領域の該表示とを分析目的で該第2の医療実務者に提示することを可能にする段階と、
    を更に含むことを特徴とする請求項134に記載の方法。
  142. ナビゲーションユーザインタフェース(UI)要素を前記ディスプレイ上に表示する段階を更に含み、
    前記ナビゲーションUI要素の起動時に、前記プロセッサは、前記第1の位置のうちの次の又は以前の第1の位置に自動的にナビゲートし、それによって前記第2の部分を飛び越すことを可能にする、
    ことを特徴とする請求項134に記載の方法。
  143. 前記生理学的データ内の関心領域の表示を前記医療実務者から前記プロセッサによって受信する段階と、
    前記患者に関連付けられた電子カルテ(EHR)に前記表示を前記プロセッサによって格納する段階と、
    を更に含むことを特徴とする請求項134に記載の方法。
  144. 患者の非瞬間生理学的測定中に取得され、診断可能化データとして識別されている1又は2以上の第1の部分と診断可能化データとして識別されていない少なくとも1つの第2の部分とを含む生理学的データを取得する段階と、
    前記取得された生理学的データ内で医療実務者が該生理学的データを通してナビゲートすることを可能にし、前記第1の部分のうちの少なくとも1つの対応する第1の部分の場所の少なくとも1つの表示を含み、該ユーザが該場所を識別することを可能にするユーザインタフェースをディスプレイ上に表示する段階と、
    を含む方法を実施するように少なくとも1つのプロセッサによって実行可能なコンピュータ可読プログラムコードが具現化された非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体。
  145. システムであって、
    プロセッサと、
    ディスプレイと、
    を含み、
    前記プロセッサは、
    複数の患者のうちの各患者に関して、各ファイルが対応する該患者の身体の生理学的過程の分析のために対応する非瞬間生理学的測定中に取得された生理学的データを含み、かつ各ファイルが医療実務者による診断に対するそこに含まれた該生理学的データの適合性を示す品質スコアを有する該患者に関連付けられた1又は2以上のファイルを取得し、かつ
    (a)前記患者のリストと(b)該患者のうちの少なくとも1人に関して患者医療検査品質スコアの少なくとも1つの表示とを前記ディスプレイ上に表示する、
    ように構成される、
    ことを特徴とするシステム。
  146. 前記患者医療検査品質スコアは、前記対応する患者に関連付けられた前記ファイルの最大品質スコアであり、
    前記リストは、少なくとも前記最大品質スコアによって順序付けられる、
    ことを特徴とする請求項145に記載のシステム。
  147. 前記プロセッサは、前記患者のうちの所与の患者の選択時に前記ディスプレイ上に該所与の患者に関連付けられた前記ファイルの第2のリストと該ファイルの各々に対してその前記品質スコアとを表示するように更に構成されることを特徴とする請求項145に記載のシステム。
  148. 前記ファイルのうちの各ファイルの前記品質スコアは、前記対応する非瞬間生理学的測定中の対応する時点に対して計算された複数の多値品質スコアからの最大スコアであり、該多値品質スコアの各々が、医療実務者による診断に対する該対応する時点での前記生理学的データの適合性を示すことを特徴とする請求項145に記載のシステム。
  149. 前記生理学的データは、診断可能化データとして識別されている1又は2以上の第1の部分と診断可能化データとして識別されていない少なくとも1つの第2の部分とを含み、
    前記プロセッサは、前記ディスプレイ上に表示された前記ファイルのうちの所与のファイルの選択時に、前記取得された生理学的データ内で医療実務者が該生理学的データを通してナビゲートすることを可能にし、診断可能化データとして識別されている少なくとも1つの対応する第1の部分の場所の少なくとも1つの表示を含み、該ユーザが該場所を識別することを可能にするユーザインタフェースを表示するように更に構成される、
    ことを特徴とする請求項145に記載のシステム。
  150. 前記生理学的データは、音声又は映像記録であり、前記表示は、前記少なくとも1つの対応する第1の部分の開始場所の前記ユーザインタフェース上に表示されて該生理学的データに関連付けられた映像又は音声プログレスバー上の第1のマーキングを含むことを特徴とする請求項149に記載のシステム。
  151. 前記表示は、前記少なくとも1つの対応する第1の部分の終了場所の前記映像又は音声プログレスバー上の第2のマーキングを含むことを特徴とする請求項150に記載のシステム。
  152. 前記表示は、前記非瞬間生理学的測定中の対応する時点に対して各々が計算され、かつ医療実務者による診断に対する該対応する時点での前記生理学的データの適合性を各々が示す複数の多値品質スコアを表すグラフを含むことを特徴とする請求項149に記載のシステム。
  153. 前記映像又は音声記録の長さが、少なくとも10秒であることを特徴とする請求項150に記載のシステム。
  154. 前記生理学的測定は、前記医療実務者ではないユーザによって手持ち式診断デバイス内に含まれたセンサを用いて行われることを特徴とする請求項149に記載のシステム。
  155. 前記生理学的データは、第1の地理的場所で行われる前記生理学的測定中に取得され、かつ該第1の地理的場所から遠隔である前記医療実務者の第2の地理的場所に送信されることを特徴とする請求項154に記載のシステム。
  156. 前記プロセッサは、
    前記生理学的データ内の関心領域の表示を前記医療実務者から受信し、かつ
    前記生理学的データと前記関心領域の前記表示とを第2の医療実務者によって作動される遠隔ワークステーションに送り、それによって該遠隔ワークステーションが該生理学的データと該関心領域の該表示とを分析目的で該第2の医療実務者に提示することを可能にする、
    ように更に構成される、
    ことを特徴とする請求項149に記載のシステム。
  157. 前記リストは、前記最大品質スコアの降順で順序付けられることを特徴とする請求項146に記載のシステム。
  158. 複数の患者のうちの各患者に関して、各ファイルが対応する該患者の身体の生理学的過程の分析のために対応する非瞬間生理学的測定中に取得された生理学的データを含み、かつ各ファイルが医療実務者による診断に対するそこに含まれた該生理学的データの適合性を示す品質スコアを有する該患者に関連付けられた1又は2以上のファイルをプロセッサによって取得する段階と、
    (a)前記患者のリストと(b)該患者のうちの少なくとも1人に関して患者医療検査品質スコアの少なくとも1つの表示とをプロセッサによって前記ディスプレイ上に表示する段階と、
    を含むことを特徴とする方法。
  159. 前記患者医療検査品質スコアは、前記対応する患者に関連付けられた前記ファイルの最大品質スコアであり、
    前記リストは、少なくとも前記最大品質スコアによって順序付けられる、
    ことを特徴とする請求項158に記載の方法。
  160. 前記患者のうちの所与の患者の選択時に前記ディスプレイ上に該所与の患者に関連付けられた前記ファイルの第2のリストと該ファイルの各々に対してその前記品質スコアとを表示する段階を更に含むことを特徴とする請求項158に記載の方法。
  161. 前記ファイルのうちの各ファイルの前記品質スコアは、前記対応する非瞬間生理学的測定中の対応する時点に対して計算された複数の多値品質スコアからの最大スコアであり、該多値品質スコアの各々が、医療実務者による診断に対する該対応する時点での前記生理学的データの適合性を示すことを特徴とする請求項158に記載の方法。
  162. 前記生理学的データは、診断可能化データとして識別されている1又は2以上の第1の部分と、診断可能化データとして識別されていない少なくとも1つの第2の部分とを含み、
    方法が、
    前記ディスプレイ上に表示された前記ファイルのうちの所与のファイルの選択時に、前記取得された生理学的データ内で医療実務者が該生理学的データを通してナビゲートすることを可能にし、診断可能化データとして識別されている少なくとも1つの対応する第1の部分の場所の少なくとも1つの表示を含み、該ユーザが該場所を識別することを可能にするユーザインタフェースを前記プロセッサによって表示する段階、
    を更に含む、
    ことを特徴とする請求項158に記載の方法。
  163. 前記生理学的データは、音声又は映像記録であり、前記表示は、前記少なくとも1つの対応する第1の部分の開始場所の前記ユーザインタフェース上に表示されて該生理学的データに関連付けられた映像又は音声プログレスバー上の第1のマーキングを含むことを特徴とする請求項162に記載の方法。
  164. 前記表示は、前記少なくとも1つの対応する第1の部分の終了場所の前記映像又は音声プログレスバー上の第2のマーキングを含むことを特徴とする請求項163に記載の方法。
  165. 前記表示は、前記非瞬間生理学的測定中の対応する時点に対して各々が計算され、かつ医療実務者による診断に対する該対応する時点での前記生理学的データの適合性を各々が示す複数の多値品質スコアを表すグラフを含むことを特徴とする請求項162に記載の方法。
  166. 前記映像又は音声記録の長さが、少なくとも10秒であることを特徴とする請求項163に記載の方法。
  167. 前記生理学的測定は、前記医療実務者ではないユーザによって手持ち式診断デバイス内に含まれたセンサを用いて行われることを特徴とする請求項162に記載の方法。
  168. 前記生理学的データは、第1の地理的場所で行われる前記生理学的測定中に取得され、かつ該第1の地理的場所から遠隔である前記医療実務者の第2の地理的場所に送信されることを特徴とする請求項167に記載の方法。
  169. 前記生理学的データ内の関心領域の表示を前記医療実務者から前記プロセッサによって受信する段階と、
    前記生理学的データと前記関心領域の前記表示とを第2の医療実務者によって作動される遠隔ワークステーションに前記プロセッサによって送り、それによって該遠隔ワークステーションが該生理学的データと該関心領域の該表示とを分析目的で該第2の医療実務者に提示することを可能にする段階と、
    を更に含むことを特徴とする請求項162に記載の方法。
  170. 前記リストは、前記最大品質スコアの降順で順序付けられることを特徴とする請求項159に記載の方法。
  171. 複数の患者のうちの各患者に関して、各ファイルが対応する該患者の身体の生理学的過程の分析のために対応する非瞬間生理学的測定中に取得された生理学的データを含み、かつ各ファイルが医療実務者による診断に対するそこに含まれた該生理学的データの適合性を示す品質スコアを有する該患者に関連付けられた1又は2以上のファイルを取得する段階と、
    (a)前記患者のリストと(b)該患者のうちの少なくとも1人に関して患者医療検査品質スコアの少なくとも1つの表示とをディスプレイ上に表示する段階と、
    を含む方法を実施するように少なくとも1つのプロセッサによって実行可能なコンピュータ可読プログラムコードが具現化された非一時的コンピュータ可読ストレージ媒体。
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