JP2023157140A - 四輪駆動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】転舵装置によって転舵される主駆動輪と、駆動力伝達装置を介して駆動力が伝達される副駆動輪とを備えた四輪駆動車であって、主駆動輪の転舵開始時の転舵の応答性を良好にすることができる四輪駆動車を提供する。【解決手段】四輪駆動車1は、駆動源としてのエンジン15と、エンジン15の駆動力によって駆動される主駆動輪としての右前輪11及び左前輪12及び副駆動輪としての右後輪13及び左後輪14と、右前輪11及び左前輪12を転舵させる転舵装置7と、エンジン15の駆動力の一部を右後輪13及び左後輪14に伝達する駆動力伝達装置5と、駆動力伝達装置5を制御する制御装置6とを備える。制御装置6は、四輪駆動車1の車両直進前進時において右前輪11及び左前輪12に発生する前後力の大きさがゼロよりも大きい状態が維持されるように、駆動力伝達装置5によって右後輪13及び左後輪14に伝達される駆動力を調節する。【選択図】図1

Description

本発明は、駆動源の駆動力が主駆動輪及び副駆動輪に配分して伝達される四輪駆動車に関する。
従来、転舵装置によって転舵される前輪を主駆動輪とし、後輪を副駆動輪とする四輪駆動車には、副駆動輪に伝達される駆動力を電子制御可能なものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の四輪駆動車は、プロペラシャフトとリヤディファレンシャル装置との間に電子制御カップリングが配置されている。電子制御カップリングは、制御装置から供給される制御電流に応じた駆動力をプロペラシャフトからリヤディファレンシャル装置に伝達する。これにより、駆動源であるエンジンで発生する駆動力を主駆動輪及び副駆動輪に100:0から50:50までの範囲で無段階に配分することが可能である。また、特許文献1に記載の四輪駆動車の制御装置は、旋回性能を向上させるため、前輪の内輪の回転速度が外輪の回転速度以下である場合には、後輪に分配する駆動力を低下させるよう電子制御カップリングを制御する。
特開2014-118074号公報
上記のように構成された四輪駆動車では、直進状態から旋回状態に移行するとき、前輪である主駆動輪の転舵開始時に転舵の応答性が低い場合があった。本願の発明者らは、この転舵の応答性の低下を主駆動輪及び副駆動輪の駆動力配分の調節によって回避し得るとの知見を得て本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は、転舵装置によって転舵される主駆動輪と、駆動力伝達装置を介して駆動力が伝達される副駆動輪とを備えた四輪駆動車であって、主駆動輪の転舵開始時の転舵の応答性を良好にすることができる四輪駆動車を提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するため、駆動源と、前記駆動源の駆動力によって駆動される主駆動輪及び副駆動輪と、前記主駆動輪を転舵させる転舵装置と、前記駆動源の駆動力の一部を前記副駆動輪に伝達する駆動力伝達装置と、前記駆動力伝達装置を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、車両直進前進時において前記主駆動輪に発生する前後力の大きさがゼロよりも大きい状態が維持されるように、前記駆動力伝達装置によって前記副駆動輪に伝達される駆動力を調節する、四輪駆動車を提供する。
本発明によれば、転舵装置によって転舵される主駆動輪と、駆動力伝達装置を介して駆動力が伝達される副駆動輪とを備えた四輪駆動車において、主駆動輪の転舵開始時の転舵の応答性を良好にすることができる。
本発明の実施の形態に係る四輪駆動車の構成例を示す概略図である。 転舵装置の構成例を示す模式図である。 右前輪及びその周辺を車両前後方向の後方側から見た概略構成図である。 右前輪及びその周辺を車両上下方向の上方側から見た概略構成図である。 インナボールジョイント、タイロッド、及びアウタボールジョイントを示す構成図である。 ハウジングに対するラックシャフトの中立位置から左右方向へのストローク位置とラックシャフトに発生する軸力との関係の一例を示すグラフである。 (a)及び(b)は、四輪駆動車の直進前進時において、右前輪及び左前輪に発生する前後力の向きと、この前後力によってラックシャフトに発生する軸力の向きとの関係を示す模式図である。 右前輪及び左前輪のスリップ率と前後摩擦係数との関係の一例を示すグラフである。 右前輪及び左前輪の前後力Fの正負、及び右前輪及び左前輪の平均回転速度と右後輪及び左後輪の平均回転速度との差である前後輪回転速差ΔNの正負と、制御装置が行う制御との関係を示す表である。 制御装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
[実施の形態]
本発明の実施の形態について、図1乃至図10を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明を実施する上での好適な具体例として示すものであり、技術的に好ましい種々の技術的事項を具体的に例示している部分もあるが、本発明の技術的範囲は、この具体的態様に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係る四輪駆動車1の構成例を示す概略図である。四輪駆動車1は、主駆動輪としての右前輪11及び左前輪12ならびに副駆動輪としての右後輪13及び左後輪14と、駆動源としてのエンジン15と、エンジン15の出力軸の回転を変速するトランスミッション16と、トランスミッション16で変速されたエンジン15の駆動力を右前輪11及び左前輪12ならびに右後輪13及び左後輪14に伝達する駆動力伝達系10と、を備えている。右前輪11及び左前輪12ならびに右後輪13及び左後輪14は、エンジン15の駆動力によって駆動される。なお、駆動源としては、例えば電動モータを用いてもよく、エンジンと電動モータとを組み合わせた所謂ハイブリッドシステムにより駆動源を構成してもよい。
駆動力伝達系10は、前輪側の左右のドライブシャフト21,22と、後輪側の左右のドライブシャフト23,24と、フロントディファレンシャル3と、リヤディファレンシャル4と、車両前後方向に駆動力を伝達するプロペラシャフト25と、フロントディファレンシャル3とプロペラシャフト25との間に配置されたギヤ機構26と、エンジン15の駆動力の一部を右後輪13及び左後輪14に伝達する駆動力伝達装置5と、駆動力伝達装置5とリヤディファレンシャル4との間に配置されたピニオンギヤシャフト27と、駆動力伝達装置5を制御する制御装置6とを備えている。駆動力伝達装置5は、プロペラシャフト25とリヤディファレンシャル4との間に配置されており、制御装置6から供給される制御電流に応じた大きさの駆動力を右後輪13及び左後輪14側に伝達する。
また、四輪駆動車1は、右前輪11及び左前輪12を転舵させる転舵装置7を備えている。本実施の形態では、運転者によるステアリングホイール17の操舵操作に応じて右前輪11及び左前輪12が転舵される場合について説明するが、これに限らず、四輪駆動車1が、一部又は全部の運転操作が自動で行われる自動運転車であってもよい。また、転舵装置7がステアバイワイヤ式のものであってもよい。
フロントディファレンシャル3は、トランスミッション16の出力ギヤ160に噛み合わされたリングギヤ30と、リングギヤ30が固定されたフロントデフケース31と、フロントデフケース31と一体に回転するピニオンシャフト32と、ピニオンシャフト32に軸支された一対のピニオンギヤ33,33と、一対のピニオンギヤ33,33にギヤ軸を直交させて噛合する第1及び第2のサイドギヤ34,35とを有し、右前輪11及び左前輪12に駆動力を配分する。第1及び第2のサイドギヤ34,35には、それぞれ前輪側の左右のドライブシャフト21,22が相対回転不能に連結されている。
トランスミッション16で変速されたエンジン15の駆動力は、トランスミッション16の出力ギヤ160からフロントディファレンシャル3のリングギヤ30を経てフロントデフケース31に伝達され、フロントデフケース31からギヤ機構26を介してプロペラシャフト25に伝達される。ギヤ機構26は、例えばハイポイドギヤ対であり、フロントデフケース31と一体に回転するリングギヤ261とプロペラシャフト25の一端部に連結されたピニオンギヤ262とを噛み合わせてなる。プロペラシャフト25の他端部は、例えば図略の十字継手を介して駆動力伝達装置5に連結されている。
駆動力伝達装置5は、プロペラシャフト25からの駆動力が入力される有底円筒状のハウジング51と、ハウジング51と同軸上で相対回転可能に支持されたインナシャフト52と、ハウジング51とインナシャフト52との間に配置された複数のクラッチプレートからなる多板クラッチ53と、多板クラッチ53を押圧する押圧力を発生するカム機構54と、カム機構54を作動させる作動力を伝達する電磁クラッチ55と、制御装置6から制御電流が供給される電磁コイル56とを備えている。
電磁コイル56に通電されると、発生する磁力によって電磁クラッチ55が締結状態となり、電磁クラッチ55によってハウジング51のトルクの一部がカム機構54のパイロットカム541に伝達される。カム機構54は、所定角度範囲で相対回転可能なパイロットカム541及びメインカム542と、パイロットカム541とメインカム542との間で転動可能な複数のカムボール543とを備えている。パイロットカム541及びメインカム542には、カムボール543が転動するカム溝がそれぞれの周方向に対して傾斜して形成されている。
メインカム542は、インナシャフト52に対して軸方向移動可能かつ相対回転不能である。電磁クラッチ55によって伝達されるトルクによってパイロットカム541がメインカム542に対して相対回転すると、カムボール543がカム溝を転動し、メインカム542がパイロットカム541から離間する。これにより、多板クラッチ53が押圧されてクラッチプレート同士が摩擦接触し、ハウジング51とインナシャフト52との間で駆動力が伝達される。多板クラッチ53によって伝達される駆動力は、電磁コイル56に供給される制御電流の大きさに応じて変化する。制御装置6は、電磁コイル56に供給する制御電流の大きさを変えることで、右後輪13及び左後輪14に伝達される駆動力を増減させることができる。
例えば四輪駆動車1の直進走行時において、クラッチプレート同士の相対回転が発生しない程度に多板クラッチ53が押圧された場合には、前後輪駆動力配分比が50:50となる。また、多板クラッチ53が押圧されず、駆動力伝達装置5によって伝達される駆動力がゼロである場合には、前後輪駆動力配分比が100(前輪):0(後輪)となる。
駆動力伝達装置5のインナシャフト52には、ピニオンギヤシャフト27が相対回転不能に連結されている。ピニオンギヤシャフト27は、一端部にギヤ部271を有し、このギヤ部271がリヤディファレンシャル4のリングギヤ40に噛み合っている。
リヤディファレンシャル4は、リングギヤ40と、リングギヤ40が固定されたリヤデフケース41と、リヤデフケース41と一体に回転するピニオンシャフト42と、ピニオンシャフト42に軸支された一対のピニオンギヤ43,43と、一対のピニオンギヤ43,43にギヤ軸を直交させて噛合する第1及び第2のサイドギヤ44,45とを有している。リヤディファレンシャル4は、リングギヤ40から入力された駆動力を右後輪13及び左後輪14に配分する。第1及び第2のサイドギヤ44,45には、それぞれ後輪側の左右のドライブシャフト23,24が相対回転不能に連結されている。
図2は、転舵装置7の構成例を示す模式図である。図2では、転舵装置7を車両前方から見た状態を示しており、図2の左側が車両右側に、また図2の右側が車両左側に、それぞれ相当する。
転舵装置7は、ステアリングホイール17の操舵操作に応じて回転するステアリングシャフト71と、ステアリングシャフト71の回転に伴う軸方向への移動によって転舵輪である右前輪11及び左前輪12を転舵させるラックシャフト72と、ラックシャフト72を収容するハウジング73と、ラックシャフト72の両端部にそれぞれ取り付けられたインナボールジョイント74と、インナボールジョイント74を介して一端部がラックシャフト72に連結されたタイロッド75と、タイロッド75の他端部に取り付けられたアウタボールジョイント76と、タイロッド75の一部を覆うように配置された蛇腹構造のベローズ77と、ステアリングホイール17の操舵操作を補助する操舵補助装置78とを備えている。
ステアリングシャフト71は、ステアリングホイール17が一端部に固定されたコラムシャフト711と、ラックシャフト72のラック歯72aに噛み合うピニオン歯713aを有するピニオンシャフト713と、コラムシャフト711とピニオンシャフト713との間に介在する中間シャフト712とを有している。コラムシャフト711は、操舵トルクによって捩じれるトーションバー711aを有している。
操舵補助装置78は、トーションバー711aの捩じれ量によってステアリングホイール17に付与される操舵トルクを検出するトルクセンサ781と、電動モータ782と、ウォームギヤ機構783と、電動モータ782を制御するコントローラ784とを有している。ウォームギヤ機構783は、電動モータ782によって駆動されるウォーム783aと、ウォーム783aに噛み合うウォームホイール783bとを有している。ウォームギヤ機構783は、電動モータ782のトルクを減速によって増幅した操舵補助力をウォームホイール783bからステアリングシャフト71に伝達する。
図3は、右前輪11及びその周辺を車両前後方向の後方側から見た概略構成図である。図4は、右前輪11及びその周辺を車両上下方向の上方側から見た概略構成図である。右前輪11は、金属製のホイール111と、ホイール111の外周に装着されたタイヤ112とを有している。ホイール111とドライブシャフト21との間には、ハブユニット81が介在して配置されている。
ハブユニット81は、ホイール111及びブレーキディスク82が取り付けられるフランジ部810を有するハブ輪811と、ハブ輪811の外周に配置された円筒状の外輪812とを有している。また、ハブ輪811には、ドライブシャフト21の端部に設けられた等速ジョイント211のアウタレース212が相対回転不能に取り付けられている。なお、図3及び図4では、ブレーキディスク82に摩擦力を発生させて右前輪11を制動するディスクブレーキ装置の図示を省略している。
ハブユニット81の外輪812は、サスペンション装置9に支持されたナックル83に固定されている。ナックル83は、ハブユニット81の外輪812を囲む円環状の本体部831と、本体部831の上端部から斜め上方に延びる第1アーム832と、本体部831から車両前後方向の後方側に延びる第2アーム833とを有している。本体部831の下端部は、ロアアーム84とナックルジョイント85によって連結されている。
サスペンション装置9は、ショックアブソーバ91と、ショックアブソーバ91を覆う蛇腹状のブーツ92と、ブーツ92の外周に配置されたコイルスプリング93と、車体90に取り付けられたアッパサポート94とを有している。ショックアブソーバ91は、ストラットロッド911及びシリンダ912を有している。図3では、ブーツ92の内側に配置されたストラットロッド911を破線で示している。ストラットロッド911の上端部は、アッパサポート94に支持されている。
ストラットロッド911の上端部における関節点901と、ナックルジョイント85の関節点902とを結ぶ直線は、キングピン軸900であり、ステアリングホイール17が操舵操作された際には、このキングピン軸900を回転軸線としてナックル83がハブユニット81及びホイール111と共に回転する。
ナックル83の第2アーム833の先端部には、アウタボールジョイント76を介してタイロッド75が連結されている。ラックシャフト72がハウジング73に対して軸方向に移動すると、ナックル83の第2アーム833がタイロッド75によって押され、もしくは引っ張られ、ナックル83がハブユニット81及びホイール111と共にキングピン軸900を回転軸線として回転し、右前輪11の転舵がなされる。なお、左前輪12の周辺部も、上記と同様に構成されている。
図5は、インナボールジョイント74、タイロッド75、及びアウタボールジョイント76を示す構成図である。インナボールジョイント74は、ラックシャフト72の端部に連結されるソケット741と、ソケット741に収容されたカップ状の樹脂シート742と、ソケット741及び樹脂シート742に対して揺動可能なボールスタッド743とを備えている。ソケット741は、ラックシャフト72に螺合する雄ねじ部741aを有している。ボールスタッド743は、球状の球頭部743aと、この球頭部743aと一体に形成されたスタッド部743bとを有している。球頭部743aは、樹脂シート742に覆われており、スタッド部743bは、ソケット741から突出している。
タイロッド75は、ボールスタッド743のスタッド部743bと一体の第1ロッド部751と、第1ロッド部751に設けられた雄ねじ751aが螺合する雌ねじ孔752aを有する第2ロッド部752と、第1ロッド部751の雄ねじ751aに螺合するナット753とを有している。雌ねじ孔752aに対する雄ねじ751aのねじ込み量は、第1ロッド部751と第2ロッド部752との相対回転によって可変であり、ナット753によって固定されている。雌ねじ孔752aに対する雄ねじ751aのねじ込み量を調節することにより、転舵輪である右前輪11及び左前輪12のトーイン角を調節することができる。
アウタボールジョイント76は、有底円筒状のソケット761と、このソケット761内に収容された樹脂シート762と、ソケット761及び樹脂シート762によって揺動可能に支持されたボールスタッド763と、ソケット761とボールスタッド763との間を覆うカバー764とを備えている。ソケット761には、第2ロッド部752の雄ねじ752bが螺合する雌ねじ孔761aが形成されている。ボールスタッド763は、球状の球頭部763aと、この球頭部763aと一体に形成されたスタッド部763bとを有し、ソケット761に対して回転可能及び揺動可能である。スタッド部763bは、ナックル83の第2アーム833の先端部に固定される。
図5に拡大して示すように、インナボールジョイント74の樹脂シート742とボールスタッド743の球頭部743aとの間にはグリス740が介在している。また、アウタボールジョイント76の樹脂シート762とボールスタッド763の球頭部763aとの間にも、同様にグリス760が介在している。これらのグリス740,760により、インナボールジョイント74の樹脂シート742とボールスタッド743の球頭部743aとの摺動、及びアウタボールジョイント76の樹脂シート762とボールスタッド763の球頭部763aとの摺動が円滑化されている。
しかし、これらのグリス740,760は、インナボールジョイント74及びアウタボールジョイント76におけるガタ(隙間)の発生原因ともなり、操舵操作の転舵開始時における転舵の応答性を低下させる要因となる。また、この応答性の低下により、運転者がステアリングホイール17の操舵操作を開始したときに、運転者に操舵反力の不連続感を与えてしまうおそれもある。
図6は、ハウジング73に対するラックシャフト72の中立位置から左右方向へのストローク位置とラックシャフト72に発生する軸力との関係の一例を示すグラフである。このグラフに示すように、インナボールジョイント74及びアウタボールジョイント76のガタが詰まるまではラックシャフト72の軸力が増大せず、インナボールジョイント74及びアウタボールジョイント76のガタが詰まって樹脂シート742,762が変形し始めるとラックシャフト72の軸力がゆるやかに増大し、樹脂シート742,762の変形量が大きくなるにつれて徐々にラックシャフト72の軸力が高い割合で増大するようになる。図6では、インナボールジョイント74及びアウタボールジョイント76のガタの範囲を両矢印Aで示している。
図7(a)及び(b)は、四輪駆動車1の直進前進時において、右前輪11及び左前輪12に発生する前後力の向きと、この前後力によってラックシャフト72に発生する軸力の向きとの関係を示す模式図である。図7(a)では、右前輪11及び左前輪12に加速方向の前後力が発生している状態を示し、図7(b)では、右前輪11及び左前輪12に減速方向の前後力が発生している状態を示している。ここで、前後力とは、路面とタイヤとの間で発生する加減速方向の摩擦力、つまり制駆動力のことをいう。
四輪駆動車1の直進前進時において、右前輪11及び左前輪12に加速方向の前後力が発生しているときには、図7(a)に矢印D11,D12,D21,D22で示す方向にインナボールジョイント74及びアウタボールジョイント76のガタ詰めがなされる。また、右前輪11及び左前輪12に減速方向の前後力が発生しているときには、図7(b)に矢印D31,D32,D41,D42で示す方向にインナボールジョイント74及びアウタボールジョイント76のガタ詰めがなされる。右前輪11及び左前輪12の前後力の向きが反転する際には、図7(a)に示す状態と図7(b)に示す状態とが切り替わる。
図7(a)に示す状態と図7(b)に示す状態との間の状態、つまりエンジン15から右前輪11及び左前輪12に伝達されるトルクと右前輪11及び左前輪12の回転抵抗力とが釣り合い、右前輪11及び左前輪12の前後力がゼロ付近である状態では、インナボールジョイント74及びアウタボールジョイント76のガタ詰めがなされない。この状態でラックシャフト72が移動を開始したときには、まずインナボールジョイント74及びアウタボールジョイント76のガタ詰めがなされてからナックル83がキングピン軸900を中心として回転し始めるので、右前輪11及び左前輪12の転舵の応答性が低下してしまう。
そこで、本実施の形態では、この転舵の応答性の低下を右前輪11及び左前輪12ならびに右後輪13及び左後輪14への駆動力配分の調節によって抑制する。具体的には、車両直進前進時において右前輪11及び左前輪12に発生する前後力の大きさがゼロよりも大きい状態が維持されるように、制御装置6が駆動力伝達装置5によって右後輪13及び左後輪14に伝達される駆動力を調節する。
なお、四輪駆動車1の直進前進時における右前輪11及び左前輪12の前後力は、例えば右前輪11及び左前輪12の荷重及びスリップ率に基づき、例えばマップを参照して求めることができる。図8は、右前輪11及び左前輪12のスリップ率と前後摩擦係数との関係の一例を示すグラフである。このグラフでは、乾燥した舗装路などの高μ路の走行時、濡れた状態の舗装路などの中μ路の走行時、及び凍結路等の低μ路の走行時について、スリップ率と前後摩擦係数との関係を示している。右前輪11及び左前輪12の前後力は、図8に示すグラフの特性がマップ値として記憶されたマップを参照して得られる前後摩擦係数に右前輪11及び左前輪12の荷重を乗じて求めることができる。また、右前輪11及び左前輪12の前後力を例えば歪ゲージによって検出してもよく、あるいは前後方向の加速度を検出する加速度センサの検出値に基づく演算によって右前輪11及び左前輪12の前後力を求めてもよい。
図9は、右前輪11及び左前輪12の前後力Fの正負、及び右前輪11及び左前輪12の平均回転速度と右後輪13及び左後輪14の平均回転速度との差である前後輪回転速差ΔNの正負と、制御装置6が行う制御との関係を示す表である。ここでは、右前輪11及び左前輪12の前後力が加速方向である場合を前後力Fの正(F>0)とし、減速方向である場合を前後力Fの負(F<0)としている。また、前後輪回転速差については、右前輪11及び左前輪12の平均回転速度が右後輪13及び左後輪14の平均回転速度よりも高い場合を正(ΔN>0)とし、この逆の場合を負(ΔN<0)としている。また、図9に示す各変数を次のように定義する。
Te:エンジン15が発生するトルクをトランスミッション16の変速比やトランスミッション16の出力ギヤ160とリングギヤ30とのギヤ比に基づいて前輪側のドライブシャフト21,22のトルクに換算したエンジントルクの大きさ
Tf:ドライブシャフト21,22に伝達されるエンジン15のトルクの大きさ
Tr:駆動力伝達装置5を経て右後輪13及び左後輪14側に伝達されるトルクの大きさをギヤ機構26のギヤ比に基づいて前輪側のドライブシャフト21,22のトルク値に換算した換算値
Tdis:右前輪11及び左前輪12の転がり抵抗や路面抵抗などに起因する右前輪11及び左前輪12の回転抵抗力(外乱トルク)の大きさ
ここで、Teは、例えばエンジン15を制御するエンジンコントローラからの情報により取得することができる。Trは、駆動力伝達装置5の電磁コイル56に供給する制御電流によって求めることができる。Tfは、Tf=Te-Trの演算式により求めることができる。また、回転抵抗力の大きさ(Tdis)は、車速や荷重、及び路面の状態などに応じて変化する値であり、例えば実験やシミュレーションによって得られた結果をマップ情報として記録したマップを参照して推定することができる。
図9に示すように、制御装置6は、前後力Fが正で前後輪回転速差ΔNが正のとき、Te-Tdis>Trとなるように、換言すればTf>Tdisとなるように、駆動力伝達装置5を制御する。これにより、前後力Fが正で前後輪回転速差ΔNが正のときには、エンジン15から右前輪11及び左前輪12に伝達される伝達トルクが右前輪11及び左前輪12の回転抵抗力よりも大きい状態が維持される。すなわち、四輪駆動車1の状態が図7(a)に示す状態に維持される。
また、制御装置6は、前後力Fが負で前後輪回転速差ΔNも負のときには、Te-Tdis<Trとなるように、換言すればTf<Tdisとなるように、駆動力伝達装置5を制御する。これにより、エンジン15から右前輪11及び左前輪12に伝達される伝達トルクが、右前輪11及び左前輪12の回転抵抗力よりも小さい状態が維持される。すなわち、四輪駆動車1の状態が図7(b)に示す状態に維持される。
また、制御装置6は、前後力Fが正で前後輪回転速差ΔNが負のとき、及び前後力Fが負で前後輪回転速差ΔNが正のときには、通常制御をおこなう。この通常制御は、例えば前後輪回転速差ΔNの絶対値が大きいほど駆動力伝達装置5によって伝達される駆動力を大きくする制御や、運転者によるアクセルペダル18の踏み込み量が大きいほど駆動力伝達装置5によって伝達される駆動力を大きくする制御である。
図10は、四輪駆動車1の前進走行時に制御装置6が実行する処理の一例を示すフローチャートである。制御装置6は、このフローチャートに示す処理を所定の制御周期(例えば5ms)ごとに実行する。
このフローチャートに示す処理において、制御装置6はまず、ステアリングホイール17の操舵角の絶対値が所定の閾値より小さいか否かを判定する(ステップS1)。このステップS1における閾値は、四輪駆動車1が実質的に直進状態であるときに限りステップS1の判定がYesとなる値である。この判定の結果がYesである場合、制御装置6は、右前輪11及び左前輪12の前後力Fを演算し(ステップS2)、右前輪11及び左前輪12の回転抵抗力Tdisを演算する(ステップS3)。
次に、制御装置6は、右前輪11及び左前輪12の前後力Fが正か否かを判定する(ステップS4)。この判定の結果がYesである場合、制御装置6は、前後輪回転速差ΔNが正か否かを判定し(ステップS5)、この判定の結果がYesであればTe-Tdis>Trとなるように駆動力伝達装置5を制御する(ステップS6)。また、制御装置6は、ステップS4の判定の結果がNoである場合、前後輪回転速差ΔNが負であるか否かを判定し(ステップS7)、この判定の結果がYesであればTe-Tdis<Trとなるように駆動力伝達装置5を制御する(ステップS8)。また、制御装置6は、ステップS1、S5、及びS7の何れかの判定の結果がNoであれば、上記の通常制御を行う(ステップS9)。
このように、制御装置6は、四輪駆動車1の直進前進時に、右前輪11及び左前輪12の前後力及び回転抵抗力の大きさを推定し、右前輪11及び左前輪12に発生している前後力の方向が加速方向(F>0)であり、かつ右前輪11及び左前輪12の回転速度が右後輪13及び左後輪14の回転速度よりも高いとき(ΔN>0)、エンジン15から右前輪11及び左前輪12に伝達される伝達トルクが右前輪11及び左前輪12の回転抵抗力の大きさの推定値よりも大きい状態が維持されるように、駆動力伝達装置5によって伝達される駆動力を調節する。
また、制御装置6は、四輪駆動車1の直進前進時に、右前輪11及び左前輪12に発生している前後力の方向が減速方向(F<0)であり、かつ右前輪11及び左前輪12の回転速度が右後輪13及び左後輪14の回転速度よりも低いとき(ΔN<0)、エンジン15から右前輪11及び左前輪12に伝達される伝達トルクが右前輪11及び左前輪12の回転抵抗力の大きさの推定値を超えない状態が維持されるように、駆動力伝達装置5によって伝達される駆動力を調節する。
以上説明した本実施の形態によれば、四輪駆動車1の直進前進時に図7(a)に示す状態もしくは図7(a)に示す状態が維持されるようになり、右前輪11及び左前輪12の転舵開始時の転舵の応答性を良好にすることができる。
(付記)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、この実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。また、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で、一部の構成を省略し、あるいは構成を追加もしくは置換して、適宜変形して実施することが可能である。またさらに、例えば下記のように変形して実施することも可能である。
上記の実施の形態では、四輪駆動車1の直進前進時に、右前輪11及び左前輪12に発生している前後力の方向が加速方向(F>0)であり、かつ右前輪11及び左前輪12の回転速度が右後輪13及び左後輪14の回転速度よりも高いとき(ΔN>0)、ステップS6の処理を実行し、右前輪11及び左前輪12に発生している前後力の方向が減速方向(F<0)であり、かつ右前輪11及び左前輪12の回転速度が右後輪13及び左後輪14の回転速度よりも低いとき(ΔN<0)、ステップS8の処理を実行する場合について説明したが、右前輪11及び左前輪12に発生している前後力の方向が加速方向である場合に前後輪回転速差ΔNにかかわらずステップS6の処理を実行してもよく、右前輪11及び左前輪12に発生している前後力の方向が減速方向である場合に前後輪回転速差ΔNにかかわらずステップS8の処理を実行してもよい。すなわち、図10に示すフローチャートのステップS5及びS7の判定を省略してもよい。
また、四輪駆動車1の構成は、図1に例示したものに限らず、適宜変形することが可能である。例えば、駆動力伝達装置5をリヤディファレンシャル4と右後輪13又は左後輪14との間に配置してもよい。
1…四輪駆動車 11…右前輪(主駆動輪)
12…左前輪(主駆動輪) 13…右後輪(副駆動輪)
14…左後輪(副駆動輪) 15…エンジン(駆動源)
5…駆動力伝達装置 6…制御装置
7…転舵装置

Claims (4)

  1. 駆動源と、前記駆動源の駆動力によって駆動される主駆動輪及び副駆動輪と、前記主駆動輪を転舵させる転舵装置と、前記駆動源の駆動力の一部を前記副駆動輪に伝達する駆動力伝達装置と、前記駆動力伝達装置を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、車両直進前進時において前記主駆動輪に発生する前後力の大きさがゼロよりも大きい状態が維持されるように、前記駆動力伝達装置によって前記副駆動輪に伝達される駆動力を調節する、
    四輪駆動車。
  2. 前記制御装置は、
    車両直進前進時に前記主駆動輪の前後力及び回転抵抗力の大きさを推定し、
    前記主駆動輪に発生している前後力の方向が加速方向であるとき、前記駆動源から前記主駆動輪に伝達される伝達トルクが前記回転抵抗力の大きさの推定値よりも大きい状態が維持されるように前記駆動力伝達装置によって伝達される駆動力を調節し、
    前記主駆動輪に発生している前後力の方向が減速方向であるとき、前記駆動源から前記主駆動輪に伝達される伝達トルクが前記回転抵抗力の大きさの推定値を超えない状態が維持されるように前記駆動力伝達装置によって伝達される駆動力を調節する、
    請求項1に記載の四輪駆動車。
  3. 前記制御装置は、
    車両直進前進時に前記主駆動輪の前後力及び回転抵抗力の大きさを推定し、
    前記主駆動輪に発生している前後力の方向が加速方向であり、かつ前記主駆動輪の回転速度が前記副駆動輪の回転速度よりも高いとき、前記駆動源から前記主駆動輪に伝達される伝達トルクが前記回転抵抗力の大きさの推定値よりも大きい状態が維持されるように前記駆動力伝達装置によって伝達される駆動力を調節する、
    請求項1に記載の四輪駆動車。
  4. 前記制御装置は、
    車両直進前進時に前記主駆動輪の前後力及び回転抵抗力の大きさを推定し、
    前記主駆動輪に発生している前後力の方向が減速方向であり、かつ前記主駆動輪の回転速度が前記副駆動輪の回転速度よりも低いとき、前記駆動源から前記主駆動輪に伝達される伝達トルクが前記回転抵抗力の大きさの推定値を超えない状態が維持されるように前記駆動力伝達装置によって伝達される駆動力を調節する、
    請求項1に記載の四輪駆動車。
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