JP2023160887A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ショートカットを利用して画像処理を実行する際の利便性の低下を抑制することができる画像処理装置および画像処理方法を提供すること。【解決手段】ショートカット情報351に含まれる複数の設定項目から、特定の設定項目として「出力サイズ」を抽出し(S5)、「出力サイズ」のシートがあるか否かを判断する(S7)。「出力サイズ」のシートがない場合には、「出力サイズ」のサイズを変更してショートカットを実行させるための変更UI画面D4を表示する。【選択図】図3

Description

本発明は、画像処理装置および画像処理方法に関するものである。
従来より、予め登録されている画像処理に関する設定値を、ショートカットで呼び出すことができる機能を備えた画像処理装置がある。特許文献1には、例えば画像形成用の用紙サイズなどの画像形成条件(設定値)に従って画像を形成できるか否かを判断し、画像を形成できる場合には、表示部に表示される、当該画像形成条件に対応するキー部(ショートカット)をユーザが視認しやすい第1濃度で表示し、画像を形成できない場合には、当該画像形成条件に対応するキー部を第1濃度より薄い濃度で表示する画像形成装置が記載されている。これによれば、所望のサイズの用紙が不足している場合には、対応するキー部を用いた画像形成が実行できないことをユーザは把握することができる。
特開2003-150009号公報
ところで、ショートカットが選択されることによって値を呼び出される画像処理に関する項目は、用紙サイズの他にも、例えば画像処理による出力物の色、画質、倍率など複数ある。ここで例えば上記したように、ショートカットの選択によって呼び出される値に対応するサイズの用紙が不足していると、画像処理を実行できない。ユーザは、不足しているサイズの用紙を補充することによって当該ショートカットを用いた画像処理を実行できるようにすることができる。しかしながら、ユーザは、不足しているサイズの用紙を補充するのではなく、画像処理装置が他のサイズの用紙を利用できる状態にあるのであれば、用紙サイズ以外の項目に関しては当該ショートカットに対応付けられている値で画像形成を実行させ、このときの画像形成に用いる用紙のみ、利用できるサイズに変更したい場合もある。この場合に、用紙サイズの項目のみが、当該ショートカットに対応付けられているサイズと異なる、画像処理装置で利用できる他のサイズを設定されており、且つ、用紙サイズの項目以外の項目に設定されている値は当該ショートカットに対応付けられて設定されている値と同じであるショートカットが別に登録されていれば、当該別のショートカットを選択して画像処理を実行することができるが、当該別のショートカットが登録されていない場合には、用紙サイズを含めた複数の項目に関して設定を行ってから画像処理を実行したりする必要があり、ユーザが煩わしく感じるおそれがある。
本願は、上記の課題に鑑み提案されたものであって、ショートカットを利用して画像処理を実行する際の利便性の低下を抑制することができる画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
本願に係る画像処理装置は、筐体と、筐体に設けられたタッチパネルと、筐体の内部に設けられた画像処理部と、制御部と、メモリと、を備え、制御部は、タッチパネルから受け付ける命令に応じて、画像処理部の制御に関わる複数の設定項目にそれぞれ対応させて、画像処理部の制御に用いられる情報をメモリに記憶させる処理と、ショートカットをタッチパネルに表示する処理と、タッチパネルに表示されるショートカットに設定されている複数の設定項目のうち、特定の設定項目を抽出する抽出処理と、ショートカットの表示
中にショートカットの選択を示す信号を検出したとき、抽出した特定の設定項目に対応させてメモリに記憶させている情報と異なる情報である変更情報を用いるか否かを、選択するように促す画面をタッチパネルに表示する処理と、画面の表示中にタッチパネルからの命令が変更情報を用いる命令であるとき、変更情報と、特定の設定項目以外の設定項目に対応させてメモリに記憶させている情報とを用いて、画像処理部を制御する制御処理と、を実行することを特徴とする。
このようにすると、ユーザはショートカットに設定されている複数の設定値のうちの特定の設定項目に関して、特定の設定項目に対応させてメモリに記憶させている情報とは異なる情報を用いて簡易に機能を実行させることができる。
本願によれば、ショートカットを利用して画像処理を実行する際の利便性の低下を抑制することができる画像処理装置および画像処理方法を提供することができる。
MFPの外観を示す斜視図である。 MFPの電気的構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るショートカット生成処理の処理内容を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るショートカット実行処理の処理内容を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るタッチパネルの表示画面の遷移を説明する図である。 第1実施形態に係るショートカット更新処理の処理内容を示すフローチャートである。 第1実施形態のショートカット更新処理に係るタッチパネルの表示画面の遷移を説明する図である。 第2実施形態に係るショートカット生成実行処理の処理内容を示すフローチャートである。
[第1実施形態]
<MFPの構成>
以下、本願の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。MFP(Multi FunctionPeripheral)10は、印刷機能、コピー機能、スキャナ機能、FAX送信機能、FAX受信機能を備える複合機である。以下の説明において、方向は、MFP10を使用するユーザを基準にした方向で説明する。即ち、図1で右手前側を「前」、左奥側を「後」とし、斜め右側を「右」、斜め左側を「左」とし、上側を「上」、下側を「下」とする。図1に示す様に、MFP10は、筐体11、原稿台カバー21、ADF(Auto Document Feeder)23、給紙トレイ17,18、排紙トレイ19、操作パネル12、およびUSBレセプタクル43などを備えている。筐体11は略箱型であり、上部に原稿台(不図示)を覆う原稿台カバー21が設置されている。原稿台カバー21は後方に不図示の回動軸を有し、上方に回動することができる。MFP10は原稿台の下側にイメージセンサ(不図示)を備えており、原稿台が支持する原稿に対して、イメージスキャナを相対的に移動させて、原稿を読み取る。
原稿台カバー21の左側上面に、ADF23が設置されている。ADF23は、ADFカバー23aおよびイメージスキャナ(不図示)などを有している。ADFカバー23aは、右端部に不図示の回動軸を有し、上方に回動することができる。ADFカバー23aは、図1に示す閉位置と、上方に回動し、回転軸から上方に向かってやや傾斜する開位置
とに位置することができる。開位置のADFカバー23aは、上面で原稿を支持する。ADF23は、開位置のADFカバー23aが支持する原稿を、開口部(不図示)から取り込み、イメージスキャナに対して原稿を相対的に移動させて、原稿を読み取り、原稿を原稿台カバー21の上面に排出する。
操作パネル12はタッチパネル41、電源ボタン(不図示)、およびテンキー(不図示)などの操作ボタンなどを有している。操作パネル12およびUSBレセプタクル43は筐体11の上面の前側に設置されている。USBレセプタクル43はUSB規格のレセプタクルである。
給紙トレイ17,18は、筐体11前面の下側に上下に並んで脱着可能に設置されている。排紙トレイ19は、筐体11の前面に対し、内部へ凹んで設置されている。また、筐体11の内部に、給送部(不図示)、画像形成部37(図2)、排出部(不図示)が設置されている。給紙トレイ17または給紙トレイ18に支持されているシートは、給送部により画像形成部37に搬送される。画像形成部37はシートに画像を形成する。排出部は、画像形成したシートを排紙トレイ19へ排出する。尚、給紙トレイ17にはA4サイズのシートがあるものとし、給紙トレイ17にはB5サイズのシートがあるものとする。
<MFPの電気的構成>
次に、図2を用いて、MFP10の電気的構成について説明する。MFP10は、図1に示した構成の他に、CPU32、RAM33、ROM34、NVRAM(不揮発性メモリ)35、画像形成部37、画像読取部38、FAX通信部39、ユーザインターフェース40、USBインターフェース42、ネットワークインターフェース44、原稿センサ、第1シートセンサ、第2シートセンサなどを備えている。尚、図2では、原稿センサ、第1シートセンサ、第2シートセンサを総称してセンサ50と記載している。ROM34は、後述するショートカット生成処理およびショートカット実行処理などの処理を実行するためのプログラムを記憶しており、CPU32は、ROM34から読み出したプログラムに従って、その処理結果をRAM33に記憶させながらバス31で接続されている各部の制御を行う。NVRAM35にはショートカット情報351(後述)、トレイ情報352、および変更回数カウンタ値353が記憶されている。トレイ情報352には、給紙トレイ17にあるシートのサイズがA4サイズであり、給紙トレイ18にあるシートのサイズがB5サイズであるとの情報が含まれている。変更回数カウンタ値353は、後述するショートカット更新処理にて使用される値である。
画像形成部37は、例えば印刷ジョブに従って、電子写真方式によりシートにカラーまたはモノクロの画像を印刷する。画像形成部37は、不図示の、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色に対応する4つのプロセスカートリッジ、露光部、転写ローラ、定着部等を有している。プロセスカートリッジの各々は、不図示の、感光体ドラム、現像ローラ、トナー収容室などを有している。露光部は感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する。現像ローラは、静電潜像にトナーを供給し、トナー像を形成する。転写ローラは、トナー像をシートに転写する。定着部はトナーをシートに熱定着させる。
画像読取部38は、原稿台下のイメージスキャナもしくはADF23が有するイメージスキャナにより、原稿の画像を読み取って読取データを生成する。
FAX通信部39は、接続している不図示の電話回線を介して、他のFAX通信機器との間でFAXデータの送受を行う。ユーザインターフェース40は、各種の設定画面や装置の動作状態等をタッチパネル41に表示する。また、ユーザがタッチパネル41および操作ボタンに対して行う操作に応じた信号をCPU32へ出力する。USBインターフェース42は、USBレセプタクル43に接続されたUSB対応の記憶媒体に対して、US
B規格に沿ったデータの読み出しおよび書き込みを行う。USB対応の記憶媒体とは、例えば、USBメモリなどである。ネットワークインターフェース44は、例えば無線LAN通信を行い、無線LANに接続されている不図示のPCおよびサーバなどと通信を行う。
原稿センサは、ADF23の開口部に原稿が有るか否かを例えば所定時間毎に検出し、原稿が有る事を検出すると、原稿がセットされた事を示す検出信号をCPU32へ出力する。第1シートセンサおよび第2シートセンサは、各々給紙トレイ17,18にあるシートの残枚数に応じた検出信号をCPU32へ出力する。
印刷機能とは、例えば、ネットワークインターフェース44を介して例えばPCから送信された印刷ジョブ、USBインターフェース42を介してUSBメモリなどから読み出した記録データなどを画像形成部37によりシートに印刷する機能である。コピー機能とは、例えば、画像読取部38により生成された読取データを画像形成部37によりシートに印刷する機能である。スキャン機能とは、例えば、画像読取部38により生成された読取データを、ネットワークインターフェース44を介して例えばPC、サーバなどへ送信する、あるいは、USBインターフェース42を介してのUSBメモリなどへの書込みする機能である。FAX受信機能とは、FAX通信部39を介して受信したFAX受信データを画像形成部37によりシートに印刷する、ネットワークインターフェース44を介して例えばPCへ送信する、USBインターフェース42を介してUSBメモリなどへ書き込む機能である。FAX送信機能とは、例えば、画像読取部38が生成した読取データ、ネットワークインターフェース44を介して例えばPCから送信された送信データ、USBインターフェース42を介してUSBメモリなどから読み出した記録データを、FAX通信部39を介して送信する機能である。
ショートカット情報351は、「ショートカット名」、「機能」、および複数の設定項目などの項目に対する値が1組の情報として構成された情報である。CPU32は、ユーザがタッチパネル41に対して行う操作に応じて、ショートカット情報351を作成し、NVRAM35に記憶させる処理(「タッチパネルから受け付ける命令に応じて、画像処理部の制御に関わる複数の設定項目にそれぞれ対応させて、画像処理部の制御に用いられる情報をメモリに記憶させる処理」の一例、「ショートカット登録処理」の一例)を実行する。「ショートカット名」とは、ユーザがショートカットを判別するために付与する名前である。「機能」とは、上記した、印刷機能、コピー機能、スキャン機能、FAX送信機能、FAX受信機能などである。複数の設定項目は、具体的には、「サイズ」、「品質」、「色」などがあり、「機能」の値によって、具体的な項目は異なる。例えば、「機能」の値が(コピー)であれば、「出力サイズ」、「品質」、「色」の他に、「コピー枚数」、「両面印刷」などが設定項目となる。また、例えば、「機能」の値が(スキャン)であれば、「読み取りサイズ」、「品質」、「色」の他に、「拡大縮小」などが設定項目となる。尚、変更回数カウンタ値353は、「ショートカット名」および「カウント値」の項目に対する値が1組の情報として構成され情報であり、当該「ショートカット名」はショートカット情報351の「ショートカット名」に関連づけられている。ショートカット情報351の1組の情報が作成された際に、対応する変更回数カウンタ値353の「カウント値」の値は初期値にセットされる。
ここで、ショートカット情報351には8組の情報が含まれているものとする。8組の情報の「ショートカット名」の値は、(A4原稿カラーコピー)(100枚モノクロコピー)(○○様へFAX)(カラー原稿スキャン)(USBへ原稿スキャン)(両面コピー高画質)(USBから印刷)(受信FAX印刷)である。
(A4原稿カラーコピー)のショートカットは「機能」の値が(コピー)、「出力サイ
ズ」の値が(A4)、「品質」の値が(きれい)、「色」の値が(カラー)、「コピー枚数」の値が(1枚)、「両面印刷」の値が(あり)である。
(100枚モノクロコピー)のショートカットは「機能」の値が(コピー)、「出力サイズ」の値が(B5)、「品質」の値が(ふつう)、「色」の値が(モノクロ)、「コピー枚数」の値が(100枚)、「両面印刷」の値が(なし)である。
(○○様へFAX)のショートカットは「機能」の値が(FAX送信)、「送信先」の値が(○○様)である。
(カラー原稿スキャン)のショートカットは「機能」の値が(スキャン)、「読み取りサイズ」の値が(A4)、「品質」の値が(きれい)、「色」の値が(カラー)、「拡大縮小」の値が(なし)、「出力先」の値が(サーバ)である。
(USBへ原稿スキャン)のショートカットは「機能」の値が(スキャン)、「読み取りサイズ」の値が(A4)、「品質」の値が(きれい)、「色」の値が(カラー)、「拡大縮小」の値が(なし)、「出力先」の値が(USBメモリ)である。
(両面コピー高画質)のショートカットは「機能」の値が(コピー)、「出力サイズ」の値が(B5)、「品質」の値が(きれい)、「色」の値が(カラー)、「コピー枚数」の値が(1枚)、「両面印刷」の値が(あり)である。
(USBから印刷)のショートカットは「機能」の値が(印刷)「読み出し先」の値が(USBメモリ)である。
(受信FAX印刷)のショートカットは「機能」の値が(FAX受信)「出力」の値が(印刷)である。
<ショートカット生成処理>
次に、CPU32が実行するショートカット生成処理について、図3,5を用いて説明する。CPU32は、MFP10の電源がONされると、ショートカット生成処理を開始する。まず、CPU32は、図5に示すメインメニュー画面D1をタッチパネル41に表示するようにユーザインターフェース40に指示する。メインメニュー画面D1では領域D11に「コピー」ボタン、「スキャン」ボタン、および「FAX」ボタンが表示される。また、「ショートカット」ボタンD12が表示される。ユーザは、ボタンを選択することによって、選択したボタンに対応する機能を実行させることができる。尚、ユーザが「ショートカット」ボタンD12を選択した場合には、ショートカット情報351に含まれるショートカットの一覧が表示される。ここでは、ユーザはボタンの選択は行わずに、コピーするためにADF23に原稿をセットしたものとする。
CPU32は、所定時間毎に、原稿センサから出力される検出信号を受信したかを確認し、原稿センサからの検出信号を受信すると(図3、S1)、検出信号に基づいて、ショートカット情報351に含まれる情報のうち、表示すべきショートカットを判別する(S3)。検出信号は、原稿センサから出力されたものであるため、画像読取部38の動作を要するショートカットを判別する。具体的には、(A4原稿カラーコピー)(100枚モノクロコピー)(○○様へFAX)(カラー原稿スキャン)(USBへ原稿スキャン)(両面コピー高画質)が、画像読取部38の動作を要するショートカットであると判別する。
次に、CPU32はショートカット情報351に含まれる複数の設定項目から、特定の設定項目を抽出する(S5)。ここで、MFP10は第1シートセンサおよび第2シートセンサを備えているため、複数の設定項目から、「出力サイズ」を特定の設定項目として抽出する。次に、CPU32はショートカットをエラーなく実行できるか否かを判断するために、「出力サイズ」のシートがあるか否かを判断する。まず、第1シートセンサの検出信号により、給紙トレイ17にA4サイズのシートがあるか否かを判断する(S7)。A4サイズのシートがあると判断することに応じて(S7:YES)、次に、第2シートセンサの検出信号により、給紙トレイ18にB5サイズのシートがあるか否かを判断する
(S8)。B5サイズのシートがあると判断することに応じて(S8:YES)、ステップS3で判別したショートカットはすべて実行可能であることを示す表示情報をRAM33に記憶し(S12)、ステップS9へ進む。一方、B5サイズのシートがないと判断することに応じて(S8:NO)、「出力サイズ」の値が(A4)のショートカットは実行可能であり、「出力サイズ」の値が(B5)のショートカットは実行不可能であることを示す表示情報をRAM33に記憶し(S10)、ステップS9へ進む。
一方、A4のシートがないと判断することに応じて(S7:NO)、次に、CPU32は第2シートセンサの検出信号により、給紙トレイ18にB5サイズのシートがあるか否かを判断する(S11)。B5サイズのシートがあると判断することに応じて(S11:YES)、「出力サイズ」の値が(A4)のショートカットは実行不可能であり、「出力サイズ」の値が(B5)のショートカットは実行可能であることを示す表示情報をRAM33に記憶し(S13)、ステップS9へ進む。一方、B5サイズのシートがないと判断することに応じて(S11:NO)、ステップS3で判別したショートカットはすべて実行不可能であることを示す表示情報をRAM33に記憶し(S15)、ステップS9へ進む。ステップS9では、CPU32はRAM33が記憶している表示情報に基づいて、タッチパネル41に表示するためのUI(User Interface)画面データを生成し、ユーザインターフェース40へ送信し(S9)、処理を終了する。ユーザインターフェース40はUI画面データを受信すると、タッチパネル41にUI画面データに基づいた画面を表示する。
例えば、ステップS15を実行した場合には、CPU32は、図5に示すショートカット選択画面D2を表示するためのUI画面データを生成する。ステップS15の場合とは、A4サイズのシートおよびB5サイズのシートが無い場合であるので、ショートカット選択画面D2では「機能」の値が(コピー)であるショートカットである(A4原稿カラーコピー)(100枚モノクロコピー)(両面コピー高画質)の各々に対応するボタンD21,D22,D26が選択不可能であることを明示するための灰色での表示である、所謂グレーアウト表示される。また、シートが無くでも実行可能なショートカットである、(○○様へFAX)(カラー原稿スキャン)(USBへ原稿スキャン)(両面コピー高画質)の各々に対応するボタンD23,D24,D25が選択可能であることを明示するために黒色で表示される。また、「メインメニュー」ボタンD27が表示される。
また、例えば、ステップS13を実行した場合には、CPU32は、図5に示すショートカット選択画面D3を表示するためのUI画面データを生成する。ステップS13の場合とは、A4サイズのシートが無く、B5サイズのシートが有る場合であるので、ショートカット選択画面D3では「機能」の値が(コピー)であるショートカットのうち、「出力サイズ」の値が(A4)である(A4原稿カラーコピー)に対応するボタンD31に差分マークD311が付加されて表示される。差分マークD311は、ここでは、差分マークD311を、エクスクラメーションマークとしている。また、「機能」の値が(コピー)であるショートカットのうち、「出力サイズ」の値が(B5)である(100枚モノクロコピー)(両面コピー高画質)に対応するボタンであるボタンD32,D36が黒色で表示される。また、シートが無くでも実行可能なショートカットである、(○○様へFAX)(カラー原稿スキャン)(USBへ原稿スキャン)の各々に対応するボタンD33,D34,D35が黒色で表示される。また、「メインメニュー」ボタンD37が表示される。
差分マークD311は、対象のショートカットに関するショートカット情報351の値の一部を変更すれば、対象のショートカットを実行できることを示すマークである。ここでは、対象のショートカットである(A4原稿カラーコピー)の「出力サイズ」の値を(A4)から(B5)へ変更すれば、ショートカットを実行することができるため、CPU
32は(A4原稿カラーコピー)に対応するボタンD31に差分マークD311を付加したUI画面データを作成する。これにより、ユーザは、予め設定していた「出力サイズ」でのコピーはできないものの、値を変更すればコピーできることを認識することができる。
次に、「出力サイズ」の値を変更して、B5サイズでのコピーをしたいユーザが、ボタンD31を選択した場合に、CPU32が実行するショートカット実行処理について、図4,5を用いて説明する。
CPU32は、差分マークありのボタンであるボタンD31が選択されると、図4に示すショートカット実行処理を開始する。まず、CPU32は、図5に示す変更UI画面D4を表示するための変更UI画面データを生成し、ユーザインターフェース40へ出力する(S23)。ユーザインターフェース40は、変更UI画面データを受信すると、変更UI画面を表示する。変更UI画面D4では、領域D41に「下記項目を変更して実行しますか?」および「出力用紙サイズ:A4→B5」のメッセージとともに、「変更して実行」ボタンおよび「キャンセル」ボタンが表示される。また、変更UI画面D4の右下には「メインメニュー」ボタンD42が表示される。
次に、CPU32は「変更して実行」ボタンが選択されたか否かを判断する(S25)。所定時間以内に「変更して実行」ボタンが選択された場合、「変更して実行」ボタンが選択されたとCPU32は判断する(S25:YES)。CPU32は「変更して実行」ボタンが選択されたと判断すると(S25:YES)、「出力サイズ」の値をB5に変更して、ショートカットを実行し(S27)、処理を終了する。ショートカットを実行するとは、詳しくは、CPU32が「出力サイズ」の値を(B5)として、その他の項目の値はショートカット情報351に含まれる(A4原稿カラーコピー)に関する値として、画像読取部38が生成した読取データを画像形成部37に画像形成させる処理を実行することである。ユーザは、変更UI画面D4を選択することで、予め登録していたショートカット情報351の「出力サイズ」のみを変更して、コピーを実行させることができる。コピーに関わる複数の項目のすべてを設定し直すよりも簡易にコピーを実行させることができる。
一方、「変更して実行」ボタンが選択されなかったと判断すると(S25:NO)、ユーザにショートカットを再度選択させるため、CPU32はユーザインターフェース40にショートカット選択画面D3(図5)への復帰を指示し(S31)、処理を終了する。
次に、ショートカット更新処理について図6、7を用いて説明する。CPU32は、ショートカット実行処理のステップS27を実行すると、実行したショートカットを対象として、ショートカット更新処理を開始する。まず、CPU32は値を変更してのショートカットを実行した回数が所定数以上であるか否かを、変更回数カウンタ値353に基づき判断する(S63)。変更回数カウンタ値353の対応する「カウント値」の値が所定数以上であると判断すると(S63:YES)、図7に示す更新UI画面D5を表示するためのUI画面データを生成し、ユーザインターフェース40へ出力する(S65)。ユーザインターフェース40はUI画面データを受信すると、更新UI画面D5をタッチパネル41に表示する。更新UI画面D5では、「「A4原稿カラーコピー」の設定を更新しますか?」および「出力用紙サイズ:A4→B5」のメッセージとともに、「変更する」ボタンおよび「変更しない」ボタンが表示される。
次に、「変更する」ボタンが選択されたか否かを判断する(S67)。CPU32は、所定時間以内に「変更する」ボタンが選択された場合、「変更する」ボタンが選択されたと判断する(S67:YES)。「変更する」ボタンが選択されたと判断すると(S67
:YES)、変更内容を内部メモリであるRAM33に保存する(S69)。詳しくは、「出力サイズ」の値が(B5)であることを示す情報をRAM33に記憶させる。次に、変更回数カウンタ値353の対応する「カウント値」の値をリセットする(S71)。次に、図7に示すショートカット名変更UI画面D6を表示するためのUI画面データを生成し、ユーザインターフェース40へ出力する(S73)。ユーザインターフェース40は、UI画面データを受信すると、ショートカット名変更UI画面D6をタッチパネル41に表示する。ショートカット名変更UI画面D6では、「「A4原稿カラーコピー」のショートカット名を更新しますか?」のメッセージと、テキストボックスD61と、「変更する」ボタンおよび「変更しない」ボタンとが表示される。図7では、テキストボックスD61にショートカット情報351での「ショートカット名」の値である(A4原稿カラーコピー)を予め入力して表示している例を示している。「ショートカット名」の値を変更したいユーザは、タッチパネル41などを操作して、テキストボックスD61に例えば「B5原稿カラーコピー」と入力した後、「変更する」ボタンを選択する。
次に、CPU32は「変更する」ボタンが選択されたか否かを判断する(S75)。CPU32は、所定時間以内に「変更する」ボタンが選択された場合、「変更する」ボタンが選択されたと判断する(S75:YES)。「変更する」ボタンが選択されたと判断すると(S75:YES)、対象のショートカットに関わる「ショートカット名」の値をテキストボックスD61に入力された値として、ステップS69で記憶させた情報により「出力サイズ」の値を(B5)として、ショートカット情報351を更新し(S77)、処理を終了する。一方、「変更する」ボタンが選択されなかったと判断すると(S75:NO)、対象のショートカットに関わる「出力サイズ」の値を(B5)としてショートカット情報351を更新し、「ショートカット名」の値は更新せずに(S79)、処理を終了する。ユーザは、頻繁に変更して使用するショートカットに関して、頻繁に使用する値へショートカット情報351を簡易に更新することができる。
一方、変更回数カウンタ値353の対応する「カウント値」の値が所定数以上でないと判断すると(S63:NO)、変更回数カウンタ値353の対応する「カウント値」の値をインクリメントして(S81)、ステップS83へ進む。また、更新UI画面D5の「変更する」ボタンが選択されていないと判断すると(S67:NO)、ステップS83へ進む。ステップS83では、CPU32は、ユーザインターフェース40にメインメニュー画面D1(図5)を表示するように指示して、処理を終了する。
ここで、MFP10は画像処理装置の一例であり、画像形成部37、画像読取部38、およびFAX通信部39は画像処理部の一例であり、NVRAM35はメモリの一例である。また、ステップS9は「ショートカットをタッチパネルに表示する処理」の一例であり、ステップS5,S7,S8,S10,S11,S12,S13,S15は、抽出処理の一例であり、ステップS23は「抽出した特定の設定項目に対応させてメモリに記憶させている情報と異なる情報である変更情報を用いるか否かを、選択するように促す画面をタッチパネルに表示する処理」の一例であり、ステップS27は制御処理の一例である。また、第1シートセンサおよび第2シートセンサは検出器の一例であり、給紙トレイ17,18はシート支持部の一例である。
以上、説明した第1実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)ユーザはショートカット情報351にて予め設定されている、ショートカット名が(A4カラーコピー)であるショートカットの項目のうち、特定の設定項目である「出力サイズ」の値を、変更UI画面D4にてシートが無い(A4)サイズのシートから、シートが有る(B5)サイズのシートへ変更して、簡易にコピーを実行させることができる。
(4)(5)CPU32は、ステップS5において、ショートカットに関わる項目のうち、第1シートセンサおよび第2シートセンサを用いて、項目に対する値の状態を検出することができる項目である「出力サイズ」を特定の設定項目として抽出する。また、ステップS7,S8,S11において、第1シートセンサおよび第2シートセンサの検出信号により、「出力サイズ」の値でのショートカットがエラーなく実行できるか否かを判断する。これにより、CPU32は、給紙トレイ17,18に無いシートのサイズが、ショートカット情報351の値となっているショートカットについて差分マークD311を付加して、ショートカット選択画面D3を表示させることができる。
(8)CPU32は「出力サイズ」の値である(A4)サイズのシートが給紙トレイ17に無い場合には、「出力サイズ」の値が(A4)である(A4原稿カラーコピー)に対応するボタンD31に差分マークD311を付加して表示させる。これにより、ユーザは、特定の設定項目の値を変更してショートカットを実行できることを認識し易くなることができる。
(9)ショートカット更新処理において、CPU32は所定数以上変更して実行されたショートカットに関するショートカット情報351の値を更新する。これにより、ユーザは頻繁に値を変更するショートカットについて、簡易にショートカット情報351の値を更新し、更新されたショートカットを利用することができる。(10)また、ショートカット更新処理のステップS77において、CPU32は「ショートカット名」の値の更新を受付ける。これにより、ユーザは「ショートカット名」の値を最適な値に簡易に更新することができる。
[第2実施形態]
次に、図8を用いて、第2実施形態のショートカット生成実行処理について説明する。第2実施形態のMFP10は第1シートセンサおよび第2シートセンサが無く、原稿センサは原稿のサイズも検出するものとする。詳しくは、原稿センサは、ADF23の開口部に原稿が有るか否かを例えば所定時間毎に検出し、原稿が有る場合には、A4サイズもしくはB5サイズに応じた検出信号をCPU32へ出力するものとする。その他の構成は、第1実施形態のMFP10と同様であるため、説明を省略する。
CPU32は、MFP10の電源がONされると、ショートカット生成実行処理を開始する。まず、CPU32は、図5に示すメインメニュー画面D1をタッチパネル41に表示するようにユーザインターフェース40に指示する。ここでは、ユーザはタッチパネル41のボタンの選択は行わずに、スキャンするためにADF23にB5サイズの原稿をセットしたものとする。
CPU32は、所定時間毎に、原稿センサから出力される検出信号を受信したかを確認し、原稿センサからの検出信号を受信すると(図8、S41)、検出信号に基づいて、ショートカット情報351に含まれる情報のうち、ステップS3と同様に、表示すべきショートカットを判別する(S43)。次に、CPU32はショートカット情報351に含まれる複数の設定項目から、特定の設定項目を抽出する(S45)。ここで、MFP10はサイズを検出可能な原稿センサを備えているため、複数の設定項目から、「読み取りサイズ」を特定の設定項目として抽出する。次に、CPU32は検出信号に基づき、原稿サイズはB5であるか否かを判断する(S47)。原稿サイズはB5であると判断すると(S47:YES)、「読み取りサイズ」の値が(A4)のショートカットに差分マークを付加することを示す表示情報をRAM33に記憶し(S49)、ステップS51へ進む。一方、原稿サイズはB5でないと判断すると(S47:NO)、「読み取りサイズ」の値が(B5)のショートカットに差分マークを付加することを示す表示情報をRAM33に記憶し(S50)、ステップS51へ進む。
ステップS51では、CPU32はRAM33が記憶している表示情報に基づいて、タッチパネル41に表示するためのUI画面データを生成し、ユーザインターフェース40へ送信する(S51)。ユーザインターフェース40はUI画面データを受信すると、タッチパネル41にUI画面データに基づいたUI画面を表示する。UI画面では、ショートカット選択画面D3と同様に、各ショートカットに対応するボタンなどが表示される。また、表示情報に基づいて、該当するボタンに差分マークが付加して表示される。例えば、ステップS49を実行した場合には、「読み取りサイズ」の値が(A4)である(カラー原稿スキャン)および(USBへ原稿スキャン)のショートカットに対応する「カラー原稿スキャン」ボタンおよび「USBへ原稿スキャン」ボタンに差分マークが付加されて表示される。ここで、ユーザが、「カラー原稿スキャン」ボタンを選択したものとする。
CPU32は、「カラー原稿スキャン」ボタンが選択されると、変更UI画面データを生成し、ユーザインターフェース40へ出力する(S51)。ユーザインターフェース40は、変更UI画面データを受信すると、変更UI画面を表示する。変更UI画面では、「下記項目を変更して実行しますか?」および「読み取りサイズ:A4→B5」のメッセージとともに、「変更して実行」ボタンおよび「変更せずに実行」ボタンが表示される。尚、対象のショートカットの機能はスキャンであるため、「読み取りサイズ」の値が(A4)のままでも、CPU32はショートカットをエラーなく実行することができると判断するため、「変更せずに実行」ボタンを表示させる。次に、CPU32は「変更して実行」ボタンが選択されたか否かを判断する(S53)。所定時間以内に「変更して実行」ボタンが選択された場合、「変更して実行」ボタンが選択されたとCPU32は判断する(S53:YES)。CPU32は「変更して実行」ボタンが選択されたと判断すると(S53:YES)、「読み取りサイズ」の値をB5に変更して、ショートカットを実行し(S55)、処理を終了する。一方、「変更して実行」ボタンが選択されなかったと判断すると(S53:NO)、「読み取りサイズ」の値をA4のまま、ショートカットを実行し(S57)、処理を終了する。尚、「読み取りサイズ」の値をB5に変更して、ショートカットを実行するとは、詳しくは、CPU32が「読み取りサイズ」の値を(B5)として、その他の項目の値はショートカット情報351に含まれる(カラー原稿スキャン)に関する値として、画像読取部38が生成した読取データをネットワークインターフェース44に送信させる処理を実行することである。
ここで、原稿センサは検出器の一例であり、ADF23は原稿支持部の一例である。また、ステップS51は「ショートカットをタッチパネルに表示する処理」の一例であり、ステップS45,S47,S49,S50は、抽出処理の一例であり、ステップS51は「抽出した特定の設定項目に対応させてメモリに記憶させている情報を用いるか、抽出した特定の設定項目に対応させてメモリに記憶させている情報と異なる情報を用いるかを、選択するように促す画面をタッチパネルに表示する処理」の一例であり、ステップS55は制御処理の一例である。
以上、説明した第2実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)ユーザはショートカット情報351にて予め設定されている、ショートカット名が(カラー原稿スキャン)であるショートカットの項目のうち、特定の設定項目である「読み取りサイズ」の値を、変更UI画面にて(A4)サイズから(B5)サイズへ変更して、簡易にスキャンを実行させることができる。
(2)(3)CPU32は、ステップS45において、ショートカットに関わる項目のうち、原稿センサを用いて、項目に対する値を検出することができる項目である「読み取りサイズ」を特定の設定項目として抽出する。また、ステップS47,S49,S50において、原稿センサの検出信号により、「原稿サイズ」の値と検出信号が検出したサイズ
が対応しているか否かを判断する。これにより、CPU32はUI画面にて、「読み取りサイズ」の値が(B5)サイズである場合には、「読み取りサイズ」が(A4)であるショートカット対応するボタンに差分マークを付加して表示させ、「読み取りサイズ」の値が(B5)サイズでない場合には、「読み取りサイズ」が(B5)であるショートカットに対応するボタンに差分マークを付加して表示させることができる。
[変形例]
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
第1実施形態では、ステップS5にて、第1シートセンサおよび第2シートセンサを備えているため、「出力サイズ」を特定の設定項目とすると説明した。これに限定されず、ショートカット情報351の項目のうち、どれを特定の設定項目とするかを、例えばNVRAM35などに、予め、記憶しておく構成としても良い。このようにすれば、ユーザは、ショートカットの実行の際に、都度、特定の設定項目の値を変更することができる。特に、センサを備えないMFPの場合、センサを用いて検出することができない項目について、ショートカット情報351に設定されている値と所望の値とが合っているか否かをユーザは確認することができる。どれを特定の設定項目とするかをMFPの出荷時に予め記憶しておく構成としても良いし、ユーザが設定できる構成としても良い。例えば、CPU32は、タッチパネル41に「特定の設定項目を選択して下さい」のメッセージとともに、複数の設定項目に対応するボタンを表示する設定画面を表示させる設定受付処理を実行し、設定受付処理にて、ユーザに選択されたボタンに対応する項目を特定の設定項目としてNVRAM35に記憶させる記憶処理を実行する構成とすると良い。このようにすれば、ユーザは、例えば、ショートカットキーを使用する際に確認したい設定項目について、特定の設定項目として自由に記憶させることができる。
また、第1実施形態では、「画像処理の実行が制限される」例として、コピーの際のシートの残枚数について説明したが、これに限定されない。例えば、MFPがトナー収容室のトナー残量を検出するトナーセンサを備える構成の場合には、トナーの残量が少なく、例えばコピーなどの印刷が制限される場合には、例えば「コピー枚数」を特定の設定項目としても良い。また、例えばブラック以外のトナーの残量は多く、ブラックのトナーの残量が少ない場合などに「色」を特定の設定項目として、(カラー)と(モノクロ)との何れかを判断して差分マークを表示する構成としても良い。また、供給される電力が制限されている場合などに、「画質」を特定の設定項目としても良い。また、USBメモリが装着されていない場合などに、「出力先」を特定の設定項目としても良い。
また、ステップS1は、ADF23における検出に基づく処理であると説明したが、原稿台における検出に基づく処理でも良く、両方を検出する構成としても良い。
また、第1実施形態では第1シートセンサおよび第2シートセンサを備える構成、第2実施形態では原稿センサを備える構成について説明したが、これに限定されない。MFPが複数のセンサを備える場合には、検出可能なすべての項目を特定の設定項目として抽出しても良いし、特定の項目だけを抽出しても良い。
また、ショートカット選択画面D3では、異なる表示態様の一例として差分マークが表示されると説明したが、これに限定されない。例えば、異なる色での表示としても良いし、点滅表示などとしても良い。
また、変更UI画面D4にて、「変更して実行」ボタンが選択されると、ショートカットを実行すると説明したが、「変更して実行」ボタンが選択された後、さらに、例えば操作ボタン(例えばスタートボタンなど)が押下されてからショートカットを実行する構成
としても良い。
また、ショートカット選択画面D2にて、ボタンD21,D22,D26はグレーアウト表示されると説明したが、表示様態を限定するものではない。例えば、ボタンD21,D22,D26の上にバツ印を重ねて表示させても良い。
また、CPP32を備える場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。複数のCPUを備えてもよいし、複数のASIC(Application Specific Integrated Circuit)によって構成されても良い。さらに、CPUとASICとの任意の組み合わせによって構成されても良い。
また、MFP10は、電子写真方式により印刷すると説明したが、その他の、例えばインクジェット方式での印刷を行う画像処理装置にも適用することができる。また、MFP10は、印刷機能、コピー機能、スキャナ機能などを備える複合機であると説明したが、これに限定されず、少なくとも何れか一つの機能を備える画像処理装置にも適用することができる。
10 MFP
11 筐体
32 CPU
33 RAM
34 ROM
35 NVRAM
37 画像形成部
38 画像読取部
39 FAX通信部
41 タッチパネル
50 センサ
本実施形態は、上記の課題に鑑み提案されたものであって、ショートカットを利用して画像処理を実行する際の利便性の低下を抑制することができる画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
本実施形態に係る画像処理装置は、筐体と、筐体に設けられたタッチパネルと、筐体の内部に設けられた画像処理部と、制御部と、メモリと、を備え、制御部は、タッチパネルから受け付ける命令に応じて、画像処理部の制御に関わる複数の設定項目にそれぞれ対応させて、画像処理部の制御に用いられる情報をメモリに記憶させる処理と、ショートカットをタッチパネルに表示する処理と、タッチパネルに表示されるショートカットに設定されている複数の設定項目のうち、特定の設定項目を抽出する抽出処理と、ショートカットの表示中にショートカットの選択を示す信号を検出したとき、抽出した特定の設定項目に対応させてメモリに記憶させている情報と異なる情報である変更情報を用いるか否かを、選択するように促す画面をタッチパネルに表示する処理と、画面の表示中にタッチパネルからの命令が変更情報を用いる命令であるとき、変更情報と、特定の設定項目以外の設定項目に対応させてメモリに記憶させている情報とを用いて、画像処理部を制御する制御処理と、を実行することを特徴とする。
本実施形態によれば、ショートカットを利用して画像処理を実行する際の利便性の低下を抑制することができる画像処理装置および画像処理方法を提供することができる。

Claims (11)

  1. 筐体と、
    前記筐体に設けられたタッチパネルと、
    前記筐体の内部に設けられた画像処理部と、
    制御部と、
    メモリと、を備え、
    前記制御部は、
    前記タッチパネルから受け付ける命令に応じて、前記画像処理部の制御に関わる複数の設定項目にそれぞれ対応させて、前記画像処理部の制御に用いられる情報を前記メモリに記憶させる処理と、
    ショートカットを前記タッチパネルに表示する処理と、
    前記タッチパネルに表示される前記ショートカットに設定されている前記複数の設定項目のうち、特定の設定項目を抽出する抽出処理と、
    前記ショートカットの表示中に前記ショートカットの選択を示す信号を検出したとき、抽出した前記特定の設定項目に対応させて前記メモリに記憶させている前記情報と異なる前記情報である変更情報を用いるか否かを、選択するように促す画面を前記タッチパネルに表示する処理と、
    前記画面の表示中に前記タッチパネルからの命令が前記変更情報を用いる命令であるとき、前記変更情報と、前記特定の設定項目以外の前記設定項目に対応させて前記メモリに記憶させている前記情報とを用いて、前記画像処理部を制御する制御処理と、を実行することを特徴とする画像処理装置。
  2. 検出器を備え、
    前記制御部は、前記抽出処理において、
    前記画像処理部が画像処理に使用する資源の特徴に応じて前記検出器が出力する信号に基づいて、前記資源に関わる設定項目に対応させて前記メモリに記憶させている前記情報が前記資源の特徴に対応していない場合に、当該設定項目を前記特定の設定項目とすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 原稿支持部を備え、
    前記検出器は、前記原稿支持部が支持する原稿のサイズに応じた信号を出力し、
    前記制御部は、前記抽出処理において、
    前記原稿のサイズに関わる設定項目に対応させて前記メモリに記憶させている前記情報が、前記原稿のサイズに対応していない場合に、当該設定項目を前記特定の設定項目とすることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 検出器を備え、
    前記制御部は、前記抽出処理において、
    前記画像処理部が画像処理に使用する資源の状態に応じて前記検出器が出力する信号に基づいて、前記資源の状態では、前記資源に関わる設定項目に対応させて前記メモリに記憶させている前記情報での前記画像処理の実行が制限されると判断した場合に、当該設定項目を前記特定の設定項目とすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. シート支持部を備え、
    前記検出器は、前記シート支持部に支持されたシートの残枚数に応じた信号を出力し、
    前記制御部は、前記抽出処理において、
    前記シートの残枚数では、前記画像処理の実行が制限されると判断した場合に、当該シートのサイズが、対応する前記情報として前記メモリに記憶されている前記設定項目を前記特定の設定項目とすることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記メモリは前記特定の設定項目を記憶し、
    前記制御部は、
    前記抽出処理において抽出する前記特定の設定項目を、前記メモリが記憶している前記特定の設定項目とすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記制御部は、
    前記複数の設定項目の何れかを前記特定の設定項目として受け付ける設定受付処理と、
    前記設定受付処理にて受け付けた前記特定の設定項目を前記メモリに記憶させる記憶処理と、を実行することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記制御部は、前記抽出処理を実行後、
    前記特定の設定項目が設定されている前記ショートカットを、前記特定の設定項目が設定されていない前記ショートカットとは異なる表示態様で前記タッチパネルに表示させることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載の画像処理装置。
  9. 前記制御部は、
    前記制御処理を所定回数以上実行した前記特定の設定項目が設定されている前記ショートカットについて、当該特定の設定項目に対応させて前記メモリに記憶させている前記情報を、前記変更情報に更新する更新処理を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載の画像処理装置。
  10. 前記制御部は、
    前記ショートカットをショートカット名とともに登録するショートカット登録処理を実行し、
    前記更新処理において、更新する前記ショートカットの前記ショートカット名を変更することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 筐体と、前記筐体に設けられたタッチパネルと、前記筐体の内部に設けられた画像処理部と、メモリと、を備える画像処理装置における画像処理方法であって、
    前記タッチパネルから受け付ける命令に応じて、前記画像処理部の制御に関わる複数の設定項目にそれぞれ対応させて、前記画像処理部の制御に用いられる情報を前記メモリに記憶させるステップと、
    ショートカットを前記タッチパネルに表示するステップと、
    前記タッチパネルに表示される前記ショートカットに設定されている前記複数の設定項目のうち、特定の設定項目を抽出する抽出ステップと、
    前記ショートカットの表示中に前記ショートカットの選択を示す信号を検出したとき、抽出した前記特定の設定項目に対応させて前記メモリに記憶させている前記情報と異なる前記情報である変更情報を用いるか否かを、選択するように促す画面を前記タッチパネルに表示するステップと、
    前記画面の表示中に前記タッチパネルからの命令が前記変更情報を用いる命令であるとき、前記変更情報と、前記特定の設定項目以外の前記設定項目に対応させて前記メモリに記憶させている前記情報とを用いて、前記画像処理部を制御する制御ステップと、を有することを特徴とする画像処理方法。
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