JP2023167399A - 皮膚化粧料 - Google Patents

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明子 若月
Akiko Wakatsuki
三佳 森田
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Abstract

【課題】 本発明は、製剤安定性に優れ、肌への使用時においてもべたつきがなく、塗布時の伸びが良好である皮膚化粧料を提供することを目的とする。【解決手段】 本発明は、JIS Z8828粒子径解析-動的光散乱法によって測定した体積基準のメジアン径が1~10μmである脂質粒子と、炭化水素油、シリコーン油及びエステル油からなる群より選ばれる1種以上の油性成分とを含む皮膚化粧料であり、脂質粒子が、植物種子からの抽出物であって、トリアシルグリセロールを含む脂質をリン脂質及びタンパク質を含んでなる膜で被覆した構造を有する脂質粒子であり、皮膚化粧料の重量に対する脂質粒子の割合が1~20重量%であり、脂質粒子の重量に対する前記油性成分の重量の割合が60~1000重量%である皮膚化粧料である。【選択図】なし

Description

本発明は、皮膚化粧料に関する。
ミネラルオイル等の油性成分は、皮膚に対する安全性及び皮膚に対するバリア機能の観点から、皮膚化粧料の基材として広く用いられている化粧料成分である。しかしながら、これらの油性成分を含む皮膚化粧料は、皮膚へのなじみが悪いため、使用後にべたつくなど使用感が悪いという課題がある。
上記課題を解決するため、リン脂質からなるリポソームを用い、界面活性剤を使用することなく、炭化水素油を乳化分散させることで、製剤安定性及び使用感が向上した皮膚化粧料が得られることが知られている。(特許文献1)
しかしながら、特許文献1に記載のリポソームを乳化安定剤として用いた化粧料は、製剤安定性及び使用感において需要者の満足のいくものではなかった。
国際公開第2014/069631号
本発明は、炭化水素油、シリコーン油及びエステル油からなる群より選ばれる1種以上の油性成分を含む皮膚化粧料であり、製剤安定性に優れ、皮膚への使用時においてもべたつきがなく、塗布時の伸びが良好である使用感の良い皮膚化粧料を提供することを目的とする。
本発明者等は、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明に到達した。すなわち、本発明は、植物種子からの抽出物であって、JIS Z8828粒子径解析-動的光散乱法によって測定した体積基準のメジアン径が1~10μmである脂質粒子と、炭化水素油、シリコーン油及びエステル油からなる群より選ばれる1種以上の油性成分とを含む皮膚化粧料であり、脂質粒子が、植物種子からの抽出物であって、トリアシルグリセロールを含む脂質をリン脂質及びタンパク質を含んでなる膜で被覆した構造を有する脂質粒子であり、皮膚化粧料の重量に対する脂質粒子の重量の割合が1~20重量%であり、脂質粒子の重量に対する前記油性成分の重量の割合が60~1000重量%である皮膚化粧料である。
本発明は、製剤安定性に優れ、肌の使用時においてもべたつきがなく、塗布時の伸びが良好である使用感の良い皮膚化粧料を提供することができる。
以下、本発明を詳述する。
本発明の皮膚化粧料は、植物種子からの抽出物であって、JIS Z8828粒子径解析-動的光散乱法によって測定した体積基準のメジアン径が1~10μmである脂質粒子と、炭化水素油、シリコーン油及びエステル油からなる群より選ばれる1種以上の油性成分とを含む皮膚化粧料であり、脂質粒子が、植物種子からの抽出物であって、トリアシルグリセロールを含む脂質をリン脂質及びタンパク質を含んでなる膜で被覆した構造を有する脂質粒子であり、皮膚化粧料の重量に対する脂質粒子の重量の割合が1~20重量%であり、脂質粒子の重量に対する前記油性成分の重量の割合が60~1000重量%である。
なお、本願発明において、皮膚化粧料としては、メイクアップ化粧料、化粧水、乳液、クリーム、オールインワンジェル及びシェービング剤等の皮膚の装飾や保護などを目的として皮膚に塗布して用いる物品を示す。
<脂質粒子>
本発明の皮膚化粧料に含まれる脂質粒子は、植物種子からの抽出物であって、JIS Z8828粒子径解析-動的光散乱法によって測定した体積基準のメジアン径が1~10μmであり、トリアシルグリセロールを含む脂質をリン脂質及びタンパク質を含んでなる膜が被覆した脂質粒子である。
植物の種子は、栄養源であるトリアシルグリセロールを含む脂質を貯蔵するために、脂質をリン脂質とタンパク質とを含んでなる膜が被覆した脂質粒子を含む。この脂質粒子は、オイルボディ、オレオソーム、リピドボディ及びスフェロソームと呼ばれることもある。
本発明における脂質粒子には、植物の種子がその細胞内に含み、オイルボディ、オレオソーム、リピドボディ及びスフェロソームと呼ばれる脂質粒子を用いる。
本発明における脂質粒子は、植物種子から抽出することによって得られる脂質粒子であり、国際公開2009/126301号公報等に記載の公知の抽出方法によって得ることができる。
本発明の皮膚化粧料に含まれる脂質粒子を抽出する種子としては、ダイズ(Glycine max)、ナタネ(Brassica spp.)、トウモロコシ(Zea mays)、ヒマワリ(Helianthus annuus)、ココナッツ(Coccus nucifera)、ゴマ及びベニバナ(Carthamus tinctorius)等の種子が好ましく、ベニバナの種子を特に好ましく用いることができる。
脂質粒子の体積基準のメジアン径は皮膚化粧料の使用感の観点から、1~10μmであり、2~6μmであることが好ましい。
前記の好ましい種子から抽出された脂質粒子を用いることで、脂質粒子の体積基準のメジアン径をこの範囲とすることが出来る。
脂質粒子の体積基準のメジアン径は、JIS Z8828粒子径解析-動的光散乱法による粒度分布計[商品名:LA-960{(株)堀場製作所製}]によって測定することができる。
脂質粒子は、市場から入手できるものを用いても良い。
脂質粒子は、水等の溶媒と必要に応じて用いられるキレート剤(グルコノラクトン等)及び保存料(安息香酸ナトリウム等)との混合物(以下、脂質粒子含有組成物と記載する)として市場から入手することができる。
市場から入手できる脂質粒子含有組成物としては、Hydresia SF2(Botaneco製)、Hydresia G2(Botaneco製)、Hydresia Dulce(Botaneco製)及びCapsol(Botaneco製)等が挙げられ、Hydresia SF2(Botaneco製)を好ましく用いることができる。
本発明においては、前記の脂質粒子を含むことで、後述する油性成分の皮膚への浸透性を向上させ、使用感の良い皮膚化粧料とすることができる。
<油性成分>
本願発明の皮膚化粧料に含まれる油性成分は、炭化水素油、シリコーン油及びエステル油からなる群より選ばれる1種以上の油性成分である。
炭化水素油は、炭素と水素からなる炭化水素化合物であり、炭化水素化合物の構造としては、直鎖状、分岐状又は環状でも、飽和又は不飽和結合を有するものでもよい。
炭化水素油としては、ミネラルオイル、流動パラフィン、ヘキサメチルテトラコサン[別名:スクワラン]、2,6,10,15,19,23-ヘキサメチルテトラコサ-2,6,10,14,18,22-ヘキサエン[別名:スクワレン]、n-オクタン、n-ヘプタン、シクロヘキサン、軽質イソパラフィン、流動イソパラフィン、ワセリン、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、オゾケライト、水添ポリイソブテン、ポリエチレンワックス、及びポリオレフィンワックス等が挙げられる。
炭化水素油は、製剤安定性の観点から、ミネラルオイルを好ましく用いることができる。
炭化水素油は、市場から入手できるものを用いてもよい。炭化水素油のうち、市場から入手できるミネラルオイルとしてはCarnation[Sonneborn LLC製(Carnationはソンボーンエルエルシーの登録商標である)]、Kaydol[Sonneborn LLC製(Kaydolはソンボーンエルエルシーの登録商標である)]及びKlearol[Sonneborn LLC製(Klearolはソンボーンエルエルシーの登録商標である)]等が挙げられる。
シリコーン油は、シロキサン構造を有する有機ケイ素化合物であり、直鎖状、分岐状又は環状でも、飽和又は不飽和結合を有するものでもよく、ポリオキシアルキレン等で変性したものを用いても良い。
シリコーン油としては、メチルフェニルポリシロキサン[別名:ジフェニルジメチコン]、カプリリルメチコン、ジメチコン、ジビニルジメチルポリシロキサンで架橋したジメチルポリシロキサン[別名:(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー]、フェニルビニルジメチルポリシロキサンで架橋したジメチルポリシロキサン共重合体[別名:(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー]、デカメチルシクロペンタシロキサン[別名:シクロペンタシロキサン]、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン[別名:シクロヘキサシロキサン]アミノプロピルジメチコン、アルキル(C26-28)ジメチコン、アルキル(C30-45)ジメチコン、ポリオキシエチレン(平均重合度10)・メチルポリシロキサン共重合体[別名:PEG-10ジメチコン]、ポリオキシエチレン(平均重合度12)・メチルポリシロキサン共重合体[別名:PEG-12ジメチコン]及びポリオキシエチレン(平均重合度9)ジメチルシロキシエチルジメチコン[別名:PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン]等が挙げられる。
シリコーン油は、塗布時の伸びの観点から、PEG-3ジメチコン及びシクロペンタシロキサンを好ましく用いることができる。
シリコーン油は、市場から入手できるものを用いてもよい。シリコーン油のうち、市場から入手できるPEG-3ジメチコンしては、KF-6015[信越化学工業(株)製]等が挙げられ、シクロペンタシロキサンの市販品としてはKF-995[信越化学工業(株)製]及びDOWSIL SH 245 Fluid[ダウ・東レ(株)製(DOWSILはザ・ダウ・ケミカル・カンパニーの登録商標である)]等が挙げられる。
エステル油は、カルボン酸とアルコールとの脱水反応によって得られるエステル化合物である。
エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸セチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、エチルヘキサン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジエチルヘキサン酸グリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、カプリル酸とカプリン酸とグリセリンとのトリエステル[別名:トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル]、ヒドロキシステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、ステアリン酸及びロジン酸とジペンタエリスリトールとのヘキサエステル[別名:ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル]、リンゴ酸ジイソステアリル、ジイソステアリン酸グリセリル、トリ-2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリエチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、パルミチン酸エチルヘキシル、トリミリスチン酸グリセリル[別名:トリミリスチン]、リシノレイン酸メチル、オレイン酸オレイル、アジピン酸ジイソブチル、ラウロイルグルタミン酸とフィトステロールとオクチルドデカノールとのエステル[別名:ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)]、アジピン酸ジヘプチルウンデシル、ラウリン酸エチル、セバシン酸ジエチルヘキシル、ミリスチン酸イソセチル、パルミチン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸ジエチルヘキシル、クエン酸トリエチル、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレン(平均重合度3)トリメチロールプロパン[別名:トリイソステアリン酸PEG-3トリメチロールプロパン]、トリイソステアリン酸ジグリセリル[別名:トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2]及びテトライソステアリン酸スクロース等が挙げられる。
エステル油は、製剤安定性の観点から、リンゴ酸ジイソステアリル、パルミチン酸エチルヘキシル及びプロピオン酸ミリスチルを好ましく用いることができる。
エステル油は、市場から入手できるものを用いてもよい。エステル油のうち、市場から入手できるリンゴ酸ジイソステアリルとしては、コスモール222[日清オイリオ(株)製]等があげられ、市場から入手できるパルミチン酸エチルヘキシルとしては、コーヨーPOC[交洋ファインケミカル(株)製]等が挙げられ、市場から入手できるプロピオン酸ミリスチルとしては、プロピオン酸ミリスチル[ラローダン ファイン ケミカルズ製]が挙げられる。
<皮膚化粧料>
皮膚化粧料は、前記脂質粒子と炭化水素油、シリコーン油及びエステル油からなる群より選ばれる1種以上の油性成分とを含む皮膚化粧料である。
本発明の皮膚化粧料は、前述の脂質粒子及び炭化水素油、シリコーン油及びエステル油の他に、その他の成分を含んでいてもよい。その他の成分としては、両性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤溶剤、水、溶剤、保湿剤、キレート剤、コンディショニング剤、増粘剤、美白剤、pH調整剤、清涼剤、着色料、紫外線散乱剤、紫外線吸収剤、防腐剤及び酸化防止剤等の公知の化粧料成分が挙げられる。
また、前記油性成分以外の油性成分を使用してもよい。
両性界面活性剤としては、アルキルジメチル酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン、アルキルイミダゾリニウムベタイン、スルホベタイン型両性界面活性剤及びアミノ酸系界面活性剤等が挙げられる。
アルキルジメチル酢酸ベタインとしては、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン[別名:ラウリルベタイン]、ミリスチルジメチルアミノ酢酸ベタイン[別名:ミリスチルベタイン]及びステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン[別名:ステアリルベタイン]等が挙げられる。
脂肪酸アミドプロピルベタインとしては、ラウリン酸アミドプロピルベタイン[別名:ラウラミドプロピルベタイン]、ミリスチン酸アミドプロピルベタイン[別名:ミリスタミドプロピルベタイン]、イソステアリン酸アミドプロピルベタイン及びヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン[別名:コカミドプロピルベタイン]等が挙げられる。
アルキルイミダゾリニウムベタインとしてはN-ラウロイル-N’-カルボキシメチル-N’-ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム[別名:ラウロアンホ酢酸Na]及びN-ヤシ油脂肪酸アシル-N’-カルボキシメチル-N’-ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム[別名:ココアンホ酢酸Na]等が挙げられる。
スルホベタイン型両性界面活性剤としては、ラウラミドプロピルヒドロキシスルタイン及びコカミドプロピルヒドロキシスルタイン等が挙げられる。
アミノ酸系界面活性剤としては、ラウリルアスパラギン酸ナトリウム、ミリスチルアスパラギン酸ナトリウム、ラウリル-β-アミノプロピオン酸ナトリウム及びラウロイルメチル-β-アラニンナトリウム[別名:ラウロイルメチルアラニンNa]等が挙げられる。
アニオン性界面活性剤としては、エーテルカルボン酸又はその塩、硫酸エステル塩、スルホン酸塩、リン酸エステル塩、脂肪酸塩及びアシル化アミノ酸塩等が挙げられる。
エーテルカルボン酸塩又はその塩としては、ポリオキシエチレン(平均重合度4)ラウリルエーテルカルボン酸ナトリウム[別名:ラウレス-4カルボン酸Na]、ポリオキシエチレン(平均重合度6)ラウリルエーテルカルボン酸ナトリウム[別名:ラウレス-6カルボン酸Na]、ポリオキシエチレン(平均重合度4)トリデシルエーテルカルボン酸ナトリウム[別名:トリデセス-4カルボン酸Na]及びポリオキシエチレン(平均重合度7)トリデシルエーテルカルボン酸ナトリウム[別名:トリデセス-7カルボン酸Na]等が挙げられる。
硫酸エステル塩としては、ラウリル硫酸ナトリウム[別名:ラウリル硫酸Na]、ポリオキシエチレン(平均重合度3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム[別名:ラウレス-3硫酸Na]、ポリオキシエチレン(平均重合度3)ラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン[別名:ラウレス-3硫酸TEA]、ポリオキシエチレン(平均重合度3)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド硫酸ナトリウム[別名:PEG-3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Na]及びポリオキシエチレン(平均重合度3)アルキル(炭素数12-13)エーテル硫酸ナトリウム[別名:(C12,C13)パレス-3硫酸Na]等が挙げられる。
スルホン酸塩としてはドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム[別名:ドデシルベンゼンスルホン酸Na]、ポリオキシエチレン(平均重合度2)スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム塩[別名:スルホコハク酸ラウレス2Na]、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム[別名:スルホコハク酸ラウリル2Na]及びポリオキシエチレン(平均重合度5)スルホコハク酸ラウロイルエタノールアミド二ナトリウム等が挙げられる。
リン酸エステル塩としては、ラウリルリン酸ナトリウム[別名:ラウリルリン酸Na]及びポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム[別名:トリラウレス-4リン酸]等が挙げられる。
脂肪酸塩としては、ミリスチン酸ナトリウム[別名:ミリスチン酸Na]、ミリスチン酸カリウム[別名:ミリスチン酸K]、ミリスチン酸トリエタノールアミン[別名:ミリスチン酸TEA]、ラウリン酸ナトリウム[別名:ラウリン酸Na]、ラウリン酸カリウム[別名:ラウリン酸K]、ラウリン酸トリエタノールアミン[別名:ラウリン酸TEA]、ステアリン酸ナトリウム[別名:ステアリン酸Na]、ステアリン酸トリエタノールアミン[別名:ステアリン酸TEA]、パルミチン酸ナトリウム[別名:パルミチン酸Na]及びパルミチン酸トリエタノールアミン[別名:パルミチン酸TEA]等が挙げられる。
アシル化アミノ酸塩としては、N-ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム[別名:ココイルメチルタウリンNa]、N-ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム[別名:ココイルサルコシンNa]、N-ラウロイルサルコシンナトリウム[別名:ラウロイルサルコシンNa]、N-ヤシ油脂肪酸サルコシントリエタノールアミン[別名:アシルグルタミン酸TEA]、N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸トリエタノールアミン[別名:ココイルグルタミン酸TEA]、N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸ナトリウム[別名:ココイルグルタミン酸Na]及びラウロイル-L-グルタミン酸トリエタノールアミン[別名:ラウロイルグルタミン酸TEA]等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、第4級アンモニウム塩及びアミン塩が挙げられる。
第4級アンモニウム塩としては、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム[別名:ステアルトリモニウムクロリド]、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム[別名:ベヘントリモニウムクロリド]、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム[別名:ジステアリルジモニウムクロリド]及びエチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム[別名:クオタニウム-33]等が挙げられる。
アミン塩としては、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド[別名:ステアラミドエチルジエチルアミン]及びベヘン酸ジメチルアミノエチルアミド[別名:ベヘナミドプロピルジメチルアミン]等が挙げられる。
ノニオン性界面活性剤としては、炭素数4~24のアルコールのアルキレンオキシド(炭素数2~8)付加物、炭素数8~24の脂肪酸とアルキレンオキシド(炭素数2~8)重合物とのエステル、多価(2価~10価)アルコールの高級脂肪酸エステルのアルキレンオキシド付加物、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル及び脂肪酸アルカノールアミド等が挙げられる。
炭素数4~24のアルコールのアルキレンオキシド(炭素数2~8)付加物としては、ポリオキシエチレン(平均重合度10)ポリオキシプロピレン(平均重合度7)ブチルエーテル[別名:PPG-7ブテス-10]、ポリオキシエチレン(平均重合度20)ラウリルエーテル[別名:ラウレス-20]、ポリオキシエチレン(平均重合度20)オレイルエーテル[別名:オレス-20]、ポリオキシエチレン(平均重合度12)ポリオキシプロピレン(平均重合度2)セチルエーテル[別名:PPG-2セテス-12]及びポリオキシエチレンセテアリルエーテルとポリオキシエチレンオレイルエーテルの混合物[別名:セレトス-5]等が挙げられる。
炭素数8~24の脂肪酸とアルコール又はアルキレンオキシド(炭素数2~8)重合物とのエステルとしては、モノステアリン酸グリセリル[別名:ステアリン酸グリセリル]、モノカプリル酸グリセリル[別名:カプリル酸グリセリル]、モノミリスチン酸グリセリル[別名:ミリスチン酸グリセリル]、モノオレイン酸グリセリル[別名:オレイン酸グリセリル]、モノステアリン酸エチレングリコール[別名:ステアリン酸グリコール]、モノラウリン酸ソルビタン[別名:ラウリン酸ソルビタン]、モノパルミチン酸ソルビタン[別名:パルミチン酸ソルビタン]、モノステアリン酸ソルビタン[別名:ステアリン酸ソルビタン]、モノオレイン酸ソルビタン[別名:オレイン酸ソルビタン]、ヤシ油脂肪酸ソルビタン、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(平均重合度6)ソルビタン[別名:オレイン酸PEG-6ソルビタン]、ポリオキシエチレン(平均重合度20)ステアリルエーテル[別名:ステアレスー20]、モノステアリン酸ポリオキシエチレングリコール(平均重合度23)[別名:ステアリン酸PEG-23]、ジステアリン酸ポリオキシエチレングリコール(平均重合度3)[別名:ジステアリン酸PEG-3]、ジステアリン酸ポリオキシエチレングリコール(平均重合度150)[別名:ジステアリン酸PEG-150]、ジステアリン酸ポリオキシエチレングリコール(平均重合度190)[別名:ジステアリン酸PEG-190]及びポリオキシエチレン(平均重合度60)硬化ヒマシ油[別名:PEG-60水添ヒマシ油]等が挙げられる。
多価(2価~10価)アルコールの高級脂肪酸エステルのアルキレンオキシド付加物としては、カプリル酸及びカプリン酸のグリセリンエステルにポリエチレンオキシド(平均重合度6)を付加重合したもの[別名:(カプリル酸/カプリン酸)PEG-6グリセリズ]、モノラウリン酸ポリオキシエチレン(平均重合度10)ソルビタン[別名:ラウリン酸PEG-10ソルビタン]、モノラウリン酸ポリオキシエチレン(平均重合度80)ソルビタン[別名:ラウリン酸PEG-80ソルビタン]、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(平均重合度6)ソルビタン[別名:オレイン酸PEG-6ソルビタン]、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(平均重合度3)ソルビタン[別名:オレイン酸PEG-3ソルビタン]、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(平均重合度40)ソルビタン[別名:オレイン酸PEG-40ソルビタン]、モノステアリン酸ポリオキシエチレン(平均重合度6)ソルビタン[別名:ステアリン酸PEG-6ソルビタン]、モノステアリン酸ポリオキシエチレン(平均重合度40)ソルビタン[別名:ステアリン酸PEG-40ソルビタン]、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレン(平均重合度160)ソルビタン[別名:トリイソステアリン酸PEG-160ソルビタン]及びポリオキシエチレン(重合度120)ジオレイン酸メチルグルコシド[別名:ジオレイン酸PEG-120メチルグルコース]等が挙げられる。
ポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、モノオレイン酸デカグリセリル[別名:オレイン酸ポリグリセリル-10]、モノラウリン酸デカグリセリル[別名:ラウリン酸ポリグリセリル-10]、イソステアリン酸デカグリセリル[別名:イソステアリン酸ポリグリセリル-10]、ジステアリン酸ポリグリセリル[別名:ジステアリン酸ポリグリセリル-10]、ステアリン酸ポリグリセリル[別名:ステアリン酸ポリグリセリル-10]、ポリリシノレイン酸ヘキサグリセリル[別名:ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6]及びイソステアリン酸ジグリセリル[別名:イソステアリン酸ポリグリセリル-2]等が挙げられる。
脂肪酸アルカノールアミドとしては、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド[別名:コカミドMEA]、ヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミド[別名:コカミドメチルMEA]及びヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド[別名:コカミドDEA]等が挙げられる。
水としては、常水、精製水の他、硬水、軟水、天然水、海洋深層水、温泉水、電解アルカリイオン水、電解酸性イオン水、イオン交換水及びクラスター水等が挙げられる。
溶剤としては、エタノール、イソプレンジオール[別名:イソペンチルジオール]、変性アルコール、ジプロピレングリコール[別名:DPG]、1,2-ヘキサンジオール[別名:1,2-ヘキサンジオール]、イソドデカン[別名:イソドデカン]、イソプロパノール[別名:イソプロパノール]、酢酸ブチル[別名:酢酸ブチル]、ジエチレングリコールモノエチルエーテル[別名:エトキシジグリコール]及びプロピレングリコール[別名:PG]等が挙げられる。
保湿剤としては、グリセリン、1,3-ブチレングリコール[別名:BG]、硬化ナタネ油アルコール[別名:水添ナタネ油アルコール]、ソルビトール、酢酸ナトリウム[別名:乳酸Na]、ピロリドンカルボン酸ナトリウム[別名:PCN-Na]、ヒアルロン酸ナトリウム[別名:ヒアルロン酸Na]及びコンドロイチン硫酸ナトリウム[別名:コンドロイチン硫酸Na]等が挙げられる。
キレート剤としては、エチレンジアミン四酢酸[別名:EDTA]、エチレンジアミン四酢酸の2ナトリウム塩[別名:EDTA-2Na]、ポリリン酸ナトリウム[別名:ポリリン酸Na]、ピロリン酸ジナトリウム塩[別名:ピロリン酸2Na]、グルコン酸、グルコン酸ナトリウム[別名:グルコン酸Na]及びアスコルビン酸等が挙げられる。
コンディショニング剤としては、ヒドロキシエチルセルロースに塩化グリシジルトリメチルアンモニウムを付加して得られる4級アンモニウム塩の重合体[別名:ポリクオタニウム-10]、アクリル酸アミドとジメチルジアリルアンモニウムクロリドから得られる4級アンモニウム塩の重合体[別名:ポリクオタニウム-7]、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドとアクリル酸との共重合体[別名:ポリクオタニウム-22]、酢酸ビニルとビニルピロリドンの共重合体[別名:(VP/VA)コポリマー]、グアーガムに塩化グリシジルトリメチルアンモニウムを付加した4級アンモニウム塩[別名:グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド]、ポリエチレングリコール20000[別名:PEG-400]、ポリアクリル酸ナトリウム[別名:ポリアクリル酸Na]、ヒドロキシエチルセルロース及びD-パントテニルアルコール[別名:パンテノール]等が挙げられる。
増粘剤としては、グアーガム、キサンタンガム、デンプン、ベヘニルアルコール、ステアリルアルコール、セテアリルアルコール、セタノール、ミリスチルアルコール、カルボキシビニルポリマー[別名:カルボマー]、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム[別名:ポリアクリル酸Na]、デンプンにアクリル酸をグラフト重合したもののナトリウム塩[別名:アクリル酸Naグラフトデンプン]、ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト[別名:ジステアルジモニウムヘクトライト]、タルク、ヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミド[別名:コカミドメチルMEA]、ジステアリン酸グリコール及びアクリル酸・メタクリル酸アルキル(炭素数10~30)共重合体[別名:(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー]等が挙げられる。
美白剤としては、トラネキサム酸、アルブチン及びハイドロキノン等が挙げられる。
pH調整剤としては、乳酸、クエン酸、リン酸、リンゴ酸、酒石酸、塩酸、酢酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム及びトリエタノールアミン等が挙げられる。
着色料としては、青色1号、青色2号、緑色3号及び赤色1号等が挙げられる。
清涼剤としては、メントール、ハッカ油、チモール、サリチル酸メチル及びカンフル等が挙げられる。
紫外線散乱剤としては、酸化チタン及び酸化亜鉛等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ジメチルPABAエチルヘキシル[ジメチルパラアミノ安息香酸と2-エチルヘキシルアルコールとのエステル]及びt-ブチルメトキシジベンゾイルメタン等が挙げられる。
防腐剤としては、フェノキシエタノール、o-シメン-5-オール、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、イソプロピルパラベン、ブチルパラベン及びイソブチルパラベン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、ビタミンE[別名:トコフェロール]、ジブチルヒドロキシトルエン[別名:BHT]、ブチルヒドロキシアニソール[別名:BHA]、グリチルリチン酸ジカリウム[別名:グリチルリチン酸2K]及びパルミチン酸アスコルビル、ローズマリー葉エキス等が挙げられる。
両性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、水、溶剤及び保湿剤は、皮膚化粧料の全重量に基づき、好ましいのはそれぞれ50重量%以下、さらに好ましいのは10重量%以下である。
キレート剤、コンディショニング剤、増粘剤及び美白剤及は、皮膚化粧料の全重量に基づき、好ましいのはそれぞれ30重量%以下、さらに好ましいのは10重量%以下である。
pH調整剤、清涼剤、着色料、紫外線散乱剤、紫外線吸収剤、防腐剤及び酸化防止剤は、皮膚化粧料の全重量に基づき、好ましいのはそれぞれ10重量%以下、さらに好ましいのは5重量%以下である。
本発明の皮膚化粧料は、製剤安定性及びべたつきのなさの観点から、皮膚化粧料の重量に対する脂質粒子の重量割合が1~20重量%であり、1~15重量%であることが好ましい。
皮膚化粧料の重量に対する脂質粒子の重量割合が1%未満だと、皮膚化粧料の製剤安定性が悪化し、20重量%以上であると、皮膚化粧料のべたつきのなさが悪化する。
本発明の皮膚化粧料は、製剤安定性及び塗布時の伸びの観点から、脂質粒子の重量に対する前記油性成分の重量の割合が60~1000重量%であり、60~600重量%であることが好ましい。
脂質粒子の重量に対する前記油性成分の重量の割合が60重量%未満だと、皮膚化粧料の製剤安定性が悪化し、1000重量%を超えると、皮膚化粧料の塗布時の伸びが悪化する。
皮膚化粧料は、脂質粒子含有組成物、油性成分及びその他の成分を攪拌機で混合することで製造できる。撹拌機としては、ヘンシェルミキサー、ボールミル、ジェットミル、ニーダー、プラネタリーミキサー、サンドミル、アトライター、リボンブレンダー、ディスパーミキサー及びホモミキサー等が挙げられ、ディスパーミキサーを好ましく用いることができる。
本発明の皮膚化粧料は、25℃で固状、液状又はペースト状であることが好ましく、取り扱い易さの観点からさらに好ましいのは液状である。
以下、実施例及び比較例から本願発明をさらに説明するが、本願発明はこれらに限定されるものではない。
<脂質粒子の体積基準のメジアン径>
JIS Z8828粒子径解析-動的光散乱法に準拠した粒度分布計[商品名:LA-960((株)堀場製作所製)]を用いて脂質粒子含有組成物[商品名:Hydresia SF2(Botaneco製)]の体積基準のメジアン径を測定した。脂質粒子含有組成物中に存在する脂質粒子の体積基準のメジアン径は3μmであった。
<実施例1~5並びに比較例2及び3>
表1のC欄に記載の化粧料成分を秤量し、80℃で30分加温し、第一の混合物を得た。次いで、表1のB欄に記載の油性成分を秤量し、80℃で30分加温し、第二の混合物を得た。第一の混合物を第二の混合物に徐々に添加し、ディスパーミキサーで3000rpm、5分間攪拌して、第三の混合物を得た。第三の混合物に表1のA欄に記載の脂質粒子含有組成物を添加し、ディスパーミキサーで2000rpm、5分間攪拌し、実施例1~5及び比較例2にかかる皮膚化粧料を得た。
<比較例1>
表1のC欄に記載の化粧料成分を秤量し、80℃で30分加温し、第一の混合物を得た。次いで、表1のB欄に記載の油性成分を秤量し、80℃で30分加温し、第二の混合物を得た。第一の混合物を第二の混合物に徐々に添加し、ディスパーミキサーで3000rpm、5分間攪拌し、比較例1にかかる皮膚化粧料を得た。
Figure 2023167399000001
実施例1~5及び比較例1~3においては、本願発明における油性成分である炭化水素油としてミネラルオイル及びスクワランを使用し、シリコーン油としてPEG-3ジメチコン及びシクロペンタシロキサンを使用し、エステル油としてリンゴ酸ジイソステアリル、パルミチン酸エチルヘキシル及びプロピオン酸ミリスチルを使用した。
なお、表1に記載した化粧料成分としては、以下のものを用いた。
・脂質粒子含有組成物[商品名:Hydesia SF2(Botaneco製)]
・ミネラルオイル[商品名:Carnation{Sonneborn LLC製(Carnationはソンボーンエルエルシーの登録商標である)}]
・スクワラン[富士フィルム和光純薬(株)製]
・PEG-3ジメチコン[商品名:KF-6015{信越化学(株)}]
・シクロペンタシロキサン[商品名:KF-995{信越化学工業(株)製}]
・リンゴ酸ジイソステアリル[商品名:コスモール222{日清オイリオ(株)製}]
・パルミチン酸エチルヘキシル[商品名:コーヨーPOC{交洋ファインケミカル(株)製}]
・プロピオン酸ミリスチル[ラローダン ファイン ケミカルズ製]
・イソプレンジオール[(株)クラレ製]
・グリセリン[商品名:化粧品用濃グリセリン{花王(株)製}]
・1,3-ブチレングリコール[ナカライテスク(株)製]
・エタノール[富士フィルム和光純薬(株)製]
・キサンタンガム[Jungbunzlauer International AG製]
・(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー[商品名:Pemulen TR-2 polymer{ルーブリゾール製}]
・ヒアルロン酸Na[商品名:ヒアルロン酸 FCH-120{キッコーマンバイオケミファ(株)製}]
・アクリル酸Naグラフトデンプン[商品名:サランジュールST-100MC{三洋化成工業(株)製(サランジュールは三洋化成工業(株)の登録商標である)}]
・ビタミンE[商品名:D-α-トコフェロール{東京化成工業(株)製}]
・セチルアルコール[商品名:セタノール{高級アルコール工業(株)製}]
・ベヘニルアルコール[高級アルコール工業(株)製]
・イソステアリン酸[商品名:イソステアリン酸EX{高級アルコール工業(株)製}]
・PEG-60水添ヒマシ油[商品名:HCO-60{日光ケミカルズ(株)製}]
・ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6[商品名:NIKKOL Hexaglyn PR-15{日光ケミカルズ(株)製}]
・(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー[商品名:DOWSIL EP-9215 Cosmetic Powder{ダウ・ケミカル日本(株)製}]
・(ジメチコン/(PEG-10/15))クロスポリマー[商品名:KSG-210{信越化学工業(株)製}]
・PEG-10ジメチコン[商品名:KF-6043{信越化学工業(株)製}]
・オレイン酸ソルビタン[商品名:イオネットS-80{三洋化成工業(株)製(イオネットは三洋化成工業(株)の登録商標である)}]
・オレイン酸PEG-9[商品名:イオネットMO-400{三洋化成工業(株)製}]
・セトレス-5[商品名:エマルミン50{三洋化成工業(株)製}]
・フェノキシエタノール[商品名:ニューポールEFP{三洋化成工業(株)製(ニューポールは三洋化成工業(株)の登録商標である)}]
・メチルパラベン[商品名:Microcare MHB{ソー・ジャパン(株)製(Microcareはソー スペシャリティーズ(ユーケー)リミテッドの登録商標である)}]
・水酸化カリウム[ナカライテスク(株)製]
<製剤安定性>
実施例1~5及び比較例1~3にかかる皮膚化粧料を、遮光された25℃のスクリュー管No.7(マルエム(株)製)内に各化粧料を30g作製した直後から保存し、保存開始から90日目の外観を目視で確認し、下記の基準で保存安定性を評価した。結果を表1に示す。
(保存安定性の評価基準)
〇:90日目の外観に分離はみられない
×:90日目の外観に分離がみられる
<肌のべたつきのなさ>
男性10人及び女性10人のパネラーが、実施例1~5及び比較例1~3にかかる皮膚化粧料1gを前腕部に塗布し、塗り広げた際の肌のべたつきのなさについて評価した。パネラーが実際に使用した際の官能評価結果を点数で表し、その合計点で評価した。肌のべたつきのなさは1~5点の5段階で評価した。評価結果を表1に示す。
なお、点数が大きいほど肌のべたつきが少なく、評価結果が良好であることを意味する。
<塗布時の伸び>
男性10人及び女性10人のパネラーが、実施例1~5及び比較例1~3にかかる皮膚化粧料1gを前腕部に塗布し、塗り広げた際の伸びについて評価した。パネラーが実際に使用した際の官能評価結果を点数で表し、その合計点で評価した。塗布時の伸びは1~5点の5段階で評価した。評価結果を表1に示す。
なお、点数が大きいほど塗布時の伸びが良好であることを意味する。
表1に記載した通り、脂質粒子と油性成分とを所定の割合で含む本発明の皮膚化粧料は、比較例の皮膚化粧料に比べて製剤安定性、肌のべたつきのなさ、および塗布時の伸びが良好である。
本発明の皮膚化粧料は、製剤安定性に優れ、肌への使用時においてもべたつきがなく、塗布時の伸びが良好であるため、ローション、乳液、ハンドクリーム等の皮膚化粧料に好適である。

Claims (1)

  1. 植物種子からの抽出物であって、JIS Z8828粒子径解析-動的光散乱法によって測定した体積基準のメジアン径が1~10μmである脂質粒子と、炭化水素油、シリコーン油及びエステル油からなる群より選ばれる1種以上の油性成分とを含む皮膚化粧料であって、脂質粒子が、トリアシルグリセロールを含む脂質をリン脂質及びタンパク質を含んでなる膜で被覆した構造を有する脂質粒子であり、皮膚化粧料の重量に対する脂質粒子の重量の割合が1~20重量%であり、脂質粒子の重量に対する前記油性成分の重量の割合が60~1000重量%である皮膚化粧料。
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