JP2023158337A - 慣性計測装置 - Google Patents

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直樹 中島
Naoki Nakajima
由幸 松浦
Yoshiyuki Matsuura
岳人 茅野
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Abstract

【課題】検出特性を向上させることが可能な慣性計測装置を提供する。【解決手段】第1方向に凹部11が設けられた第1筐体10と、第1方向とは反対の方向に凹部21が設けられた第2筐体20と、第1筐体10と第2筐体20との間に収容された、慣性センサー60が配置された基板30と、第1筐体10と基板30との間に配置された第1接続部材40と、第2筐体20と基板30との間に配置された第2接続部材50と、を備え、第1接続部材40は、第1筐体10とは異なる部材で構成されるとともに、第1筐体10よりも弾性を有する材料で構成され、第2接続部材50は、第2筐体20とは異なる部材で構成されるとともに、第2筐体20よりも弾性を有する材料で構成される。【選択図】図3

Description

本発明は、慣性計測装置に関する。
特許文献1には、インナーケースとアウターケースとの間に、慣性センサーを搭載したセンサーモジュールが配置されている、センサーユニットの構成が開示されている。インナーケースとアウターケースとは、振動を吸収するべく柔軟性を有する接合部材を介し、ネジで固定されている。
特開2016-118421号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、接合部材を介しているものの、インナーケースとアウターケースとがネジで固定されているため、アウターケースに生じるノイズ振動が、ネジを伝って慣性センサーに伝わるおそれがある。これにより、センサーモジュールの検出特性が低下するという課題がある。
慣性計測装置は、第1方向に凹部が設けられた第1筐体と、前記第1方向とは反対の方向に凹部が設けられた第2筐体と、前記第1筐体と前記第2筐体との間に収容され、慣性センサーが配置された基板と、前記第1筐体と前記基板との間に配置された第1接続部材と、前記第2筐体と前記基板との間に配置された第2接続部材と、を備え、前記第1接続部材は、前記第1筐体とは異なる部材で構成されるとともに、前記第1筐体よりも弾性を有する材料で構成され、前記第2接続部材は、前記第2筐体とは異なる部材で構成されるとともに、前記第2筐体よりも弾性を有する材料で構成される。
第1実施形態の慣性計測装置の構成を示す斜視図。 慣性計測装置の構成を示す平面図。 図2に示す慣性計測装置のA-A線に沿う断面図。 慣性計測装置の製造方法を示す断面図。 第2実施形態の慣性計測装置の構成を示す断面図。 慣性計測装置の製造方法を示す断面図。 変形例の慣性計測装置の構成を示す断面図。 変形例の慣性計測装置の構成を示す平面図。 図8に示す慣性計測装置のB-B線に沿う断面図。 変形例の慣性計測装置の構成を示す断面図。 変形例の慣性計測装置の構成を示す断面図。 図4の慣性計測装置のC部を拡大して示す断面図。 慣性計測装置のアライメント方法を示す平面図。 慣性計測装置のアライメント方法を示す平面図。
以下の各図においては、互いに直交する3つの軸をX軸、Y軸、及びZ軸として説明する。X軸に沿う方向を「X方向」、Y軸に沿う方向を「Y方向」、Z軸に沿う方向を「Z方向」とし、矢印の方向が+方向であり、+方向と反対の方向を-方向とする。なお、+Z方向を「上」又は「上方」、-Z方向を「下」又は「下方」ということもあり、+Z方向から見ることを平面視あるいは平面的ともいう。また、Z方向+側の面を上面、これと反対側となるZ方向-側の面を下面として説明する。
まず、図1~図3を参照しながら、第1実施形態の慣性計測装置100の構成を説明する。
図1~図3に示すように、第1実施形態の慣性計測装置100は、例えば、自動車やロボットなどの姿勢や挙動(慣性運動量)を検出するIMU(Inertial Measurement Unit)である。慣性計測装置100は、3軸の加速度センサーと、3軸の角速度センサーと、を備えた、いわゆる6軸モーションセンサーとして機能する。なお、慣性計測装置100は、6軸モーションセンサーを備えたIMUに限定するものではなく、慣性センサー60を備えたユニット、またはデバイスであれば適用可能である。
慣性計測装置100は、例えば、平面形状が略正方形の直方体である。慣性計測装置100は、第1筐体10と、第2筐体20と、を備えている。第1筐体10及び第2筐体20は、電磁遮蔽ができることが好ましく、例えば、アルミニウムなどの金属材料、樹脂、プラスチック、アクリル、ガラスなどによって構成されている。第1筐体10と第2筐体20とは、例えば、接着材やネジによって固定される。
図3に示すように、第1筐体10には、第1方向に凹部11が設けられている。第2筐体20には、第1方向とは反対の方向に凹部21が設けられている。第1筐体10の凹部11と第2筐体20の凹部21との間には、基板30が配置されている。
基板30には、第1筐体10の側に慣性センサー60が配置されており、第2筐体20の側に処理部70が配置されている。処理部70は、慣性センサー60からの信号を処理する。また、処理部70は、不揮発性メモリーを含む記憶部や、A/Dコンバーターなどを内蔵しており、慣性計測装置100の各部を制御する。
このように、基板30の一方の面に慣性センサー60、他方の面に処理部70を配置することにより、基板30を小型化することが可能となり、第1筐体10及び第2筐体20と基板30とが接触することを抑えることができる。
第1筐体10と基板30との間には、第1筐体10、即ち、凹部11と基板30との間を埋めるように、第1接続部材40が配置されている。第2筐体20と基板30との間には、第2筐体20、即ち、凹部21と基板30との間を埋めるように、第2接続部材50が配置されている。
第1接続部材40及び第2接続部材50は、第1筐体10や第2筐体20と異なる部材で構成されていると共に、第1筐体10や第2筐体20よりも弾性を有する材料であることが好ましい。第1接続部材40及び第2接続部材50は、例えば、樹脂、シリコン、エポキシ、ゴム、ゲルなどによって構成されている。
このように、基板30が第1筐体10及び第2筐体20と直接接していないので、例えば、第1筐体10や第2筐体20にノイズ振動が生じた場合でも、第1接続部材40や第2接続部材50によってノイズ振動を吸収させることが可能となり、基板30に配置された慣性センサー60にノイズ振動が伝わることを抑えることができる。よって、慣性センサー60による検出特性が低下することを抑えることができる。
第2筐体20には、外部と接続するためのコネクター80が備えられている。基板30、即ち、処理部70とコネクター80とは、弾性を有する配線81で接続されている。配線81は、例えば、フレキ、リード線、ジャンバー線、ワイヤーなどで構成されている。このように、配線81が弾性を有するので、例えば、配線81が硬質の材料で構成されている場合と比較して、コネクター80から配線81にノイズ振動が伝わることを抑えることができる。
次に、図4を参照しながら、慣性計測装置100の製造方法を説明する。
まず、図4に示すように、第1筐体10の凹部11に、第1接続部材40と、慣性センサー60及び処理部70を有する基板30と、を配置する。
次に、コネクター80を備えた第2筐体20の凹部21に、第2接続部材50を配置する。なお、第2接続部材50の表面は、基板30及び処理部70の表面形状が反映された凹凸形状になっている。また、基板30とコネクター80とは、配線81によって電気的に接続された状態になっている。このときの配線81は、撓みが無い状態でも構わない。
次に、第1筐体10と第2筐体20とを貼り合わせる。このとき、第2接続部材50の表面は、基板30の表面形状に沿って形成されているため、第1接続部材40と第2接続部材50とによって、基板30をスムーズに挟み込むことができる。
また、予め、第1筐体10において第1接続部材40に基板30の位置を固定すると共に、第2筐体20において第2接続部材50の表面を基板30の表面形状に沿って形成しておくことにより、第1筐体10と第2筐体20とを貼り合わせたときに、基板30の位置を所望の位置に精度よく配置することができる。即ち、第1筐体10及び第2筐体20と基板30とが、当接しないようにすることができる。以下、図12及び図13を参照しながら、好ましい基板30のアライメント方法を具体的に説明する。
図12に示すように、第1接続部材40の寸法a1と、第2接続部材50の寸法a2と、の和は、基板30の厚みbよりも小さいことが好ましい。つまり、a1+a2≦b,a1=a2であることが好ましい。このように設定することにより、基板30は、第1接続部材40及び第2接続部材50によって、常に圧力がかかっている状態になっている。第1接続部材40は凹部を有し凹部に基板30に配置され、第1接続部材40の基板30の側面と第1筐体10の間の部分は第1方向に突出しており、寸法a1はこの突出した部分の寸法である。第2接続部材50は凹部を有し凹部に基板30に配置され、第2接続部材50の基板30の側面と第2筐体20の間の部分は第1方向とは反対の方向に突出しており、寸法a2はこの突出した部分の寸法である。
また、図13に示すように、接続部材40,50における基板30が嵌る部分の寸法は、基板30の寸法cよりも小さいことが好ましい。つまり、d1-(d2+d3)≦c,d2=d3であることが好ましい。ここで、d1は第1筐体10及び/または第2筐体20の凹部内の寸法であり、d2は第1接続部材40における基板30の第1側面と第1筐体10に配置される部分の寸法あるいは第1接続部材40における基板30の第1側面と第2筐体20に配置される部分の寸法であり、d3は第1接続部材40における基板30の第2側面と第1筐体10に配置される部分の寸法あるいは第1接続部材40における基板30の第2側面と第2筐体20に配置される部分の寸法である。d2は第2接続部材50における基板30の第1側面と第1筐体10に配置される部分の寸法あるいは第2接続部材50における基板30の第1側面と第2筐体20に配置される部分の寸法であり、d3は第2接続部材50における基板30の第2側面と第1筐体10に配置される部分の寸法あるいは第2接続部材50における基板30の第2側面と第2筐体20に配置される部分の寸法であってもよい。このように設定することにより、基板30は、第1接続部材40及び第2接続部材50によって、常に圧力がかかっている状態になっている。
図3及び図4に示すように、配線81は、第1筐体10と第2筐体20とを貼り合わせることにより、撓ませることができる。よって、コネクター80にノイズ振動が生じた場合でも、配線81の撓みによって、ノイズ振動を吸収させることが可能となり、慣性センサー60にノイズ振動が伝わることを抑えることができる。
第1筐体10と第2筐体20とは、上記したように、接着材やネジによって固定される。以上により、慣性計測装置100が完成する。
以上述べたように、第1実施形態の慣性計測装置100は、第1方向に凹部11が設けられた第1筐体10と、第1方向とは反対の方向に凹部21が設けられた第2筐体20と、第1筐体10と第2筐体20との間に収容され、慣性センサー60が配置された基板30と、第1筐体10と基板30との間に配置された第1接続部材40と、第2筐体20と基板30との間に配置された第2接続部材50と、を備え、第1接続部材40は、第1筐体10とは異なる部材で構成されるとともに、第1筐体10よりも弾性を有する材料で構成され、第2接続部材50は、第2筐体20とは異なる部材で構成されるとともに、第2筐体20よりも弾性を有する材料で構成される。
この構成によれば、第1筐体10と基板30との間に第1接続部材40が配置され、第2筐体20と基板30との間に第2接続部材50が配置されているので、例えば、筐体10,20に生じたノイズ振動が、基板30に伝わることを抑えることができる。よって、基板30に配置された慣性センサー60にノイズ振動が伝わることが抑えられ、慣性センサー60による検出特性が低下することを抑えることができる。
また、第1実施形態の慣性計測装置100は、慣性センサー60からの信号を処理する処理部70を備え、慣性センサー60は、基板30における第1筐体10の側に配置され、処理部70は、基板30における第2筐体20の側に配置されることが好ましい。この構成によれば、基板30を挟んで慣性センサー60と処理部70とが配置されているので、基板30を小型化することが可能となり、第1筐体10及び第2筐体20と基板30とが接触することを抑えることができる。
また、第1実施形態の慣性計測装置100において、第1接続部材40は、第1筐体10と基板30との間を埋めるように配置され、第2接続部材50は、第2筐体20と基板30との間を埋めるように配置されることが好ましい。この構成によれば、筐体10,20の内部が接続部材40,50で埋められているので、例えば、筐体10,20にノイズ振動が生じた場合でも、ノイズ振動を接続部材40,50で吸収させることが可能となり、基板30、特に慣性センサー60にノイズ振動が伝わることを抑えることができる。
また、第1実施形態の慣性計測装置100において、第1筐体10又は第2筐体20は、コネクター80を備え、処理部70とコネクター80とは、弾性を有する配線81で接続されていることが好ましい。この構成によれば、配線81が弾性を有するので、例えば、配線81が硬質の材料で構成されている場合と比較して、コネクター80から配線81にノイズ振動が伝わることを抑えることができる。
次に、図5を参照しながら、第2実施形態の慣性計測装置101の構成を説明する。
図5に示すように、第2実施形態の慣性計測装置101は、基板30の全体を接続部材40,50で覆うことに代えて、基板30の外周部分のみを接続部材140,150で覆っている部分が、第1実施形態の慣性計測装置100と異なっている。その他の構成については概ね同様である。このため第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分について詳細に説明し、その他の重複する部分については適宜説明を省略する。
図5に示すように、第2実施形態の慣性計測装置101は、第1筐体110と第2筐体120とを備えている。第1筐体110及び第2筐体120の材料は、第1実施形態と同様である。
第1筐体110には、第1方向に凹部111が設けられている。更に、凹部111には、内壁の縁全周に亘って凹部112が設けられている。凹部112に第1接続部材140が配置される。
第2筐体120には、第1方向とは反対側の方向に凹部121が設けられている。更に、凹部121には、内壁の縁全周に亘って凹部122が設けられている。凹部122に第2接続部材150が配置される。
第1筐体110の凹部111と第2筐体120の凹部121との間には、基板30が配置されている。基板30には、第1実施形態と同様に、第1筐体110の側に慣性センサー60が配置されており、第2筐体120の側に処理部70が配置されている。
第1接続部材140は、上記したように、第1筐体110の周囲部である凹部112に配置される。第2接続部材150は、上記したように、第2筐体120の周囲部である凹部122に配置される。
基板30は、接続部材140,150を介して、筐体110,120に固定されている。つまり、基板30と筐体110,120とは、当接していない。
慣性センサー60は、第1筐体110と空間S1を挟んで配置されている。処理部70は、第2筐体120と空間S2を挟んで配置されている。
このように、空間S1を介して慣性センサー60が配置されていると共に、接続部材140,150を介して基板30が筐体110,120に固定されているので、筐体110,120にノイズ振動が生じた場合でも、接続部材140,150で吸収させることが可能となり、慣性センサー60にノイズ振動が伝わることを抑えることができる。
また、第2実施形態の慣性計測装置101は、第1接続部材140及び第2接続部材150を、第1筐体110及び第2筐体120の周囲部のみに配置するので、用いる第1接続部材140及び第2接続部材150の使用量を少なくすることができる。
次に、図6を参照しながら、第2実施形態の慣性計測装置101の製造方法を説明する。
まず、図6に示すように、第1筐体110の凹部112のみに第1接続部材140を配置する。次に、第1接続部材140に基板30の外周部分を貼り付けて固定する。
次に、第2筐体120の凹部122に、第2接続部材150を配置する。なお、第2接続部材150の表面は、基板30の外周形状が反映された凹凸形状になっている。また、基板30とコネクター80とは、第1実施形態と同様、配線81によって電気的に接続された状態になっている。
次に、第1筐体110と第2筐体120とを貼り合わせる。このとき、第2接続部材150の表面は、基板30の外周形状に沿って形成されているため、第1接続部材140と第2接続部材150とによって、基板30の外周部分をスムーズに挟み込むことができる。
また、予め、第1筐体110において第1接続部材140に基板30の外周部分を固定すると共に、第2筐体120において第2接続部材150の表面を基板30の外周部分の形状に沿って形成しておくことにより、第1筐体110と第2筐体120とを貼り合わせたときに、基板30の位置を所望の位置に精度よく配置することができる。即ち、第1筐体110及び第2筐体120と基板30とが、当接しないようにすることができる。以下、図14を参照しながら、好ましい基板30のアライメント方法を具体的に説明する。
図14に示すように、第1接続部材140及び第2接続部材150は、少なくとも、一辺に2つの凸部分145a,145b、上記一辺と平行でない辺に1つの凸部分145cを設けることが好ましい。このように、少なくとも3つの凸部分145a~145cを設けることにより、基板30の位置を決めることができる。
図5及び図6に示すように、配線81は、第1実施形態と同様、第1筐体110と第2筐体120とを貼り合わせることにより、撓ませることができる。よって、コネクター80にノイズ振動が生じた場合でも、配線81の撓みによって、ノイズ振動を吸収させることが可能となり、慣性センサー60にノイズ振動が伝わることを抑えることができる。
第1筐体110と第2筐体120とは、接着材やネジによって固定される。以上により、慣性計測装置101が完成する。
以上述べたように、第2実施形態の慣性計測装置101において、慣性センサー60は、第1筐体110と空間S1を挟んで配置されることが好ましい。この構成によれば、空間S1を介して慣性センサー60が配置されているので、第1筐体110にノイズ振動が生じた場合でも、慣性センサー60にノイズ振動が伝わることを抑えることができる。
また、第2実施形態の慣性計測装置101において、第1接続部材140は、第1筐体110の周囲部に配置され、第2接続部材150は、第2筐体120の周囲部に配置されることが好ましい。この構成によれば、第1接続部材140及び第2接続部材150を、第1筐体110及び第2筐体120の周囲部のみに配置するので、用いる第1接続部材140及び第2接続部材150の量を少なくすることができる。
以下、上記した実施形態の変形例を説明する。
上記したように、第2筐体20にコネクター80を配置することに限定されず、図7に示すように、第1筐体10にコネクター80を配置するようにしてもよい。図7に示すように、変形例の慣性計測装置102は、例えば、第1筐体10の側面にコネクター80が配置されている。この場合であっても、配線81を撓ませることが可能となり、第1筐体10にノイズ振動が生じた場合でも、慣性センサー60にノイズ振動が伝わることを抑えることができる。
また、上記したように、基板30の上に慣性センサー60を1つだけ配置することに限定されず、図8及び図9に示すように、基板30の上面に加えて側面に、慣性センサー61,62を設けるようにしてもよい。図8及び図9に示すように、変形例の慣性計測装置103は、基板30の上面に慣性センサー60が配置され、基板30の+X方向に慣性センサー61が配置され、基板30の+Y方向に慣性センサー62が配置されている。慣性センサー61は、基板30の+X方向の側面に実装されてもよいし、慣性センサー62は基板30の+Y方向の側面に実装されてもよい。慣性センサー61と第1筐体110との間には第1接続部材40が配置され、慣性センサー61と第2筐体120との間には第2接続部材50が配置される。慣性センサー62と第1筐体110との間には第1接続部材40が配置され、慣性センサー62と第2筐体120との間には第2接続部材50が配置される。図9に示すように、第1筐体110および第2筐体120は、慣性センサー61あるいは慣性センサー62を収容するように、2段階の凹部を有してもよい。
例えば、慣性センサー60をZ軸方向における角速度センサーとして用い、慣性センサー61をX軸方向における角速度センサーとして用い、慣性センサー62をY軸方向における角速度センサーとして用いることができる。これに加えて、例えば、基板30の上面に加速度センサーを加えて配置するようにしてもよい。
また、図10に示す慣性計測装置104のように、基板30の第1筐体110の側に慣性センサー60を配置し、基板30の第2筐体120の側に処理部70と慣性センサー63を並べて配置するようにしてもよい。
また、図11に示す慣性計測装置105のように、基板30の第1筐体110の側には何も配置せず、基板30の第2筐体120の側に処理部70と慣性センサー60を並べて配置するようにしてもよい。これによれば、慣性計測装置105全体の厚みを薄くすることができる。
また、第2実施形態の慣性計測装置101のように、基板30の外周部分を全周に亘って接続部材140,150を配置することに限定されず、筐体110,120のコーナーの四隅のみに接続部材140,150を配置するようにしてもよい。
10…第1筐体、11…凹部、20…第2筐体、21…凹部、30…基板、40…第1接続部材、50…第2接続部材、60,61,62,63…慣性センサー、70…処理部、80…コネクター、81…配線、100,101,102,103,104,105…慣性計測装置、110…第1筐体、111…凹部、112…凹部、120…第2筐体、121…凹部、122…凹部、140…第1接続部材、150…第2接続部材。

Claims (6)

  1. 第1方向に凹部が設けられた第1筐体と、
    前記第1方向とは反対の方向に凹部が設けられた第2筐体と、
    前記第1筐体と前記第2筐体との間に収容され、慣性センサーが配置された基板と、
    前記第1筐体と前記基板との間に配置された第1接続部材と、
    前記第2筐体と前記基板との間に配置された第2接続部材と、
    を備え、
    前記第1接続部材は、前記第1筐体とは異なる部材で構成されるとともに、前記第1筐体よりも弾性を有する材料で構成され、
    前記第2接続部材は、前記第2筐体とは異なる部材で構成されるとともに、前記第2筐体よりも弾性を有する材料で構成される、慣性計測装置。
  2. 請求項1に記載の慣性計測装置であって、
    前記慣性センサーからの信号を処理する処理部を備え、
    前記慣性センサーは、前記基板における前記第1筐体の側に配置され、
    前記処理部は、前記基板における前記第2筐体の側に配置される、慣性計測装置。
  3. 請求項2に記載の慣性計測装置であって、
    前記第1接続部材は、前記第1筐体と前記基板との間を埋めるように配置され、
    前記第2接続部材は、前記第2筐体と前記基板との間を埋めるように配置される、慣性計測装置。
  4. 請求項2に記載の慣性計測装置であって、
    前記慣性センサーは、前記第1筐体と空間を挟んで配置される、慣性計測装置。
  5. 請求項4に記載の慣性計測装置であって、
    前記第1接続部材は、前記第1筐体の周囲部に配置され、
    前記第2接続部材は、前記第2筐体の周囲部に配置される、慣性計測装置。
  6. 請求項3又は請求項4に記載の慣性計測装置であって、
    前記第1筐体又は前記第2筐体は、コネクターを備え、
    前記処理部と前記コネクターとは、弾性を有する配線で接続されている、慣性計測装置。
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