JP2023162858A - 歯科用口腔外吸引アーム - Google Patents

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友樹 田邉
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Abstract

【課題】診療時の姿勢を良好に保持しつつ、操作性にも優れる歯科用口腔外吸引アームを提供する。【解決手段】吸引アーム1は、床上に立設された固定用ポール10の先端部に第1関節21を介して連結され、第1関節21を中心に回動して起立状態から傾倒する第1アーム部11を含む。第1アーム部11は、第1アーム部11が傾倒したときに、第1アーム部11に対して起立状態へと復帰する方向に反力を付与する反力機構3を備える。反力機構3は、第1アーム部11の傾倒角度の増加に対して反力を非線形的に増加させる。【選択図】図2

Description

本発明は、歯科用口腔外吸引アームに関する。
特許文献1には、歯科用口腔外バキューム装置(以下「吸引アーム」という)が記載されている。この吸引アームは、床上に設置される固定用ポールと、複数の関節を介して互いに相対回動自在に連結された複数のアーム部と、複数のアーム部の先端に連結されたヘッド部とを備えている。使用者は、各アーム部を相対回動させることで、吸引アームを所望の姿勢に変化させることができる。
特許第5627095号公報
診療時には、患者の口元までヘッド部を近づける必要があり、複数のアーム部が水平方向へと展開した姿勢を、それぞれの関節が保持する必要がある。ヘッド部から最も離れた位置にある関節は、モーメントが最も大きく加わる部分となるので、強い保持力が要求される。一方で、治療後に吸引アームを収納する際にはなるべく弱い力で初期姿勢に戻すことができる操作性も求められる。特に、吸引アームは複数のアーム部によって姿勢が変化するので、そのときの姿勢によってアーム全体の重心位置が変化する。そのため、姿勢保持と操作性との両立させることが難しい。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、診療時の姿勢を良好に保持しつつ、操作性にも優れる歯科用口腔外吸引アームを提供することにある。
本発明の一態様に係る歯科用口腔外吸引アームは、
所定の固定部位に取り付けられ、複数の関節を介して互いに相対回動自在に連結された複数のアーム部と、
複数のアーム部の先端に連結され、先端側が開口されたヘッド部と、を備え、
複数のアーム部は、
固定部位の先端部に第1関節を介して連結され、第1関節を中心に回動して基準状態から傾倒する第1アーム部を含み、
第1アーム部は、
第1アーム部が傾倒したときに、第1アーム部に対して起立状態へと復帰する方向に反力を付与する反力機構を備え、
反力機構は、第1アーム部の傾倒角度の増加に対して反力を非線形的に増加させる。
本発明によれば、診療時の姿勢を良好に保持しつつ、操作性にも優れる、という効果が得られる。
図1は、本実施形態に係る歯科用口腔外吸引アーム及び歯科用口腔外吸引システムを示す説明図である。 第1アーム部及び反力機構の説明図である。 第1アーム部に作用するトルクを説明する図である。 第1関節の近傍を拡大して示す図である。 反力機構の動作を示す説明図である。 反力機構の動作を示す説明図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態に係る歯科用口腔外吸引アームが適用される歯科用口腔外吸引システムを説明する。
図1及び図2に示すように、歯科用口腔外吸引システムは、吸引アーム1、弁装置6、及び吸引機(図示せず)を主体に構成されている。
吸引アーム1と吸引機とは、通気管50、51を介して接続されている。具体的には、吸引アーム1と弁装置6との間は第1通気管50で接続され、弁装置6と吸引機との間は第2通気管51で接続されている。吸引アーム1及び弁装置6は、診療室内に設置されている。吸引機は、診療室とは別の空間、例えば機械室などに設置されている。第2通気管51は床下に敷設されている。
吸引アーム1は、診療室の床上に立設されている。吸引アーム1は、いわゆる垂直多関節型の態様を有し、複数のアーム部が関節を介して接続され姿勢変換可能に構成されている。吸引アーム1の先端部には、吸引口16が開口している。吸引アーム1の内部には、吸引口16からアーム基部まで連続する内部管路(図示せず)が形成されている。内部管路の一端は吸引口16に接続して外部空間に開口し、内部管路の他端は第1通気管50に接続している。
吸引アーム1は、使用者によって操作される吸引スイッチ18を有している。吸引スイッチ18は、吸引アーム1による吸引をオン及びオフするための操作スイッチである。吸引スイッチ18は、例えば近接センサで構成されるが、これに限定されない。吸引スイッチ18に対して手をかざすことで、吸引スイッチ18は、所定の信号を弁装置6に出力する。
弁装置6は、第1通気管50の開閉を行う。弁装置6は、例えば診療室の床上に設置されているが、弁装置6の全部の要素又は一部の要素は、床下に設置されてもよい。
弁装置6は、第1通気管50を開閉する開閉弁と、開閉弁を回転駆動するモータと、制御基板とを備えている。制御基板は、吸引スイッチ18からの信号に基づいてモータを制御して、開閉弁の開閉状態を切り換える。また、制御基板は、吸引スイッチ18からの信号に基づいて、吸引機を動作させたり、吸引機を停止させたりするための信号を出力する。
吸引機は、第1及び第2通気管50、51を介して吸引アーム1と接続されている。吸引機は、吸引アーム1から外気を吸引する。
吸引機は、モータで駆動されるポンプと、モータの回転数を制御する制御装置とを有している。ポンプが動作することにより、吸引口16の周囲の外気が、吸引アーム1、第1通気管50、及び第2通気管51を介して吸引される。吸引された空気は、フィルタによって診療などで生じた切削塵埃などが除去された後、外部の空間に排出される。
歯科診療に伴い、吸引アーム1を利用する場合、使用者は、吸引アーム1に設けられた吸引スイッチ18に手をかざし、吸引アーム1による吸引をオンする操作を行う。これにより、吸引スイッチ18から所定の信号が出力される。
吸引スイッチ18から出力された信号は、弁装置6の制御基板へと入力される。制御基板は、吸引機を動作させるとともに、開閉弁を全開状態に設定する。
弁装置6の開閉弁が全開状態となることで、吸引アーム1の吸引口16から外気が吸引され、第1通気管50、弁装置6、及び第2通気管51を通って吸引機に入る。吸引された外気は、吸引機の内部のフィルタを通って清浄化されて、外部に排気される。このようにして、診療に必要な流量で吸引口16から外気が吸引される。
以下、実施形態の特徴の一つである吸引アーム1の構造を説明する。
吸引アーム1は、固定用ポール10、第1アーム部11、第2アーム部12、第3アーム部13、第4アーム部14、及びヘッド部15を有している。
固定用ポール10は、床上に固定された台座10aから鉛直上方に延在する管状の支柱である。固定用ポール10は第1アーム11を固定する固定部位であり、固定用ポール10の先端部には、第1アーム部11を連結する第1関節21が設けられている。
第1アーム部11の基端部は、第1関節21に対して連結されている。第1アーム部11は、第1関節21を中心に回動することで、基準状態である起立状態(例えば鉛直状態)から前側へと傾倒することができる。第1アーム部11の先端部には、第2アーム部12を連結する第2関節22が設けられている。
第2アーム部12の基端部は、第2関節22に対して連結されている。第2アーム部12は、第2関節22を中心に回動することで、第1アーム部11と第2アーム部12のなす角度が大きくなるように展開することができる。第2アーム部12の先端部には、第3アーム部13を連結する第3関節23が設けられている。
第3アーム部13の基端部は、第3関節23に対して連結されている。第3アーム部13は、第3関節23を中心に回動することができる。第3アーム部13の先端部には、第4アーム部14を連結する第1リンク軸関節24aが設けられている。第3アーム部13には、吸引スイッチ18が取り付けられている。
第4アーム部14の基端部は、第1リンク軸関節24aに対して連結されている。第4アーム部14は、第3アーム部13の軸線周りに回動することができる。第4アーム部14の先端部には、ヘッド部15を軸線周りに回動自在に連結する第2リンク軸関節24dが設けられている。
第4アーム部14は、直列に連結された第1エルボ14a、第2エルボ14b、及び第3エルボ14cを有する。第2エルボ14bは、第1エルボ14aに対して第1オフセット関節24bを介して回動自在に連結され、第3エルボ14cは、第2エルボ14bに対して第2オフセット関節24cを介して回動自在に連結されている。
ヘッド部15は、先端に向かうに従って外径が拡張する円錐台形状に形成されている。ヘッド部15の先端面の中央部には、吸引口16が開口している。ヘッド部15には、ハンドル17が設けられている。ハンドル17は、L字形状に突出して形成され、使用者が手で握れるようになっている。
このように、第1アーム部11から第4アーム部14は、複数の関節を介して互いに相対回動自在に連結されている。これにより、操作者の望むように各アーム部の姿勢を変更することで、ヘッド部15の向き及び位置を操作することができる。
図2乃至図6を参照し、吸引アーム1が備える反力機構3について説明する。診療時において吸引アーム1を使用する際には、第1から第4アーム部11~14を水平方向へと展開し、ヘッド部15の先端を患者の口元付近まで近づけて、尚且つ、その姿勢を保持する必要がある。そのため、第1アーム部11から第4アーム部14を連結する各関節には、所定のトルク以上で各アーム部が回動するように保持力が付与されている。
固定用ポール10の先端部に第1関節21を介して連結された第1アーム部11は、第1関節21を中心に回動して、所定の起立状態から角度θ1の範囲で傾倒する。第1関節21は、ヘッド部15から一番離れた位置にあるため、モーメントが最も大きく加わる部分となる。第1関節21には、強い保持力が求められる。ただし、治療後、第1アーム部11を起立状態へと復帰させて吸引アーム1を収納する際は、なるべく弱い力で操作しても第1アーム部11が起立状態まで戻るような操作性が求められる。
保持力と操作性とを両立させるために、第1アーム部11は、反力機構3を備えている。反力機構3は、第1アーム部11が起立状態から傾倒したときに、第1アーム部11に対して起立状態へと復帰する方向に反力を付与するものである。
反力機構3は、弾性部材30を備えている。この弾性部材30は、第1アーム部11の傾倒角度の増加に応じて変位する(伸びる)ことにより、反力としての引張力を生成する。
弾性部材30は、弾性体の一例であるスプリング31と、連結部材32と、ワイヤ部材33とで構成されている。
第1アーム部11の先端側の固定点Fp1には、連結部材32が固定されている。スプリング31の上端は連結部材32に取り付けられており、スプリング31は、第1アーム部11の長手方向に沿って配索されている。ただし、スプリング31の上端は、連結部材32を介さずに、固定点Fp1にそのまま取り付けてもよい。
ワイヤ部材33は、スプリング31の下端に取り付けられている。ワイヤ部材33は、スプリング31の下端から、従動プーリー35を経由して、第3固定点Fp3(図5及び図6参照)まで配索される。従動プーリー35は、第1アーム部11の基端側の第2固定点Fp2に回転自在に取り付けられている。第3固定点Fp3は、第1アーム部11の回動に依存せずに、位置が固定された点である。
連結部材32及びワイヤ部材33は、第1アーム部11が起立状態にあるときに、スプリング31に一定のテンションが作用するように調整されている。そのため、弾性部材30は、第1固定点Fp1から従動プーリー35までの間、及び従動プーリー35から第3固定点Fp3までの間が、それぞれ弛みなく直線的に延在している。
この弾性部材30によれば、第1アーム部11が傾倒すると、第1アーム部11の基端側にある従動プーリー35も、第1関節21を中心に移動する。第3固定点Fp3は、第1アーム部11の傾倒に拘わらず位置が同じなので、従動プーリー35と第3固定点Fp3との距離が増加することとなる。これにより、スプリング31の下端が引っ張られ、スプリング31が変位する(伸びる)。スプリング31の変位によって引張力が作用するので、第1アーム部11には、起立状態へと復帰する方向に反力が付与される。
第1アーム部11の傾倒角度が増加すると、従動プーリー35と第3固定点Fp3との距離が比例的に増加する。すなわち、第1アーム部11の傾倒角度の増加に応じて、スプリング31の伸び(引張力)が大きくなり、第1アーム部11を起立状態へと復帰させる方向に働く反力も大きくなる。
ところで、図3に示すように、第1アーム部11を前側に倒したとき、アーム部全体に作用するモーメントMは、以下の式1に示すような正弦波の関数で示される。ここで、mは、アーム部全体の重さ、θは第1アーム部11の傾倒角度である。Rは、第1関節21の回動中心からアーム部の重心までの距離である。
M=(mg・sinθ)×R ・・・(式1)
吸引アーム1を実際に操作するときには、第1アーム部11の傾倒角度θに合わせて、第2アーム部12以降も展開した形で使用することが多い。そのため、アーム部全体の重心がさらに前側に移動することとなる。よって、モーメントMは、単純な正弦波とはならない。そのため、吸引アーム1の操作によって変動するモーメントMに近い形で、スプリング31が変位する(伸びる)ことが求められる。
図4に示すように、反力機構3は、第1アーム部11の傾倒角度θに応じて、スプリング31に対して追加的な変位を与える調整部材40を備えている。調整部材40は、第1関節21に設けられており、第1アーム部11の回動に依存せずに、不動状態となるように取り付けられている。
調整部材40は、一定の厚みを備えた環状の調整プレート41から構成されている。調整プレート41の上縁部41aは、概ね円弧形状に形成されており、周方向の位置によって、回動中心からの距離がそれぞれ異なるように設定されている。上縁部41aには、周方向に沿って溝部42が形成されており、ワイヤ部材33を保持することができるようになっている。
図5に示すように、第1アーム部11が起立状態にある場合、ワイヤ部材33は、調整プレート41の上縁部41aから離間した状態、或いは上縁部41aに対して僅かに接触した状態となっている。
図6に示すように、第1アーム部11を起立状態から傾倒させると、第1アーム部11の基端側にある従動プーリー35も、第1関節21を中心に移動する。このため、従動プーリー35から第3固定部Fp3まで配策されるワイヤ部材33も傾倒し、調整プレート41の上縁部41aに接触する。このとき、従動プーリー35から第3固定部Fp3に至るワイヤ部材33が、調整プレート41の上縁部41aに倣うようになる。これにより、従動プーリー35から第3固定部Fp3に至るワイヤ部材33の配策長が、調整プレート41の上縁部41aに倣った分だけ増加することとなる。この調整プレート41によれば、第1アーム部11の傾倒角度θに応じて、スプリング31に対して追加的な変位を与えることができる。したがって、スプリング31の変位(伸び)が大きくなり、第1アーム部11を起立状態へと復帰させる方向に働く反力を増大させることができる。
調整プレート41の上縁部41aの形状は、第1アーム部11の傾倒したときに吸引アーム1の操作によって変動するモーメントMに近い形でスプリング31の変位が得られるように、実験又はシミュレーションを通じて決定される。これにより、調整プレート41は、第1アーム部11の傾倒角度θの増加に対して反力を非線形的に増加させる役割を果たすこととなる。
このように本実施形態によれば、反力機構3は、第1アーム部11の傾倒角度θの増加に対して反力を非線形的に増加させることができる。これにより、各アーム部の状態によってアーム全体の重心位置が変化しても、この重心位置の変化に対応するように反力を付与することができる。これにより、吸引アーム1の姿勢保持と操作性との両立させることができる。
なお、調整部材40(調整プレート41)は、さまざまな形状のものを複数用意し、その中から使用者にとって使い勝手のよい反力特性が得られるものに交換可能としてもよい。例えば、調整部材40(調整プレート41)は第1関節21に対して着脱可能に構成されてもよい。また、調整部材40は、360°全周に亘る環状の調整プレートで構成し、周方向の位置によって、回動中心からの距離がそれぞれ異なるように設定してもよい。この場合、調整部材40を周方向に回転させることで、ワイヤ部材33と接触する領域を選択することができるので、反力特性を簡単に調整することができる。
なお、上述した実施形態では、吸引アーム1が、診療室の床上に立設されている形態を例示した。しかしながら、吸引アーム1は、診療室の天井から吊り下がるように配設されていてもよい。例えば、天井面から垂下するように固定用ポール10が配設され、この固定用ポール10の先端部に第1アーム部11を連結する第1関節21が設けられる。第1アーム部11は、第1関節21を中心に回動することで、基準状態である横姿勢状態(例えば水平状態)から下側へと傾倒することができる。この場合、反力機構3の弾性部材30は、第1アーム部11の傾倒角度の増加に応じて変位することにより反力としての引張力を生成するように配索され、調整部材40は、第1アーム部の傾倒角度に応じて弾性部材30に対して追加的な変位を与えるように配置される。なお、天井から吊り下げる場合、第1アーム部11は横姿勢状態から下側へと傾倒する構造となるため、弾性部材30の配索経路、調整部材40の取り付け位置などの変更は可能であり、従動プーリーなどの必要な構成をさらに追加してもよい。
吸引アーム1が診療室の天井から吊り下がるように配設される場合、第2通気管51は、例えば天井裏に敷設される。また、弁装置6は、天井面に敷設されてもいいし、弁装置6の全部の要素又は一部の要素が天井裏に設置されてもよい。
また、吸引アーム1は、診療室の床上や天井に固定的に取り付けられている形態に限らず、単体で移動可能な構造であってもよい。例えば、歯科用口腔外吸引システムは、吸引機を内部に搭載して床上を移動可能な本体部を備える。本体部の上面には、第1アーム11を固定する固定部位であるアーム固定部が設けられ、アーム固定部の先端部に、第1アーム部11を連結する第1関節21が設けられる。第1アーム部11は、第1関節21を中心に回動することで、基準状態である起立状態(例えば鉛直状態)から前側へと傾倒することができる。この単体移動式の場合、吸引機と吸引アーム1とを通気管を介して直接接続することができるので、弁装置6を省略することができる。
本発明の実施形態は、上述した構成及び手順に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形例としてもよい。
1 吸引アーム
10 固定用ポール
11 第1アーム部
12 第2アーム部
13 第3アーム部
14 第4アーム部
14a 第1エルボ
14b 第2エルボ
14c 第3エルボ
15 ヘッド部
16 吸引口
17 ハンドル
18 吸引スイッチ
21 第1関節
22 第2関節
23 第3関節
24a 第1リンク軸関節
24b 第1オフセット関節
24c 第2オフセット関節
24d 第2リンク軸関節
3 反力機構
30 弾性部材
31 スプリング
32 連結部材
33 ワイヤ部材
35 従動プーリー
40 調整部材
41 調整プレート
41a 上縁部
42 溝部
6 弁装置
50、51 通気管

Claims (4)

  1. 所定の固定部位に取り付けられ、複数の関節を介して互いに相対回動自在に連結された複数のアーム部と、
    前記複数のアーム部の先端に連結され、先端側が開口されたヘッド部と、を備え、
    前記複数のアーム部は、
    前記固定部位の先端部に第1関節を介して連結され、前記第1関節を中心に回動して基準状態から傾倒する第1アーム部を含み、
    前記第1アーム部は、
    前記第1アーム部が傾倒したときに、前記第1アーム部に対して前記基準状態へと復帰する方向に反力を付与する反力機構を備え、
    前記反力機構は、前記第1アーム部の傾倒角度の増加に対して前記反力を非線形的に増加させる
    歯科用口腔外吸引アーム。
  2. 前記反力機構は、
    前記第1アーム部の傾倒角度の増加に応じて変位することにより、前記反力としての引張力を生成する弾性部材と、
    前記第1アーム部の傾倒角度に応じて、前記弾性部材に対して追加的な変位を与える調整部材と、を備える
    請求項1記載の歯科用口腔外吸引アーム。
  3. 前記弾性部材は、
    前記第1アーム部の先端側の第1固定点に取り付けられ、前記第1アーム部の長手方向に沿って配索される弾性体と、
    前記弾性体の下端に取り付けられ、前記第1アーム部の基端側の第2固定点に回転自在に設けられた従動プーリーを経由して、第3固定部まで配索されるワイヤ部材と、を備える
    請求項2記載の歯科用口腔外吸引アーム。
  4. 前記第1アーム部の傾倒に応じて前記従動プーリーが移動することで、前記従動プーリーから前記第3固定部に至る前記ワイヤ部材が前記調整部材に接触し、前記従動プーリーから前記第3固定部に至る前記ワイヤ部材の配策長が、前記調整部材の形状に倣うように増加する
    請求項3記載の歯科用口腔外吸引アーム。
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