JP2023155771A - 成形品、ハウジング、成形品の製造方法、及びハウジングの製造方法 - Google Patents

成形品、ハウジング、成形品の製造方法、及びハウジングの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023155771A
JP2023155771A JP2022065304A JP2022065304A JP2023155771A JP 2023155771 A JP2023155771 A JP 2023155771A JP 2022065304 A JP2022065304 A JP 2022065304A JP 2022065304 A JP2022065304 A JP 2022065304A JP 2023155771 A JP2023155771 A JP 2023155771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
sealing member
adhesive layer
seal
resin plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022065304A
Other languages
English (en)
Inventor
英二 青樹
Eiji Aoki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2022065304A priority Critical patent/JP2023155771A/ja
Publication of JP2023155771A publication Critical patent/JP2023155771A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Gasket Seals (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

【課題】シール部材をハウジングに組み付ける際の加工工数を削減する。【解決手段】樹脂板付面シールは、樹脂板と、シール部材50と、を備える。樹脂板付面シールは、樹脂板及びシール部材50の表面同士が加硫されて形成された粘着層を有し、粘着層により樹脂板とシール部材50とが一体化されている。樹脂板付面シールにおいて、シール部材50から樹脂板65を剥離して粘着層53を露出させ、露出した粘着層53をハウジング本体17に押し当てることで、シール部材50をハウジング本体17に組み付ける。【選択図】図9

Description

本発明は、成形品、ハウジング、成形品の製造方法、及びハウジングの製造方法に関する。
例えば、車両のボディパネルや機器類のケースに装着される端子台は、端子を保持する樹脂製のハウジングを備えている。
この種の端子台としては、端子台のハウジングにおけるパネルへの組付面に設けた環状のシール部材をパネルの被取付面に押し付けて、パネルとの間をシールするものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2010-211933号公報
特許文献1に記載の端子台では、パネルに対してハウジングをボルトで締結して固定することにより、シール部材をパネルの表面へ均等に押し付けて良好なシール性を確保できる。この端子台は、シール部材にピン孔を設けハウジング側に設けたピンを挿し込むことで、シール部材をハウジングに保持させる構造を有する。また、端子台において、端部が拡径した柱状部をシール部材側に設け、ハウジング側の貫通孔に嵌めて保持させる構造がある。これらの保持構造は、シール部材の大きさによって複数箇所に設ける必要があり、各箇所においてシール部材を嵌める作業が必要となるため、加工工数がかかる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、シール部材をハウジングに組み付ける際の加工工数を削減できる成形品、ハウジング、成形品の製造方法、及びハウジングの製造方法を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る成形品は、下記を特徴としている。
板と、
シール部材と、を備え、
前記板及び前記シール部材の表面同士が加硫されて形成された粘着層を有し、前記粘着層により前記板と前記シール部材とが一体化された、
成形品。
また、前述した目的を達成するために、本発明に係るハウジングは、下記を特徴としている。
加硫されて形成された粘着層を有するシール部材と、
ハウジング本体と、を備え、
前記シール部材が前記ハウジング本体に対して前記粘着層によって接着されている、
ハウジング。
また、前述した目的を達成するために、本発明に係る成形品の製造方法は、下記を特徴としている。
内部に板が配置された金型に、シール部材を構成する材料を投入する材料投入工程と、
前記内部を加圧して、前記板及び前記シール部材の表面同士が加硫されて粘着層が形成された成形品を生成する成形工程と、
前記成形品を前記金型から取り出す取出工程と、を有する、
成形品の製造方法。
また、前述した目的を達成するために、本発明に係るハウジングの製造方法は、下記を特徴としている。
上記成形品において、前記シール部材から前記板を剥離して、前記粘着層を露出させる剥離工程と、
露出した前記粘着層をハウジング本体に対向させて、前記シール部材を前記ハウジング本体に押し当てて、前記シール部材を前記ハウジング本体に組み付ける、
ハウジングの製造方法。
本発明に係る成形品、ハウジング、成形品の製造方法、及びハウジングの製造方法によれば、シール部材をハウジングに組み付ける際の加工工数を削減できる効果を奏する。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の一実施形態に係るハウジングを備えた端子台及びケースの斜視図である。 図2は、ケースに取り付けられた端子台の縦断面図である。 図3は、ハウジングの組付部側から見た斜視図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る樹脂板付面シールの製造方法を説明するための図であり、樹脂板配置工程を示す。 図5は、本発明の一実施形態に係る樹脂板付面シールの製造方法を説明するための図であり、材料投入工程を示す。 図6は、本発明の一実施形態に係る樹脂板付面シールの製造方法を説明するための図であり、加圧工程を示す。 図7は、本発明の一実施形態に係る樹脂板付面シールの製造方法を説明するための図であり、取出工程を示す。 図8は、本発明の一実施形態に係るハウジングの製造方法を説明するための図であり、剥離工程を示す。 図9は、本発明の一実施形態に係るハウジングの製造方法を説明するための図であり、組付工程を示す。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るハウジング13を備えた端子台11及びケース1の斜視図である。図2は、ケース1に取り付けられた端子台11の縦断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るハウジング13は、ハウジング本体17とホルダ19とから構成されている。複数の端子15を備えたホルダ19は、ハウジング本体17の上部に組付けられている。ハウジング13は、これらの端子15とともに端子台11を構成する。端子台11は、例えば、ハイブリッド車や電気自動車等に搭載される駆動モータのケース1に組付けられる。なお、ハウジング13は、端子台11に限らず、コネクタや電気接続箱等の各種の機器のハウジングの場合もある。
ハウジング13を構成するハウジング本体17及びホルダ19は、絶縁性樹脂から成形されており、ホルダ19の上方側が締結部21とされ、ハウジング本体17の下方側が組付部23とされている。ハウジング13は、締結部21と組付部23との間に、外周側へ張り出すフランジ部25を有しており、このフランジ部25には、複数のボルト挿通孔27が形成されている。
端子台11は、ハウジング13の組付部23が、駆動モータ等のケース1に形成された取付孔2に嵌め込まれる。このケース1には、取付孔2の縁部に平滑面からなる被取付面3が形成されている。この端子台11は、ハウジング13の組付部23を取付孔2に嵌め込んだ状態で、フランジ部25のボルト挿通孔27にボルト4を通してケース1に形成されたネジ孔5にねじ込むことによりケース1の被取付面3に組付けられる。
ハウジング13のハウジング本体17は、ケース1への組付側に、環状のシール部材50を備えている。このシール部材50は、ハウジング13がケース1に取り付けられた際に、ケース1の被取付面3に密着する。これにより、ハウジング本体17とケース1の被取付面3との間が液密にシールされる。
ハウジング13のハウジング本体17は、表裏に貫通する複数の端子挿通孔30を有している。端子挿通孔30の上部には、ホルダ19が取り付けられる取付け凹部18が設けられている。ハウジング本体17とホルダ19との間には、シール孔32を有するシール部材31が装着されている。
ハウジング13の組付部23側には、平面視矩形状の凹部からなるナット収容凹部41が設けられている。このナット収容凹部41は、側方側が開放されている。ナット収容凹部41には、その側方からネジ孔42aを有する平面視矩形状のナット42が収容されている。また、このナット収容凹部41には、その底部41aに、座ぐり孔43が形成されている。
ハウジング13のホルダ19に装着される端子15は、例えば、銅、銅合金等の導電性金属材料から形成されたもので、板状のバスバーとされている。この端子15は、一端側に締結孔45が形成され、他端側に接続孔46が形成されている。
端子15は、接続孔46が形成された端部をナット42が収容されたナット収容凹部41へ向けた状態で、端子挿通孔30に挿し込むことによりハウジング13に装着される。すると、この端子15は、接続孔46がナット収容凹部41に収容されたナット42に対向する位置に配置されてネジ孔42aに連通される。
また、端子挿通孔30に挿し込まれた端子15は、シール部材31のシール孔32に挿通される。これにより、端子15の外周面にシール部材31のシール孔32の内周面が密着され、端子15と端子挿通孔30との間が液密にシールされる。
端子台11の端子15には、ハウジング13の組付部23側において、機器側の端子金具やバスバー等の配線材が接続される。この配線材を端子15に接続させるには、配線材に形成された孔部(図示略)にボルト(図示略)を挿通させ、このボルトを端子15の接続孔46へ通し、ナット収容凹部41に収容されたナット42のネジ孔42aにねじ込む。これにより、配線材がボルトとナット42とで端子15に締結されて接続される。この締結状態において、ボルトの端部は、ナット収容凹部41の底部41aに干渉することなく、この底部41aに形成された座ぐり孔43に通される。
さらに、端子台11の端子15には、ハウジング13の締結部21側において、接続相手の機器側の端子金具やバスバー等の配線材が接続される。この配線材を端子15に接続させるには、配線材に形成された孔部(図示略)にボルト(図示略)を挿通させ、このボルトを端子15の締結孔45へ通してナット(図示略)にねじ込む。これにより、配線材がボルトとナットとで端子15に締結されて接続される。
次に、ハウジング本体17に設けられたシール部材50について詳述する。
図3は、ハウジング13の組付部23側から見た斜視図である。図3に示すように、ハウジング13におけるハウジング本体17のケース1への組付側には、シール装着溝28が周方向にわたって形成されている。シール部材50は、このシール装着溝28内に設けられている。シール部材50は、例えば、アクリル等の耐油性を有する樹脂材料から成形されたものである。シール部材50は、後述するように、一面側に、加硫されて形成された粘着層53を有し、ハウジング本体17の、シール装着溝28の底面からなる被取付面28aに対して、粘着層53によって接着されている(図9参照)。このシール部材50は、粘着層53と反対側にシール面51を有する環状シール部52を備えている。環状シール部52は、シール装着溝28の深さ寸法よりも大きい厚さ寸法を有している。これにより、環状シール部52は、シール面51が全周にわたってシール装着溝28から突出されている。そして、このシール部材50は、環状シール部52のシール面51が被取付面3に密着され、このシール面51が密着したシール領域においてケース1とハウジング13との間が液密にシールされる。
ハウジング本体17にシール装着溝28を設けることにより、端子台11をケース1に取り付けた後、シール部材50が、ハウジング本体17におけるシール装着溝28の外側部分に覆われるので、シール部材50が高圧洗浄の水圧や、ダスト等から保護される。また、端子台11をケース1にボルト締結した後、シール部材50の反発力によりハウジング本体17が曲がる可能性があるが、シール装着溝28を設けることで、ハウジング本体17におけるシール装着溝28の外側部分がリブとして機能しハウジング強度を向上できる。尚、シール部材50はハウジング本体17に直接貼り付けて固定できることから、必ずしもシール装着溝28を設けなくてもよい。シール装着溝28を設けないことにより、ハウジング本体17の構成をシンプル化できる。
次に、図4から図7を参照して、シール部材50の製造方法について説明する。シール部材50は、樹脂板65と一体化された樹脂板付面シール70として成形された後、ハウジング13のアセンブリ工程において樹脂板65が剥がされた状態でハウジング本体17に取り付けられる。樹脂板65は板の一例であり、樹脂板付面シール70は成形品の一例である。
図4から図6は、樹脂板付面シール70を成形する金型である、下型61、中型62、及び上型63の概略断面を示す。本実施形態において、下型61、中型62、及び上型63は、所定の温度まで昇温された状態に維持されている。
図4に示すように、下型61の樹脂板用キャビティには、6ナイロン、66ナイロン等のナイロン系樹脂で構成された樹脂板65が、予め配置される。内部に樹脂板65が配置された下型61の上面に、シール部材用キャビティが設けられた中型62が載置される。
この中型62のシール部材用キャビティに、図5に示すように、シール部材50を構成するアクリル樹脂等の面シール材料66を投入する。次に、図6に示すように、中型62の上面に上型63を載置して、樹脂板65及び面シール材料66が収容されたキャビティ内を加圧する。加圧後一定時間放置されることにより、樹脂板65及び面シール材料66の表面同士が加硫されて、粘着層が形成され、粘着層により樹脂板65とシール部材50とが一体化された樹脂板付面シール70が成形される。その後、図7に示すように、樹脂板付面シール70が、上型63、中型62、及び下型61から取り出される。上記のように製造された樹脂板付面シール70は、ハウジング13のアセンブリ工程に搬送される。
続いて、図8及び図9を参照して、ハウジング13の製造方法を説明する。図8に示すように、樹脂板付面シール70において、シール部材50から樹脂板65を剥離して、粘着層53を露出させる。シール部材50は、粘着層53と反対側の面がシール面51とされる。次に、図9に示すように、露出した粘着層53をハウジング本体17に対向させて、シール部材50をシール装着溝28の被取付面28aに押し当てて、シール部材50をハウジング本体17に組み付けて、ハウジング13を製造する(図3参照)。
尚、本実施形態では、金型が予め所定温度に加熱されていたが、加熱工程は必須ではなく、加圧による温度上昇によって、シール部材50と樹脂板65との界面が加硫されて一体化されてもよい。また、金型に樹脂板65及び面シール材料66を投入した後に、加熱してもよい。
面シール材料66として、予め添加剤を練り込んだアクリル樹脂を用い、添加剤の量を調整することで、粘着層53の接着度を調整できる。すなわち、添加剤の調整により、粘着層53の状態をコントロール可能となり、シール性に影響のない範囲で、接着度の調整及びシール部材の再貼り直しが可能となる。尚、粘着層53の接着度は、樹脂板65の材料に含める添加剤を調整することによっても、コントロール可能である。
例えば樹脂板65を66ナイロンで構成した場合には、ハウジング13を製造した後にオーブンに入れて二次加硫するのに対し、樹脂板65を6ナイロンで構成した場合には、樹脂板付面シール70をオーブンに入れて二次加硫可能である。したがって、この場合、一度に多くの樹脂板付面シール70を二次加硫できるため、加工費を削減できる。
本実施形態の樹脂板付面シール70によれば、シール部材50が樹脂板65との界面に粘着性を有するので、樹脂板65を剥がした状態のシール部材50を、この粘着力によって、ハウジング本体17に直接貼り付けることができる。よって、シール部材50をハウジング13に保持させる構造を、ハウジング13に設ける必要がなくなるため、ハウジング13を小型化できる。また、ハウジング本体17の所定位置にシール部材50を貼り付けることで、シール部材50をハウジング本体17に保持させるため、例えば、ハウジングに設けたピンを、シール部材のピン孔に通してシール部を保持させる場合と比べて、加工工数を削減できる。
また、シール部材50の粘着面をハウジングに押し当てて粘着力により保持させることにより、湾曲したハウジングに対しても、シール部材50を貼り付けることができるため、ハウジングのデザインに自由度を持たせられる。
また、粘着性を有するシール部材50を搬送する場合には、粘着面にごみ等が付着することが懸念される。しかし、樹脂板65が取り付けられた状態のシール部材50、すなわち樹脂板付面シール70を搬送することにより、粘着層53が樹脂板65に覆われて露出しないため、粘着面へのごみ等の付着が回避される。
さらに、樹脂板65が取り付けられた状態でシール部材50を搬送することにより、シール部材50が樹脂板65に固定されてシール部材50の形状が維持されるので、搬送により変形したシール部材50の形状を整える作業が不要となる。よって、シール部材50のハウジング本体17へのアセンブリが容易になり、かつ、このアセンブリ工程の自動化が容易になる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、前述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。例えば、端子の数は、図示のものに限定されず、例えば、6つ等であってもよい。
ここで、上述した本発明に係る成形品、ハウジング、成形品の製造方法、及びハウジングの製造方法の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[8]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 板(樹脂板65)と、
シール部材(50)と、を備え、
前記板及び前記シール部材の表面同士が加硫されて形成された粘着層を有し、前記粘着層により前記板と前記シール部材とが一体化された、
成形品(樹脂板付面シール70)。
上記[1]の構成の成形品によれば、シール部材が板との界面に粘着性を有するので、板を剥がした状態のシール部材を、この粘着力によって、例えばハウジングに直接貼り付けることができる。よって、シール部材をハウジングに保持させる構造を、ハウジングに設ける必要がなくなるため、ハウジングを小型化できる。また、ハウジングの所定位置にシール部材を貼り付けることで、シール部材をハウジングに保持させるため、例えば、ハウジングに設けたピンを、シール部材のピン孔に通してシール部を保持させる場合と比べて、加工工数を削減できる。
[2] 前記板を構成する材料、及び前記シール部材を構成する材料の少なくともいずれか一方に、前記粘着層の接着度を調整するための添加剤が含まれる、
上記[1]に記載の成形品。
上記[2]の構成の成形品によれば、添加剤の調整により、剥離した樹脂板との界面の状態をコントロール可能となり、シール性に影響のない範囲で、接着度の調整及びシール部材の再貼り直しが可能となる。
[3] 加硫されて形成された粘着層(53)を有するシール部材(50)と、
ハウジング本体(17)と、を備え、
前記シール部材が前記ハウジング本体に対して前記粘着層によって接着されている、
ハウジング(13)。
上記[3]の構成のハウジングによれば、樹脂板を剥離して露出させたシール部材の粘着層を、ハウジングに粘着(接着)させてシール部材をハウジングに組み付け、このハウジングを被取付部に組み付ける。この組み付けにより、ハウジングと被取付部との間が粘着層と逆側の面であるシール面によって、シールされる。このように、シール部材を容易にハウジングに組み付けられる。
[4] 内部に板(樹脂板65)が配置された金型(下型61、中型62、上型63)に、シール部材(50)を構成する材料(面シール材料66)を投入する材料投入工程(図5参照)と、
前記内部を加圧して、前記板及び前記シール部材の表面同士が加硫されて粘着層が形成された成形品(樹脂板付面シール70)を生成する成形工程(図6参照)と、
前記成形品を前記金型から取り出す取出工程(図7参照)と、を有する、
成形品の製造方法。
上記[4]の構成の成形品の製造方法によれば、成形工程において、板とシール部材の表面同士が加硫されて粘着層が形成されるので、成形品の板を剥がした状態のシール部材に粘着性を持たせることができる。
[5] 前記材料投入工程の前に、前記金型を加熱する加熱工程をさらに有する、
上記[4]に記載の、成形品の製造方法。
上記[5]の構成の成形品の製造方法によれば、予め金型を加熱し、成形時の温度と同程度の温度に維持された金型に、材料を投入して成形品を生成することにより、材料を投入する都度金型を昇温する必要がなくなるため、迅速に成形品の生成が可能となる。よって、成形品を効率よく連続生産できる。
[6] 前記材料投入工程の後に、前記金型を加熱する加熱工程をさらに有する、
上記[4]に記載の、成形品の製造方法。
[7] 前記取出工程後に、前記成形品を加熱する二次加硫工程をさらに有する、
上記[4]から[6]のいずれかに記載の、成形品の製造方法。
[8] 上記[1]又は[2]に記載の成形品において、前記シール部材から前記板を剥離して、前記粘着層(53)を露出させる剥離工程(図8参照)と、
露出した前記粘着層をハウジング本体(17)に対向させて(図9参照)、前記シール部材を前記ハウジング本体に押し当てて、前記シール部材を前記ハウジング本体に組み付ける、
ハウジング(13)の製造方法。
上記[8]の構成のハウジングの製造方法によれば、成形品においてシール部材から板を剥離して粘着層を露出させ、露出した粘着層をハウジング本体に押し当てることで、シール部材をハウジング本体に組み付けられる。よって、例えば、ハウジングに設けたピンを、シール部材のピン孔に通してシール部を保持させる場合と比べて、加工工数を削減できる。
11 端子台
13 ハウジング
15 端子
17 ハウジング本体
19 ホルダ
21 締結部
23 組付部
28 シール装着溝
50 シール部材
51 シール面
52 環状シール部
53 粘着層
61 下型
62 中型
63 上型
65 樹脂板
66 面シール材料
70 樹脂板付面シール

Claims (8)

  1. 板と、
    シール部材と、を備え、
    前記板及び前記シール部材の表面同士が加硫されて形成された粘着層を有し、前記粘着層により前記板と前記シール部材とが一体化された、
    成形品。
  2. 前記板を構成する材料、及び前記シール部材を構成する材料の少なくともいずれか一方に、前記粘着層の接着度を調整するための添加剤が含まれる、
    請求項1に記載の成形品。
  3. 加硫されて形成された粘着層を有するシール部材と、
    ハウジング本体と、を備え、
    前記シール部材が前記ハウジング本体に対して前記粘着層によって接着されている、
    ハウジング。
  4. 内部に板が配置された金型に、シール部材を構成する材料を投入する材料投入工程と、
    前記内部を加圧して、前記板及び前記シール部材の表面同士が加硫されて粘着層が形成された成形品を生成する成形工程と、
    前記成形品を前記金型から取り出す取出工程と、を有する、
    成形品の製造方法。
  5. 前記材料投入工程の前に、前記金型を加熱する加熱工程をさらに有する、
    請求項4に記載の、成形品の製造方法。
  6. 前記材料投入工程の後に、前記金型を加熱する加熱工程をさらに有する、
    請求項4に記載の、成形品の製造方法。
  7. 前記取出工程後に、前記成形品を加熱する二次加硫工程をさらに有する、
    請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の、成形品の製造方法。
  8. 請求項1又は請求項2に記載の成形品において、前記シール部材から前記板を剥離して、前記粘着層を露出させる剥離工程と、
    露出した前記粘着層をハウジング本体に対向させて、前記シール部材を前記ハウジング本体に押し当てて、前記シール部材を前記ハウジング本体に組み付ける、
    ハウジングの製造方法。
JP2022065304A 2022-04-11 2022-04-11 成形品、ハウジング、成形品の製造方法、及びハウジングの製造方法 Pending JP2023155771A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022065304A JP2023155771A (ja) 2022-04-11 2022-04-11 成形品、ハウジング、成形品の製造方法、及びハウジングの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022065304A JP2023155771A (ja) 2022-04-11 2022-04-11 成形品、ハウジング、成形品の製造方法、及びハウジングの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023155771A true JP2023155771A (ja) 2023-10-23

Family

ID=88417953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022065304A Pending JP2023155771A (ja) 2022-04-11 2022-04-11 成形品、ハウジング、成形品の製造方法、及びハウジングの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023155771A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8480421B2 (en) Method of integrally molding connector, and object connector
US7739791B2 (en) Method of producing an overmolded electronic module with a flexible circuit pigtail
CN100575150C (zh) 控制模块
US9313932B2 (en) Electronic control apparatus for vehicle using overmolding and manufacturing method thereof
CN106102410B (zh) 用于传动装置控制模块的电子的结构组件
WO2005069462A1 (ja) ジャンクション用電装品とその製造方法
US6341983B1 (en) Co-molded seal and strain relief for automotive electrical connections
JP2010040992A (ja) 電子制御装置の製造方法とそのトランスファーモールド装置および電子制御装置
US6865805B2 (en) Device and method of forming a unitary electrically shielded panel
CN110770979B (zh) 电路装置
US20150028665A1 (en) Electrohydraulic pressure control device for vehicle brake systems
JP2023155771A (ja) 成形品、ハウジング、成形品の製造方法、及びハウジングの製造方法
KR20130118225A (ko) 자동차를 위한 캡슐화된 제어 모듈
JP2013062334A (ja) 電子制御装置
US10939565B2 (en) Transmission control device, in particular for a motor vehicle, and method for producing an electrical-connector housing
CN108430180B (zh) 用于工业自动化的电子模块和用于制造该电子模块的方法
US6217685B1 (en) Method for inserting an electronic module in a card body with electronic memory
KR102281081B1 (ko) 코킹에 의한 딥드로잉 소켓 커넥터의 제조방법
EP1410931A1 (en) Air vent having a electronic component embedded therein
US20200088476A1 (en) Fluid vessel assembly with adhesive connection
EP4322401A1 (en) Method for producing a photovoltaic panel for a vehicle body with a connector attached by overmolding
JP3073162B2 (ja) 電子機器用筐体
CN114514105B (zh) 注塑模具及注塑方法
JP2008270688A (ja) 自動車の電気電子モジュール
JPH0820082A (ja) 防水シール構造およびその成形方法