JP2023167324A - 情報処理方法及び情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】混雑度の理由を容易に知ることができ、ユーザが混雑度の理由に応じて目的地を容易に選択できる。【解決手段】管理サーバ200は、ユーザ情報に含まれる位置情報に基づいて、複数のユーザのうちの少なくとも1人のユーザが存在する特定場所を登録場所のうちから抽出し、その特定場所における混雑度を算出し、その特定場所に関する投稿情報に基づいて、その特定場所における混雑度の理由を推定する混雑情報処理部204を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、混雑に関する情報を提供する情報処理方法及び情報処理装置に関する。
従来、混雑に関する情報を所定の機器に提供する技術が存在する。例えば、予め設定された閾値よりも訪問者数が多い訪問先情報を抽出し、その抽出された訪問先情報を車載機器に送信する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008-128659号公報
上述した従来技術では、予め設定された閾値よりも訪問者数が多い施設を人気施設として車両の乗員に案内することができる。しかし、車両の乗員は、訪問者数が多い理由を知ることが困難である。
本発明は、混雑度の理由を容易に知ることができ、ユーザが混雑度の理由に応じて目的地を容易に選択できることを目的とする。
本発明の一態様は、複数のユーザに登録場所の混雑に関する情報を提供する情報処理方法である。この情報処理方法は、複数のユーザのうちの少なくとも1人のユーザの位置情報を含む当該ユーザに関するユーザ情報と、複数のユーザのうちの少なくとも1人のユーザにより電子機器を用いて、所定のネットワーク上に構築されたコミュニケーションサービスに投稿された投稿情報とを取得する取得処理と、ユーザ情報に含まれる位置情報に基づいて、複数のユーザのうちの少なくとも1人のユーザが存在する特定場所を登録場所のうちから抽出し、特定場所における混雑度を算出する算出処理と、特定場所に関する投稿情報に基づいて、特定場所における混雑度の理由を推定する推定処理と、特定場所における混雑度及びその理由を含む混雑情報を出力させる出力処理とを含む。
本発明によれば、混雑度の理由を容易に知ることができ、ユーザが混雑度の理由に応じて目的地を容易に選択できる。
図1は、情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。 図2は、管理サーバ及びSNSサーバの機能構成例を示すブロック図である。 図3は、車両情報DBに格納されている各情報を模式的に示す図である。 図4は、ユーザ情報DBに格納されている各情報を模式的に示す図である。 図5は、混雑情報DBに格納されている各情報を模式的に示す図である。 図6は、投稿情報DBに格納されている各情報を模式的に示す図である。 図7は、管理サーバにより推定される施設及び駐車場の混雑度の関係例を示す図である。 図8は、電子機器を用いてユーザにより投稿された投稿文及び投稿画像の一例を簡略化して示す図である。 図9は、情報出力装置から混雑情報を出力させる場合の出力例を示す図である。 図10は、情報出力装置から混雑情報を出力させる場合の出力例を示す図である。 図11は、制御装置における情報提供処理の一例を示すフローチャートである。 図12は、管理サーバにおける混雑情報処理の一例を示すフローチャートである。 図13は、情報出力装置における混雑情報出力処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
[情報処理システムの構成例]
図1は、情報処理システム10のシステム構成の一例を示す図である。情報処理システム10は、管理サーバ200に登録されている登録場所の混雑に関する情報をユーザU1乃至UM、車両C1乃至CMに提供する処理を実行する通信システムである。なお、図1では、N人(N≧2)のユーザU1乃至UMと、M台(M≧2)の車両C1乃至CMとが存在する場合の例を簡略化して示す。なお、ユーザU1は、車両C1を所有するユーザであるものとする。
情報処理システム10は、ネットワーク20を介して接続される複数の機器により構成される。例えば、制御装置100乃至100Nと、情報出力装置150乃至150Nと、電子機器MC1乃至MCMと、管理サーバ200と、SNS(Social Networking Service)サーバ300とがネットワーク20を介して接続される。なお、これらの各器機間の通信については、有線通信を利用した通信又は無線通信を利用した通信が行われる。また、これらの各器機間の通信については、ネットワーク20を経由した通信以外に機器間で直接通信するようにしてもよい。また、電子機器MC1乃至MCMは、携帯型の情報処理装置であり、例えばスマートフォン、タブレット端末、携帯型のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。
制御装置100及び情報出力装置150は、車両C1に設置される車載機器である。制御装置100は、例えば、車両C1に関する車両情報と、車両C1の乗員に関するユーザ情報とを取得し、取得された各情報を管理サーバ200に送信する。例えば、車両情報及びユーザ情報は、車両C1に設置されている各種センサを用いて取得される。
情報出力装置150は、管理サーバ200から送信された混雑情報を出力することが可能な機器である。情報出力装置150は、例えば、タブレット端末、カーナビゲーション装置、IVI(In-Vehicle Infotainment)により実現される。なお、混雑情報の出力例については、図9、図10に示す。
管理サーバ200は、登録場所の混雑に関する情報を複数のユーザに提供する混雑情報提供サービスを実現する情報処理装置、情報提示装置である。この混雑情報提供サービスを利用する場合には、ユーザは混雑情報提供サービスの利用登録をしておく必要がある。この混雑情報提供サービスの利用登録は、車両を所有するユーザについては、車両をメイン登録とし、その車両にユーザを紐付けすることによりユーザ登録が可能である。また、車両を所有していないユーザについては、ユーザをメイン登録とするユーザ登録が可能である。なお、管理サーバ200の構成については、図2等を参照して詳細に説明する。
SNSサーバ300は、登録された利用者同士が会話や各種コンテンツのやり取りをすることが可能なWebサービス、例えば、SNSサービスを実現する情報処理装置である。ここで、SNSは、所定のネットワーク、例えばインターネット上に構築されたコミュニケーションサービスを意味する。なお、本実施形態で示すSNSには、所定のネットワーク、例えばインターネットを利用してWebサイトに各種情報を投稿して記録することが可能なサービスも含むものとする。SNSサービスを利用するためのユーザIDとして、例えば、電話番号、電子メールアドレス、WebサービスのSNS ID等を用いることが可能である。なお、SNSサーバ300の構成については、図2等を参照して詳細に説明する。
[管理サーバ及びSNSサーバの構成例]
図2は、管理サーバ200及びSNSサーバ300の機能構成例を示すブロック図である。
管理サーバ200は、通信部201と、制御部202と、記憶部203と、混雑情報処理部204とを備える。
通信部201は、制御部202の制御に基づいて、有線通信又は無線通信を利用して、他の機器との間で各種情報のやりとりを行うものである。
制御部202は、記憶部203に記憶されている各種プログラムに基づいて各部を制御するものである。制御部202は、例えばCPU(Central Processing Unit)等の処理装置により実現される。
記憶部203は、各種情報を記憶する記憶媒体である。例えば、記憶部203には制御部202が各種処理を行うために必要となる各種情報(例えば、制御プログラム、車両情報DB210、ユーザ情報DB230、混雑情報DB240)が記憶される。また、記憶部203には、通信部201を介して取得された各種情報が記憶される。記憶部203として、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又は、これらの組み合わせを用いることができる。なお、車両情報DB210、ユーザ情報DB230、混雑情報DB240については、図3乃至図5を参照して詳細に説明する。
混雑情報処理部204は、車両情報DB210、ユーザ情報DB230及び混雑情報DB240を用いて、登録場所における混雑度、混雑度の理由等を求める処理を実行するものであり、求められた各情報を混雑情報DB240に格納する。また、混雑情報処理部204は、情報出力装置150乃至150N、電子機器MC1乃至MCMからの混雑情報要求に応じて、混雑情報DB240に格納されている各情報を提供する。なお、混雑情報処理部204は、例えばCPU等の処理装置により実現される。また、混雑度、混雑度の理由等を求める処理については、図7、図8等を参照して詳細に説明する。また、各情報の提供処理については、図9、図10等を参照して詳細に説明する。
SNSサーバ300は、通信部301と、制御部302と、記憶部303とを備える。
通信部301は、制御部302の制御に基づいて、有線通信又は無線通信を利用して、他の機器との間で各種情報のやりとりを行うものである。
制御部302は、記憶部303に記憶されている各種プログラムに基づいて各部を制御するものである。制御部302は、例えばCPU等の処理装置により実現される。
記憶部303は、各種情報を記憶する記憶媒体である。例えば、記憶部303には制御部302が各種処理を行うために必要となる各種情報(例えば、制御プログラム、投稿情報DB310、ユーザ情報DB320)が記憶される。また、記憶部303には、通信部301を介して取得された各種情報が記憶される。記憶部303として、例えば、ROM、RAM、HDD、SSD、又は、これらの組み合わせを用いることができる。
投稿情報DB310は、SNSサービスを利用して電子機器MC1乃至MCMから送信された投稿情報を格納するデータベースである。なお、投稿情報DB310については、図6を参照して詳細に説明する。
ユーザ情報DB320は、SNSサービスを利用する電子機器MC1乃至MCMのユーザU1乃至UMに関するユーザ情報を格納するデータベースである。ユーザ情報には、SNS ID、属性情報等が含まれる。
[車両情報DBの内容例]
図3は、車両情報DB210に格納されている各情報を模式的に示す図である。車両情報DB210は、混雑情報提供サービスを利用する車両C1乃至CNに関する車両情報を管理するためのデータベースである。
車両情報DB210には、ユーザID212と、SNSID213と、車種214と、位置情報215と、乗員情報216と、車両オンオフ情報217と、車速情報218と、渋滞情報219と、移動軌跡220と、画像情報221と、SNS使用情報222とが車両ID211に関連付けて格納されている。なお、これらの各情報の一部については、車両C1乃至CNに設置されている制御装置100乃至100Nから管理サーバ200に順次送信されて格納される。
車両ID211は、混雑情報提供サービスを利用する車両C1乃至CNを識別するための識別情報である。例えば、車両C1の車両IDとして「C001」が車両ID211に格納される。
ユーザID212は、車両ID211に対応する車両を所有するユーザに関する情報である。例えば、車両C1を所有するユーザU1のユーザID212として「U01」がユーザID212に格納される。
SNSID213は、車両ID211に対応する車両を所有するユーザが登録しているSNSサービスにおいて各ユーザを識別するための識別情報である。この識別情報は、アカウント情報と称することもある。本実施形態では、説明を容易にするため、SNSサーバ300により提供されるSNSサービスの利用登録をユーザU1乃至UMがしている場合を想定して説明する。例えば、ユーザU1のSNSIDとして「SNS001」がSNSID232に格納される。
車種214は、車両ID211に対応する車両の種類等を示す情報である。例えば、各車両の型番、サイズ、色、電気自動車の有無等が車種214に格納される。なお、本実施形態では、説明を容易にするため、車種214として車両のサイズを用いる例を示す。例えば、車両のサイズとして大中小の何れかが格納される。これにより、管理サーバ200により管理されている登録場所の駐車場に駐車されている車両のサイズを取得可能である。すなわち、その駐車場に駐車可能な車両のサイズを特定可能である。
位置情報215は、車両ID211に対応する車両の位置を示す情報である。例えば、各車両に設置されている各種センサ、例えば位置情報取得部を用いて、車両の現在地が取得され、この現在地の緯度経度とその取得時刻とが関連付けられた情報が管理サーバ200に送信されて位置情報215に格納される。なお、位置情報取得部として例えばGNSS(Global Navigation Satellite System:全球測位衛星システム)受信機を用いることができる。位置情報215に基づいて、各車両の現在地を特定可能である。
乗員情報216は、車両ID211に対応する車両に乗車している乗員に関する情報である。例えば、各車両に設置されている各種センサを用いて、車両に乗車している乗員の数、年齢、性別等が取得され、これらの各情報が管理サーバ200に送信されて乗員情報216として格納される。例えば、車両に設置されている重力センサ、圧力センサ、物体を認識するための何らかのセンサ等を用いて、車両に乗車している乗員の数を取得可能である。また、車両に設置されている画像取得装置、例えば車室内カメラにより取得された画像を用いて、車両に乗車している乗員の数と、各乗員の年齢、性別等が取得可能である。このように、乗員情報216に基づいて、各車両に乗車している乗員または乗車していた乗員の数、年齢、性別等を特定可能である。
車両オンオフ情報217は、車両ID211に対応する車両のオンオフに関する情報である。例えば、車両のオン操作がされた時刻と、車両のオフ操作がされた時刻とが管理サーバ200に送信されて車両オンオフ情報217として格納される。この車両オンオフ情報217に基づいて、車両がオン状態の時間帯と、車両がオフ状態、すなわち駐車中の時間帯とが特定可能である。
車速情報218は、車両ID211に対応する車両の車速に関する情報である。例えば、各車両に設置されている各種センサ、例えば車速センサを用いて車速が取得され、この車速が管理サーバ200に送信されて車速情報218として格納される。
渋滞情報219は、車両ID211に対応する車両の周囲の道路の渋滞に関する情報である。例えば、車速情報218に格納されている車速と、位置情報215に格納されている位置を含む道路との関係に基づいて、道路の渋滞の有無を特定可能である。例えば、高速道路を走行する車両が低速である場合には、その高速道路が渋滞であると推定される。一方、狭い道路を走行する車両が低速である場合でも渋滞でないと推定される。なお、渋滞情報については、位置情報215に格納されている位置に基づいて、各車両の周囲の渋滞情報を、ネットワーク20を介して接続可能な外部機器、例えば渋滞情報提供サーバから取得してもよい。
移動軌跡220は、車両ID211に対応する車両の移動軌跡を示す情報である。例えば、位置情報215に格納されている位置と、この位置情報の取得時刻とが関連付けられた情報が移動軌跡として移動軌跡220に格納される。
画像情報221は、車両ID211に対応する車両に設置されている画像取得装置、例えばカメラにより取得された画像に関する情報である。例えば、車両の車外を被写体とする車外カメラ、車両の車内を被写体とする車内カメラ、車両の内外を含む広範囲を被写体とするカメラ等により取得された画像が管理サーバ200に送信されて画像情報221として格納される。画像情報221に基づいて、各車両の車内の状況、各車両の車外の状況等を特定可能である。
SNS使用情報222は、車両ID211に対応する車両を所有するユーザにより、SNSID213に対応するSNSの使用がされたことを示す情報である。例えば、ユーザU1が車両C1に乗車している場合に、ユーザU1が電子機器MC1を用いてSNSの投稿情報をSNSサーバ300に送信した場合を想定する。この場合には、そのSNSの投稿情報が送信された旨を示す情報と、その送信時刻と、そのSNSの投稿情報が送信された位置を示す位置情報と、SNSIDとが関連付けられて管理サーバ200に送信されてSNS使用情報222に格納される。
[ユーザ情報DBの内容例]
図4は、ユーザ情報DB230に格納されている各情報を模式的に示す図である。ユーザ情報DB230は、混雑情報提供サービスを利用するユーザU1乃至UMに関するユーザ情報を管理するためのデータベースである。
ユーザ情報DB230には、SNSID232と、位置情報233と、移動軌跡234と、属性情報235と、SNS使用情報236とがユーザID231に関連付けて格納されている。なお、これらの各情報の一部については、電子機器MC1乃至MCMから管理サーバ200に順次送信されて格納される。なお、ユーザID231は、図3に示すユーザID212に対応する。また、SNSID232は、図3に示すSNSID213に対応する。また、SNS使用情報236は、図3に示すSNS使用情報222に対応する。
位置情報233は、ユーザID231に対応するユーザの位置を示す情報である。例えば、各電子機器に内蔵されている各種センサ、例えば位置情報取得部を用いて、各電子機器の現在地が取得され、この現在地の緯度経度とその取得時刻とが関連付けられた情報が管理サーバ200に送信されて位置情報233に格納される。位置情報233に基づいて、各ユーザの現在地を特定可能である。
移動軌跡234は、ユーザID231に対応するユーザの移動軌跡を示す情報である。例えば、位置情報233に格納されている位置と、この位置情報の取得時刻とが関連付けられた情報が移動軌跡として移動軌跡234に格納される。
属性情報235は、ユーザID231に対応するユーザの属性に関する情報である。ユーザの属性として、例えば、ユーザの年齢、性別等が属性情報235に格納される。この属性情報については、混雑情報提供サービスの利用を開始する際に登録される。なお、各ユーザの年齢に関する年齢情報と、各ユーザの性別に関する性別情報とは、各ユーザのプロファイル情報の一例である。
[混雑情報DBの内容例]
図5は、混雑情報DB240に格納されている各情報を模式的に示す図である。混雑情報DB240は、混雑情報処理部304により生成された各混雑情報を管理するためのデータベースである。
混雑情報DB240には、位置情報242と、収容可能人数243と、駐車可能台数244と、特定場所抽出情報245と、人の混雑度246と、車の混雑度247と、混雑度の理由情報248と、付帯情報249とが登録場所ID241に関連付けて格納されている。なお、これらの各情報の一部については、混雑情報処理部304により生成されて格納される。
登録場所ID241は、混雑度の管理対象となる場所を識別するための識別情報である。混雑情報提供サービスの管理対象となる場所は、人又は車両が集まることが可能な場所を意味する。例えば、知名度の高いランドマーク、公園、遊園地等の各種の敷地及びその施設、会議場、体育館等の各種の施設である。
位置情報242は、登録場所ID241に対応する場所の位置を示す情報である。なお、登録場所ID241に対応する場所に駐車場が存在する場合には、その駐車場の位置を示す情報も位置情報242に格納される。以下も同様である。例えば、登録場所の緯度経度が位置情報242に格納される。位置情報242に基づいて、各登録場所の位置を特定可能である。なお、登録場所ID241に対応する場所が比較的広い範囲の場所、例えば遊園地、大型施設である場合には、それらの場所に対応する範囲を示す情報を位置情報として格納してもよい。
収容可能人数243は、登録場所ID241に対応する場所に収納可能な人数を示す情報である。収容可能人数243に基づいて、人の混雑度を算出することができる。なお、収容可能人数が決まっていない施設や会場も存在する。このような施設や会場の場合には、過去の1日当たりの平均値に基づく固定値や可変値を収容可能人数としてもよい。
駐車可能台数244は、登録場所ID241に対応する場所に収納可能な車両の数を示す情報である。駐車可能台数244に基づいて、車両の混雑度を算出することができる。なお、駐車可能台数が決まっていない駐車場も存在する。このような駐車場の場合には、過去の1日当たりの平均値に基づく固定値や可変値を駐車可能台数としてもよい。
特定場所抽出情報245は、混雑情報処理部304により特定場所として抽出されたか否かを示す情報である。なお、特定場所の抽出方法については、図7等を参照して詳細に説明する。
人の混雑度246は、登録場所ID241に対応する場所に存在する人の混雑度を示す情報である。収容可能人数243に基づいて、人の混雑度を算出することができる。なお、人の混雑度の算出方法については、図7等を参照して詳細に説明する。
車の混雑度247は、登録場所ID241に対応する場所に存在する車両の混雑度を示す情報である。なお、車両の混雑度の算出方法については、図7等を参照して詳細に説明する。なお、本実施形態では、車両の混雑度と称する場合には、駐車場の混雑度を意味するものとする。
混雑度の理由情報248は、混雑情報処理部304により生成された特定場所における混雑度の理由を示す情報である。なお、混雑度の理由の推定方法については、図8等を参照して詳細に説明する。
付帯情報249は、混雑情報処理部304により生成された特定場所に関連する付帯的な情報である。なお、付帯情報については、図10等を参照して詳細に説明する。
[投稿情報DBの内容例]
図6は、投稿情報DB310に格納されている各情報を模式的に示す図である。投稿情報DB310は、電子機器MC1乃至MCM等を用いて送信された各投稿情報を管理するためのデータベースである。
投稿情報DB310には、受信時刻312と、位置情報313と、投稿情報314とがSNSID311に関連付けて格納されている。なお、SNSID311は、図3に示すSNSID213、図4に示すSNSID232に対応する。
受信時刻312は、投稿情報314に格納されている投稿情報に関連付けられている時刻、または、その投稿情報をSNSサーバ300が受信した時刻を示す情報である。位置情報313は、投稿情報314に格納されている投稿情報に関連付けられている位置情報を示す情報である。
投稿情報314は、電子機器MC1乃至MCMを用いてユーザU1乃至UMにより投稿された投稿情報である。この投稿情報には、各種情報、例えば投稿文及び画像情報が含まれる。なお、投稿情報については、図8を参照して詳細に説明する。
[特定場所の抽出例]
ここで、混雑情報処理部304による特定場所の抽出処理について説明する。
混雑情報処理部304は、混雑情報DB240の登録場所ID241(図5参照)に対応する場所のうち、少なくとも1人のユーザが存在すると想定される場所を特定場所として抽出する。具体的には、混雑情報処理部304は、車両情報DB210の位置情報215と、ユーザ情報DB230の位置情報233とのそれぞれから位置情報を取得する。次に、混雑情報処理部304は、車両情報DB210及びユーザ情報DB230から取得された位置情報と、混雑情報DB240の位置情報242とに基づいて、混雑情報DB240の登録場所ID241に対応する場所の中から特定場所を抽出する。すなわち、混雑情報処理部304は、混雑情報DB240の位置情報242に対応する場所について、車両C1乃至CM、ユーザU1乃至UMのうちの少なくとも1人が存在すると推定される特定場所を抽出する。
具体的には、混雑情報処理部304は、車両情報DB210及びユーザ情報DB230から取得された位置情報のうち、混雑情報DB240の位置情報242に一致する位置情報が存在するか否かを判定する。次に、混雑情報処理部304は、車両情報DB210及びユーザ情報DB230から取得された位置情報のうち、混雑情報DB240の位置情報242に一致する位置情報が存在する場合には、その一致した位置情報242に対応する登録場所ID241を、特定場所のIDとして抽出する。次に、混雑情報処理部304は、抽出された特定場所のIDに対応する特定場所抽出情報245に「有」を格納する。一方、車両情報DB210及びユーザ情報DB230から取得された位置情報と一致しない位置情報242に対応する特定場所抽出情報245には「無」が格納される。
なお、車両情報DB210及びユーザ情報DB230の中には、過去の位置情報が格納されていることも想定される。そこで、車両情報DB210及びユーザ情報DB230に格納されている位置情報のうち、関連付けられている時刻が、現在時刻又はこれに近い時刻の位置情報のみを抽出して用いてもよい。これにより、特定場所の抽出処理の精度を高めることができる。
この例では、少なくとも1人のユーザが存在する登録場所を特定場所として抽出する例を示したが、少なくとも1つ以上の投稿情報が存在する登録場所を特定場所として抽出してもよい。この場合には、混雑情報処理部304は、車両情報DB210のSNS使用情報222と、ユーザ情報DB230のSNS使用情報236とのそれぞれからSNS使用情報を取得する。次に、混雑情報処理部304は、車両情報DB210及びユーザ情報DB230から取得されたSNS使用情報に含まれる位置情報と、混雑情報DB240の位置情報242とに基づいて、混雑情報DB240の登録場所ID241に対応する場所の中から特定場所を抽出する。
[人及び車両の混雑度の算出例]
次に、混雑情報処理部304による人及び車両の混雑度の算出処理について説明する。
図7は、管理サーバ200により推定される施設450及び駐車場460の混雑度の関係例を示す図である。図7では、多数の人を収納可能な施設450と、施設450を訪れる人のために施設450の付近に設置されている駐車場460とを矩形で簡略化して示す。
混雑情報処理部304は、上述した特定場所の抽出処理により抽出された特定場所に存在するユーザの数を算出する。具体的には、混雑情報処理部304は、車両情報DB210及びユーザ情報DB230に格納されている位置情報のうち、上述した特定場所の抽出処理により抽出された特定場所と同じ位置情報となる数を抽出し、その数を、特定場所に存在するユーザの数とする。そして、混雑情報処理部304は、そのユーザの数と混雑度閾値との関係に基づいて、人の混雑度を算出する。この人の混雑度の算出例については、図7を参照して詳細に説明する。
なお、車両を利用するユーザについては、車両情報DB210及びユーザ情報DB230に同じ位置情報が格納されることも想定される。そこで、車両情報DB210及びユーザ情報DB230に同じ位置情報が格納されているユーザについては、車両情報DB210及びユーザ情報DB230の何れかの情報を用いて、特定場所に存在するユーザの数を算出することが好ましい。
また、車両には複数の乗員が乗っていることも想定される。この場合には、車両情報DB210の乗員情報216(図3参照)に基づいて、車両の乗員の数を取得し、この乗員の数を、特定場所に存在するユーザの数に加算することが可能である。
なお、公知の統計方法、例えば母集団推定を用いて、特定場所に存在するユーザにより構成される集団の人数を推定してもよい。具体的には、混雑情報処理部304は、車両情報DB210及びユーザ情報DB230から取得された位置情報に基づいて推定されたユーザ数を利用した母集団推定に基づいて、特定場所に存在するユーザにより構成される集団の人数を推定することができる。このように、車両情報DB210及びユーザ情報DB230から取得された位置情報に基づいて、特定場所に存在するユーザの数を推定する第1推定処理、または、その位置情報に基づいて推定されたユーザ数を利用した母集団推定に基づいて、特定場所に存在するユーザにより構成される集団の人数を推定する第2推定処理の少なくとも1つを実行することができる。この場合には、第1推定処理により推定されたユーザの数と、第2推定処理により推定された集団の人数とのうちの少なくとも1つを、混雑情報に含めて出力させることができる。
[車両の混雑度の算出例]
次に、混雑情報処理部304による車両の混雑度の算出処理について説明する。
混雑情報処理部304は、上述した特定場所の抽出処理により抽出された特定場所又はその付近の駐車場に存在する車両の数を算出する。具体的には、混雑情報処理部304は、車両情報DB210に格納されている位置情報のうち、上述した特定場所の抽出処理により抽出された特定場所と同じ位置情報となる数を抽出し、その数を、特定場所又はその付近の駐車場に存在する車両の数とする。そして、混雑情報処理部304は、その車両の数と混雑度閾値との関係に基づいて、車両の混雑度を算出する。この車両の混雑度の算出例については、図7を参照して詳細に説明する。また、人の混雑度と同様に、公知の統計方法、例えば母集団推定を用いて、特定場所又はその付近の駐車場に存在する車両により構成される集団の数を推定してもよい。
図7に示す施設450の収容可能人数は、40人であるものとする。この場合には、混雑情報DB240(図5参照)の収容可能人数243には「40人」が格納される。また、混雑度閾値TH1、TH2が設定される。混雑度閾値TH1、TH2は、施設、会場等の登録場所に応じて設定される閾値であり、混雑度のレベルを判定する際に使用される。図7に示す例では、混雑度閾値TH1として8を設定し、混雑度閾値TH2として32を設定する例を示す。この場合には、施設450の収容人数が混雑度閾値TH1以下である場合、すなわち施設450の収容人数が8人以下である場合には、混雑度のレベルが小と判定される。また、施設450の収容人数が混雑度閾値TH1よりも多く混雑度閾値TH2以下である場合、すなわち施設450の収容人数が8人よりも多いが32人以下である場合には、混雑度のレベルが中と判定される。また、施設450の収容人数が混雑度閾値TH2よりも多い場合、すなわち施設450の収容人数が32人よりも多い場合には、混雑度のレベルが高と判定される。なお、施設450の収容人数が収容可能人数(40人)となっている場合又は40人を超えているような場合には、混雑度のレベルが満と判定してもよい。
駐車場460の駐車可能台数は、24台であるものとする。図8に示す例では、3列の駐車スペース461乃至463のそれぞれに8台の車両が駐車可能であるものとする。この場合には、混雑情報DB240(図5参照)の駐車可能台数244には「24台」が格納される。また、混雑度閾値TH11、TH12が設定される。混雑度閾値TH11、TH12は、登録場所の駐車場に応じて設定される閾値であり、混雑度のレベルを判定する際に使用される。図7に示す例では、混雑度閾値TH11として6を設定し、混雑度閾値TH2として21を設定する例を示す。この場合には、駐車場460の駐車台数が混雑度閾値TH11以下である場合、すなわち駐車場460の駐車台数が6台以下である場合には、混雑度のレベルが小と判定される。また、駐車場460の駐車台数が混雑度閾値TH11よりも多く混雑度閾値TH12以下である場合、すなわち駐車場460の駐車台数が6台よりも多いが21台以下である場合には、混雑度のレベルが中と判定される。また、駐車場460の駐車台数が混雑度閾値TH12よりも多い場合、すなわち駐車場460の駐車台数が21台よりも多い場合には、混雑度のレベルが高と判定される。なお、駐車場460の駐車台数が駐車可能台数(24台)となっている場合又は24台を超えているような場合には、混雑度のレベルが満と判定してもよい。
図7(A)には、施設450を訪れている人が6人であり、駐車場460に駐車されている車両が2台の場合の例を示す。このような場合には、施設450の収容人数が混雑度閾値TH1以下であるため、施設450の混雑度は「低」と判定される。また、駐車場460の駐車台数が混雑度閾値TH11以下であるため、駐車場460の混雑度も「低」と判定される。
図7(B)には、施設450を訪れている人が40人であり、駐車場460に駐車されている車両が4台の場合の例を示す。このような場合には、施設450の収容人数が混雑度閾値TH2よりも多いため、施設450の混雑度は「高」と判定される。この場合には、施設450の収容人数が収容可能人数(40人)となっているため、混雑度のレベルを満と判定してもよい。一方、駐車場460の駐車台数が混雑度閾値TH11以下であるため、駐車場460の混雑度は「低」と判定される。
図7(C)には、施設450を訪れている人が12人であり、駐車場460に駐車されている車両が24台の場合の例を示す。このような場合には、施設450の収容人数が混雑度閾値TH1よりも多いが混雑度閾値TH2以下であるため、施設450の混雑度は「中」と判定される。一方、駐車場460の駐車台数が混雑度閾値TH12よりも多いため、駐車場460の混雑度は「高」と判定される。この場合には、駐車場460の混雑度が駐車可能台数(24台)となっているため、混雑度のレベルを満と判定してもよい。
図7(D)には、施設450を訪れている人が40人であり、駐車場460に駐車されている車両が24台の場合の例を示す。このような場合には、施設450の収容人数が混雑度閾値TH2よりも多いため、施設450の混雑度は「高」と判定される。この場合には、施設450の収容人数が収容可能人数(40人)となっているため、混雑度のレベルを満と判定してもよい。また、駐車場460の駐車台数が混雑度閾値TH12よりも多いため、駐車場460の混雑度は「高」と判定される。この場合には、駐車場460の混雑度が駐車可能台数(24台)となっているため、混雑度のレベルを満と判定してもよい。
なお、図7では、混雑度閾値TH1、TH2、TH11、TH12として固定値を用いる例を示したが、可変値を混雑度閾値として設定してもよい。例えば、過去の1日の平均値に基づく可変値を混雑度閾値として設定することができる。これにより、例えば、過去の1日の平均値を基準にして混雑度を算出することが可能となる。
また、図7では、収容可能人数が決まっている施設450と、駐車可能台数が決まっている駐車場460とを例にして説明したが、収容可能人数が決まっていない施設や会場、駐車可能台数が決まっていない駐車場も存在する。収容可能人数又は駐車可能台数が決まっていない場合には、過去の1日当たりの平均値に基づく固定値や可変値を混雑度閾値として設定してもよい。
[混雑度の理由の推定例]
次に、混雑情報処理部304による混雑度の理由の推定処理について説明する。
図8は、電子機器MC1乃至MCM等を用いてユーザにより投稿された投稿文及び投稿画像の一例を簡略化して示す図である。図8では、図9に示す混雑情報表示領域520に対応するDEF施設に存在するユーザにより投稿された投稿情報の一例を示す。なお、混雑情報処理部304は、車両情報DB210のSNS使用情報222と、ユーザ情報DB230のSNS使用情報236とに基づいて、ユーザにより投稿された投稿情報を把握可能である。また、混雑情報処理部304は、車両情報DB210のSNSID213と、ユーザ情報DB230のSNSID232とに基づいて、ユーザにより投稿された投稿情報をSNSサーバ300から取得可能である。
図8(A)には、電子機器MC1乃至MCM等の表示部に表示される表示画面401乃至403を示す。表示画面401乃至403は、電子機器MC1乃至MCM等を用いてユーザ操作により作成される。なお、投稿文表示領域405乃至407には、ユーザ操作により作成された投稿文が表示される。また、画像表示領域411乃至413には、電子機器MC1乃至MCM等に内蔵されるカメラを用いて取得された画像が表示される。表示画面401乃至403に表示されている各情報については、SNSID、送信時刻、位置情報を含めてSNSサーバ300に送信される。
SNSサーバ300の制御部302は、各電子機器からの投稿情報を受信すると、受信した投稿情報に含まれるSNSIDと同じSNSID311に関連付けて、その受信した投稿情報を投稿情報DB310の投稿情報314に格納する。この場合に、受信した投稿情報に位置情報及び時刻情報の少なくとも1つが含まれている場合は、それぞれを受信時刻312、位置情報313に格納する。
図8(B)には、図8(A)に示す表示画面401乃至403に含まれる投稿情報から抽出された投稿文421乃至423、投稿画像425乃至427を示す。図8(A)に示すように、同一の特定場所において複数の投稿情報が送信されている場合には、複数の投稿情報に含まれる投稿文421乃至423から頻出語を抽出する。この頻出語は、複数の投稿情報に含まれる各投稿文のうち、多数の投稿文に含まれる同一の単語、言葉を意味する。なお、頻出語の抽出処理については、公知の頻出語抽出技術を採用することができる。
例えば、投稿文421乃至423には「ステージショー」「ABCマン」「DEF施設」が含まれる。この場合には、「ステージショー」「ABCマン」「DEF施設」が投稿文421乃至423から頻出語として抽出される。
また、図8(A)に示すように、同一の特定場所において複数の投稿情報が送信されている場合には、複数の投稿情報に含まれる投稿画像425乃至427から類似画像を抽出する。この類似画像は、複数の投稿情報に含まれる各投稿画像のうち、類似度が高い複数の画像を意味する。なお、類似度が高い画像の抽出処理については、公知の類似画像抽出技術を採用することができる。
例えば、投稿画像425乃至427には点線の矩形431乃至433で囲んで示す「ABCマン」が各種の姿勢で含まれる。この場合には、点線の矩形431乃至433で囲んで示す「ABCマン」が投稿画像425乃至427から類似度が高い画像として抽出される。
図8(C)には、図8(B)に示す投稿文421乃至423から抽出された頻出語430「ステージショー」「ABCマン」「DEF施設」と、図8(B)に示す投稿画像425乃至427から抽出された類似画像群440とを示す。
このように、DEF施設に存在するユーザにより投稿された投稿情報(表示画面401乃至403に含まれる投稿情報)から抽出された頻出語430「ステージショー」「ABCマン」「DEF施設」と、類似画像群440とが、DEF施設の混雑度の理由としてユーザに提供される。例えば、図9の混雑情報表示領域520に表示される。
なお、この例では、投稿情報から抽出された頻出語及び類似画像を混雑度の理由とする例を示したが、他の情報を混雑度の理由としてもよい。例えば、投稿情報から抽出された頻出語を検索キーワードとしてインターネット検索を実行し、インターネット検索結果のうちに、現在時刻及び登録場所が一致する情報が発見された場合には、その現在時刻及び登録場所が一致する情報を、混雑度の理由としてもよい。または、例えば、投稿情報から抽出された頻出語と、現在時刻及び登録場所とを検索キーワードとしてインターネット検索を実行し、インターネット検索結果のうちに、抽出された頻出語との類似度が高いと想定される情報が発見された場合には、その情報を、混雑度の理由としてもよい。例えば、投稿情報から抽出された頻出語「ステージショー」「ABCマン」「DEF施設」と、現在時刻及び登録場所「DEF施設」とを検索キーワードとしてインターネット検索を実行し、インターネット検索結果のうちに、抽出された頻出語との類似度が高いと想定される情報が発見された場合には、その情報を、混雑度の理由と推定することが可能である。なお、この例では、頻出語をインターネット検索する例を示したが、類似画像を用いてインターネット検索し、そのインターネット検索結果を用いて混雑度の理由を推定してもよい。
なお、この例では、特定場所における人の混雑度の理由を推定する例を示したが、特定場所における車両の混雑度の理由を推定してもよい。例えば、車両又は駐車場に関する情報が投稿情報に含まれる場合には、その車両又は駐車場に関する情報に基づいて車両の混雑度の理由を推定可能である。なお、車両又は駐車場に関する情報は、例えば、駐車場、渋滞等の用語を含む投稿文等の情報である。例えば、車両情報DB210のSNSID213に基づいてSNSサーバ300から取得された投稿情報には、車両に関する情報が含まれることが多いと想定される。このように、特定場所における人及び車両の混雑度の理由が推定された場合には、人及び車両の双方の混雑度の理由が混雑情報に含めてユーザに提供される。
[付帯情報の生成例]
次に、混雑情報処理部304による付帯情報の生成処理について説明する。
混雑情報処理部304は、上述した特定場所の抽出処理により抽出された特定場所に存在する各ユーザのユーザ情報に基づいて、混雑情報に含めて出力される付帯情報を生成する。具体的には、混雑情報処理部304は、上述した特定場所の抽出処理に用いたユーザ情報のうち、特定場所に存在するユーザのユーザ情報に含まれるプロファイル情報、すなわち属性情報235(図4参照)に基づいて、特定場所に存在するユーザの年齢及び性別を取得する。そして、混雑情報処理部304は、特定場所に存在する各ユーザの年齢及び性別を集計し、特定場所に存在するユーザにより構成される集団に関する構成情報、すなわち年齢構成及び性別構成に関する付帯情報を生成する。この付帯情報の表示例を図10に示す。
また、車両には複数の乗員が乗っていることも想定される。この場合には、車両情報DB210の乗員情報216(図3参照)に基づいて、車両の乗員に関するプロファイル情報を取得し、この乗員に関するプロファイル情報を用いて、特定場所に存在する各ユーザの年齢及び性別を集計してもよい。
また、混雑情報処理部304は、上述した特定場所の抽出処理により抽出された特定場所に存在する各ユーザのユーザ情報に基づいて、特定場所に存在する各ユーザの平均滞在時間を付帯情報として算出する。具体的には、混雑情報処理部304は、上述した特定場所の抽出処理に用いたユーザ情報のうち、特定場所に存在するユーザのユーザ情報に含まれる位置情報233(図4参照)に基づいて、特定場所における各ユーザの滞在時間を算出する。そして、混雑情報処理部304は、その算出された各ユーザの滞在時間に基づいて、特定場所に存在する各ユーザの平均滞在時間を算出する。具体的には、各ユーザの滞在時間を加算して、この加算値をユーザ数で除算することにより各ユーザの平均滞在時間が算出される。この平均滞在時間の表示例を図10に示す。なお、車両情報DB210の位置情報215又は車両オンオフ情報217を用いて各車両の平均滞在時間を算出し、この平均滞在時間を各ユーザの平均滞在時間と推定してもよい。
[他の付帯情報の生成例、他の混雑度の理由の推定例]
ユーザ情報又は車両情報を用いて他の付帯情報を生成してもよい。また、ユーザ情報又は車両情報を用いて、他の混雑度の理由を推定してもよい。ここでは、車両情報DB210(図3参照)の車種214、車速情報218、渋滞情報219、移動軌跡220、画像情報221等を用いて、付帯情報を生成する例、混雑度の理由を推定する例を示す。
例えば、車種214に基づいて、特定場所の駐車場に駐車可能な車両のサイズを付帯情報として生成可能である。すなわち、特定場所の駐車場に駐車している車両のうち、最大サイズの車両を抽出し、そのサイズを駐車可能な車両サイズとすることが可能である。また、駐車可能な車両サイズを混雑度の理由としてもよい。
例えば、画像情報221に基づいて、特定場所に駐車場に駐車している車両、又は、その付近を通過した車両により取得された画像を付帯情報として生成可能である。このような画像を付帯情報として出力することにより、特定場所及びその周辺の状況を容易に把握可能となる。また、特定場所及びその周辺の状況の画像を混雑度の理由としてもよい。
例えば、車速情報218、渋滞情報219に基づいて、特定場所の周囲の道路状況を付帯情報として生成可能である。このような道路状況を付帯情報として出力することにより、特定場所の周囲の道路が渋滞していることを容易に把握可能となる。これにより、例えばその特定場所に行く方法として、他の駐車場、例えば隣駅の駐車場を探す等をユーザが検討することが可能となる。また、特定場所の周囲の道路状況を混雑度の理由としてもよい。
例えば、移動軌跡220に基づいて、特定場所の周囲の道路状況を付帯情報として生成可能である。例えば、特定場所の駐車場には一方向からしか行けないことも想定される。この場合には、特定場所の駐車場に行った各車両の移動履歴を地図上に表示することにより、その駐車場に行くまでの経路として使用することが可能となる。また、その移動履歴を混雑度の理由としてもよい。
[混雑情報の出力例]
図9及び図10は、情報出力装置150から混雑情報を出力させる場合の出力例を示す図である。図9及び図10では、情報出力装置150の表示部151に混雑情報を表示させる例を示す。なお、ユーザU1が所持する電子機器MC1の表示部に混雑情報を表示させてもよい。また、地図の専用アプリで混雑情報を表示可能としてもよい。
図9では、車両C1の現在地を基準とする所定範囲内の地図500上に混雑情報を情報出力装置150の表示部151に表示する表示例を示す。なお、所定範囲は、例えば、ユーザにより操作に基づいて設定される範囲である。また、ユーザ操作に基づいて表示部151に表示させる地図の範囲を拡大又は縮小可能である。
また、地図500上の所定位置、例えば中心位置に、車両C1の位置を示す車両標識501が表示される。また、車両C1の移動に応じて、情報出力装置150の表示部151に表示される地図の範囲が移動するものとする。
また、図9では、地図500上において、吹き出し形式の混雑情報表示領域510、520、530を、対応する登録場所の位置付近に表示する例を示す。
混雑情報表示領域510、520、530には、例えば、特定場所として抽出された登録場所、混雑度の理由、混雑度等が表示される。登録場所として、例えば登録場所の名称、略称等を表示することができる。また、混雑度の理由として、例えば、上述した混雑度の理由の推定処理で求められた頻出語、類似画像511、521、531を表示することができる。また、混雑度として、上述した混雑度の算出処理で求められた人及び車両の混雑度を複数のレベル、例えば低、中、高で表示するとともに、混雑度を可視化した画像512、522、532で表示することができる。画像512、522、532は、混雑度を視覚的に容易に把握可能となるように表示するものであり、例えば人型画像を用いて混雑度のレベルを表す画像、色を用いて混雑度のレベルを表す画像等とすることが可能である。例えば、混雑度が高くなるに応じて人型画像を多く表示することができる。また、混雑度が高い場合には、赤を表示し、混雑度が低くなるに応じて赤から黄色に遷移させて表示することができる。
また、混雑情報表示領域510、520、530の何れかが押下された場合には、押下された混雑情報表示領域に対応する特定場所に関する詳細情報を表示してもよい。この場合には、例えば、図10に示す付帯情報544等を新たに表示してもよい。
混雑情報表示領域510は、自動車会社のGHI本社の施設に関する混雑度を表示する領域である。図9では、新車の発表会が開催され、新車が公開されている場合の表示例を示す。
混雑情報表示領域520は、各種の催しものが行われるDEF施設に関する混雑度を表示する領域である。図9では、ABCマンのステージショーが開催され、ABCマンが戦うショーが行われている場合の表示例を示す。
混雑情報表示領域530は、H病院に関する混雑度を表示する領域である。図9では、H病院において健康水の無料配布が行われている場合の表示例を示す。
このように、車両C1の現在地の周囲に存在する登録場所の混雑度及びその混雑理由(例えば頻出語、投稿画像)等を地図500上に表示することができるため、ユーザU1は混雑している登録場所、混雑していない登録場所、及び、それらの理由を容易に知ることができる。例えば、DEF施設では、日によって異なるイベントが開催されることが多い場合を想定する。この場合には、イベントによって混雑する日や混雑しない日も存在することになるが、このような場合でも、混雑する理由や混雑しない理由を容易に知ることが可能となる。
なお、図9では、車両C1の現在地を基準とする所定範囲内の地図500を表示する例を示したが、ユーザ操作により指定された範囲の地図を表示させ、その地図上における各混雑情報を表示させてもよい。例えば、ユーザがこれから向かう目的地周辺の混雑度を知りたい場合には、その目的地の周辺の地図を表示させ、この地図上に各混雑情報を表示させることが可能である。このように、車両C1の周辺の混雑情報以外にも、任意の地点をユーザが指定して混雑情報を表示することが可能であるため、ユーザが知りたい地点の周辺の混雑情報を容易に取得することができる。また、混雑情報を取得する範囲をユーザが指定することができるため、ユーザが知りたい範囲の混雑情報を容易に取得することができる。
図10では、車両C1の現在地を基準とする所定範囲内の登録場所に関する混雑情報を表示する表示例を示す。図10では、図9に示す混雑情報表示領域510、520、530に対応する各情報を表形式、リスト形式で表示する例を示す。なお、所定範囲は、例えば、図9に示す例と同様である。
特定場所541、混雑度理由542、混雑度543については、図9に示す例と同様である。付帯情報544については、上述した付帯情報の生成処理により生成された各情報が表示される。このように、特定場所に存在するユーザの属性等の付帯情報を表示することにより、自分と近い年齢や性別の人が多い集まりがあることを容易に把握可能となる。また、自分の好みの場所を見つけるきっかけとなる。また、ユーザの平均滞在時間を表示することにより、平均滞在時間が長い特定場所に対する興味を高めることができる。また、ユーザは、その平均滞在時間を参考にしてその特定場所での滞在時間を推定可能である。
なお、図9に示す混雑情報の表示画面と、図10に示す混雑情報の表示画面とをユーザ操作、例えば切替ボタンの押下操作に基づいて切り替え可能としてもよい。また、図9に示す混雑情報の表示画面において選択された登録場所に関する混雑情報のみを、図10に示す各項目について表示してもよい。
このように、車両C1の現在地の周囲に存在する登録場所の混雑度及びその混雑理由(例えば頻出語、投稿画像)等を表形式、リスト形式で表示することができるため、ユーザU1は、混雑している登録場所、混雑していない登録場所、及び、それらの理由についてさらに詳しい混雑情報を容易に知ることができる。
なお、図9に示す混雑情報の表示画面と、図10に示す混雑情報の表示画面とを表示する場合に、表示対象となる特定場所の数が多くなることも想定される。この場合には、多数の特定場所の混雑情報が表示されることになるため、ユーザに見難い表示となることも想定される。そこで、このような場合には、予め設定しておいた優先度に基づいて表示対象となる特定場所を限定して、ユーザに応じた混雑情報のみを表示してもよい。例えば、ユーザのプロファイル情報、ユーザの使用履歴情報等を用いて、ユーザに適すると考えられる混雑情報の優先順位を設定することができる。また、これらの優先順位は、ユーザ操作等に基づいて変更可能としてもよい。具体的には、ユーザ情報DB230の属性情報235に基づいて、ユーザの年齢や性別等のプロファイル情報を生成し、このプロファイル情報に基づいて、そのユーザと同じ属性のユーザが多い特定場所の優先順位を高くし、優先順位が高い所定数の特定場所を表示することができる。例えば、ユーザU1が40代男性である場合には、40代男性が多く存在する特定場所の優先順位を高くすることができる。なお、ユーザU1が40代男性である場合には、40代男性が少ない特定場所の優先順位を高くしてもよく、他の条件により特定場所の優先順位を設定してもよい。これにより、ユーザに適すると考えられる特定場所のみを表示可能となる。
なお、図9、図10では、少なくとも1人が存在する登録場所を特定場所として表示する例を示したが、誰も存在しない登録場所も混雑情報とともに表示してもよい。同様に、図9、図10では、少なくとも1つの投稿情報がされた登録場所を特定場所として表示する例を示したが、投稿情報がされていない登録場所も混雑情報とともに表示してもよい。
なお、図9、図10では、情報出力装置150の表示部151に混雑情報を表示する例を示したが、他の方法により混雑情報を出力してもよい。例えば、情報出力装置150の音声出力部、例えばスピーカから混雑情報を音声により出力してもよい。また、情報出力装置150から他の機器に混雑情報を送信し、その機器において混雑情報を出力してもよい。
[制御装置の動作例]
図11は、制御装置100における情報提供処理の一例を示すフローチャートである。また、この情報提供処理は、制御装置100の記憶部(図示省略)に記憶されているプログラムに基づいて制御装置100の制御部(図示省略)により実行される。また、この情報提供処理は、制御周期毎に常時実行される。また、この情報提供処理では、図1乃至図10を適宜参照して説明する。なお、図11では、制御装置100における情報提供処理例を示すが、他の制御装置、電子機器MC1乃至MCMについても同様に情報提供処理を実行することが可能である。
ステップS601において、制御装置100の制御部は、情報提供する設定がされているか否かを判定する。本実施形態における混雑情報提供サービスを利用するユーザは、所有する車両及び電子機器からの情報提供が可能か否かを予め設定しておくものとする。情報提供する設定がされていない場合には、情報提供処理の動作を終了する。一方、情報提供する設定がされている場合には、ステップS602に進む。
ステップS602において、制御装置100の制御部は、車両C1に設置されている位置情報取得部により取得された位置情報、すなわち車両C1の現在地を示す位置情報を管理サーバ200に送信する。この場合には、位置情報の取得時刻も含めて送信される。また、車両C1に関する各車両情報、例えば乗員情報、車両オンオフ情報、車速、画像等についても送信される。なお、電子機器MC1における情報提供処理である場合には、電子機器MC1に内蔵されている位置情報取得部により取得された位置情報、すなわち電子機器MC1の現在地を示す位置情報が管理サーバ200に送信される。この場合には、位置情報の取得時刻、ユーザU1に関するユーザ情報についても送信される。
ステップS603において、制御装置100の制御部は、車載機器であるか否かを判定する。車載機器である場合には、ステップS604に進む。一方、車載機器でない場合には、ステップS607に進む。なお、この例では、制御装置100は車載機器であるため、ステップS604に進む。また、電子機器MC1における情報提供処理である場合には、ステップS607に進む。なお、情報提供処理を実行する機器については、車載機器の有無の変更はないため、このステップS603の処理を省略してもよい。
ステップS604において、制御装置100の制御部は、車両C1とSNSとを紐づけ可能な設定がされているか否かを判定する。本実施形態における混雑情報提供サービスを利用するユーザは、所有する車両C1とSNSとを紐づけ可能か否かを予め設定しておくものとする。車両C1とSNSとを紐づけ可能な設定がされている場合には、ステップS605に進む。一方、車両C1とSNSとを紐づけ可能な設定がされていない場合には、ステップS610に進む。
ステップS605において、制御装置100の制御部は、SNS又はチェックイン機能の使用に関する使用情報を取得する。この使用情報は、制御装置100を使用してSNS又はチェックイン機能を利用したことを示す情報である。なお、その使用情報には、制御装置100を使用してSNS又はチェックイン機能を利用した場合と、車両C1の内部において、制御装置100以外の機器を使用してSNS又はチェックイン機能を利用した場合との双方を含めてもよい。なお、チェックイン機能は、各機器の位置情報を利用して、ユーザが行った場所を他のユーザと共有できる機能を意味する。
ステップS606において、制御装置100の制御部は、ステップS605で取得されたSNS又はチェックイン機能の使用情報と、車両C1の車両情報、例えば車両IDとを関連付けて管理サーバ200に送信する。すなわち、SNS等により投稿情報が送信された際、チェックイン機能を利用した際に、その投稿情報又はチェックイン機能情報を使用したことが管理サーバ200に送信される。
なお、ステップS607乃至S609の各処理は、電子機器MC1乃至MCMにおいて実行される処理であり、ステップS604乃至S606の各処理に対応する。ただし、ステップS609では、電子機器MC1乃至MCMの制御部が、ステップS608で取得されたSNS又はチェックイン機能の使用情報と、ユーザ情報、例えばユーザIDとを関連付けて管理サーバ200に送信する。また、ステップS610の処理は、ステップS605の処理に対応する。
ステップS611において、制御装置100の制御部は、ステップS610で取得されたSNS又はチェックイン機能の使用情報を、車両C1の車両情報に関連付けずに管理サーバ200に送信する。
このように、制御装置100乃至100N、電子機器MC1乃至MCMにより各種情報が所定タイミングで管理サーバ200にアップロードされる。
[管理サーバの動作例]
図12は、管理サーバ200における混雑情報処理の一例を示すフローチャートである。また、この混雑情報処理は、管理サーバ200の記憶部203(図2参照)に記憶されているプログラムに基づいて制御装置100の混雑情報処理部204により実行される。また、この混雑情報処理は、制御周期毎に常時実行される。また、この混雑情報処理では、図1乃至図11を適宜参照して説明する。
ステップS621において、混雑情報処理部204は、各機器からの提供情報、すなわちユーザ情報、車両情報、これらに関連付けられた情報を受信したか否かを判定する。何れかの機器から提供情報を受信した場合には、ステップS622に進む。一方、何れの機器からも提供情報を受信していない場合には、ステップS623に進む。
ステップS622において、混雑情報処理部204は、機器から受信した提供情報を各DBに格納する。具体的には、車載機器から受信した車両情報及びこれに関連付けられた情報を受信した場合には、これらの各情報が車両情報DB210に格納される。また、ユーザが所持する電子機器から受信したユーザ情報及びこれに関連付けられた情報を受信した場合には、これらの各情報がユーザ情報DB230に格納される。なお、車両情報及びユーザ情報の双方に関連付けられていない情報、例えばSNS又はチェックイン機能の使用情報を受信した場合には、この情報は記憶部203の使用情報DB(図示省略)に格納される。
ステップS623において、混雑情報処理部204は、混雑情報をアップデートするタイミングになったか否かを判定する。アップデートするタイミングは、例えば、何れかの機器から新たな情報を受信したタイミング、一定間隔の時間となったタイミングとすることができる。混雑情報をアップデートするタイミングになった場合には、ステップS624に進む。一方、混雑情報をアップデートするタイミングになっていない場合には、ステップS629に進む。
ステップS624において、混雑情報処理部204は、車両情報DB210及びユーザ情報DB230を用いて、混雑情報DB240の登録場所ID241に対応する登録場所のうちから特定場所を抽出する。この特定場所の抽出処理は、上述した特定場所の抽出処理と同様である。
ステップS625において、混雑情報処理部204は、ステップS622で抽出された特定場所について、車両情報DB210及びユーザ情報DB230を用いて、人及び車両の混雑度を算出する。この混雑度の算出処理は、上述した混雑度の算出処理と同様である。例えば、図7に示すように、人及び車両の混雑度が算出される。
ステップS626において、混雑情報処理部204は、ステップS625で算出された混雑度の理由と推定される混雑度理由情報を生成する。この混雑度理由情報の生成処理は、上述した混雑度理由情報の生成処理と同様である。例えば、図8に示すように、投稿文421乃至423を用いて頻出語430が抽出され、頻出語430が混雑度の理由と推定される。また、図8に示すように、投稿画像425乃至427を用いて類似画像群440が抽出され、類似画像群440の各画像が混雑度の理由と推定される。
ステップS627において、混雑情報処理部204は、ステップS624で抽出された特定場所について、混雑情報とともに出力対象となる付帯情報を生成する。この付帯情報の生成処理は、上述した付帯情報の生成処理と同様である。例えば、図10に示す付帯情報544が生成される。
ステップS628において、混雑情報処理部204は、ステップS624乃至S627で求められた各情報を、混雑情報DB240に格納する。具体的には、混雑情報処理部204は、ステップS624で抽出された特定場所に対応する登録場所ID241に関連付けて、ステップS625乃至S627で求められた各情報を混雑情報DB240に格納する。このように、ステップS624乃至S627で求められた各情報を混雑情報DB240に格納することにより、混雑情報DB240を所定タイミングでアップデートする。これにより、最新の混雑情報をユーザに提供することができる。
ステップS629において、混雑情報処理部204は、混雑情報要求を受信したか否かを判定する。混雑情報要求を受信した場合には、ステップS630に進む。一方、混雑情報要求を受信していない場合には、混雑情報処理の動作を終了する。
ステップS630において、混雑情報処理部204は、ステップS629で受信した混雑情報要求に含まれる位置情報に基づいて、混雑情報DB240から混雑情報を抽出する。具体的には、混雑情報処理部204は、混雑情報要求に含まれる位置情報により特定される位置を基準とする所定範囲内の登録場所のうち、特定場所として抽出された登録場所に関する各情報を混雑情報DB240から抽出する。
ステップS631において、混雑情報処理部204は、ステップS629で受信した混雑情報要求を送信した機器に、ステップS630で抽出した混雑情報を送信する。
[情報出力装置の動作例]
図13は、情報出力装置150における混雑情報出力処理の一例を示すフローチャートである。また、この混雑情報出力処理は、情報出力装置150の記憶部(図示省略)に記憶されているプログラムに基づいて情報出力装置150の制御部(図示省略)により実行される。また、この混雑情報出力処理は、制御周期毎に常時実行される。また、この混雑情報出力処理では、図1乃至図12を適宜参照して説明する。
ステップS641において、情報出力装置150の制御部は、混雑情報の出力指示があったか否かを判定する。この混雑情報の出力指示は、例えば車両C1の乗員の音声による指示動作、車両C1の乗員の操作部材を用いた指示操作により行われる。また、混雑情報の出力指示は、自動で行うようにしてもよい。例えば、車両C1の乗員が良く行く地域に車両C1が移動した場合、車両C1の乗員が興味があると推定される地域に車両C1が移動した場合等に、混雑情報の出力指示があったと判定してもよい。混雑情報の出力指示があった場合には、ステップS642に進む。一方、混雑情報の出力指示がない場合には、混雑情報出力処理の動作を終了する。
ステップS642において、情報出力装置150の制御部は、情報出力装置150の位置情報(車両C1の位置情報)を含む混雑情報要求を管理サーバ200に送信する。なお、ユーザ操作により混雑情報を表示する範囲が指定されている場合には、その範囲を特定可能な位置情報を含む混雑情報要求が管理サーバ200に送信される。
ステップS643において、情報出力装置150の制御部は、ステップS642で送信した混雑情報要求に応じて、管理サーバ200から受信した混雑情報を取得する。
ステップS644において、情報出力装置150の制御部は、ステップS643で取得した混雑情報を出力する。例えば、図9、図10に示すように混雑情報を表示することができる。
ステップS645において、情報出力装置150の制御部は、混雑情報の出力停止指示があったか否かを判定する。この混雑情報の出力停止指示は、例えば車両C1の乗員の音声による指示動作、車両C1の乗員の操作部材を用いた指示操作により行われる。混雑情報の出力停止指示があった場合には、混雑情報の出力を停止して混雑情報出力処理の動作を終了する。一方、混雑情報の出力停止指示がない場合には、ステップS642に戻る。
このように、本実施形態では、単なる地図案内だけではなく、混雑度やその理由をユーザに提供することが可能となる。これにより、ユーザは混雑度の理由を容易に知ることができ、混雑度の理由に応じて目的地を容易に選択することができる。すなわち、ユーザはある地点の周辺の混雑理由の情報を自ら探すことなく自動で入手し、知ることができる。例えば、混雑している場所に行きたいユーザ、混雑していない場所に行きたいユーザ等のいずれについても、混雑度の理由を容易に知ることができ、目的地を容易に選択することができる。また、現在の状況を表示することが可能であるため、ユーザは特定場所に関する現在の混雑情報を迅速に知ることができる。また、混雑情報提供サービスを受けるユーザに関するユーザ情報も利用して混雑情報を更新するため、混雑情報提供サービスの混雑情報を提供する側も、情報を提供される側になり、サービスを向上させることができる。
なお、本実施形態では、管理サーバ200において混雑情報提供処理を実行する例を示したが、その混雑情報提供処理の全部または一部を他の機器において実行してもよい。例えば、SNSサーバ300、制御装置100、情報出力装置150、電子機器MC1の何れかにおいて混雑情報提供処理の全部又は一部を実行してもよい。この場合には、その混雑情報提供処理の一部を実行する各機器により情報処理システムが構成される。また、本実施形態では、各DB(車両情報DB210(図3参照)、ユーザ情報DB230(図4参照)、混雑情報DB240(図5参照))を管理サーバ200において管理する例を示す。ただし、各DBの全部または一部を、管理サーバ200以外の1または複数の他の機器により管理し、他の機器により管理されている各DBの情報を管理サーバ200が取得して混雑情報提供処理に用いてもよい。
また、管理サーバ200の機能を実行可能な情報処理システムの一部(または全部)については、インターネット等の所定のネットワークを介して提供可能なアプリケーションにより提供されてもよい。このアプリケーションは、例えばSaaS(Software as a Service)である。
なお、本実施形態で示した各処理は、各処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムに基づいて実行されるものである。このため、本実施形態は、それらの各処理を実行する機能を実現するプログラム、そのプログラムを記憶する記録媒体の実施形態としても把握することができる。例えば、情報処理装置に新機能を追加するためのアップデート処理により、そのプログラムを情報処理装置の記憶装置に記憶させることができる。これにより、そのアップデートされた情報処理装置に本実施形態で示した各処理を実施させることが可能となる。
[本実施形態の構成及び効果]
本実施形態に係る情報処理方法は、複数のユーザU1乃至UMに登録場所の混雑に関する情報を提供する情報処理方法である。この情報処理方法は、複数のユーザU1乃至UMのうちの少なくとも1人のユーザの位置情報を含む当該ユーザに関するユーザ情報と、複数のユーザU1乃至UMのうちの少なくとも1人のユーザにより電子機器MC1乃至MCMを用いて、所定のネットワーク(例えばインターネット)上に構築されたコミュニケーションサービス(例えばSNS)に投稿された投稿情報とを取得する取得処理(ステップS621)と、ユーザ情報に含まれる位置情報に基づいて、複数のユーザU1乃至UMのうちの少なくとも1人のユーザが存在する特定場所を混雑情報DB240の登録場所のうちから抽出し、その特定場所における混雑度を算出する算出処理(ステップS624、S625)と、その特定場所に関する投稿情報に基づいて、その特定場所における混雑度の理由を推定する推定処理(ステップS626)と、その特定場所における混雑度及びその理由を含む混雑情報を出力させる出力処理(ステップS631)とを含む。この出力処理では、混雑情報を送信する例を示すが、混雑情報を表示したり、音声出力したりすることにより出力してもよい。
この構成によれば、単なる地図案内だけではなく、混雑度やその理由をユーザに提供することが可能となる。これにより、ユーザは混雑度の理由を容易に知ることができ、混雑度の理由に応じて目的地を容易に選択することができる。
また、本実施形態に係る情報処理方法において、取得処理(ステップS621)では、複数のユーザU1乃至UMのうちの少なくとも1人が所有する車両の位置情報を含む当該車両に関する車両情報を取得し、算出処理(ステップS624、S625)では、ユーザ情報又は車両情報に含まれる位置情報に基づいて特定場所を抽出し、その特定場所における混雑度を算出する。
この構成によれば、ユーザ情報又は車両情報に含まれる位置情報に基づいて特定場所を抽出することができるため、特定場所の抽出精度を高めることができる。
また、本実施形態に係る情報処理方法において、取得処理(ステップS621)では、投稿文及び画像情報のうちの少なくとも1つを含む投稿情報(又はこれを特定可能な情報)を取得し、推定処理(ステップS626)では、その特定場所に関する投稿情報に含まれる投稿文及び画像情報のうちの少なくとも1つを、その特定場所における混雑度の理由とし、出力処理(ステップS631)では、混雑度の理由とされた投稿文及び画像情報のうちの少なくとも1つを混雑情報に含めて出力させる。
この構成によれば、投稿文及び画像情報のうちの少なくとも1つを、その特定場所における混雑度の理由として提供可能となるため、視覚的に把握しやすい混雑度の理由をユーザが見ることが可能となる。
また、本実施形態に係る情報処理方法において、推定処理(ステップS626)では、投稿情報に含まれる投稿文から頻出語を抽出し、当該抽出された頻出語に基づいて、特定場所における混雑度の理由を推定し、出力処理(ステップS631)では、その抽出された頻出語と当該頻出語に基づいて推定された特定場所における混雑度の理由とのうちの少なくとも1つを混雑情報に含めて出力させる。
この構成によれば、投稿文から抽出された頻出語と、その頻出語に基づいて推定された特定場所における混雑度の理由とのうちの少なくとも1つを、その特定場所における混雑度の理由として提供可能となるため、視覚的に把握しやすい混雑度の理由をユーザが見ることが可能となる。すなわち、より適切な混雑理由をユーザに提供することが可能となる。
また、本実施形態に係る情報処理方法において、推定処理(ステップS626)では、投稿情報から取得可能な位置情報及び時間情報と、抽出された頻出語とに基づいて、所定のネットワークに接続されている機器を利用した検索処理を実行し、その検索処理による検索結果に基づいて特定場所における混雑度の理由を推定し、出力処理(ステップS631)では、その検索結果とその検索結果に基づいて推定された混雑度の理由とのうちの少なくとも1つを混雑情報に含めて出力させる。
この構成によれば、ネットワークに接続されている機器を利用した検索処理の検索結果と、その検索結果に基づいて推定された混雑度の理由とのうちの少なくとも1つを、その特定場所における混雑度の理由として提供可能となるため、精度の高い混雑度の理由をユーザが見ることが可能となる。例えば、検索キーワードとして検索されるイベントがある場合には、その検索結果を混雑理由としてユーザに提供可能となるため、そのイベントに関してより詳細な情報をユーザが容易に知ることができる。
また、本実施形態に係る情報処理方法において、推定処理(ステップS626)では、その特定場所に関する投稿情報に含まれる画像情報が複数存在する場合には、その複数の画像情報を比較し、類似度が高いと判定された画像情報に基づいて、その特定場所における混雑度の理由に対応する画像を抽出し、出力処理(ステップS631)では、混雑度の理由に対応する画像を混雑情報に含めて出力させる。
この構成によれば、類似度が高いと判定された画像情報に基づいて抽出された画像を、その特定場所における混雑度の理由として提供可能となるため、視覚的に把握しやすい混雑度の理由をユーザが見ることが可能となる。例えば、ユーザは、迅速に把握しやすい画像から混雑理由を理解することができる。
また、本実施形態に係る情報処理方法において、取得処理(ステップS621)では、ユーザ情報として、各ユーザの年齢に関する年齢情報と各ユーザの性別に関する性別情報とを含むプロファイル情報を取得し、推定処理(ステップS626、S627)では、ユーザ情報に含まれるプロファイル情報に基づいて、特定場所に存在するユーザにより構成される集団に関する付帯情報を生成し、出力処理(ステップS631)では、その付帯情報を混雑情報に含めて出力させる。
この構成によれば、プロファイル情報に基づいて生成された付帯情報を、その特定場所における混雑度の理由とともに提供可能となるため、混雑度の理由以外の付帯情報をユーザが見ることが可能となる。例えば、ユーザは特定場所の集団の構成を容易に理解することができる。
また、本実施形態に係る情報処理方法において、推定処理(ステップS626、S627)では、特定場所に存在するユーザに関するユーザ情報に含まれる位置情報に基づいて、その特定場所における当該ユーザの滞在時間を算出し、当該ユーザの滞在時間に基づいて、その特定場所に存在する各ユーザの平均滞在時間を算出し、出力処理(ステップS631)では、その平均滞在時間を混雑情報の付帯情報として出力させる。
この構成によれば、特定場所に存在する各ユーザの平均滞在時間を、その特定場所における混雑度の理由とともに提供可能となるため、特定場所に存在する各ユーザの平均滞在時間をユーザが見て参考にすることが可能となる。
また、本実施形態に係る情報処理方法において、算出処理(ステップS625)では、特定場所に存在するユーザに関するユーザ情報に含まれる位置情報に基づいて、その特定場所に存在するユーザの数を推定する第1推定処理、または、当該位置情報に基づいて推定されたユーザ数を利用した母集団推定に基づいて、その特定場所に存在するユーザにより構成される集団の人数を推定する第2推定処理を実行し、第1推定処理により推定されたユーザの数と、第2推定処理により推定された集団の人数とを用いて、その特定場所における混雑度を算出し、出力処理(ステップS631)では、第1推定処理により推定されたユーザの数と、第2推定処理により推定された集団の人数とのうちの少なくとも1つを混雑情報に含めて出力させる。
この構成によれば、第1推定処理により推定されたユーザの数と、第2推定処理により推定された集団の人数とのうちの少なくとも1つを、その特定場所における混雑度の理由ととともに提供可能となるため、視覚的に把握しやすい数値をユーザが見ることが可能となる。
また、本実施形態に係る情報処理方法において、算出処理(ステップS625)では、ユーザ情報又は車両情報に含まれる位置情報に基づいて特定場所における人の混雑度を算出するとともに、車両情報に含まれる位置情報に基づいて特定場所における車両の混雑度を算出し、推定処理(ステップS626)では、特定場所に関する投稿情報と車両情報とに基づいて、特定場所における車両の混雑度の理由を推定し、出力処理(ステップS631)では、特定場所における人及び車両の混雑度と、それらの理由とを含む混雑情報を出力させる。
この構成によれば、特定場所における人及び車両の混雑度と、それらの理由とを提供可能となる。この場合に、例えば、図9に示すように、特定場所における人及び車両の混雑度を、双方が比較可能な態様で表示することにより、ユーザは人及び車両の混雑度の違いを容易に知ることができる。また、例えば、特定場所における人及び車両の混雑度の理由を、双方が比較可能な態様で表示することにより、ユーザは人及び車両の混雑度の理由を容易に知ることができる。これらにより、ユーザは人及び車両の双方の混雑度やその理由に応じて目的地を容易に選択することができる。
また、本実施形態に係る情報処理方法において、取得処理(ステップS621)では、車両の内外の画像を含む車両画像情報と、車種と、渋滞情報と、車速と、移動軌跡とのうちの少なくとも1つを車両情報として取得し、推定処理(ステップS626、S627)では、車両画像情報と、車種と、渋滞情報と、車速と、移動軌跡とのうちの少なくとも1つに基づいて、特定場所における混雑度の理由を推定する推定処理と、混雑情報に含める付帯情報を生成する生成処理とのうちの少なくとも1つを実行する。
この構成によれば、各種車両情報を用いて混雑度の理由を推定する推定処理、付帯情報を生成する生成処理を実行することができるため、その特定場所における混雑度の理由等の生成精度を高めることが可能となる。
また、管理サーバ200(情報処理装置の一例)は、複数のユーザU1乃至UMに登録場所の混雑に関する情報を提供する情報処理装置である。管理サーバ200は、複数のユーザU1乃至UMのうちの少なくとも1人のユーザの位置情報を含む当該ユーザに関するユーザ情報と、複数のユーザU1乃至UMのうちの少なくとも1人のユーザにより電子機器MC1乃至MCMを用いて、所定のネットワーク(例えばインターネット)上に構築されたコミュニケーションサービス(例えばSNS)に投稿された投稿情報とを取得する混雑情報処理部204(取得部の一例)と、ユーザ情報に含まれる位置情報に基づいて、複数のユーザのうちの少なくとも1人のユーザが存在する特定場所を登録場所のうちから抽出し、その特定場所における混雑度を算出する混雑情報処理部204(算出部の一例)と、その特定場所に関する投稿情報に基づいて、その特定場所における混雑度の理由を推定する混雑情報処理部204(推定部の一例)と、その特定場所における混雑度及びその理由を含む混雑情報を出力させる混雑情報処理部204(出力部の一例)とを備える。ここでは、混雑情報を送信する例を示すが、混雑情報を表示したり、音声出力したりすることにより出力してもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
10 情報処理システム、20 ネットワーク、100乃至100N 制御装置、150乃至150N 情報出力装置、200 管理サーバ、300 SNSサーバ、201 通信部、202 制御部、203 記憶部、204 混雑情報処理部、301 通信部、302 制御部、303 記憶部、210 車両情報DB、230 ユーザ情報DB、240 混雑情報DB、MC1乃至MCM 電子機器

Claims (12)

  1. 複数のユーザに登録場所の混雑に関する情報を提供する情報処理方法であって、
    前記複数のユーザのうちの少なくとも1人のユーザの位置情報を含む当該ユーザに関するユーザ情報と、前記複数のユーザのうちの少なくとも1人のユーザにより電子機器を用いて、所定のネットワーク上に構築されたコミュニケーションサービスに投稿された投稿情報とを取得する取得処理と、
    前記ユーザ情報に含まれる位置情報に基づいて、前記複数のユーザのうちの少なくとも1人のユーザが存在する特定場所を前記登録場所のうちから抽出し、前記特定場所における混雑度を算出する算出処理と、
    前記特定場所に関する前記投稿情報に基づいて、前記特定場所における混雑度の理由を推定する推定処理と、
    前記特定場所における混雑度及びその理由を含む混雑情報を出力させる出力処理と、を含む、
    情報処理方法。
  2. 請求項1に記載の情報処理方法であって、
    前記取得処理では、前記複数のユーザのうちの少なくとも1人が所有する車両の位置情報を含む当該車両に関する車両情報を取得し、
    前記算出処理では、前記ユーザ情報又は前記車両情報に含まれる位置情報に基づいて前記特定場所を抽出し、前記特定場所における混雑度を算出する、
    情報処理方法。
  3. 請求項1又は2に記載の情報処理方法であって、
    前記取得処理では、投稿文及び画像情報のうちの少なくとも1つを含む前記投稿情報を取得し、
    前記推定処理では、前記特定場所に関する前記投稿情報に含まれる投稿文及び画像情報のうちの少なくとも1つを、前記特定場所における混雑度の理由とし、
    前記出力処理では、前記混雑度の理由とされた前記投稿文及び前記画像情報のうちの少なくとも1つを前記混雑情報に含めて出力させる
    情報処理方法。
  4. 請求項3に記載の情報処理方法であって、
    前記推定処理では、前記投稿情報に含まれる投稿文から頻出語を抽出し、当該抽出された頻出語に基づいて、前記特定場所における混雑度の理由を推定し、
    前記出力処理では、前記抽出された頻出語と当該頻出語に基づいて推定された前記特定場所における混雑度の理由とのうちの少なくとも1つを前記混雑情報に含めて出力させる
    情報処理方法。
  5. 請求項4に記載の情報処理方法であって、
    前記推定処理では、前記投稿情報から取得可能な位置情報及び時間情報と、前記抽出された頻出語とに基づいて、所定のネットワークに接続されている機器を利用した検索処理を実行し、前記検索処理による検索結果に基づいて前記特定場所における混雑度の理由を推定し、
    前記出力処理では、前記検索結果と当該検索結果に基づいて推定された前記混雑度の理由とのうちの少なくとも1つを前記混雑情報に含めて出力させる、
    情報処理方法。
  6. 請求項3に記載の情報処理方法であって、
    前記推定処理では、前記特定場所に関する前記投稿情報に含まれる画像情報が複数存在する場合には、当該複数の画像情報を比較し、類似度が高いと判定された画像情報に基づいて、前記特定場所における混雑度の理由に対応する画像を抽出し、
    前記出力処理では、前記混雑度の理由に対応する画像を前記混雑情報に含めて出力させる、
    情報処理方法。
  7. 請求項1又は2に記載の情報処理方法であって、
    前記取得処理では、前記ユーザ情報として、各ユーザの年齢に関する年齢情報と各ユーザの性別に関する性別情報とを含むプロファイル情報を取得し、
    前記推定処理では、前記ユーザ情報に含まれるプロファイル情報に基づいて、前記特定場所に存在するユーザにより構成される集団に関する付帯情報を生成し、
    前記出力処理では、前記付帯情報を前記混雑情報に含めて出力させる、
    情報処理方法。
  8. 請求項1又は2に記載の情報処理方法であって、
    前記推定処理では、前記特定場所に存在するユーザに関する前記ユーザ情報に含まれる位置情報に基づいて、前記特定場所における当該ユーザの滞在時間を算出し、当該ユーザの滞在時間に基づいて、前記特定場所に存在する各ユーザの平均滞在時間を算出し、
    前記出力処理では、前記平均滞在時間を前記混雑情報の付帯情報として出力させる、
    情報処理方法。
  9. 請求項1又は2に記載の情報処理方法であって、
    前記算出処理では、前記特定場所に存在するユーザに関する前記ユーザ情報に含まれる位置情報に基づいて、前記特定場所に存在するユーザの数を推定する第1推定処理、または、当該位置情報に基づいて推定されたユーザ数を利用した母集団推定に基づいて、前記特定場所に存在するユーザにより構成される集団の人数を推定する第2推定処理を実行し、
    前記第1推定処理により推定されたユーザの数と、前記第2推定処理により推定された集団の人数とを用いて、前記特定場所における混雑度を算出し、
    前記出力処理では、前記第1推定処理により推定されたユーザの数と、前記第2推定処理により推定された集団の人数とのうちの少なくとも1つを前記混雑情報に含めて出力させる、
    情報処理方法。
  10. 請求項2に記載の情報処理方法であって、
    前記算出処理では、前記ユーザ情報又は前記車両情報に含まれる位置情報に基づいて前記特定場所における人の混雑度を算出するとともに、前記車両情報に含まれる位置情報に基づいて前記特定場所における車両の混雑度を算出し、
    前記推定処理では、前記特定場所に関する前記投稿情報と前記車両情報とに基づいて、前記特定場所における車両の混雑度の理由を推定し、
    前記出力処理では、前記特定場所における人及び車両の混雑度と、それらの理由とを含む混雑情報を出力させる、
    情報処理方法。
  11. 請求項2、10の何れかに記載の情報処理方法であって、
    前記取得処理では、車両の内外の画像を含む車両画像情報と、車種と、渋滞情報と、車速と、移動軌跡とのうちの少なくとも1つを前記車両情報として取得し、
    前記推定処理では、前記車両画像情報と、前記車種と、前記渋滞情報と、前記車速と、前記移動軌跡とのうちの少なくとも1つに基づいて、前記特定場所における混雑度の理由を推定する推定処理と、前記混雑情報に含める付帯情報を生成する生成処理とのうちの少なくとも1つを実行する、
    情報処理方法。
  12. 複数のユーザに登録場所の混雑に関する情報を提供する情報処理装置であって、
    前記複数のユーザのうちの少なくとも1人のユーザの位置情報を含む当該ユーザに関するユーザ情報と、前記複数のユーザのうちの少なくとも1人のユーザにより電子機器を用いて、所定のネットワーク上に構築されたコミュニケーションサービスに投稿された投稿情報とを取得する取得部と、
    前記ユーザ情報に含まれる位置情報に基づいて、前記複数のユーザのうちの少なくとも1人のユーザが存在する特定場所を前記登録場所のうちから抽出し、前記特定場所における混雑度を算出する算出部と、
    前記特定場所に関する前記投稿情報に基づいて、前記特定場所における混雑度の理由を推定する推定部と、
    前記特定場所における混雑度及びその理由を含む混雑情報を出力させる出力部と、を備える、
    情報処理装置。
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