JP2023163541A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像読取装置100において、簡便なネットワーク接続確立方法を提供しつつ、起動するジョブが判別しやすい接続情報を含むテキストから生成されたコード画像を表示する。【解決手段】原稿101を読み取って画像を端末200に出力する画像読取装置100であって、端末200と接続するために使用する接続情報を生成する接続情報生成手段を有し、接続情報はジョブにかかわるパラメーターを含むことを特徴とする。パラメーターは、接続情報にテキストとして含まれていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、端末に接続し画像を読み取って送信する画像読取装置に関する。
原稿台に置かれた原稿を搬送して画像を読み取る画像読取装置では、使用者は自身が操作する端末と画像読取装置とを汎用の通信手段で接続し、画像の読取を行う。接続する通信手段がローカルエリアネットワークの場合、複数の画像読取装置が同一ネットワーク網に接続されるため、操作端末のソフトウェアは、使用者がどの画像読取装置と接続したいのかが自動で判断できないため、使用者に画像読取装置の例えばIPアドレスなどの接続情報を入力させる必要があった。
これを解決すべく特許文献1では、画像読取装置本体に表示器がある場合に、画像読取装置本体のIPアドレスなどの接続情報をコード画像で表示することで、コードを読み取った使用者の操作端末から容易にアクセスできるようになっている。
特許第5822040号公報
特許文献1に開示されている技術により、操作端末から容易にアクセスができるようになった一方、操作端末が記憶した接続情報では、どのスキャンジョブが実行されるのか使用者が判断できないという課題があった。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像読取装置は、
原稿を読み取って画像を端末に出力する画像読取装置であって、
前記端末と接続するために使用する接続情報を生成する接続情報生成手段を有し、
前記接続情報はジョブにかかわるパラメーターを含むことを特徴とする。
操作端末から画像読取装置への接続容易性が損なわれることなく、どのスキャンジョブが実行されるのか使用者が判断することができる。
画像読取装置の搬送経路を表す断面図 画像読取ユニットの断面図 画像読取装置と操作端末のブロック図 原稿検知の説明図 原稿検知のフローチャート 操作部に表示される画面例 URI文字列の構成を説明する図 WEBブラウザーに表示するログイン画面例 アクセス判定のフローチャート コード画像変更のフローチャート アクセスされたときの処理のフローチャート WEBブラウザーに表示されるジョブ画面例
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態は例示であり、本発明を各実施形態の内容に限定するものではない。また、以下の各図においては、実施形態の説明に必要ではない構成要素については図から省略する。
図1は、一実施形態による画像読取装置100の概略的な構成図である。
原稿台102は、読取対象の原稿101を積載収納する。原稿台102上の原稿は、原稿台原稿検知センサ110によって検出され、給紙ローラ106により一枚ずつ分離されて搬送路108に送り出され、搬送ローラ107によって搬送路108に沿って搬送され、排出部103に排出される。排出部103は画像読取処理を終えた原稿101を積載収納し、排出部原稿検知センサ111にて排紙原稿の有無を検出する。レジストセンサ109は、搬送路108を搬送される原稿101を検出する。レジストセンサ109が原稿101を検出すると、画像読取ユニット104は、原稿上に形成された画像の読み取りを開始する。本実施形態において、画像読取ユニット104は、搬送路108の両側に2つ設けられており、一方が原稿101の表面を、他方が原稿101の裏面を読み取る。なお、画像読取ユニット104を1つのみとする構成であっても良い。各画像読取ユニット104の対向位置には、背景板105がそれぞれ設けられている。背景板105は、例えば、黒色の部材である。排紙口センサ112は、原稿101が搬送路108に残っているか、排出部103に排出されたかを検出する。
図2は、一実施形態による画像読取ユニット104の概略的な構成図である。
画像読取ユニット104は、筐体1041と、搬送路108に面して設けられたガラス板1042とによって、内部が密封されている。
画像読取ユニット104の内部には、ラインイメージセンサ1043と、一対の発光部1044a及び1044bと、が設けられている。ラインイメージセンサ1043は原稿101の搬送方向と直交する方向(主走査方向)に延設され、主走査方向の1ライン分の画像を1度に読み取る。ラインイメージセンサ1043は、例えば、CCDラインセンサやコンタクトイメージセンサである。発光部1044aは、ラインイメージセンサ1043に対して原稿101の搬送方向の上流側に配置され、可視光を発光する光源を有する。発光部1044bは、ラインイメージセンサ1043に対して搬送方向の下流側に配置される光源を有する。ラインイメージセンサ1043は、一対の発光部1044a及び1044bの間に、挟みこまれるようにして配置されている。一対の発光部1044a及び1044bは、それぞれ、ラインイメージセンサ1043と略平行に延設されており、例えば、複数のLEDからなるLEDアレイにより構成される。ラインイメージセンサ1043は、図2において破線矢印で示すように、発光部1044aや1044bが照射し、原稿101で反射した反射光を受光・検出して原稿101上の画像を読み取る。
図3は、一実施形態による画像読取装置100の制御構成を示す図である。
画像読取装置100の制御部10は、CPU11を備え、CPU11は、ROM12に記憶されたプログラムを実行し、画像読取装置100全体の制御を行う。ROM12には、CPU11が実行するプログラムや固定的なデータが記憶される。RAM13には、ラインイメージセンサ1043が読み取った画像データや、CPU11の演算結果といった可変データが記憶される。ROM12及びRAM13は他の記憶デバイスであっても良い。制御部10の入出力IF14には、発光部1044a及び1044bを駆動する駆動回路24や、ラインイメージセンサ1043が読み取った画像に対してシェーディング補正等の画像処理を行う画像処理回路26が接続される。なお、ADC25は、ラインイメージセンサ1043が出力するアナログ画像信号をデジタル画像データに変換するアナログ・デジタル変換器である。
CPU11は、画像処理回路26から出力される画像データを取得する。通信IF15は、使用者が操作する端末200と接続するためのインタフェースであり、例えば、画像読取装置100が読み取った画像データは、通信IF15経由で端末200に出力される。制御部10には、原稿台原稿検知センサ110と排出部原稿検知センサ111を構成する発光部121を駆動する駆動回路123や、原稿台原稿検知センサ110と排出部原稿検知センサ111を構成する受光部122が受光したアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ・デジタル変換器(ADC)124が接続されている。
操作部125は画像読取装置100のステータスや設定を表示や変更を行うように表示部と入力部とで構成され、制御部10はその表示内容や入力の制御を行う。本実施例では、表示部に液晶パネル、入力部にタッチパネルといった汎用な構成を例に説明するが、グラフィカルなユーザーインターフェースであればどのような機器でもかまわない。
次に、画像読取装置100が実行する処理について説明する。
画像読取装置100は、例えば、操作部125の操作あるいは、端末200を介して、使用者が読み取り開始を指示した場合に原稿101の読み取りを開始する。CPU11はまず給紙ローラ106を駆動して原稿101の搬送を開始する。レジストセンサ109によって原稿101が画像読取ユニット104の読取位置に到達したことが検出されると、CPU11は、発光部1044a及び発光部1044bの発光を制御し、ラインイメージセンサ1043を駆動して原稿101の画像を読み取る。
図4は、画像読取装置100の原稿台原稿検知センサ110,排出部原稿検知センサ111について概略的な構成図である。
発光部121は、CPU11の制御に基づいて、点灯や消灯を行うLEDである。受光部122は、集光レンズを含む受光体で、受光した光を光電変換し、不図示のA/D変換器を経て、CPU11に入力する。発光部121からの光が原稿101で反射して受光部122が受光したとき、原稿台102あるいは排出部103に原稿101があり(図4(a)参照)、受光部122が受光しなかったときは原稿101がないと検知する(図4(b)参照)。
また、排出部原稿検知センサ111の代わりに、例えば、最終原稿の後端を排紙口センサ112の前に止めるように搬送を行い、排紙口センサ112が原稿101を検知している場合は、「排出部103に原稿あり」とし、使用者により原稿が引き抜かれ排紙口センサ112が原稿101を検知しなくなった場合、「排出部103に原稿なし」と判断してもよい。
図5は、CPU11が実行する原稿検知の制御方法に関するフローチャートである。
CPU11は、Step501にてLEDを発光する。受光A/D変換器を動作させ(Step502)、所定のA/D変換時間を経て(Step503)、受光量を取得する(Step504)。ここで得た値を、V1とする。
次に、CPU11は、LEDを消灯する(Step505)。受光A/D変換器を動作させ(Step506)、所定のA/D変換時間を経て(Step507)、受光量を取得する(Step508)。ここで得た値を、V2とする。Step509において、CPU11は、式1に基づいて、原稿の有無を判断する。
式1 |V2-V1| >S …原稿あり
≦S …原稿なし
(Sは所定の値)
図6は、操作部125に表示される画面例を表す図である。
図6(a)は操作部125に表示される画面の一例であり、ログイン名とパスワードを入力し、ログインすることで、使用者が装置の使用権を画像読取装置100の本体側で獲得しようとしている画面の一例である。このように本画像読取装置100を使用するには、あらかじめ使用者を登録しておき、登録された使用者がログインすることで使用できるようになっている。
ただし、ログイン名(ユーザーID)を用いたログイン処理は必須ではなく、例えばゲストユーザーとしてログインすることも可能に構成しても良い。また、ログインの処理を行うことなく使用権を切り換えることで使用者が変更され、その時点で新たにログインされたものとしても良い。CPU11は、上記のような方法で画像読取装置100の使用者を特定する使用者特定手段として機能する。
ログイン名とパスワードを入力してログインする方法のほかに、NFCを用いてIDカード等をかざすことによって、クレデンシャルを取得してログイン処理をしても良い。
図6(b)は、使用者がログインした後に画像読取装置100の操作部125に表示される画面の一例である。
使用者はあらかじめ画像読取装置100に複数のスキャンジョブを登録することができ、画面には複数の登録されたスキャンジョブのリスト601が表示されている。スキャンジョブのリスト601には、スキャンジョブの一例として、レポート用にスキャン設定として登録した「レポート」、請求書を処理する業務で使用する「請求書」、外出等レシートが発生したときに精算処理をするための「レシート」、他社と契約を交わす際に記録として保管するための「契約書」、のスキャンジョブが表示されている。
使用者は画面操作によって実行するジョブを選択することができる。使用者によりジョブを選択され、スタートボタン603を押下されることで、選択されたスキャンジョブが実行される。
また画面には、ログインした後に生成された、使用者が端末200で読み取るためのコード画像602が表示される。本実施例では、表示されているコード画像は、後述するコード画像生成処理によって生成される。一例として、現在使用中の使用者を示すユーザーID「381576」とジョブNo.02に基づいて生成されたコード画像602を表示しており、ジョブを選択するとコード画像602が変更される。コード画像は2次元コードでもよいし、バーコードなど1次元コードでも構わない。
ジョブを選択している時は画面上のコード画像は変更せずに、ジョブを選択した後に「コード画像生成ボタン」や「スキャン開始ボタン(一例としてスタートボタン603)」を押下したことに応じて、コード画像を変更してもよい。この時、端末200がコード画像を読み取ると、後述するスキャン結果をレスポンスデータとして端末200に送信する。
本実施例では、ユーザーIDは、使用者がログイン中は図示しないメモリに保管され、ユーザーIDが図示しないメモリに保管されている間は、画像読取装置100を使用中としている。使用者が画像読取装置の使用を終了するときは、図示しないログアウトボタンによりログアウトし、図示しないメモリに保管されたユーザーIDはクリアされる。この時、画像読取装置100が使用中か否かの判断は、CPU11が使用状態判定手段として機能することにより実施される。
図7を用いて、図6(b)で表示されたコード画像602の生成処理について説明する。
コード画像602はテキストをベースに生成され、主にURLをエンコードしている。生成するテキストは、図7(a)のようにジョブNo.02にかかるURI(Uniform Resource Identifier)を含むテキスト情報である。このURIは、CPU11(接続情報生成手段)によって生成される。
図7(b)に示すように、URIには通信プロトコル、画像読取装置100のIPアドレス、ジョブNo.02を表すAPI名称、ジョブにかかわるパラメーターの一部が一つのテキストとして連結されている。URI文字列は、一般的に使用者が読み取って内容を理解できるものではないが、本実施例ではURIからジョブの内容が使用者に判読できるように、パラメーターの先頭にkeyパラメーターを配置した。keyパラメーターは、図示しないジョブ設定画面にて使用者がジョブの判別の一助となるように、使用者自身が決定した文字列である。本実施例では「invoice」というkeyパラメーターで、請求書スキャン用ジョブであることが判別できるようにしている。
また、図中の「t=20210728144725」で表されているtパラメーターには、コード画像602を生成した日時を示すようにしている。日時の使用方法については後述するが、このコード画像602を使用して使用者が本体にジョブ開始指示を発行した際に、期限切れの指示か否かを制御部10が判定するために用いられる。
また、図中の「uid=381576」で表されているユーザーIDは、現在画像読取装置100を使用中の使用者を示す識別コードである。
テキスト情報の最後にはハッシュ値が保管されており、図7(c)のように、画像読取装置100のプライベートな文字列(プライベートキー)と、ユーザーID、コード画像生成日時を連結した文字列をMD5エンコードすることで得られるトークン(ハッシュ値)である。画像読取装置100のプライベートキーを含んだこのハッシュ値により、本URIを使用した接続が、制御部10が生成したコード画像602に基づいたものか否かの判定に使用することができる。
上述のように、URIに含まれる「02/job」はジョブにかかわるパラメーター内のジョブ番号のみであり、スキャンジョブ設定の大半はROM12に保管されている例を説明したが、URIに含まれるジョブにかかわるパラメーターはスキャンジョブの一部または全部でもよく、パラメーター全部をURIに含ませた場合は例えば、
/job/?mode=blackandwhite&dpi=300&size=a4
としてもよい。スキャンジョブ設定の全てをURIに含ませる例の使用用途として、例えば、画像読取装置100のROM12には読み取り設定を保存せずに、ワンタイム設定スキャンを実施する場合が挙げられる。
また、図7(d)のように、ジョブのパラメーターの一部または全部をURIに含ませる場合に、keyパラメーターの後ろに「invoiceColor300DfdPdf」のようにジョブ番号「02/job」とは異なる文字列に連続するように記載しても良い。この場合、上述のような「請求書スキャン用ジョブ」という情報に加え、「カラー、300DPI、重送検知、PDF」という情報を視認性よく判読することができる。
図8は、使用者が端末200上で動作するWEBブラウザーを操作して、画像読取装置100に画面要求を行い、得られた画面の例である。
一般的に画面要求には、httpやftpといった汎用のプロトコルを使用している。本実施例では、端末200から画像読取装置100に対して画面要求やスキャンコマンド、画像データの要求すべてを、ネットワークポート80を使用したhttpプロトコルで実施している。
図8に示すログイン画面は、使用者が装置の使用権を獲得しようとしている際に、WEBブラウザーに表示される。
使用者の端末200に画像読取装置100に指示を送るような指示アプリケーションがインストールされている場合、端末200でコード画像を読み取った後、WEBブラウザーではなくこの指示アプリケーションが起動し、図8のようにログイン名やパスワードをユーザーが直接入力せずに、指示アプリケーションに記憶された情報を用いて画像読取装置100に自動的にログインできるように構成しても良い。
次に、画像読取装置100が受けたhttpリクエストに関し、ネットワーク端末が発行したhttpが正規のアクセスかどうかの判定処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。
本実施例では、正規のアクセスとは、図6(b)を用いて説明したようにコード画像602を端末200で読み取ってアクセスしてきたかどうかを指している。
まずStep901、902では、URI文字列からコード作成時間tと、ユーザーIDであるuidの値を取得する。なお、ゲストユーザーとしてログインしている場合など、URIにuidが存在しない場合には、uidには空の文字列が保管される。
Step903では、ROM12の中で、外部から閲覧できない場所に保管しているプライベートキーである「AB300236」を取得する。プライベートキーは装置機器ごとに異なる値が保管されていて、使用者のみならず本画像読取装置100の製造者もその値を知ることの無い秘密鍵として保管している。
Step904では、CPU11はトークン生成手段として、これら文字列を結合して式2のようにMD5ハッシュ計算を行い、ハッシュ値を算出する。
式2
ハッシュ値 = MD5(
'AB300236' +
'_' +
'381576' +
'_' +
'20210728144725')
Step904で算出されたハッシュ値と、URIで文字列から取得したハッシュ値を比較して一致した場合、本画像読取装置100が生成したコード画像602に基づいた、正規アクセスであると判定する(Step906)。
ハッシュ値は後述するようにコード画像602の生成と共に本体内部RAM13にも保管しているため、RAM13に保管しているハッシュ値と比較することで正規ハッシュ値であるか判定することもできる。
また本画像読取装置100本体側を操作している使用者は、図6(a)でログインした使用者であるか確認を行い(Step907)、さらにコード画像602が生成されてからの時間に基づいて有効期間かどうかの判定を行う(Step908)。
有効期間の判定は、式3のように現在時刻とtの差を算出して所定値E以下であれば有効期間とする。
式3 |t - 現在時刻| ≦E …有効期間
>E …期限切れ
以上のように、URI文字列からコード生成時間のt、ユーザーIDであるuid、それらに基づいて生成したハッシュ値が正しいか確認することで、制御部10が作成したコードによるアクセスではないことが確認することができ、不正なアクセスに対して拒絶することができる。また、時間とユーザーIDも確認することで、セキュリティを保った状態でアクセスを受け入れることができる。
図10を用いて、コード画像の表示変更処理について説明する。
装置本体で使用者がログインして使用者が使用を開始した場合、Step1001で新たにコード画像602を生成して表示する。このときタイマーを始動して(Step1002)、コード画像602を生成してからの時間経過に使用する。なお、上述したように、ジョブを選択してコード画像が変更された場合には、コード画像が変更(生成)された時点から再度タイマーが始動する。
Step1003で端末200から正規アクセスを受けた場合、表示しているコード画像602は使用されたと判断して(Step1003)廃棄し、新たにコード画像を生成し表示する(Step1008)。
また原稿が原稿台102に載置されたことを検知した場合(Step1004:Yes)、コード画像を新たに生成してハッシュ値をRAM13に記憶しておく(Step1006)。原稿が取り除かれた場合には(Step1005:Yes)、コード画像を新たに生成して、RAM13の紐づけ用ハッシュ値をクリアする(Step1007)。
これらを計時タイマーと現在時刻とを比較して、所定時間経過したと判断した場合(Step1009)はコード画像を変更(Step1008)、所定時間経過していないと判断した場合(Step1009:No)にはStep1003から繰り返す。なお、所定時間とは、図9のStep908にある有効期間と同じ時間であると好ましい。
以上のようにしてコード画像を適時変更することで、WEBブラウザーを使用した原稿読取ジョブの開始に際し、画像読取装置100に原稿を載置した使用者以外のアクセスが困難となるため、原稿台の原稿が不正アクセスによって取得されてしまうことを防止する効果がある。特に、Step1004~Step1006により、RAM13に保存されている原稿と紐づけされたコード画像は、原稿が原稿台に置かれている間にしか端末200で読み取られることがないため、すなわち制御部10は原稿を載置した使用者当人がアクセスしてきたと判断してかまわない。
また、上記例ではコード画像は常に表示されている例を示したが、原稿が置かれた時にコード画像を表示し、原稿がないときにはコード画像を非表示にしてもよい。これにより使用者にとって原稿載置をすれば原稿読出し開始のためのコード画像が表示されるという手順が確立されるため、ユーザビリティが向上する。
本実施例では正規アクセスの有無、原稿の載置、時間経過、でコード画像を変更したが、これらの変更する要件は、それぞれ有効無効の選択式にし、図示しない設定画面など使用者に選択させることが可能である。
たとえばStep1001とStep1003とStep1009の処理を無効にして、さらにStep1007ではコード画像を非表示にすることで、コード画像は原稿台に原稿が置かれているときのみ表示されるように制御してもよい。
まとめると、CPU11は画像読取装置100の状態判定手段として機能し、これによって、画像読取装置100の状態を判定する。この判定結果に基づいて、すなわち、画像読取装置100の状態に基づいて、コード画像を生成、変更する。上記のコード画像変更の要件である正規アクセスの有無、原稿の載置、時間経過あるいは図6(b)に示す画面においてジョブを変更したことは、判定結果の変化、すなわち、画像読取装置100の状態の変化の一例である。
図11を使用して、コード画像602を使用してアクセスされたときの処理について説明する。
端末200よりコード画像602に基づいたアクセスがなされた場合、上述のようにアクセスが正規アクセスかどうかの確認を行う(Step1101)。
次に、Step1102でURIのハッシュ値がRAM13に保管されている原稿紐づけハッシュ値と一致していると判断した場合、Step1103で紐づけハッシュをクリアしたのち、ジョブを実行(Step1104)し、CPU11がレスポンスデータ送信手段として機能してジョブが開始された旨がわかる画面を端末200に送信し通知する。
ジョブの実行が開始された後、読み取られた画像データは端末200に出力される。その後前述したように、図示しないログアウトボタンが押されてユーザーIDが削除され、画像読取装置の使用が終了される。
正規アクセスではないと判断した場合や原稿紐づけハッシュが一致しなかった場合には、端末200に対してエラー画面を送信してジョブが開始できていない旨を使用者に通知する(Step1105)。
以上のようにして、原稿に紐づいたコード画像で時間内にアクセスした使用者のみがジョブを実行でき、原稿台の読取を実施することができる。これにより古いコードを使用したジョブ開始命令の排除ができる。
また上述の通り図11で説明したアクセスのレスポンスデータは、ジョブを開始した旨が判る画面を送信する例を示したが、スキャンを開始した場合にはスキャン結果をレスポンスデータとして送信してもよい。送信するスキャン結果は、JPEGやPDFなど汎用の画像フォーマットでもよいし、ZIP形式に代表されるひとまとめにしたアーカイブデータを送信してもよい。
また図11で説明したアクセスよりも前に図6(b)のスタートボタン603の押下でスキャンジョブが開始されている場合には、Step1104の実行処理はスキップし、開始した旨が判る画面を送信してもよいし、スキャン結果を送信してもよい。
本実施例ではエラーで終了する場合には、端末200にエラー画面送信するように説明したが、HTTPステータスのリダイレクト値を返却して、他画面にリダイレクトしてもよい。
図12はWEBブラウザーに表示されるジョブ画面例である。
本実施例では正規アクセス判定と紐づけ一致判定の両方を行ったが、それぞれ有効無効の選択式にし、図示しない設定画面など使用者に選択されることが可能である。例えば、原稿紐づけハッシュがRAM13に無い場合や、RAM13の紐づけハッシュと一致していない場合でも、正規アクセスであれば、図12のようにジョブの開始ボタンを含んだ画面を送信してもよい。この場合、スキャンジョブを開始するには、画像読取装置100側で図6(b)のスタートボタン603を押下するか、端末200側で図12画面のスタートボタン1205を押下すれば、使用者はスキャンジョブを開始できる。
また、本実施例では画面はHTMLで記述されたUI画面の送信を想定しており、HTMLを例にとって言えば、画面HTMLエレメントのうちヘッダTITLE1202には、ジョブ番号とタイトルテキストを送信する。またHTMLボディ上部にはジョブの設定サマリーを入れている。
これにより、端末200のコード画像デコーダーによっては、読み取ったコード画像がURIであると判断した場合に、URIにアクセスして画面を取得する。すなわち、コード画像をデコードして得られるURIテキストからジョブの内容がわかるキーワードを判読可能なだけでなく、URIに実際アクセスしたときに得られる画面からもジョブのサマリー1203が確認できるようになっている。サマリー1203の下部にはジョブの設定画面1204や、ジョブを開始するためのスタートボタン1205が配置されている。図12では、ジョブの設定画面1204は、白黒の表示設定や解像度、用紙サイズを選択できるようになっているが、それ以外の設定も使用者が選択できるようにしても良い。接続情報の履歴からジョブの実行を開始する際も、設定は変更できても良い。
また、linkタグにジョブに基づくアイコンへのリンクを指定するようにHTMLを送信すれば、使用者は1201のアイコンを目視することでジョブが白黒なのか、カラーなのか容易に判別できるようにできる。
図12の画面上において、読み取った画像の送信先を、端末200以外に設定できるようにしても良い。その場合、あらかじめ使用者ごとに登録されているアドレス帳の情報を用いたり送信先アドレスを直接入力したりして送信先を設定する。
以上のように、本実施例では、コード画像に収められる接続情報としてURIテキストをエンコードしておくことにより、汎用のコード画像読み取り機が汎用のブラウザーを起動して接続するように意図された例を示した。
しかしながら、エンコードするテキストはURIに限らず、例えば端末200にはJSON形式など構造化されたテキスト文書を解析して接続情報を得るスキャンアプリケーションを備えておけば、JSONテキストから装置IPアドレスとジョブにかかわるパラメーターを取得して、ジョブを実行することができる。
100 画像読取装置
101 原稿
102 原稿台
103 排紙トレイ
104 画像読取ユニット
105 背景板
106 給紙ローラ
107 搬送ローラ
108 搬送路
109 レジストセンサ
110 原稿台原稿検知センサ
111 排出部原稿検知センサ
112 排紙口センサ
1041 画像読取ユニット筐体
1042 ガラス板
1043 ラインイメージセンサ
1044、1044a、1044b 発光部

Claims (6)

  1. 原稿を読み取って画像を端末に出力する画像読取装置であって、
    前記端末と接続するために使用する接続情報を生成する接続情報生成手段を有し、
    前記接続情報はジョブにかかわるパラメーターを含むことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記パラメーターは、前記接続情報にテキストとして含まれていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記パラメーターは、使用者が前記ジョブの内容が分かるように先頭に文字列が配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 表示部を備え、
    前記接続情報を含むテキストから生成されるコード画像を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  5. 前記コード画像を使ってアクセスした前記端末に表示される画面であって、前記ジョブを開始した旨を通知する画面をレスポンスデータとして送信することを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記レスポンスデータを用いて前記ジョブの実行が指示されたことに応じて、前記ジョブを実行することを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。

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