JP2023163641A - 基板処理方法、コンピュータ記憶媒体及び基板処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】レジストパターンの加工精度を向上させる。【解決手段】(A)基板上にレジスト液を塗布しレジスト膜を形成する工程と、(B)露光装置による露光後の前記レジスト膜に現像液を供給してレジストパターンを形成する工程と、(C)前記レジストパターンの下層の別のパターンに対する当該レジストパターンの位置または前記レジストパターンの寸法の少なくともいずれか一方を測定する工程と、(D)前記(C)工程で測定された前記位置あるいは前記寸法の少なくともいずれか一方または当該少なくともいずれか一方に基づく情報を、前記露光装置に出力する工程と、(E)前記レジストパターンを除去する工程と、(F)前記レジストパターンが除去された基板上に前記レジスト膜を再形成する工程と、(G)前記(C)工程の結果に基づく前記露光装置による露光後の、再形成されたレジスト膜に前記現像液を供給してレジストパターンを再形成する工程と、を含む、基板処理方法である。【選択図】図5
Description
本開示は、基板処理方法、コンピュータ記憶媒体及び基板処理装置に関する。
特許文献1に開示の基板処理方法は、基板処理システムによって半導体ウェハに、少なくともレジスト塗布処理、露光処理、露光後の加熱処理及び現像処理等のリソグラフィ処理を施して所定のパターンを形成するリソグラフィ工程と、上記現像処理後のパターンをマスクとするエッチング工程と、上記パターンの線幅を測定する測定工程と、を有する。また、上記基板処理方法は、上記測定工程で測定された測定情報に基づいて、2回目以降のリソグラフィ工程の露光処理における露光補正を行う。
本開示にかかる技術は、レジストパターンの加工精度を向上させる。
本開示の一態様は、(A)基板上にレジスト液を塗布しレジスト膜を形成する工程と、(B)露光装置による露光後の前記レジスト膜に現像液を供給してレジストパターンを形成する工程と、(C)前記レジストパターンの下層の別のパターンに対する当該レジストパターンの位置または前記レジストパターンの寸法の少なくともいずれか一方を測定する工程と、(D)前記(C)工程で測定された前記位置あるいは前記寸法の少なくともいずれか一方または当該少なくともいずれか一方に基づく情報を、前記露光装置に出力する工程と、(E)前記レジストパターンを除去する工程と、(F)前記レジストパターンが除去された基板上に前記レジスト膜を再形成する工程と、(G)前記(C)工程の結果に基づく前記露光装置による露光後の、再形成されたレジスト膜に前記現像液を供給してレジストパターンを再形成する工程と、を含む、基板処理方法である。
本開示によれば、レジストパターンの加工精度を向上させることができる。
半導体デバイス等の製造プロセスにおけるフォトリソグラフィでは、半導体ウェハ(以下、ウェハ)等の基板上にレジスト液を塗布してレジスト膜を形成するレジスト塗布処理、レジスト膜にマスクのパターンを露光する露光処理、露光されたレジスト膜に現像液を供給してレジストパターンを形成する現像処理等が順次行われる。これにより基板上に所定のパターンを有するレジスト膜すなわちレジストパターンが形成される。このレジストパターンを形成するための一連の処理は露光装置と接続された塗布現像装置で行われる。
このレジストパターンの加工精度を向上させるため、従来、以下のようにして露光処理の条件を補正することがある。すなわち、レジストパターンが形成されたウェハWを複数まとめて収容したカセットを測定装置に搬送し、当該測定装置でレジストパターンの線幅を測定し、測定結果に基づいて、以降のカセット内のウェハに対する露光処理の条件を補正することがある。
しかし、この方法(以下、比較形態の方法)は、レジストパターンの加工精度について改善の余地がある。
しかし、この方法(以下、比較形態の方法)は、レジストパターンの加工精度について改善の余地がある。
そこで、本開示にかかる技術は、レジストパターンの加工精度を向上させる。
以下、本実施形態にかかる基板処理方法及び基板処理装置を、図面を参照して説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1実施形態)
<塗布現像装置>
図1は、本実施形態にかかる基板処理装置としての塗布現像装置の内部構成の概略を示す説明図である。図2及び図3はそれぞれ、塗布現像装置の正面側と背面側の内部構成の概略を示す図である。
塗布現像装置1は、図1に示すように、複数枚のウェハWを収容した容器としてのカセットCが搬入出されるカセットステーション10と、ウェハWに枚葉で所定の処理を施す各種処理ユニットを複数備えた処理ステーション11と、を有する。また、塗布現像装置1は、処理ステーション11のY方向正方向側に隣接して設けられ露光装置13との間でウェハWを枚葉で受け渡すインターフェイスステーション12を有する。上述のカセットステーション10と処理ステーション11とインターフェイスステーション12とは一体に接続されている。
<塗布現像装置>
図1は、本実施形態にかかる基板処理装置としての塗布現像装置の内部構成の概略を示す説明図である。図2及び図3はそれぞれ、塗布現像装置の正面側と背面側の内部構成の概略を示す図である。
塗布現像装置1は、図1に示すように、複数枚のウェハWを収容した容器としてのカセットCが搬入出されるカセットステーション10と、ウェハWに枚葉で所定の処理を施す各種処理ユニットを複数備えた処理ステーション11と、を有する。また、塗布現像装置1は、処理ステーション11のY方向正方向側に隣接して設けられ露光装置13との間でウェハWを枚葉で受け渡すインターフェイスステーション12を有する。上述のカセットステーション10と処理ステーション11とインターフェイスステーション12とは一体に接続されている。
カセットステーション10には、カセット載置台20上にX方向に沿って複数配置された、カセットCを載置するカセット載置板21と、X方向に延びる搬送路22上を移動自在なウェハ搬送ユニット23が設けられている。ウェハ搬送ユニット23は、上下方向及び鉛直軸周り(θ方向)にも移動自在であり、各カセット載置板21上のカセットCと、後述する処理ステーション11の第3のブロックG3の受け渡しユニットとの間でウェハWを枚葉で搬送できる。
処理ステーション11には、各種装置を備えた複数の、例えば4つのブロックG1、G2、G3、G4が設けられている。
第1のブロックG1には、図2に示すように、複数の液処理ユニット、例えば現像ユニット30、反射防止膜形成ユニット31、レジスト塗布ユニット32、反射防止膜形成ユニット33、除去ユニット34、35が下からこの順に配置されている。
反射防止膜形成ユニット31は、ウェハW上に所定の処理液を塗布し、レジスト膜の下層となる位置に下層膜として反射防止膜(以下、下部反射防止膜)を形成する。レジスト塗布ユニット32は、ウェハW上にレジスト液を塗布してレジスト膜を形成する。反射防止膜形成ユニット33は、ウェハW上に所定の処理液を塗布し、レジスト膜の上層に反射防止膜(以下、上部反射防止膜)を形成する。現像ユニット30は、露光処理後のレジスト膜に現像液を供給してレジストパターンを形成する。除去ユニット34は、ウェハW上に所定の処理液を供給し、レジストパターンを除去する。除去ユニット35は、ウェハ上に所定の処理液を供給して、下部反射防止膜を除去する。
これら現像ユニット30、反射防止膜形成ユニット31、レジスト塗布ユニット32、反射防止膜形成ユニット33、除去ユニット34、35では、例えばスピン塗布法でウェハW上に所定の処理液を塗布する。スピン塗布法では、例えば吐出ノズルからウェハW上に処理液を吐出すると共に、ウェハWを回転させて、処理液をウェハWの表面に拡散させる。
例えば第2のブロックG2には、図3に示すように、ウェハWの加熱や冷却といった熱処理を行う熱処理ユニット40や、レジスト膜とウェハWとの定着性を高めるためのアドヒージョンユニット41、ウェハWの外周部を露光する周辺露光ユニット42が上下方向と水平方向に並べて設けられている。
例えば第3のブロックG3には、複数の受け渡しユニット50、51、52、53、54、55、56が下から順に設けられている。また、第4のブロックG4には、複数の受け渡しユニット60、61、62、測定ユニット63、64が下から順に設けられている。
測定ユニット63は、レジストパターンの下層となる位置に予め形成された別のパターンに対する当該レジストパターンの位置を測定する。
測定ユニット64は、レジストパターンの寸法を測定する。具体的には、測定ユニット64は、ラインアンドスペースのパターンであるレジストパターンの線幅を測定する。
測定ユニット64は、レジストパターンの寸法を測定する。具体的には、測定ユニット64は、ラインアンドスペースのパターンであるレジストパターンの線幅を測定する。
図1に示すように第1のブロックG1~第4のブロックG4に囲まれた領域には、ウェハ搬送領域Dが形成されている。ウェハ搬送領域Dには、例えばウェハ搬送ユニット70が配置されている。ウェハ搬送ユニット70は、例えばY方向、前後方向、θ方向及び上下方向に移動自在な搬送アーム70aを有している。ウェハ搬送ユニット70は、ウェハ搬送領域D内を移動し、周囲の第1のブロックG1、第2のブロックG2、第3のブロックG3及び第4のブロックG4内の所定のユニットにウェハWを搬送できる。ウェハ搬送ユニット70は、例えば図3に示すように上下に複数台配置され、例えば各ブロックG1~G4の同程度の高さの所定のユニットにウェハWを搬送できる。
また、ウェハ搬送領域Dには、第3のブロックG3と第4のブロックG4との間で直線的にウェハWを搬送するシャトル搬送ユニット80が設けられている。
シャトル搬送ユニット80は、例えば図3のY方向に直線的に移動自在になっている。シャトル搬送ユニット80は、ウェハWを支持した状態でY方向に移動し、第3のブロックG3の受け渡しユニット52と第4のブロックG4の受け渡しユニット62との間でウェハWを搬送できる。
図1に示すように第3のブロックG3のX方向正方向側には、ウェハ搬送ユニット100が設けられている。ウェハ搬送ユニット100は、例えば前後方向、θ方向及び上下方向に移動自在な搬送アーム100aを有している。ウェハ搬送ユニット100は、ウェハWを支持した状態で上下に移動して、第3のブロックG3内の各受け渡しユニットにウェハWを搬送できる。
インターフェイスステーション12には、ウェハ搬送ユニット110と受け渡しユニット111が設けられている。ウェハ搬送ユニット110は、例えばY方向、θ方向及び上下方向に移動自在な搬送アーム110aを有している。ウェハ搬送ユニット110は、例えば搬送アームにウェハWを支持して、第4のブロックG4内の各受け渡しユニット、受け渡しユニット111及び露光装置13の間でウェハWを搬送できる。
以上の塗布現像装置1には、制御部U1が設けられている。制御部U1は、例えばCPU等のプロセッサやメモリ等を備えたコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。このプログラム格納部には、塗布現像装置1によるウェハWの処理を制御するためのプログラム等が格納されている。なお、上記プログラムは、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体Hに記録されていたものであって、当該記憶媒体Hから制御部U1にインストールされたものであってもよい。また、上記記憶媒体Hは、一時的なものであっても、非一時的なものであってもよい。
また、露光装置13にも制御部U2が設けられている。制御部U2は、例えばCPU等のプロセッサやメモリ等を備えたコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。このプログラム格納部には、露光装置13による露光を制御するためのプログラム等が格納されている。なお、上記プログラムは、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、当該記憶媒体から制御部U2にインストールされたものであってもよい。また、上記記憶媒体は、一時的なものであっても、非一時的なものであってもよい。
露光装置13の制御部U2の一部または全ての機能を、塗布現像装置1の制御部U1が代わりに有していてもよい。
露光装置13の制御部U2の一部または全ての機能を、塗布現像装置1の制御部U1が代わりに有していてもよい。
<ウェハ処理>
塗布現像装置1によるウェハWの処理の一例について説明する。図4は、塗布現像装置1によるウェハWの処理前後または処理中のウェハWの状態を示す断面図である。図5は、塗布現像装置1によるウェハWの処理の一例を説明するためのフローチャートである。
塗布現像装置1によるウェハWの処理の一例について説明する。図4は、塗布現像装置1によるウェハWの処理前後または処理中のウェハWの状態を示す断面図である。図5は、塗布現像装置1によるウェハWの処理の一例を説明するためのフローチャートである。
図4(A)に示すように、ウェハWには、塗布現像装置1による処理前に予め、レジストパターンとは別のパターンP1が形成されている。また、別のパターンP1は所定の膜F1で予め覆われている。
(ステップS1)
そして、塗布現像装置1による処理では、まず、図5に示すように、ウェハW上に所定の処理液が塗布され、レジスト膜の下層となる位置に下部反射防止膜が形成される。
具体的には、例えば、制御部U1の制御の下、別のパターンP1が形成されたウェハWを収納したカセットCが、カセットステーション10に搬入される。次いで、カセットC内のウェハWが、第2のブロックG2の熱処理ユニット40に搬送され、温度調節処理される。その後、ウェハWは、第1のブロックG1の反射防止膜形成ユニット31に搬送される。そして、反射防止膜形成ユニット31により、ウェハW上に所定の処理液が塗布され、図4(B)に示すようにウェハWの所定の膜F1上に下部反射防止膜F2が形成される。続いて、ウェハWは、第2のブロックG2の熱処理ユニット40に搬送され、加熱処理され、温度調節される。次にウェハWはアドヒージョンユニット41に搬送され、アドヒージョン処理される。
そして、塗布現像装置1による処理では、まず、図5に示すように、ウェハW上に所定の処理液が塗布され、レジスト膜の下層となる位置に下部反射防止膜が形成される。
具体的には、例えば、制御部U1の制御の下、別のパターンP1が形成されたウェハWを収納したカセットCが、カセットステーション10に搬入される。次いで、カセットC内のウェハWが、第2のブロックG2の熱処理ユニット40に搬送され、温度調節処理される。その後、ウェハWは、第1のブロックG1の反射防止膜形成ユニット31に搬送される。そして、反射防止膜形成ユニット31により、ウェハW上に所定の処理液が塗布され、図4(B)に示すようにウェハWの所定の膜F1上に下部反射防止膜F2が形成される。続いて、ウェハWは、第2のブロックG2の熱処理ユニット40に搬送され、加熱処理され、温度調節される。次にウェハWはアドヒージョンユニット41に搬送され、アドヒージョン処理される。
(ステップS2)
その後、ウェハW上にレジスト液が塗布され、レジスト膜が形成される。
具体的には、例えば、制御部U1の制御の下、ウェハWが、第1のブロックG1のレジスト塗布ユニット32に搬送される。そして、レジスト塗布ユニット32により、ウェハW上にレジスト液が塗布され、図4(C)に示すように、ウェハWの下部反射防止膜F2上にレジスト膜F3が形成される。
その後、ウェハW上にレジスト液が塗布され、レジスト膜が形成される。
具体的には、例えば、制御部U1の制御の下、ウェハWが、第1のブロックG1のレジスト塗布ユニット32に搬送される。そして、レジスト塗布ユニット32により、ウェハW上にレジスト液が塗布され、図4(C)に示すように、ウェハWの下部反射防止膜F2上にレジスト膜F3が形成される。
(ステップS3)
続いて、ウェハW上に所定の処理液が塗布され、レジスト膜の上層に上部反射防止膜が形成される。
具体的には、例えば、制御部U1の制御の下、ウェハWが、反射防止膜形成ユニット33に搬送される。そして、反射防止膜形成ユニット33により、ウェハW上に所定の処理液が塗布され、図4(D)に示すようにウェハWのレジスト膜F3上に上部反射防止膜F4が形成される。その後、ウェハWは第2のブロックG2の熱処理ユニット40に搬送され、加熱処理が行われる。次いで、ウェハWは、ウェハ搬送ユニット70により、周辺露光ユニット42に搬送され、周辺露光処理される。
続いて、ウェハW上に所定の処理液が塗布され、レジスト膜の上層に上部反射防止膜が形成される。
具体的には、例えば、制御部U1の制御の下、ウェハWが、反射防止膜形成ユニット33に搬送される。そして、反射防止膜形成ユニット33により、ウェハW上に所定の処理液が塗布され、図4(D)に示すようにウェハWのレジスト膜F3上に上部反射防止膜F4が形成される。その後、ウェハWは第2のブロックG2の熱処理ユニット40に搬送され、加熱処理が行われる。次いで、ウェハWは、ウェハ搬送ユニット70により、周辺露光ユニット42に搬送され、周辺露光処理される。
(ステップS4)
次に、レジスト膜が露光される。
具体的には、例えば、制御部U1の制御の下、周辺露光後のウェハWが、第4のブロックG4の受け渡しユニット62に搬送される。その後ウェハWは、インターフェイスステーション12のウェハ搬送ユニット110によって露光装置13に搬送される。そして、ウェハWは、制御部U2の制御の下、露光装置13により所定の露光条件で露光され、レチクルすなわちマスクの所定のパターンがレジスト膜に転写される。
次に、レジスト膜が露光される。
具体的には、例えば、制御部U1の制御の下、周辺露光後のウェハWが、第4のブロックG4の受け渡しユニット62に搬送される。その後ウェハWは、インターフェイスステーション12のウェハ搬送ユニット110によって露光装置13に搬送される。そして、ウェハWは、制御部U2の制御の下、露光装置13により所定の露光条件で露光され、レチクルすなわちマスクの所定のパターンがレジスト膜に転写される。
(ステップS5)
次いで、露光後のレジスト膜に現像液が供給されレジストパターンが形成される。
具体的には、例えば、制御部U1の制御の下、露光後のウェハWが、露光装置13から第4のブロックG4の受け渡しユニット60に搬送される。その後、ウェハWは、熱処理ユニット40に搬送され、露光後ベーク処理される。次いで、ウェハWは、現像ユニット30に搬送される。そして、ウェハWが現像ユニット30により現像される。すなわち、現像ユニット30により、ウェハWのレジスト膜上に現像液が供給され、図4(E)に示すようにレジストパターンP2が形成される。次に、ウェハWは、熱処理ユニット40に搬送され、ポストベーク処理される。
次いで、露光後のレジスト膜に現像液が供給されレジストパターンが形成される。
具体的には、例えば、制御部U1の制御の下、露光後のウェハWが、露光装置13から第4のブロックG4の受け渡しユニット60に搬送される。その後、ウェハWは、熱処理ユニット40に搬送され、露光後ベーク処理される。次いで、ウェハWは、現像ユニット30に搬送される。そして、ウェハWが現像ユニット30により現像される。すなわち、現像ユニット30により、ウェハWのレジスト膜上に現像液が供給され、図4(E)に示すようにレジストパターンP2が形成される。次に、ウェハWは、熱処理ユニット40に搬送され、ポストベーク処理される。
(ステップS6)
次いで、上記別のパターンに対するレジストパターンの位置及びレジストパターンの寸法が塗布現像装置1内の測定ユニット63、64により測定される。
具体的には、例えば、制御部U1の制御の下、ウェハWが、測定ユニット63に搬送される。そして、測定ユニット63により、上記別のパターンに対するレジストパターンの位置が測定される。より具体的には、測定ユニット63により、ウェハW上の複数の測定対象領域それぞれについて、上記別のパターンの中心からレジストパターンの中心までの距離すなわちパターン同士の重ね合わせ度合いが測定される。
次いで、上記別のパターンに対するレジストパターンの位置及びレジストパターンの寸法が塗布現像装置1内の測定ユニット63、64により測定される。
具体的には、例えば、制御部U1の制御の下、ウェハWが、測定ユニット63に搬送される。そして、測定ユニット63により、上記別のパターンに対するレジストパターンの位置が測定される。より具体的には、測定ユニット63により、ウェハW上の複数の測定対象領域それぞれについて、上記別のパターンの中心からレジストパターンの中心までの距離すなわちパターン同士の重ね合わせ度合いが測定される。
また、制御部U1の制御の下、ウェハWが測定ユニット64に搬送される。そして、測定ユニット64により、レジストパターンの寸法が測定される。具体的には、測定ユニット64により、ウェハW上の複数の測定対象領域それぞれについて、レジストパターンの線幅が測定される。
なお、測定ユニット63による測定、測定ユニット64による測定は、どちらが先に行われてもよい。また、本ステップS6では、これらの測定のうち、いずれか一方のみ、行われてもよい。
なお、測定ユニット63による測定、測定ユニット64による測定は、どちらが先に行われてもよい。また、本ステップS6では、これらの測定のうち、いずれか一方のみ、行われてもよい。
(ステップS7)
その後、ステップS6で測定された上記別のパターンに対するレジストパターンの位置またはレジストパターンの寸法の少なくともいずれか一方が露光装置13に出力される。
具体的には、制御部U1が、ステップS6で取得された、測定ユニット63による測定結果または測定ユニット64による測定結果の少なくともいずれか一方を、露光装置13の制御部U2に出力する。
その後、ステップS6で測定された上記別のパターンに対するレジストパターンの位置またはレジストパターンの寸法の少なくともいずれか一方が露光装置13に出力される。
具体的には、制御部U1が、ステップS6で取得された、測定ユニット63による測定結果または測定ユニット64による測定結果の少なくともいずれか一方を、露光装置13の制御部U2に出力する。
(ステップS8)
また、レジストパターンが除去される。
具体的には、例えば、制御部U1の制御の下、ウェハWが除去ユニット34に搬送される。そして、除去ユニット34により、ウェハW上に所定の処理液が供給され、図4(F)に示すようにレジストパターンP2が除去される。
また、レジストパターンが除去される。
具体的には、例えば、制御部U1の制御の下、ウェハWが除去ユニット34に搬送される。そして、除去ユニット34により、ウェハW上に所定の処理液が供給され、図4(F)に示すようにレジストパターンP2が除去される。
(ステップS9)
次いで、下部反射防止膜が除去される。
具体的には、例えば、制御部U1の制御の下、ウェハWが除去ユニット35に搬送される。そして、除去ユニット35により、ウェハW上に所定の処理液(例えば有機溶剤)が供給され、図4(G)に示すように下部反射防止膜F2が除去される。
次いで、下部反射防止膜が除去される。
具体的には、例えば、制御部U1の制御の下、ウェハWが除去ユニット35に搬送される。そして、除去ユニット35により、ウェハW上に所定の処理液(例えば有機溶剤)が供給され、図4(G)に示すように下部反射防止膜F2が除去される。
(ステップS10)
続いて、レジストパターン及び下部反射防止膜が除去されたウェハW上に下部反射防止膜が再度形成される。
具体的には、例えば、制御部U1の制御の下、ウェハWが、第2のブロックG2の熱処理ユニット40に搬送され、温度調節処理される。その後、ウェハWは、第1のブロックG1の反射防止膜形成ユニット31に搬送される。そして、反射防止膜形成ユニット31により、ウェハWの所定の膜F1上に下部反射防止膜F2が再形成される。続いて、ウェハWは、第2のブロックG2の熱処理ユニット40に搬送され、加熱処理され、温度調節される。次にウェハWはアドヒージョンユニット41に搬送され、アドヒージョン処理される。
続いて、レジストパターン及び下部反射防止膜が除去されたウェハW上に下部反射防止膜が再度形成される。
具体的には、例えば、制御部U1の制御の下、ウェハWが、第2のブロックG2の熱処理ユニット40に搬送され、温度調節処理される。その後、ウェハWは、第1のブロックG1の反射防止膜形成ユニット31に搬送される。そして、反射防止膜形成ユニット31により、ウェハWの所定の膜F1上に下部反射防止膜F2が再形成される。続いて、ウェハWは、第2のブロックG2の熱処理ユニット40に搬送され、加熱処理され、温度調節される。次にウェハWはアドヒージョンユニット41に搬送され、アドヒージョン処理される。
なお、ステップS9及びステップS10は省略してもよい。
(ステップS11)
その後、少なくともレジストパターンが除去されたウェハW上にレジスト膜が再度形成される。
具体的には、例えば、ステップS2と同様にして、レジスト塗布ユニット32により、ウェハWの下部反射防止膜F2上にレジスト膜F3が再形成される。
その後、少なくともレジストパターンが除去されたウェハW上にレジスト膜が再度形成される。
具体的には、例えば、ステップS2と同様にして、レジスト塗布ユニット32により、ウェハWの下部反射防止膜F2上にレジスト膜F3が再形成される。
(ステップS12)
続いて、ウェハW上の再形成されたレジスト膜に、上部反射防止膜が再形成される。
具体的には、例えば、ステップS3と同様にして、反射防止膜形成ユニット33により、ウェハWの再形成されたレジスト膜F3上に上部反射防止膜F4が再形成され、熱処理ユニット40による加熱処理や、周辺露光処理が行われる。
続いて、ウェハW上の再形成されたレジスト膜に、上部反射防止膜が再形成される。
具体的には、例えば、ステップS3と同様にして、反射防止膜形成ユニット33により、ウェハWの再形成されたレジスト膜F3上に上部反射防止膜F4が再形成され、熱処理ユニット40による加熱処理や、周辺露光処理が行われる。
(ステップS13)
次に、レジスト膜が、ステップS6での測定結果に基づいて補正された条件で、露光される。
具体的には、例えば、制御部U1の制御の下、周辺露光後のウェハWが、第4のブロックG4の受け渡しユニット62に搬送される。その後ウェハWは、インターフェイスステーション12のウェハ搬送ユニット110によって露光装置13に搬送される。そして、ウェハWは、制御部U2の制御の下、露光装置13により、ステップS6での測定結果に基づいて補正された露光条件で露光され、レチクルすなわちマスクの所定のパターンがレジスト膜に転写される。
次に、レジスト膜が、ステップS6での測定結果に基づいて補正された条件で、露光される。
具体的には、例えば、制御部U1の制御の下、周辺露光後のウェハWが、第4のブロックG4の受け渡しユニット62に搬送される。その後ウェハWは、インターフェイスステーション12のウェハ搬送ユニット110によって露光装置13に搬送される。そして、ウェハWは、制御部U2の制御の下、露光装置13により、ステップS6での測定結果に基づいて補正された露光条件で露光され、レチクルすなわちマスクの所定のパターンがレジスト膜に転写される。
本ステップS13で用いられる露光条件は、例えば制御部U2によりステップS6での測定結果に基づいて予め補正され、露光装置13の記憶部(図示せず)に記憶されている。
また、ステップS6において、前述のパターン同士の重ね合わせ度合いが測定されている場合は、この重ね合わせ度合いが目標値になるように、露光条件として、露光装置13における露光ステージ(図示せず)の位置またはレチクルステージ(図示せず)の位置が補正される。露光ステージとは露光時にウェハWが載置されるステージであり、レチクルステージはレチクルを保持するステージである。
なお、ウェハWの反りやウェハWの裏面の摩擦の影響等により、ウェハWの径方向にかかる位置が異なると、上記重ね合わせ度合いが異なってくる場合がある。したがって、ステップS6において、ウェハW上の径方向位置が互いに異なる複数の領域それぞれについて、上記重ね合わせ度合いを測定し、その測定結果に基づいて、露光ステージの位置の補正やレチクルステージの位置の補正を露光対象領域毎に行ってもよい。
また、ウェハWの反りやウェハWの裏面の摩擦の影響等により、レチクルの画角に収まる単位領域すなわちショット内の互いに位置が異なる複数の領域でも、上記重ね合わせ度合いが異なってくることがある。したがって、ステップS6において、上記単位領域に含まれる互いに位置が異なる複数の領域それぞれについて上記重ね合わせ度合いを測定することを、上記単位領域毎に行い、その測定結果に基づいて、露光ステージの位置の補正やレチクルステージの位置の補正を露光対象領域毎に行ってもよい。
また、ウェハWの反りやウェハWの裏面の摩擦の影響等により、レチクルの画角に収まる単位領域すなわちショット内の互いに位置が異なる複数の領域でも、上記重ね合わせ度合いが異なってくることがある。したがって、ステップS6において、上記単位領域に含まれる互いに位置が異なる複数の領域それぞれについて上記重ね合わせ度合いを測定することを、上記単位領域毎に行い、その測定結果に基づいて、露光ステージの位置の補正やレチクルステージの位置の補正を露光対象領域毎に行ってもよい。
一方、ステップS6においてレジストパターンの線幅が測定されている場合は例えば以下のようにして露光条件としての露光量が補正される。すなわち、線幅の測定結果に基づいて、目標の線幅のレジストパターンが得られるように、露光量が補正される。具体的には、線幅の測定結果のウェハWの面内における平均値に基づいて、当該平均値が線幅の目標値となるように、露光量が補正される。
(ステップS14)
次いで、ステップS6での測定結果に基づく露光後の(具体的にはステップS6での測定結果に基づいて補正された露光条件で露光後の)、再作成されたレジスト膜に、現像液が供給され、レジストパターンが再形成される。
具体的には、例えば、ステップS5と同様にして、現像ユニット30により、補正された露光条件での露光後のウェハWのレジスト膜上に現像液が供給され、図4(H)に示すようにレジストパターンP2が再形成された後、ウェハWが、熱処理ユニット40に搬送され、ポストベーク処理される。
次いで、ステップS6での測定結果に基づく露光後の(具体的にはステップS6での測定結果に基づいて補正された露光条件で露光後の)、再作成されたレジスト膜に、現像液が供給され、レジストパターンが再形成される。
具体的には、例えば、ステップS5と同様にして、現像ユニット30により、補正された露光条件での露光後のウェハWのレジスト膜上に現像液が供給され、図4(H)に示すようにレジストパターンP2が再形成された後、ウェハWが、熱処理ユニット40に搬送され、ポストベーク処理される。
その後、ウェハWは、カセットステーション10のカセットCに搬送される。
以上のステップS1~S14はカセットC内の全てのウェハWについて行われる。
<本実施形態の主な効果>
以上のように、本実施形態では、レジスト膜の形成及び露光装置13による露光を含むレジストパターンを形成するための一連の工程が一旦行われた後、形成されたレジストパターンの位置や寸法が測定される。また、その測定結果が露光装置13に出力される。さらに、一旦形成されたレジストパターンが除去された後、レジスト膜が再形成される。そのため、露光装置13において上記測定結果に基づいて補正された条件で、再作成されたレジスト膜を露光することができる。したがって、この補正された条件で露光されたレジスト膜を現像することにより、形成位置にかかる誤差または寸法にかかる誤差の少なくともいずれか一方が改善されたレジストパターンを得ることができる。言い換えると、本実施形態によれば、レジストパターンの形成位置にかかる誤差または寸法にかかる誤差を改善することができる。特に、本実施形態によれば、上記誤差のうち、前述の比較形態の方法では改善することができない、各ウェハW固有の状態に依存する誤差を改善することができる。各ウェハW固有の状態とは、具体的には、当該ウェハWの反り、当該ウェハWの裏面の摩擦の大きさ、当該ウェハWの位置合わせに用いられるアライメントマークの形成位置のずれ等である。このように、本実施形態によれば、レジストパターンの加工精度を改善することができる。
以上のように、本実施形態では、レジスト膜の形成及び露光装置13による露光を含むレジストパターンを形成するための一連の工程が一旦行われた後、形成されたレジストパターンの位置や寸法が測定される。また、その測定結果が露光装置13に出力される。さらに、一旦形成されたレジストパターンが除去された後、レジスト膜が再形成される。そのため、露光装置13において上記測定結果に基づいて補正された条件で、再作成されたレジスト膜を露光することができる。したがって、この補正された条件で露光されたレジスト膜を現像することにより、形成位置にかかる誤差または寸法にかかる誤差の少なくともいずれか一方が改善されたレジストパターンを得ることができる。言い換えると、本実施形態によれば、レジストパターンの形成位置にかかる誤差または寸法にかかる誤差を改善することができる。特に、本実施形態によれば、上記誤差のうち、前述の比較形態の方法では改善することができない、各ウェハW固有の状態に依存する誤差を改善することができる。各ウェハW固有の状態とは、具体的には、当該ウェハWの反り、当該ウェハWの裏面の摩擦の大きさ、当該ウェハWの位置合わせに用いられるアライメントマークの形成位置のずれ等である。このように、本実施形態によれば、レジストパターンの加工精度を改善することができる。
さらに、本実施形態によれば、比較形態の方法と比べて、不良となるウェハWの枚数を削減することができる。
また、前述のように、ステップS9及びステップS10は省略してもよい。省略することにより、レジストパターンの再形成までに要する時間を短縮することができる。
なお、以上の例では、塗布現像装置1による処理前のウェハWに別のパターンP1が予め形成されていた。しかし、ステップS6でレジストパターンの寸法のみが測定される場合は、別のパターンP1はウェハWに予め形成されていなくてもよい。
また、以上の例では、塗布現像装置1は、露光装置13を備えていなかったが、備えていてもよい。この場合であって塗布現像装置1の制御部U1が露光装置13の制御部U2を兼ねる場合における、制御部U1によるステップS6の結果の露光装置13への出力とは以下を意味する。すなわち、制御部U1における塗布現像装置1の露光装置13以外の部分を制御する要素から、制御部U1における露光装置を制御する要素へ、ステップS6の結果を受け渡すことを意味する。
なお、以上の例では、ステップS6での測定結果の内容によらず、各ウェハWについて、ステップS7以降の工程が行われていた。しかし、これに代えて、ステップS6での測定結果が適切なウェハWについては、ステップS7以降を省略してカセットステーション10のカセットCに戻してもよい。
また、以上の例では、液処理により、レジストパターン及び下部反射防止膜を除去していたが、他の方法で除去してもよい。
以上の例では、ステップS7において、制御部U1が、ステップS6での測定結果を露光装置13に出力し、露光装置13の制御部U2が、上記測定結果に基づいて、ステップS13で用いられる露光条件を補正していた。これに代えて、塗布現像装置1の制御部U1が、ステップS6での測定結果に基づいて、ステップS13で用いられる露光条件を補正し、ステップS7では、制御部U1が、ステップS6での測定結果に基づく情報すなわちステップS6での測定結果に基づいて補正された露光条件を、露光装置13の制御部U2に出力してもよい。この場合も、ステップS13では、ウェハWが、制御部U2の制御の下、露光装置13により、ステップS6での測定結果に基づいて補正された露光条件で露光される。
(第2実施形態)
第1実施形態では、全てのウェハWについて、ステップS6の測定工程が行われていた。それに対し、本実施形態では、同一のカセットC内に収容されたウェハWのうち、一部についてのみ(例えば最初の1枚または複数枚のみ)、ステップS6の測定工程を含むステップS14までの工程が全て行われる。そして、上記同一カセット内に収容された他のウェハWについては、ステップS5までの工程が行われ、ステップS4の露光では、上記一部についてのステップS6での測定結果に基づいて補正された条件すなわちステップS13と同じ条件が用いられる。
第1実施形態では、全てのウェハWについて、ステップS6の測定工程が行われていた。それに対し、本実施形態では、同一のカセットC内に収容されたウェハWのうち、一部についてのみ(例えば最初の1枚または複数枚のみ)、ステップS6の測定工程を含むステップS14までの工程が全て行われる。そして、上記同一カセット内に収容された他のウェハWについては、ステップS5までの工程が行われ、ステップS4の露光では、上記一部についてのステップS6での測定結果に基づいて補正された条件すなわちステップS13と同じ条件が用いられる。
本実施形態によれば、カセット内のウェハWで共通の誤差すなわちロットに依存する誤差を改善することができる。また、カセット内のウェハWを全て処理するのに要する時間を短縮することができる。本実施形態によっても、比較形態の方法と比べて、不良となるウェハWの枚数を削減することができる。
なお、以上の例では、同一のカセットC内に収容されたウェハWのうち、上記一部については、ステップS6での測定結果の内容によらず、ステップS7以降の工程が行われていた。しかし、これに代えて、ステップS6での測定結果が適切なウェハWについては、ステップS7以降を省略してカセットステーション10のカセットCに戻してもよい。この場合、上記他のウェハWに対するステップS4の露光では、上記一部のウェハWに対するステップS4の露光と同じ条件が用いられる。
(第3実施形態)
本実施形態における処理対象のウェハWは、前述の別のパターンが予め形成され、且つ当該別のパターンの形成に用いられたエッチングユニットの識別情報が割り当てられている。
また、本実施形態では、例えば、制御部U1により、処理対象のウェハWに割り当てられたエッチングユニットの識別情報が、処理対象のウェハWの識別情報に基づいて、外部の制御装置(図示せず)から取得される。
そして、本実施形態では、同一のエッチングユニットの識別情報が割り当てられたウェハWのうち、一部についてのみ(例えば最初の1枚または複数枚のみ)、ステップS6の測定工程を含むステップS14までの工程が全て行われる。そして、同一のエッチングユニットの識別情報が割り当てられた他のウェハWについては、ステップS5までの工程が行われ、ステップS4の露光では、上記一部についてのステップS6での測定結果に基づいて補正された条件すなわちステップS13と同じ条件が用いられる。
本実施形態における処理対象のウェハWは、前述の別のパターンが予め形成され、且つ当該別のパターンの形成に用いられたエッチングユニットの識別情報が割り当てられている。
また、本実施形態では、例えば、制御部U1により、処理対象のウェハWに割り当てられたエッチングユニットの識別情報が、処理対象のウェハWの識別情報に基づいて、外部の制御装置(図示せず)から取得される。
そして、本実施形態では、同一のエッチングユニットの識別情報が割り当てられたウェハWのうち、一部についてのみ(例えば最初の1枚または複数枚のみ)、ステップS6の測定工程を含むステップS14までの工程が全て行われる。そして、同一のエッチングユニットの識別情報が割り当てられた他のウェハWについては、ステップS5までの工程が行われ、ステップS4の露光では、上記一部についてのステップS6での測定結果に基づいて補正された条件すなわちステップS13と同じ条件が用いられる。
本実施形態によれば、別のパターンの形成に用いられたエッチングユニットに依存する誤差を改善することができる。また、同一のエッチングユニットの識別情報を有するウェハWを全て処理するのに要する時間を短縮することができる。本実施形態によっても、比較形態の方法と比べて、不良となるウェハWの枚数を削減することができる。
以上の例では、同一のエッチングユニットの識別情報が割り当てられたウェハWのうち、上記一部については、ステップS6での測定結果の内容によらず、ステップS7以降の工程が行われていた。しかし、これに代えて、ステップS6での測定結果が適切なウェハWについては、ステップS7以降を省略してカセットステーション10のカセットCに戻してもよい。この場合、上記他のウェハWに対するステップS4の露光では、上記一部のウェハWに対するステップS4の露光と同じ条件が用いられる。
なお、上記別のパターンの形成に用いられるエッチングユニットはそれぞれ、例えば、ウェハWを収容する、減圧可能に構成されたチャンバと、当該チャンバ内に設けられウェハWが載置される載置台等を有する。また、1つのエッチング装置が上記エッチングユニットを複数有する場合がある。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
1 塗布現像装置
13 露光装置
30 現像ユニット
32 レジスト塗布ユニット
34 除去ユニット
63 測定ユニット
64 測定ユニット
F3 レジスト膜
H 記憶媒体
U1 制御部
W ウェハ
13 露光装置
30 現像ユニット
32 レジスト塗布ユニット
34 除去ユニット
63 測定ユニット
64 測定ユニット
F3 レジスト膜
H 記憶媒体
U1 制御部
W ウェハ
Claims (13)
- (A)基板上にレジスト液を塗布しレジスト膜を形成する工程と、
(B)露光装置による露光後の前記レジスト膜に現像液を供給してレジストパターンを形成する工程と、
(C)前記レジストパターンの下層の別のパターンに対する当該レジストパターンの位置または前記レジストパターンの寸法の少なくともいずれか一方を測定する工程と、
(D)前記(C)工程で測定された前記位置あるいは前記寸法の少なくともいずれか一方または当該少なくともいずれか一方に基づく情報を、前記露光装置に出力する工程と、
(E)前記レジストパターンを除去する工程と、
(F)前記レジストパターンが除去された基板上に前記レジスト膜を再形成する工程と、
(G)前記(C)工程での測定結果に基づく前記露光装置による露光後の、再形成されたレジスト膜に前記現像液を供給してレジストパターンを再形成する工程と、を含む、基板処理方法。 - (H)前記(A)工程後且つ前記(B)工程前に、前記レジスト膜を前記露光装置により露光する工程と、
(I)前記(F)工程後且つ前記(G)工程前に、再形成された前記レジスト膜を、前記(C)工程での測定結果に基づいて補正された条件で、前記露光装置により露光する工程をさらに含む、請求項1に記載の基板処理方法。 - 全ての基板について、前記(I)工程までの全てを行う対象とする、請求項2に記載の基板処理方法。
- 基板は、当該基板処理方法による処理前と後において、複数まとめて容器内に収容され、
一の前記容器に収容された基板のうち、
一部については、前記(I)工程までの全てを行い、
その他については、前記(A)工程、前記(B)工程及び前記(H)工程を行い、且つ、前記(H)工程の露光を、前記一部についての前記(C)工程での測定結果に基づいて補正された条件で行う、請求項2に記載の基板処理方法。 - 基板は、前記別のパターンが予め形成され、且つ、当該別のパターンの形成に用いられたエッチングユニットの識別情報が割り当てられ、
同一の前記識別情報が割り当てられた基板のうち、
一部については、前記(I)工程までの全てを行う対象とし、
その他については、前記(A)工程、前記(B)工程及び前記(H)工程を行い、且つ、前記(H)工程の露光を、前記一部についての前記(C)工程での測定結果に基づいて補正された条件で行う、請求項2に記載の基板処理方法。 - 前記(A)工程前に、基板上に所定の処理液を塗布し前記レジスト膜の下層となる位置に下層膜を形成する工程をさらに含み、
前記(E)工程で前記レジストパターンを除去する際に前記下層膜を除去せず、前記(F)工程で前記レジスト膜を再形成する前に前記下層膜は形成しない、請求項1~5のいずれか1項に記載の基板処理方法。 - 基板を処理する基板処理方法を基板処理装置によって実行させるように、当該基板処理装置を制御する制御装置のコンピュータ上で動作するプログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体であって、
前記基板処理方法は、
(A)基板上にレジスト液を塗布しレジスト膜を形成する工程と、
(B)露光装置による露光後のレジスト膜に現像液を供給してレジストパターンを形成する工程と、
(C)前記レジストパターンの下層の別のパターンに対する当該レジストパターンの位置または前記レジストパターンの寸法の少なくともいずれか一方を測定する工程と、
(D)前記(C)工程で測定された前記位置あるいは前記寸法の少なくともいずれか一方または当該少なくともいずれか一方に基づく情報を、前記露光装置に出力する工程と、
(E)前記レジストパターンを除去する工程と、
(F)前記レジストパターンが除去された基板上に前記レジスト膜を再形成する工程と、
(G)前記(C)工程での測定結果に基づく前記露光装置による露光後の、再形成されたレジスト膜に前記現像液を供給してレジストパターンを再形成する工程と、を含む、コンピュータ記憶媒体。 - 基板上にレジスト液を塗布しレジスト膜を形成するレジスト塗布ユニットと、
前記レジスト膜に現像液を供給してレジストパターンを形成する現像ユニットと、
前記レジストパターンの下層の別のパターンに対する当該レジストパターンの位置または前記レジストパターンの寸法の少なくともいずれか一方を測定する測定ユニットと、
前記レジストパターンを除去する除去ユニットと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
(a)前記レジスト塗布ユニットにより基板上に前記レジスト膜を形成する工程と、
(b)露光装置による露光後の前記レジスト膜から前記現像ユニットにより前記レジストパターンを形成する工程と、
(c)前記測定ユニットにより前記レジストパターンにかかる測定を行う工程と、を実行するように制御し、
(d)前記(c)工程で測定された前記位置あるいは前記寸法の少なくともいずれか一方または当該少なくともいずれか一方に基づく情報を前記露光装置へ出力する工程を実行し、
(e)前記(c)工程で測定された前記レジストパターンを除去する工程と、
(f)前記レジストパターンが除去された基板上に前記レジスト塗布ユニットにより前記レジスト膜を再形成する工程と、
(g)前記(c)工程の結果に基づく前記露光装置による露光後の、再作成されたレジスト膜から、前記現像ユニットによりレジストパターンを再形成する工程と、を実行するように制御する、基板処理装置。 - 前記露光装置をさらに備え、
前記制御部は、
(h)前記(a)工程後且つ前記(b)工程前に、前記レジスト膜を前記露光装置により露光する工程と、
(i)前記(f)工程後且つ前記(g)工程前に、再作成された前記レジスト膜を、前記(c)工程での測定結果に基づいて補正された条件で、前記露光装置により露光する工程と、をさらに実行するように制御する、請求項8に記載の基板処理装置。 - 全ての基板について、前記(i)工程までの全てを実行する対象とする、請求項9に記載の基板処理装置。
- 基板は、当該基板処理装置による処理前と後において、複数まとめて収納容器内に収納され、
前記制御部は、一の前記収納容器に収納された基板のうち、
一部については、前記(i)工程までの全てを実行する対象とし、
その他については、前記(a)工程、前記(b)工程及び前記(h)工程を実行するように制御し、且つ、前記(h)工程を、前記一部についての前記(c)工程での測定結果に基づいて補正された露光条件で実行するように制御する、請求項9に記載の基板処理装置。 - 基板は、前記別のパターンが予め形成され、且つ、当該別のパターンの形成に用いられたエッチングユニットの識別情報が割り当てられ、
前記制御部は、同一の前記識別情報が割り当てられた基板のうち、
一部については、前記(i)工程までの全てを実行する対象とし、
その他については、前記(a)工程、前記(b)工程及び前記(h)工程を実行するように制御し、且つ、前記(h)工程を、前記一部についての前記(c)工程での測定結果に基づいて補正された露光条件で実行するように制御する、請求項9に記載の基板処理装置。 - 基板上に所定の処理液を塗布し下層膜を形成する下層膜形成ユニットをさらに備え、
前記制御部は、前記(a)工程前に、前記レジスト膜の下層となる位置に前記下層膜を形成する工程を実行するように制御を行い、
前記(e)工程で前記レジストパターンを除去する際に前記下層膜を除去せず、前記(f)工程で前記レジスト膜を再形成する前に前記下層膜は形成しない、請求項9~12のいずれか1項に記載の基板処理装置。
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