JP2023165288A - 制御信号送信装置、及びエネルギーマネージメントシステム - Google Patents

制御信号送信装置、及びエネルギーマネージメントシステム Download PDF

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Abstract

Figure 2023165288000001
【課題】電力線への接続作業を容易にすることができる制御信号送信装置、及びエネルギーマネージメントシステムを提供する。
【解決手段】親機6の制御信号は、「L2相-N相」の組み合わせに係る電力線W20B,W20Cに対応する制御子機4に対しては、ブリッジ回路60Aを介して送信される。親機6とブリッジ回路60Aとが一体として組み込まれることで、制御信号送信ユニット70が構成される。そのため、制御信号送信装置150を電力線W20A,W20B,W20Cへ接続する場合、親機6及びブリッジ回路60Aを個別に接続しなくとも、制御信号送信ユニット70を電力線W20A,W20B,W20Cへ接続することで、親機6及びブリッジ回路60を一括で接続することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、制御信号送信装置、及びエネルギーマネージメントシステムに関する。
従来、各ブレーカを監視する親機としての状態監視制御ユニットと、子機を有する各ブレーカと、を有するシステムがある。このシステムでは、親機が、電路バーを含む電力線を介して電力線通信によって、ブレーカのオン/オフ制御や状態通知を行っている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007-166892号公報
ここで、所定の制御対象設備を備えるエリアのエネルギーを管理するエネルギーマネージメントシステムにおいては、照明や空調などの制御対象設備に子機が設けられ、親機がそれらの子機に制御信号を送信する。このようなエネルギーマネージメントシステムでは、上述の特許文献1のように親機が子機から情報を受信するだけでなく、親機から子機への電力線通信が行われる。更に、親機からの制御信号をブリッジ回路を介して子機へ送信する場合がある。また、子機が制御信号を発信することもある。この場合、電力線に対して親機などの制御信号の送信部を接続する作業に加え、ブリッジ回路を電力線に接続する作業が発生する。このように、ブリッジ回路を適用する場合、接続箇所が多いため作業負担が大きく、接続間違いなども発生する可能性がある。
本発明は、電力線への接続作業を容易にすることができる制御信号送信装置を提供することを目的とする。
本発明に係る制御信号送信装置は、制御対象設備に対して電力を供給する少なくとも三本の電力線を介して、制御対象設備に対して設けられた制御部へ電力線通信による制御信号を送信する制御信号送信装置であって、制御信号を送信する送信部と、送信部の制御信号が通る第1の組み合せに係る電力線と、第1の組み合わせとは異なる第2の組み合わせに係る電力線と、を接続する第1のブリッジ回路と、を備え、送信部と第1のブリッジ回路とが一体として組み込まれることで、制御信号送信ユニットが構成される。
本発明に係る制御信号送信装置では、送信部が、制御対象設備に対して設けられた制御部へ電力線通信による制御信号を送信する。そのため、送信部と制御部とを接続する電力線には、送信部から制御部へ向かう制御信号が流れる。また、第1のブリッジ回路は、送信部の制御信号が通る第1の組み合せに係る電力線と、第1の組み合わせとは異なる第2の組み合わせに係る電力線と、を接続する。従って、送信部の制御信号は、第1の組み合わせに係る電力線に対応する制御部に対しては、第1のブリッジ回路を介することなく送信される。一方、送信部の制御信号は、第2の組み合わせに係る電力線に対応する制御部に対しては、第1のブリッジ回路を介して送信される。ここで、送信部と第1のブリッジ回路とが一体として組み込まれることで、制御信号送信ユニットが構成される。そのため、制御信号送信装置を電力線へ接続する場合、送信部及び第1のブリッジ回路を個別に接続しなくとも、制御信号送信ユニットを電力線へ接続することで、送信部及び第1のブリッジ回路を一括で接続することができる。以上より、制御信号送信装置の電力線への接続作業を容易にすることができる。
少なくとも三本の電力線のうち、第1の電力線及び第2の電力線の一方に接続される第1の電線と、第1の電力線及び第2の電力線の他方に接続される第2の電線と、接地側の第3の電力線に接続される第3の電線と、が制御信号送信ユニットから引き出され、第1の電線は送信部に接続され、第2の電線は第1のブリッジ回路を介して第1の電線に接続されてよい。この場合、三本の電線を三本の電力線へ接続するだけで、容易に制御信号送信装置を電力線へ接続することができる。
送信部の制御信号が通る制御対象設備の電力線と、他の制御対象設備に対して電力を供給する他の電力線とを接続する第2のブリッジ回路を備え、第2のブリッジ回路は、送信部及び第1のブリッジ回路と一体として制御信号送信ユニットに組み込まれてよい。この場合、他の制御対象設備へ制御信号を送信するための第2のブリッジ回路を容易に接続することができる。
制御信号送信ユニットは、他のブリッジ回路、外部端子、及び増設用端子を有する増設部を接続するための増設用端子を有してよい。この場合、増設用端子に増設部を増設することで、容易に他のブリッジ回路を接続することができる。
本発明に係るエネルギーマネージメントシステムは、制御対象設備を制御する制御部と、少なくとも三本の電力線を介して制御対象設備に対して電力を供給する電力供給部と、電力線を介して制御部へ制御信号を送信する送信部と、送信部の制御信号が通る第1の組み合せに係る電力線と、第1の組み合わせとは異なる第2の組み合わせに係る電力線と、を接続する第1のブリッジ回路と、を備え、送信部は電力線通信により制御信号を送信し、送信部と第1のブリッジ回路とが一体として組み込まれることで、制御信号送信ユニットが構成される。
このエネルギーマネージメントシステムによれば、上述の制御信号送信装置と同趣旨の作用・効果を得ることができる。
本発明によれば、電力線への接続作業を容易にすることができる制御信号送信装置、及びエネルギーマネージメントシステムを提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る制御信号送信装置、及びエネルギーマネージメントシステムを示すブロック構成図である。 実施形態に係る制御信号送信装置、及びエネルギーマネージメントシステムの一例を示す概略構成図である。 配電設備の構成を示す概略構成図である。 比較例を示す概略構成図である。 変形例に係る制御信号送信装置の一例を示す概略構成図である。 変形例に係る制御信号送信装置の一例を示す概略構成図である。 変形例に係る制御信号送信装置の一例を示す概略構成図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る制御信号送信装置150を備えるエネルギーマネージメントシステム100を示すブロック構成図である。図1に示されるように、エネルギーマネージメントシステム100は、所定の制御対象設備3を備える管理対象エリア内におけるエネルギーを管理するシステムである。エネルギーマネージメントシステム100は、検出器1と、検出子機2と、制御対象設備3と、制御子機4(制御部)と、親機6(送信部)と、を備える。例えば、エネルギーマネージメントシステム100は、複数の階層F1~F3を有する建物BDに対して適用されてよい(図3参照)。
エネルギーマネージメントシステム100において、検出器1と検出子機2とは配線W1で接続される。検出子機2と親機6とは電力線W2で接続される。制御対象設備3と制御子機4とは配線W3で接続される。制御子機4と親機6とは電力線W4で接続される。エネルギーマネージメントシステム100内では、電力線通信(PLC通信:Power Line Communication)によって機器間の情報伝達が行われる。電力線通信は、例えば、商用周波数の電力波形に商用周波数と異なる周波数の通信信号を重畳して送信すると共にこの電力波形から異なる周波数の通信信号を分離して受信することによって、電力線を用いて通信信号を送受信する通信方式である。なお、電力線通信は、その周波数帯域により、電波法の適用を受ける場合がある。ただし、本実施形態に係るエネルギーマネージメントシステム100では、屋内及び屋外でも使用でき、なおかつ、ある程度のまとまったデータ転送を実現するために、例えば100KHz~450KHzの周波数帯域の電力線通信を用いてよい。ただし、それ以上、または、それ以下の周波数帯域の電力線通信も利用可能である。例えば、周波数帯域は、10KHz以下としてよいし、2MHz以上としてもよい。また、100KHz~450KHzの周波数帯域の電力線通信を用いるとして、その変調方式も特に限定されず、OFDM方式が採用されてもよいし、DCSK方式が採用されてもよい。電力線は、主目的として、商用周波数の交流電力を供給するための配線であり、電力線通信を行うに当たってはその伝送路となる。具体的に、検出子機2及び制御子機4と、親機6との間では電力線通信が行われる。検出器1と検出子機2との間、及び制御対象設備3と制御子機4との間では電力線通信が行われる。電力線通信では、AC100VやAC200Vなどの交流配電に対して通信信号を重畳するだけではなく、直流配電においても交流同様に通信信号を重畳できる。検出器1が、例えば人感センサであったり、照度計であるとき、それらの検出器1からの信号は、いったん親機6を経由し、親機6の判断によって制御子機4へ電力線通信が行われる場合もある。ただし、親機6のプログラムによっては、検出子機2が電力線通信を使って親機6を経由せずに制御子機4へコマンドのやり取りを行うことも可能である。
検出器1は、各種情報を検出する機器であり、計測器やセンサなどによって構成される。検出器1としては、例えば、人の存在を検出する人感センサ、室内の明るさを検出する照度計、及び電流値を検出する電流計などが採用される。検出器1は、配線W1を介して、検出情報を検出子機2へ出力する。なお、検出器1は、上述の機器に限定されず、他の計測器やセンサを採用してもよい。例えば、太陽電池などの再生エネルギーに係る発電量を監視する計測器を検出器1として採用してもよい。また、固定蓄電池や車搭載の蓄電池などのパワーコントローラに装置された、電池残量データ出力部を検出器1としてもよい。また、二酸化炭素検出器、一酸化炭素検出器、ダスト検出器などを検出器1としてもよい。
検出子機2は、検出器1に対して設けられた子機である。検出子機2は、検出器1から受信した検出情報を電力線通信の信号に変換し、電力線W2を介して親機6へ出力する。検出子機2は、一つの検出器1に対して、一対一の対応関係にて設けられる。例えば、フロア内に複数の検出器1が存在している場合、各検出器1に対して一個ずつ検出子機2が設けられる。例えば、電流計に対して専用の検出子機2が設けられ、人感センサに対して専用の検出子機2が設けられ、照度計に対して専用の検出子機2が設けられる。人感センサが複数存在している場合、それぞれの人感センサに対して、一個ずつ専用の検出子機2が設けられる。検出子機2は、対象となる検出器1に近接する位置に設けられる。検出子機2は、対象となる検出器1に接続された電力線上に設けられることで、対象となる検出器1との間で、物理的に一対一の関係が成り立っている。なお、検出子機2と検出器1とは、一つの機器として構築されていてもよい。この場合、一つの機器の中に、検出子機2として機能するユニットと、検出器1として機能するユニットが設けられている。また、両者が、一つの機器内で配線W1で接続される。検出器1と検出子機2とを接続する配線W1は、信号線によって構成される。なお、検出子機2と検出器1は必ずしも一対一の関係でなくともよく、例えば、複数の検出器1から一つの検出子機2へ情報を送信する構成が採用されてもよい。
制御対象設備3は、エネルギーマネージメントシステム100による制御の対象となる設備である。制御対象設備3としては、例えば、室内の照度を調整可能な照明(LED照明など)、及び室内の温度を調整する空調、または放電や充電の調整が行われる蓄電池などが採用される。制御対象設備3は、配線W3を介して、制御子機4から制御情報を受信する。なお、制御対象設備3は、上述の機器に限定されず、他の設備を採用してもよい。
制御子機4は、制御対象設備3に対して設けられた子機である。制御子機4は、親機6から受信した電力線通信の信号による制御情報を制御対象設備3で処理可能な信号に変換し、配線W3を介して制御対象設備3へ出力する。制御子機4は、一つの制御対象設備3に対して、一対一の対応関係にて設けられる。例えば、フロア内に複数の制御対象設備3が存在している場合、各制御対象設備3に対して一個ずつ制御子機4が設けられる。図2に示す例では、複数の照明に対してそれぞれ専用の制御子機4が一個ずつ設けられる。制御子機4は、対象となる制御対象設備3に近接する位置に設けられる。制御子機4は、対象となる制御対象設備3に接続された電力線上に設けられることで、対象となる制御対象設備3との間で、物理的に一対一の関係が成り立っている。なお、制御子機4と制御対象設備3とは、一つの機器として構築されていてもよい。例えば、子機付きのLED照明などが採用されてよい。この場合、一つの機器の中に、制御子機4として機能するユニットと、制御対象設備3として機能するユニットが設けられている。また、両者が、一つの機器内で配線W3で接続される。制御子機4は、対象となる制御対象設備が接続されたものと同一の電力線上に設けられてよく、この場合、配線W3は、電力線によって構成される。あるいは、制御子機4は、対象となる制御対象設備とは別の電力線に接続されてよく、この場合、配線W3は、信号線によって構成される。なお、制御子機4と制御対象設備3は必ずしも一対一の関係でなくともよく、例えば、複数の制御対象設備3が一つの制御子機4から制御情報を受信する構成が採用されてもよい。
制御子機4は、親機6からの制御情報に基づいて、制御対象設備3の出力の強弱を調整する。例えば、制御子機4は、照明の照度の強弱を調整するように、照明に対する指令信号を生成することができる。制御子機4は、空調の出力の強弱を調整するように、空調に対する指令信号を生成することができる。
親機6は、検出子機2から検出情報を受信し、当該検出情報に基づいて制御子機4へ制御情報(制御信号)を送信する機器である。親機6は、電力線通信の信号による検出情報を、電力線W2を介して検出子機2から受信する。親機6は、電力線通信の信号による制御情報を、電力線W4を介して制御子機4へ出力する。親機6は、予め設定された設定内容、及び検出器1で検出された検出情報の少なくともいずれかに基づいて、各制御対象設備3の制御情報を演算する。
図3を参照して、親機6の詳細なブロック構成について説明する。親機6は、通信部21と、処理部22と、記憶部23と、を備える。通信部21は、検出子機2、及び制御子機4と通信を行うユニットである。通信部21は、検出子機2及び制御子機4と電力線通信を行う回路を有する。また、通信部21は、外部の通信機器とクラウドを用いた遠隔通信を行う回路を有する。すなわち、親機6の通信部21は、検出子機2と制御子機4との電力線通信をつかさどるPLC通信部と、クラウド側とのネットワーク通信をつかさどる、LTEなどの無線通信部を含む。処理部22は、親機6全体の動作を制御するユニットである。処理部22は、マイクロプロセッサ、及びその周辺回路などを備えて構成される。処理部22は、各照明及び空調のON/OFFの切替、及び出力の強弱の調整などを制御するための制御情報を演算する。
記憶部23は、親機6の動作に必要なプログラム、動作に必要な情報などを記憶するユニットである。記憶部23は、例えばROM(Read Only Memory)などの不揮発性の記憶素子、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの書換え可能な不揮発性の記憶素子、及び、ワーキングメモリとなる例えばRAM(Random Access Memory)などの揮発性の記憶素子を備えて構成される。例えば、記憶部23は、建物BD内における親機6、各検出子機2、及び各制御子機4の位置を示すアドレスを互いに紐付けた状態で記憶している。
ここで、図1に示すように、親機6は、当該親機6による制御範囲内における複数の制御子機4、及び検出子機2に対する電路の基点となる配電設備50に設置される。配電設備50は、親機6による制御対象範囲に存在する複数の制御子機4、及び検出子機2に対して電力を分配して供給する設備である。また、配電設備50には、ブリッジ回路60A(第1のブリッジ回路)が設けられる。なお、ブリッジ回路60Aの詳細な構成については後述する。配電設備50は、複数の制御子機4、及び検出子機2に対して電力を供給する電力供給部51を有する。配電設備50の電力供給部51は、親機6による制御範囲内における複数の制御子機4、及び検出子機2に対する電路の基点となる電力供給部に該当する。当該電力供給部51に対して、親機6及びブリッジ回路60Aを備える制御信号送信装置が設けられる。このような配電設備50として、建物BDに対して設けられた分電盤、キュービクルなどが挙げられる。また、このような電力供給部51として、分電盤の主幹ブレーカ、キュービクルのトランスなどが挙げられる。電路の基点とは、制御範囲内における複数の制御子機4、及び検出子機2を存在する電力線の配線ネットワークのうち、電力の流れの最も上流となる箇所である。すなわち、当該配線ネットワークの中途位置に他の分電盤が存在していても、当該分電盤は、電路の基点には該当しない。
次に、図2を参照して、エネルギーマネージメントシステム100の一例について説明する。図2は、複数の階層F1~F3を有する建物BDの設備システム101に対して、エネルギーマネージメントシステム100が採用された場合の例を示す。なお、図2では、検出器1及び検出子機2が省略されている。図2に示す設備システム101は、建物BDの外にキュービクル20を備える。また、設備システム101は、各階層F1,F2,F3に分電盤10A,10B,10Cを備える。
キュービクル20は、発電所からの高い電圧を施設で使える電圧に変換する機器を収めた設備である。キュービクル20は、電圧を変換するトランス31と、過電流を遮断する複数(ここでは三個)のブレーカ32と、その他の機器によって構成される。トランス31は、発電所からの高圧電流が流れる電力線W5に接続される。また、トランス31は、キュービクル20の筐体内で、三つのブレーカ32と電力線W6を介してそれぞれ接続される。三つのブレーカ32に接続された三つの電力線W6は、それぞれキュービクル20の筐体から引き出され、建物BD内へ延びて、各階の分電盤10A,10B,10Cに接続される。一階用のブレーカ32は、階層F1の分電盤10Aと電力線W7を介して接続される。二階用のブレーカ32は、階層F2の分電盤10Bと電力線W7を介して接続される。三階用のブレーカ32は、階層F3の分電盤10Cと電力線W7を介して接続される。
分電盤10A,10B,10Cは、電力線W7により送られてきた電力をフロア内に設けられた負荷回路へと分岐する電気設備である。分電盤10A,10B,10Cは、内部に配線用遮断器や漏電遮断器などが集合して取り付けられ、配線された構造を有する。一階の分電盤10Aは、複数(ここでは二つ)の電力線W8に分岐させて電力を供給する。各電力線W8には、複数の制御子機4及び制御対象設備3(ここでは照明)が接続されている。なお、一部の電力線W8には、制御子機4が設けられていない負荷設備が接続されてもよい。階層F2,F3は、階層F1と同趣旨の電力線W8、制御子機4,制御対象設備3、及び負荷設備7の配線構造を有する。
図2に示す例では、親機6は、建物BDの所定の階層(ここでは階層F1)内に設けられた制御子機4を制御範囲としている。ここでは、建物BDの階層F1に対する分電盤10Aが、電路の基点となる。すなわち、分電盤10Aが、電路の基点となる配電設備50に該当し、当該分電盤10Aに設けられた主幹ブレーカ52が、電路の基点となる電力供給部51に該当する。従って、親機6及びブリッジ回路60Aを備える制御信号送信装置150は、電路の基点となる電力供給部51に設けられる。
次に、図3を参照して、分電盤10Aの内部構成について説明する。図3に示すように、分電盤10Aには、主幹ブレーカ52、分岐ブレーカ53A,53B、及び制御信号送信装置150が設けられる。図3では、分電盤10Aの構成要素のうち、制御対象設備3として照明を制御するための構造が示されている。
主幹ブレーカ52は、分岐ブレーカ53A,53Bに対して電力を供給するブレーカである。また、主幹ブレーカ52は、電流値を監視し、電流値が所定の値を超えると、電力供給を遮断する。主幹ブレーカ52は、単相3線式のブレーカであり、L1相の端子に電力線W20A(第1の電力線)が接続され、L2相の端子に電力線W20B(第2の電力線)が接続され、接地側のN相の端子に電力線W20C(第3の電力線)が接続される。分岐ブレーカ53Aは、L1相の電力線W20A、及びN相の電力線W20Cに接続される。分岐ブレーカ53Bは、L2相の電力線W20B、及びN相の電力線W20Cに接続される。分岐ブレーカ53Aは、階層F1内における電力線W8Aに接続された各制御子機4及び制御対象設備3へ電力を供給する(図2参照)。分岐ブレーカ53Bは、階層F1内における電力線W8Bに接続された各制御子機4及び制御対象設備3へ電力を供給する(図2参照)。これにより、主幹ブレーカ52は、三本の電力線W20A,W20B,W20Cを介して制御子機4及び制御対象設備3に対して電力を供給する。
次に、本実施形態に係る制御信号送信装置150について詳細に説明する。制御信号送信装置150は、制御対象設備3に対して電力を供給する三本の電力線W20A,W20B,W20Cを介して、制御対象設備3に対して設けられた制御子機4へ電力線通信による制御信号を送信する装置である。制御信号送信装置150は、制御信号送信ユニット70と、電線W31(第1の電線)と、電線W32(第2の電線)と、電線W33(第3の電線)と、を備える。制御信号送信ユニット70は、親機6とブリッジ回路60Aとが一体として組み込まれることで構成される。
電線W31,W32,W33は、制御信号送信ユニット70から引き出される。電線W31は、L1相の電力線W20Aに接続される。電線W32は、L2相の電力線W20Bに接続される。電線W33は、接地側のN相の電力線W20Cに接続される。電線W31は、制御信号送信ユニット70内にて親機6に接続される。電線W33は、制御信号送信ユニット70内にて親機6に接続される。従って、親機6は、電線W31を介してL1相の電力線W20Aに接続され、電線W33を介してN相の電力線W20Cに接続される。これにより、「L1相-N相」の組み合わせ(第1の組み合わせ)に係る電力線W20A,W20Cには、親機6の信号が通る。電線W32は、ブリッジ回路60Aを介して電線W31に接続される。
ブリッジ回路60Aは、入力側の電線W34,W36と、出力側の電線W37,W38と、入力側のコイル部61と、出力側のコイル部62と、を備える。入力側のコイル部61の両端に電線W34,W36がそれぞれ接続される。出力側のコイル部62の両端に電線W37,W38がそれぞれ接続される。ブリッジ回路60Aの入力側の電線W34は、L1相側の電線W31と接続される。なお、入力側の電線W34にはコンデンサが設けられる。ブリッジ回路60Aの入力側の電線W36は、N相側の電線W33と接続される。これにより、ブリッジ回路60Aの入力側は、親機6と同じ「L1相-N相」の組み合わせに係る電力線W20A,W20Cに接続される。ブリッジ回路60Aの出力側の電線W37は、L2相側の電線W32と接続される。なお、出力側の電線W37にはコンデンサが設けられる。ブリッジ回路60Aの出力側の電線W38は、入力側のN相側の電線W36と接続される。これにより、ブリッジ回路60Aの出力側は、親機6と異なる「L2相-N相」の組み合わせに係る電力線W20B,W20Cに接続される。
このような構成により、ブリッジ回路60Aは、親機6の信号が通る「L1相-N相」の組み合せに係る電力線W20A,W20Cと、当該組み合わせとは異なる「L2相-N相」の組み合わせに係る電力線W20B,W20Cと、を接続する。また、L2側の電線W32は、ブリッジ回路60Aを介してL1側の電線W31に接続される。親機6が制御信号を「L1相-N相」の組み合せに係る電力線W20A,W20Cへ送信すると、入力側のコイル部61と出力側のコイル部62との間の電磁誘導によって、「L2相-N相」の組み合わせに係る電力線W20B,W20Cへも親機6の制御信号が流れる。
次に、親機6とブリッジ回路60Aとが一体として組み込まれることで、制御信号送信ユニット70が構成されている状態について、詳細に説明する。親機6とブリッジ回路60Aとが一体として制御信号送信ユニット70に組み込まれる状態とは、図4に示す比較例のように、親機6及びブリッジ回路160がそれぞれ個別に電力線W20A,W20B,W20Cに接続されている状態ではなく、ブリッジ回路60Aの入力側の構成が電力線W20A,W20B,W20Cを介することなく、親機6に電気的に接続された状態である。このような電気的な接続関係が成り立っている場合、親機6及びブリッジ回路60Aの収容態様や配置態様は特に限定されない。例えば、親機6及びブリッジ回路60Aは共通のケースに収容された状態で配電設備50に設けられてもよいし、親機6及びブリッジ回路60Aが個別のケースに収容された状態で配電設備50に設けられてもよい。なお、制御信号送信ユニット70が配電設備50に対してどのように設けられるかは特に限定されない。例えば、親機6及びブリッジ回路60Aが、配電設備50の筐体の内部に配置された状態で、且つ、親機6及びブリッジ回路60Aが配電設備50の筐体内部の配線構造内に接続されてよい。あるいは、親機6及びブリッジ回路60Aが、配電設備50の筐体の外部に配置された状態で、且つ、親機6及びブリッジ回路60Aが配電設備50の筐体内部の配線構造内に接続されてよい。この場合、親機6及びブリッジ回路60Aが、配電設備50の扉面や側面の外側に貼り付けられており、筐体に形成された穴部から配線が挿入され、配電設備50の筐体内部の配線構造に接続されてよい。
次に、本実施形態に係る制御信号送信装置150、及びエネルギーマネージメントシステム100の作用・効果について説明する。
まず、図4を参照して比較例について説明する。比較例においては、親機6が電線W130,W131を介して「L1相―N相」の組み合わせに係る電力線W20A,W20Cに接続される。また、ブリッジ回路160の入力側の電線W132,W133が「L1相―N相」の組み合わせに係る電力線W20A,W20Cに直接接続される。ブリッジ回路160の出力側の電線W134,W136が「L2相―N相」の組み合わせに係る電力線W20B,W20Cに直接接続される。このように、比較例においては、親機6及びブリッジ回路160を電力線W20A,W20B,W20Cに接続するためには、当該電力線W20A,W20B,W20Cに対して、電線W130,W131,W132,W133,W134,W136という合計六カ所の接続箇所が必要となる。このように、接続箇所が多いため作業負担が大きく、接続間違いなども発生する可能性がある。
これに対し、本実施形態に係る制御信号送信装置150では、親機6が、制御対象設備3に対して設けられた制御子機4へ電力線通信による制御信号を送信する。そのため、親機6と制御子機4とを接続する電力線には、親機6から制御子機4へ向かう制御信号が流れる。また、ブリッジ回路60Aは、親機6の制御信号が通る「L1相-N相」の組み合せに係る電力線W20A,W20Cと、当該組み合わせとは異なる「L2相-N相」の組み合わせに係る電力線W20B,W20Cと、を接続する。従って、親機6の制御信号は、「L1相-N相」の組み合せに係る電力線W20A,W20Cに対応する制御子機4に対しては、ブリッジ回路60Aを介することなく送信される。一方、親機6の制御信号は、「L2相-N相」の組み合わせに係る電力線W20B,W20Cに対応する制御子機4に対しては、ブリッジ回路60Aを介して送信される。ここで、親機6とブリッジ回路60Aとが一体として組み込まれることで、制御信号送信ユニット70が構成される。そのため、制御信号送信装置150を電力線W20A,W20B,W20Cへ接続する場合、親機6及びブリッジ回路60Aを個別に接続しなくとも、制御信号送信ユニット70を電力線W20A,W20B,W20Cへ接続することで、親機6及びブリッジ回路60を一括で接続することができる。以上より、制御信号送信装置150の電力線W20A,W20B,W20Cへの接続作業を容易にすることができる。
三本の電力線W20A,W20B,W20Cのうち、L1相側の電力線W20Aに接続される電線W31と、L2相側に接続される電線W32と、接地側の電力線W20Cに接続される電線W33と、が制御信号送信ユニット70から引き出され、L1側の電線W31は親機6に接続され、L2側の電線W32はブリッジ回路60Aを介してL1側の電線W31に接続されてよい。この場合、三本の電線W31,W32,W33を三本の電力線W20A,W20B,W20Cへ接続するだけで、容易に制御信号送信装置150を電力線W20A,W20B,W20Cへ接続することができる。
なお、ブリッジ回路60Aは、親機6による制御範囲内における複数の制御子機4に対する電路の基点となる電力供給部51にて、「L2相-N相」の組み合わせに係る電力線W20B,W20Cに対して接続される。そのため、ブリッジ回路60Aを通過した制御信号の流れは、電路内において基点から各制御子機4へ向かう流れに統一され、制御信号が基点側へ向かうような流れの形成が抑制される。そのため、電路内において、信号の重なりが発生することが抑制される。以上より、エネルギーマネージメントシステム100における通信の確実性を向上することができる。
本実施形態に係るエネルギーマネージメントシステム100は、制御対象設備3を制御する制御子機4と、少なくとも三本の電力線W20A,W20B,W20Cを介して制御対象設備3に対して電力を供給する電力供給部51と、電力線W20A,W20B,W20Cを介して制御子機4へ制御信号を送信する親機6と、親機6の制御信号が通る「L1相-N相」の組み合せに係る電力線W20A,W20Cと、当該組み合わせとは異なる「L2相-N相」の組み合わせに係る電力線W20B,W20Cと、を接続するブリッジ回路60Aと、を備え、親機6は電力線通信により制御信号を送信し、親機6とブリッジ回路60Bとが一体として組み込まれることで、制御信号送信ユニット70が構成される。
このエネルギーマネージメントシステム100によれば、上述の制御信号送信装置150と同趣旨の作用・効果を得ることができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば図5に示す制御信号送信装置150が採用されてもよい。図5に示す制御信号送信装置150は、親機6の制御信号が通る制御対象設備3の電力線W20A,W20B,W20Cと、他の制御対象設備3に対して電力を供給する他の電力線とを接続するブリッジ回路60B(第2のブリッジ回路)を備え、ブリッジ回路60Bは、親機6及びブリッジ回路60Aと一体として制御信号送信ユニット70に組み込まれてよい。この場合、他の制御対象設備3へ制御信号を送信するためのブリッジ回路60Bを容易に接続することができる。
具体的に、ブリッジ回路60Bは、入力側の電線W41,W42及びコイル部61と、出力側の電線W43,W44及びコイル部62と、を備える。入力側の電線W41は、L1側の電線W34に接続される。入力側の電線W42は、N相側の電線W36に接続される。出力側の電線W43は、外部端子63Aに接続される。出力側の電線W44は、外部端子63Bに接続される。例えば、エネルギーマネージメントシステム100が、照明の電灯に対する電力供給系統と、空調の動力に対する電力供給系統と、を有する場合、電灯に対する電力供給系統の電力線が電力線W20A,W20B,W20Cであるとする。このとき、外部端子63Aに接続された電線を動力に対する電力供給系統のR側の電力線に接続し、外部端子63Bに接続された電線を動力に対する電力供給系統のS側の電力線に接続する。これにより、ブリッジ回路60Bは、動力に対する電力供給系統の「R相-S相」に接続された制御子機に親機6の制御信号を送信することができる。
更に、図6に示すように、制御信号送信ユニット70は、ブリッジ回路60C(第2のブリッジ回路)及び外部端子63Cを有してよい。具体的に、ブリッジ回路60Cは、入力側の電線W45,W46及びコイル部61と、出力側の電線W47,W48及びコイル部62と、を備える。入力側の電線W45は、L1側の電線W41に接続される。入力側の電線W46は、N側の電線W42に接続される。出力側の電線W47は、外部端子63B側の電線W44に接続される。出力側の電線W48は、外部端子63Cに接続される。外部端子63Cに接続された電線を動力に対する電力供給系統のT側の電力線に接続する。これにより、ブリッジ回路60Cは、動力に対する電力供給系統の「T相-S相」に接続された制御子機に親機6の制御信号を送信することができる。
例えば、図7に示す制御信号送信装置150を採用してもよい。図7に示す制御信号送信ユニット70は、他のブリッジ回路60B、外部端子63A,63B、及び増設用端子64A,64B,66A,64Bを有する増設部71を接続するための増設用端子64A,64Bを有する。この場合、増設用端子64A,64Bに増設部71を増設することで、容易に他のブリッジ回路60Bを接続することができる。
具体的に、制御信号送信ユニット70において、L1側の電線W34から電線W51が引き出されて増設用端子64Aに接続される。また、N側の電線W36から電線W52が引き出されて増設用端子64Bに接続される。
増設部71では、入力側の増設用端子66Aと出力側の増設用端子64Aとが電線W53を介して接続される。入力側の増設用端子66Bと出力側の増設用端子64Bとが電線W54を介して接続される。入力側の増設用端子66AはR側の増設用端子64Aと接続される。入力側の増設用端子66BはS側の増設用端子64Bと接続される。
ブリッジ回路60Dは、入力側の電線W61,W62及びコイル部61と、出力側の電線W63,W64及びコイル部62と、を備える。入力側の電線W61は、L1側の電線W53に接続される。入力側の電線W62は、N側の電線W54に接続される。出力側の電線W63は、外部端子63Aに接続される。出力側の電線W64は、外部端子63Bに接続される。外部端子63Aに接続された電線を動力に対する電力供給系統のR側の電力線に接続し、外部端子63Bに接続された電線を動力に対する電力供給系統のS側の電力線に接続する。これにより、増設部71のブリッジ回路60Dは、動力に対する電力供給系統の「R相-S相」に接続された制御子機に親機6の制御信号を送信することができる。なお、増設部71の出力側の増設用端子64A,64Bに更に他の増設部71を接続してもよい。
上述の実施形態では、「親機-子機」間のPLC通信について説明したが、当該態様だけでなく、「子機-子機」間のPCL通信も行われてよい。例えば、エネルギーマネージメントシステム100は、「L1相-N相」に接続された子機から「L2相-N相」に接続された子機へ通信する場合、ブリッジ回路を介して通信する。その場合も、送信側の子機とブリッジ回路とを一体として組み込むことで制御信号送信ユニットを構成する。
例えば、図2に示す各階の制御子機4、及び負荷設備の配置や位置は特に限定されず、適宜変更されてよい。
上述の実施形態では、親機6が「L1相-N相」の組み合わせに係る電力線W20A,W20Cに接続されたが、「L2相-N相」の組み合わせに係る電力線W20B,W20Cに接続されてもよい。この場合、ブリッジ回路60Aが「L1相-N相」の組み合わせに係る電力線W20A,W20Cに接続される。
上述の実施形態では、親機6は、当該親機6による制御範囲内における複数の制御子機4、及び検出子機2に対する電路の基点となる配電設備50に設置されていたが、これに限定されず基点以外に設置されてもよい。
[形態1]
制御対象設備に対して電力を供給する少なくとも三本の電力線を介して、前記制御対象設備に対して設けられた制御部へ電力線通信による制御信号を送信する制御信号送信装置であって、
前記制御信号を送信する送信部と、
前記送信部の制御信号が通る第1の組み合せに係る前記電力線と、前記第1の組み合わせとは異なる第2の組み合わせに係る前記電力線と、を接続する第1のブリッジ回路と、を備え、
前記送信部と前記第1のブリッジ回路とが一体として組み込まれることで、制御信号送信ユニットが構成される、制御信号送信装置。
[形態2]
少なくとも三本の前記電力線のうち、第1の電力線及び第2の電力線の一方に接続される第1の電線と、
前記第1の電力線及び前記第2の電力線の他方に接続される第2の電線と、
接地側の第3の電力線に接続される第3の電線と、が前記制御信号送信ユニットから引き出され、
前記第1の電線は前記送信部に接続され、前記第2の電線は前記第1のブリッジ回路を介して前記第1の電線に接続される、形態1に記載の制御信号送信装置。
[形態3]
前記送信部の制御信号が通る前記制御対象設備の前記電力線と、他の制御対象設備に対して電力を供給する他の電力線とを接続する第2のブリッジ回路を備え、
前記第2のブリッジ回路は、前記送信部及び前記第1のブリッジ回路と一体として前記制御信号送信ユニットに組み込まれる、形態1又は2に記載の制御信号送信装置。
[形態4]
前記制御信号送信ユニットは、他のブリッジ回路、外部端子、及び増設用端子を有する増設部を接続するための増設用端子を有する、形態1~3の何れか一項に記載の制御信号送信装置。
[形態5]
制御対象設備を制御する制御部と、
少なくとも三本の電力線を介して前記制御対象設備に対して電力を供給する電力供給部と、
前記電力線を介して前記制御部へ前記制御信号を送信する送信部と、
前記送信部の制御信号が通る第1の組み合せに係る前記電力線と、前記第1の組み合わせとは異なる第2の組み合わせに係る前記電力線と、を接続する第1のブリッジ回路と、を備え、
前記送信部は電力線通信により前記制御信号を送信し、
前記送信部と前記第1のブリッジ回路とが一体として組み込まれることで、制御信号送信ユニットが構成される、エネルギーマネージメントシステム。
3…制御対象設備、4…制御子機(制御部)、6…親機(送信部)、51…電力供給部、60A…ブリッジ回路(第1のブリッジ回路)、60B,60C,60D…ブリッジ回路(第2のブリッジ回路)、100…エネルギーマネージメントシステム、W20A…電力線(第1の電力線)、W20B…電力線(第2の電力線)、W20C…電力線(第3の電力線)、W31…電線(第1の電線)、W32…電線(第2の電線)、W33…電線(第3の電線)。

Claims (5)

  1. 制御対象設備に対して電力を供給する少なくとも三本の電力線を介して、前記制御対象設備に対して設けられた制御部へ電力線通信による制御信号を送信する制御信号送信装置であって、
    前記制御信号を送信する送信部と、
    前記送信部の制御信号が通る第1の組み合せに係る前記電力線と、前記第1の組み合わせとは異なる第2の組み合わせに係る前記電力線と、を接続する第1のブリッジ回路と、を備え、
    前記送信部と前記第1のブリッジ回路とが一体として組み込まれることで、制御信号送信ユニットが構成される、制御信号送信装置。
  2. 少なくとも三本の前記電力線のうち、第1の電力線及び第2の電力線の一方に接続される第1の電線と、
    前記第1の電力線及び前記第2の電力線の他方に接続される第2の電線と、
    接地側の第3の電力線に接続される第3の電線と、が前記制御信号送信ユニットから引き出され、
    前記第1の電線は前記送信部に接続され、前記第2の電線は前記第1のブリッジ回路を介して前記第1の電線に接続される、請求項1に記載の制御信号送信装置。
  3. 前記送信部の制御信号が通る前記制御対象設備の前記電力線と、他の制御対象設備に対して電力を供給する他の電力線とを接続する第2のブリッジ回路を備え、
    前記第2のブリッジ回路は、前記送信部及び前記第1のブリッジ回路と一体として前記制御信号送信ユニットに組み込まれる、請求項1に記載の制御信号送信装置。
  4. 前記制御信号送信ユニットは、他のブリッジ回路、外部端子、及び増設用端子を有する増設部を接続するための増設用端子を有する、請求項1に記載の制御信号送信装置。
  5. 制御対象設備を制御する制御部と、
    少なくとも三本の電力線を介して前記制御対象設備に対して電力を供給する電力供給部と、
    前記電力線を介して前記制御部へ前記制御信号を送信する送信部と、
    前記送信部の制御信号が通る第1の組み合せに係る前記電力線と、前記第1の組み合わせとは異なる第2の組み合わせに係る前記電力線と、を接続する第1のブリッジ回路と、を備え、
    前記送信部は電力線通信により前記制御信号を送信し、
    前記送信部と前記第1のブリッジ回路とが一体として組み込まれることで、制御信号送信ユニットが構成される、エネルギーマネージメントシステム。

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